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裏の事情

1 名前：サクラ 投稿日：2002年12月15日(日)16時46分42秒

はじめまして。サクラという未熟者です。
更新は遅いですが最後まで書くのでのんびりとお付き合いください。
主役はよっすぃーです。

2 名前：サクラ 投稿日：2002年12月15日(日)16時48分11秒

暗い暗い闇の中。
聞こえるアルトのハスキーボイス・・・・

3 名前：サクラ 投稿日：2002年12月15日(日)16時52分51秒

「明日１１時にいつもの場所で・・・」
少し高めの声は静寂に包まれた闇の中で呟く
「・・・ああ」
アルトのハスキーボイスはめんどくさそうに答える。
それが合図のように２人は歩き出す。
１人は右へ１人は左へ・・・・

4 名前：サクラ 投稿日：2002年12月16日(月)17時55分35秒

窓から差し込む光で私はうっすらと目を開けた。
まず最初に視界に入るしみのついた天井。
毎朝天井を見ないと落ち着かない自分・・・・

「・・ん・・・」
重たいモノが私の上から乗っているようで私は首だけを動かしてそのモノを見ようとした。
「！！！」
私はそれを見たとき口を開けて驚きのあまり声を出してしまいそうになる。
「ん・・・？」
そのモノは少し動いてから目をこすりながら私を見る。
「おはよ、よっすぃー」
にこっと上目使いで私に微笑む小さな天使のような悪魔のような人。
「・・・矢口さん・・・」
私はその人の名を呼んだ。
なぜ、ここにいるのか教えて欲しかったから。

5 名前：サクラ 投稿日：2002年12月16日(月)17時56分57秒

「昨日はびっくりしたよ〜急に電話がかかってきて誰かと思えばよっすぃーで、急に家に来ないか？って言われるんだもん」

6 名前：サクラ 投稿日：2002年12月16日(月)18時03分37秒

ははは・・・
私はただ笑うことしか出来なかった。
心の中でアイツを憎しみながら・・・

「昨日はすいません」
一応謝っておく。
謝っておくが記憶は全然無いのだ。どうすればいい？
そんなことを頭で考えながら矢口さんを見た。
矢口さんは私の隣のベッドにもぐりこんで私を見つめていた。
「あーゆーよっすぃーも好きだよ」
じっと見ておきながら言った言葉はこれだ。
少し顔を赤らめて言う。
「・・・ありがとうございます、っていうか今日学校なんで・・・」
そういいながら私はふと時計を見る。
６：４０
大丈夫だ。
まだ間に合う。
私はベッドから降り、手際よく制服に着替え始める。

7 名前：名無し読者 投稿日：2002年12月28日(土)21時32分51秒

よしやぐ？

8 名前：サクラ 投稿日：2003年01月02日(木)20時15分23秒

何をしたんだ？

心の中で一人考えながら、白いシャツに腕を通す。

9 名前：サクラ 投稿日：2003年01月02日(木)20時20分34秒

最後にネクタイを締めてその辺に転がしておいたカバンを掴む。
それから、布団に包まってじーっと私を見ている矢口さんを見た。


交わる２人の視線。


数秒の沈黙・・・・


沈黙を破ったのは私だった。
「・・・どうします？これから」
時計を気にしながら矢口さんに尋ねた。
「ん〜・・・よっすぃ〜今日暇なの？」
その言葉を聞いて昨日のことを思い出す。
「・・・いや、今日はだめ・・・」
「そっか・・・・じゃ、かえるよ。家」
「あぁ、そうですか。じゃ、合鍵でかぎ閉めといてくださいね」
「うん」

その最後の言葉を聞いて私は部屋を飛び出た。
急がなければ・・・・

今日行かなければ留年まちがいなしだ。

10 名前：サクラ 投稿日：2003年01月02日(木)20時38分57秒

それは電車に駆け込んだ直後だった。
どこかさびしげな気分になったんだ。
何か訴えるような・・・・


電車はいつものように満員で身動きもとりにくい。
(だから電車は嫌なんだよな・・・)
心の中で呟いてチッと舌打ちをした。
ＭＤでも聞こうとしてカバンをあさったときだった。
ふと、目線を感じて周りを見回した。
その私の目に青い顔をして私を見ている少女が見えた。
その瞬間に変な気分がこの少女のモノかと思った・・・
そう思った瞬間に体は動いていて満員の中その少女に近づいていたんだ。

深く人とかかわることが嫌いな私が・・・・

11 名前：サクラ 投稿日：2003年01月02日(木)20時43分53秒

「・・・・っ・・・」
少女は潤んだ瞳を私に向けていて近づいていく私をじっと見ていた。
「・・・大丈夫？」
少女のそばに来た私は思わずそう声をかけていた。
少女は泣きそうな顔で私に抱きついてくる。
「・・・っく・・・・」
ただ泣き声が聞こえてくる。
私はただ抱きつかれたままで少女にそっと質問する。
「・・・どうしたの？」
出来るだけ優しい声で。
なぜこんなにもこの少女にかかわるのか分からないけど何故か自分に似ているような気がしていた。

12 名前：名無し読者 投稿日：2003年01月07日(火)01時00分14秒

もしやよっす、ニ(ry
がんばってください。