1年

1 名前:ボダ 投稿日:2005/05/22(日) 14:56
1年を順番関係なくダラダラと書いていくつもりです。

お付き合い頂ければ、これ幸い。
2 名前:4月 投稿日:2005/05/22(日) 14:57



『サクラ』
3 名前:4月 投稿日:2005/05/22(日) 14:57
カーテンを開け、窓を開けると目に入る桃色の景色。

「おぉ〜春っぽい!サクラっぽい!!!」

体を上に引っ張りつつ、吉澤は目を細める。
そう、春が来たのだ。
春。
4 名前:4月 投稿日:2005/05/22(日) 14:58
春と言えば、出会い。
新入生が入るわけだし、かわいい子もわんさかいるかもだし♪

少しだけ鼻歌まじりで吉澤はTシャツを脱ぎ、Yシャツのボタンを閉めていく。
5 名前:4月 投稿日:2005/05/22(日) 14:58
入学式で、あたしを見た新1年生が、瞬間に恋に落ちて・・・
『先輩…好きなんです・・・』とか!
とか!!!
ヤッバイ!どうしよう!!!そんなのイイ!!!!!
バンバンと窓枠を叩く吉澤。
6 名前:4月 投稿日:2005/05/22(日) 14:59
「よっちゃん、何してんの?」
ものすごい冷めた声と凍りそうな視線を背後に感じ、吉澤はバっと上体を起こし振り返る。
呆れ顔で腕を組んでいる藤本美貴。
「あ…美貴ちゃんさん…」
吉澤の口の端がかすかに歪む。
藤本はニッコリ微笑み、吉澤に近づき、そっと吉澤の頬に手を添える。
「先輩・・・好きなんです・・・。で?その続きは?」
「あっと・・・聞いてました・・?」
頬に触れる手の冷たさ。これは体温の問題だけじゃない。
「聞いてた」
藤本はいっそう笑顔になる。
それにつられ吉澤もヘラっと笑う。
7 名前:4月 投稿日:2005/05/22(日) 14:59




・・・グイッ



8 名前:4月 投稿日:2005/05/22(日) 14:59
「いでぇぇぇぇぇぁsflkhふぁskl」
「春だからね、動物は発情期だもんね♪」

満面の笑顔の藤本。
頬を伸ばし涙目な吉澤。

「ふぃきはんはん、はひゃひて…」
「何言ってるかちっとも美貴わっかんない★」

グイッグイッ
9 名前:4月 投稿日:2005/05/22(日) 14:59
「あsf;じゃf;jふぁjふぁ;ljgd;」
笑っていた藤本の目が一瞬にして凍る。
「おどれの顔、一生見れないようにしたろか・・・?」


顔を左右に振りまくりガクガク小鹿のように震える吉澤に藤本は優しく微笑む。





これぞ藤本クオリティ
10 名前:1年 投稿日:2005/05/22(日) 15:00
   
11 名前:1月 投稿日:2005/05/22(日) 15:01



『謹賀新年』

12 名前:1月 投稿日:2005/05/22(日) 15:01
「美貴ちゃん」
「何?梨華ちゃん、かくし芸でもしてくれんの?」

正月早朝に、突然のインターホンで飛び起きた石川。
インターホンのモニターを見れば、不機嫌丸出しの藤本が立っていた。
それを見た瞬間有無も言わさずに部屋に入れるしかなかった。
13 名前:1月 投稿日:2005/05/22(日) 15:02
「・・・あのね、私、今日は柴ちゃんと初詣に行く予定なのね。昼から。」
昼からを強調して言い、石川は時計にわざと視線をうつす。
ただ今の時間は、10時。
振袖を着ていくと言った時の柴田のうれしそうな顔がよぎる。
「へぇ、いいね。」
藤本は時計も気にせず、テレビのチャンネルを舌打ちしながら次々変える。
その隣で正座のまま、うなだれる石川。
14 名前:1月 投稿日:2005/05/22(日) 15:02
そのとき、石川に諸悪の根源が頭に浮かぶ。
紅白が終わり、満面の笑顔で実家に帰る宣言をした吉澤の姿が浮かぶ。
石川はうなだれたまま、小さくコブシを握る


「よっしぃめ・・・」
15 名前:1月 投稿日:2005/05/22(日) 15:02
石川の声にすばやく反応して、藤本が石川の方を向く。
「やっぱり、よっしぃのせいなのね!?」

この日、初めて藤本が石川を見た瞬間であったが、その瞬間に時間も止まったと石川は思った。
16 名前:1月 投稿日:2005/05/22(日) 15:03
「その名前、次声に出したら、そのときは殺す。」
キラリと光る獣の目の藤本に石川は言葉も出ない。
そして、また藤本はテレビと睨み合いを始める。
一瞬の出来事であっただろう。
しかし、石川には永遠にも感じられた。
17 名前:1月 投稿日:2005/05/22(日) 15:03
「てか、本当に正月番組ってつまんねーなぁ…」

うなだれる正座の石川。
テレビから笑い声が届くたびに、舌打ちをする藤本。

時計の針は10時15分。

石川は携帯を手に小さく柴田に謝りメールを送信する。
18 名前:1月 投稿日:2005/05/22(日) 15:03
   
19 名前:ボダ 投稿日:2005/05/22(日) 15:04
こんな感じに書いていきます。

内容は短くなったり、長くなったりマバラです。
これ以外にも短編でも書いていければと思っておりますので。

お付き合いください。
20 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/05/23(月) 00:11
作者さんVIPPERなんですか?
21 名前:みきみき 投稿日:2005/05/23(月) 23:25
おもしろい匂いがしたから駆けつけて来ました!!
美貴ちゃんがらみ大好きです♪♪
22 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/05/24(火) 22:05
いやん、みきよしかしら。
次回期待してまーす。
23 名前:2月 投稿日:2005/05/31(火) 13:48



『バレンタインデー』


24 名前:2月 投稿日:2005/05/31(火) 13:49
世の中が甘い香りに包まれる季節が今年もやってきたのだ。

女の子が想いを打ち明ける日。
甘い香りと甘い味の贈り物を一世一代の勇気を出して渡す日でもある。
25 名前:2月 投稿日:2005/05/31(火) 13:49
吉澤はそんな甘い包みをたくさん抱え、家に戻ってくる。
少しだけスキップに。少しだけ頬も緩む。
告白してきた子の表情を1つづつ思い出し、ルンルン気分でもある。

「んもう!モテモテで困っちゃう!!!!」
いつもより勢いよく開けた部屋のドア。
26 名前:2月 投稿日:2005/05/31(火) 13:50
「よっちゃんさん、おかえり」
部屋の中には、ノートとペン。それから電卓を机の上におき、腕まくりをした藤本。



…バタン!!!
27 名前:2月 投稿日:2005/05/31(火) 13:50
開けた以上に勢いよく閉まるドア
吉澤はドアに背中をつけ、深呼吸をする。
「いるわけない。うん、いるわけない・・・いるわけ・・・」
またものすごい勢いでドアが開き、吉澤は前につんのめる形になる。




_| ̄|○イルシナ…
28 名前:2月 投稿日:2005/05/31(火) 13:51
「何ぶつぶつ言ってんの?っていうか、何で開けたり閉めたりしてるわけ?」
ドアに手をかけ、藤本はしゃがみこんでいる吉澤を見下ろす。
29 名前:2月 投稿日:2005/05/31(火) 13:51
「いや、特に理由はないんですけどね…」
「何?美貴がココにいることが不服なわけ?」
「とんでもございません!!!!」
吉澤はものすごい勢いで立ち上がり、藤本の前に立つ。
「だよね、今日はバレンタインデーだしね。」
美貴が小さく微笑む。

焦りに満ちていた吉澤の顔が少しだけ赤く染まる。

「え…もしかして、美貴ちゃんさんくれるの・・・?」
吉澤の言葉に藤本はまたニッコリ微笑む。
その笑顔があまりにかわいくて、ゴクンと生唾を飲む吉澤。

「美貴ちゃんさん!!!!」
ガバっと抱きつく吉澤の背にまわされる藤本の手。
「よっちゃん、焦らないで。もう少し待って?」

藤本は吉澤の目を見て、少しだけ顔をかたむける。
大きく頷く吉澤の目には、涙さえ滲んでいる。
30 名前:2月 投稿日:2005/05/31(火) 13:52
「もう何で泣くの?」
優しく吉澤の頬を撫でる藤本。
「だって…だって…美貴ちゃんさんが・・・ウワァァァン!!!!」
「泣かないの。まだ…すること残ってるでしょう?」
その言葉に、吉澤は泣くことも止まり、ジッと藤本の目を見る。
そっと微笑む藤本。
吉澤は、乾くノドを感じながら、目を閉じ藤本にゆっくり顔を近づける。



…グギ!!!
31 名前:2月 投稿日:2005/05/31(火) 13:52
思いっきり吉澤のあごを上に持ち上げる藤本
「何血迷ってんの」
「え?え?だって?え?」
「まずは貰ってきたものを金に換えてからだろうが!」
「・・・!!!」



藤本は吉澤を押しのけ、吉澤が持って帰ってきた包みを部屋の中に持って入る。
32 名前:2月 投稿日:2005/05/31(火) 13:53
「え?あの…その美貴ちゃんさん。チョコは…?」
包みを開け、チョコと物に分けつつ、ノートに書き出し必死に計算をしている藤本の横にくいつく吉澤。
「あ〜チョコはお金にならないし、食べてもいいよ」
アゴでたくさんのチョコを指す。
吉澤はその行動につられ、チョコを見る。
「えっと、このチョコじゃなくて・・・美貴ちゃんさんからのチョコは・・・?」
「何?美貴食べていいってさっき言ったよね?」
背後から聞こえるドスの利いた藤本の声
「はい・・・」

吉澤は山盛りのチョコを前に、体育座りで小さくなりながら食べていく。
33 名前:2月 投稿日:2005/05/31(火) 13:53
「ホロ苦いなぁ…」
34 名前:ボダ 投稿日:2005/05/31(火) 13:56
>>20の名無飼育さん

いや、狼住人ですw

>>みきみきさん

ありがとうございます、期待に応えられるようがんばりますね

>>22の名無飼育さん

みきよしが一番好きなCPなので多いと思います。
期待に応えられれば幸いです。
35 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/05/31(火) 15:16
よっちゃんが可哀想な扱いですねw
おもしろいですよ。
36 名前:みきみき 投稿日:2005/06/01(水) 14:52
美貴ちゃん怖いケドおもろい!!
よっちゃんカワイイ♪
37 名前:よしらぶ 投稿日:2005/06/02(木) 21:14
マゾ吉に萌え
38 名前:3月 投稿日:2005/06/19(日) 17:31
       
39 名前:3月 投稿日:2005/06/19(日) 17:32


『ホワイトデー』


40 名前:3月 投稿日:2005/06/19(日) 17:32
「ねぇ、このドロップ缶開かないんだけど?」
本日はホワイトデーで吉澤は満面の笑みで藤本にドロップ缶を渡した。

「っていうか、他の子にはクッキーで、どうして美貴だけ飴なわけ?」

眉をひそめ、吉澤はドロップ缶を開けようと奮闘している。
41 名前:3月 投稿日:2005/06/19(日) 17:32
藤本の呼びかけに吉澤は顔をあげる。
「ん〜内緒。」
そして耳の横でドロップ缶を振ると、カランカランと聞こえる飴が踊る音。
「何?内緒って。」
「言ったら、美貴ちゃんさん、笑うかバカにするかどっちかだしね」

そう言って吉澤は微笑み、またドロップ缶と睨み合う。

「はぁ?しないってそんなこと。」

藤本の抗議も届くはずなく、吉澤は鼻歌を歌いながら格闘を続ける
42 名前:3月 投稿日:2005/06/19(日) 17:33
そして、心地いい音を出し、缶は甘い息をする。
「はい、開いた」
ドロップ缶を藤本の目の前に差し出し、吉澤はテーブルの上のコーヒーを取る。
「どうも。んで、何?これの理由。」
「何でしょうねー」
吉澤の満面の笑みに呆れたため息を残し、藤本は手に飴を出す
43 名前:3月 投稿日:2005/06/19(日) 17:33
藤本の手に転がり出るピンク色の飴。
「これってイチゴ味なのかな?それとも桃?」
藤本は飴を口に入れ、吉澤の肩にもたれ、見上げながら言う。
「ん〜どっちだろうね〜」
「興味なさそうだね、んで、何でドロップ缶なの?」
「ん〜何か楽しみにならない?何が出てくるかわからないしさ」
「まぁ、確かに」
藤本は口の中で広がる甘い味を確かめるように目を閉じる。
44 名前:3月 投稿日:2005/06/19(日) 17:33
「それに缶の中には実はよしざーの甘い気持ちがたくさん入ってるしね」
「何言ってんの?バカじゃない?」
藤本はそう言い、ドロップ缶を振る。

カランコロン
45 名前:3月 投稿日:2005/06/19(日) 17:33
カランコロン

「言うと思った・・・」
がっくりとうなだれている吉澤。
藤本は口の中の甘い味を何度も何度も転がして楽しんでいる。
「ねぇ、よっちゃんさん。」
「ん?」吉澤はうなだれていた顔を上げ、藤本の方を向く。
46 名前:3月 投稿日:2005/06/19(日) 17:33
そっと触れるやわらかい唇

そっと香る微かな甘い香り


「よっちゃんさんの甘い気持ち悪くないね」
藤本は吉澤の額に自分の額をつけ、ニッコリ笑う。
47 名前:3月 投稿日:2005/06/19(日) 17:34



『ホワイトデー』



48 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:36
    
49 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:36




『ゴールデンウィーク』


50 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:36
「よしざーさん!!!!ゴールデンウィークですよ!!!!」

小川が遠くからものすごい勢いで叫びながら、吉澤に突進してくる。
吉澤は一度だけ音の方向を確かめ、気づかないふりをすることに決める。
「よしざーさん!!!」
突進のまま抱きついてきた小川のせいで吉澤は前のめりになる
「ゲホゲホ…小川・・・もう少し落ち着いて話かけられないの?」
「よしざーさんが、シカトしなきゃ普通に話します!」
「いや、シカトっていうか怖いのよ・・・ね・・・?」
「怖いってなんですかー?!」
「いや、イノシシかと思った…」
「ひどいですよー!」
そう反論しつつ、吉澤の肩をバンバンと叩く小川。
51 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:36
吉澤は突進された背中を撫でながら、体勢を整える。

「で、何の用なのかな・・・?おがーわ!」
こぶしを作り、小川の頭をグリグリとする。
「イタタタッタ・・・いや、ゴールデンウィークですよ!吉澤さん!」
「おまえ・・吉澤をバカにしてるのか?ゴールデンウィークくらい知ってるわ!ジーダブリューと書いてゴールデンウィークだろ!?」
「いや、そうじゃなくて…。予定空いてます?」
小川はグリグリとされた頭を抑えながら、涙目で吉澤を見上げる。
52 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:37
吉澤は手をあごにもっていき、ワザとらしく考えるフリをする。
「3日から5日か…。」
「はい!」
「仕事だな。じゃ!」吉澤は軽く手をあげ、小川に背を向ける。
53 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:37
「そうじゃなくて!!!!」
小川はまた吉澤の背中にタックルする。
「仕事なのは、知ってますよ!そのあとです!海!海!」
小川は目を輝かせながら、こぶしを作り海コール。
「うぅーみぃーだぁ!?」
「約束したじゃないですかぁ」
「してない。」
吉澤はきっぱりと断るように、小川の前に手のひらを広げる。
「しました!!!!」
「いつ!?」
「小川を連れて海でも行きますって収録で言ってくれたじゃないですかぁ・・・」
半泣きの小川の前で、吉澤はガックリと肩を落とす。
54 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:37
「覚えてたのね・・・」
「当たり前ですよ!!!!」
「あれ、ナシにして。んじゃ」
また背をむけ歩き出す吉澤。
負けじと突進する小川。
タックルが決まりそうになる寸前で吉澤はヒラリと身をかわし、壁に激突する小川。
55 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:38
「楽しみにしてたのに!楽しみにしてたのに!!!!」
おでこを抑えながら、必死に吉澤に訴える小川に、吉澤の顔もひきつる・・・。
「おまえ、ここで死んだら確実にあたしに祟って出るよなぁ・・・」
「出ますよ!!!もう生霊だって飛ばしてやりますから!!!!」

吉澤は頭を抱える。
56 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:38
「よし、ここは、おねえさんがきちんと理由を説明しましょう」
「説明?!」
「あれを言ったあと。藤本くんの顔は見たかい?もう見てくれたかい?」
吉澤は小川をヘッドロックして、二人でしか聞こえないくらいの声で話す。
「藤本さんですか?」
吉澤は何回もうなづく。
「笑ってたと思いますけど・・・。」
「そう!笑ってたんだよ!!!」
吉澤は、バンっと小川の背中を叩き、上体を起こす。
「イタ・・じゃあ、問題ないじゃないですか?」
「おまいは、アホか!!!!不機嫌丸出しにされた方がマシだわ!!!」
57 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:38
「へぇ〜そんな風にね〜」
「「!!!!」」

後ろからの声に、二人の動きは止まる。
58 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:38
「いんじゃない?行ってくれば?さぞや楽しいでしょう?」
振り返れば、腕を組み仁王立ちの藤本。

「よ。。吉澤さん・・・」
小川は不安そうに、吉澤の袖をつかむ。
「美貴ちゃんさん・・・」吉澤の声が微かに震える。

「だーれかさんがー、美貴の家に来たいとか言うもんだからー美貴がわざわざー掃除したのにー。」
藤本の目がギラリと光る。
「・・・・」

ただただ慌てる小川と吉澤。
59 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:39
「ああああああああああ!!!!」と突然小川が叫ぶ
ビクっとなる吉澤に、寸分も驚きを見せない藤本。
「愛ちゃんと約束が今日あったんだぁ!もうこんな時間いかなきゃ!!!」
小川は腕時計を確認するふりをする。
「おまい!!!腕時計ついてねーじゃねーか!何がこんな時間なんだよ!!!!」
「腹時計ですよ!!吉澤さんっ!!!!」
「おまいは腕まで腹なのか!!!食いすぎだ!!!」
「ほっといてください!!!」
腕をもつ、吉澤の手を振り解き、小川は藤本に一礼をして走っていってしまう。
60 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:39
「ま・・まこと・・・裏切ったな・・・」
イノシシのごとく走る小川の背中を呆然と見ることしか出来ない吉澤。
「ねぇ、よっちゃんさん★」
背筋を走る戦慄。
肩からのぞきこむ藤本の顔は、笑っているが決して目は笑っていない。
「は、はい!!!」
「首輪つけられたい?」
ゾクっとする吉澤。
61 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:39
*****************************************
62 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:39
『美貴ちゃんさん、ワンワン!』
首輪をつける自分を想像してみる吉澤の脳裏。
赤いヒールをはき、ガータ−ベルトを身につけ、吉澤の繋がった首輪のくさりをもつ藤本の姿。
63 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:40
*****************************************
64 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:40
「悪くないかも・・・。」
「そう」
ニッコリ微笑む藤本。
もうすっかり犬モードな吉澤。

「じゃあ、GWを楽しみにしててね★」
藤本はサラリと吉澤の頬を撫で、吉澤の前から去る。

吉澤の胸は高鳴り、吉澤は胸を押さえる。
「なんだ、このドキドキは…。」
65 名前:5月 投稿日:2005/06/19(日) 17:40



『ゴールデンウィーク』


66 名前:ボダ 投稿日:2005/06/19(日) 17:42
35の名無飼育さん
どこの小説でもよしざーさんはモテてることが多いのでこの程度でいいかなぁとw

みきみきさん
怖すぎますかね?イメージがこんな感じですw

よしらぶさん
マゾ吉いいですよねwww
67 名前:ボダ 投稿日:2005/06/19(日) 17:42
   
68 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/20(月) 15:42
サドだよ藤本さんw
69 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/06/20(月) 16:16
更新乙です。マゾ吉ナイス。もっと見たいと言ってみたりw
70 名前:( ^▽^) 投稿日:2005/06/21(火) 23:45
つづきよみたい
71 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/07(日) 18:26
まっとるよ
72 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 05:03
突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。

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