何でも書きやがります。
- 1 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年03月10日(月)14時10分49秒
- 娘。(その他)の小説なんでも書きます。
カプや、詳しい設定などは読者様方にお任せしますので。
<詳しい設定>などは注文したい人だけで良いです。
それでは、読者様の期待に応えられるように努力させて頂きます!
これから宜しくお願いします。
- 2 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月10日(月)14時31分57秒
- マイナーなんですが・・・ごまゆうなんかお願いできますか?
- 3 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月10日(月)15時06分33秒
- 2期3人と85年組3人で合コンとか・・・
カプは教育係の組み合わせで
- 4 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月10日(月)16時27分46秒
- なちよしが夫婦でその子供が加護ってのを
お願いできますか?
なちよしはもちろんラブラブでエロもあると嬉しいです。
- 5 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月10日(月)17時43分05秒
- 世界が破滅する寸前のいしよしお願いします
- 6 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月10日(月)18時04分46秒
- 難しいと思いますが、
安倍×松浦で激甘をよろしくお願いします。
- 7 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月10日(月)18時06分16秒
- さやまり。
とろけちゃうほど甘いやつ。
お願いします。ペコリ。
- 8 名前:サファイア 投稿日:2003年03月10日(月)18時17分59秒
- 保田×紺野の痛い系エロで。ツアー後、高橋と同室の紺野が夜、保田におそわれるというのを。高橋の事を好きな紺野が声をおさえて我慢してるのを読んでみたい!どうでしょう?
- 9 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年03月10日(月)18時19分58秒
- リクを聞いてから書くので、更新が遅れる事は承知していてください。
>>2
85年組、というのは後藤・石川・吉澤ですね?念のため…
もしかしたら長くなるものもあるかもしれないので、すべてのリクには応えられないかもしれませんが、精一杯書かせていただきます。
それと、作者は小説に私的感情入れまくりなので、どれから更新するかわかりませんので宜しくお願いします(笑)
それでは、どんどんリクしていってくださいね。
- 10 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年03月10日(月)18時22分29秒
- 上の、
>>2じゃなくて>>3ですね。すいません
- 11 名前:3 投稿日:2003年03月10日(月)19時00分44秒
- あ、そうです。石吉後です。ちゃんとかいときゃ良かった、スマソ。
- 12 名前:1 投稿日:2003年03月10日(月)19時25分01秒
「ゆうちゃん…っ…」
- 13 名前:1 投稿日:2003年03月10日(月)19時28分28秒
なんでこんなに可愛いんやろ。
あたしのキス一つでこんなにも感じてくれるこの子が愛しい。
口の中に長時間入れていた舌を出してから、Tシャツの中にソッと手を忍ばせた。
そしたら、ごっちんはその手を掴んで
「…んやぁっ……だぁめぇっ!」
…そんな声で言われて、はたして止められる奴がいるんやろうか?
――――いや、いない。これは断言できるわぁ。
- 14 名前:1 投稿日:2003年03月10日(月)19時34分02秒
手の腹で、おなかの方から上へ上へと、ゆっくり撫で上げる。
ごっちんの息遣いが荒くなってきた。
その熱い息があたしの耳にまでかかって、
一瞬理性を飛ばしかけたけれどごっちんのギュッと肩を掴む手のお陰で何とか助かった。
必要以上に、手に力を集中させているように思える。
いや、ごっちん。それけっこう痛いねんで…?
「…ぁっ…はぁ…っ…ぁあ!!」
「ほら、ごっちん…いつものは?」
これがあたしとごっちんとの約束でもあり、一種の合図。
ごっちんがあたしに合図をしたら……
- 15 名前:1 投稿日:2003年03月10日(月)19時37分50秒
「…んっ…」
ごっちんの口がチュウッとあたしの首元へ吸い付く。
首筋をつーっと舐め上げながら、そのまま耳を甘噛みされた。
「ちょ、…ん…ごっちんっ!?」
…いつもより激しいわ。
まぁ、これはOKっちゅー事で受け取ってえぇんやな?
な、ごっちん…本人の前ではこんな事言わへんけど…愛してるで。
- 16 名前:1 投稿日:2003年03月10日(月)19時41分50秒
「…っ!!……ぁっ…あっ……ゃあっ!!」
こうなったあたしは、もう誰にも止められない。
素早い動作でごっちんの足を限界まで開かせて、
穿いていたパンツの中に指を突っ込んだ。
ごっちんの割れ目はもう透明な液体で一杯で、
触るとヌルリと生暖かい感触がした。
「…はぁっ…んぁ…」
愛しい彼女。
あたしのごっちん。
ごっちんの喘ぐ声や、顔が好きな…こんな親父なあたしやけど、
これからも仲良うしてやってや。
- 17 名前:1 投稿日:2003年03月10日(月)19時42分53秒
「ごっちん?」
「ん…ゆ、…ちゃん……好きだよぉ…っ…!」
「…同じく、あたしもや。」
- 18 名前:1 投稿日:2003年03月10日(月)19時45分13秒
あたしの首に腕を廻して必死に抱きついているごっちんの体温がびっくりするほど温かくて、
耳の傍で聞こえるごっちんの甘い声が、テープに撮っておきたいほど可愛らしくて。
―――――そんなごっちんが可愛くて堪らない
――――――もう、誰にも渡さへんで。
- 19 名前:1 投稿日:2003年03月10日(月)19時46分49秒
綺麗な月明かりの下、
こんな甘い夜がいつまでも続けば良いと、
彼女の唇にキスをおとして…あたしはぼんやりと考えていた。
- 20 名前:1 投稿日:2003年03月10日(月)19時47分22秒
『ごまゆう』終了。
- 21 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年03月10日(月)19時49分05秒
短編です。
何度見直しても駄文ですが、こんな作者の作品でも良いという方はリクしてください。
あ、あと感想でも頂ければとても嬉しいです。
それでは。
- 22 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月10日(月)21時49分17秒
- 松藤と高紺とよければ藤石見てみたい(w
ジャンルは作者さんに任せます
- 23 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月11日(火)13時04分16秒
- 定番のいちごまで…
設定は医者(市井)と看護婦(真希)。
病院の診察室で、出来ればエロまでいってほしいです
- 24 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月11日(火)14時03分12秒
- ちょっぱやさん・・・ごまゆう良かったです。いきなりエロかよっみたいな(笑)
リクいいですか?
王道のやぐちゅーをお願いします。
設定は先生(中澤)と生徒(矢口)。内容は・・・お任せします。
- 25 名前:名無しだべさ 投稿日:2003年03月11日(火)15時58分34秒
- 最近、藤石が見てみたいっす。
あと、高石も・・・。
- 26 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月11日(火)17時14分58秒
- あやみきで。設定は作者どんに任せます!
- 27 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月11日(火)18時12分02秒
- 藤石と高石!見たい!(w
- 28 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月11日(火)18時53分48秒
- なっちゅ〜でお願いします。
なっちに甘える裕ちゃんみたいな感じで・・・。
- 29 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月11日(火)23時22分57秒
- >>23で。
- 30 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月12日(水)00時55分37秒
- リク多ッ!
作者タン大丈夫かな?
気が向いたらで良いので紺野×道重のボケボケコメディものをお願いしたいのですが…
- 31 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月12日(水)16時34分31秒
- マイナーですが、松浦×中澤でお願いします。
- 32 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)17時18分46秒
「盛り上がってますかー?」
「「「いえ――――いっ!!」」」
- 33 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)17時22分10秒
「はぁ…」
今日はいやいや来させられた合コンの日。
ごっちんと梨華ちゃんは遊び気分で来てるんだろうけど、
あたしは昨夜好きだった女の子に振られて超ブルー。
こんな暗い気持ちで合コンなんか行ったって、あたし嫌な事あるとモロ顔に出しちゃうから楽しくないって言ったのに。
あの二人ったらもう……強引すぎなんだよ。
- 34 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)17時25分03秒
「よしこぉー、楽しんでますかぁ?」
頭にパーティ用の帽子を被った上機嫌のごっちんが
ふてくされたあたしの頭を面白そうに覗き込みながら言う。
「……」
「ありゃ、ご機嫌ななめですね?ですね?」
「ですね」
「…まいったなぁ〜、でもさっ見てみなよ。
今日来てる人でハズレな人いないでしょ!?」
- 35 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)17時31分24秒
『ごとー一番左に座ってる人タイプ』というごっちんの声は右から左にスルーして、
あたしはチラッと相手方の席の方を見た。
こんな気分最悪な状態でむりむり来たんだから、ハズレなんかいたら許せない。
ってか許せない。
それこそ、あたしは相手の人なんか気にしないで帰りますから。
「どれどれ…」
あたし側から見て一番左……黒髪のショートカット。
うん。いかにもごっちんが好きそうな顔の整った爽やか青年タイプの人。
真ん中。少し目がつり上がり気味の一見きつそうに見える顔だけど、
話しているのを聞いていると、案外しっかりしていてキッチリ物事は進めていくタイプだ。
- 36 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)17時35分56秒
一番右………ちっちゃい!!
赤いパーカーを着ている金髪の女の子は、
あたしから見ると信じられないくらい体が小さくて、その小ささといったら
小さめのパーカーの裾から手がまったく見えないほどだ。
一番すみっこの席でジュースを飲みながら梨華ちゃんと雑談してる。
「キャ―――ハッハッハ!梨華ちゃんおもしろーいっ」
「そ、そんな事ないですよぉ…」
……明るい人だなぁ。
笑うと、笑顔がすごく可愛い。
- 37 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)17時41分13秒
「……どう?ね、みんな良い人ばっかりでしょ?」
「…う〜ん」
「一応市井さんはごとーのだからね!早めにキープしとくからよろしくっ!」
正直言って市井さんの事はどうでもいいんだけど、
あたしが気になるのはさっきの金髪の人。
あんな風にあたしも笑えたらなぁ……なんか、憧れちゃう。
あーやーって素直に感情を出せる人。あたしと正反対なタイプとはよく馬が合う。
このごっちんだってそう。ごっちんといると楽しい。
「あの…一番右に座ってる人の…名前、は?」
「んーっと…矢口さんっ!ああ見えてよしこより年上だよ〜」
- 38 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)17時46分04秒
「ちょっといいかな?」
あたしとごっちんの間に、いつのまにか市井さんが真顔で立っていた。
ごっちんはガラにもなく恥ずかしがって、小さく頷いて下を向いた。
「今から王様ゲームやろうと思ってるんだけど、やるよね?」
市井さんの手には、もうばっちり用意されているレシートでできたクジの束。
「やりますっ」
「……」
「やるよね、よしこ?」
「………うん。」
ごっちん…そんなつねったら痛いよ。
テーブルの下であたしの腹あたりをつねってくるごっちんの手を、
軽くつねり返しながらあたしは作り笑顔で答えた。
- 39 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)17時50分03秒
「用意は良い?じゃあ一回めぇ〜〜〜…それっ!」
保田さんの合図でみんな手元にあったクジを一斉に開く。
あたしがチラッと『矢口さん』の顔を見ると
子供のように目を輝かせながらクジをめくっている所だった。
―――――あっ、また笑った。
「い―――やっほぅ!矢口王様になっちゃったよ〜」
「まじ?矢口が王様やるとろくな事言わないからな。」
「ほんとほんと。この前なんかビール一気飲みとかさせられてさ」
- 40 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)17時53分49秒
不満を言う市井さんと保田さんをよそに、矢口さんは本当に嬉しそう。
わざと首をひねって手に顎を乗せながら考えてる姿なんか、
どこかのマスコット人形みたいですっごく可愛い。
「今回はね〜、せっかく可愛い子が3人も集まってくれたから
矢口的『セクシー』な大人っぽい『過激』なものにしよっかな」
か、過激っ!?一体どんな事させられんの!?
- 41 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)17時57分54秒
「1番とぉ〜〜5番でぇ〜〜……」
ばっと自分の手で握りつぶしていた紙の番号を確かめると……
…あたしのは『3』だった。
ほ〜、良かった。これで一安心だ。
周りを見渡すと、なぜか皆真剣な面持ちで矢口さんの発表を待っていた。
つられてあたしの真顔になる。
ダララララララ…………チ――――ン!!
「ピスタチオ口移しぃ〜!!♪」
- 42 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)18時03分25秒
「きゃあ〜っ!!」
「わぁっ!?」
同時に叫んだのはごっちんと市井さん。
お互い顔を見合わせて、
ごっちんは耳までボンッと赤くなり市井さんは困ったように首をポリポリ掻いていた。
「ほら、くっちうっつし!くっちうっつし!」
矢口さんがチャチャを入れると梨華ちゃんや真面目そうな保田さんまで一緒になって同行していた。
まぁ、みなさんのノリの良い事。
あたしはノリが悪いと思われるのは嫌だったので、
とりあえず手を叩いてみんなに合わせてみる。
「くっちうっつし!くっちくっつし!」
- 43 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)18時06分43秒
「ほら〜、はやくやれよぉっ」
「ばっ、ばか!なんで口移しなんだよ」
「そんな事言ってさやか、嬉しいくせにー。
さっき何気に後藤の事気にいったとか可愛いとか言ってたじゃん」
「えっ、」
ごっちんやったじゃん。と肘でわき腹あたりをツンツンと突付いても、
ごっちんの目はもう市井さんに釘付けで、あたしの方に見向きもしなかった。
ちょっと……悲しいかも。
- 44 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)18時10分04秒
「じゃ、やります」
市井さんのこの言葉でその場がシーンと静まり返った。
提案した矢口さんでさえ、ちょっと不思議そうに市井さんの表情をキョロキョロ伺ってる。
市井さんがピスタチオを口に挟む。
ごっちんは焦ったように顔を上げたり下げたりしていたが
静かに市井さんの前まで移動して、その顔の前でゆっくり目を閉じた。
- 45 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)18時15分33秒
あたしがゴクリ、と唾を飲み込むと、
もう市井さんは手でごっちんの顎を固定して鼻先まで顔を近づけて、
静まり返ったこの空間でお酒の入ったグラスの氷がカラン、と音を立てると同時に
市井さんはごっちんの唇にくらいついた。
「っんぅ……ぅ…ン」
ごっちんの苦しそうな声がかすかに開いた口の間から漏れる。
フト、梨華ちゃんの方を向くと
口を半開きで目を見開き、二人の様子をじっと見つめていた。
……りかちゃんりかちゃん、ちょっと興奮しすぎ。
「……」
今、二人の間でピスタチオが行き来しているのだろうか。
そんな事を考えるだけで変な気分になってくる。
- 46 名前:2 投稿日:2003年03月12日(水)18時19分19秒
「……ぷはっ!おわりぃっ」
市井さんがごっちんから離れて、なぜかあたしはホッとした。
この二人を見ているとなんか変な想像が、
変な何かがあたしをかき立てるんだよね。
矢口さんは「次やろうぜぃ!」と言いながら
またクジをみんなからホイホイ回収していた。
- 47 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年03月12日(水)18時21分55秒
とりあえず、2期メンと85年組の合コン開始致しました。
語り手はよしざーさんです。
ちょっと長いので3回ぐらいに区切りました。ご了承下さい。
それでは、再度リク・感想お待ちしております。
- 48 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月12日(水)19時09分01秒
- 中澤×石川みたいです。
HPNみたいな感じのノリの2人でお願いします。
- 49 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月12日(水)22時48分30秒
- 更新お疲れ様です。
「ピスタチオ口移しぃ〜!!♪」でニヤけた顔が戻りません。
続きが気になるッス〜!
- 50 名前:つっぱり娘。 投稿日:2003年03月13日(木)00時11分22秒
- 合コン(w
このなんともいえない微妙な雰囲気がよか。
これからも頑張ってくれぃ
- 51 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月13日(木)01時12分59秒
- >>31の松浦×中澤、自分も希望です。大好きなんで。
- 52 名前:3 投稿日:2003年03月13日(木)17時17分02秒
眠りに落ちてゆくその横顔を
むさぼるように見つめて
胸の響き悟られぬよう青く染まる部屋を抜け出した。
「亜弥……」
すべてを盗みたい。
あたしの横で寝ていた少女のかすかに漏れる息まで
なのにいつかは離れて行くと、あたしはそっと眩いてる
「なんで…っ、こんなに好きなんやろ…?」
何かを期待することで、時にすれ違うけれど
無心に求め合い続ける事は夢の道端に咲く花のようだ。
誰に出来ることなのだろう、誰が出来ることなんだろう
- 53 名前:3 投稿日:2003年03月13日(木)17時26分45秒
「…ゆうちゃん?」
寝ぼけ眼であたしの腕にしがみ付こうとする亜弥を
軽くかわして、かわりに肩を抱いた。
純粋すぎるその瞳に映ったのは黒く淀んだ、あたしの姿。
所詮あたしと亜弥の違いは歴然。高原に咲く花と絶壁に落ちこぼれた花。
「どうしたの…?怖いの…?」
「……」
「ゆうちゃん…?」
「…亜弥。」
ひとつの想いを貫こうとすればするだけ
愛とはほど遠い力に 激しく揺さぶられる
- 54 名前:3 投稿日:2003年03月13日(木)17時30分42秒
「…好きやで」
「何、言ってんの?そんなの私もだよ。」
「違うんや。」
「…な、なにが違うのさっ!私だってゆうちゃんの事好きだって!」
「…っん、」
波のうねりのような正直なわがままを
もっとあたしにぶつけてくれ ごまかしはしない
――――あなたを抱きしめよう。
- 55 名前:3 投稿日:2003年03月13日(木)17時35分34秒
「…っや…ぁ……」
とざされた薄い雲が目の前をまた横切れば
密かにも大きな決心が今夜もぼやけてゆく。
「好きや…っ、…あたしは…、こんなにも」
君を束縛したい。
「ゆ、…ちゃぁ…っ」
たとえそれが許されない行為でも。
- 56 名前:3 投稿日:2003年03月13日(木)17時36分52秒
闇の中から柔らかに月は照らし続ける。
少しづつずれながらも 手探りで寄り添い歩く心を。
- 57 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年03月13日(木)17時38分03秒
『ゆうあや』終了。
- 58 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年03月13日(木)17時41分53秒
『合コン第二段』を飛ばしてゆうあや書きました
ゆうあや…?はたしてこれはゆうあやなのか?
自分もよくわかりませんが、これは好きな曲をほんのちょっぴりもじったものです。
この雰囲気がすごく好きで、つい痛い系の小説を書きたくなってしまいました。
ゆうあやをリクしてくださった方、本当にすいません。
また機会があったら書きたいと思っています。
それでは、またリクや感想など待ってます。
- 59 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月13日(木)20時31分04秒
- 『ゆうあや』良かったんですがどちらかというと、やぐちゅーな気がするとような・・・。
- 60 名前:3 投稿日:2003年03月13日(木)22時37分26秒
- おぉ、三回も書いてくれるなんて・・・
続き期待です!!
- 61 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月13日(木)22時39分11秒
- ここ、更新速度速いね。
- 62 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月31日(月)22時56分59秒
- age
- 63 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月04日(金)21時48分57秒
- 保全しとく
- 64 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月04日(金)23時41分29秒
- あげ
- 65 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月08日(火)23時16分28秒
- ごまたか どっち攻めでも良いのでエロ有りでお願いします
- 66 名前:4 投稿日:2003年04月18日(金)19時17分50秒
爽やかに風が吹き抜ける、日曜の午後。
「やぐちぃー」
そんな爽やかな風にも負けないくらいの笑顔で
矢口の恋人は白い歯を見せながら笑う。
白いTシャツに黒のジーパンといった春の陽気に適したラフな格好で
矢口の姿を見つけるなりタタタッと小走りで駆け寄ってきた。
- 67 名前:4 投稿日:2003年04月18日(金)19時24分16秒
「ぐーぜんだね。こんな所で何してんの?」
「……」
「なんだよー、なんか言えよぉ」
細くて白い腕が矢口の頭にのびてきて、そのままガシッと胸に抱え込まれる。
しばらくその状態のまま無言でいると、段々と息苦しくなってきた。
矢口の小さい頭は腕でガッチリヘッドロックされていて動こうにも動けない。
体をよじって逃げようとすると
「離してほしい?」
と、憎たらしい笑みを見せて、矢口の表情を伺う。
子供のようなその表情に、一瞬だけ心がトクンと高鳴ったのは
そいつに愛情があるって印。
- 68 名前:4 投稿日:2003年04月18日(金)19時27分12秒
「…はなして」
「ふーん♪どうしよっかな〜?」
「むかつく」
「……じゃあ、あたしのゆうこと一つだけ聞いてよ」
「…何?」
「んーと、今ここでキスして」
「…ばか!」
「そんな怒んなよぉ」
- 69 名前:4 投稿日:2003年04月18日(金)19時31分42秒
そんなやり取りをして、やっと矢口の頭は解放された。
未だに続いているそいつのにやけた顔が、何となく癇に障って気に食わない。
……矢口の恋人は、よく矢口の事をいじめて喜ぶんだ。
本人は愛情の裏返しだとかって言ってるけど、
ただ単にかわかわれてるだけかもしれない。
でも、
「さやかって……実は、サド?」
「も〜、矢口は本当に可愛いな。」
「はぁ?」
人の話、聞いてる?
「さすがあたしの恋人だ。」
「何それー」
- 70 名前:4 投稿日:2003年04月18日(金)19時41分18秒
「好きだよ。」
そっと矢口の体を引き寄せて、自分の胸にスッポリ閉じ込める。
そんなさやかの声を耳元で聞いて矢口も素直にその胸の中に頭を預けた。
ザワザワと音をたてて桜の木が揺れる。
それと同時にブワッと一斉に桜の花びらが吹き荒れた。
さやかの頭や肩にピンク色をした花びらが次々と乗っかってゆく。
きっと、矢口の頭にも、たくさんのそれがくっ付いているのだろう。
さやかは顔をフッと緩ませて矢口の体に付いた花びらを払ってくれた。
矢口も、抱きしめられながらさやかの肩に乗っている花びらを取ろうと、手を伸ばした時
「…キス、したい…な。」
その手はさやかに絡め取られ鼻先にまで顔が近づいていた。
- 71 名前:4 投稿日:2003年04月18日(金)19時52分48秒
「…顔、ちかいよ」
「……だめなの?」
「だめじゃないけど…ここじゃ、やだ」
「えー。もう我慢できないよ!」
「我慢して。」
「……………はぃ」
矢口の睨みが効いたのか、さやかはやけにあっさりと体を離してくれた。
しかし、次の瞬間に右手に温かいぬくもりが重なった。
「…手、繋ぐくらいならいいでしょ?」
「ん、ダメ」
「えぇ〜!!!そんな!まじ勘弁してくださいよぉ!」
「あはは」
繋いだ手から、さやかの愛情が伝わってくる。
この手をずっと離さないでいられれば、矢口はとても幸せなんだと実感した。
遠くを見つめながら好きな歌を口ずさんで、
矢口はそんなさやかの横顔をじっと見つめていた。
傍にいるだけで、
傍にいてくれるだけで安心できる。
ずっと、ずっと一緒にいようね――――。
- 72 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年04月18日(金)19時56分23秒
『さやまり更新終了です』
あははー(w
自分でも笑ってしまうほどの更新の遅さと文章の下手さです。
保全してくださった読者様方など、本当に申し訳ないです。
( ´Д`)<ごめんね〜。
こんな更新のスピードでリクをこなしてゆけるのか…不安ですね。
暇があればちょくちょく更新していきますのでこれからも宜しくお願いします。
- 73 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月18日(金)23時37分37秒
- いちごま、めっさ甘いのが読みたいっす。お願いします。エロは出来ればやててょしいけど無理ならいいっす
- 74 名前:5 投稿日:2003年04月19日(土)20時50分50秒
「高橋」
突然背後から名前を呼ばれて振り返る。
そこには、7ヶ月前に娘。を脱退した後藤さんが笑みを浮かべて立っていた。
「あー、あー…お久しぶりです」
「うん。元気だった?」
「はい、お陰様で…後藤さんの方は最近どうですか?」
「始めの頃よりは仕事の依頼も増えたしね。結構順調だよ」
「そうですか…」
そこで、会話が途切れる。
- 75 名前:5 投稿日:2003年04月19日(土)20時57分23秒
あちゃ〜。
なんか後藤さんって苦手なんだよね…。
別に怖いって訳じゃないんだけど、なんかオーラがあるってゆうか。
私とどこか違う階級の人みたい。
同じモーニング娘。で活動してた事が何だか嘘みたいに感じる。
「どしたの?」
「えっ、…いや、別になんでもないです」
「ふーん?」
少しの間考え込んでしまった私の顔を覗き込んで、
くりくりした目を上から下まで動かしながら視線を合わせてくる、
恥ずかしくなって視線を逸らすと
後藤さんはムキになったように、私の顔を両手で掴んで無理やり顔の方へと向かせた。
なんか…、今日の後藤さん…様子がおかしい。
- 76 名前:5 投稿日:2003年04月19日(土)21時00分49秒
「高橋さぁ…」
顔に後藤さんの吐息がかかる。
後藤さんの目はどこまでも深く、私の心の中まで探りを入れてくるかのように
鈍く光っていた。
「……」
「…な、んですか?」
すっかり怯えてしまった私は震えた声で聞き返すことが精一杯だった。
- 77 名前:5 投稿日:2003年04月19日(土)21時11分45秒
「今日は、訛ってないんだね♪」
「えっ?」
…力が抜けた。
強張っていた顔と体の筋肉も一気に緩んで、私はやっといつもの状態に戻れた。
後藤さんもさっきまでの表情と違って優しい笑顔で接してくれる。
……どうしてあんな真剣な顔してたんだろ?
「あぁ、後藤さん、私もうすぐ収録があるんでそろそろ行かなきゃならんのです。」
「あはっ。やっぱり訛ったね」
「からかわんでくださぃ〜」
「…あはは〜高橋かわい〜♪」
うぅ…緊張とれるとすぐ訛りが出ちゃうんだよね。
それより、ほんとにもうスタジオ行かなきゃリハーサルに間に合わなくなっちゃう。
久しぶりに後藤さんと話せて嬉しいけど、
もう行かないと。
- 78 名前:5 投稿日:2003年04月19日(土)21時14分32秒
「あの、後藤さんありがとうございました。私もう行きますから」
「………」
「…?ご、とうさん?」
「………」
あれ、なんか後藤さん下向いちゃったけども。
「後藤さんっ!」
「…なんで」
「へ?」
「なんで、行っちゃうの?」
- 79 名前:5 投稿日:2003年04月19日(土)21時18分22秒
「えぇ!?」
なんでって…そりゃ、仕事ですから。
やっぱり今日の後藤さん…なんか変だなぁ。
「ごとーと話してるのにどうしてスタジオ行っちゃうの?」
「どうしてって言われましても…し、しごとですし」
「ごとーと仕事のどっちが大事?」
「…ご…後藤、さん…?」
「ねぇ、どっち?」
- 80 名前:5 投稿日:2003年04月19日(土)21時32分54秒
「高橋はさぁ…、ごとーの事好き?」
こ、怖い…
私が怯んでいる隙に不自然な微笑みを作った後藤さんは私の腕を掴んできた。
びっくりして腕を振り払おうとしても
もう次の瞬間に私の体は後藤さんの両腕に包み込まれていた。
「くっ苦しいです!」
必死になってその腕の中から逃げようと体をよじった。
けど、そんな抵抗は虚しく。体格差であっさりと私は壁際に押さえつけられた。
後藤さんのサラサラな髪の毛が鼻元をくすぐり私の思考回路を一気に停止させて
冷たい感触が首筋へとおりる。
「…んっ…」
「……首、弱いの?」
「ち、違いますっ!!」
「それとも、感じちゃった?」
「…なっ!」
クスリと笑う後藤さんは、やっぱりいつもの顔をしていなかった。
なんなんだろ…どうしたんだろう…今日の後藤さん。
あ、ってか…私リハーサル間に合わなくなっちゃったよ!?
どうして…後藤さん。
なんで私にこんな事するの…?
- 81 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年04月19日(土)21時34分42秒
ごまたかなんですけどね…。
ちょっと更新一時中断です。すいません(○^〜^)
また明日の昼頃には更新しようと思っています。
- 82 名前:さやまりをリクした人 投稿日:2003年04月20日(日)14時17分51秒
- ありがとうございます。
久しぶりにさやまりが読めたので嬉しいです。
- 83 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月20日(日)15時45分46秒
- すごくいいです!「ごまたか」好きなんでもっと書いてください。あと「なちのの」を書いてくれるとうれしいです。これからもがんばってください!
- 84 名前:5 投稿日:2003年04月20日(日)16時54分45秒
「…痛っ!」
バタン、という音は私の後ろに見えるドアが閉まる音で。
後藤さんはあの後……
私の腕を掴んだまま無理やり近くの開いている楽屋へと連れ込んだ。
掴まれた腕は、離された後赤く痕が残っていて後藤さんはそんな私の腕を見ても
何も言わずに楽屋の鍵をガチャリと閉めた。
それも、無表情で。
「さーて」
そんな掛け声を出して私の傍までゆっくりと歩いてくる。
もう逃げられないの…?
私の頭の中はこんな事をする後藤さんの行動の意味との謎と、不安ですでに一杯になっていた。
- 85 名前:5 投稿日:2003年04月20日(日)16時58分05秒
「高橋、どっから触ってほしい?」
「………」
「あれ、黙っちゃって…どしたの?」
怖い…誰か助けて…
「あぁ。」
そんな間の抜けた声を出して、後藤さんは口の端を少しだけ上げて言った。
「そ〜いえば収録間に合わなくなっちゃったね。ごめんねぇ」
- 86 名前:5 投稿日:2003年04月20日(日)17時02分00秒
そんな真顔のまま言われても、恐怖感は更につのってゆくだけ。
後藤さんの手が、私の服のボタンに掛かった時に
楽屋の外から飯田さんの怒ったような怒鳴り声が響いた。
「高橋ぃー!!もう収録始まっちゃうよ!!!
あんたの為にメンバーもスタッフさん達も待っててくれてるんだから
早く来なさいよーー!!!怒るわよーー!!!」
い、飯田さん……
- 87 名前:5 投稿日:2003年04月20日(日)17時06分50秒
「あれ、カオリ怒ってる」
「ご、後藤さ…」
「なに?」
「離してください」
「やーだ。離したら高橋、カオリのとこ行っちゃうんでしょ?」
ごとーの事置いて、と口を尖らせながら後藤さんは不満そうに言う。
「行きますよ。こんな怖い後藤さんは、私の知ってる優しい後藤さんと違いますもん」
私は後藤さんの手を軽く振り払う仕草をみせ、
その黒い瞳を今度は逸らさずに睨み返した。
すると、
- 88 名前:5 投稿日:2003年04月20日(日)17時10分07秒
「…っ…なんで…」
なんで…
「高橋はごとーにそんな冷たい事言うの…?」
「え…ちょ…っ、後藤さんなんで…」
「…ばか、高橋のばかぁ」
…ご、後藤さんが泣いてる?
私があんな風に言っちゃっただけで泣いちゃったの?
- 89 名前:5 投稿日:2003年04月20日(日)17時21分53秒
怖いくらい笑ったり、怒ったり、冷たい表情になったり…
急に泣き出したり。
まるで小さい子供のように後藤さんはクルクルとその表情を変える。
しかも、私の言った些細なことに一つ一つ反応して。
モーニング娘。にいた時もそんなに仲良くはなかったのに(仲悪くもなかったけど)
今の後藤さんは…私に対して、何を考えてるんだろう。
こんな事するってことは……一種の愛情なのかな?
私は泣き止まない後藤さんの頭をゆっくり撫でながら言った。
「後藤さん…は、私のこと好きなんですか?」
「…っぐす……うっ……?」
「好きだからこんな事するんですか?」
「……」
「……」
「………ぅん……高橋の事好きだから……そうだよ……するの。」
「そうですか」
その後藤さんの答えを聞いたと同時に、
私は抵抗していたすべての力を抜いた。
こんな事で後藤さんが泣き止むなら……私は。
- 90 名前:5 投稿日:2003年04月20日(日)17時23分31秒
「……いいの?」
後藤さんは、いつの間にか泣き止んでいた。
「…いいですよ。」
この時の私は、
後藤さんがこんな風になってしまった事実を、もちろん知らなかった。
知っていたら、きっとこんな事はしなかっただろう。
- 91 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年04月20日(日)17時25分35秒
またもや一時中断!!!
そしてこんな駄文にレス&リク感謝致します。
『ごまたか』まだエロまで辿り着いていません(w
次辺りにはくるかなー?まぁ、早く更新出来るように努力します。
それでは、再度感想・リクお待ちしています。
- 92 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月21日(月)21時51分47秒
- うわー俺の大好きなごまたか!!!
まじつづき楽しみにしてます!
- 93 名前:ごまたかをリクした人 投稿日:2003年04月27日(日)19時51分03秒
- うーん、これが俺の望んでいたもの!!
続き楽しみっす!
がんがってください!
- 94 名前:龍虎王と虎龍王 投稿日:2003年05月21日(水)19時18分42秒
- マイナーですが,「やすおが」をお願いします.
甘いとすごくうれしいです.
- 95 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月19日(木)08時55分17秒
- 合コンの続き見たいです!
やすいしに期待して待ってますです
- 96 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月11日(金)20時53分56秒
- 保全age
- 97 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2003年07月21日(月)23時49分59秒
- えっと、
やぐよし、なちよし、なちまりお願いします。
吉→男役で(当たり前
なちまり→両方女役で
できれば甘甘でお願いします
- 98 名前:よし男 投稿日:2003年07月22日(火)00時59分29秒
- 「やぐ→よし←ごま」見てみたいです!あと「よしやぐ」と「よしごま(吉受)」よろしくお願いします!!
- 99 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月22日(火)01時28分08秒
- もし書いていただけるのなら高紺希望します。
- 100 名前:みどり 投稿日:2003年07月22日(火)08時24分24秒
- なちごま 希望!
- 101 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年07月22日(火)15時46分13秒
えー、更新遅くてほんとにすいません(w
とりあえずごまたかの続きで…(まだ続くのか!?
- 102 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時47分17秒
- 103 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時47分49秒
「…っあ…んっ……!」
「……高橋」
- 104 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時48分48秒
指が私の中で激しく動き回っている。
今まで経験したことの無いような甘い感覚。
頭の中が痺れて何も考えられなくなる…
「…やぁ…っ……ぁあん……くうぅっ!!」
恥ずかしい…。
こんな声を出している自分がなんだか嫌になって、
それがやられている張本人の後藤さんであっても聞いてほしくなくて、熱くなった顔を両手で覆った。
口を右手で塞いでも、奥から出てくるような声はどうしても外に漏れてしまう。
- 105 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時49分33秒
「高橋…って…感度良いんだねぇ…?」
そんな風に耳元で囁かれると、普段何も感じなかった後藤さんの声が
一種のあまぁい媚薬に変わる。
体がそうとう敏感になっていて、囁かれただけで体がビクッ!と揺れてしまった。
その後
何を思ったのか後藤さんは私の耳の中に舌を入れて、
中に熱い吐息を送り込んだ。
- 106 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時52分39秒
「んっ、………あっ……あぁっ!!」
やめてください…
と、言おうとしても声が声になる前に後藤さんは次の行動に移っていた。
膝元まで下がっていた私のジーパンを、踝の辺りまで下げる。
「…よし、しょっと。ちょっとごめんねぇ〜」
なに?
なにするの??
「……はぁっ…はぁっ……っ…!?」
そして後藤さんはパンツの横からクチュっという音を立てながら
細い指を差し込んだ。
- 107 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時53分41秒
「やあぁあぁっ……!!!」
緊張や不安や恥ずかしさが混じったような叫び声をあげてしまう。
その私の様子を、後藤さんはキョトン、という顔で見つめて
何事も無かったかのように余った左手で胸を愛撫し始めた。
体のあらとあらゆる部分を触られているかのような錯覚に陥った私は、
後藤さんの指の感触だけを肌に感じ、ギュッと目を瞑ってこの時を堪えている。
声をなるべく抑えようとして、口を手で覆おうとしても
今度は後藤さんの手で止められてしまった。
「…我慢しなくて良いから……高橋の感じた声可愛い…もっと、聞かせて?」
- 108 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時54分43秒
その瞬間。
ずっと微笑んでいた後藤さんの顔が一瞬真剣な表情へと切り替わり、
ズブッという音と共に私の中に2本の指が挿入された。
「……っ!!……ぁ…っ……!!」
ソコを擦っていただけの指が、一気に奥まで突いてきた。
一瞬何が起こったのかよく分からなくて
目を見開いたまま後藤さんの顔をじっと凝視していた気がする。
後藤さんはそんな私の表情を見て、
『いつもよりもっとびっくりしたよーな顔になってるよぉ?
まぁ、そんな顔も可愛いんだけどね♪』
と、何やら機嫌良さ気にそう言っていた。
- 109 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時55分14秒
…や、だ…もぅ怖いよ……誰か、助けて…
- 110 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時55分46秒
- 111 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時56分19秒
- 112 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時57分18秒
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ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
しばらくして後藤さんの愛撫は終わり、
ぐったりした私を、優しくソファーまで運んでくれた(今まではずっと床でその行為をしていた。実はちょっと背中が痛かった…)
後藤さんはしてる最中何回も私の名前を呼んでくれて
抱いた後もとっても幸せそうな顔でキュって抱きしめてくれた。
- 113 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時58分01秒
「後藤さん…」
「ん?なーに?」
私の顔に頬を擦り付けながら話す後藤さん。
はっきり言って、ちょっとだけ離れてほしい。
近すぎると…なんだか…あんな事した後だから意識しちゃって上手く話せなくなる。
そんな私の気持ちも知ってか知らずか、
後藤さんはふにゃっとした笑顔を崩さないまま
私の傍から離れてくれた。
あぁ…良かった。
これで普通に話せるよ……って、えぇっ!?
- 114 名前:5 投稿日:2003年07月22日(火)15時58分52秒
「ご…っ、後藤さんっ!?」
ホッとしていた私の腕を掴み、そのままソファーに組しいて
上に覆いかぶさる後藤さん。
その顔はやけににやけていて
私はこれからまた何をされるのかと考え、まだ力の無い体を精一杯よじって後藤さんの腕から逃げようとした。
けど、
「あれ〜?この期に及んで逃げようとするなんて良くないねぇ。
…お仕置きしちゃうよ?」
瞬時に嫌な予感がして、私は首を思いっきり横に振る。
それでも後藤さんの表情はにやけたままだった。
- 115 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年07月22日(火)16時00分49秒
…続く
多分、次もごまたかで。
それにしてもこんな文ですいません(w
- 116 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年07月22日(火)16時07分11秒
いきなりエロから入りました。
っていうか、作者の書くものは大体エロが入ります(w
まぁそれに伴う文章力が有るかどうかは置いと(ry
感想・リク有難うございます。
更新遅いんですが気が向いたらちょくちょく更新させて頂きますね。
勝手でごめんなさい(●´ー`●) <ごめんだべ…
また作者の心揺さぶるカプ&シチュエーションがあったらレスください。
宜しくお願いします。
- 117 名前:くり 投稿日:2003年07月22日(火)17時03分15秒
- 更新まってました!
『ごまたか』かなり好きです!
自分『ごまたか』大好きなんでがんばってください!
これからもがんばってください!
あと、『ごまたか』が終わったら『なちのの』とか
よんでみたいっす!
- 118 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月22日(火)19時56分36秒
- 「ごま柴」!後藤さんと柴田さんのカラミが見たい〜
お願いします。
- 119 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月23日(水)11時11分12秒
- ごまたか超イイっす! ごまたかが終わったら「なちごま」がイイっす。
- 120 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月23日(水)13時13分16秒
- 『いしたか』とか『あやあい』(松浦×高橋)とか
みてみたいです。
- 121 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月24日(木)11時01分12秒
ごまたかエロ…
あの、で、できたら「あやみき」めっちゃ甘いのをお願いします。
- 122 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月24日(木)18時43分51秒
- ドラマ『家庭教師』で、よしごまが見たいです。
- 123 名前:トップス 投稿日:2003年07月25日(金)09時17分35秒
- めちゃくちゃ甘いあやみきが見たいです〜!!
出来たらでいいんでよろしくおねがいします!!!
- 124 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時20分57秒
『お仕置き』
後藤さんの言うお仕置きって…いったい…?
とてつもなく嫌な予感がする。
それは後藤さんの表情からであったり、押し倒されているこの状況だったり。
とにかく「やっと終わった」と安心しかえっていた私は不安でいっぱいになった。
- 125 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時22分11秒
「ね〜高橋ぃ〜」
「…な、なんですか?」
ニコニコ笑顔の後藤さん。
「今さ〜『やっと終わった…』とか思って安心してたでしょ?」
「…っ!!?」
(なんでわかったんだろう…?)
- 126 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時23分38秒
「そんなあからさまにホッとした顔されたらこっちだって傷つくでしょ〜
…してる最中は、ずーっと強張った顔ばっかりだったのに」
ニコニコ笑顔の後藤さん。
「そ……んな……事…」
「…あるでしょ?」
- 127 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時24分21秒
ぐいっと顎を掴まれて、そのまま深く口付けされる。
舌で唇をなぞられ、驚いてつい薄く開けてしまった口に舌が入ってきた。
ザラッとした舌の感触が私の頭の思考回路を止める。
何度も何度も顔を傾けて濃厚なキスを繰り返し、荒くなった呼吸はもうどちらのものか分からなくなっていた。
顔に ふっ、ふっ と後藤さんの荒い息遣いを感じる。
「……っ……やぁっ………」
私がいくら抵抗しても、上から押さえつけられている力に敵うはずがなかった。
- 128 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時25分01秒
- 129 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時25分37秒
- 130 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時26分13秒
熱い口付けを十分長い時間堪能した後、
後藤さんはゆっくり体を起こして再び私の手を掴んだ。
そして、ペロッと舌舐めずりをしながら片手で器用に両手を掴んで上にあげる。
私はばんざいをさせられた格好で、下から後藤さんを見上げていた。
「………」
この格好…かなり恥ずかしいよ……
- 131 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時26分57秒
「…っ!!…」
- 132 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時27分35秒
突然、後藤さんの動きが一瞬止まった。
どうしたんだろう……?
すでに泣きそうになっていたので、
気を抜いた瞬間に潤んでいた目からポロっと雫が流れ落ちる。
「…あっ!?」
その私の顔を見て焦ったように声をあげた後藤さんは、
空いた手でグシグシと私の顔を拭った。
- 133 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時28分07秒
「泣かないで。ごめんねっ!もう、しないから………」
突然優しい声に変わった後藤さんの声を聞いて
ますます涙は止まらなくなる。
下に組み敷かれた状態で大泣きしてしまった私を、呆れたように後藤さんは抱き上げてくれた。
そしてとても柔らかい手つきで、泣き止むまでずっと頭を撫でていてくれた。
- 134 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時28分39秒
- 135 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時29分13秒
「高橋……もう、平気?」
「…はい…」
- 136 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時30分43秒
急にいじわるになったり優しくなったり…
もう私には後藤さんの行動の意味がわからないよ…って初めからわかんなかったけどさ。
トントン!!
「おぉ〜い!開けてぇな〜どうせここにいるんやろ〜?」
陽気な関西弁。
しかも聞いた事のあるこの声…絶対、あの人だ。
「中澤さんっ!!」
- 137 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時38分10秒
私は全速力で楽屋のドアの所まで走る。
後藤さんが追ってくる気配は無かった。
焦る手をなんとか抑えて鍵を開け、ガチャリという音と共にドアは開かれる。
あぁ…良かった…
これで助かる…!!
「おぉ、高橋!やっぱりここやったんか〜」
「…なっ中澤さん!聞いてくださいっ!!後藤さんが……ごとうさんがぁっ!!」
(…なんか変になっちゃったんです!! とは、さすがに本人も傍にいる事もあって
ほぼ喉元まで出掛かっているこの言葉をゴクリと飲み込む)
- 138 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時38分59秒
「はいはい…わかったから落ち着けや。
とりあえず中入れてーな♪」
緊迫した私の状態も、まるで当たり前のようにあしらって中へと入っていく。
な、んで…?
入り口に立ったままぼ〜っとしている私に、中澤さんは「はよこいや」と笑いながら手招きをしていた。
いつまでもそこにいても仕方ないので、中澤さんの後をついていってオズオズと後藤さんのいる所へ戻る。
…あっ、今気づいたけど中澤さんはずっと笑顔のままだ。
こんなに機嫌の良い中澤さんを見るのは珍しい……
なんか、今日は中澤さんも変だなぁ…(ちょっと失礼だけど)
- 139 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時39分52秒
「んで?どうや ごっちん。気分のほどは」
?
後藤さんの隣に座ったと思ったら、中澤さんはいきなり意味のわからない事を言い出した。
後藤さんも中澤さんの顔をじっと見たまま何も言わないでいる。
?マークをたくさん浮かべている私に、中澤さんはフッと不敵な笑みを浮かべて
私に真正面に座るように促した。
「…その様子だと、副作用は無いみたいやなぁ♪」
- 140 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時40分32秒
副作用?……??
真向かいにあるソファーへ腰掛けてから中澤さんの方を見ると、
何やら持ってきたバックの中から、何かを探している最中のようだ。
ゴソゴソと中を探って数分。
「あった〜!!」という大きな声をあげて、中からとても小さな小瓶を取り出す。
- 141 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時41分08秒
「 ? 中澤さん、なんなんですかそれ」
「フッフッフ……これが何かわからんのか〜?
……まぁ、わかるはずもないか………」
ニヤニヤ笑う中澤さんはまた小瓶を大切そうに握り締め、
傍にあった机にこれまた大切そうに置く。
小瓶の中に入っているものは……薬…?
なんか、白くて小さい固体のような物が数粒入っている。
- 142 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時42分11秒
「フッフッフ……高橋ぃ………これはやなぁ」
「―――やっぱ、ダメっ!!」
突然、今まで大人しくしていた後藤さんが大声を発して
素早く中澤さんの口を塞いだ。
あれ…?
後藤さんの顔がどんどん赤くなっていってるような…
「ゆうちゃん、わかったから……もう、薬になんか頼らないからぁ〜!!」
薬?
あ、やっぱりあれは薬だったんだ。
…って、後藤さんはあの薬を飲んだって事!?
……うぅ〜、ますますわけわかんない……
- 143 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時43分34秒
後藤さんの手をもぎ取り
ブハッと息を吐き出した中澤さんの目は怪しく光っている。
「ほんまか〜? 初めにコレを見せたとき『どうしても使いたい相手がいる』って言ったのはごっちんやろ〜」
「そ、そっ、そうだけど!」
「本気でもう使わないんか?今だって上手くいったみたいやんかぁ」
「…ゆうちゃんっ!!」
後藤さんはますます顔を赤くさせて、中澤さんの頬を引っ張る。
痛そうな顔をしながらも、中澤さんの表情は楽しそうに歪んでいた。
- 144 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時44分32秒
「ひゃははしぃ ごっひんひゃなぁ」
口元を抓られているっていうのに中澤さんは尚も私に何かを話そうとしている。
なんなんだろう…?
…と、ゆーか…後藤さんがあんなに焦ってるの初めて見たかも。
そんな後藤さんの反応を楽しむかのように、ヒャヒャヒャと笑う中澤さんは本当に楽しそう。
中澤さんを押さえるのに暴れすぎて、机の上に置いてあった雑誌を落としてしまった後藤さん。
そんな後藤さんの一瞬の隙を付いて、中澤さんは私の隣にダイブしてきた。
- 145 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時45分13秒
そして、耳元でボソッと囁かれる。
『…あの薬はなぁ……精神興奮剤(祐ちゃんスペシャル)なんやでぇ』
…!!?
せ、せ、せ、精神興奮剤っ!?
……ってなんだろう。
- 146 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時46分39秒
『中澤さん、精神興奮剤ってなんですか?』
なんとなく私まで小声になる。
『んーとな、簡単にいうと…これを飲めばものすんごいエッチな気分になるってことや…』
『え、えっちな気分……っ!!』
私がそう言った瞬間に、中澤さんの姿がなくなる。
どうやら横から後藤さんにタックルされたようだった。
ラグビーのように中澤さんの腰にしっかり抱きつき
一緒に床へと倒れこむ後藤さん。
「い、痛いがなっ!」
「ねぇ!ねぇ!!い、今っ、高橋になんてゆったの!!?」
- 147 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時47分14秒
「なんも言ってないわ!」
「嘘だっ!早く吐けぇ〜っ!!」
後藤さんは、体を起こして中澤さんにプロレス技をかけ始めた。
見るからに痛そうなのに、中澤さんはなかなかギブアップする様子が無い。
こんな子供っぽい後藤さんも初めて見た…。
なんか、どんどんイメージが変わっていくような…
- 148 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時47分45秒
……って、さっきの中澤さんの話によると、後藤さんは…
『エッチな気分になる精神興奮剤を、飲んだ』って事だよね?
なんで?何の為に?
- 149 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時48分43秒
ギリギリという鈍い音がし始めて、どうやら間接技をかけられているらしい
中澤さんは涙目になりながら
「ぐはっ! も〜ダメっ!!ギブや!堪忍してぇな〜!!」
と、雄叫びのような声を上げて床に崩れ落ちた。
呼吸を乱しながら、なぜか誇らしげに中澤さんを見下ろす後藤さん。
そして、しばらくしてから ハッ!と本来の目的を思い出したらしく、
床で静まり返っている中澤さんに再度詰め寄った。
- 150 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時49分36秒
「ねっ、祐ちゃん!高橋に変な事言ってないよねっ!?」
「………変な事って、なんやねん」
中澤さんのさっきまでの機嫌良さそうな声が一転して、
機嫌の悪そうな低目の声に変わる。
「だ、だから…っ その……っ 」
モゴモゴ口籠もる後藤さんをキッと睨みつけて
中澤さんは私に方に体を向き直し、大声を出した。
- 151 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時50分14秒
「あんなぁ!
ごっちんは高橋の事が好きで好きでしょうがないらしいで!!」
…はい?
- 152 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時50分52秒
わけのわからない私を置いて、二人はまた口喧嘩(?)を始める。
「ちょっ…!!ゆ、ゆーちゃんのバカぁあ!! なんで言うのさ!」
「ごっちんがいつまでもモジモジモゴモゴして何もアプローチせぇへんから
ゆーちゃんが秘蔵の薬渡してまで協力したんやんかっ!!
何を今更恥ずかしがってんねん!!」
「何を今更って…っ!勝手にごとーの気持ち伝えないでよぉっ!!」
- 153 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時51分24秒
『後藤さんの気持ち』って…?
……後藤さんが私を?
色んな事が私の頭の中を駆け巡り、とうとう混乱してしまった。
まだ口喧嘩を止めない二人に向かって、私はポツリと声を出す。
「つまり…後藤さんは私の事が……好き、なんですか?」
- 154 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時51分55秒
その声にピタッと体の動きを止めた後藤さんは、
キュッと口をつぐんでゆ〜っくり私の方へ顔を向けた。
その顔は信じられないくらい赤く紅潮していて、ドサッという音がしたと思ったら………
後藤さんは床にばったりと倒れていた。
- 155 名前:5 投稿日:2003年07月25日(金)20時52分29秒
「…ご、ごっちんっ!?」
「後藤さんっ!?」
私と中澤さんは、
しばらくの間呆然とその場に立ち尽くすしかなかった…。
- 156 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年07月25日(金)20時54分40秒
…まだ続く。
とりあえず更新終了!
- 157 名前:ごまたかリクしたもの 投稿日:2003年07月25日(金)20時57分36秒
- 超リアルゲッツ! 何か短編と思えない程に話が面白い! 続きに超期待っす!
- 158 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年07月25日(金)21時03分25秒
レス有難うございました。
( ´ Д `)<これからも頑張ります
>>121名無し様
>>123トップス様
あい分かりました(w
近々「ごまたか」が終わってから更新出来たらしようと思います。
期待はしないでください。
他の方々からのリクも、やれるだけ書きたいと思ってますのでどうぞ遠慮なく
レスリクしてってください(w
いろいろ書きたいものも溜まってるんだよなぁ……
なちごまとかやぐよしごまとかいちごまとかなちののとか…(多ッ!!
あと書き終えてない作品にも手をつけねば…待ってくれている人いたらすみません。
- 159 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月26日(土)22時58分44秒
- ごまたかよすぎるぅぅぅ!!
最高に萌えて昇天しそうな勢いです。
続き頑張ってください☆
- 160 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月03日(日)15時14分43秒
- ごまたかはやっぱいいなぁ、事情がばれてあわてるごっつぁん。
可愛い・・・
リクはあやみきですかね、是非お願いします。
- 161 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時49分54秒
「んぁ…」
突然目の前で倒れてから10分程後、
後藤さんは寝かされていたソファーの上からムクリと起き上がった。
- 162 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時50分35秒
「あ、起きましたか?」
あの後倒れた後藤さんを見て、
中澤さんは
『薬の副作用かもな…。あれな、実は後藤ぐらいの年齢の子にはけっこうキツイ薬やねん。……とりあえず死ぬ事はないと思うから、高橋ごっちんそこに寝かせておき』
と言って、そそくさと楽屋を出て行ってしまった。
多分…自分が後藤さんをこーゆう状態にしてしまった罪悪感もちょっとはあったんだろうし、面倒な事に関わりたくないって気持ちもあったんだろう。
- 163 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時51分46秒
「ん、……あ。 あれ?」
パチパチ目を瞬きさせる後藤さんは、ボーっとした顔をしたまま
頭にたくさんのクエスチョンマークを浮かべて辺りを見回す。
「あっ、あの、体、大丈夫ですか?」
「…? 高橋。なんでここにいるの?」
「えっ?」
まさかあの薬…『記憶が無くなる副作用』まであるんじゃない…?
- 164 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時52分38秒
私が戸惑いを隠せない表情で後藤さんをじぃっと見つめていると、
後藤さんのうっすら開かれていた目が、突如大きく開かれる。
「―――んあっ!!」
そんな気の抜けた叫び声をあげると、
後藤さんは私の横からダッシュで楽屋の隅っこまで走っていく。
私は急にどうしたんだろう、と思って驚いた表情のまま後藤さんの行動を見ていた。
- 165 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時53分43秒
「…後藤さん…?」
「ぅあ!こっ、来ないで!」
後藤さんは焦った風に、近づいてくる私を両手で牽制する。
それでも、そんな事されたら逆に何が起こったのかますます心配になっていったので。
私は嫌がる後藤さんを無視して、どんどん後藤さんの傍まで近づいていった。
「…どうしたんですか?」
「………」
私の顔を見ないようにして、部屋の隅っこで蹲っている後藤さんは
まるで悪戯が見つかった後の子供のようだった。
私は、そんな後藤さんを上から覗き込むようにしてそう尋ねる。
- 166 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時54分28秒
「…ごめん…ごとー……最低だ」
- 167 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時55分11秒
相変わらず私と目を合わさずに床へ視線を落としているけれど、
ポツリとそう答えた後藤さんの声はとても悲しそうだ。
「………」
「…祐ちゃんが言っちゃったけど……ごとーさ、高橋の事ずっと前から好きだった。
入ってきた当初は、正直、別になんとも思ってなかったんだけど…
歌とかダンスとか早く元メンに追いつけるようにさ…夜、仕事終わってからも一生懸命練習してる姿見て『偉いなぁ』って感じてから、少し高橋を見る目が変わってったんだ」
私は、途中色々言いたい事はあったけれど
じっと黙って後藤さんの言葉を聞く。
- 168 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時56分00秒
「気づいたら、好きになってた。
ごとーが娘。にいた時も、楽屋とか仕事中高橋の事自然と目で追っちゃってたりして…。
でも高橋の視線はいっつも同期のメンバーにばっかりいってて、別にごとーなんかいなくてもいつも楽しそうで……ちょっと…
…いや、かなり寂しかったりしたなぁ」
「…後藤さん、」
「んなもんだから、告白する勇気も全然無かった。絶対振られるってのはわかってたし。
娘、卒業しちゃってから高橋と全然関わりもなくなっちゃって、…マジで最近、精神的にまいってたんだ。だから祐ちゃんのあんな怪しげな薬に手、出しちゃったのかも……」
ごめんね。
と、小さな声で謝って、後藤さんは膝に自分の顔を押し付けた。
私には、なんで後藤さんが謝るのかよく分からなかった。
確かに怖い思いもいっぱいしたし、何気にちょっと痛かったけど
今ここにいる後藤さんは娘。にいた時と同じで優しくて、大好きな先輩のはずだ。
- 169 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時56分39秒
それに後藤さんの言っていた事は一箇所だけ間違えてる。
後藤さんが私の事を見ていたなんて気づかなかった………けど、
私だって…何度も、何度も後藤さんの事。
- 170 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時57分21秒
「…後藤さん」
「…っ!!?…」
私は静かに後藤さんの背後にまわり、小さくなった背中をギュッと抱きしめた。
首筋に顔を埋めて、後藤さんの髪の良い香りと、肌の温もりを直に感じる。
- 171 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時57分53秒
「…たっ!…か……はし……」
後藤さんの声は震えて、体がガチガチに強張っていた。
私がモーニング娘。にいた頃の後藤さんには、考えられないくらいの緊張ぶりだ。
いつでも仕事はキッチリとこなし、少し無表情ながらやる事はしっかりやってきた当人とはとても見えない。
なんで私が好きなんて言うんだろう?
…後藤さんは私なんかの、どこが好きなのかな…?
- 172 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時58分35秒
私は、後藤さんに嫌われてると思ってた。
5期メンみんなで話しかけに行っても、必ず私にだけは視線を合わせようとしなかったし
バスの移動とかでたまたま隣に座ったら、いつの間にか吉澤さんの隣に移動してたり。
明らかによそよそしい態度。
避けられてる、と感じてもその事を本人に聞くことは出来なかった。
じゃあ、あれはすべて…私が嫌いだったんじゃなくて
…照れ隠しだったって事なんだよね?
- 173 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)18時59分30秒
「後藤さん」
口を後藤さんの耳元に当てて囁くと、後藤さんの体はびくっと揺れた。
そして、一呼吸置いてから私は言う。
「…私も好きです」
「…………ぇえっ!?」
- 174 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時00分25秒
「な、なっ、なんで!?」
後藤さんは心底驚いた様子で、首だけ後ろを振り返る。
私は後藤さんにしっかりと抱きついたままでいた。
「なんでって……私も後藤さんの事好きだったんですもん」
「嘘っ!」
「えー、なんで信じてくれないんですか〜」
- 175 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時01分10秒
「…だってさ…
……高橋って…小川の事が好きなんでしょ?」
「…はい?」
どっからそんなでたらめな情報が…。
不思議に思って後藤さんに尋ねると、
『加護から聞いた』とものすごく暗い表情で答えた。
- 176 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時01分47秒
あいぼん!?
なんで?
…まさか、あの時…
- 177 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時02分19秒
- 178 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時03分32秒
◆ ◆ ◆
あれはずっと前、
楽屋で5期メンとあいぼんで話してる時だった。
『あんさぁ〜、愛ちゃんって好きな人いるん?』
あいぼんが話の途中、突然真剣な表情でそんな事を聞いてきた。
『んー…どうかなぁ。私、そうゆうの良くわからんのよ』
本当は当時後藤さんの事が気になってたりしたんだけど、
すぐ近くの椅子に後藤さんが座っていたから適当にそう答えておいた。
- 179 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時04分16秒
『え〜!?愛ちゃんあたしの事はーっ!?』
その私の返答に不満を持ったのか、隣に座っていた麻琴は
眉間に皺を寄せてそう大声で叫んでいる。
『…ん?あぁ、麻琴のことは大好きやよ〜』
そう言って、ふざけてほっぺにチューしたんだっけ。
あれを見てあいぼんは勘違いしちゃったのかな。
- 180 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時05分07秒
後藤さんが『憧れ』という存在から『想い人』に変わるまで
そんなに時間はかからなかったけど、
私は後藤さんの近くにいるだけで幸せだったし、別に告白しようとも思わなかった。
だって…絶対嫌われてると思ったんだもん。
告白して、後藤さんを困らせちゃったら嫌だったんだもん。
色んな理由をつけて、今日まで自分の気持ちを押し殺していた。
- 181 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時06分10秒
「高橋…」
「好きです」
「でっ、でも……」
「………どうしたら、信じてくれるんですか?」
- 182 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時06分42秒
「…キスして。」
- 183 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時07分44秒
言われた瞬間、抱きついていた体を離して前にまわりこみ
唇に触れるだけのキスをした。
そうしたら後藤さんはびっくりした顔になって。
「……冗談だったのに」
「後藤さんって、案外奥手なんですね」
「………」
無言で真っ赤になって私に背中を向けた。
- 184 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時08分24秒
「…ほんとに本気?」
「はい」
「ごとー、独占欲強いからけっこー束縛しちゃうタイプかもよ?」
「後藤さんになら、望むところです」
- 185 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時10分13秒
「…わかった♪」
後藤さんは柔らかく柔らかく微笑んで、私の頬に軽いキスをおとす。
その後、
ぎゅ〜って体を抱きしめて、もう一回私の大好きな笑顔で『好きだよっ!!』って何回も言ってくれた。
あぁ……
今、私…幸せです。
- 186 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時10分51秒
- 187 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時11分23秒
後藤さんと、
この後私が結局出れなかったTVのスタッフさん達に一緒に謝りに行った。
後藤さんは謝っているにもかかわらず、終始ニコニコと笑顔になっている。
スタッフさんも始めはすっごぃ怒っていたんだけど、後藤さんのはちきれんばかりの笑顔を見て、その勢いを一気に削がれたみたい。
…やっぱり後藤さんは凄いと思う。
- 188 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時11分55秒
- 189 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時12分29秒
その日の夜のメール。
『 高橋起きてる?ごとーはもう眠いから寝るよ〜
明日も仕事頑張ろうね。大好きだよ。おやすみ 』
淡白なメール。
なんとなく、後藤さんらしい。
でもしっかりと気持ちは伝わってくる。
- 190 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時13分05秒
『 私も明日早いのでもう寝ます。
私も大好きですよ。おやすみなさい! 』
パチッと音とたてて携帯を閉じて、枕の横に置いた。
今日は、久しぶりにぐっすり眠れる気がした。
- 191 名前:5 投稿日:2003年08月03日(日)19時14分31秒
END
( ´ Д `)<良かったねー♪
川 ’ー’川<最高やよー!!
- 192 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年08月03日(日)19時18分27秒
わーいやっと終わった〜!!
ってか無理やり?かなり強引。
リクしてくださって人ごめんなさい…自分にはこれくらいしか書く能力は無いんです!(w
応援レスもかなり嬉しかったりします。
読んで下さっていた方、有難うございました。
次はまた気まぐれに更新致しますので、適当に「こんなんみてみてぇな〜」と思ったものがありましたらレスしてください。
それではまた。(逃げ)
- 193 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年08月03日(日)19時18分58秒
レス隠し
- 194 名前:名無し読者 投稿日:2003年08月03日(日)22時40分52秒
- ごまあいって新鮮で良かったです
- 195 名前:名無し読者 投稿日:2003年08月03日(日)22時48分47秒
- ごまあいって新鮮で良かったです
- 196 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月04日(月)08時40分00秒
- 安倍×辻 希望!
- 197 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年08月04日(月)17時59分59秒
あやみき
- 198 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時01分45秒
「美貴たん」
「ん?」
「美貴たん」
「なに」
「美貴たーん♪」
名前を呼ぶごとにあたしが反応してくれるのが嬉しいらしく、
亜弥ちゃんは、さっきからずっと飽きずにあたしの名前を呼び続けている。
でも、さすがにそんな事にいつまでも相手しているほどあたしも暇な人間じゃないので
じゃれついてくる亜弥ちゃんの腕を軽く払って、目の前に置いてあるノートに目を走らした。
- 199 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時02分34秒
「なぁに? それ」
相手をしてくれなくなって、ちょっとご機嫌斜めな亜弥ちゃんの声は
いつもと違って少しだけ苦い響きをもたせる。
いや、いつもの亜弥ちゃんの声が甘すぎるだけであって、今の声はあたしにとって普通だ。
むしろ高い方かもしれない。
果てしなく女の子らしい亜弥ちゃんと、真逆とも言えるあたしの男らしい性格。
どうしてここまで正反対なあたし達がいつも一緒にいるのか。
考えても答えなんて無い。
ただ、一緒にいたいから傍にいるだけ。
…多分亜弥ちゃんもおんなじ気持ちだと思う。
- 200 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時03分38秒
「これは数学のノートです〜。あたし来週からテストなんだよねぇ…あー めんどくさ」
「ふ〜ん 美貴たんってちゃんと勉強してるんだね〜」
偉いねぇ、なんてどこかの婆さんのように一人頷く亜弥ちゃん。
「当たり前でしょ。いっつも遊んでばかりの亜弥ちゃんと一緒にしないでよ」
「んえぇー!それちょっとひどくないっ!?」
- 201 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時04分27秒
私だってやる時はやるもん。
口を尖らせて言う亜弥ちゃんは怒っているのかいないのか
あたしの肩に顎を置いて、その上でガチガチ歯をあわせている。
最近肩こり(あたしもそろそろ年か…)が激しくなっているあたしにとって
その亜弥ちゃんの動きは気持ちの良いものであった。
あぁ…気持ちいぃ…
極楽 極楽♪
「んー…いいねぇ 亜弥ちゃん、もっとして♪」
「…ふぇっ!? な、何がっ?」
あたしの言ってる意味がわからなかったのか、その「気持ちの良い」行動は
なぜか必要以上に驚いている亜弥ちゃんによって、中止させられてしまった。
- 202 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時05分17秒
「なんでやめちゃうんだよぅ」
ブー と口を膨らませて亜弥ちゃんのほっぺたを軽く抓った。
その行動も亜弥ちゃんにとって以外だったのか、まだ目を真ん丸くさせてあたしを見ている。
「なんか、今日の美貴たん…可愛いね」
「はぁ?」
「子供みたい」
亜弥ちゃんはそう言って ふにゃりととろけるような笑顔を見せた。
あたしにとっちゃ、そんな顔する亜弥ちゃんの方が子供みたいなんだけど……
とりあえず、本人が幸せそうな顔をしているので何も言わないでおいた。
- 203 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時05分51秒
「美貴たん」
「なに?」
「たん」
「短いって。ちゃんと美貴ってつけ――――!?」
- 204 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時07分05秒
「…たん♪」
頭の中が痺れる。
あたしの体は一瞬のうちに柔らかいものに包まれていた。
はぁ? いったい何が起きたんですかい?
なぜか亜弥ちゃんの顔が異常に近くにあるけど。
なぜか、あたしの体の上に何かが乗っかってる気がするんですけど。
……って。それってあたしが亜弥ちゃんに押し倒されてるんじゃん。
「…!! ちょ、っと」
「んへへ〜 やわっこ〜い」
「変な声で笑うな!重いから早く上からどいてよ!!」
「重いなんて失礼な。私これでも−3キロ頑張って痩せたんだよぉ?」
- 205 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時07分51秒
重くない。重いはずなんてない。
ただ、ちょっと…んー、なんて言ったら良いのかわかんないけど。
簡単に言うなら……亜弥ちゃんに乗っかられてるこの状態が、なんでかやばいくらい恥ずかしいってだけなわけで。
美貴よりスリムな体の亜弥ちゃんに、ケチつけたかったわけじゃないし。
そんなあたしの妙な気持ちを知ってか知らずか、
亜弥ちゃんは更にあたしの体へ密着すると
クンクン音をたてて首元に鼻を寄せた。
- 206 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時08分51秒
…って、なんであたしの体を嗅ぐっ!?
もしかしてあたし汗臭い!?
まー…確かに今日は暑かったし、外に出たにも関らずシャワーも浴びてないけどさ。
外に出たのだって、亜弥ちゃんの為にコンビ二までアイスを買いに行った間だけだし、
汗なんか大量にかくわけないじゃん!ないよね!?
=あたしは汗臭くない。
なのに、なんでこの子犬はあたしの体の匂いを嗅ぐのか。
疑問に思って亜弥ちゃんの顔を見るけど、近すぎて何がなんだかわからなくなってるし。
あ…亜弥ちゃん今日唇にグロス塗ってるんだ。
- 207 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時10分03秒
妙に艶めかしい唇があたしの目を釘付けにする。
「ん、やっぱり美貴たんって赤ちゃんの匂いがするねぇ」
はぁ?
ドキドキと不整脈が流れ始めたあたしの胸の中で、一通り嗅ぎ終わった亜弥ちゃんは
フン、と一回鼻を鳴らして自慢するようにそう言ってくる。
「香水とかなんも付けてないのに、美貴たんの体良い匂いするんだよね。いつも。
そういえば美貴たんの家の中もこんな匂いだし。だからなんとなく落ち着くのかなぁー」
- 208 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時12分06秒
「…知るか」
「……えっ?」
「なんでもない」
なんであたしはこんなにドキドキしてるんだろ。
亜弥ちゃんとこんな風にくっつくなんていつもの事じゃん。
ただ、今日は家族もみんな出払っていて家の中に二人っきりっていう事実と
いつも以上の甘ったるい亜弥ちゃんの声と仕草で、普段のあたしの思考回路が上手く動いてくれないらしい。
そうだよ。
いつもだったらこんな時、なんか上手いこと言って亜弥ちゃんをからかったりしてたじゃん。
なのにさー。なんで今日に限ってなんも口から出てこないんだよ。
- 209 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時12分39秒
「………」
「………」
おかしいよこの沈黙。
長い、長いし重い。
あっ 亜弥ちゃんの体が重いっていうわけじゃなくてね。一応。
あたし達が一緒にいてここまで話さなかったのって初じゃない?
ってか新記録?
前に一回喧嘩らしきものをした時もけっこう話さなかったけど、どちらからともなくふっつーに話しかけてきてその喧嘩も終わったんだよね。
わずか5分程度の喧嘩。
この沈黙はその時よりはるかに重くて長い。
- 210 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時13分31秒
「…たん」
「はい」
急に喉元から聞こえた声で、おもわず敬語になって返事してしまった。
「私さ…あのね…ずっと、ね………」
- 211 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時14分13秒
えぇー!?
なに、なにまさか。この雰囲気はアレ?
爽やかな中学生の学ラン着た男子が、初恋のおさげ髪をした女子にこっ、こっ、こっ
告白……するっていう。なんつーか、あたしの恋はレモン色?みたいな。
うぅ…やばい自分でもわけわかんない。
ギュッとあたしの首にまわされた腕に力が入る。
あたしの顔のすぐ横には亜弥ちゃんの顔。
頬をぴったりくっ付けて 密着度本日ナンバーワンであります。
- 212 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時14分55秒
「私さっ……!!」
「ああっ!!」
やばい。
あたしもついに女子校デビューか?
禁断の恋が今より始まるってやつ?
だって亜弥ちゃんの声が耳の傍で聞こえるし、息だってさっきからかかってるし
その息だってなんだかはぁはぁ息苦しそうだったし、どっちかっていうと乗っかられてる方のあたしが苦しくなったっていうんならわかるけどさ。
つまり…亜弥ちゃんは今、興奮気味って事っしょ?
そうだよね?そうとしか考えられないっしょ。
でも…!
- 213 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時15分54秒
「あ、亜弥ちゃん!!!」
「…んぇっ!?」
「ダメだよ自分を大切にしないと!確かに美貴にとっても亜弥ちゃんは大切な人だし、一緒にいないと落ちつかないし、何よりも大好きだけど!!」
「………」
「女の子同士ってゆーのはさ、あたしは経験無いからよくわかんないけど、日本では認められてない以上誰からも白い目で見られるってことじゃん。
あたしはね、絶対つらいと思うんだ。好きな人がいるのにその人を付き合う事は認められないなんてすっごい嫌だよね。もちろん結婚も出来ないし、子供も産めない。
亜弥ちゃんにはそんなつらい道通ってほしくないんだよね。あたし。
……亜弥ちゃんは、誰よりも幸せになってほしいから……」
一気に言葉を吐き出したあたしは、
そう言い終えてからハアッと一回息をつく。
すぐ横にいる亜弥ちゃんの表情は残念ながら(近すぎて)見えなかったけど、大体あたしの言いたい事は伝わったと思うから。
何よりも大切な人には誰よりも幸せになってほしい……くぅ、あたしって良い事言うね!
まぁ、冗談じゃなくて本気だったけど。ちょびっとクサかったかなぁ。
- 214 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時16分41秒
「美貴たん…」
「ん?」
「ありがと」
耳元で囁かれると、なんかくすぐったい。
でもいいな、こーゆうのも。
亜弥ちゃんの気持ちには応えられないけど……あたしの気持ちもわかってくれたみたいだし。
- 215 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時17分47秒
「…でもね」
ん?
なんだ、まだ何かあんのかな。
「美貴たんの気持ち聞けて嬉しいけど…私さ、さっき」
へ?
- 216 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時18分38秒
「言おうとした事……ずっと、てやつ。あれさ…『ずっと足が痺れてて、もう限界っぽいから寂しいけど離れるねっ』って言おうとしてたんだ。」
は?
「ごめんね。なんか美貴たんちょっと勘違いしてたみたいだけど、なんか途中で口挟むのもあれだし最後まで黙ってたんだぁ」
はい?
もしかして、しなくとも
ウルトラスーパー勘違い野郎はあたしで決定ってことですか?
あたしがモーニング娘。に入るって大決定した時よりショックだね 今のは。
- 217 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時19分25秒
「でもね〜 私さ」
「…もぅいいよ」
「あのね、……美貴たん聞いてっ!」
完全にやさぐれモードのあたしは、耳に手を当ててギューッと目を閉じた。
「きーてってばぁ!!」
五月蝿い。何も聞こえない。あたしは何も聞かない。
- 218 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時20分14秒
あたしが頑固この状態から動かない事を決意したその時。
「へ!?」
「やっと 目開けてくれた…」
「だだだだだだって、今っ、亜弥ちゃん……!」
「…ほら、あんまりうるさくすると もう一回しちゃうよ?」
それでも良いや、なんて思ったけど咄嗟に口を噤んでしまうあたしは
どうやら自分の気持ちに正直じゃないらしい。
- 219 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時21分12秒
「私もねー美貴たんのこと好き」
頬を撫でられて
「美貴たんが一番好きだよ」
髪に指が差し込まれて、あたしという存在は『松浦亜弥』に翻弄されている。
実はずっと前からこの存在に翻弄されっぱなしだったなんて、気づくのがちょっと遅かったみたい。
「私の一番の幸せは美貴たんに好きになってもらうことぉー。
だからぁ これからも宜しくねっ!」
- 220 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時21分47秒
…彼女として
最後の眩きは小さくてちょっと聞こえづらかったけど、あたしの耳にしっかりと届いた。
ほんとに?マジで?
マジンガー?……って古っ!!
- 221 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時22分24秒
「亜弥ちゃん…」
「んへへ〜♪美貴たん真っ赤になって可愛いー!」
「うるさい!……で、あのさ…」
「なーに?」
…さっきの、もっかいして。
- 222 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時22分57秒
- 223 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時23分32秒
- 224 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時24分18秒
幸せだなぁ、あたしってば。
亜弥ちゃん可愛すぎだし。
ファンの皆様ごめんなさいね。
みなさんの愛よりもっと、あたしが絶対、たくさんの愛を亜弥ちゃんに注いであげてみせますから。
- 225 名前:6 投稿日:2003年08月04日(月)18時24分48秒
この想いをメンバーやファンの皆やマスコミに伝えるのは、まだ少し早いけど
いつかきっと『電撃婚約!?松浦亜弥&藤本美貴』ってな見出しでその手の新聞に載ってやるぜ(笑)
その時まで……こうやって、亜弥ちゃんと二人で……
「美貴たーん!」
「なにー?」
「焼肉食べ放題あるって〜 いこー!!」
「行く!!」
いつまでも幸せに。
End
- 226 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年08月04日(月)18時26分50秒
とりあえず更新終了です。
こんな短い話でごめんなさい
- 227 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年08月04日(月)18時28分09秒
>>121名無し様
>>123トップス様
>>160名無しさん様
あやみきです。
すいません(w
- 228 名前:ちょっぱや 投稿日:2003年08月04日(月)18時28分40秒
レス隠し
- 229 名前:みどり 投稿日:2003年08月05日(火)11時54分00秒
- 『なちのの』とか見てみたいです!
- 230 名前:菊麻呂 投稿日:2003年08月05日(火)23時23分21秒
- 男×娘。みたいです
- 231 名前:読んでます 投稿日:2003年08月06日(水)06時17分00秒
- なちごまに10000票
- 232 名前:hina 投稿日:2003年08月16日(土)18時20分02秒
- ご・・・・ごまたか、もう一度見たいです!!
あの「精神興奮剤」ってヤツを後藤が高橋に飲ませる・・とか・・。
とにかく、もう一度見たいです!
待ってます!!
- 233 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月24日(日)11時21分33秒
- あやみき最高。
なんて甘いんだろう、二人が婚約したら泣きます。
泣いて喜んで祝福しますから。
- 234 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月29日(金)22時52分05秒
- 激マイナーかも知れませんが、加護×里田が見たいです。
こないだのライブ映像で…可愛すぎです(笑)
- 235 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/18(木) 10:11
- 合コンの続きが読みたいです
- 236 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:23
-
ヽ^∀^ノ ( ´ Д `)
- 237 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:24
-
ここはある大学病院の一室。
「はい、では次の方どうぞ」
ガチャリという音と共に、ドアの向こうから一人の中年男性が現れる。
その顔色は真っ青で、見るからに具合が悪そうだ。
「こんにちは…」
「……今日は…どうしました?」
カリカリと書類に必要な事を書いて、適切な処置を施してから「これでまた具合が悪くなりましたら来て下さいね」と爽やかな笑顔を向けて伝える。
その整った容姿に、その瞬間、患者が目を奪われることも少なくない。
- 238 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:24
-
彼女の名は市井紗耶香。
この若さで『医者』という定職についたエリート中のエリートだ。
本人の性格は至って真面目。
そして、時には冷徹な言葉を吐くことも……。(主に機嫌の悪いとき)
透き通るような白い肌に、はっきり意思を持ったキリッとした純粋な瞳をしている。
そんな市井に惚れた経験のある看護婦は1人と言わずにたくさんいた。
「市井ちゃん♪」
―――――――そしてその中の一人、後藤真希。
ピンク色のナースの制服を着て、機嫌良さそうに市井に近づく。
市井はそんな後藤を見て溜息をつくと、
「仕事中に、その名前で呼ぶなっつってんだろ」と、冷たくあしらって
近づいてくる後藤にギィッと椅子を回転させ、背中を向けた。
- 239 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:25
-
「ねぇねぇ、今日仕事終わったら市井ちゃんの家に行ってもいい?」
市井の背中に当然のように抱きつく後藤。
市井は軽い頭痛を堪えながら、後藤の額に手を置いてぐっと突き放した。
「今、仕事中…」
「わかってるよぉ」
「…………」
「なんで黙ってんの〜 ねぇねぇ、行っても良い?」
「ほら、次の患者さん来るぞ」
「…もう!楽しみにしてるからね!!市井ちゃんっ」
- 240 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:26
-
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「んぁー 疲れたぁー!!」
- 241 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:26
-
勤務時間はとっくに過ぎているというのに、仕事熱心な市井はまだ作業を止める気配は無い。
その横で、とっくに私服に着替えてつまらなそうにしている後藤は、
まだまだ終わりそうに無い書類の束を少しだけ手伝ったりしたが、結局疲れきってしまい
大きな声をあげながら患者用のベットに寝転がった。
「疲れたなら、帰れば?」
市井はペラペラと書類を捲りながら冷たく問いかける。
その様子に少しムッとした後藤はベットから起き上がり市井の隣へと座った。
- 242 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:27
-
「なんでよ。ごとーは、市井ちゃんを待ってんのに」
「市井はまだ帰んないよ」
「……もしかして……この書類全部終わらせるつもり?」
「うん?そのつもりだけど?」
「うっそ………」
膨大な量の書類を目の前にしてケロリと言い放つ市井を考えられない、と言った様な目で呆然と見つめる後藤。
そんな後藤を見て市井は
「だから、早く帰れば?って言ってんのに」と苦笑しながら、また書類に目を戻した。
- 243 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:28
-
「市井ちゃん」
「…ん?」
「キスしよう」
「………は?……何いって」
疑問を口にする前に市井の唇は塞がれた。
- 244 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:28
-
「…んっ、………ちょっと!」
「……ん……っ…いちいちゃん……」
後藤はすぐに市井の膝の上に跨り、首に腕を絡ませる。
「んん……チュッ……んっ……チュッ………」
唇を合わせては離すという事を繰り返して、後藤は唇同士が擦れる音をうっとりとした表情で聞く。
市井の頭を抱きかかえる状態で、そのキスは激しさをどんどん増していった。
- 245 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:29
-
最近市井が仕事で全然構ってくれないせいか、後藤もいろいろと溜まっていたのだろう。
次第に顔も上気していき、潤んだ瞳で見つめる後藤の目は市井にとって妖艶だった。
「……ふっ……」
市井は堪らないといった様子でギュッと目を瞑った。
それでも声は鼻から抜けてしまう。
小さな震えが後藤にばれないよう、力いっぱい白衣の裾を握った。
後藤の舌が市井の唇をなぞって、薄く開いたそこに舌を差し込む。
丹念に口内を舐めつくしてから、奥に引っ込んでいた市井の舌を見つけて絡ませた。
厭らしい音をたてながら味わうように舌同士を絡ませあって、唇の端から漏れる熱い吐息はもうどちらのものか分からなくなっていた。
後藤は口の中にあった唾液を舌を伝って流し込む。
市井はどんどん激しくなるキスに耐えながら、その後藤のものを飲み込んだ。
- 246 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:30
-
「……ふはぁっ!……んっ……んぅ……」
市井の手が後藤の服の中へと侵入し、背中を撫でるような手つきで這い上がってゆく。
ゾクゾクとした快感が背中を伝って体全体にまわる。
後藤がぶるっと体を震わせている間に市井の手はブラのホックを外し、現れた大きな胸にそっと手を這わせた。
「…あっ…」
「……後藤が悪いんだからな」
「……んぁ…っ……あっ……あぁっ!!」
- 247 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:30
-
右手で服を上にたくし上げ、露になったそこに市井は顔を埋めた。
ペロペロと子猫がミルクを味わうかのように胸の辺りを舐める。
ツン、とすでにその存在を主張しだした突起にはまだ触れずに、胸への愛撫を繰り返す。
「…はあぁ……あっ…あっ……んやぁっ!!」
後藤は自分から誘っておいて、今更ながらに後悔していた。
―――――市井はセックスが上手すぎる。
今回ので実に3度目であるが、初めて市井に抱かれた時はあまりの気持ちの良さに失神してしまったらしく、朝起きたら書置きだけ残してすでに市井は仕事に行ってしまっていた。
- 248 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:35
-
市井に触られているだけなのに、体の芯がびりびりと疼き
気づいたら朝になっていたというのが今までの経験だった。
しかし、今日はなんとしてでも市井の家に行かなければならない後藤は快感に耐えながらも昨日の出来事を思い出していた。
『市井ちゃーん』
『……なに?』
『明日ってさ、何の日か……わかる?』
『………なんだろ。田中さんのオペの日かな……』
『……もー!!全然違うよっ!!明日までによく考えてきてね!!』
- 249 名前:7 投稿日:2003/09/21(日) 11:35
-
「はあぁあぁっ……!!」
突然強烈な快感が後藤を襲う。
市井にカリッと歯をたてて胸の先端を口に含まれたからだ。
「……はぁっ……はあぁっ……」
「…後藤、気持ち…いい?」
「……ぅん……きも…ちー……よぉ……」
「じゃ、もっと気持ち良くしてあげるよ………」
服を捲り上げていた手が、わき腹辺りに下りた。
パラッと服が下りて市井の頭がその中へと隠れる。
後藤はビクビクしながらも快感を期待しながら天井をぼんやり見上げていた。
- 250 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/09/21(日) 11:40
-
更新終了です。
>>23>>29さんのリクで、医者の市井と看護婦の後藤です。
あと2回程更新は続くかと思われます。
他の作品も中途半端にして申し訳ないですm( )m
出来れば感想やリク頂けると、小躍りして喜びます(まじで
ので、どんどんレスしてください。
それでは、また(0^〜^0)/^
- 251 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/22(月) 00:24
- いちごま大好きなんで続きがんばってください☆
ついでに合コンの続きも……
- 252 名前:hina 投稿日:2003/09/22(月) 20:40
- おぉ!更新されてる!!
いちごまイイ!!(w
続き頑張って下さいね!!
しつこいかもしれませんが、リクは『ごまたか』で
お願い致します〜vvできれば・・・エロどんとこい!(ぇ
待ってますので!!
では!!
- 253 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/28(日) 01:47
- ageないで頂きたい
- 254 名前:6 投稿日:2003/09/29(月) 17:53
-
从´∀`从(〜^◇^〜)
- 255 名前:6 投稿日:2003/09/29(月) 17:53
-
―――――君が好き。
それはキスをする度何度も思いだされる――――――
- 256 名前:6 投稿日:2003/09/29(月) 17:54
-
…あぁ、ほんまに可愛いんやコイツ。
家持って帰って飼いたいわぁ。
「ね…っ、ゆうちゃん。誰か来るから、もうやめようよぉ」
「だいじょうぶ。誰も来ぃへん………」
「なんで?こんなの見つかったらゆうちゃんがヤバイじゃん!」
「こんな状態でおあずけ食らってるゆうちゃんのが、ヤバイっちゅーねん」
- 257 名前:6 投稿日:2003/09/29(月) 17:54
-
ここは薄暗い教室の中。
2−4を受け持つ担任中澤裕子。その生徒の矢口真里。
机の上に上下になって重なってる割には、さっきからずっとその行為は進まない。
小さい体をおもいっきり使って矢口が抵抗し続けているからだ。
「だから!こんな鍵も付いてない教室で、誰か来て見つかったらどうすんのって言ってんの!!」
「こんな遅い時間に教室なんて誰も来ぃへんって。
部活があるやつは、部室を使ってるしなぁ」
「………そーゆう問題じゃなーい!!」
「…じゃあどうゆう問題や?そんな大声出してると、ほんまに誰か来るで」
- 258 名前:6 投稿日:2003/09/29(月) 17:54
-
「うぅ……」
悔しそうに唸る姿なんて、まさに犬みたいで。
すぐにでも奪いたくなる気持ちを抑えて、あたしはなんとか平静を装う。
代わりに頭を愛しそうに撫でてやると、悔しそうな顔から嬉しそうな表情に変わった。
…ほんま、この子見てると飽きんわぁ。
コロコロ変わる表情も、子供みたいで可愛いやんか。
- 259 名前:6 投稿日:2003/09/29(月) 17:55
-
「ゆうちゃん」
「んー?」
「だからね、」
「うん」
「…………」
「なんやぁ」
「…バカ裕子!乙女心を察せよ!!」
「…んなっ!?この状況で無茶言うなや!」
- 260 名前:6 投稿日:2003/09/29(月) 17:55
-
「だからぁ」
続く矢口の言葉を唇で塞いだ。
「……ぅんっ……」
びくっと震えた体を、そっと優しく包み込んでやる。
唇を押し当てて、何度も角度を変えたりしていたら矢口の震えも止まった。
ちょっと唇をずらして頬に口付けると、くすぐったそうに眉を顰める。
- 261 名前:6 投稿日:2003/09/29(月) 17:56
-
「……続きは家で、な?」
「…………」
なんだか釈然としない思いがあるみたいで、膨れていく頬を指で潰して空気を抜いた。
納得いかない顔も、再びキスをしたら見るからに緩んでいくのが分かる。
…可愛いなぁ。
あたしがいつも矢口の事考えてるなんて知ったら、矢口はどう思うやろうか。
- 262 名前:6 投稿日:2003/09/29(月) 17:56
-
「…最初から家ですれば良かったじゃん」
「だってぇ、矢口が可愛いんやもん」
ボッと赤くなっていく顔。
「なんだよぉ」と照れたように頭をかく。
………その仕草、反則やでぇ。
「可愛いなぁ、ほんま」
…家帰るまで持つかわからんなぁ。
矢口に幻滅されるのだけは嫌やから、それだけは止めとこ。
「…矢口は、ゆうちゃんが先生辞めることになったらヤダから抵抗してたんだからねっ」
「…そうなんか?」
「気づけっ!バカ!」
- 263 名前:6 投稿日:2003/09/29(月) 17:57
-
――――――君が好き。
誰がなんと言おうと、君が、一番―――――――
fin
- 264 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/09/29(月) 17:59
-
更新終了です。
>>24さんのリクで从´∀`从(〜^◇^〜) の先生生徒の関係でした。
駄文で申し訳ないです。そして、遅れてすみません。
- 265 名前:karry 投稿日:2003/09/29(月) 21:11
- 亀井と道重お願いします!!
- 266 名前:名無し 投稿日:2003/09/30(火) 18:50
- 遅れてもいいので、里アヤお願いします。
- 267 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/09/30(火) 21:19
-
ちょっとここで提案です。
皆様のレスが無ければ終わってしまう企画なのですが(w
ここで一つ『彼氏にしたい娘。(脱退メンバー・他ハロプロ内ならOK)』と、
『彼女にしたい娘。(脱退メンバー・他ハロプロ内ならOK)を投票して頂き、それぞれ一位になったメンバーを使って小説を書きたいと思います。
かなり私情が入っているのですが、良かったらレスしていってください。
尚、投票数が少なくとも大体票が集まったなーと思ったら更新致しますので、宜しくお願い致します。
それでは…(逃げ
- 268 名前:a 投稿日:2003/09/30(火) 22:30
- 私的には・・・
彼氏にしたい娘。⇒ごっ・・後藤さん。。(よっすぃーも捨てがたいが。。)
彼女にしたい娘。⇒タカハシさん。(てか自分の推し。/爆)
- 269 名前:投票します 投稿日:2003/10/01(水) 14:34
- 初書き込みでいきなりの投票をさせていただきます。
彼氏にしたい娘。⇒保田圭さん。(旧プッチの頃より、男前だなぁと思っていました。)
彼女にしたい娘。⇒石川梨華さん。 (まさしくマドンナです。)
- 270 名前:ペンタ 投稿日:2003/10/01(水) 16:34
- 自分的には・・・
彼氏にしたい娘。⇒よっすぃー(やっぱ王子だし)
彼女にしたい娘。⇒ごっちん(だって姫だし)
こんな感じです。
- 271 名前:たか 投稿日:2003/10/01(水) 18:33
- 自分は
彼氏にしたいのは なっちです。 しっかりしてそうだから。
彼女にしたいのは 文句無しであややです。 かわいすぎです。
- 272 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/01(水) 22:17
- 彼氏にしたい娘。→市井さん(プッチの時の男前な市井さんがかっこよかったんで)
彼女にしたい娘。→亀井さん(笑顔がかわいいなぁと最近思ったので)
- 273 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/02(木) 10:22
-
彼氏にしたい娘。⇒ごっちん 彼氏と言うか、男装させるならごっちんでしょ。
彼女にしたい娘。⇒なっち 天使です♪
- 274 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/02(木) 13:42
- 彼氏にしたい娘。⇒ミキティ ん〜。男って感じじゃないけど歌い方とか男前でかっこいいし。
彼女にしたい娘。⇒あやや なんと言っても可愛いです。なっちと悩みました。
- 275 名前:Y 投稿日:2003/10/02(木) 17:00
- 彼氏にしたい娘。→ごっちん(すごくカッケ〜)
彼女にしたい娘。→梨華ちゃん(可愛すぎです!)
- 276 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/02(木) 19:48
- 彼氏にしたい娘。⇒よっすぃー
彼女にしたい娘。⇒ごっちん
見てみたいよ〜!
- 277 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/02(木) 22:26
- 彼氏にしたい娘。→う〜ん…ごっちん(よっすぃーとミキティも捨てがたい…)
ハロモニでの男装かっこよすぎ。
彼女にしたい娘。→あややです(彼女は完璧だと思います)
彼氏のほうはかなり迷いました。
- 278 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/03(金) 06:11
- 彼氏にしたい娘。→ごっちん(ごっちんの男装は最高です)
彼女にしたい娘。→なっち (やっぱり可愛いので)
- 279 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/03(金) 10:22
- 彼氏にしたい娘。→よっすぃー(漢)
彼女にしたい娘。→梨華ちゃん(姫)
- 280 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/03(金) 10:53
- 彼氏にしたい娘。⇒み、ミキティ 女の子っぽい彼女にあえてやってもらいたい。
彼女にしたい娘。⇒あやや!! 超可愛い。かんぺきです。
- 281 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/03(金) 16:53
-
途中経過です。
予想以上にレスを頂けて、とても嬉しいです。有難うございます!
皆様の期待に副えるものが書けるでしょうか……
今真剣に逃亡しようか悩み中です(嘘
・彼氏にしたい娘。
1位 後藤(5)
2位 吉澤(3)
3位 藤本(2)
4位 保田 安倍 市井(1)
・彼女にしたい娘。
1位 松浦(4)
2位 石川(3)
3位 安倍 後藤(2)
4位 高橋 亀井(1)
何気に後藤さん男としてモテてます。
このままいくと後藤×松浦になるんですね…
書いた事が無いのでちょっとドキドキ(w
- 282 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/03(金) 17:20
- 彼氏→後藤さん
本当にカッコいいから
彼女→ミキティ
推しなんで(笑
こんな感じです。
楽しみにしてますんで、頑張ってください!
- 283 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/03(金) 18:45
- 楽しそうなことしてますねw
では
彼氏にしたい娘。⇒よっすぃ(頑固一徹サイコー)
彼女にしたい娘。⇒あやや(文句なしです)
- 284 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/03(金) 21:00
- 彼氏⇒ごっちん(ハロメンの間でモテモテな感じがする。かっけぇ!)
彼女⇒亀井(笑顔がめちゃめちゃ可愛い!文句無しです!)
- 285 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/03(金) 21:20
- 彼氏→ごっちん
彼女→ミキティ
- 286 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/03(金) 21:25
- 便乗
彼氏にしたい娘。⇒ 後藤
彼女にしたい娘。⇒ 藤本
- 287 名前:nanasi 投稿日:2003/10/03(金) 22:02
- 彼氏にしたい娘。⇒ 後藤 (だってカッケーじゃん
彼女にしたい娘。⇒ 亀井(だってかーいーじゃん
6期が居るのはあまり無いので亀井キボーンww
- 288 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/03(金) 22:45
- 彼氏→吉澤(皆の王子だしね。
彼女→高橋(可愛いから。
- 289 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/03(金) 23:07
- 彼氏にしたい娘。→市井(ヘタレでかっけー
彼女にしたい娘。→後藤(色気ありまくり
- 290 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/03(金) 23:21
- 彼氏にしたい→ミキティ(あの冷たい眼差しがタマラン!!)
彼女にしたい→あやや(文句のつけようがないです……)
- 291 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/04(土) 11:10
- 彼氏にしたい娘。⇒市井さんヽ^∀^ノ
彼女にしたい娘。⇒後藤さん(´д`)
(いちごまが好きなんで…)
- 292 名前:tixyoko 投稿日:2003/10/04(土) 12:57
- 彼氏にしたいのは⇒藤本さん。(サバサバしててカッケー**
彼女にしたいのは⇒高橋さん。(カワイイし、推しだし。。
(藤高見てみたい!!**)
- 293 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/04(土) 21:24
-
・彼氏にしたい娘。
1位 後藤(10)
2位 吉澤(5)
3位 藤本(4)
4位 市井(3)
5位 保田 安倍(1)
・彼女にしたい娘。
1位 松浦(6)
2位 後藤(4)
3位 石川 高橋 藤本 亀井(3)
4位 安倍(2)
( ´ Д `)ぶっちぎりです(w
彼女にしたい娘。のほうでも何気に追い上げております。
もし1位が後藤×後藤になったらどうしましょう……
まぁそれも面白そうなので。
- 294 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/04(土) 22:24
- 彼氏⇒ごっちん(本物の男よりもずっとかっこいい)
彼女⇒えりりん(ホントかわいい。大好き)
- 295 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/05(日) 11:23
- 彼氏→ごっちん(かっこいいから。)
彼女→ごっちん(かわいいから。)
- 296 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/05(日) 13:42
- 彼氏⇒ごっちん(やっぱりかっこいい)
彼女⇒梨華ちゃん(可愛いし、推しなので)
- 297 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/05(日) 13:52
- 彼氏→ごっちん(かっこいい)
彼女→なっち(笑顔がサイコー)
sage
- 298 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/05(日) 15:08
- >>297
sageはメール欄に書く
彼氏⇒ごっちん
彼女⇒松浦
- 299 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/05(日) 16:48
- 彼氏→よっすぃー(カッコイイ)
彼女→ごっちん(可愛いごっちんの方がすき。
- 300 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/05(日) 21:59
- 彼氏⇒ごっちん
彼女⇒ごっちん
- 301 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/05(日) 23:06
- 彼氏⇒市井さん(ヘタレっぷりがイイ)
彼女⇒あやや(めっちゃ可愛い)
- 302 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/05(日) 23:48
- 彼氏にしたい娘。⇒ごっちん(かっこかわいい)
彼女にしたい娘。⇒あやや(完璧だと思う!)
- 303 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 00:03
- 彼氏⇒吉澤さん
彼女⇒後藤さん
よしごま大好き
- 304 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 00:48
- 便乗。
彼氏→よっすぃー
彼女→ごっちん
俺も、よしごま大好き
- 305 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 01:45
- 彼氏→ヽ^∀^ノ(やっぱ捨てがたい
彼女→( ´ Д `)(やっぱ捨てがたい
やっぱ捨てがたい。
- 306 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 03:42
- 作者さんのあやみきすごいです。
松浦の臭いを嗅ぐところは萌え狂いそうになりました。
是非もう一度あやみきを…
- 307 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 06:46
- 彼氏→ごっちん(カッコイイ!)
彼女→あやや(カワイイ!)
- 308 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 08:24
- 彼氏にしたい娘。⇒ごっちん(カッコイイし性格良さそう)
彼女にしたい娘。⇒あやや(女の子らしくてカワイイ。一緒にいたら楽しそう)
- 309 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 14:26
- 彼氏⇒市井(ヘタレかっけ〜が好き)
彼女⇒後藤(かわいいごっちんが好き)
☆いちごまLOVE☆
- 310 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 15:38
- 彼氏⇒ごっちん
彼女⇒あやや
- 311 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 15:56
- 彼氏⇒ミキティ(軽ヤン最高!)
彼女⇒あやや(やっぱ可愛いんで)
- 312 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 16:43
- 彼氏⇒よっすぃー
彼女⇒ごっちん
- 313 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/06(月) 17:06
-
・彼氏にしたい娘。
1位 後藤(20)
2位 吉澤(9)
3位 市井(6)
4位 藤本(5)
5位 保田・安倍(1)
・彼女にしたい娘。
1位 松浦(13)
2位 後藤(12)
3位 石川・亀井(4)
4位 高橋・安倍・藤本(3)
本当に彼氏部門は( ´ Д `)圧倒的です。
しかも彼女部門でも2位だし…何気に1票差(w
後藤×後藤の話になったらどうしようかと考えていたらなんとかネタは考えられたので、もしそうなったとしても更新は出来そうです。
そして、本当に予想以上の人が投票してくださったという事で、1位×1位のみならず2位×2位になったカプの小説も書かせていただきたいと思っております。
例えば今の状態ならば、後藤×松浦と吉澤×後藤という形で。
大体明日の午後辺りで締め切ります。
从´∀`从<皆様、投票有難うございます。
- 314 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/06(月) 17:10
-
それと、彼氏にしたい娘。といっても、(♂)として小説に出す予定はないのでご了承ください。
- 315 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 17:20
- 彼氏にしたい娘。⇒ごっちん
彼女にしたい娘。⇒あやや
あやごま!!!
- 316 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 18:27
- 彼氏⇒ミキティ(冷たそうなとこが好き)
彼女⇒亀井(めっちゃ可愛い!)
- 317 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 18:55
- 彼氏にしたい娘。→ミキティ
彼女にしたい娘。→あやや
- 318 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 19:07
- 彼氏⇒市井
彼女⇒後藤
- 319 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 19:22
- 彼氏にしたい娘。⇒よっすぃー
彼女にしたい娘。⇒あやや
見てみたいよ〜!
- 320 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 19:28
- 彼氏にしたい⇒よっすぃー
彼女にしたい⇒ごっちん
- 321 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 19:56
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒あやや
- 322 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/06(月) 20:14
- 彼氏→ごっちん(男から見てもかっけー!)
彼女→あやや(守ってあげたくなるタイプなんだよなぁ)
- 323 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 20:32
- 彼氏にしたい→藤本
彼女にしたい→松浦
っていうかあやみきが見てー
- 324 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 20:59
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒亀井
- 325 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 21:28
- 彼氏⇒ごっちん
彼女⇒えりりん
- 326 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/06(月) 21:46
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒あやや
- 327 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 21:57
- 彼氏→ミキティ
彼女→高橋
- 328 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 22:28
- 彼氏⇒市井
彼女⇒亀井
- 329 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/06(月) 22:28
- 彼氏にしたい娘。⇒藤本
彼女にしたい娘。⇒後藤
- 330 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 00:15
- 彼氏⇒市井さん
彼女⇒後藤さん
- 331 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 02:25
- 彼氏にしたい娘。⇒よっすぃ
彼女にしたい娘。⇒あやや
- 332 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 02:48
- 彼氏→ごっちん
彼女→あやや
- 333 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 03:27
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒あやや
- 334 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 06:41
- 彼氏→後藤さん
彼女→あやや
- 335 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 06:57
- 彼氏→ごっちん
彼女→あやや
- 336 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 08:05
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒高橋
- 337 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 09:39
- 彼氏⇒市井
彼女⇒矢口
つーか、矢口何処いったんだw
- 338 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 09:48
- 彼氏⇒市井ちゃん
彼女⇒ごっちん
- 339 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 09:51
- 彼氏→市井さん
彼女→矢口さん
- 340 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 09:53
- 彼氏→後藤
彼女→後藤
(ちょっと見てみたいから)
- 341 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 10:02
- 亀レスで申し訳ですが、医者の市井と看護婦の後藤の話良すぎます!
気が向いた時でいいので続き期待してます。
- 342 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 10:53
- 医者と看護婦、続き希望!!
- 343 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 11:45
- 彼氏は藤本
彼女は松浦 です。
- 344 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 12:43
- 彼氏→ごっちん
とにかくかっけぇ
彼女→柴ちゃん
素直じゃない(なれない?)とこが可愛い
- 345 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 13:25
- 彼氏→ミキティ
彼女→あやや
- 346 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 14:53
- 彼氏にしたい⇒後藤
彼女にしたい⇒亀井
ごまえり(?)もアリかなって。
- 347 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 16:25
- 彼氏→みきたん
彼女→まつーら
- 348 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 16:34
- 彼氏:吉澤
彼女:松浦
に一票。
- 349 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 16:40
- 彼氏にしたい娘。⇒吉澤
彼女にしたい娘。⇒松浦
見てみたいです!
- 350 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 16:44
- 彼氏にしたい娘。⇒よっすぃ
彼女にしたい娘。⇒なっち
お願いします。
- 351 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 16:47
- 彼氏→よっすぃー(カッコイイ)
彼女→柴ちゃん(可愛い)
結構おもしろい組み合わせだと思います。
- 352 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 17:06
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒ごっちん
- 353 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 17:13
- 彼氏にしたい娘。⇒ごっちん
彼女にしたい娘。⇒愛ちゃん
- 354 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 17:22
- 彼氏にしたい娘。⇒よっすぃ
彼女にしたい娘。⇒あやや
- 355 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/07(火) 17:39
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒ごっちん
- 356 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 17:52
- 彼氏→ごっちん(オトコマエ)
彼女→柴ちゃん(ナチュラルな感じが好き)
- 357 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 18:29
- 彼氏→市井ちゃん
彼女→後藤さん
- 358 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 18:40
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒ぁゃゃ
- 359 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 18:45
- 彼氏にしたい娘。⇒後藤
彼女にしたい娘。⇒藤本
- 360 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 18:51
- 彼氏にしたい娘。⇒市井君(ヘタレも二枚目もどっちもハマる)
彼女にしたい娘。⇒梨華ちゃん(かわいい)
- 361 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:04
- 彼氏→市井
彼女→後藤
- 362 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:06
- 彼氏→後藤さん
彼女→後藤さん
- 363 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:11
- 彼氏にしたい娘。⇒市井ちゃん
彼女にしたい娘。⇒ごっちん
(いちごま☆)
- 364 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:15
- 彼氏⇒あえて圭ちゃん
彼女⇒りかちゃん
- 365 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:16
- 彼氏にしたい娘。⇒後藤
彼女にしたい娘。⇒後藤
どんな話になるか読んで見たいw
- 366 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:24
- 彼氏→ごっちん
彼女→あやや
あやごま読みたい。
- 367 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:32
- 彼氏⇒市井さん
彼女⇒後藤さん
いちごまが見たい!!
- 368 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:40
- 彼氏:吉澤
彼女:松浦
- 369 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:43
- 彼氏→よっすぃー(カッコイイ)
彼女→あやや(文句のつけようがない)
- 370 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:45
- 彼氏⇒よっすぃ
彼女⇒柴ちゃん
- 371 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:47
- 彼氏にしたい娘。⇒市井
彼女にしたい娘。⇒矢口
さやまり好きっす。
- 372 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:48
- 彼氏→よっすぃー
彼女→よっすぃー
あえて、こんなのもありかと。
- 373 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:50
- 彼氏にしたい娘。⇒吉澤
彼女にしたい娘。⇒松浦
見てみたいです!
- 374 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:53
- 彼氏→よっすぃー(カッコイイ)
彼女→ごっちん(よっすぃーといるときのごっちんは、すごいかわいい)
- 375 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:55
- 彼氏→ミキティ
彼女→ごっちん
- 376 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 19:58
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒亀井
- 377 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 20:04
- 彼氏→ごっちん
彼女→亀井
- 378 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 20:07
- 彼氏→ごっちん
彼女→ごっちん
- 379 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 20:08
- 彼氏→ミキティ
彼女→高橋
- 380 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 20:11
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒あやや
- 381 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/07(火) 20:15
- まだよいの?
彼氏にしたい⇒藤本
彼女にしたい⇒後藤
- 382 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 20:18
- 彼氏→みきてぃ
彼女→ごっちん
- 383 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 20:22
- 彼氏⇒後藤さん (凛とした透明感のあるルックス。まさに美少年)
彼女⇒亀井さん (はにかんだ笑顔ときょとんとした時の表情がたまらん。最近、自分内ランキング急上昇中)
- 384 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 20:27
- 彼氏⇒後藤
彼女⇒柴田
- 385 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 20:41
- 彼氏→後藤さん
彼女→後藤さん
- 386 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 21:02
- 彼氏→ミキティ
彼女→あやや
- 387 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 21:06
- 彼氏→市井
彼女→後藤
作者さんそろそろ止めたほうが・・・
- 388 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 21:13
- 彼氏⇒市井さん
彼女⇒後藤さん
まだいいんですか?
- 389 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 21:16
- 彼氏→ごっちん
彼女→あやや
- 390 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 21:16
- 彼氏⇒市井ちゃん
彼女⇒ごっちん
(そろそろ止めたほうがいいんでは…)
- 391 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 21:23
- 彼氏→後藤さん
彼女→あやや
- 392 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 21:52
- 彼氏→ミキティ
彼女→矢口
- 393 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 21:53
- 彼氏⇒後藤
彼女⇒石川
- 394 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 21:56
- 彼氏にしたい⇒市井
彼女にしたい⇒石川
- 395 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 22:01
- 彼氏⇒市井
彼女⇒後藤
- 396 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 22:09
- 彼氏→ごっちん
彼女→よっすぃー
- 397 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 22:13
- 彼氏→藤本美貴
彼女→松浦亜弥
- 398 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 22:13
- 彼氏⇒市井さん
彼女⇒後藤さん
- 399 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 22:18
- 彼氏→市井
彼女→石川
- 400 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 22:19
- 彼氏⇒市井さん
彼女⇒後藤さん
- 401 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 22:21
- 彼氏→市井
彼女→松浦
- 402 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 22:38
- 彼氏にしたい娘。⇒吉澤
彼女にしたい娘。⇒松浦
- 403 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 22:44
- 彼氏→後藤さん
彼女→あやや
- 404 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 22:53
- 彼氏→ミキティ
彼女→石川
- 405 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 23:00
- 彼氏→ごっちん
彼女→あやや
- 406 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 23:02
- 彼氏⇒矢口さん
彼女⇒後藤さん
- 407 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 23:03
- 彼氏→みきてぃ
彼女→あやや
- 408 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 23:31
- どっちでもいいからいちごま
- 409 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 23:31
- 彼氏→ごっちん
彼女→あやや
- 410 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/07(火) 23:52
- 彼氏⇒市井
彼女⇒後藤
いちごま希望
- 411 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/08(水) 00:27
- 彼氏→市井ちゃん
彼女→あやや
- 412 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/08(水) 01:02
- みき
あや
です。
- 413 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/08(水) 01:05
- 彼氏ミキティ
彼女ごっちん
逆でもよいのですが
- 414 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/08(水) 01:29
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒あやや
- 415 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/08(水) 02:11
- 彼氏⇒柴ちゃん
彼女⇒ごっちん
あまり見かけないし新鮮かな〜と。
- 416 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/08(水) 06:52
- 彼氏→ごっちん
彼女→梨華ちゃん
- 417 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/08(水) 06:55
- 彼氏→ごっちん
彼女→なっち
- 418 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/08(水) 07:45
- 遅くなって申し訳ありません。
昨日忙しくて来れませんでした…( ´ Д `)
ので、ここで投票を打ち切ります。
皆様有難うございました!
結果はまた後ほど…
- 419 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/08(水) 08:07
- 彼氏⇒ミキティ
彼女⇒あやや
- 420 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/08(水) 08:08
- すッすいません。書いてしまいました。
- 421 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/08(水) 17:59
-
お待たせしました。
結果報告です。
どちらでもいい、とういうレスに関しては一応両方に票を入れさせて頂きました。
ヽ^∀^ノ <皆様、本当に投票有難うございます!
>>419さんの票を入れさせてもらいました(w
投票有難うございました。
・彼氏にしたい娘。
1位 後藤(51)
2位 藤本(36)
3位 市井(30)
4位 吉澤(24)
5位 保田(2)
6位 安倍・柴田・矢口(1)
・彼女にしたい娘。
1位 松浦(51)
2位 後藤(43)
3位 亀井(12)
4位 石川(11)
5位 高橋(7)
6位 安倍・藤本・柴田(5)
7位 矢口(4)
8位 吉澤(2)
9位 市井(1)
よって、1位(後藤)×1位(松浦)
&
2位(藤本)×2位(後藤)
でカプ小説を書かせて頂きます。
ほんとのほんとに駄文なので期待しないでください。
今から頑張って書き上げます!
( ´ Д `)← ……あんたはほんとにモテスギやぁー(w
- 422 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/08(水) 18:32
- 期待してます!!(特にあやごま(w
作者さん頑張ってください!
- 423 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/09(木) 04:19
- ホント、ごまモテますねw
- 424 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/09(木) 20:29
-
( ´ Д `) 从‘ 。‘从
- 425 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:30
-
「ねぇ」
「………うん?」
ある日の昼下がり。
楽屋の中でゴロリと横になって寝ていた後藤は、急に耳元で誰かに話しかけられた。
眠る前までは自分しかいなかったはずの楽屋。
マネージャーが、仕事の時間に呼びに来たのかと思ったが、それだとしたら何か違和感がある。
- 426 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:31
-
「ねっ、ごっちんってばぁ」
鼻につくような声で、甘えるように「起きてっ」と頬を叩かれる。
その仕草で後藤は誰だかを判別すると、眠そうに目をこすりながらゆっくり体を起こした。
「……まっつー?」
「その呼び方やめて」
「…亜弥、ちゃん」
突然温度が下がったように冷めた声になった亜弥に、後藤は慌てて訂正する。
そしてフト亜弥の姿を見て、いつもの派手さが無い普段着のような格好に疑問を感じた。
- 427 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:31
-
「…亜弥ちゃん、仕事…は?」
「今日は休みなの♪」
「えっ…」
それだったら、家で寝てるとかした方が良いんじゃないか。
オフの日なんて滅多に無いんだから、ちゃんと疲れを取ったり気分転換しないとこの仕事はやってられない。
後藤もモーニング娘。の時よりは仕事の量も減ったものの、相変わらずハードスケジュールで、疲れも徐々に溜まってきている。
眠る事が大好きな後藤にとって、
毎日の睡眠時間が5〜6時間というのはありえない事だった。
- 428 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:32
-
「…んっ……んーー…」
眠い……
中途半端に寝て起こされたのがまずかった…。
基本的に、ごとーは起こされるのは大嫌いだ。
これがユウキとかだったら「起こすな!」って蹴りの一発でも入れてやるとこだった。
でも、亜弥ちゃんだからなぁ…。
………可愛いから、許す。
- 429 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:32
-
眠そうに目をごしごし擦ると、亜弥は「起こしちゃってごめんね…?」と少し反省したような素振りを見せた。
「いいよ、気にしないで」
「うん…」
「…折角のオフなのに、ごとーに会いにきてくれたんでしょ?」
「うん……」
「ありがとね」
- 430 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:33
-
そう後藤が笑顔で言うと、亜弥はまだ半分覚醒しきってない後藤の肩に顔を埋めて、
「寂しかったよぅ……」
と、ギュウッと首に腕をまわして抱きついた。
「なんで寂しかったの?」
この前ハロモニの収録で会えたじゃん、と言うと亜弥はふるふると首を振る。
「ごっちんとは…絶対…毎日会えるわけないけど……
…でも、会えないと寂しいよ……」
「亜弥ちゃん…」
- 431 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:34
-
「好きなんだもん」
いつの間にか目に涙を溜めながら言う亜弥に、後藤は一気に愛しさが込み上げてきて。
震える亜弥の肩を、ギュッと引き寄せて抱きしめた。
- 432 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:34
-
「…亜弥ちゃん?」
「ん?」
「そんな可愛い事言われるとさ…」
「…………」
「ごとーも、我慢すんの、けっこうつらいんだよね」
- 433 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:35
-
その言葉に一瞬きょとん、としたような表情を見せた亜弥だが、
次の瞬間にはその意味を理解して、頬を桜色に染めた。
「していい?」
「え…っ?こ、ここで……?」
「うん、ダメ?」
「だ、め……じゃ…ないけど…」
- 434 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:35
-
「……可愛い…」
チュッとついばむようなキスをほっぺたに落とすと、ピクッと亜弥の小さな肩が震えた。
頬に手を添えて、ゆっくりとした動作で再び顔を近づける。
ギュッと叱られる前の子供みたいに目をキツク閉じて、近づいてくる後藤の顔に、亜弥の鼓動はどんどん速まっていった。
「………」
吐息が感じるくらいの距離で、後藤はピタッと動作を止めた。
亜弥はまだ目を閉じたままでいる。
顔を真っ赤にしてちぢこまっている亜弥の仕草を、可愛すぎる…と思いつつ、そのままぼ〜っとしたまま見つめていると、
まだ?という表情で亜弥が薄っすらと目を開け始める。
その瞬間、後藤は少し強引に唇を重ねた。
- 435 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:36
-
「んっ……」
熱い唇の柔らかい感触が亜弥の頭の中を支配した。
キスだけで頭が真っ白にスパークし、神経が焼き切れそうな気がする。
「んぅ…ふっ……」
怒涛のように襲ってくる快楽の波に飲み込まれ、ひたすらに後藤を感じる。
次第に激しくなるキスに、後藤の舌が亜弥の口内に侵入してきて、厭らしく音をたてながら絡み合う。
- 436 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:36
-
「……んっ…んんっ……」
その亜弥の様子に、後藤のほんの少し残っている理性の糸ももう切れかかっている。
目の前には、目尻に涙を少し溜めながら瞳を閉じている亜弥の顔。
後藤の激しいキスに合わせようとして、必死になっているのも分かる。
(……亜弥ちゃん……)
そのうちに熱く疼くような感覚に我慢できなくなって、
唇は合わせたまま傍にあったソファーに亜弥の体を押し倒した。
- 437 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:37
-
ギシッというソファーの軋む音と、自らの体が弾む感覚で亜弥はハッと目が覚めた。
―――これから後藤は仕事があるんだから、自分とこんな事してる暇は無いんじゃないか。
時間があったとはいえ、こんなプライベートな事を仕事場まで来てするなんて
実はいけない事だったのではないか――――
仕事熱心な亜弥は、そういった所では自分にも他人にも、とても厳しいのだった。
- 438 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:38
-
それでも…今日は無性に後藤に会いたくなってしまい、楽屋に押しかけてしまった。
今更ながらに自分の行動を反省するが、もうすでに我を無くしてしまった後藤を上に見上げて
ばれないように溜息をつく。
「亜弥ちゃん……いい…?」
「うっ…え、…えーと……」
「なに、ダメ?」
後藤のその顔は反則だと思う。
いつもいつもその切なそうな表情に絆されて「NO」と言えなくなってしまうのだ。
「ね、もうごとー無理。我慢できないよ」
「で、でも…っ」
「お願い」
- 439 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:39
-
頭を優しく撫でられて、額に軽いキスを落とされた。
後藤は亜弥の返事を待たずにボタンをはずし始めて服を脱がしてゆき、亜弥の白い肌が露わになってきた所で、また一旦動きを止めた。
「……どしたの?」
不思議に思って、亜弥はすぐ近くになる後藤の顔を覗き込む。
後藤のその顔は、どこか追い詰められているような印象を受ける。
その表情に不安をもった亜弥は後藤の頬を撫でながら、自分がまだ後藤の「お願い」に返答してない事に気づく。
- 440 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:39
-
「ごっちん…」
明らかに欲望を抑え込むことに耐えているその苦悶の表情が、亜弥が後藤に触れるたびに
その色を濃くしてゆく。
亜弥は無理やりしようとは絶対にしない後藤を、とても愛しく感じ、そして嬉しく思った。
「…いいよ」
「え?」
- 441 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:40
-
頬を撫でる手つきが止まった瞬間に発せられた言葉。
後藤は自分が言ったことに対する「YES」のものか、疑わしく思ったので
少々驚いたような声をあげてしまう。
「亜弥も……その…っ、ごっちんと…したい」
そう亜弥が言った後に、嬉しそうに微笑む後藤と目が合った。
途端にカーッと全身を赤く染めた亜弥は、恥ずかしさに耐え切れなくなって目を瞑る。
その様子があまりにも愛しい初々しさに満ちていて、後藤は思わず あはっ とだらしない声を出して笑ってしまった。
- 442 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:40
-
「じゃ、…いただきます」
- 443 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:41
-
亜弥の額に、瞼に、頬に、少し顔を下げて首筋へとキスを移して。
いちいちその口付けにぴくぴく震える亜弥が可愛くて、ニコッと微笑みながら手を柔らかい膨らみへ持っていく。
先をキュッと摘んで、擦り合わせるように指の腹でそこを刺激したら、すぐにそのピンク色をした突起はぷくりと膨らんでいった。
「あ…んっ……」
- 444 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:41
-
いったん火をつけられた欲望は止まることを知らず、後藤は亜弥が感じてくれていると思うだけで、もう正気に戻る余裕はまるでなくなった。
「…も…っ…やだぁっ……」
「いや?」
「……んぅっ…ふっ……」
「………も、やめよっか?」
ここで止める気などまったく無いのだけれど、
亜弥が眉間に皺を寄せて後藤の服を掴んだことで、後藤はまた嬉しさを感じてしまう。
- 445 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:43
-
――――好きな子にはこんな時にでも、意地悪してみたくなっちゃうなんてさ。
…小学生の男の子じゃないんだから……。
- 446 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:43
-
後藤はそんな自分に苦笑すると、胸を弄んでいた手の逆の手を徐々に下へとおろしていった。
お腹の辺りを撫で回して、すべすべした感触を少しの間楽しむ。
耳を甘噛みしてふっと息を吹きかけると、鼻から抜けるような声が亜弥の口から力なく発された。
「……ゃぁ…っ…んっ……」
お腹にあった手を太腿に滑らせて、
荒い息を吐き続ける亜弥の横顔をちらりと見てから、後藤はついに『そこ』へと手を忍ばせようとした――――――が、
急に聞こえたドアのノック音で、亜弥はビクリと体を動かし、後藤を跳ね飛ばして起き上がってしまった。
- 447 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:43
-
「………誰?」
行為を中断された事によって、眠りを妨げられるより不快感を感じた後藤。
感情を露わにするどころか、これ以上に無いくらいの無表情でガチャリと楽屋のドアを開ける。
そこに立っていたのは……
- 448 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:44
-
「こんちわ〜! 久しぶりっ!ここに亜弥ちゃん来てない?」
「…いない」
後藤はそれだけ言ってドアを閉めようとする。
「……待って!めっちゃそこにいるじゃん…ねぇっ!
……ちょ、ちょっと開けてよっ…ねぇってば!」
「うっさい。早く帰って」
「…亜弥ちゃーん!!」
- 449 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:44
-
「…なに?美貴たん」
後藤の体の横にピタッと寄り添うようにして、訪問者―――藤本の顔を見つめる。
藤本はホッとしたような表情を見せて、亜弥に小さな箱のようなものを渡した。
「はいっ!プレゼント〜」
「…ふぇ?」
「……プレゼント?」
ニコニコ笑顔の藤本に、
尚一層不快感を募らせて藤本を睨みつける後藤。
そんな二人に挟まれて亜弥はおろおろしながらも、藤本の手からプレゼントの箱を受け取る。
- 450 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:45
-
「なに?美貴たん、これ、なにが入ってるの?」
「な〜いしょ♪開けてみれば分かるからさ。
………あーっと!ごっちんは見たらダメだからねっ!」
「は…?なんで?」
「だって、ごっちんって、亜弥ちゃんの事好きなんでしょ?
美貴だって亜弥ちゃんの事好きなんだもーん」
- 451 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:46
-
「…なにそれ…喧嘩、売ってんの…?」
今にも切れだしそうな、それでも無表情な後藤を前に、亜弥は必死な思いで後藤の腕に抱きつく。
そして二人の関係を知らない藤本がその亜弥の行動に唖然としている間に、
亜弥は手にあった『プレゼント』の箱を藤本へ返した。
「……ごめんね……美貴たん……私ね、ごっちんの事が好きなの………」
「えぇっ!!!」
「…ほんと、ごめん…」
ショックを受けた藤本を見て、亜弥は、自分がそうさせてしまったかと思うと
なんだか悲しい気持ちになってくる。
そんな二人を見て、後藤は亜弥の言った言葉を聞いていて、とても嬉しそうにしていた。
- 452 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:46
-
「…くっそぅ。諦めきれるか!!亜弥ちゃんは美貴がもらうっ!!」
「…えっ?」
・・・・・
- 453 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:47
-
「……っ!んぁーーーっ!!てめぇ、ぶっ殺すぞコラァーーーー!!!」
後藤の隙を見て、亜弥の頬に素早くキスを済ませた藤本は、軽い足取りでこの場を去っていった。
それを当然のごとくダッシュで追いかける後藤は、
その怒りの表情に通り過ぎるスタッフが悲鳴を上げるほどだった。
一人残された亜弥は、仕方なく後藤の帰りを待つ。
- 454 名前:No.1 投稿日:2003/10/09(木) 20:47
-
――――こんな三角関係が、終わりを告げる日は………多分、来ない(笑)
FIN
- 455 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/09(木) 20:49
-
更新終了です。
なぜか最後らへんが川VvV从 从‘ 。‘从( ´ Д `)に…(w
何度も言いますが、へぼい駄文ですいません。
- 456 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/09(木) 20:53
-
自分の中では、ごまもあややも『可愛い』分類に入るので、
男役のごま結構難しかったです。
あややの可愛らしさが出てみえたら良かったと思います。
投票終わって速攻で書いたので、変な文章なのはすいません。。
是非、レスなど頂けたら嬉しいです。
2位の 藤本×後藤は、更新なるべく早く出来るように頑張ります!
その間に他の続き物もぽつぽつ更新するかもしれません。
あと、まだリク受け付けてますので、宜しくお願いします。
( ´ Д `)<それではっ
- 457 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/09(木) 20:54
-
レス隠し
- 458 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/09(木) 20:54
-
もういっちょ
隠し。
- 459 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/10(金) 00:51
- あやごま萌え〜
最高っす。
良かったらまた書いてください
- 460 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/10(金) 09:36
- んーあやごまもいいっすね!
作者さんの話はどんなCPでも好きになってしまうとこが凄いっす。
- 461 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/10(金) 14:03
- 今まで後藤と松浦のカプは読んだ事なかったんですが、なんか…なんとゆーか……萌え(w
それと、後藤×後藤の話もちょっと読んでみたかったり…(w
- 462 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/10(金) 21:52
- 医者と看護婦の話、続きキボン。
(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ 萌えすぎてやぶぁい(w
- 463 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/10(金) 22:27
- なるほどやはり外せませんか ^^
しかし後藤松浦でこれだけ頬が緩んでたら
さなえちゃんコンビ派としては次は自分がどうなってしまうか心配です ^^;
- 464 名前:名無しくん 投稿日:2003/10/11(土) 11:38
- 合コン続きキボンヌ!!!
- 465 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/13(月) 21:26
- 合コン、医者と看護婦の話2つとも続きがみたいです。
いちごま好きなんでf^_^;
- 466 名前:S 投稿日:2003/10/13(月) 22:24
- 私もいちごまファンなので、
合コン、医者と看護婦の話の続き希望です☆
- 467 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:24
-
ヽ^∀^ノ ( ´ Д `)<6のやぐちゅうは8に脳内変換しておいてねー
- 468 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:25
-
□ □ □ □ □
「…はぁっ、…あぁ…あっ!あっ!」
「………」
「あぁー…っ!…んっ、…んあぁ……」
- 469 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:26
-
くちゅくちゅ粘る厭らしい音が室内に響く。
緩急をつけて後藤のそこを出入りする市井の指は、1本から2本、と増えてゆき、後藤に休む暇を与えない。
コンピューターの、カタカタっという微かな音が聞こえるくらいのこの静かな空間に、後藤の喘ぎ声は普段より更に大きく聞こえた。
「…んしょ」
市井は、後藤の両足を持ち上げて、3本の指で最奥まで一気に突き入れた。
ユサユサと上下に揺さぶられると快感も深まっていき、抵抗のしようもない快楽の渦に後藤は飲み込まれていく。
- 470 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:27
-
それでも、襲ってくる快感に体がついていかない後藤は、先程から目に涙を溜めながら必死に首を横に振り続けていた。
「…やだぁっ……も、…やめて…っ」
「い・や」
ニコッと口元を引き上げて、市井は爽やかに笑みを浮かべる。
憎たらしいくらいのその笑顔は、いつも最中にしか見せてくれない。
それは、後藤を苛めて楽しんでいるという風にしか見えなかった。
- 471 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:27
-
「後藤…すっごいドキドキいってる……
………聴診器使わなくてもめっちゃ聞こえるよ」
「やぁ…っ」
そう含み笑いしながら言う市井に、後藤は精一杯鼻に皺を寄せた。
―――いっつもいっつもエッチの時は後藤ばっかり…市井ちゃんが余裕無いとこなんて見た事ないよ…――――
そんな事を考えていても、すぐに更なる快感が体を襲ってきて思考も定まらない。
- 472 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:28
-
「あっ…はぁ……」
「後藤、もうちょい声抑えて。ここ、見回りくるから」
しかも、ここが仕事場だという事で、無闇に声も出せないのだ。
確かにハラハラドキドキするし、スリルで快感が高まるのは否定する事の出来ない事実で。
後藤としては、その危険な感じを楽しむ事は出来ないが、かといって気持ちよくないわけでもないのがつらいところだった。
「……ぁっ……あっ!」
- 473 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:29
-
市井は皮肉にも、そんな事を言いながら、指を動かす速度をどんどん速めていく。
それは、後藤にとってある意味甘美な拷問ともいえる行為で、どうしても漏れる声を必死で抑えようと口に両手をギュッと被せた。
「ダメだって…」
「…んっ…んん……」
その手を解かれ、市井に深く口付けられて、苦しげなくぐもった声しか出せない。
すぐに侵入してきた舌を絡ませて、漏れる鼻息まで荒くなってしまう。
- 474 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:30
-
「…んっ…んぅっ!んっ!」
目の端に溜まった涙が零れ落ちそうになる。
市井も荒い息をはきながら汗をかいていて、途中で着ていた白衣を脱いだ。
市井は短い前髪をかき上げて、
もう意識が飛びそうな状態の後藤に、愛しさを含んだ眼で懇願する。
- 475 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:30
-
「後藤…っ、名前…呼んで……」
「…あっ…、っちーちゃ……んっ!…あぁっ!」
後藤を抱けば抱くほど、どんどん深くなる欲望、絶える事の無い欲求―――
「ちゃんと…」
「いちーちゃ…っ、…市井…ちゃん……好き……はぁっ…すきっ……!」
- 476 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:31
-
足を最大限まで大きく開かされて、後藤も自分が限界に近づいていることに気づく。
市井の舌が首筋を伝って鎖骨を舐めあげ、最後にツンと尖った突起を指で摘んで器用に口の中で転がした。
下の方では、もう充分に濡れきったそこが水音をたてて、市井の指をキュウッと締め付ける。
後藤は、上気しきった赤い顔で市井の頭を夢中で抱きしめた。
破裂しそうなくらい高まってゆく二人の鼓動。
「…ふぅっ!……あんっ…んん……あっ…!」
「後藤…、後藤っ……」
- 477 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:32
-
「…いちーちゃ…っ…も……ダメっ…ごとー……イッちゃう…っ!!」
「はぁっ…もう…、イって…良いよ……」
ぐっと頭を抱きしめる力が強くなったと思ったら、
次の瞬間には「ふぅっ!」と唇を噛み締めて後藤は大声を発さないままイッた。
- 478 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:32
-
「…はぁ…はぁ……」
相当つらかったのか、しばらくの間後藤は市井の腕の中でぐったりとして動けずにいた。
そんな後藤を優しい表情で見つめ、市井は後藤を患者用のベットに移し、静かに白衣をはおる。
「………」
疲れで眠くなった頭を左右に振る。
自分で自分の頬をピシャッと叩くと、少しだけ頭が冴えた気がした。
机の上に山積みになった書類にチラリと眼を向け、小声で
「やるか…」と自分に気合を入れて、再び作業に取り掛かった。
- 479 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:33
-
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
後藤は仕事の疲れもあってか、終わってからずっと眠ってしまっている。
その間に残りの大量の仕事をやっつけた市井は、満足げに伸びをして、帰りの支度を始めた。
- 480 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:34
-
「……んっ?」
「ん、起きた?」
後藤が目を覚ますと、
私服に着替え終わって、鞄を肩にかけたまま市井が自分の顔を覗き込んでいた。
―――やっば!寝ちゃったんだっ。
きょろきょろと辺りを見回すと、机の上には綺麗に片付け終わった書類やら何やら。
市井が、終わった後即行寝てしまった自分と違って、最後まで仕事をやり遂げたと思うと恥ずかしさで顔も見れなくなる。
- 481 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:34
-
「ほら、行くぞ」
「…?…」
「いちーの家、来るんでしょ?」
「……あっ!…で、でも…良いの?」
「なにを今更…」
市井は苦笑しながらベットに座っている後藤に手を差し出す。
その手を握ったら「来るなら早く来い」と、軽く引っ張られて立たされ、市井はすぐにドアまで歩いて行ってしまった。
- 482 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:35
-
「……まっ、待ってよぉっ!」
人一倍冷たいところはあるが、なんだかんだいって結局は優しい市井に、後藤はまた一つ、市井の好きなところが増えた。
喜びを隠し切れずにニヤニヤして、腕に腕を絡ませると
「病院を出るまでは仕事中」と、やはり冷たく突き放されてしまった後藤だった。
- 483 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:36
-
- 484 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:36
-
□ ◇ □ ◇ □ ◇ □
「…なに、作ってるの?」
「ひゃあっ!?」
市井は、高級マンションの一室で一人暮らしをしている。
ここはすでに市井宅。
後藤は市井のために夕飯を作っている最中だ。
- 485 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:37
-
鍋の中にあるシチューをかき混ぜていると、急に後ろから市井に抱きしめられた。
市井は後藤の肩に顎を置いて、珍しそうにじろじろと鍋の中を覗いている。
「し、……シチューだよ。」
「………ふーん……」
うまそう、なんてお腹を鳴らされながら言われると、後藤は初めて市井のことをまるで小さな子供のように感じてしまった。
今の市井は、病院で仕事をしている市井と同一人物とは思えないくらい可愛い雰囲気を醸し出していて、
後藤が少しだけ首を捻って顔を覗き込むと、まだ眠いのかトロンとした表情だった。
先程まで仮眠していたので、少し寝癖がついた髪など、すべてが愛しく思えてきて。
後藤は後ろにぴったりくっついて離れない市井にドキドキしながらも、料理を再開した。
- 486 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:37
-
「ね…ねぇ、市井ちゃん……」
「ん?」
その声もわずかに優しいトーンで。
病院にいる時のきびきびした様子はまったく感じられない。
「……あのさ…ちょっと…しにくいから、離れてくれない?」
- 487 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:38
-
鍋から離れて、包丁で具を刻もうとする後藤は、さっきからずーっと背中について離れない市井に少しながら困っていた。
市井が甘えてくるのはとても珍しい事で。
よっぽど機嫌の良い時か、急に寂しくなった時か。
いずれにしろ、毎日仕事に追われている市井は、あまり後藤に弱い部分を見せる事はしない。
この状況を素直に嬉しく思っているのだけれど、このままではドキドキしすぎて料理どころじゃなくなってしまう。
「なんで?」
「え…?」
- 488 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:39
-
「……なんかね、後藤の背中、あったかくて安心する」
もたれかかるようにしていた市井の体が、今度は強く押し付けるように抱きしめてきた。
ギュウッとしがみ付くように後ろから後藤の肩に顔を埋める。
ドキドキが最高潮に達して、
後藤はギュッと唇を噛み締めたまま下を向いて市井の体の温もりを感じた。
- 489 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:39
-
「…っ!…ちーちゃっ……」
首筋に湿った感触。
抱きしめたまま、後藤の肌に ちゅっちゅっ と音をたてて口付けてゆく市井。
ついなむようなキスが、後藤の体をどんどん熱くしていく。
- 490 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:40
-
「後藤……」
「……ぁっ……ヤ、やだぁっ……」
腰にまわしていた腕が、するっと上に上がってきて、胸を触り始めた。
服越しからその感触を確かめるように、フニフニと手を動かす。
その微妙な動きに、ついに我慢できなくなった後藤は、体を反転させ後ろに振り返って
正面から市井に抱きついた。
- 491 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:41
-
「…いちーちゃんっ…!」
「後藤……」
しっかり市井の首に腕をまわして、甘えるように頬に鼻を擦り付ける。
子犬のような行動に、市井はわずかに笑みを漏らして後藤の背中を優しく撫でた。
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
「お誕生日、おめでと」
「えっ?」
- 492 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:41
-
すぐに体を離されて、少し拗ね気味だった後藤の目の前に差し出された小さな指輪。
市井の手のひらにあるキラキラ輝く指輪は、びっくりして何も言えなくなっている後藤の手に無理やり握らされた。
「…………」
グーになっている手をそっと開いて、
後藤は相変わらず綺麗に輝いている指輪をぼーっと見つめる。
- 493 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:42
-
いつまでも何の反応も見せない後藤に、市井は頭をポリポリかきながら無言で背中を向けてソファーの方に歩いていってしまった。
な、なにコレ……
指輪…?
市井ちゃんがごとーに?
……すっごい嬉しい、けど、なんで……?
しばらくして、市井の言葉からこれが『誕生日プレゼント』だと気づいた後藤は
素早く鍋の火を止めて、小走りでリビングへと向かう。
- 494 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:42
-
「…市井ちゃん!これっ!!」
「ん?」
「これっ、これ……くれるの!?後藤に!」
「うん。あげる」
- 495 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:42
-
後藤が興奮気味なのに対して、段々目が覚めてきたのか、市井はそれをクールにあしらう。
「つけていい?」と後藤が言うと、「いいよ」と無表情で言い、
「つけてよ♪」と満面の笑顔でいうと、「ヤ」と冷たく一言で返された。
「なんでっ!?いいじゃんっ。結婚式みたいで!」
「ヤだ。自分ではめて」
後藤は、嬉しさを隠し切れないのかいつも以上のハイテンションな状態で、騒がしく
市井の周りにまとわりついている。
- 496 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:43
-
しばらくその状態が続くと、さすがに市井も相手をしているのが疲れたのか、溜息をついて耳を塞ぐ素振りを見せた。
「いち〜ちゃぁ〜ん」
「…あげなきゃ良かった…」
「そんな事言わないでよ。すっごい嬉しかったんだからっ」
そっぽを向く市井の腰にうでをまわして、横からギュッと抱きつく。
「誕生日も覚えててくれたしね…」
病院では、(絶対に)市井が自分の誕生日なんて覚えてるはずがないと思い、
強引にでも、市井の家か自分の家に行き二人っきりで誕生日を祝おうと思っていたのだった。
- 497 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:44
-
「これって、ペア?」
目を輝かせながら言う後藤に、市井の体がほんの少し反応した。
「……そう、だけど…病院では、するなよ……」
「…はあぁっ!?なんでっ!!」
「なんで……って……」
- 498 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:45
-
二人の関係を他の人には公表したくないとか?そんな漠然とした不安が後藤を襲う。
市井に自分の事をそんな風に思われたとしたら、悲しい。
まるで、それでは彼女として認められてないような気がするのだ。
「ごとーは……この指輪、市井ちゃんにもらったんだよっ!!!
…ってみんなに自慢したいのに…」
「うっ!…ぜっったいにやめて」
「なんでよっ!ごとーは市井ちゃんと付き合ってるんだよ…!?
みんなに見せたいとか、みんなの前でいちゃつきたいとか、そーゆうの考えて当たり前じゃん!!」
- 499 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:45
-
「あー、すぐ泣く……」
ついに堪えきれずにふぇーんと大声をあげて泣き出した後藤に、今日何度目かの溜息をつきながら、市井は後藤の体を優しく抱きしめた。
右手で頭を撫でて、左手で背中をぽんぽんと叩く。
お母さんが子供にするような事を、2歳しか違わない後藤にするとは思わなかった。
(…ったく、こいつって子供だよなぁ…。)
市井はそんな事を考えるが、後藤がこんなに甘えて見せるのは市井の前だけだという事実にまったく気づいていない。
- 500 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:46
-
「…人前でいちゃつくのは良いよ。でも、仕事場ではやめて」
「う…」
「…指輪もさ…、別に、つけたいならつけてもいいけど……」
「市井ちゃんは…?」
「…いちー?つけてほしいの?」
後藤はもちろん、と大きく頷く。
- 501 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:47
-
「いや、でも、だってさぁ……」
「なんで?さっきから思ってたんだけど、
市井ちゃんは、ごとーと付き合ってるのバレるのがヤなの……?」
「―――違うっ!」
市井にいきなり大声で怒鳴られて、後藤はビクッと体を震わす。
- 502 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:47
-
「…あ、ごめん」
「………ふぇっ……」
「また泣くし…」
市井は再度、後藤を宥めるように背中を撫で続ける。
ぎゅうぅっと横から抱きつく後藤は、不満いっぱいの顔で、眉間に皺を寄せながら泣いていた。
―――いきなり怒んなくても良いじゃんっ!
そんな目でじろりと睨みつけられ、市井はやれやれと苦笑いをした。
- 503 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:47
-
後藤が泣き止むのを見計らって、市井はふぅっと一息ついてから言う。
「あんね」
「…なに…っ」
「なんでいちーが指輪つけんの嫌かっていうとね…」
「うん…?」
- 504 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:48
-
「恥ずかしかったから……」
- 505 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:48
-
「んぁ?」
「後藤との仲がばれたら嫌とか、そんなんじゃなくて。
ただ…、照れくさかった……そんだけ。」
そう言い終わった後に後藤が市井の顔を見ると、
目が合っただけで市井の顔はかーっと耳まで紅潮した。
口元にキュッと力を入れて、また視線を逸らされてしまう。
ただ『照れくさかった』というだけで、こんなに恥ずかしがっている市井に後藤の胸はきゅうっと締め付けられた。
- 506 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:49
-
「市井ちゃん…っ、可愛いっ!」
「っだーーー!!!そう言うと思ったから言いたくなかったんだよ!!」
後藤がガシガシと頭を撫でて「いいこいいこ♪」なんて言いながら調子にのっていたら
市井にバシッと頭をはたかれた。
市井はこんな状況を予測していたらしく、(だからこそ言いたくなかったのだろうが)後悔いっぱいの表情でピクピクと顔を引きつらせている。
「……でも、指輪はしてね♪」
「…え?」
―――こいつ、いちーの言ってる事聞いてたのか?
眉を顰めて後藤を見ると、ふにゃ〜と普段の3倍はふやけた顔で市井を見つめていた。
後藤は、それにプラス今日は市井に向かってからかいの表情まで見せている。
- 507 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:50
-
「もー、市井ちゃんってばシャイなんだからっ。
そんなの、ごとーの愛のパワーで吹き飛ばしてあげるっ☆」
「はっ…?ごとー、お前何キャラだよ」
市井が冷ややかな視線を送りながら何を言っても、今の後藤にはそれがすべて照れ隠しに見えてしまうらしく、 くふふっ と口に手を当てて笑われてしまう。
- 508 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:50
-
―――このやろー…そーとぉ調子乗ってやがんな…。
市井は苦虫を噛み潰したような顔で、恨めしげに後藤の顔を見る。
……やっぱり、このまま、からかわれっぱなしはまずい。
- 509 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:51
-
そう考えた市井は、素早くソファーの上に後藤の体を押し倒し、自分はその上に覆いかぶさった。
「…っ…、なっ、なに…っ!?」
「そんな余裕な顔してられなくしてやる……」
「ふぇっ!?」
- 510 名前:9 投稿日:2003/10/14(火) 15:51
-
―――後藤真希18歳誕生の夜は、まだ永い―――――
FIN
- 511 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/14(火) 15:52
-
更新終了です。
ヽ^∀^ノ ( ´ Д `)<やったねっ♪
- 512 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/14(火) 15:57
-
2回にわけて更新しようと思っていたのですが、面倒なので一気にのせてしまいました。
いちごまは、へタレなちゃむってより主導権握って余裕タップリな方が好きなんですよね(w
…んでもって、ごまは誘い受け( ´ Д `)w
書いていて楽しいです。ほんとに。
この話にレスを付けてくださった方々、本当に有難うございました。
合コンの方はまた暇を見つけて更新致します!
- 513 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/14(火) 16:00
-
勢いで後藤×後藤の話も少し作ってしまったので、
2位の川VvV从 ( ´ Д `)の前にちょびっとだけ更新させて頂きます。
わけの分からない話ですが、また読んで頂けると嬉しいです。
それではまた。(逃げ
- 514 名前:通りすがり 投稿日:2003/10/14(火) 18:50
-
やぐちゅー。男前やぐ、ゆうちゃん受け希望。
- 515 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/14(火) 19:05
- 後藤×後藤って、ナルシーなんだなと思ってみたり。
続きキボン
- 516 名前:S 投稿日:2003/10/14(火) 21:18
- やっぱり、いちごまはいいですね〜♪
また、いちごま、書いてくださいね☆
- 517 名前:K 投稿日:2003/10/14(火) 21:41
- 更新ありがとうございます!
医者と看護婦のいちごま、すごくよかったです!読んでてマジでニヤニヤしてました(w私も余裕たっぷりなヽ^∀^ノと誘い受けな( ´ Д `)大好きです☆
合コン、後藤×後藤も楽しみにしてます(^O^)
- 518 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/14(火) 22:39
- んん〜(・∀・)イイ!!
いちごまの話凄く良かったです。
僕もこういう二人の関係が好きです。
またいつか書いて下さい。。
- 519 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/15(水) 17:09
- こんごま希望。めっちゃ甘いやつでお願いします!川o・-・)
- 520 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/15(水) 18:14
-
この話は少しずつ更新致します。
- 521 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:15
-
―――あたしの名前は後藤真希。
昔は、自分のことを第一人称で『ごとー』って言っていた。
当時は少し子供っぽいかなーって思ったりしたけど、市井ちゃんもメンバーも結構みんな自分の事名前で言ってたし。何より一番年下だったしね。素直に甘えられた。
- 522 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:15
-
それでも、そんな事もいつしか無くなって、一番年下だった時期もほんの…わずかの間で。
『いちーちゃーん!!』
『なんだよ後藤?』
『あのねっ、今圭ちゃんと睨めっこしてたら、圭ちゃんの顔マジ恐くて〜。
泣きそうになっちゃった……』
『おーよしよし。恐かったなぁ』
『……ちょっと紗耶香っ!』
無邪気に甘えまくっていた自分を今では懐かしく感じて。
――――それを、とても羨ましく思った。
- 523 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:16
-
『後藤さんっ』
『…なに?』
『あのぉ、ここのダンスの振りで教えてほしい所があるんですけど……』
『うん、いいよ。で、どこらへん?』
『あのっ、良かったら一緒に写真撮ってください…!』
『あたし?…良いよ』
『やったぁっ!!』
それで、気づいたらいつの間にかあたしは“大人”になって、後輩の面倒まで見るようになっていた。
- 524 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:17
-
「…ふぅ」
実は……そんな自分に少し疲れてきた。
後藤真希18歳の秋。
ちょっとした出来事で、あたしの体は―――――どこかに飛んでいった。
- 525 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:17
-
==後藤真希 18歳ver==
「はぁ…」
今日は朝から体がダルイ。
昨日、圭ちゃんと久しぶりに会った。
仕事の都合上、なかなかスケジュールが合わなくて、やっとの事で夜時間が取れたので
以前から誘われていた居酒屋に一緒に飲みに行くことになったんだ。
久しぶりといってもやっぱり圭ちゃんは圭ちゃんで。娘にいた時とあんまり変わってないねって、言ったら「あんたもよ」と笑いながら返された。
- 526 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:18
-
「あの頃は楽しかったわねぇ……」
「そ〜だねぇ〜……ヒック………」
飲んでるうちに、今の仕事の話とか、娘。時代の話とかしてたらどんどんどんどん盛り上がってっちゃって………
酒豪とまで言われてる圭ちゃんのペースに合わせてお酒を飲んでたから、当然のごとく酔い潰されたわけで。(自分が調子のって大ジョッキを頼んだのがバカなんだけど)
そんでそんで。
圭ちゃんと共にタクシーに乗ったとこまではなんとか覚えてるんだけど…
その後の事は、まったく覚えてない。
- 527 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:19
-
「………痛いよぉぉお………もぅっ……あうぅ…」
この歳で、二日酔いの痛みを知るあたし……
ずきん ずきん というにぶい痛みが止むことなくあたしの頭に走り続ける。
- 528 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:20
-
今日の仕事はハロモニのコント収録。
もともと低いテンションを最大限まで上げなきゃいけないのに、仕事の前にこんな最悪な状態だと…。
きっとNG何発も出しちゃうんだろうなぁ。
「すっご…頭痛いし……」
んー…嫌だなぁ、もう。
今直ぐにでも…家に帰りたいよあたしは……。
「眠いよー…うぅ……帰りたーい」
- 529 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:20
-
スタジオの椅子に座ってブツブツ独り言を言っていると、後ろから手で目の周りを覆われる。
「だ〜れだ?」なんて、可愛らしく言ってる(つもりらしい)
こんな寒くてキショイ事をするのは、まさしくアニメ声のあの人しかいないよね。
溜息をつきながら「梨華ちゃん?」と答えると、塞がっていた視界が晴れて…。
「当たり!」
コントの衣装に着替えた梨華ちゃんが隣に座ってきた。
- 530 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:21
-
「ごっちん、今日元気ないね?」
「あー……うん…そう?」
「二日酔いでしょ」
梨華ちゃんはそう言って二コッと笑う。
むむ…まさかエスパー?
「これこれ」
実は昨日、梨華ちゃんの携帯に圭ちゃんからメールが入っていたらしい。
画面を開くと、
ボタンを器用にいじって、あたしにメールの本文を読ませてくれた。
- 531 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:21
-
( `.∀´) 保田さん
題:飲んでるわよ!
石川元気?
相変わらず寒いことばっかり言ってるんじゃないでしょうね!!
仕事ではハロモニ以外であまり会わなくなったけど、あたしも時間見つけて連絡するからあんたも、たまにはあたしを食事に誘ってちょうだい。
(……圭ちゃんも、なんだかんだ言って寂しいんだなぁ……)
今日は後藤と居酒屋に来て飲んでるの。
後藤も赤い顔になってきたけどまだまだ大丈夫そうね。
あたしと張り合おうなんて100億年早いのよ!!見てらっしゃいっ―――――
- 532 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:22
-
「…………」
……そこから先の文章はまさに 意 味 不 明 のオンパレードで、
読んでいて頭が痛くなった。
「保田さん、お酒強いもんね」
「………」
強いなんてもんじゃないよ。あれは。
ビールなんて樽でいけそうだったもん。
絶対大人のスタッフでも勝てないって……
- 533 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:23
-
◇ ◇ ◇
「石川さん……」
「文麿様……」
- 534 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:23
-
………まったく。
なんでこんなシーンに何takeも撮り直さなきゃならないのさ。
そりゃ、後藤が恥ずかしがってNG連発しちゃったのも悪いけどさ。
ってかこんなの女同士でやらせんなって話だよ!
梨華ちゃんはどうか知らないけど、あたしは一応ノーマルな女の子なんだよ!!
ただでさえ男顔なんだから、学ラン似合いすぎとか言われるとちょっと凹むんだぞ!
なんで後藤だけ男役が多いんだよ!!
- 535 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:24
-
不満を言うとキリが無いので、黙ってコントの収録を続ける。
目の前で目を瞑る梨華ちゃんの頬がわずかに紅潮してて、
それに気づいたあたしもなんとなく微妙に恥ずかしくなってって………
―――ついに、その顔を見てられなくなったあたしは叫んだ。
「ぅうぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!こーゆうシーン嫌いっ!!」
梨華ちゃんもスタッフのみなさんも、突然叫びだしたあたしにみんなびっくりしてる。
仕事の合間にスタジオに遊びに来てるあいぼんや辻は笑っていた。
紺野や高橋も6期メンのなんとかって子と仲良さそうに話しながら、こっちを見ていた。
- 536 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:25
-
しばらくしてゆっくり顔を上げたあたしは、すぐ近くにある梨華ちゃんの顔を見つめる。
ん…?
なんだ……なんであたしの目……潤んでんだ?
梨華ちゃんの顔が、滲んで見える…。
「…どうしたの?ごっちん」
- 537 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:25
-
「………んあぁ…」
なにこれ?
う…っ、気持ちわる〜!
やば……吐くかも。
………こんな時に二日酔いが祟るとは……。
- 538 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:26
-
―――視界がぐるぐるまわる。
「ごっちん?」
梨華ちゃんの不安そうな顔もぐるぐるまわる。
- 539 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:26
-
「ごっちん!」
頭の中が……なんだ…?……ごちゃごちゃして……わけ分かんない……
「んあぁあぁーーー!!?」
体がフッと軽くなった気がして、気づけばあたしの意識は飛んでいた。
- 540 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:27
-
- 541 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:28
-
あたしの体の横を明るい光りの矢が何本も通り過ぎる。
―□―□―□―□―□―
あー…完璧、これ現実の世界じゃないわ。
…あたしは一体何処の異空間を彷徨ってるわけ?
去年亡くなったばーちゃんとか見えたりしたらほんとシャレにならないんだけど。
クルクルまわる自分の体を不思議そうに見つめていると、
体に重力を感じて、同時にドスン!とお尻に痛みが走った。
どうやらお尻から床に落下しちゃったみたい。
…って。
ここ、どこ?
- 542 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:28
-
「…レコーディングスタジオ?」
みたいなとこ。
多分、そう。
なんで?あたしはさっきまでハロモニのスタジオにいたはずなのになぁ。
「…………あのっ!」
(ん?今、なんか聞こえた?)
- 543 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:29
-
「う〜〜〜〜〜ん」
どうしよう。
もしかしたらあたしのせいで収録が中止になっちゃったのかもしれない。
とりあえず、みんなを探しにいくか……
「すいません、あの…」
「ってか、ここ何処よ?マジであたし異空間に飛んでってたりして………」
自分で言って、プッと噴出した。
そんな事、ありえるわけないもんねぇ。
- 544 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:29
-
「あの……」
「見た感じ、ちょっとこのスタジオも作りが古い気がすんだよね…?」
トコトコとドアまで歩いていく。
この時は後ろに人がいたなんてまったく気づかなくて、でも、ドアのノブに手をかけた瞬間後ろから強い力で手を掴まれた。
―――そして、強引に後ろへ振り向かせられる。
「…あなた、誰なんですか?」
…こっちの台詞です。
…なんで……なんで? っつーか、はぁ…?
- 545 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:30
-
「学生さんですか?」
あたしが着ている学ランを引っ張って面白そうに顔を覗き込んでくる女の子。
顔立ちから、あたしが女だって事には、一応気づいてるっぽい。
だからかは知らないけど、やけに警戒心無く話しかけてくる。
でもさ……気づけよ。
…普通、すぐ気がつくだろ……あたし。
「なんで女の子なのに学ラン着てるんですか?
…ってか、女ですよね?」
むっ。
失礼なやつだな。
- 546 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:31
-
「女だよ。っつーか…名前」
「へ?後藤真希ですけど」
やっぱり。
「あなたは?」
「え?……えぇーっと……ふみ、文麿…」
「文麿?あはっ!超イケテル〜!!」
非現実すぎるにも程がある。
目の前ではしゃぐ女の子はまさしく……
- 547 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:31
-
『ディアーーー!!!』
ぅうあっ!!
……カオリ歌ってるよ。黒髪の頃のカオリだ…懐かしー
…って。
戸の外から漏れて聞こえてくる歌って、もしかして『loveマシーン』じゃない?
しかも………
やけに目に付くキラキラ光るあの衣装が、傍にポンッて置かれている。
まぁ、この衣装があること自体は別におかしくもなんともないんだけど。
一番、非現実的なのは、目の前にいるこの子。
- 548 名前:10 投稿日:2003/10/15(水) 18:32
-
「何か用ですか?文麿さんっ」
……なんで14歳のあたしが目の前にいるの?
- 549 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/15(水) 18:33
-
更新終了です!
自分で書いていて変な話ですね。
- 550 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/15(水) 18:37
-
頂いたレスを読んでみると、やはりいちごまは人気なんだなぁと感じました。
ちゃむまた髪ショートにしましたねヽ^∀^ノ やっぱり似合います。
藤本×後藤の話が…なんだかこの二人のカプは難しい…
ふじごまが書かれている小説を読んで勉強してきます。
- 551 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/15(水) 18:39
-
レス隠し。
やぐよしごま、こんごま、やぐちゅう等に今眼を付けてます。
本当に気まぐれですいません……
初めの方に頂いたリクは、いずれ消化していこうと思っておりますので。
- 552 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/15(水) 22:18
- やぐよしごま期待しております。
- 553 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/16(木) 15:15
- 後×後いい感じです。っていうか、ごもっともな後藤さんの意見…。
- 554 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/17(金) 03:43
- なんか不思議な感じですね、続き、待ってまーす。
- 555 名前:ごまこん推薦派 投稿日:2003/10/17(金) 09:30
- ごまこん希望。
攻めは後藤で!
宜しくお願いします川о・‐・)
- 556 名前:モテごまlove 投稿日:2003/10/19(日) 16:01
- はじめまして。
やぐごま、あやごま希望(w
二つとも攻めは後藤で!
みきごま期待してます!
- 557 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/23(木) 07:39
- やぐよしごま期待してまつ。リクは、亀井絡みで何か書いてくれると嬉しいっす。
- 558 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:43
-
ヽ^∀^ノ ( ´ Д `)<ある日の楽屋にて。
- 559 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:43
-
「いちーちゃん?」
そう問いかけると。んっ、と小さく返事をして顔を上げる仕草が可愛い。
二人っきりのこの空間、ごとーの、ごとーだけの市井ちゃん…。
「なに?」
「………呼んでみただけ」
- 560 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:44
-
「アホ」
それだけ言って、市井ちゃんはまた机に突っ伏しちゃう。
昨日友達と遅くから飲んでて、徹夜しちゃったから眠いとか言ってたけどさ。
今日は、久しぶりにごとーと会ってるんだよ?
もっと…、こう、なんかピッタリしたりギュッとしたり、そーゆう事したいとか思わないの?
『いちいちゃぁん!!』
『………朝からうっさいぞ』
会った瞬間嬉しさのあまり抱きついちゃったけど、市井ちゃんは迷惑そうに眉を顰めて
そんなごとーを軽く受け流した。
もっと、恋人同士なんだから甘えさせてくれれば良いのに。
もしかして、いっつも抱きついたりくっ付いてたりしてたいのって……ごとーだけ?
- 561 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:44
-
「………」
市井ちゃんと付き合ってから、いつもそんな些細な不安が付きまとう。
メンバーのみんながいると、照れてるのかごとーの方見てもくれない。
梨華ちゃんとか高橋とかの前では必要以上にカッコつけたりしてるくせに。
そんな表情見せたら、ほんとに惚れられちゃうじゃんか……バカ。
- 562 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:45
-
「市井ちゃん?」
「だから、なに……?」
どんなに眠たくても、市井ちゃんはちゃんと返事はしてくれる。
(…やっぱり好き。)
「……ごとーのこと好き?」
「………」
……黙っちゃった…。
急にこんな事聞いたから、当たり前かも。
- 563 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:46
-
「…後藤は?」
「えっ?」
「いちーのこと…好き?」
机に突っ伏していた顔を、ごとーの方にちょこっと向けて。
目は眠そうにぼやぁっとしてるけど…やけに真剣な声で、逆にそう聞かれてしまった。
もちろん好きだけど。
ごとーは、市井ちゃんの事がヤバイくらい大好きなんだよ?
「いちいちゃん…」
どうやったら伝わるかな…。
ただ「好きっ」って言うだけじゃ、この気持ちは全部伝えられない。
- 564 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:46
-
じっとごとーを見つけてくる市井ちゃんの視線。
見られてるだけで顔がカーって赤くなって、何を言っていいんだか分かんなくなる。
意識すればするほど市井ちゃんに見つめられてるって事が恥ずかしくなってきて、顔を見られないようについ下を向いてしまった。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・
・
- 565 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:47
-
しばらくごとーが黙ったままでいると、
市井ちゃんはムクっと体を起こして、そのまま凭れかかるようにごとーの肩に頭を置いた。
…フワリ。
市井ちゃんの髪からシャンプーの香りがする。
(…ドキドキするよぉ…)
「んっ」
「どうしたの…?」
「後藤って、体温高いよね」
「……そうかなぁ?」
「うん…気持ちいい」
- 566 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:47
-
「…市井ちゃん」
「ん」
「さっきの答えなんだけど……」
「あぁ、それ?もういーや」
えぇっ…!?
好きって言うだけじゃ伝わらないと思って色々考えたけど、結局どうして良いか分からなかったから、めちゃくちゃ恥ずかしいけど「死ぬほど好きっ」って言おうとしたのに。
「なにそれっ!ごとーの気持ち聞きたくないの…?」
「知ってるからいい」
「……えっ?」
- 567 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:48
-
「後藤、いちーの事大好きっしょ?」
ニヤッて笑いながらごとーの体をギュッてしてくれる。
ちょっと意地悪な市井ちゃんだけど、ごとーはそんな市井ちゃんのあったかい体温で癒されてく。
「…大好き?」
少しだけ首を傾げて市井ちゃんの顔をじっと見る。
「……なんで疑問系なんだよ」
- 568 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:48
-
ポカって頭を叩かれた。
だって、『大好き』じゃ、なんか足んない気がしたんだもん。
「市井ちゃんは?」
「うん?」
「ごとーのこと、好き?」
さっきの仕返し。
ちょっと困った顔をした市井ちゃんに、ばれないように陰で笑うごとー。
後ろからごとーの体を抱きしめたままうんうん唸ってたりする。
…なんか、真剣に考えてるみたい。
- 569 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:49
-
「…好きとか、そんなんじゃない気がする」
しばらく考えていた市井ちゃんは、しばらくしてそんな事をポツリと言った。
それに関してはごとーも同感だったので、黙ったまま頷く。
「とにかく後藤のこと、大事にしたいんだ。
なんか…、言葉じゃ表せない気持ちっていうの?」
「分かる?」と髪を優しく撫でて聞かれた。
なんとなくだけど、ごとーも分かるよ。
市井ちゃんに、すっごく大事にしてもらってるってことが。
なんかそれに気づいた瞬間、じわって涙が出てきた。
それを見た市井ちゃんは、何にも言わずにまたギュッて抱きしめてくれた。
……「幸せ」って…こうゆう事をいうのかな……
- 570 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:49
-
「いちーちゃん」
「?」
「…ずっと、一緒にいようね」
「もちろん」と柔らかい笑顔で即答してくれた市井ちゃん。
ただ、単純に嬉しかった…。
ほんとーにほんとーに、ごとーは市井ちゃんを好きになって幸せだと思う。
- 571 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:50
-
ごとーにしか見せない表情とか、もっともっといっぱい市井ちゃんの事を知ってたい。
ごとーにわざと冷たい態度を取ったりするのも、実は照れ隠しだったとか。
そんな小さなことでも色々。市井ちゃんの欠点も含めて全部。
付き合っていく中で、たまに喧嘩したり、すれ違ったりしたりするとは思うけど…
―――それでもごとーは…市井ちゃんのことだけを、ずっと見ていたい。
「市井ちゃん」
「いつも、わがままばっかり言ってごめんね?」
「なんだよ急に……」
- 572 名前:11 投稿日:2003/10/23(木) 23:51
-
だって、市井ちゃんはごとーにとって一番“大事な人”なんだから。
fin
- 573 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/23(木) 23:52
-
更新終了です。
( `.∀´) <書いてて恥ずかしいわよ…
- 574 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/23(木) 23:54
-
いちごまです。
なんだか無性に書きたくなってしまったので…。
プッチモニミニ合宿の時の二人も今度更新致します。
今回も駄文で申し訳ありません。
それでは(逃げ
- 575 名前:S 投稿日:2003/10/24(金) 04:29
- 甘いいちごま、ありがとうございますっ!
いちごまファンには、たまりません。
最近いちごまモノが少ないので、ほんとにありがたいです。
プッチモニミニ合宿の話、楽しみに待ってます☆
- 576 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/24(金) 13:24
- 更新お疲れ様です☆
久しぶりのいちごまですごく癒されました(^O^)
ミニ合宿も楽しみにしてます!
- 577 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/26(日) 03:01
- とてつもなく癒されました・゚・(ノД`)・゚・。
ありがとうございますありがとうございます。
てか、作者さんいちごま上手いですね。
いや全部上手いけど。
- 578 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/26(日) 10:48
- 最近急上昇中の田中と亀井でお願いしますっ!
- 579 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/27(月) 21:13
-
>プっチミニ合宿
この頃って、後藤は市井のこと『市井さん』って呼んでいました?
と、ゆーか敬語でしたっけ?
知っている親切な方、このアホな作者に是非真相を教えてください。
- 580 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/28(火) 07:29
- 微妙ですが、もう「いちーちゃん」だったと思います。
敬語もなくなってたかと。
といいつつ、確かプッチ合宿ではごま一言も喋ってないので真偽の程は分かりません。
( ´ Д `)<ヒック……ンッ……
(# ´ Д `)<あはは……(テレ
( ´ Д `)<んぁ〜はいはい……zzz
これくらいしかなかったと思いますw
- 581 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/10/28(火) 20:21
-
>>580名無し読者様、ありがとうございます。
途中まで敬語バージョンで進めていたのですが、やはり書きづらかったので変更しました。
確かにプッチ合宿( ´ Д `)喋ってないですよね。
>( ´ Д `)<んぁ〜はいはい……zzz
…可愛すぎですw
あと数日後にはこの話up出来るかと。
みきごまはどうなったんだーって方は、今はまだ未完成なのでもうしばらくお待ち下さい…
- 582 名前:S 投稿日:2003/10/28(火) 20:35
- プッチ合宿、当時リアルタイムで見てたので、
(ビデオに録っておかなかったのが心残り・・)
どんな話になるのか楽しみです。作者さん、がんばって〜☆
- 583 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/29(水) 00:00
- どうぞ作者さんのペースでお書きになられて下さい。
何がきても楽しく読めますのでw
- 584 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:42
-
ヽ^∀^ノ < 実際と少し違う部分があっても、あまり気にせず読んで下さい。
- 585 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:42
-
「いちーちゃんっ!この部分はどうすれば良いんだっけ?」
「んー…そこはね。 えーっと、ちょっと待ってて……」
- 586 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:42
-
“プッチモニミニ合宿”と題したASAYANのこの企画(?)
プッチモニ初のシングル『ちょこっとlove』の初披露が目前に迫ってて、いちー達3人はかなり焦っている状況だ。
そんな時なのに、歌合わせはおろかダンスにもまだ不十分な点がありすぎで。
このままでは当日までに不安を残してしまう。
…ってことで。
いちーは圭ちゃんと後藤の3人で、offを利用し、1泊2日マンションの一室を借りてのミニキャンプを決行した。
- 587 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:43
-
それで今は、入ってきてまだ少しの後藤に踊りの再確認をしているところ。
どうしても始めの方のポーズが上手く決まらない後藤は、小難しそうな顔をしながら一生懸命踊りに集中している。
「ううー…やっぱりここが出来ない…っ」
「はぁっ」と荒く息をはきながら、床に腰を下ろす後藤。
顔に連日のダンス練習での相当な疲れがみえる。
「…ほら後藤、まだ諦めちゃだめだよ」
「………でも、…これだけ練習しても全然上達してないって言われるし。
……自分でもどこが悪いのかわかんないし…」
- 588 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:44
-
「……諦めないで練習してれば絶対上手くなるって」
「ほんとぉ〜?」
「本当本当。」
「………ん〜......」
ふてくされる後藤の頭をポンと叩いて、再び練習を再開した。
- 589 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:44
-
□ □ □
『ほんのちょこぉっとなんだけど♪』
『髪型を変えてみた〜』
『愛しのママママイダーリンっ♪』
マンションに来て、3人ですぐ振りの確認をしてみたんだけど……
なんとなく上手くいかなかった。
やけに下がりっぱなしだったテンションの問題もあったんだろうな。
なんだか本番が迫り来る緊張で、いつものいちー達じゃなくなってたみたい。
後藤は相変わらずやる気なさそうだったし。
そんな後藤に激をとばす圭ちゃんの眉間にも、いつも以上に皺が寄りまくっていた。
- 590 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:45
- ・・・
・・
・
・
「ふぁ〜! 疲れたぁっ!」
「こらっ!!まだ3回しか合わせてないでしょ!」
ますます刻まれる眉間の皺。
後藤はそんな圭ちゃんを見て「だってさぁ…」などとブツブツぼやいている。
- 591 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:45
-
「もう嫌〜!!お願いっ!ほんのちょこっと休憩させて?」
首を傾げて可愛く言ってみせる後藤。
しかし圭ちゃんの顔には皺が増えるばかりで。
「だめっ」
「ケチ!!」
「ケチ…って、あんた!」
怒る圭ちゃんに追いかけられてる後藤は、けっこう本気で逃げていた。
ダンスによって汗を顔面に垂らしながら鬼のような顔をしている圭ちゃんは、どっからどう見ても恐い。
かなり必死な表情で後藤は部屋の中を駆け回る。
そんなドタバタ走り回られると、凄いうるさくて迷惑なんだけど……
いちーは二人を見ながらフウッと溜息をつく。
- 592 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:46
-
「ちょっとっ…、紗耶香!後藤何とかしてよっ」
隅に座っていたいちーの袖を引っ張って、圭ちゃんが「教育係でしょっ」とかなんとか言いながら凄い顔で抗議してきた。
「何とかしてって…言われてもなぁ……」
- 593 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:46
-
「ん〜……」
やはりさっきのダンスでも、いちーと圭ちゃんのに比べると後藤のダンスは少し劣っていた。
昨日、夏先生に言われたところも結局まだ直せてないし…。
(…う〜ん…後藤なりに頑張ってはいるんだけどね……)
夏先生が言っていた通り、後藤のダンスにはいまいちキレが無いように見えた。
なんか…気持がこもってないってゆーか……一生懸命さ? みたいなものが感じられない。
どこかが欠けているような、そんなダンス。
本番でお客さんに見せるわけにはいかない。
- 594 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:47
-
「………ん、じゃあもう1回やるよ」
いちーは色々考えていても仕方が無いと思い、MDの再生ボタンを押してダンスを再開した。
とっくに圭ちゃんに捕まえられていた後藤は不満そうに唇を尖らせながらも定位置につく。
- 595 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:47
-
ズンタッ ズンタッ ズンタタズンタッ ♪
流れてくる陽気な音楽。
この早いリズムに合わせるように、踊りもかなりハードになっている。
「圭ちゃん、そこ左!」
「ごめん! 遅れたっ」
「………んぁ…..」
…ふと隣を見ると、タコのような踊りをしている後藤がいた。
「って、おい後藤!」
「しっかりやんなさいよっ!」
- 596 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:48
-
「…しっかりやってるよ」
ちょっとムッとしたような表情。
後藤は普段からボーっとしてるとこあるから、どこが真剣でどこが不真面目かって
よく分からないんだよ。この子は。
……未完成な部分を早く修正していかなければいけないのに。
本番が近い。
いくら焦ったって上達するわけじゃないけど…。
- 597 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:48
-
その後何回か歌って踊って、それでも後藤のダンスは変化をみせなかった。
本人はこれが精一杯らしいんだけど、いちーと圭ちゃんにはそんな後藤がいかにもダルそうにしてるふうにしか見えなくて、二人共渋い顔をしていた。
これが後藤の限界なのかと、圭ちゃんの顔にも次第に諦めの色がみえる。
□
結局、これ以上テンションが下がらないうちに、いちー達は早々と就寝準備に取り掛かった。
こんな暗い気分のままいくら練習したって上手くいきっこないもん。
- 598 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:48
-
でもほんとにびっくりしたのが、消灯してから眠りに入ろうとしていたいちーに、
横で寝てるはずだった後藤が「…いちーちゃん……起きてる?」って声をかけてきたこと。
寝るのが大好きなはずの後藤が、これから少しで良いからダンスを教えて欲しいと言ってきたのだ。
さっきの練習で出来なかった事を、自分なりに反省しているらしい。
これは教育係のいちーとしても、かなり嬉しい。
後藤にも、本番が近いということもあってプロ意識が芽生えてきたのかもしれない。
- 599 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:49
-
「いいよ。じゃ…リビングの方行こうか」
いちーと後藤は、端で寝ている圭ちゃんを起こさないように そっと部屋を出た。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
- 600 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:50
-
「……違う違う。そうじゃなくって〜」
「えっ?…どっか間違えた?」
「うん。 後藤がさ、いちーの横にくる時あるでしょ?
そこで右足を出すのが実はもう1テンポ早いんだよね。
ちょっとその部分踊ってみるから、よく見てて」
タンタンタンタンっ
いちーは後藤の前で軽く踊ってみせる。
終わった後に「どう?」と聞くと、後藤は眠そうな眼を右手でこすりながら頷いていた。
「…はぁ〜 なるほど。」
「よしっ、じゃあ一緒に踊ってみよっか」
- 601 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:50
-
細かい所も手を抜かずに調整していくいちー達。
後藤も初めのうちは相当眠いのを我慢しているからか、ぼんやりした顔でやっていたけど。
だんだんその顔もキュッと真剣な表情に引き締まっていって、ダンスもみるみる上達していった。
これなら―――本番の歌収録も、なんとかこなせるかもしれない。
そう思っていちーはホッと胸を撫で下ろすと、壁にかかっている時計を見て目を見開いた。
2人で練習し始めてから、もうかなりの時間が経過していたのだ。
- 602 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:51
-
明日のもダンスレッスンとかボイトレとかあるし、今日はもういいかげん寝たほうが良さそう…。
「…ねっ、後藤。ダンスはまた明日も教えてあげるからさ、そろそろ寝ない?」
いちーがそう問いかけると、後藤は額の汗を拭って、ふにゃっとだらしない笑顔を見せる。
「そーだね。ダンスもちょっとだけ…コツを掴んできたことだし……」
…自分でも少し上達してきたのが分かるのだろうか。
いちーには後藤の表情が、段々自信がついた顔つきに変わっているように思えた。
- 603 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:51
-
- 604 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:51
-
「よっしゃー、寝るぞ!」
なんで寝るのにそんなに気合入ってるのさ、などと言う後藤の笑いを含んだ声を無視して、すぐさま自分の布団へと飛び込んだ。
この中(羽毛の毛布)を出る前まではいちーの体温によって暖まっていた温もりが、今ではすっかり無くなっていて
その部分がヒンヤリ冷たくなっている。
いちーはその冷たさに思わず顔を歪ませて、鳥肌のたった体を震わせた。
「―――う〜…寒い寒いっ…」
- 605 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:52
-
「……市井ちゃんってけっこう寒がりなほう?
ごとー、全然寒くないよ」
「そう? んー……ダンスで汗かいたからかもね……」
いちーは毛布を自分の体にぐるぐる巻きつけて、少しでも体を暖めようと努力した。
それでも、まだかなり足の辺りが寒い…。
こんなになるんだったらシャワーでも浴びてくれば良かった。
- 606 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:52
-
そんな後悔をし始めたとき、
「…んっ?」
突然、体に感じる違和感。
いちーは、自分の体がゴロゴロ回転させられて周りの毛布が取り去られていくのを
他人事のようにただ呆然として見ていた。
なんだ?
えっ? ちょ、ちょっと
―――おい後藤、何やってんだっ!
後藤がいちーの体を持ち上げ、回転させながら毛布を取ってゆく。
暗くてよく見えないけど、後藤の顔はいつものふにゃふにゃ顔じゃなくなってる気がした。
……なんか、嫌な予感。
- 607 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:53
-
「なっ、なに、やってんの……?」
「………いちーちゃん寒いんだよね?」
後藤の声が微妙に上擦っている。
…一体何を言い出すんだろうか。
いちーは唇を噛み締め、自分の体をギュッと抱きしめて次の後藤の言葉を待つ。
- 608 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:53
-
「……ごとーが、いちーちゃんのこと….あっためてあげようか?」
「は?」
思わず間の抜けた声をあげてしまったいちーは、後藤の言葉によって一気にショートしてしまった頭を、意味も無くポリポリ掻いていた。
「寒いんでしょ?」
「え…っ、うん」
「ごとーがあっためてあげるって」
「…だから…..はぁ?」
そんな会話を交わしつつも視線は後藤に固定されたまま。
二人の距離は約50センチ程度。
- 609 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:54
-
「……はいっ」
その後。
半身だけ体を起こして自分の毛布を捲り上げた後藤は、少しだけ躊躇って、その中をポンポンと叩く。
…えーっと、それは……つまり
いちーに、その中へ行けと…?
- 610 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:54
-
「……そ、そんなのいいよ!」
意味が分かった瞬間、体の中が異常に熱くなる。
足のつま先から頭のてっぺんまで血が逆流して、沸騰して…
自分でもわけ分かんない位に、心臓が大きく鼓動を早めていた。
…なんで?
「…なんでよぉ〜。市井ちゃん寒いんでしょ?
ごとー、体温高いから多分あったかいと思うし」
無邪気に笑う後藤には、いちーを温めるって事意外にまったく何も他意は無い。
- 611 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:55
-
「それとこれとは……」
いちーも、なぜ自分がこんな後藤に対して必要以上に慌ててしまうのか分からない。
そして、年下で甘えてばっかりの後藤が、積極的にいちーを助けようとしてるのが少し意外だった。
ってか、かなりおかしいぞ。
「ねっ…おいで?」
いつもと違う暗闇の中の後藤の視線と―――独特の甘い声。
…なんか心臓がドキドキいって破裂しそう。
こんな時これが圭ちゃんだったらサラッと「じゃ、お願い」なんて言えるんだけど。
なんとなく後藤のそれに甘えてしまうのは、教育係としてのいちーは恥ずかしかった。
- 612 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:55
-
「いちーちゃん…遠慮しなくて良いよ」
「遠慮は、してな…」
言いかけて、いちーはグッと口を噤んだ。
なぜかと言うと。
後藤が、いつの間にか自分の毛布を持って立ち上がって、いちーを見下ろしていたから。
- 613 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:56
-
「市井ちゃんが…..恥ずかしがってるんなら、ごとーがそっち行くから」
……そっちって?
考えるより、後藤の行動のが早かった。
- 614 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:56
-
「…わわっ!」
後藤はあっという間にいちーの体を毛布で包んで、更に自分もその中に包まって。
ギュウッと強くいちーの体を背中から抱きしめる。
その体の持つ異様な熱と密着してきた体に、
いちーは叱られる前の子供のように体をぐっと強張らせてしまっていた。
- 615 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:56
-
「………あはっ♪」
「ば、ばか! ごとー、くっつくな。離れろっ!」
「いちいちゃん照れてるのー?」
「照れてないっ!!」
ほんとにくっ付きすぎ…っ。
……っつーか……胸が…ずっげーあたってんだよっ!!
- 616 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:57
-
「ごっ、…離れろって!」
まだ中学生のくせにやけに大きい膨らみを持つそれが、いちーの背中に押し付けられて。
カーッて一気に体の体温が上昇して、声も裏返った変な声をあげてしまう。
……とりあえず電気が消えてて良かった…
…これで暗闇って状況じゃなかったら、きっと、いちーの顔が真っ赤なのが後藤にばれてしまっていただろうから。
- 617 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:57
-
「えへへ〜.....いちーちゃん…あったかい?」
耳のすぐ後ろから聞こえてくる甘えるような後藤の声。
吐息やらなにやら全部ダイレクトにいちーに伝わってくるから、後藤の心臓の音も直接いちーの体に響いてくる。
――――どくっどくっどくっどくっ
すごい速さで鼓動を刻む後藤の心臓は、今の後藤がどれだけ緊張しているかを表しているようなのだった。
…でも、それはいちーも同じ。
有り得ないくらい心拍数が上がってってるのが自分でも分かる。
これ…モーニングに受かった時くらいじゃない? ってか、もしかして過去最高?
- 618 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:57
-
そんな事を段々真っ白になってゆく頭で考えていたら、急に フッと後藤の抱きしめる力が弱まった。
あれ?っと思ってちょっとだけ首を後ろに向ける。
―――そしてそこには、暗闇の中らんらんと輝く後藤の眼。
その瞳は、小さい男の子が悪戯を考えついたかのような、そんな感じのもので。
いちーは、なんだか嫌な予感が当たった気がした。
- 619 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:58
-
「ねっ ほっぺにチューしていい?」
「…え?」
何を言い出すのかと思ったら…。
バカかこいつは。
「ね、……やだ?」
- 620 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:58
-
「やっ、っつーか… それはねぇ…」
彼氏にでもしろよ!とでも強く言いたいのだが。
いちーの口は上手く開いてくれない。
なんで…?
さっきから後藤の熱っぽい吐息が耳にかけられて、なんだか体がそわそわしてくる。
…なんだろうこの感じ。
- 621 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:58
-
「…ごとーじゃ、嫌?」
なんだコイツは…
マジで、そんな顔すんなって…
いちー、変だ。
後藤は後藤なのに。
変な黒い感情が、忽ちいちーの頭の中を支配する。
- 622 名前:12 投稿日:2003/11/02(日) 20:59
-
「いちーちゃん…?」
色っぽい声で名前を呼ばれた瞬間、いちーの意識はどこかに飛んでいった。
正確に言うと、頭の中の血管が ぷつって切れたような感じ。
―――後藤相手に…、理性がとんだ。
- 623 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/11/02(日) 21:01
-
今日の更新終了です。
ヽ^∀^ノ <駄文ですいません!
- 624 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/11/02(日) 21:04
-
話は出来上がっているので、明日残り半分UP致します。
なんかダラダラ長くなってしまってごめんなさい。
自分でも「これは短編じゃない」と思ってしまうほどです。
いちごまファンの皆様、こんな話で良ければ読んでやってくださいね。
…それではまた(逃げ
- 625 名前:K 投稿日:2003/11/02(日) 22:24
- 更新お疲れ様です☆
もう、すっ〜ごくよかったです(>_<)いちごまはやっぱいいですねぇ、ニヤけまくってました!
続き待ってます!
- 626 名前:S 投稿日:2003/11/02(日) 23:27
- さっそく読ませていただきました。
理性がぶっとんだ市井ちゃん、どうなるんだぁ〜。
続きが非常に気になります。
- 627 名前:和尚 投稿日:2003/11/03(月) 00:33
- 嬉しすぎで涙が止まりません!!
- 628 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:15
-
「……ほっぺだけで良いの?」
「えっ?」
- 629 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:16
-
後藤に抱きしめられている腕を解いて、ゆっくり顔と体を後藤の方に向けた。
…すぐ傍にいる後藤には聞こえてるんじゃないか?ってくらいに
不自然な程ますます高まってゆく鼓動。
もう顔が赤くなってる事くらい、ばれても仕方が無い。
「……いちーは、後藤に…キスしたいな…..」
- 630 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:17
-
いちーは言いながら、右手の人差し指を後藤の柔らかそうな唇の上に置く。
不思議そうな顔をしていた後藤も、少ししたら意味が分かったようだ。
暗闇でも分かるくらいに顔を赤くして、視線をいちーの横に逸らす。
「…こっち向いてよ」
「…..いちー、ちゃん…?」
すっかり赤くなった頬を両手で挟んで、視線を合わさせた。
後藤はわずかに潤んだ瞳でいちーの顔を見つめている。
- 631 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:17
-
理性を失ったいちーは、とろんとした後藤の表情を見て、ますますこの妙な気持ちに拍車がかかった。
―――後藤に触れたい
- 632 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:18
-
「…….…んっ!…んぅっ……..」
了解も得ないで強引に唇を奪うと、後藤は苦しげに声を漏らす。
手でいちーの肩を押して抵抗してはいたが、いちーが後藤の体をギュッと包み込むと
次第にその力も弱まっていき、結局はされるがままの状態になっている。
「んぁ…っ…..苦しっ…よぉ……っちー、ちゃんっ…!」
息も絶え絶えに短いキスの合間に訴えかける後藤の言葉にもまったく耳を貸さずに。
いちーはただ、夢中で後藤の唇を貪り続けていた。
- 633 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:18
-
袖を掴む後藤の手に、自分の手を重ねてキュッと握る。
キスの合間にいちいち漏れる吐息を素直に愛しいと感じて。
いちーは自分が後藤に対して今までずっとどんな感情を持っていたのか、気づいてしまったような気がした。
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・
- 634 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:19
-
しばらくの間、後藤の感触を味わってからそっと唇を離す。
頬を挟んでいた手を首筋に滑らせて、その部分にチュッと音をたててキスをした。
「……んやぁ…っ」
そんな些細な事にも感じる後藤に、いちーの頬は自然に緩んだ。
ヤバイ、めっちゃくちゃ可愛いんだけど。
どうしよう?なんて横で寝ている圭ちゃんに心の中で問いかけてしまう。
そんな今のいちーは相当アホだと思う。
- 635 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:19
-
「…..顔、赤いよ? 恥ずかしいの?」
恍惚とした表情で視点の定まらない後藤の目。
からかうような口調で言ったら、黙ったまま、後藤はいちーの顔をキッと睨んだ。
「…なんかっ……今日のいちーちゃんおかしい…」
「どこが?」
「全部っ!!」
スッパリ言い切られてしまって、いちーはちょっとだけ凹む。
- 636 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:20
-
「ごとー……」
「ん?」
「…ごとー、…っ……初めて、だった…んだから……」
- 637 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:21
-
「えっ…? ごめっ……」
“初めて”と聞いて、いちーはかなり焦った。
そっか…。
大人っぽいとはいえ、まだこいつ中2なんだった。
少し涙声に変化していく後藤の声が“初めて”だったという真実を物語っている。
- 638 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:22
-
…えっ?
って、ことは……もしかして。
いちーが後藤のファーストキス奪っちゃったの?
「………隣で…っ、圭ちゃんも寝てるのに……」
「..や、マジで…ごめんなさい……」
こうなったら、ひたすら謝るしかない。
初めてのキスを奪われちゃった心境はいちーにもよぉーく分かるし。
……でも、確か裕ちゃんの場合はいきなし舌入れてきたよなぁ。
あの時はその感触があまりにリアルすぎて、思わず泣いちゃったんだよね。
- 639 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:22
-
「…ごめんね…後藤。 なんかいちー、頭ん中おかしくなってて……」
今更ながら、自分の軽率な行動を反省。
何度も何度も「ごめんね」を繰り返して謝った。
それでもまだ、後藤は許してくれそうにない。
- 640 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:23
-
「……ごとー…どうしたら許してくれる…?」
布団の上に正座して、自分でも大分情けない声を出してると思う。
中学生の女の子に、キスがどれだけ大事なものか。
「…………」
『初めては好きな人と…』 こんな風に夢見る子も少なくはない。
ってかこれが普通だと思う。実際いちーがそうだったし。
ごめんね、後藤…。
- 641 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:24
-
「…..責任、取って」
「…せ、きにん…?」
急に、聞いた事も無い低い声を出した後藤に、いちーは少しびびる。
「うん。 せきにん」
「……ど、どんな?」
- 642 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:24
-
「……ぇえっ!?」
真剣な表情を崩さないまま、後藤はいちーに抱きついてきた。
しっかり背中に腕をまわして、苦しいくらいに体を密着させる。
「ごと…っ、苦しい!」
- 643 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:24
-
「…市井ちゃんが、ごとーの…ファーストキス奪ったんだんだからさ………」
- 644 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:25
-
耳元で静かに話す後藤の声は、再び甘い響きを持つ。
そして、圭ちゃんに聞こえるんじゃないかってくらいの大声で後藤は言った。
「……いちーちゃんが、ごとーをお嫁に貰ってよねっ!」
更にギュウッと絞まるいちーの首元。
後藤の廻された腕には、キツすぎるくらい力を入れてある。
『責任』ってこうゆう意味だったのか……
…って、おい!
- 645 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:25
-
「待て待て待てぇっ!! いきなりそんな事言われても……」
「なに…ダメなの?」
「…..ダメっつーか」
後藤さん、ちょっと日本の法律を理解してきてください。
- 646 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:26
-
「ごとーは…いちーちゃんと、結婚したいのに……」
「…え?」
「後藤…、今なんて?」
「…だからっ ごとーは、いちーちゃんといたいの!ずっと一緒にいたいのっ!」
- 647 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:26
-
「………ほ、本気…で…?」
「…いちーちゃんは気づかなかったかもしてないけど、ごとーは加入した時から
すぐにいちーちゃんの事好きになってたんだよ……?」
「………」
気づかなかった…。
…っつーか、いちーも自分の気持に気づいたの今さっきだし……
「……それでいつの間にか、いちーちゃんの事ばっかり気になっちゃってて……ダンスのレッスンの合間も…どうやったらいちーちゃんがごとーの事好きになってくれるかとか、そんな事ばかり考えちゃってた。」
- 648 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:27
-
後藤の髪の良い香りが、いちーの鼻を掠めた。
後藤は照れを隠すようにいちーの肩に顔を埋める。
「……いちーちゃんが…好き…」
ぐっと押し殺したように掠れた声をだす後藤。
「………後藤…」
- 649 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:28
-
いちーは後藤の肩に手を置いて、ゆっくり自分の体から離させた。
目の前には不安に揺れる後藤の瞳。
いちーはその眼をじっと見つめながら口を開く。
そこには一片の迷いも無い。
自分の気持ちを伝えた後に、軽く唇にキスをおとした。
「…いちーも」
――――好きだよ、後藤。
- 650 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:28
-
――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
――――――――――――
―――――――――
――――――
―――
――
―
- 651 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:29
-
「……いつまで寝てるんだろ〜?」
朝。
いちーはビデオカメラの前でいつまで経っても起きない後藤を起こすべく行動にでていた。
ビデオを撮っている圭ちゃんも「やれやれ」と苦笑を漏らしている。
寝室の電気を点けて、そっと後藤に歩み寄る。
あぁ、そういえばコイツ昨日いちーの布団で寝やがったんだな…。
自分の気持ちを伝え終わった後、安心したように微笑んで、そのまま後藤は力が抜けたように眠りに落ちた。
そろそろ眠気も限界だったんだろう。
こうゆう時って普通興奮して眠れないらしいけど、後藤の場合は違ったみたい。
- 652 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:29
-
ついでに言うと、ものすごく寝相が悪かった後藤は、一緒に寝ていたいちーを布団の外に蹴りだし、自分は毛布に包まって気持良さそうに寝ていた。
そして、いちーが毛布も何もかけずに布団の上に転がって寝ていた事に気づいたのは、今朝圭ちゃんに起こされた時だ。
…やばいなぁ。
自然にズルッと出てくる鼻水を手で押さえながら、熱でボーっとする頭をプルプル横に振る。
- 653 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:29
-
「朝ですよ〜」
「………」
(…さっさと起きやがれ、このバカちんっ!!)
……と、叫びたかったけど。
ビデオカメラの前でそんな事は出来ない。
極めて優しく、反応の無い後藤を起こしてあげる。
- 654 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:30
-
やっとの事でおきた後藤は、いちーの手を掴んで起き上がる。
その後3人で朝食を食べて、ランニングして、フラフープで腰の動きの鍛錬して。
…でも結局、自分の体調を気にせずに無理したいちーは病院送り。
……はぁ。…マジ、情けないっす……
- 655 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:30
-
□
- 656 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:30
-
―――退院した後。後藤は鼻水付きで涙を流しながら、いちーに抱きついてきた。
「…もう大丈夫だよね? いちーちゃん、死なないよねっ!?」
必死でそんな事を何度も聞いてくる後藤の頭をポンポンと叩いて「大丈夫だよ」って優しく後藤の体を抱きしめ返す。
何時までも泣きじゃくる後藤を、圭ちゃんは「時間がないのよ!」と無理やりいちーの体から離させた。
- 657 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:31
-
『どうぞ、プッチモニのみなさんでぇ〜す!!』
『『『こんにちは〜!!』』』
プッチモニの収録も、ダンスにしっかり専念しだした後藤もいて、なんとか成功できた。
- 658 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:31
-
「いちぃちゃぁ〜んっ♪」
「なんだよ〜」
あの合宿以来、いちーにやけにベタベタしてくる後藤を、メンバーのみんなは不思議がっていたけど。
でもなぜか圭ちゃんだけは、赤い顔をしながら納得したような顔で頷いていた。
……あの夜、やっぱり聞かれてたみたい。
まぁ、いっか。
- 659 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:32
-
「ね〜、チューしよっ♪」
「ええ〜。ヤダよ…」
傍から見るとただのバカップルだろうけど…。
いちーは不満そうに口を尖らす後藤の髪を、優しく撫でてやる。
ずるとすぐに後藤はふにゃっと顔を緩めた。
「えへへ……」
隣で子供のように笑っている後藤を、いちーはずっと近くで見ていたいと思う。
- 660 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:32
-
「…いちーちゃん」
「ん?」
「約束、忘れないないでね?」
「…うん」
- 661 名前:12 投稿日:2003/11/03(月) 18:33
-
…あの約束は果たせるかどうか分からないけど。
とりあえずいちーは、そんな後藤が大好きで、今日も楽しくやっています。
FIN
- 662 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/11/03(月) 18:34
-
更新終了です。
ヽ^∀^人( ´ Д `)< ラブラブっ!
- 663 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/11/03(月) 18:40
-
あぁ…終わった。
予想以上に長くなりイライラして無理やり完結させました(w
昔のビデオを引っ張り出してきて、たまたまそのミニ合宿のビデオが出てきたので見ていたら…。
( ´ Д `)が可愛いっ!若い!!
今も充分可愛いと思いますけど、やっぱりまだ顔に幼さが出ている頃なのでマジ可愛かったです。
ヽ^∀^ノ の布団で後藤が寝ていたのはもはや伝説ですからね。
ちょっと妄想で一気に書き上げupしました。
次は何を更新するのか未定です。
それでは(逃げ
- 664 名前:K 投稿日:2003/11/03(月) 20:28
- お疲れ様です!
久々の甘いいちごまですごく癒されました(^〜^)
…やはり圭ちゃんは起きていたんすね(笑)
- 665 名前:S 投稿日:2003/11/03(月) 21:40
- 甘くて純粋ないちごま、ありがとうございました。
あの頃の後藤は、ほんとかわいかったですもんね。
また、いちごま、よろしくお願いいたします。
- 666 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/03(月) 22:39
- あー懐かしいですね。
そういえば布団逆になってたりしてましたよね・・・。
とても懐かしい気持ちになりました。ありがとうございました。
後藤もやたら可愛い!
やっぱプッチ合宿は最高に妄想を掻き立てますw
- 667 名前:和尚 投稿日:2003/11/05(水) 13:16
- 純粋なごとーさんにヤラレタいちーさん(笑)
読んでいて心が暖かくなりました。
- 668 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:11
-
いちごまショート。
- 669 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:11
-
「ねぇいちーちゃん。好きってなんだと思う?」
ある日、市井は後藤からこんな質問を受けた。
さっきから難しそうな顔をして唸っているところを見ると、ふざけてじゃなく本気で尋ねてきているらしい。
いきなり聞かれても。
そんな風に市井は思ったが、ここは一応教育係として、聞かれたことを「分からない」で終わらすのはちょっとかっこ悪い。
なんの脈絡もない後藤の質問にも一生懸命考える市井。
- 670 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:12
-
「んー…」
ポリポリと頭を数回かく。
…どう答えたらいいんだろう。
- 671 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:12
-
「『好き』って、例えば?」
市井は悩んだ末に後藤にそう問いかける。
「…どうゆうこと?」
「だからさぁ、『好き』ってのにも色んなジャンルがあるわけじゃん?
友達としての『好き』か恋愛対象としての『好き』か、他にもいっぱい」
「うん」
「だから、出来ればその中から絞ってほしいなって」
- 672 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:12
-
「…ごとーのは〜、恋愛対象としての『好き』かな。
なんで人は人を好きになるんだろうって、思ったの」
「ふーん…?」
なんでこんなくだらない事を…。
でも、これはいきなり「答えて」と言われてもなかなか返せない質問だ。
市井は腕組みをしながらじっくり考える。
- 673 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:13
-
「そうだねぇ…やっぱり、『好き』な人ってのはずっと一緒にいたいなって感じられる人じゃない?」
「…そうなの?」
「うん」
「でも、そしたら友達とかも入っちゃうと思うんだけど…」
「う…」
……それはそうだ。
後藤にあっさり言われて再び口篭る市井。
- 674 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:13
-
「んーっと。じゃ、やっぱり恋愛っていうと手を繋ぎたいとか抱きしめてもらいたいとか
相手に触れたいって思ったりするよね」
「そうだねぇ」
「どこで人を『好き』になるのかは人それぞれだけど。
相手の事を知りたい、相手に自分のことをもっと知ってほしいとかさ。
普通の友達以上の事を要求しだす頃に、『あぁ、自分って相手のことが気になるんだなぁ』
って感じられると思うんだ。
市井的にはこれが『好き』になるなり始めなんじゃないかって思う」
「うん」
「まぁ、色んな意味で相手に触れたいって事だな」
「うん」
- 675 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:14
- 「市井の言ってる事わかった?」
「うん!」
「…で、なんで後藤は市井に近づいてくるわけ?」
いつの間にかじりじりと距離を縮めて、床に片膝をつき市井を見上げる形でいる後藤。
潤んだ目と少し空いたYシャツの隙間から見える黒のブラが、市井の頭のどこかを刺激する。
「だめ?」
「なにが」
「もう!」なんて口を尖らせて「いちーちゃんオンナゴコロを分かってないね」なんて、おもいっきり悪態をつかれてしまった。
…あ、その顔も可愛い。
- 676 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:14
-
「ね、いちーちゃん」
「なに?」
「ちゅーしていい?」
「…なんで」
余りに後藤があっさり言うもんだから、一瞬聞き逃しそうになった。
ちゅーなんて娘同士しょっちゅうやってるんだから、別に今しなくても良いだろ。
…って、何言ってるんだ市井。
顔には絶対出さないようにはしてるけれど、胸もドキドキいいっぱなしで、後藤がすぐ近くにいることだけでどんどん平常心を失っていく。
後藤が変な話するから、妙に意識しちゃうじゃんか。
- 677 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:15
-
「『色んな意味で相手に触れたい』 でしょ?」
「ん?」
「好きな人には」
後藤は真剣な表情で市井の言った事を繰り返し言った。
『好きな人には』
深い意味はないと思う。
「それで?」
「………やっぱりいちーちゃんオンナゴコロを全然分かってないね」
「…だから、どうゆうことだよ」
ちょっとムッとした市井の頬に、後藤が軽いキスをおとした。
市井は目を見開いて、急激に熱を帯びたその一点を右手で押さえる。
「なにすんの…」
「もっと触れたいと思ったからだよ」
「さっきから、全然、意味わかんない」
「だからごとーは、いちいちゃんに触れたいって思ったんですぅ」
- 678 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:15
-
『好きな人には』
『触れたい』
その瞬間後藤の言葉が市井の頭の中にリピートして、消えた。
なんだそーゆうことだったのか…。
市井はフッと口元を緩めて目の前にある後藤の髪の毛をぐしゃぐしゃとかき回す。
「ちょっと…っ、いちーちゃん!」
- 679 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:16
-
ばっちりセットされていた髪をめちゃくちゃにされて、それでも市井に頭を撫でられたから少し嬉しそうな声で後藤は抗議する。
「後藤」
「?」
「好きって、こーゆうこと」
そして、唇を重ねた。
- 680 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:16
-
- 681 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:17
-
「…フイウチ」
「だめだった?」
林檎色に変色した頬を両手で挟みこんで、市井は意地悪く笑いながら後藤のおでこに額をコツンと寄せる。
「だめじゃないに、決まってるじゃん」なんてちょっと拗ねたみたいに言う後藤が可愛くて、
市井はまたフイウチちっくなキスを唇に、そして顔全体にまで繰り返した。
「…市井にあんな質問したのってさ」
「うん」
「もしかして、気づいてほしかったとか?」
後藤はその市井の問いかけに無言で首を下におろす。
それまで何度も後藤なりにアピールしていたらしいんだけど、鈍感すぎるほどその手のものには鈍い市井にはまったく効果が無かったみたい。
- 682 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:17
-
「いちーちゃん鈍すぎなんだもん」
「ごめんって」
「鈍感。にぶちん」
「ごとー」
少し困った顔をした市井に後藤はそっと耳打ちをする。
市井はうん、と一回だけ頷いて、後ろから後藤の体を抱きしめた。
- 683 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:18
-
『ごとーはいちーちゃんのこと大好きだよ。
いちーちゃんは、ごとーのこと、好き?』
もちろんだって…。
市井は眩くように言って後藤の首筋に顔を埋めた。
- 684 名前:13 投稿日:2003/11/08(土) 10:18
-
教育する方。される方。
後藤はほんとに手の掛かる妹みたいな感じで、けど、なぜか憎めなくて。
でもこれからは、そんな君のステディーになりたい。
fin
- 685 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/11/08(土) 10:20
-
更新終了です。
あー、やっぱこの二人は書きやすいなぁ…。
ヽ^∀^ノ <ってか何本upしてんだよ!
- 686 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/11/08(土) 10:23
-
上手く話が書けない時は、癒しのいちごま(w
この話、今日の朝30分くらいで一気に書き上げてしまいました。
久々にこんな純粋(?)な話で皆様が癒されてくれたらなぁと思います。
次も何を更新するか作者にも分かりません。
またいちごまかも(w
それでは(逃げ
- 687 名前:K 投稿日:2003/11/09(日) 01:01
- またまたいちごまだぁ〜ヽT∀Tノ
すっごく癒されました!次も楽しみにしてます☆
- 688 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/20(木) 03:21
- 彼氏=吉澤(黒吉で)
彼女=後藤
だって最近少ないんだもーん
よし攻めごま受けこれ最高!!
- 689 名前:14 投稿日:2003/11/26(水) 23:05
-
川VvV从 从‘ 。‘从
(?)
- 690 名前:14 投稿日:2003/11/26(水) 23:09
-
切ないよ
あなたの声を聞くたび
胸が熱くなる
何も考えられない
「亜弥ちゃーん」
「なぁに?」
「これ、新しく出来た店なんだけど、けっこうおいしーもの置いてあるんだ。
一緒に行かない?」
「………食べ物屋?」
「うん、あっ、予定あるならいいけど」
「……や、行く」
「よっしゃ!」
- 691 名前:14 投稿日:2003/11/26(水) 23:13
-
「まぁた、そーやって子供扱いして」
「だって亜弥ちゃん可愛いんだもん」
「美貴たんは、優しくすればなんでも言う事聞いてくれると思ってるんでしょ?」
「やー、そんな、ないない」
「…嘘だよ」
「へっ…どしたの?」
「なんでもなーい」
触れられると
嬉しい心と恥ずかしい気持ちで
いっぱいになる
どうしたら良いんだろう
わからないよ
どうしたらいいんだろう
この気持ち
もどかしくて布団の中転げまわるよ
- 692 名前:14 投稿日:2003/11/26(水) 23:19
-
あなた以外いらない
あなたしか見えない
あなただけを想う
「たん!」
「なんだ!」
「今年のクリスマス、どう過ごす?」
「かなりいきなりだね。んー、どうしよっかな……
っつーか、とりあえず仕事あるかな。 亜弥ちゃんは?」
「私も仕事かも」
「だねぇ。あ、じゃあさ、夜ゆっくり出来るようだったら一緒に初詣行こうよ」
「0時ピッタリまでカウントしたり?」
「うん」
「…できたら良いね」
「うん!」
何が幸せ?
その笑顔見るだけで
ほんとヤバイくらい
私の心乱すのは あなたの一挙一動
ほんとヤバイくらい
あなたにはまってるかも。
- 693 名前:14 投稿日:2003/11/26(水) 23:26
-
「外、寒いねー」
「ねー」
「あっ、見て見て!クリスマスツリーだよ!
ほら、あそこにあるやつ!!……めっちゃ大きくて綺麗じゃない?」
「うわっ、ほんとだ。でかっ」
「ロマンティックだねぇ」
「…浮かれモードだね?」
「うん……」
「あはは」
「にゃははっ」
伝えたいよ
切なすぎて
泣きたくなる
あなたは私がいなくても平気な顔して
私の想いと、あなたの思いはまったく違う
それに気づかれたくなくて
照れ隠しや冷たさで誤魔化して
毎日何の発展もしないあなたと
私の中で毎日育ち続ける恋の花を比べた
- 694 名前:14 投稿日:2003/11/26(水) 23:29
-
切ないよ
泣きたくなる
伝えたいよ
ヤバイくらい
私の心はあなたでいっぱいで
溢れて染み出すその時まで
ずっと傍にいさせてください。
「寒いねー」
「ねぇ」
「………んっ?」
「手を繋ごう」
「いーの?」
「何が?」
「や、なんとなく。ありがとぉ」
「うん」
fin −from亜弥ー
- 695 名前:14 投稿日:2003/11/26(水) 23:31
-
「…はぁ」
「なに、溜息」
「ダル〜」
「仕事きっついもんねぇ。たまには休ませてもらいな?」
「休むくらいなら亜弥ちゃんと遊ぶ」
「にゃはは。ありがとぉ」
- 696 名前:14 投稿日:2003/11/26(水) 23:36
-
おかしいくらい
あなたに近づく
すべてのものに嫉妬して
聞こえてくる愛しい声に
いつも心癒されてる
頑張ったよ?
気づかれないように
この想い
気づかれないように
正直しんどいけど伝えられない
苦しいのは あなたの前で笑う自分
「とりゃっ!」
「ぅわっ、なになになに!!?」
「美貴のジュースを飲んだお返し」
「えー、なにそれぇ。いつの話?」
「2、3ヶ月前かな」
「……ごめん、覚えてない」
「………しょーがないなぁ」
- 697 名前:14 投稿日:2003/11/26(水) 23:41
-
髪をグシャグシャにしても
あなたは怒らないで笑っている
ふざけあって、遊びまわって
勉強して、コンサートも終わって
あと1週間で離れ離れだ
「んぁ、気持ちよかったね」
「最高っ」
「美貴、先お風呂入ってきていい?」
「あ〜、私も行く!」
「一緒に入るの?」
「もちろん!!」
「……マジで」
「でじま」
「……………」
「にゃはは…」
あなたは寂しいと言うけれど
それだけで心に穴があきそうなあたしを知ったら
あなたはどう思うかな
- 698 名前:14 投稿日:2003/11/26(水) 23:44
-
苦しーっす
悲しーっす
一緒にいようねって、“好き”だって
簡単に言えたら どんなに楽だろうか
いつか届けば良い
あなたへの想い、あたしの願い。
fin ―from美貴―
- 699 名前:14 投稿日:2003/11/26(水) 23:47
-
えっと、詩みたいなものが思いついてupさせて頂きました。
一応川VvV从人从‘ 。‘从な感じで。
そしてすいません。こんな妙なものを上げてしまいました(w
他のリクはもう少し待ってください。
それでは(超速逃げ
- 700 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/01(月) 15:33
- あやみき好きだぁ。
続編とか読んでみたいな。
- 701 名前:15 投稿日:2003/12/02(火) 19:03
-
(0^〜^0)人( ´ Д `)
- 702 名前:15 投稿日:2003/12/02(火) 19:04
-
「おっす!久しぶりぃ」
「あれ?なんか見ないうちにまた背ぇ伸びたんじゃない?」
「そう?」
「うん…」
「んー、まだ成長止まってないのかな……」
- 703 名前:15 投稿日:2003/12/02(火) 19:04
-
(そうだとしたらヤダな。
でかい女の子って、なんか可愛くないんだもん…)
「いーことじゃん。モデルにでもなれば?」
「……あたしはモーニングで充分だよ」
げっそり疲れきったような顔で吉澤は言う。
その顔を見てケラケラ明るく笑う後藤の目元にも、連日のハードスケジュールのせいか
ひどい隈が出来ていた。
- 704 名前:15 投稿日:2003/12/02(火) 19:05
-
吉澤ひとみと後藤真希。
似ているようで似てないこの二人は、自他共に認める親友同士だ。
- 705 名前:15 投稿日:2003/12/02(火) 19:06
-
今の吉澤は淡い色をしたブルーのパーカーにジーンズという格好。
つまりは部屋着のようなもの。
今日は仕事がオフなので、久々に自宅でマッタリとした時を過ごしていたのだ。
先ほど後藤から電話が入り、「よしこ〜今何してる〜?」と、
どうやら今日はオフで朝から学校に行っていて、放課後の今暇になったらしい。
なので久しぶりに一緒に遊ぶことになった。
- 706 名前:15 投稿日:2003/12/02(火) 19:06
-
「わぁ、この部屋来るのもなんか久しぶりだねぇ」
「この前ごっちん来たの、いつだっけ?」
「2・3ヶ月前じゃない…?」
「おー、そんな経ってたんだね」
後藤は学校帰りなので、Yシャツの上に灰色のカーディガンを羽織り、下は紺色をしたスカートを穿いていた。
二人共仕事で忙しいが、合間をぬって学校にはちゃんと行っている。
ちゃんと授業を受けているかは不明だけれど……。
- 707 名前:15 投稿日:2003/12/02(火) 19:07
-
「なんか、緊張しちゃうね」
「んぁ?なんで?」
「や…久しぶりだし」
「んー、そーいえば、そうかも」
「ごっちん、なんか飲みたいものとかある?」
「外、かなり寒かったから、あったかいものがほしいかなぁ」
「…じゃ、ちょっと待っててね」
「へ?よしこ、買ってきてくれんの?」
- 708 名前:15 投稿日:2003/12/02(火) 19:08
-
パーカーは薄手のものなので上に黒のジャケットを着込み、財布をポケットにしまって
部屋から出て行こうとする吉澤を見て後藤は言った。
「わざわざ良いのに……」
「全然いーよ。家には麦茶くらいしかないし。
あたし今日一度も外出てなくて、なんとなく体もダルイからさぁ」
「ふーん? じゃ、気をつけてね」
「はいよ。いってきます」
- 709 名前:15 投稿日:2003/12/02(火) 19:08
-
家のドアを閉めて、アンパンマンのキーホルダーのついた鍵を胸ポケットから取り出し、鍵を閉める。
1・2回ノブを回しながら引っ張ってちゃんと鍵がかかったか確認してからエレベーターに乗った。
「…ふあ〜…」
(…嬉しい)
オフの日に後藤に会えるなんて。
遊びに出かけなくて正解だった。
吉澤は自然とにやけてゆく顔をピシャリと叩いて真面目な顔に戻す。
でも、気を引き締めてないと再び緩んでいく口元と、どんどん下がる目尻…。
- 710 名前:15 投稿日:2003/12/02(火) 19:09
-
実は、吉澤は随分前から後藤の事が気になっていた。
女の子にこんなに興味を持つこと自体初めてだったが、それが次第に『恋心』だと気づいた頃には、もうどっぷり抜け出せないくらい後藤にはまってしまっていたのだ。
「どうしよ…家に遊びに来てくれるなんて…マジ……嬉しいじゃんかっ!!」
このやろーっ!
満面の笑みを浮かべながら独り言を言うひとみの横を、
人々は冷たい視線を送りながら通りすぎていく。
ご機嫌なひとみは人目は気にせず、そのまま自販機まで辿り着くと、温かい紅茶と自分用にココアを買ってスキップで家まで戻って行った。
- 711 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/12/02(火) 19:11
-
出だしの部分だけで短いのですがupしました。
また明日続き更新します。
次回は普段どおりエ○シーンを含みます(w苦手な人はお避けください。
今回はよしごまで。
- 712 名前:みかん 投稿日:2003/12/02(火) 23:33
- よしごまだぁ!!
よし攻めごま受けにしてください〜(笑)
- 713 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:01
-
- 714 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:01
-
◇ ◇ ◇
- 715 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:02
-
Yシャツの隙間から覗く白い肌に、ちゅっと音をたてて赤い印をつける。
「……やっ…痕つけちゃダメ……っ」
ギュッと服の裾を掴み、潤んだ目をして言われても。
それは、吉澤の欲望に余計火をつける結果になった。
スカートの中にそっと手を入れて、太腿を指でなぞる。
- 716 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:03
-
「やぁ…っ」
「ごっちん…?ここ、触ってもいい?」
「だ、だめっ」
「なんで?」
- 717 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:04
-
上から見下ろす吉澤の視線を、後藤は涙の溜まった目で逸らす。
羞恥心からか、わずかに上気した肌と頬は、桜色に染まっている。
「まだ、だめだよ……」
「無理。もー無理だって…我慢できない」
「……お願い…は、恥ずかしいから…」
- 718 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:04
-
「………ごっちんがそんな可愛いこと言うと、無理やりでもしたくなるじゃん……」
- 719 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:05
-
嫌がる後藤の両腕を片手で押さえ込み、もう片方の手で器用にパンツを膝まで下ろさせて、人差し指と中指で中心部にそっと触れた。
「……あっ!…ぅー……」
スカートを捲り上げ、パンツの隙間に指を差しこんで割れ目をなぞる。
それだけで快感に顔を歪ませ悶える後藤を見て、吉澤は自分の体がますます熱くなってゆくのを感じた。
- 720 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:05
-
「……あ…んっ!……ふっ……んぁっ」
ギシギシと音をたてて軋むスプリングベットの上で、どうしても出てしまう声を抑えるため後藤は自分の口を手で覆うのだが、すぐに吉澤にその手を口からはずされてしまった。
どうやら吉澤は後藤が感じている声をもっと聞いていたいらしい。
その意地悪な表情に、後藤はピクッと眉を寄せる。
「ごっちんの声……可愛い…もっと聞きたい」
「…やぁ!……あっ……ぅーっ!」
- 721 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:06
-
あっという間に中へ指を差し込んだ吉澤は、くちゅくちゅと粘る厭らしい音を聞きながら
内壁をこねる。
決して乱暴にならないように、後藤が痛くないように優しく、ゆっくりと動かしていった。
1本の指を2本に増やし、中をかき混ぜるように出し入れを繰り返し
未知への恐怖か、感じた事のない快感からか震える後藤の体を、吉澤は片手でギュッと抱きしめた。
「も…っ、やぁっ!…あ…あっ……ふあぁっ…」
- 722 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:06
-
「ごっちん…気持ちい?」
心配そうな顔でそう尋ねてくる吉澤の首に、
後藤は返事を出来ない代わりに、両腕を巻きつけてギュウッと体を密着させる。
- 723 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:07
-
ふっふっと荒い後藤の息が肩へとかかり、吉澤の性欲はこれ以上ないくらい沸きあがってきていた。
―――だめ。 大事になんか、出来そうにない…
密着している体に、顔を離して小さな隙間を作り、
そこから覗く後藤の口に唇を押し付けた。
熱があるんじゃないかってくらい熱くなっている口の中に、すぐに舌を入れて、絡ませる。
後藤は苦しそうに顔を歪ませるけれど、そんな事に気づいてやれる余裕は、吉澤にはもう無かった。
- 724 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:07
-
- 725 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:08
-
◇ ◇ ◇
『よしこ、勝手に漫画借りてまーす』
『…いいけど。 何読んでるの?』
- 726 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:08
-
外から帰ってきたら、後藤はソファーの前で漫画を読んでいた。
本棚の中から、何冊か持ち出されているようだ。
『恋○カタログ』
『……へぇ〜』
(ごっちんでもそうゆうの読むんだ…。
…って、あたしがこれ全巻集めてるのも、他の子から見たら珍しいみたいだけどさ。)
- 727 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:09
-
『おっ!ちゃんとごとーの好きなもの分かってるね。
……紅茶、しかもミルクティー♪』
『や…なんとなくだけど。ごっちん好きそうだなぁって』
『…やっぱりうちらって、なんか通じ合うものがあるよねぇ』
『んー、そうだね』
- 728 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:09
-
普通の会話はこれで終わり。
漫画を机に置いて、立ち上がった瞬間に「ぅわっ」と、体をふらつかせた後藤を支えようと腕を出した吉澤に、しっかりと抱きついた後藤。
『…はぁー、危なかった』
『…………』
『やっぱり、漫画読み終わった後いきなり立ちあがると
クラッとくるねぇ』
『………………』
- 729 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:10
-
『………よしこ?』
吉澤から体を離して、後藤が不安そうにその顔を下から覗き込むと。
そこには唐辛子より顔を真っ赤にさせた吉澤の、苦しそうな表情があった。
『どっ、どしたの?』
- 730 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:10
-
熱でもあるの?
と、後藤が吉澤の額に手を伸ばした瞬間、後藤の視界は吉澤から一気に天井に変わった。
背中に感じるひんやりとした冷たい床の感触。
それというのも、肩に手を置いて、荒く呼吸を繰り返す吉澤を見て
後藤はすぐに理解した。
(……もしかして、押し倒された?)
- 731 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:10
-
『…ちょ、ちょっと、よしこ?』
『ごっちん……』
『やっ!ちょ、ふぁっ!?』
- 732 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:11
-
◇ ◇ ◇
- 733 名前:16 投稿日:2003/12/03(水) 17:11
-
そこから先は、どんなに嫌がっても止まらない様子の吉澤を見て
次第に後藤も抵抗するのを諦めてしまったようだった。
吉澤の欲望は果てしなく続く―――
- 734 名前:ちょっぱや 投稿日:2003/12/03(水) 17:13
-
2回目更新終了です。
よしごまでしたら、よし攻めごま受けこれ基本(w
作者の中でですが…。
- 735 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/11(木) 22:54
- 面白いです、最近こういうの少なくなってきたから期待してます!!
- 736 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/27(土) 18:52
- ごまみき期待してます!!
また、ごまあや読みたいです。
- 737 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/09(金) 08:25
- みきよしが見てみたいです。
よしごま頑張ってください。
- 738 名前:pj 投稿日:2004/01/17(土) 11:02
- よしごま大好きなんで早く読みたいですっ!
更新なにとぞ頑張ってください!
- 739 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/03(火) 20:35
- 待ってますんで、早くなんでも書きやがってください。
- 740 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/13(金) 00:32
- また、いちごま読みたいなぁ…
いちごまは、心のオアシス。
- 741 名前:17 投稿日:2004/02/22(日) 18:47
-
いちごま短編
- 742 名前:17 投稿日:2004/02/22(日) 18:48
-
すべてが欲しいんです。
あなたの全部がほしいんです。
- 743 名前:17 投稿日:2004/02/22(日) 18:49
-
「ごとぉ」
こんなこと思っちゃうアタシは贅沢なのかな。
隣で珍しく甘えてくるいちーちゃんの頭を、よしよしってやりながら
その反対の手で紅茶の缶を持ち、口をつける。
甘い甘いミルクティーの味。
「ねぇ」
「ぅん?」
「それ、いちーにも一口」
「ちょうだい」と、言われる前に、唇を合わせてその口の中にミルクティーを
少し強引に流し込む。
生まれて初めてする、『口移し』ってやつ。
驚いたように目を見開いたいちーちゃんの顔は、キスが深くなってゆくうちに
徐々にトロンとした表情に変わっていって。
そして。
「好き…」
唇を離した瞬間、そう呟かれた。
アタシも、って言おうとしたのに言葉にならない。
…なんで?
いちーちゃんもすごく不安そうにアタシの顔を見ていた。
- 744 名前:17 投稿日:2004/02/22(日) 18:49
-
「…嫌いになっちゃった?」
「………」
そんな事ない。そんなことないんだよぅ。
聞いて、アタシの気持ちを聞いて。
なのに。
「………」
口に出せない、気持ちを言葉にして、
壊れちゃった時を思うと恐いから。
- 745 名前:17 投稿日:2004/02/22(日) 18:50
-
「まぁ…いっか。いちーはごとぉが傍にいてくれるだけで、いいから」
全部がほしいなんて思いながら、どこまでも臆病なアタシ。
そんなアタシを、いつもいちーちゃんは笑って許してくれる。
クシャクシャって頭を撫でられて、
優しく引き寄せられてスッポリいちーちゃんの腕の中。
この温かい体温はアタシのもの。
ずっと、ずっとアタシだけのもの。
- 746 名前:17 投稿日:2004/02/22(日) 18:50
-
「いちーちゃん…」
「…なに?」
「……あの、さ…」
「なんだよ」
『ごめんね』
次第にぼんやりとしていく視界の中で、いちーちゃんが、悲しそうな笑みを浮かべたのが分かった。「ごめん…」掠れた声でもう一度謝った。
いちーちゃんはどこまでも優しくて、「いいよ」って、アタシの体をギュッてしてくれた。
- 747 名前:17 投稿日:2004/02/22(日) 18:51
-
…眠い。いちーちゃんの体温はトテモ気持ちが良い。
ごめん、出来れば今はこのままで。
このままの関係でいさせて……
一歩も前へ進めないアタシ達。
でも、進めないようにしてるのは…
- 748 名前:17 投稿日:2004/02/22(日) 18:51
-
眠気で思考が止まる直前、
窓から月が見えた。
おおきくて、冷たい感じのお月さまは
足踏みしているアタシ達を、笑っているようにみえた。
◇終わり◇
- 749 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/02/22(日) 18:57
-
更新停滞していてすいませんm(_)m
読んで下さっている皆様、いつも有難うございます。
- 750 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/22(日) 20:23
- 更新乙です!
よしごまの方も焦らず、マイペースに頑張ってください!
待ってます。
- 751 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:19
-
――――――――
ここはある大学病院の一室。
ツンと香る薬品の匂いと、周りを忙しく動き回る看護婦達。
そんな中、『医者』である市井も一生懸命仕事に打ち込んでいた。
- 752 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:20
-
「……………」
カリカリと書類にペンを走らせ、
細かく書き込む市井の表情は、真剣そのものである。
カリカリカリカリ…
カリカリカリカリ……
- 753 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:21
-
………
「よしっ!出来た」
フンッと鼻を1回鳴らし、
書き上げたものを、通りかかった金色の髪の看護婦に素早く手渡す。
「矢口さん、これを外科の松井先生に、至急お願いします」
「はいっ!!」
元気良く挨拶してくれるもんだがら、
市井も、書類を渡しながら「宜しくね」と 爽やかな笑顔を見せる。
矢口は嬉しそうにそれを受け取り、ぴょんぴょん跳ねながらその場を去っていった。
- 754 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:22
-
「――――ちょっと失礼します」
入れ替わるように入ってきたのは、同じ医者である吉澤だった。
市井と同じくこの若さで医者という地位についた吉澤は、大学をトップに近い成績で卒業した『超エリート』だ。
- 755 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:22
-
しかし…。
仕事中はそれほどでもないが、プライベートになると、その学歴が信じられなくなるくらい物凄いアホな行動や言動をとるという欠点もある。
欠点というかそれは、吉澤本来の性格であるだろうけど。
プライベートでも、仕事中とさほど変わらない市井にとっては、
どうしてそこまで人格が変化するのか不思議でしょうがなかった。
- 756 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:22
-
…それに。
『市井さん市井さんいちいさぁーん』
『なんだよ。うるさいなぁ』
『聞いてくださいよぉ!またアタシの梨華ちゃんが他の人と浮気したんすよぉ』
『ふーん…そっか。 残念だったな』
『……な、なぁにが残念なんですかぁっ!
アタシは、梨華ちゃんを信じてますからねっ!!』
- 757 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:23
-
自分で話してきたくせに、勝手に切れて、早足でその場を去る。
普段から温和な吉澤がここまで感情的になるのは珍しい。
それは、吉澤の彼女『石川梨華』の存在のせいであった。
吉澤の話を聞くと、なんでも、忙しい医者の彼女にしては寂しがり屋すぎるらしく、
傍にいないとすぐ他の人にふらついてしまうやっかいな癖を持っているようだ。
- 758 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:23
-
彼女のことになると、浮き沈みが激しく、感情の起伏も激しくなるので
仕事が忙しい時は、しばらくの間誰も吉澤に近づかなくなるらしいが。
たまたま近くを通った市井が、愚痴を聞かされることがしょっちゅうあるのだ。
(…と、ゆうか。まぁ
わざとなんだけどね)
ほら、こうゆう時は人に話した方が気が楽になるって言うし。
- 759 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:24
-
「聞いてます?」
気づくと、目の前に眉を顰めた吉澤の顔が。
これは市井の悪い癖だ。
気を抜くとすぐに空想の世界にいってしまう。
こんな、忙しい日は特に。
「すいません。なんでしょうか?」
- 760 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:24
-
「えっとですね。
市井先生、風邪をこじらせて入院してる小林さんのことでちょっとお話が……」
市井は、少し困った顔をして、机の上に山積みになった紙の中から1枚の書類を取り出す。
「あぁ…すいません。もう少しだけ待っていただけますか?
この書類今日の昼までに教授に渡さなければならないもんで」
- 761 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:24
-
◇ ◇ ◇
そんな、今日もめちゃくちゃ忙しい大学病院の一室。
- 762 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:25
-
−新入りナース−
- 763 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:25
-
―――市井紗耶香。
この若さで医者という職業についた超エリートのうちの1人。
その容姿は、雪のような白い肌に黒髪のショートカットで
端整な少年のような顔立ちをしている。
若いのに気が利いて、医者の腕も良い。
そしてこのルックスを持っているとなると…
- 764 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:26
-
『…市井先生、今日も素敵だねぇ…』
『アタシっ、さっき廊下で挨拶されちゃった♪』
『え〜! ずるーい。 でもっ私だってね…』
キャッキャと騒ぐピンク色の仕事着を着た若いナース達。
市井の話になると、まるで芸能人にでも会ったかのようなテンションで喋り続ける。
…そんな彼女らはもちろん、患者の間でも騒がれているらしい。
- 765 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:26
-
「市井せんせ…あのぉ、この前の返事なんですけどぉ……」
「今は、仕事中」
ピシャリと言い切られた看護婦は眉を八の字にしてその場を去る。
その様子をチラッと横目で見ただけで、市井は再び仕事に集中し始めた。
「……はぁ…」
『人の生命に関わる仕事をしている以上、公私混合は絶対にしない』
これが市井のポリシーだった。
- 766 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:27
-
そんな真面目な市井の、時折ふと投げかける優しい視線や言葉が、
ナースの間では更なる人気を呼んでいるのだ。
まぁ、その視線の先にはいつもあの人物がいるのだけれど―――
それに気づく者はまだいない。
- 767 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:27
-
「はい、次の方どうぞ…」
ガチャリという音と共に、
ドアの向こうから、いかにも具合の悪そうな―――
顔色が真っ青だったり、頭痛を堪えるため眉間に皺が寄っていたり―――そんな人物が現れるかと思いきや。
「いちーちゃんっ♪」
ドアから入ってきたのは、今年入ったばかりの新米ナースで。
呆気に取られている市井の名前を、甘えるような声で呼ぶ。
- 768 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:28
-
「……後藤? なんの冗談だ?」
ハッと我にかえった市井。
すぐに不機嫌な表情に変わり、見据えるようにドアの前に立っている後藤を見つめる。
その冷たい視線に気づかないのか後藤は「ウルトラクーーイズ!!」と、楽しそうに言って、1人でパチパチ手を叩いた。
「じゃじゃんっ♪今日はいったいなんの日でしょうかぁ?」
「…クイズはいいから。 さっさと仕事に戻れって」
「ぶーっ!!いちいちゃんが答えてくれるまでごとーはここをどきませんっ!」
- 769 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:29
-
「アホか…」
げんなりした表情の市井は呟く。
「冗談やめろ……」
「冗談じゃないもーんっ」
全然ノッてくれない市井に、後藤はぷぅと頬を膨らませた。
…可愛い……しかし。
こんなアホな事をしている間にも、外には待ってるたくさんの患者さん達が…
- 770 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:29
-
「後藤、お前なぁ、まだ着替えてもないじゃないか。 何してたんだよ」
「えー… ちょっとだけ寝坊したぁ」
「…はぁ!?」
ちょっとだけだとぅ?
市井なんか、昨日からずっと寝ていないのに。
「……なんでもいいからさっさと着替えてこいよ」
- 771 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:29
-
「…いちいちゃん……なんか今日冷たい…?
ごとぉ、なんかした…?」
白衣の袖をキュッと掴んで、潤んだ瞳で市井を見る。
外見や市井以外の人への対応を見ていると、どっからどうみても“大人”の後藤が
市井の前だけでは、小さな子供のように甘えてくる。
そのギャップが堪らない。
- 772 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:30
-
しかし。
ここで後藤の行動を見て う…可愛い、などと思って許すような市井ではない。
「頼むから、朝からバカなこと言ってないで、市井のいうこと聞いて?」
「ね?」と優しく言い聞かせてみせても、
それでも後藤はドアの前からまったく退く様子がない。
市井は大きく溜息をつきながら、忙しそうにしている看護士に声をかけた。
- 773 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:30
-
「おい…、誰かコイツ外につまみ出してくれない?」
「っ!! えぇえ゛ーーー!?ちょ、ちょっといちいちゃんっ!!?」
――――――――――
- 774 名前:18 投稿日:2004/02/28(土) 11:31
-
「…うっし、やるかぁっ」
後藤が男2人がかりで病室から運び出されるのを見送った後、
市井は安心して再び仕事に取り掛かった。
◇ 続く…(かも?) ◇
- 775 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/02/28(土) 11:36
-
7と9の『医者の市井・ナース後藤』の続き(?)のお話をうpしました。
他の作品も頑張って書き上げますのでmata-ri待っていてくださると嬉しいです。
- 776 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/28(土) 21:31
- うぉ!?いちごまだぁ(喜)
最近いちごまなくて寂しかったのでうれしいです。
またーり待ってます。
- 777 名前:19 投稿日:2004/03/06(土) 10:48
-
( ´ Д `)人(・-・o川
- 778 名前:19飲酒 投稿日:2004/03/06(土) 10:49
-
『お酒は20歳になってから』
こんな当り前のようなことを守れない人達がここにいるのです。
実際20歳を越えてる人もいるけれど、それどころか越え過ぎてる人もいらっしゃいますけど…。
ぅあっ 痛!!……聞こえちゃってたみたいです。
- 779 名前:19飲酒 投稿日:2004/03/06(土) 10:50
-
「なんや紺野ぉ〜 なんか言いたいことあらんやったら
はっきり言いやぁ〜」
「な、なんでもないです…っ」
うっ、中澤さん、かなりお酒くさい…
「ほんまか〜?って紺野全然飲んでないやん。
ちょっとお兄さん生ビールジョッキで追加―!!」
ジョ、ジョッキ…っ!?
甘酒くらいしか飲んだことのない私に生ビール!?
何考えてるんですか中澤さん…
ここにいたら危険です…
生ビールが届く前に別の場所へ移動しましょう。
―――
- 780 名前:19飲酒 投稿日:2004/03/06(土) 10:51
-
「あっ 紺野だぁ〜」
「あ― ほんとだほんとだぁ〜♪」
「ご…後藤さん?吉澤さん?」
別のお座敷に移動すると、そこにはすでに酔っ払った様子の後藤さん達がいました。
頬を赤く染めて、にへらと笑う年上の皆さんは、
まるで幼稚園児のような言葉遣いでわずかに混乱している私に話しかけてきます。
「紺野ぉ〜 こっち来てよ〜」
「は、はい…っ」
- 781 名前:19飲酒 投稿日:2004/03/06(土) 10:52
-
なんだか幼稚園の先生になったような気分です。
私はへろへろと手招きをしている藤本さんの所へ行こうと足を動かしました。
「だぁめ〜!!紺野はごと−のなんだからぁ〜」
突然、ガクンと体が揺れたかと思うと、一気に視界が天井へと変わりました。
どうやら藤本さんの所へ行こうとした私の腕を後藤さんが引っ張り、そしてそのままその腕の中に閉じ込められたらしいです。
「…紺野〜」
「な、な、なんですか…?」
すぐ目の前に私の顔を覗き込む後藤さんの顔が…。
「あのさぁ」
ぁ、あの…かおが、顔がっ…近いです!!
- 782 名前:19飲酒 投稿日:2004/03/06(土) 10:53
-
必死に後藤さんの腕の中から逃げようとしている私を見てなぜか大笑いしている吉澤さん。
たっ…助けてくださいよぅ…っ!
そんな声もますます強い力で抱きしめられたことによって、かすかな音にしかならず。
誰にも聞こえなかったみたいで、結果…私は後藤さんの凄い力で胸の中に押し付けられたみたいです。
「ごと…っ…さん…く、苦し…っ」
「……こんのぉ〜」
だめです…
後藤さんの耳には私の声なんてまったく届いてないようで……
「ん−…」
ちゅっ
は、はい…っ!?
- 783 名前:19飲酒 投稿日:2004/03/06(土) 10:54
-
「……!?……!!?……」
「へへぇ〜 ちゅーしちったぁ♪」
「なっ…ぇ…っ、ぇえっ!?」
ごごごごごごごごごごご後藤さんが
わっ、わわわ私にキス…っ!!?
「ねぇねぇ」
上から見下ろしているはずなのに、器用に上目遣いをして私の髪を撫でる後藤さん。
ぅ…っ、か、可愛らしいです…
「な、んですか…?」
「もっとしてい−…?」
「ふぇっ?」
なん、なにをですか…っ?!
- 784 名前:19飲酒 投稿日:2004/03/06(土) 10:54
-
「あのね、ごと−ねぇ〜」
「は、はい…っ」
「こんのにいっぱいちゅーしたいの〜」
ビシッ!!!!!
「ご、ごっちん〜?」
- 785 名前:19飲酒 投稿日:2004/03/06(土) 10:55
-
はぁ…はぁ…危ない所でした…
間一髪、また後藤さんの唇が私のに重なる直前に、手刀を後藤さんの首に決めて
わずかに力が抜けた瞬間に腕の中から無事脱出しました。
部屋の外に出て深呼吸を繰り返す私。
あのままあそこにいたら呼吸困難で死んでしまうところでした。
まぁ別の意味でも胸が苦しくなったりもしましたが…
やっぱり、お酒って人を変える力ももっているのですね。
- 786 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/03/06(土) 10:57
-
飲酒…
更新終了です。
- 787 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/03/06(土) 10:59
-
>>776
えぇっと、先程ニュースで知ったんですけど…(遅
少し頭の中を整理する時間をください。
- 788 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/07(日) 03:28
- 「いちごま」は、永久に不滅です。
私の中では…ネ。
- 789 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/07(日) 14:15
- 今の市井も、あの頃の市井も同じ人であって
そして後藤と活動してきた日々も実在したんです。
自分も788さんと同じ意見。
作者さんにも心が落ち着いたらまた書いて頂きたいと思います。
- 790 名前:20 投稿日:2004/03/13(土) 19:58
-
川VvV从 人 从‘ 。‘从
- 791 名前:20 投稿日:2004/03/13(土) 19:58
-
君が傍にいるだけで
僕はまた進むことが出来て
また新たな力を手に入れるんだ。
だからお願い。
僕の傍にいてくれないか
君が好きだから
- 792 名前:20 投稿日:2004/03/13(土) 19:59
-
「たぁん! 今日の掃除当番たんでしょう!
なんでちゃんとやってくれないの!」
「だってぇ〜、美貴午後から仕事があって…起きたの11時で……それで…」
「言い訳はいいから。ほら、さっさと運ぶっ!」
「…うぇーい」
美貴と亜弥ちゃんが同棲生活を始めて2ヶ月目に突入した頃。
食事も掃除も洗濯も、いつの間にか当番制になっていた。
面倒な事が嫌いな美貴は、掃除だけは特に苦手で。
一人暮らしをしていた時よりはしっかり掃除しているつもりだけど、
綺麗好きな亜弥ちゃんはお気に召さなかったらしい。
床に散らばっていた雑誌をまとめて積み上げた物を運ぶ。
く…けっこう腰にくるぞこれ…!
「はぁはぁ…っ」
「はいみきたん次これー」
「…ってか亜弥ちゃん少しは手伝ってよ」
「今日の掃除当番は?」
「美貴だけど」
「はいこれ運んでねー」
- 793 名前:20 投稿日:2004/03/13(土) 20:00
-
ひどい。ひどすぎるぞ。
自分だって料理失敗すること多いくせに。
今度したら暴力旦那みたいに『まずい!作り直せ!』って卓袱台ひっくり返してやる。
…卓袱台なんてこの家に無いけどさ。
「ふぅはぁ…ふぅはぁ…っ」
「たん終わったー?」
「う、うん…」
つ、次は何…?
「はいっ お疲れさまぁ」
それだけ言って、にこっ。
亜弥ちゃんの笑顔は、美貴の活動力の源。
あんだけの労働の疲れもこれだけですぐに吹っ飛んでっちゃう。
- 794 名前:20 投稿日:2004/03/13(土) 20:00
-
「亜弥ちゃん」
「んー なにー?」
「美貴喉が渇いたなぁ」
「はいはい」
パタパタ足音を鳴らして亜弥ちゃんは冷蔵庫のあるキッチンへと移動。
力仕事は美貴で、身の回りの事は亜弥ちゃん。
なんかこれって………夫婦みたいじゃない?
- 795 名前:20 投稿日:2004/03/13(土) 20:02
-
家の中にインターホンの音が鳴り響いて、
美貴にウーロン茶を渡してから亜弥ちゃんはまた玄関まで走っていった。
その後姿を見て思う。
ずっと近くにいたいって。
「…好きだよ」
- 796 名前:20 投稿日:2004/03/13(土) 20:03
-
この想いが君に届くように。
「好きだよ」
願いが叶いますように―――
- 797 名前:20 投稿日:2004/03/13(土) 20:04
-
短いけど FIN
- 798 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/03/13(土) 20:05
-
川VvV从 < ピュアっ子やね。
从‘ 。‘从< にゃはは 可愛いねぇ。
- 799 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/14(日) 16:23
- みきあやほのぼので和ませていただきましたよw
夫婦ですかぁ、いいですねぇ。
現実でも恋人宣言がでちゃいましたし。
でも個人的には松浦さんの方が夫のような・・(爆w
H(ryの歌私も気に入ってます。
いいですよね。純粋な詩が。
- 800 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:28
-
( ´ Д `) 从‘ 。‘从
- 801 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:29
-
毎日がつまらないわけでもない、平凡な日々を送ってるわけでもない。
なのになんで『欲求』というものは満たされない。
そう いつだって喉はからからなんだ。
欲求は満たされずに欲望は増え続けるのみ。
「…ぅぁー…」
誰だって、常に、喉はカラカラなんだ。
きっとね。
- 802 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:29
-
■■■□
- 803 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:29
-
そもそもなんでこんな綺麗な生き物が地球上にいるのだろう。
女という生物は、繊細で、穏やかで、柔らかいイメージを持って
見事にその性質を出していっている。
男がガサツで、過激で、硬いイメージがというと、そういうわけではないが
わたしはどうしても『女』という生物に惹かれる。
好む。
「どうしたの?」
「んん?」
「なんか、考え事でも、してた?」
「……なんで?」
「眉間に皺寄ってる」
- 804 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:30
-
笑いながら、トン と眉の間を指先ではじかれた。
その綺麗な白い指先から目が離せなくなる。
「あとねー 一点を見すぎ。 怖いって」
喋るたび動かされる薄いピンク色をした唇と、
瞬きの間だけ動く長い睫毛。
ぜんぶぜんぶ愛しい。美しいものだ。
私は彼女の動作を、ついいちいち、目で追ってしまう。
- 805 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:30
-
「そんなにアタシが好きー?」
「へ?」
- 806 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:31
-
「やだなぁ… 冗談だってばっ!」
ぽんっと言われた言葉に、面白いくらい体が反応してしまった。
表では分からないだろうけど、体の水分がすべて沸騰したって感じで、頭の先から足の先まで、
とても熱い。
まるで発熱病にでもかかったみたいに。
いま……顔…赤くなってないかなぁ。
- 807 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:31
-
「あの、好きだけど」
「ぅえ?」
「だから」
「…」
「亜弥ちゃんが…」
「……んぁ…あ、ありがと…」
照れたように頭をかく仕草をする亜弥ちゃん。
私は、ピンク色をした唇にまた目がいく。
- 808 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:32
-
流れる動作で、それに、吸い込まれるかのように、そのまま唇を奪った。
初めての感触は、ずっと今まで想像していたものよりはるかに柔らかく。
頭の芯がビリビリなって、もう…止まれなかったんだ。
「…んん…っ?」
「ご、ごっち…っん」
「黙って」
「………お願い」
- 809 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:32
-
「…やぁ…」
かすかに抵抗をし始めた腕を掴んで、綺麗な白い指に自分のを絡ませる。
無理やりおさえ込むようにして壁におしつけながら上から覆いかぶさった。
すぐ下には荒い息をはく亜弥ちゃん、その苦い表情が、一層私の心を奮い立たせる。
「触って…いい?」
「…はぁ…っ、ぅー……」
「……」
頬に指を滑らすと、わずかに、湿った感触がした。
泣いてるの?
- 810 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:33
-
「泣いてる?」
「……っふ…ぅっく……え…っ」
「そんなにイヤだった?」
最終的に獣になりきれないのは、それが私が同じ『女』である証拠なのかもしれない。
そして、涙流すその姿さえ美しいと思うのは、やはり私がこの子しか愛せない証なんだ。
- 811 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:33
-
どうせ叶わない恋ならば
自分の心に棲みつく愛だけを食べて
いとしい愛しいあの子を、逃がしてあげよう。
- 812 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:33
-
欲求はまるでおさまらずに、欲望や不満は増える一方。
「………ごめんね」
そう、いつだって私の喉はカラカラなんだ。
- 813 名前:21 投稿日:2004/03/17(水) 15:34
-
ショートやね。 FIN
- 814 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/03/17(水) 15:36
-
あやや
自分の中で花マル急上昇中。
从‘ 。‘从< 私絡みで読んでみたいcpあったらどうぞ〜
- 815 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/17(水) 23:35
- ぜひ亀井さんと絡ませてもらえませんか?
- 816 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 10:34
- また、後藤さんとの絡みがみたいです!
そういえば、藤本×後藤はどうなったんですか?
- 817 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 12:18
- 高橋さんとの絡みが見たいです
- 818 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/18(木) 13:28
- やっぱり私はみきあやがいいです!
松浦さんは藤本さんといる時が一番かわいく見える。
- 819 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:13
-
从‘ 。‘从人(^ー^*从
- 820 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:13
-
ぱぁっと咲いて散ってもいいわ
叶うなら―――
ダメもと覚悟であの子に接近。
日曜午後の昼下がり。
- 821 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:13
-
□□□□
- 822 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:14
-
みなさんこんにちわ。
あややこと松浦亜弥です♪
今日は滅多に無いラッキーデー。
実は、コンサ以外では、あんまり一緒にいられる機会の無い
娘。さんたちと一緒のお仕事をする日なんですよ。
- 823 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:14
-
「たん!」
「………おっ? 亜弥ちゃんじゃーん♪」
さっそく私は収録前にみきたんこと藤本美貴ちゃんに声をかけました。
みきたんとは大の仲良し。オフの日も当り前のように一緒に遊びに出かけたりします。
最近は恋の悩み事などにものってもらっていて、だから、今もその話をしようとして
話しかけたんですね。
…えっ?たんが私の好きな人じゃないかって?
違いますよぉ。
私が好きな人は、なんかこう―――たんとは正反対な感じな子なんです。
- 824 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:15
-
「………」
……あっ あんな所にいた。
キョロッと辺りを見回すと、私が好きな子は、セットの近くで同じ6期のメンバーさんたちと楽しげに談笑していました。
その子の、笑うと口元に出る笑窪が、とても魅力的なんです。
はぁ。可愛いー…
- 825 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:15
-
なんであんなに可愛いんだろ…
しばらくの間ぼぉっとしていたら、みきたんが、私の顔を覗き込んでこう言いました。
「…見てるね」
「ええ?」
「すごい見てる、ってか見過ぎ、怖っ!」
たんの不機嫌顔のほうがよっぽど怖いと思うけど…。
「……ぅ…そんなに見てる?」
「そんなにあの子のこと好きなのー?」
「…好きだよぅ……」
「んんー? あれあれ? なぁんか、亜弥ちゃんらしくないじゃん」
「なにが?」
「いつもだったら、好きな人にはめちゃめちゃなアタックしまくって…んで、凄い勢いでアプローチもしまくって、嫌がられて、結局玉砕するパターンが多かったのに…」
「は?」
「ちょ…っ、ごめんごめん、怒んないで。
だから、今回はさぁちょっと控え気味だなぁって。話しかけもしないし。」
- 826 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:16
-
「……」
そうなんです。
まだ軽くご挨拶したぐらいで、あの子とはなんの交流もないんです。
いつもなら、今頃焦って無理やりにでも話しかけて友達から……ってパターンが多かったようなんですけど。なんだか勢いだけでそーすると振られることが多いのですよ。
やっと最近気づきました。
恋は速攻!だけじゃダメなんです。
時にはこうゆう恋愛も必要なんです。
- 827 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:17
-
「でもさぁ?」
「…もぅ、限界なんだよね……」
なにが?という顔で、目をまんまるくして、私の顔を見つめるみきたん。
「なにが?」
予想通り、
私の突然な言葉に、少し躊躇いがちになりながら聞いてきました。
- 828 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:17
-
「だって可愛いんだもん!」
「はぁ?」
「今まで可愛い♪なんて自分ぐらいしか思ったこと無かったのにっ!」
「はぁ…」
「ほんとに初めてなんだよね……こんな気持ちって…」
「うんそれで?」
むっ なんか冷たい言い方。
私のこんな割れんばかりの気持ちがわからないの?
まぁいいや。あんまり恋愛の話しないみきたんには、どうせ興味ないことなんでしょうけどね。
ふんっ。
- 829 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:18
-
「話しかけるのとか、もう、我慢するの限界なの。
6期の子たちすっごく仲良くて、よく抱きついたり抱きしめたり抱き合ったりしてるわけよ。
なんかそれもーはぁ?なにしてんのよーって感じじゃない?!
私だって、亀井ちゃんとそんなことしてみたいんだってば…!!」
「…っつか亜弥ちゃん声…でかいよ……」
うわわっ
なんか話の途中からヒートアップしちゃったみたいです。
何事かと、辺りの人の注目を集めてしまいました。
でも亀井ちゃんたち6期の方々は少し離れた場所にいたのでほんとに良かったです。
- 830 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:18
-
「まぁー 確かに亀井ちゃんかわいーもんねぇー」
「でしょでしょっ?」
なんか好きな人のことを褒められると自分のことを褒められてるみたいに嬉しく感じます。
「そろそろさー話しかけてみれば?」
「うーん…」
もう話しかけても良い時期でしょうか。
こうゆう、ゆっくりした恋愛って初めてだから、どうしていいかわからないんですよね。
- 831 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:19
-
「じゃぁ ちょっくら亀井ちゃん呼んでくるね〜」
「ちょ…っ!? み、みきたん!!」
私の返事も聞かないでスタスタとみきたんはもう6期の輪の中へ。
2〜3言話してから、少し無理やり気味に引っ張りながらこっちへ戻ってきます。
亀井ちゃんの…手を…
- 832 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:19
-
どうしよう。どうしよう。
逃げ出したい…
でもそんなことしたら変に思われるに決まってるし…。
あぁ―――チャンスかもしれないのに。
何か、自然な言葉、自然な言葉でもないんでしょうか。
こういった時に限って、案外見当たらないんですね。
- 833 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:20
-
「松浦さん?」
「は、はい!」
「なにかご用ですかぁ?」
目を三日月のように細めて。
まだ高校に入ったばかりの可愛らしい声。
亀井ちゃんが私に話しかけてくれました。
どうしよう、かなり嬉しいです。
- 834 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:20
-
「えっと…」
モゴモゴ何も言えずにいる私を面白そうに見守っているみきたん。
なんだかお腹あたりから上が熱くなってきた感じがしました。
「どうしたんですかぁ?」
「あ、あの…っ」
- 835 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:21
-
なんて言ったら良いんだろう。
ぅっなんか泣きそうな予感が…
「なんかつらそうですね…?お腹でも痛いんですか?」
「ぇえっ!?ぜ、全然だいじょうぶ!」
「そうですかぁ〜…へへ。 やっぱり笑うと可愛いですねぇ」
可愛いと。
私の顔を見ながら、亀井ちゃんは、確かにそう言いました。
それに気づいて、頭が一気に真っ白なところになったところへ、
収録開始の声がかかります。
- 836 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:21
-
「あ、収録ですね…」
「それじゃぁ、これで。
お仕事頑張りましょうね!」
笑窪をだしながら、この場を去ろうとする亀井ちゃん。
行っちゃう…の…?
「あ…っ」
もうちょっと、もうちょっと近づきたい。
ほんとに、もうちょっとだけで、いいから。
- 837 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:22
-
■■■■
日曜午後の昼下がり。
今日は滅多に無いラッキーデー。
大好きなあの子に、ほんのちょこっとだけ近づけた。
- 838 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:22
-
(おまけ)
「藤本さー、アンタってほんと切ないことするよねー」
「なにがですか…」
「わかってるくせに。あややと亀井ちゃんのことだよー
自分で自分の首絞めるようなことしちゃってさー」
「美貴は、亜弥ちゃんに、幸せになってほしいだけなんです」
「ヒューヒュー♪かっこいいじゃーん?」
「ってかあんまりからかうとマジで切れますよ」
「ごめんごめん…」
- 839 名前:22 投稿日:2004/03/18(木) 16:23
-
FIN
从‘ 。‘从< たまにはこんな私もいいんじゃないかと。
- 840 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/03/18(木) 16:25
-
何気に6期(藤本さん以外)書いたの初めてです。
あやえりって全然見かけませんよねー。
妄想するのが難しかったです。
- 841 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 19:15
- はぁ!?! あやえり!!?!
はじめて読みましたよ、このCP。
こういう自信なさそうな松浦さんって新鮮ですごくいいです!!
ってか、たん、あなたえらいよ!
よかったら続き書いてくださいね。
- 842 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/19(金) 19:48
- ヤ、ヤバイっすぅ!!
あやえりハマっちゃいそう
私も続編見てみたいです
- 843 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 18:55
-
( ´ Д `)人 从‘ 。‘从人 川 ’ー’川
- 844 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 18:56
-
□□□□
今日は朝から天気は下り坂。
今にも雷が鳴って、大粒の雨が降ってきそう。
それは、先ほどから、私の前で繰り広げられてる闘いのせいではないかと
思うんだけども。
- 845 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 18:56
-
「どいて、ってば」
「後藤さんこそ」
「…はっ 言うようになったねぇ 高橋も」
「いつまでも私が譲ってるだけのままだと思ったら大間違いですよ?」
ふふふふふ。
不敵に微笑む高橋愛ちゃん。
「ふん」
苦虫を噛み潰したかのような顔で、チッと舌打ちをするごっちん。
- 846 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 18:57
-
「あの、2人共…?」
「あー 亜弥ちゃん、もーすぐ終わるから、待っててね?」
「松浦さんは話の決着がつくまで、そこで見ていてください」
びゅおぉっ
ぅわ! 寒っ!!
なんか今冷たい風が通り過ぎたような気がしたけど。
2人は太陽みたいな笑顔をしてるのにこの気温差はいったいなんなの?!
- 847 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 18:57
-
「さぁーて高橋ぃ?どうやって決着つけようかー?」
ごっちんはまさに喧嘩を売るような口調で腕捲りをする。
まさか殴り合いなんてする気じゃ…っ!?
「……」
その体格差じゃ結果は当然…
……と、止めなきゃ!!
- 848 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 18:58
-
「ごっちん!」
「とりあえず、松浦さんに決めてもらうのが、早いんじゃないですか?」
「まぁ、そうだね」
パタパタと自分に風を送るごっちん。
なぁんだ、ただ単に暑かっただけかぁ…
「なに?」
「あ…」
いつの間にかごっちんの腕にしがみついていた私。
喧嘩じゃごっちんが圧勝しちゃうと思ったから止めようと思ったんだけどね。
- 849 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 18:58
-
「ごめんっ」
すぐに手を離して、離れようとしたんだけど、
ごっちんの手によって今度は胸の中。
少し私より背の高いごっちんにスッポリと抱き寄せられてしまった。
「いー匂い」
「へ…!?」
「亜弥ちゃん石鹸の香りがする…」
ごっちんは後ろからくんくんくんくん犬みたいに髪の毛を嗅ぐ。
耳のあたりで喋られるとちょっとくすぐったいなぁ。
- 850 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 18:59
-
「…ごとーさん?」
ゴゴゴゴゴゴゴッ
ぅわっちぃ!熱っ!!
なんか今ものすごい熱気を高橋愛ちゃんから感じたけど。
愛ちゃん、顔が笑ってるのに目が怒ってる…
ちょっと後ろを見上げると、にやにや笑っているごっちん。
「どーしたー? 羨ましいの? んっ?」
- 851 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 18:59
-
「離してあげてくださいよ、嫌がってるじゃないですか」
「えっ 亜弥ちゃん、いや?」
「なにが…?」
「ごとーに抱きしめられてるの…」
「別にイヤじゃないけど……」
「ほぉら」
ごっちんの嬉しそうな顔。
反対にもう完全にこっちを睨んでいる表情の愛ちゃん。
可愛い顔なのにこの迫力…凄いなぁ…
- 852 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 19:00
-
ってかさっきから何を言ってるんだろう?
喧嘩は?
私は、なんで今、巻き込まれてるの?
???
- 853 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 19:00
-
■ 鈍感
感覚・感じ方の鈍い様子。⇔敏感
自分のことにしか興味が無い松浦さんは
恋愛に関してはとことん鈍感。
こんな松浦さんを好きになってしまった2人の勝負の決着は結局つけることが出来ず。
後藤さんと高橋さんは泣く泣く自分の楽屋へと帰るのでした。
- 854 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 19:01
-
「どうしちゃったんだろ…?ごっちんも愛ちゃんも」
―――アンタがどうしちゃったんだよっ!!
by 美貴ティ
- 855 名前:23 投稿日:2004/03/20(土) 19:03
-
FIN
川 ’ー’川< そんなの悲しすぎるやよー!
( ´ Д `)< 亜弥ちゃんのばかぁ!
- 856 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/03/20(土) 19:05
-
後藤さんと、高橋さんで、松浦さんの取り合い。
有り得ないね!(w
- 857 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/21(日) 23:31
- あっあっあっあやえりーーーーー!!
作者さんありがとう、ほんとにありがとう(泣
思ったとおりだ…この二人けっこういいですよね。
- 858 名前:S 投稿日:2004/03/23(火) 04:45
- 医者の市井とナースの後藤の話、好きです。
つづき待ってます〜☆
- 859 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/03(土) 06:41
- みきごまのみき攻めがみた〜い
- 860 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/03(土) 14:17
- ↑に賛成!!
美貴攻め見たいです!
- 861 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/04(日) 08:46
- みきごまには賛成!
でも、ごま攻めがいい!
- 862 名前:24 投稿日:2004/04/06(火) 19:56
-
いつまで暗い部屋の中で歌っているの
窓を閉め切ったままじゃ 風も吹かない
- 863 名前:24 投稿日:2004/04/06(火) 19:57
-
「…いちーちゃん?」
部屋の隅で、膝を抱えて。
ちょこっとだけあげて見せた顔には生気が無く。
アタシも呼ぶその声も、いつかの後藤の艶のある声ではない
弱弱しいしゃがれた声
久しぶりに声を出したのか、苦しそうに咳き込むその姿が痛々しい。
わずかに目の焦点が合っていない。
ちゃんとその虚ろな目にアタシが映っているのだろうか
- 864 名前:24 投稿日:2004/04/06(火) 19:57
-
「後藤」
手を差し伸べて
でも
後藤がその手を掴もうとしなかったから
代わりに短くなった茶色の髪を撫でた
どこまで走れば本当のきみに会える?
知らず知らず優しさだけを求めて、彷徨っているの知っているんだよ
約束なんかはしちゃいないよ
希望だけ、立ち上る
だからそれに向って
- 865 名前:24 投稿日:2004/04/06(火) 19:58
-
■■■■
- 866 名前:24 投稿日:2004/04/06(火) 19:58
-
古臭いドアの閉まる音を聞きながら、雲ひとつない空を見上げた。
隣には生まれたてのひよこみたいに足をふらつかせながら歩いている後藤。
アタシ達はこれからなんだよ?
飛べるだけ飛ぼう、地面蹴りつけて
心開ける人よ、共に―――行こう。
- 867 名前:24 投稿日:2004/04/06(火) 20:00
-
FIN
センチメンタルヽ^∀^ノ 向き
- 868 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/04/06(火) 20:01
-
みきごま。
作者的にはどちら受けでも良いのですが、一応ごま受けの方で書かせて頂きます。
- 869 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/04/06(火) 20:01
-
流します。
- 870 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/07(水) 08:22
- やったぁー!!
みきごまの美貴攻め楽しみにしてます。
- 871 名前:レオ 投稿日:2004/04/07(水) 13:29
- 医者と看護婦のいちごまの続き待ってます☆
めっちゃ前なんですけど、合コンの方も出来ればお願いします。
- 872 名前:くろごま 投稿日:2004/04/09(金) 20:00
-
あやごまであやや攻め
だけど途中からごま攻め
読んでみたいです!!
お願いします。
- 873 名前:870 投稿日:2004/04/10(土) 09:46
- あやごまのあや攻めにも一票!
でもとりあえずは、みきごまに期待して待ってます。
- 874 名前:すかっしゅ 投稿日:2004/04/10(土) 22:29
- いろんなカプが見れて楽しいですね。
えーと、合コンの続き期待します
- 875 名前:kurohina 投稿日:2004/04/28(水) 21:14
- お疲れ様ですー(w
リクでごま攻め高橋受け希望☆★☆
(*´ Д`)人川’ー’*川
激ェロ期待!!(ぇ
是非ともお願いします!!
楽しみにしてますvv
これからもがんがって下さいね〜(゜д`)ゝ〃
- 876 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:02
-
( ´ Д `)人川VvV从
- 877 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:02
-
「せんせぇ……」
「…は、はい?」
「問題、出来ましたけど」
はいはい。
すぐ採点するんでちょっと待っててくださいね
あ、出来れば待ってる間この問題集やっててくれるかな?
「これですかぁ?」
うんうん それ、よろしくね。
- 878 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:03
-
なんで、美貴、こんな気つかってんだろう……
美貴が先生で、この子は教え子なのに、なんでこんなにペコペコしてんだ?
□ □ □
- 879 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:03
-
「真希ちゃん、ここ違うよ〜」
「え? どこですか?」
「こことここと、ここのとこ全部」
「…ぅあ いっぱいだぁ」
「あはは…頑張ってね。それが終わったら、また呼んで」
「はぁーい…」
かったるそうに右手でシャーペンをクルクル回して。
大きな欠伸をひとつしてから、間違えた問題を直しにかかる。
「……」
- 880 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:04
-
この子は後藤真希という子で、美貴と同い年の、現在大学1年生。
肩ほどある栗色の髪にとても端整な顔立ちをしていて、
その辺にいるアイドルよりはよっぽど綺麗だと思う。
そしてどこか人を引きつけるような不思議なオーラを放っている。
……だからかはわからないけどなんかこの子には普通の友達のようには接せない。
どこか、ちょっとばかし、距離を置いてしまう。
話してみると意外にけっこう子供っぽかったりするんだけどね。
- 881 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:05
-
『だぁーかーらぁっ! これはxだって!』
『や、違うから。Xに見えなくもないけど…』
『これがxだと思ってたから間違えたのー!
ちゃんとせんせぇが書いてくれてたら初の全問正解だったのにっ!!』
『えぇっ!? 美貴のせいなの?』
『ごとーは悪くないもん。 せんせぇが悪いんだもん……』
『…はいはい』
変なとこで負けず嫌いだし、頑固だし。
ちょっと拗ねたような顔がまた、初対面の時とのギャップがあって可愛いかった。
- 882 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:05
-
少し人より頭が良かった美貴は、高校、大学と飛び級で合格し。
先月、海外留学を終えて日本に帰ってきた。
外国の空気に触れるというのはとても自分の為になったと思う。
現地での友達もたくさん出来たし、とても充実した日々を送ってきた。
- 883 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:06
-
それと、大学を出てからの就職先はもう決めてあるんだ。
実は真希ちゃんの父親は美貴の入社した会社のお偉いさんで。
年が近いほうが何かといいだろうということで、
美貴を真希ちゃんのカテキョに任命してきた。
入りたてで、まだペーペーの美貴が、専務の誘いを断ることなど出来るわけがない。
なので、毎週土曜は必ずこの子の家庭教師をしに来る日になっているのだった。
- 884 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:06
-
■ ■ ■
- 885 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:06
-
「せんせ…、終わりましたぁ」
クルリと振り返って見えた真希ちゃんの顔にちょっとドキッとして
その大人びた容姿に似合わない、
甘えたような可愛らしい声に、胸の鼓動が高鳴る。
- 886 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:08
-
「はいよ」
でも……
そんな気持ちがばれないように、平然とした顔でプリントを受け取った。
- 887 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:10
-
この子は専務の娘。専務の娘。
恋心なんて抱いた瞬間に終わる恋…
そんな切ねぇ想い出来るかってことで、美貴は自分の気持ちをずっと否定し続けているのだ。
「はぁ…」
手なんか出した日にはどんな罰が待ちうけているか……
相手のお父様はこの業界でもなかなかの実力者。
大切な大切なお嬢様に手を出そうものなら、国外追放も有り得るって聞いたことがある。
- 888 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:10
-
「どうかしたんですか…?」
「へぇっ!?」
採点をしている最中に耳のすぐ後ろから声をかけられた。
振り向くと…、向けないけど
多分真希ちゃんが美貴の頭の近くに顔を近づけているんだろう。
「せんせぇさっきから溜息ばっかりだよ」
- 889 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:11
-
まずい
非常にまずいぞ…。
「………」
あの顔に至近距離で見つめられたら今まで我慢してきた苦労が水の泡になる。
- 890 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:11
-
「せんせぇ?」
えぇい、こうなったら…
「なんで返事してくれないんですかぁ?」
……?……
こうゆう時って…
なんて言えばいいんだろ
ああぁ!わからないっ!!
美貴、勉強ばっかで忙しくて
こうゆう時どうしたらいいかわからないんだった!
- 891 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:12
-
「……」
なんか適当に言って誤魔化せば良いのに。
先ほどから真希ちゃんの髪の香りやら甘い声やらに思考が邪魔されて
自分の気持ちに嘘がつけなくなる。
このままだとやばいなぁ…
「あたしのこと、きらい…になりました…?」
- 892 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:12
-
「―――ち、違う!」
思い切り振り返って否定したは良いけど、
目の前に、ほんともう鼻先ってくらい近くにある真希ちゃんの顔と
なぜか少し潤んだ瞳がそこにあって。
「………嫌いになっちゃヤダよ……」
ぎゅぅっと 首に腕をまわされて、抱きつかれた。
手も触れたことないのに、胸、とか…直接
あったかい柔らかさがリアルに伝わってきて。
- 893 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:13
-
「……ぅー……」
この子は後藤真希。
美貴の務めてる会社の専務の娘で。
美貴の可愛い教え子でもあり。
手を出しなんてすれば
国外追放。
- 894 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:13
-
がまん我慢。
この腕を優しくはずして、ごめんねって声をかければ。
うまく言い訳出来れば…。
- 895 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:14
-
「うがー!!!」
「…っ!!
ふぁっ ちょ…せんせぇっ!?」
………って
もう我慢の限界だっつーのっ!!!
- 896 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:15
-
川*`v´从ノ
- 897 名前:No.2 投稿日:2004/04/29(木) 20:16
-
…続く
( ´ Д `)< まだ終わりませんっ!
- 898 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/04/29(木) 20:24
-
遅くなって申し訳ありませんでした…
ここ最近疲労が激しくてパソコンを開く気力さえ無く。
今日一気に書き上げましたのでいつもよりまして乱雑な文になっております。
あやごま… 从‘ 。‘从攻め!?
面白そうですね(ノ∀`)
みきごまを載せ終ったあたりか、途中に書こうかと思います。
- 899 名前:名無しアヤンキー 投稿日:2004/04/29(木) 22:18
- ひゃっ!!ミキティはどうなるのか!?激しく気になります!
No.2の続きお願いします!!!
あと、あやごま… 从‘ 。‘从攻め!? 面白そうです。
期待してます。頑張ってください。
- 900 名前:873 投稿日:2004/05/02(日) 12:05
- わぁ〜いヽ(´∀`)ノ
みきごま始まったぁww
ってか、もう続きが気になる。
疲労で大変でしょうが是非頑張ってくださいね。
そしてあやごま… 从‘ 。‘从攻め!? にも期待して待ってます!!
- 901 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/08(土) 14:37
- うぉう!みきごまあやごま大好きです!!
期待しております♪
- 902 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/16(日) 12:13
- 保全
- 903 名前:川o・-・) 投稿日:川o・-・)
- 川o・-・)
- 904 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/25(火) 19:59
- ↑あの、どちらさまですか・・・?
せっかくsageで保全してくれている心優しい読者の方と作者様に失礼ですよ。
スレ汚しは控えてください。
そして作者様更新頑張ってくださいね。
期待して待っています。
- 905 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/13(日) 17:21
- 待ってるよ
- 906 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/25(金) 15:08
- 早く続きが見たぃょ
- 907 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:18
-
遅くなって申し訳ありません。
- 908 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:19
-
■ ■ ■
- 909 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:19
-
「……せんせぇ?」
やけに時計の音が耳に付く。
部屋の中には、その時計の音と、ベットが軋む音。
そして美貴の唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえるだけだった。
- 910 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:20
-
今美貴の体の下には大事な大事な専務の娘がいる。
もうちょっと我慢できればよかったんだけど。
ついに、自分のキモチを、抑え切れなくなっちゃったみたいで……
美貴は、ほぼ衝動的に体を動かしてた。
- 911 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:20
-
「………」
上から見る真希ちゃんは、どこか怯えてるような、何がなんだかわからない様子だった。
キョトンとした表情が、いつも可愛いなぁって心の中で思ってたけど、
真希ちゃんはどんな表情をしていても可愛いってことがわかった。
…真希ちゃんが悪いんだぞ。
……あんな可愛いことするなんてさぁ。
………ますます好きになっちゃったじゃん。
- 912 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:21
-
じっと下から見つめてくる真希ちゃんの視線を、いつもなら自分の気持ちに気づかれないように必死に逸らしてきたけど、今日の美貴は違う。
もう自分の気持ち抑えるなんてやめた。と、ゆうか、抑えるなんてもうとっくに限界だったんだよね。
美貴は、真希ちゃんが好きなんだよ。
「…っ!?」
「………」
「…やっ…せ、んせ…っ…」
- 913 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:21
-
髪の毛を軽くなでて指先を首元まで滑らせる。
そんな動作だけで真希ちゃんが軽く怯えてしまっているのは、
多分美貴の気持ちが、もう表情とか行動の隅々まで表れているからなんだろう。
そして、
状況がよく飲み込めていない真希ちゃんは、ただただ驚いたような目で美貴を見上げているだけだった。
- 914 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:22
-
もう片方の手の指で
額、瞼の上、頬、そして唇をゆっくりとなぞっていく。
「………」
柔らかな感触がした。
真希ちゃんの体も、その表情も、指先までもが全部エロティックに感じてきた。
- 915 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:22
-
指がそこに触れた時、体の中のなにかが燃えるような感触が起こった。
体が熱くなる…。
自分が真希ちゃんを好きだという想いを確認させられるような気分。
「…ごめんね?」
- 916 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:23
-
「………」
「……なにがですかぁ?」
勇気を出して、真希ちゃんの口から振り絞ったように出た声。
いつもの元気な声じゃなくて、ちょっと掠れたような小さな音。
- 917 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:23
-
「美貴ね、真希ちゃんのこと大事にしたいって思ってるんだけどさ…。
今まで気持ち言う気なんて全然無かったんだけど……驚かないで聞いて?
美貴、真希ちゃんのこと、好きで好きでおかしくなっちゃいそうなくらい好きなの。」
真希ちゃんは目をパチパチさせてその言葉を聞いている。
「…んっ……」
「こんなとこ触ったり、キスしたり、色んな事真希ちゃんにしたい」
- 918 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:24
-
「……あっ……ぅ…っ」
胸を軽く包み込むように触るだけでこの反応。
真希ちゃんは相当敏感な体質らしい。
そんなことを考えるだけで興奮してきた…。
ヤバイ。美貴、男じゃないけど。『ヤりたい』ってゆう男の気持ちはわかる気がする。
軽い男と違って、ただセックスしたいってだけで好きなわけじゃない。
ただ笑ってくれるだけでもいい。
真希ちゃんの全部が好き。
大好きなんだ。
- 919 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:24
-
「………」
「ふっ…っぁ……ぁん…っ…んっ!」
中心を描くように触れる。
少し緩急をつけて柔らかな感触を楽しんでいる間中、
ずっと動き続ける真希ちゃんの体。
美貴の体を押しのけるように肩に手を置くけど、全然力が入らないみたいで。
しばらくそうしていたけど
ついに観念したのか、ただ美貴のされるがままになってきていた。
「ヤバイ…、もうとまんないよ…」
「…ぁっ……あっ…っ……せ…んせ…っ!」
- 920 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:25
-
「『先生』じゃなくて、『美貴』って呼んで?」
- 921 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:25
-
美貴の中である、2つの心。
「今ならまだ取り返しがつくよ」って良い方の美貴がゆってる。
「何言ってんだよ。好きなんだろ?このままいっちゃえよ」って悪い方の美貴がゆう。
そんな葛藤がありながらも、結局は、悪い方を選んでしまった美貴。
―――――家庭教師終了の時間まで、あと1時間――――――
- 922 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:26
-
( *´ Д `)
- 923 名前:No.2 投稿日:2004/07/10(土) 20:26
-
……まだ続く。
- 924 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/07/10(土) 20:30
-
本当にお待たせしました。
>>904様、有難うございます。
作者気まぐれなので、いきなりなちごまとかこんごまを載せたりするかもしれません(死)
とりあえずNo.2みきごま、エロくなるのは次回辺りからになります。
- 925 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/10(土) 21:11
- みきごまイイ!
後藤が幼い感じっていうのも今となっては新鮮ですね。
続き、楽しみにしてます。
- 926 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/30(金) 02:20
- みきごまいいですね
待ってます
あぁ現実にもごまっとうとかやらんかなぁ・・
- 927 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:17
-
関係ないですが、短編を1つ
- 928 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:18
-
◆夏◆
- 929 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:18
-
「市井ちゃん」
「なんだ?」
「去年のこと、覚えてる?」
- 930 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:18
-
去年のこと―――
この頃なんて、仕事仕事でなにか特別心に残ったことなんてないなぁ。
それとも2日間しかないオフに後藤と2人で旅行に行った時のことかな?
そういえばあの時、勢いに任せて自分の気持ちを吐き出したんだっけな。
嫌われたらどうしようとか、もう話してくれないかもしれないとか、
色んな想いがあったけど。
後藤はそれを笑って全部受け止めてくれたんだった。
「覚えてるよ」
多分そのことだろうと思って、軽く頷きながら答えた。
- 931 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:19
-
「あの時さー、もし、市井ちゃんがアタシに『好きだよ』って言ってくれなかったら
多分、今ここに一緒にいないかもね。」
「そうだね」
- 932 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:19
-
ザザァ――――
夕方の今時分、綺麗な夕焼けと共に波の音が耳を掠める。
隣に座っている後藤の表情を盗み見ると、夕陽を見ている目がキラキラ輝いていた。
「綺麗だねぇー」
「うん・・・」
夕陽もそうだけど・・・
- 933 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:20
-
いつの間にか後藤の顔に釘付けになっている市井の目。
外見はこんなに大人っぽいくせに、好奇心に輝く瞳はまるで子供みたいで。
足元にいた蟹に少しだけ驚いて「もー!」なんて言いながら優しく手にとって
間違って踏んづけたりしないように海の側までかえしてやる。
何が楽しいのか、笑顔で市井の隣にまたおさまる後藤に、思わず市井の顔も緩んでしまった。
- 934 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:20
-
くるくる変わる表情の変化に市井は囚われ、もう逃げ出す事は出来ない。
あぁ、市井はこんなにももう後藤に嵌ってしまっていたんだな。
「・・・いま、アタシ。市井ちゃんと一緒にいれて幸せだよ?」
夕陽を見ていた視線が、今度は真っ直ぐ市井を見つめてくる。
ほんのり赤く染まった頬。夕陽のせいじゃないと、思う。
それだけで「愛されてる」って実感がしてきて、単純に嬉しい。
- 935 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:21
-
「後藤・・・」
そして、わずかに潤んだ瞳。
後藤の魅力に、どんどんどんどん引き寄せられてゆく。
「キスしたいな・・・」
ちょっと照れくさそうに言う後藤が可愛くて。
- 936 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:22
-
いつまでたっても慣れないこの作業を、市井はやや緊張しながらも行う。
後藤の肩に手をかけて、僅かに頬にかかっている髪の毛を左手ですくって耳にかけさせる。
後藤の体温はやや高かった。
「いちーちゃん・・・好き」
唇が重なる瞬間
小さな声で後藤が眩いた。
- 937 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:22
-
高まる感情が抑えきれず、荒々しく唇を押し付ける。
始めは苦しがった後藤も今では感情をぶつける市井を軽くリードできるくらい成長している。
「・・・んっ・・・んん・・・・・・」
上唇を吸って、角度を変えて何度も何度もこの柔らかさを味わった。
「・・・ん、はぁ・・・っ・・・すき・・・・好きっ」
『いちーちゃん』
ほんの少し瞳を潤ませて、後藤はしきりに市井の名前を呼んだ。
- 938 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:22
-
忘れたくないと思った。
―――これが後藤と過ごす最後の夜だなんて、思いたくなかった。
引退するから、後藤と別れるなんてそんな理由じゃなかったんだ。
市井は後藤と付き合う前付き合っていた彼氏と・・・、いろいろあって。
「後藤・・・」
- 939 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:23
-
ごめんね。ごめんね後藤。
謝っても謝りきれないくらい心の中で後藤に謝罪した。
この想いを、直接後藤に伝える事はこの先、もうないだろう。
「・・・・・・愛してるよ」
- 940 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:25
-
ごめんね。
ばいばい、後藤。
大好きだったよ。
ありがとう。
「んっ」という声と共に、後藤の目から1粒の涙が零れて。
長かったキスと、
市井と後藤の想い出は
この瞬間で御終いになる。
市井は、この日を境に、後藤との連絡を絶った。
- 941 名前:◇夏◇ 投稿日:2004/08/06(金) 08:26
-
◆夏◆
終わり
- 942 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/08/06(金) 08:28
-
急にいちごまが書きたくてしょうがなくなりました。
本当に関係ないですけど、申し訳ない。
次は頑張ってみきごまの続きを載せたいと思います。
- 943 名前:K 投稿日:2004/08/06(金) 17:06
- こっちでもいちごまやっててびっくりしました(>_<)
あっ、もちろん雪板の方も読んでますよ!
どちらも頑張って下さいね!
- 944 名前:ミッチー 投稿日:2004/08/12(木) 00:22
- やっぱ、いちごまはいいネ!
ありがとうございました。
- 945 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/10(金) 10:45
- みきごまは、どうなっているんでしょうか。
- 946 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/10(金) 10:45
- みきごまは、どうなっているんでしょうか。
- 947 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/09/23(木) 02:42
- カオリンクエスト書いて
- 948 名前:名無し 投稿日:2004/09/24(金) 11:06
- みきごまの続き読みたいです
- 949 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/25(土) 12:43
- 更新待ってます。
- 950 名前:ちょっぱや 投稿日:2004/10/03(日) 14:12
- パソコンがウイルスでやられまして、今日復旧致しました。
みきごまのラストまで書いたものが消えてしまっているようなので
今少しずつ書き溜め始めています。
申し訳ありません、もう少々お待ちください。
- 951 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 18:16
- 楽しみにしています。
書いたデータが飛ぶとツライと思いますが、
がんばってください。
- 952 名前:ミッチー 投稿日:2004/10/04(月) 18:44
- いつまでも待ってるんで、頑張って下さいネ。
- 953 名前:かず 投稿日:2004/10/31(日) 02:48
- しぶとく合コン待ってます
- 954 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/21(火) 13:29
- 待ってます
- 955 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/27(木) 01:12
- みきごま、いちごまの続きしぶとく待ってます
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