みきよし短編

1 名前:ある日の名無しさん 投稿日:2005/07/24(日) 15:03
貴重みきよし(笑
基本的にsageでいきます。

あくまでも初心者短編なんで、あんま期待しないで下さい。
2 名前:ロボット 投稿日:2005/07/24(日) 15:08

君は、言われた事しか出来ない、
機械操作のロボットなんだ。


自分では心を持たないで、人の心を惑わせる。



3 名前:ロボット 投稿日:2005/07/24(日) 15:13
私も、そうなのかな…。あのコ、あのロボットに
魅せられすぎて。

そう、外見はロボットとは思えない。
なぜかと言えば、人間の『コピー』だから。
4 名前:ロボット 投稿日:2005/07/24(日) 15:14
20XX年、夏
簡単に言えば、死んでしまった人の細胞をもとに、
精密にロボットのなかにコピーしてしまえる
商品が発売された。
恋人を忘れられなかったり、家族を『コピー』として
蘇らせたい人が、車が買える程度の値段で、
購入する。

5 名前:ロボット 投稿日:2005/07/24(日) 15:17
でも、みんな人としての心を持たない。
みんなの周りでただ空しく笑うだけ。
そうすれば、何か反乱を起こして会社に
訴えられる事もないだろうとでも考えたのだ。


藤本美貴も、その一人。……正確に言えば、一体。


6 名前:ロボット 投稿日:2005/07/24(日) 15:24
このロボットに初めて会ったのは、友達の亜弥の
家に遊びに行った時のこと。

「ね、あがってよ」
「ありがと」

靴を脱ぎ、部屋に上がったとき、気付いた。

「あれ、このコは誰?」
「あ、言ってなかったっけ。先月ね、家に来たの。
美貴たんだよ」
「え…?」
7 名前:ロボット 投稿日:2005/07/24(日) 15:25
疑問形になってしまうのも無理は無い。

いつも亜弥に聞かされていた。交通事故で死んでしまった、
大事な恋人がいると。亜弥は、その人のことを、
『美貴たん』と呼んでいた。

小声で亜弥は耳打ちした。

「あのね、誕生日にお父さんに買ってもらったの」
「あ、コピーロボットってやつだよね」
「うん」


8 名前:ロボット 投稿日:2005/07/24(日) 15:30
ここのお父さんは娘に甘やかさせすぎだ。
一度もあったことの無い女と交際を認めてしまったり、
あんな高いロボットを誕生日に買ったり。


9 名前:ロボット 投稿日:2005/07/24(日) 15:33
「美貴たん、よっちゃんに挨拶して」
「…よっちゃん?」

ロボット、美貴が始めて口を開いた。

「そ。あたしのお友達だよ」
「……こん・・にちは」
「こんにちは!あたし、吉澤ひとみ。よろしくね」
「ヨシザワヒトミ…」
「うん。よっすぃ〜でもよっちゃんでもヨシコでも
何でもいいよ」
「……んじゃ、よっちゃん」

美貴は、あえて亜弥が呼んでる呼び名を
選んだのかもしれない。

「じゃ、あたしは美貴って呼ぶから」
「…なんで知ってんの?」
「あやゃ…亜弥ちゃんから聞いてたから」
「ふぅん…じゃぁ、よろしく」
「よろしく!」

10 名前:ロボット 投稿日:2005/07/24(日) 15:35
今日分更新終了。
レスはsageでお願いします。

抜け
「…なんで名前知ってんの?」
です。。微妙に抜けてたんでいちお報告。

次の更新は明日か明後日です。
11 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/25(月) 08:31
みきよしもっとщ(゚д゚щ)カモーン
楽しみにしてます
12 名前:優海 投稿日:2005/07/25(月) 11:44
こんちは。
ではレス返しを…。

>11
みきよし少ないですよねー...。
期待しないで待っててください。

では更新行きます。
13 名前:ある日の名無しさん 投稿日:2005/07/25(月) 11:45
↑すみません...。いつも使ってる名前で
投稿してしまいました。
14 名前:ある日の名無しさん 投稿日:2005/07/25(月) 11:52
更新今度こそいきます。




「よっちゃんさん」
「なに?美貴」
美貴は、いつの間にかあたしのことを
「よっちゃんさん」と呼ぶようになって、気を許すようになっていた。

「美貴、亜弥ちゃんに嫌われちゃったかも」
「え?」
「口、きいてくれないんだ、最近」

次美貴が口を開いたとき、飲んでる午後ティーを
噴き出しそうになった。

『みきたんはあたしの気持ちなんかわかってない。
ロボットだから、とか言うの』

「そ、そう…」
「美貴はロボットなの?」
「美貴……」

あたしは、美貴に全てを話そうと思った。
15 名前:ロボット 投稿日:2005/07/25(月) 11:58


美貴は亜弥の恋人だった事、そのすぐあとに交通事故で
死んでしまった事、そして美貴のロボットを亜弥が
作ったこと。
16 名前:ロボット 投稿日:2005/07/25(月) 16:37

「なんでみんな教えてくんなかったの?」


あたしは、美貴が涙を流すかと思った、少しは怒るかと
思った、でも…。

「ロボットなんだよ、美貴は。感情なんて無いんでしょ?
『ロボット』は―。」

痛みも無い、悲しいなんて思わない、怒りなんて覚えもしない。

「それなら美貴は、死んだも同然なんだよ?! 肉体が傷ついて
痛いと思わない、誰かが突然いなくなっても悲しみもしない。」

たとえば、亜弥が―

そう自分でいったとき、あたしは目を疑った。
美貴が、聞き取れないような小声で『泣いて』いたから。

「美貴?」
「あたしは、ずっとロボットだなんてこと知ってた…」
「え…?」
「だから、亜弥ちゃんの引き出しを見ちゃったとき、すっごい
悔やんだの」

日記があったから。亜弥ちゃんと、美貴との…。

「それ、今もってる?」
「うん…」

『○月○日 今日はみきたんのコピーロボットを買いに行きました。
みきたんがまた帰ってくると思うと、すっごい嬉しいです』

「そのときね、すっごくヤだった。」

自分が、ロボットだって気付いちゃったの。

「だから、泣けるようになったの。泣く練習、感情をつくる練習、
いっぱいした」


「美貴…ニセモノの感情なんて、誰も喜ばないよ?
美貴がどんなに泣いたり、笑ったり、怒ったりする練習したって、
ホンモノの感情には、かなわない。だから…」

みんなと精一杯触れ合って、本当の喜びや悲しみを
覚えなきゃ。だから、亜弥はあたしの気持ちなんかわからない、なんて
言ったんじゃない?亜弥を愛してれば、そんなの簡単に出来るはずだよ?
17 名前:ロボット 投稿日:2005/07/25(月) 16:44
「よっちゃんさん……」
「なに?美貴ちゃんさん」
あたしはわざとふざけていった。


「ありがとう、元気でた。美貴さ、あの、そういう意味じゃないけど
 …」

  ……よっちゃんが、大好きだよ!

「美貴…」
「でもさー、さっきの、かなり勢いあっておもしろかったぁ〜!」
「っておい!」

あたしと美貴は、かなりの信頼関係を得たかもしれない。
でも、まだまだふざけてばっかりだけど(笑

「みぃ〜〜きぃ〜〜〜」
「あはは!よっちゃんさんこわーい」



          END -ロボット
18 名前:ロボット 投稿日:2005/07/25(月) 16:52
今日分更新終り。
次のリクなんかあったらよろしく。
長編リクも募集。。
19 名前:ある日の名無しさん 投稿日:2005/07/25(月) 16:54
↑ついクセであげてしまった。
じぶんのスレなのに…;
20 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/30(土) 15:55
いいですね。色んな設定の短編待ってます。
21 名前:ある日の名無しさん 投稿日:2005/08/01(月) 10:53
>>名無飼育さん<<
いいですか?!どうもです!
次の待っててくださいw
22 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/06(土) 17:04
別にけなすわけやないけど
これに似たいちごまあるよね
23 名前:ある日の名無しさん 投稿日:2005/08/07(日) 11:56
>>名無飼育さん
そうなんですか・・?
ごめんなさい、しらないんで^^;
24 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/07(日) 18:07
>22
「〜あるよね」は失礼じゃないかい?
作者にも読者にも。
25 名前:rock 投稿日:2005/08/24(水) 22:02
待ってる
26 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/27(木) 17:51
待ってる
27 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/25(金) 09:20
待ってる
28 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/02(金) 21:59
待ってるから
29 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 04:09
突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
30 名前:名無し飼育さん 投稿日:2006/02/06(月) 16:03
待ってるよ

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