stuck-up!

1 名前:ゼブラ 投稿日:2004/10/12(火) 12:59
主演は85年組+α。
学園ものです。
更新は夜にしますので、それでは。
2 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/10/12(火) 16:38
あやみき来る?
3 名前:生意気な子供達に 投稿日:2004/10/12(火) 16:49

いつかきっと旅立てる
信じてみよう、その気持ち

僕らきっと 大人になる
いつかはきっと 大人になる

だから、そう
大人になってしまう前に



僕らは子供でいようと、誓った

とっても楽しくて  とっても苦かったあの日



いつまでも 僕らは子供だった



〜stuck up boys and girls〜
4 名前:生意気な子供達に 投稿日:2004/10/12(火) 16:51

恋愛とか仕事とか 遊ぶ事とか
高校生活最後になったら、当然考えるべきであって

サクラ舞う校門を見るのは、これで三回目だ。
でも、今年でこの絵を見るのは最後だと思うと少し寂しい


いつかは、旅立つんだっけ


ちょっとよれたブレザーを、気取って直したり。


そんな、今年で最後の高校生活。

5 名前:生意気な子供達に 投稿日:2004/10/12(火) 16:53

「おはよっ、美貴ちゃん」
「…お、はよ。梨華ちゃん」
「また、同じクラスだね」
「ゲッ…まじカンベン」
「何よ失礼ね…」
「冗談。あ、クラス表どこにあった?」
「下駄箱の前。見てびっくりするよ?」

梨華ちゃんこと、石川梨華とはこれで三回目だ。
同じクラスになる度寒いギャグを聞かされるのはうんざりする。
そんな事は忘れて、さっさと下駄箱に向かう事にした。

6 名前:生意気な子供達に 投稿日:2004/10/12(火) 16:56

「ちょっとごめんね」

大群をかきわけて必死にクラス表を覗こうとする。
いってぇ、足踏むんじゃねえよ。
得意の眼光で睨もうとしたけど今は抑えておく。

「…美貴!!」

「…あ、よっすぃ」
「今年は、よろしくな」
「…は?」

クラス表の紙がちょっと覗いた時、後ろの方からちょっと低い声。
それは案の上、あの人だった。
金髪のボーイッシュ顔。

今年…はって事は

7 名前:生意気な子供達に 投稿日:2004/10/12(火) 17:00


「同じクラスだよん。ごっちんも、な?」

「ごっちん…も?」


くるっと再び振り返り、クラス表を見て、顔が綻んだ。


一番上から少し下に 石川梨華。
それに続く、後藤真希。
そのまた下に、藤本美貴。
そして、一番最後に、吉澤ひとみ。

高一の時からの、仲良し組が初めて集結した


「んじゃ、よろしく」
「んぁ、よろしく」
「よろしくねっ」


三人は何かを期待するように、美貴に笑いかけた



「…ふはっ、よろしくね」



この一年間、楽しく過ごせそうだ。
8 名前:生意気な子供達に 投稿日:2004/10/12(火) 17:08

「まさか、この四人が揃うとはなぁ」

古くもあり、新しきもある三年生の教室。
旧三年生が残した卒業の証が机や黒板に染みていた。
その教室に踏み入れてイスに座るなりよっすぃが初々し気に言った。

「そうだね、ひとみちゃんとあたしは中学生で最後だし」
「美貴とごっちんは一年の時一回きり」
「ごとーは梨華ちゃんと初めて」
「ウチはミキティとごっちんとはお初だな」

お互いの顔を見合って、何となく笑いあった。
よくわかんないけど。
みんなそれぞれバラバラのクラスだったけど、高校一の時から大の仲良し。
よっすぃと梨華ちゃんは小学校、中学校からの幼馴染み。
よっすぃ曰く、『腐れ縁』らしい。

そして、このネムそうな顔。


「ごっちんってば、また寝てる」
「んぁぁ、起きてる起きてる」
「うそつけ爆睡魔」

ごっちんこと、後藤真希。
いつもネムそうな顔をしている、ザ・マイペース人間だ。
めったに感情をあらわにする事のないごっちんだけど、ブチ切れると
何をするか分らない程の危ないやつ。

まあ、美貴は経験済みだし。
9 名前:生意気な子供達に 投稿日:2004/10/12(火) 17:14

ガラッ

「おい、黙りや」
「…ヤベッ」

騒がしかったクラス中が、一声で沈黙に陥る。
もちろん美貴達も決められた席に座る。

「…この春、三年生を担当する事になった中澤裕子です。
あー、以前一年B組やった子ならよー知っとる思うが…なぁ?」


ドキッ

げっ、目が合った。


このオバン、いやこの先生。
言わずと知れたこの女学校の有名教師、中澤裕子。

美貴は一年の時に運悪くこの教師にあたってしまい、それ以来この
先生を避けているのだ。

なのに今年、再び悪魔が襲来するとは。

「よ、藤本。二年生の時は会える時間が少なくて寂しかったなぁ?」
「ご、誤解されるような事言わないで下さい!!」
「何や、何もかも知り尽くした仲やのに…」
「えーっ、エンコ−っすか先生ぃーっ!」
「黙れよっすぃ!!」

よっすぃの余計な一言でクラス中のみんなに笑い者にされる始末。
途端に恥ずかしくなってきて、先生から目を反らし唇を噛み締めるばかりだった。
10 名前:生意気な子供達に 投稿日:2004/10/12(火) 17:18

「…っちゅー事で、この後体育館で信一年生の入学式がある。
ネクタイ、ブレザー、スカートなど衣服の乱れがないように。
以上!」

先生は机に突っ伏してぐーぐー寝入っているごっちんを横目に説明を終えた。
慌てて美貴はごっちんを起こし、すみやかに体育館へ向かう事にした。

「あ゛ーっ、世話がやける!ちゃんと歩いてよごっちん!!」
「ん゛ぁっ、無理…」
「ったくもう、着いてから寝てくれよぉー」

よっすぃと美貴の二人がかりでごっちんの肩を支える。
梨華ちゃんは呆れたようにごっちんのネムそうな顔を眺めていた。

11 名前:ゼブラ 投稿日:2004/10/12(火) 17:20
こんな感じで進んで行きます。
まだ登場しているのは四人だけですが…これからということで。

はじめてのレス返しを。


>名無し飼育様 あやみきですか?ふふ…それはトップシークレットですので。
更新は気ままなので遅かったり早かったりです。
よろしくお願いします。

今晩更新できましたらなんとかしたいと思います。
読者の皆様、これからよろしくお願いします。
12 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/12(火) 17:43
好きなメンバーばかりで楽しみです。
新作期待!
13 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/12(火) 22:19
面白い
頑張って!!
14 名前:みっくす 投稿日:2004/10/13(水) 07:48
おもしろいですね。
85年組は大好きです。
がんばってくださいね。
15 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/18(月) 21:18
おっ!85年組いいですね〜
いしよし来る?
16 名前:ゼブラ 投稿日:2004/11/01(月) 21:21
遅れて申し訳ないです。
今暫くお待ち下さい…
17 名前:名無し読者 投稿日:2004/12/04(土) 23:19
まってますね

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