短編小説

1 名前:小金井 投稿日:2003年08月16日(土)22時53分57秒
他の板で他のHNで、下手な小説を書いてるものです。
私ほどの下手な人はいないと思うので、誰かは、文を見ればすぐわかってしまうと思いますが・・・。
短編小説を書かせていただきたいと思います。
とりあえず、レスはsageでお願いします。
では。
2 名前:小金井 投稿日:2003年08月16日(土)23時19分14秒



「みきたぁぁぁ〜〜〜ん!」

いつも以上のハイテンションは亜弥ちゃんは美貴にとびついてきた。

「なに〜?」

「あのさ、明日オフだよね?プリクラ撮りに行こうよぉ〜」

「あぁ・・・うん。いいけどさ・・・」

・・・そんなにくっつかないでよ・・・。
ただでさえ、最近、亜弥ちゃんの事気になっちゃってるんだから・・・。
ってゆーか、もう『気になってる』のレベルじゃないか・・・。


3 名前:小金井 投稿日:2003年08月16日(土)23時19分51秒


美貴が亜弥ちゃんへの気持ちに気づきはじめたのは一ヶ月くらい前。
いつもどおり、オフの日に亜弥ちゃんと一緒にプリクラ撮りに行った時、亜弥ちゃんがふざけて「キスプリ撮ろ〜!」なんて言ってきてから妙に意識しちゃってる・・・。

そんなんでドキドキしちゃう美貴がおかしいんだろうけどさ。

友達が目の前で、目をつぶってキスを待ってる姿を妙に色っぽく感じちゃったり、ドキドキしすぎて結局キスができなくて、プリクラ代、300円損しちゃったり・・・。
再チャレンジした時は亜弥ちゃんからキスしてきてくれたからなんとか撮れたんだけど、その後、まともに亜弥ちゃんの顔見れなかったり、家帰って一人で撮ったプリクラ見てニヤニヤしてたり・・・・。
さすがにあの時は、一人でプリクラ帳を延々と眺めてニヤニヤしてる美貴を心配したのか、お母さんに「大丈夫?」なんて言われちゃうし、お父さんなんか「頭大丈夫か!??病院行くか!???」なんて言ってきたし・・・。

さすがにキスをしてから、3日間くらいたったらそんなに意識しないで亜弥ちゃんと話せるようになったからいいんだけど。

4 名前:小金井 投稿日:2003年08月16日(土)23時23分34秒


でも美貴が亜弥ちゃんが本気で好きだって気づいたのは、ほんの2・3日前の事。
加護ちゃんに亜弥ちゃんがキスされてた現場を見た時はフツーにヤバかった・・・。

亜弥ちゃんの唇は美貴だけのもの!

・・・って本気で思っちゃったし。

ハロプロメンバーでふざけてキスするのなんてよくある事なのに・・・。
亜弥ちゃんが他の人に触れられるのがすごく嫌だった。

5 名前:小金井 投稿日:2003年08月16日(土)23時24分07秒




--------------ヤバイな〜。美貴、もうおかしいかも・・・----------------


6 名前:小金井 投稿日:2003年08月16日(土)23時32分00秒



--------------------


「・・・たん!みきたん!きいてる???」

「えっ!?ああ。聞いてる聞いてる。で、なんだっけ?」


「もうっ!みきたん変だよぉ〜。せっかくあたしと二人で遊びにきてるのにさ〜。さっきからずっとボーっとしてるんだもん!」

ぷぅ〜っと、頬を膨らませてちょっと拗ね気味の亜弥を見ながら、ヤバイかわいい。なんて考えつつもとりあえず「ごめん」と謝っておいた。


「次はボーっとしてなんで、ちゃんと話きいてよ?」

「うん。もちろん!」

「じゃあ許す!」

亜弥は「えへへっ」と無邪気に笑いながら、美貴のホッペをツンとつついた。

そんな小さな事でもいちいちドキドキしてしまう自分に対して苦笑いしながらも、美貴は亜弥に笑い返した。

7 名前:小金井 投稿日:2003年08月16日(土)23時39分20秒
今日はこのへんで更新終了です。
明日、できたらまた更新させていただきます。
8 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月17日(日)01時06分36秒
最近はほんとにみきあや(あやみき)増えてきて嬉しいです。
更新楽しみです、頑張って下さい。
9 名前:∬´◇`∬<ダメダモン… 投稿日:∬´◇`∬<ダメダモン…
∬´◇`∬<ダメダモン…
10 名前:∬´◇`∬<ダメダモン… 投稿日:∬´◇`∬<ダメダモン…
∬´◇`∬<ダメダモン…
11 名前:小金井 投稿日:2003年08月17日(日)03時34分45秒
>>10 さん
あははっ^^;ドジっちゃいましたね^^;
正体バレちゃいましたかww(笑
12 名前:小金井 投稿日:2003年08月17日(日)13時00分21秒
>>8 さん
レスありがとうございます!
私の小説は他のみきあや小説作者様方と比べると足元にもおよびませんが、更新、楽しみにしててくださると嬉しいです。
頑張りますので、これからもヨロシクお願いします。
13 名前:小金井 投稿日:2003年08月17日(日)13時02分04秒


「じゃ。プリクラ撮りに行こぉ〜!」

「うん!今日もいっぱい撮ろうね!」


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「あははっ!このみきたん超おもしろいよぉ〜!!」

撮ったプリクラを見て、亜弥が爆笑している。
正直、そこまで笑わなくてもいいじゃんか〜と思いながら、亜弥の見ていたプリクラを見てみると、本当にヤバイ顔をしていた。

・・・あはは・・・。これはテレビでは放送禁止の顔だね・・・。と一人で勝手に思いながら苦笑いした。


14 名前:小金井 投稿日:2003年08月17日(日)13時02分41秒

「ってゆーかさ、またキスプリ撮ろうよ〜。この間、辻ちゃんたちとも撮ったんだよ〜。」

亜弥はそういいながら、その時撮ったというプリクラを見せてくれた。

またキスプリ撮るの!??と正直焦りながらも、辻たちとキスプリを撮ったという事を聞いて、美貴は即答で答えた。

「いいよ!撮ろう!!!」

はっきり言って、「俺の女に触るな」状態である。
実際、亜弥は美貴のものではないのだが、自分以外の人が亜弥とキスした事にかなり嫉妬していた。
それが100%遊びでしたキスだったとしても、美貴は許せなかった。

何故かメチャメチャはりきっている美貴を亜弥は不思議に思いながらも、二人はプリ機の中に入っていった。


15 名前:小金井 投稿日:2003年08月17日(日)13時03分19秒


-----なんで美貴はあんなはりきって即答しちゃったんだろう・・・

今更自分の言った事に美貴は後悔していた。

あ〜。どうしよう!マジで緊張してきたよ!

実際、友達同士でキスプリを撮るのに対して緊張するのは普通に考えておかしい。

少しでも冷静になろうと美貴は深呼吸をする。
そうしている間にもお金は100円。200円。300円と入れられていき、早くも撮る時になってしまった。

16 名前:小金井 投稿日:2003年08月17日(日)13時12分18秒


美貴がオロオロしていると、亜弥が美貴の頬に手をあてて、唇をつけてきた。

えぇっ!???

突然だったので心の準備ができていなかった美貴はびっくりしていた。

当然、はじめからキスプリを撮る約束をしていたのだから、キスするのは当たり前なのだけれども。


------------------


・・・でも・・・亜弥ちゃんの唇・・・柔らかくて気持ちい・・・。


17 名前:小金井 投稿日:2003年08月17日(日)13時13分06秒
短いですけど、更新終了って事で。
また明日もできたら更新させていただきたいと思います^^
18 名前:小金井 投稿日:2003年08月17日(日)20時51分17秒
あっ。
この小説のタイトル書くの忘れてました。
タイトルは『Kiss』です。
19 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月18日(月)01時16分41秒
続けての更新ごくろうさまです。
大好物のあやみきの上に、へたれな藤本さん…素敵すぎでつ。
続きに激しく期待しております。
20 名前:Kiss 投稿日:2003年08月18日(月)09時59分16秒


プリクラが撮り終わって、亜弥が唇を話そうとした時、美貴は無意識に亜弥の肩を押さえて唇を押し付けた。

「・・・っちょっ・・・みきたん・・・!?」

亜弥は驚いたように目を見開いて美貴を見ているが、美貴はそれにも気づかずに夢中で口付けていた。



何秒たっただろうか。
亜弥は諦めて、美貴が唇を離してくれるのを待つ事にした。

しかしそんな亜弥の願いも虚しく、美貴の舌が突然、亜弥の唇を割って入ってきた。


「・・・んんっ!・・・ちょっ・・・!やめて!!!」


それにはさすがに亜弥もびっくりしたのか、美貴の肩を思い切りつきとばした。

21 名前:Kiss 投稿日:2003年08月18日(月)09時59分59秒


亜弥に突き飛ばされた事によって、やっと我に返った美貴は自分が今した事を思い出そうとしていた。


あれ?美貴、今なにやってたんだっけ?-----
亜弥ちゃんとキスプリ撮ろうって事になって、キスして------
・・・その後は・・・・
・・・そっか・・・・美貴、亜弥ちゃんの唇に夢中になってて、ついつい舌入れちゃったんだ・・・。

冷静になってみて、やっと自分のした事の重大さに気づいた美貴は亜弥に謝った。

「・・・ごめん。」

亜弥は少しとまどっていたようだが
「あははっ。あれが他の人だったら嫌だけど、みきたんなら許すっ!」
と言って、笑って許してくれた。

22 名前:Kiss 投稿日:2003年08月18日(月)10時00分38秒

------えっ?

美貴ならいいってどういう事・・・?
美貴・・・ガキだから勘違いしちゃうよ?
自分の理性も抑えきれないようなただの子供だから・・・。


謝って許してはくれたんだけど、結局その日はお互いにギクシャクしてしまって、プリクラを撮った後、すぐに帰った。

23 名前:Kiss 投稿日:2003年08月18日(月)10時01分22秒


------------------------------


はぁ〜・・・

楽屋で収録時間になるまで待っている間、美貴はこの間、亜弥と撮ったプリクラを眺めていた。


--------美貴たんなら許すっ!--------


亜弥のその言葉がずっと頭の中で繰り返されていた。

でもっ・・・!
あれは・・・美貴が亜弥ちゃんの親友って事で許してくれたんだと思うし・・・っ。亜弥ちゃんは美貴の事、友達としか思ってないだろうし・・・。ってゆーか、亜弥ちゃんはノーマルだろうし・・・。

いくら自分にそう言い聞かせようとしても、少しくらいは期待してしまうものだ。


そう------

あの現場を目撃してしまうまでは・・・。



24 名前:小金井 投稿日:2003年08月18日(月)10時07分40秒
今日はこのへんで更新終了です。
あと1・2回の更新で完結すると思われます^^

>>19 さん
レスありがとうございます。
あやみき、大好物ですか〜w私もあやみきはかなり大好物です。
期待してくれてありがとうございます。期待に答えられるように精一杯頑張りたいと思います!(自分なりに
ヘタレ藤本バンザイです!!w
25 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月18日(月)14時36分28秒
あの現場とは…?!
あと1、2回ですか…。
終わってしまうのは残念ですが、二人の結末に期待しています。
26 名前:小金井 投稿日:2003年08月18日(月)18時00分31秒


「吉澤さぁ〜ん。キスしましょぉよぉ〜。」

「えぇっ!?ここで?思い切り廊下じゃん・・・。」

「いいじゃないですかぁ〜。こんな人通りの少ないところ・・・。誰にも見られませんって。」

亜弥は極上の笑顔で吉澤に訴えかけた。

「しょうがないなー。ちょっとだけだかんね。」

「はいっ!」

----------------

「・・・んっ・・・っ!よ、しざわ・・・さんっ!・・・」


27 名前:Kiss 投稿日:2003年08月18日(月)18時01分09秒



ついさっき、楽屋から出てきた亜弥を偶然見かけた美貴は、亜弥を驚かせてやろうと思って、こっそりついてきたのだ。

そこで見た光景は------

滅多に人が通らない廊下で、吉澤と深い口付けをしていた亜弥だった。

しかも亜弥は今までに見た事もないような大人の表情をしていた。


美貴は見ていられなくなって、そっとその現場から去っていった。


28 名前:Kiss 投稿日:2003年08月18日(月)18時01分42秒



「んっ・・・!・・・くっ・・・。」

楽屋に戻った美貴は楽屋の隅で一人で泣いていた。


あの相手が亜弥ちゃんの好きな人が-----、自分と同じ性別で、しかも自分と同じはハロープロジェクトのメンバーだという事が美貴にとってはショックだった。
ハロプロの中では亜弥ちゃんと一番仲がいいのは美貴のはずなのに・・・
亜弥ちゃんにとって、美貴は結局、友達でしかないという事を、思い知らされてしまった事がショックだった。


29 名前:Kiss 投稿日:2003年08月18日(月)18時02分24秒


------------------


どのくらい泣いただろうか、時計を見てみると、もう収録の10分前だった。

鏡を見ると、目の腫れもなんとかひいているし、10分あれば、大丈夫だろうと思った。


30 名前:小金井 投稿日:2003年08月18日(月)18時07分04秒
本日2回目の更新です^^
次の更新は明日にしようかな〜と思っていたんですが、レスがついてて嬉しかったので思わず更新しちゃいましたw(←単純な私
明日でたぶんこの話は終了すると思われます。

>>25 さん
あの現場とは・・・!?・・・藤本にとってすごくショックな光景だったようです・・・
はい。明日でたぶんこの話は終了です。
二人の結末、楽しみにしててくださいね^^

ここで少し予告を・・・w
『Kiss』が終わった後、もう一作、あやみきで小説を書こうと思っています^^
31 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月18日(月)18時37分51秒
二回目の更新に次回作もあやみき…嬉しすぎます!!
明日の結末楽しみにしてます。
最近はあやみき増えてきて嬉しいなぁ〜…
32 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月18日(月)18時39分12秒
あやみきサイコーサイコー
あやや!おまいは誰でもいいのか!このやろ
でもメケテが一番なはず!
33 名前:Kiss 投稿日:2003年08月19日(火)13時25分43秒



収録が終わって、楽屋に戻ろうとしたら、矢口さんに引き止められた。

「藤本さ・・・。なんかあった?」

「えっ?」

矢口さんにはバレていたのだろうか。
収録で無理して笑っていたのも、美貴が泣いてた事も全部-------。

「なんか収録はじまる5分くらい前、ちょっといつもより・・・かすかに目ぇ腫れてたみたいだったしさ。収録中もなんかいつもとノリ違ってたし・・・。なんか無理してるなって思ってさ・・・。」

「あぁ。ちょっと・・・ショックな事がありまして・・・」
美貴はわざとらしく、ははっと笑って答えた。

「なんかあったらオイラにいつでもメールしていいからな。相談くらいのるし。」

34 名前:Kiss 投稿日:2003年08月19日(火)13時26分21秒

--------あぁ・・・。なんだ--------
亜弥ちゃんよりも美貴の事、心配してくれる人っているんじゃん-----
別に---------亜弥ちゃんじゃなくてもいいや-------
誰だって一緒だよ-----もう考えたくないや-----



美貴は矢口さんの唇に自分の唇を押し付けた。
そして唇を割って、矢口さんの口の中に舌を入れた。

「んっ・・・!ふっ、じもとっ・・・」

美貴が舌を絡ませると、矢口さんもそれに答えてくれるかのように舌を絡ませてきてくれた。

「ふじもとっ・・・!好きっ・・・!」


--------えっ?

なんだ?この気持ち--------
好きって言われてもドキドキしないし・・・それに・・・キスもなんか違う・・・亜弥ちゃんとした時みたいに、甘い感じがしない・・・。
そりゃあ、矢口さんのキスはうまいと思うけど・・・
-------心が感じてない----------


35 名前:Kiss 投稿日:2003年08月19日(火)13時26分57秒



美貴は矢口さんから突然唇を離して

「すいません・・・」

と一言だけ言って、走り去っていった。

その時、矢口さんがすごく悲しそうな顔をしたのは美貴にもすぐにわかったけれど、美貴は気づかないフリをして去っていった。

36 名前:Kiss 投稿日:2003年08月19日(火)13時27分52秒

美貴が必死になって亜弥ちゃんと探していると亜弥ちゃんがトイレから出てきた。

そしてのんきに「あれ〜?みきたん、そんなに走ってなにしてるの〜?」と言ってきた。


いつもだったらここで美貴が言い訳して、結局、気持ちを伝えられなかったりするんだけど、今日の美貴は違う。
もし亜弥ちゃんにフラれたとしても諦めない。
ここで逃げたほうが、よっぽど後悔すると思うから-----

37 名前:Kiss 投稿日:2003年08月19日(火)13時28分35秒

「あのさっ。亜弥ちゃん・・・好きなんだ・・・!美貴・・・ずっと亜弥ちゃんの事が好き!」

亜弥ちゃんは一瞬「えっ?」と驚いた表情を見せたけど
「あたしもみきたんの事が好き・・・」
と答えた。

「えっ!?だって亜弥ちゃん、前吉澤さんと・・・」

「えっ!???みきたん、あれ見てたの!??あれはぁ〜・・・罰ゲームだよぉ〜。前、辻ちゃんとか加護ちゃんたちとゲームして負けちゃった時に、よっすぃーとキスしてこーい!とか言われちゃって。なんか罰ゲームって事、バレないようにしないといけないらしくてぇ」

「へっ?・・・あっ。そうなんだ・・・」

美貴はかなり恥ずかしくなった・・・。
たかが罰ゲームにあんなに嫉妬してたなんて・・・。

38 名前:Kiss 投稿日:2003年08月19日(火)13時30分21秒


「じゃあ亜弥ちゃんはしたくてしたわけじゃない・・・よね?」

「もちろん!」

「そっか。じゃ、美貴が消毒してあげるよ」

そう言って亜弥に口付けた。


--------やっぱり亜弥ちゃんとするキスが一番いいよ



口付けが終わるとお互いに微笑んで、もう一度深い口付けをした。


-------------------------


「もうさ。罰ゲームでも他の人とキスしないでよ。美貴、他の人にキスされる亜弥ちゃん見るの嫌だからね。」

「うん。あたしももう、みきたん以外とはしたくないよ。」




                                    END
39 名前:小金井 投稿日:2003年08月19日(火)13時34分21秒
完結いたしました。今まで付き合ってくれた皆さん、ありがとうございました^^
明日から、二作品目のみきあや小説をはじめたいと思うので、これからもよろしくお願いします。

>>31 さん
嬉いとおもっていただけると、私も嬉いです^^次回作も頑張るのでよろしくお願いします^^

>>32 さん
あやみき(゜∀゜)イイ!ですよね^^
あややはやっぱりミキティ一番だったようです^^
40 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月19日(火)15時13分11秒
矢口さんかわいそー!
あやみきが幸せだからいっかー
次も期待してまーす
41 名前: 投稿日:2003年08月19日(火)17時06分37秒
同じ板で書かせてもらってます@と申します。
あやみきいいですねぇ。何気にずっと読んでましたよ。
いしごま、りかみきの次ぐらいに好きかも。
余談ですが今時300円のプリクラってないですよね。。。
サービスデーぐらいしか
次回作も期待してます。
42 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月19日(火)17時29分19秒


「お前らー!静かにしろー!」

朝から元気のいい担任の矢口先生の声がきこえる。ホント、あんなちっちゃい体のどこからあんな元気が出るんだろう?
あたしがそんなどうでもいい事を考えていると、矢口先生の後ろに見慣れない誰かがいる事に気づいた。

「この人は今日からこの学校にきた、教育実習生の藤本先生だ。じゃ、藤本先生、簡単に自己紹介して。」

「あぁ。はい。えっと、藤本美貴です。短い間だけどよろしく。」

藤本先生はいかにもやる気のないような適当なあいさつをして教壇から離れた。
回りの子たちはヒソヒソ声で
「あの先生かわいくない?」
「えーっ!?だってなんか目つき悪いじゃん?」
などと口々に藤本先生に対していろいろ言ってたけど、あたしは別に興味がなかった。
ってゆーか、昨日遅くまで、あたしのかわいい顔を鏡で見つめてたせいでかなり眠いんだー・・・。

43 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月19日(火)17時29分53秒



「起立ー!礼!ありがとうございましたー。」

あたしが居眠りしてる間にいつの間にか朝のホームルームが終わってたらしい。
まだ眠くて重い体を起こすとあたしの前に矢口先生が立っていた。

「あ〜や〜や〜・・・。」

「どうしたんですか矢口先生。そんな怖い顔しちゃってぇ〜。」

「どうしたもこうしたもないよ。昨日も遅刻してきたし、今日は居眠りかよ。まったく・・・。また遅くまで鏡でも見てたんだろ?」

「バレちゃいましたぁ〜?なんか昨日のあたし、一段とかわいくてぇ〜。ついつい見とれちゃってたんですよぉ〜。」

あたしが笑いながら言うと矢口先生は飽きれた顔をした。

「まぁいいや。それよりさ、罰としてあの教材、資料室まで運んどいてよ。じゃ!」

矢口先生は用件だけ言うと、あたしの返事もきかずにさっさと教室から出て行ってしまった。


44 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月19日(火)17時30分28秒


・・・・・
ってゆーか、矢口先生・・・怒ってるっていうより・・・雑用押し付けたいだけじゃないんですか?・・・

仕方なく矢口先生が言う教材のほうを見ると、そこには、大量のノートやら資料集やらが積み重なっていた。




あたしがあり得ないくらい大量の教材の前で固まっていると、聞き慣れない声が後ろからきこえてきた。


「ねぇ。」

「ん?」

あたしが後ろを振り返ると、そこには今日、教育実習できたばかりの藤本先生が立っていた。

45 名前:小金井 投稿日:2003年08月19日(火)17時35分18秒
少しだけ、新作更新してみました。
明日は更新は夜になると思います。わかんないですけど。
今回の作品は、藤本が教育実習生で、松浦が高三の女の子って設定でいきたいと思います。

>>40 さん
私も書いてて、矢口がかわいそうになってきました・・・。
次回作早くもはじめてみましたwコレからもヨロシクお願いしますね^^

>>41 さん
はじめまして^^
ずっと読んでくださってたんですか〜。ありがとうございます!
私の住んでる市だと400円のプリクラしかないんですが、私の市から電車でちょっと行ったところに行くと、300円のプリクラかなりたくさんあるんですよ〜。
いろんな種類で、新しいプリ機もあるんですよ^^
なので、いつものクセで300円にしてしまいました^^;指摘ありがとうございます。
ニ作品目も期待に答えられるように精一杯頑張りたいと思います^^
46 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月19日(火)19時50分07秒
やる気のない教育実習生イイ!
もちろん教材運び手伝ってくれるんでしょ?
先生と生徒てシュチュエーションも合うな
47 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月20日(水)10時25分06秒


「なんですかぁ?」

「この教材さー、図書室まで運ぶんだって?一人じゃ無理っしょ。普通に。ってゆーか、男子でも一人じゃ持てないよね。この量。」

「はい〜・・・そうなんですよぉ〜・・・。実はそれで困ってて・・・。まぁ、居眠りしてたあたしが悪いんですけどね〜」

あたしがあははっと笑うと藤本先生から意外な言葉が返ってきた。

「ん〜。じゃあさ、美貴手伝おっか?」

「は?」

「いや。だから美貴手伝うって。一人じゃ無理っしょ?」

「はぁ。ありがとうございます。」

48 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月20日(水)10時25分31秒


あたし的にちょっと意外な展開にびっくり。
第一印象-------目つき悪くて、キツそうな人-----だったんだけどなぁ〜。
ってゆーか、自分の事、美貴って言ってるのかぁ〜。なんか・・・かわいい・・・。ってゆーか、先生って感じじゃないよね。

あたしが一人でボーっとそんな事を考えていると、藤本先生は「よっと。」と言って、既に教材を運ぶ準備をしていた。


49 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月20日(水)10時26分15秒



「えーっと・・・。」

「なんですかぁ?」

「えっと・・・キミ。名前なに?」

「亜弥です!松浦亜弥で〜す!」

「あぁ。亜弥ちゃんね。じゃ、亜弥ちゃん、これ持って。早く行かないと授業はじまっちゃうから。」

「あぁ。はいっ。ありがとぉございます!」

50 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月20日(水)10時26分45秒


ってゆーか、あたし、ちょっとしか持ってないんですけど・・・。
3分の2くらい、藤本先生に持たせちゃってる気がするんですけどぉ・・・。
ってゆーか、あたし・・・これだけでも重くてヤバイのに・・・なんであの人はあんなに軽々持ってるんだろう・・・。


「あ。亜弥ちゃん、重い?美貴、もうちょっと持とうか?」

「いえ。いいです。」

・・・・さすがにこれ以上持たせるわけにはいかない・・・。
仮にも先生だし・・・。ってゆーか、ホント、藤本先生たくましいなぁ〜。
興味なくて、さっきはちゃんと見てなかったけど、じっくり見てみるとキレイな顔してるし。

そんな妄想にふけっていたら、いつの間にか図書室についていた。

51 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月20日(水)10時27分17秒


「よっと。」

「はぁ〜。重かったぁ〜・・・」

「重かった?重かったんなら言ってくれれば、美貴、持ったのにぃ〜。」

「いえ。いいですよぉ〜。ってゆーか、ありがとぉございました!」

「あぁ。ぜんぜんいいよ。ってゆーか、矢口先生もすごいよね〜。さすがにあれだけの荷物、一人の子に持たせないって。」

美貴はあははっと笑った。

52 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月20日(水)10時30分01秒


------かわいい・・・


「えっ?なんか言った?」

「あっ!なんでもないですよぉ〜」

やばっ・・・!さっきの口に出してたんだ・・・。危ないなぁ〜。


53 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月20日(水)10時31分07秒


あたしたちはその後、藤本先生の大学の話やらいろんな話をしてたんだけど、時間ってゆーのは楽しい時は早く過ぎるもので、もう授業開始の時間になってしまった。



キーンコーンカーンコーン------



「やっば!美貴、次、亜弥ちゃんのクラスで矢口先生の授業の見学だった!図書室から亜弥ちゃんのクラスまでだと走っても2分はかかるかな〜。最初の授業から遅刻か〜。ま、考えててもしょうがないや。亜弥ちゃん行こう!遅れるよ。」

「はい!」


54 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月20日(水)10時32分01秒



ガラッ。

「「すいませ〜ん。」」


「おいおい。二人して遅刻かよ・・・。まぁ、いいや。説教は後!席ついて。」

「「は〜い」」


-----------------

「じゃあ、この78ページの1番と2番の問題、各自で解いて。時間は10分。オイラたち、回るから、わかんないところあったらきけよー。」



う〜ん・・・
ヤバイ・・・。ひさしぶりに真面目に授業受けるのは良いんだけど、いつも寝てるか、鏡見てるから、さっぱりわかんない・・・。

55 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月20日(水)10時32分44秒


亜弥のペンが進んでない事に気づいたのか、藤本先生が声をかけてきてくれた。

「大丈夫?亜弥ちゃん。どこわかんないの?」

「えっと・・・。・・・」

「ん?」

「全部・・・」

「は?」

「・・・全部・・・わかんないですぅ・・・」

「そっか。んじゃ、最初から説明するよ。ここはyが4になるから・・・・」


藤本先生の説明をきいたお陰で、なんとか二問とも解く事ができた。
ひさしぶりに発言もできたし!

56 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月20日(水)10時33分18秒

でも矢口先生の
「あややが手ぇあげるなんて、明日は雨でも降るか〜?」
っていう一言はちょっと気になったけどぉ・・・。
あと、周りからきこえてきた「いいな〜。あやや。藤本先生に教えてもらってるよ〜」「私も藤本先生に教えてもらいた〜い!」なんていうセリフもかなり気になったけど・・・。

・・・やっぱり藤本先生人気あるのかぁ〜・・・。

まぁ、そこそこかわいいほうだし、そりゃあ人気出るよねぇ〜。ま、あたしのがかわいいけど!

57 名前:小金井 投稿日:2003年08月20日(水)10時35分01秒
今日はちょっとだけ長めの更新です。
更新、夜になってしまうと思ったんですが、昼前にできてよかったです。

>>46 さん
教師と生徒ってシュチュエーション合いますか?
気にいってもらえて良かったです^^
58 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月20日(水)17時15分47秒
藤本先生っていい響きですね。(w
毎日の更新嬉しいっす。
この調子でがんがんいってください!!
59 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月21日(木)01時01分05秒
藤本せんせぇー意外とやさすぃーのね
そしてさばさばしててかっこいーの
続き楽しみにしてます
60 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月21日(木)12時49分12秒



放課になると、友達から、「なんで藤本先生と二人で遅刻したの〜?」とか、「まさかあやや、藤本先生襲っちゃった!???」なんていうくだらない質問攻めにあった。

他のクラスの子もそのウワサをききつけたのか、『藤本美貴親衛隊』を名乗る女の子たちのグループに「ウゼーんだよ!」なんて言われたり・・・かなりハードな一日だった。


もういいや・・・。今日は、部活休んで帰ろ・・・。

それでなくても二日に一回は部活を休んでいる亜弥は、顧問に連絡する事もせずに帰ろうとしていた。

61 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月21日(木)12時49分51秒


そこに偶然にも藤本先生が通りかかった。

「あれ?亜弥ちゃん、部活休み?」

「あぁ。今日はちょっとサボりですぅ〜。あははっ。」

「サボりかぁ〜。美貴も高校時代はよくサボったなぁ〜。ってゆーか、一回も部活参加した事なかったし。」

えぇっ!???
普通、先生だったら「サボりはダメだよ!」とか言うでしょ・・・。
やっぱこの人おかしいよぉ・・・。

62 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月21日(木)12時50分24秒

「ってゆーか、亜弥ちゃん何部なのさ?」

「テニス部ですけどぉ。」

「テニス部?じゃあ、美貴と一緒じゃん。なんかテニス部の顧問の先生がさ、飯田先生だっけ?その人が、3日前くらいに入院したらしくてさー、退院するのが3週間後みたいだから復帰するまで美貴が仮顧問になったらしいよ。」

「そうなんですかぁ!??」

ここ一週間、二日に一回どころか、毎日のように部活をサボっていた亜弥はそんな事は知らなかった。

-----だって・・・・部活やると髪型変になるし・・・。


63 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月21日(木)12時51分01秒


---------------------



でもなぜか・・・いつの間にかあたしはテニスコートにいた。
顧問が藤本先生にかわったら、突然、部活復帰するなんて・・・。
・・・・・飯田先生・・・ごめんなさい。



64 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月21日(木)12時51分39秒



あたしが自分の世界に入っていると、周りから「キャー!」「カッコいい〜〜〜〜!!!」などという、芸能人が突然現れたかのような歓声が起こった。

「えっ?なに?どうしたの?」

あたしが近くにいた友達にきいてみると、友達がテニスコートを指さした。

-----えっ!???


--------そこで見たのは・・・
テニス部で一番上手くて、全国大会にも出場経験がある石川梨華ちゃんとまともにやりあっている藤本先生の姿だった。

65 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月21日(木)12時52分11秒


結果は藤本先生の勝ち。

梨華ちゃんは唖然としてを見ていた。

藤本先生は「テニス楽しいね〜。美貴、はじめてやったんだけどさ〜、かなり楽しかった。」と、のん気に言っていた。

66 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月21日(木)12時53分01秒


この一件で、藤本先生の人気はますます上がり、藤本美貴ファンクラブや、写真部による、藤本美貴隠し撮り写真などの販売まで行われるようになった。

それだけ人気が出れば、もちろん藤本先生に近づく事もできなくなった。
周りにはいつも取り巻きの女の子たちがいて近づけないのだ。


------ま、あたしは別に藤本先生と話せなくても別に何の問題もないけどなぁ〜。優しくて可愛いなって思うけど、別に興味ないし。

67 名前:小金井 投稿日:2003年08月21日(木)12時56分42秒
今日はここで更新終了です。

あと、訂正で、>>65
『梨華ちゃんは唖然としてを見ていた。』は正しくは『梨華ちゃんは唖然として藤本先生を見ていた。』です。

>>58 さん
はい。これからもできるだけ毎日、更新できるように頑張りたいと思います^^

>>59 さん
さり気なく優しい藤本先生がかきたかったので、そう思っていただけると嬉いです^^
続きも頑張ってかかせていただきます!
68 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月21日(木)17時41分28秒
素直になってあやや
ってか気付いて
興味ないこたないでしょ
いつもサボってた部活出ちゃってるじゃん
69 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月22日(金)12時15分27秒



しかし、藤本先生が松浦亜弥の教材運びを手伝っていた。だとか、二人そろって授業に遅れてきたなどの噂をききつけた、取り巻きの女の子たちに嫌がらせをされる毎日が続いた。

朝学校にきたら、机の上に「ウゼーんだよ!調子のるな!」って書いてあったり、上履きにペンで「殺ス」って書いてあったり・・・。

あたしは別にそれくらいの事なら大丈夫。いつかおさまるよ----と我慢していたが、やられても悔しがらない亜弥の事が、取り巻きの女の子たちは気にいらなかったらしく、嫌がらせはどんどんエスカレートしていった。



大事件が起きたのは、合宿の日だった。


70 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月22日(金)12時16分01秒


亜弥の通っている学校では、三年は秋に、二泊三日で合宿に行くという行事が行われていた。
合宿の一日目の内容は、一班五人の班別で森を歩き、途中にある三つのチェックポイントにいる先生たちから印をもらって、スタート地点の合宿所に戻ってくる。というものだった。
班別の班はくじ引きで決めるのだが、亜弥は運悪く、藤本の取り巻きの女の子たちと同じ班になってしまった。



そして・・・森の中に一人置き去りにされてしまったのだ・・・



71 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月22日(金)12時16分31秒

秋といっても今年は異常気象のせいで、途中で雪が少し降ってきた。

地図は班長の子が持っていってしまったし、携帯も合宿所に忘れてきてしまった。食べ物はお菓子を少し持っているだけで、着ているものはジャージだけ。周りは薄暗くなってきて、もう帰れるという状況じゃなくなってしまった。
雪はやまないし、それどころか、どんどん強くなってきている気がする。

亜弥は暗闇の中でガタガタ震えていた。


72 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月22日(金)12時17分28秒


何時間たったかわからない。辺りはもうすっかり暗くなって夜になっていた。

--------あたし・・・このまま死んじゃうのかな?----------

寒さで意識が薄れてきた時、上から人が降ってきた。

73 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月22日(金)12時18分03秒



「いったぁ〜・・・。」

「えっ?」

「あっ。亜弥ちゃん発見〜」

「藤本センセー・・・」

「大丈夫?って・・・大丈夫なわけないよね?・・・ここコースから思い切りはずれてるじゃん。どーしたの?」

「あははっ・・・班の子に置いてかれちゃって・・・」

「え。あいつら?いつもなんか美貴にくっついてくるやつら。」

「そうです・・・」

「そっか。ごめん。じゃ、美貴のせいだよね・・・」

「いえ。藤本先生のせいじゃないですよぉ」

「ってゆーか、寒いでしょ?ジャージ一枚で。美貴、亜弥ちゃん探しにきたんだよね。だからジャケットとかホッカイロくらいなら持ってきたから。」

そういって藤本先生は亜弥にカバンから出したジャケットとホッカイロを渡した。
74 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月22日(金)12時18分41秒

「・・・ありがとぉございます・・・」

「ってか、亜弥ちゃん、めっちゃ体冷たいじゃん。やばいなー・・・。ちょっとどうしよう・・・。実は美貴も亜弥ちゃん探しながら遭難しちゃってさー。雪降ってるじゃん?足場悪くて踏み外しちゃって、ちょっとした崖みたいなとこから滑り落ちちゃったんだよね・・・。携帯も圏外だし・・・。」

「藤本先生。血・・・」

「あぁ。さっき崖から滑り落ちた時に擦っただけだよ。大丈夫。バンソウと消毒液くらいなら持ってきてるし。それよりどうやって朝まで過ごそうか?懐中電灯もってるけど、この雪の中で、歩いて戻るのは無理だし、余計危険だしなー・・・」

「朝まで・・・ですか・・・」

「うん。ごめん。なんかホント美貴のせいって感じだよね・・・。取り巻きの子たちにやられたって・・・。亜弥ちゃんも体温めっちゃ下がっちゃってて危ない状況だし・・・」

「・・・・」

「どうした?」

「・・・・なんかちょっとクラクラする・・・・」

そういって亜弥は藤本先生に倒れかかった。
藤本先生は亜弥を両手で支えると、自分が着ていたジャケットも亜弥にかけた。

75 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月22日(金)12時19分13秒


--------やばいな・・・このままじゃ亜弥ちゃん・・・朝までもたないよ----------

少しでも亜弥の体を温めるために藤本先生は亜弥を抱きしめた。

寒さで美貴も意識が薄れてきたが、なんとかこらえて救助を待った。





76 名前:小金井 投稿日:2003年08月22日(金)12時21分12秒
更新終了です。

>>68 さん
松浦が藤本先生への気持ちに気づくのはいつになるんでしょうねー^^;(笑
ちょっと鈍感な松浦さんをかいてみましたw
77 名前:小金井 投稿日:2003年08月22日(金)19時01分04秒
ちょっと『あたしの可愛い王子様!』とはまったく関係のない小説を書かせていただきます。
ちょっと息抜きに超短編で。
CPはいしよしです。
78 名前: 投稿日:2003年08月22日(金)19時01分37秒
三日前、あなたから別れを告げられた。

最後の夜、最後にあなたがつけてくれたこのキスマークも日にちが経つにつれてだんだん薄れていった---

もうその跡はうっすらとしか残っていない。

79 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月22日(金)22時49分15秒
え…更新終わり?
80 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月22日(金)23時04分20秒
超短編w
81 名前: 投稿日:2003年08月23日(土)14時21分50秒

その跡を指で触りながらそっと呟いてみる。

「よっすぃ・・・」

もう何度も、数え切れないくらい呼んだ名前を呼んでも、もうあなたから返事はかえってこない------

いつも隣にいたはずのあなたはもういないから・・・

その事を実感した途端涙が溢れてくる。
82 名前: 投稿日:2003年08月23日(土)14時22分30秒

この跡はいつ消えてしまうんだろうか?-----

キスマークが薄くなっていくごとに、あなたとの思いでも少しずつ消えていってしまうような気がして・・・

私があなたのものという事を示すこの跡が消えてしまったその瞬間から、あなたと私を繋ぐものは何もなくなってしまう------


もう、私に残っているのはあなたのつけてくれたこのキスマークだけだから-----


83 名前:小金井 投稿日:2003年08月23日(土)14時26分25秒
息抜き超短編小説終了です。
あり得ないくらい短いですね〜^^;

>>79 さん
すいません^^;『跡』の1回目の更新、かなり少なくて。
晩ご飯だったんで、更新の途中で、飯食いに行っちゃってたんですよ〜^^;そしたら中途半端なところで終わってしまいました^^;

>>80 さん
あの後、更新したんですが、結局、最後まで書いても超短編でしたw(笑
84 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月23日(土)14時28分38秒





辺りが少しずつ明るくなってきた。

「お〜い!藤本先生〜!!!松浦ぁ〜!どこだぁ〜〜〜〜〜!!!返事しろー!」

などと、人の声がきこえてきた。

先生方だ!と確信した美貴はありったけの力をふりしぼって
「ここです!」
と叫んだ。

途端、今まで張り詰めていた、緊張の糸が切れたのか、美貴の意識も薄れていった。


-----------------------


85 名前: 投稿日:2003年08月23日(土)14時29分23秒



気がつくと病院。

お見舞いにきていた矢口先生にきくと、美貴は三日も眠っていたらしい。
亜弥ちゃんも美貴のかけてあげたジャケット二枚やホッカイロなどのお陰でなんとか大丈夫だったらしい。
亜弥ちゃんは明日には退院できるそうだ。
矢口先生にきくと、救助された時は既に亜弥ちゃんより美貴のほうがやばい状態だったらしいけど。


86 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月23日(土)14時29分53秒



--------あーぁ。

美貴はあと三日間入院か〜。つまんないなぁ〜。

美貴が退屈していると、ドアがコンコンとノックされた。


「は〜い。」

87 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月23日(土)14時30分26秒


ドアがガラっと開いて、そこには亜弥が立っていた。

「亜弥ちゃんじゃ〜ん。大丈夫?」

「あたしは大丈夫ですけどぉ。藤本先生のほうこそ、大丈夫ですかぁ?ってゆーか、ごめんなさい・・・あたしが遭難なんてしなければ、藤本先生もこんな目にあわなくて済んだのに。」

あたしが泣きそうな顔になっていると、藤本先生はあたしの頭を撫でてくれた。

「ぜんぜん亜弥ちゃんのせいなんかじゃないよ。ってゆーか、結局、お互い無事だったんだし、いいじゃん。」

藤本先生はまたあの笑顔をした。

88 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月23日(土)14時31分01秒


ドキッ



あたしはなぜか突然、すごく恥ずかしくなって、頭を撫でていた藤本先生の手を怪しまれない程度にどけて、「もう自分の病室帰らないと!担当の看護婦さんに怒られちゃうんで!」と言って去っていった。


美貴は「なんなんだろう?」と不思議に思ったが別に気にしない事にした。
ってゆーか、亜弥ちゃん顔赤かったな。熱でもあったのかなー?


89 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月23日(土)14時31分33秒



美貴がそんなのん気な事を考えていた頃、亜弥は自分の病室のベッドの中で一人でドキドキしてた。


------なんか藤本先生・・・やっぱすっごいかわいいかも・・・-----

やばい・・・なんかすっごい好き--------


結局、寝るまでずっと藤本先生の事を考えていた。


90 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月23日(土)14時32分18秒



------------------

「藤本先生好きです。」

「へ?」

「キス・・・してください・・・」

「えぇ!???」

一瞬の沈黙の後、美貴は亜弥の頬に手を添えて、唇をつけた。

そして美貴の舌が亜弥の唇を割って入ってきた。

「んっ・・・ぅ・・・んっ」

ピチャピチャと厭らしい水音が響く。

そして美貴の手が起用に亜弥のブラのホックをはずし、亜弥の胸に---------------


-------------------------


91 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月23日(土)14時33分11秒




「きゃあぁぁ!」

・・・・へっ?

夢ぇ???

「・・・夢・・・かぁ・・・」

はぁぁぁ・・・びっくりした・・・。

でも、あんな夢・・・。思春期の男の子じゃないんだからぁ・・・。あんなエッチな夢・・・。

亜弥の顔は思い出しただけで熱くなっていた。

やばいなー・・・。もうあたし、藤本先生の顔、まともに見れないかも・・・。

火照った体を冷ますために、亜弥は病室の窓を開けて溜息をついた。

92 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月23日(土)14時33分42秒


今日は退院の日、藤本先生はあたしより長く入院するらしいから、帰りに藤本先生の病室に寄って行こうと思ったんだけど・・・
無理だった・・・
病室のドアにある、『藤本美貴様』っていうプレートを見ただけでも、亜弥は顔から火が出そうだった。


結局、美貴が退院するまで、亜弥は一度もお見舞いに行けなかった。

93 名前:小金井 投稿日:2003年08月23日(土)14時35分31秒
ふぅ・・・。
今日も更新終了です^^
なんとか、明日で頑張って完結させたいなーと思ってるんですけどね。

あと訂正です。
>>85のタイトルは『跡』ではなく、『あたしの可愛い王子様!』です。

94 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月24日(日)10時17分25秒
美貴センセーかっちょ前過ぎ!
そりゃドキっとしますわ。
あやや突っ走れ!
95 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時11分10秒



藤本先生は退院して次の日にはもう学校にきていた。

あたしはお見舞いにいかなかった気まずさやら、恥ずかしさやらで藤本先生を避けていた。

もうちょっと・・・あたしの気持ちが落ち着くまでは・・・。

そう思っていたのに、うまくいかないものだ。

96 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時11分41秒


放課後、そうじ当番で亜弥が教室そうじを一人でしていると美貴が入ってきたのだ。

「あー。亜弥ちゃ〜ん。なんかひさしぶりだねぇ〜。お互い復活だぁ。」

美貴はそう言ってあはっと笑った。

亜弥は俯いていた。
------顔が熱い・・・

きっと今、あたしの顔は真っ赤なんだろう。

97 名前:∬´◇`∬<ダメダモン… 投稿日:∬´◇`∬<ダメダモン…
∬´◇`∬<ダメダモン…
98 名前:小金井 投稿日:2003年08月24日(日)14時13分26秒
訂正します。
すいません!
>>97は間違いなので、気にしないでください。
すいませんでした^^;
99 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時14分00秒


「藤本先生好きです。」

「へ?」

「キス・・・してください・・・」

「えぇ!???」

一瞬の沈黙の後、美貴は亜弥の頬に手を添えて、唇をつけた。

そして美貴の舌が亜弥の唇を割って入ってきた。

「んっ・・・ぅ・・・んっ」

ピチャピチャと厭らしい水音が響く。

そして美貴の手が起用に亜弥のブラのホックをはずし、亜弥の胸に---------------


・・・って、なんであたし、今こんなこと思い出してるのよ!

あー・・・もうホント、藤本先生の顔・・・見れないなぁ・・・。

100 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時14分48秒

「どしたの?亜弥ちゃん。顔めっちゃ赤いよ?」

美貴がそう言って、亜弥の額に手を当てた。

「あっついねー。熱でもあるんじゃない?」

「いや。熱があるとしたらそれは藤本先生のせい------」

-----って、あたしなに言ってんの!

「へっ?美貴のせい?」

「いやいやいやいやいやいやいやいやいや。ぜんっぜん藤本先生のせいなんかじゃないです!」

そう言って逃げ出そうとしたその時

「あっ!亜弥ちゃん、そっち机!!!」

101 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時15分20秒


ガッシャーン!


「いったぁ〜・・・」

今日のあたしはぜったい変。挙動不審。
ってゆーか、逃げようとして、しかも、そうじのために教室の後ろに下げておいた机たちに激突しちゃうなんて・・・

102 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時15分54秒

「大丈夫!??ってか血ぃ出てるし。」

「あ〜。いったぁ・・・」

「けっこー深いなぁ。なんかでズバっと切っちゃったみたいだね。」

そう言っている間にも切れた手の甲からはドクドクと血が流れている。

「保健室行こうか。でもちょっと待って。」

そう言って藤本先生はあたしの手を掴むと、自分の口のほうに持っていった。

ペロペロ・・・

「せ・・!先生!?な、な、な、なにやってるんですかぁ!???」

「ちょい消毒。なにで切ったかわかんないし。鉄とかだったら破傷風になっちゃうかもしんないし。」

そう言って舐めた傷口にハンカチをあてると、藤本先生は「立てる?」と言って手を差しのべてくれた。


--------なんか先生・・・かっこいいんですけど・・・。


103 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時16分31秒


保健室についたら保健の先生はいなくて、藤本先生が消毒やら包帯やらをしてくれた。

「・・・先生好き・・・」

あたしの口からはなぜか『好き』っていう言葉がいつの間にか漏れていた。

「へえぇ!????」

「・・・何度も言わせないでください」

「あぁ。ご、ごめん。突然でびっくりしちゃって・・・あ〜・・・・・・。」

藤本先生は困ったような顔をしていた。
あたしはその顔を見て、この先藤本先生の口から発せられるであろう、告白の返事を予想してしまった。

------『ごめん』

たぶん。いや、きっと。藤本先生の口からはこの言葉が出るだろう。と・・・

あたしは告白の返事をきいたらすべてが終わってしまうような気がして・・・。それが怖くて、返事を聞く前に保健室を飛び出してしまった。

104 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時17分03秒


カバンも持たずに走って家に帰って、自分の部屋に閉じこもった。

-------藤本先生・・・すごい困ってた・・・
迷惑なんだよね・・・。
気づいてなかったけど、藤本先生はどんな時でもあたしを助けてくれてたなぁ・・・。
藤本先生が教育実習としてこの学校にきてから一週間。あたしはどれだけ藤本先生に助けられただろうか?・・・
いつの間にか、助けられる事が当たり前になってて、気づかなかった-----
でも・・・
藤本先生があたしを助けてくれるのは・・・結局・・・-----生徒だから-----だよね・・・。

その日はあたしは一睡もできなかった。
身体は疲れているはずなのに、藤本先生の事ばかり考えてしまった。


105 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時17分37秒



次の日も、その次の日も学校で、藤本先生と一言も話さずに、ついに藤本先生の教育実習最後の日になってしまった。
話すチャンスがあるのに、あたしは藤本先生を避けてしまっている。
目を合わすことすらできない。
告白した時の藤本先生の表情を見た瞬間に思ったから・・・


------もう前みたいな関係には戻れない


106 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時18分14秒



「今日で、みんなとはお別れです。これからも教師になれるようになれるように頑張るので、皆さんも勉強や部活、頑張ってください。ありがとうございました。」

周りから落胆の声がきこえる。

そう。藤本先生は教育実習生。
はじめから一ヶ月だけ。という事できていた。
今日がタイムリミット。今日でお別れ。
藤本先生はあたしの事なんて忘れてしまうだろう・・・
こんな事になるなら、告白なんてしなければよかった・・・
そうすれば、最後まで楽しめたかもしれないのに-------



107 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時18分50秒



「あと、松浦亜弥さん。ホームルーム終了後、教室に残ってください。」

周りがザワザワする。

たぶん状況理解できてないのはあたしだけ。
突然の事で頭が回らない。

108 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時20分12秒


とりあえず、言われた通り、教室に残る。
誰もいない教室。気まずい空気。気まずい沈黙。

意外にあっさり、美貴がその沈黙を破る。

「あのさ・・・。呼び出しみたいにしちゃってごめん。」

「いえ。」

「あぁでもしなきゃ、亜弥ちゃん、美貴の話きいてくれないでしょ?」

「・・・」

避けてるの、やっぱ気づかれてたんだ----。そりゃあ、気づくか・・・。あんなに露骨に態度に出してれば・・・。

109 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時20分44秒

「美貴、告白の返事してなかったよね。なんであの時、途中で逃げたの?」

「・・・っ。だって・・・。藤本先生、すっごい困った顔してたじゃん!迷惑だったんでしょ!??」

「えぇ!???美貴、そんな事言ってないじゃん。そりゃあ、困った顔はしたよ。だっていきなり言われたらびっくりするでしょ〜。教師と生徒だし。一応。まぁ、美貴は亜弥ちゃんの事、生徒として見てなかったけど?」

「へ???」

「だぁ〜かぁ〜らぁ〜・・・ただの生徒だったら、あんな雪降ってる時に命がけで助けに行ったりしないし、教材の前で困ってても助けないって。美貴、優しくないから。」
そう言ってあははっと笑った。

そうだった・・・。そういえば、藤本先生があたし以外の子を手伝ったり助けたりしてるところ見たことない・・・。

110 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時21分18秒

「そうだったんですか・・・」

「そーゆー事!」

「どういう事ですかぁ!ちゃんと言葉に出して言ってくださいよぉ!はっきりと!」

「えぇ!???恥ずかしいじゃん・・・そんなの・・・」

藤本先生の顔は真っ赤になってる。
111 名前:あたしの可愛い王子様! 投稿日:2003年08月24日(日)14時21分53秒


「まぁ・・・その・・・。教育実習終わっちゃうけど、これからも亜弥ちゃんが・・・困ってたりしてたら美貴が助ける・・・ってゆーか・・・ああぁぁ〜〜〜!!!恥ずかしいし!」

「あははっ。藤本先生可愛いぃ〜。」

「・・・・ってか、もう藤本先生って呼ばなくていいよ。美貴で。」

「えぇ〜。じゃあみきたんで!」

「・・・なんでもいいよ・・・」

「じゃ、みきたんのお望みどおり、これからも亜弥はみきたんに守ってもらいます!よろしくねっ。王子様!」

美貴は赤くなりつつも

「まかせてくださいっ。お姫様!」

というと、あたしのホッペにチュっと口付けた。



                              END
112 名前:小金井 投稿日:2003年08月24日(日)14時23分34秒
完結しました!
最後なので、いつもより長めに更新しました。

>>94 さん
かっちょいい藤本先生に見えましたか?
良かったです^^
藤本先生はかっちょいいキャラにしたかったのでw
113 名前:つみ 投稿日:2003年08月24日(日)18時36分52秒
えがった・・・
114 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月25日(月)02時20分48秒
お疲れ様です
作者様
最初から松浦さん狙いだったって事は藤本先生そうとうエロイな
115 名前:小金井 投稿日:2003年08月25日(月)13時20分11秒
>>113 さん
えがったですか^^wありがとうございます。

>>114 さん
藤本先生エロイですかw(笑)藤本先生は松浦さんに一目ボレだったようですw
116 名前:小金井 投稿日:2003年08月25日(月)18時47分15秒
ここでお知らせです。
えー、テスト一週間前なので、新作を書く事ができません。
なので、私は二週間ほど姿を消します。
117 名前:あやみき大好きっ子 投稿日:2003年09月02日(火)09時59分43秒
あと一週間。。。
新作もあやみきだったらいいな。
118 名前:あやみき大好きっ子 投稿日:2003/09/13(土) 08:15
まだかな〜
119 名前:小金井 投稿日:2003/09/16(火) 21:23
お待たせしてすいません・・・。
実をいうと今、俗にいう、スランプってやつなんです・・・。
なんかいいアイディアが浮かばないというか・・・。
なので、もう少し(?)待たせてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします。
120 名前:大切なモノ 投稿日:2003/09/20(土) 15:02




「美貴た〜ん。これこれ!」

「ん?亜弥ちゃんなに???」


今日はひさしぶりに二人同時のオフだったから、亜弥ちゃんと二人でショッピングにきたのだ。


「これこれ!この指輪、チョーかわいくない!????」

「あ〜。かわいいねぇ。2つあるしさ〜、二人でペアで買っとく?」

美貴が冗談っぽく言うと亜弥ちゃんは嬉しそうに「うん!」と言って、その二つの指輪をレジに持っていった。

121 名前:大切なモノ 投稿日:2003/09/20(土) 15:02


「二点で、4200円になります。」

亜弥ちゃんが財布からお金を出そうとしたけど、美貴はそれを止めた。

「いいよ。亜弥ちゃん、もうすぐ誕生日だし、美貴が出すよ。美貴から亜弥ちゃんへ誕生日プレゼント!」

亜弥ちゃんは照れくさそうに笑いながら
「ありがとっ!」
と言った。


122 名前:大切なモノ 投稿日:2003/09/20(土) 15:03




「はい。」

美貴が、ペアの指輪の一つを亜弥ちゃんに差し出すと亜弥ちゃんは

「美貴たんつけてぇ〜」

と無邪気に笑いながら左手を差し出してきた。

美貴が亜弥ちゃんの左手の薬指にその指輪をはめてあげると亜弥ちゃんは嬉しそうに笑って、美貴の左手にも、もう一つの指輪をつけてくれた。

123 名前:大切なモノ 投稿日:2003/09/20(土) 15:03


亜弥ちゃんは指輪をつけた薬指を見ながら

「なんか、今までおそろいのものっていっぱい買ったけど、指輪って特別な感じがしていいね!」

と言って、笑顔で美貴を見てきた。


二つで4200円の安いシルバーリングだけど、亜弥ちゃんが喜んでくれた事が美貴はとても嬉しかった。


124 名前:小金井 投稿日:2003/09/20(土) 17:45
お待たせしました〜!(ダレも待ってない!???)
今回もあやみきです^^
少ないけど早速更新です。
125 名前:大切なモノ 投稿日:2003/09/21(日) 14:37





駅で別れた後、美貴の携帯の着メロが鳴った。

〜〜〜♪〜〜♪


「あっ。亜弥ちゃんからだ。」

さっき別れたばかりなのになんだろう?と思いながら、新着のメールを開いた。

126 名前:大切なモノ 投稿日:2003/09/21(日) 14:37


『今日は楽しかったよぉ〜(^0^)ってゆぅか、美貴たんとのペアリングすっごいうれしい!美貴たん愛してるw(* ̄3 ̄)ちゅ♪』


「・・・。愛してるって・・・。そんな大げさな・・・。」

そんな事を言いながらも美貴は内心、嬉しかったりもした。


『美貴も亜弥ちゃんの事愛してるよ〜!』

いつも言ってる事だけど、今日はなぜか妙に照れくさくて、メールのレスもいつもより短めになってしまった。

127 名前:大切なモノ 投稿日:2003/09/21(日) 14:38




-------------------------


「あ〜ぁ〜・・・最近、ヒマだなぁ〜。せっかくオフでも、亜弥ちゃん仕事あるし・・・」


美貴は少しはヒマつぶしになるだろう。と、横にあったチャンネルに手を伸ばしてテレビをつけた。


「あっ。亜弥ちゃん出てるじゃん。」

タイミングよくテレビに映し出されたのは亜弥だった。

128 名前:小金井 投稿日:2003/09/21(日) 14:38
またまた短いけど更新です。
129 名前:あやみき大好きっ子 投稿日:2003/09/23(火) 18:20
>>124
いやいや、毎日チェックしてます。
余計な事言って作者さんにプレッシャーかけたくないんで。
スレ汚スマソ。。。
130 名前:小金井 投稿日:2003/09/23(火) 21:36
>>129 さん
毎日チェックしてくれてるんですかwありがとうございます。
プレッシャーにはならないですよ^^

自分の納得のいくものが書けたら、更新しようと思います。
いつになるかわかりませんが・・・気長に待っていただけるとうれしいです。
131 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/23(火) 23:46
seekには週1くらいしかこないのですがここDOMってます
楽しみにしてるので頑張ってください。

このあとどんな展開になるのか読めませんが
どうなるのでしょう?続き待ってます。
132 名前:小金井 投稿日:2003/09/24(水) 17:24
>>131 さん
レスありがとうございます^^
楽しみにしているといわれるとうれしいです^^
休日に更新しようと思ってるので、それまで待ってくださいね^^
133 名前:あやみき大好きっ子 投稿日:2003/10/11(土) 13:06
作者さ〜ん、そろそろ…(泣)
134 名前:あやみき大好きっ子 投稿日:2003/10/14(火) 23:24
応答なし。。。(泣)
135 名前:小金井 投稿日:2003/10/15(水) 17:31
133-134>>
すみません><
明日から中間テストなんですよ・・・^^;
受験生としては二学期の中間・期末はおとせないので・・・。
もう少し待ってください・・・。
136 名前:あやみき大好きっ子 投稿日:2003/10/17(金) 01:30
そうだったんですか…
失礼しました。おとなしく待ってます。
137 名前:小金井 投稿日:2003/10/18(土) 00:26
こちらこそすいませんでした。
中間テスト終わったので、そろそろ続き考えたいと思ってます。
138 名前:あやみき大好きっ子 投稿日:2003/10/18(土) 07:08
テストお疲れ様でした!
正座して更新お待ちしております。
139 名前:大切なモノ 投稿日:2003/10/19(日) 14:36


-------------


あははっ。
亜弥ちゃん、また美貴の事言ってるよ〜。

ってゆーか、美貴の事について話しすぎ・・・。
美貴がそこにいないのに、なんで美貴のネタでそんなに盛り上がっちゃってるのさ・・・。

少し飽きれながらも、内心かなり嬉しかったりもした。


140 名前:大切なモノ 投稿日:2003/10/19(日) 14:37



「あっ!」


美貴はある事に気がついた。


----亜弥ちゃん、あの指輪してくれてるじゃん-----


テレビだから、さすがに左手の薬指にはしていないけれど、亜弥の右手の薬指には確かに、美貴とおそろいの指輪が光っていた。


亜弥ちゃん、あの指輪仕事中でもつけてくれてるんだ--------

亜弥が指輪を大切にしてくれている事がわかって、美貴は思わず笑顔になっていた。


141 名前:大切なモノ 投稿日:2003/10/19(日) 14:37




それからというもの、美貴も仕事中にその指輪をつけるようになった。

ダンスレッスン中も、テレビ撮影も、写真撮影も。

スタッフの人に、「外して」と言われない限り、その指輪はずっと美貴の指についていた。


そう----あの日までは-----





142 名前:大切なモノ 投稿日:2003/10/19(日) 14:37




ダンスレッスンが終わった後、帰ろうとすると、外は土砂降りの雨だった。

「うわー・・・。朝は晴れだったのになぁ・・・。」


天気予報でも雨が降るなんて事は言ってなかったから、もちろん傘は持ってきていなかった。


「どうしよう・・・。コンビニで傘買うのも面倒くさいしなぁ・・・。」

この雨だったら、コンビニまで行くのにも、ずぶ濡れになっちゃいそうだし・・・。

運が悪い事に、その日はお金もそんなに多く持ってきていなかったので、タクシーに乗るにもお金が足りない。


しかたがないから、結局、走って帰る事にした。




鞄を頭の上にのせて、猛ダッシュで家まで走った。



143 名前:大切なモノ 投稿日:2003/10/19(日) 14:38





バタンッ!


「はぁ〜・・・。」

やっと着いた・・・。

雨降りすぎだよー・・・。


早くお風呂入らないと風邪ひいちゃうよ・・・。


そう思い雨で重くなった服を脱ごうとすると、左手に違和感を感じた。


---------あ・・・れ----?


144 名前:大切なモノ 投稿日:2003/10/19(日) 14:38


まさかと思い左手を見ると、いつもついてたはずのものが美貴の左手の薬指についていなかった。



-------------------


その瞬間美貴は傘も持たずに部屋を飛び出していた。



145 名前:大切なモノ 投稿日:2003/10/19(日) 14:39





どうしようどうしようどうしようどうしよう------------


折角亜弥ちゃんとお揃いの指輪なのに----------



絶対見つけないと--------!


146 名前:大切なモノ 投稿日:2003/10/19(日) 14:39





通った道すべてを探したけど、結局その指輪は見つからなかった。


この雨の中で、あんなに広い道に落ちている小さい指輪を探す事自体、無理がある。


もしかしてもう誰かが拾っちゃってるかもしれない。

そんな考えが頭の中によぎったが、美貴はもう一度通った道を探した。



147 名前:大切なモノ 投稿日:2003/10/19(日) 14:41



------------------------------

もう探しはじめてから何時間たっただろうか。

美貴の疲労もピークに達していた。


ちょっと休みたいなぁ----なんて思って、ベンチを見ると、ベンチの下に光るものが見えた。




「あった!」



このベンチの横を通った時に、その指輪を落として、その指輪が転がってベンチの下に入りこんだのだろう。

148 名前:大切なモノ 投稿日:2003/10/19(日) 14:41


-------------よかったぁ・・・・。


美貴はその指輪を左手の薬指にはめた。


いつもの感覚が戻ってきて妙に嬉しくなり一人で微笑んだ。

いつの間にか雨は止んでいて、指輪を探す前は真っ暗だった空も、夕日でオレンジ色になっていた。


夕日のオレンジ色が左手の指輪に反射してとても綺麗に見えた----------


149 名前:大切なモノ 投稿日:2003/10/19(日) 14:42






----------もう絶対なくさないようにしよう。



そんな決心と共に、亜弥ちゃんに対する美貴の気持ちが、はっきりしたものになった気がする-------




150 名前:達吉 投稿日:2003/10/19(日) 14:44
完結です!
お待たせしました。
あれだけ待たせておいて、こんな終わりかたですみません。
いつもレスをくれた方、ありがとうございました。
スランプで続きが考えられなかった中、レスはかなり励みになりました^^
今後ともよろしくお願いします!^^
151 名前:小金井 投稿日:2003/10/19(日) 14:47

HN間違えてしまいました^^;
本当は小金井です^^;(苦笑
152 名前:チビ読者 投稿日:2003/10/19(日) 16:24
達吉!?
どんな間違いを・・・・
今度も「みきあや」をかいてください・・(ぜひ!
作品の感想についてですが、「大切なモノ」は、もうすこし
展開があったほうがよかったとおもいました。

リクエストしていいでしょうか?
 まず、主に「みきあや」
 それと「学園物」
無理なお願いでしょうが、よろしくです!
153 名前:小金井 投稿日:2003/10/19(日) 17:04
>>152 さん
前のHNが達吉だったもので・・・^^;(笑

リクエスト&感想ありがとうございました。
自分的にも『大切なモノ』は展開少なくてつまらんなーとか思ってたんですよ〜・・・^^;(汗
次回は頑張ります^^
学園物はできるかわかりませんが、次回作も『みきあや』で考えたいと思いますw
154 名前:小金井 投稿日:2003/10/19(日) 17:06
ちょっと息抜きで短編を書いてみたいと思いますw
155 名前:あなたに----- 投稿日:2003/10/19(日) 17:08



------------------------

つらいだけだと思ってた。

好きっていう感情がなくなればいいって思ってた。

こんな辛い思いをするならば、いっそ生きていたくないと思った時もあった----

周りで失恋したとか言ってる人がいる。

そんな人を見るたびに思ってた事がある----


156 名前:あなたに----- 投稿日:2003/10/19(日) 17:08





--------気持ちを伝えられるだけいいじゃん------





自分の気持ちを吐き出すだけでも少しは楽になる。

気持ちを伝えられない人の気持ちわかる?

わかんないよね?-----

ほんの少しの勇気で気持ちを伝えられるあなたと、伝えるのにその何倍もの勇気がいる私とじゃ違うんだよ----

きっと誰もわかってくれない。

きっと伝えたら後悔する----

そう思ってた。

157 名前:あなたに----- 投稿日:2003/10/19(日) 17:09


普通の人とは違う自分。

そんな自分が嫌で---そんな自分が気持ち悪くて・・・

その思いを必死で消そうとした------


これから一生、人を好きになれなくてもいい-----


伝えられないまま、この人を思っているほうがずっと辛いから。


158 名前:あなたに----- 投稿日:2003/10/19(日) 17:09



消そうと思ってもその想いは消えなくて、逆に日が経つごとに好きって想いが強くなった。


どうしたら楽になれるのかな?


思い切って伝えてみようとした。

だけど嫌われるのが怖くて-------


死んだら楽になれる?

でも死ぬ勇気がない。

死んでしまったらあなたの笑顔が見れなくなるから------


159 名前:小金井 投稿日:2003/10/19(日) 17:09
続きは今日の夜にでも更新したいと思います。
160 名前:あなたに----- 投稿日:2003/10/19(日) 23:49







でも最近、気づいた。




----------伝えられなくてもいいかなって--------


あなたの笑顔が素敵で----

例えあなたの笑顔が私一人のものじゃなかったとしても、それを見れるだけで幸せだから------


それでも嫉妬で狂いそうになる時がある。

その笑顔を私だけに向けてほしい。落ち込んだ表情や泣いている表情をもっと私に見せてほしいと------


少しずつあなたとの距離が縮まっていくとそれがとても幸せに感じる。

そんなに仲良くなくても------

前より、一cmでも・・・一mmでもあなたとの距離が縮まったと感じるだけで私はとても幸せな気分になる。

161 名前:あなたに----- 投稿日:2003/10/19(日) 23:50



この気持ちは今、無理にあなたに伝える事はないと思う。

今はまだ-----

あなたとの距離が少しずつ縮まっていくという幸せを自分の心の中だけで感じていればいいんだと思う。


好きにならなければよかったなんて、今はもう思わない。



いつかきっと勇気が出るはずだから--------


周りからどう思われたって好きという事実は変えられないから----------


いつになるかわからないけど、その時には、きっとこの気持ちをあなたに伝えたい--------。



162 名前:あなたに---- 投稿日:2003/10/19(日) 23:50
完結です^^
163 名前:小金井 投稿日:2003/10/19(日) 23:52
書いてから思ったんですが、この小説のカップリング誰と誰だかサッパリわかりませんね^^;
オイラは『いしよし』を想像して書いたんですが・・・^^;
この小説のカップリングは皆さんのご想像にお任せということでw
駄文ですが、息抜き短編小説なので、勘弁してください^^;(苦笑
164 名前:達吉 投稿日:2003/12/12(金) 14:57
新作です。
紺野×安倍
165 名前:小金井 投稿日:2003/12/12(金) 14:59
↑HN間違えました^^;
166 名前:sorrow&pain&jealousy----【joy】 投稿日:2003/12/12(金) 15:09

「紺野おはよっ!」

「お、おはようございますっ!」

「あははっ。そんなビックリしなくてもいいべ〜」

「いや・・・で、でもっ・・・」


-------朝からいきなりそんな笑顔で話しかけられたら、ドキドキしちゃいますよぉ〜

なんて、冗談っぽくでも言えたらいいのに・・・

そんな勇気は私にはないから



結局、安倍さんは、マネージャーに呼ばれて行っちゃったし・・・

あ〜あ、私ってなんでいつもこんなんなんだろう・・・。



167 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/14(日) 02:29
続き下さい
168 名前:sorrow&pain&jealousy----【joy】 投稿日:2003/12/14(日) 14:36




「あ〜っさ美ちゃん♪」

「・・・・」

「あさ美ちゃんシカトぉ〜???」

「えっ!あっ。ごめん!まこっちゃん。」

「すごいボーっとしてたねぇ。」

「ん〜・・・ちょっと考え事・・・かな。」

「おぉ!あさ美ちゃんが考え事!じゃあ、その悩みとやらをピーマコに相談してみなさいっ!」

「あ、うん。いいよ。そんな大した悩みじゃないし。」

「そっかぁ〜。じゃあ、言いたくなったらいつでも言ってね!ピーマコはおじゃマルの味方だから!」

「うんっ!ありがとねっ。・・・」

169 名前:sorrow&pain&jealousy----【joy】 投稿日:2003/12/14(日) 14:37



------なんかイライラする・・・

なんでだろう?

まこっちゃんは心配してくれてるのに--------


そのイライラの原因がわからないまま、結局ハロモニの収録の時間になってしまった。




収録中も上の空。

ずっとあの人ばかり見てる。


170 名前:sorrow&pain&jealousy----【joy】 投稿日:2003/12/14(日) 14:37




テレビ用の、ヘタな作り笑いなんかじゃなくて、素で楽しんでる笑顔。

22歳に見えない童顔。話し方。やる事すべてが愛しく感じる。

NGを連発しちゃって、暗くなってる子に笑顔で話しかけるだけで、その場の雰囲気を変えてしまう。


最初は憧れてただけなのに-------

あんな風になりたいって思ってただけなのに・・・それがいつの間にか憧れから愛情に変わってた・・・。


自分でもわからない。


171 名前:sorrow&pain&jealousy----【joy】 投稿日:2003/12/14(日) 14:37


--------わかりたくもない。


きっと間違いなんだ。

同性に恋愛感情なんて、持つわけないし・・・・・。

憧れを愛情と間違えてるだけ。


そう、自分の中で区切りをつけているうちに収録は終了していた。




172 名前:小金井 投稿日:2003/12/14(日) 14:39
今日は更新終了です。
一回の更新量、少なくてすみません・・・。

>>167 さん
更新遅れてすいません。
たぶん次の更新は今週の土曜くらいになると思います。
173 名前:小金井 投稿日:2003/12/20(土) 18:41
最近、ずっとパソコンの調子が悪いためしばらく現れません。
すみません。
174 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/12(月) 22:05
hozen
175 名前:小金井 投稿日:2004/01/19(月) 21:54
3月の受験が終わり次第、更新を再開します。
なんの連絡もせずに待たせてしまってすみませんでした。

【☆石川の誕生日を祝おう☆】
石川、誕生日おめでとう!!!
今日は(^▽^)<HAPPY〜♪な事が多々あった、オイラですw
石川パワーかな?(笑)
それにしても、石川、19歳かぁ〜。
早いなぁ〜。
まあ、19歳の石川梨華も全力で応援するってぇ事で☆
176 名前:小金井 投稿日:2004/01/20(火) 13:47
【☆矢口の誕生日を祝おう☆】
昨日の梨華タンの誕生日を祝おうに引き続き、今日はヤグタンの誕生日ですね☆^^
この間、20歳になったばっかだと思ったのにねぇ〜。
21ですよ!もう大人の女ですねw(笑)
矢口が大人の女に大変身するか、今までどおり、かわいいヤグタンでいるのかわかりませんが、オイラの愛は永久に不滅って事でw(笑)
やぐおめ☆
177 名前:小金井 投稿日:2004/01/20(火) 18:18
受験終わるまで、小説はうPしません。
なので、これがラストの小説です。
2003年12月31日に書きあげた作品を掘り出してきましたw
sorrow&pain&jealousy----【joy】の続きは受験が終了してから必ず更新させていただきますm(_ _)m
178 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:18




「みきたぁ〜〜〜〜ん!」

「うわっ!なに亜弥ちゃん。びっくりするじゃん!」

いきなりの、亜弥の後ろからのタックルに少々、ムスっとしている美貴だが、その表情はまんざら嫌そうではない。


「みきたん、この後ひま?」

「ん〜。美貴、忙しいからなぁ〜。」

「なに?デートぉ?」

「正解!なんでわかるのぉ!?すごいじゃん!亜弥ちゃんエスパー?」


--------------------

えっ?

冗談で言っただけなのに・・・本当だったの?

信じられない。信じたくもない-------!

179 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:19


「・・・・」

「亜弥ちゃん?どうしたの?」

「・・・ん?あ、あぁ、なんでないよっ!そっかぁ〜、みきたん、いつの間にか彼氏できてたのかぁ〜!じゃあ、なに?クリスマスはラブラブなんだぁ〜?」

「へへっ。まぁねっ!」

美貴は照れながらも、うれしそうな表情でそう言った。


みきたんをこんなに笑顔にさせる相手は誰なんだろう?

私じゃあ、みきたんをこんな表情にはさせられないよね・・・・・・

私たちは幼なじみでしかないんだから・・・・


顔も名前も知らない、愛しい人の恋人に嫉妬しながら、自分の無力さを感じて嫌になった。


180 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:19


好きなのに、伝わらない--------


伝えられない。


叶わぬ恋とわかっていても、一度好きになったら、やめられない。伝える事もできないし、忘れる事もできない。


そんな事を考えていると涙が溢れそうになった。

この涙が、目からこぼれ出ないうちに、みきたんに「バイバイ」と言って、家に帰った。


笑顔はうまく作れてただろうか?

声は震えていなかっただろうか?

よく覚えていない。




181 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:19



何時間も泣き続けて、いつの間にか眠ってしまっていた。

朝、思い瞼を開けると、タイミングよくメールの着信音が鳴った。


『みきたん』

携帯の画面には愛しいあの人の名前が出ていた。



『おはようっ!昨日は彼氏に指輪買ってもらちゃったんだぁ〜(*^_^*)』


友達だったら、『おめでとう』『よかったね』って言える事だけど・・・

私はみきたんに友達以上の感情を持ってしまったから----------


昨日、泣き続けて、もうこれ以上は涙は出ないと思ったのに、次から次へと涙が溢れてきた。


昨夜から降っている大雨が、私の部屋の窓に叩きつけられていた。



182 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:20




カチカチッ・・・

メールを打つ音が、部屋に響く。

外の雨はまだやまない。


『よかったね☆』

これが今、自分にできる精一杯の事。

これ以上、祝福はできないよ--------ごめんね--------


前までは、好きなら、その人の幸せを願っていたいって思ってたけど、今はもう無理だよ---------


好きすぎて止まらない。いっそ、友達・幼なじみっていう関係を壊してしまいたい・・・・・


そんなのできないってわかってる。

それは自分の心の中だけのドロドロした感情-------

実行する勇気はないよ。それは自分が一番わかってる。



昼なのに、空は、灰色のドロドロした雲で覆われていた。



183 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:20





みきたんに彼氏がいるってわかってから、一週間。

あれから連絡はとってない。

会いたい。会って抱きしめたい。

けど・・・・今はそれが冗談っぽくできるような心理状態じゃないから-----


もう一度会ってしまったら、あの人を滅茶苦茶にしたくなる。きっと-----


自分の感情が押さえられなくなってしまうと思う。

だから-----会わない。


184 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:20

ううん。会わないんじゃない。会えない。キラわれるのが怖くて会えない。


本当の自分を見て欲しい反面、キラわれるのが怖くてそれを隠す。

矛盾してる。





185 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:21



「痛っ!・・・」

配られてきたプリントで人差し指を切ってしまった。

流れ出る、黒ずんだ血。

ポタポタ------ドロドロ-------


この血と一緒にこの感情が流れ出てしまえばいいのに------


思ったより、深く切ってしまった指からは今の私の心のように、ドロドロした血が流れ出ていた。


「松浦さん、保健室行ってきなさいっ!」

「はい・・・。」

指先から流れ出る血に気づいた先生が、私にそう言った。


教室から出て、ダラダラと廊下を歩いて、保健室の前にきた。


保健室のドアを開けようとすると中から声が聞こえてきた。


186 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:21


「------っ!あんたなんか----っ!」

えっ?

聞き覚えのある声。


でもその声はいつも聞いていた、聞きなれた声じゃなくて、怒りが頂点に達しているような声。


-------みき・・・たん?------


私は保健室のドアを開けようと、ドアノブにかけていた、手をそっと離し、教室に引き返した。


純粋な関係を壊そうとする、こんな感情を持ってしまった今の私には、みきたんに会う権利もないから--------



187 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:21





誰もいない教室。

時計の針は既に、6時30分を指している。

先生に頼まれたプリントを整理していたら、こんな時間になってしまった。


帰ろうとして、鞄を持って、教室を出ると、隣のクラスに人影が見えた。


あれ?こんな時間に、まだ誰か残ってるのかなぁ?


机にうつ伏せていて、顔は見えない。

でもあれは紛れもなく、あの人。


188 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:22


足音を立てずにそっとその教室に入る。

時計のカチカチという針の音しか聞こえないはずの教室に、みきたんの、鼻をすする音がかすかに響いていた。

みきたんが座っている席より、より少し離れた席の椅子をひいて、私は座った。


何分たっただろうか?------


みきたんは少し顔をあげて、私のほうを見た。


ひさしぶりに見る、みきたんの顔は、泣いたせいか、目が腫れていた。

それでも、愛しいあの人に変わりはなくて・・・・・


はっきりした声で私は言った。

「大丈夫?」

それだけ言って教室を出ようとすると、ふいに腕を掴まれた。


189 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:22



・・・・・・・・・・


気まずい沈黙--------


その沈黙を破ったのはみきたんだった。


「・・・彼氏と別れた。」

「あ・・・そうなんだ?・・・」


ごめん。みきたん-------

私、内心喜んでる。

友達が失恋して、悲しんでるっていうのに、みきたんが自分にもしかしたら振り向いてくれるかもしれないなんて、期待しちゃってる。


190 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:23

「・・・・」

私は言葉が出なかった。

こんな私に慰める権利なんてないんじゃないかって。

ううん。違う。

そんなのは言い訳。

本当は慰めの言葉が出てこないだけ。

なんか言わなくちゃって考えても出てくるのは、『別れてくれてよかった。』

そんな言葉だけ----------


191 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:23

--------------------


「ごめん」

私は聞こえるかどうかわからないくらい微かな声でそう言うと、みきたんの手を振りほどいて、教室を出ていった。



あの場所にいられなかった。

みきたんが苦しんでいるっていうのに、喜んでる自分が嫌だった。


罪悪感-------------



いやだいやだいやだいやだ------------!


-------------------------------


何が嫌なのかわからない。

みきたんが彼氏と別れた事で悲しんでる事?

あの雰囲気?あの沈黙?

ううん。違う--------


自分の考えが嫌だ。


友達として見なきゃいけないって思ってるのに、気持ちの整理がつかなくて--------


結局残ったのはみきたんに対する恋愛感情。



192 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:24



私は「おかえり」と言った母の声にも答えず、自分の部屋に閉じこもった。



涙が次から次へと溢れてきた。

この涙と一緒にこんな感情なんて流れてしまってほしい----------



〜〜〜〜♪〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪


こんな時でも携帯は明るい着メロを流す。


枕に埋めた顔を上げて携帯を開くと、みきたんからのメールだった。


『今から、ちょっと出てこれるかな?』


私はメールの返事を返さずに、すぐに携帯を閉じて、投げつけた。

投げつけた携帯が、ソファーにぶつかって、バウンドして、床に落ちた。

193 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:24



その後も数回なる着信音。


私は携帯の電源を切ろうと思い、ベッドから起きて、携帯を開いた。


メールが5件。


17:34 『無題』 みきたん

17:54 『無題』 みきたん

17:59 『無題』 みきたん

18:12 『無題』 みきたん

18:31 『無題』 みきたん


最後に着ていたメールだけを開くと、

『来れなかったら来なくていいよ。でも、7時に●●公園で待ってる。』


194 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:24


え?

今、何時?


時計を見ると既に、8時を回っていた。


さすがにこんな時間じゃあ、待ってないよね・・・・


外はこんな天気だし。


亜弥の今の心の中のように、冷たい雨が窓に打ち付けられていた。



195 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:25




------------------------


カチカチッ-------


そうしている間にも時間は過ぎていった----------


もう、待ってないよね------

たぶん待ってないよね------

待ってない・・・かな?--------

でも・・・みきたんなら-----


そう思った、亜弥は傘も持たずに家を飛び出した。


公園に着いて、携帯で時間を見ると、既に8時34分。

辺りを見回したが、一人の人もいなかった。

196 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:25


やっぱり-------と思って、帰ろうとすると、かすかにブランコの音が聞こえた。


音のするほうに近づいてみると、ブランコに人が乗っていた。


キーキーと音を立てて、ゆっくりとブランコが揺れていた。



「みっ、みきたん!????」

「あ・・・亜弥ちゃん着てくれたんだ。」

みきたんは嬉しそうに微笑んだ。

「ってゆーか、みきたんびしょ濡れじゃん!体も冷たいし!とりあえず、家に帰ろう?」

「ううん・・・。いいの・・・。」

「でもっ!」

「これは、儀式なの。」

「え?」

「大切な人を傷つけた、自分に対する、罰-----かな」

そういって、みきたんはフっと目を細めた。


197 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:25


「今から言うこと・・・聞いてくれるかな?」


私は見たこともないくらい真剣な表情のみきたんを見て、声が出なかった。

だから、首を立てに振って頷いた。


「あのね・・・。元彼・・・。山下くんに告白されて付き合って・・・それで、最終的に大切な人を傷つけちゃった。美貴の気持ちはたぶん伝わってなかったと思うけど、いつも傍にいてくれた人。」


--------え?それって-------


「勇気がなくてずっと言えなかった。山下くんと付き合ったのも、その人に対する恋愛感情を忘れられるかな?って思っただけ。でもやっぱり忘れられなかった。逆に山下くんと付き合って実感したの。美貴が愛する事ができる相手は、あの人だけだって・・・。あの人って誰だかわかるよね?」

そう聞かれて私は、頷いた。


「・・・私もずっと言えなかった。友達に恋愛感情持っちゃった事に罪悪感感じてて・・・。ずっと隠してた。」


198 名前:ベストプレゼント 投稿日:2004/01/20(火) 18:26


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しばらくの沈黙の後、二人とも笑った。


「あははっ。結局二人とも同じ気持ちだったんだね〜!」

「なんだぁ〜・・・あんなに悩んで損したよぉ〜。」



その後、どちらからでもなく、二人の唇が重なった。


キスをしている間は、不思議な気分だった-------


何分たったんだろう?5分?10分?1時間?

それはとても心地よい時間だった。


二人は一度、唇を離して、次は深く口付けた。


公園には街のほうから聞こえる、クリスマスの音楽と、ブランコの音-------


----------そして二人の口付けの深さを表すように唾液が混じる音が響いていた。



いつの間にか荒れていた天気も、雪に変わって、それは二人が結ばれた事を祝福しているようだった----------




〜FIN〜


199 名前:小金井 投稿日:2004/01/20(火) 18:26
以上です^^
それでは、また。
3月に会いましょう。
200 名前:傷を塞いで・・・ 投稿日:2004/03/19(金) 00:00




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『・・・やっ!やめてぇ!』

『なんだよ・・・いいじゃんかよ・・・』

『やだぁ!・・・』


男の荒い息遣いが聞こえてくる。
耳を塞ごうとしても、両手が押さえつけられていて、それは叶わない。


--------どうしてこんな事になっちゃったんだろう・・・・・


201 名前:傷を塞いで・・・ 投稿日:2004/03/19(金) 00:01



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ある日、先生の手伝いをしていて、いつもより帰りが遅くなってしまい急いで教室から出ようとしていた時、クラスメイトの男の子に呼び止められた。

『あの・・・っ、俺・・・石川さんが好きなんだ!・・・付き合ってくれないかな?・・・』

突然の事でよくわからなかったけど、その人の事は嫌いじゃなかったし、優しい人だと思ってた。
それにその時は初めて告白されたっていう事で舞い上がってた。
その時の私の考えだと、付き合うイコール、一緒に帰ったり、デートしたりする事だと思ってた。

・・・・・・今されてる行為はもちろん知ってたけど、この人とこんな事をするなんて予想してなかったから・・・


202 名前:傷を塞いで・・・ 投稿日:2004/03/19(金) 00:01



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『痛っ!・・・やめてよぉ!』

痛みと恐怖で涙が溢れてきた。

『っんだよっ。そんくらい我慢しろよっ!男の家にのこのこ来たって事はそんくらいの覚悟はしてきたんだろ!?』


震えて声が出ない。

必死で答えようとするけど、喉から出てくるのはヒューヒューという息だけ。


『俺、もう我慢できねぇ・・・』

203 名前:傷を塞いで・・・ 投稿日:2004/03/19(金) 00:01

そう言って男がズボンから出したものを私の中に挿入しようとした瞬間、誰かが階段を上ってくる音がした。



コンコン



『んだよっ!っせぇなぁ!』

『何怒ってるの!今日、外でお食事するから、今から準備しなさい!』

チッ

『わかったよ!』


よかった・・・


『てめぇがモタモタしてっから、最後までできなかったんだろうが!くそっ!早く服着て帰れよっ!』


いつもとまったく違う彼を見て、私は唖然とした。

そこから、家にまで帰るまでの事は全然覚えてない。

残ってるのはあの時の恐怖と痛みだけ-------




204 名前:小金井 投稿日:2004/03/19(金) 00:04
今日の更新はここまでとします。
「よしいし」になる予定です。
少しだけエロ描写が入ってくるので、一応sage更新でいきたいと思います。
かなりひさしぶりに小説を書かせていただくので、間違いが多々あるかもしれませんが、そのへんは勘弁してやってくださいm(__)m
205 名前:おっちゃん 投稿日:2004/04/18(日) 08:21
頑張ってください!!
いしよし最高!
206 名前:小金井 投稿日:2004/04/21(水) 19:04
>>205 さん
ありがとうございます。
しかしたぶん次の更新は夏休みになると思われまつ・・・。
なんせフットサル部なので練習で帰りが遅くなり時間がなくて・・・。
207 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/29(木) 11:04
sorrow&pain&jealousy----【joy】
の続きは?
208 名前:あやみきマヂLOVE 投稿日:2004/05/16(日) 23:03
いっきに読みましたww
で。。。続きは?無いんですか??

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