a
- 1 名前:a 投稿日:2004/03/26(金) 19:47
- a
- 2 名前:名無読者 投稿日:2004/03/30(火) 21:54
- どうしました・・?作者さん。
- 3 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/04(日) 00:53
- 立て逃げ?
もったいないな。
なんか書くか。
CPと取り入れて欲しいキーワード書いてリクよろ。
スレ使いきるまで責任持つさ
- 4 名前:名無し飼育 投稿日:2004/04/04(日) 02:02
- みきよしでお願いします!この二人の独特なカンジで吉←藤なカンジでお願いします
- 5 名前:な 投稿日:2004/04/04(日) 02:27
- ののミキでお願いします。とっても見てみたいです!
- 6 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/04(日) 02:46
- あやみきお願いします。
あややにめちゃくちゃ迫ってるミキティって設定で。
エロまでいかなくても微エロな感じであれば嬉しいです(w
- 7 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/04(日) 02:59
- >>4.
>>5.
>>6.
了解しました
っつーか
藤本絡みばっかしだな、オイ(w
- 8 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/04(日) 03:05
- とりあえず みきよしから行くか…
つーか 藤本ってよく考えたらあんま書いた事なかった
期待にそえてなかったらゴメソ
- 9 名前:unrequited love 投稿日:2004/04/04(日) 03:06
- 空が青い。
そんな事を思う日はたいてい、美貴の頭はどこかおかしい。
いつも。
理由なんてわからない。
でもなぜだか、空が妙に青く感じる日は必ず、美貴はいつもの美貴じゃなくて。
やたら感傷的になったり、ハイになったり、自分で自分がコントロールできなくて。
―普段の美貴は美貴じゃない。
―これが本当の美貴。
―イイコ振るのなんて、やめたら?
心のどこかで、そう囁くもう一人の自分。
…うるっさいな。
ちょっとは黙ってよ。
そんな葛藤の繰り返し。
美貴が美貴かどうかなんて、美貴が決める。
そう、だって。
美貴は美貴だから。
- 10 名前:unrequited love 投稿日:2004/04/04(日) 03:07
- 自由になりたい?
否。
美貴は自由だし。
亜弥ちゃんみたいになりたい?
それも、否。
美貴は美貴。
誰かみたいになりたいなんて。
思った事ない。
思った事ない、と思う。
ああ、空が青いなぁ…。
- 11 名前:unrequited love 投稿日:2004/04/04(日) 03:07
-
「やっだぁ、よっすぃーってば〜。」
「なんで?!普通じゃん!ですよね?ね?」
「ってか、石川キモい。」
「ふえぇぇん、ヒドイですぅ…。なんとか言ってくださいよぉ。」
「あ?そういうの、カオよくわかんないし。ああ、でも石川はキショいかもねぇ。」
「あ〜ん、なんでみんなして石川の事、キショいキショいって言うんですかぁ。」
「だって梨華ちゃんって、ねぇ?」
「「「キショいし。」」」
- 12 名前:unrequited love 投稿日:2004/04/04(日) 03:08
- いつもと代わり映えしない会話。
いつもと同じ楽屋風景。
そう、いつもと同じ。
違うのは、美貴。
仲間に入る気力さえない美貴自身。
別に鬱なワケじゃないし、メンバーがウザいワケでもない。
ただ。
楽屋の窓から見える空が妙に青いから。
それだけの理由で、美貴は変にローテンションなワケで。
正直、羨ましいとは思う。
矢口さんとかよっちゃんとかみたいにいつも会話の中心で、誰からも好かれるキャラクター。
だけど、美貴は見てしまった。
そんな彼女の意外な一面。
- 13 名前:unrequited love 投稿日:2004/04/04(日) 03:15
- 「おい、石川。」
「なんですか?飯田さん。」
「お前、今日も色黒だなぁ。」
「へ?!」
「な、そう思うよな?矢口。」
「まぁね、白くはないね。」
「ふえぇぇん。キショいの次は色黒ですかぁ?なんで石川ばっかし…。」
「ええやん、梨華ちゃん。いじられ役なんてうらやまし〜。」
「じゃあ代わってよ、あいぼん。」
「それはイヤですぅ。加護は色白だし〜。」
「これでも頑張って毎日美白してるんだよ?」
「あのなぁ、石川…顔だけ白くなっても意味ないだろ…。」
「ああああ〜!!計算外だったぁ…。」
「ほんとバカだなぁ石川は。」
「…ふえぇぇん。」
- 14 名前:unrequited love 投稿日:2004/04/04(日) 03:23
- 今日も梨華ちゃんはみんなのいじられ役で。
当然その輪の中で会話に参加してるであろう彼女の声がまったく聞こえない事にふと、美貴は気がついちゃったワケで。
窓の外をぼんやり眺めてた視線を楽屋の中に移してみる。
そこに彼女はいたけれど、ただそこにいるって感じで。
なんだか微妙な表情だなって、そう思ったりした。
笑ってないワケじゃない。
いつもと同じように微笑んでその仲間に入ってはいるけれど。
眼が。
薄茶色の色素の薄いその眼は、梨華ちゃんを囲んで談笑する仲間のうちの、誰の事も映していなかった。
- 15 名前:unrequited love 投稿日:2004/04/04(日) 03:30
- あんな顔するんだ、って。
そう思った。
あんな虚ろな眼でなんとなく笑えるヒトなんだって初めて知った。
いつも笑顔でバカが付く程元気で。
下手するとそこら辺のオトコどもよりよっぽど男前で、そんな自分の顔と性格を無意識のうちに武器にするオンナったらし。
そういうヒトだと思ってた。
実際美貴だって、何回口説かれそうになったかわかったもんじゃない。
…ああ、意識的に口説いてんなって思う事もあったけど。
- 16 名前:unrequited love 投稿日:2004/04/04(日) 03:34
- はっきり言って、美貴は今まで彼女の事を誤解してたのかもしれない。
本当にバカで元気で天然スケこましなら、あんな眼はしない。
あんな眼をしたまま、笑顔を浮かべるなんてしない。
否。
できっこない。
あれは。
―美貴と同じ眼だ。
- 17 名前:unrequited love 投稿日:2004/04/04(日) 03:42
- それだけの事。
たったそれだけの事に気が付いただけなのに、美貴の中で彼女の存在が急に大きくなって。
そうなるともぉ、全然ダメで。
気が付いたら美貴の目は勝手に彼女を追いかけてた。
暇さえあれば、いつも。
彼女はその事に気が付いてるかもしれなかった。
時々眼があったから。
何者も映さないような、そんな虚ろな眼をしたまま。
それでも敢えて彼女は美貴に話しかけてこなかった。
- 18 名前:unrequited love 投稿日:2004/04/04(日) 03:53
- ふと見た空は青かった。
とてもとても。
雲ひとつない、青い青い空だった。
―普段の美貴は美貴じゃない。
―これが本当の美貴。
―イイコ振るのなんて、やめたら?
いつもみたく、もう一人の美貴が美貴に囁きかけたけど。
いつもみたく、イライラしたりもしなかったし自分で自分がコントロールできなくなるような事にもならなさそうだった。
―美貴だけじゃないじゃん?
そう自分に言い聞かせて。
美貴は今日も彼女を眼で追う。
- 19 名前:unrequited love 投稿日:2004/04/04(日) 03:53
-
ねぇ、話しかけてよ。
美貴に話しかけて?
アナタのそれがなんだかはわからないけど、美貴にとっての青い空みたく。
アナタをそんな眼にさせる何かがあるんでしょ?
それを美貴に教えてよ。
二人で秘密を共有しよう?
美貴とならきっと。
わかりあえるから。
理由なんてわかんないけど、でも。
そんな。
そんな気がするから。
-END-
- 20 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/04(日) 03:57
- 一応これでみきよしUPっす
>>4.名無し飼育さん
こんなんでよかったっすか?
ちがったらすんません…
リク見て急いで書き上げたもんで推敲もへちまもあったもんじゃない…
【今後リクくださる方へ】
キーワードは別に単語でもいいです
シチュでももち構いませんが、書いてる途中で針路変更しちゃうコトもありますんで
そんときはゴメソ…
んでは次回更新で
って
ほんとにこのスレもらってよかったのか…?(ニガワラ
- 21 名前:点ズ甘め 投稿日:2004/04/04(日) 09:43
- 矢藤が見たいです。
- 22 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/04(日) 09:51
- マイナーなのですがやすよしお願いします。
男前のよしとヘタレなやすで。
- 23 名前:名無し飼育 投稿日:2004/04/04(日) 13:12
- みきよし甘々が見たいっす!w
ほのぼのイチャイチャでもいいっすw
- 24 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/04/04(日) 18:03
- 4です〜
いきなりありがと〜です!
世は満足じゃw
- 25 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/07(水) 22:11
- みきよしをお願いします!ふじもっさんが
よっちゃんに照れてるシーンが見てみたいっす!
- 26 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/08(木) 20:43
- >>21
>>22
>>23
>>25
了解しました
マターリ更新ですがぼちぼちやります
>>24 名無し飼育さん
満足していただけました?(汗)
ならよかったんですが
なんかリク内容にきちんと答えられてるか自信なかったんで…
- 27 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/08(木) 20:44
- 今回更新は
>>5 な さんリクの みきのの で
…これまた自信ないや
お付き合いください
- 28 名前:sweet and sour 投稿日:2004/04/08(木) 20:44
- コドモだと思っていた相手が意外に大人で。
驚かされる瞬間がある。
いつまでも相手をコドモだと思うのは、自分が優位にいたいからなのか。
それとも。
相手をよく見ていないからか。
思い込みか。
理由は人それぞれだろうけれど。
美貴は、どう考えても。
―相手をよく見ていなかった。
- 29 名前:sweet and sour 投稿日:2004/04/08(木) 20:45
- ―こんなに広い、広い世界の中でただ
―生きていかなきゃいけなくて
「それ…。」
聞き覚えのあるフレーズ。
口ずさむ横顔にドキリとする。、
それは中澤さんでも、よっちゃんでもなかった。
「あ、ふじもっちゃん。知ってるんだ?この歌。」
―知ってるも何も。
「美貴が知らないとでも?」
「そうだよねぇ。ふふふ。ごめんごめん。」
「好きなんだ?」
そう問う美貴に、ふわりと微笑んで。
思いの他、大人なその微笑にはっとする。
「なんかねぇ、こう、うまく言えないんだけどね。」
―なんだか、すごく大事なコトのような気がしたんだ。
- 30 名前:sweet and sour 投稿日:2004/04/08(木) 20:45
- いつの間にこのコは。
否。
このヒトはこんなに大人になったんだろう。
美貴は、このヒトの何を見てたんだろう。
コドモだコドモだ、と美貴が勝手に思い込んでいただけだ。
「ねぇ、ふじもっちゃん。」
「ん?何?」
―のんは、早く大人になりたいです。
意志の強い瞳。
大丈夫。
自分が思ってるよりも大人だよ?
しっかりしないと、美貴の方が置いていかれるかもしんない。
- 31 名前:sweet and sour 投稿日:2004/04/08(木) 20:45
-
ねぇ。
美貴と甘酸っぱい恋をしよう。
もう少し。
もう少し大人になるまで美貴、待ってるから。
それで、大人になって美貴のコト引っ張ってって?
待ってるから。
-end-
- 32 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/08(木) 20:47
- …すいません
突っ込みどころ満載でしょうが
大目にみてやってください(汗)
思いついたら使わないと気がすまなくなって
…バレるっちゅ〜に…
- 33 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/09(金) 01:53
- ちょーマイナーCPで。
なちみきorなちののお願いします。
- 34 名前:名無し飼育 投稿日:2004/04/09(金) 03:46
- リクばっかだなぁ…
感想ナシって失礼でない?
名無し作者さんが誰だかわかったかも(w
こんなとこで浮気してたとは…(ニヤリ
辻ちゃん こーゆーキャラなのはわりと好きかも〜
- 35 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/09(金) 22:29
- すごいすごい
ガンガンいこうぜ
- 36 名前:名無作者 投稿日:2004/04/11(日) 06:34
- >>33
了解しました
>>34
お気遣いなく(ニガワラ
浮気というか、頭の切り替えに ですかね
ののちゃんは自分の中ではだいぶ大人になってて
ああなった次第です
>>35
ええと
ありがとうございます
一瞬迷いましたが 素直に受け取ることにしました(w
- 37 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/11(日) 06:36
- で
今回は
リク関係ないんですが
なんとなく(ニガワラ
高×紺で
- 38 名前:いぢわる。 投稿日:2004/04/11(日) 06:37
- 「愛ちゃん。」
-ねぇ、愛ちゃんてば。
呼ばれてるのはわかってたんや。
でも、なんとなく。
なんとなく困らせたくなってもたんやから仕方ないやろ?
困った顔が見たかったんやもん。
どうしてだかわかんないけど。
ただ、困った顔をさせてそれを見たかっただけ。
- 39 名前:いぢわる。 投稿日:2004/04/11(日) 06:37
-
「愛ちゃんてば!」
声がなんか怒ってる。
後ろ見んでもわかるざ。
どんな顔してるかって。
「…なんで無視すんの?」
あらら。
へこんでもたがし。
予定よりひっで早いざ?
まあ、いいんやけどの。
目的は果たせそうやし。
- 40 名前:いぢわる。 投稿日:2004/04/11(日) 06:38
- 「ん?なんやの?」
振り返ったすぐ後ろには、ひっで困った顔しつんてるあさ美ちゃん。
やっぱ可愛いが。
これが見たかったんやって。
「…愛ちゃんのいじわる。」
「そうかなぁ。」
-訛ってるよ、すごく。
なんやの、あさ美ちゃん。
それ、イヤミのつもりか?
なんも訛ってないって。
ほやで、そんなコト言っても意味ないざ?
-END-
- 41 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/11(日) 06:42
- 福井弁とはこういうもんだと
それだけの為に書いたような(w
地方訛りは難しい
今回も突っ込みどころは満載でしょうが
ほんと
福井弁が書きたかった
それだけなんで(w
- 42 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/27(火) 12:47
- >>6 さんのリク書こうとしたのはいいんだけど
みきあやって
ふじもっさんが受け…だよね…?(汗)
違ったらどうすべ…
- 43 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/27(火) 13:28
- なんだかまとまんなかった感イパーイ…
とにかく
>>6さんリク みきあや 藤本さんまつーらさんに迫るの巻(汗)
- 44 名前:NAKED DESIRE 投稿日:2004/04/27(火) 13:29
-
―ねぇ、亜弥ちゃん
美貴さ、スキなんだよ
すごくすごく
亜弥ちゃんのコト
わかってる?
今までにないくらい
本気、なんだから
どれくらいスキかなんて。
言葉で表すのはなんだかうまくまとまらない。
多分適切な表現を知らないんだ。
- 45 名前:NAKED DESIRE 投稿日:2004/04/27(火) 13:30
- 最近の美貴ってば、今までは嬉しかったはずの美貴と亜弥ちゃんは一番仲のいいトモダチ=B
その響きさえうっとおしく感じる。
―亜弥ちゃんを困らせたいワケじゃないのにね。
そう考えて一人苦笑いしてみたり。
そんな美貴の目の前で、ペットボトルのミネラルウォーターが亜弥ちゃんの白い喉をこくりと鳴らして流れ込む。
なんてことない誰でもが見せるその仕草さえ、亜弥ちゃんだと言うだけでたまらなく色っぽく見えて。
白い喉元に、美貴の跡を付けたい衝動に駆られる。
「…亜弥ちゃん。」
「ん〜?どしたの、美貴たん。」
わかってるのに止められない。
美貴の中で暴走し始めた愛情に理性が奪われて、ただ亜弥ちゃんが欲しいと思う。
- 46 名前:NAKED DESIRE 投稿日:2004/04/27(火) 13:30
-
―美貴ってこんなヤツだったっけ?
きょとんとする亜弥ちゃんの白い首筋に唇を押し付けて、ふと考える。
「美貴たん?」
鎖骨に響いて聞こえる亜弥ちゃんの声が心地いい。
この声で名前を呼ばれて、抱きしめられたら美貴はどうなっちゃうんだろ。
どうにかなっちゃったら、美貴は亜弥ちゃんだけのモノになれんのかな。
亜弥ちゃんは、美貴だけ見てくれんのかな。
「亜弥ちゃぁん…。」
「ふふっ。今日の美貴たんは甘えたさんだなぁ。どした〜?松浦が話を聞いてあげましょ〜。」
「…美貴はさぁ…。亜弥ちゃんだけのモノになりたいんだよぉ…。」
- 47 名前:NAKED DESIRE 投稿日:2004/04/27(火) 13:30
-
―いきすぎた愛情が美貴の中で暴走する
「へ?」
ワケわかんないって感じの亜弥ちゃんに、美貴の体重を全部預けて。
そのまま美貴がマウントポジション。
「…美貴たん?」
艶やかなその唇から紡ぎ出される美貴の名前は、たまらなくエロチックな響きで。
美貴の心がぞわぞわと音を立てて波立つ。
そっと押し付けた唇は、柔らかくて。
自分だってそうなんだろうけど、オンナノコってこんなやわやわなんだなんて考えた。
- 48 名前:NAKED DESIRE 投稿日:2004/04/27(火) 13:31
- 「……。美貴たん。」
離れた瞬間、呆れたような亜弥ちゃんの声。
やべっ、嫌われたかなって。
ふと我にかえるけど、きっともう遅い。
「…ごめ…。」
謝ろうとした美貴の躯の下から、亜弥ちゃんの笑い声。
「亜弥…ちゃん…?」
「ばっかだなぁ美貴たん。」
「…え?」
- 49 名前:NAKED DESIRE 投稿日:2004/04/27(火) 13:31
-
―松浦が上、でしょ?美貴たんは下。OK?
一瞬で亜弥ちゃんにマウントポジションを奪われて。
にやりと笑うその顔は、小悪魔そのもので。
美貴ってば、ずごくすごくこの顔が見たかったのかもって。
そう思う。
- 50 名前:NAKED DESIRE 投稿日:2004/04/27(火) 13:32
-
―いつ美貴たんがその気になるかなって、ずっと待ってたんだから。だけどよもや押し倒されるとは思わなかったなぁ。
―…ごめん。
―松浦を押し倒した罪は重いよ?美貴たん。躯でしっかり払ってもらうからねぇ。
―…うん。
……
…
-END-
- 51 名前:名無し作者 投稿日:2004/04/27(火) 13:34
- 誤字脱字はあるし
微エロはないし(泣)
ってか
案外エロ苦手かもということに気が付いてみたり
今更何をって感じもするけども…(汗)
>>6 さん
すいませんすいません×∞
こんなんでよかったですか…?
やっぱり藤本さんは未だにキャラを掴みきれてないや
- 52 名前:6 投稿日:2004/04/27(火) 22:48
- …も、萌えました!
やばいやばい。こんなお話を待ってたんです!
藤本さん受けって少ない気がして。
これで欲求が満たされました(w
ありがとう。
- 53 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/29(木) 01:46
- ありがとう!!
萌えまくりです!!
- 54 名前:名無し飼育 投稿日:2004/05/05(水) 00:33
- いいっ!チャイコーです!!
もっとみきあや読みたいです…
- 55 名前:名無し作者 投稿日:2004/05/13(木) 15:26
- >>52 6さん
そうなんですか? てっきりふじもっさんは受けかと思ってました
ってか 自分的には受けキャラですが何か?(w
あんなんでも萌えていただけたようで嬉しいです
>>53 名無飼育さん
ありがとうございます 萌えまくりとは…(w
>>54 名無し飼育さん
チャイコーですか? てれてれ(ヲイ
もっとみきあやを、ですか 本職じゃないから結構苦労して書いてます(w
がんがりまつ
- 56 名前:名無し作者 投稿日:2004/05/13(木) 15:27
- ちょっと間隔あいてしまいましたが
>>21 点ズ甘め さんリク 藤矢 UPです
- 57 名前:some time… 投稿日:2004/05/13(木) 15:28
-
この思いは。
いつか恋に変わるのだろうか。
この感情は。
いつか愛情に。
―変わるのだろうか。
風が吹き付ける夜の闇の中で一人。
空を見上げながらそう思う。
- 58 名前:some time… 投稿日:2004/05/13(木) 15:28
- 「あのさ、ミキティ。おいらはさ…おいら…は…。…ごめん、なんでもない。」
いつもどこか、苦しい顔をして美貴の前に立つアナタの気持ちに、なんとなく気が付いていながら。
それでも優しくできない自分。
キライかと聞かれたら、そんなコトはなく。
スキかと聞かれても。
どうだろう。
そんな返事しかできない美貴。
- 59 名前:some time… 投稿日:2004/05/13(木) 15:29
- なんで美貴なんだろう。
そんな苦しそうな顔をしながら、そんな辛い思いをしながら。
どうして美貴をスキなんだろう。
だって美貴は、彼女に好かれる理由がない。
むしろ、嫌われてもおかしくないくらいで。
まったくと言って良いほど心当たりがなくて正直困惑する。
ねぇ、なんで美貴なんですか?
そう聞けたらどんなに楽かと思ったりもするけれど。
その言葉を口にしてしまったら。
余計彼女を傷つけそうで。
- 60 名前:some time… 投稿日:2004/05/13(木) 15:29
- だけど自分のその思いが矛盾してるのはわかってる。
スキかわかんない。
でもキライじゃない。
そう思うような相手なのに、傷つけたくないなんて。
どう考えても矛盾してるワケで。
こうやって夜中に一人、ぼんやり立っていたりする。
- 61 名前:some time… 投稿日:2004/05/13(木) 15:29
- 都会の空は狭くて、北海道なんかとは全然比べ物にならないけど。
美貴はたまに、夜一人で外に出る。
今日みたく、風の強い星もない夜。
一人だと思う。
暗いと思う。
空はとんでもなくおっきくて、どこまででも続いてるんだと思う。
そんなコトを思いながら、自分を見つめ直すのが。
美貴にとってわりと重要な時間だと思えるから。
美貴にとっての彼女は、彼女が美貴を想う程、大事な存在じゃないかもしれない。
今は。
まだ。
だけど目が離せなくて、危なっかしくて。
みんなが思う程強くなくて。
脆くて繊細なヒト。
ほら、やっぱ美貴がいなきゃダメなんじゃんなんて。
たまに思わせるヒト。
- 62 名前:some time… 投稿日:2004/05/13(木) 15:30
-
この想いは。
いつか恋に変わるのだろうか。
このキモチは。
いつか愛情に変わるのだろうか。
―矢口さん。
-fin-
- 63 名前:名無し作者 投稿日:2004/05/13(木) 15:33
- >>21 点ズ甘め さん
こんなんでよかったですか?
名前からいくともしかしたら甘めの話やないとダメだったんだろうかと今更考えてみたり(汗)
まだリク残ってるんで書かないと、なんだけども
自スレ更新先にしないといい加減ヤバいかも、と(w
なるべく早めに次UPしたいと思いますです
- 64 名前:点ズ甘め 投稿日:2004/05/13(木) 17:46
- 切ないですなぁ・・・。
名無し作者さんありがとうございました
- 65 名前:名無し作者 投稿日:2004/06/25(金) 18:03
- 非常に遅くなってしまいました(汗)
>>22名無飼育さんリク やすよし UPです
- 66 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:29
-
ウソだ。
ウソだ、ウソだ、ウソだ。
あたしは何も見なかった。
今、目に映ったモノは気のせいだ。
あたしは。
―何も見ていない。
そうとでも思い込まないと。
あたしはおかしくなってしまいそうで。
「あれ?どうしたんですか?保田さん。」
聞き慣れた頼りないアニメ声さえ、妙に頼りがいのあるモノに聞こえてしまう程。
あたしの神経は参ってた。
…なんなんだ、あたしは。
いったい。
そう思うくらい、イケてない。
- 67 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:30
- 「…石川。」
「ん〜?なんですか?悩みごとですか?そんな時はチャーミー石川にお任せですよっ!」
いつもなら、即。
ワケわかんないわよっ、とかなんとか突っ込むあたしだけれど。
今は。
「はは…ありがと。」
苦笑いを浮かべてそう答えるのが精一杯で。
石川に心配されてるようじゃダメだなんて。
こっそり溜息までついたりして。
思いの外、ショックを受けてる自分に気がついた。
「あれ?どうしたんですかぁ、保田さん。ほんっと顔色悪いみたいですけど…。」
ちょっと自黒な肌を持つ、あたしの可愛い後輩は。
空気読めないくせに、ヘンなトコばっかり気がつくからタチが悪い。
「…。なんでもないわよ。」
「そうですか?そうは見えないけどなぁ…。」
本人は非常に気にしてるらしいアゴをぽりぽりかきながら首をかしげる石川。
そう言えば、石川も…。
- 68 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:30
- 「ねぇ、ちょっと聞きたいコトがあんだけど。」
「なんですかぁ?」
「もぉ、いい加減その間延びした返事やめなさいって言ってるでしょ。って、そうじゃなくて!」
「…何一人ボケ突っ込みしてるんですか…。」
「問題はそこじゃなくて!最近どうなの、娘。は。」
「え?」
「メンバー内うまくいってんの?」
「メンバーですか?」
「そうよ。メンバー。」
ほら、あたし一応元サブリーダーだし…などとごにょごにょ口の中で言い訳する。
正直娘。の現状なんてどうでもいい。
聞きたいのはただ一点だけ。
- 69 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:30
- 「ええとぉ、別に保田さんがいた頃と変わってないと思うんですけどね〜。」
―あ、でも突っ込み役が矢口さんとミキティだけになったからボケばっかりで大変かも。
そんなコトを胸の前で両手をしきりにひらひらさせながら話す石川。
「6期とはうまくやってる?」
「シゲさん達ですか?ええ、はい。やってますよぉ。」
「…同期は?」
「え?」
「辻とか加護とか、どうなのよ?」
「あ、よっすぃー達とってコト?そりゃもちろん。」
―仲いいに決まってるじゃないですか。
これでもかってくらいの笑顔でそう答える石川に、一瞬イヤな感情を覚える自分にドキっとする。
なんなのよ、あたしは。
- 70 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:31
- 「そ、それもそうよね。アンタ達、ほんと仲良いものね。」
「今更何言ってんのかと思いましたよぉ、保田さん。」
よかった。
あたしの真意に石川はまだ気がついていない。
「いや、ほら。アンタも辻加護も卒業決まったワケだし、吉澤はどうしてんのかなって思ってさ。」
「よっすぃー?あ〜、相変わらずですよぉ。」
「そうなの?」
「ええ、そりゃもぉ。あ、そう言えば、なんかミキティにモーションかけられてたような気がするなぁ、最近。」
目の前にフラッシュバックする映像。
胸がズキりと痛みを訴える。
- 71 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:31
- 「…え?」
「あれじゃないかなぁ、ミキティってよっすぃースキなんじゃないかなぁ。」
「そ、そうなの?」
声が震えそうで仕方ない。
「ミキティってあれなんだそうですよ。両刀使い。どっちでもいいの美貴は!とか言ってた、こないだ。」
「両刀…。」
「まぁ、チャーミーとしてはミキティの気持ちもわからなくはないなぁとか思ったりするんですけど。」
「…あんた吉澤スキだものね。」
「って言うか。」
―性別関係ないような気にさせられるんですよね、よっすぃーって。
石川の一言は。
正直キツかった。
- 72 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:31
- あたしだって悩まないワケじゃない。
吉澤は同性だって、何回も言い聞かせてきた。
裕ちゃんは、あんま気にするコトないんちゃうん?≠チて笑い飛ばしてくれちゃったけど。
あたしは気にする。
それを、なに?
フジモトは堂々と両刀宣言?
あれだね。
あたしには、そんな勇気はないね。
- 73 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:32
- 「お、梨っ華ちゃ〜ん!」
後ろから今一番聞きたくない。
だけど今一番聞きたい声がする。
「あ、よっすぃー。」
ぱたぱたっと軽快な音がして、ふわりと周りの空気が変わる。
「おケイさんじゃないですか〜。」
「…おケイさん言うなってのに。」
「はいはい、圭ちゃん〜。」
てへへ、とでも言いそうな顔で笑う吉澤は。
…ほんと綺麗な顔で。
なんであたしはオンナなんだろう。
なんで吉澤はオンナなんだろう。
あたしにそう思わせるのには充分で。
こんな綺麗な顔に、フジモトが…。
「圭ちゃん?」
「…ん?」
「吉澤の顔になんかついてます?」
どうやらあたしは自前のネコ目で吉澤を凝視してしまっていたらしい。
「あ…ごめん、ぼんやりした。」
―保田さんオカシイんだよぉ今日。
石川がそう吉澤に告げるのを。
あたしはどこか遠い世界のコトのように見ていた。
- 74 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:32
-
「そうだ、ミキティが探してたよ?ちゃんと逢えた?」
石川の言葉に心臓がどくりと大きく鼓動を打つ。
「あ〜、うん。さっき、そこで逢った。」
「そう?ならいいけど。」
楽屋に行こうと歩いていた廊下。
薄暗いスタジオの中からほのかに漏れ聞こえる聞き覚えのある声に耳が反応する。
ほんの少しの好奇心。
ただそれだけだったのに。
- 75 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:32
-
「…メなの?」
「うん、ごめんねぇ。」
「なんで?美貴オンナだから?」
「そゆワケじゃないんだけどさぁ。」
「じゃあいいじゃん。ねぇ、楽しもうよ。きっと楽しいよ。」
斜め後ろから覗く形になったあたしの視界に、フジモトの姿。
相手は機材の影になっていて、はっきりとは見えなかった。
でも、それが誰だかあたしの躯はしっかり理解していて。
立ち去ればいいのに、あたしの躯は動いてくれなかった。
「ごめんね?」
「ダメ。許さない。美貴のモノになってよ、よっちゃんさん。」
ああ、やっぱり。
込み上げる嫉妬となんだかよくわからない哀しみに泣きたくなったその瞬間。
- 76 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:33
- 「っ…。」
フジモトの顔は吉澤の顔に触れていた。
否。
吉澤の艶やかな唇は。
フジモトの挑発的なソレで塞がれていて。
ウソだ。
信じない。
あたしは自分にそう言い聞かせながら。
そっとスタジオから立ち去った。
- 77 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:33
- 「…ゃん。圭ちゃんってば!」
「…え?」
そっと肩を揺さぶられて、現実世界に引き戻される。
そうだ、会話してた最中だったんだ。
そのコトに気づいた時にはもう遅い。
「具合悪い?」
吉澤が顔をのぞきこんでくる。
近づいてくる薄ピンクの唇に目を奪われてしまう自分が哀しい。
「え…いや…なんも…。」
「今日の保田さん変なんだよ、よっすぃー。」
「そうなんだ?」
「そりゃもう!いつも変だけど、そう言う変じゃないカンジ。」
うっさい、石川。
余計なコト言わなくてイイの。
そう思ったけど、口に出すコトはできない。
なぜなら。
あたしの瞳は相変わらず吉澤の唇に釘付けだから。
- 78 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:33
- 「圭ちゃん?」
無理矢理視線を合わせてくる吉澤にくらくらする。
…さっきのフジモトもこんなカンジで吉澤と目を合わせてたんだろうか。
そんなコトをふと思う。
…なんだってのよ。
関係ない、わよ…。
あたしには。
「ん?なに?吉澤。」
「ちゅ〜していい?」
「「は?!」」
- 79 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:34
- 石川と完璧にユニゾンするあたし。
「圭ちゃんにちゅ〜していいかって聞いた。」
「ちょ、よっすぃー!?」
石川が慌ててるのが声だけでも充分にわかる。
あたしは、またもや動けばいいのに固まってる。
「梨華ちゃんはダメだかんね?」
「ってか、そゆ問題じゃないんじゃない?!」
そうそう、石川いいコト言うじゃない。
「いい?ってか、ダメって言ってもしちゃうけど。」
「よっすぃー!!」
石川のアニメ声がより一層高くなる。
よく出るもんだ、そんな声。
あたしにも少し分けて欲しいくらいだね。
なんてコトを延々考えてるあたしは。
間違いなく現実逃避モード。
どうも、吉澤大接近のこの現状に、頭が状況を処理しきれてないらしい。
- 80 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:34
- 「吉ざ…。」
ふわりと掠め取るように、吉澤の唇があたしに触れて。
一気に顔に血液が集まるのがわかる。
「な〜んてね、してないよ。残念でした梨華ちゃん。」
…ウソだ。
石川に見えなかっただけで。
確かに触れた。
「もぉ、びっくりさせないでよね〜。」
「あはは、ごめんごめん。」
ぷりぷり怒りながらくるりとあたしに背中を向けて歩き出す石川に、瞬間背を向けて。
―ちゅ
今度は確かに唇の感触。
「…消毒。させて?」
は?
「ごめん、見てたんだよね。断ったんだけど、さ。」
え?
「吉澤は圭ちゃんダイスキ人間なので。お断りしたのですよ。」
ええ?!
「だからね、消毒。」
- 81 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:34
-
ウソだ。
ウソだ、ウソだ、ウソだ。
あたしは何も聞こえなかった
今、耳に聞こえた台詞は気のせいだ。
否。
…ほんとは。
泣きたくなるくらい。
―嬉しかった。
- 82 名前:lip. 投稿日:2004/06/25(金) 18:35
- 「消毒ってなんなのよ?フジモトが汚いみたいじゃない。」
「あ〜、じゃあお清め?」
「余計質悪いわよ。」
「あはははは。」
「な〜にしてんですか〜。もぉ帰りましょ〜?」
だいぶ先まで歩いていた石川が振り返る。
「今行く〜。」
のんきにそう返事して。
「行きましょう?」
綺麗な顔で笑う君が愛しい。
そっと繋がれた手の温もりが。
なんだかとても。
幸せだった。
-fin-
- 83 名前:名無し作者 投稿日:2004/06/25(金) 18:37
- あわわ(汗)
えらく内容どっちらけですが スマソ…_| ̄|○
へたれのやすに男前よしこ とのリクで頑張ってはみましたが
へたれすぎ?!
みたいな…
よっちぃは男前なので
やっす〜の気持ちにはとうにお気づきでした(w
みたいなコトなんですが…
つ、伝わりましたでしょうか…?
- 84 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/25(金) 20:33
- やすよしをリクエストしたものです。
も〜最高によかったです。あまりこのCPってないので,書いてくださってありがとうございます。
この2人がとてもリクどおりだったので,顔がにやけっぱなしでした。
リクエストがいっぱいみたいなので,気が乗ればでいいのですが,この後の2人みたいのを書いてくださるとうれしいです。
- 85 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/25(金) 23:25
- むむむ!
ヘタレでかわいい保田ハケーン。
なんだかとてもイイ感じ。
- 86 名前:名無し作者 投稿日:2004/08/06(金) 17:35
- >>84 名無飼育さん
そうかもしれないっすねぇ 確かにあまり見ないかも
昔アンリアルもので某氏が書かれたよしやすで泣いて以来、自分の中でイイ(・∀・)というよしやすに出会えてない気がします
オススメあったら教えてください
続編ですか?
了解しました マターリなんで遅くなるかと思いますが(泣)
>>85 名無飼育さん
イイ感じですか? ありがとうございます
こんなんでいいのかとちょっと疑問だったんでそう言っていただけると助かります
そうそう
倉庫逝きにならないように自己主張(w
自スレの更新とかあるんでマターリ更新になってしまいますが
一応 【生存してます】
- 87 名前:名無し作者 投稿日:2004/09/21(火) 13:18
- >>23 名無し飼育さんリク
みきよし UPです
…ほのぼのはクリアした感あるんですが
イチャイチャが…_| ̄|○
- 88 名前:confession 投稿日:2004/09/21(火) 13:18
- 「…スキなんだけど」
そう告げるのに、ものすごく勇気が必要だった
いくらカメラの前でちゅ〜≠キるコトを厭わないメンバーでも
素で同性から告られたら引くだろう
そんな思いが毎日ぐるぐるしてた
それでもスキだと伝えないと
美貴の中で気持ちだけが大きくなって
美貴は押しつぶされてしまいそうだったから
ものすごい覚悟して
想いを告げた昼下がり
- 89 名前:confession 投稿日:2004/09/21(火) 13:18
- 「え?」
「…スキなんだけど。よっちゃんさんのコト」
きょとんとした顔
呆れられたか
リカイできなかったか
まぁどっちかなんだろうな、なんて
考えたりして
「マジで?」
「…マジで」
「ふむ」
「…」
アゴの下をぽりぽり掻きながら
美貴の顔をじっと見つめるその顔からは
ナニを考えてるかなんて読み取れなくて
思わず眉間に皺がよる
- 90 名前:confession 投稿日:2004/09/21(火) 13:18
- 「いいんじゃない?」
「は?」
「吉澤もスキだよ?」
「…トモダチとして、でしょ?」
溜息が出る
わかってたコト
それが至極当然の答え
「ナニ言ってんのさ。選ばなかったのはそっちだよ?」
「え?」
「ほら、だいぶ前のハロモニ。のコーナーでさぁ」
…あ
もしかして
「あれ…本気だったの?」
もちろん、とばかりに肩をひょいっとすくめてみせる
「でも…だって…」
「選んでくれると思ってたのにさ、ちょ〜がっかりしたってバ」
「…だって…」
「だってばっかだね?ミキティ」
「…」
- 91 名前:confession 投稿日:2004/09/21(火) 13:19
- 選べなかった
美貴の気持ちがみんなにバレてしまうようで
怖かった
「それにしても、やっと言ってくれたねぇ」
「…うん…」
「待ってたんだかんね、あれから。ずっと」
「吉澤としてはとりあえず我慢してた分、取り返したいんですけど?」
「え?」
ふわりと抱きしめられて
そっと口付けられて
真っ赤になって立ち尽くす美貴がいる
「真っ赤だぞ?」
「…よっちゃんさんのばかっ…」
「かっわいいなぁ」
- 92 名前:confession 投稿日:2004/09/21(火) 13:19
-
―こんな可愛いのにさ、ミキティは。なんでテレビじゃあんなキャラかなぁ
―ま、吉澤の前でだけ可愛いとこ見せててくれたらいいんだけど
―待ってた分、しっかり払ってよね?
- 93 名前:confession 投稿日:2004/09/21(火) 13:19
- さらりとすごいコトを口に出されて
きっと美貴は今
耳まで真っ赤だ
こんな
中学生みたいな反応、ありえない
「…ばかっ…!」
「あはははは」
大笑いする、美貴より背の高いコイビトをペチペチ叩きながら
あんなに悩んでた自分はなんだったんだろうなんて
思ったりして
それでも今がイイならそれでいっか、なんて
楽天的な美貴
きっとよっちゃんさんだって
似たようなカンジ
だからスキなのかもなんて
そんな午後
-fin-
- 94 名前:名無し作者 投稿日:2004/09/21(火) 13:23
- >>23さん
すみません…(吐血
こんなんでよかったですか…?
ふじもっさんが…なんとも乙女チックですが
そこのところご容赦ください_| ̄|○
次回更新はもう少し早めになるようにがんがりまつ
- 95 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/21(火) 15:28
- 23の人ではないですがすげーいいっすみきよし!
ミキティかわいすぎでナイスです。
これからもがんばってください。
- 96 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/09/22(水) 04:12
- ヤバいです…みきよしにハマりそう^^
もっとみきよし読みたいです!
長編とかは書かれたりしないんですか?
- 97 名前:名無し作者 投稿日:2004/09/27(月) 15:30
- >>25 名無飼育さんリク みきよしUPです
前回UPのみきよし続編になります
- 98 名前:confession2 投稿日:2004/09/27(月) 15:30
- 「遊びに行こう」
そう誘われて出掛けたオフの午後
よっちゃんさんはと言えば、相変わらず飄々として
美貴のちょっと先を歩いてる
時々美貴の方を振り返っては笑うよっちゃんさんに
美貴はどうしていいかわからなくて
間違いなくひきつった笑いを浮かべてる
…どうもよっちゃんさんには弱い
美貴が美貴でいられなくなる
スキでスキで仕方なくて
こうなりたくて告ったハズなのに
こんなにオロオロ、ドキマギしてる美貴っていったい…
今まさにこの状態は
モーニング娘。藤本美貴のドギマギnight
…って
なに考えてるんだろ、美貴ってば
だいたい、今って昼じゃん
ああ
どうにもこうにも
…ほんっと落ち着かないから
助けて神様
- 99 名前:confession2 投稿日:2004/09/27(月) 15:31
-
「ミキティ?」
急に呼ばれてドキっとして
美貴をのぞきこんでくるよっちゃんさんの瞳にクラクラする
「な、ナニ?」
「楽しく、ナイ?もしかして」
「な、なんで?楽しいよ?」
うわ、声が上ずってる
…なんなんだっての、美貴のばか
「ずっと黙ってるしさ。楽しくないのかなって」
「そ、そんなコトないってバ」
よもや緊張して話せないなんて
言えないから
マジで
- 100 名前:confession2 投稿日:2004/09/27(月) 15:31
-
「あ、プリ撮ろうか」
通り掛かったゲーセンのプリクラ機前で立ち止まって
そのままプリクラ機内に強制移動
プリクラって結構ヒサビサかもしんない
でも
プリクラって
…結構スペース狭いワケで
必然的によっちゃんさんと急接近
…死ぬかも、美貴
「フレーム、テキトーでいい?」
「う、うん」
狭い空間でよっちゃんさんと二人
ドキドキしてる、美貴
ほんとに
赤い顔のまま写っちゃうイキオイ
「ミ〜キティ」
「ん?」
- 101 名前:confession2 投稿日:2004/09/27(月) 15:32
-
呼ばれてよっちゃんさんを見上げた瞬間
―ちゅ
は?!
ナニが起こったのか理解できないうちに
光るフラッシュ
…って
ええ?!
「ミキティとラヴラヴちゅ〜プリGet〜♪」
にやりと笑うよっちゃんさん
呆然とそれを見つめる美貴
「…ば、ばかっ…!」
「あはははは。照れるなってバ」
- 102 名前:confession2 投稿日:2004/09/27(月) 15:32
-
真っ赤になって俯いて
「ほんっと可愛いなぁ、美貴は。世界一可愛い」
なんて
歯の浮くような台詞をさらりと口にする美貴のコイビト
ぎゅっとコドモみたいによっちゃんさんの服の裾を掴んだまま
いつか主導権握ってやるなんて
美貴はそっと心に誓う
きっとそんなの無理だけど…
それでも美貴は
よっちゃんさんから離れたりできないんだろうな、なんて
そんな午後
-fin-
- 103 名前:名無し作者 投稿日:2004/09/27(月) 15:39
-
前回と終わり方が似てるのはスルーの方向でよろ_| ̄|○
>>95 名無飼育さん
たまにはこういう可愛い美貴帝もありかと(w
ありがとうございます がんがりまつ
>>96 名無し飼育さん
こんなんでよければまた書かせていただきます
ち、長編ですか…?
自スレがビミョーに長編、というか
短編のシリーズものです、というか でした、というか…(汗)
少なくとも帝絡みのスレではないです_| ̄|○
- 104 名前:95 投稿日:2004/09/27(月) 23:51
- かわいい帝にかなりノックアウですw
余裕のよっちゃんもイイヨー
- 105 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/29(水) 17:07
- 恥じらい帝かわいすぎです。
やっぱり作者様のよしみきはいい!!
- 106 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/08(月) 15:23
- こういう感じのみきよしすごく好きww
- 107 名前:名無し作者 投稿日:2005/02/08(火) 09:26
- とりあえず
生存報告
マターリですがスレが埋まるまではがんがりまつ
- 108 名前:名無し作者 投稿日:2005/03/02(水) 15:16
- 遅くなりました
>>33 名無飼育さんリク なちみき UPです
- 109 名前:美貴と安倍さん 投稿日:2005/03/02(水) 15:17
- きっかけは些細な事だった
「なっちとミキティって似てるよね」
メンバーのそんな何気ないヒトコトが美貴の心の隅にいつもひっかかって
仕事が同じ日はいつも目が安倍さんの姿を追っていて
言われてみれば遠目に見た感じとか、雰囲気とかちょっと似てるかもなんて
思ったりして
どうせだったら安倍さんみたくなってやろうかとか
一瞬そんなコトを思ってみたりもした時期もあった
「やだなぁ、もぉ。ナニ言ってんの矢口」
「だってさ、ほんとのコトじゃん」
「でもさぁ」
「いいじゃん」
- 110 名前:美貴と安倍さん 投稿日:2005/03/02(水) 15:17
-
矢口さんと楽しそうに話す安倍さんはとても美貴より年上には見えなくて
いつまでたっても都会の色に染まらない
純粋な雰囲気を醸し出す少女
彼女はいつになったら女≠ノなるんだろう
彼女が見せる女≠ネ部分はどんなだろう
そんな邪とも取れる欲望が美貴の中に生まれる
美貴が安倍さんに似ても面白くない
だったら
安倍さんを美貴みたくすればいい
天使≠ナも少女≠ナもない安倍さん
きっと
美貴の心を捉えて放さないような
そんなヒトになるに違いないって
漠然とした予感
- 111 名前:美貴と安倍さん 投稿日:2005/03/02(水) 15:17
-
「安倍さん」
「ん?どした藤本」
「美貴ね、安倍さんにすごく興味があるんですよ」
「ん?なんだべさ、それ」
「だから、美貴と付き合いません?」
「…へ…?」
きょとんとする安倍さんにこれでもかってくらいの笑みを浮かべて
心の中で美貴はこっそりほくそ笑んだ
-fin-
- 112 名前:名無し作者 投稿日:2005/03/02(水) 15:22
- えらく黒いちゅ〜か痛いちゅ〜か
そんな話になってしまいましたがorz
大目に見ていただけると幸いです…
>>104 95さん
よしざ〜さんは常に余裕です
いつになったらふじもっさんは主導権握れるのかって言う(w
大方 このふじもっさんじゃ無理なんじゃないかと(w
>>105 名無飼育さん
あわわ(焦)ありがとうございます
よしみき書いたのは正直この板が初なんですが
そう言っていただけると素直に嬉しいです
>>106 名無飼育さん
ありがとうございます
間違いなくこのみきよしはバカップルです(w
- 113 名前:名無し作者 投稿日:2005/03/02(水) 15:24
-
と言うワケで
とりあえず次は続編リクいただいた よしやす の予定でいます
それ以外のリクは消化しましたので
なんぞリクありましたらどうぞ
- 114 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/02(水) 15:55
- よしごまをお願いします!
- 115 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/02(水) 23:19
- 圭圭(圭織×圭)をお願いしたいんですが・・・いいでしょうか?
- 116 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/04(金) 21:43
- みきよしの学園モノなんてどうっすか?
・・ってかお願いします!!
- 117 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/04(金) 22:55
- 愛×あさ美をお願いしたいのですが・・・
よかったら書いてください。
- 118 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/10(木) 01:24
- 吉澤さんと岡パイが見てみたいです。今が旬ですし・・w
難しいとは思いますが是非お願いします!
- 119 名前:名無し作者 投稿日:2005/03/10(木) 15:42
- 今回は早めに更新
>>84 名無飼育さんリク よしやす「lip.」続編 UPです
- 120 名前:lip.2 投稿日:2005/03/10(木) 15:43
-
携帯を手にとって
眺めて
センター確認して
メールを打ちかけて即消して
電話番号を表示して即消して
そんなコトの繰り返し
鳴らない携帯がこんなにもどかしいモノだなんて
思わなかった
「…ばぁか」
携帯に向かってそう呟いてソファに寝転がる
読みかけの本の内容もろくに頭に入ってこない
気がつけば手が勝手に携帯に触れている
そんな状態
- 121 名前:lip.2 投稿日:2005/03/10(木) 15:43
-
「なんだかなぁ」
ナニを期待してるんだなんて心の中で毒づいて
眼鏡越しの世界に向かってコブシを突き上げる
−圭ちゃんの眼鏡姿スキなんだよねぇ
変にコドモっぽい表情でそう笑った吉澤の顔と柔らかな声を思い出して胸の辺りがつきりと音を立てる
「…はぁ」
おナカの上の携帯を握り締めて溜息一つ
かけるべきか
メール送信するべきか
それとも
かかってくるのを待つべきか
朝からこんな問答何回目?
- 122 名前:lip.2 投稿日:2005/03/10(木) 15:44
- すっごい逢いたいんだけど
そこまで打って
クリアボタンを長押し
ナニが怖いって
吉澤に嫌われるのが怖い
どうせなら
何も知らないまま
片想いのままの方がいっそ楽だったかもしれないのに
吉澤に聞きたいコトなんてたくさんある
伝えたいコトもたくさんある
それなのに
どこまで言っていいのか、どこまで聞いていいのか
その匙加減がわからなくて、結局メールも電話もなんとなく尻込みしてしまう
- 123 名前:lip.2 投稿日:2005/03/10(木) 15:44
- ‐保田さん
‐圭ちゃん
吉澤に呼ばれる瞬間がたまらなく嬉しいのに
あの瞳で見つめられるその瞬間がたまらなく好きなのに
どうしても一歩、自分から踏み出すコトができない情けないあたし
あたしを好きだと言ってくれる吉澤は本当だと思う
すごく大事にされてるっていうのもものすごく実感できる
それでも
心に渦巻くこのもやもやを払拭できないのは
やっぱり吉澤のコトを心のどこかで信用しきれてないのかもなんて
そう思ったら哀しくなって
いっそ鳴らないなら携帯の電源を落としてしまおうって
そんな思い
- 124 名前:lip.2 投稿日:2005/03/10(木) 15:44
- 眼鏡を外して電源ボタンに手をかけて
さあ押そうといったところで着信を知らせるグリーンのランプ
「も、もしもし?」
「あ、圭ちゃん?吉澤ですけど〜」
「な、なに?」
「開けて」
「え?」
「玄関、開けて」
「はぁ?開けてってどこの玄関の話よ?」
「圭ちゃんの部屋の玄関」
「ちょ、い、いるの?ウチの前に?」
「いる」
「ほ、ほんとに?」
「ほんと。ほら」
玄関の方から聞こえる軽いノック音にどきりとして
慌てて玄関へ
ロックを外してドアを開ける
「ども」
笑顔全開で笑いながら玄関の中に入ってくる吉澤を確認して
それから急におろおろした吉澤になんだろうと思って
「なんで泣くかなぁ」
その言葉で初めて自分が泣いているんだって気が付く
- 125 名前:lip.2 投稿日:2005/03/10(木) 15:44
- 「急に来て迷惑だった?」
「ちが…っ…」
「ああ、淋しかったんだ?吉澤に逢えて嬉しい?」
「…ばかっ…!」
「はいはい。か〜わいいなぁもぉ」
ふわりと抱きしめられて吉澤の香水のニオイになんだかほっとして
「愛してるよ?圭」
なんて言われて
腰の辺りにびりっと電流が流れたようなそんな感覚
「け、圭とか言うな」
「いいじゃん。二人きりの時くらい大目に見てよ」
「うう…」
吉澤の胸に顔を押し付けたまま、きっと真っ赤になっているに違いない自分の顔を思う
年下の、しかも同性にここまで翻弄されるなんて
想像したこともなかったのに
- 126 名前:lip.2 投稿日:2005/03/10(木) 15:45
- 「あ、そうだ。携帯の電源落とさないと」
「え?」
「誰にも邪魔されたくないからね」
思わず顔をあげてにやりと笑うコイビトに一瞬で唇を奪われて、左手に握った携帯が乾いた音を立てて落下した
「あ、壊れるよ」
「…いい。もぉいいの」
「そう?いいならいいけど…」
鳴らない携帯ならいらない
吉澤以外からの着信ばかりの携帯ならいらない
目の前に吉澤がいてくれるなら
携帯なんて必要ない
「連絡できなくてごめんね?」
「…うん」
「な〜んか、いざメールなり電話なりしようと思ったら何書いていいかとかわかんなくなっちゃって」
「…うん。あたしも」
「なんだ、だからメールも電話も来なかったんだ。嫌われたかもって思って急いで来ちゃったよ」
「…嫌うなんて…」
「うん、顔見たらわかった」
「…ばか」
ぎゅっと抱きしめて
ぎゅっと抱きしめられて
この温もりを失くしたくないなんて思うオフの午後
-fin-
- 127 名前:名無し作者 投稿日:2005/03/10(木) 15:49
- もいっちょ
>>114 名無飼育さんリク
よしごま UPです
- 128 名前:Freedom 投稿日:2005/03/10(木) 15:50
-
きっと
全てのシガラミから開放されて
何もかもどうでもよくなった瞬間に手元に残ったたった一つのナニか
それがキミへの愛なんだろうなんて
漠然と思うアタシ
風に流されるようにふわふわと
どこまでも掴み所のないキミ
二人で幸せになるにはどうしたらいい?
- 129 名前:Freedom 投稿日:2005/03/10(木) 15:50
- 「よしこ?」
「ん?ナニ、ごっちん」
「呼んでみただけ」
「そう」
マンションの屋上の柵に凭れて風になびく彼女の髪に触れる
「どしたの?」
「なんも」
「そう」
空を見上げて彼女が呟く
「高いね」
「そうだね」
かさりと乾いた音を立ててポケットから取り出された煙草
ハタチになったらオトナだなんて
誰が決めた?
「火、ある?」
「ある」
パーカーのポケットから取り出したジッポで彼女のバージニアスリムに火を点け
ゆらりと煙る煙草を確認して火を消して、手の中で鈍く光る銀のジッポを弄ぶ
傷だらけのソレは変にアタシの手に馴染んで、思わず苦笑い
- 130 名前:Freedom 投稿日:2005/03/10(木) 15:50
- 「ねぇ」
「ん?」
「ここから飛んだらどうなると思う?」
「死ぬでしょ」
「やっぱりそうかなぁ。飛べたりしないかな」
「多分ね」
もし限られた人間だけが飛べるとしたら
それはやっぱりキミかもしれないと思うけれど
同時に飛んだアタシはきっと
真っ逆様に落ちて地面に叩きつけられるに違いないから
キミと同じトコロには行けない
きっと
「何にもシガラミのないトコロへ行きたいなぁ」
「なんで?」
「自由に生きたいから」
「今でも充分自由じゃん」
「こんなのは自由なんて言わないよ」
「そっかぁ。じゃあアタシまた一人になるんだね」
「なんで?」
「誰もいないトコロに行きたいって言ったから」
「一緒に行くんだよ。バカだなぁ」
朱い太陽が彼女の髪を綺麗に透かして、白いコートが同じ色に染まる
- 131 名前:Freedom 投稿日:2005/03/10(木) 15:51
- 「ねぇ、一人にしないでね」
「しない」
「約束だからね」
「わかってる」
差し出された白い手をそっと握って口付ける
キミが姫ならアタシは王子?
否
アタシは差し詰め護衛兵
「帰ろうか」
「うん」
繋いだままの手をパーカーのポケットに突っ込んで
彼女の短くなったバージニアスリムが緩やかな弧を描いた後、静かに落下していくのを眺めて
アタシたちはマンションの屋上を後にする
- 132 名前:Freedom 投稿日:2005/03/10(木) 15:51
- ほんの刹那でも
キミといられたらそれでいい
本当はずっと一緒にいたいけれど
オトナ達はそれをヨシとしないから
どうしてそれが悪なのか
アタシには到底理解できない理屈
だけど
世間のオトナ全員ががそう言うから
それが普通
普通ってなんだろうと呟くキミと
それはオトナに架せられた鎖そのものだと思うアタシ
あと数年してオトナと呼ばれるイキモノになった時
アタシは彼女の手を離しているのか
彼女は自由を求めて飛んでいるのか
それはわからないけれど
今幸せならばそれでいいと思う
だけど、もし
キミが一緒に飛んでと言ったならば
アタシは間違いなく飛ぶだろう
「ねぇ、よしこ」
「ナニ?」
「アイシテル」
「アタシも」
階段の途中でキミにしたキスは
煙草の香りがした
-fin-
- 133 名前:名無し作者 投稿日:2005/03/10(木) 15:58
-
前回あまりに更新時期に間があったので今回は早め(w
よしやす「lip.2」は案外書いてて楽だと判明
得意としてるCPに近いものがある模様
へたれやすすに男前よしこ、なんてなんともツボなリクをくれたアナタ!
ありがとうございます(w
前回同様 へたれやすすに男前よしこ を目指してみましたが
いかがだったでしょうか?(汗)
よしごま「Freedom」はなんだかワケわかったようなワケわかんないような
自分の中でよしごまというのはラヴくて儚くて
だけどワケわかんない雰囲気、みたいなイメージが(マテ
すみません×∞
orz
次回更新 >>115 名無飼育さんリク 圭圭 も早めを目指す方向で
あ、あと
岡田さんて …どっち?(汗)
垂れ目な方ですか…?(吐血)
- 134 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/10(木) 18:32
- よしごまよかったっす!!
ラブくて儚い感じが最高っす。
次回の更新も期待しています!!!!
- 135 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/10(木) 21:29
- よしごまGOOD!
なんかせつねぇー
- 136 名前:118 投稿日:2005/03/11(金) 02:40
- すみません、顔名前一致しませんでしたか・・。
自分も最近やっと覚えたんですけどねw
知ってる限りではまだ見たことなかったんでお願いしちゃったんですけど、
キャラが分からないと書きづらいと思うので、このリクは見なかったことにしてくださいw
今度はメジャーカプをリクさせて頂きますので、その時はどうかよろしくお願い致します!
- 137 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/11(金) 14:57
- よしやすリクエストしたものです。
ヘタレな保田さんと男前の吉澤さんがもうツボにはまってしまいました。
1番好きなCPなんですが,マイナーすぎてあまりないので,書いてくださってありがとうございます。
作者さんも得意としてるCPに近いものがある模様といってくださってよかったです。
また書く機会があったらで良いのでまたよしやす書いてください。
- 138 名前:名無し作者 投稿日:2005/03/16(水) 14:37
-
>>115 名無し飼育さんリク 圭圭UPです
- 139 名前:ゆらゆら 投稿日:2005/03/16(水) 14:37
-
いつもあたしよりも少し先を歩いていた彼女
その彼女より一足先に旅立って
その後遅れて旅立った彼女と久しぶりに会う天気のいい午後
彼女の短くなった髪が潮風にさらりと揺れる
「どう?」
波打ち際をあたしの数歩先を歩く彼女に声をかける
「どうって?」
「一人になった感想」
「カオ、別にヒトリじゃないよ?」
振り返った彼女に浮かぶのは心底不思議そうな表情
「え?」
「裕ちゃんもいるし、なっちもいるし。もちろん娘。達だってずっとずっとカオの大事な仲間だもん」
「ああ、そういう意味」
足元の砂を波が静かにさらっていく
- 140 名前:ゆらゆら 投稿日:2005/03/16(水) 14:38
-
「それにさ」
「うん」
「もしカオの周りに誰もいなくなってもさ」
「うん?」
「圭ちゃんは絶対カオの隣にいてくれるじゃない?」
海鳥が甲高い声で鳴いた
「どうしてそう思うの?」
「だって」
−カオはナニがあっても絶対に圭ちゃんをヒトリにしたりはしないもの
絶対
それは彼女の中にある確信
決して揺るがない自信
「そっか」
- 141 名前:ゆらゆら 投稿日:2005/03/16(水) 14:38
-
あたしは靴のまま海の中へ歩を進める
「圭ちゃん」
「なに?」
「カオも」
「帰り困るよ」
「圭ちゃんもだよ?」
「まぁね」
「いいじゃない、一緒なら困ってもきっと平気だよ」
「かもね」
後ろを見ずに左手だけ伸ばして
そっと触れてきた華奢な手をしっかり握って
踝辺りまで海水に浸かったまま
あたし達は歩く
時折足をとられる彼女を振り返りながら
それでも前へ
ひたすら前へ
- 142 名前:ゆらゆら 投稿日:2005/03/16(水) 14:38
-
「カオリ?」
「ん?ナニ、圭ちゃん」
「冷えたら言いなよ?」
「うん。まだ大丈夫」
このままずっと歩いて行ったら
あたし達はどこへ辿り着くんだろう、そんなコトを思いながら
冷たい足と対照的な繋いだ手の温かさがなんだか心強くて
でもせつなくて
あたしは黙って振り向いて
彼女にぎゅっと抱きついた
「圭ちゃん?」
躯の中に響いて聞こえる彼女の声は
優しくて
このまま死んじゃうのもありかな、なんて
ぼんやり思った
-fin-
- 143 名前:名無し作者 投稿日:2005/03/16(水) 14:47
-
圭圭も考えてみたら書いたの初やも
>>115さん こんなんでよかったでしょうか?(汗)
>>134名無飼育さん
>>135名無飼育さん
ありがとうございます そう言っていただけると助かります
書きながらワケわかんねェとか内心思ってたんでorz
>>136118さん
申し訳orz
いかんせん、最近やっとベリ工の名前と顔が一致し始めたイキオイなもんで(汗)
ベリ工と美勇伝以外ならなんとか…
リクお待ちしています
>>137名無飼育さん
あんなんでよければまた書かせていただきます〜
基本 へたれとオトコマエの組み合わせは得意です(w
ただ、どこまでもへたれるという問題もあったりしますがorz
次はみきよし学園モノ
…学園モノ?!
がんがりまつ
- 144 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/16(水) 22:18
- 圭圭のリクエストに答えてくださってありがとうございます。
2人の大人っぽい雰囲気が感じられてすごく心があったかくなるようなお話でした。
- 145 名前:名無し作者 投稿日:2005/08/06(土) 03:13
- すみません
更新滞ってますが
生きてます
生存報告ですた
- 146 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/26(金) 05:27
- 待ってるよー!!
- 147 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/30(火) 12:56
- 待ってるぞい
- 148 名前:名無し作者 投稿日:2005/08/30(火) 18:14
- お待たせすますた
>>116 名無飼育さんリク みきよし学園モノUPれす
- 149 名前:clear 投稿日:2005/08/30(火) 18:14
-
「よぉ見て描くんやで?上手くなくてもええんやからね」
鉛筆が紙の上を走る音と画用紙の擦れる音
それと
時々聞こえてくる音楽室からの他クラスの合唱の声
無駄にあったかい午後の美術の授業は、先生のまったりした関西訛りも手伝って
とんでもない眠気を連れて来る
机の上の林檎がゆらりと揺れた
「こぉら!藤本!寝るなぁ!」
スコン、と頭に何か当たった感触
「んう〜?」
頭を擦りながら目をやると、真っ白な画用紙の上には白いチョーク
どうやらコレが美貴の頭を直撃したらしい
- 150 名前:clear 投稿日:2005/08/30(火) 18:14
-
「美術で寝るやつは初めてやわ」
「…だって眠いんだもん」
何時の間にか目の前に立つ先生を見上げながら、チョークを返す
白いソレは白い先生の手の中に収まった
「あんなぁ、数学とか国語とかと違って自分のスキなようにやったらええもんやん?美術は。決まったカタチなんてないねやから眠くなるなんて理解できやんわ」
「無理だよ、平家せんせぇ。ミキティは学校にいるだけで眠いんだからさ」
呆れた、という風な先生の後ろからからかう様な声がする
「ああ。なるほどねぇ…」
「って、そこ、納得するところ?」
「ん?うん。するところ」
「…なんだかなぁ」
にやりと笑いながら美貴の頭にぽんと手を乗せてくる
華奢なその手はちょっぴりひやりとした
- 151 名前:clear 投稿日:2005/08/30(火) 18:14
-
「できたら見せに来や?OK出たら昼寝しててええことにするわ、これから。それやったらちっとは頑張れるやろ?」
「へぇい」
「他のコらも同じやからな〜」
「「「やったぁ!!」」」
喜ぶクラスメイトの群れの中で
たった一人だけが振り向いて美貴と視線を絡めてくる
ソレを軽く睨んで、美貴はそのまま視線を落とした
林檎と格闘する為に
- 152 名前:clear 投稿日:2005/08/30(火) 18:15
-
「ヒドイじゃん?メンチきるなんてさ」
「変なコト言うからだよ」
「一応フォローしてあげたつもりなんだけどなぁ」
「ぜんっぜんフォローになってなかったから」
「ねぇ、怒ってんの?」
「べっつに」
「じゃあなんで振り向かないワケ?」
「必要ないから」
「ミキティはさぁ、アタシのことキライなんだ?」
足早に購買を目指しながら歩いていたけれど
その言葉に立ち止まって振り返る
きゅっ、と上履きが鳴った
- 153 名前:clear 投稿日:2005/08/30(火) 18:15
-
「キライ。よっちゃんさんなんてダイキライ」
「え〜?マジで?まいったなぁ」
ぽりっと頬を掻きながら苦笑いするよっちゃんさんの柔らかそうな前髪が
窓から吹き込んだ風にふわりと揺れる
「アタシ、なんかしたっけ?」
そう問うてくる相手に黙って背中を向けて
美貴はまた歩き出す
「ミキティってば〜」
美貴の後ろで
ちょっと情けない声がした
少しだけ悩んで
結局美貴はその声をシカトした
- 154 名前:名無し作者 投稿日:2005/08/30(火) 18:18
-
めっちゃ途中で申し訳
取り急ぎちょっこすUPというコトでorz
>>146 名無飼育さん
>>147 名無飼育さん
レスありがとうございまつ
見てるヒトいないと思ってたんでレスついたコトに真剣にビビりますた
感謝っス
とりあえず
みきよし学園モノ「clear」はもうちょっこす続くべさ、というコトで
ひとつよろしくです
- 155 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/31(水) 02:48
- 更新お疲れ様です!!
みきよしの学園モノを、リクさせてもらったものです。
なんか微妙なリクに答えてもらって、ありがとうですm(__)m
続きも楽しみ待たせてもらいます♪
- 156 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/31(水) 08:38
- 待ってましたよ。
学園ものは大好きなんで頑張って下さい。
- 157 名前:名無し飼育さん 投稿日:2005/10/09(日) 17:14
- リクしてもいいのかな?
吉亀のラブラブものをお願いします!
- 158 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 04:34
- 突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
- 159 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/07(土) 20:44
- ダメ元で
藤道、お願いします
もう、作者さんは見てないかもしれないけど
- 160 名前:名無し作者 投稿日:2006/01/07(土) 22:08
- すんません
更新滞りまくってますorz
もうしばしお待ちを
- 161 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/04/07(金) 00:12
- あやみきお願いできますかぁ?
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