もう一つの時間軸

1 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:06
お初です。2chに載せたんですが、
書き込み規制(?)のためか、うまくいかないので、
こちらで書かせていただきます。
とりあえず、もうすでに一応の完結はしていて、
予定では、このまま15話完結でいきたいと思っていますので、
読んでくださる方、よろしくお願いします。
それでは、ハロモニ。よりもダルダルな感じで、
まずは第一話から・・・。
2 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:08
もう一つの時間軸
 〜さくらおとめ分割がなかった世界のモー娘。物語〜


第01話 10月5日 今年最後の暑さを感じたある日


バタンッ

石川「あー良かった間に合った。おっはよ〜」
矢口「おっはよ〜っじゃなーい!」
加護「梨華ー!遅いぞーこら〜ぁ!」
辻 「そうだー、みんなの迷惑考えろ〜」
新垣「あ、ですよね。そうですよね〜」
紺野「あ、梨華ちゃん、おはようざいまぁす」
石川「おはよう・・・ってーか、あのさ紺野、どこ見て言ってんの?」
紺野「やぁ、まだちょっとなんか・・・」
矢口「いや、ってーかさ、十分遅いよ梨華ちゃん。
   なーんか、ちょっと最近石川たるんでるよなー」
石川「ちょっとぉ、そんなことないってば〜」
矢口「え〜〜?そおぉう〜?」
石川「だってえ、チャーミーはぁ、いつもやる気マンマンなんだモン!」
矢口「・・・・・・・・・・・ぅわ」
加護「・・・・・・・・・」
辻 「・・・・・・・・・・・・・・・」
石川「・・・・・・・ちょっとぉ、なんでここで黙るのよぉ〜」
矢口「梨華ちゃんってさ、ホントさむいよね〜」
新垣「あ〜、やっぱそうですよね〜?」
石川「ちょっと〜、ガキさんまであたしをいぢめるの〜」
加護「さむさがあぁ〜、あ、命!」
紺野「・・・・・・モグモグ・・・・・あ、これおいしっ」
安倍「あ、カオリそれ、何読んでるの?」
飯田「え?これ?うんとねぇ安野モヨコさんの・・・」
安倍「あ、ホント!新しいの出たんだ。読み終わったら今度貸してね」
紺野「ねぇマコ、マコの買ってきたこれさぁ、これも食べていい?」
小川「まぁだ食べるの?あさ美ちゃん」
高橋「ダイェトするて言ってねかったけか?」
紺野「大丈夫、昨日はお菓子7個で我慢したから」
高橋「う〜ん、そんだったら、まぁ・・・」
小川「でも、あさ美ちゃんのお菓子7個って、7箱のことでしょ?」
高橋「うぇあ!そりゃ食べすぎでねか」
小川「っていうか、もう袋開けちゃってるじゃん、もお」
紺野「・・モグ・・・カロリークィーンと呼んでっ・・・
   ・・・・ングモグ・・・あ〜これもおいし!」
3 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:09

バタンッ

藤本「ふぅーーあっつい、あ、おはよーございます〜」
矢口「あ、藤本おはよー」
加護「おはよございま〜す」
辻 「ぉはょざいまぁす」
安倍「おはよー藤本、今日も元気ー?」
藤本「あ、おはようございます安倍さん、元気ですよ〜」
矢口「今日も藤本なんかいいよね〜」
藤本「えー?そうですか、そんなことないですよ」
矢口「やーでも、最近がんばってるって伝わるもん」
新垣「あー、そうですよね〜」
藤本「アハハ、ホントですか?ありがとうございます」
石川「・・・・・ちょっと・・・
   さっきのあたしと、この待遇の差はなんなわけ?」
吉澤「・・・・・・たしかに」

4 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:19
第1話は以上です。
それぞれのメンバーの声をイメージしながら読んでいくと、
ちょっと感情移入できる・・・かもしれまい。
微妙な空気のまま、第2話にいきたいと思います。
5 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:20

第02話 10月17日 桜の葉が紅く黄色く色づき出したある日


亀井「・・・・・やっぱり、そうだよねぇ」
田中「うん、れぃなもそう思うけん。ね、さゆもそう思わん?」
道重「・・・・・・・・・・・」
亀井「・・・・・・・」
田中「・・・・・・・・・」
道重「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
亀井「・・・・・・・・・・・・・」
田中「・・・・さゆ?」
道重「・・・・・・・・・・・・・」
田中「・・・・・・・・さゆ?」
道重「・・・・・・」
田中「・・・・・・・・・・・・・・・」
亀井「・・・・・・・さゆ、呼んでるよ」
道重「・・・・・・」
亀井「・・・・・・・・・・・さゆってば」
道重「・・・・え、なに?」
田中「さゆ、鏡見すぎだってば」
道重「・・・・・・・・でも、もうちっちゃいのだよ」
田中「前よりは、ね」
亀井「うん」
田中「しかも、それけっこう前の話でしょ」
道重「・・・・・・・うん、でも」
田中「・・・でも?」
道重「・・・あたしが一番かわいいよね・・・・・・」
田中「・・・・・・・・・・・」
亀井「・・・・・え、それだったら、あたしの方が・・・・」
田中「・・・・・・・・・・はぁ」
6 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:24
安倍「それにしてもさぁ」
矢口「ぅん?」
安倍「相変わらずすごいね〜」
矢口「6期のこと?」
安倍「そ。あの、なんて言うんだろね、
   あの微妙な空気はマネできないよねぇ〜」
矢口「アハハ、そうだね。これでまた7期とかって入ってきたりしたら、
   また違ってくるんだろけど」
安倍「やー、そんなこと言ってるとまた増えるべやぁ〜」
矢口「アハハハ、この調子じゃ、娘。も20人超えちゃうかもね。」
安倍「まあ、でもうん、5期も小川とか紺野とか、
   6期が入ってからちょっと変わったもんね〜、新垣にしてもさ」
矢口「ん〜、なんかお姉さんになった感じがするよね」
安倍「あーなんかさ、それ言ったらアレだよね、やっぱり辻加護だよね」
矢口「あ〜それわかる。5期入ってから変わったもん、なんか」
安倍「ねぇホントに。下の娘。ができると変わるんだよねぇ、
   やっぱりお姉さんになるっていうかさぁ。あ、食べる?」
矢口「お、1個ちょうだい。こんなの出てたんだ、はじめて見た」
安倍「うん、コンビニであったから買ったの。新発売だって」
矢口「へぇー・・・あ、ありがと」
加護「よーよーそこのオネーチャンたちぃ?いいモン持ってんジャンよー」
辻 「悪ぃこたぁ言わねぇ、1つ俺たちによこしなぁ」
矢口「ん、出たな、お子ちゃま軍団」
安倍「はいはい、1つずつあげるから」
加護「おー、なかなか物わかりのいいネーチャンやのー」
辻 「ネーチャン痛い目にあわないで良かったのぉー」
安倍「はいはいわかったから、これね。」
加護「やたっ」
安倍「はい、ののも」
辻 「ありぁとざぃます」
矢口「頑固ひとすじふたすじのつもり?」
辻 「あはっ、そうぇす。」
加護「・・・・・あ、これおいしい〜、イチゴだ」
辻 「あぇ?あいぼんの、違う味のヤツ?」
加護「うぇ、つぅでぃー何味?」
矢口「・・・・・・・・・・・・・」
安倍「・・・・・・・・・・・」
矢口「・・・・・・・・・・・・・・」
安倍「・・・・・・・・」
矢口「・・・・・・・はぁ・・・お姉さん・・ねぇ」
7 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:29
以上、第2話です。
内容はともかく、書き込みがちゃんとできるのが、ありがたやありがたや。
このまま続けて、第3話いきます。
こんな感じの雰囲気が、もうちょっと続きます。
8 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:33


第03話 11月6日 枯葉舞う季節になる少し前のある日


吉澤「ちょっとさぁ?だからみんな言ってんじゃん、
   梨華ちゃんマジキショいんだって」
石川「でもさぁ、それでみんな笑ってくれるじゃん?」
吉澤「えぇーー?」
石川「だからさ、それでいいじゃん?楽しいんだし。
   こう、雰囲気もなごむし・・・」
吉澤「いや、そう思ってるの、梨華ちゃんだけでしょ?」
石川「えぇ〜〜、そんなことないよ〜!ねえ、ガキさん?」
新垣「え、あ、え?あの、そうですねぇ・・・・あー、でも・・・」
吉澤「なに新垣味方につけようとしてんの。
   だいたい、梨華ちゃんのキショいキャラは、
   もう、日本全国に知れ渡ってるんだからさぁ、
   別にいいじゃん?いい加減認めればいいのに・・・
   まあ、キショいキャラっていうか、さむキャラなんだけど。」
新垣「アハハ、そうなんですかねぇ〜」
石川「ちょっとぉ、ガキさんまでぇ〜〜」
新垣「やぁ、違うんですよ。別にキショくてもいいっていうか、ねぇ?」
吉澤「ほら、ガキさんも言ってんじゃん。梨華ちゃんキショいって」
新垣「や、っていうか、あの、なんて言うんですか、
   石川さんはぁキショいっていうか・・・」
石川「なによぉ〜?」
吉澤「あ、それよりガキさん、あのさ、そこの、
   あれ、あのお菓子食べたいんだけど、取ってくれない?」
新垣「・・・あ、え?どれですか?」
吉澤「あ、うぅん、ちがっ、あ、そう、それそれ・・・あ、ありがと。」
石川「ちょっとぉ、よっすぃ!なにガキさんパシリに使ってんのよ!
   お菓子くらい自分で取りに行きなさいよ、もう!」
新垣「あ、別にいいですよ。全然大丈夫です」
石川「って、全然良くない!新垣はタンポポの一員なんだからね!
   タンポポの大切なメンバーをパシリに使うなんて!
   この編集長・・・じゃなくて、悩み相談担当・・・じゃなくて、
   タンポポリーダーの石川梨華が許さないんだからっ」
新垣「はぁ〜〜」
9 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:35
吉澤「なーんか、梨華ちゃんの言うことよくわかんねーんだよ。
   別にタンポポ関係ないじゃん。」
石川「ふーんだ、そんなこと言ってると、
   またテレビでガキさんパシリに使ってることバラしちゃうからね!」
吉澤「・・・や!それはやめて!マズいでしょ、それは・・・・」
新垣「あ〜、ありましたねぇ前のコントで。いつでしたっけ?
   あの、天使と悪魔の、面白かったですよねぇ、あれ・・・」
石川「だいたいよっすぃはね〜、
   一応は、アイドルなんだから少しはねぇ〜・・・・」
矢口「・・・・ってーか、面白いよね。」
安倍「なにが?」
飯田「よっすぃたちの会話?」
矢口「そうそうそう」
飯田「うん、たしかにねぇ」
安倍「っていうかさぁ、普通に会話聞いてるだけで笑えるよね。」
矢口「やっぱキャラ濃いぃんだよ、みんな」
安倍「ね〜、ホントに。マメも、新垣もかなりおもしろいしぃ〜!」
飯田「最近はだんだん、テレビとかでもみんなキャラたってきてるしねぇ」
矢口「ね、うたばんとかで『おい!ジョンソン!!』とかってさあ、
   言われてた時代がなつかしいよねぇ〜」
飯田「アハハ、ねぇ〜」
矢口「でもさぁ、前もなっちとさぁ、あたしのラジオで、
   なんか30分くらいインターネットだけのときとかあったじゃん」
安倍「あぁ〜あ〜、あったねえ〜。『あなたがいるから』のでしょ?」
矢口「そうそう、あの、野球が延長してて、
   なんかラジオからのが放送できなくて、
   それで、インターネットのだけで放送したヤツさ。」
安倍「うんうん」
矢口「あれって、やっぱりなんか好評だったみたいよ」
安倍「へぇ〜」
矢口「ラジオのスタッフの人が言ってた。
   なんか楽屋トークな感じで良かったって」
安倍「あぁれは〜、楽しかったねぇ〜。また呼んでよ〜」
矢口「うん、呼ぶ呼ぶ!」
10 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:38
飯田「あぁ〜、あれ、それって8月くらいのでしょ?カオリンも聴いたよ」
安倍「あ、ホントにぃ」
飯田「うん、なんかねぇ、面白かった。ほんと楽屋トークだよね、完全に」
安倍「ね、いつもあんなだったら、もっと面白いんじゃない?」
矢口「アハハ、ね〜。や〜でも、どうだろ?
   いつもいつもこんなだとさすがにヤバくない?」
安倍「まあね〜、でも、ハロモニ。とかでもさぁ、
   けっこう前にやったじゃん、なんだっけあれ、えぇっと、
   なんとか部屋ってやんなかった?企画でさぁ」
飯田「あーぁー、モーム素部屋?」
矢口「あぁ〜〜〜!あったあった!あれ、面白かったね〜私服でってヤツね」
安倍「ね〜、あ、そう!なんか、
   初期のパンフとか写真集とか置いてあったりしてさぁ」
矢口「やあぁ〜〜〜〜!ヤバイヤバイ!あれはビックリしたホント。
   なんか、小川とか辻とか見てたでしょ、あれはホント勘弁だよ」
飯田「ね、矢口とか、『数年経ったらこうなります』とかって、
   裕ちゃんにさぁ、ねぇ、言われてたもんねぇ、あれは面白かった」
矢口「もおねぇ〜昔の写真はホント出さないで欲しいって。
   ヤバイもん。ほんっとに!もお〜〜」
安倍「水着の写真とかもあったもんねぇ。」
飯田「ねぇ」
矢口「しかも、すっごい初期のヤツをさぁ」
飯田「たしかに、今さらあんまし出されたくないよねぇ」
矢口「も〜ぉ、ホントに、怖い怖い怖い!」
安倍「あとさぁ、なんだっけ、5期メン入ったばかりくらいのときにさ、
   あの、うたばんで・・・2月くらいだっけ?
   冬にさぁ、年上グループのあたしたちだけで・・・」
矢口「あ〜!緑山スタジオの?」
安倍「そうそう!あの、タカさんと中居くんなしでやったヤツ」
11 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:40
矢口「あ〜、まだごっつぁんと圭ちゃんいた頃だよね〜」
安倍「そうそうそうっ」
飯田「うん、でもさぁ、あぁれ大変だったよね〜」
矢口「ん〜なんかすごく外が寒かった記憶がある」
飯田「や、うぅん、そういうんじゃなくて、なんていぅの?」
安倍「あ〜、ね、あたしたちだけでさぁ、話どんどん進めてってさぁ」
飯田「そう!カンペがときどき出て、それに合わせて話進めてくってヤツ」
安倍「5期のキャラをたたせるためにはどうすればいいのか、
   みたいな話やったよね」
矢口「あぁ〜でも、あぁいうのもう1回やってみたくない?」
安倍「そうだね〜、また。あぁいうの面白いしね」
飯田「うん・・・そうだねぇ・・・・」
安倍「今度は6期抜きとかでやってみたら面白いかも」
矢口「あぁ、それいいかもね〜」
石川「ア〜ルアンド〜・・・」
新垣「ア〜ルゥ〜!」
石川「イェ〜〜〜〜〜〜〜!」
新垣「イェ〜〜〜〜〜〜〜!」
吉澤「え?なに?・・・ちょっと何それ?ガキさんも?」
12 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:42
石川「ふふんっ、よっすぃは知らないでしょ!
   あたしとガキさんはタンポポ以外にも、
   R&Rっていう深いきずなで結ばれてるんだから!ねーガキさん?」
新垣「ねぇえ〜、そうなんですよ、R&Rっていう。」
石川「ア〜ルアンド〜・・・」
新垣「ア〜ルゥ〜!」
石川「イェ〜〜〜〜〜〜〜!」
新垣「イェ〜〜〜〜〜〜〜!」
紺野「R&Rって・・・ドラゴンボールの・・・?」
新垣「って、え?何言ってるの、あさ美ちゃん。オソロでやったでしょ」
紺野「・・・え?・・あ!あぁ〜、そっちのぉ!
   あたしは柴ちゃんがいないと、トロンズになんないもんねぇ・・・」
新垣「あ、でも、あさ美ちゃんはあれがあるじゃない、
   なんだっけ、あさ美カップなんとかって・・・」
紺野「ちょっとぉ!里沙ちゃん、『あさ美カプチーノ』だからっ。
   何よ、あさ美カップメンって」
新垣「や、そこまで言ってないんだけど・・・」
石川「まあ、なんでもいいから。紺野、ちょっと今やってみせてよ」
紺野「えぇ〜!ここでですか!?や、ホント恥ずかしぃんですよ?あれ」
石川「いいから、やるの!
   はい、それじゃ、紺野あさ美で、『あさ美カプチーノ』いきますっ、
   3、2、1、キュッ!」
紺野「『みなさぁ〜ん、お元気かしらぁ〜。あさ美カプチーノよぉ〜。
   どちらかとゆぅとぉ、クーポン券』」
石川「や〜ちょっと〜紺野、いいんじゃな〜い!?」
紺野「ひゃ〜〜〜、あーダメ、顔じっくり見ないでくださいょう。
   ホンット恥ずかしんですから〜〜」
新垣「アハッ、でも、クーポン券って何ですかねぇ?」
小川「・・・・・・・・?」
13 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/02(木) 02:47
以上、第3話でした。
14 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:48


第04話 11月19日 曇り空に少し日が差したある日


高橋「や、でも、おいしぃですょね?」
藤本「うん、美味しかった」
吉澤「あれ?ミキティも食べたことあるの?北海道にもあるんだっけ?」
藤本「や、北海道は普通のカツ丼なんですけど、
   前にあの、五木マラソンで福井に行ったときに・・・」
吉澤「あぁ〜〜そっか!」
高橋「ねぇ!美味しいですよね?」
藤本「うん、けっこう美味しかった」
高橋「ですょねぇ〜、やぱソースカツ丼は人気高いんですょ」
吉澤「え〜?でもさぁ、人気は別に高くないんじゃん?」
高橋「ぇえ〜?何でですかぁ?」
吉澤「え、だって、メジャーじゃないじゃん?」
高橋「ゃ、でもっくぃではみんなソースカツ丼がぉぃしぃって・・・」
吉澤「え〜?なになに?何だって?」
高橋「や、だから、ふくぃではふつっにカツ丼たのめば、
   ぜぶソースカツ丼なんです」
藤本「っていうか、愛ちゃんさぁ、何言ってるかわからないよ」
吉澤「そう、なまりすぎ!」
高橋「や、もぅナまりは抜けてんでって!」
藤本「いや、その今言った言葉がすでになまってるから!」
吉澤「いくらつんくさんに、
   なまったままで良いって言われててもさぁ・・・」
藤本「アハハッそうですよねぇ!
   まあ、でも、それに気付いてないのが、またウケませんっ?」
吉澤「そう、だからタカさんとか中居くんにも、
   テッテケテーとか言われるんだって」
高橋「でも、ぃつもナマっテるて言われんけど、福井の友達に電話すると、
   みんななまり抜けたねって言ってくれるンやけど・・・・・」
藤本「え〜〜〜〜〜〜!」
15 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:49
吉澤「まあ、でもさぁ、
   とりあえずあたし、ソースカツ丼食べたことないんだよなぁ」
高橋「じゃ、今度ライヴとかで福井に来たときに食べません?」
藤本「え?福井でのライヴなんてありましたっけ?」
吉澤「あれ、なんだっけ、小松ドーム?」
高橋「や、それは石川の・・・・」
吉澤「ぁそうだっけ?だーめなんだよ、地理だけは苦手なんだよなぁ〜」
藤本「ぇえ〜?うふっ、地理だけ、でしたっけ?」
石川「・・・・え?なにが?石川って。呼んだ?」
吉澤「あー呼んでない呼んでない!
   梨華ちゃんは呼んでない。っていうか呼ばないし。
   いいからいいから、寒い人は冷蔵庫にでも入ってなさい」
石川「いぃ〜や、ねぇちょっと!何よっすぃ!?
   今のヒドくない!?高橋ぃ〜」
高橋「や〜、そですねぇ、あ、でも・・・ぃしか、
   あ、ょしざ・・・ぇと、・・・・あ、ぁの、なんでもないです」
藤本「いや、なんでもないって言うか、なぁに言ってるの?」
石川「っていうか、よっすぃ!?」
吉澤「なぁんだよ」
石川「最近、ちょっと冷たいわよ!
   同期なんだから、もっとあたたかく、こうさぁ!」
吉澤「あぁ〜、無理だね。
   梨華ちゃんと一緒にいると寒すぎて、
   上着もう一枚羽織らないとやってらんないもん」
藤本「アハハッ、すごいこと言いますねぇ!」
石川「ひどい!ヒドいわ!ヒドすぎるわ!
   聞いて!よっすぃがいぢめるのぉ。ラブリ〜助けてぇ!」
吉澤「う〜わっ、キショッ!それが寒いっつってんだよ梨華ちゃんさぁ」
藤本「アハハハ、たしかに」
高橋「とりあえず、ぃつか福井行ったときに、
   ソースカツ丼食べましょぅよ」
石川「・・・ちょっとぉ、高橋にまで無視されるあたしって・・・」
吉澤「まぁ、しょうがないんじゃん?キショキャラなんだから」
16 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:50
紺野「マコ?ちょっとそれ、食べすぎじゃない?」
小川「ぇえ?そんなことないでしょ、あさ美ちゃん」
紺野「うぅん、食べすぎ!
   この前も少しやせなきゃ!って言ってたじゃない」
小川「ええぇ〜〜」
紺野「マコはこれ以上食べちゃダメ。
   残りは、あたしが手伝ったげるから」
小川「ぇえ〜?そんなこと言ってまた、
   あさ美ちゃんお菓子独りじめする気でしょ?」
紺野「え?や?そ、そぉんなことないわよ」
小川「ウソ。今、明らかに動揺してたでしょ」
紺野「・・・・・・う゛・・・」
小川「まったくもお〜〜!油断も隙もあったもんだっ!」
紺野「や、それを言うなら、
   油断も隙もあったもんじゃない、でしょ」
矢口「や〜、でもさぁ、こう見るとホントウチら女子高だよね」
安倍「ねぇ〜、ホント」
石川「女子高って、岡女?」
加護「アハッ!日本で一番高い山は〜!」
安倍「ちょっとあいぼん!もう、ぁ〜、いいからそれは!」
矢口「アハハハッ、ヒマラヤ山脈だぁべさぁ〜、キャハハハハッ!」
安倍「やぁ、ちょっと矢口も!もうその話はいいからぁ〜!」
加護「スゥシ・テンプラ・フジヤマ・ゲイシャ!」
辻 「アハハハ、フジヤァマ!マウントフゥジ!バカーッ!」
加護「アハッ」
安倍「いっやぁ、ていうか、もうホントにいいから!
   社会はほんっとうにダメなの!もぉ、知ってるでしょぉ〜。
   っていうか、あんたらがバカ女のツートップなんだからね!
   人のこと言えないでしょ!」
17 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:50
矢口「や〜〜、キャハハハハ!それにしても・・・ねぇ」
加護「あぇさんらいじょおぶぅー?あぇさんらいじょおぶぅー?」
矢口「キャハハッ、なぁにぃ?岡村さんのマネ〜?」
加護「うんそぉ」
安倍「でもさぁ、それ言ったら、圭ちゃんのが面白かったよね?」
矢口「え〜なんてヤツ?」
安倍「あの、なんだっけ、『hold on』の訳のでさぁ」
加護「あぁ〜〜!『長く情熱的に抱いて下さい』〜、だっけ?」
安倍「そお〜〜〜!あれ!」
矢口「情熱的!って圭ちゃん、そんな単語どこにもないでしょ〜〜!もう!」
安倍「やぁ〜もお〜、ケメコやらしい〜〜」
矢口「さっすが圭ちゃん」
加護「さっすがオバちゃん!」
矢口「おっもしろいよねぇ〜、さすがだよ」
辻 「アハハハ」
矢口「っていうか、辻ちゃん、笑ってられないでしょ!
   辻が1番成績悪かったんだから」
安倍「そう!クイーンズイングリッシュとか言って、
   さんざんいじられてさぁあ、ねぇ〜」
矢口「なんだっけ?『machine』が・・・」
辻 「ぁあ〜、マカロニ?」
安倍「あ〜〜!アハハハ!そうだ〜あったね〜」
矢口「キャハハハ!マカロニって、そんなんじゃLOVEマシーンが
   LOVEマカロニになっちゃうでしょ〜」
辻 「アハハハハハ〜、もう〜〜」
矢口「どんなマカロニやねんっ!って」
安倍「ねぇ、あぁっれはウケたよね〜」
18 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:51
矢口「や〜、でも、岡女はやっぱ見てて面白いわ。」
安倍「やってるウチらも面白いからね〜
   あとさぁねぇ〜前の修学旅行のもすごかったし、ねえ」
矢口「うん。岡村さんいい人だしね」
安倍「あとさぁ、あれ、アレも面白かったよね〜
   なんだっけ、紺野のさぁ『長い私を・・・』ってヤツ!」
矢口「あ〜!あれね〜、キャハハハハハッ。
   いっつもめちゃくちゃいっぱい食べてるもんなぁ〜」
加護「うん、だから、ぃっぱい出るのっ」
矢口「キャハハハッ、何が出んだよ、キッタねぇあ!」
紺野「・・・・・・モグ・・・・モグ・・・」
高橋「ぁさ美ちゃんてホント幸せそぉに食べるね?」
紺野「・・・モグモグ・・・うん・・・・これ、おいしいよ・・・。
   ・・・愛ちゃんも食べる?」
高橋「いや、ってか、さっきからずと食べてるでしょ?
   少しひかえねと・・・」
小川「私の歌声を長くのせて下さい。」


19 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:52
以上、第4話です。
パソコンが不調でとんでもない状態。
20 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:54


第05話 11月28日 とても寒い冬の初めのある日


矢口「・・・ねぇ・・・どうすれば、いいんだろ・・・?」
飯田「・・・うん」
安倍「困った・・・ね・・・・・」
辻 「あぇ?うんこまった?」
加護「うんこ待った?」
辻 「うんこ、待った〜?」
加護「公衆お便所だょね〜、多分。」
辻 「パパパパーン!」
加護「うんこお!」
辻 「パパパパーン!!」
加護「うんこ〜!」
辻 「パパパパン・パパパパン」
加護「パパパパ!パ・パ・パ・パ・パ・パ・パ〜!」
辻 「うんこ〜」
加護「ミィニモニ。テレフォンだ!リンリンリン!」
辻 「あははは〜〜。
   ペペロンチーノにチーズかけたってぃいだろぉ〜〜」
加護「ぅし!もう一曲いってみよぉ〜〜」
辻 「おぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!よし、いくぜっ!」
加護「ぶりんこぉ〜〜〜」
辻 「うんこ〜〜〜〜ぉお!」
矢口「もお〜。ちょっと!あんたらはいいから!
   っていうか、なつかしいのやってんね、27歳とか覚えてる?」
安倍「それにしても、どうしよう・・・ね」
飯田「・・・・・ねぇ」
紺野「あれ?マコっちゃん、それなに〜?」
小川「ぇとねぇ、新発売の・・・」
紺野「ホントにぃ〜?1つちょうだい、1つ1つ、ね。」
小川「いいよ、一緒に食べよぅ」
紺野「ホントに〜!?ありがとマコ〜」
高橋「ちょとぁさ美ちゃん、減量命令出てたンでねか?」
紺野「モグっ・・・・ング・・・モグ・・・うん明日・・から、ね♪」
吉澤「梨華ちゃんさぁ?」
石川「え?なにぃ?」
吉澤「梨華ちゃんは、どうする・・・つもり?・・・」
石川「うん・・・・・・そうだね、どうするんだろ・・・・」
吉澤「・・・・・・・うん・・・・」

21 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:55


第06話 11月30日 小雨の降る肌寒いある日


矢口「決めた?」
安倍「うん、いいよ、とりあえず5人前くらいでいいよね?」
矢口「あぁうん、それくらいかな。カオリは?」
飯田「・・・ちょっと待ってね・・・ぇえと、いいよ。決まった。」
矢口「じゃ、押すよ」

ピンポーンッ

飯田「・・・・・・」
矢口「それにしてもさぁ」
安倍「・・・・うん?」
矢口「・・・あたしたち、どうすればいいんだろね?」
飯田「・・・・・うん・・・」
矢口「カオリはどうしたい・・・?」
飯田「・・・カオリンは・・・・・どうだろう?」
矢口「・・・・・・・・うん」
飯田「・・・・・・でも、それぞれみんな、決めないとね・・・」
矢口「・・・・・・うん」
安倍「・・・・・・・・・・・」
矢口「なっち、なっちはどうする?」
安倍「なっちは・・・・・・・・・うん・・・ソロ、がんばるよ」
矢口「うん、そっか。もう・・・すぐだもんね、卒業」
飯田「・・・・うん、なっちはそれでいいと思う」
矢口「あたしたちはどうする?」
飯田「あたしは・・・・まだ続けるよ・・・」
矢口「うん、だよね・・・」
飯田「つんくさんは、どうするかは一人一人にまかせるって」
矢口「・・・・・・・あたしたちに・・・」
飯田「・・・・うん」」
**「・・・ぇえ、すみません、お待たせ致しました。ご注文承ります。」
矢口「・・・・・ぁ・・・・えと、じゃあ・・・・・」

22 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:56


第07話 12月2日 今年はじめてクリスマスソングを耳にしたあの日


高橋「・・・・・・・・・・・・・」
小川「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
紺野「・・・・・・・・・・・・・・・・」
新垣「・・・・・・・・っ・・・・っ・・・っ・・・・」
道重「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
田中「・・・・・・・・・・・・・・」
亀井「・・・・・・・・・・・」
藤本「・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ・・・」
辻 「・・・・・・・・・・・・・・ぐすっ・・・
   ・・・・っ・・・ん、ん〜〜〜〜っ・・・・・・・」
加護「・・・・・・・・・・・・・」
紺野「・・・・・・・・・・」
小川「・・・・・・・」
高橋「・・・・・・どうすればいいんやろ・・・・」
紺野「先輩チームはもう、知ってたんだね・・・・」
高橋「・・・・こないだからちょと様子ぉかしかったもんな」
紺野「・・・・・・・・・・うん」
新垣「・・・・・・・・っ・・・・っ・・・・・・」
藤本「・・・・・・・・・・・・・・・」
紺野「・・・あれ?美貴ちゃん・・・・・・」

バタンッ

藤本「こんなのって・・・・ないじゃん・・・今さら・・・・
   ・・・・・なんでっ・・・・・なんで・・・・よ」


23 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:58


第08話 12月16日 三度目の今年一番の冷え込みを記録したある日


亀井「・・・・・・・・そっか、そうだよね」
田中「・・・うん、だからさ?
   2人は・・・どうするか・・・決めた・・・?」
道重「・・・・」
田中「どうする・・・・?」
亀井「・・・・・・・・・・・・・」
道重「・・・・・・・・・・・うぅ〜ん」
亀井「あたしは・・・やる」
田中「ホントに!?」
亀井「・・・うん、やる」
道重「・・・・・・・・・・」
亀井「だって・・・・このままじゃ終われないよ。
   まだ1年も経ってないんだよ?デビューして・・・」
田中「・・・うん」
亀井「せっかくヴォイトレとかさぁ、ここまでがんばってきて、
   ここで終わっちゃうのは悔しいよ・・・」
道重「・・・・・・うん」
亀井「それに、あたしたちが入ったばっかりで終わっちゃったら、
   なんかあたしたちのせいで、こんななったみたいじゃん」
田中「・・・いや、そんな風に思う人はいないと思うけどさ・・・」
亀井「でもさ、あたしたちだって、モー娘。メンバーなんだからっ」
田中「・・・うん」
道重「あたしも・・・やりたい」
田中「さゆ、大丈夫?今度は先輩も誰も、
   高橋さんだって、頼れないんだよ?」
道重「うん・・・あたしは、あたしのこと好きだから・・・」
亀井「・・・そっか。・・・そうだね、がんばれるよね。」
道重「うん・・・」
田中「そっか・・・・じゃぁ、みんなで事務所に相談しよっ」
亀井「うん・・・・」
田中「一応、前に言われた話では、
   あたしたち三人の意思次第だって言われてるけんね・・・」
道重「うん、がんばろぅ・・・?」
田中「うんっ、もし続けんやったら、あたしたちの努力次第で、
   モーニング娘。の6期3人のユニットができるかもしれないんやてな」
亀井「そうだよね。じゃぁ、もっと・・・
   今までよりもっと、がんばろうよ・・・・」
道重「うん・・・今度は先輩にも頼れないもんね・・・」
田中「そうだねっ」

24 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:59


第09話 12月20日 街にイルミネーション輝く頃のある日


加護「・・・だからさ、あたしもやろうと思ってるんだよね。
   ・・・・つぅでぃーは、もう・・・決めてるでしょ?
   だから、ね。一緒にやろうよ。これからも・・・」
辻 「・・・辻はいい・・・・やらない。」
加護「えっ!?・・・な、なんで・・・?」
辻 「辻は、芸能人とか歌手とか、そういうのじゃなくて、
   モーニング娘。になりたかったんだもん」
加護「でも・・・」
辻 「小学校のぉ卒業アルバムにも書いたもん」
加護「・・・!」
辻 「・・・・・・・将来の夢・・・って」
加護「あたしも・・・・書いたよ・・・あたしの夢は・・・・」
辻 「モーニング娘。になることですって」
加護「・・・・うん・・・」
辻 「モーニング娘。が好きだったから、この世界に入ったんだもん」
加護「あたしも・・・・あたしもそうだよ・・・けど」
辻 「だから、娘。がなくなっちゃうなら、辻はもうやめる」
加護「・・・・・・・・・でも・・・さ」
辻 「あいぼんはどうするの?」
加護「あたしは・・・続ける・・・つもり。
   ののが・・・やんないんなら・・・、
   まだ、ソロとかそういうのかは・・・まだわからないけど・・・
   ずっと歌ってたいし・・・」
辻 「うん、あいぼんがそう思うなら、それでいいと思う」
加護「・・・・・」
辻 「あたしは、やらないけど・・・ね・・・」
加護「・・・・・・・・・・・・」
25 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 01:59
辻 「がんばってね・・・」
加護「・・・・・・・・・・・・・・・」
辻 「・・・・・あいぼん?」
加護「・・・・ちょっと・・・なんか、今日のつぅでぃー冷たくない?」
辻 「そんなことないよ」
加護「ぃや!冷たいでっ、なんか。」
辻 「なんでっ?なにがよぉ?」
加護「なにがやないやろっ!
   なんでそんなヒトゴトみたいな言い方するんやっ」
辻 「そんなことない・・・よ・・・・」
加護「モーニング娘。が終わったって、あたしは絶対やめないでっ。
   ののは、みんなのこと嫌いになったんかっ!」
辻 「・・・・・・!
   バカッ!そんなこと言わないでょっ・・・・!」
加護「だってっ・・・・だってっ!」
辻 「嫌いなわけないでしょっ!
   あたしは、ただ・・・モーニング娘。がないなら、
   もう・・・やりたくない・・・だけ・・・」
加護「・・・・・・」
辻 「あたしは・・・モーニング娘。がやりたぃ・・の・・・ずっと、
   ・・・でも、もう、やれない・・・ん・・・だもん・・・
   ・・・・あたしは・・・モーニングが・・・やりたいんだもん・・・」
加護「・・・・・そっか・・・・・・・・・」
辻 「ごめんね・・・・・・でも・・・」
加護「・・・・・・・・・そう・・・なんか・・・ののは」
辻 「・・・・・・・」
加護「・・・・・・・・・・」
辻 「・・・・あいぼん・・・・・ごめん・・・」
26 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 02:00
加護「・・・のの」
辻 「なに?」
加護「・・・ののは、みんなが嫌いになって、やめるんやないんやろ?」
辻 「うん・・・嫌いじゃないよ。大好き・・・だよ」
加護「じゃあさ、約束・・・して」
辻 「・・・約束?」
加護「うん、これからも・・・ずっと加護亜依と辻希美は、
   ずっと・・・ずっとずっとモーニング娘。の仲間やって!
   ずっとずっと、ずう〜〜っと友達やっ、って!」
辻 「・・・・っ!
   ・・・うんっ・・・うん!
   ・・・・だい、じょぶ、やく・・・そく・・・する、よ、
   あたしとあいぼんは、ずぅ〜〜〜〜っと友達だょぉ」
加護「離れてたって、友達やでっ」
辻 「うん・・・友達だよ」
加護「毎日、電話するからなっ」
辻 「うん、ちゃんと、必ず出るよ・・・いつでも」
加護「・・・メールも、めっちゃいっぱい送るからなっ」
辻 「うん。待ってる、いつも・・・」
加護「・・・・大好きやからなっ、のの・・・」
辻 「うんっ・・・わかってる・・・」
加護「それに、あたしだって、ののに負けないくらい、
   モーニング娘。のこと・・・大好きなんやからなっ!
   あたしだって・・・やめたく・・・ないんや・・・でも・・」
辻 「あたし・・・も、やめたく・・・・ないっ・・・っ・・・
   ・・・あたしも、みんっ・・・な好・・っ・・・き・・だょ・・」
加護「つぅでぃー・・・泣くなよ・・・」
辻 「うんっ・・・わかってる・・・・
   ・・・・あいぼっ・・んだって・・・泣くなよっ・・・」
加護「・・・・っ・・・っ・・・・うん」
27 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/03(金) 02:02
第9話まで、以上です。
明日は藤本からいきます。
28 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/04(土) 01:15


第10話 12月21日 街の木もすっかり葉を落としたある日の夜


藤本「・・・うん?・・・あぁ、あたしは大丈夫・・・。
   ・・・・・・え?そんなことないってば・・・・・・・、
   ぅん、え?・・・・だから、大丈夫だって・・・
   え?心配性・・・あたしがぁ?それはないって・・・・
   ・・・・うん・・・・ああ、それは多分大丈夫・・・
   だって、みんなにもちゃんと終わった後の仕事っていうか、
   ちゃんと来てるみたいだし。
   つんくさんは、決断は一人一人にまかせるって言ってたけど・・・。
   ・・・・うん。・・・そう、あ、でも、やめる人っていうか、
   引退する人?・・・もいるかも・・・、
   あたし?あたしはやめないよ。また、ソロ、だよ。うん当然。
   ・・・・・・うん?・・・・・え?・・・・あぁあー、
   そうだね、あれから・・・一年くらいかな?
   うん、そうだ、一年か・・・モーニング娘。に入るって聞いて・・・、
   ・・・・そう、そう、紅白の後、ねぇ。
   はじめつんくさんに直接、そう2人きりで聞いたって言ったじゃん?
   最初聞いたときはビックリした、っていうか、なんか、
   何を今さら、やめてよ、って思ったけどねぇ・・・・・うん。
   せっかくここまでソロでがんばってきたのに、
   水の泡みたいに、・・・・・・・・・え?何が?シャボン玉?
   ・・・や、ってーか、なに?寒いってば。アハハハハ!
   それでさ、さらにカントリーのヘルプとかって、
   紺野ちゃんとやったじゃん。・・・・・え?
   あ、そうそうそう!・・・あ〜、知ってるんだ、
   もうねぇ、すごいよ・・・・そう、だけど、
   多分、想像以上だと思う、うん、ヤバいよ。
   めっちゃくちゃ食べるよ、紺野ちゃんは。
   軽く引くもん・・・あの食べ様は、まあ、それ言ったら、
   モーニングのメンバーはみんなよく食べるけど・・・・、
   ・・・ね、そうそう!辻ちゃんすごいんだよ、あの食欲、アハハハッ!
29 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/04(土) 01:15
   そう、すごいよね、・・・・・うん、あ、でさ、
   カントリーのヘルプでやったときに、話したんだけど、
   まいちゃんっているじゃん、そう、里田まい、ちゃんさ。
   あたし知らなかったんだけどさ、あの子もあたしと同じで、
   モーニングのオーディション落ちたんだって。
   ・・・・うん?そうそう!あたしのときの、そう、
   石川梨華ちゃんとかの、うん、4期メンバーのヤツで。
   だから、多分、そんときにもしかしたら顔合わせてたんだよねぇって、
   ・・・え?あ、そうそう、セクシー系だよね・・・
   あ〜、わかるわかる!まいちゃんはねぇ・・・。
   ・・・・え?あぁあ〜〜あ〜、
   あたしはセクシーってか、男キャラだけどさ、
   ・・・・・・え、なに?おっさんキャラぁ!?
   ちょっと何よ、失礼ね〜〜。アハハハハッ・・・・
   ・・・・・・・・うん、・・・あぁ〜、ねっ・・・・・
   ・・・うん・・・・うん・・・・・・え?モーニングん中で?
   ・・・え〜、何言ってんの〜。・・・・や、でもねぇ、
   はじめ入ったときは、なんか、やっぱりすごく居づらかったよ、
   なんて言うんだろ?どんどん新メンバーが入っていってても、
   やっぱりさぁ、芸能界にいて、それで途中から入ったのって、
   あたしだけだったじゃん・・・・・・うん、そうそう・・・、
   なんか、はじめは安倍さんとか飯田さんとか怖かったしね、
   あぁ、なんだろ、怖いっていうか、
   多分、あたしもちょっと壁作ってたんだなって・・・。
   自分自身、何であたしがモーニング娘。なんかに入るんだっ、て。
   うん、・・・・・・・ええぇ〜?や、今はもう全然。
   仲いいよ。もうねぇ、ダンスレッスンのときとかも、
   ガンガン突っ込みまくってる。・・・うん、そうそう、そんな感じ、
   ・・・・・・アハハハハッ、・・・え?や、違うって!
   それ言ったら、矢口さんとかすごいからっ!
   ・・・あ、そうそうそう!わかるでしょっ?そう、そんな感じで。
   もう、ずっとしゃべってるもん。あたしより、全然・・・うん。
30 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/04(土) 01:16
   矢口さん・・・は、うん・・・ソロの話は来てるみたいだけど。
   う〜ん、でも、まだどうするか決めかねてるみたい・・・
   うん、え?・・・あぁ、ね、矢口さんはすごいよ、
   モーニング娘。の元気の源とかって言われるのもわかる。
   ムードメーカーな感じで・・・そう、
   ・・・うん、あんなちっちゃいのにカッコいいしね。
   なんかね、この前話したときも、
   モーニングはすごい大切だ、って言ってた。
   ちょっと恥ずかしいセリフをまっすぐ、言うんだよね・・・。
   ・・・なんかねぇ、あの人はすごいって思ったね。
   保田さんが卒業したときに、約束したんだって。
   今度は自分がサブリーダーだから、
   モーニング娘。を守っていく、って。
   ・・・・うん、さすがだよ・・・・強いよね。
   ・・・え?リーダー?あぁ、飯田さんね。
   飯田さんはねぇ、アハハハッ、あの人は面白いよ、
   なんかねぇ、意識が空気中を漂ってる感じがする・・・え?わかんない?
   なんて言うんだろ、加護さん曰く、宇宙と交信中なんだって・・・
   ・・・なに?・・・え?アハハ、って人のこと言えないでしょっ、
   ・・・なんかいつも、けっこう交信してるって感じだよ?
   ・・・・えぇ〜?そうだよ〜自分で気付いてないの?・・・
   え〜?ホントにぃ?まあ、いいや、
   とりあえずモーニング娘。はそんな感じじゃん・・・?
   まあ、あたしが心配してもしょうがないし・・・人それぞれだしね。
   ・・・・・・・うん・・・・え?さっぱりしてるねぇ、って、
   ちょっと、さっきと言ってること違くない?
   さっきは心配性って・・・え?
   アハハハハッ・・・そんなことないってば。
   うん、え?・・・・あぁ、でも、そんなことないんじゃない?
   石川梨華ちゃんとか加護ちゃんとかは多分続けると思うよ。
   ・・・え?あぁ〜、やってたね・・・三人祭、ね、あのピンクのカツラ。
31 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/04(土) 01:17
   あれもけっこうすごいよね、あたしたちの恐竜音頭もヤバかったけど。
   ・・・・アハハハハッ、や、でも、あれはあれで面白かったけどね。
   ・・・え〜?いや、そんなに絶賛するようなんじゃないと思うけど・・・
   ・・・・・うん・・・うん・・・え?・・・あぁ、さっきも言ったじゃん。
   あたしはソロでいくんだってば。
   ・・・・・・・うん、そう、そうだね、そんな感じで・・・・。
   ・・・・え?う〜ん、そりゃ寂しいよ・・・
   なんだかんだ、モーニング娘。・・・なんだろ?・・・
   やっぱり・・・・好き、だし・・・・ね・・・
   ・・・なんかね・・・最近思うんだよね、
   あぁ、あたしって、モーニング娘。のこと好きなんだなぁ、って。
   ・・・・ね、・・・そう!・・・アハハッ!ね、信じられないでしょ!
   前とか、いっつも電話で愚痴ってたじゃん!
   つまんないとか、みんないる中で浮いてる感じがするとかって・・・・
   ・・そう、でも・・・そうっ最近言わなくなったでしょ?
32 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/04(土) 01:18
   なんかねぇ・・・今は、みんな好きなんだよね・・・・
   なんか、普通に、みんなといても楽しいし・・・・。
   ・・・・え?あたしとどっちの方が、・・・って、何言ってんの!?
   そういうのって比べるもんじゃないでしょ、
   ・・・・え?・・・アハハッ、や、でも、楽屋が狭いのは難点かな〜。
   人数多くて・・・まあ、15人もいるとねぇ〜、大変だよ・・・・
   ・・・まぁ、大抵は2つ用意してもらってるんだけど。
   うん、・・・・え?あ、ホントに?明日早いんだ・・・うん、
   じゃあ、もう・・・そうだね・・・・・・え?
   あ〜、ホント・・・ね、最近いきなり寒くなったよね〜、うん・・・
   ・・・うん、わかってる、あやっぺもな、風邪ひくなよ〜。
   うん、はい、それじゃぁね〜・・・うん、わかってるって。
   それじゃ・・・・バイバイ、うん、おやすみ〜・・・」

・・・ピッ

藤本「・・・・・・・はぁ。
   ・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・・・・そう・・・なんだ・・・、
   あたしって、いつのまにか・・・
   モーニング娘。好きになってたんだ・・・な・・・
   ・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・・・・・・・・モーニング・・・か、
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・あれ?・・・なんで・・・
   ・・・なに泣いてんだろ・・・あたし・・・」
33 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/04(土) 01:19
以上、第10話の藤本でした。
明日はちょっと長いのいしよし&・・・でいきます。
34 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/04(土) 23:55


第11話 12月22日 土砂降りの雨の降るある日の夜

ピンポーンッ

吉澤「・・・・はい・・・?
   ・・・・・・・・・・・・・・・・。
   ・・・・・・ん?あれ?・・・はい?・・・・・・あれ?
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・ぁあ?なんだぁ?イタズラかぁ?」

ガチャッ

吉澤「・・・・っんだよ・・・誰も、いない?」
石川「・・・よっすぃ」
吉澤「えっあ?・・・いっ!?梨華ちゃん?」
石川「よっすぃ・・・・・」
吉澤「何そのカッコ・・・!ちょ、ちょっとどうしたの・・・・?
   いいや、とりあえず中入って・・・」
石川「うん・・・・・」

バタンッ

吉澤「・・・・・・・・・・・・。
   ・・・あ、大丈夫?・・・シャワーの温度どうだった?」
石川「・・・・・うん・・・・」
吉澤「・・・・・・あったまった?」
石川「・・・うん・・・・・・・・・・・」
吉澤「・・・・・とりあえず、座んなよ・・・・」
石川「・・・・うん・・・・・・・・」
35 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/04(土) 23:56
吉澤「・・・・・・・・・・」
石川「・・・・・・・・・・・・」
吉澤「・・・ビックリしたよ。
   はじめ返事なかったし、パッと見誰もいないからさぁ、
   ピンポンダッシュかなんかだと思ったら、
   梨華ちゃんがドアの陰でビショビショで立ってんだもん」
石川「うん・・・・・・・」
吉澤「・・・・・・・・・・・・・・・」
石川「・・・・・」
吉澤「髪、ちゃんと拭いたほうがいいよ、風邪ひくよ・・・」
石川「うん・・・ごめん・・・」
吉澤「・・・別に、いいけど」
石川「・・・・うん」
吉澤「うんっていうか、どうしたの?こんな時間に・・・」
石川「・・・・・・・・・・・」
吉澤「・・・・・・・」
石川「・・・・・・・・・・・・・・」
吉澤「梨華ちゃん、黙ってちゃわかんないんだけど・・・」
石川「・・・・・・・・あのさ・・・」
吉澤「・・・・・うん?」
石川「・・・よっすぃは、どうする?」
吉澤「・・・・・どうするって、これから、ってこと?」
石川「うん・・・・・」
吉澤「・・・・・・・・あたしは、
   タレントとして来ないか、って誘われてる・・・」
石川「他の、事務所、とか?」
吉澤「うん・・・そう」
石川「よっすぃ自身は、どうするつもり、なの・・・?」
吉澤「・・まだ・・・わかんない」
石川「そっか・・・・」
吉澤「梨華ちゃんは・・・?」
石川「どうすればいいんだろ・・・ね?」
吉澤「何が?」
石川「正直・・・・やってく自信・・・ない・・・・」
吉澤「なんでさ?」
石川「・・・・だって・・・・」
吉澤「梨華ちゃんだったら、だいじょうぶじゃん?
   歌もだいぶ上手く歌えるようになってるじゃん、
   いいパートもらってさ。ダンスだって、すごくがんばってるし」
石川「・・・・・・でも」
吉澤「でも、なに?」
石川「本当に一人なんだよ・・・」
吉澤「・・・え・・・それじゃ・・・」
石川「うん、あたしも事務所移転して、歌手やらないか・・・って」
吉澤「そうなんだ・・・」
石川「うん・・・・」
36 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/04(土) 23:57
吉澤「・・・・・・・・・・」
石川「みんながいないと・・・・」
吉澤「でもさ、梨華ちゃんはカントリーとかでもやってたじゃん。
   モーニング以外でもさぁ・・・。大丈夫じゃん?」
石川「や・・・でも、それは・・・同じ事務所だし、みんながいたし、
   モーニングがあって、それでレンタルって形でやってたから・・・」
吉澤「そうなのかな・・・・」
石川「うん・・・だから、本当にあたしだけになったら、
   自信・・・・ないよ・・・」
吉澤「そっか・・・」
石川「・・・・・・・・・うん」
吉澤「・・・・・」
石川「・・・・・・・・・」
吉澤「・・・・そっか・・・・」
石川「・・・・・・・・・・・・・・」
吉澤「・・・・・・・・・」
石川「・・・・・・・・・・・・」
吉澤「・・・・」
石川「・・・・・・・・」
吉澤「・・・・う〜ん・・・」
石川「・・・・・・・・・・・・」
吉澤「なんかさ、変な話だけど、
   あたしたちの最盛期っていつだったんだろうね?」
石川「え?どういう意味?」
吉澤「なんだろ?一番輝いてたとき、っていうかさ?」
石川「えぇ?よっすぃは今も十分輝いてるよ?」
吉澤「うぅん、そうじゃなくて。
   なんていうんだろ、人気が出たとき、ってわけじゃないんだけど、
   なんか1番がんばって、それで、その成果が出てたとき、っていうか
   ・・・なんか言葉では難しんだけど・・・」
石川「・・・・・う〜ん・・・」
吉澤「あたしは、自分で、5期が入った頃、
   ミスムンやってた頃かな、って思ってる。」
石川「そうなのかな・・・」
吉澤「うん、なんかさ、うたばんとかでも、
   圭ちゃんと一緒になんかすごく振ってもらってたじゃん、
   ケメコうらやましぃ〜〜〜〜!!とか言ってさ、
   それに、曲も初めてのセンターで、がんばれてたし・・・」
石川「うん、がんばってたよね、よっすぃ。すごく伝わってたよ・・・」
37 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:00
吉澤「で、さ、そのあと、1年くらいして、ごっつぁん卒業したじゃん」
石川「うん」
吉澤「なんか、そんとき、すごく、なんて言うんだろ、喪失感っていうか、
   このままじゃマズいってわかってるのに、何もやる気が起きなくて」
石川「・・・え、そう、かな?そんなことなかったんじゃない?」
吉澤「ううん、あの頃は・・・なんか、ダメだった。
   まわりには伝わってなかったかもしれないけど、
   仕事もなんか自分自身、全部やらされてるだけって感じで・・・・。
   でも、ごっちんの卒業がショックだったなんて言い訳じゃん?
   あたしたちはプロで、曲がりなりにもお金もらってんだし・・・」
石川「ごっちんと仲、良かったもんね・・・」
吉澤「うん、でも、そんな精神的なモンなんかで、
   テンション上がったり下がったりしてちゃいけないじゃん、
   ファンの人だって、ずっと応援してくれてるのにさ。
   個人的な感情でいちいちそんな風に・・・・・・・」
石川「・・・・そうかもしれないけど・・」
吉澤「で、さぁ・・・・」
石川「うん・・・」
吉澤「・・・・実は、今も・・・そんな気持ちなんだ・・・」
石川「・・・・・・そう、なんだ」
吉澤「モーニングが終わる、って聞いてから・・・」
石川「・・・・うん」
吉澤「何も、やる気が出ないんだ・・・」
石川「・・・・・・うん」
吉澤「なんか・・・・すごく、なんか・・・
   胸に穴が空いてるみたいに・・・・さ・・・」
石川「・・・うん」
38 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:00

同日同刻

小川「じゃ、ちょっとウチ電話してくるね」
新垣「うん」
紺野「・・・・・・それで、愛ちゃんは、どう・・・するの?」
高橋「ぁたしは・・・続けるよ」
紺野「そっか、うん、・・・がんばってね」
新垣「そうなんだぁ・・・」
高橋「里沙ちゃんは?」
新垣「あたしは・・・・」
紺野「うん」
新垣「あたしは、モーニング娘。が好きで、
   モーニング娘。になりたくて・・・
   それで入ったから・・・・・・・。歌は好きだけど・・・
   でも、モーニング娘。以外ならそんな、やりたくない・・・から、
   やめる・・・・・つもり・・・」
高橋「・・・・・・・そか」
小川「・・・・・・・・・・・・・・ふぅぃ〜っと・・・」
紺野「・・・あ、マコ、お母さんはなんだって?」
小川「いいよって」
高橋「今日はぅちに泊まるて?」
小川「うん、愛ちゃんチに泊まるって言っといた」
紺野「そっかぁ・・・・・・・・・・
   ・・・あれ、そう言えば、こんな風に、
   5期だけで集まったのって久しぶりだよね」
小川「入ったばかりのときとかはいっつも4人一緒だったのにねぇ」
高橋「そやったなぁ」
紺野「うん」
小川「後藤さんとかにも、注意されたよね」
高橋「ああぁ〜〜いつまでも5期だけで一緒にいたらマズいよって」
紺野「あったねぇ〜〜」
高橋「メッセージカードもらってなぁ」
小川「うん・・・」
新垣「・・・・・それで・・・」
紺野「うん・・・」
39 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:01
高橋「・・マコはどぅするの?これから」
小川「あた・・しは、やりたいけど・・・・」
高橋「うん・・・・・」
小川「でも・・・・」
新垣「・・・・・・・・・ぅん?」
小川「まだ、自信が・・・ない、かな」
紺野「でも、マコは、ずいぶん前からいつかソロやってみたいって・・・
   入ったくらいからずっと言ってたじゃない」
新垣「うん、マコっちゃんは、そうだよねぇ。かなり前から」
小川「でもさ、いろいろやってくうちに自信なくなっちゃって・・・」
高橋「そんなことないんでねか?
   マコはダンスレッスンでも覚えんのはゃぃし、
   歌もリズム取れてよくできてるし・・」
小川「・・・・うぅ〜ん・・・・」
高橋「最近は、テレビとかでもキャラも出てきてるゃん」
紺野「自信持ちなよ、話来てるって言ってたでしょ?」
小川「そうだけど・・・・」
高橋「ちゃんとがんばれば、できるんでね?」
小川「・・・・・でも」
新垣「でも?」
小川「だって、安倍さんがいなくなっちゃうのだけでも・・・ヤだったのに、
   モーニング娘。までなくなったら・・・あたしっ・・・
   できないよ・・・・ソロなんて・・・・っ・・・・っ・・・」
40 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:03
紺野「マコ・・・ヤダ、泣かないでょう〜」
高橋「・・・・・ちょっと・・・」
紺野「・・・・マコぉ〜〜〜、なぁんでぇ・・・」
新垣「はい、これで拭いて・・・」
小川「あり・・・っがと、里沙ちゃん、ごめん・・・」
高橋「・・・はぁ〜〜」
小川「・・・・・もう・・・大丈夫」
紺野「・・・・モーニング娘。がなくなっても・・かぁ・・・・」
高橋「でも・・・歌好きだって言ってたんだから、がんばればぃいゃん」
小川「・・・・なんか、そういうんじゃなくて・・・
   せっかくここまでみんなですごくがんばってやってきて・・・
   なのに、このまま終わっちゃうっていうのが・・・・なんか・・・・」
高橋「えぇでもその気持ちはみんな同じやと思うょ・・・」
紺野「・・・・うん・・・そうだよ」
高橋「マコだけゃないで。なぁ?」
紺野「そうだよ、それ言ったら、先輩とかはもっと・・・つらいと思うよ」
新垣「うん」
紺野「あのさ?マコは・・・・どうしたいの?」
高橋「そぅ、気持ち一つゃと思うで?」
小川「・・・なんだろ・・・・どうすればいいんだろ・・・」
新垣「・・・・・・・・・・」
紺野「・・・・・」
高橋「・・・・・・・・・」
小川「・・・・・・・・・・・・・・」
紺野「もう少し自分でじっくり考えてみたら?
   時間もまだあるし・・・・」
小川「・・・・・・うん」
高橋「そぅやな、それがいぃで。
   今日はゆっくりしてけばいぃし」
41 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:03

同日同刻

石川「ねぇ、よっすぃ?」
吉澤「・・・なに?」
石川「よっすぃは、モーニング娘。好き?」
吉澤「何言ってんだよ。みんな好きだよ?当たり前じゃんっ」
石川「うぅん、そうじゃなくて、
   メンバーみんな、とかじゃなくて、
   『モーニング娘。』っていうグループは好き?」
吉澤「グループ?」
石川「うん。」
吉澤「あぁ・・・そうだね、好き、だよ。
   だって、娘。に入った動機は、モーニング娘。のダンスとか歌とか、
   やってる姿がすごく楽しそうで好きだったから、なんだし。
   もちろん今のモーニング娘。も好きだけど・・・
   だって、こんな面白い集団いないって。
   ・・・みんな、一人残らず変じゃんっ、
   その上、涙もろくて、歌手のくせに笑えるし、大喰らいだし、
   でも・・・なんか、あったくて やさしくて・・・みんないいヤツだよ。
   うん、だから・・・あたしはモーニング娘。が好きだな」
石川「・・・・うん、そうだよね」
吉澤「どういうこと?」
石川「なんだろ・・・・なんかね、
   前に安倍さんが言ってたんだ、話したときに。
   タンポポとかプッチとかさ、そういう他のユニットとか、
   そういうので活動して、みんなパワーアップしていけば、
   また、モーニングに帰ってきたときに、
   そういうみんなの力と力が合わさっていって、
   このモーニング娘。はどんどん大きくなっていけるんだって。」
吉澤「・・・・・・・・・・うん・・・そうだと思う」
石川「あたしも、それ聞いて、
   あぁ、そうなんだな、そうだよなぁって思って・・・」
吉澤「うん」
42 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:05
石川「それで、今までだったら、あたし・・・カントリーとか、
   タンポポとか、シャッフルのときとかでも、いろいろやったけど、
   帰れる場所があったじゃない。モーニング娘。が。
   でもさ、もしソロになって、で、モーニングはなくなってて、
   ・・・そしたら、あたし・・・帰って行ける場所あるのかな・・・」
吉澤「・・・・・・・」
石川「何のため・・・に、がんばっていけばいいんだろって・・・」
吉澤「・・・・・うん」
石川「ね、なんなんだろう・・・・」
吉澤「・・・・うん」
石川「あたし、そしたら、何のためにがんばっていくんだろ?」
吉澤「・・・ファンの・・・人とか、応援してくれる人とか
   ・・・・・あとは、やっぱり、自分のため、じゃない?」
石川「・・・そう、だよね。でも、ダメなの・・・なんか」
吉澤「どうして?」
石川「そういう気持ちが・・・来ないの、なんて言うんだろ、なんか」
吉澤「・・・・・・・・」
石川「なんかわかんないけど、すごく・・・さびしくて・・・」
吉澤「・・・・うん」
石川「今まで、こうやってみんなでいた時間が全部、
   嘘になっちゃって、なくなっちゃう、みたいな・・・・。
   なんか、すごく・・・・怖くて・・・・」
吉澤「・・・・なに言ってんだよ」
石川「・・・え?」
吉澤「なくなんないよ。」
石川「・・・・・・・そう・・・かな?」
吉澤「・・・当たり前だろ。大丈夫だよ、なくなんないよ。
   モーニングで過ごした時間も、
   みんなでいた時間も全部、今までのことも全部・・・。
   モーニング娘。が終わったって・・・!
   あたしたちは・・・モーニング娘。のメンバーじゃんっ!
   あたしたちがモーニング娘。のメンバーじゃんか!!」
石川「よっすぃ・・・・」
43 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:06
吉澤「もしソロになったって、関係ないよ。
   中澤さんとかごっつぁんとか圭ちゃんとか!
   今まで卒業した人もみんなモーニング娘。のメンバーじゃん!」
石川「・・・・うんっ」
吉澤「もし、もし、モーニングがなくなったって、
   それは変わんないよ。梨華ちゃんの帰る場所はあるよ。」
石川「そう・・・なのかな?」
吉澤「ソロ・・・・やったら?梨華ちゃんなら、できるよ!」
石川「・・・・う・・・ん・・・」
吉澤「さびしくなって、不安になったら、
   またずぶ濡れになってウチに来なよ、
   またシャワーとあたしのジャージ貸してあげるからさぁ」
石川「あ、ありがと・・・・よっすぃ・・・」
吉澤「モーニング娘。はなくならないぜ!
   あたしたちのいる場所がモーニング娘。なんだよ。
   もしモーニング娘。の活動が終わったって、
   モーニング娘。は絶対になくなんないよっ」
石川「うん・・・うんっ、そうだね、よっすぃ、あり、がと・・・」
吉澤「ちょっと梨華ちゃん・・・泣くなよ・・・・」
石川「・・・・・っ・・・・っ・・・・っうん」
44 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:07
吉澤「っんだよ、まったく・・・泣き虫もネガティブも、
   とっくに治ったもんだと思ってたんだけどなぁ」
石川「・・・っ・・・・っつ・・・・ァハッ!
   チャーミーはぁっこれからもぉ、ポジティブにっ、がんばるっ」
吉澤「そうそう、梨華ちゃんはそんな感じでちょうどいんだよ」
石川「アハハッ、ありがとう・・・・
   そうだね・・・あたし、ソロ・・・やってみるよ」
吉澤「うん、それでいんじゃん?」
石川「よっすぃは?」
吉澤「なに?」
石川「よっすぃはどうするの?」
吉澤「あぁ、あたしも・・・うん、やるよ。
   あたしもこの、モーニング娘。のメンバーだからね」
石川「うん・・・・」
吉澤「・・・・・・・・・・あ!
   そうだ、悪い、ちょっとメールいい?」
石川「あ、うん」
吉澤「えと・・・・・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・・・・・・・・・で、ビー、ワイ・・・で、
   バィ・・・、よっすぃざわ・・・で、ぉし、送信っと。」
石川「いつも思ってたけど、よっすぃってメール打つの速いよね」
吉澤「そお?普通だと思うけど・・・」
石川「・・・・・で、誰に打ったの?」
45 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:08

同日同刻

高橋「じゃ、ぁさ美ちゃんもやめちゃうんだ・・・」
紺野「・・・・うん」
高橋「そっか・・・でも、里沙ちゃんと同じく、
   事務所から誘いはあったんでしょ?」
紺野「・・・・うん、でも・・・断った。もう、決めたんだ。
   他にもやりたいこといっぱいあるしね・・・」

ティ〜ラ〜リティ〜ラ〜リラ〜

小川「あれ?携帯・・・・あ、メールだ」
新垣「あ、着メロ、今のMr.Moonlight?」
紺野「『あ〜い〜をく〜だ〜さい〜』だったねぇ」
小川「うん、やっぱりね、あたしたちのデビュー曲だし。
   モーニングの曲いっぱいあるけど、1番好きなんだよねぇ」
高橋「いいよね、ぁんときのこととかすごく覚ぇてるでなぁ」
紺野「そうだねぇ、入った頃はすっごく大変だったね」
新垣「うん、大変だったよねぇ・・・・」
小川「あぇ、吉澤さんからだ。
   吉澤さんにもさっきのソロの話、ちょっと相談してたんだ」
高橋「そぅやったんか、プッチでも一緒だもんね」
小川「うん」
46 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:09
紺野「・・最初の頃・・・そうだっあたしとか、うたばんで大怪我したりさ」
高橋「ぁあ〜足なぁ、あったんなぁそんなこと。すっかり忘れてたわぁ」
紺野「里沙ちゃんも入った頃大変だったじゃない、変なウワサ出て・・・」
新垣「あぁ〜!ねぇ・・・でも、今じゃ、いい思い出だなぁ・・・」
高橋「あんなん、ょくはねのけたよなっ」
紺野「ねぇ、すごいよね、強いと思う」
小川「里沙ちゃん5期の中でも一番根性あるもんね」
新垣「や、そんなことないよぉ。
   みんながいっつも支えてくれたからだよ・・・」
小川「いろんなことあったね・・・」
新垣「うん・・・ホントに・・・」
紺野「なんか・・・楽しかったね、っていうか、楽しいよね・・・今も」
高橋「な、モーニング娘。入れて、よかったょなぁ・・」
新垣「ね。」
小川「みんなと逢えたしね・・・」
紺野「うんっ」
新垣「ホントだよぉ・・・」
小川「ね。」
紺野「マコ、メールは?」
小川「・・・あぁ!忘れてた・・・・・・」
高橋「手に持ったまま忘れるて、どぉゆう・・・」
新垣「アハハッ、ねぇ〜」
紺野「・・・メール、なんて?」
小川「・・・・うんと、えとねぇ・・・・・・・・・・、
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・!・・・っ・・・っ・・・・っ・・・・
   ぅっ・・・うえぇええええええっえええええっ・・・・
   ・・・・んっ・・・ぇえええええ・・・っん・・・」
紺野「ちょっと、マコ?」
高橋「なに!どしたん!?」
新垣「マコっちゃん!?」
小川「・・・・ぅうえぇええっえええええっ・・・・ぇっく・・・ぇく」
47 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:11

吉澤「Re: 相談したいことがある
   んですけど・・・
    --------------------
   おが板ピーマコ殿へ☆ミ
   小川の気持ちはわかるよ。
   でもさ、もしモーニング娘
   。の活動が終わったって、
   モーニング娘。は絶対にな
   くなんないよっ。
   あたしたち自身が、あたし
   たちのいる場所がいつだっ
   てモーニング娘。なんだか
   らな。
   もし、小川がこれから先も
   、がんばるんだったら、絶
   対みんな応援するぜぇ☆あ
   たしたちはずっと、ここに
   いるぜぇ!
   不安になったら、またメー
   ルでも電話でもくれれば、
   タラ子はとことん相談のる
   よ。
   っていうかさ、いつも思う
   んだけど、少しは自信持ち
   なよ。小川がモーニングの
   中でも一、二を争うがんば
   り屋だってあたしは知って
   んだからなっ
        byよっすぃざわ」


48 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:39


・・・・以上、第11話。今日はここまでです。
この11話が全15話中、1番の長編(?)となっています。

読んで下っている方へ・・・・
いらっしゃるかわかりませんが(微妙にいなさそう・・・・苦笑)、
もしよろしければ、感想、指摘、罵詈雑言等、
一言二言でも、本当にありがたいのでお願いします。
なにぶん、この手の娘。小説など書くのは初めてなもので、
イチャモンから何から吸収してレベルアップしたいと思っています。

この小説(?)自体、ほぼ自己満足で書いていたものなので、
半端な出来なのは重々承知ですが、
今あるのは、あくまで書いている自分自身の目線だけなもので、
第三者視点からの意見が欲しいので、是非是非よろしくおねがいします。

では、明日は、12話いきます。
次回、第13話は、2期メン(というか、矢口)
and初期メンの・・・でいきたいと思います。
49 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 00:50
>> 次回、第13話は、.....

すいません、またもアホな間違い、
次回は直前に書いてある通り12話です。
50 名前:リエット 投稿日:2003/10/05(日) 03:07
読んでますよー。
どういう展開になるのかなと思っていましたが、なるほどこういう展開ですか。
泣けます……。
51 名前:タケ 投稿日:2003/10/05(日) 09:34
読んで見ました
生意気ながら個人的にはキャラが出ててよかったなぁと言うか羨ましいというか(w
でも自分もそうだけど「・・・」が多い気がしましたが・・・

ヘタレな自分の意見は無視して構いません
12話目期待してますよ

生意気言ってごめんなさいm(_ _)m まだそんな輩じゃないのに・・・
52 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 19:01


第12話 12月23日 家で暖房もつけないで泣いて眠ったあの日


バタンッ

安倍「はぁああ〜〜、つかれたぁあ〜」
矢口「あ、なっちおはよ〜」
安倍「ふう〜、あ、矢口おはよ。まだ残ってたんだ。収録は?」
矢口「もうとっくに終わったよ。今日はこの後予定ないんだっ」
安倍「そうなんだ。みんなは?」
矢口「みんなはもう帰っちゃったけど」
安倍「あ、そうなんだ。矢口はここで何やってるの?」
矢口「うん、オイラはちょっとね・・・」
安倍「ふぅん、じゃ、とりあえず、なっちだけ個別の撮りなのね」
矢口「そ、まあでも、今日のインタビュアーさん、
   けっこういい人だったから、やりやすいと思うよ。」
安倍「あ、そうなんだ。でもさぁやっぱりあるよね、そういうの。
   インタビューする人によって、その、なんて言うんだろ、
   その場?というか、仕事の現場のふぃいきがどうこうっていうのが」
矢口「うん、それでね、ちょっと・・・・」
安倍「・・・うん?」
矢口「これからの活動の・・・」
安倍「あ!それでさ、矢口〜!聞いて聞いて!」
矢口「え?」
安倍「インタビュアーで思い出したんだけどさ、
   なんかね!なっちね、さっきもね、雑誌の取材だったの!
   それでね!あの、今度のソロのヤツの取材なんだけどね、
   すっごい面白くって!もー、笑っちゃうの!
   なんか取材の人、インタビュアーさんなんだけどさあ、
   なんかねー、変なの!」
矢口「・・・・・うん・・」
53 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 19:03
安倍「その人ね、取材なのにさ、録音の機材忘れててぇ、
   信じらんないでしょ!?仕事なのにさぁ〜。
   で、『あ〜、マズいですね〜、どうしましょ〜』とか言ってんの!
   自分が忘れたのにさ、他人事みたいな感じで!
   言ってることもなんか棒読みでさ〜!梨華ちゃんみたいに!アハハ!」
矢口「・・・・・」
安倍「で、結局別のスタッフの人が貸してくれたんだけど、
   MDのでさぁ、録音できるヤツあるじゃん?
   そのプレイヤーのヤツで録ることにしたんだけど、
   そしたら今度はMDのディスクがなくって!
   しょうがないからさぁ、なっちのあげたんだよ!
   使ってるヤツをね、曲入ってるのをわざわざ消して!
   そしたらね、そしたらね、その人、なんて言ったと思う!?
   記念にお願いします!とか言って、
   そのMDにサインください!とか言ってんの!また棒読みで!
   もお〜さ〜、アハハ、怒るの通り越して、おかしくってさぁ!
   だってさぁ、おかしくない?
   お前は全然、なんにも反省の色なしなのか〜!ってゆう!
   何の記念だそりゃ〜!みたいなっ」
矢口「うん、そうなんだ・・・・」
安倍「でさぁ、まだあるのまだあるの!でね・・・」
矢口「・・・・・・・」
安倍「それで、取材がはじまってからさぁ!」
矢口「もういいよ、そんなこと・・・・」
安倍「でね、・・・・え?」
矢口「そんな話なんてどうでもいいって言ってるの!」
安倍「・・・ちょっと矢口ぃ、何怒ってるの?」
矢口「どうせ、なっちはソロが決まってるから他人事なんでしょ!」
安倍「・・・・・ちょっと・・・・・・・・・・」
矢口「モーニング娘。のこととかあたしたちのことなんて関係ないもんね!
   今、モーニングがどんな状況にあるかなんて、他人事なんでしょ!」
安倍「・・・・・・」
矢口「せっかくなっちに相談しようと思って待ってたのに・・・・・
   いいよ、別に!安心してっ!笑顔で送ってあげるよっ卒業!」
安倍「・・・・・・なに・・・・言ってるのよ・・・」
54 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 19:05
矢口「いいじゃない!別にさ、モーニングがどうなったって!
   先の未来が約束されてるんでしょ、なっちは!」
安倍「・・・・ちょっと・・・・何それ・・・・・・・」
矢口「何それってなによ!あたしたちの気持ちなんて、
   なっちなんかにわかるわけないじゃない!
   モーニングにはじめからいて、はじめっからセンターで!
   アルバム出せばソロ曲あって、いっつもいっつも特別扱い、
   いつも笑顔振りまいて、いつだって中心で!
   そんな感じで、そんな風に、そのままやっていけばいいじゃない!
   心配しないでよ!ソロCDも買ってあげるから!
   ・・・・・・・でも・・・・・・・でも・・・・・・!
   モーニング娘。はここで終わりなんだから!もう・・・・
   なっちなんかに・・・この気持ちがわかるわけないじゃない!」
55 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 19:05
安倍「・・・それ以上・・・言ったら、なっちだって・・・怒るよ・・・」
矢口「なっちは自分が良ければいいんでしょ!
   モーニングからいなくなるってとっくに決まってたんだから!
   ・・・別に、モーニングがどうなろうと、
   なっちには何の関係もないもんね!」

パシンッ

矢口「痛ッ・・・・・・っ!・・なっち・・・」
安倍「なんで・・・・なんで、そんなこと言うの・・・・、
   ・・・あたしは・・・あたしは・・・・・・・、
   みんな大好きだし、みんなのこと心配だし、
   あたしは・・・なっちはモーニング娘。のことを愛してるよ。
   他のメンバー、誰がモーニングを愛してるって言ったとしても、
   絶対・・・・絶対に・・・それ以上に愛してる。
   ファンの方とか、スタッフの人とか、
   今までお世話になった、支えてくれたみんな全部合わせても、
   絶対あたしの方が強く愛してるって言えるよ。
   ・・・だって、あたしはモーニング娘。の1番最初から知ってる。
   1番長く見てきた。1番、誰よりも近くで・・・・。
   1番たくさん、1番みんなといろんなことを乗り越えてきた。
   悲しいことも痛かったことも全部、全部知ってる。
   いっぱい泣いたよね・・・いっぱいくじけたよね。
   でもさ、がんばってきたじゃない。
   収録終わった楽屋で・・・とかさ、一緒になって泣いてさ。
   ・・・でも、一緒に笑ったじゃん。
   一緒にご飯食べたりさ、移動のバスでアホアホトークしたりさ・・・。
   大変な思いしながらさ、でも、なんだかんだ乗り越えたじゃない。
   いっつもいっつも・・・・一緒にいてさ。
   家族以上だよ・・・・ほんと・・ずっと一緒だったんだから。
   今度・・・・あたしはモーニング、卒業するよ・・・でも・・・、
   でも・・・でも、それでもあたしは・・・
   それでもあたしはモーニング娘。を愛してる。」
矢口「・・・・なっち・・・・・・・・・」
56 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 19:06
安倍「あたしはモーニングのことを嫌いになって辞めるんじゃないよ、
   ・・・裕ちゃんも同じこと言ってたけど・・・・さ・・・・。
   あたしはモーニング娘。の初期メンバーなんだよ。
   れっきとしたモーニングのメンバーなんだよ。
   もちろん、あたしは卒業する。でも、これから先だって、
   あたしはモーニング娘。であったことを誇りに思うし、
   みんなとがんばってきた日々を、
   この、大切な・・・・大切な日々を忘れないよ・・・絶対・・・
   なのに・・・・ひどいよ・・・そんなこと言うなんて・・・
   そんな悲しいこと・・・・・言わないでよ・・・・・。
   ・・・なっちは・・・・矢口のことも大事だし・・・
   みんなのことも心配だし・・・でも、なっちは・・・ソロで・・・
   ・・・ソロは、やりたかったよ・・・ずっと・・・・・
   でも・・・やっぱり不安なんだよ・・・・・・・
   ・・・・・いつもみたいに、みんながいなくて・・・、
   ・・・・でも、ちゃんと一人でやんなくちゃいけなくて・・・
   ・・・でも、心細くて・・・・
   それで、仕事終わって矢口の顔見たら・・・・、
   ・・・なんか・・・すごく安心しちゃって・・・・
   ・・・・ごめん・・・・それで・・・なんか・・・・」
矢口「・・・・・・・・・・」
安倍「・・・・・・・・・・なっちは・・・・・・・」
矢口「・・・・・・・・・・・・・・・」
安倍「・・・・・・・・・・・・」
矢口「・・・・・・・・・・」
安倍「・・・・・・・・・・グスッ・・・」
矢口「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
安倍「・・・・・・・・・・・・ヒック」
矢口「・・・・・・・・・・」
安倍「・・くッ・・・・・ッ・・・・・・んッ・・・・」
矢口「・・・・・・・ゴメン、なっち。
   ・・・オイラ、自分のことしか考えてなかった・・・ごめん」
安倍「・・・・・・・ック・・・・・」
矢口「・・・・・・・・・・」
57 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 19:08
安倍「・・・・・・っ・・・・っ・・・っ・・・・」
矢口「ゴメン・・・・なっち、オイラ・・・・帰るね・・・」
安倍「・・・・・・っ・・・・・・・・・・・」
矢口「・・・・・・ごめん、ホントに」

バタンッ

安倍「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・・ごめん、矢口・・・・
   ・・・あたしも・・・自分のことしか考えてなかった・・ね・・・」

コンコンッ

安倍「・・・っ!・・・あ、は、はーい?」
**「安倍さーん、時間ちょっと押してますんで、
   そろそろ収録の方、お願いしまーす」
安倍「あ、わかりましたー、もうすぐ出ますんでー!
   よろしくお願いしまーす」
**「はい、お願いしまーす」
安倍「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
   ・・・・っふぅー・・・・・・・・・はぁ・・・。
   ・・・矢口・・・・・、でも・・・、
   もし・・・・あたし以上に・・・・
   モーニング娘。を愛してる人がいるとすれば、
   それは・・・・・カオリだと思うよ。
   ・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・・・・・・・・・・・、
   ・・・・・!
   ・・・カオリ・・・か・・・、
   カオリは・・・・・・大丈夫・・・かな」



58 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/05(日) 19:36

以上、12話でした。なちまりなちまり。
次回13話はカオリンこと、
リーダー飯田圭織とメンバーの誰かとのカラミです。
というか、12話見れば、伏線丸見えですね。


>>50 リエットさん

読者さんからの書き込み第1号、ありがとうございます。
実はこのお話、書き始めた当時は特にコンセプトはなく、
自分の好きなようにダルダルに書いていたものでした。
(なので、前半はその色が強く出てます)
それで、ちょっと味付けをしたら、どうなるのかな、と思い、
書いていったら、こんな涙涙なお話になってしまいました。
自分も書きながらホントに泣いてます(w


>>51 タケさん

・・・あぁ・・・そうですね、
「・・・」がなんか・・・多いですね・・・<<多いっつってんだよ(w
えと、すみません、ご指摘ものすごく感謝です。
一応、お話が基本的に会話オンリーの展開なので、
会話の間、というか、その場の空気を出したいな、と思い、
「・・・」を多用したんですが、うまく機能してないみたいで・・・。
やぁ、難しいです、研究の余地ありますね、ありがとうございます(^^
あの、ところで、違ったらすみません。タケさんって、
あの「首っタケ」のタケさんですか?(違ったらものすごく失礼)
首っタケは、娘。系ファンサイト・日記サイトの、
自分のいつもの巡回コースなもので・・・。
59 名前:タケ 投稿日:2003/10/06(月) 04:34
更新お疲れ様
>あの「首っタケ」のタケさんですか?
違いますよ〜 自分はHPとか作ってないんで・・・
別にパクったわけじゃなくて友達からそう呼ばれてたんで・・・
紛らわしくてすみませんでした
ちなみに月板で小説書いてますんでよろしく
(〜^◇^)<ちゃっかり宣伝すなっ!! 

さてさて本題(?)
安倍さんと矢口さんの喧嘩・・・
矢口さんもナーバスになってるんだなぁ・゚・(ノД`)・゚・
娘。を去る安倍さんもまたしかり(?)・゚・(ノД`)・゚・
次は飯田さん! 期待してますよ〜
(1人1人のセリフが多い気がしないでもないかも・・・失礼ながらm(_ _)m)
60 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/06(月) 23:17


第13話 12月25日 息白く凍えるクリスマスの夜


安倍「あ〜、そうなんだぁ、で、4期のみんなはどうするって?」
飯田「よっすぃと梨華ちゃんはやってくってさ・・・。
   あ、あと、あいぼんもだ」
安倍「そうなんだ・・・あれ?のんは?」
飯田「辻は・・・やめるって・・・」
安倍「・・・・・・うん・・・そっか・・・・」
飯田「あと、5期の娘。とかでも、
   紺野と、あと新垣は続けない、って言ってたみたい」
安倍「そうなんだ・・・藤本とかは?」
飯田「藤本は、またソロ再開するって。
   ・・・まあ、あの子は大丈夫だよ。強いもん。」
安倍「うん、そうだね・・・」
飯田「あとは・・・、そう、6期も全員続けるみたい・・・」
安倍「そっか・・・・あとは、矢口・・・は・・・大丈夫だろうし・・・」
飯田「・・・なっちもね」
安倍「え?あ〜、安倍さんは大丈夫だよ、もう気持ちの整理はついてるもん」
飯田「ソロ決まったの早かったもんね。」
安倍「うん・・・・でも・・・、
   モーニング娘。の解散は・・・やっぱり、悲しいけど・・・ね」
飯田「うん、そうだと思う」
安倍「・・あのさ・・・あたしはいいけど、カオリは大丈夫?」
飯田「え、あたしぃ?あたしは大丈夫だよ、全然」
安倍「そう?」
飯田「うん、それより他の娘。の方が心配だよ」
安倍「本当に?」
飯田「え?なぁんでよ?」
安倍「なんだろ、なんとなく・・・」
飯田「カオリンはリーダーなんだよ?
   あたしは大丈夫だよ、普通にソロでやってくよ」
安倍「・・・・・そう?」
飯田「・・・・うん」
安倍「・・・・・・・・・・・」
飯田「・・・・・・・・」
安倍「・・・・・・う〜ん・・・」
飯田「・・・・・・・・なぁによ?」
61 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/06(月) 23:18
安倍「カオリ」
飯田「なに?」
安倍「あのさ、リーダー・・・やめてもいいよ」
飯田「え、何が?」
安倍「だから、別に、リーダーやんなくても・・・いいって」
飯田「ちょっとなっち、なにそれ、どういう意味?」
安倍「・・・あ、じゃなくて、違くて。・・・なんて言うんだろ、
   カオリは強くなりすぎるんだよ、ホントは弱いくせにさぁ。
   あたしの前では強く見せなくていいよ。
   リーダーじゃなくていいよ。今、2人だけなんだから・・・」
飯田「・・・なっち・・・・」
安倍「なっちは、カオリのことメンバーの中で1番知ってるよ。
   裕ちゃん卒業してからは、しっかりしなきゃってさ、
   弱音吐きたいときでも、ぐっとこらえて我慢してたり・・・
   ホントはヘトヘトになって疲れてるときでも、
   みんなまとめようとして、一所懸命やってる姿も知ってる。」
飯田「・・・・うん・・・」
安倍「がんばりすぎんなよ、ジョンソン!
   あの頃のカオリみたいになっていいよ、今くらいさ。
   自分だけ一人突っ走って、ふくれっ面で、
   イヤなものはイヤ!って叫んでるような・・・さ。」
飯田「・・・うん」
安部「ね、今はカメラもまわってないんだし、弱くなっていいよ。
   誰も見てない、誰も見てないよ。
   大丈夫、今はなっちしかいないんだよ・・・」
飯田「・・・・なっち・・・・うん・・・・あたし・・・・
   ・・・あたしっ・・・・っ・・・・ぅ・・・グスッ・・・
   ・・・なっち・・・・なっちぃ・・・・っ・・・・んっ・・・
   ヤダよっ!モーニング終わっちゃう・・・なんてっ、
   ・・・なんで・・・ここまで・・・ここまでがんばってきたのに!
   みんなでがんばってきたのにぃっ・・・っう・・・っ・・・・んっ
   ひどいよ・・・こんなの、ないよ・・・くやしいっ、よぉっ・・・」
安倍「うん・・・くやしい・・・ね」
62 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/06(月) 23:19
飯田「・・・・ソロも・・・さ・・・本当は・・・
   たった一人でできるか・・・不安だし・・・・・」
安倍「・・・カオリなら、大丈夫だべさぁ。自信持ちなって。
   それにさ、カオリ・・・。
   あたしたちってみんな、モーニングが終わったら、もう終わりなの?
   もう、関係ないよ・・・って、赤の他人になっちゃうの?」
飯田「・・・そんなこと、ないょ・・・」
安倍「でしょ?・・・解散したらさ、今までみたいには、
   いつもいつも会うことはできなくなるかもしれないけど、
   たまに会って食事したりさ・・・ね、できるでしょ?
   お互いに不安なこと相談しあったりさ・・・・・」
飯田「・・・っ・・・・うん、そぉだね・・・」
安倍「ね、大丈夫でしょ?」
飯田「でも・・・」
安倍「・・・うん、どした?」
飯田「・・・今度は、卒業・・・とかじゃっ・・・ないじゃん・・・
   今まで・・・は、みんなさ・・・少しずつ卒業して・・・
   ・・・・どんどんいなくなっちゃって・・・
   でも、みんな夢に向かってがんばろう!って思ってるんだから、
   悲しいことじゃないんだっ、って思って・・・
   いつも笑顔で送ってあげてたけど・・・・
   ・・・本当は・・・すごく・・・引き止めたかったし・・・
   すごく悲しくて・・・いつも泣いてたし・・・」
安倍「うん、知ってたよ・・・」
飯田「・・・・っ・・・・っ・・・っ・・・・・・でもっ・・・
   でもっ、裕ちゃんの後、モーニングではリーダーになって・・・
   なんかすごく大変なのに・・・あんまりうまくまとめられなくて・・・。
   ・・・辻加護とか・・・さ、下の娘。とかにも、
   あんまり言うこと・・・っ・・・聞かせられないし・・・」
安倍「そんなことないよ・・・カオリ。
   カオリのがんばり、みんなにも伝わってるよ、ちゃんと・・・・
   ののとかあいぼんとかが好き勝手やってるのは、
   カオリがしっかりしてるってわかってて、それで安心してるからだよ、
   カオリがちゃんとリーダーでしっかりやってるから、
   みんな、他の後輩とかもね、いつもおふざけしていられるんだよ」
飯田「・・・・っ・・・・そう・・・なのかな・・・」
63 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/06(月) 23:20
安部「そぉだよ、カオリは、よくリーダーがんばってると思うよ」
飯田「ありっ・・・がと、なっち・・・」
安倍「よしよし・・・いい子だから・・・・・・。」
飯田「・・・・っ・・・・っ・・・・っ・・・」
安部「・・・・・・よしよし・・・・大丈夫か?」
飯田「っ・・・・っ・・・っ・・・んっ・・・うん」
安倍「うん。大丈夫。自信持ちな・・・・」
飯田「・・・・・うん、ありがと」
安倍「でもさ、そういえばさ、オリメンだと・・・
   あたしたちだけなんだよね、ここまで来たの。」
飯田「・・・ぅん、そうだね」
安倍「懐かしいね・・・最初の頃とか、全部、覚えてるよね・・・。
   オーディション落ちて、泣いて北海道帰って・・・
   もう・・・終わりなんだって、沈んでた矢先に電話があって、
   5人集まって、5日で手売り5万枚なんてさ。
   あんなの・・・・、あり得ないよね。メジャーデビュー勝ち取ってさ。
   うれしかったね・・・みんなで、5人で輪になって泣いてさ・・・」
飯田「うん・・・うれしかったね」
安倍「この気持ちは・・・誰にもゆずれないよね・・・。
   初期のメンバーだった明日香もあやっぺも、裕ちゃんも、
   もうモーニングにはいないけど・・・。」
飯田「でも・・・」
安倍「・・・・うん・・・」
飯田「今でも、大切な仲間だよ・・・モーニングの」
安倍「うん・・・そうだね・・・・・」
飯田「紗耶香も、圭ちゃんも、ごっちんも・・・ね」
安倍「うん。そうだね・・・・大切だよ、
   だからさ、だからこそ、最後までがんばろうよ。
   力いっぱい・・・胸張ってさ。
   あたしたちがモーニング娘。を創ったんだぜっ!
   最初から最後まで全部抱きしめてきたんだぜっ、って。
   今までお世話になった人とか、
   ファンのみんなへの感謝の気持ちとか・・・
   卒業して夢に向かってがんばってるみんなに、
   そして、今いるメンバーの下の娘。たちに伝わるように、
   一所懸命、想いを全部歌にのせてさ・・・、
   そうすれば、この気持ちはきっとみんなに伝わるよ」
飯田「うん、そうだね」
64 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/06(月) 23:21
安倍「ね、だから、がんばろっ!
   モーニング娘。のオリメンはあたしたちだけなんだぜ!
   全部っ、全部届けようよ!」
飯田「うん・・・そうだね・・・・・。最後までがんばろうね・・・・」
安倍「・・・うん、だから今は泣いてちゃいけない。
   がんばろうよ、ね。」
飯田「うん・・・・・、
   ・・・・あ・・・ごめん・・・もう、大丈夫。
   胸貸してくれて・・・・ありがと。」
安倍「うん・・・もう、大丈夫か?」
飯田「・・・・うん、心配かけて・・・ごめんね。」
安倍「なぁに言ってんのさ、あたしとカオリの仲でしょ。
   こんなの全然、大丈夫だよ、お互い様だってば」
飯田「・・・はぁ・・・なんかさ・・・なっちも、大人になったね・・・」
安倍「え?なによぉ・・・」
飯田「・・・・え、なんか、そう思っただけなんだけど・・・」
安倍「まぁね、だって・・・・もう22だもん」
飯田「・・・アハハッ顔は、童顔なのにねっ」
安倍「アハッ、そうだね・・・」

65 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/06(月) 23:54


以上、第13話です。

15話完結なので、残すとこ、あと2話です。
第14話は、ともするとちょっと中だるみな印象を受けるかも。
現フラット3でいきます。


>>59 タケさん

すみませんっm(_ _)m
失礼しました。名前が同じだったもので、
ついつい反応してしまった自分が恥ずかしいです。
で、月板の「黄泉がえり」、1の前半あたりまで読んでみました。
面白い・・・・!・・・ぅむ〜くやしい(w
やぐっつぁんの記憶の謎!
明らかにされないなっちとカオリ、裕ちゃんのカラミ・・・!
見所多数、謎が謎を呼ぶ読ませる文面、行間の空気・・・!
良いっすね。う〜ん、自分も勉強しよ・・・・。
まだ読み途中なので、2に移り次第、感想そちらに書こうと思ってます。

>> 1人1人のセリフが多い気が...

そうですねぇ、12話でのなっちと矢口の台詞は、
けっこう一気にまくしたてる感じで語らせる感覚で書きたくて、
この辺りは途中に相手の台詞を入れると、
それぞれ想い(台詞)の邪魔になるかな、と思ったんですが、
う〜ん、難しいですね。ご意見本当に感謝です。
これからもよろしくお願いします。

66 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/07(火) 23:01



第14話 12月29日 久しぶりに夜空に月が輝いたある日


矢口「やっぱり・・・なんだろ?NeverForgetかな?」
安倍「や、でもさぁ、本当に本当に、本っ当に最後の曲でしょ?」
矢口「うん、だから、絶対忘れないよって・・・」
飯田「うぅ〜ん、でも、あれは明日香の卒業ソングだから・・・」
矢口「あぁ、圭ちゃんもね」
安倍「あ、でも、圭ちゃんには卒業旅行があるべゃ?」
矢口「ぁそっか・・・う〜ん、じゃあ、なんだろ?最後かぁ〜」
安倍「うん、あたしは・・・愛の種・・・が、いいかな?」
矢口「え〜〜〜?なんで?最後の曲だよ?」
飯田「・・・そっか、いいかもね」
矢口「え〜〜?なんでぇ?カオリまで」
安倍「だってさ、あの歌はモーニング娘。の
   本当のスタートの歌でしょ?前向きな歌詞だし」
飯田「うん、前向き・・・曲も、詞もね」
矢口「・・・・うん、そうだけど」
安倍「なんかさ、愛の種からはじまったじゃん、モーニング娘。って。
   もちろん、その前はアサヤンのオーディションなんだけどさ、
   そう考えたら、矢口たちが入って、ごっちんが入って、
   で、気がついたら、ここに、こう・・・
   今はもう、モーニングは15人?でしょ、メンバー。
   卒業したメンバーも合わせると、20・・・あ、21人か。
   そう考えると、もう、なんて言うんだろ。奇跡、だな、って思って。」
矢口「うん、奇跡だよね。あり得ない、ホント考えられないよ。
   すごい偶然・・・こんな出会い・・・奇跡、だね・・・」
飯田「奇跡・・・。そうだね、運命に導かれてって感じだよね」
矢口「うん、ホント・・・・考えられない。
   いつも言ってるけど、なんで横浜の人間が北海道の人とかと一緒に
   同じウタ歌ってんだ!ってさ・・・」
67 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/07(火) 23:01
安倍「ねぇ!・・・・ホント。
   で、それで思うんだけどさ、さっきも言ったけど、愛の種ってさ、
   モーニング娘。の、新しいスタートを切る、っていう歌じゃない」
矢口「・・・・・・・!そっか・・・そうだ、
   あの曲は・・・今のオイラたちにピッタリだもんね・・・」
安倍「うぅん、違うよ。愛の種は、今のあたしたち、そのものなんだよ・・・」
矢口「そうだね、新しいスタート地点に立ってるオイラたち、だね・・・」
安倍「そう。モーニング娘。は終わりじゃないんだよ、
   またそれぞれみんな第一歩を踏み出すんだよ」
飯田「うん・・・終わり、じゃ、ないんだよね
   ・・・・エヘッ、さぁあ、でかけよう、きっと、とどくから、
   髪を切って、夢をみがく、好きな空を目指すためにっ」
安倍「あ〜、なっちはさぁ、あのくだり好きなんだよね。
   『何度でも、笑顔になれるよ、地球がまわるから』ってとこ」
飯田「あぁ、いいよね。」
矢口「なっち、そういう詞好きだもんね」
安倍「うんっ、なんかねぇ〜、勇気がわいてくるじゃんっ?」
飯田「5人で歌ったね、ホント・・・なつかしいね・・・」
安倍「うん、でも、今度はあのときの5人だけじゃない、
   もっとたくさんいるんだよ、モーニングは・・・・」
矢口「アハハッ、ね、はじめオイラとか圭ちゃんとか入ってきたときは、
   メンバー間、あんなに大変だったのにねぇ・・・」
安倍「アハハハハッ、ねぇ!
   もう、ね、あの頃は、矢口とか圭ちゃんとか沙耶香とか、
   こんなにかけがえない、大切な人になるなんて思わなかったよ・・・」
矢口「や、ちょっとぉ、そういうこと言わないでよっ
   最近、オイラ、涙腺ゆるいって・・・・知ってるでしょぉ・・・もぉ」
安倍「アハッ、ごめん、でも、本当だよ、本当に大切だよ」
飯田「うん、そうだねぇ。かけがえないよね・・・
   みんな、すごく愛してる・・・」
68 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/07(火) 23:02
矢口「・・・・・っ・・・・っ・・・うん」
安部「矢口ぃ、なぁんでそんな泣くぅ〜?」
矢口「え、違っ、大丈夫だよ、大丈夫」
飯田「最近はなんか、1日1回は泣いてるよねぇ」
矢口「アハハッ。だからさ、涙腺ゆるいんだってば」
飯田「まあ、でも、がんばろっ。年上チームがしっかりしないと、ね」
矢口「うん、大丈夫。十分心得ておりますぜぃ」
安倍「アハハッ。うん、じゃあさ、
   最後のライヴ、シングルでいこうよ。モーニングコーヒーから全部さぁ。
   一曲一曲、大事に歌っていこうよ・・・みんなに伝わるように・・・」
飯田「うん、そう・・・しよっか」
矢口「ラスト・・・愛の種でね」
安倍「うん。それでメンバーと、つんくさんに掛け合ってみようよ」
飯田「そうだね。全部、モーニングの歴史を見せられるようにね」
安倍「全部・・・伝えられるように・・・ね」
矢口「うんっ・・・。とりあえずは、明日、だもんね。」
飯田「え?・・・あぁ、記者会見ね・・・・」
矢口「うん、ファンの人とかどう思うんだろうね・・・」
飯田「・・・うん・・・どうだろうね・・・」
安倍「・・・・なんだろ、でも、胸張ってこうよっ。」
矢口「そうだね・・・」
飯田「ライヴに向けて、がんばろっ」
安倍「悔いを残さないようにさっ。」
矢口「うんっ!」


69 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/07(火) 23:14
以上、14話です。
少し長めの話が続く中、ちょっと短め。
次回、ラスト第15話です。
エンディングは全員集合でいきます!
70 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/08(水) 21:58


第15話 1月31日 あたしたちモーニング娘。の解散の日
       エンディングテーマ:I WISH

安倍「よしっ、じゃあ、最後にアレ、やっとこうか!」
飯田「なっちぃ、また、もぉ、最後とか言わないでよぉ・・・」
安倍「あ、ごめん。って、ちょっとカオリ、それくらいで涙ぐまないでょ。
   よっし、じゃ、みんなぁっ集合!」
加護「はぃ〜〜」
辻 「集合〜」
飯田「はいじゃあ、みんな円陣組んでっ」
吉澤「あ、アレやるんだ」
飯田「うん。はい、円になってぇ」
安倍「はい、それじゃあ、ぇえと、いいかな?
   これから、モーニング娘。の活動では最後の、
   リーダーのカオリからお話があります」
小川「はい」
紺野「ういっ」
飯田「うん、ね、みんな・・・ぇえと、
   まずは、今日のライヴ、本当にお疲れ様でした!」
矢口「お疲れさまでしたー!」
安倍「お疲れ様でした」
道重「おつかれさまです、ぁでしたぁ」
紺野「お疲れさまでした」
飯田「はい。それで、もうみんなもわかっている通り、
   今日のライヴをもって、モーニング娘。の活動は終わりです。
   でも、それにふさわしい最高の、
   本当に最高な、本当に素敵なステージだったと思います。」
安倍「お客さんも、泣いてくれてたよね」
石川「ほんとに・・・」
道重「あの、すごいちっちゃい子とかも来てくれてて・・・」
田中「・・・うん、ね。」
矢口「なんか、お客さんの気持ちもすごい伝わってきたよね」
安倍「ねぇっホントに・・・!あたしたちって、
   モーニング娘。って、愛されてるんだな・・・って」
辻 「・・・・ぅん」
71 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/08(水) 22:00
飯田「うん、それでね、そんなあたしたちもさ、
   これから先は、みんなそれぞれの道を目指すわけです。
   芸能界に残って、お仕事を続けていく人、
   引退して、また新しい道を選んだ人、
   みんないろんな、違う道を歩んでいくと思うけど、
   あたしたちはいつまでもモーニング娘。のメンバーだから、ね」
石川「そうですよ、あたしたちがモーニング娘。なんです!」
吉澤「な、麻琴?」
小川「はいっ」
飯田「うん、だから、みんなこれからもさ、
   なんか・・・くじけることとか、もしね、あったらさ、
   気軽にメンバーに電話したり、一緒に会ってご飯食べたりとか、
   そんな風に頼っていいと思う。お互いに。」
安部「うん」
高橋「・・・・はい」
飯田「そして何より、この、モーニング娘。であったことを、
   モーニング娘。でがんばってきたことを思い出して、
   これから先も、がんばるように!」
安倍「うん、そうだね!」
田中「はいっ」
小川「・・・はい!」
飯田「ね、だからさ、みんな、これからっ先は・・・ね・・・
   みんっ・・・っ・・みんなっねっ・・・っぅ」
矢口「カオリ、がんばれ」
飯田「・・・・っ・・・っ・・・うっ・・」
亀井「飯田さん・・・」
安倍「・・・・カオ、大丈夫?」
飯田「・・・っ・・・うん、ごめ・・・大丈夫、
   ・・・・ね、だから、みんなこれから先も、
   今までみたいに、っ、がんばって・・・いきましょう」
安倍「うん、そうだね。
   またいつかどこかで出会ったときに、笑顔で会えるようにさ」
矢口「ねっ」
吉澤「そうだね」
新垣「はい」
紺野「やだマコ、泣かないっ・・・」
小川「・・・・ぅ・・・っ・・・うん」
72 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/08(水) 22:01
飯田「小川、大丈夫?」
小川「・・・ぁい、すいません、だいじょぶです」
飯田「うん。それじゃあ、みんな手ぇ出して、はい一人ずついくよっ。
   田中れいな、道重さゆみ、亀井絵里、藤本美貴・・・」
安倍「ちょっと、藤本ぉ、なに泣いてんのっ・・・」
藤本「やっ、違うんです・・・大丈夫です、大丈夫ですよっ?」
飯田「うん、続けていくよ?
   紺野あさ美、高橋愛、新垣里沙、小川麻琴・・・」
矢口「お!小川、すごくいい顔してるなぁ」
小川「はい!もう大丈夫ですっ」
飯田「辻希美、吉澤ひとみ、加護亜依、石川梨華・・・・」
石川「はいっ」
矢口「ちょっとぉ、はいって返事はいいけどさぁ、
   梨華ちゃん。顔拭いてよっ、涙、涙っ」
石川「・・・・アハッ・・・なんで・・・だろ
   あた・・し、ポジティブ石川な・・・はずっ・・なのにぃ・・・」
矢口「ほら、拭いたげるから、上向いて・・・」
石川「うん・・・っ・・・っ・・・」
飯田「はい、いいかな?
   そして、矢口真里・・・」
安倍「がんばれよ、虫っ!
   ・・あ、でも、矢口はがんばりすぎんなよ!」
矢口「アハハッ大丈夫、まかせてっ」
飯田「そして、安倍なつみ、で、あたし・・・」
安倍「飯田圭織。」
矢口「リーダーッ!カオリ、今まで、よくがんばってくれたよねっ」
飯田「・・・うん、ありがと。ょし、全員いるね!」
安倍「・・・・・なぁんかさぁ、この円も、大きな円になったよねぇ」
飯田「ホントだよぉ、モーニング娘。も大きくなったね」
安倍「ね・・・こう、思い・・思い出すっねっ・・
   はじめて会った・・・・・っ、・・とき・・・とかっ」
矢口「や、ちょっとぉ!なっち泣くなよっ、
   別に、これは悲しい別れじゃないんだぞ!」
亀井「・・・〜っ・・・ぅ・・・う」
安倍「そうっ・・・いう、矢口が一番ボロボロじゃない!」
73 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/08(水) 22:02
矢口「ァハハ、ダメ、もぉ、違うんだょ、
   さっきから涙が勝手に・・・ぃっく・・・止まらないんだよ〜」
安倍「・・っ・・・・ぅあ、ゃ、矢口ぃ・・っ・・・っ・・・
   大好きだよぉ、みんなぁ!・・離れ・・・たく・・・ないょ・・・」
矢口「そ、そぅいうこと言わなぃでよ、みんな泣いちゃうでしょ!
   あぁ〜〜ん、もう・・・・ぅっ、うぇええっ・・なっちぃ・・・
   オイラも、オイラだってヤダよ・・・離れたくっない・・・よ・・・!」
加護「・・・っ・・・ののぉおおお〜〜っ・・・」
辻 「あいぼぉんっ・・・っ・・・やだぁずっと一緒がいぃよ・・・」
加護「・・っ・・・・っ・・離れても・・・がんばろ・・・ねっ」
辻 「・・・うんっ・・・・うんっ!・・・毎、日電話・・・して・・よ」
加護「するっ・・・するよ、絶対っ・・・絶対するっからっ・・・・」
吉澤「ミキ、ティ・・・だいっ・・・じょうぶ?」
藤本「・・・ダメ・・・っ・・・なんか・・・止まっ・・んなくて・・・」
矢口「泣くなっ・・・がんばれ、藤本!・・・よっすぃも!」
藤本「はぃ・・っ・・・って、・・・もぉ・・・
   ゃ、矢口さんの・・・方がボロボロじゃないですかぁっ」
吉澤「・・・クッソ、あたしは・・涙担当キャラじゃ・・ないのに・・・」
石川「・・・みんな・・ぁ・・・今、までっ、ありがとう、
   ござ・・・いました・・・んっんん〜・・・んっ・・・」
矢口「ちょっと、っぅ、梨華っ、ちゃんっ!
   だから、最後の別れのセリフみたいな、っ、こと言わないで、
   って言ってるのにぃい・・・・やぁ、もう石川ぁ〜〜」
石川「だってぇ〜〜〜ぇええっ・・・・・・」
74 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/08(水) 22:03
飯田「ダメ、紺野!うつむかない!ちゃんと上向いてぇ、がんばんな!」
紺野「・・・っ・・はい・・・・っ・・・っ・・・・、
   ・・・・・大丈夫です、完璧ですっ・・・・・っ・・・」
吉澤「・・・6期、もがんばんなよ・・・
   なんか、聞いたよ・・・ユニットやんだって?」
田中「はいっ!」
道重「・・・・・・んっ・・・・・ん・・・ん・・・・っ・・・はぃ!」
亀井「・・・・っ・・・はい、がんばりっ・・・ます・・・」
石川「高橋っ、ちょっと、ちゃんと立つ・・・しゃがみこまないで!
   ほらぁ、つかまって・・・」
高橋「ック・・・っ・・・・は・・ぃ、大丈夫です」
新垣「・・・っ・・・っ・・・・・っ・・ん・・・っん・・」
安倍「こらっ・・・マメもっ、泣くなってば。
   ・・・高校でもさ、勉強、がんばんだよっ」
新垣「・・・あ、安倍さぁん・・ぅう・・・、はぃ、がんばります!
   安倍さんも・・・がん、ばってください、ね!
   これか、らも・・・ずっと絶対応援して、ます、から・・・」
安倍「うんっありがと!なっちもがんばるよぉ・・・
   ・・・・や、もぉ新垣ぃ、かわいいなぁホントに・・・よしよし・・・」
矢口「みんなぁ、泣くんじゃない!笑え〜っ!
   泣いて・・てもっ、いいから、最後くらっ、い・・・笑顔でっ。
   ってーかリーダーっ、カオリもさぁ!ねぇ笑って。ちょっとぉ」
藤本「だから、さっきから、矢口さんが一番泣いてるじゃっ、ないですかぁっ」
矢口「アハッ、ホントにっ、ダ〜メなんだ。
   藤本もっ、さ、ソロお互い、がんばろぅな・・・」
藤本「はい!・・・っ・・そっ・・・ですね・・・がんばりましょぅっ」
安倍「さぁ、行くよ!・・・カオリ!じゃあ、いっちゃってっ」
飯田「・・・・よし!全員、手ぇ置いたね?
   ええ〜、それじゃ、行くよ!
   みんなの未来に願いを込めて!
   あたしたちモーニング娘。全員、それぞれの新しい夢に向かって!
   これからも、がんばってぇいきまっっ・・・」
娘。「・・・っしょい!!!!!!!!!!!!!!!」

75 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/08(水) 22:04










「もう一つの時間軸
   〜さくらおとめ分割がなかった世界のモー娘。物語〜」


           おしまい











76 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/08(水) 22:14

あとがき
   某月某日 少し風の強い秋の色が見えはじめたある日

そんなわけで、以上で、
モーニング娘。小説「もう一つの時間軸
 〜さくらおとめ分割がなかった世界のモー娘。物語〜」は終わりです。
どうだったでしょうか?いろんな箇所で読みにくい部分、
これ、なんかイメージと違う、なんて部分がありそうですが・・・。

一応、このお話は、サブタイトルにもあるように、
今の現実世界のモーニング娘。とは、1つだけ(?)違うところがあります。
それは「さくらおとめ分割がない世界でのお話」ということなんですが、
それが「もう一つの時間軸でのお話」であり、
つんくがもし、分割構想をしなかったら、どうなるんかなー?
・・・なんてことを考えて、あとは思いつくまま書いていきました。
モーニングがなくなると聞いたとき、それぞれのメンバーはどんなことを考え、
どんな行動を取り、決断をするのか・・・・!?
とまあ、そんなことをつらつらと。まあ、そんなわけなので、
分割以外は一応、娘。たちをとりまくこの現実世界と一緒です。
とは言いつつ、なっちの卒業ライヴが娘。解散ライヴと一緒くたになって、
うやむやになった話とかは劇中に触れてませんが、その辺りは穏便に。
とりあえず、自分が好きなように書いたもんなので、
読んでくれた方々が満足してくれたかどうかはわからないんですが、
まあ、なにはともあれ、とりあえず、あとがきということで、
なんだかんだと書きつづっていこうと思います。けっこう長いです。
よろしければ、少しの御付き合いの程を・・・よろしぅ。
77 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/08(水) 22:15
そもそもなんでこんな小説を書こうと思ったかというと、
きっかけは、ちょうどネットにつないでいたパソコンがぶっ壊れたため、
ネットにつなげない期間が2週間くらいありまして、しかも、
もう1台のパソコンは、とある事情によりネットにつなぐことができず、
基本的にネットで情報収集(=娘。情報収集)をしている自分としては、
気分転換というか、ひさびさにモー娘。から離れることができるなぁ、
なんて思いきや、すぐさま、中毒症状・禁断症状が出てきて、
PVやCDをリピードでかける毎日。
うたばんやら、めちゃイケ(岡女)、ハロモニ。を連日連夜ながめる毎日。
・・・・・あ、とは言っても、別にヒキコモリンでもないので、
毎日のようにちゃんと仕事はあるわけなんですが・・・。ああ、忙しい(w
まあ、とりあえず、ああ、自分はモー娘。がないと生きられないだなぁと、
そんなヘヴィースモーカー同然な意識の中、
はじめは、単にモー娘。楽屋トークな感じで、
好きなように好きなようにと書いていったんですが、どうせ書くなら、
なんかテーマというか、ストーリーがあった方がいいよな、とか、
そんなことを思ってしまったが最後、
こんな妄想楽屋トーク小説を書き上げてしまった次第であります。
とりあえず、各メンバーの雰囲気や、間の取り方等のしゃべり方は、
自分では、脳内なっちや、脳内カオリンや、脳内紺野や、脳内よっすぃや、
脳内高橋や、脳内チャーミーたちそれぞれの脳内娘。メンバーが、
ちゃんと彼女たちの声でしゃべった上で書いていて、
その辺りはけっこう、というか、かなり意識して書いていたのですが、
あくまで私個人の感覚なので、
読んでいる人に伝わるかどうかはハテナでござんす。申し訳。
78 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/08(水) 22:16
あ、あと方言も、もしかしたら、変な言葉しゃべってるかもしれないんで、
もしも、
「なっちはこういうしゃべり方しないべさぁ!」とか、
「ちょっと、オイラはこんなキャラじゃないんだけどっ!」とか、
「や、もうナマりは抜けてんでって!」とか
「まゆげっビィイーーム!!」等々ありましたら、
その辺は脳内変換で、自分の好きなようにしゃべらせてくださいませ。
・・・あ、ってーか、まゆげビーム、本編のネタで使えばよかったな。
あー、もったいねぇー、忘れてた。
でも、まあ、とりあえず、そんな感じなので、読みながら、
娘。たちの声を意識できれば感情移入ガンガンできるかも。

というか、こんな小説を書きながら、
ああ、自分ってモーニング娘。のこと本当に好きなんだなぁ、とか、
しみじみ思ってしまった自分がいて、
自分がモーニング娘。好きだってことは別に隠してるわけではないけど、
嫁さん以外、多分まわりの誰も知らないわけで、
自分は今まで、別にモーヲタじゃないと思っていたわけなんですが、
こんな小説を書き上げてしまった手前、多分、ただのモーヲタどころじゃなく、
正真正銘、キショヲタなんだろうなぁ、と思うわけで、
その辺り、これをお読みになっている皆さんには、
人間、引き返せるうちに引き返せ、とご忠告申し上げるとともに、
麻琴に謹んでお喜び申し上げます。
あ、ダメだ、キショい・・・。
紺週、とか言ってるヤツと同じレベルでキショい・・・。
っていうか、自分、モーヲタなんかなぁ?
モーニング好きになりはじめた(というか、ちゃんと存在を認識した)のって、
去年の11月くらいだから、
好きになって、まだ1年くらいしか経ってないのに・・・・・。
「モーヲタになるのに、1年という月日は要せず」。
仕方ないので、これを格言として掲げます。
基本的にあんま芸能界とかアイドルとか興味ないもんで、
自分がアイドルグループなんぞを好きになるなんて、
それまでは夢にも思ってもいなかったんですが。
79 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/08(水) 22:17
あ、それと、話変わって、全部読んだ方はわかると思いますが、
つんくがモー娘。解散を決めた理由、実は一切劇中に出てきません。
一応、自分の中には解散の理由は、構想としてはあるんですが、
ここにも書きません。どうせ理解できないと思うし、
正直、劇中であんまり書く必要もないと思ったので。
つんくが7・31事件で決めたハロプロメンバーの異動やら、
6期で藤本?さらに、やぐっつぁんのミニモニ。卒業に、
しまいにゃ、さくらおとめだぁ!?はぁ!?ナメんなよ!?
・・・と思うのと同じレベルの話なんで、まあ、読んだ皆さんで、
この物語での、つんくの娘。解散理由、邪推してみてくださいませ。

・・・・なんて書きましたが、
実を言うと、自分は今のモー娘。に別に不満はないです。素直に。
多分、どちらかというと、DDです。
というか、まさしくDDです。だれでもだいすきです。
なっち、天使です。最近のすごくいい笑顔、なくさないでほしい。
カオリはここ数年の少女から女性への変化がすばらしい。
やぐ、幼と艶の同居にいつもKO。ふざけんなよ矢口っ(はぁと)。
よっすぃの極稀に見せるあのメンバーへの優しさ最高。
チャーミー、可愛いくせに寒い、が、それが良い。
辻・加護の可愛さよ、永遠なれ。
高橋も紺野もどっちも一緒に好きです、いつも微妙な表情、微妙な空気。
新垣のコネの噂など、今更討論無用。娘。にガキさんなエッセンスは必要。
小川のあの舌っ足らず、かわいいと思いますわ。というか、最近大注目。
ミキティよ、もっと娘。をひっかきまわしておくれ。
亀井・道重、実はオリメンはもっと"ナル"だったぜょ。自分1番で良い。
田中は、個人的に6期の中で最注目。というか顔が好み。
とまあ、そんな感じ。
80 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/08(水) 22:17
・・・・ってか、こんな恥ずいこと真顔で書いてんじゃねぇよ、オイ、
やべぇ、マジでキショヲタじゃねぇか、自分。
というか、個人的には、矢口と紺野が特に好きなんですが、
その辺りをあまり出さないように劇中では、
みんな、なるべく平らにならして書いたつもりなんですが、どうでしょう。
と言いつつ、矢口に頼って進めた展開多数・・・まいった。
そんなこと言いつつ、いつもハロモニ。とか見返しながら、
「あ〜!紺野かわいいなぁ」とか、「お、紺野かわいい」とか、
「おい、っつーか、今の紺野の表情ヤバくね?マジかわいい」とか、
延々と言ってる自分に乾杯。というか、紺野に完敗。
嫁さんに、紺野ちゃんとあたしどっちが好きなの?と聞かれて、
一瞬返答に困って、数年ぶりに平手打ちを喰らったことは、紺野には内緒。
というか、女の怒りの平手打ちは、男のケンカのグゥパンチより痛いと思う。
この辺の謎を解明してくれる方募集。
でも、まあ、紺野も大好きですが、ホントの一推しはやぐっつぁんなんです。
いくぜ、せくすぃびーぃむ!ってか、やぐっつぁん、ええなぁ、素敵やなぁ、
可愛いなぁ、偉いなぁ、かっこえぇなぁ。あぁ、ダメだ、完全に惚れてる。
まあ、とりあえず、倒れない程度に、自分を大事にがんばってな。
・・・・って自分の想いなぞ、書く必要ないっすね、やゃ、すみませぬ。
とりあえず、劇中では最後に、
一応、感動の「がんばっていきまっっしょい」をやりたかったもんで。
ま、なんというか、とりあえずDDじゃないと、
楽しめない内容のような気もしますが、
楽しめなかった方、本当にごめんなさい。なにはともあれ、
こんな駄文(指摘されんでも自分でわかってますから)に付き合って、
ここまで読んでくれてありがとうございました。
これからもちょくちょくチェックしてますんで、感想等ありましたら、
どんな意見でも、文句でも、罵詈雑言でも、一言二言でも、
本当にありがたいので、気軽によろしくお願いします。
それじゃ最後に、自分らも、娘。たちに負けじと、
飯田「みんなも日常生活、がんばってぇいきまっっ・・・」



あとがき、おわり。
以上、本当にどうもありがとうございました。

81 名前:リエット 投稿日:2003/10/08(水) 23:33
完結お疲れ様です!
自分の中にある娘。像と被っていて面白かったです。
次回作も期待しています。
82 名前:タケ 投稿日:2003/10/10(金) 18:05
完結お疲れ様です
最後の最後まで感動させられました
これからも頑張ってください!
83 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/11(土) 23:32
>>81 リエットさん

> 自分の中にある娘。像と被っていて面白かったです。

まず、読んでくださってありがとうございました。
劇中の娘。たちは、ほぼ自分の中の娘。のイメージです。
なので、あとがきにも触れていたように、
自分のイメージと違うしゃべり方や雰囲気では書いてないので、
そう言っていただけると、ありがたいですし、うれしいです。
次回作・・・ですか、考えてなかった(w
でも、スレもこんなに容量残ってるしなぁ・・・。
か、考えます、できるだけ(<?)


>>82 タケさん

> 最後の最後まで感動させられました

こちらこそ感謝です。ありがとうございました。
自分の中では、いつも、娘。=感動なんですよね。
各メンバーの卒業LIVEを見て感動し涙し、
新メン加入のドキュメントを見て、なぜか感動し涙し、
岡女見ながら、またも感動し笑いながら涙し、
つんくのあからさま(または、否)な戦略の下で、
それでも一曲一曲本気で歌って踊る娘。たちに、またも涙し、
娘。関係で流した涙の量は知れず。
さらに、ハロモニ。のダルダル加減にときどきなぜか涙し、
自分は娘。が出れば泣くのかと。まるでパブロフの犬状態。
そんなだから、書くお話もこんな感じなんでしょうね(w
タケさんも完結目指して、長い道のりかもしれませんが、
これからも頑張ってください。
84 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/11(土) 23:34
なんとなく目次を作りましたので、
なんとなくアップ。
()内のサブタイトルは、それぞれのテーマでした。
これではじめてわかることもあったりなかったり。
85 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/11(土) 23:34
もう一つの時間軸
 〜さくらおとめ分割がなかった世界のモー娘。物語〜

          目次

第01話 10月5日 今年最後の暑さを感じたある日
>>2    (ちょっと遅れてきた二人)
第02話 10月17日 桜の葉が紅く黄色く色づき出したある日
>>5    (みんなお姉さんになったね)
第03話 11月6日 枯葉舞う季節になる少し前のある日
>>8    (楽屋トークっていいね)
第04話 11月19日 曇り空に少し日が差したある日
>>14   (モーニング娘。は女子高みたい)
第05話 11月28日 とても寒い冬の初めのある日
>>20   (いつもと違う年上グループ)
第06話 11月30日 小雨の降る肌寒いある日
>>21   (フラット3、焼肉屋にて)
第07話 12月2日 今年はじめてクリスマスソングを耳にしたあの日
>>22   (そして、全員に伝わった衝撃)
第08話 12月16日 三度目の今年一番の冷え込みを記録したある日
>>23   (それぞれの決意1、亀井・田中・道重)
第09話 12月20日 街にイルミネーション輝く頃のある日
>>24   (それぞれの決意2、辻・加護)
第10話 12月21日 街の木もすっかり葉を落としたある日の夜
>>28   (それぞれの決意3、藤本)
第11話 12月22日 土砂降りの雨の降るある日の夜
>>34   (それぞれの決意4、吉澤・石川、紺野・新垣・高橋・小川)
第12話 12月23日 家で暖房もつけないで泣いて眠ったあの日
>>52   (それぞれの決意5、安倍・矢口)
第13話 12月25日 息白く凍えるクリスマスの夜
>>60   (それぞれの決意6、飯田・安倍)
第14話 12月29日 久しぶりに夜空に月が輝いたある日
>>66   (フラット3再び、記者会見の前夜に)
第15話 1月31日 あたしたちモーニング娘。の解散の日
>>70   (これからも、がんばっていきまっしょい!)

あとがき 某月某日 少し風の強い秋の色が見えはじめたある日
>>76   (あとがき)
86 名前:チビ読者 投稿日:2003/10/12(日) 16:55
今日、全部よみました
自分ガキンチョなもんで(なにをいまさら)、
こういう 実際ありそうなシリアスものはかなすぃのです。
ぜひ、今度はだれもがニヤけてしまうような、
ほのぼのラブを期待します・・(わがまま言うな!!って感じでスイマセン
ちなみに、チビの野郎は   藤本さんがすきなのです
大人パスタさんの 次回作に期待っっ!!!




87 名前:大人パスタ 投稿日:2003/10/13(月) 01:21
>>86 チビ読者さん

一気に読んでいただいたようで、
どうもありがとうございます。

>>こういう 実際ありそうなシリアスものはかなすぃのです。

かなすぃですか、
たしかに実際にそうなったら、かなすぃですね。
でもまあ、現実世界では、さくらおとめ分割しつつも、
娘。たちはがんばっているようで、
個人的にはまだまだイケると思っています。
この物語のサブタイトルにあえて「分割がなかった世界の」と銘打ち、
その世界でのつんくの解散決定を暗に描くことで、
実は、それはこの現実世界でのさくらおとめ分割に対する、
遠まわしの肯定だったりもします。
(つまり、現実世界でのつんくは、分割することで、
 娘。続行を選んだ、という勝手な解釈、なんだそりゃ)
・・・・ああ!ってか、これ、あとがきで書けば良かった。
ところで、藤本さん好きでしたか。
こう、「読んだ」という方から推しメンを言われるとドキリとしますね。
劇中での藤本さんの扱いやキャラ、特に藤本さんの電話のお話(10話)、
その辺りに満足いただけたか少々(いや、かなり)不安です(w
ところで、次回作、ほのぼのラブに期待ですか・・・
あぁ、なんと言うか、だるだるラブならなんとかいけるかも?(w
88 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/02(日) 23:47
超今さらですが、一気に読みました。
なちかお最高!!なちまり最高!!フラット3なお最高!!

もし、解散とかってなったらこの三人はこう言うだろうなって思いました。
ちなみになっち推しなんで、卒業絡めたものをフラット3でじっくりしていただきたいです。
89 名前:大人パスタ 投稿日:2003/11/04(火) 15:20
>>88 名無し読者さん

感想どうもありがとうございます。
現フラット3での展開は、一度書きはじめると(脳内の)彼女たちが
勝手にしゃべってくれるので、けっこう書きやすかったり。
書いた本人としては、第13話の「なちかお」話がお気に入りだったりします。

>>なっち推しなんで、卒業絡めたものをフラット3でじっくり...

あ〜、いいですね、卒業がらみネタでフラット3のトークなんて、
自分も読んでみたいです<いや、だったら自分で書けよ(w
というか実は、この話の1番最初の構想は、なっちの卒業話だったんです。
当初の構想は、なっち卒業の発表直後、なぜか突然7期メンバー1名が加入する。
全メンバーを差し置いてセンターを獲得し、
大人気を博したその7期中心の娘。戦略に、オーディション公募もない突然の加入劇や、
事務所・つんくの方針になっちは疑問を抱きつつも、過去、後藤加入でセンターを譲り、
様々なストレスなどの要因が生んだ激太りの過去がフラッシュバックする。
そして時は流れ、「なっちの卒業の日」が来る。
ライヴにかけつけた、つんくに聞かれた1つの質問。
「今度こそ、自分を見失わずに、自分らしく歩けたか?」
3期メンバー、後藤真希の加入と加入直後のセンター獲得。
4年前、自分自身の悩みや葛藤に、彼女は迷い、
行き先を失った彼女の迷いは、その体型に体現してしまった。
あのときのつんくの、それをバネにして奮起してくれれば、
という想いに応えられなかった。
22歳のなっちは、今度こそ立ち向かうことができただろうか?
7期メンバーの加入と加入直後のセンター獲得。
それは、つんくがなっちに課した最後の卒業試験だった。
しかし、今度はあのときとは違う。自分を見失わず、笑顔をなくさず、
現実としっかり向き合い、自分自身のこれからを見つめてきた。
つんくの問いに彼女は笑顔でこう答える。
「大丈夫です」
そして彼女はこう続けた。
「今のあたしは、小さい頃に描いてた理想の大人とは違うけど
 あのころよりは自信があります。今の22歳の夢に・・・」

・・・はぁ〜、ベタベタやん<でもこういうのが好きw
結局、いまいち構成がつかめずボツり、全く別の解散話になってしまいました。
90 名前:大人パスタ 投稿日:2003/11/04(火) 15:26


ってか、上のレス、
毎度のことながら、長く語りすぎですね。すいません。

ところで、今、実はちょっと次のお話の構想を練っていたりします。
ただ書きっぱなしになって、完結できずに放置とかするのはイヤなので、
完結してから(完結のメドがたってから)、このスレに続けて載せていこうと思っています。
娘。小説としては、あまりない(と思う)あの人中心のお話にしようと思っていますが、
それより何よりまず完成させられるかどうかが問題。
91 名前:チビ読者 投稿日:2003/11/19(水) 17:14
次回作、待ってます!
92 名前:チビ読者 投稿日:2003/11/19(水) 17:17
>みきあや期待 そのつぎの作品のリクエストとして・・
 気ぃはえぇーーヨ!!!
 のんびりまってます。これからも応援シマス!!!
93 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/12(月) 12:55
 
94 名前:大人パスタ 投稿日:2004/01/17(土) 02:19
>>チビ読者さん

期待してくださってありがとうございます。
次回作というモノではありませんが、
短編を書きましたので載せますね。
恐ろしく遅レスですみません。
95 名前:大人パスタ 投稿日:2004/01/17(土) 02:20

しあわせの群像
  〜2004年1月1日夜7時23分の電話



♪ティー・ティリッティ・ティッティリ〜♪

松浦「はいはい、矢口さん〜?」
矢口「お、出たよ。・・・あ、松浦ぁお疲れ〜」
松浦「ぁあ〜どうも、ぉ疲れさまで〜えす」
矢口「・・・・うん、お疲れぇ。
   ってか、その声のトーン、相変わらずだねぇ。」
松浦「え、そぅですかぁ〜?」
矢口「うん、そうだよ。あ、今大丈夫?何してる?」
松浦「あ、大丈夫ですよ。移動の車の中なんで。」
矢口「そっか、よかった。
   あ、でさ今日の大脱出のヤツ、よかったよ!」
松浦「あ!?どうでした?ビックリしましたか〜?」
矢口「うん、ビックリしたけど、
   あんねぇ、あれ、おいら前にSMAPの香取くんが、
   同じ感じで脱出のやってるの見たことあったから、
   途中で『あれ?』って気付いたんだよね。
   もちろんちょっとは心配したけど」
松浦「あ、そうだったんですか〜」
矢口「うん、あ、それでさ、今、メンバー何人かでいるんだけど、
   ちょっとみんなから一言ずつあるから代わるよ?」
松浦「あ、そうなんですか。お願いしまぁす」
矢口「じゃ、はぃ。」
高橋「もしもし?」
松浦「はいはぁい」
高橋「ぁ、高橋ですけど・・・」
松浦「あ〜、愛ちゃん。あけましておめでと〜」
高橋「・・・あ、ぉめでとござぃます・・・ってか、
   おめでとぅじゃなぃですよ!
   ホントに驚いたんですって!もお〜〜〜〜。
   爆発して、ロープが切れたときとか、
   ぁたし恐くなて、泣いたんですからね!?」
松浦「ごめんねぇ〜。でも、ドッキリの企画だったから、
   みんなには教えられなくてね。」
高橋「・・・まぁだいじょぶですけど・・・本気で心配したんですょ
   でも、ドッキリでょかったです。ホントにウソで・・・。
   ・・・・なんて言うか、お正月からお疲れさまでした」
松浦「うん。お疲れさまです〜。ハローのコンサートもがんばろうね〜」
高橋「あ、はいがんばりましょぅ。
   じゃ、ぇと・・・あ、飯田さんに代わりますんで・・・」
松浦「はぃは〜い」
96 名前:大人パスタ 投稿日:2004/01/17(土) 02:21
飯田「・・・あ、あやや?」
松浦「はいぃ」
飯田「お疲れさま、今日もがんばってたね。あの大脱出の・・・」
松浦「ありがとざいます〜。驚かせて、すみませんでした〜」
飯田「うん、ホントビックリしたけどね。
   まあ、でもさ、何事もなくてホント良かったよ。」
松浦「はぃ」
飯田「でも、あたしもだけど、
   けっこうみんな、ホントに泣いてたんだからね?」
松浦「はぃ・・・ごめんなさい」
飯田「でも、ホントに良かったよ。ただのドッキリで。」
松浦「はい、ビックリさせたかったんですけど、
   みんながこんなにビックリするとは思わなかったんで・・・」
飯田「何言ってんの!もう、ホント心配したんだよ?
   それに、あややは最近はホントに人気もすごく出てきて、
   ちっちゃい子にもファンの子がいたりするんだから、
   あんまりそういう心臓に悪いのはダメよ。アイドルなんだし。
   今日の大脱出ので、絶対ちっちゃいファンの子とか、
   あややが死んじゃう・・・って、泣いちゃった子もいると思うよ・・・?」
松浦「はい。」
飯田「・・・うん。まあ、でも、ホントにさ、ドッキリで良かったよ。
   とりあえずは、今年もよろしくお願いします」
松浦「あ、よろしくお願いしまぁす」
飯田「今年もがんばっていこうね」
松浦「はい、こちらこそ。がんまりましょう」
97 名前:大人パスタ 投稿日:2004/01/17(土) 02:22
飯田「・・・・うん、じゃ、えぇっと藤本?・・・藤本に代わるね?」
松浦「はぃ〜」
飯田「・・・・・」
松浦「・・・・・・・?」
飯田「・・・・あれ?藤本」
松浦「・・・・・・・・ミキたん?」
飯田「あやや、ちょっと待ってね。・・・・藤本どした〜?」
藤本「・・・・」
飯田「藤本ぉ?」
松浦「・・・・・たん?・・・どした?」
藤本「・・・・・・・・・っ・・・・・・・っ・・・・」
松浦「・・・・・・あれ?・・・たん、大丈夫?」
藤本「・・・・・!
   ・・・・・っ・・・・っ・・・・バカっ!!!!」
松浦「・・・・ミキたん・・・・」
藤本「・・・・・・・・っ・・・っ・・・・・・っ・・・っ・・・」
松浦「・・・・・・・たん・・・?」
藤本「・・・・・っ・・・・んっ・・・・んっ・・・・・」
松浦「・・・・・・・・・」
藤本「ホントに・・・・ホントに、心配したんだから・・・」
松浦「・・・・・!!
   ・・・・ごめん・・・・ごめんね・・・・ごめんね・・・」
藤本「・・・っ・・・ホントに・・・・・・っん・・・・・んん・・・」
松浦「だって・・・違くて・・・」
藤本「・・っ・・・・何が違うのよ!!」
松浦「だって、ミキたんとか・・・
   みんな、そんなに心配するって思わなくって・・・」
藤本「・・・そんなの!あんなの見せられたら心配するに決まってるでしょ!!」
松浦「・・そ!・・・そうだよね・・・・ごめんね・・・」
藤本「・・・・・・・・っ・・・っ・・・・・っ・・・」
松浦「・・・・ごめんね・・・・ミキたん」
藤本「・・・・っ・・・っ・・・・っ・・・」
松浦「・・・・・・・・・・」
藤本「・・・・・・・っ・・・っ・・・・・・っ・・・・」
松浦「・・・・・・・たん・・・・」
矢口「・・・ごめん、ちょっといい?」
藤本「・・・っ・・・っ・・・はい」
松浦「・・・・矢口さん?」
矢口「・・・・・・あ〜、もしもし?」
松浦「はい」
98 名前:大人パスタ 投稿日:2004/01/17(土) 02:23
矢口「あのね、松浦。
   藤本さ、あのあややの大脱出の後ね、呆然としてて、
   あややが助かったってわかった後もね、
   ずっとボーっとしちゃって、収録中ずっと大変だったんだよ?」
松浦「・・・・はぃ・・・」
矢口「だからさ、あんまりあぁいうのとかで、心配かけちゃダメよ?
   もちろん、番組の企画とかの話だから、
   あややが悪いってわけじゃないのはわかってるけど・・・
   藤本にだけでも教えておいてあげておけば・・・
   あ、でも、それも無理か・・・」
松浦「はい・・・」
矢口「あ、ごめんね、また藤本に代わるよ」
松浦「はい」
藤本「・・・・・・・もしもし」
松浦「もしもし?」
藤本「・・・・あのね。」
松浦「・・・うん・・・・」
藤本「・・・あのね・・・」
松浦「・・・うん。」
藤本「ちゃんと・・・生きてて、くれて・・・ありがと・・・」
松浦「・・・・タン・・・」
藤本「・・・ホントに・・・よかった・・・・ホントに・・・」
松浦「・・・・・・っ!!
   ごめんね、騙すつもりはなかったの・・・でも・・・」
藤本「もう・・・・だいじょうぶだから・・・・
   ・・・でも、もう・・・やめてね、あんなこと・・・」
松浦「うん、しない、しないよっ・・・」
藤本「・・約束だからね・・・」
松浦「うん、ごめんね・・・また今度ご飯食べ行こうよ」
藤本「・・・うん、焼肉行こう?食べ放題とか・・・。」
松浦「うん、行こうね。」
藤本「・・・・うん、でも・・・・」
99 名前:大人パスタ 投稿日:2004/01/17(土) 02:24
松浦「・・・ん?」
藤本「・・・・でも、そんときはアヤのオゴりだからねっ!」
松浦「いぇ?・・・・あ、うん、わかった。オゴる・・・オゴるね・・・」
藤本「あ、っていうか、みんなを泣くほど心配させたんだから、
   当然、娘。の他のみんなにもオゴるんだよ?」
松浦「はぇ?・・・・・なんで・・・・?」
藤本「・・・・・はぁ?なんで!?って、
   みんながどれほど心配したかわかんないの!?
   あたしもそうだけど、愛ちゃんなんて、ホントに信じて、
   ホントに大泣きしてたんだよ!?カメラの前で・・・」
松浦「う・・・うん、わかった。うん、みんなの分もオゴるね・・・」
藤本「うん。みんなで食べ放題ね。」
松浦「・・・ぃぎっ!?・・・・う、うん、わかった。オゴるね・・・」
藤本「うん、でも、ホントに心配したんだぞ」
松浦「うん・・・ごめんね・・・たん・・・」
藤本「・・・うん、それじゃ、切るね。」
松浦「うん・・・・・あ!今年もがんばろうね」
藤本「うん、アヤもね」
松浦「・・・うん、焼肉みんなの分オゴるから・・・」
藤本「約束・・・だからね」
松浦「うん」
藤本「それじゃ、おやすみ」
松浦「うん、バイバイ」

・・・・・・・・・・・・・ピッ!

藤本「・・・・ふぅっ」
矢口「よお〜〜〜〜〜〜し!ミキティでかした!」
藤本「えへへっ」
紺野「いつになりますかね?焼肉食べ放題」
藤本「いや紺野ちゃん、がっつき過ぎだから」
高橋「や〜、最近忙しくて、ぁんまり焼肉とか行けてなぃもんなぁ」
紺野「うんっ」
矢口「でも、あたしたちの分まで全員オゴりって、すごいね」
藤本「全然ですよ、もう!
   アヤっぺにはこれくらいでちょうどいいんです!
   ・・・いや、まだ足りないくらいだしっ、ホントに。
   あんなドッキリ・・・シャレになんないです・・・もお・・・」
矢口「あははっ本気で怒ってるね」
100 名前:大人パスタ 投稿日:2004/01/17(土) 02:25
藤本「だって、そりゃ怒りますって。
   あんなに仲良いのに・・・生放送でドッキリなんて・・・
   あたしなんてあの後、収録中、鼻血出したんですよ?」
矢口「ホント、ね、あれはビックリした。
   ホントずっと心ここにあらずって感じだったもんね。
   でもまあ、鼻血の方も大事にならなくて良かったよ」
藤本「・・・まあ、そうですけど」
飯田「まあ、でもさ、あややも大変だよね・・・」
安倍「まあね〜」
石川「お正月の一発目からあんなドッキリの仕掛け人だもんね」
安倍「けっこう打ち合わせとか、かなり大変だったと思うよ」
紺野「ハローのコンサート後とかですかね?」
石川「え?」
安倍「は?何が?」
紺野「や、あの、焼肉・・・」
安倍「またそれ〜!?あさ美ちゃん。あんたはそれしかないんかい!」
矢口「っていうかコンコン、楽しみにし過ぎだってばっ」
藤本「ホ〜ント、そうですよね?
   さっきの電話の最中、アヤに『みんなにもオゴってよ』って、
   あたしが言ったくらいから、紺野ちゃんの顔がすごく笑顔なんですよ」
飯田「でもね、紺野もさ、いくら食べても大丈夫って、あんまり油断してると、
   昔の辻ちゃんみたくおなかポコってなっちゃうから、気をつけなさいよ?」
紺野「はぁい」
矢口「とりあえずミキティの『あやや焼肉大作戦』は大成功だね」
藤本「じゃ、3日のハロコンの後にでも、みんなで焼肉ですね!
   あやっぺのオゴりで!」
紺野「あ、3日ですか!?・・・明後日かぁ〜♪」
藤本「いや、だから紺野ちゃん、がっつき過ぎだから・・・!」
矢口「ってかさ、最近改めて思うけど、
   藤本もモーニング娘。らしくなってきたよね〜」
藤本「え〜?そうなんですかね〜?ぅふっ。
   まだまだですよ〜」




101 名前:大人パスタ 投稿日:2004/01/17(土) 02:26







 しあわせの群像
      〜2004年1月1日夜7時23分の電話






         おしまい










102 名前:大人パスタ 投稿日:2004/01/17(土) 02:27

あとがき(?)

今更ですが、2004年1月1日の日テレのお正月特番にはまいりました。
一応言っておくと、私、大人パスタは、
あの大脱出ネタ、最後のあややの登場演出になるまで、
ずっと本当の事故だと信じて、嫁さんと一緒にマジ怒りでした。
「何やってんだよ!何で火ぃ消さねんだよ!」とか、
「早く、クレーンで動かして、安全なとこに動かせって!!」とか
「何こんな消防隊とか、動作遅いんだよ!人の命がかかってんだぞ!!」とか、
「何でこんなすぐ壊れるようなセット作ってんだよ!ナメんなクソが!!」とか、
気持ちが絶望と焦りとをさ迷う中、その後あややが無事だってわかってからは、
怒りの糸が切れて、今度は嫁さんと一緒にマジ泣きしてました。
「マジ勘弁だよ、ありえねぇって。あやや、頼むから・・・はぁ〜〜」
という感じで一気に脱力。
もちろん、香取クンが過去に同じことやっただとか、
たけしの番組でもほとんど同じ演出でやったとか、そんな話は全部あとで知りました。
見てる最中はマジで松浦さんにとんでもないことが起きた、と思いましたよ。
冷静に考えれば、いろんな個所におかしい点もあったんですけど、
あぁいう状況では、そんなのも吹っ飛びますね。
まあ、とりあえず個人的には、別段あややファンというわけではないんですが、
何はともあれ、何事もなく無事でよかったなぁ、と思った次第です。
もちろん、あややファンではないにしろ、全く嫌いじゃないし、
あややを好きか嫌いか聞かれれば、好きと答えますけどね。
そんな感じで、モー娘。も松浦も、劇中出てないけど、ごっつぁんも、
2004年もみんなみんな、がんばれ!・・・・といった次第です。
とりあえず、そんなこんなで散々騙されておきながら、
日テレには正月早々、娘。&松浦の起用ありがとう、という感じですわ。
何はともあれ、読んでくれた方に、「ありがとうございました」。

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