天使のレプリカ

1 名前:駄文作者 投稿日:2003年08月07日(木)16時06分11秒
初めまして。今回初めて小説を書かせて頂きます。
作者は受験生なので、更新は遅いと思います。。
どうかよろしくお願いします。
2 名前:駄文作者 投稿日:2003年08月07日(木)16時11分54秒
梨華ちゃんはいつだってあたしの傍に居た。
辛い時も嬉しい時もいつだって。
隣で、微笑んでくれる。あたしの為だけに。
梨華ちゃんは…そう…他の人には見えない…
あたしの為だけに存在する…
あたしだけの天使―――。
3 名前:駄文作者 投稿日:2003年08月07日(木)16時39分07秒
今日はココまでです。短くてすいません。
4 名前:駄文作者 投稿日:2003年08月11日(月)14時27分41秒
「ねぇ、ごっちん?」
「んぁー?」 ベッドに寝転んでいたあたしに、
梨華ちゃんはふと、思い出したかのように、尋ねてきた。
「新しい恋人…作らないの?前の…よっすぃーって人と、
別れてもう半年じゃない。

よっすぃー…?
…あぁ。思い出した。
半年前まで付き合ってた彼女。
カッコイイし、優しいし、いい人だったけど、なんだか付き合ってく内に、
だんだんめんどくさくなって、何時の間にか、別れてた。
多分あたしに愛想が尽きたんだろう。
そういえば大学で時々見かけるなぁ、よっすぃー。
キンパツのすごい小さくて可愛い子を連れている。
彼女ができたんだなー…。良かった良かった。

5 名前:駄文作者 投稿日:2003年08月11日(月)14時36分29秒
「…ごっちん?」
梨華ちゃんが心配そうにあたしの顔を覗きこんだ。
そうだ、梨華ちゃんの質問にまだ答えてないや。
「んー…彼女ねぇ…別に悪くはないんだけどぉ…
いたらいたでめんどくさいしなぁー…。」
そんなあたしをみて梨華ちゃんは、小さく笑って
あたしの隣に、ベッドに、腰掛けた。
「その点、私はーいつでもごっちんのお好み次第、
何にでもなれるもんね?お姉さんでも、お友達にも、彼女でも。」

ふふっ なぁんていかにも女の子で笑う梨華ちゃんを、
後ろから毛布と一緒に抱きしめて。
「あはっ。そうそう。ただの彼女は代わりがいても、
梨華ちゃんの代わりはいないんだよぉ。」
そのまま、ベッドに押し倒して、キスをした。

6 名前:破家 投稿日:2003年08月14日(木)22時40分38秒
いしごま(;´Д`)ハァハァ [03/8/14(Thu) 22:33:15]
7 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月17日(日)02時26分42秒
期待!
8 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003年08月18日(月)14時54分33秒
   


9 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003年08月18日(月)14時58分28秒
たまにあたしと梨華ちゃんは夜、散歩に出かける。
誰も居ない静かな道を、二人で手を繋いで、
何も喋らないでただただ、歩く。
この世界にはあたしと梨華ちゃんしか居ないんじゃないかって、
カンチガイ出来ちゃうくらい、静かで。
あたしはこの夜の散歩が、大好きだった。
10 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003年08月18日(月)15時06分34秒
お決まりのコースで、あたし達は公園へ向かう。
ブランコと、すべり台と、砂場しかない本当に小さな公園。
いつもの通り誰もいない…と思った。
でも…あたし達がいつも座る、あのブランコには、
確かに女の子が、座ってた。
黄色いランプに照らされて、大きくなった女の子の影は、
どこか小さく見えて、寂しそうだった。

キィ…キィ…。
小さな公園にブランコの漕ぐ音が響く。
あたし達は公園の入り口に立って、ただ女の子を見つめてた。
11 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003年08月18日(月)15時13分01秒
「…ごっちん。もぅ帰ろっか?」
梨華ちゃんが小さな声で囁く。
「…え?あぁ…うん…。」
梨華ちゃんがあたしの手を引っ張っても、
あたしは何故か、動けなくて。
あの女の子から目が、離せなくなっていた。

梨華ちゃんが手を引っ張るのを止めた。
「ごっちん、私、先帰ってるね。」
「え……。」
「じゃあ、お家で、待ってるね。」
あたしが、何も言えないでいると、梨華ちゃんは
優しく笑って、小さく手を振って、
行き来た道を歩いて帰っていった。
12 名前:∬´◇`∬<ダメダモン… 投稿日:∬´◇`∬<ダメダモン…
∬´◇`∬<ダメダモン…
13 名前:作者 投稿日:2003年08月21日(木)16時43分17秒
>6破家さん
レスありがとうございます!!初レスです!!
いしごま好きなんですか!
これからも頑張るんでどうぞよろしくお願いします!!

>7さん
レスありがとうございます!!
嬉しいですが、期待はなさらない方がいいですw
超駄文ですから。今後もよろしくお願いします!!

今日は更新できそうもありません。すいません。
次回から更新します。
14 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003年08月23日(土)14時48分22秒
「ねぇ。」
あたしは彼女に声をかけた。
「こんな遅くに。何してんの?」
俯いていた彼女が、顔を上げた。

「あ……。」
彼女は、泣いていた。
頬に涙が、静かに流れていた。

あたしは何も言えなくなってしまった.
隣のブランコにそっと座った。
15 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003年08月23日(土)14時58分24秒

それからどれくらい時間が経ったんだろう。
夜の公園は相変わらず、静かだった。

「あのぉ…。」
彼女は顔を上げた。
涙はもう止まったみたい。
涙の後は頬にうっすら、残っていたけれど。
「んぁ?」
「あの…そのぉ…えっと…。」
何か話したいんだけど、言葉が見つからない。
そんな感じだった。顔が少し赤くなっていた。

「帰ろっか。送っててあげる。」
あたしはブランコから降りた。

16 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/13(土) 13:29
 

17 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/13(土) 13:36
あたしと彼女はゆっくり並んで歩いた。
彼女は時々「…こっち。」とか道を教えるくらいしかしゃべらなかった。

あたしはいろいろ考えていた。
なんで泣いていたんだろう。とか。
それにあの公園、彼女の家から近いワケでもないし。
そんなに遠くもないんだけど。
あと、何より気になったのは、
…あたし何してるんだろう。って事。
何も知らない女の子をなんでココまで気にかけているんだろう…?
考えても考えても、答えは、出なかった。
18 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/13(土) 13:49
彼女は立ち止まった。
何時の間にか彼女の家に着いていたみたい。

「お花屋さん…?」
「…うん。」
彼女の家はお花屋さんらしかった。当然もう閉まっていたけれど。
『安倍フラワー』と書いたお店の看板で、彼女の名字は、
『安倍』さんだという事がわかった。安倍さん…。


19 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/13(土) 14:05
「じゃあ…あたし帰るね。」
そんな事言っても、あたしは何故か帰りたくなかった。
それが、何でなのかもまた、わからなかった。
『安倍さん』は何もいわなかったし、あたしは彼女から、背を向けた。
「じゃあ…。」
あたしは、歩きはじめた。
「あのっ…!!」
後ろから、声がした。
「ありがとうっ!!」
20 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/15(月) 11:09
  

21 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/15(月) 11:10

それが彼女との出会いだったーーーーー。
22 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/15(月) 11:18

「んぁー。つっかれたぁー!」
あたしは家に着くなりベッドに突っ伏した。
なんでそんなに疲れてるかって…迷ったから。
30分以上はそこら辺をフラフラしていたと思う。あーっ。

「ふふっ。ごっちんお疲れ様。」
梨華ちゃんはそう言ってあたしの好きなジュースを渡してくれた。
「ぁーありがと。」

23 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/15(月) 11:26
「そぅいえばあの女の人はどうしたのぉ?」

「んー、泣いてた。」
「ふぅん…。」
興味があるんだかないんだか。梨華ちゃんはどっちなのさ。

「恋人とケンカでもしたのかしら…。」
梨華ちゃんはボソッと呟いた。
恋人…。何故かほんの少しだけ心がチクッとしたような気がした。


24 名前:名も無き読者 投稿日:2003/09/18(木) 10:32
なちごま?!ハァハァ
25 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/21(日) 15:21


26 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/21(日) 15:46
「じゃあ行ってくるねぇ。」
いつも通り梨華ちゃんと「いってらっしゃい」のキスをして、
欠伸しながら、あたしは外に出る。
大学に行かなければいけない。めんどくさい…。

あたしが通っているのは私立の某女子大学。
小学校からつながっている、有名なお嬢様学校だったりする。
ちなみにあたしは高校から通いはじめた。
何気にお金持ちなウチは、大学の入学記念に1人暮しをさせてもらっている。
まぁ梨華ちゃんがいるから、1人暮し、ではないんだけど。
梨華ちゃんと二人で生活するのは、何の迷いもなかった。
仕送りはしてもらってるし、梨華ちゃんの分くらい、
あたしがバイトして稼げばいい。
梨華ちゃんとあたしは、双子みたいなもんだ。
すべてを共有する…ね。ベッドも食べ物も。
27 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/21(日) 15:56
いつのまにか梨華ちゃんの事を考えていた。
普通なようで、普通ではない関係。だって梨華ちゃんは天使だもん。
あたし以外には見えないんだ。

28 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/09/21(日) 16:08

つまんない講義は続く。
経済学のお勉強なんてあたしにはできないよ。あぁ眠い。

そんな時ふっとあたしの頭ん中に『安倍さん』が浮かんだ。
安倍さん…。可愛い人だったな…。安倍フラワー…。
お花屋さんかぁ…。なんかぴったりかも。
でもでも、何で泣いてたんだろう…?
梨華ちゃんの言う通り、恋人とケンカしたとか…。
また、今度は何時の間にか、安倍さんの事を考えていた。
29 名前:作者 投稿日:2003/09/21(日) 16:15
>24さん
レスありがとうございます!
駄文ですがこれからもお付き合いしてくださると嬉しいです!!
なちごま…いしごま…。微妙なところです。
30 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/17(金) 15:22
なんか珍しいストーリーで楽しみです
31 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/10/19(日) 13:33



32 名前:天使のレプリカ 投稿日:2003/10/19(日) 13:36
『会いに行こう。』
と思ったのは講義が終わる10分前。
もう1回会いたい。
何故か今のあたしはそんな気持ちでいっぱいだった。
33 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/21(火) 11:15
更新されてる〜。
続き楽しみにしてます。
34 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/21(金) 14:56
待ってます。
35 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/02(火) 18:00
はい

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