キミヘノコトバ

1 名前:CC 投稿日:2003/11/06(木) 00:03


コレは

青嵐学園での

恋の物語

CP完全無視

最後はちょっと逝っちゃてる結末に

とりあえず

人物紹介から


2 名前:CC 投稿日:2003/11/06(木) 00:04

名前:後藤真希
性別:♀
補足トリビア:高1。良い女になることが目標。

名前:松浦亜弥
性別:♀
補足トリビア:真希とは中学からの仲間。男関係が派手。

名前:紺野あさ美
性別:♀
補足トリビア:真希のお気に入り。バスケ部。恋が苦手。

名前:吉澤ひとみ
性別:♂
補足トリビア:高2。父親は小説家。真希と…。

名前:石川梨華
性別:♀
補足トリビア:読書家で図書館に通っている。

名前:市井紗耶香
性別:♂
補足トリビア:高3。モデルをしている。
3 名前:CC 投稿日:2003/11/06(木) 00:05
名前:矢口真里
性別:♀
補足トリビア:市井の恋人。家族公認。

名前:安倍なつみ
性別:♂
補足トリビア:中学時代に真希と付き合っていた。

名前:加護亜依
性別:♂
補足トリビア:真希、亜弥とは中学からの仲間。何でも話せる男友達。

名前:保田圭
性別:♂
補足トリビア:真希のカテキョ。義兄弟。

名前:石黒彩
性別:♂
補足トリビア:真希達の高校に教育実習生としてくる。OB。

名前:福田明日香
性別:♀
補足トリビア:石黒と同じく教育実習生、OB。昔石黒と付き合っていた。

名前:藤本美貴
性別:♂
補足トリビア:吉澤の同級生。亜弥のことが好き。
4 名前:CC 投稿日:2003/11/06(木) 00:20


あたし後藤真希
高校1年生




将来の目標は――――――――
『良い女になること』!!





5 名前:CC 投稿日:2003/11/06(木) 00:20






*ACT1*


6 名前:CC 投稿日:2003/11/06(木) 00:20


高校入学と同時に一人暮らしを始めた。
その理由は実に単純で明快で。


「それじゃ行ってきます」
「うん」
「なるべく早く帰って来るからね」
「うん」


ちゅっ。



他人だったらこのバカップルがっ!って思えるけど
あれがあたしのパパとママ。
毎朝ドアを開けるとコレだもん。
ラブラブなのはいいけどさ…っ。




「そーゆーのはドアの内側でやってよ!ご近所の人に見られたら恥ずかしいよー」
「あ  おはよう真希ちゃん」


あたしのママ、中澤裕子はパパ、平家みちよと結婚して180度変わった。
関西人である証の関西弁も、綺麗さっぱり抜ける程だった。


「わ、ヤバイ!ごめん遅れるから先に会社行くね!」


たまに誰だよあんた…って突っ込みたくなるけど、それは黙っておこうかな。
ママが去ったあとにあたしはパパとのコミュニケーションを図った。



「裕ちゃん珍しく出社早いね。いつも午後からなのに」
「日帰りで名古屋出張だよ」
「パパも早起きじゃん」
「さっきまで仕事してたんだ。これから寝るよ」
「そっかー」


パパ――平家みちよはまぁまぁ売れっ子の推理小説家。
担当編集だったママと再婚したばかり。

あたしは新婚の2人に遠慮して別々に暮らすことにしたのであった。

といっても隣同士だし、しょっちゅう行き来してるんだけどね。



「あたしももう行かなきゃ。じゃあねパパ」
「あ、真希」
「?」
「いい恋愛して良い女になれよ!」
「もちろん。まかしといて!」



今のはあたしがちっちゃい頃からのパパの口癖。

その教え通りあたしはいい恋愛をいっぱいしたいな―――――と。
思っているんだけど。



それが結構難しかったりして…。
7 名前:CC 投稿日:2003/11/06(木) 00:23
次の更新から学校入ります。
こいつキャラチガウっ!!!!
と思っても、お許しくださいませ。
8 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/06(木) 10:32
学校編楽しみ。
放置はしないで頑張ってちょ。
9 名前:CC 投稿日:2003/11/06(木) 22:38



「えっ!真希、安倍くんと別れちゃったの!?」
「うん」
「知らなかった!いつ?」
「卒業式のちょっと前」
「うそ、どーしてぇ?」

「あいつが浮気したの!家庭教師の女子大生の誘惑に負けちゃってさ。
 それであたしが怒ったら逆ギレするし。2度と顔見たくないあんな奴!
 高校違ってよかった――――――」


「そーだったんだー。まっ、真希ならすぐ次の彼氏できるだろうけど…」


同じ中学出身の松浦亜弥。
男関係は派手だけど、おもしろいやつであたしは大好き。

加護亜依(あいちん)も中学が一緒。


「あいちんは1コ下の彼女と上手くいってる?
 卒業してから会う機会減っちゃったでしょ」

「んーまぁね」


お互い、彼氏や彼女の相談もできるいい男友達。

「でも電話はマメにしてるしうまくいってるよ」
「ふーん、ぃぃなぁ…。亜弥はどうよ?M大の彼氏」

「あ、あれは終わって今はK大の人と付き合ってんの。もっちろんラブラブよォ」
「あっそ…」
10 名前:CC 投稿日:2003/11/06(木) 22:39


そんな訳で此処は青嵐学園。
3人とも同じクラスなんだ。
あともう1人、注目してる女の子と一緒のクラスになれたんだけど…。


「あ!あさ美がきた!あたし話かけてこよーっと」

「あさ美!おはよっ」
「おはよう後藤さん」
「もーーーー。真希でいいってば!」

彼女はバスケ部の紺野あさ美。
美人でスポーツが得意でかっこいーの!


「ね、今度部活のない日にうちに遊びに来ない?」
「えっ」
「泊まってってもいいよ!一人暮らしだから親に気兼ねとかいらないし」
「…ありがと」


照れてるあさ美も可愛いなー。

「でもなんであたし…誘ってくれるの?松浦さんとか他に仲のいい人いるのに…」
「?だってあたし、あさ美のこと気に入ってるんだもん」
「…」
「美人でかっこいいしー」
「そっそんなことないよ!」
「えそーだよォ。自信持ちなよー。それに、直感でピンときたの。
 『この子いいな』『絶対仲良くなろう』って!」
「…/////////」

「…めーわく?」
「ううんそんな、うれしいけど…」
「ほんと?うれしい?よかったー。じゃ遊びにきてね!絶対ね!
 それからライブとかも一緒に行こ!」
「(強引…)」
「じゃね!」
「(でもなんか可愛い…憎めないや)」



こんな感じで、高校は自由な校風で楽しいし。
一人暮らしも快適。

パパもママも友達も大好きだし。

――――あと足りないのはラブだけなんだよね。


どっかにいないかな。
何もかも忘れて夢中になれるような素敵な男の子――――。













11 名前:CC 投稿日:2003/11/06(木) 22:43
更新終了です。

>>8
放置は無しの方向で書いてます。
12 名前:麻衣 投稿日:2003/11/08(土) 16:14
すごく面白いです!
続きを期待してま〜す!
13 名前:CC 投稿日:2003/11/09(日) 16:11



バシュ――――――――――
ポテ………


「う〜〜〜〜〜〜〜」
「ははっ。まだまだコースには連れて行けないなー」

今あたしはパパとゴルフに来てます。



「体がうまく回らないんだもん〜。腕だけで打っちゃう〜」
「練習練習!」


ちょっとオヤジくさいかな…?





「平家?平家じゃないか!」


「おー吉澤!久しぶり!!」
「奇遇だなーこんな所で」
「ほら真希、挨拶しなさい」


パパの友達かな?なんか見たことのある顔だけど。

「真希です、初めまして」
「吉澤です」

「あっ知ってます!社会派ミステリーの吉澤先生!パパと違って大ベストセラー作家の!」
「うるさいよ」

「真希ちゃん美人だねー。男の子にモテるでしょ。日曜なのに彼氏とデートしないのかい?」
「こないだ別れちゃってフリーなんですよー」
「………『えっそんな!彼氏なんていません!』
 ―――という反応を想定してからかったつもりだったんだが…」
「もう高1だからな、いまどきの子はこんなもんさ」
「どこの高校だい?」
「都立の青嵐です」
「青嵐!?うちの息子と同じだ!」











14 名前:CC 投稿日:2003/11/09(日) 16:11



あーちょっと打ちすぎたかな。腕が痛いよ…。

「おはよ真希!」
「あ、おはよ」
「腕、どうかしたの?」
「んーちょっと筋肉痛。昨日パパとゴルフ行ったから…」
「ゴルフ!?オヤジくさー」

やっぱり…。亜弥はそう言うと思ったよ。

「結構おもしろいんだよ、難しいけど」
「ふーん、興味ないなー」
「あ、そうだ。2年の吉澤って人知ってる?」
「吉澤?」
「パパの友達の息子さんなんだけど」
「さぁ…知らないなー。2年生はまだあんまりチェックしてないから」
「そっかぁ…」




「それより今日の帰りカラオケ行かない?」
「いいよ、じゃあさ美とかあいちんも誘って…」
「あ、ダメダメ女2人がいいの♪」
「?」


放課後だけど…亜弥いないじゃん。
どーしよっかなぁ。
帰ろうかなぁ。


「真希!」
「亜弥ー遅いよ」
「ごめんごめん。さっ行こうか」




15 名前:CC 投稿日:2003/11/09(日) 16:12


「えっ!?」
「街中で大声出さないでよ」
「だって!逆ナンしてカラオケボックス行ってさんざん歌って飲み食いしたあと
 トイレ行くふりして逃げるーー!?」
「だから声大きいって、真希。それにどこで息継ぎしてんのよ」
「それちょっとひどくない?亜弥いつもそんなことやってんの?」
「たまによたまに」

亜弥の新たなる一面だよ…コレどーよ?どーなのよ?人間的にね。


「だってもしワリカンにされたらやだしー。
 おごってくれてもそれをタテにせまってこられたらウザイでしょ。
 こーんな美女二人が数時間付き合ってあげるんだからそれだけでありがたいと思ってもらわなきゃ!」

確かに亜弥は可愛いよ!…でもさぁ。………………。





「ねぇ君たち」

「時間ある?おれたちと遊ばない?」



どきっ。




「うれしー!ヒマしてたのー!」
「おれ美貴。こいつはひとみ。そっちは?」
「亜弥と真希でーす、ねね。あたしたちカラオケ行きたいな」
「カラオケ!いいねー」


ボソッ(ラッキー向こうからカモがきた!2人も結構イケてるし。
    じゃあとは打ち合わせどうりにね!)

























マぁぁぁぁぁぁぁぁジぃぃぃぃぃぃぃぃでぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?
16 名前:CC 投稿日:2003/11/09(日) 16:19
>>12
面白いですか(笑。
男って書くの難しいです。
それでも期待していただけると嬉しいです。
17 名前:CC 投稿日:2003/11/10(月) 20:50




「その制服青嵐だよね、何年生?」
「1年!美貴くんたちは?」
「おれたちはS大付属の2年」





でも…結構イケてるどころか…。

ひとみくんってかなりタイプかもしんない…。


顔も好みだし体型もスキ。
サラサラの髪も…。


18 名前:CC 投稿日:2003/11/10(月) 20:51





にこ。






19 名前:CC 投稿日:2003/11/10(月) 20:52






キャぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!





20 名前:CC 投稿日:2003/11/10(月) 20:54


そんな眩しいくらいの笑顔で笑いかけないでぇ!!!!
どうしよう!!!!!!!??
やっぱりめちゃめちゃタイプだよーーーー!!!!!

21 名前:読者 投稿日:2003/11/10(月) 21:53
期待してます!!
22 名前:CC 投稿日:2003/11/10(月) 22:29



場所は変わってカラオケBox。


「Yeah〜!めぇ〜っちゃっほぉ〜りでぃ〜♪」


亜弥はさっきからずっとあの調子。
ほんとにさんざん歌って逃げる気だ。

そしてあたしの心臓はバクバク。
隣にひとみくんがっぁ!!!!!



「おれこの曲すっげー好き!」


話かけられた!?
マズイ…なんとか応答しないと。

「あーあたしも!」
「じゃ、一緒に歌おっか」
「うん!」


………って、マジ!?デュエット!?

曲の好みも合うし、食べ物、飲み物の好みも一緒。
相性バッチリじゃん!


よーーーーーしっ!



「ひとみくん、彼女いるの?」
「いなーい」
「ほんと!?」
「うそ。いっぱいいる」
「え!?」
「うそうそ。ほんとにいない」

「え…?どっち?」

「あははははは」

規則正しい笑い声…綺麗。

また会いたいな。できれば今度は二人きりで。
ひとみくんのこと、もっと知りたい…。

でも本気でどっち!?



23 名前:CC 投稿日:2003/11/10(月) 22:30




ガタッ。



あたしが悩んでいると、亜弥が立ち上がった。


「ちょっとお化粧直してくるね」


ぎくっ!

―――――――――――(あたしが『化粧直す』つったら真希が『あたしも』つって出てくるのよ!)


そーいえば言われたなぁ。

だめ!

できないよ。
ひとみくんに嫌われて2度と会えなくなっちゃう!!


とりあえず亜弥と2人きりになって説得しよう…。

「じゃ、あたしも―――――」





ぐい。すとんっ。




「だーめ。行かせない」



あたし…ひとみくんに抱き締められてるよ…?



「!」
「2人一緒に行っちゃうことないじゃーん。順番にしなよ」

亜弥が気マズ顔してる。
でもちょっと嬉しいよーーーー!!


24 名前:CC 投稿日:2003/11/10(月) 22:32
>>21
期待に応えられるかはわかりませんが
頑張ります。
25 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/10(月) 22:51
あやみきも見れるのかな?
だとしたら尚更期待
26 名前:名無し 投稿日:2003/11/11(火) 22:55
ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ
がんがれ
27 名前:CC 投稿日:2003/11/12(水) 22:23


「それともトイレは口実で、このまま黙って帰っちゃうつもりだったりして…」


ば――――――――――バレてる!!
美貴くんが知ってるってことは…ひとみくんも知ってるんだよね…。

「こないだ友達がさー、青嵐の1年にカラオケ誘われたからつきあってやったら
 支払い直前にばっくられたってすっげー怒ってたんだよねー」
「それってセミロングのツリ目女だったんだってさ、亜弥ちゃん」
「あんた見たときすぐわかったよ」

亜弥って結構常連さんだったんだ…。知らなかった。


「もともとおごってあげるつもりでも黙って逃げられちゃ腹立つし傷つくよ。
 仕返ししようとする奴だっているぜ」
「そ。あんまり男ナメてると痛い目に会うよー」


亜弥もだんまりかぁ…。
ひとみくん、抱き締められたときの温もりは忘れないよ…。

「じゃーね」
「今日は全額払えよな。これに懲りて2度とこんなマネするんじゃねーぞ!」



いっちゃった…。



28 名前:CC 投稿日:2003/11/12(水) 22:24



「く――――くやしーーーーーーーー!!!なによあいつらぁーーーー!!」
「しょうがないよ亜弥、あんたが悪いよ。ホントにもうこーゆーのはやめた方がいいって」
「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」



きっとあたしもいつもコレやってる仲間だと思われちゃうだろーな。
あ――――――あ・・・・・・・・・・・・。






29 名前:CC 投稿日:2003/11/12(水) 22:26



「だめだよそんなことしちゃー!!」

今あたしはあさ美に説教してもらってる。
あさ美ってやっぱり優しいよね。

「怒られるの当たり前だよ!ヘタすればもっと怖い目にあってたかもしれないよ!?」
「うん…」
「だいたいナンパなんてついてっちゃダメ!どんな人か分からないし!
 しかもカラオケなんて密室だし!」

あたしはあさ美の説教なんて全然頭に入ってなかった。

ひとみくん…。
さっさと携帯の番号聞いておけばよかった。
てゆーかあの時すぐ追っかけて謝ればよかったな。
S大付属まで会いに行こうかな。
冷たく追い返されちゃうかなぁ。



「真希!」
「あぁ亜弥…何処行ってたのよ」
「昨日のあいつら!美貴とひとみ!S大付属じゃなくてうちの学校の2年だったのよ!!」



ドキッ…。


「さっき1階の廊下で美貴とバッタリ会って――――――――――――」




――――――――――――――――――――――


「あーーー!!あんた達ここの生徒だったの!?S大付属って言ったじゃない!!」
「お前らの悪事のシッポをつかもうと思ったからさ。
 同じ学校の人間にはさすがにやらないだろ」
「っ…」
「バカな下級生を親切にいさめてやったんだから感謝しろ」
「えらそーなこと言わないでよ!嘘ついたくせに」
「上級生の顔くらい覚えておかないのが悪いんだよバカ」


――――――――――――――――――――――




「…というわけよ!もーーーくやしーー!!!2度もバカって言ったーー!!」
「まぁまぁ落ち着いて…」



「「……あれ?真希は?」」

30 名前:CC 投稿日:2003/11/12(水) 22:28
>>25
亜弥と美貴は別れたりくっついたりの予定です。
書いてて『今付き合ってるんだっけ?』とかもたまに。


))26
ありがとうございます。
頑張ります。
31 名前:CC 投稿日:2003/11/12(水) 22:46
失礼しました。

>>26
ありがとうございます。
頑張ります。
32 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/12(水) 23:05
ハァ━━━━;´Д`━━━━ン!!!!!!
(・∀・)イイね(・∀・)イイねー
よしごまがどうなるかも気になるけど、今張り合ってる亜弥美貴がどうくっつくのかも気になりますです
33 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/15(土) 23:44
更新量、もうちょっと多くしてくれると有難いな・・・なんて
34 名前:CC 投稿日:2003/11/15(土) 23:49


予感はしてたの

彼かもしれないって

何処…

何処にいるんだろう

もっと先かな

あっ

ひとみくんだぁ…






「見つかっちゃったか、真希ちゃん…だっけ?昨日はどーも」

「だぁれ吉澤くん。1年?」
「昨日ってなによー」
「うんちょっとね」


外野は黙ってなさいよー!!!
…ん?今女生徒Aは『吉澤くん』って言ったよ?


「ひとみくん吉澤っていうの?…お父さん、作家の吉澤先生?」


「そうだよ」にこっ





絶対、彼だ

あたしにラブな毎日をくれる男の子



35 名前:CC 投稿日:2003/11/15(土) 23:50




好きな人ができました




36 名前:CC 投稿日:2003/11/15(土) 23:51






*ACT2*



37 名前:CC 投稿日:2003/11/16(日) 00:18



「なにこれ、手紙?」
「推薦状」
「推薦状?」
「とにかく読んでみて」
「『ひとみへ  友人・平家みちよの娘、真希ちゃんをお前の彼女に推薦する!
        将来うちの嫁に来てもらうことを希望する!
        真希ちゃんを娘にしたい!
        よろしく頼んだぞ!
                    父より』」

「どう?」
「・・・・・・・・」
「この前パパとゴルフに行ったときひとみくんのパパに会ったの。
 帰りに3人でお昼ご飯食べたんだけど、なんかあたしのこと気に入ってくれたみたいで。


―――――――――――――――

―――――――

――――


「真希ちゃん!息子の嫁になってくれ!そーだ推薦状を書こう!
 もし息子のこと気に入ったら渡して!
 気に入らなかったらオジさん潔く諦めるから!」


――――


「ビールいっぱい飲んでハイになってたみたい」
「どーりでイカれた文章だ…(汗」
「そうかな」
「…てことは真希ちゃん、俺を気に入ってくれたんだ?」
「うん、とっても」
「へぇー」

ここらへんで一番気になってた質問を。

「で、彼女がいないっていうのといっぱいいるっていうのとどっちがホント?」
「今はいないよ」


やたっ!!


「じゃあ…あたしを彼女にしてくれる?」
「んーーーどーしよっかな、あんな悪いことする子はなー」
「あっあれは!!違うの!あれは亜弥に誘われて――――あたしはやったことない!
 亜弥にもやめさせようと思ったんだってば!」
「なんだそっか」
「うん…ハァハァ」

しゃべるのって結構体力使うのね…。
亜弥ってホント、ある意味尊敬してばっかり。

38 名前:CC 投稿日:2003/11/16(日) 00:19



「いいよ。じゃぁ、とりあえず彼女候補…準彼女ってことで」
「えっーーー!!準!?」
「俺、最近ちょっと慎重なんだ。そーゆーの」

慎重?どーゆーことかな。

「今まで付き合った3人全部同じパターンでダメになってるから。
 向こうから告ってきてOKして付き合い始めて。
 しばらくすると『本気で好きになってくれない』って責められてフラれる」

人間に本気で恋したこと…ないのかなぁ。

「本気で好きになったこと…ないの?」
「んー…たぶん」

「そういうわけだからしばらくお試し期間にしとこうよ」
「…」
「で、お互い本気になれそうだってわかったらちゃんと付き合う。どう?」
「…うん。わかった」



あたしはもう十分本気。
スタンバイOKなんだけどな。

ま、仕方ないか。
早く準彼女からランクアップしてもらえるようにがんばろーっと!







次の時間国語だー…やっばい宿題やってないや…。ん?あれは亜弥?
亜弥と誰かいる。
えっと…あれはぁ…。

・・・・・・・・・・。

美貴くん!?

「え…!?」





1年B組、あたし達のクラス。

「そう、あたし美貴と付き合うことになったの〜!」
「なにそれ!?あんなに腹立ててたくせにー!!!!!」

「うん。そーなんだけど、美貴ぃ前からあたしのこと気になってたんだって!!
 だからあんなことしたらしいの!!
 『どーでもいい奴だったら何やったってほっとく』
 『お前だからやめさせたかったんだ』
 だってーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」

「K大の彼、どーすんの?」
「とりあえずキープかな。でも多分このまま自然消滅ね。
 今はもう美貴の方に気持ちが行っちゃってるし」
「ちぇーーいいなー。あたしなんて準彼女だよー?」
「オホホホホ!!!」


「あさ美は?彼氏いる?」

39 名前:CC 投稿日:2003/11/16(日) 00:25
>>32
よしごまも亜弥美貴もあっさりくっついちゃいます。
よしごまが続く時期は結構短いと思います。


>>33
更新量については、
「短い内容で結構早めに更新」
「長めの内容で周1ペースで更新」
のどちらかになります。
すみません。
どちらがいいでしょうか?
40 名前:読者 投稿日:2003/11/20(木) 02:58
早め更新のほうがいいっす!
がんばって!
41 名前:センリ 投稿日:2003/11/23(日) 11:02
自分的に早めの更新のほうが・・・。
42 名前:CC 投稿日:2003/11/24(月) 17:53



「えっ!!!い、いないよそんな!!彼氏なんて!」

「(ひとみくんパパが喜びそうな反応…)」
「男の子と付き合ったことないの?」

「……うん」

「でも好きな人くらいいるわよね」
「………中学の時は…素敵だなって憧れてた先輩くらいはいたけど…」
「告白しなかったの?」
「できないよ!そんな勇気ないもん」

あさ美って結構経験値がなかったんだな〜。

「じゃあ告白されたことは?」
「…あるけど断った。友達としか思ってなかったから…」
「ためしに付き合ってみてもよかったのに、あさ美ってオクテねー。
 もうちょっと積極的になったら?」
「亜弥は積極的過ぎだよ…美貴くんで何人目の彼氏?」

「だってーー、恋愛って付き合い始めの盛り上がってるときが、
 いっちばん楽しいじゃない?
 その時期過ぎるとつまんなくなっちゃって。
 もう一度恋愛初期のラブラブ状態を味わいたくなって
 別の人のとこ行っちゃうのよねー」


亜弥の気持ちは分からないでもない。
でもそれって結構遊び人の思考だよね…。

「でも、盛り上がりはなくなっても長く付き合ったぶんお互い理解し合えてきて、
 一緒にいて落ち着く感じになるのもけっこういいよ?」

あたしもそうだったからなぁ…。

「あぁ安倍くんのときそうだった?1年くらい付き合ってたもんね。
 あたしそんなにもったことないなー」
「亜弥は彼氏そのものより恋愛のドキドキ感を求めてるんじゃないの?」
「あー…そーね、そーかも」
「そーねってぇ、あさ美もなんか言ってやってよ!」

「…ははっ(未知の世界…話題についていけない)」





43 名前:CC 投稿日:2003/11/24(月) 17:55




休み時間にひとみくんの教室行くつもりだったんだけど、
亜弥達と話しちゃって行けなかったな。

しかたない、今行こうっ!

ひとみく〜ん!




「じゃひとみくんとこも?」
「そう、もーすっげぇピリピリして機嫌悪いよ、〆切り前は。
 到底話しかけられる雰囲気じゃない」
「そんな風に見えないのにね、ひとみくんのパパ。
 ほのぼのおじさんって感じで」
「普段と仕事中のギャップが大きいんだよなー」

今あたしとひとむくんは、憧れの制服デートの真っ最中!
さっき教室行ったとき誘われちゃったんだよね。えへへっ。
正彼女になる日も近いかなぁ…なーんてね。



「たまに気分転換にどっかにカンヅメになって仕事してくれるときもあるんだけど、
 やっぱ自分の書斎の方が資料が揃ってていいらしくて」
「あーーーうちもそう!!」



「あら、真希ちゃん!」
「裕ちゃん!」


こんなとこで会うなんて思わなかったなー。
お仕事かな。

「どしたの、こんなとこで」
「近くのデザイン事務所に打ち合わせに行った帰りなの」

やっぱりお仕事なんだ。

「ごめんね、すっごく急いでて…。お友達も一緒にお茶でもしたいところなんだけど」
「あ、いーよいーよ」
「明日はうちで夜ご飯食べましょ。8時でいい?」
「うん、じゃ明日ねー」

働く女、裕ちゃん。
かっこいいな。
あたしもあんな風にバリバリ仕事出来る人になりたいけど…。
そのためにはまず良い女にならなきゃね!
そもそもあたしって魅力あるのかな!?
今だってひとみくん、何にもしてくれないし…。
いやー不安になってきた…。

「誰?」


ひとみくんの声で現実に戻された。
44 名前:CC 投稿日:2003/11/24(月) 18:16
>>40
出来るだけ早めの更新にしたいと思います。


>>41
早めの更新にします。
45 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/02(火) 14:22
まだかな・・・
46 名前:CC 投稿日:2003/12/06(土) 22:37
PCが起動出来ない状況なので、来年までお待ちください。
47 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/18(木) 23:24
今日、はじめて読みました!
でも、なんかストーリー読んだ事があるような・・・。
ドラマか漫画・・・。それとも、デジャビュ?(笑)
続き楽しみにしてます。
48 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/06(火) 23:01
セリフから設定まで某漫画とそっくりなんですけど…ι
いいんでしょうか?
49 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/25(日) 16:58
ていうかパクリでしょ?

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