ふうせん

1 名前:桃色あひる 投稿日:2003年04月17日(木)16時39分02秒
小説書かせていただきます。
カップリングはまだ内緒ですが、すぐわかっちゃうかもしれません。
では、よろしくお願いします。
2 名前:ふうせん 投稿日:2003年04月17日(木)16時41分04秒



ふうせんって、まあるくて、
ふわふわしてて、とっても素敵。
でもね、手をはなすと、飛んでっちゃうの。
大きなお空の向こうがわまで飛んでっちゃって、
もう手をのばしても、全然とどかない。
すぐにさよならするのは悲しいの。
だから、あたしは風船がきらい。




3 名前:まだ見ぬ人、春の香り 投稿日:2003年04月17日(木)16時46分33秒
「ねむっ…」
学校までの並木道は桜が満開で、
大きなあくびをした吉澤の唇を桜の花びらが掠った。
彼女は潤んだ瞳をこすり、空を見上げた。
雲ひとつない空は、春休みだからといって
怠けて外に出ていなかった吉澤には眩しすぎた。

4 名前:まだ見ぬ人、春の香り 投稿日:2003年04月17日(木)16時48分11秒
「…よっすぃー?」
のんびりした声が聞こえて、吉澤はゆっくりと後ろを振り返った。
「やっぱよっすぃだ。おはよー」
「おはよ、ごっちん」
二人は並んで歩き出した。
春風が彼女たちの髪を揺らし、
桜の花びらは、それを撫でるように落ちていく。
「よっすぃ宿題やった?」
「え?春休みは宿題ないよ?」
「あーあ…やっぱ忘れてる…ウチらよく数学サボってたじゃん?
だから先生に問題集やっとけって言われてたじゃんよぉ」
「…そうだったっけ…やべーやってねぇ」
吉澤が苦笑すると、後藤は満面の笑みで「写さしてあげよっか?」と言った。
「うっそありがと!」
「そのかわり、今日のお昼おごってね〜♪」
「はぁ?」
「あっそぅ。いいんだ。数学の先生怒るよ〜」
「おっおごります!」
後藤は歯を剥き出しにして笑い、吉澤は心の中で舌打ちをした。
5 名前:まだ見ぬ人、春の香り 投稿日:2003年04月17日(木)16時49分11秒
「クラス表貼ってあるよー見にいこっ」
校門をくぐると人だかりが見え、後藤は吉澤の腕を引っ張りそれに向かっていった。
「ごとーはA!よっすぃはぁ〜…あ!一緒だよ!A組!」
「ほんとだ」
吉澤の名前は当然のように一番最後にあり、見つけるのに時間は掛からなかったが、
出席番号が今までと違うことに気がついた。
「Aだけ一人多いよ。転校生かなぁ?」
「そうじゃん?この時期だしありがちだね」
吉澤は自分の名前から上に向かって知らない名前を探していたが、
後藤まできたところで面倒くさくなったので教室に向かうことにした。

6 名前:名無しさん 投稿日:2003年05月18日(日)14時39分46秒
期待
保全
7 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/28(金) 12:42
もう書かないんでしょうか?

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