愛は人類を救うらしい。〜4人目が犯人!?〜
- 1 名前:クロイツ 投稿日:2004/01/04(日) 08:18
-
クロイツです!!
とうとう4スレ目ですッ!!!これも読んで下さってる皆様のお陰でございます!!感
謝感激でございます!!
4スレ目のサブタイトルは『4人目が犯人!?』でございます。しかし推理物への転向
などは全く考えておりません(爆笑)
皆様への感謝とノリと勢いを忘れずに頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!!
愛は人類を救うらしい。
http://mseek.xrea.jp/sky/1045879699.html
愛は人類を救うらしい。〜2nd STAGE〜
http://mseek.xrea.jp/sky/1048841875.html
愛は人類を救うらしい。〜3番目のふるさと〜
http://m-seek.net/cgi-bin/sky/index2.html#7
- 2 名前:第百十九話 投稿日:2004/01/04(日) 08:28
-
最後の競技になってしまった。
『さーて、最終競技に入ります!!最終競技は、全員参加の個人戦!!』
バシバシと机を叩きながら、チャーミー石川が言う。
『題名はズバリ!「レッツゴー!バイオレンス☆」!!!』
『・・・・・・ソレ、今度こそ死人出るやろ。』
『競技内容はいたって単純!リング内に選手が全員入り、大乱闘の挙句最後まで立ってら
れた人の勝ち!!』
『・・・・・・ソレ、今度こそ死人出るやろ。』
裕子の呟きを二回とも無視し、チャーミー石川はカメラに向かってウィンクするつもり
で両目ともつむった(チャーミーはウィンクできません)。
それをモニターで見ながら、希美は青ざめていた。
(…ま、負けられないのれす…!!)
得点表に視線を移せば、トップは依然として小川麻琴。二位は藤本美貴、三位は後藤真
希、四位は吉澤ひとみ…そして、希美は五位にランクインしている。
(最終競技で勝てば、まこっちゃんと同点になれるのれす…そしたら優勝決定戦に持ち込
めるのれす!!)
希美は、ぎゅっと拳を握る。
- 3 名前:第百十九話 投稿日:2004/01/04(日) 08:28
- (…らけろ…勝ったとして、どうするって言うんれすか…?)
麻琴は、『亜依に告白する』と言っていた。
果たして、自分にはできるだろうか?
告白なら、前に一回している。しかし見事に『なかった事』にされているのだ。
(・・・・・・もしかしたら、遠回しの拒絶なのかも知れないのれす…。)
友達としてなら、側にいさせてくれるのだろうか。
(・・・・・・らけろ!!)
視界がうっすら、涙で曇る。
(嫌なのれす!!あいぼんがまこっちゃんのものになっちゃうのは!!)
自分勝手だと、わかっている。自分には麻琴の告白を邪魔する権利などないと言う事も。
だけど、恋と言う感情は…とっても身勝手でワガママ。
「・・・・・・本気を出させてもらうのれす…!!!」
希美は、はちまきを結びなおした。
- 4 名前:第百十九話 投稿日:2004/01/04(日) 08:29
-
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「いっやぁ〜。なっかなかオモロい展開になって来たなぁ〜♪」
つんくは、ニマニマしながらノートパソコンの画面を見ていた。
「つんくさん?ノートパソコンなんて、どこから持って来たんですか?」
「んー?倉庫にぶっこんであったのをいただいた。…それよりも。」
圭織に、つんくは言う。
「飯田。オマエの『弟子』がすっごい事になっとるで〜♪」
「・・・・・・知ってます。」
麻琴の告白シーンは、音声までしっかり防犯用カメラにしっかりとらえられていた。
そしてつんくと圭織は、たまたまそれを見てしまっていた。
(…のんちゃん、大丈夫かなぁ。)
希美の、亜依に対する想いを、圭織は知っている。相談を受けた事もある。
(ううう…無茶しないでね、のんちゃん…。)
「オイオイ飯田〜。何こんなオモロい場面で浮かない顔してんねん。もっと楽しまなアカ
ンで〜。」
「・・・・・・ええい!!部下の愛憎劇を楽しむなッ!!」
ハリセンで一発殴ってつんくを黙らせ、圭織はモニターに視線を移す。
- 5 名前:第百十九話 投稿日:2004/01/04(日) 08:29
- 「・・・・・・のんちゃん…。」
願わくば、あの子が幸せな結末で終わりますように。
『飯田圭織』としては、そう願わずにはいられない。希美は可愛い可愛い教え子なのだ。
しかし、『モーニング娘。』リーダーとしてはどう願ったら良いのかわからない。…希
美が幸せになると言う事は、麻琴が傷付くと言う事だ。
「・・・・・・あーっ!!もーっ!!どうしたら良いのかわからんよー!!!」
「とりあえず、みかんでも食うたら?」
「…とりあえず、殴らせて下さい。」
問答無用で、圭織はつんくを殴った。
「・・・・・・上司に対する愛は?」
「んなモンありません。」
圭織は手を祈る形に組みながら、何も祈れなかった。
- 6 名前:第百十九話 投稿日:2004/01/04(日) 08:29
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なんとなく、亜弥とギクシャクしてしまっている。
「んあ、ミキティ良いの?亜弥ちゃんめっちゃ怒ってない?」
「う…うん…。」
美貴はがっくりうなだれる。
長い長い昼休み、美貴は亜弥から逃げ回っていた。『ちゃんと応援できなかった』と言
う罪悪感から、顔が見れなかったのだ。
「しっかり謝っておかないと、後々大変だよ?」
「そうだYO!!らぶらぶする為には隠し事は御法度なんだからね!!」
ひとみに言われ、美貴はふらりとよろける。
「…わ、わかってるんだけど…。」
「「だけど?」」
「・・・・・・なんか、顔見れなくて…。」
どよ〜ん、と暗い雰囲気を振りまく美貴に、ひとみと真希は顔を見合わせる。
「…ねえ、ごっちん。」
「んあ?」
「・・・・・・矢口さんと、戦える?」
「・・・・・・。」
美貴の問いに、真希は絶句した。
- 7 名前:第百十九話 投稿日:2004/01/04(日) 08:29
- 「み、ミキティ何言って…」
そこまで言いかけて、ひとみも美貴の気持ちに気付いた。
「…あのね。あたし・・・・・・あやたんよりも、弱いんだ。」
「「・・・・・・。」」
「だけど、守りたいと思うから頑張ってる。頑張って訓練してる。だけど…どれだけ頑張っ
ても…。」
途中で言葉を切った美貴の肩を、ひとみと真希はぽんっと叩く。
「・・・・・・切ねぇなぁ…ッ!!切ねぇよ、ミキティ…!!」
「んあぁ・・・・・・涙がちょちょ切れるってモンだぁ…!!」
「・・・・・・。」
ひとみと真希は、鼻をすする。
「アンタ、一人前の『漢』だよぉ!!」
「んあ!!そのとーりぃ!!ごとー達二人が認めるよぉ!!」
「ヨッスィー…!!ごっちん…!!」
三人は、ひしと抱き合った。
それを側で聞いていた圭は、なつみに言った。
「・・・・・・なんか感動系で完結してるみたいだけど、問題は何一つ解決してなくない?」
「良いんだべさ。中学生ってそーゆーモンだべさ。『中○生日記』みたいなモンだべさ。」
なつみの言葉に、圭は一応納得させられた。
しかし、二人は忘れていた。
美貴は実は高校生だと言う事を。
- 8 名前:クロイツ 投稿日:2004/01/04(日) 08:30
-
あけましておめでとうございます!!今年も頑張って行きますので、どうぞよろしくです!!
そして今回、ヨッスィー・ごっちん・ミキティの三人は『中学○日記トリオ』であると判明(爆笑)
更に前回出した『某テニス漫画ネタ』、わかる方けっこーいらして嬉しかったです(笑)
>石川県民様
あけましておめでとうございます!!
>『某テニス漫画』ってあれですよね?「お前ら年ごまかしてるだろ?」と言いたくなる少年たちが活躍する漫画スよね?
まさにその通りでございます!!
私もそのコンビすごい好きなんですYO!!バンソーコーの坊やと『お母さん』に夢中です(爆笑)
しかし活動ジャンルはお金持ちな他校だったりもします。
今回、ののたんが追い詰められて来てます…(汗)頑張れののたん。
私も頑張りますので、どうぞよろしくです!!
>名も無き読者様
あけましておめでとうございます!!
>それにしても紺ちゃん… いろんな意味で可哀想ですねぇ(ww
こんなにかわいそうな子になる予定じゃなかったんですが…(大汗)
なんにせよ、頑張って欲しいものです…(笑)
ありがとうございます!!頑張ります!!
>伊央様
あけましておめでとうございます!!
こんこんの恋路は長く険しくなってしまいました…。
なんでこんな事になってるんだか、私もわかりません(←オイ)
ありがとうございます!!頑張ります!!
- 9 名前:クロイツ 投稿日:2004/01/04(日) 08:30
- レスの続きです〜♪皆様ありがとうです!!
>モテごまlove様
あけましておめでとうございます!!
おおおっ!!お好きですかっ!!仲間発見(笑)
ジャン○は私、毎週立ち読みだったりします(爆笑)
ありがとうございます!頑張ります!!
>オガマー様
あけましておめでとうございます!!
おもしろいですよ〜『某テニス漫画』(笑)
久しぶりの芝マサでございました(笑)喜んで頂けて何よりです。
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
>とこま様
あけましておめでとうございます!!
読んでみてください…(号泣)けっこー笑えますから…イロイロと…。
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
- 10 名前:名も無き読者 投稿日:2004/01/04(日) 11:57
- あけまして&新スレおめでとうございます!!!
ホント、今度こそ死人出ますよねコレ…(汗
特に切ない思いを抱えた二人…
無事帰還することを願ってます。。。
では今年もヨロシクです♪
- 11 名前:伊央 投稿日:2004/01/04(日) 13:26
- ちょっと遅れましたがあけおめです!
そして新スレおめでとうございます〜!!
しかし進むにつれて競技がとんでもないことに…(汗
新年早々大波乱っすネ…。飯田さんの苦労も二倍増しですネ。
新スレタイトルがちょっと意味深。
何か意味を持っているのでしょうか?
今年も無理せずがんばってください!ことよろです!
- 12 名前:杏梨 投稿日:2004/01/04(日) 14:56
- あけましておめでとうございます!
待ってましたョクロイツさん!!
小説はいつも通り面白くて大満足です!
……辻加護卒業決定しましたね。この二人が抜けちゃう
のはすごく寂しい……でも落ち込んじゃいられないです!
これからも進化しつづける娘。に期待!
「愛は人類を救うらしい〜4人目が犯人!?〜」にも大期待!!!
なんか読みづらい文章でゴメンナサイ。
今年もよろしくおねがいしまス。
- 13 名前:ななしのよっすぃ〜 投稿日:2004/01/04(日) 18:53
- クロイツさま。
新年あけまして&新スレおめでとうございます。
昨年は、11月中旬から1週間ほど、生まれて初めて入院しました。
その後は、HPの更新がぎりぎりの生活。
ROMってばかりいましたが、今年はがんばります!
では、本年もよろしくお願いいたします。
PS:のの。アイボンも8月で卒業ですが、ここでは二人に幸せになって欲しいです。
- 14 名前:とこま 投稿日:2004/01/04(日) 19:04
- クロイツ様、明けましておめでとうございます。
体に負担をかけないようにファイトです!
辻加護卒業ですが幸福になることを祈ってます(-人-)
本年もよろしくお願い致しますm(__)m
- 15 名前:ヒトシズク 投稿日:2004/01/04(日) 20:17
- お久しぶりです、クロイツ様。そして、明けましておめでとうございます♪
って、覚えてらっしゃるでしょうか?(忘れられてなければ嬉しいんですが)
知らぬ間に4スレ目まで来てしまいましたかっ!もう、目が離せない展開にヒヤヒヤしていますっ!
辻ちゃん加護ちゃん卒業に眩暈がしましたが、2人が幸せになることを祈っています!
では、本年もどうぞよろしくお願いします♪
そして、更新楽しみにお待ちしております!
- 16 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/04(日) 20:37
-
- 17 名前:フェンリル 投稿日:2004/01/05(月) 02:10
- 明けましておめでとうございます&更新お疲れ様です
体調に気を付けつつ更新なさってくださいね。
本編も4スレ目ですね。引き続きついて行きますよw
P.S辻&加護の卒業・・ショックですね。この先娘。どうなるんでしょう・・・
黄金の4期からもとうとう卒業者が・・いしよしも抜けるときはユニット?w
- 18 名前:石川県民 投稿日:2004/01/05(月) 09:57
- おくればせながら、あけましておめでとうございます!
そして4スレ目おめでとうございます!!純粋に「すごいな〜」と感心しちゃいます!
テニスのお金持ち他校って…あの「女帝」が支配するトコですよね?
あぁ…是非ともこちらの「ひーちゃん」に指パチシーンや「俺様の美技に酔いな」と言ってもらいたい♪(w
現実世界ではクロイツさまの体調不良や辻ちゃん加護ちゃんの卒業と目まぐるしくなってますが、全てが良い方向へと向かうことを願うばかり……。
本年も引き続きクロイツ様についていきます♪
- 19 名前:第百二十話 投稿日:2004/01/06(火) 15:05
-
試合開始の鐘が鳴って、早五分。
これで優勝者が決定するかも知れないのだ。けっこう緊迫した雰囲気になっても、良い
はずのリング上。
『…なんだか、微妙な感じですねぇ。』
拍子抜けしたようなチャーミー石川の声が響いた。
『そやな〜。なんか和やかな雰囲気になっとるな。』
裕子の言う通り、リングの上はなかなか楽しそうな雰囲気が漂っていた。
モニターでそれを見ていたメロン記念日の面々も、安堵の表情を見せる。
「なんか『スポーツ』って感じがビシバシするねぇ。」
「あー、良かった。これならマサオ、死なずに済みそうね。」
瞳の言葉に、あゆみもこくりと頷く。
「あーあ。誰かなんか面白い事しないかなぁ。ヨッスィーあたり。」
「こら、村。不謹慎よ。」
「…『不謹慎』って言葉、今のひとみんにだけは言われたくなぁーい。」
「は?」
めぐみはニマニマしながら言った。
「首筋、キスマークついてるよぉ。」
瞬間的に真っ赤になり、瞳は首筋を押さえる。
- 20 名前:第百二十話 投稿日:2004/01/06(火) 15:05
- 「…そーいやさっき、五分間くらい中澤さんの声が聞こえなくなったよね。」
あゆみもにこにこしながら言うと、瞳はさらに顔を赤くする。
(・・・・・・裕子さぁぁぁぁぁぁんッ!!)
VIPルームからの帰り道、偶然会ってしまって。
抱きしめられたので、『キスだけなら良い』と言って。
…手やら唇やら額やら首筋やらに散々キスされて。
そんなやりとりを思い出してしまった。
「ひとみん、真っ赤っか〜♪」
「カワイイ〜♪」
「ふ、二人ともッ!!」
その頃、リングの中では大変な事になっていたのだが…この三人は気付かなかった。
- 21 名前:第百二十話 投稿日:2004/01/06(火) 15:06
-
****************************************
「食らえ!!」
ひとみは叫び、銃をブッ放す。
「おわわわわわっ!!」
「ちょ、ヨッスィー!!何すんのさ!!やぐっつぁんに当たったらどーすんの!!?」
真里を抱えて飛び退った真希に言われ、ひとみはフフンと笑う。
「俺様の美技に酔いな…!!」
その背後に、いきなり気配が現れる。
「!?」
ひとみが慌てて振り向くと、ひとみめがけて鎖が放たれていた。
「うっわ!!…大谷ちゃん、何しやがるっ!!」
「やかましい!!めぐみしか喜ばないよーな発言してんじゃないっつーの!!」
「村田さんだけじゃないもん!読者様からリクエストあったんだもん!!」
鎖はひとみに絡みつき、ひとみはマットに倒された。
「もー!!ヤグチ怒ったぞー!!」
「ぐえ。」
真希を足蹴にして立ち上がり、真里は手榴弾(発光衝撃弾)のピンを抜く。
「一球入魂!!」
「矢口さん!!アンタもですか!!?」
どかーん、と大きな音と共に、雅恵が吹っ飛ばされる。
- 22 名前:第百二十話 投稿日:2004/01/06(火) 15:06
- 「・・・・・・なっちには、ネタがサッパリわかんないべ。」
「わかんなくて良いのよ。なっち。」
「圭ちゃん隙アリ!!」
真里の声に、圭は素早くナイフを構えた。
手榴弾を避け、ナイフを投げる。すると爆発の衝撃に乗って、ナイフの勢いが増した。
「…データは集まった。」
「「「お前もかよ!!」」」
「・・・・・・サッパリわかんないべ。」
そんな激戦を横目に、愛は思った。
(…あっちは楽しそうやなぁ〜…。)
愛の目の前で繰り広げられているのは、とても痛い戦い。
「「「・・・・・・。」」」
亜依と、麻琴と、希美の睨み合い。
「・・・・・・なんつーか、小川さん。」
「はい。」
「・・・・・・告白されても、ウチがアンタの想いに応えるとは限らんで?」
「承知の上です。」
亜依は眉間にシワを寄せて、頭をかく。
「…正直、言われても困るってのが…今の心境や。」
「そうでしょうね。」
「せやから・・・・・・ウチも負けられん。」
「ええ。」
- 23 名前:第百二十話 投稿日:2004/01/06(火) 15:06
- 「ま、待つのれす!!二人で勝手に話を進めるんじゃねーのれす!!」
希美の必死の形相に、亜依の顔に困ったような色が浮かぶ。それに気付いた希美は、傷
付いたように唇をかむ。
(…泥沼や…。)
愛は小さくため息をついた。
全員の気持ちがわかる。愛にも好きな人がいる。…そして、その人には愛よりも近くに
いる人がいる。
背後で陽気に戦う帰国子女の存在を思い出して、愛はぎゅっと目を閉じた。
(…今は、それどころじゃないやよ…。)
愛は目を見開いた。
(ああ、もう!!私はどうしたらッ!!)
そんな愛の目の前に、救世主が現れた。
「っじゃーん☆あやや、参上ー!!」
「「「「・・・・・・。」」」」
呆然とする面々に向かって、亜弥は言った。
「みんな、戦う気ないなら・・・・・・あややが倒しちゃうゾ☆」
それから後、愛が思い悩む必要もない程に…その場はぐっちゃぐちゃの激戦区となった。
- 24 名前:第百二十話 投稿日:2004/01/06(火) 15:07
-
****************************************
狭いリングの中で、いたる所で戦いが起きている。この状況、実況する方は大変だ。
『…あっ!松浦選…いえ、大た…きゃああっ!や、やす…やぁんっ!!ちょ、ちょっと待っ
てぇっ!!加護せ…もぉぉっ!!だ、駄目だってばぁっ!!そんなに入り乱れてちゃ…!!』
『・・・・・・自分、わかっとるか?今メチャメチャ卑猥な印象与えてるで。』
『は?何の話ですか?』
『いや、なんでもない。』
どうせ、編集の段階でカットになってしまうだろう。
裏から手を回して今の音声を手に入れ、ひとみに売り付けたらいくらくらいになるだろ
うか。そんな事を考えていると、ふとある事に気付いた。
『…オイ、チャーミーさん。』
『えっ?あ、はい?』
『吉澤選手、なんか企んでるみたいやで。ホラ、あれ…』
裕子が言い終わる前に、ひとみは銃を投げ捨てた。
『よ、吉澤選手、何を…!!?』
次の瞬間、ひとみは真希に向かって拳を突き出した。
無論、真希は避けるが…あまりの意外さに、真希の表情は完璧に面食らっている。
『ほっほー!!ごっつぁん相手に体術で挑みかかるとは!!無茶っつーか無謀っつーか。』
- 25 名前:第百二十話 投稿日:2004/01/06(火) 15:07
- 『・・・・・・。』
チャーミー石川は、手を祈る形に組んでいた。
(な、何考えてるの!?ひとみちゃん!!)
そんな梨華の心配をよそに、ひとみは楽しそうに蹴りを繰り出す。
「…ヨッスィー、体術使えたんだ。」
「まぁね!!…実は、けっこー得意。」
真希はニヤリと不敵に笑う。
「…それなら、全力で相手してあげる!!」
「そりゃ光栄♪」
それを合図に、目にも留まらぬ拳の応酬が始まった。
『おおっ!本格的やな〜♪なぁ、チャーミーさん?』
『き・・・・・・。』
『…き?』
裕子が聞き返した、次の瞬間。
『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ────────────────────────!!!!
ひとみちゃんカッコいい──────────!!!頑張ってぇぇぇぇぇ──────────!!!」
超音波に近いその雄叫びに、会場のスピーカーの三分の二が壊れたらしい。
すぐ隣で聞いていた裕子は、そのまま緊急処置室に運ばれた。
- 26 名前:クロイツ 投稿日:2004/01/06(火) 15:08
-
今回も出ました!!石川さんの超音波!!今度はスピーカー壊しました!!
そして某テニス漫画ネタ。・・・・・・わかんない方、本当にごめんなさい…。
読み飛ばしちゃって結構ですから…(大汗)
>名も無き読者様
ありがとうございます!!
>ホント、今度こそ死人出ますよねコレ…(汗
競技よりも、石川さんが出しそうです(爆笑)
頑張りますので、どうぞよろしくです!!
>伊央様
ありがとうございます!!
>新年早々大波乱っすネ…。飯田さんの苦労も二倍増しですネ。
今回は中澤さんのお耳が大変な事に…(笑)
>何か意味を持っているのでしょうか?
…あっはははは。あるかも知れないけど、ないかも知れません(汗)
とりあえず推理物に転向とかはないんで…(笑)
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
>杏梨様
ありがとうございます!!
>……辻加護卒業決定しましたね。この二人が抜けちゃう
>のはすごく寂しい……でも落ち込んじゃいられないです!
今後の二人に期待しましょう!!この二人の事ですから、きっと色々やらかしてくれる
はずッ!!
ご期待に沿えるよう、頑張りたいと思います!どうぞよろしくです!!
- 27 名前:クロイツ 投稿日:2004/01/06(火) 15:08
- レスの続きでっす♪皆様、ありがとうございます!!
>ななしのよっすぃ〜様
おおう!お久しぶりです!!
お体、大丈夫ですか(汗)!!?私も入院しろといわれたんですが、駄々こねまくって
回避いたしました(笑)
お互い、体調には気をつけましょうね(大汗)
こちらこそ、頑張りますので、よろしくお願いします!!
>とこま様
ありがとうございます!!
体調もだんだん回復して参りましたし、これから突っ走りたいと思います!!
辻加護には期待してますよ〜♪
頑張りますので、どうぞよろしくです!!
>ヒトシズク様
きゃ〜!!お久しぶりです〜!!
覚えてますともッ!!忘れるはずないじゃないですか〜っ!!
>辻ちゃん加護ちゃん卒業に眩暈がしましたが、2人が幸せになることを祈っています!
本当に…私も眩暈しましたよ(泣)『マジかよ!?』みたいな(号泣)
ありがとうございます!!がんばりますので、どうぞよろしくです!!
>フェンリル様
ありがとうございます!!
体調、だんだん戻って来ております!!
辻加護には、今後に期待したいと思っています。娘。の中ではできなかった事をやって
欲しいですね〜♪
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
>石川県民様
ありがとうございます!!
いやいや、4スレまで行けたのも、ひとえに読者様のおかげでございます!!
そして今回、ひーちゃんに『女帝』(爆笑)のアレを言ってもらいました。
私の愛する『金持ち学校のよく跳ぶ子』のキメ台詞が出せなかったのが悲しいですが(笑)
頑張りますので、どうぞよろしくでっす!!
- 28 名前:名も無き読者 投稿日:2004/01/06(火) 17:31
- ね…姐さーーん!!!!
リング外でえらいことに…(大汗
無事を祈ります。。。
ジャ○プネタ、変な飲み物作る人の方はわかりました。
そしてお茶吹きました(w
次回もリング内で死人が出ないことを祈ってます。。。
- 29 名前:伊央 投稿日:2004/01/06(火) 18:22
- うわぁ〜きましたね〜超音波ヴォイス(特大)
中澤姐さん…気の毒に…。
で、ジャ○プネタが。私はアニメで見てますが…
キャラ分かると面白い(笑
お子様チームは冷戦ですね。13(12)歳の戦いとは思えない…。
私的には紺野さんの心境が知りたいところ…
次回も待ってますよ〜。
- 30 名前:名無し読者 投稿日:2004/01/06(火) 23:14
-
- 31 名前:石川県民 投稿日:2004/01/07(水) 15:58
- 更新本当にお疲れ様です♪
そして……あっっっっっっっりがとうございます!!!!
な、内蔵にクリティカルヒットしました!!村田さんと一緒にうはうは喜んでました♪いよっしゃ!
「金持ち学校のよく跳ぶ子」とは某アーティストと同じ名前の「みそ♪」な子ですね!?
…次回にピーマコ辺りに言わせてみたらどうでさう!?もちろん無表情で!
ごっちんとよっすぃはどうなるのでしょうかねぇ。…「もし」ごっちんが勝ってしまったらきっとこう言うのでしょう……
「まだまだだね」と。
次回も楽しみにしてます〜☆
- 32 名前:モテごまlove 投稿日:2004/01/08(木) 12:00
- 更新お疲れ様です☆
藤本・後藤・吉澤の『中学○日記トリオ』最高です!微妙にツボでした(笑
ごっちん…あんた可哀相やなぁ…足蹴食らうとわ…
よっすぃに勝ってやぐっつぁんを惚れなおさせるんだ!!
- 33 名前:とこま 投稿日:2004/01/08(木) 20:18
- 更新お疲れ様です。
あ〜裕ちゃんが処置室送りに・・・(-人-)
さすが石川の超音波。そのうちにギャ○スなみに超音波レーザーが使えるかも。
- 34 名前:サクラ 投稿日:2004/01/19(月) 05:57
- お久しぶりですぅ〜w
実は今までずっと読んでたんですけどね。
影でそっと応援してましたょ(ぇ
がんばってください!!!
虜ですよもう。このスレに。ぇへ(?▽")
- 35 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/19(月) 09:45
- あげんな
コテハンばっかのレスうざい
- 36 名前:第百二十一話 投稿日:2004/01/19(月) 15:50
-
ひとみVS後真希の殴り合いは引き分け。
それにとばっちりを受けた真里・なつみ・雅恵は気絶。
圭とアヤカも一騎打ちの後に引き分け。
亜弥に一網打尽にされた希美・亜依・麻琴・愛。
しかし真里が最後に放った手榴弾が直撃し、気絶した亜弥。
『…ゆ、優勝は、藤本美貴選手!!イェーイどんどんどんぱふぱふぱふーッ!!』
梨華の発した超音波は、会場内のスピーカーの三分の二を壊した上に、音響装置もほと
んど使い物にならなくした。ついでに中澤裕子も倒した。
その為、責任を取って一人で実況・解説・効果音を入れるチャーミー石川。
『自業自得とは言え、恥ずかしい上にすっごい空しいんですがッ!!それよりも何よりも
優勝者決定!!最終試合までトップを走っていた小川麻琴選手をブチ抜いて、藤本美貴選
手が勝利を手にしました!!
てゆーかあまりにも思いつめた表情で呆けていた為誰も手が出せず、気付いたら藤本選
手以外が全員気絶してたって感じなんですがッ!!』
忙しい。
チャーミー石川は一回深呼吸してから、改めて叫ぶ。
『それでは現場のビューティー紺野ー!!?』
表彰式が済めば、ようやく終われる。
そんな想いが、チャーミー石川の笑顔を最大限に輝かせていた。
- 37 名前:第百二十一話 投稿日:2004/01/19(月) 15:51
-
****************************************
「ん・・・・・・。」
目を開けると、見慣れない天井。
「…お。目ぇ覚めたか、ヨッスィー。」
「・・・・・・平家さん…?」
起き上がろうとするが、頭がくらくらして無理だった。
「…アレ?ここ、医務室?」
「そ。ごっつぁんとクロスカウンターでぶっ倒れたんや。アンタ。」
ちょっと思い出してみると、うっすらと記憶がよみがえる。
「…梨華ちゃんの声が聞こえて、ヨッシャやるぜ!とか思って、ごっちんに必殺パンチ食
らわせよーとして…だけどごっちんも右ストレートかまして来て…。」
「そうそう。んで、クロスカウンター。なかなかワイルドな倒れっぷりやったで。」
気分は『明日のジョー』。
ひとみはため息を吐いた。
「…そっか、気絶しちゃったんだ。あ。優勝、誰でした?」
「ミキティや。二連覇達成ならず、やな。」
「けっこー自信あったんだけどなー。」
みちよはくっくっと笑いながら言った。
「しっかしヨッスィー。アンタこれから大変やで〜。」
「は?」
目をぱちぱちさせるひとみに、みちよは笑いをこらえながら続ける。
「つんくさんの目の前で、あんな秘められた特技見せてもーて。」
「え?…ああ、体術?」
「つんくさん言ってたで。『接近戦吉澤カッケー!!』とか。」
背筋に、薄ら寒いものが走る。
『接近戦吉澤カッケー』
- 38 名前:第百二十一話 投稿日:2004/01/19(月) 15:51
- 「・・・・・・次回出撃から接近戦に回される可能性大ってヤツっスか…?」
「そやな〜。」
「・・・・・・嫌なんですけど。」
相手が人間ならまだしも、悪魔相手に接近戦なんかヤだ。
だって悪魔はビジュアル的にとっても怖いから。
「ま、石川は惚れ直してくれるかも、やで?」
「・・・・・・マジですか?」
「言ってたやん。『ひとみちゃんカッコイイー!!』って。」
それならば、やっちゃっても良いかも知れない。
恋に生きる超絶男前は、考えを改めた。
「…ところで石川、どこ行ったんやろ?ヨッスィーの見舞いに来るっつっとったのに。」
ひとみはその名にぴくん、と反応した。
- 39 名前:第百二十一話 投稿日:2004/01/19(月) 15:51
-
****************************************
その頃の梨華は。
「お、落ち着いてのの!!」
「止めるんじゃねーのれす!!ののは…ののはッ!!」
「私も、引く気はありません。」
「お、小川もちょっと落ち着いて!!」
にらみ合う中学生二人の間に入り、困りまくっていた。
(あああああ〜ん!ひとみちゃんのお見舞いどころじゃないよう〜!!)
流れる空気は、まさに修羅場のそれ。
これを無視して愛しいカノジョのお見舞いに行ける程、梨華は教師魂を捨ててなかった。
「ふ、ふたりとも!わかったから!!二人のあいぼんに対する想いの深さはわかったから!」
「それなら放っておいてくらさい!!決着をつけるのれす!!」
「…望むところです。」
「だからぁ!!あいぼん抜きでそれを決めるのは駄目よ!!あいぼんの気持ちはどうなる
の!?」
そう叫ぶと、梨華は希美ににらまれた。
「!?」
驚いて目を見返すと、希美は悔しそうに唇を噛む。
「・・・・・・もっ、もとはと言えばハッキリしないあいぼんが悪いのれす!!」
「…の、のの?」
あきらかに様子が変になっている希美に、梨華は不安を覚える。
(どうしちゃったの!?ののってば…。)
- 40 名前:第百二十一話 投稿日:2004/01/19(月) 15:52
- 「…あ、あいぼんがハッキリしないから、こーやって決着をつけなきゃいけなくなっちゃっ
てるのれす!!」
「私は加護さんのせいにはしませんが・・・・・・やはり、はっきりさせなくては。」
梨華は胸が痛むのを覚えた。
ほんの数日前までは、仲が良かった二人なのに。
「…ねえ、こう考えるのはどう?あいぼんが結論を出してないなら、同じ人を好きな者同
士で同盟を作る、みたいな…。」
「梨華ちゃん甘いのれす。」
「そうです。独占したいと思うのが、恋愛感情の基本でしょう。」
「ううぅっ!!」
以前その感情から暴走し、実家に帰った事もある梨華は言葉に詰まる。
「だ、だけど…二人とも!自分の仕事内容を考えて見てよ!こんな仲間割れした状態じゃ…」
「「そこはそれ。」」
最近の中学生は、要領も良ければ頭の切り替えも早いらしい。
(だ、誰か助けて…!!)
ふと気付くと、柱の影に人影が見えた。
紺野あさ美だ。
「あ、紺…」
一緒に仲裁してくれないかと声をかけようとしたが、その目に浮かんでいる涙を見てや
めた。
- 41 名前:第百二十一話 投稿日:2004/01/19(月) 15:52
- (・・・・・・今呼んだら、どう考えてもますますこじれるよーな気がする…。)
と、そこに。
「いた!梨華ちゃーん!!」
「オイ、ヨッスィー!!走んな!!平家さんに言われたやろ!!」
突然、あさ美の背後に二つの人影が現れた。ひとみと亜依だ。
梨華は安心したような、益々困るような、複雑な表情を見せる。
亜依の制止も聞かず、ひとみは梨華に駆け寄って抱き付く。
「んもー、梨華ちゃんってば何でこんな所で油売ってんのさー。ひーちゃん待ちきれなく
て探しに来ちゃったじゃーん♪」
「ご、ごめんねひとみちゃん…てゆーか今はそれどころじゃ…」
場の雰囲気も読まずにちゅっちゅと頬にキスして来るひとみに、梨華は言った。
「あの、今、すごい立て込んでて…」
「ん?」
ひとみはようやく希美と麻琴の状態に気付く。
「おぉ?なんだ、喧嘩?」
「そんな可愛いモノじゃないんだけど…。」
亜依は深いため息を吐いた。
「・・・・・・やっぱ、ウチが悪いんやな。」
- 42 名前:第百二十一話 投稿日:2004/01/19(月) 15:52
- 「あ、あいぼん…!!」
背中にぴったりひとみをくっつけた梨華が、心配そうな声を出す。
亜依はそんな梨華に、自嘲気味の笑みを浮かべる。
「…封印しようって、ずっと決めてた。言うつもりなんか、これっぽっちもなかった。」
「あ、あいぼん?」
「・・・・・・せやけど、この状況なんとかせーへんと。雰囲気悪なるし。」
「あいぼん?何の話…?」
「ののの気持ちにも、小川さんの気持ちにも答えられん。」
亜依は、希美と麻琴の間を割って…梨華に近付く。
「…ウチは、梨華ちゃんが好きなんや。
もう、ずっと…ずーっと前から好きやった。」
空気が凍りついた。
亜依はその空気を感じ取って、またため息。
(…だから、言いたくなかったんや。)
彼女にはいつでも、笑っていて欲しいと願っているから。
- 43 名前:クロイツ 投稿日:2004/01/19(月) 15:53
-
間あいちゃってごめんなさい(汗)!!
試験とか風邪とかレポートとか、色々ありまして…(大汗)
五期メン編、なんか大変な事になって参りました…こんなつもりじゃ…(←オイ)
が、がんばります!!
>名も無き読者様
姐さん、まだ復活してません(笑)まあ、直撃でしたから…。
>ジャ○プネタ、変な飲み物作る人の方はわかりました。
おわかりになりましたかっ!!うっふふふふ☆
私は、汁作る彼のお気に入りのマムシ君が可愛くてしょうがありません(爆笑)
>次回もリング内で死人が出ないことを祈ってます。。。
死人は出なかったみたいですよ〜。一応…。
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
>伊央様
中澤姐さん、平家さんの特別治療を受けております。
>で、ジャ○プネタが。私はアニメで見てますが…キャラ分かると面白い(笑
『一球入魂』あたり、漫画知っててもわからない方が多いんじゃないかと…。
ちょっぴり反省…。
>お子様チームは冷戦ですね。13(12)歳の戦いとは思えない…。
今回も、ねぇ…(大汗)
最近の中学生はマセてるって事でなんとか…(笑)
ありがとうございます!!がんばります!!
>石川県民様
ありがとうございます!!
喜んで頂けたみたいで…あの女帝の声優さんは、ハロモニのナレーションの方だそーで。
>「金持ち学校のよく跳ぶ子」とは某アーティストと同じ名前の「みそ♪」な子ですね!?
その通りでございます!!!「くそくそ!」な子です!!
ピーマコに「みそ」…チャンスあったら言わせてみます(爆笑)
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
- 44 名前:クロイツ 投稿日:2004/01/19(月) 15:53
- レスの続きです♪皆様ほんとうにありがとうございます!!
>モテごまlove様
ありがとうございます!!
中学生日記トリオ、今後も出す予定ですので!!
>よっすぃに勝ってやぐっつぁんを惚れなおさせるんだ!!
引き分けてしまいましたが、そのへんどうなったのか…。
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
>とこま様
ありがとうございます!!
中澤さん、復活までにどれくらいかかるんでしょうねぇ…。
石川さんの超音波。音響装置も壊しました(爆笑)
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
>サクラ様
おおっ!お久しぶりです♪
ありがとうございます!!更新遅くなってて申し訳ない…(汗)
虜だなんて、そんな…メッチャうれしいです!!ありがとうございます!!
がんばりますので、どうぞよろしくお願いします!!
- 45 名前:名も無き読者 投稿日:2004/01/19(月) 17:17
- し、修羅場…(汗
せっかく死人が出なかったのにぃ。。。
次回、流血沙汰にならないよう引き続き祈ります。
- 46 名前:伊央 投稿日:2004/01/19(月) 17:42
- ど、泥沼だ(汗
あいぼん、ついにいっちゃいましたねぇ…。
これをきいたよっすぃーがどうでるか…。
そして同い年カルテットの残り3人の恋路も…。
ああ〜気になる木になる(字間違い
優勝したミキティの願い事も気にしつつ、
次回更新まってます〜!
- 47 名前:とこま 投稿日:2004/01/19(月) 21:18
- 更新お疲れ様です。
もはや泥沼化してますね(汗)
あいぼん、ついに告白っすか?
よっすぃ〜でまた一波乱起きそう・・・
- 48 名前:ヒトシズク 投稿日:2004/01/19(月) 22:47
- 忙しい中の更新お疲れ様デス。
あぁ・・・どんどん泥沼化に(^^;
まぁ、こーゆーのが好きなんで嬉しいんですが(爆
思いもよらない展開に顔がニヤけてとまりません(マテ
では、次回の更新楽しみにまったりとお待ちしております♪
- 49 名前:石川県民 投稿日:2004/01/21(水) 11:54
- 更新お疲れ様でございます。
>あの女帝の声優さんは、ハロモニのナレーションの方だそーで。
…マジですか!?……かなり驚いたんですけど(汗
そういえばその女帝は14日付けのオリ○ンでソロデビューがランクインしてましたねぇ。アゴが落ちそうでした(w
が!それ以上に今回の展開に驚きました…!吉澤ー!悠長にイチャついてる場合じゃないぞー!!あいぼん頑張れ〜!(え
- 50 名前:ダーヤス 投稿日:2004/02/06(金) 00:09
- ほぜむ
- 51 名前:第百二十二話 投稿日:2004/02/08(日) 14:13
-
梨華は、パニックを起こしていた。
『…ウチは、梨華ちゃんが好きなんや。
もう、ずっと…ずーっと前から好きやった。』
(ずっとっていつ!?てゆーかイギリスの図書館で出会った女の子はやっぱりあいぼんだっ
たのね!?謎が一つ解けたんだけど、スッキリするどころかもっと重大な事態が起きちゃっ
ててんもぅ!!それよりも何よりもわたしが好き!?うぁぁぁぁんっ!!ののも小川も、
ひとみちゃんも凍り付いてるよぉぉぉぉ!!)
ついでに柱の影ではあさ美も凍り付いている。
(ど…どうしよう…。)
後ろから抱き付いて来ているひとみの、体温が痛い。
凍り付いてるひとみの腕の感触が、すごく痛い。
「・・・・・・あ、あいぼん…。」
声を絞り出した。
自分の気持ちなんて、当の昔にわかっている。
ひとみが好き。
何度も何度も実感した想い。
「…あの、その、わたしは…」
- 52 名前:第百二十二話 投稿日:2004/02/08(日) 14:13
- 「わかっとる。」
亜依は、ふっと大人びた笑顔を見せた。
「梨華ちゃんがヨッスィーを好きやって事は、最初からわかってんねん。ウチの事を妹く
らいにしか思ってへんって事も。」
「あ、あいぼん…。」
「ウチもな、言うつもりなかったんや。…せやけどこの状況じゃ…。」
梨華は、希美と麻琴から顔を逸らした。
見られない。
そんな梨華に、亜依は言う。
「…梨華ちゃんが気にする必要はあらへん。悪いのは全部、ウチやねん。」
「そ、そんな…!!でも…!!」
梨華が反論しかけた、その時。
ヴィ〜ッヴィ〜ッ
「「「「「!!」」」」」
サイレンが鳴った。悪魔が出現したのだ。
「…出撃や。一旦この話、忘れるで。」
亜依の言葉に、全員一応頷いた。
- 53 名前:第百二十二話 投稿日:2004/02/08(日) 14:13
-
****************************************
「いやぁ〜、ひッさしぶりだねぇ〜出撃…。サイレンの音の表現方法忘れるくらい久し
ぶりだよ。」
圭織がぽつりと呟くと、圭から通信のウィンドウが開く。
『…圭織〜。一応出撃二日ぶりって設定だから。』
「あ、そうなんだ。」
圭織はテヘッと笑って、モニターに視線を移す。
「…いや、それよりもさぁ圭ちゃん。」
『ん?』
「この空気の重さ、どうしようね?」
司令室は、梨華とあさ美が発する暗〜い雰囲気のせいで照明が薄暗く感じる。
そして移動の車の中は、なんだかピリピリしている。
『・・・・・・どーしよーもないわね…。』
「そんな事言わないで何とかしよーよ、圭ちゃん…。」
『なんでアタシなのよ…。』
「いーじゃん。『お父さん』なんだし。」
『誰が「お父さん」じゃー!!』
せめて自分たちだけでも、いつも通りのテンションを保とうと頑張っている二人。しか
しやっぱり普段どおりにはできない。
- 54 名前:第百二十二話 投稿日:2004/02/08(日) 14:13
- 「…圭ちゃぁん。やっぱカオリ、トシかなぁ?」
『…裕ちゃんの耳に入ったら殺されるわよ、その台詞…。』
「あ、現場到着ですよ!」
里沙の声で、二人は通信を終了させた。
「…さーて、状況はー?」
「・・・・・・。」
「紺野さーん?状況はー?」
「・・・・・・あっ!!す、すみませんっ!!えっと、えっと…!!」
圭織は、小さくため息をついた。
(…わかりやす過ぎるぜ、紺野あさ美…。)
この状況で、部外者なはずのあさ美がここまで動揺していると言う事は、あの三人の中
の誰かに恋愛感情を抱いていると言う事。
(ああ、胃が痛い…。)
現在の『モーニング娘。』は、とても脆くなってしまっている。
(まったく、恋愛感情ってのは・・・・・・魔物だね。)
そう思った、その直後。
『・・・・・・矢口!!!避けて!!!』
なつみの焦った叫び声が、司令室に響き渡った。
「え!?」
圭織が顔を上げると。
どかぁぁぁぁぁぁぁぁんッ
モニターの中が、炎に包まれていた。
「「「「・・・・・・。」」」」
一瞬、誰もが状況を判別できなかった。
「・・・・・・・いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
梨華の叫び声で、我に返る。
『モーニング娘。』の外勤全員を乗せたワゴン車は、悪魔の衝撃派によって爆発した。
- 55 名前:クロイツ 投稿日:2004/02/08(日) 14:14
-
…本当にすみません。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…。
色々と忙しかったりしまして…更新しなきゃなぁ、とは思ってたんですが…(大汗)
しかも久しぶりに更新したらこんな展開…しかもかなりの少量…
あああああっ!!申し訳なくて申し訳なくて本当に…(泣)
それでも読んでくださってるアナタ!!!本当にありがとうございます!!!
…つーかクロイツ、現在ぎっくり腰一歩手前でございます…腰が痛い…(泣)
実技試験直前だっつーのに何て事…(号泣)つーか私もう若くねぇ…。
>名も無き読者様
流血沙汰になってしまいますた…(大汗)
色んな意味でやばすぎる展開です…うああああ!!すみませんすみませんっ!!
外勤全員どうなっちゃうんでしょうかねぇ(←オイ)
頑張ります!!どうぞよろしくです!!
>伊央様
昼ドラ並みの泥沼になってまいりますた…。
クロイツもびっくりでございます…。
>優勝したミキティの願い事も気にしつつ、
そうなんですよ!!予定では今回出るはずだったのに…(大汗)ごめんよミキティ…。
ありがとうございます!!頑張ります!!
>とこま様
ありがとうございます♪
今回、更に泥沼です(大汗)ああ〜!!ごーめーんーなーさーいー!!!
しかしヨッスィー、今回一言もしゃべってませんね…。
頑張れ男前(笑)!!
頑張りますので、どうぞよろしくです!!
- 56 名前:クロイツ 投稿日:2004/02/08(日) 14:14
- レスの続きです!!皆様、本当にありがとうございます!!
>ヒトシズク様
ありがとうございます!!
>まぁ、こーゆーのが好きなんで嬉しいんですが(爆
そう言って頂けると、本当に救われます…!!ありがとうです…!!
今回更に泥沼化しておりますが、きっとハッピーになると思いますので!!
つーか一応ギャグなんで(笑)!!
頑張りますので、どうぞよろしくです!!
>石川県民様
ありがとうございます♪
>女帝は14日付けのオリ○ンでソロデビューがランクイン
私はそれよりも、彼の『バレンタイン・キッス』の発売にビックリです…。
激しく聴きたい…(爆笑)
つーか、金持ち学校のよく跳ぶ子と髪切った子とレギュラー落ちちゃったおかっぱの子
で、『ぴったクリ』でもやってくれないかなぁ…あ、よく寝る子でも良いです…(爆笑)
えー、こっちも頑張りますのでどうぞよろしくです!!
- 57 名前:伊央 投稿日:2004/02/08(日) 16:17
- 久しぶりの更新お疲れ様です。
クロイツさんのペースでがんばってくださ〜い!
しかし…やっぱし暗いですねぇ。
それでいいのか「モーニング娘。」ー!!
皆さんの無事を祈ってます!
- 58 名前:とこま 投稿日:2004/02/08(日) 22:13
- 久々の更新お疲れ様です。
恋愛泥沼化現象に追い打ちをかけたように悪魔が・・・
う〜む・・・大丈夫かな?
- 59 名前:名も無き読者 投稿日:2004/02/09(月) 11:22
- あぃやぁ…
とんでもねーコトに。。。(汗
やっぱり祈るしかないw
- 60 名前:フェンリル 投稿日:2004/02/09(月) 21:57
- 久々の更新お疲れ様でした。
長らく更新が途絶えていて心配してましたが安心しました。
気長に待ってますのでご無理をなさいませんよう。
リアルの『娘。』同様荒れ模様ですねw
次回楽しみにしていますよ。
- 61 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/02/10(火) 13:12
- おつかれさまです
- 62 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/02/11(水) 03:41
- Д `)
- 63 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/02/12(木) 21:25
- 、
- 64 名前:石川県民 投稿日:2004/02/13(金) 10:09
- 更新お疲れさまでございます。
そういえば「モーニング娘。」は悪魔退治のために結成された集団でしたね、
メンバー内の恋模様が凄まじくてすっかり忘れていました☆
返していただけたレスの「ぴったクリ」、素で想像してしまったデス!
よく寝る子はピンクが意外と似合うじゃん、と思ってしまったり(w
個人的希望では他校の「ジジイが食ってもババロア」の子に「原色GIRL」を…(爆
また〜りお待ちしております♪
- 65 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/16(月) 02:12
- おつかれさん
- 66 名前:YONE 投稿日:2004/02/20(金) 04:47
- こんな時間に失礼
時間があったので過去の作品も読みました。
これからも頑張って下さい。
作者様の作品面白いです。
- 67 名前:第百二十三話 投稿日:2004/03/01(月) 13:59
-
不幸中の幸い、と言うヤツは確かにある。
中澤裕子は、ようやく慌しさが少しだけ和らいだ緊急処置室の前でため息をついた。
「…ん?」
ふと気付くと、足がガクガクしている。
そう言えばもう六時間近く立ちっぱなしだ。
「・・・・・・どっこい、しょっと。」
自分のババ臭い掛け声に、顔をしかめる。
「…お疲れ様です。」
コーヒーが差し出された。
その相手の顔を見て、裕子は顔を綻ばせる。
「おおっ!ひとみん!」
「事故が起きてから、休憩ナシで動いてたでしょう。さすがの裕子さんも、疲れたんじゃ
ありませんか?」
「いや…言ってられへんやろ。」
苦笑する。
「…それにしても。彼女達、本当に運が良かったですね。」
「まぁ、な。」
マグカップに口をつける。
どうやら自販機のではなく、瞳が豆から挽いてくれたもののようだ。
モーニング娘。の外勤を乗せた車が、悪魔の攻撃を受けて爆発した。
しかし、死人は誰一人として出なかったのだ。
- 68 名前:第百二十三話 投稿日:2004/03/01(月) 14:00
- 「…せやけど、運転席にいた矢口は意識不明の重態。とっさにその矢口を庇おうと前に出
た後藤もそれに同じ。…あとは、メンバーを守ろうとシールド張ったなっちが疲労で憔悴
…。」
「深刻なのはその三人ですが…他の皆さんも全員、決して軽症とは言えませんからね。特
に保田さんが…ちょっと取り乱してますし。」
「・・・・・・そりゃ、そーやろ。」
なつみが自分を含めた全員を助ける為に、生命維持ギリギリまで力を使ったのだ。
「…圭ちゃんは、どうしとる?」
「…安倍さんの施術室の前から、動きません。まだ起き上がれる状態じゃないのに…。」
裕子は、ばりばりと頭をかいた。
「…っかぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!なんか辻加護と石川と吉澤と小川がモメてるらしいし、
あッたま痛いわ〜!!」
「・・・・・・あっちも、深刻ですよね…。」
困ったような顔をする瞳の頭を、裕子は無言で優しく撫でた。
- 69 名前:第百二十三話 投稿日:2004/03/01(月) 14:00
-
****************************************
ベッドの上に起き上がった亜依は、梨華に言った。
「・・・・・・なんや、気マズい思いさせてしもーて、悪かったな。」
「う、ううんっ!!全然そんな事…ッ!!」
言いたい事、言わなきゃいけない事はたくさんあるのに、言葉が出てこない。梨華は焦
りながら無理矢理笑顔を浮かべた。
「皆無事で、本当によかった…。」
「・・・・・・なぁ、梨華ちゃん。」
「え…?」
亜依の、大人びた笑顔。
白昼夢のように蘇る、イギリスの図書館での記憶。
「・・・・・・ウチ、嘘は言っとらん。」
「うん…。」
「せやから…答え、くれへん?」
体が強張る。
「…今、ウチが…怪我人やからって、遠慮せんでええ。いっそ、スッキリしたいんや。」
「あ、あいぼん…。」
梨華は、膝の上で拳を握り締めた。
- 70 名前:第百二十三話 投稿日:2004/03/01(月) 14:00
- 「・・・・・・わ、わたしは…。」
車が爆発した瞬間の、モニターに映ってた映像を思い出す。
身体の芯が、ぎゅっと縮まるような感覚。
怖かった。ものすごく、怖かった。
「・・・・・・あ、あのね。」
「うん。」
「わたし…あの、事故が起きた直後、ね。」
「…うん。」
「・・・・・・真っ先に頭に浮かんだの、ひとみちゃんだったの…。」
泣きそうな顔。八の字に寄った眉。
そう、こんな顔させたいワケじゃない。
「…そっか。」
亜依はてへへと笑って見せた。
なんでだろう。笑顔のお手本として浮かんだのは、気まずいはずの希美の顔。
「悪かった、な。ウチもあんな事がなければ言うつもりなかったんやけど。」
「・・・・・・。」
「でも、スッキリしたわ。ののと小川さんに感謝やな。」
「・・・・・・あいぼん…!!」
- 71 名前:第百二十三話 投稿日:2004/03/01(月) 14:01
- 一回だけ、ぎゅっと抱きしめた。
甘くて優しい、梨華の香り。柔らかい、梨華の感触。
「…ごめんね。何て言って良いのか、わからないんだけど…!!」
「梨…」
「・・・・・・それから、ありがとう。」
「…え…?」
「<…あなたに救われた日も、あったから…。>」
英語で言われたその言葉。
梨華が去って行った扉を見つめながら、亜依の頭の中で何度も蘇った。
「・・・・・・ウチ、今までいろんな修羅場くぐって来たんやけど。」
辛い事も悲しい事も、嬉しい事もいっぱいあった。
「・・・・・・せやけど、こんなに泣きたいのは…初めてや。」
一人静かに、涙を流した。
- 72 名前:クロイツ 投稿日:2004/03/01(月) 14:01
-
…またしても間あきまくりで、少量更新…(号泣)
申し訳なくて申し訳なくてんもぅ…ああ、ごめんなさい…。
某テニス漫画の原稿が…あ、春コミ出ます。テニスで。新刊出します。PN違うけど。
…つーか、興味ある方っていらっしゃるのかしら…(汗)?
次回更新はもっと早くにしますね(汗)見捨てないでくださいませッ(切望)!!
>伊央様
ありがとうございます!!申し訳ございませんんんんん!!!
一応全員無事だったみたいです。そしてあいぼん。ごめんねあいぼん…。
次回からだんだん、元の明るい路線に戻して行くつもりです!!
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
>とこま様
ありがとうございます!すみません、遅くなっちゃって…(大汗)
一応、全員無事でした!!
大丈夫です!!きっと大丈夫!!次回から明るくなるはずですっ!!
どうぞよろしくお願いします!!
>名も無き読者様
とんでもない事になっちゃいましたが、なんとかなりそうです…(笑)
次回からは明るくなる予定なんで、どうぞご期待下さいませッ!!
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
- 73 名前:クロイツ 投稿日:2004/03/01(月) 14:02
- レスの続きでっす♪皆様、本当にありがとうございます!!
>フェンリル様
ありがとうございます!!
更新止まっちゃってて、本当に申し訳ございません(大汗)
>気長に待ってますのでご無理をなさいませんよう。
ううう、ありがとうですぅぅ〜!!次回はこんなに間があかないように頑張ります!!
どうぞよろしくお願いします!!
>名無し飼育さん様
ありがとうございまっす!!
頑張りますので、どうぞよろしくです!!
>石川県民様
ありがとうございます!!
>メンバー内の恋模様が凄まじくてすっかり忘れていました☆
実は私も忘れていた、って話もなきにしもあらず…(爆笑)
>個人的希望では他校の「ジジイが食ってもババロア」の子に「原色GIRL」を…(爆
すみません、想像しただけで爆笑の渦が押し寄せて来たんですが…。
頑張りますので、どうぞよろしくです!!
>名無飼育さん様
ありがとうございます!!
頑張りますので、どうぞよろしくです!!
>YONE様
ありがとうございます!!
そう言って頂けると、本当に嬉しいですー!!!
これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いしまっす!!!
- 74 名前:名も無き読者 投稿日:2004/03/01(月) 14:55
- 乙彼サマです。
見捨てませんよ、見捨てるもんですか!!w
感想言ったら間違いなくネタバレなのでやめときますが
我願明次回(漢文赤点)とだけ言っときます。
ではこれからもついて行くのでマターリ頑張って下さいw
- 75 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/02(火) 04:07
- 最初から読んでたらこんな時間に・・・
めっちゃおもろいです
こんな事書くのもあれなんですけど
今までクロイツさんが書いた作品教えていただけないでしょうか?
過去の作品も読んでみたいので
- 76 名前:とこま 投稿日:2004/03/03(水) 21:15
- 更新お疲れ様です。
まあ、全員無事(?)で生きていたのは何よりです。
修羅場にはなるかもしれませんが(汗)
- 77 名前:石川県民 投稿日:2004/03/09(火) 02:15
-
シュ〜ミはギャ〜グで い〜んじゃない♪
修羅場中の更新、お疲れ様でございます!!
春コミ…………ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
これが地方の悲しさ(しくしく)たとえ行列に並んだとしても、読んでみたいです…。行けないけど(号泣)
通販なんぞはおこな(ry
キュンとくるような切ない本編もサイコーですので、マターリ頑張ってください!!
- 78 名前:第百二十四話 投稿日:2004/03/10(水) 23:25
-
事故から、数週間の時が過ぎた。来週には、冬服に衣替えである。一番重症だった真里・
真希・なつみの三人も、来週には戦線復帰できるだろう。
『…目標は現在、居住スペースの安倍さんの部屋の前を通過しました!』
『速度は300m/h!!速いです!!』
『音声だけ…です。完璧です。』と表示されたウィンドウから、切羽詰ったあさ美と里
沙の声が流れ出す。
「くっそ〜…!!あの野郎、よくも梨華ちゃんを…!!」
ひとみは歯をギリっと音がする程強くかみ締め、ウィンドウに向かって呟く。
「新垣、梨華ちゃんの容態はどうなんだよ?」
『…先程、平家さんより連絡が入りました。意識は取り戻したそうですが、精神的ショッ
クが激しいとの事で…泣いちゃってどうしようもないそうです。』
「クソッ!!」
吐き出すように叫んだひとみに、もう一つウィンドウが開く。
『ヨッスィー、静かにするのれす。狙ってるって感付かれたら、アイツらスピードが上が
るのれす。』
「わ、わかってるよ、のの。…だけどさぁ。」
愛しい愛しい梨華が、泣いているのだ。
これが冷静でいられるか。
本来だったら作戦も何もかも無視してヤツをブチのめし、梨華の所に『もう大丈夫』と
飛んで行きたい所なのだ。それをしないだけでも、自分で自分を誉めてあげたい。
- 79 名前:第百二十四話 投稿日:2004/03/10(水) 23:25
- 『…で、どうする?圭織。このまま見守ってるだけじゃ、また見逃すわよ?』
圭の言葉に、ウィンドウ越しの圭織は唸る。
梨華が倒れたのは、目標を見失ったせいだ。まさかトイレに立った梨華の付近に行くな
んて思っていなかったから、ヤツは戦闘能力を持たない梨華に襲い掛かってしまったのだ。
『・・・・・・今、目標付近にいるのは?』
『はいっ!加護さん、愛ちゃん…それから吉澤さんです!完璧です!!』
あさ美の声も硬い。…仕方がない。こんな事態、彼女達五期メンバーには初めてなのだ。
圭織はため息を漏らした。
『…まぁ、人間がいるから仕方のない事態なんだけど…今後こう言う事にならないように、
みんなもっと気をつけようね。…とりあえず、あいぼん!!広範囲の魔術で…』
「待って下さい!!」
ひとみが割り込む。
「あたしに…あたしにやらせて下さい!!絶対仕留めてみせますから!!」
『よ、ヨッスィー!!?』
『ナニをトチ狂ってんねん!!あんな小さい標的、いくらヨッスィーでも…!!』
「それでも!!あたしがやらなきゃいけないんです!!」
ひとみの主張は、血を吐くようだった。
「…最近のウチら、確かにちょっとギクシャクしちゃってました…。い、いや、あたしは
別にそんなつもりなかったんですけど…り、梨華ちゃん、なんか…あたしに対してちょっ
とヨソヨソしいって言うか…。」
- 80 名前:第百二十四話 投稿日:2004/03/10(水) 23:25
- 『いや、誰もアンタらの近況なんか訊いてへんし。』
「だけど!!いえ、だからこそ!!」
亜依のツッコミを無視するひとみ。
「あたしが仕留めなきゃいけないんです!!二人の…絆を取り戻す為に!!梨華ちゃんを
恐怖のどん底に陥れたアイツを…!!!」
しばらく、シーンとした後。
ぱち、ぱち、ぱち…。
ウィンドウから小さな拍手がこぼれた。・・・・・・麻琴だ。
『ま、まこっちゃん…!!』
感極まったような、あさ美の呟き。拍手が、重なった。
『・・・・・・仕方ないね。』
それを聞いた圭織は、もう一回ため息をついてから言った。
『…作戦変更。ヨッスィー、まかせるよ。合図したら…迷わず撃って撃って撃ちまくれ!!』
「了解!!ありがとうございますッ!!」
そして、ひとみは走り出した。
敵を倒す為に。そして・・・・・・絆を取り戻す為に。
- 81 名前:第百二十四話 投稿日:2004/03/10(水) 23:26
-
****************************************
敵の名前。それはズバリ『ゴキブリ』。
「・・・・・・ゴキごときで何大騒ぎしとんねん、この嬢ちゃん達は。」
「ご、『ごとき』じゃないですよぅ!!大問題ですぅ!!」
えぐえぐ涙を流し続ける梨華に、裕子は呆れたように言い放った。
「なーに生ヌルい事言っとんねん。ゴキブリ一匹ツブせなくて、一人暮らしができるかっ
ちゅーねん!!言っとくがなぁ、どんだけ叫んでも助けは来ぇへんねんで!!?」
「や、やめてぇぇぇぇぇぇぇ!!!想像するだけで怖いぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
「コラコラねーさん。あんま怖がらせちゃーあかんでー。ヨッスィーにツブされるって。」
「ハッ!あーんな若造、返り討ちにしたる。」
無意識に鉄パイプを探す、その手つきが怖い。
「…そろそろ決着着きそうやなー。」
「・・・・・・え?」
涙目で振り返る梨華に、みちよはにっこり笑ってウィンドウを指差す。
「アンタの『ダーリン』が、大活躍しとるで。」
「・・・・・・。」
梨華は黙って、ウィンドウを開いた。
『…澤さんッ!!目標との距離、近すぎます!!それじゃあ目標からの攻撃が避けられま
せん!!』
あさ美の叫び声と共に、鮮明になる画面。銃をかまえるひとみの姿。
- 82 名前:第百二十四話 投稿日:2004/03/10(水) 23:26
- 『ええいッ!!攻撃が怖くて戦闘員やってられるか──────────────!!!
思い知れ、外勤のド根性と梨華ちゃんへの愛の深さ!!!』
『うっわ。ドサクサ紛れでなんかクッサい事言ってるし。』
『吉澤さん、男前やわ〜。見習わなきゃやよ〜。』
亜依のツッコミと愛の暢気なコメントは、梨華の耳には入ってなかった。
「…ひ、ひとみちゃん…!!わたしの為に危険をおかして…!!!」
「・・・・・・なんつーか…痛烈にツッコみたいんやけど、言葉が見つからんっちゅーか。
見つけるのもめんどい位にアホらしいっちゅーか。一言言わせてもらえば、『ゴキブリ退
治ごときにそこまでストーリーつけんな』ってヤツやな。」
そんな裕子のぼやきも聞こえない。
「…どうしましょう、平家さん…!!」
「ん?どないした?」
頬を真っ赤に染めた梨華は、みちよに言った。
「どうしよう、わたし…同じ相手に・・・・・・また、恋しちゃった。」
『ケッ』、と。
みちよと裕子の声が重なった。
- 83 名前:第百二十四話 投稿日:2004/03/10(水) 23:26
-
****************************************
無事、目標ことゴキブリを撃退して。
「・・・・・・ひとみちゃん?」
疲労感から、早々に寝静まった他のメンバー。
シーンと静まり返る廊下で、ひとみは愛しくてしかたない声に呼び止められた。
「…梨ッ!!・・・・・・華、ちゃん…。」
大きな声を出しそうになり、焦って片手で口を塞ぐ。
ひとみは黒のジャージ姿、梨華はピンクのパジャマ姿。
お互いの姿に、お互いときめく。
「・・・・・・あの、ひとみちゃん。」
「…な、何?」
「・・・・・・お部屋、行って・・・・・・良い?」
ドッキンコ。
どっかで見たような効果音を立てて、ひとみの心臓が跳ねる。
「…え、えええええ…?えええええ・・・・・・っと…!?」
期待するな、と。
期待してはいけないんだ、と、いくら自らに言い聞かせても。
イケナイ期待と想像をしてしまう、十五歳。
「…まだ、やっぱり…ちょっと怖くて…。」
そして予想通り、アッサリ打ち砕かれる若き妄想。
「・・・・・・そ、そーだよね…。そんなに簡単に物事進むワケないんだよネ…。」
「ひとみちゃん?何か言った?」
「い、いや、何も。・・・・・・いいよ、おいで。」
- 84 名前:第百二十四話 投稿日:2004/03/10(水) 23:27
- 手を握って引っ張ると、梨華は安堵したように微笑んだ。
(…やっぱり可愛いなぁ。)
でれっと下がる目尻を押さえきれないまま、ひとみは扉のロックを外した。
「どうぞ。」
「おじゃましまーす♪」
先に梨華を入れ、扉を閉める。
施錠もしっかりする。…裏切られるとわかっていても、やっぱり期待はしてしまう悲し
い十五歳。
「なんか飲むー?午後ティーあるよ。」
「うんっ!もらう。」
コップを手渡されて、梨華はそれを口に含んだ。
そして、じっとひとみを見つめる。
「・・・・・・梨華ちゃん?」
その視線に、ひとみはちょっとどぎまぎしながら名前を呼んだ。すると。
「…ごめんね。」
「・・・・・・はい?」
何の事だかわからないひとみに、梨華はぽつりと言う。
「…この間、あいぼんに・・・・・・告白されてから、今日まで。」
「あ…、ああ…その事、ね…。」
それならひとみにも思い当たる節はある。
あれから今日まで、梨華はちょっとよそよそしかった。
「…大好きなのはひとみちゃんで、わたしはちゃんとひとみちゃんを選んで…あいぼんに
もきっちり断ったんだけど…でも、わたし…。」
そして亜依は、『もう気にせんでええ』と今まで通りの付き合いをしてくれているけど。
- 85 名前:第百二十四話 投稿日:2004/03/10(水) 23:27
- 「わたし・・・・・・。」
なんだか、亜依に悪いような気がしてしまって。
ひとみとべたべたしたり、うまく行ったりするのは…なんだかとても悪い事をするよう
な気分になってしまって。
結果、よそよそしくなってしまった。
「それなのに、ひとみちゃんは…。」
変わらず、側にいてくれた。
そして、そんな梨華の態度に何も言わないでいてくれた。
「・・・・・・正直、言うとね。」
ひとみの言葉に、梨華は不安げな顔を向ける。
「ちょっと…キッツイなぁ、って思った瞬間も、なかったワケじゃ…なかったよ。」
「・・・・・・ごめん。」
「ううん、で、でもね!!」
にかっと、必要以上に明るい笑顔を見せる。
「だけど、気持ちわかるからさ!…最悪、側にいられるだけで良いって…覚悟してたし。」
優しい、優しい、優しいひとみ。
梨華は時々不安になる。
自分はちゃんと、返せているのだろうか?
無理をさせ過ぎているのは重々承知。だって自分はまだこの人に、キスしか許していな
いのだ。
「そのくらい…梨華ちゃんが好きだよ。」
ぎゅっと、胸がつかまれるくらいのときめき。
泣きたくても泣けないくらい、この人が好き。
- 86 名前:第百二十四話 投稿日:2004/03/10(水) 23:27
- 「・・・・・・わたしも好き。ひとみちゃんが、大好き。」
「うん♪」
コップを、机の上に置いて。
「梨華ちゃん?」
どきどきどきどき、心臓がうるさい。
覚悟なんか定まってない。勢いと言えば、本当にその通り。
いや、だけど。
もうずっと前からちゃんと、決めてた気もする。
ぎゅっと抱きつかれたひとみは、どぎまぎするばかり。手を背中に回して良いのか、そ
れすらも躊躇してしまうくらい。
「・・・・・・あげる。」
それが、『何』を意味するのか。
理解するまで、十数秒。
「・・・・・・・・・・・・ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!?」
叫びながらも、ひとみは頭の片隅で思った。
ああ、やっぱり鍵かけといてよかった、と。
- 87 名前:クロイツ 投稿日:2004/03/10(水) 23:28
-
前回までとはうって変わって、明るくなりましたね。ちょっと安心…(笑)
そして、さーどうするヨッスィー!!?
とうとうやって来ましたよ、この時が!!(爆笑)
・・・・・・つーか、家庭の事情で春コミ行けなくなったデスヨー…(号泣)
>名も無き読者様
ありがとうございますぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜!!!!!
ううう、お優しいお言葉、ほんとうにうれしいのれす…!!!
>我願明次回(漢文赤点)とだけ言っときます。
今回は大丈夫です(笑)ええ、ちゃんと明るくなってるハズ!!
がんばりまず!!どうぞよろしくですー!!
>名無飼育さん様
最初から読んで下さったんですかー!!?あ、ありがとうございますー!!!
私の過去の作品ですが、飼育での連載は
『わたしの望み。』
http://mseek.xrea.jp/blue/1029386801.html
『専属ケーキ屋さん』
http://mseek.xrea.jp/silver/1034649375.html
『専属ケーキ屋さん2』
http://mseek.xrea.jp/silver/1037682356.html
『専属ケーキ屋さん3』
http://mseek.xrea.jp/silver/1040779128.html
『専属ケーキ屋さん4』
http://mseek.xrea.jp/silver/1043657425.html
…でございます♪
別の某サイトさんでも『I LOVE YOU』と言う題名の話を連載させて頂いてま
したが…そっちのURLは流石にのせられないので…(大汗)
あと、作者フリー短編スレでも何本か書かせて頂きました。(匿名で書いたのもあるん
ですよー♪)
興味を抱いて頂けて、本当に嬉しいです!!
これからもがんばりますので、どうぞよろしくです!!
- 88 名前:クロイツ 投稿日:2004/03/10(水) 23:29
-
>とこま様
ありがとうございます!!
修羅場ってゆーか、今回・・・・・・念願の展開になって参りました(爆笑)
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
>石川県民様
ありがとうございます!!…またしても爆笑でございます…。
春コミ、行けなくなりますた…(号泣)在庫残ってるのにぃ〜(大号泣)!!
通販・・・・・・てゆーか、もしよろしければ…書きますけど(笑)アドレスかくしと
きますんで(爆笑)
がんばります!!どうぞよろしくです!!
- 89 名前:名も無き読者 投稿日:2004/03/11(木) 11:27
- お疲れサマです。
コケました。
途中で思いっきりコケましたYO、マジで。。。
まぁ何はともあれ――色んな意味で――頑張れ、よっすぃーw
- 90 名前:とこま 投稿日:2004/03/11(木) 20:47
- 更新お疲れ様です。
たっぷり笑わせていただきました。
やっぱり娘。はこうでないと・・・。
しかし現実にはありえる話なんですよね。
- 91 名前:レオナ 投稿日:2004/03/11(木) 21:02
- 更新お疲れ様です。
毎回楽しく読ませてもらっています。
『I LOVE YOU』も専属ケーキ屋さんもすべて読ませてもらいました。
どれも、すばらしかったです。
よっすぃーがんばれ!!梨華ちゃんも。
これからもがんばってください。
- 92 名前:石川県民 投稿日:2004/03/14(日) 15:30
- 更新お疲れさまでございます。
>てゆーか、…書きますけど(笑)
是非!是非!!是非ぃぃぃぃっっっ!!!!!
…と思いましたけど。私パソコン持ってないんですよね……_| ̄|〇<無念。 メルさせていただきますね☆
次回。今回石川のために最恐の敵を倒したよっすぃ、男を見せろぉぉぉぉぉぉ!!!!
…とハゲシク期待していまっす♪
- 93 名前:龍 投稿日:2004/03/18(木) 21:01
- 更新、お疲れさまです。
毎回楽しく読ませてもらってます。
クロイツさんの作品、かなり楽しいです!!
そして・・・よっすぃ〜、男らしいとこ、もっと見せろ!!って感じですね(笑)
- 94 名前:YONE 投稿日:2004/03/20(土) 00:03
- 遅ればせながら、更新お疲れ様です
『わたしの望み』もいま途中ですが
読ませて貰ってます。
マイペースで頑張って下さい。
- 95 名前:第百二十五話 投稿日:2004/03/31(水) 20:58
-
まるで、身体中が心臓になったような気分だ。
「…梨華ちゃん…。」
熱っぽく囁かれる、自分の名前。
いつも聞いている声なのに、初めて聞くかのよう。
頭の中はパニック状態。
覚悟ならきっちり決めて来た。そうなる事を自分でも望んでいた。
(じ、自分がどんな気分なのか、サッパリわからないぃぃぃぃぃぃ!!!)
怖いんだか、嬉しいんだか、期待してるんだかしてないんだか。梨華にはサッパリわか
らない。
ぎゅっと目をつぶる梨華に、ひとみは言う。
「…梨華ちゃん、怖い?」
「こッ、怖いってゆーかッ!!」
それすらもよくわからない、と。
「・・・・・・やめるなら、今だよ。」
「そ、そんなの駄目ッ!!」
圧し掛かって来るひとみの体重。恐る恐る、しかし確実に脱がされていくパジャマ。素
肌に直に感じるひとみの手の暖かさと感触。首筋を這う、ひとみの唇。
「ん…っ。」
漏れてしまった声。
自分の声ではないようなその声に、梨華は恥ずかしさと違和感を覚えて…右手で口を塞
ぐ。
- 96 名前:第百二十五話 投稿日:2004/03/31(水) 20:59
- 「何で塞いじゃうの?もっと聞かせてよ。梨華ちゃんの声。」
「んぅ…や、だって…あぁッ!!?」
下着ごとパジャマが下ろされて。
羞恥と戸惑いで、顔がいっきに赤くなる。
「・・・・・・ッ!!!」
どうしたら良いのか、まったくわからない。
そんな感情から、涙が浮かんだ。
「・・・・・・梨華ちゃん…。」
「ひ、ひとみちゃ…」
「もう一度、言うよ。
やめるなら…今のうち。これ以上先に進んだら、梨華ちゃんがどれだけ『嫌だ』っつっ
ても・・・・・・ウチ、止まれないから。」
声が熱い。
気がつけば、ひとみの身体全体がいつもよりもものすごく熱くなっている。
梨華は、潤んだ瞳でひとみを見上げた。
「…実は、ちょっと怖いの…。」
「・・・・・・うん。」
「だ、だって…。」
梨華は、ひとみのTシャツをぎゅっと掴んだ。
- 97 名前:第百二十五話 投稿日:2004/03/31(水) 20:59
- 「は、『初めてはイタい』って、雑誌にも書いてあったし皆言うしッ!!それに、ちょっ
と触られただけでヘンな声出しちゃって、は、恥ずかしいしッ!!それからそれからッ!!」
「う、うん…。」
「・・・・・・。」
「…梨華ちゃん?」
梨華はトマトの如く真っ赤な顔で、挑みかかるような目でひとみを見た。
「・・・・・・あげるって、決めたんだもん。」
「・・・・・・!!!」
その顔が、どれだけひとみを煽っているのか。梨華は無自覚である。
「ひとみちゃん相手に『嫌だ』なんて、本気で言わないもん。だからわたしが『嫌だ』っ
て言っても…無視しちゃって良いんだもんっ。」
甘くて可愛いアニメ声。
それがこんなにも色気を含んでいるなんて。
「・・・・・・もう、止まらないよ?」
「・・・・・・止まっちゃ、駄目。」
ひとみは梨華のパジャマの上に、手をかけた。
- 98 名前:第百二十五話 投稿日:2004/03/31(水) 20:59
-
****************************************
「君と走ぃ〜った季節は〜♪いっつまぁ〜でも色あせないぃ〜♪」
「・・・・・・いや、偽ケミストリーのホモソングは良いから。」
「いいよねぇ鳳宍。オフィシャルにホモ。王道王道。」
「…専門用語かつ固有名詞出すなって…。ジャンル違うからわかんない人のが多いんだか
らやめときなよ…。」
カードリーダーに、二人でカードを通す。
画面に『村田めぐみ』『大谷雅恵』と名前が表示され、扉が開く。
「しっかしさ〜、聞いた?マサオ。」
「ん?何を?」
「梨華ちゃんの事!!」
めぐみは、きひひひひっと奇妙に笑う。
「…梨華ちゃんが、どうかしたの?」
「それがさー、聞いてよー!!」
めぐみは、ものすごーく楽しそうに言う。
「今朝会ったら、歩き方おかしいのー!!」
その言葉の意味する所は。
「・・・・・・で、でも、邪推じゃないの?」
「うん、歩き方だけだったらそう思うんだけどさー。ヨッスィーがいつも以上にメチャメチャ
梨華ちゃんにかまっててアヤし過ぎだし、しかも首筋に絆創膏が!!」
- 99 名前:第百二十五話 投稿日:2004/03/31(水) 21:00
- 「あ────〜〜〜…それは・・・・・・決定的だねぇ…。」
「そーだよぉ!!それっきゃないっしょぉ!!あー、とうとうなるよーになっちゃったんだ
ねぇ、あの二人ッ!!どーするよマサオ?先越されちゃったよぉ?」
「な…っ!!て、てゆーか、なんで私とあゆがまだだって決め付けてんだよ!!?」
「あれ?違うの?」
「…どうだかね。」
雅恵は咳払いを一つ。
「そ、それに、そーゆーのって競うモンじゃないじゃんか。私らには私らのペースってモン
があって…」
「やっぱ、まだなんじゃん。」
雅恵、語るに落ちた。
めぐみはそんな雅恵を放置して、目を輝かせる。
「お赤飯配られたりすんのかなーっ!?めぐ、超スゲー楽しみーっ♪」
「・・・・・・実際配られたら、かなりの嫌がらせだよね…。」
しかし自分の上司たちを思い出してみると、『やりかねない』と思う雅恵であった。
- 100 名前:第百二十五話 投稿日:2004/03/31(水) 21:00
- 「つんくさんもお茶目だからぁ〜。」
「…お茶目、で済むの?あの人って。」
「だってめぐ的には、つんくさんって某『雨の日は無能』大佐なみに素敵な上司だし。」
「・・・・・・だから、ジャンル違うからわかんないって。」
雅恵が呆れると、めぐみは携帯を開く。
「何かメール来てるカナー?・・・・・・え!!?」
めぐみの顔に、緊張が走った。
「ど、どうしたの!?」
「・・・・・・マッズい事になりそーだよ…。」
ウィンドウを開いた。
そこに映し出されているのは、『紺野あさ美』。
「…こ、紺野ちゃん…?」
めぐみは難しい顔をしたまま、何も答えなくなった。
- 101 名前:クロイツ 投稿日:2004/03/31(水) 21:00
-
某テニス漫画に続いて、某錬金術漫画…ネタわかった方、手ぇあげて〜(笑)
そして更新遅くてすみません…本当に…。ネットに繋げなかったりしたモンで…(泣)
4月からはもっと頑張りますー!!
>名も無き読者様
ありがとうございます♪
ヨッスィー、かっこよくしようと頑張りました。かっこ良くなってたかしら…どきどき。
>途中で思いっきりコケましたYO、マジで。。。
コケて頂けてよかったです(笑)やっぱり女所帯じゃ一大事ですから…。
頑張りますので、どうぞよろしくです!!
>とこま様
ありがとうございます♪
笑って頂けましたか!やったー!!
やっぱり私の基本はそこですから…本当に良かった…。前が本当に暗かったですからねー(汗)
>しかし現実にはありえる話なんですよね。
そうなんです!!女所帯では一大事なんです!!私は無理です。泣いて叫んで逃げるの
み(笑)
がんばりますので、どうぞよろしくです!!
>レオナ様
ありがとうございます!!
他のも読んで下さったんですか!!?あ、ありがとうございますぅぅぅ〜〜!!!
今回、ヨッスィー頑張ってます(笑)むしろ頑張ってかっこよくしてみました(爆笑)
いかがだったでしょうか…。
まだまだものすごく未熟者なんですが、頑張りますのでどうぞよろしくお願いしますっ!!
- 102 名前:クロイツ 投稿日:2004/03/31(水) 21:01
- レスの続きです♪皆様、本当にありがとうございます!!
>石川県民様
ありがとうございます♪
>次回。今回石川のために最恐の敵を倒したよっすぃ、男を見せろぉぉぉぉぉぉ!!!!
頑張ってます!!つーか、すっげぇ頑張ったとゆーかッ!!
ちゃんとかっこ良くなってるかしら…(大汗)ちょっぴり心配…。
そして某テニス漫画ネタ。今回も炸裂。ありがとう村田さん…。固有名詞出しちゃった…(爆笑)
頑張りますので、どうぞよろしくです♪
>龍様
ありがとうございますー!!そう言って頂けると、本当に嬉しいですー!!!
まだまだ未熟な私ですが、愛情は死ぬほど注いでおります(笑)
これからも頑張って参りますので、どうぞよろしくお願いします!!
>YONE様
ありがとうございまっす♪
『わたしの望み。』も読んで下さってるんですか!!?うわー、ありがとうございます!!!
更新ペース、今めちゃめちゃ遅くなっちゃっててすみません…(大汗)
頑張りますので、どうぞよろしくお願い致しますッ!!!
- 103 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/31(水) 21:59
- >>93
半角でsage
- 104 名前:名も無き読者 投稿日:2004/03/31(水) 22:10
- はがれんキターーーー!!!!(壊気味
って狽ヘっ、し、失礼しました。
先日新巻買ったばかりなので取り乱しました。。。(汗
改めて更新お疲れデス。
いやぁでも・・・ねぇ?(赤面
恋愛経験なぞ皆無の自分には少々過激カナ♪
次も楽しみにしてますw
- 105 名前:agure 投稿日:2004/03/31(水) 23:29
- 更新お疲れ様です。
なるほどーはがれんでしたかぁ、テニス漫画が限界でした(笑)
梨華ちゃんを観察する下世話なめぐめぐ、たまらん(笑)
- 106 名前:石川県民 投稿日:2004/04/01(木) 10:10
- お忙しい中の更新、お疲れさまでございます。
鳳宍…金持ち校の王道ですね☆
赤飯、是非配り歩いてください!!幸せのおすそ分けをぉっ!
しかし…つんくさんが『無能』でしたら、なんでしょう、カオリンが犬のしつけにピストルを使う、
ネーミングセンスが微妙な方ということになるのでさうか……?(w
次回も楽しみにしています♪
- 107 名前:マルタちゃん 投稿日:2004/04/01(木) 14:00
- 更新お疲れさまです。そして初めましてです。
いつも読ませていただいてます。いしよしキターって
感じです。次はやぐごま?(実はやぐごまが一番好き)
期待してます。頑張って下さい。
- 108 名前:レオナ 投稿日:2004/04/01(木) 19:33
- 更新お疲れ様です。
よっすぃー、かっけ〜ですよ。かなり。
Myペースにがんばってください。
次回も楽しみにしています。
- 109 名前:名いの 投稿日:2004/04/02(金) 00:20
- 更新お疲れ様です。
いしよし良いっす!!最高です!!
ジャンルの違うネタ、結構好きです(笑
正直つんくさんも無能の人も上司にはしたくない
‥‥なんか無駄に疲れそうだもん
- 110 名前:とこま 投稿日:2004/04/05(月) 20:27
- 更新お疲れ様です。
いしよし良いですね♪
赤飯を配りまくりましょう。
- 111 名前:名無し読者 投稿日:2004/04/25(日) 15:52
- 放置棄?
- 112 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/25(日) 17:08
- アニメネタを出されてから全く面白くなくなった
- 113 名前:マルタちゃん 投稿日:2004/04/25(日) 18:11
- 頑張ってください。
- 114 名前:龍 投稿日:2004/04/29(木) 00:43
- 更新、待ってます!!
- 115 名前:wind 投稿日:2004/05/10(月) 23:00
- 保
- 116 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/11(火) 15:22
- 生きていますか?
- 117 名前:サクラ 投稿日:2004/05/13(木) 03:08
- 待ってます〜。この作品が好きだから。
- 118 名前:名無し読者 投稿日:2004/05/14(金) 00:27
- 落とします。
- 119 名前:YONE 投稿日:2004/05/25(火) 18:55
- まっ気長に待ちましょう
- 120 名前:ななしさん 投稿日:2004/05/25(火) 19:35
- 落としますね〜。作者さん待ってますよ〜。
- 121 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/26(水) 12:23
- なぜ、コテハンはageたがるのか?
- 122 名前:フェンリル 投稿日:2004/06/03(木) 03:58
- 久しく拝見できませんね。お元気にされていればいいのですが・・・
辛抱強くお待ちしてますね。
出来たら生存報告だけでも・・・
- 123 名前:ななしのよっすぃ〜 投稿日:2004/06/07(月) 22:20
- クロイツさま
お久しぶりです。静かにROMりつつ保存作業を続けていました。
続き楽しみに待ってます。
- 124 名前:naomi 投稿日:2004/06/24(木) 02:12
- がんばってぇ〜(*´∀`*)ノ
- 125 名前:名無し読者 投稿日:2004/06/24(木) 02:44
- なぜ上げるかな
- 126 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/24(木) 16:11
- 帰ってこなくていいから
- 127 名前:流星 投稿日:2004/06/24(木) 19:52
- 初めまして。初めて読んだんですが、おもしろいです。更新、待ってます。
- 128 名前:てこ 投稿日:2004/07/18(日) 13:56
- ここのいしよし大好きです。
いつまでも待ってまーす。
- 129 名前:ちよの 投稿日:2004/07/29(木) 21:43
- 面白すぎ〜最高!!!
でも、もう何ヶ月も更新してないみたいですね…
もしかしたらもう更新しないのですか?>_<
- 130 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/29(木) 22:55
- 落とします。
- 131 名前:てこ 投稿日:2004/08/16(月) 17:32
- いつまでも待ってます
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