ちょこっとLOVE

1 名前:peace 投稿日:2003/10/05(日) 19:36
初心者ですが、頑張っていきたいと思います。
更新ペースはマターリ。では。
2 名前:peace 投稿日:2003/10/05(日) 19:40

世の中、戦争が絶えない。
今でも『戦闘』で人がなくなり、戦争の土産ともいえる
地雷で亡くなる人が多い。




この物語は、『戦闘』に立ち向かっていった少女達のお話。

3 名前:peace 投稿日:2003/10/05(日) 19:43


世界の中心から、少し西へ。
といっても今の世界とは違いますが…。

青龍、白虎という国があった。
4 名前:peace 投稿日:2003/10/05(日) 19:45


昔々は戦闘が絶えない両国でしたが、今は表面上
争いは起きていません。
大人達の多くが死んでしまった為、『戦闘』では
なくなったからです。。。

残された子供たちが成人になり、少しした頃から
物語ははじまります…
5 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/05(日) 19:54

白虎の国の大都市カルタ村。
この村には、この国の国王が住んでいた。
国王は昔の戦闘を生き抜いてきた『最長老』である。
その王を守る為、城内には多くの兵が住んでいた。
上級兵、中級兵、下級兵のランクに別れている。

あたしの名前は、藤本美貴。
これでも、中級兵。っていうのも、あたし18なんだよね。
こんな年齢でしかも女で戦闘するっていうのはおかしい。
でも中級兵程度じゃあ、そんなこと国王に言えない。

いつもの通り、城内を散歩して部屋に帰ろうとした時だった。



6 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/05(日) 20:00

「ふ、藤本美貴様!!あの飛行物体は一体…?
 国王の使いですか?」
「飛行物体ぃ?」

下級兵君が急に呼びとめ、空を指した。



そんなものあるわけ…

7 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/05(日) 20:02


ヒュウウウウ。。。。

「う、わぁああぁあああ!!!怖いよぉおぉおおお!!」

紛れもなく変なものに捕まって飛んでくる子が・・・



そんなわけ、あったよ…


8 名前:peace 投稿日:2003/10/05(日) 20:03
更新終了。
9 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/06(月) 15:20

この前青龍との合同任務を行って休養を許可された
はずのあたし。本来なら別の人が飛行物体を確認に行くだろうに、
なぜかあたしは駆け足で城の中へ入っていった。


この城に屋上…というか上から監視する見晴台がある。
結構スペースが広いしあそこに止まるのだろう。
急いで階段を駆け登りながらそんなことを考えていた。
青龍の使いかもしれない……そう思うとなんだか胸の奥が
凍るような感じがした。


まさかね


おじいさまを狙いに来るわけないだろうし…

10 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/06(月) 15:29


「あ!みきたんっ!!」


やばいのに見つかった。兵士が着用しなければならない
(武士が着るような)着物が嫌だとわめき散らしていて
朝から晩までテンションを変えずにあたしに付きまとう彼女の名は

『松浦亜弥』


「あぁ、亜弥ちゃん。今ね、すっごく忙しいの。
 悪いけどまた後でね。」

そういって階段に足をかけた瞬間―――――


「ダメッ!!」

11 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/06(月) 15:35

「!」

思わず足を止めた。亜弥ちゃんは廊下から物凄いスピードで
近寄ってくる。……なんだ?

「あややのこと、あやたんって呼んでっていってるでしょ。」

んだよ、そのことかよ。
自然とあたしの顔は引き攣る。

「あんね、今あたし忙しいんだっていってるでしょ!?
 そんなんどーだっていいの!侵入者が居るかもしれないのに!!」
「(ビクッ)…………はぃ。」

あたしの顔がよほど怖かったのか、体を震わせて誤る亜弥ちゃん。
こうしてみると、すっごく可愛いんだけどね…。

12 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/06(月) 15:44

「あ〜〜…ごめんごめん、あたしが悪かったよ。
 だからそんなに怯えないで…。」

そういってギュッと抱きしめてやる。
普通にしてるとこんなに可愛くて抱きしめたくなるんだけどね。
安心したのか、それでもまだどこか怖いのか、声をかすかに
震わせていった。

「あ、あのね…部屋から変な音がして…。」
「変な音?」
「うん。」

あたしはゆっくりと亜弥ちゃんを離して、自分達の部屋の場所まで
歩いていく。そっか、ここ三階か…なんて思いながら。
あたし達は三人部屋に住んでいる。でも人数調整の関係で二人に。
だから、今部屋に誰かが居るとしたらそれは不法侵入。

「ねぇ、みきたん怖いよぉ…。」

いつのまにかあたしの右腕にしがみ付いている亜弥ちゃん。
まったく、腕に上級兵の証拠である『上』とかかれたバンダナして
なにが『怖い』のだろうか?あたしにとっちゃ、亜弥ちゃんのが
怖いんだけれども…。

13 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/06(月) 15:48

「いつ任務から戻ってきたの?」
「ついさっきだよ。それで、なんか怖くて…。
 だって部屋には鍵がかかっているでしょ?」
「あ…。」

不法侵入どころじゃないよ。そうだ、かぎかかってんだっけ。
じゃあなんなの?

「せーので開けるよ?」

そういってまず鍵を受け取りロックを外す。


14 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/06(月) 15:49




「「せーの…!!」」





15 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/06(月) 15:51

中には…






長い黒髪を一つに束ねて黒い着物を着ている少年が居た。

16 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/06(月) 15:51









17 名前:peace 投稿日:2003/10/06(月) 16:04
訂正

>>5最後の行、
 >いつもの通り城内を散歩していた
 →いつもの通り城の敷地内を散歩していた
                     です。

藤本さん達、白虎の国の兵が着る着物は紺色です。
また少年が着ているのは死覇装という真っ黒の着物です。
両方ともモデルはBLE●CH参照。

読んで下さっている(いないかな?)方、分かり難くてすいません。
解らないところがあればそっと聞いてください。


                     
18 名前:peace 投稿日:2003/10/06(月) 16:06
更新終了。
19 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 18:33
おもろいっす。
こういうジャンルはあまりないっすからねぇ。
期待してます。
20 名前:peace 投稿日:2003/10/07(火) 19:18
>>19名無し読者様
 
 ありがとうございます。
 こういうジャンルあんまりないですよね。
 これからも見ていただけるとうれしいです。
21 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/07(火) 19:18

その頃、青龍の国では―――


護廷10番隊と国王の住む屋敷。白虎の白とは違い、
和風な感じの大きな屋敷内の部屋は全てが畳。
だが奥に立っている白い建物だけは中がコンクリートで
屋敷とは全然違っていた。

6番隊、隊長の部屋…


一人の少女が、手紙を書いていた。ゆっくりと筆を走らせ、
すっと筆を止めて内容を確認。だが急に筆を置き、目をつぶった。
誰かが自分の部屋に走ってくる。
22 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/07(火) 19:19






あぁ、またか…
23 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/07(火) 19:19

彼女の足音は、自分が良く知っている。
足音が、止まった。

「失礼します。」
「…どうぞ。」

襖を開けて顔を覗かせたのは小麦色の肌をした少女だ。
部屋に居た彼女と同い年くらいだろう。

「6番隊副隊長石川梨華です。また隊実習の…」
「あぁ、解ってるよ。田中が行っているから、問題ない。」

名前を出さなくても誰だかすぐにわかった。
何もなかったかのようにまた筆を動かし始める。
しかし、今日は違った。
24 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/07(火) 19:19

「違うの!白虎の国に渡っちゃったの。」
「……なに?」
「なんか、『最長老の背伸び薬』を貰いに行くとか…。
 ねぇ、いいの?」

決まりとして隊長には敬語を使うものだが、彼女達は
特にはそうしなかった。

「……構わない。田中が居る。」

部屋の少女は落ち着き払ってそういうが、内心驚いている
のは間違いない。あいつがまさか一人で国を渡るなんて…。
けれど世話係の田中れいなは優秀だ。きっと連れ戻すだろう。
25 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/07(火) 19:20

「また田中?田中田中って、あなたの弟でしょう?!
 どうしてそうやって他人任せなの?一度でもあの子の事
 見てあげた事ないでしょ?どうしてよ!」

石川は少女に詰め寄った。そして正面を向かせる。
でも少女は顔を背けた。

「いちいち構っていられないんだよ。だから田中を世話係にした。
 あたしが口出す事はない。」
「なっ…!!」


「でも…」
26 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/07(火) 19:20

机の隣に立てかけてある刀を腰に差していった。


「向こうの国王様と会っているかもしれない。
 それは避けないと…。」
「え?」

石川を置いてさっさと部屋を出ていった。


王と会わせて何がまずいの?
失言をするかもしれないから??
わかんないよ…



「どういうこと?ねぇ、ごっちん!?」


27 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/07(火) 19:21





28 名前:peaca 投稿日:2003/10/07(火) 19:22
更新終了。
29 名前:peaca 投稿日:2003/10/07(火) 19:22
次回は土曜かな?
30 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/11(土) 15:49


「君…だれ?」

大きな刀を背負って窓際にしゃがみ込んでいる。
その姿は―――この前青龍との合同任務で隊長を務めていた、
後藤真希に良く似ている……?

「僕の名前はね、摩周麿!」

ひょこっと立ち上がってあたしに手を差し出す。

「……マシュマロ?外人が食べる白いやつ?」

亜弥ちゃんはひょこっと顔を出して摩周麿って子を見つめ、
それから安心したように言った。そもそも、摩周麿なんて
変な名前付けられたなんて可哀相だ。……ん?
31 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/11(土) 15:49


「あっ……!」

前髪を白い筒状のようなものに何房かに分けて止めている。
確かあれ、後藤真希もしていた。っていうことは、




マジ?



あたしは摩周麿君に近づいて言った。
32 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/11(土) 15:50



「お姉ちゃん、いるでしょう?」
「うん!隊長だよ!」

嬉しそうに言うこの子は、無表情だった後藤真希と
有り得ないくらい似ていて…。ちょっと、複雑。

「みきたん、それよりも何処から入ってきたのか
 聞こうよ。なごなごしてる場合じゃないって。」
「あぁ、ごめんごめん…。」
「君は何処から入ってきたの?」

亜弥ちゃんがいつになくしっかりして見えた。
なんか変な感じ…亜弥ちゃんがきりっとしてると。
33 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/11(土) 15:50



「どこって?窓だけど?」

さも当然のように言い放つ摩周麿君。青龍って、一体
どんなしつけになってんの?

「失礼がないように、頼み事や何かがある時は沢山の人に
 迷惑かけないで直接会いたい人にあうようにって…。」

違うの?と首をかしげる彼。
可愛い…

「で、要件は?」

なぜかさっきからこっちをチラチラ見ては不機嫌な亜弥ちゃんが
苛立った声で聞いた。その時だ。
34 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/11(土) 15:50

ガタンッ!!
35 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/11(土) 15:52

窓が、開いた。

「あ〜やっぱり摩周麿様ここにおらしたんですね。
 さ、帰りますよ。後藤様が怒ってらっしゃいます。」

そういうのは、黒髪を外に跳ねらせた感じの髪型に鋭い目、
白い鞘に入っている刀…。そして『六』とかかれた額当てを
腕につけた黒い死覇装…。


ワシのように鋭い目をこちらにむける…。
な、なんだよ?

36 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/11(土) 15:52

「あ、紹介遅れましたね。あたし、田中れいなッス!
 んじゃご迷惑かけました。」

にこっと笑って言うけど…。ちょっとちょっと!待ってよ!

「どっから入ってきて…?!っていうか、二人とも何しに…!?」


田中は、さも当然そうにいった。

37 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/11(土) 15:53


「どこって?窓ですよ?」






もう、いいや。


敵対心ゼロな上に、意味不明な国のしつけ…
アホらし…


38 名前:peace 投稿日:2003/10/11(土) 15:55
昨日スポーツ新聞買ったら芸能面の記事に載っていた
後藤さんの写真。髪の毛、短くなってました。ますます大人っぽく
なっていてビックリ。

ますます好きになりました。
39 名前:peace 投稿日:2003/10/11(土) 15:56
更新終了。
40 名前:peace 投稿日:2003/10/11(土) 15:57
あ、藤本さん視点です。スイマセン。でも、誰も見てないか…。
41 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/11(土) 23:22
いや、見てますからw
続き待ってますんで頑張って!!
42 名前:peace 投稿日:2003/10/12(日) 18:37
>>41名無し読者様
  ありがとうございます。すいません、なんか
  こんなんでいいんかなとふと思ったもんですから。
  うれしいです、これからもよろしくお願いします。
43 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/12(日) 18:43

その後、あたしは二人を引き止めてとりあえず事情を聞く事に
した。場合によっては、門から入らなかった事で罪にとわれることも
ある。

「え〜摩周麿様、それくらい言っといてくださいよ。」
「だってこのおねーちゃん達が質問ばっかしてきて
 僕の話できなかあったんだもん。」

相変わらず自分の部屋のようにくつろぎまくっている二人。
はぁ〜…一体何なのよ。

「摩周麿様はですね、真里お嬢様の為に『最長老の背伸び薬』を
 貰いに来たんですよ。最近お嬢様が御悩みでしたもので…。」

田中は摩周麿君を見つめ、その後キッとこっちを向いた。
なんか睨まれてんの?これって…
44 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/12(日) 18:49

「みきたん、最長老様は?」
「あ〜…報告してくるよ、今。じゃ、二人ともついてきて。」

そう言って立ち上がると、腕に重さを感じた。

「その子が行くならあややも行く!!」

……いや、どういう意味っすか?
別にあなたは行かなくてもいいんですけどね、松浦さん?

「じゃ、行きましょう。」


た、田中に仕切られた…

45 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/12(日) 18:55

部屋を出て、最上階に向う。途中ですれちがう兵士たちが
珍しそうにこっちをみている。…そうだよなぁ、異国の者が
あたし達に連れられて、なにするんだっておもうよね…。

「あ、藤本様、松浦様。そちらは一体?」

最長老様…もとい、おじいさまの部屋の前には下級兵の
紺野あさ美が居た。この子は武力が全くないのに、知識が
ありえないくらいある為、おじいさまの側近でもある。

「うん、最長老様に用があるらしくってね。」
「?テロではないんですね?」
「いや、テロじゃないんじゃない?」
「中途半端ですね。まあいいです。どうぞ。」

ちょっとムカッときつつも、あたしは黙って中へ入った。
彼女達も、それに続く。

46 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/12(日) 18:56
おじいさまは






寝ていた。

47 名前:1.最長老の背伸び薬 投稿日:2003/10/12(日) 18:56


48 名前:peace 投稿日:2003/10/12(日) 18:57
短いですが更新終了。なんかテンポ早過ぎた気がする…。
やっと最長老に会えます…国王とは別の人です…。 
49 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/26(日) 03:53
密かにこういうの好きなのでお待ちしています(w
50 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/25(火) 18:11
hozen

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