短編なんぞを

1 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月27日(月)02時25分00秒
どうも、やぐちゅーが好きなセーラムと言います
不定期に短編やらを載せていきます
よろしくッス
2 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月27日(月)02時25分56秒
最初は「ライバル?」というタイトルです
3 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月27日(月)02時26分32秒
最近、私は少し苛立っている。
原因はいつものあの人
裕ちゃんこと中澤裕子

現在、チワワの「はなちゃん」
を飼いだしてから

「はなちゃんがなぁ〜」

「ほんまに可愛いんや」

ここにもカワイイ矢口がいるのに
それは、あんまりじゃないですか?

今日はそんな親バカの人の家に行く日

久しぶりだから、インターホンを押すのにも
少し戸惑う
4 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月27日(月)02時27分04秒
ピンポーン

「矢口?」

確認もせずによく言えるね?

「そうだよ」

「鍵、開いとるから」

そう言われて、ドアを開けると
タタタタタ、とやって来て

「ワンワンワン!」

と、吠える

「はなちゃん、おいで」

そう呼ばれて、タタタタタ、と戻っていく、私の悩みの種
5 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月27日(月)02時27分36秒
リビングに行くと、はなちゃんを抱っこしながら
裕ちゃんが

「いらっしゃい」

と言う

「うん」

そこで抱っこされてるはなちゃんを見ながら

(そこは、私の場所なんだけどな〜)

なんて思ったりしてると

「どうしたん?矢口も、はなちゃん抱っこしたいんか?」

この人は、全くわかってない
6 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月27日(月)02時28分07秒
なんか、飲み物出すから、はなちゃんお願い」

と言われたので、はなちゃんを受け取る
はなちゃんを抱っこした。
暖かいなぁ、なんて思いながら
クルッと向きをかえて鼻と鼻をつき合わせながら

「矢口のなんだからね」

と、小声で言う
すると

「矢口、ちょっとはなちゃん貸して」

「うん」

裕ちゃんは、はなちゃんをケージに戻していた
そして、ソファーに座って、膝をポンポン叩いていた

「こっち来てや」

心を見透かされたみたいな気分に陥った
言われるがままに裕ちゃんの膝の上に乗ると
優しく抱きしめてきて
7 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月27日(月)02時28分42秒
「やっと、矢口抱きしめれたわ」

「何、それ?」

「しばらくぶりやん?こうすんの」

「うん、そうだね」

首だけ裕ちゃんの方を向き
キスをする。
ふとケージの方を見ると
はなちゃんがこっちを向いている
8 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月27日(月)02時29分13秒
「いいの?」

「何が?」

「はなちゃん」

そう言うと

「はなちゃんに、構っててもいいん?」

「やっぱやだ」

「せやろ?それに折角、矢口が来てくれたんやから」

「裕ちゃん・・」

もう一度キス
さっきより深いキス
9 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月27日(月)02時29分49秒
「んん・・・」

舌が入ってきた
それに答えるかのように、舌を絡ませる
長いキスが終わると

「ベッド行こ」

今のキスのせいで私も断れはしなかった
ケージの中でこっちを見ているはなちゃんに心の中で
「ご主人様取ってごめんね。」
と謝った
10 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月27日(月)02時31分32秒
翌日、裕ちゃんはモーニング娘。の楽屋に来てまたいつものように

「はなちゃん、ホント可愛いんや」

あぁ妙なライバルが出来ちゃったよ。
と思っていると、裕ちゃんが耳元で

「安心しぃ、矢口は特別やから」

と囁いてくれた

私も小声で

「じゃあ、矢口とはなちゃんだったら、どっち選ぶ?」

なんて意地悪な質問をしてみると

「そんなん、両方持ってくわ」

と悪戯っぽい笑みをこぼしながら返してきた

「そんなのズルイよ」

「大事なモンは絶対に手放さんもん」

これからも、この人には世話をかけられそうだなぁ
と思いながら、嬉しくなった日だった

FiN
11 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月28日(火)02時50分28秒
中「性懲りもなく、戻ってきたなへタレ作者」
セ「はい、またこちらでお世話になります」
矢「前に新作がどうとか言ってなかった?」
セ「ジーコジャパンどうなりますかね?」
矢「前と同じ様な話題そらしするなよ!」
セ「まぁそれは、考えがまとまらなさすぎなんで
  とりあえず、書いてみて、見定めることにしますよ」
矢「なんか、上手くごまかされてるような・・・」
セ「それより、中澤さんがさっき、安倍さんの方に行っちゃいましたよ」
矢「あ!?コラ!アホ裕子!」
セ「ではでは」
12 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月28日(火)02時51分10秒
「今年こそ結婚したい」

番組のコーナーでいつもそう言っているあなた
その言葉はなによりも重く私に響く
この前の収録の時石川が裕ちゃんに縁結びのお守りを渡していた
そんなに喜んだ顔をしないで
そんな黒い感情を持っている自分が嫌いになる
13 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月28日(火)02時51分42秒
数日後

二人ともオフという貴重な日があったので
裕ちゃんの家に行った

ドアを開けると尻尾をパタパタと振ったはなちゃんが迎えてくれる

「最初にあった時は、あんだけ怯えてたのにねぇ」

はなちゃんをヒョイと抱き上げリビングに行く

「やーぐーち」

両手を広げてこっちおいでのポーズ

「はなちゃんと一緒にしないでよ」

はなちゃんをケージに戻してから腕の中に入る
暖かくて落ち着く私にお気に入りの場所の一つ
14 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年01月28日(火)02時52分52秒

「ねぇ、裕ちゃん」

「ん?なんや?」

「結婚・・・・やっぱしたい?」

あぁ、私、今きっとものすごく嫌な顔してる
裕ちゃんも目を丸くしてるし
裕ちゃんはフッと笑って

「何や、気にしてたんか?」

「だって、あれだけ言ってればさぁ・・・・」

少し抱きしめる力を強くしてから裕ちゃんは

「今は、矢口がおるやん。それでいいわ。いやそれがいいわ」

「裕ちゃん、好き」

「うん、愛してるで、真里」

この前までの嫌な考えを吹っ切って
今は願う事にする。
出来ることならいつまでもこの腕の中にいさせて。と

FIN

15 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年02月02日(日)03時16分58秒
いや〜一月もアッと言うまでしたね。
では、先が作者もわからないですが、
出来るだけ続けたいと思います
タイトルは「ケガの功名」です
16 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年02月02日(日)03時19分20秒
「あいたた、本当ついてないなぁ」

矢口はそうこぼすと、一つため息をついた
左足を引きずりながら道をトボトボ歩いている

矢口は体育の時間バスケットボールをやっている途中に
左足をねんざしてしまった

矢口「さっさと、病院行こう」

矢口が、ふとみかけたのは「中澤接骨院」
という看板だった

矢口「あれ?こんな所に接骨院なんかあったかな?」

少し考えたが足が痛むので

矢口「まぁ、いいか」

と、そこに入っていった
受付に行って

矢口「スイマセン、足首を捻っちゃたんですけど」


受付「はい、わかりました。初診ですよね」

矢口「はい、そうです」

受付「じゃあこちらの用紙にご記入下さい」

矢口は渡された用紙に名前など記入して受け付けのひとに渡した

受付「では、そこにお掛けになってお待ち下さい」

矢口(笑顔が可愛い人だなぁ)

などと思いながら、矢口は椅子に腰掛けて自分が呼ばれるのを待っていると

「矢口真里さ〜ん。どうぞ」

と、少しイントネーションの変わった声が聞こえてきた」

矢口「ハイ。」

矢口が中に入ると
白衣を着た女性が中にいた。
それが、始めて二人が出会った瞬間だった
17 名前:川o・-・)ダメです… 投稿日:川o・-・)ダメです…
川o・-・)ダメです…
18 名前:川o・-・)ダメです… 投稿日:川o・-・)ダメです…
川o・-・)ダメです…
19 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月03日(月)21時34分12秒
やぐちゅー中毒者さんの書かれるやぐちゅーすきです。
まったり、まってま〜す。
>17
???????
20 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月04日(火)10時16分33秒
楽しみにしていまぁ〜す(^^)/~~~
21 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年02月10日(月)08時46分51秒
パソコンの調子が不調の更新が難しい見たいです
治りしだいすぐ更新します。
22 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月13日(木)20時45分18秒
待ってまーす。
23 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月13日(木)20時58分46秒
パソコンが早くなおることを祈ってます!!
24 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年02月17日(月)02時11分55秒
まだ、本調子でゃ無いみたいなので、
更新はちょこっとだけです
25 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年02月17日(月)02時12分36秒
中澤「どうしました〜?ココに座ってください」

中澤の声で矢口は我に返った

(みとれてた。あぁ変な子だと思われたかな?)

矢口はそう言うと片足だけで椅子の元へ行き座った

中澤「ええと、どうしたんですか?」

矢口「あ・・・ええと体育の時間に走ってる途中、思いっきり捻ったみたいで」

中澤「じゃあ見せてもらえるかな?」

矢口はそう言われて、靴下を脱ごうとしたとき、左足が少し動いた
26 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年02月17日(月)02時13分09秒
矢口「痛っ!」

苦痛の表情を浮かべる矢口に

中澤「慌てんで、いいから」
矢口「はい・・・」

矢口はゆっくり靴下を脱いだ

中澤「あぁ・・かなり腫れとるなぁ」
矢口「あの・・・」
中澤「ん?」
矢口「関西の人なんですか?」
中澤「あぁ言葉な、ウチは京都出身や。嫌なら標準語で話すけど?」
矢口「全然!嫌じゃないです!」

しまった!  と矢口は思った、つい大きな声で言ってしまったからだ
しかし中澤はフフッと笑って

中澤「じゃあ、動かしてみるから痛かったらちゃんと言ってな」
矢口「ハイ・・・」
中澤「じゃあこの台に足乗せて」
27 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年02月17日(月)02時14分08秒
中澤が少し足を動かそうとすると

矢口「痛っ・・・ぃです」
中澤「そっか、でも、骨折やら、靱帯はイってないみたいやな」

その言葉を聞いて、少し矢口は安心した

中澤「じゃあちょっと電気あてるから、じっとしといてな」

矢口は中澤に見とれつつ、言葉を上手く合わせていた

中澤「電気来たら言うてな」
中澤はそう言いながらつまみをゆっくり回した

矢口「あ、来ました」
中澤「んじゃ、そのままにしててな」
28 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年02月17日(月)02時19分41秒
中途半端ですがココまでです。
そして、レス返しを

>>19 名無し読者さん
  自分の作品を好きだなんて、ありがとうございます。
  がんばっていきます

>>20 名無しさん
   待たせて、スイマセン(平謝り)

>>22 名無し読者さん
   本当に、ちょこっとでスイマセン

>>23 名無し読者さん
   本当に、早く完治して欲しいものです

本当に、こんな作品を楽しみにしてくださった方々
少量更新でゴメンナサイ
29 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月17日(月)08時11分30秒
おもしろそう!!楽しみにしてまぁ〜す。頑張って下さいね(^O^)v
30 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月17日(月)22時43分38秒
待ったましたー!!!
がんばって下さい。
31 名前: 投稿日:2003年02月17日(月)23時02分35秒
最近やぐちゅー減ってるから退屈してたんです。だからここ発見できてマジうれしいです!!私も更新楽しみに待ってます☆
32 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月22日(土)21時56分18秒
更新がすごく楽しみです!!
いつまでも、まってまーす。
33 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月03日(月)00時33分57秒
風邪やら、テスト前やらで更新を遅らせたこと謝ります
ホントにスイマセンではレス返しを

>>29 名無し読者さん
   こんな、作者も先が読めない作品ですが見守ってやって下さい

>>30 名無し読者さん
   今回も待たせてしまってスイマセン。頑張ります

>>30 友さん
   自分もやぐちゅー減ってきてるのかなり不満なんですよ
   がんばっていきたいと思います

>>32 名無し読者さん
   更新が楽しみなんてありがとうございます
   作者がへタレなもんで・・・
   待たせてスイマセン

それでは更新します
34 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月03日(月)00時35分11秒
その前に友さんは>>31
でしたスイマセン
35 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月03日(月)00時35分59秒
言われるがままにしてると数分後に ピピピ。と音がした

中澤「じゃあ、湿布貼るから」
てきぱきと湿布を貼って包帯を巻いてるときに

中澤「今日は、一人できたの?」
矢口「え?あっ、ハイそうですけど」

すると、受付の子が

「裕ちゃん、その子、高校生だよ」

中澤「高校生!?」
矢口「はい、一応、モーニング校の三年生です」
中澤「ゴメンな、もっと歳、下なのかと思ったわ」
矢口「謝らなくてもいいですよ、よく間違えられるし」

「なっちも、わからなかったべ」

自分をなっちと行った人がこっちにきていった
36 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月03日(月)00時36分36秒
なつみ「私のことは、なっち。って呼んでね」
中澤「ウチは、中澤裕子や」

二人の自己紹介を受け、名前を確認する

(中澤・・・・裕子)

なつみ「矢口さんが、高3てことは、裕ちゃんと・・・10こ違いだべさ!」
中澤「いちいち、言わんでもええわ!」

話のやりとりを聞いていた矢口だが、

矢口「えぇー!10こ違いなんですか!?全然見えないんですけど」

中澤「どうせ、ウチは、年増や・・・」
なつみ「ホラホラ、裕ちゃん、嘆いてないで包帯巻いてあげなよ」

中澤「あ、そうやった・・・これで良し、と
   じゃあ、しばらくの間は通院してもらうけどええかな?」
矢口「はい、わかりました」

中澤「あとこれ、松葉杖、貸したるわ」

接骨院からでた、矢口はスキップでもしたかったが
左足がそれを許してくれなかった
37 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月03日(月)00時37分06秒
翌日、学校へ行くと

市井「矢口、足は、大丈夫なの?」
矢口「うん、ひどい捻挫だってさ、靱帯とかは、大丈夫だって」
市井「そうか〜市井は心配したさ〜」
矢口「ホントかよ!」
保田「ったく・・ドジなんだから」
矢口「そんなこと言わなくたっていいじゃん!」

クラスの友達も心配していてくれてたので
矢口は嬉しかった

「あっ!やぐっつあんじゃん。足、大丈夫?」
矢口「あはは、なんだよ後藤まで、みんな知ってるのかよ」
後藤「うん、市井ちゃんから聞いた」
石川「みんな心配してたんですよ〜」
矢口「ウソつけ!その笑顔はうそに決まってる!」
石川「保田さ〜ん、矢口さんがイジメル〜」
吉澤「矢口さん、どこの病院行ったんスか?」
矢口「ん?ええとね・・・・」

昨日の中澤を思いだして何故か急に、言葉が詰まってしまった
38 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月03日(月)00時37分56秒
保田「どうしたの?顔真っ赤よ」
矢口「あ、いや別に何でもないよ。ち、近くの接骨院に行っただけだよ」
吉澤「へぇ〜、接骨院なんか出来てたんですか?」

いろいろ話していると、市井がニヤニヤ矢口を見ていた

矢口「なんだよ、紗耶香。急にニヤニヤしちゃって・・」
市井「矢口さぁ〜、接骨院の先生どんな人だったの?」
後藤「あ〜、後藤もそれ聞きたい」
矢口「べ、別に普通の人だったよ・・・」
市井「関西弁がきつくなかった?」
矢口「別に・・・っておい!なんで知ってるんだよ」
市井「やっぱり、裕ちゃんのトコか、市井も前に行ったんだよね」
後藤「市井ちゃん、いつケガしたの!?」

後藤が凄い剣幕で市井に聞いていた
39 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月03日(月)00時40分00秒
市井「い、いやケガじゃなくて、腰痛で」
保田「腰痛って・・・その年から?」
石川「もう、おばちゃんですか?」
後藤「梨華ちゃん!市井ちゃんにおばちゃんとか言わないでよ!!」
石川「保田さ〜ん、ごっちんまでイジメル」
保田「こら、いちいち抱きつかないでよ」

そう言って石川を引きはがす
市井が小声で

市井「矢口、裕ちゃん綺麗だったろ?」
矢口「うん」
40 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月03日(月)00時40分32秒
すると、急に

市井「やっぱりね・・・」
矢口「何がやっぱりね、なのさ?」
市井「裕ちゃんに、惚れただろ?」
矢口「!何を急に・・・・・・」
市井「いやいや、何も言わなくてもいいさ。市井はわかってるから」
後藤「何がわかってるの?」
市井「内緒♪」
後藤「あ〜ずるい、教えてよ〜」
保田「ほらほら、そろそろ授業が始まるから、みんな教室に戻りなさいよ」

3人が教室に戻って行くとちょうどチャイムが鳴った
授業中も矢口は中澤の事を考えていた
41 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月03日(月)00時41分03秒
中澤「なあ、なっち?」
なつみ「ん〜どうしたの、裕ちゃん?」
中澤「昨日の、あの子今日も来るんかなぁ?」
なつみ「ええと、矢口さん?」
中澤「そう」
なつみ「裕ちゃんの事怖がって来ないかも」
中澤「何言うてんねん」
なつみ「ウソだよ、来ると思うよ」
中澤「ホンマに?」
なつみ「だって、昨日通院して下さいって言ってたじゃん」
中澤「なんや、そういうことか・・」
なつみ「もしかして・・・・好きになっちゃった?」
中澤「な、何を・・・」
なつみ「やっぱ、そうなんだ♪」
中澤「もう、怒ったで、チュウさせろ〜」
なつみ「いや〜」

こっちもこっちで、楽しそうだった
42 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月03日(月)00時44分33秒
ココまでです
さて、先がどうなるか?
作者がわからないんじゃ
皆様もわからないか・・・
43 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月03日(月)00時49分10秒
待ってましたーーー!!
やぐちゅー中毒者セーラムさんのペースで書いてください。
いつまでも待ってますんで。
44 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月09日(日)21時43分46秒
やぐちゅー楽しみ♪♪♪頑張って下さいね(^O^)/~
45 名前:THE・読者 投稿日:2003年03月11日(火)10時33分37秒
こんちわぁ。
このHPはよく来てるんですが、読んでばっかですw
やぐちゅーキタ━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━!!!!
って感じです(藁
また読みに来ますんで更新がんばってください♪
この先どーなるのかな(ワクワク
46 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月17日(月)01時45分21秒
レス返しです

>>43 名無し読者さん
   毎度ながら、待たせてスイマセン

>>44 名無し読者さん
   頑張ります!

>>45 THE・読者さん
   楽しみと言ってもらえると本当に嬉しいです

私用ですみませんが、まだちょっと更新出来そうにないです
今週中には必ず更新します。
47 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月20日(木)02時34分48秒
更新します
48 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月20日(木)02時35分25秒
放課後

矢口は接骨院へ行こうと学校を出たとき

市井「矢口、待ってよ」
矢口「紗耶香!?どうしたの?」
市井「暇だから、ついていこうと思って」
矢口「いいよ、別についてこなくても」
市井「そうかそうか・・・・」

市井が急に下を向きながら

矢口「な、なんだよ、急に・・・」
市井「そりゃ、裕ちゃんと矢口の邪魔だもんね・・」
矢口「だから、べ、別に先生とはそんな・・・」
市井「関係?」
49 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月20日(木)02時35分58秒
ペシッ

市井「いった〜い。」
矢口「何を言ってんの!?第一、先生は私の事・・ただの患者にしか見てないし・・」
市井「健気だねぇ〜。悲しくなったらいつでも市井の胸で泣いて良いんだよ?」
矢口「ごっつぁんに、殺されたくないし、却下」
市井「な、なんで後藤が出てくるんだよ!」
矢口「ハイハイ、わかったわかった」

そんな会話をしてる内に接骨院についた

矢口「こんにちは〜」
なつみ「あっ?矢口さん。ちょうど、今空いたとこだから入って」

矢口「失礼しま〜す」
中澤「おっ!?制服可愛いやん♪」
矢口「え?あっ、アリガトウございます」

矢口は真っ赤になりながらも中澤の正面に座った
50 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月20日(木)02時36分30秒
市井「裕ちゃん、それじゃあオヤジだよ」
中澤「ウルサイ!何であんたがここに居るんや?」
市井「クラスメイトの付き添いで」
中澤「どうせ、勝手についてきたんやろ?」
市井「やっぱ、わかる?」

長くなりそうだったので、なつみが

なつみ「ほら、裕ちゃん!矢口さんが待ってるべ」
中澤「あ〜!?かんにんなぁ」
矢口「いえ、いいですよ」
中澤「・・・・・・・・なぁ、敬語って疲れへん?」
矢口「え?」
中澤「別に、ため口とかでも構わんし・・・試しに裕ちゃんって呼んでみぃ?」
矢口「えっ、あの・・」
中澤「あいつみたいに、話せばいいんや」

そう言い、中澤は市井の方を指さす
市井はシシシと笑っていた
51 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月20日(木)02時37分01秒
矢口「・・・ゆ・・・裕ちゃん?」
中澤「かわい〜い」

さらに、赤くなる矢口

中澤「それじゃ、電気あてるから、この台に左足乗っけて」
矢口「はい」

矢口が足を乗せると、テキパキと包帯、湿布を取り、器具を足にあてる

中澤「それじゃあ、そのままにしといてな」
矢口「あの・・・」
中澤「ん?どうしたん?」
矢口「私のことも、『矢口』って呼んで。さん付けじゃなくて・・・」

またまた、赤くなる矢口

中澤「それじゃあ、そのままで待っててなぁ、矢口」
矢口「ウン」
52 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月20日(木)02時37分40秒
会話をみていた市井となつみは

市井「いいねぇ〜♪」
なつみ「見てるこっちが恥ずかしくなるべ」
市井「なっちは相変わらず、訛りが抜けないね」
なつみ「余計なお世話だべ」
市井「まぁ、それもそうだねぇ」

ピピピっと音がして
中澤が器具を外し湿布を貼り包帯を巻いてく

市井「さすがに、うまいねぇ」
中澤「アホ、これが商売やん・・・これでヨシ」
矢口「アリガトウございました」
中澤「じゃあ、また来てな」
矢口「はい」
53 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月20日(木)02時38分10秒
矢口と市井が帰った後

中澤「やっぱ、可愛かったなぁ」
なつみ「・・・・」
中澤「どうしたん?」
なつみ「もしかしたら、矢口さん付き合ってる子いるかもよ?」
中澤「な、なんでやねん?」
なつみ「あれだけ、可愛いんだよ?」
中澤「うぅ・・・」

そう言われてみると、考えられなくはない話だと思った

中澤「今日は、もう仕事せぇへん」
なつみ「何をふざけたこと言ってんのさ?」
中澤「だってなぁ・・今の厳しい言葉やったで?」
なつみ「ワガママいわないで、ちゃんと仕事するべさ」
54 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月20日(木)02時43分22秒
矢「ど、どうも」
セ「どうしたんですか?」
矢「どっかの、作者がへタレだから、ココに来るのも久しぶりで・・・」
セ「緊張ですか?」
矢「悪いかよ!?」
セ「別に、怒らなくたっていいじゃないですか」(怯
中「大丈夫やで矢口。裕ちゃんが抱きしめてあげるから」 ダキッ
矢「・・・・・うん」
セ(今日は、お咎め無し?)
中「あと、そこのへタレは、待たせたわりに、更新量が少ないから
  罰として、フルマラソンな」
セ(やっぱり、あるんだ)(泣
55 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月22日(土)07時29分59秒
やぐちゅー中毒者セーラムんの作品、大好きです♪だから、これからも頑張って下さい!(^^)!
56 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月23日(日)13時47分55秒
フルマラソン期待していいんですか?(笑
更新楽しみに待ってます!!
57 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月31日(月)03時39分04秒
レス返しです

>>55 名無し読者さん
   自分の作品が好きって言われると、嬉しすぎるの一言に尽きます

>>56 名無し読者さん
   更新がんばります
58 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月31日(月)03時45分31秒
セ「ぜぇー、ぜぇー」
矢「どうしたの、そんなに疲れちゃって?」
セ「中ざ・・・さん・・・言われ・・・」
中「へタレのくせに、根性はあるんやな」
セ「どう・・・・たし・・まして」バタッ
矢「あっ、寝ちゃった」
中「じゃあ、勝手に更新してまうか、ゲッ、今回もこれだけ〜?」
矢「じゃあ、更新・・・」
矢・中「いってみよう!」
59 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月31日(月)03時46分18秒
市井「いや〜、今日はいいもん見たなぁ」
矢口「何だよそれ?」
市井「『私のことも、『矢口』って呼んで」
矢口「か、からかうなよ」
市井「もしかしたら、脈ありかもよ?」
矢口「違うよ、なんかなっちとあんなに仲良かったし」
市井「・・・・・矢口、これだけは言っておくよ」
矢口「何?」
市井「どうするも、矢口の勝手だけど・・・後悔だけはしちゃだめだよ」
矢口「・・・・・ウン」
市井「市井に言える事はそれだけかな?じゃあね」
矢口「うん、ありがとね。バイバイ」

矢口は家に帰るとベッドに寝転がり

(後悔はしちゃだめ・・・・・かぁ)
市井の言葉を反芻していた
60 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月31日(月)03時46分55秒
中澤「あっ!!」
なつみ「な、なんだべさ?ビックリしたなぁ」
中澤「毎週木曜休みなの言うの忘れとった・・・・」
なつみ「ホント、ドジだね」

そう言うとなつみは携帯を取り出した

中澤「何やっとんの?」
なつみ「なに?って矢口さんに伝えなきゃだめだべさ」
中澤「いや、なんで番号知っとんの?」
なつみ「一応こんなことあるんじゃないかなぁと思って聞いといたんだよ」
中澤「おしえ・・・・・」
なつみ「そういうことは、自分で聞きなさい」
中澤「そんなん・・・・教えてもらえんかったら傷つくやん」
なつみ「もう、そういうことには弱いんだから・・・電話するから静かにしてね」

矢口がウトウト仕始めたとき携帯が鳴った
61 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月31日(月)03時47分44秒
矢口「もしもし?」
なつみ「あ?矢口さん?」
矢口「その声はなっち?」
なつみ「あたり!あのね、裕ちゃんが言い忘れてたんだけど・・・」

中澤の名前が出てきたときドキッとした

矢口「う、うん何?」
なつみ「毎週木曜は休みだから明日は来なくても良いよ」
矢口「あっはい、わかりました」
なつみ「うん、それだけじゃあね」
矢口「は〜い」

電話を切ると矢口は携帯を机の上に投げた
62 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月31日(月)03時48分31秒
なんだ、そんなことか・・・)
と、少し残念そうに笑った
(じゃあ、明日は裕ちゃんに会えないんだ)
(そういえば、裕ちゃんの携帯の番号知りたいな)
(でも、教えてくれなかったら、相当へこむよなぁ)
(大体、なっちに教えたんだから、裕ちゃんの番号知りたいなんて言ったら
 迷惑かもしれないし)
(それに、なっちとあんなに、いい感じだし)
(好きなんて言って、振られたら、もうあそこに行きづらくなるし)
(そんなの、考えられないよ・・・)
(足、直ったらもう会うこと無いのかな?)

その時、市井の言ったことを思い出した

市井「・・・後悔だけはしちゃだめだよ」

(後悔はしたくない・・・・)

矢口は枕を抱きしめながらずっと考え込んでいた
63 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月31日(月)03時49分17秒
翌日、学校の帰りに矢口は市井の家に遊びに行っていた

矢口「いいなぁ、一人暮らし」
市井「そうかなぁ?いろいろ大変だよ、掃除、洗濯、炊事とか」
矢口「でもさ、親に何も言われないじゃん?」
市井「そんなことないさ、毎日、一回は電話かかってくるし」
矢口「あはは、そりゃ大変だ」

話している内に時計は11時を指していた

矢口「やば、そろそろ帰るね」
64 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月31日(月)03時50分10秒
すると市井が

市井「送ってくよ」
矢口「いいよ、そこまでしなくても」
市井「じゃあ、矢口の家の近くまで用事があったから、一緒にいこ?」
矢口「しょうがないなぁ」

矢口は内心嬉しかった、さすがに一人で帰るのは心細かったからだ

矢口「いいのかよ!?ごっつぁんに知られたらただじゃ済まないぞ?」
市井「いいの、これぐらいで騒ぐようじゃ、もし私がいなくなったらどうするんだっての」
矢口「いじめっ子だね」
市井「こういう性格なんです」
65 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年03月31日(月)03時51分34秒
しばらく、無言で歩いていると

市井「・・・・・・・・裕ちゃん?」
矢口「え?」

市井のむいている方を振り向くと
マンションの五階あたりの廊下に中澤がいた

矢口「裕ちゃん、あそこに住んでるんだ」
市井「以外と近いんだねぇ」

矢口が中澤の方をじっと見ていると、なにやら歩行がふらついているのがわかった

市井「ありゃあ、酔ってるね」
矢口「え?」
市井「裕ちゃんって、本当にお酒好きなひとだからね」

そして、中澤がドアの前にたっているとドアが開いた

矢口「!!」

矢口は見た、ドアは中から開いたのだ
そして、開けたのは、なつみだった
66 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月31日(月)15時13分04秒
あぁ〜裕ちゃんとなっちはどーいう関係なんだ!!気になるぅ(>_<)
これでは、矢口sが誤解してしまうのでは…
続き楽しみにしています♪
67 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時12分38秒
レス返しです

>>66 名無し読者さん
   その件につきましてはしばしお待ち下さい(w
68 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時32分35秒
セ「いらっしゃいませ」
矢「また、随分ち間隔を空けた更新だね」
セ「いろいろ、ありまして・・」
矢「まぁ、いいんだけどね」
セ「怒ってます?」
矢「先に、更新内容見せてもらったからね」
セ「では、更新します」(怯
69 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時33分12秒
市井「矢口・・・・」

市井は、矢口の方を見ると

矢口「え?何?矢口さぁ、今日コンタクト付けてなかったんだよねぇ
   もう、ここまで送ってくれればいいから、じゃあね」
市井「矢口!」

そう言って、矢口は走ろうとしたが
ケガをしている足のせいで転んだ。
すぐに市井が駆け寄る

市井「矢口・・・・」

矢口は市井の胸にしがみつき最小限声を殺して泣いた

矢口(胸が苦しいよ、なんで、こんな・・・・
   叶わない恋ならしなければよかった)
70 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時33分58秒
翌日、矢口は学校を休んでいた、誰も、座ってない席を見て
市井は自分がいかに無力かと、思った

昼休み

後藤「あれ?今日は、やぐっつあん、休みなの?」

矢口の名前が出た瞬間、市井の身体がビクッと動いた

吉澤「そうなんスか?風邪でも引いたんですかね?」
石川「いつも、元気な矢口さんが、珍しいですね」

3人が話していると

保田「紗耶香?あんた、何か知ってるでしょ?」
市井「え?し、知らないよ」
後藤「何で、圭ちゃんはそう思うの?」
保田「小さい頃から、一緒にいるのよ、ウソついてるのなんて
   すぐにわかるわよ」
71 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時34分30秒
市井は観念したかのように

市井「参ったなぁ、圭ちゃんには。
   ただ市井が言えるのは、矢口は今戦ってるって事ぐらいかな」

後藤「市井ちゃん、意味わからないんだけど」
吉澤「矢口さん、かっけぇ!」
石川「かっけぇ?」
吉澤「かっけぇは、かっけぇだよ」
後藤「カッコイイの事だよ」
石川「あ〜そうなんだ」
72 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時35分34秒
そして、放課後

後藤「・・・・・・」
市井「どうした?なんかいつもの後藤じゃないみたいだぞ?」
後藤「・・・・うん、なんかさ、昼休みさぁ、圭ちゃんが言ってたじゃん
   小さい頃から、一緒にいるって」
市井「家が近所だったしね」
後藤「だから、何か羨ましいなぁと思って・・・・」

市井は後藤の方を見ずに

市井「でも、今はそんなこと無いと思うぞ」
後藤「え?なんで?」
市井「だってさぁ、圭ちゃんも知らない市井を真希は知ってるんだから」

後藤が赤くなりながらも

後藤「急に真希って呼ぶなんて、反則だよ・・」

と、小声で言った
73 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時36分47秒
一方

矢口(あ〜あ、結局、学校サボっちゃったなぁ
   何か、裕ちゃんのトコ、行く気にもならないし)

そう思いながら、ベッドの上で寝返りをうつ

(いいや、今日は、接骨院も行くのよそう。
 上手く表情作れそうもないし)


そして、接骨院では
中澤が電話の前でにらめっこしていた

なつみ「いつまで、やってるつもりなのさ?」
中澤「ん〜仕事終了まで」
74 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時37分26秒
その時、電話が鳴った

中澤「もしもし、中澤接骨院ですが」
市井「あ、裕ちゃん?」
中澤「なんや、紗耶香か、ほなな」
市井「待て待てまて〜!なんで切るんだよー!」
中澤「だって、用あらへんもん」
市井「いや〜、重い物、持ち上げたらさ〜」
中澤「あのな〜言うたやろ、中腰で持ち上げるんじゃなくて
   片方でも良いから、膝ついてからゆっくり立てって」
市井「というわけで、今から行くからよろしく」
中澤「はいはい」

なつみ「また、腰?」
中澤「そうらしいわ」
なつみ「なんか、抜けてるよね、紗耶香って」
中澤「ああいうのは、もてそうで、もてへんねん」
75 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時37分56秒
その時

「スイマセーン」

中澤が受け付けの席に座ってたので

中澤「はい?どうされました?」

その時思ったことは、

(矢口と同じ制服やん、それに可愛いなぁ)

後藤「あの〜友達がケガしちゃって」
中澤「どの部分ですか?」
市井「腰で〜す」
中澤「なんで、アンタが出てくんねん?」
市井「この先生が、裕ちゃんだよ」
後藤「あ、うん」

市井をベッドにうつ伏せにさせ、腰に機会を当て
電力調整のつまみを回す
76 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時38分35秒
後藤「市井ちゃん、以外と軽かったね」
市井「なんか、それ失礼じゃないか?
   しかも、後藤だって、見かけによらず、力あるじゃん」

そんな二人を見てた中澤が、

中澤「二人とも、仲ええなぁ、もしかして、付き合ってるんか?」
後藤「え!?なんで、わかったんですか?」
市井「バカッ!?」
中澤「マジで?」
市井「痛ててててて!、ゆ、裕ちゃん、電気上げすぎ」
中澤「あ〜ごめんな、裕ちゃんいまのは、ホンマに驚いたわ」
市井「後藤も、素直に言わなくてもよかったのに」
後藤「なんか、先生に言われたらさ・・・」
市井「いいって、先生なんて呼び方しないで」
中澤「ちょっと待ちや、なんでアンタが言うんや?」
市井「そういえば、ナッチ今日は、静かだね」
なつみ「うん、ていうかさ、紗耶香と裕ちゃん、うるさすぎかな?」
77 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時39分06秒
ふと、思い出したかのように

市井「そう言えばさぁ、今日さぁ矢口来た?」
中澤「いや、まだ来てへんで」
市井「そう・・・・・か」
中澤「何か知ってるんか?」
市井「・・・・・別に」

あきらかに怒気を含んだ声に中澤は動揺しつつ

中澤「紗耶香?あんた、怒ってへん?」
市井「そんなこと無いよ」
中澤「でも・・・・」
市井「知りたいなら自分で聞きなよ」
中澤「聞け言うたって、どうすればいいか・・・」
市井「普通に、携帯にでもかければいいじゃん」
中澤「そう言われたって・・・」
78 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時39分39秒
藤「えぇーーーーー!!!!」

急に大声を出した後藤に

市井「なんだよ、急に大きな声だして?」
後藤「だって、なつみさんって後藤達より年上なんだよ
   全然、わかんなかった。ごめんなさい。なんかあだ名付けちゃったりして」
なつみ「アハハ、別にいいって、よく間違われるし、そのあだ名新鮮だし」
中澤「どんな、あだ名なんや?」
後藤「えっとねぇ、『なっつぁん』って」
市井「矢口とあんまり変わんないじゃん」
後藤「そうかな?やぐっつぁん、なっつぁん。ホントだ
   そう言えば、明日もやぐっつあん休みなのかな?」
中澤「風邪でも引いたんか?」
後藤「市井ちゃんいわく、戦ってるんだって」
中澤「何やそれ?」
市井「だからさぁ、知りたいのなら、矢口に直接聞きなって? 
   じゃ、そろそろ帰るよ、後藤、まだ少し腰痛いから、肩かして」
後藤「うん、じゃあね、裕ちゃん、なっつぁん」
79 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時41分12秒
二人が帰った後、数人の患者の治療を終えると
その日は終了の時刻となった。
しかし、中澤は電話の受話器を取ったり、戻したりを繰り返していた

なつみ「裕ちゃん、いつまで、やってんのさ?」
中澤「なんかなぁ、怖いやん?」
なつみ「何が?」
中澤「その・・・もし、嫌われてたりしたら?」
なつみ「・・・・・本気なんだね?」
中澤「・・・・・・うん」
なつみ「なら、しっかり、自分の気持ち伝えなきゃ駄目だよ」
中澤「じゃあ、今日は遅いから明日、矢口が来なかったら、電話するわ」
80 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月09日(水)01時41分42秒
ココまでです
81 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月09日(水)19時42分26秒
裕ちゃんとやぐっちゃんも気になりますが、なっち家になぜ行ったのかも気になります。
しかし、電話くらいかけろよ裕ちゃん(苦笑)
続きを楽しみにしています、頑張って下さい。
82 名前:マコト 投稿日:2003年04月10日(木)17時16分16秒
初めまして!
ここのやぐちゅー大好きです!
頑張ってください!!
83 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時32分02秒
レス返しです

>>81 名無し読者さん
   今回の中澤さんは弱気ですねぇ(w

>>82 マコトさん
   どうも、他スレで見かけますよマコトさん(w
   大好きと言われたからには頑張ります
   更新遅いですけど・・・・
84 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時35分12秒
中「今回も、遅い更新やな」
セ「毎度スイマセン」
中「しかも、私めっちゃ弱々しいし」
セ「アハハ」(冷や汗
中「レスしてる人いてくれはるんやから、ちゃんとやれや!」
セ「はい、申し訳ありません」(土下座

では
85 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時36分23秒
矢口「はぁ、結局行かなかったよ・・・」

矢口は自分の左足を見ながら呟く

「姉ちゃん、最近独り言、多いらしいやん?」
矢口「亜衣!?いつ、帰ったきたの?」
亜依「さっき、帰って来たわ、そしたら、おかんが
   姉ちゃんの、独り言が気になる言うてた」
矢口「別に、関係無いでしょ!」
亜依「ほほぅ♪」
矢口「な、何だよ?」
亜依「ねえ、『裕ちゃん』って誰?」
矢口「!?」
亜依「姉ちゃん、寝てたときに言うとったで」
矢口「それは・・・・その」
亜依「その?」
矢口「だあぁぁぁぁ!もう、別にいいでしょ!早く寝なさい」
亜依「最近、すぐ怒るし、そうや明日姉ちゃんが行ってる
   接骨院に連れてって」
矢口「なんで?」
亜依「友達が、手首捻ってしもうたみたいやから
   連れてあげようかと、思って」
矢口「知るかよ!病院行け!」
亜依「なら、市井さんに聞くか、『裕ちゃん』って誰?ってな具合に」
矢口「わかったよ!!明日連れてってやるよ」
亜依「じゃ、ガッコ終わったら、門の前で待っとるわ」
86 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時37分00秒
翌日

市井「お!矢口、大丈夫なの?」
矢口「別に、病気ってわけじゃないしね」
保田「なんか、昨日紗耶香がわけの分からない事言ってたしさ」
矢口「何て言ってたの?」
市井「まぁ、別にいいじゃん」
87 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時37分54秒
放課後

亜依「姉ちゃん、遅いわ」
矢口「無理言うなよ、こっちは足ケガしてんだぞ
   んで、友達ってのは?」
辻「よろしくお願いします、矢口さん」
矢口「よく、こんな礼儀正しい子が、亜衣なんかと友達になれるね?」
辻「亜衣ちゃん、優しいですよ」
亜依「や〜ん、ののったら、照れるがな」
矢口「お前・・・・猫かぶってるだろう?」
亜依「いや、ののの前では素やで」
矢口「やっぱり、他では猫かぶってるのかよ!」
88 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時38分39秒
辻「あの〜」
亜依「そうや、こんなくだらない事してんと、はよ、接骨院に案内してや」
矢口「ったく、この子の為には仕方がない、え〜と名前は?」
辻「辻希美です」
亜依「うちらは、いつも『のの』って呼んでるわ」
矢口「あんたはいいの!すぐ着くから早く行こう」
亜依「そんなこと、言ってるくせに、自分足ケガして一番遅いやん」
矢口「うるさい!」
辻「矢口さんのペースでいいですから、ゆっくり行きましょう」
矢口「はぁ〜。優しいね辻は、辻ちゃんが妹だったらどんなに良いものか」
亜依「アホなこと言ってんと、早く行こ」
矢口「はいはい、わかりました」
89 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時39分23秒
♪♪〜♪〜♪

亜依「もしもし、うん今ねぇメロン通りだよ。うんわかったすぐ来てね」
矢口「すぐ来てね。って誰だよ!?」
亜依「別にいいやんか」
辻「今のしゃべり方は・・」
矢口「辻ちゃん、知ってるの?」
辻「付き合ってる人じゃないですかね?」
亜依「あ〜!のの、何言ってんねん」
矢口「お前、そんな人いるの?しかも、あんな、甘えた声まで使って」
亜依「ええやんか、普通はこのままで喋っとるわ」
矢口「で?どんな奴なんだよ?カッコイイの?」
亜依「別にええやん、誰と付き合ってても」
90 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時40分28秒
「お〜い」

辻「あの人ですよ」
吉澤「お〜い、あいぼ〜ん!」
亜依「よっすぃ〜」
矢口「って、よっすぃ!?」
吉澤「あれ?矢口さんにののじゃん?」
矢口「え、まさかよっすぃ、コイツと・・・・」
吉澤「ばれてしまったか。では、改めまして吉澤ひとみです。
   よろしく、お義姉さん」
亜依「もう、こんなのに敬語使わなくてもええって」
矢口「お義姉さんはよせ!気が早すぎるぞ!」
吉澤「わかりました。で、3人ともドコに行くんスか?」
亜依「ほら、ののがケガしたやん、だから姉ちゃんと一緒の接骨院へ」
吉澤「じゃあ、私も」
矢口「なんで、よっすぃまで!?」
亜依「固いこと言わなくてもええやん」

騒がしい四人がやっと接骨院に着いた
91 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時42分08秒
矢口「・・・・・・」
(どうしよう、普通にしようと思うんだけど)
吉澤「すいませ〜ん!」

矢口の悩みをよそに吉澤が大きな声で受け付けに話しかける

なつみ「は〜い、あれ?矢口・・」
中澤「矢口!?」
矢口「アハハ、どうも・・・」
なつみ「ともかく、中に入りな?」
矢口「あ、今日は、私だけじゃなくて・・・」
亜依「この子もケガしたから、診てあげてください」
辻「よろしくお願いします」
なつみ「は〜い、今、誰も来てないからみんな入りなよ」

そう言われ四人は中に入った
92 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時43分27秒
中澤「ええっと、名前は?」
辻「辻希美です」
中澤「そっか、辻ちゃんか、今日はどないしたん?」
辻「バレーボールをしてたときに手首を捻っちゃって」
中澤「そっかぁ、じゃあ電気当てるからなぁ」

そう言い機械を当てるその後に矢口の治療にはいる

中澤「風邪でも引いたかと思ったわ」
矢口「いえ、別に・・・」
吉澤「そうだ、矢口さん、昨日はみんな心配してましたよ」

中澤(この子身長高いな、それに結構男前や
   もしかして、矢口の・・・)
93 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時44分02秒
中澤が吉澤をジッとみていると 

なつみ「裕ちゃん、目つき悪いんだから誤解されるべ」
中澤「あ、ごめんな、えぇと・・・」
吉澤「吉澤ひとみです」
矢口「うちらは、よっすぃって呼んでるよ」
中澤「可愛い呼び方やな」
矢口「でしょ?矢口が付けたんだ」

自慢気に話す矢口

中澤(やっぱ、そうなんかな)

そう思ってる中
94 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時44分50秒
亜依「ほほぅ、姉ちゃんこの先生が『裕ちゃん』なん?」
矢口(しまった!)
中澤「ん?」
亜依「ウチ、矢口亜依って言います、よろしく」
中澤「関西弁やな?」
亜依「つい最近まで父さんと一緒に奈良に居りましたわ」
矢口「こ、コイツったら、お父さんっ子でさぁ」
亜依「姉ちゃん、そういうことなん?」
矢口「お前、早く帰れ」
中澤「別にええやんか。矢口」
亜依「そうですよね。中澤さん」
吉澤「いっけねぇ、そろそろバイトなんでそれじゃあ」
亜依「ええ?よっすぃ帰るん?」
吉澤「うん、ごめんねあいぼん。日曜は空いてるからその時にでもデートするか?」
亜依「わかった、じゃあね」
中澤「うん?」
矢口「あぁ、亜依とその、付き合ってるらしいんだよ」
中澤「そうなん?」

それを聞いて、ホッとする中澤
95 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時45分58秒
亜依「姉ちゃん、よかったねぇ」
矢口「何が?」
亜依「ケガして」
矢口「うるさい!」
中澤「そう言えば、椅子が一個足らんなぁ」
亜依「いえいえ、お構いなく」
矢口「そうだよ、いいって」

すると中澤が膝をポンポン叩き

中澤「ここにおいで」
亜依「ええんですか?」
矢口(何でそうなるんだよ〜!)
亜依「じゃあ、失礼します」

そして矢口の方を見て亜依は二カッと笑う

矢口(アイツ、絶対遊んでやがる)
96 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時46分50秒
亜依「中澤さん、いい匂い♪」
中澤「そっかぁ、ありがとなぁ」
矢口(絶対にいつか仕返ししてやる)
中澤「ホンマに可愛いなぁ」

そう言って、中澤は亜依のおでこにキスをする

亜依「わっ!」
矢口「!!!!!?」
中澤「頂き」
なつみ「裕ちゃん、本当にキス好きだねぇ〜」
中澤「別にいいやんか」
矢口「キス・・・が好きなの?」
中澤「ん?言わなかったか?」
矢口「うん、初耳」
なつみ「もう、こんな性格だから大変だよ、紗耶香なんて泣いちゃったし」
矢口「紗耶香が泣いた?」
なつみ「そう、キスしたら、ファーストキスだったみたいで
    裕ちゃんとなっちで慰めてさぁ」
矢口「へ〜紗耶香がねぇ」
中澤「・・・・・・」
97 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時47分33秒
矢口「どうしたの?裕ちゃん?」

その時辻の方の機械が鳴る

中澤「は〜いそれじゃあ、湿布貼るからな?」
辻「はい」

そして、包帯も巻いて

中澤「はい、おしまい」
辻「ありがとうございました」
亜依「それじゃあ、ウチもののと一緒に帰るわ」
矢口「寄り道すんなよ」
亜依「わかっとるがな」
なつみ「見送りしてくよ」
中澤「あぁ、行っといで」

そして、部屋に二人きりになる
98 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時48分30秒
中澤「さっき、思ったんやけど・・・」
矢口「な、何?」
中澤「まだ、矢口にチュウしてへんねん」
矢口「う、うんそうだね」
中澤「じゃあ・・・」

そう言い、矢口の前髪を上げる

矢口「やっ!」

矢口は中澤を押しのけようとする
が足が不安定なため力が入らない
その時

なつみ「な〜にしてるんだべさ!」
中澤「なっち、いや、その」
なつみ「矢口さん泣いてるべ!」
99 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時49分08秒
そう言い、矢口を指さす

中澤「え?」
矢口「ち、ちが・・・」
なつみ「もう、裕ちゃんはそっち行ってて」

なつみ「ごめんね、裕ちゃんが悪ふざけしちゃって」
矢口「私も、泣いたりしちゃって・・」
なつみ「ううん、裕ちゃんはいつもあんな感じだから仕方がないべ」
矢口(あぁ、やっぱこの人には勝てないや)

矢口「ありがとうございました」

矢口が家に帰る途中市井と後藤に会った
100 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時50分36秒
後藤「あれ?やぐっつぁん?」
市井「どうしたの?接骨院の帰り?」
矢口「紗耶香・・・」
市井「や・・・ぐち?」
矢口「やっぱ、だめだったよ」

矢口はそのまま行ってしまった
市井は追いかけようにも今の、矢口の表情が忘れられなかった

市井「後藤、ごめん。裕ちゃんのトコ行って来る」
後藤「後藤も・・・・」
市井「来なくていい」
後藤「市井ちゃん?」

後藤がみたのは、今までに見たこともない市井の表情だった
101 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年04月20日(日)03時52分11秒
ここまでです
102 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月20日(日)11時06分19秒
とうとう泣かしちゃった・・・
市井さんがどんな行動に出るのか楽しみです。
更新を楽しみにしてます!!
103 名前:マコト 投稿日:2003年04月21日(月)08時00分01秒
矢口さんの誤解が早く解けることを願います。
104 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月06日(火)02時19分56秒
レス返しです

>>102 名無し読者さん 
   泣かしちゃいましたね(汗
   市井さんには、一働きしていただきますよ

>>103 マコトさん
   レスありがとうございます
   頑張ります
   
105 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月06日(火)02時24分35秒
セ「あわわわわ・・・・」
中「とうとう、矢口を泣かしてもうたな」(怒
セ「どうか、ご慈悲を」
中「フッ!」キュッ
セ「ウ!?」ガクッ↓
中「今日は痛い思いせずにすんだやろ?」

では
106 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月06日(火)02時25分05秒
中澤「やってもうたわ」
なつみ「まぁまぁ」
中澤「泣いてたんやで?」
なつみ「それは・・・」

その時、ドアが開いた

なつみ「は〜い、あれ?紗耶香?」
中澤「あぁ、なっちがやっといて」
107 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月06日(火)02時25分47秒
市井は中澤の元へ行き

市井「何したの?」
中澤「な、何や?急に?」
市井「矢口になにしたんだよ!」
中澤「何って・・・」
なつみ「紗耶香、落ちついて」
市井「落ちついてるよ!」
中澤「チュウしようとしただけやんか」
市井「しようとしただけ?」
中澤「そうや、そしたら、泣いて行ってもうた」
市井「いい加減にしろよ!矢口がなんで泣いたか考えろよ!」
中澤「紗耶香?」
市井「あいつの・・・矢口の気持ち、考えろよ!
   裕ちゃんは矢口の事どう思ってるんだよ!?」
中澤「・・・・・・」
市井「答えろよ!」

中澤の襟を掴んで市井が叫ぶ
108 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月06日(火)02時26分29秒
中澤「・・・・・で」
市井「?」
中澤「好きやで、矢口のこと」
市井「・・・・・嘘だ」
中澤「は?」
市井「この間、私と矢口は見たんだぞ!なっちの所に行くのを」
109 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月06日(火)02時27分16秒

その頃

「もう、ホント最悪」

矢口がトボトボ歩いていると

「やぐっつぁん!」

声の方を振り向くと後藤が走りながら自分の名前を呼んでいた

矢口「ごっつぁん!?どうしたの」
後藤「ハァハァ・・・市井ちゃんが・・・ハァ・・」
矢口「紗耶香がどうしたの?」
後藤「さっき、やぐっつぁんが行ったあと、市井ちゃん走って行っちゃって
   来るなって言われたんだけど心配で後をつけていったら
   中澤さんのとこで、こっそり中覗いたら、市井ちゃんが
   中澤さんの襟を掴みながら、叫んでて・・・」
矢口「なんで!?」
後藤「よくわからないけど、あのままじゃヤバイよ」
矢口「行かなきゃ・・・」
110 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月06日(火)02時28分35秒
そう言いながら、矢口を急いで向かうが、
松葉杖をついている矢口が早く移動できるわけがない
その時

「あれ〜、ごっちんに矢口さん、何してるんすか?」

と、自転車に乗った吉澤が話しかけてきた

矢口「よっすぃ・・」
後藤「よっすぃ、お願い、やぐっつぁんを乗せて中澤先生の所まで行って!」
吉澤「どうしたの?」
後藤「お願い、急いで!」
吉澤「うん、わかった。矢口さん飛ばしますからしっかり掴まってください。」
矢口「ゴメンね、よっすぃ」

吉澤は矢口を乗せて、接骨院へ向かった
111 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月06日(火)02時29分43秒
吉澤「おら〜、どけ、どけ〜ぃ」
矢口「わ〜!ちょっと、よっすぃ怖い、怖いってば!」
吉澤「・・・・・見えた!矢口さんしっかり、吉澤に掴まってくださいね。
   吹っ飛んじゃいますよ!」

そう言われて、矢口はギュッと吉澤にしがみついた
次の瞬間、吉澤は目一杯前輪のブレーキを握り後輪を真横滑らせ
そして、最後に後輪のブレーキを利かせて
ドリフトのように、停止した

吉澤「矢口さん、着きましたよ、もう目開けて良いですよ」
矢口「よっすぃ、怖すぎるよ」

矢口が涙目になりながら言う
112 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月06日(火)02時30分17秒
吉澤「そうっすか?あいぼんは面白いって言ってくれるんですけどねぇ」
矢口「オイラ、死ぬかと思った・・・」
吉澤「それより、中澤先生に用があるんじゃないんですか?」
矢口「あ、そうだった、ありがとうよっすぃ。」
吉澤「どういたしまして」

矢口が急いでドアを開け、中に入る
113 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月06日(火)02時30分54秒
ここまでです。

スイマセン、何か更新遅くて
114 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月12日(月)02時34分04秒
少量ですが、更新します
115 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月12日(月)02時34分37秒
矢口「裕ちゃん!紗耶香!」
なつみ「あれ?矢口どうしたんだべ?」

中の様子を見てみると、市井と中澤も驚いた表情で見ている

中澤「どうしたん矢口?」
矢口「あれ?ケンカしてたんじゃないの?」
市井「誰がそんなこと言ってた?」
矢口「ごっつぁん」
市井「ついてきたのかよ・・・」
矢口「どうなってんの?」
116 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月12日(月)02時35分39秒
矢口はまだ、事態が飲み込めていない

市井「あぁ、何か勘違いして、突っ走っちゃったというか・・・・・」
矢口「勘違い?」
市井「そう、私も、矢口も勘違いしてたんだよ」
中澤「そうやで、まったく紗耶香はそれなのに、いきなりつっかかって来て・・・・」
市井「ちゃんと、言わない裕ちゃんがいけないんだろ」
なつみ「なっちも、そう思う」

3人とも、矢口のことを無視しての言い合いが始まる

矢口「だから、何が勘違いなのさ!!!」
117 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月12日(月)02時36分26秒
それも、矢口の一喝で静かになる

市井「姉妹なんだってさ」
矢口「姉妹?何が?誰が?」
中澤「私と、なっち」
矢口「へ?じゃ、じゃあ裕ちゃんはなっちの・・・」
なつみ「お姉ちゃん」
矢口「何それ?」
中澤「紗耶香と、同じ顔してるわ」
118 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月12日(月)02時36分57秒
―――――――――――――――――
119 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月12日(月)02時37分46秒
市井「この間、私と矢口は見たんだぞ!なっちの所に行くのを」
なつみ「ちょ、ちょっと待って」
市井「何さ!?」
中澤「なんで、行ったらあかんのや?」
市井「やっぱり、違うんだよその好きってのは・・・」
120 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月12日(月)02時39分09秒
中澤もムキになって

中澤「違うってなんや!?」
市井「裕ちゃんの好きは、みんなが好きの『好き』じゃん!」
中澤「違う!」
市井「じゃあ、なんでなっちの所に行くんだよ!?」
中澤「なんでって、家に帰っただけやん」
市井「家に帰っただけ。じゃなくて!」
中澤「じゃあ、何やねん?」
市井「なっちと一緒に住んでるのかよ!」
中澤「そうや」
市井「なんで!?」
中澤「なんでって、姉妹だからやん」
市井「姉妹だから。じゃなくて!・・・・・あれ?姉妹?」
中澤「そうや、姉妹や」
なつみ「裕ちゃんは、なっちのお姉ちゃんだよ」
市井「そんなの、初耳だぞ!?」
中澤「別に、言うこともでもないし」

市井はヘナヘナと座り込んだ
121 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月12日(月)02時40分16秒
市井「なんだそれ?」
なつみ「大丈夫、紗耶香?」
中澤「じゃあ、何か?みんな私となっちが恋人だと思ってたん?」
市井「少なくとも、私と矢口はね」
中澤「そりゃ、アカンで、次に矢口が来てくれたときに、ちゃんと言わんと」
なつみ「それは、裕ちゃんの仕事だべ」
市井「そうだよ、その気持ち矢口に伝えなきゃ。早くしないと取っちゃうよ」
中澤「何言ってんねん、あんたには彼女居るやん」

市井にデコピンしながら言う

市井「痛ってー」
中澤「全く、白衣に皺できたやん」

その時ドアが荒々しく開く
矢口「裕ちゃん!紗耶香!」

中澤「ってなわけや」
矢口「そうだったんだ」

矢口もなんとか状況を理解できたようだった
122 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月12日(月)02時41分50秒
市井「じゃあ、そろそろ帰るね」
矢口「もう、行っちゃうの?」
市井「あの子、置いてっちゃったからね」
矢口「そうだ、ごっつぁんにありがとうって言っといて」
市井「それより・・・」

市井は矢口の耳元で囁く

市井「告白は今しかないよ」

矢口は赤くなる

市井「じゃあね」
なつみ「じゃあ、なっちもちょっと出かけるね、ちょうどお昼だし」

そう言って二人は出ていった
123 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月12日(月)02時42分40秒
ココまでです
124 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月12日(月)05時20分05秒
裕ちゃんとなっちは姉妹だったのか。
ついに、告白タイムですか?すっごく楽しみです☆
続きまってます!!頑張って下さい♪
125 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月17日(土)19時02分52秒
やっと告白ですか!!
やぐっちゃん頑張れ〜、更新楽しみにしてます。
126 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月23日(金)01時36分02秒
どうも、へタレです。
待たせてしまってスイマセンでした。
まずは、レス返しを

>>124 名無し読者さん
   はい、姉妹なんですよ途中なんども「安倍」って書きそうになって(w

>>125 名無し読者さん
    そうです、やっと告白です。長かったなぁ(w
127 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月23日(金)01時36分45秒
二人きりになると、部屋は突然静かになった
中澤は、髪をいじりながらも時々矢口の方をチラリと見る
矢口は、何度か口を開こうとするが、言葉が出ない

緊張で二人は、窓からの視線に気づかなかった

市井「あぁ〜息が詰まる〜」
なつみ「紗耶香、帰ったんじゃないの?」
市井「なっちこそ、ご飯食べに行ったんじゃないの?」
なつみ「そんなことより、あの二人だべ」
128 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月23日(金)01時37分17秒
中澤「あぁ・・・や、矢口、何か飲むか?」
矢口「え?う、うん」
中澤「じゃあ、紅茶でいい?」
矢口「うん、ありがとう」

中澤が奥に消える

矢口(く、空気が重いよ)
中澤(アカンって、あの空気)

中澤が戻ってきて

中澤「はい、これ」
矢口「ありがとう」

そして沈黙
129 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月23日(金)01時38分12秒
数分後、矢口が沈黙を破った

矢口「裕ちゃん」
中澤「ん?何や?」
矢口「・・・・言いたい事があるの・・・」
中澤「うん・・・・」
矢口「あの・・・えっとね・・・」

しかし、うまく声がでない、矢口の顔が困惑していく
すると中澤が立ち上がって、後ろから優しく抱く

中澤「無理せんでいいから、落ち着いてな、ちゃんと聞くから」
矢口「・・・・・うん、ありがとう。裕ちゃん」

矢口(もう、迷わないよ)

矢口「私ね、裕ちゃんが・・・」
中澤「・・・・うん」

矢口「す・・」
130 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月23日(金)01時38分50秒
亜依「すんませ〜ん、バッグ忘れちゃったんですけど」
中澤「・・え?」
矢口「亜依?」

亜依は周りを見渡して

亜依「ハハッ、ゴメン姉ちゃん!」
矢口「亜依〜〜〜!!」
亜依「だって、そんなんやったら、
   外で見てる市井さんやなつみさん、教えくれてもええやん」
矢口「え!?」

中澤が黙って窓の方へ行き窓を開ける
131 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月23日(金)01時39分24秒
なつみ「あ!?」
市井「あはは、ヤッホー」

それを見た中澤が下を向いてプルプル震えている

矢口「裕ちゃん?」
市井「あの〜・・・」
なつみ「怒ってる?」

中澤「当たり前や〜!!なんで、あんたらそんなに邪魔したいんかー!!」

亜依も市井もなつみも急いでその場から逃げたした

中澤「ったく、なんやねん!」

そう言って椅子に座ると
132 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月23日(金)01時39分55秒
矢口「裕ちゃん」
中澤「ん?」
矢口「私、裕ちゃんが好きだよ」
中澤「やぐ・・・・ち・・・?」
矢口「そ、それだけだから・・じゃあね」

矢口が出ようとすると、中澤が腕を取る
急に止められた矢口が驚きの表情で中澤を見る
133 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月23日(金)01時40分49秒
中澤「返答を聞かずに、行くのはあかんやろ?」

矢口は下を向く

中澤「それもあかん、人と話す時は、相手の目ぇ見ぃひんと」

矢口「・・・・怖いんだ」
中澤「ん?」
矢口「この気持ちを伝えるのが怖かったんだ、裕ちゃんから見れば
   私はただの患者でしかないし。」
中澤「・・・・・・」
矢口「一番怖いのが、拒絶されること、考えただけで、もう・・・」

言葉を断つように中澤が抱きしめる
134 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月23日(金)01時41分59秒
中澤「そんなことあらへんよ。私は・・・」
矢口「ずっと、ずっと・・」
「「こうしたかった」」

抱き合う二人、そして重なる唇

市井「いや〜、やっぱ恥ずかしいね見てると」
なつみ「・・・・」
亜依(ひひ、今日帰ってきたら、からかったろ)
市井「じゃあ、そろそろ帰るね、後藤に謝らなきゃならないし」
なつみ「なっちも少ししたら戻る」
亜依「じゃあ、ウチも」

中澤「そろそろ、なっちが帰って来てまうなぁ」
矢口「・・・・うん」
中澤「そんな、寂しそうな顔せんといて。帰したくなくなるから」
矢口「うん、また明日、絶対くるから」
中澤「わかった、待ってるから」

別れ際にもう一度キス
そして、矢口は帰宅した
135 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年05月23日(金)01時42分33秒
ここまでデス
136 名前:マコト 投稿日:2003年05月23日(金)18時02分15秒
やっと結ばれましたか!!よかったぁ〜
でも中澤さんと安倍さんが姉妹だったとは…びっくりデス。
これからも頑張ってください!
137 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月16日(月)00時07分56秒
裕ちゃんに矢口さんホントよかったですね(~o~)
続き待ってますよ〜〜!!!
138 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月16日(月)01時01分08秒
どうも、へタレ作者です
スミマセン、ホントにもう少し待って頂けますか?
お願いします。今回はレス返し&最初の触り程度で勘弁して下さい

>>136 マコトさん
    ホント、ようやく結ばれましたよ。作者がへタレなせいか
    ここまでに、なるとは(苦笑

>>137 名無しさん
   はい、二人も喜んでますって。
   続きはあと少しお待ち下さい(陳謝
139 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月16日(月)01時01分49秒
なつみ「ただいま」
中澤「あぁ、おかえり」
なつみ「どうだったの?」
中澤「問題なしやで」
なつみ「よかったじゃん」
中澤「まぁな」
なつみ「嬉しくないの?」

少し怒り気味に言う

中澤「そりゃ、嬉しいで。でもな、いつになるかわからんけど
   多分、大きな壁にぶつかる」
なつみ「・・・あの人の事?」
中澤「んん?まぁな」
なつみ「でも、ココがばれない限りは・・・」
中澤「これ」
中澤が一通の手紙をなつみに渡す

なつみ「もう・・・?」
そう言うと、なつみは、俯いてしまった
140 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月16日(月)01時03分17秒
ここから、どう、展開していくか
自分の力量じゃどこまでいけるか不安だらけですが、とりあえず頑張ります
141 名前:名無し読者 投稿日:2003年06月16日(月)22時52分05秒
あの人・・・?
すごい気になる終わり方ですね。
続き待ってます。
142 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時19分42秒
レス返しです

>>141 名無し読者さん
    はい、気になってください(w
    毎度の事ですが、待たせてスイマセン
143 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時23分28秒
中「あいかわらず、遅い!」(怒)
セ「あいかわらずスイマセン。遅れましたが誕生日おめ・・」メキッ
矢「裕ちゃんに、年齢関係は駄目だって」
中「更新いくで」(怒)
矢「裕ちゃん、怖いって」(苦笑
144 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時23分58秒
矢口(まだ、信じられない。裕ちゃんとのキス・・)

ベッドの上で矢口は天井を見ながら唇を触り先程の余韻に浸っていた

亜依「よかったやん、姉ちゃん上手くいって」
矢口「亜依!?な、何言ってるんだよ!?」
亜依「さすがに、一度バレた場所にいるのは、スリルがあったわ」
矢口「じゃあ・・・見て・・た・・?」
亜依「バッチリ」
145 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時24分35秒
矢口の顔が急に真っ赤になる

亜依「ほんまに、わかりやすいなぁ」
矢口「う、うるさい!」
亜依「勿論、なっちさんや、市井さんも見てたで」
矢口「紗耶香の奴、明日覚えてろよ」
146 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時25分14秒
市井「ックショ!」
後藤「市井ちゃん、風邪でも引いちゃった?」
市井「いや、多分違う」
後藤「なら、いいんだけど」
市井「それより、ホントごめんね、おいてっちゃって」
後藤「だから、気にしてないよ。こうして謝りに来てくれたんだし」
市井「・・・そっか」
後藤「ただ・・・」
市井「ん?何?」
後藤「ちょっと、ヤキモチ焼いちゃったなぁ」
市井「大丈夫だよ、いつも後藤のそばにいるから」
後藤「市井ちゃん・・・」
市井「真希・・・・」
二人の唇は重なった
147 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時25分45秒
翌日、いつものように学校に行く途中、後藤の姿が見えた。
矢口「あれ?ごっつぁんじゃん。」
見るからに眠そうな後藤がふらふらと歩いていた。
矢口「ごっつぁん、まだ寝呆けてんじゃないか?」
矢口は後藤の傍に行き
矢口「おーい、ごっつぁん。起きてるか〜?」
後藤「…んぁ?」
矢口「しょうがないなー」

そう言い、矢口は携帯を取出し、メールを送る。
数分後に後藤の携帯に着信が入った。
後藤はのろのろと携帯を取出し、電話口に出る
148 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時26分18秒
後藤「ふぁい?」

そして

後藤「え?うん、大丈夫だよ。うんうん、わかったじゃあね〜」

携帯をしまうと、嬉しそうに笑う

矢口「ごっつぁん、おはよう」
後藤「あ、やぐっっつぁん。おはよ」
矢口「機嫌良いじゃん?」
後藤「ヘヘッ市井ちゃんから珍しく電話かかってきて」

矢口はわざとらしく

矢口「どんなこと言ってたの?」
後藤「大したことじゃないんだぁ、でも市井ちゃんから電話ってあんまりないから」
矢口「そっかぁ、まぁ紗耶香らしいや」

そこで、ふと気づく

(そう言えば、裕ちゃんの携帯の番号知らないや)
149 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時26分52秒
後藤「そう言えば、やぐっつぁん、松部杖は?」
矢口「ん?あぁ、一応なんとか歩けるようにはなったよ」
後藤「じゃあ、もう少しで全快だね」
矢口「うん、早く直らないかなぁ」

教室へ行くと

保田「あれ、矢口、松葉杖もういいんだ?」
矢口「うん、まだ上手く歩けないけど」
市井「よかったね」
矢口「紗耶香、ちょっと」
市井「ん?何って!痛ててて!?」

矢口は市井の耳を引っ張りながら廊下へ出る
150 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時27分48秒
市井「何すんのさぁ?」
矢口「昨日、見てたんだって?」
市井「な、何をだよ?」
矢口「亜依から聞いたよ」
市井「いやぁ、そのぉ・・ほら、友達としてこういうのは見とかないと・・」
矢口「なんでだよ!」
市井「アハハ、怒った?」
矢口「足が完治したら真っ先に蹴ってやる」
151 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時28分34秒
♪♪〜♪♪♪

市井「や、矢口携帯鳴ってるってば」
矢口「わかったから、動くなよ」

ディスプレイには知らない番号が表示されていた

矢口(誰だろ?)

矢口「もしもし?」
中澤「あぁ、矢口?」
矢口「ゆ、裕ちゃん!?」
中澤「あぁ、そやけど」
矢口「え、どうしたの?」
中澤「うん?いや、そういえば矢口に番号教えてなかったなぁって思って」
矢口「じゃあ、この番号って・・・」
中澤「私の番号」
152 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時29分15秒
すると、市井が矢口に近づいて

市井「裕ちゃんズルイ、市井に番号教えてくれなかったのに」
矢口「わっ!ウルサイなぁ!」
中澤「紗耶香も一緒なんか?」
矢口「うん」
中澤「じゃあ、紗耶香に今日学校終わったら矢口と一緒に来いって言っといてくれへん?」
矢口「ん、わかった」
中澤「ほなな」

そういって、電話を切る

市井「裕ちゃん、何か言ってた?」
矢口「うん、学校終わったら、オイラと一緒に来いって」
市井「なんだろ?」
矢口「さぁ?」

中澤の番号を知って矢口は、放課後までずっと機嫌が良かった
153 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年06月30日(月)01時29分47秒
ココまでです
154 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時09分06秒
矢「・・・・・」
セ「ホントにスイマセン」
矢「一ヶ月も放置かよ・・」
セ「マリアナ海溝より深く反省してます」
矢「裕ちゃんに言いつけちゃうよ・・」
セ「だから、あやまって・・・」ガツッ
中「反省の色が足らへん。4時間正座しときや」
セ「は・・・は・・・い・・」(4時間以内に倒れてしまう気がする)
155 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時09分45秒
市井「なんだろうな〜?」
矢口「どうしたの?」

突然の市井の言葉に矢口が尋ねる

市井「うん?あぁ、ほら裕ちゃんが私にも来いって言ってたじゃん」
矢口「それがどうしたの?」
市井「おかしいと思わないの?」
矢口「おかしいの?」
市井「だって、昨日お互いの気持ちをぶつけ合って、その良くなったじゃん?
   なのに昨日の今日で、普通二人っきりになりたいのに、私まで呼ぶなんてさ」
矢口「ま、まぁ行けばわかるんじゃない?」
市井「そうだね。」


矢口「裕ちゃ〜ん?来たよ〜」
中澤「入り〜や」
156 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時10分33秒
中に入ると中澤が雑誌を読みながら瞳だけを二人に向けると、雑誌を置いて

中澤「とりあえず、矢口は治療な」

そう言って、いつもの治療を始める

市井「私は何で呼ばれたのさ?」

そう市井が言うと、中澤がピタリと止まる

市井「裕ちゃん?」
中澤「昨日なぁ・・なっちから聞いたんやけど」
市井「ハハ、裕ちゃんも・・・・・怒ってるの?」

苦笑いの市井が中澤に尋ねる
157 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時11分03秒
中澤「当たり前や!」

そう言って市井にスリーパーをかける

市井「裕・・苦し・・ギブギブ!・・」
中澤「まったく、あんたらは」

そう言って、市井を離す

市井「死んじゃうってば!」
中澤「貧弱やなぁ」
矢口「そう言えば、なっちは?」
市井「そうそう、私も気になった」
158 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時12分03秒
中澤はつまらなそうに

中澤「知らん、あんな分からず屋」
矢口「何かあったの?」
中澤「なんか、急に一人暮らし始めるって言い出してなぁ」
市井「なっちが?」
中澤「そうや」
市井「何か、理由があるんじゃないの?」
中澤「話してくれへんねん」
矢口「じゃあ、なんでだろう?」

3人で考えるが、そればかりは本人しか解らないわけで

市井「じゃあ、私はそろそろ帰るね」
矢口「あ!矢口も・・」

一緒に行こうとした矢口の腕は後ろから掴まれた
159 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時13分19秒
矢口「裕ちゃん?」
中澤「え?あ、えっと・・」
市井「良いって、居てあげなよ」
矢口「うん、ごめんね」
市井「気にすんなって」

そして、市井が帰っていく

中澤「ごめんな、何か一人やと落ち着かんから」
矢口「落ち着かないのは、いつもでしょ」
中澤「なんやと〜」

そう言って中澤は矢口を膝の上に抱き寄せる
160 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時15分25秒
矢口「どうしたの?」
中澤「やっぱ、私が何かしたんかなぁ?」
矢口「違うよ、なっちはそんなことで出てく子じゃないじゃん」
中澤「でもなぁ・・」
矢口「信じようよ。なっちを・・・『お姉ちゃん。』」
中澤「・・・・そやな、悩んだって仕方ないし」
矢口「それに・・」
中澤「ん?」
矢口「そろそろ、矢口にも構ってよ」

下を向きながら、恥ずかしそうに矢口が言う

中澤(くぅ〜可愛いすぎるでそれは)
161 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時16分48秒
んな、矢口に中澤は、顎を持って矢口にキスをした。
長いキス。
中澤が角度を変え深くキスをする

矢口「ん・・・んぅ・・」

そして、唇を離す。
矢口はそのまま倒れそうになったので中澤が真正面に向き合うように膝に座らせる

中澤「大丈夫か?」
笑いながら聞く中澤に

矢口「・・・うん」
頭の中が真っ白になっている矢口は呼吸を整えながらなんとか返事はする
162 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時18分05秒
中澤「矢口は、感じやすいんやなぁ?」
矢口「う、うるさい!」
中澤「可愛いって言ってるんやで」

矢口の髪を弄りながら言う
そうすると、矢口はそのまま顔を肩と胸の間あたりにうずめる
中澤も矢口の肩に頭を乗せ、矢口を優しく抱きしめた。
二人はしばらくそのままでいた
163 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時18分48秒
(あの二人、幸せそうだな。ん?あれは・・・)

市井は、なつみが誰かと話しているのを見た

(もしかして、恋人かな?)

しかし様子がおかしい。気づかれないように近づいて会話を聞く

なつみ「だから、言ってるでしょう!私たちはあなた達と縁を切ったって!」
男「しかし・・・」
なつみ「もう、言うことは何もないから!」

そう言って、なつみは、歩き出す
そこで、陰から市井がヒョコッと姿を現す

なつみ「紗耶香・・・・」
市井「なっち、今のは・・・・」
なつみ「ううん、何でもないから」
市井「ちょっ・・・なっち?」

そう言い残してなつみは行ってしまった
164 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時19分42秒
中澤「そろそろ、帰らなくていいんか?」

そう言うと、矢口が泣きそうな顔になる

中澤「え?どないしたん?私なんか悪いこと言ったか?」

矢口は顔を上げて

矢口「帰ってほしいの?」

中澤は少し驚いたあとにフッと笑う

矢口「やっぱり・・・」

次の瞬間強く抱きしめられる

中澤「アホやなぁ」
矢口「なんだよぉ!」
165 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時20分17秒
泣きじゃくる矢口に中澤は

中澤「ほんまはなぁ、帰したくないんよ?」
矢口「え?・・・・」
中澤「だけどなぁ、矢口には、あんたのこと心配してくれる親がいるやろ?
   帰りを待ってくれる家族が。だから迷惑掛けないで今日は帰り?」
矢口「そんなこと、言われたら・・・」
中澤「矢口を見てるとわかるんよ、どんなに優しい家族かわかるわ
   産んでくれた両親、可愛い妹。あんたはそんな家族がいて幸せ者やで?」
矢口「うん、裕ちゃんにも産んでくれた優しい両親に可愛い妹が居るしね。」
中澤「・・・・・・・・・・・そやね」

そう言って、一度離れようとするがそのまま下を向く
166 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時20分51秒
中澤「やぐちぃ・・・」
矢口「わかってる、わかってるから、・・・・」
中澤「ん?」
矢口「・・・・・キスして」

中澤は何も言わずにキスをする
そして唇を離す

矢口「じゃあ、裕ちゃん、また明日ね。」
中澤「あぁ、待っとる。」

矢口が出ていくのを確認すると
中澤はイスにすわり

中澤「優しい両親・・・・・か」

そう呟いて外をしばらく見つめていた
167 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月25日(金)01時21分34秒
今日はこの辺で・・ではでは
168 名前:マコト 投稿日:2003年07月25日(金)09時13分15秒
うおおぉぉぉおぉ!!更新されてる!!!

ラブラブ(死語)ですなぁ、この二人は。
やっぱやぐちゅーは甘々がいいっす!
ではでは、次の更新もお待ちしています!!
169 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月29日(火)01時04分31秒
>>168 マコトさん
    はい、ようやく更新しました。
    もうこの二人を止められる人はいません(w
170 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月29日(火)01時05分11秒
翌日

矢口「もしもし?」
市井「どうしたの?」

矢口からの電話に眠そうに答える市井

矢口「今日、暇?」
市井「ヒマって言ったらヒマだけど・・」
矢口「じゃあ、今から紗耶香のトコ行くね」
市井「ちょっ、今日はさぁ・・」
矢口「じゃあ、あとでねぇ」

そう言って矢口は一方的に電話を切ってしまった
市井は電話を見つめながら

市井「ったく、こっちの意見は無視かい」
171 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年07月29日(火)01時07分36秒
ガチャ

「・・・・おはよう」

眠たそうに目をこする女の子

市井「あぁ、起きた?」
「うん・・・」
市井「寝癖」

そう言うと彼女は髪を触り

「本当だ」
市井「それにしても、丈が長いかな・・」

彼女をみてそういうと

「どうせ、ちっちゃいです」
市井「とりあえず、矢口が来るみたいだから、
   その寝癖なおして、着替えちゃいな。なっち」
なつみ「・・・うん」

そう言って、なつみは洗面所へと向かった
172 名前:謝罪 投稿日:2003年08月06日(水)01時35分53秒
どうもへタレです。どうも何故かキーボードの 」 使えないため
苦戦しています。更新の方少し待ってください
173 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年08月12日(火)03時27分59秒
キーボードの次は、PC自体が使えなくなりました。現在、対策を練っているので、少しの間更新できない事を 報告します
174 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月12日(火)23時56分17秒
大変ですね。
のんびり待ってます。
175 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年08月25日(月)02時30分22秒
どうも、ヘタレです。なんとか仮復活です

>>174 名無しさん
   待っててくださって本当にありがとうございます

来週あたりに更新を予定してます
何も起こらなければ(オイ)
176 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時19分50秒
セ「久々ですね」
矢「誰のおかげよ?」
セ「いや〜そんなの、PCに言ってくださいよ」
矢「待ってる人も居るのに」
セ「それに関しては、ホントに申し訳ない気持ちでいっぱいです」
矢「ホントかな〜?」
セ「当たり前じゃないですか!」
矢「まぁ、こんな会話より続きの方を見たいって思う人の方が多いはずだから
  さっさと更新しなよ」
セ「御意」
177 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時21分00秒
市井の家に向かう途中、矢口は、眠そうに歩いている後藤を見つける

矢口「おーい、ごっつぁん。何してるの?」
後藤「あ、やぐっつぁん、昨日、よっすぃの家に遊びに行ったんだけどさぁ
   さっき、よっすぃがデートの約束があるみたいだからこのまま帰ろうかなと思って
   やぐっつぁんは、何処に行くの?」
矢口「暇だから、紗耶香の所に行こうと思って」
後藤「え〜市井ちゃんの家!?」
矢口「う、うん。ごっつぁんも行く?」
後藤「いいの?」
矢口「別にいいんじゃない?」
後藤「やったね♪」

二人はそのまま市井の家に向かった
178 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時22分35秒
市井「ねえ、なっち?」

市井はテレビを見ているなつみ話しかける

なつみ「なに?」
市井「矢口も多分同じこと聞いてくると思うよ」
なつみ「・・・・」
市井「矢口は、多分答えてくれるまでしつこいよ」
なつみ「・・・・」
市井「なんだったら、今すぐ他の所に行っちゃえばいいし」
なつみ「・・・・・・」

ピンポーン

市井「残念、もう遅いみたい」
なつみ「・・・・・」

そう言うと市井は立ち上がり玄関へ向かう
179 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時24分04秒
市井「はーい」
ガチャ
矢口「おっす」
市井「おっす、まぁ上がりなよ」
矢口「実はさぁ来る途中一人引っかけてきちゃった」
市井「え?」
後藤「おはよ、市井ちゃん」
市井「後藤!?」
矢口「とりあえず、入るね」

そう言い矢口は上がる

市井「後藤も入りなよ」
後藤「うん」
市井(あぁ何かいやな予感がする)
180 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時24分49秒
すると、早速

矢口「なっち!?」
なつみ「矢口・・・」
後藤「なっつぁん!?」
なつみ「後藤さん、久しぶりね・・」
矢口「なっち、何で紗耶香の・・そんなことより裕ちゃんがすごく心配してたんだよ?」
なつみ「私は、大丈夫って言っといて」
矢口「なんで自分の口から言わないの?なっちの口から言わなきゃダメだよ」
なつみ「・・・・」
後藤「なっつぁんも来てたんだ?何時に来たの?」
市井「何時に来たっていうか・・・」
なつみ「昨日の夕方から・・」
後藤「・・・・!じゃあ、泊まったの?」
なつみ「うん、そうだけど」
後藤「後藤達が来るまでなにしてたの?」

少しきつめ口調で後藤が聞く
181 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時25分24秒
市井「何してたって、別に・・・」
後藤「別に、なに?」
なつみ「ご飯食べて、お風呂入って・・・・」
後藤「そのあと?」
矢口「ごっつぁん、ちょっと落ち着いて」
後藤「やぐっつぁんは黙ってて!」
矢口「はい・・・・」
市井「後藤、いい加減にしなよ」
後藤「・・・・・・」
市井「昨日、なっちが裕ちゃんの所からいなくなったって聞いて
   帰る途中なっちを見かけたから、事情を聞こうと思って家に呼んだの」
後藤「本当?」
なつみ「うん・・・」
182 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時26分10秒
後藤はなつみの瞳をじっと見つめる

後藤「本当みたいだね」
矢口「目ぇ見てわかるの?」
後藤「なんとなくだけどね。なっつぁんゴメンね疑っちゃって」
なつみ「ううん、普通ならそうなるよ」
市井「ふ〜やれやれ」
後藤「なんで教えてくれなかったのさ?」
矢口「そうだよ、紗耶香が悪い」
市井「それは・・・」
なつみ「私が頼んだの」
矢口「え?・・・・」
なつみ「裕ちゃんに心配かけさせたくなかったから」
矢口「ちがうよ、普通、連絡がない方がよっぽど心配だよ」
なつみ「・・・・」
矢口「とりあえず、裕ちゃんの所に行こう」
なつみ「うん・・・」
矢口「ごっつぁんは、紗耶香に説教でもなんでもくれてやればいいから」
市井「なんで、市井が説教くらうのさ」
矢口「可愛い彼女に心配かけた罰」
市井「・・・・・はぃ」
矢口「ということで、じゃあね、ごっつぁん」
後藤「うん、じゃあね、やぐっつぁん」
183 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時26分46秒
矢口「今日は、午前中から開いてるんだっけ?」
なつみ「多分・・・」
矢口「じゃあ、早く裕ちゃんを安心させに行こうよ」
なつみ「ねぇ、矢口」
矢口「ん?なぁに?」
なつみ「ううん、何でもない」
矢口「ふーん、ならいいや」
184 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時27分20秒
市井「なんか、大変そうだな矢口」
後藤「ごめんね、市井ちゃん」

後藤が弱々しい声に市井は後藤の方へ振り向く

市井「え?どしたの?」
後藤「さっき、あんな風に言っちゃて」
市井「いや、私こそゴメン誤解させちゃって」
後藤「でも、ホント信じてるんだよ」
市井「うん、知ってる。好きだよ真希」
後藤「うん、大好き。市井ちゃん」

185 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時28分30秒
ガチャ

矢口「裕ちゃ〜ん、いないの?」

矢口が覗こうとすると

中澤「おらんわけないやろ」

中澤がドアを開け矢口を抱きしめる

矢口「ちょっと、裕ちゃん」
中澤「なんやねん、ええやん。挨拶くらいさせてくれたって」
矢口「どんな、挨拶だよ!」
中澤「そんなん、チュウに決まってるやん」
矢口「それは、置いといて」
中澤「いや、置かへん」
矢口「入ってきなよ」
中澤「誰か来てるん?」

中澤がドアの方を見るとなつみが立っていた
186 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時29分27秒
中澤「あんた・・・」
なつみ「・・・・・」
矢口「裕ちゃん、感情的になっちゃでダメだよ」
中澤「わかっとる」

一呼吸おくと

中澤「昨日は何処行ってたん?」
なつみ「紗耶香の所」
中澤「何で連絡よこさへんの?」
なつみ「・・・・・」
中澤「心配したんやで?」
なつみ「・・・・・ごめん」
中澤「なんで、出ていこうと思ったん?」
なつみ「それは・・・・・」
中澤「それは、なんや?」

なつみは、チラリと矢口を見る
それに、裕子は気づき

中澤「矢口、悪いんやけど、ちょっと席外してくれへんか?」
矢口「え?あ、うんいいよ」

そう言って矢口はなつみと裕子の顔を見て診療室の外へでた
187 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年09月01日(月)02時30分48秒
裕子「これなら、文句ないな」
なつみ「・・・・・・」
裕子「なんでなん?」
なつみ「この間さぁ、あの人の使いみたいな人に会ったの」
裕子「ほんまか?大丈夫だったんか?」
なつみ「うん、何もされなかったし、それで思ったんだ」
裕子「何をや?」
なつみ「裕ちゃんは、あの人の所に行く気ないだろうけど、私のことでなんらかの手段を
使ってきたら、裕ちゃんは・・・」
裕子「・・・・・・」
なつみ「だから、離れて暮らそうって言ったの」
裕子「でも、そんな強引な事せえへんやろ?」
なつみ「最近、体の調子が悪いんだって」
裕子「・・・・・・・」
なつみ「だから、かなり焦ってた」
裕子「でもな、私は縛られるのは嫌なんや」
なつみ「うん、わかってるよ」
裕子「あんた、もしかして・・・・」
なつみ「じゃあね、裕ちゃん」
裕子「あかんで!」

裕子の言葉を無視してなつみは部屋を出た
188 名前:マコト 投稿日:2003年09月01日(月)16時27分03秒
復活おめでとうございまっす!!
最近やぐちゅー不足だったんですけど、
セーラムさんのおかげで満たされました(w
これからもちょくちょく見に来ますんで、がんばってください!
189 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:04
レス返しです

>>188 マコトさん
   レスをありがとうございます、頑張る気が出てきますよ!

続きを・・と思ったんですが某所でちょっとありまして
初めての風邪モノを載せます。お目汚しスイマセン
190 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:05
今日は、運良く仕事が午前中だけ
午後は何しようかなぁ?
そうだ!今日、裕ちゃんオフだったはず
電話しよ

だけれど何度かけても電話に出ない

「なんだよ〜、せっかく早く終わったのに〜」

私がそう呟くと
191 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:05
石川「矢口さん、どうしたんですか?」
矢口「あ、何でもない・・・」
石川「じゃあ、お昼でも一緒に食べませんか?」

裕子もいないし別にいいか

矢口「うん、別にいいよ」
石川「本当ですか?じゃ、行きましょう」

そう言うと

吉澤「あれ〜梨華ちゃんに矢口さんどこ行くんですか?」
石川「お昼ご飯を矢口さんと一緒に食べようと思って・・」
吉澤「私も一緒に良いですか?」
石川「私は勿論嬉しいけど・・・」

そう言って、石川は私の方を見る

矢口「え?別に私は・・」

♪♪♪♪〜♪♪
192 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:06
矢口「あ・・メール」
石川「いいですよ」
矢口「うん、ちょっとゴメン」

携帯を開けてみると

ゴメン、ちょっと電話出られへんかった
            裕子

私は急いで

何かあったの?
   矢口

と、返信する
193 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:07
石川「矢口さん?」

石川が覗き込んでくる

矢口「う、うん。ゴメンねちょっと待って・・」

また携帯が鳴る

・・・・風邪引いたみたいやねん
         裕子

矢口「ゴメン、ちょっと急用ができたみたい・・」
石川「そうですか・・・じゃあまた今度」
矢口「うん、ゴメンね」

私はそう言って急いでタクシーを捕まえて裕ちゃんの住むマンションに向かう
部屋のまえに着くとこの前もらった合い鍵を使う
そして寝室へ行くとそこには苦しそうな顔した裕ちゃんがいた
194 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:08
矢口「裕ちゃん、大丈夫?」

私が小声で言うと

裕子「何で、来たん?風邪移ってまうやんか」

と掠れた声で返してきた

矢口「なんか、食べたの?」

その問いには裕ちゃんは小さく首を振る

裕子「身体、怠くて起きられへんねん」
矢口「じゃあ、ちょっと待ってて、今なんか作るから」
裕子「ごめんなぁ、矢口、折角午後休みなのに」

熱のせいか潤んだ目で言う裕ちゃん
なんか・・・抱きしめたくなった
195 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:09
矢口「いいよ、元気になって欲しいもん」

そう言って私は台所に向かった

矢口(やっぱ、お粥かな?)

「やぐち〜」

掠れていてそれで泣きそうな声が聞こえてきた

矢口「どうしたの?」

裕ちゃんは泣きそうな顔で

裕子「まだ、できへんの?」
矢口「おなか空いちゃった?」

裕ちゃんは首を横に振って

裕子「なんか寂しくなってなぁ・・」
矢口「もうすぐだから、待っててね?」

そう言って私は裕ちゃんのおでこにキスをする

裕子「移るで?」
矢口「上等」

もう一回キスして台所に戻る
196 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:10
矢口「おっと、危ない焦げるとこだった・・・・・うん、こんなもんかな?」

お粥をよそって裕ちゃんの所に行く

矢口「できたよ〜」
裕子「うん・・」
矢口「ちょっとまってね、このままじゃ熱いから」

そう言って私はお粥を冷ます

矢口「はい、あ〜ん」
裕子「ちょっと、恥ずかしいって・・」
矢口「大丈夫だよ、矢口しか見てないし」
裕子「うん・・」
矢口「ホラ、口開けて?」

そう言うと裕ちゃんは口を開ける
197 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:10
矢口「おいしい?」
中澤「うん、めっちゃ旨い」

そうやって食べさせて

矢口「よし・・」
裕子「なんやねん?」
矢口「食べた後ちゃんと薬飲んで寝なきゃダメじゃん。ちょっと待ってて」

ええと・・確かこの辺に・・・・あった!

矢口「持ってきたよ」
裕子「ありがと」

薬を飲んでまた寝かせる
198 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:11
裕子「今日は、ありがとな?」
矢口「え?何が?」
裕子「何が?って看病してくれて。もう大丈夫やから・・」
矢口「・・・・・いよ」
裕子「え?」
矢口「今日は帰らないよって言ったの」
裕子「そんなん、親御さん心配するやん」
矢口「さっき連絡入れといた。しっかり看病してこいってさ」
裕子「かなわんなぁ・・・」

そう言って裕ちゃんが笑う

矢口「わかってるよ、寂しいってこと」
裕子「・・・・・うん」
矢口「こんな時くらい甘えてよ」
裕子「なんか、苦手やねん。むず痒くって」
矢口「・・・・・・・・アホ」

そう言ってキスをする

裕子「なぁ、矢口?」
矢口「なに?」
裕子「私が眠るまで手握っててくれへん?」
矢口「もちろん」

そう言って私は裕ちゃんの手を握ると裕ちゃんは安心した顔で寝付いた
199 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:12
翌朝

裕子「矢口?起きて」

うん?ゆう・・・こ?

裕子「矢口、朝やで?」
矢口「裕ちゃん・・・大丈夫なの?」
裕子「お陰様で、元気やで」

そう言ってニカって笑う裕子

矢口「よかっ・・・クシュン!」
裕子「もしかして、ホンマに移ったん?」
矢口「・・・・・・みたい」

裕ちゃんは、さっと立ち上がり携帯を出す

裕子「もしもし?カオリか?そう私や、矢口が風邪引いたみたいでな?・・ウンそうや。ほなな」

そして携帯を切る
200 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/19(金) 03:13
矢口「裕子?」
中澤「今度はお詫びに私が看病したるからな?」
矢口「できるの?」
中澤「当たり前やん?私かて女やで?」
矢口「なんか心配」

そう言って笑う私に

裕子「言いよったな?じゃあまずは身体拭こうか?ほら脱いで?」
矢口「ちょ・・裕ちゃん!」
裕子「あかんかぁ?じゃあ脱がせてやるからじっとしとき?」
矢口「やめて〜!」

もう、元気になったらこれなんだから!
でも・・・昨日は可愛い裕ちゃん見れたし良いかな?

矢口「ってコラ〜脱がすな〜!!」

END
201 名前:マコト 投稿日:2003/09/19(金) 18:53
風邪ものよかったっす!
中澤さん弱いのが可愛いです!
でもやぐちゅーの風邪ものって大抵中澤さんが風邪引いてますよね(苦笑)
ではではこれからも見に来るんで、頑張ってください!
202 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/11/07(金) 11:09
レス返しです

>>201 マコトさん
   初めて書いたのでお気に召すか心配だったけど
   そう言ってもらえて嬉しいです
203 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/11/07(金) 11:11
実は自分、今年受験生です(泣
なので更新が滞ってしまいがちになるんで
ごめんなさい。
204 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/11/07(金) 11:11
矢口「なっち・・・」
なつみ「矢口、これ・・・」

なつみは、矢口に鍵を渡す

矢口「これ・・・?」
なつみ「私の部屋の鍵」
矢口「裕ちゃんにも渡したの?」
なつみ「ううん、矢口だけ」
矢口「なんで、矢口に?」

矢口は戸惑いながら聞く

なつみ「今のままだと、また裕ちゃんとケンカしちゃいそうだから」
矢口「・・・・」
なつみ「誰だってケンカなんかしたくないじゃん」
矢口「うん、わかった。とりあえず矢口が預かっとくね」
なつみ「うん」

なつみはそのまま出てった
205 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/11/07(金) 11:12
矢口が診察室に入る

矢口「裕ちゃん・・・」
裕子「・・・あぁ矢口か」
矢口「心配しないで、私は裕ちゃん達姉妹の事聞く権利なんて無いから
  だから治療し・・」

裕子はいきなり矢口に抱きつく
矢口は倒れそうになるのを右足で堪えた

矢口「裕ちゃん?」
裕子「・・・・・」

矢口もゆっくりと腕を回す
206 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/11/07(金) 11:12
裕子「矢口には話すわ」
矢口「え・・・・?」
裕子「今、私たちに何が起きてるか」
矢口「いいの?」
裕子「矢口は私にとって他人やないからな」
矢口「裕ちゃん・・・」
裕子「今は診察時間やから、診察全部終わったら私の家で話すわ」
矢口「うん・・・」

207 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/11/07(金) 11:13
市井「そろそろ、裕ちゃんの所行かなきゃ」

ふいに市井が言い出す

後藤「まだ、痛いの?」
市井「うん、少しね」
後藤「じゃあ、行こ」

二人は中で待っていると

矢口「次の方どうぞ」
市井「矢口!?」
後藤「やぐっつあん?」

二人とも目を丸くしていた

裕子「矢口、そこの包帯とって」
矢口「棚にあるやつ?」
裕子「そう、それ」

中では矢口が裕子の手伝いをしていた
208 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/11/07(金) 11:14
市井「矢口、何やってんの?」
矢口「何?って見てのとおりだけど・・・」
後藤「お手伝いさん?」
矢口「そうだよ」
市井「何でまた・・」
矢口「ちょっとね、それより治療しにきたんでしょ?」
市井「あ、うん」
矢口「じゃあ入りなよ」

そう言い矢口は市井達を中へと入れる

裕子「何や、紗耶香か」
市井「一応、商売相手にその口の利き方はないでしょ?」
裕子「まぁ、ええやん」
209 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/11/07(金) 11:14
市井は、ベッドにうつ伏せになりながら

市井「なんで、矢口が働いてんのさ?」
裕子「ん?矢口がお嫁さんに来てくれたから」
矢口「ちょっと、裕ちゃん!紗耶香、違うからね」
市井「違うみたいだけど・・・」
裕子「細かい事は気にせんといて」
後藤「私も暇なとき手伝いに来ようかな?」
市井「絶対ダメ」
後藤「え?何で?」
市井「裕ちゃんが何するかわからないから」
裕子「ええやん、少し位分けてくれても」
市井「何だよ、少しって!」
後藤「ね、ねぇ裕ちゃん・・・」

後藤が震える声で話しかける

裕子「どうしたん?」
210 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/11/07(金) 11:15
裕子はそう言って振り向いて次の瞬間凍り付いた
そこにいたのは
明らかにきれている矢口の姿があった

矢口「ゆ〜う〜こ〜?」
裕子「あ、じょ、冗談に決まってるやん
市井「でも、この間来たとき後藤にキスしようとしてたじゃん」
裕子「何言ってんねん!?」
矢口「誰にでも手を出すんだね」

何故か笑顔の矢口、しかし三人はその笑顔に殺気を感じていた

市井「じゃあ、また来るね」
矢口「じゃあね」

二人が帰ってから静かになる
211 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/11/07(金) 11:15
裕子「矢口さん、お茶でも飲みます?」

もろに下手にでる裕子

矢口「うん」
裕子「紅茶でいい?」
矢口「うん」

矢口「どうして、彼女の前でそういうことするのさ?」
裕子「なんつうの、妬いて欲しいのかもな?」
矢口「でも、それは、ずるくない?」
裕子「だって、可愛い矢口見たいやん?」
矢口「でも、矢口は嫌なの!」
裕子「こればかりは、性分かもな?」
矢口「そんなんで、納得出来ません」
裕子「スイマセンでした」

そういい裕子は椅子から立ち

裕子「今日は、もう閉めるか」
矢口「え?そうなの?」
裕子「話もあるし、家来て・・・な」
矢口「う、うん」
212 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/11/07(金) 11:16
ココまでです
213 名前:マコト 投稿日:2003/11/07(金) 17:15
更新お疲れ様です!
中澤さん達になにが起きているのか、気になりますねぇ…。

>今年受験生です

受験っすか!?大変ですね、自分は勉強大嫌いですけどね。
頑張ってください!んで、時間が出来たらでいいんで更新お願いします。
214 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/12/22(月) 01:28
更新です
215 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/12/22(月) 01:29
外にでると少し肌寒かった

矢口「思ったおり冷えるね?」
裕子「寒いか?」
矢口「え?大丈夫だよ」
裕子「これ、使うか?」

そう言って、裕子だしたのは手袋だった

矢口「手袋つかってんの?」
裕子「なんか、今日、寒い気がしてたからな」

そう言って矢口に手袋を向ける

矢口「いいよ、裕ちゃんのじゃん」
裕子「そやけど・・・じゃ、これならどうや?」

裕子は右手に手袋はめ、左の手袋を矢口に渡す

矢口「え?」
裕子「ええから、着けぇや」

矢口はわからないといった顔で左手に手袋をはめる

矢口「やっぱり、片方は寒いじゃん?」
裕子「そんなら、こうすればええやん?」

裕子は矢口の右手を左手で握る

矢口「あ・・・・」
裕子「嫌か?」
216 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/12/22(月) 01:29
矢口は黙って首を振る

裕子「ほな、行こうか?」
矢口「うん」

(裕ちゃんの家か・・・初めてだなぁ)

そんなことを考えてるうちに着いてしまった

裕子「ほら、あがりな」
矢口「おじゃましまーす」
裕子「とりあえず、そこのソファーに座っててな」
矢口「うん」

裕子はそう言って寝室に入った
少しして私服に着替えた裕子が出てきて矢口の隣に座った

裕子「それじゃあ、話すか?」

矢口は黙って頷く
217 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/12/22(月) 01:30
裕子「あんな、今私たち姉妹の周りで起こってるのは全部父親のせいなんや」
矢口「裕ちゃんのお父さん?」
裕子「義理の父親やねんけどな、なっちと私は父親が違うんや」
矢口「・・・・・」
裕子「で、今あの人はある会社の社長を務めてる。でも、もう年でな・・
   けれど、跡取りがおらへんのや。男の子が生まれへんかったから
   それで、私かなつみのどっちかを別の会社の跡取りと結婚させて
   会社を合併するつもりってわけや」
矢口「・・・・・」
裕子「古くさい考えやろ?だからそれを知った私はなつみを連れて逃げてきたんや
   でも、今の様子だとあの人もせっぱ詰まってるんやろな・・・
   だから、あの子が一人で暮らすって言った時は正直ビックリしたわ」
矢口「でも、どうするの?」
裕子「とりあえず、言うとおりに結婚ってのは無理」

その言葉に矢口は安心した笑顔をみせる
218 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/12/22(月) 01:30
裕子「まぁ、具体的にどうしようかは決まってへんからなぁ」

そう言って、矢口の方を見ると矢口は寝入ってしまっていた

裕子「今日は、忙しかったもんな?ありがとな矢口」

裕子はそう言って矢口の頬にキスをする

裕子「って礼言ってる場合やないやん!矢口、親が心配するやろ!」

そう言って矢口を起こそうとする裕子

矢口「ん〜大丈夫、紗耶香の家に泊まるって言ってあるから・・・」
裕子「そんなん、紗耶香の所に電話来たらすぐばれるやんか!」
矢口「さっきメールで紗耶香にお願いしといたから大・・丈夫・・」
裕子「しっかりしとるなぁ・・・じゃあ、よいっしょっと」

そういって、矢口を持ち上げ、寝室に向かう裕子だった
219 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/12/22(月) 01:36
裕子もベッドに入ると

矢口「ん・・・」
裕子「ごめんなぁ、起こしたか?」
矢口「ううん。裕ちゃん・・・おやすみ」
裕子「おやすみ。矢口」

そう言って裕子は矢口にキスをした



なつみ「もしもし、うん私。明日、帰るから話はそのときにしよ?お父さん」

なつみは電話を切ると、テーブルの上に封筒を置き床についた
220 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/12/22(月) 01:37
今年はこれで最後の更新です。皆様よいお年を。
221 名前:マコト 投稿日:2003/12/22(月) 18:04
お久しぶりです!&更新キター!!
用意周到な矢口さんに笑いました^^
安倍さんはどうするつもりなんでしょうか・・・。
それではまたの更新お待ちしています!!
222 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/02/18(水) 02:04
ども、ヘタレ作者です。
ようやく受験シーズン終了です・・・(結果はまだですが・・)
PC,本人。ともにまだ本調子ではないので、更新ペースが遅くなると思います
スイマセン
223 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/02/18(水) 02:05
翌朝

矢口が目を覚ますと、隣で裕子が寝ているのに驚いた

(そっか、裕ちゃんの家に来てたんだっけ)

時計を見ると七時半を指していた

矢口「もう少し・・・いいか!」

裕子に抱きつきそのまま眠った
224 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/02/18(水) 02:07
矢口が目を覚まして裕子を見る
まだ寝ているようだ

矢口「寝過ぎなんじゃないのかな?」

まじまじと裕子の顔を見る矢口

(綺麗だよね〜)

自然と裕子の顔に自分の顔を寄せてキスをする
そして離れる

裕子「・・・・・やぐちぃ?」
矢口「え!?お起きてたの?」
裕子「もっと・・・」

そう言って、矢口の首に腕を回す

矢口「ちょっ・・・待って・・」

そのまま、今度は裕子からくちづけをする
225 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/02/18(水) 02:08
矢口「んん・・・ん・・・」

裕子はわざとチュッと音を立てて顔を離す

裕子「さ、そろそろ起きようか?」
矢口「・・・・・あ、うん!」
226 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/02/18(水) 02:09
二人はそのまま軽い朝食を取る

矢口「ねぇ、裕ちゃん。」
裕子「なんや?」
矢口「これ・・・」

矢口はそう言って鍵を出す

裕子「鍵?」
矢口「なっちの部屋の鍵・・・」
裕子「どうしたん、コレ?」
矢口「昨日なっちがくれたの、今裕ちゃんに渡してもケンカしちゃうから持ってて
   て言われて」
裕子「じゃあ、今日あたり行ってみようか?」
矢口「大丈夫なの?」
裕子「私かて、一応大人やで」
矢口「そうだね」

二人は出かける準備をして外にでる
227 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/02/18(水) 02:09
矢口「以外と近いんだね」
裕子「そやな」

裕子がインターホンを押すが反応がなかった

矢口「鍵使ってみる?」
裕子「そやね」

鍵を使ってドアを開けると中に、なつみは居なかった

裕子「出かけてるんかな?」
矢口「裕ちゃん、コレ」

矢口はテーブルの上にある封筒を裕子に渡す
封筒には、『裕ちゃん、矢口へ』と書いてある
裕子は封筒を開け中身を見る

裕子「なんやて・・・」
矢口「なんて書いてあるの?」
228 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/02/18(水) 02:10
矢口は裕子から手紙を取ると中には

裕ちゃん、矢口。
なっちです、私は家に戻ります。裕ちゃんにはごめんなさいしか言えません
無理して私まで連れだしてくれたのに、私のワガママで戻ってごめんなさい
あの時は、本当に嬉しかったよ。妹としてみてくれてたんだってわかった
でも、裕ちゃんも父さんも家族だから、放っておけません。
ありがとう。お姉ちゃん
 矢口、初めて見たときホントに高校生かどうか分からなかったよ?
裕ちゃんも、初めて診察した後明日も来るかなぁ。って言ってたんだよ
その後も矢口の友達とかたくさん来てくれてホントに楽しかった。
矢口が妹みたいに思えた。裕ちゃんも私も幸せだよ
だから、なっちもなっちにできることをしようと思うの
別に、お別れってわけじゃないんだからさ、とりあえず家に帰るだけ
矢口に言いたいことは、裕ちゃんは強くみえるけど本当は弱い人だから
無理しないように見張っていてください。

                   なつみ
229 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/02/18(水) 02:13
裕子「なにやってんねん・・・あの子」
矢口「裕ちゃん・・・」
裕子「ごめんな、矢口。私ちょっと実家に・・・」
矢口「私も行くよ」
裕子「何言って・・・」

矢口は強い眼差しで裕子を見ていた

裕子「説得は、無理みたいやな」
矢口「そういうこと」
裕子「ちょっと、ココで待っといてな。車出してくるから」

数分後、裕子から下に降りてこいという電話が入り
矢口は言われるとおり下に降り、車に乗る

矢口「裕ちゃん、免許持ってたんだ?」
裕子「運転は久々やで」
矢口「・・・・・安全運転にしてね?」
裕子「できるかぎりな」
230 名前:マコト 投稿日:2004/02/27(金) 20:32
更新されてるぅぅぅ!!
気づくの遅いっすけどセーラムさんお帰りなさい!!
なっちがこれからどう動くのか楽しみにしてますよ。

受験お疲れ様でしたm(_ _)m
良い結果が出るといいですね^^
ではまたの更新お待ちしています。
231 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/04/25(日) 03:19
>>230 マコトさん
   毎回レスありがとうございます。励みになります

更新の方はもう少し待ってください。学校生活になれてきたら更新します。
ヘタレ作者でごめんなさい
232 名前:マコト 投稿日:2004/05/03(月) 15:27
いえいえ、いつまでも待ってますよ!
新しい環境で慣れるのに時間がかかることでしょうし、
ゆっくりでいいですよ!
233 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/06/13(日) 10:52
レス返しです

>>232 マコトさん
    ホント、環境の変化に弱い作者ですいません
234 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/06/13(日) 11:11
矢「裕ちゃん、アレな〜に?」
裕「アレはなぁ、毎日どうしよもなく流されてくヘタレ作者やで」
セ「ほっといてください」
裕「しかし、ホンマにひさしぶりやな」
セ「申し訳ない」
矢「もう謝罪より更新したほうがいいんじゃない?」
裕「そうやな、それでは更新せい!ヘタレ」
セ「御意」
235 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/06/13(日) 11:12
なつみ「お父さん、ただいま」
父「おかえり、なつみ。」
なつみ「早速だけど、相手はどんな人なの?」
父「それがな・・・」

矢口「ちょっと、裕ちゃん。高速の乗ったからってとばしすぎだよ!」
裕子「事故りたくなかったら、話しかけんほうがええで?」

もしかしたら、向こうに着く前に死んでしまうんじゃないかと矢口は思った

なつみ「え?それじゃあ・・・」
父「あぁ・・すまないが・・」
236 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/06/13(日) 11:12
裕子「なつみ〜!」

裕子が居間にものすごい勢いで入ってきた

なつみ「裕ちゃん?」
父「裕子・・・」
裕子「どういうつもりや?」

そう言って、睨みつける裕子

なつみ「裕ちゃん、怖い。それから落ち着いて話聞いて」
裕子「納得できる話ならな?」
なつみ「あのね、この話無しみたいな・・・」
裕子「は?」
なつみ「お父さん得意の勘違い」
裕子「だって、具合悪いって・・・」
なつみ「ちょっとした胃炎でそう言ってただけなんだって」
裕子「なんやねんソレ?」
父「一度も連絡すらよこさないのが悪いんや!」
裕子「こっちがどんだけ苦労したと思ってんねん!」
なつみ「裕ちゃんも父さんもやめなよ〜」

矢口は、ただただ三人を呆然とみることしか出来なかった
237 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/06/13(日) 11:13
そのうち

矢口(なんだかんだ言って、裕ちゃん少し嬉しそう)

父「ところで、その娘は誰だ?」
矢口「え?あ、あの・・・・」
裕子「その子は、矢口。矢口真里や。」
父「お前、まだ治らないのか?男も女も好きっていうの?」
裕子「ええやん、別に!」
父「せやかて、結婚できへ・・・」

次の瞬間、裕子の目が殺気を帯びる

裕子「ほんまに、起きれんようにしたろうか?」
父「やってみぃ。まだまだ、儂は現役だぞ?」

なつみ「父さん!!」
矢口「裕ちゃん!!」

裕子「なんやねん?あんたのことをいわれたんやで?」
矢口「とにかく、病人には変わらないんだから」
238 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/06/13(日) 11:13
そう言われて裕子は

裕子「矢口が良いって言うならしゃぁないな・・・」
父「矢口さん、でしたかな?」
矢口「は、はい!」
父「こんな、娘じゃがよろしく頼みますよ」

彼は柔らかく微笑みそういった

裕子「なんやねんな、まったく」
矢口「はい、任せてください」

裕子はそういったあと

裕子「じゃあ、明日も仕事あるから帰るわ」
父「裕子」
裕子「なんや?」
父「大事にしてやれ」

彼はそう言い矢口を見る

裕子「当たり前や、この子を幸せにするのは私しかできへん」
父「!」
裕子「なんやねんな?」
父「ふふ、なんでもないわ、元気でな」
裕子「あんたこそ、体に気ぃつけてな」
239 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/06/13(日) 11:14
そう言い、三人は部屋を出た
玄関に行くと

「裕子」
裕子「おかん・・・」
なつみ「矢口、先にいこ」
矢口「あ、うん」

二人は先に車に乗った
240 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/06/13(日) 11:15
母「さっきの話聞こえちゃったわ」
裕子「なんや、盗み聞きせんといて」
母「やっぱ、あんたあの人の子やね」
裕子「は?何言ってんの?私は・・・」
母「本当はあの人の子供よ、あなたも」
裕子「な、なんで・・・?」
母「あの人がアンタのためにと思って言ったんよ」
裕子「・・・・」
母「それに・・」
裕子「まだあるんかいな?」
母「あの人もウチに結婚申し込むときに同じこと言ったんよ」
裕子「え?」
母「あなたを幸せにするのは僕しかいません。ってね」
裕子「ほんまか?」
母「うそ付いてどないすんねん?ほら、早よ行き」

そういって、母は裕子を玄関から押し出す

裕子「また、来るわ」
母「そのときは、必ずあの子も連れてきてね?」
裕子「もちろん」

裕子はそう言い家を出た
241 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/20(火) 02:30
言い忘れましたがただいまテスト期間中なので
更新は八月くらいにすると思います。
242 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/26(月) 03:01
更新します
243 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/26(月) 03:01
裕子が車に戻ってくると

なつみ「裕ちゃん、私ちょっと友達に会ってからゆっくり帰るから」
裕子「ん?あぁ、別にええけど、金持ってるん?」
なつみ「私、一人でここまで来たんだよ?当たり前っしょ」

裕子は「あぁ、そうか」と言いながら頭を軽く掻いた

矢口「なっち、じゃああとでね。」

なつみは矢口の耳元で

なつみ「本当は、裕ちゃんの運転が怖いだけなんだけどね」

矢口は目を丸くさせその後二人で吹き出した

裕子「じゃあ、そろそろ行くか?」
矢口「うん」
244 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/26(月) 03:01
高速道路にのっかり、二時間位したところで
裕子がソワソワしだした

矢口「裕ちゃん?どうしたの?トイレ?」
裕子「いや、そうじゃなくてな?その・・・」
矢口「はっきり言ってくれなきゃわからないよ」
裕子「矢口、確か明日は学校休みやんか?」
矢口「うん、そうだよ」
裕子「裕ちゃんも久々の運転で疲れたし・・・その
   今日どっか途中で泊まっていかへんかなぁって・・・・・」
矢口「え?うん」
裕子「いいの?ほんま?じゃ、じゃあ次で高速を降りような」

矢口は、なんで裕子がドギマギしてるのかと思った。
次の瞬間気づいた

(初めてのお泊りデート!?)

一気に顔に熱が帯びていく

旅館に着くまで矢口の思考回路はそれからほとんど働いてなかった



245 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/26(月) 03:03
時間があってもネタが出てこない最低な状態です
なので他の作者様の邪魔をしないようにsage更新にします
246 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/27(火) 03:09
矢「最悪だね更新量が」
セ「返す言葉もございません」
矢「まぁ、矢口は優しいから言葉で済むけど」
セ「ええ、あの方が怖・・・」スパーン
中「口でわからん奴は身体で覚えさせるのが一番やで」
矢「白目剥いちゃってるよ?」
中「自業自得やん?それでは更新や!」
247 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/27(火) 03:09

裕子「着いた!じゃ、降りようか?」
矢口「う、うん!」

旅館に着く頃には裕子は落ち着きを取り戻したが
逆に矢口は声は裏返るし話しも入らないという状態であった

女将「いらっしゃいませ、お二人さまですか?」
裕子「予約とかしてへんけど、大丈夫ですか?」
女将「ええ、大丈夫ですよ」
裕子「そりゃ、良かったわ」
女将「では、お部屋に案内します」
248 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/27(火) 03:10
部屋に着くと

裕子「じゃあ、汗もかいたし大浴場行こうか?」
矢口「ふぇ?」
裕子「気の抜けた声出しとらんと、お風呂やって」
矢口「あ、うん・・・え?お風呂!?」
裕子「何も、そんな大きな声で繰り返さなくてもええやん」

二人は浴場に向かい脱衣所に入ると

裕子「なんや、空いてるみたいやな」
矢口「う、うん。そうだね」

裕子はさっさと服を脱ぎ始める
途中、矢口は裕子の方を向くと

(裕ちゃん、綺麗な身体してる・・・なんか女同士なのに脱ぐの恥ずかしいな・・・
 私なんてプロポーション良いわけじゃないし)

裕子「なに、人の身体にみとれてんねん、恥ずかしいやんか。」
矢口「べ、別にみとれてなんかないよ・・・」
裕子「エッチやなぁ、矢口は」
矢口「だから、みとれてないって」
裕子「ほな、先に行くで」
249 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/27(火) 03:10
裕子はさっさと浴場に行ってしまった
矢口も急いであとを追う

矢口「うわぁ、おっきいな。まだ早いから全然ひともいないや」

さっさと身体を洗い浴槽に行く

裕子「遅いやんか?」
矢口「タオルかなんか無いかなと思って」
裕子「女同士なんやからええやん?」
矢口「だって、矢口そんなにプロポーション良くないし・・」
裕子「別に、私はプロポーションであんたを好きになったわけやないんやで」
矢口「うん・・・・でも」
裕子「矢口、好きやで」
矢口「・・・・・矢口も裕ちゃん、好きだよ」

そのとき浴場が開く
250 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/27(火) 03:11
「先に入ってるからね〜」

矢口(なんか、どっかで聞いた声だったような?)

亜依「あれ?姉ちゃんに良く似た人が・・」
矢口「何やってんだよ、コンナ所で?」
亜依「それは、コッチの台詞やで何してんの?」
「アイボ〜ン早いよ」
矢口「ヨッスィー?」
吉澤「あれ?矢口さんに中澤さん?」

四人の間に不思議な沈黙が流れた

裕子「まぁ、とりあえず暖まったら出ようや?」

裕子の言葉に皆従った
251 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/27(火) 03:11
まぁ、少ないながらも頑張ります。
252 名前:マコト 投稿日:2004/07/27(火) 11:02
お久しぶりですセーラムさん!!
更新量なんて気にしなくていいですよ!

初のお泊りはどうなるのか・・・それによしかごも登場で
これからどうなるのか気になります(w
またの更新お待ちしています!!
253 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/29(木) 02:31
レス返しです

>>252 マコトさん
    お久しぶりです。その言葉に救われます
    これからも頑張っていきたいと思います

今日もチョコッと更新です
254 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/29(木) 02:31
とりあえず、裕子たちの部屋に四人は行った

矢口「説明してよね?」

矢口がジロリと吉澤と亜依を睨む

亜依「別に、そんなに目くじら立てへんでもいいやん」
矢口「何だよ!反省の一言も無しかよ!よっすぃも亜依をここまでつれて来てさ!」

矢口がはき捨てるように言う

吉澤「・・・・・スイマセン」
矢口「謝るくらいなら・・」
亜依「ちょっと、待ちや!よっすぃは何も悪くあらへん!第一姉ちゃんこそなんで
   中澤さんといるんや!自分の事を棚に上げて偉そうに説教なんかせんといてや!」
裕子「矢口、ちょっと落ち着きや。亜依ちゃんだって言いたいことが・・・」
矢口「こんな奴の言う事聞く必要なんかないよ!」
吉澤「矢口さん、あいぼんを悪く言わないでください」
矢口「うるさい!」
亜依「もうええわ!姉ちゃんなんか知らん!」

亜依はそういうと部屋を飛び出してしまった
255 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/29(木) 02:32
吉澤も後を追う

裕子「矢口、いくら心配だからってあんな言い方はあかんで?」

矢口は裕子から顔をそむけたまま動かない

裕子「私かて、さっきまでなっちの事で興奮してたからアレやけど
   かなりキツイ言い方やったで?」

そこで矢口が裕子に顔を向ける

矢口「だってさ、心配じゃんこんなところにいるなんて・・・」
裕子「そんな事、私たちだってそうやん?」

そのとき部屋に吉澤が入ってくる
256 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/29(木) 02:33
吉澤「失礼します」
裕子「どないしたん?」
吉澤「一応、ココに来た経緯を話しといた方がいいかと思いまして」
裕子「亜依ちゃんは?」
吉澤「部屋で寝てます」
矢口「・・・・・・・」
吉澤「実は、お母さんとケンカしたらしくて・・・」
裕子「理由は?」
吉澤「くだらない理由だから話したく無いらしいです」
矢口「多分、その通りだよ」
裕子「やぐちぃ、そんな適当な・・・・」
矢口「ううん、良くそういうケンカするんだよ母さんと亜依は・・・
   それで、いつも母さんの方が一枚上手なんだ。」
裕子「じゃあ、なんで・・」
矢口「多分、よっすぃと一泊したかったんだろ?」
亜依「よう、わかったな。姉ちゃん」
裕子「亜依ちゃん?」
矢口「当たり前じゃん、何年あんたの姉貴やってると思うのよ」
亜依「ほんまに、人悪いわ」
矢口「お前に言われたくないよ。まぁ今日はお互いさまってことで黙っといてあげるよ」
亜依「おおきに」

亜依はニシシと笑って部屋に戻る
257 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/29(木) 02:33
裕子「なぁ」
吉澤「なんですか?」
裕子「よく、疲れへんなぁ?」
吉澤「中澤さんはどうなんです?」
裕子「だって、矢口大好きやもん」
吉澤「私も同じ理由です」
裕子「アンタも人が悪いな」
吉澤「それもお互い様です。」

二人は軽く笑い

吉澤「じゃあ、そろそろ部屋に戻りますね」

そう言い、吉澤は部屋へと戻った

裕子「あんたら姉妹は見てて飽きへんわなぁ」
矢口「へへ、そうかな?」
裕子「じゃあ、そろそろ裕ちゃんに構ってもらおうかな?」

そういうと裕子は矢口を後ろから抱きしめる
258 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/07/29(木) 02:34
今日は、ココまででございます
259 名前:マコト 投稿日:2004/08/11(水) 21:34
気付くの遅いっすけど、更新お疲れ様です!!
矢口姉妹のやりとりも面白いけど、
よっすぃ〜と姐さんの掛け合いも読んでて楽しかったです(w
またの更新お待ちしています!(セーラムさんが飽きない限り待ち続けますよ〜)
260 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/08/12(木) 03:45
スイマセン。わけあってバイトが週6状態です
来週を乗り切れば更新できますのでお待ちください

>>259 マコトさん
    毎度、励まされてます。どうか待っててください
261 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/08/25(水) 03:28
チョコッと更新
262 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/08/25(水) 03:29
矢口「いきなり、何するのさ?」
裕子「せっかく旅館に来たのになかなか二人きりになれなかったやん?」
矢口「うん・・・確かにそうだね」
裕子「そうやろ?」
263 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/08/25(水) 03:29
抱きついたまま裕子がふと目線お下に逸らすと浴衣の隙間から矢口の胸が見えた

矢口「裕ちゃん?どしたの?」
裕子「んん?あぁ、何でもないで」

少しの間沈黙が生じた

矢口「あのさ・・裕ちゃん」
裕子「な、なに?」
矢口「その・・・優しくしてね?」
264 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/08/25(水) 03:30
その一言で裕子は妙な気分になった。
驚きを感じつつも納得してるような、自分の中にもう一人の人間がいるかのように

裕子「・・・・・ん」

矢口を抱き布団へ運ぶ
そしてそっと寝かす

矢口「裕ちゃん・・・・・」
裕子「矢口・・・・・」

触れるだけのキス。
少しするとだんだん別のモノになっていく
裕子は角度を変えたりして唇の感触を自分の唇で確かめる
265 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/08/25(水) 03:30
矢口「ンン・・・フゥ・・ン」
 
矢口の目がしだいに潤んでいった
しかし裕子は止まらない
矢口の下唇を唇ではさんで吸ったりとする
そして唇を離す

矢口「ァン・・・」

そして顎、首筋とキスが降下してくる

矢口「裕ちゃん・・・」

もう一度唇に戻り長めのキスしながら浴衣を脱がした
266 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/08/25(水) 03:37
矢「何、ここでストップ?」
セ「えぇ、そうです。」
中「なんでやねん!?こんなええトコで」
セ「なんででしょう?」
中「お願いやから次は早く更新してな?」
矢(立場逆転!?)
セ「えぇ、がんばります・・・きっと」
中「つうか更新後にこの集まりって・・」
セ「何事も一つの視点ではいけないと思いまして」
中「今日の所はこのくらいにしとくわ」
矢「凄いじゃん!無傷じゃん!」
中「二度はないで」 ギロリ
矢・セ「怖い・・・・」
267 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/09/05(日) 04:23
裕子「ええか?」
矢口「うん・・・大好き」

裕子は言葉のあとにできるだけ優しく矢口を求めた
268 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/09/05(日) 04:24
翌朝

矢口「ンン・・・朝・・・・?」

ふと右を見ると裕子の笑顔があった

裕子「おはよう、矢口」
矢口「・・・・おはよう」

二人は軽く笑い、着替え旅館を出ると裕子の車の前に亜依と吉澤がいるのに気づいた

矢口「なにやってんの、二人とも」
吉澤「ええ、その・・・」
亜依「一緒に乗せてってもらおうと思って」
矢口「なに言ってんだよ、自分らで帰れ!」
亜依「あらら、姉ちゃんそんなこと言っていいの?」

亜依がニヤニヤしながら言う
269 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/09/05(日) 04:24
矢口「何だよ?」
吉澤「ちょっと言いにくい事なんですがね・・・」
亜依「うちら、部屋隣でさあ。昨日うるさくて寝不足なんやねん」
矢口「え?隣?うるさくて?」

一瞬置いて矢口の顔が真っ赤になる

亜依「もうちょっと静かにしてもらえたら良かったんやけどなぁ」
裕子「はいはい、そこでおしまい。二人とも乗っけてたるから」

四人を乗せた車は高速に乗るその頃には亜依と吉澤が眠りについていた
270 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/09/05(日) 04:25
裕子がミラー越しに矢口を見るとまだ恥ずかしそうにしてた

裕子「矢口、まだ気にしてんの?」
矢口「だってさ・・・」
裕子「ええやん、別にアンタはアンタなんやから」
矢口「うん・・・でもこれじゃ他所でお泊りできないじゃん?」
裕子「矢口」
矢口「なに?」
裕子「もう気にせんとアンタも寝とき。過ぎたことなんやから。アンタもあまり寝てないんだから」
矢口「うん・・」
271 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/09/05(日) 04:26
矢口が目を瞑るのを確認した裕子は小声で

裕子「愛してるで、真里。」

そして運転に集中した

(寝る前にそんなこと言われたら眠れないよぉ)

寝たふりをしながら矢口はそう思っていた
車はいつもの町に戻って行った
The love of two people isn't finished
272 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2004/09/05(日) 04:28
この話は終りです。ではまた次の話が断片的にでも
浮かんできたらまた書いてしまうつもりです。では、それまで

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