どうしたらいいんだろう、この恋。

1 名前:作者 投稿日:2003年01月30日(木)17時13分47秒
どうも、作者です。

HNはありますが、少しの間控えさせて頂きます。
そしてしょっぱなからエロいです。

まだまだ未熟な点もたくさんありますが、
どうぞ宜しくお願いします。
感想など頂けたら幸いです。
2 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時15分06秒



「…っ…やぁっ」

「静かにして」



「も、やだぁ…っ」
3 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時20分13秒



二人の荒い息遣いと、
頭がおかしくなりそうなくらい卑猥な音が
特徴的なリズムに乗って、さほど広くは無い部屋へと響きわたる。



なめらかな肌に、
五本の指を這わせ、薄く開いた口にそっと自分の湿った唇を当てる。


「んっ」



―――――そして今、あたしの目の前にある彼女の体は
ぼんやりとした部屋の蛍光灯の光が当たり…溜息が出るほど美しくて一瞬たりとも目が離せなかった。
4 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時22分55秒



肩より少し下くらいまで伸びた、
茶色の髪を手で右へ左へかき分けて
出てきた白い首とうなじに唇を当てる。



彼女の
ハア、ハアという熱っぽい吐息が耳にかかり、
あたしの心臓はドクンと大きく高鳴った。
5 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時26分13秒



そっと、手を下腹部へと伸ばした。



先程まであたしの指が納まっていたソコは、
まだ熱っぽく潤っていて
何かをまだ求めるようにヒクヒク口を開けて待っている。





「…やーらしいんだ」


「な、にがっ」




「こんなにまだ濡れちゃっててさ、まだ、足りないんでしょ?」
6 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時30分53秒


あたしは、ソコに当てた手をゆっくり動かし始めた。



クチュッという透明な液体が音をたてて、
中を指でかき回すと、その音はいっそう高くなった。



「…や…あっ…!」



次第に甘くなる、彼女の声。
切なそうに、目を涙で滲ませながらあたしの背中に廻した手に
グッと力を入れる。


強く爪を立てられた、けど、痛みは感じなかった。
7 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時34分21秒




「ごっちん」



愛しい彼女の名前を呼ぶ。
精一杯、自分の愛しい想いを込めて、何度もその名を繰り返した。
あたしは、一気に指の動きの速度を速めた。


「…っくぅ…はっ」



「ごっちん」




何度呼んでも、
彼女にその想いは届かなかったのか、
あたしの方を見ないように首を横に傾けて
ギュッと目を瞑っていた。

8 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時38分28秒



「…、ちー…ちゃ…っ」




――――――ムカッ



こんな状況下にいても、
まだあの人物の名前をあたしの前で言うのか。



そんな、頬に涙を流して
肩を震わせて……
あたしが、どんなに指でごっちんを愛しても
ごっちんの心の中にあたしはいない。


なぜなら、
ごっちんの全てはあの人の物だから。
心も、体も、全てあの人の物だから。
9 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時40分38秒



元モーニング娘、
ごっちんの教育係であり、自分の夢を叶えたくてソロ活動をしているあたしの、先輩。



だから、何だってゆーの?
あたしはごっちんの事が好きなんだよ…?
10 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時42分39秒



あたしは、
ごっちんの腰を引き寄せ、
ズブッと一気に指を奥へと突っ込んだ。



「―――ぁあっ!」




ビクッと腰を浮かせ、
あたしの背中から首へと腕を巻きつける。

11 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時47分17秒




「ごっちん、あたしを見てよ」



「っん…はぁっ…!」



ビクビクと彼女の体が小刻みに震えている。
腰を掴み、指を体の中に行ったり来たりさせる。
透明な液体は彼女の肌を伝って、ベットへと零れ落ちた。




「気持ち、いいよね?感じてくれてる?」



そんなあたしは
ペロッと彼女の首筋を舐め、
憎たらしく顔を歪めて笑った。
12 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時49分19秒



「ちがっ…んぅ……よ」




言わないでよ、悲しくなるから。
嘘でもいいからさ…あたしの事だけを見て。
その愛らしい唇で、あたしの事を好きだといって。

13 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時55分06秒




「はぁ…ンっ……ぁん!」




限界まで彼女の足を開かせて、
強引に指の動きを速め、進めていった。
唇にキスをすると、
今度は彼女は嫌がってあたしから顔を背けた。
そんな嫌がる彼女を無理やり押さえつけて、唇を割り舌を滑り込ませる。
彼女の口の中は、冷たい唇と違って
ぬるりと生暖かく感じた。



「…っんー、ん――!!」
14 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)17時58分27秒



胸をドンドン!と手で叩かれた。


そんな抵抗する力、もうごっちんには残ってないはずなのに。



あたしはクッと口だけで笑って、唇を離す。
二人の間に透明な橋が架かった。

彼女の顔を覗き込むと、
やはりその表情に見えたのは―――『怯え』・『拒絶』
「やめて」「さわらないで」
そんな目をしていた。
あたしの全てを、拒否するかのように。
15 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)18時00分03秒




「おねがい、もう…」



ごっちんは、
肩で息をしながらあたしに言う。




「黙れ」




最後の方は、
もう命令口調で、ごっちんを思いやる気持ちなんか
あたしの心の中に欠片も残っていなかった。

16 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)18時03分25秒



ごっちんは、
何度も顔の頬を涙で濡らした。
あたしはそれに当然気づいていたけど、
そんなのお構い無しに、ごっちんを指で愛し続けた。



あたしは、後藤真希が好きなんだ。
壊したいと思うくらい、愛してるんだよ。
あたしはもう、平常の人間の神経じゃないのかもしれない…




それでも、いいと思った。




今、この瞬間だけでも、



彼女の体温はあたしだけの物だから。
17 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)18時06分15秒




「ごっちん…」




「っきゃ…、んっ…はぁっ…」




「市井さんの事、諦めなよ」




自分でも気持ちが悪いと思ったくらい、
優しい声を出して、ごっちんの耳元で囁いた。
ごっちんは、
それについて何の反応も示さず、眉間に皺を寄せて
あたしの指の動きに耐え続けている。
18 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)18時08分19秒




――――――――月光。




綺麗だな。


なんて、
何も考えられなくなった頭で、ぼんやりと感じていた。
あたしの耳に、苦しそうなごっちんの大きな喘ぎ声が響く。


19 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)18時09分34秒


――――――――――――――――


――――――――――



――――――――




…ごっちん…。
20 名前: 投稿日:2003年01月30日(木)18時13分15秒



しばらくして、
彼女の体は弓形に反り返り、大きく跳ねた。



ぐったりと疲れきっている彼女の体を、
ギュッとその細い体が壊れてしまいそうなくらい抱きしめた。
その瞬間、きゅうっと彼女は苦しそうな声を挙げた。





「…っんぁ……よ、しこ…」





――――――――――十七の夜は、こうして更けていった。
21 名前:作者 投稿日:2003年01月30日(木)18時13分56秒

とりあえず、更新ここまでです。
なにか、感想でも頂けたら嬉しい限りです。
22 名前:作者 投稿日:2003年01月30日(木)18時15分34秒
ネタバレ防止に、少し隠します。






すいません。
23 名前:作者 投稿日:2003年01月30日(木)18時16分04秒
もう二回くらいかな?








よいしょっと。




24 名前:作者 投稿日:2003年01月30日(木)18時16分35秒
これで良いです。
すいません。
25 名前:何処かで書いている駄作者。 投稿日:2003年01月30日(木)18時18分07秒
ぐはっ。こういうシーンを淡々と書ける作者様に脱帽。
胸にクッとくるような…早い話、萌えさせて頂きました。
26 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月30日(木)20時27分17秒
無理矢理っぽい展開に萌え萌えな自分て鬼畜やな・・・(w
でも作者タンさいこー!
27 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月30日(木)21時45分45秒
痛めですな〜。
けど、このCP大好きなんで楽しみに待ってますね。
28 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月30日(木)22時46分59秒
ああ、後藤さんの心はいちーちゃんに…。
いちごま好きだから嬉しいけれど、よしこセツネー!
そんな鬼畜セツナイよしこも大好きですが。
でも後藤さん、一途でいてほしい…でもよしこ…むずかしい(w
29 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月31日(金)00時29分02秒
萌 え ま し た が 何 か?(w
よすこ、なんてことを…あんた最高だぜ!(え
30 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月31日(金)19時06分13秒
うむ。期待の新作発見。
31 名前:きいろ 投稿日:2003年02月07日(金)00時12分09秒
こ、これは…この三角関係(?)大好きです!
かな〜り期待しています。
頑張ってください!
32 名前:作者 投稿日:2003年02月18日(火)16時36分25秒
更新遅れ気味ですいません。
33 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)16時36分58秒



日曜の、午後。


34 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)16時39分36秒



「よしこ。」



あたしの背後から、遠慮がちな小さな声がかかった。
その声には、隠しているようだが微妙に震えがあり
「よしこ」の「し」が変に高音になっていたりもして、笑えた。



動揺しているのがすぐにわかる、
ごっちんの声。
35 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)16時46分43秒



「何?」



あたしは、
振り返ると同時にそう短く言いきった。
ごっちんはそんなあたしの様子に戸惑いを見せ、
オロオロしながらも、用件を小さな声で話し出す。



いつものごっちんらしくない。
言う事がある時は、はっきり本人に言える人なのに…
まぁ、昨日の今日でそうはいかないか…ははっ。




「よしこ…聞いてもいい…?あの、」



「あたし今、忙しいんだ」



その何の感情も感じられないあたしの声に、
ごっちんの肩がピクリと震えた。

36 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)16時52分23秒



「す、こしだけでも…いいんだ…」




ごっちんはあたしの顔を見ることも無く、
一度も視線を合わそうとしないまま
指で、『ソコ』と近くにある人気の無い休憩室を指した。



茶色に染まった長い髪は、
ごっちんの表情を隠すようにサラリと下へ流れている。
横側からでは決して顔を見る事が出来ない。




ごっちんは俯いていた。





「……」





あたしは、
無言でゆっくりと休憩室の扉を開いた。
37 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)16時57分08秒




休憩室に入っても、
ごっちんは力無いといった感じに俯いたまま。




あたしは傍にあった自動販売機でジュースを2本買い、
ごっちんの横に座って、片方をごっちんの手にギュッと握らせる。
その瞬間、
ごっちんはビクリと大きく体を動かし――――――
あたしの横から、
体をどかせた。





つまり、







――――――あたしから、逃げた。
38 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)17時03分00秒




「…っあ、ごめん」




「別に…いいけど」





怖がるごっちんは
体の震えを何とか止めて、
あたしのすぐ横へと腰を下ろした。





手と手が触れ合うくらいの距離。
体をピタッとくっつけてくるごっちんの表情は、
今思い出しても笑えるぐらい、醜く歪んでいた。


『無理すんなよ』と心の中では思ったけど
やっと顔をあげたごっちんの顔を見たら、
やっぱり愛しくて
こんな事だけでも、ごっちんが近くにいるって事だけでも、
―――なんだか嬉しくなっちゃうんだ。
39 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)17時06分59秒



「あのさ、昨日の夜の事なんだけど…」




やっぱり、そうか。




ごっちんは静かに話し始める。
あたしが買ってあげたジュースを飲まずに、
両手で包みこむようにして持っているその缶は
ごっちんの手の握力で少々へこんできていた。



―――――力んでいる。






「うん」



「覚えてる、よね?」





「うん、覚えてるけど?」
40 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)17時11分00秒



ごっちんの持っているジュースの缶が
『ペコン』と音をたててへこんだ。
まだ開けてもいない缶がへこむという事は
相当強い圧力をかけなければ絶対にへこみはしない。
へこまないはずなのだ。




シリアスという状況にぴったりな、この状況に
あたしは、ごっちんの相変わらずな力の強さに少し笑ってしまった。





「ひどいよ…よしこ……あれじゃ、まるで…」

41 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)17時22分13秒




「あたしが、ごっちんを、強姦したみたい?」





再び俯きながら必死に言葉を探し、
言いよどんでいるごっちんの代わりに
一句一句しっかり発音しながら、
あたしがはっきりと答えてやった。





ごっちんは一瞬顔をハッと上げたけれど、
またすぐに床へ視線を落とす。



悲しそうな表情。



休憩室の時計の音が、
カチ、カチ、カチ……大きな音に聞こえる。
耳障りだなぁ。
いっそ、破壊してしまおうか。
そんな事も思ったけれど、マネージャーに怒られそうなので止めといた。





あたしがごっちんの事を見つめる。
何かを考えるその顔は、
誰が見ても分かるくらい苦しそうに歪んでいる。
その額には少量の汗が滲んでいた。
42 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)17時30分31秒




「市井ちゃんの事とか、なんで、よしこが知ってるのかとか
よくわかんないけど…」




ごっちんの声は
とても寂しそうだった。
その時のあたしにその理由はまったくわからなかったが、
…あたしは何も答えなかったし、聞きもしなかった。
聞こうとも思わなかった。




「それで?」





「…ほんと、今ごとーの頭ん中、わけわかんなくなっちゃってさ
色んなものでゴチャゴチャになってるんだ……あはは。
でも、とりあえず、これだけはよしこに言っておこうと思って」






ごっちんは、
寂しそうだった。
43 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)17時33分21秒




「ふ〜ん、…で、何?」




あたしは、
ごっちんの言葉にさほど興味を持たなかった。
わざと、心底つまらなそうな表情をごっちんに向ける。
ごっちんの何かを訴えかけるようなその瞳が、
かすかに揺れた。




44 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)17時37分04秒




「ごとーはね、よしこの事、どんな事があっても
……親友だと思ってるから。」






『親友』
と、いう言葉が尖った氷のように
あたしの胸へバシッと突き刺さる。
冷たくて、
本人は気づいていないけど、とんでもなく冷酷で。




あたしの体は、
一瞬で全身冷え切ってしまった。



45 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)17時44分43秒



…あぁっ、もう、嫌だっ





「ごとー…、ごとーねっ」





「…うるさいんだよ!」





まだ喋ろうとしているごっちんの口を、
右手で顎を掴み、噛み付くように塞いだ。
昨夜と同様に舌を滑り込ませようとしても
今日はがっちりと歯でシャットアウトされていて、
なんとか入れようと歯茎を舐め回し
下唇を噛み、頬を両手で挟んで固定した。




「…っ…!!」





ごっちんの瞳に、『絶望』の色が伺える。
あたしに対する気持ち、絶・望の二文字。
あたしを哀れむような
見下すようなその、目…





――――またもや、無言で突き刺さる氷の刃
46 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)17時51分32秒




「っん、ぅん…っ」





ごっちんはもがいて、
あたしの肩を突き放そうと必死になっている。
あたしもあたしで突き放されないように
しっかりとごっちんの背中に腕を廻し、
段々と壁際に追い詰めて、覆いかぶさるように自分の体を寄せた。





「…やぁっ!」





舌で耳を舐め上げ、首筋へとその舌を下ろす。
手はブラウスのボタンをはずし、
おなかから胸へと
わざとごっちんが嫌がるような手つきで這い上がっていった。




足でごっちんの膝を割り、
右手は胸へ、左手は太もも辺りを優しく撫でると
ごっちんは、またもや嫌そうに眉を顰めた。




「や、だって!」




「……」





「…んっ、…よしこ…やめてよぉ」
47 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)17時52分16秒



物音が、した。



48 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)17時55分39秒



人気の無い廊下を、
忙しなく歩いてくる小さい足音。
その足音は少しずつだけれど、確実にこの近くまで響いてきて、
あたしの耳からその足音が聞こえなくなったのは
『ガチャリ』という音と共に、




「…あっ」





矢口さんが、
この部屋に入ってきた頃だった―――
49 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)18時06分35秒



ごっちんは恥ずかしそうに自分の服の裾を引っ張り、
あたしはいつもと変わらない顔をして
ごっちんを抑えつけたままでいた。




ゆっくりと、
あたしは虚ろな目をドアの方へと向ける。




「あーあー、あ、ごめん…矢口、お邪魔だったね。
……え、っと、失礼しやしたっ!」




矢口さんは、
本当にすまなそうに部屋から出で行こうとしている。
しかし、その口は薄っすらと笑みがこぼれていた。
―――良い、話のネタでも見つけたか
矢口さんの口は半開きのままだ。
ごっちんはというと、何かを言いたげに唇を開いたが
結局はキュッと口をへの字に結んでしまった。
…なんでかな




パタン…
部屋の扉が閉められた。
パタパタパタ、と足早に去る矢口さんの足音が廊下へと響いた。
これからの時間は―――




「…聞くけど、なんで、助けてって言わなかったの?」




あたしは、疑問をそのまま口に出してしまっていた。
50 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)18時10分54秒




「好きに…すれば、」





ごっちんは抑えていた服の裾をパラリと離した。
先ほどから見せていた怯えた表情は何処へ行ったのか、
いつもの凛としたその顔は、
あたしの欲望心に火を付けるには十分なわけで。
あたしの好きな、ごっちんの顔なわけで。




「…じゃあ、遠慮なく…」




あたしは2、3回舌なめずりをして
ごっちんの肌へ、唇を寄せた。

51 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)18時20分02秒




「…っ…!!…く…っ…」




唇を噛み、
声を殺しているごっちんの肌を
あたしの指はいったりきたり。
時にはごっちんの敏感なところを刺激して、その反応を楽しんでいる。
ふくよかな胸の突起に両手を置き、後ろから淫らな動きで揉みしだく。
ごっちんの腰が、ビクリと動いた。




「…くぅっ…ん、…はぁ…ぁあ!」




「感じてるんじゃん、結局。」




ごっちんは首だけ後ろを向き、
あたしの目をキッとばかりに思い切り睨みつけた。
いいねぇその顔…挑戦的じゃん?





―――あたしの心の中は、ごっちんで溢れかえって。



―――どうしようもなく広がって、溜めきれずに心の外から這い出して、





――――きっと、君をめちゃくちゃにしてしまう

52 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)18時28分12秒




「きゃあっ…ゃ…あ……はぁんっ」




ごっちんが「痛い」と言ってもおかしくないくらい
強引に胸を力強く愛撫して、
突起を口の中に含み、コロコロと舌で弄ぶ。




「…んっ、…ぁん…っ…」




そろそろ立っているのも疲れたので、
上半身裸となっているごっちんを、冷たい床へと寝かす。
その上から覆いかぶさるあたし。
ごっちんの瞳は涙で滲んでいたが、
綺麗な瞳をしていた。無邪気に澄み渡っていた。
色黒く、汚れているあたしのとは正反対で。
ごっちんのすべてが美しい。
―――奪いたいくらい、どうしようもなくしたいんだ。
53 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)18時46分40秒



あたしはごっちんの下を脱がして、
すぐに中へと指を差し込んだ。
入れた瞬間から、中を激しく掻き回し、ごっちんに休む間を与えない。
ぬるりと液体が流れ出始めた。
あたしは、指の動きを止めはしなかった。




「…ふぇっ…市井ちゃぁ…っん」





!!
まーたその名前かよ…
ごっちんの頭の中は市井さんでほぼ占められているのがわかった。
あたしがごっちんの事で一杯なように、市井さんの事だらけ。
まったく、市井ちゃん市井ちゃんってさ…うるさいんだよ。




「ごっちん…あたしの名前、呼んでくれたら
少し指の速さ、遅くしてあげてもいいよ?」



熱い息を吐いて、溜まらないといった感じに
唇をパクパクと数回動かすが、
その度に唇をギュッと閉ざしてしまう。
そんなに、嫌なのか?
あたしはクッとだけ笑うと
一層その動作を速く進めた―――
54 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)18時52分46秒



ごっちんはその後、
目を閉じ、体の力を抜いて、
ただただあたしの行為にじっと耐え続けている。
あたしがごっちんの名を呼ぶと
ごっちんは必ず『市井ちゃん』とはっきり声に出して、言った。
まるで、自分を守る呪文やおまじないのように。
あたしがごっちんを呼ぶ以上に
その名前には、相当な想いが込められているようだった。




くやしい、くやしいなぁ――
どうしたら、その『想い』を超えられるんだろう。
どうしたら――――――壊せるのだろう?
何を、どうしたら、どうやったら…
55 名前: 投稿日:2003年02月18日(火)19時03分33秒



頬に違和感を感じた。
それでもあたしは動きを止めない。
その雫はごっちんの肌を伝い、
指先へと溜まっていった。




「…っんぁ…よ、し…こ…?」




…ムナシイ…





あたしはキスの代わりに、
ごっちんの胸へと自分の顔を埋めた。
次の瞬間、
温かい感触があたしの頭をそっと包み込んだ。






とても温かくて、
柔らかくて優しくて、安心できた。





―――――まるで、今生まれたばかりの赤ん坊のように、


――――あたしの涙は止まることを、覚えなかった。
56 名前:作者 投稿日:2003年02月18日(火)19時07分28秒

更新ここまでです。
57 名前:作者 投稿日:2003年02月18日(火)19時11分39秒

レス有難うございました!
とても感動しました(w


25<どこかで書いている駄作者。様

萌えていただけましたか?
たいした作者じゃないので、何とでもいってください(ぇ

26<名無し読者様

最高ですか…嬉しいです!
でも、作者自身はだめだめですので、そこを間違わないで下さい。
でも、萌えて頂けたのは本当に嬉しいです。

27<名無し読者様

痛めなのですよ。
きっとこれからもっとよしこ黒くなってしまいます。
また読んで頂けると幸いです。

58 名前:作者 投稿日:2003年02月18日(火)19時15分25秒

28<名無し読者様

まさに鬼畜です。
今回も鬼畜よしこ発揮ですね(W
後藤さんいじめられまくってます(笑)
そろそろ市井さん出そうかなーとも思ってたりしています。

29<名無し読者様

そうですか。
いや、何でもありません。
最高ですか!?
そんなお世辞文句はいけませんよ(W

37<きいろ様

空版で書いている方でしょうか?
どうも、初めまして。
きいろ様の所は△関係ですよね。
自分のところは…今のところ、よくわかりません(笑)
59 名前:作者 投稿日:2003年02月18日(火)19時16分29秒
感想有難うございました。
次も、また頂けるととても嬉しいです。

では、またちょくちょく更新致します!
60 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月21日(金)02時47分04秒
なんかよしこがせつないですねぇ。黒いけど。
こんなにもごっちんを欲しているのにね・・・

ごっちんと市井さんの関係も気になります。
次回の更新楽しみにしています!
61 名前:きいろ 投稿日:2003年02月22日(土)08時28分30秒
更新されてるぅ!!
と、ゆーわけで更新お疲れ様でした。
なんとも…よしこの後藤を思う気持ちはすごいのですね。
市井さんが出たときの展開に期待します!!
62 名前:きいろ 投稿日:2003年02月22日(土)08時29分01秒
すいません…ageってしまいました…
63 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月23日(日)22時50分41秒
いちごま好きなのによし夫が切なくなってきた。。。
どうしたらいいんだろう・・・・(w
64 名前:和尚 投稿日:2003年02月27日(木)00時07分16秒
黄板からやってきました。
パックの烏龍茶を飲みながら読んでたら
後藤さんの「…、ちー…ちゃ…っ」でパソコンの画面に噴いちゃいました。
黒い吉澤さん、後藤さんの想いが純粋なのが切ないッス・・・
この作品は『痛め』らしいので、ハラハラしながら更新をお待ちしています。

65 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月18日(火)18時01分19秒
川o・-・)ノ”<続きまだですか?
66 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月07日(月)00時28分45秒
よしごまなのでマターリ待ちましょうや。
…ん?この話、いちごまですか?
なんにせよ、マターリマターリ。
67 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月25日(金)17時37分34秒
68 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月14日(水)11時31分58秒
69 名前:作者 投稿日:2003年05月15日(木)18時11分38秒
本当にすみません…
文章を上手く書く技術も無い上に、更新も出来ずに3ヶ月が経ってしまいました…
いちごまよしを書こう!!痛い話を書こう!と意気込んだのは良いのですが、
黄版の方に新しいスレも立ててしまって、今更新するのが最高にキツイ状態です。
こうなってしまったのは、本当に自分が悪いのですが、この作品はまだ頭の中でどう完結させるか纏まっていないので
続きを書けるかどうか、自信がありません……
待っててくださっている読者様方、すみませんでした。
頑張って更新出来るようにします。本当にごめんなさいm(_)m
70 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月18日(日)00時43分09秒
放置じゃないってわかっただけで一安心です。
更新がどれだけ遅くなっても大丈夫。マターリ待ちますよ。
作者さんのペースで頑張って下さいね。
71 名前:pj 投稿日:2003年05月24日(土)20時58分01秒
めっちゃ期待しつつ保全
72 名前:pj 投稿日:2003年06月22日(日)21時36分25秒
本当にここは放置じゃないのかな。。。一ヶ月以上経ってしまったが。
73 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)17時38分47秒





愛されるって、一体どうゆう事をいうのだろう―――




74 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)17時39分29秒




「市井ちゃん?」



「なに?後藤」




ここは後藤の楽屋で、市井ちゃんは何をするわけでもなく
ただつまらなそうに膝に乗せた雑誌をパラパラ捲っている。
少しだけ髪の色を明るくした市井ちゃん。
凛としたその表情は教育係をしていた頃と比べると、ちょびっとだけ大人になった感じだった。


75 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)17時40分47秒





「もしもごとーが、市井ちゃんに隠し事があるって言ったらどうする?」



『隠し事』ってゆうのは、もちろんよしこの事。
ごとーはまだモーニング娘。でいた時からの親友に強姦されたという事実に、体はわかっていても頭がついていかない。
よしこに強姦されたなんて、絶対信じたくないよ。
市井ちゃんにこの事を相談するなんて死んでも出来ない。
だからあえてごとーは『もしも』『隠し事があったら』という形で今も雑誌から目を離さない市井ちゃんに問いかけてみた。





「…隠し…事……?」




市井ちゃんは不思議そうな声を出して、ごとーの方に一瞬視線を投げかけた。
その声には『怒っている』とかそーいった感情は含まれてなくて
ただ、「なにを言ってるんだろう」みたいな感じで特に気にしていない様子だった。


76 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)17時41分47秒




「『隠し事』か〜……なに、後藤なんか隠し事してんの?」




「してないよっ!例えばだよ!!」






「……ほんとかぁ〜?」

77 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)17時42分31秒




読んでいた雑誌を傍にあった机の上に伏せて置いて、
口元を緩ませた市井ちゃんはごとーの傍までゆっくりとした歩調で歩いてくる。
ごとーは無意識に市井ちゃんに合わせていた視線を逸らしてしまった。




「こらっ!いま市井から一瞬目ぇ逸らしただろ!!
なんだ!?やっぱりいちーに隠してる事があるんだな?おいこら、逃げんな後藤っ」





ごとーは冗談だってわかってるけど、市井ちゃんが怒ったように怒鳴ったので
キャーっと叫びながら部屋の隅まで走って移動した。
それを追いかけるように素早くこちらまで走ってくる市井ちゃん。
テーブルを飛び越えたり机にぶつかりながらごとーは市井ちゃんから逃げまくった。
机の上に置いてあった駄菓子やらテレビのリモコンやらがどんどん床に落ちていって
最終的にはごとーの部屋と同じ位、楽屋の中は汚くなった。


78 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)17時43分47秒





「……はぁっ…はぁっ……やっと、捕まえた……」




そして今、ごとーは市井ちゃんの腕の中で大人しくちぢこまっている。
二人共追いかけっこなんてするのは久しぶりで、
ハーハー言いながら息を少しずつ整えた。
目の前で上下する市井ちゃんの胸。
ごとーをいつも優しく抱きとめてくれるこの胸が
抱きしめてくれる腕が、髪から香るシャンプーの良い匂いが。
市井ちゃんのすべてがごとーは大好きだ。



79 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)17時45分01秒




「…で・?ほんとの所どうなのさ」



「なにが?」





「なにがって…、『隠し事』…ほんとはあるんじゃないの?
後藤がそんな事急に聞くこと自体、おかしいしさ。」




市井ちゃんはたまにするどい。
ごとーのわずかな表情の変化を読み取って、最後は必ずごとーは言いたい事とか
聞いて欲しい事とか、言うつもりは無かった事まで全部喋らされちゃう。
その度に
市井ちゃんはごとーの気持ちを軽くしてくれる。
…でも、今回のは絶対に嘘を付いてることを見破られちゃいけない。






「ないよ〜。ただ、市井ちゃんはごとーの事を
どれだけ受け止められるのかなーって思ってさぁ。」


80 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)17時45分59秒




なんだそれ、意味分からん。なんて言いながら市井ちゃんはちょっと首をかしげる。
そんな仕草が可愛くて笑ってしまったら
市井ちゃんはちょっと拗ねた風に向こうを向いてしまった。




「…市井ちゃんー、ゴメンってば〜っ!!」




「………」






「もう笑ったりしないよぉー」


81 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)17時46分54秒




□ □ □





82 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)17時47分37秒




その後しばらく無言でいた市井ちゃんが、
困って後ろにくっついていたごとーの方を見てボソッと何かを眩いた。




「……な………しろ…」



「………えっ?」





市井ちゃん、今なんて言った?
ごとーはわざとらしく耳に手を当てながら
市井ちゃんの顔の前に近づいた。


83 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)17時48分15秒





「だからっ!もし!後藤が市井に隠し事や秘密があっても、
市井は後藤の事を絶対に嫌いになったりしないから、安心しろって言ってんだ!!」




市井ちゃんは真っ赤になりながらも、大声でそう伝えてくれた。
ごとーは嬉しすぎて何も言えなくなっていた。
緩んでいく口元、頬を伝い落ちていく涙を手で拭って
市井ちゃんの首に腕を廻し、ごとーからそっと唇を重ねた。
冷たすぎる市井ちゃんの唇をは反対にごとーの唇は熱を帯びているようだった。
どんどん深くなっていく口付け。
自然と絡み合う舌。
「好きだよ」って、口が離れた一瞬に耳元で囁かれた。
この瞬間に
あーごとーは市井ちゃんの事が好きなんだ、ってあらためて思い知らされた感じがして
同じくらい赤くなった顔を、市井ちゃんの胸に埋めながら誤魔化していた。


84 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)18時20分27秒




よしこゴメンね。
やっぱりごとーは市井ちゃんの事が大好きみたい。
もう、傍にいるだけで幸せすぎて死んでもいいくらいに。




「…っ……んぅ……はぁっ、はぁあ……っ!!」





市井ちゃんはごとーを胸に抱くときも、キスをするときも
こうやってセックスしてる時も
とろけちゃうくらい優しくしてくれる。
それは、ごとーの事を大事にしてくれるって市井ちゃんは全身で伝えてくれる。

85 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)18時21分18秒



「ふぁ……あ…っ……ぁあっ……んぁっ!」



「後藤…」



「んぁぅ…!!……ぁっ…あっ、ひゃぁあ……!!」





「後藤……」


86 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)18時21分55秒




市井ちゃんに名前を呼ばれるだけで頭の中がじんじん熱くなる。
片手はごとーの中で激しく動いてて、
もう片手はごとーの背中をゆっくり撫でてくれている。
ぐちゅって音と共に、2本だった指が3本に増えた。
中を掻き混ぜてずっと奥まで突かれて…
…しばらくしてから腰がビクビクって動いて、ごとーは快感の渦に包まれながら、イッた。

87 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)18時24分08秒




―――――――――――――――――



――――――――――――――



―――――――――――





「後藤…大丈夫?」



「うん、全然平気」




「…そっか」




終わった後
夜に歌の収録があるごとーの体を労わって市井ちゃんは心配そうに声をかけてくれた。
笑顔で答えたごとーにニコッて微笑んだ市井ちゃんは、
大事そうにギュウってごとーの体を力強く抱きしめる。
『傍にいて』『傍にいて』って…そんな声が聞こえてきた気がした。
人一倍寂しがりやな市井ちゃん
そんでもって人一倍負けず嫌いで強がってみせる市井ちゃん。
ごとーがモーニング娘。に加入した当初は、絶対こんな弱い姿見せなかった。
いつも、ごとーのお手本にならなきゃって…プライベートや余計な所まで気を抜いてなかった。

88 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)18時25分17秒




「好きだよ」



「…うん、」




『ごとーも』って言おうとして、
―――瞬間よしこの顔が頭に浮かんできた。
途中で行為を止めたよしこは、泣いて 泣いて その後泣きつかれて眠っちゃったんだよね。
その時のよしこと今の市井ちゃんが重なる。
『寂しい』
そんな声が二人の声でダブりながら耳に入ってくる。
市井ちゃんの傍には、ごとーがいる。
……よしこの、傍には……?

89 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)18時25分59秒




「…後藤っ!?」




目の前には焦った顔の市井ちゃん。
あはっ……ごとーが突然泣き出したら、そりゃ焦るよね。
だって
なんか悲しいんだもん。
可哀想なんて思っちゃいけないんだけど、この前のよしこが頭の中にこびり付いて
浮かんでは消えて、浮かんでは消えて。
ごとーの胸の中で泣いていたよしこの震えが、まだかすかに体に残っている。





「…市井ちゃん…」

90 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)18時26分34秒



「なに、どうした?何かあったのか!?」





「……………ごめん……」




気がついたら、市井ちゃんの体を突き飛ばして
楽屋を飛び出していた。


91 名前: 投稿日:2003年07月07日(月)18時27分32秒




これはよしこに会いに行った5日後の事だった。




92 名前:作者 投稿日:2003年07月07日(月)18時28分23秒


更新終了です。
レスのお返事はまた今度にして頂きます。
更新遅れて申し訳ありませんでした!


93 名前:作者 投稿日:2003年07月07日(月)18時29分14秒



ちょっとレス隠し




94 名前:作者 投稿日:2003年07月07日(月)18時29分58秒




もう一回。





これで良いです。
それではまた感想など頂けたらと思います。


95 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月08日(火)22時54分36秒
みんなせつないですねー。
ごっちんは何処へ....。

続き楽しみにしてます。
96 名前:和尚 投稿日:2003年07月08日(火)23時57分49秒
いちごまよしっすか。
切なすぎて何て言ったら良いのか・・・
ドキドキして不整脈が出ない様に次回更新を待っています
97 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月15日(火)13時39分08秒
復活だぁ!!せ、切ねぇごま…。
98 名前:pj 投稿日:2003年07月26日(土)11時44分29秒
うわぁっはっ!!更新されてる〜。ありがとうございます。
放置なんて疑ってしまってすいませんでした...
ごっちんも切ないですけど私はよしこの方が気になってしょうがないです。
私的にはよっすぃ〜の傍にはごっちんというイメージしかわかないものでして...(爆
よっすぃ〜の(少し屈折してしまったけど)想い、ごっちんにわかってもらいたい。
99 名前:pj 投稿日:2003年08月07日(木)12時14分14秒
もうちょっと待ってみる・・・
(´д`)<んあ・・・
100 名前:名無しさん@ 投稿日:2003年08月07日(木)15時07分25秒
期待して待っているので保全

( ´ Д`)<よしこ・・・

( `.∀´)<何よ!

(;´ Д`)<・・・あれ?

(〇^.∀´)<ごめんごっちん、ちょっと圭ちゃんのお面被ってたんだ。今取るから・・・

(;´ Д`)<・・・(絶対今寿命3年は縮んだ)
101 名前:名無し読者 投稿日:2003年08月08日(金)00時12分31秒
>>100
(〇^〜^〇)が( `.∀´)になってるのも見ました。
ちょいワロタw

作者さん続き楽しみにしております。
102 名前:作者 投稿日:2003年08月08日(金)20時40分14秒

近々更新予定。


いつもながら放置気味ですいませんでした。

103 名前:作者 投稿日:2003年08月08日(金)21時03分05秒


遅れてすいません。
少量ですが更新です


104 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時04分08秒




乾いた空気。
楽屋の中はいつもと変わらず騒々しい雰囲気を保っているが、あたしの周りの空気だけは乾ききっていてなぜか重い。
『なぜか』なんて考えなくてもわかるけど。




あの日、またあたしは彼女を傷つけてしまった。




なんであんな事をしてしまったのか、今になって思うこと。
…あたしは、彼女の前でだけ別の人格に切り変わる。
TVやメンバーの前での明るくおもしろい「吉澤ひとみ」ではないのだ。
それは長年彼女に対しての想いが爆発して、偶然生まれてしまった人格なのかもしれない。
ずっと前から…あたしはごっちんの事だけを見つめてきた。


105 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時05分20秒




ガヤガヤガヤ…



ザワザワザワザワ…




「キャハハハハ!!石川キショ!」
「なんでですかぁ〜真里ちゃんひどーい」



「あぁっ!それはののが食べる分だよっ!!」
「なに言ってるんや!これは朝からうちが食べようと思って残しておいたお菓子や!!」




…うるさいな。
こんな所じゃ、一人でいたって考え事も出来やしないよ。





あたしは溜息を一つつくと、
無言で座っていたソファーからそっと立ち上がった。


106 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時06分18秒




「吉澤さん、どこ行くんですか?」




トイレにでも行こうかと、2・3歩歩いたところで誰かに呼び止められた。
声がした方を向くと、幸せそうに両手に干し芋を持った紺野が立っていた。




「トイレ」





あたしはわざと短く切って答える。
今はなんとなく一人になりたい気分だったし、誰ともあまり会話はしたくなかったから。



107 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時07分12秒




「…そうですか」



紺野の大きな瞳に、一瞬だけ暗い色が混じる。
その声もいつも以上に霞んでいて、あたしは何か悪い事をしたのかと思って
ドアに向けていた足を紺野の元へ運んだ。




「ごめん…どしたの?」



「……ごめんなさい…」




「なんで紺野が謝るのさー」



108 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時08分00秒




優しい手つきで紺野の頭を撫でてあげる。
その瞬間。
あの日あたしを安心させてくれた、ごっちんの温もりを思い出す。
襲っておいてその人の胸の中で泣き疲れて眠るなんて、
常人では考えられないことだったけど。
あたしがごっちんを何よりも信頼していた事と、ごっちんが誰よりも優しい性格の持ち主だったって事が重なって出来たことだと思う。




ごっちん…



あたしが起きた時にはごっちんの姿は無かったが
あたしはソファーの上で、体の上には温かい毛布がかけられていた。
…ごっちん、いつの間にか眠ってしまったあたしの体を
ソファーまで移動させてくれたんだ。
いくら力持ちだったって、女の子が自分より大きい人間を持つなんて大変だっただろうに。






…大好きだよ。



109 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時11分34秒



誰よりも。
どんな大切なものよりも、ごっちんの事が一番大切。
たとえごっちんの『大切なもの』があたしじゃなくても。
ごっちんの見てる視線の先がいつもあの人だったとしても。
…あたしは…ごっちんを愛してるから。




『よしこぉ〜一緒に夕食食べに行かない?』



『…っ…やあぁっ!』




『よしこって肌白いよねー。…その白さを梨華ちゃんに分けてあげなきゃ。あはっ♪』



『も…っ、…や…めて…っ!!』




傷つけたくない。
なのに…頭と体は別の行動を起こす。
後藤真希の前での吉澤ひとみはどんな奴なんだろう…?


110 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時12分06秒





ボーっとした頭でそんな事を思っていたら、目の前にいた紺野は怪訝そうな顔をして
あたしの肩を揺らしていた。
どうやら、あたしは紺野の頭に手を置いたまま動かすことも無く
ただじっと一点を見つめて突っ立っていた状態だったらしい。
冷静な人から見たらかなり怪しいやつだ。
でも、この時の紺野は別の意味で取ってくれたようだった。


111 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時12分40秒




「吉澤さん…最近、疲れてませんか?」



「え〜?あたしがぁ〜?全然そんな事ないと思うよぉ」




ふざけた口調で変顔をしてみる。
眉は思いっきり上に上げて、鼻の穴は全開。
口はタコみたいに尖らすという吉澤ひとみならではの最強変顔だ。
これを見て笑わなかった者は未だかつていない……


112 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時13分15秒




「…そーゆうのを、『空元気』っていうの知ってますか?」




ドキリ




紺野の、暗くてにぶい光も持った瞳があたしを捉える。


113 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時13分51秒




…なんか…今日の紺野は変だ……
何が『変』って?
いつもみたくぼや〜っとした印象が無いし、何よりハキハキとあたしの言葉に答える紺野は珍しい。
『今日も紺野はスイッチ入れなきゃ動かないなぁ』
なんて、笑って言いながら紺野のつむじを押すような雰囲気ではまったくない。
からかったりしている存在が、突然あたしを追い詰めるような存在へと変化した。
元々頭が良い後輩だったからきっと、言葉で攻められたら
あたしはあっさりと敗北してしまうだろう。




「紺野…」


114 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時14分31秒



「私は、最近の吉澤さんは疲れすぎてると思うんです。
それでいつも以上に明るく振舞っていることも。何が吉澤さんの身に起こったのか分かりませんけど、この状態がいつまでも続くと危険ですよ。」



「だけど…」




あたしにはやらなきゃいけない事がある。
この気持ちを中途半端に止める事なんて、絶対に出来ない。




「何が吉澤さんをそこまで追い詰めているんです?」





追い詰めてる?
違う……
あたしが勝手に思いつめてるだけだ。


115 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時15分04秒



「こん…」



紺野、と声に出して言うより早く、楽屋のドアが勢いよく開かれた。
騒がしかった楽屋が一瞬にして静まり返って
みんなその大きな音がした方向へ目を向ける。
あたしもそのうちの一人だったが、多分ここにいた誰よりも驚いた表情をしているのだろう。


116 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時15分36秒







117 名前: 投稿日:2003年08月08日(金)21時16分12秒




「…よしこ」





だってそこには、
息を切らしてあたしを見つめるごっちんの姿があったんだから――――


118 名前:作者 投稿日:2003年08月08日(金)21時17分13秒


更新終了です。


(0^〜^0)< ごっちん…

119 名前:作者 投稿日:2003年08月08日(金)21時35分51秒

レスです。
前回のもまとめて返させて頂きます。

60<名無し読者様

ごっちんと市井さんの関係…
一応、恋人ですかねぇ。
後々展開すると思います(w

61・62<きいろ様

age sageはあんまり気にしていないんで、大丈夫です!
はい。よしこは後藤がめちゃめちゃ好きってやつです。
市井ちゃん出ましたけど、ちょっとだけ展開しましたかね?

63<名無し読者様

どうしたらいいんでしょう(w
作者も実はいちごま好きだったりしますが、この小説ではどうなることやら…

120 名前:作者 投稿日:2003年08月08日(金)21時39分21秒


64<和尚様

わざわざこのスレにも来て頂き、有難うございます。
黄版と違って、こちらではテンション低くやらせて頂いてます(w
また読んでくださると幸いです。

65<名無し読者様

遅れて申し訳ないです…

66<名無し読者様

よしごまかいちごまかはまだよくわかりません。
マターリ待っていてください。本当に更新は不定期です…。頑張ります。

67・68<名無し読者様

保全有難うございます。

121 名前:作者 投稿日:2003年08月08日(金)21時41分35秒


70<名無し読者様

更新ペース遅いです。。
待っていてくださる方がいて、本当に嬉しかったりします。
どうも有難うございました!

71・72<pj様

遅れて申し訳ありませんでした。
放置気味になってしまいますが、更新は出来るだけ頑張ってしたいと思っています。

122 名前:作者 投稿日:2003年08月08日(金)21時45分00秒


95<名無しさん様

ごっちんはココへ(w
この中で一番切ないのは誰でしょうかねぇ…

96<和尚様

今のところそうですね。
和尚様の体調が悪くならないように、今回はあまりシリアスではありません。多分。

97<名無しさん様

後藤が現段階で一番考えてる人でしょうね…。
更新ペース早められるように頑張ります!!




123 名前:作者 投稿日:2003年08月08日(金)21時48分41秒


98・99<pj様

このような作品は放置が目立ちますからね…
今回も遅くて申し訳ないです。
pjさんはよしごま推しですか?
次回少しだけ話が展開する(?)かもしれません。

100<名無しさん@様

( ´ Д `)< んぁ。おもしろい

期待してくださってどうも有難うございます。
そして、その期待を裏切るような駄文失礼しました(w

101<名無し読者様

続き更新しました。
次も是非読んでくださいね!

( ´ Д `)< よしこ…
(0^〜^0)< ごっちん…

ヽ^∀^ノ < あたし 放置かよ

124 名前:作者 投稿日:2003年08月08日(金)21時49分44秒

また暇をみつけて更新します。
マターリ待っていてくださると嬉しいです。
125 名前:きいろ 投稿日:2003年08月11日(月)08時32分53秒
更新お疲れさまです!
ヽ^∀^ノ ちゃんが…後藤が来たのはここだったんですか。
人波乱ありそうでドキドキしてます。
これからも頑張って下さい!
126 名前:pj 投稿日:2003年08月11日(月)18時04分58秒
更新どうも!!です。
なんかよしこが切ないですね(泣
そして楽屋に来たごっちんは一体何を・・・
続き楽しみにして待ってます。がんばって!!
127 名前:5 投稿日:2003年08月23日(土)10時42分02秒


―――――――――――――――――――――――

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―――――――――――

――――――――


128 名前:5 投稿日:2003年08月23日(土)10時42分42秒



「よしこ…」


息を荒く吐いて肩を上下に揺さぶりながらごっちんはあたしの体を抱きしめた。
一瞬何が起こったのかよく分からなかったけど、あたしの体はごっちんの香りに包まれた瞬間、体の力がフッと抜け切ってきた。
今まで張り詰めていた何かも、その時強張った体から抜けた力と一緒にどこかにいってしまったようだった。

「ごめんね…よしこ…ごめんね………」
 ごっちんはそんな事を繰り返し、最後の方は段々鼻声へと変わっていった。
あたしは、胸の中で泣き始めたごっちんの体に手を廻して ポンポンと背中を軽く叩いてあげる。

「何が? なんでごっちんが謝るの?」

 謝るのはあたしの方だ。
 ごっちんが謝る理由なんてどこにも無いはずなんだから。
「……泣かないでよ。」
あたしは背中を叩いていた手を止めて、今度は優しく上下に擦ってあげた。

「…っぅぐ……だってぇ…よしこは………」

涙では物足りず鼻水まで出して顔をグチャグチャにさせたごっちんを見て
あたしは込み上げてくる不思議な感情を抑えながらふっと一つ溜息をつく。
うっ うっ といつまでも慟哭し続けるごっちんの頭や背中を撫でながら、あたしは天井を見上げた。


129 名前:5 投稿日:2003年08月23日(土)10時43分19秒



フト、周りに眼を向けると。
 すべてのメンバーがこの異様な光景を じっと黙って観察していた。
6期のメンバーの3人は 少し驚いたような…呆れたような顔をしながら、抱きしめあっているあたしたちを見て、こちらから目を離す事はなかった。


なんだかこのメンバーの反応を見て、あたしは間違ったことをしているんじゃないかという疑念に駆られた。
ごっちんを抱きしめる事がイケナイことなのだとしたら、あたしがすでにやってしまった行為はそれ以上のもの。ひょっとしたら罰が与えられてもおかしくない。
あたしはごっちんを愛する。
今の日本は同性愛を認めていない=これも一種の犯罪
愛する事が、犯罪になるのか。
「……………」


「よっすぃ〜……」
 突然、矢口さんが弱弱しい声であたしに近づき、ゆっくりと挙手をする。
「なんですか、矢口さん」
なんて。まるで先生のようにごっちんを抱きしめながら応えると、矢口さんは小さい声のまま続けた。


130 名前:作者 投稿日:2003年08月23日(土)10時45分18秒

なんか文体変わったかも。
とりあえずものすごい少量更新ですいません…。
最近は忙しく、更新もまばらになってきてしまいますが、どうか応援宜しくお願い致します。


131 名前:作者 投稿日:2003年08月23日(土)10時49分09秒


レス有難うございます!

>>125きいろ様

後藤さんの気持ちに変化があったとしたら、一波乱ありますね(w
更新遅れ気味で本当に申し訳ありません…

>>126pj様

まだ後藤が何をしにきたか、これではわかりませんね(w
もっと早い更新&大量更新を出来るように頑張ります。
レス感謝です!

132 名前:作者 投稿日:2003年08月23日(土)10時50分24秒



では、また。
放置は絶対しないように出来るだけ頑張ります。


133 名前:名無しさん 投稿日:2003年09月02日(火)15時07分31秒
続き楽しみに待ってます。
134 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/29(月) 10:57
同じく
135 名前:んあ 投稿日:2003/10/19(日) 21:37
>134
136 名前:pj 投稿日:2003/11/03(月) 20:54
とうとう3ヶ月が(ry
でもどうしても続きが読みたいので、保全!
少しずつでも頑張って下さいね。待ってます。
137 名前:みかん 投稿日:2003/11/23(日) 04:03
待ってるよ!!
138 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/17(水) 18:13
がんばってください。待ってます。

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