美貴帝物語
- 1 名前:模倣作家 投稿日:2003年09月05日(金)11時24分58秒
- 今年の2月中旬〜4月下旬にある掲示板に書いてた小説もどき
を多少リメイクしてみました。
『美貴帝物語』となってますが、彼女が主人公というわけでは
ありません。時代物(平安時代?)で、文語体で書いてます。
正直難しい感じにして、内容の無さを隠してます。
- 2 名前:本編 投稿日:2003年09月05日(金)11時28分52秒
- 今は昔、東の都にて史上最優秀歌姫をお探しになられるの儀
おこなわれる。平家充る代殿これ優れりとて撰ばれしが、
撰者の内で納得せぬ者あり。津運久、他によき者ありとて、
別の五名をもって、試練を与うたる後、妄結を仕立てたり。
そして充る代殿は畠が祭り上げたるが、世に認められず。
妄結、人気のぼりけり。それがため後に充る代殿、津運久に
乗り換えるなり。されど運気衰えたままなり。
津運久、調子に乗りて、妄結の頭数増殖の儀おこない続ける。
津運久を庇護したる裏の神神も繁栄を得んと欲して、挨拶計画
(波浪風呂)と称して、撰儀にて様々なる輩の群を創れり。
されど妄結以外はさほど人々に知らるるものなし。
妄結の内にて年増なるゆえ、王と称せらるる中つ澤の裕殿、
我が侭ゆえか、明日の福はお隠れになられた。
彼女の素晴らしかりし事絶世無比と評され、汚駄どもおしみ
て福神明日香と奉り上げたり。
- 3 名前:本編 投稿日:2003年09月05日(金)11時34分12秒
- さて裏の神神は人気衰えるを恐れて、撰儀おこなえり。
竹取の翁のごとく竹光の輝き見つけたり。後光真輝なり。
この者の導き手となれり一位の君は、しだいに一部の汚駄
より絶賛せられ、帝と奉られる。
一位の帝の名声は、旦圃穂の参画あいならず、富士裳似
参画せられた後、その勢い常に富士にあれり。この勢い
出でてきた時に隠遁する旨、聞こえたれば、人々驚愕す。
なにより色分け宴なされし時なれば。
この宴以後陣形名称を変えつつ、恒例となれり。
中つ澤の御子裕殿は妄結の結成時から一人立ちなされて
おり、長年両方の職するはよろしからずとの声あるなか、
しばらく両立されしが、ようやく妄結を離れたり。
妄結の王はみずからふさわしと称していた織姫これなる。
裕殿は挨拶計画の首のごとき者となる。されど結成時の
経緯から首の役は充る代殿であれり。この名と実の食違い
がその後の大事となる。
- 4 名前:名無しさん 投稿日:2003年09月05日(金)20時07分45秒
- 古文苦手だから読むと勉強になりそうだな〜
- 5 名前:模倣作家 投稿日:2003年09月06日(土)15時58分56秒
- >>名無しさん
勉強になるようなものではないですけど・・・
- 6 名前:本編 投稿日:2003年09月06日(土)16時00分33秒
- その翌年松の浦なる弥弥姫、華麗に出現なされ、その輝きに
より出現以来くすんでいた女論記念日をも輝かせたり。
されど充る代殿世に輝く事なし。弥弥姫の輝きを受けて藤壷殿
の出現なさし後も同じであれり。こうしてその夏終わりしころ
未来を決する出来事あり。裏の神神、人気回復を図らんがため、
童の撰儀を行いて、15名の童どもを挨拶計画に加えたり。
以前から一人で立ち回りたる後真、神神に妄結からの離脱を
強訴す。妄結副王圭の宮も密書を持ちて何事か要求す。それを
聞きて充る代殿常夏娘の残党二人引き連れて、激しく守り立て
るよう直訴す。また閑鳥居の王なる鈴の音姫は、将来展望を
知るべく神神と意見なされしが、意に沿わぬ方向なれば、
挨拶計画離脱を表明す。
後真は希望叶えられ、妄結からの離脱いたし、同じく圭の宮も
叶えられたらしく、翌春妄結からの離脱の予定となれり。その
後の事明らかにならず。
充る代殿願い受け入れられず、鈴の音姫と同じくこの地を去る
事となれり。また旦圃穂、富士裳似、味荷裳似、等の改編を
順次行うという。
この事件を識有る者は、挨拶計画の進む先に暗雲であらんかも
と言う。
- 7 名前:本編 投稿日:2003年09月06日(土)16時03分05秒
- 再帰したる一位の上皇、過去の栄光にすがり、今や輝きを失い
欠けているとの、汚駄どもの評価これあり。
さて藤壷殿は世に出た時から、自ら美貴帝と称して、久しく
空位の帝の座をめざすことを広言す。されど恐れ多き事と汚駄
どもに認められず。なぜならば、以前妄結撰儀に不撰せられた
事と輝けたのは弥弥姫のほうであられたるからなり。
されど挨拶計画に傾城の風感じられたか、裏の神神の命により
妄結参入するを明らかになりて、汚駄の仲にも美貴帝と呼ぶも
よしとの声多くなれり。
圭の宮、妄結を離れるかわりに、美貴帝と撰儀によりて新たに
撰ばれし三名が加わる。この期に妄結は、桜御所と乙女御所と
に区分せらると発表す。されど実施は秋となれり。無役の高官
と呼ばれし安倍の那智麿、桜御所の主となりて、位にそった役
を得たり。されど翌年すぐに妄結から離れるという。また新た
なる単位を創りて、目新しくすれどどうなるや。
これにて人気挽回されたと思し召すも、いかなるや、誰も知らず。
ただ圭の宮は唄い舞うことをやめ、演じることのみなされると
聞くも、本意はわからす。
- 8 名前:模倣作家 投稿日:2003年09月07日(日)15時29分00秒
- 本編は短いけれどサイドストーリーは非常にたくさんあり
ます。まずは今年の春のある時点を想定してえがいたもの
です。
その後は『才女は色を好む』というエロ系ですが、パクリ
部分があるのでどうしようかと思ってます。希望が多ければ
書きますが・・・
その後の予定では『好色童女連伝記』(少しエロかな?)、
『美貴帝の我が闘争』の順に発表します。
- 9 名前:一位の上皇、策をめぐらさんと思し召す。 投稿日:2003年09月07日(日)15時31分52秒
- このごろ風の冷たきこと、身を小さくしてもなお強く迫り来る。
「思うに泰正めに奉り上げたるは、失敗なりか。今勢いの
ある者とともに歩まんものぞ。されど津運久に頼るも口惜し。
裏の神神に直々に訪ねたろうかな。いやまずは、名実ともに
長なる太首(注:中つ澤の御子裕殿のこと)に頼もうぞ。」
とて、車出でさせ給いぬ。
裕殿は一位の上皇を招き入れて、おはすには、
「いとめずらしき御方なり。いかがおはせる、久しい
ことぞ。さあ奥に入り給え。茶飲み菓子食らい召上がり
給え。」とて、呼び寄せ給いぬ。
そばに座り給うと「裕殿におかれましては麗しうて、よき
かな。」とて、声をおかけになられり。
「一の方とて元気にあられるかな。御用の向きは何ぞや。」
と問うに答えて、
「世間の風の冷たきを思いて、御知恵借り給わく、ここに
侍り」と身を近くに寄せ給いぬ。
- 10 名前:一位の上皇、策をめぐらさんと思し召す。 投稿日:2003年09月07日(日)15時34分25秒
- 「まだよき者ぞ。充る代殿など世を捨てて、旅立ちぬ。我は
いと悲しうて、袖も乾かぬぞ。そうそう、もっと悲惨なるは
石井戸殿なるぞ。何やらあおりを受けて、いずこにか隠れん
と聞こえけり。それに比ぶれば、よきかな。」
「されど我が身苦しかり。打開策御教えたまえり。」
とて詰め寄り給えり。
「自作自演なし続け給わんや。その様ならば、織姫がかよう
なる御方知りたるゆえ、頼むがよろしかろう。」
などやりとりなされる。
得るもの少なかりしに、肩を落してお帰りにならるる。
- 11 名前:一位の上皇、策をめぐらさんと思し召す。 投稿日:2003年09月07日(日)15時35分16秒
- 戻りて静かにお考えなられる。織姫は文人画と称すもの
なされるゆえ暇なくて頼まれぬ。しかし彼女は文人では
なく、暇つぶしに描くたぐいのものなれば、本業暇なく
忙しき中でなされるは違うとぞ思われる。
使者を遣わしても返答なかりしことわかるゆえ、他に
頼れる者とて、知の毬姫がよかろうと思いつかれる。
されど久しく会わぬゆえ遣わすべき使者の選考いと
難し。なぜなれば、自分より低き者しか受入たがらぬ
からなり。そこで十五撰童子の萩原の舞童子を招きて
遣わせたれども、幼きためか話にならず。
この世はうまくいかぬものぞと思し召されて、頭に
浮かぶは、かねて裕殿の語られし文句のこと。
「この地は弱肉強食、実力のみの世界なり。奉り上げ
られし者とて、輿を担ぎし者をいかに盛り立て上げて、
全力をかたむけさせるか、彼の者どもの成果さえもが、
実力なり。運、不運、それさえもが自らの努力であり、
実力である。」
以前はそうなりと思えども、今やそは違うごとく思えり。
幸多き時は傲慢になられ、日の傾くにしたがいて、他の
せいになされるものであられり。
- 12 名前:後真、大事変などを振返られて 投稿日:2003年09月08日(月)16時51分36秒
- はたしてあの事は我が身に何をもたらしたのか。
あまり結果はよろしからず、皆に迷惑懸けたまえること
甚だしと思し召す。決意したるあの夜のことを思い浮か
べてなされては、ため息を吐きたまえり。
夜霧の中、圭の宮とともに裏の神神の宮城を近くに臨みし、
丘に立ちてあれり。ともに朱の兜、その天頂の穴から結んだ
髪を外へ出したまいて、それを三つ編みになされて、背に
垂らしたる。鎧は欅を刳り貫いたるものにして、後真は黒漆
にて、圭の宮は赤漆にて、背と腹は紺色の皮紐にて編みて
合わせたり。
「圭の宮、これでよろしかろうや。」
「武者姿なりしときには、圭坊と呼び給え。
心配なく居られ給え、まもなくの辛抱ぞ。」
- 13 名前:後真、大事変などを振返られて 投稿日:2003年09月08日(月)16時52分35秒
- そのうち伝令来たりて申すには、
「辻堂希望美人、加護院亜依姫おこしになられたり。」
その後ろから小柄な武者姿二人現れ給いぬ。
「乃乃姫、亜依姫よくおこしになられたり。」
と圭の宮招かれたり。ともに黒兜に同じく髪を外へ出し
たまいて、三つ編みになされたり。短冊状の鋼の板を緋の
皮紐にて組み合せた鎧を着るたまえり。
「導師殿(圭の宮のこと)の仰せとあらば、いやとは申しま
せぬ。」とおっしゃられる。これにて宮城のまわりすべて
取り囲みたり。
しばらくすると、充る代殿、鈴の音姫などあわてておこしに
なられり。充る代殿は後真に向かいておっしゃられるには、
「我らに話をなされぬとは、いかなる事や。急いで来れば
あわただしきものなり。」
「いやはや急なるゆえ、使者立てるは難しかり。」
と逸らかしてお応えになられり。
- 14 名前:後真、大事変などを振返られて 投稿日:2003年09月08日(月)16時54分15秒
- 朝になると神神の使者とて、真事と糸冬が陣屋に来られり。
和解せんと神神との交渉なされることを決めたり。
昼になり、後真は津運久、神神との交渉なし、その後圭の宮
なされ、充る代殿、鈴の音姫とともに畠、泰正となされ、
鈴の音姫は津運久宛てに書状を渡せり。別棟では常夏娘の
残党二人と石井戸殿が真事と糸冬に何事か話をなされり。
それぞれの居城に戻りし時の表情は後真明るく、圭の宮や
鈴の音姫は晴々としたれども、充る代殿は暗くなれり。
今になれば交渉方法はよからずと思えり。こちら側の要求
様々なりしゆえ、個別にて交渉したること、ある者にとって
は非情の不幸に思えり。
それにしても圭の宮は来春妄結離脱という要求出されなされ
たるや。我すでに離れたるゆえによく分からぬが、その準備
作業なされしと思わるるに、何も聞こえぬとはいかなる事や。
疑問のみ覚えたまえり。されど夏になれば、密議の内容も
わかるであろうとて、待つべしと思し召された。
- 15 名前:後真、大事変などを振返られて 投稿日:2003年09月08日(月)16時55分07秒
- それより気にかかることは、後松藤のことなり。裏の神神、
独り立ちの後、不安あられし後真が為に、独り立ちて飛ぶ鳥
落したる二人と結合させたるものなり。されど弥弥姫と藤壷は
仲良くあれりとて、後真は寂しく覚えられ給う。
この二人の仲は、弥弥姫出で給いし時、後見を仰せ遣われしが、
藤壷の更衣であられた。その後、女御となられて独り立ちして
出で給われても、縁は深くなれり。
確かにこの年の後半は寂しきように思し召されり。大晦日芸能界
大祭に御出ましにならざりしこと、予定通りとはいえ、何やら
口に出せなきものあれり。
妄結の桜御所と乙女御所に分れたること驚きたれど、那智王が
束ねて行けるか、人ごとながら心配なされる。
藤壷殿の参画せらるるも興味深きものあり。されどこれらの事、
夏にならねば、実際動かぬものならば、今どうこう言っても
せんなきものなり。されど我が身にも影響及ぼす事必定なりと
思し召す。
川の流れに翻弄される落葉のごときなりと呟かれて、夜も
更けていきぬ。
- 16 名前:『挨拶計画(波浪風呂)解説』より 投稿日:2003/09/09(火) 15:07
- 竹林で光り輝く者のごとき後光真輝と詠ばれる御方が、汚駄ども
からは後真、後には鬼位が相応しいと後真鬼と称されなされるが、
そのように詠ばれることを御嫌われなされて、仲間内では後鎮と
詠ばれておられる。
鬼の地位は神と帝の間であると考える者と帝の下であると主張
する者がいる。鬼となった者は、その後に新餓鬼と称せられた
特権を得て撰ばれたと噂される御方がおられる。
帝の下の位として公がある。有名なのは圭の宮が圭命公と称せ
られていることだ。されどこの名はある儀式上詠ばれてたこと
から由来しており、一般には認知されていない。
また帝の上には神があり、今まで福神だけだった。伝説となり
し御方で、再臨を願う汚駄も多いと言われている。されども今
光り輝いている弥弥姫は、ある汚駄どもから浦の神と詠んで奉ら
れている。この勢いでは広く認知せられるであろう。
この神鬼帝公は、汚駄どもが勝手に認定したものであり、実際の
役職とは関係ないのである。
- 17 名前:『挨拶計画(波浪風呂)解説』より 投稿日:2003/09/09(火) 15:09
- 裏の神神と称せし者どもは、汚駄と同じき衆民にして、資金や
芸能界における特別なる権益を握りて、津運久などの星を指揮
する者を庇護して、世間より金を得ることに全力を尽くしておる。
調子に乗りて、裏の神神と詠ばしめておるのである。まったく
見苦しいことである。あの大事変によって、熱狂的汚駄のいた
充る代殿が追い出され、投銭しまくる汚駄の数、いやその金額が
歌姫の実力であると考えていることを実証したと言われている。
それにしても波浪風呂に関する書物、甚だ偏っている物多い。
例えば『美貴帝物語』など無理して古いことばを使用して、
名称など偏っていることあまりにひどい。藤壷の帝位を認める者
わずかである現状に目を背け、公位や鬼位の存在を無視するなど
間違いにも程がある。
- 18 名前:薫君、平家殿へ参上いたして探るに 投稿日:2003/09/11(木) 14:58
- 数年前に裏の神神の長なる山崎とやらに嫌われて、和田の
薫君は離れて過しけり。そして良翔(ええじゃないか)なる
集団を奉り上げて、打ち出したれど、後真の弟夕揮をよくは
思わぬ何者かにより、良翔は妨害工作を受け、ついには夕揮
をたぶらかし、それを報道屋に知らせて、彼をこの世界から
抹殺させたし。
良翔崩壊し、膳任ひとりにて奉られたり。彼女は挨拶計画の
構成員からよく思われておられたり、また薫君も信頼され
たることもありて、妨害されること少なければ、心を撫で
下ろしたり。とは申せやつらの戦略いかなるか分らざれば、
そこより出でたる平家殿に話を聞かせ給えとて、参上いた
されたり。
- 19 名前:薫君、平家殿へ参上いたして探るに 投稿日:2003/09/11(木) 15:00
- 充る代殿御簾を上げて、申されることには、
「よう御出でくだされた。いかなる御用であらされますかな。」
それに応えて「何用と言う事もあらず。そういえば、稲葉殿は
居続け給うよな。いつまでなされるのや。」
「葉貴妃は確かにまだおはす。立ち居振舞いの指導にては、
必要なる御方なれり。」
「しかるに石井戸殿は何故に辞めなされたるや、あの時期に。」
「まず私がやめたるがゆえ、祭典にて後見司会役を命ぜられど、
本業なされぬ事らしくて...。」
「なるほど...。集めるだけ集めたりしに、今度はいらぬとて
追い出しにかかるとは。」
「口悪き者は裏の神神とは呼ばずして、女衒の輩と詠んでおれり。
それにしても本来の用向きは。」
「聞き難しけれど、やつらの戦略はいかにか変わりけるや。」
「さてさて、そはよくわかりませぬ。直に聞くしかあるまいに。
それより私を奉り上げたき様ならば、ご心配いりませぬ。今着々と
進みおりまする。」
「あれあれ、我が思いは通じませぬか。今後何かあらば、ご助力
いたしますゆえ。」
など話を交わせども、得るところなきなり。
- 20 名前:薫君、平家殿へ参上いたして探るに 投稿日:2003/09/11(木) 15:02
- 充る代殿思い出したるように声をかけた給えり。
「飛ぶ鳥殿はいかがなされしや。あまりよきように進まざり
しと聞き及んでおりますが。」
「ご本人から御聞き遊ばずや。一位の御方最近活動不憫に
思われてまた地中にて御出ましなされるとしたら、ひとり
にてはよからずなど思い悩まされ給うこと多くて...。
御名のごとく明日には香を立て給えば、我が関わらずとも、
うれしきが...。」
とて、しみじみなるが、探りに来たるが、逆に探られるとは
など考えながら帰られり。
そのしばらく後に石井戸殿この世界に戻ってこられたること、
聞こえ給えば「左様なことであられたるや、次のめどつきたりて
お隠れなされたるか。」とつぶやきて、みずからの進まざりし
ことをお嘆き遊ばされる。
- 21 名前:ある日の弥弥姫と藤壷の会話 投稿日:2003/09/13(土) 17:45
- 「美貴介。久しぶりであられん。いかに、御過しあられるか。」
「御元気であられるか、亜弥兵衛。ほんに忙しくなされておられる
ようで。」と御簾をあげて入られ給えり。
「ようやく美貴帝と称して、気合を入れてがんばられる意味が見えて
きたり。我も浦の神と詠ばれるのを、受け入れんとおもう。」
「御分かりくだされて、ありがたし。愛称が舶来のねずみと同じ
なるは嫌ゆえに、汚駄どもの規則も分らぬままに宣言してしまいぬ。
言出したら続けねば芸能人にあらず、と取巻きのことばに励まされ、
亜弥兵衛にも心情を説明いたしてきたりぬ。」
「よきかな。確かに美鬼位なんぞと詠ばれるのは耐え難し、それに
あのねずみ、男でもあるし。
それより波浪裳似全席にて、新たなる役事名付けたまわれるかな。」
「美貴介。久しぶりであられん。いかに、御過しあられるか。」
「波浪風呂新事の解説員やりたし。意見表明者役なる中澤姐様
いかになさるるか楽しみなり。役事名はいかにならんや。
茶美とか楽振居とか美宇帝とか名乗りし方々あらばいかなるや。」
「笑小芝居にては、圭命公とか河餅とかありなん。」
「さすれば以前ありし茶夢もその例なりしや。」
「それはどうであろうか。しかし吉四位はこの頃ますます暴走を
繰り返しておられると聞こえたり。」
などつまらぬことを延々と話し給えり。
- 22 名前:『挨拶計画(波浪風呂)解説』より 投稿日:2003/09/16(火) 14:44
- 汚駄どもの詠んでおりし地位を見ると、最近汚駄ごとに
食違いが多くなったように思える。吉公、圭命公、麻公、
愛公、美宇帝などが認知せられるか争いあるところである。
さらには女論汚駄どもは、柴の鮎姫のことを柴神と詠んで
いたり、追放された良翔の夕揮を幽鬼と詠んでいる汚駄が
いる事実さえある。亜依盆の称せらるる盆位をある汚駄
ども(鬼位を帝位より上と観る者)は、鬼位と同位とし、
ある汚駄ども(鬼位を帝位より下と観る者)は、帝位より
上となしている。一位の御方様が蘇りなされた時、その
まま帝と称せられるべきと思う者もいたが、やはり一度
おかくれになられているので上皇と詠んでおかれるべき
との意見強くあり、そのようになっている。
平家充る代殿や中つ御子裕殿など汚駄どもの勝手に称し
たる地位を不快に御持ちになられ、たが為に意に沿いて、
地位奉り上げられることがなかった。他の構成員とてほぼ
同感であられ、福神とてお隠れになられた後に称されたの
である。一位の御方は特にこだわらぬ風なれば、かくなる
ようになったと思われる。この後から後真など嫌がられて
も称せられる傾向が見られるようになった。その後出で
給いし方々は、それなりに受入れることが多くなったよう
に言われている。
- 23 名前:模倣作家 投稿日:2003/09/16(火) 14:45
- 熟慮した結果、『才女は色を好む』を次回のせます。
ochiで逝くかな?
- 24 名前:才女は色を好む(弥弥姫と藤壷ふたりの夜) 投稿日:2003/09/17(水) 15:03
- 昼間はたわいもなきくだらぬ事話いたせしふたりなれど、
日が暮れて夜も更けると、肉体を求め合うようになれり。
縁側に座りて、月見ておられしが、ふと顔を見詰め合い、
ゆるりと近づきて、唇が接したり。口吸いながら互いに
片腕を相手の体に廻して、空きたる手は胸を弄りたり。
やがて体に廻したる腕を相手の首をささえて、舌を口の
中に入れ合って絡ませたり。唾液を注ぎ込み、そして
吸い込みあえり。
やがて藤壷ゆっくりと弥弥姫によりて、倒され給えり。
馬乗りになられし弥弥姫の口、ゆっくりと首筋に下りて
これり。両手にて襟を押し広げて、胸を露わにさせ給え
ると、首から右胸へ唇を動かされて、左胸を手で包む
ように揉みくだされたり。藤壷おさえておりし喘ぎ声を
たまらず御出しになられたり。それとともに右胸から
ゆるりと左胸へ唇を動かされるとともに、右腕は左胸
から腹を通りて、衣の中を太股の付け根へと下り給えり。
背中に廻されたる左腕は右胸の乳首を弄り給う。
手は秘部を探り始め給う。十分に湿り気をもった密林
地帯を弥弥姫の指は愛液の染み出す穴を触れてまわり、
ふいにそこに一本の指を潜り込ませたまえり。その瞬間
藤壷は喘ぎ声を大きくなせられたり。乳頭を含みし口は
強く吸いたる後にしだいに下に降りて、へその窪みに舌
を這わせ、さらにはその下の茂みにいたりぬ。栗核を口
に含む。舌を絡めると皮がむけて、芯が出でさせ給う。
喘ぎ声ますます激しくなれり。
しばらくして声失いたれば、弥弥姫体を離して、
「汗よくかきたるゆえ、湯殿にいきましょうぞ。」
とて、ふたり手を握り合って湯殿へ向かわれたり。
- 25 名前:才女は色を好む(弥弥姫と藤壷ふたりの夜) 投稿日:2003/09/17(水) 15:07
- それを植栽の陰から二人の少女が覗いておられり。乃乃姫と
亜依姫であられる。密会の情報がはいると下僕に命じて覗き
見しておられた。それどころか、二人を中心にある秘密結社
を設立いたして、よからぬことをなされり。その詳細は
『好色童女連伝記』を御覧くだされ。
「何や、これは...どないなされたるや、あのふたりは。
ええところでこないなことになるんや。縁側ですべてが
行われるんと違うのか。」と怒れておられり。
「よいのら、家の中まで入って行くのら。」
などとのたまわれど、下僕どもに宥められて、お帰りなさ
れる。
そのころ湯殿にて、ふたりともに湯船の中でも抱き合って、
口を吸い合っておられた。そして一通りくちづけが終わる
と、洗い場にあがりて、「今度は私が攻める番よ。」
と藤壷は背後から両胸を包み込めり。そして乳頭を指で
弄りながらうなじに唇を這わせたり。
「あっ、あっ」
声を聞くと左腕をそっと下ろして、臍をやさしく愛撫し、
その後下腹へ向かえり。ふと手を止めると、
「本格的に楽しまん。」とて、
石鹸を手に取りて、泡を立てなさり、十分に泡立つと
自分の胸から下腹部にかけて塗り捲りて、また弥弥姫
の背後に回りなされた。両手で胸から下腹部にかけて
撫で回されるとともに、自分の体を背中に接せられて、
上下に動きなされる。弥弥姫も頭を後ろに向けられて、
接吻なされり。
小指から順に薬指、中指、人差指と出し入れなさって、
ついには親指を秘孔にいれて、ぐりぐりと強引に奥に
潜りこませたり。喘いで声ますます大きくなれり。
すると湯をかけると前にまわりて、開脚させるとその
内に体をいれて、両手の親指の腹で穴を押し広げるよう
にいたして、そこに舌を這わせたり。
弥弥姫は体を反らせて、逝ってしまわれた。
「さて続きは寝室にて」とて、
藤壷担ぎ上げたまいて、寝床へ向かわれり。
そして双方とも攻防を交替させながら、朝まで楽しまれ
るのであろうか。
- 26 名前:才女は色を好む(裕殿と葉貴妃の密会) 投稿日:2003/09/19(金) 16:37
- 中つ御子裕殿、稲葉の貴妃を屋敷に招き寄せ給いて、
「あやつらに憑けられぬか。」と問いなされると、
「ご心配は無用にござりまする。馬にて牽かせて来たれば、
誰も追いつきはいたしますまい。」
と葉貴妃すまして答えなされる。
「あんたはあほか!ばればれやないか!」
「そんなことはおまへんって。誰も附けてはこられま
へんって。」
「何を言うてんの!目立ってしまうやないの。牛に牽か
せて、普段通りに来れへんのか!」
「ガミガミ言わんでもよろしいがな。穏和な私でもしまい
には怒るで〜!」と貴妃は裕殿を押し倒したり。
「まあ、いいやんか。」とて、口づけなさる。
「許してあげる。」と下から見つめてお応えになられり。
- 27 名前:才女は色を好む(裕殿と葉貴妃の密会) 投稿日:2003/09/19(金) 16:40
- 「楽しまんや。」とて、葉貴妃は衣服を脱がし始める。
「ちょっと待ちいや、御簾の外に、誰もおらぬか、確認
したほうがよいのでは?」
「かまへんがな。脅迫されしものはすでに多く与えしに。
覗かれると思うと異常に興奮いたすし。」
などとのたまえり。
「それもそうやな。」と全裸になりし裕殿は、体をいれ
かえて上になると、脱がせにかかれり。乳頭に口を這わ
せて、喘がせ給うと、
「きょうはこれにて攻めん。」とて、
胡瓜を取り出すと、愛液で濡れた秘孔に押し入れたり。
イボイボが粘膜を刺激して、喘ぐなり。裕殿の髪を両手
でかき乱し、そして逝ってしまわれるのであれり。
しばらく後、今度は葉貴妃が攻める番なり。唇は口から
首筋へ、そして胸の膨らみに、さらに下におりて、臍の
窪み、ついには下腹部の茂みに移れり。
山芋を取り出すと、愛液に濡れた秘孔に押し入れたり。
十分に愛液に絡まった、そしてみずからのぬめりも
加わった山芋を後ろの穴に押し入れたり。そして前の穴
には太めの人参をぶち込めり。かゆみが快感を増して、
裕殿は喘ぎて、ついには逝ってしまわれたり。
ともに楽しまれた後、余韻に浸ることなく、話を始めたり。
「圭の宮はそなたのところに立ち居振舞いの修行に参られる
予定と聞しが、誠か。」
と裕殿尋ねたれば、葉貴妃の言うには、
「いかにも、そのような話はあるようなれど...。
さていかなる方向に進みなさるのか。」
「私にもよくわからず、秘密裏に事を進めたるらしく。」
などと話をしながら、何時の間にかともに御眠りなされたり。
- 28 名前:才女は色を好む(織姫と那智王の楽しみ) 投稿日:2003/09/20(土) 13:24
- その日の春公演の稽古が終わり、那智王は織姫を御屋敷に
お招きになられり。織姫口を開きておっしゃるには、
「今度入る新人に対し、妄結の品位を貶めるというか、汚駄
に媚を売るごとき事をやらせておるぞ。裕殿は外に向いて
おられるし、圭の宮も今後の準備とて忙しき様なれば、我ら
が意見せねばなるまい。」
それに対して、那智は
「誰に言うがよかろう。やはり暇なる糸冬であろうか。」
「妥当な線と思えり。ついでに須磨府の新曲『世界にひとつ
だけの花』を我々が歌えるように命じようぞ。」
と会話をなされり。
「それはそうとお楽しみの方へ」と織姫、那智王の胸を愛撫
なされり。
「あっあん...」
那智は甘美な声をあげなされる。織姫は胸を肌蹴させ、乳首に
唇を這わせ、乳頭を転がさせり。
「あっあっ!ふぅ〜ん...」と反応いたせり。
「感じておられるか。私も感じたいぞ。」とて、
織姫は衣服を脱ぐと、那智は上になりて、胸に手を伸ばし乳首
を指で転がし始めるなり。
「ん〜、いや。」と声をあげなされると
「何が嫌なの。乳首は立ちているよ。」
としだいに強く揉みだすなり。
「んんん、はぁ〜ん。」と喘ぎ声激しくなると、
「声大きいよ。誰かに聞かれるなり。」とて、
手を割れ目へとおろされて、胸を激しく舐めまわすなり。
「おいしいし、やわらかいし、すばらしいし、...」
「いやぁ〜ん、そんなこと言っては...」
- 29 名前:才女は色を好む(織姫と那智王の楽しみ) 投稿日:2003/09/20(土) 13:33
- 那智は頭を織姫の下半身に向けられ、下半身を織姫の顔に
被さられた。すかさず腕は股へと伸びていかれたり。
「そこは...あっ!」と那智、反応いたせり。
「こんなに濡れてきておられり。」とて、
織姫は割れ目をそっとなぞっていかれたり。
「そちらもこんなに濡れておられり。」とて、那智は音を
立てて、愛液を啜りたり。織姫は少し体を起こして、肩の
ところに枕を置きて、股間に顔を埋めたり。愛液が溢れて
太腿に垂れてきたれば、両親指の腹にて割れ目を左右に
押し広げて、舌を丸めてその中に潜りこむように舐める
なり。それに対抗して那智は栗核をつまみ、親指の腹で
転がしながら、舌で割れ目の縁を舐め、襞を甘噛みなさる。
それから舌を内側に潜り込ませ、肉壁を擦るように愛液を
舐め取っていかれり。両者ともに次第に興奮なされ、
「はぁ、はぁ。」と喘ぎ声をあげなされ、その後、気を失わ
れて、そのまま朝まで御眠りなされるのであられた。
しかしその様子を隠れておられし紺の美人が、密かに画像に
残されし事、知っておられたのであられましょうや。
- 30 名前:才女は色を好む(裕殿は毬姫を調教なされるや?) 投稿日:2003/09/21(日) 09:21
- 中つ御子裕殿と知の毬姫の関係は、最初は口や胸を愛撫なさり
合う程度であられた。その後刺激を求めて、裕殿は毬姫の目と
口をふさぎ、手を縛るようになられるようになり。
それが黒の彩殿が隠遁なされし後であらんや、その夜から大きく
変われり。
いつものように湯屋にてじゃれあって寝屋にいかれると、裕殿は
毬姫に接吻をなされながら、脱がしていけり。
裕殿は毬姫の乳首に唇を這わせ、乳頭を転がせり。
「あ〜ん、ふぅ〜ん。」と反応いたせり。
「感じておられるか。」とて、
胸から股へと口を移動なされり。
「あっ・・・・そこは。」と反応いたせり。
「こんなに濡れてきておられり。」
と指でそっとなぞってゆかれり。
「どうして欲しいのや。」との問に、
「わかっていることを…」
「わからぬ。」とて、手を止める。
「もっとやって。」と頬を赤らめる。
裕殿は栗核を摘み、親指の腹で転がしながら、追求す。
「あっ、そこはだめ・・・・」
「それでは止めようか?」
「あっ、止めないで。」と懇願す。
「それでは本格的に。」とて、
割れ目の中へと勢いよく指を突っ込めり。指が動くたびに、
『ぐちゅぐちゅ』と音を立てたり。裕殿の指はすごい締付け
を感じるはり。そこで入れている指を二本に増やし、さらに
奥に突き上げたり。
「あっ、だめ。変に、は〜。」
「変になれよ。まだまだ、変にしたるぞ。」とて、
指を抜くと、舌にて責めたり。
「ひっ、あっ、ひ〜ん、あん。」と声が大きくなれり。
「声が大きいよ。誰かに聞かれるなり。」とて、
大きくなりし栗核を噛む。
「んんん、はぁ〜ん。」
と声を抑えようとすれど、声が大きく洩れてこられし。
そんな毬姫を上目使いにて裕殿、音をたてて愛液を啜りたる。
「毬のお汁おいしいよ。」
愛液は溢れ出し、恍惚になれり。
すると裕殿はうつ伏せにさせると、
「しばしの我慢。」とて、
猿轡と目隠しをなし、後ろ手に縛りなさせ給うなり。
- 31 名前:才女は色を好む(裕殿は毬姫を調教なされるや?) 投稿日:2003/09/22(月) 13:14
- 裕殿は下僕を呼ぶと後鎮があらわれなさる。
「……来たかや。」とて、明かりを消されたり。
部屋には月の光さえも入ってこぬ、暗闇の世界。
「う……、ぅぅっ……。」
声とは言っても、うめき声のようなものであられたが。
……間違う筈もなき、この特徴的な声は彼女しかありえず。
「よきかな、入り給え。……ただし、声を出さぬように。」
見える筈もなきが、後鎮は軽く頷き、中に足を踏み入れ
たり。それからやや間がありて、一気に視界が明るくな
れり。裕殿が、部屋の明かりをつけたのであれり。全く
見えざりし目が慣れてきて御覧になれり。大きなる布団
の上、後鎮をあの顔で見つめている裕殿とを。
「う……、ぅぅっ……。」
猿轡のようなものを口にはめられ、後ろ手を縛られている、
全裸の毬姫。うつ伏せで、肩で体重を支えている。美しい
形の胸が、布団に押しつぶされて無残に形を変えていたり。
そして、突き出されたお尻の陰から、うっすらと彼女の
女性の部分が姿を見せていたり。そこから太股にかけて、
一筋の雫が道を作っておられた。
「毬姫……そなたの躰、見られておるぞ、全部。」
裕殿が毬姫の耳元で囁き、その耳朶を齧ったれば、眉間に
皺を寄せ、首を振りたる。
毬姫の視界もまた、闇に包まれておれり。目隠しで視力を
奪われておられたり。
呆然と突っ立っている後鎮に、裕殿はこう訊いてきたり。
「あたしの事、好きなんであらんや?
だったら……この子が憎いわよね?」
相変わらずの笑顔でささやきたり。後鎮は首を振りたる。
確かに羨ましくは思えれど、憎いなんて考えもあらず。
「好きなように虐めてよきかな。」
さっきとは違う、淫靡な笑みを裕殿は浮かべ給えり。
「きっと、心のどこかでは憎いと思し召されるや。あたしを
独占してるこの子を。あたしだけに見られてるこの子を。
あたしに愛されてるこの子を……」
それから逃れようと、ぶんぶんと頭を振れり。
葛藤する姿に、苦笑いしておられる。
「おいで」と、布団の方に手招きされる。
後鎮はもう何も考えられずに、ふらふらと裕殿の元へ這い
寄りたり。すぐ近くまで来ると、裕殿は後鎮を抱きしめたり。
- 32 名前:才女は色を好む(裕殿は毬姫を調教なされるや?) 投稿日:2003/09/23(火) 15:58
- 頬に裕殿の唇が降りたり。軽く触れられただけなのに、そこ
だけがとても熱く感じられるなり。それから、今度は唇に
接吻され給えり。実は初めてなるが、そんな事を考えている
余裕は後鎮の脳にはなかりし。いい匂いがなされ給うとのみ、
考えなされるるなり。
何度も唇を啄ばまれ、半分開いた口に舌が差し込まれてきた。
裕殿の舌が、生き物のように後鎮の口内を蹂躙す。後鎮は目を
閉じなされ、ただされるがままになっておられり。上着の裾を
掴んでいた手も、いつの間にかだらりと垂れ下がっていた。
そこで裕殿は一旦体を離し給う。後鎮の肩に手を置き、まっすぐ
に目を見つめなされた。
「あたしの事、好きかや?」
頷く。
「あたしに愛されたきや?」
頷く。
「毬姫からあたしを奪いたきや?」
頷く。
「じゃあ、奪い給え。」
裕殿はそう言って、視線を毬姫の方へ向けたり。
毬姫は周りが見えない状態なれど、全身で怯えを露にしたり。
後鎮は奇妙な胸の高鳴りに戸惑いつつも、そっとその体に
触れたり。毬姫の体がびくんと跳ねる。
「ううっ、うっ……!」
声にならない悲鳴を上げる。
その手を、腰から脚にかけて滑らせたり。
絹のような手触りが伝わる。
「ふぅん、うぅ……」
息を若干荒くするなり。
「もっと大胆に触っていいのよ。その子は虐められるが好き
なれば。」
しかし手を伸ばす事なし。すると裕殿は相変わらずの微笑を
浮かべなされて、毬姫の最も敏感な部分を指で摘み、強く
刺激しなされた。
「うっ、うううんっ!」
瞬間、毬姫は大きく体を反らせて全身を痙攣させたり。
裕殿の手に飛沫がかかる。
- 33 名前:才女は色を好む(裕殿は毬姫を調教なされるや?) 投稿日:2003/09/24(水) 14:54
- 「ね? これだけで汐吹いておられるゆえ……
ほら、きちんと綺麗にし給え。」
裕殿が毬姫の体を起こして猿轡を外し、手を毬姫の口元に
持っていかれたり。
「は、はい……」
毬姫は荒い息をつきながらもその指を口に含んだ。
一本一本、丁寧に舐めあげる。そうして綺麗に舐め終わると、
「いい子ね、毬姫。」
裕殿は毬姫と唇を重ね給えり。
その光景をただ呆然と見ていし後鎮に、裕殿は目線を送りて
給えり。来なされと言っておられるように思えたり。
近づくと、裕殿は絡めていた舌を離したり。
2人の間を繋いでいた透明な糸が、敷布に垂れ落ちる。
「さあ、どうぞ。」
まるで、席を譲るかのような言い方なり。
それに不快感を覚えるでもなく、ただ従えり。
「裕殿……誰なんですか、そこにいるのは。」
裕殿はお答えみならず、代わりに、後鎮の背中を叩けり。
- 34 名前:才女は色を好む(裕殿は毬姫を調教なされるや?) 投稿日:2003/09/25(木) 15:46
- 後鎮はさっきまで裕殿のおられし場所に座れり。先ほどの
飛沫が敷布に染み、そこは少し湿れり。
気配を感じたのか、毬姫は身を固くなされり。
「誰……誰なの?」
裕殿の方を向く。裕殿は、黙って首を横に振れり。
困惑しつつも、後鎮は再び毬姫の体に手を伸ばせり。
「いいわ毬姫、教えてあげよう。そなた、さっき……後輩に
逝かされたるよ。」
「!?」
思わず、伸ばしかけた手を止めた。
「でも、気持ちよくあらんや? ……その証拠に、ほら。
そなたのいやらしい汁、次から次へと溢れてきたるや。
敷布もベトベト。」
すると、裕殿は後鎮の手をとりて毬姫のそこへと導いた。
くちゅっ、と湿った音が響き、そこは指をすんなりと
受け入れたり。襞の一つ一つが指先に絡み付いてこられり。
それらは受け入れたるものは逃さずとて、締め上げたり。
「くぅっ……誰なの、梨の華? 吉四位?」
2人の名前を呼ばれり。
それに内心怯えながら、後鎮は指を奥へと進めたり。
「――無駄口が多し。」
背後の裕殿が口を開きたり、冷たい笑みを浮かべて。
「毬姫、またこれを付け給え。」
先ほど、毬姫の言語の自由を奪いし猿轡なり。それは
彼女自身の唾液でべたべたになれり。
- 35 名前:才女は色を好む(裕殿は毬姫を調教なされるや?) 投稿日:2003/09/26(金) 13:29
- 裕殿は、彼女に猿轡を付けると、従順に従う彼女の額に、
また接吻をしたり。
差し入れたる指の先に、新たな熱い液体を感じれり。
「じゃあ、ご褒美にコレを外したげよう。」
毬姫は視力を取り戻せり。そして、後鎮の姿を見つけ
たるや否や、薄く開けていた目を見開けり。
「っ、……っ!!!」
きっと、大声で叫びたいに違いない。
しかし、それは不可能なことなり。
「さ、後鎮。毬姫のこと、逝かせてみせ給え。」
裕殿は軽い口調でそう言えり。
その言葉に後鎮は困惑し、毬姫は絶望的な表情になれり。
「さっき、あたしがしたみたいにやればよし。
……そうね、やっぱり身をもって理解した方がよきかな。」
裕殿が、後鎮の体に手を伸ばせり。後鎮は、ただそれを受けり。
肩に手が置かれ、後鎮は目を閉じなされる。間際に毬姫の
悲しげな目が見えたり。
間もなく、柔らかく温かな感触を唇に覚えり。自然に口が
開く。そこに、素早く舌が差し込まれり。
「……ん……」
曇りたる音が、吐息と共に吐き出されり。裕殿は舌を絡め
ながら、服に手をかけ給う。もちろん、抵抗はなされず。
片手だけで、裕殿は器用に後鎮の服を脱がせていかれり。
そうして、一糸纏わぬ姿になられたり。
腕で胸を隠そうとなされたが、
「くっ、ん!」
胸を責められ、阻止されてしまわれぬ。
- 36 名前:才女は色を好む(裕殿は毬姫を調教なされるや?) 投稿日:2003/09/26(金) 13:30
- そんな事を考えている間にも、裕殿は後鎮の胸を指先で弄ぶ。
「は、っ……!」
「声我慢しなくたっていいわよ、もうばれてんだから。
後鎮の声、もっと毬姫に聞かせてあげ給え。」
そんな事を言われると、余計我慢しなくてはという気持ち
になられたり。
時折視界に入る毬姫の目からは、涙がこぼれている。
「毬姫」
気配を察したのか、裕殿が話しかけ給いぬ。
俯いていた毬姫が顔を上げ給う。
「そなたはそこで、あたしと後鎮を見ながら自分でやり給え。」
冷たく言い放ち、束縛を解く。
毬姫の目から、光が消えたり。
「……はい」
しかしそれでも従順に従いぬ。毬姫が、自らの秘部に
手を伸ばす。周りを撫でるようにしてから、中指を
膣内に差し入れたる。
「ん……」
それから、ゆっくりと指を出し入れし始めたり。徐々に
その速度は上がっていかれたり。こぼれ落ちた愛液が
敷布に染み、跡を残す。裕殿が一瞬だけ口元に笑みを
浮かべたりしを、後鎮は見逃さず。
「――さ、後鎮。毬姫がちゃんと逝けるように、あたし
達も頑張り給えよ。」
- 37 名前:才女は色を好む(裕殿は毬姫を調教なされるや?) 投稿日:2003/09/27(土) 13:02
- 裕殿は、再びあの淫靡な笑みを浮かべたり。そうして、
指が下半身に入り込んできたり。冷たい指の感触に、身を
よじらせ給えり。
「恥ずかしい?」
後鎮は答えず、目をきつく閉じなされる。
「可愛い。」
また、頬に接吻なされた。熱く火照ったそこが、さらに熱く
なられる。瞬間、下の方で裕殿の指が動き始めたり。
「んぁっ……!」
足にかけていた力がふぅっと抜ける。生き物のような裕殿の
指が、敏感な部分をすぐさま見つけ出し、刺激し始める。
「後鎮、もうヌルヌルになれり……やらしー」
「えっ……?」
裕殿は下から上へと撫で上げるように指を滑らせり。
「……っ!」
「ほら、舐めてみな!」
指と指の間に、何か透明な糸のようなものが絡み付けり。
頷き、少しだけ口を開ける。裕殿が、そこに指を差し入れ
たり。舌の先に爪が当たる。その形状をなぞるように、
舌を動かしてみられ給う。
「どう? 美味しい?」
「ぷぁ……ひょっぱい、れす。」
「ふふっ、大人の味ってヤツよ。……今日はここまで。」
毬姫と後鎮、正気を失うように横たわる。
全裸のふたりの間に横たわりて、満足気な寝顔を見ながら、
お休みになられたり。
- 38 名前:才女は色を好む(裕殿は毬姫を調教なされるや?) 投稿日:2003/09/28(日) 13:58
- それから数日後、知の毬姫は中つ御子に招かれたり。
「先日はよくよく楽しまれたるようなり。今日はより
大きなる快楽に導きたるぞ。」
「先日のような目に会いたくないぞ。」
と言う二応えて、
「今日はだれも呼んでないから安心し給え。」
とのたまえり。
寝屋にて以前同様愛撫なされて、毬姫を逝かせ給える後、
両手を後ろで縛りて、
「さあ、参ろうか。」
「えっ、どこへ?このままでは……」
それを無視して、裕殿は全裸の彼女を立たせて歩かせる。
「ご心配せらるるな。人払いいたしておるゆえ。」
と廊下を進めり。
「でも紺の美人や小川麻呂あたりが潜んでおるような。」
毬姫涙ぐむ。裕殿それには応じず黙って湯屋に招き入れる。
そして桧のすのこの上に知の毬姫をうつ伏せに寝かせ給う。
目隠しをし、次に足首を腰の方へ引き上げなさると、後手に
縛りたる紐の残りで足首を縛りなされり。右足を縛ると同様に
左足を両脚がかなり開く感じに縛り給う。
「何をなされるや。」
おびえた声を出せり。開きたる股の間から彼女の女性の部分が
のぞいていたり。
「おびえることはなし。より魅力的にさせ給うぞ。」
「何をなされますや。」
裕殿は剃刀を取り出しなされると、毬姫の目の前に差し出して、
「これにて御毛毛をきれいに剃って差上げ給うぞ。」とて、
首から下の全身に石鹸を塗りたくると、丹念に剃り始めけり。
- 39 名前:才女は色を好む(裕殿は毬姫を調教なされるや?) 投稿日:2003/09/29(月) 14:21
- 両手首を解くと腕をあげさせて、腋を剃り始めるなり。
「あら、ここはきれいに処理なされてる。」
毬姫くすぐったい表情を見せられるなり。次に裕殿は仰向けに
させなさると、毬姫の腰は前に突き出すようになり、開いた太腿
の間から飾毛に蔽われたあの部分が濡れて曝け出れておられり。
「よき眺めぞ。この見苦しき御毛毛をきれいにしてあげる。」
とて、剃刀をあてなさる。
毬姫ぴくりとなされり、飾毛を剃り始めると、愛液が湧き出して
こられり。
「あれれ、変にヌルヌルになってこられり。どうしたことかな?」
裕殿に問われると、毬姫ただ頬を朱に染めるだけなり。
きれいに剃り上げると両足首を解きなされる。裕殿は一本の毛の
なき美しい割れ目を手拭にて擦り付けるように拭きなされる。
さらに毬姫を立たせると丹念に拭きなされた後に、目隠しをはずし、
鏡の前に連れて行かれり。
「御覧、きれいになりしに。」
「いや、恥ずかし。」
と腿を閉じようとするも、裕殿それを許さじ。
「そなたに記念に贈る物あり。」とて、
指輪ほどの金属の輪を見せたり。
裕殿は意味ありげな微笑みを浮かべながら、
「そなたの体に付けてあげようぞ。よろしいかしら。」
とおしゃられたり。
意味もわからず毬姫は頷けり。
「かなり痛いけど、麗しくなるゆえ、辛抱なされ。」
「痛きこと、嫌なり。」
と言えども、裕殿ににらまれて、言葉を失われり。
また目隠しをされ床に座らされて、後手に縛られると、針を
取り出されると、
「少しの辛抱ぞ。」とて、
乳首に挿し給う。
「あいた〜」
と叫び声をあげ泣きなされるも、貫通させ給えり。すぐさま
金属の輪を取り付けなされる。両乳首に輪をつけなされると、
涙を流せし毬姫に
「あともう少し。」とて、
両脚を広げさせ給うと、陰唇を摘み上げ、針を挿し給う。
泣き声を無視なされて、割れ目の左右に輪が附けられたり。
栗核を触りて、
「ここにも附けたきけど、今日はやめよう。」
とおしゃられたり。
目隠しをとられた毬姫は、鏡に映った我が姿、血の滲んだ
胸と下腹部、そこにある金属の輪をしばらく見つめるだけ
であられた。
- 40 名前:才女は色を好む(裕殿は毬姫を調教なされるや?) 投稿日:2003/09/30(火) 13:22
- 数日後に招かれたる時には、毬姫また一糸纏わぬ姿にて、
一方の乳首の輪に鎖をつなぎて首の後ろに廻して、もう
一方の乳首の輪につなげて乳房を上げぎみにさせて、
「これにて裸でも垂れることなし。」
一方の陰唇の輪に鎖をつなぎて、身体の後ろを廻して、
もう一方につなげて、割れ目を開けて中の皺を覗かせて、
「これにて色気のでたり、さらに可愛らしく。」とて、
栗核に穴を貫かれて棒を通させる。
そして毬姫は下の御毛毛が伸びぬ前に剃るように命じ
られる。
その後も招かれると、裕殿の居室にて、毬姫は全裸で
いることを命じられ、輪に鎖をつなげ見栄よくなされ、
御毛毛なきようになされるのであられり。
そして裕殿は毬姫を湯屋に引き入れることをなされなく
なれり。なぜなら村の恵みし人に命じて、全身の毛を
剃らずに伸ばし放題にさせたまいて、全身に石鹸つけし
時に泡の持続が永くなるようになされて、全身を使いて
裕殿の身体を洗わせ給いぬ。恵みし人は色気に溺れて、
女論王の座を斉の瞳姫に奪われて、村の恵まれぬ人と
陰で呼ばれるようになれり。ほんに裕殿は恐ろし。
- 41 名前:模倣作家 投稿日:2003/10/01(水) 10:37
- 『好色童女連伝記』は、別の作者という設定で硬めの現代文で
書きました。より時代設定が破茶目茶で、「画像を残す(録る)」
などの意味ありげな表現をした部分もあります。
期待せずにお読みください。
- 42 名前:好色童女連伝記(序篇) 投稿日:2003/10/01(水) 10:39
- もともとの原因はあの御方の横暴からであった。最初のころは、
この世界にも馴れておられず、また撰儀で一度洩れておられたし、
『太陽と詩栖庫月』の構成員が皆様この世界長いし、年齢も上の
御方もおられたということで、波浪風呂の中ではおとなしくなさ
れていた。妄結では、年齢から王となされてしまい、その責務と
役目上?から独裁であられたけれども。それが波浪風呂でも横暴に
なられたのは、最初の撰儀で一番になられた充る代殿の人気が
さっぱりであられ、年上のおられた『太陽と詩栖庫月』が
『帝と詩梵場』となり後、解散されて、自らが最年長となられた
頃からであろう。
波浪風呂第一次再構築といわれている『帝と詩梵場』の解散後、
その元構成員の葉貴妃は新たなる単位団体の結成のための撰儀を
おこなえども、該当者なく寂しく裏方中心となれり。このことに
より裕殿はますます力を持つこととなる。貴妃の方がこの世界に
長くおられたが、世間全体にうとく、世間の荒波にもまれてきた
裕殿と同じくらいの年月を生きてこられたといっても、比べること
さえ憚られる。しかも裕殿の裏の人生訓「長い者には巻かれろ」を
実践して、裏の神神からも目をかけられ可愛がられていた。一人
立ちいたせられたのも、このおかげと言われている。
- 43 名前:好色童女連伝記(序篇) 投稿日:2003/10/02(木) 11:04
- このころから裕殿は同性との関係が盛んになられていた。同性ばかりの
生活の雰囲気に、そっちの方に目覚めたと言えるのだろう。特に黒の
彩姫が腹を膨らませてやめられた出来事から、手当たり次第に関係を
拡げていかれた。
この裕殿の色狂いの餌食は数知れず、最も影響を受けたのは、村の恵み
し人であられた。色に溺れて、女論王の座を斉の瞳姫に譲り渡した、
そして村の恵まれぬ人と陰で呼ばれるようになった。もうひとりは、
裕殿の真似をして、構成員と関係をもたんとして、新たに部屋を作りし
圭の宮は陰では閨房と呼ばれたという。
第三期妄結撰儀において、最高の逸材と称せられている後鎮が出現なさ
れた。彼女が参加した新曲『愛機械』によって、異常な人気を得て、天上
極星(戸符須多)となった。
このあたりから裕殿は一位の君や後鎮に入れ込んでおられた。特に一位の君
への入れ込みようは尋常ではなく、それに一位の君も応えていた。しかし
裕殿は他の方々との関係も盛んでおられたので、それを妬んで、いろいろ
問題がおこり、ついに一位の君は隠遁なさられた。
- 44 名前:好色童女連伝記(前篇) 投稿日:2003/10/03(金) 11:45
- 第四期妄結撰儀においての選出者によって、妄結の性格が大きく
変わった。特に辻堂希望美人と加護院亜依姫によって、色物芸人
という性格が加味された。この二人は汚駄どもから異端視されたが、
二人の出現の後、妄結に新たな一面を追加し、当初の目標であった
『何でもある』という方向に近づいたことは、否定し難い。
彩姫の隠遁に始まり、帝と詩梵場の解散、いや女論記念日の結成に
いたる第一次再構築によって、新しい挨拶計画が始まったと言え
よう。新人四名は中つ御子裕殿の毒牙にかかり、さらにその他の
先輩に鍛えられ、女として目覚めなされる。幼き乃乃姫と亜依姫は、
構成員からどれだけ愛されるかを競うとともに、こ異常な愛の世界
を正常化するためには、自分達は何ができるかお考えになられる
日々であった。ふたりは優位に立つには、先輩に対して先に快感を
与えになられることが一番だと考え、接吻と愛撫を互いにおこない
合って練習なされ、試しに毬姫を襲うも十分に快楽を与えられず、
失敗に終わる。
梨の華や吉四位は性の奴隷になられて、現状に満足していて頼りに
ならない。誰でも固い蕾より、熟れはじめて反応がよい方を好む
から、このようになるのであろう。
かくなる上は、構成員の交わる様子を観察し、その画像を録りて、
それによって金を得たり、勉強をいたして、経験を積むなり。その
金によりて、下僕を買収しては、情報を得て密会を密かに拝見いたす
ようにしたりす。
- 45 名前:好色童女連伝記(前篇) 投稿日:2003/10/04(土) 14:12
- 裕殿が妄結を卒業したと前後して、浦の亜弥弥姫が独演歌手として、
出現なされた。ふたりはさっそく弥弥姫を味方に付けるべく、行動
なされる。御屋敷を訪ねると、
「このたびは誠におめでたきことに。祝福のくちづけを。」
乃乃姫は弥弥姫の唇に接吻なさる。
「ありがとうございます。」
と下げようとした頭を右手にて相手の顎を下から支えるように
なされると、上へ持ち上げるようにしなさる。そして体を抱くと
また接吻をなされる。すると座していた亜依姫は立ち上がると、
弥弥姫の背後に回りて、乃乃姫とともに上着を脱がせにかかる。
少し抵抗なされるが、
「すでに中つ御子から祝福をお受けなされておられるのでしょう。」
と言われると、力を抜いてなされるがままになられる。
衣服の上から軽く胸を揉む程度でお止めになられると、
「私達は裕殿のごとき淫獣ではございません。あのような者を
成敗せんと仲間を集めておりまする。協力してくださいませんか?」
と亜依姫語り掛ける。
かようなことから、弥弥姫を仲間に引き入れて、波浪風呂制覇
作戦を進めていくのであった。まず失敗しても問題の少ない
前だ雪姫を狙うこととした。とある建物の控室にて待ち伏せし、
押し倒すと弥弥姫と亜依姫が胸を責めて、乃乃姫は腹部に後ろ
向きで圧し掛かり股間を責めた。そしてとりあえず快感に溺れ
させることに成功す。
- 46 名前:川o・-・) 投稿日:川o・-・)
- 川o・-・)
- 47 名前:好色童女連伝記(前篇) 投稿日:2003/10/05(日) 10:59
- その時、毬姫が来られたとの情報を得て、襲撃。まず胸を触りし
亜依姫の言うには、
「乳に何やら付けておられるや。」
もう一方の胸を触りし弥弥姫も
「乳首に何やら金具が?」
と言って、金属の輪を摘む。
下半身を責めし乃乃姫は、
「あれ、あれ、ここにも金具が。」
と言って、亜依姫を呼びて覗見ると、
「ほー、御毛毛まったくなきや。」
と感嘆す。これにて毬姫の弱みを握りて、優位に立つも、快楽に
落とすことはできず。
その後、満月の夜には雪姫のもとへ、新月の夜には毬姫のもとへ
通いては、修行を積む三人であったが、弥弥姫は後見世話役の
藤壷の更衣とよき関係になりて、ふたりでお楽しみ遊ばされる
のであった。乃乃姫と亜依姫は、覗き見しては楽しまれるも、
弥弥姫の遠くに行かれたような気がして寂しく思われた。
さて裕殿はこの1年程前に後魔鬼の弟、幽鬼の童貞を奪いて
から、彼との関係を続ける。彼は女に目覚めてから、姉を含めて
幾人かの波浪風呂構成員と交渉を持っていた。裏の神神これを
知りて、世間にこのことが洩れることを怖れて、幽鬼を惑わして、
不祥事を起こさせて、この世界から追放させたと言われている。
第五期妄結撰儀行われるを知りて、乃乃姫らは後輩が入りてから
本格的活動をすることを決意したのであった。
- 48 名前:好色童女連伝記(中篇) 投稿日:2003/10/06(月) 11:07
- 第五期妄結撰儀によりて、四名が撰ばれた中のふたりの会話。
「愛人の君、元気でおられたか。」
「愛媛と詠んでと言ったでしょう、新餓鬼様。」
「御免、わざとではない。でもそういう返しはないよ、愛媛。」
「わかったらよろしい、御豆様。」
それはそうと、乃乃姫と亜依姫から協力を求められている
のでありますが?」
「左様か?気を付けねばなるまい。紺の君は大人の図書館にて
書物によりて快感を貪っておられたのを見つかって、何やら
脅迫めいた事になったとか。」
後日ふたりの心配は現実のものとなり、結局四名とも、乃乃姫
達の策略に手を貸さねばならなくなるのであった。そして先輩
諸氏を快楽の虜に堕とすべく、特訓なされるのであった。
まずは常夏娘を狙うことにした。この集団は南洋にて撰出され、
日本と南洋で同時に奉り上げられることになっていたが、実際
は南洋で活動できないでいるのであった。そのため人数も徐々
に減少して、今では三名になっている。その中で日本語の
不自由な麗葉を襲うこととして、とある建物の控室にて六名で
待ち伏せて、愛媛は首に、小川の麻公と亜依姫は胸に、紺の君
と乃乃姫は胴にとりついた。愛媛は口付けて口をふさぎ、麻公
と亜依姫は胸を揉みて、紺の君と乃乃姫は脚を抑えて股間を
愛撫した。そしてこの様子は、御豆様が画像として残されて
おられた。
これによって、麗葉は快楽に溺れてしまい、自ら恐ろしくなり
てか、その後南洋に帰られたという。
次の標的は裕殿の無二の親友葉貴妃にする。同じように襲い
なされると、年少者に辱められたことによりて、頬を赤らめて
なされるがままとなる。
- 49 名前:好色童女連伝記(中篇) 投稿日:2003/10/07(火) 10:41
- その次は挨拶計画の名目的太守、充る代殿にねらいを定める。
ある公演会場にて、襲撃をかけて、愛媛は口にて口をふさぎ、
麻公と御豆様は胸を揉みて、紺の君と乃乃姫は下半身を抑えて、
乃乃姫は指にて、紺の君は舌技にて、秘部をせめられた。
「よだれのごとく滴り落ちるのは、何ですか?」
「あら、いけない女れすね。止め処もなく出てきてますよ。」
「垂れ流し状態ですよ。締まりがないです。」
「いえ、締まりはいいれすよ。ほら、指を3本も咥え込んだ
まま放さないれす。」
などと言って攻略する。その様子は、亜依姫が画像として残して
おられた。
最終目的の裕殿は、このごろ非常に用心深くなっていたので、
全員で出動すれば、感づいて逃げられ、逆襲されるかもしれぬと
考え、人数を減らして攻略することとなった。
全員出動をやめたもうひとつの理由は、汚駄どもの間で、五期
撰出者不要論があって、すぐれた?先輩(亜依姫と乃乃姫)との
間にしっくりいかない何かがあったのかも?
- 50 名前:好色童女連伝記(中篇) 投稿日:2003/10/07(火) 10:42
- その試験的目標は、裕殿の愛玩性奴、村の恵まれぬ人であった。
乃乃姫が口にて口を塞ぎ、弥弥姫が胸を揉みて、下腹部は紺の君
が責めて、とりあえず攻略に成功する。
裕殿が外部の仕事にて、ある場所に行かれて、控室に入られた
ところに弥弥姫が訪れる。気を緩めたところで、乃乃姫と亜依姫
が進入なされる。裕殿は弥弥姫とあいさつ代りのディープキスを
交わす。ふたりの舌が絡み合うと、目を開いて隠れている二人に
合図をおくる。背後からすばやく乃乃姫は胸へ、亜依姫は股間に
攻撃を加える。この攻撃で数分後快楽の世界に逝かれた。その姿
を三名は画像に残されたのは、言うまでもない。
裕殿を征服することで、終了となるはずだが、彼女達はそれだけ
では終わらなかった。妄結幹部三名に支援を受け、特に圭の宮
からは指導をしてもらい、妨害もなく行動なされていたが、
天下を執らんとする野望密かに持っておられたのである。
また裏の神神も波浪風呂構成員の中で一部の者が大きな力を有
することは、危険と考えていたから、今のところは彼女達の行動
を煽っていたのである。こういうこともあって、妄結幹部三名を
次の目標としたのである。
- 51 名前:好色童女連伝記(後篇) 投稿日:2003/10/08(水) 10:03
- 挨拶計画に不穏な空気が漂い始めた。それを感じた圭の宮は、
不満を持っていた後魔鬼、充る代殿、石井戸殿、鈴の音姫、
常夏娘の残党とで、裏の神神の元に強訴いたしたという。
しかしそれぞれの利害一致せずに交渉いたしたため、満足
いたせし御方と不満に溢れたる御方に分れたのです。
ここから始まりし第二期挨拶計画再構築は、後魔鬼の独り
立ちに始まり、第六期妄結撰儀と圭の宮の卒業で終ったと
いえよう。
強訴さわぎで中断された妄結幹部襲撃計画は再開すべく、
準備を進めた。まず安倍那智を目標に定め、実行に移す。
愛媛と紺の君が身体を抑え、乃乃姫が口付けなされる。
那智は驚きて、
「乃乃、そなたが私を襲うとは、・・・」
と涙を落とされた。
「天下を執りたいのれす、御協力を。」とて、
口を吸いなさる。愛媛と紺の君は胸を揉みて、喘ぎ声を
出されると、乃乃姫は下半身に向かいて、
「すばらしき淫乱の世界にお誘いいたします。」とて、
舌と指にて逝かせ給う。
次には妄結王織姫が謁見なされた時、乃乃姫と亜依姫は
控の間に引きずり込み、そこに隠れていた御豆様と麻公に
より上半身を、亜依姫には下半身を責められた。そしてその
場面は乃乃姫によりて録られたという。
その翌日妄結副王圭の宮に謁見なされた愛媛、紺の君、麻公、
御豆様ただちに襲いて、御豆様は口で口を塞ぎ、麻公は乳房を
揉み、愛媛は股間に顔をうずめた。その姿を紺の君が録られた
のであられた。
- 52 名前:好色童女連伝記(後篇) 投稿日:2003/10/09(木) 11:02
- 弥弥姫は自らの歌謡公演において、出演していた女論記念日王
瞳姫を訪ねる。楽屋から誘い出し空室にて隙を見て、愛媛と
紺の君が襲い掛かる。弥弥姫が口を奪い、愛媛が胸を揉み、
紺の君は股間に攻撃を加え、瞳姫を撃沈する。
上京いたせし閑鳥居の宿舎に弥弥姫ら訪れる。木村麻美人と
里だ舞姫は噂を聞いて用心し決してふたりは離れるように
しようと心に固く決めておられた。
しかしながら七人で来られるとどうしようもない。舞姫に
対しては、乃乃姫、紺の君、御豆様が攻撃なされ、麻美人に
対しては、亜依姫、愛媛、麻公が攻撃いたす。そして見事に
二人を快楽の世界に落とされた。
次に常夏娘の絢果と味果を襲撃すべく、妄結公演会場の控室に
六名で突入するも、絢果は攻撃を躱して、逃れ給う。味果に
対して集中して攻撃いたして逝かせ給う。
されど味荷裳似の新曲の稽古場にて、毬姫と味果によりて、
乃乃姫と亜依姫は襲われて、淫乱の世界に引きずり込まれる。
絢果の方は襲撃に怒りて、麻公を襲わんとするも、麻公は顔を
合せぬよう行動いたして、事実上再編後の富士裳似は単独で
活動できない状態となってしまう。
愛媛は毬姫と味果に付け狙われて、ついに待ち伏せを受けて
逝かされてしまう。
第六期妄結撰儀によりて、白湯の院道なかば、亀井戸の襟姫、
田んぼ麗奈女史が撰ばれる。裏の神神は彼女達を毒牙にかけん
と裕殿と好色童女連の構成員に対して、接触を図ろうとしたら、
蟄居を申し付けるとの警告をいたした。
- 53 名前:好色童女連伝記(後篇) 投稿日:2003/10/09(木) 11:04
- それでも乃乃姫は、第六期撰出者との接触を図ろうと考えて
おられた。しかし行動を妨げる要因がいくつかあった。
蟄居を命じられるかもという不安もあるが、最近制圧した御方
から逆に性的刺激を受けて、身体が疼くことであった。
そして年少者からの屈辱的体験をようやく口にできるようになり、
相互に意見交換などなされて、自分達の動きを制せらるる事、多く
なってきている。好色童女連の最前線に立つのは、もうやめるべき
かもしれない。その思いを定例会合で述べなさると亜依姫も同感で、
「そうやな。潮時かもしれんな、今日帰途らん弥弥姫も退会
の意志やし。ただ淫乱女から新人を守る仕事は続けないかんと思う。
そやから後方支援という形でやるんがいいやない?」
愛媛もうなずきながら、裏方にまわる意志を示した。
こうしてこの四名が現役を抜け、三名となるが、第六期撰出者と
早く接触しなければということで、夏繭をこの四名で襲いて、熟女
の身体をどうにか快楽に陥れて、舞踏練習時に会えるようにさせた。
こうして新人達を入会させて、四人は裏方に廻った。
しかし弥弥姫と乃乃姫、亜依姫とは互いに自分のほうが天下を執る
のだとそれぞれ企んでおられたので、愛媛は今後うまくいくのか、
心配しておられた。
- 54 名前:好色童女連伝記(後篇) 投稿日:2003/10/10(金) 10:40
- 乃乃姫と亜依姫がとある場所にて、久しぶりに会いて話をして
おられる。
「今更ながら美貴帝何故妄結に加わるのであろうか?やはり
歳末の歌謡大競演かな。」
「そやな、去年は後鎮出場できなかったから、今年は出させな
いかんやろ。」
「みえみえの作戦なのら!」
「考えが浅いな。うちらの天下執りは見抜かれてないやろな?」
「どうやろ?」
とふたりで天下を執るようだが、内心ではひとりで独占しようと
企んでおられるのであった。
圭の宮が妄結を卒業するにあたり、構成員に対して、ありがたい
御言葉がなされた。
「卒業するにあたり、言っておきたいことがある。(ふと童女達に
襲われた時の快感を思い出されて濡れてしまい、慌てて平静を装う)
私達は裏の神神の意思のままに動く駒ではない。自分で考え自分で
行動するように意識しなくてはならぬ。みんなでそれぞれの色と香
を形成すべく話し合い、個々の責任で確立すべし。誰かに操られて
行動することはやめること。特に秘密結社を創ってまで、行なう時は
その辺を注意する事。以上!」
そして新人三名に対しては、
「早く馴染もうとして、妄結の色に染まるなよ。自分らしさを失わ
ないこと。自然体でやってけよ。」
それぞれの想いが交差して、旅立ちの春はこうして終わっていく。
一人よがりの正義によって立った好色童女連もこれから大きく
変わっていくのだろうが、さてどう変化するか誰も知らないという
ことにしておこう。
- 55 名前:模倣作家 投稿日:2003/10/11(土) 11:43
- 『美貴帝の我が闘争』はある意味ハロプロの未来を予想する
ような内容になっているので、今回かなり書き直しています。
これはある掲示板に藤本のモー娘。加入に怒って書かれたスレ、
「ハロプロ未来予想図」の破茶目茶さに爆笑してしまった。ただ
2003年であっという間に崩壊してしまうのはどうかなと思った
ので、すこしリアルぽい感じに予想して書いたものです。
最終的にはハロプロ崩壊してしまうのですが・・・
ますます内容のないうすっぺらなものになりました。今書き直し
てるのですが、どうもうまく逝ってません。載せた後に訂正が
入るかと思いますが、御承知おき下さい。
- 56 名前:我が闘争の前書き 投稿日:2003/10/11(土) 11:44
- 『美貴帝物語』において「詠んだ」と「呼んだ」と区別した表記に
したのだが、どうも正しく書き分けられなかった。それよりこの
物語の本編、本当の主人公は誰なんだろうと書いている本人が思って
いることが問題なのかもしれない。それからハロプロメンバーだけに
対して最大限の敬語で書いているつもりです。
歴史設定は、最初平安時代くらいを想定していたのですが、今は単に
古の代と言う事で書いております。
『美貴帝物語』の本編の構想が具体化できないまま、べつの展開が
浮かんだので、『美貴帝の我が闘争』として書きます。
『美貴帝物語』とは別の作者という設定で硬めの現代文で書こうと
思います。
- 57 名前:美貴帝の我が闘争(準備段階) 投稿日:2003/10/11(土) 11:46
- 美貴帝はこの度挨拶計画以来の混乱に、自分しか平定できる者は
なしと思われた。まず意見を聞くべく、最古の構成員の中つ澤の
御子裕殿、そして平家充る代殿に会う。
その後自作自演に魅力を感じて、一位の上皇に聞きに参られ、
さらに数名の独立(印度図)歌手を紹介され、訪ねて行かれた。
とてまともに話できたのは、菊池亜衣麿くらいであった。
妄結の伝説の英雄、福神飛ぶ鳥殿に協力を求めるも、会う事叶わず。
黒の彩殿にても書状を数回交わすのみであった。
そういうことで超歌姫たる倉の麻衣姫、歌だ光麻呂、浜の鮎姫など
に連絡つけることさえ叶わなかった。
構成員の内にも不調和が発生していた。まずは五本木殿に奉られし
前に雪姫は金持ち?ゆえに構成員の責務を果たさずとの評価あり。
今まで顔を合わせる事ほとんどなかったが、聖夜にむけての歌を
全員で協同して制作したことで、年中で最も忙しい時に斯様なる
ことをするとは、と不満が高まっておった。
また常夏娘の絢果、なにやら不満ありてか、再編成されし富士裳似
の他二人とうまくいかぬようであった。
さらに歌舞劇においても、浦の神亜弥弥姫が主演したほうのが、
後真鬼のほうより人気があったことに、わだかまりが生じていた。
それで裏の神神に不信をお持ちになられた後真鬼に協力を求めて
策略を巡らされた。されど外部公演に梨の華の精とともに美貴帝が
主演として招かれたので、内部工作は中断状態になってしまった。
その時期に妄結から圭の宮が抜け、美貴帝の他、新たに撰ばれた
亀井殿襟姫、道重き白湯の院、田んぼの麗奈女史が加わる。
また閑鳥居の追加撰儀では、斎の美しき海が撰ばれる。
妄結この年は五本木殿の企画にて、いにしえの破茶目茶なる歌舞劇
やらされ給う。されど新撰三人衆は参加なされず、南の島で何やら
やらされなされる。
- 58 名前:美貴帝の我が闘争(準備段階) 投稿日:2003/10/12(日) 09:40
- かような裏の神神が打ち出す方策に不安を持った圭の宮、
後鎮、吉四位は裏の神神の宮殿に進軍し給う。
そこにはすでに美貴帝が陣を張っておられた。
「圭坊、後坊、吉坊、よう御出でなされた。」
美貴帝近寄りなされると圭の宮口を開いて
「わたしは夜にはここから退却するゆえ、御承知給え。」
と小さき声にておしゃられる。
「何故ぞ?」と声大きくして問いただされると、
「声が大きい。いろいろありて、義理立てせねばならぬゆえに。
夜には、代りの者ども来られますゆえ、御安心を。」
と相変らず声は小さい。美貴帝押し黙ったままとなられた。
圭の宮微笑みながら肩を抱きて、
「悪いようにはなりますまい。焦りは禁物ですぞ。」
と去って行かれる。
夕方になると女論記念日と閑鳥居の面々が馳せ参じてこられた。
「まもなく常夏娘も参られる予定にて。」
ともに参上いたせし梨の華の精発言す。声を小さくして言うには、
「されど、裕殿などの締付け厳しくて...
圭の宮戻られたるや。」
「やはり亜弥兵衛はこられぬか。」
と美貴帝肩を落とされる。
しかし翌朝には、裏の神神より書状が届けられ、円満なる解決の
約束は取り付けられたようであった。
- 59 名前:美貴帝の我が闘争(準備段階) 投稿日:2003/10/13(月) 12:17
- そんな中での毎年恒例の混成単位集団の儀における編成が発表
される。
以下の三集団である。
『塩五』は前の雪姫、安倍那智、亜弥弥姫、小川麻呂、加護院
亜依姫。
『七空』は稲葉の貴妃、大きなる谷の雅{まさ}、里の舞姫、
梨の華の精、味果、高橋愛人、新餓鬼豆蔵。
『十一水』は村の恵みし人、絢果、斉の瞳姫、織姫、知の毬姫、
美貴帝、柴の鮎姫、木村麻美人、吉四位、乃乃姫、紺の美人。
中つ御子裕殿かようなる宴は好みでないと昨年に引続き加わらず、
圭の宮今後は歌舞は控えるとの誓いを立てたとて参加せず、後鎮は
何やら外の仕事を優先するといって、さぼられたとか。されど今まで
加わらざりし雪姫と久しぶりの葉貴妃が参加なされるというのは、
どこからかの圧力でもあったのであろうか?
一団となって奉り上げられるも、あまりよき成果あがらず、津運久の
力衰えたりと言われる。
- 60 名前:美貴帝の我が闘争(準備段階) 投稿日:2003/10/13(月) 12:18
- 何の思惑ありてか、この時期から毬姫、勢力を拡大しようと行動なさ
れた。前年からの予定であった童子との単位は『慈育楠』として、
梅だ襟の香、矢の舞美人、永き桃の子、清き水佐紀氏、村の上愛む者
と組織なされる。さらに瞳姫、絢果、舞姫、梨の華の精と『浪漫須』
を結成なされる。
これに美貴帝は脅威を感じなされて、要員追加後は妄結からの助っ人
を求めない予定の閑鳥居を後援していた花畑牧場王の要請を受ける
かたちにして、御自分が助っ人として加わられることとなられた。
ただ津運久はなぜか紺の美人も指名するのであった。さらに美貴帝
は独唱歌舞や後松藤やらで歌われんことを願われるも、叶わられず。
この頃那智王は来年初めに妄結から卒業し独唱歌舞なされると宣言
なされた。さていかなる理由であられるのでしょう。どうも妹が
この世に出現されて、その唄に何かお考えなされるところがお有り
であられたのであろう。
- 61 名前:美貴帝の我が闘争(最初の一歩) 投稿日:2003/10/14(火) 10:27
- どうも裏の神神は、あの時個々に別々の約束をしたのであろう。
この年織姫は独唱歌曲集を二回も作成なされたし、柴鮎姫は独立
写真集を出されたりすれど、旦圃穂や富士裳似や常夏娘は捨て
置かれたままであった。
津運久は何を想ったのか、田麗と童子の中から夏の雅{みやび}、
鈴の愛の理{ことわり}にて慈育楠の妹分的な『嗚呼』をつくる。
その中で桜御所(那智王、毬姫、吉四位、亜依姫、高愛、紺の
美人、お豆、襟姫)と乙女御所(織姫、梨の華の精、美貴帝、乃乃
姫、麻公、白湯の院、田麗)に分れての活動が始まった。今まで
行けぬ鄙にては、問題なく成功であったが、大都会にては、あまり
よいとは言えぬものであった。
そのため初夏の進軍で得た成果を実現なされる。それは構成員の
自主管理体制への移行であった。その結果設けられた挨拶計画
構成員幹部会において、津運久による旧来体制支持派の裕殿、
葉貴妃、前だ雪姫、村の恵みし人、知の毬姫、味果と、自主管理
推進派の圭の宮、絢果、那智、美貴帝、後魔鬼、吉四位が対立し、
中間派の織姫、斉の瞳姫、大谷の雅、柴の鮎姫、梨の華の精、木村
麻美人、里だ舞姫に対して、協力するよう多数派工作をおこなって
いた。また全体会議(童子を除く全員)においては、旧来派には、
高橋美人、乃乃姫、亜依姫、亜弥弥姫が、中間派には、斎の海、
紺の美人、新餓鬼豆、亀殿襟姫、白湯の院、麗奈女史が、自主派
には小川麻呂が、加わるとみられていたようである。
- 62 名前:美貴帝の我が闘争(最初の一歩) 投稿日:2003/10/14(火) 10:28
- こんな中、年末の歌謡大競演には妄結、弥弥姫、後鎮が出場する
ことになり、そして年が暮れて行った。
新年となってしばらく後、那智は妄結卒業の宴において、挨拶計画
からも離脱することを発表する。この衝撃は地の果てまで轟いたと
言われている。やはり妹との双唱をめざしていたのであろうか?
裏の神神も非常事態ということで、和田の薫の君を本体に呼び戻し、
また制作や企画を外部から力を借りることを決定する。
そして閑鳥居の三人は、鈴の音姫との長い交渉で、集団の危機を
訴えて、閑鳥居に戻ってくることが決まった。
妄結王たる織姫は、閑鳥居との話で、閑鳥居への妄結からの助っ人
は今後出さないことで決まる。
- 63 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/14(火) 19:44
- 意味がとれん。
- 64 名前:美貴帝の我が闘争(怒涛の前進) 投稿日:2003/10/15(水) 11:32
- 美貴帝は圭の宮と絢果とともに、密かに雪姫のもとを訪れる。また
織姫とも密談なされる。
一方裕殿と葉貴妃は、充る代殿や一位の君との密会を重ねる。そして
裕殿は、貴妃、充る代殿、一位の君、石井戸殿とともに、泰正と真事
の助力によりて、宇宙華{コスモス}を結成なされた。
その数日後、雪姫は「新音楽系に展開したい。」とおっしゃられる。
五本木殿や堀之内殿などの義理と人情のしがらみの中で、演歌を捨て
る決意が出来なかったが、挨拶計画公演で浮いていて取り残されて
おられる状況と本格的演歌に進めない想い、そこに圭の宮の支援に
より、この行動となられたのであろう。薫の君の大きな力と、畠と
糸冬の助力によりて、圭の宮と雪姫と菊池亜衣麿で新音楽系歌唱隊の
『こんちわ』を結成なされた。
その数日後突然、一位の君は『こんちわ』に、雪姫は『宇宙華』に
参加なされると発表された。その裏に何があったのであろうか?
また成膳任は人気挽回をはかるために挨拶計画に加わることとなった。
そして薫の君は多々の契約権利問題を抱える亜美呉と過去の契約権利
は棚上げにして、単位集団の一員としてのみの契約を結び、『こんちわ』
に参加なされ、膳任も加わることとなった。
旧来派に加わったのは、充る代殿、石井戸殿。そして中間派には、
一位の君と鈴の音姫。自主派には亜美呉、膳任、亜衣麿であった。
そして毬姫と雪姫は中間派に移った。
春の終わりには、梨の華は独演歌唱することとなり、旦圃穂を離脱し、
かわりに襟姫が加わる。さらに村の恵し人を首にして、谷の雅、美貴帝、
麻美人、斎の海、さらに秋に新単位要員撰儀にて唯一えらばれた好みの
襟の香で向日葵を結成する。富士裳似は鈴の音姫が加わり、味荷裳似に
は白湯の院が加わる。
- 65 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/15(水) 16:03
- >>63
古典勉強しろw
結構面白いよ、頑張れ作者さん
- 66 名前:美貴帝の我が闘争(怒涛の前進) 投稿日:2003/10/16(木) 12:05
- こんな中、薫の君は福神飛鳥殿を降臨なされることに成功し、
独演歌唱なされることに。独演者協業単位を再生し、飛鳥殿、
後鎮、弥弥姫で福後松を結成す。
また妄結増員撰儀については、募集をおこなっても、集まら
ない可能性大とて、童子から梅だ襟の香、矢の舞美人、永き
桃の子、清き水佐紀氏が加わることとなる。
慈育楠は、吉四位、愛む者、徳の院千美人、夏の雅、須茉の
君、舞の波、島の咲姫にて新たに活動なされる。そして嗚呼
は、田麗、鈴の愛の理、熊の百合根、清清{すがすが}しき梨、
岡の千聖人、萩の舞女にて新たに活動なされる。
また波浪風呂童子撰儀をおこない、五名が撰出され、十六童子
となる。そして毎年恒例の混成単位集団の儀を開催擦る季節と
なり、今年は津運久の気まぐれで構成員全員で挨拶計画全星
軍団(波浪風呂御留守多図)と称して、総動員して実施いたし
たが、あまりよい成果あがらず。
この時点で自主派は飛鳥殿、織姫、一位の君を加えたが、
中間派には、弥弥姫、襟の香、舞美人、桃の子、清き水氏が
加わり、旧来派には雪姫、好みの襟が加わった。
美貴帝と圭の宮は自主派勢力の拡大をはかるため、絢果、
亜美呉、飛鳥殿、織姫と協議を重ねた。その中で圭の宮が発言
なされる、
「薫の君には気を付けないと。彼は今のところ、我々に協力的
だけど、元々裏の神神と同じ考えを持っている。いつ裏切られる
かもしれないよ。」
- 67 名前:美貴帝の我が闘争(怒涛の前進) 投稿日:2003/10/16(木) 12:07
- こうした中、波浪風呂全体会議において、中間派の多くが自主派
よりの意見を支持し、自主管理路線が強まった。これは圭の宮が
毬姫との会談により、お豆や紺美などが支持したことが大きい。
このころになると童子を奉り上げることはよからずとの声強く
なり、挨拶計画全体の影響を考えて、慈育楠と嗚呼の活動は来年
初めまでとすることを決定する。
また活動している各単位、各個人の中で非常に不調なこんちわ、
宇宙華、織姫に関する対策のために、幹部会を開くも結論出ずに
終わる。
逆に乙女御所、桜御所の地方公演の人気が高いので、美貴帝を
中心とした意見として、妄結補強三分割案を出し、それを基と
した挨拶計画再編が行われた。
まず圭の宮と一位の君の妄結復帰とこんちわの解散と亜美呉、
膳任、亜衣麿の宇宙華への参加。鈴の音の富士裳似からの離脱と
圭の宮、織姫、鈴の音、毬姫、一位の君による裳似具珈琲の結成。
そして浪漫須に充る代殿が加わり、富士裳似に清き水、桃の子が
加わり、味荷裳似に襟の香、向日葵に田麗、舞美人が加わる。
妄結内部単位編成替にて、乙女御所は、織姫、美貴帝、梨の華、
紺美、白湯の院、襟の香、舞美人により、桜御所は、毬姫、
吉四位、乃乃姫、亜依姫、高愛、桃の子、清き水により、新た
につくられしミ御所は、圭の宮、一位の君、小川麻呂、田麗、
お豆、襟姫によって、構成された。
そして年末恒例の歌謡大競演には、妄結と福後松が出場する
こととなった。
- 68 名前:模倣作家 投稿日:2003/10/16(木) 12:57
- >>65 名無し読者様
結構面白いと言ってもらえて光栄です。
どれだけ考えても、なかなか満足できるものは
書けません(ナキ
- 69 名前:美貴帝の我が闘争(破滅の前哨) 投稿日:2003/10/17(金) 11:38
- 常夏娘と閑鳥居の人気のなさは、目を蔽うばかりであり、
今のままでは人気挽回は難しいということで、この二集団
を合併し、さらに膳任と好みの襟を加えて、倶楼場琉娘が
誕生する。この集団予想以上に人気が出て、この企画の
中心だった薫の君の立場は高くなり、彼の一押しの膳任は、
旧来派に傾向しなされた。
またまとまりのない福後松に裕殿が加わり、福後松中(ふく
ごまちゅう)となり、裕殿は宇宙華をぬけなされた。
そんな中、恒例の混成単位集団の儀をおこなう季節となる。
赤鳳(レッドフェニックス)は裕殿、織姫、麻美人、好みの襟、
弥弥姫、乃乃姫、桃の子により構成される。
白虎(ホワイトタイガース)は、雪姫、絢果、瞳姫、亜衣麿、
亜美呉、後魔鬼、高愛、麻公、お豆、白湯の院、清き水に
より構成される。
黒鯨(ブラックドルフィンズ)は、石井戸殿、圭の宮、鈴の
音姫、大谷の雅、毬姫、一位の君、柴の鮎姫、飛鳥殿、
梨の華、美貴帝、斎の海、亜依姫、襟姫、舞美人により
構成される。
青龍(ブルードラゴンズ)は、葉貴妃、充る代殿、恵みし人、
膳任、舞姫、味果、吉四位、紺美、田麗、襟の香により
構成される。
このところ好不調の波が激しく、織姫は裏方後方支援の人々
の意見などにより、歌手と図画構成制作の仕事は、別々に
考えた方がよいのかなと考えて、中間派に立場を変える。
毬姫や弥弥姫は、
「専門家に任せた方が楽だし、間違いがない。」
という旧来派の先輩の意見を実感することがあってか、そちら
のほうに流れて行かれた。
高愛や田麗は、
「専門家とて人間であり、出来の善し悪しがある。自分が主体
となっていかなくては、それを見極めることができない。」
という自主派の先輩の意見に共感いたし、その方向に進んで
行かれた。
- 70 名前:美貴帝の我が闘争(破滅の前哨) 投稿日:2003/10/18(土) 10:53
- そうしているうちに秋になり、妄結増員撰儀をおこなうも、
応募者少なく、童子の中より、徳の院千美人、村の上愛む者、
夏の雅、須茉の君、舞の波を撰んだ。
また梨の華と美貴帝が独り立ちなされ、吉四位は乙女御所へ、
高愛は昴御所へ移る。昴御所に舞の波、乙女御所に愛む者と
夏の雅、桜御所に須茉の君と徳の院が加わる。そして福後松中
に梨の華と美貴帝が加わり、福後松中藤石(ふくごまなっとう
せき)となる。また裳似具珈琲は人気まったくなくて解散し、
一位の君と織姫は浪漫須に、鈴の音姫は宇宙華に加わる。
再編成すると一時期人気は回復するのだが、すぐに落ち目に
なる傾向が強く、これをいかにするかが、問題となっている。
されど名案あるわけもなく、年も暮れようとしている。
歳末恒例の歌謡大競演には、妄結、倶楼場琉、福後松中藤石
の三組が出場できた。
- 71 名前:美貴帝の我が闘争(破滅の前哨) 投稿日:2003/10/18(土) 10:55
- 昨年はよき終わりかたにはなったものの、挨拶計画の業績
不振は疑いようもない事実であり、対策は必要であった。
大きな解体と構築をおこなわなければいけないという考え
の元に派閥や単位集団ごとに話し合いがもたれるものの
「会議は踊る」と言われるように、対外的に活発な議論は
おこなわれるが、具体的な方策は何も出てこない。
ようやく人気下降中の女論記念日を解散して、倶楼場琉
に吸収することが決定したが、恵みし人は、
「女論を解散するのなら、私はやめる。この由緒ある名前
を消すことは絶対反対です。」
との声明を発表して去っていく。
- 72 名前:美貴帝の我が闘争(破滅の前哨) 投稿日:2003/10/18(土) 10:58
- また契約見直しを迫られた亜美呉は新契約の内容に不満にて、
「一度頂点に立った人間に対する侮辱だ。」
と言って、契約更新せずに消なされる。
美貴帝と圭の宮は守旧派の勢力を削ぐべく策略を巡らし、
大胆な解体と構築案が決まった。裕殿と葉貴妃は現役を退き、
裏方にまわる。裕殿にかわり、新たに独演歌手になりし
充る代殿が加わり、福後松平藤石(ふくごまつだいらとうせき)
となる。
さらに富士裳似に夏の雅が、旦圃穂に須茉が、向日葵に舞の波、
愛む者、徳の院が加わり、麻美人は向日葵から旦圃穂に移動する。
春が終わり、混成単位集団の季節になるも、その事を為す様々
なる不安あり、また意見まとまらぬ難しき状況をありて、今年は
やらぬことになる。それを知りて一同、挨拶計画の力が衰えつつ
あることを実感し、今後いかなることになるだろうと思い巡ら
されておられた。そしてこのごたごたに嫌気が差したのか、
石井戸殿と鈴の音姫は挨拶計画から離脱なされた。
- 73 名前:美貴帝の我が闘争(巨星落つ) 投稿日:2003/10/19(日) 09:09
- 混成単位集団の儀おこなわれずの報によりて、流行に敏感な
汚駄どもは、人気凋落に流行遅れを感じ、見捨てられて
しまう。移ろい易い彼らの支持を失って、公演の動員数も
蔭りが見られ、その対応を考えねばならなかった。それで
秋風の吹く頃になりて、混成単位集の結成をおこなった。
光の16人には、雪姫、充る代殿、瞳姫、大谷の雅、舞姫、
麻美人、梨の華、吉四位、弥弥姫、愛媛、乃乃姫、お豆、
白湯の院、田麗、清き水、徳の院。
音の14人には、織姫、膳任、毬姫、鮎姫、美貴帝、後鎮、
斎の海、紺の美人、麻公、襟姫、舞美人、夏の雅、愛む者、
舞の波。
薫の11人には、圭の宮、亜衣麿、一位の君、飛鳥殿、絢果、
味果、好み襟、亜依姫、襟の香、桃の子、須茉である。
売れ行きまあまあなれど、以前に比べ少し寂しい数字で
あったが、とりあえずこの三集団は、来年もしばらくの間
続けることとなった。
- 74 名前:美貴帝の我が闘争(巨星落つ) 投稿日:2003/10/19(日) 09:10
- 年も終わりに近づくと、毎年恒例の歌謡大競演の季節に
なるも、今年は妄結と倶楼場琉しか出場叶わなかった。
独演歌手は軒並み悪く、その集団である福後松平藤石も
引きずられてよくないということになったのだろう。
このような状況の中で、挨拶計画を離脱したほうがよい
と考える独演歌手も出てきた。会合したりして、ついに
人気未だに根強き美貴帝、梨の華の精、後魔鬼、弥弥姫
の四名が離脱した。こうして動揺が高まってしだいに
不安が蔓延する。
妄結と倶楼場琉の色合いが同じように感じられ、また
小集団を主体として公演するのが、収益がよいという
ことで、合体して挨拶計画全星軍団(波浪風呂御留守多図)
とし、その下に昴隊組、乙女隊組、桜隊組、夢隊組、
天使隊組を形成することとなった。
昴隊組は、圭の宮、瞳姫、一位の君、味果、愛媛、麻公、
襟姫、舞の波。乙女隊組は、織姫、雪姫、吉四位、紺の君、
乃乃姫、愛む者、舞美人。桜隊組は、毬姫、膳任、好み襟、
斎の海、亜依姫、清き水、須茉の君。天使隊組は、充る代殿、
亜衣麿、谷の雅、麻美人、お豆、襟の香、桃の子。夢隊組は、
絢果、鮎姫、飛鳥殿、白湯の院、田麗、夏の雅、徳の院。
- 75 名前:美貴帝の我が闘争(巨星落つ) 投稿日:2003/10/19(日) 09:11
- しかしながら波浪風呂が崩壊の危機にあるという感触は、
人を不安にするもので、個人でもこの世界を乗り切れる
可能性がある者、特に歌唱に生きようとする者にとって、
独唱する機会を得ることは、個人の名前と顔を売れるから
今後のためにもよいことである。しかし一方で集団内で
目立っている者にとって、そこを離れるほうが不利に働く
と考える毬姫などは、そのまま留まることを選択する者も
いる。ということもあってか、独唱を中心とするため、
鮎姫は旦圃穂を離脱する。また活動を事実上停止していた
浪漫須は解散する。
圭の宮は宇宙華に瞳姫は旦圃穂に加わり、絢果は富士裳似から
宇宙華へ、味果は味荷裳似から向日葵へ、斎の海は向日葵から
旦圃穂へ、徳の院は向日葵から味荷裳似へ、須茉の君は旦圃穂
から味荷裳似へ移動する。
- 76 名前:美貴帝の我が闘争(巨星落つ) 投稿日:2003/10/20(月) 15:24
- 北海の地にて鈴の音姫はその地方の巨星となりゆくを紺の君見て、
「この道を進めば完璧になれる。」とて、
何度も行かれて話をなさる。紺の君は自分の考えの正しさに不安
ありしを「完璧」ということばを発する事により、勇気に変えて
おられる。この行動によりて、同郷の美貴帝や麻美人や舞姫も
ともに鈴の音姫と会われることになる。故郷に拠点を移すのは、
「都落ち」という惨めな感覚を持つのは間違いかもという考えが、
芽生えてくるのである。
挨拶計画が成り立たなくなっていくのを肌で感じ、その為の対応の
準備をそれぞれで行ないながら、日々の活動を続けている。
毬姫は伝説的遇像者として初の自己総合演出を行なうべく、準備を
されていたし、織姫も同じく多くの場面で自らがかかわるべく準備
なされていた。
また一位の君や飛鳥殿などは団結系楽団歌唱(番堵房軽)をめざし
行動を開始するなどの動きがあった。
知名度は段々と低くなるものだけど、人気派坂を転げるように
落ちていくものであり、人々の意識から消え、秋になる前に
挨拶計画そして波浪風呂御留守多図は解散することになる。
一位の君は昴隊組だけでも存続させようとするも、失敗する。
織姫と毬姫はかねてからの予定通り、自己総合演出歌手として
再出発なさる。番堵房軽をめさしなされるのは、一位の君、
飛鳥殿、充る代殿、膳任などであり、集団歌手をめざしなされる
のは、乃乃姫と亜依姫と味果とお豆、小川麻呂と愛媛と襟姫、
瞳姫と絢果、麻美人と斎の海、白湯の院と麗奈女史などであり、
演劇に生きるのを決めたのが、圭の宮、舞姫、雪姫紺の君などで
あった。また鮎姫は、先に独演されていた梨の華と組むことに
なったりしていた。
しかしながら遠くない将来、この世界に存在していない者は、
かなりいるのであろう。
- 77 名前:我が闘争の後書き 投稿日:2003/10/20(月) 15:26
- 看板に重大なうそ偽りがあったことを読者の皆様にお詫び申し
上げねばなるまい。本来美貴帝の行動を中心にして、波浪風呂
世界の進行状況を書いていくべきものを、美貴帝無視状態にして
しまった。
原因はハロプロ界の預言者の「ハロプロ未来予想図」ともいうべき
スレに影響を受けてしまったと言っておきましょう。
- 78 名前:執筆反省文 投稿日:2003/10/20(月) 15:28
- 『美貴帝物語 』として書いてきた小説もどきもとりあえず完了します。
『好色童女連伝記』と『美貴帝の我が闘争』では同じ人物でも御遊びで
少し違う名前にしてみましたが、深い意図はないですが、ただその
人物に対する想いといったことを表わしたつもりですが、うまく表現
できていないので、修行を重ねていきたい。
妄想と幻想の内で生み出された迷走した空想の世界を創造した想像の
産物であり、瞑想した頭の中で暴走し爆走してしまった結果、構想は
あるものの文章にならず、登場人物の深層心理を描こうとしたものの、
何も創作できていない現実に相当ショックを受けている。
奇想天外の発想をしたいと思いながらも、できない真相を捜索する。
転々と文体を変え、寒々とした文章の屍を累々と残してしまったような
気がする。そんな中でしんしんと降り積もる雪のように、人々の心に
染み入る文章を書きたいけれど、ぜんぜん才能のない者だけに、書く
前にあきらめてしまう。
とうとうと流れる大河のように諸々の苦悩にめげずにゆうゆうと進んで
いきたいけれど・・・。
延々と述べるつもりはなくとも、長々としたものになってしまうので、
早々と仕上げようとするとなかなか筆が進まず、筋を思いつくと、細々
としたところをいかに描くかで悩んでしまう。そんな中でも時々はふつ
ふつと沸き上がるアイデアが出ることもあるのだが、紙の上に記すると
そのとたん、ぜんぜん価値のない詰らない物になる。
「裏の神神」に呪われているのかもしれぬ。日々苦悩する身には、寒々と
した読み人の視線を感じたりする。散々な批評を食らうのではと想うと、
くどくどと言い訳をしまくるかも・・・。
どうもだらだらと書いているようなので、ここでさっさと筆を置こう。
正直言って最後の方は、書くのが辛くなってきたし。
またその内書くかもしれないし、書かないかもしれないが。
- 79 名前:模倣作家 投稿日:2003/10/22(水) 15:51
- 古風な感じを貫くのがいいかなと想って、歌物語をやろうかと
考えてます。日本において歌と言えば、五七五七・・・と
言葉を連ねていき、七七で終わるものと聞いております。
それでそのように言葉を編んでいこうと思います、本来の歌物語
ではないでしょうが。
伝統に基づきながらも、常識を打ち破ったりして、新しい事を
やったりしてみます。ちなみに伝統に従い、章ごとの題名は、
五七五七七のいわゆる短歌形式で記することにします。ルールは
厳格に適用すべきでないと考えるので、「字足らず」「字余り」が
山ほど出てくると思いますが、それこそ日本的芸實性と思って
くださいませ。
舞台は『好色童女連伝記』の終わりからしばらく後ということ
でしょうかしら?
- 80 名前:紺は「あい」より出て、藤の色へ 投稿日:2003/10/22(水) 15:53
- モー娘。ファンサイトの名称から妄想して、歌物語を試みようと思う。
【事始め 帝王学を 修めると 志高く 誓う天女】
汚駄名づく 神鬼帝公 位あり
されど高貴なる 諸人は 御門に中宮 その下は 女御に更衣
称される これをふまえて 語り進める
呼び給う 加護院女御は 紺の君に
「いかにすごして おられるか?
帝王学を 修めんと どこに行きて おられるや?」
問われて答える わけもなく 黙っておられる
将来の 妄結担うは 自分だと 想うふたりの 眼に火花
散らして心を 探り合う
自分こそは 低下する 人気回復 できる者
やればできると 自認する 自尊心の ぶつかりあい
両者一歩も ひかないよ
だけど他にも 未来は 自分の時代だと 想う者 数多くおり
それぞれ 策をめぐらせる
麻美人 辻堂女御 麻の琴 梨華舎中宮 愛媛に 藤壷中宮
さらには 垣の里の沙(すな) 後鎮宮
他にもあれど 亜弥姫 こと浦の御門 優る者なし
- 81 名前:紺は「あい」より出て、藤の色へ 投稿日:2003/10/26(日) 17:03
- 【冬終わり 春来たならば 再構築 誰か現れ 誰が消える】
新春の 全体の宴 おこなわれて 那智は 妄結から 離れる
それどころか 挨拶計画からも 卒業し
汚駄どもは皆 おどろいて 騒ぎまくる
それでも 時は流れる 人は代わる
薫の君を 呼び寄せて 裏の神々は 復活を・・・
常夏娘。と 閑鳥居 二つ合せて 倶楼場琉
梨香殿更衣 そこに加え 人気上昇
これにより 薫の君は 力を得て 一位の君と 平氏の姫 呼び戻して
新単位 『自作自演』を たてまつる
藤壷中宮は 毬姫に 頭をおさえられ 動けぬと
紺の君に 教える 帝王学を
夏になり 天命下る
妄結の 撰儀おこなう とともに
入内した童子 梅様こと 梅だ襟姫と
清き水 咲姫こと 佐紀院更衣
- 82 名前:紺は「あい」より出て、藤の色へ 投稿日:2003/10/29(水) 11:09
- 【福神を 三顧の礼で 引き入れた 薫の君の 力すばらしい】
撰儀して 人気回復 なるのかな? マンネリになりて 効果なし
全体補強で 結成する 波浪風呂授似亜
面場(メンバー)は 永き桃姫 舞美人 徳の千美人 夏の雅
それでもこれでは 不十分と 薫の君は 考えて
渡来人の姫 波浪風呂へ 『自作自演』に 送り込む
さらに予てより 交渉を し続けていた
それは福神 明日香殿
永き期間の 話の末 独唱歌手で 出現す
再臨を願う 汚駄ども歓喜
- 83 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/01(土) 07:56
- ここまで来るとほとんど作者のオナニーだな。
名前とかを古文風に当て字にしてるだけで古文の雰囲気もないし。
- 84 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/01(土) 22:42
- >>83
- 85 名前:紺は「あい」より出て、藤の色へ 投稿日:2003/11/03(月) 16:41
- 【究めても 先には道が 続くだろう 夢から覚めて 先を占う】
内を固め 外へ攻め入る 波浪風呂は 正統派と なりうるか?
薫の君は 考える そして裕殿 葉貴妃を
呼んで話すは 「卒業」 現役引退
その言葉 聞いて驚き 目が覚める 葉貴妃想った 正夢と
那智の御門 この地より 去るという夢
現実に なるのだろうかと 考える
妹の 麻民が世に出て 謡唄う
これを見て何か 思うところ あるように感じ
ありえない とも言えないと
されどここで やり続けるのが よいだろうと 那智は判ってる
そう見えて いるからどうなの?
疑問あり 答えを出せない
薫の君 戻ってくるのは ありえると 思いはすれども
現実は その方向に 進むきざし 未だに見えない
新単位 そのころできると 思われる
されどあのふたつ 合併と なるは信じれず
それぞれの 歴史あるけど
現状を 見るとそうなる かもしれぬ などと感じる
平氏の姫 一位の君は 面子(メンツ)あり
いかなる形で 戻るだろう?
どちらにしても 彼女らの 行く末を 不安に感じる
それとともに 自分の事も 心配する
妄結追加は 内よりは 童子から二名
外からは 撰儀にて二名 妥当だろう
波浪風呂授似亜 ありうると 思うも何か おかしいと
感じる自分が そこにいる
とにかく今は 良しと信じよう
- 86 名前:模倣作家 投稿日:2003/11/03(月) 16:43
- >>83 名無し読者様へ
するどいご指摘ありがとうございます。
何か書こうという意志はあるものの、ある意味行詰まって・・・
ただ今回の『紺は「あい」より出て、藤の色へ』を歌物語で逝こうと
決めた時、解説のようなものを別に書かなくては解らないという
ことにはしたくなかったので、ほとんど口語体で書きました。
正直、自分自身で逝けないものでは、読者を逝かせる事はできないと
判っているのですが、書き始めたら、途中で放置するのは嫌なので、
強引に続けてます。
当初から短歌に合せて、五章?で完成させる予定で、現在四章部分
まで逝ったので、次で完了します。
その次の作品はもっと練ったものにするつもりですが、はたして
どうなることか・・・
- 87 名前:紺は「あい」より出て、藤の色へ 投稿日:2003/11/10(月) 11:25
- 【藤色も 紺色も同じ 藍の色 ともに交わり ともに染まるか】
波浪風呂の 天下を執ると 話合う 四人の心 ともにある
藤壷中宮 愛媛に 加護院女御 紺の君
ともの語りて ともに悩む いかに天下を 執るのかと
それより問題 山積す
波浪風呂世界の 行く末を どうするのかと
妄結の 長老達は まもなく すべて卒業
本当に 二年内には 我々が 先輩に代わって
先頭に 立つ将来に 今から よく考えよう
人間は 迷走して 暗闇に 立ち尽くす 旅人
いきなり成功 するわけない
ひらきなおって いくのだと ともに誓い合い
その先にいる 亜弥弥に追いつき 追い越すと 力を合せる 四名か?
裏切る事も あるかもと 思えるなかで 何起きる
一位の君は 旅立った 自分自身を 見失って・・・
はたして戻って くるのかな
時は流れる 世は変わる 人の心に 何残る 不安を感じ 前に進む
誰の頭上に 栄光が 輝くだろうか 今は解らず
- 88 名前:模倣作者 投稿日:2003/11/15(土) 14:52
- 「ソフィーの世界」という映画を観て、ちょっと思いついたことが
あったので、ちらっと書いてみようと思います。
技巧に走りがちな自分に反省をしつつ、まったりと・・・
だけど意味不明になるかも。
精神世界のことだけに、そういう方向にいしきを持っていかなければ
ならないので、筆が進まないと思いますが、そこのところは長ーい
目で見てやってくださいませ。
- 89 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/11/15(土) 14:54
- ある汚駄どもから魔鬼と魅鬼と詠ばれる波浪風呂の極星のふたりは、
ある種行詰まっておられた。というのも汚駄どもから名付けられた
この称号を嫌っておられたからであられた。
それはそれでよろしいのであられたが、今悩み苦しんでおられたのが、
芸能界において自分達が何者であられるかということ。
とにかくこれを解決せねばならないと思し召されて、おふたりは中つ
澤の御子裕殿に御相談申し上げなさられた。
裕殿の御回答としておっしゃりなさられることには、
「まわりからいろいろと好き勝手な指導を受けてると自分を失って
しまうな。ある人など一度ともに頂点に立っていたことがあるだけに
どうにもうまくいかなくなると、誰かと違い休養ということには
いかなくて、いきなり再度の引退ということになるもんやな。
理由については、私も明日がある身だけに話せへんけどな。
こういう問題にはMの女神に頼むんが一番やな。」
とのことであられました。
今一の反応なされない後輩のおふたりに対し、
「こういう場合は声を合せて、『Mの女神?』と発言せな」
とおっしゃられてはお怒り遊ばされるのであられました。
それでおふたりは「Mの女神」の正体を問いただされることを
しなさられることもお出来になられずに、その場をお去りになさ
られたのでありました。
- 90 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/11/18(火) 15:32
- さてMとは何であるのか?頭文字だよね!
モーニング?娘。?メロン記念日?ミニモニ。?みちよ?前田?真里?
美帆?美和?ミカ?真希?村田?めぐみ?雅恵?松浦?美貴?・・・
まさか舞美?桃子?雅(みやび)?茉麻?愛(めぐみ)?舞波?舞?
道重?みうな?三好?ではないよなあ、
などとおふたりでお考えになられるのであられました。
そんなおふたりであられましたから、すばらしき夢を御覧になられた
のであられました。
青空に鳥が一列になって飛び行くのが見えていた。
後鎮と美貴帝は寝転んで空を見上げておられた。
「宇宙はどのくらいあるのだろう?」
「無限だよ」
「鳥は何を考えているのだろう?」
「何も考えていないよ」
「私が鳥ならば、人間を空から見下ろして、気分いいだろうと想って
いたんだけど・・・」
「鳥は人間を理解出来ないよ」
- 91 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/11/18(火) 15:34
- 「自分達がなぜこんなところでこうしているのだろう?」
「私達は何者なのだろう?って考えるようなものじゃない?
誰だって自分が何者かわからないのよ。
わかっていることといったら、自分の名前とどこに住んでるかという
ことくらいだね。」
「そのくらいのことしか知らないのに、すべて知っていると思い込んで
いる人が多いのかもね」
「自分が何も知らないということを認識するということが大事なのれす」
突然童顔の美少女が現れなされた。
おふたりは乃乃姫でいらっしゃられるように思われながらも、高貴さを
お感じになられて、
「どなたですか?」とお問いなされると、
「Mの女神です」とおっしゃられるのであられました。
おふたりの少し不信なご表情をお感じになられたようで、続けてお話なさ
れるには、「疑っておられるようだが、幼いようだからといって、智恵が
劣っているとは限りません。」
とのことであられました。
- 92 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/11/24(月) 11:35
- 続けて「個人個人で、人はどこから来てどこに行くのかを考え
ねばならないのです」
とおっしゃられるのであられました。
しかしお二人は目と目をあわせられなされるだけでおわせら
れるので、女神様はこれから先の話を御理解なされるのか
不安を覚えられて、たとえ話でなされようと思し召された
のでございました。
そこで女神様は口を開いてこうおっしゃいました。
「これからは童話でたとえてお話いたしましょう。
昔あるところに小さな国がありまして、若い王様とお后が
おいでになったそうな。
お后はそれはかわいい王女をお産みになられたのですが、
その後突然この世を去られたそうな。
王女様は亡くなられたお后そっくりな美しい少女、そう
梨の華の精のようになられていました。
王様は、そう吉四位のような男前ですが、一人身の寂しさ
に隣国のお姫様を御迎えになられたのれす。
そう重さまのような・・・」
そこでおふたりは白湯殿のことを思い浮かべ、ほぞをほじ
くる指の妙技のすばらしさを思い出すと恍惚になられた
ようであられました。
- 93 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/11/25(火) 14:08
- 話はさらに続く。
「新しいお后様は毎日鏡を見詰めては、『私ってかわいい』と
おっしゃられたが、鏡が返事をするわけがなく、しばらくは
ただそれだけだったのれすが、ここの王宮の鏡は少し歪んで
いたわけれすが、本来高級品なのれ、御主人様の希望にまじめ
に応えようと想ったのでしょう。
ある日お后様がいつものように『私が一番かわいい』と言われた
のれすが、なぜかこの日は疑問形になってしまわれたのれ、返答
せねばならないと思い、根が正直なのれ、時折自分に顔を写す
王女様のほうが好みだったのれ、思わず『王女様のほうがかわ
いいです』と答えたのれす。
お后様は『どうしましょう』と呟かれただけなのれすが、どんな
鏡より智的だと自認している鏡なのれ、お后様の深層心理を探ら
れて、御自分以上にかわいい存在が信じられないと察せられた
のれ、王女様を亡き者とせねばなるまいと考えたのれす。
人間はいずれ死ぬ運命にあるのれ、多少早くお亡くなりになられ
てもよかろうと想ったのれす。
とくにこの鏡は純銀製でしたのれ、硝子でできた壊れやすい物で
なかったので、人の生命は儚いものだと考えていたようれした。
ただしどうしたら人を殺せるのかこの鏡は知りませんれした。
それでこの鏡は鷲に変身して、そう裕さまのように鋭い目をして、
散歩中の王女様をさらって飛び立つと、盗賊の住むといわれる
辺境の地に置いてけぼりにしたわけれす。
とりあえず国外に追放したら存在しないものだと考えようとした
わけれす。」
だんだん女神様は口が廻らなくなられて、舌足らずの口調に
なられていました。
- 94 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/11/30(日) 14:48
- 話はさらに続く。
「ところがそこに山賊団がおって、彼らは美少女には目がないのでした。
そんなところに王女様は置き去りにされたのれした。
王女様は彼らは発見されると隠れ処に連れて行かれた。
山賊団のボスは圭さまのように賢かったので、おびえて口の利けない
王女様を只者ではないと思ったようです。」
おふたりにとっては、ボスといえば斉の瞳姫しか頭に浮ばれなされ
なかったので、圭の宮にたとえられてもお解かりなされなかったので
あられました。
そんなことは無視して女神様はお話を続けなされる。
「山賊団の幹部は直情一筋の村さまのようなのやしっかりしてそうで
のんびりしている柴さまのようなのとか、馬賊の首脳の娘で何やら
勇ましい里さまのようなのがおったそうな。
ボスはこれらの幹部に対して、山で拾ってきた美少女が何者であるか
調べるように命じた。
村さま似のノッポは知さまのような年中おしゃべり好きなチビとその
手下の梅さま似と桃さま似と徳さま似の三人どで、山岳地帯で情報を
収集するように命じられた。
柴さま似ののんびり屋は紺さまのような『身体はこども頭脳はおとな』
といわれるやつと元気だけが取り柄といわれる琴さま似と垣さま似の
とで、大きな街に行って、世界中の情報を集めてくるように命じた。
里さま似の馬賊の娘は、後鎮のように『やる時はやるけど、やらない
時はやらない』といわれているやつとまっつん神(浦の神様)みたいに
ハイテンションなやつとこんなやつらを裏で操ってるふりをする藤さま
のようなやつに対して、七つの洋をまたにかける海賊の皆様にいろいろ
情報収集をするように命じた。」
おふたりは御自分にたとえられる人物が出てきたので、ちょっとだけ
反応なされたが、それを知られるのが恥ずかしいと思われたのか、
平静を装われた。
- 95 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/02(火) 13:33
- >>94,下から11行目の訂正
誤:紺さまのような『身体はこども頭脳はおとな』
正:紺さまのような『ココロはこども頭脳はおとな』
- 96 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/04(木) 13:45
- しかしそういうおふたりのことに関係なく女神様はお話を続けなされる。
「盗賊団の皆様はどうにか王女様から情報を得るために仲良く
しようと努めた。その結果ようやく王女様はちょっとだけ口を
お開きになられたのですが、ぶりっ子しておられてほとんど
まともなお話はなされなかった。
そんな時に咲さまのような幼な子から王女様が突然行方不明に
なられたらしいとの情報を聞いたのです。
それでこの美少女が行方不明の王女様だと確信したのれした。
また同じ頃に破綻して消滅した国の王子様が、さまよって
おられることを耳にして、盗賊団のボスは田麗辛口奈その
王子様だった御方を迎い入れることにした。
そして山賊、海賊、その他賊と呼ばれるあらゆる集団を率い、
彼を先頭に推し立て王女様をお連れして、王宮に押し入りに
参られたのれす。
- 97 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/04(木) 13:47
- 田麗奈辛口美少年は、
『唯一無二の王女を紛失なされるような国王は、無能だから
退位して、消えた王女を見つけ出した私に王位を譲るべきだ』
と発言なされるのを御覧になられた吉さま似の王様は、王位
継承を争われた弟の面影を見たような気がして、顔面蒼白に
なられたのれす。
それもその顔がふたつに見えなされたのれす。
元王子様のとなりには、護衛というより監視役として琴さま似の
若き有望な盗賊がいて、彼も自分が殺させた弟の顔にみえなされ
たのであろうか?
玉座で脅えている王様のとなりでは、お后様がそれは大きな手鏡
の中の自分を見詰めなされておられました。
そしてふとこちらにニコリとなされると、王女様も思わずニコリ
となされた。
その有様があまりにもキショかったので、まわりはいっぺんで
固まってしまったそうら。
- 98 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/04(木) 13:49
- そんな時、突然王宮に出現なされた集団が・・・
亡命なされていた王子様の許婚であられた某国の王女様の一行が、
ようやく探し当てられて御輿になられたのでありました。
この亀さまのように聡明でかわいい王女様は、しばらくぶりっ子
合戦に参戦なされた。
それでますますその場は凍りついてしまうのれす。
その後すぐに元王子様に対して、
『なぜにあなたは私の前から消えてしまわれたの?
あなたにはみすぼらし過ぎるあの国は、私どもの国に併合させて
おきました。私と結婚して、我が国の皇太子になりましょう』
とおっしゃられると元王子様は国の滅亡で婚約が破棄されたと
思し召されておられたので、よろこんでその申し出を御承諾
なされて、おふたりは御帰国なされたのれす。
それを見て、王子様の側に付いていた琴さま似の盗賊は、それに
付き従って行ってしまいました。
それで賊の皆様方は、ここにいても利益にならないと思って、出て
行ってしまいました。
しばらくすると正気に戻られたらしく、感激の御対面のあいさつを
交わされた後に、それぞれの御部屋に御戻りなされました。
王様はまだ呆然として玉座に御留まりなされているだけであられた。」
女神様はしゃべるのが、疲れたらしく休憩なされた。
- 99 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/07(日) 16:54
- それを聞いていたおふたりは、いったいぶりっ子合戦とは何だろうと
お考えなられておられた。それに関係なく話は続く。
「重さま似のお后様はふとこの鏡におそろしい力があるのでは、と
思われて、この銀製の鏡を鋳潰すようにお命じになられた。
鏡とて忠誠心はあるとは言えども、自分の生命はそれ以上大事であり
ますから、念を送って助かろうといたしますが、想いは届きません。
王国を、三十代に経る王様を見守ってきた鏡は恨みを残して、その形
をなくしてしまった。
鏡の怨念はその姿を消した時に成就して、王宮にいたすべての人々の
動きを止めてしまったのれす。
そして王宮とその王族の存在は、すぐさま人々の意識の中から消え
去ってしまいました。王宮はあっという間にツタに覆われ、森の中に
沈んでいったとさ。」
女神様はしゃべり終えられると、おふたりのお顔を御覧になられ
ました。しかしおふたりは何の教訓を得なさることがあられなかった
ようでありました。
- 100 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/07(日) 16:56
- その御様子を察せられた女神様は別のたとえ話を始めなされた。
「ある歌舞集団の中心歌手であられる姉を見て、その妹は芸能界に
興味を持ち、自分も歌手をめざしたのです。
姉の所属する集団がその地位を確立された頃に、妹は独唱歌手として
祭り上げられたのれす。
姉はその名が広く知られるようになるにつれ、独唱したいとと思われて
いたものの、自分の歌いたい曲が提供されないために、その話は進展
されなかったのれす。そのうち妹が独唱歌手としてこの世界に出現され
たのである。
それも自分が歌いたい唄を唱うことになったのである。
血のつながりというか、幼い頃からいっしょに過したので、好みも
似通っておられたので、姉はこの事態に好みの曲の提供を強く要求
されたのれした。その間にも妹は自分で作詞した曲を唄ったりした。
姉もようやく本格的に好みの曲でもって独唱歌手となられた。
あこがれの姉をめざして歌の世界に入った妹の進んでいく道の跡を
たどっている姉という感じになっているのである。」
さてこの話はどんな教訓を含んでいるのか、おふたりにはわからない
ものでありました。
- 101 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/08(月) 10:38
- しかしながらおふたりは、飯さまが偽名でお書きになった
と言われている評論を思い出された。
「那智が陽であるなら、妹の麻民は陰を象徴しているよう
に思える。
実際は姉のほうが苦労を重ねたように思うのだが、那智は
それを感じさせない明るさを持っている。
それに対して妹は、繊細で苦労が子に出てしまうように
思えるのである。不安に押し潰され負けてしまいそうに
なりながらも、それに打ち勝とうとしている心が感じ
られるのである。
姉は強くそれにもかかわらず純真無垢な心の持ち主で、
案外傷つき易い心であるのをわかってもらえないことを
気にしているのかもしれない。
それにしても見た目の印象は、恐ろしいものである。
那智が男といっしょにいても同性と同様に無邪気に
遊んでいるように思えることもあるのに、彼女の大きく
歳の離れていて先輩のような同期の姐さんと呼ばれる
人が、同性と一つ部屋に入っただけでも妖しい関係に
疑われるのとは、大違いである。」
- 102 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/08(月) 10:39
- 神様はふと
「人間はいつ死ぬか分からないのに、どうして平気で
いられるのだろう。いつ死ぬか分かれば、それまで
がんばればよいわけで、いつ死ぬか分からないのは、
いつまでがんばればよいのか、期限が定かじゃない
わけでしょ?」
とつぶやかれるが、すかさず美貴帝は
「現実においていつ死ぬか分かっているというのは、
死期が迫っているということだよね。
いつ死ぬか分からないというのは、人間の心の中では
当分死が訪れないということでは・・・」
とおっしゃられた。
確かにそう言われればそうだが、明確に死ぬ時が
わかっていれば、それまでの予定はたて易いのにと
思われている後鎮であられました。
- 103 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/14(日) 22:11
- そんなおふたりに対して、女神様が新たな話を始めなさった。
「歴史上最も偉大な哲学者が『正しい認識を持て』と説いた
ために死刑を宣告された。
その時彼が言ったことは『死刑を避けるのは少しも難しいこと
ではない。悪を避けることのほうが難しい。悪と不正が真実で
裁かれるなら、私は喜んでそれに従おう。』と言ったけど・・・」
おっしゃられた御本人が理解されていないようであられました。
それまでずっと黙っておられた後鎮が口を開かれた。
「あなたは私達の目を開いてくださるはずではないのですか?」
とお尋ねになられた。
「わたしは哲学者ではないれす」
とお応えになられた。
「でも智恵は人を賢くするものれす。
存在するのか、しないのか、それが問題なのれす。
わかりますか?」
と聞かれてもおふたりはわかるはずがない。
女神様は続けてお話をなさいます。
- 104 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/14(日) 22:16
- 「そうなのか、そうじゃないのかということを人間はいつも
考えなければならない。
例えばその昔コペルニクスが地動説を唱えた時、教会は天動
説に固守したのれす。聖書にはこのことには何ら記述されて
いないにもかかわらず・・・
同じようなことは他にもいくつかある。例えばありとあらゆる
ものは神が創造されたとされているが、それは機械を製造する
がごとく神がみずからの手で作ったのではなく、化学反応を
おこさせるがごとく、法則にしたがって作られたと考えること
もできるのである。
それゆえ原始的生物がガ身の原理にしたがって人間へ進化して
いったと考える新しい神学説に猛然と否定する者がいるけれど、
このことがらを否定する記述はないのれす。
つまり古い常識にとらわれてはならないのれす。
わたしは聖書なんて興味はないのれすけど・・・」
などと女神様はのたまわれるのでありました。
- 105 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/21(日) 18:08
-
ますます先走っておられる女神様のお話におふたりは付いて来られ
なくなられておりました。
それで美貴帝は「まったく話が見えて来ないんですけど」
とおっしゃられるのですが、女神様は馬や鹿に説教をなさったのか
という顔をなされたけれど、それにお応えなされる御様子がない
ので、後鎮は「どんなことがあっても人生これでよかったと信じる
ことですか?」とおっしゃられた。
的はずれながらすばらしい御言葉に女神様は感激なされた。
これには負けてはならないと思われた美貴帝は
「印刷術はすばらしいと想うんですよ。
グーテンベルクの活版印刷、活字の発明。
限られた人だけの手書きの本を印刷によって多くの人が本を手に
する事ができたんだよね。
つまり知識が広まり、教会の独占物ではなくなったんだ」
と語りはじめるんだが、おふたりがそれはどうしたという顔を
なさるので、お止めになられた。
その時ふと後鎮がつぶやかれる、
「私達は実際存在していないのかもしれない。小説の登場人物
なのかも?存在していないことが事実なら、ただの小説の登場
人物でしかないのなら・・・」
- 106 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/21(日) 18:10
- それに対して女神様のおっしゃるには、
「我感じるゆえに我有り」という御言葉だけであられた。
後鎮はさらに尋ねる、「私は誰?本当に存在するの?」
それに対して
「するかもしれないし、しないのかもしれない。
場合によるのかも・・・
昔々ロシアの宇宙飛行士と脳外科医が信仰に付いて議論したれす。
宇宙飛行士は言った、『何度も宇宙に行ったが、神も天使も見かけ
なかった』と。それに対し、脳外科医は言った、
『いくつも優秀な脳を手術したけれども、思考のカケラを見つけた
ことがない』と。
16世紀のデカルトも、思考について語っている。
それが『我感じるゆえに我有り』なのれす。
つまりデカルトは魂と身体を切り離して考えたのれす。
身体はハード、魂はソフト。コンピュータには魂はない」
と女神様はおっしゃるのですが、おふたりにとっては、理解おできに
なられないようでした。
- 107 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2003/12/25(木) 13:35
- それで女神様は話を続けなされた。
「ジョージ・バークリーはこう言っている、
『唯一存在しているもの、それは神の力だ。人間の知覚するものは、
すべて神の力の結果である。
問題は人間とは何か?
我々は血と肉から構成されているのか?
それとも神の意識なのか?』とね」
「それで実際どうなの?」
とおふたりがお尋ねになられるが、女神様はしばらく黙っておられた。
そして口を開かれた。
「地球の外にも生命があるのかどうかは知らない。
でも光年で計るほど大きいものなのれす。
1光年とは光が1年で進む距離、約10兆Km・・・
どれくらいだか想像できないれす。
今から150億年前、宇宙のすべての物質は小さな空間に集っていた
のれす。そして大きな爆発が起きて、原始が生まれ、分子が生まれ
たのれす。それから恒星ができ惑星が誕生したのれす。
我々の地球はこうしてできたのれす。
・・・・・
爆発を起こした物質はどこから来たのだろうか?
大きな謎なのれす。
世界がどこから来て、どこへ行くのか考えてるのれす。
ソクラテスはこう言った、
『答えより問いが重要だ』とね。
自分の源を見つけたいれす。」
おふたりがそれを考えているうちに、女神様の姿は見えなくなられた。
- 108 名前:模倣作家 投稿日:2003/12/25(木) 13:38
- 参考資料を録画してたものを間違えてがかなりつぶして
しまったので、何か考えなくては・・・
- 109 名前:模倣作家 投稿日:2004/01/08(木) 15:07
- 『魔鬼と魅鬼の神語り』行詰まったというか、月板の『小さき世界』が
倉庫入りしてしまったので、そちらに載せる予定のものを書きます。
チャムヲタの皆様から猛抗議をくらいそうですが、もしそうなら私の
いたらぬ表現力のせいでしょう。まったく誰にも悪意のないことを
ここに記します。
十数年ぶりに感激するような夢を観て、それを人に伝えたくて・・・
- 110 名前:はかない夢? 投稿日:2004/01/08(木) 15:09
- この二年あまりいいことなかったと想っている。
作詞作曲して、それを歌う・・・
うまくいかなかった。思うようにいかなかった。
そればかりか余命一年くらいと診断された。
数年後にはまちがいなくこの世にいないだろう。
その事実を知った時、仕事を続けていく気を失った。
目標を目指す気力を失ったんじゃない。
金がどうこうとか、人気がどうこうとかいう世界に本当に嫌になって
しまったんだ。
あの追加オーディションで選ばれてから、現実と自分の抱いていた夢の
ギャップに悩んでいた。
それで自分の理想をめざして、娘。を卒業して勉強しようとした。
でも何もできなかった。
どうにかたいせーさんなどと組んで、アーチストとしてデビューをした
けど、中途半端なアイドルのように感じた。
そんな状態を打開しようといろいろあがいてみたけれど、何も改善され
なかった。
そんな時、自分の死期が明らかになった。
人生もう終わりだと思った。
- 111 名前:はかない夢? 投稿日:2004/01/08(木) 15:10
-
だけどふとあることに気づいた。
大金持ちとはいえないけれど、生きている間ぜいたくをしなければ、
余裕で生活していけるお金がある。
だからお金のためにあくせく働く必要がないのだ。
そう想うと今の制約の多い活動からさよならしようと決意した。
みんないろいろ言うだろうけど、そんなことはかまわない。
今度こそ自分の本当に進みたい方向に逝こう。
残された時間はそう永くはない。
しかし急に死が訪れることはないだろう。
他人に解ってもらえるものを創りたい。
でもそれが目的ではない。
自分の満足できるものを創るんだ!
そう・・・歌にこだわらずに、もっと自由に考えよう。
そう想って暮らして逝くんだ。
- 112 名前:模倣作家 投稿日:2004/01/12(月) 15:20
- 『よろしく!センパイ』を観ていると「一緒懸命」がふさわしいと
感じました。
何か活かしたいと思案中ですが、期待しないでください。
- 113 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2004/01/12(月) 15:23
- 女神様がどこかにお隠れになられたようなので、おふたりはどう
しようかと思われておりました。
ただわかったことは、我々は宇宙の中心に存在しているとしか
考えられず、そうでないとしたなら、自分達が取るに足らない
存在であると想ってしまう人が多いということで・・・
それがどうしたと言われそうな気がするのだが、それはそれで
よしとしましょう。
そしておふたりはともにこれまでの女神様のお話を自分達なりに
まとめてみようと思われていました。
でも頭に中を整理する事がお出来になられず、只唯頭を抱えて
おられるだけであられた。
それでもまわりから聞えてくるよからぬうわさで今後の行く末に
不安を感じておられ、裏の神々の吐かしているように、
歌の器の売上はあまりよくないけれども、それだけで人気を計る
べきでないし、写真集などの印刷物や画像集それに各種の関連品
等の売上、各地での公演もあるし問題ないだろう。
でもいろいろやり過ぎて、利益率も下がっているだろうし、本筋に
戻るべきだとお考えなされたが・・・
一部の汚駄どもがあまりにも売上不振打と騒いでいるのも事実だった。
- 114 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2004/01/13(火) 16:01
- しかし自分達の責任の及ばないことをあれこれ悩んでもしかたが
ないし、伴に一緒懸命に仕事をすればきっといいことがあると
教えられてきたので、今までの復習をしてそれを踏まえて予習を
することになるはずなのだが、今回は何を学習すればよいのか
分からないおふたりであられました。
祭り上げられた世界でいろいろと試行なさっている御方がおられる
一方で、そういう世界を目指している者もいた。
好みの梨の香は、この世界に憧れていろいろな撰儀に応募して
いたが、いい結果をもらえていなかった。
世界的な祭典に便乗した隣国との連携した撰儀でも最後のほう
まで進んだのだが・・・
適齢からだんだん外れていくような気がして焦りが出てきた頃に
地味な撰儀にようやく・・・
ただ確定されぬ登場時期のことなどを想うと選ばれたとはいえ、
すんなり奉り上げられて、確固たる地位を占められることができる
のか、不安な日々が続いている。
- 115 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2004/01/14(水) 13:23
- 飯さまは宇宙と交信しておられると定説にさえなっているけれど、
仲間同志との遠隔意思伝達交流をなさっておられるといったほうが
よいでしょう。
しかしそれは一方的に相手の想いを触れる事が多く、双方で交流
なされているのは、極限られた御方との非常に曖昧なものでしか
ないのですが・・・
しばらく前から新入りの不安な電波が強まっているのを感じておら
れたが、いまだにほとんど顔を合せておられなかったので、何ら
かの行動に移すことはなされなかった。
今年は同期の「さくら」が卒業なされた後、夏にはあのふたりが巣立
ていく事を知り、次は自分か知さまか、あるいは自分の組の
ツートップあたりだとお考えになられていた織姫にとっては、
驚きでしかあられなかった。
そして今年には恒例になった追加撰儀が行われるかもとお感じに
なられていた。
しかしながらそれを行なうにふさわしい番組は今ではあの1時間
番組しかないだろうけど、地方のかなりのところでは中央から
だいぶ遅れて放送されてるので、多少難があるように思われた。
改装したあの深夜番組の内容は妙に意味深くて、今春に大きな
発表があるようにも思われた。
それから童子の撰儀もあるかもしれないとお感じになられていた。
こちらはあの地域限定の番組で告知とその後の経過が示される
だろうと思われてたが、ふとこの番組は内容が薄くなっていて、
春の改編期に消滅するかなと勝手に心配してみる。
されど御自分ではどうにかなるものでもないから、日常の交信を
なさるのであった。
- 116 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2004/01/18(日) 16:50
- 舞童子萩さまは「面白い」があり、「面黒い」もあると聞いて、「面青い」や
「面赤い」や「面黄色い」や「面茶色い」があってもいいはずだと思われた
のだが、「面白さ」とか「面黒さ」とか「面青さ」とか「面赤さ」とか言える
けれど、「面黄色さ」や「面茶色さ」とは言えないことに気づかれた。
そのお話をお聴きになられ、稲さまは辻さまやカロさまや垣さまに
萩さまの爪の垢を煎じて飲ませてあげたいものだと感じておられた。
その想いに触れた紺さまは、そのようなものを服用して体調を崩さない
のだろうかと御心配なされておられた。
このように言葉は文字通りの意味を持たないことが多いようだが、
人間の意識が本来の意味と異なって、思い込んでいるものもある。
人は道を前に向いて歩いていくので、そのように時間も進んでいくと
捉えがちだが、時間の前後というのは、前が過去で後が未来なので
ある。
つまり時間の流れに背を向けて、人は流されているのである。
顔が過去のほうに向いているので、未来が見えるはずもなく、流れ
去っていく過去から未来を予測するしかないのである。
- 117 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2004/01/19(月) 14:42
- このような想いの電波が飯さまに伝わってくるのだが、後鎮と美貴帝に
関しては伝わっておられないようでした。
波浪風呂宮中において、津運久より何らかの発表があるということで、
ほぼ全員がそろっている中で、数人の御方は電波を飛ばしあっておられ
ました。
殿上に参内なされてまもない亀さま、重さま、麗さまは末席とはいえ、
日の当る場所に居られ、板の間に直に座られていたが、懐は暖かくして
おられる。
隅の日陰の畳の上にゆったりとしておられる先輩方は内心うらやましい
感情はあられるのだろうが、まったくそのような事を感じさせておられ
なかった。
昨年に発足当時からおられたあの方が去られた事を飯さまは思い出せれた。
陽なる後輩の祭典に指導役で参加なさるのは・・・
実際は司会進行盛上げ役なわけで、こんなことをいつまでも続けるのは、
自尊心を傷つけるものだとしみじみなさるのでありました。
それにしても妄結の増殖は、とどまる事を知らないような気がする。
裕さまと圭さまが卒業なされた後に、混成単位に参加なされないのも、
この数の多さから離れたいと想われたのかも・・・
やはり歌舞音曲の世界以外にもかかわるべきだとお想いになられた。
確かにかなりの汚駄も知っているが、飯さまは図画の世界でも生きて
おられたので、こうしておられるのかも・・・
- 118 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2004/01/19(月) 14:44
- されど「これでいいのだ!」と言われると「それでいいのか?」と
問わずにはいられない。
そんなことより発表された内容が気になられる飯さまであった。
『辺利頭工房』と『慈育楠』『嗚呼』の面子が重なっているのである。
もしかして噂のように『慈育楠』『嗚呼』は消滅するのだろうか?
そうなると『妄結』に梅さまと舞美人が加わり、村の上さまと鈴さまは、
中早殿、岡さま、萩さまとともに新単位集団を結成なさるのだろうかと
お考えなされたが、果してどうなる事やら?
ふと汚駄どもが五鬼と称していることを御聴なされたことを思い出されて
御覧になると、上席ではあれど隅の日陰におられる癒鬼と称される前さまは
冴えない顔をなされておられる。
日向におられる魔鬼、魅鬼、新餓鬼の方に顔を向けられると、あと一人の
娑鬼とは誰だろうとお考えになられた。
清き水か中なる島、どちらであろうと思っておられたが、そう呼ばれる
ことに誰もよい顔をなされていないのをご存知であられたので、少し
不愉快になられた。
- 119 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2004/01/19(月) 16:16
- >>118の最終3行変更。
そういえば以前幽鬼とかいう誰かのバッタモンみたいなやつがいたなと
思い出しながらも、清き水か中なる島、どちらであろうと思っておられ
たが、そう呼ばれることに誰もよい顔をなされていないのをご存知で
あられたので、少し不愉快になられた。
- 120 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2004/01/21(水) 11:46
- しかしもともと愉快ではなかった。
きょうは呼ばれていない新人のことだった。
早くとも春の盛りを過ぎないと稼動しない事はわかっているけれど、
まとめて発表しないのはなぜだろうか?
まだ詳細が決定していないのだろうかとお考えになっておられた。
それにしても羅生門に篭っている圭さまは、何か得るものがあった
のだろうかとふと想ってしまう飯さまであられた。
後さまと藤さまは飛び交っている電波を直接受信なされなかったの
ですが、それでもまわりの雰囲気からみんなが波浪風呂に行き詰りを
感じておられるのではとお想いになられた。
唯一、松さまは全速力でぶっ飛んでおられるようでした。
それゆえ歳幼き者どもは「亜弥弥になりたい」と申すのでありました。
それにひきかえ後さまは歌についてはどうも・・・
妄結を離れる前に単独で出された歌のほうがよかったという評価が
強いようである。
さらに昨年混成単位に参加なされずになされた仕事もあまりよいと
いう声は・・・
藤さまにしても妄結加入後も単独で歌を出されるはずが、いまだに
でてないわけで、順調に進んでいないのである。
- 121 名前:魔鬼と魅鬼の神語り 投稿日:2004/01/25(日) 16:00
- そういう意味でいえば、誰かさまは「なまり」があることが撰出理由で
あったはずなのに、それを生かしたお仕事をほとんどなさっていない
ように思えるのである。
それに辻さまと力口さまの妄結卒業発表にしても・・・
昨年の「おとめ」と「さくら」の件では、発表時には名前のみならず構成
員についても明らかにされていた。
今回の発表では、単位名も方向性も明らかにされていないのである、
同じ半年前の発表なのに。
そうなると安さまの今後の行方も定かにならぬものかも?と想像され
るわけである。
ただ何人かの例外を除いて、存続の危機をむかえているわけではない
ので、それぞれ心配しあっている状況であられた。
でもこうしたことについていくらかの不安を感じても、疑問に想う
心が薄れている。
歳を重ね年齢を増すうちに失ってしまわれたのだろう。
それに誰かさまは歌の器の売上増大を計画しているようで、その一案
として波浪風呂で一連の物語としてそれぞれの歌を創っていこうとか、
映像入りのを標準として販売していこうと考えてるようだが、どうなる
ことやら・・・
この世界で経験豊かになるにつれ、安定感が出てくるのだが、それに
ともない新鮮さをうしなってしまうものである。
馴れというのは恐ろしいもので、おかしいと想っていたこともそのうち
あたりまえのように想えてくる。
そしてこの世界のタブーと慣習をそのまま自分の中に受入れてしまうんだ。
こうして見えていたものが見えなくなってしまう。
聞えていた声が聞こえなくなってしまう。
感じていた真実を感じずに、作られた虚構を現実と感じるようになるんだ。
そんな声が心に響く。
- 122 名前:模倣作家 投稿日:2004/01/25(日) 16:02
- 途中で想定外のことで迷走してしまいましたが、どうにか強引に終わら
せることができたというか、力尽きて終わってしまいました。
今後『好色童女連伝記』の続篇を書こうと準備していますが、まだ構想
段階で、しばらく開始できない見込みです。
- 123 名前:模倣作家 投稿日:2004/01/31(土) 09:54
- 『読者による保全レスは意味がなくなりました。』とは、
どういうことなのだろうと想う今日この頃、皆様はいかが
お過ごしのことでしょうか?
筆も進まず、当分放置いたそうかと思案中であります。
しばらくは週一、ここで愚駄愚駄するかな?
- 124 名前:模倣作家 投稿日:2004/02/13(金) 14:02
- 題名を何にすべきかいろいろ考えました。
思考錯誤し悩んで結果、『続篇好色童女連紀〜魁新垣塾への道〜』
にしました。
今回は宮中風にしようと想っていますが、どうなるかは・・・?
階位は御門、中宮、女御、更衣の順ということで・・・
- 125 名前:続篇好色童女連紀〜魁新垣塾への道〜 投稿日:2004/02/13(金) 14:08
- 松壷御門、高き橋の愛媛、辻堂女御、加護院女御が連を離れてすぐに
実践隊長紺さまは琴さまと垣さまを率いて、閑鳥居の新入り美しき海を
襲いなされて、連に強引に加えなされた。
さらに乃乃姫と亜依姫とに御相談なされて、十五童子も連に引き入れ
ようという決定がなされ給いぬ。
しかしそれより前に球美玖黒酢として復活なされた市さまを襲いて支配
下に置くべきであろうと御決断なされた。そしてカロさまに率いられて
垣さまと亀さま、重さま、麗さまは、市さまの控室にお出かけにならた
のでありました。
顔を合せると力口さまは、
「師匠の師匠、お久しぶりでございます。御存知でありましょうが、
こちらが五期、六期の面々でありまする。」
と口上を申し上げなされると、御挨拶の口付をなさります。
それを合図に垣さまは後ろにまわられると、市さまの胸を鷲掴みになさ
られて、愛撫をなさり始める。そして重さまと麗さまは股間に愛撫を
加えなされる。カロさまは口への攻撃を亀さまに任せられると、悶え
喘ぎなされる市さまの御姿を録画なされるのであられまする。
こうして協力を取付けなされたのであられましたが、かような関係に
苦しまれたわけではござらんのでしょうが、半年ほど後に、市さまは
この世を去られてしまわれた。
はたして三度(みたび)この世に出現なされるのでありましょうや?
- 126 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/02/16(月) 14:43
- さて十五童子の件はいかなるかと申しますと、知さまが結成なされた
『慈育楠』に参加なされし、梅さま、清さま、ヤジさま、嗣さま、上さま
が集っておられるところに、紺さま他五名はお越しになられると、
知さまが睨みを利かせておいでになられた。
そこで美しき海をお呼びになられると、彼女を囮に毬姫を誘き寄せ
なさると、五名の童子に自分で自分を慰めるの儀を執り行われて、
連への御参加なされるはこびと相成り、その後自慰の実地訓練を
なされていたとのことでありました。
一方毬姫と美しき海は、肉体を交えて逝っておられたとのことで
ごさいました。
それから間もなく『嗚呼』が結成なされると、麗さまは付っ切りで
焼さまと鈴さまを愛奴として仕込まれたとのことでございました。
この七名の童子を基礎として、残りの八名の童子も仕込まれて、
連への御参加なされたそうでございます。
かような動きを耳にお入れになられた裕さまは、波浪風呂の報道役に
紺さまと琴さまを御指名なされて、連の活動がお出来になられない
ようになされました。
また美しき海は裕殿などの御指示で、木村麻呂によって妄結との
接触を避けるようになされたようでありまする。
それゆえ実践隊を指揮なされるのは、垣さまということになられた
のでございます。調子に乗って『魁新垣塾』と称しておられたよう
でありまする。
- 127 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/02/17(火) 12:08
- 『魁新垣塾』の動きに反応したのは、藤壷中宮でございました。
松壷御門とともに梨壷中宮の賛同を得て、御松藤のよしみで後宮
御門の黙認を取付けなされると亀井殿更衣、白湯院更衣、麗皇を
ひとりひとりお呼びになられては、魅惑の快楽に引きずり込まれた
とのことでござりまする。
さらには紺の君を最高の快感によって骨抜きになされた後、垣さま
もそれ以上の感覚にはめられたとのことでござりまする。
出る杭は打たれるもので、藤さまの年少者を配下に引入れる作戦を
阻止せんとなされる御方があらわれるのでござりまする。
吉さまは琴さまとともに藤さまが標的になされる方々を近づけ
させぬようになされた。
このような状況に裕さまは切磋琢磨してよきかなと御覧になら
れておりましたが、圭さまは仲間内でのいがみあい、足の引張り
合いは、イカンとお感じになられておりました。
妬みやひがみは何時の間にか、嫉妬や嫌悪に代り、決定的な対立
の末に憎悪となるものだが、ここにおかれましては度々寝食を
供になされておられるから、互いに心情を明らかになっておら
れるので、最悪な状態にはなられぬようでありまする。
- 128 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/02/22(日) 17:11
- 御豆様を支援している毬姫は、一方では梨の華にも通じていて、
影で力を得ようと企んでおられた。
圭の宮の意向をあって、出来るだけ対立を深めぬように双方へ
助言をなさっておられたので、平穏無事に過ごされたとか。
それに全体を押さえようとなされていた裕殿は、年長者には
厳しく接しておられたが、十五童子などにはあまりかかわり
たくないようで、そのあたりは毬姫にお任せになられたようで、
争いごとは小さいままで過ぎるのでした。
波浪風呂大運動会体育大祭は前年に比べて非常に盛大に、しかも
大阪と東京の二回おこなわれたり。
宮廷脚球の対外試合を組込んだことに疑問の声多くあり。
まあそれはそれでよいとして、それぞれの方々が、それぞれの
想いを持って臨まれておりました。
特に紺の君は自分が目立てるのは持久走しかないことをよく御存知で
ありましたので、密かに練習をなされて、全員を周回遅れにせんと
企んでおられましたが、舞姫だけは周回遅れにできずに、東京ではと
想っておられましたが、参加選手のほとんどが競走後に倒れ込んだ
まま動くことができず、その後の競技に影響があったためか、実施
なされず。紺の君はひどく落胆なされたそうな。
- 129 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/02/22(日) 17:14
- それにしても競技運営の不手際はひどかったとの汚駄どもの報告
多くあり。
大阪では騎馬戦は三回なされるはずが一回のみとなる。
裕さまは1回戦で相手の出方を見て2回戦以降の作戦をたてる
はずが、あっさり負けてしまわれたため、泣きを入れてというか、
圭さまをおどしてというか、2回目の結果で勝負をつけるという
ことになり、みごとに勝ったそうな。
大阪の結果を踏まえて、東京では圭さまはきっちりと作戦をたてて、
突撃してきた梨壷の背後に垣さまに襲わせて、勝利なされたそうだが、
審判の不手際というか説明不足で、梨壷おおいに怒り狂ったそうな。
それにしても特に東京では故障者が続出するほど全力を尽くすなど、
懸命ということばが相応しい風景が展開したとのことであります。
- 130 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/02/23(月) 14:11
- 全国公演の時の御息所(宿泊所)に関して世代間に違いがございます。
織姫や那智は御登場当時に、ひとりあたり畳一枚分しかない部屋で、
五人で寝泊まりして仕事をなさったことがあって、多少狭くても個室を
望まれておりましたが、若い御方はあまりみんなで寝泊まりなさる
ことがありませんでしたし、一人で眠ることは寂しくお想いになられる
こともあり、広い部屋で複数でお休みになられることを好まれるようで
ありました。
それに二人づつで御泊りになられると、欲望のままに肉体を貪りあって、
一つの寝台を愛液でぐっしょりと濡らされた後に、すぐ横の清潔な寝台に
すぐに御眠りなされることができるのも、その理由でありましょう。
我慢というのは「我が慢心」ということで、後で何らかの見返りを
期待する」気持ちが隠れているといわれる。
そして「我が侭」とは「我のあるが侭」ということで、自然そのもの
なのである。
松さまの口癖「我慢するな!我が侭であれ!」によって、波浪風呂は
動いているのかも・・・
きっちりと自分の想い、自己主張のできない者が、この世から去って
逝ったのかもしれない。
- 131 名前:模倣作者 投稿日:2004/02/23(月) 14:14
- 言葉を紡ぐことに疲れたみたい。
筆が一歩も進まなくなった。
行き止まりの迷路にはまり込んだよう。
頭に浮んだ構想は、突然跡形もなく消え去ってしまった。
僕チャンはただこの状況に戸惑っているばかり。
しばらく充電しようと想うけれど、放電するばかりで、
山のようにあったことばという宝の山はどこに逝ってしまったのだろう?
そういうわけで話は進行しません。
・
・
(でもそのうち書き始めるから心配しないで)
- 132 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/03/07(日) 19:21
- 裕さまや稲さまのような性の妙技にたけた長老と集団の連携に
よって攻めたてる童(わらわ)どもに挟まれて、悶えっぱなしの
中堅の皆様方はこれに対抗して、自分たちの存在を示さんと
思し召されて、それぞれの集団を代表して、妄結からは桜の
知さまと乙女の梨さまが、女論からは斉の瞳姫が、閑鳥居は
里だ舞姫が、常夏からは絢さまが、一同に会されて『浪漫須』
を結成しなされた。
このようにして自らの性技の腕を互いに高めつつ、二大勢力に
対抗していこうとなされたのだが、はたしてよき成果をあげら
れたのであろうか?
その後の活動を見ると・・・
ただの思いつきで何の準備もなくなされたものではないようで
ある。正式発足前に瞳姫が梨壷と藤壷とで極秘で何かなされた
との噂が・・・
『江戸の花嫁で忠臣蔵』の宴において、小川麻呂が古志を使い
過ぎて、足腰が立たなくなったとの話があったが、その真相は
どうもこの御三方によって性愛の園に逝かされたのだという噂
があるようであった。
それはそれとして自分達の立場を強化すべきと考えて、味荷裳似
の創始者の名誉にかけて毬姫はその思いが特に強く、自分達の
世代を補強すべく撰儀を行なうべきだと津運久に働きかけて、
その結果か好みの梨の香が選ばれて、翌年には波浪風呂に参加
なされることとなった。
このような動きを御覧になられたのか、何か考えるところが
あられたのか、圭さまは年始の宴には参加なされず、外部の
祭儀に参加されるようでありました。
- 133 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/03/08(月) 15:46
- そして元旦には松壷は「大脱出」などという凄まじき狂宴なさ
れてしまいました。
何故あのようなことをなされたのでありましょうや?
それはそれとして、その数日後波浪風呂新春の宴が始まり、
その時に夏には乃乃姫と亜依姫の妄結から卒業なされるとの
発表がなされる。
二十日後の最終日には那智が卒業なされるという時でもあり、
今後の妄結はどうなるのであろうかと想いを巡らす汚駄どもも
いたようである。
その波浪風呂公演最終日に風邪を召されておられた紺の君は、
裏の神神から「無理をなさらずとも、そなたがおらずとも
よきように進むであろうから」とて、お休みになられた。
おらずとも変らぬように執り行われて、紺の君は必要ないかも・・・
かような話が噂されておったが、作者はこれについて何も論評
したくないです。
新春の宴の記録をしばらく後に広布せらるることになっていたが、
その多くが最終日の収録であるらしいと聞いて、紺の君を応援
する諸どもはあの御方をないがしろにするとはけしからんと怒って
おるのであります。
それに引続き歌舞演劇三大競演がなされることになっていたが、
俳優として活きていこうとなされている圭の宮これにも出演なさ
れず、波浪風呂の将来を見限られたのではと噂された。
それを耳にした味荷裳似の王である美馨姫は、味荷裳似主体の
電影劇にて自分のみ存在の薄い役をなされておったためか、
あらぬ考えをお持ちになられたとか。
たしかに常夏娘。はこの数年まともに活動なされておらぬ故、
それもありうるかも・・・
されどだれもその御心の内は計り知れぬものであります。
- 134 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/03/15(月) 13:42
- 裏の神神は波浪風呂童子が衛露愚露難扇子(エログロナンセンス)な
者が多いところに近づけさせるのは控えるべきだと考えたようで、
ついに童子だけの集団『辺利頭工房』を創設したのだが、はたして
どうなるのであろうか?
問題は前例にしたがっておとなっぽい樂曲によって奉りあげられた
ことである。
毬姫の「年齢相応の樂曲がいい」との発言によって『慈育楠』は
『白い東京』を出したらしいのだが、それが予想以上によかった
のだが、毬姫の発言力が強まるのを嫌ってこうしたとか、予定より
悪い結果なので前例通りにそうしたという話を聞くが、担当者で
ないからどうだかわからない。
ただ乃乃姫と亜依姫は妄結を卒業する前に『駄振憂』を結成いたす
こととなったが、懐古主義にて進行なされるとのこと、何か違うな
との感じもあるが意外にいいのかもという気がする。
ふと思ったのだが、安倍那智麿の時も妄結卒業発表後に、独自活動
を開始なされたことに気づいた。
後鎮や裕殿のようにその前から活動なされていると、ついにきたか
という面があるが、そういうことがないとかなりの衝撃であるなど
と言ってみたりする。
再編後の『富士裳似』が新たな歌謡活動がなされないので、吉四位と
小川麻呂は、妄結の次期指導者なのかなと感じ、田麗奈者が『嗚呼』
にて幼き者と活動なされた時には、次の次の指導者だなと感じたが、
そう決めつけるのは、誤りかもという勘もするのである。
- 135 名前:模倣作者 投稿日:2004/03/15(月) 13:44
- 現実の展開がもう少しいろいろあると考えていたのだが・・・
想定していたいくつかの事はまだ起きていない。
勘の外れたことが多いなとぼやきながら、何か場つなぎを考えなく
てはと 途方に暮れている。
とりあえず過去を振返る企画でもしようか なんて・・・
- 136 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/03/22(月) 14:51
- ここで訳あって過去を振返ってみたい。
姫君として入内されるというか、撰儀せられるとその家は大きく
変わるという。
そして世間において姫君の言動とされることも、実は侍従どもの
意向に基づいたものであって、御本人の本意であられるのか
わからぬものです。
何しろ一人の姫君の稼ぎが、その一族郎党の大半を占める状況に
なるのですから、その挙動にみんなが神経を使うのでありまする。
それゆえか姉君が名声を上げるとそれを利用して妹君も同じ庭か
どうかは別として、朝とともにいずれかの庭に向われるようで
ございまするが、姉君に優ることはめったにございませんようで
ありまする。
ところで何をもって成功と言うのでありましょうや?
あの良翔のなれのはての姫君は、他では良き成績とされる成果を
あげておられるにもかかわらず、「がけっぷち」を演出をするが
ごとく、音楽専門会社との契約がぶち切れて、自らの商標にて
勝負なされるなど何とも評し難いものでありまする。
ただかようなことで話題を創作していくのは、下手すると
「キワモノ」扱いされるわけで、次々衝撃的なことをやり続けねば
ならないわけで、妄結が最近ある意味で新しい試みの樂曲を
出していないのは、そういうことがあるかも知れません。
- 137 名前:模倣作家 投稿日:2004/03/22(月) 14:56
- 本当に筆が止まってしまった。
どうしたかとか、ある構想だけが浮んでしまった。
それはあの問題作「小さき世界」の続編です。
「小さき世界の探偵達」を森板に書き始めたので、
よろしければ・・・
『「小さき世界」の探偵達』
http://m-seek.net/cgi-bin/test/read.cgi/wood/1079857099/
- 138 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/24(水) 17:51
- 淡々と進んでいくのに皮肉めいた味が利いてて面白いです。
こういう文章を書くのは大変だと思いますが、頑張ってください。
- 139 名前:模倣作者 投稿日:2004/03/31(水) 13:20
- >>138 名無飼育さん
ご支援ありがとうございます。
今日進展があったので、少しだけ更新します。
- 140 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/03/31(水) 13:22
- 夏頃から活動なされると思われていた『駄振憂』が春満開の
時期から動きはじめるよう。
やはり離脱なされたとはいえ、創始者として『味荷裳似』に
大きな影響力を及ぼしている毬姫に反発なされたらしいとの
ことでありまする。
そしておふたりは妄結卒業と同時に『味荷裳似』を離脱なさ
れるとの噂もありまする。
このごろ聞くところによりますと『辺利頭工房』は新たなる
楽曲をお出しになられるとのことでありまするが、どうも
年齢相応のものらしいようでありまする。
これは毬姫の御意見に従ったものであろうか?
さて『駄振憂』が稼動なされるとお知りになられた味荷裳似
指導者美馨姫は、このままでは『常夏娘』のように『味荷
裳似』は惨めに衰退するだけだとお感じにならたようであり
まする。
以前から異国で見詰め直したきお心持ちであられたので、
裏の神神と話をつけなされて、御自分が洋の東へ向われる
ことにより『味荷裳似』を永眠させなされた。
このお話をお聴きになられた創始者毬姫は御自分の力が
削がれたようなお心持ちになられたようでありまする。
それはさて置いて、問題は『常夏娘』が絢さまおひとりと
なられ手、さてどうなるのであろうや?
- 141 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/04/04(日) 18:50
- そんなことよりおかしいのは、またぬけるかもしれないけど、
たったひとりぬけるだけで、活動停止になってしまうことで、
高き愛媛は自分が中心になったら動いていけないとみなされた
ようで、非常に傷ついたようであられました。
それはそれとして、何か要求する時生死が懸っているかの
ごとく言われると、それが大げさでも間違ってないなければ
ある程度認めざるおえないものである。
紺さまが「食事時間はたっぷりとってくださいよ。人間は
食べないと生きていけませんから。
ゆっくりと食事できないとびょうきにもなりますし。」
などと言われると、昼の軽食でも1時間はとらないといけない
かと考えるし、重さまが
「人間眠らないと病気で死にますよ。眠りたい時に寝られないと
頭もだんだん動かなくなりますし。」
などと言われると、昼寝の時間もきっちり1時間はとらないといけ
ないかと考えるものである。しかし優秀な管理人は
「ゆっくり食べてると栄養がすべて身についてしまって、肥満に
なってしまいます。これ以上プクプクになったらどうするんです。」
とか「そんなに睡眠時間はいりません。誰もあなたに頭脳明晰な
発言を要求してません。眠そうにボ〜としてるぐらいがいいのです。」
みたいなことを言ってるのである。
そんな意見に案外従っている知さまは時々ぶっ倒れて遊ばされるので
しょうか。
- 142 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/04/09(金) 11:05
- 那智は妹の麻民と歌で正面から競い合っていく気がだんだん
なくなっていた。
自分の唄いたい曲が提供されないような状況も一つの理由
だが、演技のおもしろさに目覚めたのかもしれませぬ。
人は変化しなければ進歩しないわけで、不安でも前に進まな
ければいけないと感じる時がある。
だから美馨姫も思い切って海の東に向われることを素晴らしき
決断と褒め称えようではないか。
その美馨姫は盟友の絢さまの元に御輿になられておっしゃら
れるには、
「必ずやこの地に戻り来るので、寂しく思わないでください」
それを聞いて絢さまも
「そのことばを聞いて安心いたしました。常夏娘の看板を
ひとりで掲げていく覚悟ができました。後のことは御心配なさ
らずに」とて、
たがいに堅く手を握り合われたのでありました。
されどこの留学の話についての感じ方は人それぞれであられる
もので、挨拶計画の終焉を感じ取っての行動だろうかとか、
これが大きな改編の前触れではなかろうかなどと噂しあって
おられました。
特に稲の葉貴妃と前田雪丼は、自分達に後輩への助言の依頼が
なされなかったことから、排除されるかもと感じておられたが、
その顛末は後程ということで・・・
- 143 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/04/13(火) 14:09
- 乃乃姫と亜依姫は『駄振憂』のことに集中していたので、
『好色童女連』の活動のことはすっかり御忘れになられて
おられました。
ふとおふたりはどうなっているのか気になって、紺の君に
でも聞いてみようとカロさまが御訪ねになられるが、
「私は垣さまに御任せしました」とのことで、
垣さまのところに行かれると
「魁新垣塾が崩壊寸前で、どうにもこうにも・・・
助けて欲しいとは申しませんが、美貴帝だけには、手を
貸さないでもらいたいです」
とおっしゃられるのでありました。
それで『辺利頭工房』の頭領清水の咲姫に御会いになると
「私が支えていきますから、御心配なく。
今は忙しいので、後程ということで・・・」
とおっしゃられるが、後程と言ってその後実現した試しがない。
若い者にとって年寄りからとやかく言われたくないと思って
いるのは確かである。
こういう状況を把握した亜依姫は乃乃姫にこのままでは自分達
の影響力が衰えるだろうと説明すると乃乃姫は
「今さら口を挟んでも仕方があるまい。
それよりやるべきことが他にある。」
とおっしゃられて、『好色童女連』から完全に手を引くお考え
でありましたので、亜依姫もそれに同意なされました。
- 144 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/04/14(水) 13:39
- 美貴帝とてこの状況を知らないわけではなかった。
しかし今感じておられたのは、妄結の一員として馴染んでしまって
集団の仲に埋没してしまって、独唱歌手としての再帰が萎えてし
まっているということである。
それはこの程の波浪風呂総合撰儀の告示を目にした時、何か自分が
今の位置に満足していることに気がついたからであった。
今回の撰儀が部門を限定せずにまとめておこなわれるのは、やはり
効率的だと考えたのだろうか。
撰儀の告示を御覧になるたび何かを感じられる御方がいる。
裕さまはどうも未成年者のみを対象とされているのを、微妙な御心
持ちであられるのであった。
自分と同様に夢を持ち続け挑戦している者が、ここに来られないのか
と感じておられた。
自分は選ばれて、求められることを完璧ではないにしろ満足させる
だけのことはやってきたと思っている。
何か年齢的にこの世界で事を成すに遅すぎると感じさせたことが
あったのだろうか?
いや、そうじゃない。あいつらは自分達が自由に操縦できる未熟者
を求めているのだと考えることにした。
自分達のやることに批判的な目で見られることを恐れているのだと
自分に言い聞かせて、明日へ向うのだった。
- 145 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/04/16(金) 13:41
- 言うべき時に言わなくてはならぬ。
そして要求は実現されてこそ意味がある。
だから何か要求する時に生死が懸っているように言われると、
それが大げさでも間違ってないなければ、ある程度認めざる
おえないものである。
紺さまが「食事時間はたっぷりとってくださいよ。人間は
食べないと生きていけませんから。
ゆっくりと食事できないと病気にもなりますし。」
などとおっしゃられると、昼の軽食でも1時間はとらないと
いけないかと考えるし、重さまが
「人間眠らないと病気で死にますよ。眠りたい時に寝られ
ないと 頭もだんだん動かなくなりますし。」
などとおっしゃられると、昼寝の時間もきっちり1時間は
とらないといけ ないかと考えるものである。
しかし優秀な管理人は
「ゆっくり食べてると栄養がすべて身についてしまって、
肥満に なってしまいます。これ以上プクプクになったら
どうするんです。」
とか「そんなに睡眠時間はいりません。誰もあなたに頭脳
明晰な発言を要求してません。眠そうにボ〜としてるぐらい
がいいのです。」
みたいなことを申すのである。
でもそんな意見に従っているとぶっ倒れて遊ばされるので、
左から右にことばを流しておかれるのであります。
かような日々を御過ごしになられている中、保さまと知さまは
自作自演を目指したいものだと御想いになられていた。
しかし一位の君が自作自演をなされたが、よき成績を挙げる
ことなく消えてしまわれた状況から、汚駄どもは我々にそう
いうものを求めてないのだと悟られたのである。
- 146 名前:模倣作家 投稿日:2004/04/16(金) 20:23
- 気まぐれに名前を附けていったので、作者自身が訳わかんない
部分がでてきたので、登場人物紹介みたいなものをやります。
この物語でどう呼ばれてきたか顔文字とともに順に記して
みようと思います。
但し顔文字を知ってる人物だけなので、あしからす。
【本編およびそのサイドストーリーからの登場人物】
( ` ◇´):平家充る代殿、平氏の姫
从#~∀~#从:妄結の初代王、中つ澤の御子裕殿、挨拶計画の長なる太首、中澤姐様、裕さま
|( ゚〜゚ )|:飯の織姫、飯さま
(*'ー'*):無役の高官安倍の那智麿、安さま
(0゚ −゚ ):明日の福、汚駄より絶賛せられ福神明日香と称す、飛ぶ鳥殿、福神飛鳥殿
( `.∀´):妄結副王圭の宮、圭坊、圭命公、閨房、圭さま、保さま
从 ^◇^):知の毬姫、知さま
ヽ^∀^ノ:一位の君、一部の汚駄より絶賛せられ一位の帝と称す、再帰して一位の上皇、茶夢、市さま
( `.Д´):後光真輝 略して後真、後真鬼、後鎮、後魔鬼、後坊、後さま、後宮御門
(^:〜.^):吉四位、吉公、吉坊、吉さま
( ´D`):辻堂希望美人、乃乃姫、辻堂女御、辻さま
( ´д`):加護院亜依姫、亜依盆、加護院女御、力口さま、カロさま
( `ш´):稲の葉貴妃、稲葉の貴妃、稲さま
(´=`):閑鳥居の王なる鈴の音姫
川σ_σ||:柴の鮎姫、柴神、柴さま
人`・´人:松の浦なる弥弥姫、浦の神亜弥弥姫、亜弥兵衛、浦の御門、まっつん神、松さま、松壷御門
从^v^从:藤壷殿(更衣から女御)、美貴帝、美貴介、藤壷中宮、魅鬼、藤さま
(o⌒e⌒o):石井戸殿
(o・D・):萩原の舞童子、萩の舞女、舞童子萩さま
(・∀・):和田の薫君
( ^=^) :成膳任
〔´Д`〕:夕揮、幽鬼
- 147 名前:模倣作家 投稿日:2004/04/16(金) 20:28
- 【才女は色を好む、好色童女連伝記(序篇・前篇・中篇・後篇)からの登場人物】
从 ` ・ゝ):黒の彩姫
(“.∀“):絢果、絢さま
(“∀“) :味果、美馨姫
川 "▼"|||:麗葉
( ‐ Δ‐):村の恵みし人、村の恵まれぬ人、村さま
(0⌒ v.⌒0):斉の瞳姫
( 0゚v゚0):木村麻美人、木村麻呂
(=⌒_ゝ⌒=):里だ舞姫
从^▽^从 :梨の華の精、梨華舎中宮、梨壷中宮
川 ’ー’川:愛人の君、高き橋の愛媛、高橋愛人、高愛
川o・-・) :紺の美人、紺美、紺の君、紺さま
∬´◇`∬:小川麻呂、麻公、麻の琴、琴さま
§・e・§:新餓鬼豆蔵、御豆様、お豆、垣さま
从o・ 。・):白湯の院道なかば、道重き白湯の院、重さま、白湯院更衣
ノノ*^ー^):亀井戸の襟姫、亀井殿襟姫、亀さま、亀井殿更衣
从`,_っ´) :田んぼ麗奈女史、田麗辛口奈、麗さま、麗皇、田麗奈者
从#´〜´从:夏繭
- 148 名前:模倣作家 投稿日:2004/04/16(金) 20:30
- 【美貴帝の我が闘争からの登場人物】
(丼`ー´):前に雪姫、癒鬼、前さま、前田雪丼
( `_´):大きなる谷の雅{まさ}、大谷の雅王君
川ミ’ゥ 'ナ :斎の美しき海
册゜ш゜」:梅だ襟の香、梅の襟姫、梅さま
W¨∀¨):矢の舞美人、ヤジさま
ル ’‐’リ :永き桃の子、桃さま、嗣さま
川´・_・`川:清き水佐紀氏、佐紀院更衣、清水の咲姫、清さま
H:ρvρ):村の上愛{めぐ}む者、村の上さま、上さま
V‐Д‐):徳の院千美人、徳さま
ノノl∂_∂'ル:夏の雅{みやび}、焼さま
从o゚ー゚从 :須茉の君、須さま
川WпW):舞の波、石さま
册`∪´」:島の咲姫、中早殿、中なる島の先の君
洲`!´):鈴の愛の理{ことわり}、鈴さま
川刀O∇^刀F熊の百合根、熊さま
州*‘ o‘リ :清清{すがすが}しき梨、菅さま
リ・一・リ:岡の千聖人、岡さま
(●`ヘ´●):麻民
「美貴帝の我が闘争」以降に新たに登場した人物はいないと
思いますが、まちがっていれば指摘してください。
また抜けとか洩れがあれば、それもよろしく。
- 149 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/04/21(水) 11:57
- こんな中一番勢いがある『辺利頭工房』の面々は、さらに
勢力を拡大せんと企んでおられた。
まずは女論を味方につけんと大谷の雅王君のもとに桃さまら
がおしかけて、五人で押し倒しなされた。
熊さまは右腕を押さえて右胸をまさぐり、菅さまは左腕を
押さえて左胸をまさぐる。須さまは右脚を押さえて、石さま
は左脚を押さえて、二人で下腹部を攻めなされた。
そして桃さまは雅王君の口を吸いなされると自分のしたを
侵入なされると、昇天させなされる。
下克上の世の中とはいえ、まだまだ礼儀が重んじられます
ゆえ、できる限り穏便に事を進めるべきとの声もあります。
それに後津庵は感のとい御方でもありますので、清水の咲姫
は工房加入を熱望する中なる島の先の君を伴って、協力を
求めた。
清さまは「あなたと手を握って歩いていきたい」
とおっしゃられて、後津庵を大いに感動させて、協力を約束
してもらえた。
その後出会えなかった数人を除いて、話をつけていかれた。
『辺利頭工房』の人気上昇するに連れて、菅さまは汚駄ども
から菅公と呼ばれたり、嗣さまは嗣桃館女御と自称せられ
たりなされた。
奢ることなきよう願うばかりである。
- 150 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/04/25(日) 14:01
- 何故に乃乃姫が『好色童女連』から手を引きなされたのかというと、
どうもそれは顔芸の師匠として多くの幼き者を引付けておられたから
でありました。
それはそれとして人というものは金銭か、名誉か、権力を得るためか、
どれけかのために働いているという人がいる。
だとすると彼女達は何のために働いているのだろうと考えてみたり
するのだが、そんな事考えても何の足しにもならないのである。
それより中華国の大学で教鞭を取るという人のことばが気に懸る
のである。
「この世界には二つの楽曲がある。一つは消えていく、消費されて
いく楽曲と、もう一つは残っていく、人の心に生き続ける楽曲である。
存在し続ける楽曲を創っていきたいものだ。」
誰でも理想はそうなんだろうけど、それを目指してうまくいった試し
がないといわれるほど、成功例は少ない。
ヒット曲のほとんどでさえ、その時代に消費され、後世には残らない
ものである。
多くの楽曲が大衆から認知されることもなく、消えていく運命にある
のだから、汚駄どもだけにでも受入れられる楽曲ができてるだけでも
一応よしとするかと想っている津運久なのだが・・・
- 151 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/04/28(水) 10:53
- 勢いを失っていくというか、弱り目にたたり目というか、
数年ほど姿を消していたあの亜美呉が復活したという事で、
競い合っては負けていたあのころのことを思い出した織姫
であられましたが、亜弥弥姫などは一度消え去った者など
市さまのごとく復活を待望されていたとて、以前のごとく
人気を得ることはできまいと思われていたようであります。
重さまや清さまのような方々は、亜美呉の存在自体を御存知
であられなかったので、眼中にはないのであります。
こんな怖いもの知らずの若手に対して、長老の皆様方は
いろいろお考えになられることがありました。
音声放送の定期番組を終えられて、深夜家路に就かれる
毬姫は、いつまで妄結の看板を背負ってお仕事をしていく
のだろうと考えておられた。
自分より後に入られたあのふたりが先に卒業されることが
気に懸っておられた。
彼女達が成功すれば、自分が独立独歩の活動をなされる時
にもうまくような気がしておられたのでした。
それにしても次に卒業なされるのは、果して誰であられま
しょうか?
順当に逝けば織姫か毬姫でありましょうが、藤壷や梨壷かも
しれませんし、もしかして愛媛ということも有得るんじゃ
ないかという噂もでてきている。
- 152 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/05/01(土) 15:54
- 毬姫の頭の中では、自立した後の事でいっぱいでありました。
圭さまのようにその前に独唱歌をだしていなければ、その後
樂曲を出してくれぬだろうと考えておられた。
それにしても圭さまの活動が今一つさえぬのは、苦労が表情に
滲み出てきてしまう感があるからであろうか。
それにしても今の撰儀が決定すれば、第三期挨拶計画再構築が
実施されるであろう。
その時明らかになるのであろうと思ったりしておられる。
今回は誰か辞めさせられてしまうのであろうか。
この世界で幾たびか分れを経験なされたけれど、毎回胸が
張り裂けそうになられる毬姫であられました。
しかしまだかようなことがあるかどうか判らんのであるから、
今から心配なされてもしかたのないことだと作者は思っている。
飯さまなども知さまと同様な想いでありましたが、稼ぎ時の
黄金週間になり、誰もが目の前のことで精一杯になっている
ので、かようなことはその後ゆるりと心配なされればよかろう
と思し召されておられた。
- 153 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/05/04(火) 17:34
- そして先日、中つ澤の裕殿がふとつぶやかれたことばが、
思い出された。
それは挨拶計画の電脳情報網の告知板の名称を妄結の名前が
ついたものから波浪風呂の名に近日変更するとの話を聞いた
時のことであった。
以前のように妄結だけが波浪風呂を支えていた時代は終わり、
浦の神亜弥弥姫が今や注進になっておられるというか、
妄結のみが有名だった時代が終わった現実をふまえての
ことなのだが、元指導者であられた裕殿は何か想うところが
あられたのか、
「辺利頭の輩は調子に乗っ取るなぁ、勝手に女御と称したり
して。まあ撰儀が終りて新しき物が入らば、萩舞人、千聖人、
島の先君、鈴愛以外の更衣どもは女御に昇せられる打ろうが・・・
いろんなところに招かれとるとはいえ、樂曲の売上はそれほど
よくないのに有頂天になってるのは、見苦しい。」
とつぶやかれたのであられた。
幼き者はすべて「弥弥姫になりたい」と口々に叫んでおる。
乃乃姫や亜依姫でさえ左様なる発言をいたしておる。
それどころか、毬姫は冗談半分だが「師匠」と広言致す始末。
かようなる状況に裕さまは「老将は衰えて消え去るのみ」と
嘆いておられるのか?
「この世界は弱肉強食なのだ」と力説されておられたのに。
まあ女も三十路を過ぎると弱気になるものだから・・・
- 154 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/05/13(木) 17:44
- 那智御門ここのところ、新曲を出しておられないことに汚駄どもに
不満の声多くあるものの、御本人の納得できる樂曲がこないと拒否
しておられたようだが、ようやくこの程唄われるとのことであられる
ものの、どのようにお考えなされておられるや、今は分かっていない
のである。
それはそれとして、美貴帝は今度の妄結の曲で最主力となって、
みんなを率いておられるがごとく得意気になっておられるが、
この御方の魅力は独演歌唱であったのに、集団の中に埋もれて
いることに満足しておられるとは、と嘆いている汚駄も少なく
ないのである。
こんな折に『味似裳荷』は活動停止をしたのであります。
愛媛は想っておられました、果してこれでよかったのかと。
あの歴史ある二つの集団のように、全体公演などの時にだけ存在を
示すだけより、きっちり終わりをつけたほうがよかったのかと。
とはいえ、裏の神神のことだから金のためなら一度限りの復活公演
を何度かおこなうかも知れないなと思ったようでありました。
それにしてもひとつの段階の成果によって、その次の段階をどの
ようにすべきか決めていってた裏の神神どもは、今回の『辺利頭
工房』においては、汚駄どもの反応を見ることなしに、次々と
進めていく野はどうしたことだろうかと先輩の皆様方は首を傾げて
おられました。
- 155 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/05/14(金) 13:00
- 妬みと嫉妬によって渦巻いている荒海に幼き者達は旅立っている。
先を航行する者達にも別の不安がある。
待ち受ける困難にもある程度予測できるようになったけれども、
自分達はこれでよいのかと心の内に問ている。
現状を打開しようと、無から有を生む本当に創造的なことへ向おう
とした市さまは、みごとなまでに失敗なされてしまい、後に続こう
としていた人は皆躊躇しているように思われる。
しかし真の創造力を高めようと着実に動いておられる人もいると
信じたいのだが、どうなんでしょう。
目立たなければ始まらないのは事実だけど、それだけで満足し、
そのためには手段を選ばずという感のあるあのふたりが、妄結
から独立なさるということで、少しはまともになるかもと圭織姫
お想いになられるがはたして・・・
- 156 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/05/15(土) 17:47
- だけど『駄振憂』として活動なされるあのふたりが、他の御方に
与えた影響はまだあるのである。
独立なされる前年夏のこと、侍従の管理の下で軽量化をはかられて
おられた。それが成功なされたので、この度独立独歩なされると
いうことになったのだとお考えになれれたこんさまと琴さまは、
よきにはからってもらえるとお思いになられて、
「我らもともにやらん」と決意なされ実行に移されたものの
侍従の協力もなくてうまくいくのであろうか。
さて「よきはからい」とは何だろうか。高き橋の愛媛のごとき
個人写真集なのだろうか?
とすれば愛媛のごとく一部から露出狂ではと噂されるほどの
お姿を曝け出差ねばならぬのだろうが、左様な御覚悟はお在り
なのだろうか。
一説にはともにそのような御覚悟をしたためた詔を発せられた
ようでありまするが・・・
- 157 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/05/21(金) 13:23
- かような中、圭さまは最近のお仕事について考えておられた。
忙しいのはもう嫌だし、自分を磨きたいとのことで、妄結の
卒業後はお仕事を選んでなさっておられたが、どうもここの
ところ閑になったようにお感じになられておられた。
忙しい時に感じておられた何か大切な物を忘れているという
感覚は、いまだに見つけきれていないけれども、何かそんな
物を考えていられる時間のあることに嫌になっておられた。
それどころかお仕事があまりないのは、あのせいかもとお考え
になられていた。
それは「後輩への助言」の企画者から苦労話をば、との要望に
お応えになられて、涙ながらにお話になられたのだが、後から
そんなに暗く話されたのは、御自分だけであることをお知りに
なられて、この暗い感じが問題なのかもと思われた。
そういえば那智の妹麻民もどこか暗い蔭を感じさせるところが
あるので、今市なのかも・・・
しかし能天気な明るさが好まれるとは、と意味なく嘆かわしいと
感じておられる圭さまでいらっしゃいました。
- 158 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/05/23(日) 14:19
- そして自分は特別な魅力ある偶像(仮須磨愛奴瑠)にはなれそうに
ないのだと悟られたのであった。
とはいえ芸術家と称して音楽活動をやっていくことには、疑問を
持っておられた。
しかし誰かが言っていたのだが、芸術家と称している者の内、
本当の芸術家がどれだけいるのであろうか。
たいていの者は技術者というか技能者なのだという。
確立された技能を用いてるだけで、その表現に独自性とか個性が
見えない。個性とは本来その人が元々持ってるもののように思わ
れているが、芸術における個性とはそういうものではなくて、
模索して獲得していく感性みたいなものだという。
はたして自分はそういうものを持っているのだろうかと考えて
おられる圭さまでいらっしゃいました。
でも人間、お仕事をかんがえてるより趣味のほうが頭の中に占めて
いるもので、飯さまはそのために睡眠時間を削り、お仕事を減らして
おられるというし、絢さまは「人生日々勉強」と言っては、大学寮での
お勉強を中心とした生活をなさっておられるようであられます。
- 159 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/05/26(水) 14:27
- 夢見る少女紺さまは奇妙な夢を見た。
夢の中ではカギ十字の旗の下で、両親と三人で暮らしていた。
突然両親が旅行に出かけたまま、何日過ぎても帰ってこなかった。
今まで両親と一緒に旅行していたので、不安でたまらなかった。
1ヵ月過ぎたころ、両親は行方知らずだと言われて、住んでいた
家を出て、親のいない子どもの収容施設に移った。
その時初めて親には本当の親戚がいない事を知った。
そのショックで目を覚ます。
その次の日の夢の続きは、多くの友人から慰めながら、そうやって
気が遠くなるほど長い間、両親を待っている内に、朝が来て目を
覚ます。
その次の日の夢の続きは、政府当局の関係者といわれる人が
やって来て、「両親のもとに連れて行きます」と言われ、身の回り
の物を取り急ぎまとめてついていく。
飛行場に連れて行かれる。そして飛行機に乗って、異国にいる
両親のところに行けということになっていた。
その時、「この名誉ある国の国民として、誇りを持って生きて
いきなさい」と言われて、名誉あるバッチを胸に附けてもらった。
いったいどうなるのだろうか?本当に両親にあえるのだろうかと
不安で胸が張り裂けそうになって、目を覚ます。
- 160 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/05/26(水) 14:29
- その次の日の夢の続きは、飛行機がどこかわからぬ空港に着陸した
ところであった。目的地に着いたので、降りなければならない
わけで、飛行機の外へタラップを降りていく。
夜空を明るく照らす煌煌とした光は、冷たくまったく温かい感じ
がしないほど寒々としている。
もうすぐ夏だというのに、心は凍り付いていた。
タラップの下には両親が出迎えているだろうかと目を凝らすけれど、
見知らぬ顔ばかり。
騙されたのだろうかと一歩も足が出そうになかったけれども、重力に
従って身体は下へと向い、地面に足を下ろす。
異様な風体の男が近づいてくると笑顔で、
「御両親はバスの中でお待ちです。さあどうそ」
と言う。なぜバスの中で待っているのだろう?
この男の言うことは、嘘ではないかと思いながらも、もう後には
戻れないような気がしたので、意を決してバスに乗り込む。
見知らぬ異様な風体の男に囲まれて、父親と母親の姿が確認
できた。通路を互いに駆け寄る。涙が溢れ出す。
目が覚めると、目は涙で満杯になり溢れ出ていた。
その後この続きを見ることがなかったので、どうなったか
わからない。
- 161 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/05/26(水) 14:30
- 最近裕さまは苛ついておられた。
というのも彼女の新曲と『辺利頭工房』の新曲が同時に
出されるからでありました。
今まで波浪風呂ではこんなことはなかったので、これは
自分への圧力だとお感じになられた。
もういいかげん歌を出すのは止めろという裏の神神の
意見なのだろう。
古株というか御局様だけに自分の意志を貫ける力がある
ので、こうなったのでしょう。
そういうわけで御自分で広告活動をなさるほかなく、
そこで知さまの番組で告知してもらおうと思っておら
れたところ、織姫と梨壷の妄結卒業発表とぶつかって、
知さまはそれどころではなかったのでありました。
知さまはまた見送るほうになられたのを、複雑な想いを
持っておられましたが、まだまだ先のことだからと心を
鎮めておられました。
- 162 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/06/05(土) 16:26
- 『辺利頭工房』側も裕さまの御様子は御存知であられて、
尊敬する歌い手として、那智や松さまの次にあげられて
おられました。
人というのは、生きて逝くことによって、経験を積んで
いくもので、歳を重ねることは、人を老わせるだけでない
と教えられていた賜でありましょう。
疲れ知らずでこられたあの御方もこのところお仕事が
お忙しくて、疲労のために何ら創造的なことを考えられ
なくなっておいででした。
芸術家と呼ばれるべく努力なされておられる御方にとって、
致命的なことであるにもかかわらず、お付きの者はそれを
何とも思っていないのは、問題じゃないかい?
- 163 名前:模倣作家 投稿日:2004/06/05(土) 16:28
- ここのところ、仕事が忙しくて、疲労のために何ら創造的な
ことを考えられない状態なので、1ヵ月ほどROMします。
- 164 名前:模倣作家 投稿日:2004/06/12(土) 09:58
- 1ヵ月ほどROMの予定が・・・
仕事を失ってしまって、閑人に逆戻りだよ(泣)
去年同様「課税最低限」を下回る方向で爆走中!?
ということで、まもなく復帰する予定だけど・・・
今回ちょっとショックが大きくて・・・
- 165 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/06/15(火) 10:56
- それにしても『辺利頭工房』の新曲第三弾の売上、はかばか
しくなく、地べた廻りの公演の好評さからは、想像できない
ものであった。
このごろ津運久の創作活動に限界が見えて来たようだ。
『女論記念日』は過去の流行曲を歌唱することとになって
しまっていた。
裏の神神は人気回復のために、世間に注目することをすべき
だと考えた。
そこで地球温暖化を主題とした妄結の歌舞演劇を執り行った。
それにあわせて梨さまと重さまとで、期間限定単位『恵光裳荷』
を結成なされた。
しかし一般大衆が「期間限定」に弱いとはいえ、さてさてうまく
いくのでありましょうや。
さて圭さまはこのごろ特に思うことがありました。
外界にて時折劇を演じるものの、この世界にて歌を唄うことを
目指しておられたことを考えると、忌まないをしているのだろう
と思うのでありました。
稲さまのごとく身内の歌舞劇に参加していくには、過去の栄光が
邪魔をしてなかなかできない。
また裕さまのごとく外界の劇に着々とでられることもなく、この
ままでは、平さまのごとく消えてしまわれるのだろうかと感じで
おられるようでありました。
やはり歌にてこの世界に存在すべきだと悩んでおられるとか・・・
人は悩んでこそ進歩すると言われている。
- 166 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/06/15(火) 10:57
- 谷の雅王も今まで女論の中で柴さまだけが注目されがちであり
ましたが、ある人から
「あなたが女論の中で一番かわいいわよ」
などと言われたようでした。
そう言われるとそうかもしれないと思われたようで、この世界を
目指しておられたころの根拠のない自信満々の自分を思い出され
たようであられました。
何か現状に甘んじているとお感じになられたようでした。
ともに一緒に懸命に力を合せてがんばっておられたけれど、ともに
競い合うことを忘れているように思われたのでありました。
ともに歩むことに頭を巡らして、仲間内で切磋琢磨することを忘れ
ていたのかもしれない。
仲間内での競争の上で、外との生存競争に打ち勝っていかねば
ならないということであろうか。
- 167 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/06/19(土) 15:05
- とはいえ仲間内で脚を引っ張り合うことがあってはならない
わけで、ともに生き抜く同志として、目標を目指して、一緒
懸命に努力をしなければならんのです。
たいていの仕事はひとりではできないものだから、誰かだけ
懸命になっても、成功するはずがない。
この世界の芸術家と称する人も、そのまわりの須辰府と呼ば
れる人の努力が重要なのである。
これらの関係が良好であることが、作品の質を高める大きな
部分を占めているのは、誰でも分かっているのだが、その
ためにどれだけ努力しているかというと・・・
「鉄は熱いうちに打て」といわれているが、それがどれだけ
実践されているのか疑問だ。
「期間限定単位」がいつ曲を出すのだろうと思っているのだが、
いまだにその様子がない。
どうも歌は出さないようである。
それなら何故かような単位を結成したのだろうと、
金もうけには抜かりがないはずの裏の神神がなぜだと、
思っているのである。
- 168 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/06/25(金) 18:25
- 『どこにでも神は存在する』と言われるような、みんなの
心の中にいつでも想われている存在である仮須磨愛奴瑠で
ありたいと願っているのだが、なかなかそのようには
いかないものだ。
挨拶計画のみんなからは、
「あなたこそが、それにふさわしい」
と言ってくれるけれども、自分自身ふさわしいのか
まったく自身のないと思われておられる松さまで
ありました。
それにしても今年はどうも混成単位集団の儀が、
おこなわれぬようでありまする。
それに裏の神神は、『辺利頭工房』『駄振憂』そして
浦の神に力を注ぐだろうとの噂が飛び交って、汚駄どもに
「かようなことでよいのか」
との想いがあるようでございまする。
- 169 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/06/29(火) 15:43
- 人間にとっての本当の不安は、死ぬことではない。
生きていけない状況であっても、まだ生きているという状態に
あるということではなかろうか。
激痛に耐えかねて死ぬのではないかと感じながらも、それでも
なお生き続けるということが、何よりも恐怖なのである。
苦痛は生きる気力を削いでいき、これが永遠に続くように思わ
れて、生きる移行を失っていくのである。
- 170 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/06/29(火) 15:51
- 生物的な寿命が尽きる前に、社会的な寿命が尽きてしまうこと
がある。そして個人に寿命があるように、法人というか集団
にも寿命がある。
急に生命が終末を迎えることは稀であり、盛りを過ぎて段々と
傾いていくものである。
するとそういうことに敏感な者から徐々にそこから消えていく
のである。
波浪風呂においても、侍従の中にもっともらしい理由をつけて
辞めていく者を目にするようになっている。
裕さまも以前より何かちぐはぐな感じや勢いを失った感覚を
憶えるところがお有りのようでございまする。
波浪風呂発足当初に比べて、安定感を増したかわりに、何かを
失った欠けたものがあるように思える。
それが裕さまなど古くからおられる方々を不安にさせるので
ありました。
- 171 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/07/03(土) 15:42
- 寿命がきたものをあっさりと終わらせるのか、できるだけ
長く存続できるように手を尽くすのか、難しいものである。
無理して続けると、再帰の可能性もなくなるし、あおりを
食らって、ともに倒れてしまうものもでるかもしれない。
これがこの世界だ!
稲さまも絢さまもそれはよく承知されておられるのでした。
・・・
「寄らば大樹の蔭」というように安定した大きな組織の中に
いると、それだけで安心してしまうところがあるものだ。
でもそれは、その集団の中であるべき色で自分を表現して
いかなければならないことがある、
集団を離れ、単独公演をして感じる事は、自分のあるべき
色で染める事ができることであり、その結果の善し悪しは
別として、よい経験になっていくことであろう。
・・・
- 172 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/07/03(土) 15:43
- 新陳代謝の激しいこの集団は、日々動き続けねば倒れて
しまうため、その構成員は立ち止まることを許されず、
落ち着いて自分を見詰めなおすことができない。
若いうちはそれに疑問を持たなかったが、今ではこの
ままでよいのかと想っている。
半年後には集団から離れるので、圭さまほどではない
だろうが、自分を見詰める余裕もできるだろう。
那智のごとく単独になっても走り続けるようなことには
なるまいと思っているのだが、どうだろうか?
・・・
- 173 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/07/08(木) 16:02
- 季節が変ると色が変化するように、妄結の構成員が代れば、
雰囲気も変化するものである。
来年飯さまが卒業なされると、正長には知さまが、副長には
吉さまが御成りになられる予定だが、両者ともその任には
あらずとの声巷より聞えてくる。
されど役職が人を創っていくといわれるように、今から心配
することはなかろうと思ったりしている。
また梨さまが卒業後も独唱なされない予定と知って、歌唱力
のなさが実証されたのだとか、吉さまが副長就任予定も、
「やはり卒業できるだけの才能を御持ちでないになられて
いないのだ」とか、汚駄どもは好き勝手に申しておるようで
あるが、真実は下々の者にはわからぬものでありまする。
ただ噂のみが先行して、それがそこでの事実になるのであろう。
それにしても妄結の皆様方は心がバラバラになってきてるよう
だと津運久の耳に入ったので、心が一つになるように、また
売上増大を目指して、汚駄どもに媚を売るような詞をつけた
楽曲を創作したが、さてこれにて最盛期まで回復するので
あろうか?
何か最後の悪あがきのように想えるのだが、結果はしばらく
後に分かるであろう。
- 174 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/07/14(水) 09:33
- それはさておいて、藤さまは集団の中に完全に溶け込んで
しまわれて、集団にいることに甘んじて楽をしておられる
ように、毬姫は思われておられました。
以前の彼女ならば、御注意なされるところでありましょう
が、裕殿が
「幼き者がやることなすこと不安に思えて、自分がよいと
思う方向に導かんとするも、それにて嫌われること、いと
多し。他人に迷惑をかける事以外については、こちらから
注意することはやめるがよかろう」
との御意見に従われて、相手から意見を求められてこられ
てから、指摘なされるようになられたとのことにござりまする。
かように時は人を変えていくようでありまするが、
二位豆姫や斎の美宇姫もこのところ変化なされたようで
ありまする。
豆姫は髪を下ろされ額を隠されて、おとならしき姿に
なられたようでありまする。
美宇姫は洗練されて都会風になられたそうでありまする。
- 175 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/07/17(土) 12:49
- それにしても今回の妄結の新曲を聴きしある汚駄、これは
解散直前に出されるべき唄のごとく思いて、多くの衆愚に
これを知らさねばと考えて、電脳掲示板に書込みなどすれ
ども、さてこれは誠かと疑う声のほうが強し。
そういえば掲示板には、時間機械革命と称しておりし
西川貴教とやらが、津運久に
「混成単位集団など、未完成なまま出してる感じやな」
みたいなことを言われて、今年は止めたとか書かれてあったり
したが、それより裏の神神が、今年の波浪風呂全体公演は
存在する全集団を登場させるため、混成単位集団に割り当てる
時間がなくなったという説のほうがおもしろいと感じたりする。
これも噂だが、永久欠番になった集団の残党や期限切れ後に
期限延長した単位まで出現するというので、取り急ぎここに
記述している。
されどかようなお祭りはこの作者にとって興味なく、その上
貧困に喘いでいるので、どうでもよいと見栄を張っている
しだいである。
- 176 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/07/19(月) 15:07
- しかし内幕がああではないか、こうではないかと推測して
書いていると、後でこう書けばよかったと思ったりするもの
で、先日更新した部分にしても、
「全構成員にそれぞれ歌わせると時間がなくなった」
みたいな事も書けばおもしろかったかなと思うけれど、
よく考えればそんなこと書かなくてよかったと確信したりする。
それと同じで津運久にしても勢いにまかせて創作している時
には、よいものができるが、調子をこいで乱作して、細かい
ところを編曲家に任せてしまうと、おかしなことになったり
するわけだ。
うまくいかなくなると、ああだこうだと考え過ぎて、より変に
なってしまうものである。
そんな時は作曲とかを他人に完全に任せてしまうのもよいかもね。
ただ趣深いものでも、世間の評価がよくないというのが、気に
くわない津運久であった。
- 177 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/07/23(金) 11:28
- ここで模倣作家は、おかしな方向に逝ってしまってることに
気づいた。
どうしてこうなったか考えるに、どうもこのごろの異常な
暑さによって、頭脳が熱を持ってしまったのが原因のよう
である。そういうことで一度リセットして、話を進行させる
ことにした。
こうして波浪風呂を改めて見てみると、妄結は膨張していた
のが止まり、今後は十数名前後で安定するような気がする。
しかし拡大を続けていたものが、それを止めた時、終末を
迎えるという話をあるように・・・
『辺利頭工房』『駄振憂』松壷が中心になっていくので
あろうか?後津庵はどうなのだろうか?
など想ううちに、永久欠番だとか期間限定の集団だとか
事実上永眠したり崩壊したりしている単位は、どうするの
だろうだろうか?
このまま放置され続けるなら、心を痛めるばかりである。
そして『辺利頭工房』や『駄振憂』の世話に追われてか、
毎夏恒例となりし混成単位の儀なきことについて、強く
憤っていることを記述せねばなるまい。
- 178 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/07/27(火) 16:43
- 安倍那智麿は、来年一人立たれ祭上げなされる予定の織姫が独唱
なされる新曲を御聴きになられて、御感じになられたことは、
「なんともいにしえの歌謡曲という感じのものなり。
かようなものがお好みであられたのでありましょうや」
ということであられました。
また辻さまと力口さまは『駄振憂』として、妄結を離れて最初の
新曲を知さまが御聴きになられて、実年齢より幼き感じの御二人が
唄うにしても、なんとも幼き感じの樂曲だと御感じになられ、
もっと若いあの集団にこそふさわしいとお思いになられたそうです。
しかし御心の中の大半を占められておられたのは、あの御二人が
御自分より御先に妄結を御卒業あそばされることでありました。
「もう見送る方は嫌だ」
などと御口になされる毬姫は、「この次こそは」と思し召されて
おられるものの、まだ独唱曲を御出しになられておられないだけに
確信なされておられないのでありました。
- 179 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/07/30(金) 16:00
- 以前煽てられて波浪風呂童子の前で、特別な魅力ある偶像
(仮須磨愛奴留)と名乗られておられた知さまでありました
が、今ではかような事は恥かしくて、口にできるはずも
ございませぬ。
このような若気の至りのような発言のおできになられるのは、
松さまから下の世代でありましょうや。
可愛らしさだけで、それが許されるのも亀さまや重さまあたり
までであろうか。
それにしても知さまが気に入らないのは、はたちを過ぎたら
年増のごとく見なされること。
それなら裕さまなどバケモノかと、おっしゃられたいので
ありましょうが、御本人が聞き耳を立てておられるかも
しれぬので、口外はおできになられませぬ。
辻さまやカロさまでさえ「もう歳だね」などとぬかす露利汚駄
も存在しているとは、嘆かわしいものである。
- 180 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/07/30(金) 16:01
- さように妄結を卒業なされるおふたりのことを考えてしまわれる
知さまは、来年すぐに飯さまが妄結を卒業なされて、御自分が
妄結正長になられることを連想されるのでありました。
圭さまの後を引継ぎ、副長としての役目はそれなりに果した
と自負しておいででしたが、その後に卒業なされる梨の華の
ように後輩の悩みにそっと手を差し伸べることのおできに
なられる御方が入羅紗留であろうかと思っておいででした。
吉四位にしても愛媛にしても大らかでありましたが・・・
それより下の方々には荷が重過ぎるようにお思いになられ
たようで。
今からどうこうすることではないですけどね。
- 181 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/08/02(月) 15:30
- 藤さまは閑鳥居に助っ人として参加なさっての新曲において、
ほとんど独唱のようであられました。
これでますますおひとりで歌われる気持ちがなくなられたよう
に見えるのですが、はたしてどうなんでしょうか。
それはそれとして、助っ人が主役になられるのはいかがなものか
と思うのですが、津運久には何か考えがあってそうしているので
ありましょう。
そんな折飯さまこと織姫は仲間を率いて、亜弥弥姫の居城を
攻めなされた。
現地に着いて御分かりになられた知さまこと毬姫は
「敵がなぜ亜弥弥姫なのか?」
と疑問を持たれて、城門の扉の取っ手に手が届かないことに
して、さっさとお帰りになられた。
一方松壷こと亜弥弥姫は、何者かが攻めてきたとの知らせに
「堀や石垣や門や城壁の素晴らしさに癒されて、誰もがそれ
だけで満足して帰っていくだろう」
とおっしゃられた。
しかし城門を打ち破られて城内に入られなされる。
そこにはまだ天守閣ができてなくて、掘っ建て小屋がある
だけの有様に呆れて、織姫は引き上げなされた。
そして吉四位に命じて書状を認めなされて、それを琴さま
こと小川麻呂に届けるように命じた。
琴さまは田の麗さまに書状を松さまへ届させなされた。
いったいどうしてこのような行動を御執りになられたのか、
今は定かではないが、妄結を離脱なされた『駄振憂』の
おふたりに関係しているらしい。
- 182 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/08/02(月) 15:32
- ところでなぜ天守閣ができてないかというと、夢見る少女の
松さまが妄想なされて、どのようにするか決められなかった
からでありました。
外堀は海のように広く、そこにイルカを泳がせなされた。
内堀は最近酢酸の海に舶来の熱椎といわれる怪物を入れる
ことを決められたそうな。
石垣は摩周麿とよばれる御菓子で作り・・・
とにかくまともではない。
天守閣は極小の鯱鉾で組み立てられた巨大な鯱鉾にする
おつもりだそうな。
だいたいここに住んでおられるわけでなく、週一程度気が
向いた時に十数分ほど遣ってきては指示しておられたくらい
であった。
それにしてもその時に、きらびやかな衣裳の上に、汚れない
ように塵収集用の袋に穴を開けたりして作ったポンチョなる
ものを着ておられるのだが、なんと貧乏臭いのだろうと
まわりの侍従どもは思ったりしている。
- 183 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/08/05(木) 16:00
- 織姫の新曲に疑問を持たれた那智の君であられましたが、その
御本人の新曲はこれまでの反省を踏まえたようでありまする。
これまでは御本人の嗜好というか趣味に影響されたものだと
いわれておりましたが、売上が芳しくないようでありました。
そこで今回は汚駄どもの多くが、イメージしている彼女を全面
に出して逝ったようなノリノリウキウキ軽薄でありますが、
いかなる結果になりましょうや?
今は誰もわかりませぬが、妄結の新曲がそこそこよい成果を
あげたので、こちらもそのようになればよろしいのですが・・・
それにしても人気回復というか維持するために、何やら企画
をおこなうわけだが、姫君達は何事に対しても一緒懸命に取組
れておられるが、裏の神神の方針というか、現実には部門の
連携が不十分で生じた結果なのだが、本業優先ということで、
どうも本気で取組まれていた御方には、納得のいかないことも
あられるようであります。
- 184 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/08/05(木) 16:02
- まあいろいろありまするけれど、夏の全体公演の儀より
まえのことであったが、村を愛{め}でる者は後津庵の
御仕事の手伝いをなされた時に、
「今度の撰儀の結果、いかになりしや?
未だ知らされず」
とお尋ね申し上げなされたが、
「我も知らず。裏の神神正式にまつりあげられるまで、
明かさぬのでは」
とのお応えであられた。
それを確かめるため、夏焼宮{なつやきのみーや}などにも
尋ねられたが、分からぬ御様子であられた。
さらに岡さまこと千聖人、鈴さまこと愛の理{ことわり}、
中なる島の先の君、萩さまこと舞童女とに話をなされたが、
どう対応してよいのか分からぬようでありまする。
ただこの方々は『辺利頭工房』などに所属なされておられ
ないので、今後については気に懸っておいでのようでした。
- 185 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/08/09(月) 14:00
- そんな折、梨の華の精の妄結離脱後に活動の中心となされる
集団は、今年中に結成されるのでは、という噂が流れる。
その構成員にこの度の撰儀で選ばれたる者が入るのでは、など
という噂もあるが、はたしてどうでありましょうや。
それはそれとして、新曲の成績がよろしからずということで、
織姫は同じく懐古的な閑鳥居の新曲の成績もよくないだろうと
心配なされておられましたが、やはりそのようでありました。
これは津運久の流行を読む感性が衰えたからだろうか。
そんな時に乃乃中宮と亜依盆中宮は『駄振憂』の主導権を巡って
合戦ごっこをなされた。
ともに配下を率いて、対峙された。
おふたりは御簾の内にて指揮なされておられました。
亜依姫側の方がしだいに優勢になられたので、乃乃姫は御簾より
出でて、自ら戦闘に参加なされた。
すると乃乃姫側の方が少し盛り返したが、亜依姫は御簾の中で
冷静に指揮なされて、ついには勝利なされたという。
裕さまが日頃おっしゃられていた「弱肉強食」を実践なされた
のだと、おふたりは固く信じておられたようですが、はたして
そうでしょうか。
間違いを正すべき織姫と毬姫は恋愛妄想にはまっておいででした。
というか、おふたりはすでに妄結より離れられておられたので、
今後小事の時に誰も指摘されないでありましょうや。
- 186 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/08/11(水) 14:24
- その『駄振憂』は『辺利頭工房』とともに夏から秋にかけて
共同公演をなさるのだが、このおかしな思考が幼き御方に
伝染するかもしれぬと思うのだが、この世界を生き抜くため
には、このくらいの意識をお持ちになられるのがよいのかも
しれませぬ。
かように『辺利頭工房』に勢いがあると、そこに参加されて
いない梅さま、舞美人、村を愛でる者、鈴さまは、ともに
新集団結成のために一緒懸命に努力しようと誓い合ったそう
である。
島の先の君や岡さまや萩さまも協力を誓いあそばされたようで
ありますが、御本意であられるかは定かではない。
- 187 名前:続篇好色童女連紀 投稿日:2004/08/11(水) 14:26
- さて昨年より教習を受けなされていた好みの襟姫は、ようやく
入内を許されなされて、梨香舎更衣となられて、集団の一員と
して奉りあげられる。
それは梨壷中宮を中心とした集団で『美勇伝』と呼ばれるもの
である。実は津運久は『美勇連』と名付けたつもりだったの
だが、裏の神神にはどうしたことか間違って伝えられて、
『美勇伝』となってしまったようである。
津運久はそれを知って、
「それでもええんとちゃうか」
と言って、訂正しなかった。
驚くべき事にこの度の撰儀で選ばれた32名の『波浪風呂玉子』
のひとりである岡の唯なる人が参加なされるという。
ほとんど教習を受けなされていないまま加わるとは・・・
すでに宮中で振る舞われるに支障なき技量ありとみなされた
のであろうが、梨香舎とて昨年の段階でそれなりの技量あり
といわれておられたのだから、完全な新規の単位とはいえ、
未熟な部分が出ないとも限らぬし、以前のごとく摩擦が生じる
かもしれぬと心配する御方もいた。
また『波浪風呂玉子』より四名が蹴鞠研修生となられて、
いくつかの内裏対抗で蹴鞠大会がおこなわれ、その際その4名
の内ふたりが参加されるとのことでありまする。
かように挨拶計画は新たな変化を始めたようである。
- 188 名前:模倣作家 投稿日:2004/08/11(水) 15:12
- 不完全な形ですが、本来の主旨を離れてしまったようですので、
『続篇好色童女連紀』は終わらせていただきます。
そして新たに『続新波浪風呂童女紀鏡』を始めて逝きたいと
思います。
正直題名が換わっただけですが、引続きご支援お願いいたします。
- 189 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/08/11(水) 15:13
- あるわびしき者の胸に波浪風呂の世界に繋がる鏡が届いた。
この鏡に写す事によって、波浪風呂の世界を覗く事ができる
のだが、錆びていたのではっきり分からないのであった。
それでもできる限り、写っている物を汚駄どもに伝えて逝こう
と想って記録するのであった。
- 190 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/08/13(金) 14:29
- 浪風呂における貢献度と期待度によって上から、御門、中宮、
女御、更衣と称せられる。
この評価はもっぱら金銭面、つまりどれだけ稼げるかということ
を中心としている。
しかし貢献度や期待度はそれだけではない。
また過去の実績を無視するわけにはいかない。
つまり長老ともいうべき御方に対して、命婦という位を設ける。
今これを称しておられる御方は、裕さま、稲さま、前さま、圭さま
であられた。
そして御門は那智麿と後津庵と松壷であられ、中宮は知さまなど
八名であらせられる。ところで飯さまは中宮であらせられるが、
那智麿との関係上、女の長{めのおさ}と称せられておいでで
ございまする。
女御には二十名ほどおられまするが、中宮同等と看做されて
おられた絢さま、木村麻呂、里舞姫、吉四位は、この度設け
られた御息所{みやすどころ}と称せられ、橋の愛媛も昇格なさ
れた。更衣は最近まで七名おられたが、まもなく梅壷、矢の舞
美人、村を愛でる者、愛する理{ことわり}は女御に昇格なされ、
新たに梨香舎と岡の唯の人が加わることとなる。
更衣のままなる島の先の君、聖さまこと岡井戸殿、萩壷の
御心はいかがであろうか。
またこの度『波浪風呂玉子』となれる31名は、更衣の下に
設けられた側嬬と称せられた。
- 191 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/08/16(月) 16:28
- さて飯さまは女の長と自称せられておられましたが、蔭では命婦と
呼ばれておりました。
それを感づかれた飯さまは、妄結を離れた後には圭さまのごとく、
いや裕さまのごとくなるのであろうかと思ったりしておいででした。
同じく不安を御持ちでおられたのは、女論記念日の四名であられた。
このところ成績が芳しくなく、中宮から御息所に降格せられるの
では、とお思いになられているようであられた。
別の意味で不安というか不満のあられる御方がおられる。
那智麿は今回の新曲がどうも元々亜弥弥姫のために創作せられた
もののように思えておられた。
曲調について文句もあるが、それより亜弥弥姫がおとなっぽく
印象を変化させなさるなかで、以前から彼女のために創作せら
れたものを歌わないとの決定により廻ってきたとの噂にいたく
自尊心を傷つけられておられるようである。
それも年少者からこどもっぽいとされた曲が自分のところに
来たという事で・・・。
でも能天気なほど陽気な唄が売れているのは事実だから、今回は
これでもいいかと思われたそうである。
- 192 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/08/16(月) 16:29
- そんな彼女は盂蘭盆会のころになると故郷に事を想うのである。
那智は毬姫と故郷の事を語り合っては懐かしがっておられたが、
最果ての鄙なる土地なら分かるのだが、そこより通って来られる
毬姫の場合はちとおかしい気がする。
だがもう戻れない過去を想ってのこととすれば、それもわからん
でもない。
おふたりが故郷の事でしみじみさされておられたころ、内裏対抗
蹴球大会において、波浪風呂が優勝なされていた。
残念なことに乃乃姫がまったく出場なされなかったのである。
門守として一番信頼されておられた。
「口に鍵をかける」といわれる通りに、彼女がいれば一試合も負ける
ことなく、いや失点することなく完全勝利していただろうけど、
やんごとなき理由によって、紺さまが代わりに門守を務められた
のであったが、以前よりよかったようであられるが・・・
それにしてもこの度の補強においても、最強の門守の控えを見出す
事ができなかったようである。
それにしても今回の大会は、最初から波浪風呂が優勝するべく、
仕組まれていたという噂に非常に怒りを覚える。
その原因はどうも報道されかたが、あまりにも波浪風呂中心に
なされたからであると思うのである。
- 193 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/08/19(木) 16:21
- そんなことは置いといて、絢さまは蔭では女御というより命婦の
方がふさわしいと言われ続けておりましたが、御本人はまったく
気にかけておられないようでありました。
一方、葉貴命婦はこの度の『波浪風呂玉子』が31名も選出され、
はたして裏の神神はこんなに多くの面倒を看られるのであろうか
と疑問を御持ちのようでありました。
それはそれとして、田麗閣女御は後津庵御門と座談なされる予定
が、どうしたことか遊戯なされて親睦を深めることとなられる。
されど今回の事は、親密であられることが前提のはずでは?
後鎮は後輩からは慕われておられるようだが、先輩からは疎んじ
ておられるようであられる。正確には誰もがもうひとつ親密に
なれないような感じだそうです。
外から見ると亜弥弥姫のほうが、憧れてる方々が多いように思わ
れるが、どうもそうではないようです。
さてどうして後鎮と田麗がこうして二人でおられるかと考えるに、
どこか懐に入り難い所があるかなと・・・
そういえば後鎮を尊敬して止まない紺式部が何か出版されるとか
噂があるようで。安倍納言のごとく随筆なれば嬉しきしだいで
あるが、どうも愛奴留としての写真集のようだ。
そうであるなら、残念無念でつまらぬこと甚だしい。
- 194 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/08/22(日) 14:14
- 稲さまはこの頃思っておられることがあられる。
今現在、第三次波浪風呂再構築がおこなわれていると言われて
いるが、再構築とは創設だけでなく、廃棄もおこなわれるもの
である。
されば誰かが波浪風呂から脱退せねばならないだろう。
さてそれは・・・
などと考えておられるようである。
予定を立てて辞める時期を決めておられる者などいるのだろう
か・・・・・いた!
石の里なる佳{よし}は立身出世のための一段階として波浪風呂
を利用したと噂されていた。
しかしこれは特例だ。
止むおえずその選択をするものだ。
始めはうまくいくよう最善を尽くすもので・・・
いやそうでもない。そういえば、あのほとんど存在自体忘れ去ら
れた集団について、風の便りで何か耳にしたような・・・
それにしてもあの集団の名前は、何ともマガイモノぽいこと
極まりなかった。
話題づくりだけにけ結成されたと思われても・・・
などと想いにふける今日この頃でありました。
- 195 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/08/25(水) 09:40
- 村の恵まれてるの人は夏の終わりを感じておられたところ、
風の便りにて三御門が何やら期間限定の集団を結成されるとの
ことをお知りになられた。
こないだの『恵光裳荷』が殊の外よい評判であったのだろうか
とお思いになられた。
それに何やらこの度は唄を出されるとのことで、裏の神神も
銭を儲けるのに必死だなと感じておられたようである。
しかしそのようなことは、口が裂けてもおっしゃられることは
ありませんでした。
御自分達があまり貢献されておられないことを自覚しておら
れたからでありましょう。
この集団単位設立の話は、波浪風呂宮中の皆様に再構築が確実
におこなわれ、廃棄も有得る状況ということを気づかされた
のでありました。
それにしてもこの集団単位名はあまりにもけったいなので、
ここに記すことは止めておく。
- 196 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/08/28(土) 10:31
- そういえば行幸と称しては、汚駄どもから金銭を巻き上げては
波浪風呂の方々が汚駄を引き連れて旅をなされておる。
人気抜群の方々は南洋の島々へ、過去の栄光に縋る御方は隣の
国へ、人気が今一の集団は昔の本拠地や信濃の山奥とかへ
行幸なされたそうな。
旅先において写真集の撮影など経費削減などして、裏の神神は
金を稼ぐことに力を注いでいる。
挨拶計画全体が傾きだしてると言われたり、波浪風呂玉子の
面倒など不安要因をかかえているので、致し方なきことなれど
・・・
他人とはいえ妙に気にしてしまう作者であったが、やはり
汚駄のひとりとして、波浪風呂の行く末を心配しているのは
当然だと勝手に思い込んでいるのであった。
- 197 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/08/30(月) 11:39
- それにしても期間限定の最強と称せられる集団は、歳末歌唱競演
の儀に確実に三御門が出演なされるために創られたのだと言う
者がいるようだが、二年前の後松藤のように集団では出場でき
ないように思える。
それより自分のことを考えなくては、とはたと気がつかれた
雪姫は、波浪風呂の他の方々とあまり関わっておられないので、
現状の活動のままだとここから離れなければならないようになる
かもと感じておられた。
波浪風呂から離脱されて、どれだか変るだろうとお考えになられ
たが、お仕事にあまり影響がないように思われました。
しかし一緒懸命になされることに意義をお持ちでもありました。
その時前さまの御心に松さまの意識が触れたようでした。
松さまはここのところ自分だけが、真の仮須磨愛奴留と認識され
ておられました。
最初からおひとりにて奉りあげられておられ、恒常的に集団に
加わらない現在唯一の波浪風呂構成員であると密かに自慢なさ
れておられたのですが、ふと前さまもそうであられることに
気づかれて、妙に厭な気持ちになられたようで、その想いが
ここまで伝わってこられたようでありました。
- 198 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/03(金) 14:32
- 絢さまは「どうしてこうなったのだろう」と思っておいで
でした。
あの時渡米なされる美馨姫に「『常夏』のことは御心配なく」
など言ってしまって、それがどういうことだか、津運久の
耳に入り、いたく感心されてしまい、『常夏』の看板を守る
こととなってしまったのであった。
あれさえなければ、好{よし}さまと単位集団を結成して
大いに活躍していたかも、と思っておいででありましたが、
絢さまは学問を探究することに力を入れておいででしたので、
そのようには・・・
それにしても絢さまには津運久の言動に思うところがあられた。
反骨を好むがごとき発言をするのだが、左様な精神をお持ちの
福さまや彩さま・・・平さまもそうかな?などの方々は、離脱
されておられる。
訛りも善しとの発言があったものの、愛媛に対してそれに配慮
したお仕事を献上されたという話は聞かなかった。
ただかような期待をされてなかった麗さまがバリバリ訛って
おられるのは、おもしろいものだと思っておられるようでした。
- 199 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/06(月) 17:59
- さて裕さまはというと、飛脚便だか黒猫便だか〒包急便だかで、
宮中世界情報誌を取り寄せておられました。
風の便りより正確にそしてより早く知る事ができると自慢して
おられましたが、今では電子便というべき方法で、確実にそして
即座に知る事ができるのを御存知じゃないのでしょうか?
そういうことなので、この度妄結追加撰儀がおこなわれるとの
情報を公共の電波でお知りになるようなことになったので
ごさいまする。
なぜ先の波浪風呂玉子から選出されずに、再び公募撰儀をおこ
なうのであろうかと思われたが、どうも織姫と梨壷が離脱する
ことが決っており、その後すぐに藤壷や毬姫が離れるだろうと
思われていたからなのだろう。
その後に妄結の顔となるべき者が必要となり、玉子の中に
それにふさわしい者がおられなかったのだろう。
それに裏の神神の主が追加撰儀をやり続けるべきだと考えて
いるようであった。
それで実施されることになったようだが、裕さまには何とも
変なことに思われて、
「そんな金なんか朕の唄の宣伝に使うべきだ!」
とお怒りのようであられました。
太そういえば・・・松壷が「藤壷とともに歩いていきたい」と
直訴なされ続けられておられたのだが、どうもその結果が、
「おひとりでは寂しいのだろう」ということで、あの最強集団
の結成に繋がったのだろうという噂を耳にされて、やはり裏の
神神は捻くれてると叫んでおられるようである。
- 200 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/09(木) 16:09
- 汚駄の間では7回目の妄結撰儀ということで、七名選ばれると
いう虚言が流布せられているようであるが、白湯院女御には
そんなことより御自分のかわいらしさのほうが重要であられ
ました。
亀壷女御から「絵里の方が小さい分かわいらしさが増加して
いる」とおっしゃられたのを気にしておられた。
ただ知真門中宮が「提泥辺亜{テディーベア}の縫包{ぬいぐ
るみ}は大きい方がかわいいよ」などとおっしゃっておられて
いたので、大きさとかわいらしさには関係ないと信じておら
れました。
背が伸びてるのは気にかけておられましたので、たまたま
近くにおられた嗣桃館、夏雅殿{かがでん}、舞波{マッハ}丸、
矢舞亭の四女御や中早苑更衣などに御自分が一番かわいい
ことを確認しておられましたが、五名の方々は否定などできる
はずもないので、お応えはすでに決っておられたわけだ。
- 201 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/09(木) 16:19
- それにしてもかわいらしさは人それぞれであり、白湯院に
とってかわいらしさの究極は、他の者には指一本触らせない、
そして我が手でメチャクチャにしてしまいたい存在であり、
亀壷にとっては、清く正しく美く感じられて、誰もが触る事
のできない魅力を持ったものであった。
それはある読者が「このごろの飼育では袖を濡らす小説が
ないね」と言っている意味を取り違えているのと同じ事かも
しれない。
手に汗握る状況、つまり手の汗で袖が濡れるということか?
それとも袖でどこかを拭うことで濡れてしまったということか?
でも水をこぼして、あわてて袖で拭いたということではない。
普通は顔に持っていき、涙を拭ったのである。
でもここでは小説の内容に思わずへその下に手が逝ってしまい、
その結果袖が濡れてしまったということである。
- 202 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/11(土) 15:22
- それはそれとして、今年も波浪風呂大運動会体育大祭がまもなく
とりおこなわれるわけで、その概要が発表された。
その内容を稲さまと前さまはお知りになられて、白青両軍の主将が
裕さまと圭さまであられることに考え込むところがあった。
裕さまはいいとして、圭さまより御自分のほうが相応しいように
思っておいでであられました。
そしてそうでないという現実を直視なされて思われることは、波浪
風呂卒業がいつあってもおかしくないと感じられることでした。
しかし御本人自体はそのことをあまり考えないようにしておられる
ようでありました。
- 203 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/11(土) 15:24
- 熊壷女御は飼育名作倉庫をさまよっておられました。
確かに看板に偽りありという感はあるし、尻切れトンボは飛び
回っているのであるが、その中に幼げで初々しい文章を目にされた。
ただそこには嵐が吹き荒れている。
幼子が書いた物に対して、大のオトナが容赦なく叩いているのを
見て、背筋がぞっとして、こやつらは小さい時があったことを
忘れてしまったのかと怒鳴りたい気分である。
しかしガキの来るところじゃないかもしれない。
というか、まともな人間の創造した場所じゃない。
メルアドを記入するところに、age、sage、ochiと半角指定で
指示したり(だいたいsageなんてagenaiじゃない?)
あとは「ストックにためてからまとめて書け」にたいする反論
とかいろいろあるけど・・・
案内を見なければ、自由にカキコできないなんて変だと気づか
なくてはね。
- 204 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/11(土) 15:26
-
ふと熊さまは宮中での自分達と同じようだと思われた。
年齢に関わらず要求されることは同じなのに、待遇とか対応は
えらい違うのはなぜ?・・・
裕さまなどが奉りあげられた当初は、ひどい扱いをされたという
話が漂っているようですけどね。
それに斉の瞳姫、谷の雅王、村さま、柴さまの四名は、御息所に
なされてしまわれたようですしね。
- 205 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/14(火) 16:34
- このところ津運久の発表が続いて、また何か驚くべきことを
言うのだろうと期待してしまうけど、そんなことが続く訳が
ない。そうするとつまらない。
岡さまこと千聖人は、ふと美人局{うつくしうどのつぼね}の
ことが頭に浮んだのであられた。
公式的なものではないのだが、宮中において美しく賢くかわい
らしい女官に対して、勝手に称しているものであった。
そのように呼ばれたのは、那智、美貴帝、木村麻美人、希望
美人、紺美人、斎の美宇姫、白湯院、矢舞美人、徳な千美人
だったかな、でもこれには自称も含まれてるな、などと思い
浮べておられたようでした。
そんな折に御簾の内より歌の書かれた短冊を見つけなされた。
そこには、
小弓{さゆみ}ひく 舞見るちなみの 松浦に
みよしと言えど 唯めぐみし誠
直訳すると
小さな弓をひく舞を見ることに因んで、松浦で見てもよいと
言うから、唯一恵まれてた真実なのかな
みたいになるが、隠れたい意味は、
白湯院をつれて舞美人と千美人は、松壷に好さまをどう
なさいますかと尋ねると、唯さまやめぐみし人や琴さま
もそうであられた
ということのようだ。
さておかしなこともあるものだ。
年上の者が年下の者に引張られて行ったり、新参者を例に
たとえられるとは、いかなることであろうか?
かように思われたようですが、たわむれに亀さまあたりが
書かれた物でありましょう。
- 206 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/14(火) 16:36
- ある時余興として狂言をする。題は『黒子無{ほくろなし}』という。
【第一幕】
能舞台の上手より一人の女が現れる。
( `∀´) < あゝこれでは仕事に間に合わぬ。それにしても、けふの顔は何処か妙なり。
舞台を急ぎ足にて二周廻る。
警備服に腕章といふいでたちの男(後津庵)に呼びとめらる。
( `.Д´) < 失礼ながら、ここから先は関係ならぬものは通ることまかりならん。
( `∀´) < 私は保圭なるぞ。これから番組の収録が有るのだ。関係ないとは何事か。
( `.Д´) < しかし、そちは保圭ではないやうだが。
( `∀´) < 失礼なこと。私の顔をよく見るがいい。誰が見ても保圭なるぞ。
男は、しばし保圭の顔を睨みつつ黙る。
( `.Д´) < 成る程、確かにやうく見ると保圭の顔だ。見れば見るほど保圭ではないか。
( `∀´) < ならば私がここを通ること邪魔できぬはず。仕事に遅れたらだうするのだ。
( `.Д´) < むゝ、これは妙なことだ。なぜこの保圭の顔を一目見て私は分からなかつたのだらうか。
( `∀´) < やい、やい、こん畜生。いいから私を早く通せ。
舞台を急ぎ足にて廻りながら
( `∀´) < ははあ、これは私が見紛うほどの美人になりたるゆえ人が混乱してゐるのだらう。
と下手から消える。
- 207 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/14(火) 16:42
- 【第二幕】
舞台を急ぎ足にて上手より現れる。
( `∀´) < 皆と仕事をするのは久しぶりであるなあ。
上段にモーニング娘様、下段に保圭閣様と書かれた貼紙が貼りたる机帳の前に着く。
( `∀´) < やあ皆、久しぶり。美しく生まれ変わりたる保圭なるぞ。
∬´◇`∬ < やゝ、これはおかしな人が入ってきた。
从 ^◇^) < 部外者は帰るのだ。
|( ゚〜゚ )| < 二位豆、マネージャーを呼んでこい。珍妙な人が珍入してゐると云へ。
§・e・§ < はい。直ぐに呼んできます。
( `∀´) < ちよつと、おまへたち冗談にも程があるということを知らぬのか。
(^:〜.^) < 私達はおまへを知らぬ。
( `∀´) < 私は保圭であるぞ。忘れたとは薄情ではないか。
川VvV从 < 下の子どもが怖がるゆえ帰られよ。圭さまとはそのような顔ではないぞ。
( `∀´) < えゝい、よく見よ。私が保田でなくて誰が保田であるか。
从^▽^从 < なるほどこれはよく見ると圭さまではあるまいか。
|( ゚〜゚ )| < 梨の華なにを云つてゐる。これは圭さまではない。気狂いであるぞ。
( `∀´) < 気狂いなどであるものか。そちもよく見るのだ。
|( ゚〜゚ )| < なるほどこれは圭さまである。気狂いではなく圭さまではないか。
川VvV从 < そちこそが気が狂ったか。これは圭さまではない。物の怪の類であるぞ。
( `∀´) < いい加減気づかれよ。私は保田であると申しておろう。
川VvV从 < なるほどこれは圭さまの顔ではあるまいか。物の怪ではなく圭さまに相違ない。
( `∀´) < まったくなぜに皆分からぬのか。
川o・-・) < 圭さまには黒子が顎にあろう。この圭さまにはそれが見当たらぬ。
(^:〜.^) < そうか。それで直ぐには分からぬものだ。
川 ’ー’川 < 成る程。さういうことであったか。
∬´◇`∬ < 成る程。それならば安心である。
- 208 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/14(火) 16:44
- §・e・§ < それよりも困ったことに、下の子らが驚きてさきほどから泣いておる。
川*^ー^ノ| < わあゝん。
从o・ 。・) < わあゝん。
从 ´ ヮ`) < うおゝん。
( `∀´) < おまへたち、私を見て泣くやつがあるか。
川o・-・) < やあ、これは困った。さらに激しく泣いておるぞ。
从^▽^从 < しかしなぜに圭さまの黒子が無くなったのであらうか。
( `∀´) < 心当たりなぞない。今朝、目覚めたら既になくなったやうである。
川VvV从 < 無くなった黒子は何処へ行ったのであらうか。
( `∀´) < それは私も甚だ疑問であるところよ。
そこに上手よりえーでーが入ってくる。
(*'ー'*)< 私はえーでーの那智である。失礼する。保圭殿、先にピンで録りを頼むとのことである。
( `∀´) < 分かったぞ。
(*'ー'*)< おまへは誰だ。
( `∀´) < 保田である。黒子がないが、私は保田であるぞ。
(*'ー'*)< あゝ、これは失礼であった。しかし黒子がないとは奇怪な。さては罰でも当たったか。
( `∀´) < こんな馬鹿げた罰があるものか。だいいち私は罰など当たることはしておらん。
(*'ー'*)< まあよい。兎に角、来て頂こう。収録の前に皆に説明せねば誰も圭さまであると気づかぬであろうから。
上手より二人は舞台を去る。去り際に保田は机帳に貼ってある張り紙を再び見る。
( `∀´) < むゝ、これは一体だういうことだ。よく見ると「モーニング娘。」の名前が「モーニング娘.」になってゐる。これは一体だういうことだ。これはもしかして、私の黒子ではないのか。
- 209 名前:続新波浪風呂童女紀鏡 投稿日:2004/09/14(火) 16:45
- 【第三幕】
しばらくして保圭が再び戻ってくる。
( `∀´) < 撮影を終えたるぞ。おや、娘達はなにやら血相を変えているやうだが。
从^▽^从 < 圭さま、撮影を終えたるや。大変ですぞ。
( `∀´) < おまへたち、この楽屋の張り紙を見たか。
从 ^◇^) < 分かつている。今、携帯でインターネットを見てみたら、私たちの名前が、何処を見ても「モーニング娘.」になりてゐる。新聞のテレビ欄もさうでなり。他にも色々調べたが、私たちの名前はすべて「モーニング娘.」に取って代わられてたやうであるぞ。
( `∀´) < あゝ、私の黒子がそんなところにまでいったのか。私の黒子が変えてしもうたのか。
|( ゚〜゚ )| < これは圭さまに悪いことをしたのかもしれぬ。
( `∀´) < そちはなにか心当たりがあるのか。
|( ゚〜゚ )| < いつであるか忘れたが、メンバーの皆で話をしたことがある。まだ圭さまがいてくれたらいいのにと。どんな形であつても、圭さまがいてくれれば心強いのにと。
( `∀´) < おまへたち・・・。
保圭、顔を伏せて泣く。
|( ゚〜゚ )| < 私たちの願いが、このやうな形で叶ってしもうたのかもしれぬ。圭さまの黒子だけが私たちと一緒になりたるのだ。望んだ形ではあらぬが、これは私たちの願いであるぞ。
( `∀´) < ありがたう。私は嬉しいぞ。おまへたちがそこまで私を思っていてくれたとは。この保田、嬉しいぞ。たとえ黒子だけであっても、私はいつまでも一緒だ。いつまでも「モーニング娘.」なのだ。
|( ゚〜゚ )| < されど、私たちはこんな名前は嫌なのだ。黒子が一緒だなどと考えると気持ちが悪いのだ。
( `∀´) < この期に及んでなにを云ふのか。私の黒子はどうなるのか。
|( ゚〜゚ )| < 必要がないゆえ、改名するしかないであろう。
( `∀´) < ならば私の黒子を返せ。私の黒子を返せ。すぐに私の黒子を返すのだ。
保圭は泣きながら、下手より去る。
- 210 名前:模倣作家 投稿日:2004/09/14(火) 16:47
- >>206-209 はmseek森板倉庫の「ジョギング」内
「黒子無」がおもしろかったので、拝借して狂言に
してみました。
無断使用は問題ありなんですが、無能なヤシだから
許してください。
- 211 名前:模倣作家 投稿日:2004/09/17(金) 16:10
- 調子が乗らないのはなぜ?
・・・・・
気分をすこしだけ変えたくなったので、
副題を追加してみました。
- 212 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/09/17(金) 16:12
- 裕さまと圭さまそして飯さまは、とある場所にて飲明かして
おられました。
昔はああだった、こうだったと話しておられて、彼女らが
奉りあげられた当初の話になりました。
「あのころは粗雑に扱われた」とか
「訳の分からぬことで叱責されてた」とか
「仲間同士ギスギスしてた」とか
「他の者との不毛な競争をさせられた」とか
まだ挨拶計画(波浪風呂)ができる前の話をなされておられ
ましたが、どうしたことか平家の姫君のことは、まったく
触れることはありませんでした。
その当時の確執が思い出されて、その後味の悪さから口に
出すのが憚られたからでしょう。
『恋愛機械』の前はすさんだ辛い日々ばかりだったことを
確認しあって、それが福神飛鳥殿の離脱の一因になったの
かなと思い巡らしておられたようです。
裏の神神に対する不信や不満の原点がそこにあったようです。
- 213 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/09/20(月) 13:27
- 清紀楼や絢園{あやぞの}などは、美勇伝の新曲を御覧に
なられて、御三人が等しく独唱なされておられるようで、
経験の差が反映されていないのはどういうことだと思われ
ておられたようである。
そんな中、鈴愛園女御はある情報の真偽を確かめるため、
宮中にて探られておられたが、年増の方々は口を堅く閉ざ
されたままのようでした。
今回の妄結追加の儀にて、十五童子の中から選ばれずに、
波浪風呂玉子から選ばれるということについて尋ねられた
のであったが、かようなことは微妙な問題を含んでおられる
ので、誰も自分の意見を明らかにされないようでした。
川琴荘女御だけが「その情報通りの可能性が高いね」と
おっしゃられただけでした。
- 214 名前:模倣作家 投稿日:2004/09/21(火) 14:16
- 少し行き詰っておりますので、ここらで『続篇好色童女連紀』
以降どう呼ばれてきたか顔文字とともに、登場人物紹介みたい
なものをやります。
但し顔文字の収集が不十分なので、間違いなどありましたら
どんどん指摘してください。
(0―0ヽ):津運久
从#~∀~#从:裕さま、中つ澤の裕殿
( `ш´):稲さま、稲の葉貴妃、葉貴命婦
( ` ◇´):平さま、平家の姫君
(丼`ー´):前田雪丼、前さま、雪姫
(o⌒e⌒o):石の里なる佳{よし}
( `.∀´):圭の宮、圭さま、保圭閣
|( ゚〜゚ )|:織姫、飯さま、女の長{めのおさ}
(*'ー'*):安倍那智麿、那智御門、那智の君、安倍納言
(-〇Δ〇):村の恵まれてる人、村さま
(0⌒ v.⌒0):斉の瞳姫
( `_´):大谷の雅王君
从 ^◇^):知さま、毬姫、知真門中宮
ヽ^∀^ノ:市さま
(“.∀“):絢さま、絢園{あやぞの}
(“∀“) :味荷裳似の王である美馨姫
川σ_σ||:柴さま
( 0゚v゚0):木村麻美人、木村麻呂
(=⌒_ゝ⌒=):里だ舞姫
从^▽^从 :梨の華の精、梨壷中宮、梨さま
从σ刄ミ川:好みの襟姫、梨香舎更衣
从^v^从:藤壷中宮、藤さま、美貴帝
( `.Д´):後宮御門、後津庵御門、後鎮
人`・´人:松壷御門、浦の神亜弥弥姫、松さま
(^:〜.^):吉四位、吉さま
(。^^。):斎の美しき海、斎の美宇姫
∬ユ´v`イ∬:岡の唯なる人、唯さま
( ´D`):辻堂女御→辻堂中宮、乃乃姫、辻さま、乃乃中宮、希望美人
( ´д`):加護院女御→加護院中宮、亜依姫、カロさま、亜依盆中宮
- 215 名前:模倣作家 投稿日:2004/09/21(火) 14:18
- 川 ’ー’川:高き橋の愛媛
川o・-・) :紺さま、紺の君、紺式部、紺美人
∬´◇`∬:琴さま、小川麻呂、川琴荘女御
§・e・§:垣さま、御豆様、二位豆姫
ノノ*^ー^):亀さま、亀井殿更衣→亀壷女御
从o・ 。・):重さま、白湯院更衣→白湯院女御
从`,_っ´) :田の麗さま、麗皇、田麗奈者、田麗閣女御
册゜ш゜」:梅さま、梅壷
W¨∀¨):ヤジさま、矢の舞美人、矢舞亭女御
ル ’‐’リ :桃さま、嗣さま、嗣桃館女御
川´・_・`川:清さま、『辺利頭工房』の頭領清水の咲姫、清紀楼
H:ρvρ):上{かみ}さま、村を愛{め}でる者
V‐Д‐):徳な千美人
ノノl∂_∂'ル:夏焼宮{なつやきのみーや}、焼さま、夏雅殿{かがでん}、
从o゚ー゚从 :須さま
川WпW):舞波{マッハ}丸
册`∪´」:中なる島の先の君、中早苑更衣
洲`!´):鈴愛、鈴さま、愛の理{ことわり}、鈴愛園女御
川刀O∇^刀F熊さま、熊壷女御
州*‘ o‘リ :菅さま、菅公
リ・一・リ:千聖人、岡さま、聖さま、岡井戸殿
(o・D・):萩さま、萩舞人、舞童女、萩壷更衣
- 216 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/09/27(月) 15:56
- 裕さまは雪丼が新曲を出されると聞いた。
こないだ御自分が出された時のように、他の波浪風呂面場の
新曲と重なることがなかったことをお知りになり、これは
やはり背後に歌謡界の首領{どん}がいるからであろうかと
思われたようでした。
村さまあたりは曲の題名についていろいろ勝手に批評して
おられたが、そんなことより自分達のことを考えたほうが
よいのでは?
それにしても圭さまや藤さまがそれぞれ独唱にて新曲を出さ
れるとの噂があることを耳にされて、これが自分に有利に
働くのか、考えておられるようでありました。
しかし真偽が定かでないので、考えても無駄だと思われて、
イヌコロと戯れることになされたようです。
- 217 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/10/01(金) 16:36
- 『美勇伝』の新曲は殊の外好調な売上げで、梨壷は御自分の
才能の素晴らしさに満足げであられましたが、後鎮などは
「最初はよくても、段々すぼんでしまうかも」
などと思われておられるようでした。
されど『美勇伝』の冠番組が始まるということで、ますます
梨壷は有頂天になられておられるようでありました。
さて仲良しによるおしゃべり番組も最終局面になったけど、
松壷と藤壷、ふたりそろっての御出演がなかったのであり
ました。
これは藤壷の急病のためとされてるようだが・・・
噂によると松壷とふたりで出ると、自分がつけたしのおまけ
のような感じになっていたので、それが嫌で仮病を使ったのだ
と言われている。
松壷は相手が藤壷でなくても、誰でもかまわないのに、収録
自体がなくなるとは・・・、どういうことだと想っておられた
そうだとか。
しかし本当のことは第三者には分からぬことでありました。
- 218 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/10/04(月) 16:41
- 何やらあの三御門の単位は恋愛戦隊とか称しながら、
信号色の制服を着て暴れまわられるようだ。
だが松壷は御自分の新曲が間近にだされるので、
こちらの方に心が逝っちゃてるみたいです。
それに『駄振憂』も気合いを入れて、これまで通りの
路線で新曲を出されるようだし、どうなんだろう?
それよりM飼育のゴミ箱が気になってる。
http://m-seek.net/cgi-bin/tr/index2.html
・・・・・
- 219 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/10/04(月) 16:43
- よっしぃーがお豆にアタックする
はあとはあと
走れえ===あさみ
エロエロいしよし
夢、希望、そしてあなた。
夢と現実
あなたと恋に落ちる
夢を追い続けたい・・・。あなたのために
私の大好きな王子様はいつも変なことをしているんだけど
私はそんな王子が大好きなの
いつか聞かせて
・・・・・
本当のゴミ達が口々に叫んでいる中に、沈黙している宝が
眠っている。
どうしてこれらは倉庫に逝かずに、こんなところにいるの
だろうか?
作者はただ訳もなく涙をこぼしているのであった。
- 220 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/10/06(水) 15:17
- でも作者が悲しんでいるのは、美貴帝のことであった。
出現なされた時には、五年後くらいには亜弥姫より輝く巨星と
なられるだろうと想ったのだが、今では集団に埋没されて
しまっている。
さて話はM飼育に戻って、誰かが面白いがあるなら、面黒い、
面赤い、面青い、面黄色い、面茶色いもあるのではとか、さらに
面白さから面黒さや面赤さ、面青さはありえるけど、面黄色さ
などありえないなどと考えておられたことを記述したけれど、
それに対応してM飼育には、白板、赤板、青板、緑板、紫板、
金板、銀板など色々あるわけで、なぜか和的に花板、風板、雪板、
月板が、さらには無粋にも空板、海板、森板、固板があったりする。
そして茶番じゃないのだが、こないだは黒板まで見つけてしまった。
- 221 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/10/06(水) 15:19
- そこはこの電脳仮想世界では異端の男がらみであるのだが、
砂利図の出現は厳禁だという。
現実、砂利図汚駄は歴史があり、巨大な集団である。
電脳仮想界への進出は遅れているとはいえ、ここでも多数を
占めているだろうことは想像できる。
弩素人でさえ波乗りしてここにやって来るかもしれないし、
来たら大嵐になるからね。などと案内してどうするんだ!
作者が分裂気味なら、波浪風呂も分裂してやるらしい。
年始に紅組と白組に分れてやるらしいのだが、人気に大きな
差があると思うのだが・・・
紅組には妄結と松壷がいるから、白組に那智や後鎮それに
若くて意気のいい二単位がいるとはいえ、見劣りすると思うよ、
人数的にも。
- 222 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/10/09(土) 16:14
- 村さまは裕さまをやり込めようと考えなされて、その機会を
待たれた。
その時が来て、裕さまに問われるに
「あなたの出身地は丹波であられるが、その昔分割して丹後と
分れた後も丹前とならず、以前と同じ名前であるのは、いかなる
ことであろうか?
たとえば筑紫は分割して筑前と筑後となり、吉備は備前、備中、
備後となったというのに。」
これに対して裕さまが言うことには
「ならばあなたの出身地の陸前は、その昔陸奥と呼ばれていたが、
分割して陸前、陸中、そして陸後となるべきところが陸奥のまま
であるのは、どういうことだ?」
と逆に質問される。
村さまはそれに答えて言うことには
「陸奥はもともと「みちのく」と呼ばれていたのが、分割後には
「むつ」と呼ぶようになった。それゆえ変化したといえる。
それに「奥」と「後」は同義語であるからおかしくない。」
これにはさすがの裕さまも言い返すことができなかった。
- 223 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/10/19(火) 18:03
- 後津庵と那智はふたり顔を見合わせて、どうしてこうなるのだろうと
ぼやいておいででした。
というのも亜弥弥姫は御自分の新曲をお出しになられて、渡良瀬橋に
行かれてしまい、恋愛戦隊も事実上終了してしまった。
これでは有効期限内に消滅したも同然である。
それにしてもこの新曲も津運久の手によるものでなく、才能も枯れ果て
たのかと噂されていた。
だから那智や女論の曲も今後外注だか表装にするのでは、と噂になる
のかも・・・
それでも妄結関係はこれからも書き続けるだろう、
などといいかげんに想っている作者は、ここで筆が止まったまま、
動くことができなくなった。
どう進めたらよいのかわからなくなって、世界的電子網の波間を漂って
情報を得ようとするものの、彼の機械は旧式の上操作が未熟なもので、
まったく成果が上がらなかった。
それでも印刷機の広告からして、松壷の軍門に妄結が下ったことは
わかる。それは波浪風呂の中心から妄結が外れたということである。
それはそうだろう、那智が抜け、乃乃姫と亜依姫が抜け、さらには
織姫や梨の華の精もまもなく抜けるのだから・・・
それでも妄結は輝き続けると信じるけどね。
- 224 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/10/25(月) 14:44
- それにしても松壷は渡良瀬橋にいらっしゃられたはずなのだが、
どうも辺境の足利の地に足を向けられることはなく、宮中近くの
趣のある橋を勝手に渡良瀬橋に見たてられたようでありまする。
このことを後津庵や那智がお知りになられたら、どうお思いになら
れるのでありましょうや?
さて松壷のこの行動は藤壷の御意見に従われてなされたという話を
耳にした。
藤壷は人にうまく取り入りなされるので、大きな敵がおできになら
れなかった。そしていろんな御方から情報が入るので、松壷などは
藤壷の意見を参考になされるのであられた。
そういう藤壷に反感を持つ吉四位は歌舞踏公演の談笑の時間に藤壷が
とちったようなことを装うこともあられたようだが、とちることが
珍しくない公演であられるし、吉四位がそういうことを意図して
なされるように思われてなかったので、今のところ問題になって
ないようである。
でもこんなことに頭を使うのは問題なわけで、女論の四人衆のように
「なぞなぞ」を出し合って、知的向上を計って欲しいものである。
- 225 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/10/28(木) 16:13
- そういう女論の新曲はどうなんだろうと疑問を感じるもので
あるが、辺利頭工房の新曲は、前作の売上不振を受けて、
背伸び路線になったようだが、何かに呪縛されてるように
感じるのは、気の性だろうか。
そういえば妄結の新曲は、曲調をがらりと変えてるようだが、
うまくいくのだろうか。
それにひきかえ後津庵のは、あまり変わり映えがしないように
思うのは、誰かが音痴のためなのだろうか。
それはそうとして、ある言問い比べの番組にて妄結の四期代表
として吉四位、五期代表として紺の君、六期代表として美貴帝が
参加なされて、老兵どもと競われた。
紺さまは根が正直なためか早々に脱落、藤さまは言動をうまく
装ったつもりが警戒されて脱落、吉さまも智識の少なさが露見して
ついに脱落されてしまう。
結局老練な翁にはかなわないのである。そしてこの経験が彼女達の
今後の活動に生かされるか、誰も知らない。
- 226 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/11/03(水) 16:51
- 毎年恒例になっていることは、やり続けることが大事ということか、
全体混成単位の儀をおこなうことになったようである。
今回は46名全員で波浪風呂全星集団(HPオールスターズ)と称して
とりおこなうとのことである。
しかしなぜこの時期にと思ってしまう。
そんなこんながある中で、とある閑人の意見を耳にした。
妄結の中で橋の愛媛の影響力が衰えているというのだ。
魅力も低下してきているのだ。
なまりがいいとか言っても、麗さまほどではないし、歌舞でもこの頃
充分に才能が発揮できてないようだし・・・
それに対して影響力を増しているのは紺さまだろうか。
尾張豊田での波浪風呂大運動会体育大祭に持久走があるのも、彼女の
意向が反映されたものらしい。
- 227 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/11/09(火) 22:02
- もう一度ゆるりと新曲の内容を考えるに、松壷のはもう少し
人生経験を重ねからでないと共感を得られないかと思う。
逆に辺利頭の『恋の呪縛』とやらは、題名はすごいが、歌の
内容は今時の学校って感じかな?
それにしても松壷の一人勝ち状態は、甚だしいこと、筆舌に
つき難い。
このことで波浪風呂の内で調和が乱れるのでは、と心配して
いるところである。
- 228 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/11/14(日) 16:46
- 妄結といえば卒業がつきものになっているが、これを段階の
ひとつと考えておられる御方と卒業ということはできるだけ
考えずにやっていこうとなされる御方がおられるようである。
飯さまは趣味を活かした仕事をなさりたくて、卒業を願って
おられたようで、それが決定するまで我侭な要望などなされて
いたようであられるが、決定されてからはそのようなことも
ないようであられます。
知さまは妄結に所属しながら個人での仕事をいろいろなさって
いるこの状況が永く続くことを望んでおいででしたが、それが
無理だろうことは、感じでおいででした。
- 229 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/11/14(日) 16:48
- 飯さまや梨壷が卒業なされた後の妄結の中心は誰になるので
ありましょうや?
しばらくは知さまや藤壷になられるのであろうが、近い将来に
卒業なされるだろうから、その後は吉さまあたりになられる
のであろう。
以前なら愛媛の名が挙がるところであるが、最近は紺さまの
評価が非常に高くなっておいでです。
さてまもなく波浪風呂大運動会体育大祭でありますが、今回
初めて尾張の地でも執り行われるということで、宣伝も兼ねた
蹴球大会がおこなわれた。
そこにおいて波浪風呂玉子の是さまこと美記所の側嬬の大活躍
によって、ようやく優勝なされたということをちいと古い話で
あるが、ここに記しておかねばなるまい。
- 230 名前:模倣作家 投稿日:2004/11/21(日) 18:06
- これからはageて逝くことにしました。
- 231 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/11/21(日) 18:07
- その波浪風呂大運動会体育大祭において矢舞亭は素晴らしき
活躍をなされた。
千5百b持久走においては、最初から先頭に立ち、初め抑え
気味の紺さまが中盤追い上げて一度先頭を奪うものの、
追い抜いてそのまま走り抜けて優勝なされる。
六十bでも辻堂や里舞房を抑えて、圧倒的な速さで勝つ。
そのうえ若人の蹴球紅白戦においても唯一得点を挙げるなど、
彼女のための大会という感じである。
これによって埼玉での波浪風呂大運動会体育大祭の競技内容が
変るのでは、という噂が出るほどであった。
それにしても完璧な自信をもって臨んだ持久走に敗れた紺さまは、
ひどく落ち込まれるとともに若き者の急成長に驚きなされた。
平静を装っておられたが、辻さまはそれ以上に落ち込まれたようで
あられた。
- 232 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/11/28(日) 19:25
- 村愛寮女御と聖さまとよばれし岡井戸の千聖人はある時
お会いなされて、今後波浪風呂がどのように変っていくの
だろうかと話しておられましたが、まったくわからず不安
だけが残ったようであられます。
でももっと不安を感じておられたのは後津庵であられました。
どうも裏の神神は松壷にのみ力を入れていて、御自分の事は
おざなりになっているように思っておいでであられた。
汚駄どももこのごろ辺利頭とか美勇伝とかに力を入れ過ぎてると
うわさしておるようです。
- 233 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/28(日) 19:26
- 歳末紅白歌謡競演に、妄結と駄振憂、そしてあの三御門の単位が
出演なされることになったようでありまする。
噂によると今年は二枠しか獲得できなかったのであるが、妄結と
駄振憂で一曲ということで、後のひとつをあの期間限定の三御門
の単位にしたのだとさ。
しかし波浪風呂全星集団として御子様時間帯に出演して、さっさと
退散して、年長者の方々はその後年越公演をするという、守銭奴の
裏の神神ならありえそうな話も流布しておった。
でもやはり妄結の名が、歴史の記録に残らないことに高慢な妄結OGが
嫌って、このようになったという噂も耳にしたりする。
それにしても古からの汚駄どもがうれいているように「後光射す真の輝き」が
播磨の猿諦侯の前に屈している状況は耐えられないと感じているので
あるが、どれだけの者に理解されるのであろう。
相手は乙名とか年寄とかという者に取り入るのが得意で、それを後押し
する蝦夷の臍からの使者はそれ以上に得意なので、企画の段階で敵わない
わけで、このような仕掛に影響される一般群集によって人気が左右される
のだからたまらないと真の汚駄は申しておりました。
室蘭の星については、若いふたりと同じ土俵に立っていては今後ジリ損に
なる確率が高いことは御承知なので、御自分の道を歩んでいけばよかろう
と思う次第です。
- 234 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/11/28(日) 19:30
- それから遅れ馳せながら紺さまが御息所に昇格なされたことを記して
おかねばなるまい。
それにしてもこのごろ裏の神神は急に評価しだしたのか、遠くから
見てるだけの貧しき汚駄には、わからぬことでありまする。
そしてこのところ人気低落の女論の御四人は、この低迷を打開する
ため話合われて、瞳姫、村さま、谷の雅王が命婦の末席に座する
ことに甘んじるかわりに、柴さまを中宮に復帰なされることが
できるように、関係各位に交渉なされて、どうにか目的を達する
ことがおできになられたようでありまする。
- 235 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/12/04(土) 13:33
- 人気に蔭りのでてきた那智は、過去の歌会にてお詠みになられ
記録に残された詩歌が盗作だという噂が広まり、宮中関係者が
調べたところ、那智は認識不足で盗作したと判断されたようである。
御本人は「本歌どりのつもりで、いい詩歌をまねて創って発表
してしまった」みたいなことをおっしゃっておられたようです。
まったく弱り目にたたり目ということでありましょう。
各方面から批判にさらされて、歳末歌謡競演を辞退なされ、
さらにはしばらく蟄居せられるようで、どうも松壷と後津庵は
駄振憂と組んで歌われるのでは、という情報が流れているよう
であるがさて・・・
この問題の原因は那智が自作自演をめざし焦り過ぎたからでは、
と噂されている。
そして詩歌の師匠ともいうべき津運久が、何の咎めも受けて
いないのは、おかしいという声が出ている。
しかしこのことがこの時期にでてきたことに、何らかの陰謀が
あるのでは、と感じるのである。
- 236 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/12/12(日) 17:07
- どうも歳末歌謡競演の件は、辻さまと加さまが関係各位に
交渉なされたようだが、それより先に後鎮と松壷がふたり
だけでやれるようにいろいろ手を廻したようで、駄振憂は
妄結と一緒という当初の予定通りになるようでありまする。
その話を聞いて、めだつチャンスを逃したとさぞや悔し
がってるだろうと思っておられる圭さまであられた。
- 237 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/12/12(日) 17:08
- さて埼玉での波浪風呂大運動会体育大祭でありまするが、
騎馬戦は回を重ねるごとに守備を固める方が勝てるという
ことで、前回の尾張よりさらに守り重視になってつまらんと
いう声もある。
そんな中今回おこなわれた大将戦において、勇猛果敢な青軍
の裕さまは、策士なれど実戦は?白軍の圭さまに圧倒的に
攻めなされたが、白軍馬役の琴さまの馬力に押されて、馬上の
騎士の猛攻むなしく敗れたそうでありまする。
やはり優駿こそが勝利の鍵でありましょうや。
今回一番活躍されたのは藤壷であられた。
高跳び箱でひとり12段まで跳ばれたことが評価されたのだろう。
矢舞亭は豊田に引続き60b走で優勝なされて、辻堂を悔しがら
せたことは、書くまでもないが記しておく。
それにしても60b走の上位の御三方は御褒美として混合大リレー
で二回走れなされたのだが、何か得した感じでないので、どう
なんだろうと考え込む里舞房であられた。
- 238 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/12/26(日) 14:49
- 蟄居させられし那智の君は、裏の神神から今後創作活動を
やらないようにと言い渡されたとの噂が流れ、それをお聴きに
なられた裕さまは、その真偽を確かめようとなされるものの、
わからぬようであられた。
しかしながら以前自作自演を目指されていた一位の君が、作品の
出来が悪いと酷評されて、そのためかこの世界から退かれたことを
御存知であられたから、今回もそういうことがあって、ついつい
那智が他人の作品を登用されたのでは、と思われておられた。
それに妹の麻民はすでに自作自演をなされていて、焦りもあられた
のでありましょうや。
そういう失意の那智に創作活動をするなと申すは、無能の烙印を押す
ようなものだとお怒りであられました。
そんな那智の夢の中に救い主が現われて語られるには、
『御前が人に勇気と希望を与えるために、自作自演に心血を注いでいた
ことは、痛いほどよく分かる。
でも言っておく、御前がいなくとも、勇気と希望を与え続けることの
できる者は、星の数ほどいるのだ。
しかしめげるでない。ほんのわずかな数でも、御前でしか救う事のでき
ない者がいるはずである。
その人のために続けるがよい。』
これで将来に希望を持てたかどうかは、定かでない。
- 239 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/12/26(日) 14:50
- 好さまはこのごろ不安を覚えることがあられた。
微誘電の新曲が梅の華の咲く頃になるというのは、どういうことだろうと
想っておいででした。
波浪風呂一推しの集団だといわれているのに、どえらい間が開いている
のは、いかがなものであろうか。
梨壷は妄結の活動が忙しく、唯さまはずっとボーとしておいでで、よけい
不安が増しておいでのようである。
それはそれとして、このごろの電脳仮想世界網において、消防のごとき
幼子に対する攻撃が目につくことに嘆いている人がおって、つたなき
文章に対するひどい非難を浴びせることに怒っておるのである。
ここは言葉の戦場であるから、弱いところを攻めるのは、あたりまえだろう。
でも老練な長老を倒してこそ勇者であろう。
無知無能なオバカサンが経験豊富な御老体を打ち負かすのを、草葉の陰
から観て喜んでいる『活きとし逝ける者』のために無謀な挑戦をして
もらいたいものである。
- 240 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2004/12/29(水) 15:47
- 保圭塔命婦がこの一年を振返られて気がかりなことは、那智の
盗作問題のことであられた。
一部で噂されていることは、誠であろうかと考えておられた。
この世界の御大に後見されておられる前有舗命婦が波浪風呂に
存在しておられることを那智は快く想っておられず、裏工作を
なされて追い出そうとして、逆襲を受けなされたというのである。
確かに前有舗が波浪風呂の行事にあまり参加なされないことに不信
を持っておられる方々は少なくない。
波浪風呂の一員と認めておられぬ御方もいる。
しかし追放しようという動きなどあるはずないと思っておられた。
それゆえ別の大きな陰謀があると感じておられるようである。
- 241 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/01/09(日) 16:55
- 新春の顔見せにて、飯さまと絢さまは命婦に、琴さまと垣さまは
御息所になられうように、との天命が下された。
また辻堂、加護院、両中宮は御門に准ずる待遇を御受けになられる
こととなった。
妄結を卒業し飯室命婦となりし織姫は、新正長になられし知真門院に
今後の妄結の行く末を託されたようであられる。
- 242 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/01/09(日) 16:56
- さて先日の紅白歌謡競演は、あまりよからずとの声を耳にされた
那智は、これも御自分が出演なされなかったからだとお思いになら
れようとなされるものの、やはり時代の流れでそうなったとお感じに
なられたようである。
その夜夢の中で天からの声をお聴きになられた。
『御前の悩みはよくわかる。
仲間とともに歩んで行こうとしているのに、その仲間でさえ御前の
悩みを本当に理解していないと感じておるのであろう。
でもそのことが宇宙で唯一の存在である証拠なのだ。
胸を張れ。自信を持て。
今度は自分のことばを発見するまで頑張りなさい。』
復活後の那智がいかなる活躍をなされるのでありましょうや。
- 243 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/01/09(日) 16:57
- そんなこんなしているうちに第七期妄結追加の儀の結果発表がなされた。
津運久より「該当者なし」と発表されたが、これはいかなることか?
ある汚駄の思うところ、あたりまえだが即戦力が見つからなかったと
いうことで、波浪風呂玉子とともに最終候補者六名を育てて、そのうち
妄結に追加するのだろうというのだが、はたしてどうだろう。
まあ、そのうちわかるであろう。
- 244 名前:名無しの読者 投稿日:2005/01/10(月) 23:47
- 難しい内容かと思って何となく敬遠してたけど、ちゃんと読んだらかなりリアルに基づいた話なんですね
面白いです、がんがってください
- 245 名前:模倣作家 投稿日:2005/01/16(日) 17:52
- >>244 名無しの読者様へ
ご支援ありがとうございます。
「読む人が読めば、わかる」をコンセプトに書き続けるつもりです。
- 246 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/01/16(日) 17:53
- それはそうと保圭塔、前有舗、両命婦の波浪風呂における存在
意義を問う者はいても、葉貴妃の存在に意識のある者はいない。
このことをどう考えておられるのか、御本人にお尋ねしたいもの
であるが、他人が心配してもしかたのないことかもしれぬ。
藤壷はこの波浪風呂の現状に何か感じておられるところが、おあり
であられた。その御心の内はというと・・・
- 247 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/01/16(日) 17:54
- 稲さまや絢さまは何故にめだたぬこの状況に甘んじておられるので
ありましょうか?
それにしても二年前に下野なされた方々は、いかにお過ごしであり
ましょうや?
すさんだ気持ちで地べたを這いずり廻る活動をされておられるのか、
それとも妙なしがらみに拘束されることもなく地道な活動をされて
おられるのか、
どのように想っておいでなのでしょうか?
ふとまわりを見てみると、桃壷は『辺利頭』の頭領の座を狙うことが
得策なのか、先輩諸子に訪ねては考え込んでいるし、
一方自己陶酔して世の中の流れを見ていない白湯姫がいる。
自分はというと、どうなんだろう・・・
何か妄結という集団の中に埋没している気がする。
そこから脱け出したいし、ひとりでも今以上の事ができる自信がある
のに、そこから踏み出せないでいる。
・・・・・・・・・・・
- 248 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/23(日) 20:10
- 初めまして。
分からないところもありましたけど、大体読ませてもらいました。
こういう形で過去を振り返ってみるのも面白いものですね。
波浪風呂への興味が薄れてしまった自分が、
なぜ圭の宮の汚駄だけは続けているのか不思議に思っているんですけど、
このお話しを読んで、なんとなく理由が見えたような気がします。
引き続き更新頑張って下さいませ。
- 249 名前:模倣作家 投稿日:2005/01/30(日) 19:06
- >>248 名無飼育さん
御感想ありがとうございます。
「圭の宮」とは、最初の方からよんでいただいてるようで、
本当に嬉しいです。
少しづつしか更新できませんが、気長に読んでくださいませ。
- 250 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/01/30(日) 19:07
- 裕さまはかわいいものを愛でることが、好みであられた。
高き橋の愛媛のあの訛り具合は、田舎丸出しの感じであられて、
癒されるように思われたとか。
同じ西方のなまりでも、稲さまのような都会風なのは、そこに
住んでいた時代の辛い生活を思い出すのであられた。
違いがあるとはいえ、愛媛のなまりは故郷の懐かしさを感じられる
のであられた。
そしてあの小さき知の毬姫を愛玩動物のごとく、かわいがって
おられるように見られているようだが、実際にはその発想力を
参考になされようとお考えになられておいでであられた。
毬姫御自身も何か企画していくことがお好きであられたが、津運久
などから自分を脅かす存在と思われているとお感じになられたのか、
このごろはひけらかす様な事はなさらないようであられた。
同じように創造的方向をめざしておられる飯室の織姫は、津運久の
創作活動と重なるところが少ないためか、隠すことなく推し進めて
いかれるようである。
- 251 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/01/30(日) 19:08
- 斎の美宇姫は能天気に見えて、かなり計算高い御方であられました。
そんな美宇姫が想っておられることは、閑鳥居のおふたりの先輩の
ことであられました。
能天気で何も考えておられないようで、いろいろと策略を巡らして
おられた。
しかし津運久を初め裏の神神は、閑鳥居のことなど頭の中にほとんど
ないようなので、何をやっても無駄なようでした。
そういうことで、閑鳥居の人気拡大によって御自分尾知名度をあげよう
とする計画から、直接個々の知名度の向上をめざそうとなさっている
ようであるが、それもむりなように思われた。
同じ頃織姫も物想いに耽けっておられた、妄結はいったい自分にとって
何であったのだろうかと。
人は第一印象と違っていることがかなり多いのだと、深く知り合う程に
見えてきたように思われた。
そして世間が抱く印象に本人の方が影響されていくことも分かった。
それでもやはり自分の事は他人には分かり得ないことが多いと考えてた。
しかし他人しか見えない事もあるのでは・・・
鏡を使わなければ、自分の顔を見ることができないように、他人しか
分からないことがあるのかもしれないと感じるようになった、
- 252 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/01/30(日) 19:09
- さて織姫は妄結を離れておひとりで活動なされると御自分独自の色を
お出しになられることが、おできになられるだろうか?
ゴールドとかクリスタルとか色を思い浮べられることができればよいが、
「あなた色」などと、色が付いてもまったくわからぬものになって
しまわぬようにと、筆者は願うばかりである。
それにしても津運久が早々に妄結追加撰儀をおこなうと発表しおった。
もう少し時間を置いてやるだろうとの予想が大半だっただけに、今度の
事は新たな展開、驚くべき結末になるのでは、と思うのは筆者だけなの
だろうか。
それにしてもつまらぬ結果になる予感もするのだが・・・
- 253 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/02/06(日) 19:19
- 妄結御卒業後もこの集団の事を気にかけていらっしゃる
圭さまは、このような撰儀のあり方を疑問に覚えて
おられた。これでは真剣に応募する者がいなくなるように
思われたからである。
それより気になされておられたのは、駄振憂のことであられた。
新しい方向を目指して『大人の女』路線を展開するのはよいけど、
あまりに急激な方向転換であると感じておられた。
これまでの印象と大きく違っていくことに、汚駄どもが違和感を
覚えて離れていくかもしれないと思っておられたのである。
今度の新曲にしても懐古趣味に走っているようだが、何とも滑稽に
思えてしまわれた圭さまであられた。
でもそれより女論の新曲のほうが問題が多いように思われた。
題名や歌詞は衝撃的であるが、曲調は平凡な感じで、曲そのもの
より、その周辺のことで勝負しようとなさっておられるように
思われる。されどへたをすれば下品きわまりないものになって
しまうように感じておられる圭さまであられた。
- 254 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/02/06(日) 19:20
- さて妄結副長に就任された吉四位であられるが、御自分の地位に
不満を持っておられた。
しかし周囲にはその能力を活かして役務に邁進しておられないとの
声あり。されど副長に就任いたしたことでもあり、またそれなりに
活躍しておられるとの天の声、津運久をして語らしめ、このほど
中宮になられ給う。
これによりようやく同期と肩を並べる事がお出来になられ、くじけて
おられた御心が晴れたようであられまする。
これでこれまで以上に芸の道に精進なされることでありましょう。
それにしても妄結を離れてからの飯さまに関する広報が、圭さま
同様になるとは・・・
せめて裕さま程度の扱いにして欲しいものだ。
- 255 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/02/13(日) 18:16
- 萩舞局{はぎまいのつぼね}はこのごろ思うところがあった、
人はそれぞれ独自の世界で生きているのだということを。
同じ時代に生き、ともに同じ方向に進む仲間であっても、
どこか通じ合えないと感じるのは、そういうことなのだと
理解しておられたのであられた。
それにしてもどうして妄結の御方達はあんなにも知識がない
というのを曝け出しておられるのだろうか?
何だかそういうことを自慢しておられるようにさえ見える。
幼いながらもそう思っては勝手に行く末を心配しておられる
聖さまであられた。
- 256 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/02/13(日) 18:17
- そんなふたりとともに全体公演の出番を待っておられる
須茉の君は、このごろ波浪風呂に疑問を感じておられた。
例えば松壷の新曲がまた譚詩曲(バラード)であり、さらに
好きなのに成就しない恋愛と万人受けする題目とは、どういう
ことなのだろうか・・・
彼女だけが特別に優遇されていることだけは判っておられる
ようであられた。
これはえこ贔屓といってよいだろう、
そしてこんなことでは、波浪風呂の団結は乱れるだろうと
想っておられた。
このごろ「みんなはひとりのために。一人はみんなのために。」
を標語にしておるのに、それは建前だけの事ではないかと、
「焼肉定食」とか「弱肉強食」とかのほうがふさわしいな、
と感じでおられるのであった。
- 257 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/02/13(日) 18:19
- ところで蟄居されておられた那智の君は、ようやく謹慎をを解かれて、
復帰なされたのであられるが、多くの汚駄の目には以前の天真爛漫な
御様子が失せなされたように見えた。
妹の麻民のようにどこか蔭のある憂いをおびた表情であられるように
感じられた。
それにしても今後どのようになられるか心配しているが、この経験を
活かされていかれるように祈るばかりである。
それにしても試練を乗り越えて芸が磨かれると言われるが、
評価されてこそ成長するのかもしれない。
- 258 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/02/20(日) 12:39
- 圭さまと飯さまは、辻さまのこの頃の輝きぶりを御覧になられて、
昔の自信のなさを打ち消そうとがむしゃらになられておられた頃と
見違えっておられる御姿に目を細めて、しみじみ語り合っておられた。
駄振憂のおふたりが輝かれるのは嬉しいことであるが、松壷のように
人気独占によって、何となく孤立した感じになられてしまうのを心配
なされる気持ちもあられた。
「そういえば、女論も此の度は久しぶりに気合いを入れられたらしいが、
一歩誤ればキワモノ扱いされてしまいますな」
あの伝説の『珈哩飯の女』を思い浮べながらも
「あまり無理をすることもなかろうに・・・」
などとおっしゃられておられるが、圭さまのように悠々自適な活動が
お出来になられるのも、いにしえに名が売れておられたからであり、
そうでなければ、そこそこ優雅な生活などできるはずもないのである。
- 259 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/02/20(日) 12:40
- しかしこのごろの波浪風呂の路線は、正統なものから凋落期の苦し紛れの
戦術になっているように思える。
心有る汚駄にとっては、末期的症状のようにも感じてしまう。
本当に耳を引付けるような曲に出会わないなと考えているところに、
微誘電の新曲を耳にする。
松壷の曲以外では最近一番売れそうに思える。目新しい感じの曲調である。
梨壷の妄結からの旅立ちに期待するところが、それだけ強いということで
あろうか。
そう言えばこういう噂を耳にした。
妄結から毬姫と藤壷が卒業なされるのも間近いことだろう。
このおふたりがいなくなれば、妄結の中で裏の神神にきちんと意見なされる
御方がいなくなるので、新たな方向に進行させやすくなるというのである。
先輩の方々もだんだん御仕事の依頼も少なくなって、後輩の面倒どころじゃ
なくなるという・・・
まあ外からは分からぬことである。
- 260 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/02/27(日) 23:47
- 裕さまはこのごろふと不安になられることがある。
裏の神神はいたいけな幼な子に色仕掛けで汚駄どもを引付けようと
させているのではなかろうか.
何も知らないあの子たちは、この世界ではこれがあたりまえだと
思わされておられるのであろう。
無知をいいことに幼児嗜好の汚駄どもを悩殺させて虜にする、
つまり金を絞り取ろうという作戦に利用されていることに
怒りさえ感じておられる。
でもそうでもしないとやっていけない懐具合になっていることを
承知なされておられるだけに、明確に後輩の方々に御伝えなされる
ことも躊躇われるのであられた。
波浪風呂の皆様方は、芸の鍛練に精進したいと思われておられる。
即席の応用芸ばかりで、基礎を教授なされていらっしゃらないので、
それを所望しておられたのであられましたが、内裏を出でて他所で
活動なされることを嫌っているから、それは無理だろうとお思いに
なられるのであろう。
- 261 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/28(月) 21:36
- メガビから流れてきた某美貴(元ごま)推し固定です。
こっちでもがんばってください
- 262 名前:模倣 投稿日:2005/03/06(日) 18:15
- ご支援ありがとうっございます。
でもここのところ忙しいのと頭が動かないので・・・
しばらくお待ち下さい・・・ということで
- 263 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/03/13(日) 15:52
- それにしても今の波浪風呂は松壷が引張っているように思える。
全体的に勢いが失われ、それを回復する手立てをもはや裏の神神
にはもはやないように見えた。
妄結追加の義も応募大多数といっていたようだが・・・
そういえば麗さまはここのところ熟睡できない夜が続いておられる
ようでありまする。
波浪風呂や妄結の将来に不安を覚えたからではなく、ある魂が
原因のようであられた。
自分では汚駄だと認めたがらない男の魂が、夢の中で黒板にて
説教しに来るのだが、あまりの意味不明さに悩まされておられる
のであられた。
・・・それにしてもこれが飼育の新しい小説の開始の告知である
ことに気づくものは、ほとんどいないだろう。
それはどうでもいいことだが、辺利頭工房の新曲が出るという
告示されているのだが、他にも・・・と想っておったら、どうも
他に新曲が当分出ないようである。
それにしても辺利頭の新曲は目新しさを感じない、曲を全体的に
聴いていないのだが・・・
そして閑鳥居、蒲公英、富士裳荷・・・と休眠中の集団の多い
ものだと思う似非汚駄の感想である。
- 264 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/03/19(土) 21:39
- 汚駄どもは松壷に活動的なはじけたものを求めているのに、
落ち着いて大人っぽいものばかりである。
それゆえ年齢を詐称されておられるという噂が流れるので
あろう。
それはそれとして、先日執り行われた宮中対抗蹴球大会に
おいて、是さまの素晴らしき活躍にもかかわらず、準優勝
という結果になられたそうである。
主将の吉四位をはじめ全員悔し涙を流されたそうであられるが、
なんとかこの位置を得たというようであられたそうだ、
亀さまの舞踏改造計画と紺さまの歌唱改造計画が始動なされた
ようであられるが、他の方の基礎教授はどうなられておられる
のか、外からは知り得ないのである。
でも数年後に妄結が消滅する予定だとの噂を耳にした者にとって、
気になるところである。
そんなことを考えておると、麗さまの歌唱改造計画が始まった
とのことで、五六期追加者の皆様に対する改造化計画なされて
いくのだろうと想って、あの噂の信憑性が高まったと感じた。
- 265 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/03/22(火) 16:51
- 知さまは四年ほど続けてこられたお仕事がなくなるという
ことで、少しばかりさみしい気持ちになられた。
妄結の広報的役目もあったわけで、しみじみと月を眺めて
おられるのであった。
ふと付の土地を買われたことを思い出されて、もし子孫が
月に行く事があらば、そこに我が土地のあることを伝えれば、
自慢の種になると考えたりしておられた。
- 266 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/03/22(火) 16:53
- 夢見る乙女という感じになられているのは、舞波丸こと
石さまなのかもしれない。
このところある物語に夢中であられた。
それは一つ屋根の下で暮らす女性芸能人集団のお話でした。
才能のある、性格もよいのだけど、なぜか人気のなくて、
『いい御方なのに』と言われ続け、ついには行き詰ってしまい、
新たな旅立ちを決意し、出で行ってしまう話。
単独で芸を披露するのを夢見ながら、集団で芸をやっていく
女の子達の話。
その後脱退と新人の追加を繰り返すたびに、変質していく様子
が描かれる。
- 267 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/03/22(火) 16:55
- 新たな形式の芸をするために集められた三人の女性。
しかし想いや目標の違いから、一人の死をきっかけに歯車が
狂ってしまう。
ついに一人は出ていってしまうが、残りの一人はそれにも
めげずに目標をめざし、一人の女生徒出会って仲間とする
ことができる。
その後手助けをしてくれる網一人を加えて、大々的に登場。
さらにもう一人加わるものの方向性の違いを感じて、集団を
脱退してしまう話。
見ず知らずの四人が、どういうわけだか集団を組むことになり、
いろいろありながらも、切り離せられない関係になっていく話。
登場間近の女の子に附いてともに練習する女の子の姿、
その後登場してすぐに人気急上昇の一人を追って、一年後に
単独で登場しそこそこ成功をおさめるものの、なぜか人気の
集団に入れられてしまう。
そのなかでの苦労、そしてその理由が競争心を失ってしまった
集団を変えるためにあることを理解する。
そしてがんばるけれども、再び単独芸をやるという意識が
だんだんとなくなっていくさま。
でも読み終わると現実と同じような閉塞感を覚える石さまであられた。
- 268 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/03/29(火) 10:00
- 松壷は駄振憂のおふたりが准御門と称しておられるのを快く
思っておられなかった。
その上おふたりが春恒例の歌舞演劇において主演をなされて
おられるなど、確実に迫っておられるように感じられたようで
あられる。
それゆえ松壷は裏の神神へ書状を送られたそうな。
それは地位の違いを示されるために、御自分を首(かしら)として、
このごろ軍門に下った女論とともに駄振憂を参加させる公演を
企画させたのであられた。
これで駄振憂のおふたりに威信を示されるであろう。
- 269 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/03/29(火) 10:02
- 最近『松壷派』と『反松壷派』が形成されつつあるとか・・・
松壷支持の中心は藤壷だとか(でもこのところ疎遠になっている
らしけど)、その関係で閑鳥居とか紺さま、愛媛あたりか。
他には女論の四人様かな、稲さまも応援なされてるかも。
反松壷』の中心は駄振憂で、そこに圭さま、飯さま、毬姫という
感じか。辺利頭工房もこちららよりという話をあるし、
那智や後津庵も・・・
でもやはり中立の方々が多いようで。
毬姫の後継の波浪風呂の広報担当は松壷のようであられるが、
全体の告知をなされるおつもりがあるのか気になるところだが、
さてどうなるであろうか?
- 270 名前:模倣作家 投稿日:2005/03/29(火) 10:04
- 訂正
>>265
誤:ふと付の土地を買われたことを思い出されて、
正:ふと月の土地を買われたことを思い出されて、
- 271 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/04/01(金) 14:30
-
白湯姫は『かわいらしさ改造計画』をおこないたいと
おっしゃられておられるが、誰も相手にしておられない
ようでありまする。
独り善がりで他人の立場に立てないように思われるが、
しかしそう思うことが、自己中心的なのかもしれない。
常識にとらわれて、他人の目を意識することが、
「思いやり」だと考えているようなものだと感じる。
どう自分で他人のことを考えても、結局それは自分の
考えでしかない。
他人に意見を求めても、それはその人特有の考えで
しかない。
それに心の内を正直に表明したものでないだろう。
・・・・・
後輩からの情報で勝手にいろいろ思い巡らす、ひまな
先輩がいたりする中で、時代は流れていく。
- 272 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/04/08(金) 16:46
- 辺利頭の新曲は思ったより好調のようであるが、どうも
このところ津運久の樂曲の才能は尽きたようだという噂が
広まっている。
那智はそうかもしれないと思われながらも、津運久は曲作り
に苦しんでいる様子に見えないと感じておられた。
とはいえ、ここのところ樂曲の制作速度はめっきり落ちて
いるように思えてならない。
書き溜めてあるものがかなりあるという話だが、それに
ふさわしい者がいなければ、当分お蔵入りになってしまう
わけで、つまり適合しない樂曲しかないのだろう。
それで発表の間隔が広がっているというのだが・・・
どこまで本当だかわからないが、那智にそろそろ提供される
べき樂曲が遅れて、発表が決っていない事実がある。
松壷や後津庵や駄振憂のように別の職人に頼むべきかなと
思い悩まれておられた。
それより気になされておられるのは、松壷が波浪風呂を
背負っていかれるのは、今後重荷になるだろうと思われて、
雪姫と同じようにあまりかかわらないようにならないかと
考えておられるという噂話のことであった。
- 273 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/04/08(金) 16:47
- しばらく前のことであるが、汚駄どもの間で梨壷に関して、
「人並以上するよ」派、「人並にするよ」派、「幻想という物を
するよ」派、「まったくしないよ」派(「肛門がないよ」派、
「肛門から何も出ないよ」派など)で論争をしていた。
これは最初、那智に対する「トイレ行くよ」派と「トイレ
行かないよ」派の汚駄同士の論争が発端で、波浪風呂に対する
「ヌケるよ」派、「ヌケないよ」派、「ヌイてはダメよ」派
(「対象にしてはいけない」派)などの論争に発展し、梨壷の
ことで最高潮に達していた。
そう言えば、加護院についても「汚物を出すよ」派、
「聖水を出すよ」派、「何も出ないよ」派などの論議もあった
ような・・・
そしてこのごろ松壷についても論争が起きている。
「鼻から何も出ない」派、「鼻から水を出す」派、「鼻から
血を出す」派(「月に一度出すよ」派が主流らしい)、
「鼻から妖怪を出す」に分れているようである。
でもこのようなこと、一般庶民はどうでもよい・・・
いや議論の対象にしないことだと思うのだが、
読者はどう考えているのだろうか?
- 274 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/04/14(木) 11:19
- ところで今では階位など名のみであるが、気になされておられる
のか、名乗らせておられる方が三名ほど(正確にはこの世界に
現存されておられるのは二名であるが)おられるのである。
この中で一番先に入内された一位の紗耶姫は、この世の器に
合わずとて、ついにはお消えあそばされた。
吉四位はあえて表に出すほどのでなかろうに、なぜかそう
なされておられる。
一部では雅王君にならって吉王君と呼ばれたこともあったが、
行く末に同じくよからぬことが起きそうとのことで、止められた
ようでありまする。
二位垣さまは御父上の威光を借りようとの意図がみえるとの
ことで、最近は使わないようだとか。
この世は谷雅社命婦がおっしゃられたであろうか、
『天命は下人によりて成される』ということであろう。
結局侍従どもに制御された機械のごとき存在ということであろう。
- 275 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/04/14(木) 11:21
- さて妄結の新曲であるが、このところ懐古的な樂曲ばかりで
あり、待たされた那智の曲より安っぽい感じに思える。
それも梨壷の卒業記念ともいうべき樂曲であるのに、地域性が
違っているのはどうなのかと考える汚駄もいる。
ただ彼らの評価と実際の売上は連動していないからまったく
あてにはならない。
それはそうと松壷は以前から気になっておられることがある。
ある御方の妹君がこの世界におられるのだが、お互いに存在を
無視しておられるようである、以前は妹君は姉君のことを
おっしゃられていたようだが。
利用しているだの、奇妙な双子疑惑だのが、あったりした
からであろうか?
されど血を分けた姉妹であられるのにと想っておられる
のであられた。
ところで那智、後津庵、松壷の競演の行事がとりおこなわれた
そうである。
この御三方を応援する汚駄どもの声援合戦となったそうであるが、
ほぼ同じような熱狂度であったようだとの報告が伝わっている。
- 276 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/04/17(日) 16:25
- 突然知さまは妄結を脱退なされた。
表面的には瓦版に恋愛関係を暴かれて、年少者に対する
影響からということであったが、どうなのだろう。
ただ親密な戯作者に単独活動などについて相談していた
らしいが、そのことがどこかに洩れて、瓦版の記者の耳に
入ったらしいが、真相は闇の中である。
ただ今わかっていることは、将来卒業なされる予定が異常に
早まったということである。
そして中宮を辞して命婦心得ということになられたそうである。
即刻やめられるということは、知さまの御本意ではあられぬ
ようである。どうも妄結の公演がおこなわれていて、ここに
おいてこのことについて発言なされなければならないが、それで
何か裏の神神に不都合なことがあるのではと想われる。
- 277 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/04/17(日) 16:26
- 知さまは今後単独活動をなされるということで、これまで妄結に
憑いていた汚駄どものかなりの数が移ってくるような感じがする。
それをお知りになられたらどうなされるだろうかと想いを廻らせ
ながらも、いまさら御決意は変わらないだろうと感じている。
多くの汚駄どもは、これで妄結は完全に衰退の方向に進むと
考えているようだが、実際どうなるのであろうか。
そして正長には吉さまが副長から昇格なされたようだが、
新しい副長は誰がなられるのであろうか?
愛媛か小川麻呂、あるいは藤壷であろうか。
今まで藤壷は今年の内に卒業なされるとの噂がもっぱらであったが、
この騒ぎで延期になるのではと思ったりする。
それにしてもこの頃波浪風呂の電子告知板は模様替えして、完全に
他の集団と同等の扱いになったのは、何かこのことを暗示している
様に思えた。
- 278 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/04/23(土) 14:31
- この度の出来事は波浪風呂の中で波紋を巻き起こしていた。
岡聖堂と萩舞局も御自分達も歌舞音曲集団を結成したいな
という話題とともに今回のこともお話になられたようである。
さて誰が妄結副長に推挙せらるるか、梨壷卒業後に決定される
ようだという話くらいしか聞えてこない。
当事者の生の声が聞けない汚駄どもにとっては、何ともいい難い
状況のようである。
その後の毬姫であられるが、当分表にお出になられないとの噂が
あるようだが、世間の関心が薄れたころに御出ましになられる
ようであるが、妄結卒業という大きな変化があられたわけで、
表に出られた時にこのことを触れないわけにはいかないだろうから、
早めに単独活動をなされるほうがよかろうと勝手に想っている
作者であった。
- 279 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/01(日) 16:44
- 那智の君はあの盗作問題について、このごろ
「作詞って、どうしても似てくるべさ」
とおっしゃられているようであるが、これはどうも久しぶりに
津運久に御会いなされた時にそう申しておったのをそのまま
御使用なされたようである。
それから知さまが突然の脱退に関して公開の場で御自分の口から
説明なさりたいとのご要望がようやく実現なされたそうである。
おっしゃられたいことを口におできにならない奉り上げられたる身の
お辛さがひしひしと滲み出ておられたと勝手に思った作者であった。
妄結追加撰儀はようやく終了したらしい。
津運久みずから最終候補者のもとに出向いて、最終の撰儀をしたという。
一名のみ撰出ということで、妄結全員で彼女の学び舎に押しかけ
なされて、騒ぎまくって歓迎なされたそうだ。
しかし一昔前には学び舎でこのような行動は考えられないが、
時代が変ったというか、波浪風呂の錦の御旗の威光があるというか・・・
撰ばれなされた久しく住む春姫は、はたして妄結にふさわしいか、
単独活動なさるべき逸材であられるとの声あることをここに記す。
- 280 名前:! 投稿日:2005/05/04(水) 22:43
- うpしますた(´・ω・`)
http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=TWJ31+152XIQ+BM2+C33KX
- 281 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/06(金) 14:39
- 津運久は妄結の寿命が短いことを感じているようで、今回の
撰儀の結果についても、厳選したようである。
奇蹟の新人、久春郭更衣は数年すれば独唱でも活躍なされる
と想定されているようだ。
藤壷や愛媛はすぐにでも単独活動おできになられるようだし、
他の方々も数年後にはいくつかの単位で活躍なされるように
準備しているであろうとの噂が出ている。
さて妄結の新曲だが、売上が最近になくよかったようであるが、
やはりこれは毬姫や梨壷の妄結最後ということであって、樂曲が
よかったということでないことは、書いておかねばなるまい。
- 282 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/06(金) 14:40
- 汚駄どもが撰儀結果にああだこうだと騒いでいる頃に、新集団が
ようやく本格的に活動なされるということで、胸躍らせておられる
御方が、同郷の才女から御聴きになられた話を思い出されておられた。
夢を見るというのは、体が病んでいるのか、心に傷を負っている
とか、何か悩んでいる時だというのである。
そう考えてみると、このところまったく夢を見ていないことに
気づかれたそうだが、御本人は、前の集団をようやく卒業なされた
隊長がこちらの集団に専念してもらえて、心安らかになられたようで
あられるが、この期に女御に昇格なされるものだと思われておられた
のに、その願い叶えられずおられたりとか、気にかかることが
いくつかあられた。
そのことについて、心の奥ではそれほど気にしていないかもと
思し召されたようである。
- 283 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/06(金) 14:41
- そういえばあの才女と呼ばれておられる御方は、千奈姫や理奈姫
などに英彦山(ひこさん)は「えひこさん」ともよばれ、さらに
土地を移って弥彦(やひこ)となったとか、九重(くじゅう)は久住
とも書き、それを「くすみ」とも読み、それを「玖珠美」と書かれる
ようになり、その後「玖珠」になったなどと全部が本当なのか
疑わしい話をなされたようである。
このごろ松壷は、多くの汚駄どもの好みであるノリノリの曲を
ださないのはなぜであろうと調べてみると、世界の中枢を担う
者どもに巴統論がいるようで、彼らは異常にお金を持っている
のである。
多くの汚駄が全財産を松壷に使ったとしても、ある巴統論には
はした金にも及ばないのである。
だからそういう巴統論好みの歌を唄われるのであろう。
それも各種の売上に対する貢献というより、公演の協賛金などが
中心であり、それが裏の神神にとっては好都合なのだという。
しかしその真偽は作者にはさっぱりわからんのである。
- 284 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/09(月) 15:57
- さて津運久は毬姫某大事件の処置について納得できなかった。
いきなし脱退ということに疑問を覚えたが、裏の神神から
雇われた身であり、それを表に現わすことができなかった。
毬姫が独唱するための樂曲を献上するかと津運久に問えば、
当分そうすることはないと言うだろう。
裏の神神から要請されれば拒否できないだろうが、当分そういう
ことはありえないだろう。
というか今頭の中で占めている事柄は、人を驚かす樂曲を生み
だしていないことであった。
正直企画としては考えてるのだが、裏の神神は冒険したくない
らしく否定的であった。
成功を重ねると攻める気持ちが消え、守りに入ってしまうもの
であり、歳を取ったということもあるのだろう、それに反論する
こともなかった。
- 285 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/09(月) 15:58
- こういう話になると思い出されるのは、裕さまと稲さまであら
れるが、最近眠っていても疲れが取れない、いや時折寝るのも
疲れてしまうことを気になさっておられるようでした。
しかしそれ以上に気にかかることが御有りなようで、特に
裕さまは知さまが恒例の番組に出演なされないことに不満を
お持ちのようで、しばらくその番組にお出にならないと
おっしゃられているようであるとのことです。
悪いこと、間違ったことしてないのに、そのように扱われる
ことは、許し難いことだとお考えになられているようでした。
- 286 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/09(月) 15:59
- 乃乃姫と亜依姫は駄振憂としてお仕事を一緒懸命になされて
から、頻繁に乳繰り合ったり、お互いに相手の秘門を舐め合った
りなさっておいででした。
乃乃姫は
「これから梨壷と吉四位の関係は疎遠になられるであろうか?」
と松壷と藤壷の関係を思い浮べながらおっしゃられると亜依姫は
「あのふたりはさほど深くはありますまい。
それより梨壷は柴さまと、吉四位は琴さまと深き仲になって
おられるように・・・」
とおっしゃられる。
しかしおふたりにとっては、それはどうでもよいことのようで
あられた。こうして他人が関わることのできない熱い夜を
おすごしなされた。
妄結において梨壷のお役目を誰が引き継がれるかで、火花を
散らしておられると聞えてくるが、さてどうなるのであろう。
- 287 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/13(金) 16:42
- このごろ吉さまは金縛りにあわれているようであられる。
何事にも動じない、細かいことを気にしない御方のように見えるが、
やはり妄結正長の役は重荷でおありなのであろう、
精神的な疲れによって、金縛りになられるようである。
さて微誘電の新曲が出るようであるが、引き続き「かっちょいいぜ」
路線を継承していくようであられるが、目新しい感じはするが、
何かちぐはぐで前作ほどできが良くないように思えるのだが・・・
そして駄振憂の新曲はそこそこよさげに思えるのだが、さて世間の
評価はどうなのだろうか。
- 288 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/13(金) 16:43
- それにしても汚駄どもが気にかかっていることは、最近新曲を出して
いない集団が目につくことである。
妄結の別働隊とか、閑鳥居だとか・・・
やはり津運久の才能の泉が涸れつつあるのだろうか、
それとも見捨てられたのであろうかと心配している汚駄どもであった。
現在の妄結の方向を決定したと言っても過言ではない『恋愛機械』の時に
おられた方々は、今では誰も残っておられない。
吉さまはそれに気づかれて、これからは自分達が新しく創っていく
のだと燃えておられるのだが、気にかかることもある。
これから波浪風呂の廃棄と再構築がおこなわれるのでは、という噂が
流れている。その上、津運久が波浪風呂以外の仕事に力を入れるかも
という話まで聞える。
そのため多少波浪風呂内で動揺があるようであり、このようなことに
影響がない松壷でさえ、ともに一緒懸命に汗を流してこられた仲間の
ことを思われてか、あれこれ情報収集をなさっているとか。
- 289 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/20(金) 06:16
- さて雅さまこと夏雅殿女御は命婦心得となられた知さまが
このまま歌手の道を閉ざされるのであろうか、
それとも中宮に復帰なされて活躍なされるのであろうかと
気になされておられた。
というのも知さまを尊敬しておられたこともあるが、
それより知さまの完全復帰のために尽力なされておられる
裕さまが、裏の神神などにどれだけ力を及ぼされるのか
お知りになられたいからのようでした。
それは多くの御仲間方の興味でもあられまする。
- 290 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/20(金) 06:17
- そういえば辺利頭工房は、なんちゅう新曲をだされるようで、
そこそこの出来のように思えるが、上り調子だから「すごい」
と言わせるほどのものであって欲しいと考える作者であった。
ところで知さまのことで裕さまが動かれたことが、逆に災いと
なって、波浪風呂の活動から知さまはすべてはずされてしまった
らしいとの情報が耳に入ったのだが、さて実際はどうなのだろうか。
気になるし、本当なら汚駄どもはどのような行動に出るか
注目している。
- 291 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/29(日) 18:10
- 「弱肉強食」のこの世界で生きていくためには「長いものに巻かれ」
なくてはならないわけで・・・
ていうか「泣く子とお代官には勝てない」ので、従わざる得ない
のであろうが、喜んで納得してそうしているわけではないことを
示しておかねばなるまい。
さて混成集団結成の季節がやってきたわけで・・・
ていうか、津運久は毎年恒例としてやることに否定的なのだが、
裏の神神がどうしてもということで、その企画を立てたらしい。
とはいうものの、波浪風呂全員を参加させると金もかかるし、
大所帯ではいろいろ問題もあるらしく、参加人数を絞ることに
なったそうである。
はっきり言って今回は津運久はやる気がなかったせいか、
ほとんど関わっていないようである。
関わっていたなら人員構成にしてもめりはりの効いたものに
なるであろうことは、多くの汚駄にはわかるはずである。
- 292 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/29(日) 18:11
- 裕さまは裏の神神に強く意見なされるが、うまく折り合われる
というか・・・
知さまを見捨てられたというか、混成集団に撰ばれなされる
ばかりか、年増の力を示さんと思われてか、気心の知れた
稲さまや圭さま、飯さまを引き入れなされたのであられた。
こうして三集団の内のひとつが決定したわけだが、残りに
ついては、単独活動が間近といわれる藤壷は、単独歌手の
予定が上がっている村愛寮と芸能活動に今以上に力を入れる
と表明なされたらしい夏雅殿と組むことになられたようだ。
これは年下に冷たいと噂されているのを打ち消して好感度を
上げようということと、妄結卒業後に梨壷のごとく新集団に
よる活動も視野に置いている、との噂も聞えてくる。
柴さま、里さま、愛媛、田麗閣の集団には、深い意味があるらしい。
女論、閑鳥居、妄結は数年後には消滅するのでは、と噂されて
いるので、その後できるであろう新集団の主力を育てるという
意味もあるとか?ないとか・・・
特に女論と閑鳥居は、柴さまと里さま以外はこの世界に残れない
だろうと噂されておる。
そういう意味深いものを勝手に感じとっている作者であった。
- 293 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/29(日) 18:12
- 今回の宮中対抗蹴球大会はすごかったらしい。
何でも決勝戦は大変なことになったそうだ。
波浪風呂の『勝ったす』は、あいかわらず立ち上がりが遅い
ことがあったようだが、以前のようにあまり慌てふためくこと
がなくなったようだと報告されている。
また紺さまは門守として成長著しいということで、辻さまと
同水準になられているそうである。
しかしながらおふたりとも守備力の評価が他の強豪に比べて
あまり高くないことを今後考えていかなくては・・・
でも攻撃が是さま頼りの部分が少なくなっているそうで、
かなり進展しているようである。
そして決勝戦であるが、同点で試合が終了して、PK戦に
なったそうである。
梨壷は性格同様な球を蹴られて、正面に逝かれたそうだ。
藤壷も機知に富んだ性格と違って、相手の正面に飛んで、
捕られてしまわれたが、他の三名は門(ゴール)をお決め
なされたそうだ。
しかし相手も三名か決められたので、同点となった。
- 294 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/05/29(日) 18:13
- そして突然死方式に入ったのである。
ここまで双方とも攻撃型選手が蹴ったので、どうしても
決定力が劣ることになる。
こうした重圧に耐えて決められる方がおられるだろうか
という状況であったそうである。
そういう状態の中で実宇姫が志願なされたそうである。
これには大きな意味がある。
練習ではなかなかいい働きをなされるのだが、どうも監督と
反りが合わないそうで、試合にあまりお出になられることが
なかった。
(同じく監督と馬の合わなかった後鎮は、お仕事が忙しい
こともあってか、練習にも出てこられなくなったそうである)
そこで御自分を認めさせようとしての行動であられたそうである。
そしてみごとに門(ゴール)をお決めになられて、存在をお示しに
なられたのである。
相手側は主将にして門守をなされている方が蹴られたが、外された
そうである。
こうして『勝ったす』の優勝が決定したのであった。
- 295 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/06/05(日) 18:05
- 毎日、波浪風呂の中で生き残りをかけて競われているが。外との
生存競争ではともに一緒懸命に立ち向かわれている。
そんな中、知さまは外でのお仕事ばかりで、波浪風呂と関係のない
ものばかりで、やはり排除されているのだろうかと思いながら、
知さまのお姿を拝見できるだけでもよしとするかと考ええても、
寂しく感じる作者であった。
知さまとてお仕事が増えていることをお喜びなられたものの、
裏の神神からは申し渡されていないのであるが、お仲間との
お仕事がほとんどできないことに複雑な思いをお持ちのようで
あられました。
- 296 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/06/05(日) 18:06
- 松壷の侍従どもは、駄振憂や微誘電の新曲の広告を抑制するように
裏から手を廻したようであった。
松壷の御指示はなかったが、御自分に今後脅威になるとお考えに
なっていると感じて行動したのであろう。
辺利頭工房にも同じ事をしでかすのだろうか、
気になるところである。
それにしてもこのことでか、売上があまり芳しくなかったようだと
いうことを記しておこう。
傾きかけてると言われている妄結だが、今居る御方ではどうしようも
ないという感じになられていて、新人の春姫に頼ろうという流れが
一部にはあるように見える。
この原因の一端を生じさせた毬姫であられるが、蔭で妄結のために
いろいろなさっておられるようだが、この世界では表でなさらない
限り何の役にも立たないようである。
- 297 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/06/12(日) 17:11
- 毬姫はようやく落ち着いて考えられるようになっておられた。
・・・・・・
「見送るばかりじゃつらいよ」
と思っていた自分が、後輩にきちんと説明もないまま去って
しまうなんて。
不本意だけどしかたがない、いろいろ話合った結果だから。
・・・・・・
ふと裕さまは何をしているか気になられた。
その裕さまは、稲さま、圭さま、飯さまとともにお酒を
召上がりながら、混成集団の歌のお稽古などをなさって
おいででした。
「圭さまは踊って唄わないと輝いておいででない」
というようなことを皆様からおっしゃられると、初心に
戻って頑張ろうと決意なされるのであられた。
そして皆様方はそろって、
「年増で時代遅れだとか、過去の存在だ、
旬が過ぎただとか、言われたくない。
いや言わせないようなものを見せよう!」
と酔いに任せて誓い合っておられたようである。
- 298 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/06/12(日) 17:12
- その数日後、藤壷と村愛寮と夏雅殿は、混成集団のお稽古のために
とある場所に集合なされた。
そこで他の混成集団の動向を探らせるために放った間者からの報告で、
年増の方々は自由になる時間がたっぷりあるので、お酒をたしなみ
ながら練習に勤しまれておられるとのことであった。
藤壷はこの集団に懸ける意気込みをひしひしと感じられながらも、
年少者中心とはいえ、彼女らはすでに童女から乙女の時代に入り、
この世界での経験もかなり積み上げてこられたので、自分達が
一番よいものを披露できると確信しておられるのであった。
身体の動きに問題を抱える年長者達はもちろん、ほとんど個別
練習しかできないあの方々にも負ける気がしないと思っておいで
のようでした。
ただ飯さまは今年の上半期の売上情報を御覧になられて自信を
もたれたようである。
妄結の曲についてだが、飯さまの卒業なされる直前の曲の方が、
梨壷と知さまの妄結最後の曲より売れたことが判明したからである。
自分の方がある野球団の応援歌という連携があるとはいえ、
あのおふたりより惜しまれていたように感じられたからであった。
- 299 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/06/12(日) 17:13
- そうしていたころ、なぜだか妄結の主導権を巡って、
五期と六期が競うことになってしまった。
どっちが知識豊かであるか、どれだけ言葉を知っている
のかを争うことになり、藤壷は作戦を練ろうと、亀壷、
重さま、麗さまをお招きになられた。
だが御三人が「美貴帝」と呼んでくれないのに少しむかいて、
話が進まなかった。
そんな中で対決なされたのだが、意味不明なことの連発で、
無智ぶりが判明した。
とりあえず五期が勝ったことになったが、それで何かが
変るようなことはなかった。
ただ妄結にいると馬鹿になることだけは、はっきりしたようである。
それはそうと、裕さまは煙と何とかは高い所に逝きたがる
とのお考えで、御所の一番格の高い場所を圭さまに譲られて
おいででしたが、どうも見晴らしのよい所にいる方が気分も
よさそうなので、その場所を取り戻されたそうである。
それでそこは、保圭塔から中裕塔と呼ばれるようになったそうな。
そして最も大きな御殿の一番素晴らしい離れは、保圭坊と
なったそうである。
そういえば問題が起こったあの御方は、内と外を分ける
位置の屋敷を与えられておられましたが、そのことが
あの恋愛を可能にするとともに、その事の発覚の原因と
なったといっても過言ではあるまい。
- 300 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/06/12(日) 17:14
- この夏の波浪風呂合同公演なのだが、電子報知板は知さまの
事件前だからその名がなくて当然だが、その後の画像放送の
広告でも、その名がでてこない。
「他」の中に含まれている可能性もあるのだが、電子報知板では
「波浪風呂童子」をはじめすべての構成単位の名がでていた。
そこにある「他」は波浪風呂玉子のことであろう。
彼女らは一人前でない、正式構成員でないから、そういう
扱いになるようである。
放送広告の表示においえは、最初の頃(4月末?)のも
最近のも同じだと思うのだが、波浪風呂童子と雪丼の御名
もなかった。
雪丼は他のお仕事で出演なさらないのだろうが、波浪風呂
童子はおそらく「他」に含まれるのだろう。
だから知さまももしかして・・・
でも現実的にはありえないだろうと思う、
そんなことを考えてる。
- 301 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/06/19(日) 14:51
- 圭さまは知さまのことで不安に想っておられることがあった。
それは波浪風呂に関係のないお仕事しかなされておられない
ことであった。
裕さまなどは「この世界で生き残っていくためには、しゃーない
ことや」とおっしゃられていたが、汚駄どもの中でこの状況を
よく思っていない声があることを気になされておられたのであった。
しかし最近会われることがあまりなくて、知さまのお考えがわから
ないので、何の行動もおとりになられなかった。
- 302 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/06/19(日) 14:53
- このところ波浪風呂に閉塞感が溢れているように、津運久は
思っていたので、これを打開すべくいろいろ考えておったが、
具体的なものは何も思いつかなかった。
とりあえず辺利頭工房に参加しておられない波浪風呂童子を
『玖都』と名付けて、今後この集団で何かしでかす風を装って、
汚駄どもに期待を持たせて、人気回復を狙う魂胆のようである。
それはそうと裕さまは裏の神神に対して、知さまが波浪風呂
合同公演に加われるように交渉なされた結果、歌手としては
無理だが、進行役のひとりとして参加なされることができるように
なされたそうである。
でも唄わない知さまは必要ないと思う汚駄も多くいる。
それにしても津運久は失敗を恐れて、無難にやっているようで、
何の衝撃も新鮮さも感じられないように思う。
ただ今回の混成集団の意図として、
「歌の世界で日の当たらないところに、光を当てよう」
と考えていたのに、裏の神神の指示でこういうことになった時点で
やる気が失せたようである。
- 303 名前:模倣作家 投稿日:2005/06/19(日) 14:54
- 過去の分を読み返してみると、このごろ小説ぽくなくなって
きていることに気づいてしまった。
・・・・・
でもこのようにしか書けないので、変えようはないし・・・
これからどう変化するか、作者本人もわからない。
まったく無責任だな・・・ozg
- 304 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/06/26(日) 15:50
- 知さまはここのところ御自分のことで、まわりの方々がお働き
なされておられることに、御心苦しくなられたようで、お会いに
なられることを控えなされるようになられた。
そして何か決意なされて、裏の神神に何やら告げられたようである。
その内容はごく親しい方以外には明らかにされていないようで
あるし、ある時が来るまで公表されないようである。
ただ伝え聞いたところによると、辻堂や加護院との話の中で、
「これからどのようになろうとも、今まで通りに一緒懸命に
がんばろう」
みたいなことをおっしゃられたそうである。
- 305 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/06/26(日) 15:51
- 波浪風呂の皆様方より賜る樂曲などで心を癒される汚駄どもで
あるが、何かの原因で離れていく者もいる。
知さまの事件については、その原因となった知さまの行動に
裏切られたと思う者より、暴露後の対応に拒否反応を示す者の
ほうが多いことをどのように感じておられるのだろうか。
裏の神神が知さまを波浪風呂から排除していることに反発の声が
上がっているが、それより容認し諦めている者やそのことに
何の反応を示さない者の方が多いことも事実だが、良識ある
判断で最終決定をして欲しいと言ってみたりする。
知さまが波浪風呂の中で占める割合は小さいと裏の神神は見て
いるようだが、本当はもっと大きいことを汚駄どもは示して
欲しいものだと思っている作者であるが、
力もなければ金もないというか、まったく金を投入しないやつ
だから、存在自体認識されないこんなのが、何を言っても
どうにもなるまい。
- 306 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/06/26(日) 15:53
- 今度の後鎮の新曲は譚詩曲(バラード)ということで、以前松壷が
唄われた曲調に似ておられるようだが、まあそれなりの出来だと
思うのだが・・・
でも今年は女優として大河電視小説に力を入れておられると
いうことで、御自分が主催される公演をなさらないそうであるが、
あまり出演場面がないらしいそうである。
何か将来に不安を感じさせることだと勝手に思ったりする。
ある御方はこのごろ思うことがある。
裏の神神から献上される楽曲に対して何かおっしゃりたいことが
あるのだが、とやかく意見すると誰かのように献上が途絶える
かもしれない。
それは寂しいものであるが、満足しているようにおもわれるのも
嫌なものだと。
そう考えるとどうしてよいにかわからなくなってしまわれるので
あられた。
秋の夜長といわれるが、春は何というのであろうかと考えるに、
今は陽の出入りからするというか、暦からすべてもう夏ではないか!
梅雨寒というほどではないが、雨が降り続くと夏が来ていることを
忘れてしまうものだと思われたようであった。
だがその数日後には猛烈な暑さに見舞われてしまうとは、どなたも
思われなかったようである。
- 307 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/02(土) 16:33
- 夏なのに小春姫であられるが、まもなく誕生日を迎えるに
あたって、考えておられることがあった。
世の中には名前と実態が合っていないことが多いように思える。
たとえばある集団に、主力候補として加入した者がいるとする。
表面上は次期主力としての扱いをされているように思えるのだが、
はたしてそうなのだかわからない。
時折軽くあしらわれているような感じがしないでもない。
先輩に聞こうとも思うのだが、まだ会う機会がほとんどなく、
どう尋ねてよいのかもわからない状況である・・・
つまり御自分のことで考え込んでおられるのであった。
なぜこういうことになったかというと、知さまがあの出来事で
一瞬時間に余裕ができになられた。
その時御自分の手で新入りを教育なさろうと思われたようである。
以前後輩を指導することがあった。
その時は非常に嫌われても、後になれば、感謝、感激、雨、霰の
見返りがあることを経験なされたのであった。
それで実行なさろうとなされたのだが、
裏の神神はそれは問題ありと考えたのか、
多くのお仕事を提供して、新人から遠ざけたそうである。
その時わずかだがおふたりで話をなされる機会があり、
知さまがおっしゃられた言葉の何かに感じられた春姫は、
今でもこうして考え込まれているのである。
- 308 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/04(月) 08:37
- どういう訳だか白湯姫は、春姫の教育係になると言い出されて、
とある密室に連れ込んで、
「この世で一番可愛いのは私だけど、二番目に可愛いのはあなた、
春姫だと思うの。
だけど完璧じゃないから、私がもっと可愛くしてあげようと思うの、うふ」
と胸をお触りになられると、春姫はその手から逃れようとなされる。
しかし白湯姫に押し倒される。
馬乗りになられると下半身にも手を延ばされる。
「実は感じてるんでしょ!
ほら乳首立っているし、しかもここも濡れ始めている、
などとおっしゃられて、あそこに指を入れて上下に動かされたり、
もう片方の手で胸を揉まれたりなされたとか・・・
「私だけいい思いをするのも悪いので、先輩も快楽の世界に
逝かせてさしあげます、うまくできるかわかりませんが」
と逆に春姫が上になられると、白湯姫の股間に顔をうずめて
いろいろなされたとか・・・
「すごくお上手、どこで習ったの?」
と言わせるほどだったそうな。
どうも春姫はこの間のわずかな時間に毬姫から仕込まれたようである。
「でもまだまだよ。『えこもに』ならぬ『えろもに』として、
梨壷よりの直伝の技をおしえてあげる、きゃは」
とさらに高度な技術を学ばれたそうであられる。
- 309 名前:模倣作家 投稿日:2005/07/06(水) 07:40
- 少し行き詰っておりますので、ここらで
『続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜』
となって以降の登場人物の呼称を顔文字とともに、紹介したいと思います。
0―0ヽ):津運久
从#~∀~#从:裕さま、中裕塔
( `ш´):葉貴妃、稲さま
( ` ◇´):平家の姫君
(0°−°0):福神飛鳥殿
(丼`ー´):雪丼、前有舗命婦
( `.∀´):圭さま、保圭塔命婦→保圭坊
|( ゚〜゚ )|:飯さま、織姫、飯室命婦
(*'ー'*):那智の君
(●`A´●):麻民
(-〇Δ〇):村さま
(0⌒ v.⌒0):瞳姫
( `_´):谷の雅王君、谷雅社命婦
川σ_σ||:柴さま
从 ^◇^):知さま、知真門院、知の毬姫
ヽ^∀^ノ:一位の紗耶姫
(“.∀“):絢園{あやぞの}、絢さま
从^v^从:藤さま、藤壷、美貴帝、蝦夷の臍からの使者
( `.Д´):後鎮、後津庵、「後光射す真の輝き」
人`・´人:松壷、亜弥姫、亜弥弥姫、播磨の猿諦侯
从^▽^从 :梨壷、梨の華の精
(^:〜.^):吉四位、吉さま、吉王君
( ´D`):乃乃姫、辻堂、辻さま
( ´д`):亜依姫、加護院
(=⌒_ゝ⌒=):里舞房、里さま
(。^^。):斎の美宇姫
川 ’ー’川:高き橋の愛媛
川o・-・) :紺の君、紺さま
∬´◇`∬:小川麻呂、川琴荘女御、琴さま
§・e・§:垣さま、二位垣さま
ノノ*^ー^):亀壷
从o・ 。・):白湯姫、重さま、
从`,_っ´) :麗さま、田麗閣
- 310 名前:模倣作家 投稿日:2005/07/06(水) 07:41
- 从σ刄ミ川:好さま、梨香舎
∬ユ´v`イ∬:唯さま
W¨∀¨):矢舞亭
ル ’‐’リ :桃壷
川´・_・`川:清紀楼
H:ρvρ):村愛寮女御
V‐Д‐):千奈姫
川刀O∇^刀F理奈姫
ノノl∂_∂'ル:雅さまこと夏雅殿女御
从o゚ー゚从 :須茉の君
川WпW):舞波{マッハ}丸こと石さま
洲`!´):鈴愛園女御
リ・一・リ:聖さまとよばれし岡井戸の千聖人
(o・D・):萩舞局{はぎまいのつぼね}
||| ´_`||:是さまこと美記所の側嬬
从б_бリ:久しく住む春姫、久春郭更衣、夏なのに小春姫
全員名前が出てると思っていたけど、
数名出てなかった・・・_| ̄|○
- 311 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/11(月) 07:51
- 「ここでは何もしないでいいから
先輩に身を委ねるように
動かない・・・棒立ちにならない
自信を持って・・・そう胸を張って
いい表情を出して、ここがあなたの見せ場なんだから」
・・・・・
「目隠ししてるからって、びくびくしない
避けちゃだめよ
怖がらない
手を出さない
だめよ、逃げちゃ
ほら、もっと近寄って
手を使わずに
顔の方で触らなきゃ
はらまた逃げる
座り込んでいいから、ここから動かない」
・・・・・
こうやって先輩方も仲間入りしてこられたのだろうか。
そういう想いを感じている春姫であられた。
そんなころ別の場所で物想いにふけっている方がいらしゃった。
- 312 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/11(月) 07:52
- 知さまは独唱歌手になられるのだろうか・・・
松壷は将来のことが気にかかっておられた。
波浪風呂の歌唱単位は飽和状態に達してきていると感じて
おられるようでした。
それを察して侍従などは勝手に気を効かして、知さまが唄えない
ように各方面に手を廻しているとのことであった。
それで松壷はあまり露骨にやらぬほうがよいみたいなことを
意見されたそうである。
しかし知さまは表現力が素晴らしいだけでなく、統率力もよい
そうなので、集団を結成されるかも。
なにしろ波浪風呂の中で珍しく両方の能力が高くていらしゃられるのだから。
すごいことになりそうな予感がするのだが、御本人はそのような
方向に進む御様子ではないようで・・・
なぜなら組むべきお相手がいないとお考えのようで。
年少者とは一度失敗したこともあって・・・
年長者だと御自分が主導権を取り難いし・・・
同い年か少し若い方々は、今の位置を変えそうでないし・・・。
飯さまからは蒲公英再興のお話があったそうだが、
過去のよき想い出だし、いまさら・・・
とのことであったそうな。
- 313 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/12(火) 07:57
- 同期の圭さまも知さまと組みたいと思われているものの、
以前稲さまと組んでみては、との提案に難色を示されたこと
があったためか、明確に表明なさらなかったらしい。
ところで命婦といっても、裕さまのように御門と同等以上の
待遇から、絢さまのごとく女御のような扱いまで、千差万別で
あられるが、知さまはどうなのだろう。
命婦心得であられるが、人気絶大で第一線で活躍されており、
他の皆様のように最前線から一歩退かれておられない。
そういう意味では中宮に戻られ御門になられる御方であろう。
それに広く認知されるべく外でのお仕事を忙しくなさって
おられることでもあるし。
しかし波浪風呂において唯一無二の存在「天子」をめざして
おられる松壷とその取巻きの動向には、気になるところである。
- 314 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/14(木) 07:36
- 後津庵は以前から考え続けておられることがあった。
『ひとりは全員のために、全員はひとりのために』だとか
『弱肉強食』だとか『一緒懸命』だとか言って、
我々は一方向に走らされていたのではなかろうか?
挨拶計画においてさえ、全体が一個人のために実際何もして
いないではないか!
弱い部分を見せたら滅ぼされると言って、強からせるように
しむけらて、無理をさせられてきたんじゃないのか!
一緒に力を合せて頑張れば素晴らしいことができる
と言いながら、本当にそういう場面があったのだろうか?
考えれば考えるほどやる気が失せていく・・・
そんなことを考えておられる後鎮であられた。
そしてこういうことも考えておられた。
- 315 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/14(木) 07:37
- 将来必ず沈むであろう船からどのようにうまく降りることが
できるのか、考えておられる御方がおられる。
その方自身ではなく、その取巻きの有能な侍従どもが勝手に
そうしているのだが。
今一番輝いている松壷御自身は、左様なことはお嫌いであられたが、
むげに拒否なされるわけでもなかった。
また毬姫に仕える侍従どもは、あの事件以後、明らかにこれを
口実にしてか、急速に波浪風呂離れに走っている。
毬姫としても御自分の生き残りのためには黙認せざる得ないのであろう。
それにしても有能な人材はこうも偏っているのだろうか
と嘆かれて、御自分には人徳がないからそういう侍従が来ない
のだろうかと思われたそうである。
そういえば、こないだ前世占いで愛媛の元で麗さまが飼われていたそうな・・・
どうもこのふたりで集団を結成なされる予感を感じられた後鎮であられた。
- 316 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/16(土) 09:02
- 毬姫の処遇がどうなられるか、難しくしているのが、
彼女が御自身で企画から参加していきたいと思われて
おられることであった。
裏の神神の一部からは、その能力があるという認識を
なされているので、津運久としては自分の職域を侵され
かねないと思っているようであった。
それで例の事件を期に知さまを波浪風呂から排除させ
ようと企てているようである。
そういえば、津運久は他人の制作した樂曲を唄うそうである。
完全に創作活動に行き詰ったなと感じるのだが、
事実はどうなのだろう?
それから辺利頭の新曲は等身大な感じだけど、どうなんだろう・・・
正直よくわからない。
妄結の新曲は新体制になったというのに、新鮮味に欠けるように思える。
- 317 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/18(月) 10:59
- 津運久はある日の瓦版を見て、この世には何と遅れた考えを
持った者がいるものだなと思った。
自称財界の代表者とやらが、「世界に一つだけの花」を批判して
おったが、唯一無二をめざすことは、頂点をめざすことより
努力が必要なことをわかっていないようである。
世間の多くの者がそう思っているとしたら困ったものである。
人と違って優れているところ、人にない自分だけの魅力なんて、
そんなに容易に発見できるものじゃない。
あやつは同質の均一な人材を求めているのだろう、
そのほうが監理しやすいからね。
でもこれからは、異質な個性ある人材を統合していかなければ、
管理者、経営者として存在していけないだろう。
ということであんなことを書くやつは、企業家としての能力に
欠けている古い人間ということだ。
そうすると裏の神神もある面では古臭いのかも。
侍従どもをどのような基準で撰んでいるのよく知らないが、
やはり昔ながらの方法を踏襲しているようである。
・・・・・
- 318 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/18(月) 11:00
- そのようなことを考えている津運久であるが、自分はどうなんだろう。
本人は音楽界では特別で独自の存在だと思っているようだが、
世間はどう見ているのだろうね。
ただこの世界、自分は独特だと思っていないとやってらんない。
世間の評価にしても。自分の作品がどれだけ売れたかで決るわけだし。
それさえ絶対というわけでもないしね。
音楽の才能に関しては自信を持っているようだが、人としての
魅力というか人格となるとどうも・・・
裕さまや稲さまに言い寄ったことがあるらしいのだが、
「音楽は素晴らしいけど・・・」
とやんわり拒否されたそうな。
さて芸術家とは天から与えられた信念を貫き、何事も妥協せず、
餓して死ぬともそれを曲げることのない者のことである。
そうでない者は、ただの職人であることをここに記しておきたい。
- 319 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/23(土) 11:52
- より高い地位を目指すために不可欠なのは、帝王学とも
いうべき知識である。
美貴帝はひけらかしておられるようだが、それだから
「無位の帝王」と呼ばれる原因だろう。
二位垣さまは別として、吉四位をはじめほぼ全員が
四位程度の家柄であられるのに、美貴帝は無位であられる。
ちなみに梨香舎は「参位{さんみ}の好さま」略して「三好さま」
と呼ばれるように三位であらせられる。
また後鎮は「ご」は五位の意味もあるそうだ。
しかし今や官職の上下のみが重要であり、官位などは
関係ないのである。
つまり後津庵御門や藤壷中宮の方が、御豆御息所や梨香舎
更衣よりずっと偉いのである。
- 320 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/23(土) 11:53
- しかし撰儀の際によさげな者が多数おられた場合には、
影響されるとうわさされている。
それに凡人は位の高い者や低い者に対して、特に批判の眼が
厳しくなるようだ。
例えば垣さまがコネを利用なされたとか、藤壷が裏社会の
力を使われたとか噂された。
現在の活躍ぶりから、このごろ耳にしなくなったが・・・
逆に裏の神神が何か思惑があって、基準に達していないのに
撰ばれた御方もおられるとか。
幼き時には文武両道に秀でて神童と呼ばれ、今でもいくつかの
伝説があられる御方だそうだ。
この世界におられるのがおかしいと思わしめておられたが、
外国語の習得能力に異常に劣っておられるということが、
露見なされてからは、やはりこの世界がふさわしいと
納得することとなる。
まだ世に知られていない伝説を秘めておられると
いわれているが、さてどうなんだろう?
- 321 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/30(土) 16:31
- このところ吉さまは中宮になられて有頂天であられるようだが、
紺さまからしてみれば、御息所とさして変らぬ待遇で
あられるように御覧になられておった。
確かにこのごろ中宮と称せられている御方の格が低下しておられるような・・・
藤壷は今では内の一部でしか「みきてぃ」と呼ばれなくなっておられる。
今や外の世界ではどこかの美しい姫君のことになってしまっているようだ。
そういうこともあってか、今年中に妄結から卒業なされる予定が取り消されたそうであるが、
でも誰かさまが突然妄結をおやめになられて、
正長の吉さまを補佐する御役目に就かざる負えなくなられたことが、
一番の理由だという説もあるようである。
そんなことを考えておられる紺さまであられた。
そして裕さまや稲さまがあの混成集団を継続しようと画策しておいでのようだと御聴きになられて、
「それはまた御元気であられること」
と朗らかにおっしゃられておられていたが、
内心ではまだ最前線でがんばっていかれるおつもりなのかと、
空恐ろしい御気持ちであられたそうである。
- 322 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/30(土) 16:32
- 毬姫がこないだの波浪風呂全体公演で御歌いになられなかったのは、
一時期「顔出し」に励まれていて、歌の練習を欠かしていたので、遠慮なされたという話を耳にしたのだが、
さて梅壷は知さまの元に参られて、御自分と組んで歌を出したき旨、申し入れなされたが、
知さまは既に単独で歌うことを決めているからとお断りなされたそうである。
確かに準備なされているようで、
間者からの報告で、一般大衆は妄結自体を知っていても、その構成員はあまり知らないとのことで、
侍従どもは頻繁に「顔見せ」なされるようにと申し入れたそうだ。
汚駄ども中心に相手なされても大きく成長できないと考えておられたので、
このところよく顔を見せておいででした。
御自身では演技がうまくないということで、演劇系でなく雑多系ばかりであるので、
安直な感じを持たれているようだが・・・。
しかしながら不得意なことをなされて、人々から「へたくそ」と不評を買うよりよいだろうとお考えのようだ。
平行して歌舞の鍛練に励んでおいでのようでした。
- 323 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/07/30(土) 16:34
- 願いが叶わなかった梅さまは『玖都の頭領』の肩書きで、辺利頭の頭領であられる清さま宛に
「知さまは単独で歌われることしか考えておられないようで、
集団で歌われるおつもりはないようです。」
というような内容の書状を送られたようである。
受け取られた清さまは、
「梅壷は御自分が玖都の頭領であることを勝手に宣言なさりたいのですね」
とおっしゃられるとその手紙を捨て置いたそうな。
さて先日、宮中対抗蹴球大会がおこなわれ、波浪風呂の『勝ったす』は優勝なされたそうな。
合宿して妄特訓なされたのだから、急造チーム相手に圧倒的な強さで勝ってもよいはずだが・・・
まあとにかく勝利したことで、勝ったす頭領吉さまは喜んでおられるのだが、
しかし間もなく始まる、そして1ヵ月続く蹴球対抗戦についての対策をいろいろ考えておられるものの、
面倒になってこれ以上あれこれ考えないことにしたそうな。
- 324 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/08/07(日) 15:47
- それにしても三人の女性から「ひとりじめ」しようと狙われたら、
それまでそのような経験のない者にとっては、ウキウキ気分になるのだろうけど、
実際は血を見ることになるらしい。
経験のないことは想像できないわけだし、それに現実は想像と異なることも多いものである。
人間は勘違いもよくあるもので、先日吉さまなどは、波浪風呂の地方巡幸、いわゆる「どさ回り」だと思っておられたら、
古都の近郊の大都市での蹴球大会だったりするわけで、
そして当り前のように優勝したりするのである。
- 325 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/08/07(日) 15:48
- 圭さまは最近考え込んでおられた。
この世界では唯一をめざすべきだと思っておられたのだが、
一番をめざす道もあると思われるようになられた。
それは外でのお仕事を重ねられることによって、そう感じるようになられたそうである。
一年くらい前の話であるが、舞波丸は舞踏がうまくできず松壷に相談なされたそうな。
するとこうおっしゃられたそうな、
「へただということは、人と同じ動きをしていないとわけだよね。
それはつまりめだっているということだよね。
この世界では、めだつことが最高なわけだから、別に気にせず、他人に迷惑をかけないようにきちんと練習さえしていけばいいんだよ。」
この話を耳にされた時、これでは一緒懸命を踏み躙るようなものだと想ったが、
稲さまが口になされた、
「一糸乱れず揃えて、その上で一番カッコよくないとあかんよ」
というのも違うと感じられて、松壷にも一理あるかなと思われたそうである。
ところで梅壷こと梅さまは、桃壷こと嗣さまに宛てて書状をしたためられたそうな。
「いとしい貴姉にお知らせしたきことがあります。
清さまはどうも御自分が辺利頭の中で注目を浴び、一番カッコよく見える策略を廻らせておられるようだ」
というような。
しかし受け取られた桃壷は、
「同い年なのにこの書き出しはないだろう。
それに誰でも左様なことはなされているから」
と無視されたそうである。
- 326 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/08/13(土) 13:38
- 宮中対抗蹴球総当たり戦が始まったのだが、
「勝ったす」はこのところ勝ち続けていたことで油断したわけではなかろうが、
この二日間はよい成績ではなかった。
どこかの汚駄は、連戦の疲れがでておられるようだと申しておった。
またある者は、作戦を見破られているようだとも申しておった。
いずれにせよ、今週の残り試合の結果で、月末の優勝決定勝ち抜き戦に出場できるか決るので、
陰ながら応援するけれど、どうなるのだろう・・・
天の声がしたとて、微誘電の新曲の売上いかんでは好さまの女御への昇格が決ることとなり、
もっとふんばらねばと決意なされたそうな。
梨壷にしてもこの売上しだいでは、御門への道が開かれるとあって、
やはりふんばっておられるであろう。
- 327 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/08/20(土) 09:34
- 蹴球予選の総当たり戦でなんとか二位の成績で決選の勝抜き戦に出場できたのだが、
紺さまが第三日目の最終戦前の練習で、剛速球を左手首あたりに直撃なされて、手がしびれて不自由なされたようで、
最終戦では得意の敵門前への遠投をなされなかったそうである。
そしてついには是さまと交代なされたとのことである。
翌日も対象が完璧でないにもかかわらず、ほとんどひとりで門を守られたそうである。
どうしてもうひとりの門守がでてこられなかったかと言うと、
辻さまは万難を排して参加なさりたかったのだが、
侍従どもがすでに決定しているお仕事を優先すべきだと諌められたそうな。
苦戦しながらも勝ち残ったのだから良しとしておこうと思う作者であった。
ただ勝抜き戦進出のために裏の神神がどこかに圧力をかけて、八百長がなされたという噂があることは、気にかかるところである。
- 328 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/08/21(日) 09:53
- さて那智の君や駄振憂は新曲を出されるようだが・・・
どうも最近作者の評価と世間の評価つまり売上とに食い違いが多くなっているので、
もう論評を止めようと想っている。
そして微誘電の新曲であるが、売上が不振で梨香舎の女御への昇格はなく、梨壷の御門へ野道も遠のいたようだ。
そんな時に、中早苑、岡聖堂、萩舞局の三更衣は集まっては女御への昇格ができないことを嘆いておられた。
しかし波浪風呂の業績は芳しくなくて、鈴愛園は更衣同様の扱いしかなされておられなかったし、
愛媛こと高愛館も当分中宮になれないだろうとあきらめておられたそうだ。
それに木村麻呂こと村麻廟や美宇姫こと斎美軒などは降格にならないかとさえ思っておられるようである。
- 329 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/08/28(日) 14:54
- 斉瞳楼は御自分達が波浪風呂から消えていく運命にあるのでは、と思っておられたようだが、
谷雅社は今までとは別方向で発展できると無理して信じておられるようである。
このような沈滞した空気をだかいするために著名な?占名術士に見たてさせたところ、
天の流れ(風水のことか?)を善くするために何人かを選んで、
それぞれ村の宮、安の宮、柴の宮、吉の宮、道の宮、梅の宮と称せられて何かなされたそうであるが、
ほとんどそう呼ばれることはなかったようだ。
さてこの選出がどのような基準でなされたのか、
駄振憂のおふたりは、合同公演をなさっている辺利頭の皆さまから尋ねられると、
何やらでたらめなことをおっしゃられたようであるが、
幼な子にその間違いを指摘されるということで、ばかぶりをさらけだされたそうで、
そのことを耳になされた紺さまこと紺美棟は、あのおふたりが妄結に今おられなくてよかったとふと想われたが、
垣さまこと新沙屋がおられることに気づかれて、まだあほらしい方が残ってたなと感じられたそうである。
- 330 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/08/28(日) 14:55
- そういえば恵光を推進するということで、
後津庵は電気仕掛けの車輪を、微誘電は再び廻る物を、松壷は太陽で動く船の模型を、那智の君は護美から布を、
妄結は雑木片から主張表示用の板を、閑鳥居は名にも出さないはずの像の排泄物から何かを、女論は漂着物からすばらしい?物を作られたそうだ。
さらに辺利頭は廃油を石鹸に変える芸術をなさり、駄振憂は流木をどうにかなされたそうだ。
それにどういう意味があるのか、さて置いて、参加なされなかった方々や集団は、最前線で活躍なされないらしい。
すると玖都は集団としての行動は当分ないということであり、
知真門毬姫は新曲が出される状況でないということになるのだろう。
- 331 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/09/04(日) 00:52
- さて蹴球大会決選勝抜き戦であるが、
準決勝で宿敵『枯葉』を撃破して、決勝は予選で勝ち越している『周布』となった。
この時多くの汚駄どもは優勝できると確信したのだが、実際は完敗であったそうだ。
この原因は辻堂に加えて紺美棟までもが御出ましになられなかったため、
是さまこと美記所が門守を務めなされたため、
戦力が半減したというか、攻撃の核を失ったというか、一角が欠けてしまったことにあるという。
それはそれとして、駄振憂の御両人は御門をめざすべく侍従どもに考えさせたところ、
やはり汚駄どもに対しての地道な布教活動ともいううべき公演を重ねていくしかないという結論に達したそうだ。
されどそれが御本人の本当の意志であられるか疑わしいように思ったりしている。
- 332 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/09/04(日) 00:53
- 今では新曲の売り出しは、音声だけでなく、映像付きでないとだめだと裏の神神はわかっているようだが、
映像付きのほうが発売が後になるのは、いかがなものだろう。
同時発売でないと・・・などと思うのだがどうなんだろう?
この時期になると紅白対策に何かやるだろうと思っていると、
今年は那智、後津庵、梨壷、松壷で特別単位『出府出歯』だと!
うしろで梨香舎と岡唯所が踊られるのであろうか?
それに駄振憂はどうなされるのだろう?
去年のごとく妄結とひとまとめで御出演という算段なのだろうか?
しかし今年は波浪風呂で一組しか無理ではという噂も・・・
今後の展開が気になるところである。
- 333 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/09/10(土) 09:20
- 秋といえば波浪風呂体育競技大会だが、さて今年はどうなるのだろうか?
徒競走は長短とも矢舞亭だろうとか、
騎馬戦でまた梨壷がブチギレなされるのだろうかとか、
跳び箱で誰が頭から落ちるのだろうとか、
妄想しまくっている汚駄である。
さて梨壷であるが、特別単位の一員に撰ばれたことで、
御門の座も近づいたと喜んでおられたようだが、柴さまにも声をかけられたそうである。
しかしながら柴さまは女論として紅白をめざしたいということで、お断りなされたそうである。
梨壷が薄情のように思われるが、御自分が紅白に出場なされることで、多くの民に知られることになり、
それによって認知されるきっかけになるであろうとお考えになられたそうである。
九月になって朝の光がいくぶんか勢いを失ったように感じておられた飯さまは、
久しぶりに落日を御覧になられて、波浪風呂を斜陽に向っているのであろうかともの想いにふけっておられた。
暫くするとこの憂いが現実にならぬことを願って止まない想いを強くしながらも、
「火はまた昇る」と心で叫んでおられた。
- 334 名前:模倣作家 投稿日:2005/09/17(土) 08:50
- >>333
誤 「火はまた昇る」
正 「日はまた昇る」
- 335 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/09/17(土) 08:51
- 花の生命は短くて・・・
那智の君はいつまでも御門としてがんばっていけるのだろうかと考えておられた。
事実松壷や後鎮より少しだけ引いた位置にいるように感じておられた。
「もう歳かも・・・」
そう思われながらも、
花開く前に立ち枯れてしまったり、蕾のままで散っていく方が多い中、
咲き続けているのは、まれなことはわかっておられた。
それにつけても藤壷は御門をめざしておられるのなら、妄結卒業の準備を早く進めるべきなのに、
何やらしがらみがあって動き難いのであろうか、
でも年齢的にはあまり時間は残されていないように思えるのだが・・・
などと他人のことまで考えてしまう那智であられた。
- 336 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/09/17(土) 08:52
- さて飯さまは宮中の中心の飯室を吉さまに譲られて吉室と称せられるようになり、
かわりに内裏の隅に大きな邸宅というか屋敷を建てられて、圭織家{かおりや}との呼ばれるようになったそうである。
そんな折、舞波丸はここでの生活に疑問を感じ、こんなところに永くいると馬鹿になると思われたそうで、
波浪風呂を卒業なされることを決意なされたそうである。
絢園命婦は勉学との両立はできるのになぜやめてしまわれるのかとお思いなされたそうであるが、
単にそういうことだけでもないだろう。
ところで裏の神神は紅白出場を確実にするため、要望投票への参加を広く呼びかけたそうであるが、
表面上は具体的な指示はなされていない。
どうも放送協会が組織票的なものを警戒して、監視をしているらしい。
しかし裏では秘密裏に具体的に名前などを挙げた檄が飛ばされているようであるが、
一般の汚駄には知る由もないことである。
- 337 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/09/19(月) 18:58
- 久しぶりに吉さまと絢さまはお会いになられた。
「この頃何かおかしくないですか」
とおっしゃられる絢園に対して、
「確かに!
夏生れたのに小春姫みたいに・・・
春じゃなきゃいけないのに」
と吉室は応じられるが、
「小春日和は、冬の晴れの日のことですよ。
そんなことだから、馬鹿な集団だと言われるんですよ!」
とたしなめられる。
こんな呑気な会話をなさっておられるが、波浪風呂の内部対立が大きくなっていた。
元々、那智の君、後津庵、松壷の三御門をそれぞれ支持なされる方々とそれを応援する汚駄どもの対立であったが、
そこに駄振憂のおふたりとそれを支援する派閥が派生したとされるが、
裕さまや飯さまなどと中間派というか中立派の面々が多く存在しているのである。
一方妄結汚駄は、五期面支持派と六期面支持派で対立しているといわれている。
この度の舞波丸の卒業は、辺利頭内の後津庵派と松壷派の抗争の末、松壷派が不利になり、
その中心の舞波丸が追い出されてしまったと噂されていた。
- 338 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/09/19(月) 19:00
- しかしながら現在の対立の中心は、三御門とそこをめざす駄振憂や微誘電というか梨壷という構図であろう。
今の位置や順位の大きな変化を好まない三御門や女論などと、
駄振憂、微誘電、辺利頭などの新たな展開を求める集団の対立といえるが、
中間派の内でもこんな対立にかかわるべきでないと考える絢さま、里さま、吉さまなどと、
競争自体は認めるが不毛な争いを恐れ調和を求めるというか、日和見的に有利な方に憑こうと考えている裕さまや圭さまなどに分れているようだ。
つまり三御門を中心とする秩序重視派と裕さまなどの調和重視派は現状維持派であり、
梨壷や辻堂や加護院などは競争重視派というか現状打破派ということになる。
そして藤壷は吉四位とともに「どうでもよい派」というか、漁夫の利を狙う立場を明確にするようになってから、松壷からは「美貴丹」と親密な呼び方をなされているようだが、
逆に両者の関係は疎遠になったという噂が多数あるようである。
さらに織姫や毬姫などは、「どうあるべきか迷っている」理想追求派と分類できる。
- 339 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/09/19(月) 19:01
- こんな分析をしてみたが、現実の対立はもっと複雑なことになっているらしい。
藤壷が膳任と焼肉を召上がっておられた時に、食べ物の話から膳任は御自分の本籍国を侮辱したとお怒りになられて、
「百年前だけでなく4百数十年前にも大きな傷を背負わしたことを忘れているだろう!」
とおっしゃられると、
「六百年前の侵略行為の主力は、定説通りでなく、御前様方の国にあるのでは?」
などとやり返したそうだが、
それ以上に複雑であると言っておこう。
- 340 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/09/24(土) 11:35
- さきごろ玖都の両巨頭、梅壷と矢舞亭が御会いなされて、話をなされたそうである。
「舞波丸が卒業なされるそうだが、辺利頭は補充されるや?」
「それはなきように思われる。
されど最初の予定では、構成員は固定しないはずだよな?」
「そうだったかな?
・・・・・
固定化させたのは、頭領清紀楼の政治力のなせるところだな」
「確かに!
辺利頭といえば、玖都だが、
いまだに活動がなされないのは、いかがなものか?
やはり便宜的に造られたものかな?」
「・・・・・
そうかもね・・・
ところで今年の紅白は人気投票だけど、どうなる?
『出府出刃』なんぞ撰ばれまい」
「いかにも!
・・・
波浪風呂全星集団で『みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために』を歌いたいね、無理だけど」
「我もそう思う」
などと会話なされたようだが、何か結論は出なかったようである。
- 341 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/09/24(土) 11:36
- 歳若き乙女達は、立身出世に急ぐ御様子ではあられないようだが、
歳を重ねてこられると、残された時間が少なくなるためか、急いで事をなされるようである。
この度「どうでもよい派」というか完全中立派の吉さまと里さま、現状維持派系の柴さまと稲さま、現状打開派系の梨壷と圭さま、
それぞれが支援してくれる汚駄どもとお食事会を開催して。より強い協力を要請なされるそうである。
しかしながら「一緒懸命」の精神を大事にしたいという想いが強いので、
対立を激化なされることはないでしょう。
- 342 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/01(土) 18:54
- 出される新曲の成績がずっとよくて、順調に「天子」をめざしておられる松壷であられるが、
堂々となされていて、落ち着いておられて、風格を感じさせるのだが、
それが若さを感じさせなくされているようである。
いくつかの企業の広告に出ておられるのだが、
このことがよくない方向に向われるのでは、と気にする侍従もいるらしい。
逆に駄振憂のおふたりは、もう少し落ち着いておられると安定感が増してよいのに、という意見がある。
作者も以前出されたゆったり感のある和音の効いた曲を今後も出されたらよいのに、と願ってたりする。
波浪風呂に将来に対する不安が渦巻いているようで、
美宇姫は那智こと安夏峰にどうしたらより目立てるのか相談なされると、
居所の名を変えてみたらとの御言葉を頂き、斎海軒と改めなされたという。
また菅梨舗も同様な質問をなされたが、
「今以上目立つ必要はない」
と断られたそうである。
- 343 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/01(土) 18:55
- ところで重さまが「わたしが一番かわいい」とおっしゃられると、
それに対抗して亀さまが「わたしのほうがもっとかわいい」とおっしゃられていたが、
このごろそういう発言をなさらないようになっていた。
そのことに紺さまは何か考えるところがあられたらしく、
「妄結一、かわいいのはわたし」みたいな発言をなされた。
重さまはそれを否定なされるのは先輩に対して畏れ多いと思し召されて、
「わたしは妄結一、キュート&プリティです」
とおっしゃられたそうである。
舶来の言葉に換えただけだと思うのだが、御両名はおわかりであられたのだろうか。
- 344 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/01(土) 18:56
- そんな紺さまが、ある話を耳になされた。
それは後鎮が蹴球団「勝ったす」を離脱なされるということであった。
この一年、大河電視小説出演を口実に参加なされていなかったが、
収録が終わったら参加なされると思っておられたが、
昨年の体育大祭の時に、以前に比べたら目を覆いたくなるほど、成績が悪くなっておられたように、体力が衰えておられるのだろうか。
それゆえ練習に就いていけないとお考えになられて辞められたのだろうか。
そのようなことを考えておられた紺さまであられたが、
寂しくてやりきれない想いが溢れておられたそうである。
- 345 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/02(日) 09:48
- 寂しくてやりきれないことといえば、最近の波浪風呂の衰退傾向である。
裏の神神は、7単位前後を維持していくのがやっとだと思っているようだ。
それは知さまも把握しておられるようで、
限定特別単位あたりに加わってよい成績を上げる以外に、歌謡界に出られる可能性はないと考えておられるようだ。
つまり新人や新集団が出られる可能性はほとんどないということだ。
あらためて言わなくても、ほとんどの汚駄は感じておるだろうが、
田舎に棲んでいる者には、初耳だったりする。
こないだの蹴球大会にしても、狼煙による速報ではわからぬことが多くある。
電視台からの放送を観て、その画像で門守が球を転がす絵しかなく、
今回の競技規則では、遠投は禁止されているようだと、初めてわかったりするのである。
それはそうと辺利頭が何やら秘密任務とやらで、三名づつ組み合せを変えて7日間14回、直接汚駄どもに何かしでかされ給うようだが、
どうもそれはより強い支援を要請されることのようだ。
- 346 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/09(日) 14:50
- 売上で他の二人の御門との実力差を明らかになされた松壷であられるが、
「出府出歯」の活動が終了するまでは、「天子」昇格の動きはやめようという話になったそうだ。
そして梨壷との間では、三御門との格の違いを認識しながらも、
差別を感じさせない程度に抑えようにする方針を示した裏の神神であった。
将来に不安を覚える垣さまは、昨年飯さまから教授された波浪風呂勢力図について考えておられた。
松壷を核とするものと、裕さま、後鎮、那智を中心とするものとに、大きくふたつの勢力に分れているという。
松壷にはもちろん藤壷がついておられるが、飯さまもこちら寄りのようだ。
また雪丼もちゃっかりこちら側の陣営の中心におられる。
垣さまは亀さまとともに飯さまに従っているという感じだろうか。
そして藤壷に寄り添っておられるのは、紺さまや愛媛あたりであろうか。
でもこれはひとつの見方というか、あることについてそうであるという程度のものである。
- 347 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/09(日) 14:52
- そういえばあのころから今までずっと紺さまは、藤さまにいろいろ相談なされておられるようである。
御食事の時にどれにするかいつもお尋ねになられていた。
御菓子にしても、どれにするか相談なされていたが、結局全部御召上がりになられるようだ。
紺さま自身も御太りになられることを気になされておられたが、
言い訳をなされては、それを解消なされないようである。
人より食事時間が長いのだが、御自分ではそれだけゆっくり食べているとおっしゃられているのだが、
垣さまが御覧になられるに、段々召上がる速度が速くなられるように思われる。
それなのに食事時間がかわらないのであるから、それだけ量が増えていることになる。
それなのに琴さまほど御太りにならないのはなぜだろう、と考え込まれる垣さまであられる。
- 348 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/09(日) 14:52
- しかしこんなことを考えてる場合でない。
妄結の行く末を心配なされているのであった。
垣さまにとって、妄結は憧れであり、人生のすべてと言っても過言ではあるまい。
垣さまたち五期面が撰ばれた頃は、妄結の絶頂期であった。
六期撰出時になると、その人気にも蔭りが見え始めていたわけで、
琴さまや垣さまが妄結のために人生をささげようとずっと決意なされていることと深く関係しているのであろう。
でも六期面同様愛媛や紺さまのように妄結を芸能界の踏み台として考えておられるわけで、
そう考えていくと、吉さまが最初は妄結を踏み台と考えておられたであろう、まだ人気は出てもまだ不安定な状況であったから。
それから月日を経て愛着が増されて、妄結とともに歩んで行こうとなさっているようだが、
そう思っておられても、圭さまのように卒業を余儀なくされるかもしれない。
吉さまはそれを避けるべく対策を立てておられるだろう。
もし卒業となれば人気も下降線をたどるのは、間違いないから。
最近も裕さまと雪丼、飯さまがそれぞれ汚駄どもを相手に支援を呼びかけるお食事会を開催なさろうとしたが、
予約が少なくて、一般民衆まで対象を広げたという話を耳にして、
それは確信となったことであろう。
- 349 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/10(月) 12:23
- さて筆者はようやく自分が無知であることに気づいた。
ものを知らないというか、
言葉を混同して、誤った記述をしていたようである。
しかし素直でないから訂正することをせず、
以下様な文章を書いた。
裏の神神は波浪風呂に対する熱狂的な支援者を組織化し、
そして永続的に支援してもらえるように、「不安倶楽部」なるものを組織した。
これがいわゆる「御宅」である。
しかし枠にはめられた活動を嫌い、
ある時は暴走しまくり、ある時は妄想にふけってしまう諸どもがいる。
これが汚駄なのである。
しかし彼らの多くは、不安倶楽部会員となっている。
会員になるとさまざまな特権的待遇を受けることができるからである。
このような輩{やから}は、波浪風呂の方々にとって、魑魅魍魎のたぐいであって、
金銭を献上してくれるとはいえ、
まわりのことを考えない異常行動を繰り返す者が多数いるので、
裏の神神はできるかぎりかかわらないよう通達を出しているようだ。
沿いつらのほとんどは、「荷糸」と呼ばれる社会との関係を拒絶した者だと考えているようで、
招く時には写真付身分証を持参するよう要求して、
そんなものを持っていない「荷糸」を排除しているようである。
だからどうなんだと言われても、
「別に・・・」
としか筆者は言えないけど・・・
- 350 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/16(日) 14:57
- 特別単位は本来独唱歌手であらせられる方々が、集団としてどのような新しい歌の表現をなさるかが、目的であったはずなのに・・・
今回は「出府出刃」はそういう意味でおかしい、
そして人選がまちがっているという意見が、汚駄どもの中から多数あがっている。
「梨壷かわりに毬姫を」
という声が大きいのである。
しかし毬姫は当分歌を出されることはないだろう。
なぜならあの時、一度引退を決意なされたからである。
そして裏の神神は毬姫を歌手としてではなく、芸人的素質があると考えて引き止めたからである。
だからその後、歌いたいと思われても津運久らは
「一度歌うことに情熱を失われた者に樂曲を提供できない」
との考えから認めることはできないようだ。
引退を表明なされるとどうなるかを、波浪風呂の方々に明らかにしたということであろう。
- 351 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/16(日) 14:58
- 知さまはこれからどういう歌を唄っていかれるのかを考えておられた。
妄結の時は与えられた樂曲をただ唄うだけだったが、
今度はどんな曲にするか、飯さまのように自分で決めていカなくてはならなくなる。
でもどんなものがよいのかまったくわからない知さまであられた。
おひとりで外部のお仕事をなされるようになられてから、実感なされたことがある。
本当の弱肉強食の世界である。
以前那智がおっしゃられた言葉が甦る。
「みんなと仕事をしてても、このごろ『一緒懸命』の感覚がなくなってている」
集団の中では強調を前提とした競争の世界、
ひとりでの仕事では飽いての隙を突き弱点を攻めまくる、そんな感じに思われた。
- 352 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/16(日) 14:59
- それはそうと麗さまは中年の「おっさん」にだけ異常に人気があることを耳になされて、
「なんともキショイ」
そして
「亀さまや重さまと違って、なぜ自分だけが・・・」
などとお嘆きになられたそうだが、
だれからも忘れ去られるよりましだとのある先輩の指摘に、そうなのかなと考え込まれるが、
生理的に受入れ難いのだからしょうがないと開き直られるのであった。
ふと週刊雑誌を御覧になると、
今後注目される御方として、松壷の次に挙げられたのは、加護院であり、藤壷であり、梨壷であられた。
あと二人の御門の御名はないことを知って、麗さまは考え込まれる御様子であられた。
それは秋の全国巡業のことであられた。
那智は閑鳥居を、後鎮は稲さまを引き連れて、
妄結、そして微誘電でさえ単独で公演なされるのに、
松さまは中心であるが、駄振憂や女論との共演であるのは、どうしてなんだろうと、首を傾げておられた。
- 353 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/16(日) 15:00
- 一方吉さまも考え込まれていたが、
それは蹴球戦隊『勝ったす』のことであられた。
まもなくまた大会があるというのに、軽く扱われて過ぎていると思えて仕方がないのであられた。
後鎮が離脱なされてからますますないがしろにされているように思えた。
それは離脱者が出てきているのに、まともに補充がなされないことにも現われている。
しかしそれより考えることがあるように思える。
それは藤さまの妄結卒業の可能性である。
どこかの汚駄は、二回連続で妄結定例番組で、藤さま中心であったので、卒業間近だと言っているようだが、
あっても半年以上先だと思うのだが、どうなんだろう。
吉さまはありえないとまったく考えておられないようだが・・・
- 354 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/23(日) 14:31
- また知さまの方に話は戻るのだが、
波浪風呂の未成年者の方々中心のお仕事はできない状況にある。
どうも裏の神神は、幼き方々に悪影響を及ぼすと考えているようである。
知さまに対しては、そのことについて話は一切ないのだが、何となく察せられるのであられた。
考えてもしょうがないと思われておられたので、
このことについては何も考えないようになされて、
目の前のお仕事をこなしておられる日々を過ごしておられるそうだ。
夏雅殿ことお焼の方は、庭園の金木犀の下に橙色の花びらが散り積もっているのを御覧になられて、
那智の宮がこないだ「花の生命は短い」などおっしゃられていたことを思い出されて、
このことであろうかと物思いに耽っておられたが、
御自分もいつかこのように散ってしまうのだろうかと思われると非常に悲しい心になられて、
誰彼となく破茶目茶に電子郵便(メール)を送信なされるのであられた。
- 355 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/23(日) 14:33
- それはそうと今年は文化祭をおこなったので体育祭はないのでは、と汚駄どもの間では話題になっているようだが、どうなんだろう。
そう言えば宮中対抗勝抜蹴球大会で「勝ったす」が優勝なされたそうな。
ただ決勝戦で相手の門守が万全でなかったことで、ようやく得点できたようで、
吉さまはそれが不満であられたそうだ。
またある汚駄の観戦記によると、吉さまは戻りが非常に速くなっておられ、
それで危機を何度か回避できたそうである。
そういうことから吉さまは「心技体」ともに非常に進歩があったと申しておるようだ。
- 356 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/23(日) 14:34
- 秋が過ぎると冬が来る。
そして真冬の最中に新春というおかしな季節がやって来る。
その時期に現状に満足しておられる方々と変化を求める方々とに別れて競演なされるという話があるそうな。
守旧派は三御門に、落ち目の女論、閑鳥居、雪丼、織姫、
そして今でも活動為されているか疑問な圭さま、稲さま、常夏(といっても絢さまだけだが)
という面子が、参謀に大成を迎えて公演をおこなう。
それに対して、器は歴史あるが内身は新鮮妄結と、
新興勢力である微誘電、駄振憂、辺利頭、玖都は、
参謀に真事を選んで公演されるそうだ。
守旧派であろう裕さまはどういうわけだか参加なされず、
知さまは改革派の公演に司会進行役として参加されるそうだが、
実際には!・・・?なことになってるとか。
でも作者はどうせ観に行かないので、関係ないですから・・・残念!
(本当は別段、どうでもいいですよ)
それより気にかかるのは、波浪風呂で地域限定の愛奴留を撰出するそうな。
そういえば以前に津運久がこういうのに興味あるとか言ってたな・・・
関西と言えば「お笑い」系ということかなと思ったりする。
- 357 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/10/30(日) 13:58
- こないだまで町中に薫っていた金木犀も今では蔭も形もなく、
そんな時があったことさえ誰も覚えていないようである。
須茉の君こと藤麻邸は、このように波浪風呂も人々から忘れ去られてしまうのだろうかと想っておられたようだ。
その想いは柴宅鮎姫にも伝わったそうだ。
庭園のいちょうの葉が色変わり始めたのを御覧になられて、
人も心変わりして、時が過ぎれば興味をなくしてしまうように思われた。
そして女論が永続するために何ができるかお考えなされたそうだが、
何も分らなかったそうである。
ただ悟られたのは、すべてのものには限りがあるということである。
ところで最近、裏の神神の部下や手下どもの間の意志の疎通がうまくいってないようである。
そのため汚駄どもへの恩賜品に手違いをおこしたり、
妄結の新曲の主従を間違えたりしている。
そして関西限定撰儀についても、波浪風呂玉子を選ぶことにしてしまったようだが、
これは裏の神神の意向であったそうな。
- 358 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/11/03(木) 15:47
- 天子を目指しておられる松壷は、各方面に対して夜討ち朝駆けを繰り返して、
御自分の威光をお示しなされた。
それに対して後鎮は、妄結を御自分のお屋敷「後津庵」に招いて、
何やら競わせては親交を深めなされたそうだ。
- 359 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/11/03(木) 15:48
- そんなころ津運久は、ある男と酒を飲んでいた。
この男は仕事上の友人というか知人の知り合いであった。
どういう訳だか三人で酒を飲むことになって、とある店の奥で飲んでおったのだが、
間を取り持っていた知人が途中で用事があるとかで、退席してしまう。
普段の津運久なら、そこで自分も帰ってしまうところだが、
創作活動に行き詰っていたためか、そのまま飲み続けることとなった。
「いい樂曲ができず、死にそうだ」
などと津運久が言うと、その男がこんなことを言う。
「そんなことで死にはしないよ。
私なんぞ、このところ体調が悪くていつ死ぬかわからない身だからね」
「何か病気でも患っているのですか?」
「かもしれないが・・・
医者に診てもらって、不治の病だと宣告されるのが恐くて、医者のところへは行けないんだよ」
「それじゃ、死ぬかどうかわからないですよ」
「人間いつ死ぬか分からないよ。事故死ということもあるし」
「確かにそういう意味では・・・」
「私は思うのだが・・・
いつ死ぬか分かっていれば・・・そう決っていれば、将来に不安がないのだが。
老いて働けなくなる前に死ぬのなら、無理して貯蓄することもないのだが」
などと老後の不安を口にする。
- 360 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/11/03(木) 15:49
- 「それにだよ・・・私は宮仕えの身だ。
いつ自分の意志で隠居するかもキメラれないんだ!」
「そういう点では私の方が大変ですよ。
あなたは引退の年齢が決っているではないですか!
私なんて作品が評価されなくなれば、すぐにお払箱ですよ!」
「まったく人間ってつらいもんだね。
私は財産を残してやるべき子孫もないから、散財して豪遊したいんだがね。
・・・・・
もうすぐ働けなくなるのだが、今の貯えでは今後何年暮らしていけるのやら・・・
まあ今の仕事も生活するためしかたなくやっているだけだがね・・・
君なんて好きなことで金が稼げるからいいよね」
などと愚痴を並べ立てていた。
津運久はこれだから年寄りは嫌いなんだとつくづく感じていた。
- 361 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/11/06(日) 17:32
- それでもこの男は話を続ける。
「趣味に生きようと思ってるんですけど、どうでしょう?」
とかばんから数枚の紙を取り出して、津運久に見せる。
「私の小説はどうですか?
芸術家の目から正直な意見が欲しいのだけど・・・」
読むのが面倒なので、
「どういう内容ですか?あらすじを・・・」
- 362 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/11/06(日) 17:33
- 「ある人が突然体調を崩すと、数日後には体が動かなくなり入院するが、
まもなく意識不明の重体となる。
そこの親戚の兄が弟をおかしな行動をしていたと言っていたのを警察が耳にして、
弟の部屋を捜索して毒物や怪しげな日記を押収する。
日記には誰だか分からないが、とある人物が毒物中毒で倒れていく状況が書かれていた。
それらを証拠にその男を逮捕して取調べをおこなったが、
男はあくまでも容疑を否認したままであった。
そんな中、ある刑事が兄の言動に不可解な点があってまわりを調べてみると、
この兄弟の共通の女友達が化学に異常に詳しいという話を耳にする。
その刑事は兄やその女性に話を聞くのだが、
怪しい点がいろいろあって・・・
というところまで書いたのだけど、その後をどう続けてよいのかわからなくて」
などと言われて、津運久はどう応えてよいのかと考え込んでしまう。
「無理矢理犯人を断定しなくても・・・いいんじゃないの・・・
そしてここで結末にしても」
みたいな無責任な発言をすると、なぜかそれに納得したようだ。
こうして夜も更けていくのだった。
- 363 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/11/06(日) 17:34
- 毬姫は少し焦っておられた。
いまは自分の歌を待っている人がいるけれど、
「人の心と秋の空」というように、いつまでも待ってくれないことは御存知であられたので、
早く歌を出したいといろいろ手を尽くされたのであられたが、
まだよい成果は上がっておられなかった。
それはそうと村さまが女論をお辞めになられて引退なされるのでは、
という噂が聞えてくるような・・・
確かに女論はこのごろ津運久から顧みられないようだが、
まだ裏の神神から見捨てられておられないようである。
それゆえ女論の解散はすぐにはありえないだろうが、
村さまについてはよく分らないが、当分ないように思われる。
- 364 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/11/06(日) 17:35
- ふと考えてみると駄振憂のおふたりは、准御門になられてからもう一つ伸び悩んでおられるようだし、
梨壷は率いておられる微誘電はよい状況でないが、
おひとりでのお仕事は絶好調ようで、このことだけでは御門の座も間近なように思える。
それにつけても毬姫は、司会進行役や解答および意見表明役のようなお仕事ばかりなさっておられる。
中宮復帰後に御門を目指されるのなら、演技の修行というかお仕事をなさるべきでは・・・
密かに人知れず練習なされてもその道は近くならない。
他人と競って勝ち取るものではなく、
その資格があるだけの能力を身につけて獲得するものである。
- 365 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/11/13(日) 16:00
- 模倣作家はこのところ文章の出来の悪さに悩んでいる。
美辞麗句に酔ってしまっていた。
その酔いから醒めたと感じた時に、調子を崩してしまったようだ。
そうしたら今まで見えなかったものがわかったように思えた。
知さまは一般的には淋しがり屋だと思われているようだが、
それより人見知りと言ったほうがよいのだろう。
お独りのお仕事の時には、最初は非常に心細くあられたが、
何度か顔を合せるごとに、気が楽になっていかれるようであられた。
このように初めての事は大変なわけで、
波浪風呂の人気回復のために新しい企画案はできているのだが、
なかなか実施できないでいるのである。
- 366 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/11/13(日) 16:01
- それにしても時計がどういう訳だか正しい時刻を示さないものだから、
体調を崩してしまって、早めに寝てしまう。
すると真夜中に目が覚めてしまい、
ふと受声器の電源を入れると、松壷の声が聞えてくる。
おかかえの戯作者演出の寸劇のようである。
恋文の添削も本当は彼らがやっているのでは、と想ってしまったりする。
一年以上前のことだろうか、
亜弥姫が番組をお始めなされたころは、欠かさず拝聴していたことを思い出す、
あのころは職を失っていたなとか・・・
いろいろなことを感じたのだが、翌朝になるとすっかり忘れてしまっている。
そういえば、新企画に関して汚駄どもに何か呼びかけておられたようだが、
内容は完璧に記憶の外になっている。
それを思い出そうとする作者であるが、その願いは叶えられなかった。
そういえば、梨壷と白湯院は恵光裳荷を「波浪風呂天使」と改めなされて、何か企てておられるようだが、
松壷の相手になるはずもない。
口の悪い裕さまなどは「天使じゃなくて悪魔だ」とおっしゃられているようだが、
それほど悪智恵をお持ちではないと思う。
- 367 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/11/20(日) 15:18
- 自分のお気に入りの物が流行遅れであることは分っているものの、
まったく役に立たない事実を知ることで、
自分までが役に立たないどうしようもない者のように思えてしまうことがある。
それと同じように気にかけている後輩の集団の新曲売上成績が芳しくなく、
そのことが人ごとでなく心配なされるばかりでなく、
本人以上に落胆なされるほどであったそうである。
されどすぐに気分を入換えて、何事もなかったように元気でいらっしゃる。
こうでなくては、この世では生きていけないそうである。
だからいつまでも落ち込んだまま引きずっている者は、生きていく資格はないのかもしれぬ。
ところでこのごろ那智の宮は、ご機嫌ななめでいらっしゃられた。
それは御自分が主演の有線電視放送劇の主題歌を自分で唄うだろうと思っておいでであったが、
どうもそうではないようである。
唄うつもりで関係各位に何かと働きかけをなされていたので、
どうにも納得いかないようであられた。
そんな中でも、波浪風呂での地位強化のために玖都の応援の集いを主催なされるそうである。
- 368 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/12/04(日) 16:13
- M飼育のCPモノは美少女恋愛系の一種だそうで、
いわゆる秋葉系に含まれるもののようだ。
何かひとつのことにのめり込んでいると、世間では「気が違っている」つまり狂人と評されてしまうが、
本当は世間に適応できずに、心の中の平安を失ってしまった者の事ではなかろうか?
そしてどうしてもまわりのことを意識して、人と比べたがるものである。
人と比べてもどうにもならないというのに。
さて久春郭は先輩諸子から「未羅久留{ミラクル}おこしてみて」とのことで、
得意になされている算盤などをやってごらんになるのだが・・・
その他いろいろなされるが、どう評価してよいやら。
御自分では未羅久留のおつもりだろうけど、そうではないように思える。
ただ先輩の手柄も御自分の手柄になされるのは、ある意味未羅久留なのかも・・・
しかし本当の未羅久留とは、那智の宮が波浪風呂の面々の夢の中におでましになられては、協力を要請なされたことなのかも。
そのためか、唄が御自分のところにきたとか。
- 369 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/12/04(日) 16:14
- 勘違いをしているといえば、嗣さまはまわりから「おとなっぽい」と言われて、
色気があって知的なのだと思って、気分をよくしておいでだが、
実は行動が年寄り臭いからのようだ。
御自分にとってよいように解釈されるのが、精神の安定につながっているのは、確かなようである。
歳も末になると、来年のことも段々分ってくるもので、歌舞演劇の予定も明らかになる。
妄結と微誘電で『璃梵の騎士』をなさるようである。
すると主人公は吉四位がなさるのであろうかと勝手に思ったりする。
そういえば紅白出場が、妄結と出府出歯に決定したらしい。
駄振憂が出場おできになれないということで、完全に勢いを失ったように思える。
それにしてもあの人気投票はなんだったのだろうか。
国民的行事と言われていても、結局一団体による単なる歌番組でしかないということだ。
・・・・・
それはそれとして那智の宮はどうもこのごろ他人の宣伝にかりだされてばかりいるようで、
何か悩んでおられるとか?・・・
一年もおわりに近づくといろいろあるようで・・・?!
- 370 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/12/11(日) 17:16
- 辺利頭の面々は「おとな」とは? 「こども」とは?
などと論議しあっておられたのだが、意見がまとまらず、
ついには年増の意見を聞いてみようということになり、後津庵にお尋ねになられた。
彼女は辺利頭の面々から、自分がどれだけおとなかを主張させて、判定なされたそうだ、
その結果「一番おとなだ」と言い張っておられた桃壷が、一番こどもだと判定されたそうだ。
「大盛拉麺を注文して、食べきれたらおとなだ」というものでは・・・
ところで知さまは、超短編映画の監督をなされたそうである。
何でも暇になされていた絢さまを主演にして録られたそうだが、
知さまはこういう創作活動が天職だとお感じになられたそうである。
でも再び映画を撮ることができるのだろうか、
監督をしたことなど、世間はすぐに忘れてしまうだろう、
などとお考えになられたそうだが、
監督をしたことすら知らない人が多数だろう。
それはそうと裕さまがまもなく波浪風呂を出て行かれるのではという噂が聞えてくるのであるが、
実際のところはどうなんだろう?
確かに新年の全体公演に参加なされないようだし、
外の仕事ばかりで、波浪風呂のお仕事はお控えになられているようだし、
あの番組の新曲等の紹介の仕切りもなくなったようだし・・・
最近影が薄くなったメロン記念日の皆様方であるが、
春に歌舞演劇をなさるそうで、柴さまの中宮の座もしばらくは安泰のようである。
それに那智や後鎮そして閑鳥居とともに波浪風呂の主導権を獲得すべく、汚駄どもを集めて、集会をなさることになったようである。
松壷の天子昇格が決定的になった今、二人の御門は手を結ぶ他なくなったのである。
- 371 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/12/11(日) 17:17
- そろそろ宮中蹴球大会も一年を通じての対抗戦、その名も「天球対抗戦」の開幕戦の開催を記念して、それに関連したお話をいたしましょう。
是はまったくの創作であるので、ご利用にはご注意くださいませ。
では「フットボールの歴史とその考察」と題しまして、模倣作家が致しましょう。
・・・・・
フットボールは大きく分けて二つのタイプがある。
手や腕の使用を禁止しているものと認めているものである。
前者は「アソシエイションフットボール」いわゆるサッカーである。
後者はローカルなもので、各地域でルールが非常に異なり、
手で触れるのはいいが持ってはだめというものから、持っていくらでも走ってよいというものまで、数多くあるのである。
また得点方法でも、ゴールに球を蹴り込むものと、ある地域に球を持ち込むものとに大別される。
前者の場合、ゴールの上のクロスバーを球が越えても得点できるものもあるし、
後者の場合、クロスバーを越えてたら得点となるものがほとんどのようだ。
ただ言えることは、球を持つことが認められているものは、後者のパターンであるようだ。
そして手の使用を無制限に認めているものは、近代スポーツの中にはない。
前へいつでもどこでも何度でも投げられる「ハンドボール」と呼ばれるものでさえ、
球を持ったまま動く事に制限がある。
また蹴る事に関しても、地面につく前に蹴らなければならない等の制限のあるものが意外とあるようだ。
最後にサッカーから派生した競技について述べておこう。
ダンスホールなどの室内での余興として始められたものが、今ではフットサルと呼ばれ世界的に流行している。
他には砂上や雪上、そして沼地などでおこなわれるものがあるようだ。
そのすべてが本来のサッカーより、競技フィールドが小さいことに注目して欲しい。
正式なサッカーをするためには、広い土地が必要であり、それも完全な芝で覆われていなければならない。
それがサッカーの発展に障害になっていると言ってよい。
- 372 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 05:13
- 突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
- 373 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/12/18(日) 16:28
- 模倣作家は電網小説界の中で注目されたいと願っていろいろ新しい試みをやるのだが、
完全に空回りしているようだ。
それも他人がどのような工夫をしているのか、まったく興味がないものだから、
誰にも見向きもされていないようである。
ところで知さまは、先ごろ少し賢いことを証明なされたようだが、
ご機嫌な御様子でどこかうぬぼれてしまわれたそうだが、
正月にはどれだけ賢いかわかることになっているらしい。
熊さまこと熊友園と徳さまこと徳奈閣が組んで、後津庵は藤麻邸と組んで、遊戯対決をなさったそうである。
菅さまが審判兼司会をなさったとか。
後津庵は御自分の楽曲集が出たことの宣伝のために、
熊友園と徳奈閣は将来御二人で集団を結成なされるおつもりを告知なさりたいからであった。
そういえば賢さというか発想力を問われる番組に、妄結から吉四位と藤壷と垣さまが、御出ましになられた。
こういう頭を使用する時には、紺さまがおこしになられるところであるが、
今回のような分野は得意でないのと、馬鹿とともに参加なされる気になられなかったので、
この妄結三馬鹿が出動なされたようである。
そして期待に違わず、ダントツの最下位という結果であった。
その中で紺さまの代わりに垣さまを入れることによって、御自分だけが正解を答えられてるように企み、
みごとにそれを実現なされた藤壷であられた。
- 374 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/12/18(日) 16:29
- 宮中蹴球大会『天球対抗戦』開幕戦であるが、「勝ったす」にとって最低の出来であった。
これまで悪くとも準優勝であったのに、今回は準決勝で敗退してしまった。
前半今でも一番頼りになる是さまが得点をあげ、後半もそのまま逃げ切ろうとなされたものの、
敵「赤薔薇」の百の恵に得点を奪われてしまう。
同点となって、PK戦となって、敗れてしまう。
敵をひとりも止めることができなかった門守紺さまは、非常に悔しがられたそうである。
そして「赤薔薇」は決勝で「枯葉」に敗れたのであるが、
その唯一の失点は、百の恵が相手の得点を阻止しようとして、誤って自陣の門に球を入れたものだそうな。
それにしても、自軍の得点は、すべて彼女があげたもので、
下部から昇格した「赤薔薇」をひとりで背負っているようである。
それにしても夏の総当たり戦で、優勝した「周布」改め「着々」が下部に転落したというから、
各軍の力にあまり差がない程に水準があがっているようである。
ところで中裕塔命婦は、来年の体育大祭は早くやりたいと思し召されて、
裏の神神に遣わされて要請をなされて、早春弥生に実施せしめられたようである。
これがなくては波浪風呂でないとのお考えのようであるが、
どれだけ賛同者がおられたのであろうか?
ただ1日のみの開催らしいので、種目がどうなるか気になるところである。
- 375 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/12/25(日) 17:26
- さて人生というものは、人それぞれであるが、そんなに違うものではないだろう。
だから清紀楼女御が、未来ある身であるから、まだまだ身長が伸びると信じておられるようであるが、
それなら熊壷女御なんかは、飯さまをはるかに越えてしまわれるだろう。
高さの限界と年齢の限界、この場合どちらがありえるのか
・・・・・
わからないことにしておこう。
ところで冬の冷たく厳しい風の吹き荒れる中、後津庵と駄振憂のおふたりは会食なされたそうで、
紅白出場がならなかったことを嘆かれるおふたりに、
「私とて、侍従の戦略の手違いで、出られなかったことがあった」
と慰めておられるが、今年は松壷のおかげというか、お情けで出場できる状況で、
さらに松壷は大晦日には天子になられるということで、後塵を拝しているといってよいのである。
なんとも少しくらい気持ちになられた三人であった。
- 376 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/12/25(日) 17:27
- 一方琴さまは吉さまにお会いになられて、妄結の人気回復のためにぶりっ子風に変身なされては、という提案をなされた。
多少躊躇なされたものの、意外にも試みてみようと思われた。
それでフリフリの衣裳をお召しになられたのだが、
「流行はロングではなく、超ミニですよ」
と琴さまはおっしゃられるが、
どうもそれではぶりっ子ではなく、エロカワイイ系になってしまうと主張なされる吉さまであられた。
そのことを耳になされた藤さまは、両者とも流行遅れだと感じられたそうであるが、
その後の顛末をお知りになりたかったが、報告した間者はまだ調査中だと申すのみであった。
裕さまと圭さまそして那智の宮が車に乗られて繁華街を進んでおられると、
この季節はあちらこちらで恋人たちが会いを語らっているかどうかわからぬが、抱擁をしているのが目につかれたようである。
那智は興味津々で食い入るように御覧になられていた。
そして裕さまは舌打ちなされては衣の袖を噛んでおられた。
御覧になりたくないなら、牛の尻をひっぱたいて急かせばよいのにと思われる圭さまであられた。
そんなことがあったためか、波浪風呂の妄結の新旧の面々が一同に会する席に、知さまは呼ばれなかったそうである、
なんちゃって・・・
吉さまなどが、知さま脱退のごたごたに関して納得できていないことに一因があるらしいようだ。
- 377 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/12/30(金) 09:02
- フリフリの衣裳を着た御自分の姿を御覧になった吉さまは、妄結に加入した当時の御自分だと感じられたそうだ。
裕さまにいたぶられて性に目覚めて、不純同性行為に走られたことを思い出されたそうである。
最初は主導権を握りたいため、同期を手始めに年下の方々を相手になされておられたが、
今では絢さまや里さまなど年上の方々へと趣好が変わったようである。
それでも小春姫などのうぶな方を自分好みに仕立て上げることもなさっているそうだ。
里さまは集団の状況の良し悪しで、個人の運命も決ってしまうものだと思われたようである。
梨壷が司会をなさっている番組の笑寸劇に好さまと唯さまが出ておられるのは、
同じ集団であるからに違いないと考えておられるようだ。
そしてこのまま一般民衆に広く目に触れないでいると、
忘れ去られるのではないかと恐れておられるのであった。
- 378 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2005/12/30(金) 09:03
- 大晦日に松壷は天子になられたのだが、その呼称がお気に召さず、天主と呼ばせ給う。
それはそうと、裏の神神は津運久を見限ったらしい。
誰のための樂曲だか明らかにせずに、発注したらしい。
受けた者は知さまの曲だと思ったようだが、
松さま向けと知って、大変驚いたそうだ。
まだ樂曲が残っているようなので、他の方々にも廻ってくるかもしれない。
未来の事を書くと鬼が笑うというが、どんな鬼なのだろう?
癒鬼?魅鬼?魔鬼?餓鬼?娑鬼?・・・
幽鬼ではないよなあ・・・
新しい年に笑っていられるのは、はたしてどなたであろう。
日々の生活に疲れて、正月九日まで居所を離れて、電網界に繋がらない場所にへ旅に出る模倣作家であった。
旅立つ前に突如として御名の呼称が破茶目茶であったことに反省していたことをここに記しておく。
- 379 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/01/10(火) 00:39
- 時はさかのぼるのだが、駄振憂のおふたりはどうしても紅白に出たいのでお知恵を拝借させてほしいと
飯さまや圭さまに相談なされたようであられる。
また安夏峰と後津庵は、松壷が波浪風呂の顔であられることが固定化されることを嫌い、
何か方策を考えておられた。
そのような思いは中裕塔なども同じであられたので、
妄結の長{おさ}吉室中宮を通じて裏の神々にある提案をなされたそうだ。
それは紅白には旧面の方々も含めた形で妄結が出演なされるというものようであった。
こういうこともあってか、元の面々を含めた十九人で妄結として歌ったそうであられる。
こういう形で唄われたことを、垣さまは本当の妄結になったとお喜びなされたそうだが、
琴さまは現面だけでは魅力がなくなってきているのかと悲しまれたそうだ。
何を考えなされたのか、那智は愛媛、亜依姫、麗さま、重さまを引き連れて、鬼退治とやらにお出かけなされたそうだが、
逆に撃退されてしまわれたそうであるが、
真偽のほどは定かではないそうである。
- 380 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/01/10(火) 00:40
- 美宇姫は閑鳥居のおふたりの先輩のお考えのどちらがよいのだろうと思っておられた。
おひとりは熱烈に支持してくれる汚駄どもを中心に見据えて確実に息の長い活動をしていくべきだと考えておられて、
もうひとりは移り気な大衆を相手にしていけば、うまくいけば支持層の拡大につながるし、
わるくても汚駄どもは応援し続けてくれると考えておられるようだ。
どちらがよいのかよくわからないでおられたが、
御三人とも「勝ったす」にも参加されておられるので、
本来の活動の時は汚駄ども中心に、蹴球の時は大衆向けに目立つ行動に心がけようと思っていたりする。
さて御毛というものは、生えておられるところで大きく待遇が違ってくるものである。
あるところではいろいろと飾り立てられてして注目されておられるが、
ある場所では公式的にはおられないことになっておられるものの、
実際には存在されておられうので、生えてこられる度に消されてしまわれるのである。
さらにそういう場所があることさえ認められていない部分がある。
そのないとされる場所に実際生えておられないと不毛地帯とされてしまうそうだ。
成人してもそうであることは、何かと問題になるようである。
というのは御毛の有無によって成熟の判断がなされるからである。
下の御毛は他人に決して目に触れぬもの故、めったに人前に晒されること中の御毛にて判定されるのだが、
左様なる好奇な話題になることを嫌って、その御毛はその御毛は消滅せしめるのであろう。
上(髪)の御毛のみが尊いと感ぜられる慣習を理不尽に思っておられる御方がどう考えればよいのだろう?
- 381 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/01/15(日) 16:30
- 今年はいかなるようになるのであろうかと考えておられる菅さまは、
愛媛はまもなく妄結離脱を発表なされるのであろうか、それより先に藤壷だなと思ったり、
それより妄結解散のほうがありうるかな、
そしたら久春郭と辺利頭の主力(もちろん御自分も入っている)で新集団が結成されるかな、
などと予想をなさっておられたそうな。
それはそれとして津運久は存在を示すべく、松壷の新曲の題名を変えさせたそうだが、どうなのだろう。
作者はこのところつまらぬこの世の事で行詰まってしまい、
あの世のごとき波浪風呂の世界の情報収集ができないでいる。
それで後鎮の新曲が睦月の末には出るということをつい数日前に知ったばかりである。
松天主が如月の頭だからそれより先になるのだが・・・
そういえば、常夏の絢嬢は居所絢園に天主から頂いた「木香宮{もっこうぐう}」の書を掲げなさっておられるそうな。
またこの頃、知さまや里さまなどと相手を代えながら汚駄向けの会合に参加なされているようである。
そのことを村さまこと村恵台は、なぜこのような活動をなさるようになったのだろうか、
命婦から中宮に転身を謀るおつもりなのだろうかと想っておられるのだが、さてどうなのだろうか。
ある時垣さまと亀さまが、肝試しをなされたそうだが、
亀さまの足が進まなかったので、ほとんど垣さまが引張っていかれたそうである。
これを見て、妄結に将来があるならば、その時は必ずや引張っていかれる御方になられるであろう。
- 382 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/01/22(日) 15:26
- 声の大きな者が注目され、苦痛に顔を歪める者が、そういう表情をうまく演技できる者だけが、
同情を集めることができる世の中であろうか。
要領よく立ち回った者が評価を独占しているように感じた。
自分だけが損をして、苦しんでいるように思えた。
しかし客観的にはどうなのだろう?
どうせ自分本意の主観的な独り善がりな考えでしかないのかも知れない。
人に理解されないと嘆くよりも、人に理解できるように努力を尽くさなければいけないことは、わかっている。
・・・・・
つらくきびしい夢のない現実のわずらわしい出来事に頭が占領されてしまい、
波浪風呂の世界は進んでいかないことをなげいている。
そんな模倣作家は老いたためか、元気よく励ましてもらってもどうにもならない。
ただ疲れ果てるだけである。
そんな彼が思うことがある。
誰もが他人と違った能力を持っている。
でもそれが生きている間に明らかになるかどうかは、わからない。
才能を発揮できる前に寿命が尽きるかもしれない。
若くしてそれに気づくのか、老いてようやくわかるのか、神のみぞ知る。
さて宿敵「枯葉」との蹴球大会がおこなわれたのだが、
同点PK戦の結果「勝ったす」は敗れたという。
観戦した汚駄どもの話によると、
まとまりに欠けているようだし、負ける事に馴れてしまっておられるようであったそうだ。
紺さまは失点すると浮き足立つところは相変わらずだとか・・・
そして辻さまの出番がなかったそうだが、これはどういうことなのだろう?
・・・・・
妄結の皆様は甘い恋の歌など詠んでおられるようだが、
何がよいのかわからぬようで、特に藤さまなどまったくだめだったそうである。
- 383 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/22(日) 22:24
- 読みにくすぎ!!
- 384 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/01/29(日) 15:54
- 波浪風呂では言葉遊びが流行しておられるようだが、
清さま、嗣さま、須さま、菅さまもなされているようであるが、
まったく進展がなかったそうである。
若いのは、元気があってよいものだと思ってしまう作者であった。
年を積ねていくとわかってくるものがある。
失敗や不運が重なっても、どうにもならないことはない、
どうにかなるものである。
幼い時は、どうにもならなくて死にたくなることもあったけど、
今では開き直ってやっていけるようになった自分がいる、
そう感じている作者であった。
知さま毬姫は、思い悩んでおられることがあった。
本格的に歌の世界に復帰したいと願っておられたのだが、叶っておられなかった。
それであくまでも初心を貫いて、その想いを大いに表明しようか、
それともとりあえず今のお仕事の興味ある所に集中するか、
迷っておられた。
ちょこっと前に御名を表に出さずに歌唱に参加なされたりしたのだが・・・
しばらく仲間の歌に協力していこうか、
それも後輩の踏み台的なかたちでやってみようか、
などと考えてみたりなされたのだが、
それが知られて、過去の栄光と比較されると惨めな感じがするようで、
実行には移せないでいた。
駄振憂は汚駄どもを海外に引き連れていかれるのに対して、
知さまは近場にしか行かない予定のようだ。
これは裏の神神がそれだけの人気しかないと考えているからなのだろう。
でも裕さまのように隣国へ行ける程度はあると思うのだが・・・
- 385 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/01/29(日) 15:55
- そういえばこの度、弥生におこなわれる体育運動大祭で出場者の組分けが明らかにされたのだが、
今までお名前が出ておられた知さまの御名がなかった、
圭さまの御名もなかったが、最初から出ておられなかったので、理解できるのだが・・・
有る原の菜っ葉なる側嬬(波浪風呂玉子)の名前があるところから、
知さまが出られる予定が、何らかの原因で出来なくなり、代わりに出場なされることになったのだろうかと思ったりする。
いろいろ疑問があるのだが、情報がないので何とも言えない。
赤茄子組の長に裕さまがなられるのは順当だが、
緑茎菜組の長が稲さまであられるのは、意外であった。
今までならもっと著名な御方がなられていただろう。
外に向けての長から、仲間内の実体に合ったものにしたと言えよう。
ただ出場者が計45名と現在赤茄子組が1名少ないので、側嬬などから加わる可能性も?
競技種目は、持久走や跳び箱など妥当なものだと思うが、
100b走?は公営ギャンブル(競馬など)のハンデ戦みたいなものらしいが・・・なんじゃそれ!
騎馬戦は性格が変わってしまう方々がおられるので、やめたらしい。
- 386 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/02/05(日) 15:16
- 時間がなくて十分に調べないで書くとろくな事はないもので、
有さま菜っ葉姫こと有栞処更衣は、睦月の末に昇格なされて玖都に所属なされたとの情報を得た。
つまり側嬬ではなかったということである。
ことことで大いに恥を掻いた模倣作家であった。
この急な追加は玖都の本格的な活動の準備のためかと思ったりするが、
さてどうなんだろう。
微誘電の皆様方は出来上がったご自分達の写真集を御覧になりながら、
やはりまだ色気が足りないかな、などと語り合っておられた。
岡唯所は胸を見比べながら、
「私は十分あると思いますよ」
とおっしゃられたのを、
梨壷と梨香舎はちょっとお気に召さなかったようで、
「色気は身体というか容姿というものより、表情から滲み出てくるものよ」
とおっしゃられて、ふたりで押さえつけなさると、
「胸が大きければよいというものではないのよ」
とばかりに脱がせなさると、
それぞれ乳首をおしゃぶりなされた。
岡唯所は喘ぎなされて濡れ給うと、
梨壷は秘所に手を伸ばし給うと、
「そういう表情をするといいわ」
とおっしゃられた、失神なされるまで弄ばれたそうである。
「まだこどものくせに、おとなを馬鹿にするなんて許さないわよ」
ということであろうか。
しかし噂によると唯さま単独の写真集が出されるらしいので、
そうならば一番魅力があるということなのだが・・・
- 387 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/02/05(日) 15:17
- 松壷はいつも節分になると太巻きを丸呑みなされるそうで、
今年は南南東に向って黙々と召上がるようである。
そんな風習を理解できない作者にとっては、意味不明な行動に首を傾げるばかりである。
ただ妖精に頼らなくなった姿勢は評価しよう。
しかし裏の神神は亜弥姫をめざす者は求めていないようである。
妄結や那智や後鎮をめざす者を求めているようだ。
それは松さまが孤高の存在となり、
波浪風呂の一緒懸命から離別を決意なされて、
弘く外へ交友を求めておられるいることと関係あるようだ。
知さまが本格的に歌に復帰なされることができるのだろうか?
電網告知板を見ると、
いつになるか知れないが、圭さまや稲さまでさえ歌を出される予定があるらしいのだが、
知さまはないようである。
それにしても関西限定撰儀が完了する前に、さらに玉子撰儀をおこなうらしい。
いったい何を裏の神神は考えているのだろうか。
だが内々ではすでに決定しているという噂もある。
- 388 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/02/12(日) 18:18
- 歌の売上をたいていの人は、順位で評価するようだが、
重要なのは数量というか金額である。
そう考えると波浪風呂はここのところまずまずの成績のようである。
しかし全般的に新曲を出す間隔が開いてきているので、下降傾向といえる。
こういうことに敏感な後鎮は、このところ不運に見舞われておられたこともあって、
体調を崩されたそうである。
如月になってすぐ、藤壷は松壷のところに押しかけてこられていた。
そこで太巻きを咥え込んでおられる御姿を御覧になられて、
裕さまと稲さまが
「太巻きも男も極太のほうが最高やね」
とお話なされていたことを思い出された。
しかし藤壷は太ければいいというものでもあるまいと、
喉を詰まらせておられるような松壷の御様子から感じられたそうである。
- 389 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/02/12(日) 18:19
- どこかの国では、皇位継承で論議を戦わせているようだが、
そのような血筋がどうのこうのということは、
この波浪風呂においてはありえない、
実力だけの世界であるから。
だから撰儀を経なければ入れないのである。
それどころか、すでにおられる御方に縁のある人は、入れないことになっているのである。
だからあの麻民も波浪風呂に入れなかったのである。
ただそういう者を引き受けるはずの別働隊が、後鎮ゆかりの者のことで動けないでいるうちに、
まったく別のところに獲られたという事実もある。
こういう実力で成り上がっていく社会の中で、
知さまが一番なさりたいお仕事ができないでおられるのは、
他人を納得させるだけの話術と将来を見通し予測する嗅覚が劣っているのかも知れない。
そして力口さまにしても、何者かの策略に嵌まり、不祥事をでっちあげられてしまわれたのも、
危機管理能力に欠けておられたと裏の神神は考えるのだろう。
しかしこのことが表沙汰になったというのは、
揉み消しに失敗したということで、
駄振憂そして波浪風呂の力の限界が露呈したように感じられる。
それとも裏の神神はもっと大切なものを守るために、あえてこうしたのかも・・・
ふと思い出したのだが、数年前に波浪風呂に午年生れの御方がいらしゃらないのは、
発展するためにはそうすべきだという占いが出たからだという噂があったような・・・
そして今でもそういう状態であるというのは、真実なのかなと思ったりする。
- 390 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/02/19(日) 16:31
- 自分には文才がないのではないのかと、
このところ模倣作家は悩んでいた。
いろいろ試行錯誤しているのだが、
どうにも満足できるものではなく、
書くのをやめようかと思ったりもした。
しかし毎週欠かさず投稿することが、使命のような感じがして、
書き続けているのである。
さて松壷は英雄に憧れておられることを広言しているうちに、
いつのまにか、英雄倶楽部部長に奉り上げられてしまったようである。
今後空耳方面に突っ走って行かれることを作者は願っているのだが・・・
さて力口さまは罠にはめられて謹慎の身になっておられた。
どうしてこんなことになってか、振返っておられた。
駄振憂結成当時は、乃乃姫は亜依姫よりお仕事が少ないことを淋しく思われ、
蹴球の活動をやっているからかと考えて、一時期止めようとかと悩まれたそうだが、
普段会えない仲間と顔を合せることのできるよい機会だというまわりの助言によって、
続けなされることになられたそうだ。
その後蹴球に対する関心が高まるにつれ、逆に亜依姫のほうが取り残されたように思われたそうだ。
その心の隙間に悪魔が忍び込んだのが、今回の出来事なのかもしれない。
ただ松壷が非常によい曲なのにあまり売れていないのはなぜだろうと考え込んでおられたのに、
数日前から何かよいことがあったのか、機嫌が良くなっておられる御様子であった。
- 391 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/02/19(日) 16:32
- 有さまは快楽の秘技によって更衣になられたという話を耳にして、
麗嬢は一度手合せをしたいものだと思われたそうだが、
どうもその機会がない状況であられた。
特に体育運動大祭を控えて、裕さまと稲さまが愛のかけひきにうつつを抜かさないように目を光らせておられるで、
何も出来ないようであられた。
大祭に熱くなっておられるのをたいていの方は止むおえない事と冷ややかに見ておられたようだが、
圭さまはお気に召さなかったようで、わさとその時期にお仕事をお入れになられて、
出場しないことを明らかになされたのであられた。
それで裕さまは圭さまに続く者がいないように、ますます目を光らせておられたそうな。
それに反発を感ぜられた知さまは一計を案じて、裏の神神に挑発的な言動をなされたらしい。
その計略に乗った風を装って、知さまを大祭での司会進行役にして、競技に参加させないようにしたらしい。
これは裏の神神の中で、異性との恋愛関係があからさまになった御方を排除すべきだと考える者が多数いるからだろう。
しかしながら知さまを応援する汚駄どもが多いし、
一方波浪風呂内での恋愛関係のみを妄想して、それ以外との関係を拒絶する諸どもがかなりいて、
両者とも失いたくないために、こうしたことになったらしい。
そんな噂が飛び交っているが、事実はどうなのだろう?
- 392 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/02/19(日) 16:34
- 後真御門{ごまのみかど}は療養のために、静かな新居で伏しておられたが、
そこに侍従の参りて申すには、
「新沙屋敷で屋根裏に疫病歓迎の御札があったので、
この後真門邸をくまなく調べさせたところ、おなしような御札を発見しました。
これはあちらの方が・・・」
と松さまの新たな居所である天主閣の方に目を向けると、
諌めておっしゃられるには、
「変な噂に惑わされて、かようなことを申すと、
仲間内の和を乱す事になるから、口を慎むように」
これで体調が快復されたようで、
「垣さまは早く見つけられてよかった」
と心安らかになられたようであるが、
気落ちなさっておられる辻さまを励ますとともに、御自分の存在を示すために、ある行動をとられたそうな。
後鎮、乃乃姫、微誘電で大々的に公演をなさることをお決めなされたのだ。
唯さま正式に写真集を出される事が決って、好さまは複雑な想いであられた。
身近な人が注目されるのは喜ばしいことであるが、
売り上げ次第では唯さまが女御になる可能性がでてきて、
御自分の女御への道が遠ざかるかもしれないと感じておられた。
しかし唯さまは好さまと一緒に女御に昇格なさりたいということで、
写真集で恥かしい御姿を晒すことを決意なされただけで、
それ以上の意図はなかったようである。
こんな波浪風呂の雰囲気に嫌な、そして将来に不安を感じられる飯さまであられた。
- 393 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/02/26(日) 16:55
- 「断れば、向上心がないと言われ、
引き受ければ、成り上がるためにはなんでもするんだと言われる」
梨壷と吉室は他人事で嘆いておられた。
梨壷はやさしさだけでそうおっしゃられているわけではない。
それぞれを選ばれたおふたりとともに、これからも集団として歩んでいかれる。
このことでまとまりが欠けてしまうのではと心配なされているのである。
妄結の長でもある同期の吉さまは、我が事のようにおもわれて、
ともに考え込んでおられたのであった。
不穏な感じを波浪風呂の内にあるように勝手に思われた清さまは、
辺利頭の皆様方と見廻り組を結成なされて、
ピコピコハンマーを手に徘徊なされた。
すると辻さまがそれを御覧になられると、
「ご苦労であれれた」とて、
御褒美として、七人の頭をなでなでなさったそうな。
亀さまはピコピコハンマーで武装するのはどうなのだろうと思われたが、
重さまは素敵だと感じられたそうである。
- 394 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/02/26(日) 16:58
- それはそうと加護院の不祥事に対する処分は、相当厳しいものになったようで、
夏の妄結の歌舞劇に出演なさらないことが既に決ったようである。
さらに駄振憂の新曲や歌集なども発売中止になったばかりか、
この冬の波浪風呂全員公演の記録画集も発売中止になったそうである。
なんとも・・・
・・・何も言えない
知真門から知里居に移られた毬姫も波浪風呂の行く末を案じておられた織姫ともども、
どうなるのであろうかと話しておられたそうである。
ところで宮中蹴球大会『天球対抗戦第二弾』がおこなわれた。
「勝ったす」はどうにか優勝なされたものの、内容は・・・
このところ倉庫に入り浸って新荷をいろいろ物色していたもので、
板の統合がなされていたことも知らず戸惑っている、そんな間抜けな作者は、
情報収集がうまくいかずに詳細不明なのだが、
公式結果報告を見たところでは、一回戦と決勝戦ではPK戦で何とか勝ったようである。
しかし勝抜き戦全九試合中四試合がPK戦になっているように、戦力は均衡しているようである。
藤壷美貴帝は天才は生きている間には評価さらないものだと主張しておられるようである。
されどそれなりに認められているのでは、と知真門改め知里居は思うのである。
それは御自分が波浪風呂の中でどういう位置を占めていけるのか、見えてこないからであられた。
ともに歩んでおられる中でも、人それぞれ悩んでおられることが違うということなのだ。
それは御本人というより、その侍従の間にあるようである。
- 395 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/05(日) 16:13
- 作者は幻夢を見てある話の啓示を受けたのであるが、
ここに書くようなものでなかったので、
作者フリースレに載せることにした。
ということで、こちらにはあまり書けないと言い訳をする。
辺利頭の皆様方は見廻り組と称したりして、がさつなことをなさっておられるようだが、
歌比べなどを嗜まれるようなこともある。
千奈美に歌とは和歌であることに注意するように。
まあ亀壷と梨壷の関係が、友情といえるのか考えてみる必要があるかな
・・・・・
それより毬姫は亜弥姫や後鎮、橋の愛媛とともに携帯電網写真館の先発に選抜されたことをどう考えるか、
こんご波浪風呂でどういう位置を占めていかれるのか、ますます目が離せなくなったわけだ。
そして選ばれなかった那智の宮や乃乃姫の立場はどうするのだろうか?
づうするんだと言えば、寄る年に勝てず斉の瞳姫が「勝ったす」から引退なされるという、
そして補充するという話が出てないそうで、
なたひとり少なくなった・・・そして誰もいない、
みたいなことになるのでは?!
- 396 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/12(日) 17:39
- かよわい幼子を大量に殺害した殺人鬼の言葉、
「自殺するよりは、人を殺して処刑されたほうがましだ」
と主張し続けて処刑された。
自殺は他人を殺すより罪深いという教えに従がったのだ。
そういう宗教が本当にあると思えなかった・・・
実際にそういう宗教があると知って、
それがあの地域の紛争の原因になっているのだと感じた。
関係ない話はこれまでにして、
「勝ったす」の主将である吉四位は、補充要員の確保に関して各方面に相談した結果、
とりあえず蹴球に参加していない妄結と微誘電の面子計九名で、
蹴塁球なる御遊びをなさって、運動機能を高めさせ、
将来の補充候補を育てようということになったようである。
それくらい差があるということのようである。
確かにあの運動能力の高かった後鎮でさえ、
一年間女優業に専念なされておられる間に、すっかり鈍ってしまわれた前例もあるように、
鍛えていかなければだめなのだろう。
- 397 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/12(日) 17:40
- 知さまは波浪風呂から離脱することも許されず、
完全に参加なされることも認められていない。
このように立場が定まっていないのには、理由がある。
まず御本人が事の発端となった男との関係を成り行きにまかせて、決めていないことにある、
・・・というか、裕さまや稲さまのような年齢であれば、
そういう関係があっても致し方ないだろうけど、
かような事は、表沙汰になった時点で、結末を決めねばならないのである。
そして御本人は後方に廻り裏で仲間の踏み台になろうと一度決意なされたようだが、
最前線で大いに活躍したいという想いも捨て難かったようであられた。
それで波浪風呂内で活動なされるより、外でお仕事をなさることに重心を置かれたそうである。
妄結の新曲は予定を急遽早めたようで、練れてない感じに思えるが、
読者のみんなはどう考えるか意見を聴かせて欲しい・・・
とりあえず書いてみる。
- 398 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/12(日) 17:42
- 汚駄どもの色恋沙汰の妄想はすさまじいものがあって、
まさに暴走であって、吉さまなどはそれを題材にした妄想の結集物を目にするたびに怒りを覚えるのであられた。
裕さまや稲さまくらい年齢を重ねた御方なら取るに足らないことでも、
お年頃の乙女には、気になってしょうがないものである。
妄想の中では日常茶飯事の裸の肌のふれあいなど、ほとんどない訳で、
濃密な関係があるように思われていると知ると、
それをどうにか否定したいと考えておられるのだけれども、
逆に認めているような感じになるようだし・・・
・・・というか、そんなこと恥かしくて口に出来ない
・・・みたいなことになっておられる。
- 399 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/18(土) 18:55
- 萩舞局{はぎまいのつぼね}や岡聖堂などは、
身体は快楽を覚えておられるが、まだ頭はそれを理解なされておられないようである。
しかしそろそろ菅梨鋪のように頬を染めるようになられるだろうと妄想を膨らます作者であった。
さらに巷で噂になっていないが、
夢見る姫様は白馬の王子に騎乗なされることを夢見ておられる・・・
などと想像するまでに至っている。
いつまでも夢見る少女じゃいられないので、
同輩をお相手に恋愛のまねごとをなさって、実戦に備えておられると、
勝手に想像を膨らます作者である。
・・・・・
それにしても我は多くの妄想の中で暴走しているのに言葉にならないのだろう?
・・・言葉に出来ないのだろう?
・・・・・
泉というのは紺々と湧き出してくるはずなのに、
いくつかの場所から染み出してくるだけだ。
それでもわずかでも出てくるだけで嬉しくなる、
涸れることなく絶え間なく出てくるだけで感謝する。
それが自分の生きる糧になっている。
想像で創造した世界だけに本当の自分がいる。
人は存在しているだけで、生きているだけで価値があるという考えがある一方、
何かをしなければ、成し遂げなければ人としての価値がないという考えがある。
- 400 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/18(土) 18:56
- 松さまはちかごろ出された曲の売れ具合が悪いことに心を痛めておられた。
こんなにいいものをこのままにしたくないということで、
新たに映像付で制作しなおそうということになったそうである。
それより作者が気になっていたのは、
連続放送劇に知さまが出ておられるということで、録画して観たところ、
知さまとともに萩さまが出ておられた。
おふたりが並んで歩んでおられるところを見ると、
頭ひとつ知さまが高いけれども、なぜか同級生に見えてしまう。
それだけで笑劇である。
そういうこともあってか、卯月からの連続放送劇で実年齢より5歳以上若い役をなさることになったそうである。
こちらの方が現実味を帯びた見え方になるのかも知れない。
さて六期面の若手三人で絶叫遊具に乗って波浪風呂の宣伝をおこなう企画なのだが、
夢見る乙女は、そのような過激な恐怖は絶対嫌だと妄結正長に嘆願なされたそうで、
見かけによらずそういう恐怖体験に拒否反応を示しておられた吉四位は、塾長が代わりに出るように話をつけ、
垣さまはおだてられて出演なされることになったそうである。
乃乃姫はちょこっと疲れておられた。
理由はいろいろあるけど、やはりとなりに亜依姫がおられないことが大きいのだろう。
何も考えない風を装いながらも、
加さまお付きの侍従も含めて、まわりの者に気を遣っておられた。
おひとりでも駄振憂をちゃんと動かしていけることを示しつつ、
復帰なされたなら、素晴らしい事になることを期待させるように考えておられるようであった。
- 401 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/18(土) 18:58
- 田舎の職業野球団の今年の応援歌を、期間限定であったはずの出府出刃が担当させられたようである。
口にはなさらないけれども、女論か閑鳥居あたりが適任だろうと思っておられるようである。
・・・・・
春なので そよ風に寄り添っていたいけど、花粉症がひどくなりそうで、外に出たくない。
・・・・・
蹴塁球「都市兎」は体育大祭運動会において試合をなさるそうだが、
その相手はどこかの宮中の方々かと思っていたのだが、
どうもどこかの田舎の子ども達のようである。
「勝ったす童児」が、ようやく勝抜き戦に昇格した「奇跡的気まぐれ者」と試合をすることになっていることと合せて考えるに、
年齢の壁ってないのかな、と感じるのであった。
- 402 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/22(水) 02:03
- 人を感動させたいと思ってやっていても、感動をあたえることはできないように思う。
口先だけでは、
「感動した!」
と言っていても、本当にそうなのか疑わしい。
感動をあたえようと行動しても、空回りするばかりである。
しかし感動させようという心がなければ、価値のないものしかできない。
感動はあたえたり、もらったりするものではなく、
気がつけばそこにあるものなのかもしれない。
・・・結論になっていない。
- 403 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/22(水) 02:04
- さて波浪風呂体育大祭運動会がとりおこなわれたのだが、
話によると百bハンデ戦はいろいろ波乱があったそうで、
初参加の有さまは足が遅いように装って有利なハンデをもらっていたが、実はかなり速かったり、
辻さまはハンデを背負うとめっきり弱いというか、106mだと長すぎなようで・・・
小学生相手の蹴塁球は、見るも無残な結果に終わった。
琴さまは飛球とゴロの判別せずに走塁してお亡くなりになられたり、
飛球を捕球して喜び合っているうちに相手に走られて得点されたりするなど、
競技規則がわかっておられないようで、興ざめしたとのことである。
それでも味方に足を引張られて破茶目茶に得点されても投げておられた麗さまの健気さに感動したやつもいた。
また好さまはひとり最後まで交代せずにがんばって走り回っておられたことに感激したやつもいたようだ。
頭{かしら}は愛媛ではなく好さまがふさわしいとの声さえある。
- 404 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/22(水) 02:05
- 次に運動音痴負け残り選手権では、知的能力?を問われる競技が含まれていたが、
吉さまに対しては早口言葉、後鎮には歴史問題、雅王には米国大統領名、須茉には「勝ったす」初得点者、絢さまには英語、愛媛には今年は平成何年?、
そして唯さまは日本の首都、那智は五十音順で最初に来る都道府県名、垣さまは7×7=?、村愛寮は現日本代表監督、裕さまはさかさまに言うと?を答えられて勝抜かれる。
嗣さまは米国通貨名とアニメ問題を、松さまは今年の干支、有さまはWBC日本代表監督を答えられず負け残られた。
熊さまは10回クイズを答えられず、中早苑はハズレを引かれたが、ともに○×問題に正解なされた。
徳さまの答えられなかったことわざ問題を飯さまが正解なされたが、同じ問題が出てくるとは・・・
それから辻さまと重さまはハズレくじで残ってしまわれた。
・・・・・
最終的には大方の予想通り、松さまとの風船破裂対決で、重さまが負けて、運動音痴女王になったそうである。
純粋に運動音痴を競うべきとの声多数あり?
- 405 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/22(水) 02:06
- 1500m持久走は紺さまが雪辱をはらして優勝なされた。
前回の矢舞亭の記録を上回るよい成績であったが、
跳び箱も高記録だったそうで、
好さまと吉さまが13段まで成功なされ、14段はともに1回目は失敗なされるものの、
吉さまが2回目を成功して勝負がついた。
それに対して、十一人十二脚は期待外れで亀のような歩みで、地味な時間が過ぎたそうな。
そして赤茄子組が先に到着したそうだ。
その割には競技者はかなり興奮なされていたらしい。
蹴球は案の定、「勝ったす童児」は「奇跡的な気まぐれ者」に、
「勝ったす」は巷でそこそこ強い?「十条FC」に敗れた。
これについては論評を控えよう。
最終競技は大リレーであるが、緑茎菜組の正長稲さまは強い組と弱い組を明確に分けて、確実に得点をとりに逝かれたが、
副長の飯さまや赤茄子組正長裕さま、副長那智はあまり差をつけない組分けをなされたが、
その成果については論評を控えよう。
結局終始優位に立っていた緑茎菜組が優勝したことを記しておく。
- 406 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/22(水) 02:08
- さて表彰式後の恒例の余興の歌謡であるが、
辺利頭の新曲披露のところで、音が一度切れてしまったようである。
菅さまはすぐやり直そうよ光線を出されたようであるが、
嗣さまはこのまま続けるのよ電波を出されて、続行なされたそうである。
そして一度唄い終えた後、もう一度唄いなおしたそうである。
つまり二回披露する事が出来たわけである。
桃壷の賢さが明らかになったようだが、
そうなるように仕組んだという噂を耳にしたが、真相はどうなんだろう?
それから大会案内書に、単独歌手以外の方々は所属集団名が書かれてあるのだが、
辻さまのところには、その記載がなかったそうである。
事情通によると、駄振憂はもう終っているとか、
さらには力口さまはもう復帰なされないのでは、などと言っているようだが、
本当はどうなっているのだろう。
- 407 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/26(日) 14:34
- 梅壷はこのところ不機嫌であられた。
その理由は体育大祭で目立てなかったからではなく、
年初に玖都の頭領に矢舞亭を指名するとの天命が下ったことであった。
それまで自称してきた座を奪われて、
こえからは桃壷のように陰で操るしかなくなったからであった。
しかし正式に頭領が決まるということは、歌謡界に本格的に進出することを意味するから、喜ばしいことであった。
だから何とも言えない感情になられるのだろう。
切ない気持ちになられるのは、知さまも同様であられた。
御自分が司会をなされている番組に何度か歌手が来ることがあったのだが、
その歌をお聴きになられると唄えないという現実がたまらなくなってしまうが、
人の歌を笑って聴いているしかない。
それより惨めなのは、クイズ番組で御馬鹿な解答しかできなくなっておられることだろう。
毎日問題集に取組んでおられないと、加速度的に知識を失ってしまわれるのであった。
だから忙しいこのごろは、すべて忘却のかなたに逝ってしまわれて、
無智無能を曝け出されるのであった。
- 408 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/26(日) 14:36
- 松壷は4年程前に占ってもらった占い師に再び今後の事を占ってもらったそうである。
女優としての将来は語られたそうだが、歌手については語られなかったようだ。
松壷は心当たりの事があったのか、それに関して質問なされることはなかったそうである。
乃乃姫は考えねばと思っておられることがある。
天主や二人の御門が歌を中心にさることをやめ、
女優に力を注ぐおつもりのようである。
そして辻堂の演技はある筋では高いものがある、ただ一般的には・・・
妄結は彼女が加入してから大きく変化したように思う。
お笑いという新しい方向を確立したことはまちがいない。
その笑いの後継者である琴さまは、辻さまが卒業なされてから、少し伸び悩んでおられるようだ。
業界のとある通が、現在の妄結は味が薄くなってしまっていると発言しているのだが、
個性のぶつかり合いが、影を潜めたということだろうか?
- 409 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/26(日) 14:37
- さて夏に行われる歌舞踏演劇『璃梵の騎士』の配役が決定したようだが、
多くの汚駄が希望していたように、波浪風呂ですべての役をやることにならなかったことは、残念であった。
主人公に愛媛、敵{かたき}役に吉さま、その手下に琴さまなどは妥当だけど・・・
言いたいことはあるけど、情報が少ないのでやめておこう。
これが成功すれば、愛媛は中宮になられ、
演じる役が固定していない大変な役回りの梨壷は御門に近づくだろうと言われている。
時折出演なされる中に、妄結元面の後津庵でなく松壷の名があられたのは、どうしてだろう?
松さま主演の映画に出演なされた微誘電の御三人を撮影終了を祝って、慰労という事で御自分の屋形に招かれたらしいのだが・・・
これは関係ないかな・・・
それにしても辺利頭の新曲が出るようだが、前作から色{エロ}大放出路線を疾走しておられるようだけど、
この集団じゃなくて他にあるだろうと思うのだが、でもあの公演の記者発表を見ると・・・
それより微妙なのが、ある番組の笑寸劇で、出てこれない暮照{グレーテル}を探したりしてたことだろう。
- 410 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/03/26(日) 15:42
- >>409 中程ににまちがいあり、正しくは
これが成功すれば、主役?の愛媛は中宮になられ、
演じる役が固定していない大変な役回りの梨壷は御門に近づくだろうと言われている。
- 411 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/04/02(日) 16:04
- 思ったままに主観的に書くと、共感を得られず反感を買う。
感じたところのものを殺し客観的に書くと、つまらないおもしろくないものになる。
とかく小説を執筆するのはむずかしい。
・・・などと筆が進まない、そして出来が悪いことの言い訳をしたりする。
さて『璃梵の騎士』についてなのだが、
原作をよく知らないので、あの相関図に出てこない登場人物が多くあって、論ずるだけの創造ができないのである。
『亜麻色の髪の乙女』なる謎の人物は、原作通りならば誰が演じるかわかるのだが・・・
さて主人公を演じることになった高愛舘は、何か不安になられたようで、
那智に相談なされたようである。
しかし新居がどれだけ居心地が良いかをしゃべりまくられて、
もっぱら聞き役に廻られたそうである。
内裏の中央にあられた安夏峰に比べて、
周縁部のそれも天主閣の反対側にあられる安夏関は、静かで落ち着いた感じであられたようだ。
それはそうと清さまと嗣さまは成長していないように思われて、
菅さまの助言もあって、髪を立てた感じで固めてしまうようになされたそうである。
それでも以前より成長なされておられる。
此度も広告宣伝が妄結を優先されて、自分達辺利頭が二の次になっているように感じておられた。
以前ならただ指をくわえて、その状況を甘んじて受入れておられるだけだったが、
今では各方面より裏の神神へ圧力をかけてもらえるよう要請なされる智恵があれれるのである。
それでよい成果があがるかどうかは・・・
期待してみようじゃないか! なんてね
- 412 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/04/02(日) 16:06
- そういえば先週から松壷は誰彼となく喝を入れまくることになったそうだが、
先週はぐだぐだな状況で、今週はただただ叫んでおられただけのようである。
そんな松壷が藤壷に対して愚痴っておられることがある。
天主という唯一無二の地位に就かれて、まわりからの妬みやそしりをひしひしと感じておられたそうだ。
そういうこともあって、天主を名乗るようなことはなされなかったのである。
上を目指して頂点に成り上がってもよいことはないとぼやかれたそうである。
藤壷はそうかもしれないと思われたものの、
「人からもっとうらやましく思われるように頑張ってね」
などとおっしゃられたそうだ。
憧れがいつしか嫉妬に変わることはよくあることで、
一緒懸命を標榜している波浪風呂においてもありうることだろう。
藤壷は無理して上を目指す事はないかなと感じられたそうである。
そういえば、絶叫遊具乗り手なのだが、
どうも麗嬢は規格に合わなくなったらしく、愛媛に代わられたそうである。
それはそれとして、川琴荘と紺美棟は土産購入合戦で、
規則無視で菓子類ばかりを選んだようである。
その上買ったその場で召上がるという暴挙に走られたそうである。
勝って天丼を得るよりも御菓子の方がよいと考えられたようである。
- 413 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/04/09(日) 17:48
- 辺利頭の皆様方は、御自分の番組をお持ちになられているだけで、非常に有利になることをお判りであろうか。
世間というものは、すぐに忘れ去ってしまうから、
定期的に確実に出ておられることが、どれだけ重要であることか。
年寄りはいつの時代も「近頃の若い者はなっていない」と言っているものである。
大きくて目立ってしまう徳奈閣改め徳奈峰など標的にされそうだから御注意を。
いにしえの言葉は案外問題があるもので、
「先人の技は習得するものではなく、見て盗み取るものだ」
とか言っているようだが、
それって泥棒じゃないの?
などと思ってしまう。
ジリリだかキリリだか、きてんだかいってんだか、
駄洒落になってんだか、洒落にもならないんだか、
御洒落をしている場合じゃないし、まったく意味不明なことになっている。
過去の栄光が忘れられず、
一度解散したというか、永久活動停止した集団を再結成するというけれど、
うまくいくことはほとんどないだろう。
人気絶頂の時の事を思い出せば、あのころのように創造できるように思えるけれど、
そんなことはほとんどない。
でも今の津運久にとっては、無能な三人に頭を下げてでも、わずかな確率に託すしかないのであった。
そんなことはどうでもよい。
問題は重さまが料理の特訓をなされたそうだが、
芸能活動にどうつながっていくのだろう?
『岡女文化祭(料理対決)』でもあるのかな?
まだ松さまのゴルフのほうがわかる気がする。
- 414 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/04/09(日) 17:49
- 波浪風呂で起きている事は、世間でも起きている。
世間で起きてる事は、波浪風呂でも起きているという。
時代に寄り添って我々は生きている。
多くの人の声を聞くことによって、時流に乗ることができる。
でも潮に流されてはいけないと心に刻まなければいけない、特に妄結の皆様は。
・・・なんてね
それはさて置いて、宮中蹴球『天球対抗戦第三弾』がおこなわれ、
「勝ったす」は準決勝で宿敵「枯葉」と対戦して敗退したそうである。
その「枯葉」も決勝戦で「夢組織」に負けたそうである。
監督を『組織運営の天才という経営者』から『時流を呼んで一か八かの勝負をする芸人』に代ったからだろうか。
それにしても那智の君は「娘。DQN」からの連想からか「胸キュン」話題である音声番組に御呼ばれなされたそうである。
ただここは「ある派」だとか「ない」だとかに派閥分けする番組なので・・・
しかし進行役がすばらしい話、
「よりよくするため組織は離合集散をくりかえす」そうで、那智は頷いておられたようだが・・・
それはそうと重さまは肉体年齢は五十代だと露見されたそうである。
それによって汚駄の間で妄想が広がったそうである、
とこからか金をせしめて、その金で以ってすべて人にやらせ給いて、御自分で動かれることはなかったと。
助平な親爺に人気があるので、ありうるかも・・・
と想像したりする。
久春郭はこのほど御自分を主人公にした漫画ができたことをお喜びになられた。
こえも御自分で御入れになられて上機嫌であれれたそうだ。
対称的にこのところ注目されていない藤壷は不機嫌であられるとか、
普段から不機嫌であられるように思えるけど。
- 415 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/04/16(日) 16:33
- 夢で女神M(アーシュ)から叱責を受けてしまったようで、
どうにかせねばならんと考えている模倣作家であるが、
どうにもならないのであった。
「新」「旧」対立構造とやらで、幻をぶっつぶすとかで、
どうなるのだろうと思っている。
本来評論を戦わしている場所には出向かないので、そこではどうなっているか知らないが、
どうしてこんな場所で?
と考え込むが、わかるはずがないので、無視しよう。
あるべき姿を模索するなんて、やめてしまおう!
ある日のこと・・・
藤壷美貴帝は三位代{みいよ}好さまとふたり、なぜかひとつの部屋におられた。
「事務所が「美貴帝」を商標登録してくれとけば、紛らわしい者がでてこなかったのに」
「でもあっちは「美姫帝」て書くから、阻止できないと思うけど?」
「私は紛らわしいからだめだと判定されると思うけど」
「どうだろう?・・・
ところで「是美記帝(略して是帝)」は独占使用権・・・
違う、専属契約を結んだらしいね」
「やっぱ、あのあそこの監督兼社長と会ったりしてたから、
移籍されるのを恐れたんじゃない?」
「そうだね、このごろ得点のほとんどを彼女が獲っているからね」
・・・・・
そんな話をなされていたそうな。
- 416 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/04/16(日) 16:35
- 後さまは着替える度に臍につけた金具に目が行く。
その度思い出される裕さまの言葉、
「ここに飾りとして付けてもいいんとちゃう?
そしたら完全に私の奴隷やな」
・・・・・
乳首とそれに愛の芯を開くように花弁に附けられた金環を目にすると、
裕さまの性技の虜になったことで、
天主になられた松さまに何か負けてしまったように感じておられた。
・・・・・・・・・・
何か気にかかることがあって、前に書いたところを読み返したら、
毬姫のこととして書いた事が判明した。
どうも思いつきで勢いで書いてしまって、食い違いができてしまったようだ。
どうしようかと考えるが
・
・
・
そうだ、こうしよう!
以前書かれたこと、つまり過去はどうであれ、
今書いていること、つまり現在が現実なのだ。
それにこれは伝聞や又聞きによって書かれてあることになっているから、間違いもあるのだ
・・・という言い訳をしておく。
徳さまと須さまは何か流行らそうと「なげデコトバシ」とか考えたらしい。
それで辺利頭の皆様方は協力なされたそうだが、
でも嗣さまは前髪命なので賛同なされなかったそうだ。
それを知ってお焼の方夏雅殿は、
「そんな者が中心で唄うのは許せない。
自分だけがふさわしい。
ただ菅梨鋪はかわいいし、絵心があるからよいかな」
などと考えておられたそうだ。
さてさて「勝ったす」はこのところ成績が今一つということで、
競技規則に熟知する必要があるのではと、
審判員養成講座を受講なされたそうだが、
この成果がどう成績に影響されるのだろうか?
- 417 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/04/16(日) 16:36
- 那智の春公演に織姫は御呼ばれなされて出演なさるそうなのだが、
これまで飯さまはかようなことは何か惨めに感じて、なさらなかったのに、どうしたのであろうか。
ただ以前から亜弥弥姫は、紅茶党の旗を掲げなされておられたが、
此度那智は、珈琲党の旗を掲げなされたそうである。
牛乳党のほうがふさわしいように思えるが、それはさて置いて、
此度の行動は松さまに対抗していかれることを明らかになされたわけで、
このことと飯さまの決意は何か関係があるような・・・
さて知さまはこれから勢いの出てくるであろう、妄結、辺利頭(といっても乃乃姫だけ)、微誘電、辺利頭、玖都を集めて、
夏に『素晴らしい心』と題して、真事に企画させて合同公演をおこなうことにしたそうである。
さてどうなることであろうか?
そして麗さまは、妄結の看板を背負って立つためには、看板娘を経験せねばならぬとお考えのようで、
場末の食堂の看板娘になって仕事をなされたようだが、どうなることやら・・・
それにしても話の種をやたら蒔いてしまったが、
どれがまともに育って次の展開に進めるだろう。
手入れもせずに放っておくから全部枯れてしまうような気がする作者であった。
米国渡来模造遊園地の何周年かの記念で、妄結歴代面(一部除く)と微誘電は招かれなされて、
4組に分れて撮影対決をなされたのだが、
裕さまを頭に那智、飯さま、圭さまの組は、課題をさっさと確実にすまされてしまい、面白味がない。
垣さまを頭に愛媛、亀さま、麗さま、久さまの組は、寄り道ばかりでつながってないみたい。
梨壷を頭に辻さま、紺さま、重さま、唯さまの組は、課題自体が食べることばかりで本当においしい。
吉さまを頭に後鎮、藤壷、琴さま、好さまの組は、ささと課題をすませるのだが、雑になっていてよろしくない。
その結果は来週ということで・・・
- 418 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/04/23(日) 14:57
- 卯月も半ばを過ぎても、近年に比べて温かさを感じられない。
ここのところ風邪をひいてて、なかなか治らない。
身体の調子はよくなってきているのだが、
頭の調子はますます悪くなるばかりである。
本当に何も考えられない自分がいる。
こんな時は変な夢を見る。
・・・・・
カロさまが煙草を咥えておられるとみるみるうちに大きくなり、
節分に松さまが咥え込んでおられた太巻きにも劣らない太さと黒さになっていた。
・・・・・
そこで目が覚めて、あれはいったい何かと考えるが、わかるはずもない。
閑鳥居の御三人は御自分達があまり幸福でないためなのか、
他人の幸福を見かけたら報告するようにと呼びかけておられるそうな。
他人の幸福を聴いて、自分も幸福になれるなら、何と幸福なことであろうか!
- 419 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/04/23(日) 15:02
- 北海のかなたで誕生なされたあの姉妹の御関係は、妹君が姉君とは別の宮中に参内なされてから、公式的にはよろしくないようであられた。
特に姉君は妹君の存在を無視なされておられるようであり、
生年月日がほとんど同じで、北の辺境ということでは同郷のあの御方を、御仲間内では妹のようにかわいがられておられたらしい。
そんなおふたりが近々放送されるという再現劇の中で共演なされるそうである。
どうやらおふたりの周辺でなにやら関係修復がなされたらしい。
これが今後どのような展開をもたらすのであろうか?
そういえば、こないだ瞳斉と美斎とがたまたま顔を合せた時に話をなされたらしいのだが、
それぞれが所属なされておられる集団は、いつになったら新曲を出されるのだろうか?
他にも新曲を待っておられる方々がおられることをここにあえて記しておく。
しかしもっと書いておくべきことがある。
圭さまの出演なされた番組が期限不明で延期になったそうだ。
この裏に何かあるのだろう。
先週のかの遊園地での撮影対決だが、
吉さま組はあまりに雑なので、梨壷組に負けたのはあたりまえだが、
裕さま組が垣さま組に勝ったのは、どう見ても圧力があったとしか思えない。
やはり裕さまの威厳はすごいものがある。
- 420 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/04/30(日) 16:19
- 妄結の中でもっとも独唱歌手をめざしておられるのは、愛媛のように思えるが、
実は紺美人ではなかろうか。
彼女は本来集団行動は好まなかった。
自分の努力しだい、それのみで成果が決まるのが、好きであられる。
他人しだいで成果が左右されることが、嫌いであられた。
それで幼い頃は個人競技をもっぱらなされて、集団競技を避けておられたという。
だから「勝ったす」でも門番という個人の努力がもっとも明確にわかるところをなさっているのである。
それに対してもうひとりの門守である辻さまは、みんなで行動なさるのがお好きなので、
本格的野外蹴球であるなら、野に出て攻撃に参加なされるであろう。
紺さまが弥生に水着写真集を出されたのは、
これにより御自分の人気を高めて、独唱歌手に近づける手がかりになされようといくことだろう。
鈴愛園改め鈴愛場はこのごろ考えておられることがあった。
所属なされておられる玖都がいまだに広く世間に曲を公開できないでいるのは、
年齢の幅が大きくて、どういう樂曲にするか設定が難しいことなどがあるように思えた。
だから辺利頭と年齢が重なっている梅壷、矢舞亭、村愛寮が抜けていただければよいのだがと考えるのだが、
最近なぜだか津運久のまわりが慌ただしい様子で、相談なされていないようである。
その津運久は「波浪風呂と結婚した男」と言われていたのだが、とうとう見捨てたらしい。
波浪風呂の皆様は表面上祝福なされておられるようだが、
内心はおだやかなものではないだろう。
特に裕さまと稲さまは、丑三つ時に何かをなさるかもという噂が飛び交っているぼどだ。
- 421 名前:続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜 投稿日:2006/04/30(日) 16:21
- それでもここまでの成績からするともったいないくらいだ。
その閑鳥居であられるが、普段は時間通りの美宇姫が、行幸なされる時にはよく遅刻なされるようである。
公演の時のおしゃべりでは、事前通りの事柄でなく、思いつきで話をなされるそうである。
そんな気まぐれの美宇姫に対して、舞姫は律義で元に戻そうとなされるようだが、
麻美人は流れに任せてしまうから、あらぬ方向に進んでしまうそうである。
さて妄結に将来がないと考えられたのか、
紺さまは勉学に専念したいと称して、琴さまは語学留学したいということで、
どうも波浪風呂から卒業なされるそうである。
やはり沈みかかった船なのだろうかと思う作者であった。
飯さまや知さまなども波浪風呂の行末に不安を覚えておられるわけで、
やらされてる感のある企画ばかりである現状にも不満を持っておられることもあって、
人気回復には自作自演の企画しかないと主張されていた。
そういうこともあって、そういう感じの番組をやってみようと裏の神神は決意したようだ。
それでどうなるのか?
ひとつの時代が終わり、何か新しい展開があることを期待して、
『続新波浪風呂童女紀鏡〜波浪風呂盛衰美勇伝〜』は終了したいと思う。
- 422 名前:模倣作家 投稿日:2006/05/01(月) 21:10
- >>311以降の登場人物の呼称を顔文字とともに、紹介したいと思います。
0―0ヽ):津運久
(;○-仝-○):真事
从#~∀~#从:裕さま、中裕塔命婦
( `ш´):稲さま
(丼`ー´):雪丼
( `.∀´):圭さま
|( ゚〜゚ )|:飯さま、飯室→圭織家{かおりや}、織姫
(*'ー'*):那智こと安夏峰、安の宮、那智の宮、安夏峰改め安夏関
(●`A´●):麻民
(-〇Δ〇):村の宮、村さまこと村恵台
(0⌒ v.⌒0):斉瞳楼、斉の瞳姫、瞳斉
( `_´):谷雅社、雅王
川σ_σ||:柴の宮、柴さま、柴宅鮎姫
从 ^◇^):知さま、毬姫、知真門改め知里居
( ^=^) :膳任
(“.∀“):絢さま、絢園、絢嬢、木香宮{もっこうぐう}
从^v^从:藤さま、藤壷、美貴帝、「美貴丹」
( `.Д´):後鎮、後津庵、後真御門{ごまのみかど}
人`・´人:松壷、亜弥姫、松さま、松天主、(天主閣)
从^▽^从 :梨壷
(^:〜.^):吉四位、吉さま、吉の宮、妄結の長{おさ}吉室中宮
( ´D`):辻さま、辻堂、乃乃姫
( ´д`):加護院、亜依姫、力口さま
( 0゚v゚0):木村麻呂こと村麻廟、麻美人
(=⌒_ゝ⌒=):里さま、舞姫
(。^^。):美宇姫こと斎美軒→斎海軒、美斎
- 423 名前:模倣作家 投稿日:2006/05/01(月) 21:11
- 川 ’ー’川:愛媛こと高愛館、橋の愛媛、高愛舘
川o・-・) :紺さまこと紺美棟
∬´◇`∬:琴さま
§・e・§:垣さま、二位垣さま、御豆御息所
ノノ*^ー^):亀さま、亀壷
从o・ 。・):道の宮、重さま、白湯院
从`,_っ´) :麗さま、麗嬢
从σ刄ミ川:梨香舎、「参位{さんみ}の好さま」略して「三好さま」 、三位代{みいよ}
∬ユ´v`イ∬:岡唯所、唯さま
册゜ш゜」:梅さま、梅壷、梅の宮
W¨∀¨):矢舞亭
ル ’‐’リ :桃壷こと嗣さま
川´・_・`川:清さま、辺利頭頭領清紀楼
H:ρvρ):村愛寮
V‐Д‐):徳さまこと徳奈閣、徳奈閣改め徳奈峰
川刀O∇^刀F熊さまこと熊友園
ノノl∂_∂'ル:夏雅殿ことお焼の方
从o゚ー゚从 :須茉の君こと藤麻邸、須さま
川WпW):舞波丸
州*‘ o‘リ:菅梨舗、菅さま
洲`!´):鈴愛園改め鈴愛場
ノソ*^ o゚):中早苑
リ・一・リ:岡聖堂
(o・D・):萩舞局{はぎまいのつぼね}、萩さま
||| ´_`||:是さまこと美記所、是美記帝(略して是帝)
从б_бリ:小春姫、久春郭、久さま
从бwб从:有る原の菜っ葉なる側嬬→菜っ葉姫こと有栞処更衣、有さま
- 424 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/05/04(木) 17:44
- 垣さまは紺さまと琴さまの妄結卒業の話をお聴きになられて、お考えなされたそうである。
紺さまはもう戻ってこられることはなかろうけれど、
琴さまは戻ってこられるかもしれない。
一位の宮のような結末にならないことが明白なら、必ずそうなさるはずだと感じておられた。
妄結のために命を懸けておられたのに、今度の決意はどういうことだろうと思われたが、
琴さまは今の妄結そして波浪風呂に対して、大きな不安と不満を持っておられたように思えた。
裏の神神は、人を感動させるための手間を惜しんでいるように感じておられた。
垣さまは思う、自分達は未熟だけれど、時間をかけてきちんと練習すれば、必ずいいものを創作できる力があると。
舞台装置などに頼らなくても感動させられる、
少なくともそんなものをぎりぎりまで最善にしようと試行錯誤を繰り返えして、おちらを不安にさせるより、
最終確認の時には完全になっている方が、よっぽどよいものができるのだと。
そんな話を琴さまなどと話をしていたことを思い出す。
外の世界を見て、必ずや波浪風呂に戻って、新しい妄結を生み出されるように思えたから、
垣さまはそれまで妄結を支えようと決意なされたとか・・・
でもそれより気にかけておられたのは、
妄結がこのままの人数で進のか、
追加の儀がおこなわれるのか、ということであった。
裏の神神はこれをおこなわなければ、終焉に近づいていると思われないか、
それを気にしているようだから・・・
今はまったくわからないので、考えることはやめになされたそうである。
- 425 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/05/04(木) 17:45
- 謹慎中の亜依姫は、黄金週間前に静かな緑溢れる山奥に心を癒しにお出かけになられたそうである。
雑な取材しかしない文字通り雑誌記者に狙われていたこともあって、
侍従に人払いをさせて、出かけられたそうである。
わざとらしく鴬の声がしているなとくつろいでおられたのだが、
いいかげんな仕事の成果で、何度か人間に出くわされたそうである。
密かに居所を転々となされ、人目を気になされておられたので、
かなりお怒りであられたそうである。
「これから人出が多くなる時期で、朕はより隠密行動をとらなければならないのに!
その前に心安らかになろうと想っておったのに、これではますますイライラしてしまう!」
心を落ち着けるために、那智からの差し入れの珈琲を飲まれたそうだが、
まったく効き目がなかったようである。
吉さまは運気を上げようと風水師に診てもらったそうだが、
御自分の私的なことばかりお尋ねになられて、妄結のことは聴かれなかったそうである。
本心は妄結から離れてしまってるのだろうか?
微誘電の御三人は、互いに御自分がお色気担当だと思っておられるようだ。
そのためなのか、今回の新曲の衣裳は相当色々{エロエロ}だけど、
これで売上が伸びるのだろうか?・・・
- 426 名前:模倣作家 投稿日:2006/05/07(日) 18:46
- 有原cの顔絵文字まちがってた。
正しくは ノk|‘−‘)
さらに
>>421の先頭に以下の文章が抜けていたので追加しておく。
松壷は油断も隙もないと陰口を叩かれておられたことを御本人が耳になされて、
隙間のある余裕ある行動ができることを示したいと思っておられるそうである。
どうも出府出刃の田舎職業野球団に対する応援は、どうやら名貸しであって、
実際に応援に出向かれるのは、女論、閑鳥居、常夏の皆様方(通称「金鷲応援支隊」)のようである。
- 427 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/05/07(日) 18:48
- 謹慎中の亜依姫は、乃乃姫とは時折連絡をとっておられたが、
どうも頼りなく思われたので、先輩方とも親しく相談なさりたかったようだが、
何故だか皆様方はそろって忙しいと口を揃えていらっしゃったようである。
「五等の宮だけは、手を貸していただけると思ったのに」
と嘆かれたとか・・・
それにしても一切合切御自分の人生を託しておられたにもかかわらず、
何も動いてくれない裏の神神を怨んでおられたそうである。
皐月になり新たな動きが見えてきたようである。
玖都は小ぢんまりと新曲を出されるようであるが、
頭領の矢舞亭は、大々的に販売されないことに不満を持っておられた。
裏の神神は噂されているように、年齢の幅が大きすぎて、どのような路線にするか決め兼ねているのか、
などと考えたりなされたそうである。
ただこれで辺利頭がまだ友理奈{有利な}状況であると断定するのはどうだろう?・・・
さて圭さま、稲さま、絢さまが汚駄どもを引き連れて信州へ大型自動車による旅行を企画なされたそうだが、
これは御三人による集団結成の前段階なのだろうかと思ったりするが、どうなんだろう?・・・
- 428 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/05/07(日) 18:49
- 電脳網ではさまざまな噂が飛び交っている。
我はあまり興味がないとはいえ、いくつかの情報を得ている。
それを組み合せるとこうなる。
松壷はあるお仕事で海外へお忍びで出かけられた時に、
自由奔放な行動をとられたそうである。
その時著名な芸能人につきまとう波波楽地{パパラッチ}とよばれる輩にあられもない姿を撮られたそうである。
その写真が週刊誌にのせられるのを阻止するために、裏の神神は一計を案じたそうである。
松さまは自己主張という名の我侭をなさっておいでだが、
力口さまもそれをまねしておられたとか。
そして駄振憂の新曲の主題が「ちょいワル」ときまると、
体験しないとわかなないということで、
違法というか不法行為をなされたそうである。
以前もそういうことがあったので、裏の神神はその情報をそやつらに流すかわりに、
松壷のことは公表しないことにさせたそうだ。
それで加護院のことが、週刊誌に載ったようである。
大変なことに気づいてしまった。
妄結の歌舞演劇『璃梵の騎士』の開演が葉月にあるのに、
紺さまは文月末に卒業なさるとのことである。
すると練習なさっているのに出演なさらないということだろうか?
さて来れ入ったいどういうことだろうかと考えている作者であった。
世には奇妙な話があるもので、
ある時重さまは首が前後左右にぐらぐらゆれて、
普段からでは想像できないような空恐ろしいうなり声をあげられたそうである。
いにしえの物語のように怨霊に獲り憑かれ手相なられたのかどうかわからないが、
非常に不味い体験をなされたことと関係あるらしい。
- 429 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/05/14(日) 15:49
- 辺利頭の皆様方は、汚駄どもを前に誰が人気があるか、弁論の後に拍手で決めようとなさったが、
同じようなものだったそうな。
それでも司会進行役の独断で須茉の君になったそうな。
だからどうなのだと言われても、それが事実なのだからしかたがない。
それよりもっとどうでもよい話をひとつ、
アメックスはある条件にあてはまる客をブラックリストと呼ばれる名簿に載せ、さらに審査を経て、
ブラックカードなる特別なものを発行しているらしい。
詳細はプラチナカードを持っている客が対象であるという以外、極秘になっているそうだ。
貧乏でかようなカードに関係のない我にとっては、どうでもよいことである。
それにしても絵流田四丁目という仮想の町を創って、世間のまねごとを始めておられる方々がおられるようだが、いったいどうなるのだろう。
さらに松壷は特技を持った者を集めておられるそうである。
何を企んでおられるのだろうか?
そんなことを考えているうちに、宮中蹴球『天球対抗戦第四弾』がおこなわれたようだ。
公式電網告知板の記録によると、「勝ったす」は準優勝であり、優勝は前回同様「夢組織」だったそうだ。
その記録によると各チームとも是さまに対して重点的に守備をしたようで、
そのため他の選手が自由になれたようで、木村の麻姫は、2得点をあげられたようである。
決勝戦では先に「夢組織」が得点をとったようで、それを追いかける展開になったようだ。
是さまのみに集中して守備にあたらなかったようで、多少緩くなったことで2得点をあげられたそうだが、
追いつくことはできなかったそうだ。
- 430 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/05/14(日) 15:51
- 亜依姫は紺さまがあの歌舞劇に出演なさらないことを知って、
その役は御自分がなさるものだと信じたそうだが、
どうもいなくても問題のない役だったようで、かわりに誰かを選ぶことはないようである。
そんな落胆した亜依姫であられるが、
夕暮れの中、灯りも点けずに窓の外を眺めておられた。
本当は朝焼けの町を眺めたかったそうだが、
そんな時間に起きることなど不可能であられたので、
日の沈むさまを、昇っていく様子に見たてておられたのであった。
必ず日を昇らせて見せると決意なされたそうだが、
でもまだ責任ある立場の侍従からは、復帰なさる時期などまったく話が出ていない。
くじけそうな姿が窓に映っている。
- 431 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/05/14(日) 15:52
- ・・・・・
あてもなく街を歩く。
人知れずため息をつく。
壊れそうで崩れそうな情熱というか希望を繋ぎ止める何かを捜し続けた。
どうして以前のように素直に夢を見れなくなったんだろう?
今では街中でいる場所はどこにもない。
寂しくて、いかがわしい人混みにたたずむ。
おとなが誘いの手を引く。
経験が増えていく。
そこを避けては通れなくなる。
そんなところをさまよっていても、愛することを誇れる誰かに会えそうな気がした。
届きそうでつかめない、苺のように甘く切ない事を思い浮べていた。
ひとつ、ふたつ、消えていく家の灯りを数えていた。
街中で寝る場所なんてどこにもない。
体中から涙が零れた。
言葉を尽くしても理解しあえない人がいた。
破茶目茶にされても、瞳の奥に優しさを持った人に私をあげたい。
忘れないでね、寂しくたって、私は負けない!
壊れそうで崩れそうな情熱というか希望を繋ぎ止める何かを捜し続けた。
いつからだろう?自分を誇れるようになってきたのは。
きっとあなたに会えた夜からかも・・・
こうしておとなになる。夜も恐くなくなる。
街中でいる場所なんてひとつでいい。
体中から愛が溢れてくる。
壊れそうで崩れそうな情熱というか希望を繋ぎ止める何かを捜し続けた。
声にならなくても、想いが伝わらなくても、笑顔も泣き顔もすべてみんな、
まだ会えていないあなたに必ず知ってもらうの。
・・・・・
烏の声がする。まだ闇がまわりを包んでいる。
おとなには許されていて、こどもには許されていないなんて・・・
誘惑したおとなにはお咎めがなくて、
引きづられて過ちを犯したこどもだけが責められるなんて理不尽だ!
・・・・・
「唄わないカナリヤなんて、生きてる価値なし」
奮起させるためにあの方々に送った文字が今、自分の胸に突き刺さる。
・・・・・
これは夢なのか、それとも・・・
- 432 名前:模倣作家 投稿日:2006/05/23(火) 20:25
- PCがぶっ壊れたので、更新できないよ〜ん(ナキ)
いつ更新できるかわからないけど、待っててくれたまえ。
場末のネットカフェより愛をこめて(ハート)
- 433 名前:模倣作家 投稿日:2006/06/19(月) 00:48
- ようやくADSL開通で、ネットに接続できたので、
PCがぶっ壊れて更新できなかったのを、順次書き込みたいと思います。
まずは5月21日分から。
- 434 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/19(月) 00:49
- 商売に政治的なものを排除しているものだが、
「イスラエルの死海で・・・」
などと広告で言っているものがある。
パレスチナとの紛争の地をあえて出すとは、
もしかしてユダヤ資本が関係しているに違いないと思っているのだが、どうなんだろう。
ところで紺さまと琴さまの急な卒業には、
裏の神々による人員整理によるものだという噂が出ているようである。
そんなに財政状況が悪化しているのであろうか?
・・・なんとも言えないというのが、作者の正直な感想だが、
そうであっても、こんなことをして、裕さまなどが黙っておられないだろうと私は信じたい。
琴さまは語学留学後に新集団を結成なされるのでは、という噂があるようだが、
そうなれば喜ばしいがさて・・・
それより妄結は歌舞劇の後に出す予定であった新曲を、水無月に変更したそうである。
すばらしい売上になることでしょうよ!
一方閑鳥居は、新曲の予定もないそうなのに、単独で公演なされるとのこと、
これはどういうことなのかと思っていると、
どうも長月になさるとのことで、そんな先の新曲の予定はわからないのだが、
はたして・・・・・
- 435 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/19(月) 00:51
- さて辺利頭の皆様方はなにやら言い訳について考えておられたが、
桃壷のはあまりにもひねくれていて素直じゃないというのが、全員の総意であったそうな。
また知さまは山師の占いにはまっておられるようだが、
当たると言われているが、眉に唾をつけて聞くべきものだと思う。
それはそうと、どうにもならない失敗に遭遇なされると、
里舞房と村麻廟は、まったく別なことに打ち込んで、忘れようとなさるのだが、
斎海軒はなぜそうなったのだろうと思し召され、
御自分の責任じゃないというわかりきったことを詩歌にお書きなされると、
その想いを伝えるべく、それを波浪風呂の皆様方にお見せになられるのであった。
でももっとちぐはぐなのは、松壷と後津庵の会話であろう。
それぞれが好き勝手におっしゃりたいことをそれぞれまくしたてられるので、
双方ともごちゃ混ぜになって、意味不明な内容になられるそうである。
虚構の世界だと言っているが、実は現実世界の真実が含まれているように思える。
波浪風呂玉子の内でも待遇には大きな差がある。
汚駄の間でも今だに名前が不明な者もいれば、
公式なところから生年月日などまで明らかにされている方々もいる。
汚駄にとっては既知のことだろうが、
玉子の被撰人[えりうど→エリート]ともいえるのが、『友行・気を飢え鯛』であろう。
どうも去年の秋に結成されたようなのだが、
本格的に活動を始めたのは、今年の春のようである。
現在玖都にいる有さまも所属されていたそうで、
彼女の移籍で入られた森の咲く樹それに前優窟、古さま川夏荘、瀬楓棟、能智こと登有濠の五名であられる。
まもなく側嬬から更衣へと昇格なされるのであろうか?
て優佳すでに階級の意味が薄れてきているのかもしれない。
ところで飯さまは汚駄に向けて応援を呼びかける集会のゲストに波浪風呂からお招きにならず、
同じレコード会社に所属する誰かさんにしたようだが、
これはいったいどういうことなのだろうか、
首をかしげる作者であった。
- 436 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/19(月) 00:53
- 辺利頭の皆様方は秘密倶楽部「生徒会」を結成なされたそうで、
会長には須さま、副会長には清さま、代表会員には雅さま、黒板書記には熊さま、帳面書記には菅さま、会計には嗣さま、提案者には徳さまがなされることになったそうだ。
桃壷は会計という役職に不満であられたそうだが、
皆様方から「お金に一番しっかりしているから」と推されたので引受けざる得なかったようである。
人間であるのに裏の神々と称している。
そして幼き者の中から選んで、人の姿をした神に仕立てて行く。
これは天の摂理に適っているのだろうかと考えてみる。
しかしこれに応える者はいないだろう。
それはそうとあの動画写真集もかなりの方々が載るようになったのだが、
未だに後津庵と松壷は出ておられない。
なぜだろうかと考えるけれど、裏にある企みが見えてこない。
ただ後鎮の新曲の広告が通常より1週間早く始まったようだし、何かあるように思える。
古さまこと小夏姫は、松壷の公演にお出になられていた閑鳥居の皆様を御覧になられて、
これからの生き方がわかったそうである。
御自分達が主人公であるように、自由にやっておられた。
それによって汚駄どもに魅力を示して、多少なりとも応援してくれるようになるのだと気づかれたそうだ。
- 437 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/19(月) 00:54
- 毬姫はこのところ考えておられることがある。
女論や閑鳥居はずいぶん新曲を出しておられない。
裏の神々は確実に売れるとわかっているもの以外は、やめることにしたようである。
この情勢では御自分が出される可能性は、ほとんどないわけであり、
中宮に戻れることはまずないということであった。
今まで辞退していた命婦の職を承諾しようかと迷っておられるのであられた。
裕さまは「弱肉強食」を具現化すべく爆走なされているようである。
成年組と弱年組で対決なされた時も裏工作をなされて、一方的な勝利をなされたそうだ。
余興とはいえ、あまりにも見苦しいように思えるほどであったという。
- 438 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/19(月) 00:56
- 知さまは素敵な話を数式で表現することにとりつかれたそうだ。
「みんなの愛した数式」と称して大々的に普及させるおつもりのようである。
そんな毬姫は今後ますます波浪風呂以外のお仕事が中心になっていかれるであろう。
なぜなら津運久がある女の子の芸能界に出現するにあたっての企画を請負ったそうな。
金をかけて大々的な企画をしたのだが、券の予約がよろしからず、
裏の神々に泣きついて、急遽波浪風呂玉子から数名を応援に遣わしたそうな。
そして結果は芳しい成果ではなかったということで、
津運久は引続き彼女の売り出しの企画を考えることになったそうな。
そこで彼女が主体的な立場で劇をすることになり、
そこに毬姫が参加なさることになったのである。
ところで松壷や後津庵は、芸術家気取りであられる。
松壷は聴かせる楽曲に専念されておられる。
それに対して後津庵は、反体制的な雰囲気に走っておられるようだ。
伝統や常識に対する反逆をめざしておられるのだろうか?
でも今回の新曲にしても、激しめな感じであるが、
詞の内容は・・・
どうにも徹し切ってないように感じるのだが、どうなんだろう。
それにしても安夏関は、どの方向に進んでいかれるのであろうか?
御自分の中では決まっておられるようだが、それが見えてこないのは、
見る目がないということなのだろう。
前と同じ家庭用電脳機械といっても、今度のは直接電話線に接続できないのである。
そのことを知った時の衝撃はそれほどでもなかった、
1カ月以内に少しだけ進んだ電脳網に接続できるから。
しかし1週間もしないうちに、なぜか無性に寂しくなって、
繋がっていないということが、大きな傷のようになっている。
そして筆が進まなくなる・・・
- 439 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/19(月) 00:57
- とりあえず紙に書いた文字を機械の中に刻み込んでいく。
でも心に空いた隙間を埋める事はできない。
そうやってまた一日過ぎていく。
そんな時に予約録画していた番組の時間が何の予告もなく変更されてしまっている。
それがわかった時、怒りに震える気分であったのだが、
しだいに自分の不運に嘆くようになってしまう。
ますます執筆する気になれなくなる。
そんなことにめげることなく筆を進めていく。
さて辺利頭の皆様方は、なんでも三原則で決定しようとなさっておられるようだが、
いつものように破茶滅茶な結果になられておられるようである。
でもそれより滅茶苦茶なのが、那智の観光案内だろう。
地面のくぼみを「都のヘソ」だの、そこの電柱を「都のヘソピアス」、
元ゴミ捨て場の埋立地を「都のかかと」、ありふれた公園を「都の米神」などと、
でたらめなことをおっしゃっておられるようである。
- 440 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/19(月) 00:58
- ところで占いは信仰なのだそうである。
確かに信じるものは救われると言われているから、それでよしとしよう。
どうせ信心といっても、困った時の神頼みという程度だからね。
ある時村麻廟と里舞房が話をしておられた。
「麻は親指姫がふさわしいよね」
「そういうそちは、人魚姫が似合っているよ」
そこに斎海軒が来られて、その話を耳になされると、
「なら私は眠れる森の美女だね」
とおっしゃられるが、
「あなたは白雪姫の・・・」
ふたりは顔を見合わせてふたたび口を開く。
「白雪姫に出てくる鏡に語りかけるお妃よ」
美斎は不満顔であるが、いつも鏡の前で「悪魔の微笑み」と呼ばれるような、
裏のあるような笑顔をなさっておられるので、
こういうことを言われてしまうのであろう。
それはそうと、波浪風呂の広報的番組の告知的コーナーは、最近何だかぐだぐだになっているように思えるのだが、
気のせいなのだろうか。
まあどうでもよいのだけれど、書くことがないから書いといたけど、
これってどうなんだろう。ありえなくない?
- 441 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/19(月) 01:00
- それにしても那智は、お仕事ごっこの中で、職を転々としておられるようだが、
これはよろしいのであろうか?
でも演劇仕立ての寸劇なのでよかろうと考えている模倣作家であった。
さて知さまは命婦であることを受け入れなされたが、
その勅命は拒否なされておられた。
それはまだ中宮復帰を諦めておられないことをしめしておかれたいとの思いがあられたからだろう。
そして紺さまはお辞めになられるとおふとりになられるのでは、
とある汚駄は心配しているようだ。
最高学府を目指して受験勉強をなさるのだから、
あまり体を動かすことがなくなるわけで、
お食事の量を減らすことは難しいので、肥えることは必定のように思われる。
ただ宮中におられたことでかなり舌が肥えておられるだろうから、
贅沢のできないこれからのお食事でどうなることであろうか。
ところで辺利頭の皆様で組織された見廻り組は、このたび新たに六メートルの水鉄砲を装備なされたようである。
ただこの六メートルが何を意味しているか、定かではない。
ただわかっているのは「天に代わってお仕置よ」という合言葉は不変であるということだ。
- 442 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/19(月) 01:01
- 吉さまはこのごろ考えておられることがある。
紺さまと琴さまは、傾きかけた妄結という船から逃げ出したという噂であった。
正長といて妄結の将来について気になされておられた。
ある番組紹介誌の妄結の近況を知らせる欄が廃止になるということで、気にしておられた。
しかしたかだか20年あまりの人生しかないので、
不安ばかりが増大なされるだけであられた。
その上あの副長は、妄結がどうにかなれば天主とともに歩めばよいと考えておられるようであり、
裏の神々にはたらきかけたのか、長月にはお二人で例の期間限定単位を結成なされることであり、
頼りにはならない。
しかしどうにかなるさと思っておいでのようで、
切実に感じておられるわけではなかった。
松壷の一人で話する音声番組(といっても最近は誰かを招いているようだけど)を久しぶりにまともに聞いた。
横道にそれるのだが、それにしても都に住んでいるというのに、この電波の悪さはどうしたものだろう。
違う種類の電波であるが、富士山麓からこちらに向けてくるやつは、とらえることができない。
だから都になったことがないのに、中京と呼ばれているところのは、まったく聞こえないし、
上方と呼ばれる旧都あたりのは論外である。
故郷の遠の朝廷のあった場所では、東の都からの電波がかすかに聞こえていたのだが・・・
道草はこれまでにして、まともに聞いたといっても、大半が夢の中状態っだったので、ほとんど記憶にない。
その上劇場版最終回?とかで、炒飯と粒麺の闘争なんだが、
御馬鹿な私にはさっぱりわからんし、
水餃子とやらの立場も不明だ。
ただ同じ中華料理で争うことはないというのには賛同できるし、
そして汚駄どもから脚本案を募集して、それをおかかえの戯作者にまとめさせて、
本番中にようやく完成させてることは、理解できた。
・・・なんて胸張ってどうするんだ?
- 443 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/19(月) 01:02
- ところで先ごろ発表された期間限定単位「我夢」であるが、なぜ松さまと藤さまだけで結成されたかというと、
松壷が天主になられてから以降、安夏関や後津庵に比べて御威光が増大なされて、
今やおふたりが先輩風を吹かせるわけにはいかなくなられたので、
排除なさろうとして、排除されてしまわれたのである。
梨壷も微誘電のことを考えると、あまり他の事に力を注ぐべきでないと思われたので、参加なされなかった。
辻堂にしても打診を受けられたらしいが、ひとりで参加するわけにはいかないと拒否なされて、
松壷の御意向通りに藤壺との二人組ということになったそうだ。
他にふさわしい御方はおられないので、当然の結果ではあるけれど、
これが吉と出るか凶と出るか、今後の事もあるので、目が離せないとしておこう。
波浪風呂広報ともいうべきあの番組に歴代妄結の面子が、お出ましになられたが、
やはりというか、知さまの御姿がなかった。
やっぱりこの番組の製作者の中では、知さまのことを許し難いと考える者が多いのであろうか。
しかしこの番組は完成度が低いものになっているように感じられるが、どうなんだろう。
まあ妄結の皆様方も優勝賞品は食べ物以外ありえないと思っておいでだから、
食べ物に執着心のない吉さまが、最優秀者として
「新曲発表時の最後の場面でのどあっぷ映像」と知った時にすこしだけ残念な表情をなされたように見えた。
「これはおいしいのかな」と考え込まれたという話だが、実際はどうだか・・・
- 444 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/19(月) 17:13
- 読みにくいよ
- 445 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/25(日) 16:41
- 読みにくいというのは、この世界では醜い(見にくい)ということであり、禁忌なことである。
それをあえて犯すと、誰からも相手にされなくなるため、
この世界に棲むことはできなくなるだろう。
でもそんなことより情報が関心の中心にある作者であった。
今回のPC故障によって情報をどれだけ的確に取得して、
大切に扱うことが、つまりバックアップをきちんととることが、重要であるかを知ったのであった。
これからの時代は情報が一番である。
一度失った情報は簡単なように思えても意外と取り戻すことはできないことを思い知った。
それより期間限定特別単位より前に恒例の混成単位の発表されていたことを思い出した。
今年はないね、どうしたんだろう・・・
と考え込む作者であるが、去年が不評でやめたのかなと思い込んだようだ。
何かずれていると自覚なされている松壷と違ってなんだか・・・・
本当は波浪風呂全星集団をまたやってくれることを望むのであるが、
津運久は二度と同じことはやらないように思える。
いつのことだか定かではないが、過去であることは確かなある時、
津運久は封書を受け取ったそうだ。
裏を見ると「松井」とあるが、
いったい誰だ?と首をかしげる。
封を開け、書状を見ると、
懐かしさがこみあげる。
糸冬からのものであった。
ある時まで仲間として音楽活動をしていたのだが、
わけあって旗毛と示し合わせて、罠にはめて追放した者であった。
そのとき当分生きていけるだけの金を持たせてやったのだが、
すぐに使い果たしたらしく、その後何度か作詞をしたとか作曲をしたとかいって、
金をせびりに来ていたことを思い出した。
あまり相手にしなかったら、ぱったり来なくなったように記憶している。
そして最高の詞ができたから買ってくれとのことであった。
「
このごろ おれは めったにパンツを脱がない
身体の一部が熱くなった時には おもむろに脱ぐのだ
少し我慢をした後 ふんばって放出する
すっとする その瞬間 快感が 身体中を 駆け巡る
すっとするけど 1日後には 腹が・・・
そしてパンツを脱ぐ そんな日の繰り返し
夜は夜で 別の事で脱ぐけどね
」
なんだこれは?
下に題が書いてある。
・
・
・
『クソの詩』
ゴミ箱直行便だ!
- 446 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/06/25(日) 16:42
- 辻堂はこのごろお仕事が終わった後にふと思うことがあられた、
姿形のない物とはいえ、他人の物を盗むことより、
未成年には許されないことをする方が罪は重いのだろうかと。
相方がいつ戻ってくるのかわからないことに不安を募らせるのであられた。
どうも波浪風呂第三次再構築が開始されたようで、
紺さまと琴さまの卒業に続いて、あの前さまも卒業されて、
完全に演歌に専念されるらしい。
今でも多くの汚駄から無視されていたから当然だと思う。
辻さまはこの期に加さまが卒業させられるのでは、と心配なされているのである。
この不祥事の対応に不信感をお持ちになられて、裏の神々とやりあったらしいので、
ありえない話ではないだろう。
でも辻さまは戻ってこられることを信じていらっしゃる。
そしてその時には、世に出られなかったあの曲を違う形にして出したいと思われていた。
なぜか抹殺されることを極端に嫌うようになられたからかもしれない。
それはそれとして、女論記念日は公演なされるのに合せて、
会場限定販売の新曲を出されるらしい。
とすると間鳥居も単独公演にも同様なことがなされるのであろう。
そして玖都が歌謡集のみ大々的に売り出されるらしいので、
この御二組もそうなさるのだろうかと考える作者であった。
今の時代臨機応変に活動していかなくてはならない。
あの番組の笑寸劇で編出流{ヘンデル}が豆の木の若苦{ジャック}の母になっているようにね。
- 447 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/07/02(日) 23:31
- 聞くところによると那智は、今度の新曲でさまざまな試みをなさったそうである。
そして評判のよいものは、今後取り入れていかれることを考えておられるようだ。
萩さまこと舞童子改め舞者は、津運久の最近の行動を見ると、
もう波浪風呂に以前のように熱心でないように思えてしかたがなかったそうだ。
それについて先行き不安に覚えておられるのだが、
それよりそのことに先輩諸氏があまり関心をお持ちでないことの方が心配であられた。
それはそうと変な話があるもので、閑鳥居の幸せな番組は好評らしくて、第二部を新設するそうである。
しかしそれが第一部の終了一時間半後に開始するという、深夜にあるまじき放送である。
普通なら連続して放送するか、週二日にするかだと思うのだが・・・
やはり無名なそして実際は東京のようでそうでない放送局だけに変なことをするものである。
聴いている人の身になれと怒っている作者であった。
『我夢』について噂がいろいろあるようだが、日に日に大きくなる噂は、
これによって今年か来年の初めには、藤壺は再び独唱歌手に戻ってこられるだろうというものである。
そう言われると確かに今回の事を独唱歌手への布石のように思えてしまう。
- 448 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/07/02(日) 23:32
- さて文月には閑鳥居と女論が汚駄向けに支持強化のための会合を催すのに続き、
葉月にはそれに加えて玖都の方々もなさるようである。
これは何を意味しているかは、読者の皆さんが御自由に考えてみてください。
ただ裏の神々が辺利頭のように、汚駄どもが憑くことがないように、
そして同年代の少女達が支持者になってくれるような方策を玖都にはとっていきたいと考えているらしい、
そのようにうまくいくか疑問ではあるが。
ところでこのほど下衆なおとなが金を稼ぐためにおこなう銀玉遊戯に、
松壷を題材にした物が出ることになったらしい。
そういう話が来なかったからではないだろうが、
安夏関や後津庵などは、あんな不健全な物に関わるとは、何を考えているのだろうかと、
非難なされているそうだ。
卒業するにあたって紺さまは思うところがあられたそうだ。
その昔、嫌っておられたおとながこどもを騙すようなことをやっているのではないかと考えておられたようだ。
たまたま顔を合わせた籐麻邸こと茉さまにお聞きになられるが、
ほとんど接点がないこともあってか、
まともにお答えになられなかったそうだ。
- 449 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/07/02(日) 23:45
- >>447の前に以下を追加
今さらであるが、妄結の新曲の初回限定版とやらは、それぞれの方々が中心となった表紙が十枚あるものらしいのだが、
その代表として麗嬢のが広告に出ていたそうである。
ということは彼女が妄結を代表する地位を占めていくということになるのだろうかと思う作者であった。
- 450 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/07/09(日) 17:07
- 妄結の皆様方はあの番組で飛んだゲームをこのごろ毎週なさっておられるようだが、
観るほうからすると、好評とはいえこう毎週だとマンネリに思えてしかたがないし、
とんだ食わせ物のように感じる。
那智の新曲であるが、いろいろごたごたがあったそうで、
裏の神々から必ずしも完全に賛同を得ていないようで、発売時期でももめたそうである。
ただ那智本人は愛奴瑠路線から決別なされる御意向のようだ。
秘かにお会いに来られた乃乃姫や亜依姫とも同じくなられたそうで、
誰かのようなおとなしめのいわゆる聴かせる曲ではない、
ある意味芸術的なそして先進的な楽曲をめざす・・・みたいな結論になったようである。
しかしながら新曲の売上はあまりよくなく、やはり宣伝が足りないように思うのだが、
裏の神々は新しい試みは失敗したと考えているようだ。
辻さまと加さまがお会いに来られたのは、
おふたりの単位をこれからも続けていくべきか、参考意見を得るためであった。
まともに意見を求めると、何かと問題のある御方であられるが、
まわりの状況を把握するのが鈍いのに反して、無意識に的確な感想を述べられることがあられるので、
那智にお会いになられたのである。
結論としては、最初の方針の「ふたごでないのに、ふたごのよう」というのはやめにした方がよいということと、
今後も継続していくなら、個性のぶつかりあいを出していくべきだということになったようだ。
混成集団についてであるが、去年は全員参加でなかったことが不評であったらしい。
しかし全員参加という形では人数が多いだけに完成させるのに手間がかかり、
費用がかかる割には収益があがらないということで、裏の神々は消極的であるらしい。
最終的には裕さまあたりがどう考えておられるか、津運久がどう行動するか、ということになるのだろう。
- 451 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/07/09(日) 17:08
- 満を持して小春姫はアニメの主役に扮して新曲を出されたわけだが、
かわいさぶりぶりは、白湯姫を超えた上に、軽快さが加わって無敵だろう。
さすがに未羅玖瑠愛奴瑠と名乗られるだけのことはある。
ただ問題なのは振りがちゃんと星になっていないのがおしかった。
それに顔が整いすぎているので、私は重さまの方が好みだけど。
さてどこかのわらべが瓦版を見て、美貴帝より閑鳥居の誰かの方がかわいいと言っていたのを、御本人達が耳になされると、
その誰かが御自分であられると議論しあっておられたのだが、
ふと美宇姫は何か考えるところがあられたようで、麻さまを御推しになられたそうだ。
「私は比較する対象から超越しているし、かわいいというより美人のほうだし・・・」
とのたまわれる。
その話を聞いて、そうなんだと納得したものである。
このごろ波浪風呂玉子の中から五人が公式の電脳公開日記をなさることになったらしい。
それは諸々塚の香奈姫と青い木の英奈姫、翔さま呂便洞、瀬楓棟、登有濠であられたそうだ。
今後表に出てくることが多くなられることだろう。
妄結の長月におこなわれる『文化祭』には、微誘電、辺利頭、玖都、そして辻さま(現在そう発表されているが、実際はあの方の謹慎が解けて駄振憂と訂正されるだろう)が参加されるようだ。
これは吉さまが知さまの提案を受けてそうなさったとか。
松さまがひとり波浪風呂で大きな顔をなさっていらっしゃるのを快く思っておられなかったので、
これから勢いの出てくるであろう方々を終結なされて、こちらのほうが輝いていることを誇示しようというお考えであった。
知さまが司会進行役だけにとどめられたのは、吉さまなどが外でのお仕事に重心を置いておられることを問題視なされたかららしい。
さてこのほど宮中蹴球『いいかも杯』予選総当り戦がおこなわれたそうだが、
その会場は空調がなくてひどいものだったらしい。
熱中症の危険性もある中での試合は、番狂わせの連続だったらしい。
「勝ったす」は首位で決勝勝抜き戦に進出したが、
『天球対抗戦』現在一位の「夢組織」、三位の「枯葉」は最下位で予選落ちし、
逆に最下位11位の「奇跡的な気まぐれ者」は首位で進出したという。
新入りの「良」は予選落ちしたとはいえ、接戦であったというから、戦力は均衡しているようだ。
ただ暑さのせいか、それとも公式戦の審判でなかった?(ある汚駄がそういうことを書いてた)ためなのか、
誤審とかでごたごたしていたそうである。
まあ決勝勝抜き戦では改善されてるとは思うけど・・・観に行くわけもなく、こっちの知ったことではない。
しかし問題なのはこれではない。
宮中行事が多くなる文月から葉月にかけてまた杯選手権大会があるらしい。
葉月には対抗戦もあるし、体がもたないのでは、と他人事ではあるが、心配してみたりする。
ただ対抗戦は長月に変更されるという噂もあるようだけど。
あの番組に長老さま(裕さま自身がそう呼ぶようにとおっしゃられた)が参加なされると、
御自分の組が勝利できるように各方面に根回しをなされたそうだ。
そのためか妄結の年長者達はこぞってその組にお入りになったそうだ。
そして案の定、勝利なされたそうである。
- 452 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/07/17(月) 16:24
- 垣さまはこのごろ嘆いておられることがある。
それは「我夢」のことであられた。
那智と後鎮は亜弥弥姫を排除しようとして、
梨の華の精、乃乃姫、柴鮎姫などにも賛同を得たそうだ。
しかし亜弥弥姫は美貴帝とふたりだけで強引に限定単位の結成を裏の神々に認めさせた。
そして御自分が主演なされた映画の主題歌は、美誘電とで歌うはずであったが、
それを「我夢」が謳うことに変更させたのであられた。
このことは、波浪風呂の中で弱肉強食の考えだけが蔓延して、
一緒懸命…つまり「みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために」が実践されていないことを意味すると感じられたのである。
しかし思うばかりで、どう行動してよいのかお判りであられなかった。
余談であるが、『璃梵の騎士』に後鎮がまったく出演なされないのは、特別な理由があるようなうわさがあるが、
単に春先に体調を崩されて、大事をとられたという話もある。
その後出演の打診があったようだが、御自分が主演されることがないことから、
積極的に出演なさる御意思を示されなかったようである。
松さまはいろいろ御不満があられるようだが、
特にこの数日真夜中になっても気温が下がらないことにイライラなされたようである。
まだ梅雨明けしていないのに、こんなに暑いなら、夏盛りの葉月になったらどうなるのだろうと心配なされている。
しかしもっとも大きな不満であられるのは、例の歌舞演劇であられた。
波浪風呂の皆様方と最近疎遠になりがちなので参加をお決めになられたのだが、
お仕事が忙しすぎて、やめたほうがよいかもと思っておられるようである。
特別出演ということで楽できると考えておられたようだが、
稽古が案外厳しくて、やはり主役じゃないとつまらないと感じておられたようである。
そんな松壷は全国中から瓦版のおもしろい記事を募集なされている。
どんなもんだろうかと思っていたのだが、世界的電子網で配信されてるのが中心で、なかなかのものである。
ただありふれた質問とすばらしい回答も募集なされたそうだが、
何だか偽善者ぽい企画に感じるのは、自分だけだろうか。
- 453 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/07/17(月) 16:25
- 閑鳥居の皆様は、麻さまの御生誕記念の特別指令を受けたそうだが、
里さまは失敗なされたけれど、麻さまと美斎は成功なされたそうで、賞品を予定通り獲得なされたそうだ。
そんなことより今まで出された楽曲の最良集を葉月に出されることを書いておかなければなるまい。
さて「いいかも杯」決選勝ち抜き戦がおこなわれた訳だが、
その準々決勝では、すべて予選二位が一位に対して勝ったそうだ。
ということは「勝ったす」は負けてしまったということであう。
そして優勝したのは、公式戦では下位総当り戦の常連「蹴竹」であった。
汚駄どもの観戦記などいくつか見て回ったのだが、よくわからないので、
吉さまがいないとだめなんだということ以外の論評はさけようと思う。
さて文月から葉月にかけて、妙に間隔をあけておこなわれる『お台場冒険王選手権』であるが、
十六組も参加されるようで、その中に「小さな勝ったす」と閑鳥居の混合で参加されるようだ。
六つの組に分かれて総当りの予選を戦われるのだが、
いくつかのチームは二つから三つの組に入っているという変なものである。
宮中行事が多い時季なので、すでに『良』が一つの組では欠場を表明しているようだが、
ところで「勝ったす」は葉月の末に決勝まで連日試合することになっているようだが、
はたしてよい成績を上げられるのだろうか?
ただ吉さまは今回「小さな勝ったす」が対外試合に参加することで、
その中からよい人材を見つけて、補強が進められると喜んでおられるそうだ。
妄結の皆様は支持層の拡大のために、行動を起こしたそうだ。
代表として、吉さま、藤さま、愛媛、重さまが乳児に毛が生えたような輩を相手に宣伝活動をなさったのだが、
はたして効果があるのか、いつごろあらわれるのだろうか、そのうちわかるだろうけど・・・
- 454 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/07/19(水) 07:41
- >>453
誤
宮中行事が多い時季なので、すでに『良』が一つの組では欠場を表明しているようだが、
ところで「勝ったす」は葉月の末に決勝まで連日試合することになっているようだが、
はたしてよい成績を上げられるのだろうか?
正
宮中行事が多い時季なので、すでに『良』が一つの組では欠場を表明しているようだが、
今後いくつか出てくるようだ。
そういえば、『天球対抗戦第五弾』は神無月になるようだ。
ところで「勝ったす」は葉月の末に決勝まで連日試合することになっているようだが、
はたしてよい成績を上げられるのだろうか?
- 455 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/07/23(日) 16:58
- 宮中蹴球『お台場冒険王選手権』予選イ組の試合が行われて、
「夢組織」が首位となり決勝に進出したそうだ。
そういえば『天球対抗戦最終戦』は霜月におこなわれることが決まったそうである。
このごろあの音声番組で辺利頭の方々は何かに扮して汚駄どもの質問にお答えになられておられるようだが、
作者には何だかよくわからないのであるが、御自分達でなさってて楽しいのであられるなら、何も申すことはない。
松壷はかの音声番組で生歌を御披露なされた。
生放送でかようなことをなさるのは初めてだそうで、それだけで素晴しく思えたが、
何か機会があるごとになさりたいとおっしゃられておられたが、
本当は先頃のはたちの御聖誕記念の時になさりたかったのではと・・・
作者としては、伴奏なしで唄われたりとか、波浪風呂の皆様方の誕生日記念に唱われたりとか、なされたりしたらよかろうと申してみたりする。
素朴な質問と素敵な答えはどのように紹介されても、偽善者のごとく感ぜられてしまう。
そういえば、歌謡集の中から評判のよかった楽曲を単発化する可能性をにおわせる発言をなさったような・・・
今の津運久などに頼むよりよいかなと思う。
閑鳥居の音声番組に雪丼が招かれたそうだが、
このごろ存在が薄くて一部では波浪風呂から離脱なされるのではと噂されているので、
健在振りを証明なされたようである。
ただ新曲をたっぷりと紹介なされたので、まるで御自分の番組のようになったようだ。
- 456 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/07/23(日) 16:58
- ところで春ごろ天命が下ったようで、側嬬で『友行・気を飢え鯛』の登有濠、瀬楓棟、川夏荘、前憂窟、森樹丸と
翔さまこと呂便洞、香奈姫こと諸香舎、英奈姫こと青里庭は、更衣並みの待遇となられたそうである。
とりあえず今後注目しようと言っておこう。
それはそれとして、那智の映像付新曲のことだが、
普通は音声のみの一週間後に出されるのが通例であるのに、三週間後の発売になったのは、どのような理由からだろうか?
どうも裏の神々の内部に意見の相違があるように思えるが、外からはよくわからない状況だ。
さて波浪風呂は韓{から}より留学生を受け入れたそうだ。
彼女は「勝ったす」の練習にも参加なさるようであり、もしかして試合にも出られるのであるか。
紺さまが妄結を卒業なさるということで、あの番組が記念企画ということで、
紺さまと妄結九名とが知的対決をなさることになった。
それでヤル気満々であられたのだが、九名が考えた(という設定の)問題に解答するというもので、
「またおとなにだまされました」
と思われたそうである。
そんなことより問題なのは、辻さまが公演中に怪我をなされたそうである。
どうも駄振憂の復活を阻止する何者かの策略か、
それとも「勝ったす」の活躍を嫌う何者かの陰謀か、
どちらにしても波浪風呂の一大事である。
- 457 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/07/31(月) 00:46
- 毬姫はこのごろようやく歌手と紹介されないことに慣れてこられたとはいえ、
ただ才能ある人(タレント)と呼ばれることに寂しさをまだ感じておられるのであられた。
特に芸人による歌唱王座決定戦の審査員としてまねかれたのだが、
いつになったら唱の世界に戻ることができるのだろうかと強く思われたそうである。
唄うために宮中に参内なされたのにと思われたものの、
ここで離れることは、福の飛鳥姫のように戻れなくなられることは明確である。
きっと唄える日が来ることを信じてがんばっておられる知さまであられた。
妄結追加の儀がおこなわれるとの噂があるようだ。
津運久の発表によると、葉月の末から実施するようだが、
例の歌舞劇にかかわっていないのだし、応募者を多く集めるためには、
もっと早い時期からおこなうべきだと思うのだが・・・
とある放送局の企画に妄結と辺利頭と出府出刃が協力なさるらしい。
すでに終焉であるはずの出府出刃が存続しているのは、那智と後鎮の御意向によるものであろう。
そして今回の企画で松壷は藤壺と一緒にお仕事なさることができるので、
この存続に対して妨害はなさらなかったが・・・
『友引・某{なにがし}』は新曲を出されるようで、大々的にその存在を示される時が近いようである。
そして新曲といえば、辺利頭も出されるようで、何かええ感じでなようで、やはり等身大な歌詞がいいようである。
梨薗こと梨の華の精は、このところ不満に感じておられることがある。
それは『璃梵の騎士』の主役をなさる高愛舘は、中宮になられるのが確定的であられるのに、
御自分は大成功を収めねば、准御門になられないだろうことであった。
閑鳥居の皆様方は、他人の幸福を報告させることによって、幸福の本質を探らせようとなされたようだが、
そんなことに応じる者などほとんどいないようで、盛り上がる何かをかわりに企画なされたようだ。
それにしてもその番組の一部と二部が一時間半も離れていてちゃんと聴けないことを婉曲に訴える内容の投書に対して、
「一度は許してあげるけど、二度目は許しません」
みたいなことをおっしゃられて、わかっていらっしゃらないようである。
それにしても二部くらいは流す曲を少なくしてもらわないと、曲が流れている間に気を失ってしまうじゃないか。
ところで辻さまの怪我であられるが、それほどひどいものではないようである。
ただ裏に何かあるように感ぜられたようで、飯さまのところに相談にいらっしゃったところ、
「時の流れに身をまかせるのもいいんじゃない」とのことで、
飯さまとともに長月におこなわれる歌謡劇に出演なさることになられたようである。
さて宮中蹴球『お台場冒険王決定戦』予選ロ組の試合が行われて、
「座納道」が首位となり決勝に進出したそうだ。
- 458 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/08/06(日) 16:52
- うわさによると妄結の追加撰儀の結果は、ほぼ決まっているという。
それは応募年齢の特記事項にようやく達するくらいの幼子らしい。
ただ妄結への参加時期が来春になるという意味に過ぎないという意見もある。
ただ今回は津運久がどういう人材を求めているのか、明確にしていないようで、
公式サイトのイメージ画像では、一名のように思えるが、どうなんだろう。
今回は内部登用があるかも・・・
辺利頭の皆様方は、それぞれ去年から課題が出されておられたようだが、
このほどその成果が報告されたそうで、
どうも嗣さまと菅さまは達成なされなかったようである。
しかしそれがどうしたと言うのだろうか?
べつにどうでもよいじゃないか!
それより気になるのは、津運久が後押している外部の姫は、何やら波浪風呂の一員のような扱いになっているようだ。
それは本当なのだろうか?
・・・・・
汚多どもにとっては、重大な問題だと思う。
ただこの話について、知さまが否定なさらなかったらしいので、
今後事実関係を探るべきだろう。
亜弥弥姫はどうも夢をいろいろ御覧になられるようで、
そのことを気にしておられるようである。
それで作者は俄か夢解き人となって判定してみようと思う。
・・・・・
広大な敷地の巨大な豪邸に住んで、多くの使用人に傅かれてすごされているという夢を御覧になられているということだが、
それは芸能界で稼がれた金をすべて御自分でお使いになられるなら、
夢に御覧になられた生活ができるはずだという深層心理があられるのであろう。
また天井に鼻先がつくくらいまで浮かんでいるという夢は、
それは何か限界に来ていると感じておられるのかも・・・
そしてその壁を打ち破れないと潜在的に思っておられるのだろう。
閑鳥居の単独初公演の予約は好評のようで、発祥の地(正確には違うが)でも神無月におこなわれるそうだ。
里さまと麻さまの出身地でもあられるので、気合を入れておられるそうだが、
そんなおふたりを御覧になられて、美宇姫は「いいな」と呟かれたそうな。
波浪裳似では棒状の物が物議を醸し出しているようだが、
まさに天狗の鼻だと思うのだが、
それでは示しがつかないということを言うやつもいるようだ。
- 459 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/08/13(日) 16:15
- 津運久が後押ししている姫についてであるが、
座長公演に波浪風呂玉子の中から何人か出演なされているのだが、
彼女達を星慕と名づけられたそうである。
何か裏に意味がありそうだが、詳細は今のところ不明である。
さて『お台場冒険王決定戦』予選ハ組の試合であるが、
首位は「座納道」であったが、すでに決勝進出が決まっていたので、
二位の「着々」が、決勝に進出だと!
作者なんかは、二回首位になったら勝抜き戦を免除されて、
三チームによる総当り戦から出場するものだと思っていた。
そうじゃないと決勝進出が決定したら、その後の組の試合は本気でやらないのじゃないかと思うのだが・・・
観戦してた汚多どもによると、「混成勝ったす」は全体で練習なされれば、もう少しよい成績をあげられたようだ。
そしてあの留学生が加わったおられたようだが・・・
また「枯葉」は主力選手が怪我した為か、よくない状況が続いているようだ。
それはそうと『我夢』でよい成績をあがれば、藤壺の妄結からの卒業は間近なものになり、
おふたりとも単独活動とともに、この単位での活動を継続なされるだろうとか、
安夏関と後津庵も誰かと組んで唄だけは単位活動を中心になさるのでは、
と汚多どもは言っているようだが、
ありえないようで、そんなことが起きてしまうのが、波浪風呂である。
それより松壷はゴタゴタがお好きなようで、募集なされたそうだが、
それより仲間内の揉め事を暴露なさればよいのにと思うのだが、
御自分がゴタゴタの渦中におられるのは好まれないので、
左様な事はなさらないようであられた。
閑鳥居の皆様は、どなたが一番かわいいのか、
御互いにどういうかわいらしさがあるのか、話し合っておられた。
美宇姫は可愛くしようといつも心掛けておられる。
麻美人は何気なくなさる御姿が可愛く見える。
舞姫は黙って微笑んでおられるとかわいいのだが、口を開くと・・・
ただ恋する人の前だとデレデレになりそうで、それがかわいいということになったそうだ。
- 460 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/08/13(日) 16:16
- このごろ波浪裳似が続々地方で放送打ち切りになっていることを知る。
とある関係筋によると、昨年から今年にかけて6局がやめたらしい。
その前の年が3局、そのまた前の年が六局らしいから、人気はずっと低下し続けていると言った方が正確かもしれない。
裏の神々は人気回復に手を拱いているだけではないだろうし、波浪風呂の人気がそのまま現れているわけでもなかろうが
問題であることは確かだと思う。
もしかするとこの番組は役割を終えているかも・・・
金を注ぎ込めばよいものができるわけではないが、
金を惜しんではよいものができるはずもない。
過去に成功なされた方々の中には、御自分に投資なされずに後輩に投資なさる御方もいらっしゃる。
投資しただけのものが必ず返ってくるわけではないが、
それでも投資するだけのものがあるだけ幸福である。
御自分に投資するのも事欠く方々もおられる。
このように金はあるところにますます集中していくものである。
世間では買い物上手というか、金の使い方がうまい人のところに金は逝くのであるが、
波浪風呂ではどうなのだろう。
那智は投資なされている?玖都の梅壷、矢舞亭、中早苑、萩壷を連れて演歌の大御所の元にお出かけになられて、
芸能界での心得を乞われたそうである。
これでよき成果が上がればよろしいのだが・・・
- 461 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/08/20(日) 15:51
- 紺さまが内{おもて}よりお隠れになられてから、
模倣作家はどうにも調子が悪くて筆が進まないようだ。
頭の中では話が出来上がっていたはずなのに、
それを実際に文章にしようとすると、まったく書けないのである。
振り返ってみるといろいろ問題があるように思えた。
特にきちんと情報を収集することを怠っていたと考えたようだ。
そのような反省をしたようだが、それをふまえて実行するのかわからない。
柴さまはこのごろ活躍なされていないように思われて、
これでは再び降格されるかもと感じておられるらしい。
その不安にともなうイライラから「いいかも杯」の少し乱暴な競技態度に顕たようだという噂があるので、
あえてここに記しておこう。
いろいろ調べたことを基にして、話を構成しようと思ったけれど、
頭の中に入ったのは、
その昔、毬姫がなさった円盤回しを女論記念日の四人様もなさっているらしいことだけで、
それも話を膨らませることができず、頭がまともに動いていない状況が続いている。
そしてこんなことしか考えられないのだった。
政府の代表者が、とある宗教施設に出かけた事が世間では問題になっているようだが、
もっと問題にすべきことは、そんな場所に行くことを政治的公約にしたことだと思う。
そんな個人的な事柄を公約にすることが、根本的に間違っていたと作者は考えるのだ。
さて亜弥弥姫はこのほど御自分だけで手配なされて里帰りされたそうである。
それを大々的に自慢なされたそうだが、
成人なされたのだから、御独りで帰省なさることは、あたりまえのように思えるのだが・・・
閑鳥居の皆様が何となく心を躍らせておいでなのは、
歌謡集の発売と単独公演が間近になっているからのようだが、
変人と見られておられる美宇姫に友達がいることを里舞姫や麻美人が疑問を示されたそうだが、
そんなに話が合わないのだろうか。
- 462 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/08/20(日) 15:52
- それにしてもどうしてこんなに心の折れることばかりなのだろう。
・・・・・
こうして創作活動をする意欲を失っていく。
こうして疲労だけが蓄積していく。
それはそうと波浪風呂電脳告知板はきちんと更新されていない部分があるというのに、
波浪風呂玉子の公式電子公開日記は拡大するようである。
新たに参加なされる方々は、武智位こと武さま水華姫、橋令構こと三令姫、川夏荘こと古さま小夏姫、後智こと雪姫であられた。
これらの方々は、更衣並みの待遇となられるのだろう。
とりあえず今後注目しようと言っておこう。
そういえば先週に引続き那智は、玖都の村愛寮、鈴愛場、有栞処、岡聖堂をつれて、
大御所?のところに芸能界での心得を乞われに行かれたそうでだが、
分野が違うので参考になるであろうか。
ただ玖都が大々的に歌謡映像集を出されることを、
今頃になってようやくわかった作者は間抜けである。
- 463 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/08/27(日) 17:27
- ことばは難しいものである。
きちんとした使い方をしないと混乱してしまう。
宮中の外において芸能界とされているのは、宮中においては内裏{うち}と呼ばれる。
そして公演と称せられるものは、神事と呼ばれる。
その他様々な事が異なる名称で呼ばれる。
だからどちらかに統一して使用しなければならないのだが・・・
どうも作者は正しく使えないようである。
「御台場冒険王決定戦」であるが、
これまで炎天下での運動で、熱中症やら負傷者続出で試合数を減らしたそうな。
しかし1チームだけ減らないようだ。
しかも予選ヘ組に「枯葉」が参戦を表明したことで、同じようなことに・・・
どうも予選敗退したことに納得できなかったようだ。
それにしても試合が減ったかわりにニ組では「未須真画人」と「混成勝ったす」が、
ホ組では「奇跡的な気まぐれ者」と「買ったす」が、何かしでかすようだが、
そんな埋め合わせをするのはどうなんだろう。
他より多くの試合をするのは、ニ組の「奇跡的な気まぐれ者」、ホ組の「良」、ヘ組の「蹴竹」であるが、
比較的参加選手が多いのだろうかと思ったのだろうか・・・
どうも違うようである。
また決勝進出の決め方はどうするのだろうか。
今までの勝点方式だと試合数が多いほど有利になるのだが。
そんなことを考えているうちに予選ニ組の試合がおこなわれ、
「奇跡的な気まぐれ者」が首位となり、決勝進出となったそうだ。
勝点は4試合したチームは、3/4換算になることになったそうだ。
- 464 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/08/27(日) 17:27
- 星慕の専用公式電脳告知板だか日記だかができてるようで、
そこを見ると面子が諸さまとも塚さまとも呼ばれる香奈姫、橋門愛奈姫、秋さま百合姫の三名に固定されたようである。
津運久の発言と違うようだが、どうなんだろう。
まあ実権は裏の神々が握っているんだけどね。
松壷は恋愛の達人をお招きになられたそうだが、
身近な御方よりまだ逢ったことのない未知の人との関係に興味があられたとか。
模倣作家は頭の調子が悪いようで、書いたつもりで書いてないことがあったので、ここに記しておこう。
それは葉月の中旬のことだが、波浪風呂関西撰儀の合格者が発表されたという。
そしてこのほど玖都が神戸で何かしておられるところに登場なされたそうだ。
そこでの自己紹介からして五名中ひとりは、どうも玉子撰儀の合格者ではなかろうかという話が電脳世界で飛び交っているようだ。
ただ波浪風呂玉子として活躍なされることには代わりがない。
嶋の雅奈美人は何やらすごい経歴のようであるという噂が多数あり。
昨年の舞波丸、今年の紺さまと琴さまと波浪風呂の新しい頭脳が卒業なされている。
ますます馬鹿の集団になってしまうと感じておられる明日の菜っ葉であられた。
彼女自身賢さによって、姉がすでにおられるというのに玉子となられたと思い込んでおられたようだが、
それを知って側嬬など正式面子じゃないのにと思う栞菜姫であられた。
ただ賢いといわれている飯さまはこのごろ芸術に学識は不要と言い張るようになられたようだし、圭さまは飲酒で逝かれたようで、
絢さまはもう大学を卒業なされてもよいはずなのに、そのような話を聞いたことがない。
世間では留年は恥であるのに、波浪風呂内ではそうでないことに、誰もおかしいと思っていない。
それだけみんな馬鹿になっているのかもしれないと感じておられるのだろうか。
- 465 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/09/04(月) 02:51
- 憂佳姫は連続放送小説に出ておられるのだが、
このほど主人公三人で歌を出すことになったそうである。
よき成績であればよろしいのだが・・・
そういえばまもなく辺利頭工房と玖都の来年の暦が発売されるようだ。
そして神無月には玖都の歌謡集が出るそうだ。
その前に夏の波浪風呂公演手作り写真集(いや「すてきな心」公演の辺利頭と玖都写真集かも)
とか辺利頭工房公演映像集が出るとか。
これは汚多にとって相当金を使いまくらねばいけなくなったと思ってしまう、
こんなことに金を使うことのない作家であった。
「御台場冒険王決定戦」予選ホ組は「奇跡的な気まぐれ者」が首位、総得点の差で「南葛」が二位で「勝ったす」が三位ということで、
「南葛」が決勝進出となったそうだ。
「勝ったす」は「良」との試合で一方的に攻めながら、無得点で引き分けに終わったのが痛かったそうだ。
翌日の予選ヘ組は「枯葉」が首位となり、決勝進出となったそうだ。
一方「勝ったす」は「枯葉」に敗れたことを引きずって、「蹴竹」にまで負けてしまい、「産婆女子」に勝っただけである。
やはり練習不足だったのであろう。
それにしても「混成勝ったす」で参戦なされた閑鳥居の皆様は、「勝ったす」でも参戦なされていたそうだ。
ふつうの大会規則では認められないよと思う作者であった。
でも是さまはすごい、門守でありながら得点を挙げられたのだから。
その次の日「御台場冒険王決定戦」決勝がおこなわれたが、優勝は「奇跡的な気まぐれ者」、準優勝はPK戦を制して「枯葉」だったそうな。
- 466 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/09/04(月) 02:52
- 葉月より短いのに長月となるわけだが、こないだ閑鳥居の出された歌謡集はあまりよくなかったようだが、
新しく録った曲が少なかったので、こんなもんじゃないかと思う。
垣さまは琴さまのことを考えておられた。
「新しい自分を見つけて、新しい波浪風呂を創りたい」
その想いはわからないではないが、妄結をやめてまですべきことなのだろうか?
・・・・・
公式に発表されていることで留学なされるわけではないが、
世間で噂されている舞踏に関しての勉強ということでもないようだ。
琴さまは留学場所がまだ確定されているわけではないし、
もそかして一位の宮のように無為に時間が過ぎてしまうかもしれないので、
本当のところを明らかにされないのだろう。
そんなことを考えておられた垣さまはふと紺さまのことを思い出された。
琴さまの決断のきっかけは紺さまのように思える。
あの御方が謀略にはまりお隠れになられて、いまだにお出ましになっていないのだが、
その事によって何か考えることがあられたらしく、
もっと知識を得て、この世をよくしていかなければならないとお考えになられたそうだ。
なんだか難しすぎて理解できないでおられる垣さまであられたが、
紺さまなら必ず成し遂げられると信じておられるようだ。
- 467 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/09/04(月) 02:53
- 辻さまは単位としての活動が停止なされて、単独のお仕事のみになられてから、准御門と呼ばれないようだが、
御門に順ずる待遇をお受けになられておられるようだ。
それでもこないだ後輩の未羅玖瑠愛奴瑠が忙しいということで、代わりにお出ましになられたそうだが、
やはり何か惨めな感じになられたそうだ。
いつあの方が謹慎を解かれるのか直前までわからないことに大きな不安と不満をお持ちのようであられた。
「勝ったす」の全体練習中に柴さまは、あの韓国{からくに}からの留学生や以前波浪風呂童児と呼ばれていた若い衆に親しげに話をなされている。
どうも以前から若い衆の世話を焼いて「姉貴」と呼ばれている是さまに対抗して、舎弟作りをなさっておいでのようだ。
辻さまもなさろうとふと思ったそうだが、そんな事をすると二度とあの方と単位を組めなくなりそうで、なさらなかったそうだ。
なんだかわからない不条理に憂いておられるのは、辻さまだけではない。
聖さまとて波浪風呂の暗黙の規則に不満をお持ちであられた。
妹と波浪風呂で昇格していくのが、規則上困難らしい。
その事に疑問を感じておられた。
どこでも例外というものがある。
そして規則は変えることができる。
そう信じておられたのだが、
惑星の数を増やそうとして、逆に例外的な存在であった冥王星が除外されたという話を耳になされて、
考え込まれたのだった。
そういえばどこかの国の王位継承問題もそうである。
男子しか継承できないというのは、いかにも遅れた考えである。
とはいえ数千年の歴史ある王室だけに、伝統の重みは大きい。
だがこの伝統も変化している。
百五十年ほど前に西洋風に大きく変化した時に明確に決まったことである。
そして六十年ほど前の民主的変革の時に時代に先んじて改めておけばよかったのだが、
この平穏な時代に、世継ぎがいないとはいえ、女子にも認めることを無条件に認めることは難しい。
血脈を重視する者は、遠く離れた男子の血筋から迎えるべきだと主張するが、歴史的にもそれに賛同する者は少ない。
そうなると王家直系の女子が、遠縁の傍系男子と婚姻することによって継承するしかないだろう。
しかしそれは現代的な国王などには、許しがたいことだろう。
それを知っている皇太子の弟は、妃と児作りを十数年ぶりにすることにしたのだろう。
それも今回は自然にまかせず、何らかの人為的作為を用いて・・・
その成果はもうすぐわかるのだが、どうしてもその前に書いておきたかった作者である。
- 468 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/09/04(月) 17:26
- あの御方が復帰なさるのはまだ先のようで、乃乃姫は公開修行をなさるようだ。
それはさておいて、知さまと辻さまは汚多どもを引き連れて、南洋の島に行幸なされたそうだ。
そこでおふたりはいろいろと唄を熱唱なされたそうだが、
ある汚多などは「我夢」に対抗なされて、単位を結成なさるのではと感じたほどだとか。
そして辺利頭の皆様は山村を視察なされて、その地の童{わらべ}と交流遊ばされたそうだ。
その地の学校は今年度で廃校になるとのことで、心を痛めたそうである。
とあるところでは常識でも他の地では非常識なことはよくあることで、
同郷の者ばかり集まっていると、そこでの風習でことが進んでいく。
そんなところに別の出身者が入ると、戸惑うことがよくあることで、
閑鳥居の美宇姫がまったくそうで、まるで北の辺境の地にいるように感じるそうだ。
さてこのたび天命が下って、中早苑、岡聖堂、萩舞局{はぎまいのつぼね}、梨香舎は女御になられ、
高愛舘は中宮に、梨壷は准御門になられた。
藤壺も妄結での立場から中宮のままであられるが、准御門としての待遇をお受けになられるという。
殺人現場近くから行方知れずになり消息がつかめない者は、それだけで容疑者になってしまうのだろうか?
吉さまはふとそういう事を思ったそうである。
普段はこういう事に疑問は持たないのであられるが、
先頃妄結を卒業なされた琴さまは、形式的には波浪風呂を休学なされているという。
とはいえ電脳告知板からその名は消えてしまわれると思っておられたが、単独で枠を設けられていた。
思い込みはいけないと感じられた吉さまは、妄結八期追加の儀も単なる掘出物探し程度ではないのかもと考えなされたが、
御自分で結論を導き出されなかったので、思考を停止なされたそうだ。
- 469 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/09/10(日) 15:20
- あの深夜番組に松壷は、とある芸術家をお招きになられて、芸術論などを語り合ったそうだが、
どうも楽観的に見えて案外悲観的であることを認め合ったようである。
わかったことは、松さまは自虐的であるということだ。
麻さまはこのごろ思うことがある。
唯さまは色気満開で、美斎はぶりっ子で許してもらおうとなさるがうまくいかず。
里さまは言葉を尽くして相手を納得できると主張なされる。
さてどうなんだろうと考え込むのであった。
そして言葉は恐ろしいものだと感じられたようだ。
というのもある御方がおっしゃられた御言葉に感激なされて、
おひとりで集団を守っておられる御方の事を思い出されたのである。
さて吉さまは、殺人犯として指名手配されていた青年が、死体で見つかったと聴いて、
なぜだか殺されたのだと思われたけれど、それは特に理由はなかったようである。
ただ人間は他人の命を奪うことは容易でも、
自分の命を絶つことは困難なように思えたからであった。
- 470 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/09/10(日) 15:21
- 女論記念日の皆様は山国へ、裕さまは北の大地へ、汚多どもを引き連れて行かれるそうだが、
これでどれだけ熱烈な支持者を増やすことができるだろうか。
それはそうと波浪風呂で本格的に演劇をするということで、
小演劇をしている輩{やから}を呼んできて、
今回は波浪風呂から柴さま以外の女論と辺利頭の皆様と
玉子の湯さま歩美人、北の沙弥姫、西の念彩、澤の由梨姫が出演なさるようだ。
冥王星が惑星からはずされたと聞いて、
有さまは他の惑星と公転軌道が違っているからだと思われたそうだが、
その大きさの方が大きな理由だと知ると何かおかしいと感じたそうだ。
公転軌道面だとするとセレス等の小惑星群を惑星にしなければならないだろうけど、
だけども小さいが故に違うというのも納得できないのであられた。
そういえば波浪風呂も同じことがあるのかも知れない。
ひとりだけ向かう方向が別だし、支持者がまったく異なっている御方がおられる。
はたしてこのままでよいのかと人事ながら考え込まれる有さまであられた。
波浪風呂を休業というか休学中の御方から、停学中の御方にある書状が送られたそうである。
幼いがために御自分の行末も決定できないことを嘆かれた御手紙に対する御返事のようなものであったが、
諦めずに波浪風呂に残る努力をなされてほしいということと
御自分が留学から戻られたときには、ともに力を合わせていこうという内容であられたそうだ。そして
「不幸にしてこの願いが叶わなくても仲間だよ」
と書かれてあったという。
- 471 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/09/17(日) 16:25
- 波浪風呂はこのままではだめになるだけだと裏の神々は考えたようで、
韓国{からくに}に進出することを決めたようである。
まずは後鎮がかの地で公演をなされ、その国の言葉で唄われたたそうだ。
なかなか好評であったと伝えられているので、今度は誰がなさるのだろう。
やはり知さまなのだろうか?
歌手であり続けるために、表で歌える機会をできるだけ多く設けるように努力なされているようだ。
辺利頭の皆様は誰が一番すごいのか競われて、勲章を取り合っておられた。
その最終決戦ということで、今まで獲得した勲章の数の少ない雅さま、茉さま、徳さまがまず小玉運びを競い、
茉さまと徳さまが勝抜かれた。
つぎに須茉と千奈姫、清さまと熊さまが組になって大玉転がしを競い、
須茉、千奈姫組が勝抜かれた。
その次に須茉と千奈姫、桃壷と菅梨鋪が組んで相思相愛対決して、
また須茉、千奈姫組が勝抜かれた。
最後に須茉と千奈姫が言葉対決で、千奈姫が勝利なされて頂点に立たれたそうである。
有さまは久しぶりに新聞をお読みになられると、
冥王星が惑星から除外された理由に関する記事に目を留められた。
そこで今回明確に決まった惑星の定義をお知りになられた。
そこで大きさも定義の大きな部分であることを知ったが、
それは「自らの重力で固まった球状の天体」であるための大きさであり、
冥王星やセレスは充分に条件を満たしている。
問題は「運動する軌道を独占的に周回している」ことなのである。
冥王星には最近まで衛星と見られていた伴惑星カロンがいるし、
セレスの周りには多くの小惑星がいるので、
これによって除外されたことを知ったのである。
有さまは玖都が辺利頭と同じような軌道を動いているように思われて、
これでは世間に認知されないのではと感じられたそうだ。
ただ冥王星などは惑星に準ずる矮惑星と称されるようで、
数年前に「第10惑星」と騒がれたエリスもこれに含まれることを知った。
なかなか奥深いものである。
- 472 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/09/17(日) 16:26
- 松壷は我夢の相棒である藤壷を御自分の番組に招かれたそうである。
ただ第三者が進行を取り仕切っていたので、つまらんという声多し。
このふたりだけだとどうなるのかわからないので、枠をはめられたのだろう。
それにしても藤壷は噂に違わず狡賢い。
松壷が馬鹿らしいことをうまい具合に洩らされたのである。
ただ御自身も認めておられるから、ふたりの間では問題はないものの、その支持者には・・・
ただ藤壷ももっと阿保らしいという情報もある。
それより馬鹿馬鹿しいことがある。
波浪風呂の賢者であられる裕さまや圭さまでさえ阿保らしいことになってしまわれた番組の特別篇に里さまがお出ましになられて、
みごとなことになられたのである。
御自分達の番組で閑鳥居は、札幌凱旋公演に向けて、こないだのかなり遅めの報告などなされた。
それにしても長月で番組が終わるということで、
どういう裏事情(金銭的なことか?)があるのだろうかと思い巡らせる。
まるで単独初公演の広大な宣伝のようである。
ある番組の小さな部分を長く担当されるほうがよいように思える。
単独初公演が成功なされたときに、この音声番組が消滅してしまうというのは、
なんともいえない感情になられて、今度ご自分達の番組を持てたら、すぐに終わることがないようにしようと誓い合われる御三人であられた。
人には他からはわからない悩みがあるもので、
麻さまは筋肉モリモリであられることで、
里さまは脂肪が臀部のみに蓄積して肥大化していることで、
美斎は幅だけ成長して厚みがないことで、悩んでおられるようだ。
柴さまは重さまから年寄り扱いされたと言って、瞳斉などに泣きつかれたそうだ。
そこで村さま、瞳斉、雅王君は重さまを懲らしめようとなさった。
重さまの御出現直後に出演なされた映画の映像を見せて恥ずかしめようとなされたのだが、
「初々しくて、これもまたかわいい」
とおっしゃられるのであった。
そんな重さまの反撃は、女論記念日最初の新曲の音入れの模様の映像であった。
これでみごとに返り討ちを果たされたようだが、
女論戦隊というもっと痛い映像があることは、御存知じゃなかったようである。
准御門であられる辻堂や梨壷は、その名称を好まれなかったので、
各方面に働きかけて別名を求められておられたが、
あまり反応がよろしくなかったので、
御自分達で「御前様」と呼ばせるようにさせたとか。
あの番組で垣さまは亀さまとこのごろ発汗告知とやらをなさっておいでなのだが、
亀さまに比べて胸が貧しいことが発覚されたようである。
それでも先輩であるから御自分だけ告知が成功するような形になさるのであった。
それと同じように垣さま、愛媛、麗嬢で犬を連れて名所めぐりをなされたのだが、
すべて犬の世話は後輩になるように仕組まれたのだった。
- 473 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/09/24(日) 16:34
- 後津庵は韓国{からくに}での公演が非常によかったらしくて、
霜月にまたなさることを決めたようである。
そして女論はまた円盤回しの企画を神無月になさるようである。
そしていつになるかわからないが、最善歌集をお出しになられるようで、
その曲を汚多どもの人気投票で決めるようである。
松壷の時の様にいけばよろしいのだが・・・
久さまは重さまにお尋ねになる。
「このごろ食事時間が短くなってません?」
「さあー どうだろう?
でも・・・いつでも変わらずさゆは可愛いけど」
とまともに答えてくれない。
藤壷にお聞きになろうと思ったが、
頭の中は松壷のことで詰まっておられて、他の事が入る余地がないようなので、
次に目が入った吉さまに同じように質問申し上げなさると、
さすがに妄結正長であられるだけに、
「確かにそうかも、御食事が一番の楽しみだったふたりがいなくなったからね」
とおっしゃられたのであった。
まもなく演劇をなさるということで辺利頭の皆様は、古{いにしえ}にどういうことをなさっていたのか考えておられたが、
幼稚園の御遊戯での演技しか思い出されなかった。
菅さまなどは、舞踏のようなことをしていたとおっしゃられて、
話が違う方向に進行してしまい、ついには個人写真集を出すことになったという自慢をなさったようだ。
萩さまはようやく御自分だけ玖都の新曲の宣伝映像で色眼鏡をかけた理由がわかったようである。
それは古{いにしえ}の昔に『五本指』という流行歌手集団の幼子がそうであったことをまねたのだそうだ。
知さまは正式に命婦になられてから私的にお会いになられる御方が変化したように感じておられた。
以前は梨壷や柴さまなどが多かったようだが、最近は裕さま、飯さま、圭さまあたりが多いように思えておられた。
やはり地位に従って交友関係も変わっていくのだろうかと考えるのであられた。
また松壷は駄目駄目な出来事を募集なされたそうで、
やはり他人の失敗は密の味がするように、たまらないようである。
- 474 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/09/24(日) 16:35
- ところで『江流田四丁目』の寸劇なのだが、ついにネタ切れというか、みんな飽きてしまったということで、
終わりにして総括しようということで、瞳斉、柴宅、谷雅社、里舞房が集いて話などする。
この中でおかしな役回りをなさったのは柴さまだけだったので、たいした感想になるわけもない。
でも「コスプレ」と称する扮装は気に入られたようであるが、
あの給仕の服装が野暮ったく感じたのは、作者だけなのだろうか。
それにしてもあの相関図を示されても、何がわかるのだろうかと作者は言いたい。
圭さまはどうしたことか唄番組に呼ばれたのだが、しばらく放置されてしまわれた。
それでも辻さまとなされる御食事付会合を宣伝なされたそうだ。
でも告知するより内容をよくする事が重要なわけで、
閑鳥居の皆様はこないだの単独公演を振り返って反省なさって、
まもなくある最終公演に生かそうとなさる。
といっても舞い上がっていたので、落ち着いてやろうだとか、
新しい部分をもっと出していこうという程度のことであったらしい。
辻さまは玖都を応援すべく、その中の数名とともに汚多どもに対する催しをなさるようである。
来新春の全体公演は今年と同じ組分けでおこなわれるようで、
それに関係しているように思われる。
どうしたことか知さまは真事とともに「新興勢力」「現状維持派」双方の司会進行役を務めるようである。
これは両陣営の力が拮抗していると見ておられるからだろう。
「微誘電は伸び悩んでいるようだし、駄振憂は・・・・・」
と知さまは期待はずれの御様子であられた。
そういえば裕さまは久々に新曲を出されるようだが、どうなるんだろう?
これからの歌手生命も定まるだろう。
ただ早秋に春の題材の歌なんて季節はずれも甚だしい。
ところであることを定着させるために、何らかの強制があるのは問題であり、
様々な意見がある場合は、自然の流れに任せるべきだろう。
人の信念を否定する不穏な動きを感ずる知さまは、そのような考えを持たれているようだ。
- 475 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/09/24(日) 16:36
- 松壷は日頃の悪行三昧を妄結の皆様などから告発されたそうだ。
辻さまは酷い目に遭わされたと主張なされるものの、それ以上に仕返しをなさったことが知られていたので無罪となり、
藤さまは事前工作(陪審員を脅迫?)なさったためか有罪となり、
吉さまと重さまの訴えは勘違いということになって無罪になったようだ。
この結果は松さまがにらみを効かせたことも影響されているようだ。
ところで模倣作家は、名作集過去ログ倉庫に新荷が入庫したので、
しばらく仕事がないこともあって、一気に読んでしまった。
そこで幻板の色物系の作品に惹かれて、それだけじっくりと読んでしまった。
何か元ネタがあると直感したけれど、男と女の関係であるとするなら、
それをみごとに女同士の絡みに変換していると感心する。
ただ女同士だとするとちょっとおかしいかなと思うところが二箇所ほどあったけど。
- 476 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/01(日) 17:09
- 盗むことより傷つけることのほうが、よくないことだろうか?
自分を傷つけることは、他人を傷つけることと同じように悪いことだよね。
・・・・・
わかってる
・・・・・
刃物だけじゃないんだよね、身体を傷つけるというのは。
内側が傷つくこともあるんだよね。
臓器とか身体を傷つけることも知らずに・・・
取り返しのつかないのか、
それとも・・・
こどもはおとなより傷つきやすいんだよね。
それって身体だけじゃなくて、
心もだよ。
・・・・・
身体の傷はわかりやすいけど、
心の傷はわかりにくい。
- 477 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/01(日) 17:09
- 私の心の傷・・・
いつ復帰できるのかわからない。
反省を突きつけられている。
先の見えない日々・・・
見捨てられるかも、
忘れられてしまうかも、
そんな恐怖に苛まれ、
焦りが傷を深くしていく。
私のために彼女が・・・
申し訳ないと想う心。
どうにもならない現実。
人知れず傷の痛みに耐える。
- 478 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/01(日) 17:10
- 波浪風呂を離れて、留学の旅路に就いている。
波浪風呂の皆様は、毎日顔を合わせることのなくなった人のことを
思い出すことはあるのだろうか?
・・・・・
こんなことを考える暇もなかったと、今感じる。
そとのそして他の勢力に対して、力を合わせていたけど、
内ではあの方には負けたくないと競っていたことを想い出す。
仲間だけど競争相手。
心を許しあっているようで、どこか心が落ち着かなかった日々。
この留学はそんな現実からの逃避行?
いや、これは自分の更なる進歩のための第一歩だと自分自身を勇気づける。
- 479 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/01(日) 17:11
- このほど歩美人、沙弥姫、由梨姫、念彩の四名は、合同で期間限定の電脳日記をなさるそうで、
更衣と同様の待遇をお受けになられるそうらしい。
また「星慕」に楓さまが加わって、新曲を出される予定があるとの噂があるようだが、
どこまで正しいのかよくわからん。
そういえば微誘電が担当なされていた音声番組を玖都に譲られて、
別のところで新しい番組をなさるそうである。
どちらにしても電波の届かない哀れな作者にとっては関係ない。
さて玖都の番組は、主として梅壷と村愛寮がなさるようで、
写真集を出された菅梨舗ともども、近く御息所になられるだろうと言われているが・・・
松壷の主演なされた映画はまだ上映前なのに好評なようで、
「刑事{デカ}観ました、松壷演じる麻宮サキと微誘電の皆様が演じる風間三姉妹の血の汗から豚骨汁まで様々な物が飛び散る対決は凄かった」
などの感想が続々と届いているそうな。
まさに妄想の賜物である。
後鎮は新曲を出されるようであるが、今回は気合が入っているようで、
期間限定の専用特別告知板を設けられ、そしてそこで日記もなされておられるようである。
それに比べて、那智の宮は同じような崖っぷちの状況のように思えるが、
新曲を出されるというのに、特別なことはなさらないようである。
この違いは何だろうと想う作者であった。
乃乃姫が指揮する「可愛い動物捜索隊」は、隊員の藤壷が松壷のところに行ったまんまで、戻ってこられないので、
吉四位と白湯姫を見習いとして、お出かけになられたのだが、
見習いに後を任せて、途中で先に帰られるとは、どういうことなのだろうか。
- 480 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/08(日) 16:28
- 彼女たちは輝いているから選ばれたのか?
選ばれて磨かれたからかがやいているのか?
・・・・・
しかし輝ける星もいつかは地に落ちる。
それもいつ消えるかわからないので、心が安らぐ時がない。
それでもその不安を顔に出すことは許されない。
それにしても慣れとは恐ろしいもので、
そんな不安な状況でも話ができるようになる。
最初のころは自分の一挙手一投足、一言一句が、この世界では将来に影響を及ばすように思えて、
自分から進んで行動できなかった。
内容のないことを言っていれば、たいがい問題ないことを実感してから、しゃべれるようになり、
第三者には気ままに行動しているように見られたようだ。
そんな中にいて、だんだんとこのままじゃいけないような気がしてきた。
自分には他にやるべきことがあるように思えた。
そうしてこの世界から別れて、新しい世界に進む準備をしている。
能さまは波浪風呂を離れて活動したほうがよいだろうかと考えておられたところ、
とある侍従より星慕が移籍なさるのでは、との話を耳にされる。
何でも津運久が推している汚宅系愛奴瑠の所属している御所に移られるようである。
それも楓さま以外に翔さまこと呂便の宮と後智こと雪姫も新たに参加なさるそうである。
その話が伝わると玉子の中は、少し落ち着かない様子になったよう。
裕さまや稲さまは
「津運久は結婚してから波浪風呂への愛情が失せたみたいだ」
とおっしゃられたとか。
それにしても寸劇の次はカラオケですか?
何だか名案が浮かばなくて、場繋ぎの一時しのぎのようだ。
まったく貧すれば鈍するものである。
- 481 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/08(日) 16:29
- 桃壷は小指を立てて、自分が一番色気があると思っておいでのようであるが、
菅さまのほうが色気のある声だと見なされたようだ。
やはり写真集を出されることだけはある。
色気に迷っていると感じておられる清さまは、頭領として今何をすべきか考えるのだが、わかるはずがない。
どうしようもないやつはいるもので、
当分仕事が入ってこないだろうと思っていると突然仕事が入ってくる。
何だかあわただしくなって、何を書いてよいのかわからなくなってしまう。
心を落ち着けるため、いろいろ試みるがどうにもならず。
種がないかと案内板を見てみると、色物の話だけが目に付いて、
あまり参考にならないじゃないか!
・・・・・
政治家は歴史を論ずるなと言うやつがいる。
政治的な駆け引きの蓄積が「歴史」ではないと言っている。
しかし歴史観がなければ、外交は成り立たないと思う。
ただ歴史的業績の評価は、後世にならなければ正しく下されない。
そして歴史を論ずるには、高い見識と勇気が必要だろう。
そういう共通認識は合っていても、
権威ある歴史家の発言をどれだけ意義あるものかで、喰い違いが出てくるだろう。
・・・・・
それにしても一度うまくいった事を改めてやってみるとできない事があると、
混乱状態になってしまう。
何とも情けなくなってしまうものである。
- 482 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/08(日) 16:30
- ところで気がつくと、電脳公開日記の中で「友行」は先月で止まっているし、
楓さまと呂便の君の日記も「先月まで終わって、今後は星慕のほうで書く」というような記述があった。
ただ同じく星慕に参加するらしい(紹介欄に名前とかあるから間違いないはずだが)後智の君は今月に入っても更新されていて、
星慕のことはまったく書かれていない。
さて裕さまの新曲はまったくよろしからず。
やはり季節はずれの演歌ぽいのがよくなかったのであろう。
それにしても後鎮の侍従どもは、このごろよき働きをしているようである。
後鎮もそれに感激なされたようで、電脳公開日記を毎日何回も更新なされている。
これだけがんばっておられるのは、
このごろの売上を見ていると、その週の首位を取る可能性があると思われるからだろう。
だから汚多どもはぜひとも買うべきである、作者は買わないけどね。
さてどこかでWorld BAKA Championshipがおこなわれたそうで、
辻さまも招かれたそうである。
結果は殿堂入りなされたそうであるが、
Championに陥ることは免れたそうである。
名誉挽回といえば、藤壷は昨年子豚競争でビリになられたのが御不満なようで、
今回は辻堂や高愛舘と競争なされたそうだが、
終点寸前に道をそれて、前年同様ビリになられたという。
それまでの競技はすべて首位であられたのに・・・
- 483 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/15(日) 16:08
- 波浪風呂の長老とも言うべき命婦の方々が、何やら会合をなされたそうである。
ただ前有舗はおられなかったようだし、命婦でない御方もいらっしゃったようだ。
話というのは、ある人物に企画や制作をまかせたままでよいのかということであったが、
他に頼るべき者がいないという結論になったようだ。
また里さまは中宮と同様の待遇をお受けになられ、
是さまは女御と同じ扱いをお受けにならていることが、
伝わっていないのは、どうしたことだろうかという話になり、
裏の神々の手下どもがいろいろ手違いをしでかしていると嘆かれることになったようだ。
でも本当に不安になられておられるとしたら、辺利頭や玖都の年長者の方々であろう。
来年はこのままではあられるのは難しいのではと感じておられたようである。
ただ辺利頭は年齢の幅が小さいからよいかも知れないけれど、
玖都の場合は幅がありすぎるから・・・
その上妄結追加撰儀がおこなわれているので、
来春には大きな改編がありそうに思えるのであった。
松壷はなぜだか顎を痛めなされたそうである。
何かの崇りかと噂されているが、思い当たることが多くて、
原因が特定することができなかったそうな。
ただ藤壷は、これ以上呪いが降りかからぬように那智の君に頼まれたそうである。
というのも陰陽学の大家安倍氏の血筋であられて、
怨み辛みを避ける方法を御存知であられたからである。
飯さまの宇宙との交信よりずっと霊験あらたかであるそうだ。
- 484 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/15(日) 16:09
- 辺利頭の皆様はまもなくおこなわれる演劇の練習として、音の演技をなさったそうだが、
いつものように破茶滅茶な結果となったようである。
さて電脳公開日記なのだが、雪姫は九日付で
「波浪風呂玉子最後」と記してあるが、
新たに参加されるところでは『星慕(波浪風呂玉子)』となったままである。
ただ表題の写真には、呂便が新たに加わったが、楓さまと雪姫の写真はない。
だからまだ直っていない可能性はあるかも。
それはそうと楓さまは「友行」を卒業なされたそうだが、
今のところ代わりに誰が入るのかわからない。
さて知さまは特効さんの協力で長身になられて演技なされたそうだが、
まったく色気がなくて失敗なされたそうだ。
そして福さまこと花音峰が新たに電脳公開日記をなさることになったようだ。
そしてまた楓さまが
「【座・星慕(波浪風呂玉子)】の特徴は今後もどんどん増えていくことです」
とおっしゃっられているので、次は誰が入るのか楽しみである、
とともに今後も波浪風呂玉子であられることが、はっきりしたのである。
- 485 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/22(日) 16:47
- 仕事が忙しくて波浪風呂のことを考える余裕がなくなっている作者であるが、
時は流れているからから触角を研ぎ澄ませねばならないと考えている。
行き詰っておられるたる御方は、
「このごろ語学留学する者がめだつな」
と思われたそうだ。
御自分も流行に乗って、そうなさろうかと考えておられるようである。
しかしそれでどうなるのであろうか?
かの懐メロDQN番組は案内人がうざいようで、案内人はなしにしてみたようだ。
辺利頭の皆様は御自分達の単独公演に愛称を決めるとしたら、どのような名前にするか話し合ってそうだが、
四季ごとに考えようとなされたが、仲間内ではうけてたようであるが・・・
ただ「にょっき」を入れるのがお気に入りであられるようだ。
どうであれ実際は裏の神々が決めることであることは変わりない。
このごろ我夢として松壷と藤壷は朝昼晩と必ずいちゃつく事にされているようである。
肉体関係が深まるほどに、確実に愛を育んでおられる。
- 486 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/22(日) 16:48
- さてここに書かれてある作品は、現代芸術の極みであるらしい。
いまでは「なんだこりゃ?」と思わせるものが芸術なのだそうだ。
書いている本人が、そう思うのだから完全な芸術である。
でも現代でも人を感動させるものが芸術の王道である。
そういう意味で波浪風呂は正統な芸術をなさっておられるのだ。
それも商業主義に裏付けされた経済活動である。
いわゆる実業なのである。
それに対してこの作者のやっていることは、何の価値も生み出すことのない虚業でしかない。
だからどうなんだと言われても、その後のことは考えていない。
さて『天球対抗戦第五弾』がおこなわれた。
勝点で先頭を走る「夢組織」「枯葉」「勝ったす」はあまりよい成績でなかったようだ。
それでもその後との差が大きいので、年間優勝争いに影響はない。
結局優勝したのは「奇跡的な気まぐれ者」で、準優勝は「四葉の黒羽」であったそうだ。
星慕が新曲を出されるそうだが、
その初回盤の表写真は、諸倫、秋さま、橋門、呂便の四人のみのようだ。
師走に発表される通常盤には楓さまと後智を含めた六人の写真になるようである。
貧困の極みにある作者は、機会があって久しぶりに酒を喰らい、酔いにまかせて、詠う。
「
時は流れ・・・月は東に、日は西に。
時はめぐり、めぐりめぐって、まわる、まわる。
時計の針は回る。
時は夢を裏切らない。
そして夢も時を裏切らない。
夢は荒野を駆け巡る。
」
チョイワルぶって創ったつもりだが、どうにも困った鼻つまみ者になっているのでは・・・
- 487 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/22(日) 16:48
- さて後鎮の新曲の売上であるが、その前の週の那智よりさほどよくはなかったようだ。
あんなに宣伝活動をやっておられるのに。
しかし御自身はめげることなく、
「これから先も様子を見よう、売上が伸びるかもしれないから」
と侍従どもを励まされたそうである。
ところで亀さまは、自分流の生き方でいいかもと考えるようになられたそうだ。
そして性格を様々に変化させるのもいいかもと、
いつも眠そうな芸術家ぶっては夜活動したり、
いつもニコニコして食いしん坊で、野菜を育てたりとか、
のんびりこつこつ前向きに努力するけど、すぐへとへとになったり、
人気者を目指す、お花が大好きな優しい子だけど、実は怒ると非常に恐いだとか、
感情表現が真直ぐで、外国から来ているように思わせて、実は座禅に嵌ってたりとか、
いつも冷静で頭脳明晰で文武両道に優れていて、実は涙もろいとか、
いろいろやってみられたそうである。
まるで多重人格者のようであられる。
ところで作者は案内板にて、小春を荒縄で縛ったら接触禁止を申し付けるとの飼育の管理人の書き込みを発見する。
ではこれならどうだろうと、この作者は岡さまに念力を送付して、
高野聖の格好をなさって、明日の菜を捕えて荒縄で縛らせて天井から吊るし上げなされるように仕向けた。
しかし異変をお感じになられた飯さまが、急行なされておふたりを救出なされたとか。
宇宙と交信をしていたからわかったのだとおっしゃられるが、
それよりはお暇であられたからだと那智は思っておられたようだ。
でも心は一つ、一緒懸命であられる。
- 488 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/29(日) 15:43
- 今では昔のことのように思われる『好色童女連』であるが、
今でも形を変えて存在している。
辺利頭工房、玖都の皆様と波浪風呂玉子の間で主導権争いがおこなわれていたが、
近頃では暇な玉子の中での争いになっているという。
そしてその対象もいつの間にか長老に対する襲撃から、
長老の手下になって現在勢いのある者に対する襲撃に変わってしまっている。
圭さまと飯さまは元々『好色童女連』を風紀の乱れの根源として目の敵にされてたが、
このごろは一緒懸命を妨げるものとして、退治なさろうと手を尽くしておられる。
そういうこともあり、また乃乃姫と亜依盆の脱退もあって、衰退している。
以前絢さまは本来自らの力だけで快楽を得ておられて、
「自己完結型」だと自慢されておられた。
ところが数年前に吉さまが
「おひとりで慰めておられるなんて、寂しすぎます。
私が極楽に逝かせてさしあげますよ」
ということで、強引に乳房を触りまくり、さらに秘孔に指を挿入されたとか。
吉さまだけでなく里さまや知さまなどとも体を交わされたそうだが、
やはり自分でなさるほうがよかったという話である。
そのよさを知らしめるために、紺さまや重さまさらには嗣さまなど手ほどきをなされたようだ。
辺利頭は演技向上委員会を組織なされたそうだが、
それより玖都の皆様が全国を回ってご自分たちを告知なされることになったのだが、
外人ばかりに出会って、言葉が通じなくてどうにもならなかったそうだ。
さて那智の御出演なさる演劇で共演される予定の花音峯こと音丹{のんたん}は、性的だか霊的な力に魅せられて、
崇拝なされるようになられたそうだ。
さて松壷の音声番組に真の大御所が電話で乱入したという。
酔っぱらうと傍若無人の振舞いをするのだが、しらふの時は意外とまともであるそうだ。
そして破目をはずしたい時、酒を飲んで大騒ぎするそうな。
そんな輩の扱いに松さまは優れておられるから、そんなのから親しくなれるのだろう。
- 489 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/29(日) 15:43
- 適切な言葉を適切なところで使用できないことに作者は気づいた。
気取った言葉を用いては、職業作家気取りでいるように感じていた。
その言葉に実感はなく、虚しく思えた。
それならどうすればよいのかわからずにいた。
それどころか頭の中は色気に満ちていて、完全に発情している。
性技の匠と呼ばれる方々は、たいがい胸が成長なさらないようである。
藤さまや垣さまなどは確かにそうであられるようだが、
それはやはり触るばかりで、触られることがなかったからであろうか。
吉さまは例外なのだろうかと思ったりする。
麻さまは乗馬練習機なる物の存在をお知りになられて、
里さまに鞍の上に魅惑の棒を取り付ければ、
運動不足の解消とともに性欲も満たされるし、
よろしかろうとおっしゃられては、お求めになられたそうである。
何年か前の牧場での生活を思い出されて、おふたりでお楽しみになられていた。
それを美宇姫は御覧になられると、
そんなのよりは本物のほうがどれだけよいだろうにと思われたそうであるが、
騎乗なされたことも、異性と体を交わしたこともなかったそうであられる。
- 490 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/10/29(日) 15:44
- 小春姫はとある番組で
「重さまを超えて、あとは妄結では吉さまだけです」
とおっしゃられたそうである。
さすがに未羅玖瑠と呼ばれるだけのことはある。
ところで来新春の波浪風呂公演の組分けの意味なのであるが、
公式的には『愛奴瑠』系と『芸術家』系ということだそうだ。
やはり一緒懸命の精神からは、二つの勢力の対立は明らかにすべきじゃないからね。
そういうこともあって、両勢力合同しての公演もおこなわれることになったようだ。
そういえばいつの間にか、冬の訪れを感じられるようになったような・・・
そしていつの間にか、翔さまは居所を呂便洞から岡翔洞にお変えなされたとか。
何か不都合なことがあったらしいが、それはたぶん占いで悪い運命が予見されたからだろう。
そして微誘電の皆様は海外進出しようということで、英会話などをやってみようとなされたのだが、
若干一名ほどがついていけないようで、取止めになされたようである。
また唯さまは厭らしい肉体をなされているので、
話中心のお仕事の時はおひとりだけ体の線が隠れるような服を着るように命ぜられたらしい。
色気全開路線はどうなるのだろう?
キラキラ動画に関する歌謡集は事の外、売上がよろしくないようである。
その原因は作者にはまったくわからない。
永遠の未羅玖瑠新人に新進気鋭人気上昇中の集団というのに・・・
こんなものをというか、どんなものでも買う気のないものにはわからないのだろう。
ただ熱狂的汚多ども以外を買う気にさせる物が見当たらないというのも事実である。
何の因果か麗嬢は犬が嫌いだというのに、また犬とお仕事をなさることになった。
猫のほうがいいのにと思っておられるのだが、そうはいかないのが世の常である。
しかし多種多様なしりとりをなさっておられるように、
重箱の隅をつつくのがよいのかもしれない。
- 491 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/11/05(日) 16:06
- 人に伝わらない言葉はもはや言葉ではない。
そんなことを言っている小説家に何か言い返そうと思うけど、
的確な言葉が出てこない。
・・・・・
このふたりの間には言葉が要らないといわれている松壷と藤壷は、お互いに何でも言い合っておられる。
このごろいつも夜は一緒に寝ておられるようだ。
そして何度も愛を確かめ合っておられるそうだ。
ふとどちらからともなく、先日の稲さまと萩さまの話になる。
・・・・・
ふと稲さまは萩さまの顔を見つけるとこうおっしゃられたそうだ。
「このごろおなかの調子はどう?
昔は糞詰まりで、お尻の穴を舐めてあげて、
ウンチが出やすくしたことがあったわね」
「そんな4年以上も前のことをおっしゃらないでください!
今では私も淑女なんですから!」
と顔を赤らめておられた御様子を思い出されては、思わず笑ってしまわれたそうである。
・・・・・
またある時は『嗚呼』の三人が秘かにいい事をなされていたことを思い出されておられた。
「実は田麗閣と鈴愛場が最初に親密な関係になられたみたいよ」
藤さまはそうおっしゃられた。
どうも昨年、混成集団で御一緒になられたお焼の方から秘め事の後でそのような話を聞いたそうな。
・・・・・
- 492 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/11/05(日) 16:06
- 宮中のとある部屋で麗さまは鈴さまを連れ込んでは、
「そなたにぜひはなしたいことがあるので・・・」
とおっしゃりながら口付けをなさる。
鈴さまも嫌でなかったので、それに応じていらっしゃった。
・・・
お互いに舌を入れあって絡ませる。
麗さまが胸を触るとわずかに隆起した中心にある蕾をつまむ。
すると乳首が勃起してくる。
片方の腕は下半身へ向かう。
・・・
愛撫を中断してふたりは、服を脱がしあう。
麗さまの口は鈴さまの発展途上の胸を左右とも丹念に舐めると下半身に移動していく。
臍の窪みを舌でなぞる。そして下腹部へ・・・
固く閉じた部分を舌で往復させる。
そして割れ目に唇をつけると思い切り吸い上げる。
鈴さまは喘ぎ始める。
膝の裏を持ち上げて脚を開かせる。
人差し指で緩くなった部分をなぞる。
何かが噴出したみたい。
指をあてがったまま、麗さまの顔は鈴さまの顔に近づく。
「これからよくなるから、ちょっと我慢してね」
身体が密着する。下腹部に痛みが走る。
「痛・・・」
「そのうちよくなるよ」
指を入れたままで、胸を揉んだり舐めたりすると、
また喘ぎ始める。
すると入っている指をゆっくり動かし始める。
喘ぎ声が高く大きくなっていく。
・・・・・
- 493 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/11/05(日) 16:07
- ・・・・・
それから数日連続して、おふたりはそんな事ばかりなさったという。
最初は人差し指を入れていたのを親指に代えたり、
指一本から二本、三本と増やしていったり、なさったそうである。
鈴さまも麗さまに習ってなさっておられたが、
後ろの穴に入れたりなさって、思わぬ快感を発見なされたという。
こうしておふたりは快楽と技を高められたそうだ。
時代を経て、今でもこの関係が続いているのか、
松壷や藤壷は御存知ではない。
やはり秘め事であるから仲間でもわからないのだ。
それにこんなことを調べて回る集団も今ではいなくなったことだし。
藤さまは松さまがいろんな面で矢面に立たされていて、
護ってあげたいと思っていらっしゃった。
・・・・・
横で眠っている彼女を見ていると心から願う。
・・・今夜だけは涙を見せずに眠っていて・・・
あなたを包む煩わしいすべてのことを打ち明けて欲しい。
抱きしめてあげる、ずっと・・・
おやすみ・・・
疲れ果てた夜には、戻って来るよ。
たとえ何があっても、味方してあげる。
大丈夫よ、今日は眠ろう・・・
あなたを護ってあげる。
・・・・・
こうして夜が更けていく。
集団というのは、同質な者の集まりであるとともに、
異質な者のぶつかり合いであるという面もある。
だけど結局同質な者ばかりになることが多い。
・・・波浪風呂で異質な存在といえば、是さまであろうか。
蹴球のためだけにいらっしゃるように思える。
確かに全体公演で踊りなどに参加されることもあるようだが、
それも『天球対抗戦』の規約である芸能活動をなさっているという事実を作っておられる程度のように思える。
そして忘れてならないのは、雪丼であられる。
芸能活動という意味では同質であるが、
完全に独り違う演歌の道を走っておられる。
普通の汚多にとっては、存在さえ忘れ去られるほど異質である。
やはり仲間と一緒に懸命になさっていることがあるということによって、
一見異質な存在であっても、同質な者というか完全な波浪風呂の一員として認められるのだと思う。
- 494 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/11/05(日) 16:08
- 亀さまは近くにおられる方を御覧になられて、御伽噺を思いつかれたそうだ。
ぼんやりのんびり暮していた猫が、ある時何故か目が引きつり耳が後方に伸びて、
凶暴な兎に変身するという内容だったそうな。
波浪風呂を救い、将来を担うのは、波浪風呂玉子しかいないと思い込んでいる汚多どもがいるようで、
玉子の地位向上と情報公開を主張しているようだが、
個人情報の保護という時流を知らないのかと言いたい。
しかし星慕のことからも津運久は波浪風呂に見切りをつけ始めているようだ。
それどころか津運久が力を入れている者たちに対して、裏の神々までもが投資したり、
はたまた新曲の調整までしているようである。
さて柴さまはこのごろ特に女論から離れ、新集団の核として参加しないか、
という話を裏の神々から受けておられるようだが、すっと拒否なさっておられるようだ。
それだけ強い絆で結ばれている女論の皆様方であられるが、
稲さまなどからは、このまま続けてはいけないだろうとの忠告をお受けになられたようだ。
ところで女論の最良歌集のための人気投票は、裏の神々の手下どもが無能だったらしく、
結果発表が遅延してしまったようだ。
しかしまあ順当な結果だったようだ。
それはそうと先日おこなわれた円盤回しは、好評だったらしくて、
今月21日に第三回をなさるそうである。
これからこの方面を主力になさるのだろうか。
作者としては、知さまが参加なさることを希望するが、それは叶わぬ夢だろう。
- 495 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/11/05(日) 16:08
- あの方は未だに表にお出になられないでおられた。
・・・・・
一人ぼっちでいるような気がしている。
でも違う・・・そう信じたい・・・
見えない仲間とともにいるのだ!
・・・・・
歩いてる、ひとりじゃないから。
みんながいるから。
・・・・・
瞳を閉じて、心の中で思う。
世界中の歌が聞こえるような距離になる。
そう思うから、これからも歩いてく、
みんなと一緒に懸命に。
・・・・・
歩いてく、澄み切った空気を、当たり前の自然を、新鮮に感じる贅沢・・・
歩いてる、その先の空へ、まだ見ぬ未来へ。
胸に愛を抱いて・・・
歩いてる・・・
辻さまはこのごろ駄振憂を解散させて、新集団の核として参加しないか、
という話を裏の神々から受けておられるようだが、どうも拒絶なさっておられるようだ。
- 496 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/11/05(日) 16:09
- さて村愛寮はどうも今後の玖都の活動方針に不安を覚えたそうで、
波浪風呂から離脱なされたそうである。
しかし急ななので、裏に何かあると思っている作者であった。
そういえば「勝ったす」南洋方面に遠征されるそうである。
今月半ばに閑鳥居が報告なされるそうなので、期待して待ちたいと思う。
それから里さまは画像放送で無知無能振りをさらけ出しておられるようだが、
村麻廟や斎海軒はそんなにしてまで露出なされることに拘るのだろうと思われているが、
これで中宮同様の待遇を得られているのだから馬鹿にしてはいけない。
それはそうと辺利頭の夏公演の録画集は、後鎮の新曲映像より売れているそうだ。
そして完成の遅れた松壷の上海遠征の映像は、それより売れてないようだ。
勢いや宣伝活動の力の入れ方の差なのだろうか。
それから玖都の歌唱集の売上は、少し寂しいことになっているようである。
- 497 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/11/12(日) 18:56
- 年をとるということは、鈍感になっていくことかも。
以前ならどうにかしなくてはと感じていたことも、
今ではどうにかなると思っている。
ある出来事に対しても前のように真剣に考えなくなっている。
苦しみを感じなくなった分、向上心を失っている。
死にたいと思うことがなくなることは本当によいことなのか・・・
さて側嬬の地位の見直しがおこなわれ、
更衣同等の扱いを受けていた方々は原則として、太臈となられることとなったそうだ。
太臈となられたのは、是さまこと美記所、青さまこと青果庭、音丹{のんたん}こと花音峯、古さまこと川夏荘、三令姫こと橋令構、水華姫こと武水薗、
能さまこと登有濠、森さまこと森樹丸、憂佳姫こと前憂窟、楓さまこと瀬楓棟、呂便こと岡翔洞、雪姫こと後貴蔵、秋さまこと秋香廠、橋門こと愛奈姫、諸さまこと諸香舎であられた。
側嬬のままでそれに準ずる待遇をお受けになられるのは、由梨姫こと澤由祠、北さまこと北弥倉、湯さまこと湯歩寮、西さまこと西猫庫であられたそうだ。
茉さまは名探偵に扮して、活躍なさろうとされたのであられるが、
桃壷から出された難問を解くことができなかったという。
妄結では若手が存在を示そうと垣さま、亀さま、久さまが音声番組に出演なされたのだが、
やはりぐだぐだになってしまわれたようだ。
さて今年の紅白は、出演組数を減少させるということで、
波浪風呂は昨年の二組から減るのではないかと噂されている。
世間から認知された曲がほとんど出てないからありえるように思われる。
- 498 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/11/12(日) 18:57
- 物事は運、不運がつきまとうもので、うまくいかない時には、めげずに努力するしかないのである。
逆に順調すぎる時には、地に足をつけて、調子に乗って足をすくわれない様に気をつけねばならない。
悪いときにはよくないことばかり続くように思える。
そしてさらによくない方向に転げ落ちるように感じてしまう。
・・・・・
負け犬になってしまうのだろうか。
勝ち馬にはなれないのだろうか。
不安が心の中で増殖していく。
心に平安は訪れる日が来るのだろうか。
『暗闇を歩いとるこたある』
・・・・・
日曜の早朝、寝ぼけ顔。
起きてすぐに口づけする。
泣いてるみたいな声が出ちゃう。
「あったかいあなたを見るとそうなっちゃう」
「口づけがとまらない、あなたのせいよ」
こんなことばかりするために生まれてきたふたり。
泣いてるみたいな顔になってるけど、お互いに女の一番いい素顔だと思っている。
声に出さない叫びというか喘ぎ・・・
こんなことを繰り返すふたり。
歩いてる、その先の空へ、まだ見ぬ未来へ。
胸に愛を抱いて・・・「遅い」というきめつけに耳を貸さずに。
いつの時代にも正義があると信じている。
切に平和を願っているから、
あの国とも何とか近所づきあいができると思いたい。
たから歩いてく、新たな道を前へと。
その気持ちを胸に持ち続けて、
・・・とりあえず来春の合格を目指してる。
そして留学するあの人へ、この言葉を贈る。
・・・・・
歩いてけ、はるか海のかなたへ、その向こうの大地へ。
夢は叶える為にある。
さらに波浪風呂に残っている仲間にも伝えたい。
一生何かを懸命にやり続けることは、つらすぎる。
だけど仲間とともに一緒に懸命にならやれるはず、
何か成し遂げられる気がする。
そんな仲間とともにあることを感謝してね。
いろんな方々がそれぞれの今を生きている。
蹴球をやめても側嬬としてふんばっておられる杏さまこと田杏里や
熱烈な汚多がいる割には人知れぬ和彩宅彩の花や小紗部屋紗の季節などもがんばっておられるだろう。
そして亀さま、重さま、麗さま、久さまの四人で電脳系で円卓会議で話の盛り上げ役を順番になさりながら、
さらに上をめざしておられるそうな。
さらに辺利頭の皆様も定例の番組で、二人一組になって番組を試みておられる最中で、
その出来の評価で御息所への昇格が決まるとか・・・
さて玖都においては、御息所候補のひとりであられた村愛寮が亡き者となられて、
かわりに矢舞亭がなられるのかと思われたが、どうもそうではないらしく、
候補は梅壷おひとりのようである。
- 499 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/11/12(日) 18:58
- 人畜神の聖誕祭に便乗した会食付歌会の季節がやってくるのだが、
波浪風呂でも安夏関、松壷、毬姫と葉貴妃、梨壷と保圭坊がなさるということである。
人気があるから、人が呼べるからということだけではないように思えるが、
どういう基準であるのか、作者にはよくわからん。
それからいつの間にか電網公式版の星慕の後ろに(波浪風呂玉子)がめだたなくなっていることに気づく。
徐々に離れて逝かれるのであろうか。
言葉は魂である。言葉があって初めて事が進むのである。
言葉がすべてだというのである。
言葉がなければ何も伝わらないから。
そして言葉は口から出るだけでなく、動作や表情も言葉なのだという。
他人に何かを伝えるすべての手段が言葉だという。
しかし今は正しく物事が伝わらない時代だといわれる。
今や言葉はむなしい、空虚なものになってしまっている。
そういう時代にどう生きていけばよいのだろう?
自分が変わることから始めようという者がいるけど、それは動物的行動だ。
人間は環境に対応して自分を変化させるのではなく、環境を変えることによって進化してきた。
だからまわりを変えるように努力しなければならないという。
・・・・・
だけどそんな困難なことをする気になれないよね。
だから想像するのだ、自分を中心にした世界を。
現実を逃避した空想の世界を構築しよう。
現実に存在する自分は、本当の自分じゃない。
自分で創造した世界の中にこそ本当の自分がいる。
こう悟って今を生きる作者であった。
- 500 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/11/19(日) 17:53
- それにしても生きていく気がしない。
このごろ仕事が忙しすぎるせいだ。
作者は疲れているので、弱気になっているみたい。
それも元々強気になれない性格だから、
どうにもこうにもならない状況になっている。
それでも何気に生きている・・・ということにしておこう。
魁塾の塾長はこのごろ憂いておられる。
「なぜあの方は、海外進出の地にあそこにしたのだろう」
と憤っておられるのである。
『北韓』『南鮮』なんぞは油断もすきもないもっとも危険な輩の棲む地だと思っておられる。
といううか彼女の周辺の説によると『支那』や『鬼畜南蛮』と呼ばれる極西の辺境、
そして『北のイカレタ熊(いわゆるアル中の国家)』も『倭が国』を狙っているのだそうだ。
こんな国とは手を切って、世界の中心最も賢い国家『天竺』と友好関係を深めるべきだというのである。
更衣と太臈との間には大きな壁があるといってよいだろう。
確かに波浪風呂の正式面子として認められているのは更衣より上の地位の方々であるが、
日々の生活で見てみると、もっとはっきりする。
正式面子の方々は沓をお履きにならない。
屋敷の前まで牛車をお寄せになられて、直接室内にお入りになられるから必要ないのである。
太臈や側嬬は乗合馬車しかお使いになれないのである。
さて清さまは御自分の居所を佐紀庁と称させるようになされたそうだ。
それがどういうことを意味するかは、しばらくすればわかるかもしれない。
それにしても作者は、自分の不運を嘆いている。
訳のわからぬことで仕事がてこずってしまい、帰りが非常に遅くなってしまった。
それで辺利頭の恒例の番組をぎりぎりで聞き逃してしまった。
なんという悲運なことだろう。
千奈姫と理奈姫のこえをわずかに拝聴できただけだった。
自由世界に住んでいるのに、自由がないように思える。
仕事に拘束されて、金のために自分の信義に背かないと生きていけない状況になっている。
この不条理をいかに打開しようかと考えをめぐらす作者であったが、
どうにもならない現実に嘆いているのである。
とにかく「今日という日は今日しかない」と頑張っておられる花音峯を見習いたいと思ってはいる作者である。
- 501 名前:後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説 投稿日:2006/11/19(日) 17:54
- もうそろそろここも満杯になりそうなので、夢ある場所に新しくスレを建てようかと考えているのだが、
移転するのを期に『後続波浪風呂栄枯盛衰史紀鏡美勇伝説』を終えて、
新しく『嗚呼辺利玖都美勇伝友行史略』という題名で書いていこうかと思っている。
横文字で"Ah!Berry℃uteDeEggs"みたいな名前にしたかったけど、
内容と食い違いすぎるのでやめた。
なにやら様々な噂が飛び交っているのだが、
『友行・気を飢え鯛』が正式に波浪風呂の集団と認められて、大々的に活動を始められるとか、
『第二浪漫須』(略称SR)が結成されるとか、その次は『QP』だとか・・・
どれだけ真実が含まれているのかわからないが、そのうち判明するだろう。
さて微誘電の今度の新曲の衣裳は、ぴったり身体に合っていないのでダサいように思えるが、
読者はどう感じているのだろうかなどと言ってみたりする。
松壷は私生活では藤壷とあまりにもすごい関係になっておられるので、
御自分の番組では、清楚で純粋な乙女を演じてみたくなられたので、
お抱えの戯作者にそういう方向に番組を構成するように命じられたそうだ。
今週になって飯さまが例の聖誕祭に便乗した公演をなさることにしたそうである。
そして星慕は師走にも新曲を出されることを決めたそうである、
そういえば妄結の新曲は一位をとられたそうである。
裏の神々は順位より、ここのところ最多の売上枚数になりそうなので、喜んでいるようだ。
後津庵は最近思うことがあられた。
それは波浪風呂全体公演のことなのだが、未熟者達が『すばらしき心』に対して、
ご自分達は『年寄倶楽部』だの『長老連中』だのと呼ばれておられることに不満をお持ちであられた。
津運久などは、その言葉の中には完成された完璧な芸という意味があると言っている。
そして発展途上のいったいどうなるのかわからない不安とまぐれでうまくいった驚きを「すばらしい」と表現していると言われても、
ちょこっと納得できない後鎮であられた。
そんな彼女は、なにやらゆっくり食べる主義の御食事処の甘味の企画をなされたそうだが、
興味あることが仕事に繋がっていくとは、うらやましいと感じた作者であった。
垣さまは魁塾を久しぶりにおこなわれたそうだが、
こんな遊びをする暇のない久さまが参加されないのは当然として、
何故か麗さままでがお出ましになられないので、愛媛が喜び勇んで参加されたそうだ。
でもこれは魁新垣塾ではなく、辺利頭か玖都がなさるべきものだと思うのは、作者だけじゃないと思う。
- 502 名前:模倣作家 投稿日:2006/11/26(日) 14:44
- 容量残量が残り僅かなので、最後に恒例の登場人物の呼称を顔文字とともに、紹介したいと思います。
>>424以降
(0―0ヽ):津運久
(;○-仝-○):真事
从#~∀~#从:裕さま
( `ш´):稲さま、葉貴妃
(丼`ー´):前さま、雪丼
( `.∀´):圭さま、保圭坊
|( ゚〜゚ )|:飯さま
(*'ー'*):那智の宮、安夏関
(-〇Δ〇):村さま
(0⌒ v.⌒0):瞳斉
( `_´):雅王君、谷雅社
川σ_σ||:柴鮎姫、柴さま、柴宅
从 ^◇^):知さま、毬姫
ヽ^∀^ノ:一位の宮
(“.∀“):絢さま
从^v^从:藤さま、藤壺、美貴帝
( `.Д´):五等の宮、後津庵、後鎮
人`・´人:松壷、松さま、亜弥弥姫
从^▽^从 :梨壷、梨薗こと梨の華の精
(^:〜.^):吉さま、吉四位
( ´D`):乃乃姫、辻堂、辻さま
( ´д`):亜依姫→亜依盆、力口さま、加護院、加さま
( 0゚v゚0):木村の麻姫、村麻廟、麻さま、麻美人
(=⌒_ゝ⌒=):里舞房、里さま
(。^^。):斎海軒、美斎、美宇姫
川 ’ー’川:愛媛、高愛舘
川o・-・) :紺さま
∬´◇`∬:琴さま
§・e・§:垣さま
- 503 名前:模倣作家 投稿日:2006/11/26(日) 14:45
- ノノ*^ー^):亀さま
从o・ 。・):重さま、白湯姫
从`,_っ´) :麗嬢、田麗閣、麗さま
从σ刄ミ川:梨香舎
∬ユ´v`イ∬:唯さま
册゜ш゜」:梅壷
W¨∀¨):矢舞亭
ル ’‐’リ :桃壷、嗣さま
川´・_・`川:清さま、佐紀庁
H:ρvρ):村愛寮
V‐Д‐):徳さま、千奈姫
川刀O∇^刀F熊さま、理奈姫
ノノl∂_∂'ル:雅さま、お焼の方
从o゚ー゚从 :須さま、籐麻邸こと茉さま、須茉
州*‘ o‘リ:菅さま、菅梨鋪
洲`!´):鈴愛場、鈴さま
ノソ*^ o゚):中早苑
リ・一・リ:岡聖堂、聖さま、岡さま
(o・D・):萩さまこと舞童子改め舞者、萩壷、萩舞局{はぎまいのつぼね}
||| ´_`||:「姉貴」と呼ばれている是さま、是さまこと美記所
从б_бリ:小春姫、久さま
ノk|‘−‘):有さま、有栞処、栞菜姫
- 504 名前:模倣作家 投稿日:2006/11/26(日) 14:49
- |c|*^∪^*):青い木の英奈姫、英奈姫こと青里庭、青さまこと青里庭
川c´・ー・):秋さま百合姫、秋さまこと秋香廠
リd*‘ ェ‘):瀬楓棟、楓さま
ノソ*・ー・リ :明日の菜っ葉→明日の菜
|||s・ _・):小紗部屋紗の季節
ノノs`-´):北の沙弥姫、北さまこと北弥倉
ff ^ v ^ リ:後智こと雪姫、雪姫こと後貴蔵
リ* ’_ ’):西の念彩、西さまこと西猫庫
彳*’▽’*):澤の由梨姫、由梨姫こと澤由祠
从*`・Δ・´):杏さまこと田杏里
从*´ ο`リ:能智こと登有濠、能さま
ノG|* ^ 0 ^):橋令構こと三令姫
リノ´’▽’):橋門こと愛奈姫
从*・ェ・リ :福さまこと花音峰、音丹{のんたん}こと花音峯
川“▽“リ:古さま川夏荘、小夏姫
川*´ c`):前優窟、憂佳姫
(o ̄艸 ̄o):武智位こと武さま水華姫、水華姫こと武水薗
||c`・∀・リ:諸々塚の香奈姫、香奈姫こと諸香舎、諸さまとも塚さまとも呼ばれる香奈姫、諸倫
川o‘ ー‘)||:森の咲く樹、森さまこと森樹丸
从*^ゅ^):湯さま歩美人、湯さまこと湯歩寮
川 ´‘ _‘||:和彩宅彩の花
ffr _ r リ :翔さま呂便洞、翔さまこと呂便の宮、呂便こと岡翔洞
容量残量が残り僅かなので、下記へ移動したいと思います。
お付き合い頂ければ幸いです。
夢板 スレ名『波浪風呂の決して終わらない歴史』
ttp://m-seek.net/cgi-bin/test/read.cgi/dream/1164520025/
- 505 名前:. 投稿日:2006/12/11(月) 22:30
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