よしめし物語

1 名前:FF79 投稿日:2003年04月12日(土)02時02分09秒
新参者です。
あんまりないこのマイナーCPを書きたくて来ました。

本当に初心者なので、気になったことがありましたら
教えてください。

よろしくお願いします。
2 名前:第一話 投稿日:2003年04月12日(土)02時04分03秒
「おつかれさまでした。」
「おつかれ〜」

録音終了後、ブースから出てきたDJの声に圭織は立ち上がり、彼女へと近づいた。

「今日はありがとうございました」
「あっ、飯田さん。おつかれさま。吉澤さんも小川さんもありがとね」
「「ありがとうございました!!」」

後ろから、ひとみと麻琴も挨拶をする。
娘。では、なにより「キチンと挨拶をすることが大切だ」と教えられているのだ。
3 名前:第一話 投稿日:2003年04月12日(土)02時06分08秒
元気のよい挨拶に気を良くした彼女は、録音中気になっていたことをひとみに訊ねた。

「ねっ!ところでさ!あれってどういう意味だったの?吉澤さん」
「あれって?」
「あの、『抱きついてくる』って言ったの」

『わくわく』の四文字が顔にかいてあるが、ひとみじゃなくとも見えるようだった。

「ホントは何て言いたかったのかしら?」

何を期待してるんだか、と心中思ったことなど悟らせもせず、ひとみは当たり障りのない答えをした。
4 名前:第一話 投稿日:2003年04月12日(土)02時07分39秒
「あれは『可愛い人だ』って言いたかったんですけど・・・。失敗してましたか?」
「飯田さんって、普段『綺麗だ』とか『色っぽい』とか言われて、もちろん大人なんで当たり前なんですけど、ホントはすっごい『可愛い人』なんですよ」

「だから今回のアルバムの『ムーディーさ』との差みたいなのを、知ってもらいたかったんです。こんな一面もあるよって」

最後のセリフは、一度視線を下にして、少しはにかみながら相手を見つめることも忘れない。

「そうだったんだ〜」

案の定、彼女は少し頬を染めながら言った。まさにひとみの思うツボな反応だ。
このまま深く追求しないでくれれば言うことはない。

「よっすぃ〜」
小さい声にひとみが斜め前を見ると、困ったような顔をした圭織が彼女に見えないように、めっ!っと口だけ動かした。
そのしぐさに、やっぱ可愛い、と感じたのは内緒にしておこうとひとみは思った。
5 名前:第一話 投稿日:2003年04月12日(土)02時08分46秒
「小川さんはどうなの、そこのところ?」
コホっと、ひとつ咳払いが聞こえると今度は麻琴に話が振られた。
顔を見合わせるひとみと圭織。

「あ〜、えっと、そうですね」
まさか自分が質問されるとは思っていなかったのか、麻琴は軽くどもった。

余計なこと言って、あとで圭織さんに注意されないといいけど。

圭織の物言いたげな視線を受けて緊張している後輩を見て、ひとみは麻琴の無事を祈った。
が、やはり上手い言い回しなどそうそう出てくるものでもないらしい。
結局、麻琴は素直に思っていることを言葉にしていた。
6 名前:第一話 投稿日:2003年04月12日(土)02時10分26秒
「飯田さんは普段はやっぱり『大人の女性』って感じで、いつも安倍さんや保田さんや矢口さんと話しているときは、冗談とか言ってても、大人の女性同士がからかいあってるって感じなんです」

「それに、石川さんとか加護さんとか辻さんや、自分達5期メンバーと一緒に遊んでいるときは、『お姉さん』って感じでみんなを見守っている風ですね」

「ふ〜ん」
麻琴の至って差しさわりのない模範解答に、落胆する者一名。胸を撫で下ろす者一名。その反応を見て苦笑する者一名。

「でも」

「吉澤さんと『キックの見せ合い』なんかしてるときは、なんかすごくキャーキャー言ったりして、騒いでて、楽しそうだな〜って見ちゃったりしますね」

答えながら、やっぱり吉澤さんと飯田さんってイチャイチャしてるよなぁ、とでも思ったのか、麻琴は、そうなんだぁ〜と聞いてくる声に大きな声で、ハイ!!と返事をしていた。
7 名前:第一話 投稿日:2003年04月12日(土)02時12分42秒
元気よく答えてるよ、小川。

ひとみが笑いを堪えながら圭織の様子をそっと伺うと、あまりにもな回答に頭を抱えたくなった圭織が、そんなひとみを見て、今しもひと一人殺せそうな視線を向けている。

なんとかしろよ!!ってことでしょうか。

「ね、日頃も吉澤に付き合って遊んでくれたりするんですよ。ノリもいいし、結構夢見る乙女なところも有るし、もちろん頼れるリーダーですしね。なっ小川。」
「ハイ」

おおこわ〜目がイチャッテルよ圭織さん、と思ったことは顔にも出さず、ひとみは取りあえずのフォローをした。

尚も聞きたそうな彼女の後ろから、飯田いくぞ〜、とマネージャーの声が聞こえた。

「それじゃ、失礼します」
「「失礼しま〜す」」
これ幸いと彼女に挨拶をする圭織。
ひとみ・麻琴も、残っているスタッフさん達に挨拶をしつつ、スタジオを出る圭織の後に続いた。
その後ろで、また来てね〜と言う楽しげな声がするのを、ひとみは聞かないことにした。
8 名前:第一話 投稿日:2003年04月12日(土)02時14分00秒
移動車にて。

「ねっ圭織さん、怒ってる?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・圭織さん」
「・・・・・・・・・・・・おこってない・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「でもやっぱり圭織さんは可愛いよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ばか・・」
9 名前:FF79 投稿日:2003年04月12日(土)02時16分41秒
以上で終了です。

>>2-8 第一話
10 名前:FF79 投稿日:2003年04月12日(土)02時18分17秒
単に最後が書きたかっただけです。

何かマナーで間違っていましたら教えてください。
11 名前:FF79 投稿日:2003年04月12日(土)02時19分08秒
流します。
12 名前:名無し 投稿日:2003年04月12日(土)23時21分05秒
いい!!
是非頑張って続きを!
13 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月14日(月)01時43分54秒
久しぶりに飼育に来てみたら吉飯小説が!!
この組み合わせ、ツボです。かなり。
これからも頑張って下さい!
14 名前:FF79 投稿日:2003年04月16日(水)02時43分55秒
>名無しさん 
>名無し読者さん

レスありがとうございます。
ツボにはまったのならうれしいかぎりです。

では2話目です。
15 名前:第2話 投稿日:2003年04月16日(水)02時46分35秒
只今、4月12日午後11時03分

あと一時間もせずにウチの誕生日は終わってしまう。

早いもので18歳。
娘。入って丸3年が過ぎた。
その間にいくつもの『出会い』と『別れ』『喜び』と『悲しみ』があって、でもそれが少しずつでもウチを大人にしてくれたって思う。

そして娘。に入って最大の出来事。
半年前、ウチはあの人に振り向いてもらえた。
詳しい話は省くけど、とっても運が良かったってホント思う。


けどまあとにかく、たまにケンカしながらでも上手くやってるふたりの、付き合い始めてから最初のウチのバースディ。
いろいろと楽しい『今日』という日のはずだったのに、いま現在、ウチ的には満足のいく誕生日だったとは言い切れずにいた。
16 名前:第2話 投稿日:2003年04月16日(水)02時48分37秒
もちろん、メンバーやスタッフにはパーティーまで開いてもらったし―――――

今回は大阪2DAYS初日ということで、宿泊ホテルのいいところを貸し切って盛大なものを開いてもらえた。
つい2時間前まで馬鹿騒ぎで、やぐちさん・梨華ちゃん・あいぼんからは「うちらもライブの日だったらよかった〜」とうらやましがられたし、
ののは「ホテルじゃなくてもいいから、肉いっぱい食べたいれす」っと早くもマネージャーにせがんでいた。

―――――ライブでは不覚にも泣いてしまった。


朝からいろんな人に祝ってもらえて、愛されてるな、って思ったよ。



けど、『一番一緒にいたい人』と『ふたりっきり』では未だ過ごせずにいた。
17 名前:第2話 投稿日:2003年04月16日(水)02時50分01秒
大体、移動が別々だったってところから、ケチつきはじめてたんだよな。
ウチらは前入りで11日の夜には大阪に来ていたのに、何人かは仕事の関係上当日入りで、みごとに別々になったんだよ。

朝合流して少し話したけど、あの人はただでさえ娘。リーダー。
当然、スタッフもマネージャーも次々と打ち合わせしに来る。
それに今回はソロパートもあって、しかも曲はその日に何を出すか打ち合わせしているのだ。
その大変さはいつもの比じゃない。
18 名前:第2話 投稿日:2003年04月16日(水)02時50分53秒
今日一日で合計30分も話してないはずだった。



マジへこむ。

ホント。
19 名前:第2話 投稿日:2003年04月16日(水)02時54分00秒
「電話するから起きててね」


昨日出発前にそう言われたけど、声なんか聞いたら会いたくなって切なくなって仕方なくなるって思ったから、次の日早いんだからメールでいいよ、って強がった。




午前0時には、眠っているはずの中学生組や圭ちゃん安倍さん、東京の家族や友達、ごっちんからメールがバンバン入ってきたけど─────
メンバー全員にマネージャーから「ウチの部屋に行くのは禁止」と言われたんだ。
夜更かししないように。
もちろんあのツートップに一番言いたかったんだと思う─────、
ウチは一番最初にあの人からのメールを開けた。
20 名前:第2話 投稿日:2003年04月16日(水)02時55分11秒
ベットの上で大の字になりながらメッセージを見る。


「あいたいよ〜〜〜」
21 名前:第2話 投稿日:2003年04月16日(水)02時57分19秒
顔が見たい声が聞きたい髪に触れたい名前を読んで名前を呼ばれて抱きしめて抱きしめられて見つめあって笑いあって・・・・・・・・・キスしたい。



涙が出てきた。



あ〜〜泣いてるよ、ウチ。やばい止まんない。涙腺ユル〜。
なんだよ、なんなんだよこれ。
いつからこんな弱くなったんだよ。

前はこんな欲張りじゃなかった。
会えなくても、話せなくても、自分なんかどうでも良かったのに。
あの人の迷惑に成りたくなかったのに。
22 名前:第2話 投稿日:2003年04月16日(水)02時58分15秒
「・・・・打ち合わせ終わったかな・・・」

明日もライヴがあるし、ただでさえ朝早くて疲れてるだろうし・・・・・・でも・・・・でも・・。
23 名前:第2話 投稿日:2003年04月16日(水)02時59分35秒
「言いたいことあるんなら、ちゃんと話していこうね。
 どんなことでも些細なことでも、ふたりで話していこうね」

甘えるのが苦手で、自分の中に溜め込んでしまいがちなウチに、そう言ってくれたあの人。

「約束してね。」
「でも・・ウチ・・・」
「だめ。や・く・そ・く」
「・・・はい」
24 名前:第2話 投稿日:2003年04月16日(水)03時01分09秒
うぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。


よしっ!行こう。
行ってそんで伝えよう。
迷惑がられたときはそのときだ。



とりあえず今はあの扉を開けて。
あの人がくれた言葉を持って。
25 名前:FF79 投稿日:2003年04月16日(水)03時02分54秒
>>15-24  第2話  
26 名前:FF79 投稿日:2003年04月16日(水)03時04分28秒
更新しました。

メチャメチャ遅れての吉のB.D.話です。
27 名前:FF79 投稿日:2003年04月16日(水)03時10分32秒
実は諸事情によりしばらく更新できなくなりました。
もしかしたら一ヶ月ぐらい。

ほんとに突発的なことで、せっかくここを立てたのに残念で成りません。

すでに3話はほとんどできてるのに・・・。
なので3話は時間を見つけて近いうちに絶対書きたいのです。(泣)
2話の続きだし。

けして投げたりしないでがんばるつもりです。
28 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月25日(金)00時13分32秒
待ってますよ。
いつまでも
29 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月26日(土)01時59分01秒
作者さん、忙しそうで大変ですね。
でもよっすぃー好きはみんなマターリ(なはず)です。
いつまでものんびりと待っております。
30 名前:FF79 投稿日:2003年05月04日(日)03時23分43秒
>>28さん 29さん
レスありがとうございます。
待って頂けて嬉しいです。

時間できたので3話目上げます。
31 名前:第3話 投稿日:2003年05月04日(日)03時25分40秒
腕の痛みに一瞬視界が途切れた。
何も見えない状態で強引に引っ張られる。
身体が浮くような感覚。
何かにぶつかり一拍おいて感じるのは窮屈さ。
瞼を開けると見えたのは、ゆっくりと閉じられてゆくドアだった。


あれっ。えぇ〜と。
カオどうしたんだっけ。
たしかよっすぃ〜の部屋の前まで来てて・・・。
ノックしようとしたらいきなりドアが開いてびっくりして・・・。


耳元に聞こえてくる息遣い。
密着した体から相手の鼓動が伝わってくる。
それはいつもカオを安心させてくれる人のもので。
でも今は少し震えているようにカオには思えた。
32 名前:第3話 投稿日:2003年05月04日(日)03時27分20秒
「よっすぃ〜」


呼びかけながら、相手と自分の間に挟まっていた両腕をゆっくり抜いて背中にまわす。
なだめるように擦りながら、返事をしない彼女の名を再び呼ぶと、今度はくぐもった声が聞こえた。


「ごめん」
「どうしたの?」
「う〜ん。なんか・・・」
「なんか?」
「圭織さん見たらとっさに行動してた」


よっすぃ〜が少し腕の力を緩めてくれたので、相手の肩に乗せていた顔をはずして向かい合った。
自分より少しだけ低い視線。
ホント綺麗な顔だなぁって改めて思う。
けれどその綺麗な顔のふたつの大きな瞳は少し赤みがかっていた。


うん?
33 名前:第3話 投稿日:2003年05月04日(日)03時28分44秒
「もしかして泣いてた?」
「・・うぅぅ・・・」


よっすぃ〜は視線をはずしてわずかにうつむいた。
右手でよっすぃ〜の頬に触れて、目尻をゆっくりなぞる。

あれっ?なんか照れてる?

すこ〜し尖らせた唇が、拗ねてるようなバツの悪いような感じだった。
とりあえず奥行かない?と誘うと、よっすぃ〜は軽くうなずいてカオの手を握った。
34 名前:第3話 投稿日:2003年05月04日(日)03時30分32秒
ベットに腰掛けたよっすぃ〜の横にカオも座ろうとすると、繋いでいた手を軽く引っ張られた。
無言で自分の膝を二度叩くよっすぃ〜。
・・・・・そこに座れと、吉澤さん?



問い掛けた視線は無言の圧力に屈した。
35 名前:第3話 投稿日:2003年05月04日(日)03時31分46秒
軽くため息をつくと、カオは膝の上に横座りしようとした。
するとよっすぃ〜、今度はカオの腰に両手を添えて自分に向かい合わせる。
座っているよっすぃ〜の正面に立つカオ。
何をするのかな?って見ていると、よっすぃ〜はカオの身体を持ち上げるように自分に近づけた。
バランスを崩してよっすぃ〜の肩にあわてて手を置く。
座ってるよっすぃ〜に覆いかぶさるような体勢のカオ。

もしかして・・・・・・。


「またいで座れってこと?」
「・・・・・・・・・」


無言の肯定。


何かかなりの甘えモードなんですけど、吉澤さん。
めずらしいなぁ。
こんな風なよっすぃ〜ってめったにお目にかかれないのよね。
36 名前:第3話 投稿日:2003年05月04日(日)03時33分24秒
とりあえず、カオはリクエストどおりに座ってみた。
そうすると頭の位置が大分違う。辻加護や矢口ぐらいの高さ。
なんだかよっすぃ〜が小さな子供みたいに見えた。

そうして、何度か身じろぎしてカオが座る位置を定めると、よっすぃ〜はカオのお腹に頭をつけて、腰に添えていた腕を後ろに回した。


しばらくの沈黙。


カオはよっすぃ〜が話し始めるまで黙って背中をなぜた。
37 名前:第3話 投稿日:2003年05月04日(日)03時35分40秒
「・・・・・寂しかったんです。今日一日ほとんど喋れなくて・・・・」

ポツリポツリ言葉を紡ぐよっすぃ〜。

「ウチの・・・・吉澤の誕生日に・・・・ライヴで、みんなに『おめでとう』って・・・・すごい・・・嬉しかったけど、でも何か足りなくて・・・プレゼントもメンバーと一緒だったし」

あぁそうだね。パーティーの時みんな一緒に渡すことになっちゃったから、カオだけ別に渡すわけにいかなくなったんだよね。

「朝から・・・全然話せなくて・・・終わっても時間なくて、気が付いたら『あと一時間で今日が終わるんだ』って思ったら・・・・・・」
38 名前:第3話 投稿日:2003年05月04日(日)03時37分03秒
「カオもね。そう思ったよ。逢いたいって」


ゆっくりと顔を上げたよっすぃ〜の肩に両腕を回し見つめる。


「付き合い始めての最初の誕生日だったのに、こんな風に終わっちゃうの嫌だったから、疲れているかなって思ったけど、でも逢いたかった」
「・・・・・・似てるねウチたち」
「ねっ」


フフッ、とふたりで笑いあう。
相手の自分と同じ気持ちだった、ってなんだか嬉しい。

でも、それが泣いちゃうほどだったなんて。
泣く前にカオの所に来いよな。


・・・そこがまた可愛いんだけど。
39 名前:第3話 投稿日:2003年05月04日(日)03時38分30秒
あんまり可愛いもんだから、カオはよっすぃ〜の頭を抱え込んだ。

「ちゃんと気持ち話してくれたね」
「・・・・うん。約束だから」



普段は男前でかっこいい貴女の、ヘタレで可愛いところを見れるのはカオの特権。
いつもじゃなくていいから、時々は見せてね繊細な貴女を。
そしてまだまだ一緒にいようね。





"HAPPY BIRTHDAY よっすぃ〜"



40 名前:第3話 投稿日:2003年05月04日(日)03時39分55秒
「・・・圭織さん」
「う〜〜ん」
「そろそろ放して欲しいんですけど・・・」
「えぇーーー、なんでぇ」
「えっと、明日もライヴあるし・・・」
「早く寝たいの?」
「いや、そうじゃなくて」
「じゃ、もうちょっといいじゃない。抱き心地イイんだし」









「・・・・・だから放して欲しいんですよ(泣)」


41 名前:FF79 投稿日:2003年05月04日(日)03時44分57秒
>>31-40 第3話更新しました。

あっ!間違い発見!
>>38 誤『相手の自分と同じ気持ち』
   正『相手が自分と同じ気持ち』です。

やってしまった。

42 名前:FF79 投稿日:2003年05月04日(日)03時47分57秒
これだけを更新するのに2週間・・・。
賞味期限もとっくに過ぎております。

本来ならもっと早くにカキコめたのに・・・。

43 名前:FF79 投稿日:2003年05月04日(日)03時50分52秒
またしばらく更新できないと思います。
2週間ほどです。

今回はGWで無理矢理時間を作れました。
でもあとは予定が立たない・・・。

細々とやっていきたいと思います。
44 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月08日(木)00時23分03秒
大丈夫、気長に待ってますよ。
作者さんが無理なくできるペースで頑張って下さい。
45 名前:FF79 投稿日:2003年05月24日(土)03時52分47秒
こんばんは。
明け方近くですが・・・。

ようやく浮上できたので、ちょこっと更新します。

>>44さん 
コメントありがとうございます。
無理せずやってますね。
46 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時04分35秒
「ひとみ、父さん海外転勤になった。家族で引っ越しだ」
「・・・・・・・はああああぁぁぁぁぁ!!!!」

それは夏休みもあと少しとなった八月のある日のこと。
今日も今日とて部活のために、泣く泣く布団とサヨナラを告げて、目を擦りながら起きてきたあたしに、ダイニングにいた父さんはそうのたまった。
ここ連日の練習試合に、心身ともに疲労のピークにきていたあたしは、最初何を言われたか理解できず,ふーん、と素通りして洗面所へと向かうところで。
しかし聞き捨てならない言葉に、あわてて回れ右をして父さんを凝視した。
新聞を広げ自分の席に座る父さん。手際良く朝御飯を並べる母さん。夏休みを満喫するべく惰眠をむさぼり起きてこない上の弟。宿題の観察日記のため庭に出ている下の弟。
どう見ても昨日までと変わらない夏休みの朝・・・・・・・だったはずだ。
47 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時05分41秒
なのにどういうことさ!!!

あたしの視線に気づいたのか、新聞を少しさげてこっちを見た父さんは、早く顔を洗ってこいとばかりにひらひらと手を降った。

言われなくてもわかってるよ!

あたしは急いで洗面所に入った。
その間も頭の中はさっきの父さんの言葉でいっぱいいっぱい。
同じ言葉がグルグル回っていた。
48 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時06分42秒
顔を洗ってダイニングに戻ったときには、すでに朝御飯の用意は整ってた。
上の弟を除く四人で、いただきますをして食べ始める。
本日の献立は、ご飯に豆腐とうす揚げの味噌汁、さわらの醤油づけに卵焼き、あとはお好みで漬物・梅干し・
海苔といった純和風。ちなみにあたしは卵焼きは甘いのが好きだ。

49 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時07分25秒
「で、どういうことか説明してよ」
あたしは向かいの父さんに、半ば挑むように言った。
「どうもこうも、九月から転勤でNYにいくことになったんだ。向こうは夫婦同伴が基本だからな。単身赴任ってわけにもいかん。そうしたらみんなでいくしかないだろ」
「でもあたし今の学校も部活も辞めたくない」
「・・・ぼくも友達とさよならしたくないよ」
「わがままいわないで」
母さんが弟の頭を撫でながらあたしに視線を向けた。お姉ちゃんが聞き分けてくれないと、って顔だ。
でもさ、あたしは英語なんか出来ないし(成績もイマイチどころかイマハチくらいだし)学校もマジで辞めたくない。
自然あたしは、二人に納得いかない顔を向けた。
50 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時08分26秒
あたしは、今通っている高校にはスポーツ特待で入学した。
うちの部自体は、毎年惜しいところで全国へのキップを逃しているレベルの強さだけど、それでも『文武両道』がモットーな私立学校だけに、特待制度があったり設備がいろいろ充実してたりして、環境がとても良かったのが入学を決めた理由。
この夏に新チームになったばかりで、イイ一年生も入部して来た。
全国も夢じゃないと思っているのは、あたしだけじゃないはずだった。
部員もみんなイイ奴ばかりで、あたしは本当に、この学校に入学出来て部活が出来て良かった、と思っていた。
51 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時09分15秒
ふと、疑問に思った事が口に出た。
「そういえば、なんでイキナリ朝からそんなこと言い出すのさ。昨日はなんも言ってなかったじゃん」
「昨日おまえ遅かっただろう。それに疲れてすぐ寝たし。転勤は昨日、急に決まったんだ」
父さんに二杯目を渡しながら、母さんがあとを続けた。
「本当は夜にゆっくり話したかったんだけど、もう夏休みも終わりでしょう。お父さんが言うには、遅くても九月の一週目で引っ越さなくちゃいけないそうなのよ。だからすこしでも早く話したほうがいいと思ったの」

「あいつ、知ってるの?」
あたしは二階に視線を向けながら聞いた。
「二人には昨日の晩に話したわ。多分それもあって寝てるのよ」
軽く二階を見上げて、頬に左手を添える母さん。
なるほど気持ちは同じだ。
誰だって慣れ親しんだ場所を離れたくなんかない。引っ越しなんかもっての外だ。
おしょうゆを取ってもらいながら、あたしは心の中で弟に激しく共感した。

52 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時10分20秒
「ねぇ、あたしだけこっちに残るってのはナシなわけ?」
「なに言ってるの。家事まるで駄目なくせに」
「いや、確かにちゃんとした料理は出来ないけど、掃除と洗濯はしてるでしょ」
「それにしたって料理が出来ない以上問題外よ、大体若い娘を一人で置いとけるわけないでしょ」

明らかに駄目ですって顔の母さん。
もうちょっと娘を信頼しても・・・・・・って無理か。
まぁ確かに保護者なしで、未成年が一人でいるわけにもいかないけど。
うちの学校には寮もないし、だれかの家に下宿ってのも心当たりがない。
どうにもうまい考えが見付からないでいると、弟が小さな声で、ごちそうさま、と立ち上がった。
ハッとして時計を見るとすでに針は家を出る時間を指している。
あたしは急いで残りを食べた。
53 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時11分51秒
「ひとみ、納得行かないかも知れないが聞き分けてくれ。始業式の日は登校出来るからお別れは言えるはずだ。学校のほうには母さんが連絡してくれるから、とりあえず今日は部活に行きなさい」

「・・・・・・でもあたしはここに残りたい」

食後のコーヒーを飲む父さんに聞こえるか聞こえないかの声でつぶやくと、あたしは着替えに部屋に戻った。






吉澤ひとみ。17才。オンナ♀。私立上前高校2年生。部活バレーボール。成績下の上。好きなものベーグルとゆで卵とサンチュ。


・・・・・引っ越しなんてしたくないです。


54 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時12分26秒
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※

55 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時13分40秒
あれから二日。さすがにどれほど願っても無理なものは無理なわけで。
刻一刻と転校へのカウントダウンは進んでいた。






大きく伸びをしながら部室から体育館へと向かう。
伸びをキープしたまま頭上を見ると、雲一つない青い空。
・・・・・憎らしい。
あたしはついつい大きな声で叫んでいた。

「あ〜ったくついてないよなぁぁぁぁ」
「何がついてないのさ」

突然の声に「うぉお」と後ろを振り替えると、そこにはあたしより少し背の低いタンクトップに短パンの女の子が立っていた。
ロングの茶髪を一つに束ねて、シューズを紐で肩にかけているこの子は、その名を後藤真希。
通称「ごっちん」。
陸上部短距離のエースでハイジャンもやっている彼女は、1・2学年ともあたしと同じクラスで、入学当初からの大親友だ。

ごっちんは空いている右腕をあたしの左腕に絡めてきた。
二人並んで歩く。
56 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時14分36秒
「おは、よしこ」
「はよ」
「どうしたんさ、元気ないねぇ〜」
「うん。まぁちょっとね」
「ふぅ〜ん。あっそうだ。今日夏休み最後の試合でしょ」


気の抜けた返事と話題変換。
ごっちんの何も聞いてこない気遣いがうれしかった。
いつもなら突っ込んで聞いてくるのに、あたしの微妙なトーンで何かを察したみたいに引いてくれた。
サバサバしているように見えて、とても思いやりのあるごっちん。
ごっちんと出会えたことは宝物だ、とあたしは思っていた。


57 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時15分48秒
「そう。最後はOGと三年が入り混じった混合チームと。夏の総決算なんだってさ」
「勝てそう?」
「勝てる勝てないってより、精神的にいろいろヤかもね」
「あ〜、なんとなくわかる」
「そゆこと。ところでごっちんは今日二部練?」
「そ〜だよぉ〜。ごとー、もうへばりました」

体育館とグラウンドへの分かれ道まで来ると、ごっちんはあたしにしなだれかかった。
どうやら朝早くから、すでにかなりしごかれていたらしい。
これから気温の高くなる炎天下の外と、蒸し風呂状態の館内ではいったいどちらがましなのだろう。
・・・・・・どっちもどっちか。

グラウンドのほうから、後藤っ!と声が聞こえた。 
「ほら、呼んでるよ」
「んぁ。へいへい、わかりましたよ」
「まっ、お互いがんばりますか」
「そうですなぁ〜」
ごっちんに視線を送ると向こうもこっちを横目で見る。ふたりして口の端をニィっとあげる。
「「ふぁいと〜、おー!」」
軽く手を振りあって、あたしとごっちんは別れた。
58 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時16分23秒
こんなにも気の合う大事な親友にも、あたしはまだ学校を辞めることを言えないでいる。
本当は一番に知らせなきゃいけないのに。
大概あたしも往生際が悪い奴だ。普段はサバサバしてるんだけど。
「明日には話さなくちゃ」
もう一度空を見上げると、飛行機雲が一直線に伸びていた。
59 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時17分03秒
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
60 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時18分01秒
「はぁ〜〜。っつぅっかれたぁーーー」

太陽が西の空に傾いてから数時間。辺りはすっかり朱色に染まっている。
今だ下がらぬ気温のなか、あたしはだるい身体を引き摺り家へと向かっていた。

試合というよりはシゴキといったほうが正しい気がする今日の練習は、先生いわく「まずまずの成功」だったそうだ。
まぁ、ついこの夏前まで現役バリバリだった三年生と、卒業してからも大学なんかでバレーを続けているOG相手にそうやすやすと勝てるはずもなく、勝負よりもこの夏休みでどれだけ成長したかをみるための試合だったわけで。
そういう意味では、新体制になってからの「チームのあり方」を見せることの出来たことは良かったと思えた。
61 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時18分51秒
先輩たちは久しぶりの新旧学年入り乱れての集合だったから、目に見えてハイテンションで、力一杯精一杯愛と優しさと善意に満ち満ちた指導を披露してくれた。
ホンとお礼の言葉はございません。
肩にかけているバックが重く感じるのは、暑さと疲れのせいばかりじゃない(断言)。

それでも練習中にふと交わされる会話は、あたしをの心をいいようのない気持ちにさせた。
なぜならこれから先のチームに、あたしの姿はないのだから。
顧問の先生には担任から連絡がいっていて、昨日帰る間際に呼び出されて、いろいろと事情を聞かれた。
その時、みんなにはどう説明するか訪ねられて「自分の口から時期を見て言いたい」と話していた。




あとは、自分次第だった。
62 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時20分25秒
「ただいま」
玄関から中に声を掛ける。
弟たちが年の離れている我が家では、しつけが結構厳しかった。
「姉」であるところのあたしが、率先して態度で示さなければならない。
あいさつやお礼、手洗いやうがい片づけといったものは、きちんとすることを求められていた。

あれ?

下駄箱に靴を入れるため下を見ると、きれいに揃えられた靴が目に入った。
少しヒールの低いミュールだ。
63 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時21分58秒
リビングに入ると、父さん母さんと向かい合うようにソファに座る人影があった。
入り口のあたしに背を向けて座っているため、髪がロングの女性としか判らない。

「おかえりなさい、ひとみ」
「おかえり」
「ただいま」

両親に返事をすると、女性がこちらをふりかえり軽くあたしに会釈した。
大きな瞳と厚い唇、すっきり通った鼻立ち。
ものすごい美人がそこにいた。
しかもかなり若い。あたしより少し年上の20代前半ってとこか。

「おかえりなさい」
「・・・・あっ、こんばんは」
ついつい見惚れていたあたしに声を掛けてきた彼女へ、あわてて頭を下げる。
すこし首を傾げて微笑む彼女に、ごゆっくり、と挨拶し二階へ上ろうとすると、後ろから父さんに呼び止められた。

「ひとみ、着替えたら下りて来なさい」
「・・・・はーい」

何だろうと疑問に思ったが、とりあえず汗だくで身体に張り付いた制服を着替えるべく、あたしは部屋へと向かった。
64 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時23分11秒
「こちら飯田圭織さんだ」
「はじめまして、娘のひとみです」
向かいあう両親と「飯田さん」から等距離に立ったあたしは、改めて自己紹介をした。
少し張って出した声。ゆっくりと丁寧にしたおじぎ。
自分ではいくらかかしこまった風を装ったのに、聞こえてきたのは両親の笑い声だった。

「ひとみ、本当に判らないのか?」
「判らない、って何が?」
「圭織さんよ」
「はい?」

見れば当の「飯田さん」も、口に手をやり笑いを必死に堪えている。
っていうか何がそんなにおもろいんだよ。
あたしの挨拶はそんなにおかしいんか!
少し憮然とした顔で両親に目をやると、すっかり忘れてるな、と父さんが言った。

「おまえ、圭織さんには何度か会ってるぞ」
65 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時24分36秒
「へっ」
驚いて「飯田さん」を見つめるが、どうにも見覚えがない。
だいたいこんな美人なら忘れるはずないし・・・・。
記憶のタンスをしっちゃかめっちゃかにひっくり返していると、それまで黙って笑っていた「飯田さん」が、分けて流していた前髪をいくらかつかみ、毛先をそろえて額に当てた。

「これでわかるかな?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チン!


「あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「ひさしぶり、ひーちゃん」
「・・・・カオちゃん」

66 名前:第4話 投稿日:2003年05月24日(土)04時25分25秒
それは確かに記憶の中にいた人で・・・。           
女の人って変わるもんだと(自分もかろうじてその内だけど)あたしは本当に驚いた。
微笑む彼女の顔を呆然と見つめるあたしは、傍から見るとかなりの間抜けに見えただろう。






でもこの再会が全ての始まりだった。
67 名前:FF79 投稿日:2003年05月24日(土)04時26分50秒
>>46-66 更新しました。

68 名前:FF79 投稿日:2003年05月24日(土)04時29分18秒
今回のお話は元ネタがあります。

今週新刊が久しぶりに出たやつです。

比べるのもおこがましいくらいの拙い文なので、そこのところは許してください。
69 名前:FF79 投稿日:2003年05月24日(土)04時30分41秒
長くなりそうなので次回更新までタイトルを考えようかと思ってます。

次回も今回と同じくらいの長さになりそうです。
70 名前:たむむ 投稿日:2003年06月05日(木)16時12分21秒
よしめし!!
自分よしめし好きなんで応援します!
頑張って下さァい(^^)!
71 名前:FF79 投稿日:2003年06月24日(火)03時38分47秒
諸事情によりもうしばらく更新できません。

一ヶ月以内で一応の更新しなくちゃ落とされると聞いていたんですが、
大丈夫かな?

出来れば残しておいて欲しいです。


>たむむさま
レスありがとうございます。
普通に学園物になりますので、気長に待っていただければ嬉しいです。
72 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月20日(日)03時48分13秒
保全しときます
73 名前:FF79 投稿日:2003年07月28日(月)03時50分50秒
作者です。
長い間、更新無しですみませんでした。

ここが残っていて正直嬉しかったです。

私事のゴタゴタも何とか見切りがついて、
これからは徐々に書いていけるかな、と思っていたんですが・・・
問題発生しました。

なのでちょっとしたお詫びを。
74 名前:FF79 投稿日:2003年07月28日(月)03時51分41秒
えっと、本来なら先週中に新たな更新をするつもりでした。
先ほども言った通り、私事が取り敢えず一段落したので、
第4話の続きを載せるつもりだったんですね。

ところがその矢先、某掲示板にて、
先週の『ハロモニ』のメインコーナーの記事をみたんです。
75 名前:FF79 投稿日:2003年07月28日(月)03時52分29秒
自分のとこはリアルタイムで『ハロモニ』を見れないためたまに読むんですが、
そこで飯田さんの最近読む作家さんが、『村山由佳』だと言う出はないですか。
しかも画像を見ると、よっすぃーボードに『おいしいコーヒーの入れ方』って書いてるし。

ええそうです。
ぶっちゃけますとこの第4話、モトネタはこの『おいコー』なんです。
76 名前:FF79 投稿日:2003年07月28日(月)03時53分39秒
自分はこの小説雑誌掲載からリアルタイムで読んでまして、
その設定が『よしめし』書くのにピッタリと思ったんですね。

ただそれだけではなくて、
この『おいコー』は、多分この飼育に来る人にはあまりメジャーでないな、
という部類の作品だったというのも、これをモトネタにした理由でした。

ここに来る人で、『おいコー』を知ってる人は、
すなわち『一度でも読んだことのある人』だと思ってたんです。
77 名前:FF79 投稿日:2003年07月28日(月)03時54分36秒
だからまあ、分かる人は最後まで知ってる人だから、
『おいコー』を読む楽しみを奪うことにはならないだろう、と考えたんですね。

ですが状況が一変。
某掲示板でも『今から買ってきて読む』とか『どんな話か教えて』というカキコを見て、ヤバイと思いました。

その小説を読むのに一番有害なのは、『話の中身』がわかってしまうことです。

78 名前:FF79 投稿日:2003年07月28日(月)03時55分23秒
例えば、ある程度メジャーな漫画や誰だって知っている小説なら、
皆さんが『あれがモトネタ』かと分かっていて読むぶんには問題ないんですが、
自分はあまり知られてないだろうな、というのを前提に書いてました。
(決して、村山さんがマイナーだと、言っているわけじゃないです)

もちろん文章そのままは『盗作』ですから、『同人』にもなにもなりませんが、
ある程度エピソードは重ねていたんです。
79 名前:FF79 投稿日:2003年07月28日(月)03時57分52秒
で、某掲示板のカキコです。
皆さん今から読まれるそうなんです。
現在読んでない人も近いうちに読むかもしれないですし。
たぶん娘。ファンのなかでも、一躍有名になったことでしょう。
折しも直木賞取っちゃったし。

そこで自分としては第4話は凍結してリライトしようと思います。
もちろん最初の部分は載せてますので、辻褄があうようにしますし、
自分としては『教師』と『生徒』や『一つ屋根の下』は、
外したくはないので、先ほど書きました『ある程度重ねたエピソード』を
中心に書き直したいと思います。
80 名前:FF79 投稿日:2003年07月28日(月)03時58分37秒
もしこのスレッドで第4話見てくれた人が居ましたら、
ご理解頂きたいです。

最後に『おいコー』を含め、村山さんの作品は大変繊細で優しい作品ですので、
これを機に読んで見てはいかがでしょうか。
81 名前:第5話 投稿日:2003年07月28日(月)04時01分37秒
『Pray〜side Y』

82 名前:第5話 投稿日:2003年07月28日(月)04時02分18秒
暗い世界で『あたし』はまた考えていた。

あたしたちは・・・・
いつまで一緒にいられるのかな。

83 名前:第5話 投稿日:2003年07月28日(月)04時02分55秒
人のいる空間。
誰かのいる空間。
みんなのいる空間。
『あなた』のいる空間。

『ここ』がみんなの『場所』だと思う。
『ここ』があたしの『場所』だと思う。

でも。
彼女と『あなた』がいなくなったら。

『ここ』はみんなの『場所』なのかな。
『ここ』は『あたし』の場所なのかな。
84 名前:第5話 投稿日:2003年07月28日(月)04時04分04秒
きっかけは些細なことだけど。
でも気づいてしまったから。
考えることを止められない。

変わる状況と。
進む歯車と。
止まらない日常。

『加速』はしても『減速』は無いんだ。


ねえ。

『あなた』と『あたし』は。




いつまで一緒にいられるのかな?
85 名前:第5話 投稿日:2003年07月28日(月)04時04分59秒
『あなた』と歌えて幸せだよ。
『あなた』と踊れて幸せだよ。
『あなた』と笑えて幸せだよ。
『あなた』と泣けて幸せだよ。

『あなた』と『ここ』でいられて幸せなんだよ。


でも。

『ここ』を離れて。




『あなた』と『あたし』は一緒にはいられないんだ。
86 名前:第5話 投稿日:2003年07月28日(月)04時09分34秒
きっとあたしに『チカラ』があれば。
あなたの『隣』にいられるんだろうね。
ひとりで『立つ』あなたの『隣』に
笑って『立って』いられるんだろうね。


でも。

『隣』に『立つ』だけの




『チカラ』をあたしは持ってないんだ。

87 名前:第5話 投稿日:2003年07月28日(月)04時10分37秒
だから『願う』
心から『願う』
少しでも『ここ』に、一緒にいられるように
少しでも『隣』に、長くいられるように










『願う』ことしか出来ないんだ。
88 名前:FF79 投稿日:2003年07月28日(月)04時12分54秒
>>81-87 第5話 


更新しました。

89 名前:FF79 投稿日:2003年07月28日(月)04時15分14秒
安倍さんついにソロですか。

なんかもう飯田さんとやぐりんが痛ましい。

しかも正月コンでなんて。

90 名前:FF79 投稿日:2003年07月28日(月)04時16分25秒
>>72さん

保全ありがとうございました。
91 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月31日(木)00時38分38秒
実は私も村山由佳さんのあのシリーズ大好きです!
なんかどっかで見た設定だなとは思っていたんですが…。
設定が同じでもストーリーが全く同じでないなら問題ないと私は思いますよ?
実際、吉飯にぴったりの設定だと思います。
あらためて読み直して、吉飯でも読んでみたいなぁと正直思いました(w

読み手のみなさんもきっとわかってくれると思うので、続きを心待ちにしてます。
これからも頑張って下さいね。応援してます。
92 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月30日(土)15時05分35秒
93 名前:kaon 投稿日:2003/09/20(土) 17:50
作者さん、私も続きを心待ちにしていた一人です。
かおよしから村山由佳さんの名前がでてきて
しかも時を同じくして「おいコー」をモトネタにしていた、
てっきりあのハロモニがあったから書かれたと思っていたので
逆に素晴らしいことだと思いますよ。
自分は二人の影響で村山作品読み始めたんですが
世界観というか人物設定も繊細ではかなげなところが
かおよしワールドの聖書だと思っています。
色々思うところはあるでしょうが
すごく楽しみにしているので、是非「おいコー」をベースに書き続けて頂けたらと・・
頑張って下さい。
94 名前:FF79 投稿日:2003/10/27(月) 03:55
とりあえず生きてます。

>>91さん 92さん kaonさん

保全ありがとうございました
95 名前:FF79 投稿日:2003/12/03(水) 02:08
4ヶ月かけてない。
ごめんなさい。
事情は多々。

今週中に更新します。
96 名前:FF79 投稿日:2003/12/03(水) 02:09
sage忘れ ochiます
97 名前: 番外編 投稿日:2003/12/04(木) 04:51
2003FNS歌謡祭:モーニング娘。『シャボン玉』
98 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 04:51
本番が終わって、わたしたちは楽屋に急いでいた。
このあと、CMとVTRをはさんで、メドレーが待っているからだ。
すぐに別の衣装に着替えて、また会場に戻らなくちゃいけない。

なのに・・・・。
視線の先、わたしの『彼女』がマネージャーと話していた。

なんだろ。
そういえば、始まる前もなんか元気なかったし。

よくわからないけど、注意されてるのかな。

99 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 04:53
「とにかく、次は気を入れて歌うんだ。わかったか」
「はい」

あさ美ちゃんは、うつむいて返事をした。

「マコトいそいで」

別のマネージャーの声がしたけど、そんなのには空返事。
だって『彼女』のほうが大事だもん。
あっ、こっちに気づいた。ってなんでうつむくの。

「ねぇ。どうかした?」

目の前を通り過ぎようとするあさ美ちゃんを呼び止める。
けど。

「なんでもない。急がないと遅れるよ」

目も合わさずに返された。
100 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 04:54
足早に過ぎていく背中。
なんだかとっても小さくて、わたしはわかんないけど寂しかった。
101 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 04:55
楽屋に入るともう着替え終わってる子もいた。
ちなみに今日は18歳以上と以下で部屋が分かれている。
大人チームは、9時以降も出演するからだ。

なのに違う人が混じってた。

『親分』あなたです。
加護さんと抱き合ってるけど、すでにお着替え完了済み。
わざわざこっちに遠征に来たのかな。
あー着替え終わってないシゲさんに、ちょっかいかけてら。
あとで飯田さんにチクッとかないと。
そんなことより、あさ美ちゃん。

あたしは自分の着替えをしながら、ちらちら様子を伺った。
と。
102 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 04:56
吉澤さんが、『彼女』に声をかけた。
103 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 04:57

耳元に口をよせて、誰にも聞こえないように一言二言。
あさ美ちゃんの表情がみるみる変わった。
最初は驚いて、次に泣き笑いみたいに。

っちょ、何はなしてんですか、吉澤さん。
え。あっ、あれ。
二人してどこいくの。
しかもあさ美ちゃんの手を引いて。
って、誰か止めてよ。
こんなときに加護さんやのんちゃん、なにしてんのさ。

あわててまわりを見るけど、誰も二人が出て行ったことを気に止めてない。
あたしは超特急で着替えて部屋を出た。

104 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 04:58
廊下を見ても影も形もない。
時間がないから遠くに行けるはずないのに。
あーもう、こうなったら。


あせってたわたしは、隣の部屋の扉を勢いよく開けてどなった。

「飯田さん!!」

あまりの大声に、中の人がいっせいに驚いた顔をしてこっちを向く。
だけどそんなのどうだっていい。
いまは。

「ちょっと来てください」
「はっ。マコト?ちょ、どうしたの。ねぇ、ってひっぱらないで、わかった、いく、いくから」

なんだーどうした、とか、時間ないべさ、って言う声を無視して。
飯田さんを連れ出すことで頭がいっぱいだった。

105 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 04:59
少し離れた廊下。
マコトほんとに時間ないんだからみんなの迷惑に、ってながなが言い始める飯田さんをさえぎって。

「あさ美ちゃんが吉澤さんとどっかいっちゃったんです」

一気にまくし立てた。

びっくりして、ひるんだ飯田さんに。
ぶちまけた。
106 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 04:59
「あさ美ちゃんさっきマネージャーに注意されててなんか様子が変で
 だいたいなんで注意されてたかぜんぜんわかんないんですけど
 そういえば今日は始まる前からちょっと元気ないかなっていえばなかったような
 でもそれだってまわりからみればわからないっていうかわたしだからわかるっていうか
 まあやっぱりあさ美ちゃんのこと一番にわかりたいからっていうのがあるんですけど
 とにかくほんのちょっと元気ないぐらいで注意されるのだっておかしいと思うし
 わたしには全然原因とかわかんないのにあさ美ちゃん何でもないっていいはるし」
107 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:00
「チョーーーーーーート、待った」
「はい?」

口の前には飯田さんの手のひら。

「マコト。なんか話ズレてるから」
「えーっと、あっ、はい」
「よっすぃーと紺野がどっかいったって」
「そうなんです」
「そっか・・・・うん。大丈夫。すぐに戻ってくるよ」

軽くうけおうリーダーに、わたしは不安な心をみせた。
108 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:01
「でも、でもあさ美ちゃん、とにかく様子変でした。
 吉澤さんに何か言われて、そしたら泣きそうな顔して・・・」

ただでさえ注意されたのに。

うつむく私の頭の上から優しい声がした。
109 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:02
「ねぇ、マコト。
 よっすぃーは気づいていたよ、紺野のこと。
 紺野の様子が変だってこと」
110 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:02
驚く私が見たのは美しい微笑み。
そして。

「マコトは、ほんとうに紺野が好きなんだね」
ゆっくりと抱きしめられた。

露出の多い衣装の上から羽織ったストール。
肌触りの滑らかなそれがほほに触れた。

暖かなぬくもりの中で、わたしは真相を聞いた。

111 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:03
「今日の歌のカット割り覚えてる?
 紺野ね3曲とも全然映ってないんだ。もちろんロングとかは別なんだけど。
 もともと『シャボン玉』は1ハーフだと歌なしだし、メドレーもソロがないでしょ。
 いままではそういうときでも、紺野のカットどこかに入れてもらえてたんだけどね。
 多分確認ミスなんだろうけど・・・。
 私たちにしても、普通は台本もらっても確認するのは自分のとこだけだし。
 このところは立て込んでいたから、台本もらっても前もって全部に目を通して置いてなかったし。
 ね、マコトも気づかなかったでしょう。
 カオはね、自分のカットさえ、今日の歌謡祭の分は朝のリハのときに初めて知ったよ。
 紺野もそうだったんだろうね。
 でもいまさら変えられないし」

112 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:05
わたしの髪をなでながら飯田さんは続けた。

「きっとそれだけが原因ってわけじゃないかもしれない。
 でもちょっと心が弱っているときに、そんなことがあるとさ。
 やっぱりつらいじゃない。自分の心の置き場がないっていうか。
 自分の存在がちっぽけに思えてきて。
 とくにグループだとね。目立つ子目立たない子。それは絶対出てくるから」

カオも前にあったしね、そう告白した飯田さんの笑顔は少し苦かった。

113 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:06
「わかります。わたしもあったから」
「うん。誰にだってある。
 一度じゃなく二度あるかもだし、ほんとに急にそう思ってしまうこともね」
「じゃあ、あさ美ちゃん」
「それが真実かどうか、カオにはわかんないけど。
 でもよっすぃーは、紺野が苦しそうだってわかってたみたい」
「吉澤さんが・・・」

「最近のよっすぃーは、ほんとあんたたちに敏感で、カオちょっと妬いてるもん」
114 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:06
「ええええええええええええ」

びっくりして顔をあげる。

「わかんなかったの。あんだけかまわれてるのに」
「わかんないですって」
「うそ」
「ほんとですって」
「そっかぁ。むくわれてないね」

イヤ、そうじゃないでしょ。とはいわない。

「まあ、よっすぃーが気を配ってるのはほんとなの。
 だから紺野のこともね、カオに断っていったから。
 心配しないで。大丈夫だよ」

任せなさい、っていう顔を見て、正直複雑になった。
115 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:07
わたしじゃだめなのかな。
あさ美ちゃんにはつらいのかな。
いちばんにそばにいたいのに。
だれよりわかりたいのに。

「飯田さん。わたし・・・わたしどうすればいんですか」

わたしにできることって、ひとつもないんですか。
116 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:08
あるじゃない、って。
飯田さんはわたしの頬に両手を添えた。

「マコトにできること。マコトにしかできないこと」

大きな瞳が語りかけてくる。

「それはね。マコトが紺野をみていてあげること。
 そしてそれを、教えてあげること。
 いつでも。どんなときでも。
 紺野のこと『みているよ』ってね」
117 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:10
「でもそれじゃいままでと同じなんじゃ」
  
信じてないなって、デコピンされた。

「マコトは、紺野の様子が変だったとき、そう『言った』ことある?」

少し考えて首を横に振る。

「どうしたのか、何かあったのか、聞くだけじゃなかった?」
「はい」
「聞くのも大切なことだけど。でも。
 話せない、自分だけで解決しなくちゃいけないことも、人にはあるから。
 だから何も聞かないけど、そばにいるよって。
 自分はあなたのことを『みているよ』って」
118 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:10
そうだな、って思った。

あさ美ちゃんがつらいとき苦しいとき。
わたしはたずねるばかりで。
自分の気持ち押し付けるばっかりで。
守ってるつもりだった。
支えてるつもりだった。

考えてみればあさ美ちゃんは、本当に必要なときは手を伸ばしてくれたけど。
それは本当にいつも絶妙のタイミングで。
だからってそれまでほっとかれてるわけでもなくて。
『マコっちゃんがいてほしいときはわかるから』って。

それって『わたしのことずっとみているから』ってことだったんだよね。
119 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:11
「ほら、お姫様がきたよ」

飯田さんの指の先には、二人の姿。
肩を抱いていた吉澤さんが、こっちを見てニヤリとした。

「ちょっとエロいね」
「ですね」
「・・・・・・」
「どうかしました」
「んー。そだ。マコト」

耳元で飯田さんがしゃべるうちに、二人は目の前まで来た。
吉澤さんが、あさ美ちゃんの肩にかけていた腕をはずして背中を押す。
同時に飯田さんもわたしの背中を押した。
120 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:12
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」

「どうしたーふたりとも」
ヘラヘラ笑う吉澤さんの耳を引っ張って。
急ぎなさいよ、って飯田さんは連れて行った。
121 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:13
「「あの!!」」

そっちから。うんんそっちこそ。
言い合うふたりの耳に、出番よ、の声。
顔を見合わせて少し笑う。

「いこっか」
「うん」

手を差し出すわたし。にぎりかえすあさ美ちゃん。
となりを見るのが照れくさくて。
前を向いて言った。

「あさ美ちゃんのこと。ちゃんと『みてるから』
 いつでも。どんなときも。『みてるから』」

つないだ手に力を込めた。
122 名前:番外編 投稿日:2003/12/04(木) 05:14
『ね、次のメドレーのときさ。いっぱいアイコンタクト送ったげな。
 わたしはあなたのこと『みてます』って』
123 名前:FF79 投稿日:2003/12/04(木) 05:16
>>97-122 番外編です。
124 名前:FF79 投稿日:2003/12/04(木) 05:21
早朝の更新。

しかも番外です。
『吉飯』なのに違うから。

でもテーマがいっしょなので。
あと一応前提が『吉飯』だから。

『吉飯』『小紺』前提の『小飯』
裏は『吉紺』

125 名前:FF79 投稿日:2003/12/04(木) 05:24
FNSですごく気になったんです。

ちなみに最後のオチは自分は一ヶ所見つけました。
ほかにもあったかな?

最後に。


シャボン玉の吉は、えらいかっこよかった。
以上。
126 名前:kaon 投稿日:2004/01/08(木) 17:25
とても良いです
好きです

この四人の関係とか・・・年末〜いろいろでしたね
来週食わず嫌いなのでかなり興奮です
127 名前:FF79 投稿日:2004/02/02(月) 03:08
作者です。

いま保存していたFDからの
読み出しができなくて書き込みできません。
がんばって復旧させたいので、
管理人様いま少し残しておいてほしいです。

読んでくださった、kaonさん
レスありがとうございました。
駄作で、読んでくださる人がいるのかわからず
ほぼ自己満足のために書いてるので
声かけて頂けて、うれしいです。
また書き込めた際には感想聞かせてください。
128 名前:FF79 投稿日:2004/03/19(金) 01:42
作者です。生きてます。

一ヶ月たちました、が、復旧出来てません。
もう少ししたら、時間が取れるんで今月中に何とかして
掲載したいと思ってます。

死に物狂いでがんばってます。
129 名前:kaon 投稿日:2004/04/12(月) 17:42
頑張って〜待ってますよ

Converted by dat2html.pl v0.2