マジックマスターG

1 名前:ううたん 投稿日:2005/03/31(木) 11:14
ファンタジー物です
簡単なキャラ紹介
マジックマスターG(後藤真希)
わずか14才にしてあらゆる魔法をマスターしマジックマスター
の称号を手に入れる。しかし魔王アヤヤに破れ魔力の大半を失う

魔王アヤヤ(松浦亜弥)
魔界の実力者。マスターを破る。魔剣ギガブレイドの使い手。

賢者ヤスーダ(保田圭)
死にかけていたマスターを救う。暗黒皇帝ノノタンを倒す唯一の
方法を知る。

暗黒皇帝ノノタン(辻希美)
魔界の覇者。世界征服を企む。

ミキティ
ワルズワイド国の王子。しかし魔界軍に国を滅ぼされる。


2 名前:ううたん 投稿日:2005/03/31(木) 12:12
第1話「始まり」
ある平和な村の静寂、それは突然破られた。
「大変だー。魔界軍が攻めてきたぞー。」
伝令の男が村長の家に駆け込んで叫んだ。
驚いた村長は男に聞いた。
「敵の数はでれくらいだ?」
男は答えた。
「敵の数は30体。しかも完全武装のゴーレムです。」
それを聞いて村長はますます驚いた。
まさかこんな小さな村に30体もゴーレムを送り込んでするとは!
しかし村長には驚いている暇などなかった。
「今すぐ村の戦える者達を召集しろ。全力で迎え撃つ。」
そうして村の男達は武装して終結した。
剣や槍をもって、まあ武装といっても貧乏な村なのかなり貧弱だが・・
中には鎧すら着てない者もいた。
そんな村人達の前に特注の鎧に特注の剣、立派な馬にまたがって村長
が現れた。
とりあえずしけてる村人達を盛り上げる為に村長は演説をすることにした


 
3 名前:ううたん 投稿日:2005/03/31(木) 12:13

「今我々は悪逆非道な魔界に侵略を受けようと受けようとしている。
魔界軍は強力だ。恐れる気持ちは分かる。しかし思い出せ!
我々にながれる自由と平和を愛する熱い血潮を!!立ち上げるのだ!
勇者達よ!(中略)
我らに勝利を!さもなくば死を!ラース村に栄光あれ!!!」
ウオーーーーーーーーーー!
どうリアクションしていいか分からなかったがとりあえず
村人達は歓声をあげとくことにした。
とりあえず盛り上がった?みたいなので村長は村人に攻撃を
命じた。
「全軍突撃!!!」
4 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/31(木) 22:19
松浦さんの登場は珍しいですね。
期待してます。
5 名前:ううたん 投稿日:2005/04/01(金) 08:45
三百人くらいの村人がゴーレムに突撃していった。
しかしそれはあまりにも無謀な突撃だった。
完全武装のゴーレムは現代風に言えば最新の戦車に匹敵する。
村人達はまったく傷1つ付けることもできぬままゴーレム
に踏み潰されていった・・・
村人玉砕!!!
「うをおおお!!!お前達の死は無駄にはしない!!!」
「ファイヤーボール」
村長はレベル3の炎魔法を唱えた。
巨大な火の玉が複数出現し、ゴーレム達に向かっていき
大爆発を引き起こした。
村長は村長なだけあって魔法を使うことができた。
使えるといってもレベル1の初歩魔法くらいだったが・・
しかしレベル3のファイヤーボールはそれなりに高等呪文
だ。
村人達を失った怒りが村長を強くしたのだ!!!





6 名前:ううたん 投稿日:2005/04/01(金) 08:47

しかし燃え上がる炎の中から姿を現したゴーレムはまったくの
無傷だった。
「そんな馬鹿な!!!」
ゴーレムの超強力な装甲の前にはファイヤーボールも
焼け石に水だった。
「くそー」
村長はふたたび魔法をとなえようとした。
しかし村長の頭上にゴーレムの鋼鉄の右腕が振り落とされると
村長は砕け散った。




7 名前:ううたん 投稿日:2005/04/01(金) 10:28
第2話「マスター登場」
グオーン グオーン
轟音をたてながら前進するゴーレム
もはや彼らのいくてを阻む者はなにもないかのようだった。
「そこまでだ!!」
ゴーレム達の前に現れたのは黒いマントに身を包んだ
金髪の美少女だった。
そう、この美少女こそがこの物語の主人公マジックマスターGだ。
両手にはめている黒い手袋の手の甲に描かれている金の星の紋章。
それこそがマジックマスターの証だ。
マスターは周囲を見渡した。
「くそっ遅かったか・・」
あたりは破壊された家や死体があちこちにちらばっていて悲惨な状況
だった。
村が襲撃されていると聞いていそいで駆けつけたのだが
村人は村長をはじめとしてほとんどが死んでいた。
村の全滅は悲劇だ。
しかしのっけからこんなに人が死ぬとは・・・・
マスターはこれから長く続くであろう魔界との戦いの事を
考えるとちょっとうんざりした。
グオオオオーーーーー
マスターを見つけたゴーレム達が向かってくる。
マスターは叫んだ
「ゴーレムよ。私はお前達を許しはしない!!!」

8 名前:ううたん 投稿日:2005/04/01(金) 22:54
マスターは「アースシェイク」と叫んだ。
レベル3の土魔法だ。
すると地面が裂けゴーレム達は割れ目の中に落ちていった。
ゴーレムの武器はその強力な装甲だが、
弱点はその重さだった。
ゴーレムは土系の魔法に弱い。
普通のゴーレムならこれで終わりだった。
しかしこのゴーレム達は魔界の最新モデルのゴーレムだった。
ゴーレム達は空中浮遊装置を発動させると割れ目から脱出した。
魔界の科学者はこの様な攻撃をされることをすでに想定していた。
マスターは「セルフリーズ」とレベル4の水系魔法を唱えた。
すると強烈な冷気がゴーレムを襲い氷山の中にゴーレム達を閉じ込めた。
だが科学者達はゴーレムがこの様な攻撃をされることも想定済みだった。
自家発熱装置を発動させ氷山を溶かし始めたのだ。
9 名前:ううたん 投稿日:2005/04/01(金) 23:14
このままではゴーレム達が氷山から脱出するのは時間の問題
だ。
ゴーレム達はあらゆる攻撃に耐えられるように設計されていた。
ああ、このままマスターも村長のように悲惨な運命をたどるのか?
だがマスターは余裕の笑みを浮かべると
「サンダーソード」とレベル4の雷系魔法を唱えた。
凄まじい雷撃がゴーレムを襲う。
ズドーーーーーーーーーーーーン
サンダーソードを浴びたゴーレムはショートしてぶっこわれた。
もちろんゴーレムは雷攻撃に備えて避雷針発動装置がそなえつけられていた。
だが氷山に閉じ込められていたので避雷針を出すことができなかったのだ。
ある意味マスターの頭脳の勝利だった。
だがこわしただけでは飽きたらないのかマスターは
「エクスプローション」とレベル4の炎系魔法を唱えた。

10 名前:ううたん 投稿日:2005/04/01(金) 23:28
エクスプローションはファイヤーボールの10倍くらいの
超大爆発を引きおこしゴーレムを跡形もなくふっとばした。
「ざまーみろ!!!悪魔どもめ!!!」
アハハハハ、マスターは狂ったように笑い続けた。
マスターはしばらくの間勝利の余韻にひたっていたが
ふと正気に戻るとあたりを見渡した。
村はマスターが超強力魔法を撃ちまくったせいで
さらにメチャクチャになっていた。
ゴーレムよりも村を破壊したのはマスターだった。
一体どっちが悪(ry
マスターはその問題についてあまり深く考えない
事にした。
11 名前:ううたん 投稿日:2005/04/01(金) 23:37
今日はここまでにします。
あと主人公をマスターってよんでたけど今後マキに変えます。
一応マキが本名でマスターは称号なので、その方は娘小説らしいし、
あとこの世界の魔法について魔法は数十個ありますが
レベル1からレベル5までに分類されており
数が多いほど強力で魔力を消費します。
実はレベル5以上の魔法もあるのですがそれは5大魔王とか
7英雄とか3賢者のようなハイクラスの人じゃないと使うこと
ができません。
ちょっとネタバレです。
12 名前:ううたん 投稿日:2005/04/02(土) 23:29
第3話「深紅の薔薇」
星暦532年
世界はファーランド国とエルガ国とアストラ国とギスラ国の4つに
別れていた。
4つの国は時には抗争し、時には手を組んだり
それなりに世界はそれなりに平穏で人々は平和の暮らしていた。
だがファーランド国の宮廷魔導師カオリンは魔界の封印をとき
悪魔達を呼び寄せた。
悪魔達はたちまちファーランド国を制圧。
カオリンは魔王としてファーランド国を支配し
世界は危機に陥いったのだった。
13 名前:ううたん 投稿日:2005/04/03(日) 18:07
さて敵も倒したことだしそろそろ行こうかな
マキは早々に村をさろうとした。
そのときどこからかパチパチパチといういう拍手のような音が聞こえた。
えっ?
マキはまわりを見回したがどこにも人の姿はない。
「素晴らしい。合格ですよ。アナタは」
マキの目の前に黒い穴があらわれ人が現れた。
出てきたのは白いひげを生やした1人の初老の男性だった。
「どうも初めまして。わたしの名はアズラエルと申します。
 実は私はあなたをスカウトしにきたのですよ。
 我がファーランド国軍にね。」
「何をいってるの?
 ファーランドは今、悪魔の支配化にあるのよ。
 しんなところに仕官するわけないじゃない。」
マキは男を睨みつけていった。
「そもそもあなた何者なの?こんな穴の中から現れて・・
 本当に人間?」
「フフフ、まだわかりませんか?
 わたしはデモン(悪魔)ですよ。」
男は顔に手をかざすと下におろした。
すると男はデモンへと姿を変えた。
黒い翼、頭に生えた2つの角、長い爪、
まぎれもないデモンの特徴だった。
 
 
14 名前:ううたん 投稿日:2005/04/03(日) 18:42
「くつ・・悪魔め・・。」
マキは魔道師の杖をふりかざし身構えた。
「フフフ・・私がデモンだからってそんなに怖い目で睨まなくても
 いいじゃないですか。人間・・?デモン・・?
 身体的特徴を除けば両者はそれはど変わらない。
 現にファーランドでは人間もデモンも共存してますよね。」
「黙れ!!!悪魔め!!!お前達の狙いは人間を奴隷化しようと
 しているくせに!!!。」
「ファイヤーボルトー。」
マキの杖から火の魔力の塊が放たれデモンにあたり爆発した。
ブオオオオオーーーーーーー
だが、燃え上がる火の中から姿を現したデモンはまったく平気なようだった。
「アイスバースト」
どこからともなく現れた氷の塊がデモンを襲う。
だが氷の塊はでデモンにあたる直前で消滅して消えた。

結界か・・・
15 名前:ううたん 投稿日:2005/04/03(日) 19:03
デモン、あるいは魔法を使える者は魔法攻撃を防ぐために
周囲に何重もの結界を張り巡らせる。
魔力が強ければ強い程、結界が強力になる。
特に上位デモンが張る結界は強固なことで知られていた。

「こうなったら魔法を撃ち続けて結界を壊すしかない。」
アイスソード、エクスプローション、ハイパートルネード
マキは火、水、風、地、様々な属性の魔法を撃ち続けた。
しかし結界は壊れない・・それどころか
1歩、1ミリもデモンを動かせずにいた。
「どうして・・・悪魔の結界は無敵なの・・・?」

「それは違いますよ。マキさん」


16 名前:ううたん 投稿日:2005/04/03(日) 20:24
「マキさん、あなたは真に魔法を使いこなせていませんね。
 それでは本来の十分の一の威力しかない。
 しかもそんなに他種類の魔法を使うのは体に悪いですよ。
 おそらくあなたはちゃんとした師につかず独学で魔法を学びましたね。
 このままでは才能がもったいないです。
 どうです?マキさん。ファーランドに来て貰えるなら責任をもって1流の
 魔道師になるよう教育をします。
 しかも将来はファーランド軍のエリートとして輝かしい将来を約束します。
 悪い話ではないでしょう?」
 「ふざけ・・るな・・」
マキはふたたび魔法を唱えようとしかし、
うう・・・・・
しかし魔力、体力共に使いはたしたマキは地面にひざをついてしまった。
しかし倒れはしなかった。
それはほとんどマキの意地だった
「どうやらあなたにはおしおきが必要なようですね。」
「ダークボルト」



 
17 名前:ううたん 投稿日:2005/04/03(日) 20:38

「ダークボルト」
デモンは右手から闇のエネルギー弾がはなたれマキ
に直撃しマキはうしろにふっとばされ村の家にぶつかり
壁に叩きつけられた。
ぐはっ・・・・
マキは吐血した。
魔法衣をつけていたため即死は免れたがあばら骨を折れられ内臓器官
は大ダメージをうけた。
ぐあああああああ
マキはあまりの激痛にうごめいた。
「もう一度聞きますよ。私達の仲間になりませんか?」

「嫌・・よ・・・。仲間に・・なるくらいなら
 死んだ・・ほうが・・ましよ・・・」

デモンはため息をついて言った。
「仕方ありませんね・・
 稀有な才能を失うのは惜しいですが・・。」
 デモンは右手に闇エネルギーの玉をため始めた。
 


 
18 名前:ううたん 投稿日:2005/04/03(日) 20:41
おそらくさらに強力な魔法を撃つつもりなのだろう。



こんなところで死ぬの・・・・わたしは・・・・

おとうさん・・・おかあさん・・・

ユウキのかたきも・・うてないまま・・・・・
19 名前:ううたん 投稿日:2005/04/04(月) 14:39
第4話「灼熱の騎士」

凄まじい爆炎がデモン・アズラエルを襲った。

アズラエルは衝撃で吹き飛ばされたがかろうじて空中で静止した。

「誰だ!!!」

そこにいたのは銀色の鎧を着た少女だった。

少女はとても美しい顔立ちをしていた。

ただ美しいだけではない、凛々しく、気高く、高貴な、超美少女と呼ぶべき

オーラを彼女はもっていた。

アズラエルはしばしその少女に見とれていた。

「今日はとてもいい日です。2人も良き獲物を手に入れることができるのだから。」

「ダブルダークボルト」

デモンは両手をひろげ2つの闇エネルギーの玉を召喚すると少女に向けて放った。

少女は加速して疾走した。

しかし闇エネルギーの玉は少女を追いかけて飛んでくる。

玉が直撃しようとした瞬間、少女は上空に跳び上がると旋回し

アズラエルに斬りつけた
20 名前:ううたん 投稿日:2005/04/04(月) 20:57
しかしアズラエルは紙一重で避けた。
そして2、3歩さがると「ダーククロス」と叫んだ。
すると少女の周囲の空間から黒い鎖のような物が数10本飛び出てきて
彼女を縛り身動きが取れないようにした。
「これでもう逃げられませんよ・・。」
アズラエルはふたたび闇魔法を撃とうした。

ハハハハハ
少女は笑い始めた。
「何がおかしいのですか?恐怖で気でも狂いましたか・・」

「悪魔よ・・お前達に神罰があらんことを・・」
すると彼女の体から炎が吹き出し彼女の体全体を包みこんだ。
なっ・・・・・!?
アズラエルは急いで魔法を撃とうとした。
しかしもうおそかった。
炎を身にまとった彼女はすでに目の前にきていたのだ!!!
21 名前:ううたん 投稿日:2005/04/04(月) 20:58

ズブシュ
鈍い音がした。デモンの黒い血が飛び散る。
剣はデモン最大の弱点である心臓を貫いた。
少女が剣を引き抜くとアズラエルは赤い炎につつまれ燃え始めた。
ぐあああああああああああああ

「その程度の炎でそんなに苦しんでどうするの?
 お前達はこれから地獄の業火で永遠に焼かれ続けるというのに・・・」


悪魔は燃え尽きると灰となり消滅した・・・・
22 名前:ううたん 投稿日:2005/04/04(月) 21:27
第5話「運命の歯車」
「大丈夫?」

マキは目を覚ました。
目の前にはあの超美少女がいた。

なんて美しい人なんでろう・・。
こんな美しい人はみたことは見たことがない・・・・。
マキは思わずぼーっとしてしまった・・。

「あのゴーレムはあなたがやったの?」
「はい・・・そうですけど。」
「凄いじゃない。1人で倒すなんて」
えっ・・・
マキは思わずほめられて気恥ずかしさのあまり赤面してしまった。
「そんなっっ全然凄くないです・・悪魔にはまったくかなわなかったし・・」
「そうね。素人が悪魔と戦うには無謀だわ。でも悪魔にも恐れず立ち向かった
 あなたの勇気は立派よ。」

23 名前:ううたん 投稿日:2005/04/04(月) 21:38
少女は体を前に乗り出し
顔をマキに近ずけていった。

「私の名前はヒトミ。あなたは?」

「私のマキ・・です・・。」

「へー。マキちゃんっていうんだ。よろしくね。」


これがマキとヒトミの初めての出会いだった


そして運命の歯車が回り始める・・・・
24 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/04/04(月) 22:35
魔界軍に滅ぼされたという事は、王子ミキティはアヤヤの奴隷ですかハァハァ
25 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/04/04(月) 22:40
ファンタジーものが好きなんで楽しみにしてます。
26 名前:ううたん 投稿日:2005/04/05(火) 13:54
ありがとうございます。
でも1の人物紹介は忘れてください。
話考えてるうちに配役変わってきたんで
27 名前:ううたん 投稿日:2005/04/07(木) 11:57
第6話「依頼」

花の町ラスラ

マキはホテルの1室にいた.
ヒトミが運んでくれたからだ。
体の怪我は回復呪文をかけてくれたので
治りつつある。
誰かが部屋にやってきたにきずいてマキはドアをみた。
ドアを開けたのはヒトミだった。
「おはよう。調子のほうはどう?」
「だんだんよくなってきてるみたいです。もうすぐ治りますよ。」
「そうそれはよかった。」
ヒトミはマキに花束を渡した。
それは赤、青、黄色、緑など7色の色が混ざり合ったチューリップだった。
 

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