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Liebesroman

1 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)20時39分03秒
他で書いているのですがこちらでは短編・中編のを書きたいと思います。
CPは自分の好きなCPが多いと思います。
2 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)20時41分39秒
ありきたりかもしれませんが
昔自分にあったような話から―・・・
3 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)20時42分49秒



「遅いなぁ――…」

今日は久々にオフだった。
そしてわたしはこんな貴重な時間は大切な人と過ごしたい
そう思って相手に電話をしたら相手も偶然仕事がキャンセルになってオフらしく今日は二人で遊ぶことになった。
久々のデートらしいデート。
余りにも楽しみだったから、約束の時間の一時間も前に着いてしまった。
周りはまだ朝早い所為か人も疎らで――
その中にわたしは手にホットのレモンティーをカイロ変わりにして座って居る…

そして孤独の様に一人になる…
その度に昔あった出来事を思い出す―――…
あの子は今、どこで何をしているのだろうか…―――?
もう一度会いたい、自分大好き人間のわたしの中で
ただ二人だけ同じ位好きな人物がいる、その子はその一人…
まるで今、待ち合わせをしてる相手のような――…
時々思ってしまう、あの子が同じ相手だったらって…―――
4 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)20時44分08秒

……………
…………
………


「わ〜ぁ、綺麗ぃ――!!ママ〜!パパ〜!!見て見てぇ〜!!」

ここは有名な海水浴場の一つ、そこに一人の女の子が居た
その子は家族と一緒に来たらしく、とても楽しそうに海岸沿いを走っている――
両親はその様子を暖かく見つめ、母親の横には妹らしい子が居た


「あはは!!あんまり走るなよ!」

「そうよ〜!パパの言う通りあんまり走って転ばないようにねぇ!」

「はぁ〜〜いっ!だけどだけどさ〜!綺麗なんだもんっ!見てよこの水の綺麗さぁ〜♪」

「そうだな〜確かに綺麗だ、こぉー水面が…「太陽が反射して綺麗なんでしょ?」

「――…そうだ、俺の決め台詞を取らないでくれよ」

「決め台詞なの…?とったつもりはないけど♪」

「―――ったくよぉ〜…」

…………
………
5 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時05分04秒
―――?パパもママも、わたしの話を聞いたその後のことで急に話出しちゃったみたい
あぁ〜…駄目だなぁ、当分話し込んじゃって相手にしてくれないよぉ〜
…妹と遊ぼうと思ってもなぁ〜…
―――…どうしよ?


…あっ!そうだ!探検しよう♪せっかく来たんだもん楽しまないとね!
後でちゃ――んと戻ってくるから、仲良くお話しててねー?パパママ。


――――
―――

「…ここ、何処ぉ?」
あれぇ?あれれぇ?ママ達が話し込んじゃって暇だったから
ついでに探検だ―――!って海外沿いを沿って来たのはいいんだけどぉ…
道に迷っちゃった…


「――道もわかんないし…」
帰り道も余りにも色々周りながら来たので何処に戻ればいいのかわからなくなっちゃった。
―…ママぁ…パパぁ…会いたいよぉ一人はいやだよぉ―――!!

「―――っ、ママぁ…ひ、とりはいやぁ〜。」
自分が一番好きだけどずーーーっと一人ぼっちはいやだよぉ…


そう思ってた時だった


「――どうしたの?」


一人ぼっちになったのがすっごく寂しくなって、
とうとう泣いちゃって叫んでいたら後ろの方から声をかけられた

6 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時26分58秒


「…――っ、んとねっ・・マ、マたちとっ、離れちゃったの」
誰だろぉ?だけど、話聞いてくれる子が出来てちょっと嬉しいかもっ
――…泣きながら言ったけど、意味通じたよね?


「ふ〜ん…そっか、んじゃ一人?」

「…?そうだよ?」
他に何があるの?だけどふーんって何?心配してくれないの?


「ならさ!一緒にあそぼっ!」

「――ふぇ?」
今なんって言ったの?あそぼ…?あそぼって聞こえた気がする…――

「「ふぇ?」じゃなくってぇ、遊ぼうって言ったの聞こえた〜?」
…やっぱり聞き間違えじゃなかった、
んー――暇だし寂しかったし、なんか遊びたいからあそぼっ♪

「聞こえたよぉ〜!」

「んじゃ遊ぼうよー?いい〜?」

「うん!」


7 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時28分57秒



――――
―――

「あぁ〜!楽しいね!」

「うん!―――あ、でもそろそろ帰らないと行けないよ」

「えぇ〜〜!!いやだぁ〜!」

あの後、声を掛けてくれた子とずーっと遊んだ
その子は遠いとこから来たらしいんだけど何日か泊まってるらしく
わたしより色々な遊び場所を知っていて色々な所に連れて行ってくれた
お互いにもう前から仲が良かった友達みたいになってた
なのについに来てしまった、「バイバイ」しなくちゃいけない時間が…
―――いやだよぉ、もっと一緒にいたいよぉー


「…だめだよぉ〜、そりゃあたしももっと遊びたいけど…
そろそろ帰らないとママ達心配するよー?」

「う゛……」
駄々を捏ねてたらママたちのこと言われちゃった。

「…だけどぉ、もっと一緒にいたいよ〜」

「―――あたしも一緒にいたいけど…」

居たいんでしょ?居たいんなら一緒にいようよぉ?ね?


「―――そうだ!ずーっと一緒に居られないけど思い出になるものあげる!」

「思い出…?」
――?なに?なにくれるのー?

「うん、綺麗なんだよ〜!」

「綺麗―――…?」
なんだろぉ?


8 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時31分34秒


「あっちにいこ!」

そう言われて連れてこられたところは岩場――
ここに何があるんだろ?

そう思いながらわたしは海の中に入ってって岩場の下ら辺で何かを探してるその子を見てた


―――五分?くらいたった時だったと思う
その子が急に叫んだんだ

「―――あったぁああ!!」

…?何があったんだろ?

その子は叫んだ後、一直線にわたしのところに来て…

「――はいっ!これあげる」

「……うわ〜綺麗――」
差し出された手の中にあったのは綺麗なガラス――…?
そのガラスの色は淡い青色だった。

「これ、ガラスだよね?なんでこんなに綺麗なのぉ――?」
手に取り、それを見詰めながら聞いてみた

「えぇ〜っとね、確かぁ…―――」

その子の話によると、ガラスビンとかの欠片が岩とかで削れられ
綺麗になったのがこれなんだって

9 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時33分20秒

―――
――
「…そうなんだぁ、凄いね〜」

「っしょ?!こんなんだけどあげる!あたしとの思い出にしてね!」

「うん!…あ、ならわたしも思い出あげる!」
貰ったんだもの、わたしもあげて思い出にして貰おう!

「―――えっ?」

「探してくるから待ってて!!」

わたしは急いでさっきその子がしてたように岩場に行って探した――


「(色々あるな〜?どれがいいかなぁ?綺麗なの――…)」
色々あるけどちゃんと削れてて綺麗なのも少ない。
だけど頑張って探したい、そう思い一生懸命探した。


「(―――あっ!これ綺麗…)」

探しに探して見つけたのは綺麗な濃い青色のガラスの欠片――

「(…さっき貰ったやつの濃いバージョンだ。なんかいいかも…)」


そう思ってわたしはそれを手にとって海岸で待ってるあの子のところに行った


10 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時35分20秒


――――
―――

「――はいっ!わたしもあげる!」
どうだー?綺麗だよー?

「……あっ、濃い青色だ――」

…気づいてくれた!お揃いだよ?

「ねっ?!同じ青色だけどわたしのは薄くて、こっちは濃いでしょ?
それにいちよー同じ色だからもっと一緒って感じすると思わない?!」

わたしは見つけたときそう思ったんだけど…どうかな?


「―――思うも何も、すっごく一緒って感じ…だし」

「…良かった!」
喜んでもらえたみたいだった。すっごく嬉しい!


「―――それじゃ、送ってくよ」

「あっ…――うん。」

そう思ったのも束の間、わたしはその後その子に連れられママ達のところに帰った
だけど…すっごくいい思い出、そしてずっと忘れないって誓った。


11 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時37分31秒


――――
―――

「おっ?!どこ行ってたんだー?」

「ちょっと遊んでた!友達も出来たんだよ!」
ママ達のところに着いた、結構近くだったらしくって
すぐに着いちゃった――

「隣の子?仲良くなってくれてありがとね〜」

「いえ〜!あたしも楽しかったです!」

ママが隣にいるあの子にそう言った。
あ、今思った――そういえば…

「ねぇ〜」

「ん?なにぃー?」

「名前なんて言うの?わたしは・・・だよ!」

「――あぁ、言ってなかったね。あたしは・・・だよ」
へぇ〜。・・・て言うんだ、似合うねぇ!
でも別れ際に名前知るなんてなぁ〜…

「いい名前だね」

「そっちこそ」

「…――じゃあ、また会えたらいいね」

「うん、きっと会えるよ!」

そうだと良いな〜…

「うん!!じゃあね!・・・ちゃん!」

「まったね〜〜!・・・ちゃん!」


12 名前:川o・-・)ダメです… 投稿日:川o・-・)ダメです…
川o・-・)ダメです…
13 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時45分03秒

…………
………
……


なぁーんか思い出しちゃった―――…
元気にしてるかなぁ?確かあの時が小四だったから…
あの子も同じぐらいだったからそんぐらい?かなー?
でもどうだろ――?歳聞かなかったし…
それに…名前聞いたのは良いけど、忘れちゃったんだよね・・
なんだろ――?よくあるような名前だった気がする…

そしてそーっと耳元のピアスを触る――
…このピアスは数年経ってからあのガラスに穴を開けて貰ってピアスにした物だ
無くしたくないから滅多につけないけど今日は着けてきてしまった。

今は淡い思い出――淡い青色と同じ薄い思い出に過ぎなくなってきた
あの子は今何をしているんだろう?
帰り道に教えてくれた夢に向かって進んでいるのだろうか――?
わたしはあの子の夢を叶えてしまった
あの子は帰りに「歌手になるんだ!」って言っていた。
小さい頃からの夢だって――…
14 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時48分19秒

あの時わたしは何にも夢なんて考えてなかった
だけどあれから同じ道に行けば会えるかもしれないと思って頑張った
そして今に至る―――

あの子も夢を叶えたのか…叶える為に今頑張ってるのかわからないけれど
いつか会いたい――…
そしてこのガラスの欠片を見せたい



「――会えるかわからないけどね…」


っは〜…もういいや、今はこのことを忘れよう
せっかくデートなんだし。
だっけど…―――
一時間前ぐらいから着いてたから待ってるの長いって思ってるけど
…―――そろそろ早めに来てもよくないかなぁ?
わたしみたいに待ちきれなくてさ〜…

「…約束の時間まで後15分かぁ〜」
45分も思い出に漬かってたのか…長い――
15 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時50分52秒


―――

「……亜弥っぺ?」

ん?横から声?どっかで聞いたことあるなぁ――…
そう思いながら振り向いてみる

「―――あっ、遅いぞぉ〜ミキスケぇ」
そこには待ち合わせの相手

「なーにさ?まだ10分前じゃん」
10分前で威張るなぁ!わたし何か一時間前に来たんだぞぉ

「10分が何さぁ〜!一時間前から居たんだぞ〜!」

「――えぇえ?なんでなんで?」

「…ん〜楽しみだったから」

「――そぉ?んじゃ行くー?」

「うん、行く行く。寒いから暖めてぇ〜」
そう言い、みきすけの腕に自分の腕を絡ませる

「へいへい〜。――ん?あれ?亜弥っぺ…」

あったか〜いって思ってたら何?みきすけ――?

「…そんなピアス持ってたんだ?」
ピアス―?あぁ、これかぁ…そういえば見せたことなかったっけ

「――うん、えへへ♪これ思い出なんだぁ、手作りなんだよー?」
どうだー?ミキスケと同じぐらい好きになった相手からの貰いものなんだぞー?

「…――へぇ、淡い青だねぇ」

「そっ♪淡い青♪これがいいんだよね〜!」
淡いがポイントだよ?
16 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時51分59秒



「――――あたしもさ、似たのあるんだよね…」

「へぇ〜…―――ってへ?」
似たのあるんだー?へぇ〜どんなのだろ?

「亜弥っぺと同じでさ、手作りなんだけど…」

ふんふん、手作り?どんなのだー?

「ネックレスで、滅多に着けないんだけど今日つけてきたんだ…」

「へぇ〜…見ていい?」

「―――いいよ」

そう言ってミキスケが服の中に入れていたネックレスを出すと
そこには濃い青色のガラスの欠片が―――…


「―――――えっ……?」

なんで?なんでミキスケが持ってるの――?
違うのかもって思うかもしれないけど
わたしにはわかる…―――
あの時に見つけた輝き、形、全部そっくりそのまま―――


「………亜弥っぺだったんだ」

「ミキスケだったんだ……」

信じられない―――
そう思ってるのはミキスケもらしく
だけどやっとやっと再び出会えた淡い青と濃い青―――

その後は言葉も入らず自然とわたし達は唇を合わせていた…



――end――
17 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時52分51秒


『青と青』
18 名前:川o・-・)ダメです… 投稿日:川o・-・)ダメです…
川o・-・)ダメです…
19 名前:川o・-・)ダメです… 投稿日:川o・-・)ダメです…
川o・-・)ダメです…
20 名前:_ 投稿日:2002年11月29日(金)21時57分09秒
ん…?やりすぎた。
削除出そう…(w

小さい頃にすぐに仲良くなったけどもう会わなくなった
そういうことありませんでした?
自分はあります。それ書いてみました。
そんでは〜…

……―――ガラスの欠片どこいったかなぁ〜?
21 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)01時10分45秒
書きかけなんですけど途中まで出来てるんで
うpしようと思います。
またアヤミキ?他(w
22 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)01時18分29秒
あ…用事出来たので後でにします――…
23 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時10分40秒
先に高紺だが高石を…うpすることにします。
完結してたんで…――
24 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時12分31秒



仕事が終わって、あさ美ちゃんでも誘って帰ろうって思ってた



「あさ美ちゃん一緒にかえろー?」

最近一緒に私たちは帰る、
だから一緒に帰るのは当たり前って思ってた

「あ・・ごめん愛ちゃん、今日まこっちゃん家に泊まるの・・・ごめんね?」
「そっかぁ〜・・・、うんいいよ、別に決まってたわけじゃないし。また明日ねー?」
「うん・・・・本当にごめんね?また明日ね〜」


「(そうだよなぁ、決まってたわけじゃないし――)」
期待してた自分が情けない・・・


「お疲れ様でした〜」


「「「おつかれー」」」


中に居た他のメンバーに挨拶をして、帰る――


「(そっかぁ・・・今日、あさ美ちゃんはまこっちゃん家に泊まるのかぁ・・・・)」


「なんか――嫌だな・・・」


そう思ってるのが不思議で―
なんでだろう?明日も会えるのに・・――
わからない――
25 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時14分35秒



「(誰かに相談しようかなぁ?誰がいいかな〜・・・)」





「―――高橋ぃ?」





ん・・・――?誰かに呼ばれた気がした
振り向いてみると・・・




「・・・・・石川さん――」




石川さんが居た・・・
あっ、石川さんに相談しようかな――
私は、教育係の吉澤さんより石川さんとの方が話し易い
ハロプロニュースとかで一緒に仕事をしているからなのか
よく、話をするようになってた・・・



・・・・うん、石川さんに聞こう!



暫くボーっと石川さんを見て
そんなことを思ってたら石川さんがこっちに来た


「どうした〜?何か考え事?」
「はい・・・あの〜・・・」
「ん?なぁに?」



「今日――泊まってもいいですか?」



そう言ってた
26 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時16分10秒



「ん?今日?いいよ〜。おいでおいで、話聞いてあげる」



―――やった!



「ありがとうございますぅ〜――って・・・」
「ん?どうしたの?」
「着替えがありません・・・・それに、吉澤さんには大丈夫なんですか?」


そう、石川さんは吉澤さんと付き合ってる―
だから大丈夫なのかな?


「よっすぃー?うん、大丈夫だよ。ちゃんと連絡しておくから」
――それに着替えなら貸してあげるよ


そう言ってくれた
連絡しておくんだ――・・・
いいなぁ・・・


――――あれ?
なんで『いいなぁ』なんだろ・・・・・・?
わたしも誰かとそうなりたいのかな?

誰だろ―――?

頭の隅にあさ美ちゃんの顔が浮かんだ―――

えっ―――?あさ美ちゃん?
なんで・・・?
そう思ってるのかなぁ・・・
27 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時18分37秒





「―――高橋??行くよ?」


「・・・あっ!はい。」



やばいやばい・・・
またボーっとしてたよ――
駄目だなぁ〜って思ってたら


「今日の高橋おかしいよ〜。」

「そうですか〜?」
石川さんにも言われちゃった――

「うん、何か考えてるでしょ?」

やっぱわかるのかなぁ――?
うぅん・・ここは言おう――
どうせ後で相談するつもりなんだし・・・・・

「はぃ・・・実はちょっとよく自分でもわからなくて――」
「・・・・わからない?」
「――はいっ・・・。だから石川さんに聞いてもらうかと・・」
「そっかぁ〜。わたしでいいならなぁんでも聞いてあげるからね?」
「ありがとうございます〜」


やっぱり石川さんは優しいなぁ―――




――ってあ!他の皆さんも優しいですよ?もちろん



28 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時20分42秒
……………
…………
………

その後、タクシーに乗って石川さんの家に行った。
実は何度か来たことがあるから結構慣れたつもり。

部屋の中はテレビで言われてた以上にピンクはなくて
私も結構好きだったりする――


家に入ってボーっとしながらいたら
石川さんが紅茶を入れて持って来てくれた



「―――はいっ紅茶。」
「ストレートだけどミルクにする?」
「あ、そのままでいいですよ。」
「そっ?わかった。」


コトッ――


私の前に置いてくれた紅茶を両手で包んで飲む


あ・・・美味しい、さっきまで寒い中に居たから
すっごく温まる―――


「どう?おいしい?」
「――はい、とっても美味しいです。体も温まりました」
「ふふふ、温まるよね〜。わたしもよく飲んで温まるんだぁ」
29 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時23分49秒


あ、やっぱそうなんだ――
慣れてる感じがしたもん。

ふと――頭に過ぎったことがあった

「吉澤さんが来たときも入れてるんですか?」


口に出してその思ったことを言う


「ん〜?うん、いれるよぉ。」

「――いいですねぇ。」
なんか長年の夫婦みたい――
いいなぁ・・・



「そう?高橋もそうなれるよ。――好きな人いるんでしょ?」



―――えっ?好きな人・・・
いるのかなぁ?どうなんだろ――
30 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時26分03秒


「よく・・・わからないんです――」
「ん?わからない?」
「最近、気になってる人がいるんです・・
だけどそれが恋なのかどうなのかわからなくて――」
「うんうん。それで?」
「どうなんだろ〜?って思ってて。
そのことについて今日、石川さんに聞きたかったんです・・・・・」



恋・・・なのかなぁー――



「―――高橋はさ、今、ずぅ〜っとその人のこと考えちゃうんでしょ?」


聞きたかったことを石川さんに言って
少したってから石川さんから返ってきた返事がそれ

どうだろ?思ってるなぁ

「・・・・そう、ですね」
「今何してるんだろ〜?
とか明日も早く会いたいなぁ〜とか思っちゃってるでしょ?」


――あ、それさっきまでの自分だ


「思ってるっぽいね?」
「はい、さっきまでの自分です、今もですけど――」
「ふふ、思ってるよねぇ、私も思ってるもん。」


石川さんも思ってるんだ


「それじゃぁ、最後に」
「はい?」

今度はなんだろ・・?
31 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時28分37秒
――――
―――
――

「今、高橋が気になってる人が他の人のものになっちゃったって思ったら自分はどう思う――?」



あさ美ちゃんが他の人のものになっちゃってる――




!!!!!!!!!!!



「いや!他の人のものになるなんて絶対いや!」


「―――だよね。そう思ってるってことは恋だよ」


下から石川さんの声がした――

「あ、あれっ??いつの間に立って?!」
「今だよ〜〜。高橋、急に立って『いや!』って言うんだもん(笑)」
「・・・無意識でした〜・・・。」
ちょっと恥ずかしい・・
「でもまぁ、やっぱそれは恋だよ。誰なのかな〜?高橋の心を掴んだ人はぁ」
「―――こい・・・。」

そう認識したとたんすっごく恥ずかしくなった
独占したいって思ってる自分が凄くいることに気づいたから
32 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時30分41秒


「でもまぁ〜。大体想像つくけどねぇ〜」

恥ずかしくて拭いていたら石川さんのその一言

「えぇっ?!」
「ん〜?どうしたの?」
「だっ、誰かわかってるですかっ?!」

そ、そんなに分りやすかったのかな?私――
自分が認識してないだけでひょっとして周りの人はっ?!

「わかるよ〜?あ、だけど紺野は気づいてないだろうね―」

『紺野』

今、石川さんは確かにそう言った


「(うっわぁ〜。自分が気づいてないだけで先輩達にはわかってたなんて〜!
は、恥ずかしすぎるっ――)」


「あ、あのっ」
「ん?なに〜?」
「ど、どうしてっあさ美ちゃんって?!」
いつ頃から気づいてたんだろう?
本人は自覚してなかったのに・・・・

「う〜ん・・、確信があったのは今日かな?」
「今日?ですか―?」
「そっ。だって、高橋、紺野が一緒に帰れなくて落ち込んでるっぽかったし・・・」
「みっ、見てたんですかぁー―??恥ずかしい・・・」
「ごめんごめん、目に入っちゃってね、たまたま。」
「そうですか〜。でも、今日自覚できたんでよかったです」



あさ美ちゃんが好きって―――



33 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時35分30秒

「大したことしてないけどね?」
「いえ、十分です!」
「ならよかった。またいつでも相談しなよ〜?」
「はいっ。恋の先輩でもあるんで相談しますっ!」
「なぁんか照れるよぉ・・・」




―――


その後も色んな他愛のない話をしながらご飯を食べてた
今はお風呂に入らせてもらって、先に私が入ったんで
石川さんが出てくるのを待ってる――

今日はいろんなことがあったなぁ・・・
自分の気持ちも発見できた。
あさ美ちゃんのことが『好き』ってことも

「よしっ!いつか伝えるぞっ」

34 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時36分46秒



「あはは、高橋気合入ってるね〜」
「あ、石川さん・・見てたんですかぁ?」
「見てたんじゃなくて出てきたら見ちゃったんだよぉ〜」

あぁ・・ここ石川さん家だもんなぁ
また恥ずかしいことを・・・・


「でも、頑張りなね?応援してるよー」

真っ赤になって拭いていたら石川さんがそう言ってくれた。

「――はいっ!」


「それじゃ寝ようか?」
「はぁ〜い、石川さんと一緒♪」
「もぉ、高橋は可愛いなぁー」
「石川さんだって可愛いですよ〜!」
「「あはは!!」」


今日は相談してよかったぁ〜
頑張りますよぉ石川さん!


石川さんの隣に入って寝ようとする


「石川さん、おやすみなさい。頑張りますね!」
「うん、その意気!おやすみぃ」



―――そのまま深い眠りについていった・・・
明日から頑張ろう。覚悟しててね?あさ美ちゃんっ


『whereabouts』 ―end―
35 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時37分31秒





36 名前:_ 投稿日:2002年11月30日(土)02時38分57秒
んではまた〜
思いついたら書きます。
37 名前:_ 投稿日:2002年12月01日(日)00時30分52秒
途中書きだけど書いたとこまでうp
38 名前:_ 投稿日:2002年12月01日(日)00時39分07秒



「―――…さっきの映画、やっぱ怖かったなぁ。テレビの中から出てくるんだろぉ?貞子がっ!」

ん〜、考えは凄いけどやっぱ怖いわぁ見た後は…
まともに、テレビとか鏡が見れないもんあたし――
こーゆうときは早く寝るのが良し!

明日は出席日数がやばくてそろそろ行かなくちゃいけない科目があるし
だから今日はこれぐらいに寝て、起きるのがちょうどいいだろう――
そう思ってた、だけど急にテレビや鏡を表にしてるのが怖くなった

―――
――

「こえぇ〜。鏡後ろにしよう…日頃は普通にこのあたしが映る鏡は平気なのになぁ?不思議だ…
さすが、映画の威力っていうか、怖いものの見た後はこうなるんだよなぁ〜」

我ながら見かけによらず小心者?だと思ってしまう――

「普通の鏡なのになぁ〜…」

そう囁き、手を鏡の前に持っていく――

「…でも今は怖い、だからごめんよ〜鏡〜…」

そう言って手を離して裏にしようとした
39 名前:_ 投稿日:2002年12月01日(日)00時40分30秒






      !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!






な、何?!――なんか、右手…だれか引っ張ってない?!


鏡に手を置いていた右手が急に引っ張られた
怖い中…そこを見てみる…―――!!!


「…―て、手ぇええ!???!?!」

あたしの右手は、鏡の中から出てきた手にしっかり掴まれていた








て、手っ?!手?なんで?
なんであたしの手…――手に握られてんのぉ!?
しかも鏡の中から出てきた手にっ!?!?


「―――うわぁあああああああああああ!!!」

あまりにも怖いから思わずその手を掴んで離し後退りする


「って、手が…あたしのみぎっ、手にっ?!手!?なんで?」

右手を見て確かに掴まれた感触があった
―――ゾクッ!!

怖い、怖い〜〜!なんだよーーなんで?!
映画見た後だから―――?!


そう思いながら鏡に向き直った


40 名前:_ 投稿日:2002年12月01日(日)00時42分39秒


「……あっ…れ?!」

見直してみると、鏡は鏡――…
手なんて出てない…
さっきのは幻だったのだろうか?

――イヤ、感触がはっきりある
なんか、あたしの手よりちょっと黒っぽい手だったような…


何が起きたのか分らなくなってたときだった…


―――



         「ハッピィ〜〜♪?!」







「―――………はっ!?」


…………
………
……

はっぴぃ?はっぴー?ハッピ〜?
Oh〜!Happy New Yeah!
じゃないじゃないっ!!!
しかもYeah!じゃなくてYear!だしっ!!!

…ハッピーってあの?嬉しいときとかのHappy〜?

41 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月11日(火)22時29分02秒
続き待ってるよー

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