FUSHIDARA200%

1 名前:スコール 投稿日:2002年12月07日(土)00時41分47秒
銀板で書いていたお話の続きです。
駄文ですが引き続きよろしくお願い致します。
前スレです↓
http://m-seek.net/cgi-bin/read.cgi?dir=silver&thp=1020898698
2 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月07日(土)00時43分50秒
あたしはベッドの上で放心状態のまま、ぼんやり天井を眺めていた。

からからの喉が痛い。

何回イッたかなんて数えられないほど繰り返して、梨華ちゃんがカラダの中から
出ていった頃には、すでに真夜中になっていた。

「…ってぇ」

ホントに体動かなくなるまでやんなくてもいいじゃん…。
あたしは腰を抑えながら小さく呟く。

「でも、気持ちよかったでしょ?」

白い肌に浮かび上がる赤い痕を指でそっとなぞる。

「…んぁっ…ばかぁ…」
3 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月07日(土)00時44分41秒
梨華ちゃんの手がゆっくり眠りを誘うようにあたしの髪に触れ、そっと唇に
キスを落とす。
ただ唇が触れ合っただけなのに心臓の音が鳴りやまない。

二人だけのまったりした時間…。

心地よいけだるさの中で、こういうのも悪くないな…、なんて心の中で
思いながら、あたしは眠るようにゆっくりと目を閉じた。

どうして、あたしは梨華ちゃんとこんな関係を続けてるんだろ。
この甘いと錯覚出来そうな空間でさえ、全部、虚像でしかないのに―――。


『アンタ、矢口のこと好きでしょ』

人の心を見透かしたように、突然、保田さんにそんなことを言われた。
4 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月07日(土)00時45分42秒
「い、いきなり何なんですか!」
「図星か」

あたしの態度に面白そうに微笑む。

「てか…それを言うなら保田さんも同じでしょ。」
「なんだ。知ってたんだ?」

ンなの、そばにいたらわかりますよ。

ふとした瞬間、矢口さんの視線の先にはいつも保田さんがいた。
保田さんの隣で笑顔を浮かべる矢口さんは、他の人に見せる笑顔とはまた違って、
本当に自然で楽しそうで…誰にも入れない二人の空間がそこには存在した。

保田さんはどれだけ矢口さんと二人だけで同じ時を過ごをしてきたんですか?

出会った順番を変えることは出来ないけど、それにすら嫉妬してるんですよ、
あたしは。
5 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月07日(土)00時46分40秒
誰よりも矢口さんのそばにいることのできる保田さんがうらやましかった。
あたしはため息をついてチラリと保田さんを見る。

「保田さんは…矢口さんのどこが好きなんですか?」
「そうね…アタシの場合は、全部かな」

随分、あっさりと言っちゃいますね。

「矢口はさ、明るさと優しさで生きているコだとアタシは思うんだよね」

保田さんは真っ直ぐとあたしを見ながら笑顔で言った。

ずっと一緒に過ごしていて、 あたしにもそれは充分すぎる程よく分かった。
矢口さんは何も言わないけど、自然と周わりにその気持ちは伝わっていくらしい。
そうやって元気を与えながら矢口さんはみんなの心を奪っていく。
6 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月07日(土)00時47分41秒
そっか、保田さんも矢口さんからいろんなモノもらってるんだ、って思ったら
自分の事のように嬉しくなり、なんか暖かい気分になった。

「何よ、そんなにニヤけて…」
「いや、やっぱあたしと保田さん気が合うかも」
「何処をどういう理屈でそうなるのよ」
「んー…何となく」
「なんなくって言葉で片付けないでちゃんと言いなさいよっ!」
「だって、保田さん、矢口さんのことが好きなんですよね?」

だからです。

「ますます、わかんない」

頭を抱えている保田さんを見ながらあたしは小さく笑った。
7 名前:スコール 投稿日:2002年12月07日(土)00時53分47秒
あいかわらず少ないですが更新しました。

>364ひとみんこ様。
よっちぃ受けに萌えていただきありがとうございます〜!
これからもよろしくお願いします。
8 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月07日(土)10時27分30秒
石吉矢保?
四角関係!?
9 名前:raimu 投稿日:2002年12月07日(土)15時18分33秒
はじめまして!ケメコ大好きなraimuといいます。
全部読ませていただきました。面白いっす(^^
よければ圭ちゃん受けのエロを書いて欲しいです〜(^^;
頑張ってください。
10 名前:ガリバー君 投稿日:2002年12月08日(日)06時28分59秒
お引越ししたんですね(w

ケメコとよっすぃーの会話がなんかいいですね。
険悪になる前で・・・(w
やぐの登場をお待ちしてます!
11 名前:読んでる人@ヤグヲタ 投稿日:2002年12月08日(日)19時59分27秒
新スレおめでとうございます。
そろそろやぐよしを期待します。
12 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月08日(日)20時54分24秒
それからも一緒にご飯を食べたり、遅くまで残ってダンスレッスンしたり、
あたしと保田さんは何事もなかったかのように毎日を過ごした。

正直言うとあたしは保田さんのことも好きなんだと思う。
気まずくなりたくなかった。
いつも通りでいたかったのに…保田さんは気づいてしまった。

あたしと梨華ちゃんの関係に――。

梨華ちゃんはあの時初めて言われたみたいだけど、実際はもっと前から
保田さんはあたし達の関係に気づいてた。

「吉澤…アンタ石川のことどうするつもりなの? 何考えてるか分かんないけど、
 遊びなら石川から手をひきな!」
13 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月08日(日)20時55分28秒
あたしに詰め寄る保田さんの声は怒りに震えていてた。
呆れた顔。もう軽蔑に近いそれ。

絶対、矢口は譲らない――。

保田さんの怒りを含んだ目は、声よりも、冷たく感じた。

それからだった。
保田さんがあたしを避けるようになったのは。そしてあたしも…。

仕事上、顔を合わせることはあっても、ほとんど会話することなく、
静かに時間だけが流れて行った…。

触れないようにしているけれど、きっと、ホントははっきりしないといけない
問題なんだよね。
14 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月08日(日)20時56分21秒
カーテンの向こう側に映る柔らかな月の光が、ベッドの上に影を落とす。

――どうして、あたしはここにいるんだろう。

いい加減、終わらせなくちゃならない関係。
梨華ちゃんを愛してるわけじゃない。

だけど、自然な距離感を保ちながらあたしと梨華ちゃんはこれからも
この関係を続けようとしている。

気に入っているのは、その肌を合わせる心地よさだけ。
梨華ちゃんが今まで通りを望んでいるから、そうしてるだけ。

ホントにそれだけ…?

――この関係を望んでいるのは梨華ちゃん、だけ?
15 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月08日(日)20時57分24秒
認めたくないけど本当はとっくに気づいてる。

考える事といえば、矢口さんの事だけ。
それ以外は何も考えられない。

そう思いながらも、心の中じゃこの関係を心地よいと感じていることを。

梨華ちゃんがあたしを抱いたのはそんな気持ちを知ってたから?
それとも単なる同情心。

いや、どっちだってかまわない。
今こうして梨華ちゃんを全身で感じていること、それが全て。

梨華ちゃんに抱かれることで心の痛みは徐々に消えて行き、やがてあたしは
矢口さんのことを忘れて行くのかな―――
16 名前:スコール 投稿日:2002年12月08日(日)20時59分49秒
更新しました。吉澤さんが揺れてます。。。
前回レスをくださった皆様へのお返事は次回更新時にさせていただきます。
17 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月09日(月)01時17分19秒
嗚呼・・切ないですな・・・誤解からのすれ違いといいますか・・・
よしこ!君の本当に好きな人を思い浮かべ、信じるんだ!!(w
いつもドキドキしながら読ませて頂いています。作者さん頑張って下さいまし
18 名前:読んでる人@ヤグヲタ 投稿日:2002年12月09日(月)16時36分36秒
まさかこのままいしよしになってしまうのか!?
19 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月12日(木)19時11分04秒
「何か飲む?」

梨華ちゃんは冷蔵庫の扉を開けながらベッドの中でぐったりしてるあたしに
声をかける。

「いいよ。…それよりシャワー貸して」

あたしは大きく溜め息をつくとベッドに沈んだ体をゆっくりと起こす。

「怒ってるの?」
「別に。」

すぐ後ろから声をかける梨華ちゃんに構わずあたしは浴室のドアを開けた。

「ごめんね…」
20 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月12日(木)19時12分05秒
足を踏み入れようとした瞬間、梨華ちゃんがいきなりあたしの背中に
抱きついてきた。

「梨華ちゃん…?」
「さっきはごめんなさい」

唇が触れそうな距離で梨華ちゃんの瞳がじっとあたしを見つめる。
梨華ちゃんの瞳は熱っぽく、下手な誘い文句より、よほどそれのが刺激される。

「よっすぃー…」

梨華ちゃんはあたしの頭を引き寄せるとゆっくり目を閉じた。

あたしの首に梨華ちゃんの腕がギュッと絡みつき、唇がそっと触れる。
二度、三度触れるうちにキスは次第に深くなり、吐息は熱を帯び始める。
21 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月12日(木)19時12分51秒
「…ん…ぁ…やめろ、ってば……」

梨華ちゃんはあたしの言葉を無視して唇を味わうようにゆっくりとキスをする。
あたしの舌に自分の舌を絡ませ、甘い声で誘うように、囁きかける。

「よっすぃーの好きなようにしていいよ」

梨華ちゃんはあたしの手をつかむと、その手をTシャツの中に引き入れ、
そっと胸に押し当てる。

「や、やめなよ、梨華ちゃんっ!」

あたしはやんわり梨華ちゃんの体を押しのける。
22 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月12日(木)19時13分38秒
「私のことキライ?」

梨華ちゃんにじっと見つめられ、その視線に頬が熱くなってしまう。
そんな風に言われたらあたしが何も言えない事わかってやってるんでしょ。

「キライなわけないじゃん…」
「だったらシテよ。さっき言ったじゃん…立てなくなるまで、って…」

梨華ちゃんはちょっと拗ねた感じの上目使いであたしを見る。
そんな顔で見つめられても困るんですけど…。

「あれは…その…梨華ちゃんがイジワルするから、つい…」
「もぉ、よっすぃーのばかっ!」
「え?」

うわ、な、何やってるのっっ―――!?
23 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月12日(木)19時14分33秒
「ややや、やめろってばっ!」

Tシャツを脱ぎ始めようとする梨華ちゃんをあたしは慌てて止めた。

「私じゃダメなんだ…?」

え…、梨華ちゃん?
溢れ出した涙が頬を伝って零れ落ちる。

「もうやだ。苦しいよぉ…」

力が抜けたように小さく呟く梨華ちゃんをじっと見つめているうちに、
なんだか悲しくなってしまった。

「どうしたの?」

俯いてしまった梨華ちゃんが心配であたしはそっと顔を覗き込んだ。
24 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月12日(木)19時15分19秒
「やっぱり矢口さんの方がいいんだ?」

「梨華ちゃん?」

「どうせ矢口さんの代わりにしてただけなんでしょ!」

「な…」

なんだよ、その言い方…!

だったら梨華ちゃんだって同じじゃん。

「梨華ちゃんこそ代わりにしてるんじゃないの?」

「何言ってるの?」
25 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月12日(木)19時16分07秒
「保田さんが好きなんでしょ?」

「えっ?どうしてそうなるの?!」

「や、だって…」

「だいたい好きでもないのにエッチなんかすると思ってたの?!」

いや、そうは思ってな…、ん?
ってことは、その…

「それって…」

「そのまんまの意味だよ。」
26 名前:スコール 投稿日:2002年12月12日(木)19時21分10秒
う〜ん…いつもながら半端ですね(w
思うところがありましてレス返しは次回まとめてさせていただきます。
27 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月12日(木)22時43分57秒
更新、お疲れ様です。
えぇっ、そうだったのか・・何だか梨華ちゃんがせつないなぁ(泣)
この先が気になりますねぇ。
次回更新、期待してますよ。
28 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月14日(土)05時39分32秒
結局、いしよしかよ!?
と言ってみるテスト。

つか、やすよしは何も無いのかな?
29 名前:名前ってなあに? 投稿日:2002年12月15日(日)15時09分14秒
実は私はやすいしが見てみたかった…と言ってみるテスト(w

初レスです。
エ○の中にもドラマがあっていいですね、このお話し。
続きもさらに楽しみにしてます!
30 名前:よしごまヲタなんだけど 投稿日:2002年12月18日(水)00時49分19秒
ああ、萌える。
いいっす。いいっすねぇ〜。
更新頑張って下さい。楽しみにおまちしております。 
31 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月19日(木)00時45分42秒
「梨華ちゃん、あたしのこと好き、なの?」
「じゃなきゃエッチしたりしないよ」
「や、だって、梨華ちゃんは保田さんのことが好きなんじゃないの…?」

オフの日に保田さんと二人で映画に行っただの、ショッピングに行っただの
嬉しそうに延々と話してたじゃん。

「勘違いだよ、保田さんはただ相談にのってもらってただけで何でもないよ」
「ホントに相談にのってもらっただけ?」
「あー、ひどい、信じてないでしょ!」

てか、あたしに相談もちかけて迫ってきた人だよ?
保田さんにも同じコトしてるんじゃ、って思うでしょ、ふつう。
32 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月19日(木)00時46分49秒
「よっすぃーだからしたのに…、解かってよ、それくらい!!」

ンなの、解んないよっ!

「だって梨華ちゃん何も言ってくれないじゃん」
「言えないよ…よっすぃーの頭の中は矢口さんでいっぱいなんだもん…」

零れ落ちる涙があたしの肩に小さな跡を残す。

「梨華ちゃん…」

梨華ちゃんは耐えられないといった感じでその場に泣き崩れてしまった…。
溢れ出した涙が止まらない。

「わかったから…もう泣かないで…」

頬を伝う涙をぬぐって、あたしは優しく頭を撫でる。
33 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月19日(木)00時48分02秒
「よっすぃ…」

涙で声にならない声で、あたしの名前を呼ぶ梨華ちゃんを、あたしはそっと
抱きしめた。

「よっすぃーが好きなのは矢口さんだってわかってるのにね…」

梨華ちゃんはあたしの腕の中でぎこちない笑顔を浮かべる。

ずっと想い続けた人は自分でない人を必要としている。
そういう意味じゃ二人は似てるのかもしれない。

その潤んだ瞳から梨華ちゃんの苦しい想いが浸透してきそうで、
あたしは梨華ちゃんを抱く手にさらに力をこめた。

このまま矢口さんのことを忘れてしまえばもう胸が張り裂けそうな想いを
することもない。

きっと、この気持ちに応えてあげたほうがいいに決まってる。
34 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月19日(木)00時49分07秒
けど――

「ごめんね、梨華ちゃん…」

そんな簡単に変えられないんだよね、想いって。
矢口さんのこと、そう簡単には、消せないみたい。

今は保田さんが好きかもしれないけど、それでも、いつかは矢口さんを…
なんて思ってるあたしって、やっぱり、諦めが悪いのかもしれない。

今となっては出会った頃の二人にはもう戻れないけど、
まだ間に合うなら、もう一度だけ


矢口さんに会ってちゃんと想いを伝えたい―――。

35 名前:スコール 投稿日:2002年12月19日(木)00時50分33秒
視点変えて、数カ月。
よっすぃーの気持ちも、とりあえず、はっきりしたので
次回からは矢口さん視点で進めて行きます。

>>8 名無し読者様。
はい。気がつけば四角になってました(w
あまり深くは考えず書き始めたので、まさかこんなことになるとは・・・

>>9 raimu様。
保田さん受けっていうと何故か中澤さんが浮かんでしまう(w
うーん。よしやすなら書いてみたいとは思うんですが。
あ、でも梨華ちゃんでもいけるかぁ・・・ ←そうなの?
…でも、とりあえず保留ってことで(w
36 名前:スコール 投稿日:2002年12月19日(木)00時51分49秒
>>10 ガリバー君様。
こうなる前はやすよし実は仲が良かったんだぞ、ってことを一応ね。
結局、よっすぃーに保田さんを襲わせようとしてたのかな、おいら(w

>>11&18 読んでる人@ヤグヲタ様。
いしよしでハッピーエンドってのも(ここでは)ある意味斬新(w
次回いよいよ矢口さん登場です!

>>17 名無し読者様。
(0^〜^)<おいら、もっかい、がんばってみるよ!
嬉しいお言葉ありがとうございます。

>>27 名無し読者様。
梨華ちゃんにも、きっと、いい人が現れてくれるハズ(w
期待に応えられるようにがんばります。
37 名前:スコール 投稿日:2002年12月19日(木)00時53分00秒
>>28 名無し読者様。
やっぱりこのスレはやぐよしっしょ。
やすよしの過去に関してはこれ以上はないと思われます。
だた、これからのやすよしに関しては何とも言えません…(w

>>29 名前ってなあに?様。
やすいし…そのうち見れるんじゃないかい、と言ってみるテスト(w
これも保留、っと。

>>30 よしごまヲタなんだけど様。
レスありがとうございます。
いやぁ、嬉しいような、恥ずかしいような(w
38 名前:27 投稿日:2002年12月20日(金)03時24分11秒
吉は、やっと自分の気持ちに正直になれそうですね。
早く走れ!やぐの元へ!やぐも素直になっておくれ。
梨華ちゃん、せつなすぎる・・皆、幸せになって欲しいです・・
39 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月20日(金)07時08分55秒
「はぁ…」

足を引きずるみたいにして、ゆっくりと、いつもの倍くらい時間をかけて
矢口は楽屋に向う。

圭ちゃん、怒ってるよね…。

せっかく矢口のこと心配してくれてるのに、結局、圭ちゃんが寝てる間に無断で
家に帰っちゃったんだもん。
いくら優しい圭ちゃんでも、いいかげん愛想がつきたかもしれない。

「矢口!」

不意に名前を呼ばれ、びっくりして足を止めると、圭ちゃんが矢口に向って
駆けよってきた。
40 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月20日(金)07時10分23秒
「圭ちゃん…」
「矢口、昨日はごめん」

こっちが先に何か言うより先に謝られてしまった。

「目が覚めたら矢口いないし…どうしたのか気になってさ…」
「あ…」

悪いのはどう考えても矢口なのに責めないでいてくれるんだ…。
圭ちゃんの優しさに、それまで堪えていたものが、溢れ出てしまう。

「圭ちゃん…ごめん。…矢口…やぐっ…」

零れ落ちる矢口の涙に、圭ちゃんが慌てだす。
41 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月20日(金)07時11分27秒
「泣くな、泣くなっ!」

そう言うと、圭ちゃんはおもいっきり矢口を抱きよせた。

「圭ちゃん…?」

圭ちゃんは大きく深呼吸をすると、なんだかひどく考え込んだ目をして
矢口を見つめてきた。

「どうしたの…?」
「あのさ矢口に聞きたいことがあるんだけど」
「な、何?」

圭ちゃんの雰囲気がいつもと違う。
改まって言われると、つい身構えてしまう。
いつもと違う圭ちゃんのその真剣すぎる視線に少しだけ落ち着かない。
42 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月20日(金)07時13分48秒
ほんの少しですが更新しました。では、また3日後。

>>38&27様。
レスありがとうございます。
なるべくみんなが幸せなれる方向に持って行こうと思ってます。
43 名前:読んでる人@ヤグヲタ 投稿日:2002年12月20日(金)13時57分15秒
一時は、このままいしよしになってしまうんじゃあ・・・と思ったけど、
よっすぃ〜の気持ちが判って、一安心。
44 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月21日(土)12時00分23秒
「矢口最近ずっと元気ないみたいだけど、どうして?」
「えっ…」

思わず動揺して矢口は一歩後ろに下がってしまった。

どうしてって言われても。
矢口の頭に浮かぶのは、よっすぃーの顔。
原因は全部よっすぃーなんだけど…。

でも、それを圭ちゃんに打ち明けるってことは、よっすぃーとのことも
話さなきゃならないってことだし…。

そんなコトしたら絶対に、圭ちゃんはよっすぃーと大げんかするに決まってる。

ただでさえ今は仲が悪いみたいなのに、矢口のことが原因でケンカなんか
させるわけにはいかない。
45 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月21日(土)12時01分22秒
「別に、理由なんてないよ」

口では誤魔化してみたけど、食い入るように見つめてくる圭ちゃんに
矢口はつい、目を逸らしてしまった。

「…嘘」

圭ちゃんはボソリとそう言うと苦しげに眉間に皺を刻む。

「ウソじゃないよ! ホントになんでもないってば…!」
「ウソつかないでよ! ホントは吉澤のせいなんでしょ!!」

圭ちゃんの口から出た名前に矢口は凍りついた。

「ち、がうよ…」

違わない。全然違わないんだけど認めるわけには絶対いかない。
46 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月21日(土)12時02分14秒
「矢口の視線の先にいるのはいつも吉澤…。なんでアタシにまで嘘つくの?
 アタシってそんなに信用できない?」

圭ちゃんは勢いよく言葉を叩きつけながら矢口の肩をつかむ。
その力強さに押されて矢口はまた一歩後ろに下がった。

「圭ちゃんのことは信用してるよ」
「じゃあなんで吉澤の事隠すの? そんなに吉澤が好きなの!?」

肩を掴んでいた圭ちゃんの手が矢口を強引に抱きよせた。

「もう、やめなよ矢口…。吉澤のことで悩んでる矢口を見るの辛いから…
 アタシだったら、もっと、矢口のこと大事にしてあげられる 」

「圭ちゃん…!?」
「矢口が、好き…」

そう言うと圭ちゃんはさっきより、もっと強く矢口を抱き締めた。
47 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月21日(土)12時03分15秒
え? ええええっ―――!?

突然の信じられない告白に、矢口は驚いて圭ちゃんの顔を見上げる。

「じゃぁ…、昨日のアレは、その…」
「好きだから…抑えられなかった、ごめん。」

ズキン…

「アタシじゃだめ?」

ズキン…ズキン…

だめ、って…そんな哀しい顔して言わないでよぉ…。
48 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月21日(土)12時04分13秒
「矢口…」

思いつめた声で矢口を呼んだ圭ちゃんは、少し、ぎこちない微笑みを浮かべる。
つられて矢口もそれに笑い返すと、圭ちゃんはいきなり、キスをしてきた。

―――!!?

押し付けられた唇の感触に矢口の頭はパニックになる。

「んっ…ぅ…」

やだよ…圭ちゃんやめてよぉ…
ますます強く抱き締められて、もがいても全然離してくれなくて…。
どうしよう。矢口、一体どうすれば――――
49 名前:スコール 投稿日:2002年12月21日(土)12時06分24秒
時間ができたので予定より早く更新しました(v

>>43 読んでる人@ヤグヲタ様。
いしよしは書いてるうちに話がどんどん長くなってきてですねぇ…
よっすぃーには矢口さん一筋でがんばっていただきたい(w
50 名前:raimu 投稿日:2002年12月21日(土)14時12分42秒
この先の展開が気になります(><
圭ちゃん切ないよぉ・・・。
っていうかモテモテですよね、やぐっつぁん(^^;
がんばってください。
51 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月21日(土)20時10分19秒
うわあぁぁ・・・。
先が気になります。

頑張ってください!
やぐちファンの私としては大好きな作品なんです。
52 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月23日(月)16時30分34秒
「矢口さんから離れてください!」

―――え!?

いきなり誰かが矢口の体を後ろから抱き締め、思いっきし圭ちゃんから
引き離した。

「大丈夫ですか?」

思わず斜め後ろを振り向けば、そこには、
矢口が今、誰よりも一番会いたくなかった、よっすぃーがいた。

「吉澤…矢口から離れなさいっ!」

圭ちゃんは怒りに燃えた目でよっすぃーを睨みつける。
53 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月23日(月)16時33分05秒
「保田さんには渡しません」

よっすぃーは圭ちゃんに向ってきっぱりと言い放った。

なにそれ…。
驚きで固まった矢口の体を強引に引き寄せるとよっすぃーは唇を塞いできた。

いつもより激しいキスに矢口は全身から力が抜けそうになる。

「や…」

いきなり何するんだよ!
何も圭ちゃんの目の前ですることないじゃんか!!

「んっ…よっすぃ…!」
54 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月23日(月)16時34分42秒
どんなに矢口が抵抗してもよっすぃーはキスをやめてくれない。
それどころか舌まで絡めてくる。
その感触に背中がゾクって震えた。

矢口どうして…? イヤなのに圭ちゃんの前で感じてるなんて…。

「はんっ…んっ…ぁ…」

いつも通りの、いや、いつも以上に強引なキスに何も考えられなくなっていく。
よっすぃーは動けなくなった矢口を散々キスで弄ぶと、ゆっくり離れていった。

「…んっ…ぁ…よっすぃ…」

ズルリとそのまま崩れ落ちそうになる矢口の体。
よっすぃーはそんな矢口を黙って支えた後、圭ちゃんを見て言った。
55 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月23日(月)16時36分05秒
「矢口さんはあたしのモノだから」

―――――え?

『あたしのモノ』って何…? なんでそんな事…

「どういうことなの、矢口!!」
「あ…」

違うって言おうとして口を開いた瞬間、胸がキリキリと痛み出して
矢口は黙り込んでしまった。

確かに矢口は『モノ』でしかないのかもしれない。
矢口は石川の代わりでしかないんだから。

でも、結局まだ離れたくないって思ってる。

ここで違うって言ったら矢口もうよっすぃーと…。
56 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月23日(月)16時37分38秒
「なんで黙ってるのよ!」

圭ちゃんの声が矢口の胸に突き刺さって、思わず目を逸らしてしまう。

矢口だってどうしていいかわからない。
自分の気持ちがわからないよ…!

モノ扱いされても、結局まだ離れたくないって思ってる。

矢口って本当にばかだ…。

「ごめん…圭ちゃん…」

認めることも、そして否定することもできずに矢口はじっと俯いた。
57 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月23日(月)16時41分14秒
「矢口…」

苦しげに声を荒げる圭ちゃんに何も言えない。

「行こ、矢口さん」
「ちょっと、待ちなさいよっ!」

よっすぃーは矢口の腕をつかむと圭ちゃんを完全に無視して歩き出した。

「ま、待ってよっ!」

気になって振り向くと圭ちゃんが呆然と立ちすくんでいた。

「よっすぃー、圭ちゃんが…」
「いいから来てください!」
58 名前:スコール 投稿日:2002年12月23日(月)16時44分51秒
更新しました。

>>50 raimu様。
レスありがとうございます。
モテやぐ・・・ いい響きですね。
期待に応えられるかはわかりませんが、がんばります(w

>>51 名無し読者様。
矢口作品がたくさんある中、
そういう風に言っていただけると、ホントすげーうれしいです。
ありがとうございます。
59 名前:ガリバー君 投稿日:2002年12月27日(金)07時15分01秒
よっすぃーにさらわれちゃいましたね(w
圭ちゃんにはかわいそうだけど、よっすぃーがんばれ。
60 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月30日(月)15時49分05秒
よっすぃーが矢口に見せたのは、今までで一番冷たい表情。
どんなに矢口に酷い事した時だってこんな突き放した顔、見せた事なかったのに。

よっすぃーは矢口が小走りにならないとついていけない速さで歩いていく。
怖い顔で強引に腕を引っ張るもんだから、すれ違った人たちが何事かと
矢口たちを振り返っていく。

ただでさえ目立つんだから、人の多い所でこんな事するなよ!

このままどこに連れて行かれるんだろうって不安よりも、
さっきから、矢口の胸にはよっすぃーの言葉が刺さったままで…。


『矢口さんはあたしのモノだから』
61 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月30日(月)15時51分01秒
あんなこと言われても、矢口は圭ちゃんよりよっすぃーについてきちゃったんだ。
否定しちゃったら、よっすぃーに突き放されちゃうみたいな気がして…
結局、何も言うことができなかった。

―――わかってるよ。
よっすぃーにはちゃんと石川っていう恋人がいるんだから。
矢口は代わりでしかないんだから。

圭ちゃんとケンカしたのだってきっと、圭ちゃんと矢口が自分のいないとこで
仲良くしてるのが面白くないだけ。
矢口がよっすぃーにとって都合のいい「モノ」だから。
そんなの初めからわかってたじゃん。
今更、矢口が傷つくことないんだ…。

無理に自分を納得させると、ますます胸の痛みが酷くなっていく。
もうこんなの嫌だよ…。
62 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月30日(月)15時52分19秒
「ねぇ…どこ行くの?」

よっすぃーは矢口の質問を無視するかのように腕をつかんだまま、
どんどん歩いて行く。

長い廊下の両脇にはいくつかのドアがあって、そのうちの一つ、
ウチらの衣装を保管してる小さな部屋に矢口は押し込まれた。

よっすぃーは後ろ手にカギをかけると矢口を睨みつけてきた。

「どうして矢口さんは誰にでも、すぐキスとか簡単にさせちゃうんですか!」
「ちがっ…」

別に誰にでもそんなことさせてないだろ!
さっきのはいきなりだったし、どうしていいかわかんなかっただけじゃんか!
何にも知らないクセにっ!
63 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月30日(月)15時54分26秒
「行ったんだ…」
「え?」
「保田さんちに行ったんだ?」

矢口は壁に背中を押さえ付けられしまい、どこにも逃げ場はない。

「や、放してよっ!」 
「…えっち、したんですか?」
「そんなの…よっすぃーには関係ないじゃん!」

だってよっすぃーは石川のことだけ気にすればいいんだから。
矢口のことなんて放っておけばいいんだ!

「よっすぃーだっておかしいだろ! 石川がいるのに矢口とキスしたり
 エッチしたりしてるじゃん! 」

なんで矢口ばっかり悪者になるんだよ!
売り言葉に買い言葉じゃないけど感情的な言葉が止まらない。
64 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2002年12月30日(月)15時56分03秒
「別に矢口が誰と何しようと自由じゃんかっ!!」

一瞬まずい事を言ったかもって後悔した。
なんでこんな事言っちゃったんだろう。本当はこんな事言いたくないのに…。

「そっか。矢口さんは誰とでも平気でできるヒトなんだ?」
「そんな事できるわけないじゃんか!」

そりゃ圭ちゃんとはしちゃったけど、あの後、どうしていいのか分かんなくて
気がつけば圭ちゃんの部屋を飛び出してた。

でもじゃあ何でよっすぃーは平気なんだろ。
よっすぃーンちに行った時はなんで帰りたいって思わなかったんだろう…。

黙り込んだ矢口の体をよっすぃーが壁に押し付けた。

「…誰にでもさせるんだったら、ここであたしとシテください」
65 名前:スコール 投稿日:2002年12月30日(月)16時01分12秒
今年最後の更新です。
読んでくれたみなさん、レスしてくれたみなさん、ありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いします。

>>59 ガリバー君様。
強引に連れ込む吉澤さん…
矢口さんなら肩に担いでさらえそうですよね (w
66 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月31日(火)13時41分36秒
いいとこで・・・・。
67 名前:読んでる人@ヤグヲタ 投稿日:2002年12月31日(火)15時06分00秒
よっすぃ〜、そんなコトしちゃったら、ますます矢口に気持ちが伝わらないよ〜
68 名前:raimu 投稿日:2003年01月02日(木)16時01分37秒
ちょっと遅いですが、あけましておめでとうございます。
この時期はいろいろと忙しいと思いますが頑張ってください。
69 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月06日(月)20時42分13秒
(0^〜^)マタリマタリマッテルヨ
70 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月17日(金)23時10分02秒
マッテルカラ。
71 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月27日(月)15時24分43秒
保全。
72 名前:スコール 投稿日:2003年02月06日(木)18時33分32秒
いろいろと忙しく先の予定が立てられない状態でして・・。
申し訳ありませんが、もうしばらくお待ち下さい(w
73 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月09日(日)16時01分33秒
よかった、放置じゃなくて…
期待して待ってまーす
74 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月10日(月)20時16分14秒
(●´ー`●)お茶でも飲んで待ってるベ
75 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月23日(日)04時09分26秒
(0^〜^)ホゼン
76 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年02月26日(水)20時16分05秒
よっすぃーは冷たく言い放つと唇を近づけてきた。

「あ…やだぁ…っ…!」
「おとなしくしてください」

矢口ホントにヤなんだって!
必死に手足をバタバタさせて抵抗する矢口をよっすぃーは押さえ込んで
おもいっきり唇を押し付ける。

「やっ…んっ。…ぁ…」

すぐに舌が入り込んできて、どちらのものとも言えない唾液が溢れ、
唇の隙間から流れおちるように矢口の顎を伝っていく。
77 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年02月26日(水)20時16分52秒
「やだ…んっ…苦し…ぃ…」

ヤバイよぉ…
このままじゃ矢口…ホントによっすぃーにヤられちゃう…!!

苦しくて助けを求めて伸ばしかけた矢口の指をよっすぃーが握りしめた。

この前、よっすぃーの家に行った時とは全く違って。
今はただ、苦しくて辛いだけ…。

「んっ。…やぁっ…」

誘い出された舌を柔らかく甘噛みされると涙が溢れてきてしまう。
ねっとりと絡み合う舌、上顎をなぞられる時の痺れる感じ。
よっすぃーのすべてが矢口を変えていく。
78 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年02月26日(水)20時17分47秒
「はぁっ…ぁ……」

舌で口腔をなぞりながら片方の手で上着のボタンを一つずつ外すと
よっすぃーは中に手を滑り込ませてきた。

「やぁっ!」

よっすぃーは服ごとブラを取りさると片手で胸を包み込みながら
もう片方の手が矢口の太腿を撫でながら這い上がる。

「…は…んぁっ…だめぇ…!」

たまらずキスを振りほどいて矢口は大声で叫んだ。
79 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年02月26日(水)20時18分47秒
「どうしてですか? 矢口さんのココ…もう硬くなってるのに」
「いや…ぁ…」

そんなの矢口だってわかってるんだから、わざわざ言うなよっっ!!
敏感な胸の突起をクリッと指で摘まれ、その甘く痺れるような快感に
ガクッと矢口の腰が崩れ落ちそうになる。

「ちゃんと立ってください」

よっすぃーに抱きとめられ、矢口はその腕の中で呼吸が荒いまま首を振った。

「も…やだ…」
「だめです。このくらいじゃ終わりませんよ。わかってますよね?」

矢口の耳に、チャックを下げる小さな音が聞こえた。
80 名前:スコール 投稿日:2003年02月26日(水)20時22分50秒
今年1回目の更新です。遅ッ(w

>>66 名無しさん様。
すみません。お待たせしました(w

>>67 読んでる人@ヤグヲタ様。
吉澤さん。ちょっと荒れてます・・・

>>68 raimu様。
ありがとうございます。頑張ります!

>>69-71>>73-75 名無し読者様。
みなさん感謝です。よっすぃー&なっちにも感謝<保全ありがとう!
81 名前:no-no- 投稿日:2003年02月27日(木)01時02分50秒
初レスです。

今年になってから知ったので、
始まるまで待ってました。


とりあえず、更新乙

続き楽しみにしてます
82 名前:ガリバー君 投稿日:2003年02月28日(金)18時17分44秒
待ったかいがありました。

ヤグやられまくりですね(w
サイコーです。
83 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月10日(月)17時23分48秒
待ってたよ
84 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月21日(金)12時16分28秒
保全
85 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月05日(土)23時42分00秒
待ってます
86 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月16日(水)21時59分50秒
保全
87 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年04月22日(火)23時05分24秒
「よっすぃー…」

どうして?
石川がいるのに何でまだ矢口にこんなことするんだよ!
もう矢口にこんなことする必要なんてないだろっ!!

「あんっ!」

ズボンの中に入り込んだよっすぃーの指が、下着の上からソコに触れた。

立ったままよっすぃーに腰を抱かれて弄られて。
敏感な突起はちょっと触られただけで、限界まで硬くなってしまった。
本当は嫌なのに体は我慢できない…。
88 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年04月22日(火)23時08分20秒
「嫌じゃないんでしょ? こんなになってる…」

矢口の下着によっすぃーのひんやりとした指がかかる。
そのままズボンごと膝のあたりまでずり下ろされると、矢口のソコが
丸見えになってしまった。

「なんでこんな事…」
「矢口さん…」

屈辱感に震える矢口の首筋によっすぃーは腰をかがめてキスをした。
それと同時に矢口のソコに直に指を滑らせてその部分を擦り上げられると、
クチュクチュというやらしい音が聞こえてきてしまう。
89 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年04月22日(火)23時09分16秒
「ひゃ…」

ガクガクと震える膝に耐えきれず、矢口はよっすぃーの肩に
ギュッとしがみつき、額を押し付けた。

「あ、んはぁっ!……も……よっすぃ…」

今にも弾けてしまいそうなソコがよっすぃーの指に弄られてビクンて震える。

「…やっ…だめぇっ……でるっ。……でちゃうよおっ……!!」

だけど叫んだと同時によっすぃーの指が離れてしまった。
90 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年04月22日(火)23時10分18秒
「…えっ?…はぁっ…ぁん。…なんで…?」

楽になれると思ったのにその一歩前の一番苦しいところでストップされてしまう。

「はぁぅ…んっ…苦しいよぉ…よっすぃー…!」
「まだイッちゃだめですよ」
「え、やぁっ…!」

腰に添えられていたよっすぃーの手がお尻に移動し、
矢口は慌てて腰を引いた。

けどよっすぃーは全然離そうとしてくれなくて。
91 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年04月22日(火)23時11分11秒
それどころか更に力を込め、よっすぃーは矢口の事を自分の方に引き戻した。

「ん、やっ…、だめっ!」
「なにがダメですか?」

よっすぃーはゆっくり焦らすように矢口のお尻を撫でまわして、
胸にチュッとキスを落とした。

「んぁっ!…あぁっ…」
「腰…スゲー揺れてますよ?」

悪戯っぽい笑みを浮べながら小さい突起を吸い上げられて、
矢口の体から力が抜けていく。
92 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年04月22日(火)23時12分03秒
「…やぁっ…よっすぃ。……もぉ…無理ぃ……」

よっすぃーの舌に翻弄されて矢口の体はあっという間に
限界まで追いつめられた。

「壁に背中つけてください」
「え…」

よっすぃーは促すように、小刻みに震える矢口の体を壁に向って軽く押した。

「ど…して?」
「いいから。早く」
「ひゃ…ぁ…」

ぐいって肩を押され、壁の冷たい感触に矢口の背中がビクッと震えた。
93 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年04月22日(火)23時12分52秒
「待って…何…するんだよ?」
「気持ちいいこと。」

よっすぃーはそう言うと矢口の足の間にゆっくりとしゃがみこんだ。

「足もっと開いて」
「えっ…」

おもわず聞き返す矢口をチラッと見上げると、よっすぃーはニヤニヤと
意地悪く微笑んで、矢口の片足を自分の肩にかけるようにぐいっと持ち上げた。

「うわぁっっ!!」

な、なんて格好させんだよおっっ!!
94 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年04月22日(火)23時13分45秒
「やめっ! やだ…ぁ……」
「じっとしてて下さい」

矢口の足に手をかけたまま、よっすぃーの顔がどんどん近づいてきて。

まさか、これって…

「よっすぃー、待って…!」

嫌な予感に声を上げた途端。

ぴちゃ、ぴちゃ…。

「ひやぁ! あ…んぁっ…そこぉ……だめぇええ!!」
95 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003年04月22日(火)23時14分42秒
スコールです。更新しました。
長い間放置してしまって申し訳ないです(w

>>81no-no-様。
はじめまして。
始まるのを待っていただいてたようで
ありがとうございます。

>>82ガリバー君様。
いつもありがとうございます。
お待たせして申し訳ありません(w

>>83名無し読者様。
お待たせしましました(w

>>84-86 名無し読者様。
保全感謝です。
96 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月26日(土)04時52分06秒
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

お待ちしてましたよ〜
97 名前:ガリバー君 投稿日:2003年04月27日(日)01時54分30秒
待ってましたよ〜
やぐち可愛い!
98 名前:まりん 投稿日:2003年05月14日(水)09時05分28秒
更新ありがとうございます。
たまたまi-modeで見たときに更新に気が付きました。
i-modeで見たら、この作品、なんていうかすっごく恥ずかしいというか、えっちです。
リアル矢口さんは日増しに大人っぽい表情になってきましたが、
ここの矢口さんはまだまだかわいくて安心しました。
99 名前:名無し読者 投稿日:2003年06月13日(金)20時58分55秒
(〜^◇^)<ホゼン。
100 名前:RURU 投稿日:2003年06月19日(木)10時00分56秒
一気に読みましたぁぁぁー矢口がめちゃくちゃ可愛ぃー
攻めまくりのよっすぃーも良い!!
早く続きが読みたいです!!
101 名前:駒勇明日香 投稿日:2003年07月12日(土)17時02分56秒
続きめっちゃ楽しみです!
やぐよしの師弟コンビ最高なカップリングです!!
ヤグLOVEな私にとって最高な小説です♪
頑張って下さい☆
102 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月30日(水)14時14分25秒
保全
103 名前:吉好 投稿日:2003年07月30日(水)17時05分42秒
初めまして。吉好です。何よりも先に一言…最高!!!
今日、『FUSHIDARA100%』から一気に読みました。
矢口と吉澤の微妙な距離感に、石川・保田も絡んで
もういい!!すごくいい!!
つづき待ってます。
104 名前:マイキ− 投稿日:2003年08月18日(月)10時50分08秒
続き、楽しみに待ってます(〜^◇^)〜^○)
この師弟コンビは…もう最高ですわぃ!
続き期待して待てます。
105 名前:のの 投稿日:2003年09月01日(月)13時36分21秒
(´Д`)<待ぁ〜つぅ〜わぁ〜いつ〜までぇ〜も待〜つ〜わぁ〜
106 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/27(土) 22:32
107 名前:sage 投稿日:2003/10/12(日) 09:46
ほぜむ
108 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/15(水) 09:09
>>107

E-mail:←という欄にsageで下がりますよ。
109 名前:ひろ 投稿日:2003/11/23(日) 22:07
。。。ココの人の話、レベル低すぎ。全然面白くも何ともないね。
まさか、こんなんでみんなドキドキしちゃってるの?
それだったら傑作!!!!!!!
ここまでバカな人間って、本当にいたんだぁっ(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)
死ねっw
110 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/24(月) 01:05
ochi
111 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/19(金) 21:14
放置ですか・・・?
放置はしないでください!お願いします!
この小説大好きなんですよ!!
112 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/19(金) 21:17
ochi
113 名前:スコール 投稿日:2003/12/23(火) 00:09
感想&保全ありがとうございます。
そして長い間の放置申し訳ありませんでした。
近いうちに更新しますのでもうしばらくお待ちください。
114 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/27(土) 20:52
待ちます!いくらでも待ちます!
スコールさん!頑張って下さいね!
115 名前:スコール 投稿日:2003/12/28(日) 18:39
「はぁ…」

今日こそは本気で仕事に行きたくなかった。
昨日は結局よっすぃーとは気まずいまま別れてそのあとのことは
ほとんど記憶に残ってない。

ホントにもうよっすぃーのことは考えたくなかった。

けど、それでも矢口がまたこうしてよっすぃーについてきたのは
すべてをはっきりさせたかったから。

「入ってください。」
「あ、うん…」
116 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003/12/28(日) 18:40
部屋の中は静まり返っていた。
先に上がったよっすぃーの見てる前で、矢口は靴を脱ぐと隅の方に揃えて置いた。

前みたいになんて望んだ矢口が間違ってたんだ。
始めっから戻れるはずなんかなかったのに、矢口が勝手に夢を見て…。
石川との仲を知ってまでこんなこと続けても矢口が惨めになるだけだ。

だったらこれ以上こんな関係でいるのは辛すぎるよ。
もうこんなの嫌だ。


これで、本当に全部終わりにしよう――。


そう決心して矢口はよっすぃーの後に続く。
117 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003/12/28(日) 18:41
「どういうつもり?」

ドアを閉めた途端、矢口はずっと抑えていた言葉をぶつけた。
圭ちゃんにバレてしまった今、矢口に怖いものなんてない。

「矢口のこと無理矢理やったり、圭ちゃんの前であんなことしたり…」
「保田さんの前でキスされたのが嫌だったんだ?」

冷ややかに返される声に、震えそうになる足を一所懸命ガマンして、
よっすぃーのことをキッと睨みつける。

「そんなに保田さんが大事なんですか?」
「大事に決まってるじゃんっ!」

圭ちゃんはずっと大事な親友なんだから!
118 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003/12/28(日) 18:42
「じゃあ矢口さんは、あのまま保田さんとその先までするつもり
 だったんですか?」

「何言ってるんだよ!」

「どうせ好きなんでしょ。」

よっすぃー声につられて矢口もますますヒートアップしてしまう。

「圭ちゃんはただの友達だよっ!!」
「その友達が矢口さんにキスしたり、抱いたりしたんだ?」
「あれは…」

言い返そうとした時、よっすぃーはいきなり矢口を抱きよせると、
そのまま床へと押し倒す。
119 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003/12/28(日) 18:42
「やっ!」

「…保田さんは、あたしより良かったですか?」


バシッ―――!!


その言い方がたまらなくて、気付いた時には矢口の手はよっすぃーの頬を
殴っていた。

「あ…」

ジンと痺れた手に、自分のしてしまったコトに気付いて、呆然となる。
だけどその掌よりもずっと、矢口の心が悲鳴を上げていた。
120 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003/12/28(日) 18:43
「殴るなんて酷いなぁ…」

よっすぃーはそう言いながら矢口の首筋にキスを落とそうとしてきた。

「やだっ…!もうやめろよ!!」

近づいてくるよっすぃーの顔を必死に遠ざける。

「矢口さん…」

「なんでこんなことされなきゃなんないんだよっ! もういいだろっ!!
 よっすぃーには石川がいるくせに!!」

叫びだしたら、もうどうにも止まらなくて―――
121 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003/12/28(日) 18:43
「矢口の事どうだっていいんだろ本当は!矢口の事振り回して
 楽しんでるだけだろ!!」

「そうじゃないです…!」

よっすぃーの手が矢口の肩を痛いくらいキツクつかむ。

矢口を見下ろすキレイな瞳。
どうして矢口よっすぃーのことをもっと早く嫌いにならなかったんだろう。


どうして――――?


昔のただ優しいだけのよっすぃーなんかどこにもいない。
今さら前みたく、またみんなで仲良くできるなんて信じなきゃよかった。
122 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2003/12/28(日) 18:43

「よっすぃーなんか…」


言葉が、止まらない。


「大っ嫌い!!」


キ――ン……


自分の叫んだ言葉が耳鳴りみたいに頭の中を響き渡った。
123 名前:スコール 投稿日:2003/12/28(日) 18:45
お待たせして申し訳ありませんでした。
少ないながらもこれが今年最後の更新になります。

あと、こんなものを作ってみたのでよろしければお試しください。
http://c-wiz10-2.bom-ba-ye.com/

それでは。みなさま良いお年を。
124 名前:ローワン 投稿日:2003/12/28(日) 19:39
作者さん!おつかれさまです!
俺は今年最初で最後の書き込みですが(笑)
ずっと読んでました。
来年からも頑張って下さいね!俺はずっと応援してます!
125 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/05(月) 00:24
放棄じゃなかったんですね。むちゃくちゃ嬉しいです。
それにしてもこの二人、幸せになるのかなあ。
気になります。ので、マターリ次回を待ってます。
126 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/11(日) 16:01
(〜^◇^)<よっすぃーなんか大っ嫌い!!
127 名前:名無しくん 投稿日:2004/01/11(日) 20:57
あげないでよ。期待しちゃったよ
128 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/12(月) 02:03
マターリ待ってます。
129 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/22(木) 00:54
100%から一気読みしました。
いやぁイイですね!ヒッジョーに良いです。
やぐよしいいです!!早く誤解を解いて矢口とよっすぃに幸せになって
もらいたいなぁ・・・
130 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/09(火) 19:14
age
131 名前:スコール 投稿日:2004/03/14(日) 20:53
作者です。保全させていただきます。
132 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/25(木) 10:35
スコールさんだ!
更新、楽しみにしてますよ♪
133 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/09(金) 18:28
自分の叫んだ言葉が耳鳴りみたいに頭の中を響き渡った。
一瞬、何もかもが音を無くしたように辺りが静まり返る。

矢口もよっすぃーも、その後しばらく一言も口を開かなかった。

よっすぃーの顔は何かの痛みに耐えるような…今にも泣き出しそうなほど
寂しげで。

苦しいよ。胸が痛くてたまらない。なんでそんな表情するんだよ…。

「…わかりました。もういいです」
「えっ…」

驚くほど低くて静かなよっすぃーの声。
ゆっくりと矢口から目を逸らすよっすぃーに、矢口の心臓は更に痛みを
増していく。
134 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/09(金) 18:29
「帰っていいですよ」
「え…?」

矢口の肩に添えられていたよっすぃーに指がゆっくりと離れていった。

「もう、連れ込んだりしませんから」

よっすぃーはそれだけ言うと、矢口から顔を背けたまま立ち上がった。

「よっすぃー…」

つられて矢口も立ち上がる。

「心配しなくても、保田さんにはあたしから上手く言っておきます。
 もう、あたしから矢口さんにいっさい話しかけたりしません。
 もちろん…抱いたりもしませんから」
135 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/09(金) 18:30
よっすぃーの声は何の感情も感じさせない。
矢口の事も見ようともしなくて。

「…忘れてください」
「…よっすぃー?」

その言葉に矢口は何かに思いっきり殴りつけられたような衝撃を受けた。
…なんで?これは矢口が望んだことじゃんか。
なのにこんなにショックだなんて。

「あ…」

静かに矢口の顎から涙がしたたり落ちていく。


―――――矢口どうして泣いてるんだろ?


136 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/09(金) 18:30
拭いても拭いても止まらない涙。よっすぃー姿がかすんで見えなくなる。

「何でだよぉ…」

優しくしたり、急に冷たくしたり。
怒ったかと思えば哀しそうな顔したり。

挙げ句の果てには忘れろって言うの?全部忘れろって――?

「簡単にそんなこと言うなよ!散々振り回して矢口の気持ち
 グチャグチャにして!」

ベットの上に置いてあったクッションを掴むと思いきってよっすぃーに
投げつけた。
137 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/09(金) 18:39
「矢口だってすっごく苦しくて、でも誰にも相談できなくて!」

目の前にある物を手当たり次第によっすぃーにぶつける。

「ずっとずっと悩んでたのに!よっすぃーが何考えてるのかわからなくて!」

カバンも洋服も投げられる物は全部投げつけた。
だけどそれでもよっすぃーは矢口を見ようとしない。

「忘れられるわけないじゃんか!」

後から後から涙が溢れてきて、子供みたいにしゃくりあげてしまう。

「なんでそんなに勝手なんだよっ!」
「……」

それまで微動だにしなかったよっすぃーの肩がかすかに動いた。
138 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/09(金) 18:40
「……ヤなんですよ」

よっすぃーは突然顔を上げると矢口を睨みつけた。
そのまま痛いくらいの強さで矢口の体を壁に押さえつける。

「よっ、すぃ…痛いよっ」

小さな悲鳴を漏らした矢口によっすぃーはしまったという顔を浮かべて
黙り込んだ。

「…なんでもないです」
「何が嫌なんだよ!ちゃんと言わなきゃわかんないだろ!」

矢口のどこが嫌いなんだよ!
こうなったら全部聞き出すまで引き下がるもんか!
139 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/09(金) 18:41
「言いなよっ!」
「……」

涙でぐちゃぐちゃな顔のままじっと見つめていると、よっすぃーはしばらく黙り
込んだ後、ゆっくりと口を開いた。

「矢口さんを…独り占めしたかったんです」

矢口を独り占めって…?

「何のために…」
「まだわからないんですか?」

ポカンとしちゃった矢口を見てよっすぃーはガクリと肩を落とした。
140 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/09(金) 18:41
「どこまで鈍感なんですか…」

ちょっと何それ!?かなりカチンとくるんだけど。

「悪かったな!鈍感で!!だったらわかるように説明しろってば!」

もうなんで勝手に一人で納得してるんだよ!

「だから、吉澤は…矢口さんのことがずっと好きだったんです」
「え、えええ!?」

何それ!嘘だろ!?だって矢口そんなの全然知らないし。

「だってさっき矢口のこと嫌いって!」
「嫌ったりなんか…」
「矢口のこと…ヤなんでしょ?」
141 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/09(金) 18:42
よっすぃーは一瞬顔を伏せると次の瞬間、矢口のことをきつく抱き締めてきた。

「矢口さんが…吉澤以外の誰かとこういうことするのがヤなんです!」
「そんな…」

よっすぃーの両手が矢口の頬を優しく包み込む。

「…ずっと矢口さんが好きでした。吉澤には…矢口さんだけなんです」
「だって!だってよっすぃーには石川が…!」

矢口の中には石川と抱き合ってたよっすぃーの姿がしっかりと
焼きついちゃってる。
その事がどうしても気になっちゃうよ。
142 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/09(金) 18:43
「矢口さんには保田さんがいたから…梨華ちゃんとそういうこともしたけど。
 …だけど吉澤がずっと欲しかったのは矢口さんだけなんです」
「嘘!」
「本気で矢口さんが好きなんです」

よっすぃーの指先が微かに震えてる…?
それともこれって矢口の体が震えてるの…?

「矢口さんが保田さんのことを好きでもガマンします。
 優しくするし大切にします。だから…」

よっすぃーの両手に包まれた矢口の頬が燃えるように熱かった。


「だから矢口さんの側にいさせてください…」


143 名前:スコール 投稿日:2004/04/09(金) 18:44
更新が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
これに懲りず今後ともひとつよろしくお願いします。

感想をくれた皆様ありがとうございました。
とても励みになりました。
144 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/10(土) 02:47
ああ、なんと神が舞い降りてきたぞ!
スコールさんお帰りなさい。更新、楽しみに待ってます!
145 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/11(日) 16:27
ついに来ましたね!
待ってましたよ!
146 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/18(日) 20:14
「よっすぃ…」
「かっこ悪いですよね…」
「か、かっこ悪くなんかないよ!」

全然かっこ悪くない!

どうしよう…
むちゃくちゃ嬉しいかもしれない。
矢口もずっとよっすぃーの側にいたい。
いつもこうやって優しく抱き締めてて欲しい。

いつの間にか止まってたはずの涙がまた溢れ出してくる。

「矢口も…よっすぃーのこと好き」

一瞬の間の後、よっすぃーは体を離すと、信じられないものでも見たかのように
矢口を見つめた。
147 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/18(日) 20:14
「もう一回お願いします…」

真剣な、それでいて綺麗な瞳に見つめられ矢口は切なくなる。

「好きっ…。」

しゃくりあげそうになるのを必死に我慢したら言葉に詰まってしまった。
どんな言葉でも足りないくらいの想いが胸の中から溢れていく。

「もっと…矢口さん」

よっすぃーが優しく囁いた。

「好き!よっすぃーが大好き!」

嫌われてたわけじゃなくてよっすぃーが矢口を好きでいてくれたんだって
思ったら、ますます涙が止まらない。
148 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/18(日) 20:15
「泣かないでください」
「だって…」
「いつも笑っててください。矢口さんはその方が絶対に似合うから」

よっすぃーは少し困った風に指先で矢口の涙を拭った後、
触れるだけのキスをした。

そのよっすぃーの手を矢口は上から握りしめる。

「これからはずっと一緒にいてくださいね」
「うん!」

絶対この手を離したりなんかしない。
笑顔でよっすぃーに応えようとして、ちょっとだけ泣き笑いになってしまった。
149 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/18(日) 20:16
「あのね、よっすぃ」
「何ですか?」
「矢口ね…よっすぃーのキスが一番好き」

恥ずかしかったけど、ちゃんとよっすぃーに教えたかったから
精一杯勇気を出してそう言った。

「なんかそれって…吉澤の体だけが好きみたいですね…」

複雑そうな顔でそう呟くよっすぃーに、矢口はあっかんべーをしてやる。

「それを言うならよっすぃーもだろ」

お互い様だよ。だってうちらの関係は心より先に体だったんだもん。
でも、今は違うよね?
だってうちらは、両想いなんだから。
150 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/18(日) 20:16
「…体、か」
「え?」
「まぁ確かに吉澤は矢口さんの体も好きですけど」
「よ、よっすぃ?」

さっきまで矢口の頬にあった手が今は胸元に来てる。

「矢口さんも吉澤の体が好きなんですよね?」
「だからそう言う意味じゃないってば!」

よっすぃーはイタズラっぽく笑いながら、そっと矢口の服に手をかけた。

「ちょ、ちょっと、よっすぃー!」

これって…そうことだよね?
今更だけど、改めてこういう雰囲気ってむちゃくちゃ照れる。
151 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/18(日) 20:17
「矢口さん…なんか逃げようとしてませんか?」
「だって…」

向かい合ったままボタンを外されていくのって、なんか恥ずかしいよ。
いつも強引なよっすぃーの方がまだよかったような…。

「よっすぃ…いいよ自分で脱ぐから…」
「どうしてですか?恥ずかしい?」
「あっ、当たり前だろ!」
「もう何度も見られてるのに?」
「うっ…」

ああもう!!なんでまたそういう事を言うかな、ホントにさぁ。
矢口の肩から上着がそっと落とされる。
152 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/18(日) 20:18
「次はシャツっと…」
「い、いちいち口に出さなくていいってば!」

よっすぃーは笑って、そのまま矢口のシャツに手をかける…かと思ったら

「やめた」
「え!?」

あ然としていると、よっすぃーは担ぎ上げるようにして抱き上げた。

「ひっ、やだ! お、落ちる!!」

なんでいっつも矢口のこと抱き上げたがるのさ!
絶対、矢口が怖がってるのわかってやってるよ!
153 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/18(日) 20:18
「イジワルするな!怖いってば!」
「大丈夫です。吉澤が矢口さんのこと離すわけないですから」

震える矢口の唇を素早く奪ってよっすぃーが囁いた。
その声にますます頬が熱くなる。

「絶対に矢口さんを離しません」
「よっすぃー…」

何だろう、矢口ってばちょっとだけ今、怖いのが和らいだ気が…
ってこれじゃ何かすごくゲンキンな奴じゃん!

「吉澤がちゃんと抱き締めてますから安心してください」
「…ばかっ」

よっすぃーの首筋におでこをつけて照れてるのを誤摩化そうとしたら――
154 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/18(日) 20:19
「こうやって必死にすり寄ってくる矢口さんもかわいいですね」
「も、もうっ!」

なんでそんなに恥ずかしいことばっかり言うんだよ!

「帰る!早くおろしてよ!」
「だめ。続きはこっちでしましょう」
「あっ…!」

そのままフワリと矢口をベッドの上に横たえると、よっすぃーはもう一度
唇を重ねてきた。

「ぁ…んっ……」

矢口の閉じたままの唇を何度もはむってついばんできて。
それだけで、あっと言う間に矢口の呼吸は速くなってしまう。
155 名前:スコール 投稿日:2004/04/18(日) 20:24
更新しました。

>>144 名無飼育さん様。
「ただいま」と言える場所があることを嬉しく思います。
ありがとうございます。

>>145 名無飼育さん様。
お待たせしました。
生温かい目でこれからもよろしくお願いします。
156 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/18(日) 22:04
やったー!更新キターー(・∀・)イイ!!
157 名前:RURU 投稿日:2004/04/18(日) 23:08
キタ━━━━━(・∀・)━━━━━!!!
スコールさんステキすぎ。
あぁこの小説好きすぎて氏にそうですw
158 名前:名無飼育 投稿日:2004/04/19(月) 22:53
キタ━━━━━(゚ ∀゚ )━━━━━!!!!!
よっちゃんさんサイコー!!
159 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/20(火) 09:27
ヤグチ&よっすぃーおめでとう。遠回りだったけどよかったね。よっすぃーこれからは優しくしてあげて。
160 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/25(日) 17:46
「ん…んっ…!」

体が熱い。
よっすぃーにキスされると自分の体なのにコントロールできなくなっちゃう。
でも、これも全部、矢口がよっすぃーを好きだからだったんだ。

「は…ぅ…」

入り込んでくるよっすぃーの舌が探るように動くたび、体中がピクンって
甘く痺れて。

矢口はたまらず目の前にあるよっすぃーの首に両腕でしがみついた。
161 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/25(日) 17:47
「あ…んっ!」

絡め取った舌先をよっすぃーがそっと吸い上げると矢口の口から
恥ずかしい声が漏れてしまう。

「矢口さんを全部吉澤がもらっていいですか?」

優しい表情のよっすぃーに見つめられて矢口は首に回した手にギュッと
力を込める。

「…いいよ。よっすぃーの好きにして」

だって、よっすぃーがそれで喜んでくれるんだったら矢口も嬉しい。
162 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/25(日) 17:47
「矢口さん…好きです」

頬を辿る柔らかい唇の感触にうっとりと目を閉じる。

「やっ…ダメッ…!」

首筋にキスを繰り返しながらよっすぃーの指が矢口のベルトを器用に
抜き取ってしまった。

シャツのボタンを上から順番に外し、徐々に晒される矢口の肌に
よっすぃーのキスが降っていく。

「はぁっ…ん…っ…!」

時折触れるよっすぃーの柔らかな髪にまで感じてしまい
矢口は慌てて身をよじった。
163 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/25(日) 17:47
「矢口さんは全身性感帯ですね。どこ触っても感じてる」
「違うよ!よっすぃーの意地悪!」

なんかよっすぃー前よりエッチなこといっぱい言ってくるんだけど!

「意地悪なんかじゃないですよ。もっと感じて欲しいんです」
「あぁ…ん!」

胸の上にある二つの場所。
焦らすみたいに舌先が、周りをぐるりと撫でた。でもなかなか肝心な所には
触ってくれない。

「は…ん…ぁ…あっ」

矢口はもどかしくって体が震えてしまうのを止めることが出来ずにいた。
164 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/25(日) 17:48
「舐めてほしいですか?」

胸の突起を指でつつかれて、むず痒いような痺れがじんわりと体の中に
しみ込んでいく。

「言ってください。矢口さん」

指で挟んでクリクリと捻られると、そこから全身に甘い毒が回って
動けなくなった。

「もう、いっ…!離して!」

なんでこいつ、すごく楽しそうなんだよっ!
165 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/25(日) 17:49
「そっか、触らなくていいんですよね」

え…?
あっさりとよっすぃーの頭は胸から離れていく。
なんか拍子抜けしちゃった感じ…って思ったら!

「胸よりもこっちを触って欲しいんですか?矢口さんはエッチですね…」
「ひゃ…っん…!」

下に伸ばされた手がスカートの中に潜り込んで矢口の足の間に触れてくる。
エッチなのはよっすぃーだろ!?誰もそんなこと言ってないじゃん!
やだ!…矢口もう…熱くなっちゃってる…!

「腰浮かせてください」

よっすぃーが矢口のチャックを下しながらそう言った。
166 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2004/04/25(日) 17:50
「何するの…?」
「その方が脱がせやすいんで」

そ、それはそうかもしれないけど!

「矢口さんの全部吉澤にくれるんですよね?あれは嘘じゃないですよね?」

確かに矢口、いいよって言った。
ああもう!今更だけどなんて恥ずかしいこと言っちゃたんだよ!

「嘘じゃないけど…」

もうわかったよ!
おずおずと腰を持ち上げるとよっすぃーの手が簡単に、
矢口の下着と一緒に脱がしてしまった。
167 名前:スコール 投稿日:2004/04/25(日) 17:51
更新しました。

>>156 名無飼育さん様
マターリ更新でがんばります(w

>>157 RURU様
そう言っていただけると嬉しいです。
ありがとうございます!

>>158 名無飼育様
(0^〜^)b まだまだいくぜぃ

>>159 名無し読者様
(0^〜^)ニヤニヤ
(〜´◇`)ん?
(0^〜^)<優しくしますから、ね?
Σ(〜´◇`)? !
―Congratulations!―
168 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/25(日) 19:26
(0^〜^)ニヤニヤ
169 名前:名無飼育 投稿日:2004/04/26(月) 15:15
(0^〜^)<矢口さん保全
170 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/10(月) 10:55
終わったかと思ったら続きがあったー!
超うれしー!
171 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/10(月) 16:24
ずっっと待っていました!!
続きが読めて本当に嬉しいです!!!
172 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/09(水) 21:34
待ってますよ
173 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/13(日) 14:12
(0^〜^)矢口さ〜ん、来年からはサブリーダーとして公私共々支えてあげますよ〜

(〜^◇^)おう、よろしくよっすぃ〜
174 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/19(木) 11:17
ほぜん
175 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/19(木) 11:18
すんません
ageてしもた
176 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/03(水) 23:36
待ちます
177 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/19(日) 13:05
もうちょっと待つ
178 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/04(火) 19:32
勃つ。じゃなく待つ
179 名前:名無しさん 投稿日:2005/01/04(火) 20:59
待ってます。
180 名前:名無し 投稿日:2005/01/25(火) 21:59
待ってます
181 名前:スコール 投稿日:2005/02/12(土) 20:52
保全。
182 名前:名無しさん 投稿日:2005/03/26(土) 18:04
(〜^◇^)
183 名前:名無し 投稿日:2005/03/27(日) 01:34
(´〜`○)
184 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/05/15(日) 15:41
保全あげ
185 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/05/15(日) 21:02
自治スレ読んでまたきてね>>184
てことで待ってます
186 名前:名無し飼育さん 投稿日:2005/05/31(火) 20:40
保全
187 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/08(水) 22:29
待 



188 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/02(土) 23:42
待ってますよ
保全
189 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/21(木) 22:33
ささ、吉澤さん。マムシ飲んでもう一踏ん張り♪
190 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2005/08/20(土) 23:22
何度も見られたはずの矢口の裸。
でもやっぱり恥ずかしいもんは恥ずかしいんだよ!

「素直な矢口さんっていうのも不思議な感じですね」

クスリと笑ったよっすぃーに言い返す余裕なんてなかった。
だって…!矢口のソコがジンジンして…体中熱くて苦しいよお。
よっすぃーは気づいてるはずなのに、何も言わずいきなり矢口の足を
大きく左右に開いた。

「ちゃんと見せてください」
「だめっ…ぇ…!」

よっすぃーに見られてるって意識するだけで、ますますソコが熱くなる。

191 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2005/08/20(土) 23:22
「綺麗な色してますね…」
「ひっ…はずかしいこと言うなーっ!!」

慌てて矢口は自分のソコを両手で隠した。
だけど、そんな矢口を面白がるみたいによっすぃーは矢口の足を抱え上げて、
腿の付け根にそっとキスをする。
そのまま吸われると、赤い跡がくっきりと残った。

「ばかっ!跡なんてつけるな…!」
「どうしてですか?こんな場所、吉澤以外に見せませんよね?」
「み、見せないけど!…あんっ!」

続けざまに何度も何度もキスされる。
すごく敏感な場所なのにそんな事されたら…

192 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2005/08/20(土) 23:23
「どうしてこんな場所まで濡れてるんですか?」

よっすぃーがいっぱいイタズラする内にソコから溢れ出したものが
腿の奥まで伝い落ちてきた。

それをゆっくりと舌ですくい取られ、ついでのようにソコを隠していた両手を
外されてしまった。

「いやぁ!…やだぁ!」

もうそうやって焦らさないで早く触れよ!
じゃないと…じゃないと矢口…。

「よっすぃ!お願い…お願いだから…早く…!」
「早く、何ですか?」
「あっ…!」

また、ペロリって腿を舐められる。

193 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2005/08/20(土) 23:24
「ちゃんと言わないとわかりませんよ?どうして欲しいんですか?」

やっぱりよっすぃーってイジワルだ。
だけどもう一度敏感なその部分に息を吹きかけられてしまい、
矢口は本当にガマンなんてできなくなった。

「…触っ、て……早く……!」
「よくできました」

よっすぃーは満足げに微笑むと矢口のソコにそっと舌を絡めてきた。

「いや…ぁ…んっ!」

クチュクチュやらしい音がして、よっすぃーの舌が動く度に
全身がすごく熱くて。

気持ちいいのに苦しい。
194 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2005/08/20(土) 23:24
突起の先端のピクピクしてる所、そこばっかりわざとよっすぃーは
舌で舐め回す。

「気持ちいいですか?」

やだ!だから聞かないでよそんな事!

「どうしたんですか?答えられないくらい感じてるんですか?」
「やぁ…あ…んっ!」

指で蕾を掴まれてビクンと腰が跳ねてしまった。

「一回イッちゃいます?」
「うわっ!」

よっすぃーが熱くなってるソレをいきなりパクッと口に含んでしまう。

195 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2005/08/20(土) 23:25
「だめ!だめ…っ!そんなに強くしないで…!」

舌を使って吸い上げられると気持ち良すぎて死んじゃう…!

「やだぁ…や…っん!」

意識がこのまま行っちゃいそうで必死にシーツを握りしめる。
つま先を突っ張ってこらえるけど…

「あぁ…あっ……も…だめ…」

すごく気持ちいいよぉ…よっすぃ…。
音を立てて一際強く吸い上げられた瞬間。

「やぁぁあ……んっ!!」

矢口のソコはあっけなく吐き出してしまった。

196 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2005/08/20(土) 23:25
「あっ…はぁ…」

呼吸を整えようとしてふと視線を上げたら、ゴクリとよっすぃーが
矢口の出したものを飲み込むとこを見てしまった。

ゆっくりと口元を拭うよっすぃー。
すごくやらしい光景―――。

矢口の視線に気づいたよっすぃーはゆっくりと体を起こすと、
まだ着たままだった上着を手早く脱ぎ捨てた。

シャツも下着も脱いでベッドの下に落とすとよっすぃーの綺麗な体が
あらわになっていく。

「矢口さん」

よっすぃーに見愡れていた矢口は名前を呼ばれて思わず慌ててしまった。

197 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2005/08/20(土) 23:26
「な、なに?」
「お願いがあるんですけど…」

一瞬だけ迷うようにしてからよっすぃーが矢口を見た。

何だろうお願いって。

不思議に思って矢口はまだぐったりと重い体を無理に起こした。

「…何だか何も着てないよりもそっちの方がそそりますね…」

シャツ一枚を引っ掛けただけの矢口を見てよっすぃーが笑う。

「もお!だったら脱ぐよ!」
「いいですよそのままで」

よっすぃーは矢口の両手を包み込むように握ると指先にそっとキスをしてくる。

198 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2005/08/20(土) 23:26
「あの…もしイヤじゃなかったら……」

妖しい色にきらめくよっすぃーの瞳から目が離せない。
反則技の綺麗な目。

「矢口さんも吉澤にしてくれませんか?」
「…え?」

何を言われてるのかわからないんですけど?

「イヤなら言ってください。ただ…吉澤も矢口さんを感じたいんです」
「よっすぃー…」

その言い方にカァッと頬が赤くなる。
意味わかんないんだけど何だかすごい告白をされてる気がする。

「イヤですか?」

199 名前:FUSHIDARA100% 投稿日:2005/08/20(土) 23:26
戸惑ってる矢口の手を掴んだままよっすぃーが自分の方に引き寄せる。
そのままその手を押し当てられた場所に、矢口はよっすぃーが何を望んでるのか
やっとわかった。

「あっ…えぇ!?」

ま、まさか矢口に触って欲しいの――――!?
わあああ!そんなの超恥ずかしいよ!!できっこないって!
布越しに感じた熱さに思わず手を引っ込めてしまう。

「無理ならいいです」
「あ…の…」

矢口の心臓が死ぬほど早く鳴ってる。
だって…人のを触るなんて…どうしよう!どうしたらいいんだ!?

200 名前:スコール 投稿日:2005/08/20(土) 23:27
更新しました。
まったりとした更新にも関わらず
待っていてくださった皆様、ありがとうございました。
感想や保全とても励みになりました。

それなのに更新が遅くて申し訳ありません_| ̄|○<コレカラモガンバルポ
201 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/21(日) 02:19
わ、わわわ!
きた・・・・・

あ、え、えと、更新乙です!
待ってました!
や・・・・もうなんて言ったらいいのか・・・・(w
202 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/21(日) 21:50
更新お疲れ様です!!
待ってたかいがありました。
続きが読めてうれしいです!!


203 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/03(土) 18:10
待ってました。ありがとうです。
204 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/10(土) 02:46
まさか続きが読めるとは感激!

ありがとうございます!
205 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/11(日) 00:30
ありがと(嬉
206 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/17(土) 20:35
作者さん大好き(爆
207 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/30(金) 01:37
すげぇ。まさか続きが読めるとは。
作者さんお帰りなさい。
208 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/17(木) 03:09
すっげぇおもしろいです
がんばってください
209 名前:名無しさん 投稿日:2005/11/17(木) 08:39
落とします
210 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 03:57
突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
211 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/19(月) 20:24
保全
212 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/23(月) 21:25
待ってます。
213 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/23(月) 21:49
落とします
214 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/02/06(月) 02:40
矢口さん!マムシを飲むんだ!!飲んで頑張れ!!!

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