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温かさに触れるまで
- 1 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月17日(木)22時48分13秒
- 駄文ですがお暇な方はお付き合いください。
エロかもしれないのでsageでお願いします。
更新はマターリになりますが気長にお付き合い
いただければ幸いです。
- 2 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月17日(木)22時48分55秒
「あ…あのさ…」
収録も終わり楽屋への通路を歩く中、最後方を歩く私は
前を歩く梨華ちゃんの肩を掴んだ。
「ん?何?」
肩を掴んだ手に梨華ちゃんの汗が染みる。振り返った
その額にも汗が滲んで梨華ちゃんの可愛らしさを助長
させている気がする。
- 3 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月17日(木)22時49分26秒
「あとで相談があるんだけど…ちょっといい?」
「うん?別にいいけど。どうしたの?」
キョトンとして私の顔を見つめてくる。その無垢な
笑顔に私は身体の芯が熱くなるのを感じた。
「うん、あとで話すから。帰る前にちょっと待ってて。」
それだけ言うと私は梨華ちゃんの前に出てメンバーに追い付こう
を足を速めた。
「ちょっとよっすぃー?」
怪訝そうに私の名を呼びながら梨華ちゃんもみんなを追う。
- 4 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月17日(木)22時50分04秒
「よっすぃーまた石川の事からかってたの?ダメだよあんまり
苛めたら。」
メンバーに追いついた私に矢口さんが問い掛けてきた。矢口さん
がこんな事を聞いてくるのは理由がある。
最近私は梨華ちゃんと顔を合わすと悪態をついてきた。それは
梨華ちゃんと私のキャラってのもあるけど、それだけじゃなくて。
ほら、あの…。よく昔から言うじゃん…。
「そんなんじゃないっすよ。ねー梨華ちゃん。」
「え?あ、うん。」
不意に声を掛けられて驚いたのか梨華ちゃんはビクッと顔を上げて
私達の方を見つめた。
「なんかよっすぃーが相…」
「あー!矢口さんには関係ないの!」
- 5 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月17日(木)22時50分57秒
「どうしたの?またよっすぃーが梨華ちゃん苛めてるの?」
私の声に前を歩く飯田さんまで話に入ろうとしてきた。
「なんでですかー!吉澤と梨華ちゃんは仲良しだもん。ねー?」
おどけたように顔を傾けて梨華ちゃんに微笑みかける。
「ねー。」
梨華ちゃんも私の真似をするように同じ格好をしてみせた。
「ほら、馬鹿な事言ってないでさっさと帰りましょう!」
何か言いたそうなメンバーを横目に私は先頭を切って歩きだした。
だっていつまでもここに居たら余計な事聞かれそうだし。それに
早く着替えて帰る用意しないといつまで経っても梨華ちゃんに
話せないから。
- 6 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月17日(木)22時51分38秒
梨華ちゃんはいつもと同じ様に圭ちゃんと矢口さんと話しながら
最後の方を歩いてる。その様子を見てるだけで私の心臓が高鳴って
いくのを感じた。
遂に梨華ちゃんに話す決意をした。あの楽屋に入って着替えたら
もうその時が来る。どんな結果になるかわかんないけど、今日私は
人生の大勝負の第一歩を踏み出します。
お父さんお母さん、ひとみを応援していてください。
しっかし汗に濡れる梨華ちゃんも可愛かったなあ。
- 7 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月17日(木)22時52分56秒
- 更新終了です。
- 8 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月21日(月)23時07分39秒
「あ、よっすぃー居たぁ。」
先に着替え終わった私が缶ジュースを片手にロビーで待っていると
通路の角から梨華ちゃんの声が聞こえた。
顔を上げてみると私服に着替えた梨華ちゃんが私の方に歩いてきてる。
「よっすぃーいっつもジャージだね。」
「まーね。この方が動きやすいし。移動も楽じゃん?そんな事より
ちょっといいかな?」
私は少し腰をずらして梨華ちゃんを隣に座るように促した。
「うん。相談って何?」
素直に隣に座った梨華ちゃんが私の顔を覗き込む。
「あのさ…」
- 9 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月21日(月)23時08分12秒
「少しでいいからさ…梨華ちゃんちに置いてくれない?」
「え?なんで?」
梨華ちゃんはちょっと首をかしげ私を不思議そうに見つめてる。
梨華ちゃんからしたら理由の説明も無く急にこんな事言われたん
だから当然の反応だと思う。
「あのさ…」
- 10 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月21日(月)23時08分45秒
私はずっと前から梨華ちゃんの事が気になってた。それはメンバー
に馴染んだ頃には持っていた感情。そして日を追う毎にその感情は
少しずつ変化をしながら私の中で大きくなっていった。
もう我慢できない。
私は欲しい。梨華ちゃんの…右の胸が…。
「ちょっと家に居たくなくてさ…。ダメかな?」
- 11 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月21日(月)23時09分22秒
なんで右の胸かって言われると困るんだけど、とにかく私は梨華
ちゃんの右の胸が気になってしょうがない。最初は見てるだけで
満足してたんだけど、触りたいって衝動は日に日に大きくなっていった。
ほとんど毎日一緒に居るんだから偶然触れた事ももちろんある。
でも私はそんな事で我慢できる程子供じゃない。ぶっちゃけ生で
触りたい。ていうか揉みたい。
その為には今のままじゃダメ。仕事の終わった後、梨華ちゃんの気が
緩んだ時じゃないとチャンスは無い。だから私は勝負に出た。
- 12 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月21日(月)23時10分52秒
「なんかあったの?」
私の思惑なんて知る由も無い梨華ちゃんは依然不思議そうに私を
見てる。ここでなんとか梨華ちゃんを説得して、せめて1週間は
梨華ちゃんの家に潜り込まないと。
「あのさ…ちょっと親と喧嘩しちゃって…。居辛いんだよね…」
前の晩一生懸命考えた嘘話を私は俯いたまま話しだした。人の良い
優しい梨華ちゃんはこう言ったら絶対嫌だとは言わないと思い、
寝る前に話す時のトーンまで研究してきた。
だから絶対上手く…
「私も一緒に謝ってあげようか?」
- 13 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月21日(月)23時11分30秒
…?「へっ?」
「だから、よっすぃー1人で謝るのが辛いんだったら私も一緒に。」
梨華ちゃんは心配そうに私を覗き込みながら予想しなかった事を
言いだした。ご丁寧に梨華ちゃんの右手は私の背中を擦ってくれてる。
「いや、そんなお願いじゃなくて!」
事情も知らない梨華ちゃんが何を一緒に誤るというんだろう?そもそも
私は親と喧嘩なんてしてないし。急に梨華ちゃんに謝られたら私の親も
困るだろうし。
- 14 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月21日(月)23時12分42秒
「だって家出なんてよくないよ。時間が経てば経つ程謝り難くなっちゃうし。」
「そんな長くってわけじゃないんだけどさ。ちょっとだけ!ねっ?
1週間くらいでいいから!」
「1週間も?だめだよ、よっすぃーの家族が心配しちゃうよ。」
予想外の展開が私を襲う。昨晩あんなに考えた私っていったい…。
「2日でいいから!そしたら謝って帰るし!ねっ、お願い!」
無意識に私の口からは物凄い妥協案が提案されていた。でも私はこの
自然発生した意見を追認するしかない。もう言っちゃったし、それに
1週間なんて言ってたらほんとに謝らされそうだし。
- 15 名前:温かさに触れるまで 投稿日:2003年04月21日(月)23時13分14秒
「うーん…。2日だけなら…」
「ほんとに?」
梨華ちゃんは険しい表情をしながらも私の提案をまんまと受け入れて
くれそう。このチャンスを逃がすわけにはいかない。
「絶対2日後には謝るから!ねっ、いいでしょ?」
「大丈夫なの?心配されない?」
「大丈夫だって!じゃーいいって事でいい?」
「うん…。私はいいけど…。」
「よっしゃ!ありがと梨華ちゃん!」
こうして、予定を遙に下回る期間での私の挑戦が始まった。
- 16 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月21日(月)23時13分46秒
- 更新終了です。
- 17 名前:サイレンス 投稿日:2003年04月22日(火)13時28分49秒
- 私は欲しい。梨華ちゃんの…右の胸が…。
にちょっと笑ってしまった。
この作品ギャグなのかシリアスなのか?
はたまたギャグシリアスなのか?
そして、よっすぃの挑戦はどうなるの?気になります。
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