純粋な君へ私からの贈り物
- 1 名前:士堂 投稿日:2005/07/26(火) 20:43
- 初めて書かせて頂きます。士堂(しどう)と申します。
不慣れなもので至らない点もあるかと思いますが、宜しくお願いします。
- 2 名前:vol.1 投稿日:2005/07/26(火) 20:50
- (まさか私が?モーニング娘。に合格?)
全く自信はなかった。
最終審査では緊張のあまり、自分の良さを出せず不完全燃焼であった。
(こんな私がモーニング娘。に入ってもいいの?)
合格発表時に自分の名前が発表されたときには、軽い放心状態にもなった。
だが、すぐにやる気で満ち溢れた。
(よぉし、絶対にがんばってやるぞ!)
- 3 名前:vol.1 投稿日:2005/07/26(火) 20:58
- やがて数日が経ち、私は初めての上京となった。
両親は私を励ましてくれた。
ただ、お父さんは陰で泣いてたみたい。
私がモーニング娘。に合格できたのは、人知れず協力してくれた家族や知人のおかげ。
そういった人達に対して、私にできる恩返しは、芸能界で成功させることだと思っている。
絶対にこの弱音は吐かない!
私は故郷で強く誓った。
- 4 名前:vol.1 投稿日:2005/07/26(火) 21:13
- 〜東 京〜
東京の第一印象は、とにかく人が多い。
ここにいる同期と離れたら、きっと迷ってしまう。
「痛っ」
私は人とぶつかってしまった。
すぐに謝ったけど、なんだか慣れない土地だ。
だって、故郷の中心部でも、こんなに人が歩いていないから。
「大丈夫?」
そう言って手を差し伸べてくれたのは麻琴だった。
麻琴は私より年下なのに、周りを気遣えてしっかりしている。
「うん、大丈夫♪」
私は笑顔で返した。
暫く歩いているとスタジオが見えてきた。
先輩メンバーとの顔合わせの会場だ。
「もうすぐ、私達は憧れのモーニング娘。と会えちゃうんだね」
あさ美ちゃんが心配そうに言った。
緊張しているのだと思う。
私もそうだから。
これから会うのはTVでも活躍中の人達。
その中に入れるなんて、実感がないもの。
- 5 名前:Vol.1 投稿日:2005/07/26(火) 21:32
- 〜会場内〜
会場に到着すると先輩メンバーはまだ居なかった。
30分遅れで来るらしい。
だけど、私の震えは止まらない。
あさ美ちゃんも里沙ちゃんも、きっとドキドキしている。
そんなとき、ある人物が「元気ですかぁ〜〜〜?」と大声を発した。
しかも変顔でかよ!?
「あはははは、や、やめて麻琴!おかしすぎだよ。エコーしないで!」
私も他の二人も大爆笑。
(私達の緊張をほぐす為だろうけど、横隔膜が痛いよ…)
それから暫らく経ったときに先輩メンバーの到着が知らさせた。
スタッフのカメラさんや照明さんが撮影の準備を始めた。
(あ、あのカーテンの後ろに彼女達がいるんだ)
ダメ、またドキドキしてきちゃった。
そして、その時を迎え、カーテンが引かれた。
私達は緊張しながらも「宜しくお願いしますっ!」と叫んだ。
顔を上げるとそこにはキラキラと光輝くメンバーの姿がある。
憧れの後藤さんの姿もある。
だが、それ以上に気になる人が居たのであった。
- 6 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/26(火) 23:24
- 失笑
- 7 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/07/27(水) 07:18
- 話の流れだと主人公はあの方かな?
作者さん頑張って!o(^-^)o
- 8 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 03:33
- 突然失礼します。いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
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