短編処
- 1 名前:マルボロライト 投稿日:2003/09/29(月) 02:19
- ごま絡みの短編をマターリと…
落ちない程度にマイペースでがんばります
- 2 名前:女のプライド!? 投稿日:2003/09/29(月) 02:22
-
「ねぇ、ごっちん」
「んー?」
「美貴のバージン…貰って?」
「はぁ!?」
ある晴れた昼下がり、美貴ちゃんが遊びに来てというので後藤は彼女の家を訪れていた。
美貴ちゃんとは醸し出す空気が少し似ていて、リラックスしながら雑誌を読んでいる最中の事だった。
突然かつ、流れが読めない言葉に後藤は目が点になる。
「ってゆうか貰え」
「強制!?…その前に美貴ちゃんって処女だったの?」
後藤的にはそっちも驚きなのですが…。
「…悪い?どうせ美貴はヤリマンのDQNに見えますよーだ」
「いや、そうゆう意味じゃなくて…」
なぜだろう?後藤と同じニオイがする(汗)
- 3 名前:女のプライド!? 投稿日:2003/09/29(月) 02:22
-
「じゃあどうゆう意味?」
「彼氏いたんじゃなかったっけ?」
「…あれはお姉ちゃんの彼氏だもん」
「そう、なんだ」
って事は本当に処女なんだ。
「だからごっちん、貰って?」
「…何で貰ってほしいの?」
「へっ?」
「だって何かいらないモノみたいに言うからさぁ」
つーか投げやり?
早くバージン捨てたい、みたいな。
「…だって18歳にもなって処女なんてカッコワルイじゃん」
「!!!!!!……そ、そんな事ないよ!」
お、落ち着け!後藤の心臓!!
- 4 名前:女のプライド!? 投稿日:2003/09/29(月) 02:23
-
「何でごっちん、そんなに焦ってるの?」
「えっ!?い、いや、後藤は普通だけど?」
「…はぁーん、分った」
「(ギクッ!!)」
大丈夫!きっと大丈(ry
「ごっちんも処女なんだ!」
「!!!!しょ、処女じゃないも―――ん!!」
簡単に見破られた―――!!
「隠さなくてもいいじゃん。何だ、ごっちんもかぁ」
「ち、違うってばぁ!!」
その後いくら後藤が否定しても美貴ちゃんは信じなかった。
はぁ…諦めよう。
美貴ちゃんも処女なんだし…隠す必要ないか。
つーか、いいじゃんよぉ…まだ処女でも。
そんな事を考えていたら、隣に座っていた美貴ちゃんがソファーに倒れこんで溜息を1つ。
- 5 名前:女のプライド!? 投稿日:2003/09/29(月) 02:24
-
「はぁ…困ったなぁ。予定が狂っちゃった」
「何?」
「いやね、ごっちん慣れてるって思ってたからさ…ヤってもらおうとしたんだけど」
「……」
「ごっちんも経験ないんじゃ…どうしようかな」
「お役に立てずにすいませんね」
「…じゃあさ、こうゆうのはどう?」
「な、何?」
美貴ちゃんが後藤の顔を覗き込んでくる。
「2人で奪い合いっこするの!」
「はい!?」
「だからぁ、ごっちんが美貴の処女奪って、美貴がごっちんの処女奪うの」
「……」
本気で言ってるんだろうか。
いや、目を見たら本気なのは分った。
- 6 名前:女のプライド!? 投稿日:2003/09/29(月) 02:25
-
「ね!いい考えでしょ?」
「…ねぇ美貴ちゃん…1つ言っていい?」
「何?」
「かなり重要な事だと思うんだけど」
「だから、何?」
「…女同士って……カウントに入るの?」
「……あ」
こりゃ考えてなかったな?
美貴ちゃんは黙り込んでしまった。
諦めるかな?と思ってたんだけど…
しばらくすると美貴ちゃんは立ち上がり、自分の部屋へと行ってしまった。
部屋からは何やら物をひっくり返すような音が…。
後で考えたらこの隙に帰ってしまえばあんな事にはならなかったのに。
「あった!」
部屋から出てきた美貴ちゃんの手には分厚い辞書が。
それが一体何なんだろう(汗)
「処女がどうゆう意味なのかちゃんと調べてみる!」
「ほぇ!?」
少し目を吊り上げて美貴ちゃんは辞書をテーブルに置いた。
- 7 名前:女のプライド!? 投稿日:2003/09/29(月) 02:25
-
「しょ、しょ、しょじょ…あった!」
「……」
何か…すごい空間。
こんなの他の人には見せられないね。
もはやアイドルとは呼べない(汗)
でも、ちょっと後藤も気になった。
一緒に頁を覗き込んでみる。
すると―――
しょじょ【処女】
(1)〔家に処(い)る女の意〕未婚の女性。男性と交わったことのない女性。きむすめ。おとめ。バージン。
「「……」」
何か…見れば見るほどむなしくなってくるような…。
やっぱり男性経験の有り無しの事なんだよね。
しかも美貴ちゃん、モーニング娘。おとめ組……笑っちゃイカン(笑)
「まだ続きが書いてる。望みを捨てるな!」
「美貴ちゃん…元気だねぇ」
もうかなり絶望的だと思うけど。
- 8 名前:女のプライド!? 投稿日:2003/09/29(月) 02:26
-
(2)他の漢語の上に付いて用いる。
「ごっちん、漢語って何?」
「ご、後藤が分かる訳ないじゃん」
「…でもほら!男とか関係無い事も書いてるよ」
「どれ?」
(ア)人が一度も手をつけていないこと。
「―雪」
(イ)初めての経験であること。
「―演説」
「…人は関係ないじゃん」
「言うな…」
どんよりとした空気の中、美貴ちゃんは辞書を閉じた。
- 9 名前:女のプライド!? 投稿日:2003/09/29(月) 02:26
-
「そんなに焦らなくてもいいじゃん。20代でも処女の人とかいるんだし…」
「……」
う、沈黙が逆に怖い。何か企んでそう(汗)
「そ、そろそろ後藤お暇しよっかなぁ」
「…ごっちん」
「はい!」
「男になれ!」
「はぁ!?」
「もうそれしかない!」
ガッチリと体を掴まれ逃げる事は許されない状況。
美貴ちゃん目が怖い…(汗)
「お、落ち着いて!?」
「それなら美貴もごっちんも処女と童貞を卒業出来る!」
「いや、あの、だから藤本さん???」
誰か助けて(泣)
何でこんな展開に…。
「モロッコ行って性転換手術してこ―――い!!」
−Fin?−
- 10 名前:マルボロライト 投稿日:2003/09/29(月) 02:28
- これ作者フリースレで書いてたみきごまなんですが
続きを書くにあたり、ちょっと文章足してるんで最初から載せました
と言っても大して変化は無いですが(w
では続きを
- 11 名前:女のプライド!?2 投稿日:2003/09/29(月) 02:29
-
「モロッコ行って性転換手術してこ―――い!!」
今日は平和な1日を過ごすハズだった。
数時間前までは平和だった。
なのに…。
後藤は美貴ちゃん家のリビングで、美貴ちゃんに肩を掴まれながら押し倒されていた(汗)
見る人が見たらとっても妖しい体勢。
でも、今の後藤達はそんな色っぽい関係ではなく…。
もちろん後藤はモロッコに行く気もなく…。
「ね、ねぇ美貴ちゃん…あなたの前にいるのは誰?」
「ごっちん」
「そのごっちんさんの職業は何?」
「歌手」
「だよね。しかも女でそこそこ名前知られてると思うんだ」
「…で?」
冷や汗が出るくらいの美貴ちゃんの睨みに後藤は鳥肌が立った。
と言っても快感の方ではない。
後藤はMっ気無いし。
美貴ちゃんファンのMっ気の人は「美貴様!」と言って崇めてるらしいけど。
- 12 名前:女のプライド!?2 投稿日:2003/09/29(月) 02:30
-
「いや、だから…性転換とか無理なわけで」
「今度から男として売り出そう!」
「…それは事務所に相談して」
「ちっ。じゃあ性転換は諦める」
不服そうにしながら美貴ちゃんはやっと後藤を解放してくれた。
それでもまだ何か企んでる顔をしてる。
…帰りたい。
心底お家に帰りたい。
でも明らかに後藤は美貴ちゃんのテリトリーの中にいる訳で。
逃げようものならさっきみたいに捕まるのは目に見えてる訳で。
亜弥ちゃん…あなたこの御方と親友だとゆうのなら代わってよぉ…。
「そうだ、イイ事思いついた!」
「な、何?」
あなた今日1つもイイ事なんて言って無いんですが(汗)
- 13 名前:女のプライド!?2 投稿日:2003/09/29(月) 02:30
-
「相手が男だったらいいんだよね?」
「まぁ、そうらしいけど」
「つーことは男に見えりゃいいんじゃん?」
「はぁ?」
「ごっちん男装得意でしょ?男装したごっちんとヤレばいいんだよ!」
「……」
どうしよう…。
この世の中に辻加護よりバカな人がいるなんて。
バカ女の栄冠はもう美貴ちゃんのモノだよ。
「あのね、美貴ちゃん」
「そうと決まったら祐樹君の服借りにごっちんの家へGO!」
「話聞け!バカ美貴!!」
「あー呼び捨てしたぁ」
そっちかよ!
はぁ、もう疲れる。
- 14 名前:女のプライド!?2 投稿日:2003/09/29(月) 02:31
-
「美貴ちゃん…簡単な問題です」
「???」
「男と女の体の大きな違いは何?」
「胸があるか無いか」
……即答ですか、そうですか。
胸の無い女の人はどうなるんだ。
第一、美貴ちゃん胸無(ry
違う違う、話がおかしな方向に。
えっと…ほら、アレだ。
ライオンは我が子を谷底に突き落とすって言うよね。
這い上がってきた強い子だけを育てるために。
…ライオンさん、他人の子を突き落としてもいいですか?
「黙っちゃってどうしたの?」
「…もう、何でもいいです」
うちの事務所もすごい娘を見つけたもんだよね。
後藤的にはノーベル賞なんかよりもすごい事だと思うよ。
溜息をつきながら後藤は美貴ちゃんと向かい合うように座りなおした。
- 15 名前:女のプライド!?2 投稿日:2003/09/29(月) 02:31
-
「ちょっと話変えよう。美貴ちゃん、彼氏作りなさい」
「ヤダ」
「何でよ?」
「ヤなもんはヤダ」
「美貴ちゃんだったらすぐ彼氏できそうじゃん。事務所にバレなきゃ作れるでしょ」
「……」
さっきまでの勢いが嘘のように静かになる美貴ちゃん。
俯いちゃって何だか弱々しくなった。
ちょっと気まずくなって後藤も口調を優しくしてみる。
けど―――美貴ちゃんから返ってきた言葉に後藤は別の意味で驚愕する。
「まぁ、後藤みたいに作る気ないってゆうなら別だけど」
「……だって美貴、男は嫌いだもん」
「えっ?」
「男嫌いだから彼氏はいらないの」
ちょ、ちょっと。
それを早く言ってくれないと。
この数時間に及ぶバトルは何だったの(汗)
- 16 名前:女のプライド!?2 投稿日:2003/09/29(月) 02:32
-
「…最初に言ってよ」
「言いにくいじゃん」
「別に後藤は気にしないし」
「…ほんと?」
「うん。人間嫌いとかだったら困るけど(笑)」
「…そっか、良かった」
何となく子供っぽく感じて後藤は美貴ちゃんの頭を撫でた。
ちょっとだけね、可愛いかな?とか思っちゃったり。
「男嫌いなんだったらさ、いつか好きな娘出来たら…その娘に抱いてもらった方がいいよ」
「…でも一般的には処女のままじゃん」
「そんなもん指かXXXかの違いだよ」
「ごっちん、たまに大胆な事を平気で言うよね」
「アハハ」
「…分った。好きな娘出来たら…その娘に抱いてもらう」
「うん。それがいいよ。じゃあ…後藤はそろそろ帰ろうかな」
よしよし。
これでもう大丈夫だろう。
カバンと帽子を取って、っと。
「……待って」
突然、帰ろうと立ち上がった後藤の腕を美貴ちゃんが掴んだ。
- 17 名前:女のプライド!?2 投稿日:2003/09/29(月) 02:33
-
「えっ」
「ごっちん……美貴を抱いて下さい」
「へっ!?い、今好きな娘出来たらって言ったばっかりじゃん」
「だから!……ごっちんを好きになった」
「…え―――!!」
「さぁ抱け!思う存分抱け!抱いてすむなら抱きやがれ!!」
前言撤回!
一瞬でも可愛いと思った後藤がバカでした。
いや、どっちかっつーと美貴ちゃんの方がバカなんだけど。
しかも後藤を体目的の男みたいな言い方しないでくれる?
「ちょ、ちょっと待ったぁ!」
「ごっちんが言ったんだよ?好きな娘に抱いてもらえって」
「それは相手も美貴ちゃんの事好きって前提で」
「何だよ、ごっちんは美貴の事嫌いなの!?」
「違う、嫌いとかそんなんじゃなくって」
「お前は亜弥ちゃんかよ!ほらお買い得だよ?新品だよ?」
「いや、あの、新品とか別に嬉しくないんですけど」
「美貴の体すごいよ。ごっちん蕩けちゃうよ」
美貴ちゃんはヘンテコなポーズを取る。
目一杯色っぽくしてるつもりなんだろうけど…。
- 18 名前:女のプライド!?2 投稿日:2003/09/29(月) 02:33
-
「(……処女のくせに)」
「何か言った!?」
「い、いいえ!」
「そうと決まったらベッドへ行こう!」
何が一体決まったって言うの!?
掴まれた腕を振り払おうとするも中々出来ない。
しくった!すっかりしくった!
後藤、最近力弱まってたんだった!
そのままズルズルと美貴ちゃんに引きずられる。
「待って!待ってってば!」
「時間はまだまだあるんだからね」
ニヤっと笑った美貴ちゃんが後藤には悪魔に見えた。
「な、何でこうなるの―――!?」
−Fin?−
- 19 名前:マルボロライト 投稿日:2003/09/29(月) 02:39
- D`)<あと1回だけ続くのれす
アフォな話でスイマセン(w
次で終わりですがそれはまた次回の更新で
えっと以前、黄板で書いて途中で落ちちゃったよしごま小説
自分のサイトで超マターリですが更新していくつもりです
気長に待って頂けるとありがたいです。。。ではまた次回
- 20 名前:G 投稿日:2003/09/29(月) 22:25
- ごまみき発見!!
ハロモニコントでも絡んでるし、この二人よさげですよね〜
強引なミキティは意外性があっておもろい。。。
ごっちんガンバ!!
- 21 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/29(月) 22:41
- あと1回とはもったいない
テンポよくサクサクッと読めました
無さそうな話しだけども、想像が簡単に出来てしまうごまみき
かなりいいっす!
- 22 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/30(火) 00:17
- 歌詞がらみの小ネタがオモロすぎ。爆笑
馬鹿も処女も丸出しの美貴様が、愛しくなってきます
ごっちん、覚悟を決めてしまえ
- 23 名前:片霧 カイト 投稿日:2003/10/01(水) 00:52
- 読ませていただきました!
ごまみき萌え〜! そして爆笑!
暴走ミキティかなりいいです! 頑張って下さい!
- 24 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:11
-
「すごい可愛かったよ」
「ヤダ…恥ずかしい」
「もっとこっちおいで」
「……うん」
今までの人生が走馬灯の様に…
じゃなくて後藤の理想の初体験が頭の中に流れる。
そこ!
夢見る処女とか言わない!
後藤だってさ、こう腕枕とか…モーニングコーヒーとか…。
いってらっしゃいのキスとか…玄関プレイとか…「よーし。今日は朝まで頑張っちゃうぞー」とか。
…あれ?最後らへんオカシイな…ま、いっか。
なのに。
それが…それが何で……。
- 25 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:12
-
「な、何でこうなるの―――!?」
今日何回目の雄叫びだろう。
後藤は美貴ちゃんに強引にベッドへと連行されていた(汗)
ハハハ、もうどうにでもなれ。
ベッドに2人で腰掛けると美貴ちゃんが後藤の手をギュッと握って、またオカシな事を言った。
「大丈夫だよ…ごっちん。美貴は逃げたりしないから」
「いや、立場的に逃げるのは後藤の方だと思われ…」
どこからだ?
今日はどこからオカシくなったの?(汗)
*最初からです。
「美貴…初めてなんだ」
「(…知ってます)」
「だから…優しくしてね?」
「(…あなたが後藤に優しくして下さい)」
- 26 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:12
-
別に美貴ちゃんの事嫌いな訳じゃない。
むしろ好きな方だとは思うんだけど…こうゆう事してもいいのかなぁ?
恋だ愛だを分ってない後藤が1人の女の子抱いちゃっても…。
正直、後藤も興味はある。
そりゃ健全な18歳の女の子ですから。
しかも未経験だから余計に、ね。
「ごっちん…」
「…ん?」
美貴ちゃんが見つめてくる。
…黙ってると可愛いよね。
うわ、顔ちっちゃ!
「ごっちん、キス…しよ?」
「…えっと〜」
「いや?」
「…いやじゃない(けど…)」
でも自慢じゃないけど後藤、娘。時代にメンバーとスキンシップのキスしかした事ないんだよ。
……ま、なるようになるか。
美貴ちゃんの頬に手を添えてゆっくりと唇を近づける。
…後藤と美貴ちゃんの唇が重なった。
「「……」」
えーっと…こっからどうすればいいの?(汗)
ってゆうか息継ぎはどうやってするの?(汗)
誰か教えて!
- 27 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:13
-
"息継ぎはね、上唇を付けながら下唇を離してその隙にするのよ"
"初心者のごっちんにいきなりソレは無理だよ。鼻から吸っとけ"
んぁ!
エンジェル梨華ちゃんにデビルよしこ!
ってゆうかよしこヒドイ…。
"鼻息荒かったら格好悪いじゃない。やっぱり口で息継ぎするべきよ"
"んな事言って失敗したらごっちん窒息しちまうじゃねぇか"
"バカね。それに成功したら次のステップに進みやすいじゃない"
"あーそれもそうかな。でもごっちん、息継ぎさえ満足に出来ないのにディープキスできるのか?"
"キスがしたい!が人間の本能だもの。何とかなるわよ"
"天使と悪魔のうちらが言っても説得力ねぇけど…まぁいいか"
……もしもーし?
主役の後藤をほったらかしにしていっぱい喋らないでくれる?
って取り合えず息しないと後藤死んじゃうから言われた通りにしてみる。
けど中々上手く出来なくて唇が何度も触れたり離れたりを繰り返してしまった。
- 28 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:13
-
「…んっ」
んぁ!
何か美貴ちゃんが色っぽい声出した!
…って何だぁ!?
「んんっ」
ご、後藤の口の中に…み、美貴ちゃんの舌が!!
何コレ!?後藤、こんなの初めて。
これが俗に言う"ディープキス"ってヤツなのか!
…ヤバイ……気持ち良いかも。
気が付けば後藤は夢中で美貴ちゃんの唇と舌を貪っていた。
「…ごっちん……しよ?」
「うん…」
今度は素直に頷いた。
…ん?待てよ…。
どうやってするんだ???
キスの次は何!?
- 29 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:14
-
"もぉ、本当にごっちんはお子様なんだから"
"愛撫だよ愛撫"
あ、アイブ?
"体を触ったり体にキスしたりするのよ"
"唇や首筋とかにキスしながら触る方がいいんだけど、まだ難しいかな"
で、出来るよ!
後藤真希に出来ない事はない!
……ハズ。
いったん唇を離し、美貴ちゃんを見る。
顔が薄っすら赤くなってて目がトロンってしてる。
これはもう「GO!」って事かな。
後藤はまだ押し倒さず、座りながら美貴ちゃんを攻め始めた。
えっと…ココをこうしてソコをああして…。
ん?
服は一気に脱がすの?それとも徐々に?
- 30 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:14
-
"やーだぁ。ヨッスィー、そんなとこ触っちゃダメェ♪"
"だってごっちん達の見てたら堪らなくなってさぁ"
"もぉ、エッチ♪"
"エッチデビルだぜぇ!"
"いやぁ〜ん♪"
"覚悟しやがれ〜"
…………。
始めやがった(汗)
…もういい。
2人には頼らず自分で進めていく!
- 31 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:15
-
後藤は一旦、美貴ちゃんの体から離れた。
部屋の電気のスイッチを探し、明かりを豆電球のみにした。
陽も暮れてきて部屋は薄暗くオレンジの淡い光のみとなった。
ベッドに座ってこっちを見ている美貴ちゃんに後藤は声をかける。
「…ベッドに入ろ?」
「うん…」
布団を捲り、2人で入る。
そして後藤はゆっくりと美貴ちゃんの服を脱がしていった。
途中、美貴ちゃんが「ごっちんも」と後藤の服を脱がしていく。
徐々に2人とも裸になるにつれ色んな恥ずかしさで顔から火を噴きそうになったけど…。
- 32 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:15
-
「…お互い裸になるのって結構恥ずかしいね」
「結構どころじゃなくてめちゃ恥ずかしいけど」
思わず視線を外しちゃったくらい。
「…良かった」
「え?」
「だって恥ずかしいって思うって事は、相手の事嫌いじゃないって事でしょ?
嫌いな相手だったらどうでもいいって思うじゃん?」
「まぁ、そうかな」
「ごっちん、美貴の事嫌いじゃないって事だよね」
「…嫌いなんて一言も言ってないじゃんよ」
軽く頬を撫で、後藤は美貴ちゃんに覆いかぶさりキスをした。
そこからは何か夢中で…でも、こうしたいああしたいってゆうのじゃなくて。
これが本能ってヤツなのかな?
自然に体が美貴ちゃんを求めていってた。
時々…美貴ちゃんのハスキーな声が脳に直接響いてきて。
何かもう訳分かんなくなってきて。
気がつけば最後の段階にまでやってきていた。
- 33 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:16
-
「美貴ちゃん…いい?」
「…うん」
すでに意識が朦朧としているのか、美貴ちゃんは頷くのが精一杯みたい。
じゃあ…いただきます。
後藤がゆっくりとソコに指を入れ始めた、その時だった―――
「痛っ!…痛い!痛い!」
「ご、ごめん」
美貴ちゃんの悲鳴が上がる。
「何でこんなに痛いの?場所間違ってるんじゃない?」
「いや、合ってると思うけど…」
美貴ちゃんの目には薄っすら涙が溢れていた。
初体験って……そ、そんなに痛いモノなの?
(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル
「こんな痛い思いするなら美貴、お家帰る!」
涙目のまま美貴ちゃんは立ち上がった。
いや、あの…。
- 34 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:17
-
「…お家って美貴ちゃん家はここじゃ…」
「真ん中ら辺に帰るべさ―――!!」
「ちょ、ちょっと!」
すごい勢いで服を着た美貴ちゃん。
そのまま何も持たないで家を飛び出して行ってしまった。
…………。
美貴ちゃんのベッドに1人裸でポツーンと取り残された後藤。
このままの格好でいてもしょうがないので服を着る。
全ての力を使い果たした後藤は寝転びながらいなくなった家の主の事を思う。
…ってゆうか美貴ちゃん。
色んな意味で今、滝川に帰るのは無理だと思うんだけど(汗)
まぁ、取り合えず―――
明日のハロモニ収録までには帰って来いよ…。
−Fin−
- 35 名前:女のプライド!?3 投稿日:2003/10/06(月) 18:17
- ノノノハヽ
川;VvV;从.。oO(都会は怖い所だ…)
( O┬O
−=≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ!!
〃ノハヾヽ
Σ川;´ v ´从 < ひぃッ!娘が傷モノにされる小説がっ!
./ つ_|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
(, |\||. VINBO |
'\,,|==========|
( ´ Д `).。oO(…アホらし……寝よ)
ZZZzzz C⌒ヽ
__⊂二二⊃_____
/((´ Д ` )(() /
/ ̄⌒⌒⌒⌒⌒ ̄,)
/ ※※※※※ /
(________,,ノ
- 36 名前:マルボロライト 投稿日:2003/10/06(月) 18:20
- D`)<終わりなのれす
上からショミキさん、ママティさん、そしてショマキさんでした。
ってこんな話でごめんなさい!
いや、初めに考えてたのはちゃんとマジになる話だったんですけど…
途中で「よく考えたらコレ、ショマキとショミキってつもりで書いてたんだよな」と思いこうなりました(w
でもこの2人気に入ってるのでまた違う話か何かで書こうかな
次は多分いしごまだろうけど(w
ではまた次回までマターリ
>>20 Gさん
ありがとです
最後まで藤本さんペースでした(w
( ;´ Д `)<頑張ったんだけどね…
>>21 名無し読者さん
勿体ないの言葉ありがとうです
現実でも話は合いそうな2人ですよね
>>22 名無し読者さん
笑ってもらえればそれが1番嬉しいです(w
バカも処女も丸出しなのが2人いればこんな展開に(w
( ;´ Д `)<後藤は覚悟決めたのに…
>>23 片霧 カイトさん
ありがとうです
藤本は暴走させるとすごい書きやすかったです(w
- 37 名前:マルボロライト 投稿日:2003/10/06(月) 18:25
- あ、自分はかちゅで書き込みと観覧をしてるんですが
IEの人はまだ多いのかな?
だったら最後のレス隠しした方がいいかな…
- 38 名前:マルボロライト 投稿日:2003/10/06(月) 18:26
-
D`).。oO(ののの出番はここだけかよ)
- 39 名前:マルボロライト 投稿日:2003/10/06(月) 18:29
- D`).。oO(まだIEの人は2chブラウザを使う事をオススメするのれす)
- 40 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 23:03
- このラスト!
自分的にすごく良かったです。こうでなくちゃ、と思いました。
ありがとう、作者さん。
次回も期待しています。
- 41 名前:リエット 投稿日:2003/10/06(月) 23:33
- メチャメチャ面白かったです!
三話通して行われた藤本さんの計画の落ちがこれ(w
最後のAAもよかったです。
- 42 名前:G 投稿日:2003/10/10(金) 23:34
- ははは。オチになんかワロタ。
ごっちんはごっちん。
ミキティはミキティという感じです(意味不明?)
次回作も期待しております。
- 43 名前:片霧 カイト 投稿日:2003/10/12(日) 00:10
- 大変おもしろかったです! あはっ、攻めごまサイコー!
意外なゲストもいたり、オチでもミキティが暴走気味だったり(笑
次も期待してます。
- 44 名前:秘密のポケット 投稿日:2003/10/20(月) 16:23
-
「「ごちそうさま」」
ごっちんが作ってくれた夕飯を2人で綺麗に平らげて手を合わせる。
今日は久しぶりにあたしのマンションに泊まりに来てくれて。
ごっちんが娘。を卒業してからは2人のオフが中々合わなくて…。
ソロツアーが始まってすごい数のライブを1人でしてて。
それでもごっちんは、忙しくて疲れてるハズなのに時間を作って家に泊まりに来てくれる。
「食器片付けるね」
料理を作るのはごっちんの担当。
とゆうかあたしは作れないから…。
洗い物はあたしの担当。
あたしが食器を洗っている間、ごっちんはソファーで寛ぎながらテレビを見ている。
今日は金曜日だからドラえもんを見ているハズ。
「ドラえもんっていいよねぇ」
ホラね(笑)
1人ごとのように呟くごっちん。
あたしは洗い物をしながら声だけ返す。
- 45 名前:秘密のポケット 投稿日:2003/10/20(月) 16:24
-
「どうして?」
「ん〜だってすごい道具いっぱい持ってるし」
「あぁ、それはそうだね」
「後藤もドラちゃんの道具欲しい」
「何が1番欲しいの?」
「んぁ〜…」
この質問はどうやらごっちんには難しかったみたいで、真剣に考え込んでしまった。
でも、あたしは急かさずに洗いながら答えを待つ。
2人分の少ない食器を全て洗い終えてもごっちんはまだ考えていた。
あたしはお気に入りのカップに紅茶を注ぎ、ごっちんのいるソファーへと向かう。
そっとごっちんの前に差し出すと「ありがとぉ」と子供みたいな笑顔が返ってくる。
あたしは頬を緩めながら紅茶を1口飲んだ。
「…欲しい道具は決まりましたか?」
「ん〜…アレかなぁ」
「なぁに?」
「グルメテーブルかけ、とかいいね」
「あの、料理が何でも出てくるヤツ?」
「うん。あれあったら便利だよねぇ。あ、でも後藤は料理するの好きだからやっぱりいいや」
「じゃあ何?」
「……入り込み鏡」
- 46 名前:秘密のポケット 投稿日:2003/10/20(月) 16:25
-
「???…それってどんな道具?」
「この世界と同じ世界に行ける道具。鏡の中の世界だから左右逆だけど。
でもそこには人間や動物、とゆうか全ての生き物はいないんだ」
「どうしてその道具が欲しいの?」
「…だって、誰にも邪魔されずに梨華ちゃんと2人で色んな所行ってみたいもん」
「ごっちん…」
ちょっと拗ねた子供のように膝を抱え込むごっちん。
あたしはカップをテーブルに置き、後ろからつつみ込むようにごっちんを抱きしめた。
「2人でさ、街歩いたり…ご飯食べに行ったり…遊園地行ったり」
「うん…」
「外で手繋いだり…キスしたりしても、誰からも何も言われない世界」
「……」
「1度、体験してみたいなぁって…無理なのは分かってるけど」
「…あたし達には人目を気にしなきゃいけない理由が2つ、あるもんね」
「たまには非現実の世界に逃げ込みたくなるよ…へへ」
「そうだね」
ごっちんが少し笑ったので、あたしも笑った。
- 47 名前:秘密のポケット 投稿日:2003/10/20(月) 16:25
-
―――この世界であたし達の愛し方を認めてもらうのは難しい。
それでもあたし達は愛する事を止めない。
間違ってると言われても、あたし達は間違いだとは思わない。
このごっちんへの愛しい想いが間違いなハズはない。
「22世紀になったらドラえもんはいるのかなぁ」
「…いたらいいよね」
「うん」
「……」
純粋で子供のようなごっちんの心。
ずっと守り続けたい。
あたしだけの秘密のポケットに入れて。
……いつか。
あたし達のような苦しみを味わう人がいなくなるような時代になるといいな。
どんな2人でも愛し合う者同士、祝福されるような…そんな時代が。
そう祈りながら、あたし達はその日―――抱き合って眠った。
−Fin−
- 48 名前:マルボロライト 投稿日:2003/10/20(月) 16:28
- 短い…
何だろう?この話(w
ただドラえもんの道具っていいよなぁって思って書いた、みたいな
これがごまこんの2人だったら話変わっただろうな(w
( ´ Д `)<しずかちゃんの名字って何だっけ?
川o・-・) ノ<「源」ですよ、後藤さん
次はどれにするか未定。「なちごま」か「あやごま」か「いしまろ」(w
>>40 名無し読者さん
ありがとです
ラスト気に入ってもらえて良かった
でも駄文しか書けないので期待しちゃダメです(w
>>41 リエットさん
どうもありがとです
川VvV从<ごっちんをからかっただけだもん
( ´ Д `).。oO(強がっちゃって…)
>>42 Gさん
ワロて頂きありがとです(w
どちらもマイペースって事で…
( ;´ Д `)<き、期待しちゃダメ!
>>43 片霧 カイトさん
どうもありがとです。オイラは攻めごまも受けごまも好きですが(w
藤本は最初から最後まで暴走させて書いてて楽しかったです
天使と悪魔は勝手に出て来やがりました(w
( ;´ Д `)<期待しないでー
- 49 名前:G 投稿日:2003/10/20(月) 22:04
- 更新、乙です。
ドラえもんの道具でほしいのはどこでもドアですね。
( ´ Д `)<これでいつでもそばに行けるよ♪
と、後藤さんの場合言うのでしょうか?
え、えーっと、あやごまキボンヌー!!(コッソリ
- 50 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/22(水) 19:09
- なちごまがいいですぅー
- 51 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/23(木) 20:15
- マルボロライトさんの“みきごま"を読んでから、ムチャクチャみきごまにハマってしまいました!(^^)!
又、みきごまを書いてもらえると嬉しいです♪
それから、次はなちごまがいぃです!!
- 52 名前:七市 投稿日:2003/10/24(金) 21:57
- まったりいしごま、良いっすねー。
最近はあやごま好きなんで、お願いしまっす♪
- 53 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/24(金) 22:54
- なちごま…
作者さんの作風で、みたい!
- 54 名前:sai 投稿日:2003/10/26(日) 20:40
- ドラえもんいいでつねヽ(´∀`*)ノ
かあいい真希たん好きです(;´▽`)
またいしごま書いて下さい♪
- 55 名前:モテごまlove 投稿日:2003/10/28(火) 19:05
- また、みきごま読みたいです。
あっ、でもやぐごまも読みたいきも・・・
- 56 名前:pj 投稿日:2003/11/12(水) 17:09
- お初です♪
マッタリいしごまよかったです!
読んでいるこっちまでまたーりな気分になりました。
次は亜弥ちゃんに遊ばれるごっちん=あやごま
が見てみたかったりします(爆
とりあえずあやごまに一票ということで・・・
- 57 名前:天使の寝顔 投稿日:2003/11/13(木) 00:13
-
仕事で疲れた体を癒してくれるのって
お風呂やマッサージだけじゃないんだよ。
なっちの疲れた心も体も癒してくれるのは―――あの娘の存在。
あの娘の笑顔や声や想い。
その全てがなっちを癒してくれる。
きっと玄関を開けたら見慣れた靴があって…。
それだけで疲れが吹っ飛んじゃうぐらい。
これってすごい事だよね。
その人がいてくれるだけでなっちは幸せで。
その人が笑ってくれれば…なっちは最高に幸せなの。
今日は起きてるかな?寝てるかな?
あの娘はよく眠る娘だから。
- 58 名前:天使の寝顔 投稿日:2003/11/13(木) 00:14
-
タクシーを降りて自分の部屋を見上げると明かりが点いてる。
急ぎ足でエレベーターに乗り、スピードは変わらないのに「早く着かないかな」なんて思ってみたり。
普段、滅多に走らないけどエレベーターを降りて部屋まで走る。
手にはもう鍵を用意して。
気づかれないようにそっとドアを開けると、やっぱり見慣れた靴があって。
思わず頬が緩む。
部屋の中は静かだったので忍び足でリビングに向かった。
息を潜めて覗いてみると…。
「zzz…」
規則正しい寝息が聞こえてくる。
アハハ。
やっぱり寝てる。
- 59 名前:天使の寝顔 投稿日:2003/11/13(木) 00:15
-
ごっちんはカーペットの上でお気に入りのクッションを抱えながら眠っていた。
あのクッションはなっちの手作りで。
「これ、ごっちん専用!」
って勝手にごっちんが決めて(笑)
1人でお昼寝する時は必ず、あのクッションを抱えるか顔を埋めて眠るごっちん。
2人で眠る時は…その細い腕になっちを閉じ込めてくれるんだ。
トクントクンって心臓の音が聞こえて。
ごっちんの温もりに包まれてなっちは眠るの。
起こさないように自分の部屋に戻って着替える。
あんなにグッスリ寝てるんだもん、起こしちゃ可哀相だよね。
お風呂は明日少し早起きして一緒に入ろう。
なっちはベッドのお布団と目覚まし時計を持ってごっちんの元に向かう。
今日はここで2人で寝ようね。
心の中でそう呟いてごっちんにお布団をかけて、なっちもその横に入って目覚ましをセットした。
- 60 名前:天使の寝顔 投稿日:2003/11/13(木) 00:16
-
…気持ち良さそうに寝てぇ。
ツンツン、とほっぺをつつく。
心なしかごっちんが「ふにゃ」って笑った気がした。
よく赤ちゃんの事を"天使"って言うよね。
じゃあこの赤ん坊のような寝顔したこの娘は…。
―――天使の寝顔をしてるんだね。
- 61 名前:天使の寝顔 投稿日:2003/11/13(木) 00:17
-
知ってる?
天使ってみんなに幸せを運んでくれるんだよ。
だって…ほら?
「なっちぃ……ムニャムニャ」
無意識のうちになっちを抱き寄せるごっちん。
目の前でスヤスヤと眠っている天使さんは
こんなにもなっちに幸せを与えてくれるんだもんね。
……おやすみ、カワイイ天使さん。
−Fin−
- 62 名前:マルボロライト 投稿日:2003/11/13(木) 00:22
- ほのぼのなちごまれした
天使と言えばなっちさんですが(w
今回はごまに天使になってもらいました
なっちが本当に天使になる話は以前に書いたし(w
>>49 Gさん
ありがとです
あやごまじゃなくてゴメンナサイ。。。
オイラも欲しい道具はどこでもドアですね
だってそれがあればごまコンに逝きまくれる(w
>>50 名無し読者さん
どうぞ、こんななちごまでよければ(w
>>51 名無し読者さん
ありがとうございます
あんなふざけたみきごまで(w
また考えてみます
- 63 名前:マルボロライト 投稿日:2003/11/13(木) 00:23
- >>52 七市さん
ありがとです
あやごまはまたの機会に。。。
>>53 名無し読者さん
なちごまはやっぱりオイラが書いてもほのぼのでした(w
おバカなのも書いてみたいですけどね
>>54 saiさん
やっぱりごまはキャワいくなくちゃ(w
いしごま、また今度書きやす
>>55 モテごまloveさん
みきごまはオイラも気に入ったのでまたいつか考えます(w
やぐごまは…書くの難しいんですよねぇ。。。
>>56 pjさん
ありがとうございます
マターリして頂けて嬉しいです(w
松浦に遊ばれるごまですか…φ(。。)メモメモ(w
- 64 名前:G 投稿日:2003/11/13(木) 20:37
- なちごまキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
ごっちんは天使かぁ・・・(*´д`*)ポワワ
リクはお気になさらず…ごまがキャワイければオッケイ☆
ほのぼのなちごま癒されましたYO!!ありがとうございました。
- 65 名前:pj 投稿日:2003/11/14(金) 20:16
- 更新お疲れ様&ありがとうございます!
なちごまですか、これもまたほのぼので微笑ましかったです。
ごっちんは天使・・・That's right!ですね(笑
また次回も楽しみにしております。
- 66 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/14(金) 22:49
- こんななちごまが大好きです。
作者さんありがとう。
- 67 名前:tixyoko 投稿日:2003/11/16(日) 23:09
- 後藤×高橋お願いしますー。。
エロ希望〜〜〜。。
待ってますんで!!
- 68 名前:モテごまlove 投稿日:2003/11/21(金) 11:02
- あやごま読みたいです!!
- 69 名前:トモ 投稿日:2003/11/25(火) 20:14
- 後藤x亀井 読みたいです。
お願いします。
- 70 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/01(月) 08:11
- ヤリマンのDQNってなんですか?
- 71 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/01(月) 20:09
- >>70
マジレスすると、
「DQN :どきゅん。 アナタちょっと頭がどうかしてますね、ということ」
自治スレより孫引き。要は2ch用語ね。
それと余計なお世話かもしれないけどアドバイス。感想書くときはメール欄に半角で「sage」と記入しましょう。さもないと作者さんの更新でもないのにスレッドの順位があがっちゃいます。(FAQおよび案内板自治スレ参照)
つーか、こういうところでプロバイダーのメアド晒すのはちょいとデンジャラスですよ。
スレ汚しごめんなさい。
なちごますごくよかったので、今度はあやごま待ってまーす。
- 72 名前:ss.com 投稿日:2003/12/02(火) 02:20
-
遅ればせながら、一気に全部と読ませていただきました!
ミキヲタの私としては、『女のプライド』がサイコ−でした。
わらいました。ゴロッキーズの枠で、夜のハロモニ劇場とかいって
こんなコントやったらおもしろそう。
もう、彼女達もU18じゃなくなったわけだし、って、無理ですね。(笑)
- 73 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/11(木) 10:52
- ごまみきよかったです!!
あやごまのめっちゃ甘いのお願いします!!!
- 74 名前:梨 投稿日:2003/12/19(金) 17:51
-
甘くて美味しい梨を差し入れで貰った。
秋のツアーの最中の事だった。
あまりに美味しかったので1箱買って帰る事にした。
あの娘と一緒に食べたい。
あの娘にもこの甘い梨を食べさせたい。
ライブを終え、ホテルで1泊した翌朝
後藤は東京に戻り実家には寄らず、オフが重なってるあの娘の家に向かった。
着いたのはお昼前。
昼食を作ってあげて食後のデザートとして2人で梨を食べよう。
後藤は見慣れたマンションに入りチャイムを鳴らした。
「…はーい」
少し寝ぼけた声。
オフだからって今まで寝てたな?
今日は後藤が来るって言ってあるのに。
- 75 名前:梨 投稿日:2003/12/19(金) 17:51
-
「後藤だよ。開けて」
合鍵は持ってるんだけどあんまり意味がない。
だってチェーンされてちゃ開かないもん。
ほどなくしてドアが開いた。
「あ、お帰り〜」
「ただいま、梨華ちゃん」
ちゃんとドア開ける前に誰だか確認した?
知らない人だったら開けちゃダメだからね。
そんな事を話しながら部屋に入る。
明らかに「今起きました」と言わんばかり捲れたベッドの布団。
素早く梨華ちゃんが布団を直す。
バレバレだっつーの。
「早かったね」
「うん。家に寄らずに直接来たから」
「…そう言えば荷物多いもんね。お母さん大丈夫?」
「ちゃんと電話してある」
後藤は重い荷物と梨の入った箱を部屋の隅に下ろした。
- 76 名前:梨 投稿日:2003/12/19(金) 17:52
-
「あれ?それ何?」
「梨だよ。ツアー先の差し入れで貰ったんだけど美味しかったから買ってきたんだ」
「へぇ。今年はまだ食べてないや」
「でしょ?お昼ご飯の後に食べようね」
「うん!ありがとう」
「後藤が作るから取りあえず梨華ちゃん、着替えて顔洗ってきなさい」
「はーい」
どっちが年上なんだか分らないね(笑)
来る前に買ってきたスーパーの袋から材料を取り出しキッチンに向かう。
今日は後藤特製オムレツ。
トントンと野菜を切って下ごしらえ。
「何か手伝える事ある?」
顔を洗い終えた梨華ちゃんが聞いてくる。
ん〜…。
「そんなに手間かからないから大丈夫。座って待ってて」
「えー暇だよぉ」
「じゃあ、後藤のカバンの中に入ってるビデオ見て待ってなさい」
「何?エッチなビデオ?」
「バーカ。梨華ちゃんが見たいって言ってたヤツだよ」
「うそ!持ってきてくれたの?わーい♪」
- 77 名前:梨 投稿日:2003/12/19(金) 17:53
-
梨華ちゃんはあたしのカバンの中からビデオを取り出し、デッキの中に入れて再生ボタンを押した。
画面はどこかのコンサート会場。
お客さんが開演を今かと待ちわびている。
ま、ぶっちゃけ後藤の秋のライブなんだけど。
と言ってもスタッフさんが記録用に撮ってくれてるビデオをダビングしてもらったヤツ。
梨華ちゃんが「見たい!見たい!」って言うからさ。
後藤としては生のステージを見て欲しいんだけど。
と言ってるうちにライブがスタートしたみたい。
後藤の方も野菜を切り終え準備完了。
梨華ちゃんは…画面に夢中。
後に本人がいるってゆうのにね。
野菜を先に炒めて、そこに少し多目の挽肉を加え塩・コショウを振り豪快に炒める。
挽肉がたっぷり入ってるのが後藤流オムレツ。
炒め終わったらお皿に引き上げ、油を引きなおす。
タマゴを溶いてフライパンに流し込む。
薄く焼けたタマゴをさっき炒めた挽肉の上に被せ、ケチャップをかけて出来上がり。
…ちょっと多かったかな。
まぁ、後藤が大食いだから大丈夫か。
って自分で言ってどうする。
- 78 名前:梨 投稿日:2003/12/19(金) 17:53
-
「梨華ちゃん、出来たよ〜」
「はーい。ビデオ付けててもいい?」
「ご飯零さないならね(笑)」
「子供じゃないもん」
「どうだか」
「ブー!」
そうゆう所が子供っぽいんだよ(笑)
後藤はテーブルにオムレツと簡単なサラダとスープを並べた。
時間が無かったからスープはインスタントだけど。
「じゃ、いただきますしよっか」
「うん」
「「いただきまーす」」
作った料理を美味しそうに食べてくれる。
こうゆう時、料理出来て良かったなぁって思う。
- 79 名前:梨 投稿日:2003/12/19(金) 17:54
-
「ごっちん自転車乗ってるー!」
「アハ。曲に合わせて、ね」
「カワイイ…」
「ありがと」
梨華ちゃんは食べながらも画面の後藤に夢中。
ビデオ、帰りに渡せば良かったかな。
むー。後でおしおきだ。
梨華ちゃんが食べ終える頃を見計らって、後藤はキッチンで梨の皮を剥いて切る。
フォークをお皿に添えてテーブルへ。
「はい。デザートの梨」
「ありがとー。食べていい?」
「もちろん」
「…すっごい甘〜い!美味しいね」
「でしょ?」
後藤が作った訳じゃないけど、何か嬉しかったり。
でも梨華ちゃんに食べてほしかったから…買ってきた甲斐があったよ。
- 80 名前:梨 投稿日:2003/12/19(金) 17:55
-
デザートも綺麗に食べ終えた所で後藤はポツリと呟く。
「そう言えばさぁ…」
「ん?」
「梨って"梨華"の"梨"って字だよね」
「そうだよ」
ジーっと梨華ちゃんを見つめる。
「???それがどうかしたの?」
「……」
こっちの"梨"も甘くて美味しそうだ。
- 81 名前:梨 投稿日:2003/12/19(金) 17:56
-
「ごっちん?」
「…いただきます」
「へっ?あ…ちょっと、んっ」
…だってさ?
画面の中の後藤も言ってるじゃん。
"もっとちょうだい…もっとちょうだい…"
甘〜い、甘い蜜を欲しがる蜂のように食べ尽くすの。
梨華ちゃんの体は…さっき食べた梨のように甘かった。
後藤的にはどっちの"梨"も甘くて美味しくて…頭がクラクラになったよ。
−Fin−
- 82 名前:マルボロライト 投稿日:2003/12/19(金) 17:57
- いしごまナリ
オイラが今1番ハマってるのがいしごまなので(w
でも本当は書くより読みたいヽ(`Д´)ノ
心の支えである某いしごま小説サイトが閉鎖されたら悲しくて泣くね(w
>>64 Gさん
本当はオイラ的には「なっちは天使。ごまは女神」なんですけどね(w
なちごまはやっぱりほのぼの萌えです
>>65 pjさん
なちごまと言えばほのぼのです!(w
ごまの寝顔は天使なのれすよ
>>66 名無し読者さん
こちらこそありがとです
喜んでもらえて嬉しいっす
>>67-69 tixyokoさん、モテごまloveさん、トモさん
リクは有りがたいんですが、こんな作者なので…希望通りには中々難しいです
ネタの引き出し少ないもんで…
後、6期(藤本除く)は無理です。名前と顔ぐらいしか知らない(アチャー
- 83 名前:マルボロライト 投稿日:2003/12/19(金) 17:58
- >>70 名無し読者さん
川VvV从ノ
Σ( ;´ Д `)<ち、違うでしょ!
>>71 名無し読者さん
説明乙かれ様です(w
あやごま、もうちょっとしたら書き終えて載せれる…ハズ
>>72 ss.comさん
ありがとうです
あの内容で放送あるんだったらオイラ東京に引っ越します(w
一部音声のみとかでいいんで放送…したらテレ東は神ですね
>>73 名無し読者さん
ありがとうございます
あやごまはもう少しお待ちを。。。
オイラ、いまいち松浦がどんな娘か分らないんで難すぃ
- 84 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/20(土) 00:33
- 梨が食べたくなってしまいました(笑
某支えいしごまサイトは同じ所かも
いち読者としてはマルボロさんのいしごまも支えです
- 85 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/20(土) 19:32
- なんすかこれ!おかしいですよ!
作者さん、オイラを萌え死にさせる気ですか…w
毎回の作品が面白くて、飽きなくて大好きです。
これからも頑張って下さいね
- 86 名前:sai 投稿日:2003/12/20(土) 21:20
- ( ´∀`)ノ<せんせい!ぼくもいしかわさんたべたいです!!
最近いしごま不足で…あやみきに流れて(ry
暇が出来たら漏れも書くかヽ(´ー`)ノ
- 87 名前:@ 投稿日:2003/12/21(日) 19:29
- はじめまして 梨すっごくいいですね。
やきもち妬きな後藤さんかわいいです。
やっぱりいしごまがいちばんですよねぇ
某いしごま小説サイト コソーリ教えて欲しいかも
- 88 名前:G 投稿日:2003/12/31(水) 05:55
- いしごま…二人がイチャイチャしてるシーンなんてほとんどないのに萌えw
石川さんに夢中なごっちんキャワワ!!
ごま自転車…あれも殺人的にキャワイかった!!
そこに気がつく石川さんナイス☆
ごまが持ってるライブ記録ビデオ、オイラも見たいっすー!!w
- 89 名前:涙雨 投稿日:2004/01/17(土) 02:10
-
"石川さんと仲直りしたいなぁ"
そう思ってバス停に向かった。
石川さんに会って謝ろうと思ってたんだ。
悪太郎達から石川さんを守る事が出来なかった情けない自分。
嫌われるのは当たり前、か。
石川さん…。
本当に弱いのは僕の方なんだよ。
君はどんどん強く美しくなっていくのに…僕は……僕は。
「たら子くるすぃ〜」
ベンチに座って思い耽っていると突然、女の人が倒れこんだ。
僕は慌てて駆け寄った。
「だ、大丈夫ですか?」
「急に走ったからちょっと…」
「ここのベンチで横になるといいですよ」
「…東京にも優しい人がいるんですね」
- 90 名前:涙雨 投稿日:2004/01/17(土) 02:10
-
優しい、か。
爺様や父さんから「女性には優しく、が綾小路家に生まれた男のモットーだ」って言われてきた。
ただ、それだけ。
僕は本当に優しい訳じゃない。
だって…石川さんをいっぱい傷つけた。
悪麿は見かけはあんなだけど女性を傷つけたりしない。
それに勇気もあるから守る強さも持っている。
双子なのに…どうしてここまで違うんだろう…。
「あの、本当に大丈夫ですか?そこの病院で診てもらった方が…」
「大丈夫です。横になればちょっと楽になるかな」
「じゃ、どうぞ。横になって下さい」
「いいんですか?たら子、甘えま〜す」
ダメな時は何をやってもダメなものなのだろうか。
それとも僕はもう神様に見放されたのだろうか。
女性に膝枕をしてあげてたら…そこに石川さんが通りかかったんだ。
- 91 名前:涙雨 投稿日:2004/01/17(土) 02:11
-
「い、いやー!文麿様の不潔ー!!」
「違っ!い、石川さん!誤解だよ!」
女性には悪いけど僕には石川さんの方が大事だから。
僕はすぐに石川さんを追いかけた。
ベンチが倒れたような音がしたけど…気にしないでおこう。
「石川さん!待って!!」
「文麿様のバカ!!」
「話を聞いてくれ!」
「何を聞けって言うんですか!あんな…あんな事して」
「誤解なんだよ!あの女性が苦しそうに倒れてたからそれで…」
「言い訳なんて聞きたくありません!それじゃ!」
「待っ!!……」
伸ばした手は空を切った。
今は何を言っても聞き入れてもらえそうもない。
それは…僕が信用されてないから。
見上げた空はどんより曇っていて、程なくして雨が降ってきた。
- 92 名前:涙雨 投稿日:2004/01/17(土) 02:11
-
冬の雨は冷たく、僕の涙と同化して頬を濡らしてゆく。
石川さんはこの雨に濡れる事なく無事に寮に帰っただろうか。
僕と同じように涙で頬を濡らしているのだろうか。
最近、笑顔を見ていない…。
彼女の笑顔が見たいのに…。
やがて雨は大粒になり僕は全身ずぶ濡れになった。
僕の弱い心も洗い流してくれたらいいのに…。
そう思いながら家へと帰る。
出迎えた執事が僕を見て驚いて何か言ってたけど、僕はそのまま自室に向かった。
乱暴に制服を脱ぎ去りそのまま僕専用のバスルームに向かう。
熱いシャワーを頭から浴び、気持ちを切り替えようとした。
僕達が恋人同士になってどれくらいの月日が経っただろう。
あれは…確か初夏の彼女の学校の教室。
初めて想いが通じ合った日。
あれから…1年半。
- 93 名前:涙雨 投稿日:2004/01/17(土) 02:12
-
もうそんなに経つんだ…。
でも僕は、恋人らしい事を彼女にしてあげてただろうか。
デートと言っても放課後、近くの喫茶店や公園に行くぐらい。
彼女は門限があるから仕方ないと言えば仕方ないのだけど。
休日に2人で会った事は…1度もない。
「おーい!文麿いるのかー?」
バスルームの外から悪麿の声がした。
あいつがここへ来るなんて珍しい。
大方、執事が何か言ったんだろうけど…。
僕はシャワーを止め、適当に髪を拭きバスローブを着て外へ出た。
「…何?」
「うわ。暗い顔」
「からかいに来たのか?」
「ち、ちげーよ。まぁその何だ。あんま周りに心配かけんなよ」
「…悪麿に言われるとわな」
「何だよ!俺は心配して…まぁいいや」
「……ありがと」
僕はその後、悪麿と部屋に戻り事の経緯を話した。
弟に情けない姿を晒すのはアレだったけど。
- 94 名前:涙雨 投稿日:2004/01/17(土) 02:12
-
「石川って前に俺がこっち側にしちゃった娘か」
「…そんな事もあったな」
「俺が言うのも何だけど、ああゆう女はグイグイ引っ張っていく男じゃないと無理だぞ」
「…そうなのかな、やっぱり」
だとしたら…僕は正反対じゃないか。
「お前もさ、そんな女みたいな長い髪してるから男らしくなれないんだよ」
「関係あるのか?」
「おう!外見変われば中身も変わってくるさ」
「……」
悪麿の言ってる事は強ち間違いではないのかもしれない。
「俺みたいにリーゼントにしろよ。男はやっぱリーゼントだぜ!」
「いや、それは遠慮しとくよ…」
「リーゼントはいいぜ。気持ちがシャンとするつーか。前に会った変な親父は
『男は五分刈りだぁー!』って言ってたけど、やっぱリーゼントだろ!」
「もう分ったから」
話がおかしな方向に行きそうだったので悪麿を帰した。
- 95 名前:涙雨 投稿日:2004/01/17(土) 02:13
-
「髪型…かぁ」
物心付いた時から髪を伸ばしてて。
短い髪の自分ってのはあんまり想像出来ないけど…。
でも…。
「変わらなきゃ」
僕は机の引き出しからハサミを取り出した
そして鏡の前に立ち―――弱かった自分と決別した。
- 96 名前:涙雨 投稿日:2004/01/17(土) 02:13
- ―――
あの日のように雨ではなく、雲1つない晴天。
冬の寒さと日差しの暖かさが心地よいそんな午後。
僕はいつものバス停で彼女を待っていた。
慣れない短髪に少し寒さを感じつつ、どこか心が軽くなった気がする。
僕は石川さんが好きだ。
あの日、痛いほど実感した。
彼女を守れる人間になりたい。
石川さんにもう1度想いを伝えよう。
そしてこれからは言葉だけじゃなく…。
「…石川さん」
「!!…文麿様……?」
「少し、いいかな?」
「…はい」
−Fin−
- 97 名前:マルボロライト 投稿日:2004/01/17(土) 02:16
- ( `.∀´)<続きはハロモニ劇場で
( ;´ Д `)<無いと思われ…
あり?何でこんな話になったんだろう…('A`)
何か暗いし(w
いやーごまが髪切ったんだから当然、文麿タンも髪短いよなと思って
んで勝手に文麿が髪切った理由とか考えてたらこうなりますた
タイトルは最初「文麿断髪」だったんですが
あまりにもそのままだったので直前で変えますた(w
でも最近すれ違いどころか出てきもしないんですが(ニガワラ
イチャイチャしたいしまろが見たいんじゃー!ヽ(`Д´)ノ
>>84 名無し読者さん
ありがたいお言葉を…
あそこのサイトは素敵過ぎます
梨は年に1、2回くらいしか食べないんですが美味しくて好きです
- 98 名前:マルボロライト 投稿日:2004/01/17(土) 02:17
- >>85 名無し読者さん
そう、作者の頭はオカシイのですよ(w
出来るだけ色んな話が書けたらいいなと思ってます
まぁ今回のは萌え場面無いですが(w
>>86 saiさん
( ` Д ´)つ< ´∀`)
色んな意味で抓られますよ
罰としていしごま書きなさい(w
>>87 @さん
初めまして…とゆうか@さんのいしごま読んでるんですが(w
ごまは年下っぽく甘えん坊風にした方が萌えるかなと思って
某所は飼育で沢山いしごま書いてた方の所です
倉庫にある作者さんのスレにアドレス載ってましたので…
>>88 Gさん
萌え場面がないのに萌えるとは通ですね(w
オイラはごまが石川さんにメロメロ(死語)な方が好みです
ごまコンファイナルでのクマの着ぐるみ着て自転車乗ったごまは殺人的にキャワいかったです
あれをDVDで出さんかい(w
- 99 名前:G 投稿日:2004/01/17(土) 03:33
- ハロモニ劇場はカプヲタ的に見所満載ですよねw
文麿&石川は初めは石川の一方通行な恋心ぽかったのに
いつの間にか文麿様のほうがお熱のようでw
育ちのいい文麿様は確かに強引なとこが足りないかも!!
って悪麿も同じ環境で育ってるはず…(ニガ
ごまコンラストでのくまごっちんオイラも見ました
あれがDVDに収録されてるとしたら…毎日萌えころがりますw
- 100 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/22(木) 21:20
- なんかいいな〜。こういうの好きだ。
また色々と書いて下さい
- 101 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/24(土) 18:50
- 文麿が主役の話って、あまり無いので嬉しいです!!
早くハロモニ劇場の髪の短い文麿様が見たいですね。
これからも頑張って下さい。
- 102 名前:如月 投稿日:2004/01/25(日) 18:03
- は――ッッッ!!!
激萌え!!!
はじめまして。
今日初めてお邪魔させていただいたのですが
『涙雨』ヤバいっすね!
『クリスマスは女子寮で』からいしごまにはまった者としては、りかまろはもう大好物です。
実は悪麿×石川先生ネタを考えていたんですが・・・
こんな素敵なお話を読んでしまったら恥かしくて書けませんっ。
これからも楽しみにしてます。
頑張ってください!
- 103 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/27(金) 01:25
- マルボロライトさん待ちほぜん
- 104 名前:スコール 投稿日:2004/02/27(金) 19:51
- 涙雨、マジでイイです!!
文麿だけでなく、悪麿も出てくるなんてイイ!!
マルボロライトさん頑張って下さい!
- 105 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/10(水) 04:45
- ふむ…保全はもう板では意味ないらしいが、
待ってる読者がいるという意味をこめて保全。
- 106 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/03/26(金) 18:31
-
「お互いライブだから会えないね」
「うん。後藤は福岡だし…終わってからってのも無理だね」
「…じゃあ明日のヘイヘイヘイの時にプレゼント渡すよ」
「ありがと。十分嬉しいよ」
「へへ。じゃあ、また明日ね。おやすみ」
「おやすみ」
誕生日に会えないのは前から分ってた。
もちろんまっつーも。
あ、まっつーてのはもちろん松浦亜弥ね。
一応、後藤の彼女です。
何で一応なのかって?
ん〜…まだ付き合い始めて間もないからさぁ。
正直、付き合う前は合わないだろうなぁってずっと思ってたし。
まぁ実際つい最近まで合わなかったんだけど(汗)
ん?
じゃあ何で付き合う事になったのかって?
それは―――
- 107 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/03/26(金) 18:31
-
ごまっとうが活動していた時の事だった。
楽屋で珍しくまっつー達が恋愛観を語っていたんだ。
「ねぇ、美貴たん。美貴たんの理想の恋人ってどんな人?」
「えー…カッコイイ系かカワイイ系」
「外見じゃん」
「だってまず見た目でしょ?やっぱ」
「もー!美貴たん話になんない」
「じゃあ亜弥ちゃんは?」
後藤はこの時、ドラマの収録疲れもあって
楽屋のソファーでウトウトしてたんだよねぇ。
- 108 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/03/26(金) 18:32
-
「…胸がときめくような人」
「意味分かんない」
「分りやすいじゃん」
「どうゆう事で胸がときめくの?具体的に」
「そんなの分ったらときめかないよ。もー美貴たんは夢がないなぁ」
「うっさい!分かんないんだったら理想とは言えないの!」
んぁ…元気だねぇ、2人とも。
後藤、眠れないじゃん。
理想は理想、現実は現実って考える事も必要だよ。
ってそれより今、後藤は眠りたいので…zzz。
「もー…あ、もうすぐ時間だよ。ごっちん起こさなきゃ」
「亜弥ちゃん起こして」
「美貴たんの方が近いじゃん」
「ごっちん寝起き悪いからヤダ」
「ケチ〜」
「意味分かんない」
後藤はさっき一旦起きかけて、また眠っちゃって熟睡してたんだよね。
- 109 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/03/26(金) 18:32
-
「ごっちん?時間だよー。起きてぇ」
「それぐらいじゃ起きないよ」
「じゃあ美貴たん起こしてよ」
「ヤダ」
「ったく…ごっちーん!起きろぉ!」
「……んぁ」
「ごっちん、時間でー………ん!?」
後藤さぁ突然起こされてちょっと寝ぼけちゃったんだ。
ホラ、うちで飼ってるダックスフンドがいるじゃん?
そいつがさ、毎朝ベッドまで起こしに来るのよ。
これが祐樹ならパンチの1つや2つ食らわせてもう1回寝るんだけど…。
後藤、動物好きだから殴る訳にもいかず…でもまだ眠りたいから抱き寄せてチュウするのよ。
んで褒めてあげたら満足そうに部屋を出て行くんだよ。
それでよく2度寝するんだ(最終的にはお母さんに叩き起こされるけど…)
なのでこの時も同じ事をまっつーにしちゃったんだよね。
寝ぼけてたから「いつもより柔らかいなぁ」とは思ったけど。
- 110 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/03/26(金) 18:33
-
「ん〜…チュッ」
「んっ!……ご、ごっちん???」
「はいはい、イイコだねぇ」
「!!!!」
頭をナデナデしちゃったりしてさ。
でもまっつーだと気づかない後藤は再び夢の中。
「…キュルルン♪」
「ん?何の音?」
「松浦の胸がときめいた音♪」
「はぁ!?一体何に!?」
「美貴たんも見たでしょ?ごっちん、チュウして抱き寄せてくれたぁ」
「それだけで?しかも3歳児並の扱いだったよ???」
「…幸せ」
「ダメだコリャ…ごっちん起きろ!責任取れ!!」
何だよもぉ〜。
渋々、眠い目を擦って後藤は目を覚ました。
- 111 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/03/26(金) 18:33
-
「んぁ、もう時間なの?」
「そうだよ!ごっちん起きるの遅い!」
「ゴメン。本格的に寝ちゃってた。それより責任って何?美貴ちゃん」
「……アレ」
美貴ちゃんが顎で指す。
そこには…まっつーがいた。
けど、いつものまっつーじゃなくて…。
「…まっつーどうしたの?」
「壊れた」
「はぁ?」
「ごっちんに胸がときめいちゃって壊れたの!」
「もー美貴たん!言っちゃダメ!!」
「後藤に…ときめく???」
訳が分らずまっつーを見る。
するとまっつーの顔は真っ赤で。
目はハートで少し潤んでいた。
- 112 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/03/26(金) 18:33
-
「えっと、え〜っと…ちょっとまっつーゴメンね」
後藤はまっつーに断りを入れて、美貴ちゃんの肩に腕を回した。
耳元で小さい声で聞く。
「どうゆう事?」
「だから壊れたんだって」
「いや、それ意味分かんない」
「もー!ごっちんに惚れたって意味だよ!」
まっつーが…後藤に???
「…何で?」
「知らないよ!美貴が聞きたいぐらいだよ」
「後藤、まっつーに何かした?」
「チュウして頭撫でてた」
「…マジ?それだけ?」
「そうだよ。その後…ああなった」
美貴ちゃんがまっつーに視線を向ける。
つられて後藤もまっつーを見る。
- 113 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/03/26(金) 18:34
-
まっつーの周りは自身の曲にもあるように桃色に染まっていた。
…ように後藤には見えた。
それから―――
まっつーの猛アタックが開始されて。
後藤はちょっと引き気味だったんだけど。
まっつーの仲良しだった美貴ちゃんが娘。に加入する事が決まった後
どことなく元気が無かったり、無理して笑ってる姿を見たり。
彼女の弱い姿を初めて見て少し気になったのは事実で。
春のツアーが始まって忙しくなる前に1度、まっつーと色々話してみようと思って。
2人のオフが重なった日に彼女の家に遊びに行ったんだ。
- 114 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/03/26(金) 18:35
-
お邪魔してまず思ったのは…まぁ趣味は絶対合わないな、って感じの部屋。
梨華ちゃん程じゃないけど目が痛くなりそうだった。
でも自分で作ったとゆうマフィンが意外に美味しくて。
あれほど猛アタックしてきたのに今日はなぜか大人しくて。
改めて「好きです」と告げた瞳がとても真剣で。
なぜか後藤の方がドキドキしちゃって。
家に帰ってからもまっつーの瞳が忘れられなくて。
それはその後もずーっと続いて…。
後藤は、彼女の誕生日の6月25日に「OK」のプレゼントをあげたんだ。
- 115 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/03/26(金) 18:37
- 後半へ続く(まるちゃんのナレーション風)
初挑戦の苦しみ…さて、どうなる事やら
しかも自信ないのでsage(w
あややの誕生日間違ってたらゴメンなさい
一応調べたんですが
>>99 Gさん
最近文麿さま出てこなくて悲しいです。。。
って涙雨みたいな話書いておきながら
石川さんが悪太郎達に絡まれて泣きそうな顔してるのが好きだったり(w
強引な文麿さまって想像出来ないですねぇ
クマごま収録されてなくて_| ̄|○
>>100 名無飼育さん
ありがとです
頑張って書きますよー
100ゲットおめ!
- 116 名前:マルボロライト 投稿日:2004/03/26(金) 18:38
- 名前そのままだった_| ̄|○
>>101 名無し読者さん
ありがとうございます
文麿が主役ってほんと見かけないですね
そうゆうオイラも初挑戦だし(w
髪切った文麿さま見たい。。。
>>102 如月さん
ありがとうございます
褒められると照れて痒くなります(w
SPでの女子寮いしまろはヤバかったですね
どんだけ萌えた事か
悪麿×石川先生ネタ是非書いて下さい(・∀・)
スレ読んでますので(w
>>103 名無し読者さん
ヘイ!お待ち!!
>>104 スコールさん
どうもありがとです
綾小路兄弟、夢の共演(w
だって実写だと(ry
>>105 名無飼育さん
保全ありがとです
待っててくれる人がいるのは心強いです
- 117 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/26(金) 22:46
- あやごまかなりいいですね。
自信持っててくださいよw
- 118 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/27(土) 16:00
- 正直、まつごまサイコーなんですけど…
後半の更新を正座して待ってます
- 119 名前:rina 投稿日:2004/03/29(月) 16:14
- あやごま最高です!!
おいらの好きなCPの一つなので(w
続き待ってます!
- 120 名前:H2O 投稿日:2004/04/04(日) 17:33
- 私もあやごますきです!!
続き楽しみにしてます。
がんばって下さい。
- 121 名前:G 投稿日:2004/04/08(木) 00:26
- あやごま最近流行ってきてますか?
ラジオといい仲良さげなシーン多いですよねw
後半待ってます。
ウララーウララーウラウララーラー♪(←まるちゃんのCM入りはこんな感じたった気がw
- 122 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/05/03(月) 21:20
-
まっつーがさ、その日泣いたんだ。
後藤はまっつーが泣いてる姿なんて初めて見たから驚いちゃって。
どうしていいか分かんなくて…。
ずーっと抱きしめて髪を撫でていた。
そしたら…
「幸せ…一生この日を忘れないから」
って凄い嬉しそうに泣いてるの。
あー…後藤も幸せなんだ、ってそこで初めて思った。
誰かを幸せにする事って…自分も幸せにならなきゃいけないんだなって。
まっつーは
「ごっちんの誕生日にお返し用意しとくから…本当は今すぐにでもあげたいんだけどね」
そう言ってウィンクをした。
後藤は別にプレゼントとかいらなかったんだけどね。
でも誕生日にライブがあるって決まって、まっつーは前日の仕事の日にブレスレットをくれて。
後藤はそれで満足だったんだど…。
でも、話はそれで終わらなかった。
- 123 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/05/03(月) 21:20
-
9月23日。
後藤は今、ライブの為に福岡にいます。
本日も晴天なり。
まっつーは東京でライブ。
どう頑張っても誕生日を一緒に過ごすのは無理な距離。
ま、それなら大好きなライブを頑張りますか。
お昼のライブではメロンの4人やファンのみんなに「ハッピーバースディ」を歌ってもらって。
あー18歳になったんだなぁ。
年取るのは早いなぁ、なんておばさんみたいな事思ったり。
夜公演までの休憩中、楽屋に戻って携帯を見ると着信の表示。
相手はまっつーからだった。
時間を確認し、向こうも休憩中だろうから掛け直してみる。
けど聞こえてくるのは「プルルルルル」って音だけ。
しばらくして留守電に変わったので取り合えずメッセージを入れておいた。
- 124 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/05/03(月) 21:20
-
それから後藤はお腹がすいたのでケータリングの周辺をウロウロしながら早目の夕食を食べていた。
たらふく食べた後、楽屋に戻るとまたもや携帯にまっつーからの着信が。
んぁ、あんまり時間ないしライブ終わってからにしよっかな。
大事な用事だったら留守電に入れるだろうし。
後藤はあまり気にせずライブの準備をした。
ライブを終えてすぐ携帯を見ると留守電が入っていた。
後藤はすぐにまっつーからだと思い、聞いてみる。
"ごっちん、ライブお疲れ様。待っててね"
最後の一言に頭が???になる。
どこで?何を待ってればいいの???
後藤は一瞬パニックになってキョロキョロ周りを見てみる。
でもそこはただの楽屋。
気になって電話を掛け直そうとした瞬間、スタッフさんに衣装に着替えるように言われた。
- 125 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/05/03(月) 21:21
-
―――
「お疲れ様でしたー!」
凄い盛り上がったなぁ、誕生日ライブ。
ファンのみんなに祝われて後藤は幸せもんだね。
これでまっつーがいたら言う事ないんだけどねぇ。
「ごっちん、この後ごっちんの誕生日祝いも兼ねてご飯食べに行くんだって」
着替え終わって帰る準備をしていると柴ちゃんが教えてくれた。
でも…さっきのまっつーの留守電が気になるんだよなぁ。
「ごめん、後藤ちょっと疲れちゃったからパスって言っといて?」
「えー主役がいないの!?」
「だからごめん!その代わり鹿児島終わったら朝まで付き合うから」
「うー…じゃあそう言っとく。ま、誕生日だし頑張ってね(はぁと)」
楽屋を後にする柴ちゃんが意味深なウィンクを落としていった。
前にどこかで見たようなウィンクで頭に引っかかったけど…。
- 126 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/05/03(月) 21:21
-
その後マネージャーにホテルまで送ってもらった。
色々注意事項を聞かされたけどマネージャーはみんなとご飯を食べに戻った。
そう言えば…後藤もお腹すいたなぁ。
途中でコンビニ寄ってもらえばよかった。
仕方ない、ルームサービス頼むか。
グーグー鳴るお腹を擦りながら部屋の鍵を開けて中に入った。
そしたら…。
「パンパンパーン♪」
突然の騒音にビックリして身構える。
音の正体がクラッカーだと気づいたのは火薬のニオイを感じてからだった。
「…誰?」
薄暗い部屋の中に見える人影に恐る恐る声をかける。
ストーカーとかだったらシャレにならないから、すぐにドアを開けれるようにドアノブを掴む。
その瞬間、部屋の照明が点いた。
「……な、何でいるのー!?」
後藤の目の前にいたのは…松浦亜弥、その人だった。
この時の後藤の顔は凄い事になってたと思う。
- 127 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/05/03(月) 21:23
-
「アハハ。ナイスリアクションだね、ごっちん」
「だって…東京にいるハズじゃ」
「夕方まではいたよ」
「夜公演もあったでしょ?」
「親切なお姉さんが代わってくれたの」
「はぁ!?」
ちょっと頭がついていかない…。
親切なお姉さんが代わってくれた?
ライブを本人じゃない人がやったって事???
そんな簡単に代われるもんなの?
( T▽T)<変われないよ…
いや、梨華ちゃん…意味が違うし勝手に出てこないで。
第一、まっつーにそっくりな人なんて……
ん?んんん?
「ま、まさか!?」
「そうで〜す」
……まっつーに代わって謝ります!
今日まっつーのライブに来てくれたまっつーファンの方々ゴメンナサイ!
あなた達が見たのはまっつーではなく欽ちゃんファミリーの方でした…。
いや、口パクにしても流石にファンなら気づくでしょ(汗)
しかもまっつーより大分お年を(ry
- 128 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/05/03(月) 21:24
-
それにどうやって部屋に入った???
…考えるのやめとこう。
影武者使ってライブ抜け出したまっつーだ。
部屋に入る事なんて簡単なんだろう。
会えた事よりこの後バレた時の事を考えると素直に喜べなかった。
でも…。
「エヘヘ」
褒めて、褒めてってオーラを放出中のまっつー。
そんな彼女を目にすると怒る事も出来ない。
後藤は「もう…」と言ってまっつーの頭を撫でた。
「あの留守電はこうゆう事だったのか」
「ヘヘ。驚かしたかったの」
「すんごい驚いたよ」
「でしょー?」
「もう…」
「ごっちん、誕生日おめでとう」
本音は誕生日一緒に過ごしたかった。
誰よりもまっつーに「おめでとう」って言ってほしかった。
- 129 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/05/03(月) 21:25
-
「ねぇ、まっつー」
「ん〜?」
「取り合えず…ご飯食べない?後藤腹ペコなんだ」
「そうだね。あたしも何も食べてないや」
1人だったらルームサービスで良かったけど…2人だとそうゆう訳にはいかないよね。
「あたし美味しい店知ってるからそこ行こ!ごっちん」
「大丈夫な所?」
「年配の人が多い所だから大丈夫だよ」
「じゃあそこ行こっか」
どうせマネージャー達は遅くなるだろうし。
まっつーご推薦の店に行く為、後藤達はホテルを後にした。
- 130 名前:マルボロライト 投稿日:2004/05/03(月) 21:26
- 今度こそ後半へ続く(まるちゃんのナレーション風)
予定より延びましたので前回のは中編つーことで(w
苦しんでるくせに延ばすとか_| ̄|○
一応知らない人の為に補足
9/23にあやごまが電話ですれ違いまくって留守電入れるってのは実際あったマジ話です
ただ留守電の内容は当たり前だけど違います(w
>>117 名無飼育さん
ありがとです
自信…やっぱり無し(w
>>118 名無飼育さん
マジありがとうです
でもまだ続くので楽な姿勢でお待ち下さい(w
>>119 rinaさん
ありがとうございます
もうしばらくお付き合い下さい(w
>>120 H2Oさん
ありがとうございます
次こそ後半です(w
>>121 Gさん
密かにあやごま人気あるのかな?
オイラも読むのは好きですが書くのは難しい(w
「後半へ続く」ってあの棒読み加減がオイラは好きです
- 131 名前:G 投稿日:2004/05/04(火) 15:13
- 更新乙です。
まっつー、はちゃめちゃ過ぎるw
あやごまの場合押せ押せなまっつーと
驚きつつも受け入れるごっちんって形になるんですかね?
押しに弱いごっちんハァ━━━━;´Д`━━━━ン !!!w
9/23での『電話すれ違い事件』は実際聞いて驚いた記憶があります。
お互い必死に電話かけまくってるとこ想像するとおもろいですねw
- 132 名前:マルボロライト 投稿日:2004/05/04(火) 17:44
- ごめんなさい
大ミスやっちゃいました
何かごまがライブ3回やってるっぽい(ニガワラ
修正版うpしときましたのでこちらをどうぞ
ttp://malboro.hp.infoseek.co.jp/syuusei.txt
- 133 名前:rina 投稿日:2004/05/04(火) 18:53
- 更新お疲れ様です!
やっぱあやごまいいですね〜w
電話のすれ違いは初めて知りました!!
そんなことがあったんですか・・・萌えw
押しに弱いごっちんが可愛いですvv
- 134 名前:名のナイ読者 投稿日:2004/06/05(土) 18:24
- 更新期待して待ってます。
- 135 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/12(土) 16:37
- お待ちしています。
- 136 名前:名のナイ読者 投稿日:2004/06/23(水) 20:35
- 更新待ってます。作者さん頑張って下さい!
- 137 名前:マルボロライト 投稿日:2004/07/06(火) 20:41
- すみません、もうちょっとお待ち下さい。。。
- 138 名前:名無し 投稿日:2004/08/06(金) 17:33
- 待ちますよー!!
- 139 名前:マルボロライト 投稿日:2004/08/13(金) 18:52
-
あやごまの途中ですが中断して短編を1つ…
決してあやごまに行き詰ってる訳では(ry
- 140 名前:陽だまりの居場所 投稿日:2004/08/13(金) 18:53
-
"寂しいって思う事に罪悪感を感じる事はないんだよ"
- 141 名前:陽だまりの居場所 投稿日:2004/08/13(金) 18:54
-
「後藤さん、準備お願いしまーす」
名前を呼ばれ、ステージの真ん中に向かう。
今はハロプロライブ最終日のリハーサル。
って言っても音の確認ぐらいしかする事ないんだけど。
それも終わりステージの後ろの方に腰を下ろす。
今ステージではキッズがリハーサルを始めようとしていた。
少し足を広げ体育座りをしてボーっとしていたら急に目の前に見知った顔が出現。
「ごっちん、手どけて」
膝の上で組んでいた手を払い、強引にその娘は後藤の足の内側に座った。
さも当然のようにソコにすっぽりと収まる。
まぁよくある事だから当然っちゃー当然かな。
でも、少し様子が違った。
まぁそれも当然か。
何てたって今日は彼女の卒業式。
「あいぼん、どした?」
「んー…どうもしないよ」
力を抜いて後藤にもたれてくるあいぼん。
それ以外にも後藤の指を触ってきたり頬を擦り付けてきたり。
久しぶりに甘えモードみたいだけど。
- 142 名前:陽だまりの居場所 投稿日:2004/08/13(金) 18:54
-
「ののは?」
「あっちでなっち姉ちゃんと同じ状態」
指された方向にはなっちの膝の上に座り甘えモードののの。
なるほど、これでこそW。
でも…後藤が娘。にいた時はよく見た光景だ。
後藤に甘えるあいぼん、なっちに甘えるのの。
今は…ハロプロで集まる時ぐらいしか見られなくなった。
「あいぼんね…」
「ん?」
のの達を眺めていたらあいぼんがポツリと喋りだした。
「モーニング娘。楽しかった」
「うん」
「いっぱい怒られたけど…それ以上にいっぱい愛された」
「うん」
今、あいぼんの脳裏には娘。に入ってからの出来事がいっぱい蘇えってるんだろうな。
あたしも当日はそうだったから。
- 143 名前:陽だまりの居場所 投稿日:2004/08/13(金) 18:54
-
「でも…モーニング娘。としての加護亜依は今日でお終い」
「……」
「合格した時、夢みたいだと思った。卒業する日が来るなんて考えなかったなぁ」
「辞めたくない?」
本来なら聞いちゃいけない言葉。
でもあたしは卒業を経験している。
あたしも辞めたくない、って思った瞬間があった。
「分んない…ただ」
「…ただ?」
"サミシイ"
あの頃の自分の声とあいぼんの呟きが重なった。
そうなんだ。
娘。を卒業する事、娘。じゃなくなる事が寂しいんじゃない。
娘。の中にもう、自分の居場所がなくなる事が堪らなく寂しいんだ。
それは自分が卒業してからの新曲のジャケットを見た時。
それは自分が卒業してから見に行ったライブで自分のパートを他のメンバーが歌ってた時。
当たり前の事なんだけど…自分もそうやって卒業生を見送ってきたけど…堪らなく寂しい。
- 144 名前:陽だまりの居場所 投稿日:2004/08/13(金) 18:55
-
「メンバーに甘えてこなくていいの?」
「…泣いちゃうから、いい」
「そっか…」
「ののも、多分同じ」
どこまでも似た2人だ、と少し笑みが零れた。
今までなら誰彼構わず甘え倒してた2人。
それが今日に限ってあいぼんは後藤、ののはなっちの側を離れない。
「それに、きっと本番で泣いちゃう」
「……」
「寂しくて泣くのは…少ない方がいいから」
「うん…」
そう言って顔を後藤の方に向けた。
その瞳には零れそうなほどの涙。
結局、泣いちゃうんだね。
頭を撫でてあげると一筋の涙が頬を伝った。
でもこんな―――
こんな大人みたいな泣き方、出来るようになったんだね。
- 145 名前:陽だまりの居場所 投稿日:2004/08/13(金) 18:55
-
その泣き顔をどこかで見た記憶があった。
それは―――昔の自分。
何も考えずメンバーに甘えきってた最年少だった頃。
それから…後輩がたくさん出来て、いつの間にかお姉さんチームになって。
メンバーへの甘え方も忘れてしまった時期があった。
"そんな大人っぽい泣き方するんだね"
そう言ったのは圭ちゃんだった。
卒業を発表してしばらくした後、2人っきりになった時だ。
今のあいぼんと同じように卒業を前にして少しナーバスになっていた後藤。
"本当は…サミシイ"
圭ちゃんだから…同じく卒業を控えている圭ちゃんだから本心を言った。
打ち明けたら涙が出てきて。
でも決めたのは自分。
泣きじゃくる訳にはいかない、と涙を堪えてた。
その後どうしたんだっけ…。
上手く泣けなかった後藤はどうしたんだっけ…。
- 146 名前:陽だまりの居場所 投稿日:2004/08/13(金) 18:55
-
―――
「卒業の日にごっちんが居てくれて良かった」
「……」
後藤の肩に顔を埋めてあいぼんは静かに泣いていた。
「強くなるから…もっと強くなるから」
「…ん」
「今だけ…あの頃のように甘えさせて」
「…いつまでも甘えてよ。こんな風に後藤に甘えてくれるの、あいぼんしかいないんだから」
甘え方を忘れてしまった自分の代わりに、さ。
そう心の中で呟いてギュって抱きしめた。
「…ごっちんの甘えん坊」
「違うよー。あいぼんが甘えん坊なんでしょ」
「……ありがと、ごっちん」
「どういたしまして」
あいぼんが声を上げて泣いた。
- 147 名前:陽だまりの居場所 投稿日:2004/08/13(金) 18:56
-
―――
「…いいの?あさ美ちゃん」
「うん…今日は」
「妬けない?」
「どっちに?」
「へっ?」
「後藤さんに甘えるあいぼんに?それとも、あいぼんを愛しそうに抱きしめてる後藤さんに?」
「あさ美ちゃん…」
「今日はどっちにも妬いてると思う。でも、さ…見てよ、まこっちゃん」
「ん?」
「あんなに温かいんだよ。後藤さん達や、安倍さん達の周り」
「…うん」
「まるで親猫と子猫が陽だまりの中でお昼寝してるみたいに温かい」
「……」
「壊したくないんだ」
「そっか」
- 148 名前:陽だまりの居場所 投稿日:2004/08/13(金) 18:56
-
―――本当は後藤、分かってたんだ。
居場所なんて自分で作るモノだって事。
今までの居場所がなくなったのなら新しく作ればいいって事。
不意に思い出した、圭ちゃんとの場面。
上手く泣けなかった後藤を圭ちゃんはギュッと抱きしめてくれた。
今のあたし達のように。
不思議なほど涙が止まらなくなって。
子供みたいに泣きじゃくった。
あの瞬間、そこは後藤の居場所だった。
だから今のあいぼんにとって後藤の腕の中は1つの居場所。
いつでも甘えに来ていいからね。
"寂しいって思う事に罪悪感を感じる事はないんだよ"
あの時の圭ちゃんの声と後藤の声が重なった。
−Fin−
- 149 名前:マルボロライト 投稿日:2004/08/13(金) 18:58
- って事で「ごまかご」なのか「やすごま」なのか「後紺」なのか分らない小説(w
自分からその場所を離れる事を決意しても寂しいもんは寂しいんですよ
でもそれは悪い事じゃなくて当たり前の事なんですよね
そんな感じの話を書きたかったのです
Σ( ゚д゚)<それだけ?
うほっ!(w
次こそあやごまの後編を。。。
>>131 Gさん
自分の中のあやごまのイメージはそうですね
目がハートのあややと冷や汗書いてるごま(w
9/23にまさかあやごまが絡んでるなんて実際聞いた時は驚きましたね
確かオイラのレポによるとごまコン姫路のMCで話してた
あややの地元であやごま話とはごまも中々(w
>>133 rinaさん
そんな事があったんですよ(w
いつかネタにして書きたいなぁと思って
ごまは基本的に受身なのでこんな2人になりました
>>134-136 >>138 名のナイ読者さん 名無飼育さん 名無しさん
待たせてすみません
あやごまじゃなくてすみません(w
- 150 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/13(金) 23:00
- うほっ、うまいこと話しをまとめるなぁ
どのカプなのかいろいろと妄想をかきたてられる感じで
いい話しありがとうございました
- 151 名前:G 投稿日:2004/08/14(土) 02:32
- 切ないぃぃぃぃー!!!!なんかやられたって感じです
後藤さんの優しさに・゚・(ノД`)・゚・。
後藤さんがソロになって成長したように
辻加護もどんどん成長するんだろうなぁと改めて思いました。
更新乙でした。
自分も姫路コン行きました
ソロどうし色々と気になるってやつでしょうか?
単純にリアルあやごまキタ━━━(゚∀゚)━━━!!と思いましたがw
- 152 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/21(火) 21:34
- 更新大人しく待ってます。
あやごまサイコ−w
- 153 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/09/23(木) 01:04
- ―――
「ごっちん、これ美味しいよ!」
「あの…まっつー」
「はい、あーん♪」
「もうちょっと声落として…」
「早くー」
「…あーん」
連れてこられたお店は少しウチのお店と雰囲気が似ていた。
ちょっと安心。
でも、まっつーのはしゃぎっぷりにちょっと困惑。
確かに若いお客さんは見当たらず、うちらの事を知ってる人はいなそうだけど…。
「ね、美味しいでしょ?」
「…うん。美味しい」
後藤が同意すると満面の笑顔。
こんな笑顔見せられちゃ何にも言えなくなる。
- 154 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/09/23(木) 01:04
- ―――
「ねぇ…手、繋いでいい?」
「いいけど…見つかっても知らないよ」
「構わないもん」
「ちょっとは構おうよ(苦笑)」
せっかくだからとホテルまでの道のりをタクシーを使わず2人で歩く。
東京じゃあ街中を2人で歩くのは難しいから。
「ごっちんの手って…大きくて安心する」
「そう?あんま変わんないような気もするけど」
「何かいいよね…こうゆうの」
「うん…」
「あたし、ごっちんが呼んだら…どこにでも駆けつけるからね」
「無茶はしちゃダメだよ」
今日のはかなり無茶だっただろうし…。
「それでも…ごっちんが呼ぶなら行くよ」
「…呼ぶかな?後藤…」
「呼ぶよ?だってあたしが彼女だもん」
「自分で言うなよ(笑)」
- 155 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/09/23(木) 01:05
- ―――
ホテルに戻ってもまだマネージャー達は帰ってきてないみたいだった。
そう言えば…まっつー、あたしの部屋に泊まる気なんだよね…きっと。
まぁそれは別に構わないんだけど…。
朝には大騒ぎになるだろうな。
一応まっつー「明日には仕事戻ります」って書置きしてきたらしいけどさ。
「ほら、ごっちん!夜景綺麗だよ♪」
決して大きいとは言えない窓から博多の街の夜景が見える。
後ろからまっつーを抱きしめる形で2人しばらく眺めていた。
「あたし達って似た者同士なんだって」
「え?全然似てないよ?」
まっつーは顔だけ後藤の方に振り返る。
「うん。正反対の似た者同士」
「???」
「美貴ちゃんがね、言ってた。似た所がまったく無いのもある意味似た者同士だ、って。
1枚のコインの裏と表。ちょうどピッタリとハマる」
「美貴たん、何か難しい事言ってる」
「アハハ。でも何となく分るでしょ」
「むぅ」
- 156 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/09/23(木) 01:05
- 「あのね…」
「ん?」
ゆっくりと後藤の腕を解いたまっつーが振り返る。
「ごっちん、今日来た理由はね…」
「うん…」
「誕生日プレゼントあげたかったから」
「え…昨日くれたじゃん」
「あれは1つ目」
「1つで十分だよ」
あたしの腕に光るブレスレット。
"ごっちんに絶対似合うと思ったの"
そう言って腕にはめてくれた。
これで十分嬉しかったのに。
「いいから貰って?」
「…うん」
でも、まっつーの目が真剣で頷くしかなかった。
- 157 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/09/23(木) 01:05
-
「プレゼントはね……松浦亜弥をあげる」
「へっ?」
両手を広げ自身を示す。
「芸能人としての松浦亜弥はあげれないけど…」
「まっつー?」
「プライベートの…素の松浦亜弥をごっちんにあげる」
「……」
「この先、何年、何十年…死ぬまで……松浦亜弥の時間をあげる。ううん、貰って下さい」
「……いいの?」
「うん!…でも」
「…でも?」
「返却は出来ませんので」
…する訳ないじゃん。
返事の代わりにギュッと抱きしめた。
- 158 名前:あやや、ワープする 投稿日:2004/09/23(木) 01:06
-
"…こんな時、博多弁で気持ち伝えると何て言うんだろうね"
"どうしたの?急に"
"いや、ここ福岡だからと思って。今度、田中に聞いてみよっかな"
"でもやっぱり…"
"ん?"
"あたしは、ごっちんの言葉で聞きたいな"
"…ありふれた言葉になっちゃうよ?"
"それでもごっちんの言葉で聞きたい"
"…好きだよ、亜弥"
本当、出会った頃には想像できなかったぐらいに。
だから―――お願い。
心はワープしないでね。
あたし以外の他の誰かの所に……。
−Fin−
- 159 名前:マルボロライト 投稿日:2004/09/23(木) 01:07
- って事で誕生日を狙って更新しました
何とか書き上げられたって感じですが(w
しかも大分省いて(ry
次はいしごまかな?もしかしたらみきごま続編かも(w
>>150 名無飼育さん
どうもありがとです
途中で自分でもCP分らなくなりました(w
>>151 Gさん
ありがとうです
ごまの成長は著しいですよね
卒業生も含めみんな大きくなってほしいです
>>152 名無飼育さん
お待たせしました
ここのあやごまは最高か怪しいですよ?(w
- 160 名前:rina 投稿日:2004/09/23(木) 07:22
- 更新お疲れ様です!!
あやごま最高でした!これしか言えないです!!(何
やっぱマルボロライトさん最高です!!
そんでもって、ごっちん誕生日おめでとう!!
リアルで、また松浦さんと入れ違いになってることを楽しみに・・・・(w
いやいや、今度こそしっかり話せることを願ってます。
- 161 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/23(木) 14:56
- 乙です!!!ずっと待っとりました!!!
みきごま続編ですか!?
よろしければ見たいなぁなんて…
失礼しました。
- 162 名前:G 投稿日:2004/09/24(金) 17:45
- 更新お疲れさまでした。
ちょっと強引で素直なあやや、可愛いですね〜
終わり方がすっごい好きです。ワープがそこにかけてあったのか〜とw
今年の聖誕祭は、あやごま…ではなかったですね
マルボロさん新しいCPへの挑戦ですか?w
あやごまありがとうございました!!
- 163 名前:名無しさん 投稿日:2004/10/22(金) 00:30
- 保全です
- 164 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/22(月) 14:45
- 待ってまーす
- 165 名前:マルボロライト 投稿日:2004/12/08(水) 21:18
- ちょっと忙しくて年末年始辺りまで更新できないかもしれません
ご迷惑をおかけします。。。
- 166 名前:名無し読者 投稿日:2004/12/23(木) 22:54
- マターリ待ってます
- 167 名前:名無し読者 投稿日:2005/01/29(土) 20:21
- 保全しますね
- 168 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:19
-
あれから、30分後―――
後藤は家に帰るにも帰れず、このまま美貴ちゃんのベッドで眠ろうとウトウトしていた。
そしたら突然、玄関のチャイムが鳴った。
「んぁ…美貴ちゃん帰ってきたのかな?」
それにしちゃえらく早いな。
後藤は眠い目を擦って玄関へ向かいドアを開けた。
…この時、ちゃんと誰か確認すれば良かったんだ。
いつも後で気づくんだよねぇ…。
「話は全部聞かせてもらったよ」
………………。
…………突然、電波発言を言わないで…圭織(汗)
まぁいつもの事だけど。
「あ、あの…圭織?」
「大丈夫。カオには分る」
いや、あの…それ、文麿のセリフ。
- 169 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:20
-
取り合えず玄関じゃ何なんで圭織を部屋に迎え入れる。
コーヒーでも入れてあげようかと思ったんだけど…。
圭織は無表情のままリビングに正座し、前を指差した。
…そこに座れって事なのかなぁ。
大人しく言う事を聞いて圭織の前に座ってみた。
するとやはり、とゆうか唐突に話は始まった。
娘。時代を思い出して懐かしかったけど。
「後藤、藤本を探しに行きなさい」
「へっ?何で?ってゆうか飛行機ないからすぐ戻ってくるんじゃ…」
「甘い!卒業の日にヅラを外してステージに置いて去るってゆう感動演出を
この期に及んで『ヅ、ヅラちゃうわ!』って拒否したあいぼんより甘い」
「いや…長いし、その演出で感動は呼べないし」
「某掲示板じゃ号泣もんよ」
「あぁ、そうですか(それと作者もね)」
もう何が何やら…。
- 170 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:20
-
「なので藤本を探しに行きなさい」
「だから何で?理由は?別に嫌だって言ってる訳じゃないからさ」
「藤本がデコッパチ、じゃなかった…ヤケッパチになってるから」
「(わざと間違えたな…)あのさ、ヤケになる理由が分んないんだけど」
失恋した訳でもあるまいし。
「処女捨てれなかったから」
「はい?だって美貴ちゃんが途中で逃げたんだよ?」
「逃げた自分にヤケになってるの。なので今、歌舞伎町で暴走中」
「暴走!?ま、まさか…」
「うん、チャリンコで」
「ズコッ!紛らわしい言い方しないでよ!」
いかん、これじゃコントだ。
珠代さんを連れてくるべきか。
「そろそろ体力の限界でストップするだろうから危険」
「あー『M娘。のF本M貴 夜の歌舞伎町で夜のオカズを物色!?』とか書かれちゃアレだしね」
「だから行ってきて」
「別にいいけどさ」
携帯と財布を持って準備する。
圭織はいっこうに帰る気配がない。
…居座るのだろうか?
- 171 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:21
-
「そー言えば…前から思ってたんだけど……圭織も処女だよね?」
「ディアー!!」
その瞬間、眩い光が辺りをつつんで…。
「!?……き、消えた」
そんなバカな。
これじゃコントの次はSFだ。
やはり圭織は宇宙人だったのだ。
ってそんな事言ってる場合じゃない。
早く美貴ちゃんを連れ戻さなきゃ。
- 172 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:21
-
―――ここは新宿歌舞伎町。
眠らない街、大人の欲望が渦巻く街。
そんな所に未成年が来ちゃイケません。
ましてや…
「うっせー!ゴチャゴチャぬかしてるとケツに手突っ込んで北海道の真ん中ら辺にぶっ飛ばすゾ!!」
国民的アイドルグループに所属してる未成年なんか特に。
………M娘。のF本M貴を発見致しました。
美貴ちゃん、それを言うなら「奥歯ガタガタ言わすゾ」じゃ…ま、いいけど。
「あ?何か?お前、オレのおデコがネオンより眩しいってか!?ふざけんなー!!」
…本当にいるんだ。
酔っ払ってカー○ルおじさんの人形に絡む人(汗)
ん?
酔っ払って???
……未成年が飲酒しちゃダメじゃん!!
ヤバ!
また低俗雑誌の記事になっちゃう!!
早くあのバカを連れて帰らなきゃ。
- 173 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:22
-
「滝川の黒い雌豹こと藤本美貴様に文句あんのかー!!」
「美貴ちゃん!!」
「何だ?オレは魚を釣った覚えはないぞー!」
「いいから!もう撮影終わったから帰るよ!」
「あー?撮影?誰に許可取ってこの美貴様を!」
「ボカッ!」
こうなりゃ鉄拳制裁だ。
「ザワザワザワザワ…」
「お、お騒がせしましたー!」
あーもう!
絶対変な噂が流れるよコレ…。
だってカメラなんてどこにも(ry
取り合えず今は人目に付かない場所に移動する事が先決だ。
- 174 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:22
-
「美貴をどこ連れてくんだよー!俺はまだ帰んないぞ!!」
どうしよう…。
どうやったらこのバカを黙らせれるんだろう。
"ハーイ♪お・ひ・さ♪天使の梨華ちゃんで〜す!"
"ウィーッス!悪魔のヨッスィーだぞ!"
んぁ!!
また現れやがった!!
ってか見てたの!?
"私達はいつもごっちんの心にいるよ♪"
"さぁ!踊ろう!"
ヨッスィー、それミスムンだし踊らないし。
"それはそうとごっちん、何やらお困りのようね"
"困った事は俺達に任せな!"
あー…。
結局この2人に頼るしかないのか。
……あのですね、このバカを黙らす良い方法があれば教えて頂きたいな、と。
- 175 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:23
-
"あら、ミキティ派手に酔っ払ってるね"
"女を黙らすなんて簡単だぜ!"
本当!?
"お喋りな口を塞いじゃえばいいのさ"
"ウフフ♪"
口を塞ぐ…?
だって手で塞ごうとしたら暴れるし。
無理だよ…。
"アンビリーバボォ!違うよYOU!ブチュっとしちゃいなよ!"
"イヤ〜ン♪"
あ…、そっちかぁ。
"何なら下の口も(以下)"
"キャッ♪"
あーもう2人ともキモイ…。
取り合えず喋れないようにキスしちゃえばいいんだよね。
でも…今の美貴ちゃんならキスされても喋り続けそうだけど(汗)
- 176 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:24
-
「あーもう飲み足りねぇ!」
「あの美貴ちゃん」
「酒持ってこーい!」
「もしもし?」
「飲まずにやってられっかぁ!」
「美貴!!」
「あんだぁ?ん!!……」
振り向きざまに強引に唇を重ねた。
少し、いやかなりお酒臭かったけど…。
それでも何度も角度を変え、今の後藤に出来る精一杯のキスを浴びせてみた。
「「……」」
ゆっくりと唇を離す。
恐る恐る美貴ちゃんを見てみると…。
「……」
ヘナヘナヘナ〜。
文字通り、その場にへたり込んでしまった。
暗くてあんまり分からないけど、その顔はお酒のせいじゃなく多分キスの余韻で赤らんでいた。
上手くいった、のかな?
- 177 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:24
-
「美貴ちゃん、帰ろ?」
「…うん」
さっきまでとは別人のように大人しく、そして素直に言う事を聞いてくれた。
後藤が差し出した手を弱々しく握り2人で歩き出した。
「そう言えば、美貴ちゃん自転車は?」
「あ…どこやっただろう…」
「覚えてないの?」
「うん…」
「そっか。探しに行く?」
「…いいや。騒ぎになったら困るし。また買うよ」
「そう」
もう十分騒ぎになったと思うんだけど(汗)
それから電車で帰ろうかとも思ったんだけど…
あんま人目に付きたくなかったのでタクシーを拾って帰った。
美貴ちゃんをマンション前で降ろし、後藤も帰ろうとしたんだけど(明日は仕事早いし)
でも、すがるような目で後藤を見てくる美貴ちゃんを放っておけず2人で部屋に戻った。
- 178 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:25
-
「「……」」
ベッドの上に2人で座ってみたものの…。
えーっと…この沈黙はどうすればいいのかな(汗)
美貴ちゃん、酔いは醒めてるみたいだけど。
「…ごっちん」
「は、はい」
やべぇ、どもっちゃった。
だって何か変な緊張感で汗ばむ女の見せ場じゃん(ごっちーん!)って感じだったから。
ん?何かヲタヲタしい声が付いてきたような…。
って事は数週間でここまで密接になったね、って続くのか?
数週間どころか数時間で体の関係になりかけましたが(汗)
「ごっちん、どうかした?」
「い、いや何にも」
「あのね、美貴考えたんだ」
「うん…」
何をだろう…ちょっと怖い。
- 179 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:25
-
「美貴、焦りすぎた」
「そう…だね」
「自分を見失ってた」
「…だね」
何だか真面目っぽいぞ?
「考えたらさ、同い年でも処女の娘なんて世の中にはいっぱいいるもんね」
「うん。年上でもきっといっぱいいるよ」
「だよね。美貴、焦らなくていいんだよね」
「いいと思うよ」
「だからさ…美貴考えたんだ」
「…何を?」
「…ごっちん」
「うん……」
美貴ちゃんがジーっと見つめてくる。
あ、ちょっと可愛い。
そして美貴ちゃんは後藤の手をギュッと握った。
- 180 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:26
-
「だからごっちん……代わりに後ろの処女奪って?」
「…………」
後ろ?
後ろの処女?
……。
「…はぁ!?」
- 181 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:28
-
ガッ! ノノノハヽ
-=〃ノハヾヽ ∫ ,、、从川;VoV) <なっ!!
-=⊂( ` Д ´)⌒,⊃ )Σ ( つノつ
--==∪ / ^´ W ヽ)ヽ)
-=∪ <アホか!
美貴ちゃんママ、必殺技借りましたよ。
「真面目な話かと思えば何言い出すんだよ!」
「いや、大真面目だってコレが」
「そんなの奪いたくないよ!しかもそっちの方が上級者じゃん!」
「だって美貴が10円玉(未貫通)でもいいの!?後ろだけでも50円玉(貫通済)の方がいいでしょ!?」
「知るか!そんなに50円玉になりたきゃヨッスィーに頼みな!」
「えー。だって美貴はごっちんがいいんだもーん♪」
「可愛く言ってもダメ!後藤、もう疲れたから寝る!」
「ひどーい。いいもん、他に方法考えるから!ブツブツブツ…」
あーあー聞こえない聞こえない。
明日になって目が覚めたら「夢だった」って誰か言ってね、お願い…(泣)
以下明日になっても1へ戻ってエンドレス。
−Fin?−
- 182 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:30
-
( `.∀´)
- 183 名前:女のプライド!?R-リターンズ- 投稿日:2005/02/08(火) 20:31
-
( `.∀´)
- 184 名前:マルボロライト 投稿日:2005/02/08(火) 20:32
- ( *`.∀´)<あらやだ下品なオチね
そうだねヤッスー
でも勝手に美貴様が喋って話が変わっちゃったんだもん(w
下品なのは話じゃなくてこれ書いた作(ry
あーあー聞こえない聞こえない
作中のいいらさんがあいぼんの卒業の話をしているのは書いた時期がその辺りだから(w
どんだけ書くの遅いねん_| ̄|○
次回は未定
かおごま書いてみたいけど書くの難しい…
>>160 rinaさん
ありがとうございます
今年はあやごまが絡みまくってますね
それを燃料にまたあやごま書いてみます(w
>>161 名無飼育さん
ありがとうございます
こんな続編ですいません(w
>>162 Gさん
ありがとうです
最後の「ワープ」は当初は無かったんです
書きあがってから付け足しました(w
去年の聖誕祭はやすごまでしたね
それでも(・∀・)イイ!! と言っちゃうカップリングDDです(w
>>163-164 >>166-167 名無しさん、名無飼育さん、名無し読者さん
保全ありがとうです
お待たせしました
- 185 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/08(火) 22:26
- ヤッタキタ━━━(゜∀゜)━━━!!
しかも続編キタ━━━(゜∀゜)━━━!!美貴様…GJ!!イヤ、かおりんGJ!!!
- 186 名前:G 投稿日:2005/02/08(火) 23:06
- 更新キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
マルボロさんのミキティは素直と言うかあけっぴろというか…最高ですw
後藤さんは振り回し気質な性格だと思ってたのですが
こういう風に誰かに振り回される役も似合ってますね〜
小さなギャグやボケをスルーせずに拾ってしまうからでしょうか?w
登場人物のセリフ・行動みんなおもしろかったです!
- 187 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/09(水) 00:51
- アフォや、作者さんはアフォやw
めちゃくちゃ笑わせてもらいましたわ
小ネタを撒き散らして、最後はビシッと締めて終る
最高でございます
気が向いたらあやごまお願いします
- 188 名前:rina 投稿日:2005/02/09(水) 10:42
- おぉ、続編じゃないですかぁーっ!!
めちゃめちゃ楽しませていただきましたw
やっぱりこのミキティ最高ですねvv
暴走気味なところが何気にツボで・・・・。
一人、PCの前でニヤついてしまいました(ぇ
あやごまもごまみきも最高です!
- 189 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/11(金) 14:33
- 最後までいってしまえばよかったのに
なんてことは置いときます
ニヤニヤがエンドレスな読者でしたw
- 190 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/04/11(月) 17:12
- よしごまみたいな
- 191 名前:マルボロライト 投稿日:2005/06/12(日) 19:41
- ノノ*^ー^)<自分で保全したりして
- 192 名前:名無しさん 投稿日:2005/06/23(木) 18:33
- イベントログ面白いです
でもマルボロさんの小説も好きです保
- 193 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/03(土) 20:01
- 保全しますね
- 194 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/03(月) 06:57
- 保全
- 195 名前:マルボロライト 投稿日:2005/12/05(月) 22:10
- 今年中にはもう1本書けとゆいたいです保全
- 196 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 04:38
- 突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
Converted by dat2html.pl v0.2