こいのうた〜あなた以上はいないから〜

1 名前: 投稿日:2003/10/31(金) 21:27
初☆小説です!
絵里メインでいきたいと思います。
2 名前: 投稿日:2003/11/01(土) 15:28
なぜ、彼らを好きになったのだろう?
いつから、『友達』という目で見なくなったのだろう。
私はいったい、誰を選べばいいのだろう・・・。
3 名前: 投稿日:2003/11/01(土) 16:04
その少女は、乾いた電車の中でひときわ目立っていた。
私立の中学校の制服に身を包み、さらりと綺麗な黒髪を肩までたらしている。
後ろに斜めにかけたかばんから携帯電話を取り出すと、いつものようにメールをはじめた。

『今日もサボり?』
『いや、今日は学校きてるよ。』
『へ〜、めずらしいじゃん。』
『そーでもねーよ。』
『うそつけ。いつもサボってるくせに。』

そんなやりとちをしながら、いつのまにか少女は電車を降りた。
朝日を浴びると少女はさらに光り輝いて、よりいっそう美しく見えた。
携帯をしまい、いつものように歩いていると、背の低い少女が近づいてきた。
「絵里先輩!」
少女が振り返ると、人なつっこい笑顔で近づいてきた。
「れいな、おはよ。」
2人は並んで歩き出した。
亀井絵里は中学2年生。そして田中れいなは中学1年生。
2人は部活が一緒であり、家の方向も一緒なために仲良くなり、こうして朝一緒に登校するようになったのだ。
「絵里先輩今日部活でますか?」
れいなは絵里よりも少し低い位置から絵里の瞳を見た。

「今日はちょっと出れないんだよねー。出かけるから。」

絵里は前を向いたまま答えた。

「あっ、彼氏とデートですか?」
「んなわけないじゃん。」

れいなの質問攻めを軽々と流しながら、絵里はすらすらと歩いていった。
しばらくすると2人は同じ制服の生徒に囲まれながら、学校へと着いた。

 
4 名前: 投稿日:2003/11/01(土) 16:05
「それじゃあさようなら。」
「じゃね。」

あっさりと挨拶を交わすと、絵里は1年の教室がある1階から、2年の教室がある2階へと続く階段を上った。
絵里が教室に入ると、それまで続いていたであろうしゃべり声が一瞬やみ、そしてひそひそごえへと変わった。

「またきたよ。」

というため息にも似た声の間から、

「ってかなんなんだよ。自分がスタイルいいからってスカート短くして。」
「ちょっとかわいいからって生意気なんだよね。」

といったような皮肉の声も混じって聞こえてきた。
絵里は気にもとめずに自分の席へとむかった。
机をあけると、たくさんの手紙があふれていた。

『またか。今日はどっちが多いんだろう。』

絵里はそう思いながらその手紙を一つ一つ開いていった。

『絵里先輩へ 昨日はプリクラありがとうございました。私のもあげます。今度一緒に遊びに行きませんか?』

『絵里先輩へ 手紙とってもうれしかったです。ありがとうございました!私の家も先輩と結構近いんです。朝先輩を見かけることもありますよ。よかったら一緒に登校しませんか?』

といったような後輩からの手紙がほとんどだが、なかには

『絵里ちゃんへ ピュアティーン見たよ!今月号もかわいかったね。私は28ページの服がいちばんに合ってたと思うよ。』

などという先輩からの手紙の入っていた。そのような手紙にざっと目をとうして、1つずつ横によけていくと、下のほうから何か紙切れに書いたような手紙がいつくも出てきた。

『ウザイ』『死ね』『ちょっとかわいいからっていい顔すんな』
『ぶりっ子してんじゃねーよ』

『誰もそんなことしてねーよ。』
絵里は中絶を書いた手紙を軽く破くと、ゴミ箱へと投げ入れた。
クラスの目は絵里へと集中している。

『おめーらホント馬鹿だよな。』

そういっている絵里の目は冷たく冷酷だった。
5 名前: 投稿日:2003/11/01(土) 17:08
朝のショートホームルームの時間になったが、クラスはぜんぜん静かにはならずに、先生の話も誰も聞いていないといった状況だ。先生が何か注意すると、

「ウザイんだよババァ。」
「ッてかさっさと墓場行け。」

といったような暴言が何度の飛び交っていった。
1時間目が始まってもその騒ぎはおさまらず、もう先生たちはしゃべくっている生徒をほっといて勝手に授業を進めているといった状況だ。
そんな中で絵里は窓側の1番前の席で、1人メールをしていた。相手は朝と同じ、T学園のスキー部の1つ上の先輩で、名前は『翼』という。最初にメールしたときに、

『1つしか年違わないんだから、敬語使わなくていいよ。』

といわれ、その後絵里は彼のことを『翼』と呼び、タメ語で話していた。
6 名前: 投稿日:2003/11/01(土) 17:19
翼はいつでもメールを返してくれるし、もし返事が遅れたとしても必ずといっていいほどメールをくれた。絵里も携帯は頻繁に使うほうなので、2人のメールの量は多いほうだったと思う。

それは2ヶ月ほど前のことだった。絵里と翼は、お互いの友達を1人づつ誘い、遊園地へと遊びに行ったことがある。そこはなかなかメジャーなところで、人も多く、そのうち絵里と翼は、お互いの友達からはぐれてしまった。絵里と翼は2人を探しながらも、いろいろな乗り物に乗り楽しんだ。日も暮れてきたころ、遊び疲れた絵里と翼はお土産物屋の前のベンチで休んでいた。

「紺だけ探してもみつからねーなんて、あいつら2人で帰っちまったんじゃねーの?」
「愛はそんなことしないよ。あんたの友達のことは知らないけど。」
「あいつならやりかねないかも。」

そんな話をしていると、絵里たちが探していた相手が2人で絵里たちの前に現れた。

「おめーらどこにいたんだよ。」
「絵里、2人にしないでよ。気まずいじゃん。」
「だってどっかいっちゃうんだもん!」
「それよりおめーら、他人が見たらカップルとしか思えないぞ。」
「「えっ??」」

絵里と翼は、一瞬かたまり、また目を見合わせて笑った。

・・・そしていつのまにか、そのひのうちに絵里は翼のことが好きになってしまった。
7 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/11/04(火) 04:09
ジャニかよ
8 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/11/04(火) 15:09
とりあえずつまんねー
9 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/11/04(火) 18:37
つまんない。
文章は別にいいんだけど、キャラの使い方とかジャニーズ出てくる辺りが。
空気読めよ
10 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/11/04(火) 19:02
ochi
11 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/11/04(火) 22:02
空気嫁って意味もわからんけどな、別に禁止ではないし。
ケチ付けるだけだったり、落とすだけの感想なら書く必要ないんじゃないか?
無視することもできないの?
12 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/11/05(水) 11:27
ジャニなの?
翼なんて普通にどこにでもいそうな名前だけど・・・。
まぁ、今後の展開を待たれり。
13 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2003/11/06(木) 13:21
14 名前: 投稿日:2003/11/08(土) 19:32
ジャニーズを意識したわけではなくて、ただなんとなくそんな名前の友達がいただけです。
15 名前:名無し 投稿日:2003/11/08(土) 19:44
とりあえず>>4
「中絶」はないと思うの。
「中傷」でしょう(苦笑
16 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/11/08(土) 21:52
ochi
17 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/12(水) 07:59
作者さんがんばれ!
おもしろいんで期待してるよ
18 名前:名無飼育さん 投稿日:2003/11/12(水) 17:45
とりあえずochi

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