藤本家のめくるめく日々

1 名前:桜桃 投稿日:2005/03/25(金) 13:05
藤本家が主役の家族モノです。
他にも色んな家族が出てくる予定です。

性別が違っていたりするのでご注意ください。
どうぞよろしくお願いします。
2 名前:第1話 美貴の一日 投稿日:2005/03/25(金) 13:06

「美貴、起きて。急がないと会社に遅刻しちゃうよ?」
「んー…ちゅーしてくれたら起きる…」
「もうっ!」

そう、美貴の一日は妻の真里から甘ーいキスをされてから始ま―――

「パパァッ!!」
「ぐへっ!」

さすがにまだまだ軽いので、ドスーンという効果音は無いが、
それでも勢いがあり、多少痛い突進をするのは愛娘のさゆみ。
そして、その光景をほんのちょっと冷めた目で見るさゆみの双子の片割れ、れいな。
3 名前:第1話 美貴の一日 投稿日:2005/03/25(金) 13:07



そう、我が藤本家は美貴、真里、さゆみとれいなの四人家族です。


4 名前:第1話 美貴の一日 投稿日:2005/03/25(金) 13:07

「よしっ!荷物は全部持った?」
「「持った!!」」
「じゃあ―――――」
「「「いってきまーす!」」」
「いってらっしゃい。」

んー、妻に笑顔で見送られるっていいよね。

あっ、そうそう。
幼稚園への送りは美貴の仕事。
迎えは真里の仕事。
そして、家の前の道路を歩いていると聴こえてくる声。

「さゆー!!またお弁当忘れてるっ!!」


うん。いつも通り。
5 名前:第1話 美貴の一日 投稿日:2005/03/25(金) 13:08
「じゃあ、今日もさゆみちゃんとれいな君お預かりしますね。」
「はい、よろしくお願いします。じゃあね、二人とも良い子にしてるんだよ?」
「うんっ!」
「………」

う〜ん…またこの状態かぁ……
可愛いんだけどね、美貴は仕事行かなくちゃいけないんだよぉ。

「さゆぅ…手、離してもらえるかなぁ…?」
「…ゃだ。」
「パパ、お仕事行かなきゃいけないからさ、ねっ?」
「………」

あちゃぁ…これじゃあ遅刻かも。
また、飯田さんに怒られるよ。
6 名前:第1話 美貴の一日 投稿日:2005/03/25(金) 13:08
「さゆ、いい加減離しぃ。パパ困ってる。」
「れーな……」
「さゆは良い子だから分かるよね?」
「……ぅん。」

れっ、れいなぁ…
パパは嬉しいよぉ。こんなに立派に育って。
きっと美貴が一所懸命だからだね。

…っと、もちろん真里のお陰も。
7 名前:第1話 美貴の一日 投稿日:2005/03/25(金) 13:08

二人を無事に幼稚園へ届けたら、猛ダッシュ。
送ると、時間がいつもギリギリになってしまう。
ただ、これは決めたことだから。
美貴と真里の二人で協力し合おうね、と。
8 名前:第1話 美貴の一日 投稿日:2005/03/25(金) 13:08

「おー、今日もギリギリだね。」
「す、すいません飯田さん!」
「まぁ、子持ちの気持ちは圭織も十分分かるからね。」

飯田さんにも二人の子供がいる。
愛ちゃんと絵里ちゃん。
二人とも可愛いけど、美貴の子供の方が可愛いと思うのは親バカかな?
そして、美貴の良き理解者であるから注意もしてくれるし、許してもくれる。
飯田さんに教育されてきたから、社会人としての美貴が存在している。


9 名前:第1話 美貴の一日 投稿日:2005/03/25(金) 13:09
――――――――――――

「ただいまー。」
「「「おかえりー。」」」

パタパタと足音が三つ。
美貴に抱きついてくる影も三つ。
帰ったらいつもの事。
でもその当たり前が凄く幸せ。
会社に居る時もそうだけど、家に居る時が一番生きてるって実感できる時。

温かいご飯。
熱いお風呂。

何よりも心温まる笑顔。
10 名前:第1話 美貴の一日 投稿日:2005/03/25(金) 13:09

そして、通り過ぎる今日という一日。
『おはよう』で始まって『おやすみ』で終わる。

大好きな家族の為に汗水垂らして働いて。
大好きな家族と一緒に暮らして。
大好きな家族と色んな事乗り越えて。

今がある。

そんな今を噛み締めているこの時間こそが、

美貴の幸せ。

11 名前:桜桃 投稿日:2005/03/25(金) 13:14
第1話 美貴の一日、更新終了です。

えっと…田中さんが訛っていませんが
そこは目を瞑って頂けるとあり難いです。

感想や指摘等がありましたら、書き込みをお願いします。
出来るだけ更新の間をあけないよう頑張りたいと思います。

12 名前:桜桃 投稿日:2005/03/25(金) 15:49
書き忘れすみません(汗
主なCPはみきやぐといしよしです。
13 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/26(土) 04:45
すげー面白そうなのハケーン
みきやぐは初めて読みますが楽しめそう
続き期待してます
14 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/26(土) 12:14
ほのぼの感がすごく良いですね。
みきやぐ&いしよし好きなので期待しています。
15 名前:第2話 れいなとさゆの好きなもの 投稿日:2005/03/27(日) 13:36
好きな色
16 名前:第2話 れいなとさゆの好きなもの 投稿日:2005/03/27(日) 13:36
おれは、何でも色が濃いのが好き。
だから洋服も緑とか青が好き。
そして、赤も好き。
だってヒーローはみんな赤だから。
あーゆー風にかっこよくなりたいいんだ。
パパは…普通。
かっこいい時もあるし、かっこ悪い時もある。
やっぱりおれも男の子だからかっこいいのがいい。

さゆは、「変なの〜」とか言ってバカにするけど、
おれは濃いのが絶対いい。
いつか“あの子”を守れるようなヒーローになるんだ!


17 名前:第2話 れいなとさゆの好きなもの 投稿日:2005/03/27(日) 13:37
さゆはピンクが大好き!
女の子らしい色だし。
何よりさゆが一番可愛く見える色。

さゆの持ってるものはほとんどピンク。
お洋服もピンク。
靴もピンク。
お弁当箱もピンク。
うさちゃんのお人形もピンク。

全部ピンク。
だってピンクより可愛い色なんてないも〜ん。
18 名前:第2話 れいなとさゆの好きなもの 投稿日:2005/03/27(日) 13:37

ママとパパ


19 名前:第2話 れいなとさゆの好きなもの 投稿日:2005/03/27(日) 13:37
おれはパパよりママが好き。
パパはえこひーきするから。
本当はそんな事ないんだろうけど。
平等だと思うんだけど。
それでもさゆに甘い気がする。

ママはえこひーきしない。
おれも怒られるし、さゆも怒られる。
どっちにも手加減無し。
さゆは泣き虫だからパパの所に逃げる。
………ずるい。
おれ?
おれは泣かないよ。
男の子だもん。がまんする。
20 名前:第2話 れいなとさゆの好きなもの 投稿日:2005/03/27(日) 13:38
さゆはママよりパパが好き。
だってママはすぐ怒るんだもん。
ちょっと?いたずらしただけなのに…
頭から角が二本生えて、鬼ババになるの。
まぁ、れいなもいっしょに怒られてるけど。

パパはね、さゆにはすごーく優しいの。
さゆがちょっと?悪いことしても笑って許してくれるの。
きっとね。パパはさゆの事が大好きなの。
だからさゆもパパのことだいすっき!!
21 名前:第2話 れいなとさゆの好きなもの 投稿日:2005/03/27(日) 13:38
一番好きな人
22 名前:第2話 れいなとさゆの好きなもの 投稿日:2005/03/27(日) 13:38

おれの、好きな子はぁー……
すっごい可愛いんだ。さゆなんかよりもずーっと。
笑った顔はお日様よりもまぶしくて。
おれにもさゆにも優しい子。

ただ…あの子は年が一個上だから、幼稚園のクラスが違った。
しかも来年は一年生になるんだって。
ピカピカのランドセルを背負って言ってた。
さゆはそれを見ながら「さゆはピンクのランドセルにするー!」とか
バカな事を言ってたけど…

あの子はだれって?
……あの子はねぇ………ないしょ。
23 名前:第2話 れいなとさゆの好きなもの 投稿日:2005/03/27(日) 13:38
さゆの好きな人はパパ!
誰よりもかっこいいの!
背も高いしね、スラッとしててぇー。
お顔もねかっこいいの。

だからね、ママはさゆのライバルなの。
だってね、パパに「パパと結婚したい!」って言ったら
「パパはママと結婚してるからさゆとはできないんだよ。」って言われた。
…ちょっとだけ悔しいけど、ママならゆるす。
だってパパはママが大好きなんだもん。

…それに、さゆが一番大好きなのはさゆだから!!
24 名前:桜桃 投稿日:2005/03/27(日) 13:56
第2話 れいなとさゆみの好きなもの、更新終了です。

れいなは冷めたガキっぽく、
さゆみはアホっぽく書いたつもりです。

>>13 名無し飼育さん様
ありがとうございます!
期待に応えられるか分かりませんが
私なりに頑張りたいと思います。
この作品を楽しんでもらい、みきやぐを少しでも
好きになって頂けたら光栄です。

>>14 名無し飼育さん様
ありがとうございます!
ほのぼの感がすごく良いと言われてウハウハです!
私もみきやぐ&いしよしはいつも妄想するほどの
大好物なんです!
あと何話かでいしよしは登場する予定です。


25 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/27(日) 21:49
ふたりとも個性を出しつつ子供っぽくて可愛いです♪
続きも楽しみにしています。まったり頑張ってください!

26 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/28(月) 13:54
れいながマセガキですごくかわいいですw
気になる子ってまさか…(・∀・)
家族設定がおもしろいのでこれからも期待してます!
27 名前:第3話 ママの憂鬱 投稿日:2005/04/05(火) 17:22

「よしっ!今日の晩御飯は美貴の大好きな焼肉だよ。」
「おれも焼肉すきー!!」
「さゆもぉー!!」

そう。今日の夜は焼肉。
土日は美貴がいるから、週に一回位焼肉になる。
もちろん焼肉はおいらも好き。
好きなんだけど……

毎回焼肉をすると問題が起きるんだよね……
きっと、今日も起きるんだろな…
28 名前:第3話 ママの憂鬱 投稿日:2005/04/05(火) 17:22
ジュージューと肉の焼ける音。
香ばしい匂いが部屋中に広がる。
……あとでファブリーズしなきゃ。

そして、焼肉奉行が一人。

「あっ、れいなまだそれ焼けてないからダメっ!」
「えーっ。」
「えーっ、じゃないの。もう。美貴がやるかられいなは待ってな?」
「おれも焼きたい。」
「いーの、いーの。美貴に任せとけって。」
29 名前:第3話 ママの憂鬱 投稿日:2005/04/05(火) 17:23
鼻歌交じりに肉を焼く美貴。
それに合わせて変な歌詞をつけて歌い出すさゆ。
正直、上手とは言えないけれど…
そこは目を瞑っておこう。

仲良く四人でホットプレートを囲んで。
上に乗ってる肉の数はあとわずか。
次第に美貴とれいなに火が灯る。

まるで、『絶対に負けられない試合がここにある』みたいな。

そして……最後の一枚。
30 名前:第3話 ママの憂鬱 投稿日:2005/04/05(火) 17:23
一枚の肉を目掛けてお箸が二つ。
当然、一つは勝者、一つは敗者となる。
男と男の仁義なき戦い。
果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか!?
31 名前:第3話 ママの憂鬱 投稿日:2005/04/05(火) 17:24
「「でりゃー!!」」

大きな叫びと共に、腕が肉へと伸びる。
そしてその肉は…
二人のお箸によって、上へと飛び上がる。
勿論勝負をしているのは、父親の美貴と息子のれいな。
つまり、大人と子供。

空中戦を制し、最後の一枚は美貴の口の中へ。

「んっ!やっぱり最後の一枚は一味違うね!」
32 名前:第3話 ママの憂鬱 投稿日:2005/04/05(火) 17:24
「ちょっと、美貴大人げな―――」

おいらの発言は遮られた。

そう、れいなの泣き声によって。

「うわぁぁぁぁーんっ!!パパのばかぁっっ!!」
「ちょっ、れいなゴメン!ゴメンって!」
「あーぁ、パパれいなのこと泣かしたー。」
「さ、さゆぅ……」
「だから、言ったでしょ!最後の一枚くらいれいなに譲りなさいよ!!」
「う、うぅ……」
33 名前:第3話 ママの憂鬱 投稿日:2005/04/05(火) 17:25
―――――――――――――――――――

「おれ、今日はママと寝るっ!!」
「えっ、ちょっと。美貴は?」
「じゃあ、さゆもママと寝るー!」
「だから、美貴は?」
「「パパは(お)外で寝れば?」」

ひ、ヒドイよ。れいなもさゆも。
そりゃ、美貴が最後の一枚を食べたのは悪かったけどさぁ…
仕様が無い。
ここは愛する妻に助けを…!
34 名前:第3話 ママの憂鬱 投稿日:2005/04/05(火) 17:25
「ねぇ、真里?み、美貴はどうすれば……」
「仕様が無いからリビングのソファででも寝れば?」
「それって酷くない?」
「だからいつも言ってるでしょ!!最後位れいなに譲れってっ!!」
「ご、ごめんなさい…」

焼肉をやる度に言われてました。
でもね、食べてる時にはそんな事忘れちゃうんだよ。
だって、焼肉が好きなんだもん。
はぁ、明日は日曜だっていうのに…どうしよ。

……そうだ!!!!!
35 名前:第3話 ママの憂鬱 投稿日:2005/04/05(火) 17:26
翌日昼過ぎ―――――――――

「ねぇ、ママ。パパはどこ行ったの?」
「さぁ。朝早くから出かけたけど…ママも分かんない。」
「パパは反省してんの?」
「さぁ……」

ったく。昨日怒らせた子供に心配までかけさすなっての。
…それにしても何処行ってるんだか。

「たっだいまぁーー!!」
「あっ、パパぁっ!!」

ドタドタと玄関に向かって走っていく二人。
相変わらず可愛いなぁ…
36 名前:第3話 ママの憂鬱 投稿日:2005/04/05(火) 17:27
「ちょっと、美貴何処行ってたの?」

子供二人を持ち上げる美貴に問いかける。
なにやら右手にビニール袋。
その中身は…

「美貴、お肉買ってきたからっ!」
「はぁっ!?」
「いやぁさ、昨日はれいなに譲れなかったから今日は譲ろうと思って。」
「…もしかして今日の晩御飯も焼肉…?」
「うんっ!!」
37 名前:第3話 ママの憂鬱 投稿日:2005/04/05(火) 17:27
うんっ!って…
何が悲しくて二日間焼肉なのよ…

「やったぁ!肉!肉!!」
「だろ、だろっ!?」

れいなは喜んでるし、美貴はそれを煽るし。

「やだぁ!!ぜったい、やだ!!」

さゆは駄々をこねるし。
おいらもさゆの気持ちは凄く分かるんだよ?
だけど、嬉しそうな二人を見たら…


あぁ、もう。誰か助けて……
38 名前:桜桃 投稿日:2005/04/05(火) 17:37
第3話 ママの憂鬱、更新終了です。

亀より遅い更新ですみません。
できればこれからは一週間に一度のペースで更新したいと思います。
…希望的観測ですが…(滝汗

初めてれいなを子供っぽく書けた気がします。
次回の更新では一気に色んな人たちを出す予定です。

>>25 名無飼育さん様
私の中ではれいなとさゆは個性が強い子供というイメージなので
それが出ているようで嬉しいです。
まったりペースでこれからも頑張りますっ!

>>26 名無飼育さん様
れいなの気になる子…誰でしょう?まぁ、そのうち出てきます。
家族設定が面白いですかっ!?ありがとうございます。
期待に応えられるよう頑張ります!
39 名前:名無し子 投稿日:2005/04/06(水) 00:26
ずっと読ませてもらってます!!すっげー面白い!!
作者さんのペースで更新頑張って下さい。
れいなが可愛いw 焼き肉に燃えるパパも可愛いw
ォイラも藤本家に入りたいものでつ(爆)
40 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/04/07(木) 09:45
確かにれいな可愛いですよ。真里ママも大変そうですが楽しそうですねw
次回は・・・あの人達が出るのかなぁと楽しみにしています。
無理せず作者様のペースで頑張ってくださいね。
41 名前:桜桃 投稿日:2005/04/10(日) 14:18
どうも、作者です。
今週は諸事情がありまして、更新できません。
ついこの間言ったばかりなのにすみません…(汗

来週は必ず更新します!
42 名前:第4話 藤本家の周りの愉快な人々 投稿日:2005/04/20(水) 21:15
さて、今回は美貴の周りの個性的な人たちを紹介したいと思います。
本当は本人達で紹介した方が良いんですが、何しろ人が多いもんで…
ではまずは美貴の親友の家族から…
43 名前:第4話 藤本家の周りの愉快な人々 投稿日:2005/04/20(水) 21:15

明るい吉澤家
   
44 名前:第4話 藤本家の周りの愉快な人々 投稿日:2005/04/20(水) 21:15
美貴の親友よっちゃんさん。
一応、吉澤家の大黒柱。まぁ、頼りないけど。
そして奥さんは梨華ちゃん。
学生時代からのネガティブな性格はあまり変わらないが、
( ^▽^)<ポジティブ!ポジティブ! が口癖らしい。
そして子供は二人。
美貴の家と同じように双子で男と女。
男は希美くんで、よっちゃんさんに似てやんちゃ。
女は亜依ちゃん。希美くんよりはしっかりしてるかな?
因みに二人はれいなとさゆの二個上です。
小学二年生になりました。
45 名前:第4話 藤本家の周りの愉快な人々 投稿日:2005/04/20(水) 21:16

マイペース飯田家
    
46 名前:第4話 藤本家の周りの愉快な人々 投稿日:2005/04/20(水) 21:16
美貴の仕事の先輩、飯田圭織さんのお宅です。
ここの家族はなんだかほのぼのしている。
まるで他と時間の長さが違うみたい。
飯田さんは仕事もできるし、美貴と違って絵も上手い。
だけど、時々よく分かんなくなる。
人はそれを『交信』と呼ぶ…
妻のなつみさんは北海道から上京してから何年も経つのに
未だに訛りが抜けていない。 (´ー`●)<そんなことないべさ。
子供は二人とも女の子。
愛ちゃんはなつみさんに似て訛りが凄い、小学三年生。
絵里ちゃんはれいなとさゆの一個上で最近一年生になったんだよ。
47 名前:第4話 藤本家の周りの愉快な人々 投稿日:2005/04/20(水) 21:17

個性的過ぎる後藤家
    
48 名前:第4話 藤本家の周りの愉快な人々 投稿日:2005/04/20(水) 21:17
先に紹介した二家族よりも個性的。
美貴のもう一人の親友、ごっちん。
その奥さんの亜弥ちゃんは美貴の従兄弟。
ごっちんはマイペース過ぎ。
亜弥ちゃんは自分のこと可愛いって言い過ぎ。 (‘ 。‘从<だって可愛いもん。
そしてこの家族は一番、子沢山。
…と言っても三人だけど。
上は双子。麻琴くんとあさ美ちゃん。
希美くんと亜依ちゃんと同い年。
下は里沙くん。絵里ちゃんと同い年。
子供達は…簡単には説明出来ないほど個性的です。
49 名前:第4話 藤本家の周りの愉快な人々 投稿日:2005/04/20(水) 21:17
その他の人々は…と言っても、
ここで紹介するのは二人だけ。
中澤さんと、保田さん。
中澤さんも保田さんも仕事が凄く出来る人。
実は、飯田さんもよっちゃんさんもごっちんも美貴も
中澤さんの部下なんだ。
でも、この二人は仕事は出来るんだけど……
恋愛の方はさっぱりなんだよね。 (`∀.´ )<そういう事言うんじゃないわよ!
それでも憧れる。
この二人は凄くかっこいいんだ。
部下の面倒見が良くて、人望が厚い。
そんな人たち。
50 名前:第4話 藤本家の周りの愉快な人々 投稿日:2005/04/20(水) 21:18
さて、美貴の周りの人々を紹介してきましたが…
美貴もみんなに負けない位、変わってるかもしれないですね。

えっ…紹介がいい加減過ぎる?
そこは気にしないでください。
きっとその内にみんなちゃんと出てくるので…
51 名前:桜桃 投稿日:2005/04/20(水) 21:29
第4話 藤本家の周りの愉快な人々、更新終了です。

先週は諸事情により更新できなくてすみませんでした。
一生懸命みなさんに楽しんでもらえるよう頑張ります!!
ただ…ネタが尽きたら更新に間が開くかもしれません…(滝汗

そして、今回。美貴視点で書いたのですが、
本当にいい加減ですみません。すみません。
次回みなさんが出てくる時には必ず…!!

>>39 名無し子様
面白いと言って頂きありがとうございます。
とにかくれいなと美貴の関係は馬鹿みたいに可愛いを
目指しているので、可愛いという発言はとても嬉しいです。

>>40 名無飼育さん様
真里ママは大変なんです。誰よりも。
でもそれが、美貴と結婚し、子供を産んだ宿命なんです(笑
きっと他の家族の奥さんもみんな大変でしょうね。



52 名前:名無し飼育さん 投稿日:2005/04/22(金) 13:27
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
それぞれの家族構成ですかぁ・・・いいですねぇ。
私の妄想の世界がどんどん広がって行きますねぇw
今後も楽しみに待ってますので、頑張ってください。
53 名前:第5話 パパは主夫っ!? 投稿日:2005/04/29(金) 21:04

「ママね、明日日帰り旅行してくるから。」
「「えっ!?」」

突然ママは日帰りの旅行に行くと言い出した。
絵里のママやのんちゃんのママ、まこっちゃんのママと行くらしい。

でも、一つ困った事がある。
…それは、食事。
勿論いつもはママがしてる。
でも、明日は居ない。

……ということは……
54 名前:第5話 パパは主夫っ!? 投稿日:2005/04/29(金) 21:04
「パパがご飯作るからね!」
「「パパじゃヤダぁっ!!!」」
「何言ってんの。美貴の作るのはうまいぞ〜」

パパの料理を上手いと思う人は
パパ以外にいないからっ!!

「「ママ、行かないでぇ…!」」

必死の願い。さゆと共に。
目には涙を溜めて上目遣い。
これが、年上の女性を落とすコツ。
55 名前:第5話 パパは主夫っ!? 投稿日:2005/04/29(金) 21:05
だけど、ママには通じない。
…当たり前だけど。

「まぁ、明日一日だけだし。死にはしないよ。」


そして、翌日。
地獄のような一日が始まったんだ。
56 名前:第5話 パパは主夫っ!? 投稿日:2005/04/29(金) 21:05
朝ごはん。
基本的にはうちの家はパン。

パンと言ったらそう、焼くだけ。
焼いて、ジャムやバターを塗る。それだけ。

…それだけなのに、この黒いモノはなんだろう。
パパはニコニコ。さゆは大泣き。

「さっ、れいな。早く食べな?」
57 名前:第5話 パパは主夫っ!? 投稿日:2005/04/29(金) 21:05
昼ごはん。
今日のお昼はスパゲッティ。

勿論、茹でるだけの簡単クッキング。
……なのに。

パクッ。モグモグ。
……パパ、俺、今にも天国に昇れそうだよ。
本当に一瞬、意識が飛んだよ?
58 名前:第5話 パパは主夫っ!? 投稿日:2005/04/29(金) 21:05
夜ごはん。

「「ねぇ、パパ。お弁当とか買わない?」」
「買わない。」
「「どうして?」」
「だって、たまには美貴の手料理食べさせてあげたいし。」
「「朝と、昼で十分だよ。」」
「いや、今日で一番の料理を食べさせてあげるよ。」
「「…夜は何?」」
「カレーライス。」

まだ、まともに作れるかもしれない。
59 名前:第5話 パパは主夫っ!? 投稿日:2005/04/29(金) 21:06
……だけど。

「「いただきまーす……」」

うっ!!こ、この味は……

「パパ、何、入れたの?」
「隠し味にカレーのルーを入れてみました!」
「ってことは…ほとんどは……?」
「うん。チョコレート。」
60 名前:第5話 パパは主夫っ!? 投稿日:2005/04/29(金) 21:06
「ただいまーっ!」
「「おかえりぃぃぃぃ!!!」」

さゆと二人してママにダイブ。
もう、あんな思いはしたくない。
涙ながらに訴えようとするんだけど。

「あれ、涙が出るほど美貴の料理おいしかったの?良かったねっ!!」

ママはパパの料理が好きだという。
……ママって味音痴?
で、イチャつくなこのバカ夫婦!

とりあえず、病院には行かなくて良かったです。
61 名前:第5話 パパは主夫っ!? 投稿日:2005/04/29(金) 21:06
一方その頃……

「ただいま、ごっちん!」
「おかえり。」
「ご飯、大丈夫だった?」
「あっ。う―――」
「「「あのねーっ!!!」」」

後藤の発言なのに。
この子供らは。
まぁ、可愛いから許すけど。
62 名前:第5話 パパは主夫っ!? 投稿日:2005/04/29(金) 21:07
「「「ママより全然!おいしかった!!」」」

ちょっ、ちょっと待って。
言うのは簡単だけど、とばっちりを受けるのは後藤なんだけど…
あっ、三人とも逃げんなっ!!

「ふ〜ん…ごっちんって料理上手だもんね。」
「えっとぉ…」
「あ・た・し・な・ん・か・よ・り・も・ね!!」

………。
マズイ。マズイぞ、この状況は。

「…亜弥ちゃんの手料理が一番おいしいです。」
「だよねっ!!」
63 名前:桜桃 投稿日:2005/04/29(金) 22:20
えっと…色々とごめんなさい(汗
どうしても美貴パパは料理が上手いというイメージが無くて…
ただ、焼肉だけは天才的ですが!!

今回はれいなの視点です。
次回は、パパとママの過去の話を書こうか
どうしようか迷ってます。

>>52 名無し飼育さん様
妄想の世界が広がりますかっ!?
では、その一部を私にご提供をっ!!(ヲイ
何か書いて欲しいネタがあったらどんどんお願いします。
これからも頑張ります!
64 名前:名無し飼育@携帯さん 投稿日:2005/05/01(日) 08:12
一つアドバイス(注文)話の1番最初に誰視点か書いてほしい。 図々しくてゴメソ。
65 名前:マルタちゃん 投稿日:2005/05/04(水) 22:34
更新お疲れ様です。
いつも楽しく読ませてもらってます。
次回は美貴パパと真里ママの過去の
お話。是非是非っ読みたいです!
更新楽しみにしてます。
66 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:12

「ねぇ、パパ?」
「ん?何、れいな?」
「パパとママってどうやって出会ったの?」
「れっ、れいな……」
「………?」
「れいなもそういうのが気になるお年頃なんだねっ!」

……聞かないほうが良かったかも。
でも、知りたいし。

「そうだなぁ、あれは―――――」
67 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:12
あれは、大学に入学して二ヶ月が経った頃。
大学の近くの穴場の定食屋さんでだ。

「あれっ?藤本君?」
「あっ…いし、かわさんだっけ?」
「もう、同じ講義受けてるんだからちゃんと覚えててよ。」
「ごめん、ごめん。」
「ここ、よく来るの?」
「あぁ、最近見つけたんだ。」
「あたしはねぇ、教えてもらったの。」
「…誰に?」
「う〜んと。あっ、来た。」
68 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:14
そう言った彼女の目線を辿ると、一人の小柄な女性。
その時印象的だったのは、金髪に負けない位の眩しい笑顔。

「もぅ!まりっぺ遅ーい。」
「ごめん。梨華ちゃん。ちょっと長引いちゃってさ。」
「じゃあ今日はまりっぺの奢りで!」
「マジでぇ〜…」
「あの…?」
「あっ、紹介するね。こちらは矢口真里さん。年は二個上だけど二年生。」
「うるさい、アゴン。奢んねぇぞ。」
「どうも、藤本です。よろしくお願いします。」
「あ、こちらこそ。矢口真里です。よろしく。」
69 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:14
どうやら彼女は一年浪人したらしい。
だから年は二個上でも学年は一つ違い。

石川さんの紹介で、メルアドの交換もした。
何故かその時石川さんに『梨華ちゃん』でいいよとか、言われたけど。

二人は古くからの付き合いだと言っていた。
つまり、美貴の友達のよっちゃんさんとは幼馴染ってことか。
梨華ちゃんはよっちゃんさんと付き合っていて、
矢口さんは今はフリーらしい。
70 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:14
それから月日は流れに流れ、半年が経過した。
矢口さんからの呼ばれ方も『藤本君』から『美貴』に変わった。
大分打ち解けて、外でも遊ぶようになった。
よっちゃんさんや梨華ちゃんもいない、二人っきりで。

最近矢口さんを意識し始めた。
いや、初めて出会った時からかもしれない。
あの時はただ、気付かなかったんだ。

意識し始めたら止まらない。
こうやって二人で居る時だって、会話なんか頭に入らない。
美貴の頭を占領してるのは、矢口さんの笑顔と声。
71 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:16
「ちょっと、美貴。聞いてる?」
「えっ、あぁごめん。ちょっと他事考えてて。」
「ふ〜ん……」

やっべ。怒らせちゃったかも。
謝っといた方が、いいよね?

「あっ、その…ご―――」
「おいら帰る。」
「へっ?」
「バイバイっ!!」
「ちょっとぉ……どうすればいいのさ……」
72 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:17
――――――――――――――――――――――――――

「ってなっちゃったんだよー!!助けてよっちゃんさんっ!!」
『そりゃ、怒られるの当たり前だろ』
「何で?」
『誰だってデート中に上の空だったら怒るだろ。』
「デートって…美貴達は付き合ってるわけじゃないし…」
『異性と二人で遊びに行くのはデートなのっ!!』
「ねぇ…どうすればいい?」
『さぁ?素直に謝って自分の気持ち、伝えれば?』
「そんな事出来るわけ無いだろっ!」
『はいはい。じゃ、切るから。』

ツーツーツー
73 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:17
翌日。

やっべぇな…ホント、どうしよう…
気まずいままなんて嫌だし、かといって告白なんて…

「よぉ、美貴。告白する決心はできたか?」
「…出来るわけないじゃん。」
「でも、おめぇよぉ。このままじゃ何も変わんねぇぜ?」
「………。」

分かってるよ。そんな事。
だけど、怖いんだ。今までの恋愛とは違って本気だから。
本気だから、振られるのが怖いんだ。
74 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:17
でも、このままじゃいけない。
伝えよう。美貴の気持ちを矢口さんに。

たとえ結果がどうであろうと、知ってもらいたい。
矢口さんに美貴の想いを。
75 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:18
―――――――――――――――――――――――――

「何?いきなり呼び出して。」
「えっと……その……」

やっぱり、本人を前にすると言葉が出なくなる。

「おいら、次の講義あるから行くよ?」
「ちょっと待って!すぐ、終わるから。」
「……じゃあ、早く。」
「うん………」
「…ねぇ、おいら達もう二人では会わない方がいいかもね。」
「えっ…」
「だって美貴、好きな人いるんでしょ?」
76 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:18
えっ、もしかして矢口さん、勘違いしてる?
違うよ。美貴が好きなのは貴女なんだよ。
気付いて。どうか、美貴の想いに。
…そのためには自分から発しなきゃ。

「美貴が好きなのは…矢口さんです。」

この前だって、他ごとと言ったって、
ずっと矢口さんのことを考えてた。
美貴はもう…矢口さんしか見えないんだ。
77 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:18
「ぐすっ……。」
「ちょっ!矢口さん!?」
「…好きなのは、おいらだけかと思った。」

いつも上の空で、誰かおいらの知らない人の事を
考えてると思ったんだ。
それがずっと、寂しかった。
彼女は続けた。

何だ。一緒じゃん。
美貴の気持ちも、矢口さんの気持ちも。
78 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編) 投稿日:2005/05/06(金) 22:18
「…良かったぁ。」
「……?」
「振られるの、覚悟してたから。」
「…美貴。」
「ん?」
「愛してる。」
「ん。美貴も、愛してる。」

やっぱり、言って良かった。
このまま言わなかったらこんな風にはならなかったし。

腕の中の矢口さんの温もりを感じながらそう、思ったんだ。
79 名前:桜桃 投稿日:2005/05/06(金) 22:30
第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(前編)、更新終了です。

今回は前編と後編に分けてます。
前編は出会い。後編は結婚、出産になってます。
もしかしたら後編は長くなるかもしれません。

>>64 名無し飼育@携帯さん
とりあえず、更新の最初のメール欄に視点を書いてみました。
これでどうでしょうか?
何か注文があったらいつでも言ってください。

>>65 マルタちゃん
楽しく読んでいただいてるようで…ありがとうございます。
過去編はもう少し続きます。
期待に応えられるよう、頑張ります。
80 名前:桜桃 投稿日:2005/05/06(金) 22:32
すっ、すいません!!
レスの返事で、様を付け忘れてしまいました。
>>64 名無し飼育@携帯さん様
>>65 マルタちゃん 様
本当に申し訳ございません。
81 名前:みきみき 投稿日:2005/05/13(金) 22:01
お〜おもしろい!!最高♪
82 名前:マルタちゃん 投稿日:2005/05/14(土) 00:45
更新お疲れ様です。
様はつけなくて平気ですよぉ。
過去のお話いいですねぇ、後編も楽しみにしてます。
83 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:34
あれから長い時間が過ぎた。
その間ずっと矢口さんと一緒にいた。
大きな休みの日は、矢口さんが美貴の家に来てくれて。
料理なんかも作ってくれて。
お風呂にも一緒に入ったりなんかして。
肌を重ねた事も何度もある。

一日一日が凄く幸せで、可笑しい位だった。
ずっと、このままの状態が続くんだと思ってた。
…あの日までは。
84 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:35
「どしたの?矢口さん。急に呼び出したりして…」
「…ごめんね?」
「いや、平気だけどさ。」

彼女は俯いていてよく表情が見えないが、
声の震えからして緊張しているのは分かった。
だが、何を緊張する事があるんだろう?

「あっ、あのさ…驚かないで聞いてくれる?」
「う、うん?」
「あっ、あのね……」

妊娠したかもしんない。
85 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:35
へっ?
妊娠?誰が?誰の子を!?

「だから、おいらが美貴の子を。」
「びょ、びょ、病院は!?」
「まだ行ってない…」

えーっと、矢口さんが言った事をまとめると…
・先月、生理が来た以来で、今月はまだない。
・予定よりも三週間も遅れている

「と、とりあえず病院!病院行こっ!!」
86 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:35
「おめでとうございます。妊娠二ヶ月ですね。」

大きな総合病院の産婦人科にて。
いやいやいや。そりゃおめでとうだけど。
美貴たち二人には、とっても大きな問題が…

「お二人とも、学生なんですね。」

そう、そこ!!

「産むか、産まないかはお二人でじっくり話し合ってください。」
87 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:35
「…ごめん。」
「えっ……?」
「だって、美貴がちゃんと避妊してなかったから…」
「………。」

本当はこんな事言ってちゃいけない。
今、考えなきゃいけない事は別。

「美貴はさぁ、どっちがいい?」
「えっ…?」
「産んで欲しい?それとも産まないで欲しい?」

そんなの、決まってる。
88 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:36
「産んで、欲しい。」
「…そっか。」

でも、美貴は矢口さんの人生を狂わせてしまったんだ。
だから、父親になる資格なんかないんだ。
そりゃあ、いつかは矢口さんと…とか思ってたけど。
それ位真剣に考えてたけど。
それでも、彼女の人生を狂わしたのは事実だ。

「おいらも産みたい。」
「………。」
「美貴の子供、産みたいな。」
89 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:36
「っ!産んでよ!美貴、頑張るから!!矢口さんの為なら!何でもっ!!」

涙ながらにそう叫んだ。
うん。この言葉には嘘は無い。
矢口さんの為なら何でもする。

好きだから。愛してるから。
世間の人は、美貴たちに対して冷たい視線を向けるかもしれない。
でも、強くなるから。
矢口さんの為に。これから産まれる子供の為に。
美貴は強くなる。
大切な人たちを守るために。
90 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:36
――――――――――――――――――――――――

ここは、矢口さんの実家。
美貴の前には矢口さんのお父さん。
美貴の周りには、美貴の両親と矢口さんの両親

「娘には普通の幸せを掴んで貰いたい。」

その為には、大学をきちんと卒業して就職して、
ちゃんとした仕事を持った人と結婚して欲しい。
君はまだ、学生だ。
就職だってできるかどうかわからない世の中なんだ。
今の君に、娘を幸せにできるのか?
91 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:36
「僕はまだ学生です。年下だし、頼りないかもしれません。」

でも、娘さんの事は本気なんです。
こんなにも人を愛しいと思ったのは初めてなんです。
確かに学生だから、ちゃんとした生活ができないかもしれません。
それでも、一緒に居たいんです。
浮気?する訳ないじゃないですか!
僕は絶対に娘さんを悲しませる事だけはしません。

「美貴……」
「だからっ、娘さんを僕にください!」
92 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:36
「…分かった。」
「え……」
「結婚を許したくは無いのだがね。」
「はぁ。」
「でも、君の瞳を見れば真剣さ位分かる。」

娘も、君の事を愛しているようだし。
正直、嫌だが仕様が無いだろう。

お義父さんは続けた。
93 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:37

「ただし、娘を傷つけたりしたら、命は無いと思え。」
「はいっ!!」
「…あと、これからのことなんだが。」
「はい。」
「君がきちんと大学を卒業して就職するまでは、お金も援助しよう。」
「!!!!ありがとうございます!」
「だが、ちゃんと良い所に一発で決めろよ。」
「はい!」
「娘に惨めな思いはさせたくないからな。」
「はい!必ず、二人で幸せになります!」
「よし。」
94 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:37
いいか。君はまだ半人前だ。
子供が産まれても不便な事が多いだろう。
その辺りは私達も手伝おう。
だがそれは君が大学を卒業するまでだ。
それまでは準備期間だと思って、
立派な父親になるための準備をしなさい。


…今でも心に残ってる。
お義父さんのあの言葉。
お義父さんのおかげで、美貴は父親になることができました。
95 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:37
「ってな訳!どう?美貴と真里の思い出は?」
「別に。」
「別にって、れいなは冷たいなぁ。」
「のんちゃんのパパとママは幼馴染だったの?」
「そうだよ。」
「ふ〜ん。」

そっか、じゃあ。あいつとも…

「絵里ちゃんとれいなみたいに仲が良かったよ。」
96 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:37
!!!!!
「な、何言ってんだよパパっ!!」
「はっはっはっ。」
「何二人で話してるの?」

あっママ。
ちょっと、パパ言わないで!
ママには言わないで!!

「うんとね、恋の話をしてたんだよ。」
「恋の話?」
「あぁ。れいながね……」
97 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:38
「わぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「ちょ、れいなどうしたの!?」

ママはあっちに行って。
これは男同士の話なんだから。
ママの背中を押して、台所へ。
そしてまたパパの元に戻る。

「パパ、言わないでよ?」
「何を?」
「だから…その……」
98 名前:第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編) 投稿日:2005/05/15(日) 23:38
「あぁ、絵里ちゃんのことね。」
「わぁぁぁ!!」
「分かってるよ。誰にも言わない。」

本当だぞ。秘密だぞ。
約束だぞ。喋っちゃいけないんだぞ。
ママにもさゆにも誰にも言っちゃダメ!

「あぁ。男同士の約束な。」
「うんっ!男同士の約束だっ!!」
99 名前:桜桃 投稿日:2005/05/15(日) 23:49
第6話 出会ったのは偶然?いや、きっと必然。(後編)、更新終了です。

後編で、結婚と出産について書くとか言いましたが、
あんまり触れてません。
楽しみにしてくださった方、申し訳ございません。
あと、美貴たち親の年齢は気にしないで頂けると嬉しいです(笑
そして、次回はもう一つのメインの吉澤家について書きたいと思います。
…が、諸事情のため、次回の更新は少し遅れます。
なるべく早めに更新したいとは思います!

>>81 みきみき様
面白いと言って頂き、ありがとうございます。
これからも楽しんでもらえるよう精進を続けます。

>>82 マルタちゃん様
前回のレスは本当に申し訳ございませんでした。
今回の後編も楽しんで頂けたら光栄です。
100 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/05/16(月) 23:29
お義父さん…素敵だw
ちなみにれいなくん可愛すぎですねw
101 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/05/19(木) 19:43
とってもおもしろいです!!
絵里ちゃんスキなれいなめっちゃかわいぃvv
4期一家も楽しみにしてます。

それでは、更新待ってます。
102 名前:みきみき 投稿日:2005/05/19(木) 21:47
矢口パパにわ本当に感謝です!!感動した!!
103 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/05/19(木) 21:56
お義父さん素敵ですねw
もうひとつの一家のお話も楽しみです!?甘いのかなぁ。
まったり作者様のペースで頑張ってください。
104 名前:古賀 投稿日:2005/05/26(木) 13:23
一気に読ませていただきました。
藤本家いいですねぇ。幸せ家族って感じで。
あと後藤家が、一瞬だったのにホントに濃かった…(笑)
105 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/01(水) 17:54
更新、ずっとずっと、待ってますよ。
106 名前:第7話 もう一つの主役、登場!! 投稿日:2005/06/04(土) 01:20
物語の主役、藤本家。
実はその家族に負けない程の賑やかな家族がいる。

それは―――吉澤家。
家族構成は、父のひとみ。母の梨華。長男の希美、長女の亜依。
子供達は双子の小学二年生である。
やんちゃで悪戯大好きな子供達だ。

では、ちょっとだけこの家族の生活を覗いてみよう。
107 名前:第7話 もう一つの主役、登場!! 投稿日:2005/06/04(土) 01:21
「のんちゃん、亜依ちゃん起きてー!!ごはんよー!」
「「はーい!!」」

朝から賑やかな声が飛ぶ。
二つの小さな影がトコトコと階段を降りてくる。

「パパは?」
「「ねてるー。」」
「まだ寝てるのっ!?」
「「うん。」」

もう、毎日毎日ちゃんと起きてくれないんだから。
108 名前:第7話 もう一つの主役、登場!! 投稿日:2005/06/04(土) 01:21
二階に上がり、目の前で寝ている人の顔を見下ろす。
そして――ドゴォッ!!――腹に蹴りを一発。

「ぐはっ!!なっ、何?梨華ちゃん?」
「よっすぃー、おはよ。もう朝だよ?」

あくまで優しい声で、顔も笑顔で。
……目だけは別だけど。

「…ごめんなさい。」
「よし。」
109 名前:第7話 もう一つの主役、登場!! 投稿日:2005/06/04(土) 01:21
「でも、仕様が無いじゃん。昨日は夜遅くまで愛ある行為を…」
「よっすぃ?」
「はい?」
「早く起きようね?」
「……はい。」

よし。これで朝の大変な仕事の内一つは終了。
まだまだ朝の戦いは長いんだよね。
とりあえずは、あの二人を見送るまで。
110 名前:第7話 もう一つの主役、登場!! 投稿日:2005/06/04(土) 01:21
「ママー。ご飯トイレくさ〜い!」
「くさ〜い!」

ねぇ、そんな臭いしないから。
読者のみなさんに勘違いされるから私。
お願いだから黙って食べてよぉ…

「はいはい。ほら、希美も亜依も早く食べな?遅刻するよ。」
「今まで寝てた人に言われたくないよ。パパ。」
「ぐっ…」
「パパこそ、遅刻するよ?」
「ぐっ……」
111 名前:第7話 もう一つの主役、登場!! 投稿日:2005/06/04(土) 01:22
朝ごはんを食べながらの会話。
私はこの時間が凄く好き。
他の三人に翻弄されるけど、楽しいし。
よっすぃと子供二人の会話も面白い。
父親なのに、子供に言い負かされてるしね。

やっぱり、何よりも家族と居る時が幸せで。
それを実感するたびに、結婚して良かった。
二人を産んで良かったと、心から思うの。

「さぁ、二人とも。早くしないとまこっちゃん達来るよ。」
112 名前:第7話 もう一つの主役、登場!! 投稿日:2005/06/04(土) 01:22
ピンポーン。

「「のんちゃん、亜依ちゃん、おはよー!!」」
「「おはよー!!」」

同い年のまこっちゃんと、あさ美ちゃんが迎えに来る。
この四人は仲良しでいつも一緒。

「「では、いってきまーす!!」」
「いってらっしゃい。」

笑顔で見送る。
そして、可愛らしい四人に笑顔の返事。
113 名前:第7話 もう一つの主役、登場!! 投稿日:2005/06/04(土) 01:22
「さて、俺もそろそろ出なきゃな。」
「あっ、お弁当!はい。」
「ん。サンキュ。」

ほんの少しの時間だけど、今、この家には二人だけ。
恋人気分を満喫したっていいじゃない。
心を込めて作った愛妻弁当をよっすぃに手渡す。

「毎日毎日ありがとね。」
「…ううん。私はよっすぃの為に何かをしたいだけだから。」
「それなら、いつもしてくれてるじゃん。色々と。」
114 名前:第7話 もう一つの主役、登場!! 投稿日:2005/06/04(土) 01:22
でもね、よっすぃと居て、どんなに幸せな時間でも
忘れられない事が一つだけある。もう、八年が経つのに。

「ねぇ、よっすぃ?」
「ん?」
「私、幸せよ。」
「うん。俺も幸せ。」
「だからこの幸せがいつまでも続いて欲しいの。」
「うん。」
「でも、子供達がいつかアノコトを知ったら…」
「大丈夫。あの子達は強いから。だって俺らの子供だよ?」
「…そう、だよね。」
「うん。だから、大丈夫だよ。」
115 名前:桜桃 投稿日:2005/06/04(土) 01:36
第7話 もう一つの主役、登場!!、更新終了です。

短くてすみません。
そして、お待たせしてしまってごめんなさい。
また次の諸事情までは、週一ペースで頑張りたいと思います。

そして、こんな話(例えば、子供達の話や、後藤家等)が見たい!
というものがあったら、ご遠慮なくどうぞ。
一生懸命書かせていただきます。

>>100 名無飼育さん様
お義父さんは素敵な人になるよう書いたので、
その言葉はとても嬉しいです。

>>101 名無飼育さん様
おもしろいというお言葉ありがとうございます。
れいなと絵里は温かい目で見守ってあげてください。

>>102 みきみき様
感動したなんて、お言葉を私なんかが貰っても良いのでしょうか?
…ありがとうございます。これからも頑張ります。

>>103 名無飼育さん様
矢口パパは娘のことを心配してくれるいいお父さんです。
吉澤家は甘めにいきますが、シリアスな部分もあります。

>>104 古賀様
実は、私も古賀様の作品を拝見させていただいてます。
楽しんで頂けてるようで幸いです。

>>105 名無飼育さん様
お待たせして申し訳ございません。
これからは週一ペースで頑張ります。
116 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/04(土) 23:55
更新お疲れ様です。作者様のペースでがんばってくださいね。
すっごく気になる甘い二人…
まったり次回の更新をお待ちしています。
117 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/05(日) 16:05
この話すっげ〜スキ。

子供達の恋愛もっと見たい。

作者サマ頑張って。
118 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/10(金) 09:14
おもしろ家族ばかりですねw
個性的な後藤家の1日が見てみたいです。飯田家も気になるなぁ。
119 名前:第8話 このドキドキは止まらない 投稿日:2005/06/12(日) 22:54
今日は日曜日。
みんながお休みで嬉しい日だ。
何もしないでゆっくりできる。
…なのに。

「ねぇ〜れいなぁ。公園行こうよぉ〜。」

服を引っ張りながらごねるさゆ。
何でそんなに行きたいんだろうか。
特に今日なんて暑いのに。

「れいなぁ〜。」
120 名前:第8話 このドキドキは止まらない 投稿日:2005/06/12(日) 22:54
「うっるさいなっ!一人で行けばいいじゃん!」
「っく…ひっく…ぅわーん!!」

うわっ!ちょっ、泣くなよ。
さゆの泣き声がしたら―――

「こらぁ!れいなぁ!!可愛いさゆに何すんだ!」
「ちょっとぉ!?美貴っ!?」

やっぱり来たよパパとママ。
121 名前:第8話 このドキドキは止まらない 投稿日:2005/06/12(日) 22:54
「っく…ひっく…れ、れいなが…」
「うん。うん。よし。パパがやっつけてやる。」
「いいの…絵里と行くから。」
「ホント?パパが行こうか?」
「いらない。」

!!!!!
えっ、絵里ぃ!!!???
…俺も行く。
女の子二人じゃ危ないし。
122 名前:第8話 このドキドキは止まらない 投稿日:2005/06/12(日) 22:55
「俺も…行く。」
「ほんとに!?」

…ちょっと待て。
何でもう涙が止まってんだよ。
何でそんなに笑顔なんだよ。

いつも可愛い、可愛いって言ってて
腹立つことたくさんあるけど。

まぁ、さゆのこういうトコは結構好きかも。
123 名前:第8話 このドキドキは止まらない 投稿日:2005/06/12(日) 22:55
「えーりー!遊ぼっ!!」
「あっ、さゆ!うん。遊ぼ!」
「ねぇねぇ、公園に行こ?」
「うん。行こ、行こ。」

やっぱり絵里はお姉さんだなって思う。
さゆが我侭を言っても、聞いてあげる。
そういう所は里沙も似てる。
やっぱり一つ、年上なんだ…
俺よりずっと大人な気がする。
124 名前:第8話 このドキドキは止まらない 投稿日:2005/06/12(日) 22:56
「やったー!ブランコ空いてる!!」

さゆが騒ぐ。
それに合わせて絵里も。
俺は乗らない。
だってブランコは二つしかないから。
やっぱレディーファーストでしょ。

…まっ、ちょっとは乗りたいけどね。
まだ、そういう子供心があるんだよ。
俺にも。
125 名前:第8話 このドキドキは止まらない 投稿日:2005/06/12(日) 22:56
「れいな、乗る?」
「いいの?」
「うん。」

絵里と換わる。
夕暮れの公園。
目の前には大好きな子。
ギーギーという鈍い音。
ブランコが揺れる度に近づく距離。
すごく、すごくドキドキする。
そんなシチュエーションの中に居る。
126 名前:第8話 このドキドキは止まらない 投稿日:2005/06/12(日) 22:56
「もう、暗くなったし帰ろ?」
「う――」
「うんっ!!」

これで、二人きりだったら。
どんなに良かっただろうか?
肝心な時に邪魔をする、俺の片割れ。
まぁ、まだいいけど。
俺もさゆも絵里もまだまだ子供だし。
もう少し、大きくなるまではこういう関係もいいかもしれない。
127 名前:第8話 このドキドキは止まらない 投稿日:2005/06/12(日) 22:57
前で手を繋ぐ二人。

「…れいなも。」
「う、うん。」

俺よりも少しだけ大きな手。
俺よりも少しだけ大きな背。
いつか追い抜いてみせるから。
今はまだ小さいけど、大きくなるから。
だから今は、これでいい。

右手から感じる絵里の体温が凄く心地よかった。
128 名前:第8話 このドキドキは止まらない 投稿日:2005/06/12(日) 22:57

「あれ…?二人とも顔赤いよ。熱?」

…さゆのバカ。
129 名前:桜桃 投稿日:2005/06/12(日) 23:08
第8話 このドキドキは止まらない、更新終了です。

れいながマセガキ過ぎますね。
こんな幼稚園児がどこにいるんでしょうか?
…まぁ、頭もそれなりに切れて良いということで…
自分の周りにこんな園児がいたら殴りそうです ⊂(VvV川<ダメだろ

>>116 名無飼育さん様
今回はあまり甘い二人を書けなかったので、
次は書けるように頑張ります。

>>117 名無飼育さん様
子供達の恋愛というか、れいなの恋愛を書いてみました。
こ、こんなのでどうでしょうか?

>>118 名無飼育さん様
実は、後藤家は練っていたネタがあるんです。
次回の更新で書けると思います。


 
130 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/13(月) 13:48
二人ともって!!(*´Д`*)ポワワ
れいなくん可愛すぎですw
131 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/15(水) 18:26
ここ限定れいなくんファンの者です。
またトキドキれいなくんの恋愛の進行状況を教えて下さい。

もちろん、大人の方々の話もダイスキです。
更新頑張って下さい!
132 名前:みきみき 投稿日:2005/06/15(水) 20:24
おもしろい♪れいな君ファイトーーー☆
更新頑張ってね!!!
133 名前:第9話 パパだ〜いすき!! 投稿日:2005/06/19(日) 23:07
「ただいまー。」

いつものように家へ真っ直ぐ帰る。
残業がない限りは殆ど同じ時間だ。

「「「「おかえりー!」」」」

いつもの返事。
三人の子供に、後藤の大事な奥さん。
後藤が帰ると、いつも笑顔で迎えてくれる。
とても温かくて優しい家族だ。
134 名前:第9話 パパだ〜いすき!! 投稿日:2005/06/19(日) 23:07
「ごっち〜ん!はい、お帰りのちゅー。」
「ん……」

もう何年もずっと一緒に居るから
最初は恥ずかしくて堪らなかったけど。
こんな亜弥ちゃんにもすっかり慣れてしまった。
一応言っとくけど、慣れたい訳でもなかったよ?

まぁ、今でも子供が目の前に居るから
少しは亜弥ちゃんにも羞恥心を持って貰いたいけどね。
135 名前:第9話 パパだ〜いすき!! 投稿日:2005/06/19(日) 23:07
「パパ!あたしにも!!」
「はいはい…」

娘のあさ美。
亜弥ちゃんに負けずに後藤にキスを迫ってくる。
まぁ、キスはキスでも口にすると
亜弥ちゃんが怒るからほっぺに。

された側のあさ美は耳まで真っ赤。
その姿がとても可愛らしい。
136 名前:第9話 パパだ〜いすき!! 投稿日:2005/06/19(日) 23:08
男の子二人は、そんな様子をニヤニヤしながら見てる。
多分、こういうのを見てからかうのが
好きな年頃なんだろう。

お陰で後藤は毎日からかわれてしまう。
何故か亜弥ちゃんはその二人を煽っている。
たまには助けてくれたっていいじゃん。
137 名前:第9話 パパだ〜いすき!! 投稿日:2005/06/19(日) 23:08
さすがに夜は子供達も寝て、二人っきりの時間。
要するに、夫婦で色々楽しむ時間だよ。
いくら子供が三人いるとはいえ、
後藤も亜弥ちゃんもまだ若いからね。
たまには夫婦の時間を満喫したい。
138 名前:第9話 パパだ〜いすき!! 投稿日:2005/06/19(日) 23:08
……カタ。

「ねぇ、ごっちん…今何か物音した…」
「…そう?」
「うん…」
「…気のせいだよ。…続き、するよ?」
「!ちょっ、待って!!」

亜弥ちゃんの言葉に動きが止まる。
やっぱり、何か気配を感じたらしい。
まだ、これからなのに…
139 名前:第9話 パパだ〜いすき!! 投稿日:2005/06/19(日) 23:09
「んぅ…パパぁ……」

眠そうに目を擦りながらパジャマを引き摺って
部屋に入ってこようとするあさ美。

後藤はまだしも亜弥ちゃんは服を着ていない。
目で早く着るように促して、
亜弥ちゃんにこっそりパジャマを渡す。
因みに後藤家のパジャマはみんなでお揃い。

幸い、部屋は小さな電気が点いてる程度。
140 名前:第9話 パパだ〜いすき!! 投稿日:2005/06/19(日) 23:09
「ど、どうしたの?あさ美。」
「あたしもパパと寝る。」

…やっぱり。
あさ美は週5のペースで後藤と一緒に寝たがる。
だから、夫婦としては残りの2を大事にしたいんだけど。

横の亜弥ちゃんを見ると、パジャマはもう着ていた。
ただ、顔は膨れっ面だけど。
…今日は我慢しよ?
お互いにアイコンタクト。
141 名前:第9話 パパだ〜いすき!! 投稿日:2005/06/19(日) 23:09
そして、あさ美を真ん中にして寝る。
ダブルベッドに三人だけどあさ美はまだまだ小さいから
少し窮屈なだけだ。

でも、この窮屈が嬉しかったりする。
あさ美はしっかり後藤に抱きついて。
後藤の腕に頭を乗せて。
もう、眠っている。
小さな重みを感じながら亜弥ちゃんを見る。
亜弥ちゃんも仕様が無いなぁという顔をして、
あさ美の頭は優しく撫でている。

…何だかんだで後藤は今、とても幸せだ。
142 名前:桜桃 投稿日:2005/06/19(日) 23:24
第9話 パパだ〜いすき!!、更新終了です。

えっと…まず( ・e・)∬∬´▽`)ごめん。
どうしてもあさ美のパパ好きを書きたかったので。

あさ美のファザコンはさゆの比ではありません。
本気でママから奪おうとしてます。
それ位好きなんです。

そして、実はあと何話かしたら第2部に入ろうと思います。
今から十年後のお話です。
その中ではばっちり( ・e・)∬∬´▽`)が活躍しますので…

>>130 名無飼育さん様
(*´Д`*)ポワワ になって頂けて嬉しいです!
私的にれいなは好きなキャラなんで、熱もこもってます。

>>131 名無飼育さん様
れいなのファンですか!!何だかれいなが一番人気があるような…
れいなの恋愛は第2部がメインです。
それまでに大人の恋愛を書けたらなと思っています。

>>132 みきみき様
れいなには第2部で頑張ってもらいます!
私も更新頑張りますっ!!
143 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/20(月) 19:46
本気なんだ…(ノД`*)カワイイ
144 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/20(月) 22:23
れいなくんファンのものです(>>131

十年後〜!?めっちゃ楽しみです!
パソコンの前でにやけてしまいます。

第2部が楽しみすぎて眠れそうにないです。

毎週、週末を楽しみにしてます!更新、頑張って下さい。
145 名前:名無飼育子 投稿日:2005/06/21(火) 00:30
ごとーパパとあさ美ちゃんが素敵すぎます(*´Д`)
更新お待ちしてます。
れいな君(*/∇\*)w
146 名前:みきみき 投稿日:2005/06/21(火) 22:50
面白いから大好き☆また更新頑張ってね♪
147 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/22(水) 10:40
最初は設定に抵抗があったんですけど、読んでみたらすごくおもしろくて…。
食わず嫌いしなくてよかったです。(笑
続き、期待してます。10年後の彼らとても楽しみです。
148 名前:古賀 投稿日:2005/06/22(水) 22:04
後藤家ええなぁ…(*´Д`*)
この小説に限ってはあやごま大PUSHです
149 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/26(日) 18:32
この話ダイスキです!

更新楽しみにしてますよ〜!
150 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/26(日) 21:11
すごく楽しい!藤本家も吉澤家も後藤家もみーんな大好きw
続きが早くみたいです。
151 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜 投稿日:2005/06/26(日) 23:30
「久しぶりだよね。ごっちんと二人きりなんて。」
「んあ、そうだね。」
「いつもはあさ美に邪魔されるもんね。」
「うん。」

そう、今日は二人きりのデート。
あさ美も里沙も麻琴もいない。
亜弥ちゃんの言うとおり、久しぶりだ。
折角だし、楽しまなきゃ。

…何でデートが出来るかというと…
152 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜 投稿日:2005/06/26(日) 23:30
『藤本も後藤も吉澤もデートしたいでしょ。』

という飯田さんの有難いお言葉からだった。
つまり、子供達総勢七人は今、飯田さんのお宅にお邪魔している。
…ありがとうございます。

だって、子供達と家族みんなで出掛けたら
亜弥ちゃんと二人きりになんて絶対になれないから。
というか、あさ美がさせてくれないんだよね。

だから、今日は思い切り妻孝行をしようと思ってる。
昨日は亜弥ちゃんの誕生日だったし。
153 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜 投稿日:2005/06/26(日) 23:30
「とりあえず、亜弥ちゃん何欲しい?」

まずは、欲しいものを聞かないと。
あんまり、亜弥ちゃんの好み分かんないんだよね。

「…ごっちん。」
「はい?」
「普通はさ、考えといてくれるもんじゃないの?」
「あっ……」
「…ごっちんあんま私のこと好きじゃないでしょ。」
「いやいやいやいや。」
154 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜 投稿日:2005/06/26(日) 23:31
そんな訳ないでしょ。
好きじゃなかったら、愛してなかったら結婚なんかしないよ。

「…にゃはは。」

と言ったら、機嫌が良くなった。
まぁ、全部事実だけど。

「…服、欲しいな。」
「いいよ。」
「靴も欲しいな。」
「うん。」
「あと、指輪も。」
「…そんなに?」
155 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜 投稿日:2005/06/26(日) 23:31
「何でもいいんでしょ?」
「いや、そりゃまぁ…」
「じゃあ、荷物持ちもやってね。」
「…はい。」

笑顔で言われちゃ敵わないって。
うん。惚れた弱みだね。

「じゃ、行くよ!」
「…はい。」
156 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜 投稿日:2005/06/26(日) 23:31
「これいいなぁ。」
「………」
「あっ、でもこの色の方があの服と合うなぁ。」
「………」
「う〜ん…」
「…亜弥ちゃん、まだ?」
「うるさい。」

…そうですか。
まぁ、亜弥ちゃんはもともとこんな感じだし。
…服選んでる顔も可愛いし。
157 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜 投稿日:2005/06/26(日) 23:31
服も買って、靴も買って、只今ランチタイム。
後藤の横の椅子には、買ったものがどっさり。
これ、持って帰るの凄く大変じゃない?

「次はさ、指輪でしょ?」
「うん…」
「あれ?乗り気じゃないの?」
「…だって、今日いっぱいお金使ってるし…」

お金の心配をするところはやっぱり主婦だね。
家計を心配してくれてるみたい。でも…
158 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜 投稿日:2005/06/26(日) 23:32
「大丈夫だよ。」
「えっ?」
「先月残業たくさんしてたでしょ?」
「うん。」
「全部、今日の為だから。亜弥ちゃんの為に。」
「…ありがと。」

そう、頑張った分給料が多かったんだ。
それも全部、亜弥ちゃんのプレゼントの為にコツコツ働いたんだよ。
ミキティや、よっすぃーにもからかわれたけどね。
12月は逆に思い切りひやかしてやる。
159 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜 投稿日:2005/06/26(日) 23:32
それから指輪を買って、今日のデートは終了。
今の時間は夕方の5時。
飯田さんは夜遅くまで楽しみな?と言ってくれたけど、
やっぱり、子供は大好きだから。

右手には亜弥ちゃんへのプレゼント。
左手には亜弥ちゃんの小さな手。

亜弥ちゃんの右手はごとーの大きな手。
亜弥ちゃんの左手には子供達へのお土産。

さぁ、迎えに行こうか。
160 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜 投稿日:2005/06/26(日) 23:32
「本当に今日はありがとうございました。」
「ん?いいのいいの。」

今日は凄く楽しかったですと、感想を付けて、お礼をする。
子供達の視線はすでにお土産のケーキへと向いている。
…ちょっと、寂しいかな?

よっすぃー達もミキティ達も早めに帰ってきた。
みんなそれは、同じ理由。
『自分達の子供を心から愛している』
161 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜 投稿日:2005/06/26(日) 23:32
「ねぇ、パパ?ママとのデート楽しかった?」
「うん。楽しかったよ。」
「私とはしてくれないの?」
「…じゃあ、来週!デートしよ。」
「わぁーい!!!」

あさ美の喜ぶ笑顔。とても可愛い。
こういうところは亜弥ちゃん似かな。

よし、来週は家族みんなで、どこかに行こう。
162 名前:桜桃 投稿日:2005/06/27(月) 00:00
第10話 デート日和、笑顔のデート〜真希と亜弥〜、更新終了です。

わがまま亜弥ちゃんの言うことを聞く優しい夫、真希。
というのがこの話を作ろうと思ったきっかけです。
川o・-・)<デートじゃないの…?

…ごめんなさい(滝汗

そして、来週は諸事情のため更新できません。
その次の週には必ず更新します。

>>143 名無飼育さん様
本気です。彼女は。夫婦がラブラブしてる時に
必ず邪魔しにきます。ただ、夜は眠っているのでね…

>>144 名無飼育さん様
第2部楽しみにしていただいてるようで…
期待に応えられるように頑張ります!

>>145 名無飼育子様
ごとーパパとあさ美ちゃんが気に入って貰えて、とても嬉しいです。
これからも二人の危ない関係を書いていけたらなと思ってます。

>>146 みきみき様
面白いと言っていただいて、小躍りしてます(危っ
更新…再来週は頑張ります!

>>147 名無飼育さん様
やっぱり抵抗ありますよね、この設定…
それでも、見てくださってありがとうございます!
もっともっと満足していただけるよう、精進します。

>>148 古賀様
今回もあやごまです。テヘ(キモイ
でも、デート編はいしよしと、みきやぐもあるので!

>>149 名無飼育さん様
大好きですか!?いやいや…幸せです、はい。
更新は再来週です。頑張ります!

>>150 名無飼育さん様
この三家族、私もすごく気に入っています。
第1部の最後には家族大集結の予定です!
163 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/28(火) 21:26
>150です(爆)
交信お疲れいなでした!!
飯田家も楽しみにしてますね(*´Д`*)
早く交信の週にならないかな( ・∀・)ニヤニヤ
164 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/28(火) 22:40
いま、一番この話がお気に入りです。

そして、あたしもれいなクンファンです^^

作者さん頑張って下さい。
更新待ってますね〜!
165 名前:古賀 投稿日:2005/06/29(水) 07:30
なるほど12月(笑)

更新お疲れ様です。楽しく読ませていただきました。
おいらも小説書いてますが、こんな暖かい文がいつか書けたらなぁと思います。

次も楽しみに待ってます!元々みきやぐは大本命ですし^^
166 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜ひとみと梨華〜 投稿日:2005/07/10(日) 20:30
「いっやーラッキーだね!あの二人を預かってもらえるなんて!」
「そ、そんな大声で叫ばないでよ。」

所構わず叫ぶ男。
それを注意する幸の薄そうな女。
どうも男の方は精神年齢が低いらしい。

「だってよ、あいつ等居たらまともなデートなんてできないし!」
「まぁ、そうだけど…」
「それに飯田さんなら安心だし!」
「そうだけどぉ……」
167 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜ひとみと梨華〜 投稿日:2005/07/10(日) 20:30
あの子達はやんちゃだから。
悪戯大好きだから。
だから、だから。
飯田さんに迷惑かけてるかもしれない。
どうしても不安が頭を過ぎってしまう。

「今更そんなの心配したって仕様が無いって!」

楽天的に考えられる貴方が羨ましい。
私はいつもネガティブ。今もネガティブ。
168 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜ひとみと梨華〜 投稿日:2005/07/10(日) 20:30
「ったく。梨華ちゃんは難しく考えすぎ。」
「えっ…?」
「今回の話は飯田さんが出してきたんだよ?
 それに、あいつ等の性格なんて分かりきってるよ。大丈夫。」
「よっすぃー…ありがと。」
「はい!この話はここで終わり!」

ぶっきらぼうに私の手を握る。
知ってるよ。照れ隠しだって。
知ってるよ。私を励ましてるって。
169 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜ひとみと梨華〜 投稿日:2005/07/10(日) 20:31
「どこ行く?」
「洋服見たい!」
「やだっ!!」

ちょっと、何でよ。何なのよ。

「だってさ、梨華ちゃん趣味悪いし、荷物持ちさせられるし。」
「じゃあ、よっすぃーは何がしたいのよ。」
「家でのんびりと過ごしたい。」

何よ。何なのよ。結局振り出しに戻るわけ?

「だって折角の二人きりじゃん。」
170 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜ひとみと梨華〜 投稿日:2005/07/10(日) 20:31
何分も言い争って折れるのは私。
結局家に帰ってきちゃった。
何だかんだで『二人きり』という言葉に弱い。

「梨華ちゃんお腹すいたー。」
「はいはい。」
「飲み物もー。」
「はいはい。」
「膝枕ー。」
「はいはい。」
171 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜ひとみと梨華〜 投稿日:2005/07/10(日) 20:32
「耳掃除してあげよっか?」
「お願いします。」

耳かきを取り出し、いざよっすぃーの耳の中へ。

「…痛くしないでよ。」
「どうしてそんな事思うの?」
「…何となく。」

確かにちょっと不機嫌だけど、そんな事しないよ。
買い物に行けない不満よりよっすぃーへの愛が大きいから。
…なんてね。
172 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜ひとみと梨華〜 投稿日:2005/07/10(日) 20:32
「はい。じゃあ次、逆向いてー。」
「ほーい。」

何故かでれでれの顔。
目線を上げては頬をほんのり染めて俯く。

「よっすぃー。終わったよ。」
「…………。」
「?終わったよ。」
「あっ、うん。ありがと!」

と言いつつもどいてくれない。
173 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜ひとみと梨華〜 投稿日:2005/07/10(日) 20:32
「何してんの?」
「いや、ただの観察…」
「何を?」
「梨華ちゃんの身体。」
「エロ。」

立ち上がろうとして、よっすぃーを退かそうとするけど
頭に力を入れて動こうとしない。

「このまま寝たい。」
「……もう。…いいよ。」
174 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜ひとみと梨華〜 投稿日:2005/07/10(日) 20:33
よっすぃーが目を閉じてから時間が過ぎた。
どれ位かは覚えてない。
ずっと、よっすぃーを見つめてて、
ずっと、よっすぃーの髪を撫でていたから。

「サラサラだなぁ…」

色を抜いた髪の毛。
白い肌。
今は閉じてるけど大きな瞳。
大きな身体。
その全てが愛しい。
175 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜ひとみと梨華〜 投稿日:2005/07/10(日) 20:35
けれど、起こさなきゃ。
同じ位愛しい子供達を迎えに行かなきゃいけない。
ゆさゆさと揺らす。

「ん…う、ん……」
「よっすぃー起きて。迎えに行こ。」
「…ん。」

手を繋いで飯田さん家までの道程を歩く。
176 名前:桜桃 投稿日:2005/07/10(日) 20:55
第10話 デート日和、笑顔のデート〜ひとみと梨華〜、更新終了です。

何か一番迷いました。
この二人ってどんな感じのデートかなって。
今回の家でまったりは私の希望が含まれております。
そして、デート編では飯田家の話はしなくてもいいかな、と思ったんですが
飯田家での子供達の様子も書きたいと思います。
飯田家の子供に特に力を入れますよ。ウヒヒ ⊂(VoV川<誰だよ

>>163 名無飼育さん(150さん)様
飯田家を楽しみに待っていただいてるので書くことに決めました!
子供(飯田家+れいな)中心になりそうですが待っててください!

>>164 名無飼育さん様
再来週はれいな君出せそうです。
実は子供の恋愛を書くほうが楽しかったりするんですよ。 ⊂(VoV川<オイ

>>165 古賀様
私こそ古賀様の文章を読んで勉強させていただいております!
みきやぐはまだまだ他のあやみき、よしやぐ、よしみき、なちまりなどに
比べて普及していないので、私の文章をきっかけに広めていきたいという
密かな野望があります。古賀様も是非一緒に!!
ただ、あやみきもよしやぐもなちまりも大好きですが!



177 名前:レj 投稿日:2005/07/10(日) 21:27
やったー交信された〜!!!いしよしバンザーィ

おお!?次はついにれいな君登場ですね!!
楽しみにしてます。
178 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/10(日) 22:15
交信おつかれいな&ありがとうございまぁーす☆
150⇒163です!!
いしよし(*´Д`*)膝枕v家でのんびりデートもいいですね〜。
んあ〜〜交信がとっても嬉しいです!
もうここの家族全員大好き(ばきゅ)
飯田家宜しくお願いします(^人^)
179 名前:みきみき 投稿日:2005/07/13(水) 14:09
久しぶりの更新に感謝でつ!!
藤本家のんも書いておくれ!!
180 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜美貴と真里〜 投稿日:2005/07/18(月) 00:52
「二人っきりなんて久しぶりだね。」
「まあね。」
「…妙に冷たくない?」
「別に。」
「美貴、泣いちゃうよ?」
「…………。」

だって、いきなり今日デートしようなんて言うから。
勝手に一人で決めちゃって。
れいなとさゆを圭織のとこに預けちゃって。
一応、おいら怒ってるんだよ?
181 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜美貴と真里〜 投稿日:2005/07/18(月) 00:53
「だって驚かせたかったんだもん。ごっちんとよっちゃんと計画してさ。」
「計画…?」
「あっ!!」
「…圭織が預かってくれるって言ったんじゃないの?」
「は、はは…まぁ、気にしないキニシナーイ。」

なんだか怪しいけど、折角だし楽しんじゃおうかな。
三人の計画も無駄にさせたくないし。
何より二人きりって本当に久しぶりだし。
二人が生まれてからは一度もないからね。
これから先ももう、ないかもしれない。
だから、今日は目一杯楽しもう。
182 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜美貴と真里〜 投稿日:2005/07/18(月) 00:53
「で、何処行くの?」
「何処行きたい?」

そりゃーやっぱり、今の時期は

「「映画!!」」

だよね。

付き合ってた頃はよく行ったよね。
れいな一人だったら連れて行けるんだけど…
さゆは静かにしてくれないから映画館には絶対に連れて行けない。
だから最近は全部DVDで見てた。
183 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜美貴と真里〜 投稿日:2005/07/18(月) 00:53
いつもは子供と歩く道を美貴と歩く。
久しぶりだったその行為は凄く新鮮に感じられる。
昔は当たり前だったのに。
月日の流れが身に染みる。

「ねぇ、美貴たちさ普通にこうしてると夫婦なんて思われないよね。」
「まぁ、まだそこまで年はとってないからさ…」

さすがに子供が一緒に居なかったらただのカップルには見えるでしょ。
若いって、自分ではそう思いたい。実際まだ若いし!

「そうでもなかったりして。」

なにっ!?
184 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜美貴と真里〜 投稿日:2005/07/18(月) 00:54
何年たっても映画を見るとき
手をつないで感動したい

そんな歌があった気がする。
何年経っても、結婚しても一緒に感動を味わいたい。
と言ってもラブストーリーの映画はあまり見ないけど。
二人ともコテコテの恋愛物は好きじゃないし。
でも、今日は特別。

…それでもまぁ、映画の様な出会いには憧れるけど。
美貴との出会いなんか定食屋さんだし。
ロマンのカケラも感じない。
185 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜美貴と真里〜 投稿日:2005/07/18(月) 00:54
「何?その不満顔。」
「何が?」
「折角の二人きりでそんな顔しないでよ。」

不安になるじゃん。楽しみにしてたのに。
と、美貴は続けた。

「ん〜…何か色々考えちゃってさ。」
「色々?」
「そう。」
186 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜美貴と真里〜 投稿日:2005/07/18(月) 00:54
もっと素敵な出会い方もしてみたかったなって。

「………。」
「……?」
「だから、不満なの?」

映画館の近くのカフェで、テーブルにうつ伏せながら美貴は言った。

でもね、そうじゃないんだ。
映画みたいな出会いを期待してたら、美貴とは巡り会えなかったかもしれない。
だからね本当は出会いとかそんなのどうでもいいの。
ただ、一応女だから。
そういうのに憧れてるんだっていう話だけ。
187 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜美貴と真里〜 投稿日:2005/07/18(月) 00:55
「拗ねてるの?」

テーブルにうつ伏せになったままの美貴に声を掛ける。

「別に。」
「…ねぇ、顔。上げてよ。」
「ん……なっ……!!」

不意打ち。
いつもされる側だからね。
といっても、人前だし口にするのは恥ずかしいからホッペに。
真っ赤になって狼狽える美貴が可笑しい。
188 名前:第10話 デート日和、笑顔のデート〜美貴と真里〜 投稿日:2005/07/18(月) 00:55
「さっ、そろそろ迎えに行こっか。」
「あっ…はい…」
「プッ!何それ。」
「いや…何かいいね、こういうの。」
「はいはい。さっ、帰ろ。」

早く迎えに行かなくちゃ。
美貴とおいらの大事な大事な宝物。
今の、この関係を作ってくれた
大事な大事な二人の子供を。
189 名前:桜桃 投稿日:2005/07/18(月) 01:12
第10話 デート日和、笑顔のデート〜美貴と真里〜、更新終了です。

う〜ん…みきやぐデートは映画というイメージだったんですが…
どうなんでしょうね?
まぁ、どこの家庭もラブラブということでお願いします。

そして、もうすぐ1部が終わるので、
ここで一つ皆さんにお願いしたい事があります。
この小説の中に出てくるメンバーでこの絡みを見たいというのがあったら是非!
一番リクエストの多かったCPを書きたいと思います。
最近ついてない作者に愛の手をっ!!
いや、本当に参りました。この作品書いてたら椅子から落ちたんですもの。⊂(VoV川<興味ねぇよ

>>177 レi様
ごめんなさい。れいなの登場は次回なんです。
ただ、今度は水曜か木曜に更新するので、その時是非!

>>178 名無飼育さん(150=163)様
いしよしデートがお気に召されたようで私も嬉しいです。
飯田家はもうすぐ更新するのでしばしお待ちを!

>>179 みきみき様
藤本家、書きました!どうかうちのみきやぐを愛してやってください。
そして、他CPも同じ位愛してやってください。
190 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/18(月) 04:11
今日初めて発見して、一気に読ませていただきました。
どこの家族のお話もおもしろいです!
どのCPも続きが気になるのですが、中でも一番楽しみなのはれいなくんと絵里ちゃんのお話です!
更新、お待ちしております☆
191 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/18(月) 15:27
150=163=178です(しつこいw
キタ――――(゚∀゚)―――――!!!みきやぐも大好き(ばきゅ)
飯田家も楽しみにしてますYO(・∀・)ニヤニヤ
俺、DDみたいですねwでも、本当にここの家族大好きなんですよ〜!

CP!!うーん(>_<)皆大好きなので、悩みまくりますが……あえて。
なちかお!!(*´Д`*)
とりあえず、全員来い来い!!って感じです(ワラ)
192 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/21(木) 21:26
やっぱり、大人になって思春期になったれいなくんとえりりんが見たいです!
更新頑張って下さい。
193 名前:第11話 やっぱり娘が可愛いんです 投稿日:2005/07/21(木) 23:46
三人の後輩の為に子供を預かる優しい先輩。
圭織はとてもいい人だと自分でも思う。
まぁ、いい人だけど。

でも、今更後悔している。
あいつらの子供なんだから普通なわけがない。
食うは散らかすは暴れるは!!

まだ…うちの可愛い娘に手を出してないだけましだけど…
194 名前:第11話 やっぱり娘が可愛いんです 投稿日:2005/07/21(木) 23:46
「さゆ眠くなってきたー。」
「絵里もー。」

その他続々と、眠気に襲われる子供達、総勢9名。
静かになって助かるからとにかく皆を寝かせよう。
そうしたら、少しはなっちと二人で居られる。

「じゃあ、皆で寝よっか。」
「「「「「「「「「はーい!!」」」」」」」」」

二人は絵里のベッドへ。
二人は愛のベッドへ。
残りの五人は圭織となっちのベッド。
195 名前:第11話 やっぱり娘が可愛いんです 投稿日:2005/07/21(木) 23:47
さて、絵里のベッドには…絵里とれいな
愛のベッドには…愛と麻琴
待って。何かおかしい。
何で絵里のベッドにれいなが?
何で愛のベッドに麻琴が?
普通はさ、さゆとかあさ美ちゃんじゃないの?

…これって教育上、よろしくないよね?
だって、いくら小学生や幼稚園児でもねぇ。
問題だよねぇ。
196 名前:第11話 やっぱり娘が可愛いんです 投稿日:2005/07/21(木) 23:47
「まぁ、いいじゃないべさ。」
「よ、よくないよ!」
「そんな変な事は起きないべ。」

まぁ、そりゃそうだけど。
変な事とか起こったら嫌だけど。

「それにあの子等が言い出したんだべ?」
「へっ?」
「絵里と愛が。」
197 名前:第11話 やっぱり娘が可愛いんです 投稿日:2005/07/21(木) 23:47
数分前…

「絵里、れいなと寝るー。」
「あっしは麻琴とー。」
「さゆも絵里と寝たいー。れいなずるーい!」
「そっ、そんなこと言われても…」
「だーめ!今日は絵里はれいなと寝るの!!」
「もー!!れいなのばかっ!!」

ボスッ。クッションが当たる。

「…何で俺がこんな目に…」
「さっ、一緒に寝よ?」
「…うっ、うん!」
198 名前:第11話 やっぱり娘が可愛いんです 投稿日:2005/07/21(木) 23:47
「てな具合に。」
「というか、なっち見てたんなら止めなよ!」
「いや、別にいいかと。」

あぁ、何でいつもこうなんだろ。
いや、こうだからなっちはいいんだけど。

「まっ、仕様が無いべ。」
「そんな簡単に…」

圭織にとってはそんな簡単な問題じゃないんだけどな。
199 名前:第11話 やっぱり娘が可愛いんです 投稿日:2005/07/21(木) 23:48
覗きじゃないからね。
子供の安全を確保するためだし。
あぁ、愛と絵里の部屋が一緒で良かった。
まずは、絵里の方を…

「ん…んぅ…」

よしよし、ちゃんと寝てる。…ん?
なっ、何じゃこりゃー!!
えっ、絵里がれいなに抱きついて…
ホッペにちゅーをしながら寝てる…
200 名前:第11話 やっぱり娘が可愛いんです 投稿日:2005/07/21(木) 23:48
「…ん。…ぅうん…。」

そして、そのままれいなが横向きに…
って、そんなのさせないから!!

「別にいいじゃないべさ。ちゅーの一つや二つ。」
「ダメだよ!そんなの!」
「大声出したら起きるべ?」
「あっ…そっか。」

とりあえず、二人の距離を少しだけ開けておこう。
201 名前:第11話 やっぱり娘が可愛いんです 投稿日:2005/07/21(木) 23:48
「んふー。んふー。」

まぁ、相変わらず変わった寝息で。
…可愛いけど。

で、横にいる麻琴は何?
まっ、抱きつきたい気持ちは分かるけど!
愛は可愛いからねっ!
なっちに似て、訛りもあるしね。
とりあえず、二人の距離を少しだけ開けておこう。
202 名前:第11話 やっぱり娘が可愛いんです 投稿日:2005/07/21(木) 23:48
ていうか、早く帰ってこいよ。
人の大事な可愛い娘に手を出しやがって。
藤本も後藤も帰ってきたら説教してやる。

「でもさ、そのうち愛も絵里も彼氏を連れてくる年頃になるんだべさ?」
「ぐっ……」

それだったら、その辺の男よりも
れいなや麻琴の方がいいかな。

まぁ、とりあえず。
皆が帰ってくるまでれいなと麻琴を見張っていよう。
203 名前:桜桃 投稿日:2005/07/22(金) 00:00
第11話 やっぱり娘が可愛いんです、更新終了です。

し、正直飯田さんのキャラが…微妙ですね……
なんか、娘を溺愛しそうだなと思ったんですが…
安倍さんはワザとああいう風にしてみました。

そして、リクエストCPの件ですが、今月いっぱいまで募集したいと思います。
因みにCPは別に恋愛関係じゃなくてもOKです。
やぐいしとかあやみきとかその辺でも大丈夫です。

>>190 名無飼育さん様
おもしろいと言って頂きありがとうございます。
れなえりは私もこの作品で一番書くのが楽しかったりします。 |vV川<…
もちろん、みきやぐも楽しいですよ!藤本さんっ!(焦っ

>>191 名無飼育さん様
そんなしつこいなんてっ!私も基本DDだったりします(ヲイ
ここの家族を気に入ってもらえて私も本当に嬉しいです。

>>192 名無飼育さん様
大人になったれなえり…第2部で書く予定ですので、しばしお待ちを!
でも、第2部の一番最初は哀さんがメインだったりします。ャョ


204 名前:名無し飼育さん 投稿日:2005/07/22(金) 00:47
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!

ムッハーれなえりキャワキャワ(*´Д`)
第2部・・・今後の成長が楽しみでならないw
次回更新も楽しみにしています。
205 名前:名前は内緒 投稿日:2005/07/22(金) 13:45
いっきに読みました!

カオパパ…溺愛ですね;
成長したこどもらもたのしみっす。 …マコァィ。
206 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/22(金) 15:31
キタ――――(゚∀゚)―――――!!!
191です(´∀`)
キャ―――(*゚Д゚*)―――!!!かおパパ大好き!
DDっぷりをあえて発揮しませんが、どの子も可愛いです(爆)
次回の交信も待ってます☆☆
207 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/23(土) 00:36
まこあい(*´∀`)ポワワ
作者様、まったり期待しながらこれからも楽しみにしています。
208 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/23(土) 20:55
れなえり*まこあい
キャヮイイ〜。
209 名前:第12話 家族が大好きなんです 投稿日:2005/07/30(土) 21:05
「あぢぃーーーーーー…」
「あついーーーーーー…」

ゴロゴロと転がっている二人。
転がるたびに出る文句。

「はいはい。掃除の邪魔だから二人ともどいて。」
「「やだーー!!めんどくさい!!」」

と、言っても聞かないので掃除機で攻撃する。
攻撃と言っても虐待じゃないからね。
掃除機でツンツンとするだけ。
210 名前:第12話 家族が大好きなんです 投稿日:2005/07/30(土) 21:06
「ほら、パパはこんな暑い中お仕事してるんだから、
 たまにはママのお手伝いしてもいいんじゃない?」

諭すように言って、家事を手伝うように促す。
ただ、れいなにはそんなの意味がなかったみたいで…

「別にパパは暑くないよ。クーラーの部屋で仕事してんだから。」
「そーだ、そーだ!!」

このクソガキっ…
屁理屈だけは立派に言えるようになりやがって…
ムキになるのは大人気ないんだけど、でも!
211 名前:第12話 家族が大好きなんです 投稿日:2005/07/30(土) 21:06
「じゃあ、れいなはだ〜い好きな絵里ちゃんの所でも行けば?
 圭織の家はうちより涼しいかもしれないよ〜。クーラーもついてるかもだし?」
「!!!!!!」
「れいな顔真っ赤ー!」
「うるさいっ、さゆ!」
「ぶーー!れいなのバカぁっ!」

知らないとでも思ってたのか、れいなめ。
まだまだ甘いね。
おいらは人一倍そういうのには敏感なんだから。
まぁ、さゆはそういう気配はないけどね。
まだ美貴が大好きだもんね。
212 名前:第12話 家族が大好きなんです 投稿日:2005/07/30(土) 21:06
「別に絵里のことなんか好きじゃないよ!!」
「はいはい。じゃあ絵里ちゃんに言っても平気だね?」
「……内緒だよ。言ったら絶好だかんな!」

可愛いなぁ。
顔を真っ赤にさせちゃって。
そんなに絵里ちゃんが好きなんだね。
おいらちょっと妬けちゃうよ。
それと同時に凄く嬉しい。
ここまで成長してくれたんだなって。
恋をする年になったんだなって。
213 名前:第12話 家族が大好きなんです 投稿日:2005/07/30(土) 21:07

「もう、二人とも仕様が無いな〜もうすぐ掃除終わるから
 そしたら、クーラーつけてアイス食べていいから。だから今だけどいて?」
「「はーい!!」」

やっぱり良い子なんだよね。
二人とも可愛いし。
生意気な事を言っても可愛い。
これって親ばかなんだけどね。
でもおいらだけじゃないよ、親ばかは。
美貴だって梨華ちゃんだってごっつぁんだってなっちだって。
みんな自分の子供が大好きなんだ。
214 名前:第12話 家族が大好きなんです 投稿日:2005/07/30(土) 21:07
「ただいまー。」

疲労感がたっぷり込められた気の抜けた挨拶。
美貴のおかえりだ。
さっ、玄関まで迎えに行こうか。

「「「おかえり!」」」

とびっきりの笑顔で。三人でお出迎え。
美貴の疲れなんて吹っ飛ばしてあげるから。
215 名前:第12話 家族が大好きなんです 投稿日:2005/07/30(土) 21:07
「?なんかみんな機嫌良くない?どしたの?」
「そうでもないよ。今日も暑かったし。」
「えっ?それ美貴関係なくない?」

機嫌か…二人はともかくおいらは良いかもしれない。
理由なんかないけど。
良いものは良いんだ。
人生ってそんなもん。
いちいち物事一つ一つに理由なんてつけてられない。
理由なんかつけてたらつまらない人間になっちゃうし。
喜怒哀楽の表現も大変だしね。
216 名前:第12話 家族が大好きなんです 投稿日:2005/07/30(土) 21:07
「で、どうしたの?」

ダブルベッドの上で二人並んで寝っ転がって
帰ってきた時と同じ質問。

「ん〜?ただなんとなく機嫌が良かっただけだよ?」
「何それーそんなんじゃ納得いかないし。」
「納得いくまで聞くタイプだもんね、美貴は。」
「そーだよ。」

だから教えて?って可愛い顔で見つめないで。
照れちゃうから。赤くなるから。
217 名前:第12話 家族が大好きなんです 投稿日:2005/07/30(土) 21:08

「んとね、今日一日が楽しかったから。」
「はっ?えっ、何か良い事あったの?」
「無いよ。何にも。」
「はぁ?ますます訳わかんね。もいいや。」

拗ねちゃった。
でも、本当になんでもないから。
ただ今日という一日が凄く楽しくて、楽しくて。
それだけなの。
それもこれも全部美貴のお陰なんだよ。
いつも、隣に居てくれる。それだけでおいらは幸せなの。
218 名前:第12話 家族が大好きなんです 投稿日:2005/07/30(土) 21:08
「何ニヤニヤしてんの?」
「美貴が隣に居るから〜」
「マージでー。」
「マジでー。」

れいなとさゆも寝静まった頃。
久しぶりに美貴に抱いてもらって。
美貴の逞しい腕の中に収められて。
美貴の体温を感じながら、眠りに就いた。

うん。きっと良い夢が見れる。
219 名前:桜桃 投稿日:2005/07/30(土) 21:29
第12話 家族が大好きなんです、更新終了です。

この作品をもって第1部は終了です。
皆さん、レスありがとうございました。
ここまで頑張れたのも皆さんのお陰です。

そして、再来週に短編一つを上げる予定です。
今のところ、れなえりとなちかおしか出ていないのでどちらかを書く予定です。
まぁ、明日までCPリク受付中ですので。
そして、その更に再来週からは第2部をスタートするんで!
引き続き応援よろしくお願いします。

>>204 名無し飼育さん様
今後の成長楽しみにしてやってください。
第2部ではれいなもさゆも高校生なので、恋の年頃ですよぉ!
あと、今回は活躍しなかった(・e・)が結構出てくると思いますよ。

>>205 名前は内緒様
カオパパはマジで子供大好きですから!
もう、二人が誰かと付き合うようになったら大変ですよ。
あと…できればsageでお願いします…

>>206 名無飼育さん(191)様
私も基本DDですがやはり最後はみきやぐで。
かおパパ、これからも大好きでいてやってください。
だって、かおパパが可哀想なんだもの・゚・(ノД`)・゚・

>>207
まこあい、大好きなんです。
というか、DDなだけなんですがねっ!(威張るな
第2部、楽しみに待っててくださいね!

>>208 名無飼育さん様
前回のれなえり、まこあいは可愛らしさを目指したんです。
キャワイイと言って頂けて嬉しいです。
第2部ではれいなと麻琴はかっこよく、絵里と愛は可愛く書きます!
220 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/30(土) 23:32
2部・・・。楽しみすぎです。
れいなくんスキでスキでたまりません。
絵里ちゃんゲット頑張って!!
リクいいですか?まこあいみたいです。

次回更新待ってます。頑張って下さい!
221 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/31(日) 14:43
短編、れなえりだと嬉しいです!
2部も楽しみに待っています!!
222 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/31(日) 17:08
206ですww
交信お疲れ様です!短編のうちの『なちかお』のリク、覚えてて下さってるんですね!!
凄く嬉しかったですv
れいな君可愛いですねー☆やっぱり藤本家最高ですw
223 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/11(木) 21:20
面白いよー。
楽しいよー。
可愛いよー。
更新楽しみだよー。
224 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/13(土) 10:42
更新楽しみにしています。成長した『まこあい』『れなえり』どうなってるんだろう・・・。
(作者様のあったかいお話の雰囲気が大好きです)

225 名前:番外編 はじめてのちゅう 投稿日:2005/08/14(日) 22:51

さゆが風邪をひいた。
ママが言うにはさゆはバカらしい。
なぜなら夏に風邪をひいたからだそうだ。
その時パパは

「余計な事は言わなくていいよ!!」

と、叫んでた。

パパも夏に風邪をひいたことがあるんだって。
じゃあ、パパもバカなんだ。
226 名前:番外編 はじめてのちゅう 投稿日:2005/08/14(日) 22:52

という訳で、俺は一人お留守番。
バカとか言いつつも結局さゆは可愛い娘。
ママとパパと二人で病院に連れて行った。

…さすがに、一人は寂しいから俺も行くって言った。
けど、

「病院に行って風邪うつされちゃ困るから。」

って。
まぁ、心配されてんだよ。
俺も、ちゃんと。
227 名前:番外編 はじめてのちゅう 投稿日:2005/08/14(日) 22:52
ピンポーン、ピンポーン、ピポピポピーンポーン。

こんな変な押し方をするのは一人しか居ない。
きっと…あの子だ。

確信しながらドアを開ける。

「こんにちは!」
「絵里…」
「さゆは?」
「風邪ひいて病院。」
「そ…っか…」
「とりあえず、入んなよ。」
228 名前:番外編 はじめてのちゅう 投稿日:2005/08/14(日) 22:52


「…ジュース飲む?」
「飲む。」
「コーラとファンタどっちがい…」
「ファンタ。」
「オレンジとグレープどっ…」
「グレープ。」

氷を入れて、ジュースを入れようと持ち上げた。
……重い。
これ、一人でやったらこぼすかも。
229 名前:番外編 はじめてのちゅう 投稿日:2005/08/14(日) 22:53
「絵里、手伝って。」
「えぇー。絵里お客様だもん。」
「何だそれ。」
「…しょうがないなー。可愛いって言ってくれたら手伝う。」
「なっ……」
「早く言ってよぉ。」

そ、そんな恥ずかしいこと。
言える筈がない。
何を考えてるんだよ。バカ。
230 名前:番外編 はじめてのちゅう 投稿日:2005/08/14(日) 22:53
「じゃあ、自分でやるからいいよ。」

だってそんなこと言う勇気なんてないから。

テーブルにコップを置いて。
両手で中身が半分以上入ったペットボトルを持つ。
慎重に。慎重に。少しずつ入れていく。

ふぅ。

「はい。」

苦労して入れたジュース…なのに。
絵里の顔は不機嫌そう。
231 名前:番外編 はじめてのちゅう 投稿日:2005/08/14(日) 22:53
…言わなきゃだめなのかな。
よし。

「絵里はかわ…」
「お菓子ないのぉ!?」

っておい。
人が折角、ほんの少ししかない勇気を絞りに絞ったのに。

「…ないよ。昨日さゆが全部食べたから。」
「さゆのバカー!」
232 名前:番外編 はじめてのちゅう 投稿日:2005/08/14(日) 22:53
なんか、二人きりってよく考えれば初めてじゃん。
いつもはさゆと三人だから。
さゆと絵里が二人でいるのは多いけど、
俺と絵里の二人っていうのは初めてだ。
さゆはバカだから普段は風邪なんかひかないし。

ちょっと緊張する…

「ねぇ、れいな?」
「なっ、何?」
「…みんなで遊ぼっか!」
「………。」
233 名前:番外編 はじめてのちゅう 投稿日:2005/08/14(日) 22:54
結局、のんつぁんやあいぼんやまこっちゃんとかみんな来て。
大騒ぎして俺の留守番は終わりました。

ちょっと残念だったけど。

ママ達も帰ってきて、絵里たちも帰る時間。
少しだけの二人きりの時間。
大して話もしてないけど楽しかった。

「じゃあ、ばいばい!」
「ばいばい。」
234 名前:番外編 はじめてのちゅう 投稿日:2005/08/14(日) 22:54
バタンと閉まるドア。
何だか虚しく感じる。

そう思った瞬間また開くドア。

「そうだ!れいなお留守番頑張ってたからごほうび!!」

目の前には絵里の顔。
唇に触れた何か。

身体が熱くなるのが分かる。

「今度こそばいばい!」
235 名前:番外編 はじめてのちゅう 投稿日:2005/08/14(日) 22:54
…何も言えなかった。
よく、分かんなかった。

「「れいな、良かったね。」」

とりあえず、恥ずかしい事は。
ママとパパに見られたこと。

それから一週間、毎日からかわれ続けた。

…さゆに見られてなくて良かった……
236 名前:桜桃 投稿日:2005/08/14(日) 23:13
番外編 はじめてのちゅう、更新終了です。

れなえりが一番多かったので番外編はれなえりでした。
普通に園児と小1の会話じゃないですね。
まぁ、その辺りはあまり触れないでください(滝汗
次回の更新から第2部になります。
正直、最初にみきやぐいしよし中心と書いておきながら
1部ではあまり出番がなかったていう…
…第2部はもっとないのに……   ……(VoV|

>>220 名無飼育さん様
この話はほとんどれいなが主役になりかけてます。
…おかしいな?みきやぐ中心のはずだったのに…
まこあい、書けなくてごめんなさい。

>>221 名無飼育さん様
短編はれなえりでした!
第2部も頑張るんでよろしくお願いします。

>>222 名無飼育(206)さん様
なちかお書けなくてすみませんでした。
第2部は10年後なので可愛いれいなじゃなくかっこいいれいなになっております。
藤本家は私の理想です!!

>>223 名無飼育さん様
私が嬉しくなる言葉4つです。
ありがとうございます。
これからもそう思っていただけるよう頑張ります。

>>224 名無飼育さん様
大好きと言っていただきありがとうございます。
まこあい、れなえりは前半のメインだったりします。
後半は秘密ですけどね。
237 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/14(日) 23:19
222でした〜^^
リアルタイム!!(嘘)さっき交信されてなくて…楽しみにしてたのでスゲー嬉しいっす(≧▽≦)
なちかお_| ̄|○いや、気にしてません・゜・(ノД`)・゜・。
今度…今度みたいっす(謎)
カッチョイイれいな君にも期待してます♪
欲を言うと、なちか(ry ←嘘です☆全然気になさらずに!!
こんな家族に一員になりたい!!と日々思ってますw
238 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/14(日) 23:19
age
239 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/15(月) 12:50
待ってました〜!作者様最高★
れなえりやっぱいいですね〜**
そして、れいなくんオメデトー☆彡
2部も楽しみにしています^^
240 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/15(月) 22:08
221です
短編をれなえりにしてくださってありがとうございました!
はじめてのちゅう・・・ヌハー!!(もちつけ

これからも応援しつつ、第2部をマターリ待ってます!
241 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/16(火) 18:37
キタ━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━!!

220です。

ぜんぜんいいですよー。
なによりもれいな君のファンなので(ノ´∀`*)
そして、今回も最高です。

2部楽しみにしております!


242 名前:第13話 成長した俺達 投稿日:2005/08/29(月) 00:55
幼稚園の年長の時、初めて絵里にキスされた。

あれから十年が経った。
幼稚園児でしかなかった俺は、

高校生になった。
243 名前:第13話 成長した俺達 投稿日:2005/08/29(月) 00:55
「れいな!一緒に学校行くの!!」
「やだよ…何でさゆなんかと一緒に行かなきゃなんねーんだよ。」
「こんな可愛い双子の片割れと一緒に行くのが嬉しいくせに♪」
「…………。」

必死になって受験勉強をしたさゆ。
そのかいもあってか、絵里と同じ高校に合格。
もちろん俺も。

というか、幼馴染みんなが同じ高校に通っている。
残念ながら学年はバラバラだけど。
244 名前:第13話 成長した俺達 投稿日:2005/08/29(月) 00:56
高三…吉澤希美、吉澤亜依、後藤麻琴、後藤あさ美

高二…飯田絵里、後藤里沙

高一…藤本れいな、藤本さゆみ

愛ちゃんは一足先に高校を今年卒業した。
普段しっかり勉強していた愛ちゃんは志望大にも受かり
充実した毎日を送っている。
ただ、みんなが居るのに愛ちゃんだけが居ないのは少し寂しい気もする。
245 名前:第13話 成長した俺達 投稿日:2005/08/29(月) 00:56
「さーゆっ!一緒に行こっ!!」
「絵里ぃ!!!」

道端で抱き合ってる怪しい二人。
こんな二人の姿を毎日見さされれば嫌でも慣れてしまう。
慣れてしまった自分が嫌だけど。

「つーか、公然の場で抱き合うなよ…」
「何でー?いいじゃん。」
「「ねーー!!」」
246 名前:第13話 成長した俺達 投稿日:2005/08/29(月) 00:56
「こんな可愛い二人が仲良くしている所を見たら男はみんなベタ惚れなの。」
「どこが可愛いんだか……」

咄嗟に口から出てしまった言葉。
聞かれたらまずい。

でもそれはどうやら思い過ごしらしい。
アホな二人には聴こえていなかったようだ。

まぁ、兄弟バカじゃないけれど、
そこらの女子に比べたらさゆは全然可愛い。
もちろん絵里も。
247 名前:第13話 成長した俺達 投稿日:2005/08/29(月) 00:56
初めて絵里とキスをしてから十年。
別に何も変わったことはない。

あれから、進展があったわけでもない。

ただの幼馴染として接している。
…というか絵里はもうキスの事なんか忘れてると思う。

子供の頃のお遊びみたいなものだったから。

今でも覚えている俺の方がおかしいのかもしれない。
248 名前:第13話 成長した俺達 投稿日:2005/08/29(月) 00:57
「あのね、二人噂になってるよ。」
「はっ?何でだよ。」
「一年に可愛い双子がいるって。」
「さゆが一番可愛いの!」
「絵里が一番だもーん!」

ちょっと待て。
聞き流す事の出来ない言葉があったんだけど。

『可愛い』

…男に使う言葉じゃないだろ。
249 名前:第13話 成長した俺達 投稿日:2005/08/29(月) 00:57
「でも、あたしはもちろんだけど、れいな人気あるよ。」
「へぇ。」

正直、嫌な気はしない。
誰だって好意を持ってもらえたら嬉しいだろう。
ただ、それが度を過ぎて犯罪、とかになったら嫌だけど。

「れいななんかの何処がいいのか、絵里には分かんなーい。」
「なっ、俺だってそれなりに顔だって性格だっていいからモテんだぞ!」

何でムキになるのか。
そんなの決まってる。
250 名前:第13話 成長した俺達 投稿日:2005/08/29(月) 00:58
十年が経って、絵里との関係こそ変わらなかったものの、
変わったことはたくさんある。

体力がついた。
力がついた。
声変わりをした。
身長が伸びた。
親離れをし始めた。
進路について真剣に考えるようになった。

自分が変わるのと同時に自分の周りも変わる。
変わったのは俺だけじゃない。
絵里もさゆも、みんな変わっていった。
251 名前:第13話 成長した俺達 投稿日:2005/08/29(月) 00:59
それでも、十年たって変わらないこと。



愛しい愛しい君への想い。
252 名前:桜桃 投稿日:2005/08/29(月) 01:09
第13話 成長した俺達、更新終了です。

第2部始まりました!
これでやっとれなえりの関係を進められます!
でも一番今書きたいのはさゆ関係だったり…

>>237 名無飼育さん様
これからはカッチョイイれいな君になりますんで!
好きな子の為に頑張るような男になりますよ、ええ。

>>238 名無飼育さん様
…sageでお願いします。

>>239 名無飼育さん様
从*´ ヮ`)<へへ…ありがと。
れいな君に幸せになってもらう為、私は頑張ります!

>>240 名無飼育さん様
れなえりにしましたー。
れなえりが一番多かったんですよね。みきやぐは何処に… (VoV|

>>241 名無飼育さん様
れいな君のファンでいてくださってありがとうございます。
今までのれいな君は可愛いさをアピールしてましたが、これからは男前な所を…

253 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/08/29(月) 09:48
第一部の時からずっと読ませていただいてました。
イイです!良すぎです!ほのぼの、甘甘な雰囲気に毎回必ず悶えております。そして登場する人全員が気になっているのですが(w
次回も楽しみにしています。
254 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/29(月) 10:09
237でした^^

おーーーー!!!高校生になってる(爆)
実は…俺も高校生なので、すげーリアルっすw
お父さんお母さんの方も気になります♪
れいな君頑張れー!!!
次回も楽しみに待ってます♪
255 名前:tsmiia 投稿日:2005/08/30(火) 01:33
始めて、書き込みさせて、頂きます。
一気に、はまりました。とっても、ほのぼのしてて、こっちまで、
ほのぼのしてます。(笑)
私も、子どもたち&各親さんがたが、気になってきました。
今度、更新されたら、その時も、絶対読みます!頑張って下さい。
256 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/30(火) 19:12
れなえりキタァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)アァ( ゚)ァア( )ァァ(` )アア(Д` )ァア(*´Д`)アァン

(;゚∀゚)=3ムッハー!!れなえりもついにお盛んな年齢にー!(爆
幼稚園のころの情事(マテ)について詳しく知りたかったりしますw
今後の2人の進展が楽しみです。次回更新も楽しみにしています。
257 名前:256 投稿日:2005/08/30(火) 19:19
って前回の話を読み忘れていました・・・。
前回の幼稚園児2人の情事はとても官能的で肉体は正直なエロスでした。(マテ
何度もレス申し訳ありません。改めて、次回更新も楽しみにしています。
258 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/30(火) 20:04
待ってましたー↑↑↑↑↑
つ、つ、ついに2部キタ―
相変わらず、れいなくんファンです。
これからが楽しみでしょうがないです。
れなえりガンバ。
まこあいも楽しみにしていますよ!!

更新常に待ってます。
259 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/30(火) 21:33
ついに2部が始まりましたか!!!
幼稚園児だったれいなくん達もついに高校生ですか、これかられなえりとまこあいがどうなっていくのかとても楽しみです。(*´艸`)
次回更新も楽しみにしております。
260 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/31(水) 01:01
>一番書きたいのはさゆ関係だったり…
この言葉に動揺を隠せない…
さゆ関係かなり気になるのは自分だけだろうか…
まぁそんなことは置いといて、れなえり、期待して待ってます
261 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/03(土) 20:30
待ってまつ^^
262 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/03(土) 23:48
2部イイ!!更新真ってますよー。
263 名前:第14話 鈍感×鈍感 (前編) 投稿日:2005/09/04(日) 19:53
「愛、お前最近帰ってくるのが遅くないか?」
「…別に。」
「別にって…父さん寂しくて泣いちゃうぞ…」

いや、泣かれたら困るけど。
いい加減過保護すぎるよ。
あーしだって、色々あるんだから。

「お姉ちゃんは今日合コンだったんでしょ?どうだった?」
「!!!!!!」
「絵里が期待しているような人は居ませんでしたー。」
264 名前:第14話 鈍感×鈍感 (前編) 投稿日:2005/09/04(日) 19:53
「ちょっと待て!ご、合コンって…」
「あぁ…ただの人数合わせだから。」

これ以上、お父さんがうるさくならん内に部屋に戻る。
バッグを投げ捨てて、ベッドにダイブ。

何回か誘われて行った合コン。
大分慣れた。

それでもやっぱり、違和感がある。
寄って来る男はみんな大した人じゃなくて。
上辺だけの優しさだけしか持っていない。
265 名前:第14話 鈍感×鈍感 (前編) 投稿日:2005/09/04(日) 19:53
「ねぇ。お姉ちゃんさ。明日絵里と遊びに行かない?」
「明日って、あんた学校ある……」
「終わったら!ねっ、放課後!!いいでしょ?」
「ん…じゃ、校門の所で待っててあげる。」
「やった!」

可愛い妹。
たまに、腹も立つけど、それでも、可愛い。
まだ、自分の想いにも気付いてないアホ。

可哀想だね、アイツも。
266 名前:第14話 鈍感×鈍感 (前編) 投稿日:2005/09/04(日) 19:53
あーしは……

もう、忘れちゃったな。
人に想いを告げる方法。

たった半年離れただけで、開く距離。

今、何してるんだろう?
テレビ、見てるかな?
音楽、聞いてるかな?
お風呂、入ってるかな?

誰の事、考えてるん?
267 名前:第14話 鈍感×鈍感 (前編) 投稿日:2005/09/04(日) 19:54
寂しい。寂しいよ。

会えなくなって、凄く寂しい。
家は、隣なのに。
会おうと思えばすぐにでも会えるのに。

どうしてもココロにブレーキをかけちゃう。

絵里みたいに、いつもアクセル全開でいきたいのに。

『会いたい』って言いたいのに。
268 名前:第14話 鈍感×鈍感 (前編) 投稿日:2005/09/04(日) 19:54
「あれ、愛ちゃん?どしたの?」
「ま、こ、と…」
「何それ?」

小さく笑っている。

「あーしは、絵里待っとる。」
「へー。じゃ、俺も一緒に待ってようかな。」
「どして?」
「いや、だって買い物行くんでしょ?」
269 名前:第14話 鈍感×鈍感 (前編) 投稿日:2005/09/04(日) 19:54
「そーやけど…」
「だったら、荷物持ち。居た方が良いでしょ?」

ニヒヒと笑って。
上辺だけじゃない優しさを見せ付けて。
あーしのココロを掴み取ろうとする。

「まっ、まこ―――」
「「麻琴バイバーイ!!」」
「おうっ」

遮られた言葉。もう、続かない。
270 名前:第14話 鈍感×鈍感 (前編) 投稿日:2005/09/04(日) 19:54
「麻琴、モテるんやね。」
「いんや、んなことないよ。」
「だって、今…」
「あぁ。あんなのからかってるだけだって。」
「そう?」
「のんつぁんのが全然モテるよ。俺の3倍くらい。」

のんつぁんスゴ……じゃなくて。
よく、他人の気持ち、知ってるんだね。

他の女の子が、誰を好きとか、知ってるんだね。

なのに…
271 名前:第14話 鈍感×鈍感 (前編) 投稿日:2005/09/04(日) 19:54
「あーしにだけ?」
「ん?」
「あーしにだけ気付かないフリしてるん?」
「ちょっ、えっ?」
「もうっ、しらんっ!!!」

遠くに絵里が見えた。
ごめんね。約束、破っちゃって。
今度埋め合わせするから。
だから、今だけは。

一人にさせて。
272 名前:第14話 鈍感×鈍感 (前編) 投稿日:2005/09/04(日) 19:55
最悪最悪最悪最悪最悪。

あんなこと、言いたかったんじゃない。
もっと、素直になりたいよ。

でも、もう分かんない。

あーしはどうすればいい?
どう頑張ればいい?

もう、分かんないよ…。
273 名前:桜桃 投稿日:2005/09/04(日) 20:07
第14話 鈍感×鈍感 (前編)、更新終了です。

もう、哀さんって感じですね。
とりあえず、次回の後編に続きます。
とにかく鈍感さを書きたくて書きたくて。
まぁ、それは後編にも出したいので…

因みに愛さんの訛りは母親譲りです(笑

>>253 駆け出し作者様
いつもは甘甘ですが、今回はシリアスっぽく。
基本的に痛いのが好きだったりするんですよ。

>>254 名無飼育さん様
高校生ですか…。私もです。
ただし、同性しか居ない学校なので、異性の気持ちとか分かんないんですよね。
その辺は、適当に書いてます。 ⊂(VoV川<いいのかよ。

>>255 tsmiia様
各親達…もっと出してあげたい…
みきやぐもいしよしも書き足りないです…

>>256(257) 名無飼育さん様
正直この二人にキスは早いかな?とか思ったんですけど…
興奮してもらえたようで、私としてはとても嬉しいです。

>>258 名無飼育さん様
まこあい編です。この二人大好きです。
特に嫉妬丸出しの哀さんが大好きです。ヲイ

>>259 名無飼育さん様
ついに、高校生になりました。
幼稚園の頃よりもキャラを動かしやすいし、書きやすいです。

>>260 名無飼育さん様
さゆ関係、早く書いたいんですよ。
もしかしたら、一番長くなるかもしれません。

>>261 名無飼育さん様
お待たせしました。
とりあえずは週1ペースで頑張りますので…

>>262 名無飼育さん様
イイですか!?ありがとうございます。嬉しいです。
お待たせしてしまってすみません。
274 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/09/05(月) 12:18
更新お疲れ様です。この2人、じれったいのがまたいいですね。
シリアスなのにニヤニヤしている私は変人です、ハイ。
次回も楽しみに待っています。
275 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/05(月) 17:47
254でした!!
えー?!作者さんも高校生?(驚)てっきり年上かと思ってましたw
週1でもきつくないですか?俺は毎日パソ使ってますが(苦笑)無理せず頑張ってください♪
まこあいにも期待(・∀・)ニヤ 
かおパパキタ――――(゚∀゚)―――――!!! 泣いちゃうのかww
俺かおパパ大好きです(爆)
次回の交信も待ってまつ( ・ω・)ノシ
276 名前:ぽち 投稿日:2005/09/05(月) 21:33
まこあい、大好きです。楽しみにしています。
277 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/06(火) 22:52
つづき期待!!!
まぢこの話ダイスキデスわぁw
哀さんガンバレェ!
278 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/10(土) 15:41
かおりパパもかなり可愛いと思いますがw
まこあい良いですね(*´∀`)ポワワ
(どっちもどっちな二人の今後が楽しみです。)
279 名前:第14話 鈍感×鈍感 (後編) 投稿日:2005/09/12(月) 00:30
どうして、素直になれないんだろう?
どうして、意地をはっちゃうんだろう?
どうして、こんなにも涙が溢れるんだろう?

どうして、麻琴のことが好きなんだろう?

麻琴が好きだから素直になれない。
麻琴が好きだから意地をはる。
麻琴が好きだから涙が溢れる。

あーしを丸ごと包み込んでくれる優しさを持ってるから好き。
280 名前:第14話 鈍感×鈍感 (後編) 投稿日:2005/09/12(月) 00:30
自分の中で答えはきちんと出ているの。

だから、お願い。
チャンスを頂戴。
追いかけてきて。
いつもみたいにヘラヘラと笑って。
貴方の優しさであーしを包んで。

そしたらきっと素直になれる。

なのに、素直になるのが怖くて逃げている。

矛盾ばかりだ。
281 名前:第14話 鈍感×鈍感 (後編) 投稿日:2005/09/12(月) 00:31
パシッ。

「…見つけた。」
「…ま、こと……」
「何で…逃げたの?」

真っ直ぐな瞳。
あーしを捉えて離さない。

「怖かった…」
「何が?」
「自分が自分じゃなくなるの…いつも、今も…」
282 名前:第14話 鈍感×鈍感 (後編) 投稿日:2005/09/12(月) 00:31
フワッと香水の匂いがした。
と同時に抱きしめられる。
麻琴に。

「大丈夫。怖くなんてないから。」
「まこ――」
「俺がいるから。傍に、いるから。」

欲しい一言。
言いたい一言。
いま、言うから。
勇気、振り絞って言うから。
283 名前:第14話 鈍感×鈍感 (後編) 投稿日:2005/09/12(月) 00:31

「あーし、あーしね…」
「ストップ。」
「ふぇ?」
「…俺が、言うから。愛ちゃんは言わないで。」

好きだ。

欲しかった一言。
言いたかった一言。

やっと、進める。素直になれる。
284 名前:第14話 鈍感×鈍感 (後編) 投稿日:2005/09/12(月) 00:31

涙が溢れる。
ポロポロ零れる涙。

あーしの髪を優しく撫でる麻琴の大きな手が
すごく心地よくて、涙が止まらない。
すごく、すごく温かい。

ココロが叫んでる。
あーしはこの人が好きだ、と。

麻琴…
285 名前:第14話 鈍感×鈍感 (後編) 投稿日:2005/09/12(月) 00:32
「ってかさ、愛ちゃんの方が鈍感だと思うんだけど。」
「何で?」
「愛ちゃんこそ俺の気持ち知ってて遊んでたでしょ。」

身に覚えにない。
だって、麻琴の気持ちを知ってたらこんなに苦しくならないもん。
知らないし、あやふやだし。
だからこそ良いんだろうけど。

「いや、知らんし。」
「知ってた!」
「知らん!!」
286 名前:第14話 鈍感×鈍感 (後編) 投稿日:2005/09/12(月) 00:32
「知ってた!!!」
「知らんと言っとろーがぁ!!!!」
「じゃあ、何で合コンとか行くんだよ!!」
「は?」

フリーズ。
意味が分からん。

「どういうこと?」
「惚けるなよ!ちゃんと絵里ちゃんに聞いたんだから!」
「…人数合わせで行ってただけなんだけど。」
「へ?」

今度は麻琴がフリーズ。
287 名前:第14話 鈍感×鈍感 (後編) 投稿日:2005/09/12(月) 00:32
「何だ…そっか良かった。」
「…あーしが好きなのは麻琴だけだよ。」
「うん。」
「嫉妬してくれたん?」
「…当たり前じゃん。」

嬉しい。
あーしだけじゃない。
麻琴も嫉妬してくれてたんだ。
それって、すごく嬉しい。
288 名前:第14話 鈍感×鈍感 (後編) 投稿日:2005/09/12(月) 00:32
「あっ、絵里が心配してる…」
「…多分そんなことないと思うよ。」
「何で…あっ、そっか。」

絵里にはあいつがいるもんね。
絵里は自分の気持ちに気付いてないけど。
あの子もあーしに似てるから。

「帰ろう?」
「ん。」
289 名前:第14話 鈍感×鈍感 (後編) 投稿日:2005/09/12(月) 00:33
手を繋いで。
しっかりと。

初めての恋が実った日。

恋が愛に変わった日。

麻琴の気持ちが分かった日。

あーしの気持ちを分かって貰えた日。

飯田愛、只今幸せ真っ最中です。
290 名前:桜桃 投稿日:2005/09/12(月) 00:44
第14話 鈍感×鈍感 (後編)、更新終了です。

今回のタイトルの鈍感×鈍感ですが、表はまこあい。
裏はあいえりだったりします。

ゆずを聞きながら書いてました。
カラッポが好きなんですよね。
まぁ、この話とは何も関係ないのですが…

次回は今回の話の裏側を書きたいなと思ってます。

>>274 駆け出し作者様
じれったいのは凄く好きです。
駆け出し作者様が変人だったら、私はどうなるでしょう?
きっとウルトラスーパー変人になります(逝

>>275 名無飼育さん様
ばっちり高校生ですね。小学生に間違われた事がありますが。
娘。さんの中には同い年が二人います。
この小説の中では兄弟ではない人たちです(分かる?
週1、たまにきついです。考えを言葉にするのが大変で…理系人間なのでね。
でも、みなさんがいるお陰で頑張れます。ありがとうございます。

>>276 ぽち様
まこあい、私も大好きです。
これからも楽しんで頂けるような作品を書いていきたいです。

>>277 名無飼育さん様
大好きと言ってくださってありがとうございます。
今回はなるべく哀さんにならないように書きました(笑

>>278 名無飼育さん様
かおりパパが何故か人気ある…(驚
こんなパパ居たらいいですよね、的な感じで書いています。
291 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/12(月) 12:43
更新お疲れ様です♪
なんだか、まこっちゃんが頼もしい・・・w
裏話も楽しみにお待ちしています。
292 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/12(月) 18:22
275でありました!!体調(≧曲≦ゞ(謎)
交信お疲れ様でした!!
マコアイ*.゜゜.*:.。.:*.゜(;´;Д;`;)゜.*:.。.:*.゜゜.*
(*´Д`*)…俺も幸せになっちゃった(爆)すげぇ良かったっす!!
俺は文系ですが、国語が苦手なので毎回尊敬っす^^でも、週1だと凄く助かるってゆーか、ワクワクしてます(謎)
あ〜。ってか、ノノ*^ー^)と( ・e・)と同い年だったりします(ばきゅーん)
結論。
かおりパパ最高〜〜(≧▽≦)!!!!
次回の交信は誰だろ?れなえりでしょうか??
無理せずに、頑張って書いてください(プレッシャー…凹)
次回の交信も楽しみにまってます^^
293 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/09/13(火) 10:59
更新お疲れ様です。
いやいや、変人は自分1人で十分です(w もちろん今回も、ニヤニヤニヤニヤしながら読ませていただきましたよ。私も只今幸せ真っ最中です(殴
次回も楽しみにしてます。
294 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/14(水) 18:15
まこあいおめでとう!!
こうしんお疲れ様です。
ほんとに最高☆
次あたり、れいなくん活躍の予感。。。?
あ、もう高校生だから『れいなくん』じゃなくて、『れいな』のほうがいいのかな?(どうでもいいですね・・・汗)
まあ、相変わらずこちらの『藤本れいな』ファンです。
次回更新楽しみにしています。
295 名前:第15話 失恋×鈍感 投稿日:2005/09/19(月) 00:21
「あれっ?絵里?」
「…里沙。」

絵里が校門に一人で居た。
話を聞くと、愛ちゃんと買い物の予定だったらしい。
ただ、愛ちゃんは麻琴とどっかに行ったらしいけど。

「約束破られちゃったなぁ…」
「どうせ、奢ってもらおうとか考えてるんでしょ?」
「まぁね。」
296 名前:第15話 失恋×鈍感 投稿日:2005/09/19(月) 00:21
はにかむ笑顔、可愛いと思う。
それはきっと、絵里にあの人の面影があるからだろう。

「いいの?」
「何が?」
「…平気な顔してる。」
「平気なわけ、ないじゃん。失恋したんだから。」

そう、俺の好きな人は愛ちゃん。
昔から気付いてたよ。
愛ちゃんの好きな人くらい。
297 名前:第15話 失恋×鈍感 投稿日:2005/09/19(月) 00:21
ずっと見てた。
ずっと見てた。
ずっと見てた。

「お姉ちゃんのこと好きなんでしょ?」
「………。」

他人の事には敏感なんだ。
自分の事は鈍感なくせに。
そんな所も愛ちゃんに似てる。
298 名前:第15話 失恋×鈍感 投稿日:2005/09/19(月) 00:21
「お姉ちゃんは確かにまこっちゃんが好きだよ?」
「………。」
「でも、それだけでいいの?想いを伝えなくていいの?」
「うるさい!!」

人から言われなくたって分かってるよ。
でも辛いんだ。
本気の想いを口にして振られるのが怖いんだ。

「…ごめん。こんなのただの八つ当たりだ。」
「ううん。」
299 名前:第15話 失恋×鈍感 投稿日:2005/09/19(月) 00:22
「伝えても愛ちゃんを困らせるだけだから…」
「でも、いいの?本当にそれでいいの?」
「いいんだよ。愛ちゃんが笑顔ならそれで。」

こんなのただのかっこつけだ。
逃げてるだけなんだ。
それでも、愛ちゃんを困らせたくない。
困ってる姿を自分が見たくないだけなんだ。

我侭なだけなんだ。
300 名前:第15話 失恋×鈍感 投稿日:2005/09/19(月) 00:22

「そんなの悲しすぎるよ…」
「…優しいね。」

そんな所にアイツも惚れたんだろう。
まぁ、アイツも可哀想だけど。
いつまでもこんな状態じゃ。
生殺しだもん。

「ん?何か言った?」
「んーん?」

首を横に振る。
俺から言う事じゃないからね。
301 名前:第15話 失恋×鈍感 投稿日:2005/09/19(月) 00:22
だけど…

「早く気付いてあげなよ。」

小さく呟く。

「何か言ったー?」
「ううん。」
「もう。」
「はは。」

早く気付いてあげなよ。
302 名前:第15話 失恋×鈍感 投稿日:2005/09/19(月) 00:22
「あっ、れいな!さゆ!」

絵里の言葉で後ろに振り返ると。
仲の良い双子が。

きゃあきゃあ騒ぐ女子二人。

「そんな睨まないでよ。絵里とは何でもないよ。」

俺が絵里と二人でいるだけで妬くヤツ。
そんな心配すんなって。
303 名前:第15話 失恋×鈍感 投稿日:2005/09/19(月) 00:22
「じゃあみんな揃ったし4人で帰ろっか?」
「「賛成ー!!」」
「ちょっ、俺は――」
「れいな嫌なの?」
「別に。」

弱いな、相変わらず。
俺の分まで上手くいって欲しいけど。
この調子じゃまだかな?
まぁ、その方が面白いけど。
304 名前:第15話 失恋×鈍感 投稿日:2005/09/19(月) 00:23
「良い子だね。」

前で言い争ってる絵里とれいなから離れて
俺の元に来たさゆ。
何故頭を撫でられてるのか分からなかったけど、
その手がすごく心地良かった。

「さゆは今日も可愛いよ。」
「知ってる。」
「あっそ。」

愛ちゃんのことは残念だけど、こいつらがいるだけで今はいいや。
305 名前:桜桃 投稿日:2005/09/19(月) 00:38
第15話 失恋×鈍感、更新終了です。

( ・e・)がメインです。愛ちゃんが好きなんだけど、兄ちゃんも好き。
きっと自分は麻琴を好きな愛ちゃんが好きなんだと諦める良いやつです。
多分、子供の中で一番オトナだと思います。
なんというか、自分をしっかり持ってるという感じで…

>>291 名無飼育さん様
まこっちゃんを頼もしく書きすぎました。
まこっちゃんはもっとへタレです。
何故ならいつも尻に敷かれる父ちゃんを見ているから!!(爆

>>292 名無飼育さん様
同い年ですね。何だか嬉しいです。
今回のお話は残念ながられなえりではありませんでした。
次回は…れなえり書こうかな?どうしようかな?

>>293 駆け出し作者様
ノノ*^ー^)<いえいえ、変人は貴方以外もいっぱい居ますよ?
えりりんもこう申しております(笑
それに私もニヤニヤしながら書いてますから!(逝

>>294 名無飼育さん様
『れいなくん』でも『れいな』でもどちらでもいいですよ。
何より『藤本れいな』のファンである方が居て嬉しいです。
次回は活躍…できるかなぁ?
306 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/09/19(月) 10:33
更新お疲れ様です。
ガキさんに胸が熱くなりました。今回はニヤニヤというよりも穏やかな笑顔を浮かべながら読ませていただきました(w
なんだか、自分自身が経験したほろ苦い恋を思い出します。あの頃は若かったなあ……とか言ってますが私もまだバリバリの十代です(ヲイ
次回も楽しみにしております。れなえりが気になる………
307 名前:名無飼育さん(同い年) 投稿日:2005/09/19(月) 19:44
交信乙です〜^^
いやぁータメっすか!!嬉しいっすよ〜。同時に驚きです(笑)
( ・e・)メイン!おぉ〜〜。ドンマイ_| ̄|○
でも、優しいっすね〜兄さん思いっていうのもあるのかな?
れなえりも気になりますが、パパママ達も気になるんすよね〜〜〜。
週@の交信、大変だとは思いますが頑張って下さいね!!
応援してます。同い年だから学校との両立とかの苦労も分かるしw
308 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/21(水) 23:15
>>294です。

では高校生ということで(?)これからは『れいな』と呼ばして頂きます。(どーでもいい
がきさんに嫉妬するれいな可愛いですね。
そして今回のがきさんは大人ですね。
まこあいもスキにもキュンキュンしましたが、今回のガキさんにもキュンとしました。
そしてなんだかんだ言って藤本姉妹が出てきただけでニヤついてしまう自分がキモいです。

>>305「次回は活躍…できるかなぁ? 」
に期待はしてもいいのですかね??

それでは、次回更新待ってます。

ちなみにあたしも高校生です。
309 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/21(水) 23:18
>>308です。
すいません。5行目ちょっと文が変ですね。
『まこあいもスキにもキュンキュンしましたが・・・』
ではなく
『まこあいもキュンキュンしてスキでしたが・・・』
でお願いします。何度もすいません。
310 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/23(金) 01:04
今日最初から読ませていただきました!ヤバいです!オモシロいです!作者様ガンガって下さい(・∀・)更新超期待してます(^O^)
311 名前:第16話 幼馴染(前編) 投稿日:2005/09/25(日) 20:05
「ねぇ、絵里。藤本君紹介してよ。」
「えぇ!?」

突然の友達からの告白。
藤本君って…れいなだよねぇ……
『君』だからさゆじゃないよね…?

「な、なんで?」
「何でって、付き合いたいからに決まってるじゃん!」
「付き合いたいーーー!?」
「ちょ、声でかすぎ!!」
312 名前:第16話 幼馴染(前編) 投稿日:2005/09/25(日) 20:06
何で何で、と理由を問い詰めた所、
だって顔も良いし、頭良いし、細身だし。
クールだし。
あの瞳に見つめられたら溶ける気がする!
…らしい。

…だけどさ、

「れいなってそんなにカッコ良くないよ?」
「はぁ!?あんた近くに居すぎて気付かないんじゃない!?」
「…のんつぁんとかまこっちゃんは?」
「あたしは、可愛い年下の男の子がいいの。」
313 名前:第16話 幼馴染(前編) 投稿日:2005/09/25(日) 20:06
「ね?お願い!」
「でも、れいなあんまり恋愛とか興味ないと思うんだけど…」
「バッカ!!そこが良いんじゃん!今時居ない硬派の男の子…ハァ。」

でも、そういえばれいなとそういう話しないなぁ…
さゆとはお姉ちゃんとまこっちゃんの事で盛り上がったけど
れいなはその時雑誌読んでたし…
やっぱり、興味ないんだよ、うん。
でもまぁ…悪いし…

「じゃあ、一応言っとくね。」
「やった!絵里大好き!!」
314 名前:第16話 幼馴染(前編) 投稿日:2005/09/25(日) 20:06
大好きと言われたのは嬉しいけど、
何かちょっと複雑。
あんまりそういうことはしたくないんだよね。

…何ていうか…やっぱりそういうのは自分の口で伝えるべきだし。
あっ、でも紹介してとしか言われてないからそこまでは考えてないのかな?

れいなって…本当に恋愛とか興味ないのかな?
あたしはやっぱり、TVに出てるアイドルの方が全然良いと思ってる。
でも、れいなはどうなんだろう?
そういえば、あたし最近のれいなのこと知らないや。
315 名前:第16話 幼馴染(前編) 投稿日:2005/09/25(日) 20:06
「やだ。」
「何でー?可愛いよ?」
「い・や・だ!」
「話してみるだけでもすれば良いと思うの。」
「さゆは黙ってろ。」

今日の話を早速れいなに話してみた。
即行で断られた。
そんなに意固地にならなくてもいいのに?

「折角、自分に好意を持ってくれてるんだよ?」
「嫌なもんは嫌なんだよ。」
316 名前:第16話 幼馴染(前編) 投稿日:2005/09/25(日) 20:06
「どうしてー?そこまでこだわんないでよ!」
「だって、その人俺の事外見でしか判断してないじゃん。」

顔が良いとか細身だとかそんなことばっかり。
目はただ視力が悪いだけだし。
頭が良いはまぁ、ちょっと違うけど。
それでも、模試は順位が出るから、外見と変わらない。
ただのプロフィールやステータスの一部でしかない。
硬派っていうのだってただ女の子と話すのが苦手なだけ。

と、れいなは続けた。

「まぁ、女なんて外見しか興味なさそうだけど。」
317 名前:第16話 幼馴染(前編) 投稿日:2005/09/25(日) 20:07
カチン。

「何その言い方!外見だっていいじゃん!認めてくれる人がいるんだから!」
「中身知らないで何でその人のことが好きになるんだよ!」
「そ、それは……」
「ただ、顔が良い男なら誰でも良い。典型的なミーハータイプじゃねえか。」
「人の友達悪く言うの止めてよ!」
「友達がそれなら、絵里の頭のレベルも丸わかりだな。」

パンッ!

「ってぇな!何すんだよ!」
「れいなのバカッ!!」
318 名前:第16話 幼馴染(前編) 投稿日:2005/09/25(日) 20:07
「絵里、泣いてたの。」
「………。」
「ちょっと、言い過ぎなの。」
「………。」
「絵里だって――――」
「分かってる。分かってるから。だけど…」

知らないんだよ。
絵里は。
純粋すぎて気付いてないんだ。

人を疑う事を知らないんだ。
319 名前:第16話 幼馴染(前編) 投稿日:2005/09/25(日) 20:07
れいなのバカっ!
バカバカバカっ!

涙を拭って家まで走る。
季節の変わり目で、半袖のあたしは少し寒い。
その少し寒い風があたしの頭を少しずつ冷やしてくれた。

よくよく考えると、れいなの言う通りかもしれない。
実際、そんなに仲良い友達って訳でもない。

それでも、それでも。
疑う事だけはできないの…
320 名前:桜桃 投稿日:2005/09/25(日) 20:22
第16話 幼馴染(前編)、更新終了です。

えりりんとれいにゃ、遂に登場!
お待ちしてくださったみなさん、いよいよですぞ。
私の中では今、れなえりがキテマス。 (VoV;川<だから…みきやぐ…
ごめんなさい、美貴様。
何だか同世代の方が読んでくださってるようで、凄く嬉しいです。
あっ、次回更新は日曜の代わりに28日の水曜になります。

>>306 駆け出し作者様
( ・e・)が大好きなんです。私。そして、うちの母も。
だからワザと素敵な役になるように細工を少々… ⊂(VoV川<いい加減にしろ
ニヤニヤでも穏やかでも、楽しんでいただければ私は幸せです。

>>307 名無飼育さん様
兄さん思いというか家族が大好きです、彼は。
パパママ達ですか…一応考えているんですよ。友情モノですけど。
なちまりとかあやみきとかみきよしごまとか…

>>308>>309 名無飼育さん様
まこあいにキュンキュンしていただいたそうで、イヤハヤ。
れいなは妬きます、妬きまくります。さゆにも妬きますから!
あと、一つだけ。一応藤本姉弟ですね…まぁ、小さい事ですが…

>>310 名無飼育さん様
ヤバイ、面白いとの感想ありがとうございます。
期待に応えるよう、日々精進し、頑張ります!
321 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/25(日) 20:57
307でした〜^^
いやぁー同い年多いっすね♪w

れいな…いいこというなぁ(*´∀`)ポワワ 確かに、そんなもんですよね。
そこんとこが微妙なんですよね、きっと今のこういう外見とかそういうのってw
えりりんはー。純粋すぎ!!頑張って!!俺も頑張る(意味不)
親達…なんか我侭言っちゃってごめんなさいorz
どうも、なちかおにハマってるもので^^;;
水曜!楽しみに待ってる^^(敬語じゃなくしてみるw)
322 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/09/26(月) 16:26
更新お疲れ様です。こ、小細工ですか(汗
外見と中身、どっちが大事かというのは永遠の疑問ですよねぇ(しみじみ)
涙系、ほのぼの系など、ジャンル別で「これは1番だ」という作品がいくらかあるのですが、このスレはほのぼの系部門の第1位です(w
次回も楽しみにしております。
323 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/26(月) 22:16
切ないなぁ…
324 名前:第16話 幼馴染(中編) 投稿日:2005/09/29(木) 00:04
「おはよ。」
「れっ、れいな……!」

朝、れいなと顔を合わせたくなかったから早く家を出ようと思った。
そう思って、早く出たのに目の前にはれいな。
いつもそう。
あたしの行動全部れいなにはバレてる。

「ちょっと、話しようと思って。」
「あたしは…ないもん。」
「嘘吐け。」
「………。」
325 名前:第16話 幼馴染(中編) 投稿日:2005/09/29(木) 00:05
「あのさ、昨日の事だけど。」

何事もなかったように淡々と話すんだね。

「俺の事好きって言ってた人、紹介してよ。」

そう、何事もなかったように…
って、えぇぇぇぇぇぇぇ!?

「何?その反応…」

まるで変人を見るような目で見てくる。
あたしはただの可愛い女の子だよ?
326 名前:第16話 幼馴染(中編) 投稿日:2005/09/29(木) 00:05
「何?れいな付き合うの?」
「はっ?いやいや。付き合うとかじゃなくて、友達。」
「友達…?」
「そ。友達として、まず。」

友達かぁ…ほっ。
ん?
何であたしがほっとしてるの?
やだやだ!そんなのあたしがれいなの事好きみたいじゃん!

「どしたの?」
「あっ、ううん!何でもない!!」
「あっそ。」
327 名前:第16話 幼馴染(中編) 投稿日:2005/09/29(木) 00:05
「絵里、絵里!ありがと!」
「…何が?」
「れいな君!!」
「あぁ…」
「何よ。その返事。」

喜んでくれてるのは凄く嬉しい。
嬉しいよ?嬉しいんだけど……
何故か祝福できない自分がいるんだ。

「やっぱ、れいな君最高だね。」

顔良いし、細身だし、硬派だし、と。
328 名前:第16話 幼馴染(中編) 投稿日:2005/09/29(木) 00:05
何それ。
印象、変わってないじゃん。
もっとあるじゃん、れいなの良いところ。
成績上位をキープする為に、一生懸命努力するところ。
いつも生意気だけど、本当は凄く優しいところ。

何より、笑顔が可愛いところ。

とか、いっぱいあるじゃん。

どうして?どうして気付かないの?

れいなの良いところは外見だけじゃないんだよ?
329 名前:第16話 幼馴染(中編) 投稿日:2005/09/29(木) 00:05
そんな事を思っていても口に出す事なんかできず、
目の前の女の子はペラペラと喋っている。

「でさ、昨日一緒に帰ったんだけど、優越感?とかすごいの。」

周りの視線とかさ、痛いくらい。
自慢げに話す。

あたしは聞き流してる。
他の誰かかられいなの話なんか聞きたくない。
それに、周りが見てるのは二人じゃない。
れいなだよ。
れいなが素敵だから、見てるんだ。
330 名前:第16話 幼馴染(中編) 投稿日:2005/09/29(木) 00:06
「ねぇ、お姉ちゃん。」
「ん?」
「なんか、胃がむかむかする。」
「大丈夫?」

………。
れいなの事、友達の事。
全部、お姉ちゃんに話してみた。

お姉ちゃんは文句も言わずに長い時間聞いてくれた。
そして、あたしが満足した後、ポツリと言った。
331 名前:第16話 幼馴染(中編) 投稿日:2005/09/29(木) 00:06
「あぁ、それ病気やね。」
「びょ、病気!?」
「そう、恋の病。」
「恋の病?」

何それ。
あたしがれいなの事好きみたいじゃん。
れいなの事なんて何とも思ってないもん。
さゆの双子で幼馴染としてしか見てないもん。
別にれいなが居なくたって…
困るかも。
れいなが居ないと寂しいかも。
332 名前:第16話 幼馴染(中編) 投稿日:2005/09/29(木) 00:06
「だって、その子がれいなの話をするとむかつくんやろ?」
「うん。」
「それで、その子の口かられいなの事聞きたくないんやろ?」
「うん。」
「立派なヤキモチじゃん。」
「ヤキモチ…」
「で、妬くってことはれいなを好きな証拠。」
「………。」
「まぁ、自分では気付かんかも。あーしもそうやったし。」
「お姉ちゃんも?」
「ん。あーしら、ホント、似とる。」
333 名前:第16話 幼馴染(中編) 投稿日:2005/09/29(木) 00:06
恋、かぁ。
あたし、れいなの事好きなんだ。
そう考えると凄く納得できる。

れいなが好き。
うん。大好き。

れいなも、あたしを好きでいて欲しい。
やっぱり、両思いがいい。

そんな、恋に気付き、自分の願いよ叶えと思ったのは
夜が長くなりつつある、ある秋の日だった。
334 名前:桜桃 投稿日:2005/09/29(木) 00:20
第16話 幼馴染(中編)、更新終了です。

よし、とりあえず、一歩前進。
えりりん、自分の気持ちに気付く!編でした(笑
えっと…次回の更新は10月9日になると思います。

>>321 名無飼育さん様
リd*^ー^)<純粋ですかぁ?頑張りますよ!れいなゲットの為に!
     あなたも頑張ってくださいね!!
えりりんからのお返事が届きましたよ?(笑

>>322 駆け出し作者様
外見と中身、これはもう仕様がないですよね…
ほのぼの系1位、ありがとうございます!私なんか全然なのに…
これから、もっと頑張りますよ!

>>323 名無飼育さん様
実はほのぼのも好きなんですけど、切ない系も好きなんです。
これからもっと暗いのいきますから、覚悟をしておいた方がよろしいかと。
えぇ、もう、家族崩壊する位のがきますから。
335 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/29(木) 00:29
キタキタキタ━(゚∀゚)━!!
更新お疲れ様です!
れなえり大好きなんで、小躍りしながら読みました(笑)
10月9日が今から楽しみすぎです♪

えりりん!俄然強めに突っ走ってれいなくんゲットだぁー!!
336 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/29(木) 00:32
321でしたw
えーと…俺かおりん推しなんスけど…(ヴぁく)
パパの登場がないので、娘のえりりん、ありがとう!!(意味不明
えりりん、やっと気づきましたね〜(・∀・)ニヤ
れいなは俺からみて結構いい男だなぁ〜って思いますw
次の交信( ゜皿゜)は10月なんですね〜。無理せず、がんばれいな!((ヴぁく
次回も楽しみに待ってます(´・ω・)ノシ
337 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/09/29(木) 09:50
更新お疲れ様です。
後編どうなったかな〜と思いながら開いてみたら中篇でしたか_| ̄|○ 焦らすのがお上手で(w
読みながらどうしようもないほどニヤニヤニヤニヤしてしまいました。亀ちゃんの行動を先読みするれいな君かっこいいです。
次回も楽しみにしてます。
338 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/01(土) 01:13
323です。
家庭崩壊………どうなるんだろう(-o-;)
339 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/05(水) 22:21
ちょこっとエロとか見てみたい気もするな
とりあえず、更新待ってます
340 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:12
恋って、自覚してからの方が辛いと思う。
恋って、自覚してからの方が楽しいと思う。

矛盾してるね。
でも、そう思うの。

れいなが好き。れいなが好き。れいなが好き。
そう、思うだけでココロが温かくなる。
そう、思うだけでココロがドキドキする。
そう、思うだけでココロが涙を流す。
341 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:13
ねぇ、れいな?
れいなはあたしのことどう思ってるのかな?
れいなはあたしのこと好き?

聞きたい。
でも、聞けない。
怖いから。
れいなの気持ちを聞くのが怖いから。
れいなの気持ちを知ってあたしの心が傷つくのが怖いから。

結局、自分が可愛くて。
前に進めないで居る。
でも、それじゃ駄目なんだよね。
342 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:13
「絵里、あの人いる?」
「あの人?」
「だから、絵里から紹介された人。」
「あっ、あぁ…えっと、あそこ…」
「ありがと。」

昼休みに珍しくあたしの前に現れたと思ったら。
あたしへの用じゃなくて、あの子。
それってちょっと酷くない?
あたしにだって会いに来てよ。
あたしには会いに来てくれないの?
343 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:13
「れいな君てさ。かっこいいけどつまんないんだよね。」

れいなが去って、昼休みが終わる頃聴こえて来た声。

「何かさぁ、この前一緒に帰ったんだけど別に何もされなかったし。」

優しいだけかもしんないけどさ、もうちょっと積極的な方がいいよね。
だって付き合って何もされないって嫌でしょ?

彼女が友達に話しているのが聴こえる。

れいなが優しいなんて知ってる。
あなたはれいなの事、何も知らないくせに。
344 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:13
「まぁ、年下と遊んでみたかっただけなんだよね。」

でも本気にされてたらどうしよう。
可哀想だよね。
でも、それはそれで別にいいか!

笑い声が聞こえる。
辞めてよ。
れいなをそんな風に言わないで。
れいなの事、何も知らないくせに。
345 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:13
「絵里?大丈夫?」

涙が溢れそうで、溢れそうで。
そんなあたしを心配したのか、里沙があたしに声を掛けてくれた。

「ん。大丈夫。だけど次、サボるね。」
「…ノートは見開き1ページ100円で写さしてあげる。」
「…けち。」

正直、数学をサボるのは自殺行為だけど。
いいもん。絵里、理系じゃないから。
それに頭の良い理系の里沙に教えて貰えばいいし。
346 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:14
キィ、バタン。

「んー!屋上って気持ちいいなぁ!!」

今のあたしの気持ちを潤してくれる。
真っ赤な太陽。
青い空。
白い雲。

そして。

「何してんの?」

何故か居たれいな。
347 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:14
今なら言えるかな。
この空の下でなら素直になれるかな。

「ねぇ、れいな?」
「ん?」

れいなさぁ、あの子に騙されてるよ。
…告げ口みたい。
本当はこういうの好きじゃない。
だけど、れいなが騙されているのは我慢できない。

だってあたしは、れいなが好きだから。
348 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:14
「知ってるよ。つーか別に相手にしてないし。」
「じゃあ、何で昼休みとか!!」
「…どっかの誰かさんを妬かせるためだよ。」

俺に嫌味ばっか言ってからかったりして。
でも、笑顔が凄く可愛くて守りたくなるやつ。

「ったく。好きな女に女紹介された俺の気持ちがわかる?って!」
「ごめ…ごめっんな…さ…」
「あーもういいから!」
349 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:14
れいなに抱きしめられる。
涙が止まらない。

「絵里が好きだよ。」

れいなの気持ちがあたしのココロの中に入ってくる。

「あたしもれいなが大好き!」
「ばーか。」
「何でよぅ。」

れいなが大好き。
350 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:14
5時間目が終わる頃。
屋上を出る。
勿論手を繋いで。

「でもさ、れいな。何であたしが屋上来るの分かったの?」
「んー…愛の力?」
「んもぅ。バカ…」
「へへへ。」

れいなが笑った。
あたしも笑った。
351 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:15
屋上のドアを開ける前に。

「ねぇ、キスしてもいい?」

返事は…決まってるでしょ。
言葉にしないで目を瞑る。

れいなの吐息がかかる。
ドキドキする。

「ん……。」

人生2度目のキスは、綺麗な青空の下で。
352 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:15
おまけ。

絵里には言えない。
何てったって愛の力とか言っちゃったし。

本当は違うんだ。

教室に戻ろうとした時に里沙からメールが来た。
内容は『絵里が泣きながらどっか行った。多分屋上。れいなのが近いんじゃない?』
そして、最後に『( ・e・)<頑張れ!』って。

そして、さゆからも『从*・ 。.・)<さゆの方が絵里より可愛いの。』と。
…消去決定。

だから言えない。
里沙からのメールで屋上に先回りしたなんて。
353 名前:第16話 幼馴染(後編) 投稿日:2005/10/09(日) 22:15
おまけのおまけ。

从*´ ヮ`)*^ー^)<ということで付き合うことになりました!
( ・e・)*・ 。.・)<おめでとー(なの)!
从*´ ヮ`)*^ー^)<ということでこれからは二人で帰るんで!
Σ从*・ 。.・)<…困るの。そうするとさゆの可愛さに里沙君が我慢しきれず襲われるの!
(;・e・)<…いや、ないから。
从*´ ヮ`)*^ー^)<ということでバイバーイ!!
从*・ 。.・)<この際さゆ達も付き合えばいいの。
Σ(;・e・)<うえぇぇぇ!?
从*・ 。.・)<冗談なの。
(;・e・)<………。(嬉しいような悲しいような…)
354 名前:桜桃 投稿日:2005/10/09(日) 22:31
第16話 幼馴染(後編)、更新終了です。

はぁ、長かった。
何てったって十年だもん(笑
でもこれからの絡み(他CP)の話はもっと長くなるような…
まぁ、とりあえずれなえりおめ!!!

>>335 名無飼育さん様
小躍りしてる姿が見たいです(笑
俄然強めでえりりんはれいなをゲットしましたーー!
えっと、これも皆様のお陰です<(_ _)>

>>336 名無飼育さん様
ちょっとれいな!!良い男だって!!良かったね!
从*´ ヮ`)<へへへ。
かおパパは…う〜ん…きっとそのうち…

>>337 駆け出し作者様
とことん焦らしますよ私はっ!!(ヲイ
もう、どんどんニヤニヤしてください。
書きながら私もニヤニヤデレデレしてますから(危っ

>>338 名無飼育さん様
家庭崩壊…それはまだ先の話なんですがね。
あまりネタバレしてしまうと面白くないので…
でもまぁ、楽しみにしていただければ嬉しいです。

>>339 名無飼育さん様
エロですか…他にも需要があったら書いてみますね。
その際、一応CPリクをしていただければ…
本当は私もめっちゃ書きたいですよ?
ただ、エロを書いても載せる自信がないのれす。
355 名前:名無しさん、、 投稿日:2005/10/09(日) 23:49
最初ッから読みとうしました!まこあい、れなえり…。カオパパがショック起こしそうですね。
356 名前:名無し飼育さん 投稿日:2005/10/10(月) 01:01
どぐわわああああああああ!!!!
れなえり最高です!おめでとうれなえり(*´д`*)
田中くんが何か確信犯wえりりんれいなが大好きなんだねえりりん。
そんなわけで、れなえりのエロが見たくてたまらな(ry
357 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/10(月) 02:59
更新お疲れ様です!待ってましたよー

絵里とれいなくんチュウシタ━(゚∀゚)━!!
れいなくん素敵すぎだよ!そして絵里キャワすぎだよ!
あと、里沙くん。良い仕事しますね彼は!
今はちょっと損な役回りですけど、是非幸せになってもらいたいものれす

>エロですか…他にも需要があったら書いてみますね。

ここにもいますよー。俄然強めにれなえりキボンヌ
もしエロあったら小躍りどころか狂喜乱(ry (笑)
358 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/10(月) 05:56
336でした^皿^
交信お疲れ様です♪……ってえぇぇっぇっぇっぇぇぇ?!?!!(ばきゅ
もー。朝から幸せになっちゃったじゃないですか(((*´∀`)ノシ
れなえりおめ〜(・∀・)
うん。10年って長いですね〜^^;;10年前もひやひやものだったカオパパ。
今はもっとヒヤヒヤしちゃうかもですねー(・∀・)ニヤニヤ

>エロ
マターリできる小説なので、あえてエロでもいいのかな〜(謎
CP?!それはー…親世代なら!!(謎謎謎謎(ry
…なんでこんな熱いんだろ_| ̄|○

次回の交信も待ってますよ〜o( ^-^)o
359 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/10(月) 19:02
更新お疲れさまです。ネタバレしてしまってすいませんでしたm(_ _;)m二度と無いようにします。次の更新も頑張って下さい。
360 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/10/11(火) 09:33
更新お疲れ様です。……ええもう、傍から見たら気持ち悪いくらいニヤニヤしました。
影の立役者、里沙くんに惚れちゃいそうです。これも作者様の細工でしょうか(w あ、れいなくんをもてあそぼうとした子には軽ーーーく鉄槌を下しておきますので(怖
エロは作者様が書きたいのであればどーんと書いちゃってください。CPはお任せします(一番困る返答)
カオパパの心配をしながら次回も楽しみにしています。
361 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/12(水) 08:55
>>356
田中くん??藤本くんだよ!!!(爆)

更新おつかれさまでした!
すごく感動しましたよー(^0^)v今後が楽しみです!!
362 名前:第17話 みきたんとあやちゃん 投稿日:2005/10/17(月) 23:46
今日は日曜日。
平日働いている美貴は休み。
そして、さゆ達学生も休み。

「久しぶりに4人でどっか行く?」
「ごめん。俺、絵里とデート。」
「あたしはママと愛ちゃんとなっちさんとデート♪」
「美貴、ごめんね…?」

…泣いても良いですか?
今、ここで泣いても、許されますか…?
363 名前:第17話 みきたんとあやちゃん 投稿日:2005/10/17(月) 23:47
「で、何で亜弥ちゃんが居るわけ?」
「たんが寂しがってたからでしょ?」
「…そうだね。」

目の前に座っているのは美貴の従兄妹、松浦亜弥。
…違う。後藤亜弥だ。

美貴が電話で愚痴を零したらすぐに来てくれた。
…と言ってもお向かいさんだが。
すぐに来てくれたことを考えると亜弥ちゃんも暇だったんだ。

そんな風に言ったら殴られた。
364 名前:第17話 みきたんとあやちゃん 投稿日:2005/10/17(月) 23:47
「…痛いんだけど。」
「お茶。」
「…はい。」

何でか分からないけど、亜弥ちゃんには逆らえない。
何だかんだで可愛いんだよね。
とは言っても、真里には遠く及ばないけど。
まぁ、従兄妹だし。妹みたいな感じ?
美貴の中では二番目。

「そういえばさ…」
365 名前:第17話 みきたんとあやちゃん 投稿日:2005/10/17(月) 23:47
「何?」
「亜弥ちゃんは何で今日一人なの?」
「………もっかい殴られたい?」
「ごめんなさい。」

麻琴はのんちゃんとお出かけ。
里沙は部活。
あさ美は…ごっちんとデートっ!!

…なるほど。
最後のが怒ってる原因か。
366 名前:第17話 みきたんとあやちゃん 投稿日:2005/10/17(月) 23:47
「いいじゃん、親子なんだからデートくらい。」
「ぶー…」

亜弥ちゃんの頭を撫でる。
真里やさゆとは別の感じ。
妻でもなく、娘でもなく。
下に兄弟がいない美貴にとっては凄く新鮮だ。

「ごっちんにも撫でられるけどさー。」
「ん?」
「たんに撫でられるのも気持ちいーね。」
367 名前:第17話 みきたんとあやちゃん 投稿日:2005/10/17(月) 23:48
「ねー、知ってる?」
「何を?」
「私の初恋がたんだったこと。」
「知ってるー。」

知っててもどうしようも無かった。
小さい頃からみきたん、みきたんって寄ってきた。
凄く、凄く可愛いと思った。
だけどそれは恋愛感情というものではなく。
家族に対する愛情に似ていたんだ。
だから。亜弥ちゃんを傷つけるのが怖かったから。
普通に接するしかできなかったんだ。
368 名前:第17話 みきたんとあやちゃん 投稿日:2005/10/17(月) 23:48
「正直さ。たんがやぐっつぁんと付き合ってるのやだった。」
「今はやぐっつぁんじゃないんですけど…」
「何かさ。寂しかったんだよね。」
「相変わらず美貴は無視ですか。」

暫く、口利いてくれなかったよね。
随分拗ねてたよね。
そんな亜弥ちゃんも可愛かったんだよ。
だから。ごっちんと付き合い始めたの、嫌だったんだよ。
美貴だって、亜弥ちゃんが他の誰かと付き合うとか。
本当は嫌だったんだよ。
369 名前:第17話 みきたんとあやちゃん 投稿日:2005/10/17(月) 23:48
「よく言うよ。美貴より先に結婚したくせに。」
「ごめんねー。先に幸せ掴んで。」
「はいはい。」

知ってる?
美貴が今、泣きそうな事。
亜弥ちゃん、知ってる?
美貴さ。亜弥ちゃんの事、大好きなんだよ。

出してたお茶を片付けるフリをして、後ろを向き。
溢れ出そうな涙を拭う。
きっと、亜弥ちゃんにはばれてるだろう。
370 名前:第17話 みきたんとあやちゃん 投稿日:2005/10/17(月) 23:48
「ねぇ、たん?」
「ん?」

泣いてた事が分からないように。
普通の。普段の笑顔で振り返る。

「だーいすき。」
「………。」
「たんは?」
「…美貴も、亜弥ちゃんの事、大好きだよ。」
371 名前:桜桃 投稿日:2005/10/18(火) 00:08
第17話 みきたんとあやちゃん、更新終了です。

一日ほど更新が遅れてしまいました。すみません。
んでもって来週は諸事情のため更新できません。
すいません、すいません、すいません…
今回はみきあやでっす!美貴様絡みではやぐみきと同じ位好きなCPです。
実はこれはあやごまへの伏線なんですが。
最近、某ユニットのせいであやごまがキテるんです。
あと、エロについてですが、その内いつの間にか更新されてる!ということがあるかもしれません。

>>355 名無しさん、、様
まこあい、れなえりと大事な娘は全て男に取られました(笑
今回の更新で名前のないかおパパですが、実は家で寝込んでます。
そんな人を放っておいてデートに出かける家族です(爆

>>356 名無飼育さん様
れいなは確信犯です。
不安なこともあったけど、絵里は自分の事を好いているという妙な自信を持っていました。
えりりんはれいなが大好きで、れいなもえりりんが大好きなのです。

>>357 名無飼育さん様
れいなと絵里チュウシチャッタ━(゚∀゚)━!!
里沙くんは良い仕事しますよ。何てったって作者びいき(笑
これからも彼には活躍してもらわないと困ります(爆

>>358 名無飼育さん様
从*´ ヮ`)*^ー^)<ありがとー!
かおパパは10年経っても変わりません。
いつまで経っても娘達が大好きなのれす。かおパパ…頑張れ!

>>359 名無飼育さん様
いえいえ、貴方様が謝る事ではないのです!
私自身がネタバレしてしまったので、悪いのは私なんです。
誤解させてすみませんでした。これからも期待に応えられるよう頑張ります。

>>360 駆け出し作者様
(*・e・)<うぇぇぇ!?何か…照れますね……
鉄槌の方、よろしくお願いします。たっぷりとお仕置きしてください。 (VOV川<俺に任せとけ
かおパパは気が気じゃないでしょうねぇ…

>>361 名無飼育さん様
まぁあまり細かい事は気にせず(笑
でも、訂正ありがとうございました。問題なのは実は気付いていなかった作者の方ですが(ヲイ
感動という言葉が非常に嬉しいです。
372 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/10/19(水) 10:26
更新お疲れ様です。今更になって、小説の中にいる人にどうやって鉄槌を下せばいいのか分からないことに気付きましたので(w、美貴様にお願いすることにします。
うーん、辛いのはカオパパだけではないんですねぇ。全員に幸あれ!!
再来週もわくわくしながら待ってます。
373 名前:名無し飼育 投稿日:2005/10/20(木) 20:33
久々に来たら大量更新されてる!
ガキさんにも幸せになって欲しい。
でもイイ!!
どんどん続きが楽しみです、マータリお待ちしてます。
374 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/20(木) 22:40
かおパパが大好きな358でしたww
交信お疲れ様です!あやみき。恋愛じゃないのも(・∀・)イイ!ですね^^
かおパパがいつまでも変わらないでいてほしい!!(謎)
俺も某ユニットではあやごまプッシュです(爆)
ポーズ等で絡みが見られませんが、プッシュ!!w
次回も超待ってます〜( ・∀・)ノシ
375 名前:第18話 あやちゃんとごっちん 投稿日:2005/10/30(日) 22:52
今日は残業で遅くなってしまった。
受験生のあさ美と麻琴はともかく里沙は部活で疲れているだろうし
亜弥ちゃんは家事で疲れているからもう寝ているだろう。

「ただいまー」

シーンと静まり返る我が家。
この様子だとみんな寝てるな。

「風呂入って寝よ……」

靴を脱ぎながら中へ入っていく。
376 名前:第18話 あやちゃんとごっちん 投稿日:2005/10/30(日) 22:53
そこにはテーブルに座って、スースーと寝息を立てている人が。

「…待っててくれたんだ……」

彼女の目の前には、後藤のために用意してくれたご飯が
綺麗にラップに包まれていた。
包んだ本人は待ちきれなくて寝てしまっているけど。

「ありがとう。亜弥ちゃん。」

耳元で囁いて、サラサラの髪にそっと唇を落とす。
シャンプーの良い香りがした。
377 名前:第18話 あやちゃんとごっちん 投稿日:2005/10/30(日) 22:53
「ん…ご、っちん?」
「あっ、ごめん。起こしちゃった?」
「んーんー。大丈夫。」
「…ただいま。」
「おかえり。」

ただいまの、おかえりのキスを。
この習慣は新婚当初から変わっていない。

「ごっちん、遅かったね。」
「あぁ、うん。まぁ、残業でね。」
378 名前:第18話 あやちゃんとごっちん 投稿日:2005/10/30(日) 22:53
「そんな事言って、実は浮気してたりして。」
「!!ないからそんなの!ありえないって!」
「どうかなー?紳助さんが日本の男で浮気しない人は8人しかいないって言ってたよ?」
「じゃあ、後藤はその8人の一人だから。」
「本当に?」
「ほんと。」

嬉しそうに微笑む君の笑顔が大好きで。
思わず抱きしめた。
ただ、後藤は照れ屋だから、すぐに離してしまうんだけど。
379 名前:第18話 あやちゃんとごっちん 投稿日:2005/10/30(日) 22:53
「シャワー浴びてくるね。」
「うん。じゃあその間に温めておくよ。」

久々の残業で心身ともに疲れてた。
だけど、身体の疲れはともかく。
精神の疲れは簡単にとれそうだ。

後藤には『亜弥ちゃん』という特効薬があるからね。
すぐに疲れなんて吹き飛んでしまう。

タオルで身体を拭いて、髪を拭いて。
髪はまだ少し濡れているけど、気にしない。
380 名前:第18話 あやちゃんとごっちん 投稿日:2005/10/30(日) 22:54
「この前さー、ごっちんさ、あさ美と出掛けてたじゃん?」
「ん。」
「その日さ、たんの家居たのね。」
「ん。」
「さっきから『ん。』しか言ってなくない?」
「ん。」

だって、仕様が無いじゃん。
亜弥ちゃんの作ってくれたおいしいご飯を食べながら聞いてるんだから。

「じゃあ、食べ終わってから話すぅ。」

たった、それだけも彼女は拗ねてしまったようだ。
381 名前:第18話 あやちゃんとごっちん 投稿日:2005/10/30(日) 22:54
「その時ね、初恋の話をしたの。」
「ん。」
「ごっちん、あたしの初恋の人知ってる?」
「………。」
「あたしね、ごっちんに出会う前はずぅっと、たんが好きだったんだ。」
「うん、知ってた。」
「10年位かなぁ、片思い暦。」
「………。」
「人生最大の片思いだったなぁ…」
「………。」
「ねぇ。」
「何?」
「ちょっとは妬いてくれたりしないの?」
382 名前:第18話 あやちゃんとごっちん 投稿日:2005/10/30(日) 22:54
寂しそうに、上目遣いで。

そんな訳無いじゃん。あるわけないじゃん。

「妬いてるよ。めちゃくちゃ。」
「ホントに?」
「うん。ミキティを殺したいくらい。」
「ちょっと、ホントに殺さないでよ?」
「はは。そんな事しないよ。」

だって、今。亜弥ちゃんを独り占めしてるのは後藤一人なんだから。
それに、亜弥ちゃんが独り占めしてるのも後藤で。
お互いが愛しているのは、お互いなんだから。
383 名前:第18話 あやちゃんとごっちん 投稿日:2005/10/30(日) 22:54
「でもさ。あたしもあの頃は妬いてばっかだったなぁ…」
「…その話はもういいじゃん。」
「じゃあ、今日は許してあげる。」

そんな風に言う君の背中が凄く小さくて、寂しそうで。
どこかに消えてしまいそうな感じだったから。

「ちょっ、ごっちん?」

あすなろ抱きに憧れてたんだ、後藤は。
…実際、何度もしてるんだけど。
384 名前:第18話 あやちゃんとごっちん 投稿日:2005/10/30(日) 22:54
この人を、離したくない。
心底そう思っている。
他の女性なんか見たくもない。
亜弥ちゃんが居れば、それでいい。
他には何もいらない。

…家族はいるけど。
大事な大事な亜弥ちゃんとの子供だからね。

亜弥ちゃん中毒だな、後藤は。
385 名前:第18話 あやちゃんとごっちん 投稿日:2005/10/30(日) 22:55
「ねぇ、亜弥ちゃん。」
「んー?」
「後藤さ、シャワーも浴びた事だしさ。」
「うん…?」
「イイコトしよっか?」
「へ?ちょっ、ごっちん!」

ここから先はオトナだけのお楽しみ。
誰にも邪魔されない。
邪魔されたくない。

亜弥ちゃんとの深夜。
386 名前:桜桃 投稿日:2005/10/30(日) 23:04
第18話 あやちゃんとごっちん、更新終了です。

私の中でかなりキテマスね、このCP。
ネタが多いので嬉しい限りですよ。
正直な話、某ユニットはあやごま目当てで見てます(爆
次回なんですけど、悩んでるんですよね。
子供達の恋愛を書くべきか、それとも…

>>372 駆け出し作者様
美貴様が、きちんと鉄槌を下しておいてくれたそうです(笑
かおパパですが…このまま放置しちゃいましょうか? ⊂(VoV川<ヲイ!
いえいえ、そんなことにはならないように頑張りますよ!

>>373 名無し飼育様
ガキさんは幸せになります。幸せにしてみせます!
私のこの手で!!
なんてったって作者びいき〜♪

>>374 名無飼育さん様
あやみき。私の中では別格なんですよね。
もちろんあやごまやみきやぐもなんですが。
あやみき、大好きなんです。ホント。大好きなんです。
387 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/10/31(月) 10:00
更新お疲れ様です。美貴様もお疲れ様です(w
新婚の某芸人さんの言葉を借りると「あま〜い!」ですね。
最近は読む以前に、更新されているのを見つけただけでニヤニヤしてしまう私、もう手遅れでしょうか。それでももっと手遅れにしちゃってください。
次回は……正直言うと全員見たいです(殴
388 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/31(月) 17:59
374でした!!
あ〜〜〜〜〜〜(*´Д`*)あやごま!!(爆)
これはキましたw
 続 き が 激 し く み た い で す !
ということで、他のCPも見たいっすね〜(・∀・)ニヤニヤ
次回の交信も待ってます♪頑張って下さいね!!
389 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/01(火) 07:36
あやごまイイ…素敵。

ところで子供たちがもう高校生という事は矢口さん辺りは何歳…イヤイヤ。
390 名前:第19話 私はだぁれ? 投稿日:2005/11/06(日) 23:48


私は本当は誰なの?
どこで生まれたの?




…ここの子供じゃないの?
391 名前:第19話 私はだぁれ? 投稿日:2005/11/06(日) 23:48
「あさ美ちゃん…分かんないぃぃぃぃー…」
「どこ?」
「ここ。」

今日はあさ美ちゃんの家で勉強中。
たまには真面目にやったりします。
これでも高三の受験生ですから。

「あいぼん分からない所ありすぎー」
「まぁまぁ、あさ美ちゃんみたいに頭が良いわけじゃないんで…」
「またそうやって逃げる。」
392 名前:第19話 私はだぁれ? 投稿日:2005/11/06(日) 23:48
呆れた感じで。
だけど、本当に分かんないんだもん。

「授業聞いてた?」
「…さっ、次の問題いこー!」
「…………。」

まぁ、こんな結果になったのは自分が悪い訳で。
やっぱり授業真面目に聞かなきゃダメだなぁ。
でも聞いてると眠くなるんだよなぁ。

「次なに?生物?」
「うん。」
393 名前:第19話 私はだぁれ? 投稿日:2005/11/06(日) 23:48
「生物のどこ?」
「遺伝子。」
「そこ、一年で習ったよね?」
「キオクニゴザイマセン。」

勉強は嫌い。
だけど、行きたい学校があるから。
なりたい職業があるから。
その為には勉強しなきゃいけない。

夢のためには何かをしなきゃ。
394 名前:第19話 私はだぁれ? 投稿日:2005/11/06(日) 23:49
「そこ違う!」
「はい!」

…一年から勉強しておけば良かった。
つくづくそう思ってしまう。

「そこも違う!」
「…もうちょっとだけ優しくしてください、先生。」
「あまーい!!」
「はい。」

何であさ美ちゃんこんなスパルタなの?
395 名前:第19話 私はだぁれ? 投稿日:2005/11/06(日) 23:49
さて、次のページと…
そこには血液型について。
こういうのって好きなんだよね。

「あさ美ちゃん何型?」
「B。」
「亜弥ちゃんと真希ちゃんは?」
「BとOだよ。」
「おぉ、ちゃんと二人の子供だ。」
「まぁ、そうだね。」
「これでさ、自分の血液型と親のが関係なかったら怖いよね。」
「ね。」
396 名前:第19話 私はだぁれ? 投稿日:2005/11/06(日) 23:49
「あいぼんは何型?」
「AB。」
「ふーん。二重人格?」
「違うから!」

今、見てるの!!とあさ美ちゃんに告げ静止させる。
えーっと…のんはO型。
お父さんはO型。お母さんはA型。

…あれ?

……あれ?
397 名前:第19話 私はだぁれ? 投稿日:2005/11/06(日) 23:50
「ん?あいぼんどうかした?」
「あっ、ううん。でもごめん。帰るね。」
「えっ、あいぼん!?」

どうして?
どうして?
どうして?

A型とO型から生まれるのはA型とO型だけ。
じゃあ何で私はAB型なの?
…私は二人の子供じゃないの?
398 名前:第19話 私はだぁれ? 投稿日:2005/11/06(日) 23:50
バタンッ!
ドアは静かに閉める。
そんなことは分かってるけどできない。

「亜依?どうした?」
「の、の…」
「ん?」
「………いの?」

震えて声が出ない。
聞きたいのに聞けない。
助けてのの。
399 名前:第19話 私はだぁれ? 投稿日:2005/11/06(日) 23:50
「どうしたのあいぼん?」

お母さんまでが出てきて。
私なんかを心配してくれて。
ののも心配してくれてる。
私なんかの為に。

質問したら答えてくれる?
…真実を教えてくれる?

「ねぇ…」
「「何?」」
「私は…ここの子供じゃないの?」
400 名前:桜桃 投稿日:2005/11/07(月) 00:06
第19話 私はだぁれ?、更新終了です。

実は、この回は凄く書きたかったところなんです。
…ただこの回を書くに当たっての不安が一つ。
絵里については突っ込まないでください。お願いします(滝汗
初めてこの作品で仄々じゃなくなりましたね。

>>387 駆け出し作者様
川;VoV)<相手も中々強かった…
どんどんニヤニヤしてください!(笑
これからも素敵な萌えをお届けできるよう頑張りますね!

>>388 名無飼育さん様
他のCPもどんどん書く予定です!
今回の話もそのための複線でありますからぁ!!
みきやぐ書かないと美貴様に殺される…

>>389 名無飼育さん様
あやごまは昔から結構好きだったんですが
最近やっと光を浴びるようになったので嬉しいですね。
(〜^◇^)<心は永遠の16歳!
401 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/07(月) 00:19
更新乙です。急な展開ですね…続きが気になります。
402 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/11/07(月) 09:40
更新お疲れ様です。アワワ…読む前のニヤニヤが吹っ飛びました。吉澤家はこれからどうなるんでしょう。ハッピーエンドになればいいなぁ(ボソッ
次回、ハラハラしながら待っています。
403 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/07(月) 17:56
388でした!!
交信お疲れ様です^^この1週間、長かった……_| ̄|○

血液型はー、先月やりました!(爆)期末の試験範囲です(苦笑)
微妙にリアルだなぁ〜とか思いつつww
あいぼん、きっと大丈夫(ぇ)いいところで切りましたね〜^^;;
      ノノ*^ー^)……( ̄◇ ̄;;) ほら、うん。ぇと…大丈夫です(爆)
美貴様に殺されない程度に、他のCPもじゃんじゃん書いちゃって下さいw
かおパパ大好きです、かおパパ…(意味深w)

次回の交信も待ってまーす♪
404 名前:第20話 家族の証 投稿日:2005/11/13(日) 21:26
「私は…ここの子供じゃないの?」

お願い。答えて。
いつもみたいに笑って違うよって。

…何で?
何でお母さんもののも何も言わないの?
答えてよ。答えて!

「あいぼ――」

ののが喋ろうとしたところをお母さんが止める。
405 名前:第20話 家族の証 投稿日:2005/11/13(日) 21:27
「あいぼん。よっすぃーが帰ってきたらちゃんと話そう?」

その言葉は私にとってはまるで死刑宣告と同じだった。
私を一人にしないで。

この家を飛び出したい。
…そう思った。

でもできない。
だって私はみんなが好きだもん。
家族を愛してるんだもん。
406 名前:第20話 家族の証 投稿日:2005/11/13(日) 21:27
ガチャ、パタン。

静かに閉まるドア。
ののに身体を支えられ、部屋に入った。

沈黙。

この静かさが凄く嫌で嫌で。
孤独を感じさせるこの空気が嫌で嫌で。
私は、泣いてしまった。
407 名前:第20話 家族の証 投稿日:2005/11/13(日) 21:29
ののは、何も言わなかった。
何も言わずに、ずっと傍にいてくれた。
何も言わずに、私よりも随分と大きな手で頭を撫でてくれた。

その優しさが凄く嬉しくて。
ぽっかりと穴が開いた私の心に癒しを与えてくれた。

それと同時に辛くもなった。
家族じゃない私には、これからはもうこの優しさがないんじゃないか。
もう、ののに慰めてもらう事は出来ないんじゃないか。

そんなの、寂しい。
408 名前:第20話 家族の証 投稿日:2005/11/13(日) 21:29
暫くしてお父さんが帰ってきた。
お母さんからメールか電話で聞いたんだろう。
いつものようなおちゃらけな様子は見えなかった。

「ご飯食べたらみんなで話そう。」

そう言われた。

お父さんがご飯を食べ終え、お母さんが4人分のお茶を用意した。
4人で1つのテーブルを囲み、座った。

そして、お父さんの口が開かれた。

「あいぼんは――」
409 名前:第20話 家族の証 投稿日:2005/11/13(日) 21:29
ののが生まれてから半年近くが過ぎた頃。
2月7日に俺の従兄妹の加護家に一人の女の子が生まれた。
その女の子があいぼんだった。

だけど、喜びも束の間。
あいぼんの両親が俺の婆ちゃんにあいぼんを預けて出かけた日。
二人は二度と帰っては来なかった。

ののと同じ年だし、俺らが引き取るのが一番だと思った。
ののと一緒に双子として育てようと決心した。
俺らの娘として、育てようと。
だから今、こうして一緒に居る。
410 名前:第20話 家族の証 投稿日:2005/11/13(日) 21:30
「…いつか、あいぼんが知るのが怖かったの……」
「お母さん…」

涙を流しながら、お母さんは私に言う。

「知ったら、あいぼん私達から離れて何処かに行っちゃうんじゃないかって…」
「お母さん…でも、私は吉澤家の人間じゃないから…」

いつか、出て行かなくちゃならない時が来る。
3人に別れを告げなきゃならない時がある。

「…ばーか。」
411 名前:第20話 家族の証 投稿日:2005/11/13(日) 21:30
ずっと静かに聴いていたののが言葉を発した。
…向けられた言葉は最悪のものだったけど。

「ばかって何よ!後ろから順位を数えた方が早いのんに言われたくない!!」
「あいぼんは何も分かってねーんだよ!」
「分かってるよ!」
「分かってねーから、出て行くなんて言ってんだろ!」
「っ!!」
「あいぼんは何も分かってない。17年以上一緒に居るのに何にも分かってない。」
「………。」

ののはお構いなしにそのまま続けた。
412 名前:第20話 家族の証 投稿日:2005/11/13(日) 21:30
あいぼんは勘違いしてる。
俺達は、血なんかで家族をやってるんじゃねぇ。
あいぼんが好きだから。
あいぼんが好きだから。
だから一緒にいる。

俺は頭が悪いから、血液型とかよく分かんねぇ。
だから、そんなん関係ねぇ。
俺が分からない話を出すな。

あいぼんは大事な事を忘れてる。
413 名前:第20話 家族の証 投稿日:2005/11/13(日) 21:31
「俺達家族には血の繋がりよりずっと濃い、心の繋がりがあるじゃねーか。」

ギュッと抱きしめられた。
のんの腕は凄く強くて逞しくて、少し苦しかった。
だけど、その苦しさが心地よくて。
思わず涙が零れ落ちた。

「私…ここに、いて、い、いの……?」
「当たり前だろ。あいぼんは家族なんだから。」

のんに抱きしめられて。
お父さんにも、お母さんにも抱きしめられて。
私は今、幸せです。
414 名前:第20話 家族の証 投稿日:2005/11/13(日) 21:31
「まぁ、ののは生殺し状態だけどな。」
「っ!!父さん!!」
「はっはっはっ!」

お父さんとののが言い争ってる。
理由は知らないけど。
ののは真っ赤な顔をして。
私とお母さんとお父さんは笑って。

「…言える訳、ないだろ。」

ののが呟いた言葉は私には届かなかった。
415 名前:桜桃 投稿日:2005/11/13(日) 21:45
第20話 家族の証、更新終了です。

( ´D`)がやけに男前な気がします。
でも私の中での彼はへタレです。父親譲りのへタレです。
というか、この作品の男全員へタレです。
(〜´◇`)<歳についてのツッコミがなかった…ヤグゥ…

>>401 名無飼育さん様
ホント、急な展開でしたよね。でもずっと溜めてたものなんです。
実はもう一つ溜めてるものがあるんですが…
それはCPものなので暗くはなりませんよ

>>402 駆け出し作者様
私はバッドエンドだけはしませんからね。
かといって、ハッピーエンドだとも限りませんが…ニヤリ
とりあえず、皆様にニヤニヤしてもらえるように頑張りますよ。

>>403 名無飼育さん様
川#VvV)<早く他のCP(やぐみき)書けよ!
(;桜桃)<すいませんすいません!
(●´ー`)<なっちとかおりの出番がないべさ
(;桜桃)<すいませんすいません!次の次辺りには…
416 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/11/14(月) 09:38
更新お疲れ様です。浮気性な駆け出し作者は、以前惚れた里沙くんを放り出して希美くんに惚れてしまいました(殴
そうだよ、血じゃないんだよ、うんうん、と一人で頷いています。生殺しのところではニヤリとしました(w
次回も楽しみにしています。
417 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/14(月) 09:40
更新乙です
辻さんいいこと言いますね〜。次の更新も待ってます。
418 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/14(月) 17:37
403でした〜!!
交信乙です^^

キタ――――(゚∀゚)―――――!!!のんちゃん・゜・(ノД`)・゜・。
(・∀・)イイ!っす。だいぶ泣けますねwウルっときちゃいましたw
そんな過去があったなんて…( ´Д`)でも、本当イイ。
のの、かっこいい。マジで惚れるし(爆)
吉澤家の続編、激しく希望w……でも、
( ゜皿゜)<カオリノデバンモホシインダ!!
ということで(謎)、みきやぐ・かおなちも含め。次回の交信も待ってます〜(≧д≦)
419 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/14(月) 20:53
↑微妙にいつもネタバレなんで…。
420 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/15(火) 17:48
↑申し訳ありません(>_<)
421 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/20(日) 20:47
一気に読みました。どの家族も本当大好きです!
これからも頑張って下さい!!応援していますp(^0^)q

>>419
そしたら、皆微妙にバレてません?(笑)
422 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/21(月) 00:06
>>421
まあ、そうなんですけどね。自分的にちょっと気になったもんで。
皆さんが気にしてなければ別にいいかなと。スレ汚しすいませんでしたm( )m
423 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:46
あのことがあってから、数日が経過した。
俺とあいぼんの関係は何も変わらない。
そう、何も。

ただの、兄妹のままだ。

あいぼんはあの後、みんなに全てを話した。

「みんなとの間に隠し事はしたくない。」

だ、そうだ。
何となく…分かる気がする。
424 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:46
最近、のんの事をただの双子って思えなくなってきた。
別に普段はいつも通り喋るし、笑うし、ケンカする。

だけど、だけどね。
何かが違うの。変わってきてるの。
その何かが分からないんだけど。

のんには気付かれたくない。
だって、折角家族として接してくれてるんだもん。

ただでさえ、この関係を失うのが怖いの。
家族を失うのが怖いの。
……のんを失うのが何よりも怖いの。
425 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:46
俺とあいぼんの関係は何も変わらない。
きっと、俺がアクションを起こさない限り。

俺はあいぼんが好きだ。
だけど、あいぼんは俺の事は何とも思ってない。
思ってるはずがない。

だから、だから。
俺の気持ちがあいぼんに迷惑にならないだろうか?
俺が気持ちを打ち明けたら気まずくならないだろうか?

俺のことはどうでもいい。
あいぼんに余計な気を使わせたくない。
426 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:47
一人で悩んでいるのは性に合わないからお母さんに相談した。
そしたら、ただ笑ってるだけ。
何も答えてくれなかった。
…ケチ。

お父さんには相談しないよ。
まともな答えが返ってくると思わないもん。

次の相談者には愛ちゃんを選んだ。
私達幼馴染の中で一番のお姉さん。
一番人生が経験豊富な人。
1つしか年は変わらないんだけど。
でも、愛ちゃんが一番いいかなって。
一番しっかりしてるとも思わないけど。
427 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:47
驚いた。
なぜなら俺が相談しに行った先にいたから。

もともと俺は麻琴に相談しに行ったんだ。
なのに、なのにさ…
…何で愛ちゃん家に居るんだよ。
麻琴さえ、ちゃんと家にいてくれれば。
ってか愛ちゃんのところにいる麻琴が悪いんだろっ!

八つ当たりして麻琴の足を蹴った。
そしたら、愛ちゃんが怒るわ、麻琴が怒るわ、あいぼんまで。
な、何で俺なんだよ…
428 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:47
私は愛ちゃんの部屋に通された。
とりあえず、ののとまこっちゃんはまこっちゃんの家へ。

「で、どしたん?」
「いや…その…かくかくしかじか…」
「そんなんじゃわからん。」
「…ごめん。」

あの事があってから、ののを意識し始めたの。
双子なのに。…双子じゃないけど。
それでも、家族として今までは接してきたのに。
なのに、なのに。
のんのこと、違う風に見てる。
429 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:47
「俺さ…あいぼんが好きなんだよね…」
「うん。知ってる。」

人が一大決心して打ち明けた告白を
いとも簡単にばっさりと。

「何ていうかさ、結構前から気付いてたよ。俺は。」
「何で?」
「んー…何か、あいぼんを見る目が家族を見る目じゃなかったから。」

それって、血が繋がってない事を知った頃から?
と、麻琴は質問してきた。

うん。多分、そうだろう。
430 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:49
「あいぼん。それを何て言うか知ってる?」
「へ?」
「…そういうのを恋って言うんよ。」

こ、こい?

「そんな、ありえないっしょ。だってのんは双子だよ?」
「でも、血ぃ繋がっとらんやん。」
「愛ちゃん、それを言わないでよ。」
「ごめん。でも、そうやろ?」

そうだけど。
…自分でも本当は気付いていたのかもしれない。
のんの事が好きってことに。
431 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:49
「告白は俺じゃなくて、あいぼんにしなよ。」
「っるせ!分かってるよ!!」
「はいはい。じゃ、行こっか。」
「…あぁ。」

もう一度、愛ちゃんの家に。
あいぼんに俺の想いを伝えるために。

あいぼんには迷惑かもしれない。
もしかしたら、俺の想いが負担になるかもしれない。
だけど、この溢れ出す想いを止めることなんてできないんだ。
432 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:49
のんが戻ってきた。
さっきとは、表情がまるで違って。
いつものようなへらっとした感じじゃなくて。
…凄く、かっこよかった。

もしかしたら、私はずっと前からのんの事が好きだったかもしれない。
ただ、きっかけがこの前の事ってだけで。
気付いたのが今日だって事だけで。

本当はのんの事が好きだったかもしれない。
気がつけばいつもそばにのんがいた。
何かあると、思い浮かぶのはのんの笑顔だった。
433 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:50
「あの…さ…」
「うん。」
「俺…さ…」
「うん。」
「その…あいぼんのこと…」
「うん。」

好きだの一言が言えなくて。
想いはもう、溢れ出ているのに。
どうしてかこの口からは言葉が出ない。

我ながら情けないなって思う。
なのに、あいぼんは優しくて。
俺が言うのを待ってくれて。
434 名前:第21話 あいらぶゆー 投稿日:2005/11/23(水) 23:50
「好きだ。」

のんの口から出た言葉に、私は声を失った。
それと、同時に涙が溢れてきた。

目の前のへタレな王子様は凄く焦ってる。
違うの。悲しいんじゃないの。嬉しいの。
のんと、同じ気持ちで凄く嬉しいの。

だから、今度は私の番。
のんに、私の気持ちを告げる番。

愛ちゃんに背中をそっと押されて。
私はのんの胸に飛び込み、囁いた。

「私も、好きだよ。」
435 名前:桜桃 投稿日:2005/11/24(木) 00:09
第21話 あいらぶゆー、更新終了です。

まず、遅れてしまってすみませんでした。
そして、諸事情のため2週ほど更新がストップさせていただきます。
本当に、すみません。
それ以降はまた、週1で更新できるように頑張ります。
さらにですが、今回の更新はめちゃくちゃ読みづらいですね。
ははは…笑い事じゃないですけども。

>>416 駆け出し作者様
浮気性なのは問題ないと思いまーす。
私も浮気者ですので今は里沙君より希美君です。
かっこいい男の子達、大好きです(爆

>>417 名無飼育さん様
私の中での辻さんは、どんなにくさい台詞も照れずに言う。
そして、誰よりも熱い。そんなイメージですね。
そういう所は父親譲りだと思われます。

>>418 名無飼育さん様
(*´D`)<いやー、何か照れる…
(#‘д‘)<………。
あいぼんさんが、嫉妬してます。
ちょっ、まっ、あいぼんさん!何で私が殴られるの!?

>>421 名無飼育さん様
どの家族も気に入っていただけているようで、嬉しいです。
私もこの家族達は順位がつけられないくらいみんな大好きです。
これからも頑張りますよっ!!

>>419>>420>>422
まとめてのレスですみません。
作者自体どこからネタバレでどこまでがネタバレではないのか区別が曖昧なんです…
なるべく、本編には触れない程度でということじゃ…ダメですかね?
いい加減な作者で本当にみなさんに申し訳ないです。
436 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/24(木) 18:16
更新お疲れ様です。
ほのぼのだったりシリアスだったり、いいっすね!
次回更新も楽しみにしてます。
437 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/24(木) 22:16
418でした。
おおおおおおぉっぉぉぉおおぉljんだおjfほj!!((謎
これからが気になりますねwwこの2人も好きなんで(爆)
あ、もしや期末ですか?(爆)俺もそろそろ頑張らないと…(>_<)
次回の交信も待ってます!
そして。ネタバレなレスをずーっとしていた事、ごめんなさい。反省しています。
438 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/11/25(金) 09:09
更新お疲れ様です。2人ともよく頑張った、偉い!…言葉をぼかしているつもりですが、ネタバレになっていたらすみません。
なるほど、期末テストの時期なんですね。3週間後までマッタリお待ちしています。
439 名前:腰痛に苦しむ読者 投稿日:2005/12/07(水) 02:24
桜桃さん、初めましてです。

この物語の進み方や家族構成などがとても好きです。
私の好きな「まこあい」「れなえり」「あいのの」など
1つの物語でいろんなカップルが見れてとても楽しいです。

無理せずに少しづつ頑張ってください。
440 名前:第22話 クリスマスに貴方は誰と過ごしますか? 投稿日:2005/12/11(日) 23:34

「あーし、クリスマスは麻琴と過ごすから。」
「あっ、あたしもれいなと一緒だから!」

二人とも語尾にハートマーク付きで。
そんなの許さないぞ絶対。

「ダメだ。」
「はぁっ!?何でぇ!?」
「ダメなもんはダメだ。」
「理由になっとらん!」
「クリスマスは家族でっていうのがうちの決まりだからだ。」
441 名前:第22話 クリスマスに貴方は誰と過ごしますか? 投稿日:2005/12/11(日) 23:35
「そんなの彼氏ができるまでだし。」

ねー。なんて相槌を打つ妹。
許さないぞ、絶対。
あんなヘラヘラしたのとひょろっちいのの何処がいいん――

「ぐはぁっ!!」
「お、お姉ちゃん!?」
「いや、なんか麻琴の悪口を脳内で言ってたみたいやから。」

…すみません。
飛び蹴りだけは勘弁してください。
442 名前:第22話 クリスマスに貴方は誰と過ごしますか? 投稿日:2005/12/11(日) 23:35
「じゃあ、みんなで過ごせばいいじゃん。」

そこに、天使の声が。
あぁ…なっちは最高の天使だよ。

「えー。どゆこと?」
「だから、矢口んとこと、梨華ちゃんとこと、ごっちんのとことうちで。クリスマスパーティー。」
「それじゃ二人じゃないじゃん。」
「そーだそーだ!」
「だから24日はデートしていいから。その代わり25日は圭織孝行をすること。」
「「はーい。」」
「圭織もそれでいいでしょ?」
443 名前:第22話 クリスマスに貴方は誰と過ごしますか? 投稿日:2005/12/11(日) 23:35
にっこりと、笑顔で。
でも、みんな知らないんだ。
なっちの笑顔がどれだけ怖いか。
心の中ではきっとこう思ってるんだ。

「おめぇらいい加減にしろよ。うぜぇんだよこの親ばか。」

って。
みんな騙されてるんだ。
なっちの笑顔には裏があるんだ。
勿論、普段のなっちの笑顔は天使の笑顔だけどね。
444 名前:第22話 クリスマスに貴方は誰と過ごしますか? 投稿日:2005/12/11(日) 23:35
そして、俺がするべき決断は―――

「はい。」

ただ頷くだけだった。
だって、怖いもん。

でも、まだ諦めたわけじゃない。
諦めたらそこで試合終了だから。
24日はまぁ、許すとしよう。
だが!25日は二人っきりになんか絶対にさせない!
445 名前:第22話 クリスマスに貴方は誰と過ごしますか? 投稿日:2005/12/11(日) 23:35
―――――――――――――――――――――――

「というわけで頼むよ虫!」
「何だそれ!ってか虫って言うな!」

圭織には悪いけど、25日のパーティーでも二人には楽しく過ごしてもらいます。
まこっちゃんとれいなとね。
それに、圭織は二人を心配しすぎだし。
最近なっちとの会話も減ったし。
ちょっとお仕置きしなきゃね。

「なっちも人が悪いなぁ。」
「ほっとく圭織が悪いべ。」
「まぁね。」
446 名前:第22話 クリスマスに貴方は誰と過ごしますか? 投稿日:2005/12/11(日) 23:35
「で、どうすんの?」
「ん〜…矢口考えてよ。」
「人任せだなぁ、おい。」

何だかんだで矢口は頼りになるし。
盛り上げ役にも丁度いいし。
きっと、面白いパーティーにしてくれると思う。

「多分、うちのが焼肉が良いって言うよ?」
「あーいいね。焼肉。」
「クリスマスだよ?」
「楽しければいいべ。」
「そ。」
447 名前:第22話 クリスマスに貴方は誰と過ごしますか? 投稿日:2005/12/11(日) 23:36
梨華ちゃんと、ごっちんのとこにもメールを送ろう。
25日はみんなでパーティーしようねって。
その代わり24日は大好きな人と過ごそうねって。
場所は…藤本家でいっか。
えっと…お肉とか野菜とかは持参で。
ケーキは、あたしが作ろうかな。
みんなのために。
圭織も可哀想だしね。
生クリームで苺ののった、大きなケーキを作ろう。
みんな喜んでくれるといいなぁ。
楽しみだなぁ。
448 名前:桜桃 投稿日:2005/12/11(日) 23:48
第22話 クリスマスに貴方は誰と過ごしますか?、更新終了です。

皆さんお待たせしてしまってすみませんでした。
まぁ、藤本家も吉澤家も後藤家も、そして飯田家も楽しい日を過ごすと思います。
で、次回更新は24日です!
内容はムフフ…ムフフフフ…
とりあえず、サプライズを用意してますので。

>>436 名無飼育さん様
ほのぼのだったり、シリアスだったり…私がどちらも好きなんで、
どうしてもこの二つが多くなってしまうんですよね。
これからも素敵なほのぼのな面とシリアスな面を見せていければと思ってます。

>>437 名無飼育さん様
これからどうなるんでしょうね、この2人は。
まぁ、私は見守る事しかできないです。(ヲイ
期末…ナンデスカソレ?ワタシハシリマセンヨ……デキナカッタヨ…

>>438 駆け出し作者様
2人とも強いです。
というか、それぞれみんな違う強さを持ってると思うんですよ、私は。
期末…フレナイデクダサイ…デモホケンタイイクハバッチリ…(爆

>>439 腰痛に苦しむ読者様
どうも、初めまして。腰痛は大丈夫でしょうか?心配です。
『雑食』が売りなので、腰痛に苦しむ読者様のように言っていただけると嬉しいです。
これからも色んなCP書きたいですね。
449 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 03:58
突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
450 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/12/12(月) 09:26
テスト&更新お疲れ様です。1教科でもバッチリならいいじゃないですか(w
何やら楽しそうな予感が…。サプライズってまさかあのことかなー、と想像しながら次回待ってます。
私事ですが、24日に更新という手、採用です(w
451 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 18:13
437でした!!
交信、待ってましたよ〜〜〜〜(≧0≦)
今回もよかったっす!!
俺のリクに近いもの聞いていただきありがとうございましたorz(彼の登場w)
次回の交信、かなり楽しみですwどんなものが用意されてるか、マジ楽しみっす!
ラジオドラマであやごまあったんで、かなり楽しみ〜〜(謎

期末は俺も駄目でした_| ̄|○
452 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 21:17
始めて読みました。性別変えてある作品は苦手だったんですが、面白かったです。
ただ、いまさらなんですが第1部でもう少し希美と亜依を出してほしかったです。
今まで二人がどう過ごしてきたのかも分からないし、なんか急に出てきた感じで、他の子供達と幼馴染として接していてもなんか浮いてる感じがしちゃって。
いろいろ書いちゃいましたが、しっかりブックマークさせていただきました。まあ、期待するあまりと言うことで。
続き楽しみに待ってます。

453 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/17(土) 23:03
親の留守中にあ〜んなことやこ〜んなことがし放題のCPがいるんだけど・・・
ヘタレな王子様だからなにもないのかな?
454 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/18(日) 11:42
次回も期待してます
455 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/24(土) 23:38
更新日の24日が終わっちゃうよ〜
456 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/25(日) 00:18
orz
457 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の壱〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:37
「で、何で飯田さんが家にいるんですか?」
「れいなが絵里を奪ったから。」
「…そうですか。」

今日はクリスマスイブ。
れいなもさゆも出かけて居ない。
だから、だから。久しぶりに真里と二人きりだと思ったのに。
色んなコトできると思ってたのに。
目の前には飯田さん。
飯田さんに悪気がないのは分かってる。
だけど、狙ったかのような間。
きっと、絵里ちゃんと愛ちゃんがいなくて寂しいんだろう。
ん?愛ちゃん?…まさか!!
458 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の壱〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:37
ピンポーン。
悪魔のチャイムが鳴った。

「たーん!!!!!!」

何も言ってないのに、ドアを開けて入ってくる亜弥ちゃん。
ごっちんは、申し訳なさそうに頭を下げて入ってくる。
そうですか。そうですか。君らもですか。そうですか。
いや、ごっちんは悪くないよ。うん。
悪いのはね…

「ねぇ、たん。お茶。」

そう、亜弥ちゃんだから。
459 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の壱〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:37
愛ちゃんは麻琴と。
絵里ちゃんはれいなとそれぞれデート。
のんちゃんとあいぼんはよっちゃん達と過ごしている。
さゆはあさ美ちゃんと買い物に。
荷物持ちに里沙君を連れて。

悪いけど、さゆは渡さないから。
さゆに男女交際なんてまだまだ早いから!!

そして、真里はなつみさんと明日の準備に。
なつみさんに付いて来た飯田さんは美貴達に愚痴をこぼしている。
460 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の壱〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:38
「まぁまぁ、いいじゃん。どうせ明日も一緒だし。」
「いや、良くないから亜弥ちゃん。」

明日みんなで過ごすから、今日は二人で過ごしたかった訳で。
今日もみんなと過ごすことは想定外のことで。
それなのに…それなのに…

「何でみんなして家に来るんだよ!!」

と、怒ってみても誰一人美貴の味方はいない。
みんなそれぞれ考えが違うから、
美貴に同意してくれるような素振りは見せない。
461 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の壱〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:38
「仕様が無いじゃん。」と、真里。
「準備も手伝わないで偉そうな事言うなべさ。」と、なつみさん。
「たんうるさい。黙って。」と、亜弥ちゃん。
「酒持ってこい!うわぁぁぁぁん!!」と、飯田さん。
「…………。」と、ごっちん。

真里は、美貴と二人で過ごしたくないのかよぉ……
いや、確かに準備は手伝ってないけどさ…
黙れって何だよオル゙ァ!
ごっちんはただ、傍観してるだけだし…

もう、嫌だ…
462 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の壱〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:38
「あっ、雪。」
「ホントだ。」
「ホワイトクリスマスだね。」

まぁ、二人きりというのも楽しみたかったけど、
こういう風にみんなで過ごすイブも
なかなか良いかもしれない。

雪も降ったし。
とりあえず、今日のことはこれで目を瞑ろう。

メリークリスマス。
463 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の弐〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:39
「次、あのお店!!」
「あっ、あれかわいい!!」

今日はクリスマスイブ。
俺は寒いのはあまり好きじゃない。
なのに、今いる所は外。
何故かって?
そんなのこっちが聞きたい。

明日はみんなで過ごすって言うから
今日は真面目に宿題でもしようと思ってたんだ。
なのに……
464 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の弐〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:39
――――――――――――――――――――――――――

「ねぇ、あさ美ちゃんいる?」

突然、さゆが家に訪れてきた。
まぁ彼女はいつでも突然だが。

「いるけど、受験勉強中だよ。」
「いいよ。一緒に買い物行く。」

いいよ。って…お姉ちゃんは何も言ってないんだけど…
でもきっと断れないだろうな。
さゆの頼みじゃ。
俺達幼馴染の中で、さゆより強いのはいないから。
465 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の弐〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:39
しばらくして、2階から二人が降りてくる。
お姉ちゃんがコートを着ている様子から、
買い物に行くのが推測できる。

「あっ、そうだ。」
「ん?」
「イブに寂しく一人でいるの可哀想だから荷物持ちとして連れて行ってあげる。」
「えっ、ちょっ…!」
「はい、行くよ!」

俺の手を取って、外に連れ出すさゆ。

「れいな居ないから荷物持ち欲しかったんだー。」

笑顔で言う事じゃないでしょそれ。
466 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の弐〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:39
――――――――――――――――――――――――――

「ねぇ、もう持てないんだけど。」
「何言ってんの!男でしょ!!」
「ふふっ。里沙さゆの尻に敷かれてるね。」
「いや、そんな関係じゃないから。」

この二人といると必然的にツッコミ役になる。
れいなは良いよね。
家にいるときはツッコミが三人だから。
まぁ、うちもお母さんがツッコミだから俺はそうでもないけど。

でも、正直疲れた。
467 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の弐〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:40
「何、へばってんの?」

少し疲れたからベンチに座ってた。
そしたら目の前にはさゆの顔。

可愛いと思う。
でも、もう見慣れたから。
ドキドキなんてしないのに。
しないはずなのに。

どうして今、俺は焦っているんだろう。
468 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の弐〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:40
「…そうだ、渡すの忘れてた。」
「なに?」
「さっきのお店で買った。」

さゆが見てたやつ。
可愛いって言ってたネックレス。

「はい。」
「…ありがとう。」
「いえいえ、こちらこそありがとう。」

誘ってくれて。
469 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の弐〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:40
「ねぇ、ご飯食べに行こうよ二人とも。」
「あっ、うん。」
「里沙君の奢りでね。」
「賛成!!」
「えっ!ちょっとそれ可笑しくない?お姉ちゃんにだってプレゼントあげたじゃん!」

という俺の意見は勿論スルー。
二人はもう、ずっと先に。
両手には服やら靴やら化粧品やら。
こっちのことも少しは考えてほしいけど。
今は二人とも食事のことしか頭にないんだろうな…
特にお姉ちゃん。
470 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の弐〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:40
「あっ、雪。」
「ホントだ。」
「ホワイトクリスマスだね。」

まぁ、いつか二人きりというのも楽しんでみたいけど、
こういう風にみんなで過ごすイブも
なかなか良いかもしれない。

雪も降ったし。
とりあえず、今日のことはこれで目を瞑ろう。

メリークリスマス。
471 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の参〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:41
「何で絵里がいるん?」
「えへへ。何ででしょう。」

その質問は今ここにいる絵里以外の人間がみんな思ってることだと思う。
今、ここにいるのは愛ちゃん、まこっちゃん、俺に絵里。

そう、本来なら俺達も愛ちゃん達もデートだったんだ。

「何ででしょうじゃなくてちゃんと答えろよ絵里。」

『デートの場所は絵里に任せて!』とか言ってたくせに
これじゃ、俺も納得いかない。
472 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の参〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:41
「むー。れいなの意地悪。」
「意地悪とかじゃないから。」

愛ちゃんと俺で絵里を問い詰めて。
まこっちゃんはその状態をただただ、オロオロとしてる。

「どういうこと?言わないと家入れてあげないから。」
「ちょっとお姉ちゃん!!」
「じゃあ言え。」

愛ちゃんが脅すと、絵里はやっと重く閉ざされた口を開けた。
473 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の参〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:41
絵里が言うにはこうだ。

絵里も愛ちゃんも初めて彼氏と過ごすクリスマス。
そりゃあ勿論楽しみにしていたらしい。
…だけど。
俺と二人でクリスマスを過ごすのが恥ずかしかったらしい。
ここがよく分からない。

だって、今までだって何回かデートしてきたわけだし。
それにクリスマスを一緒に過ごすのだって初めてでも何でもない。

だから、可笑しいんだ。
474 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の参〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:41
「だって、二人でクリスマスってまるで恋人みたいじゃん!」
「いや、俺達恋人でしょ?」
「そうだけど…何か恥ずかしいの!!」

絵里はアホだ。
正真正銘のアホだ。

「まぁ、絵里ちゃん達居てもいいじゃん。」
「麻琴は黙ってて。」
「…はい。」
「絵里。他に言う事ない?無かったらとりあえず、歯ぁ食い縛れ。」
「やだー。やだー。」
「あぁ!?」
475 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の参〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:42
「それに…お姉ちゃんとWデートしてみたかったの!」
「「「Wデート?」」」
「うん。」

クリスマスに大好きな人と、大好きなお姉ちゃんと一緒に過ごしたい。
それに、Wデートというものを体験してみたい。
ただそれだけの話で。
わざわざ、愛ちゃん達が何処に行くかまで調べて。
本当に、アホとしか言いようがない。
どうして、俺は絵里を好きになったんだろう。
…絵里だからなんだろうけど。
476 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の参〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:42
でも、二人きりじゃないと渡せないんだよね。
俺の上着のポケットに入ってるもの。
絵里への、クリスマスプレゼント。
さゆに、色々聞いて悩んだ末に買った物。

正直。
愛ちゃんの前で渡したら絶対にからかわれる。
それ位恥ずかしくなるような物を買ってしまったから。

サイズ。ちゃんとあってるかな?
気に入ってくれると嬉しいな。
あとでこっそり、絵里のポケットにでも入れておこう。
477 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の参〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:42
「あっ、雪。」
「ホントや。」
「ホワイトクリスマスだね。」

まぁ、二人きりというのも楽しみたかったけど、
こういう風にみんなで過ごすイブも
なかなか良いかもしれない。

雪も降ったし。
とりあえず、今日のことはこれで目を瞑ろう。

メリークリスマス。
478 名前:第23話 それぞれのクリスマスイブ〜其の四〜 投稿日:2005/12/25(日) 00:43
( ‘д‘)<何でうちらの無いの?
( ´D`)<作者の手抜きだな。
(0^〜^)<だな。
( T▽T)<それって酷くない?
( ‘д‘)<最初、メインは藤矢と石吉とか言って(ry
( T▽T)ダー
(;‘д‘)<とりあえず、ケーキ食べよ。
( ´D`)<肉も食べたい。
(0^〜^)<べーグル食べたい。
( ^▽^)<そうね!うちは家族でパーティーしましょ!
(;‘д‘);´D`);^〜^)<(凄い変わり様…)
479 名前:桜桃 投稿日:2005/12/25(日) 01:05
第23話それぞれのクリスマスイブ、更新終了です。

えっと、約1時間ほど遅れ、24日に更新できなくてすみませんでした。
そして、大してサプライズでも何でもな(ry
そして、吉澤家。…ごめんなさい。
次回はきっと!きっと…!
でも予定は未定ですから(爆

>>450 駆け出し作者様
サプライズがサプライズじゃなかったという罠。
本当にすみません。本当にすみません。
テストは保健体育よりも化学や数学の方が良かったです(汗

>>451 名無飼育さん様
いえいえ。彼の登場は私も楽しみにしていたので(笑
また何かあったら、どうぞ。
サプライズがサプライズじゃなくすみません。

>>452 名無飼育さん様
面白いと言っていただけて嬉しいです。
そして、第1部への指摘ありがとうございます。
その指摘を受けて、今番外編を検討中というか書きたいと思います。

>>453 名無飼育さん様
ヘタレ王子様なので今一歩そういう関係にはなってません。
ヘタレ王子様はキスが限界です。
(#‘д‘)<ヘタレ王子様の悪口は許さないから!
…すいません。あいぼんさん。

>>454 名無飼育さん様
期待に応えられてれば良いのですが…
…ガンバリマス!!

>>455 名無飼育さん様
24日終わってしまい、約束を破って申し訳ございませんでした。

>>456 名無飼育さん様
私も同じくorz
本当にすみません。来年の目標は有言実行で。
480 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/25(日) 06:33
451でした!交信お疲れ様です!!
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
えーっと。全員に対してコメントしたいくらいですが(爆)
今回もとーっても楽しかったです!(・∀・)
日にちの事は気にしない方がいいですよ♪
皆や作者さんにとって、よいクリスマスになる事を願いつつ、俺はバイト…_| ̄|○
481 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/12/25(日) 09:04
更新お疲れ様です。
そうか、サプライズがサプライズじゃないというサプライズですね(w 25日はどんな展開が待っているのか楽しみです。
またまた私事ですが、駆け出し作者のクリスマスイブは凍結した道路を歩いていて見事にすっ転ぶという最高の1日でした。
482 名前:第24話 1年で1番騒げる日 投稿日:2005/12/25(日) 22:46
「メリークリスマス!!」

今日は25日。
何故か飯田家の提案でパーティーをする事になった。
それも家で。

そして、一番張り切っているのはもちろん圭織さん。
昨日絵里は俺と、愛ちゃんはまこっちゃんと一緒だったから。
でも今日はみんなんでいる。
つまり、愛ちゃんも絵里もいる。

だからはしゃいでいるんだろう。
…可愛い大人だ。
483 名前:第24話 1年で1番騒げる日 投稿日:2005/12/25(日) 22:47
そんな上機嫌な圭織さんとは反対に不機嫌な愛ちゃん。
理由なんて見てたら分かる。

…圭織さんがめちゃくちゃ二人の邪魔をしてるから。

愛ちゃんがまこっちゃんに話しかけようとすると
すかさず圭織さんが愛ちゃんに話しかける。
圭織さんをあしらってる間にまこっちゃんは他の誰かの元へ。
この状態がずっと循環してる。

愛ちゃんには悪いけど、正直面白いんだよね。
怖いから口に出しては、絶対言えないけど。
484 名前:第24話 1年で1番騒げる日 投稿日:2005/12/25(日) 22:47
絵里はって?
絵里は俺の隣にずっといる。

「だって、お父さんお姉ちゃんのことばっかりだもん。」
「あはは。寂しいんだ?」
「んーん。だってお父さんがいたられいなとこうしてられないし。
お姉ちゃんの方に居てくれる方が絵里にとってはありがたいもん。」
「まぁ、でも圭織さんのあれは愛情表現だよね。」
「いきすぎた、ね。」

二人で話して、微笑みあって。
こんな時間が凄く楽しくて、ずっと続けば良いのに、って思ってる。
でもそんな時間は長く続くはずがなくて。
485 名前:第24話 1年で1番騒げる日 投稿日:2005/12/25(日) 22:47
「おい!れいな!お前、絵里から離れろ!!ばかっ!!」
「ちょっ、ばかって酷くないっすか!?」
「うるせー!やるかこのヤロッ!!」
「…遠慮しときます。」
「何だよ。根性ねえなー。そんなんじゃ絵里はやれないな。」

カチン。
こっちが下手に出ておけば…
でも、ここでキレたらこの先のことに関わってくるし、我慢我慢。

「はー…絵里の彼氏がコレじゃなぁ…先が思いやられるよ…」

…ブチッ!
486 名前:第24話 1年で1番騒げる日 投稿日:2005/12/25(日) 22:47
ゴンッ!!!!!

鈍い音が部屋中に響く。
…いや、俺じゃないから!
いくら怒っても俺は殴る程単純じゃないし。

「うちの大事な息子に何か用かな、圭織?」
「っ……」

涙を堪えてる圭織さんを見るのは初めてだ。
痛さは音を聞けば容易に想像できる。

「ってぇーな矢口!何すんだよ!!」
「圭織がれいな苛めるからでしょ!それに矢口じゃないし!!」
487 名前:第24話 1年で1番騒げる日 投稿日:2005/12/25(日) 22:47
いや、そうだけどね。
そうだけどさ。いくら何でも殴る必要は無いでしょ、母さん。

「ったく。矢口も矢口だべ。短気だなぁ。」
「なっちがちゃんと圭織を調教してないからいけないんじゃん。」
「圭織のこと悪く言ったら怒るべ。虫矢口と書いて蜘蛛って呼ぶべ?」
「勘弁してください、なつみさん。」

堕天使スマイルさくれーつ!
今のでもう、分かったよ。
大人の世界のランキングが。
なつみさん=亜弥さん>母さん>>>>梨華さん>>>>>>>>>>>男連中
はぁ…何か…嫌だ…
488 名前:第24話 1年で1番騒げる日 投稿日:2005/12/25(日) 22:48
因みに子供のランキングはこうだろう。
愛ちゃん=さゆ=絵里=あいぼん>>>>>>>>>>男連中
あさ美ちゃんはわざと外しました。
別にハブしてるわけじゃないよ。
ただ、ある意味誰も勝てないわけで。
ある意味最強なわけで。

その証拠に。
テーブルの上にあったはずの料理はほとんどなくなってる。
うん。さすがだね☆ブラックホールだぁ!!

まぁ、のんちゃんも食べてるけど。
489 名前:第24話 1年で1番騒げる日 投稿日:2005/12/25(日) 22:48
そんなこんなで、もうそろそろパーティーも終わりだ。
でも、圭織さん気付いてないのかな?
愛ちゃんと絵里の指にあるもの。

まぁ、気付いたら気付いたで大変だろうけど。

ん?
さゆの首にあるネックレス…
あんなの持ってたっけ?
絵里と出かける時にもアクセサリーをつけてるけど
あれは見たことがないなぁ。
490 名前:桜桃 投稿日:2005/12/25(日) 22:57
第24話 1年で1番騒げる日、更新終了です。

25日のパーティー編です。
よし。こっちは間に合ったぞ!
そして相変わらず出てるキャラが少ないですね…
まあ、あまり出ると混乱しますし!!⊂(VoV川<お前がな

>>480 名無飼育さん様
それでは全員分のコメントお願いします(笑
なんて。では、全員の分も彼に回してあげてください。
私も皆様が素敵な日を過ごせるよう祈っておきました。

>>481 駆け出し作者様
そう、サプライズがサプライズではないというサプライズです(爆
アワワワワ…大丈夫でしょうか?
因みに私はイブでも25日でもないですがつい最近TDSに行きました!!⊂(VoV川<聞いてねえよ
491 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/25(日) 23:56
更新乙です。
よ、吉澤家がー!!!(t_t)
492 名前:駆け出し作者 投稿日:2005/12/26(月) 09:21
連日の更新お疲れ様です。
圭織さんなんて可愛いんだろう(w 何か新たな恋の予感もしてきて目が離せません。

TDS!まだ1回も行ったことないです。TDLのほうに修学旅行で1回行っただけなんです(泣
493 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/27(火) 12:42
交信お疲れ様です!!
来ると思ってました(爆)
彼は……単純すぎていきすぎてて、マジ可愛い大人ですね(・∀・*)))
でも、ああいう親父でも困る気がする…w
子供達も気になりますがw、大人たちも気になります!!
クリスマスだからなぁ…(謎))
旧姓に途中から反応しなくなった彼女も面白かったです^^"

次回の交信も待ってます〜!
494 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/31(土) 22:53
よいお年を〜
495 名前:名無し飼育さん 投稿日:2006/01/03(火) 22:41
レスは初めてなんですが毎回交信の度に欠かさず読んでおります。
とくに、まこあい・れなえり辺りの大ファンです。
今年も更新楽しみにしてます。
がんばってください。
496 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(前編) 投稿日:2006/01/04(水) 00:24
これは、十数年も前の事。
そう。美貴が真里と付き合い始めた頃かな。
気になってたんだ。ずっと。
真里が今までに好きになった人がどんな人か。
今回の話はそんな真里の過去に触れた話。
497 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(前編) 投稿日:2006/01/04(水) 00:24
「ねぇ、今までさ、何人くらいと付き合った?」
「んー何で?」

暖房をつけてぽかぽかの美貴の部屋。
そして、美貴の前に座る真里をあすなろ抱きしながら問う。

川VoV)つビシッ<熱いんだよ!

なんて突っ込みはいらない。
美貴、寒がりだし。
甘えん坊だし。美貴も、真里も。
だから、こういう時。
めちゃくちゃ幸せに感じるんだよね。
498 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(前編) 投稿日:2006/01/04(水) 00:24
「いや…だって気になるじゃん。」
「そお?」
「だから教えてよ。」

耳元で囁く。
真里はこれに弱いから。
その証拠に、ほら。耳が真っ赤になってる。

「一人だよ。」
「一人?」
「うん。美貴の前に付き合ったのは一人だけ。しかも1週間という条件付。」
「…どんな人だったの?」
499 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(前編) 投稿日:2006/01/04(水) 00:24
しばらく考え込んで真里の口から出た言葉は――――

「むり。」
「何だよケチ。」

少し腹が立った。というか嫉妬かな。

「何?拗ねてんの?かわいいー!!」

拗ねてるんじゃない。
そういうんじゃないんだよ。
気になるんだ。すごく。その相手が。

だって、真里が考え込んでいる時、凄く寂しそうな顔だったから。
500 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(前編) 投稿日:2006/01/04(水) 00:24
「梨華ちゃんは知ってる?」
「…何?いきなり……」

珍しく自分から講義の席を梨華ちゃんの隣に。
そして、教授の目を盗みながら聞く。

「真里の元彼。」
「…!」
「知ってるの?」
「…ううん。私は何も知らないよ。」

そんな態度取られたら、どんな鈍感な人でも気付くよ。
…知ってるんだね、梨華ちゃんは。
501 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(前編) 投稿日:2006/01/04(水) 00:25
「そういうのは、私より本人に聞いた方がいいよ。」

本人が教えてくれないから、こうして尋ねているんだけど。

どうして、みんなして。
どうして、みんなして美貴に隠すんだろう。
美貴は、その人に勝てないんだろうか?
真里は、今でもその人が好きなんだろうか?
分からない。分からない。

真里にとって美貴って何だろう?
恋人。本当にそうなのだろうか?
真里は、きっとそう言うに違いない。
だけど、美貴は本当の気持ちを知りたいんだよ。
502 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(前編) 投稿日:2006/01/04(水) 00:25
真里が好きだから。
愛してるから。

全てを知って、受け止め、支えになりたい。
美貴の前で寂しそうな顔なんてさせたくないんだ。

真里の笑顔が見たい。一緒に笑いたい。
真里の涙を包みたい。一緒に泣きたい。

美貴がいつも抱いている真里は本物なんだろうか?
華奢な身体は、美貴を残して消えてしまいそうで、不安になる。
…真里と離れたくないよ。
503 名前:桜桃 投稿日:2006/01/04(水) 00:38
番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(前編)、更新終了です。

新年あけましておめでとうございます。
新年ということで、初心に戻り、最初の更新はみきやぐで。
みきやぐを世に広めるという野望はまだ諦めておりません(笑

今年は私は受験があるので、更新が遅れることもあるかもしれません。
出来る限り、週1ペースを守れるように頑張りたいですね。
さらに学年が上がる頃にはPCを親に没収されるため更新が出来なくなります。
つまり、春までに藤本家のめくるめく日々は最終回を迎える事になります。
それまで全力投球で頑張ります!(でも、親の目を盗んでその後も短編を少し上げるかも…)
勉強の方も勿論頑張り、何とか2006年中に進路を決め、来年には新しい作品をと思っております。

春まで、皆様に見守っていただけたら光栄です。
504 名前:桜桃 投稿日:2006/01/04(水) 00:55
レス返しを。

>>491 名無飼育さん様
すいません。本当に申し訳ないです。
でもきっと!吉澤家にも日が当たる日が来ると信じております!
うん!きっと来る!!

>>492 駆け出し作者様
24、25は更新したいなぁと思っていたので。
当初は全部のCPを書く予定だったんですが…予定は未定(爆
圭織さんはめっちゃかわいいです。(・ 。.・*从<さゆが一番かわいいの!
作者はTDLが好きですがねずみさんよりも赤いリボンをした白い小猫が好きなのれす。

>>493 名無飼育さん様
彼は大人の中で一番精神年齢が低いので可愛いんです(爆
私も彼が父親だったら困ります(笑
そんな今回は大人の昔の話です。

>>494 名無飼育さん様
ありがとうございます。
2006年があなたにとって良い年でありますように。

>>495 名無飼育さん様
大ファンと言っていただけて、とても嬉しいです。
まこえり、れなえりは私も大好きなCPですよ!
そして、良ければみきやぐにも愛の手をっ!!!(逝
505 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/04(水) 20:15
493でした。
あけおめです〜^^今年も宜しくお願いしますorz

Σ(゚Д゚;エーッ!!!…物凄く哀しいんですけど・゜・(ノД`)・゜・。
俺もタメだからよく分かるんですけどね…(>_<)お互い頑張りましょう!
今回からの話、凄く楽しみです(^曲^*)大人チームの沢山の出演、楽しみにしてますw

交信ペース大変だと思いますが、頑張って下さい。
待ってますね〜(≧▽≦)
506 名前:どこかの誰かさん 投稿日:2006/01/05(木) 11:15
初めまして。ずっと読ませて頂いてました。
れなえり可愛い可愛いと、ここを見るたびに言ってました。
もちろん、他のCPも好きなんですけどね。
なんせ、自分は6期贔屓なんで(笑

そうですか、受験勉強……大変ですよね。これから。
実はタメなんです(笑)
私も書き途中のれなえりがあるんですが、結構長編なんで
キリがつかなくて困ってます。お互い頑張りましょう!
507 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:45
今日はよっちゃんと出かけてる。
というか、真里と梨華ちゃんとWデートなんだけど。
二人はいいよね。買うだけ買って、男に持たせるんだからさ。
仲良くはしゃぎながら服を選んでる。
そんなとこも可愛いと思う美貴は相当惚れてるんだな。

「腹減ったー…」
「ま、ね。」
「ちょっと、二人にご飯食べよって言ってきてよ。」
「は?何で美貴が…」
「もう、俺動けねぇもん。」

あっそ。
508 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:46
それで二人を呼びに行く美貴はどんなに優しいんだろうか。

「あっ、美貴!丁度良かった!」
「ん?」
「こっちとこっち、どっちがいい?」
「…右かな。」
「よし。じゃあ左買ってくる。」

川VoV)つビシッ<何だよそれ!!

という美貴のツッコミは勿論無視。
何だよ、何なんだよ。
509 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:46
真里は満足そうな笑顔で、袋を美貴に差し伸べる。
…持てってことね。

四人でちょっとしたお店に入る。
それぞれ、頼んで。
勿論お金は…美貴達ですよ。どうせ。

さてと。
やっと四人になれた。
美貴はどうしても聞きたいことがあるんだ。

この、三人に。
510 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:46
注文した料理も揃って、いただきます。

「食べながらでいいから、美貴の話、聞いてもらえるかな?」
「何?改まって…」
「お腹痛いの?美貴ちゃん。」
「………。」

真里は勘が良いほうだ。
きっと、美貴が今から話すことを分かってるから何も言わないんだろう。

「三人でさ、美貴に何か隠してるでしょ。」
「「「………。」」」

よっちゃんには何も聞いてないけど、梨華ちゃんが知ってるなら…と予想はしていた。
やっぱり、知ってるんだね。
511 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:46
「…俺だよ。」

少しの沈黙を破ったのはよっちゃんだった。
そのよっちゃんの口から出た言葉は――――
意味が分からない。

「どういうこと?」
「だから、矢口さんと付き合ってたのは俺だって。」
「おかしいだろそれじゃ!お前梨華ちゃんと何年も前から―――」

まさか。
まさか。

「一週間だけ二人と付き合ってたんだよ。」
512 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:47
「もういいよ。よっすぃー。おいらから話すよ。」
「ん。」

何なのこの雰囲気。
みんなして美貴のことからかってるんじゃないの?
梨華ちゃんは?
梨華ちゃんは知ってたの?

何も分からない今はただ。
真里の話を聞くことしかできない。

「ちゃんと、全部話すよ…。」
513 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:47
ずっと好きだった。
よっすぃーが好きだった。
でも、よっすぃーは梨華ちゃんが好きだし、梨華ちゃんも…
入り込む隙なんか無かった。
それに、よっすぃーも好きだけど、梨華ちゃんも同じ位好きだから。
二人が一緒に歩いて、手を繋いで。
仲良く微笑みながら、会話して。
女の矢口真里としては少し複雑な気分だったけど、
幼馴染の矢口真里としては祝福してた。
でも、やっぱり人間、欲というものがあるもんで。
後悔したくないと思って、よっすぃーに告白した。
返事は分かってる。だけど、これから先二人を見ても平気なように、
条件付で付き合ってもらったの。
514 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:47
条件は一週間付き合うこと。
そして、梨華ちゃんにも全部話して、納得してもらう事。

梨華ちゃんは優しいから
『一週間だけだよ?』ってよっすぃーを貸してくれた。

一週間付き合った。
初めて二人きりで遊んだ。
でも、何か違ったの。違和感があった。

よっすぃーがおいらの隣にいることがおかしかったから。
だから、一週間の期間を待たずにもう一度。
よっすぃーに振ってもらった。
515 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:47
「というわけ。」

真里は淡々と言い放った。
だけど、美貴は…美貴は…

「それ、話さなかったのって、やましい事があったんじゃないの?」
「そうなの?よっすぃー…」

梨華ちゃんまでが不安になってる。
そこまでは知らなかったらしい。

だけど、矢口さんは首を横に振った。

「やましい事なんて何も無いよ。手すら繋がなかったもん。」
516 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:48
「今でも美貴よりよっちゃんが好き?」
「っ!そんなことない!!」
「じゃあ何で隠してたんだよ!!」

別に、隠す程の事じゃないじゃん。
やましい事、無かったんならさ。
隠してたって事は、今でもそういう気持ちがあるんじゃないの?

真里は、俯いている。
もしかしたら、泣いてるかもしれない。
…美貴も、泣きそうだよ。
517 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:48
「…よっちゃんにだけは言われたくない。」
「お前、少しは考えろよ。矢口さんの気持ち。」

気持ち?
そんなの言ってくんなきゃ分かんない。

「…………から。」
「へ?」
「美貴に、汚い女って思われたくなかったから!」
「は?」

意味わかんねぇー…
518 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編) 投稿日:2006/01/14(土) 20:48
「そういう風に、人の男たぶらかすとか、そういう風に思われたくなかったから…」
「何でそんなこと思うの?」

別にたぶらかしてた訳じゃないんでしょ。
真里が今、美貴のこと好きならそれでいい。
ねぇ、答えて。

「真里は、美貴のこと好き?」
「……大好き。」
「ん。美貴も真里が好きだよ。」

過去なんてもう、関係ない。
今があれば。
これから先の未来があれば。
ずっと真里と一緒に居たい、そう思った日だった。
519 名前:桜桃 投稿日:2006/01/14(土) 20:56
番外編 三角?それとも四角?〜TYPE1〜(後編)、更新終了です。

TYPE2はまた今度。さて、次はどんなCPなんでしょう?
そして、遅れてしまってすみません。
もちろん放置はしませんので!!

>>505 名無飼育さん様
私も寂しいです・゜・(ノД`)・゜・。
この作品は飼育初めての作品なので…(涙
そして、TYPE2も大人の話ですよ!大人が若い頃ですよ!CPは教えませんよ!(爆

>>506 どこかの誰かさん様
れなえり、可愛いですか?ありがとうございます!
この藤本家の作品は『ほのぼの』がテーマだったりするので嬉しい感想です。
れなえり長編読みたいです!ノシ
タメ多いな…多いな…私は今日も明日も模試・゜・(ノД`)・゜・。
520 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/14(土) 21:17
交信お疲れ様です〜待ってました^^
505でしたorz

あー…来ると思ってたから、逆にこっちまで辛いっすw
TYPE2も楽しみにしてます!!
俺も、昨日模試終わりました(笑)辛いですよねぇー…これからは特に。
お互い、頑張りましょう!
次回の交信もマターリ待ってます〜( ・∀・)ノシ
521 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/14(土) 21:47
がんばれ受験生
522 名前:駆け出し作者 投稿日:2006/01/15(日) 09:18
更新お疲れ様です。
そうかそんな過去が……。でも最後は4人全員の絆が深まったんでしょうね。温かいお話でした。
受験…。プレッシャーに弱い自分は、受験前の時期は体より先に心がボロボロになってました(汗
あまり無理しすぎないでくださいね。息抜きに短編でも書いていただければ私も喜びます(w
523 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE2〜 投稿日:2006/01/23(月) 21:03


本当は嫌だったの。
貴方が他の人に目を向けるのが。

524 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE2〜 投稿日:2006/01/23(月) 21:03
私はいつも、人から良く見られたくて生きてきた。
だから人がやりたがらない委員会の仕事とか
どんな雑用も引き受けてきたの。
勉強もした。
運動も頑張った。
『あの子、何でもできるね』って思われたかったから。
文武両道を目指す事によって、人が認めてくれると思ったから。
私は、何よりも人に認められたかった。
そして、誰よりも貴方に認められたかったの。
525 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE2〜 投稿日:2006/01/23(月) 21:03
「梨華ちゃんが好きだよ。」
「私も、よっすぃーのこと大好き。」

会う度に、私を好きだと言ってくれた。
会う度と言っても、幼馴染だから毎日顔を合わすんだけど。
その度にって、凄い事だよね。

私は目の前にあった幸せに凄く満足してた。

ずっと好きだった人に、好きだと言われ。
ずっと好きだった人と付き合うことになって。
ずっと好きだった人に抱きしめられて。

周りが見えずにいたの。
526 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE2〜 投稿日:2006/01/23(月) 21:04

「あのさ、梨華ちゃん。」
「なーに?」
「お願いがあるんだ。」

そのお願いとは、『まりっぺと、一週間付き合う』ということだった。
まりっぺの気持ちを初めて知った。

よっすぃーは、昔からモテてた。
だから心配だった。
だけど、よっすぃーはいつも申し出を断っていたから
今回の事はショックだった。
527 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE2〜 投稿日:2006/01/23(月) 21:04
ショックだったのは、よっすぃーがそういうことを言ったのもあるけど、
まりっぺの好きな人を私が取ったから。

それからちゃんとまりっぺと話をした。
悪く思われたくなかった偽善者の私の返事は―――

「いいよ。」

一週間だけなら。
何もしないって言うなら。
よっすぃーを、貸してあげる。

嫌な女。優越感に浸ってる。

でも……
528 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE2〜 投稿日:2006/01/23(月) 21:04
それから時は過ぎて、まりっぺにもちゃんとした彼氏ができて。
その彼氏の美貴ちゃんは、まりっぺの過去が知りたくて。
私達を問いただした。

正直、話したくなかった。
思い出したくなかったの。
二人の間に何もなかったこと位分かってる。
よっすぃーにその気が無かったことだって分かってる。

ねぇ、よっすぃー。
まりっぺと居た間も私のこと、考えてくれてた?
私のこと、ちゃんと見ててくれた?
529 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE2〜 投稿日:2006/01/23(月) 21:04
「本当は嫌だったの。」
「貴方が他の人に目を向けるのが。」

涙ながらの訴え。
貴方に届いてる?
届いてるならどうか、どうか。
私を強く抱きしめて。

「り、梨華ちゃん。どうしたの?いきなり…」
「いきなりじゃないでしょ?今日、話、したじゃない。」
「そうだけど…今更…」

貴方にとっては今更でも私にとってはそうじゃない。
530 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE2〜 投稿日:2006/01/23(月) 21:04
「他の人になんか目を向けたりしてないよ。
 俺は梨華ちゃんだけだよ。」

私が欲しいのは言葉じゃない。
言葉じゃなくて態度で示してよ。
抱きしめられたらどんな不安も溶けていくから。
貴方の腕の中が私が幸せで居られる場所なの。

フワッ。

ダージリンティとシトラスの香りが私の周りに広がる。
よっすぃーの香りだ。
531 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE2〜 投稿日:2006/01/23(月) 21:05
「不安になる必要なんか無い。」
「俺は、いつも梨華ちゃんの隣にいるから。」

私が一番欲しかったもの。
手を広げて貴方は全部くれる。
貴方の腕の力は強くて、離れる事もできない。
いいの?もう、離さないよ?

「よっすぃー…」
「なーに?」
「……だいすき…」
「へへ。俺も梨華ちゃんだいすき。」
532 名前:桜桃 投稿日:2006/01/23(月) 21:14
番外編 三角?それとも四角?〜TYPE2〜、更新終了です。

梨華ちゃんがネガティブすぎました。 (^▽^;)<ネガティブじゃないよ!
これじゃ本当に幸が薄(ry (^▽^;)<薄くなんかないよ!
ごめんなさい梨華ちゃん。あなたを書くのは難しいよ。
でも、いしよし好きなんだYO!!

>>520 名無飼育さん様
お待たせしてすみません。
TYPE2できましたー!次はTYPE3ですよ!もしかしたら一番長いかも?
これからはマターリ更新ですよ!(逝

>>521 名無飼育さん様
がんばります!

>>522 駆け出し作者様
そんな過去のもう一つの裏側です。今回は。
この4人(+α)の絆は絶対に切れることはないですね!
今はあやごま短編(藤本家とは別物)が書きたい気分です。
あぁ〜…あやごまエ○書きた(ry
533 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/24(火) 21:58
520でした^^お疲れ様です^^
梨華ちゃんって、文によってキャラ違ってくるから大変そうですね〜((他人事
でも、全然不自然じゃないし!!(O^∀^)ノシ
TYPE3も楽しみにしてますね〜(≧∀≦)!!!!!
あやごまのエ○、楽しみにしてます!(爆)((( ・∀・)ニヤ
マターリ交信頑張って下さい♪( ゜皿゜)…
534 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/02/03(金) 22:34
よっすぃーの香りはブルガリオムなのか。
確か昔雑誌でファムもってるって見た記憶あるなぁ。
535 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:23


初恋に破れて落ち込んでいたあの頃。

初めて逢った時に私の心をいとも簡単に奪っていった人。

優しく声を掛けてくれた貴方は私の王子様でした。

536 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:24
みきたんが初めて女の人を本気で好きになった。
ショックだった。
みきたんは昔からモテてたし、何人か付き合った人も居た。
でも。でも。
今までの人に対しては本気じゃなかったから。
向こうから告白されたりしたから、ちょっと付き合っただけとかだし。
本気じゃなかったのは私が一番良く知ってるの。
だから、今回のみきたんの恋がどれだけ本気かも、
私が一番知ってるの。
みきたん、本当に嬉しそうに話してたし。
だから、余計に辛くて。
本気の恋なんて知らないで欲しかった。
そしたら、みきたんは私のものになったかもしれないから。
537 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:24
みきたんが矢口さんと付き合い始めてから二週間が経った頃。
みきたんから電話があった。

『あのさ、亜弥ちゃん今暇?』
「暇だけど…?」
『じゃあ今から俺ん家遊びにおいでよ。友達紹介するし。』

嫌な予感がした。
後ろから男の人の声が聴こえたから、
嘘ではないんだと分かったけれど。
全てが本当ではないでしょ?
そこに、矢口さんも居るんでしょ?
それでも、みきたんに逢いたいから。
コートとマフラーを手に取って寒空の中外に出た。
538 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:25
ピンポーン。ガチャ。

「あっ、亜弥ちゃん。入って入って。」

みきたんに促され中に入る。
リビングにはみきたんの他に男の人が二人、女の人が二人。
みきたんが矢口さんは小さい、と言っていたから
金髪に近い茶色の人の方が矢口さんだろう。

「紹介するね。そこにいる金髪が吉澤ひとみ。よっちゃん。」
「いやー、美貴にこんな可愛い従兄妹が居たなんて知らなかったよ。」
「ちょっと、よっすぃー?」
「で、その右隣にいるのがよっちゃんの彼女、石川梨華。梨華ちゃん。」
「よろしくね。」
539 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:25
「梨華ちゃんの隣にいるのが…矢口真里。」
「なんだよ、美貴。一番ちゃんと紹介しなきゃいけない人だろ。」
「うるせぇ!」

からかわれたみきたんは、本当に真っ赤で。
そんなみきたんを見て笑う矢口さんはとても可愛かった。

「で、よっちゃんの隣は後藤真希。ごっちん。」
「…どうも。」

あれ?吉澤さんに比べて、愛想悪くない?
別に悪い事じゃないけど、こんな可愛い子が目の前に居るのに。
540 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:25
吉澤さんは凄く明るくて、面白い人。
石川さんは綺麗だけどピンク過ぎてキショイ。
後藤さんは…よく分かんない。
だって、数時間ここに居るけどあんまり話さないし。

それにしても、個性的な集まりだと思う。
それはみきたんも含めてだけど。
こそっと、みきたんに

「この人たちみんな可笑しくない?」

と言ったら、笑いながらみきたんは答えた。

「亜弥ちゃんも十分変な子だよ。」
541 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:25
夜10時が過ぎて、お開きとなった。
石川さんと矢口さんとだけ、アドレスを交換した。
まだ、ふっ切れることはできないけど。
矢口さんなら、みきたんを任せられる。
数時間だけど、矢口さんが良い人だって事は分かったから。

「じゃ、俺ら帰んね。」
「美貴ちゃんまた明日ね。」
「みきたんバイバイ。」

矢口さんはこのまま泊まっていくそうで。
私はずっといるわけには行かないから帰ることにした。
542 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:26
「ってことで、ごっちん。」
「んぁ?」
「亜弥ちゃん送ってあげろよ。」

や、やだ!
だってここから家までずっと沈黙だもん!
それに、後藤さんだって嫌だろうし。

「いえ、いいです。一人で帰れますから。」
「でも危ないよ。この辺変質者結構出るから。」
「………。」

どうしよう。どうしよう。

「そ、それに後藤さんだって家帰るの遅くなりますし。」
543 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:26
「いいよ。」
「へっ?」
「送ってくよ。危ないし。」
「おし!じゃ、ごっちんよろしく!!」
「ん。」

ま、マジで?
そりゃあ、背も高いし、顔も端正な顔立ちでかっこいいけど。
…じゃなくって!
でも、怖い。怖い。怖いけど…

「家どっち?」
「あっ、隣町です。」
「歩いてきたの?」
「はい。そこまで遠くないんで。」
「ふーん…じゃ、行こ。」
544 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:26
で、やっぱり沈黙な訳で。
後藤さんの後ろを歩く。

「…あのさ。」
「はい…」

頭を掻きながら小さい声で。
でも私には届く位の声で。

「隣歩いてくれない?これじゃ送ってる意味ないし。」
「あっ、すいません。」

小走りで隣まで行く。
それを確認した後藤さんは、また歩き出す。
さりげない優しさは、失恋したばかりの私には、じんときた。
545 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:26
「ねぇ、松浦さんってさ。」
「はい。」
「美貴の事好きだったの?」
「えっ!?」
「いや、なんかずっと美貴の事見てたし、そうなのかなって?」

惚けた振りして、なんて鋭いんだろう。
誰にも言ってない思いに気付くなんて。
涙が出そうになる。
でも泣いちゃいけない。

「ごめん。無神経だったね。」

頭をポンポンと撫でてくれる。
それが合図のように、私の瞳からは涙が零れ落ちた。
546 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:27
「…ふぇーん。っく、ひっく。」
「あーごめんて。ごめん。」
「…っく。…ずっと、…好き、だったのにぃ…」
「うん。」

いつの間にか、抱きしめられていて。
そのままさっきのように、頭を撫でられてた。
ただ。さっきよりも優しく。

「ごめんなさい。」
「いえいえ。」

やっとの事で家まで着いた。
547 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編) 投稿日:2006/02/06(月) 21:27
「あの、アドレス、教えてもらえますか?」
「俺の?いいよ。」

赤外線で、一瞬。
便利になったもんだ。

「あの、送ってくれてありがとうございました。」
「いえいえ。」

微笑みながらそう言ってくれた。
その顔は凄く可愛かった。

「ばいばい。」

去り際にもう一度、頭を撫でてくれた。
大きくて温かいその手は、私にはとても心地よかった。
548 名前:桜桃 投稿日:2006/02/06(月) 21:35
番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(前編)、更新終了です。

お待たせしてすみません(滝汗
後藤さんは言葉にはしないけど、優しいというイメージです。
寂しい時にずっと傍に居てくれる人って感じです。
三角関係シリーズもラストですね。
TYPE3が終わったら現代に話は戻ります。

>>533 名無飼育さん様
石川さん不自然じゃないですか!?
(;^▽^)<良かった…
あやごまエ○、書きたいんですがどうしても時間がなくて…
いつか書きたいですね。

>>534 名無飼育さん様
えっと…誤解させてしまってすみません。
吉澤さんは藤本家では男なので、香水は私が勝手に決めたんです。
実際の吉澤さんの香水は分からないですね。本当すみませんでした。
549 名前:桜桃 投稿日:2006/02/06(月) 21:59
そうそう。自分ブログ始めました。
550 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/02/07(火) 22:01
交信お疲れ様です^^
俺もテストと修学旅行とで、忙しくなってきました(笑)
おー!!この2人、登場ですね(・∀・)ニヤ
今後、楽しみにしてます!
551 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/02/08(水) 01:08
交信乙です!

後藤さんかっけー!
552 名前:駆け出し作者 投稿日:2006/02/08(水) 08:50
更新お疲れ様です。
三角関係というとどうしてもドロドロなものをイメージしてしまうんですが、この人達は意外とあっさりしてる三角関係でそれもまたいいです。
…さて、後藤さんに惚れそうなわけでして(何人目だ)
次回も楽しみにしています。
553 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の上) 投稿日:2006/02/21(火) 23:23
「ねぇ、たん!今日はごっちん来ないの!?」
「あのねぇ…みんなそんな暇じゃないんだから。」

あれからまた何度か会って。親しくなって。
呼び方もお互い変わったの。

「ってか、美貴も忙しいの。わかる?」
「あぁー…ごっちん来ないのかぁ…」
「聞いてないし!!」

みきたんのツッコミは無視。
そうしてると、みきたんがニヤニヤして見てくる。

「なに?亜弥ちゃんごっちんのこと好きなの?」
「ごっちんの事?」
554 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の上) 投稿日:2006/02/21(火) 23:25
正直わかんない。
でも。あの、頭を撫でられた日からずっとごっちんの事考えてる。
こういうのを恋って言うの?

「言うんだよ。」

そっか。
私、ごっちんの事好きなんだ。

この時はまだ知らなかったの。
人は恋をしたら可愛くなると言うから恋って素敵なことだと思ってた。
だけど、そんなことなかった。
恋は、自覚してからが苦しい。
あの人の気持ちがどこにあるか分からなくて。もどかしくて。
すごく苦しいの。
555 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の上) 投稿日:2006/02/21(火) 23:25
思い立ったらすぐ行動の私。
早くこの気持ちを何とかしたくて。
私は無我夢中で携帯をとって、ある人に電話をかけた。

「もしもしごっちん?」
「ん?亜弥ちゃんどうしたの?」
「ご、ごっちんに言いたいことがあって…」
「なに?」
「いや…電話じゃちょっと…」

そう言うと、ごっちんは少し考えてから。

「じゃあ、今からうちおいで。」
556 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の上) 投稿日:2006/02/21(火) 23:26
ごっちんの家はマンションで、一人暮らし。
緊張する。心臓が喉から出てきそう。
恐る恐るインターホンを押す。
すぐに開くドア。

「いらっしゃい。」

私は初めて入る男の人の部屋にドキドキしていた。
もちろんみきたんは別だけど。

「ごっちんって綺麗にしてるんだね。」
「あー。あんまゴチャゴチャしてんの好きじゃないからねぇ。」
「食事とかは?」
「ちゃんと自炊してます。こー見えても俺料理とか得意よ?」
「ホント!?」
「マジ。今度食べさせてあげるよ。」
557 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の上) 投稿日:2006/02/21(火) 23:26
「あのさ、ごっちん。」
「ん?どした?」

ちょっと抜けた顔で見てくる。
そういう顔。弱いかも…
でも。言わなきゃ。ちゃんと言わなきゃ。
あなたが好きですって。

「私っ、ごっちんが――!」

ピルルルルル。

「あっ、ごめん。」

見事に邪魔された告白。
無駄に運がいい私なのに、どうしてこういう時はダメなのか。
神様のバカ。
558 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の上) 投稿日:2006/02/21(火) 23:26
カチカチと手早くメールを打って、携帯を閉じる。
私のためを思ってか、電源も切って。
優しいよね、ごっちん。

「で?」
「あっ、あのねっ…」

いざとなったらやっぱり恥ずかしい。
でも、ごっちんを誰にも取られたくない。
そのためには私の気持ちを伝えなきゃ。

「私は…後藤真希が好きです。」

沈黙。
なによりもそれが怖い。
559 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の上) 投稿日:2006/02/21(火) 23:27
「えーっと…亜弥ちゃんは俺と付き合いたいの?」
「そりゃもちろん!」
「はは。いいよ。俺も亜弥ちゃん好きだよ。」
「本当に!?」
「うん。」

ごっちんの言葉が凄く嬉しくて、つい舞い上がってしまった。
そんな私を見てごっちんは笑ってくれた。
笑っているごっちんを見て私はもっと嬉しくなった。
無愛想な彼の笑顔を見れる人は何人居るんだろう。
何人も居ない人の中に私も入ってるんだ。
そう思うと嬉しくて、嬉しくて。
独り占めしたいみたいな独占欲もまだ出てこなかった。
でも、有頂天になってた私は気付かなかったの。

ごっちんが寂しそうな顔をしたのを。
560 名前:桜桃 投稿日:2006/02/21(火) 23:45
番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の上)、更新終了です。
遅くなってすみません。ちょっと忙しくて…(滝汗
こんなことを言っても言い訳にしかならないんですがね。
約2週間後にテストが始まるので、それまでにもう一回更新したいです。

>>550 名無飼育さん様
お互い忙しいですね。本当、大変です。
あやごま、めっちゃ長くなりそうです。
早く更新しないと、没収までに終わらなry アワワ…

>>551 名無飼育さん様
同じく後藤さんかっけー!

从*‘ 。‘)<ごっちんはいつでもかっこいいの!!

だそうです。

>>552 駆け出し作者様
私も三角関係というとどうしてもドロドロを想像しがちです。
でもきっとこの人たちは、あまりそういうんじゃないんじゃないかと思って。
惚れるのはいいですが、○○さん(里沙)、亜依さん(希美)、亜弥さん(後藤)が怖いですよ?
561 名前:駆け出し作者 投稿日:2006/02/22(水) 09:19
更新お疲れ様です。嗚呼、思い立ってすぐ行動に移せる松浦さんが羨ましいorz
あ、なんか最近冷たい視線を3つほど感じると思ったらそういうことでしたか(ヲイ
えーと、里沙君と○○さんにちょっと期待しちゃってます。でも期待して催促して勉強がおろそかになってテストが(ryになったらあれなので、どうぞ勉強のほうを優先してくださいませ…。
562 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/02/23(木) 00:12
550でした^^
交信お疲れ様です♪

あー!!!また良いところで切るっっ(ノ∀`)アチャー
嬉しい半面、最後の一言が非常に気になります……
お互い、テスト頑張りましょう(爆)
俺は今週頑張れば終わりですがw無理しないでくださいね!
次回の交信も待ってます〜
563 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:12
「ねーごっちん。」
「なにー?」
「えへへー。」
「何だよそれ。」

ごっちんと付き合い始めてから何週間か経った。
週に何回かこうして逢って。
もちろん毎日のメールと電話は欠かせない。
ただ今日はごっちんに逢うのは久しぶり。
私はテスト前でごっちんはレポートの提出期限が迫ってたから、
お互いの事を考えて逢わないようにしてたんだ。
偉いでしょ。
それで、どっちも終わったからこうして逢いに来ている。
564 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:12
ごっちんの前に座って、後ろから抱きしめてもらってる。
そう、私が思い描いていた理想の状態。
えへへ。ラブラブなんだぁ。

ピンポーン。

でも、そういう時間はやっぱり長くは持たなくて。
こうやって誰かに邪魔される。

「ごっちん?誰か来たよ?」
「んー。めんどいから亜弥ちゃん出てよ。」
「もー。」
565 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:12
とか言いながらもニヤニヤしてる私。
だって嬉しくない?
なんか、彼女って感じ。
ごっちんの代わりに来客に応対するなんて。

ピンポーン。ピポピポピンポーン。

「はいはい。出ますよ!!」

失礼だな。少しくらい待ってよ、もう。

ガチャ。

「よっ!」
566 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:13
「よ、よっすぃーに梨華ちゃん!」
「こんにちは。」
「あっ、こんにちは。」

礼儀正しく頭を下げる梨華ちゃん。
それにつられて私もペコリ。

「いやー。美貴から聞いてたけど本当に付き合ってるとは!」
「…何しに来たんだよ。」
「…梨華ちゃん。ごっちんが冷たいよぅ。」
「梨華ちゃんに甘えても無駄!さっさと用件を言え!」
「うわぁー!いくら二人の邪魔したからって怒んなよぉ!」
「よっすぃー…」
567 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:13
二人のやり取りを見て、梨華ちゃんが呆れてる。
まぁ、気持ちは分かりますけども。

「今度の日曜、Wデートしない?」
「はっ?」
「いいですね!私、行きたい!ねっ、ごっちん。」

ごっちんの腕を取り、ぶんぶんと上下に振る。
私はWデートという言葉に興奮していた。

「やだ。」
「「何でー?」」
「何でも。」
568 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:13
「よっすぃー。ごっちん嫌がってるじゃん。」
「むー。じゃ、諦める。」
「はい。じゃ、ばいばい。」
「ホント、ごめんねごっちん。」
「いや。梨華ちゃんが謝る事ないから。」
「…ありがと。」

Wデートの事しか用が無かったのか二人はすぐに帰った。
でも、どうしてだろう。
どうして、あそこまでムキになったんだろう。
Wデート、そんなに嫌なの?
気になったら、すぐに聞いちゃう私。
569 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:13
「Wデート嫌なの?」
「あー…何ていうか、あんまり人と一緒になんかするって好きじゃないんだ。」
「…それだけ?」
「うん。まぁ、大した事無いんだけどね。」

ごっちん。何か隠してる。
それだけであんなに嫌がる訳ない。
嫌がる理由。私には教えてくれないの?
私には言えないような理由なの?
聞きたいけど、聞けない。
答が怖い。聞きたくない。
きっと、聞いたら何かが無くなってしまうから。
570 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:13
「ねー、たん?」
「何よ。」
「私、明日たんの大学行く。」
「はぁ!?ちょっ、来んなよ!」
「ごっちんの嫌がる理由を探しに。」
「…何それ。」
「んー。何でもない。」
「…そう言われると余計気になんじゃん。」
「全部片付けたら言う。」
「そ?でも無理すんなよ?美貴はいつでも亜弥ちゃんの味方だから。」
「うん。ありがと。」

電話を切って。明日への心の準備。
何があっても、揺るがないように。
571 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:14
ごっちんには内緒で、来た。
たんに因るとこの時間、ごっちんは構内のカフェテラスの見える
ちょっとした空き地?みたいな所に居るらしい。

「…居た。ごっち――」

声を掛けようと思った。
でも、できなかった。
…ごっちんが、凄く真剣な目をしてたから。
誰かが言ってた。人の視線の先には、その人の好きな人がいるって。
ごっちんの視線の先には―――
572 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:14
たんと待ち合わせた場所まで走る。
今見た光景を忘れるように。
でも、ちらついて離れない。
ごっちんの好きな人は、私じゃない。

「あっ、亜弥ちゃ――」

たんにしがみ付く。息が整えられない。

「ねぇ。」
「ん?」
「よっすぃー達ってこの時間、カフェに居るの?」
573 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:14
涙が、止まらない。
こんなに好きになったのは初めてかもしれない。
たんよりもずっと、ずっと好き。
なのに。なのに。

「あぁ。そういえばそうかも。」

やっぱりそうだ。
あそこがごっちんのお気に入りの場所ではない。
ただ、どうしてもあそこじゃなきゃダメなんだ。
好きな人が見える場所があそこなんだ。
…梨華ちゃんが見える場所があそこなんだ。
574 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:14
ごっちんの部屋の前で、帰りを待つ。

「…亜弥ちゃん?」
「ご、っちん。」
「どうしたの?何かあった?」
「………の?」
「えっ?」
「ごっちんは、梨華ちゃんが好きなの?」
「…………。」

お願い。答えて。
いつものように笑って。
「違うよ。」って言って。
575 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:14
「そうだよ。」
「!!じゃ、じゃあ何で私と付き合ってるの!?」
「亜弥ちゃんが俺の事好きだって言うから。」
「言ったよ?確かに言ったけど!でも、でもその時ごっちん言ったじゃん。
 『俺も亜弥ちゃんが好きだよ』って言ったじゃん。あれは嘘なの!?」
「嘘じゃないよ。」
「じゃあ、どうして!?」
「亜弥ちゃんは好きだよ。だけど、梨華ちゃんも好きなんだ。」
「な、にそれ。」
「だから…そうだなぁ、LIKEとLOVEの違いみたいなもんだよ。」
「…っく、いみ、わかんない…」
「そこに、愛があるかないか。ただそれだけ。」
576 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下) 投稿日:2006/02/26(日) 21:15
淡々と話すごっちん。
そうか、そうなんだ。
ごっちんは、私の事なんか何とも思っていない。
確かに私の事は好きだけど。
愛してるのは、梨華ちゃんなんだ。

「っバイバイ!!!」
「………。」

引き止めない。だって、ごっちんにとってはどうでもいいから。

言わなきゃ良かった。ごっちんが『好き』って。
聞かなきゃ良かった。誰が『好き?』って。

ごっちんの瞳に私は映らない……
577 名前:桜桃 投稿日:2006/02/26(日) 21:24
番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(中の下)、更新終了です。

あやごま編もあとは後編だけです。…長かった……
あとですね、『第18話 あやちゃんとごっちん』でですね。
亜弥ちゃんはごっちんが好きな人を知ってる事を知らなかったんですが、
この番外編でごっちんがその事に触れちゃってるんですよ。
だから、前のところは…えっと…目を瞑っていただけたら嬉しいな、と。
…全部後藤さんがいけないんだ!!(ヲイ
从#‘ 。‘)<ごっちんのせいにしてんじゃねーよ!
(;桜桃)<すっ、すいませんっ!!!!!!

>>561 駆け出し作者様
私も思い立ったらすぐ行動の松浦さんが羨ましいです。
そうですね。冷たい視線はそうですね、きっとその3人です。
○○さんと里沙君についてはあやごま編が終わったら…

>>562 名無飼育さん様
気になるように終わらせるよう心がけているので、
気にしてくださるのが凄く嬉しいです。ニヒヒ。
やっぱり、ドラマやアニメでも最後は良いところで終わりますから(笑
578 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/02/27(月) 19:30
交信お疲れ様でーす!562でした。

あー…その辺は気にしませんので安心してください(爆)
なんだか…矢口さんの話でもこういう感じだったので、
今回もすげー心配しちゃってますw
しかも、またいいところで切る作者さんがいるので!(´Д`;)
さりげなく、大人チームって軽くドロドロだったり?w
次回の交信も待ってます〜
579 名前:駆け出し作者 投稿日:2006/02/28(火) 09:45
更新お疲れ様です。うああ、2人とも辛いでしょうね。・゚・(ノД`)・゚・。
後編でどんな展開になるのやら……。ハラハラしながら次回待ってます。
580 名前:名無し読者 投稿日:2006/03/02(木) 00:37
後藤さんひどい!そんな優しさなんていらないわっ!(誰
581 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編) 投稿日:2006/03/16(木) 01:35
亜弥ちゃんを泣かせてしまった。
美貴はきっと俺を殴りに飛んでくるだろう。
美貴にとって亜弥ちゃんは大事な妹みたいなもんだから。

でも美貴はその日、来なかった。
電話もメールも来なかった。

きっと、腹を立てているからだろう。
そういえば、美貴が本気で怒った所を見たこと無い気がする。
たぶん、よっすぃーよりは怖いだろう。
まず目つきがアレだし。
582 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編) 投稿日:2006/03/16(木) 01:36
正直、会いたくない。
でも明日の講義は一緒なんだ。
サボることは…できない。
俺結構真面目だし。

それに、逃げるのやだし。

美貴なら、話を聞いてくれるかもしれない。
よっすぃーに話せないこと。
梨華ちゃんに話せないこと。
そして…亜弥ちゃんに話せないこと。
583 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編) 投稿日:2006/03/16(木) 01:36
次の日、予想通り美貴は俺の所に来た。

「亜弥ちゃん泣かせるなよ。」
「…ごめん。」
「美貴に謝ることじゃないだろ。」
「………。」
「梨華ちゃんが好きなんだって?」
「…あぁ。」

美貴は、小さく溜息をついた。

「で、ごっちんはどうしたいんだよ。」
「…わかんない。」
584 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編) 投稿日:2006/03/16(木) 01:36
苦しい。凄く苦しいんだ。
梨華ちゃんが好きなんだ。本当に。
でも、奪ってやりたいとは思わない。
だって。よっすぃーの隣にいる時の梨華ちゃんは凄く可愛いくて。
その笑顔に俺は惚れたから。

だけど。だけど。
心の奥に矛盾したもう一人の俺がいる。
亜弥ちゃんにどんどん惹かれていく俺が。
ふと、目を閉じると、梨華ちゃんじゃなく
亜弥ちゃんの笑顔が頭に浮かぶんだ。
俺を、好きだと言ってくれた子の笑顔が。
585 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編) 投稿日:2006/03/16(木) 01:36
「なんだ。」
「へ?」
「ごっちんの中ではもう答え出てるんじゃん。」
「どーいう…」
「今、誰のこと考えてる?」
「今は…」

目に浮かぶは君の笑顔。
耳に残るは君の声。
俺の心にいるのは…君だ。
いつの間にか、俺の五感は君で埋め尽くされている。

亜弥ちゃんに、逢いたい。
586 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編) 投稿日:2006/03/16(木) 01:37
「ごめん。サボる。」
「はいはい。」
「今日、学校ないよね。」
「ないない。」

さて、行くか。
俺が傷つけた君を癒しに行くために。
君は、許してくれるだろうか?
俺がしたことを。言ったことを。
きっと許してくれると、俺は思っている。
結局、甘えてしまっている。
587 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編) 投稿日:2006/03/16(木) 01:37
ピンポーン。
卒業を目前に控えた亜弥ちゃんは今日は学校が休み。
そして、両親は共働きだから家にいるのは亜弥ちゃんだけ。
ガチャ。

「…どうも。」
「…ごっちん……」

お邪魔させてもらう。
しっかり話をしなきゃいけないし。
俺の思っていることもちゃんと伝えたい。
後ろを向くのはもう、やめるんだ。
588 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編) 投稿日:2006/03/16(木) 01:37
「あのさ、亜弥ちゃ――」
「何で来たの。」
「いや…何でって……」
「用が無いなら帰ってよ。」

俺に背中を向けて話す亜弥ちゃん。
その背中は小さくて、寂しそうで、小刻みに震えていた。
きっと泣くのを我慢しているんだろう。
そんな姿が愛しくて、愛しくて。

「ちょっ、ごっちん!?」

思わず抱きしめてしまった。
589 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編) 投稿日:2006/03/16(木) 01:37
「ごめん。ごめん…」

そう呟く事しか出来なかった。
俺よりずっと傷ついてる。
俺が傷つけた。こんなにもか弱い子を。

「ちゃんと…話、しなきゃと思って…」

亜弥ちゃんは黙っている。
呆れているのだろうか。
それとも怒っているのだろうか。
顔が見えないから、不安になる。
590 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編) 投稿日:2006/03/16(木) 01:37
「ある女の子がいたんだ。」

その子はドカドカと俺の中に入り込んでそのまま棲みついた。
最初はちょっと鬱陶しかったけど、慣れちゃって。
慣れのせいもあってか、居ないと物足りなくて。
いつの間にか、俺の心の拠り所となっていた。

「亜弥ちゃんが、好きだ。」

ビクッと腕の中にいる亜弥ちゃんが動く。

「ほ、ほんとに?」
「ほんと。」
「ほんと?」
「ほんと。」
591 名前:番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編) 投稿日:2006/03/16(木) 01:38
愛しいお姫様を前に向かせて、もう一度抱きしめる。
サラサラの髪から良い匂いがする。

「ほっ、ほんとにほんと?」
「…黙って。」

触れるだけのキス。
だけど、愛情はたっぷり込めて長めに。
真っ赤になった君は俺の胸に飛び込んできて。
そんな君を抱きしめる。

「「愛してる。」」
592 名前:桜桃 投稿日:2006/03/16(木) 01:56
番外編 三角?それとも四角?〜TYPE3〜(後編)、更新終了です。

更新遅くてすみません。でも次は日曜に。
宣言しとかないとサボりそうな自分が居て怖いです。
あやごま編、凄く長かった…orz
でも今年度一番急上昇したCPなんですよね
まぁ、私の中での一番はみきやぐですがっ!!!!!(主張

>>578 名無飼育さん様
あー良かった(ホッ
そうですね。軽くドロドロ入ってます。
矢口さんの時といい今回といい、作者は三角関係が大好きなのれす。

>>579 駆け出し作者様
二人とも辛いです。
そして見守ってる側も辛いんです(藤+吉)。
因みに(○^〜^)は気付いてたりします。

>>580 名無し読者様
( 桜桃)ノ<そうだそうだ。ひどーい!!   (‘ 。‘#从クルッ
Σ(;桜桃)<あっ、いや…かっこいいー!!  从‘ 。‘)ヨシヨシ
後藤さんは不器用な男なんです。
593 名前:580の名無し 投稿日:2006/03/17(金) 00:06
いやーでも最終的に落ち着いてよかったです(ニヤニヤ
594 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/03/19(日) 21:48
578でした〜交信お疲れ様です^^

キタw

あえて、その後が楽しみ!!と言ってみます(・∀・ )ニヤ
無理せず書いていってくださいね!次回も待ってます〜〜
595 名前:第25話 謎の転校生登場!? 投稿日:2006/03/26(日) 23:32
この学校は二年と三年の間ではクラス替えはない。
一年から二年になる時に、全員が理系と文系に分かれ、
さらに私立大志望か国立大志望かで分かれている。

「来年もクラス一緒だよね。」
「あぁ、そうだね。」

二年間一緒ということで、一年だけでも十分仲良くなれる。
因みに俺と絵里は同じクラス。
どちらも理系志望である。
ただ、志望大や志望の学部はもちろん違うけどね。
それでも、数学の単位の多さや化学や物理の苦痛はお互いに分かる。
今日も数学は三時間、理科が二時間ある。
小テストが返ってくるので、憂鬱だ。
596 名前:第25話 謎の転校生登場!? 投稿日:2006/03/26(日) 23:33
そんなブルーな一日も、もちろんまずはHRから。
三学期も半分が過ぎた。
そんなおかしな時期に転校生が来るそうだ。
絵里は一応学級委員だから先に知っている。

「あのね、男だったよ。背も割りと高くて細身で顔もかっこよかった。」
「そんなこと言ってるとれいないじけるよ。」
「そんなことないよぉ。だってれいなの方がかっこいいもん!」
「はいはい。」

何だかんだで上手くいっているようで嬉しい。
長かったからね。
れいなの片思い期間。
597 名前:第25話 謎の転校生登場!? 投稿日:2006/03/26(日) 23:33
「そういえば。さゆとはどう?」
「えぇっ!?」
「クリスマス、いい感じだったじゃん。」
「あぁ…まぁ。」

自分では分かんないけど、いい感じ、だったのかな?
まぁ、そうだったら嬉しいけど…って。

「いや、俺は別にさゆのことは!!」
「あれ?好きじゃないの?」
「好きとかそーゆーんじゃ…」
「さゆ、可愛い?」
「うん。可愛い。」
598 名前:第25話 謎の転校生登場!? 投稿日:2006/03/26(日) 23:33
「絵里と、どっちが可愛い?」
「さゆ。」
「ほら!さゆの方が可愛いって言ってる時点でそうだもん!」
「え、何で…?」
「だって絵里の方が可愛いもん。」
「いや、その基準はどこから…」
「とにかく!そうなんです!!」

好き、かぁ。
可愛いとは思う。
クリスマスイブの時、少しドキドキしたし。
プレゼントだって。
さゆじゃなかったら、あげなかった。
599 名前:第25話 謎の転校生登場!? 投稿日:2006/03/26(日) 23:33

「そもそもぉ、里沙の好みが分かんない。」

お姉ちゃんが好きだったんだから、絵里を好きになってもおかしくないのに…
とかぶつぶつ言ってる、そこのお嬢さん。
わけわかんないから。

「じゃ、初恋って誰?」

………。誰だろう?

「じゃ、今までに可愛いな、って思ったのは?お姉ちゃんが最初?」
「いや、それは違うね。」
「やっぱり絵里だ!!」
「いやいやいや!!!」
600 名前:第25話 謎の転校生登場!? 投稿日:2006/03/26(日) 23:34
「誰?」

うーん…あんまり言いたくないんだよね、これ。
ってゆーか、うちの男二人はそうやって育てられたし。

「…母さん、だよ。」
「亜弥さん?」
「そ。」
「なんでぇ?」
「いや、なんかそう教えられた。あさ美ちゃんだって父さんが
 一番かっこいいって覚えさせられたし。」
「絵里は一度もお父さんがかっこいいなんて思ったこと無いよ?」
「………。」
「ま、亜弥さん可愛いけどね。真希さんもかっこいいし、美男美女!」
「絵里んとこだって、そうじゃん。」
「お母さんは可愛いけど、お父さんはなぁ。」
601 名前:第25話 謎の転校生登場!? 投稿日:2006/03/26(日) 23:34
ガラッ。

「ほら、みんな席ついて〜。」

先生が入ってきた。横には一人の男の子が。
たぶん、あれが転校生なんだろう。
うん。顔はジャニーズ系でなかなか。
まっ、女子もソワソワしてるし、モテるねこれは。
俺には関係ないけど。

「はい。じゃあ自己紹介して。」
「はい。」

おっ、声もなかなか。
男の俺でも思うんだから、女の子はもっとだろうな。
602 名前:第25話 謎の転校生登場!? 投稿日:2006/03/26(日) 23:35
「白葉央治です。小中と、アメリカにいました。
 父の都合で、日本に戻ってきました。よろしくお願いします。」

おいおい。マジかよ。
白馬の王子様かよ。
しかもアメリカ帰りって。

「将来は、日本を変えるような存在になりたいです!」

ふ〜ん。

この時は、こいつはただの転校生だと思ってた。
だから関係ないと思ってた。
それが、あんなことになるなんて思いもしなかった。
603 名前:桜桃 投稿日:2006/03/26(日) 23:41
第25話 謎の転校生登場!?、更新終了です。

更新まで時間が空いてしまってすみませんでした。
次回こそ、早めに更新したいと思ってます。
そして、ついに動きだしました。
転校生の名前は授業中、辞書と睨み合って考えました。
名前はずっと前から決めてたんですが、漢字をどうするか…と。
う〜ん…悩んだ割にはたいした名前じゃな(ry

>>593 580の名無し様
ええ、本当に良かったです。
亜弥ちゃんもかなり喜んでますよ。

>>594 名無飼育さん様
そ、その後が楽しみとか言われても書けませんよ!?
そ、そんな余裕ないですからっ!!

とかいいつつ、考えてみたり…
604 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/03/27(月) 01:27
いけすかねー転校生だぜw
605 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/03/27(月) 09:21
594でしたー^^
交信お疲れ様です!
おぉ!!!こんな展開予想外ですよ!(爆)
「あんなこと」…気になりますww

4月からはお互い受験生ですし…忙しくなっちゃいますが、いつまでも楽しみにしてます!
頑張って下さいねー( ≧д≦)ノシ
606 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/04/20(木) 17:20
地味に待ってます
607 名前:第26話 転校生はどんなやつ? 投稿日:2006/04/30(日) 23:28
変わった転校生が来た。
里沙にそう話したら、

「絵里も十分変わってる。」

と、返された。
そんなことないのに。
全然そんなことない。
そんな風に思う、里沙が変わってるんだよ。
絵里は普通の可愛い女の子だもん。
れいなっていうかっこいい彼氏がいる、可愛い女の子だもん。
608 名前:第26話 転校生はどんなやつ? 投稿日:2006/04/30(日) 23:28
転校生は変わってても、やっぱりかっこよくて。
名前になんか決して負けてない。
ただ、れいなの方がかっこいいけどね!!

「白葉の席はあそこだ。」

先生が絵里の隣の席を指差す。
どうやら彼の席はここらしい。

「よろしく。」

彼のスマイルは実に爽やかで、その辺の男子とは比べ物にならない。
見れば見るほど、何というか…
609 名前:第26話 転校生はどんなやつ? 投稿日:2006/04/30(日) 23:28
「ねぇ、君さ、彼氏いる?」
「はぁ、まぁ。ってえぇぇ!?」
「何だ、いるのか。」
「ち、ちょちょちょー。」
「可愛かったから狙ってみたのに。」

前言撤回。とんでもない人です。
でも、この人…この性格以外はホント…
誰かさんのタイプにぴったりなような…
『白馬の王子様』
『ジャニーズ並の整った顔』
『長身、頭も良さそう』
うーん…
610 名前:第26話 転校生はどんなやつ? 投稿日:2006/04/30(日) 23:28
そんなこんなで昼休み。
もうすぐさゆがこの教室に来る。

「絵里ー!!」
「さゆぅ!!!」

抱き合うのはスキンシップ。
その後、いつもなられいなの事を報告してもらうんだけど…

「あれ、絵里の友達?」
「う、うん。」
「君も可愛いね。」
611 名前:第26話 転校生はどんなやつ? 投稿日:2006/04/30(日) 23:29
王子様スマイル炸裂。
というかいつから絵里の名前を呼び捨て…

「絵里。今の人、誰?」
「転校生。白葉央治だって。」
「白馬の王子様!?」

やっぱり。
だってあの人、さゆの好みのど真ん中だもん。

「絵里、あたし決めたの。」
「何を?」
「あの人と付き合う。」
「えっ、それはやめた方が…」

タラシっぽいし…
612 名前:第26話 転校生はどんなやつ? 投稿日:2006/04/30(日) 23:29
「それは素直なだけなの。あたしが可愛すぎるからなの。」

ざ・ポジティブ。
いくら絵里でもさゆには敵わないよ。

「でもさぁ、里沙は?」
「?何で里沙?」

いや、どこから見ても里沙はさゆのこと好きだし。
さゆもきっと心の中では…

「…なんでもない。」
「ふぅ。絵里は変なの。」
「むっ!さゆに言われたくない!!」
613 名前:第26話 転校生はどんなやつ? 投稿日:2006/04/30(日) 23:29
「で、それが何?」
「むぅ。れーな冷たいぃぃ。」
「だって俺にどうしろと。」
「…そうだけどさぁ。」

昔から憧れてた放課後デート。
もちろん相手はれいな。
だけど会話の中身は甘くなく、絵里の話題でもない。

「誰を好きになろうが、誰と付き合おうがさゆの自由だろ。
 俺らに、さゆを縛り付ける権利なんかないよ。」
「………。」
「まぁ、そいつがどういう人かはよく分かんないけど、
 俺が今できることはさゆの好きなようにさせてやることだから。」
614 名前:第26話 転校生はどんなやつ? 投稿日:2006/04/30(日) 23:30

「でもでも!あの人ちょっとタラシっぽいんだよ!?」
「うん。それは俺も引っかかる。」
「じゃあ…!」
「でも里沙がさゆを好きっていうのも、さゆが里沙を好きっていうのも絵里の憶測じゃんか。」
「そうだけどぉ…」

でも。でも。
嫌な予感がする。
女のカン。

「そりゃ、俺は里沙と付き合ってくれる方がいいよ。」

あいつは本当に良いやつだし、さゆを傷つけるようなことはしないだろう。
と、れいなは続けた。

「本人たちに任せるしかないよ。」
615 名前:桜桃 投稿日:2006/04/30(日) 23:36
第26話 転校生はどんなやつ?、更新終了です。

長い間、更新しないですみませんでした。
どうしてもPCに触れる時間があまり取れなくて…
やっと落ち着いてきたので、更新ペースはできる限り守りたいと思ってます。

そして、私が更新をさぼってる間に、娘。は大変なことになりましたね。
おめでとうは言えません。でも、頑張ってください。夢を、あきらめないで。

>>604 名無飼育さん様
私も苦手なタイプです。
嫌われることを前提に考えたキャラなので酷いことになってしまいまいた。

>>605 名無飼育さん様
あんなこと…どんなことでしょうね?
受験生って思ったよりも大変ですね。
私は高校受験の時は全く勉強しなかった人なので…
大学受験は辛いっす…(号泣

>>606 名無飼育さん様
地味に待たせてしまってすみません。
今後はできるだけ、ペースを守りたいです。
616 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/05/01(月) 17:10
いいですねー俄然面白くなってきました!
次回も期待してます。
617 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/05/01(月) 22:31
605でした!お疲れ様です〜

おぉーーーーーー!!!
央治さん、苦手です、個人的に(謎
勉強は本当大変です_| ̄|○俺も今必死こいてます(苦笑)

次回も待ってます〜
618 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/09(金) 21:43
待ってます
619 名前:第27話 葛藤 投稿日:2006/06/14(水) 02:15
絵里からメールが届いた。

『さゆ、白葉くんのこと好きになったみたい。何かヤダよー(>_<)』

そんなこと俺に言わないでよ。
そんなこと俺には関係ないし。
そうやって心を乱さないでくれ。
どうしたらいいのか分からなくなる。
自分の気持ちが分からなくなる。
俺はまだ愛ちゃんが好きなのか?
それともさゆが好きなのか?
もう、分からない。
もう、どうでもいい。
620 名前:第27話 葛藤 投稿日:2006/06/14(水) 02:15
「なぁなぁ、後藤ってさゆみと仲良いんだろ?」
「え…?」

さゆみって…さゆみって…。

「あっ、俺あの子と付き合うことになったんだ。」

そっか…。
さゆ、白馬の王子様好きだもんね。
あれ?
俺、何でショック受けてるんだろ?
あれっ?あれっ?
さゆのことは別に…好きじゃない、はず。
本当に?
……分からない。
621 名前:第27話 葛藤 投稿日:2006/06/14(水) 02:15
この心のモヤモヤをどうにかしたくて、昼休みにれいなに相談した。

「何か、分かんないんだ。自分の気持ちが…」
「ふーん。」
「いや、ふーんじゃなくてさ!!ちょっとは考えてよ!!」
「んー、だって考える必要ないじゃん。」
「え!?」
「さゆのこと、好きなんだよ。里沙は。」
「えぇぇぇぇぇぇー!?」
「いやそれこっちの台詞だし。」

俺は、さゆのことが…好き?
…俺はさゆのことが好き。
622 名前:第27話 葛藤 投稿日:2006/06/14(水) 02:15
「でも、さゆは白葉が好きじゃん。」
「まぁねー。」
「俺はどうすればいい?」
「知るかよそんなの。」

ヒントくらいくれたっていいじゃんか。けち。
俺、分かんないもん。
答えが出る前に予鈴が鳴った。
教室に戻る途中、白葉が友達と話していた。
『さゆみ』という言葉に反応した俺とれいなは、
陰に隠れて話を聞いた。
623 名前:第27話 葛藤 投稿日:2006/06/14(水) 02:16
「白葉さー、藤本と付き合ってんだろ?」
「まぁな。」
「いーなー。色白いし、髪キレイだし、顔可愛いし。お前ずりーよ。」
「本当だよ。あー俺、あーゆー子とヤリてー。」
「でもそんなことないぜ。さっき昼一緒に食ったんだけど、キスの一つや二つ
 できるかと思ったら結構ガード固いんだって。」
「いいじゃん。純情なんだよ。」
「そうそう。それで、俺色に染めたい、みたいな。」
「でもさー、何もさせてくれない割にはやたらとベタベタしてくるし。」
「可愛いもんじゃんそんなの。」
「んー、でも正直ちょっとウザイ。」
「へー。じゃ、別れんの?」
「いや。スタイルいいし、顔も可愛いからそれなりに経ってからかな?」
624 名前:第27話 葛藤 投稿日:2006/06/14(水) 02:16
「あのヤロー。」
「れいな。やめろ。」
「何でだよ。あんな事言われてて良いのかよ。」
「良くないに決まってんだろ!!」
「じゃあ…」

どうして?
れいなはそう俺に問いかけた。

「今、ここで出て行ったら喧嘩になる。」
「いいじゃん別に。」
「お前は良くても他の人は?誰にも迷惑かけないなんて言い切れない。
625 名前:第27話 葛藤 投稿日:2006/06/14(水) 02:16
れいなを諭すように止める。
俺は偽善者だ。
嘘ばっかりだ。
本当は、戦うことが恐くて逃げてるだけなんだ。
こんなかっこ悪いところ、誰にも見せられない。
誰にも見せたくない。
れいなにも絵里にも愛ちゃんにものんつぁんにもあいぼんにも麻琴にも……さゆにも。
こんな俺はさゆに「好き」なんて言う資格なんかないんだ。
自分が一番可愛くて。
自分が一番大事で。
でも、自分に自信がない。
626 名前:第27話 葛藤 投稿日:2006/06/14(水) 02:16
放課後、れいなと絵里が心配そうな顔で俺の所に来た。
遅れてのんつぁんや麻琴、お姉ちゃんまで。
事情はれいなにでも聞いたんだろう。

「ばっかだなー。そんな奴一発殴っちゃえばいいのに。」
「だろ?」
「のんつぁんとれいなは黙ってて。」
「「はーい。」」
「で、お前はどう思ってんの?」

俺は…俺は…。

「別にこのままでも良いと思う。」

嘘だ。嫌なくせに。
627 名前:第27話 葛藤 投稿日:2006/06/14(水) 02:17
「は?何だよそれ。」
「だからこのまま―――」
「そういうこと言ってんじゃねーよ!!」

さゆが好きなんじゃないのかよ!!
声を大きくしてれいなが言う。
れいなのそういうとこ好きだよ。
バカ正直で真っ直ぐなところ。
だけど俺はそうはなれない。
なぜなら俺は―――

「自分に自信がないから。」
628 名前:第27話 葛藤 投稿日:2006/06/14(水) 02:17
「自信?」
「うん。例えさゆに自分の思いを伝えても上手くいくなんて思えない。
 上手くいかなくてぎこちなくなるのも嫌なんだ。」
「そんなんじゃないだろ!好きならずっと思ってれば―――」
「れいなには分からない!!」

ずっと好きだった人と結ばれて。
喧嘩も強くて。
顔だってかっこいい。

「そんなの理由を正当化して逃げてるだけじゃんか。」

そうだよ。そうなんだよ。

「俺、帰る。」

その場にいるのに耐えられなくて、俺はまた逃げるんだ。
629 名前:第27話 葛藤 投稿日:2006/06/14(水) 02:17
「ちっ。」
「れいな。」
「何だよえ―――」

パッシーン。

「ってぇーーーーー!!」
「里沙はねぇ、れいなみたいに単細胞じゃないんだよ?」
「は?」
「えりは喧嘩をするのが正しいなんて思わない。
 無理矢理奪うことが正しいなんて思わない。
 逃げることだってたまには必要だよ。」
「………。」
「ねぇ、れいな。里沙を助けて。あんなに苦しんでる。」
「……分かってるよ。」

絵里に叩かれて目が覚めた。
よし、行こう。
630 名前:桜桃 投稿日:2006/06/14(水) 02:23
第27話 葛藤、更新終了です。

有言不実行ですみません。
どうしてもPCに触れる時間が作れないんです。
でも完結はちゃんとしますので……

>>616 名無飼育さん様
ここが山場なので、面白いと言っていただけて嬉しいです。
あと少し、頑張ります!

>>617 名無飼育さん様
私も央治さんは苦手です。
最初、彼にはもっと酷いことを言わせてたんですが、
さすがに可哀想なので…

>>618 名無飼育さん様
お待たせしてすみません。
631 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/14(水) 17:33
>>617でした!

忙しい中の交信、お疲れ様です!
おぉ、いい感じになってきましたね〜〜
次回に期待してます!!
632 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/15(木) 22:21
更新お疲れ様です。
お待ちしてました!
忙しいとは思いますが、作者さまのペースで頑張ってください^^
633 名前:桜桃 投稿日:2006/07/25(火) 01:11
更新が遅れてすみません。
でもってさらになんですが、明日から勉強合宿に行くため更新できません。
なので更新は8月に入ってからとなります。
おそらく模試の後の7日辺りになると思います。
待っていただいてる方、本当にすみません。
634 名前:第28話 告白記念日 投稿日:2006/08/11(金) 23:28
今までの俺は凄く弱虫だった。
自分の殻にずっと閉じこもっていた。
好きな人に嫌われるのが怖くて。
家族に嫌われるのが怖くて。
何もできなかった。
そんな俺の手を取って殻を破ってくれたのは君だった。
君はとても優しくて、とても明るくて、羨ましかった。
でも、俺には痛すぎる位の眩しさが、
いつのまにか目の離せない愛しさに変わっていた。
俺は君のお陰で、やっと変われる。
635 名前:第28話 告白記念日 投稿日:2006/08/11(金) 23:28
「ねぇ、俺の家来ない?」
「んー。今日はやめとくの。」
「えー、何で?この前もそう言ったじゃん。」
「そうだけど……」
「あっ、もしかして俺が変なコトすると思ってる?」
「いや、そんな―――」
「だったら俺、何もしないって!約束する!!」
「そういうわけじゃ…」

ないのだ、実際。
白葉は関係ないのに、ちょっとした悪戯心で、彼は振り回されてる。
言わば彼は被害者だ。
636 名前:第28話 告白記念日 投稿日:2006/08/11(金) 23:29
「さゆ!!」

大声で叫ぶ。
喉が潰れようが関係ない。
肩で息をする。
こんなに必死で走ったのは久しぶりだ。
足がガクガクしている。
我ながら、情けない。

「どうしたの?」
「…話、しなきゃと思って。」
「話って何だよ。」
「お前には関係ない。」
「なっ!!」
637 名前:第28話 告白記念日 投稿日:2006/08/11(金) 23:29
言うんだ。
言わなきゃ。
ここで言えなかったら一生言えない。
勇気を、出すんだ。

「………だ。」
「ん?」
「さゆが…好きだ。」

世界中の誰よりも。
さゆのことが大好きです。
638 名前:第28話 告白記念日 投稿日:2006/08/11(金) 23:29
何て言われるか、怖い。
思わず目を瞑ってしまう。
誰かが近くに来た気配がする。
おそらく、さゆだろう。
…怖い。

「よしよし。」
「へ?」
「やっと言ってくれたの。」
「は?」
「あたしのことが好きだって。」
「は?えっと…それはどういう?」
「やっぱり告白は男からして欲しいの。」
639 名前:第28話 告白記念日 投稿日:2006/08/11(金) 23:29
大変だったの、とさゆ。
意味が分からない。

「ちょっとそれどういうことだよ。」

白葉が言った。

「最初に言ったはずなの。お友達で、って。」
「いや、そうだけどさ…」
「あなたは白葉央治くんだけど、あたしの白馬の王子様じゃないの。」

そう言われた白葉はすごすごと帰って行った。
640 名前:第28話 告白記念日 投稿日:2006/08/11(金) 23:29
「あの…やっと、って?」
「まったく。まこっちゃんといい里沙といい鈍感過ぎなの。」
「………?」
「だから…かくかくしかじか。」
「なるほどって、それじゃ分かんないから!!」
「もう、わがままなの。」

さゆによると、全部芝居だったらしい。
俺に告白させるための。
いわゆる焦らしプレイ?みたいな。
わざと妬かせようとしたらしい。
641 名前:第28話 告白記念日 投稿日:2006/08/11(金) 23:30
「ねぇ、もう一回言って?」
「なっ、何を!?」
「好きって。」
「…結構恥ずかしいんだよ?」
「はやくぅー。」
「………。」
「………。」
「さゆが、好きだ。」
「あたしも里沙が大好き。」





ちゅっ。



642 名前:第28話 告白記念日 投稿日:2006/08/11(金) 23:30
「何だよ。俺が助ける必要なんかねぇじゃん。」

すっかり忘れられたものが一人。
その背中はすごく寂しそうだ。
643 名前:桜桃 投稿日:2006/08/11(金) 23:35
第28話 告白記念日、更新終了です。

えー、なんだかんだで前回の更新から随分と時間が開いてしまいました。
本当にすみません。
そして、やっとあの二人の完結編。
一番長かった気がする…
おかしいな。メインCPはみきやぐ、いしよしのはずなのに…orz

>>631 名無飼育さん様
長い間、お待たせしてすみませんでした。
忙しい、という言葉が言えないくらい忙しいです。
でも私だけが忙しいわけではないので、頑張らなくては!

>>632 名無飼育さん様
長い間、お待たせしてすみませんでした。
更新ペース…
私のペースに合わせてしまうとどうしても遅くなりがちでして…
夏休み中には、必ず!!
644 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/08/12(土) 18:50
631でした!交信お疲れ様です!!

いやー。メインからはずれるのもたまには良いと思いますよw
メインのCPも楽しみにしてますね〜

受験生は夏が勝負ですもんね!自分も予備校三昧な夏休みです_| ̄|○
次回の交信、無理せずゆっくりと。楽しみにしてます^^
645 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/08/17(木) 04:32
そういえばエロとかないですね
646 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:25
「じゃあ、二人はダブルの部屋でいいよね。」
「「へ?」」

のんつぁんに勝手に決められた。
そう、今俺達幼馴染一家は沖縄へと旅行に来ている。

そして、親はみんな隣のホテル。
子供はここ。
で、部屋決めをしてたんだけど…
ダブルが2つ、ツインが2つ、シングル1つ。
親が予約した。
しかも、のんつぁんのお父さんが。
…つまり図られていた訳で。
647 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:28
そして、その血を受け継いだやつがここに居る訳で。

どうりで嫌な予感がしたんだ。
絵里のお父さん、号泣してたし。

「いやさ。やっぱカップルの邪魔はできないからさ。」
「そうそう。二人っきりの夜を楽しんでよ。」

黙れ双子。

「愛ちゃんたちはいいのかよ!?」
「んー。あーしは麻琴と一緒なら別に。」
「でへへ。」

まこっちゃんキモイ。
648 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:28
「まぁまぁ、こんなチャンスないわけですし。」
「折角二人も結ばれたんだし。」
「うだうだしてないで、れいなは絵里を襲えば良いの!!」

何?この人たち…
分かりやすくするために、あさ美ちゃん→里沙→さゆの順です。
すいませんね。俺らの作者は駄文書きなので…

「ということでさよならー。」

ばたん。
649 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:28
…………。沈黙。

「えっと、絵里、どうする?」
「?シャワーあびるけど…」
「えぇぇぇぇっっ!!??」
「何それ?だって潮で身体ベタベタだもん。」
「あっ、そういうことね。」

何だか一人で興奮して、バカみたいだ。
絵里は別にそんなつもりじゃないのに。

「……あとでね…」
「ん?」

何か聞こえた気がした。
でも、聞き返す隙もなく、絵里は風呂に入りに行った。
650 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:28
「…空いたよ。」

一人で悶々と考えてた中、絵里の声。
振り向いた瞬間、ドキッとした。
すごく、すごく色っぽかった。
髪が濡れていて、顔も火照っていて。

「れいなも入んなよ…」
「あっ…うん…」

思わず見とれてしまった。

シャワーを浴びてる時もドキドキしてて。
さっきの絵里を思い出すたびに下半身が集中しちゃいそうで。
絵里の姿を忘れるよう、頭をごしごし洗った。
651 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:29
「絵里?絵里?」

絵里を呼んでみるが返事がない。
きっとさゆたちの部屋にでも行ったんだと思ったら。

「寝てる。」

何て無防備なんだろう。
一応、男と二人っきりなのに。
でも、絵里の寝顔は凄く可愛くって。

「昼間遊びすぎたからな…」

絵里をベッドに運ぼうと持ち上げると―――
652 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:30
「んぅ…?れ、いなぁ?」

起こしてしまったらしい。
…ごめん。

「大丈夫だよ。」

だけど絵里は優しくて。泣きたくなるほど優しくて。
思い切り抱きしめた。

「でも、良かった。起きて。」
「何で―――」
653 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:30
遮られた言葉。
誰に? 絵里に。
どうやって? 唇を塞がれて。

「おやすみのチュー、してなかったから。」

へへっ、とはにかむ絵里はとても可愛くて。愛しくて。
自分はもう限界を超えている状態で。



思わず、絵里をベッドに押し倒してしまった。
654 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:30
我に返って後悔する。
そんなところはきっと父さんに似たんだと思う。
じゃなくて。

「そっ、そのっ!ご、ごめんっ!!」
「ふぇ?」
「いや、そのぉ…押し倒したりして、ごめんなさい!」
「…嫌じゃ、なかったよ。」
「へ?」
「れいなに押し倒されても嫌じゃないもん。」
「それってシてもいいってこと?」
「………。」

絵里からの返事はなかった。
どうやら彼女は、照れると返事をしなくなるらしい。
『恋人』という関係にならないと気付かなかった。
655 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:30
「ん…ふっ……ぁ……」

絵里の唇に自分のソレを落とす。
軽いキスなんかじゃ終われない。
ぎこちない舌の絡みが俺をくすぐって、興奮させる。
自分の下半身が熱を持っていくのがよく分かる。

「んんッ・・・!は、ァ・・・」

絵里の濡れている唇が俺を誘う。
そして俺の唇は首筋、そして胸へと移動する。
右は口で、左は手で。
656 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:31
「・・・っく、ふ・・・!」
「感じる?」
「ぅん…は、ぁ!」

絵里が感じてくれてるのが嬉しくて、さらに激しく胸を弄ぶ。
絵里は真っ赤な顔をして声を出すのを我慢してる。

「我慢しないで。絵里の声、聞きたい。」
「んッ・・・!ァ…ばかぁ…!」

右手を絵里の大事なトコロに持っていく。
ソコはもう、十分すぎるほど濡れていた。
そっと触れる。大事なものを包み込むように。
657 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:31
「ひゃぁ…っ!ぁんぅ……」

絵里の身体がビクッという。

「怖い?」
「こ、わい」
「やめた方がいい?」
「………。」



「止めないでぇ……」

小さな小さな声。
絵里が精一杯搾り出した声。
658 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:31
下着ごと降ろして、そこへ中指を持っていく。
敏感な核に触れただけで絵里は体を反らして感じてくれる。

そんな絵里の中に指をさらに進入させていく。
中は指が溶けそうなくらい熱かった。

「はぁッ、ぁ、んん…!」

絵里が感じる核を左手で触りながら、
右手の中指は絵里の1番感じるトコロを突く。

それで、絵里は限界に達したようだ。
659 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:32
「あ、も、イク…!んんッ!!!」

そのまま、俺に倒れてきた。
小刻みに震えている。

「絵里…大丈夫?」
「大丈夫…だよ?」
「入れてもいい?」
「…れいなだから、いいよ。」

スーハー。スーハー。
深呼吸。深呼吸。

「じゃ、いくよ?」
660 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:32
絵里は頷くだけだった。

絵里のソコに俺のをあてがって、慎重に腰を落とす。

「っつ……」
「絵里…ごめんっ…やっぱ痛いよね…どうする?抜こうか?」

俺の質問に、絵里は首を横に振る。
大きな瞳に涙を浮かべながら。

「我慢なんて、する必要ないから。別に俺の事ならいいから…」
「違っ!違うの…嬉しいの。れいなと一つになれて…」
661 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:33
それに、この機会逃したられいなと一生結ばれないかもしれない。

なんて、可愛い事言いやがって。
そんな顔されて、止められる訳、ないだろ。

「じゃあ、もうちょっと頑張れる?」
「ん…」

少しづつ、少しづつ奥へと進む。
と言っても、中は窮屈で簡単には進めないけれど。

「んっぁあっ……ん」
662 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:33
俺自身が全部入った頃、絵里の声が徐々に出てきた。
少しは慣れてきたのかな?
…俺だって、初めてだからわかんない。
手探りで進むしかないんだ。

それに、俺はもう絵里のことを心配してる余裕なんかないし。

「少し…動くよ?」

絵里を、気持ちよくさせるため。
自分を、気持ちよくさせるため。

「んんっ…れいな…」
663 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:34
まだきっと、痛いんだろう。
絵里の爪が俺の背中に食い込んでくる。
痛い。
でも、絵里はもっと痛いんだ。
男の俺が我慢しないでどうするんだよ。

「んっ…なんか…変だよぉ……」

絵里の声ももう俺の耳には入ってこない。
彼女の中をまんべんなく、腰を使って動いていく。
その一つ一つに彼女が感じてくれて嬉しい。
664 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:34
「あっ…ぁっん……」
「うっ…えっ、絵里…俺、もう……!」
「ぁんっ……絵里もぉ…」
「ああっ…ぅっ…はぁ、あっ!!」

絵里と俺が繋がっているところからぐちゅっぐちゅっと淫らな音がする。
ラストスパートをかけ、激しく腰を振る。

「あっ、あっ…!!え、絵里っ……!!」
「んっんっれいなぁぁ!!」
「あぁっ!!イクっ!でっ、でるっ!!」
「あっ、イッちゃうよぉ…!」
665 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:34
その瞬間。俺の想いは絵里の中で放たれた。
とは言ってもちゃんとゴムはつけているけど。

「はぁっ、はぁ……」

息が上手くできない。
隣の絵里もそうだ。

でも、良かった。
俺一人でイカないで。
絵里と一緒にイケて。

イッたばかりで、まだ繋がっている状態の俺の身体に腕を回してくる。
絵里は、俺の胸に顔を擦り寄って、笑顔をこぼしていた。
666 名前:番外編 沖縄旅行はどっきどき!? 投稿日:2006/10/09(月) 22:34
「れいなぁ…」
「ん?」
「大好き。」
「俺も。絵里のこと、愛してる。」
「へへっ。ありがと。」

きっと、今日の事は忘れられない。
初めて大事な人を抱いた日。
初めて「愛してる。」と伝えた日。

きっと、忘れない。

ぎゅうっと抱き合って。
甘い心地のベッドに吸い寄せられるように、二人で眠りに就いた。
667 名前:桜桃 投稿日:2006/10/09(月) 22:40
番外編 沖縄旅行はどっきどき!?、更新終了です。

久々の更新で、このようなもので申し訳ございません。
載せた自分が恥ずかしい…
これはですね、れなえりが恋人同士になったすぐ後?の話です。
随分前に書いていたものです。
苦手な人、ごめんなさい。

>>644 名無飼育さん様
今回は2部のメインCPだったので…
久々にメインCP書いたなぁ・゚・(つД`)・゚・
私自身も受験生なのでこれから先、厳しい時期がきますね。

>>645 名無飼育さん様
ということで今回はエロを。
いやー、恥ずかしかったです…(赤面
668 名前:645 投稿日:2006/10/10(火) 01:02
おおお…俺の一言がこんな結果に!!!
669 名前:644 投稿日:2006/10/10(火) 16:02
交信お疲れ様です!


               待ってました!!!!


これから厳しい日々が続きますが、いつまでも待ってます♪
旅行ということで、他の夫婦やら子供たちやらの…いろいろ、期待してます(爆)

670 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/10(火) 19:28
麻琴と愛のカップルも見たい…
671 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/11(水) 01:38
あやごま夫婦に期待
672 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/15(日) 13:29
ってか、全カップル見たい!(笑)
作者さん、頑張って下さい!
673 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/11/28(火) 01:26
待ってます
674 名前:***** 投稿日:2006/12/04(月) 12:36
続きが早く見たい!!!!!
675 名前:…… 投稿日:2006/12/05(火) 23:21
あ・げ・ん・な凸(゚д゚)
676 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 16:43
待ってます!頑張って!!
677 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/02/27(火) 21:17
ずっと待ってる。ガンバレ
678 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/27(金) 23:07
待ってますよ〜
わたしはさゆがきに期待
679 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:42



夢を描くのは子供だけじゃない。
いい大人だって夢を見るだけじゃなくて、描きたい。
その力はみんなにあると思うんだ。


680 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:42
さて、今日は休日。
れいなもさゆも出掛けていない。
理由は言いたくない。
なぜならあの三文字の単語を口に出すのが嫌だからだ。
れいなはともかく、さゆまで。
美貴の可愛いさゆまで…ぐすっ…

「そこで横になられてると掃除の邪魔なんだけど。」

子供も相手にしてくれなければ、妻も。
二人きりだというのに、その腕に抱きしめるのは美貴じゃなく掃除機。

……ぐすっ…
681 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:42
「何で二人きりの時に掃除すんのさ。」
「さゆはともかくれいなが居ない時じゃないと掃除できないじゃん。」
「まぁそうですけど。」
「ほらどいたどいた。」

掃除機の柄で尻を殴られる。
ここは仕様がない。退こう。

「ねぇ、何か手伝うことある?」
「んー…じゃあ洗濯物干してきて。そろそろ洗濯機止まると思うから。」
「へーい。」

洗濯物を干すのは真里の身長だとかなり大変だ。
ここは良い主夫となって働こうではないか。
682 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:43
洗濯物を干して一段落。
真里も掃除が終わったらしい。
働いたからかお腹が空いた。
壁に掛けてある時計を見ると、もう12時を過ぎていた。

「ごはんー。」
「えぇーめんどくさい。」

…めんどくさいっておかしくない?
真里って美貴の奥さんだよね?

「どっか食べに行こうよ。」
「やだ。」
「何で?」
「身支度すんのめんどくさい。」
「何だよそれ。」
683 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:43
こうなると美貴は頑固だからね。退かないよ。
もちろん真里もそれを分かってるから渋々ご飯を作り始めた。
野菜を細かく刻んで、卵も用意してるからオムライスだろう。


でもあれだよね。

台所で働いてる妻の姿ってそそるよね。
後ろからそーっと近づいて抱きしめる。

「ちょっと危ないから放してよ。」
「んー。」
「…今日の美貴ちゃんは甘えんぼですねぇ。でも放してくれないと包丁で怪我しちゃう。」

放したくない。けど。怪我をさせるのはもっと嫌だ。
684 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:43
ご飯も食べてお腹いっぱい。
オムライスにはケチャップでハートを描いてみた。
新婚時代を思い出すように。

どうやら今日はセンチメンタル南向きな気分らしい。


「さっきさ、二人の部屋の掃除したじゃん?」
「…うん?」

いきなり話を振られるといくら頭の回転の速い美貴でもついていけない。
もうちょっと分かりやすく説明してくれと促す。
685 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:43
「二人とも机の上に1枚のプリントを置いていたの。」
「プリント?」
「そう。進路希望調査。」

あぁ、なるほど。
だからそんなに真剣な顔をして話そうとしてるんだ。

「で?何て書いてあったの?」

美貴の質問に真里はゆっくりと首を横に振った。


「何にも書いてなかったよ。」
686 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:44
声で出すとそれは悲観的に聞こえるかもしれない。
でも真里は笑顔だった。

「だって昨日配られて提出期限が来週なんだもん。書いてるわけないじゃん。」

何だ。
最近の若者は将来に対して何も感じていなかったり希望もなかったりするから
うちの二人もそうなんじゃないかって心配したじゃんか。

「二人は何かやりたいことあるのかな…」
「さぁ?れいなは分かんないけどさゆみなら検討つくよ。」
「何!?」
「可愛いお嫁さん。」
「却下。」

確かにさゆは可愛いけど。でもダメ。
687 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:44
「おいらはさ、夢があったんだよね。」
「どんな夢?」
「大好きな人のお嫁さんになること。」
「叶ってんじゃん。」
「まあね。」


そういえば、自分の夢は何だっただろうか。
随分昔のことだから覚えていない。
でも昔から冷めてるところがあったから無難に公務員とか書いてたかもしれない。
とにかくいい大学出て安定した職に就こうとしてた気がする。
688 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:44
「美貴は?」
「え?」
「美貴は何か夢はなかったの?」
「んー。あったといえばあったかもしれないし、なかったかもしれない。
「何だよそれー。」
「もう忘れたよ。」
「つまんなーい。」

言ってもつまんないって絶対。
真里みたいに可愛い夢でも何でもないし。
人に誇れるような夢をあの時は持ってなかった。

そう。あの時は。
689 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:44
「美貴は今の夢なら言えるよ。」
「今?」
「そう。このままずっと真里と仲良く一緒にいたい。れいなとさゆの成長を見届けたい。
 4人が幸せでいられるように頑張りたい。それが今の美貴の夢なんだ。」

そう。何も飾っていない夢。
美貴の本心。

「かっこつけんなし。」
「ちょ、つけてないし!」
「うわー焦ってる。説得力なーい!!」
「ねぇ酷すぎない!?」
690 名前:第29話 大人の夢 投稿日:2007/04/30(月) 23:45



こうやってずっと仲良くしていたくて。
みんなと一緒にいたくて。
それが美貴の夢であり幸せなんだ。
他人に言うのは恥ずかしいけれど、家族になら言える。
これが美貴の夢なんだって胸を張って言える。



れいなとさゆみ。
二人は今、どんな夢を描いているんだろうか?


691 名前:桜桃 投稿日:2007/04/30(月) 23:53
第29話 大人の夢、更新終了です。

お待たせしてしまって申し訳ございません。
どうしても創作意欲が湧かなかった時期があったんです。
ただの言い訳でしかないんですが。
放置している間のみなさんのコメントがすごく嬉しかったです。

実は次が最後だったりします。
再開したばっかりであれなんですが。
元々30話で最終回を迎える予定だったのでコレに関しては許してください。
ただスレに多少の余裕があるので今までお待たせしてしまったお詫びと
私から読んでくださった方とこの作品のキャラクターへの感謝をこめて短編を書こうと思います。
みなさん見たいCPがありましたらリクエストお願いします。
恋愛CPだったり友達CPだったり親子CPだったり謎のCPだったり。
何でもいいですので。

ということで是非最後までお付き合いお願いします。
最終話は今週上げます。


レス返しは↓
692 名前:桜桃 投稿日:2007/05/01(火) 00:04
>>668 >>645名無飼育さん様
こんな結果になってしまいましたw
お気に召されたでしょうか?

>>669 >>644名無飼育さん様
厳しい日も終わり春が来ました。
旅行編は…ごめんなさい。
れなえりしか書いていないんです…orz

>>670 名無飼育さん様
是非!短編の方で書かせていただきます!!

>>671 名無飼育さん様
メレンゲを見てテンションが上がりました。
こちらも書かせていただきます!

>>672 名無飼育さん様
ぜ、全部ですか!?
…できれば絞っていただけるとありがたいです。
でもできるだけ希望に応えられるように頑張ります!

>>673 名無飼育さん様
本当にお待たせしてすみませんでした。

>>674 *****様
続きを期待してくださってありがとうございます。

>>675 ……様
注意の方ありがとうございます。
ただ私はこの作品を読んでくださる方はみなさん大事なので
あまりきつい言い方は控えてくださるとありがたいです。
私がお待たせしてしまったのが一番悪いんですが…すみませんでした。

>>676 名無飼育さん様
待っててくださってありがとうございました!
頑張ります!!

>>677 名無飼育さん様
応援ありがとうございます!
本当にお待たせしてしまってすみませんでした。

>>678 名無飼育さん様
待っててくださってありがとうございます。
ガキさゆも書かせていただきます!!



本当にたくさんのレスありがとうございました。
みなさんの期待に少しでも応えられるよう、精進します。
693 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/01(火) 01:07
次で最後ですか…残念です。
最終回がどんな形で終わるか期待しつつ、
短編では甘々なれなえりに更に期待してみます!w
694 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/01(火) 10:39
次で最後とは残念ですが楽しみに待ってます!

短編CPはまこあいお願いします
695 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/03(木) 20:02
669でした。交信お疲れ様です!

いやー。待ってました。ホントに。
毎日チェック入れてましたが、久々の交信、嬉しく思います。

次回で…(;ω;)
また書きたくなったら、いつでも書いてください。
待ってますので^^

ということで、あやごまを…(笑)
親世代のカップルは全員見たいくらいです〜。
お願いします☆
696 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/03(木) 20:51
りかみきでお願いします
697 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/06(日) 10:21
ほのぼのみきやぐよかったです。
終わってしまうのは残念ですが、最後にもう一度色っぽいみきやぐをお願いします。
698 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/06(日) 18:18
みきよし夫婦が見たいです。
699 名前:名無し。。。 投稿日:2007/05/06(日) 19:52
更新お疲れ様であります
リクですが、まこあいでお願いします
700 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/07(月) 13:12
更新お疲れ様です 是非りかみきお願いします。
701 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/07(月) 19:40
是非あやごまを!!!
702 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/07(月) 20:40
お疲れ様です。

れなえり
いしよし
まこあい
みきやぐ
あいのの
あやごま
ってこの話の中に登場してくるCP全部好きなのでキリがないのですが、、、笑
できる限りみたいです。
終わっちゃうのは本当に寂しいですが、次回楽しみにしています!
703 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/11(金) 01:53
絶対まこあいが良いです!しかも18禁方向で…
704 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/12(土) 23:27
親世代のエr(ryがみたいです!
705 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/15(火) 00:01
甘いみきよしが見たいです!
706 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/05/15(火) 00:30
あんましあげないようにね…
私も親世代希望ノシ
707 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/06/05(火) 16:20
この話は大好きなんで完結をして欲しいッス!!
708 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/06/09(土) 23:41
作者さん頑張れ!
709 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/06/23(土) 01:31
ラストまってます
710 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/09/26(水) 09:14
作者さーん!待ってますよ!!
711 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/11/21(水) 22:41
まだ待ちます

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