[下宿]とっとこmikitty

1 名前:MOMO 投稿日:2003/12/24(水) 00:22
はじめまして。MOMOと申します。
このたびはちゃめちゃパロディを書かせていただきますので
よろしくお願いします。
2 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 00:28
お母さん、お父さん....。

えりは今、両手に大きな荷物をかかえてある建物の前に建っている。

えりはがんばります.....。
3 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 00:36
建物の玄関前にはなぜか木の板に毛筆で「下宿 とっとこmikitty」とかかれていた。
しかも達筆。まるで空手か何かの道場のごとく、その文字は私のことを威圧している。
そして両親の言葉が蘇ってくる。
「えりも高校生だし、女は強くなくてはいけない。だから家を離れなさい」
「大丈夫。えりも安心して暮らせる下宿を見つけといたから。」
「女の子だけで、安全。明るく楽しい下宿らしいわよ。」
「もう契約はしといたから、急に離れるのは寂しいが、、、ってとりあえずいってこーーーい。」
4 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 00:46
そういわれ、荷物をかかえさせられ家を追い出された。
最初は始めての一人暮らしにドキドキした。様々な想像もした。
きれいでおしゃれな建物。やさしい管理人さん。明るい下宿人。おいしいごはん。
なのに、最初から想像とはかけ離れたものだった。
木造の一軒屋、二階建て。しかもボロイ。そしてこの道場を思わせる看板。
出鼻をくじかれた思いがした。だが、
「大丈夫。ボロは着てても心は錦。きっとすごい由緒正しい下宿なのよ。」
と、むりやりポジティブに考えた。
そして、「わたし。負けない。」と一言。
気合を入れて、玄関をあけたのである。
5 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 00:56
「ごめんくださーーーい。」
玄関を勢いよく開けて、元気よく大声で叫んだ。

しーーーーーーーーん。

まるで図書館のような静けさ。
「誰もいない?」だがそんなわけは無い。
靴は何足かある。そして、もう2時だ。しかも今日は日曜だ。
だれもいないわけが無い。そこで、次はもっと大きな声で。
「ごめんくださーーーーーーーーーーーい。」といった。

しーーーーーーーーん。ガタッ。
真横の「mikitty」とかかれた部屋からかすかに音がした。
6 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 01:13
バーーーーーン。
そして真横のドアが勢いよく開き
「うるさいわねー。一度言えばわかるわよぉぉぉ。」
とボサボサの髪をした女性が一人不機嫌そうな顔をして出てきた。
「あんたねー。今日日曜日よ。に・ち・よ・う・び。わかる?ホリディよ。
なのに何?何なの?暗そう性格の顔して、大きい声でさけんでさー。」
ひどい.....。えりは普通にそう思った。確かに言われる。暗そうって。
でもそんな初対面の人に言われたくはないよ。
「で?なに。どうしたの?新聞の勧誘?ならいらないわよ。ってか美貴
寝てたんだからさぁ。起こさないでくれる?」
えりはこの時点で描いていた第2のイメージ。「やさしい管理人さん」と
言うものが静かに崩れていくのを感じた。そう、きっと今ここにいる、ボサボサ
の髪の私を見るなり暗いと言って、大きな荷物を抱えてるのに新聞の勧誘と間違
えたこの危険度5の女が「管理人」なのだ。
7 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 01:25
明らかに敵意むき出しの目線で私をにらみつけて腰が引けてしまった。
でも強い女になるの。私負けない。
勇気を振り絞って危険度5の凶悪管理人に言った。
「あのぉ〜。新聞の勧誘ではなくて、今日からここに下宿させてもらうものなんですけど。」
言った。言えたよぉ。一人で言えた。お父さん。お母さん。えりはま
た一つ強くなりました。
「あぁ。亀井ね。そういえば今日だっけ?まぁいいや。入れば?」
危険度5の凶悪管理人はめんどくさそうな顔をして、自分の部屋に入
っていった。
なに?この対応。普通もっと歓迎してくれるんじゃないの?ようこそ
とかさぁ。入ればって....。
複雑な気持ちだが、とりあえず靴を脱ぎ管理人の部屋にはいった。
8 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 01:37
「座って。散らかってるけど。」
管理人はそういったけど明らかに座るところなんて見当たらない。
てか汚い。それになに?この赤いろうそく。ろうそくって白くない
普通。それになんで縄があるの?しかも荒縄。
とりあえず、軽くものをどけてテーブルを挟んで管理人と対面に座
った。管理人はよく見ると、きれいな顔をしていた。きりっとして
いて。簡単にいうと男前?
「あっ。初めに言っとくけど。あたしがここの管理人の藤本美貴ね。
とりあえずよろしく。」
とりあえずって....。まぁいいや。
「亀井です。亀井絵里と言います。今日からよろしくお願いします。」
とりあえず、返しは礼儀なので自己紹介をっておぉぉい。藤本さん、テレビ
みて笑ってるし。聞いてないし。
9 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 01:46
「あのぉ。」
不安になったので声をかけてみると、思い出したかのように
藤本さんはこっちを見て。
「あぁ。ごめんごめん。えみちゃん。とりあえずさぁ。この紙にさぁ
サインとハンコしといて。まぁ誓約書みたいなものだから。」
といって藤本さんは白い紙を取り出した。
誓約書?なにこれ。下宿とはこんなものを書くんだ。ってか絵里だし名前。
「お父さんとお母さんにはもう契約書にサインとハンコはもらってるから
あとはえみちゃんが誓約書にサインしてくれれば、晴れてこの「とっとこ
mikitty」の住人だから。」
だから絵里だし。心の中で2回ツッコミをいれて私は誓約書に目を通した。
10 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 01:54
誓約書
とっとこmikittyの住人として私は以下のことを守り。破った場合はどんな
罰ゲームも気合と愛情と反省の気持ちで乗り切りたいと思います。

1.美貴は食事を作るのがめんどーだから、みんなで当番制で食事を作ってね。(朝、夜だよ。あと美貴の分もね)

2.北海道を馬鹿にしてほしくないべ。なっちてきには。

3.カオリが交信してるときは携帯の使用禁止。

4.美貴タンには求愛しちゃだめ〜〜〜。

5.おいらのことちびっていうなぁ。
11 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 02:00
6.チャーミーに挨拶するときは「ハッピー」と「グッチャー」で(振り付けは挨拶にきたら教えるね。)

7.食堂のベーグルは食うな。

8.ってゆうかぁ。今日も不況とかじゃましてやったし〜〜。

9.福井弁を覚えてほしいやよ〜〜。

10.アントニオい○きの真似は私とチャーミーだけ。
12 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 02:07
11.んぁ〜〜。

12.あいぼんとのの主催のイベントには出て欲しいれす。

以上のことは絶対守ります。あとは部屋を改造しようが帰りが遅くなろうが
自由らしいので絶対守ります。

お父さん。お母さん。あなたたちはこれを読まなかったのですか?

13 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 02:18
とりあえず、ツッコミたいとこだらけだった。
藤本さん。いや危険度5の凶悪管理人..ごはんつくらないんですか?
2..絵里は北海道にまだ行ったことありません。
3..交信ってなに?
4..求愛って。こんな怖い人にはしないから。
5..おいらって..
6..この地球上こんな挨拶するのはあなただけじゃない?
7..ベーグルってなに?
8..むしろいいことじゃないの?
9..ほしいやよ〜〜って何語?
10..絵里には恥ずかしくてできません。
11..名に言ってるの?
12..イベントってなに?
ってかこれ誓約書?なんか寄せ書きみたい。というか意味がわからない・
しかも。罰ゲームってなに?
これ以上考えても疑問が増えるだけ。帰ろう。えり。お家にかえる。
弱い子でいい。というか、ここはおかしいです。お父さん、お母さん。
弱い絵里をお許しください。今あなたたちのもとへ帰ります。
14 名前:第一話 絵里の憂鬱 投稿日:2003/12/24(水) 02:27
意を決して、誓約書を藤本さんにつき返した。
「こんな意味がわからない誓約書にサインなんて....ってえ〜〜〜〜。」
なんで藤本さんの手に絵里のハンコ?かばん勝手に空いてるし。ってか名前書いてるし。
だからえみじゃなくて絵里ですよ〜〜。あれ〜?あっハンコ押しちゃった。
これで成立....っておい!そして藤本さんの一言。
「おめでとう。これでえみちゃんも「とっとこmikitty」の家族ね。」
にやりと笑っていいました。
お父さん。お母さん。えみは...じゃなくて絵里は憂鬱です。
気が遠くなってきました。絵里は春から高校生ですよね。言い忘
れてましたが。もうどうでもいいですよね。ハハハ。
15 名前:MOMO 投稿日:2003/12/24(水) 02:29
すいません。構成とかめちゃくちゃで。
よかったら意見や感想をお願いします。
順次交信、、、じゃなくて更新しますので、今後もよろしくお願いします。
16 名前:名無しマン 投稿日:2003/12/24(水) 02:30
ここで終らしたほうがいい!
17 名前:名無しマン 投稿日:2003/12/24(水) 02:31
ごめんなさい。(リアルタイムだったんで。(泣)
18 名前:名無しさん 投稿日:2003/12/24(水) 09:17
すごい楽しそうです! がんばってください。
19 名前:MOMO 投稿日:2003/12/24(水) 22:12
レスありがとうございます。
このような駄文でオチもグダグダなモノを見てくれて感謝です。
名無しマンさん>厳しい意見ありがとうございます。もうすこしだけネタがあるんで
        それでだめだったら一喝してください。
18さん>ありがとうございます。とりあえず行き当たりばったりのものを呼んでく
     れてありがとうごあいます。
今日もこれから更新します。厳しくてもいいので感想意見をお願いします。
20 名前:第2話 絵里sレポート01(102の紺野さん) 投稿日:2003/12/24(水) 23:18
そのあとのことは覚えてません。ただ気が付いたら絵里は部屋の真ん中
に座っていて、ひざの上には白い書置きが残されていました。

えみちゃんへ
なんか魂が抜けていたみたいなのでとりあえず部屋まで運んだから。
荷物は部屋の隅に置いといたよ。あっ!ちなみにこの部屋は(103)
美貴の部屋は(101)なのでなんかあったら来ればいいんじゃない?
あと、部屋の前に(ももの絵の札)が付いてるときはダメだから。
ぜったい開けないで。ていうか来ないで。あけたらおしおき。
あとこの部屋の鍵はここの住人の誰かに預けたから。
えみちゃんがんばってさがしてね!

P.S 紙袋に入ってた(東京バ○ナ)いっぱいあったからもらってあげたよ。
   なんかベタベタでツッコむ気になれなかったから。ハハハ
   今度部屋に来るときは別な菓子折りもってくること。
21 名前:第2話 絵里sレポート01(102の紺野さん) 投稿日:2003/12/24(水) 23:30
あっそうなんだぁ。へぇ〜。っておい。鍵誰かに預けたってなに?
おかしくない?あの人おかしい。

一人でぶつくさ言いながら絵里は部屋の隅にある荷物のもとへいった。

ホントだ東京バ○ナ持ってかれてる。しかも2個も。せっかく挨拶周りで
配ろうと10個買ってったのに。それよりこの部屋すごーい。

そう(とっとこmikitty)の部屋は見た目のボロさと裏腹に
お風呂とトイレは別れていて、家具もそろっている。ベッド、
タンス、机、それにPCとTVまで。

22 名前:第2話 絵里sレポート01(102の紺野さん) 投稿日:2003/12/24(水) 23:45
絵里は荷物整理を後回しにして、おみやげ(東京バ○ナ)の入った
袋を持って部屋をでた。

そうよ、きっとこれは藤本さんがみんなと交流するチャンスを与えてくれた
にちがいないわ。絵里、人見知りだけどがんばります。だって明るい子にみ
えるようにいっつも笑顔の練習してるし。

絵里はにこっと微笑んだ。

うんばっちり。今日もいい感じよ。

両隣から行くことにした。まずは右側。(102)
その下には木の立派な表札に達筆で「紺野」と書かれていた。
23 名前:MOMO 投稿日:2003/12/24(水) 23:53
すいません。今日はここまでです。ちょっとにつまってしまったので、
もう一度整理して、後日更新します。ほんとにすいません。
おじゃまるしぇ編。こうごきたい。
それではよいクリスマスを。
24 名前:名無しさん 投稿日:2003/12/26(金) 13:47
ミキティーおもろいですね。亀井ちゃんのキャラも新鮮なかんじ
期待してます
25 名前:第2話 絵里sレポート01(102の紺野さん) 投稿日:2003/12/27(土) 00:13
こんこん。
「おじゃましまぁ〜す。」
勇気を出して部屋のドアをあけた。
そこにいたのは休日なのに制服。
金髪。
携帯片手にしゃべってる女の子がいた。
「てゆ〜か。今日もイラクのテロじゃましてやったし。大企業の経営破たんも
邪魔してやったし。私ってほんと邪魔が好きってゆ〜か。」
なに?この人おかしいんじゃないの?
この時点で絵里の危険人物データに危険度3が表示された。
「こんにちわ〜。」
勇気と絵里スマイルを武器に接触を試みた。ニコっつ。
その女の子が携帯を切りこっちをみてこう言った。
「あんただれ?ってゆうかなんかうざいんだけど。」
あなたこそだれ?それにこの絵里スマイルをいきなりうざいだなんてひどい。
絵里はしょっぱなにしてすっかり自信を無くしてしまった。
26 名前:第2話 絵里sレポート01(102の紺野さん) 投稿日:2003/12/27(土) 00:26
「あのぉ〜。今日からここでお世話になる、亀井絵里です。」
すっかりしょぼんだ絵里はペコリと頭を下げた。
「ど〜も。おじゃま〜るしぇ。紺野で〜す。よろ〜。」
紺野さんは携帯を耳の横でフリフリした。
意味がわからない。そもそもおじゃまーるしぇっていわれても...。
「ってゆ〜か。なんか用?あたしいそがし〜んだけどぉ。」
いやいやどう見ても暇そうだし、でも紺野さん危険だから渡すもの渡して
さっさと次いこう。
「あっ。あのぉ。今日はあいさつ回りに来まして。これお近づきのしるしにどうぞ。」
絵里はそういうと紙袋から東京バ○ナを取り出し渡した。
「うっそぉ。まじで?あたし食べ物にはめがないってゆ〜か。」
いやいや。ってゆ〜かなんなんですか?とツッコミそうになったけど、危険回避優先さ
れてしまい。
「そっ。それでは失礼します。」
といって逃げるように部屋を出ようとしたその時
「ちょっと。えりちゃん。」
え?まだなんかあるんですか?と思い振り返ると
「よろ〜〜〜〜。」
といって笑顔で携帯を振る紺野さんがいた。
27 名前:第2話 絵里sレポート01(102の紺野さん) 投稿日:2003/12/27(土) 00:31
絵里sレポート1FILE1(102紺野さん)
危険度3
ギャル度10
いろんなものを邪魔する傾向がある。
携帯を振る癖がある。
ってゆ〜かが基本。
言葉遣いは悪い
食べ物に目が無い

お母さん。お父さん。次は、マトモな人に会えますよね。あと絵里の
スマイルはうざいですか?ここにきて絵里はまた少しだけ弱くなっち
ゃいました。でも、絵里負けません。
28 名前:MOMO 投稿日:2003/12/27(土) 00:36
以上。おじゃま〜る編でした。
おじゃま〜るはいまいちキャラがつかめず強引に終わらせましたので
自分の文才の無さに情けなくなる作品になりました。すいません。
24さん>ありがとうございます。いまいちよくまとまってなく
     おちもグダグダですが。がんばります。
次はいったい亀井さんはどの方に会うのか、明日までにうまくまとめ
なんとか次はいい作品にしたいと思うのでよろしくお願いします。

29 名前:名無しマン 投稿日:2003/12/27(土) 01:52
おもしろかった。また続編よろ〜〜〜。
30 名前:名も無き読者 投稿日:2003/12/27(土) 22:24
イイ。
…いや、失礼。こーゆー話大好きです(w
これからもついていくんで頑張って下さいね。
31 名前:名無しさん 投稿日:2003/12/28(日) 18:53
こうゆうノリ大好きです。
作者さんのペースでごゆるりと大切にお書きください。
32 名前:MOMO 投稿日:2003/12/28(日) 23:43
こんばんは。
これから少し更新します。
もう年末ですね。
33 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2003/12/28(日) 23:54
なんだったんだろう。紺野さんは。きっと時代に取り残されたのね。
可哀想に...。
絵里は「この部屋は危険」という張り紙を勝手に表札の下に張って満足そうな顔をした。
いったいどこで作ったのだろう?という疑問はおいといて。
次は大丈夫よね。次こそ飛びっきりの絵里スマイルで友達ゲットよ。
とまたニコッと笑い足早に104号室へ向かった。
34 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2003/12/29(月) 00:02
104号室のトビラには二つ表札があった。
一つは普通に「吉澤」と書かれていた。だがハートマークをはさんでおそろしい
までにどぎついピンク色の表札に「石川」と書かれた表札もあった。
なに?この不思議なコラボレーションは...。
絵里は数秒固まってしまった。
この部屋に入っていいものだろうか。またおかしい人じゃないわよね。
そう思い、得意の笑顔が引きつってしまったが、
大丈夫。苦あれば楽ありよ。
とよくわからないポジティブ精神を振りかざし、ドアをノックした。
35 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2003/12/29(月) 00:07
コンコン。
「ごめんくださぁ〜い。」
.....。何も音がしない。
コンコン
「ごめんくださ〜い。」
.....。だれもいないんだ。じゃあ次にいこう。
そう思って次にいこうとしたその時。
「どちらさまですかぁ〜。」
と少しドアが開き、中から明らかに黒い...いや暗い影を引きずった
女の人が出てきた。

36 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2003/12/29(月) 00:13
なに?おばけ?でも顔が黒いから人間よね。
「あのぉ。今日からここでお世話になる亀井絵里と申します。
今日はあいさつ周りできました。」
そして、絵里スマイル。ニコッ。よし。完璧きまった〜。
だが絵里の完璧もむなしく、
「どうぞ。おあがりください。」
とその人はドアを開けて中へ入っていった。
37 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2003/12/29(月) 00:28
何...。この部屋。
部屋の中はピンク一色だった。テーブルもピンク。椅子もピンク。
ベットもピンク。しまいにはハンガーまでピンク。いるだけで目が
チカチカしそうな部屋に通され絵里は圧倒された。
「あっ...。お茶でもどうぞ。」
出されたお茶のカップもピンク色だった。なのにアンバランスなま
でに黒い...いや暗いこの人。
「ハッピー...。チャーミー石川です...。」
胸で組んだ両手を前に広げて挨拶をした。だけど...暗い。
てかハッピーてなに?それにチャーミーって...。でもとりあえ
ず紙袋から東京バ○ナを取り出し、
「あの〜。これお近づきのしるしに。」
と差し出した。チャーミーさんはそれを受け取り一言、
「人間って...悲しいね。」
とつぶやき涙をこぼした。
38 名前:MOMO 投稿日:2003/12/29(月) 00:49
今日はここで終わりです。
続きは年末気合入れて書かせてもらいます。
名無しマンさん>レスありがとうございます。ご期待に沿えるようがんばらしていただきます。

名も無き読者さん>レスありがとうございます。見放されないように立派な作品にしていきたいと思います
         のでこれからもよろしくお願いします。

31さん>レスありがとうございます。気に入っていただけて幸いです。これからも読者さんの気持ちを大切
     にしてかいていくのでよろしくお願いします。

では石吉登場でこの先書いてる本人もわかりませんがこうご期待。
また、ご意見、ご感想もお待ちしております。

39 名前:ヨッスィのタマゴ 投稿日:2004/01/05(月) 04:17
おもしろすぎてお腹痛いです。がんばって下さい。
40 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/05(月) 11:10
激しく期待してますよ。
41 名前:MOMO 投稿日:2004/01/08(木) 16:32
お久しぶりです。忙しくて更新できませんでしたが、
今日から行かしてもらいます。
42 名前:MOMO 投稿日:2004/01/08(木) 17:22
夜中更新するのでよろしくお願いします。
レスありがとうございます。
ヨッスィのタマゴさん>おもしろくて恐縮です。これからもがんばります。

名無飼育さん>これからも期待にそえるようにがんばります。

43 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2004/01/08(木) 23:24
え〜。チャーミーさん。泣かないでくださいよ。絵里どうしたらいいの?
ほら。絵里スマイルで元気だして。ニコッ。ほらどう?これで元気になって。

「ひんへんっへ..。。ひぐっ。えぐっ。ふぁなひいへ。」

え〜。効果ゼロ。しかもひどくなってるよぉ。うぅ〜〜。なんか悲しくなって
きたよぉ〜。ひくっ。ぐすっ。あぁ〜これがもらい泣きね。ほろり〜。ほろり〜。
また一つ勉強になったわ。お父さん。お母さん。

「ふぉんと。ひんへんっへ..。ぐすっ。ふぁなしいでふふぉへ〜。」

二人はこのあとピンクの部屋で散々泣き続けた。
涙が枯れてしまうまで泣き...。
ティッシュの箱が無くなるまで鼻をかみ続けたらしい。

44 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2004/01/08(木) 23:49
「あのね...。よっすぃ〜が5日前に出てったの..。」

私が最後の一枚のティッシュで鼻をかんでるときに、泣き止んだ
チャーミーさんが、また暗い口調で話し出した。

「ピンクって...。お好きですか?」

え?ピンク?う〜ん絵里は女の子だから嫌いじゃないなぁ。

「はい。一応女の子だから好きですよ。」
「ですよね...。だからよっすぃ〜が出かけてる間に
私5日前にいっきに部屋を全部ピンクにしたの。」

やっぱこの人おかしい...。少しずつならわかるけど、いっきにって
普通はしないよね。しかもこの完璧なまでのピンクになんてね。
45 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2004/01/09(金) 00:01
それは同居人も出てくわよね。帰ってきたら、許可無く部屋中ピンク
になってるんだもんね。

「そしたら...。よっすぃ〜ね。『梨華ちゃん。すげ〜。一人でや
ったの?マジかっけ〜』って言ってくれたの。すごい喜んでくれたの。」

え?喜んだの?おかしくない?怒るとこよね普通。

「でも。よっすぃ〜がベットを見た瞬間に急にね『お前みたいな詰めの
悪い女なんて嫌いじゃ〜!』っていってベーグル片手に出てったの。」

ベット?ベットってあれかな...。あのピンクのファーがいっぱい
ついたピンクのダブルベットのことかな。でも一人で寝るのにはでか
いよね。でも広いから快適だよね。でもここ二人住んでるのにベット
が一つしか無いじゃん。そっか!一人分のベットしかないから怒って
出て行ったのね。そうよ。きっとそう。さすが、トラブルシューター
絵里ね。将来は池袋西口を制覇よ!!!
46 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2004/01/09(金) 00:11
「もしかして〜。チャーミーさん。よっすぃ〜さんはきっとベットが
一つしかないことに怒って出て行ったのではないですか?」

ニコッ!解決のトレードマークは絵里スマイルよ。これで一件落着ね。
お父さん。お母さん。絵里は今日一人の人を救いましたわ。

「えっ!そうかなぁ。もしかしてよっすぃ〜私に飽きて...ブツブツ。」

チャーミーさんは我に返った顔をしてひとりでブツブツしゃべりだした。

「そうよね...。最近マンネリだったから...ブツブツ
もしかして外に新しい....ブツブツ。
でもせっかく美貴さんに頼んで入れてもらったベットが...ブツブツ。」

そしてようやく結論にたどり着いたのか、少し寂しそうな顔をして

「そうね。そうかも。私ベット買うわ。そしてよっすぃ〜と少し距離をおくわ。」

え?距離?何のことかしら。寝るときの距離が近かったの?
47 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2004/01/09(金) 00:22
ちょっとした疑問を抱えて考えていたその時だった。

バタン!

大きな音がしてドアが開いた。そこにはショートカットで金髪のスカジャン
にメッシュキャップというボーイッシュで、チャーミーさんとは違い、雪の
ように白い肌をした女の子がいた。

「梨華ちゃん!」
「よっすぃ〜!」

二人はお互い駆け寄り、玄関で熱い抱擁をした。

「バカ。よっすぃ〜。ほんとどこいってたの心配したんだからね。」
「ごめんね。梨華ちゃん。急に怒ってでてっちゃって。でもねプレゼント
があるんだ。みなさん。ど〜ぞやっちゃってくださ〜い。」

というと、急に職人さんらしき人達がゾロゾロやってきて、あっという間に
ダブルベットを解体してしまった。そして次に新しい円形のピンクのベット
が担ぎ込まれそれもあっという間に組み立てていった。
ってみなさん絵里もいるんですよぉ〜。いったいなにがおこってるの?
とりあえず、よっすぃ〜さんに挨拶しなきゃ...。

48 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2004/01/09(金) 00:33
職人さんたちが仕事を終えてぞろぞろでてくと最後の一人がよっすぃ〜
さんに話しかけた。

「ちゃっす。一応終わりやした。機械のほうが調子悪かったらいつでも
いってください。それじゃ失礼しやっす!」

そういうと職人さんは部屋を出て行った、嵐のような出来事に完全に存在
をかき消されてた絵里は必死によっすぃ〜さんに渡す東京バ○ナを探してた。

「よっすぃ〜。これは?」

チャーミーさんは、よっすぃ〜さんに抱かれたままたずねた。

「あぁ。梨華ちゃん。部屋変えたときさ、全部ピンクですげ〜ムラムラ
してきたさ。だってホテルみたいじゃん。それで、ホテルといったら梨
華ちゃんと初めてのこと思いだすじゃん。あのちょっと怯えた瞳とか、
震えてた体とか。そしたら、思い出プレイしかないじゃん。でも、ベッ
トが回んなきゃ意味ね〜よ。だから『詰めが甘いんだよ』って思って気
がついたら、部屋を飛び出してたのさ。」

よっすぃ〜さんが話すたびにチャーミーさんの顔赤黒くなってる。
49 名前:第3話 104は愛の園? 投稿日:2004/01/09(金) 00:42
「それで、思い出の回転ベットが欲しくて、とりあえずミキ助のとこに
相談に行ったのね。そしたら『てめぇ〜んとこの黒いのが、昨日キショ
イアニメ声で、美貴のとこにピンクのファー付きダブルベット頼んだば
っかなんだよ』ってキレちゃってさ、でもさそのあと『でも、美貴隠れ
セレブだし。美貴のお願い聞いたら取り寄せてあげてもいいけどなぁ。
美貴とよしこの中だし。』っていったからさ。ちょっと南極まで、行って
んだよね。」

はぁ〜〜〜〜。南極?っておかしくない?てか5日で帰ってこれるの?
まぁこれはお話しだからって置いといて。

「でも。経費はミキ助持ちだから大丈夫だよ。」

ってニッコリ笑わなくてもさ。ってそこのチャーミーさん。笑顔見て
照れない照れない。また赤黒くなってますよ〜〜。
50 名前:MOMO 投稿日:2004/01/09(金) 00:50
あけましておめでとうございます。
本日更新しました。あいかわらず汚い文章ですが、
レスがあったりすると読んでもらえてる実感がわく
のでうれしいです。
感想。誹謗。中傷。なんでもうけつけてますので、レスしたください。
では、今年もよろしくお願いします。
次回
ついに吉澤登場。絵里無視の愛の世界が103を包むこむ。
空白の5日間の謎!
そして、がんばって書ければついにあの人があらわれるぞ〜!
51 名前:ヨッスィのタマゴ 投稿日:2004/01/09(金) 02:25
更新お疲れ様です。いや〜おもしろいですよ。あの人っていったい?
いいですねいしよし。やっぱ梨華ちゃんには弱いよっすぃ〜です。
個人的には、福井弁を覚えてほしいやよ〜と、んあ〜、の誓約書の人がどうなるか楽しみです。
52 名前:MOMO 投稿日:2004/01/18(日) 00:13
こんばんわ。更新します。
53 名前:第3話 104は愛の園 投稿日:2004/01/18(日) 00:27
「実はさ、ミキ助が『あやちゃんがね、ペンギンをかいたいって、いってるの〜。
正直最初はちょ〜うざかったんだけど、ほらぁ〜あれじゃん。美貴にとってあやち
ゃんは、すうぃ〜とらぶぅ〜あ〜なわけじゃん。だからさぁ、美貴ペンギン狩りに
行きたいんだけど、サイドビジネスが忙しくてさぁ〜無理なんだよね〜。』ってこ
とで、うちが行って来た訳さぁ。」

「もぉ〜よっすぃ〜素敵。チュっ!」

絵里は口をポカンと開けて聞いていた。
いや〜。素敵かなぁ?よ〜くかんがえよ〜。ってよく考えなくてもすごいおかしく
ないですか?というよりペンギンって密輸になるんじゃないですか?しかも、東京
のど真ん中で飼ったら早死にしちゃうんじゃ...。

「でもよっすぃ〜?税関でつかまらなかったの?」

ありがとう。よくそこを突っ込んでくれた。えらいよチャーミーさん!

「うん。大丈夫。最初はさ。やばかったけどミキ助が税関で渡してって
言われた袋渡したら、税関の人が『かっけ〜。すげ〜リアルのペンギンロボット
だぜ〜。』っていって通してくれたんだよね。あの袋、すごく分厚かったなぁ。
透けてたなぁ〜諭吉が!」

え?買収ですか?っていったいこのぼろアパートの管理人のどこにそんなお金あるんですか?
54 名前:第3話 104は愛の園 投稿日:2004/01/18(日) 00:39
絵里がそんなことを考えているうちに、よっすぃ〜さんはチャーミーさんを
お姫様抱っこした。

「え?なに?よっすぃ〜。」

「梨華ちゃん。5日も離れ離れで寂しかったよ。こんなベットの前じゃ
我慢できないよ〜。」

とゆっくり絵里の前を通り過ぎてベットまでチャーミーさんを輸送。
よっすぃ〜さんはその間に「えへっ。ぐふふ。」なんて言ってるし。
もしも〜し。お二人さん何を始めるんですか?ってゆうか絵里のこと
忘れてませんか〜。しかもさっきから完全放置?

チャーミーさんをベットに寝かせてその上によっすぃ〜さんが覆いかぶさる。

「始まりの回転ベットで、新しい思い出作ろうぜスウィートハニ〜。
今夜は寝かせないぜ!。」

「やだっ。よっすぃ〜のえっち。......いいよきてっ。」

チャーミーさんがゆっくり目を閉じる。よっすぃ〜さんは唇にふれる。
あぁここはみだらな摩天楼。さっきまで重かった空気が部屋のように
ピンク!ピンク!ピンク!もういっちょピンク!
絵里の危機回避ランプ点灯。脱出せよ。はやく脱出せよ。浅間山荘。じゃ
なくて「103」。
55 名前:第3話 104は愛の園 投稿日:2004/01/18(日) 00:42
絵里は「東京ば○な」入り紙袋をとり、
「しっ。しっ。失礼しました〜」
っとぺこりと一礼し部屋を飛び出した。
ただ、部屋を出る際に

「あぁ〜よっすぃ〜。このベットすごい回転率!」

っというチャーミーさんのセクシーボイスは聞かなかったことにしたのは
言うまでも無い。

56 名前:第3話 104は愛の園 投稿日:2004/01/18(日) 00:48
絵里は飛び出した部屋のドアにまたまたどこで作ったのか、紙をとりだし
表札の下にセロテープで貼り付けた。

『R−18。成人指定』

貼り付けたあと、ほっと安心したように一息。そして、
この部屋は、教育上よくないわ。PTAがみたらそく職員会議よ。
しかもまだお昼だし。どうぞ、寝ないでがんばってください。
とちょっぴり怒り気味に思い、次の部屋への挨拶に向かった。
そして最後に
最近、絵里キャラくずれてないかしら....。と思った。
57 名前:第4話 眠り姫の部屋の前の格闘 投稿日:2004/01/18(日) 00:59
その部屋は1階右の一番奥(105)。
(104)から食堂を挟んで隣側。
ドアには「ゴトー」と書かれた表札。
その下には張り紙。

「んぁ〜。ノック3回して出てこなかったらねてるよ〜」

その裏にもう一枚。

58 名前:第4話 眠り姫の部屋の前の格闘 投稿日:2004/01/18(日) 01:10
「ごっちん取り扱い説明書。

ごっちんはデリケートなので、細心の注意をはらってください。

1.無理に起こさないこと。
  昼間はほとんど寝てます。夜行性なので、緊急以外は寝かせてあげましょう。

2.昼間用事の際起こすときは、完全武装するか、紺野さんを呼びましょう
  急に起こされて半寝状態のごっちんは、睡眠の邪魔をするものをすべて敵とみなします。
  過去に、セールスマンや家庭訪問中の教師、そして、なにもしらなかったよしこが病院送
  りになってます。ので、全身防護服を着ることをおすすめします。寝起きのごっちんはボ
  ブサップ、もしくは冬眠開けの熊並みに凶暴です。防護服レンタルは美貴まで。なお美貴
  がいない際は、熊殺しの異名を持つ空手黒帯紺野さん同伴をしてください。両方無い場合
  は諦めるか、命がけで。

3.ノックは必ず3回まで。
  4回目のノックでも獣が目覚めます。

4.獣が目覚めたら。
  美貴、もしくは紺野さんに備え付けの電話で連絡を。いない場合は
  XX-XXXX-XXXX
  まで連絡。自衛隊もしくはSWATが来ます。

以上のことを守ってください。あなたの命にかかわります。
                              美貴」
59 名前:第4話 眠り姫の部屋の前の格闘 投稿日:2004/01/18(日) 01:14
やめよう。夜にしよう。そうしよう。それ以外に無い。

絵里は部屋の前から立ち去った。
そうだ、一応防護服を見せてもらおう。とへんな好奇心から、絵里は
玄関近くの管理人室に向かった。

その時だった。玄関のドアがあいた。

「み〜〜〜〜き〜〜〜〜た〜〜〜〜〜ん。」
60 名前:第4話 眠り姫の部屋の前の格闘 投稿日:2004/01/18(日) 01:20
そこには、かわいらしい女の子。笑顔のかわいい女の子。
今時はやりの女の子。お尻に小さな女の子ってちが〜う。
でもキューティーって言葉がよく似合う女の子。
その子と目が合った。
時間にして30秒。お互いを見詰め合ってた。
こっちを見ないでハニ〜。

ハッ!自己紹介。と絵里が思い
「はじめまして。かっ...亀井絵里ともうし...」
と言い終わろうとした瞬間そのハニ〜は

「愛人?愛人じゃない?」

っと聞いてきた。その目はもうハニ〜じゃない。デビルマンレディ。

「愛人?愛人じゃない?」

61 名前:第4話 眠り姫の部屋の前の格闘 投稿日:2004/01/18(日) 01:26
「え?え?え〜とっ...。」

何を言ってるの?ハニ〜。っと考えてるうちに

「答えられないの?やっぱ愛人じゃん。もんどうむよ〜。」

ハニ〜は靴もぬがずダッシュでこっちに向かってくる。
ズダダダダダダダ!
そして宙に待った。

「ぴ〜〜〜〜〜〜ち!フラッシュ!」

「え〜〜〜〜〜〜っ!」

見事ヒット!絵里のおなかにドロップキック!そして絵里はふっとんだ。
最後に
「やっぱ。○ューティ〜ハニ〜だ。」
といい、意識が飛んでいく。
薄れていく意識の中で、

「みぎたんのぶぁ〜〜〜〜〜〜か〜〜〜〜〜〜。くらえ〜〜〜〜〜。」

という声が聞こえる。
62 名前:第4話 眠り姫の部屋の前の格闘 投稿日:2004/01/18(日) 01:38
迎えの部屋のドアが開いた。中から出てきたのはアゴのしゃくれて少女(男装)
と目のクリンとした女の子(女装?)。

「なんか大きな音がしたけどなんなんだぁ〜」

「ってかまこっちゃん。女の子やよ〜。女の子が倒れてるやよ〜。

「ほんとだ、大丈夫ですか?」

しゃくれは倒れてる女の子に近寄りゆすってみる。
完全に気を失ってる。そして周りに散らばる「東京ば○な」

「これは危ないかもしれんのー。部屋まで運んであげようかのー。」

「でも愛ちゃん。今は大事な部隊稽古中だよ。」

愛と呼ばれた女の子は考え込んだ。舞台稽古と人助け。

「でもやっぱ、人助けやよ〜。芸は身を助けるってゆうからのー。」

「いや。愛ちゃん使い道間違ってるし。まぁいいや愛ちゃんが言うなら
運ぼうか。」

気絶した絵里は貴族のかっこをしたしゃくれと訛りに部屋まで運ばれた。

扉が閉まった。そこには(109)高橋、小川の表札。
そしてその下には、「宝塚部。下宿部屋」と書かれていた。
63 名前:MOMO 投稿日:2004/01/18(日) 01:47
更新おわりです。
間違えた。103と104。最悪です。すいません。
久々に更新しました。読者さんマイペース過ぎてすいません。

51 :ヨッスィのタマゴ さん。
毎回レスありがとうございます。一応今回「んぁ〜」と「やよ〜」
が出てきました。ただ福井弁が難しくて。苦難です。レスが力にな
ります。これからもよろしくおねがいします。

さぁ次回更新はテスト開けになるかもしれないけど、
なぞの2人組みに拉致監禁。恐怖「宝塚部」絵里は
この地獄から抜け出せるのか。生きるか死ぬか恐怖
の逃亡劇はないのでお楽しみに。

あいかわらず、感想受け付けてます。
レスがあるとうれしいので、良かったらどんどん書いてください。
なんでもいいです。では。
64 名前:名無しマン 投稿日:2004/01/18(日) 02:16
ちょっといろいろひきます。(ごめんなさい)
65 名前:ヨッスィのタマゴ 投稿日:2004/01/18(日) 02:42
僕は好きですよ。バラエティー色が強い作品は。ラブラブで絵理ちゃんを無視ないしよしがよかったです。やっぱり美貴たんに求愛してたのはあややでしたか。
これであとは辻加護ですか。最初は1人部屋かと思いましたが、いしよし、おがたかは相部屋なんですね。
まあいしよしは同棲、もしくは夫婦ですが。
でも亀井さんに目をつけたとこがすごいですね。他に適任は考えられないです。次回のおがたかは宝塚という設定がどうなるか楽しみです。
66 名前:名も無き読者 投稿日:2004/01/18(日) 11:28
乙です。
取り扱い説明書に笑わしてもらいましたw
ミキティの通帳の中が気になる今日この頃。。。
次回も楽しみに待ってまつ。
67 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/18(日) 16:43
おもしろいですよ。
亀さんのドタバタぶりがナイスな感じっすねぇ〜!
68 名前:新潟ライス 投稿日:2004/01/19(月) 20:20
楽しすぎます。
亀チャンに最近ハマり気味なのでちゃいこうです。

ごっちん取り扱い書やピンクルームに宝塚愛の部屋?とか続きが楽しみッス。
更新まってるっす。
ノノ^ー^ゞ 変ですこの下宿所
69 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/22(木) 17:44
はじめから一気に読んで、いきなりはまりました♪
ブックマークにも登録しちゃってます。

本当におもしろいですよー。
更新待ってます。応援してますね。
70 名前:MOMO 投稿日:2004/01/22(木) 19:43
MOMOです。
一瞬だけヒマができたので、見にきたらこんなにレスがあってうれしいです。
一応次回更新予定は来週の火曜日深夜になります。
せっかくのレスに返事もできずにすいません。
レスの返事も更新もまとめて火曜日になります。
これからも応援よろしくお願いします。
71 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/23(金) 19:56
取扱説明書で、一瞬こんごまを期待してしまいました…。

更新お待ちしてます。
72 名前:MOMO 投稿日:2004/01/27(火) 17:04
こんばんわ。更新します。
73 名前:第5話 男?女?コーラスライン? 投稿日:2004/01/27(火) 17:15
絵里.......。

......絵里......。

誰?誰が呼んでるの?てかここはどこ?白くてフワフワしてて気持ちいい。

絵里.....。

......私よ.....。

誰?...お母さん?お母さんなの?

絵里......えに.....。

え?えに?私は絵里だよ!というか誰?誰が呼んでるの?

えに....えむぃ......。

えみちゃん....。

白い空間から角の生えた管理人藤本さん!

「ぎゃあっ!悪魔ぁ。!」

ゴツン!私は叫んで飛び起きたと同時におでこに強い痛みが走った。
74 名前:第5話 男?女?コーラスライン? 投稿日:2004/01/27(火) 17:24
「いたい...。痛いやよ〜。ひどいやよ〜。」

目が覚めたら私の目の前に貴族(女)の格好をした女の子がいた。女の子はおで
こを手で抑えながら、あまりに痛かったのか床を転げまわっている。

「うぅぅ。痛い〜。まことぉ。この子凶暴やよ〜。恩を仇でかえしただよ〜。」

というかここはどこ?絵里は確か「ごとー」さんの部屋の前にいて、それで
キューティー○ニーだ。そうだキューティー○ニーに○ニーフラッシュをく
らって、それから...。

「うわぁ。愛ちゃん大丈夫かい。おでこがはれちゃってるよ。」

その声に反応して振り返るともう一人、貴族(男)のかっこうをしたしゃ
くれた女の子が濡れたタオルをもってこっちへきた。
75 名前:第5話 男?女?コーラスライン? 投稿日:2004/01/27(火) 17:33
「うぅぅ。この子しかも、うちの顔見て悪魔っていっただよ〜。オラウー
タンは言われたことかもしれんけど悪魔はひどいの〜。」

おでこを抑えながら愛ちゃんと言われてた女の子は絵里のほうをクリッと
した大きな目で睨み付けた。

「愛ちゃん。そんな怒っちゃだめだよ。きっと愛ちゃんがあまりにきれい
だからびっくりしたんだよぉ。」

貴族(男)は冷静にフォローをいれて愛ちゃんを慰めた。

「そうかの〜。そんなこといわれるとてれるやよ〜。この子すごい良い
こやの〜。」

なんてポジティブな愛ちゃんだろう。見る見るうちに機嫌が良くなりニ
コニコ笑い出した。
76 名前:第5話 男?女?コーラスライン? 投稿日:2004/01/27(火) 17:39
というか感心してる場合じゃないや。なんで絵里がここにいるのでしょうか。
そして、なんで貴族がここにいるの?もしかして、○ニーフラッシュで過去へ
飛ばされちゃったのかも...。どうしよう。まだあいさつ回りも終わってな
いのに。

そんなことを考えてわけがわからなくなってオロオロしている絵里を見て貴族
(男)がニコニコしながら

「そういえば。起きたんだね。大丈夫?廊下に倒れてたからさ、愛ちゃん心配
して、部屋まで運んだんだけど、目が覚めてよかったよ。ほんとに。」

といって、

「あっ。そうだお腹すいてるでしょ。」

と言い残し、部屋を出て行った。
77 名前:第5話 男?女?コーラスライン? 投稿日:2004/01/27(火) 17:50
そうかぁ。やっぱり絵里倒れてたんだぁ。それよりこの人たち絵里を
運んでくれたんだぁ。と少し申し訳なく思い、

「そうだったんですか。お手数かけて申し訳ございません。」

とペコリと一礼をした。そしてとりあえず、自己紹介と現状を把握すべき
と思い、

「私、亀井絵里ともうします。実は平成という時代、つまり2004年の
日本から来たんですけど。ここはいつの時代で、どこの国なのでしょうか。」

と聞いてみた。
もう決めた、例えここが中世ヨーロッパでも、いつか平成の日本に帰れる
日を夢見て、絵里は力強く生きて見せるわ。お母さん。お父さん。しばら
く帰れないけど。信じて待っててね。時を越えて届けこの思い!!
78 名前:第5話 男?女?コーラスライン? 投稿日:2004/01/27(火) 18:04
質問された愛ちゃんは、またクリッとした目でビックリした感じで私を
見た。そうよね。未来から来た人っていきなり言われたらビックリする
わよね。でも絵里この出会いを大切にするわ。

「絵里ちゃん。もしかして頭強く打っておかしくなったのかのー。大丈
夫やろか。可哀想やよ〜。なんも心配しなくていいやよ〜。」

といって頭をなでなでしてくれた。そして、

「うちは、高橋愛というのよ。愛ちゃんでいいやよ〜。さっきいたの
がまこっちゃんやよ〜。趣味は見ての通り、タカラヅカやの〜。」

と言った。タカラヅカ?そうかきっとこの時代、貴族の間で流行った遊
びなんだわ。大丈夫。この人たちなら、きっと仲良くやって行けるわ。

「こちらこそ、ふつつかものですがよろしくお願いします。」
といい、絵里スマイルで答えた。
79 名前:MOMO 投稿日:2004/01/27(火) 18:22
少ないですが更新終了です。テスト終わってぐだぐだなので小説もぐだ
ぐだですいません。ほとんど次回への振りで終わりました。
レスありがとうございます。お返事書きます。

64 :名無しマンさん
ん〜。すいません本当にやっぱやりすぎたかなと反省してます。
これからはもう少し考えさせていただきます。

65 :ヨッスィのタマゴさん
毎回レスありがとうございます。亀井ちゃんに目をつけたのは私のなかで
一番正直まじめそうででも抜けてそうだと思ったからです。いしよしとあ
やみきはメジャー過ぎでしたね。こんなくだらない作品を毎回読んでいた
だいてありがとうございます。
ノノ*^ー^) >これからもよろしくお願いします。

66 :名も無き読者さん
メール欄での応援本当にありがとうございます。テストは微妙でした。
で今日の更新もほとんど微妙です。すいません。ミキティの秘密につい
ては、100スレ記念に特別編を考えてます。これからもよろしくおね
がいします。
人‘ο‘人>ね〜ね〜ミキたん。全部ばらしちゃうの?
ゝ ' v ' ノ>う〜ん。アホ作者のノリ次第だね。

80 名前:MOMO 投稿日:2004/01/27(火) 18:39
引き続きレスの返事です。

67 :名無飼育さん
ありがとうございます。亀井ちゃんのドタバタぶりいいですかぁ。ありが
たいです。これからもよろしくお願いします。
ノノ*^ー^)>でも絵里が一番まともだよね!

68 :新潟ライスさん
レス感謝です。亀ちゃんの立場には絶対なりたくないけど亀ちゃんはなぜ
かいじりたくなっちゃうんですよね。実はこの下宿まだまだ恐ろしい部屋
がある予定ですよでも変なんて言うと
ゝ ' v ' ノ>入居させちゃうわよ。
だそうです....。これからもよろしくお願いします。

69 :名無飼育さん
レスありがとうございます。いきなりブック登録ですか。すいません。
それなのに更新が遅いうえ少なくて。恥ずかしいです。これからもよろ
しくおねがいします。
川o・-・)>てゆ〜かぁ作者だらしなさすぎだし〜。

71 :名無飼育さん
レスありがとうございます。最初は未知のキャラごっちんがこれからど
うなるか、私も楽しみです。
(´ Д ` )>んぁ〜。ごとーもたのしみだよー。でも眠い。
これからもよろしくおねがいします。
81 名前:MOMO 投稿日:2004/01/27(火) 18:42
次回更新は木曜です。今回が振り編で次は落ち編になります。
今正直時間が無いけど、もう一つ書きたい小説があり悩んでます、内容は
これと違い完成していて、シリアス?っぽいやつです。
これに対しての意見もふくめて、相変わらずレス募集してます。
なんでもいいんでよろしくお願いします。
82 名前:ヨッスィのタマゴ 投稿日:2004/01/28(水) 03:48
絵理ちゃん大丈夫かな?あややの嫉妬ぶりが素敵です。
とりあえず、このあとは福井弁のレクチャーが始まるんでしょうか?楽しみにしてます。
83 名前:名も無き読者 投稿日:2004/01/30(金) 16:14
亀ちゃ〜ん(汗
彼女の決め付けぶりがサイコーですw
ミキティの秘密も楽しみにしてます。
作者さんの作品、シリアスも読みたい気がしますねぇ・・・
でもまぁあまり無理はせずに、マターリ待ってますから。。。
84 名前:予告編 投稿日:2004/02/16(月) 00:48


〜とっとこmikitty〜 other story
85 名前:予告編 投稿日:2004/02/16(月) 00:50

( `.∀´)<ここね。あの藤本美貴が住む場所は...。


それは、一人の雑誌記者の突撃取材から始まった....。


( `.∀´)<キリキリいくわよ!!


86 名前:予告編 投稿日:2004/02/16(月) 00:55

川VvV从<あの日私は....。

今語られる、「とっとこmikitty」誕生秘話!!

ノノ*^ー^)>というか絵里が主役なんですけど...。

川 ’−’川>というかうちの話終わってないやよー。

川o・-・)/>完璧に後回し...。完璧です。

87 名前:予告編 投稿日:2004/02/16(月) 01:00

川VvV从>こんな家捨ててやる〜〜〜!!

从‘ o‘从>まって!!ミキたん!!

ピンクと鬼の切ない恋物語...。

( ^▽^)>ピンクはピンクでも石川でないよ!

88 名前:予告編 投稿日:2004/02/16(月) 01:03

(0^〜^)>回転ベットが...。

川VvV从/□>はい。小切手。

下宿管理人の通帳の謎...。

ノノ*^ー^)>ってか主役は絵里だって!!

89 名前:予告編 投稿日:2004/02/16(月) 01:09

( ´ Д `)>んぁ〜。ミッキ〜〜。ミュヘン大橋封鎖できません。

川VvV从>ミスタ〜〜〜。あんだ〜〜〜そん。

从‘ o‘从>フォーーーロミーーー!!

すべてをすてた逃避行と、ごっちん(眠り姫)の繋がり!!




90 名前:予告編 投稿日:2004/02/16(月) 01:14

川VvV从>まぁギャラしだいだけどね...。

( `.∀´)>なんですって!!

すべてはギャラしだいで明かされる!!

从‘ o‘从>ミキたん。昔から金の亡者だね★

川VvV从>うっ...。痛い。

91 名前:予告編 投稿日:2004/02/16(月) 01:24

川VvV从>美貴の正体は...。

「とっとこmikitty」other story ミキティの口を封鎖せよ。またはラブリーの話は風化せよ!!

今週木曜ついに公開!!

川 ’−’川>うちの話は終わってないやよ〜!!

ノノ*^ー^)>だ・か・ら!!主役は絵里なんだって!!

川o・-・)/>第5話は全部すっ飛ばし...。完璧です。


どーーーーーん。


coming soon.

∬(´▽`)∬>おーーーっ。ホッホッホ。

貴婦人は高らかに笑う....。

92 名前:MOMO 投稿日:2004/02/16(月) 01:33
更新しました?ってわけでは無いですけど。書きました。
テストとゼミの合同発表会で忙しく更新できなくてすいませんでした。
当初のよてい通り100スレ記念企画をやろうかなと思い予告編を書きました。

レスありがとうございます。

82 :ヨッスィのタマゴ さん
毎回レスありがとうございます。更新できなくてすいませんでした。
確実に亀井ちゃんはキャラが壊れてますね...。もっと清純にした
かったですけど...。福井弁が難しく、ネタがなかなか....。
今後も、よろしくおねがいします。

83 :名も無き読者 さん
レスありがとうございます。もう一人の主役なのにほとんど出てこず
謎の多いミキティを今回少しだけやります。あと亀井ちゃんは、きっと
真っ直ぐな子なんですよ。

次回は特別編の更新をします。第5話はそのあと更新になります。

こんごも応援よろしくお願いします。

アスキーアートつかってすいませんでした....。


93 名前:ヨッスィのタマゴ 投稿日:2004/02/19(木) 03:27
とりあえず本編はお休みですね。絵理ちゃんの頭は現実に戻れるんでしょうか?
まだ1期のお姉さん、やぐっち、辻加護と楽しみがたくさんあります。
言いにくいですが、今の時代は回転ベッドはないです。僕も実物は見たことないです。
でも、あのいしよしなら回転したほうがらしさがでますね。

では、次回もがっばてくらさい。
94 名前:とっとこ「mikitty」特別編@突然の訪問者miss.ヤスダ 投稿日:2004/02/19(木) 11:22

「まさかこんなところに住んでいるとはね....。」

その女はあるアパートの前に建っていた。
仕立ての良い黒のスーツに、キアヌ○ーブスを思わせるサングラス。
表札には「とっとこmikitty」。
その女は釣りあがった目でアパートを睨みつける。

「やっとみつけたわ..。藤本美貴。」

その女はカバンをチェックする。

台本。
ボイスレコーダー。
デジタルカメラ。
そして、ある企業のことが書かれた莫大の資料。

いったいその女は何をしにきたんだ。
その女はカバンのふたを閉める。

「さぁ。キリキリいくわよ!!」

玄関のドアを開く。
一瞬だけスーツの胸の辺りにぶら下がる社員証明書が光った。

[k.ヤスダ]

95 名前:とっとこ「mikitty」特別編@突然の訪問者miss.ヤスダ 投稿日:2004/02/19(木) 12:31

その日、悪魔とか鬼とか呼ばれる管理人の機嫌は最悪だった。
ついてないのだ、とことんついてないのだ。
それは、尋常ではないほどに。
朝、新聞を取りに行こうとしたらピンクチラシでふさがれていたところから始まる。
朝ごはんは、当番のチャーミーが作り忘れて自分で作る羽目になってしまうし、
クリーニングにだしたシャツは頼んでも無いのにバリバリにノリづけされていた。
さらには、家賃を徴収する際、間違えて後藤の部屋の扉を4回ノックしてしまったこと。
覚醒した後藤にフライングバルセロナアタックを喰らいそうになり、
ガードでふせごうとしたら、実は、イズナドロップで、つかまれたところをギリギリで
紺野ちゃんに昇龍拳で助けてもらうという危機一髪な目にあってしまった。
そして、今、お昼に出前をした親子丼のねぎをひたすら抜いている。

「あのやろぉ...。ねぎはねぎでも普通たまねぎだろ〜がぁ。」

と、まぁとにかく機嫌が悪いのである。

96 名前:とっとこ「mikitty」特別編@突然の訪問者miss.ヤスダ 投稿日:2004/02/19(木) 12:46

とことん腹いせをしたのに機嫌が本当に悪い。

チャーミーには、部屋の電気をブラックライトに変えてやったし、
後藤は、カフェインたっぷりのコーヒー(ブラック)を飲ませたし(効果なし)、
憂さ晴らしにいったゲームセンターでは、格げー全クリ目の前で乱入して叩きのめした。

これだけやったのに気分は晴れない。

「まぁね。二十歳前の乙女だからしょうがないけどね...。」

なんて、ねぎを抜いた親子丼を食べながらぼやいてる始末。
それでも平和な一日は過ぎていくのだろうと思いながら。
そして今日はあの子が来る日。
ほんとは一緒に暮らしたいけど離れているあの子が来る日。

「まぁ。いっかぁ。」

少しだけ機嫌が良くなったみたいだった。
97 名前:とっとこ「mikitty」特別編@突然の訪問者miss.ヤスダ 投稿日:2004/02/19(木) 12:58

保田はここ2年ある女をおっていた。
それは、全国にまたがる焼肉チェーン「ニクティ!」の成功の秘密を特集記事
として書こうと取材を進めていた時だった。
そこは、それ以前は中堅の良くも悪くも無い企業だったが、ここ2年で急劇に
売り上げを伸ばし、最初の首都圏から、一気に2年で全国チェーンを展開した
急成長の企業だった。
最初は普通に社長に取材をし、会社の内容とかを書くといういたって普通の取
材になるはずだった。
しかし、ある時取材で聞いたいくつかの言葉が私を駆り立てた。

「社長はほとんど無能なの。」

「すべては株主総会できめられるの。」

「あの二十歳まえの少女があんな切れ者なんて。」

「裏ですべてを決めてるのよね。」

保田はこれこそ、特ダネ!と決め手、粘り強く取材を開始した。そして、

名前:藤本美貴

と言うのがわかった。しかし、その名前以外すべてが謎のままだった。
98 名前:とっとこ「mikitty」特別編@突然の訪問者miss.ヤスダ 投稿日:2004/02/19(木) 13:04

それがつい一週間前ついに、藤本美貴の住処を発見したのだ。ルートは言えない。
しかし、これは確実だろうと思い、今この「とっとこmikitty」の玄関を開けたの
だった。

「こんなところに住んでるなんて....。見つからないわけね。」

保田は藤本美貴に関して、名前とここの住所以外のデーターは一切持っていな
い。だから、顔も知らない。

「ここまできたのよ。とことん取材してやるわよ。」

釣り上がった目がさらに釣りあがる。
般若の面みたいに....。


99 名前:とっとこ「mikitty」特別編@突然の訪問者miss.ヤスダ 投稿日:2004/02/19(木) 13:12

保田がやってきたその時、藤本美貴はヘッドフォンで音楽を聴いていた。
目にはアイマスク。

今日はあの子が来るから部屋をきれいに片付けていたのだった。
普段は散らかしているけど彼女が来るときぐらいはと思い毎回掃除している。
意外とピュアなのである。
そして疲れたから彼女が来るまで横になっていた。
彼女が笑顔で起こしてくれる。
それを待ちながら。

でも音楽は「THA BLUE HERB」
知ってる人は知ってるが、札幌出身のHIP HOPである。
しかも、非常に濃い。
例えて言うな、よしこがチャーミーみたいにぶりっ子するくらい濃い。
そう思いながら、眠りについていた。

そう。取材が着ていることも気づかないまま。
100 名前:とっとこ「mikitty」特別編@突然の訪問者miss.ヤスダ 投稿日:2004/02/19(木) 13:16

そして、この数分後....。

二人は出会い....。

運命を変えた少女が現れ....。

すべてが明かされる....。

のかなぁ?

ガタン....。
保田は勝手に上がりこみ、藤本の部屋のドアを開けた。
そして、アイマスク、ヘッドフォン姿で、寝てる藤本を見て、

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」

と、顔に似合わず甲高い悲鳴を上げることになるのである。
101 名前:MOMO 投稿日:2004/02/19(木) 13:24
更新しました。
特別編第1話でございます。
とりあえず、保田の登場。です。
なんかシリアス気味だなぁ。って気もします。書いてて。

川o・-・)/<作者が下手だからです。

ごもっとも.......。

レスの返事です。ありがとうございます。

93 :ヨッスィのタマゴ さん
毎回熱いレスありがとうございます。回転ベットは確かにもうないですよね...。
法律でしたっけ...。情けない。ウォーターベットじゃインパクトが弱かったんで...。
亀ちゃんは、しばらく中世ヨーロッパの世界に放置気味ですね...。

ノノ*^ー^)>早く、もどりたいよー。

ごめんなさい。残りの人たちもキャラは決まってるんで特別編と第五話終了
次第、出していきます。これからもよろしくお願いします。

102 名前:ヨッスィのタマゴ 投稿日:2004/02/20(金) 04:31
川−v−从<ZZZZZ.。oO(ミキたん起きて。>从‘ o‘从川−v−*从)
なんだかんだでも、あややには弱いミキティです。ストレスはレバさし3人前食って解消するんでしょうか?
(0^〜^)<肝臓食べられちゃうよ。
ケメちゃんはなんか出てほしいキャラなんでうれしいです。
朝ごはんは、当番のチャーミーが作り忘れてた理由は回転ベッドで燃えたんでしょうか?
フライングバルセロナアタック、イズナドロップとは懐かしいストUですか?サイコクラッシャーではなくてよかったです。こんこんなら波動拳も出しそうです。

では次回を楽しみにしてます。
103 名前:名も無き読者 投稿日:2004/02/20(金) 12:14
え?え?何?どうしたのけーちゃん?
予測不能です。。。
しかしミキティの通帳にこんな秘密が・…
正直深い意味はないのかと思ってましたw(←失礼
では次回も楽しみにしてます。
104 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/02(火) 12:03
なんていうか、おもしろいです!

小ネタ満載で、文章のテンポもいいですし。
無理なつっこみが入らず、ボケがボケのままなのもまたいい感じです。
期待してます〜
105 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/14(水) 17:25
ho
106 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/18(火) 22:52
ho
107 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/28(水) 19:44
待ってるよぉ……

Converted by dat2html.pl v0.2