王子様とお姫様たち
- 1 名前:月影 投稿日:2003/12/14(日) 21:22
- 初めて小説を書きます。
読みにくいかもしれませんが、ご了承ください。
内容は、「なっち」中心で行きたいと思っています。
完結目指してがんばります。
- 2 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/14(日) 21:32
- ここはとある謎の研究室。
古びた書物と見るからに怪しい薬品が所狭しと並んでいる。
さながら魔女の部屋である。
その時、一番ものが乱雑に置いてある奥の机で、
じっと試験管と睨み合っていた白衣の男の目が妖しげに光り、ニヤリと口を歪まし、
「・フッフッフ・・ついに完成したんやな・・・・長年の苦労の結晶が・・・・。
・・・これさえあればおもろいことになるで〜。楽しみや〜・・・・ヒャッヒャッヒャ〜!!」
男は、溢れ出る喜びを抑えきれず言葉と、顔の表情に出す。
・・怖い・・・・・その男の姿は明らかに怖い。笑った顔が、失礼だが一番怖い。
例えていうなら、小さい子供に「あのおじさんどうしたの?」と指さされ、
母親が「あんなの変な物見てはいけません!」と、間違えなく言われるタイプである。
- 3 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/14(日) 21:36
- 男は自分の狂気的な姿も気にせず、携帯を取り出し、掛け始めた。
数回のコール音の後に目的の相手が出る。
「もしもし、わいや。今から事務所に来てほしんやけど。」
受話器から相手の戸惑った声が聞こえる。
「イヤ〜なに、今度のライブでの話やから直接のほうがええと思ってな。
・・・・・、そうか、来てくれるか。それじゃ待っとるからな。」
先ほどとは、うって変わって真面目な声での電話対応。
だがいくら声を変えたところで、電話越しの相手には分からないだろうが、
その顔は先ほどの狂気的な顔となんら変化はない。
- 4 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/14(日) 21:38
- いやむしろこれからのことを想像しているのか、放送禁止になりそうなほど凄い事になっている。
マジでヤバイです!!
そうこうしている内に相手からの了解をもらうと男は携帯を切る。
「さて、王子様の準備開始や!!」
その掛け声とともに、白衣をひるがえし、研究室を出で行く。
扉が閉まり、カタッとネームプレイとが揺れる。
[つんくの何でもお任せ研究室]
・・・この物語、先行き不安である・・・・。
- 5 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/14(日) 21:56
-
ピッ・・ピッ・・ピ〜〜〜!!!!
・・・ガタッ・・ガタン・・・ドスン・・・・バコッ・・・
「痛った〜!!う〜・・でも眠い〜・・・。」
この物語の主人公であるなっちこと安倍なつみは、ベットの上から落ちた。
だがその体勢のままで、片手は腰を押さえ、もう一方の手は必死(根性)で目覚ましを止めている。
全国のファンがこんなアイドルを見たら泣くぞの体勢である。
だが考えようによっては、レアな姿でもあるから喜ばれるかも。
「題名「アイドルの嬉し恥ずかしプライベートショット」お値段、今ならピ〜円お買い得です。
インターネット、通信販売のみでのお申し込みになります。」
これなら、売れること間違いなし!!
- 6 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/14(日) 21:59
- そんなこんなでレア姿のなつみは眠い目を擦り、柱などに頭をぶつけながらノロノロとシャワーを浴びに行く。
パジャマの上を脱ぎ、寝ぼけた目で、ちょうど目の前にある鏡に映る自分の姿を何気なく見る。
「・・・・?・・・・・・へっ!?・・・・ないっないよ〜!!なんで〜〜〜!!!」
なつみの眠気が一気に飛び、鏡からではなく直接下を見る、そこに在るべき物が無い。
胸元を触り、改めて感触と自分の目で確かめる。
やっぱりない、何処をどう見ようとない。
- 7 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/14(日) 22:02
- 「どうしようだべ〜。なんで胸が無いんだべ〜。何処行ったべさ〜!!」
その場になつみがペタリと座り込み泣き始め、重要なあることに気づいた。
「ハッ・・・・こんなんじゃ仕事に行けないべさ〜!!」
そうである今や、日本中で知らぬものがいないモーニング娘である安倍なつみは、毎日労働基準法に
反した仕事量をこなしている。
それは他のメンバーにも言えることなので、自分がもし休むことになれば、他のメンバーに負担が行ってしまう。
責任感の強いなつみには、そんなこと出来ない。悩めば悩むほど八方ふさがりになってしまう。
- 8 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/14(日) 23:11
- なかなか面白そうだ…なっち…下はどうなんだろう…。
- 9 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/14(日) 23:19
- 仕方なく立ち上がり、改めて鏡に映る自分の顔と上半身を見る。
よく見ると顔はいつもより子供っぽく、プラス男の子の雰囲気が入り混じり、
14,5歳の少年のようも見えなくない。
「体だけならまだしも、顔までいつもと違うべさ。
あ〜・・でもこれくらいなら化粧で誤魔化せるかな〜?」
なつみは顔に手を当て鏡に映る自分に相談する。
- 10 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/14(日) 23:21
- そこでなつみは更にもっとも重要であることに気づいた。
「上がこんなんなら、・・・・下ってもしかしたらだべ〜。」
言い知れん不安を抱きながらも、振り払うように気合を入れて、
パジャマのズボンの中を覗く。
- 11 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/14(日) 23:22
- 一瞬の静寂の後、
「嘘だべさ〜〜〜っ!!!!」
こうして安倍家の華麗なる朝に終止符がうたれた。
- 12 名前:月影 投稿日:2003/12/14(日) 23:37
- >>8 名無し読者様
こんな展開でいかがでしょうか?
ご期待にそえてるといいのですが・・・。
- 13 名前:名無し8 投稿日:2003/12/15(月) 00:46
- メンバーの反応が気になる!
あの…恋愛物ではないんですよね?
- 14 名前:みどり 投稿日:2003/12/15(月) 15:27
- おもしろそぉー!!
男顔のなっちってのがカッコよさそうで
題名からいくと・・・かなり期待しちゃいます♪
更新楽しみに待ってます☆
- 15 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/15(月) 20:57
-
こちらは、「モーニング娘」と書かれた楽屋。
「久しぶりになっち遅刻だね〜。」
「確かに最近減ってきてたけど、もしかして久しぶりだから一段と遅く感じるのかな?
でもシャレにならないくらい遅いと思うんだけど。」
「当り、ただいまの状況を説明しますと時刻は朝の10時なんですけど、なんと実を言いますと
本当は9時集合なんです。なっちは1時間も遅刻していることになります。
いやはや、参りましたな〜。」
- 16 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/15(月) 21:03
- 「・・・つかぬ事を聞くけど、矢口さんは誰に向かって説明してんのよ。
そっちは壁しかないわよ・・・?」
壁と真剣に向かい合う矢口に、ビビリながらも保田が訪ねる。
矢口は保田のほうを向き、
「誰にって圭ちゃん、それはこの物語を見ているくれるかもしれない人へに決まってるんじゃないか〜。
・・・・作者はいないんじゃないかって心配しているんだけどね(約2名を除いて)。」
- 17 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/15(月) 21:05
- 「だから何訳の分からないこと言ってんのよ。」
「まっ、世の中には知らなくていいことがたくさんあるんだよ。」
すべてを悟りきったような矢口に、訳が分かんなくて切れかけている保田。
はっきり言って漫才コンビのような矢口と保田である。
- 18 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/15(月) 21:17
- その会話に、今まで交信中だと思っていた(あらぬ方向を向いていた為)
モーニング娘のリーダーこと電波娘(?)の飯田圭織が、口をはさんでくる。
「カオには分かる。なっちは、今危機にひんしてるの。」
「・・ッ!?ビックリするじゃない!!急に戻ってこないでよ。
交信してたんじゃないの。」
「圭ちゃん、それカオに失礼だよ〜。これでもカオはいつでも
交信しているわけじゃないよ。」
「そんなこと無いっていつも交信しているように見える・・・・」
- 19 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/15(月) 21:26
- 「ストップ!!カオリの交信なんて、今に始まったことじゃないんだから、そんなの
どうでもいいよ。それより、オイラにとって重要なのは、さっきのなっちの危機に
ついてだよ。いったい何があったの??」
このまま行ったら、らちの飽かない飯田と保田の言い合いに、矢口が割って入る。
- 20 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/15(月) 21:30
- 「なんか、何気に矢口が一番失礼なんだけど。」
との飯田の突っ込み対して「そんな事ない。気のせい。」と言い、
先ほどの質問の答えをそくす。
「なんかいまいち納得いかないけど、・・ま〜良いか。あ〜、さっきの話に
戻すんだけど、今なっちに訪れている危機とはっ!!」
- 21 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/15(月) 21:31
- 「危機とはっ!!」
思いっきり、勿体つけるような言い方をする飯田。
矢口は身を乗り出す。その姿はせっぱ詰まっていた。
- 22 名前:月影 投稿日:2003/12/15(月) 21:32
-
今日の更新はここまでです。
- 23 名前:月影 投稿日:2003/12/15(月) 22:15
- >>13 名無し8様
この物語は、一応恋愛ものです。
と言うより、ラブコメですかね。
- 24 名前:月影 投稿日:2003/12/15(月) 22:20
- >>14 みどり様
そうです。
題名からお察しの通りになっていくと思いますので、
期待に応えるように頑張ります・・・・(汗)。
- 25 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/16(火) 01:37
- なっちの相手は誰なんだろう?
てかこの設定でこの役になっちを持ってくるのが
なんか新鮮だな。
- 26 名前:月影 投稿日:2003/12/18(木) 17:48
- ここでプチ説明。
矢口がせっぱ詰まるには、ちゃんと理由がある。
矢口は常日頃から、なつみのことを
「マイ スイート エンジェル」(今どき、そんな言葉を使う奴はいないと思うが・・・。)
と言って、キスなどを迫ろうとしていた。
- 27 名前:月影 投稿日:2003/12/18(木) 17:50
- だが、いつもなつみは年齢が近いから恥ずかしいとか、からかっているだけと勘違いし、
相手にしていない。
しかし矢口が本気であることは、誰から見てもはっきりしているだが、
天性(?)の鈍さを発揮するなつみの前では、全く通用しないので憐れである。
- 28 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 17:51
- さらに、もっとも矢口の頭を悩ませるのは、同じくなつみを狙っている数多くの
ライバルの存在である。
隙あらば、どんな手を使っても、自分を蹴落とそうとする非道な奴らである。
そんな悪い奴らよりは、このセクシーで心優しい(?)自分の方がなつみには、
もっとも相応しいと矢口は考えている。
- 29 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 17:52
- まあ、それに対して他のライバルは口をそろえて言うだろう。
「あんたが一番悪です!!」と。
そんな感じでライバルたちより先になつみに関する情報を仕入れたい矢口であるので、
自然と体が前に出てきてしまうのである。
- 30 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 17:53
- そんな矢口に対して、飯田は一瞬間を置き、
「やっぱり教えてあげない。」と、そっぽを向く。
「何でだよ!?オイラのなっちが危機にひんしてるんだろ〜。」
「聞き捨てならないわね。何時からなっちゃんが、矢口のものになったのよ。」
今まで矢口と飯田のやり取りを聞いていた(入れなかった?)
保田がすかさず突っ込む。
- 31 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 17:56
- 「うるさいな〜。これからものにして、矢口がオイシク頂くんだからイイでしょ。」
「おいしくってあんたね〜(怒)」
矢口の態度に不満一杯の保田。
飯田は、矢口の方を向き、
「分かってないな〜。矢口がそんなんだか、カオは教えてあげないんだよ。」
「ハァッ??どういう意味だよ〜。」
- 32 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 18:01
- 飯田は、矢口の方を向き、
「分かってないな〜。矢口がそんなんだか、カオは教えてあげないんだよ。」
「ハァッ??どういう意味だよ〜。」
「つまり、なっちを狙う狼さんがまた増えたってことだよ。」
「エッ・・なっ・なんで!?今までそんなこと言ってなかったでしょ。」
「それについては、カオにも色々思う所あってね。」
「何だよ、思う所って?」
「・・・ぶっちゃけ言うと、なっちの可愛さにやられたってことで。」
「「そんなことかよ!!」」
「だって、最近のなっちの可愛さといったら犯罪的じゃない。」
突っ込んだ矢口も、保田も飯田のこの意見には賛成だと思っていた。
- 33 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 18:04
- 「確かに、最近のなっちの可愛さは恐ろしさを感じる。」
「・・・この前なんて私思わず、襲っちゃいそうになったわよ・・・。」
「圭ちゃん、さすが野獣だね。」
「誰が野獣よっ(怒)!!仕方ないじゃない!なっちゃんの天使の笑顔を真正面から
見ちゃったんだもん。あれには参ったわ。体が勝手に動いたもの(汗)。」
- 34 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 18:07
- 「それは分かるけどね。カオにも経験あるし。ま〜、そんな訳だから敵には、
教えてあげないってことで。因みに後ろで聞き耳立てている狼さんたちにもだよ。」
「何?後ろって?」
矢口は、飯田の目線を追って、後ろを振り向く。
そこには、ハロモ二ニュースの撮りでいない小川と紺野以外のモーニング娘メンバーが
揃っていた。それは良いのだが、他のことをやっているように見せかけて、その耳は狼の
ように尖ってます(笑)。
- 35 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 18:09
- 「呆れたみんなして、私たちの会話を聞いていたんだね。」
「仕方ないじゃないですか。みんな安倍さんのこと気になってるんですから。」
「石川は、どういった意味で気にしてるのかな?」
笑顔で保田は、尋ねてくる。その実、目は笑っていないけど。
「っ!?・・それはですね・・・え〜と・・色々です!!」
「ちょっと色々って何よ。」
- 36 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 18:10
- 「つまりりかちゃんもオイラ達と一緒ってことだよ。」
「ちっ違いますよ。私は別に安倍さんのこと好きって訳じゃ・・。」
「オイラはなっちが危ない目に遭ってるんじゃないかって、
意味で気にしてるって言ったんだけど。」
- 37 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 18:14
- 「えっ!!」
「石川、あんた自爆したわね。」
ニヤニヤ怪しげに笑う矢口と、必死に笑いをこらえる保田、真っ赤な顔で口をパクパク
している石川。いつの間にか違う世界と交信し始めた飯田。
残りのメンバーはと言うと、お姉様方の餌食(おもちゃ)にはなりたくないと、遠巻きに
こちらを伺っているだけであった。
- 38 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 18:15
- 「みんな〜助けてよ〜!!」
石川の願いは、速攻で却下されるのであった。
憐れ石川である。
- 39 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/18(木) 18:21
- そろそろお姉様方が、石川イジリ(いじめでは消してない)を終えた頃、楽屋の
ドアが開いた。
いっせいに視線が、今まさに開こうとしているドアに向かう。
入ってきたのは、やはり噂のこの人である。
「・・・オッ・オハヨウだべさ〜・・・・。」
- 40 名前:月影 投稿日:2003/12/18(木) 18:23
- 更新は以上です。
- 41 名前:月影 投稿日:2003/12/18(木) 18:28
- お待たせしました。
やっと次の更新から主役のなっちの登場です。
- 42 名前:月影 投稿日:2003/12/18(木) 18:37
- >>25 名無し読者様
なっちのお相手はですね〜。
今の所ですと、なちごま、なちまりなどを考えているんですが、
あくまでこれは予定です。
最近ではなちりか、なちみきにもはまってますし、どうしましょう(汗)。
- 43 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/18(木) 19:11
- なちよしとかおもしろそう
- 44 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/18(木) 19:53
- なちごまがイイナ〜
- 45 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/19(金) 15:35
- 『なちみき』あんまりみたことないんで
見てみたいです☆
- 46 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/19(金) 19:39
- やっぱりなちまりがいいですね☆
- 47 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/19(金) 22:29
- なちまりやなちごまは結構あるけど、なちりかはあんまりないから見てみたいですー
とくにこーゆー系統で^^
- 48 名前:月影 投稿日:2003/12/21(日) 01:10
-
今回からこの物語に出て来る人物の視点で、お話を進めて行きます。
- 49 名前:月影 投稿日:2003/12/21(日) 01:12
- <安倍なつみ視点>
久しぶりに全力疾走し過ぎて、気持ち悪い〜。でも、これ以上遅れたら、
みんなに何言われるか分かんないよ〜(汗)。
でも本音はこれらのことを考えると、このまま回れ右して帰りたい!!
廊下で会うスタッフに遅れた事を誤りながら、何とかモーニング娘と
書かれた楽屋の前にたどり着いたけど。
- 50 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/21(日) 01:14
- 「どうしようだべ〜。・・なんか入りにくい・・・。」
こういった時は昔の自分を、思い出すべさ。遅刻するなんて、昔のなっちには
よくあった事だから、何とか穏便に済ませる方法があるかもべさ〜。
なんかなっち、自分で言ってて落ち込みたくなってきたよ。
でもほんとの理由なんて言えないし・・・。
- 51 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/21(日) 01:16
- 「ヨシッ!!今回はこの方法でいくべさ〜。」
なっちの秘儀第38(?)の手だべ〜。・・・帽子を深くかぶってと、
それじゃ、がんばっていきまっしょい!!
本日二度目の気合を入れて、楽屋(なつみには地獄の門に見える)のドアを開ける。
「・・オッ・オハヨウだべさ〜・・・。」
- 52 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/21(日) 01:18
- <飯田圭織視点>
カオは、思うの。みんなそんな血走った目でドアを見たら、鬼まで
逃げてっちゃうよって。
ましてやなっちは、天使なんだからね〜。あ〜、矢口なんて今にも
飛びつくようなかっこしてるよ〜。
みんなを、たき付け過ぎたかなぁ?
- 53 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/21(日) 01:20
- 本当はカオ、なっちに何があったかなんて知らないけど(危機にひんしてるのは本当だけどね)。
まぁ、イイかな?
だってカオだって、なっちのことで優位に立ちたいんだもん。カオはさ〜、モーニング娘の
リーダーだから、なっちのことだけって訳には行かないんだよ。
- 54 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/21(日) 01:22
- でもカオは、こうも思うの。なっちが笑顔でいてくれるなら独占できなくても、
それでイイって。
みんなだってそうでしょ?だからそんな怖い顔しないで、
「ねえ、笑って。」だよ。
- 55 名前:月影 投稿日:2003/12/21(日) 01:24
-
更新は終了です。
- 56 名前:月影 投稿日:2003/12/21(日) 01:35
- >>43 名無し読者様
なちよしですか。いいですね〜。やらせて頂きます。
>>44
なちごまは、月影が最も好きなCPなのでがんばります。
>>45
なちみきですが、このCPも書きたいですね。強気な藤本さんで(笑)
- 57 名前:月影 投稿日:2003/12/21(日) 01:43
- >>46 名無し読者様
なちまりは、なっち大好き矢口さんが表現できるようにしたいですね。
>>47
なちりかは、クリスマスに放送されるドラマまでには、アップしたいです。
八割方無理かも知れませんが(汗)
- 58 名前:月影 投稿日:2003/12/22(月) 01:55
-
<安倍なつみ視点>
「・・オッ・オハヨウだべさ〜・・・。・・・・・へっ!?」
みんななんでそんなに怖い顔してるの?確かになっち、遅刻したけどさ・・・。もしかして・・・
みんなすっごく怒ってる(汗)・・・。頑張って作ったなっちの笑顔が、引きつってくよ〜。
・・・・やっぱりあの手で行くしかない・・・ヨシッ!!
「あっあのね・・「「「「なっち(なっちゃん、安倍さん)!!!!」」」」
「はっはい!?」
「「「「なんかあったの(ですが)?」」」」
「ヘッ!?・・・・なんでだべさ???」
もしかして、もうばれてる・・・・?なっちの体から変な汗が出てくるよ〜。
顔がさらに引きつってることが分かる。
- 59 名前:月影 投稿日:2003/12/22(月) 01:59
-
「だってカオリが、なっちになんか危機が迫ってるって。」
「カオリが?」
思わずカオリを見ちゃったよ。きっとなっち、すっごく焦った顔してたと思う。
そしたらカオリが、
「なんかカオの勘違いだったみたい。」
「「「「「へっ!?」」」」」
「「「「どういうことなの(なんですか)カオリ〜(飯田さん)!!」」」」
カオリがなっちにだけ分かる様にウインクしてきた。やっぱりカオリにはばれてるのかな(汗)??
でもカオリに注目が集まってる今なら、なっちにとってはチャンスだ。準備してっと。
- 60 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/22(月) 02:01
-
「なっちこれからスタジオ行ってスタッフの人に誤って来るべさ。」
「ちょっと!?まだ、矢口たちの質問は終わってないよ。」
「それじゃ〜だべさ〜。」
さっさとドア閉めてっと。追っ手が来る前にこの場を離れなきゃ。
なっちの秘儀第38の手逃げるが勝ちよってね。
- 61 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/22(月) 02:04
-
<矢口真里視点>
なっちが逃げるようにして出ってちゃったよ。
圭ちゃんも、「逃げたわね。」って言ってたし。
やっぱりなっちに何かあったことは間違えない!!矢口には分かるんだよ。
ずっとなっち北海道弁丸出しだったでしょ。あれは、なっちが焦ってる時なんだよね。
だったら絶対この名(迷?)探偵矢口真里が、なっちの秘密を暴いてやる!!
- 62 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/22(月) 02:05
-
「あれ〜安倍さん衣装まで持っていったんですね。」
りかちゃんって本当に間が悪いよね。
せっかく矢口が乗ってたのに〜!!台無しだよ〜。
でも、確かになんで衣装まで、持ってたのかなぁ?それに、なんかさっきから矢口の
頭の中で引っかかってるんだよ〜。いったいなんだ〜!!
- 63 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/22(月) 02:06
-
「今日の安倍さんなんかいつもと違ってませんでした?」
なっち大好き新垣が聞いてくる。
「そうそれ矢口も感じたんだけど、それが何なのかわかんないんだよね〜。」
「「「「う〜〜〜〜〜ん。」」」」
みんなして腕組んで、悩みましょう。
- 64 名前:月影 投稿日:2003/12/22(月) 02:08
-
更新終了です。
- 65 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/22(月) 05:47
- 最初はなちまりかな〜?
楽しみ♪
- 66 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/22(月) 13:10
- 面白げ。
すんげぇ楽しみでつ。
- 67 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:04
-
<安倍なつみ視点>
「危なかったべさ〜。あれ以上あそこに居たら、なっち絶対口滑らしてたよ。」
それに衣装も持ってこれたし、どっかの空き部屋で着替えなきゃ。この体じゃ楽屋では、
着替えられないしね。どこか良い場所ないかな。
なっちが空き部屋探してると、ちょうど知ってる人の名前が貼ってある楽屋を見つけた。
「・・・あっ・・・・裕ちゃんの楽屋か。」
ってことは、今日裕ちゃん居るってことだよね。
「・・・・不味いべさ・・・・不味過ぎるっしょ・・・・。」
- 68 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:06
-
ここでプチ説明です。
裕ちゃんこと元モーニング娘のリーダーである中澤裕子は、可愛いものが大好きで
抱きつくはキスするは、ファンからは見たら喉から手が出る立場に居る人である。
羨まし〜!!
- 69 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:09
-
「裕ちゃんには、絶対抱きつかれないようにしなくちゃ。矢口にもだけどね。」
気の休まる暇が無いよ〜。
ここでは着替えられないと思って、違う場所を探そうと思ったけど、
「待てよ。・・・さっき紺野と真琴が居なかったってことは、今ハロプロニュースの
収録やってるってことだべ。」
なら裕ちゃんも居ないってことっしょ。
- 70 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:10
-
「おじゃましま〜す。」
やっぱりなっちが考えた通り、裕ちゃんの楽屋には誰も居なかった。
誰か来る前に着替えちゃおう。
着替えてる途中、なっちの姿が鏡に映って、朝から変わらない姿にため息が出た。
「着替えも終わったし、スタジオ行って謝って来なくちゃべさ。」
それじゃ、スタジオにレッツゴ〜だべさ。
- 71 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:11
-
<中澤裕子視点>
「は〜・・・」
「どうしたんですか?中澤さん。」
声をしたほうに振り返ると、心配そうな紺野と小川が立っていた。
「別になんもないけど。どないしてそんなこと聞くん?」
「さっきからずっとため息してますよ。」
「そうなんかな?ぜんぜん気付かんかったわ。」
「そうだよね?あさみちゃん。」
「うん。さっきからずっとですよ。」
- 72 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:12
- 紺野と小川が言ってることは、本当のことだろう。だって・・・
「楽屋行っても、なっちに会えんかったんや〜!!」
最近会える機会が少なくて、今日楽しみにしてたんやで〜。
「「ハァー、やっぱりそのことですか。」」
呆れたような二人の表情。お前らは、毎日会えるからそんな顔できるやで。
「・・・なんか文句あんのか。」
「「イッイエ、滅相もありません。」」
今度は怯えた様な二人の表情。そんなにウチ怖い顔してたんだろうか?
- 73 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:15
-
急にスタジオがざわざわし始めた。
「なんかあったんかな?」
「ここは、おじゃマルシェさん出番ですよ。」
「そうだよね。それでは、ピーマコさん、中澤さん、おじゃマルシェ行ってまいります。」
猪突猛進といった感じで、突っ込んで行く紺野。
「大丈夫なんかい、あれ?」
「見た目より頑丈ですから大丈夫ですよ。」
「そういう問題かいな・・・・」
- 74 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:17
-
紺野が騒ぎの中に姿を消して数分。そろそろ裕ちゃんも痺れが切れてきたで。
「いったい何時までかかってるんや。」
「・・・もうそろそろですよ(汗)」
「その答え何回聞いたと思ってんの。」
「・・・・・(汗)・・・(あさみちゃん早く〜)・・」
不機嫌さにも磨きがかかってきて。小川は、そんなウチからさりげなく(小川はそうしてる様
だがバレバレや)遠ざかって行くし。
「あっ!!中澤さん戻ってきましたよ。(助かったよ)」
「・・やっとかいな・・」
- 75 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:18
-
「わかりましたよ〜。」
揉みくちゃにされて、ボロボロになった紺野がそれでも笑顔で戻ってくる。
「やりましたよ。ついにおじゃマルシェは謎を突き止めたんです。」
「それはわかったから、でいったい何だったの?」
「う〜頑張って来たのに褒めてくれないの〜。」
ウジウジし始める紺野。ウチのイライラが〜!!
「あさみちゃん早く言って!!・・・中澤さんが!!」
真っ青な顔した小川が言う。
「中澤さんがって・・・・」
ウチと紺野の視線が合う。
- 76 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:20
- 「はイッ!!今、安倍さんが到着したそうです。」
直立不動、敬礼する様な体勢で、同じく真っ青の顔になった紺野が言ってきた。
ウチってそんなに怖いんか?
そんなことより、
「今なっちが来たって言ったか?」
「はい!!・・・って中澤さん?あ〜、行っちゃいました。」
あれ、まこっちゃんは??もしかして・・・だったらこうしちゃいられない。
安倍さんの元へ、おじゃま〜。
- 77 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:22
- 集まっているスタッフ(邪魔な者達)をかき分けて、なっちが居るであろう騒ぎの中心に
向かう。そして愛しのなっち発見。
「なっち〜!!・・って小川、アンタいったい何時の間に〜!?」
そこには、ちゃっかりなつみの隣に居る小川の姿があった。
「裕ちゃん!・・・あれっ、真琴何時の間に隣に居たの!?」
「安倍さんが居る所に、ピーマコ在りです。」
「私だって居ますよ。」
「「「!!??」」」
- 78 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:23
- 「そんな私はおじゃマルシェ紺野です。」
「アンタさっきウチの後ろに居たんとちゃうんか?」
「愛は不可能を可能にするんです。」
「何を言うてんのや。」
「ねえ、紺野。愛って?」
「・・・(真っ赤)・・・なんでもないです。安倍さん。」
何なっちに見つめられて、照れてんのじゃ。ウチのなっちなんやで〜!!
- 79 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:25
-
「ウチだって、なっち〜!!」
なっちに溢れんばかりのウチの愛情を表現しようと、いつも通り抱きつこうたしたら、
見事に避けられた。なっちがウチのことを避けるなんてありえんと思って、もう一度抱き
つこうとしたら、また避けられた。
「なんでや〜?なっちなんで避けるんや!!」
「え〜と、なんでだろうね?」
困ったように笑うなっち。うっ・・・そんな顔もムチャ可愛んや〜。
「ハッ!!いかん、いかん。そんなことじゃ騙されんで。なっち・「撮影再開します。」
ウチの声をさえぎるスタッフの声。なんで今日は邪魔ばかりされるんや。
- 80 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:28
-
「裕ちゃん、撮影再開だって。がんばってね。」
助かったって顔して、手を振ってくる笑顔のなっち。また、ウチを惑わす笑顔を
振りまいてからに。
「オウ。裕ちゃん頑張って来るからな。」
笑顔のなっちのお見送りってエエもんや。
- 81 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:29
-
「中澤さん騙されてるよね。」
「うん。完璧に騙されてるよ。でもね、大丈夫だよ・・・・(ニヤリ)」
「あさみちゃん?」
「さぁっ、早く撮り終えよ。」
怯え気味の小川を押して、中澤の後を追う。
- 82 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:30
- 騙されたことに気付いた中澤。
「ああ〜!!!騙された〜!!」
中澤の叫びがスタジオに響く。
だがもうその時には、なつみはスタジオには居なかった。
石川並みに憐れな中澤である。
- 83 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/23(火) 01:39
-
更新は以上です。
書いてて思ったんですが、この話しラブコメって言ってたはずなのにラブが足りない。
コメディーばっかりになってる。イイのか、これで(汗)??
- 84 名前:月影 投稿日:2003/12/23(火) 01:53
- >>65 名無し読者様
なちまりが最初になるかは、お楽しみと言うことで。
月影自身何がくるか分かりません。←開き直ってるダメ人間です。
>>66 名無し読者様
面白いって言って頂くと大変嬉しいです。この話し書いてて良かったなって。
これからも頑張ります。
- 85 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/23(火) 23:32
- モテなちは珍しいな。
自分、なちヲタだから先が楽しみ。
- 86 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/24(水) 02:03
-
<安倍なつみ視点>
「あれっ、今裕ちゃんの声がしたような気がしたべ?」
う〜ん、気のせいかな。
スタジオ(散々怒られて)から出て、自分の出番まで暇ができちゃったよ。
いつもなら楽屋に戻ってるけど、今日は戻れないしな〜。
「なんか飲み物買いに行くべか。」
走ったりしたから、のど渇いたしね。
自販機の場所まで腕組みしながら歩く。
「ハア〜・・・」
よく考えたら・・・・・。
- 87 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/24(水) 02:04
-
真剣な顔をした安倍を見かけた田中と亀井。
「ねえ、あそこに居るのって安倍さんだよね?」
「うん。そうだね。」
「やっぱりなんかあったみたいだね。」
「考え込んでるって感じする。」
「でもああやって考え込んでる安倍さんって。」
二人は顔を見合わし、
「「カッコいいよね〜!!」」
「しかも今日は一段とね。」
- 88 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/24(水) 02:06
- 「「ええっ!?矢口さん。」」
いつの間に居たんですか?
「今、目の前通ったのに気付いて貰えなかったんだ(涙)」
「・・・・・絵里気付いた?(小声で)・・・」
「・・・気付いてる訳ないよ〜・・・そういうれいなは?(こちらも小声で)」
「・・・・(首を横に振る)・・・」
「いいんだ、いいんだ。どうせ矢口は虫だし!誰にも気付いて貰えないよ〜だ。」
イジケてしまった虫・・(ギロリ)・・間違えました矢口様です(汗)。
- 89 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/24(水) 02:08
- 「やっ矢口さん、用事あったんじゃないですか?」
「そうだった!!今からスタジオに集合だって。」
「もう、収録始まるんですか?だったら安倍さんも呼びましょう。」
「それはダメ!!」(即答)
「何でですか?」
「それは後のお楽しみ〜。」
スタジオに歩いて行く矢口、慌てて追う田中と亀井。
なっち、そうしてられるのは今の内だけだよ。フッフッフッ・・・。
矢口は、なつみの方に振り向き不敵な笑みを残す。その頃の安倍は・・・
- 90 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/24(水) 02:09
-
「よく考えたら、朝から何も食べてなかったべ。」
お腹空いたべさ〜!!
そんなこと考え込んで真剣な顔していたのか。
のん気なものである。
- 91 名前:月影 投稿日:2003/12/24(水) 02:10
-
更新は以上です。
- 92 名前:月影 投稿日:2003/12/24(水) 02:16
- >>85 名無し読者様
月影もモテなちの小説はあまり見かけませんね〜。
だから自分で作ちゃいました(笑)。
- 93 名前:月影 投稿日:2003/12/24(水) 02:17
-
隠します。
- 94 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/25(木) 01:11
-
<矢口真里視点>
矢口たちの収録が始まって、その間なっちは矢口たちと一定の距離を取っている様だった。
特に矢口が近付いてくと反応するんだよね。何でだよ〜。←日頃の行いのせい。
でも今は何もしないんだから。いつもだったら、収録中だってお構いなしの矢口なのにね。
なっち不思議そうな顔してこっち見てくるよ。
でもやっぱり今日のなっち見てると、なんか違うんだよね。だだいつも以上にカッコいいだけ
じゃないんだよね。なっちが話し掛けるメンバーが、赤くなるのはいつものことだけど、収録
の合間に話しかけるスタッフ(特に女性)まで赤くなってるよ。
- 95 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/25(木) 01:13
- 「はい、OK。お疲れ様でした。」
「「「「お疲れ様でした!!」」」」
収録はなつみの遅刻などがあって大幅に遅れて、全ての収録を終えたのは
午後三時を過ぎていた。
今日は、これでお仕事お終いだから、いつもだったら帰れるだけどね。
でも今日は違います。
逃げるようにスタジオから出て行こうとするなっちに、
「みんな、検挙だ〜!!」(室○さん風に)
って矢口が叫ぶ。これ言うのって偉くなったみたいで気持ちイイ〜。
矢口の掛け声でいっせいにメンバーが動き出す。
- 96 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/25(木) 01:14
- 「ヘッ!?」
なっちの間抜けた表情。それも可愛いんだけど、手加減はしないよ。
すぐになっちはダッシュしてスタジオから逃げてったよ。あれは、頭が理解したん
じゃなくて、本能的に危険を察知したって感じだね。
って、こうしちゃいられない!!矢口も追いかけなくちゃ。なっち〜待っててね〜!!
- 97 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/25(木) 01:15
-
更新は以上です。
- 98 名前:月影 投稿日:2003/12/25(木) 01:20
- ここでお知らせです。
月影は、ラストプレゼントの放送記念に「なちりか」の小説を書こうと
思っていましたが本編が進まず、恋愛まで話しを持っていくことが
出来ませんでした。
ですので、本編とは別に小説を書きました。
- 99 名前:月影 投稿日:2003/12/25(木) 01:31
- 投稿先ですが、青板の作者フリーです。
「なちりか」が好き、興味がある方など見てくださるとうれしいです。
月影が初めて書いたお笑い無しの恋愛小説です。
感想などをこちらのスレでも良いので書いてくださるとうれしいです。
- 100 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/25(木) 02:11
- イイカンジに面白いです。
楽しみです。
- 101 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/28(日) 19:39
-
<安倍なつみ視点>
収録が終わって急いでスタジオから逃げようとした時に、矢口の
「みんな、検挙だ〜!!」
でしょ。ビックリしちゃって頭の中、真っ白だよ。
次に気付いた時は、廊下を走っていて。でも・・
「何処に逃げたらいいか分かんないべさ〜!」
って、思わず叫んじゃったよ〜。
- 102 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/28(日) 19:44
- 「安倍さんいい加減に逃げずに捕まって下さい。」(藤本)
「そうよ、なっちゃん。ちょっと捕まってあんな事やこんな事される
くらいなんだから〜。」(保田)
みんなして、そんなこと言いながら追っ掛けて来た。
「なっち悪いことしてないべさっ!!
・・それにあんな事やこんな事って何だべさ〜??」
「十八禁だから内容は言えません。
でも安倍さん限定だから安心して下さい(ハート)。」(石川)
「安心できる訳ないべさ〜!!」
ついでにメンバー全員で追っ掛けてくるのは、卑怯だべさ〜!!
- 103 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/28(日) 19:46
-
「恨むなら矢口さんだけにして下さい。」(小川)
「これを計画したのは、矢口さんです。」(紺野)
「「「そうで〜す。」」」(田中、亀井、道重)
「ちょっと待って!?何で全部矢口のせいになるんだよ〜!
みんなだってノリノリだったでしょ。」
第一、この計画考えたのは矢口じゃな〜い!!なっち信じて〜!!(矢口)
スッゴイ必死な矢口の声が聞こえてきたけど、言わずにはいられない。
「矢口のバカ〜!!」
アホ〜。ムシ〜。
- 104 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2003/12/28(日) 19:47
-
「ショッキー!!!!」(矢口)
マジで信じて〜。
真剣に逃げてるなっちに、ニヤニヤしながら追っ掛けてくるメンバー。
なっちそろそろ疲れてきたよ。
そして次の角をなっちが曲がろうとした時、
「エッ!!」
急になっちの体を浮かび上げって、次の瞬間誰かの腕の中に納まっていた。
- 105 名前:月影 投稿日:2003/12/28(日) 19:48
-
更新は以上です。
- 106 名前:月影 投稿日:2003/12/28(日) 19:53
- >>100 名無し読者様
最近本当にお笑い方面にばかり話が進んでしまっていますが、
面白いって言って頂いて喜ばしい限りです。
- 107 名前:月影 投稿日:2003/12/28(日) 19:53
-
隠しで〜す。
- 108 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/28(日) 20:10
- ああー!いいとこでー!
誰?誰?…もしかして…楽しみに更新待ってます〜。
- 109 名前:3rdcl 投稿日:2004/01/03(土) 19:27
- こんにちは、(^O^)
自分の新規スレへのレスありがとうございました。
この作品初めて読ましていただいたのですが
どこかぬけてる人が多そうで面白そうですね。
なっちもモテモテで幸せになりそうですし、
こういう明るい話を自分も書ければなと思っています。
楽しみにしておられる方が多いみたいなので
多少プレッシャーになるかもしれませんが
期待を裏切らないように頑張ってください。(←あんたに言われたくない!(^^;; )
- 110 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/04(日) 01:20
-
「なっちゲッツ!!」
「ごっちん!?」
抱き上げた相手を見るとごっちんこと後藤真希であった。
「何でごっちんがいるべさ!!」
「ん〜・・なんでだろうね?」
ごっちんはあいまいな表情で笑っていた。
なんかごっちんに誤魔化されたみたいだけど、
「・・・・・あれっ・・・なっち・なんか???」
なんてそんな場合じゃない。今のなっちは抱きしめられたらヤバイんだ(汗)。
- 111 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/04(日) 01:23
- 「ごっちん離してだべ!!」
「なっち暴れないでよ。隠し事をしているなっちが悪いんだから。」
・・そんなに後藤たちじゃ、頼りにならない?信用して貰えない?
何でそんなことまでごっちんが知ってるの??
疑問ばかり増えてくるなっちだけど。でも、ごっちんの言葉になっちの心の中に迷いが
生じる。確かにこの先のことを考えるとメンバーの協力は必要不可欠。それに四六時中
一緒にいるメンバーに、ずっと隠し通せるはずがない。
でも、
- 112 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/04(日) 01:24
- 「さっきのメンバーの様子を見ていると、怖くて言えないよ〜。」
「大丈夫。後藤が守るから。」
なっちを傷つける奴は後藤が許さないから。
ごっちんの顔はいつになく不安そうで、「それでもダメ?」って子犬みたいに
聞いてくる。なっちこの顔に弱いんだよなぁ〜。しょうがない、腹を括るしかないかな。
話すことを決心したなっちは、
「わかったべ。話すから降ろしてっしょ。」
なっちの言葉に安心したのか、ごっちんは降ろしてくれる。
- 113 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/04(日) 01:26
- 笑顔のごっちんが
「なっち、きっと力になるから。」
安心してね。
ごっちんの温かい言葉に嬉しくなって、
「ありがとうだべ。ごっちん。」
それとちゃんとなっちのこと守ってだべよ。(天使笑顔
「・うぐっ・・・なっなっち・・その顔はひきょう・・・。」(真っ赤
ごっちんは小さい声でそういうと鼻の辺りを手で押さえていた。
なっち、なんか悪いことしたかなぁ?ただお礼したのだけなのに。←(無意識の罪)
ごっちんに聞いてみようと思った時に、
- 114 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/04(日) 01:28
- 「なっち発見!!」(矢口)
「やっと見つけました。」(石川)
「なっちゃん、運動苦手の筈なのになんでこんなに速いのよ。」(保田)
「・・・追いつくのに苦労しました。」(新垣)
「久しぶりにいい汗掻いた。」(高橋)
なだれ込んでくるメンバー。そんな中、矢口と梨華ちゃんは必死な形相で、なっちを
捕まえようとする。逃げる気はないけど、かなり怖くてじりじりと下がって行っちゃう。
「矢グッちゃん、梨華ちゃん、せっかくなっちが話してくれるっていたのに、怯えさせて
どうするの。また追いかけっこしたい?」
ごっちんがなっちの前に立ってくれて、二人を止める。
- 115 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/04(日) 01:30
- 二人は顔を見合わせて、
「「それ本当なの!?ごっちん!!」」(矢口、石川)
ってなんでごっちんがいるの??
「後藤がいるのは気にしないで。それよりそうだよね。なっち?」
「・・・うん。」
・・話すべさ。
「ほら言った通りでしょ。二人ともそんな顔しないで。後、跳び付かないでよ。」
なっちが怯えるから。
ごっちんとなっちの顔を交互に見た二人は、なんとか納得してくれたようで頷いて
くれる。
「ヨシッ。これで、大丈夫だよ。」
「そうだべな〜。それにしても怖かったべさ〜。」
- 116 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/04(日) 01:31
- だが安心したのもつかの間、
「で、なっちいったい何があったの?」(矢口)
「そうでした。安倍さん何があったんですか?」(石川)
「え〜と・・・それは、・・・ここでは言えないから楽屋に戻ってから話すべ。」
さすがにここでは言えなくて、言える訳なくて楽屋に行きたいって思う。
必死ななっちの声に、ただ事でないことが起きてると感じたメンバーは、重々しく頷く。
でもすぐに、
「だったら早く行きましょう!!」(石川)
場違えな梨華ちゃんの声で、一気に重々しさが無くなっちゃって、みんなから
「「「「梨華ちゃんって、本当に・・・・ハア〜・・・。」」」」(全員)
- 117 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/04(日) 01:33
- 「何ですか??また私何かやっちゃいましたか?(汗」(石川)
相変わらずシリアスな雰囲気を保てないメンバーたちに、なっちの心も軽くなる。
だから、
「・・・梨華ちゃん、ありがとね。」(天使笑顔
梨華ちゃんにだけ聞こえるように言っておいた。
「えっ??」(真っ赤
所で何で、ごっちんといい、梨華ちゃんといい、なっちがお礼言うと真っ赤になって
鼻の当り押さえるんだろう?←(無意識の罪パート2)
- 118 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/04(日) 01:37
-
みんなが楽屋に向かった後の怪しげな二人の会話。
「こんな感じでよかったの?」(後藤)
「さすが後藤さんです。完璧です。」(紺野)
「でも、紺野もなっち狙ってるんでしょ?いいの後藤に加勢するみたいなことして。」
(後藤)
「ご心配なくです。全て計画通りですから。」(紺野)
それよりほら、そろそろ行かないと。みんなに安倍さんが獲られてしまいます。
「・・そうだね。みんなうち等のこと忘れ去ってたから。」(後藤)
二人は、楽屋に向かう。
ここまでで分かったことだが、紺野はかなりの策士のようである。
- 119 名前:月影 投稿日:2004/01/04(日) 01:39
-
更新終了です。
- 120 名前:月影 投稿日:2004/01/04(日) 01:49
- >>108 名無し読者様
いかがでしたでしょうか?予想されていた方が出てきましたか?
まぁ、大体予想通りの人が出てきたと思うんですけど(バレバレだった気が・・・
彼女にもこれからいっぱい活躍してもらうつもりなんでお楽しみに〜!!
- 121 名前:月影 投稿日:2004/01/04(日) 02:02
- >>109 3rdcl様
書き込みありがとうございます。
でも私、プレッシャーに弱いんです(今も胃がキリキリと
情けなさ過ぎですね(反省)けれどがんばって更新していきたいと思います。
もしへこたれそうになったら、なっちの出ている番組を見て励みにします。
なんか書いてて収拾着かなくなってきましたから、この辺で。
それではお互いにがんばっていきまっしょい!!
- 122 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/10(土) 00:02
- 珍しい設定で期待大!
おもしろいです。
続き、楽しみにしてます!
- 123 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:10
-
<第三者視点>
後藤と紺野の二人が追いつき、一同はモーニング娘の楽屋に到着。
われ先に入ろうとするメンバーの中で一番初めに入った矢口の叫びが
こだまする。
「何で裕ちゃんとカオリは楽屋にいるんだよ〜!!
矢口たち頑張ってたのに〜(怒)」
矢口の叫びで後ろにいたメンバーたちは一斉に首だけドアから楽屋を
覗き込む。
皆の顔に怒りが広がるが、二人は悪びれもせずに、
「え〜やん。アンタ等若いんやから。」
「そうそう。圭織たちは収録だけで力使い果たしたよ。
だからここで待ってました(ニッコリ)」
などと言って笑って誤魔化す。
- 124 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:12
- 「圭織・・私の方が歳上なんだけど・・・」
保田の場合、このメンバーの中では中澤の次に年長に当たるのだが他の
メンバーと共に元気になつみを追っかけ回していたのだ。
「まあまあ、圭ちゃんがまだまだ若いって事でいいじゃない。
気にしない、気にしない。」
「そそ、そんなことよりなっちは何処に居るん?」
「ここにいるべ。裕ちゃん」
入り口で押し潰されかかっていたなつみが何とか這い出して来た。
「苦しかった〜。」
「なっち〜そりゃ大変だったな。こっち来て裕ちゃんとお話しよな?」
中澤はなつみの姿を見つけるとデレデレとオヤジ顔をして手招きをする。
「ちょっと裕子、なっちはウチ等で連れて来たんだから独り占めしないでよ。」
「「「そうだ(です)、そうだ(です)」」」
面と向かって抗議する矢口と、中澤が怖くて面と向かって抗議は出来ないので
矢口の後ろに隠れ矢口の意見に合意する残りのメンバー。
「しゃ〜ないな〜。アンタ等もこっち来。
なっちは一番裕ちゃんに近い場所に座るんやよ。」
矢口たちに対しては、とてつもなく嫌そうな顔をしていた中澤だが、
なつみには素晴らしいスマイルで自分の隣を叩いた。
「わかったべさ。」
なつみは中澤の隣に座った。
- 125 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:13
- 「だったら矢口はその隣。」
いち早く中澤とは反対のなつみの隣をゲットしようとした矢口だが、
「んぁっ、それはダメ!!なっちの隣は後藤のもの。」
後藤に首根っこを捕まれ、ポイッとほかられた。
突然のことにほかられた体勢で固まっていた矢口。だがすぐに復活し、
「ご〜と〜う〜!!
なっちの隣が後藤の物ってどういうことやねん!!」
と、言いながら後藤に掴み掛かる。
「矢口アンタいつから関西人になったん?」
思わず突っ込みを入れる中澤。
「それより矢口、先輩なのにポイ捨てされた方は怒らないの?」
先輩としては、そっちを注意するべきだと心から思う飯田。
矢口はそんなことお構いなしに後藤を睨み付ける。
- 126 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:15
- 「無駄よ、圭織。
あの子の頭の中にはなっちしかいないから。」
「そうだったね。
でも圭ちゃんそんなこと言ったら、ここにいる全員に当てはまるよね?」
「否定はしないわ。」
って言うか出来ないと思ってしまう保田。
彼女の頭の中も見事になつみ中心で回っているのだ。
「あの〜・・そろそろ止めるべきではないでしょうか?
このままだと話が前に進まないんですけど。」
「そやな。二人ともそこまで。
どっちが隣でもエエやろ?」
「ダメ!!なっちの隣は矢口の。」
「違うよ!!なっちの隣は後藤の。
だって、なっちとの約束があるんだもん。」
「約束って何だよ?そんなの聞いてないよ。」
「なっちを守るってさっき二人で(強調)約束したんだよ〜。
後藤はなっちのナイトなんで〜す。」
- 127 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:16
- ますます激化する二人の争い(低次元な)に残りのメンバーはため息が
出そうになる。
さすがに後藤のナイト発言には何人からか不満の声が上がりかけるが、
今の二人に何を言っても無駄そうである。むしろ巻き込まれて、
もっと酷い事になりそうである。
「しょうがない。ここは最後の手段に出るか。
ねっ、圭ちゃん。」
「そうだね。それしかないか。
それじゃ、やりますか?圭織。」
飯田と保田は顔を見合わせて頷きあう。
そしてある人に目線を送る。
「何や、その目は。
まっ・まさか・・・・」
- 128 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:17
- 「裕ちゃんは察しがイイね。
だったら自主的にしてくれると、こっちは助かるんだけど。」
「私も圭織も疲れるの嫌なんだよね。」
「いやや!!この場所は絶対譲らんからな。」
中澤はそう言うと、隣に座って事の成り行きをオロオロしながら見ていた
なつみの腕に自分の腕を絡めようとする。
「裕ちゃん!!このままだとなっちの話が一生始まんないんだよ。
それでいいの?」
「ここは裕ちゃんが大人になってあげないとね?
年齢的にはいい大人なんだからさ。」
「うう・・・年は関係ないで・・・・」
弱弱しく抗議してみたものの中澤はまだ喧嘩をしている二人を見て、
今度は自分を見つめる目の前の二人(+α)を見てため息を出す。
何事も諦めが肝心です。
- 129 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:18
- 「・しゃ〜ないな〜・・二人とも裕ちゃんが退くさかいに仲良く隣に座りなさい。
はぁ〜・・・なっち・ちょっと離れるけど我慢してな・・裕ちゃんも辛いんよ。」
中澤はなつみの隣からなつみの真正面に場所を変える。
ちゃっかりとなつみの顔が一番見える場所だったりする(笑
「ほらっ、二人とも裕ちゃんが退いてくれたから。
この話しはお終いね。」
保田が今度はどちら側に座るかをもめる前に、先手を打って矢口を中澤がいた
場所に行かせて、この席取り合戦を締めくくる。
それを見ていた残りのメンバーも各々席に着いた。
「それじゃ〜、なっち何が起きたか説明してや?」
中澤が場を取り仕切るようになつみに問いかける。
- 130 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:20
- 「説明って言われても・・・なっちどう言えばいいか分かんない。」
「なっちが好きなように言ってくれて構わんよ。
分からんとこがあったら、ウチが質問するから。」
なつみは少しの間俯いて考え込んでいたが顔を上げた。
「わかった。なっちの好きなように言わせて貰うべ。
まずは・・・・」
なつみは矢口のほうを向く。
「矢口、今日のなっちいつもと違うところないべか?
何でもいいから言ってみて。」
「う〜ん・・まず一つ目はカッコイイこと。
いつもはカッコイイって言うより可愛いって方が先行してるから。
今日なんてなっち女性のスタッフまで落としてたんだから。
しかも無意識で!!」
矢口は同意を求めるように辺りを見渡すと皆頷いていた。
- 131 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:22
- 「二つ目は幼く見えること。確かになっちって童顔だけどいつも以上だよ。
化粧じゃ誤魔化しているみたいだけど、矢口の目は誤魔化せないよ。」
なつみは自分では14,5歳だと思っていたが、矢口の意見を聞いて
自分はもっと幼いかもしれないと不安になってきた。
「後はね・・・「矢口ストップ!!」
「エ〜、何で止めるんだよ〜!!
矢口まだ言いたいこと沢山あるんですけど・・・」
「もうそれだけ言えば十分だべ。
・・・なっち・・それ以上聞きたくないべ。」
矢口は不服そうだったが、なつみがこれ以上言ったら泣き出しそうだったので
慌てて、
「確かに今日のなっちはいつもと違うけど、矢口はどんななっちでも好きだよ。」
と言ったが、後の祭りである。
「・・矢口フォローしなくていいべさ。」
案の定なつみにそう言われてしまった。
矢口は小さい体をさらに小さくして「違うもん。フォローじゃないもん。」
と呟いているが、誰も聞いてはくれないのである(笑
なつみ争奪戦は甘くないのだ。
- 132 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:23
- 「なっち話し続けてくれるか。」
「うん。じゃっ、ごっちんさっきなっちを抱き上げた時なんか感じなかった?」
今度は後藤の方を向く。
「んぁっ、え〜とね〜・・・・・
・・・あるにはあるんだけど・・・・・」
「何や。はっきりせん奴やな〜。
それになっちを抱き上げるなんて不届きな。」
そう言いながらも中澤は心の中では羨ましい〜!!と思っていた。
中澤の言葉なんて頭に入っていない後藤は困り顔でチラチラと
なつみの様子を伺う。
「ごっちん、はっきり言ってくれていいべさ。
多分当たってるから。」
「そのね・・いつもより・・・・・ごにょごにょ・・・」
段々と小さくなっていく後藤の声。
「「「いつもより!!
ごっちん(後藤、後藤さん)もっと大きな声で!!」」」
「だから・・いつもより胸が小さいんだって!!」
- 133 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:24
- 「「「はっ!?」」」
「って言うかむしろ無いんだよ!!」
「「「はぁ〜????」」」
皆して何言ってんだコイツって顔している。
「後藤、嘘付いてないもん。本当だもん。」
後藤があまりにも真剣な目をしていたため、もしかしたらという雰囲気が漂う。
「まさかな・・・・・ホンマに?」
「ホンマにです。」
後藤の言葉で今まで後藤に行っていた視線がなつみに向かう。
なつみと言ってもなつみの胸の方にであるが(笑
「・・・・・・・・言われてみたら・・」
「「「確かに。」」」
全員の意見が合う。胸にばかり注目されたなつみは、皆の視線
(怪しげな視線も多数)に悪寒が走り、とっさに胸を隠す。
「・・あまり見ないでほしいべ。」
- 134 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:25
- 中澤がハッと自分の表情がオヤジになっていることに気付き、咳払いをする。
「え〜と、なっち先程の後藤の言ってることは本当なんか?」
なつみは困った顔をして
「あっはっはっは・・・・は〜。」
誤魔化し笑いをしてしまう。
が、有無を言わさぬ視線の数々に笑いは引きつっていく。
最後には小さくなりながら
「はい。
・・無いです。」
と認めました。
一瞬の静寂の後
「「「えっえ〜〜〜!!??
なんで無いん(ですか、無いの)??マジに!!」」」
「何ででしょうね〜。なっちがわかったら苦労しないんだよ(ニッコリ)」
皆にジロジロ見られて、自分でもどうしてこうなったか分からないなつみは
ムカツキゲージが溜まっていく。(ちょっとだけ裏なっち)
- 135 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:27
- 「「「ごめんなさい。」」」(全員起立して敬礼)
「いいんだけどね。驚くのは当然だし・・・」
なつみは気を取り直す。
そこにチャーミーポーズで考え込んでいた石川が気になっていたことを
口にした。
「・・・・ちょっと待ってください。胸が無いのは分かりましたけど、
それだけでここまで安倍さんの雰囲気が変わるものなんですか?」
普段の石川はボケキャラだが、極稀に核心に突くような発言をして皆を驚かせる。
今の発言はまさにそれに当てはまった。そして、そういえばそうだな〜と
皆が疑問に思いだした。
なつみとしては誰かが当ててくれた方が嬉しいのだ。
しかし、答えが単純な程に人は難しいことを考えてしまい、真実を
見逃してしまうのだ。
- 136 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:28
- 「なっちオイラ分かんないよ。まだ他に何かあったの?
これだけでもすっごく驚いたのに。」
「ウチも降参。なんか今驚きすぎて頭働かんわ。
教えてくれんか?」
「よく考えれば簡単のことだべ。
・・・とてつもなくね・・・・。」
何で分かんないかな〜となつみは思う。
「わかったのれす!!」
大きな声にビックリして声のした方を見る。
そこには元気一杯に手を上げているののこと辻希美がいた。
- 137 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:29
- 「なちみ、のの分かったのれす!!
早く当てるのです。」
「はい、・・・のの。」
なつみは、まさかののが分かる訳ないと思っていたが、辻の勢いに押され
思わず当ててしまった。
「辻に分かる訳ないやろ。」
「そうだよ。矢口たちでも全然なのに。」
「そこウルサイのれす。
こんなとも分かんないのれすか?」
「のんちゃんは分かったんだよね。」
- 138 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:31
-
「はい、なちみは男の子になったのれす!!」
「・・・・・・・」
反応が出来ない皆さん。思考が追いついていないのだ。
しばしお待ちください。
なんとか初めに立ち直ったのは保田であった。
「辻さんつかぬ事聞くけど、今なんて言いましたの?」
平常心を保とうとしているが、辻に対して敬語を使うなど
明らかに動揺が見て取れる。
「だから、なちみは男の子になったって言ったのれす。」
「・・・・・男の子って性別の男のことですよね・・・?」
「当たり前なのれす!!何回言わせるのれすか!
男の子は男の子なのです。」
「・・・聞き間違えではないのね・・・。」
「圭ちゃん、矢口も同じ気持ちだけど間違えじゃないから。
それ以外に聞こえないから。」
信じられない一同。
- 139 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/10(土) 01:32
-
「・・・でっ・でも・・・合ってるとは限らないですよ。」
またしても石川の発言で、そう言われてみたらそうかもと思ったメンバーたちは、
いっせいなつみに注目した。
重々しい雰囲気の中、なつみは口を開いた。
「のの・・・・正解だべ。」
- 140 名前:月影 投稿日:2004/01/10(土) 01:35
-
更新終わり・・・。
月影的には大量更新です。
- 141 名前:月影 投稿日:2004/01/10(土) 01:44
- >>122 名無飼育様
おもしろいって言われて、舞い上がり中です。(帰ってこれないかも・・
これからも頑張っていきますんで、続き期待してください。
(はっ!!自分で自分にプレッシャーをかけてしまった!!
- 142 名前:月影 投稿日:2004/01/10(土) 01:45
-
隠しで〜す。
- 143 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/16(金) 00:05
- みんながどういう反応をするのか、とても楽しみです。
なっちがこれからどういう風になっていくのか、まだまだ楽しみでなりません。
- 144 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/16(金) 01:53
- <安倍なつみ視点>
誰か当ててくれないかな~って期待してたけど・・・。
まさかののに当てられるなんて思ってなくてビックリしちゃった。
で、気付いたらみんなに注目されてて、何も頭の中に思い浮かばないし。
だから、
「のの・・・・正解だべ。」(安倍)
って、唯それだけ言うだけで精一杯。
どうしよ〜!!もっと違う言い方するべきだったべさ〜!!
なっちのバカ〜!!!!!
後悔ばっかりしてみんなの顔が見れない。
だから下向いて自分の手をじっと見ていた。
思わず涙まで出てきそうになっちゃって困るよ。
したら下を向いてたなっちの肩を誰かが叩いたから思わず顔を上げたら、
すぐ近くにののの顔があった。
- 145 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/16(金) 01:54
- 「なちみ・・・チュッ!!
正解のごほうびれす(ハート)」(辻)
軽くホッペにキスをされて、ののはテヘヘって笑ってた。
なっちはののを見ながら、なっちが正解した訳じゃないですけどって
心の中でツッコンでいた。
したらののが
「なちみ足りなかったの?」(辻)
「・・へっ!?」(安倍)
「やっぱり足りなかったのれすね。
だったら・・・・・・」(辻)
ののがまた顔を近づけてきて、しかも今度の狙いはなっちの唇で・・・(汗
逃げようと思ったらがっちりと顔と体がホールドされていて・・・(滝汗
- 146 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/16(金) 01:58
- もうダメって思った時に、
「あ〜っ!?オイラのなっちに何やってんだ〜!!」(矢口)
「んあ〜!?後藤のなっちに〜!!」(後藤)
「ウチのなっちや!辻何やっとんねん!!」(中澤)
って、その他にもなっちは自分の物って発言して、
みんなでののを取り押さえてた。
「なっちは物だべか?」(安倍)
なっちのツッコミにも反応なし。
人間って悲しいね。(石川さん風に
「ごほうびなのれす。
もっとするのれす。」(辻)
「え〜い!!暴れるでない。」(矢口)
「イテッ!・・いい加減お縄にお付き。」(保田)
みんなに押さえ付けられてるのに暴れ続けるのの。
ののを必死に押さえるみんな。
- 147 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/16(金) 02:00
- あ〜、みんなさんなっちの存在忘れてないですか・・・
「みんな、なっちの発言はどうなったの?
なっち・・お・男に・・なっちゃったんだよ。」(安倍)
「ハッ!?そういえばそのことを話してたんやな。」(中澤)
「あまりに衝撃的だったから、そのことに対して現実逃避してたわ。」(保田)
「現実逃避って・・・なっち・・みんなが黙ってたから・・・
すっごく不安なんだべよ・・・・。」(安倍)
みんなしてなっちの重大告白忘れたなんてー。ひど過ぎるべさ。
そう思ったら堪えていた涙がまた出そうになった。
- 148 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/16(金) 02:01
- 「あっあ〜、なっち泣かんといてや〜。」(中澤)
「オイラ達なっちが男の子になったの気にしてないからねっ。」(矢口)
「そうですよ。安倍さんは安倍さんなんですから。」(石川)
慌てた様にそう言ってくれたけど、まだいっぱい不安だったから、
「本当に?・・なっちの子のイヤにならない??」(安倍)
って、聞いてみた。
「んぁっ、なる訳ないよ。ネッみんな?」(後藤)
「「「そう(です)、そう(です)。」」」(全員)
ごっちんの言葉に頷いてる様子を見たら、嘘じゃないってことが分かった。
したら不安が安堵に変わって、嬉しくて涙が出ちゃった。少しだけね。
こんな風になっちゃったなっちを優しく(?)受け入れてくれたから、
感謝の気持ちを伝えたくなって。
- 149 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/01/16(金) 02:02
- だからなっちが今出来る最大級の笑顔で、
「みんな、ありがとだべ。(上級天使笑顔)」(安倍)
したらみんな顔を真っ赤かにして固まっちゃった。
なんでだろう?(無意識の罪←ここまで着たら犯罪です。
「なっち!!」(中澤)
大声で裕ちゃんが叫んだから、ビックリしてどもりながら。
「なっなんだべさ?」(安倍)
「さっ作戦タイム〜!!
全員集合!!」(中澤)
裕ちゃんはそれだけ言うと、なっち以外を隅っこに集める。
なっちは集合しちゃダメなの?
って言うか作戦タイムってなんだべさ〜???
(以上、安倍の心の叫びでした。)
- 150 名前:月影 投稿日:2004/01/16(金) 02:03
- 更新終了です。
- 151 名前:月影 投稿日:2004/01/16(金) 02:12
- >>143 名無飼育様
以上が大まかですが、変身してしまったなっち王子へのメンバー全員の反応です。
これからもっと細かくメンバー個々の反応を書くつもりです。
(予定ですが、かなり危ないことを考えるメンバーも多数・・・・。)
- 152 名前:月影 投稿日:2004/01/16(金) 02:18
- 次回はモーニング娘と中澤さん、後藤さんで、
世にも怪しげな作戦タイムをお送りいたします。
お楽しみに〜。
- 153 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/16(金) 02:50
- いいなあ、モテなち!
なちヲタだから楽しい!
- 154 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/17(土) 16:40
- うわあー すっごく楽しい!続きがはやく読みたいです!個人的にはなっちと紺野のカラミかどんな感じになるか期待してます!がんばってください
- 155 名前:月影 投稿日:2004/01/26(月) 01:58
- 今回は、なっちの卒業と言う事で本編とは、別の話を載せたいと思います。
でも内容は、全然卒業と関係ないものになってしまいました。(汗
- 156 名前:大好きな人 投稿日:2004/01/26(月) 01:59
-
「なっち・・・チュッ・・・」
真希はなつみの額にキスを落とすと、満足そうに微笑む。
そんな真希の行動に対してなつみは一瞬の内に顔を真っ赤にしてしまう。
「ごっちん何するべさ!?」
そう言うだけで精一杯になり、真っ赤になってしまった顔を隠そうと下を向く。
「なっち、後藤たち付き合い始めて一年以上になるのに、
まだそういうことになれない?」
後藤ちょっと悲しいよ・・・・・。
- 157 名前:大好きな人 投稿日:2004/01/26(月) 02:01
-
真希の悲しそうな声を聞いたなつみは慌てながら、
「ごっちんにその・・・キッ・・・キス・とかしてもらうのは、
・・嬉しいん・・だけど、こういう風に不意打ちされると
・なっち焦っちゃって・・・・(真っ赤」
なつみの言葉に少し考えていた真希は、何かを思いついたようで、
ニッコリと微笑むと、
「そっか。じゃっ、これからはちゃんと言ってからやるね。」
と宣言する。
- 158 名前:大好きな人 投稿日:2004/01/26(月) 02:03
- いつもなら絶対ごねるであろうことなのに、真希があっさりと承諾してしまい、
戸惑った表情をするなつみ。
その笑顔と宣言にも引っかかるものを感じてしまう。
「・・・・え〜と・・・ごっちん???」
思わず首を傾げてしまう。
真希は急に、なつみに顔を寄せると、
「なっち・・(ニッコリ)・・・キスするよ。しかもディープな(ハート」
- 159 名前:大好きな人 投稿日:2004/01/26(月) 02:05
-
「エッ・・・・・ごっち・・んんっ・・・・・あ・・・ん・・・」
何も抵抗できなかったなつみは、真希の熱烈なキスをもろに受けてしまう。
「・・・・だぁ・・・・・め・・・・・・はぁん・・・・・」
言葉をつむごうとしても、真希の舌の動きによってうまく出来ずにいる。
いや、むしろもはや抵抗する気も起きずに、為されるがままになりつつある。
すると真希はなつみの腰に手を回し、強く抱きしめる。
- 160 名前:大好きな人 投稿日:2004/01/26(月) 02:07
- その瞬間なつみ自身気付いてなかったが、なつみの体は押し寄せる快楽によって
立っているのも限界になっていたらしく、見事に真希の回された腕に
倒れるようにしてもたれ掛かる。
それから更に真希はなつみの唇を堪能し、最後にもう一押ししてから放した。
「・・・うっんん・・・・はあ・・・・はぁはぁ・・・・・」
真っ赤になり、荒い息のまま呆然とした顔をしているなつみに一言、
「今度は言ってからやったんだからOKでしょ。」
最高に気持ちよかったよ〜なっち(は〜と
と言って、なつみを見つめる。
- 161 名前:大好きな人 投稿日:2004/01/26(月) 02:09
- だが真希の言葉を聞いても何の反応しないなつみ。
それに対して、「あっちゃ〜。遣り過ぎたかな。」なんて思い始めた頃、
何とか復活したであろうなつみが俯きながら小さな声で。
「・・・っちん・・・・か・・・」
「えっ!?・・何???」
なつみの言葉が、うまく聞き取れず真希は聞き直した。
- 162 名前:大好きな人 投稿日:2004/01/26(月) 02:11
- 俯いていたなつみは、勢い良く顔を上げ、こん身の力を込めて
「・・・ごっちんの・・・・すぅ〜(思いっきり息を吸う)・・ばか〜〜〜〜!!!!」
怒りまくっているなつみに対して、だがこの時の真希には違うことしか頭になかった。
そう、なつみの真っ赤になって怒った顔、そして涙が溜まって潤んだ瞳にしか。
「・・・なっち・・可愛い・・可愛すぎ。」
反省の色を一切見せない真希。そんな後藤に対して不満一杯のなつみ。
「ごっちん、なっちの話し聞いてる?なっち本気で怒ってるんだよ!!」
なつみの言葉は、もはや聞こえていない真希はなつみを抱き上げてしまう。
- 163 名前:大好きな人 投稿日:2004/01/26(月) 02:12
- そして耳元で、
「後藤・・もはや我慢の限界です。」
なっちごめんなさい。
抱き上げられた腕の中でなつみは暴れながら
「ごっちんのばか!!あほ!!・・・・」
と、自分の知っている限りの暴言を並べ立てる。
だが今の真希にはまったく効かない。いや寧ろ煽るだけの結果であった。
「なっち、言いたいことはベットで聞くからね。」
あっ、でも話す気力が残ってたらだけどね。後藤がんばっちゃうから(ニッコリ
- 164 名前:大好きな人 投稿日:2004/01/26(月) 02:13
- その言葉で別の危機に気付いたなつみは焦って、
「・・・っ!?放すべさ!!ごっちん放してだべさ!!」
だが、もはや後の祭りである。物の見事に真希によって寝室に
連行されるなつみなのであった。
全てが終わった後、なつみが真希に抗議出来たかは、誰にも判らないのであった。
ちゃんちゃん。
- 165 名前:大好きな人 投稿日:2004/01/26(月) 02:15
-
〜おまけ〜
「・・・・・何でこうなるべさ・・・・。」
なっち・・・もう・ダメ〜・・・。
「大丈夫。しゃべる気力があるなら問題ナッシング。」
さぁ〜、第二ラウンド行ってみよ〜!!
「・・イッ・イヤ〜〜〜〜!!!!!」
・・・・許して〜〜〜・・(必死の叫び
- 166 名前:月影 投稿日:2004/01/26(月) 02:22
- 本当に卒業と関係なさ過ぎでごめんなさい。
でもどうしても甘いのが、書きたかったんです。
月影自身も、ここまで甘いものは書いたことありませんでしたので、
未知の世界でした。
- 167 名前:月影 投稿日:2004/01/26(月) 02:28
- 書いてて思ったことは、やっぱり“なちごま”は最高です!!
でも、他の人との絡みも書きたい(決してうっ浮気では・・・
候補も決まってます。実際に書いちゃってある人も中にはいるとかいないとか・・。
- 168 名前:月影 投稿日:2004/01/26(月) 02:36
- これから、王子様とお姫様たちもこんな感じにあま〜くなっていく予定です。
これを読んでくれている方は、“大好きな人”のような甘さは、お気に召してくれるかな?
心配です。
もちろんコメディーも含んで行きますんでヨロシクです。
- 169 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/31(土) 08:11
- 甘甘、大好物であります!
鈍感ななっち萌え〜。
- 170 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/03(火) 10:36
- ochi
- 171 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/03(火) 18:01
-
<作戦タイム>
「あっ・・あの笑顔って・・・(鼻を押さえながら)鼻血が・・・」(保田)
「・そやな(後頭部を叩きながら)・・反則やな・・・・・。」(中澤)
「反則なんて生易しい物じゃないですよ。」(石川)
「「そうれす(そや)。」」(辻、加護)
「あんな笑顔されたらカオ狼になっちゃうよ。」(飯田)
「アタシなってました。」(吉澤)
「美貴も。」(藤本)
- 172 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/03(火) 18:02
-
「んあっ!?なっちは後藤が守るよ。」(後藤)
「って言うか、後藤さんが一番に襲い掛かろうとしていましたよ。」(高橋)
「私がマコッちゃんに後藤さんを押さえてって言わなかったら確実にですね。」(紺野)
「んぁっ!・・・そういえば腰の辺りが重かったような・・・?」(後藤)
「・・(グッタリしながら)死ぬかと思った。・・・後藤さん力強過ぎ・・。」(小川)
- 173 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/03(火) 18:03
-
「・紺野もしかして・・・?」(矢口)
「(ニッコリ)完璧です。」(紺野)
[やっぱり小川を盾に・・・(怯)](全員)
「まぁ、そんなことより今は安倍さんのことです。」(紺野)
「さらりと流したな。」(中澤)
「あさみちゃん・・ヒドイ・・」(小川)
「マコっちゃん、我慢、我慢。」(新垣)
- 174 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/03(火) 18:05
-
「小川には、悪いけど先に話しを進めるで。」(中澤)
「・・・・・・お構いなく(のの字を床に書きながら)・・・・・・・」(小川)
「では、今からなっちが男の子になっちゃった事を話し合おうと思う。」(中澤)
「はいっ!!(手を上げて)」(矢口)
「なんや?矢口。」(中澤)
「具体的に何話し合うんだよ?」(矢口)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(中澤)
「考えてないのかよっ!!」(矢口)
「ハア〜、取り合えずなっちの事がここにいる人の他にばれない様にする事。その為に私達がなっちのフォローするって所ね。」(保田)
「さっすが圭ちゃん。」(飯田)
「裕ちゃんとはえらい違いだね。」(矢口)
「そっそんなことあらへん。裕ちゃんもそれを言おうと思うたんや。」(中澤)
- 175 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/03(火) 18:07
-
「中澤さんダメですね。」(石川)
「なんやと(怒)!!・・・・・・・・(肩を叩かれる)・・・・ん?」(中澤)
「・・・・・・(同族を見る眼差し)・・・・・・・」(小川)
「・・・・・イヤや・・・・・・・・オマエと一緒にされるんわ。」(中澤)
「今の立場的(やられキャラ)には、裕ちゃんも小川と一緒だよ。」(矢口)
「こうしてみると結構二人って似てるよね?」(保田)
「んあ。」(後藤)
「そうですね。そっくりです。」(藤本)
- 176 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/03(火) 18:09
-
「・・・・・・・(諦めましょうと首を横に振る)・・・・・・・」(小川)
「・・・・・・・・(小川と同じく床にのの字を書きながら)ウチなんて・・・・・・ウチなんて・・・・・・」(中澤)
「あ〜あ。裕ちゃんまでいじけちゃったね。」(矢口)
「やられキャラの宿命です。」(紺野)
「紺野、身もふたもないわね。」(保田)
「同情は彼女達の為になりませんから。」(紺野)
- 177 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/03(火) 18:11
-
「それなら紺野がいじめるのをやめ・・・・「矢口!!」(矢口、保田)
「なんだよ圭ちゃん。」(矢口)
「(ある方向を見ながら)ん。」(保田)
「だから何言(その方向を見て)・・・・・・・・イエ、何デモアリマセン。」(矢口)
「(極上の笑みで矢口を見て)どうしたんですか?矢口さん。」(紺野)
「本当ニ何デモナインデス。」(矢口)
「そうですか。残念です。」(紺野)
[・・・・・・・・何が残念なんだ・・・・・・・・](全員)
「(・・・・こっ怖かったよ〜。・・・・・なんか紺野の後ろに黒い影が見え・・・・・・きっ気のせいだよね。・・・・・はっはっは〜・・・・)」(矢口)
- 178 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/03(火) 18:11
-
「(冷や汗ダラダラな矢口を見て)矢口行きてる?」(保田)
「・・・・なっなんとかね・・・・・」(矢口)
- 179 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/03(火) 18:12
-
「ああ〜〜〜〜!!!!!」(中澤)
「「「「なに(ですか)!!!???」」」」(全員)
「なっちの正体を隠す前に、もっと重要なことがあったの思い出したで。」(中澤)
「なんか他にあったっけ?」(保田)
「これがあるんやな。それはな・・・。」(中澤)
「「「「それは!!」」」」(全員)
- 180 名前:月影 投稿日:2004/02/03(火) 18:19
- お久しぶりの更新でした。
今回は主役のなっちが出てきませんでしたね(汗
次回は、きっと出てくると思います・・・・・がっがんばるぞ〜!!
- 181 名前:月影 投稿日:2004/02/03(火) 18:32
- >>153 名無飼育さま
なちヲタですか。・・・・・・・・友ですね(ニヤリ
>>154 名無飼育様
なっちと紺野さんのカラミについては、きっとなっちが体張るんでしょうね。
・・・・・・いろんな意味で(笑
- 182 名前:月影 投稿日:2004/02/03(火) 18:40
- >>169 名無飼育さま
甘甘大好物と言ってもらえると嬉しいで〜す!!
>>170 名無飼育さま
おっ落とさないで〜。
- 183 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/15(日) 22:14
- お待ちしてますよー!
ドキドキ
- 184 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/16(月) 17:10
-
<作戦タイムの続き>
『アイドル三原則や!!!!!!!』(ビッシとポーズをとる中澤)
・・・・・
「「「「はっ???????」」」」(全員)
「つまり今のなっちは精神的には女、でも肉体的には男ってことやろ。」(中澤)
「・・・・ま〜そうことになるわね。」(保田)
「ってことは、ウチ等の色気に欲情したなっちが襲い掛かってくるかもしれないやろ。(かなり嬉しいけど)・・・でもそれはアイドル三原則のその2の違反するのや!!」(力説の中澤)
- 185 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/16(月) 17:11
-
・・・・・・・・・
(お子様達の反応)
「アイドル三原則のその2って何?」(高橋)
「いや、その前にアイドル三原則ってのは?」(小川)
「アイドルの典型的な例は松浦さんですけど。」(紺野)
「じゃ〜それを守るとあややになれるってことなのれすね!!」(辻)
「「「無理無理!!あれは天性のもの。」」」(お子様全員)
・・・・・・・・
(お姉さまたち(+1名)の反応)
「そっか・・・今のなっちは男なんだから・・・・・・」(矢口)
「女の私達に欲情することも可能なのよね。」(保田)
「上手くいけば・・・・」(石川、後藤、吉澤、藤本、紺野)
「「「ヒッヒッヒ〜。」」」(お姉様全員)
- 186 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/16(月) 17:11
-
「そこの良からぬことを考えている奴ら、アンタ等の思い通りにはさせへんで!!」(中澤)
「「「ええ〜〜〜〜!!!」」」(ブーイングお姉様ズ)
「圭織思うの。今のみんなの邪念に満ちた顔もアイドル三原則の、その1『常に笑顔』に違反してるって。」(飯田)
「えっ!?かおりは知ってるの?アイドル三原則。」(矢口)
「ウチはかおりに教えた覚えないで。」(中澤)
「今聞いたの。」(飯田)
「誰に?」(嫌な予感がする保田)
「そこいる人(電波)に。」(何もない所を指差す飯田)
「・・・・・・・・・・・・(ガクガクブルブル)」(怯える全員)
- 187 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/16(月) 17:12
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・・・・・・・・
「コホン!!(咳払い)まぁ〜圭織の交信は今に始まったことでもないしな。」(なんとか立ち直った中澤)
「そっそうですよね。」(まだちょっと引きずっている石川)
「じゃっ・・じゃ〜・・・問題のその2ってなんだよ?」(矢口)
「『男の匂いをさせない。』や!!」(またビッシとポーズをとる中澤)
「はっ??」(矢口)
「アイドルたる者、男にうつつを抜かしているようじゃあかん。ってことやな。」(中澤)
「あ〜なるほどね。」(保田)
「そういうことやから、なっちに色仕掛けにするのは禁止!!破った奴はオシオキや。」(中澤)
「「「「う〜・・・・」」」」(不服そうなお姉様ズ)
「返事は!!」(中澤)
「「「「・・・・は〜い。」」」」(渋々なお姉様ズ(+1名))
- 188 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/16(月) 17:13
-
「・・・あの1と2は分かりましたけど、その3って言うのは?」(ふと疑問に思う石川)
「あっ、美貴も聞きたい。」(興味津々の藤本)
「んあっ。」(同じく後藤)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・おいおい教えたるわ。」(目を逸らす中澤)
[おいおい(これから)考えるんだな](全員)
- 189 名前:王子様とお姫様たち 投稿日:2004/02/16(月) 17:15
-
「・・・・でも圭織思うんだけど・・・・・」(飯田)
「何を?」(保田)
「多分これ三原則すぐ破られると。」(飯田)
「どうして。」(保田)
「裕ちゃんを見てれば分かるよ。」(意味深な笑みの飯田)
「??」(保田)
- 190 名前:月影 投稿日:2004/02/16(月) 17:22
- 更新終了です。
またまたなっちが出てない!!(ガーン)
でっでも次の更新では出てきます。
なんたってこのお話しの主役ですから!!(最近乗っ取られ掛けていますが・・・)
- 191 名前:月影 投稿日:2004/02/16(月) 17:25
- >>183 名無飼育さま
お待たせしてスイマセン。
がんばって更新します。・・・たぶん・・・・・・・はっはっはっは〜。(ヤケクソ気味)
- 192 名前:月影 投稿日:2004/02/16(月) 17:31
- 次回予告
圭織が言った言葉の意味とは!!
中澤が身に何が!?
・・・そして主人公は本当に出てくるのか?(笑
隠し〜〜〜♪
- 193 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/16(月) 18:57
- なっちぃー!早く!
- 194 名前:月影 投稿日:2004/02/23(月) 18:16
- 本当に申し訳ないのですが「王子様とお姫様たち」が更新出来なくなりました。
理由は、この「王子様とお姫様たち」の全てのデータ(書き溜めてあった文章、今後のネタ)が保存してあったフロッピーが紛失してしまったからです。
ここ何日か復元しようとしたのですが、自分的に納得出来る物になりませんでした。全てはフロッピー一枚にしか保存していなかった私の不注意でした。
かなり凹んで、泣きたいです。
「王子様とお姫様たち」を見て下さっていた方、レスして下さった方、本当にごめんなさい。
今後のことですが、森板の短編は今リクされているものが書き終わるまで続けていきますが、長編につきましては「王子様とお姫様たち」の復元には期間を置き(今の自分には納得する物が書けないので)、新作を書くか、いっその事ホームページでも作ろうかなとも考えています。もし見掛けたら温かく見守ってくださると嬉しいです。
このスレも2〜3日中には削除依頼に出します。(放置にしないのは、いつ復活できるか分かりませんし、復活した際は新しいスレを立てようと思っているからです。)
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