あきらめませんから!

1 名前:無知な生命体 投稿日:2005/09/19(月) 20:54
初めてココで小説を書かせていただきます。
マターリ更新ですが、そこそこヨロシクです。

吉矢です。
長編か、短編かわかりませんが、そこそこ一生懸命書くんつもりなんで。
2 名前:無知な生命体 投稿日:2005/09/19(月) 20:59




『あきらめませんから!!』



これが、彼女に言われた最後のセリフ


忘れられない…最後のセリフ



3 名前:無知な生命体 投稿日:2005/09/19(月) 21:03


私は、モーニング娘。を脱退して独りで活動している
仕事が終って家でゴロゴロしていると、彼からメールが来た

私には彼氏がいる。その所為で脱退する事になった
でも、後悔はしていない
仕事が増えたし楽しく暮らしている
そう・・・暮らしていたんだ

4 名前:無知な生命体 投稿日:2005/09/19(月) 21:06


私は、モーニング娘。のリーダーをしています
メンバーも増え、色々大変ですけどリーダーとしての自覚を持ち頑張っています

私には恋人が居ました。その人は脱退してしまいました
でも、恨んでません
彼女が楽しくしているならそれでいい
そう・・・それでよかったんです

5 名前:ヨ?メmツ?ミ?ヨ?ム? 投稿日:2005/09/19(月) 21:13
はい。まったく書けてないですね(滝汗
これで感想や批判を聞くのはおかしいですけど、何かあったらお願いします。
6 名前:無知な生命体 投稿日:2005/09/19(月) 21:16
↑名前が変になってますが・・・気にしないでください<(_ _)>
周一くらいのペースで頑張る予定ですので・・・
目が腐ってしまうような駄文になりますがどうか、宜しくお願いします
7 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/19(月) 21:54
本気で嬉しいです!自分今も吉矢めちゃ大好きなんで☆一番w
応援してます(嬉
8 名前:無知な生命体 投稿日:2005/09/24(土) 20:53



過去・・・それは大嫌いで、不幸だけど
    
    
    忘れられない幸せな時

9 名前:無知な生命体 投稿日:2005/09/24(土) 20:58

「矢口さん・・・あの・・・話があるんです・・・」
「・・・なに?」

誰もいなくなった楽屋にいる。
静かな大きな楽屋に小さなあなたと二人きり。
向かい合って、目を見つめて・・・この心を伝える。
「ずっと・・・ずっと・・・矢口さんの事が」
「・・・うん・・・」
緊張してなかなか言葉に出せなかった。
不安で押しつぶされそうになる。
でも、ここで逃げるわけにはいかない。
ここまで来るのに長い月日と、一人の涙を見てきたんだ。
それを無駄にするわけには行かない。
「・・・好きです・・・吉澤ひとみは、矢口さんを・・・愛しています」
「うん・・・矢口も好きだよぉ」
泣いてる矢口さんを抱きしめて・・・少しの間互いの温もりを感じていた。
やっとつながった。この気持ち。
そう思ったら急に力が抜けて倒れそうになった。
「ちょ!よっすぃ大丈夫?」
「はい・・・大丈夫です」
情けない・・・せっかく告白してカッコよく?決まったと思ったのに。
膝を床につけて矢口さんを見上げる形。
・・・カッコわる・・・
10 名前:ヨ?メmツ?ミ?ヨ?ム? 投稿日:2005/09/24(土) 21:06
二人でソファに座ってちょっとお話。
「今までずっと不安でした。中澤さんが好きなんじゃないか?って」
矢口さんは少し間を空けて
「じゃぁ、よっすぃはヤグチが裕ちゃんと付き合ってたら諦めてた?」
「そ、そんなこと無いです!」
「そっか、よかった」
そういってよしざわの胸に顔をこすり付けてきて
「なんか子犬みたいですね」
「むぅ!なんだよぉ!別にいいだろ!別にさ〜!」
はは。怒んないでくださいよ〜。
「よっすぃこそさぁ!・・・」
「はい?」
矢口さんが胸から顔を話して俯いている。
「・・・石川と付き合ってたんじゃないのかよぉ」
「・・・ふぇ?誰がそんな事言いました?」
「誰も言ってないけどさぁ!なんか・・・美勇伝に行っても仲良いしさ」
「まぁ、同期ですから。Wとも仲良いですよ」
「そうだけど!・・・たまにはよっすぃから話しかけてくれてもいいじゃん!」
「不安だったんですよ。それにいざ話そうと思ったら緊張しちゃって」
「なんだよそれぇ!」
「・・・妬いてました?」
「う、うるさいな!」
うわぁ・・・顔真っ赤だ。かわいいなぁ。
「な、なにニヤニヤしてんだよぉ!」
いたたたた。ほっぺ抓んないでくださいよ。
「このやろ〜!お仕置きだ〜!」
「いたいッス!マジで痛いですよ!」
「へ〜んだ!反省しろ!」
「可愛すぎる矢口さんがわるいんですよぉ」
「なんだそれぇ〜!」
11 名前:無知な生命体 投稿日:2005/09/24(土) 21:24
今回はこれで更新終了です。
いや〜難しいですf(^^;)
現実と矛盾した事が起きるかもしれませんが・・・
妄想小説(笑)なんで心を広く持ってみてください(汗)

>>7 名無飼育さん
あ、ありがとうございます!!(感涙
これからも頑張りますから!応援宜しくお願いします!!
12 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/24(土) 23:36
更新お疲れさまです☆いや〜大好きですよ!こうゆぅの 
こんなスレ待ってました!
13 名前:無知な生命体 投稿日:2005/09/26(月) 01:28
>>12 名無飼育さん
ま、待っていただなんてそんな!(感涙
ご、ご期待にこたえられるかどうかわかりませんが、
精一杯頑張らせていただきます!

え〜。小説を書くときは名前を題名にしますね。
理由は・・・とくにないです。はい(汗

それでは・・・気分転換に関係ない短編を(滝汗
いや、なんていうか気分が乗らないんですよ。
だから、よしやぐ短編の小説を書こうかと・・・(汗

っつうわけでGO!!(オイ
14 名前:睡眠時間 投稿日:2005/09/26(月) 01:30

「おやすみなさい」
「おやすみ。よっすぃ」

矢口さんと寄り添って一人用のベットで二人で寝る。
うん。ちょっと窮屈かもしれないけど幸せを感じる。

なかなか寝れなくて天井を見てボ〜っとしてた。
そしたら、眠る前に閃いた。

ここままおきていられたらなぁ。
それはそれで忙しいかもしれない。
仕事とか多くなるのかな・・・それは困る。
だって、矢口さんとの時間が減っちゃうでしょ?
15 名前:睡眠時間2 投稿日:2005/09/26(月) 01:32

眠れなくて、時計の音と呼吸の音が気になった。
息を吸った。
吸ったら吐いた。
考えてたらなんか苦しくなっちゃったよ。

このまま生きていられるな・・・
馬鹿馬鹿しいね。
でも、寝て起きれなかったら怖いよね・・・
うん。怖い。そんなのやだよ。
だって、矢口さんと会えなくなっちゃうじゃん。
16 名前:睡眠時間3 投稿日:2005/09/26(月) 01:35

・・・なんか、寝るの怖いな・・・
左の胸に手を当てて、ぎゅっと目を瞑ったら、
矢口さんの顔が浮かんできた。
うれしい時
悲しいとき
怒ってるとき
楽しいとき
・・・あぁ、色んな矢口さんを見てきたんだなぁ・・・

眠るのがもったいないや。
この小さな部屋の、小さなベットの上で、
せっかくアナタと二人きりなんだからもっと見ていたい。
本当はたくさんお喋りしたいけど、遅い時間だからね。
仕方が無いよ。・・・仕方が無い。

よしざわはいつまで生きていられるかな・・・
矢口さんはいつまで生きていてくれますか?
17 名前:睡眠時間4 投稿日:2005/09/26(月) 01:37

このまま、起きていられたら忙しいけど、
その分矢口さんといる時間も多くなるかな?

「よっすぃ?・・・眠れないの?」
「・・・起こしちゃいましたか?」
「ううん・・・平気・・・」

眠そうにしながら、よしざわの腕に抱きついて顔を摺り寄せてくる、
愛しいアナタ。

おやすみ、あなたを、私の中へ。
おやすみ、つづきは、夢の中で。
18 名前:無知な生命体 投稿日:2005/09/26(月) 01:41
・・・はい!すみませんでした!!!
パクリです。藁グループさんの歌をパクリました!!
大変申し訳ないです!!
もう、内容とかそのまんまです!!
題名もそのまんまです!!
・・・でも、書いてて面白かった(←ウザ
大変申し訳ないです・・・はい。
あ、でも。
「やめやがれ馬鹿野郎!!」
とかって言われなければ、こうゆうパクリまじりの短編を
入れますんで。はい。
そのせいで余計、本編の進みが悪くなるかもしれませんが・・・
その辺は皆様の広い心で許してやってください(涙
19 名前:無知な生命体 投稿日:2005/09/26(月) 01:45
すみません。
>>15の
「このままいきていられなぁ」×
「このまま生きていられるかなぁ」○
です。はい。

これで、今回の更新は終ります。
20 名前:はち 投稿日:2005/09/26(月) 08:13
更新乙です
いやぁ、いいですねー
この某グループも大好きですよw
21 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/09/26(月) 22:07
ん〜ぃぃですね☆なんだか切なくて。*:゚(ノД`)゚:*。アー
22 名前:arowana 投稿日:2005/09/30(金) 14:28
この記事、すごくないですか?

ttp://www9.kir.jp/sgm/

23 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/01(土) 03:30
>>20 はちさん
こんな駄文に、「いい」なんてありがとうございます!
あ、はちさんも藁グループ好きなんですか(喜)

>>21 名無飼育さん
切ない系を目指していたんで、ちゃんと通じてて安心しましたw
24 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/01(土) 03:36
Tomorrow IN 楽屋

よっすぃと一緒に楽屋に登場!
・・・数名から痛い視線が着たけど関係ないよ〜だ!
ヤグチは今幸せだもん!
・・・ゴメン。嘘つきました。楽屋に入るまでは幸せ・・・はぁ・・・
人気にもほどがあるよ・・・
すぐに他のメンバーが――!
小川ぁ!よっすぃから離れろ!ニヤニヤしすぎなんだよ!
あ、高橋ナイス!
って、次は石川かよ!くっつきすぎだぞ!!おい!
ヤグチのよっすぃだぞ!
・・・はぁ、落ち着けヤグチ・・・ジュースでも飲みに行こ。
25 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/01(土) 03:39

「でさ〜、そんな事があったんだよ。おかしいよねー」
「はははっ。ありえないよ」
はぁ・・・付いて早々つかまっちゃったよ・・・矢口さ〜ん。
石川ゴメン。ウチの頭の中は矢口さんで一杯なんだよ。
あ、矢口さん出てっちゃった。トイレかな?
「石川、ちょっとトイレ行ってくるから」
「うん、わかった」
石川との話も終らせたし(半ば強制終了)
うし。矢口さんを追いかけに行きますか〜!
26 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/01(土) 03:46
はぁ・・・よし。なんとか落ち着いた。
でもなぁ・・・楽屋に戻ったら絶対に抑えきれないよなぁ・・・
抱きついたりしたら直にばれるよなぁ・・・
皆に言ったら邪魔者減るかな・・・無理だよなぁ・・・
「はぁ」
「どうしたんですか?ため息ばかりついて」
「うぉお!」
いきなり上のほうから声が聞こえたと思ったら石川かよ。
「なんだよ。おどろかせんなよな」
「ふふふ」
・・・あれ?なんか変じゃない?
別に普通の会話だよな・・・うん。気のせいか。
「矢口さんはよっすぃの事をどう思ってますか?」
「へ?急にどうしたのさ?」
本当にどうしたんだよ・・・そんなの・・・
「答えてください」
「なんで?石川には関係ないだろ!」
よくわかんないけど、ついカッとなって怒鳴った・・・
「ごめ。急に怒鳴って」
「別に良いんですよ」
いつもと違う・・・なんか・・・すごい威圧感がある・・・
27 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/01(土) 03:48

・・・よっすぃ・・・

「関係有るんです。答えてください」
「・・・」
石川には言っちゃいけない気がする・・・
「いえないんですか?」
石川が笑ってる・・・けど・・・笑ってない。

―――怖い―――

28 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/01(土) 03:53
はい!本日の更新はここまでです!
あ・・・ >>25 題名じゃないですね・・・
大目にみてください(汗)

色々ありまして、しばらくここにこれません(泣)
しばらくと言っても2週間くらいなんで。
・・・でも、忘れないでください(汗)
29 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/01(土) 23:10
ああぁぁぁ((゚Д゚;怖いよ梨華ちゃん! 矢口さんがんばってぇ(泣!!
忘れないよ!作者さん(マジ こんなインパクト強いのw
30 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/12(水) 23:23
はい!戻ってきました!!
用事が済んだんでまた続きを書きたいと思います。

>>29
インパクト強いですか?
ありがとうございます!うれしいです!
これからも頑張っていきますんで!
31 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/12(水) 23:23
それで・・・え〜・・・訂正なんですが
>>10のですね・・・
「誰も言ってないけどさぁ!なんか・・・美勇伝に行っても仲良いしさ」
「誰も言ってないけどさぁ!なんか・・・」で終わりです。はい。
いまさら何言ってるんだっていう話ですよね・・・はは(壊
だって、矢口さん卒業後に石川さん卒業ですよね?ね!?違いましたか?
ホント・・・無知ですね・・・鬱だ死のう
32 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/12(水) 23:28

「・・・よっすぃ」

来て。助けてよ。

「あ、やぐちさ〜ん!」

よっすぃ!!
「よっすぃ!あれ?トイレに行ったんじゃなかったの?」
よかった来てくれて・・・
「え?あぁ、なんか喉が渇いちゃってさ」
なんだ・・・ヤグチのために来てくれたんじゃないのか・・・
「そうなの?じゃ、私戻るね・・・」
「うん」
「よっすぃ・・・」
さっきの石川を思い出して怖くなってよっすぃに抱きつく。
「勝手に何処かに行かないでくださいよ。探したんですよ」
「なんだよ、喉が渇いたから来たんだろ」
嘘だよ。本当はすっごい寂しかったんだよ。怖かったんだよ。
「嘘に決まってるじゃないですか」
「そっか・・・うん。ありがと」
よっすぃにギュって抱きつく。
・・・暖かいや・・・なんかね、抱きつくとすっごい落ち着くんだよ。
なんか、守られてるなって。そんな気がするんだよ。
33 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/12(水) 23:29
さっきから矢口さんがなんか変だ。
何でかよくわかんないけど。
皆はわかんない見たいだけど、よしざわにはわかる。
ずっと矢口さんを見てきたからね。
「矢口さんなにかありました?」
休憩時間を使って矢口さんに聞いてみた。
「よっすぃ・・・」
甘えた感じの声。そんな声出さないでくださいよ。
抱きしめたくなるじゃないですか。
「あのさ・・・いいや。家に帰ってから話すね」
よしざわの頭にはたくさんの疑問符が浮かんだ。
だって、朝はあんなに元気だったのにさ。
でも、矢口さんが元気になるためだったら吉澤、なんでもしますよ!
34 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/12(水) 23:31
IN YAGUCHI’S HOUSE


矢口の家で、まったりと。
二人でソファに隣同士に座る。
もちろん腕は絡ませてね♪
「で、一体どうしたんですか」
「あのさ・・・石川最近変じゃない?」
「え?そうですか?よしざわには全然わかんないんですけど」
「そっか・・・今日ね」
ヤグチは今日の石川について思った事とかを全部話した。
「どうおもう?」
「どう思うって聞かれても・・・矢口さんの思い過ごしじゃないですか?」
「でも、よっすぃの事聞いてきたんだよ?妙じゃない?」
「う〜ん・・・それだけじゃ、なんとも・・・」
35 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/12(水) 23:32
なんかよっすぃ苦しそうな顔してるなぁ・・・
「少し様子を見たほうが良いのかな」
「そうですね・・・ねぇ、矢口さん」
「ん?なによっす――」
「ん〜!矢口さ〜ん♪」
「うぁ!びっくりするだろ〜」
いきなりよっすぃが頬擦りしながら抱きしめてきた!
「よしざわの事も気にしてくださいよ〜」
ん?よっすぃは寂しかったのか。
「よしよし。かわいいなぁ」
「えへへ♪」
なでなでしたらニコニコしやがって〜!かわいいなぁ!もぉ!
「矢口さんもかわいいですよ」
今度はよっすぃになでなでされる。
「恥ずかしいだろ〜」
「矢口さん!愛してます!」
「う、うん!ヤグチも愛してるぞ!」

あ〜!恥ずかしい〜!でもすっごい幸せ♪
36 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/12(水) 23:34

そうだよ。ヤグチはよっすぃの前で笑ってれば良いんだ。

そうすればよっすぃの笑顔を見れる。

心配をかけないようにしよう。


大丈夫、今日石川が変に感じたのは気のせいなんだよ。
37 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/12(水) 23:44
はい!更新終了です!!
まぁ・・・こんなもんっつうことで・・・はい(汗
(〜^◇)ノ<いや!わけわかんないから!
すみません・・・
(0^〜)<あ、矢口さ〜ん!
(〜^◇)<よっすぃ〜!
・・・まぁ、二人は永遠にイチャイチャしていてください。
(〜^◇)<本当にイチャイチャできんの?
・・・小説のことは聞かないでください。
;^〜);^◇)<え?
・・・極力努力します・・・
(〜T◇)<幸せになりたいよ〜!
38 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/17(月) 23:28

「おっはよぉ〜!」
どん!っと勢いよくドアを開けて一言
毎度同じくよっすぃと一緒に登場!へへ。
よっすぃと一緒にソファへ座る
もちろんヤグチの席はよっすぃの上♪
ヤグチたちの関係はメンバー公認だから邪魔されない!・・・はず
なんか、小川とか狙ってそうなんだよねぇ〜
ま、小川には悪いけど負ける気しないから!残念!
昨日はヤグチの家だから次はよっすぃの家だ
仕事が終るのが楽しみ♪
あ、やる前からそんなこと言っちゃ駄目か。
「やぐちさ〜ん。何交信してんですか?」
「ふぇ?あ、ごめんごめん」
いっけない。話しかけてくれてたのに気付かなかったよ
「もぅ。ちゃんと聞いててくださいよ」
「ごっめん。で、なんの話だっけ?」
「明日のオフ。デートしましょ!デート!」
すっごい楽しそうに話すなぁ。なんかこっちまで楽しくなってきたよ!
「うん!ヤグチ最近有名なベーグルの店見っけたからそこいこ」
「まじっすか?」
「で、それから服買いに行こう。ヤグチ買いたい物あるんだよね」
「はい!楽しみだなぁ!早く仕事終れば良いのに」
「駄目だろ。そんな事言っちゃ」
似たような事考えてたんだ・・・以心伝心?違うか
でも、うれしいなぁ〜♪
「でも、早くデートしたいじゃないですか」
う、そんな目で見るなよぉ。断れなくなっちゃうだろ
断る気なんて無いけどね
「うん!ヤグチも楽しみだよ!」
39 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/17(月) 23:30


痛い・・・来たよ・・・まただ・・・

「どうしました?」
「ん?なんでもないよ〜」

突き刺さるような鋭い視線
いや、実際に何かに刺されてるような気がする

最近ずっと・・・よっすぃと付き合い始めてから

誰かなんてそんなのわかってる


石川梨華

40 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/17(月) 23:34


あれからしばらく経ったけど、未だに刃は飛んでくる

あらゆる方向から、何をしていても

でも、止む事だってある


あいつとよっすぃが話してるときだけ


どんなにヤグチが会えなくても、常に刃は飛んでくる

常に、どんなときでも

たぶん、ずっと


ヤグチガタエラレナクナルマデ

41 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/17(月) 23:38
はい!短いですが、更新です。
これからドンドン更新していくつもりなんで、
時間はかかるかもしれませんが待っていてください!
42 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/18(火) 23:54
んんッ!ドロドロ具合が最高ですね☆たのしみにまってます(嬉
43 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/27(木) 21:39
>>42
ありがとうございます!待っていてくださいね!!(喜)
44 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/27(木) 21:53

よっすぃは現在インタビューを受けている

だから、今は一人

早く帰ってくることを願いながらソファに腰を落ち着かせ
雑誌を読んでいた・・・

一人がこんなに恐ろしいものだと今まで全然気付かなかった

見えない壁

重たい空気

何もかもがヤグチを潰しにかかる

・・・なんてのは、被害妄想かもしれない
皆と良く話したりするし、敵は一人

大丈夫。まだ、平気。これからも。
45 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/27(木) 21:56
一人でソファーに腰を落ち着かせて雑誌を読んでいた
すると


「矢口さん」

呼ばれたその名前

「なに?」

平然を装う

「ちょっと来てもらえませんか?」

悪魔のささやき

選択肢は二つ

『乗る・乗らない』

この、恋人をかけて争いに
46 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/27(木) 22:14

「いいよ」

「じゃあ、ちょっと付いてきてください」

ヤグチの前をサッサと、歩いていく。
着いた先は人通りの少ない廊下の部屋

「ねぇ、一体何の?」

怖くなった、叫んでも誰にも気付いてもらえないかもしれない
ヤグチの後ろにはドア。大丈夫鍵はかかっていない

「矢口さんの知ってる通り。私にあなたの存在ははっきり言って邪魔です」

「・・・それで?」

「私は考えました。どうしたら貴女から彼女が離れるか」

「・・・」
47 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/27(木) 22:21

「貴女がいなければいい」

何もいえなかった
言い返すことが出来なかった
動くことさえも出来ない状態
普段ならありえない・・・
大丈夫、大丈夫。いざとなったら逃げることが出来る

「それには殺すのが一番かもしれないけど、そんなことは私にできない」

「・・・」

「大丈夫ですよ。貴女はただ少し眠ればいい」

一歩、一歩。ゆっくり近付いてきた

「!!」

ヤバイ!!そう思ったから逃げた!!
『ガチャ!』
勢い良くドアを開けて走り出した!
48 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/27(木) 22:26


でも、それは数メートルも走ることも出来ずに何かにぶつかった

「っ!!ふ、藤本!」

「さようなら」

「え?何言って―――」


一気に眠気が襲って来た
何がなんだかわからない・・・
狭くなっていく視界でただ、藤本が石川に向けて笑っていた・・・
あぁ・・・そっか。忘れてたよ
よっすぃはカッコイイ。だから、異常にもてるんだよね
ホント・・・異常だよ
49 名前:あきらめませんから! 投稿日:2005/10/27(木) 22:45

下には冷たい床
ハラリと落ちた白い布
暗くなった視界

二人の話し声


「矢口さん。言い忘れてた。『私』じゃなくて『私たち』なんですよ」
「そそ。ホントはライバルなんだけど、一時休戦で手を組んだわけ」
「で、ちょっと手に入れた薬で矢口さんには眠ってもらいますよ」
「まぁ。ぶっちゃけ監禁ってとこかな」
「ちゃんと食べ物はあげますから」
「ねぇ、なんでわざわざあげなきゃなんないのさ」
「ん〜・・・まぁ、そのうちわかるよ」
「ふ〜ん・・・っつうか、言っても聞こえてなくない?」
「多分、まだギリギリ意識はあるんじゃないの?」


頭の上でそんなことが聞こえた・・・
もう、訳わかんなくなってきた・・・
二人とも何言ってんだよ・・・
何も理解できない・・・

・・・助けて・・・
50 名前:無知な生命体 投稿日:2005/10/27(木) 22:49
えっと、更新終了です。はい。
・・・ヤバイです!!なんかありきたりな話の展開になるかも・・・完全に予想できるかも・・・
でも!想像を超えるような話を頑張って書いていくんで!
応援宜しくお願いします!!!
51 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/10/29(土) 19:41
よっすぃ〜やっぐっちゃんが〜(-_-;)
52 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/03(木) 21:13
なにコレ!素敵☆みごとな泥沼!
53 名前:無知な生命体 投稿日:2005/11/07(月) 22:26
いきなりですが、短編を書かせてもらいます。
多分短編です。はい・・・多分。
「睡眠時間」とにたようなもんです。はい。
・・・だから、また有名な曲のパクリですけど・・・
ま、どうぞ見てやってください。
54 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 22:31

あなたに会えた、それだけでよかった

世界に光が満ちた


・・・夢で会えるだけでよかったのに


愛されたいと願ってしまった、世界が表情を変えた



世の果てでは空と海が混じる
55 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 22:35

ここは、あたしが通っている高校、あたしは今2年生で
あたしは今、恋をしています
1つ上の三年生の先輩に
でも、ここは女子高。おかしいよね?同性だよ?
結構ヤバイね・・・ほんとどうかしてるよ
周りが知ったらどうなるかな?
仲の良いごっちんや、梨華ちゃんは離れていくかな?

だから、あたしは永遠に起こることのない事を想い
今日を終える
56 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 22:38

今日は久しぶりに早く起きた
いつもは遅刻ギリギリor遅刻のどっちかなんだけどね
夢がいいからものだったかもしれない・・・教えないよ
早く起きてもやることは無いわけで、たまには早く学校へ行ってみよう
そういえば、吹奏楽ってコンクールが近いから朝練始めたんだよね
・・・会えるかもしれないな
そんな事を考えたら自然と足が軽く、早くなっていた
57 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 22:43

思ったとおり、吹奏楽が練習をしていた。
室内練習なので見ることはできないけど、練習を聞きながら二度寝も悪くない
練習なので途中で止まったりもするけど・・・

「あれ?今日早くない?」
「んぅ?・・・おぉ、ごっちん。お早う」
「よっすぃってやぐっちゃんのこと好きなの?」

・・・はい?
58 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 22:45

「はぁ?ごっちんマジで何言ってんの?!」
「・・・で?どうなのさ?」
「い、いや。ごっちんが何でそんな事いうのかを聞いてるんだけど」

ホントだよ!!何で急にそんなこと言い出すのさ!!
ここで「うん。好きだよ」とか、言えるわけ無いじゃん!!

「ん〜?・・・寝言で言ってた」

「え?マジ?」

59 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 22:49

ちょっと整理してみよう
あたしは朝早く学校に来て、矢口さんのいる吹奏楽の練習を聞いていた
そしたら眠くなって自分の机で寝た
んで、ごっちんが来てこの状況
・・・整理するまでの事じゃないね

「あ〜、やっぱりそうなんでねぇ」
うんうん。なんてうなずいているごっちん
「え?・・・気持ち悪いとか思わないの?」
「え?なんで?」
いや・・・なんでってあなた、それが普通ってモンじゃないの?
「女子高なんだから同性とかって結構あるモンだって」
・・・マジで?
「マジで?」
「マジ」

こんな馬鹿話から矢口さんとの接点を見つけるとは
そのときは全然思いもしなかった
60 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 22:52

「ごとー、やぐっちゃんと仲良いけど今度三人で遊ぼっか?」
「マジで?ほんとに?!」
矢口さんを見ることしか出来なかったあたしはかなりうれしかった
「でも、なんでごっちんは仲良いのさ」
「ん〜・・・家が近所なんだよねぇ」
へ〜・・・それは初耳だ・・・もっと早く知っていれば・・・うぅ

そんなこんなで、矢口さんとあたしは会う事が決定付けられた

「じゃぁ、今日の放課後で良いね」
「え!はや!」
61 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 22:59

矢口さんと会う事が決まってからは、授業がマッハで過ぎていった
で、あっという間に放課後

「おぉ〜!ごっちん!」
「やぐっちゃん!!」
矢口さんと合流。で、ごっちんにあたしの事を紹介してもらって自己紹介は終わり
これからゲーセンに

「「「れっつごーーー!」」」

62 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 23:04

ゲーセンについたあたしたちはすぐにプリクラを撮ったり
UFOキャッチャーをやったりなどなど大盛り上がり
というよりも、この二人がそろうとなんでも大盛り上がりになるらしい
・・・正直ごっちんがうらやましい
だって、昔から矢口さんと一緒に居るわけだから
あたしが知らない矢口さんを沢山知っている
というよりも、あたしは何も矢口さんを知らない

「どうしたのよっすぃ?ぼーっとしちゃって」
そんな事を考えていたら矢口さんが心配して声をかけてくれた
うん。やっぱ近くで見ると一段と可愛いよね
「大丈夫ですよ。何でもないです」
なんでもなくない。結構深手だ
63 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 23:09

ごっちんはいまトイレに行っているので
あたしはベンチに座って矢口さんを見ていた

矢口さんは色んな光で輝いて見えた

喜びとしてのイエロー
憂いを帯びたブルー
世の果てに似ている漆黒の羽


そんなことばが今の矢口さんにはぴったりだった
64 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 23:16

「ん?なになにそんなに見つめちゃって。矢口に惚れちゃった?」
はい。そのとおりです。でも、そんなことが言える訳が無い
「ははは。そんなことないっすよ〜」
「なんだよ〜つまんないな〜!」
頬を膨らませて怒る矢口さんがあまりにもかわいいからつい

「矢口さんは可愛いから、恋人にしたいですよ」

「え?」

しまった。墓穴を掘ったか?
いや、そんな事はない普通の流れだ。
今だって冗談を含めて言ったんだから
だよな?告白とかに聞こえてないよな
「え、あ、いや。あの」
何をやっているんだ自分は嫌な沈黙が走る
大丈夫だ、嫌われてはいない
そんなことを自分に言い聞かせる
65 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 23:21

「おまたせー」

そこで、ごっちんがやってきた
危なかった。命拾いしたよ、なんかあの沈黙で寿命が縮んだ感じ
「次何処行く〜?」
ごっちんの間の抜けた声が聞こえる
「どうしよっか?」
よかった。矢口さんはなんとも思ってないみたいだ
・・・少し残念な気もするけど・・・

少し話し合って矢口さんの提案で公園に行く事に決まった
公園が見えてきたところでごっちんが「競争しよ!」と叫んだ
矢口さんとあたしは「え?」って感じで固まって
「よーいどん!」
と、勝手にごっちんが走り出した
「よし!負けてらんない!」
やぐちさんはやる気満々で走り出そうとしている
「ほら!よっすぃ負けちゃうよ!行くぞ!!」
「え?!」
矢口さんあたしの手をつかんで走り出した
66 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/07(月) 23:27

矢口さんと手をつないで走っている・・・
なんて甘いような空気じゃない。本気だ
マジで早いよ
「や、矢口さんちょっと早いですよ!」
「行くぞー!キャハハハ!!」
なんて笑っている・・・これもいいかもしれない
「おし!」
あたしはやる気になってスピードをだした
「おぉ!よっすぃはえー!」
そんな事を言いながら笑いながら走った

先に公園の木下に着いたごっちんと目が会った気がした
あたしは恥ずかしくて俯いてしまった
だから、そのときは矢口さんの耳が真っ赤だった事は知らない
67 名前:無知な生命体 投稿日:2005/11/07(月) 23:31
はい。更新終了です。

・・・長いッスね。この話はもうちょい続きます。
いや〜・・・こんなことになるならちゃんと考えて書けばよかった(おい
いや、すぐ終るだろうと思って何も考えずに書き出したんですよ
そしたら・・・ねぇ?(死ね
っつうわけで本編が進まなくてすみません。
次回更新するときは「アゲハ蝶」を完結させますんで・・・多分
ってか、題名と中身合ってないような(滝汗
68 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/09(水) 23:27
お、いいですね〜
69 名前:無知な生命体 投稿日:2005/11/11(金) 23:48
>>68
ありがとうございます!
もっと良くなるように頑張ります!!
70 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/11(金) 23:56

「はぁ・・・ごっちん早すぎ!」
「そうだよ!まじありえない」
息を切らしながらもあたしと矢口さんはごっちんに抗議をする

「でも、二人とも恋人みたいだったよ」

「「え!」」

あたしと矢口さんは顔を見合わせた
互いに何も喋る事が出来ずに苦笑い
なんともいえない空気
矢口さんはあたしに興味がありますか?
それともただの友達ですか?
あたしは大好きです
矢口さんの事が大好きです

このあとは、木下でいろんな話をしていた
ただ、あたしと矢口さんが顔を合わす事はなかった

あたしの事は嫌いですか?
71 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/12(土) 00:01

あの後、なんとか矢口さんのメアドを聞き、教えてもらった

夜。あたしはまだ眠れない
もう、5時間たったら学校へ行かなければならない
そんな時間でも、あたしは眠る事が出来なかった

わからなかった。矢口さんの気持ちが
好きなのか
嫌いなのか
恋人が居るとするならキッパリふってほしい
もし、いないのなら考えるだけでもしてほしい
・・・あたしが告白できればの話だけれど

そんな感じでずっと矢口さんの事を考えていた
数時間前までメールをしていたんだけれど
ずっと矢口さんの事を考えていた・・・
・・・もう寝よう
72 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/12(土) 00:12

「あっれ〜。吉澤さん。目の下にくまが出来てますよ〜」
「・・・ごっちんうるさい」
学校についてすぐごっちんがやってきて、第一声がコレだ
「ごっちん。こっちはホントに悩んでんだからさ」
「・・・ゴメン。ゴメン」
笑いながら言ってるけど、なんだ?今の間
「なんか隠してる?」
「なんでもないよ〜。何言ってんのさ」
・・・まぁ、深く追求しちゃいけないことも沢山あるしね
気にしない事にしますよ
「あ、そうだ。矢口さんからまた遊ぶか誘われてんだけど」
「ごとーもだよ。明日の休みだってね」
昨日、メールで三人で遊ぶかに誘われていた
三人とも空いているので遊ぶ事になった
73 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/11/12(土) 00:25


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それから何度も遊ぶようになった
ときには矢口さんと二人で
ぎこちなさも無くなった
三ヶ月。長い長い三ヶ月
傍から見れば友達同士
越える事はない一線
あたしはその一線を壊そうとしてる

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

74 名前:無知な生命体 投稿日:2005/11/12(土) 00:27
はい。更新終了です。
アゲハ蝶を終らせてから本編に入りますんで。
本編を楽しみにしている方には申し訳ないですが、
もう少し時間がかかりそうです。すみません。
それでは。今日はこのへんで。
75 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 03:51
突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。

76 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/12/23(金) 03:38

夕日も沈みかけ、矢口さんもあたしも茜色に染まっている。
二人で、公園の木下に腰掛けている。

あたしが呼び出した。

会いたい、と。

会いたかった。
伝えたい事が沢山あった。
沢山あるけど、でも。
大事な事はただ一つだ。

震える。手が。震える。

怖い。怖い?・・・うん。怖い。

なんか・・・一人でいるみたいだ。

よくわかんない。

二人でいるとわかっているけど。
二人きりって事にはわかってないのかもしれない。

ただ。怖い。自分が。
77 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/12/23(金) 03:44

「・・・矢口さん」

言おうと決心して。やっと出た言葉が、コレ。
震えて、情けない声。
手が暖かくなった。
あたしよりも小さい手があった。

「ん?なに?」

矢口さんはわかっているんですよね?

「矢口さん・・・あたし吉澤は・・・」

「うん・・・」

「・・・あたしは矢口さんの事がす―――」

『ダッ!』

え?
78 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/12/23(金) 03:54

「えっとねぇ・・・よっすぃ」

目の前には横にいたはずの矢口さんがいた。

「あのさ・・・人・・・待たせてんだ・・・ゴメン」

「あぁ・・・はい。そうですか・・・」

マヌケだ・・・ありえないくらいに。

「・・・ゴメン」

ほんとに誰か待たせてるんですか?
嘘じゃないですよね?

「いえ、急に呼んだりしたのはこっちですし」

「じゃ、行くね。また、明日」

明日、いつもどおり振舞うんですか?
今日の事を全てなかった事にするんですか?

「はい。また明日」

呼び止めろよ・・・何普通に返してんだよ・・・

「・・・ゴメンね」

「・・・」

矢口さんが、あたしに背を向けて小さくなっていく。
沈んでく太陽に向かって歩いていく。
小さな矢口さんと大きな影。

あぁ・・・影以上に心は大きいんですね。
だから、最後まで聞かなかったんですよね。
いつもどおりにしたいから。友達のままでよかったんですね。

・・・それ以上はありえないんですね・・・

矢口さん、最後のゴメンは何に対してですか・・・
はっきり言ってください・・・

あたしは、自分に嘘ついてまで友達でいたいと想いません。
79 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/12/23(金) 04:02

「矢口さん」

大声で叫んだ。

「少しで良いんです!5秒で構いません!聞いてください!!」

「・・・」

あぁ・・・終る。恋が。もう、今まで見たく遊べなくなりますね。


あたしの今までの思いを乗せて。


矢口さんを想って苦しんだ事も。
矢口さんを想って喜んだ事も。
矢口さんを想って涙した事も。
矢口さんを想って幸せになった事も。



・・・矢口さん・・・




「好きです。」
80 名前:無知な生命体 投稿日:2005/12/23(金) 04:04
今回はコレで更新終了です。

え〜・・・まぁ、ハッピーエンドじゃないでしょうね(汗
幸せにしたいんですけどね(笑
えと、なんつうか・・・がんばります。色々と(苦笑
81 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/23(金) 22:57
更新お疲れさまです☆ あぁ・・・この話、せつなくて好きです! 
二人には幸せになってほしいんですが(^^;でもイイ♪みたいなw
この次も楽しみに待ってます☆
82 名前:無知な生命体 投稿日:2005/12/24(土) 02:11
>>81
読んでいただきありがとうございます!
幸せにですかぁ・・・実は結末私にもわかんないんですよね(滝汗
ラストは二人に任せちゃいます(ぇ
せっかく待っていただいてるので続きをどうぞw
83 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/12/24(土) 02:21
はっきりと、

「無理だよ」

今度は謝罪ではなく肯定。
それでも・・・

もう、後には引けないんです。


「わかってます。矢口さんが途中で帰ろうとした理由もわかってます」

「・・・わかってるなら何で言うんだよ」

「自分の気持ちに嘘は付きたくないからです」

「・・・そんなの自分勝手だ」

「それだけじゃない、あたしは矢口さんが―――」

「ヤメテ!!」


無理です。



「好きだからです」
84 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/12/24(土) 02:23

虫の鳴き声も。
車の音も。
何もかもが音を失った。

その中で一つ響いた。

「じゃぁね」

矢口さんはまた、あたしに背を向けて歩き出した。
止めなきゃいけない。
でも、無理だ。そんな術を持ち合わせていない。
あたしは、進む事も戻る事も許されない。
ただ一人立っているだけ。

ならば、あなたに届くように。

その背に告げよう。

「あたしの事を嫌いになっても構いません!
 ただ、そばに居させて下さい!
 危なくなったらあたしを盾にしてください!
 矢口さんが望むならこの身なんていつでも差し出します!
 ただ―――」
 
 
 あたしの気持ちを忘れないでください

85 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/12/24(土) 02:25
矢口さんはゆっくり歩き出した。
これでいいんだ。
さぁ、あたしも帰ろう。

「・・・っひっく・・・うぅ・・・矢口さん・・・」

未練なんて無い・・・


そう。だってあなたに会えたのだから

それだけで良かったはずだった。

世界に光が満ちていた。

夢で会えるだけでよかった。

空と海は決して混ざる事はない。


でも、混ざったらどうなる?


そんな事に疑問を持ったのが間違いだった。
86 名前:アゲハ蝶 投稿日:2005/12/24(土) 02:28

あなたは飛んで行ってしまった。

月に向かって。

じっとしていれば近くに居てくれていたかも知れない。

あたしの傍に。

ヒラヒラと貴女は誘惑した。

追いかけるように歩いていった。

まるで「捕まえてごらん」そう言っているようだった。

だから我慢できなかった。


伸ばした手からゆっくり貴女は去っていった。

87 名前:無知な生命体 投稿日:2005/12/24(土) 02:30
今回は更新終了です。

いや〜・・・何がしたいんでしょうね(ぇ
ホント無知だ(涙
でも、頑張ります!
無い脳をフル回転させて頑張ります!
88 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/31(土) 11:10
更新お疲れ様です。
切ない話好きだけど二人とも幸せになって欲しい。
89 名前:無知な生命体 投稿日:2006/01/05(木) 00:00
>>88
レスありがとうございます!
幸せに・・・そうですよねぇ。
幸せになってほしいですよねぇ・・・
(〜`◇)<そうだよ!幸せにしてくれよ!
(0`〜)<そうだ!そうだ!
いや〜・・・全ては吉しだいなんで・・・
(;0゜〜)<え?!
あそこでガツンと・・・ね
(〜^◇)<ガツンと決めろよ!よっすぃ!
(;0゜〜)<・・・え、いや・・・あの・・・(逃走
(〜`◇)<あ、こらー!逃げんなー!
・・・つうわけで、全て吉に任せちゃってるんですよ(汗
それに、吉の心の準備が出来ていないので、更新はまた次回ということで(滝汗
90 名前:アゲハ蝶 投稿日:2006/03/03(金) 23:58

「ごっちぃ〜〜ん・・・」

「よしよし。泣くな、泣くな。」

あれからあたしはごっちんの家に行った。
横に座って全てを白状した。

「よしよし。よしこは良くやったよ。うんうん。」
あぁ〜・・・もう泣きそうだよ・・・。
「もう、矢口さんといつもどうりじゃいられないのかなぁ」
「やぐっちゃんは心の整理が付いてなかったんじゃないの?」
「うぅ〜・・・」
そんなさぁ〜・・・だって、手ぇ握ったじゃん?
告白前に手ぇ握ったじゃん!
もぅ・・・
「あぁ〜、ぶっさいくな顔になってるよ」
「だってさぁ〜・・・」
・・・お?ごっちんが難しい顔したぞ?

「だぁ!!」

「いってぇ!!」

蹴られた。はい蹴られました。
わけわかりません。

「うじうじすんなぁ!」

「はぁ?振られてんだよ?!わかってる?!聞いてた?!」

「てぃ!」

「いってぇ!!」


・・・なんだよぉ。
91 名前:アゲハ蝶 投稿日:2006/03/04(土) 00:08

「小さい頃虫取りとかしてた?」

「はぁ?!」
「あ〜。落ち着いて落ち着いて。蹴ったのは悪かったから」
急に蹴ったり、虫取りの話とかさ。一体何なのさ。
「はぁ〜・・・あるよ」
「狙った獲物は?途中で諦めたりとかした?」

「しない。っつうか、逃さない」

「それ」

・・・ん?

隣にはニコニコと笑うごっちん。


矢口さん。
忘れてた事があったので、また再挑戦しますから。

捕まえます。


狙った獲物は逃さない主義なんです。
92 名前:アゲハ蝶 投稿日:2006/03/04(土) 00:34

ごっちんの家を後にして、自分の家へと向かう。
ゆっくり。なるべくゆっくり歩いた。
いつも見てるような景色を確かめるように。
明日の事を考えながら。
矢口さんの事を考えながら。

「・・・矢口さん」

やっぱ、振られたんだよね。
涙が出てきた。
目も合わす事も出来ないかも、
なんて考えたら怖くなった。
会いたい。会いたい。

近くにいたい。
そばに居たい。
抱きしめたい。

あなたが居ないと駄目なんですよ。

袖で目を擦って、涙の後を消した。
顔をパシっと叩いて、前を向いた。
もうちょっと自分の家まで距離がある。

走った。

全て振り切ってやるって思った。

走った先にいい事があればいいと思った。
93 名前:テAテQテnメ? 投稿日:2006/03/04(土) 00:58

暗い住宅地。
だんだん家が見えてきた。

・・・家の場所教えた記憶ないよ。
なのになんで?

・・・家の前に居る。

いい事があれば言いと思った。
コレはいい事?
なんて声をかければいい?
何を思ってココに来たの?
心の準備なんて出来てないよ。
せめて明日が良かったよ。
そんなのは我が儘かな。
向こうはこっちに気付いてんのかな。
気付いてるよね。
走ってる足を緩めた。
でも、急いでる。

会いたくないけど、会いたいって。
体が、心が、騒ぎ立てる。

なんで?

・・・でも。チャンスかもしれない。
94 名前:アゲハ蝶 投稿日:2006/03/04(土) 01:14

「矢口さん」

「・・・」

何も答えないあなた。
今、何を考えてますか。

「矢口さん」

あなたを呼ぶ。
ようやくあなたは顔を上げて目を合わせた。

「・・・よっすぃ」

「どうしました?」

そんな顔しないでください。
あなたの泣き顔なんて見たくないです。

「・・・よっすぃ」

ギュッて音がするくらい抱きついてきた。
小さいあなたが余計に小さく見える。

「あのね・・・っ・・・」

小さく震えるあなたの背中をさすった。
だいじょうぶです。って気持ちを込めて。


「大好きですよ。あなたが好きです」

「っ・・・くっ・・・好き・・・だよぉ・・・大好きだよぉ」


寒い空の下。
二人なら寒くないですよ。
95 名前:アゲハ蝶 投稿日:2006/03/04(土) 01:36

「もう遅いから送りますよ」
「・・・離れたくない」
「じゃ、家に入りましょ」
ホントは離れたくなかったけど、
矢口さんに風邪をひいてほしくないし。
「ん。」
目の周りが少し赤くしながら、あたしの左腕を掴んだ。

思ったより落ち着いてる自分に驚いた。
向かい合って座って、何を話すか言葉を考えていたら。

「ゴメン・・・」

沈んだ声が聞こえた。

「走って逃げたりしたのにさ・・・こんなの・・・自分勝手だよね」
「うれしかっ・・・たんだ・・・よ。でも・・・ね、急に・・・怖く・・・なって・・・」
「こん・・・なに、好きに・・・なっちゃて・・・怖かったんだよ」
「なんか・・・わかん・・・ないけど・・・不安だった・・・」

隣に移動して抱きしめた。
泣いてるあなたを強く。だきしめた。
いつも笑ってたのに、
こんなにも小さい体にたくさん不安を溜め込んでた。

でも、もう大丈夫。
だいじょうぶ。

「あたしも不安でした。でも、それでも―――」


矢口さんが好きです。

96 名前:アゲハ蝶 投稿日:2006/03/04(土) 01:52

あたしは欲張りなんです。

ホントは、
会えただけでよかったとか。
夢だけとか。
あたしの気持ちを忘れないでとか。
そんなんじゃ足りない。
全然満足できない。

ずっと
抱きしめて触れていたい。
一緒に居たい。
想いあっていたい。

ずっとあたしの世界の光であってほしい。
たとえ見方が居なくても、二人だけで生きていけるから。


あたしだけのアゲハ蝶で居て。

輝いて。

惑わせて。

喜び、悲しみ。全て教えて。


あたしだけのアゲハ蝶で居て。
97 名前:無知な生命体 投稿日:2006/03/04(土) 01:55
更新終了です。
アゲハ蝶無事?終りました。

あ、おまけがあるんで。暇だったらどぞ〜。
98 名前:アゲハ蝶 おまけ 投稿日:2006/03/04(土) 02:02

「あ、そういえは。」
「ん?どしたの?」
「何で家分かったんですか?」

「・・・いや〜。走った後すぐにごっちんにメールしたんだよねぇ。
 そんときに教えてもらった」

「・・・え?」
キャハハ〜って笑ってるけど・・・結構重要な事言ってない?
だって、え?ごっちんにメール?
・・・ごっちん・・・全部知ってた?

〜〜〜

後藤家。

「へへ〜。おもしろかったぁ。二人とも両想いなのにさぁ。
 なかなか言い出さないんだもんなぁ(ニコニコ)
 カップルになったし!明日が超楽しみだぁ!!
 なんて言ってからかおっかなぁ」

ホントに終わり。
99 名前:無知な生命体 投稿日:2006/03/04(土) 02:05
はい。本当に終りました。
いや〜・・・アゲハ蝶とあまり関係なかったですね(汗
ま、結果はごっちんが黒幕と(笑

次からは放置状態だった、「あきらめませんから!」を書きます。
・・・多分。

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