美女は・・・野獣?U

1 名前:kai 投稿日:2003年07月30日(水)22時46分58秒
このたび、調子にのって、2本目のスレを立ててしまいました。
CPは、もちろん、やぐちゅ―です♪
甘いものから、軽く引いちゃう感じのものまで。
“エロ”をメインとしたお話を、ガンガンあげていきたいなと思ってます。

ちなみに、放置プレイはお好みじゃないので、ご安心ください。(笑)
2 名前:kai 投稿日:2003年07月30日(水)22時50分48秒
それでは、途中だった『haneymoon』の続きから。
読みにくくなって、すみませんです。(ペコリ)
3 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月30日(水)23時02分37秒
「・・・・ありがと、ゆうちゃん・・・・」

腕の中で、囁く言葉に・・・・・・ニタリと微笑んで。
・・だから、こんなんで、満足するアタシやないって、言うてるやろ!
アンタ、いい加減に、気付きぃ〜よ。(苦笑)

「・・・ふぅぅ。・・・・・・・・・っんがっ!!!」

途端に、矢口の身体が強張る。

「・・ぅえ、え?・・なん、・・・・やめてくれたんじゃないのかよう!!」
「ん〜?・・・アレはな。・・・でも、他にもぎょうさんあるんやでぇ♪」

紙袋を、ごっそり開けると・・布団の上にいろんな形したグッズが並んで。
「サッ―」判りやすいくらいに矢口の顔色が、変った。

色とりどりのソレらは、・・・使い方の判らんもんも、いくつかあるけど。
そして、いま、矢口のそこにあててるものは・・・・。
4 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月30日(水)23時10分11秒
紫色のスケルトンした、小さいおもちゃ。
な〜んか、中にモーターが入ってて。
リモコン操作が出来るんやて。・・・そういや、こないだ、あっちゃんに借りた
ビデオでも、こんなの使ってたなぁ・・。

これなら、やぐちの・・・でも、大丈夫や♪

「ひゃんっ!!」

そっと中心にあてがったら、そのまま中に入ってっても―た。
ありゃま、・・・そんなつもりはなかったんやけどぉ・・・・ま、えっか。

「・・・んくふっ、・・・やだぁ、・・な、なに、入れたのぉ・・?」
「だいじょうぶ・・痛く、ないやろ?・・」
「いやっ、気持ち悪いよう、・・・抜いて!!」

5 名前:マコト 投稿日:2003年07月30日(水)23時11分40秒
新スレおめでとうございます!!
しかも一番乗りでリアルタイム!!
やぁ、もぅ、ねぇ?気ぃあいすぎっすねぇ。
今夜も頑張ってください、最後まで付き合いますよ!
6 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月30日(水)23時20分24秒
・・・どれ。

脚を広げさせて、確認する。
やわらかそうなそこから、白い紐だけがびよ〜んって伸びてて。
・・・・なんか、“タンポン”みたい・・。(苦笑)

ホンマに、入ってるんやね。

「ゆうちゃん、見てないで、抜いてよっ!!」
「ん〜〜?・・・なぁ、これな、電気入るらしいねん、ちょ、やってみんで!」

返事も聞かずに。

丸いボタンを、回すと、「ビー」という音が聞こえてきて矢口の身体が震えだした。
バタバタする彼女を押さえて、そのままお腹に耳をあてる・・。

「・・うわっ、ほんまや。・・・ビービー言うてる。・・なっ、どんな感じ?」
「・・んやっ、・・・ダメぇ・・んくっ、やぁ―!!!」
「めちゃ気持ちよさそな顔してぇ♪・・ええんか、そんなにええの?」
「・・・・・んんっ、ちがっ、やめっ・・・・・・」

さらに、ボタンを回してみる。
途端に、腰がバウンドし始めて、ホンマに感電しちゃった人みたいになった。
あはっ、すごいなぁ・・。
7 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月30日(水)23時30分28秒
涙が、横に流れて。
息も、あがってる。

・・・・ええ顔してるわ・・・・めっちゃそそるがな。・・・・・

涙を唇で啜りながら、しょっぱいキスをして。
淋しがってるおっぱいも愛してあげてる。

下の様子を見ると、堪らないのか・・膝がプルプルしてきて。

アタシは、出てる紐をくるんって指に絡めた。
そのまま、釣り糸みたいに引っ張り出してみる、・・・と。

「・・んんんっ!!!」
「やぐち、気持ちいの?・・・奥がいい、どっち?」

紐を自在に操りながら・・上げたり下げたり。
「びびび」の音も大きくなったり、小さくなったりして。
・・なんか、おもろいな。

8 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月30日(水)23時38分12秒
「・・・んくふっ、・・ダメっ、・・・やぁ――っ!!!」

余裕が無いのか、ぎゅって目を閉じたままブンブンする。

「やぐち、もう、イッちゃうの?・・ええで?」

やさしく言いながら。
早く、絶頂を味合わせてあげたい。
そんとき、どんな顔すんのか、見てみたい。

「矢口、イク顔見ててあげるからっ、ほら!

熱くしこった突起を、摘んでみる。
それを、潰すようにグリってすると。

「・・ヤダぁ―っ、だめ、ダメぇ!!!」

首が千切れるかってほど捩って、アタシの興奮がピークに達する。
9 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月30日(水)23時46分20秒
可愛いなぁ・・・。
どうして、こんなに可愛いんやろ。

そこいら中に充満してる、いやらしい匂い。

アタシの汗が、彼女の身体にポタポタと落ちてく。
・・・目の前が白く、霞ががかっていく感じ。

あかん・・・見てるだけで、こっちがさきに、おかしくなりそうやわ。

「・・ええよ、なんで我慢してんの、やぐち。・・早よイキ?・・」
「・・・んふっ、・・いや、イキたくない・・いや、いや・・・・」

赤い頬で、泣きながら。
強情な彼女は、歯を喰いしばってがんばる。
そんなことしても、無駄なのに・・。
10 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月30日(水)23時58分35秒
なんで、我慢するんや。

「やぐち、かわい―♪・・・・もっと、いっぱいしてあげるな♪」

埋まってるところへ、そっと指を差し込むと。
すぐに、中に入ってるソレとぶつかった・・。
先端を「くいっ」と押しながら、内壁のほうまであたるようにグリグリ回して。
・・アタシの指に、振動が伝わる。

やけどしそうなくらい、熱い。

「んんっ!!!」

「ほら、もうあかんねやろ?・・・いいから、イッちゃい、見てるで・・」
「・・・んくぅ・・いやっ、・・・やめてよっ・・・・」

息が絶えてきた。
もうすぐや。・・・・もうすぐ、やぐちの一番ええ顔が見れる。

おっぱいも弄りながら、指を伸ばして突起もクリクリする。
11 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月31日(木)00時06分48秒
早く、裕ちゃんに、ええ顔見せてよ。
これで、息の根を止めてあげるから。

「やぐち、やぐち・・・・かわいい、大好き・・・やぐち♪」

興奮して上ずる声に。
中をきゅうって窄まりらせてから。

なのに・・。

「・・・・・んくっ、ヤダって・・るでしょう!!!・・・」

大きな声と同時に、アタシは隣の布団に飛ばされた。

・・・・へっ????
なっ・・・なんやぁ、いったい??


12 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月31日(木)00時14分02秒

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

とて。
マヌケに尻餅つきながら。
アタマの中には「はてな」マークがいっぱい飛び交って。

・・・・なんやの?
なんでぇ?・・・・ちゅうか、アンタまだイッてないのと、ちがう?

突き飛ばすほどの力があったことにも、驚いてるけど・・・。

「・・・あの・・・やぐちさん・・?」
「・・うぇ〜〜〜〜〜〜っ、うわ〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!」

大声で泣き出した・・。
コドモのように、目に両手をあてがいながら。
13 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月31日(木)00時22分44秒
しばらくは、呆然と。
ただ、泣いてる矢口を見つめてた。

その横で、いつのまにか取ったのか「びびび」と鳴いてるモータに気付いて。
とりあえずは、ボタンを「OFF」にさせて。

「・・・あ、・・の・・・?」

アタマを触ろうとすると、途端に腕を弾かれた。
口をへの字に曲げて、唸るように涙を零す矢口。

「な・・んやねんな、なんか、怒ってる・・?」

自分のしたことを棚にあげて。
そう、訊ねると・・「キッ」といつも可愛い顔が、変形した。

「・・んな、怖い顔せんといてよ・・・・や〜ぐっ・・・・った!!!」

近付こうとしたら、左頬にチクンと痛みが走って。
アタシのそこがみるみるうちに、熱くなった。

・・・・って、・・いま、・・・もしかして、殴られたの・・では・・・
14 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月31日(木)00時33分58秒
「・・痛いわっ、なにすんの!!」

・・・・全然痛くなんてなかったけど、一応。・・・それから。

「もう、顔はヤメテぇやっ、ゆうちゃんこれでも、女優さんなんやでぇ♪」

ふざけるように、笑いながら言うと。
ギロリと凍りつくように、睨みつけられた。
しゅ〜ん。

矢口の大きな瞳に、また、涙がたまる。

「・・わ〜〜〜〜〜〜んっ、ぅえ〜〜〜〜〜んっ!!!」
「・・・や・・ぐ・・ちぃ・・・・」

今度は本気で、悪いと思った。

「やぐ、やぐち、ゴメンな。・・泣かないでぇ・・お願いやから・・やぐちぃ・・」
「・・ふぇ〜〜〜〜〜ん、ぅえ〜〜〜〜ん・・・・・」

涙に欲情するっていうたけど、こういうのはさすがに・・。

「あ〜〜、ゴメンな、やぐち痛かったのぉ?・・ゴメン、ゴメン。やぐちぃ。」

抱っこしようとして、だけど「バシッ」振り払われた。
それでも、何度も何度も謝り倒すアタシに。
15 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月31日(木)00時45分41秒
「ゴメンゴメンて、・・・・裕子のゴメンは、聞き飽きたよっ!!!」

穿き捨てるように言われた台詞に、返す言葉がでない。

「なんで、なんでよっ!・・・なんでこういうことするのっ!!!」

真っ赤な瞳から、次々にあふれ出す涙。
止まることを忘れちゃったみたいに・・。

「やぐちの身体は、お前の“おもちゃ”じゃないぃ!!」

「・・いっ!」

顔に何かが当たった。
それは、さっきまで、矢口の中に入ってたもので。

「・・いい、もぉ・・こういうの使いたかったら、他の子探しなっ、矢口は無理
だから・・・裕子好みの可愛い子探せばいいじゃんっ!!」
「・・・・・・・・・・。」

「疲れた・・もう、裕子なんかいらない!!・・死んじゃえ、ばかっ!!」

ボスッ。
飛んできた枕をよけもせずに、顔で受け止め。
こんなに、傷つけてしまったことに、今頃気付くなんて・・。
16 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月31日(木)00時58分50秒
そんなん、怒られて当然やから・・。
だけど、一つだけ聞き捨てならない科白に。

「他の人ってなんやのん?・・ゆうちゃんは、矢口としか、したくなんか・・・・」

・・・・・ない。
の語尾が弱まるのは、涙がこみ上げてきたから。
アタシが泣いてることに、矢口は気付いたようやけど。

目をきゅって、瞑りながら。

「・・いらないよ・・もう、いらない・・・ついていけない・・・」
「なんでぇ?・・・いやや、そんなこと、ゆわんといて・・・。」

情けない声で。

「ゴメンなさい・・・・ホンマに謝るから、もう絶対せんからぁっ・・」
「うるさい!・・・ゴメンで済んだら警察いらないって言ったでしょ!・・・
昨日だってそうじゃんか、その前だって、・・・・謝ってもすぐやろうとするじゃん
お前は、口だけで・・・ぜんぜん、反省なんかしてないじゃんかっ!!」
「・・・・・・・・・・・・。」

「ゆうちゃん、いつもそうだよっ、えっちしてるとき、オイラのことなんて見て
なくて、すぐ暴走して・・自分勝手で、強引で・・・・・・」
「・・・見てるよ、ちゃんと見てるぅ!」

「ヤメテって本気で言ってんのに、聞いてくんない・・そうやって矢口の気持ち
無視しないでよっ、・・・そんなんに、“愛”なんて、ないじゃんかっ!!」
17 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月31日(木)01時10分41秒

ガツンとハンマーで殴られたみたいに。

言いたいことは山ほどあるのに、うまく言葉がでなくて。
ただ、ボーと佇むアタシに、一瞥してから立ち上がろうとする矢口。

プルプルと震えながら、股間をおさえたままで。

「・・いやや、どこ、行くの・・?」
「・・・触るなっ!!!」

振り払われた手のひらは、行き場を失う。

なんとか立ち上がって、壁づたいに歩く彼女を泣きながら見つめて。
だけど、やっぱり力が入らないのか、へなへなと崩れ落ちた。

畳に付いた膝が、ガクガクに震えてる。

「・・やぐっ!!」
「・・やだっ、くるな―っ!!!」

駆け寄るアタシを、拒絶し、生まれたての子馬のように何度も何度も立ち上がって
は、転ぶ彼女・・・・・。
・・・・・なんで・・・。
18 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年07月31日(木)01時28分20秒
どうしてこんなことになったんやろ。
思い当たることを考えただけでも、自己嫌悪に陥る・・。

さっきまでは、あんなに幸せやったのにな・・・・。


「・・やぐちぃ・・やぐちぃ・・・」

何度も、そう繰り返すアタシに、一瞬だけ目があった。
うさぎみたいに真っ赤っか。・・みんなアタシのせい。


「・・・もう、・・顔もみたくないよ・・・・・」

一言だけ。
蔑むように。・・・それだけ言い残して、バスルームの扉の奥に消えていった。
アタシは、後も追えずに・・固まったままで。

彼女がいなくなった部屋は、すっかり寒くなっていた。

どないしよう、ホンマに怒らせてしまった。
どうしたらいい?・・・・なんも思いつかない・・考えられない・・・。

アタマの中に浮かぶのは、彼女が言い残してった言葉・・。
・・・・そして、ハッと気付く。

・・・えっ、・・・アタシ、いま、・・もしかして・・・フラれたん、か・・?
19 名前:kai 投稿日:2003年07月31日(木)01時30分30秒

途中な感じですが、今日のところはこの辺で。
なんか、思うように進みませんでした。まとめてからあげればいかった。(汗)
もうちょこっと、続きます。ごめんなさい。
20 名前:マコト 投稿日:2003年07月31日(木)01時35分39秒
あああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!
ここできっちゃうんですか?kaiさん!?
続きがぁ…きになるぅ!!!
え?え?中澤さんフラれちゃうの?っていうかフラれちゃったの?

この展開は思ってもみなかったです。でもkaiさんの書く小説は好きです!
続き、激しく待ってますんで(しかも期待して(笑))、頑張ってください!
21 名前:kai 投稿日:2003年07月31日(木)01時42分04秒
えっと、今日あげた話は、・・自分的にはすごい大冒険で。(←前半あたりが)
これは、以前レスくださった253さんに・・応えたつもりだったりして。
・・・・読んでて、くれてるか判りませんがね・・(爆)

エロ書くのは大好きなんですが、できるだけリアルなのをといつも心がけてて。
なので、今回みたいなのは・・・・・・これが精一杯でした。勉強が足りん。
でも、おかげで、話が膨らんだりしましたので、感謝です。

こんなん書いて!・・・なんていうの、あったら受け付けま―す。
・・といっても、ご期待に添えられるかは・・判りませんが・・・。


22 名前:kai 投稿日:2003年07月31日(木)01時51分52秒
>マコトさん・・遅くまでご苦労様です・・。(←違うか)
こんなに待たせといて、変に切っちゃってゴメンなさい。(平謝り)
えと、続きは・・もうちょこっと待ってくださいね。

そういえば、エッセイってマジですか?・・・・いつ?いつなの???
なっちみたいのだったら、確実にありますよね。うわっ、楽しみだ!!

>やぐちゅ―中毒者セーラムさん・・あはっ、やっぱこっそりですか・・。
すみません・・な〜んか。・・・ところで、テッシュはご用意で?(w

ラスト2回ではありませんでした。
サクサクあげられなくて・・続きは、なるだけ早く・・がんばりまーす!!
23 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月31日(木)01時58分00秒
うわぁぁぁ、こんなとこで終わるんですかっっ!!!
おっと、忘れるとこでした(*o*) 新スレおめでとうございます!(^^)!
いつもの、甘い感じも好きなんですけど、こんな痛いのも大好きです☆☆
早く続きが読めることを祈ってます♪←せかしてますか??ごめんなさいm(_ _)m
頑張って下さいねぇ〜〜(^^)/~~~
24 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月31日(木)09時49分59秒
おぉ〜、新スレおめでとーございます!!!
痛いですな〜。予想外の展開です(>_<)
でも今まで甘かったから、たまにはこういうのもいいですね!!
実は、痛いの大好きなんですよ…(苦笑
続き期待してます!そして、楽しみに待ってま〜す!!!
25 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月31日(木)12時11分34秒
新スレおめでとうございます、すごい早いですね(笑
しかし、すごいところで終わってる……(笑
すごい大冒険ですね、まさかこんな展開になるとは思ってませんでした。
裕ちゃん振られたのかすごい気になる………続きが楽しみです。
26 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年08月01日(金)02時25分04秒
ぎゃぁー!と、とんでもないことに・・・
こんなところで切らないでくださいよー
じたばたと焦りながら、更新待ってます
27 名前:kai 投稿日:2003年08月03日(日)21時02分53秒
終わらな〜い・・。(泣)
だけど、がんばりまっす。・・・更新です。
28 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)21時09分32秒

ぶるっ。

肌寒さに、我に返る。
あれから、どれくらい経ったのか・・。

煌々と照らされた明かりが、やけに暗く感じた。
さっきまでの、甘ったるい空気は、どこにもない。

広い室内に、ポツンと残されたまま。

「・・・んで、やぐちがいないんっ、やぐちいぃ・・・・。」

どうしたらいい?
どうしたら、あのかわいい笑顔を取り戻せるん?

「ごめんや、やぐち。」

謝っても、謝りきれん。
もう、アタシの話しなんか聞いてくれへん。

さっき向けられた、彼女の顔が思い浮かんで、涙が零れた。

何、泣いてんねんっ、辛いんは、やぐちやろが・・!
29 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)21時22分47秒

目頭を押さえながら、考える。
だけど、なんにも思い浮かばなくて。

アホやで、アタシ。
もう、判らん・・・もう、矢口のことなんて、判らない・・。
なんでも、知っているつもりでいたのに。

知らんかった。
彼女が、あんなに嫌がっていたなんて。

ズキリ。
胸が痛む。

蔑ました瞳が、アタマから離れない。
「ヤダ」って・・・恥ずかしいから、「ヤダ」の意味やと思うてた・・。
そんな、ホンマに・・・「いや」がっていたなんて、な・・・。

そしたら、アタシ、・・・矢口に酷いこといっぱいしたんやろ・・なぁ・・。

「・・んがぁぁ!!」

頭を抱えながら、布団に蹲ると、高校時代の友人の顔が思い浮かんできて・・。
出合って一ヶ月で結婚した彼女・・なのに、新婚旅行から一週間で離婚届出して。
あんなに、盛大に披露宴したのに。
お父さん、「おいおい」泣かせたのに・・。

その原因が「性の不一致」やって、別の友達に聞いたとき。

なんやそら!
そんなもん、一番大事なトコやろがぁ! 結婚する前に気付け〜やっ!!
毒付きながら、「高いご祝儀返せや」なんて友人たちと笑った・・・。

「・・あはっ、笑われへんわ・・」
30 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)21時33分51秒
それって・・まんま、・・・アタシ、ら?
いやもっと、たち悪い。
2年半やで!2年半!!
その間に、何万回“えっち”してきたと思うてんねんっ!(←いいすぎ)

「・・・・って。・・・・そんな長いこと、我慢してたんかなぁ・・。」

泣いてる声が、聞こえてきた。
気のせいかもしれんけど・・。

「行かな。」

考える前に、体が動いた。
そうや、行こう・・彼女のもとへ。
そして謝ろう。聞いてくれんでもいい。・・何度も何度も謝って、みっともなく
泣いて縋ろう。

「ゆうちゃん、矢口がいないと、生きてかれないねん」
「だから、お願いやから、別れんといて」

「別れる」って・・・。

自分で言った“科白”に凍りつく。
そんな・・・矢口がいない生活なんて、考えられへん・・。
いやや、あの、太陽みたいな子を失うなんて・・・。

「・・・・や、ぐちぃぃ・・・・・・・」

こみ上げてきた涙を拭いもせずに、トボトボとバスルームに向かった――。
31 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)21時43分20秒
***********************

「・・・んでっ!・・・もう、なんでっ!・・・・」

石鹸でゴシゴシしても、なくならない。
シャワーを当てたら、余計に酷くなった・・。

気持ち悪いというよりも・・・これは、たぶん・・・。
しかも、いつも知ってるやつよりも、強烈な・・・・。

「・・・・んでっ、・・もう、なんで、洗っても、治んないんだよぅ!!」

指先で、穴を広げて。
「ぐい」歯を喰いしばる。
何度も何度も、指を入れたい衝動に駆られるけど、すんでのところで、思い留ま
って・・・。

力が入らなくなって、冷たいタイルにペタンと尻もちつくと。
思い浮かんできた人の顔を、必死にブンブンした。

あんな、やつ・・なんか、に・・。

・・・なのに。

彼女に触れて欲しくてたまらなくなる。
思ってしまったら、この感情を止められなくなった。

彼女の、綺麗なその指で、・・ぐちゃぐちゃにかき回して欲しいって・・・・。
32 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)21時53分47秒
ゆう、・・・・ゆうちゃぁん・・・。

ビクッ!

心の中で、呼んだ人が目の前に現れた。
ハダカのまま、ボーっと佇む彼女。
おいらの体は、ひょんって持ち上がって。

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「・・・やぐ、・・やぐちぃぃ・・・・」

えっ、・・・いつから?
どっから、見られてたんだ?

そう思いながらも、彼女という存在に体中が熱くなる。
抑えた股間が、ズキズキと疼き始めた。

「なにしに来たんだよっ!・・来んなっつっただろうがぁっ―!!」

こころとは、反対の声。
その途端、彼女の顔が強張って・・・泣きそうに歪ませた。

ズキリ。
胸に感じる、わずかな痛み。

・・・・なんでぇ?
なんで、そんな顔するの?
これじゃぁ、矢口が悪いみたいじゃんか。
・・・ぜ〜んぶ、お前が、悪いのにっ。

「やぐちぃ・・お願いや・・もう、許して?・・もう、せんから、絶対、せん
からぁっ!」
「うるさい!・・あっち行け!・・もう、顔もみたくないっつったろぅ!!」
33 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)22時03分31秒
おいらの分身が、どうしようもなく彼女を欲しがってる。
・・・・だから、余計に、きつい口調になっちゃって。

そうして、とうとう・・・泣き出した。

「・・・・ひっく、・・・やぐぅ・・・っくふ・・・・・」

裕子が、泣いてる。
実は、泣き虫で、淋しがりやだってことは、一緒に暮らし始めて知ってたけど。
こんなふうに、泣いている姿を見るのは初めてで・・。

だけど、憤りも感じる。
おいらは、いつも泣かされてた。

「・・んで、泣くの!・・・泣いたら、許されるとでも、思ってんのかぁ!」
「・・ちゃうよ。・・そんなんや、ない。・・ごめっ、いま、止めるからっ。・・」

そんなことを言いながら、余計に頬を濡らす裕子。
我慢しようとするから、変な呼吸になって。

「・・・・っく。・・・んくふっ、・・やぐ、・・っく。・・」

ズキズキズキ。

なんで、おいらまで、泣きたくなるんだよっ。
泣いてる裕ちゃんを、抱きしめてあげたくなる。
いますぐ、この手でぎゅうぅって・・・いつも矢口にしてくれるみたいに。
・・・・だけど、そうさせまいとする、もうひとりの矢口が・・。
34 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)22時16分01秒
「なにしに、来たんよっ、早く、帰れ!!」
「・・・ごめんな、ごめっ、・・・くふっ、・・ごめん、て・・・」

・・・・・まただ。

「ずるいよ、裕子。・・もう、どんなに謝ったって許さない、もう、決めたの!」
「・・いやっ、・・・言わんとって!!」

なにかを感じた彼女は・・・怯えた仔犬みたいにブルブル震える。
そんな裕子を攻撃なんかしたくないのに、口が勝手に動き出して・・・。

「・・どっか行けって!・・」
「・・ごめっ、ごめん・・・」

「もう、ゴメンって言うなってつったろっ!・・そんな心のこもってない言葉
なんて聞きたくないぃ!!」
「・・ご、・・・・・んくふぅ・・・・」

首を振りながら、弱々しく見つめてくる瞳。
さっきまでの、強気な彼女はどこにもいない。
・・・矢口がさせてるんだ。

だけど、走り出したら、止まらない感情が。

「ゆうちゃんさ、どうせ、なんも考えなくて来たんだろっ!・・矢口がどうして
こんなに怒ってるかなんて、ホントは全然判ってないんだろ!!」
「・・・・・・・・・・・。」

目が泳いで、唇を噛む。
図星ということ。
35 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)22時25分38秒
「・・ほらね。裕子はいっつもそう。・・矢口がどんな想いしてるかなんて判ら
ない・・ホントは矢口のことなんてどーでもいいって思ってるんだっ!!」
「・・・ちゃう!・・ホンマに悪いと、思ってるぅ!!」

一歩一歩と近付いてくる彼女に。
おいらは、狭い浴室を後ずさりして。
だけど、すぐに壁にぶつかった。

「やだっ、来るなっ、あっち、行け!!」
「いやや!・・もう、いやや・・・・やぐちぃ・・やぐっ・・・」

泣きながら手を伸ばしてくる彼女に、おいらは身を縮めて抵抗した。
だけど、裕ちゃんの匂いを感じたとき・・。
おいらの中の本能が、応えてしまった。

脚の間から流れ出す、液体。
押さえてる手がなかったら・・・・。

身体は、彼女を、拒めない。
36 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)22時37分48秒
「いやっ、もう、来ないでよっ!!」

にじり寄ってくる裕子が、持ってたシャワーを摑んだ。
そして、ぎょっと目をむく。

「アンタ、なにしてんっ、これ、“水”やないかぁっ!!!」

怒った顔させて、「きゅっ」と蛇口を締める。
おいらは、ばれないように必死に、アソコを押さえて。

「・・・・・・あっ。・・」

・・・・・気付かれた。
こんなに、酷いこといっぱい言ったのに、本当はアナタのことを求めていたなんて。
これじゃぁ、さっきの裕子のことなんて、言えない。

「や、やぐち・・?」
「・・ちがっ、洗ったのに、・・治んなくて・・何回、洗ってもっ・・・」

俯きながら、顔を赤らめたおいらに、・・ふわっ、裕子が抱きついてきた。
やわらかい肌に、包まれる。

「・・んやだっ、・・んで、ちょ、いやっ!!」

立ち上がらされて、自分はペタンってタイルに座ると。
そのまま、脚を広げさせられた。
37 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)22時45分55秒
「もう、こんなに冷たくなって・・・風邪引いちゃうやろがぁ・・・」
「・・んちょ、ヤメてよっ、・・・・・・・・きゃっ!!!」

押さえてた手が、除けられる。
そのまま、下から見上げてくる裕子。

「・・やぐち、ゆうちゃんが、なんとか、したるから、なっ?・・・」
「・・いやっ、そんなの、ダメっ!!!」

押さえ切れない蜜が、零れる。
彼女の目の前に、すべて曝け出す。

「・・あぁ、赤くなってるがな。・・可哀想に・・こんな擦ったらあかんのに・・」
「・・・ヤダぁ・・・いやぁ・・・・」

「ツー」

奥から溢れる液が、内腿を通って滴り落ちる。
そこに、チュって口付けられた。

「・・・んくふっ、・・・・だ、ダメっ・・・・」

裕子の舌の感触に、ズキズキする。
頭ではダメだって判ってるのに、もう、身体がゆうことを利かない・・・。
アナタに舐めて欲しくて堪らない。
38 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)22時53分24秒
「もぅ、ヤメテってばっ、・・・いやっ、いやあぁ!!!」

柔らかい髪の毛に、手を入れて引っ張るけど・・ビクともしなくて。
その瞬間、唇が、熱いところに触れた。

ビクッ!!
足の爪先にまで感じる、快感・・。

「・・・んくふっ、・・いやぁ・・・いやぁ・・・・・」

「・・やぐち、そしたら、目ぇ瞑っとき、・・アタシやと思わなかったらええ。
なんも、考えんと、そう、し・・?」

やさしい声で。
おいらは、言われたとおりに、ぎゅうぅ目を瞑った。
これは、ゆうちゃんじゃない、・・ゆうちゃんなんかじゃ・・・。
思い込ませるように、そうする・・・・けど。
39 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)23時01分35秒
目を瞑ったら、余計に敏感に感じてしまう。

だって、この感触は、おいらが一番良くしってるから。

ペロン。
さっきみたいな、激しいもんじゃなく。
やさしく、愛しむように・・・・撫でられる舌。

すぐに、立っていられなくなってヘナヘナと崩れ落ちる、と、内腿から回された
裕子の手によって支えられた。
もう、足を閉じることもできない。
そんな感覚も、なくなってしまった。

「・・・・・・んくぅ・・・んんっ、・・あ、あんっ・・・・・・」

丸めた舌が、突起に触れる。
おかしいくらい、熱くなってるそこを、丹念に絡め取られて。
そうして、蠢く彼女の舌は・・・疼いてどうしようもなかったところへ導かれた。
狭い、空洞に差しこめられた・・。
40 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)23時08分48秒
「ちょ、・・・やめっ、ひゃっ、・・やぁ―っ!!!!」

内部に感じる、なんともいえない感触にうち震える。
もう、普通に呼吸も、出来なくなって。

そうして、中に入って動いてた舌が、チロチロと天井のところを擽った・・・・。

「・・・・んくぅ・・・いやあぁぁぁ――っ!!!!!」

・・・・その瞬間。
おしっこみたいな液が、噴出されて・・。
彼女の舌を迎え入れたまま、あっという間に、果ててしまった・・んだ・・。

・・こんなにも早く。
たぶん、最短時間で。

「・・・・やぐちぃ・・・・」

覚えてるのは、やさしく抱きとめてくれる彼女の感触。
その腕の中で・・・ようやく、呼吸ができた・・・・・。
41 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)23時20分13秒
***********************

チャポン。

抱きかかえられたまま、湯船に浸からされ。

「ふぅ・・」

安心して、無意識に洩れる声。
いつものように、髪を撫でらる、やさしい指の感触に、うっとりする。
そうして、重たい瞼を、ゆっくり、開ける、と・・・。

「・・・・やっ、なにしてんだ、よ!!」

赤ちゃんのように、抱かれてる自分。
やさしいその顔に、騙されそうになる。

・・・だけど。

また、彼女に抱かれてしまったという現実の怒りが、沸々とこみ上げてきた。
恥ずかしさと、悔しさと・・・いろんな感情がごちゃまぜになって。
どうしても、許せないでいる自分。

裕子の顔が、悲しそうに歪む。
それを、間近で見つめて、きゅん、胸が痛んだ・・。

「もう、裕子とは、しないって決めたのに、なんで、あんなこと、したんだよっ!」

自分のことを、棚にあげて。
だけど、もう、止まらない感情。
彼女のお陰で、あの、戒めが解けたというのに・・・・。
42 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)23時28分06秒
「どうせ、どうせ、・・・やぐちなんか、やっちゃえば、どうにかなるって
思ったんだろっ、そうやって、身体でゆうこと、効かそうなんて、最低だぁっ!!」

なんで、こうなるんだろ。
自分の一言一言が、彼女のことを傷つけているのは、判っているのに。

いいように、されてしまった・・・自分が悪いのに・・。

「・・ごめん、な・・?」

また、その言葉に、眉を潜めた。
なにもかもを知りながら、それでも謝る大人の彼女。・・・それなのに、ちいさな
ことを、いつまでも、許せないでいる自分。
そのたびに、自分は、こどもなんだって、思い知らされるようで。

閉口する矢口に。

「・・・なぁ、・・・・どうしたら、、許してくれんの・・・?」

綺麗な涙が、頬を伝った。
43 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月03日(日)23時43分20秒
「・・お願いや、やぐち、教えてぇ・・なんでもするから、な、やぐちぃ。」

揺れる青い瞳に、映し出される酷い顔した自分。
さっきまで、あんなに笑ってたのが、うそのよう・・・。

「・・・・・もう、・・ダメ、だ。・・・・」

なんか、疲れちゃった。
いろんなことが、ありすぎて・・・・もう、考えるのもいや・・。


「・・ダメって、・・・・・・・・なん?」

彼女の心音が、きこえる。
おいらが口にしようとする言葉に、怯えてた声で。

・・・だけど。

「・・・ゆうちゃん、おいら、ね・・・・・・・・・・」

「いややっ、別れないで!・・アタシは、ぜったい、別れないからっ!!!」

キッと鋭い眼光が、アタシを射止めた。

44 名前:kai 投稿日:2003年08月03日(日)23時46分42秒
どうもノラないのは、・・・甘くないから・・?
えっと、まだ、続きます・・もう少し書かせてください。

今週中に、終わりではありませんでした。前言撤回で。(汗)
あと、2回で終わるかなぁ〜・・。(遠い目)
45 名前:kai 投稿日:2003年08月04日(月)00時02分47秒
>マコトさん・・こんな駄文でも、好きと言っていただけるとうれしいです。
期待していただいた続きは、こんなんで・・・(汗)
すみません、出直して、もう一度がんばりまっす。

>23さん・・痛いの・・・・これは、痛いのか・・痛いよな・・。
アタシも、両方好きです。・・だけど、ハッピーエンドじゃないのはイヤ!(w
・・んじゃ、これは・・?
いっぱいせかしてくださいね、じゃないと書けないから。(おい)

>24さん・・いままでのが、甘すぎ、だから・・。
こういうやぐちゅーも、あっていいですよね・・と、ひとごとのように・・。

>25さん・・大冒険しちゃいましたぁ!
どうなんでしょうか、この展開は・・自分でも・・。

>やぐちゅー中毒者セーラムさん・・すみません、今日も変なトコで切っちゃって。
もう少しで、完結させますんで、読んでやってください。

・・ということで、サクサクあげれたら、あと2回です。
あんまりお待たせしないように、がんばります!!(ペコリ)
46 名前:ミニマム矢口。 投稿日:2003年08月04日(月)01時56分21秒
作者様。更新ご苦労様です。
当初より、「そぅとぅ」拝見させて頂いております。
ずーとROMっててすみません。
なんだか、お邪魔かな??
と思いREを控えておりました。
が…モーだめです。書いても良いですかw

ここの矢中「とってもx6大好きよ♪」
得に今回は、矢口の乙女心が良く伝わってきます。
それに、へたれ裕子もナイスです。
めっちゃ、今後の展開が気になりますが「マイペースで」
今後に期待しております。ぺこりぃ

新スレって事は末永く続くって
期待しちゃってヨイノカナ♪
作者様に最高ポイント
【20へぇ】さし上げますw
47 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月04日(月)17時44分38秒
またいいところで終わってる(笑
やぐっちゃんの「ダメだ」が気になります…
弱弱な裕ちゃんが新鮮ですが、この2人がこれからどう展開するのか…
続き楽しみです、更新待ってます。
48 名前:ゆちぃ 投稿日:2003年08月05日(火)00時25分54秒
今日もお疲れさまでした。ずっとROMってました。
何度かリアルでおじゃましてたコトもあるのですが、なかなかレスできませんでした。
ごめんなさい。
えーっと、今日はポロポロ涙が止まらなくてココロにぐさっときたかんじなので、
感想書こう!ってなわけでやってまいりました。
次はどうなっちゃうんだろうと、いつもいつも期待してるのですが、
今回、眼光に射止められちゃってどーなるんだー!!とかなり考えてます(w
次も待ってますねvvv
49 名前:マコト 投稿日:2003年08月05日(火)22時18分44秒
矢口さん、何を言うつもりなんですか!?
え?別れちゃうんですか?
でも、このあとは甘くなりますよね、kaiさん?
弱い中澤さんもいいけど、やっぱ自分は強気な中澤さんが好きみたいっす(w

更新終わった時間を見てびっくりしました。
なぜって自分の誕生日だったんで・・・(←どーでもいいって)

ではでは、次の更新も楽しみにしてます!
50 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月14日(木)05時38分22秒
ぅあああ〜〜〜〜!!!!
すっごく、続きが気になるよぉぉぉ(>_<)
二人はいったいどうなるんですか??気になるけど、こんな展開も好きかも…(^^;)
続き頑張って下さいね♪ずっと待ってますよ〜☆
51 名前:kai 投稿日:2003年08月15日(金)20時47分28秒
えと、お久しぶりです。
最近、なぜか不運続きで・・コーヒーは零すは(←自分が悪い)ウイルスにヤラ
レルわで、ホント踏んだり蹴ったり?(溜息)
・・ですが、無事に復活しましたので、気分を新たにがんばりまっす!

それでは、更新!
52 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)20時59分03秒
「・・・死んでも、別れたらへんっ!!!」

切れちゃうくらい、「きゅっ」と唇を噛み締めて見下ろしてくるのを、負けずに
「ぎっ」と睨みつけながら。

パチパチと絡み合う視線。
最初に逸らしたのは、やぐち。

「・・・んでよっ、・・・なんで、お前にそんなことが言えるんだぁ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・。」

「・・ね、自分のしたこと判ってる?・・あんなもん使われてぇ、あんなこと
された屈辱が、・・・ひっぅ、・・裕子に、判んのかよっ!!!」
「・・・・・・・・・・・・・。」

揺れる青い瞳。
その視線を感じたまま。

「・・・もう、いや、っ、・・・ゆうちゃんと、すんの、・・・いやだぁ・・・
・・・・・っくぅ・・・ふっ・・・・・・」

首を振ると、涙がポタポタと落ちてきて。
また、呼吸が乱れ始めた。
53 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)21時10分24秒
見つめたままだった視線が、外されて。
「フー」って溜息をついてから。

おいらの顔が、濡れた両手で持ち上げられる。
やさしいやさしい、ゆうちゃん温もり。
爪がなくなっちゃうと、矢口と同じくらいちっちゃくなっちゃう、大好きな手。

「・・矢口は、・・もう、アタシのこと、好きや、なくなっちゃった・・の?」

震える声は・・
耳と頬の両方で、感じる。

「・・・・そうだ・・・・・・・って、言った、ら・・・?」

言葉に詰まりながらも、そう聞き返すと、青白い彼女の顔が髪の毛に隠されて
しまった。

ズキリ
胸が痛い。

うそだもん、そんなの。
好きじゃなくなるなんてこと、あるわけない。
だって、矢口から好きになった人だよ。
・・・・大好き、だもん、今だって・・・・。

だから、どんなことされたって、許してきたんだ。
・・・・だけど、だけどぉ・・・。
54 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)21時17分19秒
今回ばかりは、どうしても許せないの。
そして、そのことをちっとも判ってないのに、もっともっと傷つけられて・・・・。

もう、いやっ!!
こんなふうにぐちゃぐちゃに悩むのは、たくさん!!
・・・・・楽に、なりたいよぉ〜〜・・・・・・。

重苦しい沈黙を破り。

「・・ふっ、・・・そんなん、アンタかて、なんも、判っとらんやないかぁ・・・」

穿き捨てるように言われた言葉は、聞き取れないくらい、小さかった・・。
55 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)21時28分20秒
--------------------------------------------
「・・アタシだけやない、矢口かて、人のこと言えへんわ・・・」
「・・・・・・・ふへっ?」

顔をあげると、コドモのように不貞腐れた顔させて。
下唇を噛み締めながら。

「・・・なに?」
「・・アンタのことなんて、判らへんよ。・・・そんなん、判れっちゅ―のが
無理な話やろ。・・・・だって、所詮はアタシら、“他人”やから、な・・・。」

「!!!!」
「・・・んなもん、最初から、理解しようちゅーのが、おこがましいんちゃう
か?」

・・・・・・「他人」だと?
「ズキズキ」と心臓を打ち抜く言葉に、小さな胸が締め付けられる。

「しゃあないがな、裕ちゃんまだ、人間が出来とらんからね。・・あ、ゴっメ〜ン、
矢口のこと、な〜んも、考えとらんくって、な?」

ポンと肩を叩かれて、突然豹変した彼女に唖然となる。
でも、「ぐつぐつ」とお腹の中が煮えてきて・・。
56 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)21時40分10秒
「・・っんだそれっ!・・・・泣き落としがダメなら、逆ギレかよっ!!!」
「・・・・・・・・・・・。」

「他人?・・・ね、ウチらって、他人なの?」
「・・・・・・・・・・・。」

「・・・なんで、黙ってんの、そういうふうに見てたんだろっ?」
「・・せや。・・・幻滅、したやろ、な。・・・・」

ムスっとしながら、眉間にシワを寄せて。
そんな彼女の態度に、また、堪えてたものが、込み上げてきた。

だけども、それは、叶わなくて・・・。
・・・・・だって、先に、目の前の人が、泣いていたから・・・。

「・・・・っくふぅ・・・っく、・・・ひふぅ・・・んっ・・・・」

弱々しく身体を、ちっちゃく丸めながら。
小さな顔を、両手で覆う。

しゅ〜〜〜ん。
矢口の中で、膨らんでた「怒り」みたいなものが、あっという間に萎んでいく。

「・・ね、・・ゆうちゃ・・・?」

背中を擦ってあげると、ヒクヒクと蠢くそれ。
あまりにも頼りなげな背中が妙に切なくて、アレ、裕ちゃんってこんなだったかな?
57 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)21時49分06秒
「・・アタシにだってな、・・・アンタに言えへんことくらい、あるわ・・・」
「・・・・・・・うん。」

「・・ホンマは、そんなに強いやつとちゃう!・・・」

うん・・・知ってるよ。

「・・矢口に、・・・やぐっ、・・・やぐちぃぃ・・・・・」

もう、攻撃なんて、できない。
彼女の涙には、どうしようもなく弱いんだ。

「・・判ったよ、話して、ちゃんと聞くから矢口。・・裕ちゃんが思ってること
全部・・ねっ?」

どうしてこうなったのか。
なんで、あんなもの使ったのか。
そういえば、ちゃんと聞いてなかった・・。

そして、その涙の理由も。
全部、全部、聞くから・・・・だから、お願い、泣かないで・・。
58 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)22時02分15秒
---------------------------------------------

浴槽に並んで凭れながら、腕と腕が触れ合うくらいの距離で。
下を向いたまま、ポツリポツリと語リ始める彼女の声を、黙って耳を傾ける。
ときどき、嗚咽に詰まる背中を擦ってあげながら・・。


「・・・・アタシ、・・・最近、・・・怖かってん・・・・・」
「・・・・・・・・。」

「・・矢口が、いつか他のやつ好きになるんちゃうかって・・・いつか、捨てら
れるんちゃうかって・・・“結婚”とか、“コドモ”とか、欲しいって言うん
ちゃうかって・・・・・。」

頭を抱える彼女を、撫でながら。

「・・・どうして、そう思ったの?」
「・・・・・・・・・・。」
「ねぇ、・・ゆうちゃん?」

攻める口調になっちゃいそうになるのを、なんとか堪えながら。

「・・・・だって、・・・やぐち・・・・。」
「なに、おいらが?」

「・・・矢口・・。」
「・・・ん?」

「・・・矢口、なんか、変ったもん、・・・・最近・・。」
「へ?・・そ?」
「・・ん。」

ポリポリ頬をかく。
59 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)22時14分45秒
「アンタ、二十歳になってから、なんか変った。・・・急に、大人っぽくなった
やろ・・髪も伸びたし・・・突然、真面目なことも言いよるようなるし・・・・」

そんなの当たり前だろ!
おいらもう、年長さんなの、なに、そんなこと気にしてたのぉ?

「・・それに、聞いたで・・・・最近、よぉ、声掛けられてるらしいって・・・」

赤い瞳が、ギロリと睨みつけて。
でも、いつもの迫力なんてない。

「・・・・誰に、聞いたの・・?」
「・・・カオリや。」

・・・カオ!
アンタ、なに、余計なこと言っちゃってんの!
確かにそういう輩が増えたのは事実で・・自分でもなんでかなって思ってんだけど。
ほら、やっぱミニモニ卒業が大きいよね、とかぁ?

だけど、そんなの。

「でもほら、ちゃんと帰ってきてるでしょ!・・それに、貰っても、かけたこと
ないよ、聞かれても渡したコトだってないしぃ・・・」
「・・・・・・・・・・。」

ちょっとぉ・・なにその顔!
疑ってんの?

「・・ハァ・・ゆうちゃん、そんなこと気にしてたんだぁ・・バカだねぇ・・・」
「・・そんなことってなんよ!!」

涙をいっぱい溜めて。
だって、バカなんだも―ん。
60 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)22時26分39秒
「言っとくけどぉ、おいらは浮気なんてしないよ。矢口はそんなコじゃないもん。
・・・・・・・な、なに、その目、信じらんないわけぇ?」

すっごい、失礼!!

「・・浮気なんて出来ないのは、わかってるぅ、せやけど、本気やったら・・・」

べチン。
我慢できなくて、おもいっきり叩いちゃった。
だってぇ・・・。

「痛〜い、なにすんのぉ・・矢口のアホぉ〜〜〜!!」

また、グスグス泣き出した。

「だって、しゃあないやん、矢口キレイになったんやもん、・・・・・」

ハァ・・この人、ホントどうしようもないわ。
それが、なんで自分のおかげだって思わないんだよ。
女の子がきれいになってくのは、恋してるからに決まってるでしょ?(うわっ、
ガラでもね―な)
だいたい、裕子にだって経験あるんだから、判るはずじゃん。
矢口が、他の人に目が向かないの・・・・誰のせいだ!!
あんなにカッコいい人、いるのにさ・・・。
61 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)22時44分45秒
「アンタがそうやってキレイになってくのに、アタシはどんどん年くってくし・・
だから、めちゃ焦って。・・・そしたら、カオリがそういうこと言いよるし・・・
ほんで、また焦ってから・・」
「なっ、・・・アホか!・・そんなの初めから判ってたことでしょっ!!」

救えないくらいのバカだな。

「んな、アホアホ言わんでも判ってるぅ、せやけど、裕ちゃんもうすぐ30やで?
これから、ドンドン老化してくんや・・肌やって、見てみ・・・最近・・」
「ハア・・そんなの気にしてないのかと思ってたよ。・・“30歳楽しみや”
って言ってなかったっけぇ・・?」
「そんなの建前に決まってるやろが!!・・矢口とおったら、気になるのぉ!!」
「・・・・・・・・・。」

まったく、しょうがない人だね。

「・・もう、こっち見ろよ、裕子!!」
「―――――・・・・・。」

「こら、裕子って!!」
「・・・な、なんやのぉ・・」

ビクビクと見上げてくるのを、「ぺチン」と両手で挟んで。
目の前に、持って来る。

「・・アホ、キレイだよ、裕子はめっちゃキレイ。・・な〜に、らしくないこと
言ってんだ!!」
「・・そら、今はやろ?・・今はキレイかて、この先は、判らんやん・・」
「・・・・・・・・・・・・。」

逸らした視線が戻ってくる。

「それに、アンタが言うたんやろ、30になるころ、アタシは40やって。
・・矢口がアタシの年になる頃・・・もう、裕ちゃんおばんやで。・・そんな
アタシんことなんて、ずっと好きでいてくれるわけないかもしれんやんかぁ・・・・。」
62 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)22時56分31秒
「そしたら、アタシはどうしたらええんよっ!!」

すっかり弱々モードになってしまった彼女を、冷たく見下ろしながら。
アタシは、心の奥にわだかまってたものを、言ってみた。

「ねっ、それって・・・裕ちゃんいらなくなったら、矢口が“オトコ”にでも
走るって言いたいわけぇ・・?」

震える睫毛が、肯定を示して。

「あっ、そんで、あんなおもちゃ使ったのか!・・」

身体だけ、満足させようってか?
テメっ、マジで、ぶっ飛ばすぞっ!!

「ちゃ、ちゃうよぉ・・それも、ないこともないけど・・あれは、おもろそう
かなって・・・・。」

最後はごにょごにょとなりながら、しゅんとこうべを垂れる。
そんな姿に、治まってたはずの怒りが沸いて来て・・。

「裕子!!」
「やっ、ゴメンなさい。・・アレは、ホンマやりすぎた、反省してますぅ。・・う・・
ぅ・・やぐちぃ・・・怒らんで、ごめっ、ゴメンやからぁ・・・・」

「んがぁ〜!!」

噴火しそうになるのを、なんとか堪える。
お湯の中で、何度も左手を“グーチョキパー”しながら。
63 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)23時09分08秒
--------------------------------------------
「・・・・・・んで?」

腕組しながら、顎をしゃくって先を促す。

「・・せやからぁ・・アタシは、アンタに捨てられんようにって、ジム通って
エアロビしたり、泳いでみたり・・・・・」

へ・・・裕子がぁ?
エアロビって見て・・・みたいかも、てか、泳げたっけ?

「・・エステも通ってんで・・。」

そんなことしなくたって、矢口よりキレイな肌してるくせに。

「・・そんなんして必死してんの、アンタは、知らんやろがぁ―っ!!!」
「・・・・・・・・・・・。」

「ほらみ、30目の前にしたアタシの気持ちなんて、二十歳そこらの、アンタに
なんか、判らんわいぃ!!」

むぅっ。

「そしたら、そこらにおるカッコええ子にもってかれても、文句なんて言えへん
やんかぁ・・・」

(ブチっ!)

「なに言ってんだぁ、いい加減にしろっ!!」

興奮のあまり、お湯を思い切り叩いたら、おっきな水しぶきがたって・・・・。
64 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)23時18分50秒
「おらっ、顔かせ、一発殴らせろよ!」
「・・って、殴ってから言うなや、いたっ、も、アタシ女優、言うてるやろっ!!」
「うっせ、いいだろ、もう終わったんだから。ホントバカなんだからっ!!!」
「・・バカって、言うなや――っ!!!」

「だって、バカじゃん、裕子ってホントバカだよ、ば〜か、ば〜か、裕子の
ば〜〜か!!」

おいらの言葉に、また涙目になってきた彼女。
振り上げていた腕が、ヘナヘナと力なくお湯に沈んだ。

ぐちゃぐちゃになって顔を濡らす、裕ちゃん。
あ〜ぁ、口なんかへの字のなっちゃってるよ。
・・・ホント、かなわね〜や。

「・・っく、・・やぐち、やぐちなんかに、アタシの気持ち、なんて、っく・・・・
判らんもん・・・どんだけ・・・アタシが・・・・・・・・」

「・・・・ゆうこぉ・・。」
65 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)23時30分32秒
「・・も、矢口に嫌われたないぃ。・・今までの人とも、嫌われる前に自分から
別れてきた・・・っく、アタシにダメなとこ、あんのわかってるぅ・・せやけど、
どうしようもないんもん、変れへんのぉ、変りたくても・・ひぅ・・・。」
「・・・・ゆうこぉ・・」

「・・でもいやや、矢口と、別れたない!!・・お願いやぐち・・お願いや・・」

「裕ちゃん、も、こっち見ろよ!!・・ちゃんと、矢口、見て!!」

それでも、「イヤイヤ」し続ける顔を、強引に持ち上げた。

「ゆうちゃん!」
「・・・・・・。」

「裕子って!!」

こんなにオドオドしてる彼女を、初めて見る・・。
やっと見上げてくる視線に、安心して。
66 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)23時39分28秒
逸らせないように、首をしっかりつかんだまま。

「ね、今までのひとみたいに、矢口と別れようと思ったこと、あるの?」
「・・・・・・・・・・・・。」

「いいから、怒らないから、言って?」

やさしく問いかけると、ゆらゆらした瞳の奥がコクンと頷く。

「・・・で、でも、しようとしたけど出来へんかった。そんなこと、出来ない
・・・・やって、矢口と別れるなんて、考えられへんよぉ・・・・」

「フッ、あったりまえだろっ、オレたち、愛し合ってんだから、さ!」

ピンとオデコを弾くと、油断してた彼女の鼻水が「ズビっ」と垂れる。
あはっ、美人が台無しだぞ!

「・・あのさ、裕子がどう思ってるのか、知んないけどぉ・・たぶん、想像以上
だと、矢口は、思うわけよ・・・・。」
「・・(ズズっ)・・な、なんがぁ?」
67 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)23時48分27秒
真っ赤なお鼻を、ぴきっと押すと。“ブタ”ちゃんみたいになって・・。

「にゃはっ、変な顔っ♪」

首にしがみ付いたまま、濡れてる頬をペロンと舐める。
ちょっとしょっぱいけど、これも裕ちゃんの味だから。
・・・それから、最後に、チュって、唇を重ねて。


「・・・・アホだねぇ・・・そんなこと心配しちゃって・・・・」

コツリとおでこをぶつけて。

「大丈夫ぅ、矢口が一生飼ってあげるから。・・だいたい“こんなコ”捨てたら
拾ってくれる人なんて、ぜっ〜たい、いないもんねぇ〜〜♪」

凶暴で、ワガママで、甘えたで・・泣き虫で。
数えたら切がないよ。ホント。

「・・・むぅ。・・アタシはペットやないで・・・。」

ぐすぐすさせながら、そう言うのに・・・にぃって笑い返した。
68 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月15日(金)23時54分29秒
「・・・泣くほど、好きなんだ・・・・おいらのこと・・?」
「・・う・・・・ぅ・・・」

「・・うれしいなぁ・・・こんな裕ちゃん、今までの人は知らないんでしょ・・?」
「・・う・・・・ぅぁぅ・・・・」

うろたえるのに、ちょっとした優越感。
何人と付き合ってきたのかなんて、知らないけど・・こんな弱っちいこの人を
見れたのは、アタシだけだと、思うから・・。

「おら、どうなんだよぉっ!!」

後ろ髪を引っ張ると。

「・・そうや、好きや、・・・矢口がめちゃめちゃ大好きで、悪いかいぃ!!」

がうぅって噛み付いてきた。
にゃははっ、やっぱこっちにほうが、らしいやね。
69 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)00時00分41秒
だいたいさ。
おいらが、先に怒ってたはずじゃんか。
いつのまにか、こうなって、・・アレ、そういや、なんで怒ってたんだっけ?
あ〜ぁ、裕子の鼻水と一緒に流れてっちゃったよ・・。
なんか、腑に落ちないとこも、あるけど。

泣いて、みっともなく縋るくらい、おいらのこと好きだって言ってくれるから。


「・・・・やぁ〜ぐちぃ〜〜〜〜!!!」

凭れかかってくる頭を、ヨシヨシして。
これじゃ、いつもの逆じゃんか・・・なんて思ってみたり。
70 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)00時10分19秒
「・・やぐち、やぐち、もう、ええの?怒ってないの、許してくれるの?・・・?」

スベスベの背中を「カリっ」と爪立てる。

「それとこれとは、別だい!・・あとで、たっぷりお仕置きしてやるからなっ!」

クスクス笑いながらそう言うと、腕の中の甘えん坊は、安心したようにしがみ付いて。
ハァ・・・矢口ってば、ホント甘やかしすぎだよな、・・思うけどぉ。
・・・だって、しょうがないじゃん、惚れた弱みだし・・?

それに、泣いてる裕子って、なんか、チョ―可愛いんだもんっ♪


「・・・・・・ゆうこ、好き、だぞぉ・・・・・」

可愛い、つむじにそっと、キスをして。
頼りない身体をもう一度、抱きしめ直した。
もう、離さないようにね・・・。
71 名前:kai 投稿日:2003年08月16日(土)00時15分27秒
今日のところはこの辺で。

ポンポン言い合えちゃうこの2人のバトルは、凄そうだなと思うのですが。
アタシの中では、矢口圧勝です・・。(w
そして、やっと仲直り(?)できて、これからは、ご想像どおりの激しく甘く・・・
・・・いくのか?(w

お盆休みを利用して、ガンガン更新といきたいと思ってます。
あくまで、予定ですが、・・・また、チェックしてやってください。(ペコリ)
72 名前:kai 投稿日:2003年08月16日(土)00時26分37秒
>ミニマム矢口さん・・初めまして、初レス感激です♪
乙女心か・・伝わってたらうれしいですね、今日は“女心”とやらをやってみた
つもりなんですが・・どうなってることやら。(汗)

新スレ、勢いであげてしまって・・ホントは少し休憩しようかなとか思ってた
んですけど・・でも、期待していただけるのならば、がんばろかなと。(どっち

>47さん・・弱々姐さんも、鬼畜な姐さんも・・両方あると思ってるので。
結局はこんな展開に・・・・いいのでしょうか・・?(疑問)

>ゆちぃさん・・こちらも、初めまして。見知ったお名前の方のレスいただけると
めちゃめちゃうれしくなります。(w
そして、うれしすぎる感想も・・書いてる甲斐があるってもんで。
どうぞ最後まで、お付き合いくださいませ。(w
73 名前:kai 投稿日:2003年08月16日(土)00時43分41秒
>マコトさん・・誕生日おめでとーございます!!(←遅いって)
アタシも強い姐さんのほうが好きなんですけど、弱い部分もあると思うのです。
この先は・・・や、言わないでおこう・・。(w

>50さん・・いやぁ、お待たせしました!
こういう展開は、どうなんでしょうか、・・外しちゃいましたか・・?
でも、好きと言っていただけると、安心するというか、すごくうれしいです♪

温かいレスをありがと―ございます。
「待ってる」とか「期待」とか、うれしい反面、送信押すのが怖かったり。
こんなんでええのか、もっと違うふう書けるんじゃとか、いつも悩みます。
もっと上手く表現できたらとか、思うのですがね。

えと、残りわずかです。
最後までどうぞお付き合いくだされば、うれしいです・・。(ペコリ)
74 名前:ゆちぃ 投稿日:2003年08月16日(土)01時58分49秒
私、見知られてたのかぁ…(w
どこまでもとことんついていきますよっ!!
やっぱり裕ちゃんが泣いてると、つられて泣いてしまう傾向があります。
なぜでしょう…あとからあとからポロポロ泣いてたりします…。
共感ポイントがけっこうあるのです。
kaiさん、すっごいよ!!
上手い表現だって私は思いますよ?めちゃめちゃココロ動かされてるもん。
じゃなきゃ、泣かないですって(本気
ヤグチのお仕置き…何するの!?!?(w
めっちゃ気になる。バリバリ待ってますからー♪(叫
75 名前:ミニマム矢口。 投稿日:2003年08月16日(土)02時39分23秒
お帰りなさいませ。コーヒー・PC大変でしたね。
更新、指折りお待ちしておりました。
がんがん送信ボタン押しちゃってクンナマシ。
「矢口はペット」から「裕子はペット」に変ってるしw
あぁヤッパ矢中いいね♪ゆうちゃんヘタレ爆裂最高。
76 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年08月16日(土)02時55分46秒
弱い裕ちゃん、可愛いですね。
自分もPCが今不都合な状態で、どうにかしたいけど
学生には先立つモノが無いわけで・・・(泣
続きバリバリ期待してます
77 名前:名無し読者 投稿日:2003年08月16日(土)17時36分01秒
良かったー仲直りできて(笑
やっぱり矢口さん甘いっすね、へタレ姐さん最高です。
矢口さんのお仕置きに期待しつつ、更新楽しみに待ってます。
78 名前:kai 投稿日:2003年08月16日(土)21時25分43秒
何回させる気だぁ!!
回数は数えないでね♪(爆)
・・・・ということで、本日も更新です!!(w
79 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)21時33分13秒
ぎゅっと、抱きしめあう。
隙間も惜しむくらいに、くっついて。
磁石にみたいに、離れられなくなっちゃった。

そうやって、お互いの鼓動を感じながら。


「・・・やぐちぃ・・やぐちぃ・・好きぃ・・・大好き、やぐちぃ・・・」
「・・ん、おいらもぉ。・・・・・・・じゃなくぅ、・・・んと、矢口も大好き
だよぉ・・・裕子のこと好き♪・・」
「・・ん。・・・ん。・・・」

また、ぎゅううぅってされる。
裕ちゃんの匂いをお腹いっぱいに吸い込んで。
・・・満タンにした。
80 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)21時47分40秒

「・・・・やぐちぃ・・・やぐちぃ・・・・・」

何度も呼ばれるたびに、きつくしがみ付かれて。
息も出来ないくらいに・・。
それは、すっごくうれしいんだけどぉ。

「・・・ちょ、苦しいって、・・そんなにしたら、おっぱい瞑れちゃうぅ!」

・・・笑いながら。

肌に感じる固い突起が、恥ずかしいやら、くすぐったいやら・・。

裕子がゆっくりと顔をあげた。

「・・・あはっ、せやな、夢中になっても―たわ・・・。」

はにかむように。
やっと見れた彼女の瞳は真っ赤っか。・・あぁ、いっぱい泣いちゃったもんね・・・。
裕ちゃんの笑顔が素直にうれしくて。


「・・なっ、部屋行かへん・・・・・・・」
「・・お布団、行こうっ・・・・・」

ほとんど同時の声は。
言葉は違っても、・・目的は同じなの?(苦笑)

「行く」
「行こか」

また同時で。・・・・・・・なんだかなぁ・・・(笑)

「ほんじゃ、行こかっ♪」
「うん♪」

差し出された手を、しっかり握り締めて。
今度は、手を繋いだまま、寝室に向かった・・・。
81 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)21時56分45秒
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ほどよく暖房の効いた部屋で。
アタシたちは、向かい合ったままお布団に座る。

脚を広げた裕子の間に、身体を入れて。
そうして、ほどよく引き締まった太腿の上に邪魔な脚を乗っけた。
・・・・・もちろん、ハダカのままで。

「・・・ゆうちゃん?」
「ん?・・・好きやで。」
「・・ん。・・・矢口も好きぃ♪」

相も変らず、甘い言葉を交わしながら。
何回聞いても飽きない科白・・・・その心地よい、響きに酔いしれる。

照れくさくて・・・でも、うれしくて。
ニッコリ笑う裕ちゃんの顔を、両手で挟んだ。
82 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)22時09分26秒
「・・・やぐち?」

「・・よかったぁ。・・・もう、怖い顔してないね・・・」

心底、ホッとした声で、そう言うと。

「・・・・へ?」

ポカンってする。

「・・ゆうちゃん、さっき、すごく、怖かったんだよぅ・・矢口にしてるとき、
ときどき、怖い顔すんの、・・・やなのぉ・・怖い、ゆうちゃんは・・・・・・」

目の端に映る、さっきの道具に泣きそうになる。
身体が小刻みに震えた。

それに気付いた彼女は、また、ぎゅうぅって抱きしめてくれて。


「・・・そ・・か、・・怖かったんや、やぐちは。・・・・ゆうちゃんが?」
「・・・・・ん。」

背中に腕を回すと。
やさしく撫でてくれる後頭部が、気持ちいぃ。

「・・そか。・・それでか・・あぁ、・・ゴメンなぁ・・ホンマに。・・・矢口
怖がらせてたんや、アタシ・・・。・・・ごめっ、ホンマ・・ゴメンなぁ・・・・・」

落ち込んだ声は、ホッともしてる。
なんで、矢口があんなに怒ってたのか、判ったぁって顔。

・・・そうだよ。
矢口が怒ると、そのたびに「ゴメンゴメン」して。
とりあえず、謝っとけばええやろって態度に、キレちゃったのもホントだけど。

してる時の、ドコ見てるのか判んなくなっちゃう裕ちゃんが、怖くなったのも
ホントウ・・。だから・・・・・・・・
83 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)22時23分03秒
「アタシ、ホンマになにしてんやろ・・・・最低やがな。・・・」

耳が垂れた犬みたいに、しゅ〜んってなる。
・・・・ホントに悪かった・・って、思ってくれてるのが判るから。

「・・もういいよ、怒ってないし・・。」
「・・でも・・アタシ・・・・・・・・・」
「・・いいって、そんなに、謝んなよ!・・」

それより寒いから抱っこして。
温かい胸に顔を埋めると、背中に回ってた腕がぎゅうってしてくれる。
・・・・これで、仲直りだよ。

やさしい腕の中は、おいらを素直にさせる・・。


「・・ホントはね、・・されると、矢口の身体がドンドンえっちになっちゃい
そうなのが、怖かったの、・・・だから、裕ちゃんだけが、悪くないんだ、よ。」

小さな声で。
胸に語りかけるように、告白すると。

チュ。
アタマのてっぺんにキスされた。

「・・それの、どこが悪いのん?・・ぜんぶ、アタシの大好きな矢口やん♪」

見上げた裕ちゃんの笑顔は、眩しいくらいキレイだった。―――
84 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)22時31分50秒
「もう、怖い顔してないか?」
「うん♪」
「そか。」

すごいやさしい顔してるよ。
おいらの大好きな、いつもの裕ちゃんの顔。

ちゅうして欲しくなって、首を傾けたら・・そっと落ちてくる唇。

何度も何度も。
啄ばむように、してくれる。

数え切れないくらいされてから、ゆっくり瞼を開くと。
形のいい唇が、目に付いた。

・・・でも。
なんで合わせるだけで、それ以上のことしてくれないの?

「も、これだけなの?」
「・・ええの、もっとしても・・?」

探るような顔。
答えるのは恥ずかしくて、返事の変わりに、少しだけ唇を開けた。
目をキュって瞑りながら、舌をだすと、・・近付いてくる気配にドキドキする。
甘い匂いが、鼻をくすぐる。
85 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)22時40分38秒
「・・・ん、・・・・んんっ・・・・」

ぴちゃぴちゃと淫らな音を立てて。
指の先まで痺れてくるくらいの、激しいキスに酔いしれる。
はぁ・・あったかくて、気持ちいぃ・・なんでこんなに巧いんだよぉ・・・

離れようとする気配に、「ぐっ」と、目の前の首を掴んだ。

「ダメぇ・・もっと。・・・もっとして、矢口がいいって言うまで、してよぉ・・」

甘えた声で、縋るようにオネダリ。

「・・・ええよ。・・思う存分してあげる♪」

顔を挟まれて、早急に入ってくる舌。
知り尽くされた口の中を、縦横無尽に動き回る。
舐められて、くすぐられて、・・・・息も出来なくなっちゃうほど激しく・・・。

「・・・んんっ、・・・んぁん・・はぁ・・・・・」

フワフワするよぉ・・。
口の中が、別のものになっちゃったみたい・・。
86 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)22時50分52秒
なんとなく薄目を開けると、目の前には、口の中をモゴモゴさせてる裕ちゃんの
顔があって。
・・・もちろん、おいらの舌と遊んでるわけなんだけどね。

間近で見ると、やっぱりキレイでドキドキする。
睫毛だってこんなに長くて、・・肌だってスベスベだよぅ・・。
もう、悩む必要なんて、ドコにもないじゃん。
・・やっぱ、アホだねぇ・・・・。

「・・・ん、・・んんっ・・・・・」

でも、おいらは、この唇が一番好きぃ♪
いつも、意地悪なことばっか言うけど、すごく気持ちよくしてくれるから。

歯を立てられた感触に、ピリっと電気が走った。
口の端から漏れるやらしい吐息が、やけに耳にこびり付く。

87 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)22時57分27秒
「・・・んんっ、・・ぅあんっ・・・・!!!」

胸に手を当てられて、思わず飛び上がった。
途端に裕子の唇が離れて・・。

「・・あ、・・ごめんっ・・・」

困ったように顔を、歪ませる。
お互いの唇から、だら〜んと、唾液の糸をつながらせたまま・・・。

「・・あ、や、ゴメンな!・・」
「・・・・・・・。」

もう、なんで謝るんだよう!
触って、いいのにぃ。

だけど、すぐに思い出す。
このお布団の上で、イヤだって泣いたんだよね・・おいらが。
裕ちゃんはそのこと、思い出してるんだ・・。

オロオロしてる彼女に、どう返していいか判らなくて・・。
だけど、このまま触れてくれないのは、困る。・・・・てか、ヤダよ。
88 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)23時05分53秒
「・・いい、触って、・・して、欲しいの・・・」

恥ずかしくも、口にすると。

「・・ええの?・・ホンマにぃ?・・」

何度も確認させられて。
もう、いつもの強引さは、ドコ行っちゃったんだよって言いたくなる。

「・・うん、・・・いいからっ」
「・・・でもな・・・・」

目の前まできたのに、脚の上に落ちてしまう手のひら。・・・・もう!!

だから、自分からその手を取った。
そのまま、ちいさな胸に持って行く。

「・・ん・・。」

やさしく包まれる感触に、心臓が早撃ちして。
空いてる左手を、彼女の胸にあてた。

「・・すごいよ、ドクドク言ってるぅ・・」
「・・・ん。・・矢口のも、すごいで・・・?」

だって、ドキドキしてるもーん。
裕ちゃんが触ってるから、こうなっちゃうんだよぉ。

キスだけじゃ、止まらない・・。
もっと、いっぱいいっぱい触って欲しい・・。
89 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)23時13分43秒
「・・・キレイやね、・・やぐちのは・・・」

囁かれた声に、顔をあげると・・愛しそうに矢口の乳首を撫で撫でしながら。

「・・そんなの、ゆうちゃんのだってぇ!!」

ムキになってお返しに撫でると、・・・・少しずつ硬くなってくるのが判るんだ。

真っ白いおっぱい。
そんなには、大きくないけど、可愛いかたちして。

唇を寄せて、やさしく、キスをする。
温泉の匂いに混じって、甘い香りが広がる。

「・・・・んっ、・・・やぐち・・・・」
「・・気持ちいい?・・・もっと?・・」
「・・うん、して?・・うれしい、やぐちぃ・・・」

後頭部をやさしく撫でられる感触に、うっとりしながら。
舌の上でコロコロさせて。
時々洩れてくる、甘い吐息が堪らなくうれしい。
90 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)23時23分27秒

「・・・・んはっ、・・あぁ・・・・・・」

そっと見上げたら、・・・頬を染めながら、色っぽく乱れる彼女の表情に。
我慢してたものが、一気に溢れた。

「・・・・ゆう、ゆうちゃぁんっ・・・・・・」
「・・んぁ?」

青い瞳が、アタシを捉える。

「・・・なんか、なんか、変なのぉ・・・どうしよ、身体、熱いよぉ・・・・・」

股間を片手で押さえて、そう言うと。

「・・ん。・・ええよ、・・2人で、気持ちよくなろう・・なっ・・?」

肩を抱かれて、そのまま抱きとめられる。
裕ちゃんと、もう一度抱きあえることが、素直にうれしい・・・。
91 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)23時34分24秒
まず始めは、・・お互いの身体を比べることから・・・・。

向かいあったまま、挨拶のような軽いキスをして。

目の前にあるのは、白くてふんわりした、裕ちゃんの身体。
それより、少しだけ日に焼けて黒い、固そうな矢口の身体。

裕ちゃんは、彫刻でも触れるかのように、おいらの身体に撫でた。

「・・かわいいおっぱい、・・もう、こんなに固くして・・・・・」
「・・・ん。・・・んくぅん・・・・」

親指でソロソロと撫でられる。
回すように、潰すように。

「やぐち、ゆうちゃんのも、してくれる?」
「・・んはぁ、・・いいよ。・・・」

彼女を真似るように親指で辿ると、休んでた突起が「ひょっこり」顔をだす。
ピンク色の中心は、やぐちのみたいにちっちゃくないけど。
でも、すごくキレイなかたち。

それに触れるだけでも、体中が熱くなった。
92 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)23時45分35秒
その間も、彼女の手のひらは、絶え間なくおいらの身体を探索した。
・・・・脇腹、背中、胸、・・お臍・・・・・・そして・・。


「なっ、ぜんぶ見せて?・・やぐちの、見せて?・・」

彼女の視線が、そこを広げてって、言ってるのが判った。
だから、ブンブンって、首を振るんだけど。

「・・や、だよ、それは、恥ずかしいっ・・・・」
「・・ええやん、・・・みたいもん、・・・・そしたら、アタシの見てよ・・?」

・・・言いながら。
躊躇もせずに、自らの手で、パカっと開いて。
陰毛で隠されてたはずの内部に、・・・思わず息を呑んだ。

だって、すごい、キレイなんだもん、・・・見てるだけで、ドキドキしちゃうよ・・・

「・・なんか、えっちぃよ・・・ゆうちゃん、のぉ・・・・」
「・・ん、いっぱい濡れてるやろ・・ゆうちゃん、めちゃ、興奮してんねん、今・・・」
「・・そ、なのぉ?」
「・・そ。・・矢口が可愛くてな、矢口の身体見てるだけで、こんなんなって
しも−た。・・だから、矢口も、見せてよ?・・ぜんぶ、裕ちゃんに見せて・・?」

可愛く首を傾けられて。
そんなふうに言われちゃったら、拒むことなんて出来ないじゃん。
93 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月16日(土)23時55分16秒
「・・・ゆうちゃぁんっ・・・・」
「・・ええよ、同じように、してみ・・?」

「・・・でもぉ・・・恥ずかしいって・・・・」
「ええから、・・見たいもん、やぐちの、はよ、見せて・・・ほら、・・な?」

軽くキスされる。
間近で見つめてくる強い瞳に、動けなくなった。

「してよ?」
「・・・・・ん。」

目を瞑りながら。
恐る恐る、両手を外腿から下半身にもっていった。
どうしようもなく緊張する。

「・・・やぐち、・・やぐち・・・・」

催促するように、呼ばれる自分の名前に、もう一度唾を飲み込んで。
きゅって、唇を噛み締めてから。

「・・・・んんっ。」

指先を、ゆっくり左右に離すと・・・。
彼女の視線を感じる。・・・耐えられなくなって、自分の膝に顔を埋めた。
煌々と照らされた室内で、自分から曝け出す行為に、身体が震えた・・。
94 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)00時02分15秒

「・・やぐち、やぐち、顔あげて、・・恥ずかしくないから、キレイやよ?」
「・・・・ん。」

うっすらと瞼を開くと、すぐに彼女の視線とぶつかって。
ニッコリ微笑みかけられる。

「・・・やぐちのも、めっちゃ、溢れてんな・・?」
「・・だ、だってぇぇ〜・・・・・・」

口を尖らせると、苦笑され。

「ええのぉ・・悪いことやないでしょぉ・・な、それよりも、もっと見たい。
・・・・もっと、広げてよ・・・?」

裕ちゃんの笑顔には、弱い。
それが、判ってて言うんだもん、ずるいや。

指先に力を込めると、隠してるものがなくなった。
すべてを、彼女の前に曝け出す。
すご〜く、恥ずかしいはずなのに、興奮してきちゃうのは、なぜ?
95 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)00時08分10秒
「・・なっ、・・こうして比べてみると、全然違うのな・・?」
「・・へっ?」

「ほぅら、見てみぃ・・色も、形だって、なんか違うやろ・・?」
「・・・そうかな?」

「・・やぐちのごっつキレイ。・・もう、食べちゃいたいくらい。」
「・あ、アホぅ、・・そういうこと言うなよぉ、もぉ〜〜〜」
「だって、ホンマにことやし♪・・・・」

コツンっておでこをぶつけられた。
睨みつけるのに、笑ってる。

「・・裕子のだって、キレイでしょ!」
「フッ、・・・ありがと♪」

お礼に、キスしてくれた。
96 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)00時21分19秒
「ちょっと赤くなってんなぁ〜?」
「・・・・・ん。」

ホントだ。・・・・・さっき、ゴシゴシ擦りすぎちゃった。

「・・・・ゴメンな?」

「もう、謝んなよぉ・・・そのことは、もういいの!」
「・・・ん。」

手が痺れてきたので、今度は両手を繋いだまま比べっこする。

「・・矢口の薄いから、こうしてても、中見えちゃうな・・。」
「・・・薄いの、なんか、ヤダよ、みんなとお風呂入ると恥ずかしいし・・・・・」
「でも、可愛いもん、ええやない♪」

やさしい微笑みに、コクリと頷く。

「な、見て、すごい、ちっこ〜い、可愛い〜♪」
「・・うぅ・・ホントだ。・・」

上のほうにちょこんと佇む膨らみが、呼吸してるように蠢いて。
目の前の裕ちゃんのと比べても、半分くらいしかないよ・・。

「えっ、なんでこんなに違うの?・・やぐち、おかしいの?」

ちょっとビックリして、そう訊ねると。
ペロンて唇を舐められた。

「変ちゃうって。人それぞれやろぉ・・乳首の大きさも色々あるように、ここも
そうなんちゃう?・・・矢口は、身体が小さいからかな・・心配ないって。」
97 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)00時26分55秒
「・・そうかなぁ〜?」

「そうやって!・・・それにな・・・ちっちゃいほうが感度ええんやて、さ♪」
「・・・んも、それどこ情報だよ、・・たく、そういうの詳しいんだからぁ!!・・」

拗ねると、ヘラヘラと笑いながら、顔が近付いてくる。

チュ。
耳たぶを弄られて。

「ほんでも、触ると、めちゃ大きくなるから、心配いらんよっ!!」

妖しく囁かれた言葉に、カーと熱くなった。
98 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)00時42分11秒
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「触るのは、あかんか?」
「・・・・・・・。」

改めて聞かれてしまうと、言葉に詰まる。
もう、そういうふうに聞かないで欲しいのに。
だけど、そうやっていちいち訊ねてくれるのは、彼女の誠意の表れだと思うから。

「・・・いいよ。・・てか、もう言っちゃヤダっ、好きにしていいからね・・?」

ムぅって口を窄ませて、そう言うのに。
少しだけ首を傾けて、苦笑する裕ちゃん。

「・・でも、また、怖い顔してたら、いややしぃ・・・・」
「もう、してないからっ。・・・・・そしたら、また、蹴飛ばすっ!」

「・・ん。・・判ったぁ・・ほんじゃ、そうして?」

薄い毛を一撫でしてから、そっと触れてくる。
腰が、勝手に浮き上がった。

「・・・んっ、・・・あぁ・・・やっ・・・・」
「・・・熱いなぁ・・・・」

指が上のほうを擽る。

「・・・・んくぅ・・あんっ、・・や、ダメっ・・・・・」
「・・ダメ?・・・痛いん?・・・・イヤなら、ヤメるけど・・?」

離れていく感触に、慌てて縋った。

「・・いやじゃないよ、気持ちいい、・・・・もっと、して・・・?」

彼女の手のひらに、きゅっと押し付けて。
キレイなソコを汚すのは、忍びないけど。
もう、止まらない身体が・・。

「・・ん、いっぱい、してあげる。」
「・・う・・・・・くふぅ・・・んぁ・・・・ああぁ・・・・」

矢口が素直になると、なんだかうれしそう。
「いい」って言うと、いっおあいしてくれるんだ。
99 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)00時50分12秒
「・・他には、どういうのがいい?」
「・・んと、・・そこ、もっと・・・グリグリって・・・・・・・」

普段なら、躊躇してしまうようなことも、なぜだか、今日は言えてしまって。
判りづらい表現にも、的確に、触ってくれるんだ。

「・・このまま?・・・それとも、剥いてからがええの・・?」
「・・んくぅ・・・・ん、あぁ・・・・直接が、いぃ・・・・」

苦しくなって彼女の首に掴まる。
補助してくれる腕に、包み込まれて。
器用な手のひらはそこを剥いて、やさしく触れた・・。

「・・・・んんっ、・・や〜〜ん・・・・」

「やぐち、やぐち、見てごらん、めっちゃ、おっきくなってんで・・?」

興奮気味な声に。
言われるまま。
そっと脚の間を見ると、さっきよりも数段膨れ上がってるのに、また、ビックリ。
・・・えっちぃ色・・なんか、恥ずかしいよ・・。
100 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)00時59分39秒
「・・なっ?」
「・・うん。・・・・ね、もう、ダメ。・・・イキそうなの、・・・矢口、イッ
ちゃいたいよっ・・・」

まだ、さっきのクスリが残ってるのかもしれない。
裕ちゃんの優しい指使いは、おいらの身体を絶え間なく攻め立てる。

「・・・ん、ええよ、そしたら、先、イッとき・・・?」
「・・う〜〜ん。・・・んはっ、・・・あっ、やっ・・・・んんっ・・・・・」

ソコだけを、弄られる。
ピチャピチャとやらしい音。

捏ねるように、潰すようにグリグリされて。
だらしなく開きっぱなしの両足。

「・・ああぁ・・・はっん・・やあっ−・・・あっ、あ、あうぅぅ!!!!」

顎を仰け反らせて。
あっという間に、果ててしまった矢口を・・・愛しむようにやさしく撫でる裕ちゃん。
おいらは、目を瞑ったまま、何度も何度も深呼吸を繰り返して。
101 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)01時12分52秒
「・・・めちゃ可愛かったぁ、・・もう、やぐち、大好き、ん〜〜〜っ!!!」

抱きしめられて、顔中にキスされる。
だけど、反応らしい反応も返せなくて。

「・・・はぁ・・もぉ・・・くぅ・・・ごめっ、やぐち、だけ・・・・?」

2人で一緒にって、約束は守れなかったから。

「・・ごめっ、もう、少し、待って、・・いま、痺れちゃって、動けない、から・・」
「・・そんなの、ええよ別に。・・こうしてるだけでも、幸せやもん♪」

肩に蹲る。
甘い裕ちゃんの匂いに、クラクラする。
・・でも。

「・・ダメっ、そんなの、矢口もして、あげたいのぉ!!」

そうは言っても・・・動けない体じゃどうしようない。
それなのに強気でいる、おいらに、苦笑してから・・・顔を覗かれた。
・・・・妖しい笑顔で。

「・・そんじゃじゃさ、・・・2人で、気持ちよくなれる方法、あるんやけどぉ・・・」

戸惑いがちに、囁かれた言葉に、驚かされたのは言うまでもなく。
102 名前:kai 投稿日:2003年08月17日(日)01時16分55秒
ふぅぃ〜〜〜。
ちょっと休憩いれて、続きはたぶん今日中に・・・。
なんか、甘いようで、やらしいような気がしなくもないですが。
引かれてるんじゃないかとも、心配しつつ。(汗)

こんなえっちな気分になって寝るのか、どうしようとか、思いながら。(爆)
途中になって、ごめんなさいです。
103 名前:kai 投稿日:2003年08月17日(日)01時34分05秒
>ゆちぃさん・・ホントに泣いてくださったのでしょうか?
それって、めちゃめちゃうれしいです・・ありがとうございます。
励まされて、よっし、まだまだ、がんばろうっと。(気合)

>ミニマム矢口さん・・待ってていただいてありがとございますぅ♪
お言葉に甘えてガンガンボタン押したらこんな結果に・・。(汗)
あらら・・(w

>やぐちゅー中毒者セーラムさん・・えっ、そういう理由だったんですか?
私も早く読みたいんですけどぉ・・修理代って意外と高いですからね。

>77さん・・へタレすぎですね、でも、年上ならではの悩みっていうのもある
と思うんですよ。お仕置きか・・あんま考えてなかったり。(汗)
本編にいれると、また長くなっちゃうから、番外でつけようかな・・。(w

というわけで、もうちょっとだけ、続きます。
また、遊びにきてください♪
104 名前:ゆちぃ 投稿日:2003年08月17日(日)01時35分12秒
リアルでおじゃましました。
おつかれさまです☆続きは今日中ですかぁ。
なんだかとっても気になる終わり方…裕ちゃんは何を企んでるのぉー??(爆
次も待ってますvvv
105 名前:ミニマム矢口。 投稿日:2003年08月17日(日)04時51分05秒
矢口可愛いね。勿論ゆうたんも最高です。
描写が綺麗、間も絶妙です。お腹いっぱい、胸いっぱい。
矢中だけで「甘・重・痛・黒」このストーリ展開凄いです。
あっぱれ、最後までお付き合いさせて頂いて良いですかねw
更新おしちゃえ <悪魔(0^〜^0)
106 名前:kai 投稿日:2003年08月17日(日)21時40分42秒
誤字多すぎでした。読みにくくなってすみませんです。(ペコリ)
と、・・・反省しながら、本日も更新がんばりまーす!

なんか、急ぎすぎ・・?(w
107 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)21時53分01秒
----------------------------------------------

「2人で気持ちよ―なれる方法が、あんねんけどぉ・・・・」

そう前置きしてから、言われた言葉にムッとなる。

「・・・・あ、あのな、・・・・・・・秘宝館で・・・・・・・」

おでこの汗を拭われて、そこに唇が落ちてきた。
思いっきり「不機嫌」が顔に表れてたのか、髪を撫でながら苦笑してる。

「・・・ごめん、・・・・忘れて・・ちょ、・・言うてみただけやから・・。」

抱っこされて、包まれながら。
「矢口、怒らんで」って、言うように、背中をトントンされた。
・・・・赤ちゃんにするみたいに・・・。

「トクトク」と裕ちゃんの心音が聞こてくる。

ひとつ息を吐いてから、ゆっくりと顔をあげた。

「・・・いいよ、なに?・・・・“秘宝館”が、どうしたの・・?」

ちょっと、怒った口調になっちゃうのは、しょうがないでしょ!
だって、忘れたかったこと、だしぃぃ・・。

それから、戸惑いがちに彼女の口から発せられる科白に、今度は矢口が赤くなる。
108 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)22時12分44秒
「・・あんな、・・その、・・・映画の、・・2本目のやつでぇ・・・・・」

・・・覚えてるか?
訊ねられて、首をコクンする。

3本立ての、あの映画は、ほとんど目を瞑っていたから、覚えてるはずがない
んだけど・・。
唯一、あのシーンだけは、鮮明に記憶していて。
そこだけ、なぜか、女の人同士のだったの。
思わず、目ぇ、見開いちゃったよ。

でもそれだって、裕ちゃんにも程遠い、化粧濃くて、肌も汚い、・・ま、はっき
り言っちゃってババア同士のヤツなんだけどねっ・・。
でも、凄かった。釘付けになってた。

「・・あのな、あっこで、ヤってたやつ、試してみたらどうかと思うねんけどぉ・・
・・あ、でも、矢口、イヤやったら、無理にとは言わんし・・あぅ、いややよな?」
「・・・・・・・・・・・・。」

「・・う・・ぅ・・やっぱええ、忘れて!・・ごめっ、ゴメンなぁ。・・怒ったか?
・・・・や、怒らんでぇ・・・やぐちぃ・・・」

機嫌でも取るかのように、おいらの頬を数回撫でる裕ちゃん。
・・・その手のひらに、自分の手を重ねた。

「・・いいよ、しても。・・・てか、しようよ!・・・矢口、どうすればいい?・・」
「・・っうぇ!・・・ええのぉ?・・・うっそぉ〜!!」

自分で、言ったんだろうが!
驚くなっ!!
109 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)22時26分27秒
「・・ん、・・そしたら・・・・・・」

言いながら、彼女に言われたとおりやってみることに。

まずは、お互いの片足をつかんでから、交差するように前にお尻を移動して。
なんじゃこりゃ、変な格好だな。

片手で身体を支えるように。
そうして、アソコ同士を合わせるように腰を浮かした。

くちゅり。
どっちの音なのか、・・たぶん両方の・・やらしい水音が立つ。

やわらかい感触。
初めて、手ぇ以外のトコで裕ちゃんのそれを感じた。

「・・・・ん・・・・んぁ・・・・・・」

気持ちいぃような、すご〜くえっちな気分になる。・・には、なるんだけど・・。
・・・こうゆうもんなのかな?

裕子も首を傾げてる。

「・・なんか、よぉ―判らんけど・・こんなんなんかな・・?」

初めての行為だから。
みようみまねでやってみたけど・・・・なんか、違くない?
もっと、すっごい気持ちよさそうだったよ、あの人たち・・。
それに、間に棒が挟んであったような・・・・。

「・・てか、“毛”がいてぇよ!・・・・じょりじょりする!!」

裕ちゃんの陰毛が、矢口のやらかい部分に擦れて。
正直な感想を述べるおいらに、裕子も苦笑い。
110 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)22時38分07秒
「・・やっぱ、やめよぉっ!!」

言いながら、片足を外そうとするのを、ガシッと、摑まれた。

「待って!・・・あんな、こうしてみたらええかもしれん。・・な、裕ちゃん、
寝っころがるから、矢口、その上から乗っかってきて、くれへん・・?」
「・へっ?・・・あ・・ぅん。・・」

布団に沈んだ彼女は、両手伸ばして「おいで」する。
矢口は、誘われるまま、その上に乗っかって・・。

ゆっくりと、腰を下ろすと。
ぴたっと収まり合う、ソコ。

「・・あっ!」
「・うあぁ!!」

ジグソーパズルのピースみたいに、一致した。

「・・あ、すごっ・・・やぐちの尖ってんの、判るで・・!!」
「やぐちもぉ・・・裕子の当たってんの、判るぅぅ〜!!!」

熱い突起同士が、くちゅりと擦れあう。
その下で、湧き出る泉はどうしようもなく溢れ出たまま・・。
2人の間をぐちゅぐちゅと混じ合わせて・・。
111 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)22時49分33秒

「・・・やぐち、腰、動かせる・・・?」
「・・ん。」

ゆっくりとお尻を上下させると、突起どうしがコリコリと擦れあって。

気が遠くなるくらい気持ちいぃ。
ぬるんとした感触。
やわらかい裕ちゃんの温もり。
淫らな音が、耳にこびりつく。

ポタポタと汗が滴り落ちた。
見下ろす彼女の顔が、淡いピンク色に染まっていて。
色っぽい吐息を、喘ぎながら。

「・・や〜〜ん、なにこれ、すごい、やんっ!」
「・・ん・・はっ、・・・あんっ・・やあぁ・・・・」

ゆっくりめだった腰づかいが、快楽を求めてせわしくなる。
交尾してる犬みたいに・・ドンドン早くなって。

「・・やん、・・腰、やだ、動いちゃう・・・勝手にぃ・・・・」
「・・・やぐ、きもちいいよ、・・やぐ、やぐぅ・・・・」
112 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)23時00分41秒
目の前が霞んできた。
いつもの絶頂間が、すぐソコにある。

いや、いつもより、すごいよ、もう、どうなっちゃうのかわかんないくらい・・。

「・・・あぁ、・・ダメ、もうっ、・・・ごめっ、イッちゃいそ・・・・・・」

すぐに弱音を吐いてしまうおいらに、下から突き上げるように動かされて。

「・・・もう少し、我慢して。・・・アタシも、イキそ、やねんっ!・・」

伸ばした手のひらが、おいらの乳首を摘む。
指先で、グリグリこね回されて・・もう、そんなのしたらダメなのに・・・。

「・・・ん!・・・くぅ・・ゆうちゃ、・・・ゆうちゃ・・・・」

ぐちゅ、むちゅ、ぬちゅ・・
すごく、えっちぃ音。

裕ちゃんの睫毛の先が、細かく揺れてるのが見えた。
彼女が気持ちよくなってくれてるのが、うれしい。

「・・はっ、・・・もっと、動いて、・・やぐちっ・・!」

彼女の要望に激しく腰を揺らす。
ときどきあたる裕ちゃんのアソコの骨が少しだけ痛いけど、それさえも、快感に
変って・・
濡れた陰毛同士の擦れあう感触に、気が遠くなる。
113 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)23時09分42秒
身体を支えられなくなって、彼女の身体に凭れかかる。
背中に腕をまわされて、きつく抱っこされたまま。
・・・だけど、腰だけは、別物みたいに動いてる。

すご〜い、恥ずかしいことしてるのに。
間近で感じる彼女の吐息に、少しだけあった理性もどっかに飛んでった。

「・・・ゆうちゃん、ごめっ、も、我慢でき、ないぃ・・・・・・」
「・・・んくぅ・・ええで、・・・いこ、いっしょに、な・・・・」

肌と肌がぶつかる音。
濡れた粘膜が、擦れあう。

強烈過ぎる快感に、すがるように彼女の足に爪たてた。
やっと出たお許しに、我慢してたものを一気に爆発させて・・。

「・・ん、ん、・・・・んあぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!」
「・・・・んくぅぅ〜〜〜〜!!!!」

それは、ほとんど同時くらいに。
果てた身体は、彼女の上で着地したんだ・・・。
114 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)23時21分52秒
*********************

汗と、涙と、唾液と・・なんだか判んないぐちゃぐちゃの顔。
続かない呼吸に、酸素マスクが欲しくなった・・。


「・・・・大丈夫かぁ・・?」

一足先に、呼吸を整えた彼女に、背中を擦られる。
トントントンと、リズムよく叩かれるのが、気持ちよくって。

ゆっくりと目を開けると・・ピンク色に頬を染めた大好きな人の顔があった。

「・・・・・・死ぬかと、思った・・。」

開口一番、矢口の声に、苦笑いしながらコクコク頷く。

「・・ホンマやなぁ・・あんなん、初めてやわ・・。」

言いながら、またぎゅうってされた。
ポカポカした体。トクトクと規則正しく波打つ心臓の音。
・・さっきの行為が、ウソみたいに静か。
だけど、確かに・・・したんだよね・・。

2年間も身体を重ねてきて・・また、新しいこと発見しちゃった・・よ。
115 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)23時33分52秒

おいらは、腑抜けの手で・・彼女の顔をきゅっと挟んだ。
・・・まだ温かい。コドモみたいにきょとんてしてる。

「・・ん?」

「・・ね、裕子も、イッた、の・・・?」
「・・うん♪・・・・めちゃ、気持ちよかったぁ・・・・・・って、わあぁ!!!」

驚きの声は、矢口の涙をみたから。

「・・うそ、や、ごめっ、いややったんかっ!・・・ごめんな、また、やって
・・・しもーた・・・ごめん、もうせんから、・・・矢口、泣かんといてぇ!」

もう、違うのにぃ!

ぎゅうって抱きしめられる、その手を取って。

「・・そうじゃなくて、矢口、うれしいのっ!・・・ゆうちゃんが、いっしょに
イッてくれたの、・・・すごい、うれしいよぉ・・・・」
「・・へっ?・・・そうなの・・?」

「うん。・・いつも矢口ばっかで、だから、うれしくて・・・・・」

同時にイけることなんてないもん。
裕ちゃんは、矢口みてるだけで、気持ちくなる!っていつも言うけど。
こうして、身体をつかって出来るのは、やっぱり違う・・から。

ポタポタと落ちる涙を、唇で啜られて。
そのままキスされると、塩辛い味になっちゃう。
116 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)23時39分28秒

「可愛いなぁ・・・アンタは。・・・どうしてこんなに可愛いんかなぁ・・・」

しみじみと言われて、何度も口付けられる。
こんなふうに、抱き合ってるだけで、涙が溢れちゃう感覚は初めてだ。
矢口の身体は、裕子のためにあるんじゃないかって、錯覚に陥るくらい。
2人は、一瞬にして・・溶けあった。

ぎゅうぅぅ〜〜〜。

この、細い身体が、たまらなく愛しかった。――――
117 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月17日(日)23時53分20秒
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まどろむこの時間は、結構嫌いじゃないし。
・・・・てか、寧ろ、大好きぃ♪

「・・ゆうちゃんって、なんか、毛布みたい、だねぇ・・・?」

腕につつまれながら、そう言うのに。

「・・毛布?!・・って、そんなん言われたの、初めてやわ・・・。」

苦笑しながら、横に寝そべる矢口の髪と遊んでる裕子。

「毛布」って・・。
どっちかって言ったら体温低いほうだし、裕ちゃんが「?」ってなるのも判る。
でも、今のこの感じは・・「毛布」なんだよね。

「・・だってそうなんだもん、・・温かいし、やわらかいし、ふわふわしてるし・・・
・・・・・この冬は寒いから、手放せなくなっちゃいそうだよっ・・・。」
「・・って、うおい!・・・寒くなかったら、いらんのかいぃ!!」

案の定の突っ込みに、笑みがこぼれる。

「・・ん〜〜〜、どうだろ・・ね?」

そのときになってみないと判んないや。

気だるい感じは、悪くない。
だってそこには、大好きな人がいるから。

「んもっ、酷いコやでぇ。・・・・・・ん、でも、そっか、毛布か、・・・・
せやなぁ、そしたら・・毛布らしく、上におらんと、な・・?」

言いながら、移動してきて乗っかられた。
アレ・・・おいらなんか、マズイコト言っちゃった・・・?
118 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月18日(月)00時02分41秒
「温かいやろ?・・ゆうちゃん毛布は?」
「うん、あったか〜いぃ♪」

背中に腕を通す。
ほどよく汗の引いた身体に、ぎゅっとしがみ付いて。

「・・せやろなぁ〜。」
「・・う〜ん。・・・・・・・・って、わあっ!・毛布はソコ触んないだろっ!!!」

やっと熱の収まった部分を擦られて、ソコだけ一気に燃え上がる。

「もう、えっちぃ!!」
「ん〜〜、ええやない、夜はあけたばかりやで・・?」
「って、また、する気かよう!!」

返事の変わりに、くちゅくちゅされる。
腑抜の身体じゃ、抵抗なんて出来なくて・・。

もう、どうしてこの人って、こんなにえっちなんだろ・・。
薄れ行く意識の中でそんなふうに思った。

「・・・・これ以上、矢口の身体エッチにしないでよ・・・」

そんな声なんて、彼女を喜ばせてるだけだって知っているけど。
クスクス笑いながら、身体中にキスを散りばめられて・・。
119 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月18日(月)00時13分02秒
だから、わざと大きい声で言うんだ。

「・・んねぇっ!・・・矢口、いま、思ったんだけどぉぉ・・・・・・」
「あん?」

小休止してくれる手の感触に、ふぅっと息を吐いてから。

「・・・あのさ、せっかく温泉来てるのに、ぜんぜん休んでなくないかぁ・・?」

むしろ、疲れることばっかしてる気がする。
しかも、連日睡眠不足で・・なんのための休養なんだか・・・。

「それに、・・お風呂入って、こんなに汗かいたら、意味ないじゃんっ!!」

・・・まったくぅ。
ホ〜ント、好き、なんだから。

そんな矢口に苦笑いしたまま。

「ホンマやな、アンタやっぱ、頭ええわ。・・・でも、ええやんか、それに、
矢口不足はめっきり、解消されたで、・・それが、一番しんどかったもんなぁ・・・」

しみじみ語る彼女の脳裏には、大変だった舞台のことがよぎってるのだろう。
・・・・・もう、仕方ないなぁ・・・・・
120 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月18日(月)00時21分16秒
「でも、一回だけだよっ、じゃなきゃ、矢口、死んじゃうからぁ!!!」

いや、ありえないことじゃないってば。
さっきので、腰もめっちゃ痛いし・・。
温泉来て、身体悪くして帰ったら、みんなになに言われるか・・・・。

「あはっ、んでも、えっちして死ねたら本望やん、・・殺人犯にはなりたない
けど・・なぁ・・・。」

ニタニタしながら、怖いこと言う。
冗談に聞こえないんですけど・・・。

「ほいじゃぁ、死なない程度に、可愛がってあげようねぇ〜♪」

唇をを擽りながら、悪戯っぽく囁いて。
キスしてから、見上げた彼女の瞳に、冗談なんかじゃないって知らされる。

発情してしまったこの人を、止めることなんて・・出来ないから。
121 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月18日(月)00時29分49秒
胸をパクンって食べられて、アソコに指が入ったのまでは覚えてるんだけど・・。


何度イッたか判らないくらい。
イッてもイッても、また求められ・・。

喘ぎながら、泣き叫びながら・・。

「もう、離さないで、一生、離さない・・」

霞む記憶の奥に、残された言葉・・。
何度も何度も「やぐち、やぐち」と呼ぶ甘い声。
裕ちゃんの涙が見えた、気がした。

ぐちゃぐちゃに貪られて、気絶するまで、・・身体を揺らされていた・・・・。

122 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月18日(月)00時40分44秒
*******************

どうして、おいらたちの朝はこうなんだろう・・。

ドライヤーで格闘する彼女の横で、おぼんをもって仰ぐやぐち。
高級旅館にらしからぬ、この、間抜けな朝の光景は昨日の大失態に始まる・・・。

余裕がなかった二人だから、どっちが悪いかなんて言えないし。
いつも敷くはずだった、“例のタオル”を忘れたから、さあ大変。

ふかふか布団の上には、日本地図どころか、世界地図並みの大きな染みが出来上
がって・・。

「・・あかんわ、乾かん。・・しゃあないな、矢口がお漏らししちゃったことに
しといて・・・・・」
「なんでよっ!・・そんなの、矢口じゃなくて、裕子でもいいわけでしょ!」

がうぅと吼えるあたしに。

「・・せやけどぉ、・・これアンタの染みやで、しゃあないな、我慢しよ!」

ポンと頭を叩かれて、うん。・・・・・って、違うだろっ!!!

「もう、そんなのずるいよぉ〜!・・・てか、これは、オレだけじゃねぇ、裕子
のだって、あるはずだ!!!」

きゃんきゃん吼えるアタシたちが、この旅館ご自慢の・・朝焼けを見れなかった
ことに気づくのは、それから、随分、経ってからのこと・・・。

123 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月18日(月)00時49分46秒
*************************

「おぅ、ええやんかぁ!」

出来上がった“ジョッキ”を眺めながら、ほくそ笑むアタシ。
その横で、「ハァ―」と大きなため息ついて、しょんぼり佇む、やぐち。

「・・う・・うぅ・・・・」

思っていたようなものでは、なかったらしく。
それだって、最初始めたときのアタシのよりは、上手くできてると思うけどな。

「ええ、ええ、また、来たらええんやから、そんとき、がんばろう!」
「・・・ん。」

もうそんな顔しないのぉ!
かわええ顔が、台無しやでぇ。

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「それじゃ、せんせ、お元気で?」
「先生は、やめてくれ、なんか、背中痒くなるからな!」

ホンマにポリポリ掻いてる。
あぁ、この人って、髭とか剃ったら、めっちゃええ男になるんちゃうかぁ?
・・と、思ったり。

「今度来たときは、もっと高度なやつ教えてあげるから・・いつでもおいでな?」
「はい、ありがとうございますぅ!」

ホンマええ人やわ。
124 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月18日(月)00時58分36秒
「夏に来たら、風鈴教えてあげるよ!」

「風鈴かぁ・・ええな?」
「うん♪」

「それじゃ、そんときも、また妹さん連れておいで、待ってるから!」

彼の笑顔に、顔を見合わせて。

「あはっ、このコ、妹ちゃいますよっ。・・ぜんぜん似てないやろっ?」

それに、顔も、方言だって違うのに。
年の差のせいか、そう見られてしまうのは、しゃあないんやけども。

「えっ、そうなの?・・・いや、俺はてっきり・・・」
「いや、ちゃいますぅ。・・この子は・・“彼女”?・・なん、恥ずかしいな、
“コイビト”?・・古臭いか・・なんやろ、“奥さん”?・・・ん??・・・・
・・・・とにかく、アタシの大切なコですぅ・・。」

言いながら、顔をあげると、咥えてたタバコの灰がポトリと落ちて。
横を見ると、口をポカンとあけたままの矢口に、苦笑する。
・・・・・アンタら、おんなじ顔してんで!!
125 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月18日(月)01時09分49秒
タバコをさして、アタシと矢口をいったりきたり・・。
なんにも言わずに・・・あぐあぐさせて。
そんなに驚くもんかなぁ・・?

矢口も、まっ赤に頬を染めて、オロオロオロオロ。
ブッ、だから、一緒やて。

「・・あははっ、このコ照れ屋やねん、むっちゃ可愛ええやろぉ?」

自慢するように、後ろから抱きしめて。
顎でぐりぐり頭を押すと。
目だけ、戸惑いながらも見上げてくるのに、微笑み返す。
ヨチヨチ。

「ほいじゃ、師匠、そろそろ行きますんで、失礼しますぅ!!」
「ん・・んぁ、ああ、うん。・・・気をつけてな!」
「はい。」

バタンと四駆に乗り込んで、窓ガラスを開けると、握手された。

「また、二人でおいで、・・・・仲良くな!!」
「「・・は〜い♪」」

今度は二人で返事した。
日に焼けた顔から、ニカッともれる白い歯がやけにキレイに見えて・・・。
ええ出会いに感謝したい。
126 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月18日(月)01時16分45秒
くねくねと、でこぼこ坂道を下ってから、一時停止で止まったところで、頬に
なにかがあたった。

「・・・んぁ?」

それが矢口のキスだと判るのは、彼女の顔が赤いせいか・・。

「んだよ、いいだろっ、いまさら、照れんな!」
「・・ん、あぁ・・・・なんやのん、珍しいな?」

キスの理由なんて、わかってる。
アンタの顔、見ればな。

しっかし、したほうがそんなに真っ赤になっちゃって、照れてんの、そっちやろ。
ホンマ、いつまで経っても、可愛ええやっちゃなぁ〜♪

「・・・やべっ、・・痕、ついちった・・・。」

手の甲でゴシゴシ拭ってくれるのを。
捕まえて、チュ。
お返しした。
127 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月18日(月)01時27分18秒
「そんなん心配するんやったら、脱いだアタシの身体、どうにかしてよ。・・・
・・矢口の印で、いっぱいやでぇ♪・・・・・」

身体中に散りばめられてた、真っ赤な痣。
ま、アタシも、人のことなんて言えへんけどぉ・・。

にやけてる顔に、ふにゃらパンチが飛んできた。
素直やないのは、お互い様やろ♪

「・・んなっ、なんでそうゆ―こと言うのぉ〜!・・もう、せっかく、見直し
たのにぃ〜〜〜、裕ちゃんなんて嫌い!・・えっち、バカぁ、!!!」

プィと横を向いちゃって。
ガラスの向こうに映る、膨らんだ赤い頬は、怒ってるせいだけではないんやろね。
どう聞いても、甘えの残る声に、アタシの顔は、緩んだまま戻らなくなった。

アタシたちの、ハネムーンは、もう少しだけ続く・・・・。

128 名前:kai 投稿日:2003年08月18日(月)01時31分42秒
えっと、ここでエンドマークでもいいかなとも、思うんですけど・・。
・・残念ながら、もう少しだけ続きます。(汗)
いい加減にしろって声も聞こえてきそうですが・・。
でも、最後はアタシが一番書きたかったところなので・・すみません。

ここまできたらば、最後まで付き合ってくださいね!(w
129 名前:kai 投稿日:2003年08月18日(月)01時41分51秒
>ゆちぃさん・・リアルですか、遅いんで申し訳なかったです。
しかも、あんな終わり方にしちゃって・・・あははっ。
裕子の企みは、こ〜んな感じで?・・あり、想像通りでしたか・・?
それでは、もう少しだけ、お付き合いくださいね。(w

>ミニマム矢口さん・・今日は、おなかいっぱいになりましたでしょうか?
胸焼けとかされてません?(w
長いから、いろいろ混ぜて纏まりなくこんなんですが、褒めていただけると
うれしくなってしまいます。・・・乗せられやすいらしい・・。(汗)

というわけで、次回こそやっとラストになります・・。
今日また出来たらしたいんですけど、ま、予定は未定ということで。
でも、早めに更新させていただきます。
どうぞ、ヨロシクです!!(ペコりん)
130 名前:名無し読者 投稿日:2003年08月18日(月)14時27分14秒
喧嘩してたのが嘘のように甘いっすねー
可愛いです、姐さんも矢口さんも(笑
もうすぐラストですか…更新楽しみに待ってます。
131 名前:ゆちぃ 投稿日:2003年08月19日(火)00時33分08秒
なんかめちゃめちゃ甘いっすね〜。
裕ちゃん、やさしいし、彼女冥利につきるねー矢口さんってかんじ(w
いやぁ〜いいっすね♪
ジョッキも無事できてたし、師匠に宣言したし!?(w

もうラストですか…なんかさみしいですが、次も待ってますよ〜☆
132 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年08月19日(火)01時45分19秒
ラストなんですか・・・
がんばってください!まってま〜す
133 名前:マコト 投稿日:2003年08月19日(火)18時00分45秒
お盆を利用して友達とキャンプ行ってました(笑)
自分が最後にチェックしたときはまだ最初のほうだったんで、
こんなに進んでてびっくりしたっす!!
でも二人が仲直りできてよかったっす!で、結局エロにいっちゃうとこも好きっす!

師匠固まってましたねぇ(w
けど中澤さん格好よかったし、照れてる矢口さん可愛かったし、大満足です。
もうラストってーのは残念ですが、頑張ってください!
134 名前:ミニマム矢口。 投稿日:2003年08月20日(水)06時34分41秒
作者さま〜胸焼け所か「おかわり御願いしすw」
ラストなのか…色々、期待しちゃって良いですかね?
でも、、、内心終わって欲しくないので
こっそり、今後の継続を希望(続編・番外編・新作)
加護ちゃんの名言を借りると<『…無理だと思うけど…辞めないで』
135 名前:kai 投稿日:2003年08月21日(木)11時40分31秒
レスありがとうございま―すぅ!

>130さん・・やっぱりどうしてもこーなってしまうようです・・あはっ。
でも、痛いのも結構好きかも・・と、思ったり?(w

>ゆちぃさん・・いやぁ〜ありがとうございますぅ!
ちょっと大人になった二人ってのが書きたくて・・ぜんぜんなってない?
・・いや、甘くしすぎたかしら・・・?(w

>やぐちゅー中毒者セーラムさん・・お待たせしました!
ありがとうございます、最後までお願いしまっす!(ペコリ)

>マコトさん・・キャンプっスか? いいっスねぇ〜♪
急にエンジンかけてみまして、やっぱ、イかないまま終われないだろうと。
・・ほんと、好きみたいぃ!・・あ、マコトさんもいっしょ・・?(w

>ミニマム矢口。さん・・期待っていうのは、どういうことなのかしら?(w
今日も、いっぱいあげますんで、どうぞどうぞ、召し上がってくださいね。
加護ちゃんの名言、アタシも泣きました。うれしい、ありがとうございます。
そう言っていただけると・・ほんとっ。(涙

・・というわけで、本日ラストです!
長いので分けるかもしれませんが、最後までお付き合いください!(ペコリ)
136 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)11時55分39秒
**********************

行きはスイスイやった道路も、帰りともなればそうもいかなくて。
見ると、他県ナンバーばかり。
この人らも、温泉帰りなんやろなぁ・・・・。

「あ〜ぁ、もう、一泊したかったなぁ〜〜っ!」

海を見ながら、愚痴る矢口に。
「せやなぁ」と相槌うって。
・・・・そうは言っても、そんなに休める商売やないからねぇ。(苦笑)

「そしたら、また来よう、なっ?」

・・あかん!
口がすべったぁ!!
・・・こう言ったら、このコは・・・・。

「うん♪・・・ね、じゃ、今度はいつ来るぅ? ね、いつ、いつぅ??」
「・・・あぅぅ・・。」

見上げてくるキラキラした瞳に、一瞬だけ視線を合わせて。
んでも、適当なことは言えないから。・・それは、今回で実証済みや!
137 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)12時06分10秒
「ねぇ、裕ちゃんってぇ!!」

「ハァ、もう・・・・だからァ、そんな贅沢、何回もでけへんやろ・・?」

たまにすんのがええんや。
だいたい、この二日でいくら使ってると思うとるん?

「えぇ―っ!!・・んじゃ、安いところでもいいからぁっ! あっ、そだ、おいら
“しなびた温泉”いきた―い!!・・・いま流行のやつぅ!」
「アホっ!“しなびた”やなくて、“ひなびた”や!!しなびててどないすんねん!」
「そんなのどっちでもいいからっ、ねっ、行こっ♪」

あ〜〜もう、どうすんのこれぇ!

「・・ねぇ、ねぇ、行こうよ、ね、いつ行く??」
「・・・・・・・・・・」
「ゆうこって、聞いてんの?」

「あ〜〜、うっとぉしいな!いつって、夏に温泉来たないから、そしたら冬頃
ならな!」
「ええぇ〜〜〜!!!・・・・そんなに来れないのぉ・・・。」

ぷくぅって頬を膨らまして。
だけど、切り替えの早いのも、このコなんよねぇ・・。
138 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)12時16分26秒
「じゃさ、温泉は我慢するから、ほかのトコ連れてってよ!」
「・・・・・・・。」

「ね、ミュージカル終わったら、どっか行こう?」
「ん〜〜。」

「・・行きう、行こう?・・ね?」

キラキラキラキラ。
もう、その顔わざとやってるやろ!
・・アタシが弱いの判っててぇ・・・。

こうなると矢口はしつこいから。(溜息)

「裕ちゃん!・・ね、行こうよ、行きたいぃ!!」
「あぶなっ!・・も、運転してんのやから、引っ張るな!」
「じゃぁ、行く?」
「ハァ・・・だ、か、らぁ、・・・行くぅって、どこ行く気やねん!」

「ん?・・どっこでもいいよ。・・あ、ハワイでもいい。そだ、沖縄行きたい!」

マンタが見たいとか。バナナボートに乗りたいとか。だったら水着買わなきゃ
とか。・・ビキニにしようかとか・・・。
・・・すっかり行く気になってるんやから、も〜〜!!

ま、可愛いいからええんやけどねっ♪・・・・・んっ? ビ、ビキニぃ〜っ!!!
139 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)12時27分16秒
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東名に乗り継いでからは、調子よく飛ばしていたけど・・横浜あたりで、プツリと
動かなくなった。
・・・ラジオをつけると、事故らしく、東京まで15キロって・・。

「あらら、矢口、事故やて?」
「ん〜〜、・・どうしようね?」

さほどなんでもないように。
という、アタシもそれほど・・。
・・だって、渋滞なんか苦じゃないから。それよりも、楽しかった新婚旅行の
余韻を味わってたい感じやなぁ・・。

そんなアタシらをよそに、路側帯をバンバン走り去って。

待ちきれなくなったドライバーが、一般道で行くらしく。
確かに、下に降りたほうが、早く着きそうな気もする・・・。

・・・・顔を見合わせてから。

「・・・でも、ゆうちゃん、大変じゃない?」

いや、そんなこともないけど・・アタシはどっちでも。

「「・・・・・・・・・・・・・。」」

このまま行っても、人目が気になるってことで一致して、結局は降りることに
した。・・・本音は、もう少し二人っきりのドライブデートをしたかったから?
140 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)12時37分43秒
だんだん、ポヤポヤしてくる矢口に苦笑する。
昨日は無理させちゃったからなぁ・・・疲れて当然や!

「やぐちぃ、眠たいんやろ?・・・シート倒して、横になってええで?」
「ん〜〜、眠たくなんて、ないよ!」

目をゴシゴシさせてるのに。
もう、うそいい!(笑)

「裕子は?・・眠くない?」
「ん、アタシは平気やで?」

缶コーヒーをぐびりと飲み込んだ。

---------------------------

「楽しかったね?」
「・・せやなぁ。・・温泉もたまには、ええよな?」
「・・ん、ご飯もおいしかったし・・・。」
「・・魚、旨かったな?」

「・・・・・・・・・。」

ゴシゴシじゃ飽き足らず、今度は指で強引に開けとる。
もう、そこまでせんでええちゅ―のにぃ!
でも、やっぱり睡魔には勝てないのか、小さいからだがユラユラ動き出した。
くくくっ、もう、この強情っぱりは、誰に似たんだろね・・?

赤信号に変わったのをいいことに、彼女の頭をゆっくり撫でると。

コトン。
首が傾いて、そのままアタシの肩に凭れ掛かる。
あ、かわええなぁ・・。

くんくん。
シャンプーのええ匂い。・・・いっぱい吸っとこ♪
141 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)12時43分10秒
矢口がそれに気づいて、ゆっくり目蓋を開ける。

「んぁ?・・ゆうちゃん・・?」
「ええから、そのまま眠っとき?」

チュ。
頬にキスして。

「ん〜〜〜。・・・ごめんっ・・眠いぃ・・・・」
「ええよ・・おやちゅみ♪」

ヨチヨチ。
耳に囁きかけると、すぐに、「スー」と寝息が聞こえてきた。
二日間、・・はしゃぎすぎたからな、疲れたんやろ・・。

音楽のボリュームをさげて、アタシは運転に集中する。
ときたま、可愛いつむじにチュ、悪戯しながら。
車内に甘い空気が漂って。
142 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)12時50分30秒
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「・・・・んんっ?」

何度目かの悪戯で、身じろぎする小さい子。
あらら、もう、起きちゃったんかぁ?

「・・んん?・・・んあっ??」

パチパチと目蓋を開けて、ぽやんてする。
ちょうど信号待ちやったから、そんな姿をじっと見つめて。

「起きちゃったん?・・まだ、東京着かへんから、もうちょっと寝とき?」
「・・・・ふわぁ〜〜〜〜、だいじょうぶぅ・・・。」

大きく背伸びして。

「んぁ?・・・混んでるの・・?」
「・・いや、さっきまでな、もう、平気やろ・・・。」

・・起きても、矢口は体制を戻さなかった。
そのまま甘えるように、縋ってくる。・・・・・・・ふっ、可愛い♪

「疲れない?」

心配そうに見上げてくるのに、笑って返事して。
アンタの寝顔見てたら、眠気なんて吹っ飛んじゃったちゅーのん♪
143 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)13時00分12秒
それから、アタシの腕に掴まりながら。
何度もカクカクする自分と戦って・・・。
もう!・・・眠たいなら、我慢することないのにぃ・・。(苦笑)
・・・・そんな彼女が、たまらなく可愛いくって。

「・・・・ん、ゆうちゃ?」
「ん〜〜〜?」

「ゆうちゃん、あの、話さ・・・・・」

なーんや?
さっきから、持ちかけては途中で止まっちゃう会話に、苦笑しながら適当に相槌
うって。

「・・・ゆうちゃ、・・あの、おうちの、はなし、・・・ね?」
「ん??」

なんやろ?
昨日、お風呂で話した“将来のマイホーム”のことかいな・・?

「・・・一番、日当たりのいいとこに、畳のお部屋つろうね?」
「へっ?」

「いい?」

・・いいって・・。

「ええけどぉ・・。あ、そっか。矢口ぃ、旅館の畳気に入っちゃったんかぁ?」

確かに、落ち着くもんなぁ・・。
たまには、畳の部屋で寝るのも、悪くないし・・・。

でも、そうでは、なかったんや・・・。
144 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)13時08分29秒
「・・・んでも、ログハウスに合うかぁ?・・」

めっちゃ不自然な気がしないでもない。
そう、笑いながら言うのに。

「・・ん、いいのぉ。・・・・・・そこで、ずぅ〜と、3人で暮らそうねぇ・・。」
「・・・・・・・。」

・・ほへ??
いま、3人って言わんかった?
ふたりの間違いやろ?・・・もう、ま〜だ、寝ぼけとんのかいなぁ・・矢口は!


「・・・やぐちとぉ、裕ちゃんとぉ、おかあさんと・・3人で・・・・。」
「・・――――。」

いま、なんて?
お母さんって・・・聞こえたけど。

「や、やぐちぃ??」

眠そうに身体を揺らして、アタシの肩に凭れ掛かってくるのを。
頬を叩いて、無理やり起こした。

「・・・やぐち?」
145 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)13時17分11秒
「こら、やぐち、やぐちて?」
「んぁ?・・・あぁ、うん。・・・やぐち、ずっと考えてたんだよぅ・・」
「・・なにを、や?」

それでも、眠いのか目を瞑る。

「やぐち、やぐぅ・・・こら、寝ないで、なにをぉ?」
「・・ん。・・裕ちゃんのお母さんとならいっしょに、暮らしてもいいって・・・」

ハァ〜〜ん???
ちょう、待って!
なんでそんなこと言うてんのぉ?

もう一度、問いかけようとして、後ろからクラクションを鳴らされた。
前を見ると、とっくに青に変わってて。
アタシは、慌ててアクセルを踏んで発進する・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。

なにを言うてるんやろ、このコは・・。
なんで、急にそんなこと・・・言い出してんや・・?
146 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)13時22分12秒
それから、ほどなくして、大きいパチンコやさんの駐車場が目に入る。
ウインカーをあげて、すぐさま停止した。
あたりは、真っ暗で、誰もいなく、すぐさまエンジンを切って向き合った。

「どういうこと?・・・やぐち、ちゃんと、言ってや?」

顎を持ち上げると、トロンとした瞳がアタシを捉えて。
眠そうのに・・。

「こら、やぐちて!」
「・・・ん。」

彼女がポツリポツリとしゃべりだした言葉に、アタシは無言で・・・・・・・。
147 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)14時09分13秒
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アタシがお母さんと喧嘩してたのは、一月に入ったある夜の出来事のせい。
原因はホンマに些細なことだったと思う。
それが、どんどん尾を引いて、あんなに頻繁にあった電話もなくなっていた。
だからって、こっちからすることも出来なくって・・。

そして、そのことに一番気を揉んでたのは、矢口だった・・・。
・・・・別に、同棲することが原因やったわけでもなかったんやけどぉ。

黒柳さんにも、矢口にもさんざん言われたのに、どうしても素直に仲直り出来な
かったアタシに変わって、連絡を取ってくれたのは、他ならぬこのコで・・。

舞台の最中、見慣れたおばはんと、ちっこい彼女が並んで座ってんのを見つけた
ときの驚きようと言ったら・・・。

ゆうとけや!
台詞、噛んでも―たがなっ。(苦笑)

でもそう、すべて、矢口のおかげ。
素直じゃない母親にそっくりな、素直じゃない娘。
・・・このコがいなかったら・・・・・。
148 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)14時16分03秒
「ゆうちゃん、矢口はいいんだよ・・?」
「なに言ってんのや・・・アタシは、別に、そんなことぉ・・・・」

「嘘だよ!・・矢口に、嘘はつかないでっ!!!」
「・・・・・・・・。」

強い口調に、口をつぐむ。

「矢口ね、いっぱい考えたんだよう、頭が割れるほどい〜〜っぱい!」
「・・・うん。」

「簡単に言ってるんじゃないぃ!考えて考えて考え抜いてそれで思ったんだ。
・・・裕ちゃんの大事な人だから、矢口にとっても大事な人なんだって・・・・・」
「・・・・・・・・・。」

「・・だからね、いつか、3人で暮らそうよ?・・・矢口はいいよ?」
「・・やぐちぃ・・・」

「ほんとうだよ?・・いいんだよ?」
「・・ん。・・ん。・・・ありがとぉ・・。」

小さい身体に腕を回して。
ぎゅうぅってした。
・・・・・やぐちぃ・・・・やぐちぃ・・・・
149 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)14時26分22秒
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あのあと、楽屋に来た二人。
久しぶりに聞いた、母親の声に苦笑した。

「あぁ、舞台って長いんやねぇ・・お母さんお尻痛くなっちゃったわ・・・」

熱演してた娘に、最初にかける科白がそれかぇ!
もうちょっと、「よかったで」とか、「がんばってたな」とかあるやろフツ―!!

そんなおかんに、矢口も苦笑して。
でも、喧嘩してたのがウソみたいに、打ち解けてた。
な〜んで、あんなんなってたんかも、判らんくらいに・・。

それから、楽屋を徘徊しながら。
「欽ちゃん♪」「二郎さん♪」って大騒ぎ!
勘弁して〜や、まったく、も〜〜!!!

・・・・だけど、そのとき思ったんや。
お母さん、えらい老けたなぁ・・って。
少し痩せて、目の窪みも一段と増したような気がする。
元気に見えてるけど・・いつまでも若いんやないんやって・・。

ウチには“おとん”がいないから・・。
姉のアタシが・・・・・・。

そんなん考えてたことを、矢口が気づいていたなんて・・・・。
150 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)14時33分39秒
「ふ、ふ、ふっ、・・・やぐちさんを甘くみては困りますぅ!!」

あっら、得意そうな顔してぇ。
さっきまで、寝ぼけてたのは、どこの誰やったかなぁ・・?

それでも、しがみつく腕を、ぎゅうぅってした。
彼女の首筋で息をする・・。

「ゆうちゃんが、お母さんのこと大事にしたいって思ってんのも、将来は一緒に
暮らしたいって思ってんのもぉ、矢口は判ってたからぁ・・・・・」
「・・・ん。」

「ちゃんと、考えて言ってんだかんな!」
「・・・うん、うん。・・・・ありがとぉ・・・。」

うれしくて、涙がこぼれた。
キレイな首筋に、伝う・・。

アタシらは男やないから。
本当の意味で、「結婚」という形式が当てはまらないから。

「・・・だから、みんなで幸せになるんだよう・・?」
151 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)14時45分33秒
「・・・・・くふぅ・・・ふぅぇっ・・・・・・・」

もう、止まらない。
どんなにきつくぎゅうってしても。

「・・も、泣くなよ、裕子ぉぉ〜〜〜っ!!」

苦笑しながら、トントンと背中を叩いかれて。
そんなこと言われたって、止まらんもんっ!

コドモやコドモやとばかり思うていたのに。
時々見せる、大人の一面に、・・・アタシの心は大きく乱される。

ついこないだまで、その辺をヨチヨチしてたくせに・・・。(←いいすぎ?)
・・・・で〜も、ちっちゃくても二十歳やもんな♪

ゆっくり矢口が起き上がって、泣いてるアタシの顔を見上げてきた。
そうして、ニヤリと笑む。

「フッ、可愛い♪」
「・・アホっ。」

むぅって口を尖らせながら、それでも、頬に伝う涙は止まることを知らなくて。

「最近、泣き虫だねぇ?」
「うっさい、誰のせいや!」
「ん?・・おいらが悪いの?」

チュ。
頬にキスされる。

「ゆうちゃん、“はなちゃん”待ってるよぉ・・?」
「・・うん。・・・・んくふぅ・・・・・」

手が伸びてきて、拭われる感触に、余計に涙が零れてきた。
それを、また苦笑いしながら。

とめどなく溢れるそれに、どうしようもなくなった・・。

「ほら、泣くなよ、ゆうこぉ!」
「・・・っさい、止まらん!」

元はといえば、アンタのせいやろ!
矢口が急に、そんなこと言うからぁ!
152 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)14時50分00秒
「も、泣き止め!」

チュ!
笑いながら、強引に口付けられた。

ゴン。
勢いよくきたので、歯が少しだけ、ぶつかって・・。

「・・い、痛いはこらっ、へたくそ!」
「うっせ―!!」

「んっ。」
「んんっ!!!」

今度はアタシから、キスした。
やらかい感触を、味わいながら。
ありったけの気持ちを込めて・・。

好き、もう大好きぃ・・・ありがとう矢口。
153 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)14時59分27秒
唇を離してからも、いい匂いのする首筋でずっと息をして・・・。
そこでようやく、アタシの涙も収まってくれた。

・・小さい体。
このなかで、いろんなことを考えてくれたんやねぇ。

「・・やぐち、・・愛してるぅ。」

掠れた声で、言うのに。

「・・ん、おいらも、愛してるよぅ。」

帰ってきた言葉に、また、泣きそうになった。

まわされた腕が、アタシの身体をぎゅうって包む。
頼りないそれが、堪らなく愛しくて・・・。
・・・だから、アタシもぎゅうってお返しした。

「もう、幸せにして〜や?」
「おう、まかせとけ!」

どこからくるのか。
何の根拠のない、自信たっぷりのその声に。

十コも年下やけど。
ちっこいダーリンやけど・・ここまで、アタシを愛してくれたのはこの子だけ
やから・・・。

笑いながら、・・・また、雫がポトリと落ちる。――――
154 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)15時11分28秒
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それから、車を走らせながら・・・
でも、左手はきつく握りしめたままで。

ふと、思いついたように彼女に言う。

「・・あんな、アタシも、いっしょやで・・?」
「ん?」

信号が変わって、ブレーキを踏んだまま。

「アタシも、矢口のパパとママやったら、一緒に暮らしたってもええで・・?」

この子を産んでくれた人だから。
アタシにとっても、大切なひと。

「な、な〜に言ってんだよぅ!・・ウチは、大丈夫だよぅ!」

照れくさそうに、でも、うれしそうに微笑む矢口。

「ウチはだって、まだ若いし、元気だし、それに、妹もいるし・・・・」
「うん。・・でも、裕ちゃんも、そう思ってるから・・な?」
「・・・う、うん。」

こめかみにキスをして。
それから、発進しながら、将来のこと語り合う・・。

――多摩川橋を過ぎると、ようやく「東京」の看板が見えてきた。

あ〜ぁ、着いちゃったなぁ・・・。
「ハァ」思わずため息つくと、その横でもため息・・?

もっとこうしてたかったんは、同じなんか?
一緒の家に帰るのになぁ!(苦笑)
155 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)15時18分35秒
それから、はなちゃんを預かってもらってる矢口んチまで行く途中。
・・・矢口が思い出したように・・。

「そだ!・・ゆうちゃん、さっきのこと、お父さんに言わないでね?」
「・・へ?」
「あの、一緒に暮らそうってやつぅ、ぜったい言っちゃダメだよぅ?」
「・・あぁ、うん。・・判ったぁ・・・けど、なんで?」

別に言うくらいは、ええやないん?

「ダメだよっ、絶対ダメ!!・・・・もう、そんなことしたら、喜んじゃって
なにするか、わかんないもん、だから、ダメっ!!!」
「・・・・・・・・・・。」

フッ・・。
確かに・・・娘大好きパパで、そんなことになったら、万歳三唱くらいしちゃい
そうやもんな・・・土地とか探し回っちゃうような感じやでぇ。(笑)

「くくっ、せやな。」

それは、やめておこう!

「・・うん。・・・ハァ・・・・・」

最大級のため息つく、彼女に苦笑する。
156 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)15時28分38秒
「でも、あれやな。・・アタシに矢口に、おかんにパパにママやろ?・・・・・
・・ごっつぅ人数になりそうやん。大っきいトコやないと住めないで・・?」

「あはっ、そだね。・・・待って、お父さんたちもっつたら、妹も来るかもしんないよ!
・・そしたら何人、結婚して子供いたとしても・・・・7,8・・ひぇ〜〜っ!!」

困ったねぇって微笑む彼女の顔は、ぜんぜん困ってなくて。
でも、わかる。
・・だってそんなにぎやかな生活・・想像しただけでも、楽しそうやもん♪

「・・そんで、はなちゃんに、クッキーでしょ、あと、大きい犬飼ってぇ・・・」

「・・・・・・・・・・・ヤギは飼わへんで?」

ゴツンとおでこをぶつけて睨みつけるのに。

「・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・ブッ!」

「「ぶははは〜〜っ!!」」

・・・大笑い。

「ハァ・・おなか痛いぃ・・んじゃ、いっぱい働いて、お金ためなきゃね?」
「・・・せやなぁ♪」

そんな幸せな生活してみたいなぁ・・。
いや、このコといっしょやったら、どんなことがあっても幸せやろうけど・・。
157 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)15時38分09秒
コドモのように、脚をブンブンさせながら。空想している彼女が可愛くて。
・・・だから、ニヤリしたまま言ってみた。

「なっ、・・したら、アタシらの部屋、防音設備にしとかな、いけないで?」
「・・どうしてぇ?」

不思議そうに見上げてくるのに。

「・・やって、“えっち”してる声聞かれちゃったら大変やんっ♪」

矢口喘ぎ声おっきいから、みんなに聞こえちゃうでぇ〜?
大げさにそう言うと、茹蛸みたいに真っ赤になって・・・・。

「あ、あ、アホぅ!・・な、もう、バカ言ってんなよ!・・あぅぅ・・・・・
・・・・つーか、ウチら、そのころまで、“現役”なのかよぅっ!!」
「はぁん?・・んなの、あったりまえやん!・・裕ちゃんののエロスは、とどまる
ことを知りませ―ん♪」

年とともに、燃え盛ってるちゅーのん!
胸を張ってきっぱり言い切ると、とたんにふにゃら〜って崩れ落ちた。
あはははっ、も、可愛ええなぁ〜〜♪

こ〜んな感じで、アタシたちの二拍三日の“ハネムーン”は、笑顔のまま終わりを
告げたんや・・・・。

158 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)15時54分17秒
******************

それから、3日後・・・。

リビングで、新聞を広げながら読んでいると。

バタン!!
ダダダダ・・・・ドーン。

「ね、ゆうちゃん、ゆうちゃん、ゆうちゅぁ〜〜ん!!」

アタシのひざの上にダイブする小さい子。
新聞がくしゃくしゃになった。

「見てみて、ゆうちゃぁん!」

「ちょ、あぶなっ!・・なんやねんな、やぐちぃ!・・・・・てか、帰ってきたら
“ただいま”が先やろっ?」

・・・まったくぅ。
ペチペチと頬を叩くと、えっらい冷たいそれに、外は寒かったんやろうって。

「んと、ただいま。・・・・・・・それよりさぁ〜〜〜っ!!!」

興奮気味な声。
だからなんやねん!・・もぉ〜〜、落ち着きないぃ!!

「ジャーン!!」

得意げな顔させて、ジーパンのポッケから出されたのは・・・。

「これ、な〜んだ?」
「・・・・キテイちゃん?」
「そう!・・・・って、違うでしょ!そうだけど、これは、通帳!!」

どう見てもそうやね・・。
・・だ、か、ら?
159 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)16時04分39秒
「さっき、矢口、銀行行ってきたのっ!・・・・二人の通帳だよう!」
「ハァ〜???」

ウチにはなぜか、3つの通帳がある。
お互いのそれぞれに加えて、もうひとつは同棲する最初の日に(無理やり)矢口に
言われて作ったもの。・・・・・生活費や、生命保険なんかを引き落とされるやつ・・。

・・・・・で?

「これはね、二人の将来のための通帳なの♪」
「・・・・・・・・・。」

「題して、“ドリーム貯金”!!」
「また、ベタなタイトル付けよってから・・・。」

冷ややかに言うと、ゴンって頭突きされて。

「うっさい! いいから、五万よこせ!」
「はぁ〜ん??」

なんでよ!
なんでそうなるんかぁ!!

・・の、顔が思いっきり現れてたらしく、彼女はアタシの目の前に人差し指を
出して、チッチってしながら・・・。(やり方が古臭いな・・)

「はぁ、だからダメなんだよ、裕子は・・。いいか、よく聞けよ!・・夢って
いうのは見るためにあるんじゃないのっ、叶えるためにあるんだろ!」

アンタ、格好ええこと言うてんのはええねんけどな。
・・・ひとの膝の上に乗ってたら、あんま意味ないでぇ〜!
160 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)16時09分53秒
「ゆうちゃん、ガラス職人になりたいんでしょ?」
「ん?・・なりたいってか、なる。」

アタシの頬を、両手で挟んで。

「だったら、早くそうなるためにも、いっぱいお金貯めて、工房作らなきゃでしょ?」
「・・・せやなぁ・・。」

「設備、結構かかるって、岸田さん言ってたじゃんか?」
「・・・うん、まぁ、言ってたなぁ・・。」

「ほら!」

鼻をぷくぅって膨らませて。

「だったら、今のうちから、お金貯めとかないと、工房どころか、お家も建て
られないよう!!」
「・・・・・・・・・・・・。」
161 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)16時16分03秒
「そこで、おりこうさんの矢口さんは、考えました!」

目の前にキレイな人差し指がたつ。

「毎月二人で10万貯めれば・・・20年後はいくらになるでしょ―う・・?」
「・・・ん〜と、10×12×20か・・・・いくらや・・・」
「2400万!・・・そんでも足りないくらいだぞ!」

「このマンション売って、なんとかって感じ・・?」
「・・・・・・・・。」

「はい。」

言いながら、右手を出されて。
条件反射のように、手を乗せると。

ゴン!!

「お手じゃねぇ!」

同じところに頭突きされた。

「・・っ痛いぃ、痛いわこらぁっ!!・・・・・んでも、五万は高いで、3万に
して・・・?」

手をクネクネさせながら、可愛くおねだり。
だって五万って・・・・そんな・・。
162 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)16時26分35秒
「なに言ってるんだよう!・・いまの裕子の収入ならへっちゃらでしょ・・?」

だから、そうゆう問題やないのぉ!

「ビール、一日一本にしてぇ、ほしい服も少し我慢するれば・・・・」
「・・そ、そんなぁ〜〜アタシの唯一の楽しみぃ〜〜〜・・・」

「ネイルサロンも回数減らして、そだ、矢口がやってあげるよ・・?」
「・・・ひ、ひどいわっ・・・・」

しくしく。

「それもこれも、ふたりのためだから、なっ・・?」

ポンって肩を叩かれて、慰められても・・・。

「うぅ・・・ぅ、・・しゃあない、判ったわ!・・そんかし、当分どっこも行か
ないで、旅行はなしやっ!!」
「えぇ〜〜〜、なんでだよぉ、そんなのヤダぁ〜〜〜っ!!!」

アンタ、言うてること、むちゃくちゃやん!
163 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)16時35分00秒
****************

アタシ、最近思うんや。

矢口真里って子は、いろんな顔を持つ女やなぁ〜と。(ん?ミステリアス?)

世間では、元気いっぱいの国民的アイドルで。(ちっちゃいけどな)
おウチに帰れば、料理上手な可愛い奥さん♪(旨いねんこれが)
そんでもって、悩みなんて愚痴ると的確にアドバイスしてくれたり。(意外とな)
えっちの相手には、もう、サイコ―♪(←関係ないがな)

そして、今度は、“くの一”になるんやとさ。(なんやそら!)

「はい、ゆうちゃん、今月も徴収ね?」
「・・うぅ・・・来たな・・。」

それから、それから、月末には(厳しい)取立てやにもなるらしくぅ・・・・・・。

・・・って、アンタ、忙しすぎやっ!!
164 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)16時41分24秒
でも、アタシは、そんなこの子を尊敬している。

10コも年下で・・こ〜んなちっこい身体やけど。(←関係ない)
だけど、いつだって、先のことを見てる。
どうなるか判らない商売で、普通じゃないアタシらの関係で・・。

なのに、ちゃんとした未来設計を考えて、そうしようと努力する。
・・・だから、この子が傍にいるだけで、アタシの未来は明るいんや・・・。

ハァ・・このちっこい身体のドコにそんなパワフルな源が入ってんやろねぇ。
着ぐるみ剥いだら、ネジとか出てくるんちゃうかぁ・・?

「おい、聞いてんのか、早く、出せよ、5万円〜っ!!」

いっぺん、解体してみたいよなぁ・・・。
165 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)16時51分43秒
「おいおい、ネエちゃん!耳揃えて払えないなら、・・このキレイな身体使って
もらってもいいんだぜ!・・おいこら、聞いてんのかぁ、あ〜〜ん??」

胸ぐらを掴まれて。
ちっちと顎を上げ下げ。

・・・なんやそら、ちびっこギャングかえ??(苦笑)

だけど、アタシも負けてないし・・。
てか、まだまだ負けられないぃ!!

「なんや、ええんか?・・も、それならそうと早く言ってや!・・・それじゃぁ、
お言葉に甘えて・・・・・・・・・(ガバチョ!!)」

んちゅ〜〜〜。

「んんっ!!・・あ、あれ?・・なんで?・・あ、やぁっ、いやぁ〜〜〜んっ!!」

ほらほら、まだまだやねぇ〜♪

「さぁ、マリちゃん、ええコやから、脱ぎ脱ぎしようねぇ〜♪」

プチプチとボタンを外して。
舌を絡めるころには、くたんと動かなくなっちゃった。
166 名前:〜haneymoon〜 投稿日:2003年08月21日(木)16時58分05秒
ありゃま、もう降参かぁ?
・・・なんや、つまらんなぁ・・。(苦笑)

なぁ、矢口、判ってんの?
アンタ、・・裕ちゃんに“プロポーズ”したんやで・・?


・・・この顔、・・・判ってへんのやろなぁ・・・・。


この子のために、可愛い奥さんになろう。
・・ん?・・・ダンナかぁ??

んなもん、どっちでもええ。
ずぅ―っと、愛し合っていければ・・・・・・・。


                  ―END―
167 名前:kai 投稿日:2003年08月21日(木)17時11分19秒
・・・・・・・・・終わった。
オチは、相変わらずな感じで、なんの芸もなく・・・・(汗)
まだ、最初から全部通して読んでないのですが、多分、ちゃんと繋がってない
だろうなぁ、と。(おい)

無駄に長くなってしまいましたが、私の中では思い入れのある作品になりました。

えっとですね、アタシには、“彼氏”じゃなくて、“彼女”がおりまして。
ここのお二人さんほどじゃないんですけど、それなりにラブラブだったり。(爆)
・・・最近では将来のこととかも、語りあっちゃったり、しちゃったりして。
ですが、結構問題は山済みでなんです。・・世の中はそんなに甘くないらしい・・

中澤さんが、「将来、お母さんと暮らしたい」って言ってるのを聞いたとき、この
話を書こうと思いました。(←どこをどう間違ったらこーなるんだか)

アタシも、矢口みたいに、格好よくキメられたらいいんだけど・・・・。
だから、願望というか、モヤモヤの解消というか、思いっきり私情を挟んだ内容に
なってしまって・・申し訳ありません・・・。
・・・でも、共感できるっていう人がいてくれたら、うれしく思います。

なんか、書きたいことも、書いたし、しばらく休もうかなぁ・・・・と。
168 名前:kai 投稿日:2003年08月21日(木)17時17分39秒
・・・・・・・・・思ったのですがぁ。(爆)

アタシの性格上、一度休んだら戻ってこれないと思うし、なにより、そんなに
休んだらば、娘。さんたちの目まぐるしい変化に付いていかれないような気がして。

・・・というわけで、今後とも、ヨロシクで〜〜す!!(←軽いな)

読んでくれる人がいるのならば、続けていきたいです!!
こんな、つたない文章ですが、がんばりますので・・・・・(ペコリ)
169 名前:kai 投稿日:2003年08月21日(木)17時26分37秒
そりでは、今後の予定なんぞを。

〇長編に懲りたので、思いつくまま短編を・・・。
〇「haneymoon」の例のおまけ?・・(←てか、本当に読みたいですか?)
〇「女教師」もの。初パラレル予定。(あ、お忘れでしょう? w)

そのほか、出会いのころのとか、初めての×××とか。(笑)
・・昔書いてたエロとか、最近書いたエロとか。・・・(エロばっかか!)

両スレで、ガンガンあげていきたいです!

ほんとうは、読みたいんですけどね。・・最近やぐちゅー元気ないから・・・
つなぎにでもなればいいかなぁ〜と、思ってます。

それでは、近いうちに、お逢いしましょ―っ!!!

                        kai
170 名前:ゆちぃ 投稿日:2003年08月21日(木)18時01分22秒
おつかれさまでした。
なんかほんわかしたかんじで終われてほっとしました。

ドリーム貯金はなかなか貯まらなそうだなぁと思っちゃったりしました…(w
だって、身体で払うのアリだし…(w
本当にお疲れさまでした。

次もあるってコトで、めちゃめちゃ嬉しいです。
早く帰ってきてくださいね〜☆(爆
171 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月21日(木)19時07分24秒
完結脱稿お疲れ様でした。
しっかり者の矢口さんにヘタレな中澤さんがいい感じで、
甘いのだけじゃなく切ないのもありと素敵な作品でした。

……よかった〜休むって言われてビビリました(w
またkaiさんの話読めるとのことで嬉しいです。
戻られる日を心待ちにしてます。
172 名前:マコト 投稿日:2003年08月22日(金)00時04分06秒
完結おめでとうございます!&お疲れ様でした!!
一度ラストを読んで、そのあと最初から読ませて貰いましたよ(フフフフフフ)
何回読み返してもkaiさんの書く小説は文章が綺麗で、
どんどん引き込まれていってしまうんですよね、これが。どうしてくれるんですか?

でも矢口さん、優しいですねぇ。しっかりしてるっていうか、『すごい』の一言です。
だけどその中にも可愛さがあって・・・もぅ最高!!
ではでは、これからも頑張ってくださいね!
えーっと、自分的には二人の初めてが読んでみたいっす(w
173 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月22日(金)00時22分33秒
終わった頃に初レス(^^;
おまけとか・・・いろいろ期待してます♪
これからもがんばって下さい。
174 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年08月22日(金)02時51分20秒
お疲れさまでした。
矢口さん、しっかりしてますね(笑
これからも楽しみにちょくちょく顔出します
175 名前:ミニマム矢口。 投稿日:2003年08月22日(金)04時14分20秒
完結お疲れ様です。幸せで良かった。一時はどうなるかと(ほっ)
かなり矢中本人達のコメント・実話に基づいてお話が進んでましたね。
それに描写・風景・感情が、とても鮮明に描かれていました。
私的に頭が弱いので「国語辞典片手に」拝見させて頂きました。w
>つなぎにでも・・・
をtsunagiと思ってしまった程、語学は弱いらしい(爆)

作者さまの私生活に「幸」あれ。自分の回りにも、居ますし。
何気にラブラブ報告ですね!ぁぁーいいなぁ〜
矢口の『ち』は < 「ちぃ!」w
悔しいから、地の果て追いかけて読んでやる。(今後も頑張って下さいね)
176 名前:スティンガー 投稿日:2003年08月26日(火)21時34分41秒
完結お疲れ様でした!萌えに萌えすでに私の腹はお腹一杯でございますw
エロ、エロ、エロの精神でお願いしますwww

そのときはまた肉を食らいますのでw
177 名前:kai 投稿日:2003年08月27日(水)12時11分39秒
レス、ありがとうございます!

>ゆちぃさん・・ほんわかしてましたか?(w
う・・ホントだ。この二人なら、家庭内援交とかしちゃいそうだな。(おい)
そのほうが、早く貯まるかもね。(汗

>171さん・・いろいろ組み込んだらこんなん出来て、なんて纏まりのない。
でも、そう言っていただけると、よかったのかなって思いなおします。
ご心配おかけしまして、すみませんです。(ペコリ)

>マコトさん・・その笑いは、・・なに?(苦笑
最初から読んでいただけたなんて、疲れませんでした?でも、うれしいです♪
それじゃぁ、マコトさんのリクに応えて、アレをあげてみよかなっ♪

>173さん・・初めまして、初レス感激です♪
おまけっすか?・・そうですね、暇があったら、ドンドンあげてきたいです。
また、感想あったら、お願いしますね!

>やぐちゅー中毒者セーラムさん・・しっかりなのか、なんなのか?(w
がんばりますので、また、顔出してやってください(ペコリ)
178 名前:kai 投稿日:2003年08月27日(水)12時29分40秒
>ミニマム矢口さん・・そんな、国語辞典が必要な内容には・・・・・(汗
もともとこの話は、お二人がラジオで言ってたのが発端だったんで。少しでも
臨場感がでればなぁ〜って思ってました。なんか、恐縮です・・・。
ラブラブ報告なんて、めっそうも・・でも、うれしいお言葉ありがとうございます。
地の果てまで、追いかけてくださいね。

>スティンガーさん・・お粗末さまでした、
エロエロエロの精神で、精進いたします・・・。(w
179 名前:kai 投稿日:2003年08月27日(水)12時41分57秒
なんか、こっちばかりに夢中になってたら、いつのまにかもう一個のスレが倉庫
オチしてしまいまして。・・・気づかんかったわ。(汗
どうしようか迷ったのですが、アタシの場合そんなに変わんないだろうなと思い
ノーマルなものも、こちらでスレであげさせていただくことにしました。
エロがご期待の方には、邪魔くさいかもしれませんが、ご了承ください。

ということで、今回は、エロくはないですが、甘めのものをご用意してみました。
でも、別の意味で、痛くなるかもしれませんがぁ・・・・(w

めずらしく短編です。しかも読みきり。
これは、最近書いたものなんですけど、設定は随分前と思ってください。
裕ちゃんが、娘。にいたころのお話です。
・・・それでは・・・・。
180 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)12時55分42秒

 あ〜あぁ、な〜んで、オンナのコになんて生まれてきちゃったかなぁ〜・・
 オトコのコに、なりたかったよぉ―っ!!



---------------------

高級ホテル。

ついこないだまでは、狭いトコにぎちぎちに押し込められてたっていうのに、
いまや、フカフカの絨毯だよ。まったく、おいらたちも出世したもんだよねぇ〜〜。
そういや、窓から見る夜景がサイコ―だよって、なっち言ってたっけ。
今頃、ごっつぁんといいムードになってんじゃねーのか!

「・・・・・ぅ・・・・いっ・・・・て・・・・・・・」

セミダブルベットにゴロゴロ転がりながら、こないだ来たときはこのベットでいちゃ
いちゃしたよなぁ〜〜なんて思い出しながら。

ふと、サイドテーブルの時計をみた。

「・・・やっべ〜よ、もう、来ちゃうじゃん!・・・・・」

シクシクと疼く下腹部をさする。

「・・うっ、・・・・気持ち悪りぃ・・・・」

さっき、口にしたものがこみ上げてきた。
だけど、トイレに駆け込む気力もなくって。痛みがすぎるまで、やりすごす。

・・・・ちょうどそんなときだった。
181 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)13時01分50秒
ピンポ〜〜ン。

間延びしたようなその音は、扉の奥に立ってるであろう人の様子を容易に伺える。

ピンポ〜ン。
ピンポ〜〜ン。
ピンポン、ピンポン、ピンポ〜〜ン。

・・・・・・・・・・。

なんか、自分の名前呼ばれてるみたいだ。

「ハァ・・どっこいしょ。」

重たい身体を持ち上げて、立ち上がる。
その足取りが重いのは、お腹が痛むせいだけではなかった・・・・。
182 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)13時19分05秒
ロックを解除して、チェーンをはずす。
そっとドアを開けると、想像通りの顔がそこにあって。

「・・やぁぐちぃ〜〜〜、きったでぇ〜〜〜♪♪」

ぎゅうぅって細い身体に包まれた。
髪から漂う、オレンジの匂い。・・あぁ、シャワー浴びてきたんだねって。
(やる気まんまんじゃんっ!)

てか、そういうことは、ドア閉めてからしろよなっ!!

「・・・やぐち、やぐぅ・・・・・・・ん〜〜〜〜っ♪」

首を押さえつけられて、上を向かされる。
抵抗する前に、唇が塞がれて、早急に入ってくる舌。
「フーン、フーン」
彼女の鼻息が頬をくすぐった。
口付けされたまま、手が伸びてきてパジャマのボタンがはずされる。
上から4つ目まできたところで、胸に伸びてくる冷たい手のひらに・・・・。

「・・・んんっ!!!」

首を振り、両手を突っぱねる。

「・・ま、待ってよ・・・ちょっとぉ・・・・・」
「なにぃ〜な?」

不機嫌そうな声。顔をあげた彼女の瞳は、あきらかに欲情の色をあらわしてて。

「・・・・う・・あの、その・・・・いた〜〜〜い!!」
「へっ?・・・どうしたん?・・・やぐち??」

その場に蹲ったおいらの顔を、覗き込んで。
キレイな瞳に、情けない顔した自分が映っていた。
183 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)13時31分54秒
***************

初めて、裕ちゃんとそうゆことしたのは、3ヶ月前だったかな。
ちょうど付き合い始めて一年目の記念日で・・・。

でも、ほんとそれまでは、な〜んにもなくって。
相談した圭ちゃんのほうが、ビックリしてたくらいだった。
・・・でも、裕ちゃんって、性欲ないのかなぁって。
だって、こんな可愛い子が隣に寝ててもなんにもしてこないし、ちゅうはされる
けど、手を繋いだまま寝ちゃうんだよ。
・・・ま、それも、大きな間違いだったって、後から気づかされたけど・・。

気持ちのすれ違ってた一年間。
お互い我慢してたなんて、バカだったよねって笑えないけど、でも、今はこうして
見も心も、裕子のものになったわけだから。

「・・・・てか、いてぇ!!!」

おでこから冷や汗が、たらり。
背中を擦ってくれる裕ちゃん、心配そうな声が頭の上から聞こえてくる。
184 名前:〜hanaymoon〜 投稿日:2003年08月27日(水)13時47分09秒
「・・・どうしたん!・・・お腹痛いの?・・変なもんでも食うたんか?・・・
・・・・やぐち、やぐち、やぐちってぇ!!」

焦ってるなぁ・・。
確かに、さっきまでピンピンしてたおいらのこと知ってるからね・・。

ごめん。
ぜんぜん、大丈夫なんかじゃないんだけど、ホントごめん。
あ〜、おいらがこの事実を告げたときの、落胆の顔が思い浮かぶよ・・。

「やぐち、やぐち、痛いの?・・薬は飲んだんか?・なぁ、そんなにお腹痛いん
やったら、病院行かんと・・・。」
「・・・・違うぅ・・平気だから・・・・。」

おいらのこととなると、普段の冷静さがなくなってしまう彼女。
愛されてるよなぁ〜なんて、思うけど。
・・どんなに痛くても病院なんて行けないから、だってこれ病気じゃないし・・・。

「・・・やぐちぃ、あかん、どうしよ、救急車呼ぶか・・・?」

オロオロ動く足元。
ポチっと聞こえる電子音に、慌てて顔をあげた。

「・・いい、ダメっ、救急車なんて、呼ばないで!!」
「・・・せやかて・・」

泣きそうな顔。
あなたのほうがよっぽど、病人みたいだ。

「違うの!・・・病気じゃないんだって、・・・・い・・、あの、あのね、その・・
・・・・んと、ごめん、ゆうちゃん、今月少し早かったみたいなの・・・。」
「・・・へ?」

シクシク痛む、下腹部を擦りながら。

「・・あの、あのね、・・・さっき来ちゃったんだよう、アレが・・・・」

一週間も早く。よりにもよって。
185 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)13時52分14秒

「んぁ?・・アレってなんやねんっ!・・アレじゃ判らんやろ・・アレ、あれか
・・・・・・・うえぇぇぇ〜〜〜〜っ、アレぇ〜〜っ!!!!!!」

・・・一歩遅れて。
彼女の叫び声に、耳を塞いだ。

もう、ここどこだと思ってんだよう!
186 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)14時02分56秒
**********

いつも一緒にいれる身だからこそ、ウチらはルールを決めたんだ。
だってそうでもしないと、この人、止め処なく求めてくるんだもんっ!
もう、一年分の禁欲生活返せ〜〜って感じに・・?

自宅通いの矢口だから、そんなに頻繁に外泊なんて出来ないし。
しかもただでさえ、眠る間もないくらい忙しいのに、“疲れてるからこそ、燃える
んやろ”という、勝手な言い分で、分けもわからないまま強要されてた数ヶ月。

だけど、あまりにも求めてくるから、協定を結んだんだ。

〇外泊は週に2回まで。
〇生放送日の前日は・・×
〇ツアー中はもちろんダメで、最終日ならOK!
*ただし、矢口の体調に十分考慮すること!

そのほか、一日三回までとか、指は何本だとか・・・人には言えない項目なんかも
あったりして・・・・。

でも、この“アニマル”は、いまのところ従ってくれてるんだ。
以前、全国ツアー中に毎晩させられてたせいで、倒れちゃったことあったから。
そのことに負い目を感じているらしく。(当たり前だ!)

“ただでさえ少ないのにぃ”って文句は添えてもね。
187 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)14時19分41秒
そして、今日はハロコンツアー最終日。
明日は移動だけとくりゃ、彼女がこの上なく陽気になってても仕方ないから。
そういう矢口だって、そのつもりで、“お好み焼きツアー”パスしたのに〜っ!!

「・・・う、ウソやろ。・・・・・っんな、殺生なぁ〜〜〜っ!!!」

もう、泣かないでよ!
どうしていいかわからなくなるぅ。

「ごめんね、ごめん。・・・こんなはずじゃなかったんだけど・・・ごめん。」
「なんでやねん、何で早まるんやっ!」

女の子同士の弱点。
この忌々しい儀式のせいで、ウチらの貴重な2週間は消えてくんだ。
おんなじ頃ならよかったんだけど、そう都合よくはいかなくて・・。

「ゆうちゃん、ごめんね、もう、ごめんよ、やぐち・・・いっ・・・・。」

鋭い痛みに顔を顰めると、ポンポンって叩かれた。
それから、ふわりと包まれて、そのままベットまで運んでくれる。
さっきまで転がってた、くしゃくしゃのシーツ。
その上に、そっと横たえさせられて・・・。

「・・ごめん矢口。もう謝んなくてええ。アンタのせいやあらへんやろ?・・・
・・・いいから、それより、薬は飲んだんか・・・?」
「・・・うん。・・・さっき飲んだ。」
「そうか。・・・そしたら、ゆっくり休み?」
188 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)14時33分24秒
・・・・・・・・・・・・・・・。

髪の毛をくすぐる手。
おいらは、それを掴んだ。

「ねぇ、もっとこっち来てよ?」
「ん?・・・なんや?」

いそいそとよってきた彼女のローブの紐を解いた。

「あの、今日、おいら、してあげるよ。・・・裕子みたく上手くできないかも
だけどぉ・・・・・」

申し訳なくてそう言うと。
彼女の顔色が変る。

「アンタ、なに言うてんの!・・・お腹痛いんやろ?・・そんなんええから、
さっさと、寝ぇ!!」
「・・でも、だって3週間もしてないじゃんか!」
「・・・・・・・・・・・。」

夏の間、ずっとツアーであちこち回ってたから。
それに、来週からは怒涛のスケジュールが待ってる。
だからこそ、今日が唯一のチャンスだったってお互い口に出さなくても・・・。

「ゆうちゃん、ホントは矢口のこと、怒ってるんだろ!」

涙が溢れてきた。
だって、ゆうちゃん、ぜんぜん笑ってないんだもん。
やさしい言葉かけてくれるけど、お腹の奥では、矢口のこと・・・・。

「怒ってくれたほうがいい!そういうふうになんでもない顔しないで!」
「・・あ・・ぅぅ。・・ちゃうよ、ちゃうって。・・・ごめん、ゆうちゃん、
がっかりしたのは、ホンマやけど。・・今は、怒ってなんかいないから。」

「だから、やぐち、してあげるって!」
「・・出来へんよ・・・やぐち辛いのに、そんなこと出来へん・・。」
「・・・でもぉ・・」

紐を掴んで離さないおいらの手をやさしく包んで。

「・・もうええの。・・ほら、目ぇ瞑り・・・寝ちゃうのが一番や。」

冷たい手のひらが、目蓋を覆った。
189 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)14時48分21秒

矢口のアレは、大抵一日目にお腹が痛くなる。(死ぬほど)
でも、次の日にはケロっとしてたりするから不思議だ。
メンバーは、2日目のほうがひどいよ〜って子のほうが多いけど。
・・ま、これも人それぞれなのかなって・・・。

ちなみに、裕子はなんでもないらしい。(ずるい!)

「気持ち悪くはないん?」
「・・ん。・・・さっき、吐いたから・・・いまは、平気。・・」
「そうか。」

彼女の重みにベットが沈んだ。
添い寝するように、横にきて。

やさしく髪を撫でる手のひら・・・なんか、猫になっちゃったみたい。

「あ、アタシ、おらんほうがええか?」
「・・・一緒に、寝てくれるの?」
「ええ?」
「・・・う、うん。・・てか、うれしいかも。・・・」

おいらの返事に、笑いながら腕が伸びてくる。
シーツと首の間に差し込んで、その手のひらがそっと肩を抱く。
やっと、息がつけた。

「・・・・ごめんね?」
「もう、ええて。・・・それより、お腹は?・・痛くない?」
「痛いよ、すっごく!」

「どんくらい? シクシクって感じ?」
「・・うんん、ズキズキくらい・・・。」

髪を撫でてたもう一個の手が、シルクのパジャマのゴムを割って入ってくる。
下腹部あたりを旋回するように・・。
190 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)15時12分47秒
「こうしてたら、痛み治まるかな?」
「・・ん〜〜、気持ちいい・・。」
「そう?・・・・・んじゃ、痛いの痛いの飛んでけ―っ!!」
「あはっ、もう、矢口、こどもじゃないよう!」
「ええやん。やぐち、しんどそうなんやもん、裕ちゃんにもなんかさせてや。」

冷たかった手のひらが、矢口の熱に奪われて熱くなる。
いつもあるはずの爪がない。
あぁ、・・・ごめんね、がっかりしたろうなぁ・・。

「・・・ほんと、どっか飛んでってほしいな・・?」

何気なしにつぶやく声に、胸が熱くなった。
やさしいやさしい、裕ちゃん。

ずっとこのまま、彼女の腕で休んでいたいけど、このまま眠るにはちょっと心配
だから・・・。
・・・朝になって血だらけだったら困るしぃ。
なっちにもらっといた、“夜用”のやつに取替えときたい・・。
でも、こういうとき女の子ばっかだと得なんだよね。誰かしら持ってるから。

「あ、あの、ごめん。・・・やぐち、ちょっと、取り替えてくんね?」
「・・あぁ、うん。・・・抱っこしてこうか?」
「い、いいよ!・・・大丈夫だから・・。」

のそりと起き上がると、ズキリと痛みが走った。
思わずその場で蹲る。

「やぐち!!」
191 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)15時26分50秒
・・・・で、結局。

彼女に甘えて、トイレまで抱かれながら。
便座に座わらされると、「ふぅ」って息が漏れた。

ポタポタと滴り落ちてく感じが、すごく気持ち悪い。

「い、いてぇ!!」

ひざの上で組んでた手を、ぎゅってする。

「やぐち、やぐち、大丈夫か?・・・やぐちぃ??」

扉をドンドンしながら、心配そうな裕ちゃんの声に、ちゃんと返事も出来なくて。
痛みの波を、耐えしのぐ。

「・・・はぁ・・もう、痛いよう、痛ぁ〜〜〜い!!」

汗だくになりながら、ひざに顔を埋めていると、ふわりと上から包まれて。
オレンジの香り。

「だいじょうぶか、やぐち?」
「ゆうちゃん!!」

以前、テレビ局のトイレで倒れたことがあった。
あの時は、寝不足だったせいもあって、貧血みたくなっちゃったんだ・・。
「連れ出すの大変だったで」って、後からさんざん言われて。
だから、「鍵はかけるな」ってきつく言われてた。

「ゆうちゃん、痛いよう!!」
「・・ん、ん、・・・よしよし。」

狭い空間に二人。
ホントだったら、こんな姿見られたくないんだけど、今はそんなの気にしてる
余裕すらない・・。

「・・痛いの、んくぅ、・・いた〜〜い!!」
「んんっ、もう少ししたら、薬利くからな、我慢しよ・・?」

「・・ハア、もう、ヤダよう、・・・死んじゃいそう!!」
「・・ふっ、大丈夫や、生理で死んだ人は、聞いたことないからね・・」

頬を拭われて、泣いてたことに気づかされる。
その手を、ぎゅって握り締めて。
192 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)15時36分20秒
「もうなんで、なんで矢口だけこんな思いしなくちゃいけないのっ!!」

彼女にぶつけるのは、筋違いだって判ってはいるけど。
なんで、矢口だけこんな辛い思いしなくちゃいけないのか。

「・・ごめんな、ごめん。・・・ゆうちゃん、なんにもしてあげられない・・・
・・ごめんな、やぐちぃ・・・」

矢口が痛そうな顔すると、裕子も同じ様に顔を顰めて。
その姿に、少しだけ口元が緩んだ。

「泣きたかったら、泣いちゃい!・・痛かったら、裕ちゃんの手、ぎゅってして
ええから、・・・やぐちぃ・・・」

どこまでもやさしいひと。
痛みまで、分かち合ってくれちゃうの?

「・・そしたら、これ、裕ちゃんがしたるから・・」

血だらけの汚物をペーパーで包んで、新しいものをパンツに張られた。
その行動を見ながら、「フー」って息をついて。

「・・んと、ありがと。・・あの、もう大丈夫だから、さき行っててね?」

これからすることだけは、いくら彼女にだって見られたくない。
「ん」とだけ言って、ドアの向こうに消えたのを確認してから、トイレットペーパー
をクルクルした。
血を抑えると、その鮮明な色にクラっとくる。
193 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)15時49分36秒
そうしてパンツをあげると、なんだか気恥ずかしい気持ちになった。

もう!
そんなことまでしてくれる恋人なんていないでしょう!
・・・やさしいんだか、なんなんだかさ・・・。(苦笑)

水を流してから、ドアを開けると、やっぱり彼女が立っていて。

「連れてったる!」

ベットまでなんて、ほんの数歩なのに、抱っこされたまま運ばれた。
そうして、また、横たえさせられて・・。

「・・ゆうちゃぁん・・」

手を伸ばして彼女を呼ぶと、ふわると掛け布団の中に入ってくる・・・。
矢口は、また、甘えん坊になっちゃう。

ゆっくりとお腹を擦ってくれる手のひら。
汗と涙は、彼女のローブの袖で拭われた。

「・・・大変やな、毎月毎月・・・」

ささやく声に。

「ほんとだよ、おいら、オトコに生まれたかった!!」

オンナのコなんて、ぜったいヤダもんっ!
・・だって、この痛みがあと30年は続くと思ったらゾッとするよ。
オトコのコほうが、気楽だし、得なことだっていっぱいあるじゃんか。
涙混じりにそう言う矢口に、苦笑しながら。

「矢口がオトコのコか。・・・したら、こうやってはいられないんやろうな・・」

何気なしに言う科白に、首を傾けた。
194 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)15時57分50秒
「どうしてよ!」
「ん?・・やって、矢口オトコのコやったら、モーニング入れないわけやし、
こうして出会えてるわけやないかもしれへんやんっ?」
「そんなことないよ!・・やぐち、オトコでも、裕子のこと好きになるよ!」

「そうなん?」

ヘラヘラと笑いながら、おでこをツンツンする。

「うん!・・・たとえどんな状況だって、絶対好きになるからねっ!!」

ムキになってそう言うと、今度は髪をくしゃくしゃされた。
「かわええこと言うなぁ」って、耳たぶをくすぐるように囁かれ。

でも、どんなことがあっても、コイビトでいたいと思いたいもん。
裕ちゃんにも思っててほしいよ。

「・・でも、アタシは矢口がオンナのコでえかったな、思うなぁ・・・」

天井を仰ぎ見ながら、そんなこと言う裕ちゃん。
そのキレイな横顔に釘付けになった。
195 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)16時11分11秒
・・・・・・・・・・・・・。

でも、どうして?
矢口、オトコのコだったら、今みたいに年の差はあっても、普通の恋愛できる
わけだろ?・・そのほうがぜんぜんいいじゃんか。

首の下に回っていた腕が、矢口を横向きにさせて「コツン」と、おでこをぶつ
けてきた。
・・キレイ。このブルーグレーの瞳に見つめられると、動けなくなっちゃうんだ。

「だって、ゆうちゃん、いま、めっちゃしあわせ感じてるもん。矢口、しんどい
のに悪いなぁって思うけど。・・・なんか、こうしてんの、ゆうちゃん、うれしい。
・・・・・・・でも、ごめんな?」

チュ。
お詫びのしるしに、口付けられた。

だけど、彼女の言葉は素直にうれしかった。
だって、矢口もおんなじこと思ってたから。

毎月この日がくるのが、いやでいやで仕方なかったけど、今でもそう思ってる
けど。

だけどね・・・。
裕ちゃんがこうして抱いてくれるから。矢口の痛み、分かち合ってくれちゃうから。
どんなにお腹が痛くたって、・・・心が和らぐんだ。

身体をあわせていなくても、こんなに相手を愛しく思える。
見えないこころの橋が、ちゃんと二人にはつながってる。
196 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)16時23分47秒
でも、そんなことを素直に言えちゃうほど、矢口は大人じゃないからね。

「・・ね、そういえばさっき、・・やぐち、・・ゲロしたよ・・・?」
「・・・・・・・・・・・・。」

一瞬だけ固まって、フって鼻息があたる。

「そういえば、ちょっと酸っぱかったかな?・・でもええ。矢口のキスやもん。」

その証拠にまた顔が近づいてきて、そのままふさがれた。
今度はさっきよりも長め・・・。

ゆっくりと離れる感触に、そのまま彼女の胸に凭れ掛かって・・・。

「ゆうちゃ、ゆうちゃんっ、・・一週間だけ待っててね?そしたら、いっぱい
しよっ!」
「うん。・・一週間なんてなんでもないわ。」
「うん、うん・・。ごめんね。」
「もう、謝んないの!・・ええの、こうしてられるだけでも、アタシは十分や。」

ぎゅうぅって抱っこされて。
オレンジの匂いに包まれる。

・・・・そこでようやく気づいたんだ。
197 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)16時39分27秒
「あっ、あれ?・・・なんか、お腹の痛み、消えちゃったみたい。」
「そう?・・・したら薬が効いてきたんかな?・・えかったな、やぐちぃ♪」

いいコいいコされる。
だからもう、おいらは子供じゃないってばっ!!
それに、薬じゃないよ!これは、絶対裕ちゃんのおまじないのおかげだって!

でも、今日はおいら猫になりたい。

「ね、矢口が眠るまでそうしててくれる?」
「ん?・・抱っこ?・・ええよ。・・・お腹は? もぉええか?」
「してくれるの?」
「うん♪」
「ありがと♪」

トントンと赤ちゃんにするみたいに背中を叩きながら、下腹部を撫でるやさしい
手のひらの感触に・・・。

なんだか、ほんとうに眠くなっちゃった。
あったかい胸。
ずっと裕ちゃんの子猫になりたいな。

「・・でも、この体制で寝ちゃったら、横漏れしちゃいそう・・・・」

なにげないおいらの呟きに、くっついてた彼女の腹筋が震える。

「・・くくっ。・・・したら今度、タンポンの使い方教えたるわ・・。」
「いいよ、怖いもん。」

「・・んなもん、最初だけやて。それ使っちゃったらあと、楽やでぇ〜?」
「いいってば!」

痛そうだもん。
ぜったいヤダ。

「・・・心配すんな。・・裕ちゃんが懇切丁寧に、実地で教えたるさかい・・・」

クスクスしながら、耳元に妖しく誘う声。
もう!・・それ、セクハラだろっ!!
目の前のおでこを「ゴチン」てしてから、にらみつけた。
198 名前:子猫のように・・・・ 投稿日:2003年08月27日(水)16時51分49秒
「アホぅ!!」

ヘラヘラ顔しながら回ってくる腕が、ぎゅって胸に押し付けて。
後頭部を撫でるの感触に、うっとりする。

温かい彼女の胸の中で、軽く息を吐いて。
・・とたんに睡魔が襲ってきた。
目蓋が自然に重なった。


ねぇ、ゆうちゃん? おいらね、やっぱりオンナのコに生まれてきてよかったよ。
もし、次に生まれ変わったとしても、オンナのコ同士で恋愛しようね・・・?

混沌とする意識の中で。

「・・せやな。」

ちいさく頷く彼女の声が、聞こえた気がした。

・・・ん?
あれ、おいら今の、口に出して言っちゃったのかなぁ・・・・?
重たくなった目蓋は、もう開かない。

「おやしゅみ、やぐち♪」

ほっぺに感じた唇の感触に。

・・・うん。・・・おやすみ、裕子、また明日ね・・・。

                    
                   ―END―
199 名前:kai 投稿日:2003年08月27日(水)16時57分08秒

・・・・・・・・・・・なんか、生理中にできまして。(爆
なんで、生理のときって、生理ネタしか思い浮かばないのかなとか思いながら。
生理痛になると、この世の終わりみたな気分になるのはなんでなのでしょうかね?

男性読者のかたには、引かれたのではと・・・はい、承知の上です。(汗)
でも、こういう短編自分的には結構好きで、これからも書いていきたいなぁって
思うんですけど、どうですか?(w

あ、ちょっと生生しかったですかね?
・・そりゃそうだろうよ。(爆
200 名前:ゆちぃ 投稿日:2003年08月27日(水)17時01分25秒
今回もリアルでこんにちわ(w
やっぱり裕ちゃんはやさしいんだなぁって思います。
ありえないくらいにやさしいですよ…ほんとに。
いいなぁ…。こーゆーダーリンほしい。あっ!ハニー??(爆
201 名前:kai 投稿日:2003年08月27日(水)17時02分13秒
次はどうしようかなぁ〜・・。
昔のもの書いたついでに、ここは原点に戻って・・初体験話とか?(おい
でも、いまさらかなそれは、とも思いつつ。・・どうしよう・・。

新作はまだ途中なので、違うものをあげるかと思います。
よかったら、また覗きにきてやってください。(ペコリ)
202 名前:マコト 投稿日:2003年08月27日(水)18時53分25秒
新作今気がつきましたよ!
生理…自分も女なんで、その辛さがめっちゃ分かります。
でも読んでてびっくりでした。だって自分も一日目が一番ひどいんで…。

それにしても中澤さん優すぃ〜!
まじでこんなダーリンほしいですね。(すっごい不満そうだったけど、最初は)
ではでは、次回作も楽しみにしてます!
203 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月27日(水)20時34分06秒
やっぱり甘いな〜、こーいう短編もいいですね。
生理痛ってのはそんなに痛いものなんですか、男だと実感があまりわかないもんで‥‥
でも生々しいのは結構好きだったりするんですがw
次の更新も楽しみに待ってます。
204 名前:173 投稿日:2003年08月28日(木)01時01分45秒
新作は『甘』ですかぁ♪
良いですなぁ、こんなダーリンは。ハニーは幸せものぉ。
ハニーがほしい!ダーリンになりたい!と、思ってしまう(笑)
私は面白味もなく二日目が痛いっす(シクシク)

もちろん次からも大期待してまっす!!
頑張ってくださいね♪
205 名前:ミニマム矢口。 投稿日:2003年08月28日(木)05時32分32秒
幸せですか 今の貴方はぁ 幸せなんですか♪ねぇ 幸せ♪
絶対「幸せ」と答えるでしょうね ここの矢中は。
そして、ここを読で思うことは「この二人が幸せだと読んだ方も幸せだよ」
…「シにそうに痛いんじゃ無く、しぬ。意識も飛ぶさ。」<30年は長いねシミジミ
206 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003年08月31日(日)01時53分09秒
新作来ましたね〜。
甘いの大好きです。
生理・・・こればかりは自分はわからないですから、
でも、読んだ感じ相当辛いモノなんですね
期待して待ってまーす。
207 名前:kai 投稿日:2003/09/09(火) 11:29
ありゃりゃ?
なんか、変わってるしぃ・・・。
いまいち、掴めないんですが、ま、そのうち慣れるでしょうということで。

えっと、レスありがとうございますぅ♪

>ゆちぃさん・・おっとリアルで、うれしいですぅ!
ホ〜ント、こんな“やさしいハニー”アタシも欲しよぉ〜♪
・・・どっかに、落ちてないかな・・。

>マコトさん・・あり?こんなとこもで気があっちゃうんですかぁ?(苦笑)
あははっ、ホント、びっくりだなぁ、マコトさんには・・。
新作、マコトさん好みの味付けになってそうな、どうでしょう。(w

>203さん・・>そんなに痛いものなのですか?
あはっ、確かに男性のかたにはわからないでしょうね・・この痛みだけは。
そうですねぇ〜どれくらい痛いかというと・・アタシは以前に、・・・・
「いっそ、殺してよっ!!」トイレの中で叫んだ記憶があります。(爆
・・ま、個人差があるのでなんともいえませんが・・ね、リアルでしょ?(w

>173さん・・>私は面白みもなく二日目が痛いっす。
・・そんな告白・・いやぁ、ありがとうございますぅ。(苦笑)
ホント、お互い、毎月毎月泣かされますねぇ・・。(しみじみ)
こんな甘いのも、大好きなんでこれからも書いていきたいなぁ〜と思ってます。
はい、期待に堪えられるとように、がんばりまっす!!
208 名前:kai 投稿日:2003/09/09(火) 11:59
>ミニマム矢口。さん・・いつもうれしいレスをありがとうございますぅ♪
・・・書いてるアタシが、一番幸せなんです!
だから、彼女たちには、ずっと幸せでいて欲しいなぁ〜っていつも
思ってます。

>やぐちゅー中毒者セーラムさん・・>読んで相当辛いモノ・・。
いやぁ、ごめんなさい。あのときのアタシがそういう状態だったから。
妙に、リアルチックになっちゃいましたよね、ちょっと反省。
・・・・出産じゃないんだからさ!(苦笑)

今回このお話をあげて一番に思ったことは・・・・
・・・読んでるくれてる方に、女性も多いんだなぁ〜と。
それが、アタシは、めちゃくちゃうれしかったです!
そして、共感してもらえると、書いてよかったなぁと思いました。

あと、男性の方にも一言いうなれば・・・

生理中、あのようにやさしくするのもいいですが、過剰しすぎると、
うっとおしがられたりもしますから、ご注意を。(苦笑)
あの時期の女性は、精神不安定ですからね〜。
なにごとも、ほどほどがよいかと。女とはそういうものなの(おい)

こういう短編も、このさき続けていきたいです!!
209 名前:kai 投稿日:2003/09/09(火) 12:10
それでは、新作なんぞを。

新しいものを書こうとしても。
どうしてアタシの脳みそは、エッチな方向に向いてしまうのでしょうか?
・・・・暑いから、仕方ありませんね。(←違っ

というわけで、今回も懲りずにエロです。(笑)

中編くらいの長さかな?
設定は、だいぶ前にしてみました。
「フットルース」の頃だと思っていただければいいかな、と。

よかったら、最後までお付き合いください。(ペコリ)
210 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 12:20

「・・ほい、や〜ぐちっ、アイスティや、飲み・・・」
「ん〜っ・・ありがとぉ♪」

日差しがほどよく差し込む、午後。
遅めの朝食件昼食を終えて、パジャマのままなんとなく過ごす時間。
彼女は、ドスンと大きめソファーに腰を下ろし、牛乳で割った白い
紅茶に口つける。

「ねぇ、ねぇ裕子ぉ、・・鉄腕アトムの妹の名前ってなんだっけぇ?」
「ん〜〜っ?」

テーブルの端に置かれたのグラスは、この前、一緒に買った水玉模様の
色違い。
・・・矢口は、ブルーで、裕子は、オレンジ。

口をつけると。
カランと氷の音がして。
涼しさを醸しだす。

うん、おいちっ♪
211 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 12:41
「・・んとね、3文字なんだけど。・・う・・ぅ・・おいらここまで
きてんだけど、出てこなくってさ・・・ねぇ、裕子わかる?」

首に手をあてるフリしながら、顔だけ仰け反って。
・・・後ろのソファーに座る、彼女の顔を見上げながら。

「あぁ〜、なんやったっけなぁ、思いだせん。顔は、なんとな〜く
思い浮かぶんやけどぉ・・・てぇか、アンタさっきからなにしとんのぉ?」

洗濯したての冷たい手のひらが、おいらの頬を両手で挟んで。
そうして、にょきっとキレイな顔が横にきた。
顎で、おいらの肩をグリグリしながら。
化粧水のいい匂いが、鼻をくすぐるんだ。

「んとね、これ昨日よっすぃから借りてきたんだけどぉ、全部クリア
すっと懸賞に応募できるんだよぉ。・・見てみて、矢口これが欲しい
のぉ!」

指差したのは、プーさんのトースター。
ポンって飛び出るやつ。

「パン焼くとさ、プーさんの顔になるの、ね、可愛いでしょ〜!」
「カァ−っ、んなもん、買ったほうが早いやんっ!」
「・・売ってね〜よ、プーさんはぁ!!」

ぷくぅって頬を膨らましたおいらに、苦笑いしながら後ろから抱きしめて。
パジャマも、色違い。

「・・どれどれ、なんだってぇ?・・」

裕ちゃんの部屋に御そろいのものが、増えていく。
あ、シャンプーもいっしょだ。

こんなのんびりした休日。
ほんと、久しぶりな気がした。

212 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 12:52
そう。
裕ちゃんが卒業してから、当たり前だけど、今までのようには逢えなくなった。
そりゃぁ、少しは覚悟してたけどさ。
彼女のミュージカル始まってからというもの、その回数は極端に減ったんだ。
・・・・こんなに逢えなくなるもんだなんてぇ・・・。
ひとりでがんばってる彼女を見れるのはうれしいけど、ほんとのところ、矢口は
・・・すね気味なんだ・・。

だって、だって。
今日はめいいっぱい一緒にいられても、夜には帰らなくちゃいけなくなっちゃう。
今までだったら、ずっと一緒にいられたのにぃ・・。
ハァもう、おいら、遠距離恋愛の人たちの気持ち、わかったよ。

裕ちゃんは、そう思っていないのかなぁ。
213 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 13:02

「お〜い、やぐち、やぐちって♪」

ソファーの上で、自分の膝をポンポンする人。

「や〜ぐち、な、おいでっ♪」

ポンポン、ポンポン・・。
そりゃぁ、楽しそうに。

てか、やだってばっ!・・・おいらいくつだと思ってるんだよぉ!

「・・いま、これやってるからぁっ・・・」
「えぇーっ、・・そんなのいつでも出来るやろ、早くぅ、矢口っ♪」

ぐいって腕を引かれて、その拍子に鉛筆がコロコロと床を滑ってく。
それを横目にしながら、仕方なく「よいしょ」って立ち上がって。

「・・もぉ・・暑いのにぃ〜〜〜」

ため息と文句は一応ね。
わざと、渋々顔作るのに、ちょっとだけ苦労したり。
214 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 13:09
------------------------

抱きしめたいときの彼女には、二通りあって。

文字通りそのまま抱っこっていうのと。(←これがめちゃ恥ずかしい)
もうひとつは、後ろからぎゅうぅってやつぅ。
でもこれは、裕子大得意のエッチにもってくパターンだから気をつけなくちゃ。

・・んで、今日のは?

「・・もぉっ!・・・こんな姿メンバーに見せられないってぇ!!」
「ん〜〜、ええのええの。誰もいてないからね?・・やぐちぃ〜・・」

背中に頬をくっつけて。
ぎゅうぅって力を込めるから、前のめりになっちゃう。
なんか、裕子のコドモにでもなった気分だよ。
でも、こんなエッチなお母さん、いらな〜〜い。
215 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 13:21
「・・・やぐちの匂いや、たまらん♪」
「ちょ、ちょっとぉ・・やぁー、くすぐったいてぇっ!!」

変態オヤジじゃないんだからさ。

「・・やぐち、やぐち、逢いたかったわ、やぐちぃ〜♪」
「・・・・・・・・・・。」
「・・裕ちゃんな、ずっと矢口にこうしたかってん、矢口好きぃ〜♪」
「・・・・・・・・・・。」

「・・やぐぅ、やぐち・・や、・・なんで黙ってんの?矢口もなんか言うてぇ!」
「・・う、うっさいなぁ、判ったったからぁ!」

昨日もベットの上で、散々聞かされたっていうの!
こんなしらふで、しかも昼間っから、恥ずかしすぎるよ、裕ちゃんて。

「むぅ。・・なんやの、冷たいコやなぁ。・・矢口は、裕ちゃんに逢いたく
なかったんかぁ?」

拗ねた口調が可愛くて。
やばい、口元緩んじゃいそう。

「なぁ、なぁ、やぐちって!」
「・・・・・・・。」

「聞いてるん?・・おい、やぐち!」
「う〜〜ん。」

あいまいに返事する。
216 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 13:35
「う〜んって、う〜んてなんやの! 矢口もちゃんと言葉にしてぇや!」

何でそんな顔するかなぁ。
裕ちゃんはそうゆうこと言うの平気かもしんないけど、おいらは恥ずかしいんだよ。

「だから、なんでそうやって言わそうとするんだよ!昨日も言ったでしょ!
何べんも聞かなくたって、一回言えば判るだろっ!!」
「・・・・わからんよ・・ゆうちゃんバカやもん・・・・」

あ〜もう、反則だよ!
負けた、負けましたぁ!!

「めちゃくちゃ逢いたかった、死ぬほど裕ちゃんに逢いたかったですぅ!!」

最後は、逆切れみたいに叫んで。
もう、ちょー恥ずかしいぃ。
な〜に、やってんだよ昼間っから、まったくぅ!!

217 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 13:45
・・・・ていうかさ。

裕子ってば、なにげにいいムード作ってない?
てぇか、おいらってばもしかして、非常にヤバめじゃないの?
え、喰われる? このまま? この飢えたオオカミさんに???
(飢えてないって、昨日もいっぱいした!!)

「・・ハァ・・幸せや、幸せってこういうの言うんやろなぁ・・・」
「・・・・・・・・・・。」

「ゆうちゃんな、矢口にいっぱい触れると思って、昨日も舞台めちゃがんばった
んやでぇ、早く、こうしたかってん。」
「・・・・・・・・・・・。」

「矢口に、ちゅうしたくてしたくて、ホンマ死にそうやったわ。」

当たり前だけど、ちゅうの数も減った・・。
いつもは、毎日必ずしてたのに。
それだけ、逢えてないってこと。

だけど、彼女のその言葉は、矢口の心の隅に隠してあった重箱をつついて
しまったんだ。
天邪鬼が、ムクムク動き出す。

「・・うそだ。・・・毎日、ちゅうしてんだろっ!」

しかも、2回もさ、ぶちゅ〜って。
う・・ぅ・・・。
218 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 13:54
昨日、初めて舞台を観に行った。

始まるまで、自分が出るみたいに、ドキドキしちゃって。
ヘマしないか、なんかあったらっどうしようってそればっかり。
持ってたハンカチぐちゃぐちゃにしてたくらい。
だけど、裕ちゃんの顔を見たとき、そんな思いも消えていたんだ。

ステージで動き回ってる彼女を見ながら、これがあの、裕ちゃんって?
いつのまにか歌うまくなっちゃって、ダンスもめちゃキマってた。
・・・・夏センセに特訓してもらったって言ってたもんねぇ。
ちゃんと、成果でてたよ!・・すごく格好よかった。惚れ直したもん。
だから、心の中で、いっぱい拍手してた。

・・・・してたのにぃ〜〜〜!!!
219 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 14:02
「はぁん?・・・あれはお芝居やろ?・・矢口のちゅうとは、全然ちゃうやん?」
「でも、ちゅうはちゅうだろうがっ!!」

なんでもないように言うのに、カチン!!
だ、だって、矢口はこんな思いしてるのに。すごく苦しいのに。

昨日、初めて男の人とキスしてる彼女を見た。
裕ちゃんのいうとおり、お芝居だってことは、判ってる。
・・・だけど、矢口には、すごい衝撃だったんだ。

あの瞬間、身体が異常に震えた。

「やめろよ!」
って叫びそうになって、慌てて唇を塞いで。
なんでよ!・・おいらのなのに、おいらのなんだぞ、勝手に触るな!
触らせるな!!・・・言いたくても、矢口は客席で見てるだけ・・・。

悔しかったんだ。
220 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 14:08
「好きやで?」
「・・・・・。」

冷たい手のひらが、頬を包む。
後ろから覆いかぶさるように、密着してくる裕ちゃん。

でも、ブンブンと頭を振って、その手を払いのけた。

「・・矢口が好きやよ?・・・・でも、ごめんな、内緒にしてて。」
「・・あ、謝るなよっ!!」

謝って欲しいわけじゃない。
だって、彼女が悪いわけじゃないから。
もし、逆の立場だったらって考えても、断ることなんて出来ないと思うし。
それが余計に判るから、どう気持ちの整理をつけてよいのか、判らないんだ。

コドモなんだ、おいらは。
裕子を、自分のものにしていたい・・。
バカみたい。
221 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 14:23
「あはっ、もうそんな顔しないのぉ!・・ごめん、ごめんて矢口ぃ・・」
「・・・・・・・。」

髪をやさしく撫でられて。・・・手のぬくもりが心地いい。
そのまま、彼女の胸の中へ引き寄せられた。
やわらかい、感触に包まれる。
穏やかな心臓の音が、聞こえてくる。

「もうしないで」って言ってしまいたいよ。
だけど、そんなことしちゃダメ、・・だから。

「やぐち?」
「・・・・・・・。」

「ふっ、な、やぐちぃ、怒らないから思ってること言うてみ?」

顔をあげると、笑顔の裕ちゃん。
おいらは、首を振って。

「・・いいから、そのほうがいいから。」

そっと手を握られると、思わず泣きそうになる。
何度も呼ぶ声に、掴んだまま、口を開く。裕ちゃんの胸の上で・・。

222 名前:休日はパジャマのままで・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 14:37
「すごくイヤだった・・苦しかった。裕ちゃんが他の人に、男の人に
キスされてるの見るのすごくイヤ!・・・仕事だって判ってるけど、
なんか、やぐち、なんかさ・・・・・」

「・・うん。」

唇を、ぎゅっとかみ締めながら。

「・・見てられなかった。だって、やぐちは、なかなか逢えないのに、
ちゅうだってずっとしてないのに、あの人、裕子と毎日して。・・だから、
ずるいって。・・矢口の裕子なのに、やぐちのなのにさ・・・・・」
「・・・・せやな。」

尖った顎で、後頭部をカクカクさせれ。

「観に行かなきゃよかったよ。そしたら、こんな思いしなくてすんだのに・・」
「・・・・・・・。」

顔をあげられない。
こんなことを言う子供の自分が惨めだ。
本当はもっと、彼女の仕事を理解してあげたいのに・・・。
223 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 14:48
「矢口? な、矢口、顔あげて?」
「・・・ヤダ。」

言ったと同時に、持ち上げられて。
目の前には、笑顔の裕ちゃん。
拗ねた顔をみせたくなくて、慌てて反らした。

「やぐち?」
「・・・なんで笑ってんだよ、怒ればいいじゃん!」

すぐ、大人の顔するんだから。
心の狭い自分を、思い知らさされるようで余計に惨めになる。

「怒らんよぉ。・・・だっていま、裕ちゃんめっちゃうれしいもん♪」
「・・・・・・。」

「矢口、嫉妬してくれてるんやろ?・・・演技やって判ってても、
我慢できないくらい、裕ちゃんのこと好きぃって言うてくれてる
ってことやん?・・・・それって、むっちゃうれしいぃもん♪」

むにゅむにゅと頬を弄られて、下がった眉がおいらを見つめる。
224 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 14:58
「矢口が、好きぃ〜♪」

顔を向けさせられて、告白される。
その声に、泣きそうになるのを、必死にこらえた。

「・・ゆうちゃぁ〜ん・・・・」

甘えるようにすがると、ちゃんと受け止めてくれる。
身体は細いけど、心の中は大きいんだ。

「なぁ、お願いや。・・今日は、いまは、裕ちゃんのことだけ見ててよ。」
「見てるもん。」

裕ちゃんしか見てないってばっ!

「どれ?・・おっ、ホンマや、アタシが映ってるぅ♪」

ふざけながら、覗き込んでくる青い瞳。
この人を独り占めしたい。矢口のものにしたい。
ずっと、抱かれていたい。


225 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 15:19
「なぁ、ちゅうしてええ? なんか今、すっごくしたりたい気分・・・。」
「なんで聞くんだよ!・・・したけりゃそりゃぁいいじゃん!いつもそうしてんだろっ!」

顔を染めながら、睨み付けると。
「ふふっ」て、鼻息があたった。
顎を掴まれて、キレイな顔が近づいてくる。
おいらは、慌てて目を瞑って・・・。

チュ。

触れるだけの、やさしいキス。
おいらの唇。

でも、こんなんじゃ足りないって。
もっともっと、触れて欲しい、いっぱい裕ちゃんが欲しいよぉ・・。

だから、彼女の首に腕を回した。
ぐいっと引いてから、少しだけ唇を開く。
226 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 15:29
「え?・・やぐぅ?」

自分から誘うのなんて珍しいから。
てか、よく考えたらしたことないや。
でもいいもん。・・・欲しいもんは欲しいって言わなくちゃ。

「・・ねぇ、もっとぉ・・もっとしてよぉ・・・・」

薄目を開けてそう言うと、裕子の顔がガッと変わった。
途端に真っ赤になって、顔中がとろけだす。

・・ありゃ

「え?・・ゆうちゃぁ〜ん?」
「・・ん。・・」

舌なめずりする仕草が、エロちぃ。
頬を数回撫でてから、顔を寄せてくる彼女に目を瞑って待つ。
後頭部を固定されて、そのまま割って入ってくる舌。

「・・・ん・・。」
227 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 15:36
「・・やぐち・・・・」
「・・ん。・・・んんっ。・・」

氷のせいで冷たくなってた口の中が、裕子の熱で熱くなってく。

激しく絡んで、絡ませて・・。
落ちてくる唾液まで、ゴクゴクと飲み干した。
甘い味がする。ふたりの味だね。

そうだよ、こんなちゅう、おいらしかさせないもんね。

「・・・ん。・・やだ、やめないでよ。・・もっとちょうだい・・・・。」

甘えた声で。
夢中で舌を追いかけて、吸い付いた。
そうして、何度も何度もねだって・・・。

だから、気づいていなかったんだ。
まさか、自分からいい雰囲気に持っていってしまってたなんてさ・・・・。
228 名前:kai 投稿日:2003/09/09(火) 16:10
少し休憩をいれて、続きは今晩か明日にでもやりまーす。
怒涛の展開が・・・。
大きな心を持って、待っててくださ〜いぃ♪
229 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/09(火) 16:39
おもしろいです。がんばって
230 名前:マコト 投稿日:2003/09/09(火) 17:23
矢口さんから誘うっていうのはほかでもあんまり見ないんで、
すごい新鮮です。そりゃ中澤さんも襲いますよねぇ?
あぁでもkaiさんのは自分のつぼ知ってんじゃないの?って言うくらい
どすどすつぼついてくるんですけど、どうしてくれるんですか!?
また夜に見に来ますよぉ!楽しみにしてます!

昨夜飼育に来たとき、すでに模様替え(?)が始まってて、
んで、今日きたら変わっていた。ま、慣れるのも時間の問題ですかねぇ…。
231 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 21:17
*************

長いキスが終わって、おいらはまた元の位置に戻る。
薄い裕ちゃんの膝の上は、意外と座り心地がいいんだ。

窓からそよぐ風が、二人の髪をなびかせて。

「・・なぁ、・・やぐちぃ・・?」
「ん〜?」

抱っこされるのだって、ホントは嫌いじゃないよ・・。

「2週間ぶりやな・・こうすんの?」
「・・・そだね。」

昨日は、帰ってから、即エッチしちゃったから。
こんな甘い雰囲気も、結構好きっ♪

「・・長かったなぁ・・・2週間。・・」
「・・・うん。」

キスで溶かされた心が、おいらを素直にさせる。

「どうしてた、2週間?」
「・・ん?」

キスの余韻を引きずって、まだ、ポヤポヤする頭の中。
耳元に囁かれる彼女の息がくすぐったくて、肩をすくめた。
232 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 21:26
激しめのキスは、思考能力をも鈍らせる。

「なぁ、やぐち?」
「な〜に?」

「・・あれからさ、・・・・ひとりで、してみた・・?」
「・・ん〜?・・・・っへっ!!」

後ろから、ぎゅうされて。
彼女の髪の毛が、頬をくすぐる。

「ほら、こないだ、教えたったやろ?・・・裕ちゃんいなくても一人で
出来るようにってぇ・・・。」
「・・・・・・・・。」

・・・う・・っうえぇ〜っ!!!!!

ビックリして顔をあげると、にんまりしながらおいらの頬をツンツンする人。
そりゃぁ、楽しそうに。

「ハっ・・・・な・・っ!!!」
「・・試してみたか?」

ヤバイ雰囲気は、脳より先に身体が察知する。
とりあえず、膝から降りようと試みたけど・・・・・。

233 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 21:38
腰に回ってた腕が、引き戻して、おいらはまた、ドスンと膝の上へ・・・。
そうして、益々接近してくるから。

「・・あーっ!・・・したなっ、その顔はぁっ!!!」
「・・んなっ、・・し、してねーよ!す、するわけないじゃんっ!!」

キレイな爪がおいらを指差して。
カリッと頬を擦った。
・・・熱くなるソコ、多分真っ赤っか。

さっきまでのトロトロに甘い空気は、風とともに去って。
キレイで格好いい裕ちゃんも、一緒に連れさられてらしい。
そうして残ったのは、スケベったらしい顔した、セクハラオヤジだけ。(泣)

「もう、ウソいい。矢口はウソ付いたら判るからな、ええから、言うてみ?
何回した?」
「・・・な、なんでそんなこと聞くのぉーっ!てか、矢口してないもんっ!!」

「なんで隠すのん?・・ええやん、アタシが教えたんやで?・・はい、何回かな?
ちゃんと先生に報告しなさい!」
「なんでよ、裕子のバカぁ!」
「バカでもええ。・・ほら言うて、何回?・・10回くらいかなぁ・・?」
「ばっ!・・するかそんなにぃ!!!」

言ってから、ハッとする。
だって、裕ちゃんがニヤケてるんだもん・・。
234 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 21:53
ノーメークなのに、すべすべしたキレイな彼女の顔には、
「ほぅら、やっぱりしたんやんっ」って書いてある。

ちょっとおいらってば、もしかして、まんまと乗せられたの・・・?
・・・てーか、アホじゃん自分・・。もぉ−っ!!!

顔を見られたくなくて、バッと下を向くと、顎を掴まれて持ち上げられる。
・・・恐る恐る目を開けると、飛び切りの笑顔がそこにあった。

「あははっ、可愛いなぁ、なんでそんな顔してんの?恥ずかしくないよぉ・・・
ちゅうか、アタシなんて毎日しまくってたで?」

遠い目をしながら、そう告白する彼女のその顔をマジマジと見つめた。

「・・ま、毎日ってっ!!」
「・・・うん。」

うん。ってなんだよ、ウンってさ。
てか、そっちのほうが、ビックリだい。

だけど彼女は少しの動揺も見せずに、言い放つんだ。

「・・だって、矢口に逢えないのが寂しくて寂しくて、毎日ベットの中で
思い出すんや・・・」

青い瞳の先には、昨日愛し合ったばかりの、寝室の扉。
235 名前:マコト 投稿日:2003/09/09(火) 21:59
こんばんはぁ〜マコトでっす♪久しぶりの更新&リアルタイム!
今夜も寝ないで最後までお付き合いしますよぉ!
236 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 22:04
「え、・・・そうなの?」

・・・それは、うれしいかも。
う・・っ、・・なんか、ニヤケちゃうよ。
そっか、裕ちゃんも、やぐちのこと毎晩、思い出すんだ?

「そうやぁ。・・・矢口に逢いたいなぁ〜っ、抱っこしたいなぁ〜って、
そうすると、いつのまにか、あられもない矢口が出てきてな?」
「・・・あ?」

「目ぇ瞑ると、矢口のことばっか考えるやろ?・・だから、思い出し
ついで矢口、オカズですると、これが萌えんねんっ!!」

おいらの膝を叩いて。

「え?・・な、なんの話?」

てか、“おかず”ってなに??
237 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 22:15
グイッて耳が引っ張られる。
そうして、彼女の口が近づいてきて・・。

「・・あのな、アタシの飛び切りのネタは、・・・矢口やねん♪」
「・・・・ん?」

「判らんか?・・・ふふっ、矢口のぉ、エッチな顔、想像しながら、する
と、裕ちゃん一発でイケんねんなぁ・・・すごいやろ?」

ツンツンと沸騰した顔を突付かれて。

「・・・・んなっ、な、・・も、アホーぅ!!!」

振り返ってパンチしょうとした腕は、彼女に取られた。
そのまま、抱きかかえられて・・・。

「あははっ、もう怒んなや、しゃあないやん、ホンマのことやしぃ♪」
「・・あ・・・ぅ・・・」

「ていうか、アンタこそどうなのよ?・・アタシのこと思い出すやろ?」

覗いてくる悪戯っぽいその顔に、唇をかみ締めた。
238 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 22:24
何でこの人ってこうなのぉーっ!!
・・もう、ホントやだよ。

「2週間もあったらなぁ〜・・・8回くらいはしたかにゃ?」
「し、してない!」
「・・ほんじゃ、7回かぁ?・・」
「・・だから、してないって!!」

しつこいよぉ。
ホント、えっちが絡むと、裕ちゃんってしつこくなるんだから。
だけど、言わせるまで離してくれないのも、判ってるから。
も〜〜〜、裕子のバカぁーっ!!

「・・だから、やぐち、したの、いっかいだよ、ほんとに・・・」

それでも、恥ずかしくて目を瞑りながら。
なんでこんなこと、言わされなくちゃいけないんだぁ・・!!
239 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 22:33

なのに、おでこを弾かれた。

「ウソいい!・・一回なんかで済むかい!・・ズルイやん、アタシにだけ
話させてぇ。」

お前が、勝手に言ったんだろ!!

「あかん、ホンマ聞きたなったわ、ほら、ちゃんと言い!!」
「なんでよ、バカぁーっ!!」

「・・ほらやぐち、教えてみ?・・・6回かな?」
「うるさいっ!!」

「・・そんじゃ、5回や、これで決まり!」
「・・し、してないもんっ。」

首を振ろうとして、なのに、身体が一瞬だけその数字に反応する・・。
それを、目ざとく見つける裕子。
おかしそうに震えるのを、密着してる身体を通して伝わってきた。

そうして、おいらの赤くなった頬をツンツン指しながら・・・。

「正直者!」って。
240 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 22:44
「・・あ・・・ぅ・・」

熱が一気にあがった感じ。
体温計差したら、壊れちゃうよ。

すごく恥ずかしいぃ・・。
もう、泣きたくなる。

だけど彼女は、そんな矢口を見ながら、ぎゅうぅって益々力を込めて。

「やぁ可愛いーっ、ホント、可愛いーっ、なんでこんなに可愛いのぉ!!」

ブンブンと身体を揺すられながら、矢口は左へ行ったり、右へ行ったり。
ヤダもうーっ、恥ずかしくて死んじゃいたいよっ!

だけど、彼女の意地悪はこれだけでは、終わらなかったんだ。
おいらが、恥ずかしがるのを知りながら、わざと囁く。

「なぁなぁ、ちゃんとイケたのぉ? 一人でもできたんかぁ?・・・・
なぁ、やぐちぃ・・・どんなふうにしたのか、裕ちゃんにも見せてよ・・?」

その声が、脳に届くまで、だいぶ時間がかかった。
だって、だって、そんなの、理解の範囲を超えてるでしょ・・?
241 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 22:53
「なぁってぇ。・・ええやろ?・・・ほら、やってみせてよ?」
「・・っんなっ、・・なんでだよっ!!!」

フリーズしたままだった脳を、なんとか活性化させて。
彼女の顔をマジマジと見上げた。

「・・なぁ、してみって?」
「ばっ!・・な、なに言ってんのぉ!・・そんなこと出来るわけないだろ!
てか、誰がするか!!」
「むぅ。ええやん、堅いこと言うなや?・・毎日舞台がんばってる
アタシに、少しはサービスしてぇや?」
「さ、サービスってなんだよ!・てか、絶対しない、しないからっ!!」

きっぱり言い切って、彼女を睨み付けるのに。
一向に反省しないこのひと。
むしろ、こんな矢口の状況を楽しんでさえ感じるからたちが悪いんだ。

企み顔の裕ちゃん。
警告サイレンが発令してる。
242 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 23:00
「そういやさ、こないだの誕生日、なんもくれなかったなぁ、矢口?」
「・・・あ、あれはさ、忙しくて買う暇なかったから。・・それに、
裕子いらないって言ったでしょ!」

ちゃんとデートしたとき、買ってあげようと思ってたんだよ!

「はぁん?・・いらないなんて言うとらんよ、裕ちゃんは矢口しかいらん
って、言うたんや!!」
「だ、だからって、そんな・・・」

身体で払えってか?
そんなの絶対イヤっ!!

「ふぅん、くれないんや?・・毎年くれてたのになっ、・・最近、愛が足りない
んとちがう・・?」

シクシク泣きまねまでして。
なんで、そんな言い方するんだよっ。
243 名前:休日はパジャマのままで・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 23:10
「判ったぁ! 買うよ、買います。・・んじゃ、今から出かけようよ、
なんでも、買ってやらぁっ!!」

いいチャンスとばかりに、腰をあげるのに。
お腹を押されて、またストンと彼女の膝の上に舞い戻った。

「・・物はいらんの、アタシが欲しいのは、ここにおる。」
「・・・・・・・・・・。」

「なぁ、遅くなったぶんサービスしてぇ?・・ほら、目ぇ瞑っていつも
やってたみたいにすればええんやから、なぁ?」
「してねーよっ、いつもなんか!!」

本気で嫌がってるのに、全然効かなくて。
むしろ、どうやって落とそうか値踏みしてるみたいに、笑ってる。
ホントにやばい。
マジで、させられちゃいそうだ・・・。

だけど、そんなことぜったいに出来ないから。
裕ちゃんの前で、あんなことなんて、死んでも出来ないぃ!!!
244 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 23:18
「痛いよう、離してって!・・もうやぐち、喉渇いたの、紅茶飲むのぉ!!」

カラカラになってしまった口の中。
残ってるのは、彼女の甘い唾液の味だ。

「んじゃ、口移しで飲ませてあげようか?・・・でも、やってね?」

可愛く首を傾けて、ぜんぜん、可愛くなんてないぃ!!

「なんでそうなるんだよっ!・・やっ、だから、離してぇ!!」
「してくれるまで、離さへんよ!・・してよ、なぁ、見たいよ、矢口ぃ?」

ゆさゆさと、揺さぶられる。
誘いかけるのは、鼻にかかった甘い声。
そうやって、矢口をジリジリと追い詰めて。

その手には、乗らないもん。
245 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 23:31
食うか食われるかって、こういうの言うんじゃない?
負けるもんか!!

「ええやんかぁ〜!・・なんでそんなにしたくないん?」
「フツーしないの、そんなこと!」

「えぇーっ!・・・あ、そうや、思い出したわ。アンタこないだ、
アタシのゆうことなんでも聞くぅ言うてたやん、ほら、ゲームで負けた時ぃ!!」
「ハァ?・・いつの話だよ、そんなの知らない。」

「カーっ、アンタずっこいで!・・・アタシが負けたとき、あんなに
たっかい、“カバン”買わせたくせに、なんや、自分はばっくれんのか!」
「・・う・・・ぅ・・・」

確かに、バックは買ってもらったけど。
だけど、負けたのっていつの話だよ!ま〜た、古いこと持ってきて・・。

「してくれるもんなぁ?・・矢口は約束だけは守るええ子やもんね?
・・なっ、してくれるんやろ・・?」

甘い言葉と、やさしい声色。
「うん」って言いそうになるのを、理性がブレーキかける。

危ない、危ない。
246 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 23:39
「・・出来ないよぉ〜〜、それだけはヤダーっ!!!」

最後は、泣き落としだい!
これで、裕子はイチコロのはず。

「あーっ、泣くなや矢口ぃ・・ごめん、ごめんなぁ・・?」

ヨシヨシと後頭部を撫でられて、その頭を胸の上に押し付けられた。
もうちょっとかな?

「・・え〜〜ん、ひどいよ、ゆうちゃんっ・・え〜〜んっ!!」
「・・わわっ、ごめんな、泣かないで?・・やぐち?」

覗いてくるのを、顔を埋めて隠しながら。
ワンワン声を出す。
おいらってば、スゴイ、役者じゃん!!
247 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 23:52

しばらく続けてると、ホントに涙がでてくる。

髪の毛を、やさしく撫でてくれる裕ちゃん。
さっきまでの、オヤジとは別人みたい。
その指の梳かれる感触が、すごく気持ちいいよ。

「・・もう、泣きやんだか?」

頬にキスを落としてから、膝の上で握り締めてた右手を取られた。
そのまま彼女の顔の前まで持ってかれて。
「グー」から「チョキ」にさせてから、伸ばされた一本の指をパクンって
口に入れた・・・。

「・・・えっ?!!」

ピチャピチャと音を立てながら、アタシの2本の指は彼女の唾液で、
あっという間に、水浸し?

「・・ゆ・・ヤダぁ・・・あぁ・・・・」

指の股を舐められると、首がガクンと仰け反った。

「気持ちいい、やぐち?」

見つめてくる濡れた瞳が、色っぽかった。
248 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/09(火) 23:57
今度は、2本を同時に口に含んで。
ピンク色した舌が、丹念にしゃぶりつく。

なんかそれ、えっちぃよ!
でも、そんな彼女から、視線をはずせない・・。

「なぁ、・・この指で、したんやろ・・・?」
「・・やぁーっ!!」

軽く齧られると、「ビリッ」背筋を電気が走りぬけた。
おいらは、なんにも言えず、ただ、真っ赤な顔を晒すだけ・・・。

「可愛い指ぃ、・・これでしたんや、そうやろ、やぐち?」
249 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/09/10(水) 00:01
こんばんもリアルでおじゃまします。
更新、お疲れさまです。時間の許す限り、居座るぞー!(w
ちゅーがうまい裕ちゃん…いいっすね〜。
250 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/09/10(水) 00:07
あげちゃいましたよね…すみません(泣
これがまたsageになってなかったら、ほんとに申し訳ないです…。
251 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/10(水) 00:10
「ピチュ」音を立てて、彼女は指を引き抜いた。
突然離された指と口には、唾液の橋が繋がったまま。

「ふっ、なぁ矢口?・・いまさ、裕ちゃんいいこと思いついちゃった?」

顔をあげると、青い瞳と視線がぶつかって。
口元が思いっきり緩んでる。

その顔を見て、おいらは、がっくりと肩を落とすんだ。
・・・ため息といっしょに。

「なぁなぁ、そんなにイヤならさぁっ・・・・・・・」

おいらとは正反対に、コドモのようにキラキラした瞳。
その奥で、よからぬことを考えてるのは明確だろう。

ゆっくりと目を瞑った。
そうして抵抗するのを、諦める。

・・・だって。

だって、こうなってしまった彼女になんて、太刀打ちなんか出来るはず
ないんだもんっ!!
252 名前:kai 投稿日:2003/09/10(水) 00:19
アナタ、昼間っからなにする(させる)気なのーっ!!(笑)
・・・はい、すみません、相変わらずの内容です。

えーと、今回のは、エロの中でも取り分けタブーなのかなとか思ったり
します。
だって、女の子同士がエッチの話すんのは当たり前だけど。(そう?笑
この話だけは、絶対にしないですからね。(いくら仲良しでもさ)

なんでだろうって、アタシは思うんだけど。
だから、そういうの敢えてさせてみるのもどうかなって思って。
こうして、あげてみました!どうなるんでしょう・・。(汗)

今後は、その秘密めいた部分を、なるだけリアルにお届けしようかなと。
ま、多少引かれるのも、覚悟の上です。(w
253 名前:173 投稿日:2003/09/10(水) 00:22
おぉ、更新されてますねぇ♪
姐さんはキスが上手いってのは定番ですねー。
てーか、絶対に上手いですって、あの人は(ヲイ)
どんどん更新お願いしますぅ!!
254 名前:マコト 投稿日:2003/09/10(水) 00:25
更新お疲れ様です!
矢口さん泣き落としもかなわずこのまま食べられちゃうんでしょうね。
でもちょっぴり鬼畜(?)な中澤さんが久しぶりにみれたので、結構満足してます♪
だけどまだまだ満腹にはなりませんよ。

この話の流れみたいなのは好きなんで、多分自分は引かないと思いますよ。
だから、是非続き読ませてくださいね!
255 名前:kai 投稿日:2003/09/10(水) 00:48
>229さん・・早速のレスありがとうございます♪
はい、がんばりますよぉ!

>マコトさん・・お久しぶりです。
今日もリアルということで、ツボを突付いてしまうのは、多分、萌え
ポイントが一緒だからではないでしょうか・・。(w
今回の中澤さんは、鬼畜でもないんですけど、矢口が可愛くなってます!
・・・早くお腹いっぱいになるように、がんばりまーす!

>ゆちぃさん・・あははっ、すみません、遅くって。(汗)
キス、そうですよね?アタシの中でも、姐さんは上手いと思ってる。
そりゃぁ矢口だって、メロメロになっちゃうよ。(w)

>173さん・・おっと、ホントに感想レス早くて今日はビックリだ。
そうですよね、どこの見てもそう書いてあるもん。
だから、キスシーンも多いのかなぁ〜・・?
>どんどん更新、はい、了解しました!待っててくださいね!!

なんか、新しくなってまだ掴みきれてないんですが、ボタンはどこに
あるんだろうとか?後で付くのかなぁ?

次回も早めに更新できると思います。
久しぶりの連載、ヨロシクお願いします!!(ペコリ)
256 名前:スティンガー 投稿日:2003/09/11(木) 19:49
今から某さ○やかのげん○つハンバーグ600個用意します。(何

は…早くエサ食わせてくれー!(壊れるな
257 名前:kai 投稿日:2003/09/14(日) 21:48
前回のを読んで。
ちょっと急展開しすぎちゃったかな・・と、反省しまして。

なんですけど、今日も相変わらずの内容です。(汗)
それでは、短めですけど、更新します。
258 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/14(日) 21:53
−−−−−−−−

「よいっしょ」

腰を持ち上げられると、浮いた矢口のお尻は彼女の脚の間にすっぽり
とおさまって。
お腹に回ってたはずの手のひらが、おいらの膝の上に降りてきた。

・・・そして。

「あい。」
「はっ?」

なんのことだか判らずに、きょとんとする矢口に、顔を緩ませた裕子は、
その辺にブランとさせてた、おいらの手を握り締める。

ぎゅうって。
手を繋ぐみたいに。
259 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/14(日) 22:06
「はい、どうぞ。」
「あぁ?・・なんのことだよっ!」

主語もなければ、なにもない。
何が言いたいのか、さっぱり判んないってぇ!!

「・・はい。・・今日は、特別に貸したげるから。」
「はぁあ??」

イライラしてる自分とは正反対の、ニコニコ顔。

密着する彼女の身体が、めずらしく熱くなっていて。
パジャマ越しに感じるツンとなった柔らかい胸のふくらみが。
きっとその下は、なにも着けてないのだろう。
硬い突起が、矢口の背中をくすぐってる。

「ん〜〜?・・判らんか?・・だからぁ、裕ちゃんのお手て貸してあげる
から今日は、これでやってよ・・?」
「なにをだよっ!」

なんとなく想像ついたけど。
だから、少し怒ったように聞き返す。

だけど、そんなことなんて彼女には、少しも通じないんだ。
矢口が怒っていよういまいと、裕子に取ったらどうでもいいこと。

最近の不満。

他のことは無頓着なくせに、エッチになると強引で意地悪になる。
すっごい、イヤっ!!
260 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/14(日) 22:19
「だって、矢口、自分ですんのはイヤなんやろ?・・・そしたら、
裕ちゃんの手でしたら、恥ずかしくないやんか?」

名案やろって、自信満々に微笑む顔に。

だから、どうしたらそういう考えになるのか。
まったく、こいつは・・・もう、溜息もつきたくなっちゃうよ・・・。

「や〜ぐち?」

お尻をモソモソさせながら、顔を覗いてくる。
目の前に掲げられたのは、「グー」のまま握り締めてた、二つのこぶし。

それを、ペロンって舐めた。
な、舐めたぁーーっ!!

「ちょ、なにすんだ!」

目を見開いて、驚く矢口に。
にぃってニヤケながら。
ピンク色した舌は、ゴツゴツしたところを丹念に舐め始める。
目線は、おいらのほうに向けながら・・。

そして、気づくんだ。
矢口に、拒否権は与えられていないことに。

自分の手でするのか、彼女の手でするのか。
そう、選択肢はたった二つだけ。
261 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/14(日) 22:37
彼女の唾液でべちょべちょになったそこを、がぶりと噛みつかれて。
キレイに歯型が残った。

「どうする?」

妖しく誘う、声。
どうするって、・・どうすんだよ!
自分の心に問いかける。

「・・ま、じ、でぇ?・・・ホントにすんのかよぉ・・・・」
「マジや。・・大丈夫ぅ。・・これは、裕ちゃんの手なんやから、アタシに
されてる思うたらええやん?・・・そしたら、恥ずかしいことなんて
なんもないやろ?」
「・・で、でもぉ・・」

そういう問題じゃないよぉ・・・・。

「上からやったら、そんなに見えへんし・・」
「・・・・・・・・。」

「目ぇ瞑ってたら、んなもん一瞬やろ?・・」
「・・・・・・・・。」

「や〜ぐち?・・なっ?」

耳元に囁かれる、甘い誘い。
そう問いかけられるたびに、身体が震える。

「な?・・してみせてよ?・・裕ちゃんにみせて?」

耳の後ろに、「チュ」口付けられた。
甘い彼女の匂いが残る。

最初から、判っていたこと。
泣きたくなるのを、じっと我慢して。

「もぉーっ、バカ裕子ぉ!!」

どっちにしろ逆らえないのならば、そのほうが恥ずかしくないかも。
なんて、そのときはそんなふうに思ってしまった。
後になって、めちゃめちゃ後悔したけど・・。

彼女の頼みに抗えないおいらは、その首を縦に振ってしまっていたんだ。
262 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/14(日) 22:46
−−−−−−−−−

裕ちゃんの部屋は、いつ来ても落ち着ける。

二人には、少し大きめなソファーも、高いだけあって座り心地は抜群だし。
そんなに置いてあるわけじゃない家具も、厳選されて選ばれたんだろうな
って。
矢口のごちゃごちゃした部屋とは大違い。
シックで大人っぽいこの空間は、いつまでもいたくなっちゃうような
そんな居心地がいい雰囲気なんだ。

裕子って、食にあんまりこだわらない分、こういうところで凝る人なん
だろうなぁ・・って。
最近、そんなふうに思ったりして。

「なぁ、ズボン邪魔やろ?・・・これも、脱いじゃおっか?」
263 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/14(日) 23:00
すでに、上着のボタンは彼女の手によって外されていた。

有無を言わせずに、お尻のほうから手をかけられて、そのまま摺りおろされる。
それは、見事なくらい、あっという間の作業。

そうして、おいらは、前は肌蹴たままの、下だけ下着という恥ずかしい
格好でモジモジしながら、床を見下ろす。

「ありゃ、また買ったのぉ?」
「・・・・・。」

・・・そういえば。

彼女に抱かれるようになって、下着を買う回数もめっきり増えた。
てか、今じゃそれが趣味になってるくらい。

それまでは、家族と通販とかで買ってたんだけど、裕ちゃんには
安くて、ヨレヨレの下着なんて絶対見せたくないから。

それに・・・・。

「可愛いーっ、・・ええな、ええな、めちゃ似合うとるよ?」
「・・・う・・ん・・。」

こう言ってくれるとき、照れくさいけど、少し、うれしくなる。
ちょっと、大人っぽいかなとか思ったけど、白が好きなのは男の人だけじゃ
ないんだね。

「可愛いで、やぐち?」
「・・ん、と。・・ありがと。」

そういうこと、さらっと言えちゃうとこ、すごく好きっ。
264 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/14(日) 23:09
「そいじゃぁ、やって?」
「・・う・・っ。・・」

ポンと置かれた手のひらが、おいらのそれをぎゅっと握り締めて。
さっきよりも、少しだけ汗ばんでる。

だけど、そう言われたってどうしていいのか判んなくって・・・。

「ん?・・どうした?」
「・・や、やっぱ、ヤダ。・・ヤダよぉ・・こんなのぉ・・・」

さぁ始めようとすると、どうしても決心が鈍る。
だって、あんなこといくら彼女の手だからって、それに、見てる前でなんて・・。

なのに、裕子は無言のまま、首を振るんだ。

もう、もう!
こんなことすんだったら、普通にエッチしたほうが恥ずかしくないじゃんっ!!

「・・・んでぇ?・・なんで、こんなこと、させんのぉー?」

口をへの字にしながら、唸るように睨み付けた。
彼女は、矢口の感情も全部判ってんでって顔しながら、口を開くんだ。
265 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/14(日) 23:22
「・・矢口?」
「・・・ヤダよぉ・・はずかしいもん・・・・」

下を向いてしまったおいらの頭を、よいしょって持ち上げて。
無理やり起こされた目の前には、笑ってる彼女の顔が。

「・・ばかっ!」

プンって怒った顔すると。

「・・うん。・・バカやな、アタシ。・・でも、してよ?」
「・・ゆうちゃん、じゃ、エッチしよ?・・それでいいでしょ?」

見てられなくなって、そのまま寝室の扉を見つめた。

「ダメや。・・約束やろ?・・・ほら、早くやってみせて?」
「・・うぅ・・。・・だから、どうしてそんなことさせんの!」

拗ねたおいらの髪を、やさしく梳きながら。
彼女はゆっくりと話し出す。

「どうしてやろ?・・・そりゃぁやっぱ、見たいからかなぁ。・・・
アタシがいない間、矢口がどうやって一人でしてんのか見たいし、どう
やって気持ちくなってくのか、知りたいねん・・・。」
「・・そ、そんなの、人に見せるもんじゃないだろっ!!」

赤くなった頬。
ワナワナと震えるこぶし。

「・・せやな。・・でも、今日はしてもらうで・・?」

こぶしを掴まれて、そのまま「パア」にさせられた。
裕ちゃんの手にひらに重ねられる。
266 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/14(日) 23:35
そのまま連れてかれたところは・・・・。

「あっ!」
「な、判るやろ?」

ボタンの隙間から、忍び込まされて。
手のひらの下には、少し大きくなってる、尖った突起。
その下で、ドクドクいってる心臓の音が、だんだんと早くなって。

「判るやろ?・・もう、こんなんやで?・・・止まらんよ、裕ちゃん?」

その感触は、矢口の心臓をも十分高鳴らせた。
伝染したみたいに、ドキドキしてきちゃう。
ど、どうしよう・・・・これじゃ、裕子に聞かれちゃうって・・。

彼女がクスっと笑った。
そのまま、抱きしめられて。

「なぁ、矢口。・・お願いや、見たいよ・・早く見せて?・・もう、限界やねん。」
「・・・ゆうこぉ・・」

うるっとした瞳を見て、おいらは音がたつくらい「ごくり」と唾を飲み込んだ。
だって、すごく、色っぽかったんだ。
267 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/14(日) 23:44
「怖いことないよぉ。・・ほら、ゆっくり目ぇ瞑ってぇ・・・」

目蓋の上に手のひらが被さる。
そのまま、おいらは目を閉じて・・。

「・・・アタマ、空っぽにするんや?」

身体の力がスーと抜けて、明るかった目の前が真っ白に変わる。

「・・いつも、してるみたいに。・・いつもはどうしてるん、矢口は?」
「・・い、いつも?」
「そうや。・・アタシのこと、思い出してくれてんやろ?」

「・・・・う、うん。」

浮かんできたのは、彼女の顔。
真っ白いキャンパスに、彼女の笑顔がそこにあった。
268 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/14(日) 23:56
寂しい夜には、決まって現れる彼女。
どんなに忙しくても、疲れてるにもかかわらず、夢の中の彼女はおいらの
身体を翻弄する。

「・・ゆ、ゆうちゃん?」
「ん〜っ?・・・ええよ。これ使いや?・・なにしてもええから、好きな
ようにしたらええ・・。」

握られた手のひらは、いつもしてるものじゃない、そう本物だ。

やさしくキスしながら、口の中までグチュグチュに絡まされて。
剥かれた矢口の身体を、絶え間なく刺激するその手のひら。
滑らかな動きは、おいらの隅々まで熱くさせ・・・・。

いつもよりもリアルに感じれるのは、そこに彼女がいるから。

頬にかかる、生温かい吐息。
興奮気味の鼻息も、くすぐったくて。

「ねぇ・・ゆうちゃん?」

言ってから、彼女の手を「ぎゅっ」と握り締める。
唇をきつく噛みしめながら。
269 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/15(月) 00:06
「お、お願い、ちゅうして?・・ゆうちゃん、ちゅうしてよぉ・・?」

目を瞑ったまま、そう懇願する。
非日常的なことを始めるには、どうしても、合図が必要だった。

「・・して、お願い。・・・」

唾を飲みこんで、もう一度懇願する。・・・興奮する身体を抑えながら。

「・・判ったぁ。」

最初は頬にあたった。
それから、甘い匂いが近づいてきて。

チュ。

それは、軽く。ほんの触れるだけのもの。
じれったいような、もっとって言いたくなるようなキス。
だけど、そのやさしい口付けは、矢口の高鳴った鼓動を穏やかなものに変えていく。
270 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/15(月) 00:14

「・・ほい、これでええやろ。・・んじゃ、始めようか?・・・」

ヨシヨシと撫でられた感触に、思わずコクリと頷いちゃう。
いつもより低めの彼女のその声は、おいらの理性を遠くのほうに追いやって。

恐る恐るその手のひらに被せると、その瞬間、指先がおいらの爪を摘んだ。
そうして、優しく撫でられる。
なんか、「大丈夫やでぇ」って言われてるみたい・・。

「ハァーー。」

大きく深呼吸をしてから。
二つの右手を、自分の胸へと導いて。−−−
271 名前:kai 投稿日:2003/09/15(月) 00:22
なんか、いつも自分の趣味へ走ってんじゃないかって思うんですがぁ。
ま、・・その通りなんだけどさ。(苦笑)

本日はちょっと短めの更新でした。
まだまだ続くんですけど、こういう展開ってどうなんでしょうね。(汗)

なんか、不安を織り交ぜながらも、始めちゃったからには、がんばらないと。

では、次回もまた、なるだけお待たせしないように。

272 名前:kai 投稿日:2003/09/15(月) 00:25
>スティンガーさん・・いつもいつも笑わせてもらっちゃって。
ところで、本日の味付けはいかがなもんでしょうか?
また、中途半端で怒られそうだな。(笑)
273 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/09/15(月) 00:44
にょー!めっちゃイイトコでっ!!
趣味でもなんでも、OKですよ〜♪kaiさんは最強だもん☆
どっきどきで待ってますvvv
274 名前:173 投稿日:2003/09/15(月) 02:39
うぅ〜ん、気になるところで終わってますねぇ。
次回更新をお待ちしております!
275 名前:マコト 投稿日:2003/09/15(月) 11:00
またいいとこできられてるぅぅぅ!
やぁ、もぅ、ねぇ?矢口さん可愛すぎ!(自分の中でね)
kaiさんの趣味=自分の趣味
こういう方程式なりたってるんでO.K!(っていうか今作りました(爆))
それでは次の更新も待ってます!
276 名前:スティンガー 投稿日:2003/09/15(月) 12:18
ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!いいとこでー!
砂糖たっぷりのかなりの甘さ。極上の一品ですな!
277 名前:名無しさん 投稿日:2003/09/16(火) 23:29
こういう展開も大好きですw
やっぱり矢口さん、中澤さんのお願いきいちゃうんですね。
毎回毎回いいところで終わって、kaiさん焦らすのがお上手で‥‥w
続き楽しみに待ってます。
278 名前:kai 投稿日:2003/09/18(木) 16:47

更新でーす。
こんな時間ですが・・・。(汗)
279 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/18(木) 16:56
おそるおそる手を伸ばす。

「・・・あっ、・・んやっ・・・・」

思わず仰け反る顔に、熱い頬が重なった。

「パア」に広げた彼女の手を、そっと包むようにあてがいながら。
小さな矢口の膨らみは、すっぽりとその中に収まてしまう。
普通じゃないくらいに、固く尖ってしまった突起。
窪ませた裕ちゃんの手のひらに擦り付けると、むず痒い感触が広がって。

「・・んぁん・・・やぁ・・・」
「・・すごいなぁ、めちゃたってるやん、矢口のん♪」
「・・ん、・・やだぁ・・恥ずかしいよぉ・・・」

それでも、一度味わってしまったら、止まらなくって。
惜しげもなく手のひらに押し付けながら、ゆっくりと回すように揉み解した。
280 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/18(木) 17:05
ドクドクと心臓の音が鳴り響く。
触ってる裕ちゃんには、聞かれちゃうんじゃないか。

高ぶるそれを感じながらも、そっとキレイな親指を持ち出した。

尖った中心に触れる。

「あ〜〜んっ」

鼻に付くような甘い喘ぎ。
自分じゃないみたい。

「やぐち、・・気持ちいのぉ?」
「ん〜〜。」

頷いて、もっと強くこすり付けた。
ちょっと触れただけなのに、カクンと腰が持ち上がる・。
受け止めてくれたのは、いつものベットなんかじゃない。
もっとやわらかくて、いい匂いで、そう、大好きな人の腕の中。

「・・ゆ、ゆうちゃぁん・・?」
「ええよ。・・それから、どうすんの?」

上ずりぎみな声が彼女の興奮を表してる。
耳にかかった吐息も。抱きしめてくれる熱い身体も。

「いっぱい、触り、もっともっとしてええよぉ・・・」
281 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/18(木) 17:16
コクンと頷いて、渡された手のひらをもう一度握りなおす。

指と指の隙間に小さな蕾を挟み込ませて。
それから、回すように揉みしだく。
いつも、裕ちゃんがしてくれてるように。昨日、いっぱいしてくれたみたいに。

「はぁ・・もう、きもち・・気持ちいよぉ・・・」
「・・うん。裕ちゃんの手も気持ちいいってさ。矢口ぃ、ほらこっちもあるよ?」

空いてた片手がやってきて、きゅっとその上に重ねた。
熱く汗ばんだそれ。

「・・・んぁ・・んんっ、・・・はぁん・・・・」

両手をあてがうと、支えられなくなった身体が、そのままドスンと彼女の上に
凭れこんで。
ソファから落ちないようにって、ちゃんと支えてくれる。
背中に感じる固い突起が、さっきよりも強く感じるのは、裕子も興奮
してるんだという証。
282 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/18(木) 17:27
揉み立てて、ぐにゅぐにゅ歪ませたり、捏ねたり、摘むようにしながら。
恥ずかしいことを見られてるという興奮が、余計に刺激を与えるみたい。

「・・くふぅ・・んぁん・・」

零れ出るエッチな声も止められない。
恥ずかしいのに、彼女の腕の中で何度も鳴らして。

首筋を通ってしたしたと流れでた汗が、胸の谷間に零れ落ちた。

両方の胸を愛撫しながら、アタシは物足りなさを感じ始める。

だって、いつもしてた自分の指じゃないのに。
ずっと待ち望んで、恋、焦がれてた彼女の手なのに。
それは、自分が動かさないとなにもしてくれない。

昨日は、泣いて叫んで、「もう、許してよぉ」そう懇願しても執拗に
攻め立てたくせに、今日の裕子は、矢口が動きをやめると、ロボットみたいに
動かなくなっちゃう。
283 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/18(木) 17:31
「・・・や、ヤダぁ・・・・・・」
「ん〜?・・どうしたぁ?」

・・・知ってるから。
この指から、生み出される快楽を、身体がおかしくなっちゃうほど、
気持ちよくしてくれるのを、知ってるから。

「・・・ヤダぁ・・してよぉ・・・動かしてぇ・・・・」

涙が込み上げてきた。
どうしようもない感情。
普段の自分なら決して言わない言葉なのに。
それなのに、甘い声をだして、おねだりしちゃう。
284 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/18(木) 17:40
もどかしいよ。
身体の奥が、もっともっとって欲している。

「・・ねぇ、ゆうちゃぁんっ・・・」
「・・ダメやよ。・・今日は自分でするのぉ。そういう約束やろ?」
「そんなのしんないよぉ・・してよ、お願いぃ・・・」
「・・・あかん。・・ええから、続けて・・・」
「もう!・・なんでだよぉ!!」

目を開けなくても、自分がどんな顔してるのか判る。
だけど、それ以上に止められない感情。強い欲求。

「これは、道具なんやから、今日は自分で動かして気持ちよくするのぉ!」
「・・ゆうちゃぁんっ・・・・」

どんなにお願いしても、首を振るだけだった。
285 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/18(木) 18:21
肩に、のしりと重みを感じた。

顎をそこに乗せたまま、ぴたっと重なり合う頬と頬。
お互いの熱を吸収して。
ヤケドするくらい、熱くなってる。

「・・ほら、早くぅ・・」
「・・う・・ぅ・・・」

「いいから。・・なぁ、それより、下のほうは、触らなくてええの?」
「・・・・・・・。」

妖しく誘う声に、思わず身体が揺れた。
脚と脚を擦り合わせるように、モジモジしちゃう。

ズキンと下半身に、疼きが走って。

「・・ゆう、ゆうちゃ・・・・」
「・・したいんやろ?・・早く、触ってあげぇ、これ、指も、使って
ええからさ・・」

そう囁きながら、絡みついてくる指。
深呼吸してから、ぎゅうぅっと掴んだ。
286 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/18(木) 18:30
ゴクリ。
唾を飲み込む音が、やけに大きく聞こえた。

「ええよぉ、なんしてええよ。」

そのやさしい言葉に、目を瞑ったまま素直に頷く。
そのまま、重ねた2本の指を、おそるおそる下に伸ばして・・・・。

「・・・んんっ、・・あっ・・・・」

下着のあの部分に触れると、「クチュリ」とやらしい水音がたった。
思わず、引っ込める手。

「ええから。恥ずかしくないから。」

矢口の感情もすべて判って、そう言ってくれる裕ちゃん。
もう一度、コクリと頷いて、その手を取った。

裕ちゃんの長い爪を、やわらかい部分に往復させる。
ますます、濡れていく布が。
淫らな音も、エッチぃ匂いもそこらじゅうに充満して。
きっと、尖ってどうしようもなくなってるアレも気づかれてるんだろうな。

もう、すっごい恥ずかしいよぉ。
287 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/18(木) 18:36
「・・んひゃぁ!!」

爪を弾かせると、ビクビクンと身体が仰け反った。
力が入らなくなって、クタンと彼女の腕の中に凭れ掛かる。
ちゃんと支えてくれる裕ちゃん。
ソファからずり落ちないように・・。

「なぁなぁ、もっとええよ?・・ちゃんと触ってあげぇ・・・」

言われた言葉は、身体が先に理解した。
中から、エッチな蜜が零れだす。

自分でもそう思ってたから。
この布一枚が無性にもどかしい・・。
288 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/18(木) 18:41
「いつもしてるみたいにな。・・・どうしてんの、矢口は・・?」
「へ?・・い、いつも?」

喉を鳴らして。
溜まった唾液をゴクリと飲み込んだ。

「脱いじゃうかぁ?・・なぁ、脱いじゃったら・・?」

耳にかかる甘い誘いを、アタマの中で反芻しながら。
毎度行われてた痴態を思い出す。

でも、パンツ脱いでしたことなんてほとんどなかったよ。
しても、上から撫でるだけか、半分だけ下ろしてちょっと弄るくらいだもん。
289 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/18(木) 18:50
「脱いじゃったほうがええんちゃう?・・高かったんやろ?・・レース
んとこ伸びたらいややない?」
「・・・・・。」

彼女のやさしいところ。
そうやって、矢口の負担を軽くしてくれるんだ。
恥ずかしさとか、いろんなものを紛らわしてくれる。

「なっ、脱いじゃおうや?」

少し興奮気味なその声に。
なんにも言い返せない。おいらは、黙って頷くだけ。

そうして・・。
足首に落ちてくる真新しい下着を、なんとなく見つめていた。
290 名前:kai 投稿日:2003/09/18(木) 18:57
とうとうやっちゃいました。(えへっ)
もう、このまま突っ走ります。どーか、引かないで見守ってください!!
291 名前:kai 投稿日:2003/09/18(木) 19:08
>ゆちぃさん・・にょーってかわいい♪
今度使わせてください! どっきどきの展開はこんな感じで・・。
いやぁ、いかがなもんでしょう?

>173さん・・すみません、そして今日もまた。
反省しない女なんです。なるだけ早くやりますんで。(ペコリ)

>マコトさん・・アタシも常々、その方程式は成り立ってんじゃない
かって。(間違いなし)
だから、安心しながら、更新してるんですよ。

>スティンガーさん・・あはっ、ありがとうございます。
そういっていただけると・・今回もがんばってみました。どうでしょね?

>273さん・・相変わらずな展開は、作者の好みが反映してまして。
最近弱々と噂の姐さんも、ウチではそうでもないみたいです。(汗)

焦らしてるつもりはないんですけどね。
なんか、エロって切るとこ難しくって。
なるだけ早くできるようにがんばりますので、許してやってください。
292 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/09/18(木) 20:03
先日は意味不明な叫びで、申し訳ないです(w
いかがもなにも、いつも予想を飛び越える話で…。
毎回、毎回ハラハラしちゃってますよー☆
続きも待ってますねvvv
293 名前:マコト 投稿日:2003/09/18(木) 23:04
いやぁぁぁっっ!!こんなとこできらないで、kaiさん!
悪気が無くてももやもやしちゃうじゃないですかぁ。(涙)
今回も相変わらず中澤さん強いですねぇ。
強い中澤さんに弱々な矢口さん、これは大好物ですよ、自分の。
突っ走ってももう止めませんよ☆
どこまでも追いかけて行きます!
ではではこれからも頑張ってくださいね!
294 名前:173 投稿日:2003/09/18(木) 23:41
更新されてるぅうう!!しかも!なんかメチャメチャ良い展開!?
壊れてます、私・・・。やべぇ。
もぉ姐さん優しいんだか、野獣なんだか・・・。
それでも好きっす!
295 名前:173 投稿日:2003/09/18(木) 23:41
すんません、また上げてしまいました・・・。
296 名前:ミニマム矢口。 投稿日:2003/09/19(金) 02:37
「♪心が痛むというのかい?やぐちウ〜ンそれは恋...恋煩いさ。きっと、裕子と出会ったから...やぐちは恋をしたんだね。さあ、もう大丈夫、ゆうちゃんはここにいるよ、おいで」
ちょっと妄想してみましたwさて、どうする。どうなる矢口さん
297 名前:kai 投稿日:2003/09/24(水) 21:46

お久しぶりの更新です。
相変わらずな内容ですが、どうぞ読んでやってください。(ペコリ)
298 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 21:55

膝がガクガク震えるのは、寒いせいだけじゃない。
目をぎゅっと瞑って、現実を追いやろうとしたけど、それは逆効果と
なった・・・。

遠くのほうから、「パンパンパン」と布団を叩いてる音が聞こえる。
下の階からは、子供のわめき声。
「ドドド・・・」と爆音を響かせながら、走り去るトラックの喧騒。

窓から入るそよ風が、矢口の薄めの陰毛をなびかせて・・・。

「ほら矢口、・・あんよ、・・開きや?」

目蓋の裏が明るいのは。

そう、いまは、昼間なんだって。
なのに、こんな時間に、恥ずかしげもなく下半身を晒してこんなことして。

「・・や、やだぁ・・・いやぁ・・・・」
299 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 22:04
「どうしたん?・・・ほら、早くやり?・・」

かぶりを振るおいらに笑いながら。
真っ赤になった耳たぶをカプリと齧った。

チュ。
頬に、音が立つくらい吸い付いて・・。

ずるいよ。
いつも裕ちゃんは、こうやって誤魔化すんだ。
矢口に、恥ずかしいことさせて、自分はそれを黙って見ながら喜んで。

なのに、ドクドクとうるさいくらい鳴り響く心臓の音が。
曝け出された中心が、ズキズキと疼き初めていて・・・。

・・・・逆らえない。
いつだって、言うがままになっちゃう。

唇をかみ締めながら、ぎゅっと目を閉じた。

誰かに聞かれちゃうかもという恐怖も。
それでも、この指が欲しいんだって欲望も。
その狭間に、何度も揺れながら。

「ほら、なにしてんの?・・早く触ってあげな・・?」
300 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 22:10
「ピース」にした4本の指を口に含む。
裕ちゃんの温かい咥内で、グチュグチュに唾液と絡まされて。
もう、悔しくて腹立たしいのに、そんな腕に縋り付いちゃう。

ピチュ。
引き抜かれた指を見ながら。

「・・なんか、矢口の、味した・・・。」
「・・バッ、裕子のバカっ、大っ嫌い!!」

負け惜しみのようなその声は、彼女の笑いを誘うだけ。

「・・・・・アタシは、大好きやよ。」

笑いながら、もう一度、口付けられた。
301 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 22:19
−−−−−−−−

「・・・んっ、・・・んあっ・・・ぁ・・・」

伸ばした指を、恐る恐るやわらかいトコに触れさせる。
ちょっと弄っただけなのに、「クチュ」って、えっちな音が洩れた。
中から、たらりと、雫が流れ落ちてきて・・・・。

「・・あ、・・やぁ・・・ゆう、ゆうちゃ・・・」
「・・ええよぉ。・・・・ほんで、どうするの?・・」

「ごきゅ」って浅ましく喉がなる。
高ぶる心臓を落ち着かせながら・・。

指を2本に変えて、ゆっくりと左右に広げた。

熱い粘膜に、冷たい風があたり。
溜まってた雫が、「ピチュピチュ」と、音を立てながら、放出されて。
お尻を辿って流れてきた蜜は、ソファの上に水溜りを作った。

「・・やぁ・・汚れちゃうよっ・・・・」

昨日まであった豹柄カバーは、洗濯機の中をガラゴロと回ってる。

「・・ええよ。・・それより早く・・・・・」

裕ちゃんの喉もなった。
302 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 22:30
いつもしてるように。
彼女の顔を思い浮かべながら・・・・。

「・・・ん、・・・んはっ・・やぁ・・・・・」

大きく広げながら、指の腹を使って突起を弄る。
ちょっと擦っただけでも、「ピクン」腰が跳ね上がった。
いつもより、いっぱい膨らんでんのわかるよ・・。

「・・やぁ、やだぁ・・恥ずかしいよぉ・・見ないで、ね・・・」
「見えてへんよ。・・・・・そうやってやるのが好きなん?・・」

荒い呼吸が頬をくすぐる。
声が出なくて、コクンと頷いた。

矢口の蜜でビチョビチョに濡れてく、裕ちゃんのきれいな指先。
そこだけを重点的に攻め立てる。
グリグリ捏ね回して、爪で弾くようにしながら、押しつぶして。
少し痛いくらいに、そのほうが好きだから。

「ぷちゅ」・・・エッチな蜜が弾いた。

「・・ひゃっ!!」

ビックリして、腰が持ち上がった。
303 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 22:40
「ふっ。・・可愛いなぁ。・・どういう感じ?」
「・・わ、わかんないよぉ、聞かないでよぉ!・・」

首をブンブンすると、ガンガン裕ちゃんの腕にあたって。
暴れる矢口を、細い腕が支えてくれてる。
縦じまパジャマの腕のところは、矢口の涎でべチョべチョだ。

「な、矢口、なぁて?・・・ほら、こっち空いてるで、使いや?」
「・・う・・・ぅん。」

暴れたせいで、いつのまにか肌蹴てしまってた胸が。
ゆっくり呼吸するように、上下してる。

そっと重ねた手をあてがうと、・・・その感触に震えた。
裕ちゃんの手のひらに、「ぎゅっ」と押し付ける。
小さな矢口の突起はぐにゅりと変なふうに歪んで・・。
下から持ち上げるようにしながら、指先で摘んでグリグリした。

「・・ひゃぁ、・・・いいよぉ・・気持ちい。・・」
304 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 22:49
「可愛いなぁ・・・。・・ほら矢口の乳首、片方だけ大きくなってんで?」
「・・や、やだぁ・・言うな、言わないでよぉ・・・・」

それでも、指の動きは止めれない。
ますます強く扱きながら、裕ちゃんの白い指先は矢口の胸の上で踊るんだ。
胸をパフパフってしながら、爪で突起を弾かせて。
いつもしてくれてるように、昨日の裕子を思い出しながら・・・・。

「・・ほら矢口ぃ・・・・今度は下が、お留守になってんで・・・?」

クスクスしながら、悪戯っぽく囁かれる声に。
背中がぶるっと、なった。

上ばかりに気を取られてると、下の動きが疎かになる。
でも、下に集中してると、胸の動きが止まっちゃって・・・。

だけど、それはいつものことだった。

両方いっぺんになんて器用なこと、矢口には出来ないんだもん。
裕ちゃんは、いつも、いっぱいいっぱい気持ちよくしてくれるけど。
矢口は、裕子みたく上手く出来ないから・・・・。
305 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 22:56
自分の太ももの上に放置されたままだった、二つの左手。
裕子の指先に付いたヌルヌルの液は、少しだけ冷たくなっていた。

胸の動きをやめて、下を向く。

「・・ん?・・どうした?」

やさしい声に。
口がへの字に歪んだ・・。

「・・やぐぅ?」

アタマを掴んで、こっちを向かそうとするのを、かぶりを振って反抗する。

「・・やぐち?」
「もう、やだぁ。・・もう、いやっ。・・ね、してよぉ。・・お願い、だからぁ、
裕ちゃん、動かしてよぅ!!」

甘えた声で、叫ぶように。
同時に涙がポロポロっと零れ落ちた。
306 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 23:05
もどかしくて。もどかしくて。
だって、裕ちゃんがいるのに。
裕ちゃんの指で、してるのに・・。

矢口じゃ、上手く動かせないよ。
早く、気も持ちよくなりたいのに、自分じゃ出来ないんだもんっ。

「ねぇ、ゆうちゃぁん・・・」
「・・・・・・ダメやよ。」
「・・・してよぉ、して、してってばっ!!」

口が尖る。

「もう、あかん言うたやろ?・・・ほら、早く自分でしなさい・・」
「ど、どうしてぇ!・・んで、そんな意地悪すんのぉ〜!!」

目は瞑ったまま、拗ねた声でそう言うと。
笑いながら、チュ。て涙の後を吸われた・・。

頬に、熱い舌の感触が残る。

「・・・・ねぇ?」
「・・あとでな。あとで、ちゃんとしたるから、今は自分で・・・・」
「ヤダっ、今してよっ!!!」

言われる前に、叫んだ。
矢口がこんなにしてって言ってるのに。こんなにお願いしてるのに。
どうして、今日はそんな意地悪ばっかするんだよぉ・・・。
307 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 23:11
「もう、泣くなや矢口ぃ。・・・後でたっぷりしたるからな・・?」

アタマに乗っかった手を、払いのけて。

「ヤダぁ!・・今して欲しいのぉ!!」
「・・・ダメ、やって。」

笑ってる。
それでも・・。

「ねぇ、してよぉっ!」
「・・ダメや。」
「・・してって!!」
「・・しないのぉ!」

「・・ゆうちゃぁ〜ん・・」
「あかんよ。」

「・・ふひぃ〜〜〜〜〜んっ・・・」

コドモのように落とす大粒の涙を、困ったように息を吐いてから。
丹念に舐め取ってくれる。
親犬が仔犬にするみたいに・・。

矢口の呼吸が落ち着くまで、ずっと・・・。
308 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 23:19
−−−−−−−−−−−

「ほら、アンタの、もう我慢できないって言うとるよ・・?」

身体をずらして、脚の間を覗き込みながら。
指先で大きく広げられた。

そのまま弄ってくれるのかと思えば、すぐに顔をあげて、目頭を押さえ
たまま動かない、おいらの手を掴んで。

「ほら、泣いてないで、早くしたり〜や・・?」
「・・・・・・・。」

「・・や〜ぐちっ?」

声は、やさしいから。
おいらは、いつだってこの人に逆らえない・・・。

唇を噛み締めてから、ゆっくりと目蓋を開ける。
ずっと瞑ったままだったせいか、慣れるまで少し時間かかったけど。

暗闇から、ようやく視界が開けると、そこに現れたのは、大好きな人の笑顔で。

「やぐちぃ。」

この笑顔にも弱かった。
309 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 23:28
「ねぇ、ゆうちゃん・・・?」
「ん〜〜っ?」

首を傾ける仕草が、ちょっと可愛い。

「じゃぁ、じゃぁさ、ちゅうしてぇ?・・するから、ちゃんと、だから
お願い、してよ、ちゅうしてよぅ!!」

涙交じりの拗ね気味の声に、彼女の口先がピクンと動いた。

「・・するから。・・・ねぇ、お願いだよぉ・・・・」
「・・・判ったぁ。・・・そんかし、ちゃんとするんやで・・?」

いいコいいコするように、髪を撫でてから。
その手は、頬を通って顎にきた。
そのまま、「グイッ」と、持ち上げられて。

「・・約束やぞ?・・イクまでやから、な?」

返事する前に、塞がれた。
押されて、歪んで。
でも、裕ちゃんの温かい唇の感触はすごく気持ちがよくて、ふわっと力が
抜けていく・・・。
310 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 23:33
やさしい匂いは、安心する。
鼻でゆっくり、息を吐きながら。

存分に彼女の味を楽しむ。
裕子が離れそうになるのを感じて、慌ててパジャマの袖を掴んだ。
そして、自分から押し付けながら。

ちょっと唇を離して、形のいいそこをペロンと舐めた。
誰でもない、彼女に教わった合図。

「ここ舐めたら、口あけるやで?」・・・って。

裕子の顔の筋肉が緩む。
気づいたみたい。矢口が意図してることを。
311 名前:休日はパジャマのままで・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 23:42
「・・ん。・・・んあぁ〜〜・・・」

滑り込んでくる舌を夢中で味わいながら。
グルグル動き回るのを必死に追いかけた。

挟まれて、遊ばれても。
キスしてることが、うれしくって・・。

「・・・っんはぁ・・・」

口の端から、洩れる吐息がやらしく聞こえる。
でも、もっともっとって絶え間なく欲求する身体が。
息をするのも忘れそうになるくらい、夢中で貪って。

「・・・んんっ、・・んあぁ・・・・」

また、おしまいしようとするのを、ブンブンと首をふった。
肩を掴んで、離せないようにしながら。
今度は自分から、彼女の口の中に忍び込む。
絡ませて。・・・ビクついてるのなんか、無視しながら。

「・・・んぁんっ・・・・」

もっとシテ、もっとゆうちゃんのキス欲しいよぉ。
撫でてくれる後頭部に酔いしれながらも、何度も何度も求め合った・・・。
312 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 23:49
−−−−−−−−−−

「・・はぁ、はぁ、はぁぁ・・・・・・」

クラクラする。
息が続かなくなってようやく離す。
目の前には、ピンク色に蒸気させた顔した裕子が、笑ってた。

「・・ゆうちゃ・・。」
「・・やぐちぃ。」

名前を呼べばちゃんと答えてくれる。

じっとその顔を見つめた。
さっきまでの想像の中の裕子と、ごっちゃになっちゃいそうだけど。
この匂い。・・この唇の感触は本物だから。

「ゆうちゃん?」
「ん〜〜っ?」

「ゆうちゃん、あのね・・?」
「・・な〜んや?」

薄く開く唇に、もう一度口付けたくなる。
313 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 23:53
「ゆうちゃん、あのね、も、矢口ね、・・我慢できそうにないや・・。」
「・・・うん♪」

ふわりと微笑む顔に、心が跳ねた。
濡れた唇は、矢口がつけたんだ。

言ってから恥ずかしくなって、胸の中に凭れこむ。
早撃ちする心臓の音は、ドキドキしてんのは、矢口だけじゃないって
ことだよね。

「・・ねぇ、ゆうちゃん・・?」
「・・・ん?」
314 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/24(水) 23:59
「・・ねぇ、・・・もっかい、指、かしてくれるの・・?」

それを掴んで、絡ませた。
爪が、日差しにあたってテカテカしてる。

そうして、甘えるように見上げながら。
上手く笑えてるかどうかは、自信ないけど・・。

抱きしめる彼女の匂いに、酔っちゃいそうだよ。

「・・・・どうぞ。」

にっこりと微笑みながら。
返事と一緒に、唇が落ちてきた。

・・・そうして。

裕子の膝の上によじ登って、今度は向かい合う格好になったんだ・・・。
315 名前:kai 投稿日:2003/09/25(木) 00:02

「もう、早くやっておしまい!」って感じでしょうか?(w
でも、こういった焦らしプレイは、私のお好みなもんで。

・・スミマセンです。
もう少しで終わらせますんで、許してやってください。(ペコリ)
316 名前:マコト 投稿日:2003/09/25(木) 00:10
今夜もリアルタイムで読ませて貰いました!
やっちゃってください!見たいな(笑)
おねだりする矢口さん大好きなんですよ。自分的に。
焦らし、OKです。どんどん焦らしてやって下さい。(w
ではでは、次の更新も待ってます!!
317 名前:kai 投稿日:2003/09/25(木) 00:16
>ゆちぃさん・・今回は、ハラハラしていただけましたかぁ?(w
なんか、ハラハラなんだか、イライラなんだかって感じですよねぇ。(汗)
もうちょっと、サクサクっといきたいんですけど、いつもこんな感じで。

>マコトさん・・モヤモヤさせてごめんなさい。でもそれが、狙いだったり。(ヲイ)
強い姐さんに、弱い矢口はアタシも大好物です。がんばっていっぱい妄想します。
今後とも、楽しみにしててくださいねぇ。

>173さん・・ドンドン壊れちゃってください。(w
そういってもらえるのが、一番うれしいです。いつも、自分の趣味で書いてるような
もんなんで。野獣裕子は、そろそろ顔を出すんじゃないでしょうか。(ヲイ)

>ミニマム矢口。>どうする、どうなる矢口さん。
こんなんなりましたぁ!・・こんなもんじゃないですが、いや、どうだろね。(w
お好みに合いましたか?

いつもありがとうございまーす。
こんな話なのに、付き合ってくれて、ほんとうれしいです。
あと、2回くらいで終わる予定なので、最後までヨロシクお願いしまっす。(ペコリ)
318 名前:kai 投稿日:2003/09/25(木) 00:22
えっとですね。
これが、終わったら、新しいものを考えてまして。
初パラレルなんですけど、長編にはならないと思うんで別の板にさせて
いただこうかな、と思ってます。

アタシの大好物の、・・・女教師もんですっ♪(←学園物と言え!)

春のスペシャルでやった「めちゃ〇ケ」の岡村女子高等学校のお話なん
だけど。
・・・かなり、おもしろそうな仕上がりで。(←自分でいうなよ)

出来上がったら、報告しますんで、そちらもヨロシクお願いします。


319 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/09/25(木) 00:24
焦らされると、ドキドキは募ります。
裕ちゃんの徹底した姿が、なんともいえないです。
次も待ってます〜♪
320 名前:kai 投稿日:2003/09/25(木) 00:25
あっ、・・・今気づきました。
すみません、ミニマム矢口。さんです。さん抜けてたよ。
ごめんなさい。めっちゃ失礼だな。ホントごめんなさいです。(土下座)
321 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2003/09/25(木) 14:07
焦らさないでくださいよ〜(懇願)
次も待ってます。
女教師ものも楽しみにしてます
322 名前:ミニマム矢口。 投稿日:2003/09/25(木) 22:19
きゃ〜矢口・裕ちゃん どうなるのドウナルノ ドキドキ
kaiさま。「呼び捨て」でOKだべさぁ。土下座なんて・・頭もお上げる下さい。
サン無しで、何気に特別扱いなのかなぁって、一瞬嬉しかったたりしてw
ぁぁぁ更新を電信柱の影からコッソリ待ってます♪

新作も見付け出して、観ますね。オイラのお馬鹿な頭で新作発見出来るなァ
323 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/25(木) 23:58
kaiさんも矢口さんも焦らしますねw
いつのまにか積極的になってる矢口さんがまた……イイ!!
学園物もむっちゃ期待してます。
324 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/26(金) 00:34
毎日、見にきてますよ〜〜☆
いつも×2、kaiさんはいぃとこで終わりますねぇ(T_T)
『女教師』もの楽しみにしてま〜す♪♪ 
そして、もしよろしければそれが終わったらこの前に言ってた
“初めての×××”と“「haneymoon」のおまけ”もお願いしますm(_ _)m
続き楽しみに待ってますね!!頑張ってください。
325 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 22:00

さらりと髪を梳きながら、目の前の首筋に腕を通すと。
フワンと広がる“ブルガリプルームオム”香り。
最近、裕子のお気にいのやつだ。

ツヤツヤな唇に吸い寄せられるように、口付けた。

「・・ん。」

軽く食むように。何度も何度も。

「・・ちょ、お、コラ、やぐぅ!!」

そんな苦情なんて無視しながら。

チュっ。
きつめに吸い付くと、裕ちゃんの唇に真っ赤なあとが残る。
326 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 22:07
そして、初めて裕ちゃんにキスされた日のことを思いだす。

ファーストキスなんて、幼稚園の年長さんに済ませちゃったくらいの
オイラだけど。
女の人としたのは、裕子が初めてだった。

今でも、あのときの感触覚えてるよ。

顔を挟まれた、手のひらの冷たさとか。
間近でみた、キレイな顔とか。
やらかい唇も。甘い香りも。
ちょっぴり触れた舌が、やけに温かかった。

背骨にビリビリきたんだ。
あのときは、好きだったかどうかは、定かじゃないけど。
今も、昔も変わらない。
裕ちゃんのキスは、いつだって気持ちいい。

「ん〜〜。」
「あっ、ちょ、コラ、ダメやて。も〜〜っ!!!」
327 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 22:14
手で隠されてしまう。
口が勝手に、ムぅの形になった。

「ダメやて。」

裕ちゃんさ、怒ってるようだけど、全然怒った顔になってないよ。
だって、目が笑ってるぅ!!

「なんでーっ、したいんだもん、いいでしょっ!」
「・・もう、ダーメ!・・・んなことより、早くぅ・・・・」

ケラケラ笑ってる隙に、また強引に押し付けて、噛み付くように口付けた。

「んん!!・・ちょ、コラコラ、なんもー、油断も隙も無いなぁ〜!」

だってしたいんだもん。・・この唇見てるとしたくなるのぉ。
328 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 22:19
「・・ったく、好きやなぁ・・・」

コドモにするみたいに、ヨシヨシする。

「・・わかったわかった。そしたら、目ぇ瞑り・・?」

ニヤリしたまま頬を撫でられて、オイラはうっとりしながら目蓋を閉じた。

「ほら、あ〜んは?」

わざと低めに囁く声に、背中が粟立つ。
素直に口をあけた先に、入ってきたものは・・・。

「・・んんっ、やっ・・だ、・・なに・・・・」
329 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 22:27
込み上げてくる吐き気。
生臭いような、なんともいえない味は、まさしく自分のモノで。
口の中にあるのは、さっきまで、自分のアソコをグリグリしてた指だった。

「どうや、おいしいやろ?・・・アンタの味やで♪」
「・・や、・・やめ、・・んがぁ・・や、だぁ・・・・」

首をフリフリ。
なのに、抜いてくれなくて。わざと舌に押し付けるようにしてくる。

「ほら、ベロ使って嘗めてみーて!」
「・・やぁ、・・やめれ、んがぁぁ・・・・」

目に水分が溜まってくる。
唾液が溜まって苦しくて、「ゴクリ」と飲み込んだ。
途端に広がるおしっこ臭さに、吐き気が込み上げる。
顔を、顰めるオイラに、この上なくうれしそうな苛めっ子は。
330 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 22:39
スポンと抜き去ると、唾液まみれの人差し指が見えた。
彼女の胸の上で、「ゴッホっホ」と咽るような堰がでる。

「・・も、なにするんだよぉ、バカぁ〜!!!」

下から恨めしげに見上げながら。
濡れた口は、彼女のパジャマでゴシゴシ拭いて。
でも、まだ残ってる感じ。すごく気持ちわりいぃ〜!!

「・・バカ裕子ぉ!!」

顔をあげたとたん、間近に迫るアップに顎をひいた。
後頭部を押さえられて、そのまま唇を塞がれる。

「えっ、・・んんっ!!」

早急に滑り込んでくる舌。
奥まで伸ばされて、付け根のところをくすぐった。
そのまま、きつく吸い上げられると、カタンと力が抜け落ちて。
膝の上から落ちそうになる。

最後に舌先を軽く齧ってから。
ゆっくり離れてく裕ちゃんの顔を呆然と見つめた。
噛まれたところが、ヒリヒリしてる。

「ごちそうさん、おいしかったで。」
331 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 22:47
得意そうに、鼻をならす彼女に何も言い返せない。
口の中に残ってた忌々しい味は、裕子の唾液と混じってどっかに
消えてしまった。
視界がぼやけてみえる。

「ありゃま。キスだけでこんなにしちゃったの?」

彼女のパジャマの太もものところが、水溜りになってて。
慌ててお尻をあげたオイラに、クスクスと笑うんだ。

「あははっ、ちょ、アンタ、なんでそんな迷子みたいな顔してんのよ。
ええのぉ、可愛いな。もう我慢できないんやろ?早く、したりや・・?」

悪戯っぽく微笑む顔が、ピンク色に蒸気してる。
握ったままだった指先に、力が込められて。
332 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 22:58
焼け付くように熱くなってる分身が泣いていた。
それでも、躊躇してるオイラに。

「・・やっ、・・・や、汚れちゃうってぇ!!・・・」

膝を立てて、立てたところを矢口のアソコに押し付けてくる。
やらかい部分が、ぐにゅぐにゅと変形されて。

「ほら、どうするん?」
「・・・や、やめて、やる、から、それいやだよ・・・・」

ピタリと止まる動きに、少しだけ物足りなさを感じたけど。

「そしたら、早く見せてよ?・・矢口が気持ちよくなるとこ、裕ちゃんに
見せてぇ?」

胸に抱かれて、ぎゅうってされた。
ドックドクとさっきから鳴り止まない、心臓の音。

「早くぅ!」

急かされて、渋々コクリと頷く。
そうして、彼女の膝の上に座りなおして、もう一度、はじめから・・・・・。
333 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 23:10
-----------------
渡された手のひらを、迷い無くソコに押し付けた。
アソコを上から包むように。
「ギュー」ってしながら。・・・それを、脚と脚の間で挟んで。

「・・あ・・んっ・・・」

ときどき、こうする。
いつもはパンツの上からだけど、こっちのが全然気持ちいいよ。
なんで?・・・裕ちゃんだからなの?

「・・う・・あぁ・・・やぁん・・・」

クチュクチュとやらしい音。

たぶん、裕子の手のひらには、べっとりと矢口が付いちゃってんだろうな。
すっごい恥ずかしいのに、やめられない。

「・・や、やだ、いいよぉ・・」

鼻にかかったような甘ったるい声。
彼女の喉仏が、ゴロゴロと移動するのが見えた。
それでも、もっと強い快感が欲しくなって、その上からグリグリ押しつけちゃう。
中から、多めの愛液がたらんと零れ落ちて。
そしてまた、裕ちゃんのキレイな手を汚してしまうんだ。
334 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 23:22
「・・あんっ、・・もっ・・やっ。・・」

カクンと力が抜け落ちて。咄嗟に肩にしがみつくと。
矢口の乳首と裕子のソレがぶつかりあった。

また、背骨を電気が走りぬける。

パジャマ越しだけど確かに感じる裕ちゃんの突起。
矢口にも負けないくらい固くなってるのに、たまらない感情が芽生えて。

「・・あ、ゆうちゃ、ゆうちゃん・・・」

抱きつくように、胸を押し当てた。
そのまま擦り合わせるように、グリグリしちゃう。
パジャマがなかったらもっと気持ちよかったと思うけどぉ。

「・・やっ、これ、気持ちいい・・・」

いま、すごくやらしい動きしてるの、判る。
でも、止まんない。
窮屈な体制だけど。
ソファに凭れる裕子はクスクス笑いながらも、ゆーとおりにしてくれて。

「ふっ、可愛いなぁ。・・ほらこっちの手も、早くしたり?」

おでこにキスしてから、少しだけ動かしてくれる指の動きに。
お尻が、ピクンと持ち上がった。
335 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 23:34
「ほら、どうするん?」

もう一個の手のひらは、オイラを支えるようにしながら、お尻のお肉を
モミモミしてる。

「・・あ、やぁ、やだっ、ゆうちゃ・・・・」

熱が孕んでくる矢口の顔を、マジマジとみつめてくる青い瞳。
口元が笑いの形に変形した。

「・・やぁ、やだぁ、・・も、見るなよ、・・見ちゃやだって!!」

さっきは、裕ちゃんの顔は見えてなかったからヨカッタのに。
こうして抱きしめてくれるのはすごく安心するけど、顔を見られるのは
イヤだよっ!
だって、自分がいま、すごくエロっちぃ顔してんの判るから。

歯型がたつくらい、「ギリリ」と唇を噛み締めると。
ぺロリと舌でなぞられた。

「あ、もうまた噛んでぇーっ!ダメや言うたやろ?・・あとで痛い思い
すんのジブンなんやで!」
「だ、だってさっ!」
「ええの。恥ずかしいことなんてなんもない。・・ええから早くぅ!!」

強い口調に逆らえない。
336 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 23:42
「・・ゆうちゃ・・?」
「うん、ええよ。・・好きなように使ってな?」

至近距離からの笑顔に、「ピクン」と、ココロが跳ねた。

『顔、見ないで』って言いたいけど、どうせ矢口の言うことなんか
聞いてくれないの判ってるから。
だから、仕方なく自分から目蓋を落とした。

ドキドキする心臓の音を聞きながら。
「ゴキュ」と、唾を飲み込んで。

押さえたままだった5本の指を一本一本剥がしていく。
そうして、3本だけ残す、と。
人差し指と薬指で閉じてた合わせ目を、両側へ押し開くんだ。
あまった真ん中の指は・・・。
337 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/29(月) 23:53
「ひゃんっ!!」

ちょっと触れただけなのに、ビリっときた。
さっきよりも数段おっきくなってるの。裕ちゃんも感じてるだろうなぁ・・。
恥ずかしいって!

「・・・あ、やっ、・・・ゆうちゃ・・・・」

捏ねるよう潰すように、ツルツル滑るソレをいっぱい苛めて。
いつのまにか、皮も剥けてしまってた。

指の腹でコリコリしながら、グッて押しつぶして。
直接の刺激に、オイラのお尻はのた打ち回る。

「・・・ひゃぁ〜〜っ、・・あ、やだっ・・・!!」

時間をかけて熱くなってた身体は、あっという間に溶かされた。
痛痒い感じが気持ちよくて、エッチな声がいっぱい洩れちゃう。
裕ちゃんがうれしそうに笑ってる。

頬と頬が重なって、彼女の熱を感じるだけでもすごく安心する。
裕ちゃんがいるから。
338 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/30(火) 00:02
「なぁ、な、なぁ、・・・やぐちって!!」
「・・あん、やんっ、・・・・・・へっ?!」

髪の毛が、さらっとなびいた。

「なぁ、・・・・・・入れへんのぉ?」

興奮気味のその声に、指の動きを中断させた。
なんとか、アタマのなかを働かせて・・。

「しても、ええよ?」
「・・う、・・うんん。」

首を振った。

「なんでや?・・・もしかして、入れたこと、ないん?」
「・・・・・ん。」
「・・どうして?」

どうしてって、・・・どうしてだろう・・・。

でも、いままで一人でしてても、中だけはしたことなかった。
そりゃ、裕ちゃんにされるときは、ここでするのも気持ちいこと教えて
もらったけどさ。

「だってぇ、・・抜けなくなったら、怖いし・・・・」
「・・・んなことあるかいぃ!!」

笑いながら、ぶつけるようにキスされた。
339 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/30(火) 00:14
でも、それだけじゃないよ。

痛そうだし、怖いっていうのは大きいけど。
ほんとのところは、矢口ン中に、“ひとりエッチ”するときの境界線みたい
なのがあって。

ココまでだったら、ま、悪戯しちゃったみたいで許されるとこあるけど。
最後までいっちゃうのは、やっぱ抵抗ある、から・・。

「そっか、うん、ゴメンな。アンタの思うようにやってええよ・・?」
「・・・う、う〜ん。」

微笑む裕ちゃんに、どういう顔返していいのか判んないよ。
だけど、火照った身体はすでに、限界を感じてた。

胸を押し付けたまま、下に伸ばした指をせわしなく動かして。
ドロドロにぬかった粘膜も。穴の入り口も・・。

ピチャピチャとやらしい音が、次第に大きくなってく。
裕子に開発された、アソコは、ポッカリと口を空けて収縮してた。
340 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/30(火) 00:21
「・・あひゃ、やんっ、・・・・やっ、恥ずかしい、よぉ・・・・」

耳を塞ぐこともできない。
静かな室内には、矢口の音だけがこだまする・・。

親指で、肉の芽をそろりとなぞると、目の前がチカチカしてきた。

「・・あ、や〜〜ん、なにもぉ・・・・」

いつもより、数倍やらしい声で鳴いちゃう。

「ハァ・・もう可愛いよぉ。めっちゃ可愛いで、やぐち好きッ♪」

戯言のように囁く声も、安心の色に変える。
自分だけがこんなにめちゃめちゃになるのはイヤだから。
裕ちゃんも、おかしくなってるって思いたい。
341 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/30(火) 00:28
そういえば、いつもしててもこんなに感じることってなかったよ。
最後までイケたこともなかった。
いっつも途中でやめちゃって、した後は、自己嫌悪に陥ってた。

一人でイクの怖かったから。
自分がどうなるかわかんなくなるの、怖いもんっ。

でも、今日はこんなにも、熱くなってる。

・・どうして?
裕子の指だからなの?・・・・それとも、裕ちゃんに見られてるから・・?
342 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/30(火) 00:33
「・・あん、も、やぁっ・・・・」

・・・・そして、気づいてしまう。

矢口はいま、とんでもなく恥ずかしいことしてるんだってことを。
最初は、裕子の指だから、裕ちゃんにしてもらってると思えばいいやなんて。
軽はずみにそんなふうに思ってしまってたけど。
それは、まったくの逆だったんだ。

裕子の指を借りて、自分で動かしながら悶えてる・・。
それを、見られて、感じちゃって・・。
これなら、自分でしたほうがマシだった。

そのことに、今更ながら気づいてしまうんだ。
343 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/30(火) 00:42
だからって、ココでやめるなんてこと出来ないし。
だって、もう、すぐそこまで来てるから・・・。

「・・あ、やっ、ゆう・・・ねぇ?・・もっ、もぉ・・・・」
「ん〜?・・イキたくなったんか?・・・ええよ、そしたらイッとき。
見てるから、矢口イクとこ、ちゃんと見てるで?」

おでこの汗を拭われて。
仰け反る首筋を嘗められた。

ぎゅうっと抱きついたまま。
スライドする指は、激しく動かして。腰がカクカクと動き回る。

裕ちゃんの鼻息が、くすぐったい。
『見なくていい』って言いたいのに、声にならなくて。
出てくるのは、甘い喘ぎ声だけ。
344 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/30(火) 00:49
すっかり腫れぼったくなってしまった蕾を、挟んで摘み上げる。

「・・ひゃぁーんっ!!!」

子宮の奥にズキリときた感じ。
やっぱり、ここすんのが一番好きっ♪

頬にあたるふわふわの髪の毛が。
シャンプーのいい匂いに、鼻をくすぐった。

目を瞑ってるのに、はっきりと裕ちゃんの顔が浮かぶ。

「・・あ、やっ、っも、ゆうちゃ、好き、ゆうちゃ、好きだよぉっ・・・」

いつもしてるように。
彼女の名前を連呼しながら。

彷徨わせながら、もうひとつの手のひらを捜しだす。
指と指を絡ませて、ぎゅうって。

・・・怖くないように。
345 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/30(火) 00:57
「・・んんっ、はっ、いやっ・・もっ、もっ・・・」

涙が頬を伝った。
やけに冷たく感じるのは、頬がヤケドしそうに熱いから。
フワリと、体が浮き上がる。
慌てて、パジャマにしがみ付いて。

爪で弾かせて。きゅっと押し潰す、と。

「・・・あっ、きゃぁっ・・・や、っ・・あ・・・・・!!!!!」

プツリと切れた人形のように、矢口の身体は大好きな人の腕の中へと
沈んでいったんだ・・・。
346 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/30(火) 01:02
-----------------------

自分の吐く荒い息が、やけに遠く感じる。

水分が欲しくなって、仕方なしに溜まってた自分の唾液を「ゴクリ」と、
飲み込むだ。
・・・甘い、裕子の唾液の味がした。

汗は、とっくに引いてたから、あれから随分たってるのかもしれない。
だけど、オイラの身体の熱は、全然収まってなんかいなくて。
動けない。目蓋もなんか重たいよ。
347 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/09/30(火) 01:13
「好きもう、大好き、やぐち、好きッ♪」

顔中にキスの雨を降らせる。
ときどき舐めてくるから、くすぐったくて身体をモジモジしちゃうんだ。
まだ、フワフワするよ。

こうして、イッた後はいつまでも愛しんでくれちゃう裕ちゃん。
おいらの力の抜けた体じゃ、キスのお返しなんて出来ないけど。
・・・・目を瞑ったまま、その洗礼を受けていた。

「可愛かったで、ありがと、な。・・やぐち、もう、大好き!」

チュチュ、って連打する口付け。
その恥ずかしい囁きも、黙ってやり過ごした。
このまま、眠ってしまいたくなるくらい、心地いいよ・・。

だから、・・・気づいては、いなかったんだ。
まさか、そのキスが、顔だけにとどまらず、身体中にまで広がって
いたことになんて、さ・・。
348 名前:kai 投稿日:2003/09/30(火) 01:16
あともうすこしだけ、続きます。
相変わらず、ホントしつこいな。
でも、後一回で終了(予定)なので、最後までヨロシクお願いします。

349 名前:マコト 投稿日:2003/09/30(火) 01:21
今夜もリアルタイムで読ませて貰いました(^_^)
とうとうやっちゃいましたね、矢口さん(w
後一回ですか…これが終わるのは寂しいっスけど、
『女教師』が待ってるんで、楽しみにしてます!!
ではでは更なる中澤さんの暴走を願ってフェード・アウト!!
350 名前:kai 投稿日:2003/09/30(火) 01:28
>マコトさん・・はい、やっちゃいました。(笑)
おねだり矢口好きですか?・・アタシも好きなの。(w
そんじゃそういうネタも織り交ぜながら次回もまた・・。

>ゆちぃさん・・焦らしはドキドキが募るのか。んじゃいいんだ?(w
でも、アタシの裕ちゃんって、いつもこんなんなっちゃうんですよねぇ。(反省)

>やぐちゅー中毒者セーラムさん・・すんません、焦らしちゃって。
でも、セーラムさんの焦らしプレイには負けるから。(笑)

>ミニマム矢口。さん・・前回は失礼いたしました。(ペコリ)
てか、やっぱこういうのは、電信柱の影からコッソリ見るもんなのかな?
これから、sageでやるべきか。新作、出来たらちゃんと報告しますね!
351 名前:kai 投稿日:2003/09/30(火) 01:40
>323さん・・あ、・・イイと言われると、なんかホッとしますね。
例の学園モノも、このスレとは、まったく違った感じになってまして。
いや、相変わらずのやぐちゅーなんですけどね。待っててください!

>324さん・・毎日ですか、うれしいありがとうございますぅ!
前に言ってたやつもちゃんと忘れてないですよ。こっちを優先で
やるつもりなので、大丈夫です。

焦らされるとか言われて、確かにそうなのかなとも思うけど。
ま、それも、今回で終わりそうなので。(反省してない)
では、次回ラストまで、どうぞヨロシクお願いします。(ペコリ)
352 名前:名無し 投稿日:2003/09/30(火) 01:42
・・・・この勢いで行くと・・・・中澤さん、止まりそうにないっすね。
ってか、ぜって〜自分だったら止まらない。

いっぱい愛しちゃってください、中澤さん。
そしてどんどん長くしちゃって・・・・・(おい)
353 名前:ミニマム矢口。 投稿日:2003/09/30(火) 03:06
更新お疲れ様です。とうとう終盤ですね。ドキドキ♪
「あとでしたるから」って言ってましたもんね。裕ちゃん有言実行ですか?w
はい!新作お待ちしております。やはり柱の影は基本ですw
sageでも何でも、作者様に着いて生きます。地の果てまで!見捨てないで〜
354 名前:173 投稿日:2003/09/30(火) 18:29
リアルで読んでたんですけど、途中で挫折しました(TT)
次の日のことを考えて寝ちゃったんですよぉ・・・。
体力勝負の時期だからって、情けないぞ、自分。
あと一回とか言わないでくださいね♪
楽しみにしてますから!
355 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/10/01(水) 01:12
焦らされるのは、OKですが、OKじゃないっ!!みたいな複雑な状況です(w
あと1回で終わっちゃうんですか…。せつなっ!!!でも、次あるんですよね。
女教師♪なんかもうウハウハですね〜(爆
356 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/05(日) 17:44
中澤さんやっと動き出したかw
続き楽しみにしてます。
357 名前:kai 投稿日:2003/10/13(月) 15:02
えと、お久しぶりでーす!
前回、ラストなんて言ってしまいましたが、ラストじゃなくなりました。(いい加減)
思うことがあって、もう少しだけ続けさせてください。(ペコリ)

では、「おいら」記念に久々の更新です!!(笑)
・・・期待のものではないかもしれませんが・・・。(前置きで)
358 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 15:04

ふわふわと、雲の上にいるみたい・・・。
359 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 15:11
***************

腕の中でおとなしくなってしまった可愛いコを、もう一度見下ろしながら。
身体はふにゃら〜してるくせに、しっかりとアタシの袖を掴んでる。

濡れたまつげがピクピクと動いて。

こーしてると、なんや赤ちゃんみたい・・・かわいー♪
零れ落ちた雫を啜るように、舐めあげた。

「好きやよ。」

そっと耳元に囁いて。
ピンク色に染まった耳たぶが、ふるりと震える。
360 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 15:20
「好きや、・・もう、可愛かったで。・・チュ。・・大っ好きっ♪・・」

そう囁くと、口元が少し緩んでみえた。

キスだけじゃ物足りなくなって、ペロンと舐める。
顔を顰めながらも、目蓋を開けることはない彼女をやさしく包みながら。
砂糖のように甘いほっぺたに、何度もキスを繰り返して。

アタシのやぐち。
あぁ、もっ、ホンマに可愛いよぅ。

風がピューと入って、乱れたおでこを撫で上げた。
361 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 15:37
しっかし、こんなことになるなんてなぁ。
いや、アタシがさせたんやけどさ。

・・・・だって初めは、ちょっとした好奇心のはずやったんや。

ずっと逢えない日が続いて。
舞台で忙しいさながら、彼女のことばかり想ってた。
まさか、自分が望んで脱退した手前、今更弱音なんか吐くわけにいかなくて。

逢いたいのに、逢えない。
どんなときでもそばにおったのに、ふと振り返るとき、彼女の笑顔は
そこにはなくって・・。

毎日が緊張のしっぱなし。しんどいとき真っ先に思い浮かべるのは
“にゃはら”とはにかむ矢口の笑顔だった。

逢いたい、逢いたい、もう、逢いたいよぉ。
その思いが日に日に募って、だから、アタシは毎晩彼女でしてた・・。

矢口のきれいな身体を思い出しながら。
アタシにされてる矢口を思い起こして・・・。
362 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 15:50
でも、ふと思い立って。
あの子はどうなんやろ?・・若い体はアタシ以上に盛んなはずやから。

『えっ、もしかして矢口も、してるぅ?』
『ええぇ、あの矢口がぁ!!!』
『・・・・どんなふうにするんやろう・・』

人一倍恥ずかしがりな彼女は、普通の行為ですら大胆なことはしない。

この前あったとき、やり方教えて。
そん時でさえ、むっちゃ嫌がってたのになぁ・・。

ちゅっ。
おでこに。

いつもあ〜やってしてたんやねぇ・・。
アタシの顔を浮かべて、アタシとの行為を思い出しながら、アタシの名前を
叫んでさ。

くぅ・・・・可愛いよぉ、めっちゃ、にやけるやんか。
足をこすり合わすと、下着の布が恥ずかしいくらいビショビショになっていた。
身体の奥がこもったように熱くなっている。

まだ、くすぶってる感じ。
ジンジンしてる。
363 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 16:05
火照った足の間から、ゆっくりと手を抜き取ると。
その自分の手のひらを見ながら、顔が緩んでしまう。

べっとりとこびりつく透明な蜜。
ちょっと白みがかったいつもよりも濃い目の形状に、いやらしい匂いを
プンプンと醸し出してて。

アタシは、水あめを舐めるみたいに、それを口の中に含んだ。

「おいしっ♪」

いつもよりも、えっちな味がする。
でも、これも矢口のやと思うとおいしく感じるから。

そのまま視線を上げると、長い睫がピクピクと動いた。
ぴんく色に色ずく裸体が艶かしい。
堪らなくなって、身体中にキスを落とし始めた。

顔に、まだ固く尖ったままの乳首にも。引き締まったお臍に。
テカテカと光り輝くやらかそうな太ももに。

・・・そして。

364 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 16:12
毛を持ち上げて。
ちゅっ。

ちょっときつめに吸い付くと、いっしょにお尻まで持ち上がった。
ソレに気づいて、モソモソと動き出す小さい子。
アタシは、そんな姿をじっと見つめて・・。

涙に濡れた大きな瞳が天井を向く。

「やぐち?」
「・・・・・。」

キョロキョロと器用に目玉だけ動かせながら。

「・・起きたの?・・大丈夫かぁ?」

黒い瞳に、アタシが映った。
365 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 16:24
「やああぁぁっ!!!!」

叫びながら、くるりと反転する身体。
顔が見えなくなった代わりに、桃みたいにおいしそうなお尻が目の前に現れた。
ソファの隅で、小さい身体をさらに縮こまらせて。

「・・・あ、のな・・・」

そんなアタシの声は、彼女の泣き声によってかき消された。
ブルブルと震えながら、クスンクスンと鼻を鳴らして。
手を伸ばしたアタシを、全身を使って拒絶する。

『どうしたん?』なんて、聞かなくても判るから。
赤く染まった耳たぶ見たらな。

「してる」ときは、羞恥心を感じる余裕すらなかったのやろう。

そして今、アタシがしていたように、彼女もまた、さっきまでしてた
自分の痴態を思い起こしてる・・。

「好きやよ、やぐち?」
「・・やぁ、・・やだぁ・・」
366 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 16:34
「やぐちぃ、・・可愛かったよ?・・」
「・・やめっ、も、言うなぁ!!・・・」

ブンブンと首を振る。
飛び散る水滴。

「・・もうなんで泣くのぉ、・・・泣かんでええのぉ!・・・」
「・・やぁ、・・もうやだぁ・・こんなの恥ずかしいよぅ!!・・・」

ドクドクと鳴り響く心臓が。
口から飛び出てきちゃいそうになる。

「恥ずかしくなんてないって、むっちゃ可愛いかったで?」
「・・やだって!・・言うなよ、言わないでぇ!!」

ヒクヒクと頼りなく崩れる身体を後ろから抱きしめながら。
さっきよりも熱くなった頬に、顔を摺り寄せた。
甘い女の子の匂いが鼻をくすぐる。
サラサラの髪に、指を通した。
367 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 16:43
「・・ごめんな。・・・ゆうちゃんが悪かったからさ・・?」
「・・そ、そうだよ、バカ裕子、裕子が、悪いんだっ!!」

そんな言葉なのに、胸がキュンキュン疼いてきちゃう。
抱きしめる腕の力を、少しだけ強めて・・。

「・・ごめんてば。」
「・・っさい、アホっ!!」

「ゴメン、ゴメンや、やぐち。・・・だって、好きなんも、大好きやぞ?
可愛かった、やぐちぃ・・・むっちゃ大好きやからさっ・・・」

戯言のように、何回も「好き好き」を、繰り返しながら。
ありったけの思いを込めてそう囁くと。

だんだんと力を失ってく彼女。
最後はピクリとも動かなくなった。

喉がカラカラになる。
溜まった唾液を、飲み込んで。
368 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 16:52
「や〜ぐち?」
「・・バカぁ・・・」

相変わらずの答えに、顔が緩む。

「・・バカ、バカ、バカぁ!!!・・」
「・・・うん。・・うん。・・」

回してた腕に、爪が立てられて。
そんな痛みさえ、愛しさに変わる。

「・・もう、恥ずかしくて、死んじゃうよぅ・・・」

・・呟く声に。

「・・死なせへんって・・。」

含み笑いしながら、真っ赤な耳たぶを軽く食んだ。
どうしても顔がみたくて、身体を反転させる。
力の入らない身体をそうさせるのは、容易くて。

アタシは、にっこりと微笑みながら。
なのに、泣きべそをかきながら、頑なに見ようとはしない彼女。
そんな姿を可愛らしくて、何度もほっぺに口付けた。

「・・・なぁ、・・こっち、ゆうちゃん、見てよ・・?」
「・・・・・いや。」
369 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 17:08
「やぐち、見てって?」

強引に、顔を挟んで向かせた。
ウルウルした瞳の奥に、見慣れた自分の顔が映ったとき。

「もう、そんなに恥ずかしがんなや、可愛かったよ、うれしかったぁ。」

素直な思いが口から零れる。
ムぅと尖がる口がなんだか可愛くて。

「ゴメンな?・・でもありがとう。やぐち、ありがとうな。」

柔らかい髪の毛をグリグリする。

なんかよぉ判らんけど。
でも、今の気持ちは、ホンマにありがとうで・・。

大きな瞳に、新たな水滴が溜まり始めた。
そのギリギリなところで止めたまま。
窓から洩れる光がそれに反射して、キラキラと輝かせる。

・・・あぁ、・・・キレイになったなぁ・・・。
改めて思ってしまう。

身体を重ねるたびに、ドンドン艶っぽくなってく彼女。
そうさせてんのは、アタシやって思ってええんか?
つられるように、アタシの視界も歪み始めた。
370 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 17:15
アンタは知らないんや。
アタシが、どんなに我慢してたかなんて・・・。

もどかしい指の動きに。指先で感じる熱い部分に。

「そうちゃう!」「こうやろぉ!」

何度、手を差し伸べたくなったことか。
そのたびに、自分のココロと必死に戦って。
我慢するのが辛かったのは、アタシのほうやて。

恥ずかしさに打ち震える彼女を見ながら、抑え込んでいた欲望がムクムク
と疼きだした。
重ねた胸が、ドクドクと言ってるの矢口に聞こえるか。

あぁ、もう止まらない。
限界や。

「なぁ、矢口ぃ。・・あかんはもう、ゆうちゃんあかんねんけどぉ・・・」

371 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 17:22
溜息をこめながら。
さっきのアンタの言葉を借りて。

「もう我慢できひん。・・な、ええやろ、もっとアンタのこと愛し
たりたいんよ。」

熱っぽい声を抑えて、低く甘くそう囁くと。
赤く色づいた目元が、ピクピクと震えた。

形だけ腕に絡まってた、パジャマを剥ぎ取って。
隠すものをなにもなくして。

少し日に焼けた、でもキレイな身体が現れる。
こぶりな胸の頂に、ぷつりと尖ったピンク色の突起が目に付いて。

「・・・やぐち。」
372 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/10/13(月) 17:37
ソファの上をジリジリと追い詰めた。
逃げ道が無い彼女は、怯えた目でアタシを見上げる。

ハァ・・・なんか、動物になった心境やで。
でも、アンタがアタシを発情させたんやからな。
都合のいい言い訳をしながら。

余裕ない自分に気づいて。

『ごめんなぁ、あんまり、やさしいしてやれないかもなぁ・・。』
そう心の中で、呟いた。

「・・やぁっ、待っ、待ってよ・・ゆう!!!!」

牙を隠して、アタシは、噛み付くように口付ける。
373 名前:kai 投稿日:2003/10/13(月) 17:41
本日は、この辺で。
なんかいきなり中澤さん視点になってますがぁ。(汗)
なんかこの辺ちょっと入れたくなって。
読みにくかったらごめんなさい。(ペコリ)
374 名前:kai 投稿日:2003/10/13(月) 18:07
>マコトさん・・お待たせしましたぁ!(えっ、待ってない?)
全然終わりじゃないじゃーん。もう少し続きます。そして暴走裕子も次回必ず!

>352さん・・えと、初めましてでしょうか?(w
>ぜって〜自分なら止まらない。
ハイ。アタシも止まらないです。なので少し、濃厚めになりそうです。(汗)

>ミニマム矢口。さん・・有言実行です。
てか、こんなことしてるから長くなっちゃうんだよぅ!ってね。(汗)

>173さん・・ゆっくり寝てください。
もう、ホント遅いんで。出来てからあげれればいいんだけど・・。
次回も、ヨロシクお願いします。
375 名前:kai 投稿日:2003/10/13(月) 18:14
>ゆちぃさん・・もう、焦らしすぎ?(w
てか、読んでくれる人いなくなってたらどうしよう。(汗)
例の『女教師』そろそろあげられそうな感じです。
んでも、ウハウハかどうかは判んないけどぉ。(笑)

>356さん・・>やっと動き出したか。
あぁ、すみません。やっとは次回に持ち越しということで。(w
楽しみに待っててくださーい!!

今回のはホントは省くつもりだったんだけど。
なんか、急に裕ちゃん描写も混ぜたくなって。
長くなるのはいつものことなので、でも、あと2回で終わりかな。
376 名前:kai 投稿日:2003/10/13(月) 18:32
「おいら」が大変なことになってますねぇ〜。(笑)
まさか、やぐちゅー対談があるなんてぇ!!
ワニブックスサイコー!

てか、この二人ってホントに愛し合ってんじゃないの?(笑)

のっけからやられるし、寝言で「やぐちぃ」言うなよ、姐さんて。(苦笑)
裕ちゃんの前では、コドモっぽくなっちゃう矢口さんが可愛いー♪

もう、やぐちゅーら〜には、堪らないな一冊ですよね。
なんだか、他にも話が出来そうな気がするしぃ。
これはあれだな。これからも続けろよってことかい。(いいように解釈)

ちゅーか、表紙の矢口に、ノックダウンされました。(笑)
可愛いすぎます!
377 名前:マコト 投稿日:2003/10/13(月) 18:48
待ってましたぁぁぁぁ!!!!!!!
いけいけ姐さん!!突っ走れー!ぐらいの心境です。今。(しかも暴走気味)
kaiさんどうしてここで切っちゃうんですか?!続きが気になるっす!

『おいら』自分はまだ買ってないんですが、やぐちゅー対談は知ってました。
あぁぁはやく欲しい!!
そんでもってkaiさん、新しいのちょっとは期待してもいいですかね?
最近ほんとにやぐちゅー減って寂しいんですよ。
ではでは次回更新も待ってます!
378 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/10/13(月) 20:06
kaiさんだ〜♪待ってましたよぉvvv
読む人がいなくなるなんてありえないですよー!!!
今回もまたいいとこで…
次も待ってますよ!!すっごい待ってるから〜〜〜(爆。

『おいら』は私もまだ買ってないです…。
やぐちゅーが見られるなら、なんとしても手に入れなきゃ!!!
379 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/13(月) 20:37
まってました。

>これからも続けろよってことかい。

そのとおりです。(私がいうな)


「おいら」買おうか迷ってたけど買おうっと。
380 名前:173 投稿日:2003/10/14(火) 17:48
kaiさま!
なんちゅーとこで切るんですか!?(w
うわぁ、姐さん暴走してるよぉ。いやするのは次回か。

『おいら』はなんとしてもゲットしなくてはっですね。
売ってないんだよぉ。くそーー。
381 名前:ミニマム矢口。 投稿日:2003/10/15(水) 02:33
確かに[おいら]売ってない。売り切れだ(泣)

長くなって、くださいなぁ。てか長編希望w
裕子視点・矢口視点、伸びて伸びて何処までも〜GOギョウ
ハロモニ「ママありがとう♪」にもノックアウト

382 名前:マコト 投稿日:2003/10/27(月) 21:52
そろそろkaiさんのやぐちゅーが読みたいっス!
急かしてしまってすいません、でも、頑張ってください!!
383 名前:カブ 投稿日:2003/10/28(火) 00:29
初めてレスします。
いつも楽しみに読んでますよ。やぐちゅー大好きなので
いつまでも待ちます。
で、挨拶代わりと言ってはなんですが創作の燃料になれば・・・幸いですw

昨日の「あなたが居残り矢口真里」聴きました?
そこでの矢口さんの発言。女の子同士でキスするのはアリか?
というリスナーの質問に対して。
「あー、ありですありです。イヤありでしょ。ウチらの中では普通だけどね。
やっぱこう、海外の挨拶並の感じ?・・・口と口は、まあウーン・・・
昔はしょっちゅう裕子にされてたなぁ・・・裕子は積極的だったからねぇ」

やぐちゅー魂に火を点す手助けになればw
384 名前:kai 投稿日:2003/10/28(火) 13:54
お待たせしまして、すみませんです。(ペコリ)
あーー、決してさぼってるわけじゃないんですよぉ。
今、ちょっと仕事のほうが忙しくって。
変なトコで切ってるだけに、ホント申し訳ないなって思ってるのですがぁ。
すみません。どうか、もうしばらくだけ、待ってやってください。(丁重)

>マコトさん・・・暇ができたらガンガンいきますんで。
だから、見捨てないでぇ〜!!(懇願)
>カブさん・・・・えっと、初めまして。
そして、素敵な挨拶代わり、ありがとうございますぅ。
って、聞いてないよぉーー!!(泣)
あ”−、もっと詳しい詳細を教えていただきたい!
てか、なんでこの展開なの?(w

めちゃくちゃ、点されまして。
なんだか、ヤバメの方向に逝ってしまいそうな勢いです・・・。(苦笑)
385 名前:カブ 投稿日:2003/10/28(火) 18:10
>>384
燃料になったようで幸いですw

元々臨時番組だったみたいですね。BGMもなく矢口さんの声のみ。
リスナーからの質問も何かテーマがあるわけではなく、取りとめのない
ものばかり。で、最後の質問で「女の子って仲が良いと平気でキスとか
するけど、コレってありですか?男からしたら信じられないんですけど」
みたいな内容で、矢口さんの発言に繋がるわけです。

ポイントwは、「裕子」って呼び捨てな所とか。中澤さんの名前を出す時は
直接本人に呼びかける以外は「裕ちゃん」が普通だったと思うんですけどw
あと、この矢口さんの発言を遮るようにジングルがかかってCMに行ったんですね。
強制終了されたかな?と妄想できるわけですw
で更に「積極的だったからねぇ」の後、笑い声なんか入っちゃって
矢口さんも満更でもなさそうだった、というのもポイントでしょうかw
386 名前:マコト 投稿日:2003/10/28(火) 21:09
お仕事でしたか、急かしてしまってすいませんm(_ _)m
でも放置じゃないので安心しました!

>暇ができたらガンガンいきますんで。だから、見捨てないでぇ〜!

見捨てるなんてありえませんよ!
どこまでも着いてまわります!(ちょっとストーカーっぽい…)
お仕事頑張ってください。あと、たまにはゆっくり休んで下さいね。
387 名前:173 投稿日:2003/10/28(火) 23:19
仕事、大変なんですねぇ。やっぱり。
あ、急かすつもりは更々ないんですが(w

でも続きが気になるのでついつい…、いやいや、我慢しますとも。

両立ってとても大変だと思います。
休みをしっかりとって、それから頑張ってください!
388 名前:kai 投稿日:2003/11/03(月) 15:50
あー、お久しぶりでーす。

こんなに空けたのも初めてじゃないかなって思うのですが。
仕事のほうが、めっちゃ忙しかったもので。
とりあえずは、帰ってこれて、ヨカッタ。(苦笑)

待っててくださったかた、ホントに、ありがとーございます。
それでは、久々の更新!
389 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 15:52

そんなに怯えた顔すんなや。
390 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 16:03
**************

「・・・んっ・・あぁ・・・やぁっん・・・・・」

首の後ろに手を置いて。
上から被せるように可愛いクチビルを塞ぐ。
舌で割らせて、開いた隙に強引にソレを差し込みながら。
奥のほうで隠れてたのを、外まで引っ張り出して、ねっとりと絡めあう。

「・・・ん、・・ああぁ・・・やらぁ・・・」

唾液が「ツー」っと垂れ落ちて。
矢口の顎がべチョべチョになってく。
目を開けながら、イヤイヤと首を振る彼女。
でも、視線が合うと、恥ずかしそうに目を伏せて。

アレ、矢口って、こんなに睫長かったかなぁ〜っなんてそんなこと思いながら。

391 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 16:11
氷のせいで、いつものヒヤっとする感触はどこにもない。
ヤケドしそうなくらい熱くなってる。

アタシは、貪るように夢中で味わった。
キスで、この胸の高ぶりを抑えるかのように・・・。

クチュクチュという卑猥な音を聞きながら、昨日の出来事を思いだすーー。
392 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 16:23
『ギャーギャー』喚きながら暖簾をあげて入ってきた二人。
「不意打ちに行って驚かせようとした」という彼女たちの目論見は、自分たち
の手によって、思い切りぶち壊していたんだ。

『ちょっと、裕子っ、んだよ、あれーーっ!!!』
『そうだよ!なっちも、聞いてないからねぇ〜〜!!』

すごい剣幕で、吼えまくるちびっこ二人に。
周りの共演者たちに聞かれちゃうんじゃないかって、慌てて口を塞いだっけ。

『もうもう、あの人、絶対許さない!・・マジ、ぶっ殺すよっ!!!』

興奮する声は荒く。なのに、眉は八の字になっていて。
泣きそうな顔の矢口は、手をワナワナと震わせていた。

そのまま相手役さんの楽屋に乗り込みそうな勢いの彼女たちを宥めるのにもまた
一苦労で・・・。
だけど、内心は「意外と愛されてるんやん」ってほくそえんでたり。

だって、そんなあからさまな反応をしてくれたんは、アンタとなっちだけやったから。
393 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 16:37
・・かわええなぁ。

舌が動くたびに、上を向いた睫がピクピク揺れる。
最初こそ、イヤイヤしていたくせに、いつの間にか、絡めてきよる・・。

「・・はぁんっ。・・・」

口の端から洩れる吐息。
矢口の舌を口に含みながら、視線の端に映る彼女の様子に口元が緩んだ。

足と足をグリグリと擦り合わせながら。
おしっこ我慢してるコドモみたいに。
キスだけで、そんなになっちゃうの?

ぷにんとした肉厚。
歯で、可愛い下唇をびよ〜んって伸ばすと首がブンブンと振られて前髪同士が
擦れあう。
前歯を舐めてから、歯茎も口の中のあらゆるところに刺激させて。

「・・・くはぁっ、・・やぁ〜〜んっ・・・・」

洩れた唾液もしっかり舐め取った。
ふと目を開けると、小さかった唇は、タラコのように腫れ上がっていて・・。
・・うまそうやなぁ。

それでも、ぜんぜん足りひんよ。
ゼイゼイと息をついてる彼女の顎を持ち上げて、もう一度、舌を捕まえた。
394 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 16:46
「・・あぁ・・・もっ、やぁ・・・やめて・・・・」

逃げる顔を押さえこんで、口を開かせた。
ヌルヌルの舌があちこちを逃げ惑う。
隠れるトコなんてないのにな・・・。

ったくぅ!!
こんなキスすんの、アンタにだけやねんでぇ。
判ってんの!

タバコの匂いもしない。瑞々しいこのクチビルは。
「やぐちさんのって、なんか、見てるとしたくなっちゃうの」
こういったのは加護だったか。

でも、その中身はこんなに甘いってことは、知らんやろ?

そう、舌は極上の味がする。
柔らかくて、プリプリしていて。
ついつい噛み付きたくなっちゃうくらい。

「・・っ、痛いよぉ・・・んっ・・・・」

だんだん荒くなってく鼻息が、アタシの頬をくすぐる回数も増えくる。
股間をぎゅっと押さえる手のひら。
アタシはその上から手を重ねる。
395 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 16:58
「好きやで、やぐち」

キスシーン言うたって。
あんな、何千人もの前でなのに。
いくら男前の彼やからというたって。
そんな色っぽい気持ちなんてあったもんやないってーの!

それに、このクチビルに比べたら・・・。

「・・・いやぁ・・もっ、・・やだぁ・・・やめてよぉ・・・・」

息継ぎのために、少し離した隙に泣きそうな顔でアタシを見上げてくる矢口。
つやつやしたピンク色の口がへの字に歪む。

「・・やだぁ、もう、やだぁ・・・・怖いぃ・・・」

腕を突っ張りながら、ゴキュって唾を飲み込んで。

「・・・んぁ?・・・なに、どうしたん?・・・何が怖いの?・・・」

首を傾けながら、できるだけ優しい声を出すと。
また怯えた目をした。

「・・・やだぁ・・もう、やだぁ・・・・」
「やぐち?・・・なんよ、ゆうちゃんが怖いの・・?」

でも、確かに怖いかもなぁ・・なんて。
だってアタシ、自分を抑えるのに精一杯やもん。
アタマの中では、早くこのコを犯したいって思ってる。
我慢してるんや。
396 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 17:05
膝をモジモジさせながら。
じっと見つめるその視線の先には、アタシの親指があった。

もう、いつもの段階を踏める余裕なんてない。
一刻も早く、矢口の全部を感じたい。
めちゃくちゃに乱れていく矢口を、早くこの手でって・・・。

いつもならば、しつこいくらい丹念にする耳の愛撫も、首筋も。
アタシの右手は、早急に彼女の胸元へと伸びていた。
コリコリする乳首を弄びながら。

「好きやよ?」

甘く囁いて。
指の腹でくすぐった。
397 名前:マコト 投稿日:2003/11/03(月) 17:15
kaiさんお帰りなさい!今日も最後までお付き合いしますよ!!
398 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 17:18
恐る恐る背中に回ってくる腕が、無言の返事をしていた。
一段と、真っ赤になってしまった頬に、やさしく口付けて。
きゅっと抱きしめる。

「・・・・でも、やなら、・・怖いんやったら、ヤメルけど・・・?」

この体制で、そんな根も葉もないことを。
アタシは、仮面を被って平気でウソをつく。

彼女が困る顔が見たくて。
ホントは欲しがってるんやってことを証明したくて。

だって、アンタが言い出したんやないか。
「ゆうちゃん、して?」って。
甘えた声で。泣きながらさ・・。
思い出して、胸がキューンってなった。
399 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 17:34
「・・・いや?」
「・・・・・・・・・。」

おろおろする瞳の奥。
だけど、その気持ちも判ってるから。

否定したらしてもらえない。
だけど、「して?」なんて、素直やない、恥ずかしがりな矢口になんて言えるはず
がない。

それを、すべて、踏まえたうえで。
意地悪が止まらない。

「・・・やなんなら、しゃーないか・・・」

だから、もう一度。
わざと淋しそうに呟いて、身体を起こそうとしたアタシの背中に、爪が立った。

「・・・あっ、やっ、・・違うの、・・あ、あの・・・・・・・」

口元がニヤっとなるのを慌てて堪えた。
変に歪めてしまった表情は、幸いにして矢口には気づかれなかったけど。

「・・やぐ?」

髪に手を差し込んで、乱れたのを優しく梳く。

「・・・・んぁんと。・・・その、・・あの・・・・」
「・・・なんな?」
「・・・・うーーーっ・・」

そして、素直じゃない彼女のとった行動はというと。
顔を背けながらも、力なくソファに横たえるという。

フフッ。
なぁ、それは、白旗をあげたってことなん?
もう、抵抗しませんってことやんな。

「・・・・・カーテン閉めてよぉ・・・・」

くぐもった声が聞こえてきた。
400 名前:kai 投稿日:2003/11/03(月) 17:37
途中ですが、続きは今日中に必ず!

>マコトさん・・・お久しぶりです。(ペコリ)
あー、せっかくなのに、ごめんなさい。もうちょっと待っててください。
401 名前:マコト 投稿日:2003/11/03(月) 17:45
相変わらずいいとこで切りますねぇ。
また今夜覗きに来るんで、そんときはまたよろしくっす!
402 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/11/03(月) 19:26
kaiさん、おかえりなさ〜い♪
今日中にってコトなので、正座しつつおとなしく待とうと思います(w
んじゃ、また、夜に…
403 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 21:24
「・・・やだぁ、カーテン、閉めてよぅ・・・・」

背もたれに向かって、力なく呟く声に。
あたしの顔は、ヤバイくらいに緩んでしまった。

窓から洩れる明るい日差しが、矢口のキレイな身体を照らしていた。
ほどよく赤みのかかった、艶かしい肢体は。
電気をつけてするときよりも鮮明に映し出しているかもしれないくらい。

「・・・やだぁ、恥ずかしいよぉ・・・・」

それは、呪文のようないつもの台詞。
アンタ、いつもする前に、必ず言うけど。
そういえば、素直に従ったことなんてなかったなぁ〜なんて。

だって、ずっと見ていたいもん。
ドンドンやらしくなってく身体を、色っぽくなってく表情を。
そんなん、暗くしたら、もったいないやろ。

「・・・・んなの、今更やろ・・?」

腕を取って、こっちを向かせた。
404 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 21:35
だいたい、恥ずかしいって。
さっきは、あんな濃いモノを見せられたのに・・。
あっちのほうが、よっぽど、凄かったやんか。
なんて思いは、ココロの中で。
だって、余計なこと言うて、拗ねたらめんどくさいから。

「・・・ええからな?」
「・・やっ、恥ずかしいぃ・・・・」
「キレイやよ、矢口?」

それに、返事はしなかった。
耳たぶをパクンって口に含んでレロレロと舌で揺さぶりながら。
右手の指先は絶え間なく刺激し続けてる。

「・・・はっふぅ・・・・」
「・・好きやから」

妖しく耳元に囁いて、空洞にねっとりと舌を差し込むと。
ビクンと身体を揺らした彼女は、いつものように諦めモードに入っていった。
405 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 21:45
**************

オフホワイトのソファの上で、裸のまま佇む彼女を。
パジャマを着込んだアタシは、指を使って確認するように触れていく。

乱れた茶色い髪の毛に。
チークしたみたいに火照ったピンク色の頬。
首筋から鎖骨のラインに。
汗で湿った後れ毛が、絡みついていた。

首にかかるシルバーは、たしか、去年アタシがあげた「ティファニー」やんな。
大事にしてくれてるんやねぇ〜。

小ぶりな胸に、着飾ったようにくっついた小さな蕾が上を向いて自己主張を続けてる。
引き締まったウエストライン。
呼吸のせいで、上下に揺れながら。

爪先で、辿るように。
その度に、小刻みに揺れる身体。

・・・・そして。
406 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 21:53
最近、大人っぽい体つきになってきた彼女が、唯一、大人になりきれていない
部分・・。

下生えの揃わない薄い陰毛は、大事なトコロを隠しきれてはいなかった。
ぎゅっと閉じ合わせた太ももの間に、形の崩れていない一本の筋が見えた。

「・・・・やぐち。」

トクトクと高ぶる心臓の音。
早く、見たい、触りたい、という欲望にブレーキをかける。
怖がらせたくは、ない。

「なぁ、なんでそんなに固くしてんの?・・もう少し足開いてよ・・?」
「・・・やぁ、・・やだぁ・・・・」

首を振る矢口に。
アタシは有無を言わせず足首を取った。
グイと開かせた中に、自分の身体を入れて閉じられなくする。
ヒクヒクと震えるアソコはみないフリをして。
覆いかぶさるように、抱きしめる。
407 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 22:04
チュっ。
何かに逃れるかのように、必死に目を瞑ってる目蓋にキスを落として。

「・・・やぐち?」
「・・・・・んぁ・・。」

どうして始まる前はいつもこうなんやろって思う。
何度身体を重ねても、最初はいっつもこうして恥ずかしがる。
もうそろそろ、慣れてくれてもいいと思うんやけどなぁ。
でも、そんな姿は。

「・・かわい、やぐち。」
「・・・やぁ。」

汗でくっついた前髪を避けてから。

「・・だいじょうぶ。怖くないから、いっぱい気持ちよくしてあげるな・・」

もう、返事は聞こえてこなかった。
でも、僅かに首が傾いたのを見逃さない。
アタシは、いいコいいコしながらも、おでこにやさしい口付けをもう一度落として。
408 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 22:08
意地悪したいという気持ちもあった。
めちゃくちゃになるまで、泣かせてみたいって気持ちも。
でも今は、いっぱい愛してあげたいって気持ちのほうが遥かに上回って・・。

「・・好き、大好き、やぐち・・」

腕の中で震えるちいさな身体が、たまらなく愛しかった・・・・。
409 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 22:21
----------------------

二人分の重みに、ギシリと軋むソファ。
フツーにしてたら大きめのはずやのに、二人で寝っころがるとさすがに狭かった。
だからっといって、ベットに移動する余裕なんてない。

被さるようにきゅっと抱き寄せると、矢口の顔が少しだけ曇った。
それが、パジャマのボタンが冷たいのせいやと気づいて、アタシは片手で器用に
外していく・・。

肌蹴た身体で、しがみつくように押し付けるとふにゅんと歪む二つのおっぱい。

「・・・んあっ。」
「・・あったかいなぁ。」

めちゃやらかくて、気持ちいい。
なにげなくその部分を覗くと、肌のコントラストが際立っていた。
ほどよく日に焼けた健康的な矢口に対して、舞台で光の乏しい生活をしてるアタシの
身体は、異様なくらい真っ白だ。

・・・そういえば。
胸の中心もぜんぜん違ってるな。
まだ、幼いヤグチの可愛らしいのに対して、アタシのソレは、大人のように固く
しこってて。
触られたわけでもないのに。
矢口を見ているだけで、こんなになってしまうんやよ?
410 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 22:28
「ほら見てみ!・・・ゆうちゃんのもスゴイやろ、アンタだけやないから・・」

まだ、恥ずかしそうにしてる彼女に。
諭すように耳打ちした。
目を開けた矢口は、その部分をじっと見つめる。
そして、顔をあげながら照れくさそうに微笑んで。

ちゅっ。
こめかみに。

そうして、重なり合う胸を見ながら、さっきの行為を思い出す。
411 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 22:36
「・・んあっ、やぁ・・・」

クネクネと腰を揺らしながら。
乳首同士がこすれあう。
アンタ、さっき、楽しそうにこんなことしていたやん。

「・・んんっ、・・・あっ、・・・やあぁ・・・」

そんな可愛い声だして。
「やだ」って、ココは全然嫌がってないやないかぁ・・。

くすぐったいのが、気持ちいのか。
ヤグチの脚が一段とバタバタしてきた。
たまに、蹴り上げようとするから、アタシは避けるのに大変で。
でも、そんな姿もかわいいー。
思う存分、ヤグチのソレを、乳首の上で感じてた。
412 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 22:43
「ほぅら、もう、固くなってきたやん♪」
「・・やだぁ・・くすぐったい、ってばぁ・・・」

ちいさなピンク色が、ぷっくり起き上がる姿を観察する。
ヤグチの鼻息が、アタシの前髪を持ち上げて。

「気持ちい?」
「・・ん。」

やわらかい素肌が触れ合う感触。
女の子特有の、甘い香り。

接近する顔に、何度も口付けを落とした。
そういえば、こうして矢口の体温を感じるのも、久しぶりな気がする・・。

「・・なぁ、舐めてみても、いい・・?」
413 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 22:54
直接的な言葉に、少しだけ戸惑うそぶりを見せて。
でも、「コクリ」と頷いた。
そうして、ずっと舐めたかったトコロに唇を引き寄せる・・。

「・・・んふんっ・・っ・・・」

舌を伸ばして、グルグルと周辺をなぞりながら。
中心にはまだ触れないままで。
白い膨らみに、きつめに吸い付くと、ポツポツと赤い模様が出来上がる。

「・・あっ、だ、ダメぇ・・・あと、付けちゃ、やだっ!!!」
「ん〜〜?・・べつにええやないぃ。・・こんなとこ誰に見せるわけでもないやろ・・
それとも、見せる予定でもあるんかえぇ・・?」

意地悪くそう呟くアタシに、キッと睨み付ける矢口。
でも、迫力なんて、あったもんじゃないけどな。

「・・あーーん。」

乳首を口に含むと、えっちな声が聞こえてきた。
414 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 23:08
キスマーク付けたくなるのって、独占欲の表れとか聞いたことある。
んでも、そんなのわざわざ付けなくたって、矢口は浮気なんてするようなコじゃない
から。
それにアタシには、愛されてるっていう自信がある。

そうする理由は、別のトコだ。

離れている間にも、ずっと、アタシのことを思い出して欲しいって。
眠る前に自分がしてるように、矢口にもそうして欲しい。
それは、すぐに消えてしまうものだけど。
ゆうちゃんが愛したという証を、ちゃんとこの身体に刻み込んでおきたい。

「・・・え、ね、どうしたの?・・ゆうちゃん、・・ゆうこ・・?」

心配そうなくぐもった声に、顔をあげると黒い瞳がアタシを覗き込んでいた。
伸ばされた指先が、目元を掠める。
415 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 23:18
「・・えっ、なんで、泣いてんの・・・?」

そう言われて、彼女の手を見ると、ほんの少し水滴が付いていた。
アタシは、その手ごと口に含む。
指を一本一本丹念に舐めとりながら、全部含み終わると、心配そうな視線に気づいて。
濡れた手ごと、頬に摺り寄せた。

「・・だって、好き、なんもん。・・・」
「・・・ふへっ?・・」
「・・好き。・・好きやよ、矢口。・・どうしようもないくらい、アンタが好きや・・」

突然の豹変に、呆然とする彼女の顔を見下ろしながら。
あぁ、アタシは、ずっと淋しかったんやなって、思った。

新しい仕事。やりがいのある毎日で。
それなりにいい出会いもあった。一生付き合いたいと思える友人もできた。
それなのに、ココロはぜんぜん、満足なんてしていなくって。

それが、ヤグチのせいやって。
矢口不足やからやって、アンタを抱きながら気づいたんよ。
もう、当たり前のように、一緒にはいられない。
アタシたちは、それぞれの道を歩いていく。

416 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 23:26
それが悪いことやないのは、判ってるけど。
矢口がおらん生活に、慣れたフリをしていただけやった・・。

「・・もう、どうしたんだよ、急にぃ・・・」

ポンポンとアタマを叩きながら。
微笑む彼女に、涙が零れた。

してもらいたかったのは、こうしてアタマを撫でてくれること。
「ふ〜ん、結構がんばってたじゃんかっ」って言いながら。

アタマの上に乗っかる手を、ぎゅってした。

好き。
好きやよ、やぐち、ホントに好きなんよ。
417 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/03(月) 23:40
アタシの涙に苦笑いしている彼女が、急に大人びて見えた。

「・・んだよ、もーーっ。・・こんなの調子狂うじゃんよぉー!!」

起き上がった彼女を、きつく抱きしめる。

「やぐちー」
「・・・。」
「やぐち、やぐちぃ、やぐちー」

ヤグチの匂いを肺いっぱいに吸い込んで。
矢口不足がドンドン満たされていく。

でも、まだ足りない。
もっと、欲しい。
もっと、もっと・・もっとぉ。

矢口のすべてが欲しい・・。

震える唇で、声を塞ぐ。
なぁ、ちょうだいよ、アンタを全部アタシに・・ちょうだい?
今度会うときまで、淋しくても我慢できるように。
矢口がいんくても、がんばって、舞台乗り切れるように。

身体を倒して、ゆっくりと覆いかぶさった。
軽い口付けを交わしながら、手のひらは太もものほうへと伸びていく・・。
418 名前:kai 投稿日:2003/11/03(月) 23:45
すみません。
なにが書きたかったのか、よくわからなくなってきましたね。
いや、エロいのが書きたかったんだけどさ。(笑)

えっと、次回は、少し、いや、かなりエロチックな感じです。
ちょっと、ココロしてもらっといて。(苦笑)
なんですけど、仕事の都合でいつになるか・・・判らないの・・。
休みがもらえたら早急に進めますんで、気長にヨロシクお願いしまっす!!
419 名前:マコト 投稿日:2003/11/03(月) 23:51
今夜もやっぱりリアルタイムで読ませてもらいました!
全然わからなくないっすよ。
それに次回はすごいことになるらしいので、楽しみにしてますよ!
仕事があるのはいいことなんで、頑張ってください。
ゆっくり休んで、また戻ってきてくださいね!
kaiさんのためならいくらでも待ちますよ!
420 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/11/04(火) 00:02
リアルで読ませていただきました。
やっぱ裕ちゃんが好きです(爆。
更新おつかれさまでしたvvv
次回もココロして待たせていただきます。
お仕事も忙しそうですが、身体に気をつけてくださいね?
のんびり待ってます♪
421 名前:173 投稿日:2003/11/04(火) 00:07
更新お疲れ様です!
お仕事の方が大変なようなので、無理はなさらないでくださいね。
でも、次回の方はかなり期待してますよ?
頑張ってください!!
422 名前:kai 投稿日:2003/11/04(火) 00:14
>マコトさん・・あー、いつも暴走は不発に終わって。(汗)
なんだか、もどかしい感じでホント申し訳ないです。
>新しいのちょっと期待しても・・・・
構想はバンバンあるんです。でもそれを文章に収める時間が取れなくて。
でも、暇になったときに、あげますんで、楽しみに待っててくださーい!

>ゆちぃさん・・待ってくれてありがとうございますぅ。(ペコリ)
読む人がいてくれると思うと、がんばれそう。
また、中途半端になってしまいましたが、どうか、最後まで付き合ってくださいね。

ところで、「おいら」はGetですかぁ?(w

>379さん・・お待たせしまして。
そんじゃぁ、お言葉に甘えてがんばろうっと。(w
いやいや、そういってもらえるのは、うれしいもんです。

>173さん・・>なんちゅートコで切るんですか!?
す、すみません。・・そして、今日もまた・・。(汗)
なんか、最近、焦らしプレイっていうの覚えて・・。(コラ)
あー、でもドンドン急かしちゃってくださいね。
じゃないとサボり癖ついちゃうから。(おい)
423 名前:kai 投稿日:2003/11/04(火) 00:26
>ミニマム矢口。さん・・最近、「おいら」も店頭に並ぶようになりましたねぇ。
てか、あの頃はなんだったんだろ。
無駄に長くなってくると、なにをしたいのか判らなくなるもので。
お言葉に甘えて、ドンドン長くなっております。いいのかこれ。(汗)

>カブさん・・燃料ゴチそうさまです。
いやぁ、幸せになったな。てか、ますます聞きたくなったよーー!!(叫)
“裕子”と“ゆうちゃん”の使い分けはアタシも気を使ってるところで。
あと、“ゆうちゃぁ〜ん”って甘えた口調になるのも萌えですな。
でも、“オイラ”を“わたし”にするのは、やめて欲しい。

本日は、久しぶりの更新でした。
間を空けてしまって、ホントに申し訳ありません。
先に言ったように、放置というのは、絶対にありえないので。
それは、アタシが一番嫌なことだから・・。

のんびり待っていただけると、うれしいです。
424 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/04(火) 08:17
kaiさ〜ん、待ってましたよーー!!
強気な姐さんはどこへ行ってしまったのか・・。
でも、こんな弱い姐さんも可愛いけど。(笑)
どんどんエロティックにしちゃってください。
でも、未成年なんですけどだいじょうぶですか・・?(笑)
んあ”ー、次の更新が待ち遠しいです。
425 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/10(月) 00:31
更新キタ――――!!
弱々な姐さん、かなり好きですw
続きを楽しみに、のんびり更新待ってます。
426 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/18(火) 18:07
の〜んびり待ってますよぉ!!
427 名前:kai 投稿日:2003/11/19(水) 11:33
お久しぶりです。(ぺこ)
毎日、仕事に明け暮れていたらば。
「おいら」に続いて、姐さん本が出るとかで。(w
はい、前回を反省しまして、大型書店にて即Get!させていただきましたぁ♪
そして、一気に読破!!

いやぁ、メンバーへメッセージなんてものは、最初から期待していなかったけど。
初めて知った姐さんが、たくさんあって。こんな人だったんだぁ・・とか。
まぁ、もうちょっと突っ込んで買いてよぉ〜なんて思うのもあったけども・・。
端々にでてくる“矢口が・・”に顔が緩みましたね。(w
つーか、写真が綺麗で!可愛いいー!・・・超タイプぅ♪(笑)
アナタ、とても、30歳には見えませんって!
428 名前:kai 投稿日:2003/11/19(水) 11:46
めっちゃ脚、綺麗だしぃ!(←まだ言ってる 笑)
だって、すごい好きです、この写真。

あー、でもなんか抱きしめられてる“はなちゃん”がだんだん矢口に
見えてきたり。(←寝不足、重症?)

はい、つーわけで、久しぶりの更新です。
なんか、読んだあとで、こんなん書いていいんかいって感じなのですが(汗)
429 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 11:56
「・・・やぐちぃぃ・・・・」

唇を離してからも。

「・・やぐちぃ・・やぁぐちぃぃ・・・・」

何度読んでも飽き足らない。
ちゃんと自分の腕の中にいることを確認したくて。
アタシは、しつこくその名前を呼び続ける。

「・・やぐぅ・・やぐち、やぐ、やぐちぃぃ・・・・」
「・・な〜に?」

涙声で。
喉に詰まらせながら。

「・・やぐちぃ・・やぁぐちぃぃ・・・・・」
「だから、なんだよぅ!!」

笑いながら、背中に回っていた腕がアタシを押す。
途端に潰れる胸と胸。
ツンと尖った矢口の先端が、アタシの肌を擽って。
そう、“オンナのコなんやなぁ〜”と思うのは、こんなとき。
隙間を埋めるかのように、ぴったりとくっつかる。
このまま、ひとつに溶けちゃえばええのに・・・・。
430 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 12:02
「・・やぐち?」
「・・ん〜?」
「・・大好きぃ・・」
「あー、はいはい、はいはい。」

どこか、おざなりな言い回し。
なのに、うれしそうな顔をして。
そのまま、蛸のように尖らせた彼女の唇が、近づいてきた。
「チュウ」とふざけるようにキスされる。
アタシも、うれしくなってお返しして。

こういうキスも好き。
クスクスしながら、何度も何度も繰り返した。

「ん〜。」
「・・んんっ!!」

あ、ちょ、コラ噛むなや!!
431 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 12:08
そのうち、主導権を握るため狭いソファの上をドタバタしながら。
上に行ったり、下になったり。
な〜に、やってんやろ、アタシら。(笑)

そうして、一通り笑いあってから、ちいさな肩の上で「ふぅ」と息ついた
とき、矢口は、真剣な顔をして、アタシを見つめてきた。

お腹の上に乗っかったままで。
被さるように、降りてくる。
矢口に髪の毛が頬を撫でる。
おでこに「ごちん」してから、首を「きゅっ」と掴まれて。
そのまま、顔を覗き込まれた。
強い視線に、アタシの目玉が右往左往する。
432 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 12:16
「ふっ、・・・ゆうちゃん、すごいよ、ドキドキ言って・・・・・」
「・・うん。」

だって、ドキドキしてるもんっ。
アンタがや。
矢口のせいやよ。

モソモソと身体をずらしてから、赤い耳がアタシの胸へとそっと押し当てる。
手を伸ばしてさらさらの髪の毛を、やさしく梳きながら。
矢口が言うところの、少しだけ“プリンちゃん”気味になってきてる
可愛いツムジに「チュ」音が立つくらい、キスを落とした。

好きぃ。
433 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 12:30
「・・・・ねぇ?」

アタシのお腹の上で、ネコみたいにゴロゴロしてる矢口。
やわらかい背中を「ツー」ってなぞりながら。
ほどよい重みに、「ん〜〜?」っとくぐもった声がでた。

「・ねぇ、・・さっき、・・さっきさ、ゆうこ、ホントはなんで
泣いたのぉ・・・?」

ピクンって動いたのを、矢口は見逃さなかった。
でも、早撃ちしてる心臓の音で、すでにアタシの動揺はバレバレやろうけど。

「ねぇ〜、なんでぇ?」

甘えた声。

「ねぇえ〜〜?」

アタシがそのまま口を噤んでいると、矢口に目の前で無防備に晒された
ままだった、突起が口に含まれて。

「んっ!!」

温かい矢口の咥内で。
舌を丹念に使って、悪戯される。
途端に、平常とおりに戻りつつあったソコは、膨張し始めて・・。

「ん、やぐぅ!!」

そうして、息も上がりだしたころ、「チュポン」と音を立てて放たれた。

もどかしいようななんともいえない感じ。
名残惜しそうに矢口の唇を見つめる。
そんな彼女の口は・・・・・
434 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 13:50
「ねぇ、どうしてよぅ!」

唾液が残る部分を見下ろしながら。
ゆっくり顔を上げようとする矢口のアタマを、顎で軽く押さえつけた。
諦めた彼女はそのまま胸に頬擦りする。

「・・聞きたいよぉ・・・」

呟く声に、回した腕をぎゅってする。

なぁ。
アタシがどんな毎日を送ってんのか。
アンタ、知ったらどう思うの?

ココロの奥の黒い闇。
出来ることなら、知られたくなかった・・・。

・・でも。

この子にはウソは付けない。
それに、誤魔化しても見破られるだろうし。

アタシは重たい口を開いて、黒い渦巻きに向かってボソボソと・・・。
435 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 14:03
どうして、涙が出たのかなんて、そんなの判らんよ。
自分がビックリしてたくらいなのに。
矢口を抱きしめているうちに、自然と流れてきたのがホントウーー。

ハァ・・とひとつ息を吐いてから。

「・・・あかんねん、アタシ・・。」
「・・ん?」

つむぎだした言葉は、ひどく弱弱しかった。

「なんか、ずっとあかんねん。がんばってるのに、上手くいかんくて。」
「・・・そんなの・・そんなことない、がんばってたじゃん・・。」

うん。
そうや、がんばってるよ。
自分でも、がんばってると思う。

さらさらの髪の毛に手をいれながら。
矢口は、アタシの気持ちを理解してなのか、顔を上げないで聞いてくれる。

「・・・・怖いん。」
「・・・なにがぁ?」

なにもかもやよ。
舞台のことも、これからのことも、・・・・矢口とのことも。
弱ってるときっていうのは、いろいろなことを考えてしまうもんで。
アタシのいけないトコは、そんなとこだって判ってるけど。
436 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 14:20
「舞台始まる前さ・・・・」
「・・・ん?」

「ゆうちゃん、なに考えてると思う・・?」
「・・・・わかんないよぉ。」

精神的に不安定なときに。
ポンッと出された仕事だった。
見知らぬスタッフに共演者のなかで。
最初のうちは、人見知りでホントに大変やった・・。
そう、今までぬくぬくと育ってきた環境を思い知ったんや。

メンバーの存在がこんなに大事やったって身にしみて判ったし。
でも、それよりもなによりも。
437 名前:マコト 投稿日:2003/11/19(水) 20:36
お久しぶりっス!更新待ってましたよ!
相変わらずkaiさんいいとこで切りますよねぇ(しみじみと(笑))
こっちとしては続きがめっちゃ気になるんですよ!
だから次の更新まで毎日見に来ますよ!(^_^)/
438 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 20:47
「アタシ、舞台立つ前な・・・・・・」

矢口のことばかり想ってるんやよ。

震える手を握り締めて。
「やぐち、やぐち・・」って泣きそうになりながら・・。

「・・・ゆうちゃん、いつも、アンタのこと探してるん・・・。」
「・・へ?」

ここに、いてないのは、判ってるけど。
あの笑顔に逢えたら、がんばれるような気がして。
手を「きゅ」って握って欲しくて。

「・・ホントは、怖くって、めっちゃ怖くて、やりたくなくて。」
「・・・・・・・。」
「・・逃げだしたくなるんよ。・・・毎日、毎回。・・・」

なんか起きないかなとか。
誰か、急病になって休演にならないかなとか。
そんなことあるわけないのに。
そんなんで、なくなるはずもないのに。

これまでのアタシやったら、ホンマにそうしてたかもしれない。
でも、それは、したらいけないの判ってる。
そんなことしたら・・・。

だから、ココロの中だけで・・。
439 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 20:57
「でも、そんなの、・・昨日、オイラ、観てたけど、ちゃんとしてたよ〜?」

人肌がこんなに落ち着くなんて。
矢口に出合って、初めて知った。

「うん♪・・・だってそれは、始まる前までのことやし。ベルなるころ
には、平気になってる。」

板に立っちゃったら立っちゃったで。
開き直るのかなんなのか。
結構、フツーにこなしていたりする。
それは、自分でも不可思議なトコやけど・・・。

「・・やぐちぃぃ・・・」

なんだか、目の前がユラユラしてきた。
でも、これ以上格好悪いトコ見せたくはないから、髪の毛に埋めて
誤魔化した。

440 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 21:07
ほとんどなにも知らない世界で。
そんな、いきなりの大役だなんて。
モーニング時代だって、んなええもん回ってこなかったっていうのに。
アタシは、そんな器じゃないって。

うれしかった。認めてもらえたのは、ホンマにうれしかったけど。
その反面、怖さも大きかったんや。
そして、誰にも頼ることも出来ずに・・。

一人きりの楽屋がこんなに広いもんだったなんてな。
いつも、うるさいっ!って思ってたのに。
一人になりたいって思ってたのに。

アタシはいまだに、この状況に慣れていない。
だってソコには・・・。
441 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 21:12
「・・やぐちぃぃ・・なぁ、やぐちぃ・・・」
「・・ん〜?」

「・・好きぃぃ・・・」
「・・うん、ありがとぉ・・・」

優しい声で、胸に頬を摺り寄せながら。
アタシのココロを温かくする。

好きぃ、ホンマに好きなんやよ。
こんなに好きになった人、初めてなんやから。
442 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 21:18
・・・でも。

こんなん言うの、格好悪いよなぁ・・。
一人になって、やっと弱虫は卒業したと思うてたのに。
なぜか、矢口に前だと、いつも、弱音を吐きたくなっちゃう。

こんなトコ見せたくないのに。
がっかりさせたくないのに・・。

矢口を抱きしめているうちに、張り詰めていた糸が「プチン」って切れて
もーた。

あぁ。

「・・格好悪ぅぅ〜〜・・・・」

言いたくなかったくせに。
言って、どこかすっきりしている自分もいて。
443 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 21:29
「・・ねぇ、ゆうこ・・?」

置いてた手が振り落とされて、ゆっくりとアタマが動いた。
長い睫に縁取られた大きな瞳が、こっちを見てる。
アタシは、引きつった顔のまま、その視線を受けた。

「・・・・も、・・っしょ、だよ・・・」
「・・???・・あぁ、ごめっ、なんて・・?」

聞き取れなくて、もう一度促すと。
少し目を細めた彼女は両手を伸ばしてアタシの頬を包んだ。
そのやさしい温もりを感じながら。

「・・無理、しなくていい・・。」
「・・えっ?」
「・・しないで、矢口の前では、がんばらないでいいからね。」

言うだけ言って、「チュ」触れるだけのキスをしたあと。
照れくさそうに髪の毛で顔を隠しちゃう。
唇に残された感触に。
ココロの中で、渦巻いていたものがスーと消えた気がした。

「・・・好き、だよぉ・・・・」

胸の上で、ちいさくちいさく呟く声。
アタシのこめかみが、ツーンってなる。

444 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 21:35
「裕子は格好悪くなんてない・・矢口は思わない。」
「・・・ん。」

「裕子は格好いいよ。だって、裕子はヤグチの憧れだもん・・」

もぉ、そんなん言うなや。
泣けてくるやんかぁ。

「・・いいよ。・・淋しくなったら泣いてもいいよ、ヤグチの胸貸して
あげるから・・」
「フッ。・・ええ。もう泣かへんよ。」

アンタに元気をもらったからな。
ココロのわだかまりを全部吐き出したわけじゃないけど。
モヤモヤしてたものは、落ちた。

おでこに「チュ」くちづけて。

「・・ありがとな。」
445 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 21:45
なぁ、やぐち・・。
ゆうちゃん、ずっとこうしたかったんやよ?
逢いたくて、矢口に逢いたくてさ。

我慢できなかった。
死ぬほどアンタに逢いたくなって。
夢にまででてくるほど。
毎晩、一人でしてしまうほど・・。

「また、怖くなる、かな・・?」
「・・・どうやろね。」

矢口がしゃべるたびにお腹の辺りがくすぐったくて。

「それじゃさ、開演前になったら、いっつもヤグチのこと思い浮かべて?」

そんなの、いつも思ってるって。

「ヤグチが、その時間になったら「しょい!」してあげる。どこにいても、
なにしてても、ココロのなかでしてるよ。ゆうちゃんに向かって。してあげるから・・」
「ふふっ。・・・うん、ありがと。」

なんで、こんな可愛いこと言うんやろ。
また泣けてくるやんか、矢口のアホー!

あぁ、ホンマに好きぃ。
446 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/19(水) 22:00
「・・・ゆうちゃぁん。」

顔をあげて、微笑んだまま。
少しだけ顎をあげて、ゆっくり目蓋を閉じた彼女に。
アタシは吸い寄せられるように顔を寄せていく。

チュっ。

ぷにんと重なる感触。
心臓が「キュン」って軋んだ。

薄目を開けながら、間近で見る顔がとても可愛くて。
この子が、アタシを好いてくれてるなんて・・。
そのほうが、信じられないくらいなのかもしれないななんて思ったり。

「・・やぐち。」
「・・・んっ。」

それから、舌が伸びてきたのは、ほとんど同時くらいだった・・・・・。
447 名前:kai 投稿日:2003/11/19(水) 22:02
もっといく予定でしたが、明日が早いもので今日はこのへんで。
でも、たぶん、明日、少し更新できると思います。
なんか、エロいの期待していた人いましたらごめんなさい。(笑)
でも、次は・・・・。
448 名前:カブ 投稿日:2003/11/19(水) 22:12
リアルタイムで読んでましたよw
kaiさんお疲れ様です。
今回の更新分は結構エッセイにインスパイアされてます?
私も読んだばっかりなので、中澤さんの心情がかなりリアルで
読んでて切ないです。んで、それをやぐちゅーに導入する手腕はお見事!
弱った裕ちゃんを包みこむ矢口がいいですね。
エロいのも勿論好きですがwこういうのも好き。実際、中澤さんの仕事の際の
心境ってこんな感じなんでしょうね。
次回も期待してます。

・・・エッセイの写真、今までの最高峰じゃないっすかねw
449 名前:kai 投稿日:2003/11/19(水) 22:17
裕子本を読んで少し内容を変えてみました。
なんか、こんな感じに・・・アレ?(w

アタシは裕ちゃんの不器用な生き方が凄く好きで。
未完ていうか、少しだけ冷めた目で見てる自分のこととか。
でも、メンバーからあんなに慕われてるってことは、ホントは違う
んだろうなとかも思ったりして。

いや、そんなアナタが、ぶっちゃけタイプなんだけどね。(コラコラ)

この本からも、いっぱいお話作りたいです。
2冊も一気にでて、当分、ネタには困らないかなとか。(笑)
450 名前:マコト 投稿日:2003/11/19(水) 22:31
更新お疲れ様です!
弱い中澤さん、いい感じですね!
自分はまだ中澤さんのエッセイ読んでないんで、どういうのか
わかんないっすけど、かってみようかな…。

ではではまた明日も見に来ます!仕事の方も頑張ってくださいね!
451 名前:kai 投稿日:2003/11/19(水) 22:37
>マコトさん・・お待たせしました!あ、あれ、なんか怒ってますぅ?(w
短くてすみません。でも、ホント、がんばってますのでぇ〜!!
はい、早く、あげられるように精進しまっす!

>ゆちぃさん・・ありがとうございます。
ヘタレ裕子は、健在ですね。自分でも言ってたし。(w
ココロした内容は、次回ということで。期待させといてごめんなさい。

>173さん・・仕事、大変なんですけど、こっちもがんばりますよぉ!
早めでがんばりますので。また、覗きにきてやってください。(ぺこ)
452 名前:kai 投稿日:2003/11/19(水) 22:54
>424さん・・エロって、結構需要あるんだなぁ・・と。
この展開で、どうやってエロエロにもってく気なのか。(笑)
あぁ、未成年さんはどうなんでしょうか。(アタシが知りたい)
んでも、今、レディースコミックが小学生にも流行ってるって言うから。
この程度なら、だいじょうぶでしょーう!(えっ?

>425さん・・ありがとうございますぅ。
こんな姐さんは、いかがなもんでしょうか?(w
強気なのも、へタレなのもどっちも好きなもんで。(節操ナシ)

>426さん・・待っててくださる人がいるかと思うとホント安心します。
これからは、少し早めに出来そうな感じなので・・。

>カブさん・・はい、そのとおりです。(笑)
アタシも読んで少しだけ切なくなりました。でも、そんなとこも好きなん
だけど。
“歌、もっと歌わせてあげたい”!って思いましたねぇ。
写真、そうでしょ、そう、やっぱり。(w
つーか、益々綺麗になったような。髪型が好きぃ!(個人的趣味)

453 名前:kai 投稿日:2003/11/19(水) 22:58
お待たせしたわりに、短くて。
忙しいのは相変わらずなんですが、今までよりは、早めにできそうなので。
どうぞ、懲りずにチェックしてやってください。(ぺこ)
454 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/11/19(水) 23:52
おつかれさまでしたvvv
えーっと、おいらは探しまわってやっとGETできましたよ〜。
この間書きそびれてしまったので…(w
あと、裕ちゃんのエッセイはようやく今日届きました。
読む前から写真にノックアウトされて、ふらふら〜っとしてます(爆。
だって、足がっ!足!!!(爆。はなちゃんもいるし〜♪
あっ…本の話しかしてない(汗

今回のお話は、ヤグチがなんかめちゃかわいくて、ニコニコしちゃってます。
ココロの中でしょいっ!してあげる…とか、いいっ!!!
裕ちゃんもきっと心強いと思います。
次も期待して待ってます。
毎日覗いてるので、いつでもカモーン♪ですよvvv(w
455 名前:173 投稿日:2003/11/20(木) 00:12
更新ありがとうございまーす♪
姐さんのエッセイが出てるなんてつゆも知らず(><)
教えてくださって、どうもです。スイマセン。

写真も良いし、中身も良いらしいので早速週末には手に入れます!
456 名前:kai 投稿日:2003/11/20(木) 16:06
・・あかん、どうしよう・・・。

むっちゃ、矢口が可愛いぃ。

そりゃ、前から“かわいい”“かわいい”とは、思うていたけど。
目の前にいてる矢口が、今日は一段と可愛いく感じる・・・。

なんか、アタシ舞台でてるときより、心臓バクバクいうてんで。
あぁ、矢口・・どうしよう・・どうしたらいい?
もう、ゆうちゃん、止まらんよ。
457 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 16:18
「・・・んんっ!・・あ・・はっ・・やぁんっ・・・・」

舌先を使って、一本一本、確かめるように歯列をなぞる。
コドモみたいにちっこい、その並び。

なぁなぁ、こんなところまでちいさいの?

舌を動かすたびに、「ぎゅっ」と掴むおかげで、アタシのパジャマの袖は、ヨレヨレ
のシワシワになった。

「ほら、あ〜んして、み?」

言い方も、なんだかコドモ扱いになっちゃう。
そんな彼女は、お利巧にちいさなお口を大きくあけて、アタシの舌を待っていた。

あぁ、もぉー、それ、可愛すぎるてぇっ!



アタシのパジャマの袖はクシャクシャのヨレヨレになった。

458 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 16:32
そろりと侵入して、上のほうのヌルヌルの粘膜を隈なくなぞると。
しゃべれない矢口は、変なうめき声をあげる。

「・・んっ、んぁっん・・・・」

真っ赤な頬で。トロトロの瞳で見下ろされるのに。
なんだか、背中がゾクゾクしてきちゃう。
ひっきりなしに零れてくるヤグチの甘い唾液を、ゆっくりと味わうように飲み干した。

「・・ふわぁぁ・・・かわいぃぃ・・・やぐちぃ・・」
「・・んんやぁぁ・・・・」

甘えたような声。
倒れこむように、アタシの首に顔を埋めてきた。
ダメやよ。
もっと。

「なぁ、もっとしよ?・・チュウ、今日は、いっぱい、しよ・・?」

薄目を開けたまま、しばらく考えてから、「コクン」ちっちゃいコがするみたいに
頷く矢口。
そうして、細い首に、腕を絡めて、ぴったりと密着しながら。
もう、逃がさないように。

濡れた唇が、もう一度触れ合う。
459 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 16:44
ピチャピチャと、湿った水音。
口の端から洩れる、甘〜い吐息。
汗でしっとりと濡れた胸と胸から、もう、どちらのものとも判らないくらいの
トクトクと波打つ心臓の音が聞こえてきて。
殺風景なリビングは、そこだけが、不埒な色に変わっていた。

「・・・んっ、はぁ・・・あやぁ・・・・」

何度も何度も、終わりのないくちづけを交わしながら。
腕に爪が立ったら、唇を放すを繰り返して。
目の前で、「フーフー」深呼吸をしている矢口に。

アタシの体温が一気に上昇していくのが、わかった。
二人の熱が、目の前を白く霞める。

あぁ、やぐち、早く、なんとかしてよ・・・。
460 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 16:59
---------------------

なんかいつもと、違うな?って、感じたのに、すぐに「あぁ」と頷く。
初めて、彼女を見上げていたから・・。

四方に乱れた髪の毛が、ピョンピョンと跳ね回る。
リンゴみたいに、真っ赤に晒した頬。
開いた口の隙間から、ピンク色の舌が少しだけ見え隠れするのが妙にエロくって。

首を少しだけあげて、そっと痕が残らない程度に唇をあてると。
ちいさな喉仏が、ゴロゴロと上下するのを感じた。
また、お腹の上が温かくなる。
そのおかげで、ソコを見なくても、いまの矢口の状態を知ることが出来たんや。

「・・・・んんっ!・・あぁ〜・・・・あやぁぁ・・・・」
461 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 17:07
手を伸ばして胸を捏ねながら。
指先を上手に使って突起を挟むようにすると、益々揺れるちいさなお尻。
髪の毛に覆い隠された俯き加減その顔は、恥ずかしそうに歪んでいた。

ちいさな周辺を、円を描くように辿りながら、どうしようもなく屹立してしまった
突起を、爪先で「ピン!」と、弾くと。
カクンって崩れた愛しい身体が、目の前にやってくる。

「気持ちいの、やぐち?」
「・・んぁ〜ん。・・もぉぉ・・」

なに、言うてんのか判らへんよ。

「・・なぁ、舐めた〜い、舐めさせて?」

下を向いても形の崩れない、ちいさな胸がアタシを待っている。
462 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 17:19
「ほら、矢口が動いて、もっと上に来てぇ!!」
「・・あ、やらぁぁ・・よぉぉ・・」
「・・早くぅ!」

ペンとお尻を叩いても、一向に動く気配の見せない彼女に焦れたアタシは、自分から
移動することにした。
狭いソファに上を、芋虫みたいにモソモソしながら。
すぐに、二つの双球が頬に行き当たる。

やらか〜い。
なんか、おモチみた〜い。
気持ちえぇ♪

宝物を扱うかのように頬擦りしてから、捕まえた片方の乳首に「チュ」って、
吸い付いた。

「・・あぁん!!・・・」

アタマの上から聞こえてくる高めの喘ぎ声に、満足。
待ってて、もっと気持ちよくしてあげるな。
463 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 17:32
指先は摘んだり、捩ったり、少し強めに悪戯しながら。
一方、唇のほうは、やさしく、労うかのように可愛がる、と・・・。
その緩急なりズムに、矢口は堪らなそうな矯声をあげ続けた。

「・・あぁ、ダメ、ダメ・・・そんな、しちゃ、ダメ、だよぉ・・・・」

あぁ、いつみてもカワイイおっぱいやなぁ。
アタシの愛撫は、正確に彼女の快感を追い詰める。

聞こえてくる、いつもよりもエッチな声。
逃げようとする身体は、腰に回した腕で押さえこんて。
下から、「チュチュー」強めに吸いつくと、弱々しい腕立ては、脆くも崩れた。

アタシの顔は、ヤグチに胸に潰される。
464 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 17:39
ふにゃんとした感触。
僅かにミルクの匂いがした気がして。
なんだか、不埒な気分になった。

まさか、そこから、ミルクが出るとは思わないけどな。
いつもよりも張り気味の感触に。
なんか、ヤグチの赤ちゃんにでもなった感じ?(笑)

あぁ、でも、これも悪くない感触やなぁ。
なんか、オトコの人の気持ちがわかった。
包まれてる感じがすごく安心するんや。
くせになりそ。

ゆくりと身体を起こした。
離れる前に、「チュ」谷間にくちづけてから。
465 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 17:47
そして、体制が変わって。

今度は、寝そべる矢口を見下ろした。
ピンク色に火照った肢体。
濡れた睫がピクピクと蠢いて。
開いた口の隙間からは、零れでる艶かしい吐息・・。
ちいさなふくらみは、ひっきりなしに上下運動していた。

ツヤツヤの唇に、誘われるかのようにくちづける。

「・・んーーっ、あっんーー。・・」

最初はちょこんと触れるだけを。
でもすぐに、舌を使って舐めながら、吸い付きながら。
甘い口の中にも侵入して。

咥内を噛み付くように暴れまわった。

「あぁ、・・・んんっ!!!」
466 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 17:59
それは、篭るようなちいさな悲鳴だった。

そのことに、やっと気づいた彼女は、腰を横に振って逃れようとする。
うっすらと開いた瞳が、たっぷりと水分を含ませて。

そう、彼女が腕の中でバタバタしているのは。
アタシの指先が、矢口の薄い茂みを撫でていたから。

ここを撫でるのが、なんとなく好きぃ♪
細くて、やわらかいこの感触は、アタシのものとは違って、フワンとしていた。
特別、手入れを入れてるわけでもなく生まれつきのその薄さに、いつもいけない
ことをしてしまっているような、少しだけ淫靡な気持ちにさせるんや。

「・・あ、んっ!!!」

指先で弄びながら、捩ったり、クルクル指に絡めたり。
時々、引っ張ると、「ん!!」って、口の端から洩れる声が可愛くて。
467 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 18:07
腕の中のちいさな身体が、魚のように跳ね上がった。

「・・ぷっはぁーー!・・あ、も、ヤぁダぁ〜〜・・・・・」
「ん〜?」

だんだん湿り気が帯びてくる指先。

「・・だ、ダメぇ・・そこ、触っちゃダメ・・・あ、やぁ〜んっ・・・」

悩ましげなそんな声に。
やめるわけがないのに。
余計にそそられるってこと、判ってるやろ。
いつもしてるんやから。

・・でも。

まだ、ここしか触っていないのに、そんな声出しちゃうんやね。
そしたら、こっちのほう触っちゃったら、どうなっちゃうんやろ〜。
なぁ、やぐち?

「ゴクリ」と唾を飲み込んで。
ゆくりと指を下に移動しようとした。
アタシの手はそのまま「ぴたっ」と止まる。
468 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 18:18
「・・・うわぁぁ・・」

思わず、唾を飲み込んだ。
目を奪う光景に・・。
開いた口が戻らなくなって。

横たわるちいさな身体が、明るい日差しに照らしていた。
それは、ライトアップしたときよりも綺麗に映し出されていて・・。

「・・・あぁ、・・キレイやぁ・・」

思わず零れてしまった声。

しなやかな曲線。
ほどよく赤身が差して。
ちいさな膨らみには、いつもよりも鮮やかなピンク色の蕾が芽吹いていた。

辺りに漏れてしまうほどに、大きく響く心臓の鼓動。
喉仏が何度も行き来した。
469 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 18:26
アタシは、ゆっくりと彼女の足元に移動する。
作った笑顔のままで、怖がらせないように、そう慎重に・・。

ごめん、やぐち。
イヤイヤするのは、判ってる。
アタシかて、オンナやし。
そうされるのは、きついよな。

・・ん、でも。

ゆうちゃん、どうしても見たくなったんや。
この、明るい太陽の下で。
アタシを欲しいと泣いている、矢口の部分を。

キレイで、可愛くて。
それでいて、むっちゃやらしい、ヤグチのヒミツのトコロ・・。

「ごめんや、やぐち?」

虚ろな目が、じっと窺ってくる。
その幼い表情は、アタシの興奮を煽るだけ。

「・・やぐちぃぃ・・」

ゆうちゃんな、ずっと我慢してたんやで。
指先で感じながら。
お腹の上で感じながら。
アタマの中では、やらしく光るその部分のことばかり、想像してた。

「・・やぐち、いいコやからさ・・・」
470 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/20(木) 18:37
少しだけ、おとなしくしてて。
すぐに、気持ちよくしてあげるから。

熱の篭った膝の裏にそっと手を押しあてて。
そのまま、「ぐいっ」と持ち上げるようにする、と。
力の抜けたちいさな身体は、なんの抵抗も見せずに、思うままになった。

「・・やぐちぃ、見てあげる。・・よく見せて、な・・?」

なにも判らずに、きょとんとしたあどけないその顔。
少しだけ、良心が痛んだけど、それも一瞬やった。

ゆっくりと、視線を這わすと。
上に向いた彼女の幼い下半身が、アタシに向かって開いていた・・・・。
471 名前:kai 投稿日:2003/11/20(木) 18:44
はい、すみません。
今日もまた、こんな終わり方です・・。

・・そうですよ。もう、今日ばかりは、確信犯ですね。(苦笑)
でも、この先で切ったほうが、とんでもないとこになりそうだったのでぇ・・。(泣)
「あぁ!」って、言って欲しくてね。(ウソ)

こんな焦らしも今回で終わりますんで、多めにみてやってください。(ぺこ)
ということで、次回ラストです!
最後までお付き合いくださればうれしいです。
472 名前:kai 投稿日:2003/11/20(木) 18:48
それから、前々から誤字脱字が多いなぁとは、気になってたのですがぁ。
最近、あまりにも目立って。
読みにくくなって、すみませんです。
以後気をつけます。(反省)
473 名前:マコト 投稿日:2003/11/20(木) 18:49
今日もリアルタイムで読ませてもらいました!!
待ってましたよ暴走姐さん!
このあとの暴走っぷり、楽しみにしてます!
次で最後っすか…、長かったけどもっと読みたいっす。

>なんか怒ってます?

いえいえ、全然怒ってないですよ!
たとえ少しでもkaiさんの小説が読めるのであれば、それでいいっす!!
ですんで、気にしないで、これからも書き続けて下さい!
474 名前:kai 投稿日:2003/11/20(木) 20:22
>マコトさん・・いつも、リアルありがとうございますぅ。
怒ってなくて、ヨカッタ。(ホッ)そうなんです。長すぎでした(w
ご期待の暴走は今回は凄そうな感じで・・いや、相変わらずなのかな。(w
てか、かってみようかな?って。・・・だめですよぉー、迷っちゃ。
もう、買ってください!!(笑)

>ゆちぃさん・・はい、ノックアウトですね♪
そうなの、そう、脚、脚がぁー!・・・キレイですよねぇ。うらやますぃ〜!
矢口、喜んでいただいてなによりです。あ、でも今回はいかがなものか・・(心配
“カモーン”に笑わせていただきました。(ぺこ)

>173さん・・いえいえ、こちらこそ読んでいただいてありがとうございますぅ。
はい、「裕子本」ぜひともGetしてくださーい!!
つーか、さっきから、宣伝してるみたいだな。

次回は、最後(たぶん)なんですが。
仕事休めたら、即効で進めていきたいです。いつとは言えなくて。
でも、次のも早くやりたいので。しばらく、おまちくださいませ。(ペコリ)
475 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/11/21(金) 00:32
めっちゃいいとこで〜〜〜!!
ここからくるかっ!?って身構えたら次回って〜〜。
あぁ!!っていうよりは、うわぁ…!!ってかんじですかね〜(w
違いは…んー説明しがたいので、おまかせでvvv←何じゃそりゃ!!(爆。
ついに終わっちゃうんですか…
なんかさみしいけど、おとなしく待ってます。
476 名前:kai 投稿日:2003/11/29(土) 11:29
>ゆちぃさん・・「あぁ!」じゃなくて「うあわぁ…!!」でしたか。(w
そう言ってもらえると、あーでもなんか、うれしいです。(笑)
そう、いきなり急展開しすぎだろ。とか、反省したりして。
もっとちゃんとしたいんですけどねぇ・・・。(悩)
はい、精進します!

・・・というわけで。
今日が、ようやくラストになります。
ちょっと長めなので、何回かに分けながら更新してこうかな〜とか。
夜頃、覗きに来ていただければぁ・・・はい、がんばりまーす!!(w
477 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 11:36
すべすべのお餅みたいな、かわいいおしり。
当たり前やけど、そこだけ肌の色が違ってた。
人前に晒さないところを見てしまってるという、興奮。
薄い陰毛が、ふさふさと揺れている。

かわいい性器が、涎を垂らして待っていた・・・・。
478 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 11:50
今日はホントにぽかぽか陽気で。
干した布団も、ふかふかになってることやろう。

だけどそれは彼女にとったら、うれしくない事実だ・・。

ポタポタ落ちる汗が、矢口を濡らしてた。
ヒクっと震える太もも。

「・・っ、・えっ・・やっ、やぁ〜・・なに、なにぃ〜〜・・!!!」

悲鳴に近い叫び声。
なんか、可哀想なくらいの。

「あぁ、ごめんごめんな矢口ぃ。・・少しだけ我慢してて、な?」
「・・いやぁ!・・なんで、やだ、やだよ、見ないでよぉ!!!」
479 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 12:03
脚をバタバタさせて、悪あがきするも。
それが、余計にあかんってことに、気づかない。
閉じ気味だった太ももがずれたおかげで、大事な部分がもっと露に
なった。

ピンク色の隠れたベールが、ダイヤモンドみたいに輝きを増す。
その下で溢れ出る泉は、ソファの上に大きいみずたまりを作り上げてた。

「・・やっ、見ないでぇ・・ひどいよ、見ないでよぉ・・やだぁ・・!!」

ごめんな矢口。
泣かないでよ。
だけど、ごめんなぁ。
なんかアタシ、もう、止まんないのよ。
480 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 12:16
矢口は懸命に、脚を閉じようとする。
でも、力が抜けちゃったのか、言うことを聞いてくれないみたい。
可哀想やけど、・・・それは、アタシに拍車をかけるんや。

「・・・見てあげるなぁ・・」

やわらかい皮膚に押し当ててた親指同士をそっと離す、と。
そこは、ちいさな花が咲いたみたいに、広がった。

「・・っ・・わあぁぁ・・」

かわいらしい矢口の性器。
おいしそうな果実みたいに。
甘い蜜がトロトロ〜と蕩けだして。
食べたくなちゃう。

「・・あっ、や、見ちゃやだ、やだぁ、やだっ、あ、もう広げちゃ・・っ・・!!」

呪文のように鳴り響く声。
それが、アタシを煽ってんのにも気づかないんや。

「なんでぇ、やぐちのかぁいいよ♪」
「・・っ、・・・いやぁっ!!」

睨みつけてくる顔は、迫力なんてない。
頬が赤いせいやろか。
それとも、溜まる涙のせいなのか。

どんなに厭がられても、アタシは、やめないけど。
指先で広げたまま、じっくりと彼女の性器を観察した・・。
481 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 12:24
「・・うわっ、中も、すご〜く、キレイ♪」
「・・やっ、・・やめてよぉぉ・・・」

ギリギリと下唇を噛み締める矢口。
あ、それまたやるぅ〜!!
何度言うても聞かないんやから。
後で痛い思いすんの自分なんやでぇ。

そうして、ヤグチのソコがムラサキ色に変化したころ。
彼女は、ぐったりと身体を投げ出してソファに転がった。

アタシの粘り勝ち。

「・・・・明るすぎるぅぅ・・・・」

ちいさなちいさな囁きに、頬が緩んだ。
482 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 12:44
割り広げた中は、たっぷりの雫で潤ったピンク色のちいさな粘膜が
覗いてた。

上のほうに、ちょこんと佇む突起がムクムクしてる。
悪戯に息を「フー」って吹きかけると、震えた蕾はちょっとだけ顔を出して。
アタシは、おもしろくなって、何度もフーフーする。

「・・フー、フー・・」

プルプルと震えてる。かぁいい。
薄い皮に覆われてたのが、恥ずかしそうにツルンと剥けながらも。
全部が顔をだしたんや。
こんなになるんやねぇ〜・・。

「かわいいなぁ・・」

関心しているアタシに。

「・・あ、やっ!・・っ・・そんな近くで・・見ないでぇっ・・・」

泣き声交じりの彼女の悲鳴。
顔が、どうしようもなく頬が緩んじゃう。
アタシの身体は、矢口の熱で浮かされた。

大きく開脚してた彼女のお尻が揺れだしたのは、それからすぐのことだった・・・。
483 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 12:55
「・・・んんっ・・っ、・・ああ・・っ・・ねぇ、ゆうちゃ・・・」
「ん〜?」

もう、すごいエッチな匂いさせて。
流れでた愛液は、奥まったトコにある蕾のほうまで行き渡っていた。
めちゃ、すごい光景・・。

「・・っ、・・やっ、・・ねぇ〜・・・」
「ん〜?・・な〜んや?」

・・・知ってる。

彼女がこの声を出したら、どうなのかって。
知ってるけど、わざと聞きたくてアタシは、知らんぷりをする・・。

「・・んん・・やっ・・ねぇ、ねぇってぇ!!」
「だから、なんやのん?」

顔をあげて微笑みながら、そう窺うアタシに、じ〜っと見つめてくる可愛いコ。
矢口の周りは、湯気がたってるみたいに熱くなっていた。

うるうる睫。
拗ねる口元。

「・・・このままじゃ、辛いよぉ・・・・」

うな垂れるように、力なく呟く彼女に。

「じゃぁ、どうして欲しいの?」

ニヤケそうになる顔を抑えながら、そう応えた。
484 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 13:04
「・・いや、意地悪しないでぇ・・・」

あぁ、かわいいなぁ。

「・・でも。言うてくれなきゃ判らんよぉ・・」
「・・っ、っだからぁ、・・って、・・ここ、触ってっ・・・」

あぁ、もう、むっちゃ可愛い。
ホンマに可愛すぎるぅ。
可愛すぎて、苛めたくなる。

アタシは、小学生の頃からなんも変わってない・・。

「触ってって、どこを?いっぱいあって判らへん、名前で言うて?」

そう苦笑しながら意地悪く囁くアタシに、見上げてきた彼女の頬は、みるみる
うちに真っ赤になった。
そうして、いよいよ涙が零れだす。

あ・・。
あーー、あかん。
泣かせたかったわけやないのにな。
485 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 13:20
矢口の涙には、もともと弱い。
でも、彼女の泣き顔を見るのは好きだった。
大きな瞳いっぱいに、浮かべて。
への字に曲がる口元も可愛いい。

だけど、こんなふうに泣かせるのは・・・

「あー、うそや、ごめんごめんて。もう意地悪ゆわへんからぁ・・」

小さな身体に覆いかぶさりながら、流れでる雫を舐め取った。

「・・っ・・・ひぃん・・っ・・」
「・・ごめんて矢口。もうせんから・・ごめんなぁ・・」

そのままくちづけてから。
ごめんなさいのキスをする。
ゆっくり歯列の間に舌を差し込むと、やっぱり矢口の中は暖かかった。

そっと、指先を移動すると。
腕の中の体が、「ピクン」って、跳ねた。
486 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 13:36

彼女を抱きながら。
夜な夜な慰めてた日のことを思い出していた・・。

フツーの人は、コイビトのことを思いだしたり。
エッチなビデオや本を見ながらするのかもしれない。

けど、アタシの場合は、少し違ってた。

アタシがいっつも思い浮かべるのは、矢口の顔で。
そう、アタシの身体は、矢口になっていた。
だからって、想像すんのはもちろん、矢口にしてるアタシのことやなくて、
アタシにしてる矢口でもなくて。

それは、気持ちよくなってく、アタシの愛撫で感じてるときの矢口の顔
だった・・。
矢口になって、矢口の顔を浮かべて指を這わす。
矢口が感じてるように、アタシも声をあげる。
なんや、複雑な感じもするけど。
でもそれで、何度もいけた。

頬を染めながら、可愛い声で、アタシの名前を呼び続ける矢口。
ちいさな口から、「ゆうちゃん、ゆうちゃん」って。

そうちょうど、こんな・・・・。
487 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 13:46
「・・・気持ちいのぉ?」
「・・っ・・う、ん・・ちぃ・・もっとぉ・・・」

すっかり素直になってしまった彼女を、アタシの指先は確実に追い詰めた。
コリコリと指の腹で撫でて。
爪先で弾きながら。

「・・んくぅ!!」

大きくバウンドする腰。
恥ずかしい液が、「ピチュピチュ」と音を立てて流れてきた。
それでもしつこいくらい刺激する。
ツルツル滑るそれを、潰して、捏ねて、爪先で引っかいて。

「あー、でも知らなかったなぁ。やぐちは強いほうが好きやったんやぁ?」

悪戯っぽく耳元に囁くアタシに。
大きい瞳がさらに大きく見開いた。
488 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 13:55
あぁ、そうやで、気づかなかったん・・?
そう、アンタは、アタシに教えてくれたんやよ。
自分のいいトコロを。
全部、・・ゆうちゃんの指にさ。

「矢口ってば、ココば〜っか、弄ってんやもん、そんなに好きなん?」

指先でやさしくクニクニしながら、汗ばんだおでこに「チュ」くちづけると。
「あわわ」と慌てる腕の中のコ。
途端に頬が緩む。

可愛い反応やなぁ。
な〜んや、恥ずかしいことをさせるためだやと思うてたん?
ま、それもあったけどぉ♪
あんときの矢口も、めちゃかわいかったしっ!

力が抜けてる隙に、中指を「ググッ」っと差し込んだ。
489 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 14:03
ドロドロの蜜に絡まりながら、彼女の内部の侵入に成功する。

「・・っ・・あぁぁ・・・・」
「・・痛ないやろぉ?」

ホントに狭い空洞だ。
アタシの指は、それ以上の侵入を拒むかのように締め付けられていた。

「ゆうちゃ、やっ!!」
「あー、ダメやて。力入れちゃ、そんなんしたら抜けなくなるで!」

言ってたアンタの言葉を思い出して、苦笑しながらそう言うのに。
矢口の顔は、判りやすいくらい、「サー」と青ざめた。
ゆっくりと力を抜いていった彼女の太ももに、クスクスしながらも、
音がたつくらいくちづけて。
アタシは、ミリ単位で、入れては出しの行為を繰り返す。
490 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 14:13
にゅっちゅ・・にゅちゅ・・ぐちゅ・・。

室内には、そのやらしい音と、矢口の甘い声だけが鳴り響いて。
アタシはというと、掻き出されるように放出される愛液のおかげで、
腕のほうまでビチョビチョになっていった。

「・・はぁん・・っ・・あんっ、・・やっ・・あぁ〜〜・・・」
「コラ!・・っんも、落っこちるから、じっとして!」

何度注意しても暴れるおかげで、矢口のアタマはソファの下にずり落ちて。
逆さまの体制になっていた。
可愛い顔が見えなくなった代わりに、アタシを飲み込むアソコが丸見えに
なる。
そのちいさい穴は、アタシを喰いつくみたいに大きく開いていた。

や〜ん、めっちゃ、やらしぃよぉ〜〜!!
491 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 14:21
完全に顔を出してしまった蕾を、親指の腹でグリグリする。
淡いピンク色だったのが、徐々に充血して、ルビー色に変化していく。
そのさまを、至近距離からじっくりと観察してた。

ちょうど、そんな時。

ガッシャ!!

その音とともに、視線をあげると、床の上にポタポタと落ちていく水滴が。
ローテーブルの上に置いてあったグラスが傾いて。
その横に見開いてた雑誌が、ビショビショになっていた。

こんな状況なのに、矢口はまったく気づいていない。
逆さまになってるせいで、赤い顔をさらにまっ赤に染めて。

あ!・・ちょ、あかんて、酸欠になるで〜!!
492 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 14:32
起き上がらせた彼女の顔は、生まれたてのお猿さんのようになっていた。
そのとき、アタシのおでこに「ピン!」とランプが付く。

「あぁ、判ったでぇ!・・やぐち、やぐちな、「ウランちゃん」やぁっ!!」
「・・あん・・っはぁん・・・んっ・・・」

指の運動はそのままで。

「ちょ、聞いてる?・・な、な、あれ、ウランちゃんや、そう、ウランちゃん
ちゃう!?」

ゆっくりと目蓋を開けた彼女の顔にも、「?」マークが浮かんでいて。
だから、アタシは耳たぶを食みながら応えた。

「アンタ、聞いてたやん、“アトムの妹の名前なぁに”って?」
「・・・・・・。」
「いま、思い出したん、あれ、ウランちゃんやろ、ウランちゃんな!」
「・・な、なんでぇ〜・・なんで、いま、それ、言うのぉ〜〜・・・」

涙交じりの抗議。
拗ねた口調がカワイイ。
ごめ〜んってば。
だって、急に思い出したんやもんっ。(苦笑)
アタシが、別のことを考えてたことを怒ったのかもしれない。
かわいっ♪
493 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 14:39
ごめんの気持ちを込めて。
顔中にキスを落とした。

汗ばんだおでこに。
濡れる睫に。
ピンク色の頬にも。
てかっとしてる鼻のアタマに。
そして、くちびるに「チュ」って軽く落とすと、中の指がきゅうって
締まった。

ヌルヌルの粘膜がアタシを包み込む。
キューキュって何度も・・。

「もうこんなにしてから、・・アンタ、ホンマにしてたんか!」

溢れ出るものは止まることをしらないらしい。
ソファの上は、とんでもないことになっていた。
もう、どうすんの、これ〜!!

苦笑交じりのアタシの声に、腕の中のコは小さく首を振った。

「・・・・ダメだったよ。・・」
494 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 14:47
「・・ヤグチじゃだめみたい、裕子じゃなきゃ、ひとりじゃ、気持ちく
なれなかった・・・」

途切れ途切れのその声が、アタシの中を熱くする。
目頭から込み上げてくるものを感じて、慌ててこらえた。
「ピン!」とアソコを弾くと、ジュルって溢れ出る蜜。
出したばかりのものはとても熱くて、アタシのココロまで温めた。

ブランと投げ出してた手を取って、口の中に含む。
一本一本、愛しむように。
「きょとん」としながら、見上げてくる彼女に微笑みかけながら。
そうして、十分濡らした指と、中から引き抜いた指を絡める、と。

「・・・えっ・・」

その戸惑いのような声は、2本の指を飲み込んでから聞こえてきた。
495 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 14:54
だらしなく開きっぱなしの脚の間になんなく入り込む、アタシとヤグチの
人差し指。
矢口が、それに気づいて、慌てたように首を振った。

「・・どうした、初めてか?・・・あったかいやろ、自分のなかは・・?」
「・・やあぁ・・やぁぁ・・怖いよぉぉ・・・」

込み上げてきた涙を舌で受け取って。
ゆっくりと、内壁を擦るようにまさぐった。
迷路みたいに入り組んだそこを。
節を作って、くねりながら、ヤグチのいい場所をいっしょに探す。

ふと、痛そうな、辛そうな表情が変わった。

「・・・・っ、・・あっ・・」

そう、声をあげたトコロに、にんまりする。
496 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 15:03
「・・あっ、・・やっ・・・」

すぐに逃げようとする指先を上から押さえつけてグリグリした。
慌てている顔を見つめながら、ポロポロと零れ落ちる涙を啜る。

「・・そうやよ。ここが、アンタの一番ええとこや。ちゃんと、覚えとき!」

ピンク色の耳たぶを、あぐぅと、食みながら。
囁いたアタシの言葉に、彼女は矯声をあげるだけ・・。

「・・んやっ、・・やっ、も、ダメ・・ダメぇ・・ゆ、ゆうちゃ・・」
「うん、ええよ。イキな、ゆうちゃんも一緒に触っててあげるからっ・・」

焦らしは、もうおしまいにしてあげる。
今日は、いっぱいカワイイ矢口見れたから。
もう、十分や。
ま、オカズを堪能できたなんていうたら、激怒されるからいわへん
けどぉ。(苦笑)

でも、それよりもなによりも、早く彼女を楽にしてあげたかった。
497 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 15:13
2本の指を上下しながら、無防備に晒されてた乳首を口に含んだ。

「・・はっんっ、ダ、ダメぇ・・んもっ、ゆぅっ―――――――!!!」

大きく背中を震わせて。
アタシの名前を叫びながら、ちいさな身体はグッタリとソファの上に
大の字になった。

「・・・あいしてるよ。」

聞こえてるか判らないけど。
熱い唇に、軽く重ねて。
汗でしっとり濡れた身体を、抱きしめる。

「・・あいしてるで、やぐちぃ。・・」

痙攣した太ももの間から。
そっと抜き取った2本の指は、ホカホカと湯気が立っていた――。
498 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 15:44
**********

「ん〜〜あっ・・・」

なんだか、久しぶりにぐっすり眠れた気がする。
まだ、くっつきたがってる目蓋を無理矢理離れさせると、頬を歪ませ
ていたものの正体に苦笑するんだ。

ふにゅ。ふにゅ。

「なんだよぉ、自分だって、人のこと言えないじゃんかっ!!」

いっつも、矢口のちっちゃい呼ばわりするけど。
裕ちゃんのだって、さほど大きいわけじゃない。

でも、張りのあるキレイな形してるけど。
うわっ、白すぎじゃねぇ〜・・。
ピンクだよ、ココ。や〜ん、かわいいー。♪

もう一度、顔を寄せて、その呼吸の音を確かめた。
うん。よしよし、ちゃんと生きてるね。

あぁ、や〜らかいなぁ〜・・すべっすべだぁー♪♪
499 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 15:51
コネコネ。コネコネ。

その肌理細やかな肌の感触を愉しみながら、ふと、見上げた彼女の顔は
さっきの人とは思えないくらい穏やかな顔して眠っていた。

オイラはいつのまにか、寝室に運ばれていた。
あれから、どうしたのか覚えていない。
あんなにグチャグチャだった、顔も身体も、すっかりキレイにされていて。

夢だったのかなぁ〜ってな〜んて思っちゃいそうになるけど。
そうじゃないのは、判ってる。
見えないところにだけ残された、赤い痣。
体の奥には、まだ裕ちゃん熱を感じるよ。

・・・ったくぅ!!
幸せそうに寝こけちゃってさ!
気絶するまで、するなよ、バカっ!!
500 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 15:57
オイラは知っている。

ウチらの頼もしいリーダーで。
海賊で言ったらキャプテンだった裕ちゃん。
みんなが、裕ちゃんに頼っていた。
大人数をまとめて、いつも颯爽とリーダーシップを取ってた彼女。

でも、ホントウは違うんだって、オイラだけは知っていた。
501 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 21:31
コンサート前になると、必ず矢口と手を繋ごうとしたゆうちゃん。
どこにいても、纏わり着いてきて。
うれしそうに、手をブンブンさせながら・・。
きっと、メンバーやスタッフさんには、「矢口を引率してるリーダー」
って、思われてたと思うけど。
ホントは、違うんだ・・。

ブルブルと震えてたのは、実は裕ちゃんのほうで。
矢口の手を取りながら、縋っていたんだよね・・?

『・・・やぐちぃ・・やぐちぃ・・・・』

ホントは、めちゃくちゃ緊張しぃで、小心者なの・・。
だからオイラは、その汗ばんだ手を握り締めながら、“だいじょうぶ、だいじょうぶ
だからね”って、ずっと、励ましてあげてたんだ。

みんなに話さなかったのは、矢口だけが判ってあげればいいと思ったから。
うんん、・・違うや。
きっと、独占しときたかったんだ。そんな、ゆうちゃんを。
502 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 21:37
さっきの泣き顔が浮かんできて、また胸がキューってなった。
舞台の上で、誰よりも輝いてた、ゆうちゃん。
一人立ちして、遠い人になっちゃったみたいに感じてたけど。
もうゆうちゃんには、矢口はいらないんだって淋しくなっちゃってたけど。

まだ、矢口を求めていてくれてたんだね。
うれしかったんだよ、矢口・・。
裕ちゃんのココロの中にちゃんといれることが判って、うれしかったの。

だから、いつでも弱音吐いてくれちゃっていいんだ。
そのときは、ちゃんとオイラが、受け止めてあげるんだから。

ねぇ、ゆうちゃん・・ゆうちゃん、あのねぇ・・・。

「・・・好きっ、ねぇ、好きだよ。・・好きなんだよ・・・」
503 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 21:45
いつもは、こんなことあんまり言えないけど。
彼女が眠ってる今だけは、素直にならせてよ・・。
オイラは、上下する胸に向かって囁きかける。

「・・好き、好き、好きぃ・・あ〜もう、ホント大好き。・・好きだよ裕子・・」

なんでこんなに好きなのかなぁ・・。
こんな気持ち、初めてなんだよ。
今までしてきた恋とは、ぜんぜん違うの。
離れてるのがこんなに辛くて、裕ちゃんのこと考えてるだけで胸が
シクシクしてきちゃう。
だから、ずっとこの腕の中にくるまってたいって思っちゃうんだ。

帰りたくないよぉ・・。
日が傾くと、いつもこんな気持ちになる。
時間が、止まっちゃえばいいのにぃ・・・。
504 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 21:54
腕に絡みつきながら、胸に頬擦りしていると。
その下のほうで、腹筋がプルプルしてるのに、気づいた。

・・・・・・・・。

「・・プッ。・・くはははっ・・・・」
「・・っ・・ゲ!・・なっ、な、なん、起きてたのかよぅ!!」

回された手が、頭の上をポンポンする。
真っ赤なった顔を見られたくなくて、慌てて髪の毛で隠した。
え、もう、ウソでしょー!
恥ずかしいよ、聞かれてたのかよぉ。


「あー、可愛いなぁ。・・我慢できなかった。あ、でもそうゆうのは
起きてるときに言うてくれたらええのにぃ・・・・」
「・・・う、うっさい、アホっ!・・寝たふりなんかしてんなよな!」

さっそくの反抗は、彼女の笑いを誘うだけ。

「ん〜寝たふりちゃうしぃ。・・ちゅーか、そんなに胸モミモミされて
たら誰でも起きるちゅーのぉ!!」
「・・あ・・ぅ・・」
「そーか、そーか、矢口はそんなに裕ちゃん好きか・・?」

好きだよ、悪いか!
からかうような口調に、言葉がでない。
505 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 22:06

そうして、あ〜だこ〜だ色々突っ込まれていると、「くしゅ」って、
くしゃみがでた。
ほとんど、マッパだったから・・。

乗っかってたアタマが枕の上に下ろされて、そのまま腕も解かれちゃう。
彼女の体温が消えると、途端に肌寒くなった。
ふと、見上げた窓の外は、オレンジ色に変わってた。

「ほれ!・・風邪引くでっ!!」

投げられたパジャマに強張ってた顔も、一瞬にして緩んじゃった。
だって、・・これ。
黄色いプーさん柄のこのパジャマは、一緒にディズニーランドに行った
ときに買ったお揃いのもの。
「これだけは、絶対いややぁ〜!!」
必死で抵抗する彼女に、無理矢理買わせて・・。
でもそれも今じゃ、自分から選ぶようになったんだもんねぇ・・。
506 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 22:14
後ろを向きながら、同じパジャマに袖を通してる裕ちゃんに、ぎゅうぅ
って、しがみつきたくなっちゃった。

ぷくくく。
かわいいけどぉ。
ん〜・・でも、やっぱ、あんまり似合ってな〜い!

矢口も笑いを堪えて、袖を通す。
あ、でも、・・今日は、一日中パジャマでいたってことだよねぇ。
久しぶりにデートも、したかったのにぃ。
観たい映画も、おいしいご飯も食べに行きたかったのにさ。

もう!
裕ちゃんといると、ホ〜ント、不健全極まりないよっ!!!

「・・ハァ・・お腹すいたなぁ・・・」

呟く声に、「ぐぅ」・・お腹の虫が先に、返事してた。
507 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 22:21
----------------
あぁ、もう、信じらんないよぉっ。
こ〜んなとこで、あんなことしてたなんてぇ・・。
もう、思い出しちゃうじゃんか!

いつのまに掃除したのか、リビングはキレイにされていたんだ。
あのソファには、すでに真新しいカバーが掛けられて。
後ろのほうでは、乾燥機がガラゴロンと騒音を立てていた。
途端に所帯じみた空間に、あのときのことは、どこにも感じられないけど。
でも、矢口の顔は、赤くなるばっかり・・。

「・・・・ハァ・・てか、な〜に、泣いてんだよぉ!!」
508 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 22:29
「・・ひくっ、・・っ・・だっ・・だって、な・・・・」
「あーっ、もういいよっ!オイラがそっちやるぅ。裕子は、これして!」

玉葱剥くくらいで、泣くなバカ!
もう、今のオイラには弱いんだよぉ、その涙は・・。
あーもう、またドキドキしてきちゃったじゃんか。
これじゃぁ、・・オイラがバカだよ!

「・・・・・んで、裕子ちゃんは、観察日記でも付けてるのかなぁ〜?」

根っこの生えたじゃがいもと、格闘真っ最中の彼女に、冷ややかに
投げかけると。
可愛い口元が、ふにゃんってなった。

このじゃがいもは、だいぶ前に、肉じゃがを作ってあげたときのものだ。
こんなになるまで、ほっとくなっ!

あーでも、それだけ逢えてないってことだよね・・。
そう考えたら、また切なくなってきちゃった・・・・。
509 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 22:34
「ところで、なに作るん・・?」

溢れそうになった涙は、玉葱のせいにして。
アタシは、ニッコリと彼女を見上げた。
本当は、もっと手の込んだものを作ってあげたかったのに。
言わないと食わない野菜嫌いに、いっぱい栄養つけたかった。

でも、食べに行くどころか、買い物に行く気力さえなかったんだ。
だからしかたなく・・。

「カレーでいいかな?・・肉ナシだけどね。・・あっ、今ならシチュー
にも変更可能だけど・・?」
「・・うんん。・・カレーでええよ。矢口のカレーはおいしいもんっ♪」

あー、もう!
絶対、この笑顔に、騙されてるってぇ!!
510 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 22:41
-------------------
スポンジをパフパフさせながら、丸いお皿の上を何度も旋回する。
ハァ・・この時間が一番嫌いぃ。

だって、これが終わったら帰らなくちゃいけなくなっちゃうから。
それも、いままでだったら、帰っても、明日必ず会えていた。
でも今は、いつ逢えるかもわかんない。
約束さえ出来ない状態。
今度会うときは、じゃがいもが腐る頃になっちゃうのかなぁ・・。

鍋底をゴシゴシしていると。

「・・・・やぐちぃ?」

持ってたタワシが、シンクに転がった。
511 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 22:51
ぎゅっと目を瞑る。

『送ってく』『また、おいでや』『気をつけて帰り』

やだやだやだぁ!
どれも聞きたくないよぉ。・・やだよ、まだ帰りたくない。
今日はずっと一緒だったから、余計に寂しいの・・。

後ろから抱きしめられて、尖った顎が横にきた。
肩に重みを感じて、ふわんと甘い香りに胸がきゅんってなるんだ。

「・・・なぁ、やぐちぃ・・」
「・・・ん?」

少し、くぐもった声がでた。

「・・あ、・・あの、あのな、あー、・・その、あの・・・・・」

めずらしくしどろもどろな感じに、オイラは身体を強張らせたまま
次の言葉を待った。

「・・・・矢口さ、あの・・・・・・今日は、帰らんで?」
「・・っ・・えっ!?」
512 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 22:58
それは、思いもしなかった科白だった。
驚きながらも窺うように見上げた彼女の横顔は、少しだけピンク色に
染まっていた。

「・・えっ、なんで?・・ど、どうしたのゆうちゃ・・?」
「・・・やなんよ!もう帰したくないの、アンタを見送るのはいややの。
・・なぁ、お願いや、ここにいてよ矢口ぃぃ。・・一ヶ月、いや、
2週間、舞台終わるまででええからっ、ここで一緒に暮らしてくれへん?」
「・・・・・・・・。」

くるんと振り向いて、泣きそうな顔で縋ってる裕ちゃんの頬を両手で
挟んだ。・・・冷たかったのか、少しだけピクンってして・・。
でもすぐに、おいらの手の上に暖かい手を重ねてくる。

「・・・ねぇ、ゆうちゃん?」
「・・・ん〜?」
「ゆうちゃん、矢口いないと、さみしいの?」
「・・さみしいぃ・・」
513 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 23:08
その声に、アタシの答えは決まった・・。
てか、もともとその言葉を待っていたんかもしれないけどね。

でも、ホントにホントにいいの?
ずーっと、いていいの?
今更、ウソやって言ったって、矢口、帰らないからね!

返事を渋ってると思ったのか、裕子は、饒舌に続けるんだ。

「なぁ、ウチにおったら毎日“いってらっしゃい”言えて、帰ってきた
ら“おかえりなさい”言えんねんでぇ?・・矢口そうやって出迎える
のが夢やってゆうてたやないのぉ・・・。」

プッ。
可愛い言い回しに、おかしくなっちゃう。
だからオイラも、わざと続ける。

「もー、なんだよそれぇ!・・ふ〜ん、んじゃ、朝は“おはよう”って
言えて、寝る前も“おやすみ”って言えちゃうんだぁ?」
「せや、せやで。毎日、“おはようのチュウ”出来て、“おやすみの
チュウ”もできんねん。」

な、すごいやろ?
って得意そうに話す彼女に、オイラの口元はドンドン緩んじゃった。
514 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 23:15

「あはははっ、もう、ば〜かっ!」

矢口が笑ったのを見て、ホッとしたような顔してる。

「あっ、そうやん。アンタ、ゆうちゃんがチュウされてるの見んの
イヤやってゆうてたやないの・・そしたら、毎日、取り返し〜や!」
「・・・ハァ〜ん?」

なんだよ、それは!

「・・矢口は、アタシが他のやつにチュウされっぱなしでもええの?」
「・・・・ヤダ。」

いやだよ。
だって、この唇は、矢口のものだから。
かかとを上げて、まだ何かを言おうとする彼女の唇を、塞いだ。
やわらかい二つが、ぐにゅんって歪む。
515 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 23:23
ねぇ、裕ちゃん。

矢口ねぇ、まだ、アナタに言ってないことがあるんだ。
昨日のキスシーン観ながら、嫉妬したけど、でもやぐち、本当は少しだけ
見惚れちゃっていたんだよ・・。
大きな腕の中で、ちいさくなってるアナタを見て。
ゆうちゃんが、可愛い女の子に見えたんだ。
悔しかったから言わなかったけどさ・・だってそんなの、矢口には無理
だから・・。
こうして、背伸びするのが、精一杯だもんっ。

「・・んっ。」
「・・んんっ!!」

でも、今、チュウしてみて、これでいいんだって思ったよ。
少しカレー風味のこの味のほうが、ウチらには合ってると思わない?
・・・ニンニク入れすぎちゃったのは、失敗だったけどねぇ〜。(苦笑)
516 名前:休日はパジャマのままで・・・・ 投稿日:2003/11/29(土) 23:34
「んじゃ、決まりやな?」

唇を離されて、背中をポンポンする。
どういう顔していいのか、判んなくて、そのまま胸に埋めた。

もう!
そんなに簡単に決めちゃって・・。
事務所にも、メンバーにも。
いや、それよりもなによりも、ウチのお父さんになんて説明する気なんだ
よぅ!

んでも、それも彼女に任せていれば、だいじょうぶだなって思った。
きっとこの人が、悪知恵をい〜っぱい働かせて、考えてくれるだろう
から・・。

「・・ったくしょうがねぇ〜な!矢口がいないとダメなんだからっ!」

あの冷たくなったお布団に、一人で眠るのは可哀想だから。
今日は、いっしょに寝てあげるよ。
毎日、矢口がガンバレをこめて「いってらっしゃい」してあげる。

あーでも、このまま帰れなくなったら、どーしてくれんだよっ!
それは、たぶん、おんなじ想い。

包まれた彼女の胸の上で、大きいプーさんが笑ってた。

                  
                    ―END―
517 名前:kai 投稿日:2003/11/29(土) 23:41
書き始めたのが夏の終わりで、終わった日はこんなに寒くなっていて。
当初は、こんなに長くするつもりは、ありませんでした。
無駄に長くなってしまって、ちゃんと繋がってんのかどうか・・。(汗)

いま、書き終えて一番に思うことは、「フットルース」は観たかった。
客席でキスシーンを見ながら、やきもきする矢口の気持ちを味わい
たかったです・・。(笑)

はい、やっと完結できました。
最後まで、読んでくれた人、ホントに感謝です。(ペコ)
518 名前:kai 投稿日:2003/11/29(土) 23:50
以前、少し言ってた“岡女”のはなし。
そろそろ、始動させたいな〜とか、思ってます。
いや、思ったほどは進んでいないんですけどねぇ・・。(汗)

どこでやろうかなと、ずっと考えていて。
好きな色の“青”とかでいいかなとか。(←そんなんで決めていいの?

めずらしくシリアス路線で、でもエロチックな感じの(←またかい
もしよろしければ、そちらもチェックしていただけたら、うれしいです。

それからこの板も、また落っこちないように注意しつつ、これからも、
がんばって続けていきたいと思ってまーす。(笑)
でも、今度はぜったい、短編で!!
519 名前:マコト 投稿日:2003/11/29(土) 23:54
完結お疲れ様です!今日もリアルタイムです!
最後はあんな風になってしまうとは思わなかったんで、
良かったです!(←ネタバレ防止?)

今回のはほんとに長くて自分的にはめっさ満足なんすけど、
書いてた方は大変だったでしょうに…マジでお疲れ様でしたm(_ _)m
自分も「フットルース」見たかったです。

ではではこれからも新しい話が思いついたらどんどん書いてってください!
応援してます!
520 名前:173 投稿日:2003/11/30(日) 00:09
完結おめっと〜ございます!!
で、完結してすぐなのに、予告つき♪
しかも、この板もまだ継続とのことで♪
どこまでもついて行きやすので!
頑張ってください〜!
521 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/30(日) 00:28
脱稿お疲れ様でした。
甘えったの姐さんが可愛かったり、尽くす矢口さんが微笑ましかったり
いい具合に切ない部分も混ぜ合わせて面白かったです。
次回作も楽しみにしてます。

読んでてフットルース見てるものだと思ってましたが、見てなかったんですねw
522 名前:ゆちぃ 投稿日:2003/12/01(月) 01:24
完結したんですね。おつかれさまでした〜。
なんで、裕ちゃんはこんなにかわいいんでしょう…。
不思議だぁ〜(w。
次回作の予告もあって、ここにも短編があがるらしいので、
いつも通り、ニコニコしながら次も待ってますvvv
本当におつかれさまでした。
523 名前:ミニマム。 投稿日:2003/12/01(月) 02:05
おぉぉ!完結ご苦労さまです。
最後…素敵な締めくくり (>_<)
幸せ満開、矢中に乾杯<因みに本日は中澤さんアクス会に乾杯
作者殿 次回、何処かでお会いできるのを夢見ております。
  <勝手ながら新天地、告知こう

あぁ「締めがこうくるとは予想外」いいねぇ〜  

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