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白Z編系
- 1 名前:邪剣ヴォーイ 投稿日:2002年11月29日(金)14時56分06秒
- いろいろからませます!
要望がありましたらそれも追加したいと思いますから
組み合わせ言って頂いて結構です。では!
- 2 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年11月29日(金)15時04分01秒
- 麻琴ちゃんが急用を思い出して急いで帰って行った。
それからあたしたちはなんの変わりもなく勉強に集中。
今は夏休み。真っ盛りだ。
さっきから愛ちゃんは宿題をやっている。あたしは一応おわったんだけど
愛ちゃんに付き合いながら、勉強に励んでいた。
セミの泣き声と、愛ちゃんの額の汗が夏を感じさせた。
真面目だなぁ、愛ちゃんって。
「なんか…暑くない?」
と言って人の部屋で勝手に脱ぎだした愛ちゃん。
少し戸惑うけど気にしないフリをして勉強に専念した。
時間が空いて、チラっと愛ちゃんの方を見てみる。
下着姿で宿題を続けている愛ちゃん。
「……ん?」
あたしの視線に気が付いたらしく、愛ちゃんは顔をあげてあたしの方を向き、
優しく、「どうしたの?」と問い掛けるような表情をしてみせた。
してみせた。
- 3 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年11月29日(金)15時12分50秒
そんなにあたしの顔をのぞきこむようなことしたら…
胸元が見えちゃうよ…。駄目だよ、愛ちゃ…
「どうかした?」
また深く姿勢を下げてあたしに尋ねる愛ちゃん。汗がたれているのがわかる。
愛ちゃんのそーいう所を見て、なんかヤな気分。別に愛ちゃんがきらいっていう
わけじゃないんだけど、普段そんなとこみてないせいか、変な気持ち……。
「あさ美ちゃん?…なんだか顔赤いよぉ?」
「へっ?!う、ううんっ!なんでもないよ。」
慌ててシャーペンを握りノートにカリカリと書いていく。
顔が赤かったなんて…恥ずかしい!
30分程2人共勉強に集中した後、愛ちゃんがあたしに聞いてきた。
「ね、あさ美ちゃん。ここわかんないんだけど…。」
「え?………。」
と目線を教科書に落とす前に愛ちゃんの胸元にくる。
「このね……ここの方程式。」
「………。」
下着が大きいせいか、えらく開いて見える…。
前々から思ってたんだけど、やっぱりあたしは愛ちゃんのこと…。
「あさ美ちゃん?」
ハッとする。ヤバイヤバイ!
「ごめんごめん!どこだっけ?」
- 4 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年11月29日(金)15時20分20秒
「ここだよぉ〜。この方程式がね?わかんないの。」
「あぁ、これは、6xと4xを通分してその最小公倍数を引いて出せばいいんだよ。」
愛ちゃんに解説して5分。
「あぁ〜!!わかったわかった!ありがとうっ!!」
喜びを浮かべながらあたしに最高の笑顔を振りまいてくれた愛ちゃん。
かすかに愛ちゃんの髪の毛のにおいがする。あったかい。いいにおい。
このまま、時が止まってしまえばいいのに…。
続けばいいのに…って思う。
けど駄目だよね。愛ちゃんには好きな人がいるもん。
愛ちゃんの笑顔が逆にあたしたちの距離を示してくる。
辛い。
「どうしたの……あさ美ちゃん。」
「?」
またあたしは1人の世界に行ってしまったんだ。
なんか愛ちゃんの真剣な顔が嬉しかった。
心配してくれてんだね。
「ごめ…なんでもな…い…からっ…。」
俯いてしまった。もう後がない。
泣いている理由が見つからない。
言うしかない。
あたしは俯いたまま呟いた。
「愛ちゃんが好き。」
- 5 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年11月29日(金)15時26分11秒
きっと驚いてるだろうな。そして困った顔をしているんだ。
愛ちゃんのことだから人の為に言葉を選ぶ。多分傷つかないように
あたしのことを振るんだ。
「…………あさ美ちゃん。」
ホラね、もうじき…。
「あたしもあさ美ちゃんが好き。」
え?
俯いていた顔をあげる。泣いていた顔も気にしない。
今なにが起こったの?愛ちゃんはなんて?
「……?」
「あたしもあさ美ちゃん好きだよ。」
「…うそ……。」
「ほんとだよぉ。」
「けど……麻琴ちゃんは……?」
「麻琴?なんで麻琴が?」
「だって……。」
「友達なだけだよ。」
「………。」
あたしの勘違いだったのかなぁ。
頭が混乱してきてよくわかんなくなった。
けど愛ちゃんはあたしのことが好き。
そんであたしも愛ちゃんが好き…。
そう思ってると愛ちゃんの唇が近づいてきた。
「ん……。」 FIN
- 6 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月29日(金)16時07分02秒
- 高紺〜〜〜!!!
見つけたときは余りの嬉しさの余り叫びそうに…(w
学校だってのにやばかったれすw
また高紺書いてください♪
他はいしよしとかお願いします(w
- 7 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月29日(金)19時06分17秒
- 何でもありでしたらいちごまプリーズ
- 8 名前:ななし 投稿日:2002年11月29日(金)23時59分39秒
- 何でもありなんですか?マイナーでもOKっすか?
・・・なちよしプリーズ
- 9 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2002年11月30日(土)10時21分36秒
- 8>>名無し蒼様 ありがとうございますっ。高紺といしよしっスね。
ハイ♪やりますよぉ〜。
9>>名無し読者様 いちごまっスか。wいいですよ〜♪わかりました。
10>>ななし様 なちよしですね、OKです!
期待にこたえれるように頑張りマッシュ!!でわでわ〜。
- 10 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年11月30日(土)10時39分10秒
『クリスマス』
高橋思考(片想い)
回想シーン
『愛ちゃん!』
・
・
『どういうこと……?』
・
・
・
『あたしは…まだ…好きだから!』
・
・
・
麻琴と付き合って数ヶ月。あれから一度もあさ美ちゃんの顔を見ていない。
好きじゃない、好きじゃないのに・・・
こんなことでいいのかな…。
麻琴と付き合うきっかけは、あさ美ちゃん。
あたしは前まであさ美ちゃんと付き合ってた。
けど、あさ美ちゃんがこの前吉澤さんとキスしてた所を見ちゃったんだ。
あさ美ちゃんは何回も謝って、理由を言ってた。
吉澤さんもそれなりになにか言ってたけど…、なんか許せなかった。
だから好きでもない麻琴に付き合いを宣言したんだっけ。
ごめん、麻琴。
ごめん、あさ美ちゃん。
ごめん、吉澤さん。
- 11 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年11月30日(土)10時44分30秒
- 今気付いたんだ。
やっぱり、あさ美ちゃんが好きだって。
麻琴じゃないんだ。あさ美ちゃん…。
「麻琴。」
麻琴の部屋。いつものようにあたしがいる。
ごめん。あたしには友達にしか見えない。
「何?」
「別れよ。」
「え、ちょ…なんで?!」
顔を見たくない。きっとすごく驚いてるだろう。
あたしって最低な人間。
「ごめんね……ごめん。」
こんなことしか言うことができなかった。
「なんでぇ?!…愛ぃ…!」
腕をつかんで揺すぶってくる麻琴。
あたしはもう間違いを犯せない。
―――――――――――――――――ダッ!
「ちょと…愛!」
あたしは家を出た。
- 12 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年11月30日(土)10時49分37秒
- あたしは走り出した。
向かうのは、あさ美ちゃん。
寒い。もう冬か…。
『愛ちゃ〜ん!ダンス教えてよ〜!』
あさ美ちゃんが困った時。
『愛ちゃん!今日アイス買って帰んない?あそこの売店がさー…』
あさ美ちゃんといた時。
『愛ちゃん、大丈夫?』
あさ美ちゃんが心配してくれた時。
あたしはあさ美ちゃんに甘えてばっかりだった。
その優しさを忘れてワガママになっていた。
思い出した「あれはあたしが無理矢理やったんだ。」
吉澤さんの言葉。なんでちゃんと聞かなかったんだろう?
「はぁ…はぁ…!」
あさ美ちゃん。
- 13 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年11月30日(土)10時56分44秒
- ―――――――――――――バァンッ!!
「はぁ…はぁ…、あさ美ちゃん!」
「……愛ちゃん。」
ビックリした顔のあさ美ちゃん。
何か紙袋を手に持っていた。
「・・・・ごめんねぇ。」
我慢していたなにかが一気にあふれ出てきて、あたしはかみ締めるように
涙を流した。まばたきを忘れて。
「………待ってたよ。」
優しく微笑むあさ美ちゃん。あなたはすべてを許してくれるの?
だんだん近づいてくるあさ美ちゃん。
こんなあたしでいいの?
「お帰り。」
また涙が流れてきた。泣き崩れる体をあさ美ちゃんに寄せて。
「コレ、プレゼントだよ。」
あたしの背中をポンポンッとするあさ美ちゃん。
なんだろうと思って顔をあげる。
- 14 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年11月30日(土)11時02分18秒
さっき見た紙袋。
コレはあたしへのプレゼント?
「貰っていいの?」
ゆっくり頷くあさ美ちゃん。
あ…、あさ美ちゃんもちょっと泣いてる。
戻ってくるかもわかんないあたしのために
プレゼント、用意してたんだ。
「あ……。」
ブレスレッド。これ、この前…。
――――――――『わぁ〜見て!あさ美ちゃん!』―――――
仕事帰りの道。近くの可愛いショップ店に目をつけた。
ガラス越しでしか見られなかったけど、あのブレスレッドが欲しいと思ってた。
『あぁ〜かわいいネ〜。』『でしょ?欲しーい。コレ売り物かなぁ?』
『どうだろうねぇ〜…。』『うぅ〜ん…。あ、終電!!!間に合う?!』
『ヤバイヤバイ!行こう!』
・
・
・
覚えててくれたんだ。かすかな願いさえも。
- 15 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年11月30日(土)11時07分57秒
「ありがと。」
「うん。」
泣いていた。あさ美ちゃんは…待っていてくれたんだ。
すべてを。
「ごめんね…けどあたし何も用意してなくて……。」
「ううん、戻ってきてくれたじゃん。それがプレゼントだと思うよ。」
「けど…っ!」
―――――――――!
重なる唇。真っ暗な視界。
もう何も見えない。
確かに感じるのはあさ美ちゃんのあったかい体温とにおい。
あたしはこれが好きだった。これからも好きなんだ。
「メリークリスマス。」
とどまる事知らない時間の中で
いくつもの移りゆく町並みを眺めていた
幼すぎて消えた帰らぬ夢の面影を
すれ違う少年に重ねたりして
無邪気に人を裏切れるほど
何もかも欲しがっていた
分かり合えたともの愛した人でさえも
償う事さえ出来ずに今日も痛みを抱き
夢中で駆け抜けるけれどもまだ明日は見えず
勝利も敗北もないまま孤独なレースは続いてく…
- 16 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2002年11月30日(土)11時22分33秒
- FINをつけるの忘れてました。笑
高紺終了です。
ちと、文章をよくよんでくれると大体わかると思いマス。ハイ。
- 17 名前:〜いちごま〜 投稿日:2002年11月30日(土)16時44分50秒
『駅前で』 (後藤思考)
季節は秋、肌寒いのを感じるけど、まだ冬じゃない。
あたしは1人、駅の前で待っている。
年上のあの人を。
あたしは風の匂いを残し、小刻みに震える体をさする。
そして改札口に視線を注ぐ。
遅いなぁ…
柱にもたれかかって少し節目がちな目になる。
「後藤!」
――――――――!
一瞬だけどドキンとする。
もう慣れた。
この高鳴る鼓動には…。
そろそろ
振り向いてあげようかな…
「いちーちゃん、おかえり。」
「ただいま。」
- 18 名前:〜いちごま〜 投稿日:2002年11月30日(土)16時55分47秒
- いちーちゃんと同居して2ヶ月。
理由はあたしの家。1人暮らしで家の全般をほったらかしてたせいか、
火事になってしまった。
行くところがなくていちーちゃんに泣きついたんだっけ…。
今となっちゃ火事だなんて恥ずかしい……。
そして今日も
あたしは日課の一つを終える。いちーちゃんを迎えに行く事。
あ、また鼓動が…
「寒かったよぉ。」
といちーちゃんの腕を自然に掴む。こんなこといつもだ。
「だから待ってなくていいのに。」
苦笑しながらいつもの笑顔をあたしにくれるいちーちゃん。
風で髪がなびくと、少しドキドキする。
「だってさぁ、オフの日ぐらいは迎えに行きたいじゃん。」
いちーちゃんは仕事をしばらく休暇して音楽専門コースっていう所に通ってる。
なんでもコツコツ勉強することが大切らしーんだけど…。
だからいつも帰ってくる駅に待ってるんだ。
「けど風邪ひいたら駄目じゃん。ちゃんと家で待ってなよ。」
――――― コツン
とあたしのおでこを攻撃。
「だってぇー。」
膨れ顔のあたし。もうこーいう賭け合いはしょっちゅうなんだ。
なんでかって?好きだから♪
- 19 名前:〜いちごま〜 投稿日:2002年11月30日(土)17時02分48秒
こんなに近い距離なのに、いちーちゃんの心は遠い。
単にあたしの片想いなんだ。だって女同士って世間的に駄目じゃん?
それに2人共芸能人だしさ……。
しばらくでいいからこういさせて。
――――――――――ギュッ
何も言わずにあたしはいちーちゃんの腕をより握り締めた。
「…てっ…!痛いよ後藤!」
「あ…はは、ごめんごめーん!」
「あたたたっ!!強くしない!」
「へへっ…。」
いつもの笑顔が不自然になっていく。
次第にすべてトーンが落ちていく。
こんなに近いのに…。
「そーだ、豚まん買ったんだけど食べる?」
ガサガサとコンビニ袋から二つ湯気をだして白い丸いものが出てきた。
「いちーちゃん、…アイドルのあたしに豚になれと?」
そーだよアイドルは太っちゃいけないんだよぉ。
「そーそー、いらないならあげんよっ♪」
嬉しそうに豚マンを1人で食べようとするいちーちゃん。
「うぁ〜!もらいますぅ!」
しょうがないなぁ♪
- 20 名前:〜いちごま〜 投稿日:2002年11月30日(土)17時13分51秒
- ようやく家について…
――――――――――バタン
「おいしかったー。」
「後藤超食べるのはやかったよね〜。」
「ふふっ!だってぇ〜おいしかったんだもん。」
―――――――――!
ドキ!
「?」
いちーちゃん?!なんか近づいてきてない?
「?!」
いちーちゃん?!なにその目は!
「髪、食ってる。」
「・・……。」
どーせそうだと思ってたよーはいはーい。
けど驚いたぁ〜。
「……ごめん。」
ちょっと俯いてしまうあたし。こんな事が起こるとあたしって
すぐ俯くんだよね。
「…キスすると思った?」
―――――――――!?
「…………ねぇ。」
「や、やだっ、いちーちゃん近いよ。」
そむいてしまう。なに考えてんの?
「後藤、…顔赤いよ。」
「赤くない!」
- 21 名前:〜いちごま〜 投稿日:2002年11月30日(土)17時18分44秒
「後藤ってあたしのこと好き?」
は?
「…だよね。いっつも言ってるじゃん?」
確かに…。常に毎日のように言ってますよ。けどあれは冗談半分とか
そーいう表面の意味で見られるように言ったつもりなんだけど。
本当にあたしがいちーちゃんのこと好きって思ってるの?
そーだけどさ。それがバレたら…あたし…嫌われる?
嫌われる!
ごまかさなきゃ…けどいちーちゃんは何で?
「そうだけど…あれは!」
―――――――――――――――パフッ
ベッドに押し倒された。
髪が四方八方に乱れる。
いちーちゃんは鋭い目であたしを見つめる。
- 22 名前:〜いちごま〜 投稿日:2002年11月30日(土)17時22分34秒
「んく…っ!!」
「ふっ……
………後藤。」
いつもと違ういちーちゃん。
嬉しいんだけどなんで?
意味がわかんないよ…なんでキスするの?
「好きだ。」
――――――――――――!!
「うそ。」
「マジ。」
「うそだ。」
「マジだって。」
「…………うっそだぁ〜!」
「や、マジだから!」
「…………。」
「ほんとだよ?」
・
・
・
- 23 名前:〜いちごま〜 投稿日:2002年11月30日(土)17時27分32秒
あの夜、あたしはなにをしたかあんまり覚えてない。
かすかに一筋の涙を見せたのだけかな…。
薄い記憶の中で思い出を思い出すと少し嬉しい。
まだ実感わかない。
『好きだ。』
やっぱ気付いてたんじゃん。
好きだってこと。
冗談って言ってたけど、あれ、本当だったんだよ?
・
・
・
今日もあたしは駅前で年上のあの人を待つ。
肌寒くて小刻みをする体をさする。
柱にもたれかかって、「まだかなぁっ?」って。
改札口から出てくるあの人。
「後藤!」
また高鳴る鼓動。
嬉しくて笑っちゃう…。
そろそろ振り向いてあげようかな…
「いちーちゃん♪」
FIN
- 24 名前:〜なちよし〜 投稿日:2002年11月30日(土)17時38分58秒
『約束』 (吉澤思考)
「よっすぃ〜、今度家おいでよ。」
「え…ホントですかぁ?!」
思いもよらなかった安倍さんの言葉。
メンバー内の他愛のない会話の中で起こった出来事。
「けどなっちの家汚いよね〜。」
矢口さんがイジワルそうに笑いながら言った。
「そっれがさー、最近ねぇー?キレイになったの!」
おばちゃん仕草であたしに言ってくる安倍さん。
なんか…、可愛い♪
「だからおいでよ、よっすぃ〜。」
「あ、ハイ!」
・
・
・
- 25 名前:〜なちよし〜 投稿日:2002年11月30日(土)17時46分29秒
- そして当日…
―――――――――ガチャッ
「いらっしゃーい、あがってあがって♪」
笑顔で迎えてくれたときは安心した。
少し不安だったから。来てもいいのか不安だった。
家の中は真っ白の壁にシンプルな机やイスが置いてあり、植物が飾られていた。
テレビはハイビジョンっぽくて薄くてでかい。
矢口さんの発言撤回。
思ったよりキレイじゃん。
「今、お茶入れるね。」
「あ、すいません…。」
コポコポコポコポ
お茶を入れる音が周りがどれだけ静かか現してくる。
安倍さんの後姿をあたしはずっと見ていた。
見ていたかった。こんな姿滅多に見れない。
いつもの安倍さんなのに、いる場所が違うだけで
安倍さんの雰囲気が変わる。
どんどん魅力を見つけていく。
- 26 名前:〜なちよし〜 投稿日:2002年11月30日(土)17時50分43秒
その後2人で他愛のない話しで盛り上がったり、仕事上の話を真剣にしたり、
最近あった出来事や、安倍さんの飼っている犬のこと。
植物の名前や、育て方、いろいろ教えてくれた。
途中で冷蔵庫から何か取り出した安倍さん。
ケーキがあった。
自分で作った自信作だとのこと。
さっそく食べてみる…超〜うまい♪
さすが安倍さんって感じ。いいお嫁さんになれるよ。
…誰かのお嫁さんにはなってほしくないけど…。
こうして何時間か過ぎて時間も遅くなっていった。
- 27 名前:〜なちよし〜 投稿日:2002年11月30日(土)17時55分44秒
「あたし、そろそろ帰ります。」
「そう?あ、じゃあちょっと待って…。」
またどこかに姿を消した安倍さん。
なんだろう?
スタスタ
「コレ、ハイあげる♪」
「ん…コレは?」
なにやら四角い重いもの。
「オルゴールだよ。」
「あぁ〜!え、すっげぇ〜!安倍さんが作ったんですか?」
「うん♪オルゴールの工房してる人と知り合いなんだ♪ちょっとためにし
作りましたぁ〜♪」
「すごーい!」
「へへっ♪」
あ、可愛い…。安倍さんの匂いがする。香水も何にもつけてない純な匂い。
「帰って聞きますね。大事にします!ありがとうございましたぁ!」
「はーい、気をつけてね♪」
「はい。あ、安倍さんっ」
「ん?」
「また来ていいですか?」
コクリ
「…じゃあ!さよなら!」
――――――――――――ガチャッ
世界に一つだけのオルゴールを貰った。
なんて今日はいい日なんだろう…。
また、行ってもいいよね?
今度は…あたしがお返しします。 FIN
- 28 名前:りゅ〜ば 投稿日:2002年11月30日(土)18時48分48秒
- うぉお!なちよし最高ー!ありがとうございました!!
堪能しました!よすぃこがお返しする所もみたいな♪
更新も早くてよかったっす。作者さんお疲れ様!
- 29 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2002年11月30日(土)20時22分58秒
- >>28 りゅ〜ば様・・・ありがとうございます!お返しするところっすね♪
これからも要望など期待にこたえれるように頑張りますの
でよろしくお願いします!
設定や、片思い中など…、の要望も聞きます!のでお願いします!
- 30 名前:名無し蒼 投稿日:2002年11月30日(土)21時57分22秒
- ぬぉおーー!!
高紺もいちごまもなちよしも全部(・∀・)イイ!!
自分もこーゆう風に書きたいっす(w
また書いてくらはいw
- 31 名前:7 投稿日:2002年11月30日(土)22時06分45秒
- ありがとございましたです、はい。
こーゆー二人の関係はすごく好きなのれす
- 32 名前:和希 投稿日:2002年12月01日(日)12時40分59秒
- いちごまが一番クリーンヒットでした(笑)
リクはハロプロメンバーは駄目でしょうか?
みきあやとか石柴とか
- 33 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2002年12月02日(月)18時57分54秒
>>30名無し蒼様・・・ありがとうございマスッ!!めちゃ嬉しいです(>_<)
やる気でますわ〜♪
>>317様・・・そうれすか(^^ゞオイラもかけてよかったです!
ありがとうございます!!
>>32和希様・・・いいですよ!リクエありがとうございます(^O^)
- 34 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年12月02日(月)19時05分18秒
『より深い絆』 (紺野思考)
「ダメダメ!全然なってない!」
今日も夏先生の厳しいダンスレッスン。
みんな汗をかきながら練習に望んでいる。手を抜いてやるわけにはいかない。
これが選んだ道だから。
「紺野っ!そこで間違えたら全員が今までやってきたのは全部水の泡だぞ!
一番目立つポイントなんだ、気を抜いちゃダメ。」
「はい…すいませんっ。」
どうしてできないんだろう?
汗が出てくるばかりでなんにも変化ない。さっきまで
なかったプレッシャーがいっきに襲ってくる。
「紺野っ!間違えるな!」
「はいっ!」
夏先生の目が怖い。
さっきからあたしばっかり怒られて・・・先輩達にも迷惑だ…。
「大丈夫?」
「愛ちゃんっ。」
愛ちゃんはただニッコリするだけだった。
それが
どこか「頑張れ」と応援するかのような、言葉では
現さなかった何かをあたしは感じだ。
- 35 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年12月02日(月)19時12分00秒
「「ありがとうございましたっ!!」」
ダンスレッスンは終わり、あたしは悔いを残しながら帰る準備をしていた。
「ふぅ………。」
みんなあたしを慰めたりしてくれたけど、やっぱり迷惑だよね。
なんでこんな時期にできないんだ。ツアーがせまってきてるというのに…。
「あさ美ちゃん、顔洗って行って帰ろう。」
愛ちゃん。どこか切なそうな顔をして、あたしを誘ってきた。
タオルを肩にかけていつもの黒主旨の服装に戻っていた。
可愛いなぁ…。
「あ、うん。」
――――――――――― シャー
「気にすることないよ。」
顔を洗ってタオルで拭きながら愛ちゃんは言った。
それを横で見ていたあたしは、距離が近いせいか、
愛ちゃんの汗や匂い、が鼻にくる。
愛ちゃんの匂い好きだな。
「そうだよね…、けどなんか失敗しちゃうんだ。」
タオルを握り締めてあたしは俯いた。
「落ち着きなよ?あたしもよく怒られるけど…、くじけないよ。」
真っ直ぐな目。
動けない。この人は感情の伝え方が上手い。
- 36 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年12月02日(月)19時13分48秒
「そ、そうだよね…。うん。」
「顔洗いなよ、髪がホラ・・・。」
「え・・・・。」
前髪を整えてくれる愛ちゃん。そのつぶらなひとみ、なんでこんなに吸い込まれるの?
この感情はなんだろう…。愛ちゃんと触れ合うたびに、胸が高鳴る。
- 37 名前:名無し蒼 投稿日:2002年12月03日(火)02時49分46秒
- ぬぉお!?いい所でw
続きどうなるのか楽しみです。
よければ…あやみきも最近好きなのでお願いします(w
- 38 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2002年12月03日(火)15時07分33秒
- >>37名無し蒼様・・・OKです。2票も出たので、みきあや控えます。w
- 39 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年12月03日(火)15時11分45秒
「ご、ごめん……。」
思わず目をつむってしまう。これ以上愛ちゃんを真近で見たら・・・!
きっとあたしの顔、赤くなってるんだろうな…。
・
・
・
「よし、顔洗ったら…練習しよっか!」
「ぶぇ?」
帰るんだと思って顔をのんびり洗っていたら威勢のいい声が
聞こえてきた。まだやるの?!・・・もう11時になっちゃうよ…。
――――――――――――ハッ!
バカあたし。今一番練習する時じゃない!
愛ちゃんが気を使って誘ってくれてるんだ。断っちゃダメなんだ。
もっと上手くならなきゃ…ファンの人にも迷惑だ!
「うん!練習しよっ。」
・
・
・
- 40 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年12月03日(火)15時15分57秒
「タンターンタンタンッ、タタタター。で、回ってっ…。」
愛ちゃんの熱心な指導。いつも、心強い勇気をもらう。
ありがとう・・・。
「あ、また間違えちゃった…ここが難しいんだよなぁ…。」
「うーん・・・これはこうするんだよ。見ててっ。」
――――――――――――――― フワッ
〜〜〜♪
〜〜〜〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜〜〜〜♪
鮮やかな体のライン。
しなやかな動き。絶妙なバランス感覚。
バレエをやってただけあるよね…。さすが。
「スゴイスゴイ!上手いねぇ、愛ちゃん。」
「そんなことないよ、あさ美ちゃんもこれぐらいすぐできるって。」
「そうかなぁ?」
「そうだよ!さ、練習練習!!」
・
・
- 41 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年12月03日(火)15時21分54秒
「タンタタターン。ほら回って!うんうん…。」
手拍子をしながら難しいところも一緒に踊ってくれる愛ちゃん。
「ふぅ………。」
「あさ美ちゃんの場合、こうじゃん?この手は回さなくって、真っ直ぐ下ろすんだよ。」
「こ、こう?」
「ううん…、えーとね…こう。」
――――――――――ドキッ
愛ちゃんがあたしの手を触ってる。掴んで指示をしてくれてる。
肌と肌が触れ合ってる…。
汗と汗が・・・。
愛ちゃん。
「う、うん……。…わっ!!」
「きゃっっ!」
後ろに下がる時に足を滑ってしまった。
そして真後ろにいた愛ちゃんも滑る。
・・・・・・・。
- 42 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年12月03日(火)15時27分33秒
- 「いったぁ〜……。」
「あいたたた……っ。わ!ご、ごめん愛ちゃん!」
ものすごく心臓がドキドキしてる。
唇がもう少しで触れ合うところだった。
横に顔を向けてる愛ちゃん・・・。なんか顔赤い?
「………あさ美ちゃん。」
「……ふぇ?」
「キスしていいよ。」
――――――――――――!?
つぶらな瞳。吸い込まれるような目。淫らに散らばっている髪。
切なそうな顔。どこかいじわるそうな顔。
あたしはこの人が好き。
「け、けど…まだ1回しか…してないじゃんっ。それにホラ、練習・・・。」
「今は休憩。」
「うぅ……。」
「そういうあさ美ちゃん好きだよ。可愛い。」
―――――――――――!
それは軽いキスだった。
- 43 名前:〜高紺〜 投稿日:2002年12月03日(火)15時34分57秒
唇がかすかにふれるぐらいの。
あたしが目をまん丸と広げて見ていたら愛ちゃんはプッといじわるっぽく笑った。
「……あ、愛ちゃん笑わないでよ。」
「ふふっ、ごめぇん!あさ美ちゃん顔真っ赤なんだもん・・・。」
「!?ホ、ホラ、……練習しようよ。手、放して。」
「はなさない。あさ美ちゃんからしてくんなきゃヤダね。」
また、いじわるっぽく笑う愛ちゃん。悪ガキっ子みたいだねぇ。愛ちゃんは。
そんなにあたしをいじめて楽しい?
「もぉ、練習教えてよー。」
「キスしてくんなきゃ教えな〜い♪」
「………。」 ちょっとムカ
「♪」
――――――――――グッ!
愛ちゃんを引き寄せて軽くキス・・・のつもりだったのに
愛ちゃんを引き寄せすぎてあつい濃厚なキスになってしまった。
「さ、練習しよっ。」
「・……ふふ、あはは!」
「なにさ!」
「顔赤いよ?可愛い〜♪うっし、練習しよう!」
「しようしよう!」
・
・
・
こんな時がいつまでも続くといいね。愛ちゃん。
いつか自然にキスできたらいいね。愛ちゃん。。。 END
- 44 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2002年12月03日(火)15時35分52秒
- 高紺更新終わりです。後ほどみきあややります。
またリクエストありましたら応えます。
- 45 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月03日(火)16時13分20秒
- うぉぉ!!最近高紺はまってるんです!純愛いぃですね!
甘すぎて砂糖吐いちゃうくらぃ・・(w
リクいいのですか?
じゃぁ・・いしよしの激甘お願いしまぁす!
- 46 名前:名無し蒼 投稿日:2002年12月03日(火)20時23分45秒
- ギャ――――!!!
甘々で純愛で凄く(・∀・)イイ!!(w
ちょっち今やばかったれすwバスの中で叫びそうになりますた…(w
アヤミキ待ってます♪自分もこんな短編書きたいですわ(w
- 47 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月14日(土)17時38分38秒
- とてもいい!!(w
あやみきもいしよしも他も待ってます!!
- 48 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月19日(木)21時27分15秒
- や、やぐよしとかお願いします
- 49 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月30日(月)19時19分50秒
- まだでしょうか?お待ちしております
- 50 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2003年01月02日(木)21時18分18秒
- あけおめ!ことよろ!…ということで(笑)更新遅れてしまってすいませんでした。
頑張りますっ!!
45>>いしよしっすね(>_<)!がむばります!!
46>>あやみきっすね(>_<)!頑張ります!!w
47>>わかりました!!頑張ります!!!!!w
48>>やぐよしっすね(>_<)!頑張りマス!!!
49>>すいませんでした!!頑張ります!!!!
でわ一気に!!
- 51 名前:〜みきあや〜 投稿日:2003年01月02日(木)21時30分48秒
- 『2人だけのレコーディング』
(美貴ティ思考)
今日は『ごまっとう』の新曲のレコーディング日。
覚えてきた曲の出だしから始まる。
まず3人で軽く歌い合わせをして、一人一人のパートにうつる。
「ララッラ〜ララララ〜♪イエーイ!」
最初はごっちん。耳に手をやりながらリズムをとっている。
その次があたしだ。 ん〜緊張する。
ここの音が難しいんだよねぇ〜。。。
ガサガサ ガサガサ
「ねぇ、美貴スケ、アメ食べる?」
えぇ?!
「あ〜、ごめんいいやっ。」
ガサガサ ガサガサ
「んじゃ〜ポテトチップスとかは?」
「いいよいいよ。」
ガサガサ ガサガサ
「んじゃ〜ポッキーとか♪」
「亜弥っぺぇ!(笑)」
苦笑まじりに亜弥っぺを睨んでみる。
イタズラな顔がこっちを睨む。
- 52 名前:〜みきあや〜 投稿日:2003年01月02日(木)21時37分30秒
「んもぉっ!あたしお菓子いんないから…ね、集中させて?」
お菓子を亜弥っぺに渡して歌詞の紙をとって集中っ。
「うっわぁ〜うっわ〜、ふふふっ!」
けど…奇妙な笑いがあたしの頭を混乱させた。
んも〜〜〜!亜弥っぺぇ!
「なんだよぉ〜!」
そんなイジワルな顔しないでよ〜!!
許したくなっちゃうじゃん!
――――――――― ガチャッ
「おい、次藤本や。」
「あ、ハイ。」
どうしよう…ふざけてたからちゃんと歌えない。
すれ違いにごっちんが舌をペロッと出して笑ってる。
「どうしたの?」
「う〜ん…二行目がダメだった。また時間押しちゃうから
飛ばされたよ(笑)」
- 53 名前:〜みきあや〜 投稿日:2003年01月02日(木)21時41分29秒
♪〜〜〜〜〜〜〜
♪〜〜〜〜〜〜
「ララララッ ヒュ〜ヒュ〜イエーイ!」
「あかんあかん!全然あかんやんけ。お前ちゃんと練習してきたんか?」
「…………すいません。」
「どうしたんや?今日調子悪いんか?」
違う、違うよつんくさん。
あたし、ちゃんと練習してなかったから…あんな中途ハンパなキモチだったから。
「・・・・・もう一回行くでぇ〜。」
「はい。」
♪〜〜〜〜〜♪〜〜〜〜〜〜
♪〜〜〜〜〜〜
―――――――――― バァンッ!!
「あかんっ!!………お前、練習してきたんか?覚えてへんやないか!」
「………すいませんっ!」
「…まぁええわ。次松浦呼んできて。」
「はい。」
「お前はちょっと頭冷やせ。」
「……・・・。」
――――――――ガチャッ
こんなはずじゃ…なかったのに。
- 54 名前:〜みきあや〜 投稿日:2003年01月02日(木)21時47分28秒
―――――― 十分後
――――――――――ガチャッ
「次、ごっちんだってさ。」
「あ、うん。」
――――――――パタンッ
あれ、亜弥っぺもなんか元気ない…
「どうしたの?」
「……怒られちゃった。ふざけてたからだよね…さっきは、美貴スケごめんね。
あたしのせいで、怒られたんでしょ?」
まぁ、たしかにそうだけど…。
「ううんっ、あたし練習あんまりしてなかったから…へへっ。」
「…………美貴スケ…。」
「頑張ろっ!あたし達、歌手だし、ふざけてレコーディングなんかしちゃった
ら、ダメだよ……。」
「うん!」
2人でクラップしてリズムを合わせて歌う。
キレイに奏でるハーモニー。
かすかににおう、亜弥っぺの匂い。
チラッと見てみる。
亜弥っぺ…、
- 55 名前:〜みきあや〜 投稿日:2003年01月03日(金)19時03分54秒
なんでこんなに可愛いんだろう…?
見とれちゃうなぁ…。
♪〜〜〜〜〜〜〜〜
♪〜〜〜〜〜〜〜〜
「うぐっ!!!!ん……亜弥っぺぇ!」
イキナリ口の中にお菓子を!!
「えへへっ♪やっぱ美貴スケをいじめるのおもしろ〜い(^o^)」
「だ〜からぁ!遊んじゃダメじゃんっ!」
「だっておいしいんだも〜ん♪」
「うぐっん〜〜〜!!また入れないでよ〜!」
「えへへっ」
やれやれ。
しょうがないなぁ。ったく。
今度はこっちが邪魔してあげるからね♪ END
- 56 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2003年01月03日(金)19時05分00秒
- う〜ん…なんかしっくりこないみきあやでした。すいません。。。
また今度やりますんで…。次は石柴行きます〜。
- 57 名前:〜石柴〜 投稿日:2003年01月03日(金)19時29分09秒
『MD』 (石川思考)
ここは某スタジオ内のロビー。
そして今日はハロモニの収録。
今は本番前の時間でみんな朝ごはんを食べたり、化粧したり、いろいろ。
う〜ん、ヒマだなぁ〜…。
――――――――ガチャッ
「あれ、梨華ちゃんどこ行くの?」
よっすぃ〜があいぼんとトランプをしながら言った。
相変わらずよっすぃ〜は弱いらしい。
「ちょっと…散歩っ。」
ふーん、と小さな声が聞こえて、あたしはドアをあけた。
―――――――――――パタンッ
トコトコ
トコトコ
当てもなく、場所も決められてなく、あたしはウロウロしていた。
――――――!
あの人を発見!そっと近づいて見よっ♪
後姿がなんか可愛いなぁ〜。
「柴ちゃ〜ん♪」
「………。」
「柴ちゃ〜ん?」
かすかに聞こえる音楽。
そっか、柴ちゃんMD聴いてるんだぁ〜。だからね…。
- 58 名前:〜石柴〜 投稿日:2003年01月03日(金)19時32分57秒
ソロッと顔をのぞいて見る。
あれ…寝てるの?
「おもしろくないなぁ〜…。」
と隣りのソファに腰をかけてみる。
よーし、
聞こえないんなら…!
「よいしょっ…。」
柴ちゃんの耳元まで顔を近づけてみる。
まだ起きないのかよ、こりゃ!
「すきっ!」
うっわぁ〜恥ずかしい!!
けど、よく言ったよあたし〜(笑)
聞こえてないもんね♪
- 59 名前:〜石柴〜 投稿日:2003年01月03日(金)19時37分52秒
「なにしてんの?梨華ちゃん。」
―――――――――――――――ビクッ!
ハッと振り向いてみると、ののと愛ちゃんがアイスを食べていた。
うそ、今の聞かれてた……?!?!
「何してんの…って…べ、別に?あははっ!」
「…………。」
なに?その怪しい笑いは!!
「なによぉ………!」
「え?…ふふ、だってねぇ〜?愛ちゃん。」
「(コクリ)(笑)ははっ。」
「やるねぇ〜♪」
「(コクリコクリ)」
だんだんと離れていくののと愛ちゃん。
「…………ちょ、ちょっと行かないでよ…!んもぉっ!」
- 60 名前:〜石柴〜 投稿日:2003年01月03日(金)19時41分00秒
あの2人にチャカされて、あたしは一気に赤面。
言わなきゃ良かった!けど…
柴ちゃん、あたしの想い、伝わった?
これでも勇気出していったんだよ?
はぁ…寝てるよね。どうせ聞こえてなかった。
「バイバイ、柴ちゃん。」
ソファから起き上がり、あたしは柴ちゃんの寝顔にウットリしながら
離れていった。
その時かすかに聞こえたかもしれないけど…
「あたしも。」
―――――――――――――――――って END
- 61 名前:〜みきあや〜 投稿日:2003年01月03日(金)19時54分07秒
『映画』(藤本思考)
今日は亜弥っぺがあたしの家に遊びに来る日。
ドキドキしてなんだか待ち遠しいなぁっ♪
だって、好きな人だもん。まぁ、秘密なんだけどね…
―――――――――ピンポーンッ
「はーい。」
―――――――ガチャッ
「おっはぁ〜〜♪」
「ぉ、おっは〜(笑)」
亜弥っぺは黒い帽子に黒と白のチェックのスカートで上はニットのセーターで
やってきた。いつもは明るい系だけど、冬だからかな?ちょっと大人っぽい。
亜弥っぺって本当、なんでも似合うよね。
クールな感じに少し戸惑いを隠せないよ…。
「おじゃましまぁ〜す〜。」
「はいよぉ〜。」
――――――――――カチャ
「うっわ、超きれ〜〜〜〜。美貴スケやるねぇ。あ、もしかして
いつもは汚いけど今日あたしが来るから頑張ったとかぁ?」
「ち、違うよ!いつも超キレイだからぁ〜!」
「またまた〜(笑)」
「あはは。」
- 62 名前:〜みきあや〜 投稿日:2003年01月03日(金)19時57分34秒
まぁ、本当は亜弥っぺの言うとおりなんだけどね…(笑)
キレイにしとかないと…失礼でしょ?ねぇ?
「あー、いっぱいビデオあるじゃーん。」
チョコンッとしゃがんで本棚を眺める亜弥っぺ。
やっぱまだクールな感じが出てるよ。
「うん、あ、DVDだよ、それ。」
「ハリーポッターだぁ〜!タイタニックもある!!
あ、ロードオブザリングだぁ。」
「ホラー系のやつもあるよ、よかったら見る?」
「いやいやいやいやぁ〜!ダメダメ。この・・・タイタニックみたいなぁ?」
「い〜よ、見よっか。」
:
:
・
- 63 名前:〜みきあや〜 投稿日:2003年01月03日(金)20時03分34秒
ベッドに横たわって、
2人お菓子でもつまみながらジッとテレビ画面を見つめる。
あたしは三角座りしながら見てて、
亜弥っぺは大きいまくらを握り締めて見てる。
―――――――――――…30分後
「…おもしろいねぇ。」
パリパリ モグモグ
「うん。」
モグモグ モグモグ
――――――――――…1時間後
「わ、これいいなぁ。」
モグモグ
「うん〜。」
―――――――――――…2時間後
「水ヤバイよ水。ジャック危ない!」
「…………。」
―――――――――――…3時間後
「あいつムカツクなぁ〜。怒んなくてもいいよね?」
「…………。」
「あれ、亜弥っぺ?」
反応がない。亜弥っぺの方を見てみる。
「…………。」
あ、もしかして寝てる…?
可愛いな…。
気付いた途端に、なんかドキドキしちゃう。
ヤバイ、映画よりこっち見たほうがいいよね。
- 64 名前:〜みきあや〜 投稿日:2003年01月03日(金)20時07分58秒
「亜弥っぺ………。」
「…………。」
小柄な体にキュートな服装。
ミニスカだから太ももがなんかヤラシイ感じ。
こんなところ、見ちゃダメだよね…。
――――――――――ストンッ
「わっ。」
亜弥っぺの体があたしの方に倒れてきた。
その瞬間かすかに亜弥っぺの香水の匂いがした。
またドキッとする。髪がサラサラでキレイだなぁ。
――――――――――――ギュッ
と少し抱いてみる。
「ん……。」と小さなあえぎ声のようなものが聞こえた。
亜弥っぺの表情は少し眉間にしわを寄せていたが、すぐ元に戻っていた。
可愛いなぁ……
- 65 名前:〜みきあや〜 投稿日:2003年01月03日(金)20時11分08秒
「ん……美貴スケ……ェ……。」
――――――――――!
え?美貴スケって言った?なに、あたし夢の中にいるの?
夢の中でなにしてんの?あたし!!
っていうか起きてるの?!え、わかんないよぉ!
「美貴スケ……ん……うん…好き……。」
――――――――――――――!?
はぁ?!好き?!
なんて言ったの?今!!!
え、あたしのことが好きなの?
え?ええ???わけわかんないよぉ!!
嬉しいけどさ、なんかよくわかんないよ!(笑)
- 66 名前:〜みきあや〜 投稿日:2003年01月03日(金)20時15分39秒
「あ…………。」
起きた。
「ん?美貴スケ………あれ…なにこれ?」
まずい…今、あたし亜弥っぺ抱いてる?よね?
「や〜ん♪美貴スケのエッチ〜〜ィ…♪」
「え?…は?また寝るの?ねぇ、おーい。」
「……………。」
「もう知らないよぉ!!」
どことなくクールな姿なのに、いつもと変わらない口調。
ギャップを見つせてくれるけど、その可愛らしさには叶わない。
あなたがいじわるをしても、怒っても、あたしを振り回したとしても、
叶わないんだよ。あたしは…あなたに叶わない。
ケロッと寝ちゃって…わがままなあなたを
許すしかないんだ。
「落書きでもしてやろっ♪」
叶うかな? END
- 67 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2003年01月03日(金)20時18分39秒
- 今日はここまでです。
- 68 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月04日(土)23時09分20秒
- ナイス、あやみき。
- 69 名前:名無し蒼 投稿日:2003年01月06日(月)21時29分33秒
- えがったれす!(w
他のもマータリお待ちしております
- 70 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年01月14日(火)14時29分59秒
『未定』 (紺野思考)
ピッウィーンッ 「よし、26度ぐらいでいいか。」
さ、雑誌でも読んどこっ
15分後・・・
「なにしてんの?」
雑誌を読んでいる最中に元気ハツラツな声で
ひょこっと隣りに座ってきた愛ちゃん。
―――――――――――――――――――――ビクッ!!
「ふぇ?ぅわっ!」
机に置いていたジュースを勢いで
こぼしてしまった。
「ぶっ…!あさ美ちゃん、のんびりしすぎだよ!」
「あ〜ぁ……。」
あたふたしてたら愛ちゃんが布巾を差し出してくれた。
一体どこから・・・?まぁいいや。
っていうか愛ちゃん・・・!?
何してるの?
- 71 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年01月14日(火)14時35分33秒
「・・・・・・・。」
これ、膝枕?
「あさ美ちゃんあったか〜い♪・・・・。」
うわ、ドキドキする…ん〜〜!!
こういうのって少し変じゃないの?だって普通こーいうのは
恋人同士とかでやるもんでしょ?やっぱこーいうおふざけする
友達もいるよねぇ・・・辻さん加護さんもしょっちゅうだし・・・。
だけどあたし、こんな事なれてないから・・・どうしよう!
「愛ちゃん、雑誌見れないよぉ。」
「え?」
ふっとあたしを見上げる愛ちゃん。真っ直ぐでとてもつぶらな瞳。
愛ちゃんの息がかすかにかかる。こんなシチュエーション・・・。
- 72 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年01月14日(火)14時41分17秒
一瞬、時を奪われる。
じっと見詰め合う2人。 多分外から見たら変だっただろうなぁ・・・
「・・・・・・・。」
「見れない?」
グッと真剣に考えさせられる目。緊張感漂いまくりだよぉ〜。。。
「あ、あぁ!うん!……け、けど別にいいよ、あたし・・・えと…えーっと
あ!なんだか眠たくなってきちゃったからさ・・・!ははっ!うん、全然いいよ!」
なんかテンパってない?あたし。
「・・・・だ、だから愛ちゃんはいいよ!そのままで!ははっ」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・ふーん、じゃ♪」
ふぅ・・・。
- 73 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年01月14日(火)14時45分14秒
そっと一安心。いっつもこうだからなぁ〜。
まぁ眠たくないけど、いいや。寝ちゃおう・・・。
:
・
:
・
寝れない。愛ちゃんがそばにいる事だけでおかしくなりそう…。
肌がずっと触れ合ってるんだよね、あんまり意識しちゃいけないんだよね。
・・・愛ちゃんは寝てるのかなぁ?
そっと下を見てみる。
――――――――――――ドキッ
- 74 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月15日(水)00時49分30秒
- 高紺www
- 75 名前:和希 投稿日:2003年01月24日(金)18時34分57秒
- 石柴リクした奴です…ありがとうございました。
もう、よかったですよ。オソロでもよい感じの二人。
膝枕な高紺もいいっすね!
- 76 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月24日(金)19時30分08秒
- 素晴らしい…いま一読しましたが全て萌えポイント(なんじゃそりゃ)
を心得てらっしゃるといった感じで…こんなにリクにバンバン答えて
作者様ヘーキでしょうか?
・・よ、よしかごリクしちゃってもよいですか?(爆
- 77 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月02日(日)15時29分49秒
楽しい夢でも見てるのかな、そんなやさしい表情の愛ちゃん。
どこからか自然と音楽でも流れてきそうな勢い。
だけど意外と刺激的な発言とか服とか着てるから・・・よくわかんないけど
そんな愛ちゃん。結構好き。
:
:
:
・
・
・
うぅん、眠たいなぁ。
- 78 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月02日(日)15時37分19秒
:
:
:
:
ん・・・
うぅ〜ん・・・
あ
あれ?
「愛ちゃん・・・・・・?」
いない。
先に起きて、どっか行っちゃったんだ。きっと。
・・・・・。
愛ちゃんがいない。なんか寂しいような・・・。
眠らなきゃよかった。
愛ちゃん。
どこ行ったんだろ…。
- 79 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月02日(日)15時40分48秒
確かにいた。
愛ちゃんはここに。
まだかすかに残る、愛ちゃんの感触と匂い。
儚く消えて、この想いまでも消えてしまいそう。
だけどずっと想うよ。
私なりに。
また来ないかなぁ?
END
- 80 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2003年02月02日(日)15時48分45秒
- 久々更新っス!ダラダラと書いてすいませんでした。
今回の『未定』っつ〜奴は紺野の儚い高橋の想いを高橋は知らなくて、高橋は
どこか漂ったままというか…紺野を遊んでいるよ〜な感覚で。紺野もそれに
気付いているっつ〜か・・・。スイマセン説明おかしくて。まーそんな感じです。
- 81 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2003年02月02日(日)15時54分43秒
>>74名無し読者様…その反応が嬉しかったりします。(w
>>75和希様…ありがとうございます。全然下手糞で申し訳。
またリクお願いします〜♪
>>76名無し読者様…読んでくれてありがとございますm(__)m萌えポイントは
おさえてるよ〜でおさえてないというか(w
そんな感じで書いてますからね(ww よしかごいいですよ。
リクありがとうございます。
たくさんのレスありがとうございます。今後も自分なりに書いてくつもりなんで、
ご要望は出来る限りやりたいと思います。こっちの方が気にせずバンバンリク
言っちゃってくださいマセー。
- 82 名前:〜よしかご〜 投稿日:2003年02月02日(日)16時02分24秒
『ピアノ』 (吉澤思考)
控え室の横のボイストレーニングが空いてたから、ちょっくら
気軽に入ってみた。
―――――――――――― キィー
「おっ、誰もいねぇ〜」
エレクトーンとピアノがバラバラにあり、散らばりながらマイクが何本かあった。
鏡が壁の半分を纏っている。
「弾いてみよーっかなぁー?へへ」
特に暇でなにもすることがない。暇つぶし暇つぶし♪
よっこらしょっと・・・
―――――――――――――― 〜〜〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪♪
「なかなかイイ音してんじゃん♪」
〜〜〜〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
中身のないのは弾きたくないし、かといって情熱的に何かをスゴク感じるって
いうやつは弾けないし・・・。
だから
ただ適当に弾くだけ。なんのメロディも決められてないまま。
- 83 名前:〜よしかご〜 投稿日:2003年02月02日(日)16時05分40秒
――――――――――― ・・・〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜〜♪・・・・
「ふぅ・・・・やっぱし暇だなー」
他のメンバーは番組の個人収録だし。
「よっすぃー♪」
「?」
あいぼんか。顔を見なくても声でわかっちまうよ〜ん。
「何してんの?ボイトレ室で」
「ん〜…適当に弾いてるだけぇ〜」
〜〜〜〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
- 84 名前:〜よしかご〜 投稿日:2003年02月02日(日)16時12分41秒
- ――――――――――――!?
あいぼん、今日は香水でも付けてんの?なんかイイ匂いー。
自然とあいぼんも隣りでピアノをイジってる。
2人共自分流に弾いているから音としてきれいじゃない。
「あいぼん下手くそー」
「うぇ?!よっすぃ〜の方が下手くそだよ〜!」
「あたしの方が上手いもんねー♪」
ネコ踏んじゃったでも弾いてみる。
―――――――――――――――――― ジャンッ
「あ、間違えた・・・あはは」
「ほぉーらぁ!間違えたじゃん!」
「ほんとは上手いよー!」
:
:
:
―――――――――――――――――ドキッ
「この指はこーでしょ、ねぇ、ほらぁ〜!」
後ろであいぼんが、あたしの体を包むように、手を伸ばして
あたしに指使いを指導・・・。。。。
胸胸ぇ! あいぼんあたってるから!!
- 85 名前:〜よしかご〜 投稿日:2003年02月02日(日)16時17分14秒
とりあえず気にしないでおこう。。。うん!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
:
:
:
―――――――――― ギュッ
「ん?」
―――――――――――・・・・。
「あいぼ……ん……?」
これって抱きつかれてんの?もしかして。
なんかヤバくない?この状況・・・。あいぼん一体何考えて・・・
「前からね…、言おうって思ってたんだけど・・・さ」
「え、うん」
「よっすぃーの事・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
このセリフって…。
「好きかも」
マジ・・・で?
あいぼんがあたしに?ありえない。
- 86 名前:〜よしかご〜 投稿日:2003年02月02日(日)16時20分19秒
「う…はは、うそでしょ?」
あいぼんに尋ねようと、私は後ろを振り向こうとした。
「振り向かないで!!」
それは
今まで聞いた事もない、あたしに対しての真剣な言葉。
なんで振り向かれるのが嫌だったのか・・・よくわかんないけど、
なんとなくわかるような…。とにかく振り向いちゃ駄目なんだよね。
――――――――――――ギュウッ
「あ、あいぼん……?」
戸惑って、どうすればいいかわかんない。
「ね、あたしのことどう思う?」
:
:
・
:
:
・
- 87 名前:〜よしかご〜 投稿日:2003年02月02日(日)16時26分37秒
「・・・・は?あいぼ…」
「どう思う?好き?今の返事して」
耳元でささやかれるように、緊張感を感じさせるように問い詰めるような、
あいぼんの声。
なんか嫌だ。
こんなのいつものあいぼんじゃない。
「あいぼんの事は好きだけど……、そーいう好きじゃないから」
返事がない。・・・どーすりゃいいのさ・・・!
「友達としては好きだけど…なんかこんなのいやだよ!」
――――――――――――――――― ドンッ!!
「きゃ……っ!あ、よっすぃ〜!」
目を痛い程つむってあいぼんを押し倒した。
それからは思い切り走ってドアを突き抜けて、限りなく、頭が真っ白なまま、
走った。 あてもなく。あいぼんの事だけを頭のどこかに漂わせながら。
:
・
:
・
- 88 名前:〜よしかご〜 投稿日:2003年02月02日(日)16時27分44秒
ごめん、あいぼん。
これからも友達だよ。 あいぼんが望む限り。
END
- 89 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2003年02月02日(日)16時31分48秒
よしかご終了です…。なんか予想していたリクじゃなかったと思うんですけど…
すいません(@_@)こーいうのもアリかなーと思います。けどこの
『ピアノ』の作品はこの一つなんで、今後のよしかごには何ら関係ありません。
次のよしかごは甘々かもしれませんし、こーいう系かもしんないです。
『ピアノ』はよっすぃ〜とあいぼんの賭け合いは少なかったかもしんないです。
だけど心の葛藤というかそーいうのは見れたんじゃないかな。
今回のは吉澤思考だったんで、一応文章的にもアッサリ軽くまとめてみました。
紺野だったら複雑に分析する時もあるんですけどね。今回は吉澤なので。はい。
- 90 名前:作品投票 投稿日:2003年02月02日(日)16時45分42秒
- 作品が10個達成したので、これらの人気投票なんかを勝手ながらにしたいな、と
思っております。ので、この作品を読んでくれた方々に投票をしてもらいたいんです。
今後の作品をこの投票で考えたり、構成を掴んだりしたいと思うので。
ご協力お願いしますm(__)m
それで投票の仕方は
一押しの作品:とその理由や感想:
二押しの作品:( 〃 ):をお書きください。
そして今後の萌えポイントや、駄目出しなどを言ってもらえると嬉しいです。
投票や感想待っております・・・。普通にリクなども結構です。
- 91 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月02日(日)21時50分29秒
- リクエスト ごまたかプリーズage
- 92 名前:名無し 投稿日:2003年02月04日(火)14時02分25秒
- 僕は高紺にハマッてるんでそれお願いしますっ!
- 93 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月04日(火)20時56分03秒
- 高紺好きなんで高紺シリーズが上位w
それと、松藤も(w
リクもOKでしたらまたお願いしします
- 94 名前:和希 投稿日:2003年02月07日(金)13時12分51秒
- 一押しの作品:61-66〜みきあや〜
いや、映画見ながら寝ちゃて…しかも寝ながら名前呼んだり!!
ん、なんとなくあややが押してる感があるCPなので…
ミキティー視点の話はよいなぁと…。
二押しの作品:57-60〜石柴〜
自分でリクしたし(オイ)、じゃなくて…なんか寝てるからって
強引に告白?してる押しのある梨華ちゃんがよいです。
- 95 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2003年02月16日(日)20時33分17秒
- お久しぶりです〜。アンケートご協力いただきありがとうございました!
高紺が上位ですね。じゃあいっちょ高紺をやっておきます。その他のCP
もやります〜。
- 96 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月16日(日)20時43分34秒
『きっと忘れない』 (高橋思考)
今年の春、私は学校を卒業する。
進学先は、親の都合でカナダへと留学になってしまった。
一つ下の学年の、紺野のことが少し気になる。
紺野は、周りの子とは違って、どこか違ったオーラを漂わせていた。
それはただカッコつけているのではなく、仲間はずれだったわけでもなく、
それにえらそうにしているわけでもない、ただ普通に日々を過ごしている
本当に普通の女の子なんだけど・・・
何かに対する執着心を、密かに燃やしているように思えた。
私はかすかに、紺野のそういう、
言葉では言い表せない何かに、惹かれていた。
思い出せば次々と気付いた。
紺野の行動。
気になる。
- 97 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月16日(日)20時49分02秒
去年の運動会。私は体育委員で、クラスとは違う座席にいた。
そして、目の前にはハチマキを配る紺野がいた。
私はリレーの選手を見ていたが、ふと誰かの視線に気付いた。
紺野があたしを見ていた。
(あれ、あの子たしか一つ下の……)
(あ、そらされちゃった)
(どうしたんだろう、俯いてる……)
あの時も、その時も、振り返れば出てくる、紺野の事。
たしかに、私を見ていた。あの時だって、この時だって・・・。
- 98 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月16日(日)20時52分44秒
どうして私を・・・?
いつも私を・・・?
どうして・・・・ なんで・・・・!!
いつも目が合うと、すぐにそらされてた。
悲しいような、どこか胸を苦しくさせるような、ドキドキさせるような……
気にはとめなかったけど…
まさか・・・紺野が・・・・?
まさかね・・・・・ 私を・・・・・
・・・・・まさか
- 99 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月16日(日)20時57分48秒
たしか先月、私がみんなに留学のことを話した
その
次の日に・・・
紺野が家の前で立っていた気がする。
(誰かと待ち合わせでもしてるのかな?)
(あれ、泣いてる・・・なんで?)
(え、なに、あたし?)
(なんで私を見てるの?)
私はとくに、気にしないで、玄関のドアを開けようとした、その時――――――――
「先輩、」
振り向くと紺野が、さっきよりもっと涙を流した様子で、それに私はビックリして
、なによりも私に用があるなんて思ってもなくて・・・
また、その目に 胸を少し熱くさせた。
- 100 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月16日(日)21時04分34秒
私はなにも言わずに紺野の方に向いた。
胸を熱くさせながら、なにがあるんだろうって不安を持ちながら・・・
紺野は涙を一切拭おうとせずに、ただつっ立っていた。
目元が震えて、なにか言いたそうな感じだった。
私と紺野は、しばらく見詰め合ったまま、その場にいた。
何かを話しているわけでもないのに、なにも喋っていないのに、
紺野を見るだけで、時間が一瞬止まったように感じ、なにもしなくても
紺野といるだけで、なにかが始まろうと、進もうとしていたように感じた。
「私・・・」
紺野がゴクッと唾を飲み、深呼吸して言った。
- 101 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月16日(日)21時08分58秒
「・・・・・・・・・」
また、しばらく私たちは見詰め合った。
紺野はさらにヒクヒク泣いている様子である。
(どうしたの?)
(私のせい?私がなにかした?私が悪いの?)
(なんで泣いてるの?)
(もう泣かないで……お願い!)
私は紺野に近づき、頭をなでた。
「せ、せんぱい・・・・!うぅっ!」
「……ど、どうしたの?」
(どうすればいいの?)
(お願い泣き止んで……!)
(悲しいよ……)
- 102 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月16日(日)21時14分13秒
あの後、紺野は「さよなら」
とだけ呟いて、私の手をはたき走り去った。
(なんで……)
(どうして………)
(なにが…………?)
あの時がきっかけで、私は夜もあまり眠れずに、紺野のことだけをずっと
ずっと考えていた。すると思いもよらない出来事に次々と気付いていった。
そういえば、机に、「スキ」と真新しく彫られた後があったのを気付いた。
あれは、紺野の行為なのだろうか・・・未だにわからない。
いろいろ考えていた。だけどもう行かなきゃならない。
紺野のことも、日本も、さよなら、だ。
もう会うことはないだろう。
紺野・・・。
私は、飛行機に乗るため、成田空港に向った。
両親はもうすでにカナダにいるという。
- 103 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月16日(日)21時17分29秒
重い荷物を運びながら、エスカレーターを降りていく。
もうすぐカナダ行きの飛行機が到着する。
あと、10分もないだろう。
「はぁ……」
ガラス張りの、向こうの空を私は眺めていた。
「ばいばい、日本」
――――−−−−−−−「先輩っ!!!!」
- 104 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月16日(日)21時23分11秒
「こ、紺野………!」
制服姿のままの紺野が、あの時の紺野がそこにいた。
紺野はまた、涙ぐんでいた。
あぁそうか、紺野はあの時私のために・・・
泣いてくれたんだね・・・
「っく…!先輩っ!…はぁ、はぁ、…!」
「紺野………」
「あの時、あ、あの時はごめんなさい!私、先輩がカナダに留学しちゃうって
聞いて、ショックで・・・」
「………うん」
なんでかは聞かない。なんとなくわかる。そういうもの。
ハッキリ言って紺野と喋ったことはあまりなかった。
というか、あの時の一回だけだった。
なのに、今なんで、なんでこんなに、
こんなに胸が苦しくなるんだろう・・・
なにもかも分かり合えるような、紺野とわかりあえるような気がする。
なんで・・・
「………先輩、私……!」
「言わないで、わかるから」
「えっ…」
- 105 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月16日(日)21時28分04秒
「ありがとう、来てくれて………嬉しい」
「せ、先輩……」
「ありがとう…ありがとうね……ごめんね…」
「先輩…」
私は思わず紺野に抱きついた。
紺野もなにも言わずにそっと私の体を抱きしめた。
涙で濡れたチケット・・・、使えるんだろうか。
「あ、もう、行かなきゃ………」
「えっ」
「ごめんね、また……あ」
また、はないんだ。もう日本に戻れない。
紺野にも会えない。
「先輩、私のこと、忘れないでくださいね……」
「・・・・・・うん、わかった。紺野も忘れないでね」
「はい」
さよならを言わないで、2人は別れた。
なんだろう、愛情でもない、友情でもない、紺野に惹かれた理由はなんだったの?
けど、きっと忘れない。紺野のこと。
―――−−−−−−−―−−−−−−−―−−−−−−− END
- 106 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2003年02月16日(日)21時29分38秒
高紺、まず一つ目終わり。
設定は学校にしてみました。また明日書きます。でわ・・・
- 107 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月17日(月)09時37分40秒
『夕焼けの公園』 (紺野思考)
「あさ美ちゃん、あんなとこに公園があるよ!」
「あ、ほんとだ」
仕事の帰り、バスを降りて駅に向う途中、私と愛ちゃんはその公園を見つけた。
あたりはシンッとしていて、誰もいない。
「東京なのに、人いないね…」
私が辺りを気にしていると、愛ちゃんはすでに傍にいなくて、
ふと見ると公園のブランコに乗っていた。
「あ、愛ちゃん……!」
「あはははっ!懐かし〜!あさ美ちゃんもおいでよ!」
愛ちゃんはよっぽど懐かしかったのか、ずっと笑顔で笑っていた。
そよ風が愛ちゃんの髪をキレイに靡かせている。
「あははは!あさ美ちゃんも来なよっ!はははっ!」
「あっ……」
私は少し見とれて、ブランコの方へ行くのを忘れていた。
- 108 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月17日(月)09時45分59秒
「わ、懐かしい……」
くさりをにぎる感触、ひんやりとして、少し冷たい。
だけど、この感触には覚えがあって、座り心地も、懐かしくて。
見たこともない公園にきたのに、ブランコに乗るのが久しぶりすぎて、
触ったことのないブランコの鎖を、私達はすごく懐かしんでいた。
――――――――――――― キーコーキーコーッ
「あはははっ!」
「楽しいねぇ!」
「うん!」
「「あはははっ!」」
――――――――――――― キーコーキーコーッ
愛ちゃん、すっごく楽しそう。 私も、なんだかつられて楽しい。
愛ちゃん、幼い子どもみたい。
だけど、輝いてるよ、今の愛ちゃん。 愛ちゃんの目、輝いてる。
よかったね・・・・よかったね・・・・・
「あさ美ちゃん、見て夕焼け!」
「あ、眩しっ……ほんとだぁ」
「いいね……」
「うん………」
- 109 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月17日(月)09時52分54秒
「私、モーニング娘に入ってから、ずっと公園とかで遊んだ事なかった……
だからね、今すっごく楽しい……懐かしい……そういえば…ほら、この夕焼けの影で
、いろいろ遊んでたんだよ」
「へぇ………影か…どうするの?」
「へへへっ……前は恥ずかしがらずに男女気にしないでやってたんだよ……」
「な、……なにを?」
「今はちょっと恥ずかしいかな……」
「なにを?愛ちゃん」
「こうすんのっ」
愛ちゃんは、ブランコから立ち上がり、後ろを向いて、自分の影を見つめた。
少しはにかんで、また懐かしんでいる様子。
「あさ美ちゃんも、同じふうに後ろ向いて?」
「あ、うん」
2人で、自分達の影を見つめる。
一体なにがあるんだろう?なにをするんだろう?
少しワクワクしながら、愛ちゃんの行動を待っていた。
「あ………」
- 110 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月17日(月)09時59分17秒
「ね……こうすんの……あははっ!ね?たまにしてたでしょ?こういうの」
「…………」
「あさ美ちゃん?」
「…………」
「あ、あさ美ちゃん、顔赤くなんないでよ。遊びだよ遊び!そんな顔されたら
……こっちも恥ずかしいよ……」
「ご、ごめん……」
影と影が、上手い具合にくっついて、そのくっついてる先が、私たちの口で・・・
要するに、2人はキスしてるって事・・・になる。
嬉しいけど、恥ずかしい・・・こういうのは、愛ちゃん平気なのかな……
「愛ちゃん………」
夕焼けに照らされてる愛ちゃんは、とても綺麗だった。
少し眩しいけど、愛ちゃんはそれ以上に眩しい。
笑顔が好き。髪が好き。
イタズラっ子なとこが好き。なんでも平気なのが好き。
大胆なとこは・・・ちょっと好き。
ぜんぶ好き・・・
- 111 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月17日(月)10時07分22秒
「あさ美ちゃん、今度はほんとにしてみる?」
「えっ!」
「……あはは、冗談だよ。」
「…………」
「ねぇ、もっかいしよ♪影キッス」
「ヤダよ、恥ずかしい〜」
「あ、逃げないでよ。ズレちゃう!」
「ちょ、ちょっと愛ちゃんっ」
「…できたできた。あははっ」
「…………」
愛ちゃんって、ほんっとに大胆だよね。
なんていうか……私がそういうのに苦手だから……?
みんなはきっと平気なんだろうな…だけど、やっぱり…
愛ちゃんだから、そうなってしまうのかも
「ねぇ、あさ美ちゃん」
「ん?」
―――――――――――――――っ!
夕焼けに照らされて、私たちはキスをした。
今度は本当に、してしまった。
ほら、影もキスしてる。
・
・
・
- 112 名前:〜高紺〜 投稿日:2003年02月17日(月)10時13分03秒
「あ、あ!あ!…あ…愛ちゃ…!!」
「んも〜…、そんなに驚かないでよぉ〜!」
「だって!今本当に…!…愛ちゃん!」
「ほんとにしちゃ駄目だった?」
「えっ……!」
「いいよね」
「前もしたもんね…私たち♪」
「あ、あれは愛ちゃんが!!」
「あ、もう時間が…。さっ帰ろ〜♪」
「あぁ〜!まってよ愛ちゃん!か、かばんもってよ!」
「あはははっ♪ほら、はやく!電車電車っ!」
「は、走らないでよ!かばん持って〜!!愛ちゃん〜!」
「あははっ」
・
・
・
END
- 113 名前:〜ごまたか〜 投稿日:2003年02月18日(火)09時20分29秒
『好き 最悪 好き』 (高橋思考)
「えーっと…私は……イルカで…先輩はペンギンだったから……えっと…
あ、あったあった……ん?うそ、相性最悪じゃん〜!」
今、占いにハマッている。
「はぁ………」
楽しいけど、悲しいときもある。
「何してんの?愛ちゃん」
「あ、ま、まこっちゃん!」
「あ、占い!?おもしろそー…!」
「う、うん、今、後藤さんとの相性をはかってたとこなんだけどさぁ…」
「悪かったの?」
「………………」
「占いは占いだよー、大丈夫だって!昨日もあんなに仲良く喋ってたじゃん!」
「だけど……、この仲間の中で一番相性が最悪なんだよ!ありえる?」
「まぁ…そういう時もあるんじゃない?しょうがないよ」
「んもぉ…っあーあ、好きな先輩なのに…」
「関係ないって、占いをあんまり信用しちゃ駄目だよ」
「うーん……」
- 114 名前:〜ごまたか〜 投稿日:2003年02月18日(火)09時30分16秒
最悪だ。一番好きな先輩なのに、占いじゃ相性最悪だよ。
んもぉー!
どうすりゃいいんだーぁ!
「…………はぁ」
・
・
・
「愛ちゃん、まだ落ち込んでるの?」
「うんー……」
「元気だしなって…あ、ホラホラ、私たちは相性バッチグーって書いてあるじゃん♪
ぅわ!ねぇ、あさ美ちゃんの方が愛ちゃんと最高のペアって書いてあるよ……?」
「う、うんー……」
まこっちゃんや、あさ美ちゃんと相性いいのは嬉しいけどさ…
けど、先輩は先輩だし…なんていうか、感情が違うし・・・さ…
「もうやーめたっ!次はこの雑誌の占いにしよーっ」
「(やめてないじゃん……)」
「えーっと?…フムフム………」
「どう?後藤さんと、相性いい?」
「……………………」
「愛ちゃん?おっ!………あちゃー」
「なんで!?神様はイジワルをしてんの!?こんなのってないよー」
「また相性最悪だねぇ…」
「はぁ………」
「なにしてるの?」
「「あさ美ちゃん〜!」」
- 115 名前:〜ごまたか〜 投稿日:2003年02月18日(火)09時37分56秒
・
・
・
「愛ちゃん。占いは占い、それで現実は現実。占いなんか信用してたら、自分の
意思を閉じ込めちゃうことになるよ……まぁ、悲しいのはわかるけどさ、そんな
の気にしないでいこうよ〜…」
「うーん……そうだよね……」
「あさ美ちゃん、なんか説得力あるね〜」
「うそぉ?ほんとに?」
「うん」
「けどまこっちゃんも、この前アイス買う時すっごい説得力だったよ?」
「ほんとにー!?だってあれは買いすぎだったんだもん」
「そうかなぁー」
「うんー」
「「あはははっ」」
何の買いすぎ?アイス?説得力?
あーぁ…頭が混乱してきた…もう一生立ち直れないよ・・・
ごとぉーーーーせんぱーーーーーぁい・・・
「ねぇ!この雑誌の占い見てよ!超おもしろいよ!」
「「「あ、里沙ちゃん」」」
- 116 名前:〜ごまたか〜 投稿日:2003年02月18日(火)09時43分33秒
「…………ごめんね、愛ちゃん…」
「……………うぅん、里沙ちゃんは悪くないよ」
「けど…さっきからちょっと連発しすぎじゃない?ねぇ、あさ美ちゃん」
「うーん……、相性が最悪って……デタラメだよ!ね、愛ちゃん?」
「あたってるんだ…やっぱり…だってこんなに連発してんだもんっ…!」
「そ、そんなことないって!元気だしてよ!今度どっか四人であ遊びにでも行こう?」
「そうそう!パァーッと盛り上がろうよ!カラオケとか!」
「うんうん、それで、ご飯食べ放題〜とか行こうよ!」
「あさ美ちゃん、それは自分の目的でしょ!?」
「あははーっ」
「…………」
「(しばらく立ち直らないみたいだね…)」
「(どうする?放っておく?)」
「(そうだね、じゃ…あたし達はロビーでも行っとこう)」
・
・
・
- 117 名前:〜ごまたか〜 投稿日:2003年02月18日(火)09時50分03秒
・
・
・
・
「あれ、愛ちゃんだ……」
「あ、ほんとだ。なんか笑顔じゃない?」
「どうしたんだろう、スキップしてる……」
――――――――――――――ズダダダダダッ!!
「まこっちゃーん!あさ美ちゃーん!里沙ちゃーん!!」
「あ、こっちに気付いた」
「なんかすごい笑顔で走ってこない?」
「こ、こわい……!」
「ど、どうしたの?愛ちゃん……」
「ふぅ……やっぱり占いなんか信用しちゃー駄目だよねぇ〜♪」
「急にどうしたの?立ち直ったの?」
「うーんと……ね♪後藤さんから電話があってぇ〜…今度温泉に行こうって!!」
「よ、よかったね…」
「うんっ!!!じゃーねー♪」
・
・
・
「別にさ…、最初から占いなんか信用しない方がよかったんだよ」
「だってあの2人付き合ってるもんね…、異様に仲いいし」
「なんていうか…冗談でキスとかはみんなしてるけど、あの2人は変な
雰囲気が漂ってるもん…」
END
- 118 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2003年02月18日(火)09時50分35秒
- 更新っ
- 119 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月19日(水)02時07分41秒
- ごまたか萌え〜
- 120 名前:〜いしよし〜 投稿日:2003年02月19日(水)09時33分05秒
『サウナの別れ』 (石川思考)
「よっすぃーって何分まで入っていられんの?」
「…せいぜい20分ぐらいかな…」
ココは最近できた大浴場のサウナ。周りはチラホラ常連のおばちゃん達が
温泉や、サウナでしんみりとしている。私はどんな大浴場なんだろうと思い、
1人で行くのもなんなので、ごっちんと行こうとしていた。
だけどごっちんは、ソロコンサートや、ミュージカルで忙しく、空いている日
はなかった。ごっちんは「あ、じゃあよっすぃ〜でも誘いなよ」とよっすぃ〜を
勧めてくれた。
だけど……2人っきりじゃ恥ずかしいよ。
「20分!?すごいねー私なんかすぐ出ちゃうよ」
「そうかなぁ……」
・
・
・
- 121 名前:〜いしよし〜 投稿日:2003年02月19日(水)09時42分20秒
どうしよう、いつもみたいにできない。
恥ずかしい・・・
私は体に巻きついているタオルの裾をグッと握り締めた。
「梨華ちゃん、すごい汗」
「え?」
「ほら……」
よっすぃ〜があたしの頬をいきなりなでてきて、前髪がぐしゃぐしゃになって
いたのか、前髪をなおしてくれている。細い指がスルスルと、髪を通っていく。
そんなに……触らないで……
「よ、よっすぃーこそ、すごい汗だよ」
私はよっすぃーより、少し離れた。これ以上近づいたら、心臓の音が聞こえちゃう。
動揺したのか、なんとなく私は俯いてしまった。
「マジ?……熱いもんね、ここ」
「う、うん……」
自分の腕でおでこの汗を拭うよっすぃー。
なんとなく汗がいやらしくなっているような気が・・・。
- 122 名前:〜いしよし〜 投稿日:2003年02月19日(水)09時50分49秒
「梨華ちゃん、なんで俯いてんのさ」
「え……」
「こっち向いてよ、一緒に来た意味ないみたいじゃん?」
ソッと私の肩に触れるよっすぃー。
よっすぃーの手の体温が周りの温度より熱く感じる。
やだ・・・そんなことしたら、もっと向けないじゃん……
「ねぇ、梨華ちゃーん……?」
「だって…恥ずかしいんだもん」
「こ、こんなのしょっちゅうじゃん!コンサートのホテルの時とか、いっつも
メンバーと入ったりしてるじゃん……?恥ずかしくないよー」
「それとこれとは……!」
よっすぃーと2人っきりだから……
「………………」
しばらく沈黙が続くと、よっすぃーの手は私の肩からはなれてしまった。
―――――――――――――――ガチャッ
「あたし先出とくね……梨華ちゃんはゆっくりしてきなよ」
さっきまでの笑顔とは違う、少し芝居ぶったような笑顔をよっすぃーはその時した。
無理矢理の笑顔を、私に向けられた。よっすぃーは今、サウナ室から・・・
やだ・・・!
行かないで・・・
- 123 名前:〜いしよし〜 投稿日:2003年02月19日(水)10時01分23秒
- 「よ、よっすぃーちょっと待って!」
――――――――――――――グイッ
私はよっすぃーの腕を両手で掴み、俯きながら、こう答えた。
「……………あの、恥ずかしいっていうのは……」
「……………」
「よ、よっすぃー……と」
「………………」
「よっすぃーと2人っきりだからだよ」
「………………」
「メンバーとだったら、気楽に入れるんだけど…よっすぃーと2人だと、
なんだか恥ずかしくなって……」
「……………」
「ごめんね……」
「……………」
「よっすぃ……?」
上を見上げると、よっすぃーはなぜだか赤面して硬直しているようだった。
「り……梨華ちゃん」
「?」
「その……あの……タオルが……」
「え?…………キャーーーーーーーーーーーーッ!!」
「…り、梨華ちゃん、落ち着いて!」
「やだー!やだやだやだやだ!!最悪ー!」
「ちょ、ちょっと梨華ちゃん!」
「恥ずかしいよぉー……」
「……………大丈夫、私しか見てないから」
「…………?」
「…さ……出よっか」
「う、うん…?」
END
- 124 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2003年02月19日(水)16時00分04秒
- 更新っ
- 125 名前:名無し蒼 投稿日:2003年02月23日(日)20時36分22秒
- 一杯短編更新されてて嬉しいですw
個人的に学園高紺の行方気になるんですが…(w
松藤もまたあるのかな?楽しみにしてまーす
- 126 名前:あい 投稿日:2003年03月05日(水)18時58分44秒
- リクいいですか?
後加か後紺で後藤の卒業モノお願いします。
- 127 名前:邪険ヴォーイ 投稿日:2003年04月20日(日)10時39分06秒
- 今まですいませんでした。
一応、自分のペースで更新していきたいと思います。
- 128 名前:電車の2人。 投稿日:2003年04月20日(日)10時50分01秒
【電車の2人】(紺野思考)
今日からいよいよ高校生。慣れない電車にも乗り、見知らぬ生徒達にも逢った。
(…友達、できるかな……)不安を胸に抱えつつ、学校の門をくぐる。
昨日すでに入学式を終えて、クラスと教室と座席はわかっていた。
私の席は後ろから二番目の端っこ。廊下側で少し寒い。
私は誰よりも早く来てしまったので、教室にはたった一人。
少しため息をつくと、後ろの席を見つめた。
(あの子が……たしかここの席だったよなぁ)
一番後ろの真ん中辺り、彼女は確かここの席だった気がする。
(名前、なんだっけ……)
・
・
・
しばらくすると1人、2人と同じクラスの子が入ってくる。
彼女はわりと早い四番目ぐらいに教室に入った。
私達は顔見知り。というか入学式の前に、登校日で知ってただけだけど。
お互い、知っているのに、なぜか喋らない。お互い目を合わせても、
会話をしなかった。
(……話し掛けずらいよ)
私は自分の席に姿勢を戻し、俯いて寝るふりでもし始めた。
- 129 名前:電車の2人。 投稿日:2003年04月20日(日)10時58分02秒
- そろそろみんな集まり出して、先生も来ていいころ。
彼女の方をチラッと見てみた。
「………………」
・
・
・
・
(うわ!目、合った)
思わず……その時は反らしてしまった。
彼女に見られるのは、とっても緊張する。
なんでかっていうと、彼女には、威圧感というか、なんとなく近寄りがたい
オーラを発してて、私なんかが喋りかけたら絶対「ハァ?」とか言われそうだから。
そんな雰囲気を彼女は持っている。
それは雰囲気だけじゃない、1人だけ上着のボタンをあけてるし、スカート丈も
短い方。ストレートのロングに茶髪、といった感じで彼女は何も喋っていなくても
1人だけ目立っている感じだった。
しばらくチラチラッと彼女を見ていたが、すごくクールで、誰とも喋っている様子は
なかった。
・
・
・
(……同じ中学の友達いないのかな)
私だっていない。みんな併願で受かってしまった。私だけ専願。
(友達になりたいな)
せっかく電車の方向も同じだし、同じクラスだし、総合コースは一クラスしかないから
…結局3年間同じクラスだし……できたら一緒に帰りたいな…。
・
・
・
そんな私の願いは、叶わなかった。
- 130 名前:電車の2人。 投稿日:2003年04月27日(日)17時24分46秒
「そうなんだー」
「へー」
ふと後ろを向くと、彼女は数人の女子と会話をしているようだった。
(なんだ…、喋ってるじゃん)
少し嫉妬しながら前を向いて席の近い子と縁談。
だけどどうもあの子が気になって……。
・
・
・
「ねぇ、あの子高橋さんって言うんでしょ?」
「へ?」
「あの茶髪の子。ホラ、今あの2人組みと喋ってる……」
「あ、あぁ……高橋さん」
(名前、もう覚えちゃったよ)
「あの子さぁ、性格悪そうだよね〜」
「…………」
「なんかクールじゃない?」
「……あぁ、そんな感じだね」
「近寄りがたいなぁ〜」
「………」
(たしかに)
・
・
・
- 131 名前:電車の2人。 投稿日:2003年04月27日(日)17時31分43秒
ホームルームが終わり、みんなバラバラ散らばって帰っていく。
私は廊下に出て靴を革靴に履き替えた。
――――――――スッ・・・
出口に高橋さんの姿が見える。
「……………」
靴を履き替えているところに高橋さんが来る。
ハッと目が合う・・・・
――――――――――ドキッ・・・
けどスッと反らして階段へ。
「……………」
(……………)
誰1人、同じ中学校の子がいない。だから1人で駅まで帰らなければならなかった。
「………はぁ」
履きなれない革靴の居心地悪さを覚えながら信号を待つ。
後ろに高橋さんがいないだろうか、そわそわしながら。
- 132 名前:電車の2人。 投稿日:2003年04月27日(日)17時37分45秒
- ・
・
・
電車を待ちながら携帯をピコピコいじる。
特に誰にメールを打ってるわけでもなく、ただヒマつぶしに受信欄を見たり
ボタンを押したりしているだけ。
「……………」
(高橋さんと、方向同じなんだよね…同じ車両に乗ったら
どうしよう……)
「はぁ」
憂鬱にそんなことを考えながらさっききた電車に乗り込む。
「あ………」
電車の窓の反射で、高橋さんの姿が見れた。
ずっと後ろにいたんだ……気付かなかった。
(どうしよう)
――――――――――― ウィーーーン ピシャッ
ゆっくりと動き出した電車の中、居心地悪そうな私と、その隣りにいる
高橋さんの
2人の空間。
電車の2人。
- 133 名前:電車の2人。 投稿日:2003年04月27日(日)17時43分32秒
- 『○○駅ー○○駅ーです、お降りの方は足元に十分ご注意くださいっ』
・
・
・
『ドアが閉まりまっす。ご注意ください』
ウィー・・・
「…………」
「…………」
(気まずい)
とにかく気まずい。
高橋さん、私のこと見てる・・・?
見たいけど見れないよ………はぁ
(なんか話し掛けなきゃ)
「…………」
「…………」
(どこの駅で降りるの?とか、同じクラスだよねーとかあるじゃん!!)
「……………」
「………」
(……いっぱいあるじゃん!なんでいえないの……)
「…………」
「………」
2人のぎこちない電車の中。
・
・
・
「………フゥ」
- 134 名前:電車の2人。 投稿日:2003年04月27日(日)17時47分44秒
(あ、次で降りなきゃ……)
「………」
結局一言も喋れないまま終わるのか、私の心は不安と心臓破裂の心配でいっぱいいっぱいだった。
高橋さんの目線が気になってチラっと見てみる。
・
・
・
(やば、目ぇ合った)
「…………」
「…………」
高橋さんは特に何か喋ろうとするわけでもなく、少し笑っただけで。
・
・
・
(笑うんだ)
・
・
・
そんな高橋さんにあたしも少し微笑んでしまって。
だけどすぐ反らされてしまった。
・
・
・
(なに、わけわかんないよ……)
明日も心臓バクバクであんな居心地悪く電車に乗らなきゃいけないの…!?
仲良くならなくちゃ、とにかく同じ方向なんだし…。
明日は、頑張ろう。明日は大丈夫!うん。
電車の2人。
END
- 135 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月04日(水)10時56分24秒
- 保全
待ってるっす
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