a collection of short stories

1 名前:しゃぼん 投稿日:2003/10/25(土) 02:09
短編書きます。
色々なカプで書くつもりですが、多分よっすぃが多くなると思い
ます。
感想書いてもらえると嬉しいでっす!

ではまずごま紺から・・・
2 名前:気持ちの名前 投稿日:2003/10/25(土) 02:12
この間、里沙ちゃんこと“おマメ”が自慢気に後藤さんとの2ショ
ット写真を見せてきた。今年のお正月ハロプロコンサートの時のや
つだ。
「ごとーさんと会うの久しぶりだったから話す時、きんちょう
しちゃったよ。」
照れくさそうなマメの顔を見て、私は少し腹が立った。

怒りの矛先はマメじゃなくて意気地のない自分。

本当は私だって後藤さんとお話したかったし、写真だって撮りたか
ったのに、、、
私は後藤さんのことを遠くから見ているしかできなかった。折角
「紺野おはよう」って「紺野声出るようになったじゃん」って
言ってくれたのに。私はただ小さく返事して、下を向くしかでき
なかった。
3 名前:気持ちの名前 投稿日:2003/10/25(土) 02:14
       ずっと憧れてた後藤さん。

少しずつ緊張せずに話せるようになってきた矢先の卒業だった。
そりゃあハロモニとか、ハローのイベントとかで一緒にお仕事する
こともあるけど、そんな時は大概吉澤さんや加護さんと一緒に居て
その中に入っていくのはどうしても気が引けてしまう。

まるで加入したばっかりの時に戻ったみたい。
4 名前:気持ちの名前 投稿日:2003/10/25(土) 02:15
「いいなぁー」
つい素直な本音が口をついて出てしまう。マメがきょとんとした
表情で私を見た。
「あさ美ちゃんもごとーさんと一緒に撮りたかったの?」
「えっ、・・・うん」
「んじゃあさ!夏のハローのライブの時一緒にお願いにいこうよ」

夏のハローって5ヶ月も先の話だよ・・・

そんなつっこみをしないでもなかったけど、マメの天真爛漫な
笑顔を見ていると妙に癒されて、つられて私まで笑顔になった。
5 名前:気持ちの名前 投稿日:2003/10/25(土) 02:16
「ねぇあさ美ちゃんいぃのぉ!?」
マメが自慢の眉毛をハの字に曲げて不満そうに顔をしかめた。
「いいんだってばー」
マメはあの時の約束をちゃんと覚えてて、私をせかしたけどいざ
となると変に恥ずかしくて私はまた弱気になってしまう。
「変なあさ美ちゃん」
マメは捨て台詞をはいてどこかへ行ってしまった。
私は何をそんなに怯えているのだろうか、きっと後藤さんは「いい
よ」って言ってくれるのに。
私、意識しすぎ。
6 名前:気持ちの名前 投稿日:2003/10/25(土) 02:17
「紺野?」
いつのまにか周りには誰も居なくて、気付くとそこには後藤さんが
立っていた。
「ごっ、ごとーさん!?」
「新垣がさー紺野が何か話しがあるみたいだから行ってあげて下さ
いっていうからさ。でっナニ?」

まっまめぇぇぇ〜〜〜〜〜〜!!

私は心の中で叫んで、ただ金魚みたいに口をパクパクさせること
しかできなかった。
「あのッ、えぇっと」
あぁ何て言ったらいいんだろう?
別に話ったってそんな大したことじゃないのに・・・
7 名前:気持ちの名前 投稿日:2003/10/25(土) 02:18
「ぶっ!んはははは〜」
急に後藤さんが笑い出して、私は驚いて顔を上げた。
「あのー、後藤さん??」
「あぁごめんごめん。いやー紺野は変わんないなと思って。」
「えっ」
「そうやって、話しかけると真っ赤になっちゃうとこ入った時と
本ト変わんないよね。」
後藤さんは私の隣にドスンと座った。
後藤さんの匂いが鼻をくすぐって、それだけで私の体温は5℃位
上昇した気がする。
「かわいい〜ねぇ紺野は」
「そんな事・・・あの」
「?」
「あ〜〜〜〜〜〜あのぅ」
言いたいことが上手く口から出てこなくて私は更に赤くなった。
8 名前:気持ちの名前 投稿日:2003/10/25(土) 02:20
「そろそろスタンバイだよ〜」
そこで矢口さんがヒョコッと顔を出した。

タイムリミットだ。

あぁ、また後半年後悔しながら過ごすことになりそう。
「おっけー。あ〜やぐっつあん」
立つなり後藤さんは矢口さんを呼び止めた。歩き出していた矢口
さんは「何?」っと振り返る。
「紺野と二人で撮って。」
そう言って自分のカメラと体温ですっかり暖かくなった私の手の
中のカメラを矢口さんに渡した。
9 名前:気持ちの名前 投稿日:2003/10/25(土) 02:22
「んもぅ、スタンバイだっつの」
ぶつぶつ文句を言いながらも矢口さんは手際良く2つのカメラの
シャッターを押した。
「へへっ」

いたずらっ子みたいな後藤さんの笑顔。

私は何が起こったか把握しきれなくて、後藤さんの顔をバカみたい
に見つめた。
「んー紺野さぁ、もしその悩みとかあって今言いにくいんだったら
いつでもメールしておいでよ。う〜後藤でよかったら何でも話なね?」
「あっ、はっはい。」
「ん、じゃいこっか」
後藤さんが照れたようにさくさくと歩き出す。私は後藤さんの背中
を見ながら心臓が激しく波打つのがわかった。

どくん どくん どくん

この気持ちを何て言ったらいいんだろう。
どう表現したらいいんだろう。

そう、多分この気持ちは・・・

                       END
10 名前:しゃぼん 投稿日:2003/10/25(土) 02:27
ちょっと短すぎですかね?
ごま紺って書いたけどちょっと微妙だったかなぁ・・・

次はいしよしを多分明日うpします。
11 名前:七市 投稿日:2003/10/25(土) 22:10
微妙な関係がこんごまっぽくていいんじゃないですかね?
自分は好きです、こーいう話^^
12 名前:しゃぼん 投稿日:2003/10/26(日) 00:05
>>11
そう言ってもらえると嬉しいです!
今日いしよし上げる予定だったんですけど、諸事情によりできなく
なりました。すみませんm(−−)m
13 名前:リエット 投稿日:2003/10/26(日) 18:45
紺野さんすごくかわいかったです。
後藤さんもやっぱりかっこいいし。
でも、何より、新垣さんが一番いいキャラでした!
14 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:12
潤んだ瞳が可愛くて、ふくれた頬が愛しくて、

ついイジワルしてしまう。

本当はそんなこと言いたいんじゃないよ
ほんとうは・・・君に伝えたいことがあるんだ


「ねぇ、よっすぃーさぁ〜」
雑誌をパラパラとめくるながら美貴が何気なく言った。
「なに?」
目線を落としたまま私も何気なく答える。
「よっすぃー、梨華ちゃんのこと好きデショ?」
一瞬言われたことの意味がわかんなくて、私はポカンと口を開けたまま顔を上げた。
「はっ?」
「だからァー梨華ちゃんのこと好きでしょって言ってんの」
「何言って・・・」
「ダメダメ、いちおー隠してるつもりだろうけどバレバレだっちゅうの」
15 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:13
そんなこと・・・あるけどさッ。

私は周りに誰かいないか辺りを見回した。
「バレバレですか?」
誰もいないと分ってはいるけど、私は声をひそめてしまう。
「バレバレです。」
美貴が吐き捨てるようにキッパリと言う。
美貴の鋭くて、まっすぐな目にみつめられるとそれだけで私は何も言えなくなった。
「・・・何でわかった?」
美貴が待ってましたと言わんばかりにニヤリと笑った。
16 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:14
「よっすぃーバレてないと思ってたの?」
「いっつもさー梨華ちゃんのこと必要以上にイジメてて、でもいっ
つも一番近くにいて・・・よっすぃーの愛情表現って小学生並。」
美貴は「参った?」とでも言いたげな様子で極上の笑顔を見せる。

「参った。参りましたよ美貴ちゃんさん。」
「素直でよろしい」
美貴が満足げに言った。
17 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:15
「そんなにあからさまだったかなぁ〜」
「よっすぃーねぇ、アレでわかんない方がオカシイって!多分矢口
さんとか飯田さんも気付いてるよ。」
「えぇ!?」
「だって、よっすぃーが梨華ちゃんからかってんのいっつもニヤニ
ヤしながら見てるもん。年上組で、気付いてないのなんて安倍さん
と梨華ちゃん位なもんじゃないの?」

 マ ジ デ ス カ

「よっすぃー顔青いよ?大丈夫?」
美貴さん顔笑ってるから・・・ 
「よっすぃーのそういう自信なさげな顔もたまにはイイねぇ」
美貴はひたすら不敵な笑みを浮かべて、とっても楽しそうだった。
18 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:16
「告んないの?」
「告んないよ。」
「言っちゃえばいいじゃん。」

くそぅ、美貴ってばヒトゴトだと思って・・・
「美貴は、あややと両思いだからってそんなカンタンに言うなよ!」
「何が難しいのさ?」

美貴は事も無げに核心をつくから私は返事に窮してしまう。
「梨華ちゃんは・・・」
19 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:17
「梨華ちゃんは?」
「・・・梨華ちゃん好きなコいるんだよ。」
さすがに、美貴も予想外だったらしく目を丸くして一瞬黙った。
「へぇ、知らなかった。よっすぃー何で知っての?」
「いっぺん相談っぽいこと、されたから」
「ふぅん・・・」
美貴は黙って考え込んでしまった。
これで尋問が終わった・・・とホッとしたのも束の間だった。
「梨華ちゃんの好きな人って、もしかしてごっちん?」
「!!」
20 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:18
どうして美貴ってこんなに鋭いんだろう?

多分私の顔にはそう書いてあったはず、否定する間もなく美貴は一
人で勝手に納得し始た。
「そっかぁーそうなんだ。うん。前ちょっとそうじゃないかなぁと
思ったことあったんだよね。ふーん。」
チラッと上目使いで美貴が私を見た。

何か言いたげな顔。

「でも、ごっちん紺野ちゃんと付き合ってるよね?」
「・・・うん。」
21 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:19
まぁ一応秘密ってことになってるけど、公然の秘密ってヤツ。
紺野とごっちんは去年の春頃から付き合っていた。
それでも梨華ちゃんは紺野への態度も、ごっちんへの態度も決して
変えることはなかった。

今まで通り。
まるで何にもなかったみたいに。

どれだけつらいだろうか、梨華ちゃんの気持ちを思うとなぜか私が
泣けてきた。私は梨華ちゃんの強くて、やさしい心に惹かれた。
気付くといつも梨華ちゃんのことを目で追うようになっていた。
22 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:22
「梨華ちゃんて、まだごっちんのこと好きなの?」
「わかんない。相談されたの、もう大分前の話だし。今はどうなのかな?」
「チャンスじゃん!頑張んなよ。
「頑張るったってさ、もし告って気まずくなったらヤだし、まだご
っちんのこと好きかもしんないし。ダメだよ。ムリ。」 

視線を感じて顔を上げると、美貴はとてもテレビではお見せできな
いような顔になっていた。
「み、美貴?」
「よっすぃーにはさぁ、相手の都合とか考えられなくなるくらい伝
えた気持ちないわけ?」
「えっ?」
「気まずくなるのが怖いなんて、最初から好きにならない方がマシ
じゃん。」

23 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:23
「よっすぃーはさ、逃げてんだよ。色々理由つけて。そんないつま
でも小学生の愛情表現じゃ、伝わるモンも伝わんないよ」
美貴は私のずっと奥におしこめて、できるだけみないようにしてい
た弱い部分に容赦なく踏み込んできた。

傷つくのが怖い弱虫な自分

私は今のポジションが心地良かった。
同期で、仲良くて、信頼しあってて・・・
でもそれだけじゃ足りないことも自分でよく分っていた。
24 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:25
「よっすぃーと梨華ちゃんの関係ってさぁ、そんなに簡単に崩れ
ちゃうようなモンなの?」
「・・・」
「もしぃよっすぃーが告って、フラレちゃうとするじゃん?そいで
そのまま友達も終わっちゃうような、そんな薄い関係だったわけ?」
美貴は私が最も恐れていることを感じ取ったように言った。

「違うでしょ」
「・・・うん。」
美貴がにっこりと笑った。
顔を上げた私は恐らく宇宙一情けない顔をして美貴を見ていただろう。
そんな私の頭を美貴はグシャグシャっと豪快に撫でた。
25 名前:君に伝えたいこと 投稿日:2003/11/02(日) 00:26
「痛ってぇーよ」
「何泣きそうな顔してんの。まだ終わったワケじゃないじゃん。
よっすぃーの恋はこれからだよ?」
美貴の手は小さいくせに妙にあったかくて、私の弱気な背中をポン
っと押してくれてるみたいだった。

そう私の恋はこれからなんだ。
明日は梨華ちゃんに素直になろう。
 
                        END

26 名前:しゃぼん 投稿日:2003/11/02(日) 00:35
最近よっすぃ、梨華ちゃんに冷たいな〜と思ったことからこの話が
出来ました。次はもっと甘いいしよしが書きたいなー

>>13
まさかガキさんを誉められるとは思ってもみませんでしたw
嬉しいです!
27 名前:オシロイバナ 投稿日:2003/11/07(金) 23:38
なんかさぁ
さっきから上の空ってカンジ。
ま、それはいつものコトなんだけど

でもさ・・・
久しぶりなんだよ?
すっごく楽しみにしてたのに!!

「ねぇごっちん人の話聞いてる!?」
「ん〜聞いてるよぉ、でカオリがどうしたって?」
ごっちんがごろんと寝っころがりながら答える。
「ちっがーぅ、今は矢口さんのお話です!!」
 もうやっぱり聞いてない
28 名前:オシロイバナ 投稿日:2003/11/07(金) 23:39
「梨華ちゃんの怒った顔、久々に見た。」
ごっちんは私の顔をからかうようにつっつく。

ごっちんの小悪魔の笑顔も久しぶりだぁ

私はそれだけで感動してんのに、ごっちんは当たり前みたいに私の
膝の上に頭をのせる。
29 名前:オシロイバナ 投稿日:2003/11/07(金) 23:40
私のが年上なのに、全然余裕なんかなくていちいちごっちんの仕草
にドキドキする。

かっこわるいなぁ、私。

「ごっちん?」
「ん?」
「今何考えてるの?」
再び黙りこくったごっちんに不安になる。
もっと知りたい、全部教えてほしいあなたのこと。
30 名前:オシロイバナ 投稿日:2003/11/07(金) 23:42
「どうしたら梨華ちゃんにチューできるかなぁと思って。」
「さっきから、そんなこと考えてたの?」
「だって、タイミングが難しいんだもん。急にキスしたら梨華ちゃ
んに嫌われそうだし」
「嫌いになんて・・・ならないよ」

「ほんとに?」
言葉とほぼ同時に唇がふれる。
31 名前:オシロイバナ 投稿日:2003/11/07(金) 23:43
「やぁらかい♪」
「ばか」
「ばかだもん、ごとぅ梨華ちゃんのことだったらいくらでもばかに
なれるよ?」

途切れることのないキスの嵐。
ねぇ、その激しいキスにあなたもわたしと同じくらい不安なん
だって自惚れてもいい?
                
                         END
32 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/11(火) 18:00
密かにいしごま好きです
萌えました
33 名前:しゃぼん 投稿日:2003/11/22(土) 22:39
>>32
すっごい嬉しいです。
ありがとう
34 名前:しゃぼん 投稿日:2003/11/22(土) 22:51
( ´D`)<オトナになる方法
35 名前:オトナになる方法 投稿日:2003/11/22(土) 22:52
ののはモーニング娘。に入って3年たちます。
ののは16才になりました。
高校生になったからののはもうおとなれす。
ひとりで寝れるし、夏せんせいやまねーじゃーさんに怒られても
もう泣きません。

おとななんれす。

36 名前:オトナになる方法 投稿日:2003/11/22(土) 22:53
でもそのことをいまいち分ってない人がいます。
リーダーのいいらさんれす。
いいらさんはいつも「ののちゃん足閉じなさい」だとか「お菓子ば
っかり食べちゃいけません」だとか言ってきます。
まるでお母さんみたいれす。

いいらさんの方がのの達と鼻にめんぼーつっこんで写真とったり、
赤ちゃん言葉使ったり子供みたいなのに。
ちょっと背高くて、年くってるからってなまいきれす。
37 名前:オトナになる方法 投稿日:2003/11/22(土) 22:55
ののはもっとおとなになるために日々努力しています。
昨日も梨華ちゃんに初めてネイルサロンに連れていってもらいました。今日現場に来ると
まこっちゃんやあさ美ちゃんにとってもうらやましがられて、ののはとっても気分がよか
ったれす。

「辻ぃ、おまえ爪そんなにキレイにしてもガジガジ噛んだら意味ねーからな!」

矢口さんはののがうらやましいのかそんな意地悪を言ってきました。
38 名前:オトナになる方法 投稿日:2003/11/22(土) 22:56
「そんなことしないれすよ。もうののはオトナれすから。てへてへ」
ののは平気な顔してそう言い返してやりました。
「はは、そーかよ」
矢口さんはおかしそうにののの頭をぐしゃぐしゃしました。
「何するんれすか〜!!」
矢口さんは笑いながら楽屋へ行ってしまいました。
変な矢口さんれす。
39 名前:オトナになる方法 投稿日:2003/11/22(土) 22:58
「なぁののーウチもそのネイルサロンいってみたいわ。今度連れっ
てってぇな」
「あいぼん!いいれすよ〜一緒に行きましょうー。そこの店は予約
がいるのれす。ちょっとけいたい取ってくるれす!」

ののが楽屋前へ戻ると、さっき楽屋に戻った矢口さんとさっきまで
ぼうっと交信していたはずのいいらさんがいました。ののはさっさ
とけいたい取って帰りたかったんれすけろ、
二人が何かシンコクそうにお話していたので、ののは入りにくいと
思いました。

別に聞くつもりなんてなかったんれすよ。
でも勝手に聞こえてくるもんはしょーがねーのれす。しかもののの
話題だったからついついきーちまったのれす。
40 名前:オトナになる方法 投稿日:2003/11/22(土) 22:59
「なんかさー最近のんちゃんが急に大人っぽくなってきて、カオリ
寂しいなー」
「辻だって少しずつ大人になるさ。当たり前だろ〜?おいらにして
みればもっと大人になってもらわないと困る!」
「わかってるけど、寂しいんだもん。」
「まぁわからなくはないけど」
「のんちゃんもあいぼんもいつかは大人になっちゃうんだよね・・・」

いいらさんはそういって少し悲しそうに笑っていました。
どうしてののやあいぼんが大人になったらいいらさんは寂しいんれしょうか。
どうして矢口さんも「わからなくない」って言うんれしょうか。

のぉは考えてみたけどちっともわかんなかったのれす。
でもそう言ったいいらさんがいつもより少しだけちいさく見えたの
で、ののの胸はちくちくしました。
41 名前:オトナになる方法 投稿日:2003/11/22(土) 23:00
「のんちゃん?」

ののがかんがえごとをしていると、いつのまにか楽屋から戻ってき
てたいいらさんが目の前にいました。ののはさっきぬすみぎきして
いたことを思い出してちょっとドキッとしました。
「あ〜あ、爪ぼろぼろじゃない。」
「ふぇっ?」
ののは無意識につめをかんじゃってたみたいれす。
のののつめのさっきまできれいに咲いてたお花やかわいい模様は
すっかりくずれてしましました。
ののは自分に悔しくて少し涙が出そうになったけど、あとちょっと
のところでガマンしました。
らっておとなはかんたんに泣きませんから。
42 名前:オトナになる方法 投稿日:2003/11/22(土) 23:01
「しょうがないな、ちょっとおいで」
ののはまたつめかみしてたこと怒られると思ったんれすけど、いい
らさんはののを座らせるとりむーばーを持ってきました。
「もうすぐ撮影はじまるんだから綺麗にしないと」
そういっていいらさんはのののつめをきれいにふきました。
そして自分の化粧ポーチから淡いピンク色のマニキュアをとりだす
とのののつめにぬりはじめました。

その色はさっきまでのはではでじゃないけど、とってもおとなっぽ
くてきれいでまるでいいらさんみたいだと思いました。
43 名前:オトナになる方法 投稿日:2003/11/22(土) 23:03
「少し大人っぽい色だけど、とってもいい色でしょ?」
いいらさんは嬉しそうに言いました。

「いいらさんはののがおとなになったら悲しいれすか?」
ののが思い切って聞いてみると、いいらさんは少し考えてから
「悲しいわけないでしょう。・・・でもさのんちゃんそんなに慌てて
大人にならないでよ」
って優しく笑いました。

      のののつめにぬられたきれいなピンク色

この色が本当に似合うようになるまで、ののはいいらさんのために
もう少しだけ子供でいたげよーと思うのれす。
44 名前:しゃぼん 投稿日:2003/11/22(土) 23:05
おわりです。

初めて誤爆してしまった・・・反省。
45 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/23(日) 01:33
あぁ〜・・イイ話しだぁ。
萌えました ありがとうございました!!
46 名前:しゃぼん 投稿日:2003/12/05(金) 22:23
>>45
こちらこそ読んでくれてありがとうです!
47 名前:恋愛ってなぁに? 投稿日:2003/12/05(金) 22:24
どうしたん?

何で泣いてるのん?

どっかいたいの?

あっわかった、よっすぃーやろ。

またよっすぃーとけんかしたんやな。

もぅそんなに泣いたら目ぇ腫れてまうで梨華ちゃん。
48 名前:恋愛ってなぁに? 投稿日:2003/12/05(金) 22:25
「恋愛」って「付き合う」ってもっと楽しいことやと思ってた。
でも目の前の二人を見てるとそうでもないんかなぁと思う。
だって目の前で泣いてる梨華ちゃんはとっても苦しそう。
よっすぃーだって梨華ちゃんに泣かれるととっても痛そうにする。

なんでこの二人付きおうてんのやろ?
49 名前:恋愛ってなぁに? 投稿日:2003/12/05(金) 22:26
だから

「なんでけんかばっかりしてるのに付き合ってるのん?」

って梨華ちゃんに聞いてみた。
そしたら梨華ちゃんはとっても困った顔をして考えた後
「好きだから、もっとよく知りたくてケンカしちゃうんだよ。」
だって。

好きだから?もっと知りたいと思ったら何でけんかすんの!?
それってムジュンしてる気ぃするなぁ・・・
ウチにはようわからんわ。
50 名前:恋愛ってなぁに? 投稿日:2003/12/05(金) 22:27
あっまた梨華ちゃんが泣いてる。
しゃぁないな〜もうちょっとあいぼんさんがよっすぃーに文句
いってきたる。

えっ?
なに?
違うの??

嬉しくて泣いてるだけ。
なんや梨華ちゃんどっちにしろ泣くんかい。
51 名前:恋愛ってなぁに? 投稿日:2003/12/05(金) 22:28
「心配してくれてありがとう。」

って笑う梨華ちゃんの指にはきれいなユビワが光ってた。
「よっすぃーとねケンカするけど、ケンカする度にもっとよく相手
の事がわかるの。だからねケンカだって全然無駄じゃないんだよ?」
“けんかすると相手がわかるの”って梨華ちゃん言うけど、うちはののとケンカしてもハラ立
つばっかりやけどなぁ〜。

「恋愛ってようわからん。」
52 名前:恋愛ってなぁに? 投稿日:2003/12/05(金) 22:31
あっ、梨華ちゃんその目ウチのことバカにしてるやろ。
めっちゃムカツクわ。
ウチだってなぁそのうちよっすぃーよりオットコマエな恋人
みつけたんねんで。

あーあ、あほくさ。心配してソンした。
ウチは「恋愛」なんてメンドクサイのより、ののと遊んどる方が
楽しくてええわ。

でも
目ぇ真っ赤にしながらもそうやって笑ってる梨華ちゃんみると
ちょっと羨ましい気もするなぁ・・・
53 名前:恋愛ってなぁに? 投稿日:2003/12/05(金) 22:37
( ‘д‘)<おわり
54 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/06(土) 01:28
「オトナになる方法」「恋愛ってなぁに?」、すっごくイイです!
胸がキュンとしちゃいました。
最近、この無敵のツートップがだんだん大人っぽくなって来たなぁと
思ってたので、何だか感慨深いっす。
次回も楽しみにしてます。
55 名前:名無しさん 投稿日:2004/03/04(木) 14:38
保全
56 名前:名無しさん 投稿日:2004/03/29(月) 13:55
待ってます。
57 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/08(土) 15:49
待ってますね。
58 名前:名無し 投稿日:2004/05/13(木) 07:58
「恋愛ってなぁに?」が良かったです。
59 名前:しゃぼん 投稿日:2004/06/01(火) 19:53
>>54
ありがとうございます!本当この二人はオトナになりましたね。しゃぼん的
にはカナーリ寂しいっすw
>>55
保全ありがとうございます。
>>56
待ってていただいて光栄です!
>>57
ありがとうございます!大分待たせてしまってすみません;
>>58
昔のマセくれたあいぼんさんが凄い好きなんですよ〜
今の女の子なあいぼんも勿論大好きですけど^^;

昔作者フリースレに書いたやぐよしの再うpです。続編が書きたくなったので
まず前書いたやつを上げるです。
60 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 19:59
「なんだコリャ、娘。・・・小説!?」

画面の中の掲示板のそれぞれの題名にはもっともらしいタイトルが
ついており、それをクリックすると文字が画面に広がる。文字の中
には「よっすぃー」だの「のの」だの非常に見慣れた固有名詞がな
らんでいた。
「おいら達の小説が書いてあんのか!」

矢口 真里   言わずと知れたモーニング娘。の第2期メンバーである。
61 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:00
矢口はインターネットを封印していた。自分が傷つかないように、
心ない中傷で自分を見失わないように、娘。関係のHPには近づかな
いように気をつけていたはずだ。
それなのに何故彼女がここにいるのか

ちょっとした好奇心だった。元メンバーの保田 圭が某オークショ
ンでブランドのバックを格安で落札したと自慢気に話していたのが
発端だった。目的を果たした後はすぐにシャットダウンするつ もり
であった。
62 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:02
「ちょっとだけ」

そうちょっとだけ、ハロモニのHPを見ていこうかな、あそこなら
大丈夫。あぁやっぱり可愛いカキコミがいっぱいだー。じゃあつ
いでに矢口のファンサイトにでも・・・「悪口サイト」さえ行かな
ければ大丈夫。

それが巡り巡ってここにたどり着いたのだ。
「ふぁ〜皆ヒマだねぇー」
これが最初の矢口の感想だった。
「ヲタって普段こんなことばっかやってんのかなー」
矢口は半ば関心しながらサイト内を見て回った。それにしてすごい
数である。
63 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:02
「オイラが主人公のはないのかな〜?」
とりあえず矢口っぽいタイトルのものをクリックしてみる。その話
には矢口の他に中澤裕子やら石川 梨華やら矢口の身の回りの人々
が登場し、尤もらしく会話をしていた。
「そんな会話しねーよ。」
「なっちの性格が違う〜」
いちいちツッコミを入れながら読み進める。まだその話は完結して
いないらしくレスは途中で途切れていた。

「・・・・・」
矢口は腕を組み画面をくいいるように見つめた。
そしてまたトップへ戻り別の小説を読み始めた。
64 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:04
「矢口さーん、どうしたんですか〜?」

横で着替えていた石川が矢口の顔を覗きこんだ。
「どっ、どーもしねーよ。あっち向いてろよ」
石川は「折角心配してるのに」といった表情で眉をひそめ前を向き
なおした。石川が心配するのも仕方がない。今日の矢口は少しとい
うか大分変だった。珍しく目の下にでっかいクマを作ってきたかと
思えば、石川と吉澤の方をチラチラ見てはタメイキをついたり妙に
挙動不審である。
65 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:05
これには深い理由があった。昨夜の「娘。小説サイト」である。
矢口はあの後様々なスレッドをのぞいた。自分以外が主人公の
スレッドも。中でも吉澤が主人公のモノは多かった。そして吉澤
絡みのエロも多かった。自分と吉澤が絡んでいたり、石川と吉澤
が絡んでいたり、、、

「なんか、スゲーなぁ」
初めは純粋に面白がっていたエロ大好き矢口であったが、こうして
メンバーを目の前にすと昨日の濃厚な性的描写が思い出されて矢口
は妙にドキドキした。特に石川と吉澤が話したり、じゃれあったり
するだけで
「まさかあの二人本当に・・・」
などと寝不足のアタマは考え始めたのだ。
66 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:07
昔っから怪しい所はあったんだ。少年みたいなよっすぃーと
女の子らしい石川。石川はよっすぃーのことすげぇ頼りにしてたし、
よっすぃーのたまに見せる男前な振る舞いには矢口だってたまにド
キドキしてしまう。あの石川のことだ、ナイ話じゃないかも・・・

「・・・ぐち、やーぐちぃ!」
気がつくと、圭織が一生懸命話しかけていた。
「えっ!ごめん、何?」
「今日やっぱ何かオカシイよ?ナニぼーっとしてんの?」
圭織がおかしそうに笑った。
「はは、別になんもないけど」
矢口もつられて力なく笑う。
67 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:07
「何笑ってんですか〜?」
吉澤の間延びした声が背後から聞こえた。
「あぁよっすぃー、矢口今日ねおっかしいんだ。今交信してたんだよ〜」
「へぇ矢口さんが?」
矢口は吉澤を見て思わず赤面した。

お、おいらってば何よっすぃーにドキドキしてんだ!絶対昨日見た変な小説のせいだ!!

矢口はギュッと目をつぶり自分を落ち着かせようと躍起になった。
「矢口さん顔赤いっすよ?熱あるんじゃないですか?」
はっと目を開けるとそこには吉澤の顔があった。
68 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:09
「よ、よっすぃー・・・」

「熱あるんじゃないですか?」
吉澤が矢口のオデコに手を伸ばす。
「ヤメロ!おいらに触るなっ!!」
矢口は楽屋が一瞬シーンとなるのを感じた。

しまった、キツく言い過ぎた。

後悔したが遅かった。吉澤はパッと手を離すと、少しだけ傷ついた顔をした。
「あっよっ・・・」
しかしすぐいつものフニャケた顔に戻り、そして吉澤は楽屋の喧騒の中に戻
っていった。
69 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:12
「もう!あんな言い方しなくてもいいでしょう!」
隣で圭織がプリプリと怒っていた。
「・・・だって、よっすぃーが」
「えっ?」

よっすぃのあの目、あのでっけー目がさ…
矢口は吉澤の傷ついた顔が目に焼きついてはなれなかった。
「ふあ〜」
ホテルのベッドにだらしなく寝そべり矢口はため息をついた。明日
は朝から地方に飛ばねばならない。明日の事を考えると、体も疲れ
ているし早く寝たほうが良いのに眠れないでいた。

あの後吉澤は普段と別に変わった様子はなかった。矢口の方が
逆に落ち込み、寝不足も手伝ってその後の収録もいつもの調子が
出ず散々だった。
70 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:13
ピリリピリリピリリ

携帯が鳴り、矢口が面倒臭そうにディスプレイを見るとそこには
「圭ちゃん」と表示されていた。
「けーちゃん!」
矢口は嬉しくてすぐさま電話に出た。保田はいつも矢口が弱ってい
る時に一番気づいてくれて支えになってくれた。
「けーちゃぁぁん!!」
「もしもし矢口?何情けない声出してんのよー」
「うぅ、だって〜」
矢口は保田と会話を交わすと、段々落ち着いてくるのを感じた。
「本当に矢口しょうがないな」
「えへへ」
矢口は恥ずかしそうに照れて笑った。
71 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:13
「あっそれとね矢口、あんた吉澤に感謝すんのよー」
「えっ!?ナンデ」
矢口はイキナリ出てきた吉澤の名前に少々面食らった。
「“矢口さんが元気ないみたいだから話聞いてあげて下さい”って
よっすぃーからメールが来たんだよ。あんたらね、私はもう娘。
じゃないんだからいつまでも私に頼ってちゃダメなのよ?」
保田がブツブツと何か言っているのが聞こえたが矢口の耳にはその
半分も入っていなかった。
72 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:14
「よっすぃーが、おいらヒドイ事言ったのに」
矢口は心にふつふつと暖かいものがこみあげてくるのを感じた。
「矢口聞いてる?それでね、よっすぃーには矢口に直接聞くように
言ったから!もうすぐよっすぃー矢口の部屋に来ると思うわよ。」
「はっ!?よっすぃーくんの?なんで!?」
「もう、だからね、これからは娘。内の事は娘。内で解決しなさい
って言ってんの!だから吉澤にも気になるんだったら自分で行きな
さいって言ったのよ。」
「えぇーーーーーー!」
「それじゃ、矢口また飲み行くの付き合いなさいよ!じゃあね♪」
保田はそう言ったっきり携帯を一方的に切った。
73 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:16
「会わす顔が、顔・・・はっメーク落としたんだった!」
矢口は鏡に向かうとメークを始めた。
「あっこの格好も!なんか着なくちゃ」
化粧もそこそこに今度はベッドに起きっ放しになっていた
ジーンズに足を通す。

ピンポーン

「えぇ、もう来たの!?」
慌ててもう片足をジーンズにねじ込む。その勢いで矢口は前につん
のめった。

ドタッバタッドドド、ガチャ

ドアを開けるとそこには予想通り吉澤が立っていた。
「今なんかスゴイ音が・・・」
「あっ大丈夫、気にしないで」
呼吸を整えながら矢口が言う。吉澤が心配そうに矢口の顔を覗き込んだ。
74 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:16
この目だ。

矢口はこのすいこまれそうな大きな吉澤に目が苦手だった。思わず
目を逸らしてしまう。それが吉澤を傷つけていることに気づいてい
たとしても。
「入って、キタナイけど」
「あっここで大丈夫です。あの大したことじゃないんですけど・・・
その何ていうか」
吉澤が非常に言いにくそうに頭をかいた。
その仕草はいつもの飄々としている吉澤から想像がつかなくて矢口
は少しおかしくなった。
75 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:17
「何笑ってるんですかぁ」
吉澤が口を尖らせる。
「あぁ、ごめん。いやかわいいなぁと思ってさ。」
「矢口さん元気なさそうで心配したけど、なんか大丈夫みたい
ですね。心配してソンしちゃった。」
吉澤ももじもじしている自分がおかしなったのか、開き直ったよう
に笑った。
「何だよそれぇー」
矢口もいつもの調子で返す。矢口はさっきまで落ち込んでいた気持
ちが晴れるていくのを感じた。
76 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:19
「あの、矢口さん」
吉澤の顔が急に真面目になる。
「もっと頼りたい時は頼って下さい。あの私頼りないかもしれないし
全然圭ちゃんとは比べモンにならないですけど、私の前でくらい
ツライ時はツライ顔してください。」

キッパリといい終わった後吉澤は恥ずかしそうにうつむいた。
「って・・・何言ってんだろ私」
77 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:20
矢口は吉澤の話を聞きながら吉澤が加入当時のことを思い出していた。

笑顔が下手だったよっすぃー。

あんなにおどおどしていたのに、今自分の目の前にいる彼女と本当
に同一人物だろうか。

「矢口の・・・おいらのグチは長いよ?」
「えっ?」
「泣き出したら止まんないよ?」
「うっ!」
「それでも大丈夫?」

矢口が遠慮がちに吉澤を見上げる。
「その時は吉澤の胸いくらでもかしてあげます!」
78 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:24
吉澤はあのでっけー目を細めてくしゃっと笑った。
少し照れたような昔のままの笑顔。
「それじゃ、もう帰りますね。」
「うん、・・・ありがと」
矢口の「ありがとう」は消え入りそうに小さい声だったが、どうや
ら吉澤には聞こえたみただった。

「おやすみなさい」
去り際にまた少し笑顔を見せた吉澤を矢口はなんて綺麗でカッコイイ
んだろうと思った。
79 名前:ホントの話!? 投稿日:2004/06/01(火) 20:26
それは昨日みたどんな小説のよっすぃーより輝いてみえた。

ドクン

「痛ぇ」
矢口は心臓をおさえてその場にへたり込む。
くそぅドキドキいいやがって、うるせぇよ心臓!!
矢口が心の中で毒付く。しかしその顔はしまりなく緩んでいた。
「はぁ、本物にはやっぱ敵わねぇやー」

矢口の片思いはまだ始まったばかりである。

                    
80 名前:しゃぼん 投稿日:2004/06/01(火) 20:29
タイトルと中身もほんのちょっと変えてみますた。
81 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/13(日) 21:35
やぐよしイイ♪
師匠関係が好きです

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