美貴亜弥優幸物語
- 1 名前:pawa 投稿日:2003年08月01日(金)15時11分37秒
- はじめまして。この物語のさくしゃのpawaです。
ぜひこの物語をたのしんでください。
- 2 名前:つみ 投稿日:2003年08月01日(金)16時54分55秒
- 来い!!
- 3 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月02日(土)20時50分33秒
- なんとなくだけど、スレ立てたならすぐ更新したほうが良いと思われます。
楽しみにしているので頑張って下さい
- 4 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月03日(日)21時18分58秒
- 遅くても明日には更新してください。
- 5 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月03日(日)23時15分47秒
- >>4
はじめてみたこんなレス(笑
いい、おもろい。
- 6 名前:pawa 投稿日:2003年08月04日(月)09時34分45秒
- ある夏の朝。俺、秋元優(あきもとゆう)と同居している山本幸(やまもとたつ)は目覚めの悪い朝を迎えた。
「亜弥ちゃんがわがまま言うから悪いんでしょ!」
「そうゆう美貴タンだって無理して意地張って作って失敗するからわるいんじゃんよ〜。」
それはまたまた同居してる2人、松浦亜弥(まつうらあや)と、藤本美貴(ふじもとみき)のせいだった。
- 7 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月04日(月)22時03分01秒
- …え?1レスだけですか?
いや、一応更新したってことにはなると思いますけど。
作者さんが何をしたいのかいまいち掴みかねます(w
- 8 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月04日(月)23時51分05秒
- これじゃ楽しめない
- 9 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月05日(火)00時59分45秒
- いや面白い。4人で同棲かよ!
- 10 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月05日(火)09時58分11秒
- どうせ放置だろ
- 11 名前:pawa 投稿日:2003年08月05日(火)11時59分06秒
- ちなみに、なぜこの4人が同棲してるのかというとこの4人は遠い親戚で、4人の親が全員芸能人なのである。
なんせ親の仕事が忙しいので、子供についていてあげられないし、この4人はすごく仲がいいので同棲することになったのだ。
じゃあ話に戻ろう。
自分「朝からなんなんだよ!うるさいから静かにしろ!!」
俺がこう叫ぶと2人はだまってこっちを向いた。
亜弥「だって美貴タンが目玉焼焦がすのが悪いんだよ!卵3つも使ったんだよ!もったいないじゃん!」
美貴「亜弥ちゃんがわがまま言うから作ってあげたんじゃない!何よ!」
すると、また2人はけんかをはじめてしまった。
自分「2人ともやめろよ!のんきにテレビなんか見てないで幸も止めてくれよ!」
幸「ほっとけほっとけ。またすぐ仲直りするって。それより準備準備。」
といって部屋に行ってしまった。まぁほっとくか。と思った俺も修業式の準備に部屋に行った。
- 12 名前:pawa 投稿日:2003年08月05日(火)12時00分43秒
- すいませんでした。なんせ色々いそがしいもんで。
更新が遅くなるかもしれませんがたのしんでください。
- 13 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月05日(火)19時36分57秒
- ゆっくりやるなら落ちててくれ
- 14 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月05日(火)20時55分24秒
- 駄…かんべんして
- 15 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月08日(金)01時32分04秒
- >>俺も修業式の準備に部屋に行った。
すげぇ…この作者すげぇ電波がバリバリだ!!
- 16 名前:pawa 投稿日:2003年08月08日(金)11時59分24秒
- 俺らが学校へ行く準備ができてもけんかは続いていた。
自分「おめぇーら!遅刻するぞ!」
2人「「うるさい!!]]
全くこいつらは・・・。ため息をついていると、幸が言った。
幸「ほっとけほっとけ。どーせ学校には来るだろ。それより俺らが遅刻するぞ!」
時計を見ると8時半を回っていた。
自分「やべぇー!遅刻だぁー!おい、もう8時半だぞ!」
俺がそう叫ぶと2人は我に帰った。
2人「「ヤバイ!遅刻〜!」」
美貴「亜弥ちゃん。さっきはごめんね。」
亜弥「ごめんね。美貴タン。」
と言い、もう仲直りしたらしい。
男2人「早!!!!!」
8時35分。4人は仲良く学校へ走っていった。
- 17 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月08日(金)18時40分01秒
- がんがらんでええよ。みてるほうがつらくなってくるから。>作者
- 18 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月17日(日)21時54分51秒
- 誰か続きを・・。ここの作者はバカだ
- 19 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月17日(日)22時47分14秒
- ageなくていいよ
- 20 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月18日(月)21時39分10秒
- てか、『愛ちゃんといっしょ』と同じ作者じゃねーの。
すごい駄文なとこが似てる。w
- 21 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/07(金) 05:41
- 折角スレ立てたのに勿体ないですね。作者さん意思表示だけでもお願いします。
- 22 名前:pawa 投稿日:2003/11/13(木) 21:08
- どうでもいい。誰かやれ
- 23 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/13(木) 21:48
- ochire
- 24 名前:エンフコ〜 投稿日:2003/11/27(木) 17:11
- すッすッすッす素晴らしい作品だ〜〜
- 25 名前:エンフコ〜 投稿日:2003/11/27(木) 17:11
- なんてね。けっけっけカス以下の駄文だな。
- 26 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/27(木) 21:29
- 荒らし行為は見てて気分悪いんでやめて下さい。
といってもやめないでしょうね。
とりあえずはあげるのだけでもやめて下さい。
- 27 名前:名無しさん 投稿日:2003/11/27(木) 22:04
- ochi
- 28 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/27(木) 23:06
- 何か可哀想なんで、場違いかもしれませんが勝手に短篇を。
スレ削除依頼が出るならそれもよし。
吉飯で一つ。
- 29 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/27(木) 23:11
-
夜中、部屋の中に漂う甘い匂いで目が覚めた。
―――また、来たのか。
ベッドから抜け出して匂いの発生源へ近づくと、鼻に感じる匂いが濃くなった。
勝手に入ってきて挨拶もなしに出て行くこの花置き人はあたしのよく知る人物。
あたしから花のお礼は、この匂いを伝える抱擁。
- 30 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/27(木) 23:17
-
一番最初は同じように花を贈り返したんだけど、何の花か吉澤には分かったのだろうか。
ちゃんと、お揃いで夜に咲く花を贈ったんだけど。
そんなことを考えていたら、吉澤の顔を見たくなった。
疲れて熟睡してたあたしを起こさないように、声もかけずに出て行った吉澤がほんの少し恨めしい。
二人でゆっくりする時間が取れないから疲れも溜まる一方だってのに。
―――決めた。
顔見るついでに、文句言ってやろ。
「どうしたんですか? なんか、あったんですか?」
「キスの一つくらい残してけ。ばか」
思いっきり赤くなる吉澤の肩越しに、あたしのあげた月下美人が咲いていた。
- 31 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/27(木) 23:22
- end.
作者さんごめんなさい。スレ汚し失礼しました・・・。続きがあるなら更新頑張ってください。
てか、自分seekは投稿初なんですよね。感覚がもうちょい(w
最後の吉と飯の会話のとこ、場面転換がもうちょい分かりやすくないといかんなぁ。
はあ・・・がんばろ。
- 32 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/23(火) 17:33
- >>28-31
なかなかいいんでないの?
おもろかたでつ。
- 33 名前:28−31 投稿日:2003/12/27(土) 23:36
- >>32
ありがとーです。
今度やる時は自分でスレ立てるかも。
seekでやるかわからんけど。
- 34 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/22(木) 00:28
-
それはある晴れた日
たまに取れた貴重な休みに何故か美貴は亜弥ちゃんに
呼び出されて、挙句特に何もせずこうしてテレビなんかを
見てるわけだが・・・・
「ねぇ亜弥ちゃん・・・」
「この人ね、この間番組一緒だったんだけどね、
こんなおもしろいこと言ってんのに素は結構
大人しいんだよ。人って案外見かけによらないよね。」
「ねぇ亜弥ちゃん・・・・」
「っていうかぁ〜実はその隣の人に携帯の番号聞かれてぇ〜
勿論お断わりしたんだけど。だってもうありえない位年離れてる
じゃん?」
「ねぇ松浦さん・・・・」
「そんでね」
「・・・・」
- 35 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/22(木) 00:29
-
いいよいいよ。好きなだけ喋りなよ
もう何で美貴が亜弥ちゃんの部屋に呼ばれたかなんて考えないから
美貴はふぅとため息を付いて一緒になってテレビを見る
ああ何かポカポカして気持ち良いかも
美貴って案外能天気なんだよね
- 36 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/22(木) 00:30
-
「あ、ちょっとおトイレ行ってくる。」
「ん」
パタパタと小走りに部屋を出て行った亜弥ちゃん
美貴はボーーーっとテレビの画面を見続ける
CMに切り替わってもボーーーーーっと
「おっ」
見慣れた。っていうかついさっきまで隣にいた女の子
が画面に現れた
ちょっと匂いのきついシャンプーのCM
実は今日始めて見る
おうおう赤いドレスなんか着ちゃって
おうおう今度は着物かよ
美貴はどっちっかってぇと赤いドレスの方が好きかな
あぁでもほんと可愛いなぁこの子
もし美貴が芸能人じゃなくて普通の人でミカンなんか食べながら
このCM見ててもきっと『この子可愛いな流石アイドル』
なんて思っちゅうんだろうねぇ
- 37 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/22(木) 00:31
-
「ぐぇっ」
そんな思考回路が否応無しに中断されたのは
突然背中に息苦しさを感じたから
何何何ぃ〜?美貴ってば悪霊にでも取り付かれてる?
「今あたしに見惚れてたでしょ?」
ある意味悪霊かも
「亜弥ちゃん重い」
「正直に言いなさい」
「何か不思議」
「何が?」
美貴は背中に張りついている悪霊。もとい亜弥ちゃん
をそのままに、う〜んとうなる
- 38 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/22(木) 00:31
-
「休みの日にわざわざ呼び出して美貴の自由を束縛する亜弥ちゃん。
シャンプーやら紅茶やら色んなCMに引っ張りダコなスーパーアイドル
な松浦亜弥。通称あやや。この二人は同一人物なのでしょうか?」
亜弥ちゃんは美貴の首からブラ〜ンと伸ばした腕を
そのままぎゅっと美貴の首にからめる
「そうですよぉ〜どっちもスーパーアイドル松浦ぁあややですよぉ〜」
きっと亜弥ちゃんが猫ならこれ以上無い位その喉を鳴らしただろう
「そうですか」
「そうです♪」
「何か不思議」
「不思議なことは無いのですにょ」
にょ?まぁとにかくいつまでも背中に張りついてないで
離れて欲しい。なんか無償に顔が見たい
美貴はその巻き付いてる両手に自分の手を重ねて
引き離そうとする。だけど離れない
- 39 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/22(木) 00:32
-
「ん〜美貴たんの匂い最高。大好き」
「美貴別に香水とか付けて無いよ」
「ん。でも好き」
「ありがとう」
「どういたしまして」
素直にお礼なんぞ言ってみる
素直に返事なんぞが返ってくる
「美貴たんの匂いはまさに奇跡の香り!」
巻かれた腕が離された
美貴は後ろを振り返る。そこにはニヤニヤしている亜弥ちゃん
- 40 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/22(木) 00:32
-
「ちゅーしてよい?」
「うん」
いつもは嫌がるけど何だか今日は素直に頷いてしまった
さっき見たCMの所為かもしれない
おでこにでもされるのかと思いきや唇にされた
「スーパーアイドルでも美貴たんの目の前にいる松浦亜弥も
いつも考えてることは同じなのです」
なんだか予想がついてしまった
- 41 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/22(木) 00:33
-
「国民的アイドルモーニング娘。メンバーの藤本美貴さんが
大好きなんです。愛しちゃってるわけですよ」
今度は美貴からちゅーをした。
それはある晴れた日
いつもと同じ休日
- 42 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/22(木) 00:35
- スレが勿体無いので・・・ごめんなさい
- 43 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/25(日) 03:07
-
とりあえず美貴ってさっ、アイドルなわけよ
道とか歩いてたら
『モーニング娘。の藤本美貴さんですよね?』
とか言われちゃってサインなんか頼まれるわけよ
例え娘。を卒業しちゃっても女優とかアナウンサーとか
とにかくこの世界には残る気まんまんなわけよ。
- 44 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/25(日) 03:13
-
んでも結婚とかはしたい。当たり前だよね
だって長い人生一人じゃ寂しいじゃん?
愛する人の子供を産んで、育てて
おばあちゃんになって縁側で猫を抱いて
ああ、美貴の人生すんばらすぃ〜
「美貴たん?」
すんばらすぃ〜
「ちょっと、美貴たんってば。」
・・・・
少し暗い夢見たっていいじゃん
見せてくれたっていいじゃん
- 45 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/25(日) 03:20
-
ああ、間違えた。少し『暗い』じゃなかった
訂正訂正っと・・・少し『位』・・・・
「たぁぁ〜〜〜〜〜ん!!」
聞こえてるからそんな顔近づけないでよ亜弥ちゃん
「たん。ちゃんとあたしの顔見てよ。お話聞いてよ。」
はいはいお姫様。仰せの通りに
「折角久しぶりに二人きりなのに・・・・」
「毎日電話してんじゃん。」
「たんはあたしの声だけで満足?この可愛い顔とか見なくても平気なの?」
うるうるうるうるな亜弥ちゃん
- 46 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/25(日) 03:27
-
平気じゃ無いからこんな妄想してんじゃん
そっちの方が楽だったなって
男と女ならフォーカスとかされてもありがちでOKだなって
「もうあたしのことどうでもよくなっちゃった?」
どうでも良かったらこんな疲れてんのに君んとこには来ないよ
「あたし何か悪いことした?」
そのあまりに可愛らしい態度が悪い
「亜弥ちゃん・・・・」
「くぅっ・・・」
ちっ。泣きやがって
- 47 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/25(日) 03:32
-
「亜弥ちゃんのこと好き過ぎていかれちゃってる自分が恐い。」
「ん・・・えっ?」
「亜弥ちゃんのことしか考えられなくい自分が嫌。」
人をこんなにも好きになるってこの先絶対ない
それがどれだけの苦痛になるか
「好き」
夢も希望も掻き捨てるほど
「松浦亜弥が好き。美貴だけのものになって。ずっと。」
美貴は亜弥ちゃんにキスをする
- 48 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/25(日) 03:32
- おわり
- 49 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/25(日) 17:53
- 偶然発見。
(・∀・)イイ!!っす。
- 50 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/26(月) 11:36
- 同じく偶然発見!
あやみき最高〜
- 51 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/27(火) 02:04
-
美貴たんはさっ。いつも他の人に抱き付くし
デレデレするし。前はさっ。硬派って感じで
その目つきの悪さで皆から恐がられて嫌煙されて
でも美貴たんは凄く優しいって知ってたのはあたしだけだったのに
本当の素の美貴たんのことを大好きなのはあたしだけだったのに
何だか知らないうちに色んなとこで好かれまくりで
あたしは何だか凄く凄く寂しいんだよ?
- 52 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/27(火) 02:08
-
分かってる?知ってる?知るわけないよね・・・
ほら、今日もコンサートの最中に吉澤さんのおでこにちゅーしてるし
里田さんと熱い抱擁なんてしてるし
もう知らない。美貴たんなんて
もう知らない。あたしのこと放置してる美貴たんなんて
バァ〜〜〜〜〜〜カ
- 53 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/27(火) 02:18
-
あたしはあたしで美貴たんより好きな人探すもん
美貴たんみたいに浮気性じゃ無い人探すもん
いっぱいいるもん美貴たんよりカッコいい人
優しい人。浮気なんてしない人。あたしだけ見てくれてる人
そしてラブラブなあたしとその人を見て悔しがればいいんだ
寂しがればいいんだ。悲しくなればいいんだ
だけどね。そんな時に『亜弥ちゃん。良かったね彼氏出来たんだ』
って満面の笑みでホッといたように言われたら。
その場で泣いちゃうかもね
だって、好きな人にそんな風に言われんだよ?
あたしなんてただうっとうしくて適当にあしらってたって事でしょ?
- 54 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/27(火) 02:22
-
『あたしも亜弥ちゃんのこと好きなんでぇ〜』
『これからもラブラブで』
『亜弥ちゃん大好きだよ』
あれは全部メディア向けの発言で・・・
ってあれ?美貴たんより好きな人を作ったとしたら
そんなん考えなくても良いじゃんねぇ
何だ、じゃあいいじゃん。そんなん考えなくてもいいじゃん
「亜ぁ弥ちゃん。」
- 55 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/27(火) 02:31
-
今はね。顔も声も聞きたくないの
「もしかしてさっきので拗ねてる?」
あたしはこんなに苦しいのに美貴たんはそんな普通に
あたしの名前を呼ぶんだ。美貴たんなんて大嫌・・・
後ろから抱き付かれる
そんなことしないでよ。誰でも良いくせに。あたしなんて
どうだっていいくせに
「美貴はさぁ。やっぱり協調性って大切にしたいわけよ
やっぱコンサートだから気分を盛り上げたいわけよ
テンション上げるわけよだってそれが仕事でしょ?」
「離して」
「やだ。」
- 56 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/27(火) 02:40
-
「君。芸能人の『妻』ってのは忍耐が大事なんだよ?」
「え?」
「誰かと絡んでいても今はじっと待つのみ!待つのみ!」
この人いったい何者?
「でも好きな人はただ一人だから。自分の奥さんだけだから」
あたしの顎に手をかけると強引にキスをする
「訳、わかんないいし・・・」
それだけ言うのが精一杯
「愛してるよ。美貴の奥さん」
- 57 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/27(火) 02:47
-
こいつは最悪だと思った
この、スーパーアイドル松浦亜弥に向かって
悪びれもせずそんなことを言う人が他に居る?
「ねぇ亜弥ちゃんもう一回ちゅーして良い?
今度はディープなのしようよ」
やっぱりこいつは最悪
だけど素直に唇を少し開いた
あたしの『夫』は、やっぱり最悪・・・・
- 58 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/27(火) 02:47
-
おわり
- 59 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/27(火) 02:48
-
調子に乗ってまた載せてしまいました・・・反省
- 60 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/31(土) 02:18
-
『あ〜いあればぁ〜いっつぉ〜らぁ〜い〜』
愛があれば大丈夫!!
愛こそ全て!
LOVE IS ALL!!
って歌なんだよね・・・・
へぇ〜そんなんだぁ〜
- 61 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/31(土) 02:26
-
あたしは少し冷めた目で、目の前で歌う娘。さん達を見つめる
前向きな歌ですね。純情な歌なんですね
折角の久しぶりの一緒の歌番組の収録
なににあたしの愛してる人は他の人達とぺちゃくちゃ
あ、ちょっと顔近づきすぎなんじゃない?
あ、ちょっと何吉澤さんの手握ってるの?
あたしとは一回も目を合わせないくせに・・・
愛があるなら大丈夫?
あたしの愛はもぉ〜宇宙よりも壮大なのに
愛があっても全然大丈夫じゃないじゃん
- 62 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/31(土) 02:35
-
『君。芸能人の『妻』ってのは忍耐が大事なんだよ?』
この間美貴たんに言われた勝手な意見
忍耐なんて嫌だよ。我慢なんてしたくないよ
もしかしてあたしの愛の方が大きいから大丈夫じゃないのかな?
美貴たんはそんなにあたしのこと愛してないのかな?
『妻』とかって、美貴たんは他の人にもそんなこと言ってるのかもしれない
その他大勢の美貴様ファンとして・・・
やっぱりもう嫌だよ、こんなに苦しいのは
愛してる人には自分だけ見て欲しいのに
- 63 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/31(土) 02:41
-
だからバイバイ。このあなたを愛する気持ち
いくらでもいる美貴たんを好きな人とどうにかなりなよ
あたしはあたしだけを愛してくれる人を探すからさっ
今度は本気だからね
美貴たんあたしのこと甘く見過ぎ
自惚れすぎ
だからバイバイ
- 64 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/01(日) 01:56
-
- 65 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/01(日) 02:03
-
亜弥ちゃんはどうやら美貴を捨てたようだ
何度となく打ったメール。何度となくかけたコール
返って来ないメール。返ってこないコール
うん。君のその判断は正しい
番組収録が一緒でも合わされることの無い視線
うん。君の判断は正しい
美貴は誰にでも優しいからね
誰にでも抱き付くし、ちゅーするし
我ながら八方美人だと思うからね
君のこと愛してるとか言いながらね
- 66 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/01(日) 02:10
-
自分保守の為に日夜努力してるんだ
周りの人達とうまくやってけるように、
手順を踏んでるんだ
そんなんにうんざりすることもあるけど、
好きな人だけと一緒にいたいと願うけど、
美貴にも夢はある
このままこの世界に留まっていたいんだ
たくさんの人達に認識してもらたいんだ
好きな人を犠牲にしてまで
好きな人を無碍にしてまで
美貴は強欲の塊だね
そんな人間に愛想をつかすなんて当たり前だよね
亜弥ちゃん
- 67 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/01(日) 02:19
-
だけど毎日毎日泣いちゃうんだよ
これで良いんだって、思いながら泣いちゃうんだ
ごめんね。ごめんね
って謝りながら。涙が出るんだよ
美貴ってほんと馬鹿。ほんと未練がましい
ほんと未練がましい
亜弥ちゃんが大好き。好き過ぎて壊れそうなのに
毎晩携帯を握り締めながら床につくのに
- 68 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/01(日) 02:25
-
もうさよならなんだね
特別じゃあなくなるんだよね
友達にも戻れないんだよね
でも言いたかったな
亜弥ちゃんだけが美貴の本当を知ってるよって
亜弥ちゃんだけが美貴の好きな人なんだよって
これ以上ない位愛してるよっ、て
- 69 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/02(月) 22:02
-
- 70 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/02(月) 22:07
-
あれから何日も過ぎて、もう美貴から話しかけることも無く、電話
することも無く、笑いかけることも無く
いつも通りに一日が始まる。終わる
無難な毎日。仕事に追われる毎日
二つの心はバラバラになったまま
もう二度と、一つになることも無い
- 71 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/02(月) 22:07
-
美貴。死んじゃうかも・・・
- 72 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/02(月) 22:08
-
愛は死ぬんだなぁ〜。って思った
- 73 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/02(月) 22:12
-
美貴はテレビ局の屋上から空を見上げた
「死んじゃおっかなぁ〜」
キミ ガ 居無イ ナラ
「その方が楽かなぁ〜」
一生分 ノ 愛ヲ キミ ニ 捧ゲタ カラ
「天国に行けるかなぁ〜」
キミ ガ 居無イ ナラ 天国 ナンカジャ 無イ
- 74 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/02(月) 22:13
-
「美貴たんは地獄行きに決まってんじゃん」
- 75 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/02(月) 22:17
-
懐かしいその声。美貴の名前を呼ぶ、その甘い声
「そっかぁ〜、やっぱ美貴は地獄行きかぁ〜」
空に向かって話す
だから今亜弥ちゃんがどんな表情をしているのかは
美貴には分からない
「で、その理由は?」
- 76 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/02(月) 22:21
-
「あたしを悲しませた」
「ぷはっ」
思わず噴出した。笑いながら視線を亜弥ちゃんに向ける
無表情で美貴を睨んでいる
「マジ悲しんだ」
美貴の、愛しい愛しい愛しい人
「マジ怒った」
少しづつその表情が崩れていく
「マジ心配だった」
ポロリと一筋涙がこぼれる
- 77 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/02(月) 22:27
-
「最初はお仕置きのつもりだってんだけど
もしかしたら美貴たんは、あたしのことなんか」
美貴はゆっくりと亜弥ちゃんの方に歩く
「忘れて、離れて・・・・っ」
ボロボロ流れる涙を亜弥ちゃんはその両手で覆う
「どうしよ・・・・って・・・」
亜弥ちゃんの嗚咽が、美貴の心を抉る
- 78 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/02(月) 23:05
-
「だから確かめに来たの?」
答えもせず泣き続ける亜弥ちゃん
今すぐ抱き締めたい。でも美貴はしない。
そんな資格は無い。
「美貴ね。この仕事大好きなんだ。娘。も辞めたくないんだ。」
亜弥ちゃんの嗚咽が増す。
「メンバーの皆が好き」
「う・・・・ん」
美貴は自分を殺したくなった
- 79 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/02(月) 23:53
- 何気に楽しみ
- 80 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/04(水) 02:42
-
「だけどそんなん全部捨ててもいいと思ったんだ。
そんなん全部いらないからって。美貴って最低」
最低最低最低。もう頭がおかしくなりそうだ
「だから美貴なんて死んじゃった方がいいんだ」
「み・・・・き・・・たん?」
届かないなら。触れることが出来ないなら
「美貴なんて・・・・美貴なんて・・・・」
「や・・・だ・・・・ぁ・・・・」
温かい感触。溶けるような安心感
回された腕は、きつくきつく美貴の体を絞める
- 81 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/04(水) 02:49
-
「死んじゃ・・・・嫌だよぉ・・・・・」
「亜弥ちゃんが居ないなら、生きてる意味なんて無い」
心が死んじゃったんだ
心の無い人間になんて美貴はなりたく無い
「本当は・・・・分かってたんだよぉ・・・・美貴たんだって
大変だ・・・ってことぉ・・・・」
こんな風に亜弥ちゃんを泣かせて
苦しめて、悲しませて。悪いのは美貴。
「ごめんな・・・・さ・・・・い」
- 82 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/04(水) 02:53
-
「亜弥ちゃんは悪くないよ」
ねえ、抱き締めてもいい?
言ってもいい?
「愛してる。愛してる。愛してる」
アナタ ダケ ヲ
「愛してる。愛してる。愛してる」
コレ 以上無イ 位
- 83 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/04(水) 02:56
-
いつの間にか二つの涙は一つになっていた
美貴はやっぱり地獄に落ちるのかもしれない
こんな関係は、きっと間違えてる
でも、愛してる
- 84 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/21(土) 01:47
-
- 85 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/21(土) 01:56
-
「美貴たん。あたしはきっと独占欲が強すぎるんだ
こんなんじゃ駄目なんだって分かってる。」
美貴たんは頭を横に振る。そんな優しさが痛い
「今ならまだ間に合うよ。美貴たんが親友でいようって
言えばそうする。他の誰かと一緒でもヤキモチなんかやかないようにする」
「つっ・・・くっ」
美貴たんは嗚咽まじりに一度頭を振る
「あたしなんかに束縛されることは無」
最後まで言葉にすることは出来なかった
美貴たんのそれであたしの唇を閉ざされたから
- 86 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/21(土) 02:01
-
甘い息と、なめらかな舌があたしの口内を掻き回す
あたしも夢中でそれに応戦する
お互いの唾液が口元から滴り落ちる位
- 87 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/17(水) 02:03
-
「やっ・・・みき・・・・た」
あたしは弱弱しくその体を押し返そうとする
だけどその間にも絡んでくる生暖かい舌。
口内全部を舐め尽くそうとしているかのように
動く舌に逆らえない
嫌だよ。こんな中途半端な気持ちでこんなこと・・・
ちゃんと言ってよ。
「美貴たぁ・・・んぅ・・・」
- 88 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/17(水) 02:04
-
- 89 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/17(水) 02:08
- 美貴は夢中でその口内をかき混ぜる
亜弥ちゃんの唾液
匂い。温もり
だけど亜弥ちゃんがあまりにも美貴の体を押すので退く
一筋の糸が長くお互いの間に伸びた
- 90 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/19(金) 02:05
-
「たん・・・」
久しぶりに聞いた、彼女だけに許した呼び名
その瞳はまだ潤んでいて、美貴の情欲を掻き立てる
「ごめん・・・嫌だった?」
こんな風にしか亜弥ちゃんを奪えない自分に嫌気がさした
もっと大事にしたいのに、もっと二人で笑っていたいのに
言葉には出来なくて・・・
- 91 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/19(金) 02:11
-
「たん。あのね・・・」
ゆっくりと美貴の頬を撫でる亜弥ちゃん
「嫌なんかじゃ無いよ?好きな人とキスするのは嫌じゃないよ?
だからそんな悲しそうな顔でキスしないで」
そう言って亜弥ちゃんは美貴の唇に指を添える
「もう後戻り出来ないからね。覚悟出来る?」
そう言ってフワリと笑う
- 92 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/19(金) 02:18
-
美貴はもっと楽に人生を過ごしたかったなぁ
普通に。当たり前に。平凡に、
男の人好きだったら良かったなぁ
「あははは」
「何笑ってんだよ」
でも美貴は後悔はしない
だってこの世でただ一人だと思った人と両想いだから
例えその相手が女の子だろうとね
- 93 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/22(月) 02:11
-
「覚悟なんか必要無いよ」
美貴も笑う。うん。ほらっ
こんなにも幸せ
- 94 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/22(月) 02:12
- おわり
- 95 名前:名無し読者a 投稿日:2004/03/22(月) 05:00
- おぉ〜名作発見!!
死スレリサイクル素敵です☆
次回作も期待してお待ちしてます^0^
- 96 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/10(土) 10:44
- もう更新の方はなさらないんですか?
- 97 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:28
-
見慣れた亜弥ちゃんの部屋
さっきから、亜弥ちゃんがぺらりぺらりと雑誌を開く音だけが聞える
フローリングのカーペットの上にごろんと寝転んで・・・
美貴は少し離れたソファーの上にちょこんと座ってる
温かいこの部屋の空気にボォ〜としながら
何の雑誌を読んでいるかはここからは見えない
- 98 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:29
-
「ねぇ、亜弥ちゃん。もう春だよねぇ〜」
「うん。あったかいよね」
「北海道はさぁ。この時期でもまだ寒いんだよ?」
「雪国だもんね」
「そーなの。だからさぁ東京って凄く熱いじゃん?」
「うん。姫路も熱いよ」
ちゃんと受け答えしつつ、ぺらりぺらり
なんだよ。美貴に顔向けて喋れよ
でもしゃくだからそんなこと言わないけどねっ
- 99 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:29
-
「お花見行った?」
「ううん。忙しくて行く暇も無かったよ」
「だよね。お花見行ってさっ。お酒でも飲んでぱぁ〜と
ストレス発散したいよね」
「あんた未成年じゃん」
突っ込まれたよ。美貴に突っ込むのなんかあんた位だよ
少しむぅとして亜屋ちゃんを見る
ペラリペラリ
- 100 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:30
-
「この間さぁ、始めて携帯番号聞かれたんだ。共演した
芸人さんに。断ったらじゃあメアドでも良いからって」
「あり得ないから」
「だよねぇ。美貴それでなくても目つき悪いし。人見知りだし
きっとそういうの知らないんだよね」
「あ〜。そういうことじゃ無くてね」
「ん?」
ぺらりぺらり。でもその眉間には似つかわしくない皺が寄ってる
「あたしの美貴たんにお近づきになりたいだなんて
百年早いってこと。分る?」
むぅ。強気です。国民的アイドル松浦亜弥さん
ニャハハと笑う、守ってあげたくなる人NO・1(美貴の独断)
の松浦亜弥さんが強気です
でも相も変わらず視線は雑誌の中
- 101 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:30
-
「じゃあさ・・・」
美貴は亜弥の上へとダァ〜イブ
「ぐえっ」
って色気無い亜弥ちゃんの濁音
それをシカトして
『ちゃんと美貴の顔見て言え』
って言おうとした。でも、亜弥ちゃんの手元にある雑誌
さっきから読みふけっていた雑誌を見て美貴は固まる
- 102 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:31
-
『MIKI.1』
美貴の写真集・・・・
途端顔から火が出るかと思った
「あああああ、亜弥ちゃんそそそれ、何処で」
美貴は言って無かったんだけど
写真集が出るなんて言ってなかったんだけど
・・・・・
だってなんか恥ずかしいし・・・
- 103 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:31
-
「美貴たん。どもりすぎ。重い。よけれ」
「マ、マジどうして亜弥ちゃんが」
「本屋さんで買った。つーか、ちゃんと知ってたから
美貴たん写真集出すって。つーか潰れる」
そりゃそーだよなぁ。同じハロプロだもんね
そんなことを考えながら体を起こす
「わざわざ本屋で買ったんだ・・・」
「売上に貢献してみました」
「ありがとうございます」
と。美貴はペコリ
まぁいいや。見られてしまったのではしょうがない
頭をポリポリ掻いてみる
- 104 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:32
-
「で?どう?」
「何が?」
何がってあーた。普通分るでしょ
「だから美貴の写真集どーよ」
「・・・・」
ゆっくりと半身を起こし上半身だけをこちらに
向ける。何故かその表情はふてくされいるようで
「駄目でした?亜弥ちゃん的には駄目でした?」
「・・・・」
むぅ。へこむなぁ。美貴結構カッコ良く映ってると
思ってたんだけどなぁ
- 105 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:32
-
すると亜弥ちゃんは
「美貴たん・・・
と呟いた。それから完全に体をこちらに向け、
ずずぃっと美貴に体を寄せる
「な、何?」
接近を続ける亜弥ちゃんに身動きの取れない美貴
ついにはゴチンとおでこをぶつけられる
「あたた。どうしたの亜弥ちゃん」
一呼吸置いて、ガバッと!そりゃあ物凄い勢いで
抱き付いてこられたんですよ奥さん
- 106 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:32
-
「駄目だって!この写真集誰かが見たら美貴たんのこと
好きになっちゃうじゃん!!」
「つーか、それが目的だし・・・」
「今すぐ出版挿し止めて!!出回ったぶんはあたしが回収するから!!」
「あ〜じゃあ裁判起こさないとね・・・全部回収って
回収出来る位しか売れて無いってこと?」
まだぎゃあぎゃあ言ってる亜弥ちゃんを面倒くさがりな美貴は
ぎゅうっと抱き寄せる。途端大人しくなる腕の中の人
「それ買ってからそんなこと夜な夜な考えてたの?」
「ううん?夜な夜なじゃない。朝昼版ずぅ〜〜〜〜と」
「ご苦労様です」
つい笑ってしまった。あんまりにも可愛くて
- 107 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:34
-
「美貴たん・・・」
「ん?」
美貴の腕の中からよいしょよいしょと顔を出す亜弥ちゃん
「凄くカッコ可愛い写真集だった」
「亜弥ちゃんが心配になる程?」
少しだけ意地悪してみる。だけど亜弥ちゃんは
「そう。」
と、余裕しゃくしゃくでニャハハと笑った
『心配してくれてありがとう』
美貴は囁いてキスをした
- 108 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:36
-
数分後
「あーでもやっぱりママとパパと妹ちゃんとお婆ちゃんに
あげた分だけでも回収しようかな・・」
「あんたどんんだけ買ったの・・・・」
- 109 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/12(月) 22:36
-
おわり
- 110 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/14(水) 17:30
- 更新待ってましたぁ!
松浦さんのこういう話の内容はすごくツボなんで嬉しかったですw
みきあや最高!!
また次回も心待ちにしています。
- 111 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/20(木) 01:10
-
美貴は慌しく人がたくさんいるテレビ局の廊下を走る
向かうは勿論あの人のいる場所
「あああ、あああちゃ!!!」
激しくどもりながらその楽屋のドアを勢いよく開ける
その人はメイクの途中だったらしく
口紅片手に驚いた表情を向ける
「どどどど、どうした?」
釣られてどもった彼女に美貴はこれまた激しく詰め寄った
「これ、これ何?何さ?!」
今だ驚いた表情のまま彼女は美貴の持つ紙切れを覗く
- 112 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/20(木) 01:11
-
『松浦亜弥熱愛!お相手は超人気アイドル?』
さっき加護ちゃんに見せられたその記事が載っていた
そのページをむしり取り、気が付いたらここにいた
もし今日、同じ収録現場で同じテレビ局じゃなかったら
家にまで脱兎のごとく詰め寄ったであろう
- 113 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/20(木) 01:11
-
「マジ?これの記事マジ?つーかありえないから。
亜弥ちゃん美貴のこと大好きだとか食べちゃいたい
とか散々言っておいて、何これ?こいつとの関係を
知られないためにあんなこと言ったの?」
言いながら涙がボロボロと出た
「ちょっ、たん泣いてる?え?なんで?え?」
「亜弥ちゃんは美貴のこと好きだって思ってたのに
好きは好きでも二番だったんだ否二番だって怪しいんだ」
亜弥ちゃんはようやくことを把握したのか美貴を優しく抱き寄せた
- 114 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/20(木) 01:12
-
「たぁんのばぁ〜〜か」
そう言って美貴の頭を優しく撫でる
「そんなお馬鹿さんなとこも好きだぞ」
「嘘だぁ」
亜弥ちゃんはその紙きれを拾い上げる
「ああこの人見たことある。歌番組で何回か会った
あとそーいやぁ渋谷でも偶然会ったことあるね。軽くちょっと
話したっけ。あの時見られてたなんて全然気付かなかった」
「嘘だぁ」
- 115 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/20(木) 01:12
-
嘘なのはこの記事だって本当は分ってる
もしこれが事実なら一番始めに美貴に言う筈
言われたら言われたでやっぱり泣くけど
「よしよし泣かない泣かない。たんもこれがただの噂だって
ちゃんと知ってるでしょ?」
亜弥ちゃんの前でだけ見せる、ちょっと弱気な美貴
だから頭を振る。そして
「じゃあ証明してよ。美貴を安心させてよ」
その言葉が終わるか終わらないかのうちに唇に柔らかな感触
- 116 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/20(木) 01:12
-
「こんなでっち挙げの記事で泣いちゃう程あたしが好きな
たんが好き。こんな風にあたしにだけ弱みを見せるたんが
好き。ってか愛してる。何回言ったら信じてくれる?安心する?」
美貴だけが知ってる亜弥ちゃんの柔らかな声音と笑顔
「愛してる。愛してる。愛してるよみきたん」
好きすぎておかしくなっちゃうよ
亜弥ちゃんはそう言うと又美貴の唇をふさいだ
- 117 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/20(木) 01:13
-
「あたしだってたんのそんな話し聞いたら不安になっちゃうんだよ」
「美貴は亜弥ちゃんしか好きじゃないよ」
男とか女とか関係なく
亜弥ちゃんだけが好き
「知ってるよ。たん。でも証明して?」
亜弥ちゃんはニヒヒと笑う
人はさ。弱いからすぐ不安になるし心配しちゃうんだ
それが自分のターニングポイントだったら尚更
相手のこと相手以上に好きだって思ってるんなら尚更
「早く証明してよ。たん」
- 118 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/20(木) 01:13
-
だから美貴は・・・・
「いやぁ、痛いぃ」
亜弥ちゃんの頬を軽くつねって
「ばぁ〜〜〜か」
と耳元で呟く
- 119 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/20(木) 01:13
-
END
- 120 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/22(土) 15:21
- いやぁ〜、キターーー!!
これまた待っておりました。
お姉さんな松浦さんとってもイィです。
そしてお子ちゃまな藤本さんもまた可愛いですね。
作者様のみきあや、これからも期待しています。
- 121 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 22:54
-
あたしがどんだけ不安なのか
あなたには分る?
- 122 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 22:54
-
『美貴さぁ〜。恋人出来たんだよね〜』
嬉々とした表情であたしに向けられる笑顔
『亜弥ちゃんにも今度紹介するからさっ』
今までのあたし達の甘い言葉達なんてただの戯言
『あ、勿論美貴と亜弥ちゃんの友情は
変わらないよ?今まで通りだからね』
今まで通り抱き付いたりほっぺにチュウしたり
誰とでも気軽にやる軽いスキンシップ
『そいつとはさっ、知り合って半年位なんだけど
最初から妙に気が合って』
今まで見たことも無いような艶やか瞳
その、誰かを想って。そこにあたしの入る隙間なんて無くて
何も考えることなんて出来なくて
ただこう思った
- 123 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 22:54
-
ああ、やっぱりこれが『現実』
- 124 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 22:55
-
「つっ」
寝苦しさと、そんな悪夢で起こされた午前4時
これは夢だ。これは夢だ。と、
自分に何回も言いきかす
汗で重くなった体を引きずり台所へと立つ
冷蔵庫からミネラルウォターを取りだしコップへ注ぐ
一気にそれを飲み干して短く息を吐く
なんともいいようの無い悲壮感が胸を絞めている
- 125 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 22:55
-
『あ、勿論美貴と亜弥ちゃんの友情は
変わらないよ?今まで通りだからね』
- 126 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 22:56
-
「はは。今まで通りか」
夢の中で言われたその言葉に、あたしのココロはズタズタだった
両手で顔を覆う
あたしじゃ駄目なのかも。だって女だし
涙なんて出なかった
- 127 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 22:56
-
あの人はいつもあたしが我侭を言うと、
「しょうがないなぁ〜」って言いながらあたしの頭を撫でて
手を握り返してくれる。優しく。優しく。
あの人はいつあたしが大好きだよと笑うと、
「美貴もだよ」って、照れながら笑い返してくれる
いつからだろう。そんな仕草全てに不安を感じていたのは
自分があの人の一番じゃなくなるかもしれないと
例え側にいたとしてもいつか他の誰かにココロを
移してしまうんじゃないかと
- 128 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 22:56
-
あたしは携帯を開きそのボタンに指をかける
ふと待ちうけ画面に写された笑ったその人と目が合う
暫くそれを眺めてから、ゆっくりと携帯を閉じた
まぁいいや。なるようになればいい
- 129 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 22:57
-
例えあたしがこの先何人と恋愛しようと、誰かと結婚しようと
あなたはあたしのこの世でたった一人の人
あなた以上の人なんていないそれが痛い程分るから
全てを受け入れよう
この痛みも不安も悲しみも
- 130 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 22:57
-
あたしは再び眠りに落ちようとしている
今度はきっと、夢は見ない
- 131 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 22:57
-
おわり
- 132 名前:名無し作者 投稿日:2004/07/01(木) 23:00
-
松浦さん片思い編でした。
いつか二人の心が一つになった時の話しも書きたいものですね
なにはともあれ、いつもこんなぐでんぐでんの短い話を
読んでくれてありがとうございますw氏にスレリサイクル万歳w
- 133 名前:名無し読者 投稿日:2004/07/18(日) 16:54
- 更新有難うございます!!
個人的に松→藤という構成好きだったりします。
でも勿論両想いが1番なんですけどね(汗
>いつか二人の心が一つになった時の話しも書きたいものですね
はぃ!!是非見てみたいです。
また次回の更新もマイペースに頑張ってください。
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