後藤さんの短編

1 名前:rina 投稿日:2004/03/20(土) 09:42
初めまして。rinaといいます。
ずっと読むだけでしたが思い切って小説を書いてみようかと;
誤字、脱字等あると思いますが頑張ります!!

ごまみき、あやごまを中心に後藤さん総攻めCPを書いていこうと思います。
2 名前:病気 投稿日:2004/03/20(土) 09:46
今日は久しぶりのオフ。
せっかくだからミキティと過ごそう思ったんだけど全然連絡が取れない。
仕事…は無いはず。昨日なっちに聞いたから。

3 名前:病気 投稿日:2004/03/20(土) 09:47
「オフだってこと前に教えたはずなんだけどなぁ」
もしかして忘れてる?それとも聞いてたけど来る気は無いとか。
そんなわけないか。忘れてるんだよ、きっと…たぶん…

「っていうか、メールの返事してよぉ」
もう10通くらい送ったのに返事が1度も来ない…。
4 名前:病気 投稿日:2004/03/20(土) 09:49
「この前のが悪かったのかな」
次の日仕事が早いからダメって言われたのに、無理矢理ヤっちゃったんだよね。
あのときのミキティ可愛かったなぁ…じゃなくて!
誰だって無理矢理は嫌だよね。でも…気持ちよかったって言ってたし…
5 名前:病気 投稿日:2004/03/20(土) 09:51
今、ごとーの頭の中であれこれいろんな罪(大袈裟?)を思い出す。
「やっぱり、嫌われたのかなぁ。それとも、愛想つかされたとか!?」
だとしたら大変だ。こんなゴロゴロしてる暇なんてない。原因を考えないと。
そんなこんなでアタフタと慌てだしたとき、突然後ろから声をかけられた。

6 名前:病気 投稿日:2004/03/20(土) 09:56
「誰に嫌われて、愛想つかされたの?」

「んあ!?」
聞き覚えのある声だけど今のごとーはテンパっているわけで。
場の状況が読めず、ただただポカーンと口をあけて小川っちみたいなことになってる。

「ん?どうかした?ごっちん小川ちゃんみたいになってるよ?」
―あはっ!同じこと言ってる!
ごとーはテンパりながら、どうでもいいことを思っていた。
……ってか何でミキティここにいるのさ?
7 名前:病気 投稿日:2004/03/20(土) 10:03
「え?何でって、ごっちんがこの前オフだって言ってたから遊びに来たんだけど…」
ダメだった?とミキティは不思議そうにごとーを見てる。
あれ?何でごとーの思ってたことわかったの?ミキティってエスパー?

「いや、ミキはエスパーじゃないから。ごっちん思いっきり声に出てたから」
軽くツッコまれたけど今はとりあえず気にしないでおこう。
それに、ミキティはオフのこと忘れてなかったみたいだし。

8 名前:病気 投稿日:2004/03/20(土) 10:06
「ミキティ来てくれてありがとう!ごとー超寂しかったよぉ」
そういってミキティに抱きついた。
今日は一日ミキティに甘えよう。さっきまでの寂しさを忘れてね。





9 名前:病気 投稿日:2004/03/20(土) 10:07
ごとーは『藤本美貴』というにビョーキにかかってる。それも重症。
症状はミキティがいないとすごく悲しくなる。寂しくなる。無性に会いたくなる。
いわゆる『○○依存症』みたいなやつ。
治療方法はミキティが傍にいること。
そうすれば寂しさとかもキレイサッパリ忘れちゃう。
他の人じゃ治らないし治せない。(病名が『藤本美貴』だしね…)
10 名前:病気 投稿日:2004/03/20(土) 10:09
でもこの治療には欠点がある。
それは、ミキティにしか心を開けなくなっちゃうんだ。
泣いたり怒ったり、当然笑うのだって心から感情が出せるのはミキティだけ。
まっつーや娘。のみんなには悪いけどごとーのためだと思って許してね。



      ミキティ!だ〜〜〜い好きだぞ!!



Fin    
11 名前:rina 投稿日:2004/03/20(土) 10:11
一応、初めてのごまみきです;;
話の内容がしっちゃかめっちゃかな感じが…
最後は少し無理やりになってしまいました;
12 名前:オトナで子供な時間 投稿日:2004/03/20(土) 16:27
今日は『ハロモニ』の収録で某テレビ局に来ている。
ごとーは今『笑姫』の衣装を脱ぐために自分の楽屋に移動してるところ。
この衣装着てるとすごい熱くて、一刻も早く着替えたくて勢いよくドアを開けた。

それと同時にポフッと何かが体にくっ付いた。

「!?」

ビックリして体を離すとそこには、つぼみちゃんの衣装に身を包んだミキティがいた。
13 名前:オトナで子供な時間 投稿日:2004/03/20(土) 16:29
俯いているミキティは無言なまま一度離れた身体を抱きついてまたくっ付けた。

「ミキティかビックリしたなぁ。どうしたのさ……座らないの?」

ごとーに抱きついたまま離れようとしないミキティを一度無理やりだけどはがした。
ミキティが一瞬悲しそうな表情をしていたけど、とりあえず摩周麿の衣装に着替えるため、
離れたまま突っ立っているミキティを椅子に座るように促した。

(今日のミキティは何かおかしい……つぼみちゃんだからかな?)

そう思いながらミキティが座るのを見届け、摩周麿の衣装に着替え始めた。



14 名前:オトナで子供な時間 投稿日:2004/03/20(土) 16:30

「ミキティどうかした?なんかあったの?」

着替え終わってミキティの隣に腰を下ろしながらそういった。
するとミキティはごとーの方を向いて抱きつき、胸のあたりに顔を埋めスリスリと頬擦りしてきた。

「んん〜、ごっち〜ん」
「んあ?今日のミキティは随分と甘えただな〜。どしたの?なんかあったの?」

そういうとミキティは顔を埋めたままコクンと頷いた。
いつものミキティもいいけど、こういう甘えたのミキティはいつにも増して可愛い。
ていうかそんなに可愛いことされるとさ……ヤりたくなるじゃん。ごとー狼になっちゃうよ?
そんな気持ちを抑えつつ、ミキティの話を聞くことにした。

「なにがあったの?言ってみ?」

甘えるミキティがすごく幼く見えて、自然としゃべり方が変わってしまっていた。
15 名前:オトナで子供な時間 投稿日:2004/03/20(土) 16:31
「…よしこと梨華ちゃん見てたら…急にごっちんに会いたくなって…
でも楽屋来たらごっちんいなくて…そしたら…」

寂しさが積もってごとーが恋しくなったと。それで今の状況に至るわけか…

ミキティは少し話しずらそうな体勢だけどゆっくりと話してくれた。
ってか、あのいしよしコンビはいったい何を見せたのさ…よしこは『笑姫』の収録で一緒だったから…
あれかな?「梨華ちゃ〜ん!」「ひとみちゃ〜ん!」とか言って抱き合うやつ。
もしあれを見たのならミキティがこんなになっちゃうのも無理はない。
前に、やぐっつぁんもそれを見て裕ちゃんに会いに行っちゃったのを覚えてる。
でまぁ、そのあと帰ってきたやぐっつぁんはありえないくらいフラフラで、
マネージャーさんに裕ちゃんと二人して怒られてた。

16 名前:オトナで子供な時間 投稿日:2004/03/20(土) 16:32
そんでもって今のごとーもあのときの裕ちゃんと同じ状況なわけで。
そ〜と〜危ない状態だったりする。
最近会う機会がなくてご無沙汰してるから余計に…ね。
これ以上ミキティが可愛いことしたら襲うことは……間違いない。

「ミキティ、ごとーはここにいるんだしそろそろ離れない?」

そういうと「ヤダ」と即答してごとーにキスをしてきた。
その瞬間ごとーの我慢の糸がプッツリと切れてしまった。
普段ミキティからキスしてくれることなんてめったにないから、思ったよりヤバイ。
そして理性が抑えられなくなったごとーはミキティからの軽いキスを深いものに変えていった。

「ミキティもう止めても無理だから。ごとーがこうなったのはミキティのせいだからね」
「えぇ!?ひゃぁ!?ちょっとごっちん!!やっ……っ!!」

ごめんねミキティ。どんなに拒んでも狼さんなのごとーは誰にも止められないや。
…そういえば楽屋の鍵しめたっけ?…まいっか。
あ、そういえばパート2。
ごとー達お子ちゃまだった…まぁお楽しみの早いお子ちゃまってことで…いいよね?
17 名前:オトナで子供な時間 投稿日:2004/03/20(土) 16:33


そしてそして狼になったごとーはコントの収録が始まるまでに3回もヤっちゃって。
立つのもやっとなミキティは5回もNGを出してしまった…
ごめんミキティ。そのうち焼肉奢るから許して!

Fin
18 名前:言葉 投稿日:2004/03/20(土) 17:00
「もう!超心配したんだから!!」
「ごっちん、ごめんてばぁ〜」

ただいま、お怒りになっているごっちんへ必死に弁解中。
この前の大脱出マジックでカメラには映ってなかったけど
一番あたしを心配してくれていたのはごっちんだった。
前日の紅白のときも一緒にいたときは口で、あたしが帰ったあとはメールで常に心配してくれた。
最初のうちは「なんで断らないのさ!」とも言われたっけ。

19 名前:言葉 投稿日:2004/03/20(土) 17:03
「ごっちん怒んないでよぉ」

チラッと見たごっちんは「はぁ〜」なんてため息ついてた。
(ねぇ、ため息つくと幸せが逃げるんだよ?)
そう思っても口には出さなかった。今のごっちんにこんなこと言えない。



少ししてごっちんは落ち着いたのか、まっすぐあたしの眼を見て話し始めた。

「ごとー、まっつーが大怪我したらどうしよう、もう歌えなくなっちゃったらどうしようって
ずっと心配してたんだからね?ごとーだけじゃない、モーニングのみんなも心配してたんだよ?」

うん。わかってるよごっちん。
モーニングさんや他の出演者の人たち、あとファンのみんな。
たくさんのひとに心配かけちゃったってすごくあたしなりに反省してる。
それにごっちんの気持ちも痛いほどわかる…
あたしもごっちんが同じことしてたら不安になるもん。

20 名前:言葉 投稿日:2004/03/20(土) 17:06
そんなことを考えていたら、突然ごっちんが聞き捨てならないことを口にした。

「あとでまたミキティに謝っておかないと」

…へ?みきたん?謝るってなに?

「ごっちん、どうしてそこでみきたんがでてくるの?」
「んぇ?あぁごとーさ、まっつーのマジックが終わったあと涙止まらなくなっちゃってさ、
そのときずっとミキティが傍で慰めててくれたんだよ」

ごっちんは特に悪びれず簡単に話してくれた。
けどそれがあたしに『怒り』を呼び起こすクスリとなってしまった。

21 名前:言葉 投稿日:2004/03/20(土) 17:08
「ごっちん!!あたしそんなの聞いてないよ!?」

急に大声を出したあたしにごっちんは一瞬ビクっとした。

「いや…聞いてないって言ってもごとー初めて言ったし」

ハァ…ごっちん、いつもだったらその鈍さが可愛くてしょうがないんだけど…
今回はあたしのイライラを増幅させるクスリになっちゃったみたい。

「ちょっとごっちん忘れたの!?みきたんもごっちんのこと好きなんだよ!?」

ごまっとうを組む前からみきたんはごっちんが好きなんだと話していた。
だから、あたしがごっちんと付き合うことを話したときはただでさえ恐い顔を
もっとすごくして問い詰められた。っていうより食いつかれたって言ったほうが合ってるかな?

22 名前:言葉 投稿日:2004/03/20(土) 17:09
それを教えたはずなのにごっちんはキレイサッパリ忘れてしまっていたらしい。
すると、言葉に出来ない怒りがあたしの体のどこかで爆発しようとしているのがわかった。

でもそのあとのごっちんの一言であたしはそれを一瞬にして消すことになる。
その言葉はあたしに『幸せ』をもたらす言葉。『信じる』ということを改めて知った言葉。



23 名前:言葉 投稿日:2004/03/20(土) 17:10





「ごとーは、まっつーしかスキじゃないから安心してよ。ね?」





Fin    
24 名前:rina 投稿日:2004/03/20(土) 17:15
ハイ;また書きました。
ごまみきとあやごまです。
なんですかね…こう、微妙な感じが…

感想いただければ嬉しいです。
あとリクエストがあれば(あるのかな…)書かせてもらおうかなと…
次の次に参上するときまで受け付けてみようかなぁと…
25 名前:rina 投稿日:2004/03/20(土) 17:15
一応隠し;;
26 名前:rina 投稿日:2004/03/20(土) 17:16
もういっちょ隠し;
27 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/20(土) 21:39
やすごまお願いします。
28 名前:教えてあげる? 投稿日:2004/03/21(日) 10:54
ピーンポーン

アタシの唯一生きがいを感じられるバイトがこのチャイムと同時にスタートした。
アタシは週に一度、この後藤家の家庭教師をしている。
初めは『給料が高いから』って理由で始めたこのバイトもいつからか
数あるバイトの中で一番の楽しみになっている。


そしてここだけの話、教え子の後藤真希はアタシの彼女だったりする。




29 名前:教えてあげる? 投稿日:2004/03/21(日) 10:55
『は〜い!圭ちゃん?』

チャイムがなってすぐ後藤がでた。相変わらず早いわね。
てゆうかその前に、普通「どちらさまですか?」って聞くもんじゃないの?

ガチャ
「おぉ〜圭ちゃん!いらっしゃい!」
「いらっしゃいじゃないわよ!チャイムがなったら誰が来たか確かめるのが普通でしょ!?」
「だってこの時間は圭ちゃんが来るころじゃん?」
「(アタシじゃなかったら大恥じかいてたわよアンタ…)」

そんな不安を抱きつつ後藤の家にお邪魔した。

30 名前:教えてあげる? 投稿日:2004/03/21(日) 10:56
―――
――――――
――――――――――
――――――――――――――
31 名前:教えてあげる? 投稿日:2004/03/21(日) 10:58
「圭ちゃ〜ん!わかんない〜!!」
「だぁー!!ウッサイ!アンタさっきから一問も自分で解いてないじゃない!」

授業を始めて早30分。
一問やるごとに「圭ちゃ〜ん」とアタシを呼んで速攻「わかんない」。
これの繰り返し。まったく、いつからこんな子になったのよ…
初めのうちは意地張って自力で解こうとしてたのに……

「アンタなんでこんな問題も出来ないのよ!!」
「だぁって、難しいんだもんコレ!」
「難しいって…これ中3の問題よ!?アンタいま高2でしょ!?」
「でも5月だから2年になったばっかだもん!」

あぁ頭痛い……ってゆうか後藤はなんで中学卒業できたのかしら…
アタシにはそんな考えが毎週浮かぶ。ホント今の世の中どうなってんのよ…

すると突然、後藤が机から離れベットのほうに行きマンガを読み始めた。

「ちょっと!まだ休憩じゃないでしょ?」

そういってマンガを取り上げた。

「いいじゃん5分くらい早くしたって。それに勉強つまんないんだもん」
「つまんないとかの問題じゃないでしょ。ちゃんと教えてあげるから席つきな、後藤」

そういうと後藤はアタシからマンガを取り返し本棚へしまった。
しかし通じたのかとホッとしたのがいけなかった。
しまいに言った際に後藤がニヤッと笑ったのにアタシは気付かなかった…

32 名前:教えてあげる? 投稿日:2004/03/21(日) 11:01
「ねぇ圭ちゃん?教えてほしいことあるんだけど」

本をしまい、またベットに戻ってきた後藤はそんなことを言いだした。
「何?学校でわからないところでもあったの?」
「ううん、そうじゃないんだけどさ。えっと英語じゃないんだけどいい?」
「んん〜まぁ後藤が珍しくやる気みたいだから…特別よ?」

自分からやる気になる後藤なんて滅多に見れないだろうし…いいわよね?

「で、何を教えてほしいの?」

そういった途端、何かに思いっきり引っ張られ
止まったときには目の前に後藤の顔があった。
そしてドアップの後藤は、満面の笑みでこう言った…




「圭ちゃんの全てを教えてほしいな」




Fin
33 名前:rina 投稿日:2004/03/21(日) 11:03
27>名無し飼育さんのリクでやすごまでした。
34 名前:rina 投稿日:2004/03/21(日) 11:09

( ´ Д `)<もう一つ書けたら載せます!
35 名前:大切 投稿日:2004/03/21(日) 11:21
大切にしまっていたアナタの写真。
もう数え切れないくらいたくさん撮った。
大切にしていた懐かしい曲たち。
アナタに進められて聞いていた曲。
すごくお気に入りの曲。
寂しいときいつも助けてくれていたね。ありがとう。


でも、今日でお別れだね。
決心ついたんだ。
さよなら淡い思い出たち。


36 名前:大切 投稿日:2004/03/21(日) 11:22
・・・トゥルルルル、トゥルルルル・・・・
『・・・・・・もしもし』
「もしもし、まっつー?今大丈夫かな?」

ちゃんと頭の中を整理して、まっつーに電話をかけた。

『うん。大丈夫。ちょうどお仕事終わったところだから』
「そっか・・・あのね?まっつーに報告があるんだ」

内緒にしていようかと思ったりもしたけど、なんだか恋してること知ってもらいたくて・・・

37 名前:大切 投稿日:2004/03/21(日) 11:24
「ごとー、好きな人ができたんだ」
『・・・そっか、よかったじゃん・・・もしかして、みきたん?』
「うん。いつの間にかな?本気で好きになってたの。
ミキティといると、すごく楽しくて寂しいって思うことがないんだ。
毎日電話とかメールしてくれて、
「ごっちんは一人じゃない。ミキや娘。のメンバーがついてるからね」って言ってくれるんだ」

―それにミキティとなら『まっつーとの事』忘れられそうな気がするんだ・・・

『そうなんだ・・・じゃあ、もうあたしとの関係もオワリだね。まぁ最初っから中途半端な感じだったけどね』
「うん・・・」

―でも『まっつーの事』を忘れるために付き合うんじゃないよ?
38 名前:大切 投稿日:2004/03/21(日) 11:27
「ねぇまっつー、また友達として一緒に頑張っていこうよ。
ごとー頼りないけど、まっつーが凹んだとき愚痴とかなら聞いてあげられるよ?」
『ありがとごっちん・・・・・・みきたんをあたしみたいにしちゃダメだよ?』
「大丈夫、心配はいらないよ。ミキティのこと、本気だから」
『そっか。なら大丈夫だね・・・じゃあ、そろそろ切るね?・・・バイバイ、ごっちん』
「・・・じゃあね・・・まっつー」
プツッ・・・プーッ、プーッ、プーッ・・・



「・・・(『じゃぁね』か…)・・・・・・だったらいいのにな・・・・・・・」


Fin
39 名前:rina 投稿日:2004/03/21(日) 11:30
ハイ。なんとか書けたので載せました。
どうやら、おいらは最後に一言入れるのがクセみたいです;
これ、見てくれてる方いるのかな…;;

あと、リクですが(もういないかも;)一応明日…くらいまで受け付けます!
40 名前:みるく 投稿日:2004/03/21(日) 12:37
ごっちん大好きなので、この小説とても好きですo(^-^)o
リクなんですがなちごまお願いしますm(_ _)m
これからも楽しみにしてます。頑張って下さい!
41 名前:rina 投稿日:2004/03/21(日) 20:14
40>みるくさん
レスありがとうございます!
ごっちん大好きですか!おいらも大好きです。
これからも楽しんでいただけるような小説書いていきます!!
ハイ!頑張ります!!

それでは、みるくさんのリクでなちごまです。
42 名前:吉or凶 投稿日:2004/03/21(日) 20:15
人って本人に直接は言えなくても、その場にいなければ平気で言えちゃうんだよね。
これ、ごとーの経験ね。
んで、それを本人に聞かれたらどうなるか…吉とでるか凶とでるか。Which?って感じ。
あ!今すごくない?エイゴ使っちゃったよ!

43 名前:吉or凶 投稿日:2004/03/21(日) 20:16
「ごっつぁんヒドイべさ!ごっつぁんだけは絶対に言わないって信じてたのに!」
「だって、あぁ言わないとやぐっつぁんが凹むじゃん?」
「じゃあなっちは傷ついてもいいていうの!?」
「そうじゃなくて!その場しのぎだって!!ねぇ?機嫌なおそう?」

さっきは変にテンション上がったけど、今のごとーは『凶』だったりする。
この前やぐっつぁんのラジオにゲストで出たとき、
トークの中で「『おいら』を使ってるやぐっつぁんは子供?」みたな方向にいったんだけど
そのときに、なっちが子供っぽいから大丈夫!見たいなこと言っちゃたんだよね。

「機嫌なおそ?じゃないべさ!腕のことまで言って…屈辱だべ!!」

いや。それは今に始まったことじゃないでしょ。
腕のことは結構前にあいぼんがTVで言っちゃったじゃん。
44 名前:吉or凶 投稿日:2004/03/21(日) 20:16
「ごめんって、ごとーが悪かった。今日一日なっちの言うこと何でも聞くからさ!」
「本当になんでも聞いてくれるの?」
「う、うん」
「じゃあ許すべさ!」

子供じみたこといっちゃたな〜なんて思ってたのに、なっちはあっさりと乗ってきた。
そういうところが子供なんだって・・・・・・本人には言わないけどね。

「で、何してほしいの?なっち姫」
「姫って・・・やめるべさ、照れるっしょ。でも、どうしようかなぁ」

考えてなかったんかい!!
まぁなっちらしいって言えばそうだけど。

「・・・ごっつぁん、してほしいこと決まったべさ」
「んあ?何々?」

するとなっちは急に顔を赤らめてこう言った。

「ぎゅってして?」
45 名前:吉or凶 投稿日:2004/03/21(日) 20:17
〜〜〜〜〜〜っ!!可愛いーーー!!
そんなのいくらでもしてあげるよぅ!!

ギュウvv
「ちょっ、苦しいべ・・・もっと優しくしてほしいべ・・・」
ズキューン!!
「なっち、可愛いよなっち」
「恥ずかしいべ・・・」

軽くスイッチ入っちゃったごとーは、なっちをギュウっとでも優しく抱きしめた。
さっきより真っ赤になったなっちは、今度は上目遣いでごとーを見た。

「ねぇごっつぁん?もう一個お願いしていい?」
「うん?」
「えっとね・・・・・・キス、してほしい」

46 名前:吉or凶 投稿日:2004/03/21(日) 20:17
―――ヤっちゃっていいですか?
ただでさえ可愛いのに上目遣いでこぉんな可愛いこといわれたら・・・
誰だって我慢できなくなるよね?
天国にいるお父さん、今スグなっちを押し倒してあんなコトやこんなコトしちゃっていいですか?
当然答えは返ってこなくて、でもごとーはそれをOKってことだと勝手に理解して
真っ赤になって俯いてるなっちをソファに押し倒した。

「ひゃあ!?な、何するべさ!!」
「だって、なっちが誘うんだもん!」
「な、な、何でそうなるべさ!?なっちはキ、キスしてほしかっただけだべ!?」

それが誘ってるんだって。
気付いてないのかな?

「やめてごっつぁん!お願いだべ!!」
「やだ」
「何でも言うこと聞くてゆったべ!?」
「・・・・・・わかった、ごめんなっち」

ごとー我慢するの苦手だけど、なっちのためだから・・・しょうがないよね?約束したし。

47 名前:吉or凶 投稿日:2004/03/21(日) 20:18
「・・・ごっつぁん。その、サせてはあげられないけど・・・」
「んぇ?」

起き上がったなっちは、ごとーの耳元でボソッと呟いた。


「サせてはあげられないけど・・・いっぱいキス、していいよ?」



―――お父さん、どうやら『凶』じゃなくて『大吉』みたいです。

Fin
48 名前:お悩み解決法 投稿日:2004/03/21(日) 20:27
「ねぇやぐっつぁん!また言ったでしょ!
身長伸ばしたいとか、大きい人が羨ましいとか!」

ごとーは今やぐっつぁんと久々に重なったオフを一応満喫しているところ。
そんでもって、やぐっつぁんに最近言う回数が増えた『身長』の事を指摘してる。

「え〜!いいじゃんよ。事実だもん」
「でもさぁ〜。ごとーは、ちっちゃ…今のサイズのやぐっつぁんが好きだよ?」

やばい…やぐっつぁんの前で『ちっちゃい』は禁句だった…

「ちっちゃ!?……どーせおいらは小さいよ。っていうかごっつぁんはさ、でかいからそういうこと言えるんだよ。おいらは嫌なの小さいのは」

やぐっつぁんは軽く頬を膨らましている。
あぁ拗ねちゃった。
こうなると相手するのが少し面倒くさくなるんだよね…
49 名前:お悩み解決法 投稿日:2004/03/21(日) 20:28
「何で?いいじゃん。背が低くても十分セクシーだよ?」
「…そうじゃなくて!んん〜なんだろなぁ…なんて言えばいいんだろ…
小さいとさ、ごっつぁんと距離を感じるんだよね…ちょっとだけ」

今、一瞬『セクシー』って言葉に反応したよね。
ちょっと嬉しそうな顔したよね。

「んあ、距離?ごとーと?」
「うん。ごっつぁんはさ、まだ身長伸び続けてるだろ?
でもおいらはもう伸びないんだよ。
そうなるとどんどん差が出来ちゃうじゃん?それが嫌なの。
それに娘。卒業しちゃたし『ごまっとう』とか始めてから藤本とか松浦とも仲良くなったし、
挙句の果てにソロツアー始まるっぽいしさぁ…余計に距離を感じるんだよ…」

そう言ってやぐっつぁんは背伸びしてごとーの頭をポンポンと軽く叩く。
なんか段々グチに変わってない?ミキティとまっつーのことは否定できないけどさ…
それ以外はごとーの判断じゃないでしょ?娘。だって卒業したくなかったし…
50 名前:お悩み解決法 投稿日:2004/03/21(日) 20:29
そんなことを考えていると、突然やぐっつぁんがごとーの腰あたりに抱きついてきた。

「ぅ?やぐっつぁん??」
「ごっつぁんさ、どこにも行かないでよ?ずっとおいらと一緒にいてよ?
じゃないと、不安になっちゃうよ…」

不安にねぇ・・・・・・アハ!今そ〜と〜いいこと思いついた!

「じゃぁさ、いままでとこれからの不安を今埋めちゃおっか!!」

そういってごとーはやぐっつぁんをソファに押し倒した。

「ちょっとごっつぁん!?おいらそういう意味で言ったんじゃないよ!?」
「そういう意味でもこういう意味でもどういう意味でもいいからさ、とにかくヤらせて。
んん〜いままでの分とこれからの分、まぁざっと2ヶ月分くらい??」

やぐっつぁんは「えぇ!?」なんて言ってたけど気にしないことにする。
だって不安にならなければいいんでしょ?
だったら手っ取り早い方法はこれしかないでしょ。
あぁソファが嫌ならベットでもいいよ?
それともお風呂のほうがいいかなぁ? 

Fin
51 名前:みるく 投稿日:2004/03/22(月) 00:59
わぁ!さっそくありがとうございましたm(_ _)mやっぱりなちごまはイイです♪ほんわかしてて☆それにやぐごまも最高でした!!
52 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/22(月) 02:14
あやごまお願いします。
みきごまも好きなんでどんどん書いちゃってください。
53 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/22(月) 02:28
↑上げちゃってごめんなさい。
54 名前:ROM読者 投稿日:2004/03/22(月) 07:05
お邪魔してます。
サクサクで、すごく読み易いです。
書きたい衝動をこらえつつ短編に抑えるのも作者様の匠の技
とお見受け致しました。

マルチカップリング推し(みんな大好き)なので、これから
も寄らせて頂きます。
55 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/22(月) 07:38
やすごまありがとうございます。とってもよかったです。
あの続きみたいのを読んでみたいと思いました。
また,気が向いたらやす護摩書いてください。
56 名前:rina 投稿日:2004/03/22(月) 07:41
レス感謝です!
めっちゃ嬉しいです!

( ´ Д `)<ありがとぉ!

>52
その二つはおいらの一押しなのでこれからも増えますよv
どんどんですか!お言葉に甘えて(基、調子に乗って)たくさん書いていきます!

>54・ROM読者さん
読みやすいですか。
そう言っていただけるとすごく嬉しいです!
た、匠の技ですか!?そんなそんな;;
マイナーばかりですが、楽しんでいただければと思ってます。
57 名前:rina 投稿日:2004/03/22(月) 07:43
>55
気に入っていただけましたか!
よかった〜;
初めて書いたのでドキドキだったのですが安心しました。
58 名前:rina 投稿日:2004/03/22(月) 08:31
>51・みるくさん
なちごまよかったですか!!
やぐごまにも感想ありがとうございます!


>52のリクであやごまです。
59 名前:Your Smile 投稿日:2004/03/22(月) 08:33
最近あたしはごっちんに不満を抱いてる。

ごっちんと付き合いだしてもう3ヶ月になるのに
あたしにTVでやるような表情しか見せてくれないこと。
矢口さんとか、みきたんとか、あいぼんの前ではいろんな顔見せてるのに…

べつに嫌なわけじゃないよ?ごっちんはカッコいいし可愛いから。
でも、あたしは本当のごっちん、素のごっちんが見たい。
それでもって今より何倍もたくさん笑ってほしい。
60 名前:Your Smile 投稿日:2004/03/22(月) 08:33
前にみきたんから聞いたけど素になったごっちんは天然が増して可愛いらしい。
(そんなの知らないし!てゆうか見たことないし・・・)

「ごっちん…あたし、ごっちんがわかんないよ………」

なんか考えれば考えるほど泣きそうになる。てゆうか、もう泣いてる。
しかも、今はお互いソロツアーの真っ最中でほぼ正反対の場所にいて、
会いたくても会えない、長い2週間を過しているので寂しさから余計に涙が出る。
このまま泣き続けたら目が腫れちゃうよ…そうなったらマネージャーさんに怒られるかな?
したら、ごっちんのせいだって言ってやろ。

61 名前:Your Smile 投稿日:2004/03/22(月) 08:34
♪〜♪♪♪〜♪♪〜
突然、静かな部屋で鳴り出した携帯。
(正直、心臓飛び出るんじゃないかってくらい驚いた)
曲は…『ね〜え?』

「っ!?ごっちんじゃん!!」

慌てて携帯を見る。するとメールが1件。内容は…

「『一昨日からツアーで会えてないけど大丈夫?
ごとーがいないからって泣いてないか?(笑)
ごとーの顔が見たいならいくらでもあげちゃうぞ!
この超可愛いごっちんスマイルでも見て待っててね!!
まっつー大好きだぞ☆  ごっちんより』…って、なんだよもぉ」

62 名前:Your Smile 投稿日:2004/03/22(月) 08:35
ごっちんからのメールは写真付きのアホアホメール。
でも、その写真はあたしがずぅ〜と見たかったあの笑顔。
ふにゃっとしたどこか締まりの無い、けどあたしの大好きなごっちんの笑顔。

「てゆうか、いつもツアーがあってもごっちんからメールって無かったよね?」
じゃあなんで?
みきたんが言ったのかな?まぁそんなことはどうでもいいや。


ねぇごっちん?あたしはみんなが思ってるほど強く無いんだよ?
ごっちんと会えないとすごく不安になるしすぐに泣いちゃう。
でもね、どんな形でもいいからごっちんが傍で笑ってくれればちょっと離れてたって安心できるの。
無理に笑ってとかは言わないよ?ごっちんが好きなときに笑ってくれればいい。
でも一つだけワガママ言っていいかな?
これからもあたしに、あたしのために最高の笑顔をちょうだい? 

Fin
63 名前:名無し? 投稿日:2004/03/22(月) 09:14
今日いっきに読ませていただきました!
自分的には作者さんのなちごま&やぐごまがツボです。
リク良ければ、いしごまorやぐごまお願いします!!
64 名前:教わるの? 投稿日:2004/03/22(月) 09:59
「圭ちゃん・・・・・・大丈夫?」

アタシの隣で不安げに声をかける後藤。
「大丈夫?」ってアンタがこんなんにしたんでしょ!?

「大丈夫じゃないわよ・・・・・・こんなことして」
「んぁ・・・ごめん。でも、嫌じゃなかったでしょ?」
「っ・・・知らないわよ!」

さっきの心配そうな顔はどうしたのか、
急に悪戯を成功させた子供のような顔をしてアタシを覗き込んだ。

65 名前:教わるの? 投稿日:2004/03/22(月) 10:00
後藤は「全てを教えてほしい」と言ったあと半ば強引にキスをしてきた。
アタシも始めの内は必死で抵抗した、でもその力は段々となくなって・・・
まぁ見ず知らずのやつだったら最後まで抵抗したけど、相手は後藤。
しかも、アタシの彼女なわけで・・・結局されるがままに後藤を求めてしまった。

「アタシ絶対『攻め派』だと思ってたのに・・・」
なんでこう簡単にサれてるわけ?
「んぁ?それは後藤が圭ちゃんより『攻め度』が高いからで・・・」
「『攻め度』ってなによ、『攻め度』って!」
「圭ちゃんがサれてるのはなんとなく想像できるけど、
後藤がサれてるのは考えられないんですよ、実際。」

「オエッ」っと自分の言葉に鳥肌をたてる後藤。
いや、普通逆じゃない?
どう考えても、アタシより後藤のほうが想像つくってゆうか・・・

「って!なんつー話してんのよ!アタシ達は!」
「うぉっ!急に大きい声ださないでよ圭ちゃん」

そんな場合じゃないでしょ!
なに、この18禁っぽい会話は!!
66 名前:教わるの? 投稿日:2004/03/22(月) 10:02
「とにかく、さっさと服着て勉強始めるわよ!」
「んあ?な〜に言ってるの圭ちゃ〜ん。今休憩時間だよ〜」

ハァ!?
慌てて時計を見る、すると後藤の言うとおり
休憩時間に入って2,3分たったくらいだった。

「でも、アンタ五分早く休憩入ってたんだからいいのよ!」
「だぁめだよ。ちゃんと時間を守らないと!」
「だったら休憩だけじゃなくて勉強の時間も守りなさいよ!」

アハッといってこっちを見ている後藤。
ん?待てよ。
今休憩時間入って3分よね?でも今回は5分早く休憩に入って、そんで後藤に・・・
ってことは、後藤のやつほんの5、6分でアタシを抱いたわけ!?
どういうことよそれ!?・・・ある意味ショックだわ・・・

「んぁ、どうしたの圭ちゃん?」
「・・・なんでもないわよ・・・・・・」
「ならいいや。ねぇ!休憩時間終了まであと何分?」
「・・・あと、10分よ」

アタシが答えると後藤は少し考えこう言った
67 名前:教わるの? 投稿日:2004/03/22(月) 10:02
「うっし!じゃぁ頑張れば2回は可能だよね!」

ハ?何の話??
すると、アタシはまたベットに戻され、押し倒された。

「ちょっと!何する気よ!」
「何って、やだなぁ〜圭ちゃん。わかってるでしょ!」

そういうと後藤は、一度アタシにキスをして耳元でこう囁いた。




「第二ラウンド、スタートしよっか?」


・・・アタシって教える立場よね??

Fin
68 名前:妬いて!! 投稿日:2004/03/22(月) 11:13
「ま・しゅ・ま・ろ・くん!」
「ん?あぁミキティか!誰かと思ってビックリしたよ!」

突然後ろから抱きつかれて「摩周麿くん」なんて呼ばれたら誰だって驚くよね。
一瞬、護衛反応で突き飛ばそうとしたけど、
声と匂いで愛しいあの子だってすぐにわかって、逆に抱きしめた。

「えへへ。ごっちん今日は摩周麿なんだ」
「うん。この前までゲジタロウだったからねぇ。
あれはちょっと辛かった〜。ミキティはつぼみちゃん?」
「うん!でもさぁこれの場合、声変えないといけないんだよね。
だから、かおるのほうが楽でよかったな。それにごっちんと絡めるし!」
「アハ!照れるな〜。でもかおるちゃんは、かわもちクンとくっ付いちゃったんだよね」
「うん、まぁね。なになに?ヤキモチ?」
「ぅ・・・最初はね、ちょっと妬けたかな「後藤のだったのに!」ってね」
69 名前:妬いて!! 投稿日:2004/03/22(月) 11:14
本当はちょっとどころじゃなかったんだけどね。
コントで一緒にハケた島田さん?だっけあのひとに
「アンタ本番中なのに、めっちゃなっちのこと睨んどったよ」って注意されて、
収録が終わったあとは、なっちがきて「ごっつぁんコントなんだからね」って言われた。

「アレ?今日はやけに正直じゃん。いつもは「妬くわけないじゃん!」ていうのに」
「まぁ事実だし。でも、もう慣れたから収録中に妬いて迷惑かけることもないよ」
「ふ〜ん」
「え?」
『みなさん収録始めま〜す』

タイミングがいいというか、そうでないと言うか・・・
ミキティはちょっとご機嫌斜めな感じで、さっさとコントの撮影に行ってしまった。
70 名前:妬いて!! 投稿日:2004/03/22(月) 11:15
――――――――――――――
――――――――――
―――――――
―――――
―――
71 名前:妬いて!! 投稿日:2004/03/22(月) 11:16
「ミキティ、なんでご機嫌斜めかにゃ?」
「べつに」
「うそうそ!じゃあなんでこっち向いてくれないのさ!」
「つぼみのマネしないで。べつに向きたくないから向かないの。悪い?」
「わ、悪くないけど・・・」

コントの収録が始まってからずっとこんな感じ。
さっきまで、口さえ聞いてくれなかった。

「ねぇミキティ。言ってくれないとなんで怒ってるのかわかんないよ」
「ごっちんは鈍感すぎるの!なんで同じ女の子なのに乙女心がわかんないのさ!」
72 名前:妬いて!! 投稿日:2004/03/22(月) 11:16
『乙女心』ねぇ。ごとーの知ってる乙女心は・・・
「迷うなぁ セクシーなの?キュートなの?どっちが好きなの?」
しかわかんないや。まっつー短い登場ありがとう。

「うぅ・・・ごめん、ワカンナイデス・・・乙女心が・・・」
「なら一生悩んでて!!」
「ミキティ!それはないでしょ!」

一生って・・・でもあながち間違いではないね。
ごとー分かんないことは分かるまで悩むタイプだから。
となると、死活問題だね・・・
73 名前:妬いて!! 投稿日:2004/03/22(月) 11:17
「・・・・・・ごっちんがいけないんだよ」
「へ?」

いきなり膨れていたミキティが喋りだした。

「ごっちんが・・・ミキと誰かの絡み見るの慣れちゃうから・・・」

―――なんでばい?
いやいや、だって慣れないといろんな人に迷惑かけるじゃん?
そんな毎回毎回妬いてたら、相手にだってプレッシャーかけちゃうし。

「なんで?慣れちゃダメ?」
「ダメじゃないよ・・・でも、寂しいんだもん」
「寂しい?」
「・・・だって、いつもミキばっか妬いててごっちんは平気な顔してるし・・・
だから、ごっちんが妬いてくれてるってわかると「あぁ愛されてるんだ」って思うじゃん?」

そ〜ゆ〜ことか!
つまり、ミキティは自分ばかり妬いてるから一方通行な愛だと思ってしまうと。
で、ごとーも妬けば愛が一方通行じゃなくなると。そ〜ゆ〜ことですか?

でも、でもさ・・・ごとーが完全に慣れちゃってるわけないじゃん。
74 名前:妬いて!! 投稿日:2004/03/22(月) 11:18
「ミキティ・・・ごとー今でもちょっと妬いてるよ?
なっちとあんなにベタベタするし、紺野と小川ともすごい話す回数増えてるし・・・」

よく考えると、なっち以外にもあれこれたくさんでてくる。
でもたくさん出てくるってことは、それだけヤキモチやいてるってことだよ?

「ホントに?ホントに今でもヤキモチ焼いてくれてる?」
「う、うん。恥ずかしい話ほぼ毎回・・・」
―まぁ前よりかは、小さい嫉妬だけどね
「えへへ。嬉しいvvありがと、ごっちん」
「へへ。ありがとうの意味わかんないよミキティ」

何はともあれ、ミキティの機嫌が直ってよかったぁ。
この日ごとーとミキティは手をつないで帰った。
 
Fin
75 名前:『姉妹』兼『思い人』 投稿日:2004/03/22(月) 12:12
正直ありえないでしょ!?って思った。
だって姉妹だよ?・・・血は繋がってないけど・・・
それに軽く無愛想だし、最初のうちは話しさえしなかった。
でも時間がたつにつれ少しずつ話せて、今では毎日これでもかってくらい話してる。
初めはちょっとオドオドしながら話してたけど、笑うとすごく可愛くて
あたしが笑ったのを見て安心したのか今度は楽しそうにいろいろ話してくれた。

いつからだろ、あの子を見る目が『妹』じゃなくなったのは。
信じたくはなかった。さっきも言ったけどあたし達は姉妹。
今までも・・・たぶん、これからも・・・
この気持ちを打ち明けたら、きっと姉妹にさえ戻れなくなるような気がする。
76 名前:『姉妹』兼『思い人』 投稿日:2004/03/22(月) 12:14
「梨華ちゃん!次どこ行く?」

今日は二人とも部活がないから、久しぶりに遊園地に遊びに来た。
もう高校生なのに周りにいる小学生と負けず劣らずのテンションで歩いていく。

「ごっちん、ちょっと休もうよ。あたし疲れた・・・」
「えぇ!?まだ三つしか乗ってないじゃん!」
「三つって言っても、一つに3回くらい連続で乗ったじゃん!」
しかも全部絶叫系・・・

嫌いじゃないけど一つに三回くらい乗って今のところ計10回。
ごっちんとは一つしか変わらないけど、さすがに疲れる・・・
77 名前:『姉妹』兼『思い人』 投稿日:2004/03/22(月) 12:14
「でもでも、久しぶりなんだもん!遊びに来るの!」
「そうだけどさ・・・ごっちん、この前矢口さんと来たんじゃないの?」

矢口さんはごっちんの部活の先輩で、学校では『凸凹最強コンビ』って言われてる。
二人とも強いからね。でも、他の強い子と組むときも何かしら言葉がつく。
有名なのはごっちんと松浦亜弥ちゃんの『学園最強2トップ』ってやつ。

「やぐっつぁんとも来たけどさ、やっぱり梨華ちゃんとじゃないとつまんないもん」
「ごっちん照れるから、そうゆうこというのやめてよぉ!」

冗談抜きですごい嬉しかった。そして・・・期待しちゃった。
だって、矢口さんよりあたしの方が特別ってコトでしょ?

「だって本当のことだも〜ん!よしっ、じゃあ次はあれ行こう!!」
「え?観覧車?」

ごっちん確か前に言ってたよね?
「観覧車は好きな人と乗るって決めてるんだ」って。

78 名前:『姉妹』兼『思い人』 投稿日:2004/03/22(月) 12:15
「うわぁ!高ーい!!すげー超キレイ眺め最高!」

ごっちんは観覧車から見える景色に少し興奮気味。
あたしには景色を見る余裕なんてないよ・・・
だってさっきから、ごっちんの言ってた言葉が頭から抜けないんだもん・・・

「梨華ちゃん?どうしたのさ。さっきからずっと下向いてるけど。」
「ふぇ!?あ、な、なんでもないよ!気にしないで!」
「気になるよ。もしかして高所恐怖症?それとも閉所恐怖症?」
「ごっちん、よくそんな難しい言葉かまずに言えたね・・・
でもあたしそういう恐怖症もってないから大丈夫だよ」
「そっか。ならいいんだけど・・・あ、やっぱよくないんだけど」
「ごっちん意味わかんないよ・・・」

よくわかんないけど、ごっちんが急に顔を赤らめて黙っちゃった。
それにつられて、あたしの心臓もドキドキと早く動く。
79 名前:『姉妹』兼『思い人』 投稿日:2004/03/22(月) 12:17
「あ、あのさ。前にごっちん言ってたじゃん?『観覧車は好きな人と』って。
あたしと乗っちゃって平気なの?」
「え!?覚えてたの!?」

あたしの思い切った発言に、ごっちんはすごく驚いてた。
きっと、あたしが覚えてないと思ったんだろうな。

「うん。さっき思い出したの・・・夢だったんでしょ?好きな人と乗るの。
それを、あたしなんかと乗っちゃって・・・」

少し沈黙になった。
この沈黙があたしをよりいっそうドキドキさせる。

「・・・から乗ったんだよ・・・」
「え?」
「梨華ちゃんのことが好きだから一緒に乗ったの!だから何の問題もないの!」

ごっちんは、逆ギレ気味に言った。
・・・え?ちょっとまって、好き?あたしのことが?

「ごっちん今、あたしのこと好きって・・・」
「そう。好きなの。親が再婚して初めて顔あわせたときからずっと」
「うそ・・・」
「嘘じゃないから。こんなこと嘘ついたってしょうがないじゃん」
80 名前:『姉妹』兼『思い人』 投稿日:2004/03/22(月) 12:20
じゃあ、あたしの今までの葛藤は何だったの?
あんなに一生懸命悩んで、関係が壊れると思って何度も否定したりして・・・
あれって全て無駄だったわけ??

そんなことを考えていたらごっちんがまた何か言いだした。

「勢いあまって告っちゃったけど・・・返事は、OK?それともNO?」

そんなの決まってるじゃん。



「もちろん、OKだよ!!」

Fin
81 名前:rina 投稿日:2004/03/22(月) 12:30
あやごまから、>55の『教えてあげる?』の続き、
ごまみき、>63・名無し?さんのリクでいしごまでした!

今日ヒマなんでたくさん書いちゃってますけど、速すぎですかね?
書きすぎな気もしますが・・・

>63・名無し?さん
一気に読まれたのですか!?
( ´ Д `)<駄文だらけだったでしょ?
なちごま&やぐごまは、書いてて楽しかったです☆
他のも楽しいんですけどね?
いしごまをあげたんで読んでください!

また、少ししたら一本あげるつもりです。
82 名前:rina 投稿日:2004/03/22(月) 12:31
川VvV从<隠すよ!
83 名前:rina 投稿日:2004/03/22(月) 12:32
( ●´ ー `)<もう一回隠してもいいべか?
84 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/22(月) 14:40
やすごまの続きを書いてくださってありがとうございます。
こっちのやすごまもよかったです。攻めのごまに受けのヤスがツボでした。
私の中でもヤスは受けなんで。
85 名前:一方通行、片思い中 投稿日:2004/03/22(月) 14:42
ごとーはある人に恋してる。
その人はみきう〜るっていうんだけど、あたしの妹のあやぴょんとものすごく仲が良い。
ごとーがみきう〜ると知り合えたのもあやぴょんのおかげなんだ。
みきう〜るに恋をしてからもうすぐ5ヶ月経つんだけど、未だに片思い中。
だってさだってさ、みきう〜るってありえないくらい鈍感なんだもん・・・
今までに何度も気付いてもらおうとしたけど、すべて敗北。
ストレートに打ち明けるのが一番いいんだけど・・・恥ずかしいじゃん?
86 名前:一方通行、片思い中 投稿日:2004/03/22(月) 14:43
ある日ごとーは、思い切ってみきう〜るを遊びに誘ってみた。

「ねぇみきう〜る、今日よかったら遊びに行かないかないぴょん?」
「ん?全然OKだめぇ。でもめずらしいめぇね、まきぴょんが誘いにくるなんて」

ハハッ…昨日あやぴょんに相談したら
「ストレートに言わないと、みきう〜るは一生気付かないぴょんよ!」って言われたからね・・・
ごとーとしては、一生このまま片思いもつらいわけで・・・
だから今日はっきりさせるために、あやぴょんからお守りもらって誘いに来たってわけ。

「アハハ・・・いつもあやぴょんの付き添いだったぴょんからね・・・
それとも、みきう〜るは、やっぱりあやぴょんがいないといや?」
87 名前:一方通行、片思い中 投稿日:2004/03/22(月) 14:43
ずっと気になってたこと。
いつも遊ぶときは3人でも、みきう〜るはあやぴょんと終始一緒にいたから。
だからあたしと二人になったとき、みきう〜るはどう思うのかなって。

「なんでめぇ?いやなわけないめぇ。
まきぴょんみたいな可愛い子に誘われて断るやついるめぇ?
いたら会ってみたいくらいだめぇ」

―それって期待しちゃってもいいのかな?

でも、みきう〜るにそのつもりはないんだろうけどね。
あぁ・・・あたしいつからこんな恋に悩む乙女になったんだろ・・・
88 名前:一方通行、片思い中 投稿日:2004/03/22(月) 14:44
―――――
――――――――
―――――――――――
―――――――――――――――

89 名前:一方通行、片思い中 投稿日:2004/03/22(月) 14:45
「今日は楽しかっためぇ。まきぴょんとは気が合うから一緒にいて飽きないめぇ」
「ごとーもぴょん」

一日中一緒にいてみきう〜るのこといっぱい知ることが出来たし。
それに・・・今まで以上に好きになった・・・・・・
雰囲気も悪くないし、今心を打ち開いてみるのも悪くないよね?

「ねぇみきう〜る・・・単刀直入に言うぴょん。
あたし・・・みきう〜るのことずっと好きだったぴょん」

うっし!よく言ったごとー!
対するみきう〜るの反応は……?

「ふぇ?今更なに言ってるめぇ、ミキだって大好きめぇ。
まきぴょんはミキの大事な友達めぇ」

・・・嬉しいような悲しいような・・・こうゆうのを『複雑な気持ち』っていうんだね・・・
てゆうか、みきう〜るはあたしの言葉を『友達』って意味でとったんだ・・・
ハァ、呆れた。
鈍感てことは知ってたけどここまでとは…ちょっと程があんでしょ?

「みきう〜るのバカ!鈍感!大っ嫌いぴょん!ごとーもう帰るぴょん!」

ムカついたからみきう〜るに言うだけ言って帰った。
こういうのをいい逃げっつーんだっけ?
まぁ今はどうでもよし!

「なんでばい?」

帰り際みきう〜るが意味不明な言葉を言っていたけど気にしないことにした。


ハァ…『大事な友達』が『大事な恋人』に変わる日は……当分来ないだろうな…

Fin
90 名前:ノックで始まる恋 投稿日:2004/03/22(月) 15:37
コンコン

何の前触れもなくノックされるドア。
いつものことだから慣れてはいるけど、ちょっとドキドキする。
そう、それはあの人に恋をしてるから・・・
91 名前:ノックで始まる恋 投稿日:2004/03/22(月) 15:37
―――――
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92 名前:ノックで始まった恋 投稿日:2004/03/22(月) 15:39
ガチャ
「ハイ?だれですか??」

突然なったホテルのドアに少しビクビクしながら近づき顔を出す。
ツアー先のホテルで誰かが訪れるなんてこと初めてだったから。

「おっす、ごっつぁん!もしかして寝てた?」
「ふぇ?矢口さん?」

ドアの前にいた訪問者は、娘。の中でごとーとよく話す矢口さんだった。
いちーちゃんとは違った感じで、すごくお姉ちゃんみたいに慕っていた。
そして、また違った感じでこの人が好きだった。
93 名前:ノックで始まった恋 投稿日:2004/03/22(月) 15:40
「あのさ、おいら一人で寝るの無理なんだよね。だから一緒に寝ていい?」
「ハイ!?」
「そんなに驚かなくてもいいだろ!恐いんだよ、一人で部屋にいるの!」
「(矢口さんて、恐がりだったんだ・・・ちょっと意外)」
「おい。聞こえてんぞ。悪かったな恐がりで。
べつに無理にとは言わないよ。したら、なっちのとこいくから」
「全然イヤじゃないです。OKです」

気付いたらそんなこと言ってた。
なんか最初にごとーを頼ってくれたことが純粋に嬉しかった。
だから、安倍さんやいちーちゃんに取られたくなかった。

「サンキュウ!ごっつぁんならOKしてくれると思った!」
「なんですかそれ」
94 名前:ノックで始まった恋 投稿日:2004/03/22(月) 15:41
そして、矢口さんがごとーの部屋に来てから30分経った時、
急に不満そうな顔をして矢口さんがこっちを見た。

「?なんですか矢口さん?」
「あのさ、それやめようよ」
「??」
「『矢口さん』ってやつ。おいらといくつも歳変わんないんだしさ。
そーだな・・・おいらがごっつぁんて呼んでるから、やぐっつぁんって呼んでよ!」
「や、やぐっつぁん?」
「そ、よくない?なんか色違いみたいな感じでさ。あと敬語もなしね」
「ハ、ハァ」

矢口さ・・・やぐっつぁんて、ぶっちゃけアホ?
いや、確かに敬語とか苦手だからイイっていえばイイんだけど・・・
95 名前:ノックで始まった恋 投稿日:2004/03/22(月) 15:42
「よし!じゃぁ呼び方も決まったとこでそろそろ寝よっか」
「あぁハイ・・・じゃなくてウン」
「アハ!可愛いっ!・・・・ってなんでそっちのベットに入るのさ」
「んぇ?だってやぐっつぁんがそっちにいるから・・・」

だから反対側に来たんだよ?
するとやぐっつぁんは自分のベットから降りてごとーのベットに入ってきた。

「えぇ!?ちょっ、やぐっつぁん!?」
「ごっつぁんウルサイから。ってかいいじゃん、一緒に寝ようよ」
「え、でも・・・」
「なに?そんなにおいらと寝るのイヤ?」
「・・・・・・イヤじゃないです」
「よろしい。へへっ!」

――上目遣いって卑怯です。
そのときのやぐっつぁんは、いつもと違う可愛さだった。
しかもやぐっつぁんは「へへっ!」と照れ笑いしたあと、
ギュッと抱きついてきた。
なんか一人で寝るよりも落ち着く・・・・・・落ち着くけど、寝れない。
96 名前:ノックで始まった恋 投稿日:2004/03/22(月) 15:42
「や、やぐっつぁん?なにも抱きつかなくても・・・」
「だってごっつぁん可愛いんだもん」
「か、可愛いって」
「可愛いよ?ごっつぁんは。おいら大好きだもん!」

ドキ!
な、な、な、なんだ!?この胸のドキドキは!?
今すっごいトキメいた。
心臓がヤバイ。超速い。やぐっつぁんに聞こえちゃってるかな?
ってゆうか、やぐっつぁんのせいで変に意識しちゃって、
どこでも寝れるのが特技なのに今日寝れないじゃん!
97 名前:ノックで始まった恋 投稿日:2004/03/22(月) 15:43
―――――――――――――――
――――――――――
――――――
――――
――
98 名前:ノックで始まった恋 投稿日:2004/03/22(月) 15:44
「やぐっつぁん、いらっしゃい」
「ごめん。今日もいい?」
「当然。もう来るころかな?って思ってた」
「まじで?アハハ!ツアーの度に来てるから勘がついちゃったか?」
「そうかもね!」



99 名前:ノックで始まった恋 投稿日:2004/03/22(月) 15:44


あの日、あのノックから始まったごとーの恋。
あれから約3年経つ今も、
やぐっつぁんはこうしてごとーのところへ泊まりに来る。
いろんなメンバーがいるけど、迷わずごとーのところへ来てくれる。
でも恋をしてること、やぐっつぁんに伝えるつもりはない。
今、こうやって一緒にいれればそれでいいかなって。
いつまでも、ごとーを選んでいてくれるかわかんないけど、
その日が来るまでは、二人で一緒に寝たり、話したりしてたいな。



Fin
100 名前:rina 投稿日:2004/03/22(月) 15:49
はい。また書きました;
書きすぎですかね?
一応ごまみき(かな?)と
>63・名無し?さんが『いしごまorやぐごま』でしたが
両方書いちゃいました(w
やぐごまの方はタイトルを『始まる』から『始まった』に変えました;
101 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/22(月) 19:15
更新、早くて私としてはうれしいです。
沢山読めますから!みきごま+あやでごま逃げ気味って出来ますかね?
102 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/22(月) 20:12
ごまたか見てみたいんですけどいいですかねぇ?
103 名前:名無し? 投稿日:2004/03/22(月) 20:17
更新早くてビックリ!しました。
いしごま・やぐごま良かったです♪自分がこの2つのCP好きなんで、できればこのCPこれからも書いてください!m(_ _)m
期待してますっ!!
104 名前:ROM読者 投稿日:2004/03/22(月) 21:53
怒涛の更新お疲れ様です。
作者様は打ち出の小槌やら4次元ポケットやらをお持ちなのかと
小一時間問い詰めたくなるような創作力で感激してます。
しかも、まるでプチケーキのバイキングのように、短編でも一つ
づつが可愛くてとても味わいがあります。

105 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/23(火) 03:40
ごま受けがみたいな
106 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/23(火) 07:38
>105
最初の文読みましたか??
ここはごっちん『総攻め』CPですよ〜

作者さん応援してるんで頑張ってください!
107 名前:マルタちゃん 投稿日:2004/03/23(火) 10:45
やぐごま良かったです。
やぐごま一番好きなので・・・
これからもやぐごま書いて貰えると嬉しいです。
頑張ってください
108 名前:rina 投稿日:2004/03/23(火) 10:48
(〜^◇^)<レス感謝です!

>84
読んでいただけましたか!
気に入っていただけたようで、安心です。
( `.∀´)<散々だったわ;

>101
昨日はネタがたくさん出てきたんですよね。
みきごま+あやでごま逃げ気味・・・(w
どうなるでしょ・・・楽しませていただきます!
从 ‘ 。 ‘从<ごっちん覚悟!

>102
川’ー’川<ごまたか承知しました!

>103・名無し?さん
気に入ってもらえましたでしょうか;
いしごまは初めての試み(?)で、少々四苦八苦しながら書きました;
やぐごまはいい感じに出来たのではないかなと。
>104・ROM読者さん
言葉の表現がすごいですね!!
少し見習いたいくらいです。
( ´ Д `)<そんなに褒めるとこのアフォは調子に乗るよ!

>105
スミマセン;受けはちょっと・・・
あぁでも、受け攻め(何)みたいなのでよければ書けそうな・・・
最終的には攻めちゃいますけど;
>106
ありがとうございます!頑張ります!!
109 名前:rina 投稿日:2004/03/23(火) 10:48
あとリクの方ですが、思ったより溜まらなかったので
もう少しの間、受け付けます。

それでは>101『ごまみき+あや』&>102『ごまたか』を
載せようと思います。
110 名前:スコール 投稿日:2004/03/23(火) 10:58
ごまを取り合ういしよしが見てみたいです!!
なかなかナイので。
111 名前:寝かせて・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 11:41
「お疲れ様っした〜」

ついさっきハローのライブの3公演目(つまり一日)が終了した。
このあとは特に仕事もないから、ツアー先のホテルで休むことにした。

「んー!疲れた〜。もう歳かな?」

んなこと言ったら裕ちゃんはどうなるんだって話。
ゴメンね、裕ちゃん。
112 名前:寝かせて・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 11:42
「今日はもう寝よっかな。疲れて何もする気になれないし」

思い立ったらスグ行動。これ定説。
さっさとベットへ移動し潜りこんだ。
するとすぐに睡魔が襲ってくる。べつに闘う気も無いからあっさり負けよう。
そう思って目を閉じた。


ドンドン!ドンドンドン!
「ぅるさっ・・・」

いい感じに寝付いたところへ、うるさい訪問者。

ガチャ
「「ごっち〜ん!」」
ドサッ
「ぅ!お、重いっつーの!抱きつくな!普通に重いから!」
113 名前:寝かせて・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 11:43
ごとーの眠りを妨げたのは、まっつーとミキティ。
ひとがドアのところへ行く前に勝手に開けて入ってきやがった。

「勝手に入ってくんなよもぉ・・・・・・ごとー寝たいんだけど」
「えぇー!もう!?早いよ!」
「そうだよ!まだ夜は始まったばっかだよ!」

――なんですか、そのミキティの怪しげな一言は。
誘ってるの?誘い受け下手なくせに?

・・・あぁ、言い忘れたけどミキティはごとーの彼女さんね、『一応』。
114 名前:寝かせて・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 11:44
「ごとー疲れてるんだってば・・・」
「大丈夫だって!ミキも疲れてるけどまだイケるから!!」
「何の話だよ・・・」

ミキティ本気で誘い受けするつもり?この前のリベンジですか?
でも、まっつーいるから違うか・・・つまんねぇの・・・

「ごっちん、今日一緒に寝て?アタシ一人で寝れなくてさ」
「いやいや、いつもまっつーは一人で寝てること多いでしょ。ってか毎回」
「じゃあごっちん。ミキと寝て?ミキならいいよね?」
「ミキティ、『じゃあ』の使いどころおかしいよ」

ギャアギャア言ってる二人に珍しく冷静にツっこむごとー。
二人とも、こういうときに上目遣いってものすっごく卑怯だよ。
115 名前:寝かせて・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 11:44
ごとーが二人に押され始めたところに、コンコンとまた訪問者。

(今度は誰・・・ってか訪問者さんごとーを助けて・・・)
「ハイ!誰ですかぁ!?」
「ごっつぁ〜ん。今日久しぶりに一緒に寝てもらって・・・って、
やっぱいいや、ごめん!」
「あぁ!やぐっつぁん待って!!」
――COME BACK!!

やぐっつぁんは「が・ん・ば・れ」って口パクで言って帰ってしまった。
ハァ・・・救いの神までごとーを見離したか・・・_| ̄|○
116 名前:寝かせて・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 11:45
「ごっちん!矢口さんはどうでもいいの!それよりアタシと寝よ?」
――どうでもよくないです。
「何言ってんの亜弥ちゃん。ミキに決まってんじゃん・・・(ボソッ)・・・」
――さりげなく「今日はいっぱい汗かきたい気分だし」って言いました?
  やっぱり誘ってたんですね・・・
 
ワガママ全開のまっつーと、とにかくヤりたいらしいミキティ。
いい加減寝たい。ってか、その前にまずここから逃げ出したい。
117 名前:寝かせて・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 11:46
「あの・・・」
「ごっちん、今日だけでいいからアタシと一緒に寝て?」
―まっつーの『今日だけ』は一生続くじゃん。
「ダメ!ミキと!」
―・・・・・・。


――ごとー、一人で寝るのはダメなんですか?


「「ダメに決まってんじゃん!!」」
――あぁ、決まってるんだ。

ハゥ・・・
やっぱ、やぐっつぁん追いかけときゃよかった。
118 名前:寝かせて・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 11:47
このあとマネージャーさんが助けに来てくれるまで、
二人の言い合いは続いた・・・。



「ごとー反対側のベットで寝てるから、決まったら言ってね・・・。
それか、この部屋で寝てもいいからそのベットで二人で寝てよ」
「「やだ!ごっちんと寝る!」」「・・・(ボソッ)・・・」

――ミキティ、「そんでもってスる!」って言ったよね・・・
  

Fin
119 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/23(火) 12:10
ごまを取り合うやすよしを見てみたいんですけど,いいでしょうか?
2期プッチ好きなのに絶対見れないCPなのでお願いします。
120 名前:This is 運命 投稿日:2004/03/23(火) 12:28
アタシは『運命』という言葉が嫌いだった。
これって神様が決めた道ってことでしょ?
つまり、アタシたちが必死に何かをしたって、
結果は最初から神様が決めちゃってるんだよ。
アタシたちは最初から決められた台の上で踊らされてるってこと。
それがイヤ。
アタシは誰かに指図されたとおりに行動するのが嫌い。
自由を奪われちゃってるから。
アタシは自由気ままにいろんな道を歩きたい。
そして、全ての道を歩いたうえで自分の道を見つけ歩きたい。
生まれてすぐGO MY WAYじゃつまんないもん。
『運命』って言葉に付きまとわれて進んでいっても、
楽しいことなんてきっとない。そう思ってた。
だからアタシは心のどこかに『運命』を封印した。
121 名前:This is 運命 投稿日:2004/03/23(火) 12:29
―――――――――――――
――――――――
――――
――
122 名前:This is 運命 投稿日:2004/03/23(火) 12:30
「相変わらずウッサイな〜。ここ」

今日はオフで特にそれと言ってすることがない。
だから久しぶりに渋谷へフラッと買い物。
なんかさ、また会いそうな予感がするんだよね。あの子と。

この前も仕事まで時間があったから
ココらへんにある喫茶店に行ったんだけど、そのとき偶然会っちゃったんだよね。
その前も、そのまた前も。
『会う』だけじゃない。『合う』ことも増えた。
ライブのリハでアタシが忘れ物をしたとき、あの子も同じように忘れ物をした。
アタシが楽屋前のケータリングへ行くと、同じようなタイミングであの子もくる。
なんだろうね、コレ。あえて答えは出さないつもり。
だって、それ言ったら封印とけるっしょ。
今までの否定を全部受け入れちゃうじゃん?
123 名前:This is 運命 投稿日:2004/03/23(火) 12:31
「あれ?後藤さんじゃないですか!」
―ホラ。やっぱり。
「ん?おぉ高橋じゃん」

アタシの予感は当たった。
あの子――高橋は手を振ってこっちに向かってくる。

「なんかさ、毎回会うよね?」
「ふぇ?あぁそう言えば、そうですね。何ででしょ?」

アタシに聞かれてもそればっかりは教えてあげられないな。
とりあえず話を変えよう。
124 名前:This is 運命 投稿日:2004/03/23(火) 12:32
「今日は一人なの?」
「あ、はい。麻琴もあさ美ちゃんも今日は無理みたいで」
「そうなんだ・・・」
「・・・・・・」

会話が途切れる。
アタシはこういった沈黙が苦手。
どうしていいか、わかんなくなるから。

すると、高橋が少しまじめな顔をして話し出した。

「あの後藤さん。あたし思うんですけど、最近こう後藤さんとよく会うのって
なんていうか偶然じゃないような気がしてるんです」
――まぁ確かにね。
「・・・じゃあ何?」
「ん〜、なんて言えばいいんでしょう・・・」
――アタシに問われても困る。
125 名前:This is 運命 投稿日:2004/03/23(火) 12:32
こんなの偶然のほかに何もないでしょ?

・・・・・・・いや、あることはある。
100%当てはまる言葉が・・・

「1度や2度なら偶然で済むけど、それが何度も続くと偶然は偶然でなくなる」
「後藤さん?」
――こればっかりは信じるしかないか・・・

「ねぇ高橋」
「はい?」
「これってさ・・・」
126 名前:This is 運命 投稿日:2004/03/23(火) 12:33




――つまり、アレだよ・・・



127 名前:This is 運命 投稿日:2004/03/23(火) 12:34





「・・・・・・運命なんじゃない?」

――アタシとアナタは、離れきれない運命なんだよ。きっと・・・



Fin
128 名前:rina 投稿日:2004/03/23(火) 13:00
疲れた・・・(汗
あぁ!レスありがとうございます!!

>107・マルタちゃんさん

( ´ Д `)人(^◇^〜)

これからも増えることを願って下さい(笑

>110・スコールさん
確かになかなか無いですね・・・
頑張ってみます!!

>119
それでは、おいらが見せて差しあげましょう!(ぇ/笑
気に入っていただけるよう頑張ります!
129 名前:rina 投稿日:2004/03/23(火) 13:00
( ´ Д `)<隠すよ!
130 名前:rina 投稿日:2004/03/23(火) 13:01
川’ー’川<隠すやよ
131 名前:空みたいに・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 14:15
空ってさ、いいよね。
なんか『無』になれるていうか、『自由』って感じ?
だからこうやって、授業サボって屋上に来る。
132 名前:空みたいに・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 14:15
「風がいいかんじ〜」

―いつまでもこうして『自由』に浸っていたい。

ココに来るたびそう思う。
でも、そうは行かなくて・・・

「まぁたココにいたぁ。そんなとこで寝てると制服汚れますよ?」
「ん?・・・またアンタか・・・」

ここんとこ、やたらと構ってくるやつがいる。
それがコイツ。『後藤真希』
133 名前:空みたいに・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 14:16
「もぅ、『アンタ』ってやめてくださいよ。アタシには『真希』って名前があるんですよ?」
「どうでもいいじゃん、そんなの」
「よくない!」

真希はこの学園の高等部1年で理事長の娘。
べつにみんなと変わりは無いのに、先生や生徒会の連中に特別視されてる。
真希自身は「しょうがないよ」なんて言ってるけど、
ホントはそんなこと思ってるはずがない。

「それよりさ、なんでココにいんの?授業は?」
「屋上に先輩が見えたからサボった」
「意味わかんないし、それ」
134 名前:空みたいに・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 14:16
真希は案外かわいそうなやつだったりする。
さっきも言ったけど、理事長の娘ってだけで特別視されてるから
周りのクラスメートがビビって話しかけようとしない。
だから初めて会ったとき、真希はひとりぼっちだった。

「ねぇ先輩。アタシ、先輩との約束守ってるよ」
「ふ〜ん」
「だからココに今いれるんだけどね」

『ハハッ』なんて言って笑ってる真希。
135 名前:空みたいに・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 14:16




―でも、辛いんでしょ?

136 名前:空みたいに・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 14:17
初めて真希に会ったときに二つ約束をした。
それは『1人が我慢できないなら話してあげてもいい』ってコトと
『ココへ来て話すときは必ずクラスメートと何か会話をしてから』ってこと。
普通だったら簡単に出来ることだけど、真希にとっては結構大変なことだと思う。
だから、あえてこの約束にした。
真希を普通の高校生にするために・・・

「ねぇ。真希は何であのとき屋上に来たの?」
「あのときって・・・あぁ初めて会ったときですか?」
「うん」
「なんででしょうね・・・たぶん、開放されたかったんですよ」
「開放?」
「はい。アタシ小さいころから窮屈な生活してて・・・
それで空をよく眺めてたんですよ。特に理由はないんですけど」
「空をねぇ・・・」
「なんか開放感っていうんですかね?毎回思うんですよ、空になりたいって」
「あぁ、確かに。それはわかる」
137 名前:空みたいに・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 14:18
なんかさ、最近思うんだよね。
真希とこうやって話すたびに「楽しいなぁ」って。
「自分楽しんでるな」って。
直接言わないけどね。
だからきっと真希は変われるよ。
普通の高校生に。保障できるよ。
138 名前:空みたいに・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 14:18



「真希」
「はい?」

139 名前:空みたいに・・・ 投稿日:2004/03/23(火) 14:19





「ミキと一緒に『本当の真希』を見せに行こうよ」



Fin
140 名前:rina 投稿日:2004/03/23(火) 14:20
息抜き程度に『ごまみき』書きました。

リクの方はもう少しお待ちください;
141 名前:ROM読者 投稿日:2004/03/23(火) 22:49
更新お疲れ様です。
>( ´ Д `)<そんなに褒めるとこのアフォは調子に乗るよ!
いや、調子に乗ってるのはこちらの方で・・HNがROMなのに
毎回出てくるし。

でも作者様が調子に乗ったら1回の更新でスレッド使い切るかも。
川o・-・)<読むのは好きです。
142 名前:rina 投稿日:2004/03/24(水) 07:21
>141・ROM読者さん
いやいや、こちらも毎回すばらしい表現力で
感想を頂いて舞い上がっちゃってるんで(w
スレッド・・・どうでしょうホントに使い切っちゃったりして(ぇ
冗談です;ハイ;

それでは、なちごまと>105のごま受け(モドキ;)です。
どうぞ。

では、なちごまと、
143 名前:年下の友達 投稿日:2004/03/24(水) 07:41
なっちには、4つ年下の友達がいる。
買い物や映画だって、年の差を気にせずに楽しく出来ちゃう二人。
お互いがお互いを必要としている。
でも、恋愛にはならない関係。
144 名前:年下の友達 投稿日:2004/03/24(水) 07:42
「ムカつくべさ!」

ちょっと嫌なことがあった。
思い出すだけでイライラしてくる。

・・・・電話してみようかな。

『・・・もしもし?』
「もしもし、ごっつぁん?」
『あぁなっち!どうしたの?』
「ん〜、なんか声聞きたくなって」
『ふ〜ん。あっ、そうだ今日ね・・・・』
「・・・・・アハハッ!そうなの?」
145 名前:年下の友達 投稿日:2004/03/24(水) 07:42
電話をかけるとごっつぁんはスグでてくれて。
特に理由を言わなくても気にせずに、なっちを笑わせてくれる。
って言っても、気付いてるからなんだろうけど。

『・・・ねぇなっち、なにがあったの?』
――ほらね。バレてる。
「う〜ん、ちょっと塾でね・・・」
『そっか』

ごっつぁんはそれ以上深く追求してこない。
そして、さっきとは違う話題でまた盛り上げてくれる。
すごく優しい子。
146 名前:年下の友達 投稿日:2004/03/24(水) 07:42
今日は、久しぶりに二人でファミレスに行った。
周りから見ればなっちたちって姉妹に見えるのかな?

席についてから、ごっつぁんは相変わらずいろんな話をしてくる。
だから、いつも余裕で五時間はそこにいる。

「ねぇなっち」

いつものように話してると、
ごっつぁんは急にまじめな顔をしてなっちを呼んだ。
147 名前:年下の友達 投稿日:2004/03/24(水) 07:43
「なに?ごっつぁん」
「あのね、ごとー恋人が出来そうなんだ」
「え?」

――恋人が出来る?

「うん。まだちゃんと決まったわけじゃないんだけどね」
「そっか・・・おめでとうごっつぁん!」
148 名前:年下の友達 投稿日:2004/03/24(水) 07:43


ごっつぁんに恋人が出来る・・・
「おめでとう!」なんていってるけど、
無理やり笑顔とか作ってる。
なんだろう?変な感覚。

ごっつぁんがいろいろ話してくれてるけど
全然耳に入ってなくて・・・
考えれば考えるほど涙が出てきそうになる。
なんだろう?さみしい感覚。

Fin
149 名前:ROM読者 投稿日:2004/03/24(水) 20:05
更新お疲れ様です。
恐らく、大抵の人が経験しているようなシーンなので、リアル
に切なくなれました。ホントにROMはこんなのばかりで(w

あの曲は大好きです。でも絶対条件で、5期の4人が横で踊って
いないとイヤなんです。川o・-・)<完璧です。
150 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 13:56
「ごっちん、おつかれ!」
「んぁ?おぉ、まっつー!」

収録が終わりスタジオから楽屋へ戻ろうとしたとき、
後ろから声をかけられた。
振り返ってみるとそこには、ピンクの小さめの箱を持った、
まっつーこと松浦亜弥がいた。
151 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 13:58
「まっつー今日オフなのにどうしたの?」
「え?あぁ。あのね、ごっちんに渡したい物があって」
「渡したいもの??」
「はい、コレ」

そういうとまっつーは手に持っていた箱をごとーに差し出した。
152 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 13:59
「ん?何?」
「何って、チョコだよ!」
「・・・なんで?」
「・・・ごっちん、今日は何の日?」
「何の日って・・・・・・何の日?」
「もう!今日は2月14日、バレンタインでしょ?」
「バレンタ・・・あぁ、そうだった!!え、ごとーにくれんの!?」
「当たり前でしょ。ごっちんはアタシの大好きな人だもん!」

――なんか・・・恥ずい・・・

「あ、ありがと」

面と向かって言われるとすごい照れる。
ごとーこういうの弱いんだよね。
ホラ、もう顔が熱くなってきた・・・
153 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 14:00
「ごっちん、顔真っ赤だよ?」
「〜〜〜っ!う、うっさい!」
「アハハッ!可愛いー!」

まっつーはそう言ってごとーの頭をナデナデしてる。

「あっ。ご、ごとー作ってきてないや、ゴメン」
「ん?いいよべつに。ホワイトデーのときに作ってくれれば」
「でも、その日ってミュージカル入ってない?ごとーも稽古あるし」
「あぁそっか・・・じゃあ今ちょうだい!」
「いや、だから作ってきてないって言ったじゃん」
「べつに、チョコじゃなくてもいいじゃん」

まっつーは言い終わらないうちに、ごとーの耳元へ唇を寄せた。
154 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 14:01
「ぅ?・・・あ、あの松浦さん?」
「チョコより、アタシとしてはごっちんのキスが欲しいかな・・・」
「え・・・えぇ!?」
「ちょっ、ごっちん声大きいから。耳痛い」

―そういう問題じゃないでしょ?

「違くて!い、今!?ここで!?」
「うん。ダメ?」
「ぅ…ダ、ダメじゃないけど・・・ここ廊下だよ?
誰か通るかもしれないんだよ?」
「うん!知ってる!」

まっつーは『つぼみちゃん』みたいに返事をしてから
ごとーから離れ、準備万端といわんばかりに目を閉じた。
155 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 14:01
「(ちょっと待って!マジで!?んぁぁぁ;;どうしよう;;)」

ごとーがアタフタと考えていたら、まっつーは待ちくたびれたのか
目を開けてこういった。

「ごっちん早くしないと誰か来ちゃう」
「んぁ・・・だ、だったら今しなくても」
「ヤダ!今して欲しいんだもん」

こうなったまっつーは誰にも止められない。
たぶんミキティでも・・・
てゆうかごとーさ、自分からシたくてスるのはなんともないんだけど、
相手から頼まれてスるのは苦手なんですよ、実際。
156 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 14:02
「ごっちんがしてくれないなら、アタシがする!」
「へ!?・・・んっ・・・」

まっつーはいきなりごとーの首に腕を回し、強引に唇を重ねてきた。
突然のことだったから、微かに声が漏れてしまった。(ハ、ハズカシイ・・・)

「(ちょっとタンマ!これじゃ、お返しにならないじゃん!)」

そう思っても口が塞がれていて、出したい声がでない。

「んっ・・・んん・・・・・・ふっ」

その代わり、出したくもない声が我慢しきれずに漏れる。
唇の角度が変わるたびに出る声に羞恥心でいっぱいになる。
まっつーは何度も角度を変えながらごとーの唇を味わっていた。
157 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 14:04
「(ぅあ!?し、舌入れんの!?)」

ここが廊下だということを忘れてるんだろうか。
さっきまでのまっつーとは打って変わって、ごとーを壁に押しやり
強く唇を押し付けてきたかと思うと、
今度はまっつーの舌がごとーの唇の間をわって入ってきた。

「んぅ・・・ふっ、はぁ・・・ぁ・・・」

まっつーの舌がごとーのソレを見つけ厭らしく動く。
キスは思ったより深く、そして長い。
シーンとした廊下にクチュクチュと舌の絡まる音が響く。

―誰かに聞こえていたら・・・

そう思うだけで変な感じになってくる。
158 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 14:06

「・・・んんっ、んぅ・・・ふぁ・・・」

まっつーは変にテクニシャンだったりする。
キスだけで頭の後ろがジリジリと痺れてきて、
どんどんごとーの理性が奪われていく。
これ以上続くとちょっとヤバそう・・・止まれなくなる。

するとまっつーは、ごとーの様子に気付いたのかそっと唇を離した。


「・・・んはぁっ・・・な、長いよぉ・・・」

あまりにも恥ずかしくて、
ごとーはまっつーと目を合わせることが出来ず俯く。

「ごめん。でもさ、これ以上やるとごっちん我慢できなくなるでしょ?」
「ぅ・・・」
(やっぱ気付いてたんだ・・・ハズカシイ・・・)
159 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 14:07
と、まっつーはまたごとーの耳元でこう言った。

「続きはごっちんの家で・・・ね?」
「・・・ぇ・・・」
「アタシ先に帰って待ってるから・・・」
「・・・ぅん」

なんだかお預けされた犬になった気分。
・・・つーか・・・ヤダ。
いつもは、ごとーがまっつーにお預けして焦らせてるんだけど・・・
今日はそれを、そっくりそのまま返された感じ。
160 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 14:08
「ごっちん!」

すると突然、前を歩いているまっつーに呼ばれた。



「今夜、倍返し期待してるからね!!」


161 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 14:09

――倍返し・・・チョコの分とキスの分で、たして二倍すると・・・よ、4回!?
 
「そ、そんなにもつかな・・・」

ごとーじゃなくて、まっつーがだよ?
だってごとー、ヤろうと思えばまっつーが気絶するまでヤるもん。
162 名前:お返しは倍返しで! 投稿日:2004/03/25(木) 14:09
そして、ごとーの返事を待ってるまっつーに言ってやった。



「覚悟しとけよ!まっつー!!」



明日の仕事に影響しても知らないからね。
ごとーはオフだから。

Fin
163 名前:rina 投稿日:2004/03/25(木) 14:21
自分で書いた『空みたいに・・・』と『ノックで始まった恋』
にハマってしまった、アホ作者です;

リクが『ごま受け』だったんですが・・・>105さん大丈夫でしょうか?;
「これ受け!?」って感じなんですけどね;


>149・ROM読者さん
おいらもあの曲好きなんですよね(w
久しぶりに聞いて書こうかなと思いまして。
内容が伝わって(?)良かったです。安心です。

これまでの短編の感想、アドバイス等いただけると嬉しいです。
164 名前:rina 投稿日:2004/03/25(木) 14:30
スコールさん、>119さん
リクしていただいたのに、まだ書けてなくてスミマセン;
でも、必ず上げるのでもう少しお待ちいただけたら光栄です;

あと、近々少し長めの(っといっても中編くらいの)話を書こうと思ってます。
一応、物語の方は出来てるので土曜か日曜あたりにでも上げようかと・・・
CPは『やぐごま』です。少し切ない感じの内容になってます。
よければ、読んでみてください。
165 名前:名無し 投稿日:2004/03/25(木) 23:06
作者さんのごまは、すごく可愛くて大好きになりました!!
私の一押しはいしごまなので、書いて頂けると嬉しいです。

166 名前:ROM読者 投稿日:2004/03/26(金) 06:51
更新お疲れ様です。
松浦さんの勢いに勝てる人っているのでしょうか。
近づくといつの間にか巻き込まれてる、ちっちゃい竜巻みたいです。

このスレは、まるで万華鏡を覗いているようですね。色とりどりの
素材がギュッと詰まっていて、角度が変わる毎にまた新たな切り口
の可愛らしさが心の中に広がります。

中編楽しみにしています。痛いのは嫌だけど、切ないのはストレス
解消になります。(変?
167 名前:片霧 カイト 投稿日:2004/03/27(土) 16:22
スレ立てられたんですね〜! おめでとうございます!
早速……でもないですが読ませてもらいました。
もぅヤバイですね! ステキです。ごまみきもあやごまもetcも!
これからも頑張ってください〜!
168 名前:105 投稿日:2004/03/28(日) 06:20
ありがとうございました!!
いい感じです!
自分的にはお返しは「お返しは倍返しで」がお気に入り
弱い後藤さん大好き!
169 名前:rina 投稿日:2004/03/30(火) 12:07
なかなか更新できなくてスミマセン;
あと、リクは一応終了です。
といっても、あまり溜まってないのですが;

165>名無しさん
可愛いですか!ありがとうございます!
いしごま承知しました!

166>ROM読者さん
ありがとうございます!
万華鏡・・・いやいや、そんなそんな(w
おいらなんか、まだまだ未熟者ですよ。
ども、そう言って頂けるとなんかすごいやる気が出ます!
170 名前:rina 投稿日:2004/03/30(火) 12:08
167>片霧 カイトさん
カカカ、カイトさーん!!
読まれたのですか!?さぞかし駄文だらけだったでしょう;
そんなそんな;カイトさんの方が素敵です!
おいら、カイトさんの小説大好きなんでvv
あ、ありがとうございます!頑張らせていただきます!!

168>105さん
読んでいただけましたか!
一応『押せ押せあややにタジタジごっちん』を目指して
書かせて頂きました。
さすがの後藤さんも、押せ押せモードの松浦さんには弱いですw
ベッドの中では、立場が変わりますけどねww

更新遅くてスミマセン;
ネタが浮かばなくて・・・;
でも、必ず書かせていただくのでもう暫くお待ちを;
171 名前:動揺 投稿日:2004/03/30(火) 12:40


「ねぇ梨華ちゃん。梨華ちゃんてドーヨーしたことある?」

172 名前:動揺 投稿日:2004/03/30(火) 12:40
久しぶりにごっちんと会えたと思ったら、いきなりこんな質問。
『ドーヨー』って『動揺』のこと?

「え?あるけど・・・」
「ごとーさ、梨華ちゃんが動揺したところみたことなくてさ」
「なかったっけ?」
「うん」

でも、見たってしょうがなくない?
だって、見ても何にもならないでしょ?
173 名前:動揺 投稿日:2004/03/30(火) 12:41
「梨華ちゃんって、いっつも冷静にごとーの相手するじゃん?」
「えっ?そう?」
「そう。いくらごとーがアホなことしても、すごいナチュラルにツッコむし。
どうせツッコまれるならミキティみたいにドバシッといってほしい…」
「ごっちん、話が逸れてきてるよ?ツッコミの話じゃなくて動揺の話でしょ?」
「んぁ…ホラ!冷静にツッコむ!!」
「だから、それは今関係ないでしょ、ごっちん?」

美貴ちゃんみたいにって言われても・・・
174 名前:動揺 投稿日:2004/03/30(火) 12:42
「だってマジになって、ごっちんの相手してたら一生終わんなくなるでしょ?」

だから、あんまり深く考えないで話をスムーズにしようとしてるだけだよ。

「んぁ、何気にヒデェ・・・」
「あれ?もしかして気に障った?
ごっちんあんまり気にしないと思ったんだけど…ごめんね?」
「べつに、いいんだけどね」

めずらしいなぁ、ごっちんがこんなこと気にするなんて。
でもまあ、逸れた話が戻りそうだしいっか。
175 名前:動揺 投稿日:2004/03/30(火) 12:43
そんなことを思っていたら、急にごっちんの顔が目の前に来て・・・

ちゅっ
「!?」

キスされた。
突然のことで心臓がバクバクいってる。

「んふふ。ビックリした?」
「〜〜〜〜〜っ!」

ごっちん、アタシを『動揺』させたかったんだ・・・
176 名前:動揺 投稿日:2004/03/30(火) 12:44
「ねぇ、した?」
「・・・・・・た」
「ふぇ?」
「なんでもない!」
「えぇ〜!何それ、ズルイ!何て言ったの!!」

くそぉ、悔しいなぁこれ。
ぶっちゃけアタシ動揺しまくったし。


「超ビックリした!って言ったの!!」
「ぅお!マジで!?あはっ!やった〜」


Fin
177 名前:ROM読者 投稿日:2004/03/30(火) 13:00
ROMなのにリアルタイムGET!
更新お疲れ様です。勝ち誇ったような破顔のごっちんと
真っ赤な梨華ちゃんの顔が容易に想像できます。

収録の合間にありそうな何気無いシーンだけど、それが
可愛いくって好きなんです。
178 名前:Help!あっちい楽屋を冷ますんだ! 投稿日:2004/03/30(火) 14:20


今年の冬は、今までよりも暖かいって言ってた。
でも、ごとーの楽屋は暖かいというより熱い。
179 名前:Help!あっちい楽屋を冷ますんだ! 投稿日:2004/03/30(火) 14:22
「ちょっと、なんでよっすぃ〜がいるのよ」
「それはコッチのセリフだよ。なんで梨華ちゃんがココにいるのさ」

その原因は恐らくこの二人。

「いや、何で二人がココにいるのかってことがわかんないんだけど」

突然ごとーの楽屋に現われた二人。
でも、楽屋の前で言い合っていて中々入ってこようとしない。
180 名前:Help!あっちい楽屋を冷ますんだ! 投稿日:2004/03/30(火) 14:23
「ねぇ。そんなとこ突っ立ってると他の人の邪魔になるよ?」

「アタシごっちんに用があるの。だからよっすぃ〜帰ってくれない?」
「嫌だね。あたしも用があるんだもん」

「あ、シカトですか・・・」

「じゃあアタシの後にしてよ」
「なんで。意味わかんねーし」

「二人が楽屋の前で喧嘩してる時点で意味わかんないから」

「いいから!」
「よくねーし。ってゆうか退けよ、邪魔」
―んぁ…よしこヒドイ…

「ってゆうか二人とも!ごとーの話も聞いて!!」
「ん?ごっちん気にしないで」
「真希ちゃん、すぐ相手したげるからちょっと待っててね〜」
「ちょっと!さりげなく『真希ちゃん』とか言わないでよ!」
「あ!?いいじゃん、ねぇ〜真希ちゃんv」
「んぁ…ごとーに話振らないでよしk・・・ひーちゃん…」

『よしこ』って言おうとしたら思いっきり
「ひーちゃんって言って」って目で見られた・・・。
181 名前:Help!あっちい楽屋を冷ますんだ! 投稿日:2004/03/30(火) 14:23
「てゆうか、何でハロモニの収録のたびにココに来んの?」
「そんなの決まってんじゃん」
「ねぇ」

「「ごっちんに会うためにだよ」」

―相性いいよね、この二人。絶対。


「さぁて、このままじゃ埒が明かないね。どうするよ梨華ちゃん」
「今日こそ決着つけようじゃないの」

そういって再び火花を散らす二人。

そんなとき、困り果てたごとーの前に救いの神が現われた。
182 名前:Help!あっちい楽屋を冷ますんだ! 投稿日:2004/03/30(火) 14:24
「あっ!れいなー!!」

「んぇ?あっ後藤さん!お久しぶりです!!」
「よっす!相変わらず可愛いねぇ〜」
「そんなことないですよ!後藤さんの方が可愛いですvv」
「あはっ!ありがとう!!」

「それよりなんですか?」
「おっとごめん、忘れてた。あのさ梨華ちゃんとよしこが楽屋の場所わかんないんだって。
ごとーもうすぐ収録始まるから、連れてってもらっていい?」
「あ〜…ハイ。わかりました!」

一瞬、嫌そぉ〜な顔をしたけど、まぁOKしてもらったしいいか。

「「ちょっと、ごっちん!?」」
「さっさと連れてっちゃっていいからね〜」
「吉澤さんに石川さん早く行きますよ。それじゃあ後藤さん失礼します!」

そういって、未だに言い合っているよしこと梨華ちゃんを連れて行く…
いや、引きずって行くれいな。
183 名前:Help!あっちい楽屋を冷ますんだ! 投稿日:2004/03/30(火) 14:25
「うん。いい子だね〜れいなは」

うるさい二人組みが消えたごとーの楽屋は、さっきより涼しく感じられた。
やっぱりよしこ達が原因だったみたい。

「でも、何であの二人はごとーに会いに来たがるんだろ?」

よくわかんないなぁ・・・あの二人って。
184 名前:Help!あっちい楽屋を冷ますんだ! 投稿日:2004/03/30(火) 14:25
□□□□□□□□□
「二人とも何アホみたいなことしてるんですか」
「「先輩に向かってアホとか言うな!!」」
「今のお二人は先輩に見えないんですけど。
てゆうか報われてないですね、吉澤さんと石川さん」
「言うようになったじゃねぇか田中」
「ホントに。尊敬する先輩にこんなことするなんて」
「お二人のことは尊敬してますけど、
れーなの後藤さんに手を出すんだったら容赦はしません」
「「『れーなの後藤さん』ってなによ」」
「べつに、なんでもないです」
「「あぁ!田中もごっちん狙いなんだ!!」」
「いちいち声揃えて言わなくてもいいじゃないですか。
確かにそうですけど、れーなの場合はお二人よりも望みはあるんで」
「「酷っっ!!」」

Fin
185 名前:犬猿の仲 投稿日:2004/03/30(火) 16:07
今日は友達の『よしこ』こと『吉澤ひとみ』と二人でショッピング。
この前まで部活の大会があったから、二人とも遊んでる暇なんてなかった。
だから、今日はいつも以上にハイテンションで街中をぶらぶら歩き回る。
186 名前:犬猿の仲 投稿日:2004/03/30(火) 16:07
「ごっちん次あそこの店入らない?」
「おぉいいね!・・・ってあれ?」

よしこが指差した方を見ると、なにやら見覚えのある後ろずがた。

「ん?どうかした??」
「うん、ちょっとね・・・よしこ店まで走るよ!」
「ハァー!?ちょっ、待ってよごっちん!!」
「早くしないといなくなっちゃう!」
「誰がだよ!!」

まだ確信はないけど、とりあえず走る。
間違ってたら謝ればいいし。
187 名前:犬猿の仲 投稿日:2004/03/30(火) 16:09
「ハァハァ、圭ちゃん!!」

周りに人がたくさんいたけど、気にせずに叫ぶ。
するとその人は一瞬ビクッとなって振り向いた。

「ご、後藤!?」
「ハァハァッ、やっぱり圭ちゃんだ」
「アンタなんでそんなに息切れてるのよ」
「あぁ、それはね・・・ヒッ!?」

ごとーが理由を話そうとしたら突然後ろからガシッと肩をつかまれた。

「ヒッってなんだよ…ハァハァ…急に走り出して…」
「んぁ、ごめんよしこ。ちょっと知り合いを見つけちゃってさ」
「・・・知り合い?」
「うん。コレ」
「後藤、コレって何よ!コレって!!」
「ごっちんコレだれ?」
「あのねごとーのカテキョの先生」

「アンタたち、このアタシをシカトするなんて…
ってゆうかそこ!!見ず知らずのやつがコレとか言うな!」
188 名前:犬猿の仲 投稿日:2004/03/30(火) 16:10
「うるさいね、ごっちんの先生」
「ちょっとね」

プチッ

「アハハ・・・優しそうな先生だね」
「んぁ・・・う、うん」
「無理にお世辞言わなくていいわよ」
「スミマセン。あたしは吉澤ひとみっていいます。
ごっちんの彼氏です!」
「いや〜ん、もうよしこったら!」
「・・・アタシは保田圭。一応後藤の家庭教師」
「あ、ど、どうも」
「ちょっと後藤こっち来なさい」
「んぇ?」

今度は圭ちゃんに肩をつかまれた。
189 名前:犬猿の仲 投稿日:2004/03/30(火) 16:10
「何?」
「彼氏ってどういうことよ」
「あぁさっきの?冗談に決まってるじゃん。学校ではいつもあんな感じだよ」
「浮気するつもり?」
「まさか、ごとーは圭ちゃん一筋だよ」

「あの、そこのお二人さん。あたしは放置ですか?」

「「あぁ忘れてた・・・」」
「酷い!!」
「それより、せっかくだから圭ちゃんも一緒に遊ぼうよ!」
「え!?いいわよアタシは」
「そうだよ、ごっちん。
さっきまで一人でいたってことはなんか事情があるんだから誘っちゃ悪いよ」
「どういう意味よ、ソレ」
「だから、あたしらだけ次行こうよ」

よしこは急に焦ったように言い出した。
そんなに嫌なのかな、圭ちゃんと遊ぶの。
190 名前:犬猿の仲 投稿日:2004/03/30(火) 16:11
「嫌じゃないけどさぁ〜」
「あれ?聞こえた?」
「ううん。ごっちんの思ってることは何でもわかるのさ!」
「カッコイイよしこ!でも、嫌じゃないならなんでそんなに否定するの?」
「ぅぐ!それは・・・あ、あれだよ!
あたし達今日めっちゃテンション高いじゃん?だから保田さんついてこれないんじゃ」
「ちょっと!アタシが年だって言いたいの!?」
「え?あぁまぁ、失礼な言い方をするとそうなりますね」
「まぁまぁ。いいじゃん気楽に行こうよ」
「へ?」
「後藤、言葉の使い方間違ってるわよ」
「い、いや。ごっちんは間違ってなんかないよ。
気楽にいけばいいじゃないですか」
「なっ!?」
191 名前:犬猿の仲 投稿日:2004/03/30(火) 16:27
よしこってこんなに心変わり早い子だっけ?
ってか、なんでこの二人こんなに仲悪いの?
今日あったばっかりなのに、すごい険悪なムードが漂ってる・・・

「ごっちん、そろそろ帰らない?」
「え?もうそんな時間?」
「ううん。まだもうちょっとあるけど、あたしん家の近くの駄菓子屋行きたくて」
「そっか、ならそろそろ戻らないとか・・・圭ちゃんは?どうする?」
「アタシ?・・・じゃあ行かせてもらおうかしら」
「え!?家こっちなんですか!?」
「うん。圭ちゃんはごとーたちと同じ区内だよ」
「そうよ、悪い?てゆうか、そんなに一緒に来てほしくないわけ?」
「できれば」
192 名前:犬猿の仲 投稿日:2004/03/30(火) 16:27
(んあ、よしこきっぱり言いすぎ・・・圭ちゃんが可哀相だよ・・・)

そんなことを思っても、この空気に負けて言えない。
ごめんね圭ちゃん、助けて上げられなくて・・・

「ごっちん早く行こう!」
「ぅお!?」

ごとーをグイグイと引っ張っていくよしこ。

「それじゃあ保田さん!さよーならー」
「ちょっと!待ちなさいよ!!」
「いーやーでーす」
「ごめんね圭ちゃん!ほんとにゴメン!!」


そのまま圭ちゃんを置いて帰ってしまったごとーは、
次のカテキョのときに、ずっと口をきいてもらえなかった・・・
193 名前:犬猿の仲 投稿日:2004/03/30(火) 16:28
後藤真希の新たな教訓!!

ドドン!
『よしこと圭ちゃんは近づけるべからず』

Fin
194 名前:犬猿の仲 投稿日:2004/03/30(火) 16:28
□□□□□□□□

「えぇ!?ちょっと!こんな終わり方あり!?」

F・i・n(汗
195 名前:rina 投稿日:2004/03/30(火) 16:37
110>スコールさんのリクで『ごまをとりあういしよし』
119>名無飼育さんのリクで『ごまをとりあうやすよし』
165>名無しさんのリクで『いしごま』でした。

ダメだ・・・か、書けない・・・(泣
自分で書いた駄文にハマってしまい、いまだ抜け出せません;
いしよしで取り合うはずが、れいなを乱入させたり・・・
やすよしは取り合ってないような・・・
196 名前:rina 投稿日:2004/03/30(火) 16:41
177>ROM読者さん
ありがとうございます!
さっそく読んでいただけたようで。
あのストーリーは、本屋で立ち読みしてたときに思いつきまして;
すごい無理やりな感じもあったのですが、安心です。
197 名前:スコール 投稿日:2004/03/30(火) 20:07
書いて頂きありがとうございました!!全然おもしろかったです。
田中さんもごっちんとは、
いやぁ、予想以上のモテモテで嬉しかったです。
198 名前:ROM読者 投稿日:2004/03/30(火) 20:29
・・・しくった。
作者様のペース配分をすっかり忘れていて、嬉しくてつい
途中でレスってしまいました。(ネタバレ申し訳。

199 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/30(火) 22:22
やすよしのごまの取り合いをリクしたものです。
このCPって無かったので書いてくださってありがとうございました。
何気にこの後の3人の展開が気になります
200 名前:rina 投稿日:2004/03/31(水) 13:29
197>スコールさん
気に入っていただけましたか;
よかった〜(安心
れなごまにハマりそうな予感です・・・(w

198>ROM読者さん
あぁ!全然大丈夫ですよ!!
読んでいただいたうえに感想もいただけて、
おいらとしては嬉しい限りです!!

199>名無し飼育さん
続きは・・・時間があったら書こうと思います!
楽しかったもので・・・(w

今晩あたり、一本ごまみきあげます!
『空みたいに・・・』の続きですが・・・
ホントやばいです、ハマっちゃって(w
201 名前:みるく 投稿日:2004/03/31(水) 13:55
「空みたいに…」かなり気に入りました♪
ああいう雰囲気のごっちん、かなり好きです。
続編楽しみにしてます☆
202 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:31
□□□□□□□□□□□□□

「ねぇ先輩。アタシ、先輩との約束守ってるよ」
「ふ〜ん」
「だからココに今いれるんだけどね」
203 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:31
――――――――――――――――
――――――――――
――――――
―――
204 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:32
――「約束、守ってますよ」か・・・

一週間前に真希が屋上で言った一言。

「真希も頑張ってるんだ・・・」

なのに、何でミキはここにいるんだろ。
空が好きだから、空を見たいからって屋上に来て。
そんなミキを見つけた真希が約束を守って誰かと話してから屋上へ来る。

ほんとにコレでいいのかな?

真希には言ってないけどミキが屋上に来る理由って、
授業面倒だからなんだよね。
もしかしてミキって逃げてるだけ?
空が好きなのは確かだけど・・・・・・
これって言い訳になるのかな・・・
205 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:32
――
――――
――――――――
―――――――――――――
―――――――――――――――――
206 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:33
「ミキは・・・・・・なんなんだろ・・・」

真希には、すごい悪いことしちゃったな。
ホントのミキはこんな…こんな弱っちい人間なのに。
真希にいった言葉がただのカッコつけの言葉としか思えない…
207 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:34
「先輩は弱っちくなんかないですよ」
「!?・・・真希っ…」

声に驚いて振り向くと、
そこにはどこか寂しげな…切なげな顔をした真希がいた。

「先輩、いい加減『真希』ってやめてくださいよ!
アタシ、名前で呼ばれるの苦手なんですから」
「…無理・・・・で、さっきなんて言った?」
「…先輩は・・・弱っちくなんかないよ…って・・・」

真希は思い出したかのように答えた。

「・・・いつからいたの…?」
「えっと『ホントのミキは・・・』って言ってたあたり…」
「・・・ミキ声に出してた?」
「はい。思いっきり」
「そ、そっか・・・」
208 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:34
ちょっと焦った。
真希に聞かれてたなんて・・・
普段のミキは、まったくと言っていいほど弱音をはかない。
でも、今回は真剣に悩んでた。
自分のことだけでなく、真希のことまで・・・

「で、どうしてミキが弱っちくないって思うのさ?」
「どうしてって・・・先輩は独りだったアタシのこと助けてくれたし、
それに・・・アタシを普通の後輩としてみてくれたから・・・」

普通の後輩として・・・見てたのかな?
たまに自分でもわからなくなる。
ちょっと真希を見すぎたんじゃないかって。
209 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:35
確かに最初は、真希を独りぼっちにした連中を許せなくて
ミキだけでも真希に孤独な思いをさせないようにって努力してきた。
でもそのおかげで、今までのミキが崩れ始めていた。

今までのミキは、他人のことなんて何一つ考えず
自分だけを大事に生きていた気がする。
誰かが虐められてるのを見ようが助ける気なんて起こさず素通りしてた。

しかし、真希は何か違った。
状況は今までシカトしてきたのとなんら変わりはないのに、
放っておけなかった。助けようと思った。
ミキと同じものを何か持ってる気がしたから・・・
210 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:36
そこからだ、ミキの人生パズルが変わったのは。
気にしなかった他人のことを、いつのまにか気遣ってたり。
いままで、一日平均2,3限しか出なかった授業も、
真希のことを考えて3,4限でるようになったし。
だって、ミキがここへサボりに来るたびに真希も来てるでしょ?
ミキは二年だけど、真希はまだ一年。
サボりすぎると、他の二年三年に目を付けられると思ったから。
いつだったか、真希にすごく過保護になったときもあった。
(今もそんな感じがしないことはないけど・・・)
それに一人で見るのが好きだった空も、
今は真希と『二人で』見る方が好きになった。
それは真希もミキと同じ空を見てたから。
『空のように自由になりたい』そう思って見てたから。
211 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:36
「真希、今のミキもちゃんと真希のこと見てあげられてるかな?」
「どうでしょう?・・・でもアタシは毎回こうやって先輩と話すたびに思いますよ?」
「・・・なにを?」
「『先輩はアタシを、『後藤真希』を見て話してくれてるんだな』って」

言い終わってすぐ「ハズい〜!!」なんて叫んでる真希。
言われたミキのほうが恥ずかしいっつーの!
・・・でも、ちょっと安心したかな。
今でもミキはちゃんと真希のこと見てあげられてるんだって。
212 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:37
「ねぇ真希」
「?なんですか」


「  大 好 き  」


「な、なな何ですか急に!?」
「へへっ。なんか言いたくなった」

それと、もう一つ言いたいな。
知らず知らずのうちに教えてもらっていたこと。
真希と会って見つけることが出来たもの。
ミキ一人じゃ一生かかってもわからなかったことを
真希が気付かせてくれた。
213 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:38
「それと・・・」
「ま、まだあるんですか?」

「 あ り が と 」

「〜〜っ!て、てゆうかアタシが先輩に言うべき言葉じゃないですか?それ」
「ん?そんなことないよ。真希のおかげで見つけられたんだもん」

「あ〜も〜!目の前でそういうこと言わないでくださいよ!」
「なんで?」
「ハ、恥ずかしいじゃないですか!!」
「さっきから顔真っ赤だよ、真希。まぁそんな真希も可愛いけどね!」
「先輩!いつからそんなキャラになったんですか!!」

いつからだろうね。
きっと真希に会ったときから、変わってきてたんだよ。
真希がミキのおかげで変わったように・・・
214 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:39
「ねぇ真希」
「なっ!こ、今度は何ですかっ」
「あと、二言いわせて」
「ふ、普通一言じゃないですか?」
「いいから!」
「ぶぅ。で、なんですか?」
「あのね、真希ってミキにとって普通じゃないんだ…」
「えっ…」
「なんてゆうか・・・」
215 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:39



「特別…みたいな」


216 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:40
「・・・ボンッ」
「あ、赤くなった」
「う、うるさいです・・・で、二つ目はなんなんですか」
「聞きたい?」
「できれば、先輩から離れたところで聞きたいです」
「ダメ」
「即答!?」
「で、二つ目は・・・」
「え、ちょっ待っ」
217 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:40


「ホントのミキを教えてくれてありがとう・・・ごっちん」

218 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:41



その日は少し遅いけど、ミキが真希に完全に心を開いた日になった。

219 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:41
□□□□□□□□□□

「〜〜〜〜っ!!せ、先輩!!今『ごっちん』てっ!!」
「へ?なんのこと?」
「誤魔化さないでくださいよ!!今絶対ごっち・・・」
「さぁーて教室戻ろうかなー!!」
「ちょ、ちょっと先輩!待ってくださいよー!」
「やーだー」
「置いてかないでよー!!」

「・・・ボソッ・・・」

「え?今なんか言いました?」
「ん?空耳じゃん?」
220 名前:ホントの自分〜GIVE&TAKE〜 投稿日:2004/04/01(木) 10:41



「遅くなってごめんね、ごっちん」



Fin
221 名前:rina 投稿日:2004/04/01(木) 10:50
か、書けた・・・
予定通りにあげられなくてすみません;
し か も ageちゃいましたー!!!
一応ごまみきの『空みたいに・・・』の続編です。
タイトル変だ・・・GIVE&TAKEになってない気が・・・

201>みるくさん
学園物が書きたくてやってみたのですが・・・
思った以上にハマってしまいました(アフォ
自分で書いたのになぁ・・・
でも読者さんに気に入ってもらえればなによりです!

長編がだいぶ遅くなってしまいました;
今日か明日にあげる予定です!
222 名前:rina 投稿日:2004/04/01(木) 10:57


川VvV从<ハワイ行きたかった・・・(泣
223 名前:rina 投稿日:2004/04/01(木) 10:58


( ´ Д `)<アフォ作者も生けてないから大丈夫!
224 名前:rina 投稿日:2004/04/01(木) 10:59


(〜^◇^)<『生けて』じゃなくて『行けて』だろ!!
225 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/01(木) 16:37
更新お疲れ様です。
こういう関係って羨ましいです。
>222 仕事を取ってしまった私をお許し下さい・・
226 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:23
2004年2月26日。


「ハッピバースデートゥーユー!!ハッピバースデートゥーユー!!
ハッピバースデーディア!・・・ミィキィ…ハッピバースデートゥーユー…」

空しい・・・。
思い切って大声で歌ってみたけど、途中で空しくなって小さくなった。
227 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:23
「ハァ・・・何で一人かな・・・」

今日はミキの19回目のバースデー。
本当は大好きなあの子と一緒に過す予定だった。
でも、コレがグループとソロの違い。
あの子は今、ミュージカルの真っ最中。
ミキも午後から仕事があるから、午前中のうちに祝ってる・・・一人で。

「しょうがないとは思うけど・・・やっぱり寂しいよぅ…」

誰もいない部屋で、一人ポツーンと机の前に座りろうそくの火を消す。
空しいし悲しい・・・この状況をどう楽しめって言うんだ、キミは。
228 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:24
「そろそろ仕事行かないと・・・」

一人の誕生日会もこれにて終了。
気持ちを切り替えて、仕事に向かわないと。
みんなに迷惑かけられないしね!
クヨクヨしてるミキは、ミキじゃないもん!
229 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:25

「おはようございまーす!」

気持ちがばれないように、いつもより大声で
テンションをあげて楽屋に入る。

「おぅ!ミキティ!!誕生日おめでとう!」
「あ、矢口さん!ありがとうございます!」
「プレゼントはあとで渡すよ!それより・・・なんかあったか?」
「へ!?あ、いや、何もないですよ!」
「そう?ならいいけど・・・何かあったらおいらに何でも言えよ!」

あ、危なかった・・・矢口さんは要注意だ。
それと、変にテンションをあげるのも止めよう。
疲れるから。
230 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:25
「モっさん、おはようございます!」
「藤本さんオハヨウございます!」
「ガキさんに、田中ちゃんおはよう」
「「誕生日おめでとうございます!!」」
「あ、ありがとう。ふたりとも!」

いつも通り、いつも通り、いつもど(ry

「ん?なんか藤本さん元気なくないですか?」
「!?そ、そんなことないよ。いつも通りだよ」
「え〜そうですか?絶対元気ないと思うんですけど」
「うん。私もそう思う」
「ぅ…あ!ホラ、亀井ちゃんに愛ちゃんも来たよ!行ってきなよ」
「「あ!ホントだ!!」」
231 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:27
「・・・ふぅ・・・」

二人が離れていったあと、変に気疲れしたミキは軽くため息をついた。
てゆうか、なんでこう、皆さん勘が鋭いのですか?
田中ちゃんとか、普段はめっちゃ鈍いのに。

すると、今度は梨華ちゃんとよっちゃんが来た。

「よっす!お二人さん。今日も熱いね〜!」
「お早うミキティ!つーか朝からそんなこと言うなYO!」
「そうよ!・・・って、美貴ちゃん今日変じゃない?」
「えぇ!?」
「ん?そう言われてみれば、元気ねーな」

なんでばい?なんでみんな気付くばい?
って言葉が変になってるばい。

「そ〜んなことないって!気のせいだよ!」
「そう?あっ!そうかコレを言ってほしかったのね!」
「ぅ?」
「誕生日おめでとう!美貴ちゃん!」
「おぉ!そうだった、おめでとうミキティ!」
「ありがとー!!嬉しいよほんとに!」

みんなから「おめでとう」って言ってもらえるのは凄く嬉しい。
でも・・・・・・やっぱり、あの人に言ってもらいたい・・・
232 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:28
「「・・・コソコソ・・・」」
「ぅ?な、何?」

急にこそこそと話し出したよっちゃんと梨華ちゃん。
あ、怪しい。怪しすぎるこの二人・・・

「「矢口さ〜ん!飯田さ〜ん!」」
「あ、あれ?」

コソコソ何かを話していたかと思うと
急に矢口さんたちのところへ行ってしまった。

「な、なんなんだ」

まいっか。とりあえず収録用の衣装に着替えるか。
と、ミキが行動に移そうとしたとき・・・

「ミキティ、ちょっと来て!」

矢口さんに楽屋の外へ呼ばれた。
233 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:28
なんか、今日はすべてがいつもと違うよね。
ミキもそうだけど、他のメンバーも。

「なんですか?」

楽屋の外へ出ると、そこには飯田さんと矢口さんがいた。

「はいコレ」
「えっ?」

いきなり「はい」とか言われても困ります。
飯田さんが手渡したのは、携帯。

「テレビ電話。繋がってるからでて」
「・・・・・誰とですか?」
「いいから。ヒントだけ言うと、ソロの誰か」

ソロ?っていうと・・・亜弥ちゃんかな?

とにかく見ろ!と矢口さんに言われ、内心ドキドキしながら携帯を見る。
すると・・・
234 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:28
『誕生日おめでとう!ミキティ!!』
「えっ・・・?」

携帯の画面に映っていたのは、愛しのあの人。
今日は絶対に見ることは無いと思っていた。

『お〜い!ミキティ!!大丈夫?』
「…ご、ごごごごっちん!?」

突然のことで、少しの間フリーズしてたミキ。
でも、ごっちんの声でなんとか元に戻った。

『アハハ!『ご』言いすぎだよ!』
「えっ、ハァッ!?なんで!?」
『だって今日はミキティの誕生日じゃん!
大好きな恋人の誕生日を祝わないやつなんていないでしょ?』
「でも、ミュージカルがあるんじゃっ!」
『今、ちょうど終わったとこだよ。
圭織とやぐっつぁんから電話来たと思ったら急に「藤本が元気ないから何か言え!」
って言われてさ〜。すごいビックリしたよ。
「え?ごとーの応援じゃないの?」ってね』
235 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:32
ビックリしすぎて、途中からごっちんの声が聞こえなくなった。
そして、嬉しいのと驚いたのとで涙が出てきた。

「・・・ック…ぅー・・・ごぉっちぃん・・・」
『えっ!?ちょっ、何泣いてんのミキティ!!』
「うぅ…だぁってぇ・・・ごっ…ちんが・・・」
『な、なになに!?ごとー何かした!?』
「違っ・・・そうじゃ、なくてっ・・・」
「藤本、言いたいこと言っちゃいな?うちら先に楽屋戻ってるから」

ミキの様子を見て、飯田さんと矢口さんが気を使ってくれた。

『ごめん、圭織にやぐっつぁん』
「うん。大丈夫。ミュージカル頑張れよ!ごっつぁん!」
『ありがと!』
236 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:34
そして、飯田さんたちが楽屋へ戻って行ったあと、
ごっちんが声をかけた。

『・・・ミキティ、大丈夫?落ち着いた?』
「・・・ック…うぅ・・・うん」
『そっか、で?何?ごとーがどうかした?』
「ック・・・ごっちんがっ…お、おめでとって…言って、くれた」
『な、なんだそりゃ』
「だぁって・・・きょう、絶対、話せないと、思った、から…ック・・・」
『んぁ、ミキティもう泣かないの!目腫れちゃうよ?』
「ヒック・・・ぅー…だって、嬉しいんだもぉん・・・」
『そっか。ごめんね?傍で一緒に祝ってあげられなくて』
「・・・ック…ぅぅん・・・嬉しいよ、おめでとうって言ってもらえただけで」
『ホントにごめんね?ミュージカル終わったら二人で祝おう?ね?』
「うん!ごっちん、ありがと・・・それと、大好き!」
『ごとーもミキティのこと大好きだよ!』
「へへっ。嬉しい」
『可愛いなぁミキティは。じゃあ、あんまり長いと怒られちゃうから切るね?』
「ぁ、うん・・・」

そっか、ごっちんはこのあともミュージカルまだあるんだよね。

237 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:35
『そんな顔すんなって!あとでまた電話するから!』
「うん!絶対だよ?」
『もちろん!それじゃあ、またね?ミキティ』
「うん。ありがとごっちん」

そういって、電話を切った。
短い時間だったけど、凄い嬉しくて。
ミキ、本当にごっちんのこと大好きなんだなって思った。
238 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:35
――
――――
――――――――
――――――――――――
239 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:36
「あんな藤本さん初めて見た…」
「うん。なんてゆうか、可愛いよね」
「アタシには負けるけど、確かにいつもより可愛いよね」
「「・・・・・・・」」

「モっさんでも泣くんだね…」
「後藤さんと藤本さんって付きあっとるの!?」
「愛ちゃん知らなかったの?」
「でも後藤さんと藤本さんてお似合いだよね」
「「「うん」」」

「うち、正月のあややのマジック以来やでミキティが泣くの見たの」
「ミキティが初めて女の子に見えたのれす」
「それちょっとミキティに対して失礼だぞ」
「『大好き』だって!美貴ちゃんって意外と素直なのね!キャッ可愛い☆」
「「「黒いの黙れ」」」

「ミキティからいうとは思わなかったな〜。
おいら絶対ごっつぁんから言うと思ったのに」
「確かにね。まぁ、あんな藤本もたまにはいいんじゃない?」
「まぁね。でも、おいらもごっつぁんに言われてみたいなぁ」
「「『大好き』ってね」」
240 名前:Birthday Call 投稿日:2004/04/02(金) 10:36
そして、ミキとごっちんの会話を盗み聞きしていたモーニングのメンバーは、
電話を終えて帰ってきたミキに見つかり
天罰を食らうこととなった。

Fin
241 名前:rina 投稿日:2004/04/02(金) 10:45
フゥ・・・終わった;
たまたま思いついたので書きました。
ごまみきは書きやすいですね〜。

225>ROM読者さん
ありがとうございます!
ちょっとシリアスちっくでいくつもりでしたが、
途中でミキティが本性を現しちゃいました(ぇ

川#VvV从<ミキも行きたかったよ!
      ごっちんと、その・・・し、新婚旅行みたいな!(w
242 名前:名無しのごんべい 投稿日:2004/04/02(金) 20:04
みきてぃキャワイイ!!!ずっと読んでました!!
リクお願いしてもいいですか?
やぐごま出来たらお願いします!!
243 名前:名無しのごんべい 投稿日:2004/04/02(金) 20:05
↑すみません・・・ageてしまいました。
逝ってきます・・・
244 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/02(金) 21:56
更新お疲れ様です。
ヤバイ・・・これはきました。ハート直撃。
しかも、たまたま思い付いたなんて。
作者様はラファエロとかミケランジェロばりの
感性をお持ちのようで・・・

245 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:02
「解散!」
『ありがとうございましたー!!』

今日、ようやく怒涛のバスケ合宿が終わった。
簡単に説明させてもらうと、
アタシの学園のバスケ部レギュラーの強化合宿がコーチの提案により始動した。
レギュラーメンバーの数は約10人。
でも、全員が全員弱いからやってるわけじゃない。
ココのバスケ部は全国区に入るくらいの強豪。
じゃあ何故かっていうと、
コーチが言うには同じレギュラーでも上手い人との差が大きすぎるらしい。
上手い人ってのは、天性の才能を持ってるっていわれてる人。
メンバーの中には1人しかいない。
もちろん、アタシじゃない。
アタシは、しいて言うならその人の一個下くらいかな。
アタシと同じ値の実力を持った人は、アタシを含めて3人。
この合わせた4人は試合でもほぼ毎回スタメン。
学園が期待しまっくっているメンバーなの。
246 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:03
「お疲れ亜弥ちゃん」

更衣室に戻り着替えていると後ろから声をかけられた。
この子はさっき言った3人のうちの1人で、藤本美貴。
通称みきたん。

「お疲れみきたん!合宿やっと終わったね!」
「だね〜。もう、すっごい疲れた」

みきたんは「早く家に帰りたーい!」って毎日嘆いてた。
ホント、面白いんだよね〜みきたんて。

「まつ〜ら〜。こんなとこでお喋りしてていいのかなぁ〜?」

この人が最後の1人矢口真里さん。
アタシたちより一つ上で、背が凄く小さい。
普通だったらレギュラーになんて入れてもらえないくらい小さいのに、
持ち前の判断力と素早さ、そして正確なパス回しで、今ココにいる。
247 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:04
「何でですか?みきたんとお喋りしちゃダメなんですか?」
「べっつに〜。喋ってたいなら構わないけどさ〜」
「何ですか?ハッキリ言ってくださいよ!」
「え〜、どうしよっかな〜。あぁ藤本に聞けば?教えてくれんじゃん?」

そう言われ、みきたんの方を向く。

「へ!?ミキなんもわかんな・・・あぁ!!そういうことですか!」
「そ。そういうこと。どうしてもわかんないようなら教えてやってよ。
じゃないと、おいらが先に行っちゃうぞ」
「それは止めといたほうがいいんじゃないですか?
ってゆうかまだ帰らしてもらってないんじゃないんですか?」
「あぁ、そうかもね。なんてったって、チーム1の実力者だし」

みきたんたちの話を黙って聞いていたアタシ。
最後の矢口さんの一言でようやくわかった。
248 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:05
「もしかして、ごっちんのことですか?」
「おっ!やっと気付いたか。そう、ごっつぁんのこと。
お前ら合宿始まってから全く話してないだろ?」
「ごっちんは試合形式のときしか一緒に参加させてもらえないからね」

ごっちんこと後藤真希は、さっき言った天性の才能を持った人・・・
つまりチーム1の実力者で、これからのバスケ界の期待の星。
そして、そんなごっちんは意外にもアタシの恋人。

「ごっちん、今日で合宿終わりなのにまだ帰れないのかな…?」
「なになに?ごっつぁんのこと心配なの?まつーら」
「ヒュー!熱いねぇ!頑張ってる彼氏を心配する亜弥ちゃん。青春だね〜」

ニヤニヤとさっきまでの疲れ果てた顔はどこへやら。
完全にアタシをからかう気でいるらしい。

「ごっちんは彼氏じゃないし!女の子だし!!」
「え〜。でも、バスケやってるごっちんてカッコいいじゃん?」
「そうそう、なんつーか『カッケー!!』みたいな」
「ミキ、一時期マジで惚れちゃったことあったもん」
「オイラも、オイラも。マジカッコイイよね。バスケしてるごっつぁん」
「ですよね。それと普段のごっちんとのギャップにまた惹かれますよね」
「うんうん」
「ちょ、ちょっとお二人さん!?なに?なんなの、さっきから!?」
「「ん?なにが??」」
「なんで、ごっちんの惚れ話してるんですか!」
「「なんでって、いいじゃんねぇ?」」
「よくない!ごっちんはもう、アタシの恋人なんです!!」
「惚気だ惚気。やってらんね〜」
「独占欲強いよ亜弥ちゃん」
「だ、だって〜」
249 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:05
「そんなにごっつぁんが心配なら行ってやんなよ?もう終わったころじゃん?」
「ですね、たぶんやってたとしても、コーチはいないと思うよ」
「え?えっ?」
「行ってやんなよ、まつーら」
「そうだよ、ごっちん一ヶ月ほとんど誰とも話せてないんだよ?」
「そうそう、だからさ第一声は彼女のお前が声かけてやれよ」
「矢口さん・・・みきたん・・・」
「じゃあ、オイラはもう帰るぞ!みんな帰りだしてるし」
「てゆうか、もうほとんど帰っちゃってますよ」

そういうと、二人は更衣室から出て行ってしまった。
・・・行ってあげようかな?
ロッカーにまだ服があるってことは…まだ体育館にいるのかな?
250 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:06
□□□□□□□□□□□

キュッキュッ・・・カサッ…ドンドン

規則正しい音が館内に響く。
シューズの音、ネットの音、バウンドの音。
バスケをやってる人にしかわからない綺麗なメロディー。

「ごっちん、みんな帰っちゃったのにまだ練習してる…」

メンバーもコーチもみんなとっくに帰ってしまっている。
そんな中ごっちんは、一人で黙々と練習をしていた。

「カッコイイ・・・」

みきたんも矢口さんも言ってたけど、
確かにバスケをしているときのごっちんは物凄くカッコイイ。
アタシがごっちんに惚れたきっかけがコレだったし。

「ご、ごっちん!まだ練習してたの?」
「…あぁまっつーか。まだ残ってたの?」

ごっちんは軽く言い放った。
凄く冷たく聞こえるけど、練習に集中してるから気がコッチに向けられないだけなんだ。
最初のうちは嫌われてるのかと思ったけど、ごっちんが直接話してくれて気付いた。
251 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:07
「うん。ロッカーにまだ服が残ってたから」
「そっか…もうみんな帰ったの?」
「メンバーはみんな帰ったよ?」
「・・・じゃあ大丈夫だよね?」
「へ?」

そう言うが早いか、いつの間にかアタシは体育館の床に寝ていた。
いや、押し倒されたんだ・・・ごっちんに。

「やっ!ちょっと、ごっちん!?」
「ん?」
「な、何して・・・んっ…」

ごっちんはアタシの言葉を遮るかのようにキスをしてきた。
一ヶ月ぶりのキス。
最初は抵抗してたけど、感覚を取り戻していくのと同時にキスに集中する。

「んぅ…ハァハァ・・・っ!ちょっとごっちん待って!」

唇が離れ我に返ったころには、もうすでにアタシの服は前が全開だった。
252 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:08
「イヤッ、ちょっとごっちん!ここ体育館だよ!?」
「うん」
「う、うんって…ぁっ・・・誰かっ、来ちゃう、よ…ぅぁっ」
「みんな帰ったんでしょ?」
「でもっ!…ふっ・・・コ、コーチが…ぁん・・・来たら」
「んぁ、コーチならとっくに帰ったよ。ごとーに鍵預けてったし」
「え!?・・・あぁ…う、うそぉ・・・んぁっ…」
「嘘じゃないよ。ってゆうかまっつー、もう喋んなくていいよ。違う声聞きたい」
「はぁっ・・・ぅあ…や、やだぁ・・・やめてよぉ…」
「ヤダ、やめない。だって一ヶ月も我慢したんだもん」
「ちょっと待ってっ…てばぁ・・・そ、そうだ!シャワー浴びてから!ね?」
「まっつー、練習終わったあとスグ浴びてたじゃん」
「・・・んぅ…だったら、お家帰ってからでっ…いいじゃん・・・あぁっ」
「無理」

・・・そんなに切羽詰ってるんですか?
それより、本気でココでスるつもり!?
やだよ、こんなところ!
だって、だって!・・・こ、声が響くんだもん…
恥ずかしいし、こんな変な声が体育館中に響いて、
普段から聞きたくなんてないのに、いつも以上に聞こえて。
しかも、ごっちんもいつも以上に上手くて・・・
すごく感じちゃってる…
253 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:09
「…んふっ・・・んんぅ…っぁ・・・」
「亜弥、声我慢しないでよ」

ごっちんはヤってる最中はアタシのことを亜弥と名前で呼ぶ。
アタシは無理だと言うことを伝えるために、首を横に振る。

「なんで?いいじゃん。ごとー、亜弥のえっちぃ声聞きたい」
「…ぁぁっ!・・・んくぅ…んふぅ・・・」

ごっちんは意地でも声を出させようとする。
そのため、ただでさえいつも以上で感じすぎてるのに、
さらに甘く刺激され、理性が飛びそうになる。
もう、言い返す言葉も考えられなくなってきた。

「ふっ・・・ごっち…ホント、やめてっ・・・ぅぁっ」
「だから、なんで?」
「だって・・・声、響くんだもぉん・・・ふぁっ…」
「んぁ、ごとー的にはその方がめっちゃ興奮する」

そういって、さらに刺激するごっちん。
アタシはもう限界で、耐えられずに声を漏らす。

「あぁん!・・・ぅあ…あん・・・ご、ごっちぃん…」

恥ずかしすぎて、涙が出る。
このまま最後まで行ってしまおうか…そう思ったけど、
やっぱり、体育館ってことを考えると止めさせなければいけない。
だって、今もなお響いているこの声を誰かに聞かれていたと思うと…
あとが恐い。

「…んぅ!……ごっちん、やっぱダメぇ・・・あぁ」
「なんで?こんなに感じてるのに?」

そういって、蕾をキュッと強く摘むごっちん。

「ふぁぁん!…ハァ・・・ヤなのぉ…」
「だから、なんで?」

なにか、いい答えは・・・
必死に考えようとするけど、ごっちんがそれをさせてくれない。
ごっちんが胸の蕾を指で擦ったり、舌で弄ったりするたびに、
考えていたことがすべて真っ白になる。
254 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:10
なにか、何かないの?
そう考えてるうちに、ごっちんは遂に下のほうへ到達してしまった。

「なんだかんだ言って、超濡れてんじゃん」
「そ、そんなことなっ!」
「んなこといっても、説得力ないよ」
「ひゃう!」
「ホラ。見てみ?こんなに濡れてる」
「うぅ…ヤダぁ・・・」

そういって、アタシのソコを指でなぞり見せ付ける。
こんなの、見たくないよ・・・

「ごっちん、ヤダぁ・・・あう!…ふぁっ、ん・・・やあぁん…」
「ヤダとか言って、ホントはもっとシてほしいんじゃないの?」
「うやぁ!……んぁ・・・・・あぁん!やぁっごっちぃん…」

ごっちんはそっと周囲を撫で回し、一番敏感なトコロを刺激しだした。
もう、ココまで来ちゃったら何も考えられない。考えてる暇もない。
ごっちんは、アタシが一番感じるポイントを容赦なく刺激する。
こうなったら、もう最後まで行っちゃおう。
今度こそそう思った。
だって・・・・・・気持ちいいんだもん…
久しぶりだからってのもあるけど、一番はごっちんのやり方。
さっきから何度も言ってるけど、今日はいつも以上にごっちんが攻めてくる。
だからアタシも、それに沿っていつも以上に感じてしまう。
255 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:11
「んぁ…あっ!・・・んっんっあぁ!…く、口ヤダ!」
「ん?いいじゃん」

無理なんだって!もう限界なんだって!
これ以上されたらアタシおかしくなる。
我慢できないんだもん…

「・・・うぁ!ごっち…や、やぁ・・・あぁ…あぁん…」
「イヤじゃないんでしょ?ちゃんと感じてるじゃん」
「い、言わないでぇ・・・んふぅっ…んんっ!」

ごっちんがライン上にある突起を口に含み弄りだした。
そのたびに、アタシの腰はビクンッと跳ねる。

「あっ!……あっ、ふわっ!」
「亜弥、可愛い」
「ぅあ!・・・も、ヤダぁ…ふぁっ…アタシおかしくなるぅ…」
「全然OK。てゆうかむしろなってほしい」

そしてごっちんは、さっきから入り口付近を舌で何度も撫でる。

「あぁ・・・や…だぁ・・・んぁ…あん」
「ヤじゃない」
「ふぅんっ・・・ごっちん…もう、あぁっ!無理ぃ・・・んんっ」

もう、我慢できないよ・・・
そして、ごっちんは一度顔を上げたかと思うと、
一気に指を奥まで突き立てた。

「ふぁぁあぁぁっ!・・・んっ……あっ! はぁ……ぁうっ…うっ!」

我慢できずにイってしまったアタシ。
でもごっちんは、指を止めない。
それよりか、だんだん出し入れが激しくなっていく。
そして、的確にアタシの弱点を攻める。
256 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:11
「んっんっあぁ…くっっ…ふぁっ」
「まっつー、そろそろ限界?」
「あっ…あっ…あぁっ!…ダメッ!! ごっち……んっ!!」
「イっていいよ」
「イっ……クゥ…んぁっ」

そして、ラストといわんばかりに指を速く動かすごっちん。

「あっ……はぁ……あぁっ! んっ、あっ! はぁ…ふあぁぁあっ……!!」
257 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:12
―――――――――――――――
―――――――――
―――――
―――
258 名前:練習後の体育館で・・・ 投稿日:2004/04/03(土) 01:12
「ヤダって言ったのに・・・」
「でも、最後までヤったじゃん」
「ぅっ・・・」
「んはは!正直なりなよ、亜弥」
「〜〜〜っ!!」

真っ赤になるアタシ。
たぶん顔だけじゃなく耳まで赤いと思う。

「そ、そうだごっちん。なんで、コーチが帰ったのに練習してたの?」
「んぁ?…あぁさっきの?あれは自分の弱点を探そうと思って」
「弱点を?でも、ごっちんに弱点なんてあるの?」
「そりゃあるよ。ごとーさ、シュート打ちかたにクセがあるらしいんだよね」
「それで、練習してたの?」
「うん。コーチに鍵借りて、克服するまでやろうかなって」
「あっ!ごめん。アタシ邪魔しちゃった?」
「ううん。そんなことないよ。合宿終わって、
最初に話せたのがまっつーでよかったって思ってるし」
「そっか。えへへっ、嬉しい」
「ごとーも嬉しい。そろそろ帰ろっか」
「うん!」


そして帰り道、普段は滅多に言わない言葉をごっちんは言ってくれた。


「ねぇ…手、繋いで帰らない?」


「うん!」


Fin


259 名前:心のメーター 投稿日:2004/04/03(土) 21:18
初めて彼女を見たのは…そう、まだ娘。にいたときだ。
それも、入ったばかりのとき。
マネージャーさんたちと打ち合わせをしていたとき。
後ろから一声かけられ、お茶を出してもらった。
260 名前:心のメーター 投稿日:2004/04/03(土) 21:19
「どうぞ。お茶飲める?」
「へ?あ、あぁ大丈夫ですありがとうございます」

すると、彼女はニコリと微笑んで部屋を出て行った。
その笑顔はすごく綺麗で、でもどこか幼げな、まるで天使のようだった。
きっと、この瞬間だったと思う。
アタシの心のメーターが振り切れるくらいに動いたのは…

ある日、娘。の妹分が決まり顔合わせがあった。
初めは、全然興味がなかったけど、
目の前にいる4人のうちの1人を見て驚いた。
そこにいたのは、あの日アタシにお茶を出してくれた天使さんだった。

「初めまして。メロン記念日の柴田あゆみです」

「可愛い・・・」

あの時はほとんど顔を見れなかったので、今、まじまじと顔を見る。
そして、率直な感想がコレ。
だって、こうとしか言えないもん。

「おい、後藤。お前いきなりそれかよ」
「ぅ?あぁ、ごめんなさい!は、初めまして!ご、後藤真希です!」
「ふふっ、よろしくお願いします。後藤さん」

グイ〜ッ・・・ピシッ!
アタシのメーターがついに振り切ってしまった。
もう、胸がきゅるるんって感じ?
可愛いってだけじゃ言い切れない微笑み。
この日アタシは14年生きてきて、3度目にして一番感度の高い恋をした。
261 名前:心のメーター 投稿日:2004/04/03(土) 21:20
「後藤さんは何歳ですか?」
「えっ、えっと…あぁ!14歳です!」
「若いですね〜」
「いやいやいや、柴田さんはいくつなんですか?」
「あたし?あたしは15だよ」
「なんだ、1つしか変わらないんですね」
「そうだね。でも、あたしは早生まれだから学年的には二つ上かな」
「へ〜。あ、そうだ!アタシのこと、ごっちんって呼んで下さい!」
「『ごっちん』?面白いあだ名だね」
「ですよね。矢口さんがつけたんですよ。なんか付けないと!って」
「…ふ〜ん。そうなんだ…じゃあ、あたしそろそろ楽屋戻りますね?」
「ふぇ?もうですか?」
「うん。マサオたちがさっき呼んでたからさ」
「あ、そ、そうですか…」
「それじゃあ、また今度話そ?ごっちん」
「ハ、ハイ!」

ごっちんって呼んでくれた…
でも、さっき一瞬だけ表情が曇った気がするんだけど…気のせいかな?
まいっか!アハハ〜嬉しいなぁ。柴田さんに『ごっちん』って呼んでもらっちゃった〜。
262 名前:心のメーター 投稿日:2004/04/03(土) 21:21
「やい後藤!なぁ〜にニヤけてんだよ。キショいぞ」
「紗耶香キショいは無いんじゃない?ごっちん可哀相だよ」
「いいのいいの。それより、何かいいことでもあったのか」
「んぁ、わかるぅ?さぁすが、いちーちゃぁん!」
「…紗耶香、前言撤回。こいつキショい」
「キショくていいも〜ん。えへへへへぇ〜」
「「うっわ」」

矢口さんといちーちゃんは、有得ないくらい引いてしまった。
いつもだったら「酷い〜!」なんて言ってるけど、
今日はすごく気分がいいから聞き逃してあげる!

「でも、なにがあったのさ」
「んふふ〜聞きたい?聞きたいのぉ〜」
「いや、べつに「聞きたい聞きたい!」

いちーちゃんの声を矢口さんが慌てて遮る。

「あのね、あのね!メロンの柴田さんにごっちんって呼んでもらったの!」
「「で?」」
「それだけ☆」
「「くだらなっ」」
「えへへ〜また話したいな〜」

すっかり自分の世界に入ってしまったアタシ。
頭の中には、柴田さんの顔と『ごっちん』って声がずっと流れてる。
・・・もしかして、今のアタシって変態??
263 名前:心のメーター 投稿日:2004/04/03(土) 21:22
□□□□□□□□□□□□□□□

「柴ちゃ〜ん!柴ちゃん柴ちゃん柴ちゃ〜ん!!」
「なになにな〜にごっちん!もうすぐ本番だよ?緊張しないの??」

今日は、アタシの二回目のソロツアー。
一回目のときと同様メロン記念日がゲストで一緒に周ってくれている。

「ん?柴ちゃんいるから大丈夫☆」
「ホントに?でも、ごっちんはすごいよね」
「なんで?」
「だって、今はもうモーニングのみんないないでしょ?一人のプレッシャーとかないの?」
「…一番最初は恐かったけど、今はホントに柴ちゃんたちがいるから落ち着いていられる」
「そっか。強いね、ごっちん。あたしはそーゆーごっちん好きだなぁ」
「アハッ!照れるな〜。アタシも柴ちゃん好きだよ?いつも支えてもらって凄い感謝してる」
「ふふっ、ごっちん変わったね」
「そう?」
「うん変わったよごっちんは。だって初めて会ったときとか凄いテンパっててさ」
「もう!その話やめてよ!!」
「だって、あのときのごっちん凄い可愛くてさ〜」
「ぶぅ。でも、まさか柴ちゃんがアタシのこと好きだったとは思わなかったな〜」
「そうなの?でも、ごっちんはバレバレだったけどね」
「酷いよね。アタシの気持ち知っててずっと遊んでたんでしょ?」
「まぁね。いや〜あのときのごっちんはホント可愛かったなぁ」
「・・・今は?」
「ん?」
「今は、もう可愛くない?」
「う〜ん。前の方が可愛かったかな」
「そ、そっか…そうだよね」
「でも、今のごっちんのほうがカッコカワイくてあたしは好きだけど?」
「…柴ちゃん・・・アタシも大好き!!」
「「えへへへっ」」

あれから、約四年がたった今。
アタシは柴ちゃんと付き合っている。
最初は片思いだったこの恋も、今や誰にも負けないくらいの両思いっぷりになっている。
これからも、仲良くやっていきたいなぁ〜。
よろしくね!柴ちゃん!!

Fin
264 名前:rina 投稿日:2004/04/03(土) 21:38
区切るの忘れて、省略されちゃった;
ハイ!初めての試みで、『しばごま』です。
書いてみると意外といけますね、コレ。
また、書いてみようかな・・・
てゆうか、ここのCPってすべてがマイナー・・・;;
そうだ、またリク受けます!たぶんいないと思うのですが(汗
265 名前:rina 投稿日:2004/04/03(土) 21:38
242・243>名無しのごんべいさん
ありがとうございます!
今回のミキティはいつもと感じで行こうと思ったので
そう言っていただけると嬉しいです!
やぐごまですね?中編がそうなのですが、
短編が思いつきそうなので書かせていただきます!

244>ROM読者さん
ありがとうございます!
ヤバイですか(w
ごっちんのようにハートをバキュンといけたらいいですなぁ。
いやいや、そんなそんな(w
ホントにたまたま思いついたんですよ。誕生日の日ってミュージカルだっけ?みたいな。
266 名前:rina 投稿日:2004/04/03(土) 21:58


( ´ Д `)<見ちゃイヤ〜ン☆
267 名前:名無しさん 投稿日:2004/04/04(日) 02:09
良スレを発見しました
あやごまいいですね
リクエストはいしごまでお願いしてもよいですか?
268 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/04(日) 09:48
やすごまお願いします
269 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/04(日) 10:26
更新乙です。
あやごまいいですね。
しばごま!!初めて読みました。
よかったらまた書いてください。
270 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/04(日) 21:59
更新お疲れ様です。
すごいですね。ごっちん流しのマルチカップリング。
毎回新鮮で、読むと益々ごっちんが好きになります。
271 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:15
バレンタインにあなたがアタシにくれたもの。
それは、手作りのチョコとあなた自身。
こういうの苦手らしいけど、両方とも美味しかった。

今日は3月14日、ホワイトデー。
お菓子作りは大得意だから、美味しいものたくさん作ってお返ししようかな?
それとも、やっぱり・・・・・・
272 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:15
「お邪魔しまーす!後藤真希でーす!!」

元気よく声を出しモーニングの楽屋へ入る。
みんなと会うのは・・・一ヶ月ぶりかな?

「「「あぁ!ごっち〜ん!!」」」

声を揃えてアタシを読んだのは、男の子二人と女の子一人…ごめん、
よっすぃ〜とミキティと梨華ちゃん。
三人で何か話していたらしく、アタシにもその話題をふる。
273 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:16
「ねぇごっちん!お返し頂戴!」
「え?」
「美貴ちゃん、唐突すぎだよそれ。あのね?
さっき三人でごっちんのバレンタインのお返しなんだろうって話してたの」
「あぁ〜それでか」
「そっ。ごっちんは料理上手いからさ〜、ひーちゃん期待してるの!」

三種三様な聞き方だけど、結果的には同じ質問だよね?
でも残念ながら、今年は作ってないんだよね。あの子の分しか…

「ごめ〜ん!忙しくて作れなかったの!」
「「「えぇー!!」」」
274 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:16
四人で(アタシも入るのかな?)ギャーギャー騒いでいると、
奥から明るい頭をしたアタシの恋人、なっち曰くカメムシさんがやってきた。

「おい!騒がしいぞお前ら!!」
「「「あ、矢口さん」」」
「さっきっから頂戴頂戴言ってるけど、お前らこそメンバーに作ってきたのかよ!」
「「「あっ・・・」」」
「忘れたのかよ!!」

今、アタシの目の前では軽くコントが始まっている。
もちろんアタシは観客。

「…まったく・・・あぁ、久しぶり!ごっつぁん!!」
「んぁっす!やぐっつぁん」
「なんだその返事。可笑しいし」
「いいじゃん。それよりさ、気になったんだけど」
「ん?何々?」
「さっきやぐっつぁんさ、『さっきから頂戴頂戴…』っていってたじゃん?」
「・・・うん。言った」
「『さっきから』ってことは、ずっとアタシたちの会話聞いてたの?」
「ぅっ・・・」

図星らしい。
わかりやすいなぁ、やぐっつぁんって。
「ハイそうです」とでも言っているようなリアクションをとるやぐっつぁん。
275 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:17
「ねぇ、なんで?」
「そ、それは……」

どんどん顔を赤くしていくやぐっつぁん。
きっと、ここじゃ言いにくい内容なんだろう。
そう悟ったアタシはやぐっつぁんに助け舟をだしてあげる。

「やぐっつぁん、ちょっと屋上行こっか」
「え?」

有無を言う前に連れて行く。
まぁ、どっちみち屋上には行くつもりだったんだけどね。
バレンタインのお返しあげないとだから。
276 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:18

「ごっつぁん?なんでココに連れてきたのさ」
「だってやぐっつぁん、あそこじゃ理由いえなかったでしょ?」
「・・・んぅ・・・」

ほらね。
やぐっつぁんは「なんでわかるんだよ」なんて言ってる。
そりゃぁねぇ?アタシは恋人だし?なんでもわかっちゃうもんよ?

「…つぁんが来てたからだよ・・・」
「ん?」
「ごっつぁんが来てたから、何話してるのか気になっただけ!」
「……可愛いこと言うなぁ〜やぐっつぁんも」

そういってギュッと抱きしめる。
見る見るうちに耳まで赤くなったやぐっつぁん。
もうそろそろ、渡しても平気かな?

「ねぇやぐっつぁん、ハイこれ」
「んぇ?・・・もしかして、お返し?」
「うん!昨夜頑張って作ってきた」
「ありがとう!…でも、忙しくて作れなかったんじゃ・・・」
「だから、忙しくてやぐっつぁんの分しか作れなかった」
「そ、そうだったんだ・・・」

「えへへ」なんて笑ってるやぐっつぁん。
すごい嬉しそうな顔をしてる。
よかった喜んでもらえて。
でも、もう一個あげたいものあるんだよね・・・わかる?
277 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:18
「やぐっつぁん、こっち向いて?」
「ふぇ?・・・・んんっ…」

そう、これ。
やぐっつぁんにアタシからのキスをね・・・あげたかったの。
言うとすごい恥ずかしいんだけど、好感度をあげるのにはいいらしい。
昨日、まっつーに相談して教えてもらった。
278 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:19
□□□□□□□□□□□

「プレゼントでチューしてみれば?結構上手くいくと思うよ」
「んぁ、マジ?」
「うん!きっと矢口さんも、今以上にごっちんにメロメロになるよ!」

□□□□□□□□□
279 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:20
まっつーの提案は、果たして上手くいったのだろうか。
やぐっつぁんは、唇を離すと同時に俯いてしまって何も言ってこない。

「んぁ…ごめん・・・」
「ぁんで、ごっつぁんが謝るのさ」
「だって・・・もしかして、イヤだった?」

すると、相変わらず俯いたままのやぐっつぁんは、
そのままの体勢で首を左右に振った。

「…嫌じゃないよ・・・でも…」
「でも?」
「急にしないで…」
「・・・ごめん」

とりあえず謝る。
謝る必要は無いと思うけど、とりあえず謝る。

「・・・心の準備ってもんがあるじゃん…」
「・・・・・・可愛い。可愛いよやぐっつぁん」

まだ赤いままのやぐっつぁんを、ギュッと抱きしめる。
やぐっつぁんをこんなに可愛いと思ったのは・・・
あのとき以来。

え?どの時かって??
それはもちろん・・・ヤってるt・・・

280 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:20



(0^〜^)<ぬぁ〜んでそんなこと言わせるんですかぁ!?

281 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:21
・・・ごめん。人格変わっちゃった。
とにかく、今のやぐっつぁんは物凄く可愛い。
娘。にいると少年キャラって言ってるけど、そうは思えないね。

「ん…ごっつぁん、オイラそろそろ行かないと・・・」
「もう?」
「収録始まっちゃうし・・・それに…」
「それに?」
「ギリギリまでココにいて、呼びに来た誰かに見られたら…恥ずかしいもん」
「アハッ!恥ずかしがりやだな〜やぐっつぁんは!」

たぶん、紺野よりやぐっつぁんのほうが『恥ずかしがリンゴちゃん』だよね。
ミキティみたいに、エロいの見て恥ずかしがるのとは違うやつね。
もっと、ピュアな恥ずかしがり屋だよ。やぐっつぁんは。

「じゃあ、もう行くね?」
「アタシはもう少しココにいるから」
「そっか。クッキーありがとう、ごっつぁん」
「うん」
「それじゃあ、またね!」
282 名前:ホワイトデー 投稿日:2004/04/05(月) 15:21
アタシに手を振って戻っていくやぐっつぁん。
やばいね、アタシはもうすこし頭冷やしてから戻った方がよさそう。
だって、あの可愛いやぐっつぁんが抜けないんだもん。
頭のどこかで、無限エンドレスリピート。

来年も、またやってみよう。
たぶん、今度やったら頭冷やしても治んないだろうけどね。

Fin
283 名前:にゃんニャンにゃんの日 投稿日:2004/04/05(月) 16:04

「めぐちゃん、今日は何の日かわかる?」
「え?今日?今日は・・・2月22日だよね?」
284 名前:にゃんニャンにゃんの日 投稿日:2004/04/05(月) 16:04
いきなりだけど、メロンの村田めぐみこと、めぐちゃんに
質問をするアタシ、柴田あゆみ。
みんなやったことあるでしょ?
友達に「今日は何の日だ?」って聞くの。
285 名前:にゃんニャンにゃんの日 投稿日:2004/04/05(月) 16:05
「そう!2月22日!何の日?」
「え〜っと・・・」

困ったように、眼鏡をクイクイ動かしてるめぐちゃん。
そこへ・・・

「猫の日だろ!」
「普通、ニャンニャンニャンの日じゃないの?」

話に乗ってきたのは、斉藤瞳こと、ひとちゃんと
大谷雅恵こと、マサオ。

確かに、『ニャンニャンニャンの日』だよ?
でもさ、それよりももっと大きくて重大なことがあるでしょ!!

「そのほかに!何かあるでしょ!?ホラ!」」
「「「ホラって言われても・・・」」」

三人とも、ホントに覚えてないんだ・・・
ショックだぁ・・・ユニットやめるぞ、この!!
286 名前:にゃんニャンにゃんの日 投稿日:2004/04/05(月) 16:06
だれか覚えててくれないかな・・・
すると、突然後ろから声をかけられた。

「し〜ばちゃん!」
「うわっ!…なんだごっちんか。脅かさないでよ」

心臓が飛び出るかと思ったよ・・・
この人は、ごっちんこと後藤真希。

「『なんだ』とはなんだ!もう、柴ちゃんはいつも酷いなぁ」
「いつもじゃないですぅ〜」
「いつもですぅ〜」

そういって、唇を前に突き出して
おでこが付くぐらいの距離で視線を交わす。

「「ぷっ」」

どちらが速いわけでもなく、二人とも同時に噴出す。
こういう関係ってなんかいいよね。

ごっちんは、梨華ちゃんとはまた違った感じの雰囲気を持っていて、
一緒にこうやってくだらないことをして笑う。
これを梨華ちゃんとやっても、面白いって思わないんだけど、
ごっちんとやると、なぜか可笑しくなる。
287 名前:にゃんニャンにゃんの日 投稿日:2004/04/05(月) 16:07
「うちらって何かいいよね」
「そうだね。ほのぼのっていうか大して面白くないことも、柴ちゃんとやると楽しい」

ごっちんも、アタシと同じこと言ってる。
こういうところが、またいい感じ。
288 名前:にゃんニャンにゃんの日 投稿日:2004/04/05(月) 16:08
「あ、そうだ。ごとー柴ちゃんに渡すものがあったんだ」
「え?なに?」

するとごっちんは、パーカーの前ポケットから小さい箱を取り出し
アタシに差し出した。

「?なに、コレ??」
「なにって、誕生日プレゼント」
「え!?ごっちん覚えててくれたの!?」

すごくビックリした。
まさか、メロンよりも一緒の機会が少ないごっちんが覚えてたなんて。
でも・・・・・・めちゃめちゃ嬉しい。

「モチ!開けてみてよ」

そういわれ箱を開けると、中にはピンクのピアスが入っていた。

「わぁ!可愛い!!」
「でしょ?柴ちゃんに合うんじゃないかと思って買ったんだ!」
「嬉しい…ありがと、ごっちん!!」
「えへへ、どういたしまして」

ごっちんは照れたように、鼻の下を擦っている。
あぁ、ごっちん好きだなぁ。
さっきみたいな空気もすごい好きだし、
今みたいに誕生日を祝ってくれてることもすごい嬉しい。
289 名前:にゃんニャンにゃんの日 投稿日:2004/04/05(月) 16:08
「ホントに嬉しい!ごっちん大好き!!」
「アハハ〜!ごとーも柴ちゃん好きぃ」

これこれ、この空気。
すごい、いい。和むなぁ。
これからもこんなごっちんの空気に浸っていきたいかも。

「ごっちん、そ〜と〜好き!」
「ごとーも柴ちゃんのこと、そ〜と〜好き!」

そして、またさっきみたいに顔を近づけて笑いあう。
これからも、こんな感じで行きたいね。ごっちん。

Fin
290 名前:最近・・・ 投稿日:2004/04/05(月) 16:33
ごっちんとのデートの帰り道、ちょっと手が触れて沈黙になった。
さっきから10分たったけど、どちらからも言葉がでない。
その沈黙に耐えられず、ごっちんをひじで突っつく。
すると、我に返ったかのようにこっちを向くごっちん。
「何?」と相変わらずな感じで、のほほんと聞いてくる。

今は真冬の夜。
それなりに寒いわけで、ちょっと大袈裟に『寒い』って仕草をする。
すると、急にアタシの手を握って「走ろっか」って。
本気なの?・・・本気らしい。
グッと手を引かれ走り出す。付いて行けるわけ無いじゃん。そう思った。
でもごっちんは本気で走ってるわけでもなく、アタシに合わせて走ってる。
そういうところが優しくて大好き。
291 名前:最近・・・ 投稿日:2004/04/05(月) 16:34
一ヶ月くらいごっちんと会えてなくて、自然と涙が出てきた。
なんで、モーニングを卒業しちゃったの?
ソロとグループじゃ出る番組も違うから・・・
明日は会えるの?・・・会いたい…
毎日、いつどこにいても、ごっちんが好き。
292 名前:最近・・・ 投稿日:2004/04/05(月) 16:35
最近身長伸びたよね?
何か複雑だな。
アタシは伸びてないから、どんどん遠くに行っちゃいそうでコワイ。

最近、髪形変えたね。
長いときはカッコよかったけど、短くなった今は可愛さも混じってる。
そのせいで、ハローのメンバーのほとんどがごっちんのこと見てる。
少し・・・ううん、すごくムカつく。
293 名前:最近・・・ 投稿日:2004/04/05(月) 16:36
最近、忙しいのにメールをくれたね。
たった一言だけのメール。

『今日も好きだよ』

最近、会えない夜には電話でよく話す。
遅くまで仕事が続いても、電話してくれる。
少し眠そうに話すごっちんの声も「素敵!」なんてじつは思っちゃったり。
電話で、アタシはいつもごっちんに一言だけ言う。
そして、ごっちんもアタシに同じ言葉を言ってくれる。
294 名前:最近・・・ 投稿日:2004/04/05(月) 16:36


『ごっちん、ずっと大好きだよ』


『梨華ちゃん、ずっと大好き』


Fin
295 名前:rina 投稿日:2004/04/05(月) 16:46
久しぶりに、たくさん書いた気が・・・

242>名無しのごんべいさんのリクで『やぐごま』
267>名無しさんさんのリクで『いしごま』
269>名無し飼育さんのリクで『しばごま』でした!
296 名前:rina 投稿日:2004/04/05(月) 16:47
267>名無しさんさん
裏ものを書くのが初めてだったので、
あれ書いたあとドッと疲れが・・・(笑
いしごま書いたので読んでみて下さい!

268>名無し飼育さん
やすごま、承知しました!

269>名無し飼育さん
ありがとうございます!
しばごまは初めての試みでしたが、意外と楽に書けました。
また、書いたので読んでください!

270>ROM読者さん
ありがとうございます!
そう言っていただけると、書いたかいがあります!
297 名前:マルタちゃん 投稿日:2004/04/05(月) 17:35
更新お疲れさまです。
やっぱり、やぐごまいいですねえ。
やぐごま中編も楽しみにしてます。
頑張って下さい。
298 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/05(月) 22:29
更新お疲れ様です。
最近…のベース曲、ROMは大好きでめっちゃうれすぃ〜です。
聞くと踊りたくなるっす。作者様の創作意欲のように・・・
299 名前:こっち向いて 投稿日:2004/04/06(火) 09:33
「ごっちん、次呼ばれるね」
「うん。あぁちょっと緊張〜」

今日は『HEY×3』の生放送スペシャルの日。
この前のスペシャルのときもごっちんと一緒に出れた。
最近ごっちんと一緒にテレビに出れる機会が多くて、アタシ的には凄い嬉しい。
300 名前:こっち向いて 投稿日:2004/04/06(火) 09:33
「続いて、後藤真希!!」

「いてらっしゃい、ごっちん」
「すぐに、まっつーも呼ばれるじゃん」

確かにね。
ごっちんは、軽くツッコミみたいなことをいって、階段を降りていった。
次はアタシか・・・

「続いて、松浦亜弥!!」

うっし!行きますかぁ!
301 名前:こっち向いて 投稿日:2004/04/06(火) 09:34
□□□□□□□□□

「なんで、そんなこと言うんですかー!」

今、目の前でモーニングさんがトークをしてる。
さっきのCMのときに席替えをして、やっとごっちんの隣に座れた。
でもごっちんは、始まったときから隣に座っているソニンさんとず〜っと喋ってる。
この二人って、ホントに仲良いんだ・・・
そういえばトークのときも、じゃれてたっけ。
302 名前:こっち向いて 投稿日:2004/04/06(火) 09:35
いいなぁ・・・アタシもテレビでごっちんとイチャつきたい。
ファンのみんなに見せたいな。
「アタシたちは、仲良いですよ!!」って。
バレンタインの生放送が最後だっけ?ごっちんと二人でイチャイチャできたの。
って言っても、LOVEマシーンのときと今みたいな状況のときだけだけど。

「ねぇ、ごっちんってさぁ・・・」
「・・・えぇ、そう?・・・」

いまだにごっちんはソニンさんと話してる。
ちょっと位こっち見てよ。
303 名前:こっち向いて 投稿日:2004/04/06(火) 09:35
すると、モーニングさんのトークが終わったらしく移動をし始めた。
ごっちんもそれと同時に、一度顔を前に向けた。
『今がチャンス!!』
そう思って、ごっちんの方を向いた。
そしたら、ごっちんは今度は席を立ったモーニングさんのメンバーと手を振っていた。

(くそぉ・・・モーニングさんが行ってからが勝負だ!)

何事もポジティブにいかないとね!
そして、モーニングさんの列が切れたのを見て、またごっちんのほうを向いた。
すると・・・

「・・・なの?」
「あぁ、あれってね・・・・・」

またソニンさんと話し出した。
今度はさっきの節約用品の説明をしてるらしい。
304 名前:こっち向いて 投稿日:2004/04/06(火) 09:36
ごっちん、酷いよ。酷すぎるよ。
なんで、一度もこっちを見てくれないの!?


と、勝手に怒っていると、目の前に誰かの手が上下に振れた。

「え?」

ビックリして横を向くと、その手はごっちんが振ったものだった。

「ごっちん?」
「まっつー、マネージャーが呼んでる」
「え?」

やっと話せたかと思ったらこの内容。
ショック倍増。
みきたんの曲で言う『ガックシ』
マジで『こんなんじゃ、どんなことも手につかないな、ガックシ』て感じ。

とりあえず、マネージャーさんの声を聞き取る。

「松浦さん、もうすぐ9時になるので・・・」
「わかりました…」

タイムリミット。
これだから、早く18歳になりたいのよ!
アタシがこんなに凹んでること、ごっちんは知らないんだろうな。
モーニングさんの曲が終わるまでには退散しないと。
その前に、ごっちんに聞いてやる。
なんでこっちを向いてくれないのかを。
305 名前:こっち向いて 投稿日:2004/04/06(火) 09:37
「まっつー、マネージャーなんだって?」
「もう9時になるから、帰れって」
「そっか。でもあと二ヶ月で最後まで出られるじゃん」
「そうだよね」

呑気なごっちん。
そんな考えが顔に出たのか、ごっちんが急に心配そうな顔をした。

「まっつー大丈夫?元気ないような・・・」
「あぁ!大丈夫、気にしないで!…あっそうだごっちん、ひとつ聞いていい?」
「ん?なに?」
「・・・なんで、アタシの方、ずっと向いてくれなかったの?」
「えっ・・・」

ごっちんは黙り込んでしまった。
でも、早く答えてもらわないと。
アタシにはタイムリミットがあるんだから。
306 名前:こっち向いて 投稿日:2004/04/06(火) 09:38
「なんでって、言われても・・・」
「早くごっちん!」
「ぅっ…は、恥ずかしかっただけだよ」
「はぁ?」
「だって、カメラがに映すじゃん」
「そりゃ、生放送だし。テレビ番組だし」
「『仲良くないんじゃないか』って言われてる二人が話してたら、カメラ絶対こっち向くじゃん」
「いいじゃんべつに。仲悪くないんだし」
「ごとーだって、まっつーとイチャイチャしたかったよ…でも恥ずかしいんだもん」
「可愛いなぁごっちんは」
「うっさい。てゆうか、もう行ったほうが良いんじゃない?歌終わるよ」
「あぁ…うん。そうする」
307 名前:こっち向いて 投稿日:2004/04/06(火) 09:40
結局、アタシの願いは叶わずじまい?
でも、ごっちんは・・・

「・・・これ終わったら、まっつーの家行くから…」
「・・・・・・ホントに!?」
「嘘付いてる暇なんてないじゃん」
「えへへぇ。期待して待ってる!」

そしてアタシはごっちんに軽く手を振って帰る。
308 名前:こっち向いて 投稿日:2004/04/06(火) 09:40
そのとき、前にいるダウンタウンのお二人が何か言ってた気がするけど
よくわからなかった。

とりあえず、今日は美味しいものいっぱい作ってごっちんの帰りを待とう。
さっきイチャイチャできなかった分、家で思いっきり発散しよう。
『も〜っと輝きたい、ずっと一緒にいたい、ピッタシ!』ってね。
309 名前:こっち向いて 投稿日:2004/04/06(火) 09:40
□□□□□□□□□□

「ぁったく、ガキのくせにイチャこきたい言うなや」
「ホンマや。つーか、イチャこかれたらこっちがたまらんわ」


「ダウンタウンさんの会話って、ごっちんとあややのことじゃない?」
「アハハハハッ…気にしない気にしない・・・ハァ」


Fin
310 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:03
今日は久しぶりに、ごっちんと生放送で共演できる。
でもリハのとき座席表をもらったけど、一度もごっちんと隣になれないらしい。
その代わりといっちゃなんだけど、
ライバルの亜弥ちゃんがごっちんの隣に座れるらしい。
ソニンさんのほうが圧倒的に多いけど…まぁ大丈夫でしょ。
311 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:04
「ミキティ!久しぶり〜」

ごっちんは、いつも同じテレビ局にいるときは声をかけに来てくれる。
今回もそう。

「あっ!ごっち・・・」

「「ごっちんだぁー!!」」

ミキが『ごっちん』って呼ぼうと思ったら、後ろから邪魔者が。

「おぉ!!この二人はもしかして〜・・・」

「「「W(ダブル ユー)!!!」」」


「・・・ミキは放置?」

三人で、いつもの「アレ」をやってキャッキャとはしゃいでる。

子供っぽいっていわれるのが嫌だって言ってたごっちんも、
あの二人と一緒にいるのを見ると、安倍さんと変わらない。
つまり、子供ってこと。
312 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:05
「ごっちん、何で昨日メール返してくれへんかったん?」
「そうなのれす。ののも送ったのに」
「ごめんね。昨日忙しくてさ〜」

ごっちんはそう言って、頭をポリポリと掻いている。
あの仕草をしたときは嘘をついてる証拠。
確かに昨日はメール送っても返事は返ってこないだろうね。
だってミキとず〜っと電話してたんだもん。
すると、ちっちゃい二人組みがミキに体当たりしてきた。
313 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:07
「痛っ!」
「そ〜やったんか。ごっちんはミキティと話してたんや」
「ずるいのれす。ミキティばっかり」
「はぁ!?」

何が。何で知ってるの?ごっちんが言ったの?
そう、ごっちんにアイコンタクトを送る。

「んぁ、ミキティが勝手にいったんじゃん」
「へ?ミキ言ってた?」

ミキは思ってただけだけど・・・

「めっちゃ口に出しとったで?」
「ばっちし聞こえたのれす」
「あ、そ、そうなんだ…」
「せっかく、ごとーが上手く言い訳見つけたのに」
「ごめんて」

「「元はといえば、ごっちんが騙すのがいけないんや!」れす!」

「騙すって何だよー!人聞き悪いな〜」
314 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:07
そして、今度は四人でギャーギャー騒いでいたらスタッフさんの声がした。

『出演者の皆さん、そろそろ準備をお願いします』

「あぁ時間来ちゃった、じゃあまたね」
「「バイバ〜イ!!」」
「ミキティも、またあとで…」
「うん。じゃあねごっちん」

そういって、それぞれの位置へ移動するミキたち。

って言っても、ごっちんは娘。の後ろなんだけどね。
315 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:08
□□□□□□□□

「仲良いですよ〜」
「ねぇ?」

「黙れや!うるさいねん。時間ないんやから」

『アハハハハッ!』

今、前ではごっちんとソニンさんがトークをしてる。
ミキはソニンさんとはあんまり話したことが無いから、トークでもあんまり笑えない。
隣の矢口さんは、両方とも仲が良いので爆笑してる。
316 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:09
「(ごっちん可愛いなぁ)」

「(へぇ〜ミキが教えたヨーグルトのやつやってくれてたんだ)」

「…と!・・・じもと!…藤本!」
「へ!?…あ、矢口さん。なんですか?」

ボーっとしていたら、矢口さんにつつかれた。

「『なんですか?』じゃないだろ。なにさっきから惚気連発してるのさ」
「へ!?ミキそんなこと言ってました?」
「思いっきり」
「そうですか・・・すみません」

また、やっちゃった。
なんでだろう。ミキって考え事とか出来ないタイプなのかな?

「だろうね」
「…ハハハッ・・・」
317 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:10
「てゆうかさ、藤本も惚気るんだな」

しばらく話していたら、突然矢口さんがそんなことを言った。

「『も』ってなんですか?『も』って」
「だってごっつぁんも、たまに電話するたびに惚気話するんだもんよ」
「そうなんですか!?」
「そうだよ。知らなかったの?」
「全然。むしろ逆なんだと思ってました」
「逆?」

そう、逆。
ごっちんは、いつだって冷静で。
何をするにも、熱くなってるのはミキだけ。
だから「もうウンザリ」とか言われてるのかと思った。

「それはないだろ。うん、ありえない」
「そうですかね?だったら良いんですけど」
318 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:13
そういって前を見る。
するとトークは終わっていて、ごっちんも歌の準備をしていた。

♪〜♪〜♪♪♪〜♪♪〜

「おいら、この曲大好きなんだよねぇ」
「ミキもめちゃめちゃ好きです」
「たぶんさ、藤本がいなくなったりとかしたら、
ごっつぁんはこの曲と同じことを思うよ、きっと」
「そうだったら嬉しいですね・・・」
「ん?何しんみりしてるの?」
「べつに…でも、ミキはごっちんを置いて消えたりなんてしませんよ」
「くっさいセリフ言うなぁ、お前」

自分でも、そう思った。
「なんつーことを言ってんだミキ」って。
でも・・・事実だし。
ミキはごっちんを置いていったりなんてしないもん。
消えたりなんかしない。
319 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:14
「その言葉、そっくりそのままごっつぁんに言ってやりなよ」
「・・・無理ですよ」
「なんで?」
「恥ずかしいじゃないですか…」
「でも、ごっつぁんは凄い安心すると思うよ?」
「・・・気が向いたら言いますよ」

気が向いたらね・・・。
矢口さんは「なんだよそれ」なんて言ってる。
今はごっちんがいないからこうやって言えるけど、
だぶんごっちんの前に立ったら言えなくなる。
だって、今でも面と向かって「好き」って言えないんだもん。
320 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:15
□□□□□□□□□□

番組もエンディングへ。
ごっちんも18歳だから最後まで出てる。

「藤本さんはココで、後藤さんはココ。で○○さんは・・・」

スタッフさんがエンディングの立ち居地を指示してる。
ミキは運良く(?)ごっちんの隣に来れた。

「ミキティ、今日楽しかったね〜」
「そ、そうだね」

さっきの矢口さんとの会話が頭をよぎる。
そのせいで、言葉が少しぎこちなくなる。

「ごとーこのビデオ欲しかったんだ〜。超嬉しい」
「そっか。よかったねごっちん!」

ごっちんは「アハッ!」といつものスマイルでミキを見る。
こんな場面でも「可愛いなぁ〜」なんて思ってるミキは重症?
321 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:16
「それではまた来週〜!!」

浜田さんの声と同時にパァーンっと音が鳴る。
一瞬ビックリして目を瞑っちゃったけど、ゆっくり前を見たら金色の紙ふぶき。

「うわぁ!綺麗!!」

なんて、感動してると、隣からムードをぶち壊す一言。

「うわっ!口に入った」
「ごっちん・・・」

上を見たときに口が開いてしまったらしく、
そのときに紙ふぶきの一枚が口の中に入ったらしい。
322 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:16
「もう、ごっちんなにやってんのさ」
「だってぇ〜」
「ふはっ!ごっちん頭にいっぱい付いてるよ!」
「アハハ!ミキティだって!!」

二人してお互いの紙ふぶきを払う。
こんな些細なことなのに、ごっちんはニコニコと笑っていて、
こっちまで笑ってしまう。

「でも、綺麗だね〜」
「うん」

そして、いいムードに入ったとき、またしても邪魔者が。

「おい!お二人さん!!な〜にラブラブになってるのさ!」
「やぐっつぁん!」
「矢口さん・・・」

今度は何しにきたんだこの人は・・・いや、この虫は。
323 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:17
「んぁ…ミキティなにげに酷い」
「そうだぞ!…まぁいいや、それでさ!」
「いいんですか!?」
「いいのいいの。なっちに言われまくって慣れてるから」
「それで、なに?」

ごっちんが、逸れた話を上手くまた戻した。

「そうそう。あのさ、ごっつぁんが歌ってるときに藤本と二人で話してたんだけどさ」

なんか、嫌な予感がする・・・
もしかして、もしかするんですか・・・?

「藤本が、ごっつぁんに言いたいことあるんだって」
「ん?そうなの?」
「え!?いや、なんでもないよ!矢口さん変なこと言わないでくださいよ!」

やっぱり・・・
ミキは気が向いたら言うっていったじゃないですか・・・

「言ってただろ!逃げんなよ藤本!」
「ミキティ、ちゃんと言って?」
「え、えっとぉ・・・ぅー…」

いきなり振られても言えないですよ!
324 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:19
すると矢口さんは気を使って(?)くれたのか、
「じゃあおいらは先に戻るよ」といって楽屋のほうへ行ってしまった。

「ミキティ」
「うぅ・・・」
「そんなに言えないこと?」
「そういうわけじゃないけど…」

「じゃあ言って?」と軽く上目遣いで聞いてくるごっちん。
なんで普段のごっちんの立場にミキがいるの!?
てゆうか言えないよ!あんな恥ずかしい言葉。
325 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:20
――『たぶん藤本がいなくなったりとかしたら、
        ごっつぁんはこの曲と同じことを思うよ、きっと』

――『ミキはごっちんを置いて消えたりなんてしませんよ』

――『その言葉、そっくりそのままごっつぁんに言ってやりなよ』

――『ごっつぁんは凄い安心すると思うよ?』


さっきの会話が走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
言えばごっちんは安心する・・・
326 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:20
「ミキティ?無理そうならべつにいいよ?」
「…ううん。大丈夫、言えるよ」

ミキが言ってあげないと。
ごっちんに安心して欲しいから・・・
327 名前:消えないよ。 投稿日:2004/04/06(火) 11:21




『ミキはどんなことがあっても、ごっちんを置いて消えたりなんてしないからね』



「LOVE SONG」に「サヨナラ」はいらないよ。

Fin
328 名前:rina 投稿日:2004/04/06(火) 11:28
はい!
リクを書かずにこんなのを書いてしまいました;
昨日の『HEY×3』を見て書きたくなってしまい…;
二つとも、別のものとして見ていただければと思います。
329 名前:rina 投稿日:2004/04/06(火) 11:28
297>マルタちゃんさん
ありがとうございます!
やぐごまいいですよね!
中編、言ったくせにあげてなくてすみません;
絶対にあげないなんてことはないので、もう少しお待ちを。

298>ROM読者さん
ありがとうございます!
『白いTOKYO』いいですよね?
たまたま聞いていたMDから流れたのがコレでして;
330 名前:マルタちゃん 投稿日:2004/04/06(火) 14:14
何度もすいません。リクエストいいですか?
恋愛モノのごまかごをお願いします。
なかなかないんですよねぇ。あっても姉妹、師弟とかばかりで‥‥
作者さんの書くもの大好きです。頑張って下さい。
331 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/06(火) 21:20
更新お疲れ様です。
後藤さんの、あの曲を聞くと条件反射で涙が出てきます。
ミュージカルのあのシーンを思い出して。(恥・・

昨日の・・もちろん見てました。トークそっちのけで、後ろの
誰かさんたちばかりを。やはり、作者様の創作意欲をくすぐり
ましたか。
332 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/09(金) 04:50
HEY×3を元にしたあやごま・みきごまおもしろかったです。
二人の話の中で出てくるソニンとごっちんの話も見てみたいのですが、
どうでしょうか?
ソニごまと言えばいいのか・・・。
マイナーすぎでしたらスイマセン・・・・。
333 名前:可愛い彼女 投稿日:2004/04/09(金) 12:49
キミみたいな人に初めて会った。
同期の前では意地張って強がってるくせに実は弱虫。
アタシより年下だからしょうがないんだけどね。
いざって時に弱くなって、そのたびにアタシが助けてあげる。

アナタは「ずっと二人でいよう」って言ったくせに、
会うたびにアナタは他のメンバーと話してこっちに気付かない。
年上のくせに甘えたで頼りないところもあるけど、
いざという時は、守ってくれる。
334 名前:可愛い彼女 投稿日:2004/04/09(金) 12:50
「後藤さん!このあと仕事ありますか?」

たまたま同じテレビ局にいた後藤さんを捕まえて話しかける。
まだ一緒に仕事をした日からいくらも経ってないけど、すごく久しぶりな感じがする。
きっと、あのときは一日中一緒にいたからだろうな。

「ん?あぁっ!れいな!何?今日?」
「はい!」

すると後藤さんは、スケジュール帳を見始めた。
自分の仕事くらい覚えておいてくださいよ、もう。
そういうところは相変わらずですよね。
335 名前:可愛い彼女 投稿日:2004/04/09(金) 12:50
「…大丈夫だよ!今日はコレで終わりみたい」
「やったー!あの、今晩一緒にご飯食べに行きません?」
「んん〜?いいよ。なんか久しぶりだね、れいなとご飯行くの」
「ですね!あの、仕事終わったら迎えに来てください!」
「うん、わかった。それじゃあアタシはまだ仕事あるから」
「すみません後藤さん。呼び止めちゃって」

後藤さんは手を振って行ってしまった。
今晩が楽しみだなぁ〜。
後藤さんと一緒にご飯だ〜、早く行きたいな〜。
336 名前:可愛い彼女 投稿日:2004/04/09(金) 12:51
――
―――――
―――――――――
――――――――――――――
337 名前:可愛い彼女 投稿日:2004/04/09(金) 12:52
「れいなー!まだぁ〜?」
「もう少し待ってください!」

さっきからコレの繰り返し。
アタシに迎えに来るように行ったくせに、本人は今だ出てこない。
何してるのかって言うと、服が決まらないんだって。
べつにどれでもいいじゃんって思うけど、れいなはそれじゃ嫌なんだって。
待たされてるこっちは、だんだんお腹が空いてきてイライラしてくる。

「まぁーだぁー!?アタシお腹空いたよー!!」
「だって!服が決まんないんですもん!!後藤さん選んでくださいよー!!」

初めからそうすればよかったんじゃないの?
アタシはそんな疑問を抱きながらも、
さっさとれいなの部屋に入り、服を適当に選びにいった。
338 名前:可愛い彼女 投稿日:2004/04/09(金) 12:52
□□□□□□□□

「で、どこに食べに行くの?」
「どこがいいですか?」
「えっ!?決めてないの?」
「はい」

「はい」って・・・
普通、誘ってきたんだからそれなりに段取りが出来てるんじゃないの?
これじゃあ、いつになっても食べられないじゃん。

とりあえず、ここらへんのレストラン探すかな…
すると、れいなは何か飲食店を見つけたらしく、アタシの腕を取った。

「後藤さん!あそこのお好み焼きにしません?」

「お好み焼き?れいなそれで足りるの?」
「し、失礼な!!大丈夫です〜、私、最近食べる量減らしてますもん」
「あれで?」
「うるさいです!」

れいなはこう見えてすごく食べる。
娘。のみんなの前ではあまり食べてないように見えるけど、
アタシの家に来たりすると、ありえないくらい食べる。
まぁ、アタシほどではないけどね?
339 名前:可愛い彼女 投稿日:2004/04/09(金) 12:54
―――――――――――――
―――――――
――――
――


340 名前:可愛い彼女 投稿日:2004/04/09(金) 12:54
「んん〜」

お店について注文して早40分。
頼んだものは大体来ていて、あとは焼くだけ。
でも、その作業を始めてからもう結構な時間が経っている。
なんでこんなことになってるかって言うと・・・


「後藤さん!私がやってみていいですか?」
「えっうん、いいけど…できる?」

注文が来てスグの会話。
初めてなのにだれの手本も見ずにいきなり一人でやろうとするれいな。
心配で手伝おうとするけど、

「一人で出来ます!!」

と言ってやらせてくれない。
何度も何度もひっくり返そうとしては途中でやめ、
またやろうとしても、自信が無いのかまた断念。
さっきからこれの繰り返し。
よく見えないけど、いい加減返さないと真っ黒になっちゃうよ。
341 名前:可愛い彼女 投稿日:2004/04/09(金) 12:55
「あぅ、なんで出来ないんだぁ?」

今にも泣きそうなれいな。
ののじゃないんだから、食べ物のことでなくなよもう。

「いいよ、アタシがやってあげるから。れいなは待ってな?」
「ハイ・・・すみません」

ショボンとしているれいな。
なんだかんだ言ってたけど、結局はアタシがしちゃう。
342 名前:可愛い彼女 投稿日:2004/04/09(金) 12:55
今もさっきも、すごくイライラしてたけど、
なぜかその行動全てが可愛くてしかたがない。
惚れた弱みってやつかな?
こんなに可愛いれいな、だれにも渡せないな〜。
このままず〜っと、二人でいたい。
抱きしめていたい。

口には出さない、アタシの大きな独占欲・・・

Fin

343 名前:17歳の夢 投稿日:2004/04/09(金) 13:28
もうすぐ愛しのごっちんが帰ってくる。
明日の仕事場はアタシの家からのほうが近いから、
無理やり頼んで泊まりに来てもらうことにした。
344 名前:17歳の夢 投稿日:2004/04/09(金) 13:29
ガチャ
「ただいま〜」

予感的中!
急いで玄関へ向かう。
そして勢いよくごっちんに抱きつく。

「ごっち〜ん!」
「おわっ!まっつー危ないよ」

ごっちんは一瞬フラッっとしたけど、すぐにちゃんと抱きとめてくれる。
ほんのちょっとの間、ごっちんの匂いに浸る。
その間も、ごっちんは嫌がらずにアタシを抱きしめていてくれてる。

「おかえり、ごっちん」
「ただいま、まっつー」

なんか新婚さんみたいだね。
こういうの夢だったんだ。
好きな人とこうやって「おかえり」「ただいま」ってやり合うの。
あと、もう一つやってみたいことがある。
345 名前:17歳の夢 投稿日:2004/04/09(金) 13:29
アタシは、名残惜しいけどごっちんから離れる。
そして満面の笑顔でこう言う。

「ごっちん、ご飯にする?お風呂にする?それとも・・・ア・タ・シ?」

そういって上目遣いでごっちんを見る。
するとごっちんは、迷わずこう言った。

「んぁ、お風呂ヨロシク」
「へぇ!?」

スタスタと靴を脱いでリビングへ向かうごっちん。
ちょっとまって、違うでしょ?
これってこうゆう展開だったっけ?
346 名前:17歳の夢 投稿日:2004/04/09(金) 13:30
「ごっちん!ちょっと待って!」
「何?ごとー疲れてるんだけど」
「普通、速攻で「まっつーにしようかな」とか言うんじゃないの!?」

だよね!?そうだよね!?
ここって、ごっちんが狼になってガバッとアタシに抱きついてきたりしてさ、
ソファとかベットにつれていかれて…ってなるんじゃないの!?
それか、我慢できなくなったごっちんが「ここで…」とかいって、
そのまま玄関プレイとかさ!
347 名前:17歳の夢 投稿日:2004/04/09(金) 13:30
「そんなこと言ってもさぁ…ごとー超疲れてるんだって」
「知るか!」
「いや、知ってよ!」

おっと、話が変な方向に向いてる。
戻さないと。

「ごっちんはこの可愛いアタシを食べたくないの?」
「そういうわけじゃないけど・・・」

優柔不断なごっちん。
早く決めないとアタシが食べさせてもらうよ?

「じゃあさ・・・」

ごっちんはアタシがイライラしだしたのに気付いたのか、
少し抑えめな声でこういった。
348 名前:17歳の夢 投稿日:2004/04/09(金) 13:31



「一緒にお風呂・・・入る?」


Fin
349 名前:TVドラマの中の二人みたく 投稿日:2004/04/09(金) 14:12
今日は、ごっちんがミキの家に泊まりに来る。
ホントは仕事の終わる時間は違うんだけど、
ごっちんが明日は二人とも午後からだからって頼んできた。
ミキも久しぶりにそんな気分だったから簡単にOKした。
350 名前:TVドラマの中の二人みたく 投稿日:2004/04/09(金) 14:13
ガチャ
「ただいま〜!」

さっきまで静かだったリビングに、ごっちんの威勢のいい声が響く。
すぐに立ち上がってごっちんの元へ向かう。

「あっ!ミキティ!!ごめんね、遅くなって」
「ううん、大丈夫だよ!」

お疲れのごっちんを笑顔で迎えてあげる。
するとごっちんは、それに負けないくらいの笑顔でミキを見る。

「ミキティただいま」
「おかえりなさい、ごっちん」

まるで、新婚ホヤホヤの夫婦みたいな会話をごっちんと交わす。
そういえば、さっき見てたTVもこんな感じだったなぁ。
確か、このあとあの女の人はこう言ってたっけ。
351 名前:TVドラマの中の二人みたく 投稿日:2004/04/09(金) 14:14
ミキは、恥ずかしながらもごっちんにTVと同じセリフを言ってあげる。

「ご、ごっちん。ご飯にする?お風呂にする?そ、それとも・・・ミ、ミキ?」

恐る恐るごっちんのほうを見る。
ミキにそのつもりは無いけど、自然と上目遣いになっていた。

ごっちんを見ると、一瞬驚いたように目を大きく開いたけど、
言葉の意味を理解したのか、さっきと同じ落ち着いた表情で答えた。

「んぁ、ご飯で」
「えっ!?…あ、うん。わかった」

ちょっとビックリした。
ごっちんだったら迷わずミキを取ると思ったのに…
あっさりとご飯を選んだごっちんは、上着を脱ぎながらミキがさっきいた部屋に向かう。
べつに、期待してたわけじゃないよ!?
でも・・・ショックだなぁ…やっぱりTVのようにはいかないか…
352 名前:TVドラマの中の二人みたく 投稿日:2004/04/09(金) 14:14
ミキはとりあえず、ごっちんにご飯を作るためにリビングへ戻った。
すると、入ると同時に腕を引かれ、ソファに押し倒された。
一瞬の出来事だったので訳がわからず、気付いたらごっちんの顔が前にあった。

「へっ!?ご、ごっちん!?」
「ん?」
「ちょっ、何すんの!?」
「なにって…わかるでしょ?」

わかるよ、わるけど・・・
これって、どうみてもミキだよね!?
353 名前:TVドラマの中の二人みたく 投稿日:2004/04/09(金) 14:15
頭の中でテンパってるミキに気付くはずも無く、
ごっちんはどんどんミキの服を脱がしていく。

「ごっちんさっき、ご飯って言ったじゃん!」
「うん。だから、ご飯のメインのミキティを食べるんじゃん」
「ぇえ゛っ!?…やっ…んっ・・・あっ、あんっ・・・・・・」

結局ミキってこういう運命なんだ・・・
てゆうか、初めからこうするつもりだったんでしょ!?ごっちん!!

Fin
354 名前:休み時間 投稿日:2004/04/10(土) 09:55
お昼から次の収録まで時間があるから、
スタッフさんの用意したご飯を適当に食べて屋上へ来た。
久しぶりに外へ出たので頭がクラッとした。
強すぎず弱すぎない風がすごく心地いい。
355 名前:休み時間 投稿日:2004/04/10(土) 09:56
「あ〜いぼんっ!」

不意に後ろから呼ばれ、体がビクッとした。
振り向こうとしたとき頭の上が暗くなって、
上を向いたら今度はおでこに冷たい感触が。

「うわっ!?」

ビックリしすぎておでこの冷たい物を思いっきり弾き飛ばしてしまった。

「おっと、危ないな〜。気をつけてよ」
「・・・ごっちん?」

うちを驚かした犯人は、ごっちんこと後藤真希。
うちの元教育係で、今はたった一人の大事な恋人。

おでこに感じた冷たいものの正体は、
ごっちんがもってきたオレンジジュースだった。
356 名前:休み時間 投稿日:2004/04/10(土) 09:56
「お〜あいぼんバランスいいね〜」
「の、のんきなこと言ってないでコレ退けて!」

ごっちんは一度どけたジュースをまた同じところに持ってきて、
今度は手を離しておでこの上に乗せてしまった。

「ハイハイ」

「しょうがないな〜」といった感じで返事をしたごっちん。
でも、おでこの缶は退かず、代わりにごっちんの顔が上から降りてきた。

「ゲッ」

ちゅっ

いつもながらの不意打ちキス。
しかし、今日はいつもと違うところが・・・

ぺロ
「・・・っ!?」

ガッ
「〜〜〜っ!?・・・ったぁ…」

いつもと違うところ、それは触れるだけじゃなく舌が入ってきたってこと。
そして、不意打ちでドギマギしていたので舌が唇に触れた瞬間、
反射神経でごっちんの舌を噛んでしまった。
357 名前:休み時間 投稿日:2004/04/10(土) 09:57
「バカごっちん!セクハラッ!最低!」
「失礼な・・・セクハラじゃないよ」
「・・・・・・?」

「舌かんだら死ぬじゃんよ…」なんて涙目で口お押さえて言うごっちん。
何の前触れも無くされたキスに今だドキドキしてるうち。
てゆうか、さっきのはどう見たってさっきのはセクハラだよ!!
セクハラじゃないって何で言い切れるのさ!

「セクハラじゃないって。愛だよ愛」
「・・・・・・高橋?」
「違うって…『あいぼんと』キスしたいって思ったからしたんだけど…」
「・・・ぇ・・・」

「ジュースはおごりね」と言って隣に座ってくるごっちん。
ずいぶんと大威張りに、胸を張って言われ、抵抗の言葉を一瞬だけなくす。
くそぉ・・・言い返さないと。
358 名前:休み時間 投稿日:2004/04/10(土) 09:58
「っ……〜〜りょっ、了解くらいとれっバカ真希!」

ついでに、「このアニマルめっ!」とも言っておいた。
どうだ!参ったか!うちでも言うときは言うんだぞ!!

するとごっちんは、うちの自信満々の言葉を意図も簡単に笑顔で返す。

「アレ?了解とったらいいの?」

「ラッキー」といってもう一度キスをしてくるごっちん。
こんなの誰にも見せられない・・・

目の前で、「エヘ」と笑ってるごっちん。
そして、今度はうちのおでこに自分のおでこをくっつけこう言った。
359 名前:休み時間 投稿日:2004/04/10(土) 09:58
「あいぼん」
「…ぅ?」

「お昼ってオムライスだった?」

ぺロッと舌を出して「ケチャップ味」と一言言い残し去ろうとするごっちん。

「っっ!ごっちんっ!!」

「バカーッ!」って叫ぶけど、振り向きもせず手を振るごっちん。
いつまでたってもこの人には敵わないなぁ。
360 名前:休み時間 投稿日:2004/04/10(土) 09:58
―うちの元教育係の後藤真希は
      
  単純で 豪快で 負けず嫌いで
       
   ダイキライだけど ダイスキな
          
    うちの恋人。そして心を操る曲者らしい。              


Fin
361 名前:rina 投稿日:2004/04/10(土) 10:56
リクを書かずにパート2。
一度書いてみたかったれなごまと、
同じく書いてみたかった設定のあやごま、ごまみき。
あと、リクのごまかご。

330>マルタちゃんさん
何度していただいても結構です!
確かに無いですね〜。今回書いたので読んでみてください!
362 名前:rina 投稿日:2004/04/10(土) 10:57
331>ROM読者さん
ありがとうございます!
ミュージカルは見てないんですけど、この歌は大好きです!
エンディングの二人の立ち位置にはスグ反応しました(笑

332>名無し飼育さん
ありがとうございます!
ソニごまですか!?難しそうだ・・・
頑張ります!!

レス感謝です!!
今日中に、リクの消化が出来るように頑張ります!
363 名前:知らぬが得 投稿日:2004/04/10(土) 11:19
最近、ごっちんがそっけない・・・
久しぶりに会ってもハロプロのみんなの話しかしない。
確かにあたしとごっちんじゃ会う機会は圧倒的に少ないよ?
でもさ、一応付き合ってたりするわけじゃん?
364 名前:知らぬが得 投稿日:2004/04/10(土) 11:19
「ごっちん!ハロプロのみんなとあたしとどっちが大事なの!?」
「…は?」

同じ番組にでることになったごっちんに、思い切って聞いてみる。
すごく、ごっちんの答えが気になる・・・
もちろん、あたしをとってくれるよね?
365 名前:知らぬが得 投稿日:2004/04/10(土) 11:20
(『ごとーの大事ランキング』
1位アタシ、2位小豆アイス&豆乳、3位歌&ダンス、4位娘。のみんな、5位ごまっとうの二人…
…13位メロン記念日&稲葉さん、14位『ソニンちゃん』、15位その他のハロメン…)

「・・・何言ってんの?ソニンちゃんに決まってるじゃーん」
366 名前:知らぬが得 投稿日:2004/04/10(土) 11:20
ごっちんは少し悩んだあと、こう言ってくれた。
だよね?よかった。

「よかったぁー!やっぱあたし一番だよねー!!」

ギュウッとごっちんに抱きつく。
そのとき、ごっちんが一瞬ニヤッと笑った気がするけど・・・
まぁ気のせいでしょ!!

Fin
367 名前:眠れぬ夜は君のせい 投稿日:2004/04/10(土) 11:52
「んん〜寝れない・・・」

明日も早いのになかなか寝れない。
きっと、あんなことがあったせいだ・・・
368 名前:眠れぬ夜は君のせい 投稿日:2004/04/10(土) 11:53
――――――――――――
―――――――
―――

369 名前:眠れぬ夜は君のせい 投稿日:2004/04/10(土) 11:53
「圭ちゃん…笑わないで聞いてくれる?」

今日、いきなり後藤がアタシを楽屋に呼んだ。

「ごとー…圭ちゃんのこと好きなんだ…」
「後藤・・・」

突然のことですごく驚いた。
でも、後藤のことは嫌いじゃなかったから難なくOKした。

するとまた、アタシのほうを見てこう言ってきた。

「圭ちゃん。圭ちゃんも、寝ても覚めてもごとーのことだけ考えててよ」
370 名前:眠れぬ夜は君のせい 投稿日:2004/04/10(土) 11:53
――
――――――
――――――――――
―――――――――――――――
371 名前:眠れぬ夜は君のせい 投稿日:2004/04/10(土) 11:54
(後藤・・・)
頭から、後藤のことが離れない。

「フーッ、羊でも数えようかしら?」

(後藤・・・)

「(―…後藤が1人、後藤が2人・・・)」

「ふふっ」

「(…後藤が4人…後藤が10人……ぇえっ!?分裂するの!?)」

「(後藤が18……後藤が36・・・)」

「んん〜…」
372 名前:眠れぬ夜は君のせい 投稿日:2004/04/10(土) 11:54
「(…108……432……2592……12960…)」

「うぅ・・・」

「(…51840……155520……)」

「(後藤が2億3千5百14万6千2百・・・)」

がばぁっ
「はぅあ!?」

――悪夢でした。byケメ子

Fin
373 名前:rina 投稿日:2004/04/10(土) 11:55
思ったより早くリクの消化完了!!
ソニごまと、やすごまでした!
374 名前:rina 投稿日:2004/04/10(土) 11:56


( ´ Д `)<隠しています〜I LOVE YOU〜
375 名前:rina 投稿日:2004/04/10(土) 11:59



( ´ Д `)<『仔犬のワルツ』気になるね〜
376 名前:マルタちゃん 投稿日:2004/04/10(土) 14:40
リクエストのごまかご良かったあですぅ。
作者さんの文章力凄いです。尊敬してます。
頑張ってください。
377 名前:名無し 投稿日:2004/04/10(土) 20:42
更新乙です!!
TVドラマの中の二人みたくが自分のなかですごくツボで好きです。

あとリクしてもイイですか?
いしごまでまだ梨華ちゃんが後藤さんよびを
している頃を読んでみたいです!!お願いします。
378 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/10(土) 21:59
更新お疲れ様です。
あまりの更新の早さにレスするのも忘れて読みふけってしまいます。
毎回かなり絶妙にツボを刺激して頂いているので、最近とても健康
です。(笑


379 名前:CAT 投稿日:2004/04/11(日) 08:48

「ごっちんってさ〜」
「んぁ?」
380 名前:CAT 投稿日:2004/04/11(日) 08:49



「猫っぽいよね」

381 名前:CAT 投稿日:2004/04/11(日) 08:49
特になにも無いオフの日。
なにもすることがないから、ソファに寝そべってゴロゴロゴロゴロ。
そんなことをしてるうちに眠くなってきて・・・
目を擦っていたらミキティにそう言われた。
なになに?猫?アタシが??
382 名前:CAT 投稿日:2004/04/11(日) 08:50
「ネコ?なんで??」
「ん〜?さっきの仕草見てそう思っただけ〜」

そういって、ベットにごろんと横になるミキティ。
なんつーか、ミキティってよくわかんないな〜。

「ぼ〜くにはわかる!…ってか」
「・・・文麿?」

「わかった?」といってこっちを見てるミキティ。
笑えないっつーの。てゆうか似てないし。
ミキティの物真似ってさっちゃんしか似てない気がする。

「悪かったね。さっちゃんしか似てなくて」
「・・・あのさ」
「流さないでよっ!!」
383 名前:CAT 投稿日:2004/04/11(日) 08:50
「でさ、さっきの仕草?見て猫って言うのは変でしょ?」
「なんで?」
「だってさ、そんなの誰だってするっしょ?ミキティもするじゃん」
「確かにね」

アタシは起きて座って話してるのに、ミキティは今もゴロゴロ。
ちょっとさ〜、人が起きて話してるんだからそっちも起きるのが常識じゃない?
てゆうかマナーよ?
ミキティいつだかまっつーとそんな番組やってたよね?

「やってたけど、会話のマナーなんてやってないも〜ん」

「ざまぁみろ」とでも言ってるような雰囲気でミキティは答える。
何もそんな言い方しなくても・・・。
まぁ元が怖いからしょうがないか。
384 名前:CAT 投稿日:2004/04/11(日) 08:51
「ねぇ、やっぱごっちんって猫だよ」
「は?」

「猫っぽい」じゃなくて「猫」なんだ。
でもさっきも言ったけど、仕草だけで猫っていうのは変でしょ?
そんなこといったら他の人もみんな猫だよね?

「そ〜なんだけどさ〜」
「何でそんなグダグダした喋り方なのよ」
「気にしないで。それで話し戻すけどさ、ごっちんって猫だよ」
「だからなんで?」
「んん〜、なんていえばいいのかなぁ」
385 名前:CAT 投稿日:2004/04/11(日) 08:52
一生懸命悩んでるミキティ。
可愛いなぁ。食べちゃいたいよ。
クリオネ君もやぐっつぁんにこう言ったんだよね。


ミキティが悩み始めてからもうすぐ・・・5分きったの!?
悩みすぎだよ〜。まぁそんなミキティも可愛くてしょうがないんだけどね。
惚れた弱みってやつね。自覚してるから大丈夫。

「あれだよ、あれ!!」
「どれ?」
「どれじゃなくって!!ごっちんが猫だって理由!!」

ゴメンねミキティ。
君があまりにも可愛くて主旨を忘れ始めてた。
386 名前:CAT 投稿日:2004/04/11(日) 08:52
「のんびりしてるとことか、マイペースなとことか、気まぐれなとことか、
あとは・・・負けず嫌いなとことか!」

『とことか!』って言われてもなぁ。
それって、全部ミキティにも当てはまるじゃん。
でも、まだ付き合いだしてたった3ヶ月程なのにそこまでアタシのこと把握してくれてるんだ。
嬉しいなぁ〜・・・・・・アハッ!いいこと思いついた!!

「アタシは猫なんだ?」
「うん。猫だよごっちんは」
387 名前:CAT 投稿日:2004/04/11(日) 08:54
「ふ〜ん。じゃあさ・・・」

言いながら立ち上がりミキティの方へいく。
ちょっと驚き顔のミキティ。
ねぇミキティ?猫にはもうひとつ利点があるんだよ。
それを今から教えてあげるよ。

そしてベットについたアタシはミキティに覆いかぶさり身動きできないようにする。

「ちょっ、ごっちん?」
「アタシが猫ってことはミキティが飼い主なんだよね?」
「はっ?」

そういってミキティに優しく口付ける。
ミキティは動揺しまくってるけど気にしない。
388 名前:CAT 投稿日:2004/04/11(日) 08:55
「んんっ!?・・・ハァ…何?急に」
「ねぇ、猫は自分勝手なんだよ?」
「・・・だから?」
「だから他人の言うことは聞かないから」
「はぁぁ!?」

問答無用にミキティの服を脱がす。
よく考えたら、今日が初体験になるのか。

「ちょ、ちょっと待ってごっちん!ミ、ミキ心の準備がっ!!」
「じゃあ、準備が出来るまでキスしてあげる」

ミキティのおでこに自分のおでこを当て、キスをしようとする。
ミキティは観念したように目を瞑る。

でも・・・
389 名前:CAT 投稿日:2004/04/11(日) 08:55
ぺろっ
「っ!?」

「にゃはは」
「い、今っ!!」

キスじゃなくて唇を舐めた。
だって猫だもん。このほうが猫っぽいでしょ?
ずっと舐め続けてるアタシに、顔を真っ赤にして予想外という表情をしているミキティ。

「んむっ・・・ごっち…ん!・・・ちょ…ストッ…プ!!」
「にゃんで?」
「ん〜!・・・しゃべ、れ…ない、じゃん!!・・・んぅ」
「喋れてるじゃん。てゆうか喋りたいなら普通に喋れない?聞き取りにくい」
「だって!…んむっ・・・ハア・・・」
「だって?」
「(喋るとごっちんの舌が入ってきそうなんだもん!!)」

このあと猫になったアタシはしっかりとご主人のミキティに御奉仕させてもらいました。!
快楽という名のご奉仕をね!!


Fin
390 名前:『好き』の違い 投稿日:2004/04/11(日) 09:33
「飯田さん、相談があるんですけど…」

デビュ−する前から少し興味があった。
同期のみんなはアタシと違ってずっとファンだったらしい。
アタシはファンというのとはちょっと違った感じで興味があった。
391 名前:『好き』の違い 投稿日:2004/04/11(日) 09:34
□□□□□□□□□

「後藤さんって付き合ってる人とかいるんですか?」
「何急に?めずらしく石川が弱音吐くのかと思ったらそれ?」
「ごめんなさい」

「べつにいいんだけどね」といって話を聞いてくれてる飯田さん。
実は、教育係の保田さんよりも頼りにしてたりする人。
だから今回のことも保田さんより飯田さんの方がいいかなって思って。
392 名前:『好き』の違い 投稿日:2004/04/11(日) 09:34
「ごっつぁんねぇ・・・付き合ってる人はいないと思うよ。
でも、好きな人はいるんじゃん?雰囲気見てればすぐわかるよ」
「そうなんですか!?」

よくわかんないけど、ショックだった。
なんでこんなにも胸が痛いんだろ?
締め付けられてる感じがして、苦しい。

「それって、石川がごっつぁんのこと好きってことでしょ」
「そ、そうなんですかね?」

薄々そんな感じがしてはいたけど・・・
こうきっぱり言われるとは。

「でも、叶わぬ恋なんでしょうね」
「なんで?」
「だって後藤さんには好きな人がいるって飯田さん言ってたじゃないですか」
「あぁ・・・大丈夫じゃん?付き合ってないんだし。可能性はあるでしょ」
「ですかね?・・・でも・・・」

だんだんと、いつものネガティブさがでてくる。
こんなときこそポジティブにいかないといけないのに。

「ほら!ネガネガしくならない!大丈夫だって!可能性が0じゃないだけマシでしょ?」
「・・・ハイ!アタシ、頑張ります!!」

そうだ、0%じゃないんだから大丈夫だよ!きっと大丈夫!!
今度、思い切って告白してみよう!!

アタシは持ち前の変なポジティブさを存分に発揮して望むことにした。
393 名前:『好き』の違い 投稿日:2004/04/11(日) 09:35
□□□□□□□

「あぁ〜微妙だよ」
「そうかな?」

やっぱりいざとなると緊張して自信がなくなった。
少しでも自信がつけばと思ってひとみちゃんに相談した。
すると、自信がつくどころかドンドン落ちていった。

「ごっちんって、絶対好きな人いるもん」
「『ごっちん』?」

初めてひとみちゃんの口から『ごっちん』という言葉を聞いた。
この前まで『後藤さん』だったのに・・・

「昨日遊びに誘われてさ、そのときにこう呼んでくれって」
「そ、そうなんだ・・・」

もしかしてアタシってこの中で一番後藤さんに遠かったりして。
そう思っただけで、さらに落ちていく。

「おい、よっすぃ〜!なに梨華ちゃんイジメてるのさ」

「ごっちん!」

ビックリした。
目の前に後藤さんが来て、あたしを庇ってくれてる。
場の状況が把握できてないからなんだろうけど、嬉しい。

「梨華ちゃん、大丈夫?」
「ハイ…」
「ちょっと!あたしがイジメたみたいじゃん!」

「とりあえず、あっちで話し聞くから。行こ?梨華ちゃん」
「あたしは!?放置?」
「うん。よっすぃ〜はそこで反省」

シュンと飼い主に怒られた犬みたいになってるひとみちゃん。
『ごめんね』と心の中で言って後藤さんと楽屋をでる。
394 名前:『好き』の違い 投稿日:2004/04/11(日) 09:36
「ハイ。これでいい?」
「あっ!ありがとうございます!!」

「アハハッ」と笑って隣に来る後藤さん。
どうしよう・・・本当は今日言うつもりだったんだけど、
こんな感じでまわってくるとは思ってもいなかった。

「よっすぃ〜と何話してたの?」
「ちょっと、相談に乗ってもらってたんです」
「そうだったの?だったらごめんね、ごとー邪魔しちゃった」
「いえ!大丈夫です!!」

必死に言い返す。
だって後藤さんは何も悪くないから。

すると後藤さんはアタシのほうを見てニコッと笑った。

「えっ?」
「梨華ちゃんって優しいんだね」
「…そ、そんなことっ!!」
「アハハッ!そんなに慌てなくてもいいじゃん」
「ご、ごめんなさい」

「謝んなくていいよ」と、優しく言ってくれる後藤さん。
アタシはきっとこんな優しい後藤さんに惚れたんだろうなぁ…

「でも、そんな面白い梨華ちゃんもごとーは好きなんだけどね」
「えっ!?」

今、今「好き」って言ってた!?
えっ!?何で?なんで?

「何驚いてるのさ?ごとーは好きだよ?梨華ちゃん」
「アタ、アタシも、す、好きです!!」

後藤さんとはきっと違った好きだけど・・・
でもまぁ、言えただけマシかな?

これから、ちょっとずつでいいからアタシの『好き』と
後藤さんの『好き』が一緒の意味になればいいなぁ…。


Fin
395 名前:rina 投稿日:2004/04/11(日) 09:44
一度書いてみたかった猫もののごまみき。
あとは、リクをもらったいしごま。

376>マルタちゃんさん
ごまかご読んでいただけた様で嬉しいです。
尊敬ですか!?そんなそんな・・・(照
まだまだ未熟者です;

377>名無しさん
ありがとうございます!
ツボにハマっていただいたようで…(w
あれは一度書いてみたかったんです。
いしごま書いたので読んでみて下さい!

378>ROM読者さん
ありがとうございます!
読みふけてですか・・・でも感想をくださるのですごい嬉しいです!
健康に・・・なれますかね?(笑 アホになってないですか?(笑
396 名前:rina 投稿日:2004/04/11(日) 09:45


 ∧   ∧
( ´ Д `)<隠すにゃ☆

397 名前:rina 投稿日:2004/04/11(日) 09:46


(;´ Д `)<↑の耳がずれた・・・(泣
398 名前:名無しさん 投稿日:2004/04/11(日) 15:20
初期のいしごま好きなので『好き』の違いはツボでした
更新が早くて楽しみなスレです
399 名前:都会の電車 投稿日:2004/04/11(日) 19:11
都会の電車は嫌いだった。
だって、すごい揺れるじゃん?
田舎の電車とかって、テレビで見る限りではゆったり動いてるでしょ?
だから思いっきり寝れるじゃん?
べつに、どこででも寝れるのがアタシなんだけどね。
首とか痛くなるしさ、うるさいから落ち着けないんだよね。
400 名前:都会の電車 投稿日:2004/04/11(日) 19:12

「「・・・・・・。」」

いつも一人の帰り道。
でも今日はそうじゃなくて。
隣を見ると、今にも寝そうな女の子。
いつもはキツそうに見えるけど、ウトウトしてる彼女は凄く可愛く思える。

コクン…コクン…
「大丈夫?」
「ぅ?…うん・・・」

大丈夫じゃないね。
コクン、コクンと気持ちと反対にすでに寝る気でいるらしい身体。
電車が揺れるたびにパッと目を覚まし、またウトウトと瞼が下がる。
いつものオーラが出ていない彼女が凄く愛しい。
401 名前:都会の電車 投稿日:2004/04/11(日) 19:12
と、彼女の動きが止まった。
チラッと横目で見ると睡魔に負けてしまったらしい彼女。
完全に瞼が落ち、電車の揺れに合わせて首がフラフラと動く。

「んぁ…寝ちゃった・・・」

運がいいのか悪いのか、彼女が降りる駅までまだ少し時間があった。
ついでにアタシも。
まぁ、彼女も疲れてるんだろうし寝かせてあげよう。
アタシは珍しく眠くなかったからMDでも聴くことにした。
402 名前:都会の電車 投稿日:2004/04/11(日) 19:12
コテッ

「…?っあ!ご、ごめんなさい!すみません!」

電車の揺れに負け、彼女は体ごと知らない人の方に倒れてしまった。
幸い、その人は20歳ぐらいの女の人だった。
これがおっさんだったら・・・考えただけでゾッとする。

ガタンッ
「おっとっと」

急に電車が激しく揺れた。
右斜め前に立っている女子高生は、その揺れのせいで前のおっさんに突っ込んでしまった。
・・・ご愁傷様です。

それにしてもよく寝るなぁ。
さっきの揺れも微動だにせず今もなお寝続けている。
そんなに疲れてるんだ。
モーニングは確かにハードスケジュールだからね。
アタシもよくあんな生活を中二でやれたなぁ、なんて卒業してから思う。
403 名前:都会の電車 投稿日:2004/04/11(日) 19:13
「んんっ…」

「ふぇ?」

起きたのかな?
・・・違った。寝返り、というより首の向きを変えただけらしい。

可愛いなぁ。
なんてゆうか人の寝顔は可愛いっていうけど、彼女の場合は『超』がつくよね。
意外と幼い寝顔だよね。幼いんじゃなくてこれが等身大の、本来の年齢の顔なのかな?

ガッタン
「おわっと!」

また激しく揺れた。
今回はさっきよりも強かった。

ポフッ
「…んぁ!?」
404 名前:都会の電車 投稿日:2004/04/11(日) 19:14
さっきの揺れには耐えられなかったんだろう。
彼女の体が今度はアタシ側に倒れてきた。
初めて超至近距離で見る彼女の顔。
首に微かに彼女の息がかかる。

なぜか知らないけどアタシの顔は真っ赤になっていた。
ドキドキと心拍数が速くなる。

「・・・可愛いぃ…」

ある程度落ち着いてから見る彼女はすごく色っぽかった。
近くなるとこんなにも変わるものなのかな?
これもきっと彼女の魅力なんだろうな…。
405 名前:都会の電車 投稿日:2004/04/11(日) 19:15
ソッと彼女の頭を撫でる。
最近伸ばしているらしい髪がサラサラと指の間から落ちていく。

「ん〜っ・・・」

「〜〜〜っ!?」

耳元で聞いた彼女の声にまた心臓がドキッとはねる。
起こしちゃったかな?と不安がよぎる。

「・・・・・・」

よかった、寝てる。
でも、さっきのでさらにアタシに密着している彼女。
ふわっと彼女の髪の匂いが鼻を掠める。
406 名前:都会の電車 投稿日:2004/04/11(日) 19:15
いつも一人で乗っている嫌いな都会の電車。
今日は二人で乗っている揺れの激しい都会の電車。
でも・・・

彼女と二人で乗るときは、こういう電車も悪くないかな。


Fin
407 名前:rina 投稿日:2004/04/11(日) 19:36
たまたま思いついたので書きました。
これは後藤さん視点です。『一応』(ぇ
相手は・・・おまかせします(w
まぁ、ちょっと『彼女』について書いてあるところを見たら…
わかるんですかね?(何

398>名無しさん
ツボでしたか(w
『お仕事はお早めに』をモットーに頑張ります!
408 名前:rina 投稿日:2004/04/11(日) 19:37


( ●´ ー `)<目が見えないって難しいべ。
409 名前:rina 投稿日:2004/04/11(日) 19:37


( ´ Д `)<もう一個書けるかな?
410 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/11(日) 23:12
更新お疲れ様です。
後藤さんの相手・・ニヤリ。名前を出せないのが残念ですが。
実は、こんな静かな雰囲気も似合っていたりすると思います。
411 名前:332 投稿日:2004/04/12(月) 02:15
おぉ!!ソニごまありがとうございます!!
ソニン相手だとごっちんはダークverになるんですねぇ…黒ゴマ?w

rinaさんのソニごま読めてうれしかったです。
難解なリクに答えてくださりありがとうございました。
412 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:10


『僕の髪が 肩まで伸びて キミと同じに なったら
          
          約束どおり 街の協会で 結婚しようよ』
413 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:10
「ミキこの歌好きなんだよね〜」
「なんで?」

久しぶりに重なったオフ。
なんとなく聞いていたMDからある曲が流れた。
414 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:11
「これって、『結婚しようよ』だよね?」
「うん。ごっちんと歌ったやつ」

そういえばそうだね。
去年ライブで一緒に歌ったけ。
でも、なんで好きなの?

「こんな風にプロポーズされてみたくない?」

ゴメン・・・聴かないと歌詞が出ない…。

「もう、一緒に歌ったじゃん」

そういってミキティは目の前で歌いだす。
ファンの人からすればコレってすごいんだろうね。
だって、あの藤本美貴が生で歌ってくれるんだよ?
アタシからすれば『へ〜』だけどね。

「『僕の髪が 肩まで伸びて キミと同じに・・・』」
415 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:11
―――――――――――――
―――――――
――――
――
416 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:11
「どう?思い出した?」
「うん。なんとなく」

「なんだそれ」っと呆れてるミキティ。

「やっぱいいよね〜。ミキもこんな風に告られたいなぁ」
「・・・そうだね」

なんかジェラシー・・・この歌に。
確かにアタシは女の子だし?ミキティも女の子だから?
他のパートみたいなのは言えるけど「結婚しようよ」は言えないもんね?
ミキティは、やっぱり普通な恋がしたいのかな?
417 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:12
「…結婚しよっか?」
「はぁっ!?」

なんとなく言ってみた。
この歌に引き込まれて言ってるミキティをこっちに戻したかったから。
アタシを見てほしくなったから。

「だってアタシの髪、ミキティと同じ長さになったもん」

この歌を一緒に歌ったときは長かったから。
アタシたちが付き合い出したときは凄く差があった髪。
今はほぼ同じ長さになった髪。

「マジでいってる?」
「うん。アタシは出来るもんならミキティと結婚したい」

ホントだよ?
お揃いの服着たいし、一緒に並べてベランダに干したいし。
ギターの変わりに、一緒に歌いたい。
418 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:12
「・・・・・・」
「・・・ごめん。聞かなかったことにして…」

あまりの沈黙に耐え切れなくなったアタシは、
後から物凄く恥ずかしくなって、さっきの言葉を忘れてもらうことにした。
でもミキティはバッチリ頭に入ってしまったらしく、
「忘れられないじゃん」と耳まで赤くしてクッションに顔を埋めてしまった。

ミキティ顔上げてくれないかな…。
アタシ、ミキティの顔眺めるの結構好きなんだよね。
少しキツめな目とか、意外とセクシーな唇とか。
ストレートな髪も凄く好き。

よく考えたら、今のアタシの髪ってミキティより短いんだ。
この前また切っちゃったから。
419 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:13
「ミキティ、さっきの忘れていいよ。ごめん」
「・・・・・・なんで謝るのさ」
「だって・・・キモいっしょ?『結婚しよう』なんて言ったアタシ」

自分で言って自分で凹む。
キモいって自分で言ったくせに後悔してきてる。
ミキティにはこんなこと言ったけど、アタシは結構マジだったんだよね。
今すぐオランダにでも行きたいよ…まぁミキティは嫌っぽいけど。

「キモいなんて……思ってないよ…」

「…えっ?」
「……そんな風に思ってないよ。ただ…ちょっとビックリしただけ」

突然話し出したミキティに、一瞬心臓が飛び出るくらい驚いた。
それだけこの部屋が静かで、重い空気だったってこと。

「……嫌じゃ、ないもん……」
「えっ!?ちょっ!」

「嫌じゃない」を繰り返しながら泣き出したミキティ。
そういってくれるのは嬉しいよ?でも泣かれるのはちょっと…
420 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:14
アタシはあたふたとミキティの傍に行きギュッと抱きしめる。
少しビクッとしたけど、その後はアタシに体重をかけるように寄りかかってきた。

ミキティに泣かれるのは正直苦手。
ミキティに限らず、他人に泣かれるのが最も苦手。
どうしていいかわからなくなるじゃん。テンパって。
とりあえず泣き止むまでアタシはミキティを抱きしめていた。
421 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:16
「…ごっちぃん」
「ん?落ち着いた?」

コクンと頷くミキティ。
毎回、泣いた後のミキティは凄く素直で弱っちい。
なんてゆうか幼くなる。

「ミキ、嫌じゃないもん…」
「何が?」
「…ごっちんの、こと、好きだもん……だから、嫌じゃないもん」

「…ミキ、嬉しかったよ?……キモいなん、て、思ってない、よ?」
「そっか、ありがとミキティ」
「ぅぅん…それにね・・・」

ミキティはどこか躊躇うようにしてこう言った。
422 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:17
「…ミ、ミキも……ごっちんとなら…け、結婚しても…いいかなって」

「・・・ほ、ホントに!?」

ミキティの口から出た意外な言葉。
きっと、涙の力を借りなければ聞けなかった言葉。
これってさ……もしかして、もしかすると………成立しちゃった?
423 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:18
「ごっちん…ミキ、ごっちんのこと大好きだよ?」
「アタシもだよ。今までもこれからもミキティのことしか考えられないよ」

そういってアタシは、自分のアクセケースから
この間買ったミキティとお揃いのシルバーリングを出した。

「えっ?ごっちん??」

?マークを頭にいっぱい並べてるミキティ。
そのミキティの『左手』の薬指にアタシのリングをはめる。

「…ごっちん・・・これって」
「結婚指輪の代わり。実際に出来なくても気持ちくらいはそういう気でいたいじゃん?」
「うん。・・・じゃあミキのも…」

そういってアタシの薬指にもリングをはめるミキティ。

「これからもずっと一緒だよ?ごっちん」

「うん。これからもミキティとずっと一緒にいることを誓います…」
424 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:19
お互いの心が改めて通じ合ったこの瞬間。
甘く優しいキスを交わした。

以前はアタシの方が長かった髪。
ミキティがアタシを追いかけていた。
今はミキティの方が長い。
今度はアタシが追いかける番。
425 名前:結婚しようよ 投稿日:2004/04/12(月) 12:19



『結婚しようよ 僕の髪は もうすぐ肩まで 届くよ』


Fin

426 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 12:21
『FS3』のDVDを見て書きたい衝動に襲われました;
今日は夕方までヒマなので、もう少し書こうかなと。
てゆうか、このネタはヤバかったかも・・・?
セリフがクセーーーー!!
427 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:52
今日はちょっと厄介な日。
親戚のお姉さんが結婚記念日で旅行に行くらしくて、子供をお母さんに預けていってしまった。
その肝心なお母さんは運悪く(?)今日は高校の同窓会で家を離れるらしい。
そして、そのとばっちりを食らったのがミキ。
お父さんだっているのに、なぜかミキが預かることになった。
428 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:53
「ミキ、子供苦手なんだよね〜」

苦手というか大っっ嫌い!!
すぐ泣くし、言うこと聞かないし、自己中だし。
絶対にやりたくない仕事が、今回は回ってきてしまった。

ピーンポーン
「来ちゃった・・・ハ〜イ!」

「美貴ちゃん、ごめんね〜。今日一日でいいからお願い!」
「あ〜うん。大丈夫、任せて」
「じゃあ、お母さんもう行くけど…大丈夫?」
「心配しなくてもいいって!」
「ホントに?美貴ちゃん子供苦手でしょ?」
「一日くらい我慢できるよ!」
「そう?まぁ大丈夫か。じゃあハイ、この子ね」
「うん、いってらっしゃい!」
429 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:53
手を振って行ってしまったお母さん。
さぁて、それじゃあ地獄へ行きますか・・・。

「・・・・・・あ、もしもし?亜弥ちゃん?」

やっぱり一人じゃ無理。
ここは子供大好きな、大親友の松浦亜弥ちゃんに頼もう。
どうせミキは弱虫の意気地なしだよ!!悪いか!?
ミキは子供が近くにいるだけで嫌なんだよ!!

『何みきたん?』
「亜弥ちゃん今日空いてる?」
『ごめん、今日ちょっと映画行くんだ…』
「マジで!?ミキも行きたい!!」
『ごめん、デートだからさ・・・』
「えぇ〜・・・じゃあしょうがないか…」

神様はミキをいじめたいの?
今日は占い3位だったのに・・・。
430 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:54
「どうすっかな…」

ちらっと子供を見る。
するとその子は意外とおとなしく、床にチョコンと座って俯いている。
とりあえず名前を聞いておかないと。

「ねぇ、名前なんつーの?」
「…ぅ?」

イライラ・イライラ
なんで一度で答えられないの!?

「お名前!なんて言うの!?」
「ふぇっ……ごちょー、まき」

ちょっとキツく言い過ぎたかな?って思ったけど泣かなかったから大丈夫か。
『ごとうまき』か・・・そういえばお姉さんって後藤っていうんだっけ。
お母さんに渡された名前のメモを見る。ってか初めからコレ見ればよかったんじゃん。
そこを見る。『後藤真希』が本名らしい。
431 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:54
「真希ちゃんは何歳なの?」
「いっちゃい・・・」

一歳ってことは、ある程度喋れるんだ?
なら少しはマシか。話せないんじゃどうしようもないからね。

「おねえたんの、おなまえは?」
「へ?あぁ・・・みき。ふじもとみき」
「ふじもちょみき?」
「『ちょ』じゃなくて『と』」
「ちょ?」

だめだ・・・言えないらしい。
まぁ、しょうがないよね。
432 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:55
「ミキは寝るけど、真希ちゃんは絵でも描いて遊んでて?」
「うん」

意外と聞き分けのいい子なんだ。
これなら、今日一日楽だね。
433 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:55
□□□□□□□□

「…ぁん……ちゃぁん・・・みきちゃぁん!」

ゆさゆさと体を揺すられ目が覚める。
なんだよもぅ・・・ミキは眠いんだよ。

「なに?」
「・・・みきちゃぁん」

起き上がったミキに思いっきり抱きつく真希ちゃん。
よく見ると今にも泣きそうな顔をしている。

「なになに?どうしたのさ?」
「…だっこしちぇ?」

・・・子供ってこんなに可愛いっけ?
ただ泣き喚くしか能がないようなウザイ生き物じゃなかったっけ?
上目遣いでミキに抱っこをねだる真希ちゃんは凄く可愛く思えた。

「よっと。で、なに?どうした?」
「…にゃんでも、にゃい・・・」

ふるふると顔を振ってなんでもないと言う真希ちゃん。
なんでもなくないでしょ?だから泣きそうな顔してんだし。

「ちゃんと言って真希ちゃん」
「にゃんでもにゃい・・・・・・」

グッとミキの服をつかむ力が強くなった。
そういえば、泣きたい顔してるのに泣いてないよね。
なんで?・・・もしかして、我慢してるの?

「真希ちゃん、何で泣かないの?」
「…にゃいちゃ、だめなんだもん……」
「なんで?」
「…みきちゃん、まきのこと、きりゃいになるから・・・」
434 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:56
…可愛い。
確かに、ミキは子供に泣かれるのが一番嫌いだよ?
それを真希ちゃんは知ってるの?
・・・いや、そんなはずはない。
きっとお姉さんたちが泣いたとき少しでも嫌そうな顔をしたんだろう。

「嫌いにならないよ?」
「・・・ぅっ…ヒック・・・ふぇっく…みきちゃぁん」
「よしよし、この際、好きなだけ泣いていいよ」
「ふぇぇ…ック……ぅう・・・んぁっ」

それから10分くらい真希ちゃんは泣いていて、
その後すぐ泣き疲れて寝てしまった。

「…子供も意外といいもんだね」

スースーと規則正しい寝息を立ててる真希ちゃん。
この子は何か普通と違う感じがして…好きになれそう。
435 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:57
「んっ・・・みきちゃぁん」
「ぅ?……寝言か」

可愛いなぁ。
てゆうかミキこの子と会ってから可愛いばっかり言ってる気がする。
でも、寝言でミキの名前が出るってことは夢にミキがでてるんだ?
その前によく考えてみると、真希ちゃんミキのこと「みきちゃん」って呼んでる?
お母さんが「この子は人見知りするから」って言ってたけど、そんな感じしなかったよね?

「ふぁ〜っ、ミキも少し寝よ…」

真希ちゃんを抱っこしたままミキも睡魔に身をゆだねることにした。
436 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:57
――――――――――――――
―――――――――
―――――
――
437 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:58
ゴツッ
「った!?」

頭に物凄い衝撃があって目が覚めた。
なにか、硬いもので殴られたような・・・

「おわっ!・・・真希ちゃんか…」

しっかり目が覚めた後、前を見たらミキと鼻がつくくらいの位置に真希ちゃんの顔があった。
きっとさっきの衝撃も真希ちゃんの頭がぶつかったんだと思う。

「・・・いちゃい…」
「あっ!ごめん、起こしちゃった?」
「…っ・・・みき、ちゃん?」
「うん。ごめんね痛かった?」

まだ覚醒しきってないのか、うっすらと目を開けミキを見てる。
「いちゃくない」と目をウルウルさせて言ってるところをみると、
相当痛かったんだろうな。
438 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 15:59
優しく、ぶつけたところを撫でてあげる。
するとそれが意外だったらしくビックリしたように一度目を開き、
次の瞬間にはスリスリとミキの胸の辺りに顔を擦りつけてきた。

(か、かかか可愛い・・・)

「みきちゃん、まきのことしゅき?」
「へ?」

・・・危ない…一歳児にときめいちゃった…。
いきなりミキを現実に戻した言葉は真希ちゃんの意外な一言。
439 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 16:00
「まきのこと・・・しゅき?」

かかかか可愛いーーーーー!!!!!!
なに!?何ですかこの子!?何でこんなに可愛いの!?
さっきまで泣くの必死でこらえてて、オトナっぽいなぁとか思ってたのに!
何で今はこんなに子供になっちゃってるの!?
しかも上目遣いだよ!?目をウルウルさせて!?

「好きだよ、大好き。真希ちゃん、かぁいいんだもん」

頭を撫でながら、ギュッと苦しくならない程度に抱きしめる。
そして真希ちゃんも顔を真っ赤にしながらミキにギュッと抱きついてくる。
なになに?何で赤くなってるのさ?おませさんだなぁ。

「まきも、みきちゃんのことしゅきだよ?」
「ありがとぉ!ミキも大好きだよぅ!」
440 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 16:01
すると真希ちゃんは埋めてた顔を上げ、ミキの耳元へ口を寄せて何か呟いた。

「                」

「えぇ!?」
「まき、パパよりもみきちゃんがしゅき」

ホントに一歳なの?真希ちゃんって。
普通これくらいの子って、まだそんなこと考えもしないでしょ?
441 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 16:01
「みきちゃん、おめめギュッてちて?」
「う、うん・・・」

真希ちゃんのお願い事が断れなくなったミキ。
ミキってこんなにヘタレだったかな?
とりあえず真希ちゃんに言われたとおり目を瞑る。
すると・・・

ちゅっ
「んぇっ!?」

「えへへぇ〜」

驚いて目を開けると、そこには満面の笑みをした真希ちゃん。
真希ちゃんってこんな笑い方するんだ・・・。
今日初めて真希ちゃんの笑顔を見たミキだけど、
あることを思い出し、すぐに現実に引き戻された。

「ま、真希ちゃん、今っ!」
「へへっ、ちゅうしちゃった」
「なっ!しちゃったって!!」

ミキの大事な大事なファーストキスを意図も簡単に・・・。
しかも、一歳児のお子様に・・・。
それでも、真希ちゃんに言い返せないのが今のミキ。
442 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 16:02
「・・・みきちゃん、おこっちゃ?」
「ぅ…お、怒ってないよ?」

真希ちゃんはきっと『天然魔性系』ってやつだろうな。
ミキは完全にヘタレです。認めます。
この子の上目遣いには叶いません。高校生のクセに。
ぶっちゃけ、亜弥ちゃんより何百倍も可愛いって思ってます。

「みきちゃん、おこっちぇない?」
「うん、怒ってないよ?」

「じゃあもっかい、ちていい?」
443 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 16:04
ミキ、真希ちゃんから抜け出せなくなるかも。
可愛すぎるもん。
今といい、さっきのといい。てゆうかミキ恥ずかしいよさっきの言葉。

そんなことをミキが考えてるとは知らず、真希ちゃんはキスをする気満々らしい。

ちゅっ
「みきちゃん、だいしゅき!」
「ミ、ミキも、好きだよ?真希ちゃんのこと」

その日はご飯食べてるときも、お風呂でも、寝るときも、
ず〜っと真希ちゃんにチュッチュ、チュッチュされちゃいました。

あぁ〜なんてゆうか・・・やめられない。
お姉さんに返したくないなぁ〜。
444 名前:嫌いだけど・・・好き 投稿日:2004/04/12(月) 16:04



『まきね?おおきくなったら、みきちゃんとけっこんしゅる』



Fin



445 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 16:10
思いついたネタをとりあえず書いてみました;
藤本さん・・・ロリ・・・
最後の一言は・・・読んでくれた方わかりますでしょうか;?
てゆうか、最近たまたま思いついたって言うのが多いなぁ…。

410>ROM読者さん
ありがとうございます!
相手・・・わかりましたか?(笑
最近、このCPしか書いてない気がしなくもないんです(何
今回のヤツも、前回同様また気に入ってしまいました…(情けない

411>332さん
ちょっと難しかったんですが、何とか書けました!
初めての黒ゴマです;
446 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 16:30
「「ごっちん!!」」

ガバッ
「うわっ!?」

後ろからの衝撃に対処しきれずドテッと床に倒れる。
倒れざま後ろを見たけど、一人がよっすぃ〜ってことはわかった。
あと一人は・・・?

「真希ちゃ〜ん!久しぶり〜!!」
「ちょっとよっちゃん!馴れ馴れしく真希ちゃんなんて呼ぶな!!」

まっつーね・・・。
冬のハローがもうすぐ始まるってことで、リハが少し前からスタートした。
久しぶりにいろんなメンバーに会えるから、それなりに気分はいい。
でも厄介なのが二人ほどいて・・・それがこの二人。
迷惑って言葉を知らないらしくて、なりふりかまわず飛びついてくる。
447 名前:強い見方。 投稿日:2004/04/12(月) 16:31
「・・・離れて」
「「ヤダ!!」」
「どいて・・・」
「「NO!!」」

「離れろ、バカ二人」

「「「!?」」」

自分とは違う声に振り向くと、思ってもみなかった人が。

「ごっちん、ケータリングいかない?」
「あ、うん」

「「まいちゃん!?」」

「よし!行こっか!」
「「ごっちん!!」」

ギロッ
「「ひっ!?」」

まいちゃんって意外といい人なんだね〜。
あんまり話したことないけど、これからは少し話してあげよう。
あの二人から助けてくれるのまいちゃんしかいないなだろうし。

Fin
448 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 16:32
新しい感じのCP。
・・・さとごま?
449 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 16:33


( ´ Д `)<HEY!YOU SHOULD PEINT
                IT TO MY COLOR
450 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 16:35


(〜^◇^)<ごっつぁん英語喋れるの!?
       てゆうかスペルあってるのか!?
451 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 16:53
「ごっちん、アタシって可愛い?」
「何急に?」

「可愛いって言って?」
「な、なんで?」

「アタシ、自分では可愛いって思うけど、
ごっちんはそう思ってるのかなって思ったの」
「そうなんだ・・・」

「で?可愛い?可愛くない?」
「ん・・・か、可愛いと、思うよ?」

「思うじゃダメ!ちゃんと言って?」
「可愛い!可愛いすぎる!!」

「えへへ〜、ありがとぅごっちん!」
「ぅ・・・」

あなたに出会って 毎日がとても楽しい

今日もあの道を 二人で歩きたい

いろんな人に言われるの 最近変わったねって

ねぇ あなたはどう思う?綺麗になったかな?

Fin
452 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 16:54
また、タイトルやっちゃった・・・。
上のやつのタイトルは『宇宙でLa Ta Ta』です。
そのまんまなんですけどね;
453 名前: 投稿日:2004/04/12(月) 17:05
あなたはどこまでも純粋で・・・例えるなら太陽。
アタシは薄暗い心を持っている・・・月。
他人からの見られ方も、あなたは白で、アタシは黒。
こんな正反対なアタシたちが、なぜか付き合っている。
こうなることを望んできたのはあなたからだった。
黒は絶対に自ら太陽の元へは行かない。
白は月の輝き方しだいで行こうとする。

「キスしようか」
「…ぇえっ!?」

あなたはこういうと必ず顔を赤くして否定する。
アタシはそんなの気にせずにほぼ無理やりといった感じでキスをする。

「んっ・・・」
「なんでスグ下向くのさ」
「だって、恥ずかしいじゃないですか・・・」

キスしたくらいでありえないくらい赤くなるあなた。
こんなの、幼い恋だと思わない?
アタシはそんなあなたをめちゃくちゃにしたい。
自分から黒の元へと足を運んだ太陽を。
二度と眩しいくらいの白を出せなくなるように。
黒く、そして月のように影薄く塗りつぶしたい。
そう・・・アタシ色に・・・・・・。


Fin
454 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 17:06
タイムリミットがもう少し!!
なんか、超短編になってますね。
455 名前:入れ替わり 投稿日:2004/04/12(月) 17:10
「よしこ、誕生日おめでとう!」
「ありがとうごっちん!」

「プレゼント、欲しい?」
「もちろん!」

「じゃあ、もうちょっと下がって?」
「え?うん。でも、なんで?」

「…ふふっ」
「えっ?」

どさっ
「えぇ!?ちょっとごっちん!?なんで上にいるのさ!」
「たまにはね?いいじゃん」

「ヤダよ!あたしが上じゃないの!?」

「今日はアタシがよしこに最高の快感をプレゼントしちゃうぞ☆」

Fin
456 名前:信じる 信じない 投稿日:2004/04/12(月) 17:18
『コロ助』は信じないけど『ドラえもん』は信じる。
『ドラゴンボール』は信じないけど『ピーターパン』は信じる。
『キューティーハニー』は信じないけど『セーラームーン』は信じる。
『小人』は信じないけど『妖精』は信じる。
『神様』は信じないけど『運』は信じる。
『悪魔』は信じないけど・・・・・・『天使』は信じる。

だって目の前にいるんだもん。

「ごっちん、なにボーっとしてるべ?」
「ん?なんでもないよ?」

「それよりなっち・・・」
「ん?なんだい?」

「大好き」

こんな風に言うと必ず微笑んでくれる彼女。
彼女の笑顔・・・いや存在は天使としか言いようがない。

Fin

457 名前:特等席 投稿日:2004/04/12(月) 17:22
「やぐっつぁん、背伸ばしたい?」
「う〜ん、できるもんならね?」

「あぁ、でもやっぱこのままでいい」
「なんで?」

「だって、オイラと同じ身長の人っていないじゃん?」
「いないねぇ」

「ってことはさ・・・」
「?」

「ここからのごっつぁんを見れるのはオイラしかいないってことじゃん」

「確かにね」
「でしょ?ここはオイラの特等席なのさ」

「特等席って言っても、やぐっつぁんしか見れないんだから特別も何もないでしょ?」
「確かにそうなんだけどね」

「でもまぁ、とっといてあげるよココ」
「うん!よろしく!」

Fin
458 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 17:23
これで、今日はラストかと。
いくつか後藤さんと誰かのやつがありますが、
それはご想像にお任せします;
459 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 20:54


隠します。
460 名前:rina 投稿日:2004/04/12(月) 20:55


( ´ Д `)<アタシの役目だって!隠すよ!!
461 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/12(月) 21:26
更新お疲れ様です。
ちっちゃいごっちんに振り回されてるのって可愛いですね。
あとROM的には>453のカップリングが好きです。
作者様の創作力には本当に驚かされます。毎日チェックするのが
とても楽しみです。
462 名前:rina 投稿日:2004/04/13(火) 11:36
アタシは15になったとき、変な呪いをかけられた。
アタシの家に古くから伝わる呪いらしい。
よくわからないけど50年おきに誰かがのろわれるらしい。
そして、今年がちょうど50年らしく運悪くアタシが受けることになった。
463 名前:化け猫 投稿日:2004/04/13(火) 11:36
「家から一歩も出たくない・・・」

アタシについた呪い…それは化け猫の呪い。
心のちょっとした揺れに敏感に反応して、耳が出たり尻尾が出たりするらしい。
20歳に近くなるにつれ身体そのものが猫となる。
今のアタシは18歳。今年で19になるから猫になるのもそう遅くはない。
そして最終的に猫になったら、もって三日の命となる・・・。
464 名前:化け猫 投稿日:2004/04/13(火) 11:37
ピーンポーン
「っ!?」

シーンとした家にいきなりなったチャイム。
その音に驚いてビクッとなったアタシ。

「あぁ…でちゃった……」

ビクッとしたせいで耳が出てきてしまった。
以前より簡単に出てきてしまうってことは、もうそろそろか…。

とりあえず飛び出た耳を髪を二つに縛ってその中にしまう。
ちなみにアタシは一人暮らし。
家族がアタシを恐がって一線ひいてたのを知ったから。
465 名前:化け猫 投稿日:2004/04/13(火) 11:38
「ハイ?だれですか?」

「よ〜っす!ごっちん!!最近会ってないからさ〜遊びに来ちゃった!」
「柴ちゃん…」

よりによって・・・
この人はアタシの幼馴染みの柴田あゆみ。
アタシの好きな人。今一番合いたくなかった人。

「ごめん、今日ちょっと遊べなくて・・・」
「えぇ〜!!いいじゃん、遊ぼうよ!」
「マジごめん…また今度ね?」
「いつもまた今度って言うじゃん、ごっちん」
「んなこといっても・・・」

何度言っても帰ろうとしてくれない柴ちゃん。
なるべくイライラしないように冷静に相手をする。
あんまり感情を出すと今度は尻尾かひげが出る。
466 名前:化け猫 投稿日:2004/04/13(火) 11:38
「ごっちん・・・」
「ん?…おわっ!」

さっきとは違ったテンションで呼ばれ顔を上げると、
グッと思い切り引き寄せられた。
目の前に柴ちゃんの顔があるため、心臓がドキドキと速まる。

「ななな、何!?」
「今日、一度もあたしの顔見てくれてないよね?」
「べ、べつに…とりあえず離して。顔が…近い」
「イヤ」

ヤバイ・・・柴ちゃんの息が当たる・・・
アタシの心臓は最高潮に達した。

ピンッ
「ぁっ…」
「・・・えっ!?」

ばれた…。
隠した耳がゴムを切って出てきてしまった。

「…とりあえず・・・中入って…」
467 名前:化け猫 投稿日:2004/04/13(火) 11:39
□□□□□□□□□

「ごっちん…それ・・・」
「…うん、猫耳」
「なんで?コスプレとか?」
「違う・・・ホンモノ…」

「まじ?」
「うん・・・・・・ホラ」

クッと耳を引っ張る。
でも、抜けるはずがなく手を離すとピョンと戻る。
468 名前:化け猫 投稿日:2004/04/13(火) 11:40
「…えっ・・・ぁ…どう、して?…」
「呪い・・・アタシの家に代々続く化け猫の呪いだってさ」

あわわわと状況が飲み込めない柴ちゃんに、一通り話す。
するとやっと理解したのか、ちょっと顔を青ざめてアタシを見ている。


「…もうすぐ、なの?」
「うん、たぶん。早ければ今月ぐらいには・・・」

猫になる。
これが現状。もう、逃げられないんだ。
469 名前:化け猫 投稿日:2004/04/13(火) 11:41
「ごっちんは、イヤじゃないの?人間じゃなくなるんだよ!?」
「そんなの…15になったときから覚悟決めてるよ」
「・・・そっか…」

「アタシのこと怖いでしょ?ごめんね、帰ってもいいよ?」
「帰んないよ・・・」
「・・・なんで?」
「初めはちょっと恐かったけどごっちんはごっちんだもん。もう恐くはないよ」
「…無理してない?」
「してない。あたしもごっちんに協力する!」

この日から、ある意味ドキドキな柴ちゃんとの同居生活が始まる。
470 名前:rina 投稿日:2004/04/13(火) 11:44
初、切ります!
ちょっと長いかもです。

461>ROM読者さん
ありがとうございます!
チビごま書いてみたかったんですよ!
楽しみにしてもらえてるようで…嬉しいです!
471 名前:rina 投稿日:2004/04/13(火) 11:47

 ∧   ∧
( ´ Д `)<隠すにゃぁ〜
472 名前:rina 投稿日:2004/04/13(火) 11:48

∧   ∧ 
( ´ Д `)<まぁた、やっちゃった;
473 名前:名無し 投稿日:2004/04/17(土) 15:30
柴ちゃんとごっちんのドキドキ生活になるんでしょうか?
続きが楽しみです!!頑張って下さい。
474 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 13:56
「『にゃー』って言って?」
「・・・なんで」
「だって耳が出てるごっちんって、どう見ても猫だもん!」
「耳だけで猫にしないで」
「ホラ!『にゃー』って言って?」

これってイジメに近くない?
でも結局『にゃー』とか言ってるアタシは柴ちゃんに弱い証拠。
475 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 13:57
柴ちゃんと一緒に住み始めてもうすぐ一ヶ月経とうとしてる。
思ったより長く続いてるみたいで。
まぁ、その分長く生きてられるってことだけどね。

それと、この前から耳が消えなくなった。
アタシの猫化は少しずつではあるけど日々進んでるらしい。

「ねぇ、あたし思うんだけどさ〜」
「なに?」

「これって、同せ…」

「わぁああっ!わぁーーーっ!!違うから!そうじゃないから!!」

一番気にしてたことを思いっきり言われた。しかも目の前で。
いきなりだったので身構えられず、今度は・・・
476 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 13:57
「ぷっ!尻尾出てる!」
「わ、笑うなー!柴ちゃんのせいじゃん!!」
「まぁまぁ。でさ、一緒にお風呂は入らない?」
「はぁっ!?何いきなり!?てゆうか『でさ』の意味がわかんないから!!」

耳と尻尾がピンッと立つ。
こいつらは結構厄介ものだったりする。
アタシは冷静な顔を作ってるのに、こいつらは簡単に動揺を見せてしまう。
そのせいでアタシはこの一ヶ月、柴ちゃんにからかわれっぱなし。

「さ〜て行きますかね」
「えっ!?ちょっと待って!アタシの意見はシカトですか!?」

アタシの訴えを聞かずにズルズルと引っ張っていく柴ちゃん。
首元をつかまれて身動きが取れないアタシ。
柴ちゃんって実家で猫飼ってるから扱いに慣れてるのかな?
477 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 13:58
□□□□□□□□□

ピトッ

「ちょ!どこ触ってっ!!」
「いいじゃ〜ん!」
「よ、よくな〜い!!」

バシャバシャ

□□□□□□□□□
478 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 13:59
「はぁ〜っ」
「ため息つくと幸せが逃げちゃうよ?」
「…はぁ〜っ」
「今あたしの顔見てため息ついたでしょ!?」

結局アタシは柴ちゃんとお風呂に入った。
なんとなく予想はしてたけど、思った以上に遊ばれた。
そのため、疲れを取るためのお風呂なのに逆にドッと疲れが出た。

「ねぇごっちん」
「今度は何?」
「尻尾、戻ってなくない?」
「そういやそうだね」

なんか慣れちゃって、驚かなくなっちゃったよ。
479 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 13:59
「ふぁ〜・・・眠っ」
「ごっちん、『一応』女の子なんだから欠伸くらい抑え目にしなよ」
「『一応』ってなにさ……いいじゃんべつに。アタシもう寝るからね?」
「そんじゃあ、あたしも!」

いつもだったら速攻「一緒に寝ないから!」って言ってるけど、
今はあまりにも眠くて、頭がボーっとしてるから気にせずに布団に入る。

「ごっちん一緒に寝ていいの?」
「・・・んぁ…」
「やった!」

もそもそと入ってくる柴ちゃん。
そのころにはアタシはもう夢の中に行こうとしていた。
寝付くときに唇に何か触れた気がしたけどアタシの思考回路はすでにストップしていた。
480 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:00

――――――――――――――
――――――――
――――

481 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:01
ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ・・・
「ん・・・んぁ?」

目覚まし時計の電子音で目が覚めた。
そして閉じていた目を開けると・・・

「のわっ!?」

柴ちゃんのどアップ。
もうちょっとで鼻がつくくらいの距離に柴ちゃんの顔があった。
・・・朝っぱらから心臓に悪い…

「なんだよもぉ。なんでこんな近くに顔があるのさ!」
「ぉぁょぅ・・・ごっちんの寝顔があまりにも可愛くて…」
「は、はぁっ!?」

意味わかんない。
可愛くてとか言ったって、これはどう見ても近すぎでしょ!?
つーかその前に、何で一緒に寝てるのさ。
482 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:02
「ごっちんがOKしてくれたんじゃん!」
「うそぉ!?・・・てゆうか柴ちゃん。身長伸びた?」
「…んなわけないじゃん・・・っ!?ごっちんが縮んでるんだって!」

そう言って急に慌てだした柴ちゃん。
ってか何?縮んでる?アタシが?

信じられなくて、思わず自分の手を見てしまう。
すると・・・昨日より少し小さい感じがした。

「ごっちん!立ってみなって!」
「え?う、うん・・・」

柴ちゃんに言われたとおりに立ち上がる。
するとその視界があまりにも低いことに気付いた。
その高さは座っている柴ちゃんと同じくらいだった。

「なんじゃこりゃーーーーーー!!!」

『太陽にほえろ』なみに絶叫するアタシ。
もうすぐ猫になるんだ・・・本当に…。
急速な身体の変化がそれを物語る。
柴ちゃんといれるのも・・・あとちょっとか…。
寂しいなぁ・・・。
483 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:02
「もし猫になっちゃったら、あたしがごっちんを飼ってもいい?」
「えっ、なんで?」
「猫になってもごっちんはごっちんじゃん?だから最後まで一緒にいたいなって」
「…なっ、最後とか言うなよ・・・」

確かに、猫になったら3日しか生きてられないからね。
『死の宣告』をされてるのと同じ意味だから・・・

「いつ変わるのかな?」
「さぁ?案外今週だったりして」
「そんな・・・」
「じ、冗談だって!そんなのなってみないとわかんないって!」

いつも冗談が通じまくってる柴ちゃんが、珍しく真に受けてしまった。
そのためアタシはあたふたと『冗談』という言葉を繰り返す。
でもその言葉を言うたびに思う。
484 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:03



―この状況が全て冗談に変わらないのかなって・・・

485 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:03
柴ちゃんには「覚悟決めてる」なんて言ったけど、恐いものは恐い。
だってまだ18年しか生きてないんだよ?
つまらない学生生活もまだ終わってないし。
社会人になってお酒飲んでみたいし、タバコだって吸ってみたい。
恋だってもっとしたいし、結婚だってしたい。指輪も欲しい。

こんなにやりたいことがあるのに…これだけじゃない、もっといっぱいあるのに…

ほとんど叶えられずに終わるなんて・・・

「そんなの…ヤダよ……猫になんて…なりたくないよ……ック…」

深く考えすぎたみたいで、アタシらしくもない弱音がでた。
情けないくらい涙も出てきた・・・カッコ悪…。

「泣いていいよ、好きなだけ。今まで泣かなかったごっちんは偉いよ」
「ック…柴ちゃぁ〜ん・・・ふぇっ…」

柴ちゃんは優しくアタシを抱きしめてくれて。
まるでお母さんみたいだった。
久しぶりに味わう優しさと温もり。
一人暮らし始めてからお母さんとも会ってなくて…
でも寂しいなんて思いたくなかった。自分で決めたことだったから。

「寂しいよ・・・ック…お母さんと、ずっと、一緒、に、いたかった・・・」
「そっか、頑張ったねごっちん」

しばらくアタシは柴ちゃんの胸の中で泣いた。
18年間の寂しさと不安を全て出しながら・・・
486 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:04
「スゥー、スゥー」
「寝ちゃった」

ごっちんは泣き疲れたのか、スゥスゥと規則正しい呼吸を立てて寝てしまった。
初めて弱音を吐いたごっちん。
今まで意地を張って絶対に弱音なんて吐こうとしなかったごっちん。

あたしはすんなりと受け入れてあげた。
大好きなごっちんがあたしに助けを求めてたから。
487 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:04
「泣いたせいで、ひげ出ちゃってるや・・・」

これって現実なんだよね・・・。
夢にならないのかな・・・。
ごっちんがいなくなっちゃったら、あたしはどうなるんだろう?
…やめよう……いなくなったらって考えるだけで泣きそうになる。
でも、あたしは泣いちゃいけないんだ。今一番泣きたいのはごっちんだから…
488 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:05
―――――――――――――――
―――――――――
――――
489 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:05
「ニャ〜、ニャ〜」

「んんっ?・・・ごっちん…」

いつの間にか寝ちゃったらしい。
ふと耳に入った泣き声に目を開けるとそこには少し暗めの灰色をした猫がいた。
もしかして・・・ごっちんなの?
信じたくないけど、あたしの腕の中にいるってことはそうなんだろうな・・・

「嘘だって…誰か言ってよ・・・また、会えるって、言ってよ」

これが現実なんだ・・・もう一度会いたいよ・・・・・・。
490 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:06
―――――――――――――
―――――――
―――

491 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:06
「…ぁん・・・ゃぁん・・・ばちゃぁん!……柴ちゃぁん!!」
「ぅ?・・・えっ、あれ?」

さっき突然記憶が消えた。
そして誰かに呼ばれ、起きてみると目の前には・・・
492 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:07
「ごっちん!?」
「な、なに」

そこには猫になったはずのごっちんが。
なんで?ごっちん猫になったんじゃないの?

「ネコ?アタシが?」
「・・・ここどこ?」
「話し逸らすなよ…ここはアタシの部屋」
「あたしなんでここにいるの?」
「マジで言ってる?柴ちゃんがアタシの一人暮らしをお祝いしに来てくれたんじゃん」

さっぱりわからない。
じゃあ今までのはなんだったの?
あれは現実じゃなかったの?
493 名前:化け猫 投稿日:2004/04/19(月) 14:08
「柴ちゃん階段から落ちて気失っちゃってさ〜、超焦ったよ」

「ドジだよな〜」なんて言ってるごっちん。
気を失った?あたしが・・・?
じゃあさっきのは・・・・・・全部夢だったの?

「アハハッ…なんだ夢か。よかった…」
「ん?どうかした柴ちゃん?」

安心したら腰が抜けちゃったよ。
へなへなとベットに再び倒れるあたし。
そっか夢か。だよね、そうだよね。
あれが現実なわけないじゃん。

「ホントに夢でよかったよー!ごっちーん!!!」
「うわっ!?ちょっ柴ちゃん!?」

あたしは思いっきりごっちんに抱きついた。
抱きつかれたごっちんは顔が真っ赤になっている。

「可愛いな〜ごっちん。・・・そうだ!ちゅーしようよ!」
「はぁっ!?・・・んんっ!!」

変にテンションが高くなったアタシは調子に乗ってごっちんに軽くキスをした。
あ、よく考えたらあたしってファーストキスじゃない?
・・・まぁごっちんならいいや。

と、呑気なことを考えていたら思いもよらないことが・・・

ピンッ
「ふぇ!?ご、ごっちん!!」
「んぁ、んぁぁあああああ!?み、耳!?」


Fin
494 名前:rina 投稿日:2004/04/19(月) 14:12
お、終わった・・・。
意外と長くなってしまいました;
しばごまにハマりそうなココ最近。

473>名無しさん
ある意味ドキドキな同棲…

( ´ Д `)ジー

いやいや同居生活でした;
495 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:09
「今日も来てないか…」

アタシはいつでもあなたを待ってます。
3日前に会った、この公園であなたを・・・
496 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:09

――――――――――――――
――――――――
――――
――

497 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:10
「最悪・・・」

学校の帰り道、朝から曇り空だったけど
アタシは「晴れ女だから大丈夫!」って言って傘を持ってこなかった。
そんな日に限って帰ってる途中に雨が降る。

「冷たーい!」

いくら6月だからって雨に濡れれば誰だって冷たいと思うでしょ。
よりによって小雨じゃなくて大雨。
スコールかっつーの!・・・でもソレみたいにすぐ止むような雨じゃないよね。

「公園ハッケーン!雨宿り、雨宿り!!」

今日は運良く(?)いつもと違う帰り道だったから公園を見つけることが出来た。
498 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:11
「・・・あれ?」

近くに行くと、先約がいた。
同じ制服だよね?アレ。年上かな?
ここからじゃネクタイもスカートも色がわからない。

青い大きな傘を、肩に寄せ掛けてしゃがんでいるその人。
アタシに気付いてないのかな?傘で見えないのか。
499 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:12
「とりあえず、入らないと!」

バチャバチャ
「…んぁ?」
「ふぇ!?」

アタシの足音でようやく気付いたのか、意味不明な言葉を発してこちらに振り向いた。
髪はアタシと同じくらいで、目が少し垂れてる。
でもすごく綺麗な顔立ちで一瞬見とれてしまった。

「…なに?」
「ふぇ!?あ、いや、ちょっと雨宿りしていこうかなって…」
「…ふ〜ん」

言ってまた視線を逸らしてしまった。
そういえば、何でここにいるんだろ?
だって傘持ってるのに雨宿りって変じゃない?
500 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:13
「なんで帰らないんですか?傘持ってるのに」
「…べつに。人待ってただけ」
「・・・なんで過去形なんですか」

つくづく意味不明なひと。
なんで今もここにいるのに『待ってた』なのよ?

するとこの人は突然立ち上がってアタシに傘を差し出した。

「えっ?」
「傘ないんでしょ?貸す」
「へっ!?」
「アタシもう帰るから」
「ハッ!?」

「んじゃ」と言って帰ろうとするこの人。
でもアタシに傘貸したらあなたが濡れるでしょ?
帰るんなら差して帰ればいいじゃん。
てゆうか、人待ってんじゃないの!?
まだ来てないじゃん!!
501 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:14
「ちょっ、傘っ!」
「だから貸すって」

そういって雨の中に入っていこうとするその人。

「ちょっと待って!」
「今度はなに?」
「あのっ・・・名前…」

やっぱ聞くのはおかしいかな?
でも名前知っておかないと返すとき困るじゃん。

「……ごとーまき」
「えっ?」
「後藤真希。もういいでしょ?アタシ帰るから」

バシャバシャと走りながら公園を出て行ったあの人。
一見冷たそうな感じがしたけど、アタシの問いかけに全て答えてくれたから
きっといい人なんだろう。
あの声がなんとなく好きになった。
顔色一つ変えずに喋ってたけど、笑うと可愛いんだろうなって思った。
短い髪が、整った顔つきが、抜群なスタイルが、
制服と雨ですごく色っぽく綺麗に見えた。
502 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:16
次の日、傘を返すために昨日と同じ公園に行ってみた。
出来るだけギリギリまでそこにいたけど、あの人は現われなかった。

翌日の今日も来てみたけど、一向に現われる気配はない。
もう来ないのかな?
もう一度会って話したかったなぁ…。
503 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:17
「今日も来ないのかな・・・」

アタシは諦めて帰り道に付こうとした。
すると公園の入り口のところに一人の人影が。

「ん?・・・後藤さん?」

アタシが名前を呼ぶとその人はこっちに振り返った。
・・・やっぱりそうだ。
日の光ではっきり見えないけど、髪形とスタイルですぐわかった。

「あぁ、あのときの」
「あ、あの!傘ありがとうございました!」
「んぁ?わざわざ返しに来たわけ?」
「そ、そうですけど・・・」

なんか面倒くさそうに答えるなぁ。
てゆうか返してもらいに来たんじゃないの?
504 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:17
「べつに貰っちゃってもよかったのに」
「そうゆうわけには・・・」
「ふーん…まぁいいや。じゃあ傘貰ってくわ」
「えっ、あ、はい」
「んじゃ」

そういって帰ろうとする後藤さん。
でもアタシは、前のように呼び止める。
505 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:18
「あ、あの!」
「・・・ん?」

「あ、アタシ!松浦亜弥って言います!!」

「…そんだけ?」
「え?あ…ハイ・・・ごめんなさい、呼び止めちゃって…」
「べつに」

そういって今度こそ帰っていく後藤さん。
また話したいとは思ったけど、こんな淡白な会話だとは・・・。
506 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:18
すると、後藤さんは足を止めてアタシの方を向いた。

「えっ?」

「じゃあね・・・まっつー」

「…『まっつー』?」
「あだ名。キミの」
「はぁ・・・?」
「アタシは『ごっちん』でいいや」
「『ごっちん』?」
「そ。友達がそう呼んでる」
507 名前:青い傘 投稿日:2004/04/19(月) 16:19
「んじゃあ帰るから。じゃあねまっつー」

「バ、バイバイ!ごっちん!!」

なんだ、後藤さんって・・・案外、可愛いじゃん。
アタシ後藤さんにハマっちゃったかも。
『まっつー』か・・・えへへっ、一歩前進かな?
アタシも『ごっちん』って呼んだからもう少し近づけたかな?

また明日会えるといいな。
それでもっとたくさん話して、もっともっと仲良くなって。
どんどん近づけたらいいなぁ。


Fin
508 名前:rina 投稿日:2004/04/19(月) 16:21
本日二つ目。
あやごまです。
傘ネタって書いてみたかったんですよねぇ。

そういえば言い忘れてました。
もう来てないからいいんですけど、リク終了です;
509 名前:rina 投稿日:2004/04/19(月) 16:23


( ´ Д `)<ハロモニ。撮れてなかったーー!!(号泣
510 名前:rina 投稿日:2004/04/19(月) 16:23



( ´ Д `)<ハロモニ。見たいよぉーー!!!(叫
511 名前:とろける〜ミキレシピ 投稿日:2004/04/19(月) 18:09


「気持ち悪ぃ・・・」

512 名前:とろける〜ミキレシピ 投稿日:2004/04/19(月) 18:10
今日久しぶりにミキティの家にお邪魔した。
最初のうちは他愛もない話で盛り上がっていたけど、
お昼になって珍しくミキティが自分からご飯を作ると言い出した。

滅多に見れないミキティのエプロン姿にデレデレになってたアタシ。
さっさと襲って食べたようと思ったけど、ミキティがキッチンに入れてくれず、
スタンバイオッケーいつでもGO!…てゆうかフライングスレスレって感じで待っていた。

しかしミキティがキッチンに入ってすぐ異様な臭いが部屋に漂い始めた。
気になって入ろうとしたんだけど「ダメッ!」と言ってやっぱり入れてくれない。
そのうち臭いが部屋全体に回ってしまい物凄く気持ち悪くなってしまった。
513 名前:とろける〜ミキレシピ 投稿日:2004/04/19(月) 18:11
「ミキティ・・・アタシ用事思い出したから帰っていい?」
「ダメだよ!せっかくミキが作ってるのに!」
「だって!こんな変な臭いがするもの食べたらアタシ死んじゃうよ!」
「死なないよ!」

「失礼な」と言ってまた作り出すミキティ。
お願いだからもうやめて?
アタシ明日も仕事あるんだ・・・。
そんなことミキティは知る由もなく、黙々とたまに不敵な笑みを浮かべてキッチンに立つ。
これはマジで死ぬんでない?
アタシ明日仕事できるかな?
てゆうかその前に食べた後ミキティに笑って答えてあげられるかな?
514 名前:とろける〜ミキレシピ 投稿日:2004/04/19(月) 18:12
□□□□□□□□
「できたー!!」
「マジかよ…」

遂に死の時間がやってきた。
ミキティは三つくらいお皿を持ってきた。

「な、なにこれ・・・?」
「ん?ミキレシピ!」
「なにそれ?」

「ごっちんミキのラジオ聞いてないの!?」
「アタシのところ電波が来ないんだよ…」

「ぶぅ」と言って膨れてるミキティ。
可愛いよ?可愛いけどぉ・・・
怪しいよコレ!めっちゃ恐いよ!

「で、ミキレシピだっけ?なにそれ?」
「ラジオのコーナーにあるんだけどね?
簡単でしかもおいしい(らしい)メニューを送ってもらって、
スタジオで食べてたりするんだけど、毎回何か足りなくてさ〜」
「で?なんでソレを今?」
「だって、ちゃんと作って食べてみたかったんだもん!」
「じゃあミキティが一人で食べてよ!」

ヤダよ!こんな毒見的な役目!!
アタシ、罰ゲームくらってるみたいじゃん!!
515 名前:とろける〜ミキレシピ 投稿日:2004/04/19(月) 18:13
「そんなことないって!騙されたと思って食べてみてよ!」
「この状況がすでに騙されてる気分だよ・・・」

とりあえずテーブルを見る。
そこにはトーストが3枚おいてある。

マヨネーズとキムチがのってるやつと、
ぐちゃぐちゃのプリンと生クリームとフルーツがのってるやつと、
べったべたに縫ってあるバターの上に変な物体がのってるやつ。

「ミキティ、どれも危険な臭いがするんだけど・・・」
「大丈夫だって!リスナーが美味しいって言ってるんだから!」
「そんなこと言われても・・・」
「食べて済むなら食べやがれ!ごっちんならゼッテー負けねぇ!負けやしねぇ!」
「済むわけないし、負けるっつーの!!」

しかし一度言ったら聞かないのがミキティ。
トーストを一枚持ってあたしの口元に持ってくる。
しかもよりによって一番拒否ったプリンのやつ。
516 名前:とろける〜ミキレシピ 投稿日:2004/04/19(月) 18:14
「ごっちん!あ〜んして?」
「はぅ・・・」

ウル目で上目遣い気味にアタシを見るミキティ。
この顔にアタシが弱いのを知ってるから。

仕方なく口をあけトーストを食べる。
と、そこでいいことを思いついた。

「ど?おいしい?」

アタシは無言でそれを噛むフリをする。
そして、ミキティの頬にスッと手を伸ばす。

「へっ?…やっ・・・んっ!…んぅ・・・」

口の中のトーストをミキティの口の中へ入れる。
そう、口移しってやつ。
ミキティは嫌がって何度も顔を振ったけど、無理やり抑えて口付けた。
517 名前:とろける〜ミキレシピ 投稿日:2004/04/19(月) 18:15
モグモグと顔を真っ赤にして食べてるミキティ。
もしかして、口移しで感じちゃった?
ゴクンッとミキティが飲み込んだのを合図にまた深く口付ける。
今度はキムチのやつ。
この際だから全部ミキティに食べてもらうことにした。

「やぁだぁ・・・んぅ・・・ふっ」
「・・・ぷはっ。ヤダじゃないよ、作った本人が先に食べないとでしょ?」

ミキティはさらに顔を赤くして、でもちゃんとモグモグと食べてる。
次は・・・佃煮みたいなやつ。

「ハァ…も、無理ぃ・・・んふっ…んぅぅ…」
「これが最後」

耳まで真っ赤なミキティ。
目をウルウルさせて、「もうヤダ」とでもいうようにアタシを見る。
その仕草がアタシのSな部分を刺激する。
518 名前:とろける〜ミキレシピ 投稿日:2004/04/19(月) 18:16
ゴックン
「…ふはっ・・・もういい?」
「ダメ」
「えっ!?・・・んんっ!…んふっ」

今度はさっきと同じだけど、ちょっと違くて。
トーストをミキティの口の中でコロコロと転がす。
普通とはちょっと違ったディープキス。

「…んぅ・・・ふっ…やぁ、ごっち・・・んんっ」

クチュクチュとわざと厭らしく動かす。
ミキティは顔を真っ赤にして「ヤダ」を繰り返す。
でも、そう言われれば言われるほどアタシのSな部分が刺激される。

もうほとんど原形を留めていないトーストをミキティが飲み込もうとする。
アタシはそれを舌を使って飲み込ませない。
これを繰り返す。
519 名前:とろける〜ミキレシピ 投稿日:2004/04/19(月) 18:17
ふと軽く目を開けるとミキティの目からは涙がこぼれていた。
ちょっとイジメすぎたかな?
そう思い、今まで邪魔をしていた舌を止めトーストを飲み込ませてあげる。

「…んはぁっ・・・ハァハァ…うぅ…ヤダっつったのにぃ・・・」
「ミキティ、美味しかった?」
「…っかんないよ」
「なんで?」
「だって・・・ごっちんのキスしかわかんないんだもん」
「でも食べてたじゃん」
「・・・ぅー・・・」

かぁいいなぁ〜。
やっぱミキティはからかうと面白いね。
うん、やりがいがある。
すぐ顔を真っ赤にするところとかね。

「またミキレシピ作ってね!ミキティ!」
「…もぉ絶対に作んない!!」

じゃあアタシがスタッフさんに毎週テープもらって作るからいいや。
ファンのみんなにもレター送ってもらうときに頼もうかな?
出来るだけ美味しいレシピ待ってま〜っす!

Fin

520 名前:rina 投稿日:2004/04/19(月) 18:19
今日はこれで最後かと。
これまた一度書いてみたかったんです。
ミキレシピのときのミキティはなんか萌えます(危険

しかし…何故ごまみきはちょこっとエロになっちゃうんだ?(汗
521 名前:rina 投稿日:2004/04/19(月) 18:20


川#VvV#从<隠します・・・
522 名前:rina 投稿日:2004/04/19(月) 18:20


( ´ Д `)<アハッ☆もう一回!
523 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/19(月) 20:55
更新お疲れ様です。
>ちょこっとエ(略
この位が色々とくすぐられていい感じです。
524 名前:我道 投稿日:2004/04/20(火) 00:11
今日はじめて読みました。
イイ!すんごくイイです!!
はじめて来てなんですが、ごま紺をリクしても良いでしょうか?
525 名前:我道 投稿日:2004/04/20(火) 00:14
すいません・・・要項をよく読んでいませんでした・・・。
本当にすいません・・・。
私のレスは無視してください。
526 名前:rina 投稿日:2004/04/20(火) 09:49
レスありがとうございます!!
読んでもらえてるってだけでも嬉しいのに、
感想までもらえるとめっちゃ嬉しいです!!

523>ROM読者さん
ありがとうございます!
ごまみきはちょこっとエロが基本になってしまってます;
たま〜にまったりも書いてみたりしてるのですが;

524・525>我道さん
無視なんてしませんよ!!
読んでいただいた上に感想までいただいて嬉しい限りです!
イイですか!!ありがとうございます!!
527 名前:長い髪・短い髪 投稿日:2004/04/20(火) 10:57
私はアナタの長くてサラサラな髪が好きでした。
小さいころに何度も伸ばしたいって思ったけど出来なくて。
だから髪の長い人にすごく憧れてた。
アナタもその中の一人でした。
でも一緒にいる時間が増えるごとに、憧れが憧れじゃなくなって…。
これを一般的に『恋』って言うそうです。

私は髪の長いアナタに憧れて、いつのまにかアナタ自身に憧れました。

そして今は・・・・・・
528 名前:長い髪・短い髪 投稿日:2004/04/20(火) 10:58
「こ〜んの!何ピーマコみたいになってるのさ」
「っご、後藤さん…」

自販機の近くの椅子に座り、ボーっと考え事をしていたら頬に冷たい感触が。
ビックリして前を向くとそこには憧れの先輩、そして・・・私の恋人の後藤さんがいた。

それより例えが酷いですよ。
よりによってあの娘。一、口をあけてボーっとしてるキャラの
まこっちゃんと一緒にされるとは・・・屈辱です。
529 名前:長い髪・短い髪 投稿日:2004/04/20(火) 10:59
「どうかした?もうすぐ収録でしょ?」
「あ、なんか一時間押してるらしいです」
「そうなんだ。ねぇ紺野、これ似合うかな?」
「へっ?・・・っご、後藤さん!?」

またビックリ。
この前まで胸ぐらいまであった髪が今は肩にギリギリ付くくらいの長さになっていた。

「な、なんでそんな短く!?」
「ん〜なんとなく、イメチェン?みたいな?」
「いくらなんでも切りすぎじゃないですか?」

でもそんな髪型も似合ってしまう後藤さんは凄いです。
長い髪のときはカッコよかったけど、
今の短い髪はカッコ可愛い感じで・・・。
なんでも似合ってしまう後藤さんは何なんでしょう?
530 名前:長い髪・短い髪 投稿日:2004/04/20(火) 10:59
「似合ってないかな?」
「そんなことないです!可愛いです!」
「…アハッ!ありがとっ!」
「あ、いえ・・・」

普段あまり『可愛い』と言わない私が思いっきり言ったので、
後藤さんは一瞬固まってしまった。
でもすぐにデレッと締まりのない顔になって私に抱きついてくる。

「…紺野、シャンプー変えた?」
「〜〜っき、昨日変えたんです・・・」
「ふ〜ん・・・いいじゃん、紺野に合ってると思うよ」
「あ、ありがとうございます…」

クンクンと私の髪に鼻を当て匂いをかいでる後藤さん。
耳の辺りにあるのでちょっとくすぐったい。
少しずつ耳が赤くなっていってるのがわかる。
531 名前:長い髪・短い髪 投稿日:2004/04/20(火) 11:00
「紺野、赤くなりすぎでしょ?」
「ごっ、後藤さんのせいです!」
「アハッ!可愛いなぁ〜」
「もうっ!からかわないでください!」

赤くなった顔を冷ますため、後藤さんからもらったジュースを飲む。
そこで気付いた。
私、今ふた開けてないのに飲めた?なんで?
・・・・・・もっ、もしかして!

「後藤さん!コ、コレ!」
「んぁ?あぁ、アタシの飲みかけ」
「ふぇ!?」

やっぱり・・・

「もしかして飲んじゃった?」
コクン
「それはそれは。あっ!これってさ」
???
「間接キスじゃん!」
「ふぁ!?い、言わないでください!」
「なんで?」

だって・・・恥ずかしいじゃないですか。
てゆうかキスより恥ずかしいんじゃないですか?
532 名前:長い髪・短い髪 投稿日:2004/04/20(火) 11:01
「恥ずかしがりんごちゃんだね、紺野は」
「ぅ…うるさいです」
「照れない照れない!」

後藤さん、髪を切って雰囲気はガラッと変わったのに
中身は全く変わってないじゃないですか!
イメチェンしたんなら中身も変えてください!

でもまぁ・・・そんな後藤さんも好きなんですけど。
憧れたのは髪の長い後藤さんだったけど、
好きになったのは中身の後藤さん。
だから・・・今の短い髪型も大好きです。

今の私は中身の後藤さんを好きになって、いつのまにか短い髪の後藤さんも好きになりました。
前は『憧れ』だったけど今は『好き』

私はどんな後藤さんも愛せます。
たとえ外見が変わっても、中身が変わっても・・・。

Fin
533 名前:rina 投稿日:2004/04/20(火) 11:03
今日は気分がいいので、リク終了したのですが
ノリで書いちゃいました!後紺。
こんなんでいいのかオイラ・・・。
気まぐれやろうでスミマセン;
534 名前:波長 投稿日:2004/04/20(火) 11:29
彼女はたった一人の新メンバー。
同期がいなくても頑張れてる彼女がすごいと思った。
カオたち先輩の前では決して弱いところを見せなかった。
でも、この前のレッスンで一人残って練習している彼女を見て驚いた。
よくみると、彼女は静かに泣きながら何度も何度も練習してた。
カオはそんな彼女に同じような波長を感じた。
彼女とは話が合うかも、仲良くできるかもって思った。
535 名前:波長 投稿日:2004/04/20(火) 11:30
「ねぇ真希、一緒にご飯食べよ?」
「へっ?…飯田さん・・・いいですよ」
「ありがとう」

頑張って誘ってみた。
思ったとおり真希はOKしてくれて。
少し横にずれてカオが座れるスペースを作ってくれた。
やっぱり真希とは波長が合う。
だって二人っきりでいても緊張しない。
536 名前:波長 投稿日:2004/04/20(火) 11:31
「この前、一人で残って練習してたでしょ?」
「えっ!?なんで知ってるんですか!?」
「ごめん、ちょっと忘れ物取りに行ったときに見ちゃってさ」
「あぁ…そっか、見られちゃいましたか」

「恥ずかしいな」と言って頬をポリポリと掻いている真希。
照れるとそういう仕草をするんだ、この子は。
また一つ新しい彼女を知った。

「ねぇ、カオ思うんだけどね?・・・・・・」
「ハイ・・・・・・」
「でね・・・それで・・・」
「・・・はぁ・・・」

とりあえず今思ってることを、カオなりに表現して話してみた。
真希はちょっとわからないような顔をしてるけど、きっと大丈夫。
そのうちわかるよ!だって波長が合ってるんだもん。
537 名前:波長 投稿日:2004/04/20(火) 11:32
「カオリ、もうちょっとゆっくり喋ってあげなよ」
「ん?なんだ、なっちか」
「真希がついていけてないよ?ただでさえカオリの交信話はわかんないんだから」
「そっか・・・ごめん真希」
「あぁ!大丈夫です!内容の意味はわかるんで、ゆっくり話してもらえれば」
「うっそ!真希、カオリの話の意味わかるの!?」
「ハイ…わかりますけど?」

なっちは「不思議な子だなぁ〜」なんて言って矢口たちのところへ行ってしまった。
やっぱり真希はみんなと違ってカオと波長が合うんだ!
よかった、真希が話のないようわかってくれて。
538 名前:波長 投稿日:2004/04/20(火) 11:32
「飯田さんの話ってそんなに分かりづらいんですか?」
「よくわかんないけど、みんなはそう言うよ?」
「ごとーはべつに、そうでもないんですけどね?」
「ふふふっ」
「…えへへっ」

カオが笑うと真希も笑う。
カオが目を閉じると真希も閉じる。
会話がなくても目をあわせれば通じちゃう。
まさに以心伝心。波長が合うからなんだろうね。
これからも、カオには真希が必要みたい。

Fin
539 名前:rina 投稿日:2004/04/20(火) 11:37
勝手に始めたこの企画。
『3Daysチャレンジ〜書いたことのないCPに挑戦しよう!〜』
・・・でってゆう。
いやいや、後藤さん絡みで書けそうなCPをとりあえず書いてみようかなってゆう、
私的かつどうでもいいこの企画。
別名『オイラの書けるCPを増やそう!』。
「ありえないよー!」ってゆうのもたぶんありますが、読んでいただけたらと思います;
とりあえず、『かおごま』書きました。
どれだけ書けるかわかりませんが(ぇ
いつものCPもでるので、てゆうか出さないとやってけないんで(笑
540 名前:Dear・・・ 投稿日:2004/04/20(火) 12:14



『ごっちん元気にしてる?』


541 名前:Dear・・・ 投稿日:2004/04/20(火) 12:14
つい最近、ごっちんに送ったメール。
ごっちんもアタシもモーニングを卒業したから、
昔に比べると会える時間が相当減ってしまった。
まぁ、モーニングにいたときは毎日のように会ってたからね。
542 名前:Dear・・・ 投稿日:2004/04/20(火) 12:15
「久しぶりやな〜ごっちん!元気にしとったか〜!」
「裕ちゃ〜ん!久しぶり!元気だよ!!」

冬のハローが始まり、ごっちんと久しぶりに会った。
ハロモニの収録でもあまり話す機会がないから、本当に久しぶりだ。

「ごっち〜ん!写真撮ろー!!」
「あっ、うん!!ちょっと待ってすぐ行くぅ!」
「忙しいな、ごっちん」
「まぁ楽しいからいいんだけどね。じゃあ裕ちゃん!またあとで!」
「うん、またな」

そういって手を振りながら他のメンバーのところへ行ってしまったごっちん。
また会えるから全然いいんだけど・・・やっぱりどこか寂しい。
今まで一緒にいた時間が長かった分、離れてしまうと寂しくてしょうがない。
543 名前:Dear・・・ 投稿日:2004/04/20(火) 12:15
――――――――――――――――
――――――――――
―――――
―――
544 名前:Dear・・・ 投稿日:2004/04/20(火) 12:16
「裕ちゃーん!ケータリング行こう!」
「またかいな…あんまり食べると太るでごっちん」
「したら動いて痩せるからいいもーん!」
「アハハッ・・・」

「裕ちゃーん!」
「なに?ごっちん」
「写真撮ろう!」
「あぁうん!いいで」

「裕ちゃぁん…」
「ごっちん・・・」
545 名前:Dear・・・ 投稿日:2004/04/20(火) 12:16
なっちの卒業が終わったあとのステージ裏。
みんな楽屋へ戻って着替えていた。
アタシも遅れないようにと着替え出したら、後ろからごっちんに呼ばれた。

「どうした?」
「なっち、卒業しちゃった…」
「せやな…これからはソロで頑張っていくんやな…」
「アタシ、よくわかんないけど…すごい悲しいよ…」
「アタシもだよごっちん」

これが等身大のごっちん。
凄く弱くて繊細で、そして・・・人一倍メンバー思いの優しい子。
ごっちんもアタシも、元モーニングだったから泣けること。
やさしいなっちが大好きだったから、泣けること。

「なっちのこと、一緒に応援しよな?ごっちん」
「うん!…ふぇ、裕ちゃぁ〜ん」
「言ってる傍から泣くなやごっちん」
「だぁって〜…やっぱり寂しいもぉん」

泣きじゃくるごっちん。
こんなときに思うのも変だけど『可愛いなぁ』ってつくづく思う。
546 名前:Dear・・・ 投稿日:2004/04/20(火) 12:17
ねぇごっちん?
ごっちんは知らないだろうけど、こうやってたまに会えるとアタシは凄く嬉しい。
最近ますます可愛く、オトナっぽく変わってきてること知ってるよ?
少しずつ、少しずつだけど大人の階段を上っていくごっちん。
これからも大好きだよ。
ずっとずっと「裕ちゃーん」って呼んでね?
お願いね・・・?

Fin
547 名前:一途な願い 投稿日:2004/04/20(火) 13:12
また明日、会えるといいね?
また明日も、会えるよね?

いつもアタシが言う言葉。
なっちから言ってくれるのを待つこともあるけど、なかなか言ってくれなくて。

誰かに見られたらって、イチャイチャするのを嫌がる人。
アタシはもっとイチャイチャしたいんだよ?
手を握って歩きたいし、腕組んで歩きたい。
でもね?ず〜っととは言わないよ?
せめて、帰るまでは腕組んだり手握ったりしていいでしょう?
548 名前:一途な願い 投稿日:2004/04/20(火) 13:12
「ごっちん!誰かに見られたら恥ずかしいっしょ!」
「誰もいないよ?」
「ぅー、そうだけど・・・」
「…誰か来たら、やめるから……」
「ごっつぁん…しょうがないなぁ!今日だけだよ?」
「・・・うん!」
549 名前:一途な願い 投稿日:2004/04/20(火) 13:12
なっちと手を握って歩きたい。
なっちとならどんなに辛い凸凹道も乗り越えられる気がする。
久しぶりに握るなっちの手。
小さくて柔らかくて優しいぬくもり。
なっちと手を握って歩けばこれから先が楽しくなりそうな予感。

腕組んでいいでしょ?
手を握っていいでしょ?
誰もいない道で、帰るまで・・・。

Fin
550 名前:温めようよ! 投稿日:2004/04/20(火) 13:38
「寒い!!」

今日は久しぶりに圭ちゃんの家へお邪魔しに来た。
すると部屋の中は物凄く寒くて、足がガクガクと震える。
551 名前:温めようよ! 投稿日:2004/04/20(火) 13:39
「さ〜む〜い〜!!」
「うっさい!!人の部屋に上がりこんでおいて文句言うな!!」
「・・・・・・はい」

寒いから寒いって言ったのに思いっきり怒られた。
なんで怒るのさ。ごとー、お母さんに言われたよ?思ったことはハッキリ言えって。
そういう問題じゃないか。ハハッ。
552 名前:温めようよ! 投稿日:2004/04/20(火) 13:39
「…にしても、圭ちゃんの部屋レコード多いね。好きなの?」
「まぁね。昔の洋楽とか結構いいもんだよ?」
「ところで・・・回せるの?」
「…少しだけ」

少しだけって何だよ。
ちゃんと回せなきゃ持ってる意味ないじゃん。

そんなことをブツクサ思いながら、辺りを見回す。
すると・・・
553 名前:温めようよ! 投稿日:2004/04/20(火) 13:40
「あっ!!!暖房あんじゃん!!」

なんだよー。
ちゃんとあるんじゃん、暖まれるものが。

「バカ!レコード曲がるでしょ!!」
「・・・・・・」

寒いんですけど…。
暖房使っちゃダメなのかよ〜。
じゃあ何のためにあるんだよ〜。

・・・いいこと思いついた!
554 名前:温めようよ! 投稿日:2004/04/20(火) 13:40
「じゃ、圭ちゃん」
「なによ」

ギュウっと圭ちゃんに抱きつく。
そして一言。

「・・・裸で温めあうしかないよねぇ」
「!?」

ドバシッ
「痛っ!!」

「いい感じv」とか思ったら、思いっきり蹴られた。
手加減なしに蹴ったらしく、当たったところが軽く腫れてる。

「なにすんのさもぅ。痛いじゃん」
「なにすんのさはこっちのセリフよ!この変態!!」

ゲシッゲシッ
「あたっ!痛っ!じ、冗談だって!」


・・・Fin(汗
555 名前:姫様は145cm!! 投稿日:2004/04/20(火) 14:44
ゴツッ

「「「「?」」」」

何かの物音に楽屋の数人が振り返る。
するとそこにいたのは・・・

「った〜!」
「ごっつぁん?」

「おぉやぐっつぁん!」
「どうしたのさいったい?」
「いやぁ遊びに来たんだけどさぁ、入り口に頭ぶつけちったい」

確かに、今日の入り口低いもんね。

「・・・じゃあ帰るね」
「うんじゃあね」
ゴツッ
「ったぁ〜!」

帰り際また頭をぶつけるごっつぁん。
なんかむかつく。
556 名前:姫様は145cm!! 投稿日:2004/04/20(火) 14:44
□□□□□□□□□

「あれ?」

レッスンスタジオの少し高い棚にタオル置いてあった。

「忘れ物かな?」

エイッエイッと背伸びして取ろうとするけどなかなか届かない。
すると・・・

ヒョイッ
「!?」
「ごめんごめん。ダンスレッスンのときに忘れてっちゃった…」

オイラが届かなかったタオルを簡単に取っていったごっつぁん。
またムカつく・・・。殴ってやる。
そして、おいらが手を上げたとき・・・

バシッ
「いでっ!」
「ごめ〜ん、ごっつぁん!」

「・・・なっち?」
557 名前:姫様は145cm!! 投稿日:2004/04/20(火) 14:45
□□□□□□□□

「ごめんって!そんなに気にしてたなんて知らなくて・・・」
(っていうか初めから悪気はないけど・・・)

焦ったように喋っているごっつぁん。
いいんだよべつに。
オイラはどうせ小さいもん。

「大丈夫だって!21歳までは伸びるらしいから・・・」

おぉ!?マジで!!
オイラまだ20だからあと一年は伸びるじゃん!!

「22になったらわかんないけど・・・」
ガッ
「〜ったぁい!!」

「なっち・・・また?」
558 名前:姫様は145cm!! 投稿日:2004/04/20(火) 14:45
□□□□□□□□
「やぐっつぁん、いいもの見せてあげる」
「・・・・・・?」
「そんな怖い顔しないでよ!」

ごっつぁんのことは好きだけど、
なんつーか一緒に並ばれるだけでムカつく。

「大丈夫大丈夫!アタシが小学校のときの写真だよ」

ホラッと言って、それを見せるごっつぁん。
どれどれ・・・

「アタシだって元々背が高いわけじゃないんだよ?
だからやぐっつぁんも心配しなくても・・・」

「ごっつぁんって昔からこんな風だったんだ…」

「そういうことを言ってるんじゃないよ?(怒」
559 名前:姫様は145cm!! 投稿日:2004/04/20(火) 14:46
□□□□□□□□□
そーっ

久しぶりに遊びに来たごっつぁん。
今回は頭をぶつけないように軽くしゃがんで入ってきた。
・・・ムカ。

バキッ
「…やぐっつぁんはアタシの存在が気に入らないんでしょ?」
「そんなことないよ?」

□□□□□□□□□
ゴッ

また物音が。
しかし今回はごっつぁんじゃなく・・・

「いてっ!!」

我らがリーダー飯田圭織。

「ん?」

「「ふふっ」」

「……何?」

ドカッバキッガンッバコッ
「ギャーーーー!!!」

「…恐ろしい(汗」
(↑・通りすがりの後藤さん)
560 名前:姫様は145cm!! 投稿日:2004/04/20(火) 14:46
□□□□□□□□□□
「よしわかった!やぐっつぁんのためにいいこと教えてあげる!」
「……(不信な目)……」
「大丈夫!アタシを信じて!!」

その自信が信じられないんだけど・・・。

「理科の実験で習ったっしょ?
光をあびて育ったモヤシより暗所で育てたモヤシの方が背丈が長いこと!」

…なんかその時点で恐いんだけど。

「したがって、この箱の中で一週間過せばやぐっつぁんの背は伸びるはずっ!!」

バキッ
「ぐはっ!?」

「あの矢口さん、後藤さん知りませんか?」
「あぁ、風邪引いたから一週間くらい休むって言ってましたよ?」

□□□□□□□□□□
「あ〜!ごっちん!!久しぶりだね〜」
「んぁ!?…なんだ、ミキティか…」
「?そういえばごっちん、しばらく見ないうちに・・・」
「何?」

「また背が伸びたんじゃない?」
「そう?」
「それにちょっと顔色悪いよ?」

「なんですとぉ!?」
(↑・盗み聞きした矢口さん)
561 名前:姫様は145cm!! 投稿日:2004/04/20(火) 14:47
□□□□□□□□□□
コホン
「もう気は済んだ?」
「「全然!!(キッパリ)」」
「そ、そう・・・」

「でもね?アタシにだって背が高い人には高い人なりに悩みってモノも…」
「「うちらとは次元が違うもん!!」」
バシッドカッゲシッ
「ひ〜ん(泣)」

「だったら…暴力に訴えるのはやめて―――――」
アセアセ
「ホラッ!!他にさ――― お昼おごるとか…」
「「ヤダ!(キッパリ)」」
「・・・な、なんでっ??」
「「楽しいからっ」」
「楽しいからって・・・(逃げ腰)」

「……ん?…あっ」

ゴツッ

「「バッ」」

「いてて・・・」

「「・・・・・・」」

ささっ(隠れる)
「…よっすぃ〜、無念なり…」

「「よっすぃ〜!!大丈夫?痛くない??」」
「あぁ、ハイ。大丈夫です・・・」

「この差っていったい・・・」

Fin
562 名前:占いと口車 投稿日:2004/04/20(火) 15:55
ある日、飯田さんに声をかけられた。

「カオね最近占いにこってんだ!よっすぃ〜占ってあげよっか!」
「えー?あぁ、あたし別に興味ないからいいです」

すると飯田さんはどこからか藁人形をとりだした。
しかもよくみると、その人形には『吉澤』の文字が…。

「さーて、どこから刺そうか☆フフフ楽しい☆」
「わーっ!!ぜひ占ってください!!」

こんなことで殺されたくはない・・・。
563 名前:占いと口車 投稿日:2004/04/20(火) 15:56
「星占い 花占い 手相…いろいろあるけど何がいい?水晶とかもあるよ?」
「別に…なんでも…」
「そう?じゃあ流血占いにする?飛び散った血しぶきの量で占うんだけど…」
「水晶でお願いします…!!」

流血って・・・死ぬじゃん、100%。

「じゃあ占う内容はなんにしよっか?」
「う〜ん…」

早く言わないと殺されそうだ・・・。

「あ!じゃあ…」

急にボッと顔が熱くなった。
だって、あの子のことだもん…。
564 名前:占いと口車 投稿日:2004/04/20(火) 15:56
「ごっちんはあたしのコト…どう思ってるのか…占ってもらえませんか?」
「嫌いだね(即答)」
「いや、まだ全然占ってないじゃないですか!ちゃんと水晶の方で占ってくださいよ!」

いくらなんでも早いし・・・。
てゆうか、軽くショック・・・。

「もーしょうがないなー!じゃあ占うよ?」
(し…しょうがないって…あんた…)
「…ブツブツ………」
カッ
「う゛っ!」
「!?」

「あああああああああああああああああ!!!」
「きゃああああああああああ!!もう誰か助けてぇぇぇぇ!!!」

飯田さんは『ああ』っとほぼ奇声に近い声をあげて
ガックンガックン、水晶の前で暴走し始めた。

「結果がだました(ニコッ)」
「普通に占ってくださいよぉぉぉぉ!!」
565 名前:占いと口車 投稿日:2004/04/20(火) 15:57
「ごっつぁんはよっすぃ〜にメロメロみたいだね。
よっすぃ〜になら何をされてもかまわない!」
「!!」
「今すぐ抱いて!・・・と思ってる」
「!!」

じゃぁ〜ん!
「そんなあなたにお助けアイテムはコレ!『LOVE2004』!」
「・・・なんすかそれ・・・」
「安心してよっすぃ〜、別に怪しいものではないよ?フフッ」
「いやいやDEADって書いてあるし!」

「これは以前から紺野と研究を進めてきたクスリなの。
一口飲めばただの下痢止め。しかし三口飲めば・・・
あ〜ら不思議!身体が熱くて止まらない☆アハッ☆
さぁ、これをごっつぁんに飲ませるといいよ」

ダ、ダメだ!飲んだら確実に『死ぬ』!
なんか…ゴ、ゴポゴポ、シューシュー言ってるし!!
566 名前:占いと口車 投稿日:2004/04/20(火) 15:58
しかし…もし飯田さんの言ってることが本当なら…
ポワワ〜〜ン
『よしこ……』
ドキッ

ぼそっ
「本日のよっすぃ〜の運勢。
ドキッ☆とする出来事があり。憧れのあの子と大接近しちゃうぞ☆
それでもって最後は、天国に行けちゃうよ・か・ん☆」

がちゃ
「あ〜、いた!よしこ、スタッフさんが呼んでたよ?」

ごっちん!?

「あ、あぁうん。わかった今行く」

今しかない!今しかないぞ!
ごっちんはあたしを求めてる!あたしを待ってるんだ!
ごっちんの本当の気持ちを知るためにも、
このクスリで2人熱いひとときを…!
567 名前:占いと口車 投稿日:2004/04/20(火) 16:00
「あ、ごっちん。このジュース飲む?間違って買っちゃったんだ」
「ん?いらないんなら・・・」
ゴクゴク
「!!」
ガン!ガラガラ(缶が落ちた)
「な…あっ…体が…」

ガクガクと震えだしたごっちん。

おぉ!!効いてるー!!!

「ごっちん…」

そっとごっちんを後ろから抱きしめるあたし。
そして服のなかに手を入れ感じるポイントを探る。

「…よしこ……ハァハァ…何す…」
「ごっちん…やっと一つになれるね……」

ドキドキと速く動く心臓。
そしてフルフルと震えるごっちん。
568 名前:占いと口車 投稿日:2004/04/20(火) 16:00
「……ごっち…ん!ぐはっ!?」
「どいて!!!」

軽くごっちんの胸に触れた瞬間、いきなり顔を殴られた。
そして殴った本人――ごっちんはドタドタとトイレへ走って行ってしまった。

「……はぅ………」

ぶっ倒れてるあたしを飯田さんはつんつんと棒でつついてくる。
トイレからはギュルギュルと物凄い音が聞こえてくる。

ガバッ
「話が違うじゃないですか飯田さん!占いでは
『ドキッ☆とする出来事があり。天国に行けちゃうよ・か・ん☆』
だったじゃないですか!!」
「え?でも天国行きかけたよね?…あ、虫歯3本見っけ」
「違うでしょ!地獄でしょ!しかもアイテムの効果効いてないし!
ごっちんトイレにこもちゃったじゃないですか!!
一体どーなってるんですか!?てゆうか虫歯見つけるな!!」
「…やっぱりあのドリンクはまだまだ改良が必要かぁ…
下剤に紺野特性気力アップジュース、赤マムシ、ポン酢じゃ未完成ってことか」
「いやそれ飲み物じゃないし!!」

んなもん飲んだら、だれだって死にますよ!?
ごっちんは大丈夫なのか!?
569 名前:占いと口車 投稿日:2004/04/20(火) 16:01
「占いはずれちゃったネ。でも実は水晶占いって得意じゃないから120%はずれるってヨ!
って初めに言うの忘れちゃった。テヘッ☆カオリ失敗☆」
「今頃言うなー!!!」

「あぁー!占いにのせられ、ちょっとHな飲み物飲ませて
ちょっとHなことごっちんにしちゃえっ☆なーんてこと考えたあたしが甘かったー!」

ウガー!!と思ってたことを大声でづらづらと言うあたし。
すると・・・

「よっすぃ〜後ろ☆」
「へ?」

そこにはゴゴゴゴゴッと異様なオーラを出し、
げっそりとしてトイレから出てきたごっちんが。

ドカッ バキッ グシャ……
570 名前:占いと口車 投稿日:2004/04/20(火) 16:01
「『――本日のよっすぃ〜の運勢。
史上最悪の日!大好きなあの子に嫌われ血を見ちゃうぞ!
今日のアナタは誰かの口車にのせられたら大危険!
くれぐれも気をつけてね!』…だって。アハッ☆当たってる。
こんなことなら初めっから流血占いにしとけばよかったね?よっすぃ〜」

「飯田さん・・・それより救急車・・・・・・」


Fin
571 名前:送り迎え 投稿日:2004/04/20(火) 16:20
「梨華〜!そんなのんびりしてていいの〜?」
「大丈夫!」

アタシの家に毎日決まった時間に迎えに来てくれる子がいるから。
572 名前:送り迎え 投稿日:2004/04/20(火) 16:20
ピーンポーン
「ホラ来た・・・ハーイ!」
「梨華ちゃ〜ん!ごとーだよ〜!!」

「…お早うごっちん」
「お早う!梨華ちゃん!」

□□□□□□□

「アタシ思うんだけど、べつに毎日のように朝迎えに来なくてもいいよ…?」
ガーン
「んぐっ・・・」

「い、いや通り道だしついでというか…
梨華ちゃん一回遅刻したことあるでしょ?わーごとーってば優しいー」

あははっといいながらベラベラ話すごっちん。
でもちょっと待って?
573 名前:送り迎え 投稿日:2004/04/20(火) 16:21
「ごっちんの家って逆でしょ?それにごっちんのほうがたくさん遅刻してたし…
てゆうか、ごっちん朝起きるの苦手って前に言ってたし・・・」
「・・・(墓穴)・・・」

「・・・べ、べつに・・・その・・・」

「や、やましい気持ちで送り迎えしてるわけじゃないよ!
梨華ちゃんと……自転車で二人乗りしたいなんて別に全然思ってなんか……!!」
「…っくしょん!」
574 名前:送り迎え 投稿日:2004/04/20(火) 16:21
「……ごめん。もう一回言ってもらっていい?」
「…………」

「わーん!梨華ちゃんなんて嫌いだー!!バーカッ!」

「?」


―初恋… それは実らない 切ない果実…

Fin
575 名前:シャワー室 投稿日:2004/04/20(火) 16:48

――シャワー室…。

キイッ
「ふぅ〜」
576 名前:シャワー室 投稿日:2004/04/20(火) 16:49
「ごっちん髪切ったから、シャワー浴びると感じ変わるね〜」

ハローのライブ終了後。
シャワーを浴びてたらやぐっつぁんに声をかけられた。

「んぁ?そう?」
「うん!ねぇ?辻」

「どっちもカッコかわいいのれす!」
「ほんとに?ありがとっのの!!」

ガシガシとののの頭を拭いてあげる。
577 名前:シャワー室 投稿日:2004/04/20(火) 16:49
「いたいよごっちん!」
「アハッ!よく拭きなよ!」

今度は優しく拭いてあげる。

「気持ちいのれす」
「可愛いなぁ〜ののは!」
「て、照れるのれす・・・」
578 名前:シャワー室 投稿日:2004/04/20(火) 16:50
「おいおい、イチャつくなよ〜」
「んぁ?やぐっつぁんいたの?」
「酷っ!!つじ〜!ごっつぁんがイジメたー!!」
「ののに触れるな!」
「わっと!ごっちん急に抱きつかないでほしいのれす!」
579 名前:シャワー室 投稿日:2004/04/20(火) 16:50
「だってやぐっつぁんが、ののを襲おうとしたからさ〜!
アタシが守ってあげたんだよ!!」
「そうだったんれすか。矢口さん!ののはごっちんのれすよ!」

「なっ!2人してオイラを悪者扱いかよ!!
てゆうかオイラは子供に興味はなーい!あるといえばごっつぁんだっつーの!」

んぁ?アタシ?
やだなぁ〜やぐっつぁん!こんなときに正直になられても困るよぅ!
今のアタシにはののっていう可愛い彼女がいるんだから!
気持ちだけもらっておくよ!
580 名前:シャワー室 投稿日:2004/04/20(火) 16:51
「何言ってるんれすか!ごっちんはのののれす!」
「んだと!ごっつぁんはみんなのなんだぞ!独り占めすんな!」
「なんれれすか!ごっちんとののは永遠を誓い合った仲…ふがっ」
「の、のんちゃ〜ん!やぐっつぁんは放っておいて、もう出よう?」
「えぇっ!もういっちゃうのー!!」
「アハハッ、じゃあねやぐっつぁん!」
「ざまーみろれす!ベーッだ!!」
「ムカつくー!!」

早く出ないと、面倒くさいことになりそうだ・・・。

Fin
581 名前:rina 投稿日:2004/04/20(火) 16:52
久しぶりの大量更新;
今日はいったんここまでです。
なちごま・やすごま・やぐごま(?)・よしごま・いしごま・ののごま
……ハァハァ、でした!
582 名前:rina 投稿日:2004/04/20(火) 16:53


( ´ Д `)<明日はかごまから〜♪
583 名前:rina 投稿日:2004/04/20(火) 16:54


( ´ Д `)<書いたことないCPは難しそうだなぁ〜
584 名前:名無しさん 投稿日:2004/04/20(火) 20:55
大量更新すごいですね(^^)
かおごまってレアですけどいい感じです
585 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/20(火) 23:06
更新お疲れ様です。
一つ一つの作品に感想を書きたいのですが、ここはぐっとこらえます。
ただ、一つ言えることは、やっぱりごっちんが好きだなって再確認できた
ことです。
586 名前:じゃんけん 投稿日:2004/04/21(水) 14:48
「「じゃんけん・ポン!!」」
「「あいこでしょ!!」」

みんなもやったでしょ?
何かを賭けたりしてじゃんけん。
アタシも今このちっこい後輩とじゃんけんでいろいろ賭けて遊んでる。
賭けてるものはいたって単純で。
お昼ごはん奢るとか、ジュース一本奢れとか、今日一日言うこと聞けとか。
パシリにしたりされたりの繰り返しだったり。
587 名前:じゃんけん 投稿日:2004/04/21(水) 14:48
「「じゃんけん・ポン!」」
「うっしゃー!勝ったでー!!」
「くそー!!負けたー!!!」

「てゆうか2人ともマジになりすぎだよ。うっさい」
「ん?えぇやん、べつに〜」
「んぁ、そーだよ。じゃんけんしてるだけだも〜ん」
「「ねぇ〜?」」

「ぶぅ。みきた〜ん!ごっちんとあいぼんがイジメるぅ!!」
「あ〜ハイハイ。わかったから静かにして。今いいとこなんだから」
「もぅ!みきたんまで!!」
「「ぷはっ!」」

あまりにまっつーが惨めで2人して吹き出してしまった。
ミキティは一生懸命しげさんに借りたテトリスを頑張ってる。
他人そっちのけでやってるから、まっつーは放置状態。
588 名前:じゃんけん 投稿日:2004/04/21(水) 14:49
「で?あいぼん。今度は何?」
「ふぇ?あっそっか。せやな〜そんじゃぁ…ミキティにちゅうしてきて!」
「えぇ!?まっつーがすぐ隣にいるんだよ!?」
「知ってる」
「アタシ下手したら殴られるじゃん!」
「だから〜、ちょっと耳貸して……ゴニョゴニョ…」
「んぁ?………ハハ〜ン、あいぼんお主も悪よのぉ」
「いえいえごっちんほどでは・・・って、痛っ!」
「アタシほどってどういう意味だよ!まったくもぅ」
「じゃあやめる?」
「・・・面白そうだからやる」
「やっぱり悪ジャン」
「うっさい。あいぼんもね」
589 名前:じゃんけん 投稿日:2004/04/21(水) 14:50
あいぼんの作戦はこうだ。
ミキティの隣(まっつーの反対側)に座ってホッペか口にちゅうをすると。
んで、それを見たまっつーは100%怒ってアタシの方に叫ぶか乗り出してくる。
すると間にいるミキティはまっつーにテトリスの邪魔をされてキレると。
その隙にアタシは気付かれないように逃げる。
じゃないとミキティはまっつーに甘いから訳を聞いたらすぐアタシの所に来るでしょ?
隣で見てたいけど怪我をするのはごめんだ。
だから、やったらさっさと逃げる。逃げるが勝ちってね。
あいぼんらしいでしょ?
590 名前:じゃんけん 投稿日:2004/04/21(水) 14:50
「…ごっちん、何?」
「んぁ?まっつーは気にしなくていいよ。うん」
「?ならいいけど・・・」

いいんだ。
じゃあ・・・やっちゃうよ?
一度あいぼんにアイコンタクトを送る。
・・・よし合図が出た。逃げる準備は出来たってことだね?
それじゃぁ・・・・・・
591 名前:じゃんけん 投稿日:2004/04/21(水) 14:51
チュッ
「っ!?」
「にゃはは☆」
「ご、ごごごごっちん!?」

…口にしちゃった☆
いやね?真剣にテトリスやってるミキティがあまりにも可愛くてさ〜!
まっつーには悪いけど、口にキスさせてもらいました!

「そんじゃ、ばいちゃっ☆」
「ちょっと!ごっちん待てー!!!」
「…うわっ!?ちょっと亜弥ちゃん!
もうちょっとスコアクリアだったのに!!なんで邪魔すんのさ!!」
「うわ〜ん!みきたぁん!」

案の定まっつーはアタシの方に乗り出してきて。
そして同じく案の定ミキティはまっつーにキレたと。
でもミキティ?真剣になるにもほどがあるんじゃない?
アタシがキスしてあげたのに反応したのは唇が重なったときだけだよ?
592 名前:じゃんけん 投稿日:2004/04/21(水) 14:53
「ごっちん早く!」
「あいぼんお待たせ!!」

一目散に楽屋を飛び出す。
息が切れてても気にせず、階段を最後まで上りきる。
その間、さり気なくあいぼんの手を握ってたのは内緒ね?

□□□□□□□□
ゼェハァ ゼェハァ

「ハァハァ・・・やっと、ついた…」
「ここの階段、長すぎるよ・・・」

全速力ではしたのはいいものの、階数のことを忘れてた。
アタシたちがいた楽屋は5階、屋上は階数でいう10階。
いくらなんでも疲れるっつーの・・・
593 名前:じゃんけん 投稿日:2004/04/21(水) 14:53
「上手くいったね!」
「うん・・・でも、なんかやだ」
「?なんで」
「だってさ…ごっちんがうち以外の子とチュウしてんねんもん」

自分で言っといてそれはないんでない?
まぁ、あれがカオリとかやぐっつぁんだったらやってないけどね。
あとが大変だもん、あの2人は。

「・・・うっし!またじゃんけんしますか」
「あぁ…うん!」

あいぼんは話を流されたのが気になったらしく、少しテンションが下がった感じだった。
でも心配しなくて大丈夫!ちゃ〜んとアタシには考えがあるんだから!

「「じゃんけん・ぽん!!」」

「よっしゃ!勝った!」
「くそっ!一発負けかいな・・・」

やっぱり。
アタシは予想通り勝った。
あいぼんは必ず場所が変わったときの一度目はチョキを出す。
さ〜て、お願い事は・・・もちろんアレ。
594 名前:じゃんけん 投稿日:2004/04/21(水) 14:54
「何にするん?ごっちん」
「んふふ〜。あいぼん、目瞑って?」
「な、なんで?」
「いいから瞑る!」
「こ、怖いっちゅーねん。その不敵な笑みが…」

あいぼん難しい言葉知ってるね?
『不敵な笑み』だって。
アタシそんな言葉知らなかったし!お姉さんビックリだよ!!
まぁそんなことはどうでもいいとして。

「じゃあいくよ?」
「なんや?ビンタか?」

ちゅっ…
「っ!?」
「コラ、目開けんな」
「な、な、だって今!!」
「いいから瞑る!!」
「んんっ!!…」

アタシからのお願い事は・・・

「100回のキス・・・ね?」
「・・・あややかいな…」


Fin
595 名前:星に願いを 投稿日:2004/04/21(水) 15:27
今日は一日雲ひとつない晴れた日だった。
だから夜になると・・・

「うわぁー!!星だー!!」
596 名前:星に願いを 投稿日:2004/04/21(水) 15:27
「アハハッ!高橋リアクションでかすぎ!」
「あっ、後藤さん・・・」
「でも、マジで綺麗だよね」
「・・・ハイ」

福井にいたときはもっと見れたけど、
こっちに来てから全くと言っていいほど星を見てなかったから、この数には感動。
しかも隣には大好きな後藤さんがいるからもっと感動。

「あれ?どうかしたんですか、後藤さん?」

さり気なく後藤さんを盗み見したら、ボーっと空をみてた。
597 名前:星に願いを 投稿日:2004/04/21(水) 15:28
「あぁ…ちょっとね。星見て考え事してた」
「考え事?」
「うん」

普段は何にも考えてなさそうな後藤さんが、
何かを考えていたとなると、すごく気になる。

「この星の中でいったいいくつの星が死滅してるのかと思うと……
なんだかエキサイティングしちゃうんだ☆」
「そ、そうですか・・・」

話の内容はなんだかよくわからないけど、
今の後藤さんはいつもの後藤さんじゃないってことがわかった。
だって『死滅』だとか『エキサイティング』だとか・・・
普段は滅多に使わない言葉を使ってるんだもん。
598 名前:星に願いを 投稿日:2004/04/21(水) 15:28
キラリ…
「「あ」」

「後藤さん!後藤さん!今見ました?流れ星!!」
「うん、見たよ。綺麗だったね」
「願い事は?」
「クスッ、したよ?」
「どんなお願い事を?」

「んふっ!…世界征服」

「……_| ̄|○ ガックシ……」

せ、世界征服って・・・
後藤さん、歌手やりながらそんなこと企んでたんですか?
599 名前:星に願いを 投稿日:2004/04/21(水) 15:29
「ところで高橋はどんなお願い事したの?」
「…………」

きっと、言ったって信じてもらえない・・・

べ〜〜っ
「後藤さんには教えてあげませ〜ん!」

「あ!ズルイ!何だよ高橋のケチ!」

――あのヒトが私に振り向いてくれますように…

しゅーん・・・
「どうしたの高橋?」
「何でもないです」


Fin
600 名前:ピーマコ小川でっす! 投稿日:2004/04/21(水) 16:22
私はあなたのことが好きです。
でも、あなたはあの人のことが好きなんですよね?
だけど好きなだけで付き合ってはないんですよね?
じゃあ・・・私にも望みはありますよね?
601 名前:ピーマコ小川でっす! 投稿日:2004/04/21(水) 16:23
「小川っち!」
「うへほっ!?」

ハロモニのコントの収録が終わって、次はHPWの収録。
私はそれの衣装(?)に着替えていた。
すると後ろから思いっきり背中を叩かれた。
ビックリして前かがみになりながら振り向くとそこには・・・
602 名前:ピーマコ小川でっす! 投稿日:2004/04/21(水) 16:23
「後藤さん!!・・・と、藤本さん」
「よっす!」
「てゆうか何でミキのときあからさまにテンションさげんだよ!」
「アハッ!それに『うへほっ!?』てなに!」
「あぁ…ちょっとビックリしすぎちゃって」

なんだ・・・藤本さんもいるのか・・・
ちぇっ。後藤さんと2人で話したかったのに・・・
603 名前:ピーマコ小川でっす! 投稿日:2004/04/21(水) 16:24
「ねぇ小川っち?ピーピーピーピーってやって?」
「えっ!?」
「ごっちん、ミキがやったげよっか?」
「えぇ〜!!小川っちじゃなきゃつまんないじゃん!」
「ぶぅ」

・・・楽しそうですね。
それはやっぱり、藤本さんのことが好きだからですか?
私じゃダメなんですか?

「えっ、あの、その・・・」
「あぁ!じゃあそれがだめならオーホホホホホッってやって?」
「それいい!ミキさ〜、コントのとき笑い堪えんの大変なんだよね〜」

私が何かを言う前にすぐさま喋りだす藤本さん。
私知ってますよ?藤本さんも後藤さんのこと好きなんですよね?
でも、松浦さんのことも好きなんですよね?
後藤さんもそのことを知ってるんですよ?
だから・・・この2人は両思いだけど付き合えない・・・
604 名前:ピーマコ小川でっす! 投稿日:2004/04/21(水) 16:25
「小川ー!!収録始まるさかい、はよー来ー?」

「あっ!ハーイ・・・!」
「収録始まるってさ。邪魔しないうちに帰ろう?ごっちん」
「そうだね。じゃあアタシたち行くね?」
「あっ、ハイ…」

「バイバイ」と手を振って行ってしまう後藤さん。
あぁ、藤本さんと腕組んでるや…指まで絡めちゃって…

と、突然前を歩いていった後藤さんがこっちに振り返った。

「え?」

「ピーマコ!元気出して頑張れー!!!」

・・・私、やっぱり後藤さんのこと諦められないな。
後藤さんのこういう些細な心遣いがすごく好き。

「ありがとうございます!ピーピーピーピー・ピーマコ小川でっす!!」


Fin
605 名前:放課後の発見 投稿日:2004/04/21(水) 16:46
「こーんのっ!」

図書館で本を読んでいたら誰かに声をかけられた。

「後藤さん・・・?」
「よっ!」
606 名前:放課後の発見 投稿日:2004/04/21(水) 16:47
「なんで後藤さんがこんな所に居るんですか?場違いにも程がありますよ?」
「いやぁちょっとスペシャルな宿題出されちゃってさ!ハッハッハッ」

ドサッと私の目の前に大量の問題集と参考書を置く後藤さん。
ホコリが・・・ケホッ

「ところで、なんで前に座るんですか・・・」
「あぁ・・・気にしないで」

「紺野何読んでるの?」
「世界の有名な戯曲集です」
「ふ〜ん(知らない)……あれ?」
607 名前:放課後の発見 投稿日:2004/04/21(水) 16:47
「紺野って眼鏡かけてたの?」
「部活のときと休み時間以外は極力かけてます………何ですか?」

私が話している最中、ずっと・・・いやじっと私の顔を見てる後藤さん。
ちょっと恥ずかしいです・・・。

「ねぇ!貸して貸して!」

ニカッと笑って私の眼鏡をクイクイ弄くる後藤さん。
みんなそうなんだよね?
自分の知り合いとかが眼鏡をかけてると、無性にかけたくなるってやつ。

「アタシ眼鏡かけたことないんだよねー」
「でしょうね。ハイどうぞ」
「わーい!」
608 名前:放課後の発見 投稿日:2004/04/21(水) 16:48
しかたなく眼鏡を外して後藤さんに渡す。
そのとき思った。

――あ、やだな・・・ぼやける

「わ〜クラクラする!」

なんであんな事思ったんだろう・・・

「紺野結構目ぇ悪いんだね」

「へぇ〜面白い面白い」

「世界が変わるぅ」なんて、勉強そっちのけな後藤さん。
そんなんで宿題終わるんですか?
609 名前:放課後の発見 投稿日:2004/04/21(水) 16:48
すると後藤さんは一瞬何かに気付いたような顔をして
またさっきみたいにじーっと私の顔を見だした。

「………」
「何ですか?」

「やっぱ返す!」
「もう飽きたんですか?早い」
「だってヤダ!」

「紺野がぼやける」

「……プッ…」
「何笑ってんのさー」

だって、後藤さんも私と同じコト思ってるんですもん。

Fin
610 名前:一方的な友情 投稿日:2004/04/21(水) 17:03
「あっ!後藤さんソフトクリーム食べません?」
「んぁ後藤はいいや。最近甘いもの控えてるし」
「そうですか?」
「うん。待ってるから買ってきなよ」
611 名前:一方的な友情 投稿日:2004/04/21(水) 17:03
もしかして、後藤さんはお金が足りないから言ってるんじゃ…

「…おごりますよ?」
「いやいや、そういう問題でなくて!」
「え〜っ食べましょうよ」
「だから、ダイエット中なんだって」

しょうがない、一人で食べるか・・・
612 名前:一方的な友情 投稿日:2004/04/21(水) 17:04
□□□□□□□□□□

テクテク・テクテク
「おいひ〜!冷たーい!甘ーい!」
「(お豆ちゃん、ちょっとうるさい…)」

後藤さん、やっぱりやせ我慢はよくないですよ?

「一口いいですよ?」
「だからいいってば!!」

往生際が悪いなぁ〜。
そこまでいらないって言うんならいいですよ。
食べちゃいますから。

「だから、食べていいって言ってんじゃん・・・」

Fin
613 名前:タイプ 投稿日:2004/04/21(水) 17:12
今日は初めて後藤さんとお昼を食べます。

「わぁー!後藤さんエビフライ!!」
「んぁ?重さんエビフライ好きなの?」
「ハイ!」

だっておいしいですもん!
614 名前:タイプ 投稿日:2004/04/21(水) 17:12
どうしても欲しくて、私は後藤さんに「ください!」と目で訴える。

「重さんはヒトからもらうのが好きなタイプ?」
「えっ!?…あぁ、まぁそんな感じです!」
「へぇ〜」

そういいながら後藤さんは、エビフライを右にやったり左にやったり。
それにつられて私のカワイイ顔も右へ左へ。
615 名前:タイプ 投稿日:2004/04/21(水) 17:12
「後藤さんはどんなタイプですか?」
「んぁアタシ?アタシはね・・・」

ぱくっ
「あ゛ぁ!!」
「ヒトの楽しみを奪うタイプ☆」

Fin
616 名前:風邪 投稿日:2004/04/21(水) 17:20
今日はハローのツアーのリハがある。
しかしアタシは運悪く風邪をこじらしてしまった。

「ごっちん大丈夫?」
「んぁ?どうも今日調子悪くて…寒いは、頭痛いは、気分悪いは…」
「えぇっ!?休んだ方がいいよ!スタッフさんにはミキが言っておくから!」
「そぉ?ごめんミキティ…じゃぁそうしてもらおうかな…」
617 名前:風邪 投稿日:2004/04/21(水) 17:20
ぜぇーはぁー、ぜぇーはぁー

「わぁー!!絵里珍しく半そで短パン!?」
「なんか夏って感じ〜!!」
「あはは・・・やだなぁ、照れるよ…」

「!?」

ずるずる
「・・・(生!!)・・・(生!!)・・・」
「だめだよごっちん!休まないと!!」

Fin
618 名前:交換日記 投稿日:2004/04/21(水) 20:57
「後藤さーん!」
「んぁ?れいな?」

私は後藤さんと交換日記をしている。

「次、後藤さんの番ですよー!!」
「そろそろ日記終わるね?」
「次のノート買っておかないとですね」

そのまま後藤さんと他愛もない話で盛り上がる。

「ところで、日記の一番最後のページってさぁ…
いったいどんなことが書かれて終わるんだろうって思うと…」

「なんだかワクワクするね」

「はい!そうですね!」
「楽しみだね〜」
619 名前:交換日記 投稿日:2004/04/21(水) 20:57
□□□□□□□□□
「れーなぁ、日記終わっちゃったから」
「あ、じゃあ最後のページは後藤さんなんですね」

家に帰ったら速攻見よう!
楽しみだぁ!!

□□□□□□□□
620 名前:交換日記 投稿日:2004/04/21(水) 20:57
「…………」

「……(ふーん、そんなことがあったんだー、へー)……」

クスクス

あっ!そういえば最後のページ後藤さんだっけ!!

一体・・・何が・・・

『―――――…よね。』

  
   ……………。

Fin
621 名前:rina 投稿日:2004/04/21(水) 21:00
今日はこれで終了。
あと一日か・・・。
お、終わるかな・・・(ぇ
あとは・・・
ごまみき・あやごま・・カン娘×ごま・メロン×ごま・・・
い、いなごま?(あっちゃん微妙・・・;)
622 名前:名無しさん 投稿日:2004/04/22(木) 00:38
今日の更新の中で、まこごまの続編が読んでみたいです
いなごまって今いちばん絡みが多いですよね
ちょっと萌えないけど(^^;)
623 名前:rina 投稿日:2004/04/23(金) 10:21
昨日書けなかった…_| ̄|○
3Daysにならなかったんですが、
今日書けるようなら書きます!!
624 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:29
「亜弥ちゃ〜ん!遊びに来たよ!」
「あっ!みきたーん!!」

今日は久しぶりにみきたんと仕事が一緒。
625 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:30
「久しぶりだね、亜弥ちゃん」
「だね。最後にあったのって『HEY×3』のときだよね?」
「うん。でも今日はあのヒトは一緒じゃないんだよね」
「あのヒト?」
「亜弥ちゃんの・・・コレ!」

そういって小指を立てるみきたん。
コレって・・・ごっちんのこと、だよね?

ボッ
「あー!赤くなったー!!」
「なっ!みきたんがそーゆーこと言うからでしょ!?」
「ミキは事実を言ったまでですぅー」
「べつに言ってくれなくても知ってるんでぇ」

そういってみきたんとコツンっておでこをくっつける。
そうだよ?来てないよ?あの子――ごっちんは今日はオフだから。
626 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:30
「ねぇ聞いてみきたん?」
「ん?何?」
「あのね、この前久しぶりにごっちんと遊んだの!」
「そうなの!よかったじゃん!」
「でねでね?その日のごっちんが超優しかったの!!」
「ふ〜ん。聞いてあげるよ、その日の話」
「えへっ!ありがとみきたん!」
627 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:31
―――――――――――
――――――
―――
628 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:32
「ごっちん、今日お仕事平気なの?」
「うん。午前中に雑誌の取材だけだったから。ちょっと早めに終わらせた」
「…それって、アタシのため?」
「う、うん…まっつー今日オフでしょ?だからたまにはどっか行こうかなって」
「そっか。ありがと、ごっちん!」

アタシのためにわざわざ早くお仕事を終わらせてくれたごっちん。
絶対、お仕事を優先すると思ってたから気を使ってくれたことがすごい嬉しい。

「それにしても今日寒くない?」
「うん…ちょっとね」

今は一応3月。
でも今日の気温はどう考えても2月ぐらい。
629 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:32
「ごとーカイロもってるけど使う?」
「うん!」

するとごっちんはポケットからカイロを取り出してアタシに渡してくれた。
でも、そうするとごっちんが寒いんじゃない?

「ごとーは平気だから。まっつー使っていいよ?」
「ダメだよ!…そうだ!!」

アタシはカイロをごっちん側の手に持ち替えた。
そしてその手でごっちんの手を握る。

「んぁ!?」
「こうすればごっちんも暖かいでしょ?」
「…うん」

普通に握っただけじゃなんかつまんなくて、軽く指を絡める。
そっとごっちんを見上げると、顔を赤くして下を向いてた。
ごっちんって物凄く恥ずかしがりやなんだ。
ちょっと手が触れたりするだけで赤くなっちゃうの。
630 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:33
「…まっつー」
「あっ、ごめん。やっぱり指はやだよね」
「そうじゃなくて」

そういうとごっちんは、一度手を離してしまった。
そして・・・

「こ、こうすれば、もっと暖かいでしょ?」
「……うん!」

手を話した後、すぐにアタシの腕に自分の腕を絡めてきたごっちん。
そしてまた手を握って指を絡めてくれる。
腕を組んでいるため自然と体が密着して少し恥ずかしくなった。
カイロのせいなのか、ごっちんのせいなのかわかんないくらい熱かった。
631 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:33
□□□□□□□□□□
「そろそろ帰ったほうがいいよね」
「そう、だね・・・」

楽しかった時間もあっというま。
気付いたらもう帰らなきゃいけない時間だった。

「「…………」」

帰りの電車の中、一言も会話がない。
さっきまで腕組んで手繋いで指絡めて・・・
ごっちんが恥ずかしがるようなことたくさんやってたのが信じられないくらいだった。

――この長い沈黙がすごく辛い。

不意にそんなこと思った。
またさっきみたいに手握ったり、腕組んだりしたいな…。

するとアタシの様子に気付いたのか、ごっちんが声をかけてきた。

「ま、まっつー?…もうちょっとこっち、来る?」
「えっ?……っ!?」

答える前にごっちんはアタシの肩を引き寄せた。
なんてゆうか・・・恥ずかしい。
普段は絶対に恥ずかしがってこんなことしてこないのに…。

「こ、このほうがさ、暖かいっしょ?」

「電車、暖房ついてないし」と鼻の下を擦りながら言うごっちん。
カッコイイなぁ…って率直に思った。
ごっちんがたまに見せる紳士なところが凄くカッコ良くて。
いつもいつもごっちんのペースに振り回されて、
そして……どんどんごっちんにハマっていっちゃう。
632 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:34
――――――――――――
―――――――
―――
633 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:34
「ふ〜ん。珍しいね」
「でしょ?でもね、そのあとまだ続きがあって…」
「ま、まだあるの?」
「うん!そのあと、電車の中にほとんど人がいなくなっちゃったの」
「で?」
「で、そのときアタシが「ちょっと寒くなったね」って言ったの。そしたらね……」
634 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:35
コンコン

「あ、亜弥ちゃん?誰か来たみたいだよ?」
「ヘ?ホントに?」
「うん」

誰だよもぅ。
今すっごくいいとこだったのに!

仕方なくアタシは返事をして楽屋のドアを開ける。
するとそこに立っていたのは・・・

「「ごっちん!?」」
「よっす!ミキティもいたんだ」

いるはずのないごっちんだった。

「なんで?ごっちん今日オフなんじゃ…」
「そーだけど家にいてもヒマだし」
「そっか」
「それになんとなく…ま、まっつーに会いたくなっちゃって」

・・・かわいい。
ごっちん、最近素直になったよね?
顔赤くしながら言ってるところがすごい可愛い。
635 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:36
「ごっちん入りなよ。今亜弥ちゃんとごっちんのこと話してたところだし」
「ごとーのこと?」
「うん。この前遊んだときのこと、みきたんと話してたの」
「マ、マジ?」

ごっちんは見る見るうちに顔が真っ赤になってしまった。
そういえば、あんまりあの時のこと言わないでほしいって言ってたっけ。
でももう話しちゃったからいいよね?

「で、亜弥ちゃん、続き」
「うん…でね?そのとき、ごっちんが」

「こうやってしてくれたの!」
「んぁ!?」

ギュウッとごっちんに抱きついたアタシ。
ごっちんは突然のことで凄くテンパってる。
あのときのごっちんは、誰もいないからって言って抱きついてくれた。
腰に手を回してしっかりと。
アタシもごっちんの胸に顔を埋めながら腰に手を回して抱きついてた。

「ひゅ〜、熱いね〜」
「ちょ、まっつー!!離れてってば!!」
「やぁだ。だってこの前はごっちんから抱きついてくれたじゃん」
「そ、それは電車の中に誰もいなかったから…それに、まっつーが寒いって言うし…」
「言い訳がましいぞ!ごっちん!」
「なっ!ミキティも見てないで助けてよ!」
636 名前:恋人同士みたいなこと 投稿日:2004/04/23(金) 15:39
「さ〜て!ミキは娘。の楽屋に戻るかな」
「えぇ!?ちょ、ミキティ!!」

「バイバイみきたん」
「バイバイ亜弥ちゃん」

バタン・・・

ドアの閉まった音が楽屋に響く。
ごっちんは、もうありえないくらい真っ赤になってて。
でも、そっとアタシを抱きしめ返してくれた。

「ごっちん」
「ん?な、なに?」

「好き」

「えっ!?」
「アタシはごっちんが好き。ごっちんは?」
「………」
「アタシのこと好き?」
「……好き、だよ?」
「アタシも好き。でもね・・・」
「んぁ?」

「        」

「えっ?はっ?・・・えぇっ!?」
「えへへっ。アタシがもっと大人になったらよろしくね?ごっちん」



『ごっちんがキス以上のことしてくれないのが、ちょっと残念かな』


もっともっと今以上に
『恋人同士なんだからイチャイチャしたい!』
って思うアタシはちょっとわがままかな?


Fin



637 名前:ピクミン 投稿日:2004/04/23(金) 15:50
「ねぇねぇ」
「ん?何まいちゃん?」
「あのさ、ピクミンっておもしろくない?」

「「ピクミン??」」

「ピクミンって、あのたくさん増えてついてくるあのゲームのことですか?」
「そう、みうなはやっぱ知ってたか。あさみちゃんは?」
「ん〜CMでは見たことあるけど・・・」


「「「ごっちんがたくさんついて来たりしたら、カワイイだろうな…」」」
638 名前:ピクミン 投稿日:2004/04/23(金) 15:50
『引っこ抜か〜れて〜 あなただけについて〜ゆく〜
  今日も 運ぶ 戦う 増える そして・・・』

「「「食べられる〜」」」


□□□□□□□□□□

ゾクッ
「んぁぁ!?」
「ごっちんどうかしたの!?」


Fin
639 名前:帰れない・・・ 投稿日:2004/04/23(金) 15:58
「村っち大丈夫?」
「うん。ごめんごっちん。わざわざ来てもらっちゃって」
「ううん大丈夫だよ」

今日、ソロツアーのリハで村っちが風邪で休んだ。
ちょっと心配で、お見舞いに来てあげた。

「ごっちん、もう遅いから帰ってもいいよ」
「ホントに?大丈夫?」
「うん。熱もだいぶ下がったし…」
「そぉ。よかった」

「じゃあ、お大事に・・・」

はー はー はー はー 
 はー はー はー はー はー

「や、やっぱりまだいるよ」
「ホントに?大丈夫だって」

――帰れるわけないっつーの・・・。

Fin
640 名前:柴田の災難 投稿日:2004/04/23(金) 16:33
プシュー
『―――――――』

「やっときたよ・・・」

あたしは久しぶりにバスで出かけることにした。
列に沿って中に入っていくと、そこには見覚えのある顔が。

(・・・ごっちん?)

つり革につかまって寝ていたごっちん。
器用なもんだよね。

(ふふっ)

ガクン・ガクンと揺れるたびに前のめりになってるごっちん。
でも笑ってる場合じゃないね。
ごっちんの手前にいるお姉さんが揺れるたびにビクビクと恐がっている。
641 名前:柴田の災難 投稿日:2004/04/23(金) 16:34
「スゥ…スゥ…」
「ちょっとごっちん!起きなよ!」

揺すっても一向に起きる気配の無いごっちん。

(ダメだこりゃ…)

ごっちんは完全に寝に落ちてしまっていた。

(起こさずに置いていっちゃおうかな…)

そう思ったときだった。

コテッ
「っ!?」

バスの揺れに耐えられずごっちんの頭があたしの肩に乗ってきた。

「わぁ〜!ごっちん!起きて〜!」
「・・・うるさいなぁ」
(寝言?)
「アタシだって疲れっつーの。ダンスが上手いからって1時間やそこらで覚えられるわけ無いじゃん」
(これって寝言なの?はっきりしすぎじゃない?)

あたしが寝てるごっちんと葛藤していると、周りからなにやら視線が…。
642 名前:柴田の災難 投稿日:2004/04/23(金) 16:34
(な、なに?やけに人の視線が・・・)
「スゥスゥ」
(ごぉっちぃん!!こんなところで目立ちたくないよ〜!)

どこか座れる場所を探すことにした。
すると一番後ろが運良く空いていることに気付いた。

(とにかく、ごっちんを連れてかないと…)
ずるずる
「重たいなぁもう!」
(なんであたしが!!)

ようやくたどり着き、ごっちんをそこへ座らせる。

「ハァ…最悪。恥ずかしい目にあった・・・」

とりあえずあたしも隣に座る。

「ふぁ〜。昨日のリハは疲れたなぁ…眠い〜・・・」

昨日の疲れがまだ残っているのか、少し眠くなってきた。
643 名前:柴田の災難 投稿日:2004/04/23(金) 16:35
―――――――――――
――――――
―――
644 名前:柴田の災難 投稿日:2004/04/23(金) 16:35
…………。

――――――やっちゃった…。

サーっと眠気がとんだ。

(ね、寝過ごしちゃった!?)

辺りを見ると、どの席にも人は座ってなくて。
窓の外は見る限りでは、全く知らないところだった。
隣を見る。すると、まだごっちんは深い眠りに入っていた。

「しかし、ごっちんが寝過ごすのも珍しいなぁ。いつも寝てても決まった場所で起きるのに」

きっとごっちんのことだから昨日の晩、遅くまで一人でダンスの練習でもしてたんだろう。

「運転手さん、○○駅って過ぎちゃいました?」
「その駅なら30分前に過ぎたよ」
「30分も前!?」

あ、ありえない・・・
30分も前なんて・・・

「うーん、困った…」

チラッとごっちんを見る。

(意外と寝顔は幼いんだ・・・)

「……さーて、どこまで行くかなぁ」

ごっちんが目覚めるまで、ブラリと一人旅。

Fin
645 名前:怪獣と正義の味方 投稿日:2004/04/23(金) 16:52

「卵頭に猛烈ウェーブはっけーん」

「「ん?」」
646 名前:怪獣と正義の味方 投稿日:2004/04/23(金) 16:53
なんとなくヒマだったから、ライブが始まるまでステージ裏をぶらぶら。
すると目の前にハロー1の派手頭、斉藤さんと大谷さんを見つけた。
言っとくけど、『ハデ頭』だからね?『ハゲ頭』じゃないよ?

「なんだごっちんじゃん」
「なに?あたしが卵頭?」
「うん。まぁ色は赤だけど」

この2人、面白いのはいいんだけど目が疲れる。

「さっき、村っちたちが探してたよ?」
「マジで?じゃあ行かないと」
「えぇ〜いいじゃんよ、もう少しいいようよ」
「ん〜、でも・・・」
「ちょっとごっちんと話してこうぜ!」

「えぇ!?アタシと!?」
647 名前:怪獣と正義の味方 投稿日:2004/04/23(金) 16:53
厄介なことになったぞ!
アタシ、この2人は目が疲れるから長時間一緒にいたくない。
悪いけど、逃げさしてもらうよ。

「ごめ〜ん!アタシ用事があってさ!」
「用事っつっても、もうすぐライブじゃん」
「そ、そうなんだけどね」
「私たちと話そうよ!」

何か逃げる方法は・・・
すると前方を歩く柴ちゃんを発見。
これはチャーンス!!

「柴ちゃーん!!怪獣2人が襲ってくるー!!」
「「えぇ!?」」
「ごっちん!・・・マサオにひとちゃん、何したの!?」

柴ちゃんはアタシに甘いんだ。
そして、怪獣2人は柴ちゃんに弱い。
648 名前:怪獣と正義の味方 投稿日:2004/04/23(金) 16:54
「何もしてないって!」
「そうだよ!」
「でもごっちんがこんなに恐がってるんだよ!?」

アタシは梨華ちゃんの必須アイテム『目薬』をつかって泣いたフリをする。

「「えっ!?ちょっとごっちん!?」」
「ホラ!今にも泣きそうじゃん!」

「ごっちん、さきに行ってていいよ?」
「うん!ありがと柴ちゃん!大好き!」
「アハハッ、ありがとう」
649 名前:怪獣と正義の味方 投稿日:2004/04/23(金) 16:54
ニヤリ・・・

「「あぁ!!ごっちーん!!!」」

「こら2人とも!静かにする!!」

ごめんね怪獣のお2人。
そんでもってありがとう、柴ちゃん。

Fin
650 名前:rina 投稿日:2004/04/23(金) 17:04
あとは・・・ごまみきと、いなごまだけか?

一気にレス返します!
遅くなってスミマセン!

584>名無しさんさん
疲れました;
かおごまは初めての挑戦で恐かったです;(ぇ

585>ROM読者さん
ありがとうございます!
もっとごっちんを好きになってもらえれば嬉しいです!

622>名無しさんさん
書けたらいいのですが;
いなごま・・・確かに絡みはありますよね;
651 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/23(金) 19:19
お疲れ様です。
あっちゃん結構好きです。以前目の前であのダンスを
見ちまってかなり洗脳されました。(師匠!
作者様、ウデの見せ所ですか・・・
652 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/24(土) 08:57
「ついに…来ちゃったんだ」

現在地――NY――
二年前にきた手紙のあて先を頼りにここまで来た。

「…『NYは、いつでもあなたをまっています』か」

この日のためにアタシは精一杯ダンスの練習をした。
半端な気持ちでは行きたくなかった。
プロに負けないくらいの自信をつけて、今ここに来た。
653 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/24(土) 08:57
―――――――――――
――――――
―――
654 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/24(土) 08:59
「アツコさん…行っちゃうんですね」
「まぁな。一時的な帰国やったかな」

センチュリーランドのファイナルステージ後。
向こうから一時的に帰国してきたミカ、アヤカ、アツコさん。
ミカとアヤカはもう少し残っていくらしく来週戻るらしい。
でもアツコさんはそうは行かなくて…もうすぐ旅たつ時間。
655 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/24(土) 10:09
「あたしはいつでも真希を待ってるで?アンタ、えぇ才能もってるんやから」
「アツコさん…」

「アタシ…頑張ってもっとダンス上手くして、絶対にアツコさんのところへ行きます」
「真希・・・」
「絶対に…いくから…」
「…………」

「…っ待ってくださいね!」

やっぱり誰かと別れるのって辛いや。
ちょっと泣きそう。


「あぁ、あたしはいつまでも真希のこと待っとるから」
「はい!」

そしてアツコさんたちは旅立った。
ここから、また孤独な日々が始まるのか…。
夏休みはみんながいたからな…。

「そんなこと言ってられない。アタシは、プロになる!」
656 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/24(土) 10:09
―――――――――――――
――――――――
―――――
―――
657 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/24(土) 10:10
アタシのNY旅立ちの日。
ミカとアヤカも戻って、またアタシが後を追いかける形になった。
でも向こうに行ったら、今度は2人にアタシを追いかけさせてみせる!
658 名前:rina 投稿日:2004/04/24(土) 11:24
PCがイカレてしまいまして;
書いていたものが一気に消えてしまいました(泣
今、更新途中のものは必ず直り次第書きますので(汗
ご迷惑お掛けしてスミマセン;
659 名前:マルタちゃん 投稿日:2004/04/24(土) 14:52
ごまかご やぐごま良かったあっですぅ。
やっぱりいいですね。またお願いします。
PC大変ですね。ゆっくりまってます。
頑張ってください。
660 名前:ROM読者 投稿日:2004/04/24(土) 20:18
お疲れ様です。
トラブルで大変ですね。慌てずに修復されてください。
マターリお待ちしています。
661 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:33
「ついに…来ちゃったんだ」

現在地――NY――
二年前にきた手紙のあて先を頼りにここまで来た。

「…『NYは、いつでもあなたをまっています』か」

この日のためにアタシは精一杯ダンスの練習をした。
半端な気持ちでは行きたくなかった。
プロに負けないくらいの自信をつけて、今ここに来た。
662 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:33
―――――――――――
――――――
―――
663 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:34
「アツコさん…行っちゃうんですね」
「まぁな。一時的な帰国やったかな」

センチュリーランドのファイナルステージ後。
向こうから一時的に帰国してきたミカ、アヤカ、アツコさん。
ミカとアヤカはもう少し残っていくらしく来週戻るらしい。
でもアツコさんはそうは行かなくて…もうすぐ旅たつ時間。

「あたしはいつでも真希を待ってるで?アンタ、えぇ才能もってるんやから」
「アツコさん…」

「アタシ…頑張ってもっとダンス上手くして、絶対にアツコさんのところへ行きます」
「真希・・・」
「絶対に…いくから…」
「…………」

「…っ待ってくださいね!」

やっぱり誰かと別れるのって辛いや。
ちょっと泣きそう。

「あぁ、あたしはいつまでも真希のこと待っとるから」
「はい!」
664 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:34
そしてアツコさんたちは旅立った。
ここから、また孤独な日々が始まるのか…。
夏休みはみんながいたからな…。

「そんなこと言ってられない。アタシは、プロになる!」
665 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:35
―――――――――――――
――――――――
―――――
―――
666 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:35
アタシのNY旅立ちの日。
ミカとアヤカも戻って、またアタシが後を追いかける形になった。
でも向こうに行ったら、今度はアタシが2人を追いかけさせてみせる!
667 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:35
「真希!」

「…なつみ…さん……」

最初から最後までずっと一人だと思ってたのに…
この人はつくづくペースを乱すなぁ…。

「今日なんだね。真希なら絶対にプロになれるってアタシは信じてるよ?」
「まったく何しに来たわけ?学校あるんでしょ?」
「だけど、真希がプロになりに行くんだもん」
「余計なお節介だって」

「真希…」
「何?」
「アタシも頑張って立派な医者になるから…だから真希もダンス頑張ってきて?」
「なつみさん…」
668 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:35
「でも、ちょっと悔しいなぁ」
「なんで?」
「最初から最後まで真希の矢印がアタシの方に向くことはなかったんだもん」
「それってどういう・・・」

「真希は!…ひたすらにアツコさんの方を見て進めばそれでよし!」

「・・・よくないっつーの」
「いいの!それで全部すっきりするんだから!」
669 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:36
『――――――――』

アナウンスが鳴り響く。
そろそろ行かなくちゃ・・・。

「ホントに、お別れなんだね・・・」
「…べつに、最後じゃないんだからさ」
「?」
「また会えるっつーの」

「でもそのときは…アタシはプロになってるけどね!」

「うん!…今度会うときは、プロダンサーと…」
「優秀な医者として・・・」

「「絶対に会おう!!」」
670 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:36
―――――――――――――
――――――――
――――
671 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:36
「…アツコスタジオは、どこ?」

NYってこんなにごちゃごちゃしてんの?
こんなんなら、もうちょっと学校行っときゃよかった。

「真希!」
「・・・アツコさん!」
「アンタ、スタジオは反対やで?」
「ふぇ?」
「ミカ達に真希は方向音痴って聞いっとったから心配になって見にきたんやけど」
「…案の定、迷っちゃってます」

感動の再会とは行かないか・・・。
アタシって極度の方向音痴なんだよね。
小さいころよく迷子のアナウンスかけられてたっけ。
672 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:37
「久しぶりやな真希」
「来ちゃったんですね、アタシ」

「ビビっとんのか?」
「そんな!」
「ならええけど。とりあえず行くで?みんな待たせとるからな」
「みんな?」
「スタジオの連中に真希を紹介しよ思ってな」

スタジオの連中って『=プロ』ってことだよね?
やばい…。アタシらしくもない、緊張してきた・・・。
ホントにここに来てよかったのかな?
やってけるかな?

「真希、自分を信じ?そんでもってあたしを信用し?」
「・・・はい!」
673 名前:夢の行く先 投稿日:2004/04/30(金) 08:37
そうだよ、アタシは今まで自分だけを信じてやってきたんだ。
それに、アツコさんだっている。
プロになるって約束したんだ。
なつみさんと、センチュリーランドにいたみんなと、
ミカとアヤカ・・・そして、アツコさんとも。

「アツコさん、アタシ頑張ってプロになります!」
「その調子や。ほな行こか?」
「はい!」

ここからアタシの第二の人生が始まるのか・・・。
よし!気合入れていかないとな!
それに・・・

「ダンスで成功して、みんなにお金を返さないと」

「なんやねんそれ・・・まぁ、いろんな面で頑張っていこうな真希!」
「はい!」

Fin
674 名前:rina 投稿日:2004/04/30(金) 08:39
どうも;ご迷惑おかけしました;
なんとか思い出しながら書いたいなごま。
微妙;こんなんでいいのでしょうか?
軽くなちごまもいれてしまいました;
これはまぁ、ピンチランナーの影響なんですが;(メイキングのDVDを見まして;)
あとは・・・ごまみきだけか。これは簡単に書けそうですね。
675 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/04/30(金) 12:44

「ごっちん、あと何分?」
「ん〜?あと・・・20分ぐらい」
「マジかよ・・・」
676 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/04/30(金) 12:45
今日はミキの家の近くで夏祭りがあるらしい。
ちょうどその日はミキもごっちんも午後に仕事が入ってなかったから行くことにした。

そして当日の今日。
ごっちんがミキの家に来てくれたんだけど、わざわざ浴衣を持ってきた。
ミキの分も持ってきたらしく二人で着ていくことにした。
でもお祭りまで後1時間近くあって。
ミキ的にはこの浴衣を早く着たくてしょうがなかった。
だって夏祭りに浴衣を着ていくの初めてなんだもん。
677 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/04/30(金) 12:45
そのことをごっちんに話したら『浴衣の方が涼しいから着てもいいよ』って。
で、着替えることにしたんだけどここで一つ問題が。
・・・・・・ごっちんの前で着替えるの、恥ずかしい・・・。
するとごっちんはそれを悟ったらしく、別の部屋で待ってると言って出ていってくれた。
話してないのに気付いてくれるなんて・・・これってやっぱ『愛』?

しかし、ここでまた問題が。
・・・・・・ミキ、一人で浴衣着れない・・・。
教えてもらいたいけど、そうすると結局ごっちんの前で服を脱がなきゃいけないわけで。
ミキ的にそれは非常に恥ずかしいことで、ほとんど無理に近い。
でもこのままボーっと突っ立ってるわけにも行かなくて・・・。
しかたなく、ごっちんを呼んで着替えさせてもらうことにした。
678 名前:rina 投稿日:2004/04/30(金) 20:28
すみません、一度ならず二度までも・・・。
『書き込む』を押した瞬間、ドバーァっと消えてしまいました;
また今日のいなごま同様、使えるようになり次第復帰するので、
読んでくださってる方がいるようならば、お待ちください;
679 名前:rina 投稿日:2004/05/03(月) 07:51
読んでくださってる方・・・
もう少しお待ちください_| ̄|○
680 名前:名無し 投稿日:2004/05/03(月) 22:42
待ってますよ!!
681 名前:ちょっとしたネタ・膝枕 投稿日:2004/05/05(水) 15:58
「ごっちん寝癖すごいよ?梳かしてあげよっか?」

朝起きてリビングに向かうと、『おはよう』の前にこう言われた。
アタシ的には朝一にキミに『おはよう』って言われたかったな。

「いいよべつに。今日オフだし」
「よくないよ。軽く梳かしておかないと痛むよ?」

一度言いだしたら聞かないキミ。
しょうがなくアタシは、髪を梳かしてもらうことにした。
彼女は意外と手先が器用で、されていて凄く気持ちがいい。

「大丈夫ごっちん?まだ眠いの?」
「んぁ?大丈夫・・・」

スゥっとキミがアタシの髪を撫でる。
サラサラと指の間から生気なく髪が落ちていく。
682 名前:ちょっとしたネタ・膝枕 投稿日:2004/05/05(水) 15:58
「ごめん・・・やっぱ眠い・・・」
「ふふっ。そうだ、ちょっと横になって?」

キミに言われたとおりゆっくりと横になる。
するとふわっと頭を持ち上げられ、何かの上に乗せられる。

「膝枕したげる」

彼女の一言でようやくこの状況を把握した。
いつもならすぐ起き上がって顔を真っ赤にしてるけど、
ウトウトしてるこの状況だと凄く心地よくて気持ちいい。

さっきと同じようにキミが頭を撫でる。
その力加減とキミの優しさで、瞼が抵抗なく下がってアタシを眠りに誘う。
なんてゆうか・・・猫になった気分。
縁側で飼い主のひざに乗ってぬくぬくと寝てる猫。
いつも甘えてもらってるから、今日はちょっと甘えてみようかな。

「まっつー」
「ん?」

「好きだよ。大好き」


Fin
683 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/05/05(水) 16:01


「ごっちん、あと何分?」
「ん〜?あと・・・20分ぐらい」
「マジかよ・・・」
684 名前:rina 投稿日:2004/05/05(水) 20:33
なんでこれ書くと消えるんだ?(謎
まぁいいや・・・また根気よく書こう。
本当に迷惑ばかりかけてスミマセン;
685 名前:rina 投稿日:2004/05/05(水) 20:33


隠します。
686 名前:rina 投稿日:2004/05/05(水) 20:33
もういっちょ
687 名前:我道 投稿日:2004/05/05(水) 21:40
遅くなってしまい申し訳ないですが、こんごまありがとうございました!
そのほかもいい感じです。
あまりないCPで新鮮・・・イイ!!
・・・ハッチャケ過ぎましたね・・・すいません・・・。
688 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/05/06(木) 09:11
「ごっちん、あと何分?」
「ん〜?あと・・・20分ぐらい」
「マジかよ・・・」

今日はミキの家の近くで夏祭りがあるらしい。
ちょうどその日はミキもごっちんも午後に仕事が入ってなかったから行くことにした。

そして当日の今日。
ごっちんがミキの家に来てくれたんだけど、わざわざ浴衣を持ってきた。
ミキの分も持ってきたらしく二人で着ていくことにした。
でもお祭りまで後1時間近くあって。
ミキ的にはこの浴衣を早く着たくてしょうがなかった。
だって夏祭りに浴衣を着ていくの初めてなんだもん。
689 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/05/06(木) 09:11
そのことをごっちんに話したら『浴衣の方が涼しいから着てもいいよ』って。
で、着替えることにしたんだけどここで一つ問題が。
・・・・・・ごっちんの前で着替えるの、恥ずかしい・・・。
するとごっちんはそれを悟ったらしく、別の部屋で待ってると言って出ていってくれた。
話してないのに気付いてくれるなんて・・・これってやっぱ『愛』?

しかし、ここでまた問題が。
・・・・・・ミキ、一人で浴衣着れない・・・。
教えてもらいたいけど、そうすると結局ごっちんの前で服を脱がなきゃいけないわけで。
ミキ的にそれは非常に恥ずかしいことで、ほとんど無理に近い。
でもこのままボーっと突っ立ってるわけにも行かなくて・・・。
しかたなく、ごっちんを呼んで着替えさせてもらうことにした。
690 名前:名無しです 投稿日:2004/05/23(日) 20:18
続きが気になります。更新待ってます!!
691 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/05/29(土) 17:07
「・・・ミキティ、一人で着れないの?」
「しょ、しょうがないじゃん!ミキ浴衣って衣装でしか着たことないんだよ!」
「まったく…じゃあ、やってあげるから早く服脱いで?」
「う、うん・・・」

これがヤだったんだよ。
だってごっちんの目の前で自ら服を脱ぐんだよ!?
いつもはごっちんに脱がされて・・・って何言ってんだミキ。
とにかくめっちゃ恥ずかしいんですよ。
692 名前:ななし 投稿日:2004/06/04(金) 20:18
キャワイイミキティ−応援します。
更新気長にお待ちしております。
693 名前:ゆっくりと・・・。 投稿日:2004/06/28(月) 12:19

「好きです」

「・・・・はっ?」

久しぶりに会えたと思ったら第一声がこれ。
好き?そんなの知ってるよ。
だって嫌われてたらこうやって会いに来てくれないでしょ?

「はっ?じゃなくて・・・好きなの。ごっちんが」
「ど、どうも・・・」
「好きなの、大好きなの」
「あ、ありがと・・・」

「好き」という言葉を平気で何度も言う彼女。
何でそんな普通に言えるの?アタシ恥ずかしいんだけど・・・。
694 名前:ゆっくりと・・・。 投稿日:2004/06/28(月) 13:07
「じゃ、じゃあアタシ収録あるから・・・」
「待ってっ!!」
「うわぁっ!?・・・痛っ・・・」

この状況に耐えられなくなって逃げようとした。
でも彼女の一枚上手で立ち上がった瞬間グッと腕を引っ張られた。
その力が思った以上に強くてバランスを崩して押し倒されるように倒れた。

「・・・まっつー・・?」
「好き・・・どうしようもないくらい、ごっちんが好き」

上からアタシを見下ろして切なげな、でも真剣な目で見つめるまっつー。
いつもと違うその表情になぜかドキッとした。

「・・・・ごっちんは?」
「えっ?」
「ごっちんは・・・アタシのこと好き?」
695 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/11(日) 14:31
更新楽しみにまってます!!すっげーおもろい!!
696 名前:ゆっくりと・・・。 投稿日:2004/08/07(土) 14:50



「・・・・えっとぉ・・・・好き、だよ・・・・?」



697 名前:ゆっくりと・・・。 投稿日:2004/08/07(土) 14:51
ようやく出た言葉がこれだった。
べつに適当に言ったわけじゃない。
いつになく真剣に言う彼女に心奪われたというか・・・。
これから先を任せてもいいかなって、思った。
698 名前:ゆっくりと・・・。 投稿日:2004/08/07(土) 14:56
「・・・ほ、ホント・・・?」
「うん。ホント。」
「・・・ホントにホント・・・?」
「うん。まっつーのこと、好き。」


「ぅっ・・・・嬉しっ、いよぉっ・・・。」

突然ぽろぽろと涙をこぼし始めた彼女。
アタシは上から落ちてくる雫をただ拭うことしか出来なかった。

でもね・・・?アタシは泣いてほしくて言ったんじゃないんだよ・・・?
キミの笑顔が一番好き。だから・・・それを自分のものにしたいって思ったの。
・・・今、笑って・・・?
もし今キミが笑ったなら・・・、その笑顔はアタシにだけ向けられた、アタシだけの笑顔になるんだ・・・。
699 名前:ゆっくりと・・・。 投稿日:2004/08/07(土) 15:03
「まっつー・・・笑って・・・?」
「っく、ひっく・・・ふぇっ・・・。」

なかなか泣き止んでくれない彼女にアタシは軽く口付けた。
何度も何度も唇を重ねるうちに涙は止まって、目の前には顔を真っ赤にさせた彼女が写った。

「・・・・笑って・・・?」
「っく、ひっく・・・・へへっ・・・」

照れたように、はにかんで笑った彼女はとても可愛かった。
まだちょっと潤んでる瞳に口付けて、そっと抱き寄せる。
アタシの腕にスッポリと収まった彼女は肩に顔を埋めて、耳まで赤くしてる。
700 名前:ゆっくりと・・・。 投稿日:2004/08/07(土) 15:18
そんな初々しい姿が愛しくて頭を優しく撫でる。
すると彼女はビクッと体を震わせて、でもすぐにまた大人しくなる。

「・・・・どうかした・・・?」
「・・・なんでも・・・ないよ・・・。」

  何でもなかったら聞かないよ・・・。

そう言いたくなった。
なにかあるから、いちいちアタシの行動のひとつひとつに反応するわけだし・・・。


「もしかして・・・そういう展開を気にしてるの・・・?」
「なっ!?そ、そんな訳ないじゃんっ!」

・・・・どうやら、そうらしい・・・。

でもさ・・・告白したその日に初体験ってのはないと思うよ・・・?
それに、急ぐこと無いじゃん?
確かにハローのメンバーは結構付き合ってる子多いから、そういうの経験してる人いっぱいいるだろうけど・・・。
気にしすぎだよ・・・まっつー・・・。
701 名前:ゆっくりと・・・。 投稿日:2004/08/07(土) 18:46
「アタシたちはアタシたちらしく行こうよ。」
「ぅん?」
「周りに合わせなくってもいいじゃん、ゆっくり行こうよ。」
「・・・・・ぅんっ・・。」

そうだよ、焦る必要はないんだ。
誰にも合わせることなんてないんだよ。
遅かれ早かれゴールは来るんだからさ、マイペースで行こうよ。
早く行かなくたっていいじゃん、自分らしく。ねっ?

ゆっくり進んで行こうじゃん。
アタシたちの、これから先をさ。
702 名前:ゆっくりと・・・。 投稿日:2004/08/07(土) 18:46


アタシは、キミを愛すって決めたんだから。


Fin
703 名前:rina 投稿日:2004/08/07(土) 18:50
お久しぶりです・・・;;
一ヶ月ちょっとの放置申し訳ありませんでした・・・。
PCの調子が不調で、現在更新途中のごまみきもストックを失いまして;;
でも今回のように必ず更新するので、もし今日更新がないようなら、お待ちいただければと思います。
704 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/07(土) 20:39
待ってました。マイペースで頑張って下さい!
705 名前:ROM読者 投稿日:2004/08/08(日) 06:50
更新お疲れ様です。
あまり見かけないCPで、とても新鮮でした。

色々大変のご様子ですが、ごまみき楽しみにしてます。
くじけずに頑張ってください。
706 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/08/08(日) 07:22
「ごっちん、あと何分?」
「ん〜?あと・・・20分ぐらい」
「マジかよ・・・」

今日はミキの家の近くで夏祭りがあるらしい。
ちょうどその日はミキもごっちんも午後に仕事が入ってなかったから行くことにした。

そして当日の今日。
ごっちんがミキの家に来てくれたんだけど、わざわざ浴衣を持ってきた。
ミキの分も持ってきたらしく二人で着ていくことにした。
でもお祭りまで後1時間近くあって。
ミキ的にはこの浴衣を早く着たくてしょうがなかった。
だって夏祭りに浴衣を着ていくの初めてなんだもん。
707 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/08/08(日) 07:22
そのことをごっちんに話したら『浴衣の方が涼しいから着てもいいよ』って。
で、着替えることにしたんだけどここで一つ問題が。
・・・・・・ごっちんの前で着替えるの、恥ずかしい・・・。
するとごっちんはそれを悟ったらしく、別の部屋で待ってると言って出ていってくれた。
話してないのに気付いてくれるなんて・・・これってやっぱ『愛』?

しかし、ここでまた問題が。
・・・・・・ミキ、一人で浴衣着れない・・・。
教えてもらいたいけど、そうすると結局ごっちんの前で服を脱がなきゃいけないわけで。
ミキ的にそれは非常に恥ずかしいことで、ほとんど無理に近い。
でもこのままボーっと突っ立ってるわけにも行かなくて・・・。
しかたなく、ごっちんを呼んで着替えさせてもらうことにした。
708 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/08/08(日) 07:32
「・・・ミキティ、一人で着れないの?」
「しょ、しょうがないじゃん!ミキ浴衣って衣装でしか着たことないんだよ!」
「まったく…じゃあ、やってあげるから早く服脱いで?」
「う、うん・・・」

これがヤだったんだよ。
だってごっちんの目の前で自ら服を脱ぐんだよ!?
いつもはごっちんに脱がされて・・・って何言ってんだミキ。
とにかくめっちゃ恥ずかしいんですよ。
709 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/08/08(日) 07:37
とかなんとか言いながらも服を脱いでいくミキ。
ぅー・・・ホント恥ずかしい・・・。
脱いでいくところをジーッと見てるごっちん。
見られてるだけで頭の奥が軽く痺れたり胸がドキドキしたりして、おかしくなりそう。
ヤラシイなぁ・・・ミキって・・・。

とりあえず、このジーパンを脱いだら上下ともに下着だけ。
すでに顔は真っ赤で、心臓は飛び出そうなくらい跳ねてる。
710 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/08/08(日) 07:48
「それじゃ、着せてあげるね。」
「ぅん・・・変なことしないでよね・・・?」
「しない、しない。ヤラシイなぁ、ミキティは。」
「なっ!?」

「・・・・今日はピンクかぁ・・・。」
「ひゃあっ!?ちょっ、ごっちんっ!!」

言ってる傍からしゃがんでミキの下着を見てるごっちん。
お、お願いだからしゃがまないで・・・目の前に顔があると・・・ねっ?
ごっちんのせいで頭の中が変態になってきたよ、ミキ・・・。

からかいながらも、テキパキと浴衣を着せてくごっちん。
器用だなぁ、なんて改めて思った。
みるみるうちにミキは可愛い浴衣姿に。
711 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/08/08(日) 07:57
「・・・絶対似合うと思ったんだよねぇ・・・。」
「ホントっ?似合ってる?」
「うん。可愛いよ。」

ごっちんはこういうセンスは凄くいいと思う。
彼女のミキがそう思うんだから、きっとそう。
浴衣を着れたのが嬉しくてクネクネ腰を動かしながらあちこちを見る。
その間にごっちんも服を脱いで浴衣に着替えていく。

「・・・・あと10分かぁ・・・。」
「そんなに待ち遠しい?」
「うんっ!だってお祭りなんて久しぶりだもんっ。」
「そっか。じゃあ思いっきり遊ばないとねっ!」
「うんっ!」
712 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/08/08(日) 08:08
久しぶりに着た浴衣に久しぶりに行く夏祭り。
でも今回は初めてがいっぱい。
恋人とこうやって手を繋いで道を歩くこと。
一緒に夢中になって遊んで、一緒に笑いあうこと。
一つのわたあめを二人で食べたり、金魚すくいで対決したり。
この歳じゃ、もう出来ないと思ってたことを思いっきりやった。
これもごっちんのおかげなのかな?

また来年も行けたらいいな。
そのときはもちろん、ごっちんと二人で。
指を絡めて手を握って一緒に歩いて、いろんな屋台見て。
今日出来なかったこと全部やりたい。

  
    また行こうよ、夏祭りに。
        今度はお揃いの浴衣を着て・・・。


713 名前:夏祭りに浴衣着て 投稿日:2004/08/08(日) 08:10
あ、『FIN』いれわすれた・・・。
一応終わりです。
暫く書かないうちに、書き方が変わってしまったかも・・・。
714 名前:名無し読者 投稿日:2004/08/08(日) 08:13
リアルタイムで読みました。
やっとこのごまみきを最後まで書けましたねw
作者さんのミキティは女の子っぽくてかわいいです。
これからも頑張ってください。
715 名前:小ネタです。 投稿日:2004/08/08(日) 15:56
ねぇ・・・どうして・・・?

どうして忘れちゃったの・・・?

あんなにいっぱい話したじゃん。
あんなにいっぱい笑ったじゃん。

なのに・・・、どうして忘れちゃったの・・・?

『好き』って言ってくれたじゃん。『愛してる』って言ってくれたじゃん。
手も握ったし、キスもした。愛のある行為だって何度もしたじゃん。

なのに・・・覚えてないって酷いよっ・・・。
716 名前:小ネタです。 投稿日:2004/08/08(日) 15:56
ねぇ・・・もう一度呼んでよ・・・。
アタシのこと・・・『ミキティ』って呼んでよ・・・。

運命の糸で繋がってるって言ったじゃん。
いつまでも一緒だって、傍にいるっていったじゃん。
なのに・・・、何で言った本人が離れていくのよ・・・。


お願い・・・もう一度『ミキティ』って呼んで・・・?

・・・・『美貴ちゃん』なんてヤダよ・・・。

お願いだから・・・・思い出してよ・・・ごっちん・・・。


FIN
717 名前:rina 投稿日:2004/08/08(日) 16:00
暗い系に挑戦。
一度は書いてみたいジャンルですよね。
ごまみきはイイですっ!最近かなりキテますっ!
・・・・まだまだマイナーですが・・・。_| ̄|○
718 名前:マキ 投稿日:2004/08/08(日) 16:27
更新お疲れさま。

多分、初レスかな・・・。
大分、レスしてなくてごめんね。
小ネタの話ってあの話だよね・・・。
すごく感情が入ってていいと思う。
てか、私も感情移入しちゃってる。

やっぱ、ごまみきっていいよねぇ。
私も好きだよ、ごまみき。

これからも頑張ってマイペースに更新してね。
719 名前:rina 投稿日:2004/08/08(日) 16:32
レスありがとうございますっ。
今までの全部、近々お返事させていただきます。
720 名前:密かに長編にしようかと企んでます。(w 投稿日:2004/08/08(日) 17:13
「いないじゃんっ!!もう、やってらんないし!!」
「みきたん!もう少し頑張ってみようよぉ〜っ!」
「・・・諦め早いから・・・。」

どんな依頼も引き受ける、ちょっと変わった少女達。
若干19歳、18歳の女の子3人が誰も興味は持たないであろう『探偵』という職業を営んでいる。
さて、今回の依頼は何なのでしょうか・・・・。
721 名前:密かに長編にしようかと企んでます。(w 投稿日:2004/08/08(日) 17:46
「猫なんてこんなところいるわけないしっ!!」
「訳は無くても探すの。しっかりやらないとミキティのこと嫌いになるからね。」
「えぇっ!?そ、そんなぁ〜、ごっち〜んっ。」
「冗談だよ。・・・・・半分ね。」
「はぁっ!?じゃあ、半分は本気なのっ!?」

さっきから騒がしい二人。問題児が一人いるため凄く賑やかである。
実はムフフな関係だったり・・・。
722 名前:密かに長編にしようかと企んでます。(w 投稿日:2004/08/08(日) 17:55
「まっつー、そっちはどう〜?」
「残念、いなーいっ。」
「そっか。じゃあ、次の場所行ってー?」
「はいはーいっ。」

なかなか息の合ったこの二人。お互い細かいことを言わないのは昔から相手の性格を知ってるからであろう。
この探偵事務所を設立したのもこの二人。実は幼馴染である。

「ねぇねぇ、みきたん。この子、可愛くない?」
「いや、亜弥ちゃん。それどう見ても依頼人の猫じゃないし。」
「でも可愛いんだもん。事務所で飼おっか!」
「いやいや、ミキたち3人だけでいっぱいいっぱいなのに猫の生活費なんて賄えないし。」

なんとなくボケとツッコミのような二人。凄く仲が良く、ちょっとスキンシップが激しい。
723 名前:密かに長編にしようかと企んでます。(w 投稿日:2004/08/08(日) 18:39
とまぁ、こんな感じでなりたっている。
個性派揃いのこの探偵事務所。
事務所一の問題児、藤本。一番まともな後藤。探偵にあまり向いていない松浦。
こんな頼りない3人が毎日いろいろな依頼を受けている。
しかしルックスがよくモテるため、依頼人は30代以下の若い男女ばかりだ。

これから先どうなるのか、生活費の危うい3人。
いったいどうなるのか。それは彼女達の頑張り次第であろう・・・。

「「「『GOMATTO探偵事務所』依頼なんでも引き受けます。」」」


FIN
724 名前:rina 投稿日:2004/08/08(日) 18:41
今日はここまでかと。
何気に考えてます、長編として。
すっごくアホらしい内容になりそうですが・・・^^;
レスは明日にでもしますのでっ!!
725 名前:rina 投稿日:2004/08/08(日) 19:06


( ´ Д `)<・・・・隠すね・・・。
726 名前:rina 投稿日:2004/08/08(日) 19:07


( ´ Д `)<・・・・ハロモニに最近出てないなぁ・・・。


727 名前:線香花火 投稿日:2004/08/08(日) 22:11
「後藤さんっ!」
「んぁ?・・・あ、れいな!」

「後藤さん!線香花火買ったんで、一緒にやりましょう!」

ひょんなことから、アタシの家で線香花火をすることに。
でも何で線香花火?やるんなら、もっと凄いのやろうよ。

「れいなには、れいななりの考えってのがあるんです。」
「れいななりの考えってなにさ・・・?」
「・・・・競争ですよ。」
「競争?」

「どっちの火が長く燃えてるか勝負するんですっ。」

・・・・・そのためだけに線香花火を・・・。
思いたったらすぐ行動って感じだね・・・。
ま、れいなと会うのも久しぶりだし付き合ってあげますか。
728 名前:線香花火 投稿日:2004/08/10(火) 19:42
◇   ◇   ◇   ◇

「はい。アタシの勝ち。」
「そんなぁ・・・。」

「んじゃ、今度御飯奢ってね。」
「・・・・はーい・・。」

ただ勝負じゃつまんないから、なにかを賭けてやることにした。
ちなみに今はアタシの勝利。今度御飯奢ってもらうことになった。

「次、れいな勝ったら焼肉奢ってください。」
「えーっ。れいなってミキティと同じくらい食べるんだもーんっ。」
「関係ないです。で、後藤さんはなんですか?」
「・・・・じゃあ、アタシが勝ったらチューね。」
「・・・・・はぃ?」

「だからチュー。キスだよ、キ ス 」

「えぇっ!?」

ありえないくらいのリアクション。
いいじゃんねぇ?恋人同士なんだし・・・。
729 名前:線香花火 投稿日:2004/08/10(火) 19:48
「そんじゃあ、スタートぉ〜。」
「えぇっ!?ちょっ、待っ・・・!!」

問答無用に火をつけてスタート。
どんどん燃えていく線香花火。
チラッとれいなを見ると、そんなにキスが嫌なのか真剣に火の部分を睨みつけてる。
・・・・ちょっと怖いね・・・。

「・・・・・ぁっ・・・。」
「・・・アタシの勝ちだね。」

アタシが見てる目の前でれいなの線香花火が終わった。
これでキス決定だね。

「はい。さっさと目を瞑る。」
「えっ、ちょっ、マジなんですかぁっ!?」
「だって決めたでしょ?アタシが勝ったらキスって。」
「で、でも、まだ心の準備が・・・・・んっ!?」

喋ってる最中で申し訳ないけど、ちょっと強引にちゅっと口付ける。
目を見開いて、みるみるうちに赤くなるれいな。

730 名前:線香花火 投稿日:2004/08/10(火) 19:52
「・・・・っ、後藤さんっ!!」
「ぅん?なーにー?」
「きゅ、急にしないでくださいっ!!」

「でもイヤじゃないっしょ?」

「・・・ぅー・・・・。」

ほらね?れいなはアタシに敵わない。
え?なんでかって?それはね・・・・。

「れいなはアタシに惚れてるんだから。」


「・・・・余計好きにさせて、どうするつもりですか・・・。」


FIN
731 名前:rina 投稿日:2004/08/10(火) 19:55
二人ゴトにれなごま来るぞー!
公共の場でれなごまが見れるぞー!記念。(何

知り合いにネタもらいました・・・^^;
ホントありがとうっ!
732 名前:上手な彼女 投稿日:2004/08/10(火) 22:52
「嫌い」  
「嫌い」
「大っ嫌い」

「・・・・ホントに・・・?」


「・・・嘘に決まってんじゃん・・・・・・大好きだよ・・・。」


「へへっ。だと思った。」


いつも一枚上手な彼女。
ミキはいつになっても敵わない。

FIN
733 名前:風鈴 投稿日:2004/08/10(火) 23:07
「・・・チリーン・・・チリーン・・・。」

「・・・・何言ってるの・・・?」
「ん?風鈴の音、きれいだなぁって。」
「ふーん・・・・。」

「ふーんって・・・なんかよくない?夏の風物詩。」
「よくない?って言われても・・・。」
「こう・・・気持ちが涼しくなるとかぁ・・・。」
「冷房ついてるから心も体も涼しいよ〜?」
「はぁ・・・・。」

「・・・夏の風物詩っていえばぁ・・・。」
「ぅん?」

「・・・なっちの誕生日パーティーでしょっ?」


・・・・可愛いなぁ・・・、この子は・・・・。

FIN

734 名前:rina 投稿日:2004/08/10(火) 23:10
更新終了。
何が書きたかったんでしょうか・・・。
最近ネタがなくて飢えてます・・・。
・・・どっかに落ちてませんかねぇ・・・・。(笑
スランプもあるんで、更新が不定期になりそうです・・・。
申し訳ありません;;
735 名前:rina 投稿日:2004/08/10(火) 23:11


『横浜蜃気楼』好きです。(w(隠します。
736 名前:rina 投稿日:2004/08/10(火) 23:14


でも個人的には『BLUE ISLAND』が好きです。(ぇ
737 名前:名無し読者 投稿日:2004/08/13(金) 09:29
更新乙です。
ごまれな(れなごま?)よかったです。れいなちゃんかわいいー!
二人ゴト期待してますねw

自分もBLUE ISLAND好きだったりw
738 名前:『好き』という一言 投稿日:2004/08/15(日) 16:41
あなたの彼女だと言いたいの

付き合ってるって自慢がしたいの

好きという言葉を言ってくれない人

一緒にこんなにいるのに・・・・・
739 名前:『好き』という一言 投稿日:2004/08/15(日) 16:43
付き合ってもう1年経つね。
今日までに何回手を繋いだかな?
今日までに何回笑いあった?
今日までに何回キスした?


今日までに何回『好き』って言ってくれた・・・?

740 名前:『好き』という一言 投稿日:2004/08/15(日) 16:44
あなたが照れ屋だって、恥ずかしがり屋だって知ってるよ?
「言って?」って私が聞くと顔を真っ赤にして黙ってしまう。
だからすぐ「冗談だよ。今度言ってね?」って。
でも今度なんてあったかな?
何度も何度も『今度』って言って、結局聞いてない。

あなたは私のこと好きなんだよね?
私も好きだよ?
お互い好き同士だから、こうやって1年付き合ってこれたんだよね?
741 名前:『好き』という一言 投稿日:2004/08/15(日) 16:44
ねぇ、お願い・・・。
一つだけ、たった一つだけのお願い・・・。
私の目を見て『好き』って言って?
その一言でいいの・・・・ううん、その一言がいいの・・・。
『愛してる』とかそんなのじゃなくていいから『好き』って言って?
その一言を1年待ってるんだよ?
その言葉で聞きたい・・・。
絶対あなたから聞きたい・・・。
742 名前:『好き』という一言 投稿日:2004/08/15(日) 16:45

自然な恋人といわれても 

あなたの言葉で聞いてみたいの

不器用な人だと分かるけど好きだと

女は言われてみたいの・・・・・


FIN
743 名前:rina 投稿日:2004/08/15(日) 16:47
率直に思いついたもの。
元ネタは・・・まっつーの『あなたの彼女』です。
・・・・駄作で申し訳ないです・・・。
もっと感情移入できるような文を書きたいですなぁ・・・。
744 名前:rina 投稿日:2004/08/15(日) 16:49


隠します。カプは・・・なんでしょう?(w
745 名前:rina 投稿日:2004/08/15(日) 16:49


もういっちょ。
746 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/15(日) 21:51
いいですねぇ。まっつーの切な気な気持ち。
747 名前:ボーイフレンド 投稿日:2004/08/15(日) 23:54


ねぇ結局はボーイフレンド 恋人になれませんか?

ねぇ世界の誰より愛する自信があるのに・・・。
748 名前:ボーイフレンド 投稿日:2004/08/15(日) 23:55
公園で一人ベンチに座ってあなたを待つ。
いつからだろう?あなたを意識し始めたのは・・・。
今何時だろう・・・?
・・・・夜中の2時・・・・。
こんなに遅くまで待ってるアタシは何なんだろう・・・?

『今日も会えないのかな・・・?』

家に帰ってケータイを持って、あなたのアドレスを探す。
でも・・・・送信ボタンが押せずにそのまま朝を迎えてしまう。
749 名前:ボーイフレンド 投稿日:2004/08/15(日) 23:56
あなたの声が聞きたい・・・。
あなたの声が聞けない日が続くと自分が壊れちゃいそうになる・・・。

今日も公園であなたを待つ。
目の前で光る街のネオン。周りにいる恋人達もいい感じに染まってきてる。
750 名前:ボーイフレンド 投稿日:2004/08/15(日) 23:56

ねぇ 結局はボーイフレンド恋人になれませんか?

ねぇ 世界の誰より愛する自信があるのに

ねぇ 結局はボーイフレンド全てわかってたこと

ねぇ あなたの優しさもう少し感じたい・・・。 
751 名前:ボーイフレンド 投稿日:2004/08/15(日) 23:57

ねぇ 純粋な気持ちで待っていちゃいけませんか?

ねぇ 世界の誰よりあなたを可愛く感じる

ねぇ 一人でいたって今は平気ですから

ねぇ あなたは今頃どうしていますか・・・?


FIN
752 名前:rina 投稿日:2004/08/16(月) 00:00
今度はミキティの『ボーイフレンド』から。
もしかしたら暫くの間、曲から書くことが多いかもしれません。

もっと感情移入できる文を書きたい・・・。_| ̄|○
753 名前:rina 投稿日:2004/08/16(月) 00:08


この曲、歌詞がいいですよねぇ〜。
754 名前:rina 投稿日:2004/08/16(月) 00:09


ミキティの曲は全部好きです。まっつーやごっちんもですが。(w
755 名前:そういえば 投稿日:2004/08/16(月) 13:46
ごっちんと会わなくなって、もうどれくらい経つだろう。
今まで、こんなに会わなかったことなかったよね?
ごっちんと会わなくなって、もうどれくらい経ったんだろう。
・・・・・・今日で、ちょうど3ヶ月・・・。
アタシ、壊れちゃいそうだよ・・・。
こんなに長く会えないことなんてなかったから。
寂しくて、苦しくて、切なくて・・・・。

何かに集中しても3秒たたずにあなたを思う。
ねぇ、どうして会ってくれないの?
話したくて電話をしても、すぐに終わっちゃう。
用が無かったらかけちゃいけないの?
昔は朝までずっとくだらない話して過ごしたじゃん。
「声が聞きたくて」ってごっちんから電話してきたじゃん。
756 名前:そういえば 投稿日:2004/08/16(月) 13:46
会えなくなってから、オフの日は部屋の中でゲームばっかりやってる。
でも、楽しくてやってるわけ・・・ないじゃん・・・。

付き合って半年になるね。
でもね・・・・ほんのちょっと、距離感を感じてる・・・・。
757 名前:そういえば 投稿日:2004/08/16(月) 13:46

そういえば、デートもしてないな・・・。
少し話しても会話になる前にケンカしてる。
話したいのに・・・・素直になれない・・・・。

そういえば、最近笑ってない・・・。
プリクラの二人はとても楽しそうに笑ってる。
とっても・・・・幸せそうだね・・・。
758 名前:そういえば 投稿日:2004/08/16(月) 13:47

そういえば、あなたに会いたいな・・・。

会いたいな、会いたいな・・・。

ただ会いたいな・・・・ねぇ、会いたいよ・・・・。



・・・・・・・ただ会いたいだけ・・・・。



FIN
759 名前:rina 投稿日:2004/08/16(月) 13:49
そういえば〜♪最近切なくな〜い?(爆

ホントに最近、暗いというか切ない話ばかりですね・・・。(汗
選曲がそんな感じの曲だからですかね?
今度は明るいのに挑戦してみます・・・はい・・・。

感想、ブーイング等お待ちしてますっ。
760 名前:rina 投稿日:2004/08/16(月) 13:50


隠します。
761 名前:rina 投稿日:2004/08/16(月) 13:50


そういえば、もう750超えてました;;今気付いた・・・。(オイ
762 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/16(月) 16:13
いいですね、曲から書いて頂けると読者からも分かりやすいです!!
763 名前:涙・感情 投稿日:2004/08/19(木) 12:07
アタシはあなたの前で涙を流した。
ほんの些細な理由で。
アタシの涙を見たあなたは、支えてはくれずに感情任せに言葉をかけた。

アタシは人だよ?あなたと同じ人なんだよ・・・?
人は言葉や体を使って感情を表現するの。
あなたは言葉で表したから、アタシは涙を流して表したの。
なのにあなたは・・・。
764 名前:涙・感情 投稿日:2004/08/22(日) 10:27
『えっ?なんで泣いてんの?』

『ごっちんでも泣くんだね。』

『ってか、泣くほどのことじゃなくない?』

『なんつーかさぁ・・・泣けば済むわけじゃないじゃん。』
765 名前:涙・感情 投稿日:2004/08/22(日) 10:28
今までは誰にも教えずに静かに一人で泣いてきた。
でも、今は・・・・恋人のあなたがいるから、弱音を見せてみたのに・・・。
あなたになら全てを見せられると思ったのに・・・・。
あなたならどんな私も受け入れてくれると思ったのに・・・。
アタシは泣いちゃいけないの?
恋人のあなたの前でも、強いアタシのままでいなければいけないの?
アタシは、あなたが思ってるほど強くないんだよ?

それに・・・・・人は誰だって涙をする。だって人間だもの。
766 名前:涙・感情 投稿日:2004/08/22(日) 10:28
それともあなたは逃げてるの・・・・?
こんなアタシを見せられて困って、どうしたらいいか分からなくなって。
恋人として支えることが怖くなったの?アタシはいつも支えてあげてるよ?
人を支えるには勇気がいるよ?
なんで泣いてるんだって目を逸らすこともできるけど、そんなの他人がすることだよ。
ちょっと勇気を出せば・・・目を逸らさずに支えてあげられる・・・・。
767 名前:涙・感情 投稿日:2004/08/22(日) 10:28
でもね・・・?
アタシはあなたに散々に言われても絶対怒らないよ?
だって、今あなたが見せてるソレも一つの感情だもん。
あなたがアタシに見せてくれてる感情の一つだもん。
だから・・・・・怒らない。むしろもっと見たいと思う。
それは、あなたが好きだからそう思うんだよ?
あなたが好きだから、愛してるから、もっといろんなあなたが見たいと思う。
768 名前:涙・感情 投稿日:2004/08/22(日) 10:29
強くないわ 人は誰も涙をするサボる時もある

ほんの少しの正義が導いてくれる

いろんな私がいるの まだ不慣れだけど・・・・。

いろんなあなたが見たい ちょっと怖いけど・・・・。


・・・・・全てを知りたい・・・・・。


FIN
769 名前:rina 投稿日:2004/08/23(月) 21:44


後浦なつみってなんじゃ〜〜〜っ!?!?
770 名前:rina 投稿日:2004/08/23(月) 21:44


メンバーは大満足です。ごまっとうには負けますが。
771 名前:rina 投稿日:2004/08/23(月) 21:45


でも、あの髪型はないんでは・・・?あれなら、ごまっとうの新曲を(ry
772 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/24(火) 00:46
後浦なつみっつうネーミングが信じられないですよ。
つんく♂は一体…
まーでも頑張って欲しいですよね。

涙・感情…結構ツボでした。乙です。
773 名前:恋の花 投稿日:2004/08/25(水) 13:49
毎日見かけるあの人に、いつの間にか恋してた。
いつもの帰り道、いつもの自転車置き場、いつもの風景。
その中にいつからか、あなたも加わってた。
普段は友達とはしゃいでて、一人だけ雰囲気が違う目立つ人。
774 名前:恋の花 投稿日:2004/08/25(水) 13:50



美貴は・・・・それをただ見てるだけで幸せだって、思ってた・・・・。


775 名前:恋の花 投稿日:2004/08/25(水) 13:51
ある日。いつもと何ら変わりない毎日を送って、帰ろうと自転車置き場に行った。
今日もまた、あの人を見て切ない恋心に浸るだけだと思ってた。
でも違かった。
なぜか、まったく話したことのないあの人が美貴の目の前にいた。
メモを渡して『それ、アタシの番号』と一言だけ言って走り去ってしまった。
美貴はただ、この気持ちを悟られないようにメモを受け取ることしか出来なかった。

家に着くまでメモは折ったまま開かずに一目散に帰った。
いつも帰り際に見る駅前が、今日はまったく違う景色に見えた。
776 名前:恋の花 投稿日:2004/08/25(水) 13:51
あんなに遠くで見てたあの人が美貴の前にいたことが嬉しかった。
美貴の前で、美貴を見て、美貴に喋ってくれた。
美貴にだけ向けられた、美貴にだけの視線。
こんなにも嬉しいのに・・・・なんか半信半疑。
いつも見てたのがバレて、遊ばれたのかな?
それとも美貴に期待させて、振って、思いっきりどん底に落とされたり?

・・・・・嬉しいけど、不安・・・。
777 名前:恋の花 投稿日:2004/08/25(水) 13:52

□  □  □  □  □

家に着いて『ただいま』も言わずに部屋に入る。
ベットに飛び込んで緩んだ顔を引き締めて、メモをゆっくり開く。


『後藤真希 080−○○○○−××××
      夜の9時になったら電話してほしい。』


・・・・・・なんか・・・・淡白だなぁ・・・・。
でもでも、きっぱり時間が書いてあるのにはグッときた。
理由はわかんないけど。

また緩んだ顔が、今度は元に戻らなかった。
それくらい浮かれちゃってた。
一人自分の部屋でニヤニヤしてて、お母さんに心配されちゃった。
778 名前:恋の花 投稿日:2004/08/25(水) 13:52
部屋に鍵をかけて準備オッケー。
後はひたすら時計と睨めっこ。
時間が近づくにつれて美貴の心臓はドキドキ、バクバク音を立てて跳ねだす。
ドキドキの夜の9時は、気になる恋愛ドラマの始まる気配。・・・・なんちゃって。
あと5分・・・。もうちょっとで9時。
史上最大、心のビックパレード。
779 名前:恋の花 投稿日:2004/08/25(水) 13:53
9時になって電話をかけた。
すっごく明るくて、でもクールで、とにかくカッコいい。
なんだかいい感じで、美貴の恋の花が満開になるのも近いかも。
780 名前:恋の花 投稿日:2004/08/25(水) 13:53



    ロマンティック恋の花咲く浮かれモード  

               悟られないように恋が始まりそう

FIN
781 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/25(水) 22:56
いいですねぇ…淡白な感じがツボです。
782 名前:rina 投稿日:2004/09/03(金) 10:18
なかなか時間がとれずレスが遅くなって申し訳ないです。
しかも一人一人の方に出来なくてスミマセン。

651〜781までの間にレスを下さったみなさん、本当にありがとうございました。
すごく励みになりました。
みなさんに気に入っていただける文が書けるように日々頑張っていきたいと思います。

本当にありがとうございますっ。
783 名前:アナタ 投稿日:2004/09/04(土) 09:11

「ごっちん」
「んぁ?」


「好き」

784 名前:アナタ 投稿日:2004/09/04(土) 09:11
久しぶりのオフ。
たまたまモーニングとオフが重なったらしく、ミキティに「遊びに来てほしい」と誘
われた。
最初はすごくまったりとした雰囲気で「落ち着くなぁ」とか思ってたのに、ミキティ
がそれを崩すように唐突に言ってきた。

「・・・・はぁ?」
「いやいや『はぁ?』じゃなくて・・・」

「好き。っていったの」

・・・好き?・・・すき?・・・スキ?・・・SUKI?・・・
うぇ!?す、好きぃぃぃ!?
誰を!?・・・アタシを!?
誰が!?・・・ミキティが!?
785 名前:アナタ 投稿日:2004/09/04(土) 09:19
「・・・・なんで?」
「なんでって・・・好きなんだって、ごっちんが」
「だからなんで好きなの?」
「好きだから好きなの」
「・・・・・Why?」

「ん〜・・・なんつーかさ一目惚れよ、ひ と め ぼ れ 」

「えっ・・・」

アタシの目をマジな顔して見つめるミキティに、ちょっとドキッとしたのは内緒。
でも、いまいちよく分からない。
アタシはてっきりミキティはまっつーとデキてるもんだと思ってたから、この告白に
はビックリ。

「亜弥ちゃんとは友達以上恋人未満だよ」
「えっ・・・なんでわかったの・・・?」
「だって顔に書いてあるもん。「まっつーは?」って」

アタシは・・・顔にんなこと書いた覚えはない。
ってかあんなにまっつーと仲良いんだから、べつにアタシじゃなくてもよくない?
786 名前:アナタ 投稿日:2004/09/04(土) 09:20
「ミキはごっちんのことが好きなの。友達以上恋人以上がいいの」
「いや、そんなこと言われても・・・・」

こんな唐突に告られたの初めてだよ。
べつにミキティのことは嫌いじゃないよ?むしろ好きなほうだし。
でも・・・・

「アタシ、ミキティのことそういう風に見れないよ・・・」
「・・・・・・だったら、そういう風に見せるまでだよ」

急に眼つきが変わりさっきと全然違うオーラを出し始めたミキティ。
と、突然アタシの隣に来てグッと顔を近づけた。

「なっ!?」
「避けないでよ。そんなにミキのこと嫌い?」
「っ・・・てゆうか、顔近いよ・・・」

ミキティは全く別人のようで、なんつーか凄く怖かった。
あと数ミリで鼻が付くくらい近い距離にある顔から離れたかった。
787 名前:アナタ 投稿日:2004/09/04(土) 09:20

「ねぇ、ミキのこと・・・好きだよね?」
「やっ・・・ちょっ、まっ・・・んっ!?」

ミキティはフッと不気味な笑いを見せると、半ば無理やりに自分の唇をアタシにのソ
レに押し付けてきた。
いきなりのことに驚いたアタシは必死に抵抗するけど、両手をしっかり握られていて
動けない。

「んっ・・・ちょ、やめ・・・・」
「・・・・やめられるわけないじゃん」

軽く唇を離してそういうと、また強引に重ねてくる。

怖い・・・怖い・・・もうヤダ・・・離して・・・

そう言いたくても口を塞がれているため声が出せない。
今の状況を想像するだけで吐き気がする。
なんで自分はこんなことをされているのか。
どうしてミキティはこんなことをするのか。
考えようとするけど、たまに襲ってくる頭の痺れがそれを閉ざす。
788 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/06(月) 17:44
楽しみです♪
続き待ってます。
789 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/06(月) 21:42
↑すんません…上げてしまいました。
気付くの遅くてごめんなさい、作者様。
790 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/07(火) 21:57
この組み合わせでこの攻守は珍しいですね。
不敵な人、かっこいいです。
791 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/09(木) 16:02
いいですねー。続き楽しみです。
ガンバミキティ
792 名前:ROM読者 投稿日:2004/09/17(金) 05:57
飼育に浸り過ぎて麻痺していたけれど、恐らくこれが普通の
人の反応なのかなと。
793 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/17(金) 21:51
↑ どういう意味?

更新待ってます。
794 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/05(火) 17:29
まだかなー
795 名前:rina 投稿日:2004/10/08(金) 10:58
放置気味で申し訳ないです;;
弟がPCを悪戯したせいで、ごまみきの続きが消えてしまいまして;
只今、執筆中です。
ここを見てくださってる方々、申し訳ありません・・・。
もう少しお待ちください!!
ホントに申し訳ないです;;
796 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/10(日) 00:02
マターリ待ってますw
797 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/10(日) 19:18
同じく待ってます。
作者様のペースでがんがってください。
798 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/11(月) 12:57
同じくマターリお待ち申し上げております
799 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/25(月) 12:42
待ってます
800 名前:アナタ 投稿日:2004/10/30(土) 14:00
「んっ・・・・んんっ・・・」
「・・・ごっちん可愛い・・・」

聞きたくもないミキティの声が頭に響く。
時計の音も外の車の音も聞こえないのに、ミキティの声だけよく聞こえる。

「ふっ・・・んぅっ!?」

突然ねじ込むように入ってきた舌に体がビクンと反応する。
生暖かい感触が口の中を縦横無尽に動き回る。
唇を舐めたり歯茎をなぞったり・・・・。
散々口内を舐めまわした後、アタシのそれを見つけてすぐ絡めてくる。

「んんっ・・・・ふぅっ・・・」

必死に逃げるアタシの舌を意図も簡単に捕まえ、また絡める。
さっきは聞こえなかった厭らしい音が今は鮮明に聞こえる。
時々吸ったり噛まれたりするたびに体はビクッビクッと反応する。
気持ちよくなんかない・・・・気持ちよくなんか・・・・。
なのに感じてしまっている体が凄く憎い。
801 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/15(月) 01:44
続き待ってます
802 名前:アナタ 投稿日:2004/11/17(水) 16:47
「んんっ………ゃ、めて……!!」 「おっとっと」 しばらく舌を弄ばれていたら、突然その場に押し倒された。 その瞬間アタシの失いかけていた理性が戻ってきた。 出来るかぎり力を出してミキティの肩を突き飛ばす。 でもミキティの体は軽く浮くだけだった。 「はぁ、はぁ……なんでっ……こんなことっ……」 「ごっちんが好きだからだよ」 「だからって………こんなこと………」
803 名前:アナタ 投稿日:2004/11/17(水) 17:00
呼吸を整えながらミキティを睨む。
でも、そのミキティは全然悪気がない様子でヘラヘラ笑いながらアタシを見ている。
「ごっちん。美貴のこと、少しはそういう目で見てくれる?」

「……見れない……見たくなんか、ない……」

起き上がって部屋を出ていこうとする。
でもミキティにすぐ腕を掴まれてソファに座らされる。
「なんで?美貴はこんなに好きなのに」
「アタシは………こんなミキティ、好きじゃない……」
「じゃあ、どういう美貴なら好きなの?」
「……今答えて、ミキティがその姿に変わったとしても……」
804 名前:アナタ 投稿日:2004/11/17(水) 17:13



「……アタシはミキティを好きにならないよ……」
805 名前:アナタ 投稿日:2004/11/17(水) 17:16
今までにないってくらい冷めた目をしてミキティを見る。
さすがのミキティも立場が悪いと思ったのか苦い顔をして家を出ていってしまった。


ミキティ、アナタは変わってしまった。
アタシは今までの優しくて可愛いミキティが好きだった。
今の自分勝手で乱暴なミキティは、悪いけど好きになれないよ。

例え前のアナタに戻ったとしても、アタシが振り向くことはないだろう。
806 名前:アナタ 投稿日:2004/11/17(水) 17:17




「少なくとも、今のアタシは『アナタ』が嫌いだよ」




FIN
807 名前:rina 投稿日:2004/11/17(水) 17:24
お久しぶりです;;
PCが弟に壊され、ただ今業者に修理してもらっているためケータイからの更新です(汗 見づらいかもしれませんがお許しください。
PCが直るまでの間、ケータイから更新することがあるかもしれません;;
ご迷惑ばかりおかけしてスミマセン(泣
808 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/19(金) 13:11
待ってました
お疲れさまです。何かと大変そうですが頑張ってください。
809 名前:空き時間 投稿日:2004/11/20(土) 10:57


「ミキティ〜っ!!」

「うひゃあっ!?」
810 名前:空き時間 投稿日:2004/11/20(土) 10:58

久しぶりに会うメンバーたちとハイテンションで話していたら後ろから物凄い衝撃が。
振り向こうとしたら頬にも衝撃が。

「ミキティ……可愛いよ、ミキティ……」
「ご、ごっちん?」
「すっごい可愛い……その制服」
「えっ、制服なの?」
美貴の背中に張り付いて頬摺りしてるごっちん。
可愛いって言われるのは嬉しいけど、それは制服がってことなの?
811 名前:空き時間 投稿日:2004/11/20(土) 11:00

「違う違う。着てる人が可愛いから制服が可愛く見えるんだよ」
「…………バーカ…」「んぁ、それすら可愛い」
「ちょっ………んっ……」

ごっちんはいつも美貴が惚れぼれするセリフをサラッと言う。
でも美貴は照れて素直になれなくて反発してしまう。
赤い顔で睨んだらマジ顔のごっちんがゆっくり唇を重ねてきた。
812 名前:空き時間 投稿日:2004/11/20(土) 11:02
一瞬いつものことで目を瞑りそうになったけど、よく考えたら今日はハロプロ全員がいるわけで。
しかもほとんどの人が美貴たちの関係を知らないわけで。

「ごっちん!!」
「ん?なに?」
「みんな見てるじゃんか!!」
「スキンシップだよ」 へらっと笑って美貴を抱き締めるごっちん。スキンシップとか言いながら何度も口付けてくる。
でも次第に……
813 名前:空き時間 投稿日:2004/11/20(土) 11:04

「…んんぅ……ふっ……」

どんどん深いものになっていくの口付け。
厭らしい音をたてながら美貴の咥内で暴れるごっちんの舌。

「…んふぅ……はぁっ……」

腰が抜けごっちんに寄り掛かったら漸く離れた唇。
ごっちんの腕の中で荒い呼吸と速い心臓を落ち着かせる。
814 名前:空き時間 投稿日:2004/11/20(土) 11:06

「み、みんな見てるって……言った……」
「だからスキンシップだよ」
「いくらスキンシップだからって、限度ってものが……」
「でも嫌じゃなかったんでしょ?」
「……ぅっ……」

図星をつかれ言い返せない美貴。
実際、軽くその気になってキスに夢中になってたし………。

「ねぇ、ミキティ」
「…………何……?」
815 名前:空き時間 投稿日:2004/11/20(土) 11:07




「もっとスキンシップしたいから、空いてる楽屋行こ?」
816 名前:空き時間 投稿日:2004/11/20(土) 11:09
耳元で囁くごっちん。美貴はポンッと顔を赤くしてごっちんの服を握る。

そのまま欲情したごっちんに楽屋へお持ち帰りされた美貴。


収録の時疲れた顔をしていたら、それはごっちんのせいだろう。


FIN
817 名前:rina 投稿日:2004/11/20(土) 11:12
更新しました。
見づらいでしょうがお許しください;;

それと、放置気味の間たくさんレスありがとうございました!!
818 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/20(土) 17:24
いやぁ!待ってました作者様!
いいですよごっちん、その調子で!
819 名前:気まぐれ 投稿日:2004/11/21(日) 20:51

9月23日……
去年のアタシの誕生日に彼女と別れた。
理由はない、ただの気まぐれ。
気まぐれに付き合って数か月楽しく過ごし、気まぐれに別れた。
820 名前:気まぐれ 投稿日:2004/11/21(日) 20:53



でも何でだろう?
凄く会いたい気分。
821 名前:気まぐれ 投稿日:2004/11/21(日) 20:54

「……なんで泣いてんだろ、アタシ……」

彼女――ミキティのことを思い出したら、過ぎた数か月が懐かしくなり涙が流れた。
でもこの恋に終わりを告げたのはアタシだった。
一方的な彼女の性格が嫌で何度も喧嘩して、気付いたらあっという間に終わってしまった二人の恋。
822 名前:気まぐれ 投稿日:2004/11/21(日) 20:55

「ミキティはもういない……会わないって決めたんだ……」

こんなの涙じゃない、単なる雰囲気だよ。
孤独なんかじゃない、昔を思い出すのはアタシの趣味みたいな時間なんだよ。
823 名前:気まぐれ 投稿日:2004/11/21(日) 20:56

「…ミキティとキス、何回くらいしたんだろ……」

ベットに横になりポツリと呟く。
楽しいデートの終わりは、いつも大人な雰囲気になり口付けを交わしていた。

「そう……あんなのただの雰囲気だよ……」
布団を頭まで被り膝を抱えて丸くなる。
前にミキティが、アタシがこうするのは寂しい時だと言ってた。
でもただの気まぐれだよ。教えないけど。
824 名前:気まぐれ 投稿日:2004/11/21(日) 20:57

「……ってか、アタシが悪い分もあったんだよね……」

ミキティに嫌われるのが嫌で無意識のうちに彼女の性格に合わせていた時期があった。
当然、その性格が嫌だったアタシは無理していたから長続きはしなかった。
825 名前:気まぐれ 投稿日:2004/11/21(日) 20:58



『素直じゃないのって可愛くないよぉ?ごっちん』
826 名前:気まぐれ 投稿日:2004/11/21(日) 20:59
合わせてるのに気付いたミキティはいつもそう言った。
可愛いとか可愛くないとかアタシはどうでもよかった。
ただ、あの時はミキティに嫌われたくない一心だった。
827 名前:気まぐれ 投稿日:2004/11/21(日) 21:00

「……思い出しすぎだよ、アタシ……」

頭をガシガシと掻いて布団から顔を出す。 もうあの恋は終わったんだ。
それに、あんな恋愛はアタシにとって本当の恋愛なんかじゃない。相手に気を遣う恋なんて本当の恋じゃない。
828 名前:気まぐれ 投稿日:2004/11/21(日) 21:01


ってか、その前に……
829 名前:気まぐれ 投稿日:2004/11/21(日) 21:02




こんなアタシ、本当のアタシじゃないよ。
気まぐれなアタシは、いつになっても本当じゃないよ。



FIN
830 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 21:58

「……すぅ…すぅ…」
連日のハードスケジュールですでに故障寸前のアタシ。
それは肉体的にも精神的にも言えること。
仕事の空き時間を使って仮眠をとらないとやっていけないだろう。
831 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 21:59

「…………ちん……ごっちん……」
「………んっ……?」

漸く寝付けたのにタイミング悪く誰かに起こされた。
『寝起きは最悪』と自他ともに認めているから、当然今も物凄く不機嫌顔なわけで。
眉間にシワを寄せて睨み付ける。
832 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:01

「ごめんね?起こしちゃって……」
「……………ミキティ……?」

ボーッとした頭をフル回転させて眠りを妨げた人物を確認する。

そこにいたのはアタシの最愛の人であり、最大の癒しでもあるミキティだった。
833 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:04

「疲れてるよね?ごめんね……?」
「ん〜……ミキティ〜」
「わっ……ご、ごっちん?」

目の前に彼女がいるだけでアタシは今までの疲れを忘れられる。
ぎゅっと抱き締めて髪に鼻を埋め彼女の甘い匂いに酔い痴れる。
834 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:05

「ねぇ、仕事は?」
「ぅん?今日はお休みだよ」
「えっ?じゃあ、何でここに……?」


「……ごっちんに会いたくなっちゃって…」

ゆっくりアタシの背中に腕を回し抱きつくミキティ。
胸に顔を埋めて甘えるように擦られるのが少しくすぐったい。
835 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:07

「……アタシもミキティに会いたかった……」
「………ホント?」
「ホントだよ」
「えへへっ……相思相愛……?」

顔を上げてはにかんむミキティに無意識のうちに口付ける。
唇を離し微かに潤んだ目と見つめあうと、ほんのりとミキティの頬が赤く染まり始めた。
836 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:08

「………勝手にチューしたぁ……」
「ん?嫌だった?」
「…嫌じゃないけど……」

話しながらも少しずつ頬の赤みと目の潤みが増していくミキティ。
でも絶対に目を逸らさずにアタシを見つめている。
837 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:10
頬の赤みが増すのと平行して自然と上目遣いになっていくミキティに理性が制御できなくなり、再び唇を重ねようと顔を近付ける。

「チューしちゃ、ヤダぁ……」
「……なんで…?」
「だって…恥ずかしいもん……」



「………そういうこと言われると我慢出来なくなるって、いい加減わかって……」
838 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:11
そう言うと同時にミキティを押し倒した。

「ご、ごっちん!」
「……シていい?」
「ま、待っ……んぅ…」

有無を言わさず唇を重ねすぐ舌を入れる。
初めは浅く、時間をかけて深くしながらミキティの口内を味わう。

「んっ……んふぅ…」

深く激しくなっていくにつれて舌の絡まる音が鮮明に聞こえてくる。
ミキティも初めは抵抗してたものの、今は目をギュッと瞑りながらもアタシの舌を受け入れる。
839 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:12
甘い口付けに夢中になりながらも服に手をかけ脱がそうとした。
でも……


  コンコン  

「後藤さーん。収録始めまーす」


「…………呼ばれちゃった…」
「んはぁっ……はぁ、はぁ……」

ノックが聞こえ唇を離すと、さっきより頬を赤くして目を潤ませてるミキティの姿が。
840 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:13

「ごめんね?こんなことして」
「…ぅぅん、平気…」

少し荒い呼吸を整えながらコクりと頷く。
アタシが起き上がっても起きる気配がないのは腰が抜けてるからだろう。
841 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:15

「じゃあ、アタシ行くね?」
「…………待って、ごっちん」
「んぁ?」

収録に行こうと立ち上がったら突然腕を掴まれた。
振り向くとミキティがアタシの耳元で吐息混じりに囁いた。
842 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:16




「続きは美貴の家でしよ……?ねっ……?」
843 名前:収録前のひととき 投稿日:2004/11/21(日) 22:17



その後、残りの仕事を物凄い早さで完璧に終わらせたのは言うまでもない。



FIN
844 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/22(月) 11:16
ふふふ…
怪しすぎますよ二人w
次の更新まで待ってます
845 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/22(月) 14:43
ごまみきオンパレード!!(゚∀゚)イイ!
次も楽しみにしていますw
846 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 14:48

「ごっちーん!遅いよぉーっ」
「…ご、ごめん……」

久しぶりにオフが重なり、彼女――まっつーと買い物デート。
たくさんのお店に行き気に入ったものはとりあえず買う。
そんなだから荷物がどんどん増えて…増えて……増えて……。
847 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 14:50



「ねぇ、何でアタシが全部持ってるわけ?」

息を切らしながら前を歩くまっつーに問い掛ける。
すでにバテバテに疲れ切った体を引きずりながら歩いてるアタシ。
しかもここ数日ダンスレッスンが続いていてアタシの体はもう限界に近かった。
848 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 14:51



「ねぇ、何でアタシが全部持ってるわけ?」

息を切らしながら前を歩くまっつーに問い掛ける。
すでにバテバテに疲れ切った体を引きずりながら歩いてるアタシ。
しかもここ数日ダンスレッスンが続いていてアタシの体はもう限界に近かった。
849 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 14:54

「そんなの当たり前でしょ〜?荷物持ちは彼氏の役目だよ」
「いや…アタシ、女だし……」
「ごっちんは世界一可愛い私に重い荷物を持てって言うの?」
「…………滅相もない…アタシが持たせていただきます……」


世界一可愛いのと荷物を持つのって関係あるの?


いや、思っても口にはださないよ?怒られるもん。
850 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 14:56
それから少し歩いたところで、突然まっつーの足が止まった。

「……どうかした?」
「休もっか。そこの噴水のとこで」
「へっ?あ、疲れちゃった?」
「ごっちんでしょ?疲れてるのは」
「えっ……アタシなら平気だよ?」
851 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 14:58



「平気かどうかなんて一目で分かりますぅ」
852 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 14:59
そう言ってアタシの片手から荷物を取り、空いた手を握って歩きだしたまっつー。
知ってるよ、実は優しい子だって事くらい。
それを素直に表現出来ない不器用な子だってのも知ってる。
だからアタシはあえて何も言わないんだ。


ちょっとした意地悪だよ、アタシなりの。
853 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 15:01

「………ふぅ……」

噴水の淵のところに座って大きく息を吐く。
体を止めた途端、一気に疲れが押し寄せる。

「大丈夫?」
「んぁ?あ、うん。大丈夫だよ」

心配かけたくなくて、出来るかぎりの笑顔で答える。
するとまっつーは安心した顔になるどころかどんどん不安そうな顔を作っていく。
854 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 15:03

「まっつー?」
「…………優しすぎるよ…」
「えっ?」


「優しすぎるよ、ごっちんは……。そんなに私に優しくしないでよ……」


アタシから目線を逸らし俯いてしまったまっつー。
その顔は、らしくもない暗い表情で、アタシは荷物を下に置いてまっつーを抱きしめた。
855 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 15:04

「アタシが優しいのはまっつー限定だよ?」
「えっ……?」

「つまりアタシは、まっつーにしか優しく出来ないの」

「………バーカ……」

そう言いながらも背中に腕を回すまっつー。
やっぱ素直じゃない。

「まっつーが大好きだから何でも聞いてあげたいって思う」
「………でも、それで無理されるのは嫌…」
「アタシ、恋に関しては全力投球だから」
「………バッカ……」

照れたように肩に顔を埋めて服を可愛らしく握る。
856 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 15:08

「そろそろ行こうか」
「………もう…?」
「ホントはもう少しこうしてたいけど、みんな見てるしバレるのも時間の問題かと……」
「なっ!?ヤバっ」

パッと体を離し立ち上がるまっつー。
そのまま歩きだすのは構わないんだけど……
857 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 15:09



「またアタシが荷物全部持つの……?」
858 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 15:11


周りから見れば、アタシは尻に敷かれてる情けないヘタレだろう。
でもそれはまっつーの前でだけなんだよ。



アタシは愛してる人にしか優しく出来ない性格だからね。
859 名前:買い物デート 投稿日:2004/11/22(月) 15:12

「言っとくけど、ごっちんて誰にでも優しくしてるよ?」
「そ、そうなの?」
「うん。だから私を嫉妬させた罰として帰るまで荷物持ってね」
「えぇっ!?……って嫉妬…?」
「……………ほ、ほらっ!次行くよっ!」
「……クスッ……うんっ!」



やっぱり、素直じゃないよな〜。



FIN
860 名前:家庭教師 投稿日:2004/11/22(月) 17:20


「せんせー、分かんな〜い」
「んぇ?またっ?」


椅子に座ったまま、こっちに振り向いてアタシを呼ぶ可愛い教え子。美貴ちゃん。
アタシはその美貴ちゃんに勉強を教える家庭教師。
861 名前:家庭教師 投稿日:2004/11/22(月) 17:22


「あのさ、さっきも似たような問題で教えたよね?」
「でも、この問題自体は教わってないよ?」

「…………はぁー…」


勝ち誇ったような顔で言ってくる彼女にアタシは逆らうことが出来ず、小さく溜息を漏らす。
862 名前:家庭教師 投稿日:2004/11/22(月) 17:31


「……何で溜息ついてるの?」
「ううん、何でもないよ。ごめんね」
「……美貴のこと嫌いになっちゃった…?」
「へっ?……大丈夫、美貴ちゃんのことは大好きだから」
「………そっか……」


照れてしまったのか、顔を赤くして机の方を向いてしまう美貴ちゃん。
それが可愛くて思わず後ろから抱き締めた。
863 名前:家庭教師 投稿日:2004/11/22(月) 17:32


「ひゃあっ……!?」
「……好きだよ、美貴ちゃん…」
「えっと…その……美貴も好き……」


小さく震えた声で顔を赤くし俯きながら答えてくれた美貴ちゃん。
864 名前:家庭教師 投稿日:2004/11/22(月) 17:33
俯いたために髪の隙間から見えた赤い耳にそっと口付けると、ピクッと体が反応した。


「……耳、弱いの……?」
「……分かんないけど、ゾクゾクした……」


真っ赤になりながらも言葉を返す美貴ちゃんに、アタシの理性は切れかかっていた。
そのまま暫く耳に口付けていると、美貴ちゃんの体が少しずつ大きく反応し始め、恥ずかしそうな声を漏らしだした。
865 名前:家庭教師 投稿日:2004/11/22(月) 17:34


「……んっ…ぁっ…」
「…感じちゃってるの…?」
「ちがっ……ゃっ…」
「……ベット、行く…?」
「!?だ、ダメだよっ。下の部屋にお母さんいるし、それに美貴っ……」
「……初めてなんでしょ?知ってる…」
「そ、そっか。じゃあ……」
「だから、その美貴ちゃんの初めてを今アタシにちょうだい?」
「えっ…?……キャッ!?」


困ったようにモジモジと俯いて話す姿にアタシは我慢が出来なくなった。
866 名前:家庭教師 投稿日:2004/11/22(月) 17:37




美貴ちゃんがほしい。
めちゃくちゃにしてしまいたい。




アタシの頭の中はその言葉で埋めつくされ、同時に体が勝手に行動を起こした。
気付いたときには美貴ちゃんを立たせてベットに押し倒していた。
867 名前:家庭教師 投稿日:2004/11/22(月) 17:38


「せ、先生っ……!」
「お願い美貴ちゃん……いい……?」
「…下にお母さんがっ……」
「声、我慢出来ないならアタシの肩とか噛んでいいから……」


そう言って首筋に顔を埋め、行為を始める。
アタシが触れるたびに美貴ちゃんはビクッと反応して、甘い甘い声を出す。
それがまたアタシを刺激して、より一層美貴ちゃんを愛しく思わせる。
868 名前:家庭教師 投稿日:2004/11/22(月) 17:41




結局、行為はカテキョの時間が終わるまで何度も繰り返された。
初めは怖がっていた美貴ちゃんも、今では自分から誘ってくる。
869 名前:家庭教師 投稿日:2004/11/22(月) 17:42


アタシは家庭教師。
美貴ちゃんに勉強を教えるために雇われた。
でもアタシが教えるのは学校でやる勉強だけじゃない。
美貴ちゃんしか受けられない、特別授業。



それはアタシと美貴ちゃんの愛を確かめ合う、二人っきりの世界で行われる授業。

終わりの来ない一生の授業にするから、覚悟してね。美貴ちゃん。


FIN
870 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/22(月) 18:36
何してんねんゴトウさんゴルァw
ミキティもミキティだよゴルァ
871 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/22(月) 21:59
おいおいおい!
そりゃぁ〜ね〜んでないかい?ww
872 名前:雨の日 投稿日:2004/11/22(月) 22:49


「最悪…雨降ってきた……」


放課後、掃除が終わり教室の窓から外を見てポツリと呟く。


「美貴、雨嫌いなのにぃー……」


お天気のチカちゃんは傘いらないって言ってたし。
嘘つくなよ、チカちゃん。
873 名前:雨の日 投稿日:2004/11/22(月) 22:50


「……先生、大学終わってるかな……」


ケータイを取出しメモリーを見る。
受信履歴も送信履歴も全部先生の名前で埋め尽くされている。
その中の一つを選び電話をかける。


『…………もしもし』
「あ、先生?今大丈夫?」
『ん?平気だよ』


電話をかけたらすぐに出てくれた先生。
一日ぶりに聞く声に自然と顔が緩んでくる。
874 名前:雨の日 投稿日:2004/11/22(月) 22:51


「あの……出来ればでいいんだけど、傘…」

『あ、そうだ。今、美貴ちゃんの学校向かってるから』

「…………えっ?」
『美貴ちゃんのママさんに傘届けるように頼まれてさ』
「………お母さんに……?」
『うん。「私より先生の方が美貴も喜ぶでしょ」だって』
「そ、そうなんだ」
『あと十分くらいで着くから、もう少し待っててね』

そう言って電話を切られた。
来るまでの十分を電話で話す時間にするとか考えないのかな……?
まぁ、とりあえず濡れずに帰れるし、先生に会えるし、美貴は嬉しいよ。
875 名前:雨の日 投稿日:2004/11/22(月) 22:52


「………あ!来た!」


窓から先生の姿が見えて、すぐに下へ降りていく。
校門までは仕方ないから走って先生のところへ行く。


「先生っ」
「んぁ?あ、美貴ちゃん!」


走りながら先生を呼ぶと、こっちに振り向き優しく笑ってくれた。
876 名前:雨の日 投稿日:2004/11/22(月) 22:53


「美貴ちゃん、少し濡れちゃったね」
「わっ……ぅん……」


先生の傍まで来ると腰に腕を回され抱きしめられた。
その瞬間ドキドキと美貴の胸は高なりだす。


「せ、先生っ……美貴の傘は……?」


抱き締められながら顔を上げると、すぐに先生の顔が近づいてきて唇が重なった。
877 名前:雨の日 投稿日:2004/11/22(月) 22:54


「………今さしてるのが美貴ちゃんのだよ」


ゆっくり唇を離してそう言う先生。
でも、これが美貴のなら先生のは?
何で一つしか持ってないの?


「先生、自分のは?」
「ん?一つで十分だと思って持ってこなかった」
「えぇっ!?」

ニカッと笑って話す先生に対し、美貴は理解できずにポカンと先生を見つめる。
878 名前:雨の日 投稿日:2004/11/22(月) 22:55
するとまた先生の唇が美貴の唇と重なった。
だけど今度はすぐに離れてくれず、それどころか舌が入ってきて深いキスになった。


「んふっ……んんぅ……」


美貴たちは学校の前だということを忘れてキスに夢中になった。
口内で甘く絡まってくる先生の舌に美貴は完全に虜になっていた。
879 名前:雨の日 投稿日:2004/11/22(月) 22:57


「ふぅっ……んはっ……」


あまりの深さに腰が抜けそうになったころ、漸く先生の舌から解放された。


「……せんせぇ……」
「美貴ちゃん、これからカラオケ行こうか」
「……ふぇっ?」


まだボーっとしてる頭に理解不能な言葉が送り込まれた。
美貴が分からないって顔をしてると、先生が耳元で……




「……キスの続き、させて……?」




言われた途端顔が一気に熱くなるのを感じた。
キスのせいで潤んだ目のまま先生を見るとその顔は至って本気で、美貴は言い返せずに黙って頷いた。
880 名前:雨の日 投稿日:2004/11/22(月) 22:58



その後、近くのカラオケボックスに行きさっきの続きをした。
甘く深いキスをされると美貴は美貴じゃなくなる。
先生だけを求め、先生しか見えなくなる。

先生の絶妙なテクニックの前に美貴は全く抵抗できず、ひたすら乱れていくだけだった。


雨の日は大嫌いだけど、先生と甘い時間を過ごせるなら少しは我慢できるかな。



…………なんてね。





【FIN】
881 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:18


「今日で付き合って一年か……」


火照った肌を擦りながら起き上がる。
隣で寝てる、ついさっきまでこの体を好き放題弄んでいた恋人を見てふと思う。


「一年間ヤってばっかだった気がする……」


今はこんなだけど、前は凄く純粋な付き合いだったんだよ?




そう、今とは比べられないほどにね……。
882 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:19


□ □ □ □



「ミキティ!」
「あ、ごっちん!」


以前、美貴たちはよく家の近くの公園に二人で会っていた。
ごっちんが「短い時間でも会って話そうよ」と言いだしたのがきっかけで。
初めのうちは普通に、会って話して帰るの繰り返しで、特別な感情はなかった。

でもいつからか美貴は、帰りたくない、もっと話していたいと思うようになった。


そんなある日、いつものように公園で話していたら、突然ごっちんが真剣な目で美貴を見つめてきた。
883 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:22


「………ごっちん?」
「ミキティ、大事な話があるの」
「だ、大事な話…?」
「笑わないでね?真剣だから、アタシ」
「あ、うん……」


すると、ごっちんは大きく深呼吸をして美貴にこう告げた。
884 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:23





「アタシ、ミキティのことが好き」
885 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:25

この時の美貴はどんな顔をしてただろう。
たぶんビックリしすぎて瞬きをしてなかったと思う。


「ご、ごっちん……今なんて……」
「だから、ミキティのことが好きなの」
「え、えっと……その……」
「ミキティさえよければ付き合ってほしい………ダメかな?」




「………ううん、ダメじゃないよ。美貴もごっちんが好き」
886 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:25

―――――――――
――――――
―――
887 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:27


「あの頃は何をしてもドキドキの連続だったっけ……」

付き合うことになったその日にキスをして、あとは一週間以上手すら繋げなかった。
一緒にいるだけで胸がドキドキして、たまにごっちんからキスをされた時は二日くらい顔が見れなかったこともあった。
888 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:28
行為の時はもっと酷くて、深いキスをするだけで顔を真っ赤にさせ、服を脱がされてる時はすでに目を潤ませていた。
ごっちんの指が肌に触れるだけで甘い声を出し、最後の方にいくまでにたくさん涙を流して困らせてた。


「…今じゃ、ありえないことだけどね……」


思い出してるうちにすっかり冷たくなった肌を擦りながら呟く。
889 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:30


「………ミキティ、寝ないの……?」
「あ、ごめん。起こしちゃった……?」
「平気……ってか風邪引いちゃうよ……?」


そう言うと、起き上がって美貴を優しく包むように抱き締めた。


「完全に冷えちゃってるし……」
「平気だよ。ごっちんだって裸なんだから風邪引くよ?」
「冷え性が何言ってんのさ」
「わっ、ちょっ……」


美貴を抱き締めたままベットに横になるごっちん。
布団をしっかりかけると美貴を腕の中にギュウっと抱きすくめた。
890 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:31


「もう…急に倒れないでよ……」
「だって早く暖めないと風邪引くもん」
「だから引かないってば……」


「それに、この方が寝ててもミキティを感じられるでしょ?」


「………そうだね…」


いつもの事ながら不意打ちで嬉しいことを言ってくれるごっちん。
もう慣れたはずなのに胸がドキドキしてる。
891 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:33

そっとごっちんの首に腕を回してキスをねだると、すぐに顔中にキスの雨が降ってくる。


「………顔真っ赤だよ?」
「……うっさい……」
キスをすると赤くなる習性があるのか、自分からねだったのに真っ赤になってる美貴。
892 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:35


「ねぇ、ミキティ」
「…………なに…?」


もっとからかってくると思ったら、突然真剣な声で呼ばれた。
それはまるで一年前の今日を再現しているようだった。




「アタシ、ミキティのこと愛してるから」




そう言って優しく口付けてくれるごっちん。
なんだ、今日があの日から一年だって覚えてたんだ………。


「………美貴も、愛してるよ」
「これからもずっと一緒にいてね?」
「もちろんだよ」
893 名前:永遠に…… 投稿日:2004/11/23(火) 14:37



その後、美貴が眠くなるまでごっちんは起きていてくれた。
何度も何度も愛し合って口付けて。


確かに前のような純粋な恋愛もいいけど、今みたいな美貴たちらしい、美貴たちだけの恋愛が一番いいかな。
それで、純粋な時間がほしくなったらまたあの公園を手を繋いで歩こう?
そして二人揃ってこう言おう?





「「愛してる」」





………ってさ……。



FIN
894 名前:名無し? 投稿日:2004/11/23(火) 21:07
お久しぶりです。って覚えてませんよね(^_^;)
以前リクさせていただいたんですが、今日久しぶりに“1”から全部読み返しました!!
一度読んだはずなんですが、なんとなくしか覚えてないものもあって楽しかったです。
新しい作品も読めましたし(^∪^)ごまみきイイですね♪
ところで久しぶりにきといてなんですが、リクはまだできるんでしょうか??
できたら、また作者さんのやぐごまが読みたいです!!おねがいします。
895 名前:不器用な二人 投稿日:2004/11/25(木) 18:59





「さよな〜ら 友達にはなりたくないの〜」
896 名前:不器用な二人 投稿日:2004/11/25(木) 19:00

最近ハマってる曲を歌いながらテレビ局の廊下を歩く。
今日はこの曲を歌ってる本人はいないはずだから気兼ねなく歌え………



「やぐっつぁ〜んっ!!」


「うわっ!?な、何でいるんだよ!?」

独特の呼び方でオイラを呼び後ろから突進してきたごっつぁん。
結構大きい声で歌ってたからバッチリごっつぁんにも聞こえたんだろう、顔が緩んでる。
897 名前:不器用な二人 投稿日:2004/11/25(木) 19:02


「やぐっつぁん、アタシの曲歌ってくれてるんだぁ〜♪」
「……………ラ、ラジオで流したから耳に残ってるだけだよっ!」


ごっつぁん本人の前だと全然素直になれないオイラ。
つい反発してしまい、後で後悔するタイプ。手先と違って恋愛には不器用なんだよなぁ…………。


「でも着メロもその曲にしてるんでしょ?」
「んなっ!?何でそれを……」
「んははっ。アタシの情報網は凄いからね」


自慢げにそう言うごっつぁん。
どんなに反発してもごっつぁんにはお見通しなのかなぁ………。
898 名前:不器用な二人 投稿日:2004/11/25(木) 19:04


「でも、あんまりアタシの前では歌わないでね」
「えっ?なんで?」
「だってやぐっつぁんが別れるのを望んでるように聞こえるもん」


言いながらオイラをぎゅっと抱きしめるごっつぁん。
こう見えてごっつぁんも凄い不器用な子。
自分の弱い瞬間を上手く伝えられないんだ。
だから今みたいに、相手に気付いてもらうことしか出来ない。
899 名前:不器用な二人 投稿日:2004/11/25(木) 19:05


「大丈夫だって。オイラはごっつぁんの事大好きだし」
「………ホントに?」
「ホントだよ。ごっつぁんから離れたりしないよ、オイラは」


背伸びして頭を撫でてあげると、ふにゃっと顔を緩ませて笑ってくれた。
それが最高に可愛くてオイラはごっつぁんに惚れ込む。
900 名前:不器用な二人 投稿日:2004/11/25(木) 19:06


「ねぇ、やぐっつぁん」
「ん?」





「アタシも大好きっ」




「…………うん、知ってる」




FIN
901 名前:rina 投稿日:2004/11/25(木) 19:12
記念すべき900はやぐごま……w
もうすぐこのスレも終わりですね〜。
PCが戻ってきたら新しいスレを立てるつもりでいます(汗
まだどの板でやるかは決めてないのですが、中身は今と同じですw
ごっちんカプ中心で短編や中編を書いていこうかと思っております。
もしかしたら気まぐれで矢藤や松藤なんかも書いちゃったり………(ニヤ
まぁ、戻るまではこの板でギリギリまで更新する予定です!!
902 名前:名無し? 投稿日:2004/11/25(木) 19:56
やぐごま読みました☆2人の不器用さがなんかキュンッときました(*^_^)
新スレたてられるんですか??そちらも見にいくんで、できたら教えてください♪
では、これからも頑張ってください!!
903 名前:依存症 投稿日:2004/11/26(金) 05:56


「ミキティーっ、ミキティどこぉ〜?」




「……ごっちん?どうかした?」
「あ、いた!ミキティ〜っ!!」
「うわわっ!?」


大勢いるハローの面々の中、愛しきミキティを探していた。
大きな声で呼びながら楽屋前を歩いていると、その声に気付いたミキティがきょとんとした顔で現われた。
904 名前:依存症 投稿日:2004/11/26(金) 05:57




その瞬間、アタシはミキティに飛び付いた。




「ご、ごっちん?」
「…寂しかった……」
「えっ?さっきまで会ってたじゃん」
「…ちょっとでも離れると寂しくなってくるのぉ……」


ミキティをしっかり抱きしめて肩に顔を埋める。
そのまま犬みたいにクンクンと気が済むまでミキティの匂いをかぐ。
するとミキティは、くすぐったいらしく少し体を捩ってる。
その仕草が可愛くてアタシはミキティにもっと甘えたくなる。
905 名前:依存症 投稿日:2004/11/26(金) 05:59



いつまでもこうしていたい。

絶対に離れたくない。
ミキティとずっと一緒にいたい。




アタシは
ミキティ依存症だから。





FIN
906 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/26(金) 15:15
H.P.オールスターズ万歳…
ごまみき万歳 あやみき万歳

作者様お疲れ様です♪
新スレ立てるのですね。くっついてきます。
907 名前:五月雨 投稿日:2004/11/27(土) 13:14
初めから一気に全部読ましてもらいました!
ごまみきにはまっちゃいました。
ごまみきもっと書いてください。

908 名前:マルタちゃん 投稿日:2004/11/27(土) 14:06
矢後読みました!
やっぱりrinaさんの書く矢後、後矢
大好きです。新スレも楽しみにしてます♪
909 名前:素直に 投稿日:2004/11/27(土) 21:22


美貴には付き合って一週間の恋人がいる。
背は美貴より大きくて凄く優しい人。
少し飽きっぽい性格だけど、一番に美貴を思ってくれる。


今日はその人が美貴の家に遊びに来てる。
910 名前:素直に 投稿日:2004/11/27(土) 21:23


「これがミキティの家かぁ」
「ご、ごめんねっ。散らかってて……」
「そんなことないよ。アタシの家と比べたら全然キレイだし」


キョロキョロと家の中を見回してる可愛いけど格好いい恋人、ごっちん。
一緒にいるだけでドキドキしてヤバいのに、家に来てるとなるとドキドキを通り過ぎて気を失いそうな感じ。
911 名前:素直に 投稿日:2004/11/27(土) 21:24


「え、えっと……な、何か飲むもの持ってくるねっ」
「んぁ?あ、うん。ありがと」


ごっちんは挙動不振な美貴を不思議そうな顔で見ながら頷いた。
美貴がキッチンの方に行ったのを見てごっちんはソファに座った。
912 名前:素直に 投稿日:2004/11/27(土) 21:25


「ねぇ、ミキティ」
「はひっ!?な、何ごっちん?」
「自分の家なんだし、もう少しリラックスしたら?」


麦茶をグラスに注ぐのすら手が震えて上手くいかない美貴。
そんな美貴を見てか、ごっちんは優しく笑ってくれた。
だけどその笑顔は逆効果で、美貴はドキドキが増してごっちんが見れなくなった。
913 名前:素直に 投稿日:2004/11/27(土) 21:26


「…………隣、きて?」
「………う、うん……」


麦茶をテーブルに置きどこに座ろうか迷っていたら、ごっちんに手を引かれ隣に腰が下りた。
小さめのソファに二人で座ってるから自然と体が密着し、美貴は恥ずかしくなって少し間を空けようとした。



でも、その瞬間ごっちんにぎゅっと抱きしめられた。
914 名前:素直に 投稿日:2004/11/27(土) 21:27


「ご、ごっちん!?」
「…………こんなのヤダ……」
「えっ……?」
「……ミキティとこんなにギクシャクするの嫌だよ……」


美貴を包むように抱きしめながら、切ない声で話すごっちん。
美貴はさっきまでの自分がごっちんに辛い思いをさせていたと思うと凄く悲しくなった。
「……ごっちん……」
「アタシに気使わないでよ……」
「……ごめんなさい……」
「そうやって、すぐ謝るし」
915 名前:素直に 投稿日:2004/11/27(土) 21:33
ごっちんはゆっくり体を離し、美貴の額に自分の額をあわせた。
こんなに近くでごっちんを見るのは初めてだから胸の鼓動も一気に速くなる。


「…ミキティは、アタシのこと嫌い……?」
「そ、そんなことっ……」


『ない』って言葉が出てこない美貴。


そんなことない、大好きだよ。


そう言えたらどれだけ楽になるだろう。
好きなのに、大好きなのに、それを上手く表せない自分が情けなかった。
916 名前:素直に 投稿日:2004/11/27(土) 21:35


「………アタシはミキティのこと大好きだよ…」
「ご、ごっち……んっ……!?」


『美貴もだよ』

そう言おうとしたら唇が動かなくなった。
目の前にあったごっちんの唇が美貴のに重なっているから。

ごっちんに抱きしめられてる。
ごっちんにキスされてる。

それを理解している間にごっちんからの口付けは深いものになっていた。
917 名前:素直に 投稿日:2004/11/27(土) 21:36


「…んはっ……ふぅ……」


初めて経験する深い口付けに美貴はただ乱れるだけだった。
絶妙な舌使いに息継ぎも上手く出来ず、いつのまにか美貴は腰を抜かしていた。
ごっちんはそれに気付いたのか、やっと唇を離してくれた。
918 名前:素直に 投稿日:2004/11/27(土) 21:37


「んはぁ……ご、ごっちん……」
「…お願いだから二人でいるときくらい気使わないで……」
「…………」
「思いっきり甘えてもいいし、ミキティがやりたいことやってくれていいから……」
「…………ぅん……」


優しく、でも真剣な目で美貴を見つめるごっちん。
この時思ったんだ。


ごっちんでよかった。ごっちんを好きになってよかった。


……って……。
919 名前:素直に 投稿日:2004/11/27(土) 21:38



「どんなミキティでも、アタシは大好きだから」





「…………美貴も……大好きだよ……」




FIN
920 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/28(日) 00:17
ごまみきwミキティかわえーw
921 名前:風邪薬 投稿日:2004/11/28(日) 08:13




「あ゛ぁ゛〜……頭痛い゛〜……」
922 名前:風邪薬 投稿日:2004/11/28(日) 08:15

ベットの中でガラガラな声を出す彼女、まっつー。


「可愛いアイドルがなんつー声だしてんの」
「誰のせいよ、誰の」


額に腕を置いたままこっちを向き睨み付けてくる。
でもその顔は火照っていて、怖いと言うより………


「……誘ってるようにしか見えない……」
「………あのさ、自分が悪いって思ってないの?ごっちん」


今度は呆れたらしく顔を背けダルそうに腕を降ろす。
923 名前:風邪薬 投稿日:2004/11/28(日) 08:16


「まさか風邪引くとは思わなかったもん」
「こんな真冬に裸で寝たら風邪引いて当然でしょ!?」


まぁ、それもそうだ。
実は昨夜、久しぶりにまっつーを抱いた。
ずっと『風邪引くから嫌だ』って言ってたんだけど、聞く耳もたずにヤってしまった。
その結果、朝になり彼女は風邪を引いた。
924 名前:風邪薬 投稿日:2004/11/28(日) 08:17


「熱は38.5度か……薬探してこないと……」
「……早くしてねぇー……」


潤んだ目と火照った顔で本当に辛そうな声を出すまっつーに軽く罪悪感。

薬を見つけ持ってくると、あからさまに嫌そうな顔をされた。


「……何で粉薬なのよぉ……」
「んぁ?だって風邪薬これしかないもん」


ベット脇の棚に水の入ったコップを置き薬の封を開ける。
925 名前:風邪薬 投稿日:2004/11/28(日) 08:18
前に聞いた話だと、まっつーは粉薬が嫌いらしく、見るだけで鳥肌がたつらしい。


「早く治したいなら我慢して飲んで」
「……やだぁ………」
「飲まないと明日仕事休むことになるよ?」
「………それもヤダ……」


仕事命なまっつーにとって休むのは一番辛いことだろう。
渋々といった感じでコップを持ち、薬を口に入れ一気に水を飲み干す。
926 名前:風邪薬 投稿日:2004/11/28(日) 08:19


「…ぅー……苦い〜っ……」
「ちゃんと飲めたじゃん、偉いよ」


そう言ってまっつーの頭を撫でて軽く口付ける。
普通の人と違い、まっつーは子供扱いされるのが好きらしい。
その方が甘えやすいって言ってた。


「口直しにお粥でも作ってくるね」
「…………待って、ごっちん……」


キッチンに行こうとしたら、まっつーに服の裾を掴まれた。
いくつかパジャマのボタンを外しているせいでバッチリ見える胸元に軽くそそられる。
927 名前:風邪薬 投稿日:2004/11/28(日) 08:20


「どうかした?」
「…えっと……その……」
「……ゆっくりでいいから話してごらん?」


ちゅっと優しく口付け額を合わせる。
上目遣いでアタシを見つめるまっつーは凄く可愛らしかった。
928 名前:風邪薬 投稿日:2004/11/28(日) 08:21


「……ご、ごっちん……」
「ぅん?」




「その……心配してくれて、ありがと……」




言い終えると同時に力が抜けたように目を瞑ったまっつー。
普段、こういう言葉は照れて言おうとしないから相当堪えたのだろう。


「……当然でしょ?まっつーは大事な恋人なんだから……」
「………そっか……」


髪を梳くように撫でてもう一度口付けると、まっつーは嬉しそうにふにゃりと笑った。
929 名前:風邪薬 投稿日:2004/11/28(日) 08:22



翌日、辛そうだったのが嘘のように元気になったまっつー。

治したのは風邪薬だけなのか、それはまっつーだけが分かること。



FIN
930 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/28(日) 09:16
後藤さんの変態!
甘くて良いですw
931 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/29(月) 04:51
リクエストができるなら。
やすごまをお願いします!
932 名前:コーヒー 投稿日:2004/11/29(月) 18:35


本日の気温9度。
夜はもっと冷え込むでしょう。



「……なのに何で美貴は夜中に公園にいるんだろ……」
933 名前:コーヒー 投稿日:2004/11/29(月) 18:36
コートに身を包み、誰もいない公園に一人で突っ立ってる美貴。
べつに誰かと待ち合わせをしているわけではない。


「なんで家の近くに自販機ないのかな……」


なんだか無性に温かいものが飲みたくなって、自販機を探していたらこの公園に辿り着いた。
家の周りには影一つなくて、ここが一番近い自販機だった。
934 名前:コーヒー 投稿日:2004/11/29(月) 18:38


「……この寒さありえないってばぁ……」


震える指をなんとか動かしてお金を入れボタンを押す。
ガタンという音と同時にお釣りが出てくる音もした。


「うぁ〜……温けぇーっ……」


美貴が選んだのは大好きなコーンスープ。
手に取るだけで温かさが体中に広がり、自然と顔が緩む。
935 名前:コーヒー 投稿日:2004/11/29(月) 18:43


「はぁーっ……幸せぇ……」
「何してんの?」
「へっ?……わぁ!?ごっちん!!」


缶を頬に当てて完全に一人の世界に入り込んでいたら、突然現実に引き戻された。
振り替えるとそこには不思議そうな顔をしてるごっちんが。


「ミキティ、一人でニヤついてると変人に見えるよ」
「へ、変人じゃないからっ……」


微かに笑いながら美貴の隣に来て、同じように自販機のボタンを押すごっちん。
何だか凄く恥ずかしくなって緩んだ顔を引き締めた。
936 名前:コーヒー 投稿日:2004/11/29(月) 18:44


「…………ごっちん、何買ったの?」
「んぁ?コーヒーだけど」
「こ、コーヒー!?」


何か今、ごっちんが凄く大人に見えたよ。
美貴はコーヒーは苦いから飲めないし……。


「ミキティは?何買ったの?」
「えっ?えっと……コーンスープ………」


ごっちんと同い年なのに美貴の方が子供に見えて悔しくなる。
意地っ張りな美貴はつい嘘を言ってしまう。


「こ、コーヒーと間違えちゃったんだっ」
937 名前:コーヒー 投稿日:2004/11/29(月) 18:46


「………嘘。ミキティ飲めないんでしょ?」
「そ、そんなこと……」
「顔に書いてあるよ。『飲めない』って」


へらっと独特の笑みで美貴の額をつつく。
凄く悔しくてムスッとした顔をすると、ごっちんは美貴の頭を撫でた。
938 名前:コーヒー 投稿日:2004/11/29(月) 18:47


「ちょっ……子供扱いしないでよっ……」
「ミキティはさ」
「ふぇっ?」


「ミキティらしく、意地とか張んないで自分が思った通りのことした方がいいよ?」


その時のごっちんの顔は営業スマイルでもハローの時の笑顔でもない、初めて見る感じの笑みだった。
そんなごっちんに美貴の胸はトクン…と軽く波打った。
939 名前:コーヒー 投稿日:2004/11/29(月) 18:49


「なんつーか、その……他人に合わせるのってミキティっぽくないしさ」
「………ごっちん…」
「だから、無理することないよ?」
「…………ぅん……」


なんとなく照れくさくて俯いたまま相槌をうった。
すると突然ごっちんの手が美貴の頬に触れ、気付いた頃には唇に柔らかい感触が。




「……それじゃあ、アタシ帰るね」


そう言って何事もなかったかのように公園を出ていくごっちん。
美貴はただ状況を理解できずポカンと立ち尽くしていた。
940 名前:コーヒー 投稿日:2004/11/29(月) 18:51


帰りぎわ、何気なく唇を舐めたらコーヒーの味がした。

だけどそれは全く苦くなくて、ほんのりと甘い味だった。




FIN
941 名前:好きなのに…… 投稿日:2004/11/29(月) 19:35


『大好き』って、今までに何回言っただろう?
『愛してる』って、今までに何回言っただろう?
きっと数えきれない程言ったと思う。
じゃあ………
942 名前:好きなのに…… 投稿日:2004/11/29(月) 19:36




『大好き』って、今までに何回言われたんだろう?
943 名前:好きなのに…… 投稿日:2004/11/29(月) 19:37


「…………はぁー…」

楽屋で一人、テーブルに肘を突いて溜息を吐くアタシ。
最近、大好きな彼女に不安を抱いている。


「……本当に好きなら、少なくとも一回は言ってくれるよね……」


それが普通だから。
好きなら『好き』と言うのが当然だから。
当たり前すぎることだから。

でも当たり前だからこそ、言ってもらえないと不安になる。
この現状が辛くなってくる。
944 名前:好きなのに…… 投稿日:2004/11/29(月) 19:38


「今、何してんだろ……」


暇さえあれば彼女のことを考えてる自分がいる。
会えない日は凄く寂しく感じて、会えた日は凄く幸せを感じる。

でも最近のアタシは全然幸せを感じてない。

彼女と会ってない時間が長すぎる。
お互い休みが少ない仕事だけど全くないわけではない。
なのに彼女は何かと理由を付けて会おうとしない。
恋人のアタシより、普段から一緒にいる親友と遊ぶ。
945 名前:好きなのに…… 投稿日:2004/11/29(月) 19:39


声が聞けない、顔が見れない。


この現状を受けとめようとするアタシと、認めたくないアタシがいつも心の中で討論してる。


「………弱音、吐きたいよ………」


だけど、ここで弱音を吐いたら今よりもっと寂しくなるだろう。
今よりもっと不安になるだろう。
そして、今よりもっと孤独を味わうことになるだろう。
946 名前:好きなのに…… 投稿日:2004/11/29(月) 19:40




ねぇ、あなたはアタシのこと好き?





FIN
947 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/30(火) 00:52
ごまみき(*´Д`)ポワワw
948 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/02(木) 19:01
ポワワ…w
次回も楽しみ。
949 名前:欲望 投稿日:2004/12/09(木) 20:22


彼女が欲しい。
欲しくて欲しくてたまらない。

どうすれば彼女を手に入れることが出来る?

いつ見ても彼女の隣には決まった子がいる。
それは大親友の松浦亜弥。
彼女と腕を絡めて歩く姿をよく目にする。
950 名前:欲望 投稿日:2004/12/09(木) 20:22


「ごっちんは亜弥ちゃんのじゃない……美貴のだ……」


テレビ局内にあるカフェで一人、離れたところに座ってる亜弥ちゃんとごっちんを凝視する。
向かい席なのにわざわざ隣に移動して話してる亜弥ちゃんたち。
楽しそうに笑っている亜弥ちゃんが凄く憎たらしく思える。
951 名前:欲望 投稿日:2004/12/09(木) 20:24


「…ごっちん……亜弥ちゃんといて楽しい……?」


二人して額をくっつけ見つめ合い、そしてはにかむ。
ごっちんたちは凄く楽しそうで美貴は凄くムカつく。


「……ごっちんは…美貴とだけいてよ……」


ガタッと立ち上がりごっちんたちの方へ足を進める。
それに気付いたごっちんがふにゃりと笑って美貴に手を振る。
そしてごっちんが向いた方を不機嫌そうに見る亜弥ちゃん。
952 名前:欲望 投稿日:2004/12/09(木) 20:25



そんなにごっちんが自分以外の人を見たのが悔しいの?
一人前に嫉妬なんかしてるんだ?
大丈夫、美貴がそんなこと思えなくしてあげるから。
953 名前:欲望 投稿日:2004/12/09(木) 20:26

「どーしたの、みきたん?顔怖いよ?」
「………」
「ミキティ?どっか悪いの?」

「……ごっちん……」

「ふぇっ?……んっ……!?」
「ちょっ、みきたんっ!?」


心配そうな表情で顔を覗いてきたごっちん。
目の前にきた唇に噛み付くように口付ける。
必死に抵抗するごっちんを押さえながら、戸惑う亜弥ちゃんを横目に見ながら……。
954 名前:欲望 投稿日:2004/12/09(木) 20:27


「みきたん、止めてっ!!」
「………チッ……」
「私のごっちんに触んないでっ!!」


荒く息を吐くごっちんをギュッと抱きしめて美貴を睨み付けてくる亜弥ちゃん。


「……フッ……アハハ……」
「……何で笑ってるのよっ……」
「ハハッ……『私のごっちん』かぁ……」
「……そうよ……私のごっちんなの!勝手なことしないでっ!!」
「バッカみたい」
「えっ?」
955 名前:欲望 投稿日:2004/12/09(木) 20:28



「ごっちんはアンタのなんかじゃない。美貴のなんだよ」
956 名前:欲望 投稿日:2004/12/09(木) 20:30
そう言ってカフェを出ていく美貴。

今、最高にムカついてる。
あんな簡単に『私の』なんて言える亜弥ちゃんに、美貴は嫉妬してるのかもしれない。

それでもいいさ……。
美貴はどんな手を使ってでも、ごっちんを美貴のものにするんだ。
957 名前:欲望 投稿日:2004/12/09(木) 20:31



ねぇ、ごっちん。
どうすれば美貴を見てくれる?
早く美貴のものになってよ………。



FIN
958 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/13(月) 00:23
つづき見たいな
ごま受け好き
959 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/19(日) 01:05
あやごまお願いします!!
後浦なつみの活動の中での話でお願いします
960 名前:rina 投稿日:2004/12/19(日) 08:26
報告が遅くなりすぎましたが;;
同板に新スレを立てました。
あちらでも変わらず攻めごま中心で書いていくので、よろしくお願い致します。

>959様
あやごまですね?承知しました。
出来上がりしだい新スレの方に載せさせていただきます!
961 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/19(日) 20:28
少し前にやすごまリクしたんですけどだめでしたか?
962 名前:rina 投稿日:2004/12/19(日) 23:02
>961様
ダメなわけないですよ!!
ただ今、執筆中ですのでもう暫らくお待ちいただければと思います。
963 名前:七誌さんデス 投稿日:2004/12/27(月) 11:24
こんごまリクしたいです。

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