キミが好き、あなたが好き

1 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/04/30(金) 16:57
短編にする予定でございます。どんどんリクエスト
お待ちします。
できるだけ内容に添えられるようなお話書けるように
したいです・・。
ではまず私の作を。よしみきでござーます・・・
2 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/04/30(金) 17:10
「なあなあミキティー、あたしさ、マジなんだよ?
  それでも・・だめかな?」
美貴今告白されてるんだよね?しかも、同じメンバーに。
「あ・・えと、よっちゃんさんと美貴は同じグループにいて、
友達だとミキは思ってたけど・・本気で?」
おずおずとよっちゃんさんの顔を見る。
「ハイ、本気っす!!ずっと、好きだったから・・」
ニカッと笑うよっちゃんさんはとってもカッコよくって・・
ああ、なんだよ。美貴、ずっと好きだったのかな?よっちゃんさん
の事。
「美貴今から恥じを捨てるよ。」
「へ?」
意を決して。人生最大の決断だ!!
「ミキも好きになってみせる・・よっちゃんの事。
だから、友達以上になろっ!!」
「ふぇ・・?ってどわぁぁぁ!!!ミキティ、恥捨てすぎだよっ!」
美貴はとっさによっちゃんさんの胸の中にとびこんでいた。
なんでだろ?
「えっと〜、ミキティから迫ってきたんだからいいよね?
キス・・しても?」
優しくミキを抱きしめ返してくれたよっちゃんは美貴の顔を覗く。
キスしていいだってぇ・・?この野郎。手が早いんだよ!!
「ばぁか、するかよそんなん!手、繋ぐならいいよ!」
「ちぇ・・うおおおっ待てミキティーーっ!」
美貴は残念そうなよっちゃんさんの手を握りしめてスタジオへ向かった。

 まだ慣れなくてもいい。これからこれから、どんどん好きになって
見せるよ?

DEAR MY BOY!!
終り。
3 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/04/30(金) 22:44
見て頂いた方、苦情でもなんでもお申し付け下さいませ・・
4 名前:名無し 投稿日:2004/05/01(土) 00:43
みきよしは良いですねえ
まだ作者さんがどういう方向性で書いていくのかわかりませんが
期待しております
5 名前:ゆうり 投稿日:2004/05/01(土) 10:18
みきよしだぁ!私、ハロモニ。見てから
隠れみきよしファンになっちゃったので
メチャAうれしかったです☆
リクいいですか?松浦×高橋見てみたいんでお願いします!
↑の方と同じくこれから期待させていただきます♪
でも、焦らずに作者さんペースで頑張って下さい☆
6 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/01(土) 10:18
>4さんレスありがとうございます!駄文ですが
どうぞこれからも見ていて下さいませ。
7 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/01(土) 10:21
>5さんもありがとうございます〜、松高ですね!
チャレンジしてみます。
8 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/01(土) 10:32
なんだか最近、松浦さんが変だ。 モっさんとはすごく仲が良くて、
いつも明るい松浦さんが、あたしの所にしょっちゅう寄ってくる。
んー・・なんでだろ?
「ねえねえ愛ちゃん!!心理テストやろっ!!」
ハロプロライブの時にはいつも一緒。別に迷惑なわけじゃないし、
友達として付き合ってるつもり。
わいわい楽しんでるのがあたしは好きだった。
「あっ!亜弥ちゃんこんなとこにいた!遊ぼっ!」
松浦さんの親友モっさんがソファでピッタリくっついてるあたし達の
元へ少々怒りぎみでやってきた。
「ほら、行ってきていいですよ。松浦さん・・?」

「いいのっ、みきたんごめんね!今愛ちゃんとラブラブだから邪魔しない
でねん♪」
唐突に松浦さんがかなり私の事を睨んでいるモっさんに甘えた口調で言った。
それにモっさんはもういいやという感じでマネージャーの元へ向かって
しまった。
なんか・・恥ずかしくなってきた。ラブラブってカップルじゃあるまいし!
「あのう・・いいんですか?モっさんは・・」
「アタシは今愛ちゃんといたいんだよっ、愛ちゃんはイヤ・・?」
来た・・きたきた、松浦さんの上目遣い。イヤじゃない。
イヤじゃないけど・・別の感情が溢れてきそうでさぁ。
「ううん、イヤじゃないですっ!!楽しいですっ!」
あたしがそう言うと松浦さんは笑ってくれた。
やっばいなぁ、カワイイじゃないですか。
一緒にいたいって言ってくれる松浦さんは、他の人と違う目であたしを
見ているのかな・・?
 
9 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/01(土) 11:55
「心理テスト!やろっ!!」
「えっ!?ああ、はい!」
妄想していて話がほとんど耳に入っていなかった。
松浦さんは真面目な顔になって、私の目を見つめている。
「・・あいうえおって言って!」
・・・・これ、知ってる。ガキさんと話した事あるよこれ。
って事は・・ええっ!!???
「あ、あいうえお・・」
とりあえず言われた通りにしてみた。すると松浦さんは
「いやったーーーっ!!ひゃっほうっ!!」
とてつもなく喜んでいる。だってこの心理テストは・・
『あいうえおと言え』と言われて、『あいうえお』と
正直にいうと相手の気持ちが分るというモノだった。
もし『え?なんであいうえおなの?』などと言った場合、答える側の
気持ちは相手の事が嫌いと言う事。もし正直に『あいうえお』と
答えた場合は・・LOVEの意味で好きということになる。
「え!!!??ま、松浦さんあたしにこんなこと聞いてどうすんですか!」
「あら、なんだ知ってたんだ・・アタシ愛ちゃんの事好き。
もうさぁ、これで嫌いだったらアタシ芸能界辞める勢いだったよ〜」
松浦さんの言う「好き」は、LIKEじゃなくてLOVEだった・・?
「でも、愛ちゃんはあたしのこと友達にしか思ってないんじゃない?
こんなくだらない心理テストしたアタシが馬鹿だなっ。」
勤めて明るく言う松浦さんは寂しそうだった。
違う・・きっと違うよ、あたしは松浦さんの事・・
「違いますッ!私も・・好きです!松浦さんのこと!」
思わず手を握り、自分の気持ちをぶちまけた。
 LOVEに気持ちが変わったのはなんでか分らない。
「愛・・ちゃん?」
「宝塚のビデオテープより、あなたを大事にします!!」
宝塚と松浦さんを比べて何を言うんだ私は・・。
そのあとそのあと、恋人同士となった私と松浦さん。
松浦さんからされたファーストキスは忘れられない。

モっさんに一週間シカトされたのは言う間でもない・・
終り。
10 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/01(土) 12:03
松高終了しました。うわっ、つまんね〜。もうちょい
工夫すりゃいいものを。ごめんなさい。
次は何にしよう・・?
んじゃ、あやみき一丁!男前なミキティ御覧あれ。
11 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/01(土) 14:13
あなたの名前を呼ぶだけで、どこからでも飛んできてくれる。
優しい笑顔が見てくて、束縛もしちゃうよ?
それでもあたしを選んでくれて、苦しいくらい大好きで。
太陽のにおいがするあなたの胸の中でずっと一緒にいたい・・・
「美貴ちゃ〜ん、ののがいじめるんだよ!!」
いつもの楽屋の中。14人となると誰が何してるのか分らない状態になる。
「違うよ−からかっただけれす!」
ああおかしい。ソロの時より楽しくなったし、友達もたくさん増えた。
「梨華ちゃんキモいよ。辻ちゃん16なんだからしっかりしなよ〜!」
「アハハ、藤本キツー!まああたってるけどね。」
矢口さんも仲間に入って遊んでいた。
「ひっどい美貴ちゃんまで!よっすぃ〜!!」
よっちゃんさんの所に行ってしまったリカちゃん。
今日はハロモニのスペシャルだから、美貴の大好きなアノコもくる。
それは・・
「み〜き〜たぁ〜ん!!久しぶりぃ♪」
3m向こうから小走りでやってくる亜弥ちゃん。
髪型をかえたのか、さらにかわいくなっていた。
「ああ、亜弥ちゃん久しぶり」
ちょっとクールにあしらってみると彼女は
「ひどいな!折角フィアンセがやってきたというのに!!」
なあにがフィアンセだよ・・結婚できないっての!!
分かってるけど顔が真っ赤になって恥ずかしくなる。
「あはっ!顔が赤いよ〜た・ん!」
    チュッ
いつもこうだ。美貴が恥ずかしがると、スキあらばIT' ALLRIGHT〜♪
じゃなくて・・
「あのねぇ・・ここでこういうことしないで?めちゃくちゃ
・・その・・」
「照れるからでしょ!いひひ、そういう顔がみたいからするんだもんね!」
しまいには飛びついてくる(抱きついてくる)というこそくな手を
使うんだ。
「離れろ〜っ!!みんなが来るってばぁぁぁっ!!!」
尚もいじわるな笑みを浮かべて亜弥ちゃんは美貴の首に鼻をこすり
つけている。
甘いのは分かってるけど、亜弥ちゃんだからしちゃうんだよね。
「かわいいぞ!お前!」
「そんなの知ってるよ最初から〜!!」
だってさ。
とにかく今は時間があれば亜弥ちゃんと一緒にいたいんだ。
亜弥ちゃんも、そうだよね?
終り。(短くてスミマセン・・。)
12 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/01(土) 17:47
ええとここから長編になるかもしれません。その間もリク
受け付けますのでどうぞよろしくお願いします〜。
ちなみにアンリアルです。
カップリングはもっかいみきよしで。
好きなんです・・
13 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/01(土) 17:53
「ね、あたし中学・高校ガクランで過ごそうかな」
小学6年の時、よっちゃんさんが言った事。
 見た目ほんっとに男の子みたいで、けど女の子な所もあって。
年がら年中ズボンはいてて、スカートなんか履いたとこみたことないぐらい。
そしてそのよっちゃんさんの言葉は現実となった。
14 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/01(土) 19:35
朝8時丁度、美貴の家のインターフォンが気持ちよく鳴った。
「美貴ー!ひとみちゃん来てる!早くしなさい!」
2階自分の部屋でスカートの裾を直していた。
「わーかったよ!今行く!」
それから5分後、玄関のドアを勢い良く開けた。
「この吉澤様を待たせるとは何事だー、ミキティおっせーぞ!」
美貴の彼氏(?)、よっちゃんさん。
よっちゃんさんは何やってもかっこよくて、優しくて。
頭はそんなによくないけど・・美貴が何より一番好きなのは、
「ズボンあちぃー、やっぱガクランやめりゃよかった」
女の子なのに、学校でガクランを着ている所。
髪の毛はショートカットでキンパだから男に見える。
「かっこいいじゃん!スカートはくよりいいよ!!」
毎日そのガクラン姿を見るのがだいっすきで・・・・
いつからだろうな?よっちゃんさんをちゃんと見るようになったの。
15 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/01(土) 20:59
小学校4年の時よっちゃんさんが引っ越してきてすぐ仲良くなった。
中学に入学して、ガクランスタイルがここから始まったのだ。
もちろん校則マル無視で、授業もサボりまくっていたよっちゃんさんは
多くの男子生徒から反感を買ってしまった。
「ちょっとよっちゃんさん、やめなよガクラン!あぶ・・」
「あぶないって?平気平気、これあたしのポリシーなんだから。
いまからケリつけてやらぁー!」
年がら年中ケンカばっかしていたよっちゃんさんは女の子にモテモテ。
どちらかというとよっちゃんさんは男の子より女の子にモテる。
中学の時はモテる事にたいして気に止めていなかった。
裏庭に呼び出され、いちゃもんを付けられまくるよっちゃんさん。
それを影で同級生の梨華ちゃんと観戦していた。
「ああん?なんだよマジでやる気かこの男女!」
「うっさい、あたしの名前は男女じゃなくて吉澤ひとみって名前があんだよ!」
2人の男子生徒に囲まれていたよっちゃんさんだったけど、相手の腹に
一発づつパンチをいれた。
「ひとみちゃんやりすぎだよ!!」
「リカちゃん声でかい!」
壁にひっついて観戦していた美貴たちに気付いたのかよっちゃんさんが
怒ったような感じで走って来た。
「なにやってんだよあぶないだろ!リカちゃんはともかくミキティに
何かあったらどうすんだよ!」
「え!あたしはどうでもいいって訳ひとみちゃん!??」
なんで、美貴にだけ怒るの・・?
16 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/01(土) 22:20
リカちゃんはぷんぷん怒りながら校舎に入っていってしまった。
「なんでリカちゃんに怒らないでミキにだけ怒るのさ!」
「お前に何かあったら困るだろうが!」
・・沈黙。よっちゃんさんは髪をかきあげるしぐさをして、顔が赤いのを
隠しているようだった。
「美貴の事怒るんだったら・・心配だったら喧嘩するの止めて。そういうよっちゃんさん
見るのあんま好きじゃないだ美貴。普通にガクラン着てるだけでいいんだよ・・。」
正直な気持ちはそうだった。喧嘩なんてあんまり好きじゃないし殴られるの見たくない。
するとよっちゃんさんはものすごく暗い顔になって。
「う・・分かった。あたしの事嫌いになった・・?」
美貴より背がずいぶん高いよっちゃんさんが子供に見えた。
「ふっ、違うよ。嫌いになれないよあんたは。教室もどろっ。」
照れているよっちゃんさんの制服上の裾を掴んで校舎に戻った。
手は繋げない。何かが崩れたら・・いけない気がしたから。
17 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/01(土) 22:22
さっそくミス発見。
×=〜好きじゃないだ美貴
○=〜好きじゃないんだ美貴 でした。
ごめんなさい。
18 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/01(土) 22:39
高校入学して、よっちゃんさんとは一回も同じクラスになれなかった。
入学してすぐに、とんでもない告白をよっちゃんさんから打ち明かされた。
「あたし、ミキティの彼氏になれない?やっぱ男じゃないとダメ?」
屋上で2人きり、よっちゃんさんがベ−グルを食べながら何気なく言った。
「はぁ?なーにアホらしい事言ってるのさ。そういうこと冗談で言わないの!」
今までねっころがっていたよっちゃんさんが、バッと起き上がった。
「ちげえよ・・マジに言ってるんだよミキティー。あたしが・・ガクラン着る様に
なった本当の訳・・知らないでしょ?」
真剣な眼差しで、美貴の両肩をがっしり掴むよっちゃんさん。
「・・ミキティーが、スカート履くのはよっちゃんさんらしくない。
ズボンのよっちゃんさんが好きだって言ったから・・。だからガクラン。
かっこいいって言ってくれて、すっごい嬉しかったから。そん時、・・
おまえの事本気になっててさ・・。あたしみたいな喧嘩野郎じゃダメかな・・?」

スカート履くなって・・美貴が言った事覚えてたの?
「ダメじゃない!好きだよ、美貴も・・・好き。ベ−グルしょっちゅう食べてても、
いくら頭悪くても美貴はずっとよっちゃんさんの事好きでいるよ!」
「・・頭悪いのは余計だ!!ばかミキティー!」
2人っきりで屋上でした、ほっぺチュ−。
「なにすんだよ!いきなりぃ!エロおやじ!」
「なんでだよ!ほっぺに軽くしただけでエロおやじはないだろ!
あたしはまだミキティーと同じ17だぞ!!?」
ワーキャーと他人からみたら下らない事でケンカっぽいことしてるけど、
美貴にとっては凄い大切だった。大好きな人とのキスが・・
19 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/02(日) 09:54
そして今に至るわけ。高校3年になり、美貴とよっちゃんさんはよく大学について
語るようになった。
「よっちゃんさんは大学行くつもり?」
「んー・・あたし馬鹿だしさ、就職しようかな?なんてっね」
学校の帰り、近くの公園でブランコに2人で乗りながら話していた。
「ミキティは?大学行くんでしょ?あたしより少なくとも頭いいじゃん」
「少なくともって何だよ・・どうしよ。行ってもやりたい事ないし」
チャララ−ララ−ララララン
「お、6時だ。・・将来の事は卒業式の時決めるかな、へへっ。ミキティー
帰ろうぜ」
公園の時計が6時丁度に鳴るしくみになっているため、毎日この時計を利用している。
「うん、帰ろ!・・なんか聞こえない?あそこの木の裏から」
よっちゃんさんが美貴の手を握って帰ろうとしたその瞬間、誰かが喋っているような
声がした。
「・・なんだろ、見てみるか」
よっちゃんさんと美貴は警戒しながらそーっと木の所まで行った。
「あんた・・今回で何回目だと思ってるの?あたしをおちょくるのも
たいがいにしてよ!!」
かなり大きめな高い声で怒鳴っている女の子が見えた。それに、色が黒いな・・
「ちょっ、あれリカちゃんじゃない!??」
「しっ!ミキティ声でかいよ!」
20 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/02(日) 13:28
「そんなんじゃないよ!あたしはリカちゃんしか見てな・・」
「聞き飽きたわよその言葉!いつまでそれが通ると思ったら大間違い!
じゃあ昨日の他の女の子と手を繋いでたはどういうことなの!??」
もう1人の女の子は、おそらくリカちゃんの恋人。
「ミキティ、リカちゃんって恋人いたの?」
「・・知らない。思い当たる節はないなぁ」
リカちゃんは学校でもいつも通りだったし変な衝動も見た事ない。
   バシンッッ
「もう2度とあたしの前にあらわられないで!大嫌い!」
「ああっ、リカちゃん〜!」
ついにパーで殴ってしまった・・あの温厚なリカちゃんが。
耐えられなくなったミキは木の陰から飛び出して
「リカちゃん!待って!!」
と彼女の肩を掴んだ。
「え・・美貴ちゃん、今の見てた??」
リカちゃんの目にはうっすら涙が溜まっていた。
21 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/02(日) 13:31
よしみきが一段落した今、リカちゃんに恋の旋風が巻き起こりそうです。
相手は・・これから書くのでよろしくおば。
誰かレスくれないかな・・・
22 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/02(日) 13:47
「あのさ、あたしら無関係かもしれないけど・・そちらの肩はどちらさまで?」
座って隠れていたよっちゃんさんもサッと立ち上がってリカちゃんの恋人らしき
人に寄った。
「あ・・えと、あたしは後藤真希っていいます。その、なんていうか・・」
「あたしの元カレ」
きっぱりとリカちゃんが元カレと言ってしまったため、後藤さんはかなり落ち込んでいる。
「・・リカちゃん、またメールするね。バイバイ・・」
「2度とあたしに関わらないで!!!」
後藤さんは走って公園から出て行った。その姿はまるで男の子。
「うっ・・あたしっ・・もうイヤだ!!ひとみちゃぁぁん!」
リカちゃんはなぜかよっちゃんさんに抱きついた。よっちゃんさんはどうしようもなく
リカちゃんをなだめていた。
それを見た美貴はなんだか悔しかった。よっちゃんさんを取られた気がしたから。
23 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/02(日) 13:48
×=・・そちらの肩
○=・・そちらの方 でした。 ミスりすぎだ・・
24 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/02(日) 14:05
よっちゃんさんはさり気なくくっついてるリカちゃんを外し、美貴に相づちを打った。
『ごめんね』という意味だろう。
その後リカちゃんを家まで送り、今日はよっちゃんさんの家に泊めてもらう事にした。
「さっきのやりとりで1時間もかかっちゃったね。今7時5分だよ。それにしても
さー、まさかリカちゃんに好きな人がいたなんて・・意外だよな?」
「うん、でもそれなりに可愛いもんリカちゃん。良い方向にいくといいんだけどー・・」
リカちゃんと後藤さんのケンカを見てから、美貴とよっちゃんさんも時期がくると
ああなるのかなーと考えていて、よっちゃんさんと手を繋げなかった。
「ね、あたしの家着いたら渡したい物あるんだ。喜んでくれるといんだけど・・」
満面の笑みで言うよっちゃんさん。
「なんで?今渡せばいいのに。で、何さ!?」
「それは着いてからのお楽しみだな!!」
美貴の髪の毛をぐしゃぐしゃに撫でる。只でさえ寝癖がひどいと言うのに。
そしてよっちゃんさんのアパートに到着。
よっちゃんさんは家庭の事情があって一人暮らしになった。その事情は美貴も
知らない・・。触れないほうがいい気がしたから。
25 名前:ボーイフレンド?(吉澤視点) 投稿日:2004/05/02(日) 15:51
あたしがミキティーにあげたモノ。それは前から欲しがっていたピアス。
「おおっ!もらっていいの・・?」
ダメな訳ないでしょ!!好きだからあげるんだよ!
「いいの!別に何かの記念日とかじゃないけどタマにはね」
渋谷をフラフラ歩いていたら、偶然見つけたクリアブルーのピアス。
「あっは、よっちゃんさんありがと!」
うわお。可愛いなあもう!!抱きしめたいけどその先止まらなさそうなので
止めておこう・・
いいよね、カレカノって。多分あたしが男って設定になってるんだろうな。
ミキティーも十分男っぽいけど、あたしには美少女にしか見えないなぁー。
「お風呂、湧かしたから先に入っちゃっていいよ」
夕食はあたしが作って食べた。男っぽいあたしでも一応一人暮らしだし、料理ぐらいする。
「うんー、あ!一緒に入る?よっちゃんさん!」
ナーンと大胆発言をする奴なんだ・・入りたいけどさぁ。あたし何するか分かんないぞ・・?
「よっちゃんさん顔まっかっかだよ〜!!一緒に入る訳ないジャン!じゃあお先♪」
こいつめ、からかいやがって。あたしは真面目に受けてたのか!?
なんだよ最初あたしがほっぺチュ−したときはオヤジだのなんだの言って照れてたくせに。
大人っぽくなったな・・なぁんて考えている間にミキティーがお風呂から
上がってきた。
26 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/02(日) 16:53
なんだか髪の毛が濡れているせいか、妙にミキティが色っぽい。
「何見てんだよ!ヘンタイ!」
お厳しい一言。それでも顔がニやける・・
「いや〜別にね、可愛いなぁって思って!!」
そう言いながらあたしはつっ立っているミキティの手を引っ張って
あたしの膝の上へ乗せた。
「ん〜、いいにおいだね〜♪」
「このドヘンタイ!」
言葉は怒っているようだけど、顔は超笑顔だ。それにしてもヘンタイヘンタイって
何度も言わなくたっていいじゃん!
27 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/02(日) 18:28
そして夜11時を回った頃、そろそろ眠くなってきた。
問題は、どこでどうやって寝るかだ。
「ミキティー、あたしのベッド使って良いよ。あたしソファで
寝るから!」
よっちゃんさんは言いにくそうに言った。
どんなに男っぽくても女の子の気持ちがちゃんと分かっているよっちゃんさんは
すごい。
「いいよ別に。美貴はよっちゃんさんと一緒に寝ても!」
そう言ったそばからよっちゃんさんはパアッと明るくなった!!
「えっ!ミキティ−はいいの!?」
「ただし!・・寝てる間に変な事したらぶっとばすからね・・」
女の子とはいえ、よっちゃんさんはスケベだからなー。このくらい
脅しておかなければ。
「しません・・・」
そしてその夜、よっちゃんさんと美貴はベッドの中では何もなかった。
ただ1つ、寝る直前額にキスをされた。
「ばぁか・・」
28 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/02(日) 18:29
昨日今日と仕事もなかったのでずっと更新していました。
どうでしょうかな・・?
今度からりかごまがメインになると思います。
29 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/02(日) 20:59
翌朝、そのまま高校へと向かった。昨日おかあさんにはちゃんと連絡しておいたから
大丈夫だな。
やはり昨日のリカちゃんの事が気掛かり。詳しい事は教室で聞こう。
「全部・・本当はあたしが悪いのよ!ごっちんが他の女の子と手繋ぐだけで
すぐ嫉妬したりして・・」
朝からよく涙腺緩むものだ。美貴もちょとリカちゃんの気持ちは分らない訳ではない。
「なあ、ごっちんって後藤さんの事?あの人もあたしと同じガクラン着てたよね。
あの制服は多分柁山高校だな」
よっちゃんさんが美貴達のクラスにいつのまにか入ってきていた。
「うん、柁山高校の子。あの人すごく人気あって、かっこいいでしょ?だから
ラブレターもらったり告白されたりすること多いの・・」
よっちゃんさんと美貴は目を合わせて、『ネガティブだな』と思った。
「リカちゃんらしくないよ!後藤さんはリカちゃんしか見てないんだよ!
あの時、メールするねって言ってたし!で、来たの?」
リカちゃんは鞄から携帯をゆっくり取り出し、そのメールを見せてくれた。
30 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/02(日) 21:04
『本当にごめん。謝ってもムダだと思うけど、リカちゃんがマジで
あたしの事嫌いになったなら、別れようか?返事待ってます。』

「ほぉ・・なんか弱気になってるね後藤さん・・」
「ちょっとよっちゃんさん!」
思わず美貴はよっちゃんさんお脇腹にパンチをねじ込んだ。
31 名前:名無し 投稿日:2004/05/02(日) 23:14
キャラが違いすぎて…
32 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/02(日) 23:36
ウギャアと叫び声をあげたよっちゃんさんを横目に、リカちゃんの話を聞いた。
「確かに、両方が女の子だと大変かもね。手を繋ぐのは日常茶飯事でしょ?
女の子だから。そういう事で嫉妬するのはよくないとは言わないよ?けどね、
それを耐えなきゃ愛は乗り越えられないんだよ?」
「ミキティのわりにクサイ台詞言うなよ・・」
立ち上がったよっちゃんさんは余計な事をまだ言う。
「そうね・・けどごっちんとやりなおす気力がもうあたしにはないの・・」
煮え切らない態度をとるリカちゃんに美貴は堪忍袋の緒が切れそうになる。
「よっしゃ!!いいこと思いついたぜ!!後藤さんに、やきもちさせれば
いいんだ!!」
頭の悪いよっちゃんさんがアイディアを出した。
「それって、リカちゃんがしてたことを後藤さんにもやらせるって事か。」
「でも・・そんな事する勇気ない・・」
「大丈夫!もういっこ考えがあるから!リカちゃん、あたしに任せて!」
よっちゃんさんはリカちゃんの手をとってウインクした。
「手握ってんじゃねえよ!浮気物!!」
美貴はその姿に苛立ってよっちゃんさんの襟をひっつかみ教室へ強制送還した。
33 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/02(日) 23:38
>31さん そうですね・・ミキティちょっと乱暴ですね。
実際には考えにくいものですが・・。
乙女な場面があまりないのでこれから出してみたいと思います。
34 名前:吉作 投稿日:2004/05/03(月) 00:52
さっそく読ませて頂きました☆

面白いです☆やっぱよしみきは良いですね♪
お互い頑張りましょうね!!笑
35 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/03(月) 05:45
んー…多分キャラがってのは乱暴でってんじゃなくて
乙女すぎるって事じゃないの?
36 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/03(月) 10:11
>34吉作さん ありがとうございます。そちら様の作品も大好きです!
がんばりましょう。

>35さん そうですか・・小説は難しいですね。自分の中でちょいちょい
工夫してみます・・。
37 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/03(月) 10:17
「で、もう1つの良い方法って何なのよっちゃんさん?」
よっちゃんさんと教室が違うため、別れ際に聞いておいた。
「あたしがリカちゃんの彼氏になればいいんだよ!あたしと後藤さん
面識あるでしょ?その方が余計ショックが大きくなって『リカちゃんは
あたしのもの!』っていう気持ちが芽生えるはず!」
「ちょ、恋人同士になるって美貴はどうなるのさ!?」
  キーンコーンカーンコーンー・・・・
「チャイム鳴ったからまた後でね〜♪」
「あっ!待て!」
なんか悔しいな・・なんかムカツクな。
38 名前:メイ 投稿日:2004/05/03(月) 11:14
更新お疲れ様ですm(_ _)m

みきよしキタ━(゚∀゚)━!!
(・∀・)イイ!ですよねぇ?!
大好きなんですよぉ〜w
すごくいいです。
続きの更新待ってます!w
39 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/03(月) 11:30
>38メイさん すごくいいですなんて・・嬉しいです。
頑張って更新していきます。
40 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/03(月) 11:35
(吉澤視点)
よし!あたしってばなんて天才なんだ!こんないい方法があるじゃないか!
リカちゃんは大事な友達だし(ミキティー以上にはならないけど)なんとか
しなくちゃ!
「・・澤・・吉澤ひとみ!!次の所を読め!」
授業の話なんて耳に入ってこない。頭の中は満足感でいっぱいになっているから。
そして昼食時間になり、あたしはリカちゃんとミキティーのクラスへ一直線。
41 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/03(月) 11:42
(美貴視点)
授業中はずっとよっちゃんさんの事が気になっていた。
ウソの恋人だとしても、なんかイライラしてしょうがなかったから。
まして、リカちゃんが相手だよ!?よっちゃんさんスケベだから何するか
わかんないし・・
「リカちゃん!後藤さんに会う日、決めなきゃ!!」
いつのまにかよっちゃんさんが美貴とリカちゃんのクラスに入ってきていた。
「えっ!?突然会うの!?どうやって!!」
「あたしがリカちゃんの彼氏のフリをすればいんだよ。そうすりゃ
嫉妬しまくりだよ後藤さん!」
なんで・・嬉しそうに言うんだよ。そりゃあリカちゃんとよっちゃんさんは
可愛い人とかっこいい人同士でお似合いだよ。
「美貴ちゃんは・・いいの?あたしがひとみちゃんとフリでもそういう
事になるのは・・?嫌じゃない?」
図星・・嫌でしょうがないけど、リカちゃんのハッピーエンドを見送るには
これしか方法がないんだよね・・・。
「いいっしょ?ミ・キ・ティー!」
無神経な奴・・彼女の気も知らないで。
「うん、いいよ。リカちゃん!頑張ってね!」
精一杯の笑顔。しょうがないよ、親友のためだ!!
42 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/03(月) 12:11
ついに、リカちゃんが後藤さんと会う日がやってきた。
会うと言っても・・・・
「あのね、まずあたしとリカちゃんがこの前の公園でイチャついてそこに
グッドタイミングで後藤さんをおびきよせる!完璧じゃん!!」
イチャつくんだ・・リカちゃんにもそういうことするんだよっちゃんさんは。
まず、美貴は連絡係になって後藤さんが来るのを見計らってリカちゃんたちに
携帯で連絡する。
そこでよっちゃんさんたちは恋人のフリをして後藤さんの事を見て見ぬフリをすれば
良いらしい。
美貴が一番不満なのはなんで美貴だけ雑用なんだ!という事。
・・あと20分で後藤さんがくる・・。

43 名前:吉作 投稿日:2004/05/03(月) 16:03
続きが楽しみで〜す☆
よっちゃんヤバいよ…笑
44 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/03(月) 19:46
「あ!後藤さんきたよ、リカちゃん!」
ダブダブのジーパンにランニングシャツというラフなスタイルで
後藤さんはやってきた。
「なんか、よっちゃんさんみたいな人だな。制服とイメージ違うや。」
髪の毛は長めで後で一気に赤いゴムで束ねている。
キョロキョロとあたりを見回してリカちゃんを必死で探している様だ。
「なーんか後藤さん可哀想だなぁ」
よっちゃんさんとリカちゃんは堅く手をむすんでいる・・・
後藤さんはすべりだい周辺でうろうろしているリカちゃん達に気付き、
すごく寂しそうな顔になっている。
見られているのに気付いたリカちゃん達はわざと笑ってみせている。
次の瞬間・・とんでもない事が起こった。まさかこうなるとは・・
45 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/03(月) 19:55
バキィィィィッッッ!!!
「あんたこないだの人だなぁ!リカちゃんはあたしのだ!!
返せっ!!」
なんとなんと・・後藤さんがよっちゃんさんをぶんなぐった。
「よ、よっちゃんさぁぁん!!大丈夫!??」
よっちゃんさんは口の端を切っていてすごく痛そうだった。
よっちゃんさんを殴られた事に驚いて美貴はとっさに物陰から
出てきてしまった。
「ちょ、何するのごっちん!!なんでこんなことするの!?」
ハァハァと息をきらしている後藤さんは、泣いていた。
「リカちゃん・・あたしリカちゃんの気持ち分かってあげられなくって・・
彼氏失格ってのは十分分かってる。けど、リカちゃんが・・大事なんだよ。
とられたくないんだよ誰にもっ!」
美貴の腕の中で軽く失神していたよっちゃんさんが手で口を拭い、大きく
後藤さんに向かって叫んだ。
46 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/03(月) 19:57
>43吉作さん ヤバいですね〜。なんか本物の男になっちゃいそう
ですこっから。見てやって下さい。
47 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/03(月) 20:12
「そんなにリカちゃんが大事ならなぁ、自分から別れようなんて言ってんじゃ
ねえよ!!・・・リカちゃんはあたしらの親友なんだ・・軽く扱うようなら
今度はあたしが後藤さんをぶっとばすぞ!?
リカちゃんの事好きなんでしょ!?だったらちゃんと好きって印せ!!」
力尽きたようによっちゃんさんは再び美貴の腕の中に納まった。
「っごめん・・ごっちん、あたしが子供みたいなこといちいち言ったから・・
本当は大好きだよ!あたしもごっちんの事大好きぃぃ!!」
リカちゃんと後藤さんは自然に抱きしめあって何度もごめんとお互いに
言い合っていた。
「それと・・すみません。殴っちゃって・・」
後藤さんはリカちゃんの手を引き、よっちゃんさんにペコリと一礼した。
「いいっす別に。あの、それとあたしリカちゃんとはただの親友です。
あたしの彼女はこっち」
よっちゃんさんはお尻についていたドロをはたいて、美貴の手を握った。
その手は少し、震えていた・・
48 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/03(月) 20:19
結局リカちゃんと後藤さんは仲直り。2人仲良く手を繋ぎ、公園からいなくなった。
「お騒がせだな〜、あのカップル。あっつぅぅ・・」
「もう、大丈夫?ちょっとみして・・」
よっちゃんさんの傷は体したことなかったけど、殴られた事なんかあまり
ないらしいからすごくダメージが強かったみたい。
どちらかというといつも殴る方だから。
「あたしの彼女はミキティーじゃなきゃダメだな、やっぱ。リカちゃんと
付き合ったら大変そうだ〜、アハハッ!!」
「何それ?美貴は楽な女ってことぉ?」
「ちーがう。ミキティーしかあたしは好きになれないってこと!
・・こういうことするの、ミキティーだけだから」
「は?」
首に手を回し、軽くキスをされた。まだ唇から出血していたらしく、
血の味がちょっとした。
フゥーと溜め息をついて、ギュっとよっちゃんさんらしい抱きしめ方で
やさしく包んでくれた。
49 名前:ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/03(月) 20:27
「落ち着くな、なんか布団の中で寝てるみたいな気持ちになるんだよ
ミキティ抱きしめてるとねー」
「んー・・そりゃどうもね。美貴も、そんな感じ・・」
日が暮れて、少し肌寒くなってきた。7月でストーブを出す美貴にとっては
冬の風に感じた。
「寒・・今日うちで御飯食べていく?お母さんいいって言うだろうから」
帽子をとって美貴の頭にかぶせたよっちゃんさんはニッと笑って
「うん!もち♪泊まるぜ〜!一緒に寝よ?」
「あったり前じゃん!けど変な事しないでよね!!」
「ハイ・・」
てな感じで腕を組んで美貴の家へ帰った。いつまで一緒にいられるかな?
大好きな人と、大切な人と、いつまでも一緒にいたいって思うのは
欲張りかな?
けどしょうがないもん。よっちゃんさんがあたしのボーイフレンド。
運命だよ、絶対。
〜FIN〜(続くかも!?)
50 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/03(月) 20:28
えー、よしみき続きます。おそらく。早く終りすぎだよ!
って人もいらっしゃると思いますが、ごめんさい。
リクエストないかな〜・・
51 名前:吉作 投稿日:2004/05/03(月) 21:58
続編激しく希望♪♪

マジ良いです(´▽`;)
52 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/03(月) 22:25
>51吉作さん 度々訪問ありがとうございます。続編ですか!
ん〜ネタ考えておきます。とりあえず今は短編で行きたいと思います。
それが終ったら書きますので!!
53 名前:短編 投稿日:2004/05/03(月) 22:38
「ねぇ紺野。ごとーの事尊敬してるんだっけ?」
私は目がさめたら楽屋にはだれもいなかった。
目をあけると後藤さんがいる。
「え・・?おはようございます」
「いやいや違くて。ごとーの事尊敬してるんだっけ?って
聞いたんだけど」
だめだ、脳に酸素がいかないからほやほやしている。
「尊敬しまくりです!というか好きです!」
・・あれ?何言ってんだ私!??これじゃあ気持ちがバレちゃうよ!
「へひゃひゃ、そっか。好きかー」
クスクスとかわいらしく笑う後藤さん。ホッとしたような残念なような。
私は娘。に入ってからずっと後藤さんを思い続けていた。後藤さんが
娘。を抜けても、まだその想いは変わらずにいる。
「好きってのはぁ、お友達として?」
「え、いや・・それはあのー・・なんといいましょうか・・」
「紺野顔があっちいよ、冷ましてあげよう後藤さんが!」
ピトっと後藤さんが私の頬に両手を当てた。そ、そんなことしたら余計
熱くなりますってば!!
「大丈夫ですぅ!な、何で後藤さんがいるんですか・・??ここは
娘。の楽屋ですけど・・?」
「紺野がいるから来たんじゃんか。迷惑?」
スッキリとした顔立ち、細い身体で何考えてるかよくわからない後藤さん。
なんで私にかまうんでしょうか?
「めめめめ迷惑だなんて!!」
嬉しいですよ・・・・・好きですから。
「どもりすぎ紺ちゃん(笑)そろそろ後藤も戻らなきゃ怒られるなぁぁー。
じゃね、こ・ん・の!」
ああ・・行ってしまった。いつになったら言えるのでしょうか・・??
「後藤さんの事、愛してます」なんて言えないですよ普通。
じっくりじっくり、近付けるといいな・・
〜FIN〜
54 名前:KAN 投稿日:2004/05/04(火) 15:41
ごまこんよかったです。
私が初めてなのでいいのかわからないのですが,もしよろしかったらよしやすとやすごまお願いできるでしょうか?
どちらも保田さんが受け側でお願いします。
55 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/04(火) 16:39
>54さん 全然良いですよ〜、やすごまとよしやすですね。
保田さん受けですか!頑張ってみます!!
56 名前:やすごま 投稿日:2004/05/04(火) 16:54
「圭ちゃ〜ん!ごとーが遊びにきてやったぞ!」
なんて優しいのかしらこの子は・・他のハロプロの子はこないわけ!??
「あらごっちん!もうあたし寂しい女になりそうでさぁ、ごっちんがいないと
ダメなんだよあたし」
ノリで言ってみただけなんだけど、ごっちんは急にしょぼんとしてしまう。
「ごとーも・・圭ちゃんいないとダメなんだぁ!だから・・しよっ?」
しよっ?って・・するの!?ここで!?アレを!?この子18のくせにいい度胸してる
のよね・・・確かにあたしらは付き合ってるけどする事はあまりないのよね。
「ねぇ〜、圭ちゃん!ごとーずっと待ってたんだよ?」
まったく・・調子いいわねぇ。
「っ・・とにかく今はダメよ。マネージャーが来たら困るじゃない!」
「ごとーは困らないもんっ」
ごっちんはそう言うとあたしを押し倒した。やばいわこれは・・。
オバサンキャラ脱出のチャンスかもだし、いいか♪
終り。
57 名前:やすよし 投稿日:2004/05/04(火) 17:01
「安倍さ〜ん、ちょっとこいつらひっぺがしてくれませんか?」
困ったようなグッドルッキングガイな彼女は辻加護に腕を掴まれてわめいている。
「なっちは知らないよーだ!ののとあいぼんもっとやっちゃって!」
『了解!』
「ううわぁ!くすぐるなガキどもが〜!!」
まったく。もうお姉さんなんだからビシっといってやりなさいよ。
「保田さぁん!なんとか言って下さいぃぃ!」
あたしを見つけた彼女は重い足を動かしてやってきた。
いいわよねぇ、よしこは。あたしのモノにするには時間がかかりそうね。
「だめよっ、よしこはあたしのものよ!」
そう言ってあたしはよしこを抱き寄せる。
「おばさんによしこをとられた〜!!」
誰がおばさんよ誰が!!失礼しちゃうわね。このまま・・・
お持ち帰りしちゃおうかな?
終り。
58 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/04(火) 17:03
我ながら駄文!短いですね・・ごめんなさい。
やすよしはよしこ受けになってしまいました。
スイマセンスイマセンスイマセン・・・・。
59 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/04(火) 17:57
美貴は、高校に入って初めて恋というものを体験した。
何よりも大切で、何よりも大事な人を見つけられた。
美貴の彼氏は女の子だけど、殆ど男の子みたいで。
それがよっちゃんさん。まず、高校の卒業式のお話を致しましょう!
60 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/04(火) 18:05
また会えるからきっと会えるから。そう思っていた。卒業が来るなんて、軽く見ていた。
美貴は実家の焼肉屋を次ぐ事になってしまったのだ。
お兄ちゃん達はそれぞれ大学にいってしまっていて次ぐ気はゼロ。
そこで美貴のお父さんが「お前しかいないんだ!」と言ってムリヤリな事を。
だから、よっちゃんさんとは・・・
「そうかぁ、行っちゃうのか。北海道に。」
卒業式前々日、この衝撃的な出来事をよっちゃんさんに打ち明けた。
怒る事もなく、喜ぶ事もなく、悲しむ事もなく無表情だった。
「ごめんね・・。本当にごめん。別れるのはイヤだけど・・」
「別れるって?場所違ってもあたしはミキティーの事ずっと想ってる。
心配しないで!!遠距離でも、電話でもなんでも毎日するよ・・・」
優しい所が好き。でも、こういう時ぐらい引き止めてくれる事を美貴はちょっと
期待していた。
61 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/04(火) 18:09
「よっちゃんさん・・美貴がいなくて大丈夫?」
「ガキじゃないって、ただし!浮気すんな?」
そんな、よっちゃんさんと美貴は違う!!
「しないよ!!美貴は、よっちゃんさんだけって言ってるじゃん」
「そっか、あんがと・・約束するよ。ずっとミキティーの事好きでいるって」
よっちゃんさんは美貴に優しくキスをして、その日は別々の家に帰った。
62 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/04(火) 21:23
美貴の父親は単身北海道へ行き、焼肉屋を脱サラして開業した。
そろそろチェーン店を出すらしい。
1人でジンギスカンでも焼いてろよという話だ。
「やっぱり辛いよ・・よっちゃんさんと会えないなんて。いくら美貴が
焼肉好きだからってお店をするのとはわけが違うじゃんか!!」
よっちゃんさんからの着信を待ちながらブツブツ独り言を漏らしていた。
「やっぱりショックかなよっちゃんさん。よっちゃんさんは車屋でバイトとか
言ってたなー・・昔から機械いじるの好きだったしね」
なんてことを延々と頭の中で駆け巡らせていた。
卒業への道は短いなぁ・・なんてね。
「美貴ちゃん、北海道で頑張ってね!公園での事、ずっと忘れないよ!」
リカちゃん、忘れてよあの事は・・・卒業式までそんな話題もってこなくても。
そして、最後の最後までガクランで通したよっちゃんさんのクラスへ駆けた。
「よっちゃんさ・・」
後から誰かに抱きしめられた。淡いマリンブルーの香水・・あの人だ。
「あたしはこっち♪」
よっちゃんさん。あったかい体温が美貴の冷たい身体にしみる。
63 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/04(火) 21:29
フッとよっちゃんさんの顔を見上げると、よっちゃんさんはすごい笑顔だった。
「美貴、よっちゃんさんと暮らしたい」
「へ?何言ってんだ〜、あたしもそうしたいよ」
これは本当の気持ち。大好きだからいつも一緒にいたい。
「忘れないから・・ミキティーの事。ずっと・・その・・」
『愛してる』
同時に2人で言った言葉。お互い顔を見合わせて、同時に照れる。
それからはどうなったかって?それはお楽しみ♪
64 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/04(火) 23:18
それからは多忙な毎日。お父さんの仕事手伝って、お客さんの相手して・・。
ある日、仕事が一段落して休んでいると、お父さんから唐突な質問をされた。
「なぁ美貴。お前ももうすぐ20だろう?いい男、見つけたか?」
飲んでいたお茶を吹き出しそうになった。
「いいいないよそんな人!何言うの突然・・・」
美貴は冷静を装うけど、お父さんは怪しい目で美貴を見ている。
「まあいいけどな・・結婚はしてくれないと困るぞ!!」
結婚ですか・・・今は無理だなそれじゃあ。だって相手は女の子。
雰囲気が嫌になったので自分の部屋へ行き、携帯をチェックした。
「よっちゃんさんからきてるじゃん!あいつめ、連絡するとかいって
全然してくれなかったじゃんか・・・」
美貴が北海道へ行って半年が経った。その間お互い忙しくて、美貴が東京に行くのは
無理だった。
『プルルルルッ・・プルルルルッ・・ミキティー?』
久しぶりに聞く、愛しい人の声。
65 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/04(火) 23:25
途端に顔がニヤけてしまうのを押さえる。
「あんた!なんでずっと電話くれないのさ!約束破ったな!!!
一週間に一回は電話するって言ったじゃないか!!」
「う・・ああごめん。なんか会社の方で合コンやろうとかなんとかでそれに
巻き込まれちゃって・・幹事役勝手に決められて大変だったんだ・・」
今なんつったぁ??合コン!!???
「合コンって・・よっちゃんさんも出るわけ?」
「いや・・あのね・・怒らないで聞いて?一応出なきゃいけないだよつきあいって
もんがあるじゃん?」
怒らないわけがない。くぉのタラシが・・・・
「ああそう、美貴には電話しないで他の女の子にはずっと電話してたってことね〜。
もう電話かけてくるなアホ!!」
ブチっと電話を切った。距離が離れてると心も離れちゃうって言うのは本当ですか
神様?
「一回・・東京行ってみようかな?」
66 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/04(火) 23:35
再びお父さんのいる厨房へ戻り、お願いをしてみる。
「お父さん、美貴東京行ってきてもいいかな?3日だけでいいんだ。
ダメ?」
お父さんはびっくりした様子だったけど、読んでいた新聞をたたんでこう言った。
「まあいいだろう。ずっと帰ってないもんなあっちには。ゆっくりしておいで」
なんかわざわざ自分から図々しく東京へ行くのは少しいやだったけど、
正直よっちゃんさんに会いたかった。アホとか言っちゃったけど、好きだからしょうがないもん。
 ヴ−ヴ−ヴ−ヴ−
「メール・・?」
『ミキティーごめん。勘違いしないで、あたしそういうつもりで合コン
出るわけじゃないんだ・・』
「分かってるのかな本当に・・行ってやる。東京に行ってやる!!」
67 名前:吉作 投稿日:2004/05/05(水) 01:27
続編ありがとうございます☆

高校を卒業しちゃったんですね…遠距離かぁ〜続きマターリ待ってます☆
68 名前:KAN 投稿日:2004/05/05(水) 10:17
早速リクエストに答えてくださってありがとうございます。
2つとも良かったです。また,気が向いたら書いてください。
私このCP好きなんですよ。あっ!イーグルボーイさんのよしみきも好きですよー
69 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/05(水) 11:29
>67吉作さん 遠距離になっちゃいました。これからどうなるの
でしょうかな?

>68KANさん そうですか、駄文でも読んでいただいてありがたいです。
更新がんばります。
70 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/05(水) 11:39
そんなこんなで休みを3日だけもらい、とりあえずお母さんの元へ向かった。
「あら久しぶりねぇ、帰ってくるなら電話一本よこしなさいよ!」
「あはは、ごめんごめん」
なんて本当の目的を告げずに家に泊まった。明日、よっちゃんさんのアパートへ
行こう。
71 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/05(水) 11:46
その頃よっちゃんさんは・・・・・
「吉澤!こっちのタイヤ持っていってくれ!!」
あたしは大手・・とはいかないけど小さな車専門店の小会社に就職した。
「はい!すぐ行きます!松浦、こっちもってて」
「はいっ」
美貴がいなくなってからあたしの生き方が変わったような気がする。
すごく一生懸命にのめりこめるモノを見つけたし、生き甲斐にすることができたから。
就職してから半年が経ち、後輩もできた。
それがすごく意外な子。女の子っぽくてとても可愛い顔をしている。
「松浦今日はありがとうな、仕事わざわざ手伝ってくれて」
「いいえ!別にすることもないですし!」
優しく微笑む姿を見て、美貴の事を思い出す。
「松浦さ・・あたしの彼女にそっくりなんだよね、雰囲気が」
「ええ!?吉澤さん彼女いるんですか?」
「へへっ、まあね。遠距離だけど・・ずっと会ってなくて。ホラ、合コンの
話しあるじゃん?それで怒らせちゃって・・」
ブルーな陰があたしの肩に重くのしかかる。
72 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/05(水) 11:51
「ああ合コンですか。大変ですね、私ら唯一の女なのにコキ使われるの。
幹事まで任されちゃって・・幹事役、松浦が代わりましょうか?」
「まぁじで!?・・けど悪いよ、社長になんて言われるか・・」
「心配しないでください。あたしどうせフリーだし、出会い見つけなくちゃ!」
なんて心優しい後輩を持ったんだろうあたしは・・・
「センパイ、彼女さんの事頑張って下さい!」
あたしと松浦は堅い握手を交わした。うし、美貴に電話しよう!!
73 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/05(水) 11:58
浮かれモードで仕事が終り、10時頃にアパートへ帰った。
「いいやつだな〜松浦は。仕事もテキパキやるし・・うぇ!??」
あたしが階段をスキップで上がってゆくと、目の前に美貴がいる。
「お帰り、よっちゃんさん!!」
いつもの、久しぶりの笑顔。会いたかった人が目の前にいる。
「美貴ーーーーーーっ!!!!!」
史上最速のタイムかもしれない。こんなに速く走ったのは。すぐさま
美貴に抱きつく。
「いったいよよっちゃんさん。飛びつくなよぉ!」
74 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/05(水) 11:59
「ミキティー」が「美貴」に変わりました。よっちゃんさんがラジオでも
たまーにごくたまーに「美貴」と発言することがあったので
ちょいと変えてみました。
こちらの方がかわいらしくなるかな・・?
75 名前:吉作 投稿日:2004/05/05(水) 15:58
おお〜!!美貴ティは東京に来ちゃいましたか♪


続きが楽しみです!…って、よっすぃは美貴って呼んでるんですか(・_・;)吉ヲタなのに知らなかった…こっちハロー系ラジオやってなくて…(言い訳)
76 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/05(水) 17:23
まあ呼ぶのはよっちゃんさんが冗談言う時ぐらいですけどね!
普段はミキティーとか藤本さんて呼んでるような気がします。
77 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/05(水) 17:40
ずっと欲しかったあったかさ。その温もりが今すごい伝わってるんだ。
「会いたかった、ずっと」
本音がほいほい出てくるのは美貴だから。
「合コン・・行って来れば?もうあんまおこってないよ美貴」
あんまりって事はまだ怒ってるって事か・・
「・・美貴がいるのに合コンやらないし行かない。あたしの後輩に幹事任せた
から」
ぶーたれていた美貴がちょっとだけ、表情が和らいだのが分かった。
美貴の髪を流れるように撫でて説得。
とその時、
「センパイ!社長が吉澤を合コンに出さなきゃつまらないって・・せんぱい?」
抱き合ってる所を後輩、松浦に見られてしまった。
78 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/05(水) 17:43
「ま・・つうら?」
「そちらの方は・・えっ!!?みきたん!?」
なぜか松浦は美貴の事を知っている。なんで!?
「えっ!?あ、亜弥ちゃん!!???」
あたしの腕の中にいた美貴は、あたしを突き飛ばして松浦の所へ
走った。
79 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/05(水) 19:34
「亜弥ちゃんだ亜弥ちゃんだー!!」
「みきたんだみきたんだー!!!」
2人してきゃあきゃあ言っている。どーゆーこと??
「センパイの彼女ってみきたんだったんですかぁ!!」
「あーそうだけど・・で君たちの仲はどういう仲なんで??」
「よっちゃんさんが東京に引っ越してくる前、美貴の隣のうちに
いた子。かなり前だけど、顔みてビックリだよ!」
「みきたんあたしの顔覚えててくれたんだ〜!!」
ほ〜、あたしより前の美貴の幼馴染みってことかい・・・・・・何悔しがってんだ
自分。
「でもよっちゃんさんが来てすぐに亜弥ちゃん引っ越しちゃったんだよね」
「今はセンパイと同じ会社にいるんだよ〜!!」
「そうなんだぁ〜、まあここで立ち話もなんだし中はいろうよ」
「なんで美貴が言うんだよ!!」
80 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/05(水) 19:40
成りゆきであたしの家に松浦と美貴を入れてしまった。
折角美貴が来て感動の再会だったのによー、松浦め・・
可愛い後輩だと思ってたけどまさかタイミングが悪すぎるぜ。
「よっちゃんさん、美貴3日だけ東京に帰ってきたんだ」
「へー、何のために?」
わざと冷たくする。あたしの気持ち分かってんじゃないのかよ!!
「何のためにって・・アンタに会いに来たんだよ!!」
耳赤いぞ美貴・・会いに来るなら電話すればいいのになぁ。カワイイやつめ。
「はい!ラブラブしてないで、センパイ・・やっぱり社長の言う通りに
した方がいいですよ。合コン、出ましょう」
お前ナ・・場を見ろよよく。彼女がいる前で合コンの話はやめろぉ!!
あたしのグチ聞いてたんだから分かってるだろうが・・。
「よっちゃんさんは美貴がいるのに合コン出るんだ。さっき言った事ウソに
なるねー」
笑ってるけど目はマジだ・・恐ろしい。社交事例ってものがあるじゃん?
81 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/05(水) 19:48
「松浦・・おめー一生恨むぞ!?社長にちゃんと話してくれよ!」
「無理です。あれ以上逆らったらクビの可能性高いですもんー」
美貴に聞こえないようにヒソヒソ話しているが、美貴からの冷たい視線
からは逃れられない。
「大丈夫!アタシからみきたんにちゃんと伝えておきますから!」
自信満々に言うけどそうはいかないでしょ。理解はしてくれたとしても、
きっと美貴は傷付くな・・
「おあ!アタシもう帰らなきゃ・・センパイ?みきたんのパートナー
センパイだけなんですから。アタシの友達変なふうにしないで下さいね!」
そして松浦は足早に玄関に向かい、帰ってしまった。
くそう・・逃げやがったな。帰り際に合コンの場所日時表渡していやがった。
「あ・・美貴、社交事例って分るよね?合コンは出なきゃあたしの職場での
立場が崩れていっちゃうんだ・・どうせ美貴以外にカワイイ子こないって!」
「かわいければ口説くんでしょ」
コーヒーを飲みながら目を合わせずに淡々と喋る。
82 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/05(水) 19:55
続、ボーイフレンド?は一端オヤスミしたいと思います。
短編いくつか書こうかな?と思い立ってしまいまして・・
必ず完結させますので・・ご了承お願いします。
83 名前:フォーエバープロミス 投稿日:2004/05/05(水) 21:00
嫌われた。もう許されない事をしてしまった。悔やんでも悔やみ切れないとは
このことだ。何回も約束を破り、とうとう別れの危機にあるかもしれない。
「もう死にたい・・」
「死ねば勝手に」
楽屋でぽつりと漏らした一言は、あっけらかんと返されてしまった。
「うあーっ!!今度こそ・・もうダメだ・・」
「ごっちんはマイペースすぎるんだよ。だから相手を怒らせる」
相談しているのはなっち。死ねばと言われたら死ぬしかないのかな?
「んー・・そうかな?ごとーはちゃんとしてる気がしたんだけど・・」
「してないしてない。なっちは恋愛経験ないから堂々と言えないけどさ、
約束は守らなきゃだめだべ?友達の間でもそれは鉄則なんだから」
分かってる、そんなこと分かってるんだけどごとーは馬鹿だから分らない。
「歌収録のカウントダウンしまーす。あと30分ぐらいかな?」
「なっちの意地悪・・・ああ、あわせる顔がないよ・・・」
「電話でも相当、いやかなり、無限に怒ってたみたいだね。しかも
無言で。泣いてたかもよ?松浦」
・・運命の出会いと知っていたらもっと全力で恋してたのにー・・
「なっちごとーの歌わざわざ歌うなぁ!今は皮肉にしか聞こえないよ」
84 名前:フォーエバープロミス 投稿日:2004/05/05(水) 21:09
「ほら、松浦はさぁ藤本と仲いいべ?さり気なっちが聞いてあげようか?
松浦の様子を・・」
「やめて。ミキティーにそんな事聞いたらごとーが殺され兼ねないから」
「アハハハハ!藤本は亜弥ちゃんの恋人になりうる人だからね」
おそらく今はごとーより仲が良いと思われるミキティー。
「譲りたくないんじゃないの?ごっちんは。松浦の事をさ」
「当たり前だい!」
 コンコン・・後藤さんそろそろスタンバイお願いします。
あれっ?安倍さん。娘。さんのスタンバイもそろそろなんで用意
お願いします。
「はいぃ・・」
「歌にまで持ち込んじゃだめだよ、そのツラさ。松浦の事はどうにかしな」
なっち冷たい・・ごとーは今できる事をするしかないんだ。
スタジオに入ってあいぼんとののがダイブしてきた。
「ごっちん!久しぶり〜♪」
2人とも声が似たような感じだからどっちがどっちか分らなくなる時がある。
「あ・・久しぶり」
「なんだよつれないなぁ・・おっ!あーやーちゃん!」
マズイよあいぼん・・やめてよあいぼん・・ここで亜弥ちゃんを呼んじゃあ。
「な、なっち助けて・・」
遠くにいるなっちに口パクで伝えるが、すぐ即答された。
「仲直りしろ!」
そんな事言われても・・ここがチャンスだよね。逃したら終り!!
85 名前:吉作 投稿日:2004/05/05(水) 22:26
お〜そうだったんですか♪美貴って聞きたいな☆

あややと美貴ティは幼なじみですか〜!楽しみです!


次はごまあやですか〜♪こっちも楽しみだ(O^〜^)
86 名前:フォーエバープロミス 投稿日:2004/05/05(水) 23:01
亜弥ちゃんに視点をずらしてみると、すごく怒った顔をしている。
「亜弥ちゃん機嫌悪いのかな?顔が怖い・・・・」
あいぼんもそれを察したのか、ののと一緒に遠慮がちにみんなの
所へ散った。
話し掛けよう。イヤがられても構わない。ただ、笑った声が聞きたいだけなんだ。
「ま、まっつー・・終ったら楽屋で話があるんだけど・・・」
あえてニックネームで呼ぶ。亜弥と呼んだらいやがるとおもって。
覚悟して話しかたけど、あっさりとシカトされ、ミキティーの所へダッシュした亜弥ちゃん。
ガーン・・ごとーの何か壊れました・・口をきいてもらいたかった。
シカトされるぐらいなら死ねと言われた方がマシじゃあないか・・
87 名前:フォーエバープロミス 投稿日:2004/05/05(水) 23:09
「あの〜・・後藤さんどうかしましたか……?」
「うわわっ!こ、紺野!?あ・・ちょいとね。」
「松浦さんの事・・ですよね?分ります、怒らせちゃたんですか?」
ドンピシャ。このこは人の心が読めるんだなきっと。
「ん・・まあね。これごとーのせいだし・・紺野は見守っててくれないかな?」
「はい。分かってます。けどこれだけ、言わせてくれません?
後藤さんが好きになった人は松浦さん・・松浦さんが好きになった人は後藤さん。
お互いがそう想っています。・・クサイ事言ってスミマセン!」
紺野はめずらしく良い事を言う。ごと−の事分かってくれてるいい後輩だなぁ。
88 名前:フォーエバープロミス 投稿日:2004/05/05(水) 23:22
歌収録が終り、なっちの所へダッシュした。
「ごっちん、松浦にシカトされたっしょ?思いっきり」
見てたんだやっぱり。亜弥ちゃん何も言ってくれなかった・・・
「う・・ん」
背後から冷たい氷のような光線を感じた・・なんだ・・もしやっ・・
「ごっちん・・あんた美貴の亜弥ちゃんに何したの・・!?」
ぐわっと37キロの握力で胸ぐらを掴まれ、ドスのきいた声で問いただされた。
「亜弥ちゃんがっ・・泣いてるんだよ!さっき楽屋行ったら携帯握りしめて・・
びっくりして着信みたらごっちんのメールみて泣いてた・・ごっちん!
亜弥ちゃん傷つけるのだけはやめてって言ったハズだよ・・?付き合うって聞いた
時、ごっちんなら任せられるって思ったから・・だから!!」
『ね?分かったごっちん、アタシと付き合うなら約束やぶらない人って決めてるの。
だから・・お願いっ!』
甘く見ていたのかなごとーは。あなたとの約束を破るごとーは犯罪者よりも悪酷・・
好きっていう気持ちだけじゃ心は堅く交わせない・・?
「ねぇ!なんとか言ってよごっちん!・・亜弥ちゃんの事泣かせないでよ・・」
ミキティー・・めったに人に涙を見せない彼女の目が潤んでいる。
親友である彼女まで、裏切られないよ・・
「藤本・・楽屋戻りな・・?あとはなっちが・・ね?」
なっちに促されてミキティーは駆け足で楽屋へ戻った。
89 名前:フォーエバープロミス 投稿日:2004/05/05(水) 23:33
「ごとーっ、亜弥ちゃんの楽屋行く」
もう後ろを向いて愛しい人から逃げるのはやめてやる。
「その言葉待ってたんだよなっちは!!嫌われて、殴られてこい!」
もういい。この胸のモヤモヤを消すには彼女を忘れるしかないのだから。
嫌われてもいい。ただ、謝りたいんだ。彼女の悲しみを終らせるには、
ごと−達が終るしかないから。
「亜弥ちゃん!!」
勢い良くバンッとドアを開けると、片隅で私服に着替えて誰かにメールを
打っている亜弥ちゃんがいた。まだ少し、目が腫れていた。
「ごっ・・ちん」
「ごめん。謝って済む問題じゃないのは分かってる。ごとーは亜弥ちゃんを悲しませ
たくないよ・・泣かせたくないから・・終ろう?もう悲しませたくないよ・・全て。
ごとーの事大嫌いでいい。嫌いでいいから・・泣かないで?」
ごとーが話している間、亜弥ちゃんはまたも涙腺が緩んでいた・・・
「終る・・?ごっちんとアタシが・・」
「終ろうよ、もう。正直亜弥ちゃんの事忘れられるか分らない。けどね、
忘れなきゃいけないんだごとーは・・」
今まで座って聞いていただけの亜弥ちゃんがとっさに立ち上がって、ごとーに
抱きついた。
「亜弥ちゃん・・いいよそんなことしなくても。やめよう?」
「違うよっ!!嫌いじゃないからっ・・忘れなくていーからっ!
大好き・・だよ?アタシは大好きなんだってばごっちんの事が!
約束やぶったのはまだ許してないけど・・好きって気持ちかえらんないよ!!」
90 名前:フォーエバープロミス 投稿日:2004/05/06(木) 17:08
しばらくの間、シーンとなり抱きついている亜弥ちゃんにごとーは
何をしてやればいいのかすごく悩んだ。
「嫌いじゃ・・ないの?ごとーの事。ごとー最低で馬鹿でアホで亜弥ちゃんの
ためなら何でもするやつだけど・・亜弥ちゃんを泣かせた・・」
「あたしの為なら何でもするってもう約束やぶってるじゃん。・・
いーのっ・・どんなにボケっとしてても、あたしの好きなごっちんは変わらない
んだもん。けどね、本当にアタシ悲しかった。好きな人に裏切られるってすごく・・」
「ハイ・・裏切った・・のかなごとー・・」
急に亜弥ちゃんはボンっとごとーを手で押し、そっぽを向いてしまった。
「んあーっ!ハイ裏切りました!だからこっち・・おいで?」
手を大きく広げて腕の中にもう一度はいってくるよう促した。
すると亜弥ちゃんはぶーたれながらも抱きついた。
91 名前:フォーエバープロミス 投稿日:2004/05/06(木) 17:21
「あのねごっちん。世界で1つだけ、どんなに破ろうとしても破れない
約束ってあると思う?」
んーっと甘えた声でごとーの肩に頭を押し付けてくる。
「ふぇ・・んと、んと・・多分ある。ごとーさ・・こういう人好きになった事
あんまりないわけさ・・だからすごく・・守ってあげたくなる亜弥ちゃんの事。
ずっとね、好きでいるのが亜弥ちゃんとごとーの約束・・なのかな?」
「そーだよ!好きって・・早く言ってくれればごっちんが約束やぶっても
そんなに怒らなかったよあたし・・好きって言ってくれた事全然無いから・・」
「不安だった・・?ごとーとんでもない不器用で・・それでも選んでくれたんだよね?
ごとーを。好きだよ亜弥ちゃん・・」
また亜弥ちゃんの腰に手を回して強く抱きしめるとそれに答えてくれた。
「ようし・・それじゃあアタシのお願い1個聞いて?」
何かイヤな予感がする・・亜弥ちゃんのお願いはいつもわがままだから。
「う、ん・・聞きます」
亜弥ちゃんはちょっと照れた様子でもじもじして言った。
「今日、お仕事終ったら・・あたしの家、泊まりに来てっ!!」
「い・・?それだけでいいの?もっとなんか欲しいのかと思ったら・・」
「あたしが欲しいのは・・ごっちんからの本物の愛!!!その愛を頂くには
アレしかないっしょ・・?」
アレといえばアレだな・・え!?アレ・・ってことはしちゃうの!?今夜!?
「す・・するの?えええっちを・・・?」
「正解!だっていっつもごっちん誘ってもしてくれないんだもん。
ジラしちゃイヤよ!!」
亜弥ちゃん誰キャラだ・・・そんな彼女もかわいいと思ってしまうごとーは一体。
「あたしの家がイヤならここでする?あたしは構わないよ?」
「いやいやいやいや家でします!」
「してくれるんだ〜やった!!・・今夜は寝かせないよ!」
いつからそんな大人っぽいこと言うようになったんだろ・・ごとーより背も
頭も低いのになぁ。
その日の夜は案の定、一睡もせずに朝まで奮闘したのだった。
おかげで朝になったら亜弥ちゃんは腰が痛いとか言ってた・・
〜FIN〜
92 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/06(木) 22:29
あやごま終りました。んーリクが無い為パッパと
勝手に書いちゃいます。
一応リクは受け付けていますが・・
93 名前:いしよし 投稿日:2004/05/06(木) 22:44
あたしの瞳に写る人は美しい。乙女キャラ全快でみんなに笑いを振りまこうと
必死だけど、シカトされて落ち込む彼女をはげますのはいつもあたし。
「ひとみちゃぁん。あたしつまんないかなそんなに・・」
「っそんなことない!あたしはリカちゃんと話してる時が一番楽しいから!」
そのやりとりを氷の様な目で見つめる女性が1人。
「はっきりつまんないって言っちゃえばいいのによっちゃんさん」
「うっさい!そ、そんなことないからねリカちゃん!ミキティーはあややの
所でも行け!!」
図星をつかれたような気分になったあたしは厳しくミキティーを楽屋から追い出した。
「ありがとう!やっぱりあたしの話し相手はひとみちゃんしかいないのよね」
冗談でやっているのか分らないがリカちゃんはあたしの肩にもたれかかってくる。
「石川とよっすぃーがラブってるーさむーい」
飯田さんまで言うか・・モーニングにはあたしとリカちゃんの肩を持つ人は
いないのかよ!
「ラ、ラブラブだってさリカちゃん・・」
「エへッ、そうですよー!あたしとひとみちゃんはラブラブだもん!」
なんか今、あたしのほっぺ柔らかいもんがついた・・よね?
「リカちゃん!??そんな大胆な・・」
「いいの!ひとみちゃんのこと好きなんだから!!」
強く強く掴まれた腕にキスをされた。
いくらみんながキショイだのなんだの言おうがね、あたしはリカちゃんの
事お姫さまに見えるよ♪
終り。
94 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/07(金) 21:10
う・・言い方を変えればよかった。なんでそんなにすねちゃうかな・・?
あたしは美貴の事1番に見てるし他の女の子は可愛いなぁって思う程度で
二股かけるつもりもないしー・・。
「せっかく・・よっちゃんさんが寂しがってると思って美貴が来てやったんじゃ
ないかぁ・・」
溜め息を大きくついて美貴は元気がなくなった。そっか、会いに来てくれたんだよ
美貴は。わざわざお父さんに休暇もらってさ。
「ん、ごめん・・どーにか社長に言い訳してみよっかな・・ね美貴、あたし
美貴の事しか頭にないし他の女の子に興味ないよ?それ分かってんじゃない・・?」
胡座かいて座ってる美貴に後から覆いかぶさる。
「分かってる・・けどね、1番とかそーゆーんじゃなくて美貴は・・なんていうんだろ・・
とにかくっ、イヤなんだよ・・よっちゃんさんが他の女の子と一緒にいるのがぁ!!」
世間一般ではこのような行動を『嫉妬』っていうんだよね?美貴は嫉妬してるわけ?
「わがままだけど・・よっちゃんさん縛られるのイヤかもだけど・・もう何言ってるか
わかんなくなっちゃった・・恥ずかしいからやめる!!」
照れて下を向いている美貴を見たらあたしは美貴の気持ち理解してなかったんだって
いうのがハッキリ自覚できた。
どうしようか迷っていたら携帯がピーピー鳴った。
「うおう!・・もしもし・・松浦!??へ?何、美貴に代われって?
おい美貴、松浦から・・」
勝手に帰っておいて今さらなんで電話するんだよ・・
95 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/07(金) 21:17
亜弥ちゃんから電話?なんで美貴の携帯に電話しないんだろ。
よっちゃんさんから携帯を受け取り、耳に当てる。
「みきたん!あたし何とかセンパイ合コンでさせないようにする!
みきたんイヤなんでしょ?合コン出るのが・・」
友達思いでもありセンパイ思いでもある優しい子だな亜弥ちゃんは。
お節介がすぎるのもタマに傷だけどね。
「まぁ・・そりゃそうなんだけど・・よく考えたらよっちゃんさん就職
するのかなり大変だったから上下関係は大事にしなきゃだめだよね。
ガキっぽいかな美貴は?」
「そんなことないよ!あたしだってそういう事されたら絶対イヤだもん!
とにかくね、センパイの事信じてあげなよ?そういうことしないってセンパイは!」
信じる・・か。美貴はよっちゃんさんの事信じていなかったのかな??
ただわがまま言ってよっちゃんさんを困らせたから。
「じゃ!社長にはまた言っておくから!バイバイ♪」
ブチっと一方的に電話を切られてしまった。
96 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/07(金) 23:47
よっちゃんさんに聞かれたら困る内容かな?と思いわざわざ外に出て
電話をしていたため身体が冷えてしまった。
「で、何だって松浦」
ドアにもたれかかってどうしようかと考えていたら急にドアが開いたので
前につんのめってコケそうになった。
「危なっ!別に!よっちゃんさんに関係ないこと!」
関係ありまくりだけど言わない。恥ずかしいから・・
「あのさ美貴、話思いっきり変えるけどもう寄夜遅いから帰りな。
お母さん心配してるよきっと」
「んー・・・分かったよぅ・・・・」
前は無理矢理でも家に泊めさせられたけど、帰れと言われて少し意外だった。
「じゃあさじゃあさ、美貴の家泊まる?」
思いきって誘ったけどよっちゃんさんは笑わない。まだ気にしてるかな?
「いーよ。アレは亜弥ちゃんがなんとかするって言ってくれたし・・
早く行こ!美貴の家!」
よっちゃんさんの手を引っ張りアパートの階段を駆け降りた。
97 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/07(金) 23:55
「おかーさんごめん!遅くなっちゃった。よっちゃんさん連れてきたよ!」
「あんさ、いいの突然上がって?」
美貴が引っ張っていた手を優しく握って遠慮がちに話した。
「いいよ別に!なんでそんなに遠慮するのさ?」
それでも笑ってくれないよっちゃんさんを見ると美貴までテンション低くなる。
「あらまあひとみちゃん!久しぶりねぇ。どうぞ上がって!」
階段をタンタンと上がって美貴の部屋に入った。
「なんかさ昔と全然変わって無いしね。・・お?なんだこりゃ」
TVの上に置いた一枚の写真。北海道から持ってきた大事な写真。
「うわっ、いつのだよこれ!いつまでとってあんだよー」
写真を見た途端、すごく笑顔になったよっちゃんさんを見て嬉しかった。
「いーじゃん!」
その写真は美貴とよっちゃんさんが付き合ってすぐの写真。
懐かしいガクランを着てクールに笑うよっちゃんさんと、笑顔でよっちゃんさんの
肩に手をまわしている美貴がいる。高校の入学式の写真だった。
98 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/08(土) 00:03
「あたし若いなぁ・・美貴は全然変わんないな!!ほらっリカちゃん
もいるよー」
昔の写真を見ただけでこんなに笑ってるよっちゃんさんはなんでだろ?
「これ、覚えてる?」
無邪気に写真を眺めていたよっちゃんさんは美貴に質問をした。
「あたしと美貴が・・付き合ってすぐの時だよね!今でもおぼえてるよあたし」
「覚えて・・たんだ。よっちゃんさんにしては偉い!」
背の高いよっちゃんさんを見上げて頭をぐしゃぐしゃ撫でる。
「うっさいよ・・だってね、本当に嬉しかったからさー。友達以上にはなれないって・・・
心の中でずっっと思ってたから」
乱れた髪を手ぐしでなおして照れくさそうに、ぶっきらぼうに言う。
99 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/08(土) 12:43
「美貴もそうだったもん。今ここでこうやってるのも昔じゃ信じられなかったよ」
「そーだね・・あと2日で帰るんでしょ?北海道に。その間仕事が終ったら
いっぱい遊ぼう!な?」
美貴の頭を軽くこづいて昔のまんま笑うよっちゃんさんはとてもかっこよかった。
100 名前:続、ボーイフレンド? 投稿日:2004/05/08(土) 14:19
「よっちゃんさん起きろ!!仕事じゃないの!?」
夕ベ美貴のベッドで寝てまだ寝たりないあたしは目が覚めない。
「仕事・・だけど今何時?」
美貴は呆れて時計を指差した。
「なんだよ9時じゃん・・9時ぃ!???」
「だから起きろって言ってんじゃん!あほちん!」
くーっ!!一生の不覚だ!!就職して始めて遅刻したよ・・
「そーだ、さっき亜弥ちゃんから電話あって早く会社来いだって!」
「松浦?分かった・・早く行かないと!!ばいばいっ!!」
泊まらせてもらったお礼をしてすぐさま美貴の家を出た。
アパートにいったん帰って仕事着に着替え、合コンの書類をカバンに詰め込んだ。
猛ダッシュで会社に向かい、なんとか間に合った。
「吉澤!始めてだな遅刻ギリギリってのは!」
「あ・・すんません、すぐ仕事しますんで・・」
やりかけの仕事をパッパと済まして、合コンの書類をふと見た。
「センパイ、直々社長に言った方がいいですよ。アタシが言っても
説得力ないですし」
「うわっ!びっくりした・・松浦か。昨日美貴に電話した内容って何なんだ?」
「教えません!ほら早く!社長室でお待ちですよ〜」
ニヤニヤしながらあたしの背中を押す松浦は一転して悪魔に見えた。
「吉澤!例の合コンの事だがな、やはり俺としてはきてほしいんだ!
お前顔広いんだから女連れてくるぐらい簡単だろう!?」
「うっ、まあそうですけど・・あたしも出なきゃダメですよね・…?」
「あったりまえじゃないか!吉澤がいないと盛り上がらんだろう!」
「あのっ!!あたしやっぱり出られません・・女の子呼んでくるぐらいなら
出来ますけど・・・」
「ううむ・・そうか。分かったよ。だがな、女5人きちんと呼んでくる事!」
101 名前:イ−グルボーイ 投稿日:2004/05/08(土) 15:17
また短編が書きたくなりましたなぁ・・おがたかなんぞを
ちょっと頭の中で描いていまして。
書こうかな・・?
102 名前:ピーマコとラブリー 投稿日:2004/05/08(土) 15:28
「もうホンマに勘弁してほしいわピーマコ!カミすぎやっちゅうねん!」
ああまた怒られちゃッタ・・怒られたっていっても冗談なんだけどね。
「コンちゃん助けてー!中澤さんがイビる!!」
なぁんてハロプロワイドの収録後娘のみんなと遊んでいた。
最近はコンちゃんとよく遊んだりしているので仲が良い。基本的にはみんな
仲いいんだけどね。
「だめだよマコト!コンコンはごとーのだから!!」
あーあ来たよ後藤さん。コンちゃんに話し掛けてるだけで誤解されるんだから。
「ごっとーさん・・そんなわたしはっ!!」
顔が真っ赤で照れまくっているコンちゃんと後藤さんを見ていると胸焼けがしてたまらんがな・・。
その点私と愛ちゃんはそんなべたべたじゃないもんね、純な恋っていうの?
「まことっ、高橋ほっぽっとくなよ!!安倍さんがとっちゃうぞ!」
スタジオのセットにもたれかかって寂しそうにしていた愛ちゃん。
七分の黒いズボンに夏らしいシャツを着て、溜め息をついている様子。
そーいや最近同じ楽屋にいるってのに話す事もなかった。
夜電話したりするのは欠かさずやっていたけどそれだけじゃだめなんかな?
103 名前:ピーマコとラブリー 投稿日:2004/05/08(土) 20:46
最近会えない夜には〜電話でよく話す〜おねむな声も実は素敵〜
頭の中でZYXのメロディが流れてなんか悔しい。
会えてるんだけど、会えて無い感じ。なんだよまこと・・あさ美ちゃんと
仲がいいのは別にいーんだよ。けどさ、電話だけってのはいやだよあたし。
毎日ほとんど会ってるのにあんまり話さないのはいや。
あたしから話し掛ければどうってことないけど、なんかベタベタしたら引かれる
かなぁと思っちゃったりで。
そんなこんなで今日はメンバーから離れてスタジオの壁にもたれかかっていた。
「まことっ、高橋ほっぽっとくなよ!!安倍さんがとっちゃうぞ!」
安倍さんがでかい声で言うから直に聞こえてしまった。
恥ずかしーな・・安倍さん声でかいですよ・・
「愛ちゃん?こっち来てみんなで話そう!!」
ぼぉっと考えていたら目の前にまことがいた。
104 名前:ピーマコとラブリー 投稿日:2004/05/08(土) 20:58
「まことぉっ・・?」
「なんでそんな疑問系なのさ・・ほぉら!愛ちゃんが好きなまことが
話し掛けてるんだから笑って笑って!ビースマイルだよ!!」
んー・・無難だな。愛ちゃんは娘1かわいいんだから笑っていて欲しいんだけど。
いや、世界1だな。
「好きなんて言って無いやんか・・まことの馬鹿やろう!」
「へ!?愛ちゃん!??そこ怒る所なの!??」
ああ、女の子ってめんどくさいんですね父さん・・そういう私も女の子です一応。
収録が終って楽屋に戻る途中、元気がない愛ちゃんのために特別大サービスをした。
「愛ちゃん!ソースカツ丼食べにいかない?」
ニコニコして言ってみたけどまだ愛ちゃんはしょぼんとしている。
「ああもう・・元気だしてよ私の愛ちゃん!!」
冗談でギュっと抱きしめると、愛ちゃんは嗚咽を漏らして泣いていた。
「どーしたの愛ちゃん!??まこと何かした!!???」
愛ちゃんの両肩を支えて泣いている愛ちゃんを覗き込む。
「まことのせいだ・・全部!!なんでかまってくれんの!?あたしまことが
いないとつまんないんだよ!!」
私のせい・・今まで元気なかったのは私がかまってあげなかったから・・?
「私鈍すぎ・・?もしかして?」
愛ちゃんは私を睨んでコクリと頷いた。
105 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/09(日) 08:00
おがたか堪能させて戴きました
川*’ー’)人(´▽`*∬∬
106 名前:ピーマコとラブリー 投稿日:2004/05/09(日) 13:20
今まで私は誰を見てきたんだろう、愛ちゃんの寂しい気持ちも分らずに
ほいほい女の子かえるようなことして。
鈍い自分がいやだよ、どうしようもなく。
楽屋へ向かう途中のフロアに、愛ちゃんと私だけが残った。
「愛ちゃんだけ見てる。いつもそうだよ、愛ちゃんしか興味ない。
確かに私鈍感だしキモいとか言われてるけど、恋人は愛ちゃんしかいないんだ」
精一杯の努力・・アピってもしょうがないけどさ。
泣いている愛ちゃんの額に手を当てて、涙をキスで拭き取る。
「まことっ・・だったら離れないで・・?ずっとあたしの傍にいて!!
あたしだけに優しくして・・・」
こんなに愛しい気持ちが溢れているんだ愛ちゃんは。愛されて幸せなんだ私。
ここまで大胆な愛ちゃんは見た事がない。キスするのも手を繋ぐのもいつも私から
だし不安にさせる事もしょっちゅうだったから。
「誰が離れるって言った?誰が愛ちゃん以外にやさしくするって言った?
傍にいる。一緒にいたいってもっと早く言ってくれていいんだからね?
愛ちゃんは遠慮しすぎなんだよ!!」
泣き止んだ愛ちゃんの両手を握りしめて、唇にキスをしようとした。
「ここじゃだめ。楽屋でね♪」
あああああ愛ちゃん?楽屋にはみんながいるんだよ!?大胆すぎるのも
ダメだなこりゃ。
「行くぞまことっ!!」
「待って愛ちゃーーーん!!」
ピーマコとラブリーのコンビは不滅。宇宙の果てまで続く!??
終り。
107 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/09(日) 13:21
>105さん 堪能して頂き光栄です!どーもこのカップリングは
難しいんですよ。大変です。
108 名前:楽屋の風景 投稿日:2004/05/09(日) 15:24
ざわついた14人がいる楽屋。それはモーニング娘という芸能界の中でも
トップアイドルクラスに値するグループ。
ちょっと中を覗いてみよう。
「れいなー、絵里が私の事キショイって言うんだよー!!」
「絵里が一番カワイイんだもん!!」
「どうでもいいっつうの!!両方カワイイから静かにしっと!」
田中が仲裁に入り、双方落ち着いた様だ。日常茶飯事らしい、この2人が
どちらがカワイイのかでもめるのは。
「なー、矢口さんミキティーの座り方めちゃ怖くないっすか?」
「そうだね・・素の顔丸だしでどこ見てんだかわかんないしね」
一方藤本はイスに胡座をかいて遠くを見つめていた。彼女特有のガンつけ
だ。
「でねでね、その後・・・」
「もーリカちゃんの話つまんないです!!ののほっとこう!!」
「ひどいよあいぼん!!ののもちゃんと聞いてよ!!」
石川さんはどうもお話が面白く無い様で、おこちゃま2人は5期メンバーの
中に入っていってしまった。
「愛ちゃん何みてんの??」
高橋はというと、「月刊宝塚」という雑誌を熱心に読んでいた。
「愛ちゃんに今話し掛けてもムダですよ。耳に入ってないですから」
ガキさんと紺野さんが口を揃えて言った。
「あーいーちゃん!ピーマコつまんないよ!遊ぼうよ!」
小川さんが必死に愛ちゃんの目を引こうと話し掛けているが、高橋は全く
動じない。
部屋のすみーーーっこで本を片手に佇んでいる女性が約1名。
時にはクール時にはオヤジギャグ炸裂の飯田さん。目立たないな・・
「あーもう・・亜弥ちゃんから連絡が来ないっていうのはどういうことよっちゃんさん!?」
「あたしに聞くなあたしに。会いに行けばいいじゃん、楽屋すぐ隣なんだから」
藤本さんと松浦さんはケンカ中らしい。バカップルでもケンカはするんだな。

楽屋を開けばいつも14人の色が見えます。うるさかったり静かだったり、
色んな顔が見えてきます。毎日見ててもあきない仕事ですよ、
マネージャーっていうのは・・
109 名前:れなさゆ? 投稿日:2004/05/09(日) 19:19
明日はとうとうライブの日。午後7時30分、明日の打ち合わせが終わって
それぞれホテルの部屋へ散った。
あたしは・・誰と一緒に寝ようかな・・?多分夜通し話していると思うから
藤本さんとか辻さんとか吉澤さんとか加護さんとか夜更かしいつもしてる
メンバーの方がいやすい。しかしそんな考えはくつがえされた。
「ミキティー一緒に寝ようぜ!」とか「あいぼん一緒に寝よう!」
吉澤さんは半強制的に藤本さんを部屋へ連れていった。
藤本さんは困りながらも顔が満面の笑み。加護さんは快くOKをして部屋へ行った。
「どうしよかな・・そだ!絵里かさゆにするか!」
110 名前:れなさゆ? 投稿日:2004/05/09(日) 19:24
2人を私の部屋へ連れてくる前に、絵里とさゆは待ってましたと言わんばかりに
やってきた。
「れいなとは絵里が寝るんだもん!」「違うよあたし!」
ん〜、うるさくてどっちも寝られんような気がするけん・・・。
絵里は最近セクシービームとか言ってよくアブない事しようとするしな・・
何のビームかしらんけど。さゆと寝るかな?
「あたしはさゆと寝よかな・・絵里何するかわからんもん」
絵里は必死の抵抗をしながらも力ずくで部屋の鍵をしめてしめだした。
「れーいな!早く寝よっ?」
ミョーーーにさゆが魅力的に見えるのはあたしの錯覚?髪の毛がちょっと
カールしてて大人っぽい。
111 名前:れなさゆ? 投稿日:2004/05/09(日) 19:29
言われるがままにベッドに入らされた。意識しちゃって眠れやしない。
「あ、れいな今へんな事考えたでしょ?」
考えざるを得ないでしょこの状態だったら。あたしがさゆに背中を
向けて寝ようとしていたらさゆが後ろからピッタシくっついてくる。
「は、離れんかさゆ・・?」
声にならない声を出して体中から汗が出てくるのを止めようとする。
「イ・ヤ」

  うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・

終り。
112 名前:上海 投稿日:2004/05/09(日) 20:38
どの話もすっごい面白いです!やっぱよしみきはいいですね。  
突然ですがリクエストしていいですか?カップリングはよしあや 
(吉松)で。あ、もし宜しかったらですので。それでは。
113 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/09(日) 21:02
>112上海様 吉松ですね!私も書きたかった所です!
114 名前:宇宙でLATATA 投稿日:2004/05/09(日) 21:10
ああ、早く会いたいな。トーク番組をしてても、歌を歌っている途中でも
常にあの人の陰が頭について廻る。
このお仕事が終ったら、すぐ会えるんだ。
「お疲れあややー」
多くのスタッフさん方が撮影が終るとあいさつをしてくれる。それに
うまく答えるコツもつかんだ。
「お疲れさまでしたー、今度の撮影もヨロシクお願いします!」
あたしは愛想良くスタッフさんにサヨナラしてからあの人を探した。
もう!・・まさか帰っちゃったとか?無理もないか、もう夜遅いしマネージャーさん
に送られて帰ったよね、きっと。
115 名前:宇宙でLATATA 投稿日:2004/05/09(日) 21:22
「あー・・帰っちゃったかぁ、つまんないよ・・」
あたしは1人フロアにあるソファに腰かけて物思いにふけっていた。
恋は盲目。確かに恋をしたばっかの時は前も後ろも分らなかったもんね。
体中が火照っちゃって、ぼーっとする事が多くて。
それでいっつもレコーディングの時つんくさんに怒られたっけ。
「・・会いたいな、あの人に」
ぽつりと漏らした独り言。けれどその独り言は消えてなくなった。
「誰に会いたいって?あーやーちゃーん?」
この声誰かに似てるな〜、誰だっけ?えっとえっと・・・・
「吉澤さん!?」
慌てて後を振り向くと、びっちり私服姿で立っているあたしの大好きな人。
「なんでいるんですか!?帰ったんじゃないんですか?」
「松浦が待ってろって言ったんじゃないの!自販機行ってただけ」
「ま、座れば?立ってないでさ。よいしょっ」
吉澤さんはおやじっぽくソファに座った。そして目の前にコーヒーを突き出した。
「飲む?もう1本買っておいたんだけど」
「あ、ハイ!」
116 名前:宇宙でLATATA 投稿日:2004/05/09(日) 21:29
しばらくの間、沈黙が続いた・・・吉澤さんは何考えてるか分らないような
顔でどこかを見つめている。本当に何考えてるんだろうな?
「今日は6月25日。ハッピーバースデートゥ−ユー♪」
「は?何ですかいきなり???」
「時計、見て御覧」
吉澤さんが自分の腕時計をあたしに向けた。時刻は夜12時丁度。
「だから、ハッピーバースデーっつってんの。ちょっとクサいかな?」
苦笑いをする吉澤さんはどうしていいのか分らないみたいで、カバンを
ガサガサあさり始めた。
「・・あの、覚えてたんですか?あたしのバースデー・・」
「ったりまえじゃん。覚えてって言ったの松浦だろうが。彼女の誕生日覚えてなくて
彼氏が勤まるわけないっしょ!ちょっと待って、あれ・・おかしいな・・」
117 名前:宇宙でLATATA〜吉澤〜 投稿日:2004/05/09(日) 21:34
あっれ・・?おかしいな、仕事でかける前にバックに入れた筈なのに。
ここまで格好つけといて忘れたなんて言ったらダッセー・・・・・
「あー・・本当はね、当日にあげるかどうか迷ったんだ。スケジュール
合うか合わないかよくわからんかったし・・ちょっとだけまって
あと1分でいいから!!」
焦るよ・・かっちょわるいな本当に。泣きたいぜもう・・。
そんなあたしを見ながら松浦は大笑いしている。なにがおかしいんだ!??
「あ、あった!あったよあった!ほらっ!」
バックの深く奥底から見つけたプレゼント。その中身はペアリング。
118 名前:宇宙でLATATA〜吉澤〜 投稿日:2004/05/09(日) 22:51
このリングを買う為にいろいろと苦労したものだ。
1人で表参道に出向き、アクセショップで悩んで買ったもの。
帽子をふかーく被っていつも以上に注意しながら外出した。
「ほらっ、ペア欲しいってずっと言ってたから・・」
松浦の手にちっちゃい箱をにぎらせた。松浦は笑うのをやめてシリアスな
顔になり、箱を開けた。開けた時の笑顔っつったら・・・
「ペアだっ・・吉澤さんとペアだー!!やた!付けて下さいね吉澤さんも!」
「あたしはいいよ付けなくて・・持ってるだけでいいよ」
付けるのは勇気がいる。なんかそれなりにからかわられたらハズいじゃん?
「付けないと松浦吉澤さんの事嫌いになります」
なんだって・・嫌いになるってそれだけは勘弁だ。
「なんでそんな深刻な顔になっちゃうんですか?冗談に決まってます!!
単細胞ですねー」
再び大笑いしだす松浦。チョコチョコと表情替えおって・・・・・
119 名前:宇宙でLATATA 投稿日:2004/05/09(日) 22:59
んにゃ〜、嬉しいなぁ、吉澤さんと2人っきりでバースデー祝ってもらっちゃ
って・・・。
「ふわー・・ネムー・・今夜松浦んち泊めて・・ここから家遠いんだ」
欠伸をしながらごにょごにょ言っている。
「泊まるんですかぁ?別にいいですけどHな事しそうですよね吉澤さん」
「しねーよ(怒)まだできやしねえよ松浦には・・だってホラ、こうするだけで
固まっちゃうじゃん松浦」
その瞬間、唇が何かに塞がれた。それは紛れもなく、吉澤さんに。
「ホラ、ね?しないよへんな事なんか。今はキスだけで十分だから。
早く私服着替えて!タクシーで帰るんだからつかまらなくなったらどうすんだ!」
キスが終るとすぐさまあたしの楽屋へ1人で向かった。
「まだ・・慣れないのかな・・キスだけでほわほわしちゃうもんなぁ・・」

「はぁ〜や〜く来いってば!」

 宇宙まで飛んでいきそうな心、あなたと一緒に感じていたい。
「今、行きますよっ!」

この愛、世界よりも宇宙よりも広いです!!
終り。
120 名前:隠れ宇宙でLATATA 投稿日:2004/05/09(日) 23:05
「亜弥ちゃん冗談じゃないよなんでよっちゃんさんなの!?
なんでミキじゃだめなの!?説明してよ!!ひどいよ亜弥ちゃん・・
ずっと信じてたのに・・」
「ハイハイみきたんごめんね、あたしが好きなのは吉澤さんなの。
みきたんは親友でいてくれればいいの!」
「よっちゃんさん!容赦しないよ!美貴の亜弥ちゃんとったりして・・
まてぇぇぇぇっ!!」
「早まるなミキティー!!話合おう!!話し合えば分るからってやめて
くれぇぇ!!松浦止めさせてくれよ!」
アハハハハ・・おかしい。みきたんゴメンね。新しい恋を見つけて
クダサイ・・。
しばらくは吉澤さんの事しか夢中になれない・・本当にゴメンみきたん(汗)
隠れ宇宙でLATATA終り。(今度こそ)
121 名前:吉作 投稿日:2004/05/10(月) 00:39
吉松も良いですね♪
リクエスト良いですか??

よしごまの甘甘希望です♪(O´〜`(´Д`*)
122 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/10(月) 02:36
吉松ってなかなかないから新鮮でGOODでした。
リクなんですが、みきごま、あやごま、あたりを。ごま不足なもんで。
123 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/10(月) 16:09
よしごま、みきごま、あやごまあたりですね。
了解しましたー
124 名前:みきごま 投稿日:2004/05/10(月) 16:15
「みきたんみきたん、最近ごっちんとどうよ?」
亜弥ちゃんの楽屋で遊んでいた美貴は亜弥ちゃんにこんな事を聞かれた。
「どうって、別にどうもしないよ」
「キスとかしないわけ?」
キス・・ねぇ・・しないしされない。ただ一緒にいても普通の友達
関係にしか見えない。
「しないんだ、つまんないなー!あたしだったらすぐしちゃうよ」
「亜弥ちゃん・・言っていいことと悪い事があるよ」
「ごめんごめんジョークだよ。で、したくないのみきたんは?」
したくないって言ったらウソになる。けどいざするとなると緊張するってのが
乙女心じゃん?
「みきたんはさー、気にならない人にはズバっと行くタイプだけど恋愛に
関してはうといよねー」
「だってさ・・いやがられたらショックじゃん」
125 名前:みきごま 投稿日:2004/05/10(月) 16:21
「責めて責めて責めまくる!松浦法だよ♪」
人の気も知らないでコイツは・・親友だけど突き飛ばしたくなった。

「責めるっていってもね・・どうやってすりゃいいんだ?」
娘。の楽屋に帰ってから少し考えてみた。亜弥ちゃんの言う事まともに
受けちゃだめなんだ、マイペースで行こう。マイペースでね・・・
「ミキティ〜、あんさーちょっと用あるんだけど」
ごっちん?やや不機嫌そうな顔で娘の楽屋へずかずか上がってきた。
「久しぶりだねごっちん〜、元気してた??ってシカトかよ!?」
矢口さんの前を素通りしてごっちんはスタスタと美貴の元へやってきた。
126 名前:みきごま 投稿日:2004/05/10(月) 17:38
「ちょっとごとーに、元気下さいな♪」
「はいぃ!??」
ちゅっ・・・・
「うわ!!ごっちん中学生がいる前で何やってんだよ!!」
「程々にしろよ〜、熱いぞ!!」
周囲のメンバーから野次をくらった。ウワサをすれば来るとかいうもんか・・?
「ごめんねミキティー、でもこれでごとーは元気!」
ごめんねという割に謝っている顔ではない。ビックリドッキリで状況がよく
のめない。
「ちょっとごっちん外出て!!」
正気に戻った美貴はごっちんのクビをつかんで廊下に出た。
「らんぼーだなミキティは!で、どうでした初体験は?」
「どうでしたじゃないよ!あ−ビックリした・・」
キャハハと悪気もなく笑うごっちんを見たら怒る気にもなれなかった。
「顔、染まっちゃってるよ赤で。いやー・・なんていうかさ。
離れててもちゃんとね、ミキティの事考えてるよってつもりでしたんだけど」
後を向いて欠伸をしながらごっちんは言った。
「したいなら言えばいいじゃん」
「なんでそんなにそっけないかな〜?したくなかった?」
「したくないって事ないけど・・」
「んもー優柔不断だなミキティは。そんなことしてるとまた
キスするよ」
くっとアゴを上げられて唇を近付けられた。
「なーに廊下でラブってんのさお二人さん?」
あと2ミリって所で亜弥ちゃんが登場。なんか惜しいような・・・
「まっつー・・タイミング悪いなもう!!ミキティまた後でねん♪」
ポケットに手をつっこんでさっそうとごっちんは何事もなかったように
消えた。
「みきたん、成功したみたいだね。おめでと♪」
まあ・・なんていうか嬉しかったかな?初めてした人がごっちんで。
これも亜弥ちゃんのおかげ!???
終り。
127 名前:あやごま 投稿日:2004/05/10(月) 17:46
「ごとー・・起きろごとー・・」
どこかでごとーを呼ぶ声がする。誰だぁ安眠を邪魔するのは!?
「起きろいうとるやろ!!ミーティング中やぞ!?」
パカンッ!!という音と共に目が覚めた。楽譜を丸めてごとーにぶつけた
らしい。
「ふぁーっ・・おはよざいあす・・つんくさん」
そうだ、そうだよ今明日のライブのミーティング中だっけ。
ダメだよまだ・・視界が閉ざされていく・・
「ホラッごっちん起きな・・やばいって!!」
隣の席のまいちゃんに揺すられるも、瞼は閉じる。
「だぁめ!ごっちん起きるの!」
今の声はごとーが好きな声だ・・起きなきゃ!!!!
「はぁぁいまっつ〜♪」
ぐわっと起き上がりまっつーの元へ向かう。しかし・・
「お前の席はこっちや!どこ向かってんねん・・・」
ズルズルとつんくさんに引きずられ、元の席へ戻されてしまった。
128 名前:あやごま 投稿日:2004/05/10(月) 22:33
「ほな、結果これでええな?それじゃ解散!」
TV局のルームを借りて打ち合わせをしていたため、それぞれの
仕事へ戻るのだ。やっと、まっつーと話せる♪
「まっつ〜♪ってミキティッ!!」
ごとーの視線の先にはまっつー・・とミキティ!???
「やん、たん甘えすぎー」
「だって亜弥ちゃんカワイイんだもん!!」
おのれミキティめ・・ごとーのまっつーにほっぺチュ−だとう!??
「うおい・・ミキティ、ごとーのまっつー取んな!!」
「取るも何ももともと美貴のだもんねー、まだごっちんに渡したなんて
思ってない!!」
ミキティとごとーの目の間には関係者以外見えない火花がいつも散っている。
「ちょっと2人とも・・ごっちんもミキティもあたしにとって大切な人なんだから
ケンカはだめ!」
キッと目つきを変えて怒るまっつー。そんな顔されたら止めるしかないよね。
「ミキティ、この勝負は終ってないかんね。ケリつけてやる!」
まっつーを後から抱きしめてミキティにとられないようにする。
「ごっちんー・・あたし恥ずかしいんだけど・・・」
「っく!!望むところだよ!!ふん!」
ミキティは一回退散した様だ。やれやれ、一時休戦だな。
129 名前:あやごま 投稿日:2004/05/10(月) 22:41
べつにミキティともともと仲が悪かったわけじゃない。ごまっとうが
終ってから、自分の気持ちをまっつーに打ち明けてOKをもらった
直後、ミキティに押されるようになった。
「んもう、やきもち焼きだなぁごっちんは。それよか、あたしお仕事
戻らなきゃだし・・・ね?」
ごとーがガッシリとまっつーのお腹に手を組んで抱きしめていたけど、
手を軽く叩かれてはずせと促された。
「い〜・・もっと一緒にいたいんだけどなごとーは」
「わがまま言わない!早く行ってきなよ、ごっちんもお仕事!」
「まっつーごとーに冷たいよ・・亜弥、最後にキスして?」
「何で急に名前呼ぶのさ、へんなごっちん!あたしのキスは高くつく
よ?だからこっちだけ」
クビ筋にペロッと舌でなめられた。くすぐったかったけど、気持ちいい。
甘く見られてるんだなごとーは。いつか無理矢理でも唇を奪ってやるさ!
終り。
130 名前:よしごま 投稿日:2004/05/10(月) 22:54
ダダダダダダダダ・・・スタジオの廊下にはたまにこの走音がする事がある。
「ごっちーん!会いたかったぁ・・・いっで!??」
後藤を見つけた吉澤は爆走して抱きつこうとした・・が、後藤はスッと身をかわした。
その拍子で吉澤は床にズデーン。
「な、何で避けるんだよごっちん!!」
フゥ−とつかれた様に後藤は大きく溜め息をつき、吉澤にこう言った。
「今そーゆー気分じゃないんだごとー。ごめんねよっすぃー・・」
タッタタタ・・軽やかにその場を後にした後藤。
「そういう気分じゃないってどういう気分だよ!!」
こけたまま放置された吉澤は楽屋に帰り、ティッシュ5箱を空け泣きじゃくった。
「ちょっとよっちゃんさん。美貴もティッシュ使うんだからそんなあけないでよ」
先程からブ−ッと音をたてて鼻水をかんでいる吉澤を見て藤本は呆れて言った。
「だってぇ・・ごっちに見捨てられたんだよあたし。今まであんな事されなかった!
いつもだったらごっちんからチュ−してきて抱きつくのに・・・」
「あーあー、バカップルの話は聞きたくないよ美貴」
131 名前:よしごま 投稿日:2004/05/11(火) 17:21
「人の事言えないだろミキティだって!!亜弥ちゃんに拗ねられただの
怒らせただの散々あたしにグチ言ってただろ!!」
吉澤がキレぎみに藤本に当たる。藤本はよそ見をしてしれーっとする。
「うるさいな、だったら単刀直入に行けばいいじゃんごっちんの所。
撮影終った頃じゃないの?」
ああ見えて吉澤は女っぽい一面もある。とってもシャイらしい。
「うじうじしてんの美貴嫌いなんだわ。早く行け!!」
ドンッと吉澤の背中を蹴飛ばした藤本。
132 名前:上海 投稿日:2004/05/12(水) 20:46
どうも。吉松、ありがとうございました。とてもよかったです。 
まさかリクしたその日に書いて頂けるとは・・・。尊敬します!
133 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/12(水) 22:07
>132上海様 いーえそんな尊敬しますなんてもったいないでございます。
ただの暇人ですから!!
134 名前:よしごま 投稿日:2004/05/12(水) 22:15
「娘の楽屋の前は誰の楽屋!??自分の頭に聞いてみなさい!」
乱暴にドアを閉められ追放された。そう、娘の楽屋の前は後藤の
楽屋。
ドガァンと音がしたかとおもうと、吉澤は後藤の楽屋の壁に頭を
ぶつけた。
「何今の音!!??」
してやったりなのか・・?今の音で驚いた後藤はそっとドアを開いた。
「ごっちん・・ごめんなんでもないから・・」
「なんでもなくないでしょオデコ切れてるじゃん!!とにかく
入って!」
額から真っ赤な血を出していた吉澤は、貧血になる寸前だった。
135 名前:よしごま 投稿日:2004/05/12(水) 22:22
「だいじょうぶ・・?ごとーにわけ話して?」
ものすごく心配そうな後藤を見て吉澤は涙を流しそうになった。
「ごっちんがさ・・あたしの事さけたからなんか・・」
ギクッ効果音が後藤のバックに写った。
「あれはもう忘れていいのに!ちょっとさ、むちゃくちゃイライラしててね」
「イライラって・・なに?」
「んふふっ・・よっすぃー忘れてんだ。ごとーらの付き合って2周年記念日」
ヘラヘラ笑う後藤を吉澤はぼけっとして見つめていた。2周年・・?
「よっすぃの方がひどくない!?あんね、その日に遊ぼうと思ってオフもらおうと
思ったんだけどさー、無理とかいって断言されて。ちょっとブルーだった・・」
136 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/13(木) 17:42
おぉ!みきごま、あやごま!作者さんナイスです☆特にみきごま。積極的なごっちんvvv
137 名前:名無し 投稿日:2004/05/13(木) 18:40
いつも読ませてもらっています!!
リクしてもいいですか?
いしごまで、モテモテごっちんを書いて頂けないでしょうか?
138 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/13(木) 22:16
>136、137様 レスありがとうございます!よしごまが終りましたら
いしごまかいてみたいと思いますー。
139 名前:よしごま 投稿日:2004/05/13(木) 22:25
勘違いが重なり、後藤との距離は地球よりも長いと確信していた吉澤は
あっけにとられる。
「ねーってば、よっすぃー聞いてる?」
なんて反応すればいいんだろう。いっそここでヤっちゃおうか?
吉澤の脳裏にはこんなことがよぎっていた。
「そんな後回しに避けなくても・・フラれたかと思ったじゃんか!」
「は?ごとーがよっすぃーを振る?そんなバカみたいな事考えたの!?」
机をバンバン叩いて息苦しそうに笑う後藤。
「思い込み激しいんだから!ごとーの相手が勤まるのはよっすぃーだけ
なんだってば。一緒に記念日祝お?」
ぐっとお互いの顔の距離がちぢまって、あと数ミリでキス・・が!?
「よっちゃんさん!イチャってないですぐお仕事だよ!!」
 藤本襲来・・後藤と吉澤の仲はもとどおりだが、藤本は松浦に酷い事を
言われムシャクシャしてわりこんできたのだ。
「ミキティ・・こん野郎!!」

終り。
140 名前:君までゼロ距離メートル 投稿日:2004/05/13(木) 22:32
ジリリリリリリリ・・・ジリリリリリリリリ・・ばちん!!
「起きなきゃな・・きょーも遅刻決定じゃん」
毎日の往復はとてもつまらないものだ。同じ事して同じ様な事
真似るだけ。おもしろくないったらありゃしないじゃん。
あたし、後藤真希は高校3年生。私服制の高校な為、毎日服を選ぶのが
ダルイ。
ケータイの画面に目がいき、メール受信数を数えた。
「1、2、3、4、5、・・・全員しらない人じゃん・・消去っと」
またか。最近名も姿も知らない子から頻繁にメールや電話が来るので
困っている。その子たちをまくには番号を変えても無駄だろう。
141 名前:君までゼロ距離メートル 投稿日:2004/05/15(土) 12:48
夏の日ざしが強い7月、終業式まであと3日。早く楽しい夏休みが始まる
事を願う。
「オハヨ・・眠っ・・」
あたしは教室に入るなり親友のよっすぃーに軽く挨拶をした。
「遅いぞーごっちん!でも危ないなぁ、もう少しで稲葉来る所だったよ」
一時間から理科か・・おもしろくないなぁ。しかも担当は稲葉じゃん・・
稲葉はあたしらの担任でもあり、理科の教師でもある。口うるさく
あたしが遅刻するとなると怒鳴りまくる。
「早く席につけーっ!!稲葉がきたぞぉっ!」
クラスの男子多数が廊下を歩いてくるのを見て叫んだ。
「はい、おはようございます。お、後藤ギリギリじゃんか」
ドアを開けた途端あたしと目が合った。あれ?隣にいる子は誰だ?
うつむいてて顔がよく見えないや。ま、どうでもいーっか。
「授業始める前に転入生を紹介する。ほら、自分でできるしょ?」
「・・石川梨華です、これからよろしくお願いしますっ・・・」
髪の毛を手で上げて顔が覗いた。・・フーン、かわいいじゃん・・
142 名前:名無しです 投稿日:2004/05/20(木) 13:37
すごく気になる作品発見です!!
続き楽しみです。頑張って下さい!
143 名前:君までゼロ距離メートル 投稿日:2004/05/20(木) 22:19
「うっわ、やべーあのコ俺の事みてんじゃね?」
勘違いしてる男子がいくつか見えた。ばっからしい・・・
あんたらみたいな雑魚にあのコが近付くかってーの。
休み時間になり、あたしは独り屋上へ上がろうと席を立とうとした。
「後藤さん何処いくの!?」
同じクラスの女子多数に声を掛けられた。しっつこいな・・ハッキリ言って
うざい。けど口にしてはいけない気がする自分がいらつく。
「あー・・うんまーね」
わざと曖昧にしてそこから去った。・・ん?あの石川ってコ何処いったんだろ・・
144 名前:君までゼロ距離メートル 投稿日:2004/05/20(木) 22:24
「っく・・っつう・・あー、やっと開いた」
最近屋上の扉が錆ついてきたので女のあたしでは開く事が苦労になる。
扉をこじあけてふと目の前にさっきの石川さんがいた。
足ほっせー・・すごいな。
「や、こんちわ」
ぽんっと後から肩を軽くたたいた。すると彼女の肩はビクッと動いてこちら
を振り向いた。
「ここ・・あなたはよく来るの?」
「まあ、常連かな?えー・・梨華だっけ名前」
「うん、けど・・あんまり名前で呼んで欲しくないの・・」
何故彼女が自分の名前を嫌うのかその時は気にも止めなかったし
その時の表情すら分らなかった。
「あたしは後藤真希。ごっちんとかでオッケー!」
145 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/20(木) 22:26
>142様 ずっと更新してなくてスミマセン・・これからペース
落ちちゃうのでご了承下さいませ。すみません!
146 名前:名無しです 投稿日:2004/05/20(木) 22:33
作者さんのペースで頑張って下さい。
マターリ気長に待ってます!!
147 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/22(土) 19:03
>146様 ありがとうございます、いしごまは今日の更新で
完結させたいと思います。
148 名前:君までゼロ距離メートル 投稿日:2004/05/22(土) 19:11
いつもの女の子向け愛想笑いは彼女には通じなかった。
「うん、よろしくねごっちん」

自分が十分にモテてる事は自覚しているつもり。あたしが
笑うといつも他の女の子はすぐワーキャー騒いで耳障りの対象になる。

けど・・・この子は違う。 ごく自然で笑って、あたしに接してくれる
可憐な子。

・・・・・なんか新鮮だな。

149 名前:君までゼロ距離メートル 投稿日:2004/05/22(土) 19:18
「あー・・じゃあなんて呼べばいいかな?」

 本当は名前で呼びたかった。『梨華』って、すごくキレイな響き。
迷っているかんじだったので、名字で呼ぶ事にした。
「名前、名前で呼ばれるの何で嫌なの・・?」

友達となったあたしと石川さんは屋上の壁にもたれ掛かってこんな事を
話した。
名前で呼ばれる事を拒む彼女の気持ちをあたしは無性に知りたかった。
けれど石川さんは黙ったままで、さっきのかわいい目とは裏腹に暗くなっていた。

「こ、答えたくなかったんならいいけど・・変な事聞いてごめん」

あたしは後悔で一杯だった。彼女の気に触る事をしてしまった様でどうも
ムードが悪くなった。
150 名前:君までゼロ距離メートル 投稿日:2004/05/22(土) 19:39
「も、戻ろっか教室!!・・・梨華ちゃん?」

突然彼女に手を握られた。その手はすごいあったかくて、優しくて。
何かを求めてるみたいだった。

「ごっちん、アリガト・・・あたしね、友達つくるのすっごい苦手で、
いつも引きこもりがちだった。けど、あたしに優しく話しかけてくれた
ごっちんの事・・・親友って思っていいかな?」

 南の方から、涼しい風が吹いてきた。強風でもない、ほどよい風。

 その風はあたしの髪をくすぐって離れようとしない。・・・離しちゃいけない。
「親友、ね。どうせなら、親友以上に、なる・・・?」

後藤真希、運命のヒト見つけました。出会ったばかりの彼女だけど

そんなの関係ない。  全然、関係ない。

「あっ・・親友以上って変な意味じゃないからっ!!!えっと・・」
151 名前:君までゼロ距離メートル 投稿日:2004/05/22(土) 20:38
この次の言葉が出てこなくて、今までのあたしのキャラを捨てるぐらい
どもってた。

「おもしろいね、ごっちんは!」

おもしろい・・・・っか、今はそれでいいのかな、きっと。
石川さんは、素敵な笑顔を見せてくれて、それでいておっきい壁があって。
その壁はいつ壊れるかわかんない・・・あたしが壊さなきゃいけない。

「ぶっこわしてやるよ、あたしが」
「な、何を・・?」
「ふふん、なんでもないよ!」
心配そうな石川さんを連れて教室に戻った。

何があってもあたしが壊す。邪魔になるものは退けて、石川さんを
助けてあげる。

 ゼロ地点からのスタートはいつゴールへ繋がるんだろ・・・?

続け・・・?
152 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/22(土) 20:39
えー、「続きが読んでみたい」というありがたいレスを頂ければ
続編書くかもしれません。
では、次の更新日まで・・・・・
153 名前:名無しさん 投稿日:2004/05/22(土) 21:10
いしごま好きなので続き楽しみにしてますね
154 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/22(土) 22:16
続きが読みたい!!
続けいしごま!!
155 名前:名無しです 投稿日:2004/05/23(日) 11:04
更新お疲れさまです!!
続きがあるなら是非読んでみたいです。
頑張って下さい!!
156 名前:名無 投稿日:2004/05/24(月) 18:04
続編期待です!
更新待ってます。
157 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/25(火) 20:26
>153さん いしごま書くの難しいですが更新頑張ります♪

>154さん 続かせます!!どうにか!!温かい目でみてやってください!

>155さん レスありがとうございます!ネタいきづまってもやります!

>156さん 更新はこれから1週間に2回ぐらいなんで頑張ります!
158 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/28(金) 18:13
いしごま、一段落したらまた再開しようかと思うので!!
次何しようかなと迷っている途中です。
では、夜更新しますのでっ。
159 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/05/28(金) 22:07
芸能界って、入ってみないと分らないもの。最近やっとそういう事が分かってきたんだ。
週刊誌で事あるゴトに取り上げられて、スキャンダルになったりもする。
それでも美貴は、ずっとずっと続けたいと思ってるし、もちろん・・・

   恋だって・・・・してみたいじゃん?

160 名前:名無飼育 投稿日:2004/05/28(金) 22:09
みきよし希望でつ
161 名前:友達以上、恋人未満 投稿日:2004/05/28(金) 22:13
元々小、中学校では男の子と付き合った事も恋をした事もなかった。
けどそんな美貴も青春が終りつつある19歳・・・傍に誰かいないと寂しい時でもある。
ちっちゃい頃は近所の男友達を引き連れて冒険にも行った。
でもそんなの小学生だったら当たり前だし、まともな付き合いなんてゼロ。

162 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/28(金) 22:15
↑ヤバッ、タイトル間違えました(汗
友達以上、恋人以上です。ごめんなさい!

>160さん みきよしっっっ!!カップリングはこれからどうぞ。
163 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/05/28(金) 22:22
 『女の子同士の恋愛ってアリですかねぇ?』

14人が集まる楽屋で、誰かが口にした言葉は美貴の心を揺すった。

「アリじゃない?あたしは別に悪いと思わない」
「そだね、おいらもそう思う」
飯田さんと矢口さんは雑誌を読みながらあまり興味なさげに答えた。

「ミキティは、どう思う?」
メールを打つフリをして聞き耳をたてていた途中、急に声を掛けられた。
「え、あー・・・うーんやっぱ異性同士じゃないとダメじゃない?
それで本当に幸せになれるかどうか分からないんじゃないかな」
かなりリアルな答えを返してしまったためにその場の空気が濁ってきた。

「ミキティは現実派かー・・・あたしはむしろ同性派だよ。だってお互い
同じなんだからさ、意見も合うし」
よっすぃーが付けていたアイマスクを外しながら答える。
164 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/05/28(金) 22:29
よっすぃーは、密かに美貴の心を探っているようだった。
いつも以上に怪しい目で美貴を見て、ニヤけるさまはまさにエロ親父そのもの。
「ミキティって何気シャイじゃん、そういう所が女にモテるんだよ」

さっきから美貴の特徴を指摘するようにべらべら喋りまくっているよっすぃー。
何がしたいんだかさっぱり分らない。
「あの、よっすぃー美貴に何が言いたいの?」
普通に言ったら答えてくれなさそうだから目をスゴませて問いつめた。

「えっ、あ、いや、なんでも・・ないよ。さーてもうひと眠りするか!」

アイマスクを再びつけて美貴と目を合わせずに寝てしまう。

 何隠してんだよ・・・気になるなぁ。
165 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/28(金) 22:31
今日の更新終りにします。更新量少なくてすみません!!
いい加減カップリングをはっきりしろという方がいると思いますが
しばしお待ちを・・・
166 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/29(土) 09:02
愛・美貴・亜依を希望!!
167 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/05/29(土) 21:43
「うあっぁー・・・お腹一杯!!」
お昼御飯のお弁当をもらって楽屋で食べている最中もよっすぃーは
落ち着かない様子で美貴をチラ見してくる。
そろそろ美貴の堪忍袋がうずいてくる頃、よっすぃーを問いつめた。

「さっきから何っていってんじゃん。友達なんだからハッキリ言って
欲しいなぁ!!」
明らかに何かを隠している男の様なよっすぃーの目を見つめて言った。

「わ、分かった・・・言いますよ、あのね・・・」

  ゴニョゴニョゴニョ・・・かくかくしかじかって訳なんだよ。
  だからまだ言えないって言ったのに・・あっ!ちょっとミキティ
  どこ行くの!?


「ウソ・・・・そんな訳ないよね、まさか・・だって親友だし・・」
トイレの個室にこもって携帯とにらめっこ。よっすぃーがあんな事言うから
どんな顔して会えばいいのか悩む。
168 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/05/29(土) 21:45


  亜弥ちゃんが、美貴の事好きだなんてさ・・・・・  
169 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/05/30(日) 20:44
美貴がデビューしてすぐに出来た友達、それが松浦亜弥。
松田聖子さんのライブでたまたま、偶然隣の席に亜弥ちゃんがいて、
成りゆきでメアド教えてもらって・・・・・・まさか親友になるなんて
思ってもなかった。
お互いの家に遊びに行って、御飯食べに行って泊まったりして。ハロプロ
ライブの時なんかはいっつも行動を共にしている仲でもある。

なのに、なんで、友達だけじゃだめなのかな?
170 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/05/30(日) 20:51
「いい加減トイレから出ようかな・・・なんでここきちゃったんだろ」
トイレから出て、楽屋へ行こうと考えたけどそこにはよっすぃーがいる。
事実を打ち明けられた瞬間、よっすぃーに会うのがいやでしょうがなくな
った。

「はぁっはぁっ・・・ミキティ見つけた!!」

後方からよっすぃーが息を切らして走ってきた。美貴を探していたらしい。

「なんで追いかけてくるのさ!!」
「だって・・・余計な事言ってミキティ怒ったと思ったから謝りに」
「別に余計な事って訳じゃなくない・・?大体・・・それマジなの?」

よっすぃーは軽く深呼吸をして、少し大きい声で震えて言った。
「本気、だって。なんであたしがこういう事知ってるかっつーのはどうでも
いいけどさ、ミキティは松浦の気持ち知ったからにはちゃんと・・・な?」

よっすぃーに言われるとムカムカするけど、素直に聞く事にした。
171 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/05/30(日) 20:52
自分の仕事が片付いたので更新してみました。
次からよっすぃー視点になりますので。
172 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/06/01(火) 21:09
あたしは正直、誰かの相談事に乗るのはヘタだ。
話をちゃんと聞いていても全く良いアドバイスもできずに、結局ただの愚痴聞き
屋になってしまうから・・・・

今回の御悩み相談は、恋の話。あたしがもっとも苦手とする分野なので
『ふ〜ん』としか応答できないだろう。
その相談者というのが手強いから・・・・・
173 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/06/01(火) 21:17
とあるスタジオで、御悩み相談は始まった。
天下のトップアイドル、松浦亜弥がこのあたしを呼びつけたのだ。
一応あたしもアイドルだけど、あややには負ける・・・
「何?話って。初めてじゃない、あややと真っ当に話したの」
あややとは接点が少なく、関わる事もあまりなかったし呼びつけられて少し戸惑った。
「あたし、吉澤さんだから思いきって相談します」
「何でも・・・じゃないけど、話なら聞くよ」
「実は・・・」
「実は?まさか、恋人でもできたぁ?ダメだよ〜、ファンの人泣かせたら!!」
ちょっとからかい気味に言っただけなのに、さすがのあややでも頬を赤らめている。

もしかして・・・・恋した?あややが?

「あたし、たんの事、好きなんです」
「たん・・・牛タン?」
「藤本のみきたんです!!牛と一緒にしないで下さい!」
「ゴメンゴメン・・・ハナっからあややがミキティの事親友で大好きだって
のは分ってるよ、あたしだ・・・・」

「違うんです!!あたしそういう好きじゃなくて・・・」
「あ?」

もしかして、もしかしたら
174 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/06/01(火) 21:26
「愛しちゃった・・・・・とか?」

あややはコクリと頷く。愛するという意味は、とっても深い物。

「何で、それをあたしに相談したのかな?」
少しでも、わずかでも恋するあややの気持ちを分ろうと勤めて優しく訪ねた。
「吉澤さん、たんと仲良しですし・・・」
あややはあたしを恨めしそうに見る。いや、睨むのか・・・・・・
「全然気にしないでよ、あたしただの友達だからさ。ね?」
かるーく、頭をポンっとはじくと、いつもの笑顔に戻ってくれた。
「そいでブッキーなあたしに相談かぁ、あややも人を見る目が悪いな」
175 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/06/01(火) 21:27
更新短いですが、終ります。少なくてすみません・・・
176 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/01(火) 22:33
面白そう
続き期待!!
177 名前:イーグルボーイ 投稿日:2004/06/04(金) 20:03
>176さん 駄文ですがおつきあい下さい!
178 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/06/04(金) 20:10
しばらくあたしはあややの恋のキッカケ、ミキティの好きな所など
延々と聞かされる羽目になってしまった。
「・・・そうなんだ、長いエピソードありがとう。
それで、あたしに出来る事って何かな?」
「みきたん、超がつく程鈍感だってのは知ってますよねぇ?」
「まー、そうだね。鈍感だね」
あややは率直に好きと言えないタイプなのか、TVとは違う印象を見せた。
「・・・素直に気持ちぶつけても、ミキティは気付かないって?」

「そうなる可能性は無限ですね」

嗚呼鈍感な藤本美貴さん、あたしがあややをもらっても良いでしょうか。
179 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/05(土) 09:39
どうぞどうぞもらっちゃってください
180 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/06/08(火) 20:43
なんて妄想はよろしくない。頭をぶんぶん振って現実を見よう。
「そーだな〜・・・あたしから伝えてあげようか?」
「それはっ・・・ダメですっ」
「何で?」
あややは言葉を濁らせてこう言った。

「あたしから、ちゃんと言わないと意味ないんです・・・」

なんだかな〜、恋してるって感じ。あたしにはわかんないけどね。
ドラマでよく見る女の子みたいな?
181 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/06/08(火) 20:47
「そか、分かった。絶対、言わないよ。かわいい後輩だからね♪」
「ありがとうございます!お礼に何かしましょうか?」

お礼・・・・君からの愛が欲しいっ。なんちゃって。

「いやいや、正義にお礼は必要ないさっ。じゃあね」
「なーに言ってるんですか!本当に、聞いてくれてありがとうございました!」

恋のキューピッドも、悪くないかな?
182 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/06/08(火) 20:55
よっすぃーの話は、ここで終った。
まだ美貴には、内容が理解しがったかった。
「・・・お分かり?あややは本気なのさ」
「けどっ、なんでよっすぃー何かに美貴の事・・」
「あたし何かにって余計ですけど・・・」
まだ、信じられない。亜弥ちゃんの事、そういう風に見られるか分らない、
「ねぇ、何で美貴を選んだのかな亜弥ちゃんは」

少し怒ったみたいによっすぃーはまた溜め息をついた。

「自分の胸に聞いてみれば?ミキティはあややとどう接してきたか
どうやって仲良くなったのか、もう一回考えて出直してこいっ!にぶちん!」

よっすぃーは美貴の胸を軽く小突いて、怒りながらもニカッと笑って言った。
183 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/06/08(火) 21:00
亜弥ちゃんは、いつも完璧だった。
いつだって笑ってて、ファンの人への気づかいも忘れないオールマイティ。
そうやって美貴の事も支えてくれてたんだよね・・・・
冗談っぽく亜弥ちゃんはキスを迫ってくる事だってあった。
全然ドキドキする事もなくって、意識もしなかった。

「急に・・・ねぇ・・好きって言われても・・・」
思い返せば、美貴にキスをしようとしたのも亜弥ちゃんは本気だったの
かもしれない。なのに、軽く交わして傷つけてたかもしれない。

「乙女心は分りませんよぉ・・・美貴も女だけどっ・・・・」
184 名前:友達以上、恋人以上 投稿日:2004/06/08(火) 21:05
私吉澤ひとみ、充実感で満たされています。
それは、1つの恋を実らせようとした達成感と正義感でそれはもう
溢れまくってですね・・・・

そこで1つ問題があった。 それは、あややとの約束を破った事。
絶対にミキティには気持ちを伝えないという公約を結んだにも関わらず、
口が軽いあたしはミキティの凄みに負けてサラッと喋っちゃったわけ・・
そして今、あややに謝罪を申し込む所だ。

「お仕事終った途中申し訳ございませんが・・・悲しいお知らせがあります」
「な、何ですか吉澤さん・・・何かあったんですか?」
「それはもう・・・この際言うよ?絶対怒らない?」
「怒りませんよ〜?」

その言葉信じて、いざ行こう。

「実は・・・・・・で、そういう事に・・本当にごめん」
あややの哀しむ顔は見たくないけど、あたしのお節介が過ぎたのだろう。
185 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/07(水) 10:21
面白いです
続き楽しみにしています!
186 名前:名のナイ読者 投稿日:2004/07/28(水) 19:45
待ってます。

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