ひとみ’s LIFE
- 1 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 00:14
- 初投稿させて頂きます。
吉澤ひとみ主役。
いしよし&メンバー外人物のお話です。
エロ有りの予定です。
一応、恋愛物です。
更新は一週間に1回か2回を目安にしています。
とにかく頑張って投稿して行きますので宜しくお願いします。
- 2 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 00:14
- あたしの名前は 吉澤ひとみ 19歳
ひょんなきっかけでモーニング娘。と言うアイドルグループに所属している。
現在は男前キャラを演じてアイドルと呼ぶには少し微妙な感じ。
そんな吉澤の恋物語、誰も知らない秘密のお話が始まります・・・・・。
- 3 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 00:15
- まだアイドル路線で頑張ってた頃。
オフで買い物に出掛けた時の出来事だった。
「おい、あれってよっすぃ〜じゃね?」
「お!俺達ラッキーじゃん。握手してもらおうぜ」
何も気づかず街中を帽子を深くかぶって歩くあたし。
その後ろを二人組みの男の子が、ソロリソロリとついてきている。
信号が赤だった、あたしは止まって車道を何気なく見ていた。
「あの〜モーニング娘。の吉澤ひとみさんですよね?」
「俺達ファンなんです、握手してもらえませんか?」
そう言って声をかけてきた二人組み。
一応事務所からストップかけられているので丁寧に断った。
「ほんっとうにダメですか?物凄くよっすぃ〜のファンなんです!」
どこからか携帯の着信音が聞こえる・・・・I WISH だ!
鳴っている携帯の持ち主は、声をかけてきた内の一人。
「ぁ、電話。誰だろう」
そう言いながら携帯を手にし、パカッと開き会話を始めた。
ストラップが何気なく目に入る・・・・・・ごっちんのストラップじゃん!
あたしは嘘をつかれた事が腹立たしかったので、到底握手なんてする気になれなかった。
前を見ると信号は青に変わっていた。
「ごめんなさいね、これからも応援して下さいね^^」
怒りを押し殺し笑顔でそう言い信号を渡り始めた。
- 4 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 00:15
- (はぁ・・・あたしって単純なのかなぁ。あたしのファンだって信用して握手しちゃおうと思っちゃった)
信号を渡り終えて小道に入った時、あたしの自由がきかなくなった。
あの二人組みが追いかけてきて、あたしを捕まえたのだ。
「ちょ、ちょっと!離してよ」
こう言うのが精一杯だった。
まぁ言って離してくれる訳はないんだよね・・・・はぁ。
「何いい気になってんだよ、握手ぐらいしろよ」
なんだか大変な事になってきちゃったな、どうしよう。
「なぁ、こいつの可愛い服脱がせてみたくないか?」
「いいねぇ〜、中身も気になるよな」
「じゃあ俺がこのまま抑えとくから、お前服脱がしてくれよ」
そう言うと立っているあたしのスカートを脱がし始めた。
怖くて涙が流れてきた、声を出そうにもこんな時に限って声が出ない。
スカートのファスナーを下ろされ、男は力一杯スカートをずらした。
「うひょ〜、可愛いパンツはいてんじゃん〜」
このままでは本当に裸にされてしまう、危機感を感じ精一杯叫んでみた。
「誰か助けてー!お願いーー!!」
「うるせぇな、口塞げよ」
抑えてる男が指示を出すと、脱がせてる男がポケットティッシュをあたしの口に詰め込んだ。
もうダメだ・・・このまま思い通りにされて、あたしはアイドルなんて出来なくなる。
そう考えながら必死で抵抗していたその時・・・
「あんたら離したりんか!男が二人がかりで何してんの?」
関西弁で男達に恐れる事も無く近寄ってくる女性。
「女の癖にでしゃばってくんな、お前も同じ目にあいたいのか?」
「ん〜〜君達は世の中の流れを知らんのやな・・・。」
「何ワケの分かんない事言ってんだよ!」
「こう言う事やねん、おまわりさんこっちやで〜」
警官3人がぞろぞろと小道に入って来た。
あたしは助かったと安心し身体の力が抜け、地面に座り込んでしまった。
- 5 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 00:16
- 「大丈夫か?怪我ないか??」
そう声をかけてきた関西弁の女性。
「はぃ・・・」
何とか言葉が出た。
「あんま大丈夫やないみたいやな。ほら早く下着隠し」
そう言ってあたしを立たせ、スカートをはかせてくれた。
「あの事情徴収したいんでパトカーに乗って頂けますか?」
警官がそう言ってきた、だけどあたしはまだ恐怖心が残っていて返事もままならなかった。
「おまわりさん、この子の気持ち考えたらどうや?もうちょい落ち着くまで待ったりーな!」
「しかし・・・このままここに居ても・・・」
「5分でええから待ったって。なんぼ警官でも男に違いない。私が付き添うから」
関西弁の女性の言葉がとても温かくて、あたしはまた涙を流した。
女性は優しく包み込んでくれて、何も言わずただ寄り添っていてくれた。
「そろそろ行こか。あたしも事情徴収あるみたいやし、一緒にパトカー乗ろ」
こうしてあたしは警察署へと行く事になった。
警官に色々聞かれるのはとても嫌な気分だった。
何だか自分の恥を晒してるようで早く終わって欲しいと願いつつ話した。
1時間半後、事務所の人が迎えに来た。
「ご迷惑おかけしました、この事は内密にお願い致します。吉澤帰ろう」
「あの、助けてくれた女性は・・・」
「もうお帰りになられましたよ、あ!吉澤さんにメモ預かってます」
そう言ってあたしに小さなメモを渡してくれた。
「お世話になりました・・・」
そう言って警察署を後にし、事務所へ連れて行かれた。
着くまでの車内でこう言われた。
「ったく、自分の身も守れないなら出掛けるなよ!」
何も言い返せなかった。
やっぱりあたしが悪いんだよね?
あの時すんなりと握手してればこうならなかった・・・。
- 6 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 00:17
- 事務所でも散々怒られた。
だけど無事で良かったとそんな事ばかり。
結局あたしは商品・・・・・事務所にとってただそれだけの事。
あたしは何も考えたく無かった、だからベッドにダイブした。
バタッ!・・・・カサッ
「カサッ?なんだろ・・・・あ、メモ」
関西弁の女性からのメモがバッグから投げ出された。
あたしはメモを手に取った。
早く助けてあげられなくてごめんね。
見つける前にトイレ行きたくて近くの公園でトイレしたんよ。
トイレ我慢してたら、もっと早く気づいて助けてあげれたのにな・・・。
あぁ自分の膀胱を恨むわ・・・。
って言うか、近くに行って気づいたんやけど、よっすぃ〜やったんやなぁ。
ほんま驚いた。TVで見かける可愛い子が目の前におってんから。
何か変な手紙になったわ、ごめん。
とにかく恨むんやったら私の膀胱を恨んでな。
あと、無理し過ぎないように!
怖かったり相談したい時はいつでも連絡してな〜。
090****++++ Mより
あたしは読んで笑ってしまった。
膀胱を恨めって・・・・おもしろい人。
だけどとっても温かい手紙だった。
少なくとも事務所の人間より心が篭っていた・・・。
- 7 名前:語るたこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 00:21
- とりあえず序章の部分をUPしました。
本日はここまでです。
次からはもう少し明るい感じになります。
- 8 名前:もも 投稿日:2004/06/04(金) 02:15
- おもしろい〜けど??Mってもしかして?
- 9 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/04(金) 10:58
- 期待の新作ハケーン(・∀・)イイ!!
- 10 名前:語るたこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 15:12
- >>8
最初の説明が悪いです、ごめんなさい。
Mって言うのは、誰でもないオリジナルキャラです。
このキャラとエロ絡みは無いです。
>>9
頑張って更新しますので、宜しくお願いします!
エロが始まったらサゲます。
あと、オリジナルキャラに萎える方は脳内で誰かに変換してくださいw
色々考えたんですがハロプロメンにあてはまる人がいなかったので・・・。
時間があったので少し更新します。
- 11 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 15:12
- それから幾日か経った。
メンバーにもあの事は知られていない。
「ひとみちゃ〜ん!お・は・よ!」
「ぁ、おはよう梨華ちゃん」
ここだけの話、あたしは梨華ちゃんと付き合っている。
正確に言えば付き合っているでは無く、肉体関係がある。
いや、ちょっと違う。
梨華ちゃんはあたしを好き、あたしは梨華ちゃんを好きになりかけているって感じ。
「ねぇ、最近元気ないけど何かあった?」
「へ?そんな事ないよ?」
「そうかなぁ?私には何でも言ってね!ひとみちゃんの力になりたいもん」
そう言って顔を赤らめ下を向いた。
そんな梨華ちゃんを愛らしいと感じる。
あたしは周りを見渡した、よしみんなどこかに行っていないな・・・・
「ねね、あれ何?」
「ん?どこどこ?ぁ・・・・」
単純な梨華ちゃん、まんまと引っかかっちゃう。
顔を上げた梨華ちゃんにキスをしてやった。
「もぉ〜ひとみちゃんったらぁ」
「いいじゃん、減るもんじゃないしさ」
そうこうしているとメンバー達が部屋に集まり始めた。
今日は新曲の打ち合わせだ。
どんな曲なんだろうなぁ〜、センターはごっちん?安部さん?
もしかしたら前回と同じで梨華ちゃんがセンターかなぁ〜。
そんな事を考えつつ、つんくさんを待っていた。
- 12 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 15:13
- 「え〜今回は今までに無いモーニングです。5期も入ったばかりやし思い切ったパート割りです」
メンバーがザワザワと色めき立った。
「コンセプトはミュージカルであり宝塚。よって男役が3人や。
まず・・・安部!」
「はいっ!」
おおーっ、やっぱ安部さん目立つポジションだ〜。
「続いて・・・・後藤」
「はぁ〜い」
んん、やっぱりねぇ。さすがごっちんだ。
「で最後の男役なんやけど・・・・1番目立つ役センターは、吉澤!」
ほ〜、吉澤さんねぇー。って、え?えええええ??
「おい、吉澤!お前や」
「ふぁい・・・」
あたしは驚いて言葉がすんなり出ず、マヌケな返事をしてしまった。
「残りのメンバーはユニゾンだけでソロは無し。5期については後で詳しく説明する。」
つんくさんの話してるのも頭に入らない・・・あたしがセンター?男役???
無理だよ、無理無理・・・。
「吉澤、安部、後藤の3人は移動してくれ、詳細を説明する」
「よしこ行くよぉ〜」
「よっちゃん?おーーい!移動だべさ」
「う、うん。」
こうして別室へ移動して行った。
- 13 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 15:13
- 自宅へ戻ってもまだ信じられないでいた。
と言うか、男役なんて無理だよ〜。
だって本当はあたし・・・とっても女の子なんだもん。
I WISH のPVだって嫌々だったのに・・・。
つんくさんは何であたしに男役をやらせたがるの?
背が高いから?
それとも普段の女っぽいあたしが嫌いだから??
でもセンターになれたんだから頑張らなくっちゃね。
そんなことを考えつつ、ピンクのパジャマに着替えた。
明日は何を着てスタジオに行こうかな〜、このミニと・・・ピンクのキャミとぉ・・・。
選んでいたらあの紙が目に入った。
そう関西弁Mさんからのメモ。
(あの人、サバサバしてて格好良かったな〜。同じ女性とは思えない・・・!)
あたしはメモに書かれていた番号を押していた。
プルルルル、プルルルル・・・・「はいもしもし〜?」
「ぁ、こんばんわ、あたし吉澤ひとみですけどぉ」
「お〜よっすぃ〜?電話してくれたんや、嬉しいなぁ〜」
「ちょっとお話したくって、いきなり電話してすみません」
「気にせんでええよ、で、話したい事ってなに?」
「えっとですね、あたし男っぽくなりたいんです。それでMさんみたいに格好よくなりたくて」
「あははは。確かに私は男っぽいからなぁ〜。で、何で男っぽくなりたいのん?」
あたしはいきさつを全部話した。
「なるほどねぇ〜。そやな〜・・・電話やったら何も出来へんな〜」
「もし今日でも時間あったら逢えませんか?」
「んん・・・・じゃあねぇ〜・・・・・日暮里で会おか?」
「へ?日暮里??」
「あんま目立つ場所やったらアカンか思てさ。」
「そう言う事ですかぁ、気遣ってくれてありがとうございます」
「ほな21時に○○で待ってるから」
- 14 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 15:14
- やっぱりいい人だ。
あたしは何故かお風呂に入ってから出掛けた。
本日2回目のお風呂・・・なんでだろ?
21時に待ち合わせ場所に行くとMさんはタバコを吸いながら携帯を見つめていた。
「こんばんわ、今日はいきなりすみませんっ!」
あたしは勢いよくお辞儀してから席に座った。
「よっすぃ〜はいい子やねぇー。っと、よっすぃ〜って読んだらバレそうやな」
「ぁ、そうですね。出来れば違う呼び方で・・・」
「ほんなら・・・ひーちゃん でええか?」
「はい、それでいいです」
こうしてあたしは ひーちゃん になった。
かれこれ3時間が経とうとしていた。
携帯を見ると梨華ちゃんからメールが来ていた。
どうやら寂しいので話したいらしい。
日暮里から梨華ちゃんの家までそう遠くはないし、Mさんと別れたら逢いに行こう。
後で電話するよ。今近くまで出てきてるから逢いに行くね。
そう返信しておいた。
Mさんに色々な事を聞き、アドバイスもしてもらった。
「じゃあそろそろいこか。ひーちゃん頑張ってな。めっちゃ応援してるから」
「はい、色々ありがとうございました」
「いえいえ、ほな気をつけて帰るんやで〜バイバイ」
そう言うとMさんはスタスタと歩き始めた。
「あのっ!」
あたしの声に反応してMさんが振り向く。
「あの・・・また逢って話してくれますか?」
「ひーちゃんさえ良ければいつでもええよ。だって私はあの時に会う前から
貴方のファンやったんやで・・・内緒やけどな」
そう言い残してMさんは行ってしまった。
何であたしはまた逢いたいって思ったんだろう?
そしてファンだったと言われて、凄く嬉しくて何故だか顔がにやける。
って内緒じゃないじゃん、Mさんって面白い。
- 15 名前:語るたこやき丼 投稿日:2004/06/04(金) 15:20
- 本日はここまでです。
書ける時に書き溜めしていく方式なので更新できる時はします!
- 16 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/05(土) 23:59
- あたしは梨華ちゃんに電話を入れた。
そしてタクシーに乗り梨華ちゃんの家へ向かう。
ピーンポ〜ン・・・・
「ひとみちゃぁ〜ん、いらっしゃい♪」
とびきりの笑顔で迎えてくれた。
「お邪魔しまーす・・・・はぁ・・・・・相変わらずの部屋だね」
「あはっ、今日はいつもより少しマシだよ。」
梨華ちゃんは掃除が苦手、あたしは来ると毎回片付けるのが恒例になっていた。
二人で部屋を片付け始める
(ん?なんだこれ?・・・!!なんでこんな物が転がってるの?)
初めて目にした物、それは黒く輝く・・・・・大人のおもちゃだった。
「い、石川さん? これはどこにしまえば・・・・」
「あっ!・・・えっと・・・・・自分でやります(恥)」
あたしは必死で平静を装っていた、だけど本当はドキドキして溜まらなかった。
梨華ちゃん、あんな物どこで手に入れたんだろう。
アレって気持ちいいのかなぁ?
頭の中はおもちゃの事で一杯だった。
「ひとみちゃん」
「ふぇ?にゃに??」
またマヌケな返事をしてしまうあたし、動揺したりするといつもこうなってしまう。
「あのさ・・・さっきのだけど・・・」
「うん、黒かったね。」
差し障りの無い返事をしようとしてドツボにはまる。
「ちょっと興味があって通販で買ったの。こんな私に幻滅した?」
「そ、そんな事ないよぉー。ただ少しビックリしただけで何とも思ってないから」
「はぁ、良かった。嫌いになられたらどうしようかと思っちゃった」
「梨華ちゃん心配し過ぎだよぉ。片付けはこれでいいね、お茶しよっか」
こうして深夜の片付けは終了した。
本日の収穫?
大人のおもちゃ(黒、電動)
- 17 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/06(日) 00:00
- 「ひとみちゃん、今日の服装とっても可愛いね〜。誰かに逢ってたの?」
「ちょっと知り合いに相談に乗ってもらってたの」
「まさか・・・・男?だからおめかししてる訳?」
「違う違う、女性だよ。まさか梨華ちゃん疑ってる?」
「だってそんな可愛い服着てるんだもん。いつも可愛い系だけど今日のは
気合入ってるし・・・。疑いたくもなるよぉ」
梨華ちゃんは涙目でそう言った。
「大丈夫だよ!本当に女性だし仕事の事でアドバイスもらってただけだよ」
「仕事の事って新曲の事?ひとみちゃんセンターだもんね〜」
「うん。あたしさ男役になりきりたくて」
「ひとみちゃんには難しいよね・・・普段女の子過ぎるし」
「そうなんだよね〜、だけどあたし頑張りたいからこれから変わる事にしたんだぁ」
「え?変わるってどういう事?」
あたしはMさんからもらったアドバイスを説明した。
仕事以外でも男っぽく振舞う事。
普段の服装もラフな物にする事。
自分は男だと思って行動する事。
「でも普段の服ってひとみちゃん、可愛い系しか持ってないじゃん、どうするの?」
「時間見つけて買いに行くよ」
それからも梨華ちゃんは色々聞いてきた。
特にMさんの事が気になるらしい。
あたしはどこで出会ったかだけは本当の事を話せなかった。
自分の事がバレるのも嫌だったけど、事実を告げたらメンバー達が楽しく出掛けられない。
せっかくのオフすら自由がなくなっちゃうんじゃないかって思ったから。
- 18 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/06(日) 00:01
- 話してると遅くなってしまったのでそのまま泊まる事になった。
梨華ちゃんのベッドは大きい・・・一人暮らしなのにキングサイズだ。
二人で一緒に横になり、いつもの様にその時間は始まった・・・。
「ひとみちゃん大好きだよ、私以外見ちゃイヤ!私だけのひとみちゃんだよ・・・」
そう言って激しいキス。
梨華ちゃんの唇は徐々に下へ下へと降りていく。
耳、首筋、鎖骨、胸・・・あたしは声をあげ梨華ちゃんを求めた。
「ん・・ぁあ、梨華ちゃんもっとして・・・」
「クスッ、言われなくてもたくさんしてあげる」
そして舌はあたしの胸の先端へと移動していった。
「うわぁ、もう乳首がビンビンだよ?ひとみちゃんやらしいんだから」
梨華ちゃんは軽く噛んだり指でつまんだり、その度にあたしは声が漏れる。
そんなあたしを見て梨華ちゃんの行動は更にエスカレートする。
しなやかな指が陰部に触れる。
「こんなに濡れちゃって・・・感じやすいんだから」
意地悪そうに言いながら、梨華ちゃんは指を動かす。
指が小さな突起を捕らえた。
「あぁん、、んんっ・・・そこは・・・」
「ココ弱いんだよね、待って今からもっと気持ち良くしてあげるから」
梨華ちゃんの可愛い唇は内腿から陰部へと線を描いていった。
「ん〜ひとみちゃんのジュース最高だよ、ほら見て?」
指ですくい取り、あたしの顔の前に見せ付ける。
そこには透明に光る梨華ちゃんの指があった。
「やだぁ見ないでぇ」
「ダメだよ、ちゃんとこっち見て!ほら・・・」
顔を向けると自分の指を厭らしく舐める梨華ちゃんがいた。
口から指を離すと、口と指の間に一筋の美しい糸・・・あたしの愛液。
「美味しいよ、もっと飲ませてもらうね」
- 19 名前:語るたこやき丼 投稿日:2004/06/06(日) 00:03
- 少し更新しました。
エロ入ったのでochi進行に切り替えました。
宜しければ感想お待ちしております。
- 20 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/07(月) 20:49
- そして梨華ちゃんはまた唇をオンナノコの部分にもっていった。
梨華ちゃんの頭が上下に動く、あたしのソコは熱くとろけそうになる。
「いやぁ・・・ぁ、気持ち良くておかしくなっちゃうぅ」
「まだまだだよ、ここも愛してあげなくちゃね」
そしてあたしの1番弱い部分に、とがった舌先が触れた。
「ああああっ、だめ、だめだよ・・・そんなにしたら・・・・」
「イッちゃう?でも我慢してね」
チロチロと動く舌、それに合わせてあたしの腰も動く。
その小さな突起は破裂しそうなほどだった。
「さっき舐め取ったのにまたジュースが溢れてる」
そう言うとジュルジュルと言う音が部屋に響いた・・・。
「梨華ちゃん、あたしもうイキたいの、お願いイカせて」
「しょうがないなぁ・・・じゃあこれでイッてね」
梨華ちゃんはあの黒いおもちゃを手にしていた。
「いや、イヤだよ。そんなのやだぁー」
「今日はこれでイクの!じゃないとイカせてあげないよ?」
「ううっ・・・優しくしてね」
ニコっと笑うと梨華ちゃんはそれをあてがってきた。
少しずつソレは中に入ってきた。
「うわぁひとみちゃん、すごくやらしいよ。どんどん入っていっちゃう」
「言わないでぇ・・ぁ・・・ん〜んっ」
そしてとうとう根元まで喰わえ込んでしまった。
梨華ちゃんは優しくソレを動かし始める。
- 21 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/07(月) 20:50
- 「どう?気持ちいい?」
「あぁー、気持ちいいよぉ・・・んんっ」
「だいぶ慣れてきたみたいだね、じゃあこれでどうかな?」
ブィ〜ンっと黒いものが音を立てて、あたしの中で動き始めた。
「やーっ、動かさないで・・・ああっ、あんっ」
「ふふっ、ひとみちゃん可愛いよ。声も顔もアソコも」
梨華ちゃんは手の動きを早めた、深く時に浅くソレを出し入れする。
動き始めたソレは今までに経験した事のない快感だった。
「そろそろイカせてあげるね・・・」
そして梨華ちゃんはソレを動かしつつ、1番弱い部分を舐め始めた。
「こ・・・こんなの・・ダメ・・・もう・がま・・ん出来ない・・」
「いいよイキたい時にイッて」
指でめくりあげられた突起に舌が触れる。
激しく動くおもちゃは、機械音だけでは無く愛液まじりの厭らしい音がしていた。
「ぁぁあ、イク・・・・イッちゃうよぉ〜・・・あああああーっ!!」
あたしは久しぶりの到達に息を荒げぐったりとしてしまった。
梨華ちゃんはおもちゃをそっと抜き、あたしにキスをしてくれた。
「とっても可愛かったよ、あんなに感じてるひとみちゃん初めて見た」
満足げにおもちゃについている、愛液を舐め取る梨華ちゃん。
それを見たあたしは、妙に興奮していた。
「でもさぁ、男っぽくなるとか言いつつ、エッチの時は完全な女の子だよね〜」
これは痛いとこをつかれた・・・・。
「ううっ・・・いつかあたしが攻めるからっ!」
「ひとみちゃんに出来るのかなぁ?うふふ」
- 22 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/07(月) 20:51
- あの後、二人でシャワーを浴び眠りについた。
そして今は朝食を取っている。
もちろんあたしはベーグル。
梨華ちゃんは用意周到だな、いい奥さんになるなきっと。
そのまま二人で仕事に向かった。
「おっはよー!朝からラブラブ出勤だねぇ、ヒューヒュー」
こんな元気に声をかけて来る人は決まっている。
「あれ?どこから声が聞こえるんだろ?梨華ちゃん分かる?」
「え?あぁ、誰も居ないのに変だよねぇ〜」
「ここ!ココだってば!ほらっ」
必死でジャンプしてアピールしてる矢口さんがいた。
「あぁ矢口さん、おはようございまーす」
「ったく、よっすぃ〜は意地悪だなぁ」
「おはよーございます、今日も元気ですね」
「梨華ちゃ〜ん、こんな意地悪さんとは別れちゃった方がいいよ?なんちゃってー」
そう言い残し走って楽屋に入って行った。
「洒落になんないっての・・・」
「ふふ、ひとみちゃんは意地悪じゃないよね〜、私の方が意地悪なのにね」
梨華ちゃん・・・それも洒落になってないですが・・・。
私達の付き合いはメンバーに内緒にしてある。
だってさすがにカミングアウトできないっしょ!
でも矢口さんは勘がいいからな・・・気をつけないと。
そしてダンスレッスンが始まった。
- 23 名前:語るたこやき丼 投稿日:2004/06/07(月) 20:53
- とりあえず第一エロ終了までUPしました
- 24 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/07(月) 23:53
- 一気に読みますた。
イキナリ咥え込めるなんてよっすは処女じゃない?!
続き期待してます。
- 25 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/10(木) 19:22
- 第二エロ期待してます!
- 26 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/10(木) 23:15
- 「吉澤っ!もっと大きく動いて!」
「はいっ」
「足をもっと開く!男らしく踊らないと意味ないよ!」
当然の結果だけど、あたしは落第点。
今までのダンスとは違う、リズムの取り方、細かい動き。
それだけでも大変なのに、さらに男らしく演じないといけない。
一人練習しても中々上手くいかない。
泣きそうになったけど我慢して練習を続けた。
その日の夜、あたしは服を買いに行こうと思った。
だけど一人で出かける事への恐怖心がそれを邪魔する。
どうしようかと悩んでいたら、携帯が鳴り響いた。
「もしもし・・・・」
「もしも〜し、もしカメさんですが〜」
「Mさん・・・面白くないですよw」
「自分でもおもろないもん。あんま気にせんとって」
「はい。で、今日はどうしたんですか?」
「いや、昨日のアドバイスは役に立ってるかなぁーと思って確認や」
「そんな一日で結果出ませんってば。あ、そうだ、今から買い物行くんですけど一緒に・・」
「行きます」
あたしが言い終わる前にMさんは返事してきた。
そして待ち合わせて買い物に行く事になった。
帽子を深くかぶり、いつもの可愛い系の服を着て待ち合わせ場所へ。
「こんばんわ!いつも早いですね〜、あたしが遅いのかな?」
「ひーちゃん・・・なんやその格好・・・女の子やん!」
「だから男っぽい服を買いに来たんですよぉ〜」
「なるほど、そういう事か。ほな行きましょか〜」
- 27 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/10(木) 23:16
- 彼女は何着も服を手に取り、あたしにこれは?こっちは?と弾丸の様に話しかけてくる。
ほんっと愉快な人。
一緒に居て構えなくていい、自然体で居られる感じが心地よい。
結局あたしは10着近く購入し、満足しつつ店を出ようとしていた。
その時に、ショーウィンドウに飾ってあったジャージ上下。
白地で袖にはファイアーパターン柄。
なんだか格好良くて一目で気に入ってしまった・・・が、もう予算オーバー。
しょうがないと諦めて店を出ようとした時
「すいませ〜ん、このジャージくださぁーい!ひーちゃんちょっと待っててな」
あちゃ、Mさんもコレ気に入ったんだ・・・かっこいいもんね、このジャージ。
しばらくするとMさんがお待たせと言いながら出てきた。
そして少しお茶する事になり、近くのファミレスへ入った。
「あの、今日はありがとうございました」
「いやいや楽しかったんは私や、こちらこそありがとな」
「って言うか、こういう服は楽ですね!」
「そやろ〜、よう似合ってるで。これで見た目は男っぽくなったな」
「なんか変な感じなんですけどね〜、ちょっと恥ずかしいし」
「ひーちゃん、言葉遣いも変えてみたら?男になりきるんやろ?」
「はい、そのつもりですけどぉ・・・」
「けどぉ じゃない」
と、色々話し方まで突っ込まれ、言葉を変えて行く内に自分が男じゃないかって思い始めた。
「そうそう、その調子で頑張りや。後は・・・女でも抱けたら完璧やけどなぁ〜」
「!!!!!」
「ちょっと過激過ぎたか?ひーちゃんには無理な話やわなぁーあはは」
- 28 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/10(木) 23:16
- 無理も何も・・・・やろうと思えばいつだって出来ます。
でも出来ますなんて言うの恥ずかしいし、適当に笑っておいた。
「もうこんな時間や・・・ひーちゃん帰ろうっか」
「はい、遅くまですみません」
彼女は伝票を素早く取ってレジへ行った。
「いくらですか?」
「ああ、ええよそんなん。おごり、おごり!」
「えー!そんなの悪いですよ・・・誘ったのあたしなのに」
「じゃあ今度おごってや、あ、タクシー来たで止めたるな」
彼女はサッと手を挙げ、タクシーを停止させ運転手と何か話してる。
「ひーちゃんおいで〜」
あたしは大きな紙袋をんしょっと抱えながら車へ向かっていった。
運転手さんが荷物をトランクへ入れてくれた。
「ほなまたな〜、早く男前なひーちゃんなってや、楽しみにしてる」
「まかせろ!ビビらせてやる」
あたしは精一杯、男らしく返事した。
彼女はよしよしと頷きながら手を振った。
家に着くまで色んな事を考えていた。
彼女は不思議な人だ、仕事は何してるんだろ?
どうして優しくしてくれるんだろ?
梨華ちゃんは素直に抱かれてくれるかな?
お母さん、こんなあたしの格好みて驚かないだろうか・・・
そして自宅に到着した、本日のタクシー代2640円也。
運転手さんが荷物を出してくれた、あの大きな紙袋ともう1つ・・・ん?
「あの、これあたしのじゃないです・・・」
「さっきの女性が貴方に渡してくれって言いましてね。それじゃあこれで」
- 29 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/10(木) 23:17
- 部屋に戻って彼女がくれた紙袋を開ける・・・あっ!
ショーウィンドーに飾ったあったジャージだ。
さらに色違いの黒も入ってる!
何か紙きれが入ってる・・・・・
頑張ってるひーちゃんにプレゼントやで。
これ欲しそうに見てたよな?
間違ってたらごめん、私にはそう見えたんや・・・。
直接渡すのん恥ずかしいから、こんな渡し方でごめんなぁ。
そうやなぁ・・・お礼は愛でええわ、ぎゃはは
仕事、頑張り過ぎたらあかんで、適度に頑張りや〜
・・・・・・かっけ〜。
こんな事されたら女は惚れるよ・・・今度梨華ちゃんにやってみよう。
やっぱりあたしの目指す男前女はMさんしかいない!
その日は夢を見た。
あたしがかっけ〜男になって歌い踊っている。
そして梨華ちゃんが目をキラキラさせて見つめている。
メンバー全員があたしを熱い眼差しで見ている・・・・そんな夢だった。
- 30 名前:語るたこやき丼 投稿日:2004/06/10(木) 23:17
- >>24さま
あああ、そゆ事になっちゃいますねw
一応、おもちゃは初体験って事で・・・。
>>25さま
第2エロまで少し間が開きそうです。
もう少しお待ち下さい!
- 31 名前:25 投稿日:2004/06/10(木) 23:42
- 更新が楽しみなので、エロじゃなくても全然いいです!
これからも頑張ってくださいね。
よっすぃーが早くカッコなるように応援してます。
- 32 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/28(月) 22:51
- 放棄するなら書かない。
結構期待してたんだけどな。
- 33 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/28(月) 23:01
- 朝起きて昨日買った服を着る。
そして階段を駆け下りる、トントントントン・・・・
「おかーさぁーん、朝ご飯いらないからぁ、いってくんねー」
「飲み物だけでも飲んで行きなさい!親に顔も見せないで出て行く気?」
こう言われちゃあ顔を見せない訳にはいかない。
あたしはお母さんの顔を見てもう一度こう言った。
「行って来るね。頑張ってきます!」
「ひとみ?何その格好・・・・」
「あーこれ?今日からあたし男っぽくなる事に決めたからさ」
「ええっ!あんなに女の子らしい服が好きだったのに・・・どうして?」
「もう時間ないよ、帰ってからゆーっくり説明する、じゃいってきまぁーす」
話してもお母さんは分かってくれないだろうからね。
オーディション合格した時だって、嘘でしょ?とか言いながら叩いてきたし。
本当だって分からせるのだって少し時間がかかった。
ま、新曲のセンターだって事は内緒にして驚かそうとしてるから言えないってのもある。
今日もダンスレッスンだ。
あたしは1番乗りで控え室に入った。
鏡に映る自分を見ていたら本当に男に見えた。
その気になっちゃって男らしい表情なんかも作ってみる。
「おはようございまーす」
この声は・・・・安倍さんだ。
「おはようございます!今日もヨロシクお願いします」
「!!!・・・・よっ・・ちゃん??」
- 34 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/28(月) 23:01
- 「そうですよ、他に誰に見えます?」
「いや・・・なっち入ってきた時ADさんが居ると思ったんだけど」
ああ、だから挨拶も丁寧だったのか、おかしいと思った。
「いやぁ〜〜しかし男前だねぇ。惚れそうだべさ」
「俺に惚れると火傷するぜ!」
そんなしらじらしいやり取りをしていた。
それからメンバーが続々と入ってきた。
みんな「どうしたの?」とか「格好いい〜」と、あたしの変貌を楽しんでいる。
あと来てないのは・・・・梨華ちゃんだけか。
何て言ってくれるかなぁ?
今まで以上に惚れてくれたりして・・・えへへ。
「おっはよ〜」
来た・・・梨華ちゃんだ。
あたしは声を掛けてくれるまで振り向かないようにしていた。
「ぁれ?ひとみちゃんはまだなの??」
「んぁ、来てるよぉ。ほらそこ!」
「ま、まさか・・・あそこでがに股で座ってるあれ?」
「後藤も驚いたんだよねぇー、よしこが男なんだもん」
足音があたしに近づく・・・。
「ひとみちゃん、おはよ」
「おはよう、愛しのマイハニ〜」
そう言いながら振り返った。
「うそぉー、ひとみちゃん・・・・本当に男みたいだ」
「へへっ、頑張ってみたんだけど、どう?」
梨華ちゃんはすぐに何も答えてくれなかった。
- 35 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/28(月) 23:02
- なんで?何かおかしい??
梨華ちゃんに褒めてもらいたかったのに・・・・。
あたしは泣きそうになった、それを見て梨華ちゃんが小声でこう言った。
「後でトイレで話そう。次の休憩の時ね」
そんなこんなでダンスレッスン開始。
「吉澤いいよ、昨日よりずっと良くなってる」
あたしはなりきる事に専念した。
梨華ちゃんの事が気になるけど、格好いいあたしを見てもらいたいから。
だからこそ一生懸命だった。
「吉澤ちょっと来て!」
「はい」
「セリフの部分だけど、歩き方とかもう少しスマートに」
「はい」
「この調子だと明日にはダンスシューズでレッスン出来そう、がんばれ!」
「はいっ!」
「じゃあみんな、一旦休憩入れます、20分後に集合〜」
あたしは急いでトイレに向かう。
「よっすぃ〜漏れそうなん?加護もやばいねん」
あいぼんも走っていた。併走してトイレに着いた。
ん〜〜人が居たら話せないかなぁ・・・。
とりあえず梨華ちゃん待つしかないな。
そしてあたしは洗面所で手を洗っていた。
「はぁぁ〜スッキリや!あれ?よっすぃ〜トイレ入らんの?」
「い、いや入る。先に手を洗いたかったのさ」
「じゃあなんでさっき走ってたん?」
「ええっと・・・・ダイエット、そうカロリー消費の為」
あいぼんは首を傾げながら出て行った。
入れ替わりに梨華ちゃんが入ってきて、何も言わずあたしの手を引き個室へ。
- 36 名前:たこやき丼 投稿日:2004/06/28(月) 23:03
- 「ひとみちゃん・・・ごめんね」
「へ?」
「朝ね答えたかったんだけど、周りにみんな居て恥ずかしくて言えなかったの」
「と、言う事は・・・・・・」
「すっごく格好いいよ!惚れ直しちゃった」
ああ・・・なんでこんなに嬉しいんだろう。
いつの間にこんなに梨華ちゃんを好きになっていたんだろう。
調子に乗ったあたしは完璧な男を演じていた。
「梨華ちゃん、いや梨華!」
「なぁに?」
「梨華の素敵な彼氏になるからさ。愛してるよ」
顔を赤らめ俯く梨華ちゃん。
あたしの中で何かがはじける・・・・プチッ!
手が勝手に梨華ちゃんの頬を撫でる。
「きゃっ!」
突然の行動に梨華ちゃんが驚き声を出した。
「ひとみちゃん?どうしたの急に」
「もう、ひとみちゃんって呼ばないで欲しい」
「そんな・・・どうして??」
「今のあたしに ちゃん 付けはいらない」
「じゃあ・・・よっすぃ?」
「そっちの方がいいよ」
そして梨華ちゃん顔をくいっと上に持ち上げキスをした。
「ん・・んっ・・・」
激しく舌を絡ませ、たっぷりと愛情を注いだ。
「もぉ、あんま激しいキスはダ・メ!」
「どうして?」
「だって・・・したくなっちゃうんだもん・・・」
- 37 名前:語るたこやき丼 投稿日:2004/06/28(月) 23:05
- >>32さま
ごめんなさい・・・。
放棄はしませんのでこれからも宜しくお願い致します。
- 38 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/29(火) 12:50
- おもしろいよ がんばって!
- 39 名前:たこやき丼 投稿日:2004/07/08(木) 22:38
- 「したくなるって?今まで通りじゃないよ?それでもいい??」
「それってどういう意味?」
「これからは、あたしが攻める。梨華はいじられる側」
「そんなぁ・・・ひとみちゃんを攻めるのが好きなのにぃ」
「ひとみちゃんじゃないだろ?」
「ぁ、よっすぃ・・・」
「そう。これからは呼び方と共に愛し合う方法も変わるんだよ」
あたしは梨華ちゃんに言葉を投げかけながら、自分にも言い聞かせていた。
これからは自分がしっかり攻めて、梨華ちゃんを可愛がらないといけないと・・・。
だから思い切って梨華ちゃんの胸に手を置きゆっくりと動かした。
「やんっ、だ、だめだよぉ・・・んんっ」
大きくて柔らかい、これが梨華ちゃんのおっぱいなんだ。
触りだすと、もっともっととあたしの中で何かが欲しだした。
「よっすぃ、ダメだよ。私、我慢出来なくなっちゃうもん」
もう梨華ちゃんの言葉など、耳に入ってこなかった。
あたしは梨華ちゃんのTシャツをたくし上げ、ブラジャーまでずらしていた。
いつも自分がされる様に、胸の先端をつまんでみた。
「ああっ、そんなに強くしないで・・・」
「そう言いながらしっかり固くなってるじゃん、本当はして欲しいんでしょ?」
コンコンコンッ
「!!!!!」
あたしはノック音に動揺した。
梨華ちゃんも慌てて衣服を直す。
今まで男だった自分が急激にいつもの自分の戻るのを感じた。
- 40 名前:たこやき丼 投稿日:2004/07/08(木) 22:39
- 「よしこぉ?もう休憩時間終わりだよ〜」
ごっちんの声だ!
返事しないと怪しまれる・・・どうしよう。
「ちょっとお腹痛くてさー、もう戻るから心配しないで」
「そっか、見当たらないから探しちゃったよぉ、だいじょぶ?」
「だ、大丈夫!」
「じゃあ早く戻るんだよぉ」
そしてごっちんは戻っていった。
梨華ちゃんとあたしは二人して はぁ〜 っとため息をついた。
「梨華ちゃん先に戻ってて」
「え?よっすぃは??」
「一緒に戻ると怪しまれるといけないから、ごっちんは勘いいし」
「分かった」
梨華ちゃんが出て行って、あたしはさっきまでの行為を思い出し顔を赤らめていた。
攻めるって結構気いいもんだなぁと感じていた。
あたしは走って戻った。
「吉澤遅い!あんたがそんな事でどうするのっ!」
夏先生は怒っていた。
「すみませんでした」
梨華ちゃんは、申し訳無さそうにこっちを見ている。
「あの、よしこはお腹の調子が悪くて・・・だから遅れちゃったんです」
ごっちんが横から口を割って入ってきた。
「そうなの?吉澤」
「はい、まぁそんなとこです」
- 41 名前:たこやき丼 投稿日:2004/07/08(木) 22:39
- それから先生はマネージャーに言って薬を用意させた。
「ほら、これ飲んで。耐えれなくなったら言いなさい」
「はい、お世話かけました、ありがとうございます」
痛くも無いのに薬を飲んだ。
ごっちんは、あたしを庇おうとして言ってくれた。
人に嘘をついた罰だ、そう言い聞かせながら薬を飲み込んだ。
そしてレッスンが終わり、一人控え室でゆっくりとしていたら
「よしこ、お腹もう大丈夫かぁ?」
「あ、ごっちん。さっきはどうもありがとね」
「それはいいんだけどさ・・・・・・ねぇ、本当は何してたの?」
「ふぇ? にゃにもしてないよ」
あたしの悪い癖が出てしまった、そしてそれを見逃すはずもなく・・・
「よしこ分かりやす過ぎだよw もしかして梨華ちゃんと何かしてたとか?」
そう意地悪っぽく言うごっちん、分かってるならわざわざ聞くなっての!
「・・・・・・言いたくない」
「聞きたいなぁ〜、あの中で何してたのかなー?」
「もういいじゃんっ!なんでそんな聞きたがる訳?」
声を少し荒げたあたしを見て、ごっちんは少し驚いたようだった。
でもすぐに凛とした表情でこう言った・・・
「後藤は・・・後藤はよしこが好きなんだよ・・・気づいてくれてなかったの?」
- 42 名前:語るたこやき丼 投稿日:2004/07/08(木) 22:41
- >>38さま
声援ありがとうございます。
ゆっくりですが頑張らせて頂きます。
- 43 名前:たこやき丼 投稿日:2004/07/27(火) 10:47
- へ?
今何と言いました??
ごっちんが好き?あたしを???
「ま、ま、待って! 好きってどういう好きにゃの?」
「どういうって・・・よしこに恋してるって事だよ。」
「なんで急にそんな事いうんだよぉ、あたしには・・・・」
「梨華ちゃんでしょ?分かってる、だけど我慢出来なかった」
「・・・・・・・」
「それに急にじゃないよ、もうずっと前から好きだった。よしこの男性的な部分を1番先に見抜いてたのは多分後藤だよ」
「ごっちん・・・・」
「付き合ってって言ってる訳じゃないよ、だけど一度でいいから・・・抱きしめて欲しい」
いつも強気なごっちんが、弱弱しい今にも泣き出しそうな顔であたしにお願いをしてきてる。
そんな顔されたら・・・抱きしめたくなっちゃうよ・・・。
「ダメ・・・かな?」
あたしには断る事が出来なかった。
抱きしめてあげる事で、ごっちんが喜ぶならとぎゅっと抱きしめた。
「ありがとぉごっちん。だけどあたしは気持ちに応える事は出来ない、ごめんね・・・」
ごっちんはあたしの胸の中で泣いている様だった。
バンッ!とドアの開く音がした。
あたしは凄い速度でドアの方を見た。
「何してるのれすか?」
- 44 名前:たこやき丼 投稿日:2004/07/27(火) 10:48
- あたしはホッとした。
見られたのが梨華ちゃんじゃなくてね。
でもコイツもそぉ〜とぉ〜危険人物である事に違いはない。
「あのさ、この事誰にも言わ・・・・待てっ!!」
言い終わる前に辻は走って行ってしまった・・・最悪だ。
「大丈夫だよっ!別に変な事してた訳じゃないじゃん、ね?」
「確かにそうだけど・・・でもぉ・・・梨華ちゃんが何て思うか・・・・」
「あーもうっ!よしこ全然男らしくないよ、格好だけじゃん。もっと堂々としないと」
後藤さん・・・貴方が原因なのによくもまぁそこまで言えますねぇ。
でもごっちんの言う事も一理ある、そうだ堂々としてればいいんだ!
廊下から走る音と辻加護の声が聞こえてくる。
「ほんまなん?」
「だってのの見たもん!抱き合ってキスしてたっ!」
二人は控え室に入って来た。
絶対面白おかしく聞かれるに違いない・・・はぁ。
「なぁなぁ〜、今二人で何してたぁ〜〜ん?」
「のの見たでぇ〜、抱き合ってチュッチュッって・・・」
「してませんっ!」
「嘘は良くないのれす、ののは確かに見たのれす」
「あのさぁ・・・抱き合ってたけどキスしてないよ?ね、よしこ」
「ほんまかぁ??怪しいなぁ〜」
「抱き合ってたのは認めるけど、キ・・・キスなんてしてないからっ!」
- 45 名前:たこやき丼 投稿日:2004/07/27(火) 10:49
- 二人は納得してない様だ。
ともかく尾ひれをつけて、みんなに話されると困るので説得を始めた。
「いい?ぜーーったい誰にも言わない事!」
「えー、面白いから話したいわ」
「梨華ちゃんとかどんなリアクション取るか見てみたいれす」
ああ・・・やっぱり辻が爆弾だ。
「いいじゃん、言いたいなら言わせれば?本当に何もしてないんだからさ」
後藤さん・・・貴方は梨華ちゃんの恐ろしさを知らないからそんな事言えるんですよ・・・。
「じゃあ、よっすぃ〜とごっちんがHな事してたって言っちゃおうっ!」
「それいいれすね、話は面白おかしくが基本れす!」
「だあああああああああっ!もういいよ、それで・・・・・TT」
辻加護は大声を揃えてこう言った。
「よっすぃ〜とごっちんがラブラブでー、あんな事やこんな事してましたぁー」
あたしは呆れて否定する気力も無かった。
そこへ・・・とうとう来てしまったんです・・・・・。
すごい形相で顔を土色にした・・・梨華ちゃんが。
物凄くあたしを睨んでるんですけど・・・怖い。
- 46 名前:たこやき丼 投稿日:2004/07/27(火) 10:50
- 「辻ちゃん、加護ちゃん、今の話はなぁに?」
ひぇーーー、口調が妙に優しいよぉ。
「ののが控え室に来たら、二人が抱き合っててキスしたりしてた」
「キスしたり? って事は他にも何かしてたのかしら?」
「えっとぉ・・・・よっすぃ〜がごっちんの胸触ったりHな事してたれす」
待てーーーーーーーーっ!
さっきより内容が激しくなってるじゃないか!
ああ・・・こっちに来たよ、すごく笑顔で・・・・・。
「ごっちん、よっすぃ〜と何してたの?」
「んぁ?・・・・変な事はしてません」
「じゃあ何してたの?」
「ちょっとふざけて抱き合ってただけです、ね、よしこ」
「そ、そう!ほんと何もしてまふぇん!!」
ああ・・・恐怖心からどもってしまったよ。
「よっすぃ〜には後でお話聞きますから黙ってて下さいね、ニコッ」
梨華ちゃんのあまり恐ろしさに辻加護は逃げて行ってしまった。
あいつらぜってー許さない。
「ごっちん、よっすぃ〜が好きなの?」
「・・・・・・・・・・・」
「怒らないからさ、正直に答えてくれないかなぁ」
「・・・・・・好き・・・・・・・」
「ふ〜〜ん、そうなんだ。私も好きなんだよねぇ、よっすぃ〜の事」
あああ、なんか修羅場になってきてる・・・どうしよ〜〜〜><
- 47 名前:語るたこやき丼 投稿日:2004/07/27(火) 10:52
- 中々更新が出来なくて申し訳ないです。
とりあえず少し更新しました。
- 48 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/18(水) 14:15
- いつまでも、更新まってます。
- 49 名前:たこやき丼 投稿日:2004/10/06(水) 02:16
- じゃあアレだね、うちらライバルじゃん。」
「そういう事になっちゃうね」
「私、負けないから。よっすぃ〜を想う気持ちは誰にもね!」
「後藤だって・・・・・凄くよしこの事好きだよ」
そこへマネージャーがごっちんを呼びに来た。
ごっちんは、すまなさそうな顔をして出て行った・・・・。
「よっすぃ〜!」
「ふぁいっ!」
「あたしまだこれからカン梨華の打ち合わせがあって今日は忙しいの」
「そうなんだ」
「だから明日ゆーーーっくり話しましょうね」
「え、いや、あたし明日はちょっと・・・」
特に用事も無いけど、その場しのぎで嘘をついてみた。
「あ・し・た 夜に家に来てね、待ってるから」
「・・・・・・・はぃ」
断れる雰囲気じゃ無い。
明日が来るのが怖い。
あんな梨華ちゃんを見たのは初めてだ。
本当の事を話して信じてくれるだろうか・・・はぁ。
ともかく汗を流して帰ろう。
レッスンと修羅場で2回も違う汗かいたもんね。
そしてサッパリして帰宅した。
- 50 名前:たこやき丼 投稿日:2004/10/06(水) 02:16
- さて・・・どうしたものか。
本当に何もしてないんだから、怒られる筋合いもないはずなのになぁ。
惚れた弱みって言うか、梨華ちゃんが怒る事が何よりも怖いんだよね〜。
それにしても、ごっちんがあたしを好きだったなんて・・・。
嬉しい気持ちもあるけど、これからどう接していいかわかんないな。
誰かに相談するにしても・・・誰に相談すればいいんだろ。
Mさん・・・相談にのってくれるかなぁ?
あたしが梨華ちゃんとこんな関係だって知ったら驚くかなぁ・・・。
結局Mさんに相談する勇気も無く、一人ベッドで悩みつつ就寝。
ああ、明日が来るのが怖い。
神様どうか・・・どうか梨華ちゃんが怒りませんように><
そしてちゃんと今まで通りラブラブで過ごせますように・・・・・。
- 51 名前:たこやき丼 投稿日:2004/10/06(水) 02:17
- 恐怖な一日が始まった。
朝から仕事に行くのが怖かった。
「おはよぅございまーす・・・」
ああ、なんて元気の無い挨拶をしてしまったのだろう。
格好は男っぽいのに思い切り女々しい。
「よっちゃん元気ないね、どうした?」
「昨日の事で梨華ちゃんに怒られたのではないれすか?」
「そやなぁ、梨華ちゃんごっつい怖い顔してたしなー」
く!あのガキ二人組み・・・お前らのせいでこんな事になったのに、いけしゃあしゃあと!
安倍さんにまでバレてしまうじゃないの!
ほら変な顔してこっち見てるし。
「なにがあったべさ?梨華ちゃんとよっちゃん何かあるの?」
「い、いえいえ、何も無いですよ。ただの喧嘩・・・・いや・・・ちょっと行き違いです」
「違うれすよ浮気現場見られて修羅場なのれす〜」
って辻ーーーっ!
もうダメだ、これでメンバー全員に知れ渡る。
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