君と貴女の超星神(謎第2章)
- 1 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/05(水) 12:09
- 4年前にここ赤板にあった小説の続編であります。
前作(カゴ娘。様作)
http://mseek.xrea.jp/red/972129377.html
- 2 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/05(水) 12:14
- (1)
ピーポーピーポー…
救急車がビルの前に到着した。
医師達が血まみれになった女性を担架に乗せる。
この女性の名は、新垣里沙。
なぜこのようになったのかは不明である。
それでもビル周辺は大変な騒ぎである。
救急車は里沙を乗せると病院へと向かった。
- 3 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/05/05(水) 22:25
-
- 4 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/06(木) 12:49
- ここは、とある病院の霊安室。
モーニング娘。5期生の高橋愛、小川麻琴、紺野あさ美はここにいた。
麻琴「どうして、里沙ちゃんがこんな事に――――」
麻琴はベッドの上にある里沙の死体に縋って言った。
その声は泣き声で言葉にならない。
あさ美はずっと下を向いたままである。
すると、愛は霊安室を出ようとした。
あさ美「―――どこに行くの?」
あさ美は頭を上げると愛にこう言った。
愛「仇を取ってくるの・・・」
あさ美「そんな事しても里沙ちゃんは戻ってこないのよ?」
愛「いや、謝らせる事だけでもしてやる」
愛は言った。
- 5 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/14(金) 10:23
- 圭織「みんな・・・」
飯田圭織は霊安室に入ると皆にこう言った。
あさ美「?」
圭織「実は里沙の部屋からこんなのが見つかった。」
愛「何ですか?」
圭織は「里沙が自殺の前に書いたものと思う遺書だよ・・・」
圭織は言った。
- 6 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/17(月) 09:21
- ―娘。としてやっていくのが嫌になった―
と、遺書にはこう書かれていたのである。
これを見た麻琴は言った。
麻琴「どうせまたタモリさんなんでしょ?」
圭織「どうして?」
麻琴「私も一回やられた事があるから」
圭織「でも・・・タモリさんはやってないと思うのだが・・・」
圭織は少し曇った表情で言った。
- 7 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/18(火) 09:14
- 翌日。
火葬場の煙突からは煙が上がっていた。
あさ美「ついに里沙ちゃんは天国に行ったんだね・・・」
あさ美はその煙を見つめて言った。
圭織はあさ美の肩が震えているのを見逃さなかった。
そして、あさ美にこう言った。
圭織「・・・大丈夫だよ。里沙ちゃんはいつでもみんなの事見守っているから」
あさ美「うん・・・」
あさ美は少し頷いた。
- 8 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/19(水) 09:23
- その日の夕方。
娘。達は事務所に来ていた。
しかし、4期生から6期生までのメンバーしか来ていない。
プロデューサーのつんくは、娘。達にこう言った。
つんく「辻と加護の事なんだが・・・」
希美「はあ・・・」
つんく「脱退はしばらく延期した方がいいという事になりましたので」
亜依「延期・・・ですか?」
つんく「あの事件で大変な事態になったようだ」
つんくは言った。
- 9 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/20(木) 09:20
- (2)
確かに里沙亡き後の芸能界は大変な事態になっていた。
ネットでは事件発生の翌日からファンサイトが次々と閉鎖されていった。
ファンのみんなはこれまでの活躍を振り返る者もいた。
しばらくはこの話題で一杯になるという。
*
場所かわって、ここは田中れいなの住んでいるマンションの部屋の中。
れいなはこの中にいた。
あの事件以来、れいなはずっと部屋の中に閉じこもっていた。
れいな「どうして里沙さんが自殺しなければいけない・・・」
れいなはこう思っていた。
するとドアをノックする音が聞こえた。
れいな「誰だ!」
れいなはそう思うとドアを開けた。
ドアの前には同じ6期生の道重さゆみが立っていた。
- 10 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/21(金) 09:14
- さゆみ「大変な事になったね・・・」
さゆみはれいなにこう話し掛けた。
すると、れいなはさゆみに話し掛けた。
れいな「うん・・・」
さゆみ「これからみんなで別れ遊びとでもやりましょうか」
れいな「?」
さゆみ「娘たち全員でやるんだけど、どう?」
れいな「そうだな・・・私も行ってみようか?」
れいなは言った。
- 11 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/24(月) 09:11
- しかし、そこにはれいなのすべてを変える事が・・・。
- 12 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/25(火) 09:12
- ここは、圭織の住んでいる家の中である。
圭織は次々と仕度をしていた。
なつみは、圭織に話し掛けた。
なつみ「ここに全員入れて大丈夫?」
圭織「後片付けも全部やるという約束があるからね・・・」
なつみ「そうですか」
なつみは言った。
しばらくすると他の娘たちがこの家にやって来た。
- 13 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/26(水) 10:57
- れいなはすぐに圭織に話し掛けた。
れいな「今日はわざわざすいません」
圭織「いや、みんなを元気付けるためにやるんだから」
さゆみ「でもご家族の方が心配なんだが・・・」
圭織「私の両親は今日は帰ってこないのですよ」
さゆみ「そうですか」
さゆみは言った。
しばらくすると別れ遊びはスタートした。
- 14 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/27(木) 09:26
- 同じ頃。
ここは、陸上自衛隊木更津駐屯地。
里田まい、あさみ、みうな各隊員はここの司令室にいた。
ボスは3人の隊員にこう言った。
ボス「宇宙の凶悪犯罪者ツカエナイザーが日本に上陸しているらしい」
まい「そうですか」
ボス「彼らの目的は日本を征服するという連絡があるのでそれを食い止めよ」
あさみ「わかりました」
ボス「何としても彼らの目的を阻止してテロなどを起こさぬように」
みうな「はい。私たち3人でがんばります」
みうなは言った。
- 15 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/28(金) 09:51
- 事件直後。
「少年と浮気娘の恋物語」管理人・りりこと利里原義喜は自身のHPを見てみた。
その中の「浮気娘学園」にはこんな書き込みがあった。
[15XX] 何とかしようじゃないか。
200X年05月XX日(木) 20時52分 WinXP/Netscape7.0
皆は今日のニュースをみてご存知と思いますが・・・
モー娘。の新垣里沙が自殺しました。
それが原因でモー娘。解散説が出てきました。
浮気娘全員で一致団結してそれを食い止めようじゃないか( ´∀`)
義喜「大変だ・・・私の知らない間にこんな事態が起きていたとは」
義喜はその書き込みを見てこう呟いた。
- 16 名前:すごいやつ 投稿日:2004/05/31(月) 09:05
- 作者であります。
この作品はフィクションであります。
よって>>14-15の書き込みは実在するものとは関係がありません。
あと>>15の書き込みについては「少年と浮気娘の恋物語」が出てまいりますが、これは私のよく行くHPであります。
そのHPの管理人様を勝手に出演させて頂いている点についてはご容赦願います。
- 17 名前:すごいやつ 投稿日:2004/06/01(火) 09:27
- 再び、圭織の家の中。
別れ遊びはまずまずの賑やかさを出していた。
そこで、さゆみは窓の外をみてこう言った。
さゆみ「大変だ」
圭織「?」
さゆみ「何故か空が変な色をしてる」
圭織「本当?」
さゆみ「ほんとだよ」
圭織は何かと思い空を見てみる。
さゆみ「本当に空が変な色してるでしょ?」
圭織「本当だ・・・これは何かがあるかもしれないよ・・・」
圭織は言った。
- 18 名前:すごいやつ 投稿日:2004/06/02(水) 09:32
- すると家の付近で爆発音のような音が出てきた。
娘。「――――――ッッ!!」
娘。たちは突然の事に絶叫した。
圭織「みんな、落ち着いて・・・」
圭織はこう言って皆を落ち着かせようとする。
しかし、誰一人として慌てている。
そこで、怪人は娘。達にこう言った。
怪人「ワシらは宇宙の凶悪犯罪者ツカエナイザーじゃ・・・」
圭織「宇宙の・・・凶悪犯罪者だと?」
怪人「おどれらの住む世界を征服しにやって来たったでぇ」
怪人は言った。
- 19 名前:すごいやつ 投稿日:2004/06/03(木) 10:33
- 矢口真里はお台場の大極東放送の中にいた。
「モーニング娘。矢口真里のミュージックナイター」の終了後であった。
真里「早く圭織の家に行かないと・・・」
真里はそう思っていた。
するとニュースの映像が出てきた。
アナウンサー「今日夜、東京中村区の住宅に怪人が押し入り、この家に住んでいる住民を人質にとって立てこもっています」
アナウンサーは伝えた。
真里「うそ?これって圭織の家じゃ・・・」
そのニュースを見ていた真里はこう言った。
- 20 名前:すごいやつ 投稿日:2004/06/04(金) 09:10
- するとそこへ自衛隊員のあさみ、みうな、まいの3人が来た。
みうなは真里に話し掛けた。
みうな「間に合わなかったのか・・・」
真里「TVでこんなニュースをやっている、圭織達が危ない・・・」
まい「大丈夫だ、急げばまだ間に合う」
あさみ「私達とその現場へ急行しましょう」
あさみは言った。
- 21 名前:すごいやつ 投稿日:2004/06/08(火) 09:11
- しばらくすると真里達は圭織の家に到着した。
中には確かに怪人がいた。
真里「圭織が・・・怪人に捕まっている」
真里は言った。
そこで、まいは真里にこう言った。
まい「いま中に入るのは無理だ・・・しばらく様子を見よう。」
真里「分かりました」
あさみ「怪人を刺激するような事はしないほうがいい」
みうな「隙を見て怪人を捕獲するのだ」
みうなは言った。
- 22 名前:すごいやつ 投稿日:2004/06/09(水) 09:13
- 再び、圭織の家の中である。
怪人に捕まえられている圭織はこう呟いた。
圭織「私を捕まえるとは名前のとおり使えないな・・・」
怪人「おどれらの活躍は目に余るんじゃ・・・」
圭織「本当の目的はなんだ」
怪人「この世からアイドルを抹消するんじゃ」
怪人は言った。
- 23 名前:すごいやつ 投稿日:2004/06/22(火) 09:18
- そこで、真里はみうなにこう言った。
真里「さて・・・ここで私の正体をバラす時がきた」
みうな「?」
みうなが何だ?と思っていると真里は突然隠れた。そして・・・
真里「ハニー・・・フラーッシュ!!」
真里はこう叫ぶとまた出てきた。
そしてみうなにこう言った。
真里「実は私・・・技の戦士、ヤンキーだったんだよ・・・」
みうな「そんな!」
あさみ「よくウ○コ座りするなと思ったんだけど」
真里「さあ来い怪人!」
怪人「まぁええ・・・あんたら、覚悟しいや!」
怪人は言った。
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