ゼロから無限へ
- 1 名前:1444 投稿日:2004/01/02(金) 17:12
- いしよし純情で行きます
- 2 名前:1444 投稿日:2004/01/02(金) 17:13
- いつも通りに訪れた何の変哲もない朝だけど今日も今日とて
石川梨華は遅刻寸前に焼き立てのトーストを口にくわえつつ
胸のネクタイを縛りつつ玄関から飛び出すとそここそバレエ
仕込みの柔らかい体をここぞとばかりにいかすべくストライ
ドをほぼ脚が平行に開くくらいに広げてスカートが翻るのも
おかまいなしに学校へ向けて走り出した
- 3 名前:1444 投稿日:2004/01/02(金) 17:13
- 幼小中高大と一貫の学校に通っているためもうかれこれ二桁
になる年月の間歩き続けていてもう目をつむっても歩けるの
ではないかと思える程に歩き慣れた通学路のほぼ真ん中の石
川家からふたつ目の信号の左に曲がった先にある両側が高い
塀に挟まれて見通しの悪い角を曲がろうとして次の瞬間には
梨華の視界には高い塀に挟まれた青い空とところどころに浮
かぶ雲が見えた
- 4 名前:1444 投稿日:2004/01/02(金) 17:13
- 自分が何かにぶつかって転んだことを直後に悟った梨華は長
年歩いた道で障害物にあたる訳はないから間違いなく他人に
衝突したと判断し腰やら腕やらに起き上がろうとするとずき
ずきとした痛みが走るのも我慢して眉間に皺を寄せた本当に
申し訳なさそうな顔ですみませんでしたと謝ろうとして自分
のぶつかった相手を確認するとその言葉をひっこめた
- 5 名前:1444 投稿日:2004/01/02(金) 17:13
- 同じ歳くらいの男の子であることに気がつくと男の子と話す
ことに全然免疫の無い梨華はぶつかったショックで太腿の上
までめくれていた制服のスカートをさっと引き戻してまだ尻
餅をついて起きあがらないままのその男の子にエッチと一言
はきすてるように言うとスカートや制服についた土や砂の汚
れをぱんぱんと手で叩いて落としてから紅くなった顔を隠す
ように俯かせたまま一度も振り返ることなく走り去った
- 6 名前:1444 投稿日:2004/01/02(金) 17:14
- 地図を見て辺りの位置を確認しながら歩いていたら突然に何
かと衝突して何が起きてどうなったかを確認する前に女の子
にエッチなどと不本意な言葉を投げかけられた吉澤ひとみは
あんまり同世代の女の子と話をした事無いこともあってその
女の子に腹を立てるとかまず起き上がって制服の汚れを手で
払うとはする事もせずさっきの女の子のめくれたスカートと
立ち去る一瞬前に見せた紅い顔と女の子らしい甘ったるい声
で投げかけられた言葉を頭の中でぐるぐると回転させていた
- 7 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/04(日) 08:07
- これはこれでこういうスタイルなのかな?
改行の位置とか句読点とかで大分読みやすくなるとは思うんだけど。
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