Without crying

1 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月25日(月)23時19分31秒
はじめまして、いつも読んでいたのですが
自分も書きたくなり書いてみました。
まだ完結もしてなく書きかけなんですが
最後まで頑張ってやるつもりなのでよろしくお願いします。
2 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月25日(月)23時22分16秒
学園物です。自分の好きなCPでなんですが。
登場人物は後々わかると思います。
3 名前:プロローグ 投稿日:2002年11月25日(月)23時24分47秒



『Without crying』









「――知り合えてよかったよ」

私だって―…

「もう…1人にしないでね?」

うん・・悲しい思いはもうさせないよ――


「「ずーっと一緒だよ」」


君と出会えてよかった

「あなたに会えてよかった」

…ありがと

「幸せにしてね?」

――もちろん!

「…・離れちゃいやだよ」

――離れるもんか…・・
・・絶対、あんな思いはもうさせないから―――

………………
…………
……
4 名前:―1― 投稿日:2002年11月25日(月)23時30分03秒


廊下側の席の子が泣いてる…
彼女は、机に向かい合っていて
寝てるように見える―――
だけど、私は見てしまった…
一瞬だったけど、顔を上げた時に
泣いているのを・…


何で泣いてるのかな?
すっごーく気になる・・
その子とは別にそんなに仲が良いってわけでもなくて、
普通に挨拶とか喋るときは喋る子
だけど・・何か気になる―――



…なんで?


5 名前:―1― 投稿日:2002年11月25日(月)23時31分49秒
―――



疑問はまだ残ってるけど、
観察してみる事にした――
今は3限…
彼女は1限の途中から泣いている――――
誰も気づいている子は居ない・・


何故だろう?と考えてみたら納得。
あの子はいつもよく俯いてた――
寝てるときもあった
そういえばあの子は頭が良かった
まぁ、今の時代授業中に寝てるのに頭が良い
そんな子なんて結構いるからね…
私もそうだし・・中の上ぐらいだけど…・

はぁ…だけど誰も気づいてない
元々このクラスは五月蝿い――
だけど気づいてないなんて…・・

私もそんなこと言えないか―――
友達と廊下の方を向いて喋ってなかったら気づいてなかっただろう



―――それでも気づくのか?
疑問は沢山あるけど気づいてしまった…
それだけは確か…
あぁ・・気になっちゃう・・――どうしよ…


6 名前:―1― 投稿日:2002年11月25日(月)23時33分27秒



キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン


暫く悩んでいたらチャイムが鳴った



「じゃあ終わります。」
「きりーつ!れいっ」


日直が号令をし終わった


は〜終わったぁ…
あ、あれ?!――あの子が居ない…
何処行ったんだろ?!
…――あっ!廊下かも。


タッタッタ...


「(居るかなぁ〜?)」

私は今の授業が終わった後、
居なくなってたあの子の事が気になって廊下に来た
7 名前:―1― 投稿日:2002年11月25日(月)23時35分22秒
教室から顔だけ出して見て見る


右―…


「(…居ない)」


…左―


「(居ない〜?!…―あれっ…?)」

左右見たがあの子は居なかった――
おかしい・・出て行ったのはさっきなのに
何処に行ったんだろ?

「まぁ〜いっか」

別にもういいか…
そう思って、次の時間の教科書を取りに行こうと
ロッカーの方に視線を向けた


「――あっ!!(居たぁああ〜〜!!!)」


そこにはあの子がロッカーに向かい、
教科書を取ってる所だった


(――教科書取りに来てたんだ・・いちよ…・・)



8 名前:―1― 投稿日:2002年11月25日(月)23時38分40秒
…………
………
……
…・・どうしよ
追いかけて来たのはいいものの――
何を話せば…・・?!
う〜ん―・・


そもそも私は何で彼女を追いかけて来たんだ――?

―――


授業中に誰にも分からないように声を殺して泣いてた
それを私がたまたま見つけてしまった…――
そして、その状態は3時間目終わったときまで続いた…

―――んで今に至るんだよねぇ…


でっ、何か話かけたいんだけど…
そもそもそんなに仲良くないのにどうやってかければぁああ〜〜!!

それに何て声かければいいのよ―――…


…・・泣いてる原因も知らないのに
9 名前:―1― 投稿日:2002年11月25日(月)23時42分36秒



―――



悩んだ、彼女になんて声をかけよう…
どうすればいい?!
考えても何も思い浮かばない



―カタッ...



そんな時、何か音がした…
「(何〜?確かあの子が居る方…)」

音の発信源はあの子がいる方からだった、
気になってそっちに目が行った―――

「あっ…」

あの子がこっちを見ていた…
そして――・・


目が合った――


どうしよう、目が合ってしまった。
彼女は今は涙は出ていないようだけど
目は赤くなって充血してるのが分かる
何か話し掛けよう―――
そう思いながら何を言えばいいのか考えに考えて出た言葉―…
10 名前:―1― 投稿日:2002年11月25日(月)23時44分26秒



「――大丈夫?」


11 名前:―1― 投稿日:2002年11月25日(月)23時45分51秒
だった―――……
………………
…………
……






「(をい…大丈夫なわけないでしょ?!あ〜馬鹿馬鹿――!!)」

彼女を見詰めたまま私は馬鹿な事を言ったって思った
だけど、出てしまった言葉はそれだったのだ。
無意識にその言葉が出たのだ――

だけど、その後に何を言えばいい?
私は何も言えず、その言葉の後は何も言うことが出来なかった―――

12 名前:川o・-・)ダメです… 投稿日:川o・-・)ダメです…
川o・-・)ダメです…
13 名前:―1― 投稿日:2002年11月26日(火)00時01分24秒





暫く放心状態が続いた
私は彼女に声を掛けた状態のままで止まっている
彼女の方もだ…―
顔を見てみると少し驚いた感じをしてる
あの大きな目を更に大きくし、
どうして…?という感じで見ている


「(――な、何か喋って…)」
って無理かな…・・私も何を喋ったらいいのか思考が止まってしまったようで
何も思いつかないし声に出すことも出来ない…・・


この状態がほんの数秒か数分、1分も経っていなかったと思う
だけど、私にはとても長く感じた。



…ニコッ



その時だった、彼女が笑った
とても綺麗に微笑んだ――…
まるで何もかも見透かしたように私に向けて――

そしてその場を去っていった
静かに―…
14 名前:川o・-・)ダメです… 投稿日:川o・-・)ダメです…
川o・-・)ダメです…
15 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月26日(火)02時07分12秒
今度こそ、本日の更新はここまで。
はじめて載せるのでちょっと緊張してます。
貯めてあるストックまで後少しなんで頑張って続き書き溜めないと…
最後まで書くつもりなのでよろしくお願いします!

やり直しの為12と14削除依頼してきました。
16 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月26日(火)12時08分38秒
続きを少し載せたいと思います。
見てる方はいないと思いますが…
なるべくsage進行で(w
17 名前:―1― 投稿日:2002年11月26日(火)12時09分31秒
……………
…………
………
……




「……不思議――」
「えっ?何か言った愛ちゃん?」
「…あ、なんでもないよぉ、気にしないで〜」
「そっ?わかった〜。だけどボーっとし過ぎも良くないよー?
次の授業はちゃんとしないとテストヤバイからね〜!」
「――そうだったねぇ、うん気をつける!」
「んじゃ私席戻るね〜!ばいび〜♪」
「ばいば〜い―…」

友達が席に帰っていく
だけど私は上の空…――

さっきの出来事があってから私はボーっとしたまま、
先程、私は彼女に微笑まれてからその状態のまま固まっていたらしい
さっき喋っていた友達が声を掛けてくれるまで気づかなかった…
まぁ、ほんの1分?くらいみたいだったけど――
とても、とても長く時間が感じた…


「(――…あんな笑顔するんだぁ〜…・・可愛かったな)」

泣いていた原因は今は分らないけど、もっともっと彼女の笑顔が見たい
そう思う自分が居た…―



それは、私が彼女に嵌っていく切っ掛けだった――
18 名前:―1― 投稿日:2002年11月26日(火)12時11分42秒


―――



「ただいまぁ」
「おかえりなさ〜い。御飯出来てるから着替えたら来てね〜?」
「はーい!わかったぁ。…あっ!御飯何なのー?お姉ちゃん」
「んとね〜。今日は、ハンバーグだけど…」
「そっかぁわかった、じゃ着替えたら行く〜」
「待ってるね〜♪」
「はいはい〜!」


タッタッタ...


家に帰って来て、お姉ちゃんに挨拶。
いつもの光景―…
だけど両親は居ない…
でも亡くなったわけじゃなくて離婚している。
そして私はお父さん、お姉ちゃんはお母さんの方に引き取られることになってた―…
だけど離れたくなかった私たちは二人を説得して二人暮しをしている
お金は両親が払ってくれているから安心だ…
そんな家庭で育ったから私とお姉ちゃんは仲が良い方らしい
周りからよく言われるのだ
19 名前:―1― 投稿日:2002年11月26日(火)12時12分59秒

「着替えなくちゃねぇ〜…ラフな恰好でいいよね?三本線に黒Tでいいや」
「(さて、食べに行きますか!)」


タタタッ...


「お姉ちゃぁ〜ん!お待たせ!」
「いらっしゃ〜い。んじゃ手洗って来てね」
「はぁ〜い!」



「洗って来たよ〜」
「早かったね〜。じゃあ食べようか!」
「そりゃぁお腹ペコペコだもん〜。それに梨華お姉ちゃんのご飯美味しいし♪」
「もぉ。嬉しいこと言ってくれちゃって♪でもなぁんにもあげないからねー?」
「わかってますって〜。それじゃあ…」
「「頂きます!!」」


お姉ちゃん、梨華って言うんだけど、
お姉ちゃんが作った晩御飯を一緒に食べる
これが私達二人の日常――…
今日は色々あったけど、取り合えず今はお腹空いちゃって。
『腹が減っては戦は出来ぬ!』って言うし、色々悩むのは後にしようっと
20 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月26日(火)12時15分40秒
…取り合えずここまでで。
キリが良さそうですし、ちょっと時間がヤヴァイので…
そして登場人物の名前が少し登場…
CPはいずれ明らかに――

帰ってきたらレスがあることを祈りつつ…
21 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月26日(火)12時24分09秒
えぇと、白板の作者フリーのに
アヤミキ?(どっちが正しいんでしょうか?)
『これが日常』と『我侭お姫様』の2つ載せました。
興味がある方はどうぞ。在り来たりの話ですけど…m(_ _)m
22 名前:りゅ〜ば 投稿日:2002年11月26日(火)12時31分15秒
綺麗な描写ですね。なんだか切ない感じがするし。
これからどうストーリーが続いていくか楽しみです。
更新期待〜!
23 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月26日(火)18時37分56秒
登場人物たちが徐々に明らかになってきて…
今後どうなってくのか…続きまってます。
24 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月26日(火)21時15分31秒
おぉ、レスが!
ありがとうございます。先程、白のフリーでまた
(今度は?)アヤミキ書いて来ました。
視点違いです。変かもしれませんがどうぞ…

>>22りゅ〜ばさん
レスありがとうございます!
描写綺麗ですか?自分はまだまだ変かなぁって思っていたので
通じたみたいでよかったです。
ますます通じるよう頑張ります。

>>23名無し読者さん
少しづつ明らかになっております。
自分の好きなCPなんですが気に入られるといいです(w
向こうも読んで頂いたようで。
あちらも今嵌っているので嬉しいです。
ひょっとしたらこちらに短編で載せるかもしれません。<思いついたら

それでは本編続きます――
25 名前:―1― 投稿日:2002年11月26日(火)21時16分47秒


………………
…………
………
……


「はぁ…」
「…・・――はぁ」

梨華お姉ちゃんが作ってくれた晩御飯を食べ終わった後
そのまま机に体を預け、今日あった出来事や今後どうしようか悩んでいた―…

彼女とはそんなに面識は無い
クラスの仲間という存在だった…
だけど今日の出来事があってから私は彼女と親しくなりたかった
何故かわからないけど…
彼女のあの最後に見せた笑顔が頭から離れないのだ

―…もう一度あの笑顔が見たい
イヤ…ずっと見てたい
その為にはどうすればいいのか―…



わからない…


26 名前:―1― 投稿日:2002年11月26日(火)21時21分26秒


「はぁ〜…」


「愛〜っ。どうしたの?何か悩み…?お姉ちゃんに話してみなよ」
「…―お姉ちゃん」

悩んで唸ってたんだと思う。
梨華お姉ちゃんがそう言って来た

相談にのって貰う―…?でもっ……
ん〜何か参考になるかもしれない!

私は聞いて貰うことにした

「…―聞いてくれる?」
「もちろん!愛が悩んでるの梨華見てられないし、少しでも愛の悩み解消するならね?!」
「お姉ちゃん…ありがとぉ〜」
やっぱ姉妹っていいなぁ〜

「―…あのね、今日……」

私は今日あったことを言うことにした――…
クラスの子が一人で泣いていて、私は気になって…
そして彼女と親しくなりたいことを簡単に話した
(名前とか詳しくは流石に言えないもんなぁ)
27 名前:―1― 投稿日:2002年11月26日(火)21時25分41秒
「――…つまり、愛はその子が泣いてた原因と、
その子ともっと親しくなりたいんだよね?簡単に言うと」
「うん、だけどどうやって話たらいいかわからないし…どうしようかなぁって」
ほんと…どうやって話し掛ければいいの?


「―…そうだなぁ、まずは話し掛けることからだよ。勇気がいるだろうけど…
話をしださないと何もはじまらないからね」
「ん〜やっぱお姉ちゃんもそう思うか〜」
「そりゃあね、だってまずは話してどんどん仲良くならなくちゃ!
だけど…私の場合出来なくて終わりそうだけどね…」
「あぁ…お姉ちゃん――」
人見知り激しいもんなぁ…って私もするけどそんなに凄くないしなぁ
28 名前:―1― 投稿日:2002年11月26日(火)21時29分33秒

「だから愛は後悔しないようにね?そんなに気になるならまずは切っ掛け作らないとっ」
「うん!頑張るっ!――…お姉ちゃんは後悔したの?」
「ん?私?―…あぁ…・・私の場合ね、そっちも気にしててくれたみたいで…
そっちから話し掛けてくれたの。今じゃ仲良いよ♪ちなみにこの事、仲良くなってから聞いたの」
「へぇ〜…誰だろ―…」
私の頭の中にお姉ちゃんと仲が良い人達が浮かぶ―…
あっ!あの人かな?付き合ってるし…♪


「――ひょっとして…吉澤さん?」
「――…っ!?」

ほぉほぉ分かりやすいねぇ〜お姉ちゃんは
目を大きくしてビックリしてる♪顔も真っ赤だし
――…可愛いぃ♪
29 名前:―1― 投稿日:2002年11月26日(火)21時30分40秒
「ビンゴっ♪―…そっかぁ〜そうだったんだぁ♪」
「もぉ…、ひとみちゃんには内緒だよ?」
「分かってるって♪じゃ、私も頑張るね!明日話し掛けてみる!!」
吉澤さんもやったんだ!んで上手く行ったんだもん!
私にだってやれば出来るはず…!

「頑張れ〜!愛には出来る!お姉ちゃんは応援してるよ♪」
「うん!じゃあ愛、お風呂入ってくるね〜」
サッパリして気合い入れよう♪
「はいは〜い!私も茶碗洗ったら入るかぁ〜…
あっ!結果教えてよ〜ぉ?!」
「はぁ〜い!」
30 名前:―1― 投稿日:2002年11月26日(火)21時32分26秒


―――



その後はテレビを見たりして他愛の無いことをして過ごした――
そしてもう夜遅くになった頃、私はベットに入り寝ることにした…


「――…明日は頑張るぞっ!!それじゃ、おやすみぃ〜…」

私は明日の為に気合を入れ、彼女に言う様に眠りについていった…

…………
………
……
31 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月26日(火)21時40分28秒
本日の更新終了――…

最初に伝え忘れていたのですが…
設定年齢は実際と異なっています。
学年とかは後々わかると思います――…

後…そろそろ書き溜めなくなるので
短編とかを先に思いついたら今度からはこちらに載せたいと思います。

それではまたっ!
32 名前:tsukise 投稿日:2002年11月27日(水)17時55分31秒
自身の小説レスを見て、速攻来ましたっ!

もしかして、CPは彼女と彼女なんでしょうかっ!?
うあ〜〜っ、ずっと見たかったんでこれからの展開が楽しみですっ!
色々真面目に悩んでしまう高橋…いいヤツです…。
33 名前:―2― 投稿日:2002年11月27日(水)21時56分16秒




…――ほんとっ?!本当に友達になってくれるの?!

「―…うんっ、なってくれる?」

私はもちろん良いに決まってるじゃん!

「ありがとぉ…―これからよろしくね、でも…居なくならないでね……?」


―……えっ?どーゆう意味…・・?


「あ、もう帰らなきゃ、ばいば〜い。またねぇ――」


えっ?!ちょっと!待ってよ!待って!
私はまだ話たいことが沢山あるんだよ〜!



「―――待ってってばっ!!」


………………
…………
………
……
34 名前:―2― 投稿日:2002年11月27日(水)21時59分27秒



「…――なぁにやってんの?愛…?」
「?あ、っれ…?ゆ、め……・・」

目の前には呆れ顔の梨華お姉ちゃん…―
制服にエプロン着て、正に今料理中でしたって感じ…
だけど、私はそれ所じゃない。
あれは何だったんだろう?
やけにリアルな夢を見た――
実際にあったような…不思議な夢――
彼女も一緒だった、親しくなって話してた
だけど…何あれ?
『居なくならないで』って…どういうこと……?
その後からは現実のこっちの世界になってた――
夢じゃない実在する世界の…


やばい、頭おかしくなってきたかも――
あんな夢見るなんて…
彼女の泣いてたことと何か関係あるのかな?
だけど、それが『居なくならないで』と何か関係が?
そんなの本人に聞いてないから分からないし…

あぁ〜イヤイヤ…――
今日、頑張って彼女に話し掛けようって思ってたときに限ってなんて夢を―…
35 名前:―2― 投稿日:2002年11月27日(水)22時02分17秒


「…愛ぃ?――ご飯冷めちゃうよ?
ってか食べないの?そろそろ食べないとヤバイよぉ?」


梨華お姉ちゃんの声が聞こえた―――

ってぇえ?!今何時?!

ガバッ――!

時計を見る。
時間は7時半!!!?
うっそ?!そろそろ食べて準備しないとやばいじゃん!!


「っも〜〜〜!!!お姉ちゃん起こしてよぉおお!!」
「―…自分で叫んで起きておきながら、ボーっとしてたのは愛じゃん……」
お姉ちゃんに呆れ顔で指摘される

うっ…グゥの音も出ない

「――つぅ〜〜!何もかもあの変な夢が悪いんだぁー!」
私はそう叫びながら急いで洗面所に行き、
顔を洗い、制服に着替え(時間無いから今日はシャワーなしっ!!!)
黙々と朝御飯を食べるのに移った…


この時間、約10分くらい…―――


変な特技が出来てしまった……


36 名前:―2― 投稿日:2002年11月27日(水)22時06分49秒

「ごちそ〜さまでしたっ!!!」
「はいは〜い。流しに入れておいてね」
「はぁい。ふ〜…なんとか間に合いそ〜…」

急いで食べたんだけど
今、55分くらい――
8時過ぎには家を出ればいいからぁ…
よかった…間に合ったっ…

「ふふ、ボーっとしてるからだよ?今度から気をつけようね〜?」
「は〜い。あっ!茶碗拭くよ」
「ん?じゃあヨロシク♪」

お姉ちゃんが茶碗を洗ってるから
私はその横で洗った茶碗を拭く役をすることにした
二人しか居ないから、こうゆうことは当たり前のようにする
でも助け合ってるって感じで良いかも♪
お姉ちゃん好きだしね!

37 名前:―2― 投稿日:2002年11月27日(水)22時08分14秒


「ねぇ愛〜」
「ん〜?何ぃ?」

キュッキュッっと流れるようにお姉ちゃんの手から渡って来た茶碗を拭く

「あのさぁ、どんな夢を見たのか知らないけど…――」
「――…!!うん…・・」
「今日は頑張ってね!応援してるから!」
「――お姉ちゃん…・・うん!愛頑張る!」
「よかった〜。なぁんか落ち込んでるっぽかったから…
これで安心して学校行けるよ〜♪」

お姉ちゃん…――心配かけてごめんっ。
夢のことも気になるけど…・・今日は頑張ってくるね!

「――頑張ってくるから、期待して待っててねっ!…多分大丈夫っ。」
うん…多分――イヤきっと!

「うん、待ってるよ。駄目でもその時はお姉ちゃん励ましてあげるからさ。」
「よろしくお願いします――…」

励まして貰わなくてもいい結果になりますように―――…
38 名前:―2― 投稿日:2002年11月27日(水)22時10分06秒

―――



「あ、8時過ぎだ、行こうか?」
「そうだね、行こうか。あっ!歯ちゃんと磨いた?」
「もっちろん!準備もOKです」
「じゃぁ」
「「GO〜♪」」

「「行ってきまーっす!」」


ドキドキな今日のはじまりだ〜!

39 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月27日(水)22時14分52秒
キリがいいのでここで終了――
でも気分次第でまた後で続きか短編を書くかもしれません。
相手が出るまで時間かかるなぁ…(^^;
これ実話入ってるとこ結構あるんでスラスラ書けるとこと書けないとこがあります(w
人‘ 。‘人<でもガンバっ!

>>32tsukiseさん
おぉ!tsukiseさん来てくれたんですね!
ありがとうございます!
CPは想像にお任せします…(w
期待に答えれるかわかりませんが頑張りますのでお互い頑張りましょう!

それではまた〜
40 名前:―2― 投稿日:2002年11月28日(木)15時24分19秒


「あ〜!緊張するぅ―」
「あはは、愛ぃそんなに緊張する?やっぱ」
むぅー。そりゃぁしますよ、お姉ちゃん
「しないわけないじゃん〜…うー…」
「よしよし…・・」
「――えへへ♪」

お姉ちゃんに頭撫でて貰っちゃった。
嬉しいかもぉ…――

一緒にいつも家を出るお姉ちゃん
今日は私の挑戦の日!?
だからいつも通りじゃない私を解してくれる。
だからお姉ちゃんモテるんだよねぇ―

吉澤さんも大変だぁ…――
って吉澤さんもモテるんだった
だけどそんな二人のことより自分の事だった…
どうやって話し掛けようかな〜…
41 名前:―2― 投稿日:2002年11月28日(木)15時25分52秒



「――りっかちゃぁ〜ん!」

ん…?あの声は…


二人で歩いていたら、
どこからか女子にしてはちょっと低い方の分類に入る声が――
だけど私はこの声が結構好きだったりする。
――…お姉ちゃんの場合は高いんだよね逆に
んでもってこの声を嫌いなんてわけがない
だってこの人は…――


「ひとみちゃぁん♪おはよ〜!」
「おはよ〜!愛ちゃんもおはよ!」
「おはようございます、吉澤さん」


そう、吉澤ひとみ。
お姉ちゃんの付き合ってる人
だから嫌いなはずない


「――そっれでさ〜…」
「うんうん…――」


挨拶をしたら二人でもうラブラブモードに入っちゃってる
これはもう駄目だなぁ…――
二人ともモテるけど、学校内で告白をする人はもう少ない
それは言わなくても分るはず――…

二人のこんなラブラブぶりを見ればぁ…する気もなくなる
まぁ、私の場合…二人のうち一人が姉だしするわけもない。

だけど…これでもたまに手紙を渡しておいてくれだとか…――
ここに連れて来て…とか言われる。


――妹も楽じゃない〜…


42 名前:―2― 投稿日:2002年11月28日(木)15時28分21秒


―――



「――あっ、もう着いちゃった。」
「あ、本当〜。学校に着くのはえ〜!」
「じゃあ、愛またね〜頑張れー!お姉ちゃんは応援してるぞっ!」
「じゃねー愛ちゃん!…って何?梨華ちゃん応援って…?」
「ひとみちゃんは知らなくていいことっ♪」
「えぇ〜〜〜!!」

………………
……………
…………
………

「ばいば〜い…―」

お姉ちゃん達のことを考えてたら学校に着いていた
その後はいつもの通り学年が違う私達なので門で別れる
二人は私に声を掛けて高校の門の所から離れていった…―
一人になったら急に今日やろうとすることに対しての不安が溢れてきた


「(…ふぅ、頑張らなくちゃなぁ。
こっからはお姉ちゃんも居ないし、私一人で頑張らないと!!)」




キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン!

………
……
予鈴のチャイムが鳴っているのにも気づかずに
ただ一人虚しく門の前でガッツ―ポーズをし突っ立っている私だった――


43 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月28日(木)15時34分19秒
学校休んだので少し更新――…
まだまだ相手出てきません(w
だけどそろそろ書き溜め無くなります…ヤヴァイ罠。。

読んでる人いるんでしょうか?反応ないので…(泣
感想でも頂けると嬉しいです( T▽T)

関係ないけどアヤミキ途中書き…
ここに書くべきか書かないべきか(w
完結してないんですが…読みたい人いますかね?

それでは〜…
44 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月28日(木)16時45分25秒
えっと…読んでますよ〜、
しかし、まだ愛ちゃんの相手(?)が誰なのか分からないので…
石吉萌えだとか…高橋がんばれ!とか…そんな所です(笑)

アヤミキ…長くなりそうですか?
いや、是非読みたいですけど…。
短編ならば…完結してからフリー(白板)の方に
乗せていただいても読みにいきますが…。
現在進行中の話の途中でさらに、始めると
読みにくくなっしまうかも…と思いまして。

 
45 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月28日(木)18時09分03秒
川TーT川<レスありがとうやよ〜…

>>44名無し読者さん
そうですね、まだ相手(?)出てないので内容が…(^^;

アヤミキ…運動会ネタ他書いてたんですが、
短編なら白にでも…――
ただ、今の作品の書き溜めがなくなりますと…
その続きを書く間に、読みにくいかもしれませんが書こうかと…
ん〜…どっちがいいのでしょうかね?自分も悩んできました(w
長・中になったらこちらに書こうかなぁ…

………
……

( T▽T)<経験話って書きやすいようで書きにくい…―
(0^〜^)<途中からは違う部分もあるけどねぇ〜♪
煤i;^▽^)<……
46 名前:りゅ〜ば 投稿日:2002年11月29日(金)13時30分56秒
やっぱり違う話は白板の方に書いた方がいいんじゃないでしょうか?
あ、でもこれは作者さんの意向にお任せしますので。
書き溜めなくなってもマターリ更新待ちますので、頑張って下さい!
47 名前:―2― 投稿日:2002年11月29日(金)16時28分58秒
…………
………

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン...

「それでは終わります。あ、高橋さん。
今日は許しますけど、次回からは気をつけてくださいね。以上です」
「…はいぃ」


「きりーつっ!れい」
「「「「ありがとうございましたー」」」」


―――

ガタガタとみんなが机から立ったりしている中
私は一人落ち込んでいた…

………
……

48 名前:―2― 投稿日:2002年11月29日(金)16時30分30秒
…ヘマやった―
ギリギリ間に合ったから良かったものを…
くぅう〜〜…!!


「愛ちゃん、朝何やってたのさ?」
「あぁ…まこっちゃんか〜、おはよー」
「おはよ〜。じゃなくってぇー!朝遅れて来たじゃんー?どうしたのさぁ?」

声がしたと思って振り向いてみるとクラスメイトで友達の小川麻琴が居た。
彼女が朝と言っているのは…私はあの後、予鈴が鳴ったのに気づいて急いで走った…
だけど、少し遅刻したってわけで…・・
ものの見事に遅刻…―
だけどほんの少しの差だったので今回は見逃して貰ったってわけ…―


―――

「――ちょっとねぇ、門の前でボーっとしてたらさぁ…時間が経ってたってわけ。」
「…しょぼっ!」
「…――しょぼいって思うよぉ。本当に今日の私はどうかしてるわぁ」
「どうかしたってどうしたのさ?」

頭に?が沢山って感じのまこっちゃん。
そりゃわかるわけないよね、
私が今日しようとしてることは私の他にお姉ちゃんだけしか知らない。
いくらまこっちゃんでも今は流石に言えないなぁ…
49 名前:―2― 投稿日:2002年11月29日(金)16時33分38秒
「う〜ん、ごめん。今は言えないんだわぁ。
まぁ簡単に言うと頑張りたいことがあるってことかな…」
「んー気になるけど…そっか、教えれるようになったら教えてよね〜?」
「もちっ!教えれる限り教えますっ!」
「ん、なら何のことか知らないけど頑張ってー!じゃ私はちょっとあさ美ちゃんに用事あるから〜」
「はいは〜い――……ってぇえ?!」
今、なんって言った?!まこっちゃん――…!!



『あさ美ちゃん』って言ったよね――…?聞き間違えじゃないよね?!



「―…ん?愛ちゃんどうかした?」

私の声に反応したまこっちゃんは
『あさ美ちゃん』の所に行こうとしてた体をこちらに向き直して聞いてくる―…
私が今気になるのは、まこっちゃんが『あさ美ちゃん』って言ってたこと
『あさ美ちゃん』ってあの子だよね…――?

私が昨日からず―――っと気になってる彼女の名前だよね…・・?
名前で呼び合う仲なの?
――どうゆう関係なの?
……………
…………
……
50 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月29日(金)16時41分48秒
―――更新終了。
やぁっと名前が登場。
だけど書き溜めがもう無くなりましたのでこっから更新が遅くなると思います。
よろしくお願いしますm(_ _)m

>>46りゅ〜ばさん
そうですか!レスがなくても安心しましたぁ。
これからは遅くなるかもしれませんが必ず完結したいので
マータリお待ちくださいm(_ _)m
あ、それとりゅ〜ばさんはなちよしの作者さんじゃないですか?
自分読んでました!完結おめでとうございます。
また書いてくださいね!


白は短編思いついたら書くことにしました。
中・長は短編スレには書けないと思うのでここに書くか、
新しく短編集みたいなスレッドを立てるか考えてます
51 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月29日(金)17時52分28秒
ついに、相手が出て来たー!!
さてさて、名前で呼び合う仲の関係…
真相はいかに…。(w

更新おそくてもまたーり待ちます

 

52 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)22時53分02秒


――





まこっちゃんと彼女――…
どういう知り合いなんだろう…・・
ただのクラスメイトかな?そうだよね?
それだったら名前でも呼ぶし、
だけど…知らなかった――まこっちゃん仲良かったんだ。
ぜんぜーんっ知らなかった…―――
なんかショック―……




「―…ねぇ、愛ちゃん?どうしたのさ?固まって…」

目の前に左右何か揺れる――
そして耳でまこっちゃんの声が聞こえる
やばっ…私また固まってたみたい―・・
最近回数多くなってる気がする…・・―やばいなぁ


そう思って自分の世界に入ってた所を現実に戻ってくる
そしたら目の前に大きな手…――


へっ…?手?!


「―――うわっ!」

ガタンッって机が少し音をたてて揺れた

「おっ?おっかえり〜。あっち逝ってたよ?愛ちゃん」

正気に戻ってみるとまこっちゃんが私の前でそう言っていた
なぁんだ、さっきの揺れてたのはまこっちゃんの手だったのか
ビックリした〜…ってそれ所じゃない。
聞きたいことが出来たんだった!!
53 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)22時54分18秒

――私は、まこっちゃんの肩を掴み。
押し倒すぐらいの勢いで迫った


「!!!ちょっ!?あ、愛ちゃん?!」
「まこっちゃんっ!!!!」
「は、はいぃい!!!」

まこっちゃんは私の勢いの所為なのか
凄く大きな声で返事を返す


「――…あさ美ちゃんって…」
「…?あさ美ちゃん?」
聞きたいことに迫る、だけど――…
同じクラスに彼女も居るので声がどんどん小さくなって行く…――

「…あ、あさ美ちゃんってぇ――」
「――うん?あさ美ちゃんがどうしたのさ…?」
…もう一度聞いてしまう。
まこっちゃんは私の声が小さくなって行ったので
同じように小さい声で返事を返してくれた…


ゴクッ―

思わず喉を鳴らす…――
彼女との関係を聞くだけなのにこんなにも緊張する――!!
…今は何故か分らない――。
だけどっ!!とにかく聞かなくちゃ!!!


「……うちのクラスのぉ〜・・廊下側の窓際に…座ってる…紺野さんのことだよね…―?」

…………
………
言えたぁ〜…
54 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)22時56分17秒
無事、言えたことの喜びで肩の力が抜けていくのが分る。
だけど…まこっちゃんの返事がまだなので
もう一度気合を入れなおす


――ゴクッ…

「…――紺野さん?…あぁ、そうだよ。
紺野あさ美ちゃんだよ。それがどうかしたの〜?」


―――…私の質問はものの見事に的中〜
後は、二人はどうゆう知り合いなのかかぁ。


……やばい、すっごくドキドキしてきた――――



55 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)22時59分15秒

―――


「――愛ちゃん?どうしたの?やっぱ今日おかしいよ?」

あ…暫く放心状態になってた――
まこっちゃんの声で戻ってこれた。
だってさ…彼女だったからさ、気になっちゃうじゃん…


『紺野あさ美』


この名前に今の私は反応してしまう。
…彼女なのだ、昨日から私の心を奪い続けていた人は
そしてその彼女に今日は話をしようと思っていた矢先、
まこっちゃんと彼女が知り合いってことが判明――


どうする?!これはチャンスだぞ愛!
まこっちゃんと彼女が知り合いだったんだ――!!
これを使う手はない…はず――…


「ま、まこっちゃんっ!」

あっ、声裏返っちゃった…
ばれてないといいな・・


「――ん〜?何?愛ちゃん?ってか戻って来たねぇ…・・」

なぁ〜んか呆れ顔で見られたんだけど?
なんで…――?
なんかしたっけ?まぁいいや、今はそれどころじゃない!!


「わ、私を…―――
        (いけっ!行くんだ愛!)
              …………―――紺野さんに紹介してっ!!!」

56 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月30日(土)23時05分44秒
|~~
( ゜皿 ゜)ノ<コウシンシューリョー

柏’ー’川<なんで飯田さんがここに…?
( ゜皿 ゜)<キニシナイデ...サクシャガヤリタカッタンダッテ...
川;’ー’川<そうなんですかぁ

すんません(w本当にやってみたかったんでw
んじゃそれではまたぁ〜
(頑張って書かないと…)
57 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月30日(土)23時10分28秒
↑ズレタ。。。(鬱
レスの返事を

>>51名無し読者さん
はいでました(w
だけど接触はまだw
∬´▽`∬とはどうやら友達のようです(w

でも作者にもわからない〜♪(ぉぃ

そいではがんがります!
58 名前:りゅ〜ば 投稿日:2002年12月01日(日)07時34分18秒
高橋!頑張るのだ高橋!
と、ついつい応援してしまいますた。
作者さんの次の更新に期待。そして応援してます!
59 名前:tsukise 投稿日:2002年12月02日(月)18時40分47秒
更新お疲れ様ですっ。

おおっ!高橋、ついに勇気をふりしぼりましたねっ。
読みながら、私もちょっとハラハラしてしまいました(^^ゞ
今後の展開が気になります!楽しみにしてるんで、頑張ってください!
60 名前:名無し 投稿日:2002年12月07日(土)20時57分05秒
>>56
狩板のやつと関係ありますか?
知らなかったらすいません。
61 名前:名無し蒼 投稿日:2002年12月08日(日)17時13分54秒
えぇっと、中々続きが書けません(泣
ゆっくりペースになりそうなんでその開いた違うの書くことになりましたら
ごめんなさいm(_ _)m

>>58りゅ〜ばさん
高橋は偉いです、自分では言えそうも(w
ちょっと書き難くて違うのを先に書くことになりましたらすいません。
あちらも読んでますので頑張って下さい

>>59tsukiseさん
今後…どうしようかと悩んでます。
自分のから離せば書きやすいかもしれないので頑張ってみます!
tsukiseさんも頑張って下さい!師匠です!(w

>>60名無しさん
狩板のとは関係ないです。
自分あんまり狩は行ってないので(^^ゞ

更新してませんがレスだけでも…
検定行く予定が寝坊でパーになって鬱な名無し蒼でした。
62 名前:名無し蒼 投稿日:2002年12月08日(日)17時15分46秒
↑変な風になってました。

その開いた→その間

の間違いですm(_ _)m
63 名前:_ 投稿日:2002年12月30日(月)22時25分09秒
…………
………
……
い、言えたぁ〜…――
―――…でっ、まこっちゃんの返事は……?



64 名前:_ 投稿日:2002年12月30日(月)22時26分19秒


「―――いいけど、ってか紹介するまでもないような…?だって愛ちゃんクラスメイトじゃん…」
う゛…そうですが…そこまで親しくないし。

「ま、まぁ〜ね…だけどさ、あんまり喋ったことないからさー?ねっ?」
「ん〜…わかった、じゃ一緒にあさ美ちゃんとこ行こうか?」
「――うん。」

…何か緊張してきた――
紺野さんの席はあの窓際で私の席から結構近いのに…
はぁ…紺野さんどう反応するかなぁ―――?
昨日のこと覚えてるかなぁ…

65 名前:_ 投稿日:2002年12月30日(月)22時28分10秒

―――……


「――あさ美ちゃんおはよ〜!」
「あっ、まこっちゃん。おはよう」

うわぁ〜…喋ってる!!
…って当たり前か。
さぁまこっちゃん!私を紹介して!!


「あ、あのねー、あたしの友達の高橋愛ちゃん!クラス一緒だけどちゃんと話したことないでしょー?
だからあさ美ちゃんに紹介しようと思ってさ!んで、こっちが紺野あさ美!
あさ美ちゃんとは中学の時クラスが一緒だったんだ!だから仲良いんだ〜!
…――って愛ちゃんに言ってなかったのを今気づきました……」

まこっちゃんが私と紺野さんに説明をした、
最後の方はバツが悪そうな顔をしながら……


…へぇ、中学の時のクラスメイトかぁ〜。
―――ってぇええ遅い!遅いよまこっちゃん!気づけよ!!
ったくもぉ、もしかしたらもっと前から知り合ってたかもしれなかったのに!!
…まぁいいか、今知り合えたし――…そんなことより紹介しよっと!

66 名前:_ 投稿日:2002年12月30日(月)22時30分24秒

「は、はじめまして…じゃないよね?昨日も…―」
「――うん」
…覚えてくれたんだ――

『えっ?!昨日って?』
……横でなんか言ってるけど気にせずにぃ〜

「紺野さんと仲良くなりたいなぁ〜って思ってたんだ!よろしく!」
――…変だったかなぁ?!…ちょっと嘘ついたかもしれないけど
まぁ…思ってたのが昨日からだっただけだしいっか

「…私も思ってた、よろしく高橋さん…?」
――やった!

「あっ!愛でいいよ〜!私もあさ美ちゃんって呼んで良い?」
「いいよ、私も愛ちゃんって呼ぶね?!」
「うん!よろしくね!」


何か嬉しい♪これを気に仲良くなるぞ――!!



「……でっ、あたしは?」
ん…?あ…まこっちゃんの存在すっかり―――

「「……忘れてた。」」
「―――おいっ!!!」
「「「…ぷっ、あははっ!!!」」」

なんか思ってたより仲良くなれそうだ♪
これからどうなってくのか楽しみぃ〜!

67 名前:_ 投稿日:2002年12月30日(月)22時34分19秒
年内最後の更新?ってか凄く久しぶりの更新…
放棄はしないつもりなんですよ〜ただ進まなくて(汗
最後やけに簡単だな〜って思ったかもしれませんが…まぁそれは多分いずれ…(w

マータリがんがりたいとおもいます。そして他のも頑張らないと…
それでは最後に〜!

( ^▽^)川 ’ー’川<グッチャ〜♪
68 名前:りゅ〜ば 投稿日:2002年12月31日(火)04時05分17秒
更新キタ━━(゚∀゚)━━!!!!
高橋頑張ったね高橋(゜Д゜)(。_。)(゜Д゜)(。_。)ウンウン
紺野さんに近づく時の高橋の緊張がこちらにまで伝わってきたような気がしました。
マターリと次回更新を期待しております!これからの展開が楽しみ(w
では、年賀状とお掃除も頑張って下さい!
69 名前:_ 投稿日:2003年01月02日(木)02時01分19秒
明けましておめでとうございます、今年もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
見てくれている方は少ないと思いますがマータリがんばりたいと思います。

それでは更新…、レスは最後にします。


視点変わります
70 名前:_ 投稿日:2003年01月02日(木)02時02分37秒



数年前、私はこの地域にやって来た、遠い親戚が居たのだ
とても暖かい人たちで私のことをとても大事に思っていてくれる
――だから私もあんな思いを思い出すことなく過ごして来れたんだ
そして…沢山、愛されてすくすくと元気に育っていった
だけど……

最近またあの嫌な夢を見るようになった…
ここ数年は見なかったのに…なんでだろう―――
もうあんな思いはしたくないのに…なんで忘れさせてくれないんだろう…


71 名前:_ 投稿日:2003年01月02日(木)02時04分12秒

―――


「あさ美、今日学校どうだった?」

家に帰ったらお姉ちゃんが久しぶりにそんなことを聞いてきた
お姉ちゃんは預かって貰ってる家の子供。
だけど歳が近い方でもあるしお姉ちゃんって呼んでる―…
名前は…


『私の名前は、なつみ!安倍なつみ。なっちでもいいけど…姉妹になるんだからお姉ちゃんって呼んでよ♪』


…はじめて会った時にそう言ってくれたのを今でも覚えてる
なつみお姉ちゃんは本当に優しい、そしてその二人の親である、お義母さんもお義父さんも…
この家に来れてよかった…本当にそう思うよ。

だけど…時々思ってしまう、本当の家族だったらって…本当にこの家の子だったらって――
72 名前:_ 投稿日:2003年01月02日(木)02時06分02秒


          ―――――


血が…薄くても繋がってる証があるけれど…本当の家族じゃない。
そう思う度、私は時々悲しくなって…そして虚しくなるんだ――



73 名前:_ 投稿日:2003年01月02日(木)02時07分31秒


……―――そして一人になりたくなる。


74 名前:_ 投稿日:2003年01月02日(木)02時09分12秒
…………
………
……

「…?あさ美?どうしたの?」

あっ!いけない、ボーっとしてた!

「あっ、な、何でもないよ、お姉ちゃんっ」
「…そう?ならいいけど…あっ!それより〜!今日はあさ美が好きなかぼちゃ料理だよ♪早く食べよ?」
「ほんとっ!?わーいやった!それじゃ着替えたらすぐ行くね〜!」
「うん、待ってるよ〜!」
「は――いっ!」


タッタッタッっと階段を上って二階の自分の部屋に行く

…よかった、気にしてないみたい。
でも話逸らしちゃったなぁ…悪いことしたかな?なつみお姉ちゃんあーみえて結構敏感な時あるから…


…だけど変なこと思い出しちゃったなぁ〜
―――忘れたはずなのにね…やっぱり頭の片隅に微かに覚えてるんだ
75 名前:_ 投稿日:2003年01月02日(木)02時12分21秒



―――――自分を殺そうとした親のことを…



76 名前:_ 投稿日:2003年01月02日(木)02時15分23秒

…とりあえずここまで。

77 名前:_ 投稿日:2003年01月02日(木)02時18分44秒
…結構思いつきのところもあったり(メル欄参照w
独り言〜♪

…お年玉貰えた、くれるかあやふやだったので嬉しい…♪
しかし、すぐコンサ代に消えるという罠。。。w
78 名前:_ 投稿日:2003年01月02日(木)02時21分08秒
最後のレスれす!

>>68りゅ〜ばさん
あけおめ!ことよろです♪
素早い反応?ありがとうございますw
マータリがんばって行くのでよろしくです♪

それではまた〜
79 名前:りゅ〜ば 投稿日:2003年01月02日(木)16時41分00秒
更新お疲れ様です。そしてあけましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いします。

紺野さん視点キタ━━(゚∀゚)━━!!!!
そしてあの人もキタ━━(゚∀゚)━━!!!!
めっちゃ興奮してます!しかも紺野さんの過去には一体何が?!
続きが気になります。更新頑張って下さい♪
80 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時00分09秒

     ――――

「あさ美〜?ご飯よ〜。下りてらっしゃい。」

ハッっとして現実へ戻って来た

「は、は〜い!後少しだから待っててお義母さん〜!」
「わかったわ〜。早くね〜」
「は〜い」

早々と返事をして急いで着替えの準備を再開する
いけないなぁ…と思ってしまう。
またあの時のことを思い出していた―――
なつみにも今の両親にも忘れなさいと言われ、忘れたはずなのに…


「…やっぱり、母親は母親。覚えているものなんだよね。」


そうあさ美は呟いた後、素早く下のダイニングに走っていった

81 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時01分00秒

…………
………
……

82 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時17分22秒

「あさ美、学校はどうだ?楽しいか?」

ご飯を食べながら義父である父が尋ねてくる

…たまにあるんだよね〜。お義父さんそんなに心配しなくても…

「ん、楽しいよ。まこっちゃんも居るし中学時代の友達だって何人もいるんだよぉ?」

そうそう、私の高校は結構近くの子が来るので中学が一緒だった子も結構居る。
まこっちゃん…小川麻琴もその一人で、近所で私がこっちに来た頃からお世話になってる。
…まぁ高校になってから固まって行動は特にしてないけど…まこっちゃんも仲良い子出来たようだし

確か…高橋愛ちゃん…元気で明るい子、まこっちゃんと仲が良くなるのも納得だ。
私はクラスが一緒だからたまに何か用事があるときしか今は喋らないけど
悪い人じゃないのは分ってる――…彼女は覚えてるかわからないけど…
あんな優しい人が悪い人なわけないもんね
確かあれは…入学して間もない頃だったったっけ…
83 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時18分51秒


     ◇  ◇  ◇  ◇  


84 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時20分52秒

「…はぁ、重い…」

世界史の先生荷物頼むのはいいんだけど……
重すぎだよ〜〜〜っ!!!何なの?この量…何か変な物体もあるし…
世界史に関係あるのかな?って思っちゃう。
だけど頼まれたからにはやらないとなぁ…私がしなかったら他の子がする破目になるんだし。

「よいしょっと」

気合を入れなおしてダンボール箱を再度持つ

――よしっ、行くぞ!
85 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時22分25秒


ふわっ

「ふぇ?」
あれ?軽くなった…なんで?

急に箱が重いから軽いに変わった
不思議の思って頭をハテナにしていると

「――おっもいねぇ〜これ。」

へっ?何か箱で隠れてる向こう側から声がする…

「紺野さ〜ん?おーい?あれ?生きてる〜?」

気のせいではないらしい…

誰かと思い、顔を少し隠れるくらいの高さにしていたダンボール箱をちょっと下に下げた
…あっ、高橋さん

そこに居たのはクラスメイトの高橋愛で、なんでこんな所に?って思ってしまったけれど
重たくて一人では大変だったのでこの際と思い話もロクにしたことがないけど
どうやら協力してくれるらしい。
86 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時24分04秒

「――重いでしょ…?」
「うん、おっもいねぇ〜。だけどこれ一人でここまで持ってきたの?凄いね〜!」

勇気を出して喋った私とは違い、高橋さんはとても気楽に声をかけてきた
…綺麗で可愛くて、元気で近寄りがたいかな?って思ってたけれど
どうやら彼女はとても親しみ易いらしい。

…まこっちゃんと何か似てる気がする――
87 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時26分02秒

     ――――

「ねぇねぇ、これどこまで持ってくの?手伝うよ〜?」

ボーっと色んなことを思っていたら彼女は私に手伝ってくれると今度はちゃんと口で言ったわけで
それなら――!!って思って

「あ、あそこの、社会科室の倉庫まで…」
「ん、りょーかい〜!んじゃ行くよぉ?」
「うん」
「「せーのっ」」


88 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時26分59秒


     ◇  ◇  ◇  ◇


89 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時28分32秒

…あの後二人で協力してちゃーんと倉庫に返したんだよね…
んでもってまこっちゃんと似てるなぁって思ってたら。
あの後二人はちゃっかり親しくなってたし…私の想像通りだったっけ。
90 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時30分06秒

「…あさ美?どうしたのさ、急に笑い出して」
「ふぇ?―――笑ってた?」
「うん、何か楽しそうに思い出し笑い?してたよ」
「…そっか〜。そうかも」
「何それ〜!!」
「ふふふ、気にしないでお姉ちゃん」
「まーぁ楽しいならいいけど〜ぉ」


どうやら私は食べながら笑っていたらしい
まぁ、楽しい?思い出かなぁ〜…楽しいっていえばもう一つあるっけ…
あれはいつだったっけなぁ〜…

「あさ美、ご飯食べたらお風呂入りなさいね?お湯も早く冷めちゃうから」

考え中断、義母さんがそんなことを言ってきたので私は残り僅かだったご飯を片付け
お風呂の準備をしに席を立つ

「じゃ、用意してくるね」
「はいはい」

91 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時31分21秒

     ――――

ポチャンッと音を立てて湯船に浸かる

ん〜気持ちいぃ〜…
何でもないように過ぎて行く日々…
あの時はこんな平凡で幸せな日常が来るなんて思ってもいなかったっけ

そんな事を思いながらボーっとお風呂に入る
…何か上せちゃうかも……
92 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時32分28秒


     ――――


93 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時33分53秒


「ふぅ…」

いい湯加減だったな、もうちょっと長く入ってたら上せちゃったかも?
――お姉ちゃんが声かけてくれたからよかったけど…

「まっさか…2時間ボーっと入っていたとは…不覚」

ゴロンとベットに傾れ込むように倒れる
…フカフカして気持ちいい

――今日干してくれたのかな?天気良かったし…
はぁ…今日も疲れた…おやすみぃ……


そのまま私は深い眠りについていった


94 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時34分40秒
――更新終了。
95 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時37分07秒
川’ー’川<レスやよ〜♪

>>79りゅ〜ばさん
毎回レスありがとうございますm(_ _)m
いやー少なくてもレスを貰うだけで嬉しいですね!
書く気力になります。マータリ頑張りますね!!
96 名前:_ 投稿日:2003年01月03日(金)02時38分23秒
すれ隠しにもういっちょぅ!

――また少し更新が遅くなるかも?しれません…m(_ _)m
97 名前:tsukise 投稿日:2003年01月03日(金)06時41分01秒
更新、お疲れ様ですっ!
高橋…頑張りましたね…♪ここのそれぞれのキャラ、かなり好きです!
更新が遅くなるかも…ということですが、ゆっくり待ちますので
頑張ってくださいねっ!
98 名前:名無し蒼 投稿日:2003年02月05日(水)01時16分57秒
凄く久しぶりの更新(^^;ゞ
約一ヶ月ぶり?Σ(゚Д゚)

見てる人はいないと思いますが少し更新します。。。
99 名前:≪過去の出来事≫ 投稿日:2003年02月05日(水)01時19分09秒



「あんた何か見たくもない!!」

どうしてお母さん…?

「ムカムカするんだよ!あんたの父親の顔を思い出してね!!」

なんで?お父さん…?お父さんがどうかしたの?
会ったことないからわからないよ…

「―――あんたなんか、あんたなんか…っ!」

なに…?何するの…?

「死んじゃえっ…!居なくなればいいんだ…!」

っ…く、苦しいよお母さんっ!!

「くくくっ…苦しいかい?そうだろ…首を絞めてるんだからね…」

やっ…めて、なんで…私何か悪いこと…したぁ…?


周りが真っ暗になった…

―――私どうしちゃったの…?ねぇ…お母さん。どこぉ?


100 名前:≪過去の出来事≫ 投稿日:2003年02月05日(水)01時20分01秒


     ――――


「―――…大丈夫、だった…かい?」

だ、っれ…?

真っ暗だったと思ったら、急に誰かの声が聞こえてきた…

「っ…!ごめんねぇ…ごめんね…あさ美ぃ」

お…かあっさん?…なんで泣いてるの…?私…気にしてないよ…
首絞めたから…ぁ?それなら大丈夫だよ…っ、私、慣れてるから…

「…ごめんねぇあさ美っ…!!」

…泣かないでお母さん…

101 名前:≪過去の出来事≫ 投稿日:2003年02月05日(水)01時20分42秒


     ◇  ◇  ◇  ◇


102 名前:≪過去の出来事≫ 投稿日:2003年02月05日(水)01時25分01秒
「―――っ!!!」

…またあの夢――!!
お母さん…実の母親に殺されそうになった時の…ゆ・・め…

昔は薄く残っていたが今はもう消えて無い首筋を指で擦り
何故あの時のことを思い出したのかとふと思った


…あの時のお母さんは精神的に不安定で、
私は見たことも、会ったこともない父親のことでとても苦しんでいたのは覚えてる…
―――なんでも私のお母さんは世では愛人と言われてる人物で私はその子供らしい
お母さんが亡くなってから親戚の誰かが言っていたのを耳にした…。

時々そのことで苦しんでは父のことを思い出し母は私に当たっていた
…小さいのに何故首を絞められているのかもわからずに……
『お母さんは悪くない』そうとだけ思って気にしないでって言ってたのを微かに覚えてる。



(…今、思うと気にするに決まってるのにね。)


103 名前:≪過去の出来事≫ 投稿日:2003年02月05日(水)01時26分09秒

右も左もわかっていなかったあの頃の自分をある意味、凄いって思う。
今は苦しい家庭だったからお母さんは亡くなっちゃったし…
その後いろいろ親戚中を廻ったなぁ…最後はここ安倍家に辿り着いたけど。
それまで色々廻ったもんだよ…――

だけどなぁ…今頃あの時出なかった恐怖が出てくるなんてっ!!!
もうっいやっ―――!!!


助けてよっ、助けて

「……ちゃんっ!!」


     ――――

あれ…?今、なんて叫んだ…?
何か誰かの名前を呼んだ気がする――えっ?誰だろう…
わかんない…誰…?誰なんだろう…
―――なんて叫んだんだろう…何て言ったの…?


104 名前:≪過去の出来事≫ 投稿日:2003年02月05日(水)01時27分49秒


     ◇  ◇  ◇  ◇


105 名前:≪過去の出来事≫ 投稿日:2003年02月05日(水)01時29分04秒
「あさ美ぃ、学校行くよ〜」
「まっ、待ってぇ〜まだご飯が…」
「あはは、あさ美は食べるの相変わらず遅いね〜、そこも可愛いんだけど♪」

むぅ…気にしてるのに〜だけどしょうがないじゃない
美味しく味わって食べたいでしょ?
…まぁ今日嫌な夢見てボーっとしてたのが悪いんだけど…
結局誰のことかわからないままご飯を食べに来たし…

「(むぐむぐ)――っぷふぁ!食べたぁー!行ってきまーっす!」
「行ってきま〜す」
「行ってらっしゃい」

何とか食べ終わってお義母さんに挨拶。その後にはお姉ちゃんも挨拶をして
それを聞いたお義母さんは私達に定番の言葉を行ってお見送り。
こんなありきたりにありそうなこと…これだけでも幸せ――

今日は何があるんだろうなぁ…



106 名前:≪学校へ行きましょう≫ 投稿日:2003年02月05日(水)01時34分17秒


「今日のご飯何だろうねー」
「あはは!あさ美は食べ物のことばかりっしょ!」
「えぇ〜?だって気にならない?好きなものかなぁって」
「ん〜…まぁね」
「でしょー?」


お姉ちゃんと一緒に歩いて学校に行く、いつも通り他愛のない話をして
今日のご飯は何かな〜?学校の宿題やった?とか色々。
学年違うけど、お姉ちゃんは付属の大学。
だから私の通っている高校の先生とかも移動とかしていない限りわかるわけで、話も通じる
あの先生嫌だよね〜。とか色々話すのはとても楽しい。
朝見た夢のことなんて忘れてしまいそう――



「―――でしょ〜?あっ!もう着いちゃった。んじゃ、なっちはこっちだからまたね〜」
「あ、本当だ。うん、またね。お姉ちゃん」

話をしていたら、大学と高校の別れ道のところに着いていた。
ばいば〜いと言って別れる。
ここから高校までは1人で行動――
107 名前:≪学校へ行きましょう≫ 投稿日:2003年02月05日(水)01時37分03秒


――――


ガラッ

「あ、あさ美ちゃん。おはよ〜!」
「おはよう、まこっちゃん」

教室に入ると、同じクラスのまこっちゃんが挨拶してきた
予想より早く着いたみたい。まだクラスの人数が少ない

「…?どうかした?」

ボーっとそんなことを考えてたら、まこっちゃんが気にしたらしく聞いてきた

「ううん、いやー今日はいつもより早く着いたなって思って…」
「あぁ、今日そういえばあさ美ちゃん早いね」
「――遅く出たんだけどね」
「ありゃ、マジ?遅刻よりいいじゃん」
「そうだけど(笑」

108 名前:≪学校へ行きましょう≫ 投稿日:2003年02月05日(水)01時54分09秒


――――


人が多くなるまで暫く話をしていた。
――話をしていると静かにしているよりは忘れそう。
…さっき、高校まで1人で来たけれど、静かにしていると思い出しそうになって辛かったから…

「あ、私そろそろ席戻るね」
「ん?そう?わかった。またねー」
「うん後で〜」

話を少しして席に戻る頃、『ガラッ』って音がして入ってきた人物
……高橋さんだ

「――遅刻せんかった――!!」
「…おめでとう。」
「何ぃ?嬉しくないの〜?」
「いやーたまには遅刻したところを見たいなと…(笑」
「なにー?!麻琴の癖に生意気だー」

コノコノォ〜!と言いながらまこっちゃんとじゃれ合っている高橋さん。
…遅刻って、まだ間に合う時間だけどな…?
時計を見ると8と30を指していた。
予鈴は35分、40分に本鈴、だから間に合う――

ま、いっか。人の感覚はそれぞれだ…



109 名前:名無し蒼 投稿日:2003年02月05日(水)02時31分21秒
すいません…途中で結構時間経ってる所が多数(^^;
今日は取り合えずこの辺で…。
誰も見てないと思いますが…

>>97tsukiseさん
見ててくれていましたか、凄く時間経っちゃいましたが…(^^;ゞ
メルもらしくwマータリやります。

それではまた
110 名前:名無し 投稿日:2003年02月07日(金)12時18分12秒
更新乙です。
自分のペースでがんばってください。
111 名前:りゅ〜ば 投稿日:2003年02月07日(金)13時50分26秒
更新お疲れ様です!大量更新されていたので嬉しかったです。
私も文字数はよく引っかかります。切るの難しいですよね。

紺野さんの過去にそんなことが(ノд`)・゚・。
これから高橋がどんな風に彼女の心を癒して(?)いくのか気になります。
マターリ待ちますので、頑張って下さい!いつもチェックってます。
112 名前:名無し蒼 投稿日:2003年02月20日(木)05時13分19秒
お久しぶりです、次の日にでも更新しようと思いましたら…
回線変更が急にありまして暫く出来ませんでしたm(_ _)m
ストックが少しあるのでそれまではマータリやります。
それではこんな時間に寝てないのに更新w
113 名前:幼き時代、そして… 投稿日:2003年02月20日(木)05時16分02秒

授業が始まった。――…だけどこの先生眠くなる…
誰もまともに聞いてる人は居ないし、喋ってる子や寝てる子も沢山いる
……聞かなくてもこの授業は結構出来るのだ。
何故なら、先生は教科書からしかテストに出さないから…――
…私も眠くなってきた、暫く寝よう…

先生の声達をBGMにしながら夢の世界に入っていった

114 名前:幼き時代、そして… 投稿日:2003年02月20日(木)05時18分30秒


     ◇  ◇  ◇  ◇


115 名前:幼き時代、そして… 投稿日:2003年02月20日(木)05時24分42秒
…ここは何処だろう?見たことがあるような景色。
あっ、そうだ…親戚中を回っていた頃に行ったことあるんだ…――
…ん〜?回り過ぎて何処か思い出せないや。

緑が一杯で自然が沢山のところ、それだけははっきり覚えてる。
体を見てみると…あれ?私小さくなってる。小さい頃の夢…?
116 名前:幼き時代、そして… 投稿日:2003年02月20日(木)05時26分15秒


――――


「あーさみちゃん!一緒に遊ぼっ!」


夢の中で、丘のある場所でボーっと景色を見ていたら
後ろからなんだろう…懐かしい感じのする子がいた
同い年ぐらい…だと思う…それか少し上…。一緒に遊んだような記憶が微かにあった
…だけど名前が思い出せないや。誰だったっけ…?

「うん!一緒に遊ぼう」

名前がわからないから考えていたのに、自然に口は動いていて
あっ、ひょっとして名前も言うかも?そう考えた

「どこで遊ぶ〜?」
「うーん…河原はどうかなぁ?」
「うん!!そしよ」
「あさ美ちゃん、行くよぉ〜!一番に着いた子が1つだけ何でも出来るのだ!」
「えぇずるぃ〜!待って〜!」





117 名前:幼き時代、そして… 投稿日:2003年02月20日(木)05時27分30秒
キャッキャッって笑って遊んでる自分がいる。
――こんなに笑ってたっけ?
…親戚中を回って、今の家に来るまで誰ともそんなに親しくなかった気がするのに…
こんなに笑って遊んでいた自分がいたってことを思い出された。
…だけど、口は勝手に動いてるのに。名前を言っているのに…
声だけ聞こえない…なんて言ってるの?誰…?

――…なんで名前の部分だけ聞こえないの

118 名前:幼き時代、そして… 投稿日:2003年02月20日(木)05時29分05秒


     ◇  ◇  ◇  ◇


119 名前:幼き時代、そして… 投稿日:2003年02月20日(木)05時30分31秒


「―――!!」

ガバッっと起きて、周りを見る

…教室だ――ヤケにリアルな夢だった…。
過去にあんな経験してたのかな…?それとも今の夢は私の願望…?
過去があぁでありたいっていう…――けど、それはないと思う…
なんか懐かしかったから…あんな思い出もあったんだろう――。
ちゃーんと笑ってたんだ。なんかよかった…


ほっとしてから時間を知るために時計を見てみる、針は20を指していた。
そろそろ真面目にやり出しますか…。少しはノートに書いて方が良いからね…。

カキカキとスムーズに黒板に書かれている文字を写していく
あっ、あの問題出そうとか、あ〜ぁ、先生字が汚くて読みにくいよぉー
とか考えながらノートに書き込んでいった

――暫くすると、黒板に書かれていた分も写し終え、またボーっとしながら先生の会話を聞き出した
120 名前:幼き時代、そして… 投稿日:2003年02月20日(木)05時32分12秒




ポタッ...


何かがノートの上に落ちた


何だろう?と思い見てみると…それは水…?いや、違う
これは涙だ――自分の涙…


何故泣いているのだろう…わからなかった。
ひょっとしたら今朝の夢を見た所為と、昔のことを思い出したからかもしれない。
…怖い思い出と、懐かしい思い出。
両方私の思い出だ…嫌でも思い出す…。
嫌なのと、思い出したくても思い出されなかった懐かしい思い出。

ずーっと泣きたかったんだと思う。何故、私はあんな思いをしたんだろう…
――なんで殺されそうにならなきゃならなかったんだろう…って

だけど、そのことがあって、お母さんが亡くならなければあの思い出も無かった…
急に思い出したことが多すぎて、緊張の糸が切れたんだと思う…
私から流れ出る涙は、なかなか止まってくれそうにもなかった…







121 名前:名無し蒼 投稿日:2003年02月20日(木)05時34分00秒
更新終了
>>113-120

上手く表現するの難しいですね…(^^;;
122 名前:名無し蒼 投稿日:2003年02月20日(木)05時39分00秒
レスのお返しです。

>>110名無しさん
ありがとうございます。マータリ頑張りたいと思います。
見てくれてる方いらっしゃるんですね、励みになります^^

>>111りゅ〜ばさん
りゅ〜ばさんこそ大量更新お疲れ様です。
マータリお互い頑張りましょう。
紺野さんこんなことになってましたw
高橋がどーなるのか?今後何が起きるのか?!
自分にもわかりません…w(ぉぃぉぃ

それでは近いうちにまた〜。(壊れないといいな…(汗))
123 名前:tsukise 投稿日:2003年02月20日(木)19時38分32秒
更新、お疲れ様です。
切ないですね…。でも、夢でのお友達は一体誰なんでしょう?
無意識に流れる涙は悲しみ? それとも?
過去の辛さを持った紺野の続きの展開が、かなり気になりますっ!
応援していますので、頑張ってくださいねっ。
…というかお互いに、マターリ頑張りましょう…(^^ゞ
124 名前:心に響く言葉 投稿日:2003年02月21日(金)04時46分53秒

いつまで泣いたんだろう…?
ずーっと机に俯いて泣き続けていた。顔を上げた記憶は一回ぐらいだけ
…周りのみんなにはバレていないはずだ…まこっちゃんにも――。

見つけたらすぐさま気になって「どうしたの?」って声をかけてくるはずだもの…
――心配は掛けたくなかったからよかった…

だけど、止まってくれないかな…そろそろ…
もう彼此、3時間くらい泣いてる気がする…授業の進み具合からしてそうだと思った
……当てられなかったのが不思議だ。
幸い今日の授業はほとんど当たらない先生ばかりだったからなぁと思い出す

そんなことを考えてたからか、やっと…涙が止まっていた。

みんなにはバレないように隠れて鏡を見る

「…よかった、目、そんなに腫れてない…」

――だけど充血しちゃってる。まぁ…聞かれたら、ゴミが入ったって誤魔化せばよいかな…?

125 名前:心に響く言葉 投稿日:2003年02月21日(金)04時50分18秒

キーンコーン...

私がそんなことを考えているとチャイムが鳴った

「教科書取りに行かなくちゃ…」

泣いていたことも忘れる勢いで私は廊下に教科書を取りに行った


―――


「確か…次の科目は―――」

これとこれとこれがあればいいんだよね?
んで、変わりにさっきまでの教科書を入れてっと

さっき泣いていたことを忘れたかのように次の科目の準備をしていた
そのときだった


――――――――――ん?
なんだろ?――なんか…、視線…感じる。

クルっとそちらに振り向いてみる
するとそこには思いがけない人物が立っていた
126 名前:心に響く言葉 投稿日:2003年02月21日(金)04時54分50秒


(……高橋…さん?)


振り向くと、高橋さんが教室の扉の方に立っていて…

(?…気のせいだったのかな?視線こっちから感じたんだけど…)

そう思いながら、黙々とロッカーの中を漁りながら高橋さんの様子をチラチラと見てみる

――高橋さんは窓の方をボーっと見ていて…?(視点あってないみたいだけど…)
あんなところでボーっとして何か考えてるみたいだった


カタッ...


(あっ…)

―――いっけない、余所見してたからだ…
高橋さんに集中していた所為か、誤って教科書が角に当たってしまった。

…高橋さんに気付かれてないといいんだけど……。

そう思って、再度高橋さんの方を見た

ドキってした…、だって…高橋さんと目が合ったから…
127 名前:心に響く言葉 投稿日:2003年02月21日(金)05時00分09秒


(…どっ、どうしよう…)


今、逸らしたら絶対不自然だ…だけどずっと見ているのも不自然だし…
どうしようかな…?

そう思ってたときだった…――


「――大丈夫?」


――トクンッ




え゛…?

一瞬何を言われたのかわからなかった…
「大丈夫」――って言った…、よね…
それって…気づいてたの?!うそっ?――…誰にも見られてないと思ったのに…

後から思えば、涙目だからそう言ったかもしれない
だけど…なぜか、高橋さんには何もかも知られてるんだって…そう思ったんだ
――不思議だね


128 名前:心に響く言葉 投稿日:2003年02月21日(金)05時06分25秒

―――


暫く放心状態になってしまった。…高橋さんを見てみると、顔に出てたんだと思う…
高橋さんが私の方を見たまま戸惑っている顔になってたから…
そして…悲しそうな顔をしていたから――

なんで…?なんでそんなに悲しそうなの…?
――優しいんだね、高橋さんは…
だから嫌いになれないんだよ…――入学当初から…。

きっと、私には何も出来ない…どうしたら何かしてあげれるんだろう…
そんなこと思ってるんだろうな…。

だめだなぁ…心配させないつもりだったのに…。
…大丈夫かぁ…今思い出したなぁ…夢で見た子も言ってたっけ――

129 名前:心に響く言葉 投稿日:2003年02月21日(金)05時13分57秒


     ◇  ◇  ◇  ◇


130 名前:心に響く言葉 投稿日:2003年02月21日(金)05時15分17秒

「あさ美ちゃん!だ、大丈夫っ…!!」
「―――っ……うぐ…」
「な、泣かないでぇえ〜」
「だ、大丈夫なわけないもんっ…」
「なんでぇ〜?そう思うのぉ〜」
「……一人だもん…ずーっと一人…」
「―――違うよぉお!…あさ美ちゃんは一人じゃないっ、ずーっとわたしがついてるから大丈夫!!!」
「………ほんと?」
「うん!!!大丈夫!…だから泣かないで…?」
「―――…うん!」
131 名前:心に響く言葉 投稿日:2003年02月21日(金)05時21分56秒

     ◇  ◇  ◇  ◇


132 名前:心に響く言葉 投稿日:2003年02月21日(金)05時27分05秒

ははっ…。何で泣いてたんだっけぇ…
お母さんも居なくなって…私一人だけになったんだ――そう思って泣いたんだっけ?
…あの時の「大丈夫」は私に元気を与えてくれた
今の「大丈夫」は…なんだろう――?だけど…これだけは確かだね…


(これ以上…心配させちゃ駄目――)


そして私は微笑んだんだ…高橋さんに向って――
そしてそのままその場を離れて行った







133 名前:名無し蒼 投稿日:2003年02月21日(金)05時35分32秒
更新終了
>>124-132

…何やってんでしょう自分w
134 名前:名無し蒼 投稿日:2003年02月21日(金)05時45分15秒
>>123tsukiseさん
お久しぶりです、向こう変えたんですね?ビックリしましたw
ちょくちょく見に行ってますよw
お友達…自分でも今考えたりしてます(爆
でも予定はしてるんですけどね〜、まだ上手く続きが…(^^;ゞ
ハイ、お互いマータリ頑張りましょう!
135 名前:名無し蒼 投稿日:2003年02月21日(金)05時50分53秒
関係ないんですけど…、書くと思い出しますわ
これのモデルになったクラスの彼女…。今元気なんだろうか…?
いつも元気でしたけどたまに見せる悲しそうな顔――…

ん〜、そこまで親しくなかったんですけど気になってしょうがなかったんですよねぇ。
今もですが(w どっかであったら自分どう行動するのやら…(;´Д`)ゞ

それではまたです。(しかし自分は馬鹿だぁ…。
136 名前:りゅ〜ば 投稿日:2003年03月03日(月)17時49分43秒
うわ〜せつなかったです。
やっぱりこれは蒼さんの体験談でしたか(w
何だか感情が伝わってきました。
更新期待です。頑張って下さい!
137 名前:惚気…? 投稿日:2003年03月04日(火)13時49分40秒


―六限―


いつの間にか時間は経ち、もう最後の時間になっていた

高橋さんとはあの後は何もなく、お互いいつも通りに過ごしていた
そんななか、先程のことも考えながらボーっとしていたら横から声がした



「――紺ちゃん〜?どしたの?」
「あっ、ごめんなさい。ちょっとボーっとしてて…」

振り向いた先に居たのは隣の席の松浦さん。
凄く親しいってわけでもないのだけれど、仲良くしてもらってる
―――なんで紺ちゃんなのかな?って最初は戸惑った呼び名も、今ではもう慣れてしまった

「ボーっと?どうしたのさ〜。いつも以上にボーっとしてるねぇ」
「そうかなぁ…?」
「そうだよぉ〜」
「ん〜…そんな気はしなかったんだけど」

…そんなにボーっとしてたのかな?
自分ではよくわからない、でも確かにいつもボーっとしているとは言われるけれど。
今日はそんなに酷かったのだろうか…?




138 名前:惚気…? 投稿日:2003年03月04日(火)13時51分48秒


「なんか恋でもしたのかな〜って思っちゃったよ♪」
「えぇええ?!こっ、恋ぃ―――??」

なんで?なんで?!
恋なんかしてないよ〜!考えてたんだよー…

そう心の中で私はあたふたと叫んだ。
ホンの一分ぐらいだと思う、オロオロしていたら松浦さんから続きを切り出してくれた

「ん?ありゃ、その反応じゃあ、違ったみたいだね」

――違いますよぉ…
私は小さく呟く。しかし松浦さんは何故そんな風に思ったのだろうか?
そう思っていたら次の返事で謎は解けた

「亜弥の場合さー、よくそうなってるらしいからさ、紺ちゃんもそうなのかなって思っちゃったんだよね」

松浦さんが―――?知らなかった…
そうなるってことは相手が居るってことだよね〜?誰なんだろう…

「そうなの…?」
「うん、あれ?知らなかったっけ?―――わたしの相手。」

知っていて当然だとでもいうような驚きの顔で、松浦さんは私を不思議そうに見てきた
そんなに知ってることなのかなぁ――?私って昔からこっち系は疎いんだよね…

139 名前:惚気…? 投稿日:2003年03月04日(火)13時53分42秒

「ごめんなさい、そういうの疎いらしくって…」
「あぁ〜なるほど…、――…そんな気するねぇ」
「…ごめんなさい」
「あっ、謝らなくても!!人それぞれだからっ、…ね?」
「……うん」

素直に告げると、松浦さんは悪くないよ〜っと言ってくれたけれど。
…またやっちゃった、すぐ謝る癖…
私って昔っからダメだなぁ…この癖――なおさなくちゃ…

そう落ち込んでいたら、松浦さんは『続きを聞いて!』とでもいう勢いありまくりの様子で私に迫ってきた

「でねでねっ。いい??」
「――…なに…を…?」
「チッチッチッ…。わかってないねぇ〜!気になるんでしょ?」
「ん…?」
「だぁ〜かぁ〜らっ、亜弥のぉ相手」

あぁ!うん、そういえばその話をしてたんだったよね
気になるっていえば気になるなぁ〜…だってあの松浦さんが…だし…

「うん…気になるって言えば気になるね」
「えへへ〜。もーラブラブだよぉ」

140 名前:惚気…? 投稿日:2003年03月04日(火)13時55分37秒

待っていました!と言わんばかりの勢いで、松浦さんは瞬時に蕩ける様な恋する乙女に変わってしまった…。
それを目の前で見た私は驚きと凄いという感情でまさに信じられないモノを見ている気分になった…


…凄い。あのっ!!あの…!!
自分大好き松浦亜弥の、松浦さんがこんなになるなんてっ―――!!
恐るべし相手……――
いったい誰なんだろう…?

「美貴たんは〜亜弥の大切な人なんだ〜――でねでねぇ、すっごーく優しくって〜」

……『みきたん』さん?…変わった名前だなぁ〜…
暢気にそんなことを思っていたら、松浦さんはドンドン自分の世界に入っていってしまってもう話し掛けても聞いてなさそうだった…



141 名前:惚気…? 投稿日:2003年03月04日(火)13時57分16秒

…カーンコーン

ん?あれ、チャイム鳴ってたんだ。

松浦さんと話しに夢中になっていた所為か、気付いてなかった。
私は特に予定もないので帰ることにした。

松浦さんは……今は話し掛けても駄目そうだ……、取り合えず。一言声だけかけて帰ろう…


「――松浦さん?私、帰りますね?…さようなら」



私は何の反応も示さなかった松浦さんに一言声をかけ、廊下に出て帰宅に向かった


途中。……後ろから「美貴た〜ん」って聞こえた気がするのは気の所為だろう…

142 名前:惚気…? 投稿日:2003年03月04日(火)13時58分23秒


     ――――

143 名前:惚気…? 投稿日:2003年03月04日(火)13時59分29秒


ドサッ

バフンッ

家に帰って即効ベットにダイブ――



「―――――はぁ〜……」

「……高橋……さん…かぁ…」

色々頭の中に浮ぶ…

……――あの時声をかけられたことによって、私の中で高橋さんという人物に興味が湧いてきた
―――だって、偶然。私が泣いているのを見て、それで声をかけてきてくれたなんて…
人に寄っては興味が湧かなく、そのまま普通に過ごすかもしれないが、私の場合は気になって仕方がなかった…

…それに、前々から何故か少し気になっている存在だった
――やっぱあの時に手伝って貰った所為なのだろうか…?

とにかく、…何故か無償に親しくなりたくなった―――。


144 名前:名無し蒼 投稿日:2003年03月04日(火)14時00分53秒
>>137-143
久しぶりの更新。

145 名前:名無し蒼 投稿日:2003年03月04日(火)14時03分22秒
レスのお返しれす。

>>136りゅ〜ばさん
レスありがとうございます。
へい、オイラの体験談入ってます少々(w
どっちサイドかはわかりますかね?(w
最近サイト行ってませんがまた今度行って送りますね〜♪

146 名前:名無し蒼 投稿日:2003年03月04日(火)14時06分08秒
ちょっとこの間は愚痴?言ってスマソm(_ _)m
あの時久しぶりに高校時代の奴に会ったので思い出しちゃって(^^;ゞ
マータリマータリ行きますです。読んでる方がいましたらどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

147 名前:名無し蒼 投稿日:2003年03月04日(火)14時07分40秒






ちょい隠し。

148 名前:あなたと親しくなりたい 投稿日:2003年03月06日(木)10時03分42秒


「ふぁ〜…」
「どうしたの?昨日遅くまで起きてたとか〜?」

食事中、欠伸をしていると。なつみお姉ちゃんがそう言ってきた
ん――?起きてたのかな…
ちょっと気になってなかなか寝付けれなかったんだよね…

「起きてたっていうか…寝れなくて…」
「ありゃ?なんで〜?珍しい…」
「ん〜〜〜…ちょっとね」
「―――なんかあったんだ?」

ビクッ

…す、鋭い…。

「な、何もないってば〜」
「ジーっ…」

ゔ…何?その目…
しかも声に出して「ジー」って言わなくても…

思わず冷や汗をかいた。

149 名前:あなたと親しくなりたい 投稿日:2003年03月06日(木)10時05分55秒

なつみお姉ちゃん、たまーに鋭いんだよね…いつも私と同じで鈍いって言われてるのに…
――それとも私の行動がわかりやすいのかな?

「……まっ。何があったか聞かないけど…」
「………」
「頑張んなさいよ」
「!?―――…うん」

――本当に敵わないなぁ…お姉ちゃんは何でもお見通しだ。
…だから好きだなぁ…。

うん!!頑張って…みますか…。
まこっちゃんが友達だから――紹介してもらうって手もあるよね…
…とにかく考えとこう。今はご飯だ

そうしてまた目の前にある朝食へと意識を傾けた

150 名前:あなたと親しくなりたい 投稿日:2003年03月06日(木)10時08分15秒

――――






「ん゙〜〜〜〜!」

机に座って伸びをしてみる。

今日はいつもより更に早く着いてしまった……
だって、…今日は久しぶりにお姉ちゃんとは来ずに、一人で来た、私一人で……
そして…教室の鍵を取りに行って開けたのが私だもの―――


…時間はまだ30分以上もある……。暇だなぁ〜
まこっちゃん来ないかなぁ――?
無理かぁ…彼女が来るのも早くて後15分後くらいだろう…


いつものようにボーっと考えてたら、なんだかだんだん……眠くなってきた…。
――今頃、眠気来ないでよ〜〜(泣

睡魔と私の格闘……しかしそれは瞬時に終わって。
私は呆気なく負けた…


あぁ…だめだ…もう…ねむ…ぃ…






そして浅い眠りについていった


151 名前:あなたと親しくなりたい 投稿日:2003年03月06日(木)10時11分48秒


     ◇  ◇  ◇  ◇

152 名前:あなたと親しくなりたい 投稿日:2003年03月06日(木)10時13分31秒


「ほらっ。あさ美ちゃん、大丈夫だから。ねっ?」
「――でもっ…緊張しちゃってっ…」
「がーんばれっ。あさ美ちゃんが自分でやらないとみんなに伝わらないよ?」
「……――友達になれないよっ?」

……それはいやっ。
―――――――がんばるっ…。

グッっと両手を握り締めて、勇気を出してっ…

「あさ美ですっ…仲良くっ…してくださいっ」
――い…言えたぁ…。

……


「もっちろん!よっしくー!」
「よろしくね」




「よーく出来ましたっ。――ねっ?友達になれたでしょ?」
「……うん」
「よかったっ♪あさ美ちゃんっ、笑ってる顔が一番可愛いよ〜」

………
……



     
153 名前:あなたと親しくなりたい 投稿日:2003年03月06日(木)10時14分30秒


     ◇  ◇  ◇  ◇


154 名前:あなたと親しくなりたい 投稿日:2003年03月06日(木)10時16分32秒





「―――――ちゃん」

誰…?

「…っ――ちゃん」

――んっ…誰ぇ?

「こぉ〜〜んちゃんってばぁ、起きてよぉ――?!」

…まつ、うらさん…?

「―――ん…」

「こぉ―――ん―――…って、起きた♪」
「……おはよぅ…。」
「おっはよぉったーく、紺ちゃん寝ててなかなか起きてくれないんだもん」
「――寝てた?」
「うん、爆睡?って感じだったよ。そろそろ鐘鳴って、先生来るからさ、ヤバイと思って…」

あぁ…起こしてくれたんだ

「ありがとぉー…」
「いえいえどういたしましてっ♪」

どれくらい寝てたんだろう…松浦さんが起こしてくれて…
しかも先生が来るってことはぁ―――…

何時だろうと思って時計を見てみた。そしたら本鈴まで後2分くらいで…
あぁ〜…結構寝てたんだ…って自覚。
どれぐらいだろ――?
30は普通に…?……ってことはぁ…

朝一に来たらまこっちゃんに高橋さんとのことを聞いてもらうつもりだったのだけれど…
もう居るだろうなぁ〜。そう思って彼女の席の方を見てみた



155 名前:あなたと親しくなりたい 投稿日:2003年03月06日(木)10時19分51秒





「――――――あれぇ??」
……居ない

彼女は来ていなかった。

おっかしいなぁ〜?いつも『間に合ったー』とか言って、予鈴前とかには普通に居るのに…
まこっちゃんの方はキチンと居るし…。ひょっとして―――





やすみっ!?




・ ・ ・ うそぉ



156 名前:名無し蒼 投稿日:2003年03月06日(木)10時22分49秒
>>148-155
更新終了。

157 名前:ごーしゅ 投稿日:2003年03月06日(木)18時09分29秒
どうも〜、ものすんごい遅ればせながらやってきました(スマソ
わぁ〜、私の最大にして最強(?)のCPです。
私かけないんですよ、このCP。ホラ…、私の脳内は小高なので…(小川ヲタ
でも名無し蒼さんのを見てなんか好きになってきました(w
アリだな、と(w
これからチェックしまくるんで頑張って更新して下さい(脅し

PS
校歌頑張ってください(w
158 名前:名無し蒼 投稿日:2003年03月25日(火)20時39分05秒
お久しぶりです。
一応作者であるものです(^^;ゞ

読んでいる方が居るかわかりませんが、
今暫くネットが出来なくなっている状態なのでマータリお待ち頂けるとありがたいですm(__)m
先週くらいには復活予定だったのですが…(泣)

携帯からなのでレスは後日します。
それでは。
159 名前:名無し蒼 投稿日:2003年04月19日(土)00時48分36秒
生存報告ってことで…
キリのいいところまで後少しなので更新します。
160 名前:チャンスは急に 投稿日:2003年04月19日(土)00時50分43秒


休みなのかなぁ…。せっかく決心したのに…


「――あれぇ〜?愛、居ないねぇ」

どうしようかと考えていたら、隣の松浦さんがそう言っていて
『愛』…って――高橋さん?
そういえば友達だったっけ…?

「……高橋さん?」
「うん、そぉー。だって、いつもさ〜。予鈴鳴る前に来るじゃない?『遅刻しなかったー』って言いながら…」

訊ねてみるとやはり高橋さんのことで、松浦さんもそう思ってたのね…

「ひょっとして今日は本当に『遅刻』かもね(笑)」
「――…かもね」

休みじゃなくて来てくれるといいんだけど…。
私はそう思いながらせっかく決心したことに戸惑っていた
161 名前:チャンスは急に 投稿日:2003年04月19日(土)00時52分47秒


ガラッっと音がしたと思ったらそれは先生で…
あぁ〜…高橋さん…そろそろ鐘鳴っちゃうよ…?
今、40になっちゃう……



キーンコーン『ガラッ』カーンコーン...


チャイムが鳴った、けれどその中に違う音が混じっていて…

今ガラッって音した…?
音がした方を見てみると、肩で息をしている高橋さんが―――…


「――せっ…、っ。せん、っ…せ…」
「……な、なに?」
「せっ…、はっ、…セーフッ…?っ…は…」
「――ま、まぁ。セーフかなっ…?」
「―――よかった…」
「そ、それじゃぁ席ついて…?」
「は、はぁーいっ…(ゼーゼー」


…セーフ、ぎりぎりだもんね。先生もオマケしてくれたんだろうな

チョンチョン

ん…?隣から突っつかれた。隣ってことは松浦さんだね
162 名前:チャンスは急に 投稿日:2003年04月19日(土)00時54分14秒

「なにー?」
「あはは♪愛やっぱり遅刻だったね〜。だけどセーフかぁ〜」
「そうだね〜。まぁ遅刻じゃなかったんだからいいじゃない」
「えぇ〜?だってたまには遅刻してるとこ見たいじゃ〜ん(笑)」
「もぉ〜松浦さん〜。美貴たんさん?に言っちゃうぞー?」
「えぇ〜〜〜それは勘弁!!ごめんって紺ちゃん〜〜」
「あはは、冗談だよ〜」
「むぅーもぉ―――」
「「あははっ♪」」




その後は松浦さんと暫く話してた。

結構最初は近寄り難いかな?って思ってたけど…
話すと良い人で、話も結構通じるんだよね…。
喋ってみないとわからないってことは多いもの、これは小さい頃に教わった、あの子に…

だから、高橋さんにも話し掛けてみようと思う。だって仲良くなりたいって思ってるんだもの……
―――だけどタイミングがねぇ…

いつ (多分今日)
どこで (教室だろうな…)
どうやって… (多分まこっちゃんか松浦さん経由)

ってのは思うんだけど…。ん〜……
163 名前:チャンスは急に 投稿日:2003年04月19日(土)00時56分26秒


そんなこんな、どんなこんなだろ…?まぁ考えてたら1限目は終わってたわけで…


「終わったぁ―――!!美貴たんとこちょっと行ってこよぉ〜」

便り?だった一人の松浦さんは美貴たんさんの所に行ってしまった
――…本当にラブラブなんだねぇ

ってことは後はまこっちゃんか…。
そう思ってたらタイミングよく声が―――


「――あさ美ちゃんおはよ〜!」
「あっ、まこっちゃん。おはよう」

なんて良いタイミング…、後ろの方を見てみると高橋さんも居る。
ん?これはチャンスかな…?まこっちゃんに頼んでみようかなぁ―――


「あ、あのねー、あたしの友達の高橋愛ちゃん!クラス一緒だけどちゃんと話したことないでしょー?
だからあさ美ちゃんに紹介しようと思ってさ!んで、こっちが紺野あさ美!あさ美ちゃんとは中学の時クラスが一緒だったんだ!
だから仲良いんだ〜!…――って愛ちゃんに言ってなかったのを今気づきました……」


ほぇ…?

頼もうかなって思ってたら、まこっちゃんから高橋さんと紹介されちゃった…
どうしたんだろう―――?まぁいっか。丁度良いし。
164 名前:チャンスは急に 投稿日:2003年04月19日(土)00時58分23秒

「は、はじめまして…じゃないよね?昨日も…―」
「――うん」

ちょっとまたいつもの如くボーっとしてたら高橋さんから喋りかけてきた。

『えっ?!昨日って?』
横でまこっちゃんが何か気になったみたいだけど…今回私はそんなのを気にしてるつもりはないの。

うん…昨日はどうも。
―――あれがあったからますます貴方の事を知りたくなったんだよ…?
わかってるかなぁ…?

「紺野さんと仲良くなりたいなぁ〜って思ってたんだ!よろしく!」

えっ…?なんてまたまた良いタイミング…
私も思ってたんだよ?これはラッキーだね、まこっちゃんに頼む必要なくなっちゃった
この機会を逃したくないから私も言おう

「…私も思ってた、よろしく高橋さん…?」
…名前では言えないよね。でも後はどうしよう…?
165 名前:チャンスは急に 投稿日:2003年04月19日(土)00時59分16秒

「あっ!愛でいいよ〜!私もあさ美ちゃんって呼んで良い?」

ちょうど考えていたら高橋さんから名前で呼んでいい?って言われた。
もちろん良いに決まってる、だから私も―――…

「いいよ、私も愛ちゃんって呼ぶね?!」
…良いかなぁ?

「うん!よろしくね!」

――…ほっ、よかった。
これからもっともっとあなたのことを知りたいです…
これからよろしくね?―――そう思ってたら…


「……でっ、あたしは?」
あ…まこっちゃんの事すっかり…

「「……忘れてた。」」
「―――おいっ!!!」
「「「…ぷっ、あははっ!!!」」」


…やっぱり何か似てる――。
これだったら仲良くやってけそうだなぁ。よろしくね…?たか…じゃなかった、愛ちゃん


166 名前:名無し蒼。 投稿日:2003年04月19日(土)01時06分19秒
>>160-165
更新しました。
これで紺野編終了ですかね?

期間開いてしまってすいませんでしたm(_ _)m
出来てたんですけど…今思うと表現が(w
直す暇なかったのでこれでご勘弁を…(汗
続きは書き中です、またお待ちくださいm(_ _)m

>>157ごーしゅさん
遅くなってすいません!レスありがとうございます。
ごーしゅさんも何時の間にか何作品か完結されていてお疲れ様です!
まだされてないのも楽しみに待っています(w
校歌は無事歌い終えました(笑)結構気持ちよかったですよ〜。

…最近、松藤とか違うのが浮かんでそっちの方が上手く出来てるのですが(汗
ちゃんと出来たら公開してみたいです(w

あ…、最近、似たHNの人いますよね?どうしようかな?
やっぱ簡単なHNしちゃったから被っちゃいましたね…
取り合えず最後に。付けときます(w
167 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月18日(日)14時48分38秒
保全
168 名前:だーい好き 投稿日:2003年05月22日(木)18時28分09秒

わたし、松浦亜弥。高校一年で、今は放課になったのでちょっとあるところに向かってま〜す
それは三年のところ♪わたしは一年なのにね〜
なんでだと思う…?それはね…

だ〜〜〜いすきな美貴たんが居るからなの



えぇっと…しぃー…Cっと…あったあったここ♪
三年の廊下に来て、お目当てのクラスを発見!

「しつれーしまーっす。」

そう一言言い、目的のクラスにそろりと顔を中に入れ、目的の人物を探す
右の方から左の方へ見ていくと…

「居たっ」

その人物は後ろの方の席にに居て、ドカッって感じに座ってる
結構、性格男っぽい所あるもんね(笑)

なんか誰かと仲良く喋ってて、笑顔が途切れない。
なに?何がそんなに楽しそうなんだろう??……なんかムシャクシャしてきたっ


ダッダッダッ―――!!!


「みぃ〜〜〜きぃ〜〜〜たぁ――――んっ!!!!!!!!」

走りながら美貴たんへおもいっきりダイブ

169 名前:だーい好き 投稿日:2003年05月22日(木)18時30分02秒


ドカッ


ん?なんか変な音鳴ったような…?まぁ気の所為でしょう
気にしないで美貴たんの腰に手を回してブ〜ラブラ♪

「―――っ〜〜。だっ…だれっ!?」


やぁーっと返事が来たら…
むぅー?誰とは何よぅ、わかんないのぉ?
あんなに大きな声で呼んだのに〜。


「だーれでしょうねぇ〜…」
「そっ…、その声はっ?!」
「なぁーに?―――美貴たん」
「あっ、あ…、亜弥ちゃんッ!!!!どしたのさ!?」
「どーしたも。こーしたもぉ、美貴たんに会いたくて来たのにぃ〜…」

美貴たんは亜弥に会いたくなかったのっ?…うぅ悲しい…。


「えっ…ちっ、ちがっ――!そんなわけなくてっ…!!!」

違うの…?よかった



でも――…なんでそんなにうろたえてるの…??


170 名前:だーい好き 投稿日:2003年05月22日(木)18時32分36秒

違ったって喜びはあったけれど、なんで美貴たんがソワソワとうろたえているのかわからなくて
思わずキョトンって顔になっちゃったんだと思う

「ッ―――!!!!かっ…可愛いぃ〜〜〜〜」

『ギュッ』って美貴たんに急に抱きしめられ、私は大好きな美貴たんに包み込まれてしまった

「……ふぇ!?なっ…なに?なんなのッ??!」

今度は私が分けがわからず困っちゃった
…なに〜?なんなのー?って思ってたら、横から助けが来た

「あははっ、亜弥ちゃん。それはねぇ〜…」

誰だろ…?あっ!梨華ちゃんだ、愛のお姉ちゃんの梨華ちゃん。
結構仲良いんだよ〜♪
なーんだ、さっき美貴たんと喋ってた相手は梨華ちゃんだったのかぁ…

「それはぁ…?」

続きを早く知りたかった私は、思わず声を漏らす

何か私を抱きしめたままの美貴たんが『ちょっ!こらっ!だめっ…』とか言ってるけれど
手はわたしの手で捕まえてるから動けない美貴たん。

なにー?早く続き言って梨華ちゃん


「美貴ちゃんとね、亜弥ちゃんのこと喋ってたの」

171 名前:だーい好き 投稿日:2003年05月22日(木)18時34分05秒




「わたしぃ…?」
「うん。そっ♪――…ねぇ、美貴ちゃん♪」

思わず聞き返したら梨華ちゃんは同じ答えを言って。
そしてそのまま美貴たんに意味深な笑みを返した

ちょーっと意外で、ビックリしちゃった
だって美貴たん感情を余り表に出さないんだもん、わたしの前では…


「―――…亜弥のこと言ってたの…?」

静かになって、私を抱きしめたままの美貴たんの腕の中からそのまま下から見上げて聞いた

「………」
「な〜〜んか言ってよぅ…」

美貴たんは横を向いたまま返事も返してくれない…。
なんか悲しいな…

そう一人で沈んでいたら美貴たんがやっと動いた

横を向いてた顔が下を向き、私と見詰め合うようになる

172 名前:だーい好き 投稿日:2003年05月22日(木)18時36分12秒

「…………よぉ」
「――…なに?」

声が小さくて何を言ったのか聞き取れなかった。
もう一度言って?

「…………そうだよっ」
「なにがぁー?」
「っ!!―――…だからぁ。……亜弥ちゃんのこと言ってたの…」
「……ほんとっ?」
「うん…」
「なぁーんだ…よかったぁ」

あんなに嬉しそうだから思わず心配しちゃったよぅ…

そう小さく呟いたらギュッって私を抱きしめていた美貴たんの力が強くなった…

「―――…んなわけないっ…。美貴は…、亜弥ちゃんの…虜だから…安心しなさいっ…」

……って言われちゃった。
嬉しいなぁ〜……滅多にそんなこと言わない美貴たんだから
えへへ。だーい好き


チュッ


軽く美貴たんの唇にキスをしてあげた
そうしたら美貴たん顔が急に真っ赤っか…可愛い〜♪

このギャップが堪らないってのもあるんだよね

173 名前:だーい好き 投稿日:2003年05月22日(木)18時37分20秒




あの後は余り覚えてない、多分あの後アツアツになってて。
梨華ちゃんも呆れてよっすぃーのところに行っちゃったような気がする

亜弥はもちろん、ずーっと美貴たんの腕の中でずーっとくっ付いてましたっ




でもチャイム鳴る前に帰ったけどね♪
うぅ〜〜…もっと一緒に居たいよぉ―――!!美貴たぁ〜ん

174 名前:名無し蒼。 投稿日:2003年05月22日(木)18時41分07秒
お久しぶりです。

>>167名無し読者様
保全ありがとうございます。
マータリでありますが、お待ちください(汗
そして保全お願いしますm(_ _;)m

今回、亜弥美貴でした。放課になった後のあやや(w
続き少し出来ているので、その分は早いうちに更新したいと思います。

んでは。
175 名前:名無し蒼。 投稿日:2003年05月23日(金)10時07分59秒
更新出来るうちにしておくことにします。
これから就職活動で忙しくなるので更に遅くなるかもしれません…(^^;
176 名前:異常 投稿日:2003年05月23日(金)10時10分28秒
友達になれた、それは嬉しい。
だけど……、次はどうしよう…?

それに、もっともっと色々知りたい。
それにはどうしたらいいんだろう……?


―――

……悩んでた、さっきの放課にまこっちゃん経由で高橋…じゃなかった、愛ちゃんと知り合いにはなれた
名前でも呼べるようになった…
だけど、ここからどうしようかなぁ〜…そう思ってたんだけど……。




―――…横からすっご―――く熱い何かが…、当たる…


177 名前:異常 投稿日:2003年05月23日(金)10時11分58秒


横ってことは松浦さんで…
見てみると…何かあっちに逝ってて…。
目はハートになってるし…何があったのだろうか…(汗)

美貴たんさんのところに行ってからこの調子だ…。
放課に何かあったんだ『何かが』…。
―――……なんとなく予想つくけど怖くて聞けない。


「……美貴たん…」


ビクッ

チラッと様子を見るとボーっと何処か上の空。
…なるほど、この前の言っていた様子とはこれのことか…と納得。

恋をするのはいいけれど…余りにもこの様子は異常に見えるような無いような…。
周りをチラッって見てみると――…、他の人たちもちょっと呆れた様子で見ていた。


・ 


―――――ナルホド、これは結構前からある現象なんだな…


今まで知らなかった私が不思議だったんだなぁ。
隣だったのになぜだろう…?

……あ、納得。
暫く私も違う意味でこんな状態だったんだ
…後は普段からボーっとしてるらしいしね…気付かないわけだ
今は、珍しくボーっとしてないし…。

‥‥


さて、どうしたものか…


……―――結局、話は振り出しに戻った



178 名前:日常 投稿日:2003年05月23日(金)10時17分50秒

まこっちゃんに紹介してもらって無事、あさ美ちゃんと知り合いになれた!
ちゃーんと名前でも呼べれるように♪

お姉ちゃん!!愛はやりましたよっ。
ちゃーんと後で報告しないとね♪



だけど問題はこれから…う〜ん。どうしようかな?
今日のお昼から『一緒に食べよ』って誘う?――うぅむ…。

考えながら紺野さん改め、あさ美ちゃんの方を見てみる
すると…


―――ありゃ…?なんかちょっと…様子…ヘン…?


179 名前:日常 投稿日:2003年05月23日(金)10時20分28秒

隣の方を見てビックリしてるような…ないような…
隣は確か……、亜弥だ!松浦亜弥。
そうだぁ〜…亜弥って隣の席だったんだ…すっかり忘れてたぁ…

亜弥は、いちよー私の友達だったりする。小さい頃から仲が良い。
ん?ってか幼馴染だっけ…?んー?あんま気にしてないからわっからんくなってきたわ(笑)
確か幼馴染だなウン、梨華お姉ちゃんとも仲が良い。
たまーに家に遊びに来てたっけ…。だけど最近遊んでないなぁ…

あぁ、それは亜弥に相手が出来たからだったっけ、
えぇっと相手はぁ〜…、お姉ちゃんと同じクラスのぉ…


『藤本美貴』


そうだ、そんな名前だ。 (どんな名前よっ!!!)

―――ハッ!?

なんか今、亜弥の声が聞こえたような…(汗)
…ごめん〜亜弥ぁ…

亜弥の方に向かって一様ペコリと謝る。

180 名前:日常 投稿日:2003年05月23日(金)10時27分24秒

…で続き。
亜弥が藤本さんと付き合うようになってから減ったんだった。
あれは凄いからね…亜弥からの猛アタックだったっけ――…

最初は藤本さんビックリしてたけれど、結局落ちて。今じゃラブラブ過ぎるくらい…
亜弥も藤本さんも人気があったから、二人がくっ付いたときはお姉ちゃん達のときみたく
み――――んな落ち込んでたっけ…今でも思い出すわ…。

あのお葬式みたいな日…周りがドンヨ〜〜〜リしてんだもん
怖かった…(泣)

まっ、今じゃ、みーんな無かったみたいに静かだけれど…。
そりゃね、あんなラブラブっぷり見せられちゃ呆れ返るわ…

ほらっ、今その証拠にいつもある現象が亜弥に起きてる
目をハートにして、あっちの世界に逝っちゃってるよ…。
周りのみんなもいつもの如く呆れながらちょっと見てたりする…。


181 名前:日常 投稿日:2003年05月23日(金)10時29分36秒

…ん―――?!
ひょっとして…あさ美ちゃん。
亜弥のこの症状知らなかったとか…??





ありうる…。あさ美ちゃんもボーっとしてる事が多い子だ。
一緒になってボーっとしてて気付かなかったんだ…。
そうか…、だから今……


とにかく…、今は『頑張れ』しか言えない。
頑張ってね、あさ美ちゃんッ…!!
――――放課まで…(帰りまでかもしれないけど…)

182 名前:名無し蒼。 投稿日:2003年05月23日(金)10時32分52秒
>>176-181
更新しました。
二回分…(^^;

何か日常の出来事は経験談みたいに…(笑
いあ、確かに経験してんですが(w
それでは遅くなるかもしれませんが出来次第更新したいと思います。
183 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月23日(月)00時22分53秒
保全
184 名前:karry 投稿日:2003年07月15日(火)22時31分14秒
作者ガンバレ!!!
185 名前:(´・ω・`)ノ 爆走豚 投稿日:2003年08月19日(火)22時06分22秒
なのぉ〜オレの小説カキコおkでしょうか?w

おっと自己紹介がまだでしたのぉww(汗

えぇ〜爆走豚ですw
小説はかなり好きです(特に感動&ファンだジーが・・・w)
ってとこですよろしく♪
186 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月19日(火)23時09分58秒
だめでしょ
てか、やめて
187 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月20日(水)02時43分55秒
夏だねぇ…
188 名前:名無し読者 投稿日:2003年08月21日(木)02時08分37秒
>>185
アホか
189 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月23日(土)10時27分42秒
OK!

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