おっきい私と、ちっちゃい梨華ちゃんo
- 1 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 00:41
- 基本はいしよし小説です。
他のメンバーも出てきます。
頑張りますので、よろしくお願いします。
- 2 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 00:44
- あぁーーー、この撮影終わったら、明日から3日間連続オフ!!!!!!!
マジ、キターーーーーーッて感じ。
このオフのために、吉澤ひとみ、睡眠時間1日3時間で約2ヶ月
ぶっ通しで頑張ったんだ。うん。
ホント、この3日は悪いけどハメ外します。
つんく♂さん、何か騒ぎを起こしたらごめんなさい。
私、普段は、他のメンバーよりも全然ダラダラしてるから、半日オフの
日とかは、絶対遊んだりしないで、街にも出ないで、家で爆酔してる。
でも、この3日間は、私なりに予定とか立てちゃったりしてる。
あんまり、私はメンバーと遊ばない方なんだけど、今回はもう約束
とかしちゃってる。
ホント、偉い。吉澤。偉い。
・・・?偉いのか?
うん、まぁ。いいって事で。
- 3 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 00:45
- ここでちょっと吉澤の予定を。
【1日目】
梨華ちゃんと原宿で待ち合わせして、遊んで、夕方吉澤の家に
帰ってきて、梨華ちゃんにお夕飯作ってもらって、それからー、
梨華ちゃんは、吉澤の家へお泊り♪
【2日目】
梨華ちゃんとディズニーランドへ行く♪
【3日目】
1日ダラダラ♪
まぁ、3日目には、何もコメントはしないでいいです。
気にしない、気にしない。
ね?素敵な予定でしょー。(若干日が経つにつれ適当だけど・・・)
梨華ちゃんがお泊りだよ。あんな事やこんな事出来ちゃうよ・・・。
えへへ。
- 4 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 00:48
- 「よっすぃ〜、何へらへらしてんのよ!!」
私が1人でニヤけていると、後ろから矢口さんに叩かれた。
・・・痛い、てか、痛い。マジ痛い。
ぜってー、赤くなってるし、背中赤くなってるよ。
矢口さん、ちっちぇーくせに、力つえーよ!!
「へらへら何かしてないっすよぉ。」
私は苦笑いしながら、矢口さんの方を振り向いた。
「もう。明日からオフなんだからね。あー、そうだ。
よっすぃ〜オフの日いつか空いてる?空いてたらオイラと
遊びにいこぉよぉー。よっすぃ〜。」
明日からオフだと、へらへらしちゃいけないのか・・・?
そうなんすか、知りませんでした。覚えておきます。
「ねぇ、聞いてる?」
「あぁ、はい。聞いてます。」
「ね、遊べる?オイラねぇ、お台場に美味しいべーグルのお店を
見つけてしまったの。連れてったげる。」
「・・・行きます!!!!!!!!!!!!!!!!」
私は矢口さんのテンションに押されて・・・じゃなくって・・・、
べーグルに釣られて、3日目は矢口さんのお供をする事になって
しまった・・・。
- 5 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 00:49
- 撮影は無事終わり、これでもう全て仕事は終わった。
「うひょー!!」
私は楽屋までの道のりを軽いスキップで走った。
「よっすぃ〜、よっすぃ〜。」
すると、今度は可愛らしい甘い声で呼び止められた。
「ん?」
梨華ちゃんだぁ♪
やっぱり黒髪梨華ちゃん可愛い。茶髪も可愛いけど。
ううん、どっちも可愛い。えへ。
「明日、明日10時に原宿の改札でいいんだよね?」
「うん、いいんだよ。いいんだよ。」
「良かった。何か楽しみ過ぎて、忘れちゃうんだぁ・・・。」
可愛いーーーーーーー!!!!!
やばい、今の「忘れちゃうんだぁ」っていう「だぁ」って、
ちっちゃい「ぁ」が、すごい可愛かった!!!!!!!!!!!!!!!!
- 6 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 00:52
- 私は可愛い梨華ちゃんに癒されながら、楽屋で帰る支度をしていた。
「よっすぃ〜、3日後ね♪3日後はオイラとデートだよ!!
3日後の事はメールで送る。おやすみ、ダーリン♪」
後ろから、又しても矢口さんに叩かれた。
矢口さんは、一足先に支度を終えたみたいだ。
・・・誰がダーリンですか。
てゆーか、まだ背中痛いんですけど。
「はい、分かりました。てか・・・まだ11時ですよ、矢口さん。
もう寝るんですか?」
「うん、いいの。よっすぃ〜、おやすみ。」
矢口さんは私に抱きついてきた。
・・・あ、ちょっと可愛い。
「はい、おやすみなさい。」
やばい、やっぱり私矢口さんに弱いかも。
何かね、こうギュっと抱きつかれると・・・あはは。
矢口さんは私から離れると、さっさと帰ってしまった。
この辺がやっぱり矢口さんらしいと言えば、矢口さんらしい。
- 7 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 00:54
- 私も気を取り直して、帰ろうとした。
「・・・あ、よっすぃ〜。・・・おやすみ・・・なさい・・・。」
私が楽屋から出ようとすると、後ろから梨華ちゃんに言われた。
その声は何となく、ちょっと淋しげで、心配になったけど、明日
からのオフで梨華ちゃんと思いっきりイチャイチャ出来ると思うと、
何だかどうでも良かった。
私は家に帰ると、ちょっと長めにお風呂に入った。
いつもが短すぎるだけかもしれないけど。
出てきてから、梨華ちゃんが好きな、ストロベリーのお香を焚いた。
普段はこんな甘ったるい匂いはごめんだけど。
でも、明日は梨華ちゃんが来るし、特別。
甘ったるいストロベリーの匂いは、梨華ちゃんがいつも付けてる
甘い良い匂いの香水に良く似てた。
私はベットに横たわると、待ち受けにしてる、梨華ちゃんと撮った
画像を見た。この待ち受けは大切。
梨華ちゃんも多分、この待ち受けにしてくれてるハズ。
「梨華ちゃん、おやすみ。」
私はそっと目を瞑った。
すると、梨華ちゃんに抱き締められてるような気がした。
梨華ちゃんの匂いを嗅ぎながら、梨華ちゃんに包まれて。
- 8 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 00:58
- ピピピピピッ♪
私は携帯の着信音で目が覚めた。
「んー・・・」
ふと、鳴っている携帯を見ると『梨華ちゃん』と表示されている。
「・・・もしもし」
(「あ、よっすぃ〜?私だけど、今どこ?」)
梨華ちゃんの声でハッキリと我に返った。
時計を見ると、10時半を指している。
「えぇーーー!?ごっ・・・ごめん・・・今、今起きた・・・」
(「うん、いいよ。あと2時間位で来れる?待ってるね。」)
私は電話を切るなり、何も考えずに適当に着替えて、床に落ちて
いた帽子を被ると、鞄を掴んで家を飛び出した。
- 9 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 01:02
- 「はぁ・・・」
あー・・・最悪・・・。
せっかくの梨華ちゃんとのデートがぁぁぁ・・・。
私は電車に乗りながら、憂鬱過ぎて死にそうだった。
でも、助かったのは今日平日だから、電車も空いている事。
まぁ、余りにもひどい私の格好に、混んでても誰も私が吉澤ひとみ
だとは思わないだろうけどさ・・・。
私は携帯で梨華ちゃんに詫びメールを入れる事にした。
『ごめんね、梨華ちゃん。せっかくのデートなのに。』
送ってから、もう1度深く溜息を付く。
- 10 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 01:07
-
そして、30秒後・・・
『いいよ、気にしないでね。』
はぁ・・・これなら、まだ暴言を吐かれて叱られた方が良い・・・。
吉澤ひとみ、一生の不覚。
電車はすぐに原宿へと到着した。
家から原宿までは約30分程度。
私はきっとあの電話から3分以内に家を出たであろう。
・・・2時間も梨華ちゃんを待たせなかっただけ良かった。
そういう問題じゃないとは思うけど・・・、まぁ仕方がない。
私は電車から飛び降りると、梨華ちゃんの待っている待ち合わせ
場所まで走った。
- 11 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 01:11
- 「梨華ちゃーんっ!!!!!」
私は梨華ちゃんの後ろ姿を視界に納めると、嬉しすぎて叫んだ。
梨華ちゃんの格好は、私とは全く持って対照的過ぎる。
可愛いピンクのキャミソールに、白のフリルのスカート。
そして、ピンヒールのビーズの付いたサンダル。
髪の毛に至っては、黒髪を丁寧にカールして、何か複雑にアップに
なっている。もちろん、メイクまでバッチリ。
・・・何時間かかったんだろう・・・?
- 12 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 01:16
- 何となく梨華ちゃんの格好を見ていて空しくなってきた。
「よっすぃ〜、早かったね。大丈夫?」
「うん!!」
空しかったけど、今日の梨華ちゃんやっぱり可愛い。
「昨日寝れなかったの?」
「え?どして?」
「だって・・・、お寝坊でしょ?」
・・・そういえば、昨日は良く寝たハズ。
ん?熟睡・・・爆酔し過ぎたのか。
だって、昨日は梨華ちゃんの匂いを・・・!!!!!!
「・・・?大丈夫?」
「ちっ、昨日はねッ!!矢口さんが深夜にメールを!!」
私はとっさに、嘘の言い訳を口にしてしまった。
「・・・矢口さん・・・か。」
梨華ちゃんは私に微笑んでくれたが、やっぱり元気がない。
・・・怒ってるのか?遅刻したからか?
うん、でも私が悪い。ごめんね、梨華ちゃん・・・。
「行こうか。」
梨華ちゃんは私の前を歩き出した。
・・・!?
待ってよ、梨華ちゃん、お願いだぁーーー!!!!!!!!!
- 13 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 01:25
- 私は、梨華ちゃんと並ぶと、そっと手を繋いだ。
「・・・ごめんね。」
私が申し訳なさそうに謝ると、梨華ちゃんはもう1度微笑んでくれた。
・・・って、それより、さっきから痛く人の視線を感じる。
いや、平日だし、あんまり人は居ないんだけど、それでもチラホラといる
人と、通りすがるたんびに、穴が空く程見られてる気がする。
・・・私か?そんなにひどいか、私の格好。
って、横を見ると、おーいっ!!石川梨華ぁー!!
髪型は可愛いよ、綺麗だよ、でも、帽子かぶれよぉっーーー!!
私は無意識のうちに自分のかぶっていた帽子を梨華ちゃんにかぶせていた。
「・・・えっ!?」
「そんな可愛い格好してて、帽子も何にもかぶってなかったら、すぐに
バレちゃうじゃん。」
- 14 名前:ROM読者 投稿日:2004/07/13(火) 13:10
- いや〜面白い!テンポが良くて最高です。
- 15 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 13:35
- >>14さん
ありがとうございます!!
レス頂けてとっても嬉しいです。
これからも頑張って書いていきますので、よろしくお願いします。
- 16 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 13:46
- 梨華ちゃんは、ちょっと嬉しそうに笑ってきた。
私と繋いでる手の力が、ちょっと強くなった気がした。
「どこ行く?」
「んーと、よっすぃ〜の行きたい所でいいよ。」
「じゃあ、何か食べようか。」
「うん。」
私が遅刻したせいで、11時を過ぎていた。
そろそろお昼を食べておかないと、お昼時のピークに、
2人でご飯を食べるのは、極めて危険だ。
梨華ちゃんと、竹下通りにあるファーストフードに入り、そこで
セットメニューに、チキンに、サラダにデザートを頼んだ。
梨華ちゃんは私とは違って、サラダと飲み物しか頼んでない。
・・・そんなんだから、そんなガリガリなんだよぉ・・・!!!!!!
ちょっと空しくなりながらも、レジでお金を払った。
店員さんもやっぱり私には気付いていないみたいだ。
安心・・・だけど、ちょっと空しい。とほほ。
一応、モーニング娘。の吉澤ひとみなのに・・・。
それにしても、隣でお金を払っている梨華ちゃん。
せっかくの可愛い格好と可愛い髪型に、私の黒い男物の帽子は
不釣合いだ。
・・・ショボン。でも、仕方ないよね、気付かれたら大変だし。
- 17 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 13:55
- お金を払い終え、席に座ろうとすると、やっぱり人は
ほどんど居ない。
まぁ、平日だしね、まだお昼にはちょっと早いし。
私達はそれでも人目に付きにくい席に座った。
「美味しい?よっすぃ〜。」
席に着くなり、ガツガツと食べ始めた私に驚いたんだろう。
梨華ちゃんは笑いながら聞いてきた。
・・・恥ずかしい・・・。だって、朝ごはん食べてないんだもん。
「・・・うん。」
「あはは、良かった。」
梨華ちゃんもサラダを食べ始めた。
そして、しばらく経ち、私は頼んだ物を全部完食した。
梨華ちゃんも丁度、全部食べ終えたところだ。
・・・待て。私、梨華ちゃんの少なくとも5倍は頼んだ。
なのに、何で同じ時間しかかかってないんだぁーーー!!!!
吉澤、洒落にならないぞ、早食い、大食い・・・はぁ。
「行こうか。」
私は更に空しくなりながらも、立ち上がった。
「うん。」
梨華ちゃんも後に続いてファーストフードを出る。
そういえば、この近くにハロプロのオフィシャルショップが
あったはずた。
「ショップ・・・行ってみる?」
「え?うちらの?」
「うん。」
そう言うと、梨華ちゃんは爆笑し始めた。
・・・ん?結構真面目に言ったつもりなんだけどな。
- 18 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 14:04
- 「いいよ、よっすぃ〜って面白いねぇ・・・」
梨華ちゃんはまだ笑っている。
相当ツボだったらしい・・・。そんなに面白い事言ったか?
ハロショに入ると、やっぱり、ヲ・・・お客さん、は居ない。
「あ、これ、こないだ撮影したやつじゃん。」
私は自分達の写真が売っているのが何だかおかしくなってきた。
梨華ちゃんもまだ笑っているみたいだ。
・・・あぁ、この梨華ちゃんかわいいぃーーー!!!!!
買おうかな、買っちゃおうかな。へへへ。
私は写真を買うのは初めてだったが、適当に置いてあった用紙に
梨華ちゃんの写真に書いてある番号を書き込んだ。
「ん?よっすぃ〜、何やってるの?」
うぉぉぉぉーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
ピンチ、ピンチ!!大ピーーーーンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「あぁぁ、何か、矢口さんの写真買っちゃおうかなぁーーーっとか。」
私は用紙をお腹に隠しながら、苦笑いを向けた。
「買ってくる!!」
私は逃げるようにレジに向かった。
吉澤ひとみが石川梨華の写真を買ってたなんて分かってしまったら
恥ずかしくて、生きていく事が出来ない。
私はなるべく俯き気味に会計をした。
「石川梨華が、1枚。で、よろしいですか?」
「あぁぁーーー、はいはい!!」
おいっ、梨華ちゃんに聞こえるじゃねーかよ!!
見りゃー分かるだろ!!何確認しちゃってんだよ!!!!!
くそー、喧嘩売ってんのか!?
はぁ・・・、でも聞こえてなかったみたいで良かった。
- 19 名前:( ^▽^) 投稿日:( ^▽^)
- ( ^▽^)
- 20 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 19:21
- >>19は、この小説とは関係ありません^^;
- 21 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 19:41
- 写真を購入すると、入り口付近で梨華ちゃんが待っていた。
・・・はぁ、良かった。
ホント聞こえてたらどうなっちゃってた事だか。
くそー、あのレジの人、一生恨んでやるんだ!!!!!!
「どこか見たい所ある?」
「んー・・・、お洋服のショップが見たいかな。」
「じゃあ、行こう。」
私は梨華ちゃんと手を繋ごうとしたが、梨華ちゃんはすっと先に行って
しまった。
!!!!!!!!ショック!!!!!!!!!吉澤ひとみショック!!!!!!!!
私はショックを受けすぎて、しょんぼり梨華ちゃんの後ろを歩いた。
梨華ちゃんは竹下通りにあるショップに向かっている。
んあーーー、何を怒っているんだ、梨華ちゃん・・・。
私が更にしょんぼりしていると、梨華ちゃんがすごい勢いで走ってきた。
「なっ、何!?」
「何でもない!!何でもない!!こっちじゃなくって、あっち行こう!!」
梨華ちゃんは私の事を押してきた。
でも、ショップはもうすぐそこに見えている。
・・・ちょっと待て。
ショップの前に出ているマネキンが着ている格好・・・。
「見ちゃ駄目ぇー!!」
梨華ちゃんは私の目を、手で覆ってくる。
だいだい何で梨華ちゃんがこんなおかしな行動をとっているのが
分かった。
ショップの前に置いてあるマネキンの格好は・・・。
可愛いピンクのキャミソールに、白のフリルのスカート。
そして、ピンヒールのビーズの付いたサンダル。
つまり、今日梨華ちゃんが着てる格好と全く一緒。
ものの見事に上から下まで。
「可愛い、梨華ちゃん。」
私は梨華ちゃんの頭を撫でた。
きっと、梨華ちゃんはマネキンが着てた物と全く同じ物を買って
着たんだろう。
ファッションセンスがないってみんなに指摘されてるから、きっと
本人も気にしてるんだろう。
- 22 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 19:43
- 「だって、だってここのショップだけど他の店舗で買ったんだもん。
まさか、こっちでも同じ格好してると思わなかったんだもん・・・」
梨華ちゃんは完璧いじけモードだ。
「いいじゃん、あのマネキンよりも似合ってるもん。」
- 23 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/13(火) 19:44
- 「だって、だってここのショップだけど他の店舗で買ったんだもん。
まさか、こっちでも同じ格好してると思わなかったんだもん・・・」
梨華ちゃんは完璧いじけモードだ。
「いいじゃん、あのマネキンよりも似合ってるもん。」
自分で言ってから、このフォローの仕方は何だ?と思ったが、
梨華ちゃんはちょっと嬉しそうなはにかみ笑顔を浮かべていた。
・・・うん、良かった。
私が再度手を繋ごうとすると、今度は梨華ちゃんは拒まなかった。
・・・梨華ちゃんの手、ちっちゃい。
- 24 名前:ハロ初心者 投稿日:2004/07/13(火) 22:36
- おもしろい!!
梨華ちゃんがカワイすぎですね〜
かなりツボです
他に作品を書いていらっしゃるなら是非おうかがいしたいです
- 25 名前:ROM読者 投稿日:2004/07/14(水) 07:37
- 日頃慣れ親しんでいるロケ−ションなので、読んでいて
妙な緊張感が湧いてきます。もしかして接近遭遇してるかも?
なんて思うと、いや〜楽しい。
- 26 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/14(水) 20:25
- >>24さん
ありがとうございます!!
他に作品は書いた事がないんです><;
これが初になります。
これからも頑張りますので、よろしくお願いします。
>>25さん
ありがとうございます!!
そうですね、原宿など、本当にある所ですし(笑)
これからも頑張りますので、よろしくお願いします。
- 27 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/14(水) 20:25
- そう、梨華ちゃんと初めて手を繋いだのは、娘。に加入が決定
して、初めて先輩メンバーと対面した日。
梨華ちゃんは緊張からか、真っ青になっていた。
「大丈夫?」
私が話しかけても、梨華ちゃんは一切応答してくれない。
ただただ黙って、真っ青になって、立ちすくんでいた。
私は結構4期の中では1番度胸が座っていた。
あんまり緊張もしてなかったし、別に至って普通だった。
ただ、後藤真希って顔ちっちゃいのかなー、とか、飯田圭織
って、ホントにデカイのかなー。とか、アホな事考えてた。
すると、梨華ちゃんが、ギュッと私の手を握ってきたんだ。
その手は小さくて・・・でも、ずっと小刻みに震えてて、体温が
ないみたいに冷たくて・・・。
- 28 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/14(水) 20:29
- でも、今の梨華ちゃんの手は違う。
温かくって、でも、前と変わらないのは小さな手だって事。
華奢で、骨なんて浮き出ちゃってるんじゃないの!?って位
細くて、華奢な手。
・・・梨華ちゃん、大好きだよ。
私は、さっき買った梨華ちゃんの写真を入れる、可愛い写真
立てを買わなくちゃと思った。
「よっすぃ〜!!カラオケ行こう!!」
竹下通りを出た辺りで、梨華ちゃんは嬉しそうに、カラオケ
のピカピカ光っているネオンを指差した。
「カラオケ?」
「うん、嫌?」
「ううん、いいよ。」
梨華ちゃんが行きたいって言うんじゃ、行くしかない。
可愛い梨華ちゃんの歌声が生で聞けるなんて、幸せ者だ。
- 29 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/14(水) 22:18
- 「恋をしちゃいましたっ♪」
それにしても、梨華ちゃん。
さっきから、選曲が・・・、鼻血出そうなんすけど。
『恋をしちゃ』とか『ドキLOVE』とか、恋愛物の
可愛い歌を歌ってたかと思えば、いきなりROMANSとか
もう、やめてくれぇーーー。
吉澤ひとみ、壊れちゃいそうですよ。てへへ。
「はい、よっすぃ〜の番だよ。」
私は、梨華ちゃんにマイクを渡された。
「あぁ、ありがと。」
別に私は歌わなくても良いんだけどさ。
梨華ちゃんの歌を聴きたいだけで!!
「瞳を閉じて〜君を描くよ〜♪」
それにしても、、、私が歌う曲は、どうしてこう男歌手の曲
ばっかかなぁ。やっぱり梨華ちゃんとは対照的だ。
でも、何となく、それも嬉しかった。
自分と対照的な梨華ちゃんが私は好きだったし。
- 30 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/18(日) 04:14
- 私達がカラオケから出ると、もう大分時間が経っていた。
「何時間居たっけ?」
「んーと・・・、よっすぃ〜受付から電話掛かってくるたんびに
延長してたから・・・」
梨華ちゃんはちょっと苦笑いを浮かべた。
・・・あれ?そんなに延長したっけ?
だって、梨華ちゃんの歌がいっぱい聞きたかったんだもん。
それにしても、何時間居たんだろう。
後でレシートでも見てみるか。
「じゃあ、そろそろ家行こうか。」
「あ、うん。そうだね。」
梨華ちゃんと再び手を繋ぐと、うちらは電車に乗り、吉澤宅へと向かった。
「楽しかった、久しぶりに行った、原宿。」
梨華ちゃんは電車に揺られながら、私の肩に頭を預けてきた。
「良かった、楽しんでもらえて。」
「うん、それにしてもよっすぃ〜、帽子もサングラスもしないで、良く
誰にも気付かれなかったね。すごいよ。」
・・・そこを言わないでおくれ。梨華ちゃん。
私の格好はやっぱり今見ても、ひどすぎる。
梨華ちゃんと並ぶとより一層ひどすぎる。
まぁ、いつもこんな格好してるんだけどさ。あはは。
- 31 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/18(日) 04:22
- ・・・そういえば、梨華ちゃん。
荷物全然持ってない。泊まりに来るのに・・・。
いつだか大分前にうちに泊まりに来た時には、世界一周旅行でも
するんですか?って位に大荷物持ってきてたのに・・・。
「ねぇ、梨華ちゃん。」
私は、私に頭を預けてうとうとしていた梨華ちゃんに話しかける。
「なぁに、よっすぃ〜。」
「梨華ちゃん、荷物は・・・?」
私がそう言った瞬間、梨華ちゃんはハッとした表情を浮かべた。
「・・・原宿の・・・コインロッカー・・・」
アチャー・・・。
私達は電車を降り、再び原宿へとターン。
梨華ちゃんは原宿までの電車の中、何度も「ごめんね」を繰り返した。
「ごめんね・・・、ほんっとにごめんね・・・」
「あはは、もう良いって。第一、私も遅刻したじゃん。」
原宿から私の家まで、さほど時間はかからないし、大したロスじゃない。
「ごめんね・・・。」
梨華ちゃんが「ごめんね」を繰り返す中、すぐに原宿へと到着した。
「そこのコインロッカーに入れたの・・・」
コインロッカーは、改札口のすぐ近くにあった。
思っていた通り、ロッカーの中には世界一周旅行並みの荷物。
- 32 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/18(日) 04:26
- 私はその荷物を持つと、片方の手で梨華ちゃんの手を握った。
「あっ・・・いいよ、私自分で荷物持つから・・・」
「いいのいいの、こんなほっそい手で、良く持って来れたね。」
「細くないし!!本当に良いって・・・。」
「じゃあ、お夕飯作って♪」
私はニッと笑った。
「そんな事で・・・良ければ・・・」
梨華ちゃんも可愛らしい微笑みを向けてくる。
・・・元から作ってもらう予定だったんだけどね♪てへっ♪
- 33 名前:ROM読者 投稿日:2004/07/18(日) 10:08
- 更新乙です。
星の数ほどあるいしよしだけど、こちらの二人はとても初々しくて
素直に萌えます。今の時期だからこそ、こんな気持ちを大切にして
欲しいなと。
- 34 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/18(日) 10:44
- >>33さん
ありがとうございます!!
これからも、いしよしの初々しさを大切に、小説を進めていこうと
思います。
これから、今まで想像していただけなかったような展開になりますが、
どうぞ、よろしくお願いします。
- 35 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/18(日) 11:34
- 吉澤宅がある地元に帰ってくると、梨華ちゃんと一緒に、
駅前のスーパーで夕飯の買い物をする事にした。
「よっすぃ〜、何食べたい?」
「べーグル!!」
「あはは、べーグルは作れないや・・・」
「・・・んじゃあ、カレー!!」
「よしっ、じゃあカレーにしよう♪」
・・・べーグルはそういえばあさって、矢口さんと食べに行く
んだっけ。
梨華ちゃんお手製カレー!!はぁ・・・楽しみ♪
早く食べたいよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「チョコレート入れると美味しくなるんだよね。」
梨華ちゃんは手際良く材料をカートへと入れていく。
「へぇ、チョコレートなんて入れるんだ。」
「うん、ちょっと甘くなって美味しくなるんだよ。」
- 36 名前:ストロベリー 投稿日:2004/07/21(水) 00:45
- ・・・梨華ちゃん色々知ってるなぁ。
うん、すごいね、すごい。
私は梨華ちゃんがテキパキ買い物をしていくのを、ただ後ろから
見つめていた。
それだけで・・・満足♪えへへ。
「じゃあ、行こう。」
買い物を終えて、おっきなスーパーの袋2つを自分で持ち上げる
梨華ちゃん。
「あ、いいよいいよ。持つから。」
「駄目だよ、よっすぃ〜、私の荷物持ってくれてるじゃない。」
「平気平気。」
私は無理に梨華ちゃんから袋2つを奪うと、片手で持った。
・・・え?そんな重くないじゃん。
梨華ちゃんが持つと、とっても重い物に見えたんすけど。
何か、こんな軽々持っちゃう私って、女としてどうかなー?
- 37 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/04(土) 15:16
- tuzukiwa~~~~??
- 38 名前:mp 投稿日:2004/12/06(月) 00:44
- ageruna!↑baka
- 39 名前:通りすがりの者 投稿日:2005/01/10(月) 16:02
- 面白い!!
更新待ってます。
- 40 名前:通りすがりの者 投稿日:2005/01/29(土) 15:20
- 更新いつまでも待ってます。
Converted by dat2html.pl v0.2