先輩と・・・
- 1 名前:葵 投稿日:2004/08/17(火) 12:22
- ■登場人物■
中村 圭吾♂(ナカムラ ケイゴ)高校2年生 愛華の彼氏
細川 愛華♀(ホソカワ アイカ)高校1年生 圭吾の彼女
- 2 名前:葵 投稿日:2004/08/17(火) 12:24
- 感動ものではダメだすか??汗 もちろんエロゎいれますケド
。。。
- 3 名前:葵 投稿日:2004/08/17(火) 12:33
- 冬の朝
愛華「うわぁ〜さむぅぅ〜」
愛華はバス停でバスを待っていた
サク。。
後ろから雪を踏む音がした
愛華が振り向いた
愛華「圭吾先輩・・///」
愛華が赤くなる
圭吾「おはよう」
圭吾が優しく微笑む
愛華「えへへ///」
どうこうしているうちにバスが来た
二人は手を繋いでバスに乗った
- 4 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/17(火) 12:57
- 娘小説ですらないし
- 5 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/17(火) 13:39
- なんじゃこりゃ・・・??????
- 6 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/20(金) 02:55
- ワロタw
- 7 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/22(日) 22:14
- 「ワロタw」にワロタ
- 8 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/23(月) 18:44
- 誰か頂けば?
- 9 名前: 投稿日:2004/08/30(月) 02:12
-
「…………」
ある日、押入れを開けたら女の子がいた。
ちょっとふくよかで、オレンジ色に近い髪の色で、垂れ目気味だ。
「あ、ども」
オイッスと手を上げる。
「…誰?」
「新潟が生んだ知的美人、ピーマコこと小川麻琴です。どうぞよろしくお願いしMAX!」
とても知的美人には見えなかったが、あえてそこには触れなかった。
- 10 名前: 投稿日:2004/08/30(月) 02:13
- 「…なんでここにいんの?」
「なんでですかねぇ、でっへっへ」
その笑い方がすごくむかつく。腹立たしいぞ、コイツの微笑み。
どうしてやろうか。つーか、どうやって部屋に入ったんだろう。
ここ2階だし、窓はカギかけてたし割られた形跡もない。
なんなんだ?コイツ…。
「あ、飲み物くれます?ここ暑くて暑くて。干からびてミイラになるかと思いましたよぉ」
オレは無言で部屋から出た。
そのまま台所へ行き、冷蔵庫からカルピスの原液が入ったビンを取り出す。
コップに氷を3つ入れ、カルピスの原液を並々と注いだ。
部屋に戻り、「いやいや、すみませんねぇ」と満面の笑顔で言うピーマコとかいう奴に渡す。
- 11 名前: 投稿日:2004/08/30(月) 02:13
- 「これなんですかぁ?」
「牛乳だ」
「でもなんか匂いが…」
「気にするな。飲め」
「はぁ…じゃあ、いただきまーす」
ピーマコがカルピスを口に含む瞬間をオレは見逃さなかった。
そのままコップを固定して、ピーマコの口にカルピスを無理矢理流し込む。
こぼれて床が汚れようが止める気はない。
鼻に流し込んじゃる!そして溺れろ!カルピスで溺死させてやる!
「んぶぶぶぶっ!」
「天誅ぅぅぅぅぅぅぅ!」
「んがっ!ゴボボは、鼻ぁぁぁゲフッぁぁゴボゴボ!鼻ブフッぁぁぁンガッぁぁぁぁ!」
- 12 名前: 投稿日:2004/08/30(月) 02:13
-
∬ ´◇`) ポケー
- 13 名前: 投稿日:2004/08/30(月) 02:14
- 「カルピスの香りが延々と続いてる…グスグス」
「知るか。人ん家の押入れに勝手に入ってる奴が悪いんだろうが」
「なぁんでですかー!ていうか、カルピスの原液飲んで溺死なんて小川家末代までの恥ですよぉ」
「知らん。で、なんで押入れの中にいたんだ?それよりどうやって侵入したんだ?」
「企業秘密でございMAX」
「…………」
「でっへっへ」
数分後、台所から持って来たレモンを口に押し込められるピーマコの姿がそこにあった。
- 14 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/30(月) 18:20
- 笑えますwwww
- 15 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/08/30(月) 21:25
- ピーマコさんは一体何を?
- 16 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/08(水) 19:50
- 「・・・・・・なんですよぉ。もうちょっとで窒息するかと思いましたよぉ。」
奴は母親や姉貴と話している。俺はというと・・・。
「本をまとめた?じゃあ、布団をもって行ってあげて。」
罰として、奴のために物置化としていた部屋の片付けをするはめとなった。
「くそ!何で俺が・・・。おかしい、何かがおかしい・・・。」
レモンを口に詰め込んでいる最中に母親達が帰ってきた。
俺は事情を説明するが、何故だか俺が全面的に悪いということになった。
ちきしょう・・・、覚えてやがれ。次はマヨネーズを詰め込んでやる。
- 17 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/10(月) 06:57
-
オガえもん 〜完〜
- 18 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/10(月) 07:24
-
*****
- 19 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/10(月) 07:26
- 気になる・・・
別に大した事では無いのかも知れない
人間関係なんてそんなもの――
そう言われたら、それまでである。
事実、その通りなのだから。
でも、物凄く気になっていた。
最近の6期の人間関係の事が・・・。
- 20 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/10(月) 07:44
-
「ねぇ、ねぇ、新垣さん」
亀井ちゃんである。
彼女は私と同い年だけど、敬語を使う。
一応、先輩だからと言う気遣いなんだろうけど、
その割には先輩に対する態度ではなかっていない。
話してくる内容も他愛の無い事で、
たまに本気で相手にする事が面倒くさくなる事がある。
顔は可愛いんだけどねぇ・・・。
- 21 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/10(月) 07:49
-
「何、話してんですか?」
重さんがやって来た。
ある意味、6期で一番の問題児である。
素もこのままで基本的にぶりっ子。
問題を取上げられた時、訳の分からない理由で責任転嫁をする傾向がある。
でも、私に対しては物凄く良い子である。
(正直、亀井ちゃんよりは付き合い易い)
- 22 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/10(月) 08:05
-
この2人は私の所へ良くやってくる。
先輩メンバーの中では一番、年が近いからだろう。
この日もいつものように談笑し、お昼、一緒に食べに行こうと
言う話になっていった。
「あ・・・」
声が聞こえたので、私は顔を上げるとそこには田中ちゃんがいた。
この時、2人の態度にどこか不自然なものが感じられた。
「今日は」
「よう、田中ちゃん。どこ行ってたの」
「ちょっと・・・」
この時、田中ちゃんもどこか元気が無いような気がした。
軽い会話をするが、その間、重さん達は会話に加わろうとしなかった。
「そうそう。これから、お昼食べに行くんだけど一緒に行かない?」
この時、明らかに2人の顔色が変わった。
やっぱり・・・・おかしい。
「すみません。ちょっと先約がいるんで・・・失礼します」
そう言い残し、彼女はその場を去っていった。
この時の2人のホッとした表情は見逃さなかった。
- 23 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/10(月) 08:08
-
****
- 24 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/10(月) 08:15
-
「ねぇ、田中ちゃんと喧嘩でもしたの?」
本来、食事中にこう言う話をするのは無粋かなとは思ったけど、
敢えて私は彼女達に聞いてみる事にした。
すると、さっきまで笑顔で話していた2人の表情が一転した。
「・・・何で、喧嘩になったの?」
私は亀井ちゃんに問い掛ける。しかし、口をつぐんだまま答えようとしなかった。
「喧嘩はしてません。ただ、彼女の方から私達を避けるようになっただけです」
「さゆ・・・」
「絵里。もう、良いじゃない。別に言いつけた訳じゃないんだし」
私は2人の事情を聞く事にした。
- 25 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/14(金) 21:44
- 他愛の無い口喧嘩がきっかけだった。
いつもだったら、すぐに仲直りをしたんだろう。
ただ、その日はお互いに虫の居所が悪かった。
口論はエスカレートして行き、そして、遂に言ってはいけない一言を。
- 26 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/15(土) 02:14
-
『れいながいたから、あのユニットは失敗したんじゃないの?』
強烈な一言である。
あのユニットの失敗で、一番、落ち込んだのは田中ちゃんである。
人前でこそ泣いてなかったが、私は影で彼女が号泣しているのを見てしまった。
すると突然、田中ちゃんは重さんにビンタを一閃。
『何、するのよ!』
田中ちゃんは答えない。
重さんも負けじと、ビンタを返す。
取っ組み合いの喧嘩までに発展してしまったとの事だったらしい。
- 27 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/31(木) 22:01
- 続け
- 28 名前:作者 投稿日:2005/04/03(日) 00:11
- >27
へぇ、読んでくれていた人がいたんだ。
どうもです。気が向いたら、続きを書きます。
- 29 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/05/21(土) 00:26
- できれば続きを・・・
- 30 名前:作者 投稿日:2005/05/28(土) 03:31
- >29
読んでくれてありがとう。
ちょっと、前の話なので大まかな展開は覚えているけど、
細かな部分は忘れている事、そして、他の話も書いているので少し時間を下さい。
- 31 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/08(水) 06:53
-
「ハァ・・・・」
ここからは、重さんの田中ちゃんに対する愚痴が始まった。
マシンガンのような口調で、愚痴を捲くし立てる。
重さんにとっては、喧嘩のきっかけなんて、どうでも良かったのかも知れない。
それだけ、重さんも堪っていたって事だ。
横で申し訳なさそうな表情をする亀井ちゃん――今回の騒動の主犯である。
(きっかけはあまりにも下らな過ぎて、ファンの人達にはとても話せません・・・・)
やった本人もまさか大事になるとは思っていなかっただろう。
まぁ、喧嘩のきっかけって、大抵は他愛の無い事なんだけどね。
だけど、一歩間違えると絶縁する程の関係になりかねない。
大体、喧嘩なんて、大多数は互いに落ち度はあるし、互いに譲歩して和解するもんだけど。
だけど、大きな喧嘩になってしまった時は引っ込みがつかなくなり、
周りに事情を聞かれた時、大抵は、自分が少しでも有利に話す物である。
でも、まだ良かった。重さんと田中ちゃんの喧嘩で・・・・。
先輩方の喧嘩になると、下手すると派閥問題にまで発展していってしまう。
過去にそれで辞めた人もいるしね・・・・。
(誰かはとても怖くて話せません・・・・)
- 32 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/08(水) 06:53
-
一通り言い終えた重さんだが、まだ、顔付きは興奮収まらないようであった。
一方、喧嘩の原因を作った亀井ちゃんは、相変わらずであった。
そんな重さんや困った表情をする亀井ちゃんに対して、私は問いかけた。
「で、どうするの?」
すると、私の問い掛けにキョトン――っとした表情をする二人。
「何がですか?」
「いつまでも、このままって訳には行かないでしょう」
「・・・・」
いつまでも、このままで良い訳なんて無い。
その事は、重さんだって分かっている筈。
ただ、一歩引くきっかけが欲しいだけ――それも自分が納得した形で。
「・・・・本当は、仲直りしたいんでしょ」
「・・・・」
一瞬、ハッとした表情に変わったが、
「謝れ――って言うつもりは無いけど、でも一度、お互いに話し合った方が良いんじゃない?」
「・・・・分かってますけど」
「けど?」
「れいなの方が・・・・」
悪気はなかったとは言え、田中ちゃんを傷つけてしまったのは事実である。
中々、自分からは言葉を切り出すのは難しいのは分かっている。
そんな時だからこそ、同期の存在って言うのが必要なのだが・・・・。
- 33 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/08(水) 06:53
-
私と重さんが話している中、亀井ちゃんは困った表情をしているだけで何もしゃべろうとしない。
そもそも彼女が、間に立つべきなのに大した話にならなかったのに――っと思うと段々、腹が立ってきた。
だから、私は敢えて亀井ちゃんに話を振った。すると、案の定、思った通りの反応を示した。
「亀井ちゃん、仲良くしたいって」
「え?」
自分に話が振られるとは思わなかったのだろう――困った表情から泣きそうな表情に変わった。
「大体、何で亀井ちゃんが間を取り持とうとしないのよ」
「だってぇ・・・・」
「だってぇ――って、あなた年上でしょ」
「ちょっと待って下さい、新垣さん。これは私とれいなの問題で、絵里は関係ないでしょう」
年下の重さんに庇われている亀井ちゃん・・・・。
(これじゃあ、どっちが年上なのだか分かりゃしない)
そう思うと思わず、溜息が出てしまった。
- 34 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/08(水) 06:54
-
本当はこう言う時、彼女達と同期で私よりも年上の藤本さんがやってくれたら良いんだけど、
藤本さんは"カントリー娘。"との関係もあって、今はそれどころでは無い
――となると、私達先輩がやるしかない。
と言っても、麻琴ちゃんはああ見えて、色々とお姉さん組に借り出されて忙しい。
紺ちゃんは藤本さんと同様でカントリーで忙しいから出来ない。
(ま、仮に紺ちゃんが居たとしても、喧嘩があった事さえ、気付かなかっただろうけど・・・)
愛ちゃんに仲裁をさせると論点がずれて、話が変な方向へ向って行ってしまう可能性がある。
結局は私が仲裁役をやるしか無いのだった・・・・。
- 35 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/08(水) 06:54
-
「あのね、あなた達の問題は皆に知れ渡った以上、もう"娘。"の問題になっているの」
「え・・・・」
「あなた達は、もうモーニング娘でしょう」
私の問い掛けに頷く二人。
亀井ちゃんは下に俯いたが、重さんはまだ納得は言って無いらしい。
まだ、無理は無い。これは言葉で言って分かるような話では無いから。
(自分でも言葉では説明する自信が無いのだから・・・・)
「それはそうですけど・・・・でも、それとこれとは」
「同じ問題。グループで活動している以上は一人の問題は皆の問題となって来るの」
その言葉を出した時、二人はまったく違った反応を示した。
重さんはハッとした表情を見せ下に俯いた。どうやら、分ってくれたのだろう。
亀井ちゃんは口を尖らせつつ、首を傾げる。どうやら、分ってくれなかったようだ・・・・。
私は心の底から叫んだ――頼むよ、同級生〜!!
- 36 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/08(水) 06:54
-
*****
- 37 名前:作者 投稿日:2005/06/08(水) 06:56
- 続きです。
更新した事さえ、気づかれない恐れがあるので
一応は、上げました。
この話、終了次第に落とします。
- 38 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/08(水) 20:55
- 先輩ガキさん♪がんばるのです。
- 39 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/15(水) 18:34
- 結構好きです。
- 40 名前:75 投稿日:2005/07/02(土) 05:42
-
****
- 41 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/02(土) 05:43
-
あれから、3日後――
- 42 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/02(土) 05:43
-
****
- 43 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/02(土) 05:44
-
あの二人がちっとも仲良くした気配が無い。
それどころか、田中ちゃんは一人で行動する事が多くなってしまった。
(どうしたんだろう)
(もしかしたら、まだ謝っていないのかなぁ・・・・)
そんな事を考えていた時、ちょうど亀ちゃんがはしゃぎながら楽屋に入ってきた。
楽屋ではしゃいでいる亀ちゃんを呼び止めて、事情を聞く事に――。
- 44 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/02(土) 05:44
-
私が神妙な顔をしながら、亀ちゃんに問いただした。
すると、彼女はいつものようにキョトンとした表情で応える。
「あぁ、それなら一応、さゆは謝りましたよ」
「で?」
「で――って?」
「"で――って"じゃないでしょう。それで仲直りしたの?」
私の問いかけに口をポカーンとしながら、首を傾げる。
「・・・・要は、その時は重さんと一緒じゃなかったのね」
「いえ」
ため息交じりでした問いかけに首を横に振り、返事をする。
(じゃあ、何なんだよ〜!!)
「じゃあ、一緒だったの?」
「はい」
満面な笑みで返事をする亀ちゃん――いつも可愛らしく、愛くるしい笑顔が
今日は悪魔の微笑みに見えてしょうがない。
- 45 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/02(土) 05:44
-
「じゃあ、もう一度、聞くね。二人は仲直りしたの?」
私の問い掛けに同様の態度を取る亀ちゃん。
「キー!!じゃあ、何なのよ〜」
ムカついた私は、勢いで亀ちゃんの左右のほっぺたを握って、横に伸ばしていた。
「ひたひひたいh!!らって、へり、わからないらもん!!」
「"わからないらもん"って、一緒に居て、何故、分からないんだよ〜ぉ!!」
亀ちゃんのほっぺたを握った状態で、上下左右に動かす私――
一方、亀ちゃんは"イタイイタイ"と半べそをかきながら、私の手を叩く。
私が握っていた手を離した、その時であった。別の手が横からにゅう――っと伸びてきた。
- 46 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/02(土) 05:45
-
伸びた手は亀ちゃんのちょっとふっくらしているホッペたを握っていた。
そして、その手の主を見るとモッさんの姿がそこにあった。
「モッさん!!」
「面白そう、美貴にもやらして」
「へ?」
何を言っているかは分からなかったが、彼女のやっていた行動を見て分かった。
モッさんは、私が亀ちゃんの顔で遊んでいると思っていたみたいだ。
モッさんは私より数倍力がある。可愛そうに――。
「ひたひひたひ。ひいがひさん、はふけて」
涙声で私に助けを求める亀ちゃん。
でも、これ以上、亀ちゃんに事情を聞いても時間の無駄だと感じた私は、
重さんを探しに廊下に出て行った。
- 47 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/02(土) 05:45
-
P.S.
モッさんの馬鹿力で握られた亀ちゃんは、本当に泣いてしまったらしく、
後で亀ちゃんに物凄い文句を言われてしまいました。
- 48 名前:75 投稿日:2005/07/02(土) 05:45
-
****
- 49 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/02(土) 05:46
-
続くかも・・・・
- 50 名前:作者 投稿日:2005/07/02(土) 05:54
-
後、2回ぐらいで終わらせるつもりです。
>38
しっかり者のガキさん
おちゃめなガキさん
その両方を描けたら良いなと思ってます。
>39
作品の出来不出来はともかく楽しんで書いてます。
良い作品がたくさんある中、箸休めとしてでも見てもらえれば幸いです。
- 51 名前:名無し飼育さん 投稿日:2005/07/07(木) 13:22
- なんだか、ガキさんの落ち着いた感じがいいなぁと思わせつつ
今回の、横にのばすガキさんで笑わせてもらいました。
お話の中に流れる空気がいい感じですね。
- 52 名前:作者 投稿日:2005/07/24(日) 08:20
- 制限をきらないといつまで経っても更新しそうもないので、
次回、更新予定をここで言っておきます。
次回、更新予定 8月2日午後〜3日の午前中
- 53 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:04
-
*************
- 54 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:05
-
あれから、5分間――
思い当たる場所は一通り探した。
しかし、彼女の姿を見かける事はなかった。
「おっかしいなぁ・・・・どこへ行ったんだろう」
彼女達が寄りそうな所を全て顔を出し、傍に居た人達に聞いて
みたが彼女が来たと言う応えはどこからも帰って来なかった。
(・・・・取り合えず、戻ろう)
下手するとこのまま入れ違いになってしまう可能性もあるので、
取り合えず楽屋に戻り、彼女達を待つ事にした。
- 55 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:05
-
*****
- 56 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:06
-
楽屋の傍に近づいて来ると何か騒がしくなっている。
近づけば近付くほど、怪獣の鳴き声みたいな声が聞こえて来る。
そして、楽屋の前に辿り着くと人だかりが出来ていた。
(何だろう・・・・・)
私が楽屋で何があったのか覗こうとした時――
「どうしたんですか?」
――と、後方から誰かの声が聞こえて来る。
(この声は・・・・?)
声の主の方へ振り向くと重さんの姿がそこにあった。
彼女もちょうど、戻ってきた所だったようだ。
「あ、重さ〜ん。丁度、探していたんだ」
「何ですか?」
キョトンとした表情で、私の顔を見る。
「うん。まぁ、ここじゃ話辛いから、ちょっと・・・・」
これだけ人が大勢居る所では、彼女も話し辛いだろう――と、
私は他の場所に移るように促した。
- 57 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:06
-
「参ったな・・・・」
会議室とかは全て塞がっていて、どこも使えなかった。
――と言って、食堂とかだと他のハロプロメンバーが居たりするので
場所を移した意味が無くなる。
私が色々と空いている場所を探している中、彼女はずっと下を俯いたまま、
一言も口を開かなかった。
(何かやり辛いなぁ・・・・)
私はあまりシリアスな雰囲気に慣れていない。だから、こう言った場面は
はっきり言って嫌いである。
「あ、そこが空いている」
たまたま通りかかった休憩コーナーが空いていたので、そこを指ざし、
そこのソファーで話をする事にした。
- 58 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:07
-
彼女を先にソファーに座らせ、私は傍にある自動販売機でジュースを買う。
自動販売機を見ながら、私はちょっと前までの自分の事を思い出していた。
いつも悩んでいて、その度に辻さんに話を聞いて貰っていた頃の自分を。
(そう言えば、辻さんが"娘。"だった頃、よく奢ってもらっていたよなぁ・・・・)
(あの頃、安倍さんや辻さんに、よく相談にのってもらっていた・・・・)
仲間同士で喧嘩とかもよくしていたし、陰口とかもよく言ってたりもした。
でも陰口を言ったからと言って、その人の事を本当に嫌いだった訳でも
なければ、喧嘩するつもりもまったくなかった。
それ以上に彼女には良い部分がたくさんある事は分かっていたから――。
- 59 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:07
-
「はい」
彼女に私はジュースを渡した。すると――
「あ、お金・・・・」
――と、ポケットの中から財布を取り出した。
「良いって、これぐにらい」
彼女が出したお金を受け取る事を拒む。
「・・・・すみません」
少し恐縮した感じで、ジュースを受け取った。
「あの・・・・用事って」
「まぁ、ジュースでも飲もうよ」
彼女にジュースを飲むように促し、私は私でジュースを飲み始めた。
私がジュースを飲む始めたのを見届けると――
「いただきます」
――私に一言、お礼を言って、彼女もジュースに口をつけた。
- 60 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:08
-
*****
- 61 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:08
-
続くのかなぁ・・・・
- 62 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:09
-
*****
- 63 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:09
-
おまけ
- 64 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:09
-
*****
- 65 名前:タイトル 投稿日:2005/08/03(水) 06:10
-
かぼちゃと紫芋と後藤さん
- 66 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:11
-
*****
- 67 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:12
-
「でさ、この時に――」
憧れの後藤さんと一緒に歩いている。
何度か一緒に行動した事はあったけど、二人っきりって言うのは
あまりなかった。
同じ芸能人――なのに、私にとっては雲の上的な存在だった。
見れば見る程、格好良いし素敵な人。私も将来はこう言う女性に
なりたいなぁ・・・・と思いつつ見とれていると――
「どうしたの?コンコン」
――と話し掛けて来た。
- 68 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:16
-
*****
- 69 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:17
-
やばい、変な目で見られている
でも、何て言う?
正直に言って、おかしい子って見られたく無いし・・・・
かと言って、誤魔化しても突っ込まれると答えられない
う〜ん、どうしよう・・・・
- 70 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:17
-
*****
- 71 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:19
-
「いえ、何でもありません・・・・」
散々頭の中で迷った挙句、返答した言葉はこれであった。
(ひぇ〜、誤魔化しきれてない・・・・)
後藤さんは首を傾げるも――
「そう。なら、良いんだけど・・・・」
――と流してくれた。けど、きっと変な子だと思われているに違いない。
あー、どうしよう。そう思うと恥かしさが込み上げて来た。
(あぁ・・・・。時計の針を戻せるのなら戻したい)
- 72 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:22
-
そんなこんなと色々ありましたが、等々、楽屋が見えてきて、
後藤さんとの束の間の"でーと"もここで終焉を迎える事に――
少し名残惜しさを感じている時でありました・・・・。
- 73 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:23
-
「あれ?」
ふと後藤さんが立ち止まった。
「どうしました?」
「うん、何か聞こえてこない?怪獣の泣き声みたいな・・・・」
彼女の答えに、私は聞き耳を立てる事にした。
そう言われると確かに、どこかから聞こえて来る。
「そうですね。何か聞こて来ますね。何だろう・・・・」
何の声だかは分からない。とは言え、どこからか聞こえて来る声は、
物凄く聞き覚えのある声であった。
「どうやら、楽屋の方から見たいだね」
「そうですね」
「ちょっと行って見よう」
私は楽屋の方へ急いだ。すると楽屋は、人だかりが出来ていた。
何かを見物しているようであった。
その見物人を掻き分け、中に入ると――
「びぇぇぇぇぇ〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!」
――と号泣している亀ちゃんと、泣きそうになりながら宥めている
ミキティの姿がそこにあった。
- 74 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:25
-
安倍さんや石川さんに慰められている亀ちゃん。
マネージャーや飯田さんに怒られているミキティ。
亀ちゃんの号泣の訳、それはミキティに抓られたからと言うのは、
亀ちゃんの赤くなっている頬っぺたを見れば分かる。
ただ、何故か亀ちゃんはミキティにじゃなく、ガキさんに対して、
怒っているみたい。
その時、一人楽屋の外へ出ようとしていた者が居た。れいなだった。
れいなは皆の方へ向き――
「お疲れ様です」
――と声をかける。しかし、皆は亀ちゃんの件で大騒ぎになっていて
誰一人、彼女の存在には気付かなかった。
「あ・・・・」
慌てて声をかけようと思ったが、その時には彼女は出口の方に向って
いた為、結局、私は声をかけてあげる事は出来なかった。
- 75 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:56
-
*****
- 76 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:56
-
「帰ろっか?」
「え?えぇ、そうですね」
着替えを終えた私と後藤さんは大騒ぎになっている楽屋を後に、
先帰る事に――。
「ねぇ、今日、これから暇?」
「えぇ、特に用事は無いですけど・・・・」
「だったら、家に泊まりに来ない?」
この時、私は自分の耳を疑った。
「え?今、泊まりに――って・・・・」
「うん、誰も居なくて寂しいからさ。あ、嫌だったら・・・・」
「行きます。行かせて下さい!!」
このチャンスの逃すまいと遂、力が入ってしまった。
そして、見ると後藤さんは少し引き気味の反応を見せていた。
(また、やってしまった・・・・)
変な子だと思っている。絶対に変な子だと・・・・。
- 77 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:56
-
*****
- 78 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:58
-
ちょっと失敗をしてしまった私。
でも、そんな私に対して、後藤さんは何事もなかったように
接してくれました。
一見、クールに見える後藤さん。
でも、中身は誰よりも優しい後藤さん。
私はそんな後藤さんが大好きです!!
- 79 名前:かぼちゃと紫芋と後藤さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:59
-
******
- 80 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 06:59
-
かぼちゃと紫芋と後藤さん 〜完〜
- 81 名前:作者 投稿日:2005/08/03(水) 07:44
- 本編:53〜62
おまけ:63〜80
おまけについては、当初、更新予定としていた部分が
かなり削られ、予定より大幅に更新量が減りましたので
急遽、付け加えた話です。
特に見直しをした訳でも無く、内容についてはまったく
保証できません。(まぁ、本編も微妙だが・・・・)
また、物語に影響を与えるかと言うとそれもまた微妙なので、
本当の意味での時間潰しとして見て頂ければと思っています。
(或いは他の作品の引立て役とも言う・・・・)
>51
更新時にレスをつけるつもりだったので、大幅に遅くなりました。
すみません。
あの回についてですが、加えるかどうかを迷った回だったので、
そう言って貰えると物凄く嬉しいです。
- 82 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 11:38
- おまけは要らなかったなぁ…。
- 83 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/04(木) 21:56
- いや必要だ
- 84 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/06(土) 03:09
- おまけは要らなかったなぁ…。
- 85 名前:作者 投稿日:2005/08/09(火) 01:50
- >82〜84
正直、スマンかった。
次は麻琴でリベンジ。
- 86 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/10(水) 23:30
- 止めろ
本編だけに集中しろ
- 87 名前:作者 投稿日:2005/08/18(木) 20:10
- さて、冗談はさておき、次回、更新分について。
現在、ある程度は書き上がっているので更新は出来ますが
もう少し話しを進めておきたいので、来週の半ばぐらいに
更新を行います。予定:8/24 22:00頃
おまけを書いた『いいわけ』:
紺野の写真集発売。一瞬、買おうかどうか迷い結局は、
買わなかったのですが、激しく後悔の念が押し寄せてきて
抑えきれなかったので、勢いだけで書いてしまいました。
(衝動はおさまりましたが出来は・・・orz)
- 88 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 21:57
-
*****
- 89 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 21:57
-
ジュースを飲み終え、一息つく――
(ここは・・・・?)
場所探しに夢中になっていたので、気付かなかったが
見覚えのある場所であった。
そう、あれは――
- 90 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 21:57
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- 91 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 21:58
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- 92 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 21:58
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- 93 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 21:58
-
「何か、辛くって・・・・」
「何が・・・・」
「色々と・・・・」
具体的に何で悩んでいるかは言いたくなかった。
でも、彼女は分っているみたいだ。
彼女は何も言わずに自販のジュースのボタンを押し、取り出した
ジュースを私に差し出した。
「あ・・・・」
私が慌てて財布を取り出そうとする。
「奢り」
私より年上とは思えないあどけない笑顔を見せ、
私の好きなジュースだった。彼女は覚えていてくれたみたいだった。
「すみません」
私は彼女からジュースを受け取り、口をつける。
彼女は私の隣に座ると、正面を向いたまま、遠くを見つめるような
目で口を開きだした。
「・・・・そう言えば、私も色々と悩んだ時期があったな――」
「え、辻さんが?」
「うん」
以外だった。
ミニモニで人気を博している辻さんでも悩む時期があるなんて。
「意外?」
「えぇ。だって、ミニモニに入って・・・・」
この時、私は思い出した。ミニモニが出来るまでは彼女はどこの
ユニットにも属していなかった事を。
- 94 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 21:59
-
******
- 95 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 21:59
-
その後、しばらくは会話の無い状態が続き、時間だけが過ぎていった。
「・・・・マメ。仕事、続けなよ」
「え?」
「私にはどうすれば良いかって事は言えないけど・・・・。でも、私はマメは
辞めるべきではないと思う」
「でも・・・・」
「続けたいんでしょ」
彼女の言葉に何も首を縦に頷くしかなかった・・・・。
- 96 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 21:59
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- 97 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 22:00
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- 98 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 22:00
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- 99 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 22:00
-
「新垣さん、どうかしました?」
彼女の言葉にふと我に戻った。
「いや、ちょっと、昔の事を思い出していてね」
何故だか、辻さんと相談した時の事を思い出した。そう言えば、
あの時もこの場所で話していたなぁ――。
「昔――って・・・・」
「今度、教えてあげる」
飲み干した缶を捨て、再び、彼女の隣へ座った。
時間が経つのはあっと言う間だな――と思った。
あの時、いつも安倍さんや辻さんに相談していた私が今は彼女達の
先輩になっているのだから。
「ところで・・・・許してもらえた?」
私の質問に彼女は首を縦に降る。しかし、表情はどこか冴えない。
だけど、私は彼女の言う事を信じる事にした。
「そう・・・・。なら、良かったじゃない」
――とだけ言い、敢えて、それ以上の事は聞く事はしなかった。
しばらくは会話の無い状態が続き、時間だけが過ぎていった――。
- 100 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 22:03
-
ふと、外の景色を見ると夕焼けが見える。
時間で言うと5時を指そうとしていた。
「・・・・帰ろうか」
私が彼女にそう呼びかけ立ち上がった。
しかし、彼女は立ち上がろうとはしなかった。
「・・・・どうしたの?」
私が彼女の顔を覗く――
すると、彼女の目から今にも零れ落ちそうな程、涙が
溜まっていた。
- 101 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 22:03
-
*****
- 102 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/24(水) 22:04
-
今日はここまで。来週の頭にでも更新します。
- 103 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/05(月) 02:12
- 後輩のことを心配するガキさんが素敵です。
楽しみにしてます。
- 104 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 04:00
- 突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
- 105 名前:作者です 投稿日:2006/01/18(水) 09:28
- 先ず、長らく放置していた事についてお詫びしたいと思います。
言い訳になりますが仕事、家庭と色々あり、とても精神的に書ける状態では
ありませんでした。その為、飼育にはしばらく来ていなかった時期も
長く、この続きも最近になりようやく考え始めた次第です。
綺麗な形になるかは分かりませんが必ず完結させます。
長く放置して本当にすみませんでした。
- 106 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:13
-
芸能人と白鳥は良く似ている。水面下で足を休ませる事無く
掻き続ける白鳥、影で只管、自らの芸を磨き続ける芸能人。
華やかな世界に見られているが決して周りで見る程、綺麗な
世界でも華麗な世界でも無い。もしかしたら、普通に勉強を
していた方がよっぽど楽かも知れない。
どれだけ努力を重ねても人気と言う形でしか評価される事は
無い。結果が全ての世界。その世界に嫌気をさし、挫折した
者も少なくは無い。
外から見た世界とのギャップ――
これだけは決して慣れる事はなかった。
メンバーで慣れている人はいないと思う。でも、耐える力は
養える。それに耐え切れるだけの力は付いて来る。
いや、着いて来れなければ辞めるしか無い・・・。
- 107 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:15
-
*******
- 108 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:15
-
この間、亀ちゃんが泣かされたらしい。
その事で変な夢を見た。
視点はコンコンで、亀ちゃんが泣かされ、ミキティが泣き
そうになり、コンコンが後藤さんに告白すると言う訳の
分らない夢。私はこの話を麻琴ちゃんに言ってみた。
「・・・・何だそりゃ」
・・・・そりゃ、そう答えるよ。私だって、そう思うもん。
それを愛ちゃんに言ってみた。
「ふぅん。そう言えば、この間、テレビで・・・・」
興味が無いらしい。
コンコンに言って見た。
「・・・・」
口をポカーンと開け、絶句された。
この反応が一番、辛い・・・・
・・・・疲れている。疲れているから、そんな夢を見るんだ!!
一刻も早く解決しなければ・・・・。
- 109 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:15
-
******
- 110 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:16
-
リハが終わり、皆が帰った中、私だけは居残りをさせられる
羽目になった。
(正確に言うと居残りをさせられているのは、私では無く
ノンちゃんなんだけど・・・・ノンちゃんに捕まってしまった)
仕方なく、私は一人で控え室に残っていた。
すると田中ちゃんが一人で入って来た。
私の存在に気付いた彼女は、ハッとした表情を見せ、控え室を
出ようとしていた。
「ちょっと、人の顔を見てそれは無いんじゃないの〜!!」
この一言に申し訳なさそうな表情で控え室に入って来た。
- 111 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:16
-
******
- 112 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:16
-
いざ、二人になった物の特に共通の話題も無く、沈黙の時間が
続く。いきなり核心につくのも問題だけど、それまで話を繋ぐ
話題が無い。勢いで彼女を呼び止めたのは良いが、こんな事なら
呼び止めなければ・・・・と昨日までの勢いが自分の中で完全に失って
いた。どうしよう・・・・。
「私、記者会見で石川さんが好きって言いましたよね」
口を先に開いたのは彼女の方だった。不意の問い掛けに私は若干の
とまどいを見せる。
「え?え、あ、あぁ。言ってたね」
「あれって、本当なんですよ」
「あぁ、そう・・・・」
そんな事、私に言われても――正直、本当か嘘かなんて分らない。
そう言えば、彼女、後藤さんに憧れていたって言っていたから、
もしかしてその事を気のしていて言っているのかなぁ・・・・。
「でも、憧れていたのは後藤さん。私は後藤さんになりたかった。
そして、事務所の人からも後藤真希2世として期待しているって
言われた・・・・」
「ふぅん・・・・」
後藤さんかぁ・・・・。そう言えば、あの人ほどテレビと実在の
ギャップが激しい人はいなかったなぁ・・・・。テレビでクールとか
言われているけど、実はただの天然でかなり人懐っこいんだよねぇ。
- 113 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:17
-
「私も後藤さんになりたかった・・・・」
「ふうん・・・・で?」
「・・・・」
「なれたの?なれなかったの?」
私の言葉に田中ちゃんは首を横に振る。
「そりゃ、そうだよ。だって、あなたは田中ちゃんであって
後藤さんじゃない」
「・・・・」
「後藤さんは物凄く魅力があって、まさにアイドルになる為に
生まれて来たって言える人」
私の言葉に下に俯きながら、素直に頷く。
「そして、田中ちゃんもアイドルになる為に生まれて来た物凄く
魅力がある娘」
「・・・・すみません、気を使わせて」
「気なんか使ってない。本心」
「・・・・」
――――――――――――――――――――
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――――――――
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- 114 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:17
-
田中ちゃんは後藤さんの真似をする為に生まれたんじゃない
田中れいなとして皆に夢を与える為に生まれて来た子
事務所が何て言おうと、つんくさんが何て言おうと
田中れいなは田中れいなであって、後藤真希では無い
良いじゃん。
素の自分で・・・・
良いじゃん、田中れいなのままで。
魅力的だよ。
後藤真希の真似をしている田中れいなじゃなく、素の田中れいなは。
私達、皆がうらやむぐらい・・・・
- 115 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:17
-
******
- 116 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:18
-
―――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
―――――――――
―――
- 117 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:18
-
******
- 118 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:18
-
1年後――
- 119 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:18
-
******
- 120 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:18
-
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- 121 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:19
-
******
- 122 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:19
-
いつも通り平和な日々――
人気が無くなったとかは言われているけど、ファンの数は増えていたりする。
ハロプロとしてはだけど・・・・。
テレビの露出が減った事で、色々と言われているがコンサートとかは増えている。
だから、ファンと生で向き合える。
どんなに疲れていてもファンの子の声を聞くと力が湧いてくる。
ただ、不安材料が無い訳ではない。
久住ちゃんがあまり元気が無いのが気になっている。
- 123 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:20
-
この日も少し彼女の様子を伺っていたけど、一人でどこかへ行ってしまった。
何か悩んでいるようだった。
中々、帰ってこないので少し気になった私は彼女を探しに控え室をでた。
色々と探し回るけど、中々、見つからず逆に自分が迷子になりかけていた。
仕方なしに一度、控え室に戻ろうと目印である非常階段の方へ向うと
そこに久住ちゃんが居た。
声をかけようと思ったその時、側に田中ちゃんが居た事に気付いた。
「・・・・そっかぁ。芸能人らしくない事が不安って言うんだ?」
「えぇ・・・・」
「でも、良いんじゃない?そのままで」
しばらく様子を見る事にした―――
- 124 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:20
-
――――――――――――――――
――――――――――――
――――――――
―――
「だってさ、事務所がどんな期待をしてようとも自分以外には
なれない訳だし。それに今の小春ちゃん、魅力的だよ」
「本当ですか!?」
話を聞いていると自分が芸能人らしく振舞えているかが不安らしい。
さっきまでの落ち込みようが嘘のように表情が明るくなる。
私だったら少し戸惑いの表情を見せただろうけど、田中ちゃんは違った。
「本当。だって、女の子らしいし、自然体だし。芸能人らしくない
芸能人が居ても良いんじゃない?元々、モー娘。ってそれが売りだし」
「でもぉ・・・・」
「私なんか、事務所の期待なんか完全に裏切っているんだよ?」
「そんな事・・・・」
「あるんだなぁ。昔さぁ――」
私は彼女たちの邪魔にならないように、少し遠回りをして控え室に
戻る事にした。
- 125 名前:エピローグ 投稿日:2006/01/29(日) 18:58
-
「えぇ!!れいな先輩って、本当はヤンキーじゃなかったんですかぁ?」
「ヤンキーじゃなか。まぁ、真面目じゃなかったけど」
そう言えば、1年前は私は彼女の立場だった。
あの時、新垣さんに声をかけて貰わなかったら辞めてたかも・・・・。
新垣さん・・・・
あの頃の憧れは後藤さんでした。
それは今でも変わりません。
でも、先輩としてはあなたみたいな先輩になりたいと思います
ですから、いつまでも良い先輩でいて下さいね
- 126 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 18:58
-
先輩と・・・・ 〜FIN〜
- 127 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/29(日) 19:31
- >顎殿
2月の整理時にはお願いします。
- 128 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/02/05(日) 19:03
- ( ^▽^)<で?
- 129 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/02/06(月) 00:09
- 何も無いんじゃねえの?
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