君の声から
- 1 名前:黒白まっくす 投稿日:2004/09/27(月) 02:22
-
はじめまして、黒白まっくすと申します。
更新ペースは遅いかもしれませんが
がんばりたいと思います。
たぶん、いしよしになります。
しょうもないかもしれませんがお付き合いください
では、よろしくお願いします。
- 2 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:24
-
「ごっちん、早く起きてよ。遅刻遅刻」
うちは毎朝、隣のごっちんの家まで起こしにいく。
ごっちんはめちゃくちゃ起きるのが遅い。
ごっちんがいうには布団が気持ちいいのがいけないらしい
というか、ごっちんは布団なくてもどこでも寝るじゃん
と何度も突っ込むがごっちんは夢の中
「んぁーあと2時間38分42秒」
「そんなに寝たら遅刻だし、というよりも細かすぎ」
これが毎朝の光景
中学のときからいつもやっていること
だからうちも結構なれてたりする。
だから対処法も・・・
- 3 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:28
-
「・・・こんこん今日今日も待たせていいの?」
ピクッ・・・
反応有り
「こんこん、今日は、いつもより早めに
くるっていってたなー」
ピクピクッ・・・
おっ、もう一押し
うちはごっちんの耳元で「紺野」といった。
ガバッー ごっちんが勢いよく起き上がる。
その拍子にうちはのけぞった。
「何でいわないの、よしこ うわー紺野待たせちゃうよ。」
そう、ごっちんにはかわいい恋人がいる。
どんなときでも「紺野」いう単語さえ出せば起き上がる。
これはごっちんを起こすときの最終手段だったりする。
- 4 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:33
- それにしても普通にしてればクールなのに
なぜか紺野のことになるとやばいくらいふにゃーって感じになる。
ちなみにうちらは大学1年生
そして、ごっちんの恋人ことこんこんは高校3年生
うちらの通ってるのは私立の大学
しかも、小学校から大学までの
・・・エレベーター式?だっけ
だから、こんこん高校とはおんなじ敷地内
「よしこー早く行くよー」
「はいはい」
ごっちんはあっという間に着替えてもうドアの前にたっていた。
これもいつもの光景だったりする。
そのたびにうちは苦笑している。
そうして、今日も忙しい毎日がはじまった。
- 5 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:38
-
うちの名前は吉澤ひとみ大学1年生になったばかり
20歳だったりするでも、浪人したわけじゃない。
うちは小学校に入る前に事故にあって1年間入院していたそうだ。
そうだ、というのはうちはそのときのことをまったく覚えていない。
ただ、昔なんで自分はみんなより年上なのと聞いたら
母が苦しそうな顔をして教えてくれた。
そんな、母の表情を見てからそれ以来うちの中では、
その話題には触れないようにしている。
と言うわけで昔からほかの生徒よりひとつ年上
そんな事もあり周りから結構浮いていたし
周りの人に少し壁を置いて接していた。
- 6 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:46
- けど、うちにはたった一人だけ気が許せる奴がいた。
親友のごっちんこと後藤真希
ごっちんとは中学のときからの付き合い。
ごっちんもほかの生徒よりひとつ年上だったから
自然とうちといることが多くなった。
同い年だったし、ごっちんとうちはすぐに打ち解けて
いまじゃ、大親友って奴
なぜごっちんうちと同い年かと言うと・・・
ごっちんの場合は中学1年生のときに
ヒッチハイクで日本を1周したらしい。
丸一年費やして・・・
当然、日数が足らなくて留年、本当は中学じゃないはずだけど
うちは私立だから独自の教育方法らしい。
と言うよりも少しこの学校は、適当すぎるのだ。
あと、何で旅に出たかと聞くとごっちんが言うには
「んあ、なんとなく」だそうだ。
ほんとに自由奔放という言葉が、ぴったりな奴だ。
だからうちもごっちんにはいつも振り回されっぱなし
- 7 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:48
-
- 8 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:49
-
学園についてうちらは大学のテラスで休憩していた。
すると、ドアの前できょろきょろしている子がいた。
ちょっとおどおどした感じの子 よーくみるとこんこんだった。
こんこんは、大学のテラスまで毎朝やってくる。
少しでもごっちんと居たいからだそうだほんと、尊敬する。
こんこんはうちを見つけると駆け寄ってくる。
「あっ、吉澤さん、後藤さんは?」
「おはよう、こんこん、ごっちん?」
うちはさっきまで隣にいたはずのごっちんを探す。
- 9 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:50
-
周りを見ると椅子を3つ並べて
きもちよーく眠っている後藤真希を発見した。
まったく何時間寝れば気がすむんだよ!
というより人の迷惑考えろよ。
他の生徒はごっちんを避けて座っている。
まわりの生徒に謝りながら、うちとこんこんは苦笑しながら
ごっちんのもとへ近づいていった。
- 10 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:51
-
「後藤さん」
こんこんが起こそうとする。
「ごとうさーん」
ガバッー、ごっちんはたった2回の呼びかけで飛び起きた。
うちが起こすときは細かい時間いって延ばすくせに
ほんと、こんこんパワーすげぇー
それに、起きたばっかりのはずなのにいつもより目がパッチリ
さわやかな笑顔まで
完璧で・・・違ったこれこんこんのだった。
うん、カッケー
うちはしみじみそう思った。
- 11 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:53
-
ごっちんはこんこんの姿を見ると嬉しそうに顔を緩ませた。
「紺野、ごめんちょっと寝ちゃったよ。」
こんこんも嬉しそうにしながら少し顔を赤らめていった。
「いえ、大丈夫です。その・・・」
「ん?なに紺野?」
こんこんは声を小さくしてぼっそといった。
「そ、その、後藤さんの寝顔見れたし・・・」
「こ、こんの、ごとーうれしいよ。」
「ごとうさん」「こんの」
と朝から二人の距離はだんだん近づいていく。
- 12 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:54
-
ちょっと待て、待て、待て、待て、うちの存在忘れてない?
いわゆる放置ってやつかよ。
うちは思わず叫んだ。
「わぁぁー、SOTP、待て待てここじゃまずいって」
「あ、よしこいたんだ。」
ごっちんはこんこんに聞こえないように舌打ちをした。
なんかうち邪魔物扱い?
ていうかこんなとこでいちゃつくのが悪いんだよ。
「す、すみません。」
そんなごっちんに対してこんこんは顔を真っ赤にして謝ってくる。
うん、こんこんはかわいいから許すけど・・・
- 13 名前:君の声から 投稿日:2004/09/27(月) 02:55
- はぁ、ごっちんも前まではもっと人目とか気にしてたのに・・・
今じゃこのありさまだよ。
これは少し喝を入れないとね。
うちは、ごっちんが1番困りそうな事を考えた。
「ごっちん、明日から起こさないよ。」
「えー、それは困るよ。紺野と会えなくなるじゃん朝に、
んあーわかったよ、今度から外ではできるだけきをつけるよ。」
「じゃ、今いちゃついた罰として今日の昼ご飯おごりね」
「えー、わっかたよ。」
ごっちんはぶつくさ言いながらふたたびこんこんといちゃつく。
・・・あの、後藤さん約束は?
「ごっちん、さっき約束したじゃん」
「んあ、ごとーできるだけって言ったじゃん。」
「そうですか・・・」
うちはもうツッコミを入れる気力を失ってしまった。
ほんと、この2人は惚気過ぎだって
・・・別にうらやましくなんかないもん
- 14 名前:黒白まっくす 投稿日:2004/09/27(月) 02:59
- 今日はこの辺で終了させていただきます。
次回更新はなるべく早めにいたします。
- 15 名前:gung 投稿日:2004/09/27(月) 14:15
- ものすごく惹かれますた。
後紺ヲタとしてはこりゃぁ最高ですなぁ・・・
あっもちろんいしよしも好きですよw
- 16 名前:君の声から 投稿日:2004/09/28(火) 17:12
- 昼休み、ごっちんといっしょにランチを食べため食堂へ
「ごっちんもちろんおごりだよね。」
「はいはい、わかってるよ。その代わりよしこ運ぶのよろしく」
そういってごっちんは先行ってしまった。
仕方なく、うちは二人分を持って歩いていると
ガシャーン
盛大な音がした。
ほかの生徒たちが何事かと思い、いっせいに音のほうに向く。
うちの目の前の人がトレイごと食事を床に落としてしまっていた。
うちはその辺に二人分の食べ物をおいてそこへ駆け寄った。
- 17 名前:君の声から 投稿日:2004/09/28(火) 17:13
- 「どうしよう・・・」
「あの大丈夫ですか?」
そのひとはボーゼンとしていた。
うちは近くから雑巾を取ってきてさっさと片付けた。
その間もその人は眉を八の字にしていかにも困ってる感じだった。
「あの、これ食べてください。どうぞ」
うちがそういってうちの分を渡すと
その人はやっとわれに帰ったのか、遠慮している。
「いえ、いいです。ここまでしてもらって・・・」
その人の声はめちゃくちゃ高かった。
そして、申し訳なさそうな感じ
「いいですよ。気にしないでください。」
無理やり渡してうちはごっちんの分だけを持って
ごっちんのとこへ行った。
すると後ろからなんだかくすぐったいような高い声が後ろからした。
「ありがとうございます。」
ちょっと心が暖かくなった気がして、
相手には見えないように顔を緩ませた。
- 18 名前:君の声から 投稿日:2004/09/28(火) 17:14
- うちは一度ごっちんのとこへごっちんの分を渡しに行った。
「男前だね。よしこ」
「うるさいな、いいじゃん困ってる人を見るとほって置けないの」
「ふーん」
ごっちんはニヤニヤ笑いながらうちをからかう。
うちはとりあえずまた自分のを買いにいった。
帰ってくるとごっちんは食べずに待ていてくれた。
「あ、待っていてくれたんだ。ありがとう」
「んあーいいよ。別に」
うちらは食事をしながら会話をした。
といってもごっちんは最近のこんこんとの事しか話す気はないらしい。
だから、うちも合わせて話す。
「そういえば、ごっちんってこんこんに会ってからかなり変わったね。」
「そうかな?自分じゃわかんないや」
「なんか、こんこんに似てきたかも」
「そうかな?」
そういうと、ごっちんは顔をふにゃーと緩ませた。
前にはなっかたまったりとした感じが出ていた。
すると、ごっちんは何か思い出したのか唐突に口を開いた。
- 19 名前:君の声から 投稿日:2004/09/28(火) 17:15
- 「そういえば、よしこは付き合わないの誰かと?」
うちは食べてたものをのどに詰まらせた。
水・・・ ゴクゴク ふー
「べた過ぎるよ。その反応」
ごっちんはくすくすと笑っている。
「いや、うちはもてないからごっちんと違って」
「はぁ?何言ってんのよしこはかなりもててるじゃん」
へぇ、よしこさんってもてるんだ・・・えっ、うちのことなの?
「そうだよ、下は初等部、上は先輩、幅広いそうで人気なんだよ。」
「マジっすか?」
「マジっす」
- 20 名前:君の声から 投稿日:2004/09/28(火) 17:18
- 知らなかった。だって、うちって周りから浮いてたしね。
それにみんなうちのことひそひそ話すしさ
うち見たらキャーとか言いながら逃げていく子とかいたもん
ごっちんは呆れた顔をしながら
こちらを見ていた。
「ばっかじゃないの、よしこよーく思い出してその子達さ
顔とか赤くなかった。それにたまに手紙もらってたでしょう。
あれは、何なんだと思ってたの。」
「あー言われればなんとなく、確かに、顔が赤かった気が・・・
手紙ってバレーの応援の手紙じゃなっかたの?」
「もういいよ、よしこ・・・」
ごっちんはなんか遠い目をしながら
学食を休まず食べ続けていた。
あ、食べ物に対する執着心もこんこんそっくりになったな。
うちは、ぼんやりそう思った。
- 21 名前:君の声から 投稿日:2004/09/28(火) 17:22
- そして、うちは目を見開いて口あんぐり状態
というよりも、下が初等部ってオイ
うちが混乱していると
そんなうちの様子を見てごっちんは、キョトンとして
次に腹を抱えて笑い出した。
とうとう、壊れたかと思ったら
グサッと一言
「あは、よしこごとーより鈍いんじゃないの?」
むっ、失礼な、うちはすかさず言い返した。
「1年間もこんこんと両想いだったこと、
気がついてないごっちんいわれたくねーよ。」
- 22 名前:君の声から 投稿日:2004/09/28(火) 17:23
- ごっちんはこんこんと一年間も両想いだったのだ。
しかも、2人とも肝心なときになると怖気づいて
気持ちを伝えられてなかったのだ。
そんなわけであっという間に1年経ってあまりにもじれったかったので
卒業式のあとうちが強制的にごっちんからこんこんに告白させたわけ
それで、今ではご覧の通りのバカップル
ほんとバカップルの認定書でもあげたいくらいだよ。
「しょうがないじゃん、よしこもそういうときになったらわかるよ。
それとも好きな人がいるとか。」
「さあね、でも、うちに感謝してよね。」
- 23 名前:君の声から 投稿日:2004/09/28(火) 17:26
-
ごっちんの言葉になるべくそっけなく答えたけど
ごっちんの言う通りうちには忘れられない人がいる。
と言ってももう何十年も会っていない。
けど、うちの事を忘れているかもしれない。
幼稚園のとき引越しっていった。女の子のこと
でも、そのことを思い出そうとするといつも靄がかかったように
その女の子の名前とか思い出せない。
覚えているのはただひとつ
泣きそうな顔をうちに向けながら言葉を言っていたこと
「ごめんね、ごめんね」と言っていることだけ
手がかりはかわいらし声と、泣きそうな感じの
ぼんやりとした顔だけ・・・
- 24 名前:君の声から 投稿日:2004/09/28(火) 17:41
- 更新終了です。
短くてすみません。
次回更新が遅くなるかもしれませんが
期待してやってください。
>gung様
レスありがとうございます。
読んでもらえて光栄です。
これからも後紺はこんな感じです。(笑
- 25 名前:プリン 投稿日:2004/09/28(火) 20:16
- 更新お疲れ様です♪
はじめましてっ。
いしよしだあああああー。大好きなんですよ(w
これからは毎日覗かないとっw
次回の更新も待ってますねー。
- 26 名前:gung 投稿日:2004/09/29(水) 21:31
- おぉこれからも後紺がこうとは嬉しいですな♪
さてさてさすが吉澤さんと言うかカッケー&鈍感な男前な方ですねw
これからも常連になる勢いで覗かせてもらいますんでw
更新楽しみに待ってます。
- 27 名前:君の声から 投稿日:2004/09/30(木) 23:26
- 「わかってるよ。それで紺野が・・・」
ごっちんの惚気話に適当に相槌を打っていたら
うちらのテーブルに真っ直ぐ向かってくる人がいた。
金髪で少し小柄な人が人懐っこい笑顔を浮かべてきていた。
ごっちんも気がついたらしくそちらを見る。
「んあーやぐっちゃんだ。」
こっちに来ていたのは矢口さんだった。
矢口さんは高校の時、バレー部の先輩だった。
ごっちんはバレー部じゃなかったけど矢口さんとは仲がいい。
今も、メールとかするけど、矢口さんとは、大学入ってから
あってなかったので新鮮な感じがした。
- 28 名前:君の声から 投稿日:2004/09/30(木) 23:27
- うちは体育会系の癖で立ち上がった。
「矢口さん、久しぶりです。」
「ごっちんによっすぃー久しぶり。」
「やぐっちゃん、ごとーとは昨日あったじゃん。」
「いや、言葉のあやだって、それにしてもよっすぃーまた背伸びた?」
「それほど、伸びてないですよ。たぶん、きっとー」
「キャハハ、何だそれ?おいら、首が痛いよ。」
うちと矢口さんの身長差から必然的に矢口さんはうちを見上げる形になる。
矢口さんはうちの周りでピョンピョン跳ねておいら小さくないもんと
必死にアピールまでしていた。
その姿にごっちんとうちは少しふきだしてしまった。
- 29 名前:君の声から 投稿日:2004/09/30(木) 23:28
-
「あは、とりあえず座ったら?2人とも」
ごっちんに促されうちらは椅子に座る。
矢口さんはごっちんと目を見合わせ話を切り出す。
「よっすぃー、今日あいてる?」
「んあ、今日さあ4人で遊ぶの。」
「矢口さんとごっちんとうちはわかるけどあと、1人は?」
うちが聞き返すとごっちんが矢口さんの友達ということを教えてくれた。
でも、2人ともなんか笑いというよりにやつきを押さえているようにも見えた。
・・・なんか不安だな。
- 30 名前:君の声から 投稿日:2004/09/30(木) 23:28
- 「そういえば、時間とかは?」
うちがそう聞くとあらかじめ確認していたのか
うちの授業が終わってすぐの時間だった。
場所も大学のロビーと授業が終わってすぐに行けば間に合う場所だった。
あまりにもできすぎているので2人に聞いてみると
声をそろえて当たり前じゃんと言った。
あの、それって誘ったんじゃなくて強制だったんじゃ
と言う言葉がでかかったが
いろんな意味で恐ろしいので、言わなかった。
だって、何で人の授業の日程知ってるの?
うち、言ってないよね。
- 31 名前:君の声から 投稿日:2004/09/30(木) 23:29
- 「あっ、やばい次、授業あるよ。じゃね、ごっちんとよっすぃー」
「ごとーも次授業あるよ。じゃね片付けよろしく!
あと、夜絶対あけといてね。」
といって2人とも嵐のように去っていった。
トレイが2つ残っているのを見てうちはため息を1つついた。
なんで、うちはいつもこう要領が悪いんだろう
まあ、いっか。
うちは、矢口さんの友達ってどんな子だろうと想像した。
やっぱり、矢口さんみたいに明るい人かな?
それだったらうちとも気が合いそうだな
でも、ちょっと怖い感じだったらやだなと
ぼんやり考えていた。
- 32 名前:君の声から 投稿日:2004/09/30(木) 23:30
- すると、上から聞き覚えのある。高い声が聞こえた。
うちが顔を上げるとさっきトレイを落とした人が目の前にいた。
困ったような顔からうちだと分かるとほっとしたような笑顔に変わった。
「あっ、さっきはお昼とかありがとうございました。」
「いえ・・・」
うちは言葉の続きを忘れてしまった。
彼女を見た瞬間頭の中にあった言葉がただ1つの言葉に
置き換えられてしまったからだ。
―――キレイ
黒い髪に少し日に焼けた褐色の肌が印象的だった。
そして、微笑んだときの感じが幼いようで
いろんな表情を持っている彼女がうちには眩しく見えた。
- 33 名前:君の声から 投稿日:2004/09/30(木) 23:30
-
「あの、大丈夫ですか?」
「へっ、あー、大丈夫です。ははは」
うわーうちカッコ悪
うちはそのあと彼女と何を話したのを覚えていなかった。
ただ彼女に見とれてただけだった。
結局、学年はもちろん名前だって聞けなかった。
うちはそれほど人見知りをするタイプじゃない
適当に話をあわせることも大丈夫だ。
なのにそのときだけはいや、その人とだけは、
なにかひかかっる・・・・
- 34 名前:君の声から 投稿日:2004/09/30(木) 23:31
-
偶然あった女の子でも言葉じゃうまく表せない。
運命?いや、それも違う気がする
そんなことよりうちはそのとき確かに・・・
- 35 名前:君の声から 投稿日:2004/09/30(木) 23:31
- そんなことをずっと考えていたら午後の授業さえも耳にはいらなっかた。
いつもなら、わかるはずの問題も解けない
面白くない先生の言葉も
ちょっとぐらい耳に残るはずなのに一言も・・・
そんなぼんやりしていた頭でいるといつのまにか誰もいなくなっていた。
静かな教室にただ一人で座っている事に気がついた。
慌てて時計を見るともう、授業はとっくに終わっていて
もうすぐごっちんや矢口さんたちとの待ち合わせ時間だった。
うちはテキストやノートを急いでバックに詰め込んで
待ち合わせの場所まで走っていった。
- 36 名前:黒白まっくす 投稿日:2004/09/30(木) 23:43
- 今回の更新終了です。
台風のおかげで早く更新できました。(笑
もうすぐ、テスト週間なので遅くなります。
>プリン様
はじめまして、
がんばっていしよし書きまくるので
よろしくお願いします。
>gung様
こんな、感じで続いていきますよ。
また、レスってくれて
ありがとうございます。
- 37 名前:プリン 投稿日:2004/10/01(金) 16:57
- 更新お疲れ様です♪
あと1人誰なのでしょう(w
いやーこの雰囲気好きですね。
次回の更新も待ってますね。頑張ってくださーい。
- 38 名前:gung 投稿日:2004/10/05(火) 20:28
- 久ぶりに来てみたら更新されてるじゃないっすか!
プリンさん同様自分もこの雰囲気好きですw
さてさてこれからどうなるか・・・いやはや楽しみです
それでは次回の更新を心待ちにしております
- 39 名前:君の声から 投稿日:2004/10/06(水) 16:58
- 後藤視点
んあーよしこおそいなぁー、ごとーがめずらしく時間どおり着たのに
やぐっちゃんが時計を見ながらよしこがくるはずの方向を見る。
「よっすぃー、遅いね。」
「んあー、やぐっちゃんの連れのほうも遅いじゃん。」
「そうなんだよね。わりと時間守るほうなんだけど。」
やぐっちゃんの友達は一回写真で見たことある。
けど、やぐっちゃんが中学のころの写真で、最近のは見てない。
見た目はよしこと正反対ってかんじの子
でも、見覚えがあった。うっすらと・・・・
たぶん、その子を見たときによしこも一緒にいたような気がする。
気になったし、それによしこの好きそうなタイプだし
それに最近、暇だしね。
やぐっちゃんとちょっとした計画を立てる事にした。
- 40 名前:君の声から 投稿日:2004/10/06(水) 16:58
- 「やぐっちゃん、その子どんな子?」
ごとーがそう聞くとやぐっちゃんは少し考えて
「んー、差が激しい!高いときはほっとけ」
と言った。
しかも、ちょっと難しい顔をしながら言っていた。
「あと、よく旅立つ、トリップっていうやつ?」
へ?ごとーいまいち理解できないや、あは
そういえば、いま紺野何やってんのかな。
「ごっちん、顔緩んでるよ。」
「んあー」
仕方ないじゃんねぇー
今夜も大好きがとまらないー♪
っていうやつだよ。
- 41 名前:君の声から 投稿日:2004/10/06(水) 16:58
- 「ごめーん、遅れた、遅れた。」
よしこは少し息を弾ませながらやってくる。
「ふー、あれ矢口さんもう1人は?」
「たぶん、そろそろ。」
やぐっちゃんがそう言ったと同時にパタパタと
ごとーの後ろからピンクの服の女の子がやっぱり走ってくる。
「すみませーん。遅れましたー。」
その女の子もよしこと同じように息を弾ませていた。
そして、よしこを見た途端に固まっちゃて
よしこも同じように固まっていた。
どうしたのとよしこに聞こうとしたとき
2人が同時に声をそろえて同じタイミングで言った。
- 42 名前:君の声から 投稿日:2004/10/06(水) 16:59
-
「落とした人じゃん!」
「「あー、食堂でトレイを」」
「拾ってくださった。」
ごとはー訳がわからずやぐっちゃんをみる。
しかし、やぐっちゃんも首をひねってわからないといった顔
その間にも2人は会話を進める。
「あ、あの、ほ、ほんとに、今日のお昼ありがとうございました。」
「い、いえ、けど、ぐ、偶然ですね。」
二人とも明らかに緊張しすぎだった。
「2人とも、どもりすぎ、それとさあ2人って知り合い?」
よしこが慌てて言う。
「あー、今日食堂で困ってるみたいだったから助けたんですよ。」
するとやぐっちゃん今きたばっかりの子を見ながら言う。
- 43 名前:君の声から 投稿日:2004/10/06(水) 17:00
- 「そっかーだから、今日テンション高かったんだ。」
「ま、まりっぺー」
よく見るとごとーも見覚えがあった。
その子は今日よしこがお昼をあげた子だった。
写真で見た事あったのに何で気づかなかったんだろ?
そうだ、あれずいぶん前の写真だったからだ。
ごとー最近、物忘れ激しいかも
「んあー、そういえば名前なんていうの?
ごとーは後藤真希っていうのよろしくごっちんでいいよー」
「あ、そうだ自己紹介まだだったよね。
じゃ、おいらは矢口だよ。ってみんな知ってるか」
やぐっちゃんが自分でつっこむ、
・・・・・・沈黙
隣のよしこを見てみるとよしこは石化していた。
倒したら、ごとっとか、いいそうかも
ごとーがよしこを肘でつつくと
よしこは慌てて自己紹介をし始めた。
- 44 名前:君の声から 投稿日:2004/10/06(水) 17:01
- 「えーと、吉澤ひとみです。1年生です。よろしくお願いします。」
でっかい声で言いながらきれいに90°頭をさげた。
まるで、ガソリンスタンドの店員さんって感じ、
すると、やぐっちゃんが腹を抱えて笑いだした。
「キャハハハ、何だよそれ、」
ごとーもこらえきれずちょっと笑ってしまった。
そのとき、女の子はよしこを見て固まっていたことに
ごとーは気づかなかった。
そして、最後の一人の自己紹介
「あの、私は石川梨華っていいます。」
- 45 名前:白黒まっくす 投稿日:2004/10/06(水) 17:09
- ちょっとだけ更新しました。今回は後藤さん視点です。
ほんと、少しですみません。
>プリンさま
いつも読んでくださってありがとうございます。
ほんと、うれしいです。
今日からホントにがんばりますよ!(笑
あとの一人はこの方でした。
>gungさま
毎回、レスしてくださってありがとうございます。
この雰囲気好きと言ってもらえてうれしいです。
もう少しこの雰囲気で進みますよ。
- 46 名前:プリン 投稿日:2004/10/06(水) 20:08
- 更新お疲れ様です♪
この人でしたか(w
あー。これからどーなってくんだろ(w
すごく楽しみです。
次回の更新も待ってまーす!
- 47 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/06(水) 21:18
- 更新お疲れ様です。
あの時のあの人は・・・やっぱりか・・・(w
面白そうなので次回更新期待です。
- 48 名前:gung 投稿日:2004/10/07(木) 00:22
- 更新お疲れ様です。
なにやら面白い状況になってきましたなw
紺野LOVEな方とミニマムな方の計画も気になりますが
このがちがち状態な2人も気になりますw
それでは次回の更新も楽しみに待ってます。
- 49 名前:君の声から 投稿日:2004/10/11(月) 21:08
- 吉澤視点
えっ、いしかわ りか・・・
どこかで聞いたことがある。誰だっけ
気のせい?
頭の芯のほうが疼くような感じ
思い出せそうで思い出せないくてもどかしい。
胸が騒ぐ・・・・
- 50 名前:君の声から 投稿日:2004/10/11(月) 21:09
- そのあと、うちら4人で食事をしにいった。
うちは石川さんのことを梨華ちゃんと呼ぶことになった。
梨華ちゃんもどこか上の空な感じだったけど
お酒が入ってくると徐々に・・・
「よっすぃー、ハッピー?チャーミー石川でぇーす!」
梨華ちゃんは高い声をよりいっそ高くして妙にハイテンション
ほんと、どこから声を出してるのさぁ
そして、1番うちに絡んでくる。
顔ではエーってしているけど
でも、心地いい感じだったりする。
うちはどうしても初対面の人には壁を作る癖が
あるんだけど梨華ちゃんとは自然な感じで
接する事ができる。
本当に、不思議な子だ。
- 51 名前:君の声から 投稿日:2004/10/11(月) 21:10
- 「ねぇ、聞いてるのよっすぃー?」
梨華ちゃんはちょっぴり膨れて上目遣いで見上げてくる。
しかも、手は胸の前で組んで
「ん、聞いてるよー」
すると、梨華ちゃんは一人語りをはじめた。
もちろん基本姿勢は右斜め45度を見ながら
胸の前で手を組むと言う体制
その姿に苦笑しながら聞いていたけど、眠い
なぜかって?
落ちがないんだよ、聞いてなかったら梨華ちゃん怒るし
でも、そこが面白いんだよな
そして、その梨華ちゃんの姿を見た矢口さんはキショっといっては
梨華ちゃんに怒られていた。
すると、ごっちんがうちの近くにやってきてうちだけに聞こえる声で言った。
「よしこ、さっきから緩みっぱなしだねー」
「うるさいなぁーいいじゃん」
「よしこ、梨華ちゃんって前にあった事あるっけ?」
ごっちんはいきなり質問してきたので、うちは少し考える。
- 52 名前:君の声から 投稿日:2004/10/11(月) 21:10
- 梨華ちゃんは昔どこかであった気もする。
けど、うちは大抵、出会った人は覚えている。
それに、梨華ちゃんに会ったことあるならいろんな意味で
忘れられないような気もするし・・・・
「うーん、ないんじゃないの、うちは結構、覚えてるほうだから」
「そうだよね。よしこがストライクゾーンの
ど真ん中の子忘れるはずないもんね。」
「そうそう・・・ってごっちん」
うちは、思わず本音をこぼしてしまった。
急激に顔が熱くなるのを感じる。
すると、ごっちんは含みのある笑いをしながら
やっぱりねと言った。
「ごっちん、何一人で笑ってんの?」
矢口さんが興味深々に聞く。
「よっすぃー顔赤よ、酔ったの?」
梨華ちゃんは、痛いとことついてくる。
- 53 名前:君の声から 投稿日:2004/10/11(月) 21:11
- ごっちんはニヤリとうちの方を見ている。
「んあー、よしこの・・・」
うちはその時点で嫌な予感がしたのでごっちんの口を無理やり手でふさぐ
そして、手を離すと
「ストライ・・・」
また、話そうとする。それの繰り返し
で、うちは小声でごっちんだけに聞こえる声で言った。
(ごっちん、何でも言う事聞くから)
(本当に?)
(もちろん、女に2言はない)
(OK、なんでもだよー)
(わかってるよ。)
- 54 名前:君の声から 投稿日:2004/10/11(月) 21:11
- 「ごっちん、でよっすぃーのストライがどうしたの」
「いや、その、ストライキだよ。ストライキ、ね、ごっちん」
「んあ?そうそうよしこ、ストライキするんだって」
「何に対してだよ」
ごっちん、なんでうちがするんだよ。
ニュース見ろよ、今ストライキ有名なんだぞ。
うちは肩を落としながら、矢口さんを見る。
こういうときの矢口さんはなかなかしつこい。
するとごっちんが笑顔でうちを見ながら言った。
「あー、そういえば今日よしこのおごりだから
じゃんじゃん食ちゃって飲んじゃって」
「へぃ、何でうち?」
少し声が裏返ってしまった。するとごっちんは
にやっと笑って言った。
「男に2言は、ないんでしょ」
「うちは、女だっつうの」
「で、ストライキが何なの?」
矢口さんはしつこくきいてくる。
いつもだったら、男だろってつっこんでくるのに、
しかも、事の発端の張本人さんこと
ごっちんはすでにメニューを持って食べ物を頼む気満々
「で、なになに矢口にも教えてよ、梨華ちゃんも聞きたいよねー」
「うん、私も聞きたーい」
- 55 名前:君の声から 投稿日:2004/10/11(月) 21:12
- マジですか。梨華ちゃんまで巻き込むなよ。
それより、梨華ちゃんのことなのに・・・
まさか、梨華ちゃんに惚れましたなんて言えないしなぁー
やばいっすよ、たすけてー
「んあー、食べようよやぐっちゃん。」
ごっちんは矢口さんに向かって刺身とビールを渡す。
すると、なぜか矢口さんは聞くのを止めた。
ちょっと、うちは拍子抜けした。
うちは心の中で刺身とビールに感謝した。
ごっちんもじゃなくて刺身とビールだけにね。
梨華ちゃんはまだ聞きたそうだったけど
うちが話し聞かせてっていったら目をキラキラさせて
また、語り始めた。
- 56 名前:君の声から 投稿日:2004/10/11(月) 21:13
- ほんと、素直でいい子だなー
うちは、顔が緩むのを感じて思いっきり引き締めた。
すると、梨華ちゃんがうちを見てボーとしていた。
「どうしたの?梨華ちゃん」
酔ったのかと思い梨華ちゃんにやさしく聞いた。
梨華ちゃんは少し間を空けて
「よっすぃー、さっきの顔かっこいい!」
梨華ちゃんは、目をキラキラさせながら言った。
うちは、そのあとから必死に引き締めた顔をたもつのに苦労して
いたことは言うまでもない。
- 57 名前:君の声から 投稿日:2004/10/11(月) 21:14
- 時間はあっという間にすぎて矢口さんと梨華ちゃんは
酔いつぶれていた。
勘定はもちろんうち持ちうちは、少しやせた財布を見て
切ない気持ちになった。
ごっちんたちはそのあとも高いものをバンバン頼んで
飲んだり、食べたりしていた。
うちは、ひやひやしてその様子を見ていて
その後からあまんまりうちは飲んでないし、食べてない。
あーあ、うち今月ピンチかも ははは・・・
- 58 名前:君の声から 投稿日:2004/10/11(月) 21:14
- 「あ〜、やぐっちゃん飲みすぎ、といううわけでよしこ!
ごとーはやぐっちゃんつれて帰るじゃ!」
「う、うん」
うちは、ごっちんが、すばやい行動をしているのに驚いた。
いつもより、歩くスピードが3倍速ぐらい。
ごっちんは急に立ち止まって矢口さんをそこら辺において
戻ってきた。
うちは、あっけにとられてうごけなかった。
- 59 名前:君の声から 投稿日:2004/10/11(月) 21:15
- 「よしこ、これ梨華ちゃんの住所というわけでよしこは
梨華ちゃんを責任もって連れて帰るんだよ。
そこら辺に放置しちゃ駄目だからね。じゃ!」
ごっちんはメモ用紙をうちに握らせていつものよりも
速いペースでしゃべって矢口さんをタクシーに
無理やり押し込んで帰っていった。
うちは、あっけにとられていた。
・・・まず何からつっこんでいいの
とりあえずここには酔っ払った梨華ちゃんがいて
放置しちゃいけなくて・・・・・
ってごっちんさっき矢口さん道端においてたじゃん!
うちは、手の中に握られているメモ用紙を見る。
ここから近いとこだった。
うちは、すやすやと眠る梨華ちゃんを見た。
これってうちが梨華ちゃんのうちまで行けってことなのか?
そうなのかー??
- 60 名前:黒白まっくす 投稿日:2004/10/11(月) 21:26
- 更新しました。
ていうか、前の名前自分間違えてますね。orz
>プリンさま
ほんと、どうなるんでしょう?
うまくいくかな?
>名無飼育さま
そうですよ。あのときの方です。
これからも、期待してやってください。
>gungさま
計画は進行中なのです。(w
がちがちな二人は何とかなりますかな?
- 61 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/13(水) 21:18
- いやぁ〜いいねぇ〜実にイイ!!
次回が楽しみ!!
- 62 名前:プリン 投稿日:2004/10/14(木) 20:39
- 更新お疲れ様ですっ!
よっちゃんどーなっちゃうんでしょうねえ(w
すんげー気になります。
かっこいいよっちゃんの顔見たい!(w
次回の更新も待ってまーす!頑張ってくださいねっ。
- 63 名前:君の声から 投稿日:2004/10/23(土) 17:55
- 後藤視点
「やぐっちゃん、もういいよ。」
「OK、ってごっちんさっきおいらそこら辺においといたでしょう。
おいらが本当に酔ってたらどうするの?」
「んあーごめん、ごめん」
「ま、いいけどな。」
「にしても、やぐっちゃん演技上手だね。」
「でしょ、よっすぃーだまされたね。」
ごとーとやぐっちゃんは笑いあう。
そう、やぐっちゃんは最初から酔ってなかったんだよね。
よしこは肝心な時に限って意外と消極的てか怖がり?なんだ。
だから、いつもごとーがフォローしたり、されたり
でも、今回はよしこ自身のことだからよしこにがんばってもらわないと
だから、遅らせなきゃいけない状況を作れば無理やりでも行くしかないでしょう。
梨華ちゃんが酔ったのもやぐっちゃんが無理やり飲ませたからだしね。
- 64 名前:君の声から 投稿日:2004/10/23(土) 17:55
- 「ほんと、ごっちんの言う通りだったね。それに、計画もうまくいったし
合図もすごい自然だったよ。」
やぐっちゃんは感心していた。
そう、やぐっちゃんにお酒と刺身を渡したのは決められた合図だった。
よしこが、梨華ちゃんのこと気に入っているようだったら
やぐっちゃんに渡すという。
よしこのおごりになる事は予想外だったけどね。
「んあーごとーに不可能はない!」
「けど、たまには勉強のほうにもその、やる気注いだら」
「んあ、無理」
- 65 名前:君の声から 投稿日:2004/10/23(土) 17:56
- ちゃら〜♪ちゃららら〜♪
ごとーの携帯がなったので見てみると紺野からだった。
『後藤さんですか?』
「んあ、そうだよ。」
やぐっちゃんはまたかよと言う顔でこっちを見る。
『もう、終わったんですか?』
「おわったよ。ばっちり!」
『そうですか。私の作戦、完璧でしたか?』
「もちろん、やっぱ、紺野の作戦は完璧だよ。」
『よかったです。』
「んあー、ありがとね紺野、もっと話したいけど
タクシーだから・・・」
『いえ、大丈夫です。お役に立てて光栄です。』
「じゃねぇ、また明日」
『はい、おやすみなさい後藤さん』
やっぱり紺野はすごいなー
ピッっとごとーは携帯をきった。
- 66 名前:君の声から 投稿日:2004/10/23(土) 17:56
- 「ごっちん、作戦って紺野が考えたのかよ。
なんか、おいらほめて損したなー」
「いいじゃん、ごとーと紺野は一心同体なの」
「微妙なこと言うなよ!」
やぐっちゃんと別れてごとーは、真っ直ぐ家に帰った。
まだよしこは帰ってなかった。
ごとーは、電話してやろうかと思ったけど
きっと、梨華ちゃんの家にいると思うし何よりもう眠かったので
速攻で寝てしまった。
- 67 名前:君の声から 投稿日:2004/10/23(土) 17:57
- 吉澤視点
タクシーに乗って梨華ちゃんの家を目指していた。
はぁ〜、この状態は何なんだろうね。
梨華ちゃんの住所の書いてあるメモの最後には
よっすぃー男ならいけよ!by矢口
がんばれ、よしこ byごとー
完璧です。はい、 by紺野
とかいてあった。
うちって何?
男なのか?ていうかこれは、はめられたのか!
それよりこんこんもかよ!
うちは、無意識のうちにその紙を握りつぶしていた。
・・・・絶対楽しんでやがる。
- 68 名前:君の声から 投稿日:2004/10/23(土) 17:57
- 梨華ちゃんの住んでいるマンションの前までやってきた。
うちは梨華ちゃんを背負って行く。
扉を前にうちは困った。
これって人の家だしなぁー
でも、玄関の前におくのもなぁー
悩んだ末うちは、梨華ちゃんのバックから
鍵を取り出した。
なんか、悪い事をしているみたいでドキドキした。
うちの背中で眠っている梨華ちゃんはそんな事気にしないように
ぐっすり寝ていて目を覚ます気配はない。
- 69 名前:君の声から 投稿日:2004/10/23(土) 17:58
- 玄関の電気をつけて梨華ちゃんを担ぎなおした。
うちは、梨華ちゃんを担ぎながらベットを探した。
玄関のすぐそばの扉を開けるとベットがあった。
そこに、うちは梨華ちゃんをゆっくりと寝かせた。
寝室にはピンクの小物とか服とかが乱雑に広がっていた。
部屋の中がほとんどピンクのものだったのでうちは正直引いた。
- 70 名前:君の声から 投稿日:2004/10/23(土) 17:58
- でも、梨華ちゃんらしいなと思った。
会って、まだ一日しかたってないけど梨華ちゃんのことなら何でも
分かるような気がうちはそのときしたんだ。
梨華ちゃんを担いできたせいかのどが渇いたので水をもらおうとキッチンに行ったら
そこも、かなり荒れていた。
いつも、ごっちんの部屋も片付けているのでついつい手が動いて
片付けをはじめてしまった。
そんな中でも梨華ちゃんは寝ていて目を覚まさない。
片付けも終わりに近づいてうちは、最後の仕上げにリビングを片付けていた。
すると、梨華ちゃんが目を覚ましてリビングにやってきた。
- 71 名前:君の声から 投稿日:2004/10/23(土) 17:59
- 梨華ちゃんは目を擦りながらここまできて、うちを見て驚いたのか目をパッチリと
開けた。
うちが声をかけようとしたら梨華ちゃんが甲高い声をあげた。
「ど、ど、どろぼー!!」
「へっ、違う違う!梨華ちゃん、うちだよ」
「な、なんで、名前しってんのよ。ストーカー?」
梨華ちゃんは半分寝ているのか微妙に目を閉じていてた。
「いや、それも違うよー」
うちはぶんぶんと首を横に振る。
- 72 名前:君の声から 投稿日:2004/10/23(土) 17:59
- けど、梨華ちゃんはキャーキャーと叫びまくりながら
うちに向かってそこら辺のものを投げる。
あーせっかく片付けたのになー
服やタオル、本、袋、リモコン
最後のは、頭にあたって痛いんですけど・・・
すると、電池が切れた人形みたいにぷつんと床に横になった。
梨華ちゃんは規則よく寝息を立てて眠っていた。
ほんと、うちがストーカーかドロボーだったらどうするの
うちは、頭を掻きながらあたりを見た。
・・・また、最初からか、
- 73 名前:黒白まっくす 投稿日:2004/10/23(土) 18:10
- 今回の更新はここまでです。
なんか、微妙なとこで終わってすみません。
でも、次回はもっと何とかなると(^^;)
>名無飼育さんさま
いいっすか?ほめてもらえてマジで嬉しいです。
調子に乗っちゃいますよ?(笑
>プリンさま
吉澤さんにはもう少し苦労してもらいましょうかね(w
いろんな意味で・・・
吉澤さんのかっこいい顔は最強です。
- 74 名前:gung 投稿日:2004/10/24(日) 00:50
- 更新おつかれさまです
PC故障ゆえしばらくこれなかったと思ったらさらに面白いコトになってますなぁ・・・
つーか作戦考えたんはこの方だったんですか
しかも後藤さんの「一心同体」に萌えw
はてさて吉澤さんがとんでもない扱いを受けてますが・・・とっても(・∀・)イイです!
それでは次の更新楽しみに待ってま〜す
- 75 名前:君の声から 投稿日:2004/10/24(日) 23:38
- うちはまた片付けて、梨華ちゃんをベットの上に寝かせた。
今度は梨華ちゃんが起きないように細心の注意をはらいながら
なんとか、うまくいってうちはほっとして
時計を見るともう12時を回っていた。
あ〜あ、あしたごっちんにからかわれそう。
なんて、のんきな事を考えていた。
いつまでもいるわけには行かないので、うちは帰ることにした。
一応、メモも残しておいた。
だって、ドロボー扱いは、やだもん
- 76 名前:君の声から 投稿日:2004/10/24(日) 23:39
- うちは、梨華ちゃんの部屋をのぞいてみた。
梨華ちゃんはぐっすりと眠っていた。
うちは、梨華ちゃんのそばに行った。
そして、頭を撫でて帰ろうと半身を振り返ろうとしたら
「うーん、ひとみちゃん・・・」
突然、ちゃん付けで呼ばれてびっくりした。
さっきまでは、よっすぃーって呼んでたのに
しかし、梨華ちゃんは何もなかったようにすやすやと眠っている。
さっきのは、寝言だったようだ。
少し気になったがうちはそのまま梨華ちゃんの家を後にした。
- 77 名前:君の声から 投稿日:2004/10/24(日) 23:39
- 今日もいつも通り、適当に授業受けて
ごっちんの惚気も適当に流して聞いていた。
お昼になると、いつも通り食堂に行ってご飯を食べていた。
「よしこ、昨日遅かったでしょ」
ごっちんはやっぱりその話題を出す。
「うん、ちょっと遅くなったね。」
「何してたの?」
ごっちんは満面の笑みでうちを見る。
うちは、昨日の出来事を全部話す。
ひとつ、梨華ちゃんの頭を撫でて帰ったこと以外
- 78 名前:君の声から 投稿日:2004/10/24(日) 23:40
- 「まじで、なんで片付けるのしかも、あは」
ごっちんは笑いだした。確かにこれが他人事だったら
かなり笑えると思う。
けど、片付け癖がついたのはごっちんのせいですよ。
うちは、心の中で少し悪態をついてみた。
でも、ごっちんはそんな事もきにせずに笑い続けている。
「あは、ストーカーだって、ストーカーよしこだー」
ごっちんはうちの頭を軽くたたきながらストーカーさんといっている。
そんなに言うからまわりがこっちに注目する。
だから、うちはごっちんの口の中にハンバーグをつめてやった。
ごっちんはもごもご言いながら水を飲んでいた。
でも、ストーカー呼ばわりされて悲しかったりするんだよね。
ははは・・・
- 79 名前:君の声から 投稿日:2004/10/24(日) 23:40
- そんな事を話してると矢口さんと梨華ちゃんが
うちらの席にきていた。
「おいらたちもここ入れてよ。」
「んあーいいよ、どうぞどうぞ」
矢口さんがごっちんの隣に座ったから
うちの隣は梨華ちゃんになった。
「よっすぃー、あの昨日ごめんね。」
「いいってことだよ。」
「ホント何にも覚えてなくて、メモ見て知ったの、
片付けたりしてくれてありがとね。」
うちはその言葉を聞いて梨華ちゃんが全然、覚えてない事がわかった。
- 80 名前:君の声から 投稿日:2004/10/24(日) 23:42
- 「そういえばね、昨日面白い夢見たの」
梨華ちゃんがうちに笑いかけながら言った。
「あのね、うちにドロボーさんが入るの、でねそのドロボーさんに
物とか投げるの服とか最後にリモコン投げたら頭抱えてるの、
次によっすぃーが出てきて私の頭をいい子いい子って感じで
撫でてくれるの」
そこまで、聞いてごっちんは笑い出す。
うちはなんともいえない表情になった、だって昨日うちが
やった事じゃん矢口さんは、なになにって感じ
- 81 名前:君の声から 投稿日:2004/10/24(日) 23:43
- 「あは、それ、夢じゃないよ。ねーよしこ、それにその
ドロボーストーカーも、よしこだしね。
あと、よしこいい子なんてやってたの?」
うちはまたごっちんの口にハンバーグを詰めようかと思った。
そしてそれを聞いた梨華ちゃんとうちは一気に真っ赤になった。
梨華ちゃんはうちにごめんと言いながら頭がだんだんと
下がっていく。
ホントにわかりやすい。
「あーあ、ネガが入ったよ。というわけで」
うちはその声をさえぎっていった。
「うちが戻せばいいんでしょ。」
矢口さんは親指を立ててその通りと言った。
そして、ごっちんと矢口さんはまた逃げていく。
- 82 名前:君の声から 投稿日:2004/10/24(日) 23:44
- 「あの、梨華ちゃん、気にしてないしそれにだれだって
知らない人がいたらびびるよ。」
「よっすぃーは知ってる人だもん」
ありゃーなんでこういうときは鋭いの・・・・
「もう気にしてないから」
梨華ちゃんはまだ暗い感じ
「じゃあさ、今度の週末デートしよ、その代わり梨華ちゃんのおごりで」
それでいいのと梨華ちゃんは聞いていたのでうちはそうだよと言った。
すると、梨華ちゃんは顔をあげてうんと満面の笑みで頷いた。
そして勢いでメアドなど交換した。
- 83 名前:君の声から 投稿日:2004/10/24(日) 23:44
- 午後の授業中うちは、自分の行動にびっくりしていた。
いきなりとはいえデートっていちゃったもんなー
あれって、聞き流されたのかな?
それに、勢いとはいえメアドもゲットしたしなんか
うち最近超いい感じじゃん、梨華ちゃんサイコー何ちゃって
でも、やっぱり昔の事が気になるんだよな
うちの大好きだった子のこと
忘れるべきか、それとも・・・・
- 84 名前:君の声から 投稿日:2004/10/24(日) 23:54
- 今回は吉澤さんにちょっとがんばってもらいました。
なんか雑な文がさらに雑になっててすみません。
>gungさま
PC故障ですか、大変ですね。
吉澤さんはこの中では少々苦労人なもので、
ごとーさんもこんこん絡みだと周りが見えなくなる様子です。
- 85 名前:通りすがりの者 投稿日:2004/10/28(木) 21:47
- すごくおもしろいです。
よっすぃー、いろいろとからかわれ役ですね{笑
続き待ってます。
- 86 名前:gung 投稿日:2004/10/29(金) 01:21
- 更新お疲れ様です。
よっちゃんさんもう大分石川さんの扱いに慣れたご様子でw
というより浮かれモードが入っているようなw
さてさてこれからの進展が楽しみです。
- 87 名前:君の声から 投稿日:2004/11/02(火) 22:23
- 大学から帰ると、ごっちんとこんこんがうちの家でくつろいでいた。
「よしこ!お帰り」「吉澤さんお帰りなさい。」
二人は普通にテレビを見ている。
「あのー、ここは吉澤家なんですけど、ていうよりどうやって入ったの?」
「窓、あっでも紺野は危ないからちゃんと玄関からだよ」
ごっちんはテレビを見ながらそっけなく言う。
ごっちんは気にしないと言いながら、コーヒーを入れて飲み始めた。
だから、ここうちの家だって、
ごっちんはテレビに熱中してるのでこんこんに聞いた。
- 88 名前:君の声から 投稿日:2004/11/02(火) 22:23
- 「こんこん、何で今日ここにいるの?」
「それは、石川さんとあの後どうなったか知るためですよ。」
こんこんは、さっきまで遠慮がちに据わっていたのに
胸をはって答えた。
なんか、ごっちんに見えてきた・・・
そして、うちはその後質問攻めにあった。
結局、デート?のことも話してしまった。
- 89 名前:君の声から 投稿日:2004/11/02(火) 22:24
- 「よしこ、やるじゃん、梨華ちゃん狙ってるの多いんだからがんばれよ!」
「そ、そうなの?」
「はい、データによりますと・・・・」
こんこんは、データ表を出して説明してくれた。
なんでも、ありだな・・・
梨華ちゃんは何回も告白された事はあるが全部断ってきたらしい。
こんこんに梨華ちゃんと知り合い?って聞いたら
いいえ、私のネットワークでは調べられないことはありませんと
笑顔で答えてくれた。
いろんな意味でありがとう、こんこん・・・・
「うちなんかで、大丈夫かな」
ごっちんはうちの背中をたたいて
「よしこらしくないぞ、あたって砕けろ」
「後藤さん砕けたら意味がありません」
ナイス、こんこん
うちは、少しへこんだがすぐ立ち直るんだよ。
- 90 名前:君の声から 投稿日:2004/11/02(火) 22:24
- 「吉澤さん、そういえばどこ行くんですか?」
「あー、決めてないや。」
うちは、しまったと思った。梨華ちゃんって何が好きなのかな?
うーん、ピンク?
「よしこ、だったら映画行けばチケット2枚あげるよ。」
そういって、ごっちんは映画のチケットをうちに渡した。
「え、いいの?」
「んあ、この前おごってもらったしね、それに今回は本気でしょ」
うちは、頷いてごっちんに素直に感謝した。
「吉澤さん、がんばってくださいね。あと、メールしたらどうですか?」
そういって、こんこんとごっちんは帰っていった。
本当に、こういうときにはとっても心強いんだよな。
- 91 名前:君の声から 投稿日:2004/11/02(火) 22:25
- うちは、早速梨華ちゃんにメールした。
『吉澤でーす。
梨華ちゃん、あのさ今度の週末遊ぶの
映画に行かない?
嫌だったらいいけど
ということで、じゃ 』
チャラ、チャ、チャー♪
数分としない間に梨華ちゃんから返事がきた。
- 92 名前:君の声から 投稿日:2004/11/02(火) 22:25
- 『よっすぃーへ
いいよ、楽しみだねー、
私も、実は映画がいいかなと思ってた
ところだったの
そういえば、よっすぃー今何してたの? 』
これをきっかけにメールしまくって気づけばもう、
寝る時間、仕方なくおわりにした。
- 93 名前:君の声から 投稿日:2004/11/02(火) 22:26
- よし、今日はがんばるぞ
張り切りすぎてうちは待ち合わせの時間30前についてしまった。
手にはしかっりと映画のチケット握り締めて
すると、梨華ちゃんがやってきた。
梨華ちゃんも待ち合わせより20分も早くきた。
「あ、よっすぃーもしかして待たせた?」
「いいや、全然てか、うちら来るのはやすぎだよね。」
「そうだね、なんかすんごく気が合うね。」
うちらは、笑いながら映画館に行った。
「よっすぃーあれってごっちんじゃない?」
梨華ちゃんの指さした先にはごっちんとこんこんがいた。
ごっちんたちもこちらに気がついてやってきた。
- 94 名前:君の声から 投稿日:2004/11/02(火) 22:27
- 「いや、奇遇だね」
ごっちんは、しらじらしくやってきた。
というより、あなたうちらがどこ行くか知ってたでしょう。
梨華ちゃんとごっちんとこんこんは楽しそうにしゃべっている。
「こっちは、ねぇごとーの彼女の紺野」
ごっちんは、こんこんの方を見ながら梨華ちゃんいった。
こんこんは、おずおずと前に出て行く。
「あの、はじめまして」こんこんは礼儀正しく頭を下げる。
そんなことを話しながら結局4人で行動することになった。
4人で、恋愛ものの映画を見た。
内容は、両想いなのに主人公の想い人には秘密があって
彼女は主人公のために拒絶していく
でも、主人公が懸命に想いをぶつけていくうちに
彼女も、次第に心を開いていくが主人公は結局、
彼女の秘密を受け止められずと言う。悲恋の物語だった。
- 95 名前:君の声から 投稿日:2004/11/02(火) 22:27
- 映画館から出ると4人ともめちゃくちゃ泣いていた。
「かわいそうだったね」
「私だったら耐えられません」
「そうだね、私も女の人の気持ちわかる」
梨華ちゃんのそう言った表情にうちはドキッとした。
「あのさ、これからどうする?」
うちはみんなに向かっていった。
「ごとー疲れた―」
「そうですね、どこかまったりできるとこに行きたいですね。」
ごっちんとこんこんがそう言った。
- 96 名前:君の声から 投稿日:2004/11/02(火) 22:28
- その家の人いるのにそこまで言うなよ。
「よしこの家あきたから梨華ちゃんの家いきたーい」
「そうですね。私も行ってみたいです。」
すると、梨華ちゃんは困ったようにキョロキョロして
「私の家何にもないよ、それに・・・」
「どうしたの?」
うちがそう聞くと梨華ちゃんは小さい声で言った。
「あの、すっごく散らかってるから」
「大丈夫!そんなこと、またよしこが片付けてくれるよ!」
とごっちんはうちに片付けさせること決定済みらしい
「少々のことなら大丈夫です。完璧です。」
というわけで無理やり梨華ちゃんの家に行くことが決定
うちは、梨華ちゃんに目配せすると梨華ちゃんは少し
困ったような笑顔だった。
- 97 名前:黒白まっくす 投稿日:2004/11/02(火) 22:41
- 一応更新しました。
多分、明日も更新しにくると思いますよ。
なにせ、明日は涙の止まらない放課後の発売日なので
少しテンション上がり気味です。
>通りすがりの者さま
おもしろがってもらえてうれしいっす。
ここのごっちんはよしこをからかうのが大好きなんです。
>gungさま
浮かれモード入ってますね。
どんどん浮かれさせてあげたいです。
苦労人吉澤さんなんで・・・
- 98 名前:gung 投稿日:2004/11/03(水) 11:52
- 明日、いや今日ですね更新されるとは嬉しいもんです。
浮かれさせたいといった割りにお邪魔虫がいるような気が(爆)
でも後紺好きにとっては激しくOKですw
紺野さんが自分も後藤さんに見えてきましたが・・・
- 99 名前:君の声から 投稿日:2004/11/03(水) 19:09
- 後藤視点
「驚かないでね」
梨華ちゃんはそういって扉を開けた。
「「「うわーー」」」
3人とも息を呑んだ。だって、すっごいピンク一色
よしこもあのときはいろいろあってあまり見てなかったんだろ
ピンクスゲェーって一人で頷いてたしね。
さすがによしこが片付けたばっかりっていってたから
そこまで散らかってなかった。
梨華ちゃんは照れたようにして、みんなをリビングまでつれてった。
- 100 名前:君の声から 投稿日:2004/11/03(水) 19:09
- 梨華ちゃんはみんなに紅茶を出すためにキッチンに行った。
すると、梨華ちゃんが戻ってきた。
「紅茶、切れてるからちょっと、コンビニ行ってくるね。」
梨華ちゃんがそういったので、ごとーはよしこをつつく。
よしこは察したのかちょっと上ずった声でついていくよと言った。
梨華ちゃんは、少し目を細めて嬉しそうに頷いた。
- 101 名前:君の声から 投稿日:2004/11/03(水) 19:10
- もしかして、梨華ちゃんもよしこのこと・・・
へぇーこれはますますごとー頑張らなきゃ
「紺野、もしかしてあの二人って両思い?」
「はい、そうみたいです。でも、吉澤さん告白できるんでしょうか?」
「無理かもね、あは」
やっぱり、紺野も気づいていたらしい。人のことはすっごく分かるよ。
ごとーは、そのとき伏せてあるフォトスタンドを見つけた。
「んあー、なんだろ?」
「後藤さん、人のですよ。」
- 102 名前:君の声から 投稿日:2004/11/03(水) 19:11
- ゴト・・・
やば、落としちゃった。けど、幸い壊れてないようだった。
「危なかったですね。あれ、この写真?」
紺野の持っている写真を見ると梨華ちゃんが幼稚園ぐらいのときの
写真だった。
そこには、2人写っていて、一人は梨華ちゃんがもう一人すっごく
笑顔が似合う感じの女の子だった。
いっしょにすごく楽しそうに写っていた。
- 103 名前:君の声から 投稿日:2004/11/03(水) 19:11
- 「石川さんかわいいですね。でも、隣りの子あの、なんか見覚えありません?」
紺野は首を傾けて言った。
「んあー、確かに、でも、誰だっけ?」
ごとーが必死に思い出そうとしていると
ガチャ―――
すると、二人が帰ってきた。
早いよ、もっと梨華ちゃんといればよかったのに
いちゃつけばっていたらよしこ怒るだろうから
言わないけど
- 104 名前:君の声から 投稿日:2004/11/03(水) 19:12
- でも、帰ってきた二人の様子はそんな感じ
なんか夫婦みたい
よしこが荷物を持って梨華ちゃんに気を使っていた。
その様子がすごっく自然な感じでときどき梨華ちゃんが
恥ずかしそうによしこを見ていた。
かなりいい感じ、ごとーたちの時もこんなのだったのかな?
その間紺野は急いで写真をもとあった場所に片付けた。
「あ、お帰りなさい」
「んあーお帰り、早かったね。」
- 105 名前:黒白まっくす 投稿日:2004/11/03(水) 19:23
- 更新終了です。
あんまり進んでないような・・・
今回はごとーさん視点でのいしよしです。
自分のあまりにも駄文に思えてきた。
>gungさま
ほんとに駄文を喜んでもらえて嬉しいです。
今回の紺野さんは少し落ち着き目でいてもらいました。
ごとーさんをなだめたりなどなど
- 106 名前:gung 投稿日:2004/11/03(水) 19:40
- 駄文だなんてとんでもない!
非常に素敵な作品ですよ。
これからも一読者として読ませていただきますよ(^^)
- 107 名前:通りすがりの者 投稿日:2004/11/09(火) 22:24
- 続きが気になります!
全然駄作じゃあないです!
すごく面白いし、更新待ってます。
- 108 名前:君の声から 投稿日:2004/11/15(月) 22:32
- 吉澤視点
ん?なんか、こんこん慌ててない?
うちは梨華ちゃんに持ってた荷物を渡した。
梨華ちゃんはありがとうといってキッチンに行った。
うちも、手伝おうと台所に行こうとしたけど梨華ちゃんが座っててといったので
うちはおとなしくごっちんたちと一緒にテーブルにつく。
「ごっちん、なんか壊さなかった?」
うちは軽い調子で聞いた。
ごっちんは物をすぐに触る癖があるから
すると、ごっちんは眼を大きく見開いて驚いた顔をした。
えっ!マジ?
うちは眉をひそめたするとごっちんは顔を緩めてフッと笑った。
「まだ、壊してないよ。」
「なんだ、マジで壊したかと思ったよ。」
えっ、まだって予定ですか?ごとーさん
- 109 名前:君の声から 投稿日:2004/11/15(月) 22:32
- 不意に視線を感じたので見てみるとこんこんがうちをじっと見ていた。
「ん、なんかついてる?」
うちはこんこんに向かっていった。
こんこんは、はっとした表情になりいいえといった。
うちが、聞こうとしたら梨華ちゃんがキッチンから紅茶を持ってきたので
結局こんこんに聞けなかった。
「んあーありがとー」
「あ、ありがとうございます。」
みんなで入れたての紅茶を飲む。
あったかくて甘かったけどすごくおいしいと感じた。
- 110 名前:君の声から 投稿日:2004/11/15(月) 22:34
- なんとなく4人で恋の話になった。
ほとんど内容はごっちんとこんこんの、惚気話だった気もするが
梨華ちゃんは興味津々でいいなって目を輝かしてた。
うちは、もう何十回も強制的に聞かされたから丸暗記してる勢い。
テストでもあったら満点取れるんじゃないって感じ
「そういえば、石川さんは好きな人とかいらっしゃらないのですか?」
とこんこんが聞く。
話の成り行き上当然なのだが、うちは吹きそうになる。
まるで、昔のマンガじゃん・・・
「えー、私は、うーん今はいないよ。」
と梨華ちゃんは笑って言った。
安心半分ちょっとがっかりもしかしてなんて思ったりした自分が
ちょっとはずいかも
「よっすぃーは、いるの?」
今度は梨華ちゃんに聞かれた。
- 111 名前:君の声から 投稿日:2004/11/15(月) 22:35
- いないよ、と言おうとした瞬間隣りから
「よしこはいるらしいよ。なんでもめちゃくちゃかわいいんだって」
ごっちんはさらっといいのける。
「何いってんのうちはいないよ。」
うちは、慌てて言う。ふつーいわねーだろが
「えーだれだれ?教えてよ」
梨華ちゃんはオモシロ半分で聞いてくる。
ここで、さらっと君だよと言ったらカッケー
だけど、まだ、うちにはそんな勇気はない。
「あ、もうこんな時間後藤さん帰りましょう。」
こんこんはうちのことを察してくれたらしくもしくは本当に帰りたかったのか
話を打ち切ってくれた。
今度、こんこんにいもを持っててあげよう。
うん、そうしよう。
「あ、気づかなかった。そうだよね。もう遅いもんね」
こういうとき梨華ちゃんはお姉さんきちんとしてる。
- 112 名前:君の声から 投稿日:2004/11/15(月) 22:35
- 「んあー、もうちょっと居たかったけど、んじゃ」
「また今度」
といって二人は出て行ってしまった。
「じゃあ、うちもそろそろ帰るとするはなんかどたばたしたね。」
「そうだね。紺ちゃんとごっちんすごく仲良かったしね。
あそういえばおごるはずだったのに結局何もできなかったね。」
梨華ちゃんはちょっと俯きかげんになった。
「別に気にしなくてもいいんだよ。楽しかったし結果オーライっす」
「うん、ありがとう。じゃ、よっすぃー気をつけてね。」
うちは玄関で靴をはいた。
「うん、じゃーね、また明日」
- 113 名前:黒白まっくす 投稿日:2004/11/15(月) 22:41
- 少ないですが更新です。
すごく期間が開いたようですみません。
でも、がんばるので見守ってやってください。
>gungさま
ありがとうございます。
血を吐いてでもご期待に添えるようにがんばります。(笑
>通りすがりの者さま
更新がんばりたいです。
今から忙しくなるので更新遅くなるかもしれませんが
見守ってやってください。
- 114 名前:通りすがりの者 投稿日:2004/11/16(火) 19:13
- あの写真…やっぱりそうなんですね?
ゆっくりでいいので更新お願いします。
- 115 名前:君の声から 投稿日:2004/11/26(金) 23:41
- それから、1ヶ月梨華ちゃんとうちは一緒に帰るようになった。
サークルとか授業とかでたまにずれるけど
大抵は一緒に帰る。
ほかにもたまに出かけたり、メールしたり梨華ちゃんの
オチのない話聞いたり、ちょっと寒くてもそこがおもろかったり
それに、梨華ちゃんからかうとおもしろいよなー。
って話がずれた。
実はコレは矢口さんのお陰だったりする。
矢口さんがそれとなく影で動いてくれる。
- 116 名前:君の声から 投稿日:2004/11/26(金) 23:43
- なんか忍者みたいでカッケーっていったら
おいらはそこまで小さくないっとびしばしと叩かれた
矢口さんの中では
忍者=素早い=小さいらしい
それっておもいこみじゃあ・・・・
最後には
「がんばれよ、おいらにできる事はコレくらいだから
あとは、よっすぃーが頑張ることだから」と
いって励ましてくれた。
だから、カッケーって大声で言ったら
静かにしろよと頭を叩かれた。
でも、ちょっとうちが屈んだことは内緒と言う事で、
- 117 名前:君の声から 投稿日:2004/11/26(金) 23:43
- そして、いつも通り一緒に駅までの道を一緒に帰る。
その道はちょっと細くて大型の車が通れるかどうかの道
めったに使わないけど今日はなんとなくその道をとる事にした。
「よっすぃー、そういえば最近真里ちゃんがね、すっごい楽しそうなの」
「へぇー、矢口さんにも春がきたのかな?」
「にも?」
うちはあわてて頭の中がごちゃごちゃ何言ってるの状態だった。
「あーその、いつもごっちんたちがね・・・」
「そっかぁ、じゃあ真理ちゃんも」
そのとき車が来る気配がしたのでうちは右端による。
車は猛スピードで近づいてくる。
- 118 名前:君の声から 投稿日:2004/11/26(金) 23:44
- 梨華ちゃんは話に夢中で気づいていない。
――――危ない
うちは咄嗟に梨華ちゃんの腕をつかんでうちの方へ寄せる。
すると、梨華ちゃんはバランスを崩してうちの胸に倒れてきて
抱きつく形となった。
うちは、心の中で舌打ち。なんでこんな狭い道でスピードだすんだか
怪我したらどうすんだよ。
- 119 名前:君の声から 投稿日:2004/11/26(金) 23:44
- 「大丈夫?」うちが問い掛けると梨華ちゃんはよっぽど怖かったのかな
ぼーっとうちにしがみついてジャケットの裾を持っていた。
さっきまで、頭に血が上ってて気がつかなかったけど
うちらは道のど真ん中で抱き合っている形になっていた。
すると、うちの心臓は早鐘のようにガンガン鳴り始めた。
一つ言うけどやましい気持ちはなかったよ。神に誓って
でも、どんどんと心拍数は高くなる。
- 120 名前:君の声から 投稿日:2004/11/26(金) 23:44
- 服の上からでも分かる。細い体だった。
うちは、梨華ちゃんの腰に当てていた手をスッとはずして
梨華ちゃんの腕も離す。
「石川さーん、そろそろ離してくれません?」
うちは冷静を装いながら言う。全然、余裕がないくせに
梨華ちゃんはハッと顔をあげてうちを突き放す。
うちは思わず後ろに倒れそうになったけど何とか踏みとどまった。
梨華ちゃんはそわそわしだして
「よっすぃー、ごめん大丈夫?あっ、く、車怖かったねぇ」
と一気にまくし立てた。
そのとき、一瞬だけ黒い瞳が少し悲しそうに光ったような気がした。
でも、梨華ちゃんはすぐにいつもの笑顔になった。
だから、うちも気のせいかもと思った。
- 121 名前:君の声から 投稿日:2004/11/26(金) 23:45
- そして、梨華ちゃんはさっさと歩き始めたので
うちは置いてけぼり。
少し歩いたところで梨華ちゃんが振り返り
「よっすぃー、帰らないの」と言う声が聞こえた。
「まってよ、梨華ちゃん」
うちは大声で叫ぶような形で言った。
今度は振り返らずに早く着なさーいと
意地悪そうに言って大きく手と足を振りながら
まるで行進のように歩き出していた。
そして、うちは思いっきり梨華ちゃんのとこまで走っていく。
顔の熱を隠すために思いっきり走って追いかけた。
- 122 名前:黒白まっくす 投稿日:2004/11/26(金) 23:49
- 更新終了です!
なかなか時間がない。時間が欲しいよー
>通りすがりの者さま
ばればれですよね(苦笑
次回あたりからそれについて触れていきますよ。
どうなる事やらです。
- 123 名前:君の声から 投稿日:2004/11/28(日) 15:00
- 次の日から梨華ちゃんはどうもおかしい。
矢口さんやごっちんは変わらないよ。もともとこんなんだったよ。
と笑いながら言ってるがどうしてもおかしい。
だって、うちといるときはなんか思いつめた顔してるし
そうかと思えば急によし!とかいって大丈夫って自分でいってるし
どっちかと言うと大丈夫じゃないよ。
それに、妙にそわそわしてうち何か悪いことしたか?
やっぱ車のことからおかしい。
でも、前は梨華ちゃんから抱きついてきたりもしたのに
何でだよ。
「ねぇ、最近どうしたの?」うちがたまりかねて聞くと
「ううん、なんでもない」って笑ってごまかされる。
- 124 名前:君の声から 投稿日:2004/11/28(日) 15:01
- うちはあまり相談したくなかったけどごっちんに相談する事にした。
もちろん焼きいも持参でごっちんの家つまり隣の部屋に行く。
予想とは違いこんこんはいなくごっちんが一人ベットで
寝転びながら雑誌を読んでいた。
「あれ、よしこ珍しいじゃん。」
「ああ、久しぶりだもんねごっちんの部屋」
「いや、玄関から来るなんていつもベランダからじゃなかったけ?」
うちはおもいきりずっこける。
「いや、それごっちんだし」
うちがつっこむとごっちんはケラケラ笑ってベットに座った。
「んで、どうしたの?」
「どうしたって言うか相談?」
うちはごっちんの前に胡座をかいた。
- 125 名前:君の声から 投稿日:2004/11/28(日) 15:01
- 「なんで疑問系なんだよ。」
「うーん、そのさやっぱり梨華ちゃんがおかしいんだ。」
「例えば?」
「なんていうか、よそよそしくなったみたいでさー」
「よしこ、その答えを持ってるのはごとーじゃないよ。
梨華ちゃん本人にきてみな。何度でも聞いてみなよ
きっと答えをくれるはずだよ。」
ごっちんは優しく笑ってうちに言った。
- 126 名前:君の声から 投稿日:2004/11/28(日) 15:02
- うちはなんとなくだけど答えに近づいた気がした。
ただ真っ直ぐ想いをぶつければいいって言っているような気がした。
うちは、ごっちんの目を見て力強く頷くとごっちんも一回だけ頷いた。
「そういえば、今日こんこんいないの?」
「んあーそうなんだよ。なんかすることがあるって言ったきり
最近なかなか会えなくてね。」
うちはごっちんに持ってきた紙袋を見せた。
「何それ?」
「こんこんいもすきだって言ったから買ってきた。」
「あー、そうそういも食べてる紺野って幸せそうだもんね。」
「はいはい、そこが好きとか言うでしょ」
「あたりー」
そしてうちらは笑いあう、んでうちが持ってきたいもを
こんこんには悪いが二人で食べる。
- 127 名前:君の声から 投稿日:2004/11/28(日) 15:02
- ちゃらーちゃら―♪
すると、うちの携帯がメールが届いたという合図を知らせる。
携帯を取り出すと梨華ちゃんからだった。
「んあ?誰から?」
「ん、梨華ちゃんぽい」
ごっちんがうちの携帯をとって勝手にメールを見る。
オイオイそれうちのだって・・・
「えー、よっすぃーへ大事な話があります、だって」
うちはごっちんから携帯を奪い返してメールの内容を確認すると
ごっちんの言ったとおりだった。
- 128 名前:君の声から 投稿日:2004/11/28(日) 15:03
- 「よしこ、いきなよ。会って話したいみたいだし」
「うん、でも何だろ?」
「さあ?でも、答え教えてくれるんじゃないの?」
ごっちんはまたうちから携帯をとってメールの内容を見ていた。
「分かった。行ってくるよ。」
明日って書いてあったけど
はやる気持ちを抑えられずにさっさと支度をした。
うちは、ダッシュで梨華ちゃんのうちに行った。
とにかく今はすぐに行きたかった。
よく見てなかったけどごっちんは、頷いて行ってこいといったと思う。
- 129 名前:君の声から 投稿日:2004/11/28(日) 15:04
- うちは、梨華ちゃんの家のドアの前で立ちすくんだ。
なぜだろう、なんか怖い
うちは、深呼吸してインターホンを押す。
はーいって声がした。
吉澤ですっていったら梨華ちゃんの声が少し上ずった。
少しして梨華ちゃんがドアから出てきた。
たぶん予想外だったのだろう。
うちは、メールをもらってすぐきた。
「よっすぃー、どうして」
「ん、メール見た。」
梨華ちゃんはうちを真っ直ぐに見る。
すこし、戸惑いの見える瞳
大学ではじめてあったときのことがふとよぎった。
はじめは声にも驚いたけど、
今はその声がなくちゃ始まんないぐらい好きになってたんだ。
- 130 名前:君の声から 投稿日:2004/11/28(日) 15:04
- 「メール見たって、明日って書いてなかった?」
「うん、書いてあった。」
うちは、少し息を整えながら短く言う。
梨華ちゃんはまさに困ったような呆れた顔をしていた。
「あのさ、本題に入るんだけど・・・」
うちが言うと梨華ちゃんの体がピクッと動いた。
たぶん、すごく長い間の沈黙
もしかしたらそこまで長くなかったかもしれないけど
うちにはそう感じた。
すると、梨華ちゃんの口が動いた。
- 131 名前:君の声から 投稿日:2004/11/28(日) 15:04
- 「ごめん、よっすぃー私、もう・・・」
梨華ちゃんは目を伏せた。
「よっすぃー私もうよっすぃーと会えないしメールも出来ない。」
一瞬、時間が止まった気がした。
ドラマとかでありそうな感じに梨華ちゃんの言葉が
頭の中で何度も何度も反響した。
会えない・・・
その言葉がうちの中を支配した。
心の中から嫌だ嫌だって言う声がした。
梨華ちゃんは目をそらしたままうちを見ない。
- 132 名前:黒白まっくす 投稿日:2004/11/28(日) 15:06
- 今日はここで終了です。
ちょっと、なかなかかけなくなったので
さくさくっと終わらせます。
- 133 名前:プリン 投稿日:2004/11/29(月) 16:15
- 更新お疲れ様です♪
ぬおおおー!いいとこで切りますね…w
かなり続きが気になりますw
次回の更新待ってます!マイペースに頑張ってくださいねー。
- 134 名前:通りすがりの者 投稿日:2005/01/07(金) 15:53
- なんだかすごい展開!理由は一体なんでしょう?
更新待ってます。
- 135 名前:通りすがりの者 投稿日:2005/01/29(土) 14:42
- 更新いつまでも待ってます。
- 136 名前:ぺぺぺのぺ〜 投稿日:2005/02/05(土) 16:03
- 更新待ってますよ。
- 137 名前:通りすがりの者 投稿日:2005/02/12(土) 15:41
- いつまでも待ってますよ〜。
- 138 名前:通りすがりの者 投稿日:2005/03/02(水) 22:18
- まだまだ待ってます。
- 139 名前:1444読者 投稿日:2005/04/09(土) 17:42
- 気になる展開ですね(*´∀`)
更新待ってます。
- 140 名前:NAKA 投稿日:2005/04/16(土) 18:53
- 続き読みてぇ〜!!
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