メトロノーム

1 名前:メトロ 投稿日:2005/11/06(日) 17:46
どうも、作者としては初めまして。
この娘。小説世界で、
沢山の素晴らしい作品と素晴らしい作者と素晴らしい読者を見て、
ついつい自分も立てたくなって、立ててしまいました。
何年もROMってはいましたがやはり初心者。
至らない部分も多々あるだろうと思いますが、よろしくお願いします。
2 名前:メトロ 投稿日:2005/11/06(日) 17:49
最初は微エロかもしれません。お気をつけて…。
あと、つんくPが苦手な方もお気をつけて…。
3 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/06(日) 17:55
『近況だとか』

4 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/06(日) 18:00
「あ゛っエエです美貴様!もお少し強く〜っ」

「フン。敏腕プロデューサーも形無しだね」

「ヒグ!イキます美貴様…ぁ゛〜…」

「勝手にいけ変態」

背中を踏むハイヒールの踵に、ぐっと力を入れる。

「んひぃ!」

びくんっびくんっと震える腰を冷ややかに一瞥し、余韻もへったくれも無しに問う。

「美貴のソロ復帰の話は考えてくれてるんだよね?」
5 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/06(日) 18:01
「…それは、年末にお偉いさん方呼んでホテルのスイートぱーっと貸し切りでも取ってゆっくり話そうや」

…まただ。
はぐらかされたのはこれで何度目だろう?

…そんなことより藤本。あんたほんまこっちの才能あるわ。
どや?もう一回せぇへん?
私の足を撫でようとする皮膚の厚い中年男性の右手を避け、ドアノブに手を掛ける。

「連れへんやっちゃな」

「それはあんただろ?」

バタン。
頑丈な防音室のドアは、幾らやり場のない怒りを強く込めて押しても
ゆったりとした速度でしか閉じなかった。
6 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/06(日) 18:04

「あっ藤本さん!今日これから天王洲です」

「わかりましたあ」

…はぁ。そうか。これからハロモニか…。

急いで送迎車に乗り込むと泥のように眠るが、着く頃には自動的に目が覚める。悲しきかな、アイドルの習性。

いつものスタジオへ向かう直通エレベーターのボタンを押した時ふと、奴らの嬌声を思い起こし軽い鬱症状を覚える。
が、エレベーターは無情にもピンポーンという音を鳴らす。
7 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/06(日) 18:06
「「「「ふじもっさんおはよー」」」」

「はよ」

まず五期メンバーが挨拶をしてくる。
能無しの癖にいっちょ前な面しちゃって。
私がソロの為に勉強してる間自分を磨きもせず食い物と男の話ばっかしてたくせに
このハイスクール奇面組が。

…はぁ。
8 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/06(日) 18:12
「「「藤本さんおはよぉございます」」」

「はよ」

次は私も属する六期メンバー。
こいつらはほんとタチ悪い。
五期みたいに才能が無いならまだ許せるが、
こいつらはまぁまぁ才能はあるのにやる気が感じられない。
あるかもしれないけれど感じられない。
娘。ファンが娘。メンバー体験しちゃいましたぁ☆みたいな?
他とキャラ被り過ぎ。
つーかアイドルとしての自覚が足りない。
…私も、そこに関してはあまり強く言えないけど。

…はぁ。
9 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/06(日) 18:19

「ねぇよっすぃ、次の休み遊ぼうねって言ってたじゃぁん」

「あー、うん」

「お家でまったりするのもいいけどさー、たまにはどっか素敵な所行きたいなぁ」

「んー、そぉ?…あっ美貴!はよーっす」

「そうだよぉ。海で星見たりとかさー…私達まだ若いんだよぉ?
 ほら、もっとこうなんかぁ…あっ美貴ちゃん!おはよー」

「…ね、石川ぁ、続き続き」

「うんとねぇ…あ、美貴ちゃんが行ってからねっ!うふふ」

「なんだよその声ぇ。きめぇーんだよおめー」

「イヤーン」

こいつらは論外だ。

私がオーデでこいつらに何故負けたのか、未だにわからない。
でもま、長いスパンで考えたらこっちが勝ちかもしれないけど。
フフフ。

「「……」」

…あ?なんだその顔?
美貴が邪魔なのか!?
ふざけろよ、テメーらがどけ。
つかよっちゃんさん、二人の時キャラ違い過ぎ。
何その声?
マジで気持ち悪いよ。

それに、どうせ私がいなくなったら陰口でも叩くつもりなんだろ?
ま、私もたまには言っちゃうけどさ。
なんつーかお前らの陰口は女々しいんだよ。

あーあ、司会矢口とかに変わればいいのにな。

…はぁ。
10 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/06(日) 18:21
「おう!今日は早いやんけ」
「中澤さんこそ〜。いつも早いっすね〜」

「なんやうちが暇やいいたいんか?」

「いやいやいや」

出たよお節介婆。
みんなの姐御的存在とか言われてるけど、ただのお局じゃん。
美貴の稼いだ金がこいつの給料になってると思うと無性に腹立つ。

…はぁ。

あーあ、もーやってらんねえ。


「あの、少しお便所行ってきます」

「なんやあんた最近トイレ近いな」

「…ストレス…ですかね」

「なんでもええけど急いでな」

「はーい」

11 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/06(日) 18:23
屋上へと続く立入禁止の階段。
ここがこの建物で唯一の憩いの場所。
薄暗い中、化粧ポーチに隠したマルボロを取り出し火を付ける。
もう慣れたものだ。

カチッ

ボーーーー

「ぶあちちちち…ってなになになに!?」

火が逆流して来た煙草をよく見てみると…

「…ココアシガレット?」

くそっ辻加護か!
ゴリラとゾウの分際で!
動物園に帰れ!
…はぁ。

もう…やだ。


「あの!」

12 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/06(日) 18:26
「…美貴のファン?ごめんねーここ関係者以外立入禁止なんだあ」

「あっいえ、久住です!久住小春!」

くすみ…?
あー、そんなんもいたな。

「ごめんごめん暗くてさ」

「いいえ!それであの私、今回ハイヒール初めてなんで、履き慣れてそうな藤本さんにコツ聞きに来たんです」

何?喧嘩売ってんの?

「別に、つま先に力入れれば簡単だよ?つーか聞くより自分でやってみたほうが早いって」

「そうですね。すみません私、ハイヒール憧れてて舞い上がっちゃって…」

「いいよ別に」
「じゃ、そろそろ行きます。藤本さんももうそろそろ…」

「今行くから先に行ってて」
「はい…」

たくソロソロソロソロうっせーなー。

けどそういや、私も昔、ハイヒール憧れてたよな。

親戚の結婚式で初めて踵の高い靴履かせてもらった時、ワクワクしたっけ。

13 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/06(日) 18:28
それが今じゃ…ね。

…美貴だって、こんな集団お遊戯やる為に芸能界入ってあんなんしてるじゃないし!
あーもぉ!ムカつくムカつくムカつくムカつく!

テンテテンテンテーケーテー♪

あ、メールだ。

よっちゃんさん、か。

“ごめん美貴。今日収録後暇?も…無理(´〜`о)”

たく、馬鹿だなあ。

“あーあ、だからあんなくっつかなきゃ良かったのに。いーよ”

“じゃ、収録終わったら家来て?”

“わかった”

「おじゃま」

「ほんっとゴメン!」

玄関を抜け目深に被った帽子を取ると、よっちゃんさんは暖かい紅茶をいれて待っていてくれた。

「それより、早く済ませちゃおーよ」

「うん…」
14 名前:メトロ 投稿日:2005/11/06(日) 18:42
>>3>>13
とりあえず更新終了です。

最初からこんな内容ですみません。(滝汗
省略になっている所があるし…。
こんな酷い話だけではないので…
気の向いた時にでもレスを書いていただけたならすごく、すっごく嬉しいです。

あと私、可愛いハローのコ達に対して
実際こんなことは微塵も思っていないのですが…
つい小説だと思ってヒートアップしてしまいました。
嫌な思いをされた方がいましたら本当にごめんなさい。m(_ _)m

あ、ちなみにミキティの着メロはロマモーです。
15 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/07(月) 00:39
頑張って下さい。
16 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/07(月) 01:21
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「あっ…あっよっちゃん…さ…んっ」
「いいよ、イって」

「ふぁ…指早…」
「…ん…ぃしかぁ…可愛いよ…」

「…フーン。やっぱ、好きなんだ…」

ハッとするよっちゃんさん。
申し訳なさで顔真っ赤にしちゃって。変に可愛いんだから。
そーゆーの、テレビでも見せたら?

「そんな顔しないで…美貴のこと、梨華ちゃんだと思ってシテいーよ?」

「………いしかわ…」

冷たい空洞のような瞳が急に熱っぽくぎらめき、私はその圧倒的な野性にぞくっとした。
…梨華ちゃんは、名前だけでよっちゃんさんこんな顔に出来んだ。
同い年なのに、
みんななんだかずりーよ。
17 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/07(月) 01:41
「そ…私は石川梨華」

「…好きだよ、梨華ちゃん…」

「よっちゃん」

「…ほんっと愛してる」

「え…ちょ、やだ…は…激し過ぎ…!」

「…梨華…梨華…梨華…梨華ぁ………………」

理性のたがが外れたよっちゃんさんは、狂ったように私を攻め立てる。
あぁ、なんて鋭い瞳なんだろう。
私には無い瞳だ。不覚にも綺麗かもしれない瞳だ。
梨華ちゃんはきっと、よっちゃんさんをもっと綺麗な瞳に出来る。
そして、自分も綺麗な瞳にしてもらえるんだ。

今私がやっているのは全て、私にとって限りなく不毛な事なのにさ。

やっぱりみんな、ずりーよ。
18 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/07(月) 01:53
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「いたたたた…腰が痛い…」

こーゆーひとときは、嫌いだ。
エッチしてた時の感傷的な自分を思い出して、
柄にも無く照れちゃったりするから。

だから、出来るだけ明るい空間にする。
例えばこうやって、たいして痛くもないのにおどけてみるとか。
なれたもんよ!
…あ、まただ。また、私だけ不毛な特技を覚えてるじゃん。

「まぁーじでごめん!」

ベットの中で手を合わせてすまなさそうに肩を竦めるよっちゃんさん。

いやあ、よく謝るなー。
それって、謝れば何でも許してもらえると思ってるからだよね。

「いーってば。
 美貴よっちゃんさんの繊細な造りで長い指とか大きくてひょろっこい身体とか、
 結構気に入ってるし」

ま、私もめんどくさいから許すけどさ。
19 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/07(月) 02:07
「でも…うち最低だよマジで」
「そんなことどうでもいいからさ、もう一回してなにもかも忘れちゃおうって」

よっちゃんさんの白い首筋に腕を絡める。
こっちだって、忘れたいんだ。お前なんかよりずっと色んな事を。

「……あの、さ、…もーやめない?」

腕は、あくまでも優しく振りほどかれる。
へたれだなあ、梨華ちゃんにお似合いな。

「何?もー疲れたの?寝る?」

「…じゃなくて、もう…こうやって会うのやめない?ってこと…」
「急だね〜。別に美貴はいいよ。まだ相手沢山いるし」

「いや、私一人の問題じゃなくて…なんかこういうのって、異常だよ。
 うち、美貴みたいな大事な友達に、これ以上壊れてほしくない」

「あはは、聖者ですかお前は」

煙草がココアシガレットでないことを確認して火を点け、思い切り吸い込む。

フーン。こーゆーのって、異常なんだ。
じゃあ、私とあのおっさんの関係はもっと異常だね?
で、それに関して何も感じない私は、もっと異常。

「異常…上等じゃん」

「美貴?」
20 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/07(月) 02:27
ピンポンピンポーン

カチャカチャ…カチャ
…ギィィ

「こんばんはぁー!合い鍵で勝手に開けちゃった〜。
 柴ちゃん今日駄目になっちゃったから泊めてぇ?DVDも持って来たよぉ」
ったくこいつは、タイミングが良いんだか悪いんだか。
ガサゴソとビニール袋を揺らし、近付いてくる気配。

「ぅぁっべぇって!…い、石川、ちょっと待て!」
慌てるよっちゃんさん。


「…よっすぃ?」

ベットの中に、生まれたままの二人。
どう考えても情後。
ドサッと落ちるビニール袋。
一気に雪崩れるおかきやらポッキーやら缶の果実酒やら
少し前に流行った恋愛モノ映画のDVDとマイナーそうなホラー映画のDVDが、念のため2枚やら…。

「え、やだ…ど…どういうこと?」

「いや…これは…その…」

これは、面白いことになってきたぞ。
21 名前:メトロ 投稿日:2005/11/07(月) 02:45
<<16〜<<20
微妙に更新です。
これではもはや微エロじゃなく、普通のエロじゃないか!

<<15 名無飼育さん
レスキタ!
読んでくれた人がいると思うと、こんなに嬉しいものなのですね。
ふむふむ、初レスは”頑張って下さい”か。
もっともっと精進しなければならない自分にぴったりなお言葉、ありがとうございます!
どうぞまた、気軽に書いていって下さい。
22 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/07(月) 03:34
とても気にいりました。
こーいうの大好物だぁ。頑張ってください。
23 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/07(月) 09:43
とってもおもしろそーです。
続きたのしみでーす
24 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/07(月) 21:25
「あの…2人共、…何してたの?」
答えがわかりきっている質問をする奴は最低。地球の酸素の無駄遣いだからね。
あら、美貴ったらエコロジストじゃね?

それにこの状況で、「何してたの?」って聞かれて、本当のことを言う奴はいないよ?

「何って、梨華ちゃんには関係ないし。ね、よっちゃんさん?」

「…だから…あの…違くて…」

「そんなテンパらなくたっていいじゃん。
 心優しいよっちゃんさんは
 好きな人の将来のことを思ったらどうしても気持ちを伝えられなくて
 可愛い友人の美貴を、性処理に使ってるだけなんだから」

私以外はね。

「…み…美貴、そんな身も蓋も無い…」
いや、身も蓋も無いのは最初からだし。

「梨華ちゃんもさ、一回どう?
 あー、けど、お姫様はこんなはしたないことしたくないか?
 なにせ王子様をこんなにするまで追い詰めた、ものすっごい逸材だもんね」

「…は?姫?王子!?何よそれ、意味わかんない!」

だからさぁ、ここでこれを理解できないとこが、姫なんだよ。
25 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/07(月) 21:27
「あーもう鈍いなあー。だからね、よっちゃんさんの姫はあんたなの」
「ちょ…!?」

「……ほんと、なの…?私の事、好きなの…?」

「あ……うん…」

「…ずっと前から?後輩は…知ってんの?」

「わかんない…知らないと、思うけど…。
 で、でも…あたしと美貴の関係は知られてるかも……」
26 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/07(月) 21:29


パンッ



「…痛ってぇ…」

「おー怖っ!ビンタなんて、梨華ちゃんも意外とやるね」

「ばか!大っ嫌い」

はいはい。別に美貴は、大嫌いで結構だし。


「…ごめん」

「謝るくらいなら最初からやらないでよ!最低!」


「……ごめん」

「ほんとに…もー…最低…」

俯く梨華ちゃんの瞳にたっぷり溜まったしずくが、
落ちる度、キラ、キラ、と光る。

それを見つめるよっちゃんさんの鼻の頭やほっぺたも赤くなり、
瞳の中の梨華ちゃんは、涙に滲んでぐにゃりと歪んでいる。
27 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/07(月) 21:38
どうせ姫は、いつか辞めなきゃイケナイのに…
どうせ王子は、イミテーションでしかないのに…

なんで、なんでここまで必死になれんだよ?

見てるとなんかゾクゾクしちゃうじゃんか。


…あーあ。

ほんと、憧れちゃうくらい女々しいよ。



「謝るから泣くなよぉ…」

「ヒック…な、泣いてなんか…ヒック…ないし…馬鹿…ヒック…」

顔を上げ、きっ、と睨む梨華ちゃん。

にしてもあれ?
さっきからなんだか透明人間な気分っていうの?
私、あぼーんされてないよねぇ?

「梨華ちゃぁん…まじごめんて…」
「こんな時だけ、ヒック…名前で呼ぶなぁ…ヒック…」
28 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/07(月) 21:58
「でもさ、こんな時だけじゃないよねえ?さっきも、美貴をイカせる時…」

「…美貴は、少し黙ってて」

ちぇっ。よっちゃんさんの真面目野郎。
折角話入れたと思ったのに、つまんねー。
もうそろそろ退散ってとこかな。

「じゃ、美貴はもう行くから。あとは若いお二人さんでごゆっくり。じゃーねー」

「「…じゃあね」」

バタン


…ククク、ウケるー!
こんな時まで挨拶とかするか?マジで性根が真面目っ娘だなぁ。あの2人。
なんだかんだで、息ピッタリだし。

あんなんなら心配なんていらないな(無論、もとからしてないけどね)。



さて、家帰って亜弥ちゃんに観ろって言われてたDVD観なきゃ。

そんな事を考ながらエレベータに乗りエントランスを出ると、
正面の道路から耳慣れた声がする。
29 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/07(月) 22:01
「だーかーらー、あっしは石川さんに頼めばいいと思うやよ。石川さん優しいし」

「今更そんな事言ったって、もう着いちゃったから愛ちゃん…」

「そーだよそーだよぉ!大体愛ちゃんはワガママなの!」

「麻琴は吉澤さんに会いたいだけでしょ?」

げげっ、なんで!?奇面組じゃん!

逃げよ…

「あー!もっさん!こんばんはー」

新垣、てめぇ気付くの早ぇんだよ!逃げ損ねただろ?
30 名前:メトロ 投稿日:2005/11/07(月) 22:33
<<24〜<<29
いしよし編は”とりあえず”更新完了。
短く短く詰め込んだので、変だったかな??
気をつけよう。
あ、次からはもっと明るい雰囲気にする予定です。
メンバーがメンバーなので。(w

<<22 レスありがとうございます。
   大好物ですか!嬉しい!でも、ご期待に添えているかどうか…。
   
<<23 レスありがとうございます。
   あの、おもしろかったですか?…あぁ、そうですか…。orz←ネガティブ妄想中
   
レス返しは暗かったですけど、2個も温かいレスが付きましたよ奥さん!
…嬉しいなぁ…。(しみじみ
よし!続きも頑張るぞー
31 名前:メトロ 投稿日:2005/11/07(月) 22:37
あ、今気が付いたのですが「>>」←これ、ずっと逆でしたね。
んもうドジねッ☆…次からは気をつけます。
32 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/08(火) 02:23
なんか作品と作者さんのキャラが噛み合ってないとこも好きですw
褒めてますよ?
33 名前:sage 投稿日:2005/11/08(火) 03:35
おもしろいです。エロだけじゃなく感動もありw
応援してます
34 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/08(火) 05:17
いやぁおもしろいっすね
笑いだけじゃなくてなんか泣きそうなってしまうとこもあって
更新楽しみにしてます
35 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/08(火) 12:06
うわっ!メトロさんだ・・w
スレ立ておめでとうございます。
ミキティの毒舌っぷりが素敵です。
今後の展開もワクワクしながらお待ちしております。
36 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/08(火) 13:02
こういうテンポ大好き。頑張って下さい。
37 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/08(火) 22:08
「…お前ら、全員そろってこんなとこでなにやってんだよ」

「あっしらよりまず、美貴ちゃんが何しとったんか…」
「私たち吉澤さんにお家泊めてもらおうと思ったんだよねえ?」

ナイスフォロー紺野!
あと0,3秒遅かったらこの空気読めないオラウータン殴ってたわ!

たくっ、こっちはただでさえイライラしてんのによぉ。
…え?私がイライラしてない時はないって?

じゃ、ソロの頃の映像一度見てみろ。

「フーン。でも、よっちゃんさんち今行かない方がいいよ」

「なんであんたがそんなん知って…」

「石川さん、なの?」

「そ。紺野は何でも知ってんね。そこのオラとは大違い」

「な…ちょっとそれはどういうこ…」

「どういうことぉ!
 なんで梨華ちゃんがいる時、吉澤さんの所に行っちゃいけないのぉ!?」
38 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/08(火) 22:17
「まぁまぁまこっちゃん、落ち着いて。ほら、じゃがりこ」

「違うよ垣さん!あたしカボチャが好きなだけでジャガ…って、
 あさ美ちゃん食べないでよあたしのじゃがりこぉ!」

「う〜ん、デリシャス」

…あー、疲れる。

「で、なんでよっちゃんさんの家にお泊まり会なんて急に思いついたの?」

「違うの違うの。
 なんか愛ちゃんちの予定だったんだけどさぁ、ダメになっちゃったから」

「いいや、あっしは悪くない。
 下水工事の断水が長引いてんのはあっしのせいじゃ…」

「そうだよね。愛ちゃんは悪くない悪くない」

たくっ、お前ら仲間内が甘やかすから、こうやってオラがつけあがるんだよ。
大体、誰もお前のせいになんてしてないし。

確かに、オラ相手にまともな返答をしても話がこじれるだけ、って意見も
わかるにはわかるんだけどさ。

やっぱりパン君とか見てると、人間のしつけが大事だなって思うのよ私は。
39 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/08(火) 22:40
……言っとくけど。
さっきからオラウータンオラウータン連呼してるのは、
正統派エース格なんて言われてる高橋に、嫉妬してるからじゃないから!

ええ、断じて違うから!!

「時にもっさん。これから何処へ?」

「へ?美貴はこれから家へ…」

「そっすか。あ、確かもっさんの家って、広かった気が…」

ちょっとちょっと新垣!お前は美貴が嫌いなのか?

「それはちょうど良いがし!泊めてもらうやよ」
「いいねぇ。…おつまみばっかりでお菓子とか無さそうだけど。
 ま、私達が持参すればいいので、完璧で〜す!」

「えー、吉澤さんちはぁ?」
「もっさんの家に、秘蔵写真あるかもよ?」
「うし、行こうか」

あー、さっきまで能無しだって思ってたけど、
こういう時の4人の、団結力と行動力だけはピカイチかも。
…普通の女の子の特徴をグレードアップさせたっていうかさ。
そこに秀でているからこそ、親しい友達にでもならないとその良さに気がつきにくいんじゃないかな。
5期メンバー独特の
例えるのなら春風みたいな…
騒がしくもゆるやかにそよぐ、癒される空気に。
40 名前:メトロ 投稿日:2005/11/08(火) 22:57
>>39
3行目

そこに秀でているからこそ…の所。
前に”でも、”を入れ忘れました。orz
本当は

”でも、そこに秀でているからこそ、親しい友達にでもならないとその良さに気がつきにくいんじゃないかな。”

にしたかったのですが。
これじゃ、ただでさえ前後が噛み合ってない文が、更に酷いことに…。
41 名前:メトロ 投稿日:2005/11/09(水) 00:08
ちょっこす更新はしましたが…おもしろいんでしょうか。こんなものが…。
うーん、書いてる自分ではさっぱりわからないな。
ただの自己満足文なのではないかって、不安になります。
そんな時、5つもレスが付いていたのは嬉しいです!うわーいうわーい!

>>32 名無し飼育さん
   レスありがとうございます。
   いやぁ。よく考えたらキャラと話、本当に噛み合っていませんねw
   >>40 のミスのように、文も噛み合ってませんしorz
   でも、”好き”って言っていただけるなんてそんな…新婚旅行はグアムがいいニャ☆(←考えが飛躍し杉

>>33 sageさん
   レスありがとうございます。
   エロ大好きなんですが、どう頑張ってもっどう頑張ってもここでは容れられませんでしたっ!!…しかも感動もないですし…。
   だって、この小説にあるものをしいて挙げるならそれは、
   ガキさんが美貴帝を嫌っているというシビアな現実…のみですから(←最悪!
   冗談ですw
42 名前:メトロ 投稿日:2005/11/09(水) 00:47
>>34 名無し飼育さん
    レスありがとうございます。
    笑いと認識してもらえたのが嬉しいです。自分の中でやりすぎた感があったので…。
    こんな下手な文で泣きそうになっていただけたのは、
    あなたさまが感受性豊かで心優しいからですよ。いや、マジで。

>>35 名無し飼育さん
   レスありがとうございます。
   "うわっ!w"ってなる人に読んでいただいていると思うと、とっても嬉しい反面、気恥ずかしいですね…///
   …あ、そうそう。実はわたくし、気分次第で"名無し飼育"のまま、感想を書かせてもらうこともあるんです。
   ですから、”メトロ”としては知らなくても”長々とアフォなことを書いている人”として
   見た事があるかたも、いらっしゃるかもしれませんね。

>>36 名無し飼育さん
    レスありがとうございます。
    テンポを気にしていたので、そこを気に入っていただけて嬉しいです!
    けれど今回はどうだか…。
    とにかく"頑張って!"という期待に負けないよう頑張ります(すでに胃が痛いんですけどねw
   

今回は疲れていないこともあって、レス返しが長めですね。
…うーむ。長さにバラつきがあるのはダメなことです。

そのときのそのレス1個1個に感じることや、言葉で返事しやすいかしにくいかはやはり、1個1個違うけれど、
それらはまったく同じように大切な宝物であると、今ひしひしと感じています。みなさんの言葉は温かいですしね。
だから、これからは気をつけます。
43 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/09(水) 19:33
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「「「「お邪魔しまぁっす」」」」
「…はーい…」

でもやっぱ、春は1年に数ヶ月かしかないから良いものなのであって…

…花粉症を擬人化したみたいな顔で年中いられても、腹が立つだけだ。

「うわぁー、見てよこの写真!若ーい」

「これは酷いがし。眉毛ゼロやで!」

「どれどれ?」

ほら、また始まった。
ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ馬鹿じゃねーの?このかしまし奇面組。

別に中学時代が若々しかろうと眉毛が般若だろと、私の勝手だろ。
どうでもいい事でいちいち騒ぐな。
44 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/09(水) 19:35
「あ…有り得ない!」
キッチン辺りから紺野の声が響いてくる。

バタバタバタ…

次はどんな財宝が?とでも言いたげな目をした3人が、紺野の元へ走り寄る。
「ミキティこれはヤバイって!」
「どれが?」

「これだよこれ、冷蔵庫だよ!何でミネラルウォーターしか入ってないの!?」
「何でって…あんま料理しないし」

「なんや肉食獣のくせに!肉のストックはどうしたん!?」
「美貴は冷蔵や冷凍した肉は食べません。買ったらすぐ食べ切ります」

「でもでも水だけって、ねぇ…」
「嫁入り前の娘とは思えないこの現状!嘆かわしい…」

「嫁入り前の娘に肉のストック期待するのはどうかと思うけどね」

「ハァ…もうとにかくあそこ行くよもっさん…」
「ハァ?あそこって何処だよ」


「「「「●ーミヤン」」」」

「…バ●ミヤン?」
45 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/09(水) 19:37
て事でファミレスバー●ヤンへ連行された私ですが…。



「いらっしゃいませー」



「あ、バーミヤン風つけ麺下さい」

「…アイドルがこんなとこ来るかフツー」

「別に帽子被ればバレないよ。私は旬の五目焼そばで」


「…そーゆー問題じゃなくてさあ」

こんな時間のこんな所。辺りを見回しても奇人変人か不良しかいない…
46 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/09(水) 19:43
「さゆはー、海老のあんかけチャーハンでっ」

「絵里は旬の中華丼でお願いしま〜す」

「ウンパイロウってなんね?……あー、豚?おいしそう!じゃ、これ頼むっちゃ。
 それと、ドリンクバーと…」

「!」

…なんか、やーな予感する。
47 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/09(水) 19:59
「あ〜!皆さぁん!」

「おーう!ロッキーズじゃん」

…待って。ちょっと待って。なんでアイドルがこんな所に集合するわけ?

あれだよ?イスラム教がうんたらかんたらのバー●ヤン遺跡とかじゃないよ?
誰が使ったのかわかんないけど、常に脂ぎった
店員を呼ぶ呼び鈴の置いてある、バーミ●ンだよ!?

「えーっと、えーっと、
 海老マヨネーズと、マーボー豆腐と、蟹卵スープのとろとろ仕立てで。
 …はい、これで全部…あ、デザートもあるんだった!
 あーもう、後でも注文取っていただけますよね?
 ありがとうございます。じゃあ、後で呼びますから!」

そうそう、いちいちどれ頼めば良いか悩んでます〜みたいなアピールする奴、
テーブルに1人はいるじゃん?
これ、ムカつくんだよねえ。
48 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/09(水) 20:02
なんつーか、お前は本当に食い物に関して優柔不断なのかと問いたいわけ。
うん。本当、問いつめたい。
もうね、小1時間問いつめ…こほん。
まぁ、それはともかくとしてこういう奴って結局、
ほんわかしてる自分のキャラクターが好きなだけなんじゃないかと
思うんだよね私は。

だって、楽なキャラだよね。
困れば食い物の話すればいいんだもん。

…つまんないから一般人はドンドン引いてゆくけど。

たく。今日び流行んねーんだよヴォケが。

あ、この喋り方?
保田の口調が移っちゃったんだと思うな、美貴は!
…みんなもそう思っておいた方が幸せでしょ?
49 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/09(水) 20:05
それに大体、顔のお……
「ほらぁ、藤本さんも早く頼まんと。あさ美ちゃんより遅いで」

「え?あ。あー…垣さんさぁ、美貴のも決めて。よくわかんないから」

「え、なんで私なんすか?」

「他の奴絶対ネタに走るじゃん」

「ははっ。お互い、辛いっすね。
 じゃ、アサリの青菜炒めと生野菜たっぷりサラダ一つずつ追加で」


新垣、やっぱお前私の事嫌いだろ。

50 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/09(水) 20:22
----------------------------------------------------
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-----------------------------
-------------------



「いやー、意外と食えたわ。美貴感激した!あ、生追加ね」

「でしょお?美貴ちゃんのテンションが上がってくれてよかった!」

「あー!ここ、ゴロッキーズの秘密基地にしません?」

「じゃ、美貴が大佐ね」

「いやいやもっさん、ツッコんでよ」

「黙れ!代えの効く三下奴の分際で」

「その喋りはもはや、大佐ではないと思うの」

「「「「あははははははは」」」」

「……………」

大笑いする面々の中で一人、何かをブツブツ言っている新垣。

所々“眉毛”“前髪”“娘。スピリット”とかいう単語が聞こえてくる。


なんか私、嫌われてる理由わかったかも…。

51 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/09(水) 20:29


テーテンテーレレーテレレレー♪

ん?電話?
こんな時間に誰だろ。また矢口の誘いかな?


「はーい」

『…あの…久住ですけど…』

「は?」

『…久住…小春です…』



52 名前:メトロ 投稿日:2005/11/09(水) 20:46
>>43>>51
ダレモイナイ、コウシンスルナライマノウチ!
ということで更新しましたが…


うわぁ。途中愛ちゃんとガキさんが、美貴帝に敬語使ってるよ…。
なんで書き込む前に気が付かなかったんでしょう…悔しいです。orz

でもまあ、流石にこんな細かい凡ミスで訂正したら
ごちゃごちゃして読みづらくなってしまうとおもうので
あの2人が気分で使ったということで!…すみません。

あと余談ですが。
メトロも注文はかなーり悩む、こんこんタイプです。
美貴帝の様なサバサバした人は憧れるなぁ。
53 名前:メトロ 投稿日:2005/11/13(日) 14:20
明日には、更新しますね〜
54 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/15(火) 22:40
「で、何の用なの?」

『あ、あの…取り敢えずいつものレッスン場に来て下さい』
「は?今から?ダンスのほう?」
『ハイ…。お願いします、すみません』


ブチッ

ツー…ツー…ツー…



「…切れた」

「なんだったの今の、彼氏?」

「…いーや。新入りがレッスン場に来いだと。なんかテンパってた」

「えー、動くのだるぅ〜」

「いやいや、怠がらなくてもあんたらは呼ばれてないから」

「でも、ものっそ楽しそうやん。小春ちゃん変な様子やったんやろ?」
「告白だったら、物陰からそっと見守ってるからさぁ」


思い出した。
モーニング娘。って、こういうの大好きな集団だったんだ。
55 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/15(火) 23:17
「「「「「「「ホーホラ行こ〜うゼ〜」」」」」」」

うわ。7人でハモった。
…この分だと、みんなをおいて行ったら後の陰口が怖いぞ。

かといって、こんな動物達連れて道歩くの恥ずいし、目立つし。

あー、つーか早く帰ってDVD観ないと、亜弥ちゃんが怒る…。

クソ、なんかなにもかも面倒臭いなあ…。

正直、オチ無しで良いからここで帰りたい。



そうだ。
こういう時は…

「痛い!痛たたたたたあ〜」

たったった

「あ、もっさんが逃げた!」

「ごめぇん美貴お腹痛くなったあっ」

「めっちゃ走ってんじゃん!」
「嘘はつかないの藤本さん!」
56 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/15(火) 23:27
たったった

「意外と足早いやよ!」
「…詐欺だっちゃ…」

へっへーん。
昔からこうやって生きてきてんだな、こっちは。

たったった

「おー痛た!あーもう早く帰って液キャベ飲まな…」

たったったったったったった…

「あぶなぁーい!」

ドンッ



「…ってぇ!テメー、どこに目ぇ付けてんだよ!」

「ぎょっ…ぎょめんなさいお金なら……って、美貴ちゃん!」


「あん?」

白黒吃驚眼の、どこかで見た事のある二人組。
つーか、さっきまで修羅ってた2人。
57 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/15(火) 23:33
「おー!なんだ。バカップルじゃん。
 なんでお前等までここ食いに来てんの?
 ウケるー。
 ま、そんな事はいいや。
 美貴急いでるからまた明日にでもメールするよ。
 アディオス!」

「…今です吉澤さん!ミキティを捕らえて!」

「ん?ハイ」

「……」

あっけらかんとした表情で
私をスポッと抱きしめるよっちゃんさんが、
たった数時間で、もう、自分とは遠い人間になってしまったのだと
実感する。
58 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/15(火) 23:36
気付きたくなかったのに。

目の前のよっちゃんさんの顔が
見た事も無い様なアホ面になっていたのと、
その隣りに
般若のように凄む梨華ちゃんがいるせいで、気付いてしまった。
59 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/15(火) 23:38
「うーん。
 よっちゃんの腕の中もいいけどやっぱ
 さっきぶつかった梨華ちゃんの胸の方が、
 やぁらかくて良いね」

それがなんだか悲しくて
ちょっとからかってみたら、
今度は2人の表情がさっきと逆になっただけだった。
60 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/15(火) 23:41
…明日になったらこんなことをしても
よっちゃんはいつものクールなよっちゃんだろうし、
梨華ちゃんもまた、いつものお姉さんな梨華ちゃんだろう。

けど、それはやっぱり今までのとは違くて、
友人である私に向けられた精巧なツクリモノでしか無くなってしまう。

恋とはそういうものだ。
人を慎重に、粗暴に、臆病に、大胆に、変えてしまう呪術だ。

そう、魔法というよりは呪術だ。
61 名前:近況だとか 投稿日:2005/11/15(火) 23:49

…私はやっぱりそれが悲しかったけれど…

2人が両思いになる前と同じく、
それが、
咽から手が出る程羨ましくもあった。

だから、それを忘れるために何かしたいと思った。

それは、
ボーリングでもいいし、カラオケでもいい。
ガーデニングでもいいし、やけ酒でもいい。
乗馬でもいいし、馬刺を食うことでもいい。

「さあさあもっさん。逃げられないぞ〜」

「チッ、やはり切り抜けられないか。仕方ない。…みんなで行くよ」


久住の所へみんなで行くのでも、やはりよかった。
62 名前:メトロ 投稿日:2005/11/16(水) 00:14
>>54>>61
更新しました。
また少なくてすみません…。

いやぁ。なかなか出てきませんね小春ちゃん。そろそろ急がなきゃな。
…で、急いだら急いだで上みたいに、言い回しが所々おかしいですし…。

ダメな奴だなぁ自分…orz(←毎回この文字出てくる…orz)

それよりなにより、お国言葉適当杉!
訛り、一応調べてはいるのですが、自然に使えないなぁ。

愛キュン推しとれいな推しの方々、どうもすみません!
63 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/16(水) 18:24
焦らずにマターリと頑張ってくださいね。
方言は難しいですよね、それっぽく書けてたらきっと大丈夫ですよw
64 名前:メトロ 投稿日:2005/11/21(月) 00:16
>>63 名無飼育さん
レスありがとうございます。
"焦らずにマターリ頑張れ"という優しい一言に、余分な肩の力が抜けたような気がします。
なんというか、本当に救われました。
方言ははちゃめちゃですが、それっぽくなるよう頑張ります!w


あ。
たぶん明日、この話と全く関係ない短編を更新すると思います。
65 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/11/22(火) 17:40
楽しみにしてます。
66 名前:63 投稿日:2005/11/23(水) 20:32
(なにかお力になれたなら良かったです)
短編も楽しみにしています。
67 名前:メトロ 投稿日:2005/11/27(日) 21:27
すみません。
なんか短編のはずが妙に盛り上がっちゃって更新予定大幅に遅れてしまいました…。
…で、内容なんですが…エロです。
ただひたすらに…エロです。
他の内容ははっきり言って薄いです。しかも登場人物がみんな人格破綻気味です。
そうそう。
ごまリスペクターは多分気をつけて。
多分可哀想なことになってます。
なぜ多分かと言いますと、まだ完結していないからです…短編なのに…orz
68 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 21:28
『エロさと若さ』
69 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 21:33
セーラー服のあたし達は、
いつものように放課後
教室の一番後ろの席に
座っていた。


「ねーねー梨華ちゃん」

「んー?」

「腕枕してよぉ」

「しょうがないなぁ。ごっちんって、本当甘えたがりよね」

私と梨華ちゃんが付き合いだして何ヶ月が過ぎたのだろう。
こうやってじゃれあうのは何回目だろう。

「梨華ちゃんのほうが甘えたじゃん」

「そうかな〜ぁ?」
70 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 21:35
梨華ちゃんが“そうかな〜ぁ?”って聞くのは絶対、
“そう”ではないと思っている時。


「確かめてみる?」

「またやるの?元気だねぇ」

「隣に可愛い梨華ちゃんがいるなら、いつだって元気だよ」


梨華ちゃんの柔らかい膝の上に上半身を乗せたまま
スカートの中に優しく手を入れると、
うっとりとした表情で私を見上げてくる。

「ぁん」

「授業中いかせてあげられなかったから、すっごい濡れてるね」

「…はぁ…もっと…」

「やーっぱ、甘えたじゃん」
71 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 21:36
セーラーのスカーフをしゅるりと解き、
おなかの横辺りにあるチャックを外しシャツを上にたくし上げた後
ブラのホックを外し上の襟に挟む。

うん。
これで楽に梨華ちゃんを堪能できる。
伊達に何年も付き合ってるわけじゃないんだなぁ、うちら!


「…違うもぉ…ん」

…梨華ちゃんは、単純だ。だから、ちょっと怖い。

誰かさんみたいに、
あっけなく他の人に盗られちゃうんじゃないかって。



「ん…ふぅ…」

手で濡れそぼったアソコを指で弄びながら
甘える子猫のようにまあるくて瑞々しい乳房に顔を寄せ、
舌先でころころと固くなった乳首を小刻みに刺激すると、
梨華ちゃんのエッチな腰は、勝手に動いてくる。
72 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 21:38
「あは…可ー愛い声ぇ」
「やん…だめぇ…足開かせないで…見えちゃうぅ…」

「あたししか見てないんだから、いいじゃんかぁ」

瞳を潤ませながらピクン、ピクンと腰を浮かす梨華ちゃんを見ていると、
その身体をめちゃくちゃに壊したい気分になる。

でも、ダメ。

若さが足りない!なんて言われそうな考えだけど…
…正直もう、誰も失いたくないんだよ。


「…首筋に痕、付けてい?」

耳元に囁くと、梨華ちゃんは綺麗な髪を揺らしながら
こくんと頷いた。
73 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 21:39
「んっ…」

「痕付けてるだけなのに、感じちゃうんだ」

「意地悪…」

「可愛い娘さんには、ついつい意地悪になってしまうものなのですよ…」

あは…。やだ。誰かさんみたいなこと言っちゃった。

…染み付いちゃってるなぁ。
…何年も、前なのになぁ。

んま、悦んでくれるんならいっか!
なーんつって…。

…やっぱ自分、引きずってんなぁ。

74 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 21:40
湧いてくる誰かさんとの思い出を振り切るように
下着の上から蕾をいじると、
やっぱり梨華ちゃんは単純に感じてくれる。

「あっ…んふっ…あぁ…」

「大好きだよ」

大好きなのは本当。

でも、あたしは梨華ちゃんのことを愛しているのかな?

失いたくないのは、
自分がまた一人になるのがイヤだからなんじゃないの?

それだけなんじゃないの?
75 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 21:41
「…はぁ…はぁ……」

そんなことばかり考えながら
とろりと互いの口の端から唾液がこぼれるほど官能的なキスする。

睫毛を伏せて懸命に舌を絡ませている梨華ちゃんに満足しながら
下着の上から中指で割れ目をこしこしとなぞって…

「ひゃんっ…あ…んふ…あっ…いくの…ごっちん…!」

感じやすい梨華ちゃんが
思った以上の反応をしてくれることを、愉しむ。

もう、ぐちょぐちょになってるのがわかる。


冷めてたせいかな?それとも、私が女のせい?
誰かさんは、なかなか濡れなかった。
私ばっか、イカされてたんだよなぁ…。



「…待って!あたしも一緒にいきたい」

梨華ちゃん上履きを脱がせてから自分も脱ぎ、
4つ繋がれている机に梨華ちゃんの体を乗せてやる。

それから急いで下着を脱ぎ、梨華ちゃんのもそっと脱がせ、
机に上がる。
76 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 21:43
「足、開いて」

「うん…」

すでにぽわーんとしちゃっている梨華ちゃんは抵抗も無くM字開脚をすると、自分から乳房を揉みしだき始めた。

「ごっちん…きて…」


ごくり

その世にもふしだらな姿に、あたしは唾を飲んだ。

「…梨華ちゃん。自分で割れ目も開いて…」


「うん…あっ…」

ぱっくり開かせた時に手が当たったのか、梨華ちゃんは小さく喘いだ。

「やだー。そんなに感じちゃってんの?教室なのに」
77 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 21:44
ピンクというよりは赤に近い全開のソコはヒクヒク動いていて、
中からとろ、とろ、と液体が流れ出てきていた。

梨華ちゃんは快感に眉をひそめながら
「言わないでよぉ…」
と呟く。


「じゃ、自分で言わせてあげるよ。言わなきゃ、合体してあげませーん」

そして、顔を付けて痛そうなくらい硬く張った蕾を何回かちゅっちゅっ、と吸うと、
すぐに我慢できなくなった梨華ちゃんはあたしにお願いした。

「感じてるのぉ…とっても感じてるから…その……ごっちんが欲しい…」

「しょうがないなぁ。梨華ちゃんって、本当甘えただよね〜♪」

「ン…そうなの…だから、早く…」

「いいよ、あたしももう我慢できない」
78 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 21:55
梨華ちゃんがくいっとあたしを引っ張る。

「わかったって…」

「…きてぇ…」

互いの一番敏感な部分を擦り合わせるとくちゅ、くちゅ、っとキスの時みたいな音が鳴る。

「あは…エッチな音が鳴ってるね…ぁん…」

「ん…きもちいよぉ…」

男とヤったこともまあ少しはあるけど、女同士には敵わない。

このじんじん頭が痺れるような濃厚な快楽を味わえるのは、
女の子の特権だと思う。

まぁ、私も将来は誰かと結婚するかもしれないけど…
それまでは、一生懸命楽しみたいのよ。

女の子の季節ってヤツを。
79 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 22:15
でも、結婚するんだったら梨華ちゃんのが先が良いなぁ。

捨てられるのは辛いけど、捨てるのよりはマシだもん。

…私は、あんな優しくて冷酷な女にはなれないもん…。

「いっ…もぅ…あん…もぅ…イクよぉ…!」

「ん、あたしも…あっ……イクっ!あはぁ…」

2人の腰の動きがどんどん速くなっていく。
2人の腕が、互いの背中を彷徨う。

意識がどんどん飛んでいく。

何も、考えられない。
何も、考えなくて良い。

この瞬間が最高に、好き。

「…はぁはぁ……んっ…ごっちん…あぁん…好き!好きなの!」

「はあっ……んあぁぁ…い……ごとーも…真っ白になっちゃうよぉ……あひぃっ!!」

抱き合いながら、びくん!と大きく一回震えると、
後は小刻みに痺れが来る。

アソコがひとつになっちゃったみたいに、心地よい快感。
80 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 22:20
「ん…はぁはぁはぁ、はぁ…はぁ…はぁ…」

「はぁ…はぁ、…はぁ…。…あは。指、梨華ちゃんのでビショビショだね。…舐めてよ」

無言で頷き、
ぷっくりとした唇とピンク色をした熱い舌を使って
一本一本丁寧に舐めてくれる梨華ちゃん。

これがじゃれあった後のお約束。

「ごっちん、気持ちいい?」

「めっちゃ気持ちいいよぉ…」

こうやって指を舐めさせることによって
まるで自分が男になったみたいに錯覚して
…まるで小さな虫が何万匹も身体を這ってくみたいに背徳的で自虐的な興奮が、
下半身にぞくぞくっと巻き起こる。
81 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/11/27(日) 22:23



この快感もやっぱり、
あたしより男を取った誰かさんを見返したいという思いから、生じるのかな?

それとも
ここで跪いている梨華ちゃんの魔性のせいで、生じるのかな?


「…ごっちんってさ、感情昂ると自分の事“ごとー”って言うよね?」

「ん?そうかな…自分じゃわかんないな…」


答えはいつものように見つからなかったけれどとにかく…

こんな時にまで冷静な精神状態の自分が、
途轍もなく気持ち悪く感じた。
82 名前:メトロ 投稿日:2005/11/27(日) 23:09
>>68>>81
一応更新完了?

次はいしよしです。
えぇそうです!浮気ネタです!

( ´ Д `)<……んあー、そうかそうか…。やっとごとーの出番かと思ったら、そういうことか…

ごっちん、本当ごめんw

65 名無飼育さん
レスありがとうございます。
楽しみだと書いていただけたのに遅れて、本当にすみませんっ。
今回はひたすらエロだと思いますが、良ければまた、感想やご意見ヨロシクおねがいします!

66 63さん
レスありがとうございます。
お待たせしてすみませんでした。優しいレスは、本当に嬉しいです。力になります。励みになります。
…もちろん、厳しい意見もMな自分としては欲すぃ〜のですが…ww
83 名前:メトロ 投稿日:2005/11/28(月) 00:49
で、今気が付いたのですがこれ、もはや中編ですね…。
84 名前:63 投稿日:2005/12/01(木) 19:23
いしごまも好きです〜( *´ Д `)^▽^*)
いしよしはもっと好きなので楽しみにしてます……ww
85 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 19:56
がらがら…

「梨華ちゃんいる?」

教室に来るだけで熱っぽい視線を集めてしまうよっちゃん。

でも、まさか…こんなことになるなんて。

話の発端は、ごっちんと放課後残って
その、…エッチなことをした次の日の朝から始まるのかな。
86 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:00

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-------------------


「おはよー」

「おはようよっちゃん。今日は珍しいね。
 朝の進路相談あるんだっけ?」

「うん。でも仮病使って切り上げてきちゃった」

着ているジャージの袖をつまみ、おどけるよっちゃん。

「ダメでしょもー。先生可哀想じゃん!」

「…それよりさぁ、ついてきてほしい所があるんだけど…」

不真面目な態度に怒っていた筈なのに
手を合わせて肩を竦める仕草に、思わずキュンとくる。

うーん、流石ジゴロ。これで何人の娘を落としたんだろ?
ごっちんのふにゃっと笑ったときと、どっちのほうが殺傷力強いかな?
87 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:11
「…わかんないなぁ…」
「は?なに交信してんの、飯田先生じゃあるまいし…」
「あ、ごめんごめん。行こう!」

「じゃ、ついてきて」



ギィィィィィ…

バタン

…カチャリ

「…で、なんで体育倉庫なの?」

「なあ、石川。昨日の放課後、何やってた?」

さっきまで優しくて穏やかだった瞳が、一瞬で冷ややかなものに豹変する。

「ど、どうしたの急に」

「いいから」

「…昨日…なんだっけな?たぶんすぐ帰ったと思うんだけど……」

「嘘。本当の事言って」
88 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:13
「えっと…あ!…も…もしかしたら、ごっちんと2人教室でふざけ合ってたかも…」

「…ふざけ合ってたんだあ」


「そ…そうよっ…」


「フーン。こんな風に?」

「……!?」

よっちゃんの大きな掌がシャツの上から胸を揉みながら、乳首を器用に刺激する。
89 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:15

「じゃ、あたしともふざけ合おうよ」

「…な…ん…、あはぁ…」

「あたしさぁ、お前の事ずーっと昔から好きだったんだよね…」

「っ…ん!…やあだ…っ」

「それなのにごっちんと付き合っちゃうなんて、酷いよ」

「ひぁ…そんな…!」

「ねぇ、下ももう濡れてるんでしょ?うち見ちゃったんだよねえ。
 昨日ごっちんとヤってんの」


「も…やめて!!」



ドンッ



よっちゃんをマットの上に突き飛ばしドアへ走る。
90 名前:エオrさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:19



「…うっそぉ…」

…が、鍵がかかっている。

唇を切ったらしいよっちゃんが
手で口を押さえながら、近づいてくる。
よっちゃん、絶対怒ってる。
私の中の残り少ない野性が、そう直感させる。


「…なんで逃げんのさ。あたしの事、嫌いじゃ無いっしょ?」

後ろから息が出来ない程きつく抱きしめられて、
身体がガタガタ震えてきた。

怖い…。

「よ、よっちゃん今日変だよ!」

「変だよ?だけど、今日だけの話じゃない。
 梨華ちゃんと初めて逢ったときからあたし、いかれちゃってんすよ。
 部活の合宿ん時も、修学旅行ん時も、海行った時も、こないだみんなでカラオケ行った時も、授業中もそう…。
 ずーっとずうっと梨華ちゃんの事ばっか考えてる…」

思いつめるように呟く。
91 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:21


「でもね、考えるのはもうやめたよ。
 いくら考えたってどうせ、梨華ちゃんなしじゃ生きてけないもん」

「ひ…あぁん…」

よっちゃんはそのまま私のブラのホックを外し上にあげ
直に胸を弄びながら首筋に唇を寄せて囁く。

「うわぁ柔らかいね…。
 今だから言うけどさ…たまーに、頭ん中で犯したりもした」
92 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:23

「…あ…はぁん!」
きゅっと乳首を摘まれて、強くよがってしまう。

「クネクネ腰動かして感じちゃって、カーワイイ」

よっちゃんの手がシャツの中に入り、胸やお腹や背中を、触手みたいに愛撫する。

「…ぁん…いやぁ……助…けてぇ……ごっち…ん……!」

「…また、ごっちん!」

「キャッ!」


ぼすっ



力任せにマットに押し倒される。
93 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:25


「どこがいいの!?うちのほうが、ずっと愛してる!!」

そう叫ぶ唇は、血で紅い。
瞳は、まるで狩りの最中の狼のよう。


「いや…、怖い…ごっちん!助けてぇ…!ごっちんっ!!」

「…他の奴の名前を呼ぶなんて、悪いコだね…。
 お仕置きが必要だ」

「んふぅ!」

よっちゃんはジャージのポケットからタオルを取り出し私の口に轡をし、
声を封じる。
そして私の制服のスカーフを外し、手首をきつく後ろ手に縛る。

「んー!んー!」

「逃げらんないよね。痛いよね。…でも、濡れてるんでしょ?」
94 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:27
足の間によっちゃんの体が入ってきて、無理に足を開かされる。

そして…スカートの中に頭が突っ込まれる。

「中蒸れてて熱いね」

そう囁かれる際に吐息が敏感な部分にかかって、腰がビクンと浮く。

「…ほんと、淫乱。フトモモまでたれてきてるじゃん…」
「ん…んんっ…んふっ!」

熱にうかされている様な表情で
つぅーっとフトモモを舐めるよっちゃん。

フトモモが性感帯だなんて、知らなかった…。
感じすぎて、息が、苦しい。

なんか…死にそう……。

「あ、梨華ちゃん目がすわってきてる。
 …今鼻つまんだらどうなるかな?」

上体を起こしたよっちゃんが、笑う。

そして…

95 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:29

「んん!?んー!!」

必死で抵抗するが、よっちゃんの手は鼻をつまんで離れない。
空いている方の手は、私の胸をもぞもぞ触っている。

「鼻、しゅっとしてるけど小さいよね。」

「ん、んー!!んん!んー!!」

ドンドンドンドンッ

「あはは、馬鹿だなぁ…酸素の無駄遣いだよ…眉毛ハの字だし…ふふっ。
 けど、汗浮いててすっごいエロいね」

「ん!んー!……………んー…んー…!ん…んぅ…」

「喘ぎ声みたい…」

「………ん……んっ……」


「…愛してるよ……?」


「…………」


96 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:32




「…なーんちゃって!」

ぱっと、手を離され、口のスカーフも解かれる。

「…プハァーー…はぁ、はぁ、はぁ!」

「どう?本気で逝くと思った?」


「…はぁ、はぁ、この、変態!………んふ…」

いきなり口づけをされる。

顔を離すと、綺麗な顔が微笑んでいる。

「チュウ、しよう」

「んはぁ…ん……」

激しい、キス。
よっちゃんの舌が私の口にぬっと入ってくる。
興奮してるせいかな?ごっちんのより熱い。

…ごっちんは、してる時冷静だから。
97 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:33
「ん…!」

ふいに下半身に電流が走る。
よっちゃんの手が、下着の中に入ってきたのだ。
堪え難い快感に、思わずひしとしがみつく。

「素直になってきたね…」

「あ…あふ…あぁん……やぁ…」

中指で蕾を弄くられると、何も考えられなくなる。

縛られている両手まで、気持ちいい…。

「もっと、欲しい?」

「…最…低……」
98 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:35
「うーん、凄い精神力」

手を下着から抜き、とろとろに濡れている長い指を
見せしめのようにゆっくりと舐める。

「もう…やめなさいよ…こんな事…」

「顔、真っ赤だよ」

「ねぇ…やめてったら…」

「梨華ちゃんが泣いてうちの名前を叫んでくれるまで、やめない」

「ちょ…」

ニヤニヤしながらよっちゃんは、
ジャージのポケットの中から小さな瓶とマッサージ機の様なものを取り出した。


「ジャーン!」

99 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:36

「何よ…それ…」

「え?ごっちんと使った事無いの?」

「…何なのよ?」

「まあまあ、とりあえずこの瓶の中の美味しそうな液体をゴクリといっちゃって下さいよ」

「い、いやよ!!」

「いやだったら、もっと酷い事するけど?
 だいたい今、手使えないでしょ?そんなに強気な態度で良いのかなぁ」

「…後で覚えてなさいよ…んっ」

「たっぷりどうぞ」

口に入ってくる白濁色の液体。

「んはぁ…不味ぅい…」

「エッチい飲み方すんね、梨華ちゃん。
 さて、3分後、効果が出るまで待ちますか……。」



100 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:40



「………ねぇよっちゃん。本当に私のこと好きなの?」

「ん?…うん。好きだけど?」

「じゃあ、何でこんな事すんのよ…
 ごっちんと付き合ってるのが気に入らないの?」

「…まぁ、それもそうだけどやっぱ、
 好きな娘はとことん虐めたくなるものじゃん」

「虐めたくなるって…」


「…あのさ、ごっちんは梨華ちゃんのこと、
 うちよりは好きじゃないと思うよ?」

「な!?何でよ!そんなのわかんないじゃない!!」


「そうやってムキになるのが第1の理由。
 第2は、昨日見たごっちん。あの性格にしては攻め方があっさりし過ぎ。
 うちと美貴のHみたいだったもん」
101 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:50
「美貴って…美貴ちゃんともこんな事やってるの!?」

「こんな激しいのはやんないよ?
 ただのセフレだし、やったら互いに疲れるだけだもん」

「…セフレって……私とごっちんのアレもその…、そんな風に見えたの?」

「まぁね。…梨華ちゃんはそう感じない?愛され方が一方的だな〜とか」

「それは、…ごっちんには、忘れられない人がいるから…
 …たまにその人の事、アレの最中に思い出しちゃうんだと思う……」


「アレって…Hの最中に!?梨華ちゃんの裸見ながら!!?」

「うん…。
 よっちゃんは、完全に素の時とか、すごく気持ちが高まってる時って
 自分の事”あたし”じゃなくて、”うち”って言うじゃない?
 ごっちんも、あの人の事考えて目が虚ろになってる時に自分のこと”ごとー”って言うの」

「なんだよそれ!…やっぱうちと付き合った方がいいって!
 うちだったら、1億年と2千年経っても梨華ちゃんの事だけ考えて
 抱けるのに!!ずーっと腕枕してあげるのに」

102 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 20:56
「…なぁに言ってんのよ…。
 よっちゃんみたいなのが恋人だと嫉妬で狂いそうになるだろうから、
 ごっちんにしようって決めたのに…」

「…どゆこと?それ」

「…ご、ごほんっ」





そうなのだ。


ごっちんの笑顔にヤられ勢いで告白したはいいものの、答えは

「んあー。あたし梨華ちゃんのこと大好きだけど
 今はまだ2番目だから、自分の中でケジメ付けるまで待っててくれる?」


「うん、ありがとう。私、待ってる」
なーんて言ったものの、そこはやっぱり
秋の空と女心。


…長く返事を待っている間によっちゃんの事が気になってしまって、自分の気持ちがよくわからなくなって、
いっそ告白を撤回しようかな?なんて考えていた時期があったのだ。
103 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 21:00
が、そんな時、よっちゃんとまいちゃんが別れた。
今ではオッサン同士良い関係だけど、あの時は酷かったな…。

小学校児童全員がこぼした牛乳を拭き取った雑巾みたいに
ぼろぼろになってしまったまいちゃんと、
自分が牛乳こぼしたくせに飄々とクールに決めているよっちゃん。

理由は、よっちゃんの浮気。
しかも、弁解はこれ。

「やっぱ、まいちんじゃダメだった。運命には逆らえないよ」

もうね、馬鹿かと。

いや、よっちゃんもお馬鹿だけど…惚れやすくて見る目無い、
優柔不断な自分が1番…ね。

で、しかもその別れ話の後何故か私がクラスのみんなから無視されて、
1ヶ月くらいずっと落ち込んでた。


そしてネガティブ全開で昼休み屋上にいる時、ごっちんが一言。

「ケジメは付けられたかどうか微妙だけど、
 落ち込んでる女同士慰め合ってみるのもいいかもね。
 まだ、心にあたしの入る隙間があったらの話だけど…」

いかにもごっちんらしいお洒落でジェントルでキュートな台詞に、
私はもうノックアウト!
104 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 21:05

元々私の本命はごっちんなワケだし、
ごっちんといたら急にイジメも無くなったし、
それからはよっちゃんの事は熱病だったんだ!なんて思って
特に気にせず、
仲良くやっていたのですよ。




…今日までは!






「ねーぇ、ごっちんを選んだってどーゆーことー?」

「……手をほどいたら教えたげる」

「逃げる気だろ」

「……」

「まだ、効いてこない?」
105 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 21:10
「…わかんないわよ」
頭は、ぼーっとするけど…。

「んー、変だなぁ…もう少し飲ませてみっか…
 …ってアレ?もう空じゃん。つい飲ませすぎたか。
 …でもあの瓶って5回分だったような…ま、いっか」

「え!ちょ…今、変な事言ってなかった?
 …うぅ…よっちゃんじゃなかったら舌噛み切って自害してるわよ、私…」

「おっ!それは脈ありってこと?」

「よっちゃんアホだから、怖くないだけよ」

「なんやて!?うちはアホちゃいまんねん変態でんねん!だから美貴とも仲良いねん」

「美貴ちゃんを巻き込まないの!」

「いやいや、美貴もそぅ〜とぅ〜変態なんだよ。
 こないだなんて亜弥ちゃんのリコーダー…いや、これはやめよう。
 変態が過ぎる」

「…なんとなくわかっちゃったけど…、
 それでもよっちゃんのほうが変態じゃない。こんなとこ軟禁して…」

「やーっと調子が戻ったと思ったら、すぐ調子に乗ってきた。
 うーん。君は、立場というものが全然わかっとらんね」

ニヤニヤしながら顔をぐぐーっと近づけるよっちゃん。
106 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 21:14
「近づかないでよ、ゲス!」

「ゲス…、か」

かと思ったらいきなり叱られた子犬のように
瞳を伏せ、しゅんとする。

んもぅ、わけわかんない。
こんなことで落ち込まないでよ、罪悪感かんじちゃうじゃん!

「な、何よ!ゲスじゃん!」

「…ゲスじゃ、恋人昇格は無理だよね…」

よっちゃんの瞳は、薄暗い倉庫のコンクリート床を見つめている。

「……」

107 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 21:16

言葉につまる。



なんで、
恋人は無理だって言えないんだろう?私。


シーンとする室内。

短距離走の測定の笛の音が遠く、
グラウンドからきこえてくる。

「あのさ、梨華ちゃん…」


「……」


「実を言うとうち、恋人の座は正直無理かも…って思い始めてんだよね。
 梨華ちゃん強情だし」

「……」


私って、こんなに思わせぶりで傲慢な女だったかしら?
最低じゃない。
はやく、言っちゃいなさいよ。
あなたとは恋愛できませんって…。
108 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 21:17
頭ではわかっていても、言葉が繋がらない。

なんだか、よっちゃんの瞳が見られない。


「…それで…なんだけどさ…」

はやく、はやく、出来るだけはやく言っちゃいなさい私!

そうしないと、手遅れになるわよ!

ん?
何が、手遅れなの?


「………あ、あの…わた…し……」
109 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 21:18


「梨華ちゃん、肉奴隷にならない?」

「はぁ?」

……肉…奴隷!??

「誰かの事が本気で欲しいなんて感じたこと
 梨華ちゃんにしかないし、
 これからも梨華ちゃんにしか感じられないと思うんだ、うち。
 だからね、心は無理だとしてもせめて身体くらいは欲しいの」

「で、肉…奴隷!!?」

「うん。なってよ。
 そしたらうちも、梨華ちゃんだけの肉奴隷になってあげる。
 2人で秘密の恋の奴隷になるんだぁ」

よっちゃんの目は笑っていないし、血走ってもいない。
いたって真剣だ。

なんなの?
からかってるの?
110 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 21:21
「ねぇ、お願いだよ」

「……ば、馬鹿にしないで!骨折ってでも帰るっ!!」

「…ダメ」


手を使わずに立ち上がろうと狭い中もがく私の上に
すかさず乗っかるよっちゃん。


その拍子に
サラサラしたよっちゃんの髪の毛が
セーラー服の上からでもわかるくらいそそり起った
私の乳首をかすめる。
111 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 21:24


「ひゃあぁん!なによ…なんなの!?」

身体の中をびりびりと電流が走る。

「おっと、やっと媚薬効いてきましたねえ」

「ふぁ…ん…びび、ビヤクってぇ…ピンクの瓶に入ってて、
 開けると怪しい紫の煙が立ちこめるんじゃないの!?」

「紫の煙?
 ハハ、カッケー!どんな知識だよ!
 どうせ矢口先輩辺りから見せてもらったエロ少女漫画でしょ?
 アハハハハ」

「んぅ……」
112 名前:エロさと若さ 投稿日:2005/12/04(日) 21:25
そういう知識に疎いのを馬鹿にされるのは
大っ嫌いなはずなのに
声が唇に当たるのが気持ち良くて、
…どんな酷い事言ってもいいから、もっと息を吹きかけてほしい…
なんて思ってしまう。

人が来たらどうしようとか、
サボっているらしい授業の事とか、
…ごっちんの事とか……、
もー、何にも考えられない。



頭にあるのは、よっちゃんだけ…。


113 名前:メトロ 投稿日:2005/12/04(日) 22:05
>>85>>112
更新しますた。
今回は、
1億年と2千年って文にいれたかったのと(ハローじゃないけど元ネタわかる方いらっしゃるのかな)、
美貴様にリコーダーでハァハァしてもらいたい、
という目的だけで書いたので、このふたつが出来ただけで満足です。
だから、題名の間違いとか文の間違いとか文何個かいれ忘れたとか、
そういうことはぜんっぜん気にしません。
…えぇ、気にしませんとも…。
…ほんとだもん…気に…しないもん……(T▽T )

66さん
レスありがとうございます。
いしごまAAキャワ!!これで冬が越せるよママン!!
で、いしよしは…なんていうかもう、エロと若々しさだけ楽しんで下さい。話は、もう、…だめぽなのでorz
114 名前:メトロ 投稿日:2005/12/04(日) 22:16
あと、そうだ。
皆さんに質問です。
よっちゃんの一人称が途中で"あたし"から"うち"に変わってますね。
一応急いでフォローは入れたのですが、
何度読み返しても無理矢理だ……orz

そこで
よっちゃんの一人称、
やっぱりこのまま、"うち"がいいでしょうか。それとも"あたし"に戻したほうがいいでしょうか。

今後の参考にもするので、一筆お願いします。m(__)m

115 名前:63 投稿日:2005/12/04(日) 22:59
よっちゃーん・゚・(ノД`)・゚・
(0`〜´)ってときと(0´〜`)のギャップが可愛かったですw
まったりとがんばってください〜
116 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/05(月) 08:19
切ないなぁ。頑張れよしこ
一人称は"あたし"の方が嬉しいかもです
117 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 05:29
突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
118 名前:メトロ 投稿日:2005/12/30(金) 22:19
年末年始は忙しくていかん…。
来年になったら更新しますっ。
119 名前:ななし 投稿日:2006/01/06(金) 19:51
すっごくおもしろいです^▽^
120 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/08/23(水) 13:57
わたしはあなたの肉奴隷
いつまでもおまちもうしあげております

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