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ある家族の会話

1 名前:いっしー 投稿日:2002年12月12日(木)20時29分51秒
こんにちは!
風板で『恋のから騒ぎ』を書いているものです。
そちらのほうもよろしくお願いします。

この話ではよっすぃ〜が男です。
よっすぃ〜には妻と、娘2人がいます。
というわけで、物語をスタートさせましょうか。

あ、いい忘れました。感想かいていってくださいね。
2 名前:いっしー 投稿日:2002年12月12日(木)20時33分50秒
ここはとある家族が住んでいる家。
近所からはとても仲のいい家族といわれている。
さて、この家の中をのぞいてみましょうか。
あ、そうだ。一応家族の名前を教えときましょうか。
夫 吉澤ひとみ(40)
妻 梨華(40)
長女 希美(15)
次女 亜依(14)
です。覚えましたか?
それでは家の中をのぞいてみましょう。 
3 名前:いっしー 投稿日:2002年12月12日(木)20時36分22秒
「お母さん、今日のハンバーグはいつもよりうまいねぇ。」
「いっつもそんなこといって。」
「あぁ、またラブラブモードだよ・・・。」
「ホントだぁ・・・。はぁ・・・・。」
「希美、亜依、そんなこと言うと父さんがチューそちゃうぞ!」
「あ、ごめんなさい!」
「ごめん!だからチューはしないで・・。」
「ははは・・・。」
今日も吉澤家は笑いが絶えなかった。
4 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月12日(木)20時49分46秒
と、途中だったらすいません。
ボ、ボクの気のせいでなければ狩にもこんな話があったような……
5 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月13日(金)01時09分50秒
>>4
それって吉澤一家…?
6 名前:いっしー 投稿日:2002年12月13日(金)13時05分31秒
>>4
マジですか!?
知りませんでした・・・。
7 名前:いっしー 投稿日:2002年12月13日(金)17時41分01秒
「あ、そういえば・・・。明日ってパパとママの結婚記念日だよね。」
「え!?そうなの!?」
「あれ?ののねぇちゃん知らなかったの?」
「知らなかった。」
「そうだよ。明日はパパとママの大事な日!」
「じゃあさ!結婚記念日イヴってことで・・・」
「なんだよ、亜依。」
「パパたちの馴れ初めを話してください!」
「えぇ!?なれそめぇ!?」
「そう!馴れ初め!」
「いや・・・でも・・・。」
「いいじゃない。話してあげても。」
「ママ・・・。・・・・しょうがないな・・・。」
「わーい!やったー!!」
「亜依!作戦成功だねっ!」
「うんっ!!」
「・・・じゃあ・・・パパとママが知り合った頃からの話をしようか・・・。」
8 名前:いっしー 投稿日:2002年12月13日(金)20時01分45秒
「あれは20年以上前の話だったかなぁ・・・。」

おやおや、出会った頃の話をはじめたようですね。
では、私たちも耳を済まして聞いてみましょう。

「おい!そこのねーちゃん、可愛いなぁ。俺と遊ばない?」
「え・・・?あ、いや・・・。」
「なんだよー。遊ぼうぜ!」
「やめてください!」
「なんだよ・・・。俺に逆らうのか?」
「え・・・いや・・・・そんなんじゃ・・・・。」
「だったら遊べよ。」
「いやです!」
「マジで殴るぞ!」
「おい!やめろよ!!」
「あぁ?」
「あ、兄貴!あれは・・・隣り町で今騒ぎを起こしまくってる奴っすよ!名前は、確か・・・。」
「オレは隣町で有名な『極悪団』の団長!吉澤だ!」
「そ、それ!吉澤!!」
「さぁ。その子を離せよ。さもないと、オレがおまえらを殴るぜ?」
「あ・・・わ、悪かったよ。じゃ、じゃあな・・・!」
「あ、あのぉ・・・。」
「ん?何?」
「た、助けてくれて・・・・ありがとうございます・・・。」
「あ、いや、別に。」
二人は黙った。そのとき吉澤の鼻の上に一粒の雪が降ってきた。
9 名前:いっしー 投稿日:2002年12月13日(金)20時03分25秒
今年初めて降った雪。今日はクリスマス・イヴ。・・・・・ホワイトクリスマス・・。
そんなことを考えていた吉澤だが、こう切り出した。
「もう寒いぜ。早く帰れよ。」
「あ、はい。あの、今日はホントにありがとうございました。」
「もういいって。」
そして彼女は走り去っていった。
これが二人の始まり・・・・・・。
10 名前:いっしー 投稿日:2002年12月16日(月)16時19分33秒
あの事件がきっかけで、彼女は吉澤にほれ込んでしまった。
四六時中彼女は吉澤のことを考えていた。
今日も例外ではなかった。
「あれ?君、この前の子だよね?」
後ろから声が聞こえてくる。いつか聞いたような感じの声だ。
後ろを振り向くとそこには、彼女の待ち望んだ男、『吉澤』がいた。
「あ、この前の・・・。」
「よっ。ここ座っていい?」
「あ、いいですよ!」
彼女はすっごくうれしかった。
神様に感謝した。
11 名前:いっしー 投稿日:2002年12月17日(火)17時05分01秒
「あの・・・この前は、ホントにありがとうございました・・・!」
「はぁ・・・だからもういいって・・・。」
「あっ、すみません。」
「いや、別に謝らなくてもいいんだけど・・・。」
二人は黙り込む。吉澤はふと思い出したかのようにしゃべりだした。
「そういや、名前聞いてなかったね。なんていうの?」
「い、石川・・・・梨華・・・・です・・・・・・。」
「石川梨華ちゃんか・・・・・。可愛い名前だね。」
「あ、ありがとうございます・・・。」
「俺は吉澤ひとみ。ヨロシクな、梨・華・ちゃん!」
「あ、よろしくお願いしますっ!」
「俺は君のことこれから『梨華ちゃん』って呼ぶから。」
「あ、じゃあ私は・・・・。」
「あ、俺のことは『よっすぃ〜』って呼んで。俺の仲間もそう呼んでるし。」
「あ、はい。わかりました。」
12 名前:いっしー 投稿日:2002年12月17日(火)17時08分40秒
「敬語も無し!」
「あ、は・・・・うん、わかった・・・・。」
「それでよし!」
石川は吉澤に『梨華ちゃん』と呼ばれることがすごくうれしかった。
その後、二人はたくさん話をした。
「そろそろ俺帰るな。もうすぐダチと会わなきゃだし。」
「あ、じゃあ私も帰る。」
そして二人は喫茶店を出た。
喫茶店から出るとき二人は携帯番号とメアドを書いた紙を交換し合った
13 名前:いっしー 投稿日:2002年12月18日(水)08時53分14秒

「お父さんって暴走族だったの??」
「そうだよ。当時お父さんは結構落ちぶれていたからね・・・。」
「でも、優しい暴走族さんだね☆」
「お母さんが可愛かったからだよ・・・。」
「お母さんは今でも可愛いもん!」
「亜依、ありがとう。」
「早く続き聞かせてよ!」
「いいよ・・・・・。」
14 名前:いっしー 投稿日:2002年12月18日(水)19時01分37秒
それから二人は何度もデートを繰り返した。
いつも石川と会うとき、吉澤は『なぜ俺はあの時梨華ちゃんを助けたんだろう?』と考えるようになっていた。
だが最近、それがなぜかわかってきたのだ。それは、一目惚れをしたからだ、
彼女を愛してしまったからだ、と。
「梨華ちゃん、今日・・・・あえない?」
「うん!いいよ!」
「じゃ、じゃあ夜の8時頃お台場で・・・。」
「わかった!絶対行くね!」
「うん。待ってるよ・・・。」
吉澤は電話で彼女を誘った。告白をするために。
15 名前:いっしー 投稿日:2002年12月22日(日)14時54分29秒
お台場。
「梨華ちゃん、あのさ・・・・。」
「何?」
「俺と・・・・付き合ってくれない・・・・かな・・・?」
「え??・・・・うん・・・・・・・・いい・・・よ・・・・。」
「・・・ホントに??」
「うん・・・・!」
こんなありきたりな告白で、二人は付き合い始めた。

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