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1444回のキス

1 名前:作者 投稿日:2003年04月11日(金)15時20分46秒
 いしよしの短編を書きたいと思います。
2 名前:作者 投稿日:2003年04月11日(金)15時29分00秒
合鍵を使っていつもの部屋に入り、いつもの低位置でくつろぐ。
夕方4時過ぎのテレビは退屈なものばかり。ソファーで横になって目を
瞑る。窓から風鈴の音が聞こえてくる。
  
     ガチャ

梨華ちゃんが両手にスーパーの袋をさげて帰ってきた。

「お、何なに」

「今から作ってあげるね。あ、アイスあるよ。食べる?」

「うん」

梨華ちゃんが特製オムライスセットを作ってくれている間、私はソファーで
アイスを食べていた。本当なら、逆の立場であるはずなのに、梨華ちゃんは
それを嫌がった。「普通にして」いつもそう言われていた。
3 名前:作者 投稿日:2003年04月11日(金)15時38分17秒
梨華ちゃんは同じ学校の一個上の先輩だった。中学時代、バレー部で活躍
していた時からの私のファンだったらしい。中三から入った娘。での活動も
ずっとチェックしてたとか。
あたしはというと、正直よく知らなかった。たまにすれ違う事があったので、
女の子らしい人だなーとは思ってたけどね。

夜中、二人でベッドに入ると梨華ちゃんが寄り添ってくる。あたしも
抱きしめる。細いからだ。

「やっとドラマの撮影終わったのに。もっと早く言って欲しかった」

「ああ」

もうすぐライブのリハーサルでまた忙しい日々が始まる。こういう時の
梨華ちゃんはうざいけど口に出してしまう気持ちも分かる。でも私も素直に
なれなくて、ついぶっきらぼうになってしまう。
梨華ちゃんの体を下にして事を始める。拒まれた事はない。いつもと同じ夜。
でも確実に時間は進んでる。
4 名前:作者 投稿日:2003年04月11日(金)15時51分16秒
娘。で忙しい日々。それは久々に学校に登校した時の事だった。
昼休みに梨華ちゃんに呼び出された。そこで初めて名前を知った。


「あの、お友達になって下さい」ずっと見てたとか言われても

「今忙しいんで。学校自体あんま来れないし」落胆の表情の梨華ちゃん

「一生のお願いなの」

そして打ち明けられた秘密。
  
はじめは戸惑ったけど、二回三回と会ううちに梨華ちゃんのいろんな部分を
知って、どんどん夢中になっていった。だってさほら、ルックスはタイプだし
体つきはエロいし。優しくてかわいくて、でも案外サバサバしてたりとか。
あと、うざくてキショい。
四回目のデートの後、こっちから告った。梨華ちゃんは信じられないって
顔してて、その後いっぱい泣いてた。でもその日のうちに一人暮らしの
梨華ちゃんの部屋で、はじめてをもらった。
あれから季節も変わって、二人の関係も深いものになった。私自身も仕事の
幅が増えて女優という夢が出来たし、梨華ちゃんも高校3年生からフリーター
に。梨華ちゃんに言わせると、あこがれのよっすぃーから、エロ親父に・・・。
5 名前:作者 投稿日:2003年04月11日(金)16時00分54秒
レッスン場。プッチモニで一緒になったアヤカちゃんとはよく話す仲。
ルックスも、梨華ちゃんの次にタイプかも。いいんだよねえ、ほんと。


「じゃあさ、今度一緒に映画行こうよ」

 
「いいねえいつにする?」


「いつが暇かな?よっすぃー忙しいしね」


「うん。夜の方がいいかも」


「じゃあ、今夜っていうのは?」


「いいよ!」


その後二人で映画を見に行った。映画もアヤカちゃんとのトークも楽しかったし。
思い出しながら、にやけていたみたいだ。梨華ちゃんちのインターフォンを
押す。 

 






 
6 名前:作者 投稿日:2003年04月11日(金)16時06分03秒
「何だよお?!」

「何でもない」

「お前絶対切れてんだろ。はっきり言えよ。ガキじゃあるまいし」

入るなりふくれっ面。眉間にしわ寄ってるし。

「パンフレット」

さっきの映画のパンフレットを指さされる。

「コレ?レオ様カッコ良かったからさ」

「二人で見たいって思ってたのに!今日言おうと思ってたのに!」

「はあ?!」

「浮気物!」
 
「バカかよ!」

7 名前:作者 投稿日:2003年04月11日(金)16時19分40秒
忙しさも手伝って、最近くだらないことが原因の喧嘩が増えた。
その後の忙しさも手伝って、すっかり梨華ちゃんと疎遠になっていた。
意地張ってかあっちからメールの一つもよこさないし、こっちもしょっちゅう
地方でコンサート。私だって素直な方じゃないんだから、当然マメに連絡なんて
出来ない。どっちがガキだか。ごめんね梨華ちゃん。

一週間後、共通の友人である柴ちゃんから連絡が入った。柴ちゃんは梨華ちゃんと
幼馴染で、梨華ちゃんと付き合いだしてから三人で遊ぶことも時々あった。

「昼間、バイト先で倒れて・・・」

目の前が真っ暗になった。その後に続く言葉に怯えた。
だって聞いていたから。あの日の言葉を。

「私もう長くないの。倒れたら危ないって」

「だから、お友達になって下さい」

思わず携帯を切った。しばらく放心状態が続いた後、また携帯が鳴った。


「とにかく会おう。やすすカフェで待ってるから」

そこは梨華ちゃんちの近くのカフェだった。

  
8 名前:作者 投稿日:2003年04月11日(金)16時36分59秒
張り裂けそうな心臓を体中で感じながら、カフェへ入る。うつむいて、今にも
泣き出しそうな柴ちゃんがいた。テーブルの上には、小さな箱。

「聞いてたよね。梨華ちゃんの・・・」

「・・・ああ、うん」

「コレね、頼まれてたの。開けてみて」

差し出された箱を開けると、私が欲しがっていたペンダントヘッド。
後側に、fromRと彫られていた。涙でだんだん見えなくなってきた。
その代わり、だんだんとそれが重みを増してくるように感じられた。

「最近受け取ったの。もう・・・もうそろそろだと思うからって。梨華ちゃんさ、
絶対バイトやめなかったでしょ。私も止めてたけど。それ、お金貯めてやっと
買えたんだよ。すっごく嬉しそうだった・・・。」

その後の事はよく覚えていない。とにかく人目も気にせずに泣いた・・・
淋しくて、申し訳なくて、かわいそうで、大好きで、会いたくて、愛してて

と、どれ位経ったろうか。気がついた頃には目の前にいたはずの柴ちゃんは
いなくなっていて、そしてやすすが淹れてくれたのであろう、注文していない
カフェオレがあった。立ちのぼる白い湯気が、何だか梨華ちゃんを連想させて
苦しくなった。


9 名前:作者 投稿日:2003年04月11日(金)16時46分36秒
     !!?

せっかくだと思い、カップに手を伸ばそうとすると誰かに後ろから抱きしめ
られた。・・・・・!?だって振り向かなくたって分かる。当たり前じゃんか。

目の前に回り込んで来たのは、ショウシンショウメイ 石川梨華。
もう幽霊になったのか・・・そんな事を焦点の定まらない目をしながら
ぼんやりと考えていた。

「ププ。すこしは反省した?愛しのマイダーリンマイベビーひ〜ちゃん」
「ちょっと、おーい、見えてる?」
「柴ちゃんの名演技、少しは将来の役に立つかしら?」

悪魔だ。絶対こいつ、悪魔だ。

「もう。あっちでやすすと見てたんだからね。でもぉ、凄く嬉しかったぞ。
石川、ときめいちゃう。キューン!」

いつにも増したその猫撫で声を聞き終わった瞬間、グーで殴っていた。
10 名前:作者 投稿日:2003年04月11日(金)16時58分55秒
ちなみに、長くないというのも、芸能人の私と付き合うために考えた嘘だった
らしい。ずっとファンだったも何も、娘。入りしてから私を知ったらしい。

その夜は、一回梨華ちゃんを殺した。ベッドの中で。
こんなサイテー女だけど、でも、好きになっちゃったんだ。
それにさあ、知ってるからね。きっかけがどうであれ、梨華ちゃんがどれだけ
私を愛してくれているかって事は。
ふと窓の方を見ると、もうカーテンから外の明かりが漏れ始めていた。
寝息を立てている梨華ちゃんの頬にキスを落とすと、私も目を閉じた。
新聞屋かな、かすかにバイクの音が聞こえた気がした。
あと2時間位しか寝れないや。今日も忙しいんだよな、そういえば。
疲れ果てて、二人で眠る。おそろいのネックレスをつけて。
私と梨華ちゃんの、そんなおはなし。
       
             END
11 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2003年04月12日(土)11時10分27秒
なんてこった〜!!
途中まで超号泣してましたよ〜!!
梨華ちゃんカワイー、カワイソー!!とか思いながら…(笑)
でも良かった〜
いや、ホントに…
短編でなくて続いてほしいって心から思います!!
P.S…ベッドで梨華ちゃんをどうやって殺したのかものすごく気になります(萌
12 名前:名無し 投稿日:2003年04月12日(土)17時52分01秒
結構好きです。
13 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)10時33分55秒
うわ。まただし。吉澤ひとみ4月12日で18歳を迎えた、うちのお客さん。
まだ18になって10日も経っていないっていうのに、2日に一回はビデオを
借りに来る。・・・そう、アダルトビデオばっかりね。

「ありがとうございましたぁ」

ビデオを手渡した瞬間の嬉しそうな顔。18歳の女の子がする顔じゃないからね。

「石川、今日はもうあがっていいよ」

「はい。じゃあ、お疲れ様でした!」

バイトの帰り道、吉澤ひとみの事を考えてみる。
14 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)10時43分49秒
はじめて会ったのは・・・2年前よね。2人とも16歳。あたしもバイトを
始めてすぐの頃だった。スラっと背が高くて美形で、とにかくカッコよかった。
アルマゲドンにミッションインポッシブル2にパールハーバーに・・・。
結構派手めなものが主流なんだけど、かと思うとコッテコテのラブロマンス
ものとか、昔のフランス映画なんかも借りたりして、おもしろいんだよね。
一時期はマイケルジャクソンのビデオを借りまくってたりもしてたし。
日曜の昼間に新作の長編を借りたりして、今日は暇なのかなあ、とか
いつもより沈んだ顔でコメディものを何本も借りたりして、何か悲しい事
でもあったのかなあ、とか
弟らしき男の子とあーだこーだ言いながら、アニメとか特撮ヒーローものとか
選んでる姿は、なんかほんとにかわいかったり。
15 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)10時49分33秒
ずっと、店員とお客さんという関係は変わらなかったけど、私は彼女の
いろんな面に出会ってきた。それに、はじめの一年くらいは本気で好きだったし。
でも、絶対に自分から声なんてかけられなくて、毎日彼女がやってくるのを
待ちわびるばかりの日々。来たら来たで、メチャクチャ緊張しながらも、
物凄い勢いですべてをチェック。借りるビデオはもちろん、その日の服装、
立ち振る舞いや表情、何か変化はないかどうか。
16 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)10時59分46秒
そんな日々が一年近く経とうとする頃に、彼女は男の人を連れて来た。
金曜日の夜のことだった。イチャイチャしながら二人でビデオを選んで、
イチャイチャしながらレジで会計を済ませて、イチャイチャしながら
手をつないで帰っていった。
もう、あの時のショックは忘れられない。頑張って、なんとか平静を保って
いたけど、二人の姿が見えなくなったら急に涙が溢れてきて。
一週間バイトを休んで毎日泣きまくった。何もする気がおきなくて。
ネガティブの絶頂期だった。
その後も、何回か二人でやって来たんだけど、それから2ヶ月位すると
男の人は姿を見せなくなった。どうやら別れたみたい。
ふっと安心したのもつかの間、その彼と一緒に借りたビデオをまた一人で
借りるんだもん。あの時も相当へこんだ。でも、この人サバサバしてそうに
見えて、結構未練がましかったりするんだぁ、とまた意外な一面にクラクラ
しちゃったり。馬鹿だったね、あの頃は。
17 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)11時08分45秒
「ただいまぁ〜」

「おかえり。お風呂沸いてるよ」

「うん、ありがと」

「あのさあお姉ちゃん。あとでちょっと話があるんだけど」

「いいよ。じゃあ、お姉ちゃん先にお風呂入っちゃうね」

なんだろ?
ちょっと気になりながらバスタブに体を浸す。
ん〜いい気持ち。
今日はあたしの大好きなグリーンアップルの入浴剤だね。
妹のあさ美は3つ年下の高校一年生。今春から、憧れの電車通学。
あたしなんかよりずっと気がきいて家庭的なんだ。仕事でしょっちゅう
家をあける事が多い両親のせいか、あまりに料理も掃除もダメダメな姉のせいか、
それは定かじゃないけど。

18 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)11時15分21秒
「あさ美、話ってなあに?」

お風呂からあがってリビングへ行くと、あさ美がテーブルに頬杖をついて
ドラマを見ていた。

「ねえお姉ちゃん。私、胸が痛いの」

「胸?大変じゃないの。どこ?どのへんが痛いの?」

あさ美はクスっと笑って言った。

「違うよ。実は私、恋をしてるの」

いきなりでびっくりした。だって、今まで恋の話なんて聞かなかったから。
それにそんな素振りも見せた事ないし。
 
19 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)11時23分38秒
「で、相手はどんな人なのよ?」

「名前も何も知らないの。毎朝電車で一緒になる人なんだけど。
 きっと年上だよ、大人っぽいから。桜田女子の人」

「桜田女子?!」 

「そうだよ。女の人なの。でも、すっごくカッコいいんだよ!」

「そっか。お姉ちゃん応援するよ。恋に性別なんて関係ないよ」

「それでね、背が高くてすっごい美形なの!」

あさ美はとっても興奮してて、かわいかった。 
ん?でもちょっと待てよ・・・?
20 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)11時31分12秒
桜田女子。。。背が高い。。。美形。。。
ま、まさかね。あそこ生徒数多いし。でも、まさか。

「ねえ、何か他に特徴とかあるの?」

「えーと・・・いつも左手に黒のレザーのブレスレットしてる。あとは
 髪は金髪でほっぺたがかわいいの!」

左手に黒のレザーのブレスレット。。。髪が金髪。。。
ほっぺたがかわいい。。。

「その人、顔にほくろとか、ない、よね?」

「ほくろ?・・・ある!あるある!」

的中かも・・・。いくらなんでもこれだけ同じ要素がそろうとさ。
まさかよりによって、姉妹で同じ人好きになっちゃうなんて!?
21 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)11時38分34秒
「はあ・・・」

ベッドに潜り込んでため息をつく。
あの後、もしまた何か分かったことがあったら教えて、と言っておいた。
どこかで見たことがあるかもしれないから、と。
でも、万が一って事もあるしね。あさ美の初めての恋だもん。
できれば実ってほしい。応援も、協力だってしてあげたいと思っている。
でも、ほんとに相手が吉澤ひとみだったら・・・。
あたしだってかつては本気で好きになった相手だもの。どれだけ魅力的なの
かはよく知ってる。王子様みたいよね。男の子の男らしすぎる部分を
上手に取り除いたさ。
22 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)11時45分44秒
そうそう、話は彼女が彼と別れてしばらく経った頃にさかのぼる。
もともと制服以外でスカートを履いてるところなんて見た事はなかったんだ
けど、あの頃からいちだんとボーイッシュになっていったんだった。
それ以外に、特に変わった事があったわけではなかったんだけど。
なんだかもう、彼の事はふっきれたように感じられたっけ。
ほんとはまだ好きだったけど、あたしももう傷つくのが怖いから
無理やり気持ちを抑えつけてた頃。
それから時間は流れていって、一ヶ月前位のことよ。
23 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)11時54分33秒
あれは三月に入って少しした頃。
何だかソワソワしてるの。落ち着かない様子で店内をグルグルと見回して、
かと思えば18禁コーナーをそっとのぞいてみたり。
おかしいな、とは思っていたけど、まさかほんとにあんないやらしいビデオ
を借りるとは思いもしなかった。
4月12日。18になったその日。私はそれを、悪夢記念日と呼ぶ。
いつものように黒の上着であらわれた彼女の表情は、戦にいく武士の様に
凛々しかった。やっぱこの人カッコいいわと、と思ってしまった。
口をキュっと結んで、スタスタと歩みを進めて行ったその先は・・・・・

アダルトビデオコーナーかよ!!!
24 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)12時03分05秒
それからというもの2日に1度のペースで、2,3本借りていく。
一日目は口をキュっと結んで、バン!と勢いよくレジにそれを叩き付けた
んだけど、顔はまっかっか。目もうつろだし。
でも、こっちも充分キョドってたはず。だってまさか、ねえ。
きっと二人して真っ赤な顔してたんだろうな。

その日、2年に及ぶあたしの憧れや恋や葛藤の日々は終わりかけようとして
いた。イメージなんて、粉々に砕け散ったわ。意外な一面とか、そういう
問題じゃなかった。
 
25 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)12時10分45秒
大体1日目の、まだウブなかわいさなんてどこへ行っちゃったのか。
段々と慣れてきたようで、最近じゃ当たり前のように借りていく。
ま、ほんとに当たり前なんだけど。
あさ美の恋した相手が、どうか吉澤ひとみじゃありませんように。。。

二日後、大学から帰ろうとしているとあさ美から電話が入る。

『お姉ちゃん、まだ学校?今、あの人がお姉ちゃんのバイト先にいるの!
 駅の近くで私服姿のあの人を見つけて、ちょっと付けてみたら入って
 行って!』
26 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)12時16分24秒
『分かった!すぐ行くから!お姉ちゃん自転車とばしてすぐ行くから!』

まずい!もしほんとに吉澤ひとみだったらあさ美があの現場を見ちゃう!
せっかく今日はバイト休みでゆっくりできそうだったのに。
でもこれも愛する妹の為!

汗だくになりながら自転車でバイト先までとばす。髪が乱れようが、
メイクが落ちようが気にしない。

やっと恋を知ったあさ美にあの衝撃はつらすぎるもの!
27 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)12時25分57秒
ハァッ!ハァッ!ハァッ!

店内に入ると、すぐにあさ美が近寄って来る。一瞬、いろんな意味で
ボロボロになってるあたしにびっくりしたみたいだったけど、
すぐに小声で今の状態を教えてくれた。

「始めは雑誌とか立ち読みしてたんだけど、ついさっきあっちに移動して
 ほら、CD見てる」

あさ美が指差す先には・・・・・
やっぱり。。。吉澤ひとみだった。。。
瞬間、崩れ落ちそうになるのをこらえて、2人でそっとCDの方へ行く。
どうやら洋楽を物色しているよう。あたし達はうつむきながら、後ろの
邦楽コーナーにまわる。

「カッコいい〜!」

あさ美はもう、目が完全にハート状態になっていた。そりゃ、今はまだ
カッコいいんだけど。

 

28 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)12時36分00秒
5分くらいCDをいろいろと見た後、クルっと踵を返してCD売り場を
出て行ってしまった。そしてその足で突入するのはまぎれもない、
レンタルビデオ、DVDコーナー。ああ、ついにこの瞬間が来てしまった。

「あさ美、お姉ちゃんちょっと行ってくるからあんたここで待ってなさい」

「ヤダ!一緒にいくよ。一瞬たりとも見逃したくないもん!」

恋の仕方もお姉ちゃんと同じみたいだね・・・。

どうしても付いて行くときかないあさ美を後ろにして、あたし達もビデオ
コーナーに入る。いた。珍しくアニメなんか見てる。よかったあ。
弟に頼まれたのかしら。お願いだからお願いだから、今日はこのまま
帰ってください。

29 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)12時44分20秒
「お姉ちゃん!」

背中を押されてはっと気付くと、アニメコーナーを離れて歩き出した。
そして、そのまままっすぐ。まっすぐ進んで行く先は、ああ、やっぱり。

その瞬間、自分でも驚くほど突発的に、大声を出していた。

「止まりなさい!吉澤ひとみ!」

あいにく周りにお客さんがあまりいなかったから良かったけど、
吉澤ひとみはしっかりと、怪訝そうな顔でこっちを振り向いた。
あさ美は後ろで固まっているようだった。

「はあ?」

私がいつものレジの女だって気付いたような顔をする。
ドスのきいた低い声で返される。
でもあたしだって、ここまで来たらもう引き返せないんだよ。
それに、あさ美の為だと思えば、何でもできる気がしたから。
吉澤ひとみの方へ進む。




30 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)12時53分03秒
「ちょっと話が」

「はあ?」

「ここじゃちょっと」

腕をつかんで、他の所へ連れて行こうとしても、動かない。

「ここで言ってよ、石川さん」

いきなり苗字を呼ばれて思わず後ずさりしそうになる。そうだよね。
ずっと会ってるんだもん。名札くらい見られてて当然。ていうかちょっと
ときめきそうになる。でもダメ。完全にあたしの勝手だけど、譲れない。

「今はそっちに行くのをちょっと・・・」

「なんで?」

「何でって・・・、あの、だから話が」

吉澤ひとみは呆れた顔をして、踵を返して行ってしまう。
あ、あさ美。振り返ると、あさ美はとっても冷めた顔をして、アダルト
ビデオコーナーを突き進む彼女を見ていた。
31 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)12時57分43秒
ごめんね。お姉ちゃんの力不足で。かえって余計な事しちゃったね。
あさ美の初恋を。ほんとにごめんなさい。

「あさ美・・・ごめんね・・・」

(ボソッ)

「え?今何て言ったの??」

「低レベルなオンナだな、ゴルァ」

その言葉、その表情にあたしは凍りついた。
今のあさ美だよね?何かのり移ってないよね?
 

32 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)13時02分39秒
すると、あさ美は大きく目を見開き、こっちに笑顔を向けた。

「お姉ちゃん、ありがとね。やっぱり、あの人は違うみたい。でも、
 お姉ちゃんの優しさ、凄く伝わったよ。ありがと」

「あさ美・・・」 

「あたしもういいや。それにほんとに平気だからさ。お姉ちゃんが責任
 感じることないからね。お願い、気にしないで」

「あさ美」

「もう帰ろうか。今日はパパ達帰ってくるから」

「・・・うん!」

33 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)13時08分46秒
それからあたしの乗ってきた自転車を押しながら、ゆっくり帰った。
夕日がまぶしくかった。あさ美の横顔をオレンジ色に染めていた。

「ねえ、今度お姉ちゃんがいい人見つけて来てあげるから」

「その前に自分でしょー?!」

「何〜?!」

「彼氏いない暦18年の癖して」

「コラ、あさ美〜!!」

結果的に散々に終わっちゃった気がするけど、今回のことでより2人の
絆が強まった気がする。姉妹っていいなあ。

あさ美、そのうち絶対いい人があらわれるよ!

その時は、あたしも応援するよ。でも、あんまり余計な事しないように気を
つけなきゃね。
34 名前:アダルト 投稿日:2003年04月14日(月)13時16分37秒
2日後、しっかり吉澤ひとみはやって来て、レジのあたしにビデオを
差し出す。あ〜あ、なんか内容がさらにきわどくなってるし・・・。
でもなんか、1日目みたいに顔が真っ赤になってるんですけど。
すると、ビデオの前に1枚のメモが乗っていた。

「携帯」

「え?!」

「携帯の番号、うちの。」

「・・・なんで??」

「ったく、にぶいなあ。・・・暇なとき、かけてきてよ。アドレスも書いた
 から、メールでもいいしさ」

「・・・・・は、い」

また2人で真っ赤になっちゃうじゃない。でも・・・・・あさ美、ごめん。
お姉ちゃん今度はちょっと頑張りぬいてみるわ。


            END
35 名前:作者 投稿日:2003年04月14日(月)13時25分14秒
>>11 ラブ梨〜さん
読んでいただいてありがとうございます。それからレスも。
ほんとに、梨華ちゃんをどうやって殺したんでしょうかw
続き、今のところ予定はないですけどいつか書けたらな、と思います。

>>12 名無しさん
読んでいただいてありがとうございます。まだまだ未熟ですが、もし
良かったらまた読んでください。

初小説で、文も改行なんかもメチャクチャですみません。
読みやすいものになるように頑張ります。
36 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2003年04月15日(火)00時29分57秒
AV借りるよっすぃ〜(笑)
新鮮な展開でしたね!
いや、でも分かりますね〜
私もビデオ屋に勤めたことありますけど、アダルト借りる人はホント挙動不振ですね
恥ずかしそうだし…
別にこっちは忙しいからそんなこと気にしちゃいないんですけどね〜(って余談でした)
37 名前:サイレンス 投稿日:2003年04月16日(水)14時12分17秒
となりでギャグいしよし書いてる者です。
1444の意味に気付いたんで読ませいただいて
レスつけさせてもらいました。

すごく好きな話です。
これからも良い話読ませてください。
次回の更新も期待してます。
38 名前:ブラック OR ゴールド    投稿日:2003年04月17日(木)10時05分38秒
さやかが彼女を連れてきた。
と言っても、うちがバイトを終えて遅くに帰宅すると、玄関に見慣れない
かわいいミュールがあった。そして、奥の方から聞き慣れないかわいい声が
聞こえてきた。ああ、これが噂の梨華ちゃんね、と。

このマンションでうちは姉のさやかと二人暮らしだ。両親はスウェーデンに
いる。ストックホルムに転勤になったお父さんにお母さんだけがくっついて
行った。うちは行ってもいいと言ったけど、大学受験を控えている双子の
さやかが嫌がった。それで、だったらひとみも残りなさいって事になったわ
け。
39 名前:ブラック OR ゴールド    投稿日:2003年04月17日(木)10時14分52秒
自分の部屋のドアを開けて中に入ろうとすると、隣の部屋からさやかが
出てきた。

「お帰り」

「うん。ただいま」

するとさやかの横からかわいい女の子が顔を出した。

「こんばんわ。お邪魔してます」


ちょっとだけ三人で話そうとさやかが言い、リビングでしばらく話す事に
なった。
実は今日、さやかが学校の体育の時間に右手を捻挫したんだという。
さやかの右手には、白い包帯が巻かれていた。

「それでひとみちゃんもバイトで遅いっていうから、何かお手伝いできたら
 っ思って」

梨華ちゃんはかわいい笑顔を覗かせてそう言った。しかし、ほんとにかあいい
子なんだな。話には聞いてたけど。さやかが羨ましい。 
40 名前:ブラック OR ゴールド    投稿日:2003年04月17日(木)10時22分18秒
「でもさあ」

梨華ちゃんがうちの顔を覗き込んできた。

「ほんっとにそくりなんだねえ」

「そりゃ、双子だからね」

うちはちょっと苦笑い。これで何百回目だろ、とか思いつつ。

「さやかはクールだけど、ひとみちゃんはおもしろいんだってね」

「おもしろいよ、ひとみは。もう、格好からして違うでしょ」

さやかはそう言って、ジャージ姿のうちを指差してきた。

「おもしろくて金髪なのがひとみちゃんで、クールで黒髪がさやかだね」

「双子なのに性格とか結構違うからね」

うちがそう言うと、さやかがすかさず言う。

「成績もね」

「うっせーコラァ!」

「アハハ、ひとみちゃん怒っちゃった」

「ごめんごめん、ひとみ」
 
41 名前:ブラック OR ゴールド    投稿日:2003年04月17日(木)10時36分15秒
夜中、ふと目を覚ます。そういえば、週末なのもあって梨華ちゃん泊まって
るんだった。梨華ちゃんかあ。ラブラブだな、あいつら。

クールで黒髪がさやか・・・。
梨華ちゃんはさやかみたいにクールなのがタイプなんか。

うちら姉妹は、周りもびっくりする程性格や趣味が違う。まあ、黒が好きで
男っぽい格好が好きなのは同じだけど。
進学校でトップの成績を修めて医者を目指すさやか。
しがない普通の高校に通いながらウェイトレスのバイトに精を出すうち。
さやかが机で勉強してる時に、うちは酒とタバコと暗めの照明が混ざり合う
バーで働く。
なんだけど、遊んでるのはさやかの方。単なる優等生じゃなく、さやかは
いろんなとこでいろんな遊びもしてきた憎い奴。
それに比べてうちは、別にかっこいい遊びも知らないし付き合った人数も
少ない。

さやかとはもちろん仲がいいけど、うちはちょっと嫉妬する時がある。
ほら今夜みたいに、かわいい子がそんなさやかにベタ惚れ、みたいなとこ
目の前で見せられたりなんかすると。
42 名前:ブラック OR ゴールド    投稿日:2003年04月17日(木)10時47分39秒
トイレに行って寝ようと思い、ベッドから降りてドアの方へ歩くと、
隣の部屋から何か物音が聞こえる。
まだ起きてんのかあいつら?今何時だと思ってんだよ。
まだ話したらないのかね、ラブラブなカップルっていうのは。
・・・・・ん?!うちはやっとそこで気付いた。ああ、そうか。
若い二人が夜中に夢中になる事なんて、大昔から決まってる。
出にくいなあ。いいや、今日はもう寝るか。

ベッドに戻っても、二人が気になって寝付けない。嫉妬だな、たぶん。
いいやもう。気になるなら無理に寝ようとなんかしなくていいや。
うちは再びベッドから降りると、さやかの部屋との間の壁に耳を付ける。
何やってるんだろう・・・うち。すっげー惨めだ・・・。

「気持ちいい?」

梨華ちゃんの声。めちゃくちゃセクシーで甘い声。

「・・・もっと。うん、そこ・・・いい、よ」

さやか。そっかお前右手怪我してるんだもんね。


へこみながらベッドに入ると、そのうち段々眠くなってきた。


43 名前:作者   投稿日:2003年04月17日(木)11時00分30秒
ちょっとですが更新終了です。
ちなみにさやかのイメージはT WISHの頃のよっすぃーです。
さやかという名前は、よっすぃーが元々なるはずだった名前だったと
思うので使ってみました。

>>36 ラヴ梨〜 様
2度も書き込み本当にありがとうございます!嬉しいです。
やっぱり挙動不振な人が多いんですね。笑いました。

>>37 サイレンス 様
うわっ!ありがとうございます!光栄です。期待にそえる物になれるかは
疑問ですが、頑張りたいと思います。レスありがとうございました。


 
44 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月14日(水)17時38分30秒
またぁ〜り、待ってます。
45 名前:ブラック OR ゴールド 投稿日:2003年05月17日(土)01時28分16秒
それから二週間、さやかの捻挫が治るまで梨華ちゃんは毎日やって来て
いろいろとうちらふたりの世話を焼いてくれた。
やっぱり梨華ちゃんはかわいくて、うちは段々と梨華ちゃんに引かれて
いった。というか、最初からひかれてたのかも。

時々、梨華ちゃんとふたりで食事する事もあった。

「さやか、梨華ちゃんに淋しい思いなんかさせてない?」

「平気よ。さやかが忙しい人なのは知ってるし、今はひとみちゃんも
 いてくれるから」

「嬉しいねえ。どう?うちとも付き合ってみる?」

冗談半分で言ったのに、梨華ちゃんは顔を真っ赤にして俯いてしまった。

「梨華ちゃん?」

「ん、ああ、ごめんごめん」

「まあうちはいつでも待ってるからさ」

余計な事を最後に言ってしまううちの悪い癖。

「・・・ねえ、本気なの?」

「え、うん、まあ」

「嬉しいけどでも・・・ダメだよ」

「そうだよね。うん。分かってる」
46 名前:ブラック OR ゴールド 投稿日:2003年05月17日(土)01時40分58秒
「だけど梨華ちゃんさ。うち、好きなのはほんとなんだよ。」

「・・・・・」

「急にこんな事言うつもりもなかったけど、それだけは覚えておいて」

「・・・分かった」

梨華ちゃんは小さくつぶやいた。

それから、3人でいてもお互い気まずくて、うちは何かと3人でいるのを
避けるようになっていった。だけど、頭のいいさやかがそれに気付かない
わけもなく。。。

「ああ、好きだよ」

「やっぱりね」

「それは伝えた。うちのほんとの気持ちだから」

「だから会わせるの嫌だったんだよ。ひとみのタイプなんて知ってるに
 決まってるじゃん。おんなじなんだからさ」

「ふたりを邪魔するつもりはないよ。もう梨華ちゃんには会わない」

「ほんとにガキだね、ひとみは」



47 名前:ブラック OR ゴールド 投稿日:2003年05月17日(土)02時08分12秒
さやかは梨華ちゃんを家に連れてくるのをやめて、うちも梨華ちゃんを
忘れたくてバイトに静を出した。

ある日の学校帰り、バイトへ行こうとしていたうちを梨華ちゃんが校門の
前で待っていた。愛しい顔、愛しい声がそこにあった。
梨華ちゃんを見つけた瞬間、抱きしめたい衝動にかられた。
その細い体を力いっぱいに抱きしめたかった。
だけどそうしなかったのは、人前だったから。理由はきっとそれだけだ。
さやかのモノなのは痛いくらい分かってるし、今まで必死に梨華ちゃんを
忘れようとしてきた。でも梨華ちゃんを前にしたら、そんなのどうでも
いい自分がいたんだ。

ぎこちない会話を交わしながら学校近くの喫茶店へ入る。
紅茶を飲みながら、梨華ちゃんの言葉を待った。
48 名前:ブラック OR ゴールド 投稿日:2003年05月17日(土)02時15分06秒
「私ね、最低なの。最低な事考えてるの。」

梨華ちゃんは唇を噛んでうちを見つめてくる。その眼差しは真剣だった。

「さやかの事大好きで大好きで、やっとさやかと付き合えたのに。
 ひとみちゃんに好きだって言われたら、ひとみちゃんが気になって
 仕方ないの。さやかといても、ひとみちゃんの事ばっかり考えちゃう」
 
「梨華ちゃん」

「・・・お願い。今日だけ一緒にいて・・・。
 そしたらもう、ひとみちゃんの事考えない。絶対に忘れるから」

「・・・うん、一緒にいよう」

じゃあうちも。
梨華ちゃんと同じように、今日だけ一緒にいて、それで梨華ちゃんを
忘れようと思った。今日だけふたりで最低な事をしよう。
49 名前:ブラック OR ゴールド 投稿日:2003年05月17日(土)02時24分21秒
手をつないで入ったのは、ラブホテル。
それも、さやかが以前あそこはお勧めと言っていたホテルだ。

「来た事ある?」

「・・・うん」

部屋の入るなり抱きしめて、朝までずっと梨華ちゃんを独占した。
何度も、何度も。
時々涙を流しながら見つめてくる梨華ちゃんを何度も抱いた。

朝方、ふたりで抱きしめあいながら話した。

「最低だね、私達」

「うんかなり。」

「ひとみちゃんとこんな事してさ、でもひとみちゃんを選ばないで」

「じゃあうちもだ。梨華ちゃんとこんな事しといて、またさやかに返す」

50 名前:ブラック OR ゴールド 投稿日:2003年05月17日(土)02時31分26秒
「さやかは大切よ」

「うちだって」

「何が正しいのか分かんない」

「さやかに殴られる覚悟は出来てる」

「私も」

「殴られるじゃ済まないかな。でもあいつクールだからどうなんだろ」

「私の全部をかけてでも償っていくつもり。大好きな人だから。
 でも私、後悔してないよ。幸せだった、昨夜。」

「うちも」

51 名前:ブラック OR ゴールド 投稿日:2003年05月17日(土)02時38分14秒
「ねえひとみちゃん」

「何、梨華ちゃん」

「もうひとみちゃんの事はさやかの妹としてしか見ないから」

「うん」

「一生ひとみちゃんを愛する事はないよ。それはけじめよ」

「うん」

「だけどさ、もし生まれ変わって、もしまた出会ったらさ。
 その時は、私真っ先にひとみちゃんを選ぶから」

「じゃあ、約束しようか」

それからふたりで指きりをした。



             END
 
52 名前:作者  投稿日:2003年05月17日(土)02時40分34秒
超駄文、更新終了です・・。
53 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月18日(日)00時27分51秒
泣きました。。
普段はROMですが似たような経験あったので思わずレス。
これからも頑張って下さい。
54 名前:Silence 投稿日:2003年05月20日(火)23時17分57秒
更新お疲れ様でした。
ちょっと悲しいお話ですね。でも、どこか温かさのある
お話でした。石川さんのセリフすっごく良かったです。
良い話読ませていただいてありがとうございました。
次回の更新も待っています。
55 名前:ただ名がないだけ 投稿日:2003年05月25日(日)20時21分21秒
1444ってのは「いしよし」を表してるのか!?(汗

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