よしごまコメディー

1 名前:サク 投稿日:2003年01月30日(木)23時23分45秒
皆さんの小説を読んでいるうちに、自分でも書いてみたくなりました。
小説を書くのは初めてなので、読みにくかったりつまらないかもしれないけど、
放置だけはしないように頑張って書こうと思いますので、宜しくお願いします。
CPはタイトルの通り、よしごまです。
あとは、圭ちゃんとか矢口さんとか出したいなぁって思ってますが、
他のメンバーも出きるだけ出していきたいです。
2 名前:はじまり。 投稿日:2003年01月30日(木)23時24分47秒
「よしこ、どしたの?」
ツアー先のホテル、今日はメンバーの中でも特に仲の良い親友のよしこと同室。
部屋に入るなりどこかに出かけて行ったよしこが、やっと帰ってきたと思ったらさっきからなんだか浮かない顔。
せっかく久しぶりの同室で、ごとーはすっごい嬉しかったのに、よしこは嬉しくないのかなぁ?
「・・・ごっちん、ごめん!!!!」
んぁ??なんだ、なんだ?いきなりわけわかんないぞ、よしこさんよぉ〜。
「あのね、あのね、ぇっとぉ〜〜、そのぉ〜〜・・・」
両手を顔の前で合わせ、頭を下げて何やら言い出しにくそうに上目使いにごとーの顔を見上げてくるよしこ。
「なんだよぉー、本当どうしたのさぁ」
「・・・ごっちん、怒んない??」
「聞いてみないとわかんないよ、いったい何さ?何かごとーが怒るようなことしたわけ??」
「あぁぁぁぁ・・・ごっちん、絶対怒るよぉ、ウチのこと嫌いになるかも・・・はぁ・・・」
おぃおぃ、もうこのままじゃラチあかないよ、なんなんだよいったい。
3 名前:はじまり。 投稿日:2003年01月30日(木)23時25分52秒
「よし、わかった!ぜーったい、ぜーったい怒らないから、言ってみ?」
「本当に、ぜーったい、ぜーったい怒らない?」
ごとーを見上げているよしこの目は、なんだかちょっと潤んでいる。
いったい、何しでかしてくれちゃったっていうんだよ、この人は。
「もう、早く言ってよ!!言わないと本当怒るよ!!?」
いいかげん痺れをきらして、ちょっと語尾のきつい言い方になってしまったごとーに一瞬びくっとなったよしこ。
覚悟を決めたのか、正座に座りなおすと大きく息を吸って話し始めた。
「さっきさ、ウチ出かけてたジャン??」
「あぁ、うん。そういえば、どこ行ってたの?」
「・・・梨華ちゃんにさ、呼び出されてたんだよね。それでさ、実は・・・告白、されたんだよね」
告白??告白って、やっぱあれだよね、愛の告白ってやつだよね!!?
ってことは、梨華ちゃん、まさかとは思ってたけど・・・マジでよしこのこと好きだったんだぁ。
確かによしこは男前だけどさぁ、一応は女の子なわけじゃん?
4 名前:はじまり。 投稿日:2003年01月30日(木)23時26分28秒
「・・・ごっちん?」
ぁ、やばいやばい、交信しちゃってたよ。
「ごめん、ごめん。で、それがなんで「ごっちん、ごめん」になるのさ?」
急にまた、言い出しにくそうに俯いてしまったよしこ。
「あのさ、ホラやっぱ同じメンバー同士だしさ、変に断ったりしてさ、気まずくなったりってさ、イヤじゃん?これからも毎日顔合わせるわけだしさ」
「ぅん、まぁそうだね・・・って、まさか付き合うとか!!??」
「ち、違うよ!!もちろん、遠まわしに断ったんだよ!!!梨華ちゃんのことは、友達としてしか見れないからごめんねってさ。
でもさ、嫌いとかって訳じゃないのなら、どうしても諦められない、って泣かれちゃってさ・・・」
まぁ、梨華ちゃんらしいというか何というか、強気なんだか弱気なんだかわかんないね。
5 名前:はじまり。 投稿日:2003年01月30日(木)23時28分51秒
「それでさ、ついつい言っちゃったんだよね・・・ウチはごっちんと付き合ってるから!!ごめん、梨華ちゃんとは、どうしても付き合えない!!!って・・・」
ふんふん、よしこはごっちんと・・・へっ?ごっちんって、ごとーのことだよね!!??ごとーと、付き合ってるだってぇー!!!???
「はぃ?よしこさん、今、なんとおっしゃいました??」
「だぁからぁ〜、ごっちんと付き合ってるから、梨華ちゃんとは付き合えないって言っちゃったんだよぉ!!!」
6 名前:はじまり。 投稿日:2003年01月30日(木)23時29分33秒
「ちょ、なんでそんな嘘付くのさ!しかも、ごとーとって・・・別に、ごとーじゃなくてもさ、彼氏がいるから、でいいじゃんかぁ!!」
「だって、だってさぁ〜、考えてもみてよ。よりによって梨華ちゃんだよ?
同じ娘。のメンバーでさ、休みなんてほとんどないに等しいし仕事だから、毎日毎日、四六時中顔つき合わせてるわけじゃん?
たまのオフがあっても、いつもウチがごっちんと遊んでるってバレバレな相手なのに、彼氏がいるなんて言ったってそんなの嘘だってバレないわけがないじゃん??」
ぁあ、まー言われてみたら確かにそうだよね・・・でも、だからってさぁ、よりによって何でそうなっちゃうかなぁってゆうか、ごとー、絶対今、梨華ちゃんに逆恨みされてるよ・・・
7 名前:はじまり。 投稿日:2003年01月30日(木)23時30分50秒
「本当、ごめん!!!でもさ、今更、さっきのは嘘でした、なんて言えないよぉ〜〜」
よしこの大きな目には涙がいっぱい溜まっている。
「はぁ・・・。で、よしこは、ごとーにどうしろって言うのさ?」
まさか、付き合ってることにしてとか言うつもりじゃないよね・・・
「あのさ、そのぉ・・・梨華ちゃんやメンバーの前でだけでいいからさ、ウチと付き合ってるってことにして欲しいんだよね」
マジかよ・・・
「ってかさぁ、よしこは大事な親友だしさ、力にはなってあげたいよ?でもだからってさぁ〜〜」
それこそ、毎日顔つき合わせてるメンバー達の前で付き合ってるフリなんかして騙し通せるわけがないじゃんか。
8 名前:はじまり。 投稿日:2003年01月30日(木)23時31分45秒
「ごっちぃ〜ん・・・一生のお願い!!!ウチのこと助けると思ってさぁ、ね??
ホラ、ごっちんだってさ、彼氏欲しいっていってたじゃん?恋したいっていってたじゃん??ウチは絶対、お買い得だよぉ〜〜
背だってごっちんより高いしさ、目もクリクリだしぃ〜、あと、なんだ?中性的で少年っぽい??だったっけか??
ごっちんの理想のタイプにウチぴったりじゃ〜〜ん!!絶対、ごっちんのこと、大事にするしさ、優しくするし、何でも言うこと聞いたげるからさぁ〜〜」
9 名前:はじまり。 投稿日:2003年01月30日(木)23時33分06秒
おいおい、よしこ・・・自分が女だってこと忘れてないかい?ってか付き合ってるフリでしょ??
大事にするとか優しくするとか・・・あんた、本当に付き合うつもりかよ!!!
「あ〜〜、もう!!わかったよ、付き合ってるふり、すればいいでしょ??」
「ごっちん、いいのっ!!?」
さっきまで泣きそうな顔してたくせに、急に満面の笑みを浮かべて、ごとーの顔を覗き込んできやがった。こいつ、絶対確信犯だ・・・。
10 名前:はじまり。 投稿日:2003年01月30日(木)23時33分56秒
「あくまでも、フリだからね。フ・リ!!まぁ、梨華ちゃんが諦めてくれたら、別れたことにでもして終わらせればいいか」
「ありがとう!!!ごっちん、だいすき〜!!!」
そういいながら、ごとーに抱き付いてきたよしこの顔が、ごとーの顔に段々と近づいてきて・・・
って、おいおいおいおい、ちょっとまった!!!!
「よしこ!!何??何するつもり???」
「へっ?ちゅー、しよっかなー、なんて、えへへっ」
えへへっ、じゃないよ!!!
「付き合ってるフリでしょ?フ・リ!!しかもメンバーの前でだけって言ったじゃんかぁ!!」
「ちぇ〜、いいじゃん、ちゅーくらい」
何で拗ねるのさ、わけわかんないよ、よしこ・・・
11 名前:はじまり。 投稿日:2003年01月30日(木)23時34分56秒
「よしこ、とりあえず今日はもう寝ようよ・・・」
はぁ〜〜、明日っから、いったいどうなるんだろう。
「ま、いいや。明日からよろしくね!!おやすみ、マイスイートハニーごっちんvv」
なんだか・・・とてつもなぁ〜く、イヤ〜な予感がするのは、ごとーの気のせいでしょうか?
12 名前:サク 投稿日:2003年01月30日(木)23時42分52秒
はい、こんな感じでやっていきたいと思います。
この小説では、ごっちんがまだ娘。を卒業してない時代で・・・
5期メンが入ってきた、ミスムンくらいの頃のイメージで。
これからちょこちょこ更新していきたいと思ってますので、
よろしくおねがいします。
13 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月31日(金)06時17分11秒
面白い設定(^O^)
甘える吉子もかわえ〜ですなぁ。
みんなの前でそのフリをするのが楽しみです。
頑張ってくださいね
14 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月31日(金)08時32分53秒
コメディータッチのよしごまですかぁ。
う〜ん、萌える。
15 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月01日(土)16時10分48秒
ナイスコメディー!!
16 名前:サク 投稿日:2003年02月02日(日)17時38分24秒
>>13 名無し読者様
>>14 名無し読者様
>>15 名無し読者様
レスありがとうございます!!
こんな駄文を読んでくれた方がいるなんて嬉しすぎます。
最初と最後しか決ってないのに書き始めちゃって、
すでにメチャメチャですが・・・
なんとか完結まで持っていきたいと思いますので、よろしくです。
17 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時39分25秒
”ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ”

「・・・ん・・・」

朝5時45分。
枕元にセットしておいた、携帯のアラーム音が部屋に鳴り響く。

「ぁ、ごっちん、起きた?」
「ん・・・おはよ、よしこ」
「おはよ!集合まで、あと15分だよ。早く着替えて、荷物まとめちゃいな?」
18 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時40分46秒
今日のスケジュールは、6時に3階のラウンジに集合、朝食を食べた後、
ミーティング、会場に移動しコンサートのリハ、本番へと続く。
ゴソゴソと起き出し、バッグからTシャツとジャージを取り出し着替えていると、

「あぁーーーーー!!!」

んぁ?なんだよ、よしこ・・・朝っぱらから。

「ごっちんのTシャツ、ウチのとお揃いだ♪」
19 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時41分54秒
よしこの着ているTシャツを見ると、ぁ、確かに同じだ。
ごとーとよしこは、考え方とか洋服の趣味なんかがよく似ているんだよねぇ〜
別に合わせてるわけじゃないのに、同じ服に同じバッグで仕事場に行った、
なんてことも今までに1度や2度じゃない。
その度に、圭ちゃんに「あんた達は本当に仲いいわよねぇ」なんて言われてた。

「本当、よしことは趣味が合うよねぇ」
「うん、そうだね!・・・ぁ、ごっちん、もう時間ないよ!早く荷物まとめちゃいな!!」

本当だ、やばい、やばい。
大慌てで、部屋を出る支度を終えた頃には、時計は6時をとっくにまわってた。
20 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時42分54秒
「おまたせ、よしこ。ごめんね?」
「ぅうん」

よしこは、自分の荷物とごとーの荷物を右手でまとめて持ち上げると、
左手をごとーの前に差し出した。

「じゃ、行こうか?」

ごとーとよしこは、手を繋いで部屋を出た。
よしこって、いつもこうやってさりげなーく、ごとーの荷物も持ってくれるんだよね。
最初は、さすがに遠慮してたんだけど、今ではすっかり当たり前になっている。
21 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時43分44秒
「・・・ねぇ、ごっちん。昨日ウチがお願いしたこと、覚えてる?」

へ?昨日???
・・・あっ!!!そうだ、今日からうちら、付き合ってるフリするんだった・・・

「・・・ごっちん、忘れてたでしょ?」
「ぅ、そんなことないよ!・・・今、思い出したもん!!」
「ホラ、やっぱ忘れてたんじゃん」
「「ハハハハハハッ」」

よしこと、付き合ってるフリかぁ・・・ぁ、でも付き合ってるフリっていっても具体的に
いったいどんなことしたらいいんだ?
22 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時44分27秒
「ね、よしこ。付き合ってるフリって、どうしたらいいのかなぁ?」
「ん〜?とりあえず、ずっと一緒にいて仲良くしてたらいいんじゃなぁ〜い?」
「それって、今までのごとー達となんか違うの?」

だってさ、今までだっていつも一緒にいたよねぇ?
お弁当も、トイレ行く時も一緒、帰りだって、最後の仕事が一緒の日はいつも必ず
一緒に帰ってるし、たまのオフだってほとんど一緒に過ごしてて。
そう考えてみると、なんだか付き合ってるフリっていっても、たいして難しいことでは
ないような気がしてきた。
23 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時45分35秒
「ん〜、まぁ、言われてみればそうだよねぇ。とりあえず、今まで通りで大丈夫か。
あとは、梨華ちゃんの様子を見てから考えればいいかな?」
「だね!案外、梨華ちゃんもあっさり諦めるかもしれないし、他のメンバーには
あえてうちらが付き合ってるとか、嘘言うまでもないかもねぇ〜」

なんだか、そう考えてたら気が楽になった。
エレベーターホールで、エレベーターを待っていると、開いたエレベーターから
圭ちゃんが降りてきた。
24 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時46分20秒
「あれー、圭ちゃん、おっはよー!」
「保田さん、おはようございます」
「あら、おはよ・・・って、あんた達もう集合時間とっくに過ぎてるわよ!?」

ってゆうか、今ここにいるってことは圭ちゃんだって遅刻じゃんかぁ〜

「圭ちゃんだって〜」
「わたしは、もう朝食すませたわよ。忘れ物とりに部屋に戻るとこなの」
「そうなんだ〜」
「・・・ってゆうか、あんた達、またお揃いのTシャツなんか着ちゃって、仲いいわね」
「んー?これ、偶然なんだよね。ごとーが起きて着替えたら、よしこも同じの着てた」
「まぁ、仲いいのは結構なんだけどね・・・ちょっとは石川の気持ちも考えなさいよ?」
25 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時47分23秒
へ??梨華ちゃん??ってか、圭ちゃん、何で?もしかして知ってるとか?!

「や、や、保田さん!!!?なんで、そのこと知ってるんですかーー??」

急に大きな声を出したよしこを、静かにしなさいって感じで軽く睨みながら、

「あのさぁ、昨日の夜、うちの部屋に石川来たのよ。で、吉澤に振られたってことや
あんた達2人が付き合ってるって話しを朝まで延々グチ聞かされたってわけ」

ぅお〜〜〜い、梨華ちゃ〜〜ん(泣)
26 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時48分06秒
「ね、圭ちゃん!!その話し、誰かに言った??」
「わたしは言ってないわよ・・・でも・・・」
「「でも!!!!!?」」

ごとーとよしこが2人して大きな声を出したので、圭ちゃんはちょっと言いにくそうに、

「昨日、わたしと同室・・・矢口だったのよね」

よりによって、やぐっつぁんかよ!!!
もしかしたら、いや、きっと確実に、今朝食をとっているメンバー達はその話題で
持ちきりに違いない・・・。
27 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時49分00秒
「まぁ、とにかく!!石川がさ、「絶対ひとみちゃんのこと諦めません!!」って
言ってたからさ、あんま揉めないに気をつけてよね!それより、早く行きなさい!」

あ、そうだ、もうとっくに朝食の時間過ぎてるんだった・・・。
ってか梨華ちゃんと顔あわすのなんか気まずいなぁ〜
エレベーターに乗り込んで、3階のボタンを押す。

「ごっちん、あのさ・・・」
「ん〜?」
「何か、ごめんね?やっかいなことになってきちゃって・・・」

自分のついた嘘が、なんだかやっかいな方向へ向かおうとしていることを感じたらしく
本当にすまなそうな顔をして謝ってくるよしこを責めることなんてできないよ・・・
28 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時50分02秒
「いいよ、いいよ。もう、付き合ってるフリするって決めたんだしさ、ごとーも最後まで
よしこの嘘に付き合うよ。」
「ごっちんのことは、ウチがちゃ〜んと守るからね!」
「ん、ありがと。ごとーはさ、何があってもよしこの味方だよ!大事な親友だもん!!」
「ごっちん・・・ありがと」

3階について、エレベーターのドアが開く。
さあ、もう後戻りはできないぞ、いよいよ梨華ちゃんとご対面だ!!
29 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時51分05秒
「おっそいぞ〜〜!朝っぱらから仲良く手なんか繋いじゃって・・・って、
オイ!お前らTシャツ、オソロかよ!!このバカップルがぁ〜〜!!キャハハハッ」
「ああ!よっすぃ〜、ごっちんの荷物も持ってあげてるのれす!!男前れすね〜」
「まさか、師匠とよっすぃ〜が付き合ってるとはなぁ〜」

ラウンジに入った途端、ミニモニ部隊に冷やかされた。
はぁ、やっぱ、やぐっつぁんがこんなかっこうのネタ、黙ってるわけがないよねぇ〜
それにしても、手繋いでるのも、お揃いのTシャツも、よしこがごとーの荷物を
持ってくれてるのだって、別に珍しいことでもなんでもないのに。
付き合ってるって目でみると、うちらってバカップルになっちゃうんだ・・・ハハハッ・・・
ぁ、そういえば・・・梨華ちゃんは・・・いた!!
ごとー達に気づいた梨華ちゃんが、険しい顔つきでこちらへ歩みよってきた。
30 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時52分05秒
「ごっちん!!!!!」
「んぁ?なぁ〜に?梨華ちゃん」
「ひとみちゃんと付き合ってるって本当なの!?」

うわぁ、梨華ちゃん、ストレートにきましたね(汗)
何もこんなメンバー皆いる前でわざわざもめたくはないのになぁ〜

「ちょ、ちょっと梨華ちゃん!!こんなところでさ・・・」
「ひとみちゃんは、だまってて!!これは女同士の話しなの!!!」

おいおい、梨華ちゃん・・・よしこだって一応女の子だってば。
31 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時53分02秒
「ん〜、まぁ、その・・・ごとーはさ、よしこと・・・付き合ってる、よ。」
「ひとみちゃん!!ごっちんなんかのどこがいいわけ??」

って、梨華ちゃん・・・なんか微妙に失礼だよ、それ。
あたりを見まわしてみると、他のメンバーはすっかりひいてる、っていうか
梨華ちゃんのすっごい剣幕にあっけにとられて、呆然としているみたい。
やぐっつぁんだけはなぜか微妙に笑顔・・・というかニヤニヤしてるのは気のせい?
まぁ、あの人はこういうシュラバ?何気に好きそうだよねぇ〜
きっとおもしろがってるに違いない。
32 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時53分40秒
「・・・その、ウチはさ、モーニングに入る前からずっと、ごっちんに憧れてたんだよね。
で、モーニング入って仲良くなってさ・・・好きになって、ウチから告ったんだ」

ぉ、アドリブのきかないよしこにしては珍しく、無難な答えだね、うんうん。

「ひとみちゃん・・・わたしじゃ、ダメなの?」

ぅわ、梨華ちゃん泣いちゃったよ・・・

「ごめん・・・梨華ちゃんがダメってわけじゃないんだ・・・ウチが、ごっちんじゃなきゃ
ダメなんだ・・・ごめん」
33 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時54分54秒
なんか、演技だってわかってても、そんな風に言われると照れちゃうよ・・・
よしこ、恥かしいセリフさらっと言ってのけるよねぇ〜
そんなんだからタラシとか言われて、女の子に好きになられちゃうんだよ。

「・・・わたし!わたし絶対諦めない!!どんなことしても振り向かせてみせるから!
ごっちんなんて・・・ごっちんなんて・・・ショマキのクセにぃ〜〜!!!!」
「ちょ、梨華ちゃん!!待ってよ!!!」

・・・ショマキ?何さ、それ。
34 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時55分36秒
謎のセリフを残して、その場を飛び出して行った梨華ちゃんを追いかけて
よしこもラウンジを出て行った。
ってゆうか、ごとー、こんな所にひとり取り残されて・・・どうしたらいいのさ。
なんだか気まずくて、メンバーのほうを見れないでいたごとーに、やぐっつぁんが、

「ごっつぁん、まぁ・・・気にするな?石川もさ、だいぶ気がたってたしさ、ついつい
言っちゃったんだと思うしさ、それにしても言っていい事と悪い事があるよね、ウン。
でもさ、よっすぃ〜と付き合ってるんだったら、ショマキはないだろうになぁ」
「・・・ん?何が?」
「へ?・・・ショマキって言われたの気にして落ち込んでたんじゃないのか?」

え?なに、ショマキってそんな落ち込むような意味がある言葉なの??
ってか、ショマキってなんなのさ・・・
35 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時57分06秒
「ねぇ、やぐっつぁん・・・ショマキってどういう意味なの?」

やぐっつぁんは、知らないの?って感じの顔でごとーを見てる。
本当なんなのさぁ〜〜〜

「ごっつぁん・・・世の中には、知らないほうがいいこともあるべ・・・」

遠巻きにことの成り行きを見守っていたなっちが見かねて声を掛けてきた。

「なんだよぉ〜、なっちも知ってるの?気になるじゃんかぁ〜〜」
「それより、早く朝ご飯食べちゃいな?もうすぐミーティングの時間だべさ」
36 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時57分56秒
あ、本当だ、もうこんな時間・・・ご飯食べなきゃ、ごとー1日持たないよ。
そういえば、よしこは梨華ちゃん追いかけて出てっちゃったけど、どうなったんだろ。
ま、いっか、どうにかなるよね〜!とりあえずごとーは、ご飯♪ご飯♪

「あのぉ〜、後藤さん・・・」

んぁ?なんだよぉ〜、ごとーのご飯タイムをジャマするやつは誰だぁ〜〜
って高橋??振り向くと、今日も今日とて、ビックリ顔の新メンバー高橋が立ってた。
37 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)17時59分04秒
「・・・何?どしたの??」

なんだか言い出しにくそうに下を向いてモジモジしている高橋。
お〜い、ごとーは今、1日のうちで一番幸せなご飯タイムなんだぞぉ〜!
用があるならさっさと言ってくれよぉ〜。

「あのぉ〜、大事な話があるで、後でちょっと時間とってもらってもいいですかぁ?」
「ん?何??」
「ぃや、ちょっと皆がいる前では・・・」
「言いにくいような話なの?」
「はい・・・」

なんだかなぁ〜、次から次へと・・・
38 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)18時01分06秒
「お〜〜〜い、ごっち〜〜〜ん」

ぁ、よしこ・・・

「わかった、じゃ、あとでね、高橋」
「はぃ・・・」

梨華ちゃんの後を追って出て行ったはずのよしこが1人で戻ってきた。
ごとーの隣に座って何事もなかったように、ご飯を食べ始めたよしこ・・・
まぁ、ごとーも人のこと言えないけどさ。
39 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)18時01分53秒
「ねぇ?よしこ、梨華ちゃんは??追いかけて行ったんだよね??」
「ん?あぁ、その・・・ぇっと、途中で圭ちゃんに会ってさ、任せてきたんだよ!ゥン!」
「・・・なんで、慌ててるのさ」
「べ、べつに、慌ててなんていないさぁ〜〜」
「ま、いいけどね」

ごとーたちが朝ご飯を食べ終える頃、圭ちゃんと梨華ちゃんがラウンジに戻ってきた。
はぁ・・・これからどうなっちゃうのかなぁ。
40 名前:嵐の予感。 投稿日:2003年02月02日(日)18時02分50秒
あ、そういえば、ショマキって結局なんだったんだろ?・・・ま、いいか。
41 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月03日(月)19時11分23秒
(o^〜^o)<高橋、ごっちんに何する気?
( ´ Д `)<別に何だっていいじゃん。
(o^〜^o)<は、はい…。
( ´ Д `)<まったく…
42 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時25分08秒
朝食とミーティングを済ませたウチ達はコンサート会場に移動して、
今は、リハまでの空き時間を楽屋で思い思いに過ごしている。
ウチはもちろん、ごっちんと楽しくお喋り♪していたはずだったんだけど・・・

「お〜い!よっすぃ〜〜」

ウチが1人でいるのを見た矢口さんがすかさず声を掛けてきた。
43 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時26分25秒
「ごっつぁんは?」
「あ〜、なんか高橋に呼ばれて、一緒にどっか行っちゃったんですよぉ〜」
「へぇ、珍しい組合せだね・・・で、どうなのさ?うまく行きそう?」
「あのぉ、矢口さん。こんなんで、本当にうまく行くんでしょうか?」
「うまく行くと思えば行く!ダメと思えばダメ!なんじゃない?キャハハハッ」
44 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時27分18秒
って、そんな無責任なぁ〜!
元はと言えば、矢口さんが言い出した作戦じゃないですかぁ(泣)
なんでウチ、こんな無謀な作戦にのっちゃったんだろうなぁ・・・ハァ。

「あ、そうだ!ごっつぁんもいないことだし、4人で今後の作戦でも練ろうぜぃ」
「いや、朝、皆の前で梨華ちゃんと揉めてるっぽい感じになっちゃったじゃないですか。
しばらくは、メンバーの前でも梨華ちゃんと普通に話せないですよ・・・」
「あぁ、そう言えばそうだよなぁ。オイラ、そこまで考えてなかったよ」
45 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時28分20秒
って、そんな無責任なぁ〜!
元はと言えば、矢口さんが言い出した作戦じゃないですかぁ(泣)
なんでウチ、こんな無謀な作戦にのっちゃったんだろうなぁ・・・ハァ。

「あ、そうだ!ごっつぁんもいないことだし、4人で今後の作戦でも練ろうぜぃ」
「いや、朝、皆の前で梨華ちゃんと揉めてるっぽい感じになっちゃったじゃないですか。
しばらくは、メンバーの前でも梨華ちゃんと普通に話せないですよ・・・」
「あぁ、そう言えばそうだよなぁ。オイラ、そこまで考えてなかったよ」
46 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時31分31秒
「考えてなかったって・・・この後、梨華ちゃんとはどうしたらいいんですか!?」
「さぁ?そこまでおいらが面倒見切れるかっての!キャハハハッ」
「そんなぁ・・・ちゃんと最後まで責任持って面倒みてくださいよぉ〜」
「まぁ、なんとか考えておくよ。それにしても、朝のあの石川の演技は、
爆笑モンだったよなぁ?オイラ、笑い堪えるのに必死だったもん。ま、頑張れよ!」
「もぉ〜、本当にちゃんと考えておいてくださいよぉ!!!」

矢口さんは、さっさと保田さんと梨華ちゃんのところへと行ってしまった。
・・・ハァ、あの人がウチの教育係だったなんて信じたくないよ(泣)
47 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時33分03秒
そう、昨日梨華ちゃんに告白されたっていうのも、朝の修羅場も、実は大嘘!
ぜ〜んぶ、矢口さんが考えたある作戦の一環で、演技だったっていうわけ。
全ては昨日の夜、ちょっとした出来事から始まったんだよね・・・
48 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時34分23秒





                  ※    ※    ※
          



49 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時34分55秒
ツアー先のホテル、今日はメンバーの中でも特に仲の良い親友のごっちんと同室。

「あっ!」

やっばい、矢口さんに借りてたMDウォークマン、そのまま持ってきちゃった・・・
移動中、隣の席のごっちんが、ウチの肩にもたれてグッスリ爆睡していたので、
暇を持て余してボーっとしていたウチに、矢口さんが『コレでも聴いてなよ』って
貸してくれたウォークマン。
50 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時35分49秒
「ちょっと、ウチ出てくるね。鍵持っていかないから、ごっちん寝ないでね」
「ぇ〜、どこ行くのさ?」
「ん?ちょっとね・・・すぐ戻ってくるからさ」
「1人じゃつまんないよぉ〜、早く戻って来てねぇ」

別に、矢口さんの部屋に行ってくるって言ってもいいんだけどさ・・・
そしたら多分、ごっちんも一緒に行くって言うと思うんだよね。
51 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時36分20秒
2人して行ったら、きっとすぐには帰してもらえない気がするんだよっ!
久しぶりのごっちんとの同室で、気を使わずマッタリできる貴重な時間なのに、
わざわざ他の部屋で、他のメンバーも交えて騒ぐなんて、そんなのゴメンだ。
だったら別にウォークマンくらい、明日会った時に返せばいい話なんだけど・・・
そこはホラ、なんていうのかなぁ?ウチのマジメ(!?)な性格上、
借りたものはきっちり返しておかなきゃ気になってしかたないんだよね。
52 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時37分16秒
”ピンポ〜〜ン”

「はぃ・・・あれ、吉澤じゃん。どうしたの?」

どうやら今日は、矢口さんと保田さんが同室らしく、保田さんが出てきた。

「あの、矢口さんにさっきウォークマン借りてて・・・返しにきたんですけど」
「そうなの?まぁ、中入りなよ。石川も遊びに来てるからさ」
「ぃや、ごっちん部屋で待ってるんで・・・」
53 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時37分57秒
『キャハハハッ』
『矢口さ〜ん、それは言いすぎですよぉ〜〜』
『ぃや、でもさ〜、絶対そうだって!!!!』
『ぇえ〜?そうですかねぇ〜??でも確かにそれっぽいかも!!!』

なんだかこの部屋、やけに盛り上がってて楽しそうだな。
まぁ、すぐ帰ればいいか?いいよね?ぅん、いいよ!ごっちん、ゴメン!!
54 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時39分06秒
「おっじゃまっしま〜〜〜すっ!!!」
「へ?後藤、待ってるから帰るんじゃないの?」
「すぐ帰りますんで、ちょっとだけ〜♪」

いったい何をそんなに盛り上がってるんだろう?
ウチの変わり身の早さになかば呆れ顔の保田さんと共に中に入ると・・・
55 名前:作戦。 投稿日:2003年02月05日(水)20時42分04秒
何やらパソコン・・・保田さんのかな?・・・の前に座って、
ああだ、こうだ、と楽しそうに言い合いをしている、矢口さんと梨華ちゃん。

「あ、ひとみちゃん!ひとみちゃんも遊びに来たの?」
「よっすぃ〜?どした?」
「ぃや、コレ返しにきたんです。矢口さん、ありがとうございました」
「あぁ、別にこんなの明日でもよかったのにさ」
「まぁ、そうなんですけどね・・・で、いったい何を盛り上がってたんですか?」
56 名前:サク 投稿日:2003年02月05日(水)20時46分10秒
中途半端に途中ですが、今日はここで終わりです。
44と45がダブって投稿しちゃいました・・・
もし読んでくださっている方がいらっしゃいましたら
読みにくくなってしまってすみませんでした。
57 名前:サク 投稿日:2003年02月05日(水)20時48分01秒
>>41 名無し読者様

高橋さんは・・・何するつもりなんでしょうねぇ?(オイッ)

( `.∀´)<ここの作者、先の展開なんて何も考えてないらしいわよ

(O^〜^)<行き当たりばったりってやつですよね?!カッケー

(; ´ д`)<そんなんで完結できるのかなぁ〜?

川’ー’川<あのぉ、わたしの出番まだやろか・・・?
58 名前:41 投稿日:2003年02月06日(木)19時46分53秒
( ` Д ´)<んぁー!よしこの嘘吐きぃ。
(o^〜^o)<ちょっとだけ…ちょっとだけ…
( `.∀´)<ちょっとだけよ
 川’ー’川 <ブルブルブル…
59 名前:サク 投稿日:2003年02月15日(土)07時16分46秒
放置だけはしないといいつつ、後の展開に詰まって早速止まってます(汗)
えっと、このまま放っておくのもなんなんで・・・
とりあえず、以前に書いた全然違う話を多少手直ししつつ、
先にここに載っけようと思います。
ちなみにコメディーでなく、エロですが(wよしごまです。
60 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時20分51秒
とあるホテル。
リーダーの中澤から今日の部屋割りが発表され、
それぞれに部屋の鍵が配られる。

「ウチとなっち、圭ちゃんと石川、矢口と紗耶香、後藤と吉澤、
 最後は、カオリ・辻・加護の3人で、ここだけトリプルやな。
 カオリはチビ達の面倒、しっかり見たってや」
61 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時22分41秒
部屋割りを聞いた途端、固まる吉澤。
心なしか、顔がひきつっているのは、多分気のせいではない。
なぜなら、4期メンバーが娘。に合流してからまだ2週間。
新メンバーである吉澤は、後藤と話しをしたことすら、ないのだ。

(なんで、後藤さんと2人部屋なんだよぉ!ありえねぇ〜!?)
62 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時23分52秒
吉澤の心の叫びが聞こえたのか(?)、隣にいた石川が小声で
話掛けてきた。

『ひとみちゃん、後藤さんと2人部屋って大丈夫?』
『大丈夫じゃないよ・・・ウチって、後藤さんに嫌われてるっぽいし。
 梨華ちゃんは、保田さんと、大丈夫?』
『わたしは、保田さんが教育係だし結構話せてるから平気だけど』
63 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時24分53秒
吉澤は、モーニング娘。に入る前からずっと、後藤に憧れていた。
でも、オーディションを受けたときに”ライバルは誰?”と聞かれて、
”後藤真希”と答えてしまったため、なんだか後藤に嫌われている
ような気がして、気まずい思いをしていた。
64 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時26分06秒
そんな吉澤の思いを、オーディションから一緒の石川は知っていた。

『仲良くなれるチャンスかも、だよ!ひとみちゃん』

最後にそう言うと、石川は保田に連れらて部屋に行ってしまった。
ロビーに残された吉澤が、床に置いていた荷物を拾い上げると、
中澤から部屋の鍵を受け取った後藤が声を掛けてきた。
65 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時26分48秒
「・・・吉澤さん、行こ」
「は、ハイッ!!」

急に声を掛けられた驚きと、初めて後藤に名前を呼んでもらえた
という嬉しさとで、少し声が裏返ってしまった吉澤。

「アハッ、そんな緊張しなくていいよ、同い年なんだしさ!」

後藤が自分だけに向けた笑顔を見せてくれた。
それだけで、吉澤は嬉しくて嬉しく満面の笑顔になっていた。
66 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時27分47秒


                  □

 
67 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時28分25秒
先程から、部屋には微妙な空気が流れている。
憧れの後藤と2人きりで、何を話していいのかと、固まる吉澤。
そして、妙にソワソワと吉澤の様子を伺う後藤。
先にその沈黙を破ったのは、後藤だった。
68 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時29分04秒
「あのさ、吉澤さんって大人っぽいよね、同い年なのに」
「ふぇ?ご、後藤さんのが、全然大人っぽいですよぉ!かわいいし・・・」

かわいいと言われ、真っ赤になって俯く後藤。
そのまま視線を吉澤に向け、上目使いに見つめながら、話を続ける。
69 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時29分55秒
「吉澤さんはさ、女子中なんだよね?モテるでしょ、かっこいいし」
「んー、後輩とかに手紙貰ったりはあるけど、女の子にモテても・・・」
「付き合ってる人とか、いるの?」
「いやぁ、いないっすよ・・・女子中だし、ずっとバレーばっかやってたし」

ハハッ、と苦笑いする吉澤に急に真顔になった後藤が問う。
70 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時30分34秒
「吉澤さん、いつも後藤のこと避けてない?・・・後藤のこと、キライ?」
「えっ??!そ、そんなこと全然ないですよ!むしろ好き・・・アッ!」

どさくさまぎれに、好きと言ってしまったことに顔を赤くする吉澤。

「いや、えっと、あー、そういう意味じゃなくて!憧れ、そう憧れです!」
71 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時31分23秒
必死で言い訳をする吉澤を、後藤は突然に抱きしめると、
そのふっくらとした柔らかい唇で、吉澤の唇を塞いだ。
突然のことに、何が何やらわけのわからない吉澤は抵抗するでも
受け入れるでもなく、ただ呆然とした様子で目を見開いている。
72 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時31分53秒
後藤は、吉澤の唇を軽く舐めあげ、その割れ目を舌で突付き、
無理矢理にこじ開け、舌を滑り込ませると、吉澤のソレに絡ませる。
さらに、後藤は吉澤の背中に腕をまわすと、ブラのホックをはずし、
Tシャツごと上にずらし、吉澤の胸の膨らみをそっと揉みしだいた。

「・・・ぁん・・・やっ・・・後藤さ・・・ん・・・ぁっ」
73 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時33分00秒
我に返った吉澤は何とか抵抗しようと試みるが、すでにベットの上に
押し倒され、深く激しいキスと胸への愛撫で体中の力が抜けてしまい
抵抗らしい抵抗などできない。
後藤の唇が、吉澤の首筋を伝い、そっと舌で舐めあげる。

「・・・ゃ・・・ぁん・・・ふぁ・・・」

吉澤は、抵抗どころか、唇から漏れ出る声を噛み殺すことすらできず、
ただただ喘ぎ声をあげていた。
74 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時33分54秒
「吉澤さん、好きだよ・・・一目惚れなんだ」
「ご・・・とう、さん・・・ぁん・・・はぁ・・・ふっ・・・・はぁ・・・」

後藤は、すでに固くなって自己主張している吉澤の胸の先端の突起をそっと
口に含むと舌で転がしたり、強く吸ってみたりと執拗にそこを攻め立てた。
もう一方の胸を、左手で揉みしだき、右手は、吉澤の体のラインを辿り、
下半身へとたどり着くと、下着の上から吉澤の秘部を撫で上げた。
75 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時34分30秒
「やぁん・・・ぁ・・・・だ、め・・・・あっ・・・あん」
「ダメ、じゃないでしょ?ココ、すっごい濡れてるよ・・・感じてるんでしょ?」
「や・・・ちが・・・・あっ・・・・ん」

目の前で厭らしく喘ぐ吉澤の上気した顔を見ているうちに我慢できなくなり、
後藤は、吉澤の下着の中に手を差し入れると、すでに十分すぎる程に
濡れてしまっているそこを中指の腹で擦りあげ、何度も何度も往復させる。
76 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時35分20秒
「ねぇ、吉澤さん・・・下着、脱ご?」

もはや、抵抗の素振りすら見せず、おとなしくされるがままの吉澤。
後藤は、吉澤の下着を脱がせると膝の裏側に手を回し、足を持ち上げると
大きく開かせた股の間に顔を埋め、ソコに舌を這わせ舐めだした。

「やっ・・・汚い、よ・・・そんな、とこ・・・・・」
「汚くなんて、ないよ!吉澤さんのは、汚くなんてない・・・好きな人の、だもん」
77 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時36分17秒
吉澤から溢れ出る愛液を、ピチャピチャと厭らしい音をたて舐めあげる。

「・・・舐めても舐めても、溢れてくるよ・・・ねぇ、気持ちいいの?」

吉澤はただただ喘ぐばかりで後藤の問いには答えてくれない。
78 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時37分00秒
「ねぇ、気持ちよく、ない、の?」

突然、眉を八の字にし、泣きそうな不安そうな表情で見つめてくる後藤が
かわいくて、愛しく感じて、吉澤は、後藤の背中に腕を回してしがみついた。

「・・・ぁ・・・ぁん・・・きもち・・・・いい、よ・・・・すごい・・・ぁん・・・もっ、とぉ・・・・」

吉澤が、身体の底から湧き上がってくるような強烈な快感に必死で耐え、
やっとのことでそう言うと、後藤は嬉しそうに笑みをこぼした。
79 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時37分56秒
「吉澤さん、もう、入れるよ・・・いい?」

吉澤は、答えない。
ただ、不安そうな怯えたような表情で後藤を見つめてきた。

「初めて、なの?」
「ぅん・・・ちょっと・・・・こわい、よ」

涙目になりながら、そう答える吉澤が愛しくて、頭をそっと撫でてあげながら、
後藤は、優しく微笑んで、軽く唇を重ねるだけのキスをした。
80 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時38分36秒
「大丈夫、痛くしないからさ。後藤のこと、信じてよ、ね?気持ちよく、なろ?」
「ん、信じる・・・よ」

そう言うと、吉澤は覚悟を決め、目を閉じると、後藤の背中に回した腕に
力を込めて強くしがみついた。
81 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時39分12秒
「入れるよ・・・」

後藤は、右手の人差し指を吉澤のソコに挿し入れると、優しく中を掻き回した。

「ぁ、んんっ・・・はぁ・・・ぁん・・・ぃやんっ!・・・あっ、ああんっ!!」

吉澤の鳴き声がより一層激しくなり、快感に耐え切れず逃げようと腰をよじる。
後藤は逃がさないぞ、とばかりに左手で吉澤の腰をがっちりと抱え込み、
更に深く、その指を差し入れ、内壁を擦り付けるようにしながら出し入れする。
82 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時40分22秒
「吉澤さんの中、すっごい気持ちいいよ・・・後藤もイっちゃいそう、だよ」

クチュクチュという厭らしい音と、吉澤の喘ぎ声だけが部屋に響き渡る。
すっかり開ききった吉澤のソコを確認すると、後藤はソコから一度指を抜き、
今度は人差し指と中指を2本いっぺんに、一気に奥まで突っ込んだ。

「大丈夫?痛くない?」
「だい・・・じょう、ぶ・・・もっとぉ・・・後藤、さん・・・もっとぉ!!」
83 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時41分06秒
すでに快楽に身を委ねきった吉澤には、もう怖いという感覚はなくなっていた。
今まで感じたことのない強烈な快感、もっともっと感じたくて自ら後藤を求めた。
そんな吉澤の様子を見て、やっと安心した後藤は、吉澤に差し入れた2本の
指を激しく出し入れしながら、親指で硬くなった突起を弄る。
84 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時41分54秒
空いている左手でそっと吉澤を抱き寄せると、唇を重ね、舌を挿し入れ、
激しく口内を舐め上げると、舌を絡め唾液を流し込んだ。
すると、吉澤が初めて、後藤の舌に自分のソレを絡めてきた。
激しく絡みあう、舌と舌。
後藤は嬉しくなって、吉澤に出し入れしていた指の動きを一気に速めた。
85 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時42分33秒
「あっ・・・ぁん・・・・あっあっあっあっ・・・・・んんっ・・・あんっ!!」

吉澤は、大きく身体を震わせ、後藤の指をきつく締め付けた後、
脱力し、崩れ落ちた。
後藤が、吉澤の中から指を抜くと、吉澤のソコからは止めどなく愛液が溢れ出し
太ももを伝い、真っ白なシーツに少し血の混じったソレが吸い込まれていった。
86 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時43分20秒


                     □

 
87 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時44分30秒
「吉澤さん、ごめん、ね?」

行為の後、急に泣き出してしまった吉澤をあやすようにして抱き締め、
そっと背中を撫でていた後藤は、吉澤の顔を覗き込むと申し訳なさそうに
謝罪の言葉を口にした。
88 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時45分08秒
「なんで、謝るんですか?」
「だって、吉澤さん、泣いてる・・・後藤なんかに抱かれるの、嫌だった、よね?」
「いやじゃ、なかったです!ただ、すごいびっくりして、怖かった・・・から」
「嫌じゃ、なかったの・・・?」
89 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時45分56秒
「はい、吉澤本当はずっと、後藤さんのファンで、大好きだったんです。
 でもオーデションのときにライバルって言ったの、後藤さんが気にしてるって
 先輩たちに聞いてて・・・なんか気まずくって、話せなくて。
 今日同じ部屋になって最初戸惑ったけど、仲良くなれたらいいなって思ったし。
 その、まさかこんなコトしちゃうなんて、思ってはいなかったですけど、ヘヘッ」

そう言って照れくさそうに笑う姿がかわいくて、後藤は真っ直ぐ吉澤を見つめた。
90 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時47分00秒
「一目惚れ、なんだ・・・最初はさ、テレビでオーディションのやつOAしてるの
 見ててね、かっこいいなぁって・・・でもさ、『はぁ、この子大人っぽいなぁ、
 同い年かぁ・・・入ってきたらピンチだなぁ』って思ってたの」
「そんな、吉澤なんか全然ですよ・・・後藤さんのほうが大人っぽいです」
「ぅうん。でね、初めて会ったときさ、『あ、やっぱしこの子入ったかぁ。
 大人っぽいじゃん、やっぱし』って思ってさ、後藤も頑張んなきゃなぁって。
 でもさ、他のメンバーとかと話してる吉澤さん見てたらさ、なんかちょっと
 イメージ違って、かっこいいのにかわいいっていうかさ、そこがいいなって。
91 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時47分48秒
憧れの後藤に、かっこいいだの、かわいいだの褒められ照れくさくなって、
真っ赤になり俯いてしまった吉澤に更に後藤は話を続ける。

「あのさ、後藤、本気で好きだよ?吉澤さんのこと。だから、付き合って欲しい」

びっくりして顔を上げ、後藤を見つめる吉澤。
92 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時48分19秒
「え、でも女の子同士ですよ、うちら」
「吉澤さんは、女の子同士の恋愛は、考えられない?」
「そんなことは、ないです・・・でも、同じモーニング娘。のメンバー同士で
 そういうのって、ばれたらまずいとか、そういうのあるじゃないですか?」

それまで、深刻な顔をしていた後藤が少し安心したように微笑んだ。
93 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時48分54秒
「あのね、モーニング娘。のメンバー内恋愛はめずらしいことじゃないんだ」
「ふぇ?」

訳がわからないといった感じの間の抜けた吉澤の返事に今度は声を出して
笑いながら、後藤は話を続ける。
94 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時49分58秒
「アハハッ、あのね、裕ちゃんとなっち、それにやぐっつぁんと市井ちゃんもさ、
 付き合ってるんだよ!・・・ビックリした?ハハハッ」
「・・・えぇ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
「ちょ、ちょっと!!吉澤さん、夜中だよ!!」

いきなり大声で叫びだした吉澤を後藤は慌てて嗜める。
95 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時50分42秒
「ご、ごめんなさい・・・でも、本当なんですか?」
「本当だよ、ついでに言えば、圭ちゃんは石川さんのこと、狙ってるらしいよ」
「えぇ?!たしか、今日って梨華ちゃんと保田さんも・・・」
「そう、同室!ってか、この部屋割り自体やぐっつぁんと市井ちゃんがさ、
 気を利かして裕ちゃんに頼んでくれたんだよね、ぅん。」
「そうだったんですか、通りで不自然だと思ったんですよ」
「裏工作ってやつだね、アハハハッ」
96 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時51分32秒
悪戯っぽい笑みを浮かべていた後藤が急にまた真剣な顔つきに戻り、
ちょっぴり不安そうに吉澤の顔を覗き込む。

「で、話戻すけどさ・・・後藤と、付き合ってくれる?」
「・・・はぃ、吉澤でよければ・・・よろしくおねがいします」

そう言うと、吉澤は後藤の首に手を回し、抱き寄せると、そっと優しく口付けた。
97 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時52分27秒
「よ、吉澤さん!!」

自分は、吉澤にあんなことやこんなことまでしておきながら、吉澤から
キスされた途端、顔を真っ赤にし、うろたえる後藤。

「エヘヘ〜、お返しです!」
「もぅ!・・・でも、ありがと。そうだ、敬語、使わなくていいからね?
 後藤たちタメだしさ、それに・・・恋人同士、なんだから、さ」
「はい!・・・ぁ、じゃないや・・・うんっ!!ヘヘッ」
98 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時53分11秒
「あとさ、後藤さんじゃなくて、ごっちんって呼んで?」
「じゃあ、ごっちんも、よっすぃ〜って呼んでくれる?」
「うん!・・・よっすぃ〜」
「なあに?ごっちん」
「呼んでみただけ、だよ」

見つめあって、微笑み合った2人の間に暖かい空気が流れた気がした。
99 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時53分51秒
「もう、寝よっか」
「そうだね!明日も仕事だし・・・おやすみ、よっすぃ〜」
「おやすみ、ごっちん」
100 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時54分28秒


                     □

 
101 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時55分01秒
「おはよー」
「おはようございまーす」

翌朝、朝食を摂りにホテルのラウンジに集合するメンバー達。
そこへ、時間ぎりぎりになって仲良くやってきた後藤と吉澤。

「ごっちん、早くぅ〜」
「待ってよぉ、よっすぃ〜〜」
102 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時55分34秒
矢口と市井が、ニヤニヤと怪しげな笑みを浮かべながら見つめている。

「おっはよぉ、おふたりさん!一晩で随分仲良くなったみたいだね、イヒヒ」
「ちょっとぉ、市井ちゃん変な笑い方しないでよ、気持ち悪いなぁ」

顔を真っ赤にして俯く吉澤の首筋に、赤い痣のようなものを見つけた矢口。
103 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時56分18秒
「あれ、よっすぃ〜、首んとこなんか赤く・・・ってオイ!まさかお前ら・・・」
「エヘヘヘへ〜、そういうこと!うちら付き合うことになったよ!!」
「ご、ごっちぃ〜ん・・・」

すでに赤くなっていた顔を更に真っ赤にしてテレまくる吉澤。
104 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時56分52秒
「まったくよぉ〜、最近の中学生はやること早いなー、おい。」
「そういうやぐっつぁんも痕ついてるよ」
「えっ?嘘、どこどこ?!」
「鎖骨んとこ」
105 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時57分33秒
「ちょっとアンタ達、朝っぱらからなんて話題してんのよ!」

突然後ろから聞こえてきた声、振り返ると保田が険しい顔つきで立っていた。
106 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時58分03秒
「「「圭ちゃん、おはよー」」」
「保田さん、おはようございます」

その瞬間、4人の関心は一気に保田の方へと向いた。
ニヤニヤと保田を見つめる4人・・・口を開いたのは、市井だった。
107 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時58分59秒
「で、圭ちゃんはどうだったのさ?昨日、石川と・・・」
「どうって、なにがよ・・・?」
「だぁ〜からさ、うまくいったの?って聞いてんの!」
「うまくも何も・・・あの子、9時にはイビキかいて寝てたのよ!信じられる!?」
「「「「はやっ!!」」」」

どうやら、保田と石川にはなんの進展もなかったようだ。
108 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)07時59分38秒


                     □

 
109 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)08時00分18秒
──── 後藤と吉澤。
またまた1組の新たなグループ内カップルが誕生した、モーニング娘。
これからこのカップル、そしてこのモーニング娘。というグループは
いったいどうなっていくのだろうか??
110 名前:−神のみぞ、知る− 投稿日:2003年02月15日(土)08時01分01秒






・・・それはまだ、神のみぞ知る。




続く・・・(のか?)
111 名前:サク 投稿日:2003年02月15日(土)08時03分58秒
終了です。
sageでいきたかったのに、しょっぱなから間違えて
ageてしまいました(泣)
112 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月16日(日)22時42分40秒
わぁお!ごまよし(よし受け)じゃないですか!?
萌え萌えですな。
ごっちんの誘い受けもみたいです。
前の、話も続きが気になるんで、頑張ってください。
113 名前:サク 投稿日:2003年02月17日(月)20時21分07秒
>>112 名無し読者様
レスありがとうございます。
前の話も少しずつ書いてるんですが、行き当たりばったりはやめて
もう少しストックをためてから続きを載せようと思います。
と、いうわけで先に−神のみぞ、知る(2)−のほうを、
ごっちん誘い受けで、お送りしたいと思います。(w
114 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時22分22秒
今日は、吉澤が後藤の家に初めてのお泊まり。
後藤の家族と一緒に夕食を摂った後、2人は後藤の部屋で、特に何を
するでもなく、ただピッタリ寄り添ってマッタリとした時間を過ごしていると、
後藤が吉澤の顔を覗き込み、口を開いた。
115 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時23分10秒
「ね、お風呂、一緒に入ろっか?」
「えっ!?ぉ、お、お風呂っ?!い、一緒にぃ!!?」
「・・・よっすぃ〜、イヤ?」

(一緒に、お風呂・・・裸、だよね?・・・ごっちんの・・・裸・・・・なんか、やば・・・)
116 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時24分12秒
すでに、最後の一線を越えてしまったとはいえ、付き合い始めてまだ数日。
しかも、初めてのエッチは、服を着たままの後藤に一方的に攻められて、
そのまま、イかされてしまった吉澤。
一緒にお風呂、という言葉に、まだ見ぬ後藤の裸体を想像し、必要以上に
大げさな反応をしてしまったのだ。
117 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時25分35秒
「いやなわけ、ないよ・・・でも、そんな・・・家の人とか、大丈夫なの?」
「女の子同士なんだし、大丈夫だよ。それに、一緒にお風呂、入るだけだよ?」
「そ、そうだよねっ!女の子同士だもんねっ!お風呂入るだけ、だもんねっ!!」

顔を真っ赤にし、明らかに慌てている様子の吉澤。
118 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時26分45秒
そんな吉澤の反応を見た後藤は、ニヤリと笑いながら、吉澤の腰に腕を回し、
息がかかるくらいの距離まで顔を近づけると、吉澤の耳元でそっと囁いた。

「何、考えてたの?」
「なんにも、考えてないっ!!エッチなことなんて、考えてないからね!!」

更に顔を真っ赤にし、必死に言い訳をしようとする吉澤だが、その言葉こそが
エッチなことを考えていたのだ、と自ら暴露していることに気づいていない。
119 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時27分37秒
年齢のわりに大人っぽく、落ち着いているように見えるその整った容姿から、
クールな印象をもたれがちな吉澤だが、素顔は意外なほどに子供っぽい。
そんな、吉澤の見た目と中身のギャップこそが、後藤には、とてもかわいく見え、
どうしようもなく愛しく感じられるところでもあるのだ。
120 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時28分26秒
後藤は、吉澤の腰に回していた手を、スカートの中にそっと忍び込ませると、
下着の上から吉澤の一番敏感な場所を指でなぞった。

「ちょ、ちょっと!ごっち〜ん・・・ゃっ・・・あっ・・・だめっ、だってば!!」

抱かれる快感を覚えたばかりの吉澤の身体は、鬱陶ったいほど敏感に反応し、
否定の言葉とは裏腹に、ソコは、確実に後藤を求めて疼いているのがわかる。
121 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時29分11秒
しかし、後藤はすぐにその手を止めるとニッコリと笑って、言った。

「アハッ、冗談だよ!いくら後藤でも、家族がいるのに、抱いたりしないよ」
「そ、そうだよね、ビックリしたぁ・・・ハハハッ・・・ハハハハッ・・・」

すでにその気になっていた吉澤は、上昇した体温と速くなった鼓動をもてあまし、
渇いた笑いで、自分の心と身体を紛らわした。
122 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時29分57秒
「さ、早くお風呂入ってこよう!」
「うん・・・そ、だね」

2人は、バスタオルと着替えを用意すると、手を繋いで部屋を出た。
123 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時30分38秒


                       □

 
124 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時31分27秒
先に湯船に浸かった吉澤の視線は、目の前で身体を洗う後藤に釘付けだった。
ほんの数週間前まで、テレビでしか見たことのなかった憧れの人。
国民的アイドルグループ、モーニング娘。の後藤真希が、今、自分の目の前に
生まれたままの姿で立っているのだから、それも無理のない話だろう。
125 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時32分28秒
(ぅわっ、でかいなぁ・・・触って、みたいなぁ・・・ごっちんの・・・おっぱい・・・)

自分の身体を、すみずみまで舐めまわすように見つめてくる吉澤の視線に
後藤が気づかないはずはない。

「ちょっとぉ〜!あんまりジロジロ見ないでよ、恥ずかしいじゃんかぁ〜」
「ご、ごめん・・・」

後藤に指摘された吉澤は、思わず謝ると、目を逸らして下を向いてしまった。
126 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時33分15秒
「アハッ、よっすぃ〜、こっちおいで?後藤が身体、洗ってあげるからさ」
「ぃ、いいよ・・・自分で、できるから」
「いいから、いいから!ホラ、早くこっちおいでってば」
「ぅ、うん・・・じゃ、よろしく、おねがいします」
127 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時34分06秒
後藤は、お風呂用のイスに吉澤を座らせると、後ろを向かせ、石鹸を泡立てた
自分の掌で吉澤の背中をそっと撫で付けはじめた。
しばらくすると、後ろから吉澤の身体を抱きしめるような形で、その手が前に
回っていき、胸へと這わせたその両手で、そっと円を描くように撫で回してきた。

(ちょ、ごっち〜ん・・・やばいよ・・・声、でちゃう・・・)
128 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時35分17秒
後藤の家には、今日は家族が全員揃っていたはずだ。
お風呂場で変な声を出して、もし誰かに気づかれたりしたら・・・そう思うと、
恐ろしい想像に囚われ、吉澤は必死で、声を噛み殺していた。
そんな吉澤の葛藤を知ってか知らずか、後藤の手は、徐々に下へと降りてきて
吉澤の一番感じるその場所へと触れようとしていた。
129 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時35分52秒
「ちょ、ちょっと・・・ぁっ・・・」
「よっすぃ〜?感じちゃってるの??ダメだよ、今日はシないからね」
「・・・ごっちぃ〜ん・・・」
「ホラ、あとは自分で洗いなね?」
130 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時37分15秒
そう言うと、さっさと湯船の中に浸かってしまった後藤。
しかたなく自分で身体を洗いはじめるが、いったんついてしまった勢いは
なかなか収まらず、吉澤の頭の中は厭らしい妄想でいっぱいになっていった。
131 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時38分03秒


                     □

 
132 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時40分23秒
部屋に戻り、お互いの髪を乾かしあった後、さっさとベッドに入る後藤。

「明日は朝から仕事だしさ、もう寝よ?」

後藤は、あっさりとそう言うと、自分のとなりの空いたスペースをポンポンと
軽く叩き、吉澤をベッドに招き入ると、勢いよく抱きついた。
133 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時41分08秒
「エヘヘ〜ッ、よっすぃ〜、おやすみ♪」
「・・・おやすみ、ごっちん・・・」

(・・・ごっちんの、おっぱい・・・当たってる・・・もう、ダメ!全然寝れないよぉ!)

溜まりに溜まった欲求が、吉澤の頭の中を支配し、我慢の限界を超えた。
134 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時41分49秒
「ねぇ、ごっちん・・・寝ちゃった?」
「ぅん?まだ、起きてるよ・・・どした、の?」

後藤は、瞑っていた目をそっと開け、至近距離から吉澤の顔を覗き込んできた。
その瞬間、吉澤は、上から覆い被さるようにして後藤の身体を押さえつけ、
強引にその唇を奪い、舌で、後藤の口内を激しく掻き回した。
135 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時51分08秒
「んっ・・・・ん・・・・ちょ・・・・よ、すぃ・・・・・ん・・・」
「ねぇ、ごっちん・・・ねぇ、いいじゃん・・・シようよ、ねぇ・・・お願いだから・・・ね?」
「そんなに・・・シたい、の?」
「ごっちんが、悪いんだよ?ウチ、このままじゃおかしくなりそう・・・ね、抱いて?」
136 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月17日(月)20時54分10秒
涙目で自分を見つめて、抱いてほしいと懇願する吉澤。
本当だったら、すぐにでも抱いてあげたい・・・そんな衝動にかられた後藤だが、
今日は、このまま素直に抱いてあげるわけには、いかないのだ。

「・・・いいよ、抱いてあげる・・・でも、今日はさ、その前に・・・よっすぃ〜が、
 後藤を抱いてよ」
137 名前:サク 投稿日:2003年02月17日(月)20時56分38秒
途中ですけど、ここでいったん切ります。
なかなか自由にPCを使える時間が少なくて・・・
夜中に、できたらまた続きをアップしたいと思います。
無理なら明日にでも。
138 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月17日(月)21時25分00秒
続編だ〜待ってました(^O^)
焦らすごっちん萌です…策略があるんですね。
いいとこで‥続き待ってまーす。
139 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月18日(火)00時45分54秒
ドキドキする展開だ…。
ごっちんの誘い受けもいいけどよっすぃーの受けに萌えますた(w
140 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時38分36秒
「ウチが・・・ごっちんを・・・抱く?」
「うん、そしたらさ、その後でよっすぃ〜のこと、好きなだけ抱いてあげるから」

吉澤は、下を向いて考え込んでしまった。

(ごっちんを、抱く・・・?そんなの、無理だ・・・でも、ごっちんに抱かれたい、よ・・・)
141 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時39分29秒
つい数日前、初めて後藤に抱かれた吉澤。
それまで知らなかった世界、初めて知った快楽の世界・・・
そんな自分に、後藤を抱くことが、できるのだろうか?──自信が、ない。
吉澤にはただ、後藤を感じさせてあげられる、自信がなかった。
142 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時40分26秒
「・・・もう、いいよ・・・よっすぃ〜は、後藤のことあんまり好きじゃないんだ・・・
 だから、後藤のこと抱きたくないんだよね?」

長い沈黙を、拒否と受けとった後藤の大きな目からは、大粒の涙が一粒、
また一粒と零れ落ちてくる・・・初めて見る、後藤の涙。
143 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時41分20秒
吉澤は、決意を固め、後藤をきつく抱き締めた。

「好きだよ!ごっちんのこと、大好きだよ・・・上手くできないかもしんないけど、
 ウチ頑張るよ、ごっちんのこと大好きだから!!」
「よっすぃ〜・・・」

吉澤は、抱き締めていた後藤の身体をベットに押し倒すと、そっと唇を重ねた。
144 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時43分06秒
吉澤が後藤の中に舌を滑り込ませると、後藤は、ソレを迎え入れ、絡ませた。
激しく舌を絡ませ合いながら、吉澤は、後藤のTシャツを脱がせると、露になった
その大きな膨らみにそっと手を伸ばし、ゆっくりと丁寧に揉みしだいていく。

「・・・んっ・・・よっ、すぃ・・・・・ぁっ・・・・・」

そっと唇を離すと、後藤は小さく声をあげた。
145 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時43分58秒
(・・・ごっちん・・・気持ち、いいのかな?)

後藤の首筋を這うようにして、下へと降りていく吉澤の唇。
両手で揉みしだいていたその膨らみに唇がたどり着くと、今度は、膨らみの
先端にある、すでに固くなっていた突起を口に含み、軽く吸い上げてみる。
146 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時44分55秒
「・・・ごっちんの、おっぱい・・・柔らかい・・・すごい、柔らかいよ・・・・」

まるで赤ん坊のように、嬉しそうに、一生懸命にソレを吸い続ける吉澤の顔を
見ていると、後藤も自然と笑顔がこぼれてきてしまう。
吉澤の頭を、自分の胸に押し付けるように抱きかかえ、そっと頭を撫でてやる。
147 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時45分41秒
「・・・ごっちん・・・ごっちん・・・大好き、だよ・・・」
「後藤も、よっすぃ〜・・・だいすき・・・」

吉澤は、胸への愛撫を続けながら、右手をそっとジャージの中に差し入れると、
這わせた指で、割れ目をそっとなぞってみる。
148 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時46分20秒
後藤のソコがじんわりと濡れているのが、下着越しに微かに確認できた。
指が、後藤の一番感じる突起をとらえ、その部分を何度も丁寧に擦りあげると、
ますますその湿り気は増し、もう下着はビショビショになってしまっている。
149 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時47分01秒
「ぁっ、あん!・・・よっ、すぃ〜・・・はぁ・・・ぁっ・・・もっ、と・・・もっとぉ!」
「ごっちん、下着、もう脱ご?」
「ゃ、あんっ!・・・ぁっ・・・よっすぃ〜、も・・・よっすぃ〜もぉ!」
「・・・ん?」

吉澤のTシャツの裾をしきりに引っ張る後藤、どうやら吉澤も服を脱げ、と
言いたいらしい。

「ウチ、も・・・脱げってこと?」
150 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時47分46秒
うんうんと何度も首を頷かせる後藤、その仕草がかわいくて、吉澤も自分の服を
一気に脱ぎ捨てると、一糸纏わぬ姿で、後藤の身体をきつく抱き締めた。
直に触れ合う、肌と肌、吉澤は初めて味わうその感覚に、しばし酔いしれた後、
後藤の下着を脱がせると、その足を大きく開かせて、ソコをゆっくりと覗き込む。
151 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時48分46秒
「ゃっ、あんまり・・・見ないで・・・」
「なんで?すっごいカワイイよ・・・ごっちんのココ、もっとよく見せてよ」

初めて間近で見る、女の子のソレに吉澤は逸る気持ちを抑えきれずに、
そっと舌を伸ばして丁寧に舐め出した。
152 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時49分34秒
「ぁんっ!・・・ゃっ・・・・あっ・・・・だ、め・・・汚いよ・・・ねぇ・・・・」
「ごっちんが、汚くないって言ったんだよ?好きな人のは汚くなんかない、って」

その割れ目に沿って、何度も何度も繰り返し舐めあげる。
舌が突起に触れる度、後藤の身体がビクンッと跳ね上がった。
153 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時50分27秒
(ごっちん・・・感じてくれてるの・・・?)

その突起を口に含み、舌で転がすように舐めあげていくと、耐え難いほどの
快感が後藤を襲い、思わず腰をくねらせるが、太股を、腕でしっかりと押さえ
つけられているため、逃れられない。
154 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時51分32秒
「・・・ぁっ・・・あん!・・・もう・・・おかしく、なっちゃう・・・よ・・・よっすぃ〜、きて?」

吉澤は、舌で突起を弄ったまま、そっと右手の中指を、後藤の中に沈めた。
白く長い指が、後藤の中で優しく動き回る。

「あっ・・・ゃ・・・はぁ・・・・んっ・・・・もっとぉ・・・よっすぃ・・・もっとぉ・・・」
155 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時52分25秒
我慢できずに、指の動きに合わせ、自ら激しく腰を振り始めた後藤を見て、
吉澤は人差し指も後藤の中に入れ、2本の指で激しく後藤の中を突いてやる。
グチュッ、グチュッと卑猥な音が部屋中に響き、その音が2人の理性を狂わせ、
より一層、その行為を激しいものにしていった。
156 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時53分02秒
「ごっちん、ねぇ・・・感じてる?気持ちいい?ねぇ・・・ごっちん・・・」
「んんっ、ぁっ・・・・はぁ・・・・あんっ・・・・ゃ・・・きも、ち・・・いい、よ・・・」
「好き、だよ・・・大好きだよ、ごっちん・・・ねぇ、大好き、だよ?」
「も・・・だ、め・・・・・あんっ!ぁ、あ・・・・ゃ・・・もう、ねぇ・・・もうイっちゃう・・・よ」
157 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時54分04秒
吉澤は、後藤の中の指を内壁に擦り付けるように何度も何度も出し入れする。
すると、指がキュッキュッと締め付けられる感覚を覚えた。

「あっ、あん・・・あっ・・・・んっんっ・・・・んんっ!!!!」
158 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時54分46秒
一際大きな喘ぎ声の後、後藤の身体から力が抜け落ち、その場に崩れた。
吉澤は、そっと後藤の中から指を抜き、後藤を感じさせてあげることができた、
という証が止めどなく溢れ出て、零れ落ちていくのを嬉しそうに見つめた。
159 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時55分47秒
(ぇっ?嘘!?ごっちん・・・)

その液体を目にした吉澤は、驚いて後藤の顔を覗き込んだ。

「ごっちん・・・初めて、だったの?」

まだぐったりと倒れ込んだままの後藤は、吉澤にしっかりと抱きついてきた。
160 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時57分30秒
「後藤、よっすぃ〜が、初めてだよ?そんな、驚くこと、ないじゃんか」
「だって・・・なんか、ウチのこと抱いたときのごっちん、慣れてたしさ・・・」
「慣れてなんか、ないよ?後藤、よっすぃ〜に感じてもらいたくて、頑張ったんだ」
「ごっちん・・・」
「だから、今日は、よっすぃ〜に後藤の初めて、あげたくてさ。」
「ごっちん・・・ごっちんの初めて・・・嬉しいよ・・・ありがと」

2人は、微笑み合い、どちらからともなく唇を重ねた。
161 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時58分28秒
「さてと・・・今度は、約束通り、好きなだけ、よっすぃ〜のこと抱いてあげるよ」
「ぇ?え??今から???」
「当たり前じゃん、今日は朝まで寝かさないから、ね♪」
「ちょ・・・ちょっと、ごっちん待って!待って!!ホラ、家の人!バレちゃうよ?!」

すっかり忘れていたが、そういえば今日は後藤の家族が家にいたはず。
162 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時59分08秒
「アハッ、よっすぃ〜、今更、何言ってんのぉ?家には、誰もいないよ」
「えっ?だって・・・ご飯のとき、皆いたじゃん」
「明日、日曜日じゃん?ご飯の後、皆は親戚の家に泊まりに行ったんだよ。
 後藤は明日、仕事だから残ったんだ、よっすぃ〜も来てるしね」
163 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)20時59分50秒
「ま、そんなことは、もうどうでもいいじゃん!さぁ、よっすぃ〜、後藤がいっぱい
 気持ちよくしてあげるからねぇ!やっぱ後藤はこっちのが好きだぁ〜」
「ちょ、ちょ、ちょ・・・ごっち〜〜〜ん!!!!」
164 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)21時00分27秒
「よっすぃ〜・・・シたく、ないの?」
「・・・シたい」
「じゃ、遠慮なく、いっただっきま〜す♪」
165 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)21時01分01秒


                     □

166 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)21時01分36秒
「おっはようございまーす!!」
「・・・おはよう・・・ございます・・・」

次の日、仲良く手を繋いで、楽屋に入ってきた2人。
しかし、元気いっぱいの後藤に対して、精気を吸い取られたかのような吉澤。
167 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)21時02分24秒
「おぃおぃ、そこのバカップル〜!お前らほどほどにしておけよ?」
「ホラ、矢口!覚えたての中学生なんて猿みたいなもん、ってよくいうじゃん?」
「むぅ・・・、市井ちゃんもやぐっつぁんも、自分たちのこと棚にあげちゃってさ」

市井と矢口に絡まれ、負けじと言い返す後藤の横で、今日も真っ赤になって
俯くだけの吉澤。
168 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)21時03分23秒
「で、昨日は、いったい何回やったのさ?」
「・・・朝まで、ずっと♪」
「「アホかっ!!」」

さすがに、自分の愛弟子(?)である吉澤の身体が心配になった矢口は、
吉澤に歩み寄ると、優しく、声を掛けた。
169 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)21時04分18秒
「よっすぃ〜?ごっつぁんみたいな体力馬鹿に付き合ってたら身体いくつあっても
 足りないからね?嫌なときはちゃんと嫌っていうことも大事だからな?」
「ぃえ、ぁの・・・吉澤は・・・いや、じゃないんで・・・全然・・・大丈夫、です・・・」
「ん〜〜っ、よっすぃ〜、かぁ〜わいいっ!大好きだぞぉ〜♪」
170 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)21時06分04秒
今にも押し倒さんばかりの勢いで、吉澤に抱きつく後藤。
抱きつかれた吉澤も、嬉しそうに後藤を抱き締め返している。
馬鹿弟子達を前に、教育係であるはずの2人ですら開いた口がふさがらない。
付き合って数日で、グループ内一のバカップルの座を欲しいままにした
後藤と吉澤・・・この2人、これから、どんな騒動を巻き起こしてくれるのやら。
171 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)21時06分45秒





・・・それもまた、神のみぞ知る。



・・・続く(まだやんのかい)
172 名前:−神のみぞ、知る(2)− 投稿日:2003年02月18日(火)21時08分17秒
終了です。

>>138 名無し読者様
レス、ありがとうございます。
ごっちんの策略・・・結局何だか消化不良のまま
変に終わらせてしまったような気が(反省)

>>139 名無し読者様
レス、ありがとうございます。
自分的には、よっすぃは絶対受けのほうが萌え派です!
今後もこのシリーズを書くとしたら、これからはずっとよすぃ受けです(w
173 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月18日(火)22時59分31秒
誘い受け萌えましたぁ。なんか勝手にリクしちゃってこんな早く続編が見れるなんて嬉しいです。
ありがとうございました。バカップル最高っす!
174 名前:のん 投稿日:2003年02月19日(水)17時50分33秒
最高です!はじめて読ませてもらいましたが
もう完璧にはまっちゃいました!
受けのよしこが萌え♪です。

これからも頑張ってください!
175 名前:サク 投稿日:2003年02月20日(木)08時07分09秒
>>173 名無し読者様
レス、ありがとうございます。
うまく書ききれるかわかりませんが、またこんなの見たい!とかあったら
どんどん言ってください♪
ここのよしごまはバカップル街道をひたすら走り続けます(w

>>174 のん様
レス&有難いお言葉ありがとうございます。
よすぃ受けが好きなんで、たとえ攻めでも精神的にはよすぃは受けで(w
このシリーズはもうちょっと続きそうなんで、これからもよろしくです。
176 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)08時09分32秒
「おっはようございまーす!!」
「・・・おはよう・・・ございます・・・」

朝から、仲良く手を繋いで楽屋に現れた後藤と吉澤。
ろくに話をしたこともなかったはずの2人が、数日前にホテルで同室になって以来
やけに仲がいいようなのだ。
177 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)08時10分11秒
入り口付近で、市井と矢口に捕まり何やら話ている2人を、楽屋の隅に置かれた
パイプ椅子に座り、じっと見つめるメンバーがいた。

「おはよ、石川!」
「や、保田さん!?おはよう、ございます」
「・・・どうした?ボーっとしちゃって」
178 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)08時11分17秒
数日前までは、楽屋にいるときは4期の4人で固まっていることが多かったため、
年齢が近く、特に仲のよかった吉澤が、後藤と行動を共にするようになってから
石川は一人で時間を持て余すようになっていた。
そんな時、いつも気を使って話しかけてきてくれるのは、決まって教育係でもある
保田圭だった。
179 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)08時11分51秒
「ぃえ、ただ・・・あの2人、急に仲良くなったなぁって思って」

保田が、石川の視線の先に目をやると、今にも吉澤を押し倒さんばかりの勢いで
抱きついている後藤と、嬉しそうな笑顔で後藤を抱き締め返している吉澤がいた。
180 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)08時12分21秒
「あぁ、あの2人ね・・・付き合ってるらしいわよ?」
「付き合ってる・・・ってどういう意味、ですか?」
「つまり、恋人同士ってことよ」
「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?」

ただでさえ甲高い石川の声が、超音波のごとく楽屋中に響き渡る。
181 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)08時13分00秒
「ちょ、あんた、うるさいわよ!!」
「ご、ごめんなさい・・・って、ひとみちゃんと後藤さん、女の子同士ですよ?」

もっともな石川の疑問に、保田はさも当たり前のように答えた。

「モーニング娘。内では、そんなの珍しくもなんともないわよ?
 矢口と紗耶香も付き合ってるし、ついでに言えば、裕ちゃんとなっちもね」
「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?」
「ちょ、だから、あんたうるさいって!!」
182 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)08時13分39秒
「圭ちゃ〜ん!」
「梨華ちゃ〜ん!」

今まさに話題の渦中にあった後藤と吉澤が、仲良く手を繋いで2人のほうへと
やってきた。
183 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)08時14分18秒
「どした?・・・ってか、あんたら朝から仲いいわね」
「エヘヘ〜ッ♪あんねー、明日ってさぁ、久々のオフじゃん?圭ちゃんと石川さんは、
 なんか用事とかあるのかなぁ?ってぇ」
「何よ、明日、なんかあるの?」
184 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)08時15分03秒
「明日、吉澤とごっちんと矢口さんと市井さんとで遊園地に行くんですよ!
 で、保田さんと梨華ちゃんも、もし用事とかないなら一緒にどうかなぁ〜って」
「市井ちゃんたちがぁ、圭ちゃんたちにも聞いて来いって、言ったのぉ」

(あいつら、またなんか企んでるわね)
185 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)18時51分38秒
吉澤のことが気になっていた後藤と、石川のことが気になっていた保田。
そんな2人を見て、先日ホテルの部屋割りに裏工作をした市井と矢口。
それをきっかけに、吉澤と付き合いだした後藤をよそに、なんら進展のなかった
保田と石川をなんとかしようと、またくだらない作戦を考えついたに違いない。
186 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)18時52分23秒
「今日って、日曜日よね?明日は、あんたたち学校あるんじゃないの?」

たしかに、明日は平日である。
いくら1日オフとはいえ、中学生である後藤と吉澤には学校があるはずだ。

「市井ちゃんがね、明日は学校、サボっていいって言ったの」

あまりにも、あっけらかんとそう答える後藤と、その隣でうんうんと頷いている吉澤。
187 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)18時53分22秒
「はぁ?いったい何考えてるのよ、あんたたちも紗耶香も!」

いくら、学校と仕事の両立で、普段は遊びに行くことすらままならない身とはいえ
平日、学校をサボってまで遊園地に連れて行くなんて、許されることではない。
188 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)18時54分08秒
「・・・あのね、市井ちゃん、もうすぐ卒業しちゃうでしょ?だから・・・最後に皆とね、
 楽しい思い出を作りたいって・・・」

それだけ言うと、途端に淋しそうな表情になり、目を潤ませ、俯いてしまった後藤。
隣の吉澤は、心配そうに顔を覗き込み、後藤の頭を撫でてやっている。
189 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)18時55分01秒
そう、間近に迫った初めての武道館コンサートで、市井紗耶香はモーニング娘。を
卒業することになったのだ。
後藤にとっては、加入直後から教育係として、何かと面倒を見てくれたり、時には
厳しく叱り付けてくれたりと、まるで妹のようにかわいがってくれた”お姉ちゃん”
そして、保田にとっては────
190 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)18時56分28秒
同じ2期メンバーとして、モーニング娘。に加入以来、矢口も含めた同期3人で
多くの苦楽を共にし、一緒に成長してきた”親友”であり”戦友”である。
その市井が、卒業前最後のオフを一緒に過ごしたいと言ってくれたことが、保田には
素直に嬉しく思えた。

「そっか・・・そうよね、うん!わかった。明日はわたしも参加するわ。
 ・・・石川は、どうする?せっかくのオフだし、無理して参加しなくてもいいわよ?」
191 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)18時57分28秒
後藤と付き合っているという吉澤はともかく、なぜ自分までもが誘われるのか、甚だ
不思議で仕方のない石川ではあったが、この場でこの誘いを断るのは、せっかくの
いい雰囲気に、水をさすことにもなりかねない。

「えっと、明日は用事もないので、石川も参加します」
192 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)18時58分28秒
「そっか、じゃ、圭ちゃんも石川さんも参加するってことでいいんだね?
 あ、そうそう遊園地の後、皆でお泊まり会だからさ、お泊りの用意忘れないでね♪」

そう言うと、一瞬ニヤリと意味ありげに笑った後藤の表情を、保田は見逃さなかった。

(こいつら・・・やっぱり、絶対何か企んでるわ・・・)
193 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)18時59分26秒
「なんでお泊りなのよ!ってか、あんたら明後日も学校サボルつもりなわけ?」
「だって・・・市井ちゃんがさ、最後に、皆で夜通し語り合いたいって言うから、さ・・・」

またまた、途端に泣きそうな表情を作る、後藤。
間違いない、きっとこいつらはまた、何か良からぬことを考えているのだ。
そう保田は確信しつつも、実際、市井とそんな風に過ごせるのもこれが最後かも、
というのもまた事実であることに違いはないと思い、気づかぬフリをすることにした。
194 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)19時00分25秒
「わかったわよ、で、どうしたらいいわけ?」
「えへへ〜、あのね、泊まるところは市井ちゃんたちが手配してくれるんだって。
 時間とか詳しいことは、後で市井ちゃんたちに聞いて!」

そう言うと、後藤と吉澤は、また仲良く手を繋いで、行ってしまった。
195 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)23時55分02秒
「遊園地かぁ、なんだか久しぶりだわ・・・石川?本当にあんた参加でいいわけ?」
「はぁ・・・でも、なんで、石川誘われたんでしょうか?」

同期の吉澤がいるとはいえ、一緒に行くのは、市井に矢口に後藤である。
石川が、ほとんど話をしたことすらないはずの、そのメンツで行くというのだから、
自分が誘われたことに、疑問を抱くのは当然のことだ。

石川は、市井たちの企みはもちろん、保田の気持ちにも気づいていないのだから。
196 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)23時55分58秒
「そうよねぇ・・・ま、もし行くのやめるなら、今のうちよ?わたしから言っとくからさ」
「いえ、でもせっかくのチャンスなんで、先輩達と色々話してみたいです」
「そっか、でも大丈夫?あいつら、相当のバカップルらしいわよ?」
「ぅ〜ん・・・保田さんも一緒だし、きっと大丈夫ですよ!」
197 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)23時56分37秒
”保田さんも一緒だし”────
石川には他意はない、ということは、わかってはいたが、それでもその言葉は、
嬉しい響きを放ち、そう言って笑顔を見せた石川を、やっぱりこの子かわいいわね、
なんて思ってしまった保田であった。
198 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)23時57分27秒


                        □


 
199 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)23時58分32秒
「お、後藤たち戻ってきたぞ!あの様子なら、きっとOKだよな」
「さすが、ごっつぁん・・・おいらたちだったら絶対ボロ出して、怪しまれちゃうもんなぁ」

後藤と吉澤が、仲良く手を繋いで保田たちのもとから戻ってきた。

「市井ちゃ〜ん、やぐっつぁ〜ん!OKだったよぉ」
「そっか、そっか、よくやった!えらいぞ、後藤!この市井が、褒めて差し上げよう」
200 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月20日(木)23時59分08秒
「エヘヘッ♪約束通り、後藤とよっすぃ〜の分は市井ちゃんたちが奢ってよねぇ」
「う〜ん、まぁ、約束だしな・・・お前らの旅費は、全部市井たちが出してやるよ」
「やったぁ〜!!!よっすぃ〜、楽しみだねぇ!お風呂、一緒に入ろうねぇ!」
「うんっ!ごっちん、絶対だよ!」

もはや遊園地ではなく、その後のお泊りを楽しみにしている後藤と吉澤であった。
201 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月21日(金)00時00分38秒


                        □

 
202 名前:サク 投稿日:2003年02月21日(金)00時29分29秒
第3話、少しだけ更新しました。
今回は、第1話でちょこっと触れた保石のその後を・・・って
いいつつバカップルよしごまも活躍してくれると思います(たぶん)

( ´ Д`)<一緒にお風呂、入ろうねぇ

(0^〜^)<うんっ!

一応、第3話は、第2話の最後によしごまが楽屋に入ってきた
ところからつながってます。
203 名前:173の名無し 投稿日:2003年02月21日(金)12時51分17秒
第3話読ませて頂きました。
市矢と吉後のバカップルぶり最高です。もちろん吉後が一番ですけどね。
これから何を企んでいるのか…。
バカップル街道をつっぱしり続けてくださいね(^O^)/楽しみにしてます。
204 名前:のん 投稿日:2003年02月21日(金)16時37分14秒
おぉ、もう3話が更新されている・・・・・(嬉)
吉後はもちろんの事、市矢も大好きな私なので
とてもとても楽しみであります。はい。
楽しみにしてます。頑張ってください!!
(書き込みとかするの初めてなものでなんだかぎこちなくてすみません)
205 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時01分41秒
「ちょっとぉ、遊園地に行くのになんでこんな早い時間に集合なのよ!」

待ち合わせの場所にやってくるなり、保田は市井に文句を言いはじめる。
それもそのはず、今はまだ朝の7時前なのだ。
206 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時02分24秒
昨夜、帰宅途中に市井から送られてきたメール。

━━━━━━━━━━
[F] 市井 紗耶香
[D] 2000/05/XX 20:02
[S] 明日の集合時間!
 ────────
7時に新宿駅集合。
遅刻厳禁!!

- - - - - END - - - - -

━━━━━━━━━━
207 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時03分18秒
「電車が7時20分発の特急列車なんだよ、これ逃すと10時15分までないんだ」
「特急って、紗耶香・・・あんた、どこまで行くつもりよ!」
「ま、そんな遠いところじゃないよ、電車で1時間半ってとこかな?」
「十分遠いじゃない!遊びに行くっていうより、それじゃ旅行よ!旅行!」
「だから、お泊りだって言ったじゃ〜ん」
208 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時04分08秒
軽く言い合いをしている2人の横でオロオロする石川とは対照的に、なぜか
そんな2人の言い合いを楽しそうに見ている矢口。

「や、矢口さーん・・・止めなくていいんですか?あの2人・・・」
「いいの、いいの、いつものことだから!それに・・・2人のアフォなやり取りもさ、
 もうすぐ紗耶香が卒業したら、見れなくなっちゃうんだよな・・・」
「矢口さん・・・」
209 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時04分49秒
市井が卒業したら、このメンツで集まることはそうはなくなるだろう。
今日の出来事、ひとつひとつ全部大切な思い出にしよう、と矢口は思っていた。

「それにしてもさ、ごっつぁんとよっすぃ〜、まだかな?」
「そうですね・・・ぁ、ひとみちゃんが来ましたよ!」
210 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時05分32秒
黒いパーカーにオーバーオール、帽子を目深に被った吉澤が4人のもとへと
走ってくるのが遠くに見えた。

「遅くなってすみませんっ!!!」

到着早々、体育会系らしく律儀に4人に向かって頭を下げる吉澤。
211 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時06分09秒
「いいわよ、吉澤は家遠いんだししょうがないわ、それにまだギリギリ7時前よ」

先輩より遅く来てしまったことに罪悪感を感じて萎縮してしまっている吉澤に
保田が優しく声をかけた。
212 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時06分41秒
「そうそう、気にすんな!後藤なんて、まだきてないぞ、都内に住んでるくせに」
「本当だよな、ごっつぁんが多分一番近いんじゃないか?この中で」
「・・・ご、ごめんなさい!!」

なぜか後藤の変わりに謝ってしまう、彼女思いの吉澤。
213 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時07分16秒
「おっはよー!ごめぇーん、後藤、旅行が楽しみで興奮しすぎて寝坊しちゃった」
「おっせーよ、後藤!遅刻はするなって、いつも言ってるだろ?!」
「あー、市井ちゃん、もうお説教はいいよ、今日は仕事じゃないんだからさぁ」

遅刻したというのに、悪びれもせずそう言ってのける後藤、大物である。
214 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時07分51秒
「「「・・・っていうか、お前らペアルックかよ!!」」」

後藤の姿を見た途端、先輩3人がいっせいに突っ込みを入れた。
それもそのはず、後藤は白いパーカーにオーバーオール姿でやって来たのだ。
215 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時08分26秒
「バックもお揃いなんだぁ♪昨日、仕事の帰りに2人で買ったのぉ」

そう言って背負っているリュックを自慢気に見せる後藤。
大人っぽく見えてもまだ中学生の後藤と吉澤、メンバーだけで旅行に行くのが
相当嬉しかったらしく、仕事の疲れも忘れ 、あれこれ買い物に行ったようだ。
216 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時09分02秒
「クスッ・・・後藤さんって、なんか子供みたいでカワイイ。
 わたし、後藤さんって、もっと大人っぽいクールな感じの人だと思ってました」

皆のやりとりを見ていた石川が、まるで遠足の日の小学生並みの後藤の
言動に思わず笑みをもらす。
217 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時09分34秒
「んぁ?後藤は子供だよー、まだ14歳のピチピチ中学生ですもの♪
 ぁ、そだ!石川さん、敬語使わなくていいよ、後藤の方が年下なんだしさ!」
「ぇ、でも先輩だし・・・」
「いいって!あっ、後藤もよっすぃ〜みたく、梨華ちゃんって呼んでいいかな?
 後藤のことは、ごっちんでいいからさ、仲良くしようね!」
「うん!よろしくね、ごっちん」
「よろしく、梨華ちゃん♪」

そう言って、握手を交わす後藤と石川を不機嫌そうな顔つきで見つめる吉澤。
218 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時10分20秒
「・・・ごっちんっ!!」

吉澤は、後藤の腕を引っ張ると、自分の方へと引き寄せ、抱き締めた。

そんな突然の行動に、後藤はニヤリと笑いながら、吉澤の顔を覗き込む。

「よっすぃ〜、もしかして妬いてる?」
「そ、そんなんじゃないもん・・・」

といいつつ、真っ赤な顔で俯く吉澤、図星だったようである。
219 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時10分56秒
「かぁ〜わいい、よっすぃ〜♪」
「ちがうもん!妬いてなんかないもん!ごっちんなんて、きらいだぁ・・・」
「イヒヒッ、後藤はよっすぃ〜のこと、大好きですぞぉ〜!」

後藤はそう言うと、吉澤を抱き締め返し、唇を重ねようと顔を近づけた。

「「「いいかげんにしろや!このバカップルめっ!!」」」
220 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時11分42秒


                      □

 
221 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時12分17秒
なんやかんやで、朝っぱらから後藤と吉澤のバカップルぶりを見せ付けられ
もう少しで予定の特急列車に乗り遅れるところだった御一行。
皆が揃う前に、気を利かせて切符を購入しておいてくれた市井のおかげで
なんとか無事間に合い、今は列車に揺られている。
222 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時12分59秒
3人がけの座席を2つ陣取り向かい合わせにし、一方には、矢口・市井・保田、
もう一方には、後藤・吉澤・石川というふうに並んで座わることにした。
先程のやりとりで、すっかり緊張のとけた石川は、吉澤と後藤と3人で仲良く
おしゃべりを楽しんでいる様子だ。
223 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時13分34秒
「あ、そうだ!紗耶香、切符の代金忘れないうちに払っとくわ」

保田の言葉に、石川も財布を取り出そうとしてバックに手を掛けた。

「あぁ、後で宿代とかチケット代とかも全部まとめて請求するから今はいいよ。
 それと、石川は払わなくていいよ、石川の分も圭ちゃんに請求するからさ!」

市井はそう言うと、保田の顔を見て、ニヤリと笑った。
224 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時14分29秒
「ちょ、なんでわたしが石川の分も払うのよ!」
「だってさ、後藤の分は市井が払ってるし、吉澤の分は矢口が払ってるんだ。
 石川の分は圭ちゃんが払ってやるのは当然だろ?」
「はっ?なんであんたらが後藤や吉澤の分まで払ってやってるわけ?」

それは、保田と石川をこの旅に誘い出すことに成功した報酬だ・・・とは、
口が滑っても今は言えない。
225 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時15分16秒
「ま、いいじゃん!かわいい弟子たちに、たまにはサービスしてやんなきゃな」
「なーんか、怪しいわねぇ・・・」
「あの、わたし自分で払いますから・・・保田さんに、悪いですし」

市井と保田のやり取りを見ていた石川が、耐え切れなくなって口を挟んできた。
226 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時15分51秒
特急列車で1時間半の距離、しかも遊園地のチケットや宿代なども含めると
結構な額になるはずだ、理由もなく奢ってもらうにはちょっと気が引ける。
227 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時16分37秒
「・・・いいわ、石川・・・あいつらは奢りで、石川にだけ払わせたりなんかしたら、
 後々ずっと、わたしが悪者にされるわ!」
「で、でも・・・」
「まぁ、たまにはあんたも甘えなさい!わたしはあんたの教育係なんだから」

保田の言葉に、なんとなく石川は嬉しさを感じ、ここは素直に甘えることにした。
228 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時17分31秒
「ありがとうございます・・・保田さん!」
「いいわよ、このくらい・・・ところで、紗耶香!もうすぐ、卒業しちゃうのよねぇ」

なんだか照れくさくなって、急に話題を変えようとする保田。
だが、保田の言葉に一気にその場は静まり返った。
229 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時18分20秒
「・・・市井ちゃん、本当に卒業しちゃうの?後藤、寂しいよぉ・・・」

涙目でそう言う後藤に、明るく声を掛け宥めたのは、意外にも矢口だった。

「ごっつぁん?紗耶香はさ、自分の夢を叶えるために卒業するんだぞ?
 悲しんでなんかいないで、おいらたちが応援してやらなくてどうする!?」
230 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月23日(日)04時19分04秒
「やぐっつぁんは、寂しくないの?だって、2人は恋人同士でしょ?
 後藤だったら、今よっすぃ〜と離れ離れになったら寂しくて死んじゃう!」
「ごっちん・・・ウチも・・・」

そう言って、隣同士に座っている後藤と吉澤はお互いの手をとると、握った
その手にギュっと力を込めた。
231 名前:サク 投稿日:2003年02月23日(日)04時20分10秒
少しですが、更新しました。
なんか一話、二話までと全然話の雰囲気違うし、
話も全然進んでないYO!(;0^〜^)
旅館どころか、遊園地にすら辿り着けなかったし(w
232 名前:サク 投稿日:2003年02月23日(日)04時21分22秒
>>203 名無し様
またまたレスありがとうございます。
吉後=バカップル丸出しの新婚さん
市矢=仲人が趣味の世話好き仲良し熟年夫婦
保石=お見合いの席の初々しい2人
ってな感じのイメージで(w

>>204 のん様
レスありがとうございます!
更新はなるべく早め早めでしていくつもりです。
一話、二話よりは市矢も活躍してくれると思います(たぶん)
233 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月23日(日)12時45分07秒

234 名前:のん 投稿日:2003年02月24日(月)17時05分40秒
よしごまのバカップルぶり・・・・最高っす(^-^)
梨華ちゃんに妬いたよっすぃ〜がまたイイ!!
ごっちんの「寂しくて死んじゃう!」も萌えます♪
続きを心待ちにしております!
235 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)02時50分24秒
少しの沈黙の後、口を開いたのは、矢口だった。

「・・・おいらだって、本当は紗耶香にずっと、傍にいて欲しいよ。
 最初はさ、なんで辞めちゃうのか、すごいフシギだった・・でも、いっぱい2人で
 色々な話したんだ。これからの話や紗耶香の夢のこと・・・そしたらさ、認めて
 あげなきゃって思った。本当はすごく嫌だけど、寂しいけど・・・それが紗耶香の
 ・・・おいらの好きな人の、夢だから・・・」

目にいっぱいの涙を溜めて、それでも精一杯の笑顔でそう言った矢口の手を、
市井はそっと優しく握りしめていた。
236 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)02時51分39秒
「好きなのに、離れなきゃ行けないの?後藤はわかんない!わかんないよ!」
「ごっつぁんもさ、もう少し大人になったら、きっとわかるよ」
「だったら後藤、大人になんてなりたくない・・・大人になんてなりたくないよ・・・」

ついに泣き出してしまった後藤に、掛ける言葉が見つからず、ただただ心配
そうに後藤のことを見つめる吉澤の目にもまた、涙が浮かんでいる。
237 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)02時52分34秒
「あー、もう止め止め!せっかくの旅行なんだからさ、今日は楽しく行こうよ!」
「そうよ、紗耶香の言う通り!ほら、後藤も吉澤も暗くなんなるんじゃないわよ!」

なんとかこの場の雰囲気を変えようと、努めて明るく振舞う市井と保田。
238 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)02時53分45秒
”グゥ”

そんな湿っぽい雰囲気の中、おおよそ場違いな音が響いた。
その音の先には・・・顔を真っ赤にした石川がいた。

「ご、ごめんなさい!あの、わたし今日朝ごはん食べてなくて・・・」
「プッ・・・アハハハハハッ!!梨華ちゃん、緊張感なさすぎだよぉ!
 そだ、後藤、お弁当作ってきたんだ!朝ごはんにしよっか?・・・アハハハッ」
「ごっちん・・・なにもそんなに笑わなくてもいいじゃない・・・」
「だってさ、梨華ちゃん、グゥって、グゥって・・・アハハハハハッ」
239 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)02時54分39秒
一瞬にして、その雰囲気が変わったのを見て市井は少しホッとして、おどけた
口調で、話に加わる。

「お〜い、後藤!お前遅刻してきたのに、お弁当は作ってきたのかよ〜」
「だって、市井ちゃんがメールしてきたんじゃん!皆のお弁当作ってこいって」
「まぁ、そうだけどさ、寝坊したなら作ってきてないと思ってたよ」
「後藤、一生懸命作ってて遅刻しちゃったっていうのにさ、市井ちゃん怒るしさ、
 市井ちゃんは食べちゃダメェ!!」
「そ、そんなぁ〜」
240 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)02時55分14秒
やっといつもの調子が戻ってきたところで、保田と矢口も悪戯っぽく話しに乗る。

「ちょっと、紗耶香ぁ、なんで後藤に皆の分のお弁当任せたのよ」
「あっ、そうだよな!おいらだってお弁当くらい作れるぞっ!!」
「いや、だってさぁ・・・後藤の料理が一番うまいだろ、どう考えても」
「「紗耶香!!」」
241 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)02時55分50秒
3人のやり取りをよそに、さっさとバックからお弁当を取り出し広げる後藤。
後藤の作ってきたお弁当を前に、目を輝かせる吉澤。

「すっげー!超うまそうじゃん、ごっちん天才!」
「エヘヘッ、後藤さ、よっすぃ〜に手料理食べてもらうのって初めてだからさ、
 ハリキっていっぱい作ってきたんだよ!はぃ、あ〜んして?」
「あ〜ん」
「・・・よっすぃ〜、どう?おいしい?」
「うんめーっ!!!!」
242 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)02時56分36秒
バカップルは放っておいて、それぞれにお弁当を食べ始めるメンバーたち。

「あっ、でも本当においしいわね、コレ」
「だろ?だろ?だから、市井は後藤にだな・・・」
「紗耶香っ!・・・でも、本当うまいよな。ごっつぁんは、いい奥さんになるよ」
「ごっちんって、かわいくて、歌もダンスもうまくて、その上料理まで上手なんて、
 なんか羨ましいなぁ・・・わたしも少しは見習わなきゃ」
243 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)02時57分20秒
口々に、後藤の弁当を褒める面々を前に、少し照れくさそうにしていながらも、
まんざらでもなさそうな後藤と、またも不機嫌になる吉澤。

「どしたの、よっすぃ〜?お弁当、やっぱおいしくない?」
「違う・・・ごっちんがさ、誰かの奥さんになるって想像したらさ・・・」
244 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)02時58分31秒
どうやら矢口の言った”いい奥さんになるよ”という言葉が元凶らしい。
後藤は、些細なことでもこうやって気にしてしまう吉澤が、かわいくて仕方ない。
それだけ自分のことを思っていてくれている、と確認できるからだ。
245 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)02時59分11秒
「あのさ、後藤は誰の奥さんにもならないよ?だって後藤さ、大人になったら
 よっすぃ〜をお嫁さんにもらうんだもん!よっすぃ〜が後藤の奥さんだよ!」
「ごっちん、本当?本当に、お嫁さんにしてくれるの??」
「エヘヘッ、当たり前じゃん!これ、プロポーズだぞぉ♪」
「ごっち〜ん、大好き!!」
246 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)03時00分04秒
「ねー、あんた達さぁ・・・女同士じゃ結婚できないわよ?」
「あ、そういえばそうですよね」

空気を読めない、師弟コンビがせっかく機嫌を直した吉澤をまた落ち込ませる。
247 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)03時01分59秒
「あのさぁ、それってホウリツ上ではってことでしょ?後藤は、別に誰に認めて
 貰わなくたっていいもん。紙切れ一枚の約束なんて嘘っぱちだよ、ちゃんと
 籍入れれたって別れちゃう人、いっぱいいるじゃん。そんなのなくたってさ、
 後藤は一生よっすぃ〜と一緒にいるって約束、守れる自信、あるもん!」
248 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)03時02分37秒
自分の不用意な一言から、少し吉澤を傷つけてしまったようではあったが、
矢口は、そこまで後藤に想ってもらえる吉澤のことを、羨ましいと思った。
249 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)03時03分25秒
そして市井も、素直に自分の気持ちを相手にぶつけられる後藤を羨ましいと
思ったが、少し複雑な思いがした。
もし、自分が後藤の立場だったとしたら、矢口に対して今の後藤のような言葉を
言ってあげることができたんだろうか?いや、きっとできない。
250 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)03時04分03秒
そして保田もまた、後藤を羨ましく思っていた。
たった一度、ホテルで同室になった翌日、吉澤と付き合い始めていた後藤。
同じように、密かに気になっていた石川と同室になりながらも、なんの行動も
起こせなかった自分。
251 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)03時05分59秒
純粋な想いを真っ直ぐに相手にぶつけられるほど、矢口も、市井も、保田も、
もう子供ではないのだ。いや、気づかぬうちに、子供ではなくなっていたのだ。
芸能界に入り、たくさんのことを経験した。たくさんの現実を目の当たりにした。
そしていつの間にか、大人になってしまった自分達に今更ながら気づかされる。

どうか、この純粋な子が傷つくことなく、このままでいられますように────
252 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)03時07分32秒
「結婚したら一緒に住めるんだよねぇ!そしたら毎晩よっすぃ〜と・・・ムフフッ、
 あー、後藤早く大人になりたいなぁ〜♪」
「ごっちん、ウチも早く大人になって、ごっちんと一緒に住みたい!」
253 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)03時08分24秒
「「「・・・・」」」

3人は、一瞬でも後藤のことを羨ましいと思ってしまった自分を悔やんだ。
254 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月25日(火)03時10分17秒


                       □

 
255 名前:サク 投稿日:2003年02月25日(火)03時19分32秒
本日も少しだけ更新。
電車の中編は、やっとここで終わりです。
次回、やっと遊園地編(もしかしたらサラっと流すかも)
次々回、旅館編って感じで・・・3話は前振りが長くなってしまった(汗)
旅館ではやっと、よしごまがやらかします。

(;0^〜^)<えっ?またやるの?

( ´ Д`)<だってこの小説ってたしか、エ(ry

( `.∀´)<ちょっと待ちなさいよ!3話の主役はわたしでしょ!?

・・・どうなる、保石。
256 名前:サク 投稿日:2003年02月25日(火)03時27分45秒
>>234 のん様
毎度のレス、本当にありがとうございます。
感想もらえるのカナリ嬉しかったりしてます♪
これからもよろしくお願いします!
257 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月25日(火)16時00分59秒








258 名前:のん 投稿日:2003年02月25日(火)16時06分07秒
ココのよしごま最高ですね。
更新は早いですし、小説は面白いし♪
バカップル路線まっしぐらなよしごま大好きです!
この後の展開が(特に旅館)に大期待。
圭ちゃん頑張れ!
259 名前:173の名無し 投稿日:2003年02月25日(火)21時24分59秒
バカップル新婚さんのお二人の純粋さが良いですね。
吉子がかわぇぇ〜です。
あと、是非保田さんには頑張ってほしいですね。
遊園地編&旅館編も楽しみに待ってますね〜。
260 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月26日(水)09時32分04秒
メッチャおもろいです
がんばってください
261 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)22時53分47秒
あれからも散々、後藤と吉澤のバカップルぶりを見せつけられ、
電車に揺られること約1時間半、やっと辿り着いた目的の駅。
駅を降りると、目の前に広がる広大な富士山に感動しつつ、
無料バスに乗り込むと、そこから約10分の場所が本日の目的地。
262 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)22時54分31秒
「広ぉ〜い!誰もいなぁ〜い!今日は後藤たちの貸切だね!」

入場早々、吉澤の手を取り、猛スピードで駆け出す後藤。
どうやら後藤は、興奮するとダッシュしたくなる癖があるらしい。
263 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)22時55分17秒
「あっ、パンダだ!パンダ!よっすぃ〜、乗ろ?一緒にあれ、乗ろ!」
「ごっちん、待って!そんなに走ったら危ないよ・・・・あっ!!!」

”ドッス〜ンッ!!”

手を繋いだまま、転んだ後藤に引っ張られ巻き添えをくう吉澤。
264 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)22時55分47秒
「イタタタタ・・・あっ!よっすぃ〜、ごめん!大丈夫?」
「ウチは大丈夫だよ、それよりごっちん、怪我してない?」
「ん、平気・・・ごめんね?」
「いいって!ごっちんが、怪我しなくてよかったよ」

見つめあい、微笑みあう2人。
吉澤は先に立ち上がると、手を差し出し、後藤を抱き起こしてやる。
265 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)22時56分30秒
「おーい!バカップル、大丈夫かぁ?」
「お前ら小学生じゃないんだからさ、ちょっとは落ち着けよ」
「まったく、こいつらは、小学生以下よね」
「ひとみちゃん、ごっちん、大丈夫?怪我してない?」

やっと2人に追いついてきた面々が声を掛ける。
266 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)22時57分08秒
「あっ、ひとみちゃん血が出てるよ」
「え?・・・大丈夫、大丈夫、こんくらい舐めとけば治るから!」

そう言って、手の甲に出来た擦り傷をペロリと舐める吉澤。

「もう!ひとみちゃん、絆創膏貼っておかなきゃダメだよ」

石川は、バックからハート模様のピンクの絆創膏を取り出すと
吉澤の傷口に貼ってやる。
267 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)22時58分07秒
「ありがと!梨華ちゃんって、いかにも女の子〜って感じだよねぇ」
「え〜?・・・そんな褒めたって、何にもでないわよぉ?」
「あ〜、梨華ちゃん、もしかして照れてる?かぁ〜わいい〜〜」
「もぉ!ひとみちゃん、からかわないでよ!」

同期2人のそんな冗談交じりの何気ないやり取りに、おもしろくない
顔をする者が約1名、もちろん後藤である。
268 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)22時58分46秒
「どうせ、女らしくないもん・・・」

ムッとした顔つきで2人のことを睨みつける後藤に、吉澤がニッコリと
微笑みながら、顔を覗き込む。
269 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)22時59分23秒
「・・・ごっちん、もしかして、妬いてくれてるの?」
「そ、そんなんじゃないよ・・・」

といいつつ、真っ赤な顔で俯く後藤、図星だったようである。
270 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時00分01秒
「ごっちん、かわいいねぇ〜♪」
「ちがうよ!妬いてないからね!よっすぃ〜なんて、大ッキラ・・・・・」
「・・・きらい、なの?」

勢いに任せて、大ッキライと言いかける後藤に、
ちょっぴり泣きまねをしてみせる、吉澤。
271 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時00分42秒
「・・・・やっぱ・・・・大、すき・・・・」
「エヘヘッ、ウチもごっちんのこと、大好きだからね!」

先程、どこかで見たようなやり取りに、石川は苦笑い。

「「「あんたら本当、お似合いだわ・・・」」」

そして、ただただ呆れるばかりの、先輩3人であった。
272 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時01分18秒
「ほら!後藤、パンダ乗るんだろ?市井が金出してやるから乗れよ」
「うん!!市井ちゃんたちもアレ乗ったら?」

そう言って、後藤が指差した先には同じような熊と兎の乗り物。
動物の形をした充電式の乗り物で、この遊園地内ならどこへでも
自由に乗って移動してもよいのだ。
273 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時02分09秒
「いや、市井はいいよ・・・そこまで子供じゃない・・・」
「えー?楽しいのに!後藤、今日一日これで移動しようかな?」
「ばか、後藤!これって、3分100円だぞ?いくらかかるんだよ」
「冗談だよ!・・・よっすぃ〜、早く乗ろ?パンダ乗ろ!!」
「うんっ!」
274 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時02分56秒
仲良くパンダの乗り物に跨り、楽しそうにじゃれあっている後藤と吉澤を
羨ましそうに見つめる石川。

「どした、石川?もしかして、あんたも乗りたいとか言わないわよね?」
「い、いえ、そんな!石川はどちらかと言えば、兎ちゃんに・・・」
「・・・乗りたいのね?」
275 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時04分02秒
保田の問に、恥ずかしそうに頷く石川。
4期の中では一応最年長のため、普段はお姉さんぶって年下の面倒を
よく見ていたりする石川だが、そうはいってもやはりまだ15歳である。
仕事の時にはあまり見せない子供っぽい一面にも、やっぱり石川って
かわいいわよね、なんて思ってしまう保田、そろそろ重症だ。
276 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時04分42秒
「わたしがお金出してあげるから、石川も乗んなさいよ、”兎ちゃん”」
「いいんですか!?・・・あのぉ・・・保田さんも、一緒に乗りましょうよ!」
「わたしはいいわよ、さすがにちょっとこの歳でアレはやばいでしょ?」

・・・たしかに。
というより、そもそも幼児向けの乗り物である。
277 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時05分21秒
「そんなことないですよ!せっかく来たんだし、楽しみましょう!」
「そっか、そうよね・・・ぅん、一緒に乗ろうか?」
「ハイッ!」

仲良く兎の乗り物に跨る2人、前に乗った保田の腰に、石川が手を回す。
そして背中には、石川の胸の感触。

(ちょっとぉ、胸が当ってるわよ・・・遊園地って、最高じゃないの!)

気分は、もはやエロおやじの保田である。
278 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時06分18秒
「あー!圭ちゃんと、梨華ちゃんも兎に乗ってる!!」

いち早く気づいた後藤の声に、皆の視線が一斉に2人に注がれる。

「ね、紗耶香!おいらも乗りたい!!一緒に熊乗ろうよ、ね?」
「ぅ、うん!そだね、矢口が乗りたいんなら、しょうがないな、乗ろうか?」

そう言いつつも、嬉しそうな顔を隠しきれない市井。
本当は、自分も最初から乗りたいと思っていたのだが、大人ぶって
後藤をばかにした手前、素直に乗りたいと言えないでいたのだ。
279 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時07分03秒
モーニング娘。のメンバー6人が、パンダや兎や熊の乗り物に乗って
遊園地内を移動する姿は、さながら豪華なパレードのようでもあるが、
平日の遊園地には全く人気がなく、今日は誰も邪魔をする者などいない。
280 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時07分50秒


                      □

 
281 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時08分59秒
その後、絶叫系の乗り物を全て制覇し、あっという間に時間は過ぎる。
6人は、最後に観覧車に乗って楽しい時間を締めくくることにした。
ここの観覧車は、園内を見下ろすことができる山の頂きに設置されており、
その最高点は海抜510mの高さまで上がるというから、富士山も目の前に
見ることができる絶好のロケーションだ。
今は、その観覧車に乗るために、山の上まで続く、動く歩道を歩いている。
282 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時09分47秒
「ねぇねぇ、よっすぃ〜!観覧車乗ったら、頂上で、ちゅーしよっか?」
「いいねぇ!恋人同士といえば、やっぱそれはやらなきゃだよね!」
「あほか、お前ら!それ、テレビの見すぎだから!!」
「なんだよぉ〜、やぐっつぁんだって市井ちゃんとするんでしょ?」
「そりゃ・・・まぁ・・・するだろ、普通」
「「するのかよっ!!」」

アホなやり取りをする3人と、それを楽しそうに笑いながら見ている石川。
283 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時10分42秒
その少し後ろを歩いていた市井は、隣を歩く保田に小声で耳打ちする。

『圭ちゃん、観覧車には2人ずつ乗るからさ、チャンスだよ!』
『はぁ?チャンスって、なにがよ』
『だからさぁ、告白だよ!こ・く・は・く!!』
284 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時11分23秒
「はぁ?ちょっと、何言ってんのよ!!」
「ちょ、ちょっと、圭ちゃん!」

保田の声に、前を歩いていた4人が何事か、とばかりに振り向く。

「や、なんでもないから!」

先に行け、と振り向いた4人を手で追い払う市井。
285 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時13分03秒
「ちょっと、紗耶香!どういうことなのよ」
「圭ちゃん、本当は、何でこの旅行を企画したのか気づいてるんでしょ?」
「まぁ・・・ホテルでのこともあるし、そういうことなんだろうな、とは思ってた」
「・・・市井はさ、メンバーの皆が大好きなんだよ!でもやっぱりその中でも
 同期の仲間と、妹みたいにかわいがってきた後藤は特別なんだ!」

保田は、予想外に真面目に話を切り出してきた市井に面食らいながらも、
ここは大人しく話を聞いておくことにした。
286 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時14分01秒
「後藤はさ、市井に頼りすぎちゃうとこがあっただろ?まだまだ子供だし。
 だからそんな後藤を置いて辞めるのは、正直心配だったんだ・・・」
「うん・・・そうね、それはわたしにも、わかる気がするわ」
287 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時14分46秒
「だから、代わりに・・・っていうのもおかしいんだけどさ、ずっと後藤の傍に
 いてくれる奴がいたら、って思ってたところに、後藤に好きな人ができた。
 圭ちゃんはさ、市井と矢口が付き合う前から、いっぱい協力してくれたし、
 いつもずっと力になってきてくれたからさ、圭ちゃんに好きな子ができたら
 絶対力になってあげよう!って、いつも矢口と言ってたんだよね・・・
 だから、卒業する前に後藤と圭ちゃんの恋をなんとかしてあげたかった」
288 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時15分30秒
”おーい!!紗耶香ぁ〜、圭ちゃ〜ん!!”

突然、上のほうから2人を呼ぶ矢口の声。
いつの間にか山頂に辿り着いていた4人が笑顔で手を振っている。
289 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時17分30秒
「・・・紗耶香・・・わたし、頑張ってみようかな・・・」
「そっか、頑張れよぉ!じゃ、行こうか?圭ちゃん!」
「そうね、行こう!紗耶香!」

2人は、山頂に向けて、動く歩道を一気に駆け上がった。
290 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時18分13秒


                      □

 
291 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時18分50秒
「うわ〜、綺麗な景色!わたし、こんなに近くで富士山見たの初めてですよ」
「本当、綺麗ねぇ・・・それに、こんなにゆっくりした時間、久しぶりだわ」

観覧車の中、目の前に広がる壮大な景色にしばし見とれる石川と保田。
今日一日の楽しい時間を締めくくるには、最高のシュチュエーションである。
292 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時19分41秒
「今日、楽しかったですね!先輩たちとも色々話せたし、来てよかった・・・」
「そっか・・・でも、後藤たちのバカップルぶりには驚いたんじゃない?」
「そうですねぇ、最初はちょっと・・・でも、なんか羨ましいなぁって思います」
「ハハッ、羨ましいか?石川はさ・・・その、好きな人とか、いないの?」
293 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時21分09秒
いよいよ本題に入る、保田。
市井の本心を聞いた後だけに、その好意を無駄にはしない、と決意も新たに
石川への告白を心に決め、観覧車に乗ってから、そのチャンスを伺っていた。
少し考える仕草をした後、石川がゆっくりと口を開く。
294 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時22分50秒
「今は、モーニング娘。に入ったばかりだし、先輩達に追いつかなきゃ!って、
 そればかりに一生懸命で、そういうの全然考えてなかったんです・・・でも・・・」
「・・・でも?」
295 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時24分45秒
「ごっちんとひとみちゃんも、矢口さんと市井さんも・・・お互いのことを
 すっごく大切に思いあってて、羨ましいなぁって。わたしもそういう人が、
 早く欲しいなぁ、できたらいいなぁ、なんて・・・ちょっと思っちゃいました」
「そっかぁ・・・石川は、恋愛対象っていうのは、やっぱり男の子?」
296 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時26分13秒
「う〜ん、それも今日、考えさせられました・・・男とか女とか、そういうのって
 関係ないのかなぁって・・・保田さんは、どうなんですか?」

今だ、告白するなら今しかない。
2人を乗せた観覧車も今がちょうど、その頂上に辿り着こうとしているところだ。
保田は、思い切って自分の気持ちを伝えてみることにした。
297 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時27分14秒
「あのさ、石川・・・わたしはさ・・・」
「あぁーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!」
「うわっ、何よ突然!なんだっていうのよ!」

せっかくの決心も、石川の突然の叫び声にかき消され、無残にも告白失敗。
石川の指差す方向を振り返って見ると、その視線の先には────
298 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時28分13秒
バカップルが、頂上に達した隣の観覧車の中で、熱い口付けを交わしていた。
舌と舌とを絡めあう、それはそれは濃厚な口付け。

「あっ、あっ、あっ!!押し倒した!!押し倒しましたよっ!!」
「あいつら、中学生が観覧車の中で何やってんのよ、まったく・・・」
299 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時28分49秒
せっかくの良い雰囲気も、告白の絶好のタイミングも台無しにされ、なんとなく
気まずい雰囲気になったまま、観覧車は、地上に帰り着いた。
すでに観覧車を降りていた4人が出迎えてくれる。

「「「「おかえりー!」」」」
300 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時29分31秒
「ちょっと、後藤に吉澤!あんた達、観覧車の中で何やってんのよ!」
「えー?ちょっと軽くチュッってしてただけじゃん、ね?よっすぃ〜?」

白々しくもそういってのけた後藤は、吉澤に同意を求めた。
301 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時31分34秒
「そ、そうですよっ!変なこといわないでください!な、何にもしてないですよ!
 吉澤は、別に、どこも触られてなんて、いないですからっ!!」

真っ赤な顔をして、必死にそう弁解する、嘘のつけない吉澤。

・・・どうやら、どこか触られていたようだ。
302 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時32分25秒


                      □

 
303 名前:−神のみぞ、知る(3)− 投稿日:2003年02月26日(水)23時42分19秒
遊園地編、更新終了です。
次回、旅館編。
304 名前:サク 投稿日:2003年02月26日(水)23時57分14秒
>>258 のん様
レス、ありがとうございます。
よしごまは、これからもずっとバカップル路線かと。
圭ちゃんは・・・頑張ったんですけどね(w

>>259 名無し様
レスありがとうございます。
この話では、よしごまはまだ中学生なので、
ちょっと子供っぽい感じで!
やることはしっかりやってるんですけどね(w
圭ちゃんは、多分頑張ってくれるでしょう?!

>>260 名無し読者様
レスありがとうございます。
おもろいとか言ってもらえるの嬉しいです。
これからもよろしくおねがいします。


( ´ Д`)<次は旅館かぁ・・・さぁ、やるぞー!

(;O^〜^)<な、何を?
305 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月27日(木)05時19分07秒
パンダの乗り物(w
圭ちゃんガンバレ!
306 名前:のん 投稿日:2003年02月27日(木)16時58分40秒
あぁ・・・・うまく交わされてしまったよ・・・かわいそうな圭ちゃん。
嘘のつけないよっすぃ〜がっいいっすね。
梨華ちゃんも女の子らしい。
観覧車の中でのよしごま編もちょっと興味あります。
307 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月28日(金)14時50分05秒
よしごまのバカップルぶりが萌えますね。
308 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月09日(日)13時03分34秒
続き楽しみです^^
309 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月11日(火)23時32分05秒
保全
310 名前:のん 投稿日:2003年03月12日(水)16時39分12秒
ごめんなさい。全然関係ないことなんですけど
「age」と「sage」って何なんですか(どういう意味なんですか)?
ホント分かんないんです。
どなたか教えてください!
311 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月12日(水)18時00分09秒
「sage」欄にチェックを付けないと、板の見出しの先頭にくる(「age」の状態)
チェックを付ければ、先頭にこないで下がったまま
「sage」ると名前の欄の色が変わるはず
感想は「sage」るのがマナー
312 名前:のん 投稿日:2003年03月12日(水)19時21分33秒
>名無しさん
あ・・・・なんとなく分かりました。
ありがとうございます。
313 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月14日(金)17時32分45秒
もしかしてもう原作の方はみれないんですか?
314 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月21日(金)18時15分38秒
今日はじめて読んだんですけど、おもしろいです!バカップル具合が最高!
保田・石川がうまくいったらいいな・・・
315 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月29日(土)15時30分33秒
保全
316 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月30日(水)18時51分30秒
保全
317 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月15日(木)16時56分00秒
318 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月17日(土)12時15分45秒
319 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月09日(月)22時28分37秒
320 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月02日(水)23時24分39秒
321 名前:名無し読者 投稿日:2003年07月24日(木)18時41分39秒
322 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月25日(金)00時57分39秒
ochi
323 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月26日(火)06時19分03秒
かえってきて
324 名前:名無しよっちぃ。 投稿日:2003年08月29日(金)12時41分20秒
(´Д`)<待ぁ〜つぅ〜わぁ〜♪
325 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/09/29(月) 10:57
326 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/08(水) 01:30
327 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/10/28(火) 13:48
ありゃ!?
328 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/12/03(水) 15:05
たなはかは
329 名前:たなは 投稿日:2003/12/03(水) 15:05
たなはかは
330 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/12/03(水) 18:16
>>328さん
>>329さん
レスはsageでね(メール欄に半角でsage)
331 名前:いい 投稿日:2003/12/21(日) 19:52
まってる!
332 名前:ひとむ君 投稿日:2004/01/21(水) 00:56
最初の小説はどうなったんだよ!
あれかなりおもしろいんだけど続きはもう書かないのか?
できれば書いてほしいんだけど・・・。
333 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/23(金) 08:58
ochi
334 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/24(土) 10:17
あ・・・。
335 名前:ochi 投稿日:2004/01/24(土) 18:31
1年近く更新ないものをageないように
保全はsageで
336 名前:名無し 投稿日:2004/02/19(木) 19:51
sage保全
337 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/19(木) 21:03
>>336
さがってないから

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