イジワルな神様
- 1 名前:ブイ 投稿日:2003/12/16(火) 12:14
-
イジワルな神様が 耳元でささやく。
――あなたも相手も・・・ 結び合える訳が無いのよ――
やめて・・・。
いやだ・・・。
言わないで・・・・・・・。
- 2 名前:ブイ 投稿日:2003/12/16(火) 12:16
- 初めまして。 ブイと申します。
えっと、文章を作るのは苦手ですが、読んでいただけると幸いです。
気軽に更新していくのでよろしくお願いします。
- 3 名前:ブイ 投稿日:2003/12/20(土) 09:59
-
「あの〜 矢口さん・・・」
今日もダンスレッスンを終え、スタジオを後にしようと 廊下を歩いていた矢口に、
後ろから声がかかった。
「ん?」
そのゆっくりな言葉の方を振り向くと、ふっくらとしたホッペの持ち主が立っていた。
「紺野。 なに どうしたの?」
「・・・あ、あの矢口さん、 えっと この後何か 用事入ってますか?」
「え? 用事? ・・別に・・入ってないけど。」
矢口がそういうと 紺野はちょっと慌てたように 言った。
「あっあのっ・・ なら 私とどっか行きませんかっ?」
- 4 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/21(日) 23:16
- 続ける気ある?
話もよく分からないし、正直スレの無駄遣いのような気がするんですけど。
- 5 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/22(月) 05:01
- >>4
まぁまぁ、まだはじまったばかりだし。
ただ、もう少しストック作るなりして
まとめて更新した方がいいかなぁ…とは思います。
- 6 名前:ブイ 投稿日:2004/01/31(土) 20:52
- 放棄します
- 7 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/09(月) 01:36
- のっとり
- 8 名前:_ 投稿日:2004/02/09(月) 01:36
- ねぇ、ワガママなんか言わないよ。
あたしだけを見ててほしいなんて言わない。
あなたの隣に立ってたいなんて言わない。
だからさ、後ろからでいいからさ、見ててもいいでしょ?
あなたのこと、ずっと見ててもいいでしょ?
好きでいていいでしょ?
- 9 名前:_ 投稿日:2004/02/09(月) 01:37
- 藤本美貴は屋上の手すりに寄りかかって、空を見ていた。
青。吸い込まれそう。無限に続いてる。
冷たい風が美貴の髪を撫でた。
「藤本センパーイ」
1学年下の吉澤ひとみが、美貴の側にかけよってきた。
後輩であり、幼馴染であるひとみ。
美貴の想い人。
「何、それ」
美貴はひとみの顔を見ない。
- 10 名前:_ 投稿日:2004/02/09(月) 01:38
- 「ん?コレ?」
ひとみは右腕を持ち上げた。
その手にはビニール袋。
売店で何か買ってきたのだろう。
「じゃなくて、センパイって」
美貴はふてくされたように言う。
しかし、相手には気付かれないように。
少しの感情を含んで。
ひとみは不思議そうな表情を浮かべると、ふわっと微笑んだ。
- 11 名前:_ 投稿日:2004/02/09(月) 01:38
- 「ベイベーって呼んでほしいのかい?それとも子猫ちゃ〜ん?」
「…バーカ」
「真ん中行こーよ、ミキティ。そっからだと、先生に見つかるよ」
ひとみは向かいの校舎からは見えない位置に移動すると、
ドカッと腰を下ろした。そして袋の中に入っている物を広げだす。
美貴はひとみの隣に座った。
はい、と焼肉むすびを美貴に渡す。
「てかさ、よっちゃん、授業サボって大丈夫なの?」
焼肉むすびを頬張りながら話す美貴。
「OK牧場、OK牧場」
ひとみはゆでたまごを丸ごと一個口に放り込む。
- 12 名前:_ 投稿日:2004/02/09(月) 01:39
- 「1年のころから中澤先生に目ぇつけられたら大変だよ」
「もうつけられてるから大丈夫だYO」
「いやいや、大丈夫じゃないし」
ひとみはケラケラ笑う。
「でも、ミキティも人のこと言えないじゃん」
「えー、そうかな?」
「うん。現に、今ここにいるし」
――まぁ、そうなんだけどね。
でも、それはあなたに会えるから。
ここに来れば、あなたとお話が出来るから。
だから、ここにいるんだよ。
- 13 名前:_ 投稿日:2004/02/09(月) 01:40
- ひとみはさっきから携帯のディスプレイを気にしている。
ポケットにしまっては、取り出して何かを確認する。
そしてポケットにしまう。また取り出す。確認する。
それの繰り返しだった。
それだけで、その行動だけで美貴は分かった。
「梨華ちゃん来るの?」
美貴はボーっとしながらたずねた。
ひとみは一瞬「え?」という表情をすると、少しはにかんで笑った。
「うん。授業終わったら来るんだって」
梨華ちゃん。石川梨華。同じ学年の子。
ひとみの一番の親友であり、ひとみの想い人である。
- 14 名前:_ 投稿日:2004/02/09(月) 01:42
- 「じゃあ、美貴はこれでお邪魔しよっかな」
「え?もうちょっといれば?」
残り少ない焼肉むすびを口に詰め込む。
そして制服をはらうと、立ち上がった。
「いや、いい。おむすびアリガトね、よっちゃん」
「このくらいお安いごようだよ、ベイベー」
「はいはい。そいじゃーね」
美貴は手をヒラヒラさせてドアを開けた。
振り返らずに中へ入る。
バタン、と静かに閉めるとそこに寄りかかった。
「…バーカ」
美貴が食べていた焼肉むすびは、途中からはとても冷えている
ように感じて、美味しくはなかった。
- 15 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/13(金) 18:15
- おもしろそうですね、続き期待
- 16 名前:名無しさん 投稿日:2004/03/02(火) 18:24
- 保全
- 17 名前:名無し 投稿日:2004/05/10(月) 23:48
- 保
- 18 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/20(火) 09:29
- 放棄ですか?
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