君がいるからこの日常

1 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/13(日) 00:05
なんてこと無い、日常を描きたいと思います。
更新は遅いです。
2 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/13(日) 00:06
冷めたコーヒーを咽喉へと流し込む。
角砂糖を20個近く入れただけあって、
既に苦味なんかははるか彼方。
だがやはり、コーヒーはこれに限る、そう思う。
「ミルク飲んだらドウ?」
「ほっといてクダサイ」
テーブルを挟んで向こう側から
その子はクスクスと笑声を零しつつ、言う。
ククッと唇が吊りあがったとき、
垣間見える八重歯がなんとも言えず愛らしい。
多分、誰が見てもそう思うだろう。
「で、わざわざ休み削らせてまで僕を呼び出した理由は?」
本日日曜日の午後一時。
普段なら家でゴロゴロしているか、ゲームをしているかの時間帯。
一見無駄にみえ、しかし僕にとって有意義な休日活用を
目の前の彼女、亀井絵里さんは邪魔してくれちゃったわけですよ。
『ちょっと来て欲しいんですけど…』
そう携帯に電話してきたときはやたら暗い声で
本気で焦って自転車を飛ばしてきたのに、この小悪魔ときたら
「暇だっただけです」
怖気がするほどの猫なで声で
でも誰から見ても可愛いと思わせる笑顔で
亀井さんは機嫌よくそう言ってみせた。
3 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/13(日) 00:06

ウェイターさんを呼んで、
僕はコーヒーのおかわりを、亀井さんは紅茶を頼んだ。
物凄く不機嫌そうに返事をして戻っていくウェイターさんを除けば
この喫茶店はいい雰囲気といえる。
煩すぎると言う訳でもなく、でも静か過ぎるというわけでもない。
言ってしまえば程よい感じ。
そんな店内で、僕は重い溜息を吐き出した。
「暇だったって…僕の都合は?」
「先生なんだから、生徒の面倒は見るものでしょ」
全く悪びれた様子も無く、亀井さんはきっぱりと言い放つ。
再び、僕の溜息が机上を撫でた。
4 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/13(日) 00:07


この喫茶店の近く。
歩いていっても5分はかからない距離にある、一つの高校。
そこが僕の勤め場であり、
亀井さんの勉め場である美朝学園である。
中学高校大学一貫で、延べ人数は2000人ほどだと聞いている。
その学園の中で僕は高等部の1年E組、
目の前の亀井さんがいるクラスの担任を受け持っていた。
因みに、担当科目は数学T+A。
「…亀井さん。
僕のことアッシー君だとかと勘違いしてない?」
「えー。そんなことないですよー」
心外だなぁと頬を膨らませて。
でも、その表情はどこか楽しげに綻んでいた。
普段から生徒に舐められていると感じるのは
決して気のせいなんかじゃないようだ。
「…ま、いいや。もう来ちゃったし」
「やったぁ」
「で、具体的に何するの?」
先程のウェイターさんが運んできてくれたコーヒーを確認して
角砂糖の入ったビンへと手を伸ばす。
次々と放り込んでいきながら、亀井さんのほうを見る。
ムフフと口元を押さえて、悪戯な笑みを浮かべていた。
嫌な予感が浮かんでくる。
それを抑えることもできず、僕は熱いコーヒーを一口含んだ。
「とっても楽しいことです」
クププと含んだ笑い声を漏らして
亀井さんは紅茶を一口飲んで、美味しそうに破顔一笑した。
5 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/13(日) 00:07


「楽しかったですねー」
「…僕は疲れただけ」
弾むような足取りで前を行く亀井さん。
僕は両手いっぱいに荷物を持ち、
更には引っ掛けて楽しげな背中を追っていく。
この量になってくると衣服といえど侮れない。
いい加減腕の感覚がなくなってきた。
「今日は、何?何か、特別な日なの?」
「あのお店もうすぐ潰れちゃうみたいで
 今日から処分セールとか何とか」
「…なるほど」
今の今まで様々な商品を物色した衣服店。
彼女の説明を聞いて、なるほど。
やたらと人が多かったことに納得がいった。
6 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/13(日) 00:07

休みたいと訴える足腰に鞭をうち、亀井さんを必死に追従する。
既に空は宵闇が降りてきていて
この季節、この時間帯は大分冷え込んでいた。
ちかちかと頭上で外灯が点灯する。
その下で亀井さんが一度控えめに身体を震わせた。
「…寒いですねぇ」
「そりゃそうだよ」
ポツリと独りごちた彼女の言葉に、冷静に切り返す。
すると亀井さんは僕へと振り返り、頬を膨らませて怒りを露にした。
でも、こっちを睨みつける大きな目はまるで恐さというものを感じない。
「さばさばしてるー」
「元々、こんな感じでしょ?」
「…ばーか」
後ろ向きで歩く亀井さんと絶妙な距離を取りつつ、
失笑を浮かべてそう言い返したら
思いっきり拗ねた表情で一言、罵られた。
先生に向かって言う言葉か・・・と
内心沈んでいる間に、亀井さんは再び前を向いて歩き出す。
すれ違う人が少なくなったことを無意識に確認しつつ
僕は亀井さんの背中を見つめ、歩を進める。
怒っている筈なのに静かに揺れ動く華奢な背中は
どこか充実しているように見えた。
7 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/13(日) 00:08


道なりに暫く歩いて、到着した一軒の家。
白で統一された、二階建ての小奇麗な一軒家。
どこにでもありそうなこの家こそが、彼女の生活の場。
亀井と書かれた表札が飾られる門の中央に立ち
亀井さんはクルリと身を返した。
そして眩いばかりの笑顔を浮かべ、一言僕に言った。
「せんせ。今日はどうもありがとうございましたー」
腰を曲げて、ふかぶかとお辞儀。
僕は疲弊しきって喚き散らす身体を黙らせて
上がってきた彼女を見、言った。
「いえいえ。コレモセンセイノヤクメデスカラ」
抑揚をなくしてそう口にすると
亀井さんに笑顔のまま頬を張られた。
両手が塞がる今では、それを防ぐ術は僕にはない。
ヒリヒリと痛む頬に笑顔を引きつらせ
開け放たれた玄関へと進む。
重量感溢れる荷物をどさりと置いて、腰を伸ばす。
盛大に啼いた間接に、僅かな快感を覚えたのはここだけの秘密。
「せんせー、寄ってご飯食べてかない?」
んーと年寄りみたいに唸り伸びていると
亀井さんが僕を下から覗き込んでそう口にした。
今までもこんなことはよくあった。
亀井さんが毎回異なる手口で僕を呼び出し
決して僕の利得にならないことをして最後、
帰り際に自らの食卓に誘ってくれる。
独り暮らしの僕にはとても助かる申し出だ。
以前ご馳走になった亀母さんの料理を思い出して、僕は迷い無く頷いた。
「ご馳走になります」
「どうぞどうぞー。おかあさーん、せんせーの分追加ねー!」
かくして、僕は亀井家にご馳走になることとなった。
8 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/13(日) 00:08

「ご馳走様でした。とても美味しかったです」
玄関先でお礼を言う。
すると亀井さんと並んで立っていた亀母さんは
控えめに微笑んで
「こちらこそ。いつも絵里がお世話になって」
言うと折れるんじゃないかってくらい深くこうべを垂れる。
上げた表情には、美麗だけどどこか儚さを感じさせる笑顔。
亀井さんが幸薄いって言われるのは、遺伝かも。
とか失礼にも思ってしまった。
慌てて心中で首を振り、言葉を返す。
「いえいえ、こちらこそですよ。
本当に有難うございました。では亀井さん、また明日」
「じゃーねー、せんせー」
もう一度亀母さんの笑顔を見遣って、僕は会釈する。
僅かに苦味が混ざっていた笑顔に首を傾げつつ、僕は亀井家を後にした。
暫くしてから
「あんた!先生なんだから敬語使いなさい!」
という怒鳴り声を発端として、論争が始まった。
なるほど、苦味の原因はそれか。
納得して苦笑しつつ
背中に届く親子痴話喧嘩を聞きながら
夜闇が深まった空の下を、僕は歩んで進んで行った。
9 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/13(日) 00:10
タイトル書き忘れ

0話
「始まりでも終わりでもない、日常のワンシーン」
10 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/13(日) 00:11
0話
おしまい
11 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/16(水) 20:46
ほのぼのしていていいですね。
12 名前:作者 投稿日:2005/02/20(日) 14:35
現実世界での生活が忙しくなり、
書く暇が取れなくなってしまいました。
よって、ここに放棄を宣言します。
整理の際、よろしくお願いします。

皆々様には多大な迷惑をおかけし申し訳ありません。
13 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/20(日) 23:35
ありゃりゃ、そうなんですか。。
とても残念です。。お疲れ様でした。
14 名前:名前飼育さん 投稿日:2005/03/23(水) 17:01
           1 話
        「君との出会い」   
15 名前:名前飼育さん 投稿日:2005/03/23(水) 17:25
僕と亀井さんが出会ったのは入学式の朝だった。
「せんせ〜ですか?」
亀井さんは廊下で僕にそう聞いてきた。
「一応。今日からね」
「じゃあ、せんせ〜もえりと一緒なんだ〜」
「誰?えりって」
僕の言葉に目の前の女の子は自分に指をさす。
「あ〜、君か。君名前は?」
「ナンパですか〜」
「いや、違うから。自分の学校の生徒に手なんか出しません」
「え〜。出さないんですか〜」
「君言ってることめちゃくちゃじゃない?」
「私は君なんて名前じゃありません。亀井絵里です」
「はいはい。亀井さんね」
16 名前:名前飼育さん 投稿日:2005/03/23(水) 18:02
これが亀井さんとの出会いだった。
それからは、廊下では会ったりする程度で話しなどはしなかった。
そんなある日…学校が休みで仕事も残っていなかったので
買い物に行こうと思い渋谷へ向かった。
「は〜。やっぱ人多いな〜」
僕は、人ごみってものが嫌いで人の居ないほう居ないほうへ
行ってしまい裏路地に入ってしまった。
「やべ。ここどこだ?ん?」
僕が、路地裏の先を見ると男3人に囲まれている人が居た。
「ねぇねぇ君。今暇?俺といいことしない?」
「暇じゃないです!!行くとこありますから」
「ねぇ、いいじゃん。俺達と一緒に行こうよ〜」
「いいからさ〜」
「嫌です!!」
女の子がその場から逃げようとすると男が腕を掴んだ。
「いいかげんにしろよ!!ついて来いって行ってんだよ!!」
「やめてー!!」
「ごめん、みうな。遅れちゃって。車渋滞しちゃってさ」
「??」
帽子をかぶった女の子はわけがわからないといった顔をしている。
「俺の彼女なんだ。その手離してくんない?」
17 名前:名前飼育さん 投稿日:2005/03/23(水) 18:50
「彼氏?そうなんだ。じゃあ、この子貸してくれない?」
「そうそう。すぐに返すからさ〜」
男達はニヤニヤしながら俺を見ている。
「いいから。離せつってんだろが!!」
僕の言葉にキレたのか男の一人が僕に襲いかかった。
男のストレートのパンチをかわすと男の顔に裏拳を力いっぱい
ぶちこんだ。
鼻から血を流している男は、地面にのたうちまわっている。
「こ、このやろー!!」
もう一人の男が僕に蹴りをしてきた。
僕は、足を掴むとそのまま自分の足を相手の顔めがけてぶちかました。
男はそのまま倒れこむと失神してしまった。
「僕一応空手やってるから。まだ、やるつもり?」
もう一人の男にそう聞くと男は静かに首を振って倒れている二人を
引きずるようにして逃げていった。
僕は、女の子の元へ行くと女の子はボー然として立っていた。
「大丈夫?」
「は、はい。大丈夫です。ありがとうござ…あー!!」
「へ!? あー!!」
その女の子は亀井さんだった。
「せ、せんせい、何してるんですか〜?」
「亀井さんこそ何してるんだこんな所で」

18 名前:名前飼育さん 投稿日:2005/03/23(水) 19:31
「えりは、買い物に来てたんですけど道に迷っちゃって。えへへ。
 せんせ〜は?」
「僕も買い物に来てたんだけど気づいたらここに来てた」
「せんせ〜も一緒だ〜。えへへ〜」
すると急に亀井さんは座り込んでしまった。
「どうしたの?」
「なんか力入らなくて。立てません」
「腰ぬけちゃったの?アハ、ハハハハハ」
「せんせ〜!! 笑わないで絵里を立たせてください!!」
「はいはい」
僕は、亀井さんを立たせると勢いをつけすぎたのか亀井さんを
抱きしめる形になってしまった。
「ご、ごめん!!」
僕が、亀井さんと離れようとすると亀井さんは僕にしがみついたまま
離れようとはしなかった。
「か、亀井さん?」
「グスッグスッ、怖かったよ〜、グスッグスッ」
亀井さんは僕に抱きついたまま泣いていた。
19 名前:名前飼育さん 投稿日:2005/03/23(水) 19:32
今日はここまでです。すいません、この作品を続けたかったので
僕が書かせていただきました。ダメでしょうか?
20 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/28(月) 01:18
おもしろいので問題無いですよ。
21 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/04/09(土) 04:29
ぜひ続きをお願いします。
22 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/04/17(日) 21:45

「もう大丈夫だから。もう大丈夫」
僕は、亀井さんを優しく抱きしめ泣き止むまで
頭をなでた。

「せんせ〜、強いんですね〜」
さっきまで泣いていたとは思えないほど亀井さんは
笑顔で言った。
「まぁ、一応学生のころ空手してたし」
「へ〜、じゃあ今日は私のボディーガードって事で」
「は!?」
「だから〜、またあんな事があったら大変なんで
 今日一日ボディガードをしてください」
「あぁ、僕は別にいいけど…」
「本当ですか!? じゃあ、行きましょう♪」
なんか大変なことになりそうだ・・・
23 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/02(木) 17:04
続き書かないの?
24 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/05(日) 01:50

亀井さんのボディガードになって一時間後僕の両手には
買い物の袋でいっぱいになっていた…

「あのさ、なんかおかしくない?」
「なにがですかぁ〜?」
「これって、ボディガードっていうか荷物持ちだよね?」
「さぁ?」
「さぁ?って…もしかして、ボディガード頼んだの
 荷物持ちのため?」
「ですね〜ふふふ」
「いや、笑い事じゃないから…そんじゃ、僕は帰ります」

僕は、その場に買い物袋を置いて帰ろうとした。
25 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/05(日) 02:02

「せんせ〜待ってください!!」

亀井さんに僕は後ろから抱きつかれた。

「荷物は絵里が持ちますから帰らないでください!!
 ホント今日は怖いんです。一人になったら怖さで胸が
 苦しくなりそうだから…お願い、絵里を一人にしないで…」

亀井さんは、声が震えていた。さっきの男たちに襲われた事を
思い出したのかも知れない…

「本当に荷物持ってくれる?」
「はい…けど、この量は…」
「…わかった。僕が、重いの持つから亀井さんは軽いの持って」
「え? じゃあ…」
「今日は、僕亀井さんのボディガードなんでしょ?」
「はい!!」

亀井さんは、笑顔になると軽い荷物だけを持って歩き出した。
26 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/05(日) 02:03
すいません、更新が遅れてしまって…
ちょっとずつしか更新ができないのですが
それでも、よろしいんでしょうか?
27 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/04(木) 17:37
いいと思いますよ
28 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/05(金) 17:10
その後、亀井さんの買い物も終わり僕は亀井さんの家まで
送ることになった。

「あと、もう少しですよぉ」
「はぁはぁ、ホントに? よっし、頑張るか」

亀井さんの家の前に着いたらしく亀井さんが立ち止まる。

「ここです。私の家」

亀井さんの家は普通の一般家庭のような一軒家の二階建ての
家だった。

「じゃあ、僕はこれで」
「え〜帰っちゃうんですか〜?」
「ちゃんと家まで送ったでしょ? じゃあ、僕はこれで」

そう言って帰ろうとする僕の服を亀井さんは掴んだ。

「なに? まだ、何かあるの?」
「お礼させてください♪」
「はぁ?」
「いいからいいから」

亀井さんに腕を掴まれそのまま家に無理やり入れられる。

「ただいまぁ〜」
「おかえり、ってこの人誰?」
「私の学校のせんせーだよ」
「まぁ、先生ですか? すいません失礼なことを」
「いえいえ、お気になさらずに」
「この子がなにか先生に失礼なことを?」
「いえ、今日は亀井さんと街で偶然出会いまして。女の子
 一人じゃ危ないと思いまして…」
「本当にありがとうございます。どうぞ上がっていってください」
「せんせ〜、私の部屋に案内するね♪」
29 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/05(金) 17:40
「せんせ〜、何でホントのこと言わなかったの?」
「言ったらお母さん心配しちゃうでしょ? お母さんには
 心配させたくないんじゃないかな?と思ってね」
「せんせ〜、優しぃ〜」
「亀井さんの部屋って女の子って感じだよね」

亀井さんから言われた言葉が恥ずかしくて話題を変える

「この熊さんかわいいでしょ〜? えりのお気に入りなんだぁ」
「やっぱ、亀井さんって女の子だよね」
「それって褒めてるんですかぁ?」
「褒めてるよ。たぶんね」
「ひどいなぁ〜もう!!」

亀井さんは口をアヒルのように尖がらせて怒っている。

「はいはい、ごめんなさい。僕が悪かったです」
「謝る気ゼロじゃないですかぁ〜そんなんじゃ許しませんよ」
「だったら、どうすればいいんですか?」
30 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/05(金) 18:29
今日はここまでです。
すいません、更新が少なくしかも遅くて…
ちょっとずつ頑張っていきたいとおもいます。
31 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/07(日) 07:53
待ってます。
ご自分のペースで頑張ってくださいね。
32 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/12(金) 16:05
がんばってください
とても面白いです。
33 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/19(月) 20:47

「じゃあ、キスしてください」
「はい?」
「キ・ス!!」
「誰に?」
「絵里に」
「誰が?」
「先生が」
「…ええ!?」
「嫌なんですか〜?」

この言葉に僕はあたふたする。

「だ、だって、僕と君は先生と生徒なわけだし。き、君も
 嫌でしょ?」
「絵里は、全然いいですよぉ〜。はい」

そう言って亀井さんは目をつむってキスを待っているかの
ように僕に顔を向ける。

「(どうしたらいいんだろ?この子本気なのかな?
  僕もしかしてからかわれてる?)」
34 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/19(月) 20:47

そう思って亀井さんに尋ねようとして前のめりになったとき
僕の唇にやわらかいものが一瞬あたった。

「!?」
「もう、先生遅すぎですよ。絵里が先にしちゃいました♪」
「えぇ!?僕と亀井さんキスしちゃったの?」
「はぃ♪」

キスしたとわかった瞬間僕の顔がみるみる熱くなるのが
わかった。亀井さんは、にやにやしながら頬を赤くさせていた。

「はぁ…亀井さん、ファーストキスとかじゃないよね?」
「ふぁーすときすですよぉ♪」

この言葉を聞いたとき僕の頭痛はさらにひどくなった。
35 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/19(月) 20:50
今日は、ここまでです。すいません、遅くて。
頑張っていきたいと思いますのでよろしくです☆

>>31さん
はい。自分のペースを守ってやっていきたいとおもいます。
これからも、よろしくお願いします。

>>32さん
ありがとうございます。これからも、面白いものをお届けしたいと
思います。よろしくお願いします。

36 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 05:38
突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。

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