ずっと君と・・・

1 名前:ローワン 投稿日:2004/01/24(土) 16:50
最終的にはやぐよしにしていくつもりです。
結構ありきたりな展開になるかもしれませんが、よろしくお願いします。
感想、苦情、その他もろもろ、待ってます。
2 名前:ローワン 投稿日:2004/01/24(土) 16:51
吉澤ひとみは、走っていた。
実は待ち合わせに30分も遅刻中なのだ。
「はぁ・・・はぁ・・・ごめ・・・ん」
待ち合わせの場所には、ちょっと膨れっ面の彼女がいた。
「梨華ちゃん」
「も〜、遅いよ〜」
「ハハハ、ゴメンってば〜」
吉澤と石川梨華は付き合っている。
この2人がどうして付き合う様になったのか、それは第3次追加メンバーオーディションの寺合宿までさかのぼる。
3 名前:ローワン 投稿日:2004/01/24(土) 16:53
石川は、合宿でもドジな性格からか、失敗する事が多くあった。
今日も何かしでかしてしま・・・
ドカッ・・・バシャ!!
・・・ったようだ。
「あ〜あ」
廊下を歩いていただけなのに。
バケツにつまづき、中の水をこぼしてしまった。
自分はなんて不幸な少女なのだろう。
他のオーディションメンバーは冷たい目でただ見ている。
「「大丈夫!?」」
「大丈夫れすか!?」
しかし、1人の背の高い少女と、お団子頭が似合うよく似た2人の少女が声をかけて来た。
どうせあなたたちは自分は優しいってカメラにアピールしたいだけなんでしょ。
「大丈夫」
と一言言って床を拭こうとした。
「手伝うよ」
「いい」
「手伝いますれす」
「いいってば」
「手伝いますって!」
「いいって言ってるでしょ!!」
「・・・・・・」
「あ・・・」
4 名前:ローワン 投稿日:2004/01/24(土) 16:55
「迷惑だったかな・・・ごめん」
「ごめんなさいれす」
「すまんかったなぁ」
3人の少女は悲しげな顔をして去ろうとする。
そこで初めて石川はこの人達が自分の事を本当に心配してくれていたのだと分かった。
「ちょ・・・ちょっと待って!!」
「「「??」」」
「あの・・・あなた達の事・・・その・・・点数稼 ぎだと思ってて・・・ごめんなさい!!」「あ・・・アハハハ!!そうだったんだ。なんだ〜
 違うよ。あたしは純粋清潔清純にアンパンマンの 様な正義感からあなたを助けようと思っただけだ
 よ」
いきなり変な事を言う吉澤に、石川は笑ってしまった。
「あ、やと笑ってくれたね。あたし吉澤ひとみ。よ
 ろしく〜」
「私は石川梨華。こちらこそよろしくね」
「ウチは加護亜依やで!!」
「辻希美なのれす!!」
「ふふ、よろしくね、辻ちゃん、加護ちゃん」
5 名前:ローワン 投稿日:2004/01/24(土) 16:58
うおっ!いきなりなんか行がすごい事になってるな・・・。
今日はこれで終わりです。
悪口でもなんでもいいんで、レスください。
自分が書いててむなしくなってくるんで・・・(笑)
6 名前:なち 投稿日:2004/01/24(土) 18:34
初めまして☆
面白そうな話発見♪
期待してます(^^)v頑張って下さい。
7 名前:ローワン 投稿日:2004/01/25(日) 10:30
6>なちさん
ありがとうございます!
更新はかなり不定期になると思いますが・・・頑張ります。
8 名前:ローワン 投稿日:2004/01/25(日) 10:33
それでは、本日の更新いきます。

思えば、合宿で4人が仲良くなったのは、神様が作った運命だっ
たのかもしれない。
モーニング娘。に入ってからも4人は相変わらず仲は良かったが、 
やはり歳の近い吉澤を、しだいに石川は意識しだしたのである。
そして、その気持ちにはっきり気付いた時には、もうどうしよう
もなく好きになっていた。
9 名前:ローワン 投稿日:2004/01/25(日) 10:35
昨日のオフ。
石川と吉澤が東京ディズニーラ○ドに行った帰りの出来事。
吉澤とはちょっと前に別れたばっかりだ。
ドンッ!!
「きゃっ!」「おわっ!」
「危ねぇじゃねえか、あぁ?」
「すいませんでした!!」
「スイマセンじゃすまねえ事があるんじゃないの?
 おじょうちゃん。あ、もしかしてモーニング娘。
 の石川梨華?はは!こりゃあいいや!」
男は石川にじりじり近寄って行く。
(ひぃー!助けて・・・よっすぃ〜・・・!)
「やめろよ」
そのとき、背の高い男の子が立っていた。
「あぁ!?」
「やめろっつってんだよ」
「てめぇには関係ねぇだろ?」
「いいから離せよ」
「うるせぇ!!」
その男は、男の子に殴り掛かった。
しかしその拳は空を切り、代わりに男の子の右ストレートが
男の左頬にヒットした。
「くそ・・・覚えてろよ!!」
男は走り去った。
「心配しなくてももう会わないっつーの」
石川は、恐怖でまだ震えながらも、その男の子に声をかける。
石川には男の子が誰だか分かっていたようだ。
10 名前:ローワン 投稿日:2004/01/25(日) 10:38
「ありがとう・・・よっすぃ〜」
「えっ!?・・・やっぱバレてた?」
「うん。バレバレだよ〜」
「へへっ、よく考えたら家に食べ物なかったな〜と
 思って、コンビニに寄ってから帰ったんだ。それ
 で梨華ちゃんちの方の道向いたら、見えたから」
笑いながら髪をかきあげる。
(やっぱりカッコイイよ・・・よっすぃ〜・・・言 
 っちゃおうかな・・・)
「・・・よっすぃ〜」
「ん?」
「あの・・・私、よっすぃ〜の事好きなんだ」
「え?・・・それは・・・あの・・・」
「恋愛対象として・・・好きなんだ。女の子から言 
 われるの気持ち悪いかもしれないけど・・・」
吉澤は正直驚いていた。
ずっと友達だと思っていた石川からの突然の告白。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
「気持ち悪くはないけど・・・えっと・・・付き合 
 ってる人もいないし・・・」
なんであたし自分の状況喋ってんだろ。
もっと言わなきゃいけないことあるはずーーー
「・・・じゃあいい?付き合ってくれる?」
石川は少し涙目で言っている。
そんな石川を見たら、好きでなくても断れなくなってしまう。
「・・・いいよ」
「やった〜!ありがとよっすぃ〜!!」
と言って石川は吉澤に抱きついた。
吉澤は複雑な気持ちだったが、とりあえず石川を抱きしめた。
11 名前:ローワン 投稿日:2004/01/25(日) 10:39
本日の更新は以上です。
相変わらず苦情・感想待ってます。
12 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/25(日) 17:10
おっ!新作見っけ
面白くてこの先が楽しみです。
娘。でも風邪が流行っていますので
ローワンさんもご無理なさらぬように
13 名前:ローワン 投稿日:2004/01/28(水) 16:43
12>名無し飼育さん
ありがとうございます、頑張ります。
今年の風邪はタチ悪いらしいので、名無し飼育さんも体にお気をつけて。
14 名前:ローワン 投稿日:2004/01/28(水) 16:46
そして吉澤と石川は付き合いだした。
最初は戸惑いもあった吉澤だが、石川は外見的にも可愛いし、
性格も素直で純粋で、吉澤もどんどん石川に惹かれていった。
そして、今日のデートの約束まで来たのだ。
15 名前:ローワン 投稿日:2004/01/28(水) 16:54
「で?どこ行くの?」
「ん〜とね、これ!友達に貰ったんだ!一緒に行こう?」
それは映画のチケットだった。
その映画はあたしの最も苦手とする恋愛物だった。
しかも超長編。
・・・でも目が泳いでるあたしを見て梨華ちゃんは
またあの泣きそうな顔になってる。
「・・・いいよ」
あたし、この顔に弱いなぁ。
「わーい!ありがとよっすぃ〜!じゃ行こっか!」
そうしてあたし達は映画館に入った。
しかし、映画を見始めたのはいいもののやはり苦手な物は苦手で、
あたしは30分もしないうちに眠りについた。
16 名前:ローワン 投稿日:2004/01/28(水) 16:56
「・・・っすぃ〜!・・・よっすぃ〜!」
「ふへぇ?」
「何て声出してんの(笑)もう終わったよ〜?」
「うぁっ!ごめん!」
「恋愛物がダメならダメって言ってくれればいいのに・・・
 だいたいよっすぃ〜はいっつも・・・」
やべぇ、梨華ちゃんがネガティブモードに入ってきてる!!
と、とりあえず連れ出さねば!!
「り、梨華ちゃん、とにかくここ出よ?」
「え?・・・うん」
とりあえず梨華ちゃんを連れ出す事に成功。
外に出ると、もう陽が没しかけていた。
「んじゃどっかでゴハンでも食べる?」
「うん・・・そうだね」
・・・さっきから梨華ちゃんがそっけない・・・まぁいいか。
そんな事をしてる間によさそうな店を見つけたのでそこに入る。
し、しまった!映画館を出たところで、ネガティブには
変わりなかったのだ・・・。
その後の記憶は・・・ない。
17 名前:ローワン 投稿日:2004/01/28(水) 16:59
ーーー翌日。
「よっす・・・ぃ〜?」
「矢口ざん・・・おばびょぶぼばいっ・・・ぐふっ
 ・・・まず・・・」

解説しよう。 
吉澤は、「矢口さん、おはようございます」と言いたかったようだ。

「・・・よっすぃ〜・・・死んでるよ?」
「そんな・・・事は・・・がふ・・・ないです」
「いやでも・・・」
そこで、吉澤は昨日の事を死にかけながら話した。
どうやら、吉澤は昨日一睡もできなかったらしい。
・・・いや、誰でも出来ないだろう。
「も・・・ダメ・・・」
「え?うわっ!!」
仕事に来るだけで限界だったのか、吉澤は矢口に倒れ込んだ。
「ちょ、よっすぃ〜のがデカイんだからこんな所で倒れられたら
 矢口じゃ動かせないだろぉ〜!?誰か〜!!」
そこに、ちょうど来たマネージャーに助けてもらい、
吉澤は救護室に運ばれた。
18 名前:ローワン 投稿日:2004/01/28(水) 17:04
あれ?ここどこだ?
「よっすぃ〜!起きたの!?」
「あ・・・矢口さん。あれ?あたしどうしたんでしたっけ?」
「来ていきなり倒れたんだよ〜だからここまで運んできたんだよ」
「えっ!?矢口さんがですか!?すごーい、矢口さんて怪力・・・」
ーーーバコッ!!
どこから出て来たのか、矢口は吉澤をハリセンで思いっきり叩く。
「痛いじゃないですか〜!!」
「矢口がそんなアトムみたいな事できる訳ないだろっ!! 
 マネージャーさんと運んで来たんだよ!」
「そうですか・・・ってことはもしかしてずっとここに
 いてくれたんですか?」
「え・・・ま、まぁそうだけど・・・」
あ、矢口さん照れてる。
照れてる矢口さんってあたしからみてもすっごい
カワイイんだよね〜。
「それはそれは、すいませんでした」
「いいい、いや、べっ、別にいいんだよ」
あれ?矢口さんなんで動揺してんだろ。
まあそんなとこもカワイイけどね。
おっと、またタラシって梨華ちゃんに言われるとこだった。
「よっすぃ〜?」
おっと、噂をすれば(いやしてないけど)、梨華ちゃん登場。
「大丈夫?ねえ?大丈夫?頭とか打ってない?」
「あ・・・じゃ、じゃあ、オイラマネージャーさん呼んでくる
 から。梨華ちゃん、よっすぃ〜よろしくね」
「は〜い。チャーミーにまかせてください〜」
「・・・キモイよ、梨華ちゃん。じゃ」
「うえ〜ん、矢口さんひどいですぅ〜」
吉澤には矢口がいつもと違うように見えた。
何か、寂しそうというか、矢口の背中が妙に小さく見えた様な
気がした。
・・・どうしたんだろう?矢口さん。
ハッ・・・。
今あたしに抱きついてる梨華ちゃんより、矢口さんの方が
気になっている。
その事実に、吉澤は気付いた。
あたしは、矢口さんの方が梨華ちゃんより好き?
そんな事ない。あるはずがない。
なぜって梨華ちゃんと付き合ってるから。
付き合ってるから・・・。
19 名前:ローワン 投稿日:2004/01/28(水) 17:09
・・・何か変な所で終わってしまった?ような・・・。
・・・相変わらず感想も苦情も待ってます。
20 名前:ローワン 投稿日:2004/02/08(日) 15:35
更新いきますか・・・ちょっとレスがなくてブルー気味ですが・・・。
最初は矢口視点です。
21 名前:ローワン 投稿日:2004/02/08(日) 15:40
なんであんな事しちゃったんだろ・・・。
オイラには裕ちゃんがいるのに・・・。

説明しよう。
中澤と矢口は、昔からメンバー公認のラブラブバカップルなのだ。

吉澤を救護室に運んで来て、皆に知らせてくるから
とマネージャーが出て行ったとき。
「ん・・・」
よっすぃ〜が寝返りをうった。
ふとよっすぃ〜の顔を見ると、倒れたとは思えないくらい安らかな
寝顔をしていた。
よっすぃ〜カワイイなぁ〜。
ちょっとほっぺ触ってみよ・・・へへっ、ヤワイ。
あれ・・・?なんかドキドキする・・・。
なんでよっすぃ〜相手にドキドキしてんだよ・・・。
そのとき、視線を首筋にうつした。
すると、暑いのかうっすらと汗をかいている。
それを見た瞬間、オイラの中で何かが切れた。
気付くとよっすぃ〜に唇を重ねていた。
唇に、角度を変えながら何度も何度もキスをする。
悪いとは思ったが、理性を抑える事ができない。
オイラはそのまま舌を入れ、深いキスをする。
よっすぃ〜の苦しそうな吐息が、ますますオイラの欲望を
かき立てる。
しかし、オイラははっとしてすぐさま飛び退き、その拍子
に足をイスにぶつけてしまった。
22 名前:ローワン 投稿日:2004/02/08(日) 15:42
その音で、よっすぃ〜は起きちゃったみたいだ。
「よっすぃ〜!起きたの!?」
あ〜あ・・・オイラってドジ・・・。
「あ・・・矢口さん。あれ?あたしどうしたんでしたっけ?」
よっすぃ〜完璧に起きちゃったよ・・・。
「来ていきなり倒れたんだよ〜だからここまで運んできたんだよ」
「えっ!?矢口さんがですか!?すごーい、矢口さんて怪力・・・」
ーーーバコッ!!
いくら筋肉質なオイラでも自分よりでかい奴を運べるわけねーだろ!
「痛いじゃないですか〜!!」
「矢口がそんなアトムみたいな事できる訳ないだろっ!!
 マネージャーさんと運んで来たんだよ!」
「そうですか・・・ってことはもしかしてずっとここにいて
 くれたんですか?」
「え・・・ま、まぁそうだけど・・・」
「それはそれは、すいませんでした」
そんな・・・こっちこそ謝んなきゃいけないことしちゃったよ・・・。
言えないけどさ・・・。
「いいい、いや、べっ、別にいいんだよ」
「よっすぃ〜?」
あ、石川だ!石川にしてはナイスタイミング!
「大丈夫?ねえ?大丈夫?頭とか打ってない?」
といって石川はよっすぃ〜に抱きつく。
・・・ちょっと悔しいかも。
「あ・・・じゃ、じゃあ、オイラマネージャーさん呼んでくる
 から。梨華ちゃん、よっすぃ〜よろしくね」
「は〜い。チャーミーにまかせてください〜」
「・・・キモイよ、梨華ちゃん。じゃ」
「うえ〜ん、矢口さんひどいですぅ〜」
これ以上いたらまた理性が抑えられなくなりそうなので、
とりあえず部屋を出た。
早くよっすぃ〜の感覚消さないと・・・。
23 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/08(日) 20:22
こんな私でも感想書いてよろしいでしょうか
ローワンさんの更新楽しみにしてました
いきなりエロキター!!積極的なやぐに萌え、とてもよかったですw
そして話の同時進行?面白いです

次回も楽しみにしておりますので執筆頑張ってください!
24 名前:せりな 投稿日:2004/02/08(日) 21:52
私が好きなタイプの小説ですね。がんばってください。
25 名前:ローワン 投稿日:2004/02/11(水) 10:58
23>名無し飼育さん
ありがとうございます!嬉しいです!
レスがなかったらもっとへこんでたかもしれないので・・・(笑)

24>せりなさん
ありがとうございます!期待に沿えられるよう、頑張ります。

それでは本日の更新いきたいと思います。
26 名前:ローワン 投稿日:2004/02/11(水) 11:01
「裕ちゃん!」
「なんや〜?矢口」
「チューして!」
「なんや、今日は積極的やなぁ、どうしたん?」
「いいから!」
「別にええけど・・・」
チュッーーー
「ありがと、落ち着いた。」
「そら良かった」
しかし矢口も気付いていた・・・その事実に。
中澤といて、理性が抑えられなくなった事など、数える程しかない。
しかし、吉澤にあんな事をしてしまった。
その訳は、1つしかない。
自分は・・・中澤よりも・・・吉澤の事が好きだ。
27 名前:ローワン 投稿日:2004/02/11(水) 11:03
互いに自分の気持ちに気付いてから、しばらくたった。
その気持ちは、時が経つに連れて、消えてなくなるどころか、
どんどん大きくなっていくのだった。
最近は、2人でいるのも恥ずかしいくらいだ。
・・・しかし、事件が起こった。
それは全国ツアーの部屋割りを決めた時。
モーニング娘。は、ホテルの2人部屋を5つ、いつもとっている。
その部屋割りは、毎回中澤が適当に決めるのだが、いつも中澤と矢口、
石川と吉澤が一緒になってしまうので今回は新メンと旧メンの親睦を
深めるという事で、くじ引きで決める事となった。
「恨みっこなしや、文句も一切受け付けへんで」
「あたりまえだろ〜早くやろ〜」
「わかったわ!んじゃいくでぇ」
そうしてくじ引きの結果、
中澤・辻   飯田・後藤  
保田・石川  矢口・吉澤
安倍・加護
というペアになった。
28 名前:ローワン 投稿日:2004/02/11(水) 11:05
裕ちゃん!異議あり!」
「なんや?矢口」
「もう一回やらない?」
「恨みっこなしって言ったやろ?」
「・・・でもよっすぃ〜は教育係もやったし今更親睦を深める 
 とかないっしょ」
「そうですよ」
「なんや、吉澤もかいな。文句は一切受け付けん、って言った
 やろ?圭坊んとこもやし」
「・・・でも」
「・・・矢口、分かってくれ。裕ちゃんかて悲しいんや」
・・・何か勘違いをしている中澤だが、矢口と吉澤にはそんな事
を考えてる余裕などない。
(どうしよ・・・よっすぃ〜と一緒だ・・・)
(どうしよ・・・矢口さんと一緒だよ・・・)
両方とも、2人きりでいて理性を保てる自信はない。
だから、なんとしても一緒の部屋だけは避けたかったのだが、
中澤はプライドが許さないのか、頑として聞かなかった。
どうやら、2人きりになるのは避けれなさそうだ。
お互いに不安なまま、時は過ぎる。
29 名前:ローワン 投稿日:2004/02/11(水) 11:08
本日の更新は以上です。
すいません・・・
28の1行目の矢口のセリフに「が抜けました・・・。
相変わらずレス待ってます。
30 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/13(金) 09:05
今日はじめてみました。いしよしも
やぐよしも好きなのですごく楽しみです。
がんばってください。
31 名前:名無し23 投稿日:2004/02/15(日) 12:19
この先が何とも面白そうな展開です。
やぐよしのカップリングも好きです。

次回更新も楽しみにしております
32 名前:ローワン 投稿日:2004/02/16(月) 21:01
30>名無し飼育さん
ありがとうございます!
頑張って定期的に更新しようとしてるんですが・・・無理かもしれません(笑)

31>名無し23さん
頑張ります!展開を見れば分かると思いますが、これからもやぐよしです!
33 名前:ローワン 投稿日:2004/02/16(月) 21:03
全国ツアー当日、娘。全員が羽田に集合し、最初のライブの地、
北海道へと飛んだ。

北海道へ着くと、すぐさま明日のリハや打ち合わせなどが入っており、
娘。は1日中忙しい。
しかし、その多忙などうしても仕事に気が入らないメンバーがいた。
矢口と吉澤だ。
互いに気付くと相手を見つめていて、相手が視線に気付くと目を
そらす。
というような事を何回も何回も繰り返していた。
そんな事をしながらもなんとか仕事を終わらせ、各自の部屋へ戻る
事となった。
34 名前:ローワン 投稿日:2004/02/16(月) 21:07
「よっすぃ〜!」
「・・・あ、梨華ちゃん」
「ねぇねぇ、良い考えがあるんだけどぉ〜・・・」
「??」
「ちょっと待っててね〜!」
石川は吉澤を置いて走ってどこかへ行ってしまった。
しばらくして、石川は保田と矢口を連れてやって来た。
「えっと・・・それでなんですけど、今の部屋割りは、保田さんと
 私、矢口さんとよっすぃ〜じゃないですかぁ〜。それを私と矢口
 さんを交換して、保田さんと矢口さん、私とよっすぃ〜にしませ
 んか〜?保田さん達も同期同士の方がいいでしょ」
「いいんじゃない?ねぇ、矢口」
「う・・・うん」
「あたしも別にいいよ」
とは言うものの、一緒の部屋じゃない事が少し寂しい矢口と吉澤。
「なにしとんの〜?楽しそうやなぁ〜♪」
と、登場したのは中澤。
声は楽しそうだが、目は笑っていない。
「裕ちゃんには矢口と石川を交換するとか聞こえたでぇ〜?」
「ヒェ・・・ソンナコトハ・・・ナイデス・・・」
「最初に恨みっこなしって言ったよなぁ〜♪」
「ハヒ・・・モウ・・・シマセン・・・グフッ」
「よし!じゃぁ皆夜を楽しめよ〜♪」
「サヨ・・ナ・・・ラ・・・;っp「@;/。」
そのやりとりを見て、3人は思った。
「「裕ちゃん・・・」」 「中澤さん・・・」

      「「「怖っ!!」」」

「・・・あきらめよう・・・」
「・・そうだね・・・」
「・・・そうですね・・・」
「・・・j「@;:;ぽ@;/p・・・アウッ・・」
「じゃあね」
「うん、じゃあ」
「おやすみなさい」
「ほら、行くよ!」
「ハヒ・・・@+『`*+`〜=>:」
壊れた石川を引きずって、保田は自分たちの部屋へ帰っていった。
「・・・帰りましょうか」
「・・・うん」
35 名前:T 投稿日:2004/03/08(月) 13:32
よしやぐ好きです
なんかこのコメディっぽい所が
気に入りました!がんばってください!
36 名前: 投稿日:2004/03/18(木) 20:54
やぐよし好きです。この先どうなるのか、かなり楽しみなんで、続き待ってます。
37 名前:ローワン 投稿日:2004/03/25(木) 10:03
35>Tさん
ありがとうございます。
これからコメディっぽくなるかどうかは分かりませんが・・・頑張ります。

36>龍さん
楽しみにしていてください!そういう方が1人でも居ていただけると嬉しいです!
38 名前:ローワン 投稿日:2004/03/25(木) 10:08
それでは、本日の更新いこうと思います。

そして帰ったのはいいものの、何を話していいのかわからない。
「じゃあ・・・オイラシャワー浴びて来るね」
「はい」
といって矢口さんは浴室に入って行った。
はぁ・・・結局一緒の部屋になっちゃったな・・・
嬉しいような・・・不安なような。
このまま矢口さんと普通に会話出来るかな?
しっかしあたし梨華ちゃんに悪い事したな・・・。
まだ恋人同士だけど、やっぱいつかは別れなきゃいけないんだよね。
確かに梨華ちゃんも好きだけど、矢口さんとじゃ比べ物にならない。
でも・・・やっぱ言うの辛いよなぁ。
あたしと梨華ちゃんはテレビで色々絡む事が多いからこれからも娘。
で仲良くやってかなきゃいけないのに・・・。
あたし達は別れても親友としてもう一回やり直す事ができるのだろうか?
別れたからそのまま、何てのはやだな・・・。
あたし友達としてなら梨華ちゃん好きだし。
だからと言って矢口さんを諦めるなんて事はできない。
いつか告白して振られても、あたしは矢口さんを追い掛け続けるだろう。
なんて事を考えていると、矢口さんが浴室から出てきた。
「よっすぃ〜シャワー使っていいよ〜」
「あ、はい、じゃあ行ってきます」
「はいはい〜」
39 名前:ローワン 投稿日:2004/03/25(木) 10:11
はぁ・・・オイラ結構普通に会話できてない?
良かった、あからさまに動揺してたらよっすぃ〜だって話し
にくいもんね。
今よっすぃ〜何考えてたんだろう?
やっぱ梨華ちゃんの事だろうな・・・。
オイラも裕ちゃんと別れるんだよね、いつかは。
どっちか選べって言われたら、今現在は間違いなくよっすぃ〜を
選んじゃうもんね。
はぁ・・・オイラ結構よっすぃ〜にハマっちゃってるんだな
・・・。
つい最近までそんな事思ってもみなかったな。
よっすぃ〜はただの可愛い後輩だったし。
・・・まぁ確かに顔も性格も好みだったけど。
大丈夫かな・・・このツアー。
よっすぃ〜とずっと一緒の部屋で・・・そのせいで仕事出来なく
なったりとかしたらやだしね。
まぁ今日実際失敗しちゃったけどね、仕事。
裕ちゃんが公私混同はダメやー!って言ってるのがよく分かった
よ。
・・・まあ何とかなるよね。
そして吉澤も風呂から上がり、互いに大した会話もないまま夜を
過ごした。

40 名前:ローワン 投稿日:2004/03/25(木) 10:13
そしてまた、2日目も同じ様に過ごし、今日は3日目、明日は
東京に帰らねばならない。
2人は今日も順調に仕事をこなしていった。
そして、仕事が終わり、無言のまま2人で部屋に戻ろうとして
いると。
「あっ!!矢口とよっすぃ〜だ!!」
ここに泊まっているはずのないファンと遭遇してしまった。
「「!!」」
「なあ、俺達の部屋行かない?」
「ちょっと話してくれるだけでもいいんだけど」
「ちょっ・・・やめてください!!」
「いいじゃん、楽しもうぜ?」
「やめてくださいってば!」
その騒ぎを聞きつけて、何人かの野次馬が集まって来た。
これ以上ここにいるとヤバい。
「矢口さん!」
吉澤は無我夢中で矢口の手を掴んで思いっきり走り、なんとか
振り切る事が出来た。
41 名前:ローワン 投稿日:2004/03/25(木) 10:15
またまた微妙な所で終わってみました(笑)
やぐよしを楽しみにしていた方、申し訳ありません。
相変わらずレス待ってます。
42 名前:T 投稿日:2004/03/30(火) 12:31
続き楽しみですっ
43 名前:名無し飼育 投稿日:2004/04/01(木) 11:13
マダカナー?
待ってます
44 名前:ローワン 投稿日:2004/04/01(木) 15:54
>Tさん
ありがとうございます!
そういう方が1人でもいていただけると励みになります。

>名無し飼育さん
すいませんパソコン壊れてました(笑)
これからレスのあるかぎりどんどん更新したいと思います。

この話はそれほど長くないので今回の更新で半分くらい終わりそうです。
それでは更新します。
45 名前:ローワン 投稿日:2004/04/01(木) 15:56
そうしてようやく部屋に戻って来れた。
「「あっ・・・///」」
今頃手をつないでる事に気付いた2人は、慌てて手を離す。
お互いに顔が真っ赤で、吉澤は目が泳ぎ、矢口は俯いている。
すると、矢口は吉澤の右手のキズに気がついた。
「よっすぃ〜ケガしてんじゃん!」
「え?あぁ・・・さっき転んで右手をついた時かもしれ
 ません」
「じゃあオイラ薬とバンドエイド持ってるからさ、
 塗ってあげる」
「え?すいません・・・」
「いいよ別に!」
吉澤はベッドに座り、矢口は吉澤の右手に薬を塗る。
「・・・っつ・・・」
吉澤は痛そうに顔を歪める。
「ご、ごめん!痛かったよね!?」
「・・・いえ、矢口さんのせいじゃないっすから」
「ありがと・・・もうちょっとだから頑張れ!よっすぃ〜!」
と言って矢口は吉澤に優しい笑顔を向ける。
(うっ・・・矢口さん・・・その笑顔、あたしにはきつい・・
 ・カワイ過ぎ・・・)
「・・・はい!終わったよ!よっすぃ〜」
「ありがとうございます」
そして薬を片付けると、矢口は吉澤の隣に座り、2人は
何気なく話しだす。
46 名前:ローワン 投稿日:2004/04/01(木) 15:59
「矢口さん・・・中澤さんとはどうですか?」
「へっ!?・・・何でそんな事聞くの?」
「いえ・・・特には・・・」
「・・・まぁ仲良くやってるよ・・・よっすぃ〜こそどう
 なの?梨華ちゃん好き?」
(矢口さんの方が好き・・・だなんて言えないよなぁ・・・)
「・・・えぇ、好きです」
「・・・・・・っ!!」
ガバッーー
矢口さんがいきなり抱きついて来た。
慌てて右手をついたが、キズが痛んでバランスが取れず、
矢口さんががあたしを押し倒す様な形でベッドに倒れ込ん
でしまった。
「矢口さん!?」
心臓が爆発したみたいにバクンッと鳴った。
「・・・っく・・・うっ・・・」
「矢口さん・・・泣いてるんですか?」
「泣いてなんか・・・っく・・・ない」
「・・・どうして泣いてるんですか?」
「・・・・・・」
沈黙が続く。
しばらくして矢口さんが口を開いた。
47 名前:ローワン 投稿日:2004/04/01(木) 16:00
「好きだよ・・・」
「・・・はい?」
「好きなんだよ!よっすぃ〜が!!」
(・・・あたしだって・・・でも、でも・・・)
「・・・だめですよ、矢口さんには中澤さん、あた
 しには梨華ちゃんという恋人がいるんですから」
精一杯冷たく言ったつもりだ。
これ以上好きになるのは互いによくないと思ったから。
・・・なのに。
「好きなんだよ・・・誰よりも・・・裕ちゃんより
 も・・・。よっすぃ〜はオイラの事嫌い?」
涙目で訴えてくる矢口に、一気に吉澤の理性がふっとんだ。
吉澤は起き上がって矢口の上に乗った。
「矢口さん・・・」
吉澤は矢口に口付ける。
何回も何回も押し付けるようにキスをする。
しばらくすると矢口が苦しそうになって来た様なので、吉澤は唇を離して言った。
「あたしだって・・・矢口さんが大好きです。誰よ りも」
「よっすぃ〜!・・・オイラも・・・オイラも大好 きだよ!!」
ベッドの上で互いの温もりを感じながら抱き合い、そして口付けを交わす。
しばらくして、吉澤が口を開いた。
48 名前:ローワン 投稿日:2004/04/01(木) 16:02
「矢口さん・・・中澤さんと梨華ちゃん・・・どうします?」
「そうだね・・・まぁいつかは言わないといけないだろうけ
 ど・・・」
「裕ちゃんの」 「梨華ちゃんの」
「「悲しむ顔は見たくない」」
「だよね〜」
「そうですね〜」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・とりあえずまだ言わないでおこうか・・」
「そうですね・・・」
その時。
ピンポーン!!
チャイムが鳴った。
49 名前:ローワン 投稿日:2004/04/01(木) 16:05
本日はこれで終了です。
レス下さっている皆様、本当に励みになっています。
ありがとうございます。
50 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/01(木) 17:07

51 名前:T 投稿日:2004/04/02(金) 13:56
続き楽しみに待ってますっ!
がんばってください。
52 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/02(金) 16:00

53 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/02(金) 21:39
更新されてすぐ落としてるこの馬鹿は何だ?
嫌がらせにしては幼稚だが
54 名前:ローワン 投稿日:2004/04/12(月) 19:05
>Tさん
早く更新するって言ったのにこんなにも遅くなってしまいました・・・。
すいません。今度こそ!今度こそ!更新します。

祝!よっすぃ〜19歳!誕生日!おめでとう!
Happy birthday Hitomi Yoshizawa!
っつー事で更新します。
そんなの関係ないって?・・・気にしないで下さい(汗)
55 名前:ローワン 投稿日:2004/04/12(月) 19:07
「・・・ったく誰だよこんな時に・・・」
ぶつぶつ言いながらドアを開けにいく矢口。
「・・・梨華ちゃん・・・!」
「あ、矢口さ〜ん!チャーミー復活しましたよ〜!ちょっと
 よっすぃ〜と話したいんですけどぉ〜」
「矢口さん誰でし・・・梨華ちゃん・・・!!」
「ハロ〜!チャーミー石川でぇす♪」
矢口と吉澤に気まずい雰囲気が流れる。
が、石川は全く気付いていないようだ。
「じゃあ、よっすぃ〜ちょっとお借りしますねぇ〜矢口さん」
「あ、ちょ・・・梨華ちゃん・・・」
石川は吉澤を連れて行ってしまった。
「しょうがないよね・・・まだ石川と付き合ってるんだし
 ・・・」
と矢口は1人で納得して吉澤を待つ事にした。
・・・だって4時間も帰って来ないなんて思わなかったから。
56 名前:ローワン 投稿日:2004/04/12(月) 19:09
吉澤が部屋に帰って来た時には、もう12時を回っていた。
「遅ーい!!」
「す、すみません・・・」
「・・・まぁいいや。明日も仕事あるしもう寝よ」
「・・・(ほっ・・・)・・・はい」
「じゃあおやすみなさい」
吉澤は布団に入ろうとした。
「・・・ぁ」
「何ですか?」
「い、いや何でもない!!」
「・・・もしかして一緒に寝たいんですか〜?」
「そんな事ないやい!」
「しょうがないですね〜」
吉澤はベッドにスペースをあけて、そこをパフパフと叩いて
矢口を誘っている。
(うっ・・・嬉しいけど・・・恥ずかしいよ!)
「いいって言ってんだろ〜!!」
「あ、そうですか」
「・・・ぅ"〜・・・」
吉澤は本格的に寝る体制に入ってしまった。
「・・・・・・///」
矢口は観念して、吉澤のベッドにもそもそと入っていった。
「・・・・・・」
「最初からそうすればいいのに〜」
「・・・っばか!1人だと寒いんだよ!」
「はいはい」
「あっ!信じてないだろ!」
「いえ、そんな事は。あ、それより矢口さん腕枕し
 て下さいよ〜」
「・・・ヤだよ!恥ずかしい///」
矢口は真っ赤になる。
(矢口さん・・・マジでカワイ過ぎ・・・///)
57 名前:ローワン 投稿日:2004/04/12(月) 19:11
「え〜」
「え〜じゃないの!ほら寝るよ!」
「は〜い、じゃあ電気消しますよ〜」
吉澤が電気を消しにいく。
電気を消して戻ってくると、ベッドで小さく丸くなって
寝ようとする矢口を見つけた。
(矢口さん・・・小さくて・・・ネコみたいだけど・・・
 やっぱカワイイ///)
吉澤はベッドに入り、矢口に言う。
「矢口さん」
「ん?」
矢口が振り返ると、吉澤がいきなりキスをした。
「:。@p「p@p:!?」
「びっくりしました?」
「あたりまえだろ!あ〜ビックリした」
と言って、2人は向き合う。
「あの〜矢口さん」
「何?」
「手ぐらいいいですよね?」
「いいけどさ・・・さっきキスしといて今更手ぐらいって
 ・・・///」
「・・・まぁ気にしない気にしない!んじゃおやすみなさい、
 矢口さん」
「おやすみ、よっすぃ〜」
2人は暗闇の中で手を繋ぎ、今度は見つめ合って口付けを
交わし眠りについた。
58 名前:ローワン 投稿日:2004/04/12(月) 19:13
更新終わりっす!
時間かかった割に短い上に完成度低っ!
よっすぃ〜ごめんなさい・・・。誕生日にこんな小説書いてしまって・・・。
と言う訳で(?)この小説を読んだ方は俺と一緒によっすぃ〜の
誕生日を祝ってあげて下さい!ではまた後日。
59 名前: 投稿日:2004/04/13(火) 23:31
どうもです。久しぶりに見てみると、何だか矢口さんが可愛らしい!!
これからの展開が、すっごく楽しみです。
60 名前:ローワン 投稿日:2004/04/18(日) 15:54
>龍さん
何か更新の度にキャラが変わっているような気がして申し訳ないです(汗)
これからどうなるかは分かりませんが・・・頑張ります。

たらたらと書いていたら1週間も経っちまったい!
っつー訳で更新します。
61 名前:ローワン 投稿日:2004/04/18(日) 15:57
全国ツアーも終わり、数日たった。
それまで平和だったが、またあの少女が不幸を運んで来た。
「はぁ〜い!皆さん注目〜♪」
相変わらずのアニメ声で不幸を運んでくる、この少女は石川梨華。
「なんや?石川」
「チャーミーはですねぇ〜、3月4日の富○急ハイランドの貸し
 切りに成功しました〜!」
62 名前:ローワン 投稿日:2004/04/18(日) 15:59
石川は、時々どこかの遊園地を貸し切りにしてくる事があった。
なんでも父親が大手企業の社長なのだそうだ。
「・・・マネージャーさん、3月4日がオフやのって誰ですか?」
「え〜っと、中澤と安倍と保田と矢口と吉澤に石川ね」
「あ〜なっちはパスだべ〜。実家に帰るべさ〜」
「あたしも無理ね。その日は合コン行くから」
「「「「「圭ちゃんが!?」」」」
「「「「保田さんが!?」」」」
「なによ!行っちゃ悪いの!?」
「そんな事はあらへんけど・・・な?」
中澤がメンバーに目配せをする。
保田以外の全員が頷いている。
「何!?」
「まぁまぁいいじゃないの、っつー訳で裕ちゃんと矢口とよっすぃ
 〜と石川で行ってくればいいべさ〜」
(しょうがないよね・・・よっすぃ〜?)
(えぇ・・・しょうがないっす)
63 名前:ローワン 投稿日:2004/04/18(日) 16:02
「あ!そうそうよっすぃ〜!ちょっと来て!」
「ん?何?梨華ちゃん」
「クッキー作ったんだ!食べて!」
「・・・いいよ」
石川の料理音痴さは世界でもトップクラスなのだ。
吉澤は恐る恐るその黒い物体を口にした。
「・・・うっ・・・」
「どう?よっすぃ〜!!」
全員が吉澤に注目する。
「うまいよ!!梨華ちゃん!!すげえ!」
石川以外の全員が驚愕した。
「口の中に広がる甘さとほろ苦さが絶妙だ!!何でこんなに美味
 しいの!?」
「よっすぃ〜の為に作ったから・・・」
「梨華ちゃん・・・」
吉澤と石川は見つめ合う。
(そういや梨華ちゃんと見つめ合ったの久しぶりだな・・・)
「ヒューヒュー!熱いれすねぇ!お2人さん!」
「春なのにもう夏みたいやわ〜!」
「こっ!こら辻加護!あっち行ってろ!」
「「はいはい〜」」
その時、矢口は1人で楽屋を出て行ってしまった。
(・・・!!矢口さん・・・)
「ちょっとゴメン、飲み物でも買って来るね」
と言って吉澤も楽屋を出た。
「矢口さん!」
吉澤が声を掛けると矢口は一瞬振り向いたが、また歩き出して
しまった。
64 名前:ローワン 投稿日:2004/04/18(日) 16:04
更新してみました。
相変わらず完成度低いっすね。すいません。
次回もいつ更新できるか分かりませんが・・・まあ長い目で見てやってください。
65 名前: 投稿日:2004/04/22(木) 11:01
更新、お疲れ様です。前回は、いい感じだったのに、今回はラストで
嵐の予感・・・最終的には、矢×吉でハッピーエンドに
なってほしいですね。次回の更新、いつまでも待ってます。
66 名前:ローワン 投稿日:2004/05/08(土) 12:21
65>龍さん
ラブラブなやぐよしが好きな私にとっても、そうなって欲しいです(笑)
本当にいつもレス下さって感謝しています。ありがとうございます。

今回もかなり間があきましたね・・・。
まだ読んでいただけている人がいるのかどうか疑問です(汗)
ちなみに、最近ハロモニとか見ても結構やぐよし不足で悲しい今日このごろ。
どうでもいいっすね(汗)では、更新します。
67 名前:ローワン 投稿日:2004/05/08(土) 12:24
(・・・!!・・・矢口さん・・・)
「ちょっとゴメン、飲み物でも買って来るね」
と言って吉澤も急いで楽屋を出て、矢口を追いかけた。
「矢口さん!」
吉澤が声を掛けると矢口は一瞬振り向いた。
が、また歩き出してしまった。
「矢口さん!待って下さい!!」
吉澤が後ろから矢口の腕を掴んだ。
暫くの沈黙の後、ゆっくりと矢口は振り向いた。
「・・・何?」
「えっと・・・その・・・」
吉澤が口ごもっていると、突然矢口が口を開いた。
「・・・あの時言ってくれた言葉は嘘だったの?」
「そんな事ないです!!あたしが好きなのは・・・矢口さん
 だけですから!!」
「・・・でも・・・石川と見つめ合ってるよっすぃ〜なんか
 ・・・嬉しそうだった。・・・石川がい いんだったらそ
 う言えばいいだろぉ!!」
68 名前:ローワン 投稿日:2004/05/08(土) 12:26
そう言った瞬間、矢口はハッとした。
ただ石川に嫉妬してるだけなのに。
なんでこんなに独占欲強いんだろうと、自分の思わず口走
ってしまった言葉に後悔する。
「!!・・・わかりました・・・でも・・・あたしが好き
 なのは・・・愛してるのは矢口さんだけですから」
吉澤はその場を去ろうとした。
その瞬間、矢口が吉澤の服を掴んだ。
「ごめん・・・よっすぃ〜・・・別によっすぃ〜を信じて
 ない訳じゃないんだ・・・ただ・・・石川と見つめ合っ
 てるよっすぃ〜を見てるのがちょっと淋しくて・・・ご
 めん・・・」
と言って矢口は吉澤の正面に回って抱きついた。
「矢口さん・・・ごめんなさい・・・もう二度と矢口さん
 の前であんな事しません・・・」
「うん・・・オイラもしない・・・ごめんね、あんな暴言
 吐いて」
「いえ、矢口さんを不安にさせたのはあたしですから。当
 然です」
「よっすぃ〜・・・優しすぎるよぉ・・・」
「全部矢口さんの為です・・・」
と言って吉澤は矢口にキスをした。
「・・・じゃあ楽屋に戻りましょうか」
「うん!!」
と言って吉澤は矢口の手を取って楽屋に戻った。
手を離すのを忘れていて、メンバーにいろいろ追求され
たが、何とかごまかすことが出来た。
69 名前:ローワン 投稿日:2004/05/08(土) 12:27
その次の日、吉澤は矢口に電話した。
「矢口さん、今から会えませんか?話がしたいんですけど」
「いいよ・・・あの事だね?」
「ええ・・・それじゃ今からバイクで矢口さんちに行って
 も良いですかね?」
「うん。じゃあ待ってるから」
「はい。じゃあ」
ピッーー
よし、じゃあ掃除でもすっかな。
・・・とりあえず床は見える様にしとこう。
70 名前:ローワン 投稿日:2004/05/08(土) 12:29
そして1時間後、吉澤が矢口の家に来た。
「おじゃましま〜す」
「どうぞどうぞ」
矢口の部屋は白をベースに黄色や赤といった女の子っぽい
色で統一されていた。
・・・しかし。
机には雑誌が散乱し、明らかに今しまったであろう洋服が、
少しタンスから出ていた。
「相変わらず汚いっすね」
「なぬー!これでも掃除したんだぞ!!」
「・・・これよりヤバかったんですか?」
「・・・あ。まぁいいじゃん!飲み物コーヒーでいい?」
「はい」
「じゃ、座って待ってて〜」
「うぃ〜」
矢口の家に来るのは初めてではないので、家に来るまでは
平気だったが、よく考えたらお互いに気持ちを確かめ合っ
てからは来たのは初めてだ。
そう考えたら吉澤は一気に緊張し始めた。
別に今日はそういう事をしに来た訳じゃないけど、やはり
緊張するものは緊張する。
気を紛らわすために、CDをあさってみたり、その辺に置い
てある雑誌を見てみたりする。
全然緊張がほぐれなかったが。
71 名前:ローワン 投稿日:2004/05/08(土) 12:33
矢口さんって・・・そういう事に興味あるのかな?
いずれは・・・矢口さんと・・・ムフフ。
そんな事をしていたら、矢口が部屋に入ってくる。
「ほい、よっすぃ〜」
「ありがとうございます」
矢口はベッドに座っている吉澤の隣にちょこんと座った。
「・・・あの事話しに来たんだよね」
「・・・はい。富○急ハイランドに行く時に、中澤さんと
 梨華ちゃんに言いたいと思ってます。矢口さんは・・・
 どうですか?大丈夫ですか?」
隣に座る矢口を見ると、少し俯き加減で言った。
「うん・・・大丈夫。そうした方がいいよ。っていうかも
 う今の時点で言っててもおかしくなかったのに・・・今
 日まで引き延ばしちゃったからね」
「はい」
「あ〜でもやっぱりあの2人が悲しむ顔見たくないなぁ〜」
「そうですね〜」
結局そこに辿り着く2人。
「・・・よし!もう今日はこの話終わり!よっすぃ〜どう
 する今日。泊まる?明日オフっしょ?」
「泊まっていいんですか!?」
え!矢口さんが誘ってる!?
「え・・・いいけど・・・」
「やった〜!矢口さんそう言う事に興味ないのかと思って
 ましたよ〜。嬉しいっす!矢口さん!」
暴走する吉澤。
今部屋で考えていた事を矢口も考えていたのだと思うと嬉
しくてしょうがないのだろう。
72 名前:ローワン 投稿日:2004/05/08(土) 12:34
「え・・・?そういう事じゃ・・・」
「・・・ぇ?あたしとじゃ嫌ですか?」
「そういう訳じゃないけど・・・」
「・・・んじゃなんで?」
「・・・うん。よっすぃ〜とあの・・・その・・・ヤるの
 はね?ちゃんと裕ちゃんと石川に許してもらってからが
 いいな、って思ってさ。ゴメンね、わがまま言って。・
 ・・ダメかな?」
上目遣いの矢口が、すまなそうに吉澤に問いかける。
「・・・わかりました。矢口さんがそう言うんなら・・・」
「・・・ゴメンね」
すると、矢口は吉澤を抱きしめ、キスをする。
「・・・っ!!」
恥ずかしがり屋の矢口からキスしてくる事などめったにな
いので、吉澤はとても驚いた。
そんなに長いキスでもなかったが、優しく、とても温かい
キスだった。
「今日はこれで許して?ね?」
と、すまなそうな顔で吉澤を見上げる。
(矢口さん・・・嬉しいっす!!・・・鼻血でそ ・・・)
「・・・はい//じゃあ約束ですね」
「うんっ!約束!」
2人は小指を絡めてそれを誓った。
そして夜はふけていった・・・。
73 名前:ローワン 投稿日:2004/05/08(土) 12:35
間があいた分長めに更新しました。
ではでは、また会う日まで。
74 名前: 投稿日:2004/05/12(水) 21:48
更新、お疲れさまです。なんか読んでて、次回二人がどうなってしまうのか
かなり気になります。次も期待して待ってます!!
75 名前:メカ沢β 投稿日:2004/07/07(水) 17:08
今一気に読みました、恐れ多くも感想を書きたいと思います。
イイ!!!!!
心の動き方がリアルだなぁと思いました、実際に彼女達がこういうことになったら
きっとこういう風に動くんだろうなぁと。
よっしーの彼女になりたいなぁ。
頑張ってください!!期待しています!!
76 名前:ローワン 投稿日:2004/07/07(水) 18:50
>龍さん
毎回レスありがとうございます。そろそろこの小説も終盤に入ってきました。
そして2ヶ月近く間があいてしまい申し訳ありません(汗)
あと2、3回の更新で終わりそうです。我ながら短いのを実感しました(笑)

>メカ沢βさん
ありがとうございます。
娘。の小説ってアンリアルが多いじゃないですか、でも自分は限りなくリアルなものが好きなんです。
だから下手くそながら自分で書いてしまいました(笑)

それでは更新します。
77 名前:ローワン 投稿日:2004/07/07(水) 18:55
ついに来た、富○急ハイランドに行く日。
今日は矢口も吉澤もどこか落ち着かない様子であたりをキョロキョロと見回している。
そんな矢口と吉澤をよそに、中澤と石川は笑顔で前を歩く。
((・・・このまま時間止まらないかな・・・))
本気でそう思う矢口と吉澤であった。
しかし無情にも時は平等に過ぎる。
78 名前:ローワン 投稿日:2004/07/07(水) 21:50
「あ!やっぱ最後はあれですよね〜♪」
「そやな!」
観覧車だ。
(言いましょう、矢口さん)
(うん・・・)
吉澤は矢口に目で合図する。
しかし矢口は、言うのが怖いのか、ブルブルと震えている。
(矢口さん・・・)
吉澤は矢口の手をギュッと握る。
(よっすぃ〜・・・ありがと・・・)
矢口も手を握り返し、そのまま観覧車に乗る。
やはり乗るといいかげんに2人もそれに気付き、
「あれ?なんで2人手繋いでるんですかぁ〜?」
「矢口ぃ〜何で裕ちゃんじゃあかんのや?」
「裕ちゃん・・・石川・・・話があるんだ・・・」
79 名前:ローワン 投稿日:2004/07/07(水) 21:58
「なんや・・・?矢口・・・」
「よっすぃ〜!ねぇ、よっすぃ〜!」
「オイラ・・・よっすぃ〜が好き・・・いや、愛してるんだ・・
 ・。誰よりも・・・裕ちゃんよりも・・・」
「・・・矢口・・・」
「あたしも・・・矢口さんを愛してます・・・。梨華ちゃんよりも・・・」
矢口は中澤の、吉澤は石川の目を見て話す。
その視線だけで、どれだけ2人が真面目に話しているのかよく分かった。
中澤も石川も、これは冗談なんかじゃなく本当の話なんだと実感した。
「最低な事をしたってのは分かってる・・・。だけど気付いた時にはもう
 抑えきれなかった・・・。もうどうしようもなくよっすぃ〜の事が好き
 だった・・・」
「あたしもです・・・いつの間にかあたしの中を占める矢口さんの割合が
 大きくなって・・・気付いた時にはもう矢口さんで埋め尽くされてた・
 ・・」
「だから・・・ごめん!裕ちゃん!石川!」
「ごめんなさい!!」
「うそ・・・やだ・・・やだよ・・・よっすぃ〜、よっすぃ〜!!」
石川は泣き崩れてしまった。
吉澤は拳を握りしめてブルブルと震えている。
「梨華ちゃんの事は最初本気じゃなかったけど・・・付き合ってから
 はどんどん惹かれてた。だから遊びなんかじゃなかった。だけど・
 ・・ごめん、梨華ちゃん」
「うっ・・うっ・・・」
「・・・裕ちゃん・・・あの・・・」
「矢口、ほんとは裕ちゃん分かってたんや。矢口がよっすぃ〜の方
 に傾いてる事。ずっと見てたんやからな。絶対もう一度振り向か
 せてやるって思ってたんやけど・・・無理みたいやな」
「裕ちゃん・・・」
「これ以上謝らんといてや。裕ちゃんもそこまで大人やないねん・
 ・・。矢口、今までありがとう。吉澤の事、大切にしてやり」
「うん、裕ちゃん・・・うっ・・・っく・・・」
「吉澤・・・矢口守ってやり。これからはそれはあんたの役目や」
「はい・・・ありがとうございます!!」
吉澤は中澤に深々と頭を下げる。
そして、皆で観覧車を降りた。
80 名前:ローワン 投稿日:2004/07/07(水) 22:02
「石川、吉澤、じゃあな。・・・矢口、ほんとにありがとう。じゃ
 あな!」
「バイバイ裕ちゃん・・・ありがとう」
中澤はそう言って帰っていった。
「・・・矢口さん、よっすぃ〜」
「梨華ちゃん・・・」
「あたし中澤さんみたいな大人な去り方できませんが・・・。よっ
 すぃ〜、今は矢口さんだけど、一瞬でもよっすぃ〜が私の事好き
 でいてくれて良かった。ありがとう。矢口さん、よっすぃ〜の事、
 よろしくお願いします」
「ありがとう・・・梨華ちゃん。こっちこそ、今まで本当にありが
 とう」
「うん・・・バイバイ・・・よっすぃ〜」
そして石川も帰っていった。
「・・・っく・・・っく・・・」
「・・・っ・・・」
2人はずっと泣いていた。
「・・・とりあえずオイラは・・・帰るね」
「あたしも・・・帰ります・・・」
「じゃ・・・また明日」
「はい・・・」
そして2人もそれぞれ帰っていった・・・。
4人は今日、それぞれ涙の夜を過ごした・・・。
81 名前:ローワン 投稿日:2004/07/07(水) 22:05
更新終了しました・・・。
先週のハロモニ見れなくて少々どころかかなり落ち込んでいた事はおいといて、
この小説もあと1回の更新で終了となります。
しかし、ご要望があれば特別編も書きたいと思うのですが・・・どうでしょうか?
82 名前: 投稿日:2004/07/07(水) 22:42
更新、お疲れさまです。次回で終わっちゃうんですか・・・中々寂しいですね。
特別編・・・・・何か惹かれますので書いてください。
83 名前:メカ沢β 投稿日:2004/07/08(木) 10:29
更新お疲れ様です。
出逢ったばかりでもうすぐ最終回、出会いがあればまた別れもあるものですからどうしようもない事ですけど。
特別編ですか…是非期待しています。

鳩板に愚作ではありますが私も小説を書いています。
息すること以外やる事が無いなぁと思ったら、読んで頂ければ幸いです。
84 名前:ローワン 投稿日:2004/07/08(木) 19:11
>龍さん
そうですか・・・そう言っていただけて嬉しいです。
こんな下手な小説に付き合っていただき、感謝しています。どうもありがとうございます。

>メカ沢βさん
ありがとうございます。
あの・・・失礼なんですが・・・鳩板ってどこにあるんでしょうか?
すいません、なかなか見つかりませんで・・・本当に申し訳ありません。
もちろん見つかり次第読ませていただきます。

さて、暇ができたので昨日に引き続き更新します。最終回です。
85 名前:ローワン 投稿日:2004/07/08(木) 19:13
ーーー翌日。
吉澤は楽屋に向かっていた。
今日は本当は仕事に行きたくなかった。
こんなに行きたくなかったのは初コンサート以来だ。
・・・あれ?矢口さん・・・。
「よっすぃ〜!おはよ〜!」
「あ、おはようございます」
「びっくりしたよ・・・楽屋入ったら・・・」
「??どうしたんですか?」
「まぁ入ってみれば分かるって!」
と言われたので、訳も分からずにとりあえず楽屋に入った。
ドアを開けてその目の前に広がる光景とはーー!!
86 名前:ローワン 投稿日:2004/07/08(木) 19:14
・・・普通だ。まったくもって普通だ。
中澤さんは辻・加護にちょっかいだしてる。
安倍さんはお菓子食べてる。
飯田さんは交信してる。
保田さんと梨華ちゃんは会話している。
あ・・・梨華ちゃんにキモイって言わない方が・・・。
ごっちんは・・・寝てる。
普通過ぎるだろ!皆!
「びっくりでしょ〜?矢口もビックリしちゃったよ〜。裕ちゃん
 も石川も一晩で吹っ切ったみたい」
「へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜!」
「何へぇ〜?」
「4へぇ〜!」
「ってアホか!!」
「アハハハ!」
「じゃなくてさ、良かったよ、ホント」
「そうですね〜」
吉澤と矢口は見つめ合ってニコッと笑う。
「矢口、吉澤」
87 名前:ローワン 投稿日:2004/07/08(木) 19:17
「あ、裕ちゃん」
「もう矢口の事取り返そうなんて思わへん。この前も言ったけど
 ・・・吉澤、矢口幸せにしたってな」
「はい!!」
良かった・・・一発殴られるかと思った。
「よっすぃ〜、矢口さん」
「梨華ちゃん・・・」
「今の話、聞きました。あたしも横取りしようなんて思いません。
 チャーミーは新しい恋に没頭しますぅ〜!」
「ありがと、梨華ちゃん」
梨華ちゃんがニコッと微笑む。
梨華ちゃんも、吹っ切ってくれたみたい。
「よっすぃ〜、良かったね!」
「はい!」
ドアを開けた先には・・・幸せが待ってた!!

〜END〜

                     
88 名前:ローワン 投稿日:2004/07/08(木) 19:56
「ずっと君と・・・」とりあえず終了です。
今までレス下さった皆様、本当にありがとうございます。
さて、特別編ですが、2パターン考えています。よろしかったらどちらか選んでいただきたいと思います。
1、初体験編(誕生日編)
2、バレンタインデーのデート編
どちらがいいでしょうか・・・、それではお願いします。
そして、その特別編終了後にまた新しく小説を書きたいと思っています。
この話とは全くの別物ですが、このスレの容量がまだ大分余っているのでここに書いてしまおうとおもいます。
それでは長々とすいませんでした。レスをお待ちしています。
89 名前:メカ沢β 投稿日:2004/07/08(木) 20:46
完結おめでとうございます!!!
一番良い形のハッピーエンドですね、ホッとしました。
登場人物に素直に『良かったね』と言える作品だと思います。
見てる側が嬉しくなる、というのは素晴らしい事だと思います。

特別編は……2で!!

鳩板は2chにあります。
スイマセン説明もなしに書いてしまって。
90 名前: 投稿日:2004/07/08(木) 21:02
完結、お疲れ様です。何かいい感じの終わり方で、良かったです。
特別編、どっちか選ばないといけないんですか?個人的には、両方
見たい気もするんですが・・・選ぶとしたら・・意見割れますけど、
1がいいですね〜。吉もしたがってたみたいですし(笑)
91 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/09(金) 03:03
完結オツカレです
特別編は、できれば1の次に2をやってほしいです。
新小説も頑張ってください
92 名前:ローワン 投稿日:2004/07/09(金) 22:31
>メカ沢βさん
はい!・・・でも自分の文才の無さに書いた後で情けなくなってました(笑)
ありきたりな終わり方で申し訳ないっす・・・。

>龍さん
もう、書いてから後悔しまくりました・・・最後の最後で台無しにしてしまったような・・・ゲフ。(笑)
特にどっちか1つにしなきゃいけない訳ではないのですが・・・。
いえ、貴重なご意見ありがとうございました。

>名無飼育さん
ありがとうございます。
はい!分かりました。ご意見、ありがとうございます。
新小説はいつになるか分かりませんが・・・頑張ります。

特別編の事ですが、結局皆さんのご意見をいただいた結果、とりあえず1を書いて良さそうでネタがつきなければ(笑)書きたいと思います。
今制作途中なので・・・でも今週中には1が書き上がりそうです。
みなさん、ありがとうございました。
93 名前:ローワン 投稿日:2004/07/11(日) 22:01
おっと・・・今週中と言っておきながら結構ギリギリでした・・・。
調子に乗って書いていたら少し長くなってしまったので1回の予定だったんですが何回かに分けて更新したいと思います。
それでは更新します。
94 名前:ローワン 投稿日:2004/07/11(日) 22:07
『ずっと君と・・・』特別編

あたしはまた走っていた。
今度は待ち合わせに1時間も遅刻中なのだ。
「はぁ・・・はぁ・・・ごめんなさい・・・」
しかし今度は・・・
「矢口さん」
「も〜!遅いよ!んじゃ行こっか」
「はい!」
矢口と吉澤の間は富○急ハイランドの時に中澤と石川に言ったため、誰も妨害するものがなくなった。
そのため、2人はじっくりと愛を育んでいった。
そして今日はあたしの誕生日。
お祝いにと、矢口さんが今日はゴハンをごちそうしてくれるそうだ。
・・・なのに、何であたしはいつも待ち合わせに遅れてしまうのだろうか。
自分のアホさ加減にイライラするっつーの、全く。
・・・まぁいいか!とりあえず今日は楽しもう!

95 名前:ローワン 投稿日:2004/07/11(日) 22:09
そんな事を考えてると、
「ここだよ、よっすぃ〜」
「す・・・すげぇ!」
なんか・・・すごいレストランって感じ。
こんな若い女の子達が入っていいの!?って感じの高そうなお店。
「へへっ、よっすぃ〜においしいもん食べてほしいなぁ〜と思ってさ。
 ちょっとオイラ奮発してみました」
「すごいっす!矢口さん!かっけー!」
「かっけー?・・・まぁいっか。入ろう!」
そしてそのものすごいレストランに入ると、やはり中も、いや中の方がものすごかった。
席は完全個室制で、テレビの収録とかで使うのであろうすごく大きい部屋もあった。
その中の1つに案内され、あたし達は中に入った。
「どしたの?よっすぃ〜」
「なんか・・・緊張する・・・」
「はは!大丈夫だよ!別に見た目程堅苦しい店じゃないし!」
すると、ウェイターの人がノックして入って来た。
「矢口様、飲み物の方はどういたしますか?」
「ん〜いつものでいいや」
「かしこまりました」
矢口さんは、慣れた感じで料理を注文していく。
「よっすぃ〜は?」
「へっ?あ、じゃあ同じので」
「かしこまりました」
と言って、ウェイターの人がお辞儀をして出て行った。
96 名前:ローワン 投稿日:2004/07/11(日) 22:13
「矢口さん・・・ここ慣れてるんですか・・・?」
「ま・・・まぁね・・・」
「矢口さんって・・・お金持ちなんですね・・・」
「いや、オイラじゃなくてお父さんがね・・・」
「え!?お父さんお金持ちなんですか!?」
「まぁ・・・」
「へぇ〜!何やってるんですか?」
「・・・別に、ね、いいじゃん!」
「ダメです〜。お互い隠し事は」
「うっ・・・パチンコとかラブホテルなど合わせて20店舗・・・
 経営しております・・・」
「・・・ぶっ!!」
「よっすぃ〜!?大丈夫?」
「あ、大丈夫です。はい。ちょっとビックリしただけで」
思わず吹いてしまった。
あ〜みっともない。
しかし・・・矢口さんが隠れ(?)お嬢様だったとは・・・。
「なんか・・・すごいんですね・・・」
「そんなことないって!ここだってウチのお父さんと来るだけだし!
 ・・・あ、よっすぃ〜そんな事より!」
矢口さんはごそごそカバンをあさって、何かとてつもなく大きく丸い物を取り出した。
「はい!よっすぃ〜誕生日おめでと!何にするか迷ったんだけどさ〜、これかなって思って!」
「・・・開けていいですか?」
「いいよ〜」
恐る恐る開けてみると、中身は、ベーグルだった。
しかもただのベーグルじゃない。
直径30cmの超巨大ベーグルで、しかも中に豚トロの入った実は巨大
豚トロベーグルなのだ!と矢口さんは力説してくれた。
「も〜それ作るの大変だったよ〜手作りなんて初めてだしさ〜ベーグル」
「すげぇ!矢口さんの手作り!?すごすぎる!こんな嬉しいプレゼント
 もらったの初めてです!!」
「ありがと〜、喜んでもらえて良かった〜」
それから2人は夕食を取り、レストランを出た。
97 名前:ローワン 投稿日:2004/07/11(日) 22:18
「よっすぃ〜」
「はい?」
矢口さんは何故か俯いている。
あたしより20cm近く小さい矢口さんが俯いてしまうと、こちらからは顔が見えなくなってしまう。
「あの・・・今日ウチに来てくれる?」
「ああ、はい、ちょっと待ってください〜ウチに電話してみますから」
「うん」
あたしはポケットから携帯を取り出し、ウチに電話する。
ウチは基本的に放任なので、すぐ許してもらえた。
「・・・じゃあね、うん、わかった」
ピッーーー
携帯を切ってしまう。
「よっすぃ〜」
「はい?」
「ウチに行ったら・・・プレゼントあるんだ」
「え!まだあるんですか!!すごーい!どうしたんですか矢口さん!今日!」
あたし達は、矢口さんちに向かって歩き始めた。
ここから矢口さんちまでは10分かからない。
「あのね・・・そのプレゼントね・・・」
「??」
「オイラなの・・・」
98 名前:ローワン 投稿日:2004/07/11(日) 22:20
・・・更新終了しました。
またもや文才の無さに肩を落としつつ、次からは気合いを入れて頑張って行きたいと思います。
それではレスをお待ちしています。
99 名前:メカ沢β 投稿日:2004/07/12(月) 13:07
特別編更新お疲れ様です。
いいですねぇ矢口さん、手作りですかぁ。
奇をてらったり無駄に傷つけたりしない物語っていいですよね、読者がほのぼのします。
100 名前: 投稿日:2004/07/12(月) 19:56
更新、お疲れ様です。手作りベーグルのデカさにもですけど、矢口さんがお嬢
様だったことにもビックリです。以外でした。次回の更新ものんびり待ってます。
101 名前:ローワン 投稿日:2004/08/29(日) 10:21
ワオ!もう1ヶ月も経ってしまいましたね〜・・・はいすいません、さっさと更新します。

>メカ沢βさん
はい、私自身がそういう話が好きなんで。でも最近こういう小説少なくなってるじゃないですか。
だから自分で書いてしまえ!という事で書いてしまいました(笑)

>龍さん
そろそろ奇抜な発想してみようかなって事でそういう設定にしてみたんですがどうだったでしょうか?(笑)
毎回毎回レスいただいているのに遅くなって申し訳ないですm(_ _)m

さて、特別編1の方は今回で終了です。
102 名前:ローワン 投稿日:2004/08/29(日) 10:25
「え・・・?」
「オイラをよっすぃ〜にあげたいの・・・。ほら、あのツアーの時に我慢させ
 ちゃったじゃん?だから今日・・・」
「いいんですか・・・?」
「うん・・・」
「・・・//あ、そういえば言ってなかったんですけど、あたし初めてですから
 ね?」
「ふぇ?・・・そうなの!?」
「はい」
「え?じゃあ梨華ちゃんとは・・・」
「してないです。梨華ちゃん純粋過ぎでしたから・・・」
「なるほど・・・」
なんていう会話をしていたら、矢口さんのマンションに着いた。
103 名前:ローワン 投稿日:2004/08/29(日) 10:27
「はぁ・・・じゃぁお風呂入れてくるね・・・」
「はい」
・・・まさか今日、矢口さんがそんな事を考えてるなんて、思いもしなかった。
家に誘ってくれたのも、もうちょっと話したいとかそういう事だと思っていた。
まぁ驚いたけど・・・嬉しいぞぉ〜!
密かに部屋でガッツポーズをする。
「入れて来たよ〜」
「うぁっ!!」
「なっ、何!?」
「いえ・・・別に・・・」
ビックリした・・・矢口さんいきなり登場しないで・・・。
「・・・よっすぃ〜先にお風呂入んなよ、お客さんだし」
「はい・・・じゃあお先に・・・」
吉澤は矢口にタオルと着替えを渡され、そそくさと風呂場へと向かった。
104 名前:ローワン 投稿日:2004/08/29(日) 10:29
「はぁ〜」
えっと・・・あたしはこれでも今日で18歳になったから、ある
程度知識はある。
でも・・・やはり初めてというのは緊張する。
えっと爪は・・・切ってある。
念入りに洗わなきゃな〜・・・♪
・・・18歳になったらエロくなった気がする。
あたしは頭をブンブンと振ってエロ親父的思考を消去し、さっさと
風呂場を後にした。
客だから長く入ってるのもね。
105 名前:ローワン 投稿日:2004/08/29(日) 10:32
その後矢口さんも風呂に入って来て、部屋に戻って来た。
「よっすぃ〜、長い事待たせちゃったね、ごめん」
「いえ、結果的に矢口さんとこうして付き合える様になったし、
 良かったと思ってます」
「よっすぃ〜・・・ありがとう」
「矢口さん・・・」
あたしは慣れないながらも矢口さんをそっとベッドに押し倒した。
「愛してます・・・矢口さん・・・」
「オイラも愛してる・・・よっすぃ〜」
そして吉澤は唇を重ねた。
ぎこちなく舌を入れてみる。
「・・・っふ・・・ぅっ・・っあ・・・」
舌を絡め、キスに酔っていると、お互いの口の間からどちらのとも
言えない唾液が流れ出た。
そろそろ息が苦しくなって来たので、唇を離した。
「大丈夫・・・?よっすぃ〜、オイラが攻めようか?」
「・・・いえ、あたしに攻めさせてください」
「そう?」
「はい、頑張ります!」
「わかった・・・」
そして、もう一度矢口さんの唇に口付ける。
そして矢口さんのトレーナーを脱がし、真っ白のブラを取った。
すると、お世辞にも大きいとは言えないが、形のいい白い乳房が現れた。
「きれいです・・・矢口さん・・・」
「んっ・・・恥ずかしいよ・・・」
そしてゆっくりと両手で包み込むようにして揉む。
「っふ・・・っぁん・・・・」
吉澤はもう一度矢口にキスし、戸惑いながらも手を下に持って
いった。
106 名前:ローワン 投稿日:2004/08/29(日) 10:39
ズボンを一気に脱がし、ゆっくりと水色のパンツを脱がした。
全裸になった矢口に、吉澤は見惚れてしまった。
「っふ・・・よっすぃ〜・・・あんま見ないで・・・恥ずかしいよ
 ・・・」
「あっ!すいません・・・いや、あまりにも矢口さんがキレイだっ
 たもんで・・・」
「・・・//もう!よっすぃ〜!」
吉澤は行為を再開する。
すでに濡れまくった矢口のアソコを、まずは指でなぞってみた。
「っふ・・・ぁっ・・・あっ・・・」
「矢口さん・・・ここ舐めてもいいですか?」
「・・っふ・・・え?」
矢口は一瞬戸惑った。
初めての吉澤に、そんな事をさせてもいいのだろうか。
しかし、吉澤は矢口の答えを待たずに、そこを舐め始めた。
「ああっ!!っあぁ!よっすぃ〜!」
吉澤は舌先を使って上手く攻めている。
「うぁっ・・・っふぁ・・・ああ!!」
すると、クリストスが目に入った。
吉澤もクリストスという物を知ってはいたが、何しろ初めてなので
戸惑いながらもクリストスを口に含んでみた。
「っはぁ!・・・ぁあ!ああ!よっ・・・すぃ〜!!」
すると、吉澤は何かを感じたのか、唇で挟んでみたり舌先でつついて
みたりした。
「っあ!ああ・・・はぁ、っふ・・・」
そして、そのまま愛液の溢れ出ているソコに、指を一本沈み込ませた。
107 名前:ローワン 投稿日:2004/08/29(日) 10:43
「ふぁぁあっ!!両方は・・・ダメぇ!!」
悲鳴に近い声をあげている矢口さんにかまわず、2本目の指を入れ
ていく。
「ふぁああ!!ああ!イク!!」
吉澤はその言葉を聞いて入れた指を素早く出し入れし、クリストスを攻めた。
「っあぁ!!ああ・・・」
矢口の体が仰け反り、少し痙攣している。
すると吉澤は、何を思ったのかその矢口の愛液がついた指を、口に
含んだ。
「!!・・・よっすぃ〜?」
「へへ、矢口さんの、食べちゃいました」
と、吉澤は笑う。
そんな吉澤を見て、矢口も笑ってしまう。
「矢口さん、気持ちよかったですか〜?」
と言いながら矢口の寝ている隣にダイブする。
「うん、よっすぃ〜ホントに初めてだと思えないくらい上手かっ
 たよ」
「あ〜良かった〜」
矢口と吉澤は見つめ合い、もう1度口付けを交わした。

ーー矢口さん
ーーん〜?
ーーずっと一緒にいましょうね!
ーーうん!!ずっと・・・一緒だよ・・・
 
                   〜END〜
108 名前:ローワン 投稿日:2004/08/29(日) 10:48
・・・自分で書いて恥ずかしくなってました(笑)
これで特別編1は終了となります。こっちの方向がダメな方、申し訳ありませんm(_ _)m
さて、2の方なんですが・・・なぜかその後に更新しようと思っていた小説の方が先に書き上がってしまったのでもしかしたらそっちが先にくるかもしれません。
自分勝手な作者で申し訳ないです。それではまた後日。
109 名前:メカ沢β 投稿日:2004/08/29(日) 11:52
更新お疲れ様です。
いやはやシンプルで、変なエロチズムもなく作者さんの雰囲気が壊れていないのがいいですね。
110 名前: 投稿日:2004/08/29(日) 18:42
更新、お疲れ様です。かなりエロくなるのかなと思ってたんですが、エロ過ぎじゃなくてホッとしました。
次回も楽しみにしています。
111 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/29(日) 20:49
ずっとずっと一緒です
112 名前:ローワン 投稿日:2004/10/17(日) 13:04
>メカ沢βさん
そうですか!良かったです、あまりこういう方向のは自信がなくて(汗)

>龍さん
はい、私自身があまり書かないので控えめにしました!
それと矢口と吉澤の性格から考えてもこういうほうがいいと思ったのでこのぐらいにしました!

>名無し飼育さん
ありがとうございます(笑)

さて、今回は更新ではないのですが・・・すいませんm(_ _)m
只今特別編2の方を書いているのですが・・・なかなか忙しかったので進んでおりません(汗)
しかしずっと放置しておくのも読者の方々に申し訳ないので、新小説の方を載せたいと思うのですが、よろしいでしょうか?
2の方はちょうど季節に合わせて来年になるかもしれませんが・・・どうでしょうか?
113 名前: 投稿日:2004/10/17(日) 23:16
お久しぶりです。どうかなされたかと思ってました。何か悩んでらっしゃる
ようですが、新小説の方が出来ているなら、読んでみたいので、自分勝手かも
知れませんが、先に載せて欲しいです。生意気いってすみません。
114 名前:ローワン 投稿日:2005/01/09(日) 10:11
>龍さん
お久しぶりです。すいません・・・先にと言っておきながら2ヶ月近く経ってしまいました・・・。
はい、それではそうしようと思います。また読んでいただければ光栄です。

では、特別編の2の方は、またいつかこの小説の更新を終えてから書きたいと思います。
自分勝手な作者で申し訳ありません。それでは更新します。
115 名前:ローワン 投稿日:2005/01/09(日) 10:12


『行き交う人々』

116 名前:『行き交う人々』 投稿日:2005/01/09(日) 10:16
あたしは吉澤ひとみ、19歳。
現在人気アイドルグループ『モーニング娘。』として芸能界で活動中。
「よっすぃ〜!おはよー!」
と、言いながら抱きついて来たのは矢口さん。
今あたしの中で1番大切な人。

最初に告白したのはあたし。
ごっちんの卒業式の時に、楽屋で1人で泣いている矢口さんをあたしは放っておけずに、勢いで告白してしまった。
矢口さんはその時、特にあたしの事を好きって訳じゃなかったらしいけど、今は好きと言ってくれる。
あたしはそれで良いと思ってる。
矢口さんが好きでいてくれるのなら。
今日も矢口さんと一緒に居られるだけで幸せだから。
あ、噂をすれば(?)、矢口さんだ!
117 名前:『行き交う人々』 投稿日:2005/01/09(日) 10:18
「あ、そうそうよっすぃ〜、今日オイラんちに来ない?」
「いいっすよ〜。ってかダメって言われても行きます」
「あはは!!来んなって言ったら来んなよな〜」
なんて雑談をしながら楽屋に入った。
「あっよっすぃ〜!ちょっと来て!」
「あ、じゃあ梨華ちゃん呼んでるんで」
「うん、じゃあまた後でね」
「はい」
と言ってよっすぃ〜は行ってしまった。
じゃあオイラはトイレでも行ってくっかな。

「っく・・・うぅ・・・」
・・・あれ?・・・泣き声?
「・・・誰かいるの?」
「・・・ふぇ・・・やぐっつぁん・・・」
「あれ?ごっつぁんじゃん!」
「うわ〜ん!!やぐっつぁん!!」
と言ってオイラに抱きついて来た。
「っく・・・っふ・・・」
「どしたの?ごっつぁんが泣いてるなんて珍しいじゃん」
「・・・ふぅっく・・・うっく・・・」
言わないなら言わないで、そのまま声をかけながら楽屋に帰るだけでも良かった。
でも、その時は・・・なぜかごっつぁんが、オイラの胸で泣きじゃくるごっつぁんが・・・ほっとけなかった。
「今日・・・オイラんち来る?」
118 名前:『行き交う人々』 投稿日:2005/01/09(日) 10:20
仕事も終わり、ここはオイラの家。
相変わらず今にも泣き出しそうなごっつあんと、明らかに不満なオーラを醸し出しているよっすぃ〜。
・・・そんなに怒るなよぉ・・・オイラだって信じらんないんだからさぁ・・・。
「・・・で?どしたの?ごっつあん」
「・・・やぐっつあんもよっすぃ〜も・・・ストーカーってあった事あるよね?」
「「うん」」
「ごとーもさ、最近ストーカーに付きまとわれてたんだ・・・」
119 名前:『行き交う人々』 投稿日:2005/01/09(日) 10:23
仕事帰り、後藤は1人夜遅くに道を歩いていた。
すると、突然誰かに後ろから腕を掴まれた。
「!?」
「真希ちゃ〜ん、何で電話もメールも返してくれないの?
 僕もいい加減怒っちゃうよ〜?」
出た。
この男は最近後藤に付きまとっているいわゆるストーカーだ。
「僕ずっと待ってたんだよ〜?」
「やめて下さい!!」
女でも腕力は強い方の後藤は、男の手を振り切って思いっきり走る。
「ちょっと待ってよ〜。逃げたってムダだよ?真希ちゃんの家知ってるんだから」
後藤は懸命に走り続けた。

「はぁっ・・・っはっ・・・」
それでも何とか家に辿り着いたが、
「お〜い真希ちゃん?開けてよ〜、開けてくれるまで僕は帰らないよ?」
「やめて!!帰って下さい!!」
「そんなこと言って〜、僕が帰るとでも思ってるの?」
「もう・・・やめて・・・帰って・・・」
         ・
         ・
         ・   
しかし、翌朝にはさすがに男も帰って行った。
だがそんな時間なので、後藤は一睡もできないままダンスレッスンへと向かった。
その日は言うまでもなく歌もダンスもめちゃくちゃで、あまりにもひどいので最後には先生に強制的に帰らされた。
しかし帰るにしても、いつあの男が出て来るかと不安がつきまとい、家に入れても誰か来るだけで体が震え出した。
1人になるのさえ怖かった。
しかし、あの男はいくら拒否しても付きまとって来る。
そうしたストーカー行為は今も続いていた。
120 名前:『行き交う人々』 投稿日:2005/01/09(日) 10:28
「・・・っていう訳なんだ・・・」
後藤はまた膝を抱えて俯き、泣き始めてしまった。
「ごっつあん・・・怖かったんだね・・・もう大丈夫だから・・・」
と言って矢口は後藤を抱き締めてやる。
「・・・っく・・・やぐっつあん・・・」
(・・・!!・・・矢口さん・・・)
吉澤はショックだった。
矢口が恋人である自分の目の前で何のためらいもなく後藤を抱き締めているという現実が。
「・・・っく・・・やぐっつあん・・・ごめん、やっぱ今日は帰る・・・。明日
 仕事あるし・・・」
「そっか、よっすぃ〜、オイラごっつあんを家まで送って来るね。すぐ帰って来
 るから」
「はい・・・」
「じゃ、行くか!ごっつあん」
「うん」
と言って矢口達は出て行ってしまった。
・・・矢口さん・・・。
なぜ吉澤がこんなにもショックを受けているのか。
その理由は矢口と後藤の過去に理由がある。
そう、昔吉澤がまだ加入していない頃に、矢口と後藤は付き合っていたのである。
実は吉澤が告白した時、後藤の卒業もあるが後藤に振られた事もあって泣いてしまっていたらしい。


121 名前:『行き交う人々』 投稿日:2005/01/09(日) 10:28
「ただいま〜」
「あ、矢口さん・・・」
「ごっつあんがあんな悩みあったなんてなぁ〜・・・気付いてあげれなかった
 ・・・」
吉澤はただ俯いて黙っているが、矢口はその事に全く気付かない。
「大丈夫かな〜ごっつぁん・・・明日も仕事あるって言ってたしな・・・」
「矢口さん・・・」
「ん?」
吉澤は突然目の前に立つ矢口を抱き締めた。
「・・・どうしたの?よっすぃ〜」
「分かってるつもりなんですけど・・・なんか矢口さんをごっちんに取られちゃ
 いそうで怖いんです・・・」
「よっすぃ〜・・・ごめん。確かにごっつあんと付き合ってたけど、未練はない
 し、今はよっすぃ〜が1番好きだから・・・」
と言って矢口は吉澤の首に腕を回し、キスをする。
「矢口さん・・・すいません、困らせちゃって」
「いや、オイラが不安にさせたんだから。オイラこそごめん」
「矢口さん・・・もうちょっとだけこうしてていいですか?」
「うん、いいよ」
吉澤は矢口の胸に顔を埋め、じっと黙っている。
矢口は吉澤の髪を撫で、ちょっと複雑な表情をしている。
しばらくして、吉澤から体を離しながら、言った。
「矢口さん、すいません、ありがとうございました」
「いやいや、それより今日はもう寝よ?時間も遅いし。もう1回言うけど今は
 よっすぃ〜が好きなんだからね」
「はい・・・」
「じゃあおやすみ〜」
「おやすみなさい」
122 名前:『行き交う人々』 投稿日:2005/01/09(日) 10:33
・・・とは言ったものの、オイラは本当にごっつぁんに未練はないのかな?
確かによっすぃ〜の事は好きだ。
・・・だけどごっつぁんと比べたら?
間違いなくよっすぃ〜を選べる?
正直・・・分からない。
オイラはどっちが好きなの?
どっちに心を許してるの?
どっちに愛されたいの?
わからない・・・
わからない・・・
ワカンナイヨ・・・。
123 名前:ローワン 投稿日:2005/01/09(日) 10:36
更新終了です。
すいません、116の最後の行は間違いです・・・。
文章的に意味不明でしたね、ごめんなさい。
さて、では後日また更新の日まで。レスお待ちしています。
124 名前: 投稿日:2005/01/09(日) 19:44
更新、お疲れ様です。う〜ん・・・次回が気になりますね。気長に
待ってま〜す☆
125 名前:メカ沢β 投稿日:2005/01/10(月) 12:16
更新お疲れ様です。
色々気になりますねぇ〜……。
126 名前:ローワン 投稿日:2005/03/16(水) 20:33
お久しぶりです、そして長い間の放置、誠に申し訳なく思っています。
待っていて下さっていた方がいらっしゃいましたら、深くお詫び申し上げます・・・。
ではレス返しから。

>龍さん
ありがとうございます。でも1つだけ言っておこうと思います・・・自分の作品はワンパターンです。(笑)

>メカ沢βさん
光栄です。期待を裏切らない展開に出来たら嬉しいです(^^)

では更新したいと思います。
127 名前:『行き交う人々』 投稿日:2005/03/16(水) 20:35
それから数日たった。
あたし達はそれから普通の生活を送った。
ごっちんの矢口さんへのアプローチを除けば。
「やぐっつぁ〜ん!お弁当作ったんだ!一緒に食べよ!」
「やぐっつぁ〜ん!一緒に帰ろう!」
「やぐっつぁ〜ん・・・つまんないよ〜遊びに行こうよ」
やぐっつぁん、やぐっつぁん、やぐっつぁん・・・。
言ってやりたい・・・矢口さんはあたしのものだって・・・。
だけどできない。
矢口さんはなぜかメンバー以外の人にあたしとの仲を言わないで欲しいと言った。
もちろんごっちんにも。
ただ恥ずかしいだけなのか。
いや、それはないだろう。
なぜかって、矢口さんとごっちんが付き合っている時、福田さんなどの娘。を卒業した人達や、
つんく♂さんや夏先生も知っていたそうだ。
では何故か。
ごっちんからすぐ乗り換えて、軽い奴だと思われたくないから?
それとも・・・ごっちんがまだ好きだから?
前者であってほしい・・・。
そう思った。
128 名前:『行き交う人々』 投稿日:2005/03/16(水) 20:37
しかし当の矢口さんはあたしの気持ちなんか知らずに、
「やめろよぉ〜///」
なんて言いながら顔を赤くさせている。
あ・・・カワイイ・・・なんて事は今はいいんだ。
そりゃそうだよね、矢口さんの元恋人だもん。
他のメンバーは事情を知っているだけに口を出せずにいた。
口を出したと言えば、
「お〜いごっつぁん、仕事行かなくていいのかい?」
という安倍さんの一言くらいだ。
「う〜・・・また後でね、やぐっつぁん」
と言ってごっちんは帰って行ったので良かったけど。
「ありがと、なっち」
「へ?何が?」
・・・事情が分かってない人がいた。
「なっちはごっつあんを矢口から奪ってやるって思っただけっしょ〜」
そう、安倍さんはごっちんと付き合っていた。
ごっちんは矢口さんと別れた後、安倍さんと付き合い始めた。
しかし何かの理由で別れたらしい。
その理由は2人しか知らないので、別れた当時は色々な噂が流れた。
安倍さんが娘。をやめるから、その事ですれ違いがあったんじゃないか。
ごっちんはただ遊んでるだけなんじゃないか。
だいたいこの噂が多かった。
でももう1つある。
メンバーはあたしに気を使ってあまり口に出さなかったこの噂。
・・・ごっちんは・・・矢口さんがまた好きになったんじゃないか。
1番信じたくないけど、あたしは今、この噂が1番正しいと思う。
「・・・まぁ、とりあえずありがと」
「??・・・あぁ!なるほど!!いやいやどういたしまして」
・・・やっと分かったようだ。
129 名前:『行き交う人々』 投稿日:2005/03/16(水) 20:40
その後、仕事も終わって矢口と吉澤は一緒に帰る約束をしていた。
「よし!今日は帰ったら肉じゃが作ったげるからね!」
「うわ〜!楽しみだ〜!!矢口さんの手料理♪」
そうして帰る用意をしている。と、
いきなり楽屋のドアが開き、後藤が入って来た。
肩で息をしている所から見て、走って来たのだろう。
「やぐっつあ〜ん、一緒に帰ろうよ〜最近一緒に帰ってないし」
「いや・・・でも、よっすぃ〜と帰る約束してるから、ごめんね」
よかった。
矢口さんに今ごっちんを選ばれたら一生立ち直れなかったかも。
「よっすぃ〜はいつでも一緒に帰れるじゃん!!」
「いやでも・・・」
お願いです、矢口さん。
ごっちんをキッパリ拒否して下さい!!
「帰ろう帰ろう帰ろう帰ろう帰ろう〜〜〜!!!」
「ん〜・・・でもやっぱ先に約束したのはよっすぃ〜だし・・・ね?」
「あたしはやぐっつあんと一緒に帰りたいんだよぉ!!」
プチッーーー
あたしの頭のなかの糸が切れた。
「・・・ごっちん、ちょっと来て」
「ちょっ・・・よっすぃ〜!」
「矢口さん、ここで待ってて下さい」
と言ってあたしはごっちんと共に楽屋を出た。
130 名前:ローワン 投稿日:2005/03/16(水) 20:42
うわ短いなぁ〜・・・と思った方、つっこまないでください(笑)
すいません・・・次回までにまた書き溜めておこうと思います。
131 名前:ローワン 投稿日:2005/03/16(水) 21:18
あ、レス返しの付けたし。

>メカ沢βさん
すいません、もう大分前の話となりますが・・・鳩板は見つかったのですが、肝心なスレが見つからないんです・・・。
ホントに申し訳ありません。教えていただけますでしょうか?
132 名前: 投稿日:2005/03/17(木) 18:38
更新、お疲れ様です。何か、波乱の予感・・・(*^o^*)ドキドキ(*゚O゚*)バクバクしながら、
待ってます。
133 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/19(火) 23:03
わぁ・・・よっすぃ〜がんばれ!!なにが起きるんだろう・・・??更新たのしみに待ってます☆
134 名前: 投稿日:2005/08/24(水) 18:40
生存報告だけでもお願いします!!

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