楽観的で消極的な恋

1 名前:空山海斗 投稿日:2003/09/19(金) 22:46
初めまして。
よくここのいしごまはROMらせて頂いていて、
小説は書くより読むほうが圧倒的に好きなんですが、
ふと思いついたので書かせていただきます。

いしごまで、リアルです。
更新は一応sageでいきたいと思いますが、
方針とかないので気になさらないで下さい。
ホント駄文ですが、いかせて頂きます。
2 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/19(金) 22:49
――次回のメインコーナー映画の番宣企画だから、後藤も出演な。」
そう、ハロモニディレクターから聞かされたのは九月の始めでした。
おお〜久々だなって、そりゃコントはほぼ毎回やってるし、
こないだのなっち裁判の時もごとー出たけど、
ゲームみたいのは久しぶりじゃん?
ほらごとー、今年のシャッフルも参加できなかったしさー。
こうゆうゲームとかって結構好きだからうれしかったんだよね。
みんなと仕事できるってのもね♪
でも、ばかちんチームと17才チームで分かれるから梨華ちゃんとは一緒じゃ
ないんだよなー。
ちぇっ、残念。
ん?あ、いやなんとなくね。
梨華ちゃんてなんかかわいくない?
態度とか、仕草とかさ、見てて楽しいっつーか、ウケるっつーか。
最近ちょっと飛んじゃってるけど、まそんなとこもね。
だからなんとなく、さ。
とにかく!少し心残りを残しつつも、ごとーは収録に挑んだのであります。

3 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/19(金) 22:51
――タタタタタタタ
「ごっちーん!」
長めの廊下を歩いていていると、
聞き覚えのあるかわいい声と共に背中に飛びこんできた、足!?
ドカッ!!
「ぶわっ」
うぅ〜、いっ、でぇ〜。
こんな朝っぱらから誰だよっ! ってこんなことする奴限られてるけど、
「あ〜、い〜、ぼ〜、んっ!」
「加護にこんな簡単に背中を取られるとは、ごっちんもまだまだですなぁ。」
「ごとーもう歳なんだからさー、朝から激しいのは勘弁してよー。」
「ごっちんが目覚める為に、やさしぃ加護の愛のムチですよー。」
亜依のムチぃ?掛けてんのかな?
「っておーい。」
話の途中で逃げるなよー。
「はいはい、真希ちゃん後で遊んであげるからね、じゃぁねぇ。」
ったく、あたしが遊んでもらってんのかよっ!
まぁかわいいから許しちゃうんだけどね。
4 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/19(金) 22:55
さぁて楽屋に着いた。まずは台本チェックだね。
なになに、ばかちんチームは、
『ごとー、よっすぃ〜、あいぼん、かおり、紺野、小川、亀井、道重・・・』
・・・えーっと、
これは・・・、負けってこと?
う〜ん、あたしには宣伝するなってことかな。
いやいや。そんなこと言っちゃダメだね。
ガンバって勝たなくちゃね。
よしっ、まずはコント撮りか。
『駅前交番物語にゴマキペンギンが乱入!?』
ペンギンなんて一年ぶりじゃない?
あの着ぐるみさぁ、けっこうクサいんだよね。
絶対アイドル臭じゃないって、剣道部だねありゃ。うん。
ま、そんじゃいっちょ汗でもかいてきますかっ♪
5 名前:空山海斗 投稿日:2003/09/19(金) 22:59
少ないですが、とりあえずここまでにしておきます。
こんな駄文を読んでくださってる方がおりましたら、
感想など聞かせてもらえるとありがたいです。
6 名前:みるく 投稿日:2003/09/19(金) 23:09
私も石後好きなんですよo(^-^)o
ごっちんの語り?もおもしろいし、かわいいので、これからも頑張って下さい!
楽しみにしてます♪
7 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/20(土) 23:03
とりあえず、まだ時間あるから娘。の楽屋訪問だぁ。
「よっすいぃ〜!」
「あ、おねぇちゃん!」
うゎ、よっすぃ〜もぉ衣装着てるし、役になりきってるし・・・。
おし、そっちがその気ならごとーもペンギンモードONしちゃうよ。
「いもうとよー。」
ここえヒトミペンギンまでダーッシュ・・――――
「ちょっと待ったぁ! ダメだよおねぇちゃん、それ着なきゃ。」
「あぁ、そっか。」
ってなに、あたしも着んの?撮影まだまだだよ?
「よっすぃ〜、設定に細かい!」
そーだ、そーだ。やぐっつぁんの言うとおりだぞ。
大体まだ20分もあるじゃんか。
よっすぃ〜こーゆうコントみたいのにはうるさいからなぁ。
っと言いつつしっかり着ちゃってるごとーもごとーだけどね。

よしっ、仕切り直し仕切り直し。
「おねぇちゃん!」
「いもうとよー。」
さっきより重くなった体を運ばせて、姉妹再会の抱擁。
うんっ、完璧だ。さいこーだねうちら♪
8 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/20(土) 23:04
そういえば、梨華ちゃんまだ来てないのかね?
せっかく頼まれてた雑誌持ってきたのにさー。
まぁいっか。どっちみち来るんだしね。

>皆さん本番でーす。

おっと、もうこんな時間か。
「よし、いくよおねぇちゃん。」
「うん。」

9 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/20(土) 23:07

・・・おーい、なんだよこのダンスはぁ。
そりゃ、コントは恥ずかしいものだけどさ。

「キャハハ♪いいねぇ二人とも。似合ってんよ、そのカッコでそのダンス。」
「やぐっつぁん笑いすぎー。」
「キャハハ、いいじゃんかわいくてー。」
う゛〜、イイよなやぐっつぁんはいつもきれいな役ばっかで。
くっそー、しゃくだからちょっといじめてやれ。
「知ってたぁ?やぐっつぁん。」
「んー?なにをだよっ。」
「婦警さんてね、155cm以上じゃないとなれないんだって。
こーんなチビッコ婦警さん、他じゃ絶対見れないね〜。」
そう言ってやぐっつぁんの頭をよしよしとなでてやる。
「チビッコって言うな!」
怒ってるけど、こーやって子供扱いされてるとき
やぐっつぁん何気うれしそうなんだよね。
「ほーんとかわいいなぁ、やぐっつぁんは〜。」
10 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/20(土) 23:08
「あ〜、ごっつぁんそれよりぃ〜、」
ふくれてたやぐっつぁんの顔が不敵な笑みに変わる。
なんだ、なんだ。やぐっつぁんの反撃か?
ごとーの腕を引っ張って、自分と同じ高さまで下げてきた。
「ごっつぁんさぁ・・、実際どっちな訳?」
「んあ?何が?」
「ほら、コント!」
「ん?」
「文麿さんは梨華ちゃんだったけど、最近悪麿とか摩周麿とか藤本じゃん?」
「うん、そうだねぇ。」
「だからごっつぁん的にはどっちなのかなぁ、ってね。」
どゆこと?
どっちって・・・それはごとーがどっちを好きかってこと?
えぇ!?そんな、どっちなんて考えたこともないけど・・・。
「あー、いい、いい。やっぱイイ。言わなくてもわかってっから。」
ごとーも分かってないのにィ?
「ごっつぁんの態度見てりゃすぐわかるよ。まぁ、梨華ちゃんカワイイからね。
んー?ってことはさぁ、最近たまってんじゃないのぉ?
おおっぴらに梨華ちゃんとイチャつく機会なくてさぁ。うりうり。」
・・・梨華ちゃん!?ごとーが梨華ちゃんを好き?
「なっ、やぐっ、何っ・・!」
うぁ、言葉になってないし。
これじゃあ図星みたいじゃんかぁ!

11 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/20(土) 23:11


あーあぁ、案の定やぐっつぁん勝手に納得してうれしそうに行っちゃったよ。
ってか、ごとーの態度見てりゃって、そんなにごとー、梨華ちゃんとか言う?
コントの時、うれしそうにしてる?
いや、そりゃ確かに梨華ちゃんのこと考えること多いかもしれないけど、
確かにキスシーンの時“ごとーが男だったら犯しちゃってるかも”とか
思ったりしたけど、
確かに仕事とかで梨華ちゃんと一緒だとすごい嬉しかったりするけど、
確かにたまにぼーっと梨華ちゃんに見とれてたりするけど・・・・・、
・・・あたし・・・、梨華ちゃんのこと好きなのかな?
いやいや、そんなことないっしょ。
だめだぞごとー。やぐっつぁんに洗脳されちゃ。
梨華ちゃんは・・・・友達だよ。
――――大事なね。


12 名前:空山海斗 投稿日:2003/09/20(土) 23:17
ふうっ、更新て結構大変・・・。

>>みるくさん
わぁい初レスもらっちゃったぁ♪
ありがとうございます。
最後まで責任もってやります!

13 名前:名無しさん 投稿日:2003/09/21(日) 17:40
いいですねー。
続き、楽しみです。
14 名前: 投稿日:2003/09/22(月) 21:23
やばい いしごま新作だ
めちゃめちゃ続き気になります。
15 名前:空山海斗 投稿日:2003/09/22(月) 22:37

すぐにメインコーナーの収録あるから、こんなあっつぅい着ぐるみはさっさと
脱いじゃいましょう。
と、楽屋に向かったごとーなのですが、
ん〜、ナイスタイミングというか、ヤな時にあったというか、
梨華ちゃん発見。
――ごっつぁんの態度見てりゃすぐわかるよ――
やぐっつぁんの言葉が勝手に頭をこだまする。
違う、違う。うん。気にしない、気にしない。
普通に、いつもどうり接すりゃいいんだから。
よしっ!
「梨華ちゃ〜ん!」
「あ、ごっつぁーん。ふふ、かわいいねペンギン。」
「あっついんだよ〜、これ。歩きにくいしさぁ。」
トタタと歩いて見せたら、梨華ちゃん喜んでくれた。
「あぁ、そうだ。こないだ言ってた雑誌持ってきたよ。」
「ほんとぉ?ありがとう。」
もともと笑ってた梨華ちゃんの顔がもっとほころんだ。
「うん、収録終わったら持ってくね♪」
梨華ちゃんと話してたいのは山々なんだけどさ、収録始まる
前に汗ひかせなきゃなんないからね。

>あ、梨華ちゃんいたいた。
ん?今の声はミキティかな?
あぁ、やっぱりそうだ。
>今日のここのことなんだけどさぁ――
あれ? あの二人、険悪だって言ってなかったっけ?
言ってたよねぇ?二人ともごとーに相談してきたよねぇ?
なんであんな風に話せてんの?

16 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/22(月) 22:40

浮かんできた疑問は頭の隅に寄せといて、着替えて再びスタジオ入りすると、
よっすぃ〜が、辻、加護、それに5期の何人かとさっきのコントの踊りを
やっていた。
急にいなくなったと思ったら、みんなに見せてたのか。
「あー、ごっちんやっと来た。」
「ほらぁ、ごっちんもやるよ!」
「えぇ〜?やだよ、あたしはー。」
よっすぃ〜があたしの腕を引っ張って無理やりその輪のなかに引き込む。
これがね、しっかり配置まで決まってて、よっすぃ〜の隣にごとー、
それが中心で、両脇に辻加護、小川と新垣は二列目ってなってる。
「あ、ワン、あ、ツー、」
あー、カウントまで始めちゃったよ、これじゃ抜けるに抜けられないね。
「あ、ワンツースリーフォー、動物園の〜片隅でぇ、お尻磨いて待っているぅ♪
悪い子供がい〜たら〜、あなたのお尻をぺ〜ろぺ〜ろ、ぺ〜ろぺ〜ろ、
そしてまえだは、ギーンギーン、ギーンギーン♪二人合わせてペンギンだぁ〜、
ダラッダ〜ン♪ドウォドン。」
いつの間にか皆注目してて、拍手まで浴びせられてしまった。
「いんやー、いいねぇそのダンス。今度なっちにも教えてだべさ。」
「ってゆうかごっつぁん決まりすぎ。」
ふふん、たまにはこーゆーのも悪くないねぇ。
たまにはって、ごとーが娘。にいた時はこうやって皆とふざけたりとかって、
別にあたりまえのことだったのにね。
17 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/22(月) 22:42

ふと、周りを見てみると、梨華ちゃんもあたしたちを見て笑っている。
それは別にいつもと変わらない光景。
いつもごとーたちがふざけてる時とか、梨華ちゃん近くにいたら一緒にやるし、
遠くにいれば楽しそうに笑って見てるからね。
ただ、今日いつもと違うのは、梨華ちゃんの隣で、美貴ちゃんが梨華ちゃんと
一緒に笑ってるってこと。
さっきの疑問がまた頭に浮かんできた。
なんかごとーの知らない間に仲良くなってる?
そう思った瞬間、あたしの胸にチクリと何かが刺さった気がした。
18 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/22(月) 22:43
あれ、なんでだろ?
別に娘。メンバーなんだから仲良く話すのなんて当たり前じゃん?
ごとーの知らないところメンバーの関係が変わるのがショックなのかな。
いや、でもこないだよっすぃ〜がいつの間にか小川とかと仲良く
なってた時、ちょっとびっくりしたけど、全然いやな気なんかしなかったし、

・・・梨華ちゃんだから?
ってなんで梨華ちゃんだと違うの?
別にごとー梨華ちゃんと美貴ちゃんが仲良くすんのがイヤな訳じゃないんだよ。
でもなんか、あたしにも分からない感じ。
う〜ん、♪なんだろ?おかしなかんか〜く♪ってやつだね。
19 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/22(月) 22:52
いしごま発見♪
後藤の語り口調いい感じですね
20 名前:空山海斗 投稿日:2003/09/22(月) 23:09
>>13 名無しさんさん
いいですか?
小説初めてなんで話がダラダラしないか
心配です。

>>14 @さん
続き、私自身どうなるか分からない
状態ですがご期待に応えられるといいです。

>>19 名無し読者さん
見つけてくださいましたか。
お褒めの言葉ありがとうございます。
21 名前:リエット 投稿日:2003/09/23(火) 19:03
後藤さんがすごくかわいいです!
続きが楽しみ〜。
22 名前:空山海斗 投稿日:2003/09/25(木) 23:33
三日ぶりです。
この辺からはゲームに真面目なごっちんって感じを
かもし出そうとしてみたのですが、
この週のハロモニ見てない人には分かりにくく
なってしまったかもしれません。
すいません。
23 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/25(木) 23:34
―――そんなこと考えてるうちに収録スタート
最初の、タイトルコール?みたいなのの後はすぐにチームで分かれて、
つまりごとーはこっち、梨華ちゃんはあっち、しかもその隣には
美貴ちゃんって図式。
はぁ〜、ごとーもそっち行きたいよ。

しょうがない、今はゲームに集中しなきゃぁね。

最初のゲームは『ピクチャーしりとりゲーム!』
いわゆる絵文字しりとりだね。
梨華ちゃんのチームからなんだけど、これ結構難しいんだよ。
ふんふん苦戦してますなー。
ごとーのチームもがんばるぞー!


24 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/25(木) 23:36

で、ばかちんチームに出された圭ちゃんの最初の絵は、
・・・なんだこりゃ?
動物ぽいのは分かるけど、頭に生えてるあれは・・・、う〜ん。
「あ、わかった!トナカイ。」
「「「えぇ〜!?」」」
「なんでぇ?」
「すごーい、ごっちん。」
へへん!ごとーだってダテに3年間も圭ちゃんとプッチやってた
訳じゃないぞ。
まぁ、とゆうわけで圭ちゃんのトナカイからしりとりは始まりました。
順番はごとーから。イといったらイカだね。
25 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/25(木) 23:37
イカ――貝――胃――犬・・・という具合で進んでいって、
また二回目のあいぼんまで回ってきた。
たぶんねぇ、この1個前のよっすぃ〜のやつ“四角”って言いたいんだと
思うんだけどー、
「は?なにこれ。」
だよね〜、がんばれあいぼん!
「え、え?なにこれ?わかんない、わかんない。」
>カンカンカーン!
けっきょく、あいぼんが書けないまま時間がきて、終わってみると
梨華ちゃんチーム12点、ごとーチーム9点だって。
う〜ん、負けてるねぇ。 次はがんばろ。
あは、ごとー今日、こればっかだね。
26 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/25(木) 23:38

「もー、よっちゃんの絵わかんないよー。」
「ぜんぜんわかるじゃん!えー?ごっつぁんわかったっしょ?」
「ごとーはわかったよぉ?」
「私も分かりましたよ。」
「うっそー!?」
「ほらほら、みんな次で挽回だよ。ごっつぁんに絶対宣伝させるからね。」
あは〜、かおりはやさしいねぇ。
いつも何気みんなのこととか気遣ってくれるんだよね、昔から。
それにやっぱみんなといるのは楽しいよ。
ごとーこのまま娘。に戻っちゃおうかなぁ。
今日一日娘。として仕事にまぎれててもバレなさそうじゃない?
『誰にもバレずに耐えきれるか?!後藤真希、モーニング娘。潜入24時間』
とかいってね♪

27 名前:空山海斗 投稿日:2003/09/25(木) 23:45
少ないですが、ご勘弁を。
執筆のペースが非常におそくて・・・。

>>21 リエットさん
最近、現実世界じゃかわいい感じの後藤さんて
あんま見かけませんよね。残念です。

28 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/28(日) 21:35
二つ目のゲームの体形になる時、
なにげなく、ホントなにげなくね、梨華ちゃんのほう見てみたんだ。
そしたら梨華ちゃん、また美貴ちゃんとなんか喋ってて、
あたしの心、またチクチクってなった。
梨華ちゃん、こないだホントにごとーに相談してきたんだよ?
29 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/28(日) 21:36
メールでね、
『ねぇどうしよう、ごっつぁん。
美貴ちゃんがね、先輩に対する態度とかあんまり良くなくて・・・、注意とか
されてもまじめに聞かなかったり、まだ入って何ヶ月とかなのに、
普通にツッコんだりするんだよ?
飯田さんとか怒ってるみたいだし、先輩にそうゆう態度ってよくないじゃない?
なんか許せなくて、このあいだ「あんな態度よくないよ、先輩なんだよ?
高橋なんて未だに年下の辻加護にまで敬語なのに・・・。」って言っちゃったの。
そしたら美貴ちゃん「梨華ちゃんにそんなこと言われたくない。」って。
言い返さなかったけど私もカチンときちゃって、
それから美貴ちゃんと普通に話せない。顔とかまともに見れないの。
こんな気持ちのままじゃダメだよね。
でも、もう美貴ちゃんのやることすべてがイヤになっちゃって・・・
・・・どうしたらいいかなぁ。』
って言ってたんだよ?
30 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/28(日) 21:38

仲直りしたならそれでイイはず。
ううん、仲直りしたって言うならあたしもそりゃあうれしいよ。
それは本心。だけど、梨華ちゃんがあの笑顔で美貴ちゃんに笑いかけてるの
見るたびに・・・チクチク。
このまま二人を見てたら原因不明のチクチクで、ごとーオカシクなっちゃうよ。

そーだ。もう梨華ちゃんのこと見ないようにしよう。
今日はきっとごとー変なんだよ。
だから今日のトコロは、梨華ちゃんのこと見ないようにすれば治るでしょ。

31 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/28(日) 21:40


第二ゲーム、『焼肉さんが転んだゲーム。』
ダルマさんが転んだ、の要領で向こう岸にいる仲間に焼肉を焼いて届けて、
食べた人はくれた人と交代するってゆうゲーム。
いいねぇ、勝たなくても焼肉たべれるんだぁ♪
「おぉーし!ごっつぁん、食いまくるぞー!」
「がってんだぃ!」
こっちは3ポイントを追う身だからね、真剣と書いてマジだよ。
梨華ちゃんのことは見ないように、見ないように・・・。

「それじゃあ始めます。焼肉さんが、こーろんだ!」
それ、焼肉目指してダーッシュ!
おっ、あいぼん速いねぇ。その調子で一番乗りは任せたぞ。
ごとーはお肉を良く焼くのです。
この焼き加減がね、ちょっと表面がヤケドしたみたくなるのが丁度いいんだよ。
お肉、お肉♪
これ届けたらごとーの食べる番だね。


32 名前:空山海斗 投稿日:2003/09/28(日) 21:46
もしかしたら今日中、
もしかしなくても明日にはもう一回
更新すると思います。
しかし小説書くってのは大変ですね。
もう私はこれ一作でこりごりです。
何作も書いている作者さん達、
ホント尊敬します。
33 名前: 投稿日:2003/09/28(日) 21:51
妬きまくりの後藤さんかわいいです。
続き楽しみにしてます。
34 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/29(月) 22:30

どうかな、うちのチームけっこう食べてると思うけど、
勝ってそうかな?
ちょっと相手チームが気になって、チラッと盗み見してみたんだけど。


・・・・・・あ・・・・・・・。



―――その時ごとーが見たのは、美貴ちゃんに焼肉を食べさせてもらっている、
梨華ちゃんの姿でした。
35 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/09/29(月) 22:32

それを見た瞬間、さっきからチクチクとあたしの心を刺していたモノに、
今度は心を握り締められたような気がした。

それでね、ごとー、何となくわかっちゃったんだぁ。
ごとーのこの変なキモチ、もしかして、いわゆる嫉妬ってやつじゃないかな。
ごとーがモーニング辞めて、美貴ちゃんが入って、
ごとーはあんまり梨華ちゃんと会えなくなったのに、
美貴ちゃんは梨華ちゃんといつでも会えるようになって、
梨華ちゃんの隣にはいつもごとーが居たはずなのに、
知らないうちに梨華ちゃんの隣に美貴ちゃんが並んでる。
(もっとも、いつもごとーがってのはあたしの勝手な改釈で、梨華ちゃんだって
やぐっつぁんとか圭ちゃんとかと一緒にいたりしてたけどね。)

とにかく、そんな状況にあたしは嫉妬してるんじゃないかなって。
36 名前:空山海斗 投稿日:2003/09/30(火) 00:05
>>33 @さん
@さんに誉めてもらえるのはうれしいですねぇ。
私は@さんの銀板のごま短編すごい好きでしたよ。

37 名前:空山海斗 投稿日:2003/10/03(金) 23:16
↑すみません森板ですね。
素で間違えました。
ホントすいません。
38 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/10/03(金) 23:18
一度、それが嫉妬だって分かると、何でもそういう風に見えてきちゃって、
梨華ちゃんと美貴ちゃんがちょっとでも喋ってたりするだけで、
悔しいような、寂しいような気持ちになるんだ。
おまけに、もう見たくないのに、考えたくないのに、あたしの目が、
勝手に二人を追っちゃう。
39 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/10/03(金) 23:20

神様ってイジワルだね。
そんなごとーにわざとやってるんじゃないかって、
今度は梨華ちゃんが美貴ちゃんに焼肉食べさすとこ、ごとーに見せてきた。
他にもメンバー居るのに、辻ちゃんとかまだ食べてないのに。

もしかしてさぁ、二人がごとーに相談してきたこと自体、
ウソだったんじゃないの。
もうとっくに二人仲良くなってて、二人でごとーのことからかってたんじゃない?
あ゛〜、こんなこと考えてるごとーってヤな奴だね。
でもなんか、二人でチームプレーみたいにやっちゃってんだよ?
なんか、なんか悔しいよ。
はぁ。

――もう、梨華ちゃんごとーなんていなくても、全然平気なのかな・・・。
卒業した奴のことなんて、すぐに忘れちゃうのかな・・・。

40 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/10/03(金) 23:21

くっそー!
二人がチームプレーやるってんなら、こっちは絶対負けないよ。
ごとーにはよっすぃ〜がいるんだ!
ほぉら、ばかちんチーム焼肉ラッシュだよ。
ねっ、全然負けてない。
焼肉よしこ、うまいうまい♪
って、あー、ごとー何言ってんだろ。
もうあたし自身自分が何言ってんだか分からなくなってきたけど、
今はなぜかこのゲームに勝つべきなような気がしたんだ。

でもね・・・。


41 名前:名無しさん 投稿日:2003/10/04(土) 18:15
いつも楽しみにしてます。
更新されていたのに気づきませんでした…( ´ Д `)
後藤さんがヤキモチやくの可愛くてよいですね。
これからも頑張って下さい!
42 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/10/06(月) 21:43
チャイムがなって、チャンスはあと三回。
その三回の間によっすぃ〜が食べて、小川、亀井が食べて、あ、ちょっとリード
してるかなぁ、なんて思ったんだけど同点だったみたい。
ゲームは延長戦へもつれ込みました。延長戦は先に食べさしたほうが勝ち。


もぉねぇ、がんばったよ。 がんばって走ったよ。
だけど、ごとーの方がほんのちょっと遅くて、



負けちゃった。



「17才チームの勝ちー!」
圭ちゃんのMCを聞くと、梨華ちゃんと美貴ちゃんと二人で喜んで、
ハイタッチなんて交わしちゃってさ。
43 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/10/06(月) 21:48
なんか、すごい気持ち沈んだよ。
もうごとーはダメなのかな、ってとこまでおもった。
自分が泣くかもしれないのがコワくて必死に笑顔作ってたよ。
いや、別に宣伝できないのがくやしいんじゃないよ?全然。
なんか“ごとーが、二人に負けた”みたいな気がしちゃってね。





20秒間の宣伝タイムを手に入れた二人は仲良く宣伝するワケですよ。
そりゃそうだよね、二人で作ってきた映画だし。
大体映画のテーマが友情だもんね。仲良くもなるよ。
「藤本美貴と、」
「石川梨華が初主演映画で・・・」
もう、いんだよ。
ごとーはモーニング辞めたんだし、ごとーはもう独りなんだし。

44 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/10/06(月) 21:49


「・・・家族のね、愛が再確認できる映画となっているので、」
梨華ちゃんだって新しいモーニングでの生活があるんだもんね。
いつまでも過去にいた人間ことなんて気にしないよ・・・。


ははっ、そんなのあたりまえじゃん。
もう、梨華ちゃんごとーのことなんて・・・、
「あとこれ、ごっつぁんの映画楽しい。」

えっ、

「涙あり、笑いありよ。」
45 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/10/06(月) 21:51



今梨華ちゃん・・・、ごとーの映画の宣伝してくれた?


別に、梨華ちゃん達が勝ったんだからごとーの映画なんて宣伝しなくていいのに。
たった20秒しかないんだよ?


これって、梨華ちゃんもチョトはごとーのこと考えてくれてたってこと?
そんないい風に考えちゃってもいいのかな?


46 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/10/06(月) 21:53
あは、なんかうれしいよ。
だから梨華ちゃんってイイんだよね。
ホンのちょっとしたことで、あたしを喜ばせてくれる。
やっぱり梨華ちゃんは梨華ちゃんなんだね。
47 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/10/06(月) 21:54


ごとーより年上のくせに、年下みたいで、いつも笑ってごとーにかまわれてくれる。
そのくせ急におねぇさんぶって、ごとーに注意したり、
まかせなさい!とか言って、なにげ頼りになったりしてさ、
優しくて、おかしくて、可愛い梨華ちゃん。


一見ごとーが主導権握ってるみたいだけど、実は梨華ちゃんがそうさせてて
くれてるんだよね。
ごとーはいつも感謝してるんだよ。
「―――でも最後優しかったよ。ちゃんとごっつぁんの映画もって
言ってました。」
「ねぇ、言ってた。ありがトゥー。」
「いぃえー。」



今はこんな風にしか言えないけど、いつかちゃんと伝えるね。




―――梨華ちゃん、いつもありがとう、って
48 名前:空山海斗 投稿日:2003/10/06(月) 22:03
>>41 名無しさん
楽しみにしていただけるとは光栄です。
燃えます。

もうちょっとでひと段落します。
実質的にカップリングじみてくるのはもうちょっと
先になりますね。
49 名前:リエット 投稿日:2003/10/06(月) 23:21
更新お疲れ様です!
ハロモニのあれですねー。
ここからどういう展開になっていくんだろう…。
50 名前: 投稿日:2003/10/09(木) 18:14
ここを読むとあの日の放送を思い出してしまいます。
続き楽しみにしてますよ。
51 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/11/05(水) 21:56

収録終了後、楽屋に戻ったごとー。
今、ごとーは一人雑誌と睨めっこしています。
梨華ちゃんに頼まれたこの雑誌を、届けに行かなきゃなんないんだけど・・・、
う゛〜ん。
なんとなぁく行きづらいんだよねぇ。
あたしなんだかさぁ、ロクでもないこと考えてたよね。
梨華ちゃんが美貴ちゃんと共謀してごとーのことからかってるとか、

梨華ちゃんがそんなことするはずないじゃん。

冷静に考えればそうなんだけどさ、あの時は混乱してたってゆうか、
気が滅入ってたってゆうか・・・。
はぁ、ゴメンナサイ。


>コンコン
あーもーなんだよ、今忙しいってのに!
「はーい!」
怒りマークの入った、半ば八つ当たりような口調で返事すると、
「あ、ごっつぁん?今平気?」
うわー、お約束。
聞こえてきたのは、みんなからアニメ声と言われている甲高いカワイイ声でした。


52 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/11/05(水) 21:57
「あ、平気平気。どうぞ入って。」
「失礼しまーす。」
遠慮がちに開いたドアから覗かせたのは、いつもの笑顔、
ではなく、ハの字にしかめられた眉毛。
やばっ、怒ってる?収録中のごとーの態度、おかしかった?
「え、えっと梨華ちゃん、どうかした?」
「もぉごっつぁん、後で持ってくとか言って全然来てくれないんだもん。」
「へ?」
「それ。」
あ、なんだ雑誌ね。そっちね。
「あー、今持ってこうと思ってたんだよ。それで、どうやって持ってこうかなーって。」
「どうやってって?」
「こーやって、普通に脇にかかえるかぁ、頭にのっけてくかぁ、
それともお腹に隠してくかぁってね。」
「ごっつぁんてば、そんなことで悩まないでよー。」


あは、梨華ちゃんの眉毛上向いた♪
53 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/11/05(水) 21:58

ふぅー、なんとかいつもの感じで話せてるみたい。
ホント梨華ちゃんと話してると、余計なこと全部忘れられるねぇ。

「――それでね、そしたらののがね・・・」

楽しい、楽しい。

「――もう、大変なことになっちゃて・・・」

でも、なんか大切なこと忘れてるような。


・・・あっ



そうだ、あたし何で忘れてたんだろう、あたしが今日一番気になってたこと。
梨華ちゃんにどうしても聞いておきたかったんだ。
54 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/11/05(水) 22:01

「・・・あ、あのさぁ、」
「何?」
「あの、梨華ちゃんさぁ、」
「ん?」
「梨華ちゃん・・・、その、いつのまに美貴ちゃんと、仲良くなってたの?」
「・・・なんで?」
なんでって、そりゃ・・・。
てか聞くなよ、梨華ちゃん。 かわさないでちゃんと答えてよ。
「だって・・・・・・。」
「いや、ごとーさぁ、今日、実はちょっと妬いてたんだよね。」

あーもーこうなりゃヤケだよ。
特別出血大サービスでごとーのキモチ大暴露しちゃうんだから。

「妬いてた?」
「なんか、梨華ちゃんちょっと前にごとーに相談してきたじゃん?ほら、
美貴ちゃんと、あんましうまく行ってないみたいな。」
「・・うん。」
55 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/11/05(水) 22:02
「だけど今日見たら、梨華ちゃんふつーに喋ってるし、ってゆうかむしろ
仲良さそーだったし、」
口に出して言ってみると、ヤキモチなんて感情はホントくだらないことだって
わかる。 内容だって大したことじゃなくて、
「焼肉なんか、ほとんど二人でやってたじゃん。」
「うん・・」
「だから・・・・・、」
でも梨華ちゃんはこんなごとーのバカみたいな話を黙って真剣に聞いてくれてる。

「・・別に、梨華ちゃんに美貴ちゃんと仲良くして欲しくないとかゆう訳じゃ
ないんだよ・・・ただ、モーニング卒業したらごとーもう梨華ちゃんのこと
全然わかんなくなっちゃうのかな、全然、遠い存在になっちゃうのかなって・・・。」
「・・・。」
「あは、こんなのごとーの独りよがりだよね。ごめんね、変なこと言って。
梨華ちゃんがなんでもごとーに報告しなきゃいけない訳じゃないのに、
誰と仲良くしたって、梨華ちゃんの勝手なのに・・・・・、」



「ごっつぁんが言ってくれたから。」

56 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/11/05(水) 22:04

えっ?
「あ、焼肉はね、企画の人に、二人の映画だから二人で交換してやれって
言われたから、そうしただけなんだけどね、その、美貴ちゃんと仲良くなれたのは、」
「・・・ほらごっつぁん言ってくれたじゃない、“誰が嫌いだとか言っててもきりがないし、
そんなんじゃやってけないからごとーはその人のイイ部分を探すようにした”って。
そしたらちょっとヤだった人も好きになれたって。」
「う、うん。」
あぁ、そういえばあたし、そんなこと言ったっけ。
「だから私もね、美貴ちゃんのイイ所探すようにしたの。」
梨華ちゃんごとーの言ったこと覚えててくれたんだ。
「それに、美貴ちゃんに聞いたよ?ごっつぁんが美貴ちゃんに、私に謝った方が
いいって言ってくれたんでしょ?」
「ふえ?んあ、あぁ。」
そういえばそうだ。美貴ちゃんの方から相談受けた時、あたしは確かにそう言った。
でも梨華ちゃんは知りえないと思ってたことを唐突に持ち出されて、今のあたし、
すごく間抜けな声を出したと思う。
そんなあたしの反応を予想してたみたいで、梨華ちゃんはうれしそうに微笑んだ。
57 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/11/05(水) 22:06

「そりゃ、たまにはちょっと思うところもあるよ。でもごっつぁんがせっかく
取りもってくれた仲だから、壊しちゃいけないって思ったの。」
「・・そっ・・・か。」
「ありがとね、ごっつぁん。あのままじゃ私、きっとちゃんとやっていけなかった。」


そして梨華ちゃんはとびっきりのチャーミースマイルを見せ、楽屋から出て行った。
ってゆうかごとー、自分でやったんじゃん・・・。
・・・とりあえず話のいきさつが分かって、ホッとしたのはいいけれど、
なんだか自分の顔が紅潮しているのが分かる。
たぶんさっきのチャーミースマイルと、梨華ちゃんの言った台詞のせいだ。


―――ごっつぁんが言ってくれたから、

―――ごっつぁんが取り持ってくれた仲だから。


梨華ちゃんの言葉が頭の中で何度もリフレインする。
そしてその度にごとーの顔の紅潮も増しているみたい。



やぐっつぁん、やぐっつぁんの言ってたこと、ホントかもしれないよ。
58 名前:空山海斗 投稿日:2003/11/05(水) 22:19
ふいー。
久々で大量?(個人的には)更新です。
これで一段落なんですねぇ。

>>49 リエットさん
あれですよー。
これからのこと、実はあんまり考えてなかったり・・・。

>>50 @さん
あの日のハロモニは思ったほど、(とゆうかほとんど)
絡みがありませんでしたが、次週はちょっと期待できそうですね。

更新ペース落ちまくりですみません。
ストックがないので次回の更新まで時間が空くかもしれません。


59 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/10(月) 22:00
マターリ待ってます
ハロモニのカラオケ萌えましたね(^^)
60 名前:空山海斗 投稿日:2003/11/23(日) 18:19
―――九月も半ばに入って、そろそろ長袖が必要になってきた今日この頃。
秋と言えば、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋・・・う〜んどれもピンと
来ないなぁ。
秋といえば・・・・あ、コンサートの秋! うん、これだね。
今度は二回目だし、前回よりずーっとパワーアップしたごとーを見せるぞぉ!

それと、食欲の秋。これも忘れちゃだめだね。
秋は食べもんおいしいもんねー。
きのことか、松茸とか(一緒かな?)栗とか秋刀魚♪あは〜よだれ出てきたよ。
まぁ、そんな訳で楽しい秋がやってきたわけですが、
実はね、来週ちょうどオフが重なったからって、梨華ちゃんがうちに来ることに
なってるのですよ。
うちに来るのは結構久々だね、七月以来かな?
梨華ちゃんがうちに来る時は大体、クッキー作ったりするんだけど、
なんでも今回は梨華ちゃんがごとーのフルーツチョコタルトを教えて欲しいん
だってさ。
61 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/11/23(日) 18:21
ま、別に梨華ちゃんがうちにくるのはいつものことだし、一緒に料理したりって
今やあたりまえのことなんだけど、
ちょっと今回はいつになく心臓の高鳴りが・・・。
そう、ごとーこの間の収録でちょっと確信しちゃったんだよね、

あたしは梨華ちゃんが好き。

たぶん、それは恋愛的な感情だと思う。
だからそうゆう感情だから、あんな嫉妬とかもしたんじゃないかな。
それなら説明がつくんだよね、普段からの、なんかたまに梨華ちゃんにドキッと
しちゃったりとか、目が離せなくなったり、一緒に居たいとかゆう気持ちも。
それは世間的にはオカシイのかもしれないけど、
ホントにそうならこの気持ち、肯定しちゃってもいいよね?
いいじゃん梨華ちゃん見て幸せな気持ちになれるんなら。
現に今だって、梨華ちゃんがうちに来るってだけでこーんなウキウキだしさー。

62 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/11/23(日) 18:22


ツアーが始まって、最初のほうは結構日程がキツイ。
まだ曲の流れとかにも慣れてないから間違うかもってゆう不安もあるし。
この東京厚生年金会館もおっきいから緊張すんだ。
その分終わったあとの達成感もひとしおだけどね♪


夜の回のアンコールが終わって楽屋に戻ったら携帯のメールランプが点灯している。
送信者は・・・あは〜、梨華ちゃんだ♪

『コンサートお疲れ!
ごっつぁんち行くの明日だからね。忘れてない?
あ〜あ楽しみだなぁ、久しぶりだもん。ごっつぁんと料理するの。
あ、何時に行けばいい?疲れてるよね、午後のほうがいいかなぁ?』

即返信。
『ごとーも楽しみだよ〜。
ごとーは何時でもへぇき。梨華ちゃんさえ大丈夫なら早く会えるほうがうれしいな。』
な〜んて、ちょっと本音ほのめかせてみちゃったり。
おっ、もぉ返事来たよ。
梨華ちゃんてほんとマメだよね、絶対一分以内に帰ってくるんだから。

『本当?じゃあ、10時に行くね。
私ももっと早く会いたいけど、これ以上早くしたらごっつぁんおきないでしょ?
だから10時。決定ね。』

よぉ〜し!早く帰って明日の準備しとかなきゃ。
まだ材料も買ってなかったから帰る途中でスーパー寄って、しかもつい今日発売
だった雑誌の立ち読みなんかしたもんだから、家に着いた時はもうとっくに10時
を回っていた。(結局雑誌も買ったし。)
これから部屋の片付けをしなきゃいけないと思うと・・・う〜、イヤだ。
でもねぇ、ごとーの部屋片づけないことには・・・。
あーもぉ!ドラえもんの道具ごとーにも貸してよ!
63 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/11/23(日) 18:46
ようやくラストが固まりました。
当初の予定とは大幅に変わりましたけど。
しかもあまり自信がないです。

>>59 名無し読者さん
萌えましたねぇ。
続きはないんでしょうか、残念です。
マターリがんばります。

64 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/24(月) 22:50
ハロモニの続きはまだみたいですね
この小説の続きがたのしみです
65 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/09(火) 19:05
待ってますよ〜
66 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/12/16(火) 18:31

大して広くないごとーの部屋の中央部、ベッドの脇。
折りたたみ式の小さなテーブルを挟んで、向かいには梨華ちゃん。
なぜか二人して、きっちり正座という妙な光景。
長い沈黙の間、下をむいたまま時たまチラチラとこっちをみる梨華ちゃんと目が合う。
そのたびに頬を赤く染め、また下を向いてしまう梨華ちゃん。


やっぱり妙な光景。


「梨華ちゃん?」
とりあえず沈黙を破ってみる。
「・・・・・。」
反応はなし。
また沈黙が続くのかと、小さなため息を吐き出した時、



「・・・・ねぇ、ごっつぁん。」



おっ、ようやく展開しましたね。

67 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/12/16(火) 18:32
「ん?」
「今日は、誰もいないんだね。」
「んあ、うん。」
「・・・あのね、前から言いたかったんだけどね。」
「うん。」
「なかなかタイミングがなくて・・・。」
「うん。」
「その・・・私・・・、」
なんだぁー?梨華ちゃん耳まで真っ赤なんだけど。
これってもしかして、かなりオイシイ展開だったりする?







「好きなの!!」




へっ?まっ、マジで!?ってか何が!?
「ごっつぁんが、欲しいの。」
「り、梨華ちゃん・・・?」
「ねぇ、私を抱いて・・・・。」




ホントに?ホントにいいの?


68 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/12/16(火) 18:34

やばい、思考回路が働かない。
何も考えられないのに、ただ本能でごとーの手だけはしっかりと梨華ちゃんに向かっている。
左手を梨華ちゃんの頬に当て、そっと持ち上げる。
すると少し潤みを含んだ梨華ちゃんの瞳と、艶やかな唇が同時に閉じられた。
ゆっくりと近づき唇を合わせる。
そして目は瞑ったまま、右手を梨華ちゃんの服にかけ、服の上からその胸に触れた。
「・・んっ、」
「・・・梨華ちゃん。」
「ごっちん・・・。」
虚ろな目を再び閉じると、梨華ちゃんはあたしの上唇をついばんできた。
甘い快楽に捕らわれながら、あたしは梨華ちゃんのブラウスのボタンを、
ひとつずつ外していく。
最後のひとつをはずし終え、ゆっくり袖をぬくと、露になった身体を見つめた。
「梨華ちゃん・・・・好きだよ。」
「・・ぅん・・・。」




梨華ちゃんの顔、真っ赤だけど、きっとあたしもそうなんだろうな。
だって、なんかカラダが熱い。
カラダの芯から頭の方までカーっとする。




・・・ってゆうか頭がすっごく熱くなってきたんだけど・・・、



だんだんに、熱っ、熱い、あっつぅーいっ!

69 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/12/16(火) 18:35












70 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/12/16(火) 18:37

ドガッ!
「うぇっ、イタ!」
なんか手にぶつかったー!って、ん?
あれ、ごとー・・・、ベッドの中? ってことは・・・・・なんだ夢かよ。
そうだよね、現実にあんなオイシイことあるわけないよね。
ハァ・・・・。
でも頭熱い。
部屋を見回してみると、カーテンの隙間から差し込む朝日がごとーの顔面を
直撃していた。
71 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2003/12/16(火) 18:38

部屋を見回したついでに目に入ってきた時計をもう一度確認すると、
短針が9と10の間を指している。
9時40分・・・・えっと確か梨華ちゃんが来るのって、

10時?

やばいじゃん!
「おかーさーん!?」はいないんだった。
ってか今日うち誰もいないんだ。
あー、とりあえずパン焼いておいて、トイレ入って顔あらおっ。

72 名前:空山海斗 投稿日:2003/12/16(火) 18:53
こんなところです。
なんか前回の更新からだいぶ空いちゃいました。
ありきたりな夢オチは単なるツナギ(ってゆうか書いてみたかっただけ)
です。
スミマセン(汗

>>64 名無し読者さん
ってゆうかまだないですね、続き。
まっ、まさか続きなんて物は存在しないんじゃ・・・

>>65 名無し読者さん
こんな駄文待っていただけるなんて感激です。
待たせた上、少なくてスミマセン。
73 名前:名無しさん 投稿日:2003/12/18(木) 23:39
夢で残念(笑
続き楽しみにしてますよ
74 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/05(月) 20:38
朝のごとーは大忙し。
絶対目覚ましじゃ起きないもん。
そのうえ時間がなくても朝ご飯だけはちゃんと食べるようにしてるから
余計時間がなくなって・・・




――ピンポーン
あーほら間に合わなかった。

75 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/05(月) 20:39

「はーい。」
身支度もまだ途中だけど、待たしちゃいけないから玄関まで大急ぎ。
ガチャッ
「あ、ユウキ君?こんにちは。お姉さん起きてる?」




・・・・・・。




「・・・・いや、あたしだし。」
「え、ウソ、ごっつぁん!?」
あーやっぱり素で間違えてる。もぉ、マジ凹むんですけどー。
たしかにまだノーメイクだし、文麿の時みたく一つにに結んでたけどさぁ。
弟と間違えられたのなんて八年ぶりとかだよ?

76 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/05(月) 20:40

でもごとーが拗ねたような素振りしたらね、梨華ちゃん一生懸命謝るの。
胸の前で手を合わせて、「ゴメンネ。」って。
その仕草がもぉ・・・。
「う〜ん、ま、梨華ちゃんかわいいから許しちゃお。」
「本当?・・よかったぁ。」
梨華ちゃんにあの上目遣いでお願いされたら断れる男(女)なんていないよ。
アイフルのチワワ以上だねありゃ。
77 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/05(月) 20:42

「おじゃましまーす。こんにちはー。」
「あーうち今日誰もいないよ。みんな出かけてる。」
「珍しいね、ごっつぁんちに誰もいないなんて。」
「いつもやかましくてごめんねぇ。」
「ううん、私は好きだなぁ。ごっつぁんの家族ってなんか、アットホームって感じで。」
「アットホームって・・・、実際家なんだけどさ。」
「もぉ、そうじゃなくてぇ、」
「あは、分かるって。お母さんも梨華ちゃん来ると娘が増えたみたいだって
喜んでたよ。」
「本当にぃ?」



「あーあ、じゃあ私もごっつぁんちの娘になりたいなぁ。」



78 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/05(月) 20:43

ドキッ
自分で言い出したことのくせに、あたしの思考回路は勝手に飛躍的に都合のイイように
働いて(どう働いたかは省くけど)思わずドキッとしてしまった。





「――――本当にそうなってくれたら・・・・・」




「うん?」
「あっ、と、とりあえずテキトーにくつろいでてよ、あたし着替えてきちゃうから。」

79 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/05(月) 20:45


は〜、
なーんか夢のせいか朝から妙にドキドキするなー。
でも梨華ちゃんが家族なんてホント夢みたいな生活だね。
昔なんかで言ったかもしれないけど、ごとー恋人ととは家族みたいになりたいんだぁ。
だから梨華ちゃんがうちに来たりして、なんかこう家族っぽくできるのってすごく
うれしいんだよね。
梨華ちゃんはごとーがそう言ってたこと、覚えて・・・・・ないだろうな。
まぁ、覚えてたところで、だからなに?だけど。



うん、よっし!支度完了!



80 名前:空山海斗 投稿日:2004/01/05(月) 20:54
なんか更新ペース遅くなってますよね。
スミマセン(汗
待たせるほどの話でもないのに・・・・・

>>73 名無しさん
うわー、よかったー。
残念なんて言っていただけてうれしいです。
こういうシーン初めてで心配だったので。

近々もう一度更新します。
81 名前:pj 投稿日:2004/01/06(火) 12:16
う、うわぁ〜・・・
この先を早く読みたいです!!
ごっちんと梨華ちゃん・・・両想いだということを願っております(神
それにしてもユウキと間違えるって、おいおいって感じですね(笑
後藤さんこれは結構ショックだったんでは・・・。
では、近々の更新楽しみに待っていますね。
82 名前:名無しさん 投稿日:2004/01/08(木) 23:54
あけましておめでとうございます
こうゆうシーン初めてとは思えなかったです
どんどん書いちゃってください(笑
83 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/09(金) 17:43

「梨華ちゃんおまたせー。」
「もぉ、遅ーい。着替えんのに何分掛かってんのよ。」
「あはー、ゴメンゴメン。部屋出ようとしたらちょっと雪崩れが・・・。」
「ってゆうか、さっき言わなかったけど今日寝坊したでしょ?」
てか梨華ちゃんのカッコってなんでいつもこぉエッチぃんだろ。
「疲れてるならもっとおそくしたのに。」
今日だってもう結構秋なのにしっかり胸元開いてるし、
「ちゃんと言ってよね、もっと寝てたかったなら、」
ああ、エッチぃのは服より梨華ちゃんの体か。
あはっ、この考え方って完全にオヤジだし。

84 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/09(金) 17:44

「ちょっと聞いてるの?」

「えっ?んあ、あじゃ、早速作ろっか。」
「あっ、全然聞いてない!」
「んん?はい、これ梨華ちゃんのエプロン。」
「あっ・・・。」
このエプロンね、梨華ちゃん専用。
もう一年半ぐらい前になるかな、梨華ちゃんがうちで一緒に料理すること多くなって、
いちいち持って来んの大変そうだからごとーが買ってきて、梨華ちゃんにあげた。
んでもっていつもうちに置いてあるの。
そういえば今、梨華ちゃんなんか怒ってたみたいだけど、
もう忘れたのかな、機嫌直ったみたいだね。
はりきって準備体操しちゃってるよ(笑)

85 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/09(金) 17:46

先生、まず何をしましょうか?」
おっ、梨華ちゃん乗り気だねぇ。
「じゃ、石川君、そこの薄力粉をふるってくれたまえ。」
「了解!」
その間にごとーはバターでも溶かしとくかな。



「そういえば、ごっつぁんもう練習参加したんだよね?」
「んあ?何の?」
「ほら、フットサルのこと。」
「あー、やったやった。楽しかったよ。」
「私明日初練習なんだー、不安だなぁ。」
「なんで?梨華ちゃん運動神経いいじゃん。平気だよ。」
「そうかなぁ、でもサッカーってやったことないし・・・・・。」
「だから練習するんでしょうが。みんな初めてだって。はい、次これ混ぜて。」
「うん、そうだよね。よしっ、梨華がんばる!」
「あはっ、それ久々。」

86 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/09(金) 17:47


フットサル・・・・・やっぱやるんならレギュラー獲りたいな。
できれば梨華ちゃんと一緒にコート(ふぃーるど?)に立ってみたいねぇ。


あ、今のちょっとスポ根ぽかった?
ぬはは、いいですねぇ。
エースをねらえだねぇ。

まだまだ始まったばかりだからね、いっぱい練習してやるー!

87 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/09(金) 17:49

「梨華ちゃんできたぁ?」
「うん、こんなもんでいいかな?」
「OK、OK♪んじゃ型入れだね。梨華ちゃんできる?」
「ん、んー・・・・やってみる。」
「よし、じゃあこれね。」
と、ごとーが取り出したのは・・・・・・まぁふつーのタルト型。
でもそれを手にすると、梨華ちゃんてばすっかり真剣(マジ)モード入っちゃって。
懸命に型とにらめっこしながら生地を敷くのに熱中。



ホーント梨華ちゃんて何にでもマジメだよね。
昔からダンスでも演技でも運動会でも、独り大マジメでさ、
で、一人で空回り(笑)



まぁそこがカワイイんだけどさっ。



88 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/09(金) 17:51
ん?
さっきから喋ってばっかでオマエは何やってんだって?
失礼な!ごとーだってちゃんとやってますよ。
中身のチョコを溶かしてたんですぅ。
大きな作業は梨華ちゃんに任せてあるけど、
このフルーツチョコタルトは簡単だから梨華ちゃんでも大丈夫・・・・

「ごっちぃ〜ん(泣)」

でもないみたい。


89 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/09(金) 17:52

「どうしたのぉ?梨華ちゃん。」
「端がきれいにならないよぅ。」

うあ、確かにぐちゃぐちゃ。

「あー、もっとさぁ軽く転がして。」
「こ、こう?」
「そうそう、それでなじませるように波状にそって押さえる。」
「う、うん。」
「そんな感じ、そんな感じ。」

90 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/09(金) 17:53





「ん、できた!」
「いいじゃん、梨華ちゃん!キレイじゃん!」
「そっかなぁ(照れ)」
「上出来だって。あとは焼くだけだから・・・・・」

「それじゃあ焼きあがるまでごっちんの部屋へGO!」

機嫌を良くしたのか、チャーミー石川ばりのハイテンションで
Fu−とか言いながらごとーの背中を押す梨華ちゃん。


「ちょ、梨華ちゃん、まだオーブンに入れてないってば!」

91 名前:空山海斗 投稿日:2004/01/09(金) 18:20

我ながら、行間に慣れてないので読みにくい・・・。

>>81 pjさん
ありがとうございます。
実際あったらショック受けますよね。
でもこれから後藤さんにもうちょっとショック受けて
もらうカモ・・・です。

>>82 名無しさん
こちらこそあけましておめでとうございます。
書いちゃって平気ですか。
ありがとうございます。安心します。
92 名前: 投稿日:2004/01/10(土) 20:18
ひさしぶりに来たら進んでる(喜
ごっちんの部屋に行って新展開?
続き楽しみにしてます。
93 名前:pj 投稿日:2004/01/11(日) 00:08
あ〜、読んでてとても微笑ましいですw
いいですねぇ、こんな石後。
ってか、また後藤さんショック受けさせられるんですか?
しかも石川さんに・・・。
ごっちん、めげずに両想い成功させてください!
94 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/20(火) 22:32

「あ〜あ、今日もごっちんらしくない部屋だ。」

部屋に入ってすぐの梨華ちゃんの理解不能な第一声。
「ごとーらしくないってどういう意味よ。」
「だって、ごっちん普段こんなキレイに使ってないでしょ?」

そりゃ確かに。昨日慌てて片づけた(押入れに放り込んだ)けど。

「普通、人が来る時は片づけるもんでしょ?」
「そうだけど、私はごっちんらしい汚いままの部屋がみてみたいのっ。」

ごとーって汚いイメージ!?って疑問に思ったけど部屋が汚いのは確かだから
とりあえずツッコむのは止めておいた。
「見せたっていいけど部屋入れないかもよ?」
「大丈夫!そのときは私が掃除するからっ!」
ありがたいけど、梨華ちゃんそれってたのしいのかなぁ?


と言うごとーの心配をよそに、妙にうきうきの梨華ちゃんは部屋の真ん中の
ベッドの脇にちょこんと腰掛けるとごとーを手招きする。
それに応えてごとーも隣に座った。


なんだか夢を思い出す。あれは横じゃなくて向かいだったけど。

95 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/20(火) 22:33
「ごっちん、ビデオ見ようよっ。」
「ん〜、何のぉ?」
「娘。の!あるでしょ?」 

言ったが早く、ビデオラックをあさり始める梨華ちゃん。

「何がいっかなぁ、オーストラリア行ったときのとか、ハワイとか―――」
「ごっちん何がイイ?」
「梨華ちゃんの好きなのでどうぞ。」
「え〜、どうしよう・・・・・・んー、あ、これがいっか。」

一つを手にとると、手馴れた手つきでセットして、急いでごとーの元へ戻ってきた。
再びごとーの隣に腰掛ける。
しかも今度はホラー映画でも見る時のように、ぴったり密着してだ。

う、やばい。梨華ちゃんと触れている右半身が震えそう。


96 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/20(火) 22:35

始まったビデオはいつかの、やぐっつぁんのせいで立てられた恐怖の企画。
娘。メンバーが各地に飛ばされたアレだ。
「あ〜、これかー。行ったねー、なつかしーね。」
「でしょー?」


さいしょのVTRはよっすぃ〜、あいぼん、のの、カオリのサイパン組。
「――いいよね、サイパン組は。これじゃまるでバカンスだよ。」
「ホント、よっすぃ〜なんか一週間ぐらい私に自慢話聞かせてきたんだよ?」
「あ〜、やってたねぇ。梨華ちゃん完全にターゲットだったよね。」
「まったく、私たちの苦労も知らないで。」
「大変だったよねぇ、イカ釣りは。」
「寒いし、ごっちん酔うしね。テレビで吐いたアイドルって結構貴重じゃない?」
「もーそれは言わないでよー。」
「ふふ、だってごっちんの弱いところ初めてみたんだもん。」
「はー・・・・・まぁでも寒さではやっぐっつぁん達のとこには負けるね。」
ちょうど画面ではやぐっつぁんが不満を叫んでる所だった。
「うん、私もロシアだけにはならなくてよかったと思った。」
「ロシアの人白いしね・・・。」
「ちょっとそれどういう意味ぃ?」
「うは、あ、ほら裕ちゃんだよ。裕ちゃーん!元気ぃ?」
「ごっちん、ビデオだってば。」



そんな感じで、思い思いに感想を口にしながら他のチームのVを見ていた
ごとー達も、日本海チームのラストは二人して真剣に画面を見いった。
ほんの数年前だけど、初々しくがんばっている自分たちの姿。
たぶん、隣の梨華ちゃんも同じ気持ちで見ているんじゃないかと思う。


97 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/20(火) 22:37


ふと、気が付くとごとーの右手は、梨華ちゃんの左手にしっかり握られていた。

ドク、ドク

と、外に聞こえちゃうんじゃないかってくらい心臓が鳴っているのが分かる。



―――このまま押し倒したい。



一瞬、そんな思いが頭をよぎる。
梨華ちゃんに気づかれないようにそっとその横顔をのぞいてみた。
ごとーの手をギュッと握ったまま、画面を食い入るように見つめる横顔。
前よりいくらか大人びてきたけど、それはごとーの大好きな顔の一つ。
そっと手を握り返して、危うい考えを思いとどまった。




これで十分だよね。
かんたんに、この関係を壊したくない。





でも、もし神サマがいたら、




ちょっとだけ
時間を止めてよ。



98 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/01/20(火) 22:39


最後に釣ったイカを干して、スタジオに戻しすと番組は終了した。
「あのイカの御守り、誰かが今も持っててくれてんのかなぁ?」
「きっと大事にしてくれてるよ。安倍さんの魚拓もね。」
「あは、なっちしばらく拗ねてたよねー“なっちだけイカじゃないべさ”って。」
「そうそう、ブリだって十分すごいのに。」




「・・・・なっち、卒業しちゃうんだよね。」
「うん。」
「なんか、ごとーはもうそこにはいないんだけどさ、なんか、寂しくなるよ。」
「うん・・・懐かしいな。ごっちんがいて、保田さんがいて、5期が入ってきた時とか、
中澤さんがいた頃とか。ついこの間みたいなのに、遠い昔で・・・。」
「ごとーもさ、あの頃すっごい楽しくて、今が楽しくない訳じゃないけど、なんか、
全然違う、あの頃はなにも考えてなくて、とにかく幸せだった。」



「・・・・・もう、戻れないのかなぁ?」
いつの間にか梨華ちゃん泣き出しそうな顔してる。
あたしは梨華ちゃんの頭をぽんっと叩いて言ってあげた。
「しょうがないよ、日々進化し続けるのがモーニング娘。なんだから。
梨華ちゃんだってもう昔みたいなネガティブ梨華ちゃんじゃないんでしょ?」
「・・うん、今の私はポジティブだもんね。娘。と一緒に私も進化しなきゃっ!」
「よしっ、じゃ焼き上がり見にいこっか?」
「うんっ!」


99 名前:空山海斗 投稿日:2004/01/20(火) 23:23
短いですが、今日はこれで更新終了です。

>>92 @さん
足を運んでいただいてありがとうございます。
後藤さんの部屋、あんまり進展しませんでした。
スミマセン
もうちょっと展開するはずだったんですが・・・

>>93 pjさん
微笑ましいなんて言っていただけるとは、
今度受けるショックですが、これはホントの意味でショッ(ry
ごっちんが両思いになれる確率は、作者の気分次第だったり(笑)


100 名前:空山海斗 投稿日:2004/01/20(火) 23:29
いつも読んでくださってる皆様
(皆様ってほどいないか。)
こんな駄文に、わざわざありがとうございます。
レスをくださる皆様、
レスはホント励みになります。
101 名前:pj 投稿日:2004/01/21(水) 20:46
今のところ、まだ微笑ましいですね^^;
今度受けるショックはそんなにひどいのですか。
ごっちん・・・ポジティブ、ポジティブ。
それと両想いになる確率は、気分次第か・・・祈るしかないな・・。
懐かしい話もその時の場面が浮かび上がってきてつい浸ってしまいました。
この先が今以上に面白くなることを期待してます。
がんばれ〜作者!!
102 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/21(水) 21:36
まったりとした、いしごまって大好きです!!
これからの展開がますます気になります。
楽しみに待ってます!
103 名前:pj 投稿日:2004/02/03(火) 20:38
空山さん、更新待ってます。
忙しいかもしれませんが、今この石後がメッチャ楽しみです。
今後の展開がかなり気になってます。
ありきたりなことしか私には言えませんが、頑張ってください。
104 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/02/05(木) 18:08

「わぁー、焼けたよぉ。」
「うん、ちゃんと形付いたね。」
鍋つかみでそおっと型を取り出すと、鼻孔をくすぐるなんともいい香り。
「ん〜、イイ匂い。」
「ふはっ、梨華ちゃん鼻がヒクヒクいってるよ。」
「そうゆうこと気付いても言わないのー。」



飾りつけは梨華ちゃんにオマカセ。
任せた結果どうなったかってのは、言わないでおこう。
そう、そんなことはいいのさっ、
とりあえず梨華ちゃんは満足げで、それを見てればこっちまでルンルンになる訳ですよ。



105 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/02/05(木) 18:10

「―――ん〜、オイシー。やっぱおいしいねごっつぁんのケーキは。」
「今日のは梨華ちゃんも一緒に作ったじゃん。」
「うーん、そうなんだけどね・・・・・」
さっきまでのテンションはどこへ行ったのやら、急に俯きだす梨華ちゃん。
「どうしたの?」
「ごっつぁんがいなきゃ作れないんだろうなぁって。」
「んぁ大丈夫だよ、梨華ちゃんすごいうまくなったもん。」
「そうかなぁ・・。」
「うん、最初なんか全っ然料理になってなかったけど、今じゃ見習い板さん並だよ♪」
「それ、あんまり誉められてる気がしないんだけど・・・・」
「んあ?」
「あ、ううん。一週間練習したらちゃんとできるかな?」
「ヨユー、ヨユー。でも何で? あー、さてはプレゼントだなぁ?」


ってこんな時期にプレゼントなワケないかっ。
行事がないもんね、行事が。





106 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/02/05(木) 18:12




「ん、うん、ちょっとね。」




あれ?ホントにプレゼントなんだ。
「え〜、ちょっとって何さー。誰にぃ?」



「誰って・・・えっとぉ・・・、その、大切な人・・・・・かな。」





大切な人?なんだろ、お父さんとかかな?
姉妹とか、ん〜、梨華ちゃんちペットいたっけ?
あぁ、ペットじゃ人にならないねぇ。






107 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/02/05(木) 18:14





って、ちょっと!
梨華ちゃんなんで紅くなってんのさっ!
フツーお父さんにプレゼントで紅くなる?


いやならない。






108 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/02/05(木) 18:16





ちょっ、ちょぉっとまった!どゆこと?
お、落ち着けごとー。もう一回確認してみよう。


つまりタルトはプレゼントな訳だ。
大切な人にあげる、でもお父さん(家族)じゃない。
大切な人ってことは梨華ちゃんが少なからず好意を持ってる人ってこと。
それで顔が紅くなるってことは・・・・




109 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/02/05(木) 18:17












110 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/02/05(木) 18:19





好きな人?










あは、梨華ちゃん、好きな人いたんだ・・・。


「ごっつぁん?どうかした?」


恋してたんだね。


「大丈夫?ごっつぁんも交信するようになったの?」


知らなかったよごとー―――――――





111 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/02/05(木) 18:20


―――――それから後のことは、あまり覚えてない。


なんかもう頭パンクしそうで、梨華ちゃんの言うことにも生返事で、
急に沈んだし、態度おかしくなったから、梨華ちゃん気を悪くしただろうな。

はぁ、梨華ちゃんには悪いことしたな。
せっかく来てもらったのに。


でもさ、なんかごとーひとりでバカみたいじゃん。
ひとりで浮かれて、勝手なもーそーして、ひとりでドキドキしちゃってさっ。
向こうはごとーのことなんか何とも思ってないのに。





梨華ちゃんがごとーと料理するのって、ただの練習台だったんだね。
その人に作るための、か。






はは、憐れじゃんごとー・・・・・。




112 名前:空山海斗 投稿日:2004/02/05(木) 18:46
遅くなりましたっ!
二週間でこれだけとかいって遅いですよね。
しかもなんか石川さんの後藤さんの呼び方コロコロ変わってるし(w

>>101 pjさん
ショック、ついに受けちゃいました(爆
こんな感じです。
( ´ Д `)んあ、ポジティブ・・・

>>102 名無し読者さん
ありがとうございます。
でもなんか、まったり目指してるのに
あっさりしすぎてしまったような・・・

>>103 pjさん
いつもありがたいお言葉ありがとうございます。
そしてスミマセン(汗
プチスランプでした。
終わりまでがんばります。

113 名前: 投稿日:2004/02/06(金) 20:48
待ってましたよ
凹みますねぇ後藤さんにはキツイ…
勘違いで在ってくれる事を願ってます(爆
むしろその相手が(ry
マターリ続き楽しみにしてます。
114 名前:ゆでたまご 投稿日:2004/02/07(土) 00:40
はじめまして!今、初めて読まさせていただきました。
いしよし好きなので、それ以外は滅多に萌えないのですが
こちらの後藤さん良いです!なんか良いです!!
更新楽しみに待ってます。これからも頑張ってください。
115 名前:pj 投稿日:2004/02/07(土) 16:34
更新お疲れ様です。
待ってましたよ。
ってか、後藤さんショックですねぇ・・・。
確かに本当の意味で今回はショックだったと思います。
ほんとに今回はタイトル通りというか・・・で、でもポジティブ!です。
応援してますので、終わりまで是非頑張ってくださいね。
116 名前:空山海斗 投稿日:2004/02/22(日) 01:57
えっと・・・
読んで下さってる方、スミマセン。
本編をおざなりにして、
ごっちんのミューを見に行ったものですので
そのネタでちょっと極短編を。

ココに載せちゃってもいいですかね?
イエ、いやと言われても載せてしまいます。
軽く読み流してください。m(_ _)m
117 名前:眠りの女神 投稿日:2004/02/22(日) 01:59

「・・・・・・・。」


「・・・・・・・。」








今このごとーと梨華ちゃん二人の空間には、なぜか妙な沈黙が流れています。




118 名前:眠りの女神 投稿日:2004/02/22(日) 02:00

ごとー主演のミュージカルが始まって二日目。
今日は梨華ちゃんとののと5期のみんなが見に来てくれたんだけど、
終演後、楽屋にやってきた梨華ちゃんは明らかに怒ってる様子。
怒ってるのに楽屋まで来た意味も分かんないし、
第一ごとーが何したってゆーんだよー(泣






・・・・・・・。



「・・・あ、あの、梨華ちゃん?ミュージカル、見てくれた。」

「見たよ。」

「ど、どうだった?」

「良かったよ、ミュージカルは。」




「・・・・・・。」


119 名前:眠りの女神 投稿日:2004/02/22(日) 02:02

「ね、ねぇ、何怒ってんの?」

「別に、怒ってないし。」

「怒ってんじゃん。」

「・・・・・・。」






「・・・後藤主任に、」

「んあ?」

「役になりきると、寝言でも愛してるとか言っちゃうんだ。」



あ、あ〜そのことか。
ミニライブの時のMCで、ごとーモーニングタウンやってる頃、
寝てる時に寝言で「紺野愛してる」って言っちゃってビックリしたって
話をしたんだけど、そのこと怒ってるみたいだね。
ってかもう二年も前の話じゃん。


120 名前:眠りの女神 投稿日:2004/02/22(日) 02:04

「すぐその気になっちゃうんだね。」

「なってないってば。寝言なんか無意識じゃん。」

「無意識で出てきちゃうのはその気があるからでしょ。」



ごとー的には5期が来てたから気を使ってその話題を出したつもりなんだけどさ。
どうやらそれがネガティブ梨華ちゃんの引き金になっちゃったみたいで・・・。





「あ、そっか。じゃあ私のもその気になってただけなんだ。
コントで文麿様とかやってその気になっちゃったから
私のこと好きとか言ったんでしょ?」

「違うって!文麿なんかなくたってごとーは梨華ちゃんのこと好きになったよ。」




「・・・・・大体なんでわざわざ今日言うのよ。」

「それは今日紺野が来てたから・・・、」

「私だっていたのに。」


121 名前:眠りの女神 投稿日:2004/02/22(日) 02:06



「・・・・・だって梨華ちゃんじゃビックリしないじゃん。」

「?」

「ごとーが寝言で、梨華ちゃん愛してるとか言っちゃっても、
全然驚くことじゃないじゃん。」

「・・・・。」

「寝言じゃなくたって、日常的に言うし、
いつも思ってるから寝言なんてしょっちゅうだよ。」

「ごっちん・・」


「今だってそう、
梨華ちゃん愛してるよ?」







「・・・・・うん。」


122 名前:眠りの女神 投稿日:2004/02/22(日) 02:07


「ごめんね、心配させて。ごとーは梨華ちゃんだけだから。」


「・・・私も、ごっちんだけがスキ。」




「でも、寝言でも聞きたいな、私のことアイシテルって。
寝てる間でも、私のことだけ想ってて欲しい。」

「あ〜、梨華ちゃんが寝る前にいっぱい愛させてくれたら、
寝言でもいっぱい梨華ちゃん出てくるんだけどな〜。」


「・・・っ!」







いまさらなのに梨華ちゃんてば顔真っ赤にして、しっかり照れてくれて、
その日はとっても熱い夜を過ごしました。

123 名前:眠りの女神 投稿日:2004/02/22(日) 02:09



でも次の日。

朝目がさめて、すでに着替え始めてる梨華ちゃんにおはようって声かけた途端。




「っごっちんの、バカーっ!!!」



そう叫んだきり、梨華ちゃん部屋を出てっちゃった。


どうやらごとー、寝てる間に、“よっすぃ〜”とか言っちゃったらしく、
また誤解を解くのに、メール30通かかりました(トホホ)


  
                             ―――END
124 名前:空山海斗 投稿日:2004/02/22(日) 02:30
以上です。
失礼しました。

>>113 @さん
後藤さん凹んでます、凹んだまんまです。
どうしましょう。
そして相手は一体・・・
@さんの小説もいつも楽しみにしてます。

>>114 ゆでたまごさん
はじめまして。
そしてありがとうございます。
良いと言って頂けるとこちらの後藤さんも喜びます(きっと)

>>115 pjさん
応援、うれしいです。
でも本編なかなか進まないんです。
かわいそうなところで切ったままで申し訳ないです。

できれば今月に少し更新します。
ってゆうかあと二、三回の更新で終わるぽいです。

125 名前:pj 投稿日:2004/02/22(日) 20:38
いやぁ〜、さっそく萌えさせていただきましたが何か?
ってか、今回の梨華ちゃんは結構ストレートですね。
そして愛の言葉をすんなりと言うごっちんも(゜∀゜)イイ!ですよ。
それにしても、ごっちんミュに行かれたんですか・・・いいなぁ・・(ブツブツ
私も行きたいなぁ・・誰か会場まで拉致ってってな気持ちでいっぱいです(謎

本編の更新はあと2、3回なんですか、焦らずマイペースに頑張って欲しいものです。
それまで期待して待ってます。
126 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/27(金) 01:21
ミュージカルネタってタイムリーですね
拗ねる石川さんに宥める後藤さんいいです
127 名前:pj 投稿日:2004/03/11(木) 11:09
そろそろ更新されることを祈ってます。。。
128 名前:pj 投稿日:2004/03/21(日) 13:48
待ってますので保全!!
129 名前:空山海斗 投稿日:2004/03/26(金) 23:14
>>126 名無し読者さん
ありがとうございます。
東京公演中にはと急いで(私なりには)あげたので
タイムリーと言って頂けるとうれしいです。 

>>127など pjさん
ミュ、帰ってきた後で石川さんが来てたときいたので
見れなくて悔しかったです。
でも後藤さんの泣きの演技はさいこうでしたよ^^
そんでもってすいませんっ、全然更新しなくて。
言い訳していいですか?
ほらこの時期ってねぇ、全国的にいろいろあるじゃ無いですか

いえ、そんなこと言ってもサボってたんです(汗
来週中にはあげるのでもう少しお待ちください。

ホントこんな小説を待って頂いているのに申し訳ないです。
130 名前:pj 投稿日:2004/03/27(土) 15:13
状況報告&言い訳wwありがとうです!!
待ってて良かったデス!
いやぁ〜、ホントごっちんミュは演技力が去年に増して良かったらしいですねぇ。
うん・・・ほんと行きたかった。。。ですw。
石川さんも来てたんですか、なんかそれを聞いただけでストレス解消しました(ホントかよ
それでは来週の更新楽しみにしています。
いしごま小説が無事完結♪することを祈りますデスm(_ _)m


131 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/04/04(日) 00:53


いいんだよもう、ごとーはさ
フラれたも同然なんだから・・・。




ふっ、
こうなったら梨華ちゃんの意中の人、
梨華ちゃんに手料理をプレゼントされるっつーフトドキ者をこの目で
しかと見届けてやろーじゃあないか。



132 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/04/04(日) 00:54




とゆうわけでごとーは今、テレ東さんの娘。楽屋近くまでやってきてます。
いや、今日は娘。と一緒の仕事じゃないんだけどね、
しかもごとーの仕事はお昼からなんだけどね。



あれから一週間。
梨華ちゃんもしっかり練習して出来上がってるはず。
プレゼントは今日渡されるに違いない。
この廊下ではっていればきっと犯人はあらわれるだろう。


133 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/04/04(日) 00:55

――――んあ、なっちだ。
「あ、なっ・・・、」


まてよ・・・まさか梨華ちゃん、なっちに!!


「うん?ごっつぁん、どうしたんだべさ。」
「う、あ、お、おはよなっち。」
「こんな時間にごっつぁんがいるなんてめずらしいべ。」


そ、そうだ確認しなきゃ。


「あ、あのさぁ、今日って何の日?」
「今日?今日は燃えないゴミの日だべ。あ〜!なっち一週間ゴミ捨ててないべ。
大変だべ。・・・で、それがどうしたんだべさ?」
「あ、いや、もういいや。早くゴミ捨ててね。」

134 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/04/04(日) 00:57


うむ、まずなっちはシロと。
ん、あれは高橋達かな。


う〜ん・・・・・・



まぁ、ありえないでしょ。パス。




梨華ちゃんがあげるとして、考えられるのは・・・
よっすぃ〜か、やぐっつぁんか、カオリとか、

「あれ、ごっちん、なにしてんの。」

「う、うわよっすぃ〜!」
「まちぶせ?なに、6期でもシメんの?ならあたしも手伝うよ!」
「い、いや、そうじゃないんだけど・・・」
よ、よっすぃ〜は十分考えられるぞ、なんたって同期だし、よっすぃ〜だし。


「よっすぃ〜さぁ、最近、おいしい・・・くなくてもいいけどちょっとくらい
まずかったかもしれないのでもいいけど、なんかお菓子とか食べた?」
「最近は芋羊羹とか、シュークリームとか、ベーグルとか・・・」
「タルトは?」
「ええ?タルトは食べてないなぁ。なんで?」
「あ〜、や〜、よっすぃ〜ってタルトっぽいなーって、あ、そ、そういえば
梨華ちゃん今日いつ来るとか言ってた?」
「梨華ちゃん?さぁ、知らないけど。ねぇごっちんなんかよそよそしいよ?」
「そ、そう?全然普通だって、ははは。あ、じゃあごとー時間だから行くね。」
「あ、ちょっとごっちぃーん。」



135 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/04/04(日) 00:58


ふぅ、一応まだ平気っぽいけど、よしこなんかは油断できないな。
ってゆうかごとー今気付いたんだけど・・・、ひょっとしてさ


渡す前に聞いても意味無い?


犯人もまだ自分が貰うって知らないとか?



シーン



やっぱそうだよね・・・。
あー早起きむだじゃん。

136 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/04/04(日) 01:00

まぁしょうがない、とりあえず楽屋戻ろ。




んで、楽屋に向かったのはイイんだけどさ、
ごとーの楽屋に戻るには、娘。の楽屋の前を通らなきゃいけなくて、
その娘。の楽屋の前を通ろうとしたら、
梨華ちゃんが、そこにいて。



会いたくなかったんだ、
だってそうでしょ?
こんな時に、いくらごとーでも普通に梨華ちゃんの顔みれないよ。
だから引き返そうとしたのに。



「あ、ごっつぁん! ねぇよっすぃ〜がごっつぁんが変だって言ってたけど、
どうかしたの?」

「べ、別にどうもしないよ。」
「そう、なんかこの間から様子がおかしいから心配してたんだけど・・・」

「なんも変わらないって、梨華ちゃんこそ、今日はどうかするんじゃないの?」
「?ごっっつぁん?」

137 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/04/04(日) 01:02


そんなつもりじゃないのに、自然とキツイ口調になっちゃう。

梨華ちゃんに当たるような形になっちゃったあたしの目にその時飛び込んできたのは、
梨華ちゃんが手にする紙で出来たハコ。


「梨華ちゃん、それな・・」



>「ちょっと梨華ちゃん、オイシーよコレ!」





突然聞こえてきた声の方に目をやって、あたしの頭は真っ白になった。
そこにはタルトをくわえたやぐっつぁんがいたから。
梨華ちゃんが作ったであろう、ちょっと不恰好なタルト。


「や、矢口さんっ。」
「梨華ちゃんが作ったとは思えないよマジで。」



そう、言いながらタルトをほうばるやぐっつぁんは、
マネージャの差し入れを貰ったサッカー少年みたいで、
気付いたらあたしはその場から駆け出してた。



138 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/04/04(日) 01:04


「ごっつぁん!」
「ちょっとどうしたのさ、ごっつぁん。」
「待って、ごっつぁんっ!」
ダッ!
「あちょっ、石川ぁ!?」







見ちゃったんだよ、あたし。
あたしがハコを指差した途端、梨華ちゃん慌てて隠そうとしたんだ。
もう決まりじゃん。




139 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/04/04(日) 01:06





>「待ってってばっ、ごっつぁん!」


「なにさ、なんか用?あたしは別に梨華ちゃんに用はないんだけど。」

今は梨華ちゃんの顔見たくないんだよ。

「ねぇ、ごっつぁん何か勘違いしてない?」
「別に勘違いなんかしてない。」
「矢口さんのあれは・・・」
「別に弁解なんてしなくていいから、梨華ちゃんが誰に何あげようがあたしにはカンケーないし。」

違う、あたしそんなこと言うつもりじゃ・・・・

「ごっつぁん、私の話を聞いて!」
「だからカンケーないって!早くやぐっつぁんのトコ戻んなよ。」

やだ、これ以上言いたくない。

「あたしはトイレに行きたいの。だから急いでるの。」

止まってよ、あたしの口。

「勘違いしてるのは梨華ちゃんの方じゃん? 
細かいこといちいち、いい加減うざいってそうゆうの。
ほんとにあたし興味も無いし、どうでもいいから。」









「・・・・・こんなの、ごっちんじゃないよ・・。」





「そーゆーことだから、もういいなら行くね。」






140 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/04/04(日) 01:08










・・・・・・言っちゃった。



何言ってんだよ、あたし。


はは、最低だよ、梨華ちゃんにあたってさ。


今から引き返す?


いや、ムリだよ。今さらどんな顔してあえばいいのさ。





―――――・・・・こんなのごっちんじゃないよ。




梨華ちゃんの悲しそうな顔が目に焼き付いて離れない。













141 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/04/04(日) 01:11












「ふ、ふぇ、」


「ふぁ、ぐすっ・・ひっく・・・りかちゃ・・・」


ホントは違うんだよ、


「ごめ・・りかちゃ・・・、ひっく、ごめん。」


ホントは興味なくなんか無くて、
梨華ちゃんのことが大好きで、
誰にも、渡したくなくて・・・・。


「ごめん・・・ふぇ、ごめんなさい。」


なのに、あんなこと言っちゃって・・・
梨華ちゃん傷つけて、
それなのに、梨華ちゃんに謝ることも出来ない。


「ふぇ・・・ぐすっ、ふぁ、ふぁぁぁぁぁぁん!うわぁぁぁぁぁん。」










ごめんね梨華ちゃん。





ごとーは大馬鹿者です。




142 名前:空山海斗 投稿日:2004/04/04(日) 01:36
あぁ、今週中って言ったのに・・・・
約1時間オーバーです。
なんか今回、展開(後藤さんのテンションの変わりよう)
が早くなってしまったので、意味不明と言われるかもしれません(汗
作者の考えてた以上に後藤さん泥沼はまっちゃうし。

>>130 pjさん
言い訳にまで耳を傾けてくださってっ(涙)
約束は破りましたが更新です。
保全までして待ってて下さってありがとうございます。
完結がんばります。
143 名前: 投稿日:2004/04/04(日) 01:39
リアルタイムゲット!!
いやぁ悲しくなってきましたねぇ
強く当たっちゃったりしてなんかリアルだと思います。
完結まで楽しみにしてます。
144 名前:名無しさん 投稿日:2004/04/05(月) 00:00
せつない展開ですね
続き楽しみに待ってます
145 名前:pj 投稿日:2004/04/06(火) 17:38
石川さんは一体何を言いたかったんでしょうか。
とってもとっても気になります。
勘違い?をしてしまった後藤さんもなんか切ないし、可哀相だしで今後が
気になります。
次回も期待して待ってますので、更新頑張ってください!!
146 名前:pj 投稿日:2004/05/02(日) 12:07
保全!!
続き気長に待ってます。
147 名前:空山海斗 投稿日:2004/05/19(水) 00:42
>>146 pjさん
いつもありがとうございます。
そしてすみませんっ、
この先切りが悪いので最後までいってから更新することにします。
なので6月上旬くらいになってしまうかと・・・
こんな駄文でよければ待ってやってください。
148 名前:pj 投稿日:2004/05/19(水) 12:53
おぉっ!!
報告有難うございますm(_ _)m
はぃ!いつまでも待っています。
完結目指して是非頑張ってくださいね。
6月の更新、楽しみにしています。
149 名前:名無し 投稿日:2004/05/24(月) 18:07
作者さん頑張って下さい!!
更新ずっと待ってます。
150 名前:ぽっと 投稿日:2004/06/14(月) 22:01
続き期待して待ってます。
151 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:29


もうこれ以上無いって位、落ちたあたし。
梨華ちゃんのその相手がやぐっつぁんだったってゆうショックの上に、
梨華ちゃんにひどい当たり方した自分に自己嫌悪。


「ただいま。」
「あら真希、早かったわね。ご飯は?」
「いらない。」



部屋に戻って、ソッコーでベッドに突っ伏す。
寝てイヤなこと忘れようと思ったけど、目をつぶっても今日のことが頭を駆け巡って、
忘れるどころか余計にツラくなる。
ホントは涙こらえて祝福してあげるのがカッコいいんだろう、
でもあたしはそんなに大人じゃないから・・・。

もう、二度と元にはもどれないかもしれない。

152 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:30


そんなことをグジグジ考えていると、耳元に大きな着信音が鳴り響いた。

♪♪泣いて済むなら泣きやがれ全ての恋はシャボン玉〜♪♪
                    
ふっ、着メロまであたしを皮肉ってるよ。


しかも
『From やぐっつぁん』
今もっとも会いたくない人物。
かといってあたしの都合でムシるのも悪いからとりあえずメールを開いてみる。


『ごっつぁんさ、梨華ちゃんとけんかした?
なんかよくわかんないけど、まさか・・・オイラのせい?(汗)』


返信。
『違うよ、やぐっつぁんのせいじゃない。
ごとーが悪いんだ、梨華ちゃんとやぐっつぁんがそんなだったとも知らずにさ。
やぐっつぁんもごめんね、梨華ちゃんとお幸せに。』







ふぅ、これでいいんだ。
あたしの青春はこれでおしまい。


153 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:31



♪♪♪


やぐっつぁんからの返事だ。
『ちょ、ちょっと待ったごっつぁん!
もしかしてなんか勘違いしてない?
梨華ちゃんとオイラが付き合ってるとか・・・・』



『勘違いって、そうなんでしょ?
だってやぐっつぁん梨華ちゃんのタルト食べてたじゃん。
梨華ちゃんが好きな人にあげるって言ってたやつ。』



『タルトって今日オイラが食べてたやつ?
あれ梨華ちゃんに味見してくれって頼まれただけなんだけど、
てかなんだよごっつぁんそんなことかよ〜?
たとえ石川がオイラにホレたとしても
オイラがあんなキショいの相手にする訳無いじゃんかー!
ってまさかそれでけんかしたの!?』



『ってことはホントにちがうの!?
ごめん、ごとー勘違いしてた。
うん、てっきりそうなんだと思って・・・・
じゃあ、ごとー梨華ちゃんにホントにひどいことしちゃったよ。』



『そっか・・・・、でもごっつぁんの気持ちもわかるよ。
ごっつぁんさ、石川のこと好きなんでしょ?
だったらちゃんと謝って、自分の気持ち伝えちゃいなよ。』


154 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:33

『なっ、何言ってんのさ、やぐっつぁん!
ごとー別にそういうわけじゃ・・・
もちろん謝ろうとは思うけど、
だいいち、結局梨華ちゃんは誰かにタルトあげる訳だし。』



『イヤ、普通にバレバレだから(笑)
大丈夫だって、きっとさ、

それに、伝えなきゃなにも変わらないよ。
自信もちなよごっつぁん☆』





伝えなきゃなにも変わらない・・・か。
確かに、自分の気持ちも言わずにヤキモチだなんて、
全然理屈通って無いじゃんあたし。


・・・・よし、わかったよやぐっつぁん。
ごとーやっぱり梨華ちゃんが好きだから、
誰にも渡したくないくらい好きだから、
フラれるかもしれないけど、はっきり言う。



ごとーは梨華ちゃんが大好きです、って。




155 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:35


次の日、早めに仕事が終わったあたしは、その足で梨華ちゃんの元へ向かった。
まだ娘。は仕事中だったから終わるのを待って、
そしたら楽屋に戻る前に梨華ちゃん引きとめようかなって。
だけどねぇ、実際娘。の仕事が終わってこう、物陰に隠れながらね
娘。の流れを目で追っていたごとーが引き止めたのは


やぐっつぁん。


あ〜だめだぁ。やっぱり梨華ちゃんの顔見れない。
はぁ、情けないぞごとー。


「う、うわっ。だ、誰、てごっつぁんか。もー、
びっくりするな。なんだよ急に。」
「ごめん、やぐっつぁん。梨華ちゃんに謝ろうと思ったんだけどさ、
なんか声掛けられなくて・・・・それで、お願い!
さりげなぁくさ、梨華ちゃん廊下に呼び出してくんない?」
「あー、それはいいけど、さりげなくはムリかもよ。」
「うん、それでもいい。分かりやすくてもいい。ごとー一人ではムリ!」
「ごっつぁんてそんな弱気だったっけ?まぁいいや、
んじゃ楽屋の裏の廊下で待っててよ、言ってみるから。」
「ありがとー、やぐっつぁん!」

156 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:37

―――――「用って何?」
「あ、梨華ちゃん・・・」
「なるべく早くしてくれる?急いでるから。」
「あ、うん、その梨華ちゃん・・・・・ごめん!

こないだのこと、急に態度悪くなったりして、
梨華ちゃんのことうざいとか言って・・・・・本当にごめん。」






「・・・・。」


「・・・・。」







「・・・どうして?」



「え?」
「どうして急に機嫌が悪くなったの?
どうして急に、怒り出したの?」


「そ、それは、その・・・・どうってわけじゃ・・・」


「・・・・理由もないんだ? ふぅん、べつにいけどね。
私も、ごっつぁんが怒ろうと関係ないし。」
「梨華ちゃっ、」
「じゃぁね。」






157 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:38




やっぱり、許してくれない・・・・か。




そりゃそうだよね、ごとーが一方的に悪いんだから、
梨華ちゃんは何も悪く無かったのに。
怒るよね、そりゃ。








でも、ごとーは諦めないよ。このままけんかしてバイバイなんてヤだもん。
娘。にいたときなら自然と仲直りって出来たかもしれない、
だけど今じゃきっかけがなきゃ会える事だってほとんどないんだから。






でも許してもらえるまで・・・・・どうしよ。

次はいつ会えるか分からないんだよね、
うーん・・・、あ、じゃあ、許してもらえるまでメール送りつづける!
「ごめん」メール100通。
会って直接とは違うかもしれないけど、
メールだって謝り続ければきっと伝わるよね。




158 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:40

そして家路への車内、さっそくメール作戦第一弾。

宛先 梨華ちゃん
件名には何も入れずに本文に一言、
「ごめんね。」
とだけ打ち込む。


一通目で許してくれたら万々歳だけど、梨華ちゃんてのもけっこうっ、
怒り出すとねタチが悪いってゆうか、しぶといってゆうか。

たぶん5通じゃムリだろうな。







―――で15分後。
案の定、ごとーの携帯は黙ったまま。
仕方ないのでも一度
「ごめん。」


結局その日は、あたしが寝るまでメールを送りつづけたけど、
梨華ちゃんからの返事は一回も返ってこなかった。


159 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:41



次の日、あたしは福岡サンパレスでのライブのため、朝から福岡に向かっっていた。
普段なら移動中の車内なんて寝るに限るんだけども、
今ごとーには重大な使命があるワケで・・・。

睡魔と闘いながらも、欠かさず15分おきぐらいにはメールを送った。



もちろん梨華ちゃんがおきるであろう時間からね。



「ごめん」
「ごめんね」
「ごとーが悪かった。」
「許して」
「ごめん」



そんな同じような文章だけですでに20件。
あたしは結構軽く考えてたのかもしれない、
10通も送れば分かってくれるんじゃないかって、
すぐにやさしいメールが来るんじゃないかって。
だけど実際はあたしがおもってた以上に梨華ちゃんは怒ってる。
確かにあたし自身、梨華ちゃんにあんな暴言吐いたこと無かったけど・・・。




160 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:43

最終チェックがおわって、楽屋に戻る。
すると条件反射で手にしたケータイにメールランプが点灯していた。

微かな期待が胸をよぎる。
指が震えそうになるのを押さえて、メールボタンを押した。


『新着メール10件』



10件?
なんで10人もいっぺんに?
疑問符が頭に浮かんだまま、とりあえず暗証番号をいれて、受信BOXへ。

送信者は
あいぼん、カオリ、やぐっつぁん、高橋、地元の友達、・・・などなど。

手始めにあいぼんのメールを開いてみる。



『ごっちぃぃぃん(絵文字)真希ちゃぁぁん(絵文字)
今日はなんの日だぁ?
・・・
ぶーっ、正解はごっちんのお誕生日でしたー(絵文字×3)
おめでとぉ(絵文字×6)
ごっちんの18才がいい年でありますよぅにっ(絵文字×2)』







161 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:45



あー、
そっかぁ、きょうごとー誕生日だったんだ。
すっかり忘れてたよ。



他のメールも開いてみると、みんなそれぞれ思い思いの文章で
ごとーを祝ってくれている。


『あなたがまた一歩、大人に近づく日。
幼虫だったあなたが今ではもう立派な蛹。
大空に羽ばたける日を夢見て、努力を惜しまない。
そんなあなたは、私たちの誇り。
だけどひとつ、少女だった気持ちをけして忘れないで。』


おぉー詩だよ。
さっすがカオリ♪ぎおん法だっけ?とうりつ法だっけ?
ちゃんと技が使われてるよ。




162 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/06/17(木) 22:46



『誕生日だぜぃ!いぇい☆
いやーごっつぁんも成長したもんだ。うん。
誕生日に一人だーって泣いてないだろうね?
寂しくてもオイラの愛があるから大丈V(古っ!)
早く梨華ちゃんと仲直りしろよー!』


ちゃんと気に掛けてくれてんだね。
うん平気。さーみしーくないよー。





あはっ、みんなありがと。
なんか元気でたよ。

うよーっし!今日のコンサートもぶっ放すぞーー!!




163 名前:空山海斗 投稿日:2004/06/17(木) 23:15
スミマセン上旬までに終わりませんでした。
ちょっと予定より長くなってしまって・・・・
(あくまで予定よりなのでそんなに長くは無いのですが)
出来れば来週中に上げたいのですが、
ムリでも今月中には完成すると思いますので、
延ばし延ばしでホントに申し訳ないです(汗

>>148 pjさん
有言不実行な空山をお許しください。

>>149 名無しさん
ありがとうございます、頑張ります。

>>150 ぽっとさん
期待しないで待っていただけると・・・
期待されると作者パニクりますので(笑)


あーしかも今気付きましたっ!” 
>>143 @さん >>144 名無しさん
へのレスが上がってないじゃないですかぁぁぁぁ!!!
ホンッと申し訳ございませんっ、今更ですが返さしていただきます。

>>143 @さん 
リアルタイムありがとうございます。
ええなってきちゃいました。
これからうれしい方向に向かって行きたいですけどね。
お褒めにあずかったのにスミマセンでした。

>>144 名無しさん
せつないですか?ありがとうございます。
レスも話も待たせてしまってすみません。
164 名前:pj 投稿日:2004/06/18(金) 18:03
更新有難うございます。
また空山さんの作品を読む事が出来て嬉しい限りです!!
後藤さん、謝るのは良いけどメールの件数スゴ過ぎw
そこまでいくとある意味ストー(ryww
大量更新してくださったので、あなたの行為は許されるでしょう。(誰?
次回にもお二人がどうなるのか期待しています!!
165 名前:ぽっと 投稿日:2004/06/19(土) 22:03
後藤さん、けなげですね・・・。
続きも期待しまくりですよ(笑)。
166 名前:名のナイ読者 投稿日:2004/06/26(土) 10:38
前向きなごっちんが可愛い。
梨華ちゃん、早く許してあげて!
167 名前:名無し読者 投稿日:2004/07/19(月) 02:40
保全です
168 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:26

PM10:00
熱っついコンサートが終わって、ようやくホテルに到着。
まずは備え付けの冷蔵庫からギンギンに冷えたコーラをくいっと。
「ぷっはー!やっぱコレに限るねぇ。」
なんて独り言も自然とでてくるこの開放感がたまらない。


一息つきつつ、ケータイの受信メール欄をスクロールしてみる。
今日みんなから貰ったおめでとうメール、全22件。
でもその中に、“梨華ちゃん”の文字は見当たらない。
もっとも、おめでとうメールをくれるなんて思っちゃいないよ。
だけどあたしが送った何十通ものごめんメールに対する返事すら、
1件も無いんだ。
そのメールが許してくれる内容じゃなくてもイイ。
怒りのメールでも、「しつこい」の一言でも。


これだけ無視されるのはやっぱキツイ。


169 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:27


そういえば、おめでとうメールの中に気になるやつがあった。
そう、高橋のメール。

『後藤さん、お誕生日おめでとうございます。
せっかく、後藤さんと同い年になれたのにもう18になっちゃうんですね・・・
このあいだのプレゼント、ありがとうございました。
一生大切にします!
あ、それで実は私後藤さんにお話があるんですけど、
明日事務所に来ますよね?
その時ちょっといいですか?』



ってゆうね。
なんだろう話って。
あたしにとってうれしい内容ならいいけど、
実は高橋が梨華ちゃんの使いで、ごとーにもうメール送ってくんなって
言うのを、会いたくないから高橋が代わりに言いに来たとか・・・・


考えただけで血の気が引く。


いや、高橋を疑っちゃいけないよね。
(梨華ちゃんも疑っちゃだめだけど・・・)
まぁいいや、明日になったら分かるんだから。










170 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:29







―――「好きです!」

びっくりした

「ずっと、娘。にいたときから好きでした。」

女の子に告白されたのなんて初めてだったから

「今更って思うかもしれないですけど、後藤さんの卒業があまりにも急で、」

もちろん、気持ち悪いとかそんなのは全然無いよ

「言うタイミングを逃しちゃって・・・・・」

あたしも女の子を好きになる気持ちはわかるもん

「あ、でもまだ返事はしないでください。」

しかも一生懸命標準語使おうとしてる姿がなんか可愛くて

「私も、すぐにフラれるのはイヤだから。」

でも物怖じせずに自分の気持ち伝えられるなんてカッコいいなぁなんて思ったりして

「だからちょっとでもいいんで、考えてください。」

意外としっかりしてるんだね

「それじゃあ、失礼します。」






あたしには真似できないなぁ








171 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:30



梨華ちゃんへのメールを打ちながら、ずっと昼間のことを考えていた。


高橋があたしのこと好きだなんて気付きもしなかったよ。
そりゃ、憧れてますとかは言われたことあるけど、
それはあくまで先輩としてって、普通にそう思ってたし、



あたしの卒業が急で言えなかったってことは、
きっと一年間悩んだんだろうなぁ。



悩んだあげく、今日言うことにしたんだね。




あは、想われてんじゃんごあたし。



172 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:33


高橋のこと嫌いかっつたら、もちろんそんなことは無い。
ごとーにとっても、かわいい後輩だし、
好きではある。


ただ、その場合の好きはLikeで、
ごとーがLoveの意味で好きなのは梨華ちゃんなんだけども・・・・


それはごとーが一方的に想ってるだけ。
梨華ちゃんのほうは多分絶対違う。

いや、今はそれどころかあたしのこと嫌ってるかもしれない。
嫌いじゃなくても梨華ちゃんには他に好きな人がいるみたいだし。





追っかけても振り向いてもらえない相手より
あたしを必要としてくれる人のところに行くべきなのかな? 







173 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:35


気付けば、梨華ちゃんに送って返ってこなかったメールは99件に達していた。
あと一通で100通。
確かに初め、ごめんメール100通送るって意気込んだけど、
ホントに100通送るなんて思って無かったよ。











もう、シオドキかな。


次のメールでダメだったら、もう終わりにしよう。




174 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:36



そしてあたしは100通目のメール、
ただ一言だけ「ごめんね」と書いたメールを送った。



そういえば、昔そんな歌があったよね。
あたしとは状況がだいぶ違うけど・・・・
おかぁさんが歌ってたのを聞いたことがある。






♪百万本のバラの花を あなたに あなたに あげる
窓から 窓から 見える広場を
真っ赤なバラでうめつくして・・・・・














175 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:37



5分が経った、返事は来ない。








10分、30分、一時間・・・・・・それでもケータイは動こうとしない。












176 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:38


2時間、


来ない、か。






・・・・ふぅ、・・・もう、GAME OVERかな。

歌の人は百万本のバラでめでたしになったけど、
現実は歌詞のようにうまくはいかないってことだね。
分かってるけどさ、
ちょっとは期待してたよ。










177 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:40



そうだ、カッコ悪いついでに全部言ってしまおうか。


ヤキモチで当たったとか、しかもカン違いだったとか、
メール100回送っても許してもらえなかった上に
こんな嫌われてる状況で告白しようとか、
ホントバカみたいってゆうかアホ以外の何者でもないけど・・・、





これで最後だしね、
あたしの気持ちにケジメつけるためにも、言ってしまおう。

















178 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:42


『ごめんね梨華ちゃん、
許してくれなくてもいいから、最後にこれだけは聞いてください。
ごとーが急に機嫌が悪くなった理由、
ごとーね、やぐっつぁんだと思ったんだ。
ホラ、梨華ちゃんが大切な人にタルトあげるって言ってたやつ。
だからやぐっつぁんだと思って、ショックで梨華ちゃんにあたっちゃって・・・
知らなかったでしょ?ごとー梨華ちゃんが好きだったんだよ。
ずーっと、
自分でその気持ちに気付いたのは最近だけど、
でももうその気持ちも忘れる事にしたから、
梨華ちゃんも今言ったこと忘れてね。
しつこくしてごめん、
バイバイ。』




一文字一文字に気持ちを込めて綴った最後のメール、
最後のメールをあたしは送った―――――










179 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:44












・ 




















180 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:46


―――めずらしいくらい気持ちのいい朝。
普段なら目覚ましのカンに障る機械音で起こされるごとーが
小鳥のさえずりで目覚めるなんて人生始まって以来かもしれない。
仕事びよりってやつだね。
今日もがんばっていきまっしょい!









「おはよぉございまぁす。」
今日は運動会用のスチール撮影。
オレンジ色のユニフォームでパンフやなんかに載せる写真をとる。
そのあとやっぱりパンフレット用の身体測定だか体力測定だかを
やるんだけども、
あたしの順番では撮影から測定まで時間が空いてて、
特にしなきゃいけないこともないから、娘。の楽屋でも行きたい。
だけど今は明らかに行ける状況じゃない訳で・・・・





あー暇っ!!
よしこでも呼び出そうかなぁ。






181 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:47




>>コンコン






んあ?誰だ?テレパシーでよしこ来たのかな?









「あの、高橋です。ちょっと遊びに来ちゃったんですけど、忙しかったですか?」
「大丈夫だよ、入ってー。」
「あ失礼します。」
「高橋来てくれて良かったよ、もぉひまでさぁ、どうしようかと思ってたんだ。」
「本当ですか?よかった、来るの不安だったんですよ。
拒絶されたらどうしようって」
「ふは、拒絶なんかしないって。」




そういえばごとー高橋にコクられたんだよねぇ、
なんかあんまし実感がわかない。
こうしてると普通に全然普段と変わらないし。
これでも向こうは緊張とかしてるのかな?
第一高橋はあたしの何がいいんだろう。


182 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:50

「・・・あのさぁ、」
「はい?」
「どうして高橋はあたしのこと好きになったの?」
「えっ、あっそれは・・・」

「それは?」





「・・・・テレビで見てるときは、すごい人だなって、
ダンスがすごくキレイで、歌もうまくて、
大役を引き受けても全部クールにこなしちゃう完璧な人だと思ってたんです。」

「あは、そんな風に見えてたんだ。」

「はい、でも実際に知り合うと、ホントはすごい努力してて、
それが、努力してる姿がすごくかっこよくて・・・、」


「照れるね。」


「それだけじゃないんです。
初めて話し掛けてくれた時、私すごく緊張してて、
だけど後藤さんやさしく笑いかけてくれて、
すごいやわらかく笑う人だなって。
・・・・・たぶんそれからです。」






あー、なんか耳が熱い。
今まで高橋なんてそんな風に見たことも無かったけど、
向こうがあたしのことそう想ってくれてると思うと、
やっぱり少し意識しちゃう。




うれしいってのもあるのかな、
こんなあたしを好きになってくれて





「ありがと、高橋。」



「えっ、あ、はい。」





今すぐはムリかもしれないけど、
少しずつなら高橋のこと、好きになれそうだよ。








183 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:52




「な、なんか暑いですね、ちょっと屋上でも行きません?」
「そ、そだね。行こっか。」







熱気(気持ち的での)の増してきた楽屋をあとにして、
ごとー達は屋上へ向かった。







長い廊下のちょうど真ん中ら辺にある踊り場
その階段を上に登っている時のこと、




バサバサバサ




ぬぁっ、空から紙!?
天気予報、紙なんて言ってなかったぞ?


「す、すいませーん!ケガありませんか?」



どうやら上から降りてきたスタッフらしき女の人が
抱えていた山積みの書類をぶちまけてしまったらしい。



184 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:53


「大丈夫ですよぉ。それより書類拾わないと。」


すさまじい量の書類、一人では拾い切れなさそうなので
ごとーたちも手伝って三人でそれを拾った。





「すいません、ありがとうございました。」

「いーえ。」





・・・




「はー、びっくりしたねぇ。」

「ええ、また落としませんかねあの人。
なんだか危なっかしい歩き方するし。」

「あー、まぁ落としても誰か拾ってくれるでしょ。」

「そうですね。」



185 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/02(月) 01:54

そんな他愛も無い話をしながら再び階段を登り始めた時、
高橋がまさに今足を踏み入れようとした段に、さっきの人が落とした
紙が一枚残ってんのをごとーは発見。

「あ、高橋足元・・・・」

と言ったときにはすでに手遅れで、
マンガみたいに見事につるっと、高橋は宙を舞った。




「危ないっ!」

幸い、そこは踊り場付近だったので、
運動神経のいいごとーがとっさに高橋の手を掴んで、
倒れる前に思いっきり踊り場まで引き上げた。




ドシーン!




反動で勢いよく飛んできた高橋を抱き止めて、
壁にぶつかったけど、結〜構痛かったけど、
まぁとりあえず落ちなくてよかったね。





186 名前:空山海斗 投稿日:2004/08/02(月) 02:18
非常に中途半端ですが、ここで今日はストップします。
眠気に勝てませんでした。
こんな駄文を読んで下さってる皆様、一ヶ月以上も放置してスミマセンでした。
今度こそホントに出来上がったので、
明日残りを必ず上げます。


>>164 pjさん
ははー、有り難きお許しの言葉。
で、言ったそばから一ヶ月放置。スミマセン(汗
もう出来ないことは言いません。
そして後藤さんのしつこさは100でカウンターストップしました。

>>165 ぽっとさん
あぁーだから期待しないでって言ったのに。
待たせた挙句雲行きが怪しくなってしまいました。

>>166 名のナイ読者さん
( ´ Д `)あーがと
ホント早く許してあげて欲しいです。

>>167 名無し読者さん
保全ありがとうございます。
187 名前:名無し読者 投稿日:2004/08/02(月) 13:09
待ってました。
明日が楽しみです。
188 名前:ぽっと 投稿日:2004/08/02(月) 22:18
いつもプレッシャーをかけてすみません・・・。でも、ホント面白いです。
189 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 00:49




「大丈夫?高橋。」


「あ、はい。ありがとうございます・・」

「あ〜よかったぁ。」




痛いのは笑顔でカバー。
ホッと一息ついたのはいいんだけど、
その後、背中の痛みなんか忘れるほどマズイ状況になることとなる。








190 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 00:51

ちょうど今ごとーは壁を背に、高橋を抱きしめてる状態、
離れようと思って腰に回してた手を外したんだけど、
高橋はなぜか離れようとしなくて、

「あの、高橋?」

「・・・・」

「高橋ィ?」

「後藤さん・・・・・」

「どうかし、」




>ガサっ














191 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 00:53




えっ・・・・






音のした方、階段のうえに目をやると、
ちょうど階段を下りてきた人と目が合った、

大きな紙袋をさげて、
驚きの表情と無表情の間くらいの顔で固まっているその人物、







梨華ちゃんだった。









192 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 00:54


しばらくの間、時間にすると4、5秒に満たないくらいの間だけど
お互いじっと見合ったまま固まってて、
異変に気付いた高橋が後ろを振り返ろうとした瞬間に
梨華ちゃんは走り去って・・・



「今のって、石川さん・・」





―――ヤバイ・・・、絶対誤解された。



いや、確かに誤解だけど、ごとーはすでに梨華ちゃんにフラれた身だし、
梨華ちゃんにとっては、
誤解だろうとホントだろうとどっちでもいいこと。


頭じゃ分かってるけど、
あたしの心の奥がどうしても誤解されたくないって言ってるみたいで











「後藤さんっ、」

「ゴメン、高橋。」





気付いたら梨華ちゃん追って駈け出してた。












193 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 00:57



「待って、梨華ちゃん!」

「イヤ、待つ必要なんてないし。」

「今のは誤解なんだって、たまたま事故でああなっただけで・・」

「知らないっ、私には関係ないんだから、追ってこないで。」

「ちょっと待ってってば!」

「離して!!」





やっと追いついてつかまえた、あたしの手を
普段じゃ考えられないほど、乱暴に振りほどいた梨華ちゃん。
そんな態度にあたしもびっくりして次の声を掛けとどまった。
だけどすぐ走り去るかと思ってた梨華ちゃんは
あたしに背を向けて立ち止まったままで、












あ・・・












194 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 00:59








「何で、泣いてるのさっ?」








「・・・・・。」



「梨華ちゃん・・・?」














195 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:01










「・・・・ぅ、ふぅっ・・・、ほんとに、ぐす、ホントに忘れちゃったんだ?」


「え?」


「ひっく、私のこと好きだって気持ち、
そんなにすぐに、ぅ、忘れちゃうんだ?」









196 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:03


「・・・・そんなこと、
そんなことあるわけないじゃん!」



「ひっく、ふぅっ・・ごっちん・・・」



「忘れられるワケなんてないじゃん、
ホントはすっごく辛いよ、忘れようとしたって、
なに考えてたって結局梨華ちゃんで・・・、
今も梨華ちゃんが好きだって叫びたいよ!
だけど梨華ちゃんごとーのこと嫌いになったでしょ?
だから、メーワクだから・・・・・」














「迷惑なんかじゃ、ないよ。」








197 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:05


梨華ちゃんは持っていた紙袋を開き、
中から取り出した箱をあたしに差し出した。


「開けて。」




言われるがままに、キレイにかけられたリボンをほどいて
そうっと、そのフタを持ち上げると、

あらわれたソレは・・・










「ごっちんにあげるつもりだったんだから。」






「遅れちゃったけど、お誕生日おめでとう。」



「梨華ちゃん・・・・」





198 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:06


ソレを見た途端、あたしの心から何かがスッと消えていった気がした。


同時に溢れてきたうれしさで泣き出しそうになったけど
カッコ悪いからそれは必死にこらえた。





「ごっちんてホラ、料理うまいじゃない?」

「うん。」

「私、いつもごっちんに作ってもらってばっかで、
私もごっちんに手料理作ってあげたかったけど、できないから。」

「うん。」

「だからごっちんに教えてもらったのしかできないけど
ちょっとでもごっちんの味に近づけたらって。」




箱の中のソレは前にうちで作った時よりも全然キレイで、
すごい練習したんだなって分かった。
もっとも、盛り付けのセンスは相変わらずだけど、


199 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:08
一切れを切り取って、口に放り込む。


「あ・・おいしい」
「ホントに!?」
「うん、ホント。ホントにすごいおいしいよ。」


「よかったぁ・・・」



本当にすごくおいしかった。
お世辞なんかじゃなくて、もしかしたらあたしが作ったのなんかよりも全然。
梨華ちゃんてなんでもやればできるんだよ。
なんでも一所懸命で、マジメで、
ちょっと不器用だけどすごいやさしくて、



「ありがと梨華ちゃん。大事に食べる。」


「ううん、ごめんね誕生日にあげられなくて。」

「それはごとーが梨華ちゃん怒らせたせいだもん。
ごとーの方こそ、本当にごめんね。」




「違うの、ほんとはね、私そんなに怒ってなかったの。」




200 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:10

「え?」


「ごっちんがなんで怒ってるのか知ってた。
だからごっちんが謝りに来た時に許すつもりだったの。」




知ってたって、あたしがヤキモチ焼いてるってのを知ってたってコト?
あたしが梨華ちゃん好きだって・・



「だけどごっちん理由言わないから、
私も理由言うまで絶対許さないって、意地張っちゃって・・・」



「ちょ、ちょっとまって!
梨華ちゃんごとーの気持ち気付いてたの?
なん、どうして・・・・」






201 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:11

しどろもどろになってるあたしを、梨華ちゃんはクスっと笑い、




「知ってたよぉ、
だって・・・、」





あたしの耳元に近づいて囁いた。








「大好きな人の気持ちくらい分からなくてどうすんのよ。」








202 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:13


甘い声と耳にかかった吐息で、頭ん中が真っ白になった。
ハートを撃ち抜かれるってやつかな、
ドキドキじゃなくて、ドッキューンって感じ。
それより今の言葉、信じちゃっていいの!?
まさか前の時みたく、夢じゃないよね?







「まぁ誰かさんは気付いてなかったみたいだけど。」

「んぅ、ご、ごめん。」

「いーよ、どうせ気付いてないんだろうなーって思ってたし。
ごっちん鈍感だもん。」




「それに、ごっちんもきっと私と同じ気持ちでいてくれてるって信じてたから。」











やっぱり、梨華ちゃんはお姉さんだ。
ごとーでも気付いてなかったごとーの気持ちまでわかってたなんてさ。
なんかここ3、4日悩んでたことも梨華ちゃんの手のひらで
泳がされてたんだと思うとちょっと悔しいけど、




203 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:15


まぁでもあたしの方がお子ちゃまなのも事実だし、
ちょっと甘えちゃうのもいっかな。

だってさ、




「そうだ、もう一つプレゼントあるの、受け取ってくれる?」

「う、うん。」




「目、閉じて。」

















ちゅっ











ごとーは、タルトよりなにより一番欲しかった
最っ高のプレゼントをもらえちゃったんだからね♪







204 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:16


















205 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:18



・・・







2週間ぶりのハロモニ撮影、
梨華ちゃんと一緒の仕事ってゆうのも1週間ぶりかな。
もっとも、仕事が1週間ぶりなだけで、梨華ちゃんとはお互いの家行ったり、
仕事の帰りとかに会ったりしてたけどね。



テレ東さんに着くが否や、ソッコーで娘。の楽屋の梨華ちゃんを探す。
いたっ、うん今日もカワイイ
「りぃかぁちゃんっ♪」
「あ、ごっちぃん。」
「おっは、梨華ちゃん。」
「おはよ♪ごっちん、昨日はありがと。わざわざ送ってくれたりして、」



「あれ、石川昨日急いでたのって、ごっつぁんとだったの?」



「わっ、カオリ!いたの!?」
「そういえば、おとといも帰り一緒でしたよね。仕事違うのに・・」
って小川っち。
「あっ、私もこないだ見ました。」
あ〜紺野まで湧いてきた。
「なんだべ、急に二人で。あやしいべ。」




ヤバッ、これって疑われてる?
と、とりあえずごまかさなきゃっ!


「なっ、ちゃっ、ほほほホラ、あれだよ。
ご、ごとーのおじさんが美白に効く新野菜開発してて、
そのモニターに梨華ちゃんを・・・・」


「なんだ、そうだったんだべか。黙ってるなんて水臭いべ。
さては梨華ちゃん、急に白くなって驚かせようと思ったべ?」

「そ、そうなんですよ〜。なんだ、バレちゃいましたねー。」

「はぁー、楽しみですね、石川さんが白くなるの。」

「あ〜そりゃもう楽しみに待っててね紺野。
それじゃ梨華ちゃん、次のニンジンと里芋の掛け合わせについて
重要な話があるからちょっといい?」

「う、うん。そうね、行きましょう。」



206 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:20


・・・



「―――はい、梨華ちゃん、コレごとーの奢りね。」
「あ、ありがとーごっちん。」



アレ以上突っ込まれると困るので、とりあえずみんなから逃げて休憩所までやってきた。
朝の休憩所は意外と空いてて穴場だったりするんだ。



「危なかったねぇ、意外と目撃されてんだねウチら。」
「ってゆうか、どうすんのよ私。白くなると思われちゃったじゃない。」
「ん〜、ホントに美白しちゃえばいいじゃん?」
「出来るもんならとっくにしてるわよ!」
「あは、ごめんごめん。」
「あぁ〜、もう、あとでウソばれたって知らないんだから。」


207 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:21

「んはっ、でもさぁ、なんか楽しくない?こーゆーのも。」
「こーゆーのって?」
「ホラ、みんなから隠れて会ったりさ、ばれてもテキトーにごまかしたり。」
「うーん、確かにスリルはあるけど・・・」
「でしょ?結構ドキドキもんでしょ?
でさっ、なんか今日のコントごとー久々文麿役らしいんだよね。」
「ほんとう?・・・・・やっぱり三ヶ月おきに来てるわね。」

「だから早めに着替えてみんなが来る前にセットんとこ来てくんない?」
「いいけど、どうするつもり?」
「ん〜、ちょっと。」
「変なことじゃない?」
「大丈夫、全然フツーだよ。」




208 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:22





ぬはは、今日はごとーの夢実現!
いや、ごとーね、昔からいっつも思ってたのよ。
文麿ズルイっ!って。
だって梨華ちゃん独り占めだよ?
あの梨華ちゃんと、ラブラブイチャイチャバカップルだよ?
ごとーはいつもあんな顔間近で見せられておあずけでさ・・・
だから今日は文麿に勝つのです。




・・・



「梨華ちゃん待ったぁ?」
「今来たトコだけど・・・ねぇまだ収録まで全然時間あるよ?」
「だからだって。実はごとー夢だったんだよね。」
「何が?」
「このベンチで、あの流れでホントにキスするのが。」
「そうだったの、ってまさか今やるつもり?」
「そゆこと。」
「イヤッ、人が来たら困る。」
「まだ来ないって。」
「来るっ、もう収録だもん。」
「さっきまだ全然って言ったんじゃん、ちょっとした冒険だよ。」
「でもっ、」
「すぐ終わるって!3秒3秒!」






「・・・・ホントにちょっとだからね。」


「やったぁ♪ありがと梨華ちゃん。オホン、じゃいくね。」







209 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:24



「石川さん・・」

「文麿様・・・」



「石川さん、」

「文麿様・・・・・、」





お決まりのセリフの後、ちょっとだけ見詰め合うと、
結構乗り気で、胸の前で手を組んで目を閉じてくれた梨華ちゃん。
そうっと近づいてその唇にあたしのを重ね合わせた。









長年の夢がこんな形で叶うなんてね、
あたしってば幸せもんだ。





210 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:27



触れるだけで離れた後、再び見詰め合ってしばし余韻に浸ってたあたしたち。
調子乗って、もうちょっと先まで行っちゃおうかなぁなんて、
梨華ちゃんの制服に手を掛けようとした、

そこへ・・・





「ごっつぁ〜ん、うまくいったなら報告ぐらいしろー!
オイラ心配してたんだからな!」


「わっ、やぐっつぁん!!」
「きゃっ、矢口さん!!」



「ご、ごめん、やぐっつあんに言うの全然忘れてた。」

「なんだ、オイラがあんなに親身にアドバイスしてやったのにっ。」

「矢口さん知ってるんですか!?」

「そりゃ、ごっつぁんに事細かーに相談されたからねぇ。」

「ちょっとごっちん!矢口さんが知ってるなんて聞いてないわよ!」

「あ〜それも言うの忘れてた。」





211 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:29



>「あれ?こんなところで何してるんですか?」



「み、みんな!!来るの早くない!?」


〈やっぱりすぐにきたじゃない。〉
〈で、でもホラ一応間に合ったじゃん?〉


「さっきの話合いの続きですか?」
「あ、あーうん。そーそー!やぐつぁんがさー、
オイラにも身長の伸びる野菜作れーってうるさくって。」
「えっ!?オイラが?」


「ヤグチの身長伸びるんだべか!?
ちょっと裕ちゃーん!ヤグチが大っきくなるべさー!」



あ〜ちょっとなっち、ウソなんだから・・・


「なーんやてぇ!!」
やぐっつぁんの名前を聞いた途端、猛ダッシュで駆けてきた裕ちゃん。


「ちょお、ヤグチ、どうゆうこと?」

「ど、どうって、いや、ええ〜?」

「身長の伸びる特殊な野菜があるんだべ。
ヤグチその野菜食べて大きくなるつもりだべ。」

「アカン、ダメや。裕ちゃんが許さん。
あんなぁ、ヤグチ。わかっとるの?まず、小さくなかったらヤグチじゃない。
それからな・・・」






あ〜、ごめんやぐっつぁん。
もうこれはごとーには止められません。




212 名前:楽観的で消極的な恋 投稿日:2004/08/03(火) 01:33

ま、とにかくこんな感じで、
ごとーと梨華ちゃんは恋人同士ってゆう関係をスタートさせました。
もちろん今はみんなには内緒。
やぐっつぁん以外にはね。バレたら大問題だもん。
でもいつかは言える日がくるかな・・・




ま、そんだけ長く続けばの話だけどね。




あはっ、冗談冗談。
続いてるよね、少なくともごとーはずっと好きだから。
だからその日まで、梨華ちゃん大切にしますっ☆
それじゃあ、ばいちゃっ!









                           ――FIN
213 名前:空山海斗 投稿日:2004/08/03(火) 01:56
と言う訳で、完結いたしました。
いやー実際大した量じゃないのに長々とお付き合いいただいて、
ホントありがとうございます。

至らないところも多々ありますが、
処女作ということで見逃してやってくださいまし。
(今の作者の力量ではこれが限界・・・)


>>187 名無し読者さん
長くお待たせしてスミマセンでした。
ありがとうございます。


>>188 ぽっとさん
そのプレッシャーが心地よくなってきたり・・・(マゾ?)
でもホント尻を叩かれる感じで、頑張れましたよ。
お付き合いありがとうございました。

214 名前:空山海斗 投稿日:2004/08/03(火) 01:57
完結しましたので失礼して、一応ageさせて頂きます。
ありがとうございました。
215 名前:空山海斗 投稿日:2004/08/03(火) 01:58
オチ隠し
216 名前:名無し読者 投稿日:2004/08/03(火) 12:24
良かったですよ。
新作が思いついたらまた書いてください。
楽しみにしてます。
217 名前:名無し読者 投稿日:2004/08/03(火) 13:35
おぉ〜!!
最後はこうなりましたかぁ。
あぁなるかと思っていましたがw(え
とりあえず完結お疲れ様ですm(_ _)m
全部読む事が出来て、私は大満足でございます!!
空山さんの作品好きなので、また新作を書く機会がございましたら
お知らせしてもらえると、幸いです。
218 名前:pj 投稿日:2004/08/03(火) 13:38
すいません。
↑は私です(汗
全部読み終えたままの勢いで書いちゃったので、ついつい興奮して名前書くの忘れてたw
言い訳です。スンマセン。
219 名前:ぽっと 投稿日:2004/08/03(火) 19:28
いや〜 良かったです。良いストーリーでした。
それにしても、矢口さん、口軽そうだな・・・(笑)。
また書いてほしいです。是非書いてください(プレッシャー大)。
220 名前:空山海斗 投稿日:2004/08/07(土) 00:25
レスが遅くなってすみません。

>>216 名無し読者さん
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
ではお言葉に甘えてまた書いてみようかと思います。

>>217,8 pjさん
えぇ、あぁしようかとも迷ったんですが(どんな?)
とにかくありがとうございます。
pjさんのお言葉はホント励みになりました。
あぁ、好きと言っていただけるなんてうれしい限りです(感涙)
新作、精進致しますのでその時はよろしくおねがいします。

>>219 ぽっとさん
ありがとうございます。
一応また書く予定ですので、
くれぐれも、期待しないで待っていただけると・・・


上でも匂わせて(はっきり言ってるじゃん)
いますが、一応今次回作の構想が頭の中にあります。
ただこれちょっといつになるか分からなくて
もしかしたら来年の春くらいになっちゃいそうな感じもして、
なのでそれまでは短編をちょこちょこ、ここに晒すカモ、しれないです。
あくまでカモなんでやらないかもしれませんが。
あ、でも長めのはいつかは必ず出すんで、
根気強いという方がもしいらっしゃれば、待っていただけると有り難いです。

(文章ウザくてスミマセン)
221 名前:pj 投稿日:2004/08/07(土) 14:47
また小説書いて頂けるんですか。
それはそれは嬉しい限りでございます(マジで!!)
多分私は根気強い方だと思うので、待たせていただきます(汗汗
次回も素敵な作品になると信じていますので、焦らず、気長に製作してください。

222 名前:名無し 投稿日:2004/08/20(金) 23:56
ハッピーエンドでしたね
完結おめでとうございます
長編も短編も気長に楽しみに待ってますね
223 名前:名無し 投稿日:2004/09/12(日) 23:49
完結おつかれさまです
短編も期待していいのかな
224 名前:空山海斗 投稿日:2004/10/10(日) 00:40
ご無沙汰です。
なんか勢いでとりあえず短編書いてみました。
ちなみに前回の話とは全く関係ありません。
ギャグになり切れなかったくだらないものですが、
お暇な方はちっと覗いていってくださいませ。
(時間軸はテキトーにあわせてください)

それではどうぞ
225 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:41

本日、パーソナルコンピュータ、通称パソコンなるものを
初めて購入した石川梨華19歳。
現在午後7時
接続が完了し、晴れてメールが送れるようになったところである。

「ついに送れるのね・・・
約束通り初めてのメールはちゃんとごっちんに送るから、心配しないでね。
でも問題は内容よ。
初メールって言ってもごっちんに送るのが初な訳じゃないし、
かといっていきなり世間話じゃ色気が無いし・・・」


「う〜ん、やっぱりここはシンプルに、」


カタカタ
「 ご っ ち ん 、す き だ よ 。 」


「変換、送信♪ うん、シンプルイズベストよねっ。」



226 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:42

・・・


♪♪♪


んぁ、メールだ。
そーいや梨華ちゃんパソコン買うって言ってたな。
なになに、

カタッ



“ごっちん、鍬だよ。”




227 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:43
「ごっちん、くわだよ?」


くわ?何がくわなんだ?
えーっとぉ・・・、待てよ、昨日梨華ちゃんと何話したっけか?
う〜ん、落ち着けごとー、ごとーが梨華ちゃんとのメモリーを忘れるはずが無い。


確か昨日は・・・
けーちゃんもそろそろ痴呆の症状が出てきたらしいって話と、
梨華ちゃんは一晩に何回までなら許してくれるかって話、
そうそう、そんなのやってみなきゃわからないなんて言うから
実験して結局やりすぎて怒られたんだよね〜、昨日。
あーでもよかったなぁ、昨日の梨華ちゃん。
4回目以降のあの疲れて辛そうな感じがなんとも・・・・・って違った。
昨日の話ね、あと何だっけなぁ。



228 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:44



あ、そうだ!
裕ちゃんの誕生日!
そうだ、ごとーまだあげてないから裕ちゃん何が欲しいんだろうって聞いたんだった。

そっか、裕ちゃんくわが欲しいのかー。
明日買いに行かなきゃ。
あ、その前に梨華ちゃんにメール返さなきゃね♪


カタカタ

“そうだったんだぁ☆ありがと梨華ちゃん♪”

タンッ
「そぉーしんっ!っと」


229 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:45


♪ポンピラリーン♪


あっ、やっと来た。
もー、ごっちんてば4分も待ったじゃない。
えーっと



“そうだったんだぁ☆ありがと梨華ちゃん♪”



いえいえ、どういたしまして・・・・ってちょっとまって。
おかしくない?
ありがとうって言ってくれるのはいいけど、
“ごとーも好きだよ”とかないの?

230 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:45

大体、そうだったんだぁって、ごっちん知らなかったの?
いままでだって散々言ったし、ごっちんだって言ってくれたし、
キスだって何度もしたし、散々・・・・もしたし。



ひょっとして、ごっちんもう私に飽きちゃったの?
ごっちんはとっくに冷めてて、もうそういう関係じゃないと思ってるのに
私が好きだなんて言うから、
“梨華ちゃんまだごとーのこと好きだったんだ、知らなかったよあはは”
っていう意味なのね!?



・・・って、
さすがにそれはないと思うけど。
はぁあ、ちょっとショック。




231 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:46


次の日の朝、
仕事場へ向かう前に金物屋で鍬を購入した後藤。
身長近くもある鍬を担いで東京の真ん中を歩く姿はさながら、
田舎から迷い込んだ農家のイモ娘・・・・にでも見えればよいのだが
どこから見ても、鍬を担いだアイドル・後藤真希そのものである。
通行人に不審がられるのは当然として、
明日の新聞に“ゴマキ、鍬でメンバーを脅迫!?”などと載らないことを願いたい。


あっと、後藤さん危ないんで周りに気をつけて歩いて下さいね。




232 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:47

本日はハロモニ収録。
やってきたその足で中澤裕子の楽屋へ向かう。


>コンコン

「ゆーうーちゃんっ。」


「ごっちんか?入りぃや。」


鍬を後ろ手に隠したまま、楽屋へと入る。

「裕ちゃん今日は何の日だ?」
「今日?・・・・別に何の日でもないわ。」

「ふふーん、実はねぇ、」

「じゃーん!ほらコレ、
ちょっと遅くなったけど誕生日プレゼントね。」

「こ、コレは・・・」

「鍬だヨ。裕ちゃん欲しがってたんでしょ?」


(鍬?何で鍬?欲しがってたって、言うたことないわ。
アカン、この子なんやカン違いしとるわ、
しかも遅れてるんやから今日がなんの日かって関係あらんし。)


233 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:48

誇らしげな顔をしてソレを差し出す後藤、
困惑する中澤だが、こう自信満々に言われては否定も出来ない。

「そか、あ、ありがとうな、ごっちん。」

「うん!あは〜、ちゃんと聞いといてよかったー。」

「な、なぁごっちん、それって誰に聞いたん?」

「梨華ちゃんだよ、昨日梨華ちゃんが教えてくれて、
んで今日買いに行った。」

「あ、あ〜そか、梨華ちゃんさんねぇ。はー、」

「うん、それじゃあね、裕ちゃん。」

「んあぁ、またなぁ。」



>バタン


234 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:48

大きな鍬を残し楽屋を後にした後藤。
おや、中澤姐さんの顔がみるみるお怒りモードに・・・


意を決したように立ち上がると、中澤は楽屋を飛び出した。
走るわけではない。
ただ、ずかずかと音を立てながら早足で向かう先は、


『モーニング娘。様』


235 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:49

>バン

「いーしーかーわぁ!」

突然の訪問者に一斉にドアに目をやり、
一斉に恐怖に引きつる面々。
鬼の形相の中澤がどでかい凶器を手にしていれば無理も無い。

「キャッ、何ですかもぅ中澤さん。」

「えぇ度胸やないの、あんなイタイケな少女騙してまで嫌がらせですか?」

「ちょっ、石川中澤さんに何かしましたぁ?」

「ど、ど、ど、どうしたのさ、裕ちゃん。そんな恐ろしいもの持って。」

「よくぞ聞いてくれたなっち。ごっちんに貰ったんよ。
ごっちんが“梨華ちゃんに裕ちゃんが欲しがってるって聞いたー”ゆうてな。
なぁ、石川。」

236 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:50
「えぇ、し、知りませんよそんなこと。」

「ネタはあがっとるんや、おとなしく吐き。コレに込められたメッセージは何や?
鬼に金棒か?それとも年寄りは田舎に引っ込めか?農作業推進派なんかぁ!?」

「ホントに知りませんってば、それに中澤さんが何が欲しいか今日聞こうと思ってたんですよ。」

「ほぅ、あくまでシラを切るつもりかい。
まぁええわ、せっかくごっちんがくれたもんやしぃ、コレはコレで楽しませてもらうわ。
そんかわり石川ぁ、」

「な、なんですか?」

「誕生日は楽しみに待っときぃ。」


「ほんじゃ、邪魔したな。」



>バタン


237 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:51
―――

「あーあ、裕ちゃん目がイっちゃってたよ。
こりゃあ覚悟しとかないとね。」

「ナニ、ナニ、梨華ちゃん裕ちゃんに宣戦布告しちゃったの?
ごっつぁんまで使って?」

「「梨ー華ちゃんが中澤さん、怒らせたー♪」」

「だからホンッとに、知らないんですよ〜。
もぅ、ちょっとごっちんに確かめに行ってきます!」

「あ、じゃ、オイラもついてこ。」

「あ〜、なっちも。」






238 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:51
後藤の楽屋まで来ると、一応ていねいにノックをし、
「どうぞぉ。」の言葉を待ってから石川は勢いよくドアを開け放した。

「ちょっとごっちん!!」

「あっ、梨華ちゃん♪・・・・・とみんな。
どうしたのそんなぞろぞろと。」

「キャっ、なんでそんなにいるんですか!」

「いやぁ、オイラたちは心配して・・・」
「そうそう。」

という矢口、安倍を筆頭にそこには、痴話げんかを見に来た吉澤、藤本、
面白そうだからと付いて来た辻加護と5期の面々。
さらにそのぞろぞろ歩くのを見て移動と勘違いした6期の面々など
モーニング娘。大集合だった。

239 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:52
「ほらそれより梨華ちゃん、本題。」

「あ、はい。えっとごっちん、どうゆうこと?」

「んぁ、何が?」

「中澤さん!誕生日にくわプレゼントしたんでしょ?」

「あぁ、うん。したけど・・・」

「もぅ!ごっちんがあげたかったんならそれは構わないけど、
まぁ、中澤さんもあれで結構気に入ってたみたいだし、
でもなんで私が言ったことになってるのよ!
中澤さん私がごっちんそそのかしたと思ってて、誕生日に中澤さんに殺されちゃうじゃない(泣)」

「いや、さすがに裕ちゃんでも殺人は犯さないとおもうけどな〜・・・」

240 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:53
「えー、だって梨華ちゃんがおしえてくれたんじゃん。」

「??」

「ほら、昨日メールでさ。」

「私、昨日は一通しか送ってないよ?」

「その一通で言ってたじゃん。梨華ちゃん覚えてないの?」

すると後藤はがさごそとカバンをあさり携帯を取り出すと「ほら」といいながら画面を石川に向けた。
石川と共に、周りのメンバーもソレを覗く。



『FROM 梨華ちゃん 
本文   ごっちん、鍬だよ。   』



241 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:54

「あ、ホントだ。なんだ梨華ちゃん言ったんじゃん。」
「梨華ちゃん、ウソはよくないべ。」

メンバーが石川に非難の目を向けると、当の石川は頭に?マークを浮かべ、困惑してる様子。
思い立ったように、持ち歩いていた(注←なぜ持ち歩いていたかは突っ込まない様に)
電子辞書を取り出すと、なにやら確認作業。そして納得の表情。
どうやら自らの犯してしまった過ちに気付いたようだ。
額に汗を流し気味のチャーミースマイルで後藤に笑いかける。

「あ〜、あのちょっと私の手違いだったみたい。
チャーミー大失敗(*^▽^)テヘッ、ってことでゴメンネごっちん。」

テヘッあたりでメンバーの目線が凍るように冷たかったことには、あえて触れないでおこう。

「??梨華ちゃん、ごとーいまいち話がつかめないんだけど・・・
裕ちゃんは鍬は欲しくなかったの?」

「えっとつまり、私が送り間違えてたみたいなのよ。」

「なんだよ、お前の間違いかよっ、ったく人騒がせだな。」

二人の喧嘩を楽しみにしていた一同は事があっさり片付いてしまったことに
がっかりした様子で帰路につき始める。

「皆さんすみませんでした。」

242 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:54
「ところで梨華ちゃん、ホントはごっつぁんに何て送ろうとしたの?」

「えっ、」

「あ、そうだよ、ソレ気になんじゃん。」

再び興味の湧いてきた一同は口々に石川を問いただす。

「い、いやー、別に大したことじゃないんで・・・」

「ほらみんな知りたいってさ、」

「そ、そんなことイイじゃないですかぁ。」

「ねっ、ほら教えてよ。」

「で、でもぉ・・・」

「さぁ吐けっ!お騒がせしたんだから吐けっ!」

「・・・・・。」



243 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:55

皆に詰め寄られ、俯いたまま小さくなる石川。
無言の圧力に押されしぶしぶ口を開いた。

「・・・・・・だよって、」

「はぁ?全然聞こえないし。」



「“ごっちん、好きだよ”って言おうとしただけですぅ!!」



一時の沈黙のあと一同は一斉に思い思いのリアクションをする。
「くぁ〜、キショっ、キショっ!なっんかムカツクなこのバカップル!」
「あーあ、なっち聞かなきゃよかったべ。」
「愛されてんねぇ、ごっちん。」
「そうゆうのはベッドの中で楽しんでっ♪」


当の石川は真っ赤になりながら
「だからやめてくださいって言ったんですよ!」と安倍矢口に抗議し、
吉澤に小突かれる後藤は「そんなんじゃないよ!」と小学生並みの照れ隠しをする。




244 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:56
「しっかし何だってそれだけのことが裕ちゃんのプレゼントに発展したんだ?」
という矢口の問いかけに一人冷静だった紺野が挙手する。
「じゃあ、紺野。」
「はい、つまり石川さんは“好き(すき)”の変換を間違えて“鍬(すき)”にしてしまい、
そのメールを貰った後藤さんが“くわ”と読んでしまった。
さらにそれを中澤さんへのプレゼントの話だと勘違いしてしまった。
で、合ってますか?」

「う、うん。多分そうゆうことだと思う。」

「おぉ〜、さすが。
なるほどね、まぁ謎も解けたし、お邪魔みたいだから行こっか。」
「そだね、行こ行こ。ほらみんな出るよ。」
「はーい。」
「ほーい。」



>バタン


そして一行は去っていった。



245 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:57

そして取り残された二人。

「あはっ、なんだか大騒ぎだったね。」

「ごめんねぇ、私のドジで(泣)」

「いいって、なんか久々に楽しかったし。
ただし、もうメールで好きとか鍬とか送ってこないこと!」

「えっ、あ、うん・・・」

石川の表情がちょっと暗くなる。
元はといえば自分のせいだがそういわれて多少ショックだったようだ。





246 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:57

「メールなんかいいからさ、もっと言葉で聞かせてよ。
梨華ちゃんの、声でちゃんと聞きたい。」



「ごっちん・・・・・・うんっ、分かった、ごっちん好きだよ。」

「うん。」

「大好きだよ。」

「ごとーも、梨華ちゃんが大好き。」


顔を見合わせて微笑み合うと、二人はそっと唇を合わせた。


247 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:58

〜〜〜


そのころ娘。の楽屋では

「あれっ、カオリ一人?」
「あぁ〜、よかったみんな無事だったのね!?」
「廊下歩いてたら、裕ちゃんが鍬かついでてぇ、で楽屋来たらみんないないから、
カオ考えたくはないけど、まさか恐ろしい事が起きたんじゃないかって〜(泣)」
「あぁ〜、大丈夫。全部石川のせいだから。」
「へぇ?」
「いいよ、大したことじゃないから気にしなくて。」
「そう(?)とにかくみんなが無事でよかった〜。」





何も知らないけど知らなくても困らないリーダーでした。



248 名前:メールで伝わらないキモチ 投稿日:2004/10/10(日) 00:59


                       END
249 名前:空山海斗 投稿日:2004/10/10(日) 01:18
えー、以上です。
ちなみに最後の飯田さん、
途中で飯田さんだけいないのに気付いて急遽出演決定しました。

>>221 pjさん
待って頂けるとは私もうれしい限りです。
とりあえず短編は1個上がりました。
おかげで長いのがさらに遅くなりそ(ry
とっ、とにかくがんばります!

>>222 名無しさん
ありがとうございます。
気長によろしくです。

>>223 名無しさん
ありがとうございます。
期待・・・・・う〜ん、どうでしょう。
250 名前:名無し? 投稿日:2004/10/10(日) 22:26
短編お疲れさまです!久しぶりにのぞいてみたら
なんと!短編が更新されてたんでビックリしました。
楽しく読ませていただきました。(^_^)
変換間違えちゃうのが、梨華ちゃんらしくてよかったです♪
これからも短編など、期待してます。
251 名前:名無しさん 投稿日:2004/10/12(火) 00:53
天然後藤さんとチャーミー石川さんいいですね
中澤さん他のメンバーもらしさが出てて面白かったです
ほのぼのさせてもらいました
252 名前:pj 投稿日:2004/10/20(水) 17:07
おぉ!!更新発見!!
とりあえず、お疲れ様です(w
最近まめにチェックが出来ない状態になってしまって、10日遅れで更新に気づくなんて・・・。
とにかく、久々にいしごまが読めてとても嬉しいです♪♪
笑いも多々あり、でもやはり甘甘で、楽しんで読ませていただきました。
個人的には最後の「カオ考えたくはないけど・・・」がなんか良かったです(謎
ホントなんでだろ・・・?(汗
では次回もとにかくがんばれぇ〜!!(ww

253 名前:空山海斗 投稿日:2004/12/24(金) 00:55
えと、今回ゴメンナサイ。いしごまじゃありません。
初みきごま、しかも勢いで書いたエロです。
一応いしごまが前提ですが、苦手な方は飛ばして下さい。

254 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 00:56

ここはハロプロコンサート本番前の後藤真希楽屋。
本日は珍しく藤本が遊びに来ているようです。
遊びに来ているといっても、一方はソファに腰掛け雑誌を、
もう一方はパイプ椅子にまたがり窓の外をそれぞれ眺めていて、
二人の間は重い、いえ軽い沈黙状態です。



「―――どうよ最近?娘。は。」

沈黙を破ったのは、ソファに腰掛けていた一方。

「ん、別に普通だけど・・・何、誰かさんのことでも気になる?」

「別に。」


255 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 00:58


「あと45分だって。」
「何が?」
「本番まで。」
「まだそんなにあるんだ、どっか行く?」
「いい、ここで。」
「そう。」



一言二言、言葉は交わすものの、二人の視線は依然雑誌と空に注がれたまま。


「それより、何か寒くない?」
「そう?ごとーは平気だけど・・・ってそんなカッコしてるからじゃん。」

確かに本日の藤本さんの服装は、珍しくいやに露出の高いものでした。

「かもね。」
「そうだよ。」



256 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 00:58


再び会話が途絶えた時、藤本は突然立ち上がると
くるりと後藤の方に向き直り言いました。


「そっち行っていい?」


一瞬まぶたが動いたようですが、そこはさすがのポーカーフェイス。
すぐに表情を戻し、雑誌に目を落とします。

「どうぞ。」

その言葉を待ってソファまでやってきた藤本。
二人がけのソファの空いている一人分のスペースの、
やけに真ん中よりに腰を落としました。
自然と二人は密着する形に。



257 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 00:59

「いつもさ、梨華ちゃん来たとき、何してんの?」
「何って・・・普通に喋ったり、」
「それから?」
「一緒にお菓子食べたりとかだよ。」
「それだけ?」

「・・・・何でそんなこと知りたがるのさ。」
「・・・別に、ちょっと聞いてみただけ。」
「ふぅん。」



「寒いね。」
「・・・。」
初めから独り言のつもりだったのか、返事のない後藤に不満に思う様子もなく、
暖を取るように密着している腕を絡めていく藤本。
そしてゆっくり手を重ね合わせると、その手をそのまま自分の太ももに・・・



258 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 01:00


「−−ねぇ、いつも梨華ちゃんとやってることしないの?」
「へ?」
上目使いに見つめられ、後藤も驚きを隠せない様子です。
「知ってるよ?いつも、ううん昨日だってここで何してたか。」
「いつもって、だから別に何にも・・・」
「ねぇ、ごっちん。」
ももに乗せた後藤の手をスライドさせて、顔もさらに寄せていきます。




「なっ、ど、どうしたのさミキティ?熱でもある?」
「・・・・・。」
「風邪ひいてるならスタッフさんに薬もらってきたげるよ?」
「・・・・ふぅ。」





「あ〜あ、失敗かっ。」
藤本は絡めていた手を取ると、ぽんっと勢いよく立ち上がりました。
「ごっちんって、来るもの拒まずのメンバー喰いかと思ってたけど・・、
結構カタいんだね。」
「な、なにさ人をタラシみたいに、」
「梨華ちゃん一筋なワケだ?」
「・・・・。」


259 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 01:02
 

「でもさぁ、」

ミキティはまたソファに戻ってきて、

「二人もう二年でしょ?もう長いんだからさ、」

四つんばいの格好でごとーに迫ってきて、

「たまにはよくない?つまみ喰いも。」



いきなりごとーにキスしてきた。




触れるだけだけど長めのキス。
でもその間、あたしは何故か拒むことが出来なくて、

「それとも、ミキじゃどうしてもイヤ?」

その言葉に否定ができる訳もなくて、
二度目のキスにはしっかりごとーも応えていた。

260 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 01:03
強引にしてきた割にミキティの唇は微かに震えていて、
安心させてあげなきゃって思わされる。
上唇をついばんで、優しく吸い上げた。
「んっ、」
何度かそれで遊んでいるとミキティの口は遠慮がちに開かれたので、
あたしはそこに舌を滑り込ませた。


中で待っていたミキティの舌をそっと舐めると、ミキティの身体がビクっと震えた。
唇を合わせたまま腰に手を回してゆっくりとソファに倒す。
梨華ちゃんへの罪悪感が頭をかすめたけれど、
もう今更あとには引けなかった。
暖かい舌の感触にあたしの頭はボーっとしてきて、
ただひたすら絡ませて味わうことだけに没頭した。
「あっ・・・ん。」
ミキティの口から時々漏れる色っぽい声があたしの快感と興奮をさらに増長させる。
左手でミキティのわき腹に触れ、さすりながら徐々にその手を上に移動させた。

261 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 01:04

胸に到達する直前に、
あたしは一旦唇を離しミキティを見つめた。
するとミキティもあたしの目をじっと見つめて、コクリとうなずいた。
襲ってくれと言ってきた人間に承諾を取るのもおかしな話だけど、
それほどに今のミキティはか弱く、いとおしく見えたんだ。


ブラジャーの上からそっと触れると手のひらにすっぽり収まった。
それを手のひら全部を使って揉みほぐす。
その間に右手でブラウスのボタンと背中のホックもはずした。
現れたミキティの胸、お世辞にも大きいとは言えないけど
形はすごくキレイでなにより可愛い。
「ミキティ、きれいだよ。」
気が付くとそんな言葉さえ口をついていた。


262 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 01:04

突起部分を人差し指で押さえる。
すぐにそれは硬く立ち上がったので、あたしも少し気がよくなって
指で弾いたりこねまわしたり、ミキティを満足させることに夢中になった。
「はぁっ・・・」
もう一方の胸に舌を這わせるとミキティの息づかいも荒くなってきた。
吸ったり舐めたりをしばらく繰り返してから、
あたしはもう一度唇に口付けた。
「・・・ん。」
あとはもう本能。
くちびるを塞いだまま、細い身体に手を這わせて下に降りていき、
下着の上から割れ目をなぞる。
途端にミキティは敏感に反応した。
恥丘を撫で、割れ目をなぞり上げるだけですごい感じてるみたい。
少しずつ身をよじらせ始めている。

263 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 01:05
「ぁん、ごっちん、んっ・・・」
だんだん腰が浮いてきた、下半身がもっと深いものを求めてるようだ。
あまりじらすのもかわいそうだから、そろそろ直に触ってあげなきゃ。
下着に手を掛けてミキティのソコを露わにさせた。
割れ目に沿ってすぐの蕾に指を添える。
「んっ、ふぁ・・っん。」
そしてできるだけやさしく蕾を愛撫した。
「声、出していいよ。」
「・・・う、んっ・・・あ、あっ。」
よくよく考えたらここは楽屋なんだから声なんか出されたらまずいに決まってる。
だけど今はそんなことも忘れるほど、とにかくミキティの声が聞きたかった。
「あぁんっ、・・・はぁっ。」

264 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 01:06

蕾をこね回しているうちに下の方もずいぶん湿り気を帯びてきたみたい。
親指で蕾を刺激しつつ、中指をそちらの方へ。
入り口を撫でると指はかんたんにスライドした。
「入れるけど、いい?」
「はぁっ、い・・・いよ・・・。」
ミキティのソコに進入する。中は思った以上に熱かった。
「ぅあ、あぁんっ・・・。」
指先でミキティのポイントを探し回す、ある場所を撫でた時ミキティの身体が跳ね上がった。
「ここ、感じるみたいだね。」
「ふぁあ、・・・あぁっ、はぁんっ。」
少しずつ指を上下させた。始めは優しく丁寧にポイントを刺激し、
だんだんに運動を激しくしていった。
楽屋内にはソコの奏でる音とミキティの喘ぐ声だけが響く。
「はぁっ、あっ、あっ、あっ、ああぁぁっぁぁっぁ!!!」


そしてミキティは果てた。

265 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 01:07


−−−

「はぁっ、はぁっ、はぁっ。」
「ミキティ、かわいかったよ。」
「・・・ごっちん・・・・・スゴイよ。」
壁の時計を見て急に現実に戻された。本番まで30分を切っている。
とりあえず、まだ肩で息しているミキティに服を着せてあげる。

勢いでミキティを抱いちゃったけど、これって梨華ちゃんを裏切ったことになるんだよね。
ってゆうか、こうも簡単に誘惑に負けた自分が信じられない。
このあとどんな顔して梨華ちゃんに会えばいいんだよ。

いまになって、後悔と自責の念がどっと押し寄せて来た。
もう二度とこんなことはないようにしなきゃ。
まぁミキティには悪いけど今回のことは本能的欲求で、浮ついた気持ちがあった訳じゃないし。
・・・忘れよ。とにかく今は仕事に専念しなきゃ
266 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 01:09
「大丈夫ミキティ、立てる?」
「うん。」
「時間結構ヤバイかもよ、そろそろ衣装に着替えにいこ。」
ミキティを立たせて楽屋を出ようとしたら、ふいにセーターの袖を掴まれた。
「ごっちん・・」
「ん?」
「責任取ってよね。」
「責任って・・・」
「ミキのこと抱いたんだから。」
「ミキティ、でもごとー・・・・、」
梨華ちゃんがいるから、そう言いかけて止めた。
さすがに抱いた直後に彼女の名前を出すのは失礼かなって思ったから。
「ごめん。」
「別にごっちんの全てを奪おうとは思わないけど、
ミキの身体、ごっちんのこと忘れられないみたいだから。」

「たまには相手してやってよ。」

ミキティは少し背伸びしてごとーにキスすると、
「じゃ、先行くから」と楽屋を出て行った。



あぁ、ごとーは次またこの誘惑に耐えられるだろうか。


        すでにちょっと自信がない。


267 名前:前菜(オードブル)はわたしで 投稿日:2004/12/24(金) 01:10
                
 END
268 名前:空山海斗 投稿日:2004/12/24(金) 01:11
以上です。
あ〜微妙。何かホントただのエロだし。
まぁ暇でしょうがないって人だけでも読んでいただければと。
269 名前:空山海斗 投稿日:2004/12/24(金) 01:16

>>250 名無し?さん
梨華ちゃんらしさ出てました?
ありがたいです。
短編はあんまりネタが浮かばなくて(汗)極まれにしか交信できませんが
たまーに覗いてやってください。

>>251 名無しさんさん
ありがとうございます。
天然な後藤さんはかわいいですよね。
黙ってる時と喋りだした時のギャプがもう(ry

>>251 pjさん
飯田さんは必死でした(w
>10日遅れで
いえいえこっちは2ヶ月おきに交信してるようなふてぇ奴ですから。
しばらくいしごま書けなくてすいません。
次にいしごま書けるのはまた二ヵ月後ぐらいに・・・
270 名前:名無しさん 投稿日:2004/12/27(月) 00:56
更新きてたー
いしごま前提のみきごま萌えましたよ
最近いしごま小説不足なので2ヵ月後の交信待ってます〜
271 名前:pj 投稿日:2004/12/28(火) 14:06
更新ありがとぉ〜(≧∀≦)ノ
今回は10日以内にチェックすることが出来たので、一安心ですw
実は私みきごまも最近好きになりまして、空山さんのを読めてとても幸せです。
でもっ、基本いしごまなので、また2ヵ月後待ってます。
272 名前:名無し読者 投稿日:2005/01/23(日) 13:00
期待保全ですよ
273 名前:名無し読者 投稿日:2005/02/21(月) 01:08
まってますね
274 名前:空山海斗 投稿日:2005/02/23(水) 00:42
あ、どうもご無沙汰です。
今年のごっちんコンは絶対美勇伝と帯同なはずだと勝手に信じ込んでいたがたために
美勇伝の単独コンに戸惑いを隠し切れない空山です。
以前からしつこく匂わせていた長めのものをそろそろあげようかななんて考えている所ですが、
                ↑思ったほど長くなさそうですが(汗)
タイトルに悩んでおりまして、(ネーミングセンス0なもので)
2、3日後になりますが別板にスレッド立てさせて頂くことになりそうです。

で、こちらの方は引き続き短編に使いたいと思っております。
という訳でこれからもよろしくお願いします。
275 名前:空山海斗 投稿日:2005/02/23(水) 00:58
>>270 名無しさん 
萌えてくださいましたか、ありがたいです。
最近ほんと数少なくなってきましたよねいしごま小説。
豊富だった01、02あたりが懐かしいです。

>>271 pjさん
>みきごまも最近好きになりまして
まじですか?ここがみきごまアウェイだったらどうしようと、
内心ハラハラの交信だったので安心しました。
なんかみきごまっていしごまとは違った色気がありますよね。
あ、もちろん私もいしごま基本ですよ〜。

>>272,273 名無し読者さん
保全どうもです、こんな駄文待たせちゃってすみません。
ってまだ交信もしてないですけど。(ぷらす一緒くたですみません。)
276 名前:名無し読者 投稿日:2005/02/23(水) 21:51
駄文なんてとんでもないです。
もし別板に立てられたら良ければ教えていただけませんでしょうか・・・
よろしくおねがいします
277 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/24(木) 23:04
作者さんキテタ――――(゜∀゜)―――――!!!新スレとなw…そしてこちらでの短編もマターリ待ってます.
278 名前:空山海斗 投稿日:2005/02/26(土) 01:31
金板の方に新スレ立てました。
リンク先です↓
http://m-seek.net/cgi-bin/test/read.cgi/gold/1109347334/
悩んだタイトルがこんなかよって感じですが(苦笑)
279 名前:名無し読者 投稿日:2005/02/27(日) 09:44
>>278
リンクありがとうございます。
いしごま好きなので楽しみです。
280 名前:名無し読者 投稿日:2005/04/05(火) 22:18
hozenしますね
281 名前:名無し読者 投稿日:2005/05/14(土) 06:43
保全です
282 名前:ななし 投稿日:2005/08/13(土) 11:11
hozen

Converted by dat2html.pl v0.2