光と闇

1 名前:マコ 投稿日:2004/06/03(木) 02:02
初めまして 自分も書いてみたくなりました。
rpgと言うか ファンタジー物と言うか
初めてです。 注意書きなども読みましたが きっとまだまだです。
何かありましたら お願いします。 忠告とか 注意とか 意見とか。
とりあえず全員でます。
5期ちゅうしんですと 言ってみる。
いや まじめですよ。
がんばります。 どうか 見守っていてくださるとありがたいです。
2 名前:プロローグ みたいなもの(何) 投稿日:2004/06/03(木) 02:12
この世界には 光の魔法と 闇の魔法が存在する。
そして この世界の人間は どちらかの魔法が使える。 
しかし それがとんでもないじたいを引き起こすとは誰も思わなかったはずだ。
一人の女がいた。
「ついに ついにこの日がやってきたんやな。」
その前に 二人の女が現れる。
「はい ついにきましたね。」
「うちら 闇の娘。が 光の娘。を 消滅させる」
「はい そして 闇の魔法でこの アトミックを 支配しましょう。」
「おう 頼むぞお前ら」
「はっ」
「手初めに 光の娘。から 三つの宝石を奪うのだ。」
「心得ております」
そういうと二人の女は消えていった」
「ふふふ。 思い知るがいい そしてもだえ 苦しむがいい」
3 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/06/03(木) 02:33
夕闇の空に 突如あらわれた 二つの光
彼女らは 互いに向き合い戦っているようだ。
炎 氷 風の魔法が次々と繰り出される
「そろそろ しゃべれば 楽になれるよ。」
闇の気を漂わせながら 女が薄笑いを浮かべた。
「はあはあ まだよ。 宝石はわたさない」
「へえ まだやるの。 あんたも成長したもんだわ 新垣。」
新垣とよばれた少女は 杖をかまえて動こうとしない。
いや 動けないと言ったほうが正しいかもしれない
彼女はすっかり疲れきっていた。
「ふふ。 私に勝とうなんて 早い早い ざっと1000年は早いね。 このなっち様に。」
なっちと名乗った女は 新垣とくらべるとまだまだだった。
「くっ」
悔しげな顔をした。
「ふふふ さあ どうするの? 言うの 言わないの。」
「絶対わたさない」
そう言うと新垣は 遠くに飛んでいった。
「逃がさん」
なっちが 後を追いかける」
「いやだ こないで。」
「はっはっは さっきのいきおいはどうしたのよ それ サンダー」
なっちは魔法を放つ。
新垣はそれを交わしながら なおも逃げる。
「だから 私に勝とうなんて 早いって。 だから 逃げられると思うのも早いって。」
なっちが 魔法をくりだす なんども なんども。
そのうちの 1発が 直撃した。
「うわあああ」
体を射抜かれて 下へ落ちていく
「はっはっは 取り逃がした。 まあいいわ。 まだチャンスあるし あの人も 見逃してくれるでしょうから。」
なっちは そう言うとその場を去ろうとして
「そうだ 殺しとこう サンダーボルト」
今までより大きないかづちが 新垣を捕らえた
もう 新垣の意識はなかった。
そして 夜はふけていった
4 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/06/03(木) 03:16
夜が明けた。
朝日がまぶしく 森をきらきらと輝かせる。
その中で 新垣は目を覚ました。
「うーん か 体が痛い。」
雷によって 体が傷ついていた。
新垣は そんな中はっとして ふところの玉を取り出した。
きれいな赤。
それは もう言葉にならない美しさをたもった 真っ赤な玉だった。
「よかった。 傷1つついてない。」
新垣はほっとして 再び玉をふところにしまった。
「早く他の仲間も探さないと。
しかし 体が動かない
「なんとか 村まで。 でも 近くに村あるのかなあ。」
新垣は かろうじて空を飛ぶ魔法を使った
「浮遊」
たいした高さにもいかなかった。
「まあいいや。 気を集中してればなんとかなるし。」
しかし それが間違いだった。
こんなときにモンスターに出会ってしまったのだ
「ガ ガーゴイル ついてないなあ。 しかたない ファイア」
炎の魔法が出る しかし ぱすっという音をたてただけだった。
「やっぱり だめ か。」
新垣はまた 気絶した。
ガーゴイルは そのまま去っていった
5 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/06/05(土) 17:39
新垣は 再び目を覚ました。
なぜかベッドで眠っていた。
暖炉に火がともっている。
どうやら夜らしい。
「誰かがたすけてくれたのかな? それとも つかまったかな?」
覚醒したての頭でいろいろ考える。
すると 無効から声をかけられた
「目 覚めた?」
「あ はい。」
とっさのことに それしかいえなかった。
手当てはしたけど だいじょぶ?」
「はい なんとか ありがとうございます。」
「そう よかった。 びっくりした 森に行ったら あなたが倒れてるから。」
新垣は さらに頭で考える そして
「そうだ 水晶」
「あ これ? だいじょぶ 割れてないよ。」
新垣は 水晶をうけとる。
「ああ よかった。 これ 大事な物なんです。」
「でも あなたも持ってたんだ。 あ 自己紹介まだだったよね。 私 田中れいな。」
「新垣里さです。 あなたもって?」
れいなは 水晶を取り出した。 新垣のと そっくりだが 黒い斑点がついている。
「あなたがもってるのは 光の赤水晶 それに対して 私がもってるのは 闇の赤水晶」
「へえ そんなものがあったんだ。」
「ええ でも これをどう使うかわかる?」
「いいえ わかりません。」
「やっぱり でも 同じ水晶をもってるってことは なにか つながりがありそうだね よろしく。」
「よろしく。」
「そうだ。 これ 食べて。」
「ん? いい匂いですね。
「この森で取れた きのこを使ったスープなんだけ」
新垣は それを飲んでみた。
「ん おいしいです。 これ。」
「よかったあ。 これ 村の皆も好きなんだ。」
「へえ。」
会話がはずんで 夜もふけていく。
知らぬ間に 新垣は再び眠ってしまった。
それを見ると れいなも眠りについた。
6 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/06/05(土) 17:52
次の日 目を覚ますとレイナはいない。
「どこ行ったのかなあ?」
外に出てみる。
朝日がまぶしい。
新垣は 背伸びをして 再び周りを見回した。
森があちらこちらに見える。
山の中なのかすこし冷える。
「お おきた?」
「はい あ あの。」
「いいよれいなで 里さちゃんでいい?」
「いいですよ。 おはようございます。」
「もう すっかりいいみたいね。」
れいなと 辺りを散歩した。
「平和でいいですね。」
「平和? うん 前までは そうだったけど。。」
「まえまでは?」
新垣が言いかけたとき
「うわあああ。」
「またなの? 最近多いわ。」
れいなは そういうと棒をかまえて走っていった
新垣が後を追いかけた」
「キラービーだ しかも多いんだ なんとかしないと。」
れいなは棒をかまええると キラービーの群れにかかっていった
 
7 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/06/05(土) 18:11
「くらえ。」
れいなは確実に 1体1体倒していく。
新垣は それを見ていた。 
だが数が多い。 いくらやってもきりがなさそうだ。
「くっ なんでキラービーがこんなに。」
「危ない!!!」
村人が叫んだ。
 1体のキラービーが 針をかまえ れいなに突撃してきた。
すばやくよけようとしたが 針がかすったらしい。
「ど 毒 くそっ。」
「おい だいじょぶか?」
「だいじょぶです。 それより 早くなんとかしないと。」
弱ったれいなに キラービーたちはさらに攻撃をしかけてきた。
「もう我慢できない」
新垣が攻撃を開始する。
「ファイア」
炎が 数体のキラービーをつつみこむ。
「り 里さちゃん 何それ?」
「私も知らない。 知らない間に使えたんです。」
「わかんないけど 後お願いできる?」
「ええ。 ファイア。」
キラービーはどんどん減っていく。 そしてキラービーの群れはいなくなった。
8 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/06/05(土) 18:14
こんにちは。
ここまで書いて思ったんですが 自分の文章力のなさが ちょっとはずかしいです。
会話ばっかりになり 展開もいまいち理解できにくいかもしれません。
あと 更新速度もとんでもなく遅いです。
でも 放棄はしませんので たまにでいいので見にきてやってください。
もうちょい 進めます。
9 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/06/05(土) 18:34
新垣はすばやく れいなの毒を治療した。
「里さちゃん? あなた いったい。」
「それが 分からない。」
「そう でも その力すごいね。 ねえ ちょっと 私につきあってくれない?」
「え?」
新垣は 頭の中に? が いくつも浮かんで マイムマイムをはじめる。
「最近 この森の虫モンスターが とても強くなりだしたの。 それで 今まで森に 果物とかをとりに行っていたんだけどそれもできなくなって。
原因を突き止めたいの 手伝ってくれる?」
「そういうことなら 分かりました。 私も 確かめたいことがあるし 手伝います。」
「ほんと? じゃあ 準備をしたら 行こう。」
れいなは 村にもどっていった。
新垣は 村の道具の店に向かった
もう日はすっかりあがっている。 風が気持ちいい。
「いらっしゃい。 おや 君は れいなちゃんが世話してるって言う子かい?」
「あ はい 助けられました。」
「そうか。 あの子はとてもやさしい子宝ねえ。」
「そうですね。 あの 薬草と 毒消し草を。」
「はいよっ」
れいなは そのころ。
「あの子 何者? 魔法なんてはじめて見た。
水晶をながめながられいなは考えていた
「もし水晶が 力おもってるなら 私も使えるかな。」
「おまたせ。」
「あ きたね じゃあ いこっか。」
「はい。」
10 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/06/05(土) 18:50
森の中は 薄暗かった
木の根 しだ 大きなきのこ。 全てが森と言うよりジャングルを 創造させた。
新垣はなれない道をゆっくり進んだが れいなは早い。
「歩きにくい?」
れいなが気を使って新垣によってくる。
「ちょっとね。 でも おかしい。」
「うん 気づいた?」
そう 二人は同じ疑問を抱いていた。
魔物がいないのだ。
「さっきの感じだったら キラービーとかに 出会ってもいいはずなのに。」
新垣は疑問を口にした。
そして 二人が導き出した答えは
「呼ばれてる。」
だった。 そして どんどん奥へ。
「れいな これ。」
「で でかい。 こんな木 あったかなあ。」
れいなが考えていると その木が襲い掛かってきた
ぐぐぐ ぐぐぐ ぎぎぎ
間接が動くのが分かる。
「き きた。 こいつが親玉?」
「そうみたい すごい力を感じる。」
新垣はすばやく 炎の魔法を放った。
「ファイア」
炎が木の化け物に襲い掛かる。
しかし あまり効果がないみたいだ。
「な 何こいつ。 火が聞かない」
「もしかしてこいつ 木の魔物 フォレストキラー だとしたら」
れいなは何かを考える 考える 考える。
「れいな 早く。」
新垣は炎を出すが あまり効いてない
姿が大きいので 攻撃をかわすことは簡単だった。
しかも動きが遅い。 弱点が見つかれば倒せそうだ。
 「そうだ 里さちゃん 上 上にある実を 撃って。」
「実? あ あれね。 よしっ ファイア」
炎が実を包む。
すると木の魔物は蒸発するように解けて消えてしまった。
「ふう なんとか 助かったみたい」
新垣は 一安心するように 木の根にすわった。
「れいな あれ。」
「うん あの魔物はじめて見た。 もしかして 世界のどこかで何かがおこってるんじゃ。」
れいながふと 奥を見ると 洞窟が見える
「あれも あったかなあ。」
「いってみよう。」
新垣は洞窟に入っていった まるで何かに呼び寄せられるように。
れいなはそれを不思議に思い 後に続いた。
11 名前:シィさん 投稿日:2004/07/07(水) 21:22
面白そうですね。がんばってください。
あさ美ちゃんはいつ出ますかね?
楽しみにしてます。ガンバ!!
12 名前:マコ 投稿日:2004/07/07(水) 21:53
おおっ ここ忘れてました。
しばらくです。
なんか レスが・・・・。
ありがとうございます。
ご希望に沿いまして 紺ちゃんを 2章で 登場させます。
お楽しみに。
13 名前:第1章 全てのはじまりは赤 投稿日:2004/07/07(水) 22:12
しばらく歩くと 明かりが見えてきた。
「何だろう」
新垣が 明かりに近づく
「ねえ 大丈夫なの?」
れいなが不安げに聞いてきた
れいなは 驚いて声も出ない。
「石が 石が光ってる なんで?」
そこいらじゅうの石が 青く光っていた。
不思議な力を感じていた新垣は 何気なく 水晶を取り出した。
水晶が赤く光っている
「これは 不思議な力ね。」
れいなが言う。
しかし 新垣は 何かを感じていた。
「どうしたの?」
れいなが聞く
「ようこそ 新垣里沙 いえ 炎の民」
「誰?」
「私は 炎の力を守るもの」
「石が しゃべった」
れいなは さらに驚くが 新垣は 当然のごとく近づく
「私はやっぱり。」
「そう あなたは炎の民 そして 世界のし天皇の 一人」
「ねえ し天皇って何? 里沙チャンは 何者?」
「ごめん 黙ってた。 でも 私はまだ レイナに本当の事は言えない」
[
「なんで?」
「それはね」
「私がいるからでしょ」
後ろから声が聞こえた」
二人が はっとして後ろを見ると そこには剣を構えた 戦士風の女が立っていた
女は 不適に笑いながら二人をながめる。
何も知らないれいなでさえ この女が邪悪なものであることは分かった。
辺りにみちる 邪悪な感じ 新垣は何も言わず 武器を構えた」
「おやおや 物騒な。 水晶さえわたせば 何もしないわよ」
「初めから わたす気なんてないわ」
新垣が言ってのけた。
「そう ならしかたないわね。 私は石黒彩
。 邪悪なし天皇の 一人。」
「新垣里沙。」
二人の戦闘がはじまった。
14 名前:第1章 全てのはじまりは赤 投稿日:2004/07/07(水) 22:23
石黒が 無言のまま飛びかかる。
新垣は すばやく攻撃をかわし 魔法を放つ
「ファイア」
炎の玉が 石黒目がけて飛ぶ。
しかし 炎の玉は 目前で 掻き消えた
「な なんで?」
石黒が 不適に笑う そして 黒い玉を取り出した
指を使い 玉をくるくる回してみせる
「これはね 邪道の玉。 全ての魔法を吸収する。」
「そ そんな」
「じゃあこんどは私のばんねぇ ブラックブリザード」
「きゃあ」
「うわあ。」
二人を凍える吹雪が襲う。
身も心も凍るような吹雪にれいなは 氷付けになってしまった。
「れいな ファイア」
「おそい 鉄球ガンマー」
鉄球を石黒が投げつけた。 このままでは れいながばらばらになる。
「間に合って お願い」
「無駄だ」
その時 れいなのもつ水晶が光りだす。
「な 何だ? この光は」
れいなの 氷が溶け れいなは光に包まれた。
「れいな まさかあなた。」
新垣は 心の奥に何かを感じていた
「チッ ここは一旦引くしかないみたいね。 でも 覚えてなさい。 あなたたちとはいつかまた 戦う。」
そういうと 石黒は 消えていった。
15 名前:シィさん 投稿日:2004/07/09(金) 21:22
作者さま、更新どーもです。
12>
ありがとうございます。楽しみに待ってます。
初めてで、妙な希望書いてすいません・・・。
16 名前:マコ 投稿日:2004/07/12(月) 21:02
なかなか更新できなくてすみません。
放棄しませんので どうか 長々と待っていてください。
17 名前:紺ちゃんファン 投稿日:2004/07/12(月) 21:08
16>
はい!!いつまでも待ちます!なんか面白そうですし(笑)
18 名前:マコ 投稿日:2004/07/13(火) 23:06
自分にけじめをつけるために。
夏休み(来週の水曜日)以後 更新します。
イメージを固めています。
全体像はあるのですが 話を長くするための技術がなかなか生み出せないままです。
おもしろく行きます。
2章 紺ちゃん 3章 まこっちゃんの順です。

 
19 名前:紺ちゃんファン 投稿日:2004/07/14(水) 22:06
18>
待ってます。がんばってストーリー作ってください!!
応援してます!!
20 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/07/19(月) 23:46
新垣はため息をはいた。
「終わった とりあえず。」
「はあ はあ だいじょうぶ?」
「れいなの方が だめじゃない。」
「よく 分かんないけど なんかすごい 疲れた」
そう言うとれいなは倒れた
「れいな」
「無理も無い いきなりあんな技を漬かったんだから」
「炎の力をまもる物って 言ったわね 私はいったい」
「すでに真実を知っているはずだ。 ただ おぬしが認めたくないだけだろう」
「うっ それは」
「まあ 誰でも重い任務は 背負いたくないだろうしな」
「いや そういう問題じゃなくて」
「まあよい。 そこの少女も どうやら 4天皇と 選ばれし物の一人らしいしな」
「私はこれからどうすれば」
「はぐれた仲間と会うことだ。 まずはそこからだ 目指せ ハイランド王国を。」
「ハイランド そういえばあそこには 水晶の力のことを知っている 大賢者がいるって。」
「そのとおり しかし 敵も来るだろう ハイランドに おぬしらを集めさせないために」
「わかりました。 かならず。」
「ん?」
「どうしたんですか?」
「これを見なさい」
ふと 石のまんなかに 水晶があらわれ 一人の少女が映し出された
「あさ美ちゃんだ。」
「この娘が 選ばれし娘と出会うようだ」
「あさ美ちゃん 生きてたんだ」
「さあ 急ぐのだ 時間は無い。」
「はい。」
新垣は れいなを背負うと 洞窟を後にした
21 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/07/19(月) 23:59
新垣は 宿屋に来ていた
「れいなが目覚めないと 何かと大変だし。」
れいなを寝かせると 自分も寝床に潜りこんだ。」
「この子 不思議ね。」
新垣は 洞窟での出来事を思い出していた」
れいなの闇の炎の水晶が輝いて そして。
新垣は その時すでに眠りの世界に引きずり込まれていた」

れいなは夢を見ていた
村が 村が燃えている
「お父さん お母さん」
「危ないよ れいなちゃん 残念だけどお父さんたちはもう。」
「いやだ 絶対たすけるんだ たすけるんだぁ。」
れいなの水晶が光りだした そして村をさらに炎が襲った。」
「私が 私が村を うわああぁぁ。」
遠くから モンスターたちが笑う
「けっけっけ 自分の力を使いこなせないなんてなあ」
「ばかなやつだ 自分で村を燃やしちまいあがった」
「ほおっほっほ 頭の悪い水晶使いですわねえ。」
れいなは ただ泣いていた ひたすら泣いていた
「うわあああ なんで なんで私が 大嫌いだ 私なんて大嫌いだあ。」

「れいな れいな しっかり。」
新垣に 揺り起こされる
「ん? 里沙 ちゃん」
「うなされてたよ どうしたの?」
「私 私 じつは。」
れいなは 昔の話をした。
夢に見た あの火の話を
「そうなんだ。 ごめん 何も言って上げられない」
「気にしないで 私ももう 忘れたと思ったのに」
れいなの目から 涙がこぼれる。
自分の村を 父を 母を 殺したのは自分なのだ。 
幼い少女には それがどれだけつらいことか。
新垣には 分からなかった。 親のいない新垣には その気持ちが。」
「あさ美ちゃんたちなら 分かって上げられるのかな?」
泣き続けるれいなを 新垣はただ 抱き寄せ 頭をなでることしかできなかった。
そんな自分に怒りさえ覚えていた。
そして いつしか 二人は抱き合ったまま眠っていた。
22 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/07/20(火) 01:08
次の日の朝。
「おはよう れいな」
「おはよう。」
「よかった 少しはおちついたみたいね」
「うん まあね。」
しかし レイナにはやはり元気がなかった。
(この子は私が守る) 新垣はそう心に誓ったのであった。
ハイランドには 船で行くしかない。
そのため二人は 港に来ていた。
「ハイランドに行きたいんですが」
近くの人に聞くと
「30分後船は出るよ。 しかし。」
「何ですか?」
「いやね 闇のまどうしが 船を出すなって言ってきてるらしいんだ」
二人は顔を見合わせる
「そうですか。」
と れいなはそれだけを言い 港に入っていった。
「れいな」
「分かってる。 たぶん船の上に。」
「うん きっといるはずよ。 やつらが。」
しかし 船には 先客以外は誰もいない。」
「おかしいなあ。」
新垣は 首をかしげる。
「れいな がせねたかしら」
「とも限らないよ」
れいなはなぜか 緊張をといていない。
そして船は出向した。
れいなは ようやく何もないことを悟ったようだ
「れいな 海が見えるよ」
「ほんとだ。 私 海初めてなんだ。 山育ちだし」
「へえ そうなんだ。 綺麗でしょ」
「うん。」
二人が海を見ていると
「た 大変だ やつらだ。」
23 名前:第1章 全てのはじまりは 赤 投稿日:2004/07/20(火) 01:09
二人に緊張が走る。
「まさか 逃げ場をなくしてから来るなんて。」
れいなたちは 甲板に上がった。
すると 4対のモンスターと 一人の女が立っていた。
女に見覚えがあるれいなは 睨みつける。
「あんたは あのときの。」
「おや? あなたは 自分の村を燃やしたおばかさんじゃないの。 大きくなって」
「うるさい。 お前たちがもやしたんだろ。」
「ほおほっほっほっほ。 何を言うのか市ら 頭の悪さは変わってないようね。」
「う うるさい。」
れいなは 女に飛び掛る。
その時 バチバチバチと 激しい電撃がれいなを襲った
「うわあああ。」
れいなは船から投げ出された。
しかし ぎりぎり 船にしがみついた
「叩き落しなさい。」
女が命じる
「ファイア」
新垣は 炎の魔法を放った。
2対のモンスターは 肺になった。
「ほほ やるようね。 私の名は ウィザーダー タンポポ部隊の 手下よ」
「新垣里さ 世界の4天皇の一人。」
二人は向き合った
しかし れいなが 気になる。
まだ2対のモンスターもいる。
「り 里沙ちゃん 早く 落ちる。」
「れいな。」
新垣と ウィザーダーの 戦いは
24 名前:マコ 投稿日:2004/07/20(火) 01:14
なななんと!!!
第1章は 終わりなんですねぇ。
のぁんですとおお。
これほど中途半端な終わり方をした作者は おられないと思います。
しかし 僕はひねくれているので ここで切ります。
なぜかと言いますと。
それは 2章を読めば分かります。。
次は 紺ちゃんが登場します。
選ばれし 人間は次は誰なのか。
しかし 4天皇と 3人の選ばれし。
人数があわない。
それも 4章で解決します。
おばかさんなので こう言う展開をします。
お楽しみに
これほど言っていて 面白くなかったら かなりやばいため 慎重に行きたいと思います。物
25 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/20(火) 01:28
一人の少女が 森の中の村で目を覚ました
「ここ どこだっけ どうしたんだっけ。」
覚醒し切れていない頭で ひっしに記憶をたどる。
「目覚めましたか?」
「あ うん ありがとう。 あの 私は。」
「森で倒れてたんです。 森には 獣モンスターが多いから とりあえずつれてきました。」
「そうなんだ ありがとう。 あっ そうだ 水晶。」
「これですか?」
少女が 青い水晶を取り出した。
「ああ よかった。 割れてない ありがとう。」
「いいえ 私びっくりしました。 これ 光の水晶ですよね。 しかも水の。」
「ええ それが何か?」
「私 闇の水水晶を もってるんです。」
「えっ? ほんと?」
「はい これです。」
青の濃い水晶を取り出す。」
「そうなんだ 何かのめぐり合わせかなぁ。」
「わかりませんけど 水晶を見たとき 私もそう思いました。」
「そうなんだ。 私 紺野あさ美。」
「道重さゆみです。 よろしく。」
「さゆみちゃんで いいかな?」
「はい あさ美さんで いいですか?」
「さん? なんかてれるなぁ いいよ。」
こうして 二人の出会いがあった。
そして二人は この先の運命にも驚くことになるのだった。
26 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/21(水) 01:25
紺野が次の日の朝 目覚めると。
「あ おはよう 体はどうですか?」
「うん だいぶいいよ。」
「よかったです。」
さゆみが 外からもどってきたらしい。
「どうかした?」
さゆみに 元気が無いのに気づいて 紺野が聞く。
「うん じつは。」
さゆみが話したことは。
「じつはね この村に 2ヶ月前から ライオンの魔物がやって来るようになったの。 それで 1週間に 一人ずつ いけにえを出さないといけないの。」
「やっつければいいじゃない。」
今野が軽く言うと さゆみがブーメランを 構えて言った
「できればね。 炎の魔法を使うの そいつ。」
「炎?」
「うん。 次のいけにえ 私なんだよね。」
「え うそ。」
「せっかく会えたのに ごめんね。」
「さゆみちゃん。」
今野が何かを言う前に さゆみは 去っていってしまった。
27 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/21(水) 01:45
さゆみを追いかけると 広場のような場所に出た。
「さゆみちゃん 残念だよ もう少し時間があれば 君が世界を救ったかもしれないのに。」
「いいえ。 いいんです。 村が守れれば私は。」
さゆみはそれだけ言うと 籠の中に入っていった。
「さあ 行こう。」
村人が籠を担ぎ上げた。
「あの 私も行っていいですか?」
「おや 君は?」
「紺野あさ美です。 さゆみちゃんに助けられました。」
「そうか。 気の毒だけど。」
「分かってます。」
「あさ美さん。」
籠の中から 寂しそうな顔で さゆみがこちらを見ていた。
紺野は 何も言わず 山を登った。
そして 祭壇のような場所に 籠がおかれた。
「陰から見ているんだ とてもつらいんだ。」
しばらくすると 足音が聞こえてきた。
「来た やつだ。」
村人が怯えの表情になる。
しかし 紺野だけは 鉄でできた爪をつけ みがまえる。
すると 大きなライオンのモンスターが現れた。
そして 籠に飛びついた。
それを見計らって 紺野が飛び上がった。
「し 正気か あのがき。」
村人たちは あっけに取られている。
紺野が 爪を立てる。
「ンガー」
ライオンの化け物は 振り落とそうとしているが 爪ががっちりくいこんでいる。
「乱れつき。」
紺野が 爪を何度も立てる。 そして 背中に爪をつき立てた。
「す すごい 強いぞ。」
紺野は 水晶を取り出した。
魔法を唱え始める。
「んがー」
ゴオオォォーー
「うわあ。」
今野がすばやくよける。
激しい炎が籠に燃え移る。
28 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/21(水) 01:48
「さ さゆみちゃん。」
「ブリザード」
激しい冷気が 籠を包む。
火が あっという間に消えた さらに ライオンにもダメージがあるらしい。
「ンガガー」
さらに 炎をはく。
「ブリザーボール」
氷の塊が敵をおそう。
ライオンは倒れた。
「おおっ す すごい すごいぞ やった やったぞ。」
村人から喜びの声が上がった。
紺野は さゆみの無事を確認した。
「だいじょぶ? けがしてない?」
「はい だいじょぶです。」
さゆみも 明るく答えたのだった。
29 名前:紺ちゃんファン 投稿日:2004/07/24(土) 01:20
あの〜・・・更新は嬉しいんですが・・・
「紺野」が「今野」になってましたよ!
ストーリー的には好きです。
これからもがんばってください!
30 名前:マコ 投稿日:2004/07/25(日) 22:51
うわぁぁ 申し訳ございません。
すみません 頭の中で変換してやってください。
31 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/29(木) 04:18
紺野は その日の夜 村人からお礼をうけた。
「ありがとう。 きみのおかげだ。」
「もう いけにえを出すことも無い。」
さゆみが よってきた
「あさ美さん ありがとうございました。」
「うーん 何もしてないよ。」
「いいえ じつはもう あきらめていました。 生きてられないって」
「うん」
紺野は 何も言わず聞く。
「だから こうして生きてるだけで嬉しいです。」
「うん。」
「私には 前に分かれた 友達がいるんです。 その子を探したいんです。」
「へえ。 私といっしょだ じゃあ いっしょに行こうよ。」
「ほんとですか?」
「うん 友達探さないといけないんでしょ。 私も 仲間を探してるから。」
夜もふけ 二人は さゆみの家に再びやってきた。
32 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/29(木) 04:24
「さっきの話なんだけど」
紺野が 話をきりだした
「はい」
「その 友達ってどんな子なの?」
「元気な子でした。 でも 動物とかにはやさしくて 私にもとても やさしかったです。」
「いい人だね」
「でも 昔 自分の力で 村を焼いてしまったらしいんです。」
「うそ。」
「そのことがショックだったみたいで 私と出会ってから少しして 旅立っちゃって。」
「ふ〜ん。」
「あさ美さんは?」
「うん 旅していけば そのうち分かると思うよ。 ごめんね 疲れちゃって 休むわ。」
「ええ ゆっくり休んでください」
さゆみのその言葉を聞きながら 紺野は眠りの世界に 引きずりこまれていった。
33 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/29(木) 09:36
紺野の夢の中。
「ほんとに行くんだね。」
「うん 世界を守れるのは 私らだけだもん。」
「そっか。 私も何かできればいいんだけど。」
「へいきだよ 私らがんばるから。」
3人の少女が 向き合う。
紺野 新垣は 一人の少女に見送られているようだ。
「がんばって。 そして必ず戻ってきてね。」
「分かった。」
夢の紺野を 自分は見ている
「ああ 夢なんだ。」
紺野は 夢の紺野を見ながらそう思った。
「あのときが 楽しかった 魔王が 攻めてくる前は 3人楽しかったんだ うーん 4人だよね。」
寂しい気持ちを抑えながら 紺野は 夢から覚めた。
34 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/29(木) 10:00
さゆみは まだ眠っている紺野をそのままに 家を出た。
「何か 武器を探さないと。」
ある程度大きな村のため 中心にはあらゆるお店が並ぶ。
さゆみは 武器の店に入る。
「おや? 見慣れない子だね。 どこから来たの?」
「森をぬけたところです。」
どうやら 村のなかでも距離があるらしい。
これだけ大きいなら 町と呼べばいいじゃないか と言う つっこみは無しで。
「あんた あまり戦闘の経験が無いね。」
「はい 前まではこれで戦ってました。」
さゆみは 小さなブーメランを出す。
「おっ 手作りか? うん よくできてる。 しかし 戦闘にはあまり 向いていないなぁ 同じブーメランはどうだい?」
「はい じゃぁ そうします。」
ブーメランをうけとると さゆみは家にもどった。

35 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/29(木) 10:05
その帰り道。
「さ さゆみちゃん 獣モンスターが 村に来たんだ。」
「え?」
「さあ 逃げるんだ 数が多い 戦ってるものもいるけど さゆみちゃんは まだ無理だ。」
さゆみは 紺野のことが気になっていた。」
「ええ 分かりました 調べたいことがあるので 先に行って下さい。」
さゆみは 走り出した。
「家まで もうすぐね。」
さゆみは 周りで戦っている村人を見ながら 家に急いだ。」
36 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/29(木) 10:11
そのころ紺野は。
うさぎのモンスターを 相手にしていた。
「くっ 数が多すぎる。」
戦闘能力が高いのか 紺野は 傷1つおっていないが 数が多い。
「がんばるねえ。」
後ろで戦っている 戦士が話しかけてきた。
「だいじょぶですか?」
紺野が聞くと。
「ああ だいじょぶさ ほらまた来たよ。」
「いっきに 決めるしかない。」
水晶を取り出す。
「ブリザード。」
冷気が モンスターたちを包む。
「ほう やるねえ 君 不思議な力を持ってるんだね。」
「驚かないんですか?」
「さゆみちゃんが たまに漬かってたんだ ただ コントロールできないみたいで ピンチの時に使っていた それに 本人はまったく覚えていないんだ。」
「水晶が 自分で判断してるんだ。 さゆみちゃんの力は まだ水晶を動かすほどじゃない。」
「私もそう思うよ そう言えば朝から さゆみちゃんを見てないなあ。」
「え どこ行ったんだろう。」
37 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/29(木) 10:19
さゆみは。
「あ 家が燃えてる。」
目の前の家がモンスターの仕業だろうか 炎を上げていた。
「な なんとかしないと。」
その時 中から 赤く丸いモンスターが現れた。
「ボ ボム。」
さゆみは驚く。
「どこから迷い込んだの? 火山の近くにしかいないはず なんでこんなところにボムが。」
「ふん 昔の話は今となっては 通用しないのだ。」
「しかも しゃべった。」
「獣モンスターを操ってるのは 私だよ。 これも ウィザーダー様の 命令でな。」
「ウィザーダー どこかで聞いたことある。」
「教えてあげようか? その名前 田中れいなが言っていただろう。」
「っ!!!」
さゆみは れいなの名前が出て 記憶がいっきに蘇る。
それと同時に 激しい怒りがこみ上げる。」
「おおっと フレイム。」
ボムがそれを察知して 炎を出す。
「マジックバリア」
炎は バリアーにはじかれる。
38 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/07/29(木) 10:27
「なかなか やるようだ。」
さゆみはブーメランを 投げる。
「おっと 浮遊モンスターに 飛び道具か? それは無理だろう。」
ボムは ばかにしたように言う。 
「ど どうしたら。」
「死ねばいいんだよ フレイムレイン。」
「うわああ。」
バリアーで防ぎきれなかった炎が さゆみを襲う。
「はは。 どうだ だてに モンスターやってないからな。」
しかし
「ん? 気配 誰だ!」
「さゆみちゃん だいじょぶ?」
「あさ美さん。」
「くっ 水晶使いか。」
「ブリザード。」
「どああ しかも 氷使い。 ウィザーダー様が 相手にしてるのは 炎か くそっ。」
「さゆみちゃん 逃げて。」
「いいえ 私は戦います。」
「す 水晶に。」
さゆみから 邪悪な力を感じる。
「ブリザード。」
さゆみが 吹雪を放つ。
「よし ブリザード。」
紺野も 冷気を出す。 二人のブリザードが ボムを直撃。
「うひゃああ これはたまらん メガ爆発。」
「はっ さゆみちゃん危ない。」
紺野が さゆみを突き飛ばす。
その瞬間 激しい爆発が周囲を襲った。
39 名前:紺ちゃんファン 投稿日:2004/07/29(木) 22:26
作者さま、更新どうもです。
前と同じくすいませんが私が見つけた訂正を。
×「さゆみちゃんが たまに漬かってたんだ・・・」
○「さゆみちゃんが たまに使ってたんだ・・・」
たぶんこうです。
内容はとっても好きです。って前にも書いたような気がしますが・・・。
とりあえず、続き、楽しみになりました。
待ってます。更新がんばってください。
40 名前:マコ 投稿日:2004/07/30(金) 07:11
どんどん指摘をお待ちしてます(まて)
見直してはいますが。
とりあえず 名前だけは正確に書きたいと思います。
41 名前:マコ 投稿日:2004/08/18(水) 00:10
はい お久しぶりで(汗)
最近 イメージが まったく湧かなかったもので。
更新します。 がんばります。
42 名前:マコ 投稿日:2004/08/18(水) 00:18
ええと 付け加え忘れました
明日の 午後です。 夜といったほうがいいかもしれません。
補修の後に書きます。
ええ 補修やってる間に イメージ固めます。
ええ ええ そうです。 さぼります。
でも 早く更新したいので。 
43 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/08/28(土) 21:46
激しい爆発が止んだ。
さゆみを庇っていた紺野が 顔を上げた。
「さゆみちゃん もういいよ。」
「ああ たすかった。」
「でも いきなり爆発するなんて さすがボムね。」
「あいつら 何を目的にこの村に来たんでしょう。」
「多分 さゆみちゃんと私の水晶よ。」
「これがですか? なぜ。」
「この世界には 四つの水晶が眠ってるの。 その内の1つが 私の水晶。」
「じゃあ これはもう1つの。」
「うーん それは違う。 さゆみちゃんのは 闇の水晶。」
「どこがちがうんですか?」
「私たちの持つ 光の水晶と さゆみちゃんたちが持つ 闇の水晶は 世界のバランスを取っているの。
でも その内の1つが欠けると バランスが崩れるの。」
「じゃあ。」
「うん 何かの水晶が 欠けるか 壊れるか もしかしたら やつらが間違った使い方をしているか。」
「どう言う事ですか?」
「分からない でも 私の知り合いに 水晶のことを知っている人がいる。
その人に会えば。」
「どこにいるんですか?」
ハイランド」
「ハイランド?」
さゆみは 何かを思い出そうとしている。
「さゆみちゃん?」
紺野が顔を覗き込むと さゆみの目が光った。
「れいな。」
「れいな?」
「昔 村を焼かれて 行く場所がない子を 助けたことがあるんです。」
さゆみの目は そのときのことを思い出そうとしているようだ。
「はぐれたの?」
「はい でも ハイランドに行けば会える気蛾するんです。」
さゆみは そう言い切った。
紺野は 何かが胸にこみ上げる。
(この子 不思議な力があるみたい。 
闇の水晶のせいかしら)
「どうかしたんですか?」
こんどは さゆみが覗き込む。
「うーん なんでもないよ じゃ 行こうか。」
「はい。」

44 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/08/28(土) 21:54
紺野たちは 船に乗り込んだ。
さゆみたちは 周りにやたら兵士らしき人がたくさんいることを気にしていた。
「紺野さん。」
「ええ 何かあるわね。」
紺野もそれが気になっていたらしい。
さゆみたちは 周囲に気を張り巡らせた。
さゆみの威圧感に 紺野は驚きを隠せない
(この子のどこにこんな威圧感が この子闇の水晶のとりこになってるのかしら。 違う もしかして 誰かを守っていたとか そうじゃないとこんな気ははれない。)
「さゆみちゃん。」
「はい」
「あなた 昔」
そこまで言うか 言わないかのとき。
「モンスターだぁ。」
兵士が叫ぶ。
「来た。」
「さゆみちゃん 戦えるわね。」
「はい やれます。」
船の奥に目をやる。 
無数のボムが 蠢いている。
「ボムですよ。」
「しかも 3対もいる。」
兵士が 剣を振っているが 1激も当たらない。
逆に兵士に火炎が浴びせられる。
次々と 兵士が倒されていく。
「紺野さん 行きましょう。」
「ええ。」
さゆみたちは 武器を構え ボムに向かっていった
45 名前:第2章 青い空と海と心 投稿日:2004/08/28(土) 22:12
「さゆみちゃん 1対お願いね。」
「はい た〜〜」
ブーメランが ボムめがけて飛んだ。
ボムにあたる。
「あれ?」
「気づいた? 村で戦ったボムは 何者かに改造されていたの。 こいつらは弱いよ。」
「よし ブーメラン連続投げっ。」
「せいけん みだれづき。」
二人は その1激でボムを倒す。
「ふう 爆発する前でよかった。」
「そうですね。」
「大変だ カンパンで 少女たちが襲われている。」
兵士が叫ぶ。」
「あさ美さん 行きましょう。」
「うん。」
紺野は 気づいていた。
(水晶の気配 里沙ちゃんだ 上にいるんだ。 それから もう1つの水晶の気配。)
走りながら 紺野は考える。
そして上に上がると・・・・。
新垣が 人間モンスターと。 そして一人は船から落ちそうになっている。」
「ふっふっふ。 死ね 水晶使い 新垣里沙。」
「そう簡単に 死なないわよ ファイア。」
「おおっと、 サンダー。」
「マジックバリアー」
「やるじゃないか ウィザーダー様に ここまで反抗するとは。」
「り 里沙ちゃん 落ちる。」
「れいな がんばって。」
その間にも 2対のモンスターが れいなに近づく。
「死ね ンガー」
「危ないっ ブリザード。」
紺野が放ったブリザードは 1対のモンスターを直撃。
「ぐえー だ 誰だ ぐふっ。」
「何だ?」
「あさ美ちゃん。」
新垣の後ろに立つ紺野を見て 新垣は安心のまなざしを向けた。
「れいな 今行くからね。」
「さ さゆっ。」
「そうはさせるか サンダー。」
「闇の力 ダークホール。」
「な なにっ。」
さゆみは 時空にゆがみを作り サンダーを吸い込んだ。
「お返しよ サンダー。」
サンダーは もう1対の モンスターをとらえた。
46 名前:マコ 投稿日:2004/08/28(土) 22:16
作者「はい 2章終わりです
さゆみ「なんですか この中途半端な終わり方は」
作者「だって 船で会っちゃうんだもん。」
れいな「作者が 会わせたんでしょう。 死ななくてすんだけど。」
さくしゃ「いや 主役死んでどうすんの?」
新垣「で これから どうするんですか?」
作者「赤と青の章にします。」
紺野「なるほど」
れいな「じゃあ 続きをお楽しみください」
作者「それ 僕の言葉なのに・・・・。」
47 名前:赤と青の章 友情と力 投稿日:2004/08/28(土) 22:26
さゆみはれいなを 船に引き上げた。
「ありがとう そして久しぶりね。」
「うん 強くなった?」
「分かんない まだ村のことがね。」
れいなは弱気になっている。
 どうやらさゆみに全てを打ち明け ともにすごした日々があるらしい。
いっぽう 紺野たちも。
「無事でよかった あさ美ちゃん。」
「まこっちゃんは?」
「分からない でもまずは ウィザーダーを なんとかしないと。」
「ほう 私をなんとかすると。 ちょうどいい 水晶が四つもそろうとは。
全部持って帰れば 大金星だわい。 死ね サンダーストーム」
「ファイアストーム」
「ブリザートルネード」
3人の技がぶつかり合う。
れいなとさゆみは その様子を見ているしかできない。
「あの二人すごい。」
「あの人たちはいったい。」
れいなは さゆみにくっつくように見ている。
しかし さゆみはそうされながらも何かを見ている
「さゆ。」
れいなは 分かっているように さゆみから離れた。
3人の技がぶつかり合う。
さゆみの目が光った。
「そこだっ 闇の力 ダークボール。」
黒いボールが 技の中心に飛ぶ。
「な 何だと尾。」
「よーし ブラックファイアー」
れいなも技を放った。
ウィザーダーに 全ての技がヒットした。
「うぎゃーーー そんなばかな タンポポ部隊の一人である私が 私が。 や 矢口さま お許しください ギャ〜〜〜」
ドッグアーン ウィザーダーは 激しい爆発を残し 姿を消した。
おそらく 体が残らないほどの 爆発だったのだろう。
4人は アンドの表情を浮かべた。 
48 名前:赤と青の章 友情と力 投稿日:2004/08/28(土) 22:32
「やったわね。」
紺野が言う。
「うん やっぱりあさ美ちゃんだよね。」
そして新垣は 二人に向き直ると
「初めまして 新垣里沙です。」
「初めまして 道重さゆみです。」
さゆみも挨拶を返したのである そして 新垣とさゆみは 握手を交わす。
「あの あさ美さん。」
「うん 部屋 使っていいよ。 久しぶりにあったんだもんね。」
「そうだよ れいなもゆっくり話して。 私たちのことは 落ち着いたら出いいから。」
「うん ありがとう 里沙ちゃん。」
「ありがとうございます あさ美さん。」
二人は 部屋に向かった。
「中よかったんだ。」
新垣は 微笑ましいと言う感じで二人を見送っている。
「そうだね。」
紺野も それに習った。
49 名前:外伝 さゆみ れいな 投稿日:2004/08/28(土) 22:51
部屋に入ると れいなが話しかけてきた。
「さゆ 会いたかった ずっと。」
「れいな 強くなった?」
さゆみは 先ほどと同じ質問をぶつける。
「ぜんぜん。 闇の水晶を持ってるのに さゆと一緒にいたのに おかしいよね。」
「おかしくないよ。 だって あのころかられいな 私から 離れたことなかったじゃない。」
「嬉しかったから ずっと私を見ていてくれた さゆがいて。」
「私は何もしてないよ。」
「うーん 嬉しかった それに 里沙ちゃんも嬉しかった。 宿屋で あの夢を見て泣いてたとき 私を抱いてくれた さゆに続いて2番目だった。」
「そうなんだ れいな。」
「なに?」
「れいなを攻める人間もいるよ。 でも れいなを守る人間もいるんだよ。」
「うん だんだん 分かってきた気蛾する。」
「そう。」
そう言うと さゆみはベッドにもぐりこんだ。
れいなも それに続く。
「今日は 休んでおこうよ 明日から大変だろうし。」
さゆみがれいなを見る。
「そうだね 私も疲れた。」
れいなは ベッドに入ると 寝息を立て始めた。
さゆみに会えた 嬉しさと安心感から すぐに眠れたのだろう
さゆみは目を閉じた。
そして さゆみもまた 夢の世界に落ちていった。
50 名前:外伝 新垣 紺野 投稿日:2004/08/28(土) 22:59
紺野たちは 大広間の隅にいた。
「二人 もう寝たかしら。」
「うん れいな 疲れてたみたいだし。」
「さゆみちゃん とっても不思議な子だよ。」
「へえ どんな?」
新垣は 紺野に近づく。
「強い気を持ってる 誰かを守って痛んだよ きっと。」
「れいなだと思う。」
新垣は 宿での話しをした。
「ふーん れいなちゃんのことは さゆみちゃんから聞いてたけど そんなことが。」
「れいな とっても弱い子なんだよ うーん 弱くなってるんだと思う。」
「私もそう思った。 でも しょうがないよね あんな過去があったんじゃ。」
「でも いつかれいな 強くなると思うよ。 村を焼いたのは れいなだけど それを笑ったやつらを見つけて行けばきっと。」
「うん そだね。」
二人は笑った。
「まこっちゃんも きっと生きてるよね。」
紺野が 聞く。
「生きてる きっと。 いや 絶対に。」
二人もまた さゆみたちと違う部屋に戻っていった
「明日から大変だよね あさ美ちゃん。」
「ハイランドに 行くんでしょ。 きっと敵も いる。 そう簡単に 水晶の情報は あたえたくないだろうし。」
「そだね。」
二人も 眠りの世界に落ちていった。
51 名前:闇の世界では。 投稿日:2004/08/28(土) 23:19
闇の世界では・・・・。
「なんてこと。 ウィザーダーが。」
「矢口 どうするの?」
矢口と呼ばれた女が腕を組む。
「なっち 私らタンポポには まだ二人のまどうしがいる。」
「じゃあ そいつらを送り込めばいいんじゃないの?」
「そのつもりだけど。」
「ハイランドに 送り込むんでしょう。」
後ろから また一人の声が聞こえる。
「市井ちゃん。」
市井と呼ばれた女は 剣を握り締めている
「相変わらずね その姿。」
「なっちもね。」
なっちと呼ばれた女も 杖を地面についている。
「矢口 私ら プッチの 3人も送り込んでいいかなあ。」
「ん?  市井ちゃんの頼みなら いいよ。」
「やったね。 ハイランドで やつらを足止めして 残りの水晶もいただいちゃえばいいなぁって。」
「さっすが 頭いいねえ。」
なっちが杖で 市井の肩を軽くたたいた。
「まあね。」
「よっしゃっ プリースト ファイター いでよっ。」
二人の人間らしい姿が現れる。
「お呼びでしょうか 矢口様。」
「うん ウィザーダーがやられた。 あんたたち二人は ハイランドに行き やつらを足止めしなさい。」
「はっ。」
「いでよ サンダー ファイア ブリザード」
3人の戦士が現れる。
「矢口の手下たちといっしょに ハイランドに行きなさい。」
「はっ おっしゃるとおりに。」
5対のモンスターたちは 消えていった
「さてと 私らも準備しようか。」
「ハロー王国に 行くのね。」
「うん タンポポとプッチでね。」
「へえ。 じゃ 私もモンスターを 償還しようかなぁ。」
「え。」
「来なさい ドリーマー。」
虫のようなモンスターが現れた。
「お呼びですか?」
「ええ。 れいなの夢に入り込んで 遊んであげなさい あ 殺しちゃだめだからね。」
「はい 分かりました。」
「ああっ ずるーい。」
「ふっふーん 早い者勝ちだもんねぇ。」
なっちは微笑む。
悔しそうにそれを見る 矢口と市井。
「っま 遊ぶだけだから っね。」
「しかたないか矢口。」
「そだね。 すぐ返してよ。」
「うんうん 分かってる。」
「分かってないような。」
 
52 名前:赤と青の章 友情と力 投稿日:2004/08/28(土) 23:55
れいなは夢を見ていた。
「さ 寒い 死にそう。」
れいなは 雪の古山を歩いていた
「そうだ 私は村を焼いたんだ。
それで 行く場所を探してるんだ。
でも寒い。」
れいなはとうとう倒れてしまった。
「ああ ここで信者生んだ。 お父さん お母さん ごめんなさい。」
れいなは そのまま 気を失った。
ーーーーーーーーーーーーーーー
次に目覚めると 部屋にいた。
「ん? ここは?」
「気がついた?」
れいなと同じくらいの少女が 顔を覗き込んでいる。
「よかった。 びっくりしちゃった 真冬の山の中で倒れてたんだもん。」
「私 生きてるの?」
「うん 生きてるよ。 私 道重さゆみ あなたは?」
「田中れいな。」
「れいなかぁ よろしくね。」
そう言うと さゆみは にこっと笑った。
「ねえ。」
「なに?」
「なんで やさしくしてくれるの?」
「なんでだろ。 分かんないや。」
「分からなくて やさしくできるの?」
「それも分かんない でも できるからできるんだと思うけど なんで?」
「なんでも ないよ。 ありがとう。」
「へんなの。」
さゆみは また笑った
「私へんだもん。」
れいなも笑った。
(そうだ このとき私は 久しぶりに笑えたんだ。 そして。)
「ねえ さゆ。」
「ふぁ? 私?」
「あ ええっと なんて呼べばいいのかな。」
「さゆでいいよ なんかかわいい。」
「自分のことなんだけど。」
「私かわいいもん。」
「ああ そう。」
「で なに?」
「あっ えっと。」
れいなは 初めて会う人に 今までのことを話した。
「それで 行き場所がないの?」
「うん。」
れいなは 不安だった 追い出されたらどうしようと。
「じゃあ ここに 住めばいいじゃん。」
「え?」
「だって 行くところないんでしょ。 じゃあいいじゃん。」
「私 村焼いたんだよ。」
「でも その前に 化け物が火をつけたんでしょ。 れいなだけのせいじゃないよ。」
「さゆ。 ありがとう。」
れいなはまた 笑った。」
(あのときは うれしかったなぁ。)
それから しばらくは 楽しい日々が続いた
しかし れいなの中では ある決意も固まっていた。
53 名前:赤と青の章 友情と力 投稿日:2004/08/29(日) 00:12
しかし モンスターは突然襲ってきた。
「うっしっし。 田中れいなみぃつけた。 遊んじゃうもんねぇ。」
れいなの夢は突然変わった。
「あ あんた誰?」
「俺はドリーマー お前の夢はのっとった そしてお前ものっとった。」
「な なんで。」
「さあ 来い。」
「い いやだ たすけて たすけて さゆ。」
さゆみは目を覚ました。
れいながうなされている。
「れいな れいな ねえ れいなったらしっかり。」
「さゆ うーん たすけて。」
「れいな れいな そうだ あさ美さんたちなら。」
さゆみは部屋を飛び出した。
乱暴にノックする。
 「あさ美さん 新垣さん 起きてください れいなが れいなが。」
「うーん さゆみちゃんなの。」
「どうしたんだろ。」
二人が部屋から出ると。
「大変なんです れいな うなされてて 目を覚まさないんです。」
「え。 なんで。」
3人は れいなのもとに向かった。
「れいな れいな。」
「れいなちゃん しっかり。」
新垣の表情が硬い。
「どうしたの 里沙ちゃん。」
「これは ドリーマーの仕業かもしれない。」
「ドリーマーって あの 夢を操る。」
「そう だとしたら大変だわ。 早く助けないと。」
「でも どうすれば。」
さゆみが聞く。
「私の特技よ。 ごー ドリーム。」
紺野が 呪文を唱える。
3人を強烈な眠気が襲う。
次に3人が目覚めると 暗い町にいた。
「ここが れいなの夢。」
さゆみが聞く 辺りを見回すと 人が何人もいる。
「おや? 新しい人だねぇ。」
「あなたたちは?」
「私らも ドリーマーに取り付かれた物たちだよ。」
「この子は とても弱くなってる。」
「なんでそれが。」
「夢と言うのは その人の心 その物。 空が暗ければ暗いほど 弱くなる。 このこは 弱さに取り付かれてしまっている。」
「それで ドリーマーに目をつけられて 今彼女は 向かい側に立つ 塔につかまってる。」
「助けに行かないと。」
さゆみが言う。
「おいおい ドリーマーに 戦いを申しこむのかい?」
「きをつけてな。」
3人は 塔に向かった。
54 名前:赤と青の章 友情と力 投稿日:2004/08/29(日) 00:16
さゆみが先頭を歩く。
辺りは真っ暗闇 何も見えないに等しい。
新垣の炎が 道を照らしている。
すると 塔の前に突然モンスターが現れた。
「けけけ 来た来た ばかなやつらが。」
「あんたがドリーマーね。」
紺野が聞く。
「答えなくても分かってるくせに。」
「れいなを返して。」
さゆみがブーメランを構える。
紺野たちも 剣をぬく。
「けっ 勝てるわけ無いじゃん 無理無理無理。」
「やってみないとわからないじゃない。」
「じゃあ 試してみろよ。」
「言われなくても やるわよっ。」
さゆみたちはドリーマーに 戦闘をいどんだ。
55 名前:赤と青の章 友情と力 投稿日:2004/08/29(日) 00:26
「ブーメラン連続投げ。」
「おっと あたらないよ。」
ドリーマーは 体を霧のようにした。
「なっ。」
「毒攻撃。」
ドリーマーの霧が さゆみを包む。
「う うわあ。」
「さゆみちゃん。」
「体が 痺れる。」
「毒ね。 ファイア。」
「あたらない あたらないって。」
霧とかしたドリーマーには 全ての攻撃があたらない。
「どうすれば。」
「だから言っただろうに 俺を倒すのは無理なんだよ。 れいなが弱ければなあ。」
ドリーマーは 笑ってみせる。
「くっそう。」
紺野が 爪を振り下ろす。
はは あたらないって そーれ 突風。」
「うわああ。」
3人は飛ばされた。
気がつくと もとの場所にいた。
「だから 言っただろうに やつは倒せない。」
「ええ。 少なくとも今のままでは。」
「あさ美ちゃん?」
「ドリーマーは言った。 れいなが弱ければ。
ここは れいなの夢の中。 だからきっと れいなの強い心もどこかにいるはず。」
「そっか。 れいなの強い心を連れて行けば。」
「さゆみちゃん それにはさゆみちゃんの力が必要なの。 手伝って。」
「はい れいなを助けるためならなんでも。」
「そういえば 塔の反対側の川のそばに ドリーマーは ちかよらないなぁ。」
「そこだ。 行こう皆。」
紺野がこんどは先頭になった。
さゆみは 心に誓った
「れいな 絶対に助けるからね。」
56 名前:紺ちゃんファン 投稿日:2004/08/29(日) 14:00
作者さま、更新どうもです!
れいな、どうなるのか!?
みんな!がんばれ!
それでは作者さま、誤字 脱字に気をつけてがんばってください!
57 名前:マコ 投稿日:2004/08/29(日) 16:55
長々とお待たせしました。
けっこう苦しい突込みを・・・・。
がんばります。
58 名前:赤と青の章 友情と力 投稿日:2004/08/29(日) 17:51
闇が広がる。
そのほかには 生き物も なにもいない。
「れいな こんなにつらい思いをしてるんだ。」
さゆみが寂しげな表情を浮かべる。
「さゆみちゃんがそれで どうすんの。 さゆみちゃんの力が必要なんだよ。」
新垣が背中を押す。
「そうだよさゆみちゃん。 れいなちゃんだって さゆみちゃんが必要なんだと思うよ。」
「はい。 そうですよね。」
向こう側につり橋が見える。
あそこの向こう側に れいなの強い心がいるのかもしれない。」
「あさ美ちゃんもそう思う?」
「行きましょう。」
3人はつり橋を渡った。
すると川が見える。 れいなは確かにそこにいた。
「れいな。」
さゆみがかけよった。
「さゆ。」
「あなたが れいなの強い心?」
「私は昔そうだった。 でも あの事件いらい 私は。」
「れいな 今あなたは 危険なの。 あなたの力が必要なのよ。」
「でも 私には何もできない。」
「れいなだけががんばらなくていいんだよ。 私らもいるじゃん。」
「そうだよれいなちゃん。 私らを信じて。」
紺野が れいなの手をにぎる。
「すごい。 すごい力を感じる。」
「どれ。」
新垣が 反対側の手を握る。
「ほんとだ。 れいなちゃん 勝てる、あなたなら ドリーマーに勝てる。」
「ほんと ですか?」
「勝てる 私が言うんだもん 勝てるよ。」
「うん さゆ 私がんばる。」
れいなの強い心が 仲間に加わった。
59 名前:赤と青の章 友情と力 投稿日:2004/08/29(日) 17:55
そのとき 辺りが明るくなってきた。
「れいなの心が。」
「うん 今ならドリーマーに勝てる。」
「れいな 行こう。」
4人は塔に駆け出した。
「れいな もうすぐ助かるよ。」
さゆみがつぶやく。
暗いときには分からなかったが れいなの夢の中には すばらしいしぜんが広がっている。
「れいなちゃんって きれいな心を持ってるんだね。」
紺野は 周りを見る。
「あさ美ちゃん 塔が見えてきたよ。」
「ドリーマーは あの中に。」
4人は 塔に入っていった。

 
60 名前:赤と青の章 友情と力 投稿日:2004/08/29(日) 18:39
「これって すごい迷路。」
4人を待っていたのは いくつもの道が入り組んだ 大迷宮だった。
「だいじょぶです。 私分かります。 私のいるところが」
「さすがれいなの強い心。」
3人はれいなに続く。」
「でも 遠いわね。」
紺野が前に進もうとすると
「待ってください 罠です。」
「え?」
れいなは 石を投げ込んだ。
すると 大きな岩が音をたてて落ちてきた。
「危ない危ない。」
3人は 集中する れいながいなければ 今頃ドリーマーに 殺されていることだろう。
他にも 炎の噴出する罠や 巨大な刃物が落ちてきたり 落とし穴の下に 針山があったりの罠を抜けて 4人はついに ドリーマーのもとへたどりついた。
61 名前:赤と青の章 友情と力 投稿日:2004/08/29(日) 20:45
「なんだとっ れいなの強い心を。」
「ドリーマー もうお前の好きにはさせない。」
さゆみがにじりよる。
「ふん お前らに何ができるんだ もう1どぶちのめす。」
ドリーマーは 霧になる。
「ブリザード。」
さゆみの放ったブリザードは ドリーマーをすり抜ける。
「やっぱり だめだ。」
「ああっはっはっは だから言ってるだろうに メガフレア。」
ドリーマーは 力をため 体中から炎を噴出させた。
辺りに火炎がほとばしる。
さゆみも 対抗してブリザードを放つが 力の佐賀ありすぎる。
ドリーマーにどんどん炎で押されて行く。
「マジックバリア」
紺野がバリアをはる。
新垣もバリアをはるが バリアをはっているときには身動きが取れないのだ。
残りの戦力はさゆみだけだ。
しかし 二人のバリアでも ぎりぎりである。 もう少しで破られてしまう
「ふん こいつをくらえ サンダーブラスト。 
「くそっ あれをくらったら バリアなんて粉々よ。」
新垣は 攻撃態勢を取る。
「私がやります。 ブリザード。」
さゆみが ブリザードを放つ。
しかし 力の差はあきらかだった。
「お前たちには なーんにもできないさ 俺の前ではな。」
そのとき れいなが叫ぶ。
「私が 力を出せば よしっ 融合。」
れいなの心は 淡い光を放ち そして姿が消えた。
頭の中に直接声が響いてきた。
「今です ドリーマーの力を封じ込めました。」
「なっ 何だと。」
「だってさ ブリザード アンド ブラックボール。」
二つの魔法が合わさり ドリーマーにすさまじいダメージをあたえた。
「うわあああ。 まさか そんなばかな。」
「ひっさつ フレアボール。」
新垣は 炎の玉をドリーマーに投げつける
さゆみの技を受けていたドリーマーには よけるほどの時間はなかった。
「ばっ ばかな。 な なっちさま お許し尾 ガーーー。」
ドリーマーを倒した。
62 名前:赤と青の章 友情と力 投稿日:2004/08/29(日) 20:49
さゆみたちが 次に目を覚ますと 船の中だった。
「とりあえず 戻って来れたんだ。」
「おはよ さゆ。」
「れいな。 よかった。」
「皆 ありがとう 私また やれる気蛾してきた。 私がやれることはやって行こうと思うの。」
「うん れいな それがいいよ。」
「れいなちゃん これからもよろしくね。」
4人は握手をかわす。
外をのぞくと 朝日が上るところであった。 大陸が見えてきている
「ついた ハイランドだ。」
「ここに 水晶の秘密があるんだよね。」
「うん あさ美ちゃん れいな さゆみちゃん がんばろう。」
そして 4人の希望を乗せた船は ハイランドへと近づいて行った。
63 名前:第3章 いかづちの示す道 投稿日:2004/08/29(日) 21:10
ここは ハロー王国。 この大陸上で もっとも大きな国である。
その国の城の前に 小川麻琴はいた。
かつて 紺野 新垣とともに過ごしていた日々を思い出すことはなくなっていた。
彼女は彼女の道を探すべく このハロー城の前に数々の人間とともに立っている。
彼女の目的は この城の兵士になること。
そのための採用試験を受けるのだ。
しばらくして 城の門がゆっくりと開き 中から兵士が出てきた。
「皆の物。 城の兵士採用試験を受けること 感謝する。 しかし 試験は過酷だ。
 中途半端な人間は 命を落としかねない そこをしっかり知っておくこと。 半端な気持ちで兵士になって欲しくはないのだ。」
兵士の言うことはもっともだ。 ここ最近は ハロー王国にも モンスターが現れるようになり 兵士だけでは手に負えないほどになっている。
「試験は 三つの項目を用意している。 1つ目は まあ 腕試しだ。 
ではまず その試験からはじめる。 今ここにいる人間は 全部で40名 10名ずつチームを組んでもらい 南 北 東 西に向かってもらう。
その方角には モンスターたちの集団がいると情報が届いている。 無事モンスターを倒し 戻ってこれたものは 第2試験を受ける資格がある。
それでは ゆけっ。」
10人に分かれた集団は それぞれの方角に散らばって言った。
小川は 南のチームに入っていた。 隣を走っている男が話しかけてきた。
「おじょうちゃん。 危ないから帰りな。」
「・・・・ 私をなめないでくださいよ。」
「まあいい。 モンスターに会えば分かるさ 自分の弱さを。」
小川は男の言葉など 耳に入らない様子で ただ前を見て走り続けている。
すると 向こう側にゴブリンの群れが見えた
「行くぞ 物どもー。」
男が先頭を切った。
ゴブリンもさまざまな武器を持ち 襲い掛かってくる。
小川以外の人間は 剣を振り ゴブリンを 1対1対倒していく。
「私は面倒なことはきらいなの サンダーストーム。」
辺りにいかづちが走り ゴブリンを10対は倒した。
「へえ やるねえ 魔法が使えるんだ。 じゃあおれも トルネード。」
まどうしのような男が 魔法を使う。 ゴブリンはあっという間に全滅した。
64 名前:第3章 いかづちの示す道 投稿日:2004/08/29(日) 21:19
しかし おくから大きなゴブリンが現れた。
「この 俺様を倒せるかな?」
ゴブリンは 斧を振りかざし襲い掛かってくる 小川はすばやく交わす。
「あれにやられたら 頭はつぶれるわね。 魔法剣 サンダーブレード。」
小川は いかづちをこめた剣を ゴブリンの斧にたたきつける。
「ほう やるなぁ よーし そうだ そうでないとおもしろくない。  岩石レイン。」
ゴブリンは体を震わせ 大岩を小川たちにふらせた。
「あぶねえ あぶねえ。」
交わすので必死な戦士たちを横目に見ながら 小川は何かを伺っている。
「おじょうちゃん 見えるんだね 協力するよ。」
「ええ 助かります。」
二人は岩をよけながら 何かを読んでいる。
「そこだぁっ トルネード。」
「サンダーストーム」
二人の魔法が 一瞬の隙を見せたゴブリンにちょくげきした。
「うぎゃあああっ ま まいった 俺の負けだよ。」
ゴブリンは 逃げていった。
「ふう 危なかった。 なあ おじょうちゃん。」
「ええ でも 助かりました。 私 小川麻琴です。」
「ロジャーだ よろしくな。」
二人は握手を交わすと 城へ戻っていった。
65 名前:第3章 いかづちの示す道 投稿日:2004/08/30(月) 20:01
第1試験はかなり楽なものだと小川は思ったことだろう。
生き残った人間は なんと全員。
「ほう なかなか力があるようだ。
さて 第2の試験をはじめる。
ここに箱がある。 この中には これから諸君に向かってもらう 試練の塔で 取ってきてもらうアイテムが書いてある。
それを無事持ってこれたものが 第3の試験を受ける権利を手にすることが可能だ。」
小川は無言で紙を開く。 中にはドラゴンの爪と書いてある。
「この試験は一人ずつ向かってもらう。 では ここから北に試練の塔がある。 いけっ。」
兵士の言葉で いっせいに走り出す。
小川は考え先ほどあった ロジャーのことを思い出していた。
(魔法を驚かずに見てた。 何者?)
北へ伸びる道を抜け 山の中腹辺りに立つ試練の塔は いかにもと言う不陰気だ。
小川はとりあえず 塔の周りから探索することにした。
木が生い茂る周辺には何もなさそうだ。
「ドラゴンの爪。 あさ美ちゃん 生きてるかなぁ。」
紺野のことを思い出す小川。 小川の中で 心の変動がおころうとしていた。
「じゃあ 塔に入りますか。」
小川は入り口を探した。
周りを歩くがそれらしいものは見当たらない。
「あれか?」
上に まどの様な入り口がある。
小川は 外壁をよじ登りなんとか入り口から入り込んだ。
66 名前:第3章 いかづちの示す道 投稿日:2004/08/30(月) 20:13
中は意外と明るく広かった。
遠くで剣を叩き合う音が聞こえる。
小川は1階部分を調べる。
「ほう また来たな 挑戦者20人目だ。 どうだい? 腕試しをしないかい? 私を倒したら 中に入ることを許可しよう。」
「ええ 喜んで 生きますよ。」
塔の兵隊が襲ってきた。
「私の剣捌きをよけきれるかな? みだれうち。」
剣を構え すばやい動きで走り回る。
小川は少しの間様子を伺ってから。
「そこだ! いなずまぎり。」
剣に雷をこめて 振り上げる。
「ほっ そうだそうだ 言い忘れていたが お前の前に戦った男も その前にたたかったお前くらいの女も魔法を使ってね そろそろ読めてきたんだ。」
「そうですか。 ではこれは読みきれましたか ポイズンショット。」
黒い玉が兵士を包む。
「ぐあぁ さすがにこれはな。 でもまだまださ 真空切り。」
かまいたちが小川を切り裂いたと 思っていた兵士は 驚愕した。
「な なぜ。」
切り裂いたのは 塔の壁であった。
「私のもう1つの得意技 高速移動。」
「そうだったのかっ しかたない 合格だ ドラゴンの爪は この先にある。 それを持ちお城に戻りなさい。 第3の試験が待っているはずだ。」
「ありがとうございます。」
小川は道をあけてもらい 先を急いだ。
すると 突き当たりに宝箱を見つけた。
小川は 箱を開いた 中には爪が入っていた。
「これさえあれば。」
小川は爪を持ち お城に戻っていった。
67 名前:紺ちゃんファン 投稿日:2004/08/30(月) 23:12
ふむ、おがーさんはすげぇですなぁ・・・
冷静ですし。
>>57マコ さま。
あっ・・・(汗
気にさわったならすいませんm(__)m
では・・・次回更新待ってます。
68 名前:マコ 投稿日:2004/08/30(月) 23:29
いえいえ 全然かまいませんよ。
あまり注意してないもので(謝)
それにしても この小説 全然キャラがあっていないような
さゆみとれいなだって キャラてきには反対な気蛾しなくもないですけど。
ここにはここの世界があると思ってくださいな(逃)
もう少し書きますね。
明日から学校がはじまるので またなが〜〜〜い休みに入ってしまう可能性があるので。
できるだけ書いておきます。
どうかまた指摘とかお願いします。
69 名前:第3章 いかづちの示す道 投稿日:2004/08/31(火) 00:10
さすがに全員は戻ってこなかった。
「それでも 32名だな。 よしっ それでは 第3の試験を受けてもらう。
いくら腕のいい戦士でも 大人数は必要ない。
そこで ここから16名を選ばせてもらう。
しかし こちら側が選ぶのもなんだ。 そこで 公平にバトルをしてもらう。
二人ずつチームを組み戦ってもらう。」
受験者は 大きなリングの前につれてこられた。
「ここの中から 紙を1枚持ち 同じ数字の人間とチームを組んでもらう。 できしだい戦闘開始だ。」
小川は紙を広げ 中に3の文字を確認した。
「すみません。 何番ですか?」
小川くらいかそれより年下の少女が話しかけてきた。
「3です。」
「よかった 私もです。 私 亀井絵里です。」
「小川麻琴です。 よろしく。」
「さあ きまったようだな。 では 1番と 2番から試合をはじめる。」
皆剣が主要の武器らしい。 物理攻撃が得意そうである。
「でも。」
小川には 気になる人間たちがいる。
そう ロジャーと名乗ったまどうしである。
「魔法を驚かずに見るって琴は それなりに魔法経験が。 でもなんで? 風系統の魔法も使ってたし。」
「試合終了 2番の勝ちだ。」
小川は ふと自分の水晶をながめた。 緑の水晶 雷をあやつる水晶である。
「言い忘れていたが 試合に勝ったものは負けたもののアイテム つまり試練の塔で得たアイテムのうち 1つを得ることができるからな。 では 3と4 リングへ上がれ。」
小川と亀井は お互いを見てからリングへ上がった。
70 名前:第3章 いかづちの示す道 投稿日:2004/08/31(火) 00:23
相手は おそらく戦士であろう。 剣と縦を持っている。
「亀井ちゃん あなた武器は?」
「これです。」
長い槍を見せる。
「上等。」
小川も剣をぬく。
「初め。」
戦士たちは まず亀井に襲い掛かってきた。 亀井はすばやくよけ 槍で 一人の縦をつきぬいて見せた。
「へえ なかなか強いじゃん 魔法剣 サンダーブレード。」
小川も目の前の戦士に得意な技をぶつけた。
「試合終了。 3番の勝ちだ。 アイテムを選べ。」
小川は 二人のアイテムを見た。
「あれ? これは?」
何かの部品であろうか。 八つほどに分かれたと思われる 石版の1部だ。
「これを得ます。」
「いいだろう。」
「そんなもの どうするんですか?」
亀井が聞いてくる。 確かに こんなものはどうしようもないだろう。
だが 小川の中には 何かがこみ上げてきていた
(また 力をあわせろってことかな?、 それもいいかもね。 次勝つことができたら 旅に出てみようかな)
次々に試合が行われ 16人が決まった。
「いっそのこと このままのメンバーで決めちゃえばいいんじゃないですか?」
一人の男が聞く。
確かに 初めに言ったことと今の現実は あっていない。
「そこが王様のおもしろい所なのだ。 この試合にかっても 次負けると後がないのだ。
勝ち組は 勝ち組で。 負け組みは 負け組みで試合を行い 4チーム 8名ずつを選ぶ。」
「おもしろいというか びみょうだね。」
小川は笑う。
そして 次の試合がやってきた。 あいては なんとロジャーであった。
71 名前:第3章 いかづちの示す道 投稿日:2004/08/31(火) 00:34
「おっ 君は前にあったねえ。」
「あなた 何者ですか? 魔法を使える人間は そんなにいない。 あなたはいったい。」
「ふん ばれていたようだなあ。 実は私は人間ではないのだ 魔族 なっち様の手先 ケルベロスさ。 ちなみに俺の横にいるやつも 同じ手先のグリフォンさ。 たまたま同じ組になることができたよ。 おじょうちゃんの 雷の水晶 そしてその横のおじょうちゃんの 闇の雷の水晶 二つまとめていただこうではないか。」
「亀井ちゃん 水晶持ってるの?」
「これ ですか?」
亀井は 水晶を出す。
「でもこれは 家に昔からあったもので 旅に出るときに母親から受け取ったものなんです。」
どうやら亀井は 水晶の力を知らないらしい。
「ふはあっはっはっは。 水晶の価値も分からないやつに水晶を持たせておくのはもったいない さあ わたしてもらおうか。」
グリフォンとケルベロスが襲い掛かってきた
「竜巻。」
グリフォンが 竜巻を起こす。
「う うわああ。」
「亀井ちゃん つかまって サンダーストーム。」
「はは きかないよ 激しい火炎。」
辺りを灼熱の火炎がおおう。
「うわっ シールド。」
バリアを亀井にはり 自分は炎をあびる小川
「小川さん。」
「だいじょぶ 私は。 サンダーストーム。」
「効かぬ 効かぬぞ。」
(どうしよう このままじゃ小川さんが。)
亀井は考え ふと水晶を見る。
「お願い 私に力を。」
すると水晶が光だし 強烈ないなずまがモンスターを襲う。
「な 何だ? 何がおこっているんだ。」
「亀井ちゃん それは 闇の魔法 ダークサンダー。 わたしも 光の魔法 ホーリーサンダー。」
小川と亀井の技が 2対のモンスターにぶつかる。
「ば ばかな。 くそっ もう少し時間が稼げれば タンポポとプッチが たどりつけたのに。 無念 ぐはあああ。」
2対のモンスターは 激しい爆発を残し 姿を消した。」
72 名前:第3章 いかづちの示す道 投稿日:2004/08/31(火) 00:45
「試合終了。」
小川と亀井は 二人のモンスターの残した ホーリーランスと サンダーソードを手に入れた。
「では 兵士に。」
「すみません 私はいいです。 私にはやるべきことがあります。 この世界を守るために ハイランドに行きたいと思っています。」
「しかし 兵士になるためにここに来たのではないのか?」
「最初はそうでした。 でも この爪を見たときに 昔の仲間のことを思い出したんです。 それと この水晶のことも思い出しました。
私は戦うことにしました。」
「私も連れて行ってください。」
「え?」
「私にも昔の仲間がいます。 名前は 田中れいな。 村を焼き それから行方不明になっているんです。 兵士になろうと思ったのは れいなを探すことを目的にしたから 兵士になれば さまざまな国の情報が得られるから。」
「そうだったんだ。」
「それなら 南の港から 2時間後に船が出る ハイランドに向かったら まずは冒険者が集う 酒場がある。 まずはそこに行くといい。 力を蓄えたならまた ここに戻ってくるがいい。 この山の奥には 水晶のことを知っている 3賢者がいる。 その3賢者に勝つことができたなら 水晶の情報が得られることだろう。
闇の世界では 闇の娘。が 動き出している。 十分気をつけて行きなさい。 それからこれは 私たちから せめてもの贈り物だ。」
小川たちは 少しのお金と 先ほど小川が回収した石版の1部と同じような石版が握られていた。
「これは 闇の石版 八つ集めれば 道は開かれるであろう。 がんばりなさい。」
「はいっ。」
二人は返事をすると 港に向かった。
73 名前:第3章 いかづちの示す道 投稿日:2004/08/31(火) 01:04
港についた二人は 船を待ちながら お互いの話をしていた。
「その れいなちゃんって子 どんな子だったの?」
「あまえんぼうの とってもかわいい子だった っと言っても私と年が 近いんだけど。」
「へえ そうなんだ。」
「私たちは 小さな村で 楽しく暮らしてたんだ。 でも モンスターたちが村を焼いちゃって。
それで お父さんも お母さんも そして れいなのお父さんも お母さんも死んじゃった。」
「・・・・。」
小川には何も言えなかった。
「れいなは お母さんたちが死んじゃったことにきれて 村をさらに焼いたの。 水晶で。」
「っ!。」
小川には 驚くしかできなかった。
「で れいなちゃんは 今生きてるの?」
「分からない 私怖くて 気を失っちゃって 目が覚めたら 皆いなかった れいなもいなかった。 夢だったらどんなによかっただろうにね。」
亀井は 寂しげな顔をする。
小川は また黙ってしまった。 
「私には 親がいないの。」
「小川さん?」
「覚えてないんだ 記憶にあるのは 船の沈没事故。 私は お父さんと二人っきりで暮らしてた。 でも 地震と津波のせいで お父さんとはぐれちゃって。 おとうさんは生きてるよって皆言ってくれたけど 私にはそうは思えなくて。」
「小川さん お互い大変な過去を持ってるんですね。」
「でもね 私の仲間 あさ美ちゃん 里沙ちゃん あと 愛ちゃんも。 私にはとっても優しかった。 でも 皆が皆違うことをしたいからって ばらばらに なっちゃったんだけど。」
「そうだったんですか。」

74 名前:第3章 いかづちの示す道 投稿日:2004/08/31(火) 01:09
小川たちは 海を眺めている。
「きっと皆生きてますよね。」
「うん 皆生きてる。 きっとまた会える。」
小川がそう言ったとき
「船が来たぞ。 ハイランド行きの船だ。 乗る人 急いで急いでえ。」
「行きましょう小川さん 私たちには やることがあります。」
「そうだね。 よろしく。」
小川たちは 船に乗り込んだ。
青い空と海が広がる。
(きっと生きてる お父さんも生きてるよね。)
小川は 水晶をながめた。
亀井は その横で 海をじっと見つめている。
(れいな 生きてて きっとまた会えるよね。」
二人の希望を乗せた船は ハイランドへ向かうのだった。
75 名前:マコ 投稿日:2004/08/31(火) 01:11
はい 3章まで終わりました。
へたれですみません。
4章では いよいよ 高橋愛が登場します。
そして 彼女と旅する4期の 仲良し二人組みと言えば・・・・。
たぶん もうお分かりでしょう。
海を部隊にしようと思っています。
お楽しみに。
76 名前:紺ちゃんファン 投稿日:2004/08/31(火) 21:01
マコさま。更新どうもです。
あの〜・・・言いにくいのですが、間違いが少々・・・
>69の
×「魔法を驚かずに見るって琴は それなりに・・・・・・・」
○「魔法を驚かずに見るって事は それなりに・・・・・・・」
たぶんですけど・・・間違ってたらすいません。
あと、確信はないのですが、
>74の
13行目(?)なんですけど、喋ってるのか、思ってる(?)ことなのか
わからないんで(たぶん思ってるほう・・・)とりあえず。
もうマコさまは学校が始まってるのですね。
私も明日からです・・・(涙)

気づいたらこんな長文・・・すいません。
でわ、次回更新お待ちしてます。
77 名前:マコ 投稿日:2004/09/01(水) 00:13
ご指摘ありがとうございます。
基本的に 思う言葉は() 会話は当然「」で表します。
で 問題の場所なんですが 思う言葉でした。
きちんと指摘を受けた場所は自分のメモ帳ではなおしています。
78 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/07(火) 00:12
>>76 紺ちゃんファン様。

>>69に関して。
変換ミスは読者側で、ある程度分かるんじゃないかと。
あんまり指摘しない方がいいんでは?

作者様、荒らす気は全くもってありません。
79 名前:紺ちゃんファン 投稿日:2004/09/07(火) 20:03
>>78名無飼育さん様。
わかりました。作者さまをあたたかく見守りたいと思います。
ありがとうございます。
80 名前:マコ 投稿日:2004/09/15(水) 23:21
こんばんはでございます。
遅れています ほんとに申し訳ありません。
期末試験が再来週です。
その前に 書けたら良いんですけど。
月一の更新になっています。
でも がんばりますので 応援よろしくお願いします。
81 名前:マコ 投稿日:2004/10/08(金) 21:29
こんばんは。
大変長らくお待たせしました。
光と闇 再開いたします。
82 名前:第4章 光と愛  投稿日:2004/10/08(金) 21:39
ここは海のそばの町 シーサイド。
浜辺に立つ 一人の少女。
その少女は なにやらずっと考えているようだ。
(皆が旅に出てから 3かげつかぁ 皆元気にしてるかなぁ。)
少女高橋愛は 仲間のことをずっと考えていた。
仲間の名は 小川麻琴 紺野あさ美 新垣里沙である。
3人は 闇の娘。のたくらみである 世界征服を打ち破るため それぞれ旅に出たのであった。
しかし 水晶をもつ3人とは違い 高橋には戦うすべが無い。
そのため 足手まといを避けるため こうして故郷であるシーサイドに みずから残ることを決意した。
その考えに3人は反対したが 高橋の考えが変わることはなかった。
高橋は 最後に3人にこう言った。
「きっと 帰ってきてね」
3人はうなづき 
「世界平和のお土産を持ってね」
と紺野が言った。
高橋はその日から 毎日待っていた。
3人の帰りを。
そして 彼女は今日も 海を眺めている。
海には変わらず しずかな波が立っている。
(へいわねぇ。 ずっとこのままならいいのに。)
高橋は そう思っていた。
しかし その数秒後 高橋の思いは打ち砕かれることになってしまった。
83 名前:第4章 光と愛  投稿日:2004/10/08(金) 21:52
海の向こうから とてつもなく大きなモンスターがシーサイドに向かってきている。
「何あれ?」
高橋は思わず声に出していった。
招待は 大きな大王イカである。
大王イカは 大きな体で シーサイドに突撃してきていたのだ。
「大変 あのままじゃ船が。」
港には多くの船が泊まっている。
高橋はこのことをつたえに 港に走った。
「な なんだって 大王イカ? そいつは大変だ」
船の持ち主たちは いろいろな武器を持ち 大王イカに攻撃をしかけた。
しかし 大きな大王イカには ほとんど効果がない。
「くそっ どうすりゃいいんだよ」
高橋は思った
(私も戦えればな)
しかし その手がない。
高橋は 大王イカに次々と破壊されていく船を見ていることしかできなかった。
そんなとき
「サンダー」
雷が大王イカを攻撃する。
見ると 一人の少女がナイフを構えて立っていた。
「こらあ そこのがき。」
「えっ? 私?」
「あんたしかおらんやろ。」
「は はいっ」
いきなり呼ばれて驚きのあまり 返事しかできない。
「ほれっ」
少女が 手に持っていたナイフを投げる。
刃がむき出しのナイフを投げるとは なんて物騒な。
高橋には そんな考えなど浮かばなかった。
ナイフを受け取る
「あんた それで攻撃するんや。」
とっさに何を言われたのか理解ができなかった。
「え 無理だよ私は 戦ったこと無いもん。」
「情けないやっちゃなぁ のの。」
「はいっ」
後ろから もう一人少女が飛び出す。
「せいけんづき どりゃあ」
なんと少女の1激で 大王イカに孔があいてしまった。
「え え えっ 強い。」
高橋は その様子を見ていることしかできない。
「サンダー」
ナイフを投げた少女は どこから取り出したのか もう1本のナイフを大王イカに向かって 呪文とともに投げつけていた。
そして 大王イカは倒された。
84 名前:第4章 光と愛  投稿日:2004/10/08(金) 22:26
「やったで のの 今日はイカが沢山食べれる出。」
「イカイカー。」
二人は喜んで イカを船に積んでいる。
「ねえねえ つ 強いね 君たち誰?」
高橋は 二人にかけよった。
「なんや 知らんのか? 世界で1番強い W(ダブルユー)海賊団を。」
「知らんのか?」
あとから出てきた少女が 最初の少女のまねをする。
「ええっとねぇ 知らない」
ずこっ 二人はなぜか海に落ちた。
「そ そうなん? がっかりやわ。」
「はー」
「海賊団ってことは 何人かいるの?」
「うちらだけやで。」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ?
「な なんや その驚きようは?」 
「だって 団って 1の次に 0が30個くらいつかないと 言わないんじゃないの?」
高橋はまじだ。 まじでこんな事を言っている。」
「あ あほか。」
「そんな船 どこ探してもないですよ。」
二人は反論する。」
「ま まあええわ うちは加護亜依や。」
「私は 辻希美です。」
「あ 高橋愛です。 よろしく」
「あんた そんなに弱くてなんで港にいたん?」
「え。」
高橋は戸惑ったが 話すことにした。
仲間のこと。 その仲間が 世界の平和を守るために旅に出たと言うこと。
その仲間は 水晶を持っていると言うこと。 自分は吸水晶を持っていないこと。
足手まといになるから この故郷に残ったこと。 今も仲間の帰りを待っていること。
高橋は全て話した。
こんなに人と話したのは久しぶりだ 高橋は思った。
「で あんたは待ってるだけで満足なんか?」
「え?」
「そうですよ 皆と戦いたいと思ったことはないのですか?」
「あ あるよ あるけど。」
「今からでも間に合うと思う出 戦ってみたいとは思わんのか?」
「思う 間に合うなら 戦いたい 皆と戦いたい。」
高橋は 思っていることがスムーズに話せた気蛾した。
「よっしゃ じゃあ 決まりや。」
「え?」
85 名前:第4章 光と愛  投稿日:2004/10/08(金) 22:36
「戦いたいんやろ。 だったら行くで 海の祠に。」
「そっか あいぼん頭いい。」
「当然や そこには 光の水晶が眠っとる。」
「水晶が。」
「そうや だから それを持っていけば あんたも戦えるはずや。」
「行く どうやって行けばいいの?」
「うちらがナビしたる。 あんただけじゃ絶対 水晶を取ってはこれんやろうから。」
「ありがとう。」
「じゃあ あいぼん。」
「おう 海の祠にしゅっぱつや。」
3人は 海の祠に向かって船をこいだ。
昼間の海は暖かい。 モンスターも出ず 楽しい航海を楽しんだ。」
高橋は すっかりWの二人に溶け込んだようだった。
夕暮れ時になり 海の上では 少々肌寒くなってきた。
「もうじきやで ほら あれや。」
加護は 船を岸壁に止めた。
86 名前:紺ちゃんファン 投稿日:2004/10/09(土) 23:00
久々更新どうもです。
高橋さん、変われるといいですね。
「イカイカー」と喜んでるののがよかったです。
次回更新まってます
87 名前:マコ 投稿日:2004/10/09(土) 23:58
ほんとうに長々と申し訳ないです。
お気に入りの「光と闇」の文字を見るたびに 「ああ 更新しなきゃ」と いっつも口に出して言ってしまいます。
いや ストレス感じてるわけではないですよ。
ただ ストーリーの編集がうまく行かなかったり まったくイメージが湧かなかったりしているもので。
もう少し更新予定です 近々。
月1の更新にしては あまりにも少ないんで。
88 名前:第4章 光と愛 投稿日:2004/10/10(日) 22:05
祠というのは外側だけのようだ。
「ここ 地価が洞窟になってるんや。  アンデット系の敵に気をつけるんやで。」
加護が先頭を歩く。
「真っ暗だよ 明かりは?」
高橋が聞くと
「のの。」
「ライト」
辻の魔法が辺りを明るく照らした。
「すごい。」
「こんなの 序の口ですよ。」
辻も加護に続く。
高橋はその後だ。
鍾乳石があちらこちらに散らばっている。
天井からはたまに水が滴ってきた。
「ここ どれだけ広いの?」
「さあな わからん。」
加護はとにかく先を目指す。
「歩けばゴールは見えてきますよ。」
辻は高橋の方を見て笑った。
しかし そのとき 遠くの方で何かがほえる声が聞こえてきた。
「来た ミイラやで。」
見ると 3対のミイラがこちらに走ってきている。
「うちらがかたづけるから あんたは隠れて見てな。」
加護 辻が走り出す。
ミイラは加護たちに攻撃を仕掛けてくる。
「動きが遅すぎるんや そんなんじゃうちらにはかてへんで。」
「サンダー。」
辻が 雷の魔法を放つ。
ミイラは 大きな体を使った 体当たりや 殴り攻撃 踏みつけなどを使ってくるが 大きな体のぶん 動きが鈍かった。
加護たちは 難なく攻撃をかわす。
「ほれっ くらえ ファイアー」
加護が初めて魔法を使った。
ミイラのうち 1対を炎が包む。
ミイラを倒した。
しかし あと2対が 辻に襲い掛かる。
「サンダー」
魔法を放つ 2対にダメージを与えた。
「のの 1対まかせな。」
加護は1対のミイラの後ろから 炎を放ち 1対を倒す。
ミイラたちは 1回も攻撃を加護たちに与えていない。
辻も残るミイラを倒し ミイラたちは全滅した。
89 名前:第4章 光と愛 投稿日:2004/10/10(日) 22:20
「す すごい。」
「序の口やで。」
「さあ 行きましょう もうすぐ 水晶の部屋ですよ。」
辻が手を引いて歩き出す。
しばらくすると 大きな扉が現れた。
「大きなかぎだね。」
高橋が言う。
「あいぼん まかせるよ。」
「おう まかしとけ。」
加護は なにやら器具を取り出し 何かをいじりだした。
「開きますか?」
「しっ あいぼん 集中しないとかぎあけられないんです。」
高橋はその後黙ってしまった。
数分の沈黙が続いた後。
「開いたで。」
「ほんとに。」
高橋が 真っ先に走り出す。
部屋はそれほど大きくは無い。
しかし 真ん中に玉座のようなものがあった。
そこの片方に 白い水晶が置かれている。
もう片方には何も無かった。
「こっちのはどうしたんだろう。」
辻が加護に言う。
「さあな。」
高橋は 白い水晶を手に取る。
とたん 高橋の頭の中に いくつ物映像が流れてくる。
「な 何。」
「どうしたんや?」
「愛ちゃん。」
高橋の頭の中には。
敵と戦う 小川。
暗闇を歩く 紺野と新垣。
謎の少女が白い水晶の反対側に置かれていた 黒い水晶を持ち出している。
そして 大きな町に 2本の塔が立っている。
いや 立ちはじめている。
そこに現れる 2対のモンスター。
怯える人々。
そして 小川たちとともに 3人の少女もその町に集まろうとしている。
高橋にはなぜか その町がどこにあるか その町のこれからのことが見えている。
「私 分かる。」
「何?」
「なにがわかるんや?」
高橋は全てを話す。
町の様子を聞いていた加護が。
 「そこは ハイランドやな。 あそこには 水晶のことを知っている賢者たちがいるって噂や。」
「もしかしたら その何者かは 賢者をほおむるために。」
「待って 何か見えてきた。」
高橋は水晶に 力を送る。 
90 名前:第4章 光と愛 投稿日:2004/10/10(日) 22:30
水晶に映像が写る。
3人の人。
「この人たち 賢者じゃないの あいぼん。」
「そうかもしれん あ 誰か来た。」
3対のモンスターだ。
そのモンスターは 激しい光を放った。
「な なんや」
光が消えた後 3対のモンスターの手には 丸い玉が1つずつ握られている。
そして 反対の手には なにやら石版の1部らしいものも握られていた。
「なんてことを。」
高橋はふと 玉座を見る。
よく見ると モンスターたちが握っているのと同じ石版が1つ置かれている。
「これも もって行こう。」
「どうするんや 高橋さん。 ハイランドに行くんか?」
「うん 行かないといけない気蛾する。」
「よっしゃ のの おくってくで。」
「あいな。。」
「ほんじゃあ のの。」
「テレポート。」
3人は光に包まれる。
あっという間に 祠の入り口に来ていた。
「さあ 乗ってください。」
辻が言う。
船は ハイランドに向かって進んだ。
「皆集まってるんだ。」
高橋は白い水晶をながめる。
「旅の人たちが集まる酒場があるんです。 そこに行けば何か分かるかもしれません。」
「うん でも 町は無事かなぁ。」
「大ジョブですよ。」
辻が指差した。
「ほら 見えました。」
「ハイランドやで。」
小さな港に高橋を下ろす。
「二人はついてきてくれないの?」
「冗談いっちゃいけませんよ。」
「そや うちら 戦いは好きやない。」
「そうですか。」
「そうだ。 これ もって言ってください。」
「のの それは ののが大切にしてた。」
「いいの あいぼん 世界をすくうヒーローだよ。」
辻がさしだしたのは きらきら光る 頑丈そうな ミスリルナイフであった。
「ありがとう 辻さん 加護さん がんばるね。」
「おう 負けたらしばいたるからな。」
「がんばってくださいね。」
二人に見送られ 高橋は 酒場に向かった。」
しかし その裏で 闇の娘。たちも 動き出していた。
第4章 終わり。
91 名前:第5章 光と闇 その1 闇に染まった町 投稿日:2004/10/10(日) 22:39
闇が町を包んでいる。
「遅かったの?」
小川は 大きな港にいた。
亀井も一緒だ。
「どうします?」
「酒場を探そう。 何もはじまらないし。」
「そうですね。」
小川たちは 酒場を探して町を歩く。
全てが闇に染まっている。
「夜でもこれくらい大きな町なら 明かりがついていてもいいのに。」
小川は多少の恐怖をいだいた。
すると 前の方に明かりが見えてきた。
かけよると酒場だった。
「ここかしら?」
「分からないですけど 入ってみましょう。」
二人は扉をくぐった。
「おや? お客かい?」
「ここが 旅の人が集まる。」
「そうだよ。 でも それももうすぐ終わりだよ。  さっきモンスターが攻めてきたんだ この町の 西と 東に大きな塔を建てあがった。 そこから沢山のモンスターが町に出てきて 今では家に皆閉じこもっている。」
「なんてこと。」
「私たちの仲間もいないみたいだし。」
「どうする 亀井ちゃん。」
「そうですね。 当が気になります。 行ってみましょう。」
「おいおい 待てよ それは危険すぎる 夜だぜ せめて夜明けを待ってからにしなよ。 夜はモンスターがどこから攻めてくるか分からないんだぜ。」
「それもそうね。」
「賛成です。」
二人は 酒場で一休みすることにした。」
92 名前:第5章 光と闇 その1 闇に染まった町 投稿日:2004/10/10(日) 22:46
そのころ 高橋は 小さな港に立っていた。
「ふう どうしたものかなぁ。」
高橋はふと 足元を見る。
袋が置かれていた。
手紙がついていて こう書かれていた。
「選別や。 受け取っておけ 加護。」
「世界を平和にしてください 辻。」
「ありがとう。」
高橋は 中をのぞく。 地図のようなものがある。
広げてみると ハイランドの地図のようだ 小さな港が地図のはしに書かれている。」
「酒場に近い港を選んでくれたんだ。」
高橋は地図のとおりに歩いてみる。
闇で 町が覆われている 遠くからモンスターの声も聞こえてきた。
しばらく歩くと 明かりが見えた。
「きっと酒場ね。」
高橋は 迷わず扉を開いた。
「へえ 今日は客が多いねえ。」
「客が多い?」
「ああ さっき 二人組みの女の子たちがやってきてね。 2階で休んでいるよ。」
「案内してもらえますか?」
「起きてるかなぁ だいぶ疲れていたみたいだから。」
そういいながら 酒場の主人は2階へと案内した。
こんこん。
ノックをする。
「はい。」
「ちょっとごめんよ。 お客なんだが 起きてる会?」
扉が開いた。
「ええ まだ起きてますって ええ 愛ちゃん。」
「まこっちゃん 久しぶり。」
「なんだ 知り合い会?」
「はい よくここまで。」
「話は後にして。 疲れた。」
「うん そうだね。」
「そんじゃ 何か作ってきてやろう。」
酒場の主人は下へ降りていった。」 
93 名前:第5章 光と闇 その1 闇に染まった町 投稿日:2004/10/10(日) 22:54
「ああ 疲れた。」
「一人でここまで?」
「ちょっと いろいろあってさ 海賊の人たちとここまで来た。」
「はー なにそれ。」
「まあ いいじゃん。」
小川と高橋は 懐かしさでお互いのこれまでの話をしている。
「あ 初めまして 高橋愛です。」
「亀井絵里です。」
そのとき。
「やあ お待たせ。 食べてくれよ。」
主人が軽い食事を持ってきてくれた。
「ありがとうございます。」
「ゆっくりしてくれな。」
そう言うと 部屋から出て行った。
3人は食事をすませると すぐ眠りについた。
「疲れた。」
「明日から もっと疲れるよ きっと。」
小川たちは布団の中で話しこんでいた。
亀井は 疲れていたのか 布団にもぐりこんですぐ眠ってしまった。 
「きっと 疲れていたのね。」
「私と同じで 水晶を持っているの。」
「そうなんだ。」
「その力を昨日初めて使ってさ 昨日から今日は 船旅だったし やっとおちついて眠れたんじゃないかな?」
「そうかもね。」
「あさ美ちゃんたちに 会えた?」
「あってない。」
「生きてるかなぁ。」
「きっと生きてるよ 亀井ちゃんも 友達を探してるんだって。」
「見つかるといいね。」
「そだね。」
そう言うと 二人も眠りについた。
94 名前:第5章 光と闇 その1 闇に染まった町 投稿日:2004/10/10(日) 23:02
そのころ 紺野たちも ハイランドについていた。
「ここが ハイランド?」
「うそ まったく違う町みたい。」
れいなは この町を知っているのか変動に驚いているらしい。
「酒場はこっちです。」
れいなは先頭にたち案内をはじめた。
「もう 夜明けね。」
新垣は 空を見上げて言った。
暗かったときは分からなかったが 空を分厚い雲が覆っているらしい。
「これ 皆モンスターのせいかしら。」
さゆみが言う。
「分からないけど きっとそうだよ。」
紺野が答える すると 明かりが見えてきた。
「ここです。」
れいなは扉を開けた。
「おお れいなじゃないか」
「おじさん 久しぶり。」
「元気にしてたか? おお さゆみちゃんも 二人とも またあえたんだなぁ よかったじゃないか。」
「ええ ありがとう。」
さゆみもれいなに並ぶ。」
「しかし 昨日から今日は客が多いよ。 女の子ばっかりなぁ。」
「そうなんですか?」
「とにかく 休んでくれよ 少しでも眠った方がいいだろう。」
主人は2階へ案内した。
部屋に通されると 4人もまたすぐ 眠りについた。
隣に 小川たちがいることも知らずに。
95 名前:第5章 光と闇 その1 闇に染まった町 投稿日:2004/10/11(月) 14:08
闇の娘。たちは。
「やっぱり ファイターたちに頼んで正解だったわ。」
矢口は 微笑んで 隣の女に声をかける。
ほんとね。 まさか 光の娘。が 全員 あっちに集まるなんてね。」
矢口の隣にいるのは タンポポと呼ばれる組織を動かす飯田圭織だった。
「さってと プッチは 3賢者を封印したし あとは 大賢者の始末ね。」
圭織は 矢口に向き直る。
その 黒く吸い込まれそうな瞳に 矢口たちですら 恐れを抱く。
「それくらい 私らでできるでしょう。」
「まあね。 さて 行きましょうか ハロー王国へ。」
「全ては そこにそびえる 山 ダーク山脈にあるのね。」
「そういうこと。 あとは 手下とプッチに任せればいいわ。」
「じゃ 行きましょうか。」
二人の女は消えていった。」
少しずつ 世界は闇に染まっていく。
光の娘。たちは 世界の変動に気がついていなかった。」
96 名前:第5章 光と闇 その1 闇に染まった町 投稿日:2004/10/11(月) 14:45
翌朝。
小川たちが先に目を覚ました
「愛ちゃん 起きてる?」
「うん おはよう。」
「ねえ 愛ちゃん 実は相談があるんだけど。」
「何。」
「亀井ちゃん つれて行くわけにはいかないよね。」
「うん 危険な戦いだろうし おととい初めて戦ったんでしょ?」
「うん 私ずっと考えてたけど やっぱりさ。」
「同感だよ。 亀井ちゃんには悪いけど そうさせてもらおうよ。」
二人は下へおりていく。
亀井が うっすら目をあけて話を聞いていたことを知らずに。
「気をつけていってきてくださいね。」
そう言うと亀井は眠りについた。」
「やあ おはよう。」
「おはようございます。」
「あれ? もう一人は?」
「じつは。」
小川が事情を話す。
「そうか 俺に何ができるかわからんが 説得してみるよ。」
「おねがいします。」
そして 二人が出かけようとしたとき。
「おはようございます。」
「おお 君たちもおきてきたか。」
「君たち持って。」
「あさ美ちゃん 里沙ちゃんじゃない?」
「ええ まこっちゃんと 愛ちゃん? なんでここに。」
「なーんだ やっぱり知り合いだったか どういう関係化知らんが どうやらとんでもない客を招きいれたらしいな。」
「そう言えば あさ美ちゃん あと二人の子は?」
「え?」
「これ これで見えたんだ。」
高橋は 白い水晶を取り出した。
「ひ 光の水晶。 それをどこで?」
「海の祠。」
「な なんで愛ちゃんが それを?」
「うーん 話すのめんどくさい。」
「なにそれ。」
「あ そう言えば」
高橋は 語りだした 祠で見た全てを。
「きっと 私たちが炎の祠で戦ったやつよ。 あいつ黒い水晶を持ってたもん。」
97 名前:第5章 光と闇 その1 闇に染まった町 投稿日:2004/10/11(月) 14:54
「やっぱり。 で 里沙ちゃんといた もう一人の子は誰?」
「私を助けてくれた れいなちゃんよ。」
「れいな?!」
小川が新垣に聞き返す。
「う うん なんで?」
「亀井ちゃん。」
「え?」
「れいなって子 起こしてきて あわせたい人がいるの。」
小川は2階へ走っていった。 新垣も 後に続いた。
小川は 眠っている亀井にかけよった。
「亀井ちゃん 起きて 起きてよ。」
「うーん 何ですか?」
「れいな れいなちゃん 見つかったよ。」
「えっ。」
亀井は跳ね起きて辺りを見回す。
「あわてないで とにかく下に下りよう。」
二人とすれ違いに新垣が 自分たちの部屋に戻るところだった。
「れいなちゃん れいなちゃん 起きて。」
「な なんですかぁ。」
「敵ですか?」
起こされたれいなより さゆみの方がしっかりと起きたらしい。
「ねえ 亀井ちゃんって子 知ってる?」
れいなは 考える。
すると 水晶がひかりだした。
村の思い出を持ち主に伝える水晶。 水晶は 村のようすを事細かに伝える そして 一人の少女を映し出した。
「絵里。」
さらに お花畑を移す 小さいころのれいなと亀井。
そして ついに運命の時を映し出す。
焼かれる村 舞い降りるモンスター 暴走するれいな。
亀井は その光景を見ていることしかできないらしい。
しかし れいなは亀井の方をむく。
「れ れいな。」
暴走したれいなは亀井が分からないらしい。 攻撃をしかけようとした。
しかし れいなの水晶はそれをさせなかった 
同時に亀井の水晶も光りだす。
98 名前:第5章 光と闇 その1 闇に染まった町 投稿日:2004/10/11(月) 17:58
二つの水晶は れいなを包み 意識を失わせた。
そして世があけた。
村は家1件たりとも残っていなかった。
れいなは目を覚ます。
「あれ? どうしたんだっけ 私は 私は何を。」
その後の記憶は れいなが封じ込めてしまったために 水晶に写ることは無かった。
れいなは新垣につめよった
「絵里は どこですか?」
「し 下 下にいると思うけど。」
れいなは下にかけおりていった。
そして・・・・。
「絵里」
「れいな。」
二人は 数年ぶりに再会することができた。
「無事だったんだ。」
「それは私のせりふでしょう。」
「よかったね れいな。」
さゆみは陰から微笑んだ。
「さゆ 来て。」
れいなが手招きをしてきた。
(まずい 見つかった)
とは思いつつ れいなによっていく
「私を助けてくれた さゆみだよ。」
「初めまして 道重さゆみです。」
「初めまして 亀井絵里です。」
「よかったね れいなちゃん。」
「はい ありがとうございます。」
「私らも自己紹介しないとね。」
7人は 初めていっしょに話した いままでばらばらだったメンバー全員が集まったしゅんかんだった。
99 名前:第5章 光と闇 その1 闇に染まった町 投稿日:2004/10/11(月) 18:08
「じゃあ 皆 やっぱり7人そろって行かないとだめみたいだね。」
小川がまとめやくにまわった。
「私たちが 世界を守るのよ。」
紺野も続く。
「皆 力をかしてね。」
高橋は 光の水晶を掲げる。
「私もがんばるから」
新垣。
「私たちも 皆に負けないように がんばろうよ。」
れいなたちもそれにつづく。
「皆 がんばってくれ 世界は君たちにかかってるんだ。」
「それじゃぁ。」
7人なぜか やることが同じ。
手を前に出して重ねる。
「がんばっていきまーっ。」
『しょいっ。」
小川の合図のあと 皆が続いた。
「1つずつかたずけるより 二手に分かれよう。」
紺野が言う。
3人と 4人のチームを作った。
小川 紺野 れいな 亀井。
新垣 高橋 さゆみ。
「このメンバーで 西と東の塔を破壊して 中心にある ハイランドのシンボルの ドリーム湖にあつまりましょう。」
新垣が高橋から地図を受け取る。
「どちらかが 集合場所に来なかった場合 助けに行くこと。」
紺野が続ける。
「じゃあ 皆これをもって言ってくれ。」
酒場の主人は それぞれに武器をくれた。
「ありがとうございます。 がんばります。」
7人は それぞれの場所に向かって歩みだした。
たびは まだはじまったばかりである。
100 名前:マコ 投稿日:2004/10/11(月) 18:11
ふう 第5章の 1まで書き終えて やっと 記事数が100です。
旅はまだ はじまったばかり であればいいんですけど。
これからは モンスターたちとの戦いになります。
がんばっていきますので 応援よろしくお願いします。
ハロプロの気合いれは お約束通り使わせていただきました(笑い。)
101 名前:紺ちゃんファン 投稿日:2004/10/11(月) 22:56
お休み更新?どうもです。
ついに旅が始まったんですね。
モンスターとの戦い、楽しみですぅ〜。
がんばってください!
102 名前:マコ 投稿日:2004/10/12(火) 06:23
レスどうもです。
戦いの方はいろいろ考えています。
ご期待にこたえられるよう がんばります。
103 名前:第5章 光と闇 その2 闇との戦い vs ファイター 投稿日:2004/10/13(水) 23:30
小川 紺野 れいな 亀井の4人は 東にやってきた。
海岸線に高い塔が立っていた。
その塔からは邪悪な気蛾ただよっていた。
「すごいちから。」
「ねえ れいなちゃん この気 ウィザーダーの気ににてない?」
新垣が聞いた。
「はっはっは そのとおり。」
大きな岩が空から降ってくる 4人はすばやく回避する。
「ほほお やるようだ さすがは光の娘。だな。」
「あなたは?」
「俺はファイター ウィザーダーと同じ タンポポ3本柱の一人。 おれはウィザーダーみたいに甘くない。 覚悟しろ。」
ファイターとの戦いがはじまった
「いくぞ 気合いれ 岩石ラン。」
空から無数の岩石が降り注ぐ。
「ブリザード。」
紺野は 氷の魔法を唱える。
岩石は氷につつまれる。
「ふん 氷にしてどうするんだ。 所詮岩は岩だ。」
「そ そうだ 私には攻撃するじゅつが。」
「ファイアー」
れいな 新垣が炎の魔法を放つ。
岩は熱により溶ける。 だが 辺りに炎の海が現れる。
「ブリザード。」
炎を消す紺野。
「だめだ 要領が悪い。」
「気合いれ ひっさつ 乱れ打ち。」
ファイターは 4人に突進した。
紺野がファイターを押さえ込んだ その隙に れいなは炎の魔法を唱えた。
「ふん 効かぬ 効かぬぞ。」
ファイターは 紺野を軽く弾き飛ばした
「あさ美ちゃん。」
「くそっ サンダーブレード。」
亀井が動いた。
ファイターの背後に回り 雷をたたきつける。
「ぐあっ 何の カウンター。」
「うわー」
亀井は自分の雷をなんとか交わす。
「くそっ どうすれば。」
れいなは考える。
「はっはっは 無駄 むだなんだ ちなみにいいものを見せてやろう。」
104 名前:第5章 光と闇 その2 闇との戦い vs ファイター 投稿日:2004/10/13(水) 23:41
ファイターは詠唱をはじめた。
「わが 破壊神よ 今こそ恐怖を与えたまえ。」
ファイターが詠唱を終えると 辺りが暗闇に閉ざされた。
「な 何 なんなの?」
「この世界は 俺が作り出した世界さ 俺を倒さん限り ここから出ることはできない しかも 外の世界からの影響はまったく受けない。」
「くっ じ じゃあ 私たちしか何とかできないってことね。」
「そうみたいだね だったら やるまでよ ファイアー。」
しかし 新垣のまほうはかき消された
「なっ。」
「はあっはっはは むだむだ 光の魔法は受け付けん ここは闇のせかいだ 光などさしやしない。」
「だったら 私がやるまでよ。 ファイアー。」
闇の魔法がファイターにとどく。
「ふん やるようだな。 ならば。」
ファイターは また詠唱をはじめた。
「封印魔法 レイド」
闇がれいなとさゆみを包む。
「な 何をしたの?}
さゆみがファイターを睨みつける。
「か 体が。」
れいな さゆみは その場に倒れた。
「二人に何をしたの?」
「なあに 俺にとって怖いものは封印するまで。 眠ってもらったのさ 永遠になぁ。」
「な なんてことを。」
紺野は 二人にかけよって 体をゆすった。
「二人とも 起きて しっかりして。」
「無駄だねえ 俺を倒さないと目覚めねえよ しかも タイムリミットは 30分 それをこえれば 二人は闇の世界を永遠にさまようことになるんだなぁ これが。」
「っ。」
新垣は 無駄と分かりつつ 魔法を放つ。
「はっはっは 魔力の無駄じゃないのかね? あっさり死ねば お前たちは楽だぞ もっとも 西に向かった3人は プリースターの 地獄のような厳格 呪い その苦しみにもだえながら死んでいくんだがなぁ。」
「愛ちゃん まこっちゃん。」
紺野たちを 最大の危機が襲う。
105 名前:マコ 投稿日:2004/10/13(水) 23:43
すみません ミス発見です。
さゆみ を 亀井に直して読んでください。
106 名前:マコ 投稿日:2004/10/13(水) 23:53
くっくっく 楽しいねぇ 光の娘。だけじゃ なぁーんにもできないんだから。」
ファイターは新垣たちをみて あざ笑う。
「ど どうすれば。」
「あさ美ちゃん ふるえてる?」
「こんなの 初めて ほんきで 怖いかもしれない。」
紺野は 初めて弱音をはいた。
「ふっ そうだそうだ 恐怖に打ち震えるがいい。 その恐怖こそ 大魔王さまへの捧げ物になるのだから。」
「あんたは 最低よ。」
新垣が前にでる。 そして 杖をかまえ ファイターに 飛び掛った。
バチーン 新垣は 軽く弾き飛ばされ 紺野の前に崩れた。
「ばかだなぁ 降参しろよ 死にたくなければな。」
「だ 誰が あんたなんかに。」
新垣は なおも起き上がる。
「やめて 里沙ちゃん かなわないよ。」
「あさ美ちゃんがそんなんでどうするの?」
新垣は 紺野に向かって言った。
「れいなちゃんと 亀井ちゃんのためにも 世界のためにも 私たちが戦わないでどうするの?」
「でも どうすれば。」
「そ それは。」
「ふん どうやら 手は見つからないようだな。」
「うっ く くそっ。」
新垣は 杖を地面にたたきつける。
「荒れろ 荒れるんだ そうすれば お前田チの力は皆俺のもの。」
「里沙ちゃん おちついて 今は考えるの。」
いつのまにか 紺野は 新垣の横に立っていた。
「私 なんだかやれる気蛾する。」
「え?」
107 名前:第5章 光と闇 その2 闇との戦い vs ファイター 投稿日:2004/10/14(木) 01:35
「何を言っている。」
「言ったはず 私はやれる気蛾すると。」
「ふん やってみな。」
「闇魔法 ブラックバーン」
紺野は いつのまにか れいなの水晶を掲げていた。
「な なにっ。」
「そうか 炎と氷 それと 光と闇 対照的なちからが二つもあれば よしっ ダークサンダー。」
亀井の水晶を掲げ 新垣は 魔法を唱える。
「ば ばかな こんなことが。」
ファイターに そうとうのダメージをあたえた。
「どうだ。」
そして 紺野 新垣は 力を不解放した。
「くらえ 終わりだ アルテマブラスト。」
激しい爆発がファイターを包む。
「ぐううあああ。 そんな そんなあ ばかな この俺が くっそー かんぺきだったのに ぐはーー。」
激しい爆発が辺りを覆う。
その瞬間 辺りからは闇の力が消えた。
しかし・・・。
「ふはあっはっはっは まだまだだー。」
「そんな。」
「確かに ほろびたはず。」
「ふん 肉体をなくしても 俺は俺だ。 つまり これが最後のかけになる。 くらえ バーンフラッシュ。」
闇の力が 新垣を襲う。
「里沙ちゃん マジックバリア。」
「いらないよ あさ美ちゃん 封印のまい。」
二つの水晶をあやつり ファイターの波動を吸収した。
「そのまま 爆発してしまえ。」
「圧力ファイアー魔法 フレア。」
 新垣は ファイターの魔法を そのまま跳ね返した。
炎の魔法をおまけにつけて。
「そんな ここまでやるとは。 しかたない 負けを認めよう ぐはああぁぁ。」
ファイターは 爆発を残し消えていった。
東のはてに立っていた 闇の塔も消えていた。
108 名前:紺ちゃんファン 投稿日:2004/10/14(木) 18:35
おお。みなさんお強い・・・。
これなら大丈夫そうですね。
次回更新待ってます。
109 名前:マコ 投稿日:2004/10/14(木) 18:38
さぁて どうでしょう。
じつは @@@だった
へー へー へー みたいになる(かしら)(マテ)
ちょっと裏があったりしますよ。
とりあえず 中途半端なものを更新します。
110 名前:第5章 光と闇 その2 闇との戦い vs ファイター 投稿日:2004/10/14(木) 23:04
「う うーん さ さゆ。」
れいながうなされている。
「れいなちゃん どうしたの?」
「さ さゆ に 逃げ。」
「何があったのかなぁ。」
「分からない でも。」
「れいな。」
「か 亀井ちゃんまで。」
「死ね 滅びろ 私の力で。」
「な 何 何言ってるの 二人とも目覚まして。」
紺野がれいなをゆする。 
新垣も 加盟をゆすってみた。
しかし 二人はおきない。
「まさか 無効で何かあったんじゃ。」
「そんな 行こうあさ美ちゃん。」
二人は れいなたちを背負うと 西に走り出した。
「なんで 無効もそんなに強くないはず。」
「もしかして 私たち 時間稼ぎさせられた?」
紺野の言うことは正しいかもしれない。
れいなたちの眠りののろいは もしかしたら無効のモンスターにかけられたものだったとしたら。
れいなたちが さゆみを闇に穂織り込もうとしているとしたら。
ウィザーダー ファイターを裏切る もう一人。
「いそごう。 時間が無いかもしれない。」
4人は 西の塔に急いだ。
111 名前:konkon 投稿日:2004/10/16(土) 20:32
どうも〜、白版で書いているkonkonです。
ゴロッキーズが主演ですね〜。
あと一人は誰なんでしょうか?
続き楽しみに待ってます!
112 名前:第5章 光と闇 その2 闇との戦い vs プリースター 投稿日:2004/10/17(日) 18:17
小川たちは 西に向かっていた。
山のふもとに邪悪な力をたたえる塔が立っていた。
「これね。」
「みたいだね。」
「うん なんだか。」
「どうしたの? さゆみちゃん。」
「なんだか 近づいてはいけない気蛾して。」
「え。」
「私たちは さゆみちゃんといたことがないから分からないけど 注意はしよう。。」
「わかった。」
そのとき どこからとも泣くおぞましい声が。
「ほっほっほ やっと来ましたね 待ちくたびれました。」
「あなたは?」
「私はプリースター あなたたちの命 そして水晶をいただくものよ。」
「水晶はわたさない。」
「ほっほっほ 私にさからって生きてきたものはいません 見なさい。」
辺りが闇に包まれる。
「何 これは。」
「ほっほっほ 私の闇にもうあなたたちは染まってしまった。」
「え どういうこと?」
「あ 愛ちゃん 体が。」
「う 動かない。」
「え 高橋さん 小川さん。」
「さゆみちゃん 動けるんだね。」
「気をつけて 何かある。」
「ほほ。 そうよ さあ 来なさい 私の手下たち。」
闇から二人の人間が現れた。」
「え?」
「うそ。」
高橋 小川は わが目を疑った。
しかし もっとも驚いたのは さゆみであった。
113 名前:第5章 光と闇 その2 闇との戦い vs プリースター 投稿日:2004/10/17(日) 18:28
「れいな 絵里。」
さゆみのまえにあらわれたのは れいなと絵里であった。
「ほっほっほ さあ まずは そのがきから殺しなさい。」
「ファイアー。」
れいなは 迷わず魔法を唱える。
「マ マジックバリア。」
さゆみはすばやくバリアーをはった。
「なんで なんでれいなたちが。」
「こいつらは もう私の手下 あなたたちの知っているれいなたちではない。」
「そんな。」
「愛ちゃん 何か手はないの?」
「うーん そんなこと言われたって 動けないんじゃ。」
「くそっ。」
「サンダー」
「絵里 れいなやめて。」
「うるさい 黙れ。」
「私たちは プリースター様につかえるもの 死んでもらう。」
「そんな。」
「ほっほっほ どうかしら 仲間に殺される気分は。」
「あんたは 最低だ。」
小川は なんとか技をとこうとした。
「無駄よ 私の力は絶対のもの。 とけるはずがない。」
「さゆみちゃん しっかり。」
「どうして どうして。」
さゆみは 混乱しているらしい。
れいなたちは ただ武器を構えている。
さゆみの混乱の様子をうかがうように。
「なんで どうして。」
「戦わないの?」
れいなは 1歩さゆみに近づいた。
「つまんないし。」
絵里は 槍を構えてさゆみに近づく。
「戦わないなら 問答無用で殺るよ。」
れいなは平然と言った。
「ファイアー。」
炎がさゆみを包む。
「マジックバリア」
「遅い 魔法封じ。」
「な うわああ。」
プリースターは 闇の力を放ち さゆみの魔法を封じた。
「うっ れ れいな。」
「さゆみちゃん。」
「くっそー 技をとけ。」
「いいぞいいぞ。 苦しめ その苦しみは私の喜び。 ファイターや ウィザーダーをだまして ここまでやってきてよかった。」
「なんですって。」
高橋は プリースターを睨む。
「ほほ 関係ない話。 でも 冥土の土産に教えてあげましょう 私は親切ですから。」
プリースターは 杖を振りかざす。
114 名前:第5章 光と闇 その2 闇との戦い vs プリースター 投稿日:2004/10/17(日) 18:41
「私は タンポポ3本柱の一人。 でも そのために 名誉も3等分 それだと それだと 私には足りない。
そこで 考えたのよ あいつらを利用して なおかつ殺そうってね。」
プリースターは続ける
「ファイターに 催眠魔法を覚えさせた その魔法を使うとね どうなるかと言うと 死ぬのよ 100%。」
「あなた 仲間を殺してまで 名誉が欲しいの?」
小川は さゆみを見た
「うるさい あんたたちには分からない さあて そろそろ終わらせないと 時間が無いわ。」
亀井は 槍をさゆみに 突き刺そうとした。
「さあ 殺せ 殺せ 殺せ。」
「死ね さゆみ」
「さようなら さゆみ。」
「れいな 絵里 う うわあああ。」
「さゆ 逃げて。」
「え? れいな?」
「なにっ ばかな まだ時間はあるはず ファイターのやつ なにやってるんだ。」
「さゆ 逃げて 絵里やめて。」
れいなの声だ。 しかし 直接頭の中に響いてくるような そんな感じがする。
「何 何がおこってるの?」
「ばかな ばかな そんなばかな おいっ ファイター どうしたんだ。」
「そいつなら倒してやったよ。」
こんどは 後ろから声が聞こえてきた。
「あああ。」
小川と高橋は 後ろを振り返って声を上げた。
115 名前:第5章 光と闇 その2 闇との戦い vs プリースター 投稿日:2004/10/17(日) 18:56
した。」
「おまえたちは。」
「里沙ちゃん あさ美ちゃん。」
「ファイターを倒すと 幻も消えるようね。」
れいなと亀井の姿は消えていた。
「ばかな お前たちがファイターを倒すなんて しんじられん。」
「あんたの考えを教えてくれたのは 私たちの水晶よ。」
「あと れいなたちの水晶もね。」
「れ れいなは 幻 そ そうなんだ はああ。」
さゆみはその場に倒れた。
「おのれ〜 もう少しで 力を手に入れられると思ったのに。
「無駄だったようね」
魔法が消えた 小川たちも 武器を構えてプリースターを挟み撃ちにした。
「さあ どうする? 逃げ場は無いわよ。」
紺野が 先頭をきって 飛び掛った。
「ぎゃー。」
プリースターを爪で切り裂いた。
116 名前:第5章 光と闇 その2 闇との戦い vs プリースター 投稿日:2004/10/17(日) 18:58
「どうやら 魔法以外は まったくだめのようね。」
「ううるさい 見てろ そのうちお前たちを。」
「ははは あんたの出番はおしまい。」
「え?」
横から 弓矢が飛んできて プリースターを貫いた。
「うぎゃああ。 な なぜ こ この矢は 矢口様の なぜ この 私 を ぐふっ。」
ドーン。
プリースターは なんと タンポポの矢口によって 殺されたのだった。
「これを見なさい。」
矢口の手には 闇の水晶が握られている。
「それは。」
「今こそ 集まれ 闇の水晶たち。」
すると れいなたちの水晶が 矢口のもとに集まってゆく。
「そんな 闇の水晶が。」
「あはは 確かにもらったよ 闇の水晶。 これがなきゃ あいつらは 塵だもんね。」
れいなたちは 気を失ったまま 目をさまさない。
「それを 返して。」
紺野が 矢口に飛び掛る。
「ブラックソード。」
矢口の技は 確実に紺野を貫いた。
「あさ美ちゃん。」
「く くそっ それを。」
「それを どうするの?」
小川があとを続ける。
「闇の神殿に行くのよ。」
「なんですって 闇の神殿?」
新垣が 魔法を唱える。
「させない ファイアー ファイアー ファイアー。」
「ブラックソード。」
「うぐー。」
「里沙ちゃんまで やめろ。」
小川も続く。
「サンダー サンダー。」
「うわあもう うるさいっ じゃあね。 霍乱。」
ドドーン 辺りを煙が覆いつくしていく。
「ま 待て。」
煙がはれたときには 矢口の姿はなかった。
「闇の神殿。 いかせない 闇の武器はわたさない。」
4人は 後を追いかけようとしてれいなたちのことを思い出した。
「酒場に戻ろう。」

117 名前:第5章 光と闇 その3 別れ 投稿日:2004/10/17(日) 19:06
酒場に戻った 娘。たちを 主人がむかえた。
「こいつはひどいきずじゃないか。 はやく手当てしないとな。」
それぞれ れいなに新垣 さゆみに紺野 亀井に小川がついて 手当てをした。
夜遅くになって 3人はようやく目を覚ました。
3人は 闇の水晶を奪われたことに ショックを隠せないようだった。
励ます 紺野たち。
しかし れいなたちは 元気になることは無かった。
そして 夜も遅いと言うことで 7人は それぞれ 部屋で休んだ。
その夜。
「れいな おきてる?」
さゆみが やってきた。
「うん 眠れないの?」
「うん まあね。」
「あれ? 二人とも起きてたんだ。」
「絵里。」
「やっぱり 眠れないんだ。」
「うん。 ねえ 私考えたんだけど。」
さゆみが話を切り出した。
反対すると思っていた れいなたちは。
「それがいいと思う。 わたしたちはもう。」
「そうだね。 その方がいいと思う。」
「寂しい気蛾するけど 仕方ないよね。」
「うん 水晶がない今 私たちは足手まといにしかならないから。」
「そうだよ やっぱり帰ろう ふるさとに。」
118 名前:第5章 光と闇 その3 別れ 投稿日:2004/10/17(日) 19:10
翌朝。
「え? 仲間からはずれる?」
紺野が 驚いて さゆみたちに聞き返す。
「うん 水晶を失って 私たちは 邪魔にしかならないから。」
「だから決めたんだ ごめんね かってなこと言ってさ。」
れいなが後を続ける。
「そんな 邪魔だなんて。」
小川は それ以上なにも言えなかった。
「ごめんね ごめん。 じゃあ 行くから。」
「れいなちゃん さゆみちゃん 亀井ちゃん。」
紺野がつぶやく声は3人に届くことは無かった
そして れいなたちは ふるさとに向かって歩き出した。
「私たちが しっかりしていれば。」
涙ぐむ新垣。
「許さない あいつ 水晶は 絶対に取り戻してみせる。」
小川たちは 闇の神殿に向かって行った。
119 名前:名も無き読者 投稿日:2004/10/19(火) 21:34
うっしゃ、追いついた。(ナヌ
ども、こちらでは初めましてですね。
むふふ、こーゆーRPG系は大好きですよw
この先みなさんに何が待ち受けているのか気になりますが、
作者さんのペースでマターリ頑張って下さいね。
続きも楽しみにしてます。
120 名前:konkon 投稿日:2004/10/20(水) 01:07
とうとうやぐっつぁんの登場ですね!
っつか強すぎ・・・
がんばれゴッキーズw
交信待ってま〜す。
121 名前:第5章 光と闇 その4 闇を追え 投稿日:2004/10/20(水) 02:43
ハイランドの中心部。
ここにはかつて 水晶のことを知っている 3賢者がいたらしい。
小川たちは 酒場でこのことを聞き 山に入っていた。
「やつら どこに。」
小川たちは 何かに引き寄せられるように 山を進んだ。
「ここってさ なんか感じるよね。」
「あれ? あさ美ちゃんも。」
「まこっちゃん 皆感じるんじゃないかな。」
「その感じ なんかじゃなくて 確実みたいだよ。」
「うん 里沙ちゃん。」
見ると 高い塔が立っている。
「ここね。」
塔に入ると 会談が目の前にあった。
「どれくらい高いのかなぁ」
「さあね さあ 行くよ。」
4人は 塔をかけ上がった。
途中にモンスターが出た。
もはや4人にとって敵ではなかった。
小川 紺野が先頭に立ちモンスターをなぎ払う。
そして・・・・。
122 名前:第5章 光と闇 その4 闇を追え 投稿日:2004/10/20(水) 03:11
「こ これって。」
「何 この玉座。」
「ここは 光の水晶を祭る場なり。」
「誰?」
小川が剣を構える。
「私は光の水晶をまとめるものなり。 お前たちに力をかそう。」
「力を?」
「しかし 水晶をまとめる 3賢者が闇の娘。により 封印されてしまった。」
「愛ちゃん 分かる?」
小川が高橋に尋ねる。
しかし 高橋は答えない。
「どうやら 闇の水晶も 闇の娘。に奪われたようだな。」
「どうするの?」
「簡単なことだ 水晶をここに。」
見ると 4個の孔が開いている。
4人は無言で水晶をはめ込んだ。
すると まぶしい光があふれてきた。
そして4人の前に 剣が舞い降りてきた。
「それぞれ自分の前にある剣を取るがいい その剣はお前たちの力を存分に発揮することができる。」
「これからどうすればいいんですか?」
紺野が尋ねる。
「ここは 光の神殿 闇の神殿に闇の娘。は 向かっている 闇の神殿は シーサイドにある。」
「シーサイドに。」
「全然知らなかった。」
シーサイドは4人のふるさとである そんな場所に闇の神殿があることを4人は知らなかった。
123 名前:第5章 光と闇 その4 闇を追え 投稿日:2004/10/20(水) 03:19
「まずはそこに向かうことだ。 闇の娘。たちには 闇の水晶をまとめる3賢者がいるはず。 3賢者の力を使えば 水晶と剣を使うことができる。」
「力倍増ってとこね。」
「しかし われらには光の3賢者がいない。 そのため水晶を使うことはできない。」
「分かった なんとかやってみる。」
小川が剣をぬいた。
「力があふれてきたみたい。」
「さあ 行け。」
4人は神殿を後にした。
「なんとか 闇の娘。を止めないと。」
「そうだね れいなちゃんたちのためにも。」
4人は港に向かった。
「すみません シーサイドに行く船は?」
「この後すぐ出るぞ さあ乗れ。」
4人は 船に乗り込んだ。
向かうはシーサイド。 今の状況では 光の娘。は 不利になっている。
「私たちしかできないんだよね。」
紺野が 3人を見つめる。
「どうしたの?」
新垣が聞く。
「なんでもない。 今のうちに休んでおこうよ。」
「そだね。」
水晶の力をかりて 4人は シーサイドにむかった。
124 名前:第5章 光と闇 その4 闇を追え 投稿日:2004/10/20(水) 03:28
闇の娘。たちも 闇の神殿に集まっていた。
「やったやった ついに私たちの力が試されるとき。」
水晶をあなにはめ込む矢口。
「そうね 私たちが あの方からじきじきに 水晶四天王に選ばれたんですもんね。」
矢口の周りに集まった3人は 後藤真希 飯田圭織 市井紗耶香の3人である。
すると 闇の水晶が輝きだし 3賢者が舞い降りてきた
「われらの力を授けよう。」
3賢者は 4つの水晶と 4つの剣に力を与えた。
「やった ついに私たちの時代がはじまる。」
「まずは光の娘。を 滅ぼすことからね。」
闇の四天王は消えていった。
世界は1歩1歩 闇に近づいている。
125 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/20(水) 21:12
れいなたちは 紺野たちから別れ 船に乗り込んだ。
3人の間には会話はなかった。
ただ 海を眺めるだけ。
3人は 3人ともそれぞれの世界に入り込んでいた。
しかし それを破ったのはれいなだった。
「どこに行くの? この船。」
「ハロー王国。 私が兵士の試験を受けた場所。」
「そうなんだ。 なんでまた。」
「何か分かるかと思って。」
さゆみが興味ありげに聞いてきた。
「何?」
「なんだろう。 なんていうか こっちにこいって 呼ばれてるみたいな。」
「へえ。」
ハイランドから ハロー王国とは それほど距離がないために 夕方にはハロー王国についた。
平和な町だった。
れいなたちは 町を歩いた。
「あれ? 人が沢山 どうしたんだろ。」
「何かあったんですか?」
「モンスターだよ 大量に襲い掛かってきたんだ。 それで城が 兵士を緊急に募集したんだ。」
すると 向こう側から見たことのある兵士を見つけた。
「やや あなたは ちょうどいいところに 皆さんの力をかしてください。」
「え?」
「今 モンスターたちが 襲い掛かってきているんです 兵士は次々とけがをおい 人数が足りません。」
「でも 私たちには もう戦う力はありません。」
「そんなことはありません。 何があったか知りませんが かならず力はあります。」
126 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/20(水) 21:23
3人は とりあえず兵士について行くことにした。
王様も 亀井を知っているようだ。
「おお そなたは。 力をかしてくれ。」
「どこまでできるかわかりませんが がんばってみます。」
「おおそうか。」
そして 3人は それぞれの場所に配置された。
れいなは 城の門の前。
亀井は 城の裏口。
さゆみは 城の上空だ。
れいなは 武器を構え 数人の兵士たちとともに身構える。
一人の少女が話しかけてきた。
「あなたも 兵士?」
「え? はい。」
「そうなんだ 私も。 でもね 私の技は いわゆる忍術なの。」
「忍術?」
すると もう一人が話しかけてきた。
「この子 すごいんだよ 炎とか水とか使えるんだ。」
「へえ あなたの技は?」
「私のは 魔法剣 まあ 剣に魔法をこめる 言ったままの技なんだけどね。」
「来たぞ。」
モンスターは全部で10対。
「私たちが行こう。」
二人の少女は走り出した。
「忍術 すいとん。」
少女の手から 水の玉が現れ 敵を包み込んでダメージを与えた。
しかし モンスターたちは倒れない。
「魔法剣 サンダー」
もう一人の少女が 魔法を放つ。
剣に雷をこめ 1対のモンスターにたたきつけた。
モンスターは倒れた。
「こいつら 陸地のモンスターだね ダークタイガーって行ってさ 10対くらいで行動するし それなりに強いってやつだ。」
れいなは 二人の戦いを見ていることしかできなかった
「きみ 1対向かった。」
れいなはふと後ろを見た。
ダークタイガーが 今まさに襲いかかろうとしていた。
「うわ。」
れいなは すばやくよける
127 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/20(水) 21:29
れいなは ロングソードを構えて ダークタイガーに切りかかった。
ダークタイガーを倒した。
「お前 技はないのか?」
「え?」
魔法剣を使った少女が話しかけてきた。
「え ええ。」
れいなはそう答えた。
「だったら危険だ。 今のは私が弱らせたやつだったからいいけど あと7対は無傷だ 下手に切りかかったら 瞬殺だよ。」
れいなは黙って後ろに下がる。
「ほらよっ。」
遠くから 兵士が何かをれいなに投げた。
「そいつはいいや。 それはファイアブレード 剣を振れば かってに雷がおこるよ。」
ためしにれいなは 1対におもいきり剣をふった。。
激しいいなずまが走り 1激でしとめた。
「すごい きみ昔何かしてたね。 サンダーブレードをここまで使いこなすなんてね。」
その後 れいなたちは ダークタイガーを全滅させた。
128 名前:マコ 投稿日:2004/10/20(水) 22:03
名も無き読者 様
うわ 追いつかれた(何)
初めましてですね ここではの話。
rpgと言っても なんか駄作ですよ。
読んでいただいて嬉しいです。
がんばりますね。
konkon 様
何しろ 闇の水晶の四天王ですからね。
がんばれ ゴロッキーズになるか ならないか。
あと 今回登場した少女たちもひょっとすると・・・・。
お楽しみにしてくださいね
129 名前:マコ 投稿日:2004/10/23(土) 20:16
いまさらミス発見。
はー ファイアは 雷じゃないだろ。
と言うことで 訂正してやってください。
ノーミスでこれから行きたいなぁ
130 名前:マコ 投稿日:2004/10/23(土) 23:13
さゆみもそのころ 上空の敵と戦っていた。
「く ブーメランが効かないんだ まあ仕方ないよね。」
「当然よ」
うしろから少女がはなしかけてきた。
ひとりは 杖を もう一人は 眺めの槍を持っていた。
「上空モンスターですもん これを使いなさい。」
杖を受け取る。
「これ 見たことある。」
「それは ブリザーロッド。 吹雪を操れるのよ。」
「よし ブリザード。」
さゆみは杖を振り上げた。
すさまじい冷気が 鳥モンスター ロックを打ち落とした。
「やるじゃない。 ライトホーリー」
杖を持った少女が魔法を唱える。
光の玉が 上空にいた デスバードを叩き落す。
「あんたたちに負けてられない ブラックボール」
槍を構えると 黒い玉がいくつも飛び出した。
残りのモンスターたちを打ち落とす。
「やりますね。」
「こう見えても 光と闇の魔法使いよ。 あなたにまけてられない。」
「私も 力があればな。」
さゆみがつぶやいた。
「意味ありげな言葉ね でもそれは後よ。」
「ブリザード。」
3にんで 上空モンスターを全滅させた。」
131 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/23(土) 23:21
亀井は 裏にいた。
槍を構えていると 無効から 植物モンスターが現れた。
モンスターは 葉っぱのモンスターと 花のモンスターだ。
「よし 葉っぱからだ。」
亀井は葉のモンスターに槍をつきたてた。
周りの兵士も 槍や剣で応戦する。
すると 花のモンスターが 花粉をばらまいた。
「う くそ 毒?」
「だいじょぶか あんた?」
亀井が隙を見せたとき ナイフで 花のモンスターを切り裂く少女たちがいた。
「毒消しです。。」
「ありがとう。」
「こいつら 炎に弱いんだけど これしか武器がなくて。」
亀井に 雷の槍 サンダースピアをさしだした。
「でも やれます。 サンダー。」
当然植物にはあまり効果はなかったが 亀井の連続技に 次々と倒れていく。
「あんた 何者や?」
「さあ 何者でしょうね。」
亀井は スルーした。
「前に戦った高橋さんと同じ力を感じるね。」
「そやな。」
「知ってるんですか?」
「ああ ハイランドに行きたいって言うから 送って行ったんや。」
「ハイランド 私も行きました。」
「あんた 光の娘。の一人か?」
132 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/23(土) 23:38
「分かりません でも私には今 その力はありません。」
「何があったか分かりませんけど とりあえず敵を倒すことが先です。」
「そやな サンダー」
「ナイフ投げ。」
「サンダースピア」
亀井たちも 植物モンスターを全滅させた。
城のモンスターは全滅し 兵士たちは 王の部屋に呼ばれた。
「おお よくやってくれた そなたたちには感謝するぞ。」
「あの あなたたちは 何者なんですか?」
れいなが6人に質問した。
「来ると思ったよ。 仕方ない 私は 吉沢ひとみ 魔法戦士だよ。」
「私は 石川梨華。 ニンジャです。」
「うちは 加護亜依 海賊や。」
「同じく 辻希美 海賊です。」
「私は 藤本美貴 闇の魔法使い。」
「私は 松浦亜美 光の魔法使いです。」
6人は れいなたちの前で 名を名乗る。。
「私は 亀井絵里。」
「同じく 道重さゆみです。」
「私は 田中れいな。」
「あんたら 光の娘。やな。 高橋さんたちはどないした?」
「・・・・・・・・・・。」
れいなたちは 今までのことを話した。
「そうだったんだ。」
「私らに何ができるか分からないけど 力になるよ。」
加護たちが 仲間に加わった。
「そなたたちが 光の娘。だとは きずかなかった。 1つ頼みがあるんじゃ 実はこの辺に 3対のモンスターが住み着いてな。 そいつらをたいじして欲しいのだ これをやろう。」
王様から石版のかけらを二つもらった。
133 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/23(土) 23:50
亀井がパーツをつなぐ。
「あと三つね。」
「うん がんばろう。」
「その必要なし。」
上から声が聞こえ れいなたちが 上をみた。
「あんたたちは ここで死ぬのよ 大魔王さまの下へは行かせない。」
「あんたは誰や。」
「私は 魔王の手下 福田明日香。 死ね 光の娘。」
「させない ライトホーリー。」
松浦が魔法を唱える。
「サンダースピア。」
「絵里 私らも ファイアー。」
「ブリザード。」
「3魔法とは なかなかやるようだ ブラックホール。」
天井に大きな闇が現れ 全てを吸い込もうとした。
「うわああ。」
れいなたちは 自分を支えるので ひっしだ。」
「これじゃあ ナイフ投げも効かない。」
「しかたない サンダー。」
しかし雷もかき消された。
「く どうすればいいんや。」
「私に任せて 闇バリア。」
藤本が闇魔法を放つ。 ブラックホールが消えた。
「ふん 闇魔法とはやるな。 ブラックソード。」
「魔法剣 フレアソード。」
吉沢が 炎の剣を福田にたたきつける。
「ぐはっ なんの 暗黒の矢 アロースピリット。」
沢山の矢がれいなたちを襲う。
次々に体に突き刺さる。
「くそっ 闇の水晶があれば。」
さゆみの技 ブラックホールも使えない。
「私がやるよ ブラックホール。」
「ははは 効かないよ 闇の魔法だもの。」
「だったら ライトホール。」
松浦が光の孔を出現させた。
闇の矢が吸い込まれていく。
「何っ しまった。」
「お返しです カウンター3倍。」
辻が 福田に飛び掛り こぶしで攻撃。 反動で 部屋のすみまで飛ばされた
134 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/24(日) 00:48
「お おのれー このままですむと思うな。 デスメテオ」
「まさか そんな。」
藤本があぜんとする。
「ひ 光のバリア」
「遅いわ しねっ。」
「だめ 間に合わない。」
松浦がバリアをはる前に 福田の技が9人に突っ込んだ。
しかし
「こ この。」
「ばかな 技を剣で。」
吉沢がけんで デスメテオを抑えている。
「手伝うわ 忍術 カトン返し。」
石川のカトンとデスメテオが福田に突っ込んでいく。
「ばかなぁぁ」
「死ね サンダー」
加護の技も加わる。
「くっそお 大魔王様お許し尾 ぐわあああ。」
ドドーン 激しい爆発を残して 福田を倒した。
「時間は無いみたいね」
松浦が言う。
「さっきのメンバーで3箇所をいっきにたたきましょう。」
さゆみたちは チームに別れ 3対のモンスターを倒しに向かった。
135 名前:konkon 投稿日:2004/10/24(日) 22:34
お〜!四期+あややですか。
またまたおもしろい展開になってきましたね〜w
今後も楽しみです♪
136 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/27(水) 19:10
れいな 石川吉沢組は 海に来ていた。
拾い砂浜にたたずむ影があった。
「はは。 やっと来たみたいだな おれはサンダー お前たちはここで消す。」
「はたしてできるかな?」
吉沢が剣をぬいた。
「くらえ サンダーストーム」
サンダーは強力な雷を生み出す。
「ふん 魔法剣 ラスピレーション」
魔法剣が サンダーを吸収する。
「ほらよれいな お前がやればいい。」
吉沢は れいなに剣をパスする。
「わかった。」
れいなは フレアブレードに炎をともした。
「ダブル魔法 聖なる炎 フレアスター。」
強力な雷魔法と炎魔法が合わさる。
「火炎バリアー。」
バリアーをはったサンダーは そのまま身動きがとれないようだ。
「なんだ こいつ。 まるで時間だけを稼がせているような。」
吉沢は 石川に聞いた。
「たしかに 今までの敵はもっと強かった こいつらっていったい。」
れいなは サンダーを追い詰めた。
「く くそっ なぜだ なぜ私の力が発揮できない。」
「問答無用 くらえー。」
「う うわあああ。」
サンダーは消滅していった。
「なに この弱さは 闇の娘。たちは 何を考えているの?」
れいなたちは 疑問を抱きながら城へ戻っていった。
137 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/27(水) 19:18
さゆみ 辻 加護は 深い谷に来た。
「遅いぞ。 おれはファイアー お前たちを切る。」
しかし ここでも疑問が湧いてきた。
「うちらはひくで。 さゆみちゃん 一人で大丈夫やな。」
「え? どういうこと。」
辻 加護は 剣をおさめる。
疑問な顔をするさゆみに 辻は
「まあ 戦えば分かりますよ。 でも これは何かの前触れにすぎないって琴。」
「さあな でも なんだかいやな予感はするで。」
「何を言っている 3人まとめて死んでもらう。」
「いてつく冷気 ブリザード。」
さゆみは ブリザーロッドを振りかざした。
すさまじい冷気が ファイアーを包む。
「なんの フレイムシールド。」
炎がファイアーを包んだ しかし その威力は弱く あっという間に消え去った。
「なぜだ なぜだ なぜなんだー。」
ファイアーもまた 消滅していった。
「なに? いったい。」
「さゆみちゃん きずいたか。」
「まあ 分からなくはないでしょうね。 あ こんなものがありました。」
小さな玉と 石版のかけらを見つけた。
「これ 見たことある。 もどりましょう。」
さゆみたちもまた 城へ引き返した。」
138 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/27(水) 19:28
亀井 松浦 藤本は 城の入り口にいた。
「残りはこっちに来る。」
亀井が構える。
すると 海 谷の方から れいな さゆみたちが 引き上げてくるところだった。
「どういうこと? もう終わったの?」
「うん でも へんなんだ。 皆弱くて。」
「な なんで?」
「おしゃべりはそこまで 俺はブリザード お前たちを始末する。」
「き 来た。」
亀井が 槍を構える。
「ああ やっぱり。 絵里 そんなに気をはらなくていいよ。」
「何を言ってるんだ なめあがって 死ね。」
そのとき 後ろから 矢が飛んできて ブリザードを貫いた。
「ぐはっ な なぜ。 こ この矢は ぐはー。」
「ふっふっふ お疲れ様 ざこたち。」
「お前は誰だ?」
吉沢は 剣を投げた。
しかし あたらずに帰ってくる。
「あ あんたは。」
れいな 新垣が声を上げる。
「はは おぼえてくれてたんだ。 そうだよ 石黒だよ。」
「あんた あのモンスターたちに 何したの?」
「なに 簡単な手品だよ よわ〜〜くなる技をかけたんだよ。 わざわざ 死んでくれてありがとうってかんじねぇ。」
「あなたには 人間の血が流れてないの?」
「さゆみが前へ出る。
「うるさい 私には魔族の血だけで十分よ。 それとね いいこと教えてあげる。 たったいま 大魔王様の城が完成したのよ。」
「なんですって。」
亀井も槍を構える。
「さってと お楽しみは城でね。 待ってるわよばかども。」
石黒が消えるとき ふと思いとどまった。
「ああそうだ 光の3頭神 復活させていいよ どうせ使い物にならないから。 じゃあね ははは。」
「なんてやつだ。」
「どうする?」
れいなが聞いてきた。
そのとき 加護が 3個の玉に気がついた。
139 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/27(水) 19:36
「なあ これなんや?」
「さあ 分からない。」
そのとたん 玉が光りだした。
激しい光に 1同は目をつぶった。
「もうあけても良い。」
現れたのは 3人の戦士だった。
「あなたたちが。」
さゆみが頭をさげる。
3人の戦士は さゆみたちの前にきちんとならんだ。
「光の水晶を持つものか?」
その質問は れいなたちに取ってつらかった。
「私たちは 違います。」
亀井が言う。
「絵里。」
「では これから持つものだな。」
「えっ?」
3人は顔を見合わせる。
「それから 光の力を持つものよ。」
こんどは 松浦たちの方をむいた。
「私たち?」
「そうだ。 ともについてきてもらいたい。」
3人の戦士の力で 光の神殿にワープしてきた。
「ここは?」
「光の娘。たちは すでに 光の剣を手に入れているようだ。」
よく見ると 水晶が 水晶の大きさにぴったりな孔にはまっている。
「お前たちに光の水晶の力を授ける。」
「さあ 水晶を手に取るがいい。」
さゆみたちは かつて自分たちが持っていた闇の水晶と同じ属性の水晶を手に取った。
「すごい。 力が 力が満ち溢れてくる。」
3人は 自分たちの体に すさまじい力が湧いていることに気がついた。
「それと おぬし。」
140 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/27(水) 19:43
3人のうちの一人が 藤本を指差した。
「私?」
「そうだ。 お前に光の水晶を与える。 さあ 手にとれ。」
藤本も水晶を手に取る 同じように力があふれてきた。
「これで 闇の四天王に 立ち向かうための 光の四天王が誕生した。 今 闇の神殿に向かっている 光の剣を持つ戦士たちと力をあわせるのだ。」
「まこっちゃんたちだ。」
れいなたちには 確信がもてた。
「すでに 闇のちから ジェネラルマインドに必要な条件がそろいつつある。 闇の城も誕生してしまった。 闇はやがて全てをほおむるであろう。 そして それをくいとめられるのは おまえたちしかいない。 それと これを受け取るのだ。」
石版のかけらをもらった。
「さっきのモンスターたちが持っていたのもあわせれば これで全部ね。」
れいなは 石版のかけらをつなぎ合わせた。
1本の光りが ある方向を指している。
「この無効に 闇の城が。」
「そうだ。 そして これが最後の力になる。 闇の世界には存在しない 月の水晶だ。」
「月の水晶。」
「それを持つのは おまえだ。」
松浦が指名される。
「私が でも。」
「おまえには その力がある。 この力を使い闇をほおむるのだ さあ時間が無い 急ぐのだ 光りの娘。たち。」
光りの神殿の前にワープした。


141 名前:第5章 光と闇 その5 力を取り戻せ 投稿日:2004/10/27(水) 19:48
一国を争うって琴ね。」
さゆみが言う。
「皆 これが最後の戦いになると思う。 最後までがんばろうね。」
「悪いけど 私たちはぬけるよ。」
吉沢 石川が手を上げる。
「な なんで?」
「私たちは選ばれていない それと ここ ハロー王国の兵士だからな。 きみたちと行きたかったけど。」
「私たちも あとから行くから がんばって 応援しかできないかもしれない。」
「そうなんだ しかたないよね。」
れいなが言う。
「私たちは さきに行くことにするよ。」
藤本 松浦が手を上げた。
「あんたたちは その 剣を持つ戦士たちと合流しなさい。」
「私たちだけでも なんとかやっていくから 安心して。 きっと追いついてくれることを信じてるから。」
藤本は 光りの水晶を天にかざした。 まぶしい光が 二人をワープさせた。
「行こう 皆。 ここでいつまでもこうし照られない。」
「うちらも行くで。」
加護と 辻が仲間になった。
「行きましょう この方角は シーサイドの南の海上です。」
辻たちは 闇の城に向かった。
142 名前:第5章 光と闇 その6 いっぽうそのころ 投稿日:2004/10/27(水) 19:53
小川たちは 闇の神殿に来ていた。
「これは 闇の力?」
「でも すさまじいわ。 いったい何が。
小川たちは 広間にでてきた。
「これは まさか。」
紺野が 光りの神殿のことを思い出した。
「闇の四天王も現れたのね。」
「少し遅かったようね。」
「誰だ?」
小川が 光りの稲妻をたたえる剣 ライトサンダーを構える。
「はは 私はね 保田って言うのよ よろ。」
「あなた 何者?」
「まあ 大魔王様をたたえる 3本柱って言うのかしら。 それより あなたたちは遅かった もうすでに 闇の城は復活した。 そして闇の四天王も誕生した。」
「闇の四天王も?」
143 名前:第5章 光と闇 その6 いっぽうそのころ 投稿日:2004/10/27(水) 19:58
「まあね もう あなたたちに 勝ち目はない。 あきらめることね それでも来るって言うなら シーサイドの南に来なさい まあ 返り討ちだろうけどさ 楽しみに待ってるわ はあっはっはっは。」
保田は 消えていった。
「シーサイドの南。」
小川が地図を開いた。
「私たち4人で勝てるかわからない。」
「あさ美ちゃん 弱気になってどうするの? 私たちしかできないんだよ。」
「里沙ちゃん そうだよね 私たちしかできないんだもんね。」
「そうそう。 私たちががんばらないと。」
「行こう 皆 闇の城へ。」
4人は 闇の城に向かった。
しかし そのとき れいなたちも闇の城に向かっていることを4人はまだ知らなかった。
144 名前:マコ 投稿日:2004/10/27(水) 20:00
konkon 様。
引き伸ばしてきました。
まあ あまり結果は変わっていないような。
面白いのはこれからですよ。
お楽しみにしてくださいね。
145 名前:みっくす 投稿日:2004/11/01(月) 21:55
おもしろいですね。
これからきたいしてます。
あと、会話文と説明文の間に改行いれて1行空けた方が
読みやすい感じがします。
146 名前:konkon 投稿日:2004/11/05(金) 00:58
とうとう圭ちゃん登場っすね。
さてさてゴッキーズ(語呂悪)は
どうするんでしょうか?
そして、ロッキーズ(こっちは語呂いい)は?
マコさん、がんばってください!
147 名前:第5章 光と闇 その7 最後の戦いに向かって 投稿日:2004/11/05(金) 21:30
小川たちは闇の城に向かっていた
城の周りには 怪しい雲がかかっている。
「ここね。」
紺野は 剣の手入れをやめた。
「きたんだ ついにここまで。」
「皆心していかないと あっという間にあの世行きよ。」
高橋も言うが 3人も分かっていると言う様に返事をした。
「行こう。」
城の中は まっくらだった
「道が単純でよかったね。」
「迷路だったら あさ美ちゃん 迷う門ね。」
小川が ひょこっと顔を出す。
「そんなことないもん。」
「うんうん ありそう。」
新垣が言いかけて。
「あなた 誰? そこにいるのは分かってるのよ。」
「くくく やっぱり見破っていたか 嬉しいぞ 新垣 私だよ石黒だよ。」
「あ あなた。」
「知ってるの?」
「うん れいなちゃんと戦った。 前はれいなちゃんの力でなんとかなったけど 今回は。」
「ははっ 私もいたらどうなるかな?」
「な なんで。」
保田が後ろから現れる。
すっかり挟み撃ちだ。
「やるしかないみたいね。」
「かかってきなさい。 魔王様には 近づかせない。」
「ブラックソード」
保田が 黒く光る剣をふりかざす。
「ライトソード」
高橋が 光の剣でたいこうする。
光と闇の力がぶつかり合う。
「くっ なかなかやるようだ。 しかし 私の力には勝てない。」
「援護するよ 闇魔法 スロー。」
石黒は 紺野たちの周りの空気の動きを遅くした。
「な なにっ。」
「しまった マジックバリア。」
「無駄だ もうお前らは動けまい。」
「くそっ 愛ちゃん ファイアソード」
新垣は 剣に炎をともして飛び掛る。
「遅い 遅いわ 見切っているぞ。」
ばきっ と新垣は 軽く弾き飛ばされた。」
「り 里沙ちゃんだいじょぶ?」
「なんてことないわよ。 でもどうしよう まこっちゃん。」
「うーん。」
「闇魔法 アイスワールド。」
空気の温度が下がった。
「うわあああ。」
4人は寒さで身動きがとれなくなった。
「はっは どうするどうする?」
「く くそっ ファイアソード。」
「ふん 炎が小さくなっとるわ。」
148 名前:第5章 光と闇 その7 最後の戦いに向かって 投稿日:2004/11/05(金) 21:38
「サンダーソード。」
小川が攻撃した。
しかし 二人に難なくかわされる。
「ブラックソード。」
バシーン 小川も跳ね飛ばされる。
「くそっ どうすればっ。」
「死ね ここで終わりだ〜。」
「そうわさせない。」
闇から炎の玉が飛んできた。
「むっ 誰だ?」
「私よ 忘れたとは言わせない。」
闇から現れたのは 炎の水晶を持ったれいなであった。
「れいなちゃん。」
「ブリザード。」
こんどは二人を吹雪が襲う。
「うぐう。 次はまさか。」
空中から吹雪を放ったのは さゆみである。
「サンダー。」
終わりに雷が襲った。
「うわああ。 おのれ きさまら。」
「3人とも どうしたの?」
「紺野さんたちが気になって来て見たんです。」
「なんで水晶を?」
「3賢者を復活させたんです。」
「おのれ 失敗したのか こうなれば 皆まとめて終わらせてやる。」
「れいなちゃん 力かして。」
「はい。」
二人の周りにオーラが現れる。
「なにをするつもりだ。」
「こうするつもりよ。 炎の最強技 フレア。」

「なにっ。」
二人を 炎の塊が襲う。
「ぎゃああああ。」
「ば ばかなっ そんな 大魔王様 お許しおっ。」
二人は消滅した。
 
149 名前:第5章 光と闇 その7 最後の戦いに向かって 投稿日:2004/11/05(金) 21:48
「れいなちゃん 皆 無事でよかった。」
「あさ美ちゃん 安心はできないよ。」
「そうだ 私たちの仲間が 先に行っているはずです。 この先の扉の向こうみたいです。」
さゆみがおくの扉を指差した。
「行こう皆 これが最後の戦いなるよ。」
小川が 先頭を歩き出した。
「これで 終わるんだね。」
さゆみがれいなにいう。
「お父さんたちのかたき 今うってやる。」
炎の水晶を硬く握り締める。
「れいな 私もせいいっぱいがんばるから。」
亀井も れいなの手を握った。
「ありがとう 絵里。」
7人は 大きな扉を開いた。
すると・・・・。
「あっ 辻さんたちが。」
辻 加護 藤本 松浦が 敵と戦っている。
「あまいわ この私 大魔王中澤に 勝てると思っているのか。」
「無駄口はそこまでにするんや サンダー。」
「な なんの ファイアー。」
「あまいんです あなたのほうが ブリザード。」
「うわああ。」
「ライトブラスト。」
藤本の水晶からまぶしい光があふれる。
「うがああ。 ブラックフレア。」
黒い炎が4人を包む。
「ムーンシールド。」
松浦が 月の水晶をかかげた。
4人を黒い炎から守った。
「おのれえ。」
「これで終わりだ 亜美ちゃん行くよ。」
「うん。」
藤本 松浦が 詠唱をはじめる。
「ま まさか。」
「くらえ メテオ。」
隆盛が降り注ぐ。」
「うぐおおお。 この私 ぜったいに滅びぬ。 この私は ぜった い に。」
ドドドーン。
中澤は 倒された。
150 名前:第5章 光と闇 その7 最後の戦いに向かって 投稿日:2004/11/05(金) 21:56
「やったぁ。」
紺野が 飛び出していった。
「ああっ 高橋ちゃんやないか。」
「辻さん 加護さん お久しぶりです。」
「すごい。 私たち 必要なかったみたい。」
さゆみが苦笑した。
「やったよ 皆。」
皆が喜びにひたる中。
「どうしたの?」
紺野が 倒れた中澤の方を じっと見ている。
すると 中澤の体が光りだす。
「私は ブレスマインド 私は滅びぬ 永遠にな。」
「な なんで。」
「行くで のの。」
「はいな。」
「くらえ フレア。」
炎がおおい尽くす。」
しかし まったく効いていない。
「サンダーストーム。」
辻も魔法を唱えるが まったく効かない様だ。
「私は滅びぬ 永遠にな。」
「亜美ちゃん またお願い。」
「うん。」
「メテオ。」
隆盛が降り注ぐ。
しかし これも効かないようだ。
「な なんで。」
小川が驚愕する。
「私は滅びぬ 永遠にな。 そして 滅びるのはおまえらのほうだ。 メテオ。」
加護たちを 隆盛が襲った。
「うわあああ。」
激しい隆盛が4人を襲う。
4人はそのまま倒れてしまった。
「そ そんなあ。」
紺野が 4人に近寄っていく。
「私は滅びぬ 永遠にな。」
「なめないで。」
れいなが飛び掛る。
「やめてれいなちゃん。」
「ファイアー。」
後から さゆみ 亀井も続く。
「ブリザード。」
「サンダー。」
3人の技も まったく効いていない。
「そんな どうすればいいの。」
「はっ 3人ともよけて。」
紺野が叫ぶが。
「メテオ。」
「うわあああ。」
3人もまた メテオの餌食になってしまった。
 
151 名前:第5章 光と闇 その7 最後の戦いに向かって 投稿日:2004/11/05(金) 22:05
「私は滅びぬ 永遠に。」
ブレスマインドとなった中澤は 怪しい光を放っている。
「皆。」
れいなたちも 辻たちも まったく反応が無い。
「私たちしか いないね。」
紺野が言う。
「私たちがやるしか ないんだから。」
4人は剣を構える。
「私たちの力見せてあげる。」
そのとき れいなたちが動いた。
「え? こっちへきてって。」
紺野が さゆみに近寄っていく。
「紺野 さん こ これ を 世界をお願いしま す。」
氷の水晶を受け取った。
「がんばるから ゆっくりできないかもしれないけど 休んでて。」
紺野が 軽い回復魔法を唱える。」
さゆみは そのまま眠ってしまった。
「小川さん これを 受け取ってください。 世界を守ってください。」
亀井が 雷の水晶をわたした。
亀井は れいなに守られていたおかげで きずが浅かった。
「がんばるからね。」
小川は 亀井の手を握った。
「り 里沙ちゃん これを。」
れいなは かろうじて動く右手で 水晶を新垣にわたした。
「ありがとう。 がんばるから。」
新垣もまた 回復魔法を唱えた。
れいなのきずは 完全ではないが 回復した。
「高橋ちゃんって 言ったわね 私はもう。 だからあなたに まかせるわ。」
「はい きっと きっと世界を守ります。」
藤本から 光の水晶をわたした。
「皆 がんばってね。」
藤本も眠ってしまったらしい。
「でも 魔法が効かないんでしょ。 どうする?」


152 名前:第5章 光と闇 その7 最後の戦いに向かって 投稿日:2004/11/05(金) 22:10
「私が なんとかします。」
松浦が 立ち上がった。
「月の水晶よ。 私に力をかして。」
月の水晶が輝きだす。
まぶしい光が ブレスマインドを包み込んだ。
「すごい。 こんな力があったんだ。」
紺野が 光に目を細めた。
「私たちが あいてになる。」
光がやむと。
「私は滅びぬ 永遠に しかし それを邪魔するもの 滅ぼすだけ。」
「滅ぼすのは私たちよ。 世界を守るんだ。」
4人の水晶が輝きだした。
高橋を 光のオーラが包んだ。
新垣を 炎のオーラが包んだ。
小川を 雷のオーラが包んだ。
紺野を 氷のオーラが包んだ。
「さあ 私たちが相手よ。」
紺野たちと ブレスマインドの 最後の戦いがはじまった。
153 名前:第5章 光と闇 その7 最後の戦いに向かって 投稿日:2004/11/05(金) 22:13
みっくす 様。
すみません 次からやってみたいと思います。
期待にこたえられるようにがんばりたいと思います。
それから 初めましてでしたね。
これからもよろしくお願いします。
konkon 様。
こんな感じにしてみました。
どうなるのか。 こうなった(笑い。)
さあて 引き伸ばしの意味がそろそろお分かりいただけると思います。
いや まだかな?
これからを楽しみにしていてくださいね。
最後までついてきてください(オイ)
154 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光vs闇 投稿日:2004/11/20(土) 16:06
ブレスマインドは 人間の姿を捨てた 摩訶不思議な体をしている。
体は全体的に大きく その真ん中には巨大な目がぎらりと黄色い光を放っていた。
そして 体のあちらこちらに 何かの孔があいているのだ。
「何 あの化け物。」
それに あの孔も気になるわね」
「なんのためかしら。」
「分からない。 でも 注意は必要みたいね。」
新垣と高橋が話している間に 紺野と小川が攻撃態勢に出た。
小川は サンダーソードを 今野はブリザーソードをそれぞれぬいた。
剣を握る手に 緊張がはしる。
今まで戦ってきたものだけが感じることのできる感覚。
小川も 紺野も その感覚に慣れていたとはいえ これだけの感覚は初めてだった。
今まで戦ってきて感じたことのないような恐怖感が襲う。
「ねえ あさ美ちゃん。」
「ん?」
「もし まんがいち負けるようなことがあったら。」
不安な声で小川が言う。
その気持ちは 紺野も同じだった。
「大丈夫。 きっと勝てる。 私たちなら大丈夫だよ。」
紺野が 小川にささやいた。
まるで 自分で 自分にも言い聞かせているように。
小川も 紺野の気持ちをさっしたのか それ以上何も言わなかった。
新垣 高橋もいつの間にか 剣をぬいて 小川たちの後ろに立っていた。
「こうしてたってしょうがないよ。 行こうよ皆。」
「うん。」
4人がブレスマインドに向き合った
「行くぞ ブレスマインド。」
小川が先制攻撃に出た。
剣を片手でもち 気合をこめる。
155 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光vs闇 投稿日:2004/11/20(土) 16:06
ブレスマインドはその様子をただ見ているだけのようだ。
「何 あの構え。」
「まるで 見切っているみたい。」
紺野と新垣は ブレスマインドを見ながら話している。
「くらえっ サンダーソード。」
小川は 雷を剣にこめ そして ブレスマインドにたたきこんだ。
ばきばきばきっ。
激しい雷がブレスマインドに落ちた。
小川は力を緩めることをせずに 力でおしていこうとしているらしい。
「まこっちゃん それは危なすぎる 手伝うよ。」
紺野の剣を前に構えて力を貯めはじめる。
「よし 行くぞ。」
紺野もブレスマインドに向かって走り出す。
そして たかだかと飛び上がった。
「氷の力 ブリザーソード」
そして 氷の剣をたたきこむ。
「グググ ぐぐ ぐごごごおおお。」
ブレスマインドは 苦しみもがいているように見える。
二人の技は それだけ協力だった。
「いけるよ まこっちゃん。」
「あさ美ちゃん 力緩めちゃだめだよ。」
二人はさらに力をこめる。
「やった 効いてるみたい。」
新垣が完成を上げている。
「り 里沙ちゃん 油断はだめだよ。」
「あっ そっか。 よし 次は私だ。」
新垣は 剣と水晶を自分の前で構える。
そして 詠唱をはじめた。
「炎の力よ わが剣にこもれっ。」

156 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光vs闇 投稿日:2004/11/20(土) 16:07
新垣の周りに炎の力が集まっていく。
そしてその炎を 剣にこめると 剣はとたんに燃え上がった。
「炎の力 フレアソード。」
走り出した新垣の方を ブレスマインドはちらりと伺ったようだった。
しかし 新垣は それに気づいていないようだった。
紺野がそれをさっしたのか はっとする。
そのとき 氷の力が少しだけ弱まった。
ブレスマインドは そのチャンスを見逃さなかった。
「なに?」
紺野が 部レスマインドを見る。
「あさ美ちゃん。」
小川も紺野を見る。
雷の力も弱まった。
高橋が遠くからその様子を見て 無意識のうちにこう考えていた。
「何か来る」
そして次の瞬間には。
「何か来る。 3人とも気をつけて。」
高橋はこう叫んでいた。
3人はその高橋の様子に一瞬気を取られてしまった。
「えっ?」
新垣が ブレスマインドを見たときそれはおこった。
ブレスマインドが輝きだしたのだ。
激しい光が3人を包んだ。
そして ブレスマインドの目が赤く光りだした。
「死ね 闇の波動。」
目から赤い波動がほとばしった。
新垣は一瞬気がつくのが送れそれをまともにくらってしまった。
「うわあああ。」
新垣は そのまま空中に跳ね上げられる。

157 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光vs闇 投稿日:2004/11/20(土) 16:07
新垣は ひっしで受身をとろうとするがうまく行かない。
剣にこめていた炎が辺りに広がった。
新垣にはそれをコントロールする余裕も力もなかった。
「う くそっ。」
「り 里沙ちゃん。」
紺野が炎をよけながら飛び上がり 新垣をうけとめた。
「大丈夫?」
「な なんとか。 そうだ 炎を鎮めないと。 静まれ 炎よ。」
新垣が唱えると炎が消え去った。
「ふう 助かった。」
「あ あさ美ちゃん 下 下見て。」
新垣が叫ぶ。
今野が下を見ると ブレスマインドは その巨大な目で しっかりと敵を見ていた。
「しまった 射撃の範囲に入ってる。」
「くそっ マジックバリア。」
新垣がバリアをはるが ブレスマインドはかまわず技を発動した。
「メテオ。」
「しまっ。」
「う うわああぁぁ。」
紺野と新垣は メテオをよけきれなかった。
天からの流星にはバリアが効かなかった。
バリアを突き破り二人に容赦なく流星は降り注いだ。
受身を取ることもできずに 二人は地面へたたきつけられた。
二人はそれから動かない。
「二人とも。」
小川は 再び雷を剣にこめてブレスマインドに走った。
そして こんどは下から剣をたたきつける。
「サンダーソード。」
上を見ていたブレスマインドの不意をつくことができた。

158 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光vs闇 投稿日:2004/11/20(土) 16:08
雷が ブレスマインドの1つの孔から 体内へ流れ込んだ。
ピキッ 孔の1つにひびが入った。
それを見計らって 高橋がブレスマインドの周りを走り回った。
「まこっちゃん よけて。」
小川は空中に飛び上がって 受身をとり地面へおりたった。
「よし 行ける トルネード。」
高橋の走った場所からするどい風のちからがふきだした。
ブレスマインドを風の壁がおおいつくしていく。。
そして風がやんだときにはブレスマインドの体にはいくつも傷がついていた。
「やったぁ まこっちゃん おすよ ライトブレイン。」
高橋は剣を天にかざした。
光の力が剣にやどっていく。
高橋はその力を放った。
「OK サンダーソード。」
小川も雷を放ち 高橋を援護していく。
ブレスマインドには さらに傷がついていくのが分かった。
しかし。
「あまいわ 死ね 闇の波動。」
こんどは二人に波動が襲い掛かる。
「危ない まこっちゃん。」
「でも 今技をとめたら。」
そのとき 後ろから声が聞こえてきた。
見ると 紺野が立ち上がり 水晶を構えているところだった。
横では まだ新垣は気を失っているらしい。
「左右によけて。」
紺野が傷だらけの体で叫ぶ。小川たちは 言われるがまま 左右に飛ぶ。
「あさ美ちゃん 何を。」
高橋が叫ぶ間もなく 今野がバリアをはった。
「マジックバリア。」

159 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光vs闇 投稿日:2004/11/20(土) 16:09
「跳ね返し?」
小川はさらに雷を剣にやどらせる。
高橋は 新垣の傷を回復させるために 新垣にかけより回復呪文をかける。
「このものの傷を癒したまえ ライトヒール。」
あわい光が新垣を包む。
「なんとかがんばって 次はあさ美ちゃんだから。」
高橋が紺野に話しかける。
紺野は 波動を見ながら言った
(私は大丈夫。 里沙ちゃんを早く。」
そして 波動は 紺野のバリアに直撃した。
しかし バリアにはじかれるどころか バリアを突き破った。
紺野は あっと言う間に壁まで弾き飛ばされた。
「くそっ ブレスマインド。」
なんとか立ち上がる紺野のもとに 新垣の傷を回復した高橋が走る。
新垣は 完璧に回復をしていなかった。
どうやら途中で高橋を 紺野のもとへ行かせたらしい。
新垣は 再び炎をともす。
「フレアソード。」
新垣が 後ろから炎を放った。
ブレスマインドに さらに傷がついた。
「おろかな まだ分からぬのか。 お前たちに私を倒すことはできん。」
ブレスマインドが初めて言葉を話した。
4人は驚いたが 高橋が反論する。
今野も傷を回復してもらい 再び剣を構えてたっていた。
「私たちは負けない 絶対に。」
高橋も 剣を構えなおし ブレスマインドに走る。
「ブラックホール。」
ブレスマインドは 空間をゆがませて 強力な重力空間を作り出した。
「うわああぁぁ。」
4人は地面に吸い込まれていく。
160 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光vs闇 投稿日:2004/11/20(土) 16:09
すさまじい重力が4人を押しつぶした。
「く くそ なんとか なんとかしないと。」
すでに右腕がやられたのか 紺野が左手で剣を構える。
「でも どうすれば。」
小川も立ち上がるが剣をもっていない。
どうやら両腕が折れてしまったのだろう。
高橋 新垣は動かない。
4人を 最大の危機が襲った。
161 名前:マコ 投稿日:2004/11/20(土) 16:12
はい 久々の更新でした。
今までの小説ではナレーションが少ないと言う意見を ある方からいただき ナレーションをつけるための修行をしてきました。
それで 書いてみたのですが 自分ではいまいちのような気蛾します。
もう少し早めに更新できるようにがんばりたいと思います。
162 名前:konkon 投稿日:2004/11/24(水) 08:01
久々に読ませていただきました〜♪
ゴッキーズ・・・がんばりますね〜(しみじみ)
そして作者さんも負けずにがんばってください!
163 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い光 vs闇 投稿日:2004/12/12(日) 23:14
紺野と小川が さらに攻撃を仕掛ける。
「サンダー。」
「ファイアー。」
ブレスマインドは それを物ともせず かき消した。
「そ そんな。」
「も もうだめだ。」
「死ね 闇の波動。」
二人は そのまま攻撃をうけ 壁に突っ込んだ。
「ぐはっ く くそっ。」
「強い 強すぎるよ。」
二人はすでに 攻撃をよける力が残っていなかった。
4人はそのまま動かなくなった。
「ぐはは。 これで世界は私のものだ。」
ブレスマインドがそう思ったとき ふいに横から剣が飛んできた。
「こ これは。」
見ると 自分で体力を回復した 辻 加護 松浦 藤本が立っていた。
「こんどは うちらが相手やで。」
「ほざけ 闇の波動。」
「ムーンバリア。」
松浦が 闇の波動をバリアで止めた。
「なにっ。」
「闇の波動返し。」
松浦が さらに剣を振り上げ叫ぶと闇の波動が ブレスマインドに跳ね返った。
「サンダー。」
「ライトブレス。」
松浦の後ろで 魔法の詠唱を終えた辻と藤本が 前に出た。
そして 杖と剣から それぞれ魔法を放った。
「ぶおー なに お前らは 光の戦士ではないはず。 どこにそんな力が。」
加護が ナイフを構えて ブレスマインドに走る。
「強いのは皆同じや。」
164 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い光 vs闇 投稿日:2004/12/12(日) 23:14
ナイフをブレスマインドに投げつけた。
見事ナイフは深々と突き刺さる。
「ナイス あいぼん。」
辻が ブレスマインドを見る。
加護を見る。
「危ないっ。」
藤本が次に叫んだときには 加護は地面にたたきつけられていた。
「な 何すんねん。」
「大丈夫?」
辻が走りよってきた。
「へいきやで。 もう1発。」
ナイフを取り出して ブレスマインドに走り出した。
「はは 2度も同じ技はくらわない サンダー。」
いかづちが辻 加護を襲う。
「ムーンバリア。」
松浦のバリアが ぎりぎり技を跳ね返した。
加護が 後ろからナイフを投げる。
「ぐはっ な なぜだ。」
「やった。」
藤本たちが ブレスマインドに近づいた。
「終わりやで。」
「観念することですね。」
4人が 剣を構えると。
「この私が 負ける・・・と 思ったか メガクエイク。」
とたん 地面が崩れた。
「うわあああ。」
4人は地面が崩れた穴へ落ちていった。
その上から 岩や土が降り注いだ。
「はははあ どうだ。」

165 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い光 vs闇 投稿日:2004/12/12(日) 23:15
辻 藤本が 顔を出した。
「くそっ あいぼん しっかり。」
「亜弥ちゃん。」
加護たちは 辻たちに背負われたままうごかない。
「あんたは悪魔だ。」
辻がブレスマインドをにらみつけた。
「うるせえ。 悪魔に決まってるじゃねえか。 私は最高の力を手に入れた。
私に勝てるものはいない。」
「くそ。」
辻たちも そのまま倒れた。
「無理なんだ。 人間たちにこの私はたおせん。」
「それは どうかな?」
「なに 誰だ。」
「私たちだって あんたに負けられないのよ。」
そのとき 目の前がまぶしく光った。
ブレスマインドは まぶしい光に 目をつぶった。

166 名前:マコ 投稿日:2004/12/12(日) 23:16
久々に書いたのに 量が少なくてすみません。
今 ちょっとしたスランプで なかなかイメージが湧いてきません。
何とかがんばります。
167 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光 vs闇 投稿日:2005/01/18(火) 23:04
小川たちが立ち上がった すさまじい光の中から。
「な なんだと。」
小川たち4人を 小さな少女たちがかこんでいた。
「私たちは 光の水晶をつかさどる妖精 [Berryz。」
8人の少女は 皆 背中に羽があり 槍を持っていた。
小川たちは [Berryz の力で 復活したのだ。
「よみがえれ 辻 加護 松浦 藤本。」
「よみがえれ れいな さゆみ 絵里。」
声をそろえてそう叫ぶと 強い光が再びあたりを包んだ。
そして 傷ついていた仲間たちが 次々と 復活した。
「あなたたちは。」
さゆみが [Berryz を見つめて言った。
「はい あなたとともに れいなを助けたものです おかげで 強い力を手に入れることができました。」
さゆみの目から 涙がこぼれる。
「良かったね 皆 よーし。」
さゆみが 空高く飛び上がった。
「れいなっ。」
さゆみが叫ぶと同時に れいなが空へ飛び上がる。
そして [Berryz も 空へ舞い上がった。
「ブレスマインド かくご。」
れいなが剣を 真上へかざす。
「ほざけ 闇の波動。」
ブレスマインドが 技を放ってきた。
「バリアー サイコシールド。」
[Berryz の一人が 槍をすばやく回転させて 風のバリアーを作り上げた。
闇の波動は そのバリアーで かき消された。
「なっ 何だと。」
168 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光 vs闇 投稿日:2005/01/18(火) 23:11
「あんたの弱点は 技が強すぎて 自由に扱えないこと。」
さゆみが 杖をかまえる。
「だから あなたの攻撃をかわせば しばらく私たちが有利。」
れいなも 剣を構える。
「皆 力を貸して。」
[Berryz が叫ぶ。
小川たちも力を貯め始めた。
地鳴りが辺りを覆いつくし すさまじい力が満ち溢れた。
「くそっ 負けるものか 闇の波動。」
しかし その力も 周りの力には及ばず あっという間にかき消された。
「世界を守るのは 私たちだっ。」
今野が飛び上がって 剣を振り下ろした。
「ぐあぁ。」
そして 残りのメンバーが技を放った。
「[Berryz術 恋の呪縛 ブラックアンドライトアロー。」
1本の巨大でまぶしい 光の矢が ブレスマインドへ向かっていく。
「ぬわああ。」
技を放つが ブレスマインドには なすすべがなかった。
「おわりだああぁぁぁ。」
すさまじい爆発が周囲を包み 天井 壁 柱が崩れ落ちる。
「く 崩れる。」
「皆さん 先導します 逃げましょう。」
「[Berryz術 テレポーテーション ライティング。」
外へ 小川たちが非難したとたん 建物が ものすごい大爆発を起こした。
169 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光 vs闇 投稿日:2005/01/18(火) 23:21
「やった。」
れいなが 飛び上がってさゆみに抱きついた。
「お母さんたちの 固き うてたよ ありがとう さゆ 皆。」
れいなが 涙を流す。
「[Berryz。 うーん 佐紀ちゃん 友理奈ちゃん そして 皆 ありがとう あなたたちは りっぱな妖精よ。」
さゆみが 8人に握手をした。
「ありがとう さゆみちゃん あなたのぶんまで 私たちがんばったよ。」
「うん 十分がんばったと思うよ。」
さゆみは ついに泣き崩れた。
「良い風景だね。」
小川も もらい泣きをしているらしい。
隠しながら 涙をふいている 紺野や 新垣に話しかけた。
「うん そうだね。 良かった これで 世界に平和が戻るのね。」
「良かった 良かった さゆみちゃん れいなちゃん。」
紺野も さゆみたちと 泣き崩れる。
こうして 光の妖精の力をかりて 光の戦士たちは 世界を救った。
魔物の気配が辺りから消え 夜明けがやってきた。
「でも まだ 戦いは終わらないわ。」
亀井が言う。
「分かってる 闇の水晶の 四天王でしょ。」
「闇の世界で てぐすねを引いて 待っていますよ。」
[Berryzが 光の戦士たちに 力を与える。
「この 力で 世界を 本当の平和へ導いてください。」
そう言うと [Berryzは消えていく。
「私たちの役目は終わりました さゆみちゃん ありがとう 私たちは消滅するの。」
「そんな 皆 消えないで。」
さゆみが 辺りを見回す。
[Berryzの声は いつしか 心に直接響いてくるようだった。
「私たちの力は 長くもたないの。 妖精になったら とても短い人生になるのよ。」
「そんな そんなぁ。」
「ありがとう さゆみちゃん さようなら。」
「皆ああ。」
[Berryzは 光の中へ 消滅していった。
170 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光 vs闇 投稿日:2005/01/18(火) 23:27
「皆 行こう 闇の世界へ。」
さゆみが 剣を振り上げると 闇の世界への入り口が開いた。
光を通さない 闇の空間。
「行こう 皆。」
小川が言うと さゆみが目を伏せた。
「私たちだけで 行くわ。」
「あさ美ちゃんたちには 悪いけど これは私たちの問題だし 闇の世界へは 闇の水晶を持っていた人しかはいれない。」
れいながつづけた
「そ そんな 危険すぎる。」
「普通の人間は 闇の世界へ 入ったとたん 闇の力で消滅しちゃう。 ごめんね。」
れいな さゆみ 亀井が 孔へと飛び込んだ。
何もしてやれない 小川たちは ただ その様子を見守るしかできなかった。
「行こう 私たちは 光の大賢者の所へ。 きっと何か 良い手があるはず。」
小川 紺野 高橋 新垣が 手を上げる。
「私たちは ハロー王国へ帰るよ。 足手まといだし 準備があるの。」
松浦たちは 小川たちの 返事を待たずに テレポートしていった。
小川たちの さらなる戦いがはじまった。
この話は また どこかで。
171 名前:第5章 光と闇 その8 最後の戦い 光 vs闇 投稿日:2005/01/18(火) 23:27
光と闇 終わり。
172 名前:マコ 投稿日:2005/01/18(火) 23:29
むりやり 終了させたみたいな終わり方ですみません。
ネタはできあがっていたのですが 終わり方が ありきたりだと面白くないと思ったので。
これを 考えるのと スランプ脱出に 時間がかかりすぎてしまいました。
これで 光と闇を 終わります。
皆さん 更新速度がめちゃくちゃで すみませんでした。
闇の世界の物語を書くと気は きっと 早く書けるようになっていると思います。
今まで ありがとうございました。
173 名前:序章 投稿日:2005/01/27(木) 18:31
「フレアー」
激しい魔法が モンスターたちを飲み込む。
モンスターと向かい合う少女たちにも 体力的に限界が来ていた。
「くっ しぶとい。」
一人の少女がつぶやく
「アンド しつこい」
もう一人の少女も続く。
こんな場所でギャグとはと あきれる少女たち。
「で でも このままじゃ 完璧に負ける。」
そう 確信していた。
闇の世界へ入り込んだ少女たち。
れいな さゆみ 亀井の3人は 闇の世界のモンスターに 大苦戦を強いられていた。
「くそっ ブリザード。」
しかし 1体のドラゴンが炎を吐き出した。
「うわあっ。」
れいなが とっさにさける。
「マジックバリアも効かないし どうすれば良いの。」
サユミが 炎かられいなと 亀井を引き離す。
「トルネード。」
亀井が 槍をすばやく回転させて作り出した竜巻を モンスターたちに投げつける。
しかし まったく効いていない。
「も もうだめ 限界。」
3人は モンスターの炎の餌食になった。
174 名前:序章 投稿日:2005/01/27(木) 18:31
小川たちは・・・・。
「ここ? 大賢者のいる祠って。」
1つの 古びた祠の前に来ていた。
れいなたちが 闇の世界へ入ったときから この祠を探していたのだ。
すると 4人の頭の中に 声が響いてきた。
(そなたらは 光の戦士だな。 中へ進め。)
4人は つられるように 中へ入った。
「よく来た。 私が 光の水晶を束ねる 大賢者だ。」
自分で大賢者と言うところが面白いと 小川は思った。
「闇の世界へ 行ったのだな 闇の娘。たちを追いかけて。」
どうやら 全てお見通しらしい。
「はい 仲間が向かいました。」
答えたのは 新垣。
れいなのことを ずっと気にしていた。
新垣は れいなの本章を知っている。
強がる中に とても弱い人格を持つれいなは 新垣と旅をしたとき 心を許し 涙を流したことがある。
それいらい 新垣は れいなを守ると いつも言っていた。
闇の世界へ入り込めない自分を とても悔やんでいた。
「そいつはまずい。 彼女らはいずれ 闇の世界に飲み込まれる。 たとえ 闇の水晶を持っていたとしても 今持っていなければ意味がない。」
「そんな。」
前へ出たのは 紺野。
さゆみと旅をしたことがある。
「どうすれば。」
高橋も 大賢者に近づく。
「お前たちが 行くしかない。 だが 入り口は 闇の戦士しか開けん。」
れいなたちがいない今 闇の世界への入り口を 開けるものがいないのだ。
「どうすれば良いんですか?」
「これじゃ。」
大賢者が取り出したのは 以前集めたことのある 石版のかけらにそっくりだった。
「これ この石版ににてる。」
175 名前:序章 投稿日:2005/01/27(木) 18:32
小川が 袋から石版を取り出す。
「おお それを持っていたとは。 それは 闇の世界への入り口を開く石版じゃ。 この世界には それと 今ここにある 石版 そして もう1枚が 世界のどこかに眠っている。」
大賢者は 巻物を開き 説明した。
小川たちも 真剣に聞く。
「そう あと1枚は ハロー王国にあると思うが。」
「あそこに。 じゃあ 加護さんたちに聞けば。」
ハロー王国に 準備があると帰っていった 松浦たちを 思い出した。
「ありがとうございます。」
「うむ。 石版を全て集めたとき また ここに来なさい。 力を授ける。」
大賢者は そう言い 4人を ハロー王国へ テレポートさせた。
176 名前:マコ 投稿日:2005/01/27(木) 18:33
突然復活しました。
理由は スレッドが 過去ロムに 行かないうちに書き上げたかったからです。
と言う訳で 行進速度の修行をしないままの復活。
不定期行進に またお付き合いください。
またがんばります。
前と同じように 放棄はしない方向で行きます。
177 名前:光と闇 投稿日:2005/02/22(火) 01:53
さゆみは ふと目を覚ました。
「こ ここは?」
辺りを見回すと 壁と水だった。
そして 目の前には会談 後ろは行き止まりだった。
水のながれる音だけが 辺りを支配していた。
「前に進めってことね。」
さゆみは 会談をゆっくりと上っていく。
そのとき 声が聞こえた。
「あはははっ 目が覚めた? おろかな人間だな。」
「誰? どこ?」
さゆみは 水晶を構えて辺りを見回す。
しかし 誰もいない。
「無駄だよ むだ。 私は この塔のどこかにいるのよ おばかさんね。」
「なっ。」
水晶を取り落としそうになり 持ち直す。
「私は 四天王の矢口 あなたの命 ちょうだいするわ。」
塔のどこから 声がするのかが まったく分からなかった。
さゆみは 会談を駆け上がった。
そこは 広い場所だった。 また水がながれている。
まっすぐ行った所に また会談が見える。
178 名前:光と闇 投稿日:2005/02/22(火) 01:54
「いったい どうするの?」
「あんたには 用はない。 今私の横で眠っている れいなには洋画あるけどね」
「れいな? あなたの横にいるの?」
「あーららあ つい口が滑っちゃった。 まあいいわ。 ええ いるわよ。 早くしないと こいつ殺すから。」
さすが四天王。 命をなんとも思っていないらしい。
あせるさゆみ。 しかし うかつには 動けない。
相手のダンジョンの中であれば なおさらだった。
さゆみは とりあえず前の会談へ向かって歩き出した。
「そーら ひっかかった。 いけっ ボーンナイト」
突然 さゆみの目の前に 骨の騎士が現れた。
両手には 骨でできた剣が握られている。
「くっ 魔界モンスターか。」
さゆみが 剣を構えて後ろへ下がる。
「やってしまいなさい。」
「はっ 矢口様。」
ボーンナイトは 突然自分の剣を空中へ放り投げた。
剣が 回転をはじめ さゆみへ突撃してきた。
「くっ。」
さゆみが ぎりぎり交わす。 
剣が 壁を抉り取った。
「あれにあたったら 絶対に助からない。」
179 名前:光と闇 投稿日:2005/02/22(火) 01:55
さゆみは 剣をよけながら 攻撃手段を考えていた。
剣の技があたらないと分かったボーンナイトは 剣を自分の手に戻した。
「ほほう しかし 逃げてばかりでは 私には勝てんぞ。」
「分かってる。」 
しかし 攻撃手段が見つからない。
さゆみに焦りが出てきた。
「れいなを助けなきゃ。」
「安心しろ あの世であわせてやるよ。 永遠に」
ボーンナイトは 体を破裂させた。
辺りに骨がばら撒かれる。
その骨が さゆみへ攻撃を仕掛ける。
さすがに 全てをよけきれない。
さゆみは 何箇所も傷をおった。
「そうだ。」
さゆみは 骨をよけながら 詠唱をはじめる。
「光の力よ 我に聖なる力を。 ホーリーボール」
さゆみは 骨の集団に向かって 光の玉を投げつけた。
骨のいくつかが消滅していった。
「わっはっは 面白い しかし 私の本体を傷つけられるかな?」
骨はなおも攻撃を続けてきた。
さゆみは 光の玉を 何度も投げつける。
しだいに 骨の数が減っていく。
本体となった ボーンナイトは 邪悪な光をたたえた 光だった。
「我に勝てると思うな 闇の波動。」
さゆみは 愕然としてその場に固まった。
闇の波動とは あのブレスマインド最強の技だった。
それを いとも簡単に辺りへ発射した。
さゆみは おもいっきり壁にたたきつけられ そのまま気絶した。
180 名前:光と闇 投稿日:2005/02/22(火) 01:56
一方 小川たちは ハロー王国へやってきていた。
船を折り マチを歩いていると 向こう側から 見慣れた人物が歩いてきた。
「おお 久しぶりやな。」
加護と 辻だった。
町中は 騒然となっていた。
数日前に モンスターの襲撃があったらしい。
加護たちが手をうったらしいが マチにはいくつもの傷跡がめだった。
「久しぶり。 話は後で。 それより。」
小川は いろいろ聞きたかったが とりあえず話を進めなければと 加護に用件を伝えようとした。
しかし 加護は それを制した。
「石版やろ。 王様には話がついてるんや。」
加護たちは モンスターを倒した後 王様へ 石版の話をしてあったらしい。
話が早いと 小川たちは さっそくお城へ向かった。
加護たちが 王の間に 小川たちを案内してくれた。
途中で 藤本 松浦 吉沢や 石川にもあった。
10人の戦士たちを 兵士は道の両側へ並んで出迎えた。
そして 王の間の 大きな扉をくぐった。
「光の力を持つ戦士たちよ。 私の力を必要とするときが来たようだ。」
「王様 石版は?」
181 名前:光と闇 投稿日:2005/02/22(火) 01:56
新垣は 話をすすめた。
「うむ。 あれを?」
王様は 兵士に何かを伝えた。
「はっ ただいま。」
兵士が合図をすると 奥から箱を持った兵士が現れる。
王様は 箱から石版を取り出した。
「これが 2枚目の石版 そしてこれが 3枚目の石版のかけらじゃ。」
高橋が 石版を受け取り 小川がかけらを受け取った。
小川がかけらをつなぎ合わせる。
3枚目の石版には まだ1枚 かけらが足りなかった。
「もう1枚ですね。」
松浦が 王様の方を向いた。
「大丈夫だ。 もう1枚も子の城のどこかへ眠っている。」
「王様 もう1枚のかけらが見つかりました。」
兵士らしき人物が かけらをはめこんだ。
182 名前:光と闇 投稿日:2005/02/22(火) 01:58
「あはははははは 最高だね ほらさゆみ 動け まだお前は死なせない。」
矢口は 水晶玉を覗き 笑った。
「あ あんたは最低よ。」
れいなは いつの間にか目を覚ましていた。
そして 矢口を睨みつける。
「あは 全然怖くない そもそもあんたらが 闇の世界に来なければ 死ななくてすんだんだよ ばかはあんたらだ。」
矢口は れいなに そう言った。
れいなは 言葉を失った。
横ではまだ 傷だらけの亀井が気を失っていた。
「あはは おっかしいね そう言えばあんた昔から そうだっ」
矢口はそのとたん 頭をおさえて倒れこんだ。
「ぐう 頭が あたまがっ わ 割れそうだ。 何 あんたはなんなのよ。」
れいなも あっけに取られて 矢口を見た。
頭を抑えて うずくまっている。
れいなは その様子を見ているだけだった。
「ぐうう く くそっ なんなんだ う うわあああああああああ。」
矢口は すさまじい光を放ちそのあと その場へ倒れた。
そして れいなの意識もしぜんと失われていった。
183 名前:光と闇 投稿日:2005/02/22(火) 01:58
優しい光が れいなと矢口を包んだ。
その懐かしいような感覚に れいなは 身を任せた。
そのとき れいなは夢を見始めた。
モンスターに襲われる城。
その中に れいなと矢口はいた。
辺りは すっかり燃えて 火が容赦なく二人にふりそそいだ。
矢口は剣を振り 何対ものモンスターを切り倒す。
れいなは 矢口の後ろで怯えていた。
「逃げて れいな あなたは 光の力を持つ子よ 今死んだらだめ。」
矢口は 沢山の 骸骨と戦いながら言う。
「お おねえちゃん。」
れいなは 恐怖のあまり その場から動けない。
「ったく しょうがないわね テレポート。」
矢口は 杖を振り上げて れいなを城の外へワープさせた。
「さようなら れいな・・・・。」
そうだった。 私は その後 村まで歩いて。
それで モンスターが追いかけてきた。
絵里にあったのは その村だった。
私は 水晶にあやつられて 村を焼いた。
行く当てもなくて さゆみに拾われたんだった。
184 名前:光と闇 投稿日:2005/02/22(火) 01:59
れいなの目から しぜんと涙があふれてきた。
私は 姉を殺そうとした。
私は 私は。
れいな 亀井 さゆみ そして矢口は 不思議な光に包まれる。
そして どこからとも泣く 優しい声が聞こえる。
「れいな 真里。 やっとあなたたちをめぐり合わせることができました。」
「誰?」
れいなは 声の主に聞いた。
「やはり れいな 覚えていないのですね。 無理もありません。 まだあなたは 幼かったですからね。 真里 あなたはどうですか?」
横を見ると 懐かしい目をした矢口が 上を見ていた。
「お母 さん。」
れいなは わが耳を疑った。
「お母さん なの?」
「そうだよ れいな あの声は 私たちのお母さん。」
れいなは そう言うとうっすらと残る記憶をたどった。
子守唄が聞こえる。
れいなが眠るまで、 矢口が眠るまで ずっと歌ってくれた子守唄。
その歌が聞こえなくなったのは いつのことだろうか。
記憶がよみがえるごとに 涙があふれる。
185 名前:光と闇 投稿日:2005/02/22(火) 02:00
「私は 私は 私は。」
「いいのです れいな 全部忘れてしまった方が良かったのです。 でも あなたたちの争いを これ以上 見ていられなかった。」
「母さん。」
矢口の目からも 涙がこぼれた。
「あなたたちが 倒すのは 闇の3人と そのボス つんくです。」
れいなたちは その声に耳を傾けた。
いつのまにか れいなの両側に 傷ついた 亀井とさゆみが眠っていた。
「さあ 行きなさい あなたたちの力を信じる仲間の元へ。」
そして 光が消え れいなたちは 小川たちの前へワープしてきた。
倒れこむ4人に 当たりは騒然となった。
「れ れいなちゃん。」
「さゆみちゃん」
「亀井ちゃん。」
小川 新垣 紺野が それぞれかけよった。
そして 矢口がともに倒れているのを見て 高橋が剣をぬいた。
「こいつ のこのこ 出てきて 覚悟。」
それを 加護が止めた。
「止めるんや あんたの目には 何も見えんのか?」
高橋は そういわれてはっと我にかえった。
王様が なつかしそうな顔になる。
「戻ってきてくれたのか 真里。」
その言葉に 周りが固まった。
186 名前:光と闇 投稿日:2005/02/22(火) 02:01
「ま まさか そんな。」
松浦が 王様を見る。
「私は 最低な人間だ。 れいなも 真里も 私の娘だ。 だが 私はその真実を 封印した。」
小川が 王様につめよる。
「なんで どうしてそんなことを。」
王様は 重い口を開いた。
「守れなかったからだ。 れいなも 真里も そして妻も。 私は 城を守れなかったのだ モンスターから。」
小川も 何もいえなくなってしまった。
王は ずっとその事実を封印していた。
れいなたちが来ても それをずっとこらえていた。
自分には 娘と言うしかくがないと思って。
「とりあえず さゆみちゃんと 亀井ちゃんの手当てをしないと。」
紺野が叫んだ。
兵士が何人かで さゆみと亀井をつれていった。
「とにかく今日は 休むが良い。 部屋を用意しよう。」
誰も反対派しなかった。
けが人がいるのだ。
さらに 王の話をきき 誰もなにも言えないことに苛立ちを覚えていた。 
小川たちは 重い空気をまといながら 王が進めてくれた部屋へ向かった。
そして 小川は 亀井 紺野はさゆみ さらに 新垣は れいなの看病をした。
187 名前:マコ 投稿日:2005/02/22(火) 02:02
どうもお待たせしました。
1ヶ月以上開けた割にはしょぼい行進ですみません。
なかなかストーリーが思いつかないため いろいろゲームをやったりして研究していました。
これからもがんばりたいと思いますのでよろしくお願いします。
188 名前:マコ 投稿日:2005/04/06(水) 20:21
2ヶ月も放置して申し訳ございません。
まったく進みませんが 生存報告をしておきます。

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